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「それゆけ!乙女の戦車道!!」に登場する専門用語の解説1番(武部沙織パート) 2番(五十鈴華パート) 3番(秋山優花里パート) 4番(冷泉麻子パート) 5番(西住みほパート) 6番(あんこうチームパート) 「それゆけ!乙女の戦車道!!」に登場する専門用語の解説 歌詞中に数々の専門用語や地名(主に大戦での戦場)が登場する本曲。 カラオケや鼻歌で歌うはいいけど、まるで意味が分からんぞ! 歌詞に砲弾は込められないがココロが込められん!と思った貴兄や貴女も、この解説を見れば安心だ。 歴史や用語に詳しいお兄さんたちは添削、修正をよろしくお願いします。 1番(武部沙織パート) 無限軌道 戦車の足回り。「履帯」・工事用機械の「キャタピラ」と同意。 ボカージュ ボカージュ(bocage)とはドイツ語・フランス語・英語で牧草地や家の敷地などを仕切る、濃く高い生垣をあらわす。 ヴィレル・ボカージュの戦いからか。 ドイツの戦車兵ミハエル・ヴィットマンがイギリス機甲師団相手に単騎で27両の車両を撃破と無双したことで有名。 徹甲弾 砲弾の種類 堅い金属が大部分を占める砲弾。炸薬は入っていないか、入っていても少量。 運動エネルギーを利用して装甲を貫徹し、車内を跳ね回る(搭載弾薬の誘爆や人員の殺傷、つまり敵戦車を撃破)ことが目的。 電撃戦 軍事理論(ドクトリン)の一種 ドイツがポーランドやフランスをフルボッコにできた理由の一つ。 ざっくり言うと機動力のある戦車などを使って一気に相手防御の弱点をついて突破し、 相手があたふたしてる間に後ろに回りこんで敵を包囲し、降伏を誘うか敗走に追い込む。 連携プレーが大事なため、ドイツの戦車は無線が標準装備だった。逆にいえば無線完備というのは当時すごかった。 じゃあ他の国はどうやって連絡取ってたの?と言えば、手旗信号とか伝書鳩とかそういう方法であった。ホントに。 2番(五十鈴華パート) シュトリヒ 距離計算に使う単位 詳しくは第三話FAQを参照 鉄獅子 日本の戦車を指す美称 冬将軍 ドイツ軍のトラウマ、ロシア・ソ連最大の友。戦車的にはソ連・ロシアの非常識な寒さのこと。 ナポレオンがロシアに侵攻し敗北した際に新聞記者がこう表現したのが始まりらしい。 130年後の独ソ戦でも、ドイツが敗北する大きな要因のひとつとなった。 起動輪 履帯を回すためにエンジンの動力を伝える歯車状の車輪のこと。(ドライブスプロケットホイール) 主人公たちが乗るⅣ号戦車の場合は前についている。 誘導輪 起動輪とは反対の端についてる車輪のこと。(アイドラーホイール) 履帯の張り具合を調節する 3番(秋山優花里パート) 75mmの短砲身 あんこうチームのⅣ号戦車D型の24口径75mm主砲のこと。正式名は7.5 cm K.w.K.37 L/24。 基本的に対歩兵・対陣地戦を目的とした火力支援用の砲で、徹甲弾を使用しても対戦車戦闘には適さない。 史実のⅣ号戦車は後に43口径や48口径と砲身の長い(対戦車用)75mm砲にパワーアップしていく。 ついでに、口径という用語は、大砲の場合には弾丸の太さに対する砲身の長さの倍率を表す(本来は口径長が正しい)。小火器(銃など)の場合は弾丸の太さ自体を言うので注意。 シュルツェン ドイツ語でエプロンの意味 戦車の車体側面などに取り付ける増加装甲のこと。 Ⅳ号戦車の場合、後期のG/H型で標準装備になる。大洗のⅣ号には決勝戦直前に装備。 超信地 超信地旋回 左右の履帯を互いに反対に回転させることでその場で戦車の向きを変えること。 最小スペースで旋回できるが、足回りにかなり負担がかかるため多用厳禁。 ガルパンに出てくる第二次世界大戦時の戦車でこれができる戦車は限られているらしい(秋山殿がオーディオコメンタリーで解説する「よくわかる!陸上自衛隊」DVD内で、陸上自衛隊10式戦車はこの性能について驚愕の速さで行うことが可能、と解説されている)。 Ⅳ号戦車は片方の履帯を停止させ、片方だけ前進させて回頭する「信地旋回」しかできない。 なぜ超信地を恥じらうのか教えてください。偉い人。 