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227 名前:もし、久が風越に入学してたら。[sage] 投稿日:2009/06/14(日) 12 07 03 ID bdiH3fUl ぱしんっ 部室中に響き渡る音。それを知覚した後に続く熱い痛み。 今年に入って、この音と痛みは珍しいものではなくなった。 「なにやっているんだ!?お前がそんなだから下も甘えるんだ!!」 名門麻雀部の部長になった責任は重い。自分だけ麻雀をしてればいいって訳でもない。 自分を含めて80人もいる部の全体を考えないといけない。 しかも、去年県予選で龍門渕に連勝を破られてから久保コーチはますます厳しくなっており、打倒龍門渕とさらに責任がかかってくる。 「キャプテン・・・」 後輩たちが申し訳なさそうに見ている。今泣く訳にはいかない。 後輩たちはいつも頑張ってくれていることを私は知っている。とくに華菜は前の県予選 で自分のせいで龍門渕に負けたと自分を責めてまで練習している。 悪いのは、キャプテンである私のせいだ。 「何か言え!!」 「悪いのは、」 「はい、ストップ」 緊迫した状況のなかで、緊張感のない声が間に入った。 「久・・・」 「ふ、副キャプテン!」 後輩たちが救いの目で部室の入り口を見る。 そこには、同じ3年である竹井久が立っていた。 鼓動が一気に熱くなるのが感じる。見られた。また、甘えてしまう。 「副キャプテン、生徒会は・・・」 「抜けてきたわよ。こっちの方が心配よ」 久は麻雀部副会長兼生徒会長でもある。経済的な理由で奨学金をもらっており素行の 悪さで免除されるのを免れるために立場上なったらしい。 そんな理由で本当に当選しちゃうから久はすごい。裏でなんかした噂もあるけども。 「竹井、おまえ」 「コーチ。みんなやってくれてますよ。しかし、頑張っていても力を及ばない時もあります。すぐに結果 なんて出るものではありませんし。そういう風に甘えるのはダメだと思いますが、今年の県予選まで待っていてください。」 久がこっちに向かってくる。そして、座り込んでいるわたしの前で止まり、手を差し伸べた。 反射的に握った手に引き上げられて立ち上がる。握った手は思ったよりひんやりと冷たかったが、心地よくて頼もしい。 「絶対、勝ちます」 そんな自信満々な態度の久を見てるとわたしも強くなれる気がした。 久の強い目と合ってうなずいた。言うべきことはわかっていた。 一年から、一緒に入学したときから、いや出会ったときからの夢。 「必ず、わたしと久が風越が最強であることをご証明しましょう」 自然と両目が開いていた。 わたしたちは勝てる。 そんな自信がでてくる。 頑張り続けたら、きっと違う景色が見えてくる。 久から言われた言葉が頭に駆け巡る。 わたしたちは、勝てる このまま努力したらきっと。 「コーチ、私まだまだ頑張ります!!キャプテンのためにも頑張ります!!」 二人だけではない。華菜も手伝ってくれる。 「私も頑張ります!!」「私も!」 文堂さんも吉留さんも、深堀さんも部員みんな手伝ってくれる。 「ふん。わかった。今回は許してやる。次、腑抜けた麻雀打ったら 許さないからな」 「はい!!」 しかめっ面しながらコーチは部室を後にした。 すると緊張の糸が切れたかのように後輩たちで泣きだす子も出てきた。 相当な神経を使ったのだろう。 「キャプテーン!!」 涙目の華菜が真っ先に抱きついてくる。相当我慢していたらしい。かわいそうに。 とても懐いていて、喜怒哀楽の表現が豊かなわたしの一番のお気に入りの後輩。 優しく抱き抱えてあげると、猫みたいにゴロゴロと甘えてくる。 可愛くて思わずなぜてしまう。 「よしよし」 「キャプテンのために優勝しますっ!!」 「キャプテン!私もがんばります!」 いい後輩たちばかりで本当に幸せだ。 久の方を見るとそちらも後輩に囲まれて頭を撫でたりしてなだめていた。 少し、うらやましいのは内緒の話。いや、かなりね。 後輩が帰った後もキャプテン、副キャプテンの仕事はある。 部員たちの成績をみたり、日誌を書いたりと色々だ。 その日、華菜は用事があるらしく、早く帰って行った。 帰り際、久に何か話していたのが気になる。キャプテンになんかしたらなんとかかんとか。 あれはどういう意味かしら。 もう日は沈もうとしていた。真っ赤な太陽がきらきらと沈んでいく。 窓から差し込んでくる赤の綺麗な光は私たちを照らし出す。 私は綺麗だと思うのだけど、久のほうは眩しい、焼けるからイヤらしい。 人の感じ方は千差万別で、久とわたしはかなり性格が違っているよう。 わたしも少し変っていると自覚しているが久はなかなか変わってる。麻雀で勝負する 時にはわざと悪待ちするとことか、3年前の初めて勝負したときから理解している。 キャプテンと副キャプテンだって、わたしが皆に少しでも長く牌をもたせようと 雑務をこなしている一方で効率的な練習メニューをコーチに提案したりしている。 後輩に対してそれとなく厳しくしてる久に対して、わたしはちょっと甘いかもしれない。 なんとなく、良いバランスは取れていると思う。 そんなわたしたちだけど夢は一年のときから一緒だった。 全国優勝。これだけは誰にもゆずれない夢。 「今日はお疲れ様。」 「ああ、おつかれ様」 久はすでに日誌の副部長のサイン欄にサインしていた最中だった。 隣の椅子に座る。 「今日はごめんなさいね。生徒会まで休ませてしまって」 本当に悪いわ。私はいつも久に甘えてばっかり 。 「今日もわたし一人が責められればよかったのに」 ダメなキャプテンでごめんなさい。迷惑かけすぎね。 久もあきれてるわよね、きっと。 「わたしのせ」 「はい、ストップ」 デジャブ。手で口を押さえられた。なにするの、と言おうとするけれど、 久の眼力に負けてしまった。 「休んでないし、わたしが好きでさぼったのよ。美穂子のせいじゃない。 ってかまた自分を責めてるでしょ?いい加減その癖やめなさい。 少しは素直に甘えなさいって」 手を外される。そして頭に手を当てられて、撫でられる。 梳かすように丁寧に。手のひらから温かいものがなだれこんでくるように わたしの心の中を溶かしていく。どくどくと心臓の音が鳴っている。 あたたかい。すごく。どきどきしてる ひさ、だいすき。すきですきでしかたないわ。 3ねんまえにあったあのひから。ずっと、ずっと 言葉にできないから、想いは精いっぱい表現する。 目を閉じてその感触に浸ると、頬もゆるんでしまった。 すると、急に手がぎこちなくなった気がする。 「・・・?」 ふと目を開けると、珍しく真面目な顔をした久がまじまじと見つめていた。 「ひさ?」 あまりにもいつも飄々とした久に似つかわしくない顔をしていたもの だから笑ってしまった。 「どうしたの?」 「・・・ほんと・・・ちね」 聞き取れなかった。 「なぁに?」 「好きよ、美穂子」 え、と聞きなおせなかった。私を見つめる久の顔が真剣だったから。 夕日に照らされたその赤みがかった顔は体温のせいか、光のせいか私にはわからなかった けれど 本気で、わたしのことがすきだと十分伝わったから。 わたしがどう返そうかと迷っていると、久は困った顔をしてなでていた手を戻そうとした。 どうやら誤解したらしい。どんどん暗くなって泣きそうになる久をもう少し見ておきたい 悪戯心が芽生えたけれど、さすがに悪いので止めておいた。 引っ込めようとした手をつかんでそっと自分の頬へとあてがった。ぴくんっと手が反応した。 「気持ちいい」 冷たい手。心地よい手。いつもわたしを救ってる手。 そう思うと、愛おしくなって手の甲にキスを落とした。次は手のひらへ。そして、指。 親指、人差し指、中指、薬指、小指へと一本一本丁寧に。想いをこめて。 手首へと移ろうとしたとき、硬直した久の手がようやく動き出す。 顔を真っ赤に染めながら両手は降参という合図を表していた。 「今回ばかりは私の完敗よ。かんぱい。」 「あらあら、いつもわたしが勝ってるわ」 「な!?言うわねー」 「もちろんよ」 よほど悔しかったのか、ムスッとした顔でこの状況になった意味ってとぶつぶつ呟きだし たかと思うと、 「美穂子」 「え?」 キスした手で引っ張られると唇に暖かいものが触れた。やわらかい感触。 悪戯っぽい目が垣間見えるとぺろっと唇を舐められて解放された。 完全なる不意打ち。 正直なにが起きたのかわからなくてただただ身体がドキドキして熱くなった。 「お返しよ美穂子」 ピースをしながらにんまりと悪戯をした子供の笑みを浮かべる久にもう、と少し拗ねてみた。 「ねぇ久」 「ん?」 「優勝しましょうね。この、風越で」 「何いってるのよ。当たり前じゃないの」 どちらからともなく指と指をからめ合う。 握り方を何度も何度も変えていく。 まるで暖かさと冷たさがまじりあってだんだんと同化していく様を 楽しむかのように。 まるで小さな子供が遊ぶかのように。 まるでちょうどいい形を探しているかのように。 視線が交錯してくすくすと笑い合う。 「久、少し眠いわ。寝ていいかしら?」 こつんと久の肩に頭を乗せる。 お互い性格上、立場上甘えるといったことはあまりないからこういうところを誰かが見る とおかしな光景になるだろう。 でも、今日は色々あって疲れたから、少しくらい甘えたって 神様は許してくれるはずだ。今だけは睡魔に負けたって誰にも文句を言わないだろう。 「いいわ。いつもお疲れさま、キャプテン。おやすみ」 「ええ。おやすみなさい、久」 その日、暗くなって警備員さんに見つかるまで久とわたしは寝てしまった。 怪訝そうにわたしたちをみる警備員さんに一言あやまって、わたしたちは 逃げるように夜の世界に溶け込むのであった。 ―――わらいながら、手をつなぎながら 後日談 「ねぇ、華菜になんて言われてたの?」 「ああ、あれかー」 頭をかきながらちょっと顔がひきつった久。 言いたくなさそうな久をいろんな手を使って問い詰めたところあっさり白状した。 部活が終わったあとのこと。 『副キャプテン!!』 『んー?』 『副キャプテンはキャプテンのこと好きなんですか!?』 『ぶっ!!な、なによ。いきなり!』 『好きなんですか!!』 『だったらなによ』 『くやしいですけどね、言いますよ! あの私の大好きな洗濯も掃除も料理もできてというか家事全般できて綺麗で 部員の信頼を大いに受けるカリスマ性を持っていて、さらに麻雀が強くて優し くて泣き虫で機械音痴でまるで聖母のようなでも泣き虫なあの人はですね、 マナー悪くてずる賢くて人を陥れてからかうのが好きで人使い荒くて、ここぞ ってときに悪待ちする人に心配かけさせて悪い意味で才能使う悪魔のような、あ なたのことが好きなんですよ!!』 「すごい言われようね」 「まあね」 後輩にこんなことを真面目に言われたら、普通は軽く一週間落ち込むだろう。 普通って話で、久が入っているかどうか知らない。 『さらにですね、泣いているキャプテンを支えられるのは―――』 聞こえたのはそこまでで嗚咽と鳴き声で何言ってるのか久はわからなかった。 私の方が好きだし!!と言いながら華菜は帰ったらしい。 華菜の性格を熟知している久はそこで焦りを感じて告白してきたらしい。 「愛されてるのねーキャプテンは」 「悪くないわ」 「・・・美穂子、最近性格変ったわね」 「あら、誰のせいかしら」 (本当に私は悪待ちね。あなたみたいな人を好きになるなんて) (わたしを好きになった意味は?) (わかる訳ないでしょ。ばか) えんど。
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キャプぼ キャプテン(@ko_do_mo)がリアルに仕事上で受け取るボーナスのこと。 夏、冬の支給時期には、たリーガーが思い思いの欲しい物などをハッシュタグ「#キャプぼ」を つけてツイートし、キャプテンにお願いをする風物詩となっている。
