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名称:テンプレート2 レアリティ:☆2 アイコン編集 タイプ・属性 火 レベル 1(10) 入手先 入手先1入手先2入手先3 成長タイプ 早熟 攻撃 100(1000) コスト 1 防御 100(1000) 売却価格 100 スキル スキル2
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第1章
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イベント一覧 イベント名 開始日時 終了予定 ○○○○ ○月○日 △月△日 ○○○○(予定) ○月○日(予定) △月△日(予定)
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大洗女子学園は、アンツィオ高校との二回戦に勝利した。 優花里「やりましたねー、次はいよいよベスト4ですよ!」 みほ「そうだねー。順調に行けば次は・・・」 麻子「アイス食べたい」 沙織「お菓子ならあるよ」 麻子「えー」 みほ達の所に、アンチョビが来た。 アンチョビ「いやー、今年こそは勝てると思ったのになー、でも、いい勝負だった!」 みほ「はい。勉強させていただきました」 アンチョビ「決勝まで行けよ、我々も全力で応援するから!」 「だよなー」 アンツィオの生徒たち「「「「お――――っ!」」」」」 アンチョビ「ほら笑ってーもっと手振って-!」 みほ「ありがとうございまーす」 アンツィオの生徒達がトレーラーから、機材や食材を取り出し出した。 みほ「何が始まるんですか?」 アンチョビ「諸君、試合だけが戦車道じゃないぞ。勝負が終わったら、試合に関わった選手、スタッフをねぎらう。これがアンツィオの流儀だ!」 瞬く間に料理とテーブルが広げられていった。 柚子「凄い物量と機動力・・・」 アンチョビ「我が校は食事のためならどんな労も厭わない!・・・この子達のやる気がもう少し試合に行かせるといいんだけどな・・・まあそれはおいおいやるとして・・・・」 みほ達「「「「いただきまーす!」」」」」 大洗とアンツィオによる食事会が開かれた。 食事会が盛り上がる中、カルパッチョは、幼なじみであるカバさんチームのカエサルといた。 カルパッチョ「たかちゃんも装填手だったんだ」 カエサル「うん・・・」 カルパッチョ「最後はやっぱり装填スピードの勝負だったね。ん・・・ふふ」 カエサル「何だよ」 カルパッチョ「お友達が心配してるみたい」 カバさんチームの他のメンバーが物陰からカエサルの方を見ていた。 エルウィン「生徒会がリーダーに招集をかけてる気がするんだが・・・取り込んでるなら私が行くぞ」 カエサル「今行くよー」 カルパッチョ「来年もやろう、たかちゃん」 カエサル「たかちゃんじゃないよ」 カルパッチョ「え?」 カエサル「私はカエサルだ!」 カエサルは、カバさんチームの仲間たちの元へ向かった。 カルパッチョ「そうね。じゃ、私はカルパッチョで!」 そして時は流れ、大洗と黒森峰の決勝前夜。 アンツィオのトレーラーが決勝会場の富士山麓にやって来た。 アンチョビ「よーし、我々が一番乗りだな」 ペバロニ「これで明日の決勝には余裕で間に合うっスね」 カルパッチョ「でもまだ早すぎませんか?」 アンチョビ「物事を勧めるのは慎重なくらいが丁度いいんだ」 ペバロニ「流石姐さん!抜かりないっス!」 アンツィオの女子たちは、大洗の応援グッズを持ってきていた。 生徒たち「メガホンと双眼鏡持ってきた」 「横断幕も用意した」 「あたい達、本当に準備いいよな!」 アンチョビ「よーし!時間もたっぷりあるしー宴会だー!湯を沸かせ-!釜を炊けー!」 生徒たち「「「「おーう!」」」」」」 アンツィオの生徒たちは、宴会で夜通し騒ぎ続け―――― 翌日には眠りこけていた。 そうしてる間に―――― 審判「大洗、Ⅲ式走行不能!」 黒森峰生徒「マウスがやられました!」 エリカ「何やってんの!」 エリカ「回収車急いで!」 ナカジマ・ホシノ「「ゆっくりでいいよー」」 審判「優勝!大洗女子!!」 大洗が黒森峰との決勝に勝利した所で、アンチョビが目覚めた。 アンチョビ「・・・しまった!寝過ごした!!」 FINE
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登録日:2019/09/10 Tue 12 33 00 更新日:2024/06/23 Sun 04 19 00NEW! 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 ガールズ パンツァー アリクイさんチーム 不遇 ネトゲ オンラインゲーム オタク 三式中戦車 ゲーマー 「ねこにゃー!!」 「ぴよったん!!」 「ももんがーっ!!」 アリクイさんチームとは、アニメ『ガールズ&パンツァー』に登場する戦車道チームの一つ。 大洗女子学園に属し、使用戦車は三式中戦車チヌ。 エンブレムは「新体操のリボンの演技をするアリクイ」。 ◆概要 決勝戦、黒森峰との対決を目前に控える時期に突如として参戦したチーム。 全員ともオンラインゲーム(*1)のプレイヤーである事から別名「ネトゲーチーム」とも。 同じく決勝戦が初陣となるレオポンさんチームはプラウダ戦前ごろからリーダーのナカジマが登場し、 また画面に映るシーンこそ無いものの存在や陰で何をしているかは言及されていたのに対し、 彼女らはオープニングには描かれていたものの本編初登場は第10話と非常に遅く、また本編には彼女らの参戦の伏線なども一切無かった。 奇抜な外見や試合シーン僅か1分という、存在そのものが出オチとでも言うべき集団である。 ◆メンバー 各メンバーの名前はネトゲ上のハンドルネームであり、本名は不明だったが後に最終章3話公開と同時に全員分公表された(*2)。 オンラインゲーム上では知り合い同士だったが、実際に顔を合わせたのは戦車道受講時が初めてである。 実は大洗女子学園としては唯一の1年生~3年生までが満遍なく混在したチーム。 登場話数僅かに3話、時間にして3分程度と非常に出番が短い事に加え、 人となりがほとんど描かれていないばかりか本編中に登場しない設定上だけの設定すら存在しないため、 内面的には、TV本編では同じく決勝戦からの参戦故に出番の少ないレオポンさんチームと比較してもかなり薄味なキャラクターとなっている。 ……その分、外面が猛烈に濃いが…… 3人とも共通して重度のゲーマーにしてオタクであり、特徴的な語尾を付けて喋る。 ゲーム『戦車道大作戦』では試合中「課金弾ありませんか?」「(被弾して)チート攻撃マジやめろ!」などと言い出す。 他に共通点として、この3人のみ制服のセーラーの胸当て布が無く、リボンを着けていない。これが何を意味するものかは不明。 後、バストサイズの平均値が物凄く高い。 ねこにゃー(猫田舞) CV:葉山いくみ ポジション:車長兼通信手 学年:2年生 猫耳と瓶底メガネ、長い金髪、猫背と長身が特徴的。 「猫」だけに語尾に「にゃー」などと付ける。一人称は「ボク」。 意外にもガルパン全キャラを通してボクっ娘は彼女のみである。 親交の深くない間柄の者に対する口調はたどたどしく、どもりがちというステレオタイプなオタクそのもの。 また自らを「ニート」と自虐する事もあるが学生なのでまだニートではない。 実はみほとクラスメイトであり(*3)、『これが本当のアンツィオ戦です!』によると、 この当時からみほに話しかけようとしては失敗して……を繰り返していた模様。つまり場合によっては2回戦から参戦していた可能性もあった事になる。 この手の瓶底メガネキャラのご多分に漏れず、素顔は途轍もない美少女。猫背なせいで目立たないがスタイルも抜群である。 168cmと女子高生にしては背が高く、目は切れ長でまつ毛が長く、長い金髪と相俟ってその容姿を一言で表せば松本零士作品のヒロイン。 一部ピンナップでは周囲が本気でメイクアップした事で凄まじい色気を放つ美女と化した姿を拝む事が出来る。 なお以下のももがー・ぴよたんを呼び寄せたのは彼女である。 ぴよたんにのみさん付けして呼んでいる事から、会った事は無くとも彼女が年上である事だけは知っていた模様。 ももがー(百瀬多希) CV:倉田雅世(ルクリリ等と兼ね役) ポジション:操縦手 学年:1年生 オールバックとカチューシャ、右目に着けた桃を模した眼帯、裾を短縮してヘソ出し状態にした制服の上、ピンクの付け襟とブーツが特徴的。 またチームで唯一制服のリボンを着用しているが、蝶ネクタイ状に改造している。 カバさんチームもかくやという奇抜な風体だが、彼女らは制服の上からコスプレしているだけなのに対し、 彼女に至っては制服を改造してしまっている。この事について、出番の少なさ故か風紀委員からツッコまれているシーンは無い。 なお、普段から眼帯をつけてはいるが決勝戦後の凱旋走行時は外しており、どうやら眼・視力に問題はない模様。 語尾は「もも」「なり」「ぞな」など。 ゲームでは戦車の操縦は手慣れたものだが、日本戦車特有のクラッチの入りにくさと相俟って現実のチヌの扱いには苦労しており、 練習期間も短かったためか、黒森峰戦では第2話の華の如くただ前進させるだけすらもままならず、 『劇場版』エキシビションでもよたついて後ろを詰まらせたりしていた。 ぴよたん(日吉葵) CV:上坂すみれ(ノンナと兼ね役) ポジション:装填手兼砲手 学年:3年生 灰色のひっつめ髪とそばかす、長身(168cm。ねこにゃーと同じ)、そして生徒会の柚子に次ぐ大洗最大級のバストサイズが特徴的。 語尾は「ぴよ」「ずら」「だっちゃ」など。 その容姿や立ち絵の物憂い気な表情と相俟って人妻感が物凄いがこれでもまだ10代である。 また立ち絵に反して別段クールな性格ではない。 出番はおろか設定らしい設定すらほとんど無く、外見もキャラも他二人と比べて大人しめ、ゲーマーである事はチーム内で共通しているため、 放送当時の一部の雑誌等では彼女に関する説明が「3年生。胸が大きい」だけで済まされていた事がある。 そんなのガルパンじゃ3人に一人は当てはまるぞ! なお、CVの上坂氏はプラウダ高校のノンナと兼役だが、劇場版では「自分を庇ったノンナがリタイアとなって落ち込むカチューシャをぴよたんが励ます」というシーンがあり、 劇場版の「戦車トークCD」にて上坂氏が『「これ私が言うんだ」と思い、兼役の面白さを知った』とコメントしている他、ファンからも当該シーンはネタにされている。 ◆劇中の活躍 本編第10話 初登場。 アンツィオ戦前後の頃からみほに話しかけようとしては二の足を踏み続けていたのを遂に踏ん切りをつけたねこにゃーが、 黒森峰戦に向けての戦力増強に悩むみほの前に現れチーム加入を申し出る。 空いている戦車が無かったためみほは処遇に悩むも、みほより先にチヌを発見していた事もあって戦車不足は解決、 またねこにゃーがゲーム仲間のももがー・ぴよたんを招集し、共にアリクイさんチームを結成する。 試合前夜は遅くまで居残って練習していたのだろうか、夜の練習場でチヌに乗りながら三人で串カツを食べていた。 果たして決勝戦では、やはり急遽参戦故の練度不足からか、戦闘機動どころかただ前進させるだけでも苦労する有様であり、 黒森峰の砲撃に狼狽えた末、前進しようとして誤ってバックした所をエリカのティーガーIIの砲撃で撃破されリタイア。 登場まで10話、放送スケジュール的に2ヶ月も引っ張った割に、その試合時間は会敵から数えて僅か 1分15秒程 、 狼狽えているばかりで「戦闘」シーンに至ってはゼロであった。 当然と言うべきかそれ以降の試合シーンに出番は無し。 ねこにゃーは被撃破の報告くらいはしたが、砲手であるぴよたんは本当の本当に何もしないまま終わってしまった。 しかしももがーの操縦ミスによってバックしてしまった結果、偶然にもエリカの砲撃からあんこうチームを庇っており、 もしマトモに操縦できていたら、大洗はそれこそエリカの言うように一発で終わっていた所であった。 その意味では、偶然の産物・怪我の功名とはいえ功績は非常に大きかったと言える。 試合終了後は、次の試合では今度こそまともな活躍ができる様にと意気込んでいた。 エンカイ・ウォー かえるのうたの輪唱を披露。 この際ねこにゃーは眼鏡を外して裸眼状態である。 単調で変化の無い輪唱が延々と続いたためブーイングが殺到、桃に中断させられた。 劇場版 エキシビション戦ではあんこうチーム率いる本隊と共に聖グロチームの包囲に参加、 まだ黒森峰戦から時間が経っていない為か操縦技術は他と比べてまだまだ未熟で、 オープニングでは平地でもモタついたり、真っ直ぐ走れず蛇行させてたりしていた。 それでも普通に前進させる事すらままならなかった黒森峰戦から比べれば大きな進歩と言える。 その後ゴルフ場からの撤退後はOY-12地点で防衛線を構築、アヒルさんチーム、知波単の西車と固まっていた(*4)。 