セヴァストポリ クリミア半島にあるセヴァストポリ要塞から。19世紀、ナイチンゲールが活躍したクリミア戦争の舞台でもある。 独ソ戦においても激戦地となり、ドイツ軍のキチガイ兵器のひとつ、80cm列車砲が投入されたりした。 ヴィスワ川 ポーランドを流れる川。首都ワルシャワなど多くの大都市が流域にある。 第二次世界大戦より前、ポーランド=ソビエト戦争にてポーランド側がソ連軍に勝利した「ヴィスワ川の奇跡」などが有名。 ドイツ軍は1939年9月WW2開戦当初、ヴィスワ川に到達したことでポーランド侵攻の目的をほぼ達成し緒戦を飾った。 しかし1945年の1月にソ連軍のヴィスワ=オーデル攻勢の前に敗北し、ベルリン目前まで進撃を許すこととなる。盛者必衰。 フレンチアフリカ アルジェリア・チュニジア等のフランス領北アフリカのこと。WW2欧州戦線では米軍が初陣を飾った地であり、また、エルヴィン・ロンメルの指揮下にエジプトまで攻め入った、ドイツアフリカ軍団の終焉の地である。 Ⅳ号戦車、ティーガーI、M3、M4、チャーチル、マチルダⅡなどガルパン的に縁深い戦車が多数活躍した。 ここで米英連合軍はドイツの重戦車ティーガーと初対面。ボッコボコにされ、大慌てで対策を講じたうちのひとつがシャーマン・ファイアフライである。 アルデンヌ フランス北部からベルギー南部の森林地域。 第二次世界大戦時、ドイツ軍はフランス軍が戦車の通行不可と思いこんでいたここを通ってフランスへ侵攻。 大戦終盤においては、攻めてくる連合軍に対しての大反抗戦、いわゆる『バルジの戦い』の舞台になった。 要するに第二次世界大戦のドイツ軍の大きな戦いがあった場所を挙げている。 4番(冷泉麻子パート) タンクデサント 戦車の上に歩兵を一緒に乗っけて移動、戦闘させようというもの。 歩兵を運ぶ車両を節約できるが、戦闘時では敵からの攻撃をもろに喰らうことになるため、生存率はお察しください。 主にソ連赤軍が多用した。 クルッペ おそらく「クラッペ」のこと 戦車内から外の様子を伺うための覗き窓のこと。 5番(西住みほパート) キューポラ 戦車のてっぺん辺りについている円筒状の出入り口。車長が主に使用する。 覗き窓が付いていて、外に出なくても周囲を見ることができるが、頭を出すのに比べればやはり視界は限定される。 西住殿がよく頭をはじめ上半身(以上)を出しているのはこの部分から。 カリウス ドイツの軍人オットー・カリウス ミハエル・ヴィットマンと同じく優秀な戦車乗りの一人。 ちなみに彼が初めて乗った戦車は生徒会チームが乗る戦車と同じ38(t)戦車。 本アニメが放映された2012年時点で存命だった。戦争中乗っていた「ティーガー」戦車にちなんで「ティーガーアポテケ」(ティーガー薬局)という薬局を開いている。 彼の活躍は宮崎駿の「泥まみれの虎」を読むとよくわかるぞ! 2015年1月24日、92歳で死去した。 ビットマン ドイツの軍人ミハエル・ヴィットマン。 彼の活躍はボカージュの項で説明されたものなど、通算で戦車138両を撃破した、ドイツ軍を代表する戦車乗りである。 なお、彼の乗ったティーガーを撃破したのが、英軍の切り札ことシャーマン・ファイアフライである。 ジャーマングレー 主人公たちの乗るⅣ号戦車D型の塗装色で、1943年2月までのドイツ軍用車両統一色。 その後はダークイエロー(黒森峰車両の色)を基本に2~3色の迷彩塗装となる。 6番(あんこうチームパート) V12 Ⅳ号戦車のエンジンである、マイバッハHL120TRMのV型12気筒のこと。シリンダーがV字型に並べられ、1列6本計12本あるエンジン形式なので「V12」。 パンツァーフォー もちろん"Panzer Vor!"で「戦車前進!」のことなのだが、Ⅳ号戦車も英語で言うと「Panzer IV」でカタカナ表記だとパンツァーフォーになる。 「進め!戦車前進!」と「進め!Ⅳ号戦車!」をかけた歌詞なんじゃないかなと思う。
