約 2,749,652 件
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55044.html
登録日:2023/10/16 Mon 16 28 18 更新日:2024/07/01 Mon 14 04 53 所要時間:約 67 分で読めます ▽タグ一覧 キャップ革命ボトルマン コロコロコミック タカラトミー ビーダマン ペットボトル ホビー ボトラー←ではない ボトルバトラー ボトルマン 令和ヒットホビー 星座 ボトルキャップをシュワッと発射!ボトルバトル GO!! ♦概要 ビーダマンの系譜としてタカラトミーから販売され、アニメ展開もされた「キャップ革命 ボトルマン」シリーズ。 本項では実際に販売されたホビーの方に焦点を当てて紹介していきたい。アニメについてはこちら。 改めてキャップ革命ボトルマンとは、タカラトミーから販売されているボトルキャップを発射するホビーである。 平成時代に人気を博したシューティングホビー「ビーダマン」シリーズの流れを汲む後継シリーズであり、 過去のビーダマンのデザインや機能をモチーフとしたボトルマンが登場、更にリバイバル商品も発売されるなどオールドファンが喜ぶ展開も多い。 ♦ビーダマンとの違い 弾がビー玉からキャップに変わったことによる一番の違いはその軽さ。 発射速度が上がり弾が転がったり滑ったりではなく文字通り空中を”飛んで”行くので非常に爽快感がある。 これによって遊びの幅はぐんと広がり、的に高さを持たせたストラックターゲット(いわゆるストラックアウト)、 坂に弾を撃ち込んでジャンプさせゴールに放り込むバスケットなどビーダマンにはなかった遊び方が多く登場している。 ただその分キャップが散らばりやすく、後片づけが大変なのが悩みどころ。 好き放題やると冗談抜きで部屋中にキャップが散らばるのでフェンスを自作するなど何かしら対策を取ろう。100均にあるもので十分賄える。 もちろん形状の違いも大きい。丸かったビー玉と違いキャップには向きがあるので、特に装填にはコツが要るようになった。 キャップの向きを揃えなければならない都合で大容量のマガジンを作ることも難しく、実際に登場したマガジンの容量は大きくても6発。 それでも相当かさばる大型のマガジンになっているし、装填は1発ずつに限られる。 また転がらなくなったことで弾が射線上に留まりやすく、障害物になってしまいやすい側面も。 だが形状の違いが生むのは必ずしもデメリットだけではない。 ボトルマンは基本的にキャップを横向きにして撃ち出すのだが、一部の機体は縦向きに撃ち出すようになっている。 これによって弾の動きに違いが生まれ、目的によって向き不向きがあるなど遊びの幅にも繋がっている。 なお、発射する弾がビー玉でなくなったのはおそらく安全基準の都合。 ビーダマン時代もシリーズを追うごとに発射威力は下がっていく傾向にあったし、そもそもビー玉を弾としていたのは当時家庭にありふれていたものだから。 この令和の世においてビー玉はもはや一般家庭であまり見ることのない代物。これも時代の流れなのだ…。 その点ボトルキャップなら今の家庭にもありふれているうえ、ペットボトルを捨てる際の分別にも繋がる。 もちろんキャップは商品にも付属しているほか、ロゴ入りキャップや特殊キャップの単品販売もされている。 他にもシリーズ開始と同時にNintendo Switchと連動して遊べるセットが発売されるなど、令和のおもちゃとしてしっかり進化しており精力的に遊びの幅を広げる努力がされている。 しかし2020年10月というコロナ真っ只中に開始されたシリーズのため、この手のホビーにありがちな競技大会や対面バトルを目玉にできずやや盛り上がりに欠けている感は否めない。 ビーダマン時代は様々なギミックのシンボルバトルが登場し、それが人気の理由の一つになっていた。 ♦特色 ボトルマンには「パワー」「スピード」「コントロール」の3タイプが割り振られており、それぞれ発射威力、連射、発射精度に優れるが他の分野は劣り気味としっかり差別化されている。 そのうえ外付けの拡張パーツがほぼない(初代)、対応するタイプに適したカスタムパーツしか装備できない(DX)など”何でもできる最強機体”が生まれないような工夫が見受けられる。 これはいろんな機体に触れてほしいというメーカーの方針によるもの。 ビーダマン時代はマガジン、バレルにパワー補助パーツまで全乗せのゴテゴテ機体が当たり前だったのでこのあたりも違いの一つだろう。 Gシリーズになって3タイプ全部載せ自体は解禁されたが、それでも全競技に対応できる万能機体になるわけではない。 商品の形としては組立式だが、ランナーから切り離す工程はなくある程度の大きさのパーツごとに包装されている。 それらを嵌め合わせて作るだけなので組立だけなら10分かからずに終わるだろう。ただしシールが細かくて多いのでそれ込みだと30分ほどかかることも。 この簡単な組立式というのがちょうどよく、程よい工程で相棒を”作り上げる”高揚感が得られて愛着も湧きやすい。 各機体はそれぞれ特定の飲料をモチーフにしていることが推察される…というか誰の目にも明白だが、メーカー公認のコラボ機体を除いてモチーフ飲料は当然明言されていない。 本項では名前や色、機体エンブレムなどをもとにモチーフと思われる飲料を記載しているが、非公式であることは留意してほしい。 基本的にはボトルマン本体が飲み物自体の色のクリアパーツ、アーマーがラベルの色の非クリアパーツであることが多い。 ♦キャップ革命 ボトルマン(プロトタイプシステムシリーズ(*1)) ここからはシリーズごとに触れていく。 まずは1年目、ボトルマン始まりのシリーズ。 2020年10月に各タイプのボトルマン1体ずつとSwitch連動セットが発売。並行してYouTubeにてショートアニメシリーズの配信も行われた。 ビーダマンの後継ということで発売前から注目を集めていたこと、コロナ禍で工場が思うように稼働できなかったことなどが重なって発売当初は品薄が相次ぎ、 転売ヤーの餌食になったどこに行ってもなかなか手に入れられない状況が半年ほど続いた。 このシリーズのデザインはほぼ2頭身で丸っこく、カッコよさとかわいさを併せ持ったビジュアルになっている。まさしくペットボトルの擬人化といった印象。 そのビジュアルにはシールも大きく貢献しているのだが、このシリーズのシールは多い、難しい、耐久性がないという三重苦。 曲面に貼ったり折り曲げたりは当たり前、複雑な形状の角にグルっと1枚のシールを巻く、細かいモールドの溝に沿わせるなどとにかく難易度が高く、ピンセットと綿棒はほぼ必須。 安易に爪や指で押し付けるとすぐに破けるので注意しよう。(1敗) また耐久性で言えばボトルマン本体が非常に脆いのも問題になった。 ABSのクリアパーツ(MABS)を使用しているためあまり強度がなく、それなのにホールドパーツの拡がりを本体で抑えつける構造なのでその部分の破損が相次いで発生。 シリーズ中何度か構造が改良されたが抜本的な解決には至らず、解消されたのは次シリーズになってからであった。 パーツ構成は、「ボトルマン本体」に「ヘッド」「アーム」「フット」という3種のアーマーを纏わせる形。部位ごとに規格が統一されておりカスタムも可能。 ボトルマン本体はパッと見小さくなったペットボトルで、大きさはだいたいヤクルトを一回り大きくした程度。 発射口、装填口、トリガーなど基本的な発射機構を備えており、これだけでもキャップを発射できる。 また本体の上部にはペットボトル同様キャップを取り付けることができ、基本はここに機体のエンブレムが描かれたキャップ(商品に付属)をはめる。 もちろんお気に入りのキャップでドレスアップしてもいいだろう。 ヘッドはほとんど性能に影響はなく、ほぼ見た目用つまり超重要パーツ。 アームはホールドパーツの溝に直接嵌め込む形で装着するため、ほぼホールドパーツと連動する。 発射時にアーム前方を内側に締めることで伝家の宝刀締め撃ちが可能。初期はここに個性となる機能を備えた機体が多い。 フットは機体の安定性に関わり、地味ながら機体ごとにしっかり差別化されている。またシリーズ後期はこちらに機能を持った機体が多い。 ちなみに、パッケージをよく見ると機体名の上に二つ名のようなものが書いてある。 例えばコーラマルなら轟発射不死鳥。たいへんボーイズホビーらしく、心が躍る文字列である。 初代ラインナップ一覧および解説(長いので折り畳み) ●轟発射不死鳥 コーラマル パワータイプ 記念すべき最初の3機のうちの一機で主人公機体。モチーフはフェニックスとコカ・コーラ。 最初の機体らしくオーソドックスなパワータイプ…ではなく、唯一無二の能力を備えたゴリゴリの個性派。 その特徴は右のホールドパーツ内側だけがラバーになっている「ラバーホールド」。 発射の際キャップの右だけにブレーキがかかり、左との抵抗の差によって強烈な右回転を生み出す。 その回転力はすさまじく、ターゲットに当たったキャップは左に跳ね、更に床に落ちてしばらくはシュルシュル…と音を立てて回転し続けるほど。まるでアニメである。 反対側のホールドパーツもしっかり分厚く、発射威力はかなりのもの。 それに加えてアームの「締め撃ちウイング」は後方が幅の広い翼状で握りやすく、名前通りの締め撃ちしやすさでその威力を増強してくれる。 スピンショットの影響でコントロールに難があり、発射威力と引き換えにトリガーが固く連射も難しい。まさしく他の要素をかなぐり捨てたパワータイプ。 その分轟発射の名に恥じない力強さを見せてくれる。 ●連射海龍 アクアスポーツ スピードタイプ ボトルマン初期3機の一機で、最初のスピードタイプ。モチーフはリヴァイアサンとアクエリアス。(*2) こちらはオーソドックスなスピードタイプ。 まずスピードタイプ全体の特徴として、ホールドパーツは内側に小さなローラーが搭載された「ローラーホールド」。 発射抵抗が少なく、少ない力でスムーズに撃てるので連射がしやすい。ローラーが突起の役割を果たすので威力も十分高くなっている。 本機独自の特徴はアームの方。後ろに大きく伸びており付属の「ロングマガジン」を装着するジョイントが付いている。 通常ボトルマンに装填できる弾は一発のみ(*3)だが、このマガジンを付ければ計3発のキャップを装填しておくことができる。 本体ではなくアームにジョイントを持たせることで他の機体の能力と組み合わせづらくなっており、最強が生まれない工夫のわかりやすい一例といえる。 またアームの後方に挟み込むように装着したマガジンは副次的に発射時のホールドパーツ(=アーム前方)の拡がりを抑え、締め撃ちせずとも発射威力を少し強化する効果も。(*4) フットはかかとが他の機体より少し後方へ伸びており、マガジンに弾を装填して重心が後ろに行っても倒れないように工夫されている。 ビーダマン経験者ならこのスタビライザーの重要性はよくご存知であろう。 ローラーホールドの軽快な発射感と合わせた3連射は非常に気持ちよく、つい撃ちたくなる爽快感を体感しやすい名機である。 ●狙撃侍 ギョクロック コントロールタイプ 御三家の1機で、最初のコントロールタイプ。モチーフは侍と、おそらく伊右衛門(*5)。名前の由来は玉露+ロックオン。 まずコントロールタイプ全体の特徴として、アームを装着するとホールドを少し緩めてパワーと発射抵抗をある程度抑制。 無駄な力を籠めずにブレなく発射ができるようになっている。もちろん締め撃ちはできるが、発射時の拡がりを抑える程度に留まる。 本機のアームにはさらに独自の特徴が二つあり、一つは前方に大きく伸びた両手の刀「バレル刀」。 名前どおりのバレル…なのだが、どう見てもキャップよりだいぶ幅が広く実際に弾道を補正してくれるかはかなり疑問。 ただ前方にまっすぐ伸びていることでプレーヤーの視点からボトルマンの向きがわかりやすく、狙いをつけるのには大いに役立つ。 