この時プラウダのT-34相手に命中弾を与え撃破に成功、リアルとしては初の戦果を挙げ、車内で喝采を上げていた。 OY防衛線放棄後はカモさんチーム・カメさんチームとの連携作戦で囮役となり、T-34を1輌撃破に成功している。 その後、本隊と合流して砂浜でダージリンのチャーチルを追跡中にカチューシャ車の砲撃により(*5)撃破された。 単独戦果1輌、共同戦果1輌であった。 試合後のサービスお風呂シーンでは、彼女らのみお風呂に入らずゲームコーナーでガチャガチャを回しており、 小説版ではそれに対してカバさんチームの面々が自虐を交えつつ空気の読めなさに呆れていた。 その為大洗では彼女らだけ入浴シーンは無し。残念 劇場版以降最終章第2話に至るまで大洗のお風呂シーンは描かれていないため、彼女らのお風呂も7年に渡ってお預け状態である。 退去命令が出た後は部屋でネトゲをプレイしていた。 「もしバラバラになってもゲームでならいつでも会える」と、オンゲプレイヤーならではの形で強制退去・離別を惜しんでいた。 この際、ももがーとぴよたんがねこにゃーの領地に宣戦布告している。 その後はどういう経緯か他の面々と共に戦車ガレージ前に集合、 サンダースのスーパーギャラクシーへの戦車搭載後、ねこにゃーとももがーは両手を空に掲げて必死の表情を浮かべていた。 C-5Mの離陸成功を祈って念力を送っている様にも見える。 なお、ぴよたんだけは「こいつら何してんねん」とでも言いたげな表情で二人を見つめていた。 また退艦後、学園艦を見送る際は3人とも決意の表情でお互いの手を握り合っていた。 その後は他の戦車道履修生共々、廃小学校で待機する。 ある意味、ここからが彼女らの本番、戦車女子としての第一歩である。 ▽タグ一覧 お前ら お前らの願望? どうしてこうなった なぜベストを尽くしたのか ねこにゃー ぴよたん ももがー アリクイさんチーム オタク オンラインゲーム ガルパン ガールズ&パンツァー ガールズ&マスキュラー ゲーマー ゴリラさんチーム チヌ ナイスバディ ←いろんな意味で ナイスバルク! ネトゲー パワータイプ パーフェクトボディ マッチョ 三式中戦車 上坂すみれ 体力お化け 何ということでしょう 俺ら 倉田雅世 元不遇 大洗女子学園 廃人一歩手前 松本零士 筋肉 筋肉女 筋肉装填 脅威の成長 葉山いくみ 誰がここまでしろと言った 二度の試合を経て、「反省すべきは己の体力の無さ」であると考えた彼女らは待機時間を利用して筋トレを開始する(*6)。 しかし元よりゴリゴリのインドアなゲームオタク、腕立て数回で腕を痛め、腹筋数回で腹筋を痛め、懸垂数回で腕を痛め……と酷い有様であった。 ……しかし杏が状況打開の為の奔走から帰還した頃には急成長を遂げ、 集合命令に際してベンチプレス中にバーベルを放り投げてそのまま走り出すまでになる。 更に大学選抜との試合前夜は各チームが最終調整に挑む中、彼女らもまた最後の追い込みとしてトレーニングを続行、 ねこにゃーはパンチングスタンドに向けて打ち込みを、ももがーは高速の縄跳びを、ぴよたんはランニングマシンでダッシュという、 ボクサーもかくやという様が描かれている。 このシーン、部屋には「撃て!プロテイン」「さぁ!鍛えろ(*7)」「走り込みは無敵だ!」「腹筋100×3 背筋100×3 スクワット100×3」と書かれた張り紙が貼ってある。 迎えた大学選抜戦では大洗チーム・たんぽぽ中隊のメンバーとして行動、廃遊園地でのウサギさんチームの「ミフネ作戦」まで生存するも目立った活躍は無し。 YO地点からの撤退後はレオポンさんチーム、カチューシャのT-34と行動を共にする。 部下を失った責任感を必要以上に気負うカチューシャをおちょくりつつも宥め、彼女の指揮下に入る。 この際、何故かカチューシャを「ジェロニモ」と読んでいた。 その後はレオポンさんチームとカチューシャ車の活躍により翻弄されたパーシング隊の内1輌をサシで撃破する戦果を挙げる。 この際、ねこにゃーはチヌの砲弾(約6~7kg)を軽々と放り投げ、ぴよたんはそれを片手で空中キャッチしそのまま装填する(通称『筋肉装填』)という、 とんでもない力技を発揮している。 これによりチヌは実測値で約3秒弱という超高速の装填速度を実現しており、劇中ではパーシングが1発撃つ間に3発を発射している(*8)。 西部開拓時代を模したエリア、ダンブルウィードの如く転がるパーシングの転輪、そして早撃ちの速度が勝負の決め手となった様はさながら西部劇であった。 因みに、チヌの主砲の本来の装填速度は概ね毎分10発程度、自動装填装置を持つ90式戦車の連射速度は毎分15発=4秒に1発。 本来の連射速度の約2倍、90式の自動装填装置より速い。 なお、トレーニング開始からここまで僅か数日。 筋肉にお願いなんてレベルじゃねーぞ! その後はカメさんチームと共にあんこうチームとの合流を目指すが、鍛え過ぎた故にか、ももがーが勢い余って操縦レバーをへし折ってしまい、 操縦不能に陥りスピンしていた所を愛里寿のセンチュリオンに撃破され脱落。 筋肉を得たが故の戦果、そして筋肉を得たが故の敗北であった。 この際、もしレバーを折っていなければ筋肉装填に因む脅威的連射速度により、 センチュリオンを撃破とまでは行かないもののもう少しくらいは時間稼ぎできたのではないかとする意見も少なくない。 大学選抜戦での単独戦果はパーシング1輌であった。 決着時、歓声を上げる大洗連合が描かれたシーンでは、 ねこにゃーは『サイドチェスト』、ももがーは『フロントダブルバイセップス』、ぴよたんは『モストマスキュラ―』のポージングをしていた。 ……以上の通り、エキシビション後のアリクイさんチームは徹頭徹尾 筋肉さんチーム であった。 ……TV第10話での即堕ちから一転、この様な斜め上の進化を遂げるなど、一体誰に予想できただろうか? 帰り道、さんふらわ船内ではまたもやゲームコーナーでスロットやアライッペさんのぬいぐるみが満載されたクレーンゲームをなどをプレイしていた。 愛里寿・ウォー 島田愛里寿が転校しに来ると聞いて、「子供だからゲームが好きに違いない」と考え、戦車のネトゲでボコボコにしてやる気に火を点けさせようと、 学校をアピールする方法として「二十四時間耐久ネトゲ大会」を提案するが、敢え無く却下される。 愛里寿と対面した際には、上記の筋トレで鍛え上げた見事な力瘤を披露した。 最終章 筋肉お化け振りは相変わらず、試合前の準備中チヌの砲弾をホイホイ投げてリレーし、地上から車内へと文字通り放り込んでいた。 ももがーも筋トレの成果によってか、この頃には走行時によたつく事は無く、淀みなく真っすぐ走れるようになっている。 第2話のボカージュ戦ではBC自由のS35を1輌撃破。 その後マリーのルノーFTを狙うも躱され、逆に安藤の反撃を受けて撃破された。 試合後、港での待機中は小舟で釣りをしているサメさんチームの傍ら、タラップに座り込んで携帯ゲームで遊んでいた。 因みに最終章のオープニング映像では何故かチームの3人でバンドを結成しライブを披露している。 ポジションははねこにゃーがボーカル、ももがーがエレキギター、ぴよたんがドラムセットである。 今のところ本編中で音楽活動している様子は無い。 ◆使用戦車 車種は大日本帝国陸軍の三式中戦車 チヌ。発見時に書かれていた番号は「参」。 実は本編より先にED映像で登場していた。 アホ毛の様に飛び出した機銃架が特徴的である。 史実では米軍のM4中戦車に対抗するために開発された戦車。 太平洋戦争序盤で米軍が使用していたM3軽戦車は九七式中戦車チハの主砲を新型の47mm砲に換装した通称「新砲塔チハ」や一式中戦車によって撃破可能となり、 そこまでは良かったものの米軍が新型のM4を投入した事で、状況は再度日本軍の不利となってしまった。 M4に対抗可能な四式中戦車チト・五式中戦車チリも開発中であったが開発難航により完成を待っていられる場合ではないと判断され、 「即時投入可能な、M4に対抗できる戦車」として開発がスタートした。 その為、いわゆる「ありあわせ」の品で構築されており、一言で言えば「一式中戦車の車体に九〇式野砲を乗せたもの」。 誕生経緯で言えば戦車というより自走砲に近い。 ようやく日本も得た75mm砲の火力は計算上500m以上からM4の正面装甲を貫徹可能な能力を持つ。 装甲厚は砲塔・車体共に正面50mmと、M4他この時期の諸外国の主力戦車と比較すると少々心許ないが、 これはIV号戦車とほぼ同等か少し薄い位で、またチハが30mm台だった事を考えれば大いに進歩したと言える。 なお、当時従軍していた司馬遼太郎が「ヤスリで削れる」と装甲の弱さを指摘、 今日に至るまで「日本戦車の装甲は薄っぺらい」とネタにされる原因の一端を作っているが、 この話はかなり誇張が多いため必ずしも現実的・有意な評価ではない。 走行速度も38km/hと当時の戦車としては十分な域にある。 一方で(急造品なため仕方ない面もあるが)野砲をそのまま戦車に乗せたという構造上の問題も多い。 特に目立つ点として、本車の主砲には一般的な戦車の様な射撃装置が無く、 拉縄(りゅうじょう)というヒモを撃発手(*9)か車長が引っ張る事で砲弾が発射される仕組みになっている事。 その性質上、 「砲手が狙ったタイミングと拉縄が引かれるタイミングがどうしてもズレてしまうため、命中率が低い」、 「車長が索敵や指揮に集中できない」 といった弱点が付き纏った。 1944年秋には試作車が完成し、1945年春にはまとまった数の量産車が納品された。 しかし、時期を見ても分かる通り、登場が遅過ぎて最早本車を投入できる戦場などどこにも無く、 本土決戦の為に温存された末に終戦、実戦を経験する事はほぼ無いままほとんどがスクラップにされる事となった。 総生産数は166輌であった。 小説版によると、本車が学校に置かれていたのは、蝶野の10式の空挺降下で愛車を轢き潰された学園長が代わりに購入したもので、 更にそれを生徒会が試合に投入する為に徴発したものとされる。 学園の存亡がかかっているとはいえ、学園長の私物を生徒会が徴発できるという学園艦のパワーバランスと破損したフェラーリF40の代わりに購入したのが中古の三式中戦車という学園長のセンスの歪さが垣間見える。 上述した通り、本車の主砲の重量は約6~7kg、装填速度は2時間以内なら毎分10発前後である。 まかり間違ってもホイホイ放り投げたり3秒足らずで装填できたりする代物ではない。 ◆余談 大洗のももがーのパネルが接地されているウスヤ精肉店明神町店では、本編第10話でアリクイさんチームが食べていた串カツが販売されている。 また、茨城県土浦にある陸上自衛隊武器学校には、世界で唯一の現存するチヌが保管されている。 バレー部の八九式中戦車(最近レストアされ自走可能になった)やM4、チャーフィー等も一緒に展示されており、2週間以上前に事前予約すれば見学できる。 大洗とは電車で片道約1時間半で行ける距離であるため、大洗見物のついでに行ってみるのも良いだろう。 因みに陸上自衛隊武器学校の公式サイトではチヌは「大洗で有名なアニメに登場する日本に1台の戦車」と紹介されている。 リボンの武者においてはアリサに「大洗はこれが戦車道を初めて半年なのに強い(意訳)」という台詞の後、「特にあいつら」と名指しで実力者と認定された。 尤もその後「スクールカースト最下位のナード(キモオタ)」と挑発された為、超高速リロードで白旗が上がるまで3発叩き込んでやったが。 追記修正はオンラインゲームと筋トレの後でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ドラマCDにおいては、自慢の筋肉で活躍の機会に恵まれることに。 -- 名無しさん (2019-09-10 15 35 17) 二次創作においては、劇場版での筋肉ネタが板についてしまっている感 -- 名無しさん (2019-09-10 15 37 25) 学園長は愛車を潰されたとはいえフェラーリから三式中戦車に買い替えるとは、どんな心変わりがあったのだろうか? -- 名無しさん (2019-09-10 18 12 52) あまりに繁盛してついた異名が『ウスヤ御殿』 -- 名無しさん (2019-09-10 19 21 47) 「3年生。胸が大きい」だけで済まされていた事がある。そんなのガルパンじゃ3人に一人は当てはまるぞ! 事実とはいえ笑ってしまったw -- 名無しさん (2019-09-10 22 40 39) ガルパンは理不尽や暴力を押し付けない・あるいは押し付けられたら報いを与えるさわやかなスタイルだけど、唯一その輪に入れてもらえない学園長はどんな人物なんだ……廃校の危機に代わりに生徒会長が動かざるを得ない時点でアレなのかも。 -- 名無しさん (2019-09-11 14 00 57) 学園長は廃校に納得していたとか?それでフェラーリ潰しやチヌ接収は意趣返しと。 -- 名無しさん (2019-09-16 20 38 04) 技を超えた純粋な強さ。それこそがパワーだ! -- 名無しさん (2019-09-17 09 34 54) 砲弾何キロ持てる? -- 名無しさん (2021-04-09 03 08 44) リボンの武者じゃ大洗の中でも強キャラに躍り出ててたなぁ -- 名無しさん (2021-06-24 17 41 49) 4話の獅子奮迅っぷりはいい意味で想定外だった。 -- 名無しさん (2023-10-18 20 16 42) この子達の良い所は、自分達の悪い所や足りない所をなんとか改善できるようと頑張るところだと思う。筋トレもそうだけどみほに声かけて戦車道始めたとことか。 -- 名無しさん (2023-10-18 20 46 07) マッスルの女神に愛されし者たち -- 名無しさん (2023-10-18 20 49 33) ぴよたんの人妻感は強いが、らぶらぶ作戦で暴走したソド子に黒髪 コスプレ禁止された時のねこにゃーもなかなか… -- 名無しさん (2024-02-10 18 54 23) リボ武者ラストの活躍といい4章といい大洗のエースチームに躍り出た感あるな 筋肉はやはり全てを解決する…! -- 名無しさん (2024-06-23 04 19 00) 名前 コメント