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Q)洗車初心者なんですが… A)↓のムービーで洗車&ワックスの基本をご参考に。 シュアラスター編 http //ime.nu/www.surluster.com/jp/washing/index.php SOFT99編 http //www.soft99.co.jp/howto/index.html Q)洗車初心者なんですが(その2) 携帯なのでlinkされた洗車手順のページ(動画)がみれません。 洗車手順やお勧めアイテムをテキストで具体的に教えてください。 A)手順や使用アイテムは、個人の考えや保管環境や季節によってもマチマチです。ですが、一応テンプレで紹介されている製品を軸にして手順を紹介します。 ①水(ホースまたは高圧水)で車全体を流し、砂ホコリを落としましょう。 ②バケツにシュアシャンプーを適量入れ、勢いよく水を入れ泡を作りましょう。 ③アイオンスポンジ゙かブリス極細繊維起毛クロスにバケツのシャンプー液と泡と良く付け、ボディを優しく洗っていきましょう。 スポンジやクロスの拭う面を換えたり、バケツで濯ぐ回数を多めにしたり出来るだけ汚れを引きずらないよう工夫して、丁寧に洗いましょう。 ※いつでも水が使える環境なら、途中でシャンプー液が乾かないうちに濯ぎをしましょう。 ④水でボディ全体を良く濯ぎましょう。 ⑤ユニセームでボディ、ガラス面はガンブキで水分を拭き取りましょう。 ※万が一、濯ぎきれなかった目に見えないホコリや汚れを引きずらないためにも、拭き取り途中で数回、綺麗な水でセームを濯ぐ方が安全です。 ⑥タイヤ、ホイールを洗います。新たに濃いめのシャンプー液を作りホイール用スポンジとタイヤ用ブラシなどを用いて洗い、水で良く濯いでください。 ※コイン洗車場などでは、シャンプー前に洗うかシャンプーを濯ぐ前にタイヤも一緒に洗いましょう。 月1~4回などのお手軽洗車はココまででOK 以下⑦~⑬、本気洗車の場合です。(施工間隔を参考に!) ⑦粘土で鉄粉を除去します。(半年から1年以上に一回) シュアラスター粘土クリーナーで水を良く掛けながら、30センチ四方ずつを目安に軽く滑らすように、鉄粉を取り込んでいきます。施工場所を移動していく際に使用した粘土面を内側に練り込むようにし、使った面は使用しないようにしましょう。 ⑧洗車で落ちない汚れ(水垢など)がある場合、スピリットで洗浄&塗装面の リセットをしましょう。(3~6ヶ月に1回) スピリット適量を付属スポンジ(コンパウンド用スポンジがあれば、それも可)に付けて、4~50㎝四方ずつ 縦横に磨いていきます。力加減は経験を積んで覚えてください。塗るように優しくしても意味無いし だからといって力強くやることもありません。ドアノブ付近などの爪で付けたキズのような汚れのような部分は 強めに磨くと、取れたりします。 ⑨スピリットが完全に乾いたら、ネルクロスなどで、拭き取り面を適度に換えながら 拭き取っていきます。夜露などで湿ったままだと、拭き取りが困難なので、気を付けましょう。 ⑩WAX(シュアブラックレーベル)を施工します。(1~2ヶ月に1回) 取説には「濡れたボディにそのまま使用できます」とありますが、濃色車などの場合は イオンデポの恐れがあるので、施工スポンジを濡らして固く絞る方がお勧めです。 ⑪WAXを適度に付けたスポンジで適当な面積ずつ縦横に塗っていきます。 力を入れる必要はありません。 ⑫塗ったWAXが乾くと白くなっていきます、白っぽくなってきたら、拭き取りネルなどで 拭き取ってください。このときの拭き取りは8割ぐらいの、ムラが少し残ってるぐらいの 大ざっぱな拭き取りでOKです。 ⑬シュア鏡面仕上げクロス【必須アイテム】を用い、完全にWAXの拭き取りを行い、ムラを無くし、鏡面に 仕上げていきます。同じクロス面ばかり使うと、繊維が目詰まりしたりして、拭き取りが悪くなるので 面を換えながら、全体を良く拭き取って、WAXの余剰分を完全に拭い去ってください。 これが水垢を付きにくくすることでもあります。 という⑪から⑬の行程を1~2パネルずつやると、丁寧に出来ると思います。 Q)洗車するときの注意事項は? A)直射日光が強くボディの温度が体温以上のときはやらない。イオンデポジットが発生して取れなくなる可能性あり。 また、風が強いとゴミで傷つけてしまう場合あり。 