もう一つはアーム後方斜め下に伸びた刀の鞘。この先端が接地してスタビライザーの役割を果たし、幅広のフットと合わせて機体の安定性をグッと高めてくれる。 コントロールというとパワーや連射に比べて地味に見られがちだが、全身が精密ショットに向けて作られたこだわり溢れる機体に仕上がっている。 ●縦回転氷狼(ふぇんりる) ワンダーグレープ パワータイプ 御三家の次に登場したボトルマン。二つ名のとおり最初の、そして初代唯一の縦発射機体である。 ちなみに上記氷狼のルビは実際のパッケージでもひらがな。かわいい。モチーフはファンタグレープ。 縦発射機構のためにボトルマン本体からアーマーまでほぼすべて構造が違う特別仕様で、本体は犬のような胴長の四足型。 顔もちゃんと犬になっており、つぶらな瞳がとてもキュート。通称ボトルワン。 前足、後ろ足のアーマーは完全に専用パーツで、四足なので安定感抜群。 後ろ足「スタビライザーレッグ」の上側は横にも伸びており、握りやすいうえに片手撃ちもしやすく操作性は良好。 ホールドパーツ「ヴァーティカルホールド」は下側のみギザギザがついており、発射した弾にドライブ回転をかけるのが特徴。 本機はパワータイプながら構造上ホールドパーツに干渉できず締め撃ちができないという欠点があるのだが、 このドライブ回転によって発射後に弾が加速するかのような伸びを見せるのでパワー不足は感じづらい。 縦発射特有の欠点として、キャップの上下で径が違うため弾が左右に逸れがちな点は注意。キャップの向きを意識して補正しよう。 後に赤色のリカラー版「紅蓮氷狼(ふぇんりる) ワンダーグレープ炎(ほむら)」も登場。卍解でもしてそうな二つ名である。 ●超連射雷神 ライジングミルク スピードタイプ モチーフは雷神と牛乳。エンブレムは牛乳ビンのフタ風のデザイン。 連射を楽しむため、エンブレムキャップ以外に特殊キャップ「スピードキャップ」が3個も付属している。 スピードキャップとは上面が一部肉抜きされた軽量キャップで、威力は落ちるがその名のとおり弾速に優れる。 通常は頭部用以外に付属キャップは1個だけなので、それと比較すると大盤振る舞いである。なおこのスピードキャップは単品でも同時発売されている。 本機の最大の特徴は何といっても8連射を可能にする超巨大マガジン「インフィニティマガジン」。 雷神の背負う太鼓をモチーフとした形状で、縦も横もボトルマンより余裕でデカい。 それでも容量は6発。装填口に専用ジョイントを噛ませて装着し、本体1個、ジョイント1個、マガジン6個の計8連射が可能になる。 ただ装填口がほぼキャップ1個ちょうどの広さしかなく、装填しにくいのが難点。 その大きさ、重さを支えるためフット後方には巨大な龍の足のようなパーツが伸びている。 驚異の8連射はロマンだが、いかんせん全体的にデカくて取り回しがいいとは言えないのが欠点。 逆にアクアスポーツは全体的に小さく丸く取り回しに優れるので、同じ連射機体でもしっかり差別化ができているともいえる。 次のフウジンブラックと対になっており、合体機能を備える。詳細は後述。 ●超強化風神 フウジンブラック パワータイプ ライジングミルクと対をなすボトルマンで、モチーフは風神とジョージアブラック。 こちらにも1個だが「メタルキャップ」という特殊キャップが付属している。 これは上面に一部メタルパーツを使用し、スピードキャップと逆に通常より重くなったもの。弾速は遅くなるが破壊力がアップしており、こちらも単体でも同時発売。 本機の最大の特徴は通常の倍の長さの「ロングトリガー」。 発射時に腹部を突き抜けるほどの長さのトリガーのおかげで思い切りキャップを押し出すことができ、プレイヤーの押す力次第でパワーを増幅させることができる。 またトリガーが後ろに伸びた分フットの「ヘヴィメタアーマー」も後ろに伸び、最後方には名前通りのメタルのツメを搭載することで安定性をアップしている。 ホールドパーツはパワータイプでありながらローラー付き。押しづらいロングトリガーの発射時の負荷をできるだけ減らすためだろう。 それでもしっかりパワーが出るので、ロングトリガーの恩恵がよくわかる。 とにかくトリガーを押すのが骨なのでコントロールや連射は難しいが、想像以上に力強い弾を発射できるヘビー級のパワータイプである。 ●超合体龍神 龍神ブレンドラゴン マルチタイプ ライジングミルクとフウジンブラックが「ブレンド合体」した姿。コーヒーとミルクをブレンドしたら相性ばっちりというわけである。 両者を単体で購入して合体させるのはもちろんのこと、フウジンブラックと同時にセット版も発売されている。 セット版はシールがキラになった特別仕様で、両者のアーマーももともとラメ入りなのでそれはもうめちゃくちゃキラキラする。 ライジングミルクが前、フウジンブラックが後ろとなって前後で合体し、 両者の本体に装填した2発のキャップをロングトリガーで一気に押し出す「デュアルインパクト」が武器の超大型ボトルマン。 元の2機が単体でも大きめだったので、合体すると割ととんでもないサイズになる。 ミルクの「インフィニティマガジン」はこちらでも使用でき、本体2発マガジン6発の計8発装填でデュアルインパクトを4連射することが可能。 ただしキャップ2発となるとマガジンから流れ込むのに少し時間がかかり、待ちきれずに早めにトリガーを押すとジャムるので注意。一呼吸置いて丁寧に撃とう。 2発も同時に撃ち出すには当然トリガーを押す力がかなり必要になるが、ミルクのローラーホールドがその負担を軽減してくれる。 ほぼ干渉しないが、ブラック側のホールドにローラーが付いているのもこの際万が一にも負荷にならないためだろう。 パワー溢れるデュアルインパクトを連射できるという初のマルチタイプに加えて風神と雷神が合体する巨大ドラゴンと、ロマンをこれでもかと詰め込んだ夢のあるボトルマンである。 ●砲撃海賊 スカルピストル コントロールタイプ フウジンブラックから実に半年ぶりの新型ボトルマン。 モチーフは海賊とカルピス。"スカル"、"ピストル"という別々の単語を並べて間にカルピスの文字を忍ばせ、双方の単語のイメージに合う海賊をモチーフにするというアイデアは実に秀逸。 特徴は発射口前方に伸びた「ショートバレル砲」。 その名のとおりのショートバレルで、今度こそしっかりと弾道を補正してくれる。 取付用のジョイントはフット中央にあり、他の機体にバレルを付けたい場合はフットを本機のものに付け替える必要がある。フットの形自体は少し幅広で安定性高め。 余談だが、本機のフットをアクアスポーツに付けてバレルを装着するとマガジンによる3連射(スピード)、半自動締め撃ちによる発射威力(パワー)、 ショートバレルによる発射精度(コントロール)という3拍子揃った万能ボトルマンになる。 カラーが同じ青系統で違和感が少ないのも嬉しい。バレルを付けてもなお小さめで取り回しもよく、非常におすすめのカスタマイズ。 ●地鳴三ツ首獣 ケルペプス パワータイプ モチーフはケルベロスとペプシ。 本機もフットに個性があり、下向きに射角を調整できる「ドロップフット」を持つ。 爪先を支点にかかとが浮いて機体を前に傾けることができ、フット後方の追加パーツを動かすことでその角度を5°または10°で固定できる。もちろん水平にもできるので計3段階調節。 ボトルマンはキャップが軽すぎて弾が上へ浮いてしまうことがあるのだが、下を向くことでそれが抑制できる。 またヘッドの下部、発射口のすぐ上にあたる部分が少し前に伸びており、ここでもキャップが浮くのを防いでくれる。 ちなみに本機はパワータイプのはずなのだが、なぜかアームにはコントロールタイプと同じくホールドを拡げる突起が付いている。 ●超機動火竜 サラファイア スピードタイプ ボトルマン1周年の大型セット商品「サラファイア&ブラストボス大討伐セット」で登場した新型スピードタイプ。モチーフはサラマンダーとキリンファイア。 もう一つの「暴走巨大龍 ブラストボス」の方は大型の電動ターゲットでありボトルマンではない。モチーフというほどでもないが名前はクラフトボスから。 電源を入れるとランダムに左右に曲がりながら走行し、ボディの左右を撃つとそれぞれ1発目でアーマーが外れて中の弱点が露出、 左右の弱点に1回ずつ弾を当てれば電源が落ちて討伐完了。討伐の合図に首がガクッと下がる。パッと見で終わりがわかりやすく達成感も得られる良演出。 サラファイアはこのブラストボス討伐に合わせた機体なので、スピードタイプと言っても今までのような連射ではなくボトルマンそのもののスピード、すなわち機動力に重きを置いている。 左右に大きく伸びたフットにフリー回転するボールが付いており、これが転がることで移動が非常にスムーズ。またその大きさで指を沿わせやすく安定性にも繋がる。 正直少々地味なボトルマンなのだが、本機の最大の特徴はなんといっても… ●プレミアムサラファイア コントロールタイプ ブラストボスとの合体機能。ボトルマン史上2機目の合体機である。 とはいえブレンドラゴンのような複雑な合体ではなく、ブラストボスの背中にサラファイアを固定するだけ。 言ってしまえばブラストボスを超巨大なフットとして扱うわけである。 ちなみにエンブレムキャップもちゃんとプレミアムサラファイア用のものがあるので、合体時にはぜひ付け替えてあげよう。 ブラストボスの首が弾道を補正するレールになり、サラファイアの発射口と滑らかに接続されバレルの役割を果たす。これが合体後はコントロールタイプになる所以。 また元が電動ターゲットであるため中の電池やらモーターやらでずっしりと重く、走行用のゴムタイヤがグリップになるので抜群の安定性を誇る。発射ブレはまずないと言っていい。 ただ、難点もまたその大きさと重さ。向きや位置を変えるのも一苦労である。 翼が装填口の左右を覆うので装填しづらい、ブラストボスの高さの分発射位置が高くなるなど癖も強く慣れは必要。 地味な機体かと思いきや合体で一気に超個性的になる面白いセット商品。 2機目の合体機ながらしっかりと差別化されており、大型でありながら渋めなコントロールタイプというのも新しさを感じるポイントだろう。 ●超速射鮫(シャーク) サーメッツ スピードタイプ 続けて登場したスピードタイプのボトルマンで、今回は連射機体。モチーフは鮫とメッツ。 また緑の鮫ということでスーパービーダマンの「ノーチラスポセイドン」もモチーフになっている。 特徴がアームとトリガーの2か所にある。まずは「ダブルスプリングトリガー」。 その名のとおりバネが左右に2つ付いており、その分発射後の戻りが早く素早い連射が可能。 …というものの、コンマ数秒の違いなのでなかなか実感できないというのが正直なところ。 実はこのトリガーはノーチラスポセイドンのオマージュ要素。 本家はトリガー自体が左右に分割されており、両手で交互に押すことでものすごい連射が可能という代物だった。 厳密にはもっと複雑な変態機構なのだが、詳しくは調べてみてほしい。 アームの方は「サーバーアーム」。実質本機の特徴はこっち。 アームが後方まで伸びて装填口の下と横に沿う形状になり、2発目の装填が可能になるもの。 弾数こそ少ないが既存のマガジンと違って放り込むようにキャップを置くだけで手軽に装填できるのが利点。 連射機体も3機目ながら、しっかり前の2機との差別化ができているうえ非常に実戦的で優秀な機体。 パワーも備えたアクスポ、とにかく連射のミルク、扱いやすさ全振りのサーメッツ。好みや用途に合わせてチョイスしよう。 ●デュアルゴールド マルチタイプ 2021年末に発売された「ランダムコレクション Vol.1」のレアとして登場したボトルマンで、モチーフはリアルゴールド。 名前どおり全身金色でいかにもレア感がある。メッキや塗装はないからぶっちゃけ黄色っぽい ランダムコレクションとはその名のとおり中身がランダムで、買って開けてみるまでラインナップのうちどれが入ってるかわからないブラインドグッズ。 