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タイムアップ。であった。 夏特有の熱気を切り裂くような超高熱の光線。 ──現れた後光に導かれ、島田愛里寿は天高く上昇を開始する。 ベージュ色の長い髪をたなびかせ昇天する様は、まるでこの世に遣わされた熾天使のようだ。 天使は満身創痍の奇妙な熊を両手に抱えている。 いかにも啓示的なクマ。その姿は、再び人類が重ねてきた罪悪を背負おうとした救世主である。守ろうとした人々により無残に打ち捨てられる様を明確に表現している。無知を原因として悪意ある者に操られた罪人をそれでも救おうと抗い立ち向かう気高さ。しかし理解されぬ悲惨さ。なおも立ち上がろうとする愚かさ。 野生の熊でさえも理解できることを人間はなぜ理解できないのか。 野生の熊には人間社会が飲み込むべき残酷さを理解できないのか。 ボコられたクマの姿はその両面性を雄弁に語っていた。 慈愛を持って熊を掲げる幼い少女の偶像。 罪なき者が彼の者を目の当たりにしたのならば、以下のようにその厳威を称えるだろう。 曰く──悪徳のため悪徳を愛する不埒な者も、望む相手に苦痛を与える降霊術師も首を垂れざるをえない──と。 参加者たちはついに降臨した裁く者を呆然と見上げることしかできない。 罪人たる少女たち。明白なる悪徳に屈し隣人を愛することを忘れた彼女たち。手を取り合おうと呼びかけるものを消し去った者たちは、真の偉大さを前にしてはただ眼を焼かれ右往左往することで精いっぱいであった。 天高くから地上を俯仰する使徒は、やがて大きくその眼を広げると地上に残る者たちを睨みつける。視線とともに照射されるスペクトラムの光は、神より委任されし七色の光線である。瞳から照射された七色光線はやがてエリア全体を包み込み、それを浴びた罪人たちはなすすべもなく、 溶けていく…溶けていく… ※ ※ ※ 「どーしよー! 柚子ちゃあああん!」 「もー桃ちゃんったら、愛里寿ちゃんを獲得して調子に乗るからだよ」 「島田流は稼働時間を大幅に超過すると周辺を巻き込みながら暴走するだなんて知らなかったんだー!」 「FA獲得の最終決定をしたのは桃ちゃんでしょう」 「そうだけどさー! ああああ西住ぃ、早く帰ってきてくれー!」 「西住さんは人的補償で取られちゃったじゃない」 「島田出した相手が西住取りに来るだなんて思わなかったんだよー!」 「失敗を認めたくないからってこれからは島田カラーで行くなんて言っちゃうし」 「西住島田夢の両頭体制が壊れたから……」 「あんこうさんチームも怒って解散しちゃった」 「うわああん、柚子ちゃん、何とかしてくれえ!」 しょうがないなあ、と呟く小山柚子が懐から取り出したのは戦車の砲弾である。「柚子ちゃん、どうしたのいきなり?」 まさかあの目から怪光線を照射し飛び回る少女の撃墜が、このNo.1照準手河嶋桃に託されたということだろうか? 「今からこの砲弾に戦車道魂を込めるから、桃ちゃんは装填して発射して」 戦車道魂とは? 河嶋は聞かない。桃は柚子との硬い友情で結ばれていたため、柚子が意図することを桃は言わずとも察することができる。 (何言ってるか全然意味わかんないよ。でも聞いたとしても押し切られそうだし) 続けて柚子は「そうしたら出てくる人にチームに加わって貰ってね」とぞんざいな説明を重ねていく。大洗女子学園アルバトロスさんチームの河島桃は「わかったよ! 柚子ちゃん」と素直に頷き、狙え、装填、発射。しかし、「──っ!」発射直前でいらないことに気がついてしまうのが桃ちゃんである。 「ああ、そうか柚子ちゃん!」世紀の大発見をしたかのように話す河嶋に「どうしたの桃ちゃん、早く撃って」柚子はそっけない。 「出てくる人って西住流家元か!」柚子はバレバレのネタが割れた若手芸人みたいな顔をする。 「すぐに分かったよ!」 「うーん、でも情報によると、出てくる人っていうのは大洗女子学園の制服を着ているらしいんだよ」 「じゃあ違うか。いくら家元でも素面で女子高生の制服を着て出てこれるとは思えないからな」 「そうだねー。いついかなる時でも進む姿は乱れなしって感じの人だし」 「家元じゃないかー! どんな時にでも使えるからって安売りさせたらだめだよ本当に!」 「えー、今や高校戦車道の顔になっていて、忙しいスケジュールの合間を縫ってきてくれたんだよ」 「じゃあ家元じゃないか。西住かな? 何だかんだで戻ってきてくれたんだな」 「あ! もー桃ちゃんが遅いから様子を見に出てきちゃったじゃん」 「ごめん柚子ちゃん」 「まったくもう、あの長い黒髪の妙齢の人だから、失礼がないようにしてね」 やっぱり家元じゃないかー! と叫ぶ河嶋はドンドンドンドンドンと五回砲撃。着弾点からキラキラとした演出効果が出現した後、西住流家元を筆頭に次々と人影が飛び出す。出てきたのは、西住流家元、秋山母、五十鈴母、武部沙織、冷泉おばあ。いつもの五人である。 ありがちな絵面を前に小山柚子は「やったあ、あんこうさんチームが揃ったね」と無邪気な顔で白々しく喜ぶ。「あんこうさんというか」河嶋は首を振る。「生々しいあんこうって感じじゃないか」「さしずめタコさんチームといったところね、やだもー」と家元がカットイン。これには「やかましい!」河嶋が怒鳴る。 「でもどうしよう桃ちゃん。皆さんを呼んだら予算がもうなくなっちゃったよ」 スルーした柚子がスルー出来ない発言をしたので、河嶋は狼狽えた。 「ええええ! どうするんだよ柚子ちゃん!」 「どうしようかー」「どうしようかーって!」 「心配するな、かーしま!」 と、飛び出してきたのは頼りになる杏会長である。キャラ被りしそうな乗馬鞭をブンブン降っており、あんこうスーツを基調としたジョッキーのコスプレをしていた。 「我に金策の秘策ありだよ」「さっすが会長!」 ひゅん、ひゅん、と音を立てて振るわれる鞭。安心しきった子供のような河嶋。 「もう戦車なんて古い! 競馬! これからは馬の時代だー!」 「でも、会長、私たちは未成年ですし、それにギャンブルに手を出すというのは……」 「賭けるほうじゃなくて、馬主のほうだよー」 それなら行けそうですね。何も考えずに発言した意気軒高の河嶋と必死に自分を納得させようとしている様子の柚子。それでも杏の真意を彼女たちは感じ取っていたのだ。長い付き合いなので、杏が意図することを二人は言わずとも察することができる。 (何言ってるか全然意味わからないけど、会長絶対スルーするよね) 「よっし! 河嶋。とりあえず馬を探そうか。」 「わかりました。会長!」 一筋の汗を流す柚子を尻目に、河嶋はキョロキョロとあたりを見渡す。野生の戦車がいっぱいある大洗なんだ。野生の馬ぐらいいっぱいるだろう。と、家元と目が合った。(ヤバッ!)目を逸らそうとする河嶋を家元(星5)は許さなかった。まさに鉄の女を体現する女傑の苛烈な視線を受け、弱弱桃ちゃんは逃げることも出来ず涙目で見つめ返す。 (あああああああ、そう!) 河嶋は気が付いた。(立場を気にせず自分たちにも手伝わせてほしいということだよな!) さすが、西住流家元。郷にいっては郷に従うというわけ。自分を守るため最大限好意的解釈を行った河嶋は頷き、探索場所を指示しようと喉を震わせた、──瞬間! 突然、凄まじい速さで家元が四つん這いになる。河嶋はあまりのことに呆然とする。四つん這いの所作も美しいその姿は往年のティーガーの勝るとも劣らない。そんなタイガー家元がタンカスロンもびっくりの速度で、全てを置き去りにして嘶く。 「ヒイーーーンッ!」 (恥ずかしくないのかね) 会長を他所に西住流家元は滅茶苦茶真面目にやっていた。柚子は「すっごいプロ根性だね」と感嘆し、艶の混じった息を吐いた。まさに溶岩の中をも突き進む戦車、その体現と言っても過言ではない姿である。 「かーしまー、いい趣味してんねえ」杏にからかわれる河嶋はいまだにフリーズして動かない。同じく呆然として動けない四人のあんこうたちだったが、大真面目に馬をやっている家元の真摯さに、一人、また一人と触発され、気が付けば性癖お徳用あんこうたちは全員が四つん這いになり「ひいんひいん」と嘶き始めていた。 「……いや、もういかがわしいって段階じゃすまないぞ!」と再起動した河嶋が突っ込み。 「あんこうどころか乱交一歩手前って感じだね」会長はおっさんみたいなコメントを残す。 ここで後方に立ち上がる影有り、「ナナナ~ナナナ~……」冷泉おばあである。「あんこう~らんこう~」ぎくしゃくして踊る。「らんこう~らんこう~……」その後が出てこず止まってしまう。(頑張れ!)あんこうと西住馬の熱い視線が瞬く。「らんこう~……」だんだん遅くなる動きと一緒に空気もぎくしゃくしだして、河嶋は耐えきれなくなった。 「無理しなくていい、無理しなくていい! 冷泉も心配するから、な!」「婆孝行、感動」「うるさいよ!」と茶々家元に河嶋がパンチ。 しかし、読んでいた家元「暴行~乱暴~かけるぞパロ・スペシャル」「イダダッ!」と、パロ・スペシャルを掛けられた河嶋が悶絶。ロックを外そうと暴れるもがっちりホールドされ、唐突に始まったニシズミ・ウォーは一方的な展開となった。「イダダイ! なんで私家元にパロ・スペシャル極められてるんだ?!」「違うよ桃ちゃん! その人は家元じゃなくて馬!」「なおさらおかしい! なんで私馬にパロ・スペシャル掛けられてるの?!」 「お、かーしま。じゃあ今度はかーしまが馬やろうか」 は? という声がすでに嘶きに変わっている。びっくり仰天、アルバトロス桃はウイニィ河嶋に。ヒンヒン嘶く彼女は四足歩行形態で足は蹄になってしまっている。 『うわああああ! 馬になってるーーーー!』驚く河嶋に「うま過ぎて?」と宣い逃げるイエモトフシダラオー。『何がだ! 全然うまくないんだよ!』と追いかけっこを始めるツッコミカタメガネ。 G3カーシマドリームダービーは概ね予想通りに推移し、予想屋たちが安堵の息を漏らしている。波乱もなくなくこのまま終わるだろう。さすがは西住流家元。第三コーナーを回り観客たちが緊張の糸を緩めた、そのタイミングで! 突然大外から差してくる影があった。影は河嶋にとってなじみの深い影であった。頑固で神経質そうな顔をした眼鏡の中肉中背の男性。文具店経営の河嶋の父である。 ※ ※ ※ 河嶋桃の父親は、不器用な男だった。不器用でプライドが高い男だった。文具店、客商売を営んでいるにもかかわらず、接客態度はいいとは言えない。家族とも積極的に会話しようとしない。 幼い日の河嶋桃にとっては、いつもむっつりと黙り込んでいて威圧感がある恐ろしい父であった。 そして彼女の母親は身体があまり強くない。よく熱を出して寝込んでいるところに、河嶋はしくしくと泣きながら看病したものだ。調子が良いときは家の中のことを教えてくれる頼りになる母であり、どこか図太いメンタルを持っている女性であったが、それでもどこともなく漂う病の気配に彼女はハラハラしていた。 そんな調子の両親であったので、長女である河嶋桃は中々甘える相手が見つからなかった。彼女は本質として素直で感情豊か。何か出来事があるとすぐ感情を動かしてしまうのでフラストレーションを溜めやすいのである。 父親は黙っていることが多く、機嫌がいいのか悪いのかわからない。機嫌が悪かったらとても怖いし、邪険に扱われたら傷つくので、無邪気に甘えるには気が引ける。 母親は精神的には強い所を見せる人だったけれども、愚痴を零して心配をかけること、この人に強い負担を掛けると病気が悪化して今度こそ死んでしまうのではないかと心配になって、河嶋はなかなか話ができない。 家庭内で不安を解消する手段を持たない子供は、よほどの傑物でない限り、他責的で威圧的な部分を持ってしまう。不安を受け止めてくれる相手がいないことは、正しい自尊心を育てることが出来ないということにつながる。