Q)イオンデポジットって何よ? A)水が蒸発するとカルシウムだかカルキだかが残り、白くて丸い輪っかなどで残るもの。 鱗(ウロコ)とかとも呼ばれる。特に黒い車には目立つので注意、ライトカラーでは付いても気付かないので、 それほど注意しなくても良い。井戸水だと水道水より激しく残る可能性大。ウォータースポットと混同されやすい。 Q)ウォータースポットってなによ? A)撥水により水玉がレンズ状になり塗装を焼いてしまい、跡が残ること。そう簡単には発生しない。 発生させようと思っても発生しない。 Q)洗車スポンジを落としちゃいました。洗えば平気ですか? A)微細な小石等の付着が多ければ捨てた方が良いぐらいです。小石が残留すると洗車のリスクにもなります。 まぁでもバケツでバシャバシャやって落ちたなぁと思えれば、良いかと思いますよ。 結局ボディを洗うときに微少な塵、砂や小石は付いてますし。しかし小石が目視できるようなら、もちろん使用を避けましょう。 Q)洗車のときにシャンプーを使うのはナゼ? 泡立ては必要? A)水と油は混じりあいません。従って水溶性の泥などは水で落とせますが「油汚れ」を落とすにはカーシャンプーに含まれる 界面活性剤の力を借りる必要があります。 泡立ては必要です。細かい泡がボディとスポンジの間でクッションの役割を果たしキズをつけにくくし、 また泡立った部分では洗剤が濃縮され汚れ落ちを良くすると言われています。 Q)ワックスは丸く円を描くように掛けるのですか? A)真っ直ぐに薄くかけて下さい。縦横クロスさせて塗ればムラや塗り残しも防げます。 Q)WAXとガラス系コーティングの相違点、比較レポを教えて A)WAX、コーティングと一言でいっても製品により性格はさまざまです。なのであえて代表選手を選ばせて頂きますと、 WAXはシュアラスター(スーパースター、※以下SS)ガラス系コーティングはブリスとさせて頂きます。 撥水:SS撥水、ブリス親水(疎水) ※施工直後は溶剤の関係上弱撥水、その後疎水 耐久性(屋外駐車):ブリス>SS ※SSも2ヶ月は持ちます。ブリスは効果の切れ目がわかりにくい。 艶(濡れたような深い艶):SS>ブリス ※シュアのマンハッタンやブラックレーベルならさらに艶は深い。 色の深み(濃色車重要):SS>ブリス ※黒ボディの場合ブリスではSSに比べると白っぽくなる。 光沢(単純に光具合):ブリス>SS ※ブリスは確かに光るが趣味により好き嫌いの分かれる光かた。 ↓汚れのつきやすさ、とれやすさ↓ ホコリの吸着:ブリス=SS ※パネル換えて同時に施工しているが違いは分からない。 雨の降った後:SS>ブリス ※親水系のブリスのほうが綺麗になると思っていたが明らかにSSのほうがホコリの量が少ない。 ブリスの方が乾くのは早いんだが肝心のホコリは残ったままだ。 鳥の糞除去:SS>ブリス ※これもブリスのうたい文句とは裏腹にSSの場合、ホースの流水である程度落ちるのに対し、 ブリスのほうは流水では落ちない。擦りが必要。 水垢:ブリス=SS ※どちらも同じようにドアノブ下などには付くし、取りやすさも同じ。 Q)コンパウンドって色々あるけど、何使えばいいの? 黒ソリ(トヨタ202)におけるコンパウンド製品(研磨剤入り製品)感想 【研磨力 極小】磨き傷がつかず、水垢落とし、イオンデポ除去(軽度)、ドアノブ周りなどの軽いキズ除去、最終的な鏡面仕上げとして安心して使える製品。 スピリット濃色車、ホルツ0.2ミクロン(赤缶)、ミラックス0.02ミクロン 【研磨力 小】微少なる磨きキズがでるが、イオンデポ等の汚れ除去、キズ消しは上段のより効果大 最終鏡面仕上げにはベストではないがベターな製品。 soft99液体コンパウンド9800(0.5ミクロン)、soft99液体超ミクロンコンパウンド(ダーク)(0.7~0.8ミクロン) プロミラックス洗車キズ用(0.7ミクロン6角形平面粒子) ※黒ソリ色で無ければ、これで十分鏡面かと。 【研磨力 中】確実に磨きキズが出てしまう、キズ消し目的や重度のイオンデポ除去に使用する製品 ホルツ鏡面コンパウンド超極細(1ミクロン、チューブ入り) 、ホルツリキッドコンパウンド極細(1ミクロン、缶入り) ウイルソン鏡面コンパウンド(1ミクロン、チューブ入り) ※鏡面、超極細とうたっていても、黒ソリに対しては全然そうでない物があるので注意する これを行った後はこれよりも小さい粒子のコンパウンドで鏡面にすることが必須。 