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<城山正の挑戦 一覧 キャプテン小田> ○南葛vs幻想郷 過去ログ 作:南葛vs幻想郷 ◆W.No10nvrU 2008/6/5~ tag No.1ゴールキーパー サッカー 北斗の拳 南葛中 山森正吾 東方 森崎有三 第二章 一言感想コーナー! あなたの意見を↓にどうぞ! 能力を使わない新しいサッカーを目指す幻想郷…そのために我らが南葛戦士達を「普通」のサッカーの講師としてご招待(拉致?)!森崎率いる南葛の運命や如何に!? スレ主はキーパーとして活躍していたらしく経験からくるリアルで緻密、かつ迫力ある描写は見所満載! キャラブレイクはほとんどない…が、何人か世紀末スポーツゲームや格ゲーキャラの影響を受けている。HUHAHAHAHAHA! そしてスレ住人はモヒカン。 メモ 過去ログ ☆【復活の】南葛vs幻想12【黒翼】 ★【吸血鬼に】南葛vs幻想XI【鎮魂歌を】 ★【メイドの】南葛vs幻想10【逆襲】 ★【新たなる】南葛vs幻想9【戦い】 ★【3スレ分の】南葛vs幻想8【サッカー】 ★【審判の皮を】南葛vs幻想7【被った悪魔め!】 ★【人里杯の】南葛vs幻想6【行方は】 ★【花屋vs琴音】南葛vs幻想5【山森vs森崎】 ★【山森in人里】南葛vs幻想4【森崎への挑戦】 ★【世紀末】南葛vs幻想3【猛蹴伝】 ★【慧音の】南葛vs幻想2【執念】 ★南葛vs幻想郷 ◆南葛vs幻想郷キャラクター人気投票 携帯過去ログ ☆【復活の】南葛vs幻想12【黒翼】 ★【吸血鬼に】南葛vs幻想XI【鎮魂歌を】 ★【メイドの】南葛vs幻想10【逆襲】 ★【新たなる】南葛vs幻想9【戦い】 ★【3スレ分の】南葛vs幻想8【サッカー】 ★【審判の皮を】南葛vs幻想7【被った悪魔め!】 ★【人里杯の】南葛vs幻想6【行方は】 ★【花屋vs琴音】南葛vs幻想5【山森vs森崎】 ★【山森in人里】南葛vs幻想4【森崎への挑戦】 ★【世紀末】南葛vs幻想3【猛蹴伝】 ★【慧音の】南葛vs幻想2【執念】 ★南葛vs幻想郷 ◆南葛vs幻想郷キャラクター人気投票 <城山正の挑戦 一覧 キャプテン小田> 森崎有三 本編 全日本ユース No.1ゴールキーパー ジャパンカップ サッカー 山森正吾 南葛中 全国中学大会 スラムダンク ドカベン ドラえもん テクモ版ゲーム ノビタジスタ V4 レナート 東方 サンパウロ+ ロベルト 北斗の拳 第二章 小田強 すしおだ 社会人トーナメント アモロ 遊戯王 大魔王 クラブAはここで生まれた クラブA アモロスターズ 完結 モロサキ 異世界 キスギ 麻雀 ブルノ ときめきメモリアル 新田瞬 反町一樹 イナズマイレブン ドッジボール 南葛SC 短編 シュナイダー ピエール オールスターズ ラブマリー グローバルフットボーラー ターク・ハル 奇跡のヤン 音撃戦士 仮面ライダーBLACK RX 燃えて燃えて奇跡を呼ぶミラクルシュート エリート熊が倒せない 来生哲兵 熱血硬派くにおくん バトル 変化球 山森正美 女子 妹キャラ総登場 マリー・シュナイダー ドン・ロバートドリンク 夏の大会・県予選の章 中里正人 忍者 修行の旅 風呂 パルメイラス 黒歴史ノート くのいち 小田ジュニア 小学生 蝶春菜 お嫁さんはドライアード マネージャー 裏方 てんびん座 南葛の歴史・分岐点 日向尊 エジプト ジョジョの奇妙な冒険 三杉淳 ゲーム版5 イタリア フィオレンティーナ サディスティック・貴公子(プリンス) コッパ・イタリア・プリマヴェーラ (三杉は)ミハエルからは逃げられない 未完 そしてA.Cへ 戦国時代 太閤立志伝 うつけものクラブ 幻想郷 ドリームチーム サッカー野郎Aチーム ミッドチルダ ポイズン 新ジャンル・陵辱生産機 新々ジャンル・シュート魔王 オータムスカイズ 妬ましパルパルズ 早田誠の憂鬱 城山正 シロノトリガー ウルトラマンシロ 秋津姫 月星美津乃 ガンダム カオス 妖怪いちたりない キャプテン丸山? 銀様 EXILE 全日本 1さん 全ての始まり 出発点 がんばりフォーレスツ メリーのアトリエ No.1メイドブリーダー 守矢杯 オリキャラ あずきざわ No.1マネージャー 菱野景 No.1ポストプレイヤー 信頼と実績のオチ落田 カードのJに愛された男・瀬川 No.1コーチ バスケ 大空翼 赤い手羽先 煩悩師弟 海南大付属 外伝も読んでね 牧監督 沢田あゆみ 賀茂みなと 中里(♀) フリードリヒ No.1接待皇帝 キャプテンズ ウイングス 松山光 厄 SSP SSPカード ファイアーエムブレム 光の拳 ロイヤルバカップル 『まりあだいじに』 第二部 第七小隊 霧雨魔理沙 夜襲 【禁則事項】 守矢恋色トラベラーズ 愛弟子ぬえ SDGK いつか決めるぜ爆宙ライトニングサイクロンマッハトルネードファントムシュート 岡山姉 JOKER アンケート セリエA ヤベッチュ外伝 作者は岡山姉の婿 No.1人気ゴールポスト アーバックル 井沢守 原作 キャラブレ オウガ サガ ドラクエ カオスの極み 岩見兼一 聖闘士高校 水瓶座のロック 巫女 水瓶座のケン セイントキャット 水見亜美 女性化 君代命 チャ・ザ神 bot 鎌瀬一 名将大矢 板野住明 ふらの中学 幸福な松山 KO☆I☆KE レミリア・スカーレット 第15回全国中学大会 イタリアJrユース 滝一 仮面ライダー ザビー 悪の組織 生田(仮)高校サッカー部 県大会 ビーバーファング ミストさん マリオとヨッシーFC ウサギ 迷解説者スレ フラグは成立するもの 天狗A頑張って SRGK大さん ハイ・ローリング・ドリブラー・大さん Mのチルノ シュテルトハイム・ラインバッハ3世 アラン・パスカル 鈴仙・優曇華院・イナバ atari2600 アイドルマスター 岬太郎 レトロゲーム
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名称:(必殺)キャプテン=パルサーの妖精 レアリティ:☆3 属性 火 一覧番号 2358 入手先 入手先1:入手先2:入手先3: レベル HP 攻撃力 治癒力 コスト 売却価格 ??? 進化必要素材 進化先 必殺技:トレジャーパニック 必要ターン数 24(14) 効果(Lv1) パワーカプセル1消費。敵全体の行動までの時間を2カウント延ばす。 効果(Max) パワーカプセル1消費。敵全体の行動までの時間を4カウント延ばす。 リーダースキル:
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キャプテンエメラルドのジャケット caribbean_emerald_jacket_cuff_pirate_w_rd_1003.swf, caribbean_jacket_*_1003.swf cuff_pirate_w_rd, cuff_pirate_w_pk, lace_pirate_w_bk, lace_pirate_w_gn 大航海時代 カリブ海 港町 パソコン 女子限定 ファッション トップス 非売品 280アメG http //ameblo.jp/pigg-staff/entry-10491647395.html
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<キャプテンレミリア 一覧 キャプテン正美> ○幻想のポイズン 過去ログ 作:幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To 2009/4/11~ tag オータムスカイズ サッカー ポイズン 反町一樹 妬ましパルパルズ 新々ジャンル・シュート魔王 新ジャンル・陵辱生産機 早田誠の憂鬱 東方 一言感想コーナー! あなたの意見を↓にどうぞ! 幻想郷サッカー界に助っ人として招かれる反町。だが彼が選ばれた理由は「そこそこ強く」かつ「抜けても元チームに迷惑がかからない」という屈辱的なものだった! 反町はその評価を覆し、そして日向の圧政で忘れかけたサッカーの楽しさを思い出すことができるのか!? メモ 【最終目標】 現時点では無し 【現在の目標】 フランス国際Jrユース大会に優勝する。 上記大会No.1ストライカーになる。 過去ログ ☆【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】 ★【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】 ★【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】 ★【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】 ★【呪われた】幻想のポイズン51【くじ運】 ★【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】 ★【合宿】幻想のポイズン49【ラストスパート】 ★【プロの】幻想のポイズン48【サッカー】 ★【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】 ★【反町】幻想のポイズン46【世界へ殴り込み】 ★【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】 ★【白熱する】幻想のポイズン44【レギュラー争い】 ★【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】 ★【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】 ★【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】 ★【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】 ★【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】 ★【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】 ★【奇跡を起こす】幻想のポイズン37【何度でも】 ★【挑め強豪たちよ】幻想のポイズン36【魔王反町に】 ★【妖夢とさとり】幻想のポイズン35【体育座り】 ★【奇計か詭計か】幻想のポイズン34【アリスの世界】 ★【ある意味次が】幻想のポイズン33【ラスボス戦】 ★【打倒】幻想のポイズン32【オータムスカイズ!】 ★【さとりのトラウマ】幻想のポイズン31【反町一樹】 ★【燃える虫姫】幻想のポイズン30【焦る秋神】 ★【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】 ★【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】 ★【妖精は皆】幻想のポイズン27【ライバルなんだよ】 ★【前回休載】幻想のポイズン26【幻想の軽業師】 ★【反町一樹の】幻想のポイズン25【憂鬱】 ★【努力は】幻想のポイズン24【天才を超えるか?】 ★【竹林カップ】幻想のポイズン23【天才の壁】 ★【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】 ★【鮮血の】幻想のポイズン21【竹林カップ】 ★【復讐の】幻想のポイズン20【さとりん】 ★【嫉妬の心は】幻想のポイズン19【パル心】 ★【新生スカイズ】幻想のポイズン18【思わぬ壁】 ★【外来人の】幻想のポイズン17【バーゲンセールだな】 ★【綺麗な花には】幻想のポイズン16【毒がある】 ★【ザーボンさん】幻想のポイズン15【ドドリアさん】 ★【激神】幻想のポイズン14【フリーザ】 ★【恋は】幻想のポイズン13【毒薬】 ★【探そうぜ】幻想のポイズン12【Mっパゲ】 ★【鬼は】幻想のポイズン11【鬼だった】 ★【メディの心は】幻想のポイズン10【カテナチオ】 ★【強襲】幻想のポイズン9【サイヤ人】 ★【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】 ★【下克上等】幻想のポイズン7【蒲公英杯】 ★【毒人形は】幻想のポイズン6【毒を吐く】 ★【閃光少年】幻想のポイズン5【騒霊少女】 ★【勝利を】幻想のポイズン4【この手に】 ★【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】 ★【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】 ★【毒の男と】幻想のポイズン【秋の神様】 ★キャプテン森崎外伝スレ4 ◆幻想のポイズンキャラクター人気投票 携帯過去ログ ☆【魔王の足音】幻想のポイズン55【天才の意地】 ★【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】 ★【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】 ★【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】 ★【呪われた】幻想のポイズン51【くじ運】 ★【魔界の】幻想のポイズン50【軽業師】 ★【合宿】幻想のポイズン49【ラストスパート】 ★【プロの】幻想のポイズン48【サッカー】 ★【´・ω・`】幻想のポイズン47【´・ω・`】 ★【反町】幻想のポイズン46【世界へ殴り込み】 ★【ストライカーの】幻想のポイズン45【条件】 ★【白熱する】幻想のポイズン44【レギュラー争い】 ★【戦わなければ】幻想のポイズン43【生き残れない】 ★【幻想の】幻想のポイズン42【ポイズン】 ★【井の中の虎】幻想のポイズン41【幻想を知らず】 ★【勝利者と】幻想のポイズン40【敗者たち】 ★【郷土愛は】幻想のポイズン39【死なず】 ★【激闘の】幻想のポイズン38【果てに】 ★【奇跡を起こす】幻想のポイズン37【何度でも】 ★【挑め強豪たちよ】幻想のポイズン36【魔王反町に】 ★【妖夢とさとり】幻想のポイズン35【体育座り】 ★【奇計か詭計か】幻想のポイズン34【アリスの世界】 ★【ある意味次が】幻想のポイズン33【ラスボス戦】 ★【打倒】幻想のポイズン32【オータムスカイズ!】 ★【さとりのトラウマ】幻想のポイズン31【反町一樹】 ★【燃える虫姫】幻想のポイズン30【焦る秋神】 ★【楽しい?】幻想のポイズン29【サッカー】 ★【止まらない】幻想のポイズン28【大艦巨砲主義】 ★【妖精は皆】幻想のポイズン27【ライバルなんだよ】 ★【前回休載】幻想のポイズン26【幻想の軽業師】 ★【反町一樹の】幻想のポイズン25【憂鬱】 ★【努力は】幻想のポイズン24【天才を超えるか?】 ★【竹林カップ】幻想のポイズン23【天才の壁】 ★【勝利の風は】幻想のポイズン22【誰が為に】 ★【鮮血の】幻想のポイズン21【竹林カップ】 ★【復讐の】幻想のポイズン20【さとりん】 ★【嫉妬の心は】幻想のポイズン19【パル心】 ★【新生スカイズ】幻想のポイズン18【思わぬ壁】 ★【外来人の】幻想のポイズン17【バーゲンセールだな】 ★【綺麗な花には】幻想のポイズン16【毒がある】 ★【ザーボンさん】幻想のポイズン15【ドドリアさん】 ★【激神】幻想のポイズン14【フリーザ】 ★【恋は】幻想のポイズン13【毒薬】 ★【探そうぜ】幻想のポイズン12【Mっパゲ】 ★【鬼は】幻想のポイズン11【鬼だった】 ★【メディの心は】幻想のポイズン10【カテナチオ】 ★【強襲】幻想のポイズン9【サイヤ人】 ★【橙の】幻想のポイズン8【反抗期】 ★【下克上等】幻想のポイズン7【蒲公英杯】 ★【毒人形は】幻想のポイズン6【毒を吐く】 ★【閃光少年】幻想のポイズン5【騒霊少女】 ★【勝利を】幻想のポイズン4【この手に】 ★【ほんとうの】幻想のポイズン3【はじまり】 ★【それなり男と】幻想のポイズン2【秋の空】 ★【毒の男と】幻想のポイズン【秋の神様】 ★キャプテン森崎外伝スレ4 ◆幻想のポイズンキャラクター人気投票 <キャプテンレミリア 一覧 キャプテン正美> 森崎有三 本編 全日本ユース No.1ゴールキーパー ジャパンカップ サッカー 山森正吾 南葛中 全国中学大会 スラムダンク ドカベン ドラえもん テクモ版ゲーム ノビタジスタ V4 レナート 東方 サンパウロ+ ロベルト 北斗の拳 第二章 小田強 すしおだ 社会人トーナメント アモロ 遊戯王 大魔王 クラブAはここで生まれた クラブA アモロスターズ 完結 モロサキ 異世界 キスギ 麻雀 ブルノ ときめきメモリアル 新田瞬 反町一樹 イナズマイレブン ドッジボール 南葛SC 短編 シュナイダー ピエール オールスターズ ラブマリー グローバルフットボーラー ターク・ハル 奇跡のヤン 音撃戦士 仮面ライダーBLACK RX 燃えて燃えて奇跡を呼ぶミラクルシュート エリート熊が倒せない 来生哲兵 熱血硬派くにおくん バトル 変化球 山森正美 女子 妹キャラ総登場 マリー・シュナイダー ドン・ロバートドリンク 夏の大会・県予選の章 中里正人 忍者 修行の旅 風呂 パルメイラス 黒歴史ノート くのいち 小田ジュニア 小学生 蝶春菜 お嫁さんはドライアード マネージャー 裏方 てんびん座 南葛の歴史・分岐点 日向尊 エジプト ジョジョの奇妙な冒険 三杉淳 ゲーム版5 イタリア フィオレンティーナ サディスティック・貴公子(プリンス) コッパ・イタリア・プリマヴェーラ (三杉は)ミハエルからは逃げられない 未完 そしてA.Cへ 戦国時代 太閤立志伝 うつけものクラブ 幻想郷 ドリームチーム サッカー野郎Aチーム ミッドチルダ ポイズン 新ジャンル・陵辱生産機 新々ジャンル・シュート魔王 オータムスカイズ 妬ましパルパルズ 早田誠の憂鬱 城山正 シロノトリガー ウルトラマンシロ 秋津姫 月星美津乃 ガンダム カオス 妖怪いちたりない キャプテン丸山? 銀様 EXILE 全日本 1さん 全ての始まり 出発点 がんばりフォーレスツ メリーのアトリエ No.1メイドブリーダー 守矢杯 オリキャラ あずきざわ No.1マネージャー 菱野景 No.1ポストプレイヤー 信頼と実績のオチ落田 カードのJに愛された男・瀬川 No.1コーチ バスケ 大空翼 赤い手羽先 煩悩師弟 海南大付属 外伝も読んでね 牧監督 沢田あゆみ 賀茂みなと 中里(♀) フリードリヒ No.1接待皇帝 キャプテンズ ウイングス 松山光 厄 SSP SSPカード ファイアーエムブレム 光の拳 ロイヤルバカップル 『まりあだいじに』 第二部 第七小隊 霧雨魔理沙 夜襲 【禁則事項】 守矢恋色トラベラーズ 愛弟子ぬえ SDGK いつか決めるぜ爆宙ライトニングサイクロンマッハトルネードファントムシュート 岡山姉 JOKER アンケート セリエA ヤベッチュ外伝 作者は岡山姉の婿 No.1人気ゴールポスト アーバックル 井沢守 原作 キャラブレ オウガ サガ ドラクエ カオスの極み 岩見兼一 聖闘士高校 水瓶座のロック 巫女 水瓶座のケン セイントキャット 水見亜美 女性化 君代命 チャ・ザ神 bot 鎌瀬一 名将大矢 板野住明 ふらの中学 幸福な松山 KO☆I☆KE レミリア・スカーレット 第15回全国中学大会 イタリアJrユース 滝一 仮面ライダー ザビー 悪の組織 生田(仮)高校サッカー部 県大会 ビーバーファング ミストさん マリオとヨッシーFC ウサギ 迷解説者スレ フラグは成立するもの 天狗A頑張って SRGK大さん ハイ・ローリング・ドリブラー・大さん Mのチルノ シュテルトハイム・ラインバッハ3世 アラン・パスカル 鈴仙・優曇華院・イナバ atari2600 アイドルマスター 岬太郎 レトロゲーム
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福路美穂子応援SS1/2 オリ男×キャプテン 鬼畜注意 ID 5rT4Ckul氏 第2局 202~ 223 福路美穂子応援SS2/2 全国大会出場のかかった個人戦最終日 我らが、いや俺の愛すべき聖母風越女子高校キャプテン福路美穂子様の 最後の大局。 俺はすでに敗退が決まった風越の個人戦出場選手と共にキャプテンの試合を モニターから見守った。キャプテンの勝利を願い、祈り、命がけで見守った。 そして結果は― アナ 「試合終了!全国大会出場選手が決定しましたー!!」 俺 「嘘・・・だろ・・・?」 キャプテンは上位3名にわずかの差で全国に届かなかった。 俺達は団体戦敗退後その悔しさをなんとか振り払い最後の大会になる キャプテンに何としても全国に行ってほしかった。それは部員全員が願っていた。 俺達下級生の不甲斐なさで団体戦の全国出場を逃した。 ならば個人戦で俺達が他の強豪達を倒しキャプテンの全国出場をアシストしようと 気合を入れて望んだんだ!! だが結果・・・俺たちは敗れた・・・さらに悪夢のように今日、いまこの場所で あの絶対無敵の聖母で女神でヒロインで俺の将来の結婚相手のキャプテンも・・・ キャプテン 「ありがとう。最後のあなたと最高の勝負ができてよかった・・・」 部長 「これが最後じゃないでしょう?またいつか勝負できるわよね?」 キャプテン 「ええ。そうだと私も嬉しいわ・・・」 俺 「キャプテン・・・」 試合後の清澄の部長とのやりとりを俺は静かに見守った。 数分後キャプテンが控え室に帰ってきた。 ガチャッ みんな 「キャプテン!!」 キャプテン 「ただいま。みんな本当にお疲れ様。最後まであきらめず戦ったこと 感動したわ。あなたたち全員私の誇りです。」 吉留 「キャプテン!!」 文堂 「キャプテン!!」 池田 「キャプテ~~~~~ン!!」ガバッ!! 俺 「!!」(てめえ!?) キャプテン「あらあら、華菜。そんなに泣かないで。」 池田 「だってキャプテンが・・・キャプテンが~~~!!!」 俺 「そうっすよ!キャプテンは・・・日本で一番・・・世界で一番強いんですよ! ・・・何かの間違いですよこんなの!!チョーつまんねえ!!」 キャプテン「華菜・・・○○君。(以下俺の名前) それから他のみんなも最後まで本当にこんな私を応援してくれてありがとう。 私は3年間の最後にこんな素晴らしい仲間と出会えて、一緒に戦えて 全力を尽くせたから悔いもないし本当に幸せだったわ。」 みんな 「キャ、キャプテン・・・ううう」 キャプテン「来年みんなは間違いなく今の私より強くなるわ!だから胸を張って。 来年はあなたたちが風越を引っ張って全国へ導いてちょうだい!!」 みんな 「は、はい!!」 俺 (ああ・・・キャプテンなんて素晴らしい人なんだろう。マジでどうにか なりそうだ。でも敗退を受け入れられない自分がいるよ。 くそっくそっ!涙が止まらねえよ・・・俺とキャプテンのラブストーリーは まだ始まったばかりだってのに!!) キャプテン「それじゃ帰りましょう。」 みんな 「はい!!」 キャプテン「あら?コーチは?」 吉留 「急用があるから先に学校へ戻っててくれとのことです。」 池田 「てゆーか人数少なくない?たしか応援で1年生30人ぐらい来てたはず だし。ここにいる全員合わせても8人しかいないし。深堀さんもいないし。」 文堂 「どうしたんでしょうか?急にいなくなるなんて・・・」 俺 「何も聞いてないしなあ。会場にはもういないようだし先に学校戻ったのかな? まったくキャプテンに一言もないとは。どうしようもない奴らだじぇ!!」 キャプテン「まあまあ。それじゃ学校へ戻りましょう。部室にみんな集まる予定だったしね。」 池田 「優勝して祝賀会の予定だったんだけどな・・・気が重いし。」 俺 「みんな忘れものするなよ!!キャプテンの荷物なら俺がお持ちするぜ!! どんなものでも持たせてください!!お体でも・・・」 池田 「お前の存在を忘れたいし!!」 だが明るくキャプテンとみんなが一緒に帰っても 風越女子の団体、個人全滅、消えた部員にコーチ。すべてが不吉だった。 そしてこの後あんなことになるなんてこの時点で誰も知る由もなかった・・・ 学校に戻ってすぐ俺たちは部室へと向かった。そこには部員60人ほどが すでに揃っていた。みんな1,2年生である。いなくなった応援メンバーも 先に帰ってきていたようだ。 みんな今日の敗戦をすでに知っているだろう。どことなく表情が暗げだ。 部室は今日は練習用の麻雀台は退けてあり後でみんなで祝賀会の用意をする 予定になっていた。とりあえずはキャプテンが今日の試合の報告をすることに なっていたためキャプテンが前に出てみんなに報告を始めた。 キャプテン 「私達は今日名門風越女子高校に恥じない戦い精一杯しました。 戦えなかったここにいるみんなの気持ちも私達と一緒にあった。 みんな一丸となって戦いました!! 全国にこそ行けなかったけれどこれから先の未来のためにこの 敗戦を糧にみんながこれから新しい風越を創っていってください! 1年間情けないキャプテンで本当にごめんなさい。 3年間この麻雀部にいれてみんなと出会えて幸せでした!! 本当にありがとうございました!」 レギュラー 「キャ、キャプテン・・・」 俺や池田のレギュラー勢は溢れ出る涙でキャプテンが見えなくなったいた。 本当にこれで終わりかと思うと心が張り裂けるような悲しみに襲われた。 当然これを聞いた1、2年生達も号泣の洪水だなと思っていた。 ・ ・・だが予想だにしない答えが返ってきた。 下級生 「本当に情けないキャプテンでしたね・・・」 キャプテン 「え?」 池田 「な!?」 俺 「WHY?」 下級生 「何が精一杯ですか?何が恥じないですか?何が気持ちですか? 惨敗が偉そうによくそんなこと言えますね!?」 1人のバカがこともあろうにキャプテンに喰ってかかったのだ。 こんなことは初めてだ。動揺するキャプテンのためにさっさとそいつを 口封じしようと思ったら・・・ 「そうだよ!あんたを信じて厳しい練習にも鬼ババアにも耐えてきたのによ! あんまりじゃねーかよ!!」 「名門高校ってゆーからわざわざ高い学費払って入ったのに!! 全国に行けないなんて詐欺じゃないですか!!」 「団体戦も個人戦もボロボロ!!よくそれで幸せとか言えますね!!全部あなたの せいでしょう!!それなのに自己満足してふざけるな!!」 「全国に行けなかったのに次があるとかそれを私達に押し付けるなんて許せない! あなたは引退するからいいでしょうけどこっちのことも考えろ!!」 「超最低!!シンジラレナーイ!!」 「うぃ」 みんなが一斉にキャプテンに罵声を浴びせはじめた。それもハンパなく 大声で怒りまくって今にも殴りかかってきそうな勢いで。そのパワーを 何か他のことに生かせばいいのに。 キャプテン 「あの・・・私は・・・そんな・・・」 凄く動揺しているキャプテンの美しい瞳には涙が滲んでいた。 こんなこと一刻も早く辞めさせなければキャプテンのそんな姿一秒たりとも 見たくない!!俺はキャプテンのために前に飛び出した!! 俺 「やめろやめろ!!