落ち込んだり傷ついたりしたとき、誰にもぶつけられずにただただ自省を続ける。そうすると心の傷はだんだんと膿んでいってしまうだろう。しかし、無条件の親愛を持たない他人にぶつけることは、いたずらに遠巻きにされる原因を作る行為である。繰り返すうちに精神状態はさらに悪化、周辺とうまくやっていく余裕がなくなり、威圧で思い通りにならないことを周辺に察してもらう。つまり、不機嫌で人を動かそうとするようになるのだ。 彼女が世の中を僻んだり、抑圧で無気力になるようなことにならなかったのは、町の住民たちのおかげである。何かと商店街の大人たちは彼女を構う。大人たちは彼女の父の不器用ながらも真面目な性格について十分に理解していたし、母の身体が悪いことも、それでいて強い女性であることも熟知していた。少し外に出ればみんなが挨拶を返してくれる環境。それでも彼女の根幹に抱える不安は中々晴れなかったが、現在に至るまでの人格形成について、性格や価値観が大きくねじ曲がってしまうようなことはなかった。 小学校に入学し、物事の道理がわかるほどの年齢になると、すでに姉となっていた彼女は兄弟のために自然と虚勢を張っていた。妹や弟には決してどこにも行けないような重苦しい不安を与えない。そんな気高い義務感が無意識に彼女の胸中にあった。学校では要領の悪さと尊大な態度でからかわれることも多い。しかし、外へ虚勢を張ってしまう欠点を持つ一方で、弱い者への愛情深さが彼女の中には育まれていたのである。 それでも、彼女の繊細な感性──両親が自分を愛してくれていることを明確に感じ取れる──は両親に強い愛着を持たせたが、甘えられないという事実は、その感性を揺さぶり、結果として愛着と恨みで幾度となくぶらぶらさせられた。彼女はその度に苦しんだのである。 あるときのこと。些細なことで彼女は同級生と喧嘩をした。一度揉めれば相手をもっとも傷つける言葉を探してしまう小学生である。とんでもないことを言われた。 ──もうお前の親の店は使わないから! 皆にも使っちゃダメだって言うから! 河嶋桃は聞いたとたんに幼児のように泣き喚いた。もうだめだ、もうだめだ。うわごとのように繰り返した。このことはその後の顛末も含めて大問題になり、それぞれ親が呼び出される事態へと発展した。 父親と並んで座って、彼女へ投げかけられた言葉。それが担任から彼に伝えられる様子を河嶋はうつむきながら聞いていた。不器用な彼女の父はそのまま固まっている。どうして何も言ってくれないのか。 彼女は垂れてきた鼻をすする。父は不愛想に担任の話に相槌を打ち、曖昧に頷くだけだった。やがて事実関係の確認が終わり、二人は解放されて外に出る。河嶋はしゃっくり上げるように泣きながら歩いていた。 とぼとぼと歩いていると横の父が不意に止まった。彼女は怒られるのかと身を固くして備える。父親は身を低くしての肩を掴むと、そのまま小さな体を抱きしめた。突然のことに面喰う彼女をよそに、なんと彼は泣き始めてしまった。すまないすまないと彼女を抱きしめながら肩を震わせて泣く。 父親が何故泣いているのか、当時の彼女には理解できない。わかることはいつも厳格な父親が泣いてしまっているのが自分のせいであるということだけ。それがこらえきれないほどに胸に引っかかる。父親から感じる確かな愛情に安心し、その愛情に答えられるほど立派でないことにがどうにも悲しかった。 彼女もまた大粒の涙を零しながら泣く。 そのまましばらく二人で泣いていた。様子を見に来た母親が来るまで。 今にして思えば父もまたそれほど強い人ではないのだと、彼女は思う。父もまた繊細でありながら、(あるいはだからこそ)プライドが高い人で──娘への言葉を馬鹿正直に受け取り、ただ怒って娘を守ればいい所を、無駄に考えて、無駄に感情を隠そうとして、結果として娘のために怒れないことに情けなくなったのである。 つまるところ、河嶋桃の内面は父親にそっくりなのだ。 しかし、彼女が父のように不愛想で黙り込んでしまう性格に育たなかったのは理由がある。 それは、母親の存在もあったけれど、彼女には心の底から信じられる友人がいた。目を背けるほどみっともないところを見せても二人は彼女から離れてしまうようなことはなかったから。河嶋桃が山の空のように機嫌をころころ変えられる、あるがままに感情を表現できるようになったこと、初めて友人への信頼による成長だったのだ。 その諍いの時もそうだった。ダメだって言うから! そこまで言った瞬間に隣にいた柚子は、相手の児童の顔を張り飛ばしていた。やったれやったれーと囃し立てる杏は河嶋が動けるようになるまで近くで寄り添っていた。そのせいで諍いは大事になってしまったが、それでも河嶋桃は小山柚子と角谷杏が絶対の味方になってくれる人だと改めて認識した。 彼女たちは自分の居場所になってくれている。同じ目線で物事を見てくれる人たちだ。ポカミスをしたときは馬鹿にされることもあるけど、それは自分を信じてくれているからだ。 こんな素敵な人たちに人生で巡り合えることが何度あるだろうか。 彼女の普段の尊大な態度は自分を外から守るための鎧だったけれども、だんだんと別の意味を持つようになっていく。自分も彼女たちと三人で並び立てる姿、超然としたカッコいい姿になろう。 もちろん中身はまるで追いつかないので、ちょっと追いつめられるとすぐに泣きだすが。それでも少しずつ少しずつ成長はしていた。カメの歩みでも、着実に成長した。廃艦騒動が起こると歩みはちょっとだけ加速した。 柚子や杏がいるとすぐに甘えてしまうところは変わらなかったが、船舶科の学生たちを後先考えず庇えたのは、彼女の内面を素直に出せるようになったからであり、二人がいないときも毅然とした態度を取り繕えるようになったのは、一人でも立てるような柱が心の中にちゃんと建てられていたからだった。 ちょっとだけ情動を制御できるようになった河嶋桃、その歩みは決して早いものではない。しかし、このまま成長していけば、毅然とした態度で、そこそこ頑張れる能力をもっていて、感性が豊かで、そして、弱い人に手を差し伸べられる人。つまるところ頑張り屋で皆から愛される素敵な大人。そういうものになれる未来の可能性もある。 ※ ※ ※ 役人の放送が始まったのは、河嶋桃が目を覚ましてからしばらく経過し、クラブハウスの格式ぶった掛け時計が正午を示したときのことである。 目の前で人一人吹き飛ばして殺し合いを強いた声が再び語り掛けてくる。今度は嫌みったらしく、まるで出来の悪い生徒を相手にする高慢な教師のような調子だった。 まどろみは軽い頭痛を残して吹き飛んでいた。彼女は無慈悲に流れる禁止エリア指定を必死に聞き取った。 真ん中で分断されるじゃないか。突然拉致して殺し合わせたくせにまともに運営もできないのか! 思い浮かんだ文句は、次の死者の発表が始まった直後に消える。 13名というあまりにも多すぎる人数──そして告げられる名前、それは学園艦を共に守った人たちの名前だった。それは彼女たちの戦車道で得た繋がりのことだった。名前を聞けば姿が思い浮かべられるそれぞれ個性豊かな人々。試合でぶつかり合って嫌味も言われて罵りあって、しかしお互いに認め合っている。皆それぞれ生きていたはずの個人の名前。それが貼られたラベルを見るような無機質さを持って読み上げられる。 馬鹿な、なんでそんなに簡単に人が殺せるんだ。全く知らない赤の他人でもなく、同じチームで一丸となった奴らだぞ。 放送途中に一名増えて14名になると、彼女はさらに憤りを強くしたが、一方で疑心も湧き出していた。読み上げられた名前に、やけに大洗の人間が多い。 いつもの追い込まれた時の被害妄想──こんな気分になっている暇はないのに──が始まったことを感じながら、追加された名簿アプリをおぼつかない手つきで開く。 大洗の連中はこんなに参加させられているのか! 彼女は驚愕する。他校の人々は隊長とその数名の側近の参加に留まっているにもかかわらず、大洗女子学園は一年生から三年生までまんべんなく巻き込まれている。 彼女は目を細めて大きな瞬きを何回も繰り返した。 やはり、大洗は恨まれているのではないか。 それは、この特殊殲滅戦を開いた主催者たちからであり、復讐に巻き込まれた他校の生徒から。 こんなに根こそぎ連れてこられて、こんなに多く殺されている。他校の生徒が人間がそんなに憎いのかと、役人も言っていて──。 彼女は眼鏡をはずして指で瞼を大きく覆った。あの役人に同意してどうする! さっきまで抱いていたはずの思いを一瞬で忘却させてしまうような、それほど重い衝撃だった。彼女は考えを取り消すように名簿の名前を確認した。 会長がいる。良かった。いや良くはないが、そして、当然生きている。 あんこうチームも全員が連れてこられている。西住みほがいる。これならばなんとかなる。会長と西住がいれば、……五十鈴が死んでいる。うるさい磯部も、デカい近藤も。学園の仲間が死んでいる。 「これじゃあ学園は元には戻らないよ、柚子ちゃん……」 河嶋は眦に涙が滲むことを必死にこらえた。亡くなった学友の顔が次々に重い浮かんで、また瞼を押さえた。 学園生活も戦車道もやってきた一緒にやってきた連中が、あれこれ欠けてしまっている。死んだ奴は帰ってこないなんて、子供でも分かる理屈だろうに。彼女たちの家族がどれほど悲しむと思ってるんだ。プラウダ戦の時のこともまだ謝れてもいないのに。 ダージリン! ダージリンは、生きている。襲ってきたカルパッチョは……死んでいる。さっきとは別の場所だ。……なにも死ぬことはないだろう。カルパッチョがここまで移動しているということはダージリンはおそらく離脱できたのだろう。ダージリンが無事でよかった。 他校の連中は、……同じように死んでいる。河嶋は目を瞬かせた。ころん、と情緒不安定な脳が切り替わった。サンダースと聖グロは全員が生きているぞ。死んでなければおかしいなんて言うつもりはないが、ここまで生きているものか? ダージリンは乗っていなかった。ならば聖グロのほかの連中もきっと乗っていない。多分、おそらく。わからないか。そう信じたいだけか……。 14人も死んでいて、大部分は私たちの学校の生徒。サンダースは全員生きていて。こいつら徒党を組んで……みんな私たちの高校を殺しに来ているんじゃ。少なくともナオミは乗っていた──太ももの傷をそっとなぞる。アリサは確か盗聴してたやつだし、ケイも二人が乗っていたら守るために乗るかもしれない……。 あんな残虐な動画を撮影して流すやつまでいるんだぞ、見知った顔の中に。 心の中で疑心暗鬼と被害妄想が膨らんでいくのを河嶋は感じた。サンダースの連中はみんな生きている。つまり当てにならない。ほかの高校だって死人はいるけれど──。 最後にぽつりと一人残っている少女の名前が目に入る。島田愛里寿。彼女は一人浮いていた。膨らんだ疑心が萎んでいく。再び義務感という燃料が心中を満たした。 ほかの大学選抜の者の名前は一つもない。見知った名前の中で異物のように残っている。 「やっぱり見捨てられたのか……」 天才少女として飛び級、大学選抜チームという幼くして倍近い年齢の人々に囲まれる環境にいた少女。あの戦いを通じて、現状に違和感を覚えて自分の居場所を探していた少女。それを──たった一度負けたからといって、こんなに恐ろしい場所に連れてくるのか。 「本当に可哀そうだ」 彼女は外から見たらわかりにくいだけで、内面はただの素朴で優しい少女なのだ。こんなところにまで連れてこられても人を思いやることができるような子なのに。体験入学の時に強く引き留めて大洗で受け入れればよかった。 西住たちと一緒に戦車道をやらせてやればよかった。西住、西住……。 「あのとき、だいぶ酷いことを言ってしまったような」 今度は強い後悔に河嶋は襲われた。代わりにお前が転校しろだなどと。少なくとも自分が言われたら泣くだろう。メンタルの面でいえば西住みほもあまり強くない。そういえば、先ほどの放送で姉の名前が呼ばれていた。五十鈴の名前も。あいつ精神的に大丈夫だろうか。 ……それもこれも特殊殲滅戦なんて開催する奴らが悪いのだ! 一周して再び怒りが彼女の心に戻った。雰囲気に流されて簡単に人を殺す奴も悪い!どうして簡単に銃を撃ったりナイフで刺したりできるのか。人命は尊いものなんだぞ。 少なくとも会長だったら──いつでも自分の隣に来てくれた姿を思い出す。人殺しなんて絶対にしない。いくら運営に煽られても、こんな勢いで人を殺してしまうなんてことは絶対にしない。 角谷杏はいつだって河嶋桃のヒーローだった。会長はどんな時でも頼りになって、誰よりも賢くて、カッコいい。彼女は常に杏に敬語を使って、杏が就いている役職名で杏のことを呼んだ。杏は大親友の柚子とはまた違う、一番近くにいる尊敬できる大人だった。 「絶対に生きて帰る」 愛里寿と合流したら会長と西住を探そう。あの二人は何とかしようとすでに動いているはずだ。彼女たちの力にならなくては。殲滅戦を打破して──柚子ちゃんたちが待っている大洗に胸を張って帰るんだ。 「柚子ちゃん、ここにいなくてよかった。会長や皆と一緒に帰るから、待っててね」 ※ ※ ※ ある役人にとって忌むべき学園艦の案件の前、彼は中央省庁に呼ばれた。