【研磨力 大】重度の洗車キズ、擦り傷、重度のイオンデポジット除去に使用 これを行った後は小さい粒子のコンパウンドを使用していき鏡面に仕上げていくことが必要 soft99液体コンパウンド3000(3ミクロン)、ホルツリキッドコンパウンド細目(7ミクロン) Q)洗車機で付いたブラシキズ消したいのですが? ■コンパウンドレポ(機械洗車キズを消す編)トヨタ202黒ソリッド。 納車から11ヶ月それまで細心の注意を払った洗車をしてきた、しかし事故に遭い ディーラーの修理を終えたが、機械特有の洗車キズびっしりの車になって帰ってきた。OTL <その状態>とりあえず、パッと見は綺麗。しかし塗装面1m以内に近づいて日光や照明に うまくかざして見ると角度によってびっしりとブラシキズが入っているのが解る。 一定方向に細かく機械特有のあれです。 まずは、その日時間が沢山無かったのでスピだけやってみる。ほんの少し良くなったが、元々のキズの 度合いを10とすると9になった位。ほんのすこし良くなったかなぁ・・・?程度。まぁ予想通り。 で、日を変えてプロミラックス洗車キズ用(0.7ミクロン)→ホルツ0.2ミクロン→ミラックス0.02のコンボ。 うーん、度合い9から7程度になったぐらいですね。これでいけると思ったが全然駄目です。期待していただ けに、残念。もっと大きな粒子から使わないと駄目なようだ。ブラシキズって意外と深いのね。。。 1週間後、Wilson鏡面コンパウンド(1ミクロン)→ホルツ0.2とやったが、ここでようやくある程度の効果 が見られた。だいぶ良くなったが、まだまだ甘い。それになんか磨きキズ増えた気が・・・。 1ミクロンから0.2では差がありすぎるのかな?。 さらに1週間後。前回1ミクロンから0.2では差がありすぎ?なんて思ったりしたので Wilson鏡面コンパウンド(1ミクロン)→soft99液体コンパウンド9800(0.5)とやってみた。 おお、かなり良い出来具合。しかし効果のあった要因が「1ミクロン掛けるのが2回目だからなのか 9800が良い仕事したのか」どっちかは解らない。 ようやく成果が見られた、しかしまだ1~2割ぐらい残ってる、しつこい奴だ。 いま思えば、最短で仕上げようとするなら、思い切って soft99液体コンパウンド3000(3ミクロン)→9800(0.5)→ホルツ0.2ミクロンとやるのが、一番効率的かも ※余裕があれば3ミクロンと0.5の間に1ミクロン。←コレ必須かも。 屋外でやる場合は、磨く寸前に必ず、濡れたクロスでホコリを除去すること。 広い範囲に行う場合は、均一に力を掛けるためと作業性を考えるとコンパウンド用スポンジでの施工がお勧め。 Q)水垢が酷いんですが・・洗車しても取れません。 A)シュア・スピリットを使ってみてください。塗装面へのダメージも最小限と思います。 水垢スポットクリーナーだとかもあります、用途に応じて好きなの使ってください。 劣化WAX分除去やほんの微少なキズを消す(目立たなくする)効果をも求めるなら スピリットの方がいいでしょう。(アルミナというカメラレンズを磨く研磨剤を含んでます。 でも本格的なコンパウンド製品からしたら配合量は少ないでしょう。。。サラサラだから・・・) 施工間隔は2~4ヶ月間隔で十分です。 Q)なんかすぐ水垢付くんですけど? A)白ボディの方に多く見受けられますが、白ボディゆえに拭き取りムラに気付きにくくWAXの拭き取りが甘く、 余剰分が付いた状態ですと、やはり汚れやすくなります。 ①必ず、鏡面クロスなどの仕上げクロスを使用し、完全にWAXの余剰分を排除してください。 おまけに艶と光沢も1~2段階アップすることでしょう。 ②あとスピリットを使用された方は、スピのシリコン分が良くない影響を及ぼすこともあるので スピリット拭き取りのあとにシャンプー(またはJOYなど)洗車でシリコン分を よく落としてください。