これ以上言うならこの俺が許さない!!」 キャプテン「○○君・・・」 俺 「ここは俺に任せてください!!この暴徒共を一蹴してみせます!!」 俺 「おい!だいたい君達はね~」 下級生 「下がってろや変態野郎!!」 俺 「おお!?」 下級生 「キモいんじゃでてくんな!!」 「使えないキャプテンさんに話があるんだよ!!」 「帰って臭えチンポでオナニーしてろタコ!!」 俺 「そ、そこまで言わなくても・・・」 池田 「お前じゃ無理だし!!どいてろ!!」 俺 「悔しいです!!」 俺を突き飛ばすと池田達が今度は暴徒共を鎮圧に乗り出した 池田 「みんないいかげんにしろ!!キャプテンにずっと助けてもらってたろ!」 吉留 「そうだよ!!みんな何があってもキャプテンについていくって言ってたよ! なんでそんな酷いこと言えるの!?」 文堂 「キャプテンは何も悪いことしてません!!」 下級生 「黙れ戦犯共が!!もう騙されないぞ!!」 「そうやって周りの人間にいい子振りまいて自分の良いように洗脳してんだろ!」 「汚い女ね!!美人で腹が立つ!!」 「エロい体しやがって許せない!!」 池田 「なにこれ・・・マジで悪夢だし・・・」 何か嫉妬めいた怒りも混じって俺達がどれだけ説得してもどんどん下級生達の 怒りはエスカレートする一方だ。なんとかしなければ・・・どうしよう・・・ そんな平行線の嵐の中でさっきまで泣きそうだったキャプテンが動いた! キャプテン「・・・」 池田 「キャプテン?」 キャプテンは無言で俺達と下級生の間に入るとその場で座り込みそして― キャプテン 「部員同士でこんないざこざを起こしてしまった責任は私です。 すべて私がいけないの。あなたたちの好きなようにしてください。」 そのまま床に深く深く土下座したのだ― 信じられない光景だった・・・俺は愛する人にこんな惨めな姿をさせてしまった自分の 不甲斐なさに拳を床に打ちつけた。 そしてあまりの手の痛さに悶絶した― 池田 「キャプテンやめてください!!頭を上げてください!!」 キャプテン 「止めないで華菜。これは私の責任。私がすべて責任を取ります!! さあ、あなたたちの好きなようにしてください!!」 下級生 「う・・・」 そのキャプテンの覚悟を決めた気迫に下級生達は動揺しざわめき始めた。 俺 (さすがキャプテン!!これで勝った!!) 俺は泣きながら拳をフーフーしもう片方の手で小さくガッツポーズを決めていた。 だがこの期に及んで予想だにしない黒幕が姿を現した。 「へー。そうなんだ好きにしていいんだってさ!!」 キャプテン「あ、あなたは!?」 「久しぶり~。今日惨敗で個人戦もダメだったらしいじゃん? まああんたみたいなウザイ奴が勝てるなんて思っちゃいなかったけど!」 ぞろぞろと30人ほどの下級生より大人びた学生が部室に入ってくる。 こいつらは3年生の連中だ。聞くところによるとキャプテンがキャプテンになるときに 大反対した連中でキャプテンのことをウザイと思っていたらしく 麻雀の実力も人間性も美貌も頭もスタイルも遠くキャプテンに及ばないため嫉妬に狂って みんな退部したろくでもない奴らだ。 だから現在の風越女子はキャプテン以外の3年生がいないに等しい。 その後も学校でキャプテンの陰口や悪口言いまくってたらしいが直接的な被害は何も なかったと聞いていた。もちろん俺や池田が執拗にガードしたおかげであるが。 それが今何故ここにー!? キャプテン 「あ、あなたたちどうして・・・」 3年生 「下級生にあんたがどうしようもない女だって教えてやったのよ。 それで実際今日このザマ。これでわかったでしょ?こいつはこの 程度の選手でチームを敗退に追い込んだ戦犯なのよ!!」 「そうそう!!ウザいだけで何もできないどうしようもない女!!」 「土下座して許して貰えると思ってんの!?甘すぎねお嬢様!!」 「アンタが犯した2年連続敗退は一生消えない汚名なのよ!!」 俺 「な!?こいつら!!」 下級生 「そうよ・・・そうだわ!!」 池田 「にゃ!?」 下級生 「先輩達の行ったとおりです!!騙されるとこでした!!」 「美貌や人柄で人を騙して罪を隠すなんて最低!!」 「こんなこと平気で出来るなんて悪質極まりない!!」 「その体も悪質極まりない!!けしからんわい!!」 キャプテン 「そんな・・・違う!私はそんな!!うう・・・」 一度収束した怒りがリバウンドしてキャプテンに襲い掛かってくる。 もうキャプテンは完全に泣いていた。今までキャプテンを慕ってた連中が こんな悪鬼のように変われるものなのか。俺や池田達は人の恐怖を感じていた。 池田 「お、お前たち!ずっと下級生にありえないこと吹き込んだな!!」 3年生 「そんなことしてないわ!!事実しか言ってないわよ。それも信じるも 信じないもその子達しだいだし。」 「つまりここにいるみんなの総意が福路美穂子はみんなを騙した 最低の悪女ってことよ!!」 下級生 「そうだそうだ!!」 「福路美穂子に制裁を!!制裁を!!」 俺 「この・・・」 この乱は間違いなくキャプテンを嫌う3年生が綿密に計画したものに違いなかった。 予選敗退でショックが大きくなおかつ心も未熟な下級生に強力な毒を仕込んで キャプテンを弱らせ、痛めつけ、苦しめるために。 特に一番部員を大事にするキャプテンがその部員に傷つけられることがもっとも キャプテンにダメージを与えるということをわかって・・・ なんと卑劣な!! 3年生 「さてキャプテン?みんながアンタに制裁を望んでる。 それにどれだけ好きなことしても言いって言ったわよね?じゃあ。」 ビリビリッ キャプテン「きゃああああ!!」 3年生 「私達の好きなようにやらせてもらうわよ!!」 俺 「な!!」 池田 「お前ら!!」 ありえないことをしやがった!!キャプテンの制服を強引に千切ると さらに他の3年生がキャプテンに次から次へと襲い掛かったのだ。 それを見た俺達はもう我慢の限界!!キャプテン救出へ駆け出していた。 だが。 3年生 「お前らそいつらを押さえろ!!」 下級生 「イエッサー!!」 3年に命じられた下級生共が行く手を阻む。 キャプテンを救いたい想いが誰よりも強い俺達が負けるわけがないと思ったが・・・ 吉留 「痛い痛い!!押さえないで!!」 池田 「はなせー!!耳を掴むなー!!」 俺 「くそーー!!キャプテーーン!!」 たった8人で下級生60人は多勢に無勢。1人が5人ぐらいに押さえられ 完全に動きを封じられてしまった。 吉留 「うう。せめてコーチと深堀さんがいれば・・・」 3年生 「残念だったわね、あの2人は来ないわよ。」 俺 「どういうことだよ!?」 3年生 「コーチには試合後池田が家に来てくれってことを言っておいた。 2人きりで話があるからってね。おそらくずっと待ってると思うわ。 ああ見えて池田が一番お気に入りだしね。」 池田 「げげーー!!」 3年生 「深堀には連邦の白い奴が来た!ってメールしたらすぐ出撃したわ。」 俺 「ドムじゃん!!」 3年生 「つまり援軍はもう来ない!!思う存分福路をお仕置きできるって わけ。あんた達はそこで愛しのキャプテン様がボロボロになる様を 指を咥えて見てるがいいわ!!」 俺 「おのれえええ!!」 キャプテン 「やめて!!みんなに酷いことしないで!!」 3年生 「ふん。もとから狙いはアンタだけよ!!アンタを慕ってるあいつらには アンタのキャプテンとしての、いや女としての最後を見届けさせて やるのよ!!」 キャプテン 「どういうことなの・・・」 3年生 「こういうことよ。」 奴らは俺たちに見せるためのスペースを開けキャプテンを囲んでいた。 そしてあいつらの手にはハサミやカッターナイフが見えた!!まさかキャプテンを殺す つもりなのか!?そんなことさせるものかよ!!俺が奴らを刺し違えてでも・・・! ジョキジョキ 3年生 「大人しくしておかないと綺麗な体に傷がつくわよ?」 キャプテン 「うう・・・」 どうやらキャプテンの服を次から次へと切り刻んでいるようだ。とりあえず キャプテンの命が助かったのも束の間。これ以上切られたらキャプテンの大事な トコが見えてしまうではないか!!ハアハア!! そして数分後・・・ 3年生 「はい、これで全部と。ブラもパンツも色気の無い純白とはね。 まあこうやって切り刻んだら色気も糞もないか。」 キャプテン「うう・・・酷い。私の服が・・・」 3年生 「おら!これからがお楽しみよ!!」ドンッ キャプテン「きゃあ!!」 刃物を持つ凶悪3年生軍団に抵抗も出来るわけがなく時間をかけて全裸にひん剥かれて しまったキャプテン。 無残にも切り刻まれた制服や下着を心配する暇もなくキャプテンは3年生に 囲まれた中心に転ばされた。 池田 「キャ、キャプテン!!くそ!放せ!!」 俺 「お前らキャプテンにそれ以上うらやま・・・いや酷いこと してみろ!!この俺が絶対に潰す!!」 文堂 「もうやめてください!!同じ風越生徒で部員だったのに!!」 俺たちの状況は変わらず最悪。1年共に思いっきり押さえられたまま動けず 精一杯大声を上げて抵抗とキャプテン解放の哀願をするしかなかった。 ああなさけなや。 キャプテン 「み、みんな・・・」 3年生 「よく慕われてますこと。こんな最悪の女によくここまで尽くせるな。 まあこいつらも予選敗退の戦犯だしどうしようもない奴らだな。」 キャプテン 「みんなのことは悪く言わないで!!私のことを恨むのも嫌うのも 構わない。でも私の誇りを傷つける発言は絶対許しません!!」 俺達 「キャ、キャプテン!!うう・・・」 3年生 「そうかい。なら予定通りあいつらの見てる前でお前を徹底的に ボロボロにしてやるよ!!」 「ずっとウザくてムカツイてたんだよ!!覚悟しろ!!」 「美人だからって調子に乗りやがって!!」 「どれだけ男を垂らしこんだんだ!?ああ!?」 キャプテン 「くっ。」 キャプテンの最高の発言にもまったく耳を貸さない奴ら怒りも頂点か。 キャプテンに何か仕掛けるつもりだ!! 3年生 「よーししっかり撮れよお前ら!!」 キャプテン 「な!?」 なんと奴らはデジカメで録画撮影を始めた。それも10台はあるだろうか。 キャプテンの顔や体を様々な角度から撮影し始めた。 当然全裸であるキャプテンは座り込んだまますぐに大事な場所を隠した。 ビデオに撮られる恐怖と恥ずかしさにキャプテンの顔は火が出るほど赤くなり 俯きビデオから視線を背ける そんなキャプテンに3年生数人が襲い掛かる。 ムニュッ! キャプテン 「ひああ!!」 3年生 「いやらしい巨乳だな!!何カップあるんだこらぁ!?」 いきなり1人がキャプテンの後ろから胸を揉みまくる。そのまま倒されると 他の3年生も巨乳を集中攻撃する。 キャプテン 「いやああ!!触らないで!!揉まないで!!」 3年生 「これだけでかけりゃ色々大変だろうな!!」 「やっぱ乳首が敏感なのか!?」 「触りまくって確認してやるよ!!」 キャプテン 「ひいい!!やめてえええ!!」 いくつもの手がキャプテンの胸を弄り揉みまくり乳首を触り抓る。 激しい手の動きに巨乳は大きく揺れまくりキャプテンも涙を流しながらも ハアハアと激しく息を乱す。他にも手は太ももや尻も撫でまわしていた。 そして 3年生 「そろそろこっちも確認してやろうか!!」 キャプテン 「そ、そこはだめ!!」 そこはキャプテンの・・・そうオマンコである!! まさか奴らそんなとこまで・・・ 3年生 「そらご開帳だぜえ!!」 キャプテン 「いやああああ!!!」 3年の1人がキャプテンの両足を大きく広げ指でさらにアソコを拡げて見せた。 それと同時にいくつもの録画部隊がズームでキャプテンのアソコを撮りまくる。 キャプテン 「あああああ!!!見ないで撮らないでえ!!!」 3年生 「うはー。綺麗なもんだな!!こんなサーモンピンク本当にあるんだな!!」 「陰毛も綺麗に生えてるしな!!へへ。ヒクヒクしてる!!」 「胸も尻もエロけりゃここもエロマンコってか。エロ人間だな!!」 「ただちょっとオシッコ臭いんじゃない?」 どうやら3年の女共から見てもキャプテンの体はかなりドエロいらしい。 そしてアソコは百パー処女。そしてメチャ綺麗なピンク色・・・ やはりキャプテンは最高ですたい!! ただ一番大事なところをみんなに見られまくったうえにビデオに録画されてる キャプテンを思うとメチャ悔しいし悲しいぜ。どれだけ恥ずかしいことか 検討もつかない!!ここら辺で勘弁してやってくれよ!!! 3年生 「へー。プニプニしてるんだな!!」 キャプテン「さ、触らないで!!」 3年生 「真ん中のトコはクチュクチュいってるぜ。」 「おおっ摘めるじゃない!!こうしてみるとちょっとグロいけど。」 「おっなんだこの水滴は!!汗じゃねえな!!まさか・・・」 「さっきの愛撫攻撃で感じたとか!?へっエロ女が!!」 キャプテン「な、何を言うの!?お願いだから触らないで!!もうやめて!! そんなことしないでえ!!」 3年生 「バカ言うな。貴重な処女マンなんだからみんなで楽しまなけりゃ 面白くないしな!!おいしっかり録画してるな!!」 「バッチリよ!!」 キャプテン「いやあああああ!!!」 