ボンバーマン型ビーダマン時代にも年末年始に「福箱」というランダム商品を販売しており、それをオマージュしたもの。 他のラインナップ(カッコ内はモチーフ)は「コーラマルエナジー(コカ・コーラエナジー)」 「アクアスポーツシールド(アクエリアス乳酸菌ウォーター(*6))」「ギョクロック4G(ほうじ茶)」。 御三家がそれぞれモチーフに合わせたカラーリングになっているほか、全員1か所ずつアーマーがマイナーチェンジ。 更にデュアルゴールド含め「強化ホールドパーツ」と称してホールドパーツが改良されており、発射威力を向上しつつ撃ち出しもスムーズになっている。割ととんでもない進化である。 デュアルゴールドの話に戻るがこいつのアーマーはすべて先述のマイナーチェンジされたアーマーで、 ヘッドはコーラマル、アームはアクスポ(マガジンは付属しない)、フットはギョクロックのもの。 全身新規パーツでそれを各自に割り振ったとも捉えられるが、それぞれのデザインが御三家寄りなのでそこまで新規感はなかったりする。 ホールドパーツはローラー付きのもので、強化されてローラーが大型化している。トリガーパッドはギョクロックと同じ。 マルチタイプと言いつつこのままでは目立った特徴がなく、正直に言うと器用貧乏感が否めない。アクスポのマガジンが付けられるので、使うなら装着を推奨。 余談だが、このランダムコレクションに付属するエンブレムキャップは全員共通で「福」の字が描かれている。 この字をよく見ると ボ ト ル マ ン という5文字をうまいこと配置して福という字を作っている。実に芸コマ。 ●超精度騎士(ナイト) スパークリングナイト コントロールタイプ 先述のランダムコレクションと同時発売の「ダブルスパークリングセット」に収録。名前どおり炭酸水モチーフの新ボトルマン2機のセット商品である。 こちらのモチーフは聖騎士とウィルキンソンタンサン。 更にバトルビーダマンの「ナイトキャバリー」もデザインのモチーフとして開発スタッフが明言している。 また本機は初代ボトルマンの特徴であった瞳が描かれていない。西洋鎧風のヘッドの隙間からぼんやり光っているような無機質な目が覗き、これはこれでかっこいい。 本機の特徴はトリガーとフットのセットで発揮される「レールトリガー」。 トリガーパッドが下に細く伸びてフット後方に伸びた細長いレール状の溝に収まり、トリガーを押す際に左右ブレが起こらず精密なショットが可能。 レールの分接地面が広く安定性も高い。 またフットのかかとあたりは横にも伸びてグリップになっており、アーム(≒ホールドパーツ)を触らずに発射ができるので更に左右ブレの心配が減る。 一切締めないショットによって発射感が軽いのも嬉しい。 ただしジョイントの構造上その状態でトリガーに上方向の力が加わるとフットが外れる恐れがある。打つときは気持ち下向きに力を込めること。 精密ショットを狙ううえでトリガーのブレというのは避けられない問題なので、それを補助してくれる本機のレールトリガーはなかなか優秀。 発射した弾を補正するのではなく発射そのものを補助するという形で、他のコントロールタイプとの差別化もしっかりできている。 ●強化翼魔人 タンサターン パワータイプ 「ダブルスパークリングセット」のもう一つの収録機体で、モチーフは悪魔とザ・タンサン。 こちらも瞳がなく、悪魔の怖さが表現されている。相変わらず頭身は低いからかわいいけど。 本機の特徴はアームおよびそこに取り付ける「パワーウイング」。 アクスポのマガジンと同じ機構で専用の四角いパーツを取り付けてアーム後方の間隔を拡げ、結果的にアーム前方を狭めることで自動的にホールドパーツを締めてくれるというもの。 マガジンと比べるとこちらの方が挟むパーツの幅が広く締め付けが強烈。 新品のキャップだと大人でも発射に苦労するほど強力な締め付けであり、その分威力も今までのパワータイプとはケタ違い。 発射音やターゲットに当たった音からして明らかに違うレベルである。 ホールドパーツはスパークリングナイトと同じなので、両者のパワーを比較するとコントロールタイプのアーム および本機のパワーウイングの双方がしっかり働いていることがよくわかる。 ただただパワーが強いというシンプルな特徴ながら、その威力が圧倒的過ぎて多くのボトルバトラーを虜にしたロマン機体。 パワーだけ見れば、次世代機が登場してもなおしばらくは上位に君臨し続けた名機である。 ●広角砲獣王 C.C.レオン コントロールタイプ 初代ボトルマン最後の商品かつ、モチーフ元のC.C.レモン公認という大きなインパクトとともに登場した新型ボトルマン。 C.C.→獅子、レモン→レオンでライオンモチーフとこれまた秀逸なデザインである。黄色というのもピッタリ。 公認だけあってエンブレムもほぼまんまで、本物のキャップと並べるとパッと見で見分けがつかないレベル。 特徴は「コースナビフット」。フットの後方に目盛りの付いた分度器のような追加パーツが付いており、かかと中央がその目盛りを指す針のようになっている。 追加パーツを固定しつつ本体の向きを細かく調整し、目盛りを目安に再現性のある角度でショットが撃てるというもの。 再現性というものの、そのためには自分の位置もターゲットの位置もまったく同じ状況を再現する必要があるためそこまで現実的ではなかったり。 どちらかというと角度を微調整できることの方が役に立つ場面は多いだろう。 少々地味ながら個性的な機能を持ったボトルマン。 だが性能以上にやはりC.C.レモン公認、ライオンモチーフといった部分で人気の機体である。 ♦キャップ革命 ボトルマンDX ボトルマン2年目(*7)のシリーズ。 DXはデラックス…ではなく「ドリンクロスシステム」の略。本シリーズの機体はすべて名前の最後にDXを冠する。 また本シーズンのアニメは地上波で放送された。よりによって戦隊&ONE PIECEの真裏という超絶不利な時間帯だったが 冒頭はこのアニメ2期のキャッチコピーである。 ドリンクロスシステムとは、星座をモチーフとした形態に変形したアーマー「星獣アーマー」と、 構造を一新し名称も変わったボトルマン本体「コアボトル」が合体することでボトルマン形態になる…という新システム。 ただこのシステムは正直アニメ的設定の面が大きく、実際のホビーにおいてはボトルマン形態をベースとして設計されているため星獣アーマー形態に無理があること、 星獣アーマー形態で何か遊べるわけではないことなどから最初からボトルマン形態で組む人が多いと思われる。 付け替え変形自体は凄いことではあるのだが…。 構造もデザインの方向性も初代から大きく変わっており、パーツの互換性はなし。レギュレーションは変わらないので初代と並べて遊ぶのは特に問題ない。 また本シリーズからカスタマイズ性を前面に押し出しており、箱や説明書に公式のカスタマイズ例が掲載されているほか共通ジョイントのマガジンやバレルも登場した。 ただしこれらは何にでも付けられるわけではない。詳細は後述。 デザインは全体的にエッジが効いて少し頭身が高くなったほか、基本的に瞳を持たなくなった。 結果かわいさもあった初代とは異なりカッコよさに大きく振り切っているといえる。 シールが丈夫になったのも地味ながら嬉しいポイント。 ボトルマン本体改め「コアボトル」はペットボトルが後ろに寝たような向きに変更。 キャップ部分がトリガーのジョイント(接続方法もキャップと同じ)になり、トリガーのカスタマイズが可能になった。 この構造の変化によって前シリーズを通して悩まされ続けた本体の強度の問題が大きく改善。 普通に遊ぶ分には破損する心配はほとんどないと言っていいだろう。過度の締め撃ちなどをすれば話は別だが。 性能面ではコアボトルがボトルマンのタイプを決定付けるようになり、それぞれのタイプごとに本体およびホールドパーツに違いがある。 パワータイプはホールドパーツ外側に締め撃ち用の突起があり、そこに干渉できるアームに限り締め撃ちが可能。 スピードタイプは変わらずローラーホールド。だがローラーが上下2つ(パーツとしては一体)になり、キャップに接触する面が増えて弾道が安定しやすくなった。 またこのタイプの本体のみ装填口にマガジン用のジョイントがある。 コントロールタイプはノーマルホールド。今回はパワータイプとしっかり差別化され、厚みがなく発射威力は控えめだが一体成型かつ幅が広いので安定性は一番高い。 またこのタイプの本体のみ発射口にバレル用のジョイントがある。 組み上げる前はホールドパーツと本体がバラバラなのでマガジン用ジョイントのあるスピードの本体にパワーのホールドという改造ももちろん可能。 最初はレギュレーションで禁止されていたが、シリーズ終盤に公式でそういった組み合わせの機体が登場して解禁された。 ただし一度組んだコアボトルを分解するのは破損の恐れがあるので非推奨(1敗)。 やるなら新品を買って、組むときに組み合わせを変えておこう。 アーマーで違いが大きいのはアーム。ジョイントがホールドパーツと別になったので基本的にホールドに干渉できず締め撃ちができなくなった。 締め撃ちが可能になるのはパワータイプのホールドと特定のアームを組み合わせた時のみであり、その特定のアーム以外は露骨にホールドパーツを避けつつ覆う形になっていて干渉できない。 当然締め撃ちなしでもある程度威力が出るようになっているのでそこは安心していただきたい。 アームを外してしまえば直接指で締めることができるが、これは明確なレギュレーション違反。 締め撃ちできなくなったのはデメリットではあるのだが、 初代では発射の際必然的に指を添えることになるアームがホールドと一体なので 左右の指の微妙な力の差がそのまま弾道に影響し、まっすぐ撃つことすら難しいという問題もあった。 今回で普通に撃てばまずまっすぐ弾が飛ぶようになったので、発射の手軽さというメリットにもなっている。 そして手軽さで言えばホールドパーツの改良で発射が非常にスムーズになったことも大きい。 威力は高いのに発射時のいわゆるギチギチ感が一切なく、先述のアームの改良と合わせて持ち方にも力の込め方にも気を使う必要がなくなったのでとにかく発射が楽。 全然力を込めていないのに威力のある弾が撃てるので、”一発撃ってみたくなる楽しさ”をより感じやすくなり遊ぶハードルがグッと下がった。 またギチギチ感の解消はホールドパーツへの負担の減少、ひいては本体への負担の減少に繋がり破損の心配が少ない一因ともなっている。 ヘッドには性能面での変化はないが、コアボトルにエンブレムキャップを付ける場所がなくなったので基本ここに取り付けるようになった。 回して付けるのではなく専用のジョイントに嵌め込む形。機体によってはアームに取り付けるものも。 フットも機能として大きくは変わらないが高さの概念が生まれ、パーツによって高さが低中高の3段階に分かれている。 他に細かい違いとして、初代では商品に同梱するキャップが基本エンブレム付きキャップ2個(本体用と発射用)だったのに対し DXではエンブレム付きキャップ1個と無地のキャップ(公式ではブレットキャップと記載)1個になった。 また、初代のパッケージにあった強そうな二つ名はDXからはなくなってしまっている。非常に残念。 DXシリーズラインナップ一覧および解説(長いので折り畳み) ●コーラマルDX パワータイプ 2世代目の最初を飾るのはもちろんこの機体。主人公機で鳳凰座のボトルマン。 初代コーラマルから各所の大まかな特徴は変わらないものの、DX全体のデザインの変化に伴ってシャープになりヒーローっぽさが増した。 性能の特徴も変わらず、「ラバーホールド」によるスピンとアームの締め撃ちによる強力ショットが持ち味のパワータイプ。 ホールドパーツのラバーはパッケージや説明書では右側についており右回転のスピンショットが基本だが、 ホールド内側が別パーツになっているのでラバーを左に取り付けて左回転機を作ることも可能。 