戦車道における超国家的訓練プログラム。要件はそんな重大な機密の共有。そのときは彼は期待の中堅として多くの案件に関わっていた時期であり、中央からようやく存在を認識され始めていたときである。替えるには少々値の張るだろう歯車であり、勝手にスピードを変えたり、突然止まったりしない部品だ。そんな彼の評価を受けてのことであった。 特殊殲滅戦──太平洋戦争から続けられてきた島田流を祖とする演習プログラムについて。 肆年周期デ行ハレル大学初年度及ビ弐年度学生ヲ対象トシタ演習。実際ノ火器及ビ刀剣暗器等々ヲ用イタ超実戦訓ニテ比類ナキ戦車娘ヲ育成スルノ由。 彼は慣習として続けられるその演習を知り──ドン引きした。何を無駄なことをしているのかと思った。そもそも意図的に死人を出すような演習を行うこと。数十人殺して三人の使い物になるかわからない精鋭という対費用効果の悪さ。開催中の関係者への情報操作と開催後の経緯捏造の手間。金も裏の人員も取られてこの採算性。そして万が一表にバレたら政権が飛ぶどころではすまない。 決して悟られるような態度には出さなかったが、馬鹿じゃないのか。彼でさえそう思うような案件である。上司も、(決して言質は取らせなかったが)存続していることに疑問符を浮かべていた。 ただ惰性で──これまでの犠牲の亡霊の数、溜め込んできた膿の重さで回っている案件。彼と彼の上司の特殊殲滅戦への認識はその程度であった。 そのうち世代交代で闇に消えることになるから、そのときはよろしく頼む。上司の役人的冗長性を持った発言内容は簡潔に訳してしまえばそんな感じだ。 後片付けでも大いに働いて出世するぞ。と彼は一人でやる気になる。これほどの後処理ならばより上への出世につながる! 多くのフィクサーたちへの繋がりも持てるぞ。 精力的に仕事に励む彼の役職は学園艦教育副局長。現在は学校教育の一科目である戦車道過程についての方針決定について駆り出されている。 戦車道というのは教育にとっての曲者である。現代においては学園艦を所有している学校、古くはそれぞれ戦車を用立てて、運用できる資本を持って学校でのみ行える競技であり、立ち位置は女子の高度な教養科目である。とんでもない規模の予算が要求される競技、試合においてはエリア内の住人を退避させ、修復費用まで受け持つ豪勢ぶり。中央省庁の役人たちの垂涎の的のこの競技は、性質上複数の役所に跨った管轄下に置かれざるを得なかった。 戦車道に関わる事柄については常に他の部署との縄張り争いが絶えない。魑魅魍魎が謀を比べあう伏魔殿。そんな場所に彼が関わるようになって随分経っていた。 そういう彼の戦車道についての認識といえば──そもそも全体的に衰退しつつある、ということであった。 現状、高校戦車道における西住流及び黒森峰一強状態が続いている。それは観客たちの飽きを誘発し、ひいては高校戦車道への関心の低下を招きつつある、そしてこの不健全な一強状態は、大学戦車道及び実業団リーグについての戦術及び試合展開の画一化と弱体化にまで繋がってしまっていた。 他校のエース級戦力は独自の戦術により活躍していたものの、初心者向けの西住流の戦術は集団戦の使い勝手においては他校を上回っている、その上、西住流によって車両の用意から整備に至るまで万全の体制が敷かれていることから、試合の勝者は常に黒森峰となった。 西住流の戦術傾向、いわゆる戦闘教義(ドクトリン)は、鉄の規律による統制及び強力な戦車による攻撃を軸とした戦術である。個々の選手の力量はある程度あれば良く、それぞれの小隊長の的確な指揮が重視される価値観。つまり小隊レベルの高度な作戦遂行能力によって勝利を目指すドクトリンであるということだ。 しかし、高校生クラスならば、集団の密集陣形で戦術行動が行えるだけでもう十分に強い。より深い戦術行動まで習得しないならば、初心者向けで非常に使い勝手が良いドクトリンである。 その上、西住しほという万能の女傑。また、蝶野亜美というスター選手も存在している。彼女たちの手腕も相まって、西住流は戦車道全体をほぼ席巻しつつあった。 西住流一極支配によって全体に無視できない副作用のようなものがが発生してしまっている。全体の競争意識の弛緩と戦術のレベルの低下、強い戦車で集団行動ができれば強いです──そんなレベルで勝ててしまう高校戦車道。そのような環境では小隊規模での機動戦による勝利を意識する水準には至らない。 当時の戦車道の水準は、西住流の目指すところである。 1.高い判断能力を持った各小隊長たちが連携し相手より早く動く。 2.相手が対応するよりも早く目標を達成する。 3.連携を保ったまま素早く次の行動に移り、相手の情報処理を圧迫する。 4.一方的に自分の作戦を押し付けて勝利する。 このような構想にはまったく及ぶべくもない状態に陥ってしまっていることは明らかだった。 小隊長クラスの人材育成の遅れは国際戦において顕在化する。試合において勝ちきれない。どこか作戦行動に遅延が発生し、とっさの判断に迷ってしまう。そんな状況が多々見受けられるようになっていく。 一方で大学選抜チームは危なげない勝利を重ねている。くだんの案件の廃止がさらに遅れていく。 そして交流試合で弱小国に敗北する事態に陥ると、戦車道強国の立場のためにも対策は急務となる。何らかの改革が求められる状況になったのである。 彼は管轄の縄張り争いで才能を大いに発揮し、存在感を示し続けていた。戦車道の改革に対して口を挟める立場にあったのである。彼は西住流の跋扈が現状の原因になっていると聞いていたので──解決策として別の戦闘教義を導入できないか打診する。彼と島田流の蜜月関係が始まった。 島田流は戦力全体での機動力と情報優位、隠密性を重視する。できうる限り少数同士の戦闘が発生するように状況を整え、そして敵が自分たちより同数以下である場合必ず勝利する。そんなドクトリンで、西住流よりも総隊長の能力と個人戦力が重視される流派である。 つまり、究極的には一対一の状況を作り続ける。発生する一騎打ちの勝率を上げる。局所的な優勢を積み重ねていき全体で勝利する、それが島田流の目標であるのだ。 西住流と肩を並べる流派であり島田千代という花形選手を抱えながらもしかし苦戦を強いられていた。当時の高校戦車道においては強みを発揮できず導入されなかった──(エース個人が無双するだけでは西住流に勝てない)──ことが原因である。 彼の働きかけが大学戦車道において島田流の跋扈の流れを生む。当時の島田流家元(島田千代の先代)からの全面協力もあり、島田流、経緯から確固たる地位を築いている大学選抜チームより大学戦車道全体へと広げる。そしてそれは大抵西住流よりも高い成果を出した。 当時の大学チームの選手層。西住流に支配された高校戦車道を過ごした──高い技量を持つ一方で西住流に敵愾心を持つ我の強い元高校エースたち。初歩の西住流で勝利してきたものの、想定外の状況に弱い元黒森峰生。そして一応の作戦能力を持つが、黒森峰に負けてきたことで軽く見られる元隊長たち。おおむねこれら3層で構成されている。 このような集団では作戦能力のある小隊長の下で集団戦を行わせる西住流は極めて相性が悪い。全体で作戦を決めてその後は極力個人戦を行わせる島田流の方が各大学のチームには適合していたのだ。 島田流ドクトリンにより大学選抜チームが結果を出すと、島田流の巻き返しが始まる。西住流の下から上の支配(高校から大学、プロ)に対して、(大学選抜から大学)上から下の支配によって対抗できるようになっていった。 集団行動。地味。堅実。そんなイメージをいつの間にか押しけられた西住流に比べて、個々のエースが動いて奇襲。鮮やかに勝利する島田流は派手で華がある。そんな広告戦略も成功し──忍者戦法というフレーズも定着して、大学戦車道人気は大いに盛り上がった。 特殊殲滅戦の成果物三人。誰が呼んだかバミューダトリオの活躍は人気の更なる呼び水となる。島田千代の家元襲名と大学戦車道理事に着任し、島田流の権勢を着々と拡大させる。 そしてその流れは、神童と名高い島田愛里寿、彼女が大学選抜チームの隊長に就任することで頂点に達した。 この状況は島田流を後押した彼の役人の評価に繋がった。彼はさらに出世の階段を登る。 新しく島田流家元となった島田千代との間に軋轢が生じ始めていたことは懸案材料ではあったが──彼の政治能力は大いに評価されている。役職としては学園艦局長にまでのし上がっている。個人と人間として合わないことはさほど問題ではなく、彼の今後の栄達については誰が見ても明らかだった。 彼の次のポストのために、周辺に示すことが出来る分かりやすい仕事として、彼であれば容易にこなせるであろう案件が用意される。 彼の約束された出世のため低いハードルに過ぎない案件、彼であれば躓くことがないだろうと実質的な責任者に任命されたプロジェクト。名前は──大洗女子学園艦廃艦計画。他の歯車たちは彼を羨望した。 ※ ※ ※ Ihanaa(素晴らしきかな)、継続高校! サウナ、メタル、モータースポーツ、ウィンタースポーツ。そして巨大クリスマスツリー! あなたも継続高校で人生のプレゼントを手に入れ、トナカイをしばいて皆にプレゼントを配れる人になりませんか? キャッチコピーはそんな感じだったか。騙されたような騙されてないような。 大学選抜、バミューダトリオの一角、ルミが入学したのはそんな学校である。 金沢の港からさらに日本海を北に向けて出港。寒さに震えながら、我が校のカリキュラムは過酷な自然環境とのふれあいを重視します。そんな校長の演説が始まったとき、彼女は若干どころではない後悔を感じていた。戦車道ができて、学費が安く、自由な校風である学校。そんな条件にぴったりと当てはまったのが継続高校である。 確かに自由度は高い、高いが、食事の始まりが調達の検討から始めなくてはならないのは度が過ぎていないだろうか? 先輩たちが皆がめついぞ。飢えた狼みたいな目になっている。この前のサンダースとの交流試合、山積みにされているレーションをすべて持って行った上にお代わりまで要求していた。ちょっと品性が低いのではないか。私は気高さを失わないぞ。 そんなことを入学当初考えていたルミは、今、プラウダの試合後ミーティングに招かれ、ついでにボルシチをタッパーで持ち帰っている。プラウダ生たちは彼女のことを全力で睨みつける者もいれば、ドン引きしている者もおり、感心した様子で見ているものまでいた。お子様みたいな金髪だった。 本日鹵獲ルール(勝者は敗者に戦車一台を要求できる)で行われた継続×プラウダの試合は雪中フィールドの過酷なものとなった。試合は、質の悪いエンジンオイルの混入により動きが悪いプラウダ側に対し、白い塗装を活かしたゲリラ戦を挑む継続有利で展開した。途中何の変哲もない雪道を走行していたKV-2がまるで人の手が加わったかのような穴に落ちるというハプニングがあったものの。大量の継続生徒たちによって救助されたうえ、彼らの手により車両の点検まで行われるという心温まる場面もあった。 試合はそのまま継続高校の勝利。粛清におびえるプラウダの隊長が不正を訴えたが、彼女たちは華麗にスルーし、ボルシチと一緒にKV-2を持って帰ったのだった。 学友たちにパンとボルシチの交換を要求しつつ、彼女は自分の高校戦車道を振り返る。 熱くなりやすい性質であったが、いつもどこかに冷たい自分を飼っていたのが効いたのか──試合の流れの転換を正確に掴むことができたし、狙撃をやらせれば必中に近い成績を叩きだせる。彼女は継続の一回戦突破を支えるエースとして、皆からもてはやされ、大学からも推薦を受けた。毎度次で負けたが。 ボルシチ美味しい。アイツらいいもの食べてるなあ。デザートのシベリアもとって来れば良かった。 試合内容にはおおむね納得していた。自分には策謀の才能はないことはわかっていたし、自分いがいの者は皆平凡な腕前だ。自分というエースを最大限生かせる戦術をとったところで、中堅校以上には読まれて潰される。しょうがないことだ。まあしょうがないことなのだが。 やっぱり、悔しい! // 弱小だから目立てた、将来が約束された! こういう時に現実的な打算が出てきてしまうので、ちょっとルミは自分のひねくれている部分が嫌になる。どうにも自分の無垢なところと酷薄なところがぶつかってしまう、いつも出てくる妥協みたいな感情を持て余している。もうちょっと思うがままに生きてみたいところだと、心の底に少しだけ不満を抱えていた。 まあ、しょうがない。現実はいろいろ制約があり、自分らしく生きるのは難しいのだ。……思うがままに生きていたならば、そもそも継続には入らなかっただろう。どこに入っていただろうか? 黒森峰は息が詰まる。プラウダはむかつく。サンダースはうるさい。……アンツィオか。じゃあ継続でいい、いやごはん美味しいしなあ。 ぽろろん、とカンテレの音色が聞こえてきた。埒もいかないような悩みを考えるようになったのはコイツのせいだ。ルミは思う。 音源にまで足を運び、特徴的なチューリップハットを見つけると、ルミはその横に腰を下ろした。 