奴らがキャプテンのアソコに食いついて囲んでるためこっちには一時的に 見えなくなっている。だが奴らの会話とキャプテンの絶叫を聞くと キャプテンが辱めを受けていることは猫でもわかる。 池田 「うう・・・キャプテンが・・・」 吉留 「もうやめて・・・こんなの・・・」 俺 「・・・」 池田達はボロボロと泣き崩れさっきの大声ももう出ず言葉すら かろうじて聞き取れるぐらいのかすれた涙声のみだ。 だが俺には明らかに変化が起こっていた。そう。死ぬほど勃起していた!! さっきのキャプテンの裸を見ただけで俺は気が狂うほどみなぎっていた!! キャプテンがピンチなのにこんな最悪の状況なのに!!最低だ俺は!! だが今までキャプテンでオナニーしまくり同じような状況でイキまくり 数え切れない同胞達(精子)を亡くしてきた。夢と同じ状況が、二度と来ない チャンスがここにある!!いける気がする!!そんな欲望との葛藤が 俺の頭の中で激しく宇宙戦争し大変なことになっていた。 そしてそれは自分では抑えられず顔に出ていたようで・・・ 俺 「ハアハアハアハア」 下級生 「何こいつ・・・キモっ」 「うわ~もう押さえておきたくないよ・・・」 押さえている下級生共もヒくほどだったとか。 だが1人の3年生がそんな俺を見ていたことにこの時俺は気付いていなかった。 数分後キャプテンの体やアソコを嬲っていた奴らも満足したのか とりあえずキャプテンから離れていく。これでキャプテンを助けられるか!? キャプテン 「ハアハア・・・」(もう終わったのかしら?助かったの・・・?) 3年生 「さてどうしようか!?ビデオの尺もまだまだあることだし・・・」 「このまま終わらせるわけにはいかないっしょ!」 「さてどうするか・・・」 「いい考えがあるよ。」 そんな中1人の3年生が前に出てきた。それがさっき欲望と戦う俺を見ていた女 だった。そして3年達の輪の中で話し出したと思うと・・・ 3年生 「そりゃいい!!もっとも屈辱的なんじゃないか!?」 「すげー映像撮れそうだな!!」 「やっちゃえやっちゃえ!!」 俺&キャプテン (なんだろう・・・凄く嫌な予感がする・・・) 3年生 「おい!お前ら!そいつを前へ連れて来い!!」 下級生 「はい!!」 福路美穂子応援SS2/2
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第18B話 『キャプテン・ガリス、衝撃の秘密』 勝利条件 天空魔竜の撃破 増援後 天空魔竜、ライキングの撃破 天空魔竜、ライキング撤退後 敵の全滅 敗北条件 味方戦艦の撃沈 ステージデータ 初期 初期味方 大空魔竜 初期味方 選択12機 初期敵 ギル・ギア 初期敵 バイオメガラプトル 初期敵 天空魔竜 初期敵 ハイパー鉄獣グラネプス 初期敵 魔獣ドメガ×2 初期敵 鉄獣プロテクス&鉄獣ガルゴラス×2 初期敵 魔獣ビトラ&鉄獣プロテクス×2 初期敵 鉄獣ガルゴラス&魔獣ビトラ×2 初期敵 空中戦車*2×6 2PPor天空魔竜のHP50%以下 MAP北東 敵増援 ライキング 敵データ 初期 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得資金 基本経験値 数 撃破アイテム 備考 ギル・ギア ギル・バーグ +4 35300 7(3) 13000 400 1 スラスターモジュールAインファイトLv+1 MAP兵器有ロール狙い バイオメガラプトル ザイリン +4 14100 3(3) 8000 340 1 チョバムアーマーガンファイトLv+1 - 天空魔竜 AI +3 52000 6(3) 13000 160 1 ヤーパン忍法秘伝書回避+10 HP26000以下で撤退 ハイパー鉄獣グラネプス 鉄獣 +2 18300 8(3) 6000 130 1 - - 魔獣ドメガ 魔獣 +2 15300 5(3) 4000 130 2 - - 鉄獣プロテクス 鉄獣 +1 7100 5(1) 1300 110 4 - PUのメインとして2機PUのサブとして2機 魔獣ビトラ 魔獣 +1 6900 5(1) 1400 100 4 - PUのメインとして2機PUのサブとして2機 鉄獣ガルゴラス 鉄獣 +1 6600 5(1) 1200 100 4 - PUのメインとして2機PUのサブとして2機 空中戦車 AI +1 5400 3(3) 1000 100 12 - PU6 2PPor天空魔竜のHP50%以下 機体名 パイロット Lv HP 最大射程(P) 獲得資金 基本経験値 数 撃破アイテム 備考 ライキング プロイスト +5 45000 7(3) 15000 380 1 高性能レーダー命中+10 サイズ差無視HP22500以下で撤退ダイヤ狙い イベント・敵撤退情報等 天空魔竜orライキングのHP50%以下で天空魔竜、ライキング共に撤退。 攻略アドバイス イベント中に早めにクリアしろ的な会話がされるが、特にターン制限はない。 前MAPに比べ高い地形効果を受けられる場所が多いので、陸Aのユニットは飛行可能でも地上で戦うといい。 2PP前に天空魔竜のHPを50%以下にしてもライキングは登場するが、直後に2機とも撤退してしまう。 プロイストの能力が高いため、ライキングはやたらと高い命中率を誇る。不屈・閃き等の精神を使えないユニットは、ライキングのENが切れるまで攻撃に参加しない方が無難。 ライキングと天空魔竜の撃墜については難敵攻略を参照のこと。ちなみに、獲得資金は天空魔竜の方が少ないが、パーツの売却価格を合わせると天空魔竜のほうが高くなる。 戦闘前会話 プロイスト:ダイヤ、ローサ、シェルディア ザイリン:ルージ ギル・バーグ:ロール 隣接シナリオ 第17B話『蘇る大地魔竜』 第19-1話『星の扉、運命の扉・前編』
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▽メニュー一覧 スマブラ 審判の超神 「申し遅れたな 天界では審判の信頼の神と呼ばれた」 「某の新たな名は、キャプテンフッカス」 ファイター達滅亡を企てる審議の神に賛同する審判の超神。 元は神の一柱『審判の信頼の神』であり、審議の神や他の同志達と共に下天を行い、地上に襲来した。 詳細 海賊風の格好をしたホホジロザメ。 右手がフック状の義手になっているが、これで切り裂く事ができる。 活躍 ファイター達とキングドミネーターとの最終決戦に乱入。 セイカツ軍団とダースカールとの戦いを傍観していた。 そして、乱入してきた凶悪スーパースター軍団の提案で、三つ巴の戦いを受け入れた。 イデアザウルスの敗北後、審議の神の提案でバベルの塔でファイター達を迎え撃つ展開となり、その場から撤収した。 バベルの塔では、『リアル・ディールズ』を待ち構えており、2階で第二の関門としてコウタの前に立ちはだかる。 フックブレードでコウタの腹を刺し、腕ひしぎ十字固めでコウタの左腕を破壊。 苦しむコウタをキックで蹴っ飛ばし、更にコウタをジャイアントスィングで投げ飛ばす。 最初こそ優位に戦いを進めたが、最後はコウタの「アルゴスライサー」で敗北する。 コウタを最上階へ転移し、自身は光に包まれて姿を消した。 技 フック・メイルストローム 絶望の審判奥義の1つ。 フックリッパー 絶望の審判奥義の1つ。 バイキングボンバー 絶望の審判奥義の1つ。 フックブレード 絶望の審判奥義の1つ。 審判の信頼の神 神の一柱で、『{審判の信頼}』を司る神。
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キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS 【きゃぷてんつばさ らいずおぶにゅーちゃんぴおんず】 ジャンル サッカーアクション 対応機種 Nintendo Switchプレイステーション4 発売元 バンダイナムコエンターテインメント 開発元 タムソフト 発売日 2020年8月27日 定価 7,600円(税抜) プレイ人数 1~4人 判定 良作 ポイント 初の本格アクション魅力的なオリジナルストーリー キャラ高い原作再現度と原作愛オンライン要素には問題多しサッカーは格闘技 キャプテン翼シリーズ 概要 特徴 DRAMATIC STORY(ドラマチックストーリー) 試合システム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 サッカー漫画『キャプテン翼』を題材にしたアクションゲーム。公式での略称は「RONC」。 本作は実に10年振りの家庭用ゲーム化作品であり、最新のアニメ化作品である2018年版『キャプテン翼』を元にしている(*1)。 そのため登場人物がスマートフォンを使用していたり、原作で「西ドイツ」名義だったのが「ドイツ」であったりと現代に基づいた設定となっている。 ストーリーは原作で言うところの「中学生編」を再現したパートから、「ジュニアユース編」を元にしたオリジナルストーリーへと展開していく。 本作の開発を担当したのは、「バンダイナムコ+集英社版権作品」絡みでは過去に『銀魂乱舞』を手掛けたタムソフト。 特徴 DRAMATIC STORY(ドラマチックストーリー) 本作のメインとなるストーリーモード。「EPISODE OF TSUBASA」と「EPISODE OF NEW HERO」の2部構成となっている(*2)。 EPISODE OF TSUBASA 大空翼率いる南葛中の選手たちを操作して、3年目の全国中学生サッカー大会での優勝を目指す。「中学生編」の原作再現ストーリー。 試合中、原作での名シーンを再現した行動をとることで「DAD (ドラマチック・アクション・デモ)」と呼ばれる原作再現ムービーが流れる。 基本的なチュートリアルはここで行われるため、公式も初心者向けのモードとしてEPISODE OF NEW HEROより先のプレイを勧めている。 敵CPUが弱く、南葛中のメンバーも他校より能力が高い選手が多い、と難易度は低め。 EPISODE OF NEW HERO EPISODE OF TSUBASAから続く、全国中学生サッカー大会の終了後を描いたオリジナルストーリー。 キャラクターエディットで作成したプレイヤー自身を主人公(ニューヒーロー)とし、原作やゲームオリジナルキャラクターと交流を深めながら試合を勝ち抜いていく。 交流イベントや試合展開に応じて主人公は強くなっていき、クリア後に他のモードで使用可能になる。育成ゲームとしての要素も併せ持っている。 上手く進めて行けば、最終的には翼にも匹敵するほどの高い能力を持ったキャラを作ることもできる(その分難易度は高くなるが)。 ニューヒーローリーグ編 ふらの中、武蔵中、東邦学園のいずれかのサッカー部に所属し、日本代表メンバーの選定を目的としたエキシビションリーグ「ニューヒーローリーグ」での全勝を目指す。 試合中のイベントは存在しない。 当然、主にふらのでは松山、武蔵では三杉、東邦では日向とその学校に応じたメンバーでそれぞれ別のストーリーが進展していく。 日本国内の選手なら、他校の選手とも交流できる。日本代表に選ばれないキャラクターはワールドチャレンジ編に入る前にしか交流できない。 12月初頭のアップデート(Ver1.10相当)にて大友中編が新たに追加された。 ワールドチャレンジ編 日本代表の一員としてアメリカの国際大会「ジュニアユース・ワールドチャレンジ」に挑む。原作「ジュニアユース編」をアレンジしたオリジナルストーリー(*3)。 開催予定であった「フランス国際ジュニアユース大会」が突如中止され、アメリカで代替となる謎の大会が開かれた、という設定(*4)。 サッカーでアメリカ?と思う人もいるかもしれないが、現実でもアメリカ国内でのサッカー人気は野球やバスケに匹敵するものになってきており、決して荒唐無稽ではなくむしろリアリティも感じられる設定である。 「ジュニアユース編」でのライバル国だけでなく、「ワールドユース編」からブラジルとオランダ、更にゲームオリジナルのアメリカとセネガルが優勝をかけて競い合う。 アメリカ・セネガルの2国だけでなく、原作シリーズで登場したチームの一部には、新たな戦力としてゲームオリジナルキャラクターが登場する。 ムービーではないが、こちらも試合展開によって試合中の会話イベントが発生する。 日本代表の選手の他に、世界中の選手たちと交流イベントが行えるようになる。交流が深まれば、世界の名だたる選手の必殺シュートを教えてもらえることも。 また、2周目以降は、特定の選手と交流することでライバル国同士の試合にも影響が起こり…。 試合システム アクションゲームということで、本作の試合は完全にリアルタイム制でありボールがピッチの外に出るなどサッカーのルール上のものを除き時間経過が止まることはない。 選手には「スピリット」と呼ばれるスタミナを表すゲージがあり、これを消費して高速移動できるダッシュ(R1ボタンを押し続ける)や各種アクションを行う。 テクモ版で言う「ガッツ」に似たシステムだが、消費が速いが回復も速い、という傾向になっている。 