また複数購入してホールド両側をプラパーツにするのもOK。この場合スピンショットはできないがその分コントロールしやすくなる。 アームは「CMウィング」と「CM締め撃ちアーム」(*8)の2パーツ構成。ウィングは先代同様大きく広がっているおかげで握りやすい。 締め撃ちアームはその名のとおり、アームを外から締めることでパワータイプのホールドパーツなら締め撃ちが可能。 DXにおいて締め撃ちができるアームは本機と後継機のもののみで、コーラマル系の専売特許となった。 先代コーラマルの特徴をそのまま引き継いでDX化した安心と信頼の一機。 コンセプトが変わらない分初代からDXでのシリーズそのものの進化がわかりやすく感じられる。 特にホールドの進化によって先代より撃ちやすいのにより威力があるというのは多くのボトルバトラーに衝撃を与えた。 ちなみに、DX御三家と同時にファイティングフェニックス25周年を記念、オマージュしたリカラー品「ボトルフェニックスDX」が発売されている。 「ファイティングフェニックス」はスーパービーダマンの主人公機で、逆三角配置の3本爪のうち下爪にラバーを搭載し弾にドライブ回転をかけることができるビーダマン。 回転方向こそ違えどコーラマルもラバーの爪が特徴の主人公機であり、繋がりは深いと言えるだろう。 ●アクアスポーツDX スピードタイプ 今期もシリーズ開始と同時に登場した元祖スピードタイプ。水瓶座のボトルマン。 こちらはDXになってデザインが大きく変わっており、人の顔がなくなってヘッドパーツが海龍そのものになった。ボトル”マン”とは? 性能のコンセプトは変わっておらず、付属する「ASショートマガジン」を取り付けることで3連射が可能になる。 ただマガジンが少々短く、3個目のキャップが半分近くはみ出してしまうので注意。 マガジンは先述のとおりスピードタイプのコアボトルの装填口に取り付けるため、今回はアームに特別な機能はない。 またこのマガジンは複数あれば連結が可能で、2個目以降はマガジン1個足すたびに装填できるキャップが1個増える。 事実上無限に連結できるがレギュレーション上許されるのは自立できる範囲まで。 背が高いのも特徴なのだが、フットが上下2パーツ構成で結合部に若干遊びがあるせいで前後に傾きがち。 上に向くと背の高さと合わせてターゲットの上をかすめてしまうこともあるので、気持ち下に撃つ意識を持っておくといい。 性能はスタンダード、かつ見た目の変化でDXの進化を感じさせてくれる2代目アクアスポーツ。 発射の楽なDXにおいてもローラーのおかげで殊更にスムーズな発射が可能なので3連射もらくらく。 ついつい無駄に連射してしまう気持ちよさである。 ●ライフルガーディワンDX コントロールタイプ DXシリーズ開始と同時に登場した御三家のコントロールタイプ…なのだが、なんとギョクロックではなく新型。 モチーフはライフガード、猟犬座のボトルマン。 ヘッドにキャップを付けるところがなくその分めちゃくちゃ小顔で、フットも背が低く非常に小さい。 逆にアームは左手側にキャップを嵌められるため大きめで、付属の「LGショートバレル」と合わせて上下に短く前後に長いという今までにないシルエットを持つ。 まさしくライフルのような出で立ちでこれまたDXの新しさを強く感じさせる。 両アームの後方には地面に伸びる支えがあり、バレル自体もガーディワンの足の高さに合わせた接地面を持っているため安定感は抜群。 またショートバレルはアクスポのマガジン同様連結が可能。 欠点はとにかくパワー不足なこと。距離を開けるとターゲットを倒せないことすらあるので、 発射の際はトリガーを押す速さを意識して少しでもパワーを補う必要がある。 ●C.C.レオンDX スピードタイプ 前シリーズ最後の機体がDX御三家の次に登場し早くもDX化。当然担当は獅子座。 コロナ禍の影響か御三家発売から3か月も空けての新商品となった。 先代はコントロールタイプだったがDXではスピードタイプに。 見た目もヘッドから人の顔が消えて獅子の頭になったうえ、横発射なのに4つ足型とどこをとっても前シリーズと違う衝撃のボトルマンになった。 4つ足型ながら規格はすべて通常の機体と共通で、コアボトルも何の変哲もないスピードタイプ標準のもの。 言ってしまえばアームとフットが一体型かつ後ろに大きく伸びているだけである。見た目が違いすぎてどうしても戸惑うが。 最大の特徴は「CLクイックローダーマガジン」。 4つ足の巨体の左右にバズーカを思わせる大きく長いストレートマガジンを2個携えており、 これを装填口に取り付けたジョイント兼ショートマガジンに接続することで中身を装填、 打ち終わったら外してもう片方を接続し装填…という独特な機構のマガジンである。 ストレートマガジンの口には弾が落ちないようロック機構が付いており、ジョイントに接続すると同時に自動でロックが外れて弾がなだれ込む。 この都合でジョイントとマガジンの接続の向きが決まっているので注意すること。 本体に刺さっていた側、穴の開いている方が上になると覚えておこう。 左右のマガジンにそれぞれ4発ずつ、本体+ジョイントで2発と計10連射が可能。 装填方法が複雑なので慣れは要るが、決まればめちゃくちゃ気持ちいい。 ちなみに左右に4つずつ→4 4→しし(獅子)、合計10(獣)連射など性能とモチーフをかけているらしい。 コツとして、クイックローダーを本体に装着したままだとそれが邪魔でトリガーが押しづらいので 片手撃ちする手の方のマガジンは真っ先に外して装填してしまうといい。 このマガジンの機構とライオンモチーフで、こいつはバトルビーダマンの「アクセルレオン」をオマージュしている。 タイプ変更もオマージュを優先した結果だろう。ぶっちゃけ先代のコースナビフットは評判も微妙だったし アクセルレオンは「スピードローダーマガジン」という名称で似た機構のマガジンを搭載していたビーダマン。 後にカラーリングもオマージュした「C.C.アクセルレオンDX」がランダムコレクションVol.3のレアで登場している。 余談だがこのランコレ3、アクセルレオンの箱だけ明らかに重すぎて店頭でのサーチが余裕というとんでもない代物だった。 そのうえでレアの封入率は非常に悪かったため、転売ヤーに目を付けられサーチして買い占めからの高額転売が横行することとなってしまった。 ●レイドブレイブDX パワータイプ DXでもやはり登場した縦撃ち機体。モチーフはレッドブル、牡牛座のボトルマン。 C.C.レオンDX前の3か月の遅れを取り返すかのように本機と同時に新ボトルマン単品4機、 更に別の新型2機を同梱した大型セット商品が同時発売されている。加減しろ莫迦! 縦撃ちなので今回もコアボトル、アーマー共に専用品。 最大の特徴は下側の爪にラバーを搭載した「ラバーホールド」。 ワンダーグレープ以上に強烈なドライブ回転がかかり、厚みも増してパワーもかなり上がっている。 それでいて撃ちやすさはDX準拠。そのドライブ回転の凄まじさたるや、ターゲットに当たった弾が跳ね返ってもう一度前進するほど。 アーム部分にあたる「RBボディ」には裏技があり、なんと左右逆に取り付けることが可能。フットは元の向きのままでOK。 ボディは前方が盛り上がった形状なのだがこうすると前後も逆になり、後方が盛り上がるので指を引っ掛けやすく保持しやすくなる。 ただしキャップに指をかけるとズレることがあるので注意。 これは公式も認めている使用法であり、見た目の違和感もほぼないのでこだわりがない限りはこの状態での使用がおすすめ。 実は装填口左右にジョイントがあり、後に登場する「ドラゴジーナDX」から翼の一部を譲り受けてマガジンとして装着することで3連射が可能になる。 レイドブレイブ、翼を授かる…というモチーフ元のキャッチコピーを捩ったネタだろうが、実際非常に有用。 ●ドクペピオンDX スピードタイプ レイドブレイブと同時発売された新型のうちの1機。モチーフはドクターペッパー、蠍座のボトルマン。 ドクペと毒の組み合わせである。確かに毒々しいイメージはなくもない 片手撃ちでの連射を追求した機体であり、各所に設けられた共通のジョイント穴とそこにつける大中小のフックで好みの持ち手を作って保持力を高めることができる。 またトリガーは横から見ると四角状で中に指を入れられ、トリガーを押すだけでなく引くことができるので バネの反発を待たずに自力でトリガーを戻して素早く次弾の発射に移れるようになっている。 片手撃ちがコンセプトでトリガーの形も近いことから、 後にスーパービーダマンの「ワイルドワイバーン」をオマージュしたリカラー版「ボトルワイバーンDX」がランダムコレクションVol.2のレアとして登場。 こちらは頭のフックがない方がより元ネタに近いビジュアルになる。 このボトルワイバーンDXは厳密にはドクペピオンと少し違い、スピードタイプのコアボトルながらホールドがノーマルホールドとなっている。 これはワイルドワイバーンのホールドが4本爪というコントロール向きの性能をしていたことの再現。 他のランコレ2のラインナップもすべて強化コアボトルと題してコアボトルとホールドパーツのタイプの組み合わせが異なり、 同時に他の機体でも新規で組む際の組み合わせの変更が許されることとなった。 余談だがランコレ2もサーチが可能だった。パッケージ裏に刻印されたロットナンバーが5種あり、 それぞれ中身の5種に例外なく対応していたのである。…あまりに杜撰すぎやしないだろうか。 しかもランコレ3の時も根本的には改善しておらず、粘着性の強いシールでロットナンバーを隠すという無理矢理な解決策をとっていた。 先述のとおりレアだけは別方面でサーチが余裕だったわけだが。 ●アースローラーDX コントロールタイプ 大量同時発売されたうちの1機。モチーフはアセロラドリンク、蟹座のボトルマン。 ただカニイメージを優先してかカラーはオレンジで、アセロラ感は少々薄い。 「ERローリングフット」「ERローリングアーム」と双方に横方向のローラーを装備し、カニのごとく横移動が得意という特徴を持つ。 アームは大きなハサミ状で斜め下に伸びており、接地部分にローラーを装備。 フットはローラー部分までかなり横に伸びて安定性を確保。高さはふつう。 計4つのローラーだけで接地している状態だがその4点にしっかり間隔が空いているためかなり安定している。 そしてこのローラーがただの嵌め込みプラローラーながら非常にスムーズで、走行感は車のおもちゃにも負けないレベル。転がすだけでも楽しい。 ●ケルペプスDX パワータイプ 大量同時発売の中の大型セット商品「DXカスタマイズセット」に収録された新機体。天秤座のボトルマン。どこに天秤要素があるのかは…アームのグリップ部分だろうか? なんとカラーリングが先代の黒からシルバーに変わった。ステッカーの非対称な赤青は同じ。 アニメでの使い手の名前が「シマン」であることから、ペプシマンをイメージしたカラーだと思われる。 タイプこそ先代と同じだが性能も大幅に変化しており、通常より前後に長い「デュアルコアボトル」を用いた2発同時発射が持ち味。 前シリーズの大型合体機ブレンドラゴンの性能を単体で実現している。 2発のキャップを同時に撃ち出すため、トリガーはブレンドラゴン同様非常に長い「KPロングトリガー」。 コアもトリガーも長くてまともに保持できないので、「KPアーム」が後方にかなり伸びてグリップになっている。 結果コアボトル、トリガー、アームの3パーツ揃って初めてデュアルインパクトが可能になる。 デュアルインパクトの負荷軽減のため、ホールドはパワータイプにしてはあまり厚みがないものになっている。 全体的に後ろに長いのにフットの形状が普通で後ろに支えがないので、気を付けないと発射の際に後ろに倒れてキャップが遥か上空に飛んでしまう。 