カンテレの演奏は途切れることなく続く、横に先輩が来てるんだぞーとぼんやり思ったが、別にあいさつされたいわけでもないので、流れてくる音に浸っている。 不意に音が途切れる。半目でぼーっとしていたルミはゆっくりと横を見た。 「風に吹かれて流れていくものですよ」──チューリップハットの少女、ミカが唐突に言った。 「私は風を起こすか乗って飛びたかったんだよー」いつの間にかコイツの言うことがわかるのもあれだよなあ。けっこう染まりやすいのか。そんなことを考えながらルミが答える。 ぽろろん。とカンテレが鳴った。間を取るときに便利だな。と黙り込んだミカを見て思う。 「風は吹くべき時と向きにしか吹かないものですよ」 うーん。……コイツ、私を諭しに来てるのか。反感を覚えようかなとルミは言葉を頭の中でぐるぐると回したが、不思議と怒りは覚えなかった。ミカの人徳というやつなのだろうな。彼女は嘆息した。 「まあ、そうだな。……お前が一年早ければなー」 「私も、風に吹かれて流れてきただけですから」ぽろろん、とまたカンテレが鳴った。 ああ、こういうところだよ。こいつはどこまで行ってもこれが素なんだろう。自分らしさがどうだとかでいちいち迷ったりしないんだよなあ。 そもそも人に関心があるのかもわからん奴で、人付き合いも適当な……。彼女は気が付いた。コイツ、まさか励ましに来たのか? ルミは目は半目のままで口元だけをにっこりさせた。わかってるそぶりを見せれば恥じらいくらい見せないかなとも思ったが、ミカは余裕の表情のままで、緩慢な音を出した。 「んん、私の継続生活はけっこういい感じだ。不満や後悔もあるけどな、でも、そういう不平を根本から解消しようと動く性質じゃないんだ。」いい感じだったからそれでよかったんだ。そう考えると気づいてなかっただけで流されてたんだろうな。本気で風を起こそうとは思っていたが、どこまで本気だったか。ああ、いかん。ネガ入ってる。未来のことを考えよう 幸い、こいつには期待できる。ルミは立ち上がって息を吐いた。 「私の次の場所がどこになるかわからないけど、歩いていくことにするよ。風だか本能に従って」 またカンテレを鳴らす。それを見て、彼女の口調に迎合してやったのが恥ずかしくなったルミは「お前はくるくる同じ場所で回るなよ」「どっか留まれる木ぐらい見つけることだな!」と、それだけ言って足早にその場を立ち去った。ミカは吹いてきた風に身を任せながら、カンテレを気ままに演奏しようとして、「あ、かーべーたんは絶対プラウダに渡すなよ」ぽろろん。「返事は口で言え」「はい」今度こそ去る背中を恨みがましいカンテレの音が追いかける。 ルミはどこか吹っ切れた顔で、明日からの自分について考え始めた。 ──この学校の色に染まってだいぶ図太くなったからな。どこでだってやっていける。 ──見知らぬ集団に潜り込んで飯をねだるのもうまくなったしな。 意地悪な大人たちから継続にはもったいないだの、そんなことを何度も言われたし、他校に行っていた未来を夢想することもあったけれども、結局この学園が自分に一番合っているのだ。 ──だって、黒森峰は息が詰まる。プラウダはむかつく。サンダースはうるさい。 ──私は継続高校のエース、ルミだ。 おかげで味方はいないけれど。 特殊殲滅戦の会場で、彼女はため息をついた。 ※ 私は染まりやすくて大切なものはない。特殊殲滅戦も人が死ぬサバゲーみたいなものだ。 支給された銃はごてごてした狙撃銃。大きい銃、無駄に威圧的で取り回しが効かない。 参加者たちは──今は全員が大学選抜チームなんだけど、出身校でいいか。ほとんどが強豪三校の奴、サンダース、プラウダ、黒森峰。戦車道強くて、学費払えるような奴らは、みんなそこに行くからしょうがないんだろうけど。中堅校以下は付け合わせのパセリみたいにぱらぱらといるだけ。知波単BC聖グロから数名ずつ。ああ、三校の連中が殺し合いに乗ったら、数に押されて死ぬじゃん。三人しか生き残れないんだったら、仲間割れもあり得るかもしれないけどさー。 スコープを覗いてた時に考えたのはそんなことだったかな。視線の先で黒森峰とプラウダが一対一で銃を向けあって喧嘩してた。やってるなーとぼんやり眺めてたら、黒森峰が一名追加。そしたら優位な黒森峰の方、その片割れががニヤニヤし始めて、武器を捨てて降伏するようなジェスチャーをしてる。 降伏させて何させるんだろうなあ。ぴくぴく口の端をひきつらせながら言ってる言葉が何なのか私にはわからなかった。緊張であいつら自身何言ってるかわかってなかったんじゃないの。 そしたら、銃の音と火、黒森峰の調子乗ってた方がばたりと倒れる。プラウダが逃げ出して、もう一人の黒森峰は呆然。 何やってんだか。動かなきゃダメでしょ。動けばいいのに、さっさと動けば。動かなかったら死ぬじゃん。悩んでいる暇はないぞって、冷たい自分が囁いてたよ。しんどかったけど、何かどっかで歯車が噛み合ったんだよね。動く気になった。 とりあえずプラウダと黒森峰で戦争させて、消耗させるぞ作戦開始。 呆然としてる黒森峰、先輩死んじゃったちゃんに合流して、優しく慰めた後、死んだもう一人の墓まで作ってやった。一緒に過ごしているうちにそのまま次々に黒森峰の生徒が合流、気が付いたら黒森峰単一の集団が出来ていた。黒森峰有利じゃん。異分子は殺されるかな。すこしまずいか。とも思ったけれど、幸いにして最初に会った彼女は私のことをかばってくれたし、それ以外の子たちはまだ殺し合いの空気でもないみたいで、皆スタンスがバラバラ。やばい統率者がいたらやばかったけど、隊長は無難な常識人。カリスマって感じじゃない。 話が逸れたわ。で情報取集しつつ様子を見ようって調子で落ち着いたんで、隙を見て1対1で死んじゃったちゃんとお話し。なんでもだいぶ先輩を慕ってたみたい、あの人みたいになりたかっただって。無難な慰めは終わってたし、余裕が出てきたのか、煽ったら殺る気になっちゃった。目の前で先輩を殺された彼女に寄り添えるのは一部始終を見ていた私だけだったからさもありなんかもしれない。黒森峰、年功序列が強いから、年上の言うこと聞きやすかったのかなー。あの子が特別ちょろかっただけかも知らないけど。 覚悟を決めた顔になってたよ。20年も生きてない子が。純粋な子だったんだろうね。 手伝ってくれますか?って。やるよやる殺る。ただ、借りは返してもらうから。継続レートで。 ちょろい子と抜け出して下手人のプラウダ生を見つけた。サンダース隊長が率いる集団の中。さすがに殺っちまいなーで突っ込んでいける場所じゃない。ただ時間がたって冷静になられたらまずい。私と彼女の心温まる交流の時間。彼女の先輩の思い出話を延々と聞いてやった。先輩は復讐を望まないよ方向にはいかないように必死にさ。何でもないような日常の話だよ。黒森峰は金持ちでうらやましいな。 金持ちで清純で箱入りだから、先輩たちが運営を打倒することは毛ほども疑ってなかったみたい。 シュトーレン食って生麦食べてる日常を奴ら永遠に奪ったんだー。先輩たちが主宰を倒したらあいつそのまま日常に帰ってしまうぞー。そういう話をすると、殺せそうな感じになってきてた。さめざめと泣くから気の毒だったけどさ。 んで、監視してるサンダース隊長の集団は背が高いBC学園生が合流。そこで一回目の放送。いや、放送中はみるみる空気悪くなってて大変だったよ。プラウダも黒森峰も一人二人しか死んでない。サンダースは半分以上死んでる。そんなところでそれぞれの学校の生徒がいたらもう戦争でしょう。そのうち集団の中でもめ事が始まって、目当てのプラウダ生が同じくプラウダの子と二人で抜け出した。チャンス到来。彼女を先行させてプラウダの生徒を追いかけた。 高所から見つかんないように追いかけたら、集団からもプラウダ生を追いかける生徒二人(知波単とサンダース)が来てる。黒森峰の子に邪魔をさせないように食い止めるつって、無駄にデカい銃で一発、知波単の方がザクロになった。あれだね、焦ってる方が人殺せるね。血肉被ったサンダースの子は優秀みたいで、すぐに地面に伏せてた。……今思い出してみるとサンダースの子はメグミだったわ。向こうは知らないみたいだけど。余談終了。すぐに黒森峰の子を追いかけた。 これほだされてたり返り討ちにされてたらやばいなーって追いつくと、今まさに復讐の場面、撃つか撃たないかの最終選択。武装解除させてるけど、隠し持ってたら返り討ちにされるぞって思いながら、黒森峰の子の引き金に手を重ねてやる。そのまま射殺。一発でいいのに全段撃っちゃったよ。煮えたぎる復讐心を存分にぶつけたみたいだね。生娘を復讐心漬け戦略はどうやらうまくいったかな。 そういや、もう一人のプラウダ生は? 横からナイフ。弾き飛ばす。危な。黒森峰のインターセプト。飛ばしたナイフでめった刺し。私はそれを写真に撮って落ち着いた彼女に声をかけてあげる。彼女は私を見てわんわん泣きながら縋り付いてくる。かわいいやつめ。 落ち着くまで一緒にいてあげた。彼女を肯定してあげた。何だか私が絆されそうだった。酷薄だから絆されないけど。 死体を始末するって言って彼女を先に返して、荷物を漁ってたら人の気配。警戒しながら振り向いたらいたのはアズミ。あの子やばかったよ。二人死んでるのに全然ビビッてない。もう何人かやってるみたいだったからシリアルキラーかと思ったね。んで、プラウダも集団になっちゃってるみたい。ということでアズミと黒森峰とプラウダを全滅させるぜーっ同盟を組むことにした。この同盟が今日まで続いているのだから数奇なもんだよ。 まあ、両集団、殺し合いが激化して希望を失いつつあったし、私は周到に準備していたから。ぶつけ合いはうまくいった。プラウダには黒森峰の子の凄惨な殺人写真を送り付けた。黒森峰には私がプラウダ側に裏切ったせいで黒森峰一年が死んだように見せた。 やっぱり人を殺すのはよくないよ。いくら復讐だからってさ。私を心の底から信じている子を殺すのは忍びないからアズミに任せたけど。いえーいさすアズ。 そのあとはプラウダVS黒森峰の地上の地獄みたいな抗争が勃発。黒森峰側が川岸に追い込まれたところを残り少ないプラウダ側が情け容赦ない銃撃。黒森峰は撃たれて川底に沈んでいき、プラウダは横合いから私とメグミに挟まれて全滅しましたとさ。 あとはもう出てきたやつをパンパン撃ってたら三人になったから、バミューダトリオ結成で試合終了。大変良く頑張りましたっと。私は日常に帰ってきて、いろいろ優遇されていいポジションやってるよ。 後悔? してるしてる。黒森峰の子が死ぬところに立ち合っちゃったから、失血死していく彼女の目が脳内に残っちゃったし。トラウマってやつだね。今でも夢に見るよやだやだ。頭の中にうまく生きてる私が居座って、いい子ちゃんをあざ笑うようになったし。 メグミみたいに主催に立ち向かうぞーってやってればよかったかな? まあやってたら死んでたか。死にたいわけじゃないからしょうがないね。流されるまま必死に生きてた結果って奴かな。 あ、そうだ。ここからは怖い話。 前の高校の戦車道の試合、プラウダVS黒森峰、黒森峰の戦車が川に落ちたじゃん。あの時私、見たんだわ。黒森峰のジャケットを着た青白い腕が川から伸びてきて、戦車を川に引きずり込むのを。なんでお前たちだけ~って感じで、何本も何本も。 ※ ※ ※ 時系列順 Back アイワナビー Next 千切れた隣辺──10人の学生たち 投下順 Back アイワナビー Next 千切れた隣辺──10人の学生たち