これによりスピリットが空になっても短時間休ませておけば満タンまで回復して必殺シュートが撃てるようになっており、試合終盤でガス欠してまともに使えない状態にはならない。 消費が速いということで一見、「ドリブルで何人も抜いてシュート」などの一騎当千のプレーはしにくいように思えるが、以下のドリブルの仕様によりそれも再現できる。 ドリブルとタックル 敵味方のボールを持っている選手と持っていない選手が接触すると、双方が行っていたアクションに応じてボールが奪われるかが決まる。 ボールを持っている側 ダッシュドリブル(ドリブル1) ダッシュ中に敵選手に接触すると発生。敵選手を抜き去る。タックルムーブに勝ちダッシュタックルに負ける。 ドリブルムーブ(ドリブル2) ボタンを押した場所から短距離を走る。走っている途中で敵選手に接触すると抜き去る。ダッシュタックルに勝ちにタックルムーブに負ける。ダッシュドリブルとは走るモーションが違い、タックル側から区別がつくようになっている。 ボールを持っていない側 ダッシュタックル(タックル1) ダッシュ中に敵選手に接触すると発生。敵選手からボールを奪う。ダッシュドリブルに勝ちドリブルムーブに負ける。 タックルムーブ(タックル2) ボタンを押した場所からスライディングなどで敵選手に突っ込む。接触した敵選手からボールを奪う。ドリブルムーブに勝ちダッシュドリブルに負ける。 「ダッシュドリブル タックルムーブ ドリブルムーブ ダッシュタックル ダッシュドリブル …」となっており、基本は2択の反応と読み合い勝負となる。 いずれもスピリットを消費するため敵選手が遠い場合使用しないで移動して節約するのも手。ただし敵にスピリット消費の行動で接触されるとどちらの種類に関わらず負ける。 ドリブル側が勝利するとドリブル中の選手に使用したドリブル技に応じたバフがかかり、タックル側が勝利すると奪った敵選手にタックル技に応じたデバフを与えられる。 さらに、ドリブル側がボールを保持したまま2連続で成功すると、さらなるボーナスとしてスピリットが回復しシュートなどに関わるキックゲージのタメ時間短縮が得られる。 これにより再度ドリブルで抜くことも可能になり、大量のスピリット消費やタメ時間が要る必殺シュートも非常に撃ちやすい状態になる。 シュートとパス、セービング シュートとロング・スルーパスはボタンを押し続けるとキックゲージが溜まり、離すとボールを蹴る。蹴る強さは溜めたキックゲージに比例して大きくなる。 シュートムーブ・ロングパスムーブ・連携パスムーブ(いわゆる必殺シュートやパス・ワンツー)を装備している選手は、スピリットが一定量以上ある時にそれぞれ最大まで溜めれば必殺技が発動可能。 シュートムーブは上位版としてSシュートがあり、さらに溜めることで発動可能。ただし使用できるキャラは限られ、翼や日向も習得イベントを経ないと使用できない。 パスの場合は、飛距離が短く溜めが存在しないショートパス・ボールを浮かせ遠くに飛ばすロングパス・選手の前にボールを転がすスルーパスの三種類。 前述の通り、溜めることでロングパスはロングパスムーブに、スルーパスは連携パスムーブになる。 シュートがキーパーまで到達するとセービングが入り、キーパーはスピリットを消費してゴールを守る(*5)。 スピリットが減れば減るほど、シュートをキャッチできずに弾きやすくなったり、ゴールされる危険性が高まる。 つまりキーパーのスピリット=体力ゲージであり、シュートでそれを削っていくというまるで格ゲーか何かのようなシステム。 公式サイト曰く、「鉄壁のゴールキーパーたちを再現するため、本作ではキーパーに体力ゲージ制を導入しています。」とのこと。 Vゾーンゲージ ドリブルとタックルの一対一に勝利する度に、チーム共通のゲージである「Vゾーンゲージ」が溜まる。 満タンになると、ゲージを全て消費して以下のどちらかを任意のタイミングで使用できるようになる。 Vゾーン チーム全員のスピリット回復が速くなり、キックゲージのタメ時間を短縮。キャプテン選手が持っているキャプテンスキルにより、更なる効果を得られる。 スーパーセーブ 必殺シュートを撃たれた際に一部のGKが使用可能。シュートの威力やキーパーの能力・残スピリットに関わらず必ずシュートを防いでキャッチする。 評価点 爽快感溢れるゲームシステム ほぼ初となる純粋なキャプテン翼の本格的なアクションゲームだが、そのハチャメチャなサッカーをゲームによく落とし込んでいる。サッカーは格闘技だ! やはりというべきか、強力なシュートやドリブル、タックルでよく人が吹っ飛ぶ。吹っ飛んだ選手は少しの間地面に突っ伏したままになる。そしてそんな中でも試合は平然と続けられる。 しかも強烈な必殺シュートを放つとピッチが豪快に抉れ、そのままの状態で試合が続く。そんな状態でまともに試合が出来るのかと言うツッコミは野暮と言うもの。 前述の勝利ボーナスによりドリブル・タックルの1対1に重点を置いたシステムになっており、ボールを持っている側が積極的に相手選手に突っ込むという原作でよく見られたが現実ではあり得ない戦術が成立するようになっている。 連続で抜き去った時の選手の姿はまさにキャプテン翼のエースであり、誰にも止められない無双感を味わえる。その後必殺シュートを簡単に撃てるようになるというリターンの大きさも爽快感に一役買っている。 一方で普通のサッカーのように敵の合間を縫ってパス回しを行い、ボールを取られるリスクを避けるのも有効な戦術。原作のスタンドプレーと現実的なチームプレーが両立されている。 単純なシステムながら、シュートとキーパーの対決も熱い。弱い必殺シュートであってもキーパーのスピリット削りや削り切った際のトドメにできるため、能力差があっても無意味になることがなく、積極的に撃ち込んでいける。 今作は必殺シュートが弱い汎用シュートから超強力なSシュートに至るまで多種多様に用意されており、また必殺シュートを持つモブ選手も多いのでテクモ版で見られたような「ミューラー相手では翼と日向以外は全くの無力」といった事態は発生しづらくなっている。 修哲トリオや石崎といった中学エース級でない選手たちは流石に汎用シュートではあるが、それにより最低限ゴールを狙えるようになっているのは思い入れが強いプレイヤーには嬉しいところ。 演出面 10年ぶりの家庭用ゲーム作品ということでグラフィックは相応に進化。キャラクターの造形は総じて良く、原作やアニメの絵の再現度が高い。 各種必殺シュートの演出はもちろんド派手。モーションやカメラワーク、エフェクト全てに気合が入っており、非常にカッコいい仕上がりになっている。 特にエース選手にのみ用意された通常の必殺シュートを超える最強技のSシュートは更に派手で、ゴールが決まった時の爽快感は抜群。 日向の「ネオ・タイガーショット」などが該当するが、ゲームオリジナルキャラのSシュートはディアスばりにハッタリの効いたアクロバットなモーションが多い。 負けじとキーパー達のスーパーセーブの演出も派手。どのキーパーのキャラクター性もよく出ている。 押されながらもゴールライン手前で踏みとどまる若林、岩が砕け散る幻影とともにボールを鷲掴みするミューラー、「身体のどこかにあたってくれ!」の後跳ね返ってきたボールを必死に抑える森崎。 若島津に関しては特に凝っており、通常セーブで正拳ディフェンス、スーパーセーブで三角飛び&手刀ディフェンス。果ては小学生編でのキャッチ後のパフォーマンスまで行う徹底再現っぷり。 高い原作再現度と原作愛 演出面の欄でも触れたが、どのキャラもアクションの再現度が高く、原作からかなり細かくモーションを拾ってきている。 原作エース選手達はシュートは勿論、ドリブルも大抵固有技となっておりほぼ全員が独自の方法で相手を抜き去る、もしくは吹っ飛ばしていく。DF達はタックルにも固有技が多い。 例えばシュナイダーは、どう見てもぶん殴ったようにしか見えない原作のコマを忠実に再現した「カイザードリブル」や、すれ違いざまに日向の腹部にボールを撃ち付けてドリブルを阻止したシーンをその通りに行う「カイザーチャージ」を使う。 余りにも原作のトンデモシーンを再現しすぎていて、カッコいいと共に一種の笑いどころにもなっているレベル(*6)。 日向と次藤を始めとした単純に「勢いで吹っ飛ばすドリブル」であっても、ひとりひとり技が区別されており、モーションや演出、性能に至るまで差異がある。 本来ワールドユース編の人物であるカルロス・サンターナは、時系列に合わせて原作では回想で言及されるだけの「カルロス・バーラ」名義になっており、それに伴い得意の「サンターナターン」も「カルロスターン」という名称になって登場している(*7)。 中学生編の再現シナリオ「EPISODE OF TSUBASA」も上手く原作のシーンを拾い纏め上げている。取捨選択が上手く、DADや他イベントも試合のテンポを損ねない範囲で名シーンが挟まれる(*8)。 オリジナルストーリーとオリジナルキャラ EPISODE OF NEW HEROのオリジナルストーリーは原作ファンからも評価は高い。 ニューヒーロー編ではまさに自身が部の一員として、原作でのライバルたちの夢を叶えるために戦うため、プレイヤーのテンションも上がる。 受験や家業の手伝いで小学校からのチームメイトが離れていく中、残った仲間と主人公で最後のふらのの思い出を最高のものにするために奮闘する松山。 遂に手に入った翼との再戦の機会を最高のものにするために、また日本代表の選手として自身の体が耐えられることを証明するために立ち上がる三杉。 今度は追われる身として、タケシを中心とした次の世代のため、そして翼との真の決着を付けるため王者の戦いに挑む日向。 ニューヒーローリーグでは、大空翼率いる南葛が最後の敵として立ち塞がる。敵に回して初めて分かる南葛の、そして翼の絶望的な強さはかなり新鮮。 ワールドチャレンジ編も、ジュニアユース編にオリジナルキャラやワールドユース編の2国、ゲームオリジナルの2国を加えてかなりボリュームが増している。多くの強豪国がぶつかり合うオールスター。 単に日本で勝ち進むだけでなく、他国同士の試合の様子も描かれる。イタリアvsオランダ、ドイツvsブラジルといった強豪同士の試合は原作ファンも納得できる名勝負。 決勝の相手は3パターン用意されており、原作のラスボス国2つはどちらにも勝ち上がってくるルートがあるとファンにきっちり配慮されている。 シナリオチャレンジは、原作「ジュニアユース編」では試合出場が無かったキャラや見せ場に乏しかったキャラにもスポットが当たる内容になっている。その性質上、多くは達成難易度が高いが。 地味な変更点として、浦辺がジュニアユース代表に選出されている。石崎とは息の合った漫才を見せてくれるし、シナリオチャレンジでは新田とともに熱い見せ場が描かれている。 エンディングでは、ゲームの進め方によって主人公に複数の未来が用意されている。サッカー部の次の代の中心を担うか、または強豪国からのスカウトを受け海外に出るか、もしくは…。 それ以外にも、本筋にはあまり絡まないシーンや選手との交流イベントなどで原作の補間や小ネタを拾っている場面も多く、原作ファンならばニヤリと来る。 海外の選手と話せる事の理由付けにワイアレスイヤホン型翻訳機(*9)、本職でない自分がDFの指揮をすることを悩む松山、守備の練習をする井沢とその光景を目撃する三上、など。 過去の話である小学生編はもちろん、ワールドユース編以降やなんと現在連載中の「ライジングサン」を意識しているネタも存在する。例えば、ヒールリフトの習得条件やイベント内容に石崎が絡んでくるなど。 テクモ版がそうであったように、本作のオリジナルキャラクターたちも非常に魅力的に描かれている。 見た目、性格とともに絶妙に原作と被らないようなキャラ付けがされており、モーションや性能面も原作キャラに負けない特徴的な個性付けがされている。 さらに所属チームや日本の選手との絡みも多く作られており、絶妙にキャプテン翼の世界観に溶け込んでいる。 これにより原作チーム、ゲームオリジナルチームと共にそれぞれのチームが持つドラマが原作以上に確立されている。 原作に詳しくない人だと、あまりにも馴染みすぎていて原作キャラとオリジナルキャラの判断がつかないかもしれない。 + 新たなるライバルたち イタリア ルチアーノ(FW) イタリア代表の攻撃力不足を解消するために追加で招集された選手。性格に難があり、代表の試合を自身のビッグクラブ移籍のための踏み台としか考えておらず協調性に欠ける。 原作のナポレオンに似た設定に見えるが、そのプレースタイルは「ファンタジスタ」と称されるハイレベルなテクニックを武器としたもの。 敵の目の前でリフティングをし、あっけにとられている相手を股抜きする「クラウンリフティング」や、ヒールリフトで浮かせたボールに強烈な踵落としをぶつける「カーテンコールショット」など独創的な技を持つ。 セネガル 本作のオリジナルチームの1つ。チーム全体が高い身体能力を持ち、サンゴールが前に大きく蹴りゴール前に走りこんだ選手が決めるシンプルな戦術を主とする。 