そもそも押しストロークが長いのもあってコントロールにはかなり慣れを要する難しい機体。 この対策としてオススメなのが本セット同梱の「マガジンスタンド」。 コアボトルのトリガー取り付け部手前に嵌める形で装着し、名前どおりマガジン装着時に後方に倒れないようにする補助パーツ。 本機の問題点も要は後ろに倒れることなので、同じように支えてくれてかなり撃ちやすくなる。 ケルベロスで2発同時発射ということでこいつもビーダマンをモチーフとしており、 モチーフ元はスーパービーダマンの「ケーニッヒケルベロス」。目の造形もかなり寄せている。 後に色までオマージュしたカラバリ品「ケーニッヒケルペプスDX」が販売された。 ケーニッヒケルベロスは黒い機体であり、このオマージュ版を出すために通常版のカラーをシルバーに変更したものと思われる。 またアニメでのケルペプスDX使用者の苗字が「伊獣院」なのもケーニッヒケルベロスの使用者「伊集院圧政」のオマージュ。 ボトルマンの中でも特に元ネタリスペクトの強い機体である。 ●アヤワシDX スピードタイプ 「DXカスタマイズセット」に収録されたもう一つの新機体。モチーフは綾鷹、鷲座のボトルマン。 新機体ではあるがいわゆるリデコであり、アームとフットはコーラマルDXと共通でヘッドもマイナーチェンジ程度の違い。 綾鷹はコカ・コーラ社の商品だし鷲と鳳凰で鳥繋がりもあり、そのあたりのモチーフ選びはさすがと言ったところ。 見た目こそコーラマルに近いが性能は全く違うスピードタイプ。「AWレバートリガー」が最大の特徴で、 てこの原理を利用した特殊機構の大型トリガーによって押す力が少なく済むうえ戻りもめちゃくちゃ早い。 更にセット同梱の「ロングマガジン」を装備すればそれだけで5連射が可能になり、このマガジンとトリガーでの鬼のような連射を得意とするボトルマン。 ちなみにロングマガジンはASショートマガジンと装備・連結の規格が共通。 「CMウィング」「CM締め撃ちアーム」は今回ローラーホールドなので締め撃ちこそできないが、大きなウイングが非常に持ちやすく有用。 フットの安定感もばっちり。先述のマガジンスタンドを付ければより安定する…というか本来はこっち用のパーツである。 ただこいつのレバートリガー、戻りが早すぎて次弾が流れ込む前に2発目のトリガーを押してしまいジャムることが多いという欠点がある。 そこの待ち時間を考えると通常のトリガーと比較した優位性は薄かったり。 そこで意外といいのがコントロールタイプに装備させる活用法。 先述のとおり発射に必要な力が少ないので本体ブレの抑制になるうえ、構造上トリガーブレも一切起こらないので精密ショットにかなり役立つ。 ちなみにこのセットにはケルペプスとアヤワシのパーツのほかにコントロールコア、緑のコーラマルDXのヘッドとトリガー、 ロングバレルが付属しており、アヤワシからの組み換えで緑の「コーラマルDXコントロールコアカスタム」が組めるようになっている。 新規パーツの「ロングバレル」はLGショートバレルの倍ほどの長さを誇り、装備・連結の規格も共通のカスタマイズパーツ。 こいつも接地面を持ち安定感が高いほか、接地パーツを付ける位置でフットの3種の高さすべてに対応している。これはマガジンスタンドも同じ。 ●アロサイダーDX コントロールタイプ 大量同時発売最後の1機。モチーフは三ツ矢サイダーとサイ。射手座のボトルマン。 「ACアロー」というアーチェリーの弓のような形の追加パーツが特徴で、これを取り付ける位置によって3種類のモードチェンジが可能。 両肩に取り付ける「アローグリップモード」はコーラマルの翼のように肩が横に大きく伸びてグリップになるので 非常に持ちやすく、しっかり構えて撃つことができる。パッケージではこの形態。 両アーム前方に取り付けて大きく前に伸びる形になる「アローバレルモード」は、 バレルと言いつつ間隔はかなり広いのでギョクロックのバレル刀のように狙いを付けやすいという効果がメイン。 フットに取り付ける「アロースタビライザーモード」はフットが後ろと横に伸びるので接地面が広くなり、機体の安定性が大きく向上する。 そしてこの3モード、それぞれの取り付け位置が干渉しないのでACアローを3つ用意すれば全部盛りの「トライアローモード」が実現できる。 当然3つ買ったうえでアローのないこいつアロナイダーが2体も生まれてしまうが。 3モードすべてコントロールタイプなのだが、それぞれの効果の違いがしっかりと感じられてコントロールの奥深さを知ることのできる機体である。 ●タンサターンDX パワータイプ あの初代最強のパワータイプがDXになって帰ってきた。悪魔らしい山羊座のボトルマン。 先代と同じパワータイプながら性能はガラリと変わっており、「TSブーストウイング」「TSブーストフット」に装備された前後方向の4つのローラーで 発射時に機体を前に押し出す「超加速(ブースト)ショット」が得意なボトルマン。 これはバトルビーダマンの主人公、大輪ヤマトの必殺技「ブーストマグナム」のオマージュ。残念ながら火花が出たり弾が炎に包まれたりはしない ホールドパーツの厚みはコーラマルDXと変わらず威力だけなら先代も負けていないが、 圧倒的に撃ちやすいうえ超加速(ブースト)ショットをマスターすれば先代を凌ぐパワーショットが可能。 「TSブーストウイング」にはキャップを嵌められる穴が開いており予備弾の装備が可能だが、翼が非常に大きいのでキャップを付けるとかなり保持しづらい。 そもそもそんなところに予備弾を付ける優位性もそこまでないので、おまけ機能程度に考えておこう。 先代から毛色は変わったものの超加速(ブースト)ショットもこれはこれでロマンが溢れており、 別方向でパワーを追求しつつDX化で扱いやすくもなった実用的な機体に仕上がっている。 ●コーラマル・エナジーDX パワータイプ 主人公機であるコーラマルDXがパワーアップした姿。後述のギミックにより大型化し、強みである締め撃ちが強化された規格外のパワータイプ。 なお、名前こそ被っているが前シリーズのランコレに登場したコーラマル・エナジーのDX版というわけではない。あくまでコーラマルDXからの進化である。 最大の変化はウィングとアーム。「CMEクロスウィング」はその名のとおり、後ろから見るとX状にも見える上下2対の大きな翼。 上側の翼は先代より大型化して大人の手で握りこんでもしっくりくるサイズに。 更にもう1対の下方向に伸びた翼は先端で接地。厚みを増して握りやすくなっただけでなく機体の安定性も大きく向上した。 接地部分は別パーツになっており、これを付ける位置でフットの高さと合わせることができる。 そして本機の真骨頂、そんな上下の翼に挟み込まれた「CMEキャノンサスアーム」。 前方の爪こそ先代と大差ないが、その後ろには巨大なバネを装備。 このバネは縮んた状態であり、常に伸びようとして爪にテンションをかけることで自動的に強烈な締め撃ちを行ってくれる。 もちろんそこから更に自分の手で締めることも可能。 加えて「ラバーホールド」の厚みも先代より増しており、この相乗効果で弾の威力もスピンも超強化。 ターゲットにヒットしたキャップが横に吹っ飛ぶ様はもはや跳弾と言って差し支えない。 当然パワーもすさまじく、有志のビースピを使用した計測によると締め打ちした本機の弾の初速はゆうに30km/hを超えるという。 いくらキャップが軽いとはいえ、およそ一般販売されているホビーが出したとは思えない数字である。 なお、先代同様組む際にホールドパーツ内側を変えて左回転や両プラにすることも可能。 ただし左右で厚みが違うものを使うと弾があらぬ方向へ飛ぶことになるので、必ず本機のパーツ同士で組み合わせること。 これほどのパワーともなるとさすがにDXの中でも発射の際に力の要る部類になるが、 思い切り締め撃ちしてもなお前シリーズのタンサターンなどよりは断然撃ちやすい。つくづくDXのホールドパーツの進化は偉大である。 更に先代コーラマルDXからパーツを譲り受け、一部を強化することもできる。 ウィングは本機のウィングの先端に更に先代のウィング(爪は外す)を装備して「ロングウィングカスタム」に。 アームと爪の結合部に使われていたラバーキャップはフット裏側に嵌めてグリップ力をアップできる。 一部とはいえ先代のパーツを有効活用できるというのは、相棒の力を受け継いでいる感じがして大変エモい。 世代交代により旧型が使われなくなるというこの手のホビーのジレンマへの一つの回答とも言えるだろう。 ちなみに、「キャノンサス」という機構はファイティングフェニックスの後継機「バトルフェニックス」が搭載していたものとほぼ同じ。 ボトルマンの主人公機がスーパービーダマンの主人公機の進化をなぞるような形になっており、これも感慨深いものがある。 これにちなんだバトルフェニックスオマージュのリカラー版「ボトルフェニックス・エナジーDX」も後に登場している。 ●RグレンオーDX コントロールタイプ 「ブレンド合体 ロイヤルグリフォンDX」に収録されたボトルマンで、モチーフは紅茶(アールグレイ)と王。 商品名のとおりこいつは下で紹介するLミルカイザーとブレンド合体してロイヤルグリフォンDXという巨大ボトルマンになる。 いわゆる合体前の機体であり、前シリーズの風神雷神のような単体販売もない。少々扱いが寂しいが、立派なボトルマンである。 名前の頭にある”R”が示すように、右手での片手撃ちに特化したコンパクトな機体。 大きく横にせり出した右アーム「RGグリップ」とその下に同じく伸びて接地する「RGグリップスタビライザー」によって右手だけでも保持しやすさ、安定感はともに抜群。 フットが大きめなのも安定感に繋がっている。ちなみに高さは高め。 片手撃ちでコントロールというのは本来なかなか難しいものなのだが、DX特有の発射しやすさも相まって十分精密なショットを撃つことができる。 またセットの中には「ロングバレル」も付属しており、これを装備すればより安定したコントロールショットが可能。 ●LミルカイザーDX スピードタイプ Rグレンオーと対をなす左手用の片手撃ち機体で、モチーフは牛乳と皇帝。 ほぼ左右が入れ替わって白くなったRグレンオーだがこちらはスピードタイプ。 片手撃ちというと連射のイメージが強いのでこちらの方がしっくりくる人も多いだろう。 左手の「LMグリップ」はグレンオーのものとかなり形が異なり、あちらほど長くはないが 前後に厚みがあるのでこちらも握りやすく手に馴染む。もちろん下部にはスタビライザーも装備。 セット内に「ロングマガジン」が収録されており装備すれば5連射が可能。 片手5連射でもそこまでブレず、手の負担も少ないのでかなり発射感が気持ちいい。 ●ロイヤルグリフォンDX マルチタイプ 上記2機がブレンド合体した大型のボトルマン。双子座担当。 紅茶と牛乳でミルクティーかつ王と皇帝でロイヤルと、合体前後のネーミングはさすが。 また左右それぞれの片手撃ち機体が合体してグリフォンの名を冠するのは スーパービーダマン「ブラストグリフォン」のオマージュだろう。 今回のブレンド合体はブレンドラゴンと異なり横に並ぶ形で、2機が合体することで中央に「サードコア」という縦型の発射口が出現。 これとグレンオー、ミルカイザーの発射口、合わせて3か所から同時にキャップを並列発射する「トリプルインパクト」が持ち味。 ロマンはあるもののこいつはトリプルインパクトに全てを懸けており、大きく持ちづらいうえ 連射もできず毎回3つのコアにそれぞれキャップを装填しなければならないなど取り回しは劣悪。 そのトリプルインパクトもそれぞれの弾の威力はそこまで出なかったり弾がバラけまくったりと、ロマン機体の枠を出ないというのが正直なところ。 ちなみに、2体が合体して3発同時発射になるのはクロスファイトビーダマンの合体機「トリプル=ギルシオン」のオマージュ。 ●ドラゴジーナDX マルチタイプ 単体で超大型かつスマートなドラゴンという、発表された時からその今までにない見た目に 多くの期待が寄せられたDXシリーズのラスボス機。モチーフはオランジーナ、竜座のボトルマン。 基本的に頭が大きいいわゆるデフォルメ体型が多いボトルマンだが、こいつは頭も小さく体も割と細身。 それでいて大きく広がる翼やその大きさで迫力は抜群とラスボスらしくかなり貫禄のある仕上がり。 性能の特徴は、縦発射のデュアルインパクトを更に左右で同時に発射可能…つまり2×2で4発同時発射の「クワトロインパクト」。 左右でトリガーが別々なので、2発同時発射を交互に放つ「ツインデュアルインパクト」も可能と大型ながらなかなか器用。 そのクワトロインパクトの核となるのが専用コアボトルの「クワトロコアボトル」。 名前どおり縦に2×2で4発もキャップが入る大きいコアボトルである。 そこにこれまた専用の「DGロングトリガー」を装備。デュアルインパクトが可能な長いトリガーが2つ並んだもので、 大型のクワトロコアボトルに合わせてジョイントも大きいのでこの2パーツはカスタム不可。 背中の装填口からは大きな翼「DGサーバーウィング」が広がっている。 サーバーの名のとおりレール状になっているので上に弾を置くだけで滑るように装填され、 本体に4発装填された後もウィング上に左右2発ずつ弾をストックしておくことができるのでクワトロインパクトの2連射が可能。 4つ足の巨体で安定性もしっかりあるが、片手でのデュアルインパクトを左右同時に行わなければならないのでどうしてもパワーが必要なうえブレやすいのが難点。 縦発射のキャップが曲がりやすい性質もあってコントロールはかなり難しい。 ちなみに、ボディやフットは組み換えでややスケールダウンすることで通常のコアボトルにも装備が可能。 この形態ではフットの高さが低いうえに4つ足で非常に安定感があり、コントロールカスタムに最適との声も。 ●ヴァルハスDX マルチタイプ ランダムコレクションVol.2にてボトルワイバーンDXとともに収録された新機体。モチーフはいろはすとヴァルキリー、乙女座のボトルマン。 ランコレ2では本機のゴールドバージョンがレア枠、通常色は通常ラインナップの一つであった。 ランコレ2の機体はすべてコアボトル本体とホールドパーツのタイプが異なる「強化コアボトル」となっており、 本機はコントロールタイプのコアにローラーホールドを装備している。 新機体とはいえアヤワシ同様のリデコ機体であり、アームとフットはタンサターンDXと共通。 つまり超加速(ブースト)ショットが可能であり、先述のコントロール・スピード要素と合わせてすべてのタイプの機能を備えたともいえる万能機である。 聖女のようにも見える頭部デザインかつ水モチーフと、リデコ元のタンサターン(悪魔・炭酸水モチーフ)とは兄弟機かつ対比も感じさせるデザインとなっている。 ♦キャップ革命 ボトルマンG ボトルマン3年目のシリーズ。 アニメも終了し、シリーズ最初の機体もコーラマルではないなどこれまでとは違った展開を見せている。 DXシリーズ同様、このシリーズの機体は名前の後ろにGを冠する。 シリーズ名の「G」は「ゴッドキャップシリーズ」の略。 その名のとおりキャップに着目し、機体ごとに特殊キャップ(ゴッドキャップと呼称)が同梱されるのが特徴。 このゴッドキャップは単品販売されるものが少なく、ここぞという時の必殺ショット的な位置付けだと思われる。 バトルビーダマンの必殺球(ストライクショット)に近い。 性能としては、各種アーマーの規格は変わらないもののコアボトルが「Gコア」に進化。 フロントとリアの前後2パーツに分かれており、組み立て後にもカスタマイズすることができる。 代わりにトリガーがリアと一体になり、トリガーだけでのカスタマイズは不可能に。 この進化により、前シリーズで解禁されたホールドパーツの組み換えと合わせて パワーホールド・コントロールのフロント・スピードのリアという3タイプの要素をすべて掛け合わせたカスタマイズもついに可能になった。 この組み合わせは「Gコア・マルチタイプ」と呼ばれ、最初からこの形態で登場する機体も増えてきている。 またヘッドパーツのデザインラインが少々変わり、機体によっては顔に瞳が復活。それと額に宝石のようなものが付き、その分すこし縦に長くなった。 なおこのシリーズ展開時は既にコロナ禍も落ちつき始めており、ようやく本格的な大規模なイベント内に於いての競技大会も開催出来るようになったのだが、 同じタカラトミーのバトルホビーである『BEYBLADE X (ベイブレードX)』の展開が始まった事もあり競合してしまう可能性もあったのか、競技大会の開催や商品の展開も減っていき、2024年2月22日にはタカラトミー公式YouTubeチャンネルにて公開された「超ボトル道」に於いて展開終了を示唆した。 事実、2024年5月現在、新たなボトルマン関連商品の発表も無いのだが、果たして……? Gシリーズラインナップ一覧および解説(長いので折り畳み) ●ドラグルトG パワータイプ Gシリーズの先陣を切った完全新規のボトルマン。モチーフは飲むヨーグルト。 付属するゴッドキャップは「ビッグキャップ」と「ヘビーキャップ」。 ヘビーキャップは、通常のキャップの内側に小さい追加パーツを嵌め込み重量を増した特殊キャップ。 メタルキャップに近いが重さはこちらの方が上なのと、トップヘビーではないので縦発射時にも曲がりにくい。そのメタルキャップには形状の都合で嵌まらないのが残念。 ビッグキャップはその名のとおり一回り大きいキャップで、中央にぽっかり空いた穴に通常のキャップを嵌めこんで使用。 当然普通には発射できず、ドラグルトの装備する専用パーツが必須。 そのパーツが「DRビッグキャップシューター」。通常時はアーム後方に取り付ける「DRビッグウイング」という飾りなのだが、 これを左右連結させて発射口に差し込むことでビッグキャップモードに変形。前方にビッグキャップを嵌めこみ、トリガーに連動して発射できるようになる。 逆にこのモードでは通常のキャップは発射できない。 ビッグキャップシューターを装備しなければ普通のボトルマンであり、 その際は「DRアーム」とパワータイプのホールドの組み合わせによって締め撃ちが可能な純粋パワータイプ。 一回り大きい弾という規格外の要素に更に規格外な発射機構で全ボトルバトラーの度肝を抜きつつ、通常モードは癖がなく扱いやすいという万能選手である。 同時にバトルビーダマンの主人公機「コバルトブレード」をオマージュしたリカラー版「コバルトボトルG」も発売。 額には宝石の代わりにコバルトシリーズの代名詞ともいえるブレードアンテナを装備している。付属ゴッドキャップはヘビーキャップのみ。 こちらにはビッグキャップシューターが装備されておらず、もう一つの特徴であるウイングが再現されていないのは少々残念。 ドラグルトのウイングが同じ青なので、こちらに付け替えてみてもいいだろう。形はかなり違うが。 ●サーメッツG スピードタイプ 初代で登場したサーメッツがDXをすっ飛ばしてGシリーズでまさかの帰還。 今回は片手撃ち特化の連射機体で、おそらくクロスファイトビーダマンの鮫モチーフ機「ワンサイド-シャークス」を意識してのチョイス。 「公式競技セット」にはシルバーVer.が同梱されており、よりオマージュを感じさせる。 付属のゴッドキャップは「ライトキャップ」。 キャップ上面を大胆にほぼ全面肉抜きしたスカスカのキャップで、スピードキャップ以上に軽量。たわみやすいので発射抵抗も少ない。 その分威力は期待できないが、よく飛ぶので遠距離や空中にキャップを飛ばしたいときなどに有用。 片手撃ち特化ということで、「SMワンハンドトリガー」「SM2WAYサーバー」という2点の特徴を持つ。 方向性こそ違えどトリガーとサーバーが特徴なのは先代と同じである。 ワンハンドトリガーは通常より長めのトリガーの途中に上下に伸びた突起があり、そこに指をかけることで片手撃ちがしやすくなっているトリガー。 ビーダマン含むこれまでのシリーズで片手撃ちというと横に伸びたウイングに上から指をかける形が多かったが、それを90度回転させたような形状である。 ただし機体の後方だけを保持することになる都合でコントロールは少々難しくなるので注意。 またトリガーはGコアのリアと一体であり、スピードタイプなので装填口付近にはマガジン装着用のジョイントも付いている。 そのジョイントに装備するのが2WAYサーバー。基本的には装填数を2発増加させるマガジンなのだが上部の装填口が片側に大きく拡がっており、 2WAYの名のとおり上部を装着する向きによって左右どちらに装填口を拡げるか選ぶことができる。 片手撃ちの際給弾する手の側に向けておくことで非常に装填がしやすくなる便利な代物。 当然マガジンのジョイントは既存のものと共通なので、こいつの登場で(DX以降の)すべてのマガジンを装填しやすくカスタムすることができるようになった。 マガジンの装填口の狭さは大きな課題だったので、これは革命と言える。 先代と変わらず扱いやすさに重きを置いており、シリーズ最初のラインナップとして初心者にもお勧めしやすい良機体である。 片手撃ち特化機体ということで、後にスーパービーダマン「ワイルドワイバーン」をオマージュしたリカラー版「ボトルワイバーンG」も発売。 DXで復刻した機体がGでも再復刻である。なぜバリアントワイバーンじゃないのか 今回はヘッドを一部新規造形しており、パッと見はより本家に近くなった。付属ゴッドキャップはスピードキャップ。 ●デカビタイガーG コントロールタイプ C.C.レオンシリーズ以来の飲料メーカー公認コラボボトルマン。モチーフはデカビタC、そして虎。 デカビタとは初代ボトルマン時代、抽選キャンペーン限定カラーのコーラマル「デカビタマル」でコラボしており、 同じモチーフで改めて一般販売の新規ボトルマンでのコラボとなった。 本機は縦撃ち機体であり、付属するゴッドキャップは「バーティカルキャップ」。 通常のキャップにある上下の径の違い、つまり表裏がなく縦撃ちでもまっすぐ飛ぶのでコントロールがしやすいキャップ。 また成形の都合なのか通常のキャップより剛性があり、横撃ちで使っても通常より威力が出やすい有能キャップである。 縦撃ち機では初となる2本足の人型ボトルマンであり、各種アーマーもすべて共通規格。 Gコアのフロントだけで縦撃ち機構を実現しているので、これさえ使えば他の機体も簡単に縦撃ち仕様にできる。 とはいえキャップの縦の大きさの分さすがに少々胴長のシルエットになっており、デカビタイガーのデザインと相俟って ”飼い主に脇を抱えられて伸びた猫”に見えると評判。一応虎なんだけど…まあネコ科だし。 性能部分でも縦撃ち初の仕様があり、ついに締め撃ちが可能になった。 ヘッドアーマー及びそのジョイントが可動するので、上から抑えることで直下にあるホールドパーツに干渉できるようになっている。 その代償(?)としてヘッドがプラプラ動くので首が据わっていないように見えてちょっとシュール。 コントロールタイプというのはおそらくバーティカルキャップありきの分類であり、締め撃ちできる分パワータイプと言った方がしっくりくる性能。 メーカー公認コラボ、かつ正統派とユニークさを兼ね備えたビジュアルでなかなか人気の機体である。 後にスーパービーダマン「スタッグスフィンクス」をオマージュしたリカラー品「ボトルスフィンクスG」も登場。 スタッグスフィンクスは弾に自在に回転を与えて変化球を撃ち出す異色のビーダマンで、その再現として新規に「カーブキャップ」が付属している。 カーブキャップは下面がラバーになったキャップで、縦撃ちすることで思い切りカーブする弾が撃てる。 またこのカーブを最大限発揮するため、スフィンクスGはラバーホールドを採用して強力なドライブ回転をかけている。 ●黒龍王G マルチタイプ パワー・スピード・コントロールの3タイプモードチェンジかつサブウェポンまで備えた要素モリモリの新機体。 