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Blu-ray DVD公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|BD DVD☆初回限定版 ☆スタンダード版 ☆ハートフル・タンク・ディスク ☆DVD 「よくわかる!陸上自衛隊 ~陸の王者!日本を守る戦車の歴史~」 発売中 音楽CD公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|CD 書籍公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|BOOK 雑誌連載 ムック本 掲載誌 フィギュア公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|プラモデル フィギュア プラモデル公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|プラモデル フィギュア【プラッツ】http //www.platz-hobby.com/ 【ファインモールド】http //www.finemolds.co.jp/ 【ピットロード】http //www.pit-road.jp/ デカール 塗料 グッズ公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|グッズ ムービック あんこうや/ムービック 大洗グッズまいわい市場 ホビコレ ガールズ&パンツァー関連商品 Blu-ray DVD 公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|BD DVD http //girls-und-panzer.jp/pro_bddvd.html ☆初回限定版 店舗特典 http //girls-und-panzer.jp/privilege.html BD7,350円/DVD5,250円 第1巻ー第6巻 発売中 (第1巻、第2巻は、アンコールプレスが行われた) ☆スタンダード版 (ミリタリーコメなし)BD6,300円 第1巻ー第4巻 H25/06/21発売 第5巻、第6巻 H25/07/26発売 ☆ハートフル・タンク・ディスク BD 6,300円/DVD 5,040円 H25/09/25 ☆DVD 「よくわかる!陸上自衛隊 ~陸の王者!日本を守る戦車の歴史~」 発売中 http //www.liverp.co.jp/self-defenseforce/index.html 音楽CD 公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|CD http //girls-und-panzer.jp/pro_cd.html OP主題歌「DreamRiser」…歌:ChouCho . 発売中 ED主題歌「Enter Enter MISSION !」…歌:あんこうチーム 発売中 キャラクターソング. 発売中 vol.1:西住みほ、vol.2:武部沙織、vol.3:五十鈴華、vol.4:秋山優花里、vol.5:冷泉麻子 オリジナル・サウンド・トラック 発売中 ドラマCD 「今度はドラマCDです!」 発売中 ファンディスクCD H25/08/07 書籍 公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|BOOK http //girls-und-panzer.jp/pro_comic.html MFフラッパーコミックスより「ガールズ&パンツァー」 第1巻 発売中 第2巻 発売中 第3巻 発売予定 MFアライブコミックスより「ガールズ&パンツァー リトルアーミー」 第1巻 発売中 第2巻 発売中 MF文庫Jよりライトノベル「ガールズ&パンツァー」 第1巻 発売中 第2巻 発売中 第3巻 発売中 雑誌連載 コミックフラッパー「ガールズ&パンツァー」 / 才谷屋龍一(さいたにや りょういち) 連載中 月刊コミックアライブ「ガールズ&パンツァー リトルアーミー」 / 槌居(つち い) 月刊コミックアライブ「ガールズ&パンツァー もっとラブラブ作戦です!(仮)」/ 弐尉マルコ 2013/7月号より連載中 ムック本 アハトゥンク・ガールズ パンツァー ガールズ パンツァー公式戦車ガイドブック / 大日本絵画 発売中 http //www.amazon.co.jp/dp/4499231108 ガールズ&パンツァー 模型道公式教本 大洗女子学園×黒森峰女学園 / アスキー・メディアワークス 発売中 http //www.amazon.co.jp/dp/4048916564 ガールズ&パンツァーモデリングブック Road to Panzer Meister IV号戦車&38(t)編 / 大日本絵画 発売中 http //www.amazon.co.jp/dp/4499231116 ACTAS WORKS GIRLS UND PANZER 版権原画集 VOL.1 発売中 http //www.movic.jp/index.php?ctrl=sheet code=23570 設定資料集/ムービック 先行設定資料集 掲載誌 別冊spoon. vol.30 『中二病でも恋がしたい! 』六花×凸守 バレンタイン描きおろし、『ガールズパンツァー』杉山P×渕上舞 http //www.amazon.co.jp/dp/4048941488 別冊spoon. vol.32 「ガールズ パンツァー」最終回直前総力特集号表紙 西住姉妹 決勝戦 http //www.amazon.co.jp/dp/4048982028 別冊spoon. vol.37 Cloud_G 映画化決定!ガールズ パンツァーみほまほ描きおろし大判ポスターつきガルパン戦果報告号 表紙 西住姉妹@戦車喫茶 http //www.amazon.co.jp/dp/4048982109 オトナアニメ Vol.28 http //www.amazon.co.jp/dp/4800301262 Febri (フェブリ) Vol.16 2013年 05月号 表紙 あんこうチーム http //www.amazon.co.jp/dp/B00C1LG5KU Febri (フェブリ) Vol.17 2013年 07月号 http //www.amazon.co.jp/dp/B00D1ZXRBU MC☆あくしず 2013年5月号 Vol.28 http //www.amazon.co.jp/dp/B00BIZSOJ0 MC☆あくしず 2013年8月号 Vol.29 http //www.amazon.co.jp/dp/B00CZ1YZWQ Model Graphix (モデルグラフィックス) 2012年 11月号 Model Graphix (モデルグラフィックス) 2012年 12月号 Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 01月号 表紙 Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 02月号 Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 04月号 表紙 Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 06月号 Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 07月号 Model Graphix (モデルグラフィックス) 2013年 08月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2012年 11月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2012年 12月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 01月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 02月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 03月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 04月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 05月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 06月号 Armour Modelling (アーマーモデリング) 2013年 07月号 MODEL Art (モデル アート) 2013年 06月号 電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2013年 01月号 電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2013年 02月号 電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2013年 04月号 電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2013年 05月号 電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2013年 06月号 電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2013年 07月号 電撃HOBBY MAGAZINE (ホビーマガジン) 2013年 08月号 Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2013年 02月号 Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2013年 03月号 Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2013年 04月号 Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2013年 06月号 Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2013年 07月号 Hobby JAPAN (ホビージャパン) 2013年 08月号 Great Mechanics DX 23 Great Mechanics DX 24 COMBAT (コンバット) マガジン 2013年 06月号 シクロツーリストVol.9 月刊HiVi 2013年5月号 月刊HiVi 2013年8月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2012年 07月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2012年 08月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2012年 09月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2012年 10月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2012年 11月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2012年 12月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 01月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 02月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 03月号 表紙 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 04月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 05月号 表紙 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 06月号 Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 07月号 表紙 西住殿vsアンチョビ Megami MAGAZINE (メガミマガジン) 2013年 08月号 Megami MAGAZINE DELUXE (メガミマガジンデラックス) Vol.20 2013年 05月号 表紙 アニメディア 2012年 11月号 アニメディア 2013年 03月号 アニメディア 2013年 05月号 アニメージュ 2013年 04月号 アニメージュ 2013年 05月号 アニメージュ 2013年 06月号 アニメージュ 2013年 07月号 アニメージュ 2013年 08月号 フィギュア 公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|プラモデル フィギュア http //girls-und-panzer.jp/pro_pf.html 1/7西住みほ、秋山優花里、五十鈴華、冷泉麻子、武部沙織 / ボークス 発売中 1/7秋山優花里 / ボークス 水着版(ボークス会員限定商品) 1/7ダージリン様、おケイさん、西住まほ、西住まほ 水着版 / ボークス H25/**/** 1/16西住みほ/ボークス H25/**/** 1/35西住みほ/ボークス H25/**/** ねんどろいど 西住みほ / GSC H25/06/28 1/10 ビーチクイーンズシリーズ 西住みほ H25/07/** /電撃スペシャルVer.