サンゴール(MF) セネガルのキャプテン。チーム内で例外的に身体能力が優れていないが、代わりに世界でも有数である屈指のテクニックを持つ。 しかし監督が組んだ単純すぎる戦術や、それに反対できない気弱な性格も相まってその才能を活かせていない。 全力を引き出した時は、ボールに何重にも回転をかけたシュート「アークブリッジシュート」や味方の良さを活かすパスセンスによる猛攻を見せる。 ジャロ(FW) セネガルでも特に身体能力に優れた選手。セネガルの戦術により、スピードとジャンプ力を活かし高い打点からのヘディングで得点役を担当する。 サンゴールとは幼馴染で、彼の力を引き出せない状況に苛立ちを感じている。性格は正反対の強気で、大人でも恐れずに自分の意見を言うタイプ。 エース格のFWとしてはSシュートを持たないなどゲーム中の強さはあまり高くはないが、他のチームメイト達とキャプテンのサンゴールを支えて共に力を発揮していく。 フランス ジャン(DF) 練習試合で致命的な守備力のなさを露呈したフランスが、緊急で行った追加選考会で合格した選手。アモロに替わるゴールキーパーはいなかったらしい…。協調性が無いわけではないが、歯に衣を着せない物言いで孤立気味。当然ナポレオンとは犬猿の仲。 スキルの構成上守備時限定ではあるが、ゲーム中屈指のスピードを持つDF。画面外からジェット機のようにスライディングで突っ込んでくる様がプレイヤーの度肝を抜く。 密着時はもう一つのタックル「アッパータックル」でボールを奪う。昇龍拳、もしくは飛び膝蹴りにしか見えないモーションはいろんな意味でインパクト抜群。 ドイツ ハイネ(MF) 東ドイツのクラブチーム、ドレスデンに所属する『ドレスデンの妖精』。国内大会でシェスターのブレーメンに勝ち、シュナイダー・若林・カルツの居るハンブルグを苦しめたというとてつもない実力者。 性格はかなりの自信家でお調子者。しかし、国内大会での怪我を必死にリハビリしワールドチャレンジに間に合わせるなど、サッカーに真摯な姿勢も持ち合わせている。 シュナイダーとコンビを組みトップ下から中盤の支配と正確なボール供給を行うドイツの新たなる攻守の要。彼自身も強力なシュート「ヘヴンリーシュート」を持ち、あらゆるプレーが脅威となる。 ブラジル ケイジーニョ(GK) 常に笑顔を絶やさない、ブラジルのムードメーカーでもあるGK。強いシュートと戦うことを楽しみにしており、ポジションは違えど翼とよく似たサッカーを愛する心を持つ少年。 カポエイラの使い手でもあり、若島津とはまた違った格闘技をミックスしたセービングを行う。スーパーセーブでは脚でシュートをバウンドさせずに落とすという神業を見せる。 スキル「リズミカルセーブ」によりシュートを防げば防ぐほど強くなっていき、調子に乗らせると手が付けられなくなってしまう。 アメリカ もう一つのゲームオリジナルチーム。カージナルの設立したサッカースクールの生徒が主力を務め、最新の設備と科学を用いたトレーニングによって強靭な肉体と身体能力を持つ。一方で、チームの連携面で穴が見られるが…? ブレイク(FW) アメリカでも特に体格に優れる巨漢FW。軟弱な肉体の日本代表を馬鹿にするなどの面もあるが、本質的にはキャプテンシーにも溢れるアメリカの兄貴分。 見た目通りパワー勝負に拘る信条を掲げている。しかし脳筋一辺倒ではなく守備陣の指示を行ったり、根性論ではなく現代的なスポーツ知識を元にトレーニング理論を持っていたりと、所々頭の良さも見える。 「ブレイクドリブル」「ブレイクタックル」「ブレイクシュート」とアズワンにも頭が悪いと呼ばれる独特のネーミングセンスの技を持つ。(*10)しかしそのどれもが脅威的なパワー。 アズワン(GK) 長い手足を持ち、広い守備範囲を誇るアメリカの守護神。前髪を赤と青で塗ったドレッドヘアーが実に特徴的。 シュートした敵選手を挑発しまくるダーティな性格。性能でも反映されており、「ペナルティエリア内に敵選手が入ると自身が強くなる」という若林と真逆の性質を持つ。 両手を独特に使い牙で噛みつくが如くボールを掴み取る。スーパーセーブではキャッチしたボールを背中で回すという取られた側からは屈辱的なパフォーマンスを行う。 カージナル ジュニアユース・ワールドチャレンジのスポンサーである世界的IT企業の社長を務める中年男性。 大会開催地である人工島自体が彼の私有地であり、それを参加国に無償で提供するという豪快な行動をしている。いずれはアメリカとこの島を世界のサッカーの中心地にするつもりらしい。 同時にその異様とも言える気前の良さと、フランス国際ジュニアユース大会を強引に中止させた手腕など、どこか怪しさも感じられる人物である。 賛否両論点 シナリオ関連 全体的に高評価のオリジナルストーリーだが、ワールドチャレンジ編はあくまで原作ジュニアユース編が元となっているためいくつか気になる点もある。 翼や日本ジュニアユース視点から見た場合、ストーリーの展開はジュニアユース編とほぼ同じ。 「世界との力の差を思い知らされる日本 → 成長しながら大会を勝ち進む → ロベルトが観戦していることを知る翼 → 優勝後、ロベルトと再会し翼は共にブラジルへ」と、この流れはそのままである。 プレマッチにおけるアメリカやドイツ以外のラスボスチームなど、原作における配役が代わっている例は幾つか存在するが日本及び翼から見たストーリーの本筋はどのルートでも変わらない。 そのため、原作ファンからすればジュニアユース編の展開が再現されていて嬉しい一方、ニューヒーローリーグ編に比べるとオリジナルキャラ以外のオリジナル要素が薄いため展開自体は読みやすい。 岬と若林の加入シーンは再現されておらず、原作に比べあっさりしている。 岬に関しては、舞台がフランスからアメリカに変更された事で翼とエッフェル塔で再会する展開を再現できなかったためと思われる。 若林も、原作再現を徹底すると決勝まで使用不可能になってしまうというゲームとしての事情は考えられる。原作の様に日本に檄を飛ばしながらも、大会初戦から正GKとして出場してくれる。 せっかくのワールドユース編から参戦したオランダとブラジルだが、扱いが少々中途半端な印象を受ける。 オランダはラスボスチームの1つではなく、あくまでイタリアなどと同じライバルチーム1つという枠に収まっている。近年の扱いを反映しているとも言えるが。 クライフォートのシュートは全てオリジナル技。これはワールドユース編でのクライフォート自体、まともな試合描写がなく退場したためだと考えられる。 だが、現在では必殺シュートに関しても描かれているのにもかかわらず再現されていない。「スティンガー」「ハイスティンガー」自体はモーションも特徴的で好評ではある。 続編では「若林の腕を破壊した」というエピソードに反して、テクニカルという印象が強かったため前者のイメージが優先されたのだろうか。 ドールマンは原作では中々の強GKであったが、本作では交流可能なGKの中で唯一スーパーセーブが使用不可になっており冷遇気味。能力やストーリーの影の薄さ的にも、パッとしない。 しかし、オランダの交流可能キャラは多めの6人とオリジナルキャラが加わっているドイツと同数。オランダ全体で見れば、扱いは良いと言える。 ブラジルはラスボスチームの1つという扱いであるが、こちらもワールドユース編の再現要素は少なめ。 サリナスとナトゥレーザは登場しない。カルロスも「ゴールデンイーグルショット」などはなくシュートは全てオリジナル。 闇を抱えているカルロスの救済はどのルートでもされずに終わる。そのため、ブラジルルートのみ若干の後味の悪さを残してシナリオが終了する。ここで救われてしまうとワールドユース編に繋がらなくなるため、あえて避けたのではあろうが。 また、ラスボスチームにもかかわらず最強技であるSシュートを持った選手が存在しないという弱点を持つ(*11)。 カルロスとアルベルトの連携シュート「ダブルフォースシュート」が代わりとなっているが、2人が近くにいないと発動できない連携技の性質上、ポジションが遠い(カルロスがFW、アルベルトがDF)2人では使用頻度が低く補い切れているとは言えない。 それ以外の必殺シュートは後述のストーリー補正がかかった上でも若林がそこそこ止められてしまうため、攻撃力が明らかに低くなっている。 3人居るラスボスのうちシュナイダーは連携シュート、カルロスはSシュート、もう1人は連携パスが存在しないため、技数的には一応バランスは取られているが、ゲーム中の強さではブラジル(とカルロス)は他のラスボスチームと比べ冷遇気味なのは否めない。 ちなみに、DLCで追加されたスウェーデンのレヴィンも、本編中で闇堕ちしている原因の出来事がまだ起こっていないため、それをきっかけに開発したレヴィンの代名詞たる殺人技「レヴィンシュート」は使用せず、性格も本来の温厚なものになっている。 総じて、「ジュニアユースの時系列上あり得ない物事は登場させない」という方針を厳守していることが覗える。 ニューヒーローリーグ編と比べると、主人公(ニューヒーロー)の影が薄い。試合外ではしっかりと絡むが、「サッカー部の期待の後輩」から「日本代表の1人」という扱いになる。 これもジュニアユース編ベースであるがゆえの弊害といえる。ニューヒーローリーグ編と違い試合中イベントが存在するが、そこでもほぼ出演しないため、イベント中は原作の日本選手で試合を進めている感覚が強い。 ただし、ラスボスの一人にもなっているあるキャラは明確に「主人公のライバル」として位置付けられており、そのルート限定ではあるがちゃんと主人公も大きく扱われている。 ゲームシステム 原作再現度は高いが、ゲームシステムの都合上サッカーゲームとして見ると粗さや自由度の低い部分が見られる。本作のジャンルは「サッカーアクション」なため、本格的なサッカーの再現を求めること自体間違っているとは言えるがそれでも気になる部分はある。 オフサイド以外の反則や退場がない。原作再現という声もあるが、取る取らないがかなり曖昧なだけで普通に原作でもファウルやカードはある。 試合のテンポが悪くならない一方、シナリオで「足を引っかけた」という理由でファウルが取られる場面が複数回あり、ゲーム上で散々吹っ飛ばしているのに思い出したかのように笛を吹かれる光景はシュール。 シュートコースという概念が基本的にない。ほぼ毎回キーパーのセービング演出が入るため、取られにくいコースを狙うという駆け引きは一部シュートを除き存在しない。 キーパーをドリブル技で抜くことができない。「キーパーを抜いてゴール」という原作再現もほぼ不可能。 サッカーとして、ではなく原作ファンの視点から違和感のある点もある。 エース選手でも読み負ければあっさりとモブからボールを取られる。もしくは抜かれる。もちろんエース選手から全くボールが取れないとゲームとして成立させにくくなってしまうが。 共通システムなため身体の弱い三杉がショルダーチャージで敵選手を吹き飛ばしたり、学が日向を転ばせてボールを取れる光景も見られる。 キーパーがシュートに跳びつくが届かないというゴール演出が基本的に発生しない。基本的にキーパーごと押し込まれるか、手が弾かれるか、一歩も動けずに決められるかのどれかであり、現実的にも原作的にもかなり不自然。 一応、セービングが届かないゴールも発生することはするが、裏技的な方法でありキーパーのセービング演出および凝ったゴール演出が行われないため単に地味なものとなる。 問題点 難易度 現在はEPISODE OF TSUBASAとEPISODE OF NEW HEROのニューヒーローリーグ編の難易度はそれなりではあるものの、ワールドチャレンジ編は難易度的に厳しい部分がある。 CPUに強烈なステータス補正がかかり、シュートが爆速でチャージされる。そこから放たれるSシュートは当然強力で、ブロックが入るかスーパーセーブを使用しないとまず1点取られる。 この被害を最も受けているのは何といっても若林。原作通りに味方に檄を飛ばしておいて、大会中は敵のSシュートであっさりPA外から点を取られる情けなさを見せてしまう…。 森崎や若島津が正GKのシナリオでは2人ともそれなりに止める(*12)ため、余計に頼りなく見えることに(*13)。対戦モードではSシュートもそれなりに止めてくれるし、PA外のシュートに対し補正がかかりミューラーと並ぶ最強格GKなのだが、それをもってしても敵のシナリオ補正の前に無力と化している。 主人公のそれまでの試合評価によって難易度は変化するが、高評価を続けているとワールドチャレンジ予選開始から難易度最高になる。こうなるとCPUが超反応になりほとんどボールを取れなくなり理不尽の域になる。その性質上、意外にも2周目以降の方が高難易度になりやすい。 よりにもよって予選初戦の相手は強GKのヘルナンデスがいるイタリア。時期的に主人公がSシュートなしで攻めなくてはいけないためゴールが難しい。後半から日向がSシュート習得&1点確定イベントがあるが、逆に言うと前半は誰もSシュートを使えない。 