モチーフは黒烏龍茶。付属ゴッドキャップは「スモールキャップ」。 スモールキャップはその名のとおり通常の2/3サイズという小さいキャップ。 本機付属の「スモールキャップシューター」を用いて発射でき、サブウェポンの役割を果たす。 スモールキャップシューターは肩のウイングに装備すれば横撃ち、アームに装備すれば縦撃ちと用途に合わせた使い分けが可能。 横撃ち時には一体になったマガジンにより3連射ができ、縦撃ち時には外したウイングを下部に装着することで接地面を拡げて安定性を増すことができる。 3タイプのモードチェンジにはそれぞれに対応する追加装備が存在し、その姿をガラッと変える。 パワータイプの装備は「Gメガキャノンウィング」。 両アームの代わりに装備することでパワーホールドの突起に干渉し、バネで抑えつけて締め撃ちしてくれる。 ウィングそのものも大きく握りやすいうえ前方にはバネと連動したトリガーがあり、発射時にそこを握ることで更なる締め撃ちの強化も可能。 スピードタイプの装備は「Gロングマガジン」。 装填数を3発増加させてくれるストレートマガジンで、装填口が少しだけ広くとられており装填しやすくなっている。 コントロールタイプの装備は「Gロングバレル」。 名称はロングバレルだが長さはDX時代のショートバレル程度。前方上部にドラゴンの顔、下部に下顎が装着でき口を開いたドラゴンのような見た目になる。 ちなみにフットは斜め後方に大きくスタビライザーが伸びており、マガジンに対応しつつ安定性が非常に高い。 これら3つの追加装備だが、装着場所がそれぞれ違い干渉もしないうえGコアにもちゃっかりマガジン・バレル双方を装備できる穴が開いている。 つまり無改造でそのまま全盛りカスタムが実現できる。ただしメガキャノンウイングを使うのでアームが使えずスモールキャップシューターは装備できない。 全盛りカスタムすれば精密なパワーショットを4連射する文字通りのマルチタイプとなり、 それでも大型とまではいかないサイズ感に収まるので取り回しも良好なまま。まさにお手軽万能機体である。 ただしパワーだけ見ればコーラマル・エナジーDXに負けるし、連射の面では厚みのあるホールドで発射感が重めなデメリットもある。 コントロールだって短いバレル頼みであるなど決して各分野すべてが最強になるわけではない。 全ステータスMAXの無双機体ではないことを念頭に置き、不足する部分をモードチェンジやプレーヤーの技量で補いながら1機で様々な場面に対応できる、 いわばバランスタイプとして運用していくのが本機を使いこなすポイントである。 ちなみに「メガキャノンウイング」はスーパービーダマン「コンバットフェニックス」の装備のオマージュ。 これにちなんでパワー形態だけのリカラー版「ボトルフェニックスG」も登場。今回もヘッドは新規造形され、再現度は良好。付属ゴッドキャップはメタルキャップ。 更に頭部をコバルトに変え「コバルトセイバーファイヤー」を再現した「コバルトボトルファイヤーG」も販売された。こちらはヘビーキャップが付属。 また本機は名称とその性能から、バトルビーダマンの「紅龍王」「蒼龍王」を基本モチーフにしている。 これは連射の紅龍王、コントロールの蒼龍王という兄弟機が合体してマガジンとバレルを兼ね備えた「超龍王」になるというコンセプトの機体たち。 黒龍王はモードチェンジでそれを再現しつつそれぞれの形態を強化するサブウェポン、更にもう一つの要素であるパワーまでも獲得するという大幅な進化を遂げている。 後にランダムコレクションVol.4にてマガジン装備の「ボトル紅龍王G」、バレル装備の「ボトル蒼龍王G」がそれぞれ収録。 組み合わせて「ボトル超龍王G」を作ることもできるが、残念ながら頭部のツノを合体する機構は再現されなかった。 ちなみに「Gメガキャノンウィング」はドラグルトGのビッグキャップモードに装備させるとビッグキャップの締め撃ちが可能になる。 更に「Gロングバレル」の龍の顔と下顎をデカビタイガーGに装備するとショートバレルとして機能する。”竜虎相搏つ”といったところか。 ●コーラオーG マルチタイプ Gシリーズでは登場していなかったコーラマルが超巨大ボトルマンになって帰ってきた。名前もコーラオーへと変化している。マル(○)からオー(O)になった 初の大型2足ボトルマン。ヘッドが完全に龍になっていて鳳凰ですらなく、正直コーラマル要素はかなり薄め。 申し訳程度のウイングと爪がかろうじて残っているくらいである。 性能としては本体だけでなく巨大な手足それぞれにもコアを有し、最大5門もの発射口を備えるトンデモボトルマン。 その性能に合わせて「ビッグキャップリング」「スモールキャップ」「バーティカルキャップ」と3種のゴッドキャップが付属する大盤振る舞い。 本体のコアは「ビッグコア」。「ビッグマガジン」も標準搭載しており、ビッグキャップを3連射できる。 ただしこのコアはそこまでホールドパーツの厚みがなく締め撃ちもできないので、ビッグキャップはリングの状態で撃つぐらいがちょうどいい。 中の通常キャップまで付けてしまうと重さに負けて威力が落ちがち。 左右のアーム「COショルダー」にはそれぞれスモールキャップシューターを装備可能。 マガジンのない小型のものが1つ付属しているほか、黒龍王Gのものも装備できる。あちらを全盛りにしていると余ってしまうのでちょうどいいだろう。 更に左右のフットは「バーティカルフットコア」。ラバーホールドを搭載した縦撃ちコアで強力なドライブショットが放てる。 なおフットのかかとは可動して本体を前傾姿勢にすることができ、大型ゆえ低い位置が狙いづらいという欠点を克服している。 フットの間には「テールスタビライザー」が付いており、大きく接地して巨大な体を支えるだけでなく 上面にキャップを3発(ビッグキャップなら2発)ストックしておくことができる。 ビッグキャップ、スモールキャップ、縦撃ちと、一番普通なはずの通常キャップの横撃ち以外はなんでもできる非常に器用な機体。 一番の欠点はその規格外の大きさ(縦横奥行きすべてが通常ボトルマンの2倍かそれ以上)で収納場所に困ることかもしれない。 ●スプライトニングG マルチタイプ パワーホールドとバレル穴付きのフロント、マガジン穴付きのリアが揃った「Gコア・マルチタイプ」を標準搭載した万能ボトルマン。(*9) ショートマガジンとロングバレルも付属。モチーフはスプライト。 新規ボトルマンとされているがGコア以外はC.C.レオンDXのアーマー、アクスポDXのショートマガジン、DXカスタマイズセットのロングバレルをそれぞれリカラーしたもの。 付属ゴッドキャップの「レーザーキャップ(*10)」も初代のころに販売されていた。 DXから続けていたボトルバトラーからすれば魅力が薄いかもしれないが、新規プレイヤーはこれ1機を買うだけで 連射もコントロールも堪能できるので入門としてちょうどいいだろう。レオンDXのアーマーも4足なので安定感が高く扱いやすい。 これだけだとパワーホールドであっても締め撃ちができないが、本機の発売時にはボトルマン商品の購入で クリアカラーのコーラマルDXアーマーが貰えるキャンペーンを実施していたためそれを使えば締め撃ちも体感できた。 本機のカラーはGコアがクリア、マガジンとバレルがクリアグリーンなのでそちらとのデザイン合わせも最初から考慮していたと思われる。 ●ウェルチグレートG マルチタイプ スプライトニングG同様のリデコパーツのみで構成されたボトルマン。モチーフはまんまウェルチグレープ。 今回はアロサイダーDXの星獣アーマーとサーメッツGのGコアスピードタイプ、CCレオンDXのクイックローダーマガジンを それぞれ人型汎用決戦兵器グレープジュース風に色替えした物のセット。 付属ゴッドキャップはスピードキャップが4つで、これもグレープ色。 アロサイダーと違いバレルモードが標準だが、あくまで色替えな為組み換えによる3モードチェンジは引き続き可能で 状況に応じたモードでのコントロール性能とマガジンによる最大10連射を組み合わせたマルチタイプ。 単体だとワンハンドトリガーと大型マガジンの取り合わせが悪く、バレルモード以外だと手が窮屈になってしまうが、予め本体から外してその都度装填するのがCCレオン同様おすすめ。 色替え故にスプライトニングと組み合わせればマガジンとアーマーの色合いがあった別カラーのCCレオンとなり、 アーマーの方もこれまでに発売された二種のアロサイダーと組み合わせてトライアローモードにすることも可能。 なお、2024年5月現在、最後に発売されたボトルマン商品でもある。 ボトルマンをすべて集めた方は追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 19年のコロコロコミックのケシカスくん(作者は小学生の息子を参考に話を作っている)で小学生が休み時間に机上でペットボトルの蓋をデコピンで飛ばす遊びを扱っていてボトルマンはそういう下地があったかもしれない -- 名無しさん (2023-10-16 16 57 22) ファンのことををボトラーと呼んではならない -- 名無しさん (2023-10-16 17 36 47) 87分って長くね……? -- 名無しさん (2023-10-16 19 22 49) もうちょい要点毎にまとめられないか?現状ほぼダラダラ文章書いてるだけになってるし -- 名無しさん (2023-10-18 22 31 27) シール貼りが地獄なのが駄目だったと思う -- 名無しさん (2023-10-18 23 57 18) 今現在ボトルマンの新たな関連商品の発表も無いと見ると、展開終了したのだろうか?まあ、確かに今見るとベイブレードXの方に人気が移ってしまっているし、バトルホビー商品としては競合しまいかねないからなあ…。。 -- 名無しさん (2024-05-06 01 17 06) せめて懐古にもっとえげつなく媚びてから爆死して欲しかったところ -- 名無しさん (2024-06-12 18 59 42) 最初はかなり盛り上がってたが、いつのまにかベイブレードの方が賑わってこっちはすっかり蚊帳の外に…。何処で差がついたのか -- 名無しさん (2024-06-12 19 20 45) 禁止してない部分の互換性のあるカスタマイズや星獣アーマーの切り替えによるパーツの着脱が渋くて難しいのがあったり、Gシリーズではマガジンが射出の反動で外れたりと、物理的なバグがあるというか…こう、撃ち物の仕組み上消耗しやすいのは仕方がないにしても公式が提供してる遊び自体がやりにくいところがある感じ -- 名無しさん (2024-06-22 19 35 46) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/shinblog/
返済期日は格消費者金融の返済方法によって異なります。 残高スライドリボルビング方式は借入額によって月々の返済額が 変わってくる方式です。 返済は大抵が最大で60回払いとなっていますので、借入額が大きくなると、月々の最低返済額が大きくなるので、負担も増えます。 返済期日はキャッシングによって違ってきますが、毎月一定の日に返済したり、日によって、次回返済期日も変わってきます。 欲しいのは、日から、次回返済期日までの間で利子がつきますので、返済できる金額が用意できた場合、返済期日ぎりぎりまで待つよりも、お金が用意できた時点で返済すると、金利が安くついて、元金が大きく減らせます。 キャッシングには、一般的に消費者金融で借りるフリーキャッシングと目的別ローン、ビジネスローンの三種類にわけられます。 消費者金融によって区別も様々ですが、基本は使い道はキャッシングが一般的です。 今回のおすすめリンク リンク1 リンク2 リンク3 リンク4 リンク5 消費者金融によって、目的ローンを扱っているキャッシングは違いますので、格キャッシングの商品案内で確かめましょう。 株式取得に割り当てられますが、これも格消費者金融によって限度額が変わってきます。 銀行系のキャッシングを使う事をおすすめします。