(電撃屋限定商品) 1/10 ビーチクイーンズシリーズ 武部沙織 H25/08/** 1/35 フィギュアセットあんこうチーム、カメさんチーム、ノンナ カチューシャ / プラッツ H25/**/** 蝶野亜美 一等陸尉&陸上自衛隊10式戦車 / ピットロード 発売中 プラモデル 公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|プラモデル フィギュア http //girls-und-panzer.jp/pro_pf.html 【プラッツ】http //www.platz-hobby.com/ IV号戦車D型/ D型改(H型仕様)/D型改(F2型仕様) -あんこうチームver.- / プラッツ 発売中 38(t)戦車 / ゴールドエディション / 改(ヘッツァー仕様) -カメさんチームver.- / プラッツ 発売中 Ⅲ号突撃砲F型 -カバさんチームver.- / プラッツ 発売中 ポルシェティーガー -レオポンさんチームver.- / プラッツ 発売中 ティーガーI -黒森峰女学園ver.- / プラッツ 発売中 マウス -黒森峰女学園ver.-/プラッツ 発売中 ヤークトティーガー -黒森峰女学園ver.- / プラッツ H25/07/** T34/85 -プラウダ高校ver.- / プラッツ H25/07/** グレートアップパーツ D型改(H型仕様)、ポルシェティーガー、ティーガーI / プラッツ H25/**/** 1/72 IV号戦車D型改(F2型仕様) -あんこうチームver.- / プラッツ H25/06/** 1/72 シャーマンファイアフライ-サンダース大学附属高校ver.- / プラッツ H25/**/** 1/40,000 県立大洗女子学園 学園艦 / プラッツ H25/**/** 【ファインモールド】http //www.finemolds.co.jp/ 八九式中戦車甲型 -あひるさんチームver.- / ファインモールド 発売中 三式中戦車[チヌ] -アリクイさんチームver.- / ファインモールド 発売中 1/20 ガールズ パンツァーシリーズ アメリカ陸軍1/4トン 4x4トラック / ファインモールド H25/07/16 【ピットロード】http //www.pit-road.jp/ ノンスケール IV号戦車 D型 エンディングVer. / ピットロード H25/07/** 県立大洗女子学園広報車 くろがね小型貨物自動車 / ピットロード H25/07/** デカール MGデカール ガールズ パンツァー Vol.1 / モデルカステン 発売中 塗料 ガールズ&パンツァーカラーセット あんこうチームVer / GSIクレオス 発売中 ガールズ&パンツァーカラーセット黒森峰女学園Ver / GSIクレオス H25/07/** グッズ 公式サイト ガールズ&パンツァー(GIRLS und PANZER)|グッズ http //girls-und-panzer.jp/pro_goods.html 『ガールズ&パンツァー』あんこうチーム サイクルジャージ ガールズ&パンツァー ドレスアップシール(iPhone5用) ガールズ&パンツァー×EXILIM 戦車ケーキ 抱き枕カバー 武部 沙織 、冷泉麻子、西住みほ、秋山優花里 水着ver アムラックスフェスタ2013 Featuring ガールズ&パンツァー クリアファイル ラバーストラップ 5種 ムービック http //www.movic.jp/index.php?ctrl=list cross_category=3 subcategory=2779 あんこうや/ムービック http //www.movic.jp/info/ankouya/index.html 大洗グッズ http //www52.atwiki.jp/garupan/pages/88.html まいわい市場 http //www.oarai-maiwai.com/products/list.php?category_id=7 ホビコレ ガールズ&パンツァー関連商品 http //www.hobby-shop.jp/index.php?dispatch=categories.view category_id=666
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ガールズ パンツァー 戦車道、極めます! 【がーるずあんどぱんつぁー せんしゃどう きわめます】 ジャンル ドラマチック戦車アクション 対応機種 プレイステーション・ヴィータ メディア PlayStation Vitaカード 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 トーセ 発売日 2014年6月26日 定価 6,640円ライバルは宝物BOX 9,980円(共に税別) レーティング 通常版 CERO A(全年齢対象)ライバルは宝物BOX CERO B(12才以上対象) 判定 なし ポイント Vitaでもパンツァーフォー!!キャラゲーとしては○戦車ゲーとしては… ガールズ パンツァーシリーズ戦車道、極めます! / ドリームタンクマッチ 概要 特徴 評価点 問題点 総評 概要 2012年冬に放送されたテレビアニメ『ガールズ パンツァー』(略称「ガルパン」)をベースにした戦車アクション。 ストーリーは、大洗女子学院に転校してきた主人公「西住みほ」が廃校を阻止するため、クラスメイトとともに戦車を使った競技「戦車道」の全国大会に挑む、というもの。戦車に美少女という異色の組み合わせながら、迫真の作画とストーリーから高い人気をたたき出した作品である。 放送終了から1年以上経っていたが、劇場版の公開が決定したことやOVA版の発売が近かったことなど話題もありタイミングは十分だった。 本作はアニメのシナリオをなぞりつつ、条件を満たすことで別チーム視点のミッションが遊べるようになっている。 また、自分だけのチームを組めるバトルロイヤルモードや高難度のチャレンジミッションがある。 特徴 アニメ12話が5章のシナリオに デモのみのプロローグを経て、戦車戦ミッションをクリアしていくシンプルな流れ。 1回あたりのミッションは短め。たとえば最初の模擬戦では、ミッション1が吊橋の辺りで待ち伏せするまでになっており、ミッション2で終了までが描かれる。ちなみにアニメでは一気にやっていた場所。 戦車操作について 移動は左スティックで砲塔旋回は右スティック、Rボタンで発射…と操作もかなりシンプル。 一章のシナリオ中にスコープモード、二章ではザッピングが解禁される。 スコープモードは読んで字のごとく遠距離砲撃用の専用視点に移行が可能になる。ただし視角が狭まるので、気づかないうちに相手チームが接近してくる恐れも。 ザッピングは友軍戦車を一時的にプレイヤーが操作交代するシステム。ザッピング中は戦車の性能が何故か大幅に上がる素敵仕様。 評価点 アニメパートやイベントスチルの多さ、質 テレビアニメからのキャプチャが多いものの、作品の魅力は十二分に味わえる。また、アニメを知らずにプレイしても恐らく問題なく楽しめる。 むしろ、ここからガルパン世界に入ってみるのもいいかもしれない。 あんこうチーム以外を操作することで、ウサギさんチームやアリクイさんチームが生き延びたりといったちょっとしたIF展開も見る事が出来る。 またアニメ本編、そして後に上映された劇場版(のエキシビション)を含め現在に至るまで大洗が勝った試しのない聖グロリアーナ相手に白星をつけてやるといった楽しみ方も可能。 ボイスに関しても新録が豊富。バトルロイヤル用のゲームオリジナルボイスもあり、声優ファンの方もどうぞ。 この手のキャラゲーにありがちな、高額DLCがない DLC自体、ライバルは宝物BOX特典のP-40(そして搭乗員のアンチョビ )とチャレンジミッションの追加のみ。後者はそもそも無料である。 アンチョビはアニメ本編では出番がほんの数秒しかなく、台詞は呻き声のみだったが、この作品ではちゃんとよく喋ってくれる。OVAのアンツィオ戦はこのゲームの約10日後の発売。 ちなみにアンチョビ以外にも、OVAで初登場したペパロニを思わせる特徴的な喋り方をするモブ生徒の台詞が用意されている。 問題点 戦車ゲーとしての出来が微妙 スコープモードでの遠距離攻撃ではロクにダメージが通らず、結局最接近して攻撃をかいくぐりつつ撃ちまくる戦車ガンカタ格闘戦が一番有効。 距離が近いほどクリティカル率が高まり接射では100%、また経過時間もミッション評価にかかわる為、距離を置いてもいいことがない。 あんこう・レオポン以外のチームでは、最終ミッションが広いマップにいる黒森峰の全車両(含:マウス)の撃破なので、接近攻撃を繰り返さないとタイムオーバーまでに撃破できない。 駆動がやたら軽く、戦車っぽい感じはあまりしない。また移動中は砲塔がオートで正面を向こうとするので躍進射だと狙いにくい。結局最接近して(ry 原作は戦車の挙動に関して非常にこだわって制作されており、重量感とスピード感を両立した見ごたえのあるメカ描写に定評のあるアニメである。このため原作との差異が気になってしまう部分は多い。 部位破壊などもない。履帯に当てようが側面から撃とうが照準の色が同じならダメージはほぼ同じ。距離によってダメージが変わるため結局(ry アクションゲームとしても、ステージは原作再現(演出)重視の構成であり、ハック&スラッシュ的な要素や車体のカスタマイズなども無いため、熱中度に欠ける。 とはいえ、アニメでのシーンを再現しようと思うとそこは仕方がないと言えなくもない。 ただし、「履帯を破壊して足止めする」「重装甲の戦車の弱点を狙って撃破」といったテクニックは原作で多用されているので、ゲームでそれができないのは不満点に挙げられる。 オプション設定でキーコンフィグができない リバース操作にすることができないため、人によっては照準が付け難く苦労するかもしれない。 CPUが敵味方ともにアホの子 敵はやたら真正面から突っ込み、味方は味方で行動指示できないため何処へ行くかわからない。一部ミッションではまだ敵がいるにもかかわらず、そちらに向かうこともなく一定範囲をうろうろするだけ。 バトルロイヤルモードで自チームを各校のリーダー車両で構成しても、無名キャラの乗る格下戦車相手に簡単に全滅するほど。 一対一の状況では簡単にパターン化するので、最弱の八九式中戦車で最強のマウスを無傷で倒すのも時間こそかかるが容易。 味方はザッピングで動かしてやることも出来るのだが、ゲージ量を考えると頻繁に使うのはもったいない。 敵のいる位置まで操作して連れて行くのに使えるのだが、その間本来操作している車両がアホの子な挙動になるため安全を確保してからが推奨。 ストーリーモードは同じミッションを別の車両でやるのみ、違いはキャラクターのセリフだけという水増しミッションが多い。 大洗のチームのみ選択可能、原作が基本的に全車両固まって行動なのでしかたがない、といえばしかたがないのだが。 カメさんチームのプラウダ戦後半や黒森峰戦序盤など単独行動するシーンのミッションはきちんと単独で作られている。 原作で撃破された車両も撃破された後のシーンで使用可能。その際のゲームオリジナル台詞も違和感がない。 原作を再現すると低評価になる。高評価を受けるためには原作や劇中の作戦指示を無視して単機で突撃無双する必要がある。 例えば練習試合のグロリアーナ戦序盤、原作では囮となって待ち伏せ地点まで敵を引き込むのだがこれでは高評価を受けられず、敵のいる平地に単身突撃し敵戦車五両すべてを自分で撃破して初めて高評価になる。 ストーリーモードあんこうチーム最終戦最後の攻撃はイベントムービーで行われるが、原作の通りに攻撃しようとすると敗北する。 「滑り込みながらティーガーの後部に接射」を狙うとタイムオーバーになる。「側面から砲塔の上にいる西住まほを狙い撃つ」とクリアできるので原作ファンほどひっかかる。 総評 豊富なビジュアルその他アニメの魅力はかなり伝わるのだが、戦車ゲーとしては「搭乗員がアニメキャラになりマルチプレイが無くなった『World of Tanks』」といったところ。 「原作再現」という点でも原作のような戦車戦を楽しめるとはやや言い難いのが難点か。 『パンツァーフロント』や『Steel Fury』のような本格的戦車シミュレーターを求める戦車愛好家諸氏には残念ながら勧めがたい。
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アイコンと書かれている部分を image(画像URL,title=画像名,linkpage=図鑑/カード名)とすると 画像リンクを張ることができます。 image()の詳しい使い方はこちらのガイドを参考にしてください。 名称:テンプレート1 レアリティ:☆1 アイコン編集 タイプ・属性 火 レベル 1(10) 入手先 入手先1入手先2入手先3 成長タイプ 普通 攻撃 100(1000) コスト 1 防御 100(1000) 売却価格 100 スキル スキル1