反面、敵のルチアーノはSシュート持ちなため若林からあっさり点を取ってくるなど攻撃も決してヌルくない。 そもそもEPISODE OF NEW HEROは試合中にやらなきゃいけないことが多く、主人公の育成を考えるとさらにシビア。 EPISODE OF NEW HEROの仕様として試合中活躍したプレーの評価が付きそれに応じて能力が向上する。しかし守備関連の評価を伸ばしたければ、まず相手にボールをわざと渡すリスクを負う必要がありDF育成が難しい。 ワールドチャレンジ編から加わるシナリオチャレンジも大量のPPが貰えるとはいえ、「特定の選手(能力的に2軍クラス)でゴール」「後半時かつ同点」「延長戦時」など試合内容を犠牲にしなければいけない条件が普通に出てくる。イベント自体は凝っているのだが一部を除き、選手育成との両立は不可能になっておりモードの性質と噛み合っていない(*14)。 一応試合をリトライすることによってCPUの難易度は下がるがリトライボーナスが貰えなくなり育成面では不利になる。 発売当初はEPISODE OF TSUBASAにおける大友中戦と花輪中戦の難易度が高すぎる(*15)と言われ、アップデートで難易度が抑えられた。現在ではEPISODE OF TSUBASAの難易度は初心者向けとして適切な低さになっている。 プラクティスの出し方がやや不親切。 自分からプラクティスモードをやらないとチュートリアルが小出しに出てくるため、多すぎて混乱はしにくいが初心者でも必要なアクションを教えるのが遅くなってしまう傾向がある。 例として操作が複雑で使いにくいワンツーパスが早々に教えられる、システム上重要度の高いスーパーセーブが決勝の東邦学園戦でやっと出てくるなど。 使用できるキャラがそれまで登場しないとはいえ、EPISODE OF NEW HEROのワールドチャレンジ編でもチュートリアルが出てくる。 全体的に現在の一般的なサッカーゲームやテクモ版に慣れ親しんだ人ほど操作やクセに慣れが必要なゲームシステムになっており、そこで慣れられず上述の大友中や花輪中に勝てないまま投げてしまうプレイヤーもいた。 試合外での全体的なテンポの悪さ ロードが多く、個々も結構な長さがある。ロード画面が挟まれない時でもメニュー操作などで数秒待たされることがある。 ロード画面ではキャラクター紹介を挿入することでプレイヤーの負担を軽減する工夫もされているが、十分とは言えない。 さらに頻繁にネットワーク接続を行うため、余計に待ち時間が多くなってしまっている。 ネットワーク接続自体妙に多い。カードパック購入時や育成アイテム使用画面を開いた時など、ネットワーク接続の必要性が疑問なタイミングでも挟まるため、ストレスになる。 ゲーム開始後、最初のネットワーク接続を行う際に通信を切っておけばオフラインモードが使える。待ち時間をいくらか短縮できるので、オンライン機能を使わないモードを遊ぶ際には覚えておきたい裏技。 EPISODE OF NEW HEROのワールドチャレンジ編は同モードのニューヒーローリーグ編とEPISODE OF TSUBASAに比べ試合と試合の間のイベントが長すぎる。という意見が多い。 特にワールドチャレンジ編開始時から次の試合までは非常に長くイベントが続く。全日本の初試合となるプレマッチ一戦目がイベントで済まされるため、プレイヤーが選手を操作できない時間が続く。 さらにフレンドシップで選択した選手との交流イベントもガンガン挟まる。ニューヒーローリーグ編と比べるとシナリオ本筋のイベントも長いため、中々次の試合に進めない。 イベントスキップはあるので、2周目以降はそれを使えば比較的サクサク進められる。が、選択肢のあるシーンは自動的にランダム選択されるため「いつの間にか練習をサボっていて叱られるイベントが発生していた」などの被害が発生することも。エピローグの分岐にも望まない影響を及ぼす可能性もある。 また選択肢や所属校が違うことによる豊富な差分なども一緒にスキップしてしまうため、細かいイベントの違いも楽しみたいというプレイヤーは結局封印せざるを得ない。 既読スキップはあるが、所属校の差分や選択肢の手前でストップといった機能はなくやはり自動選択されてスキップされてしまう。 バグの多さ 本作は非常にバグが多い。 「ゴールパフォーマンス時にその場でダッシュモーションをしている選手が出る」「ボールを持った選手が固まってスライド移動する(ホバーバグ)(*16)」「キーパーが反転しスローインでオウンゴール」と言ったものから、「アメリカ戦のハーフタイムでゲームが強制終了」「選手からボールが離れなくなりパスも奪うことも不可能に」「キーパーがフリーズするバグ」といったかなり深刻なものも多い。特にキーパーがボール持ったままフリーズするとそのまま何もできずにゲームを無理矢理終わらせないとかなり致命的である。 実際、オンライン対戦でボールが離れなくなり仕方なくスローインにして仕切り直すか、それもできずに切断するしかなくなったケースも存在する。 発売当初こそバグの多さが指摘されていたが、現在では度重なるアップデートにより、これらの問題はほぼ解消されている。 PP(プレイポイント)・CC(キャプテンコイン)関連 ゲーム内通貨であるPPはフレンドシップイベント、チャレンジやシナリオチャレンジの達成で手に入るが、オフライン環境での入手量がかなり渋い。 使用用途はEPISODE OF NEW HEROの育成に有利な育成アイテムや選手カードパック(*17)、主人公の見た目を変えるエディットパーツなのだが必要量に対して価格がかなり高く、満足な育成を行うハードルが上がってしまっている。 ただでさえカツカツな上育成アイテムは消耗品で、とてもエディットパーツまで回す余裕がないので、大幅な緩和が望まれている。チャレンジは一度クリアすると同じものは達成できないのも痛い。 CCはオンライン環境でのみ使用可能なもう1つの通貨で、エディットパーツとオンライン対戦用のアイテム(試合が有利になるものはない)、上位育成アイテムが買える。 上位育成アイテムはPPで手に入る育成アイテムより性能が高く、こちらでもオンライン環境の有無で育成環境の格差が発生している。 CCは後に入手手段が増えたが、やはりというべきか課金要素。 オンライン関連 対戦を行うことやオンラインチャレンジを行うことでPPや育成用のアイテムが手に入るのだが、稼ぎ目的で連射コントローラなどを用いた放置が発生している。 対戦を盛り上げるための措置とも考えられるので仕方ない部分もあるが、オフとの稼ぎ環境の格差によりマトモに対戦しないプレイヤーが出てしまうのは本末転倒と言える。 それ以外でも早々に過疎化が進んでおり、中々マッチングしないせいでオンライン対戦を用いた育成用のアイテム・通貨集めも苦しくなっているという状況になっている。 結果的に発売当時のオンライン人口が多い中で対戦が行えたプレイヤーとそうでないプレイヤーの育成環境の格差が生まれており、対戦のハードルが余計に上がっている。オフでのPP入手量の増加を求める声も、さもありなん。 オンライン対戦前提で見ると目立ったバランスブレイカーが存在し、かなりバランスが悪い。 システム面がガチの対戦に耐えうる完成度であっただけにバランス面での問題が早々に見つかってしまい、現在ではこれらを押し付ける極端な対戦環境と化している。 12月初頭のアップデートにて以下に挙げられているものは殆ど下方修正が入っており、現在のバージョンでは当てはまらない可能性があるので注意。 + 代表的なバランスブレイカー エディットプレイヤー そもそもの問題として、オンライン対戦でエディットプレイヤーが自由に使用できる事自体が問題という意見がある。 ゲーム中の全選手が持っているスキルやムーブ(技)を自由に獲得してセットできる(*18)ため、強いものだけをセットしたり、複数のキャラから相性が良いものを並べられる。 ディヴィジョンマッチのルールとしてチーム内のコスト制限というものがあるが、「高コストだが比較的弱いもの」「低コストでも強いもの」といったものも自由に厳選できるため、エディットプレイヤーの制限にはなっていない。 そうして特化させたエディットプレイヤーは通常の選手では不可能な戦術が取れ、中には本来のゲーム性を崩壊させてしまうものもある。 例.「超高速で動き回る」「バフをひたすらかけたシュートでどんなGKもワンパン(通常シュートならばスーパーセーブすら不可に)」「タックルのスピリット削りが強すぎてドリブルに読み負けても確定でボール奪取」 そしてゲームシステム的に重要なGKはエディット不可なため、結果として総合的に最強のミューラーやPA外からのシュートに限り最強の若林でさえ、シュート力のインフレに全く追いつけていない環境になってしまっている。 チーム内におけるエディットプレイヤーの人数は8人まで、という制限が付いて全員を埋めるのは不可能だが、むしろ多すぎる。 エディットプレイヤーを作成できないGKを除けばスタメンにはあと2人通常の選手を入れるだけでよいため、同じくバランスブレイカーなスカイラブ要員として立花兄弟を入れたり、強DFのジャンとアルベルトを入れたりすれば簡単に埋まる。 通常のキャラに比べ、セットしているスキルやムーブが分かりにくいという情報アドバンテージも地味だが見逃せない。同じ見た目や名前のエディットプレイヤーで並べて混乱させるという嫌がらせもできる。 スカイラブツインシュート 本作のバランスブレイカー筆頭。本作の連携シュートは該当の選手全員が近くにいないと発動できないという条件がある。 この技の大きな長所として、センタリングから発動可能というものがある。複数選手が必要とはいえ、2段階の溜めが必要なSシュートに比べるとかなり発動しやすい。 さらにシュート自体の威力が完全に調整ミスで、多くのSシュートと同等以上。その分立花兄弟や次藤は攻撃能力は低くしてはあるが…。 しかしエディットプレイヤーも習得可能で、発射台となる次藤の役割を担える。DFの次藤をオーバーラップさせるリスクを軽減できる上、本来の使い手3人のステータス不足をカバーできてしまい、ミューラーすら2発はまず耐えられない威力となる。 そして立花兄弟を入れることに関してだが彼らは非常に広いカバー範囲を誇るブロック「スカイラブブロック」を使用でき、こちらもかなり強い。決してスカイラブツインの一発屋でないことがさらに問題になっている。 アナライズシュート ある意味で、スカイラブツイン以上に問題のある技。 通称「確定位置」と呼ばれる、キーパーのセービングが発生しない撃ち方が存在する(*19)。 これをマスターしてしまったが最後、ブロックが入らなければ確定でゴールできる技になる。撃った選手とキーパーの能力に全く関係ないため、これも本来のゲーム性を崩壊させてしまう。 獲得元となる選手の設定や強さ、「キーパーの苦手なコースに飛びやすい」という説明文からおそらく仕様と思われるのだが完全にやりすぎている。覚えているだけで凶悪なため、エディットプレイヤーでない本来の使い手(*20)でもバランスブレイカー。 おまけにこのシュートもSシュートではなく普通のシュートムーブ、つまり一段階の溜めで撃ててしまう。これではスカイラブツイン同様、Sシュートの立場がない。 総評 テクモ版の影響からか、シミュレーション要素が含まれたゲームばかりであった中登場した『キャプテン翼』の本格アクション。 単純なサッカーゲームというよりも、サッカーを題材としたキャプテン翼のアクションゲームといった印象。それでも試合形式はしっかり練り込まれており、簡単操作ながらキャプテン翼「らしい」サッカーを楽しめる。 グラフィックは言うまでもなく満点である。 ゲームシステムはキャプテン翼「らしさ」だけでなく、細かい部分にまで非常に気合が入った作りであり、ゲーム全体から原作愛を感じられる。 原作ストーリー編、オリジナルキャラクター作成して育成できるオリジナルストーリー編のどちらも魅力的で、試合中に発生するイベントや、特殊なシチュエーションで習得可能な必殺技も数多く存在する。原作を良く読み込んでいることがうかがえる。 問題の多いオンライン環境やゲームバランスなど、欠点もあるがオフラインでも十分に遊べるボリュームになっており、サッカー風のアクションを楽しみたい人、1からキャプテン翼を学びたい人だけでなく、原作ファンにこそおすすめしたい一作。 最初こそロードの遅さやバグが指摘されていたが、現在は度重なるアップデートにより改善されており、良作との評価を獲得している。 余談 公式サイトでは、CHARACTER欄にゲームオリジナルキャラの存在する国のチームを主役とした前日談が掲載されている。 ゲームシナリオ中でも簡単に説明されるが、大会前のオリジナルキャラの背景などが詳しく描かれているため本作のオリジナルキャラクターを魅力に感じたのなら読んでみることをお勧めする。 本作はWin版もSteamで配信されているがいつものバンナム+集英社版権作品の縛り(?)故、日本からは購入もプレイも出来ない「おま国」である。