https://w.atwiki.jp/puzzlederby/pages/2303.html
オグリキャップ(オス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 火 水 バランス 万能 SL+★8 95 レベル スピード スタミナ 根性 適性(芝/ダート/重) 距離/ベスト 1 1565 1676 559 〇/〇/〇 1,600m~2,500m/2,500m 99 7041 6706 1956 スキル 火のオーバーカム(ダークブロックを火ブロックに変換、15秒の間、自由にブロックを移動できる )最後の快進撃(3ターンの間バランスタイプのスピードが2倍、3ターンの間、敵馬の精神力が0(全体) ) Lスキル 【極+】オグリの魂【効果1】レアリティSLの馬の全能力が4倍になる。【効果2】火・水・風の同時アタックでチーム全体のスピードが2.5倍になる。※チームに存在しない属性はカウントされない【効果3】火ブロックの出現率大アップ ★8+進化素材 超進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 極進化の蹄鉄 入手方法 レジェンドフェス第二弾
https://w.atwiki.jp/newmgo/pages/27.html
【HEAD】ベースボールキャップ(Bタイプ) 使用可能カラー 値段(rwd) 単色:100迷彩:300 直射日光から頭部を保護するキャップ。 大手PMC、ピューブル・アルメマンも採用。 ピューブルアルメマンのロゴがかっこいいね! -- 名無しさん (2008-12-27 18 01 43) んだ。 -- 名無しさん (2008-12-28 23 03 12) マリオ帽子きたお>< -- 名無しさんEX (2009-04-05 16 46 16) 新色は全ての装身具一斉に出してほしかったですね; さきにBキャップBだけってのは・・・ -- のぶっち (2009-04-05 17 46 07) 女性PCにゼブラいいよ!! -- natume (2009-04-05 20 05 05) 頭のクロコダイル迷彩はワニキャップ有るから必要無いと見た -- 名無しさん (2009-04-12 02 56 43) ログインは不可能なので、画像のアップロードお願いします。 -- 名無しさん (2009-05-31 02 16 55) 色の調子はまともになっただろうか・・・ -- 管理者 (2009-05-31 15 55 29) ネイビーブルーの追加よろしく -- 名無しさん (2009-08-04 14 35 29) 工作員専用すぎるw -- 名無しさん (2009-09-01 13 00 52) 確かにww -- トムっち (2011-09-22 00 22 43) びみょう -- 名無しさん (2011-10-02 13 30 45) さあこれを被れば君もピューブルアルメマン兵! -- 名無しさん (2012-02-07 22 26 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ameba_pigg/pages/28.html
スイートニットキャップ others_sweetknitcap_*_0902.swf bl, or, pr スクラッチ 通販 パソコン 期間限定 男女共通 ファッション その他 120アメG
https://w.atwiki.jp/ameba_pigg/pages/434.html
ふんわりデニムキャップ shibuya_hat_denim_*_0908.swf bl, nv 渋谷106前 渋谷道玄坂下 パソコン 男女共通 ファッション その他 140アメG
https://w.atwiki.jp/2chmgo2pc2/pages/148.html
【HEAD】ベースボールキャップ(Bタイプ) 使用可能カラー 値段(rwd) 単色:100迷彩:300 直射日光から頭部を保護するキャップ。 大手PMC、ピューブル・アルメマンも採用。
https://w.atwiki.jp/gwazine/pages/14.html
案①( 1案) PC-123プラスのFとJをD形(カマボコ形)にして鋳込み複製を行いたい。( 142で表面にスリットディテール) 案②( 28案)00FGの肘や膝みたいなH型ポリ 個人的には上腕が差の肘関節はポリ仕込まないか 00の肘、膝にたいに露出しないポリがいい あと手首ポリ、もうちょっと小さくするか 前腕がスチロールの凹でスチロール手+ポリボールにするといいと思う こうすることで腕パーツのポリ受けが削除でき、 昨今の小スケール物に見られる無駄に逞しすぎる腕部がシェイプできる 案③( 47案)H型ポリランナー+カバー( 142で軸分割してT字ランナー二つ+カバーと言う案も) SDで二重関節にするなら、ポリキャップ使わなきゃいい。 工←の形に切り出したポリかABSランナーにカバー作るだけ 二重関節にするなら誰かが言ってたみたいに 従来のポリ二つじゃなくてT字二つ+プラカバーとかも考えるべきだと思う。 関節の大きさが前のままでもカバー形状と取り付け部を工夫すれば 軸のオフセットも出来る。 案④( 89,92案)軸位置オフセットT字ジョイント ボークスのABSなら小サイズ版や球体型(トールギスの肩やMGガンダムMk2ver2の股関節みたいなの) 武器屋のABSジョイントの軸径フリーダムかつ軸短すぎを改善したもの ろだの軸オフセットジョイント案 ttp //ppp.atbbs.jp/photo/gwazine/120799502972.jpg 案⑤( 98案)4ミリ径ポリボール SD者としては各種ボールジョイントとABSユニットがあれば事足りるな PC-7(種コレやSDGFに使われてる物)形式で 直径4ミリ内径2mm位のが在ると嬉しいかな 案⑥( 222案) 軸を残してプラで覆われたポリキャップ ところで色んな形状のポリキャップに、 プラの薄皮巻いたような製品って無理? 中はポリなんだけど表面はプラだから 接着・塗装も可能なの。 案⑦( 245案)首のボール径をもっと大きくできないか PC123の首につかうポリがBB用に大きめなら 旧キット頭身UP可動化のとき便利かなと。 今のサイズはBBの頭支えるには弱いから。 現行市販で系の大きなBJだと首元モールド自作しないといけない 案⑧( 255案) ポリブッシュ、ポリワッシャ 「穴&軸」の組み合わせが「ポリ穴&プラ軸」「プラ穴&ポリ軸」で構成されてるのに限界を感じてる自分としては 関節自体はプラオンリーで設計してもらって、硬さのテンション調整用に そこにはめ込む「ポリブッシュ」「ポリワッシャー」が欲しいかなあ。 (ブッシュはともかく、均等な厚みの薄いワッシャーは中々加工がムズイし。) 今流行の「ABS関節」の劣化対策にもいいと思うんですけど・・・どうだろ^^。 案⑨( 485案) ヘイズルとかのMIA状関節の軸をPOM、ガワをPSにすればよくね? 何で全体をPOMにせにゃならんのだ 目立つ部分をペーパーがけや塗装が容易なPSにして、 ガワに負荷を掛けにくいPOMを軸にしてるのに 全体がPOMだと意味がない。 供給するパーツの成型色が何種類も用意出来ると思ってるのか? あとABSは可動部につかうと塗ってから組まなきゃならないの解ってるか? 組んでから塗ると割れやすいんだよ。 案⑩( 531案) Gから∀の膝関節で使われてた2穴ポリ ○ ○ ___ 極端な話、こんな形のポリキャップ作って使えば良いんじゃない? 厚み次第では外をプラで覆えば塗装もできるし。 他 ①( 180)バンダイのPC向けのカバー作ってくれ 1の埋め込み法に対する突っ込み 129他『ポリを型に仕込んでキットを量産する際のミスの多発、歩留まりの悪化』 339『レジンキットに付き物の歪みと収縮による保持力の維持をどうするか』 ※それぞれ使えるかどうかは置いといて全て廃案です♪
https://w.atwiki.jp/ameba_pigg/pages/1144.html
ライオンマークキャップ tvasahi_prores_cap_*_0911.swf bk, bl, rd 六本木 テレビ朝日ランド プロレス広場 パソコン ファッション その他 男女共通 80アメG
https://w.atwiki.jp/asagaolabo/pages/1163.html
スキャット / SCAT 【スキャット】 愉快で笑える スキャット・ソング。 楽しくノレば、みんな友達!【stage版・pm8】 ポップンステージの人気曲がポップンに登場!!【pm9以降】 スキャット / SCAT 収録作品 ロング版収録 関連リンク ポップンステージで登場した楽曲。担当キャラクターはいぬ千代。 本家のシリーズには、ポップンミュージック8およびCS版ポップンミュージック6で初登場。 cat s scat / Q-Mex BPM 135 5b-5 N-【CS7】8、【9】10 → 【10】9 H-【CS7】18、【9】23 EX-× 新難易度 5Buttons NORMAL HYPER EXTRA × 15 29 × 明るい曲調で犬や鶏の鳴き声が聞こえたり、さまざまな声や音ネタが使われているポップンステージからの曲。一瞬、ミュージカルやショーと思わせるような感じが印象に残るが、曲の最後にあるセクシーボイスが妙にアクセントとなっているような。本来のスキャットは「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」といったように、声を楽器の一つのようにして即興的に歌うことを指している。 スキャットの特有のリズムが加わって、変則連打が要求されるパートもある。ノーマルは隣接押しや横に2つ並んだ同時押しを片手で取れるようにしよう。GOODを出しやすい箇所もあるが落ち着いて対処したい。ハイパーは数箇所に出てくる間隔の狭い2連打が曲者でコンボを切りやすい。ボイスを叩く部分が癖のあるリズムのため、特有のリズムに慣れないと思わぬ苦戦を強いられることになるだろう。 ポップン8で登場したポップンステージからの移植曲は、ゲーム画面上での曲説明文がポップンステージからの流用であったが、すごろくde8で出現した曲であることを強調したいためか、ポップン9から他のスゴロク隠し曲と同様に「ポップンステージの人気曲がポップンに登場!!」と曲説明文が統一されている。 ポップンミュージック11で隠し曲として「スキャット」「ウラ・スキャット」が収録されている。アーティストは「Q-Mex」。曲名は「cat s Scat」。担当キャラクターは「いぬ千代(INUCHIYO)」。 ラストの赤ボタンの「あはぁあ~~ん」は必聴。面白いので連打オススメ(笑) 収録作品 AC版 ポップンステージex ポップンミュージック8 ポップンステージ版と同一の曲コメント表記。 ポップンミュージック9からの全作品 他のスゴロク隠し曲と同じ曲コメント表記(~からの人気曲が・・・)に変更。 CS版 ポップンミュージック6~ポップンミュージック8 ポップンミュージック11 ウラ譜面の収録に伴う収録。 ロング版収録 pop n music Inst Best#? THE Q-Mex Collection ~pop n music KEYBOARDMANIA~ 『AROUND THE WORLD』#? 関連リンク ウラ・スキャット Q-Mex#? 楽曲一覧/ポップンミュージック8 楽曲一覧/ポップンステージ&ex