シャンプーが面倒な場合はボディ面に使えるシリコンスクレーバーか ガラスクリーナー(液体状ノンシリコン、界面活性剤+アルコール系)で拭い その後、水に濡らした極細繊維クロスで、成分を良く拭い去ってください。 ③ドアノブやミラー周りをよく洗う。スポンジだと細かい部分の汚れを拭えないことがあるので 極細繊維クロス(タオル)でよく洗いましょう。 Q)毎回スピリットとか水垢落とし掛けるの体力&時間的にきついんだけど… もしあなたが現在スポンジで洗車しているなら、スポンジの代わりに超極細繊維クロスを 使ってみてください。ドアノブやミラー下、全体にうっすら付いている水垢がスポンジに比べ簡単に取れます。 でも限界はあるので、しつこい水垢には専用剤(スピリットなど)をご使用ください。 お勧めな超極細繊維クロスはブリス拭き取り起毛クロスかシュア鏡面クロスです。 http //www.rakuten.ne.jp/gold/bliss/microfiber/microfiber.html http //www.surluster.com/jp/products/sponge/000129.php Q)洗車があんまり好きでない物臭なんですが何を使えばいいですか? A)ゴールドグリターをどうぞ。それも面倒ならフクピカをどうぞ。あと過去スレを全部読破して下さい。 きっと洗車が好きになるでしょう。無理ならめんどくさがり屋さんの洗車スレ【Part?】へ直行しましょう。 ※フクピカは施工直後は良いんですが、ホコリをかなり吸い寄せるので、結局はすぐにホコリまみれ Q)シュアラスターって種類が多すぎてどれ買ったら良いのか迷うんですが? A)どれでも満足できると思いますが、あなたが艶フェチなら「BlackレーベルのSEFもしくはマンハッタンゴールド」を お勧めします。 3000円~4000円で入手できると思います。 しかしマンハッタンは特に耐久力が短めです。屋外駐車などで、有る程度耐久力を求めるなら BlackレーベルのEPFもしくはスーパースターかザ・シュアラスターかがいいでしょう。 逆にそれ以下のは、「総合的なバランスを考えると…」お勧めしません。 しかし、かといって悪いわけではありませんので入門用、お試し用に是非どうぞ。 ※Blackレーベルというのは新ラインナップ製品で ブラックレーベル http //www.surluster.com/jp/black/というものです。 メーカーいわく、既存製品を総合的に上回るとのことです。 Q)てかシュアラスター以外のお勧めWAXも聞きたいのですが? シュア以外の名前が出ることが少ないのですが、研磨剤など余計なものを含まず カルナバ配合のをお勧めします。 ザイモールWAX…コンクールでお馴染み。 オーセンティックシリーズ http //www.authentic-mania.com/ soft99の集大成です。 ウイルソンプロックスttp //www.willson.co.jp/catalog/wax/01kokei.html Q)ガラスの油膜や水垢(ウロコ状)が酷いのですが何で取るのが良いでしょう? A)とりあえずコストパフォーマンスを重視するなら「キイロビン」をどうぞ。 でもしつこい油膜や程度の重いウロコだとキイロビンでは力不足です。 もっと素早くよく落ちるものを希望される方は「コンパウンドZ」か「ガラコ倍速コンパウンド」がお勧めです。 最近のレポ報告ではガラコ倍速よりコンパウンドZのほうが簡単らしいです。 メーカー(soft99)の見解でも「Z」のほうがお勧めとのこと。 ※綺麗にしたあとの汚れ予防にはガラコやレインXなどのガラスコートをお勧めします。 手順は下の方のFAQにあります。 Q)お勧めの洗車用スポンジは何ですか? A)色々ありますが、アイオンのPVAスポンジ(タイトグリップ)は、柔らかくお勧めです。 シュアスポンジは評判良くないです。PVAだけに水分はかなり吸収しますが、 硬さがアダとなりその水分が全く溢れ出てこないので、結局水分不足になり、ボディとの円滑性が悪い。 アイオンではハイドロ現象のようにボディを滑るが シュアのでそれは無理。拭う際に砂埃の引っかかり感も多し。 Q)ワックスかける時、一回スポンジにつけた分でどのくらいの面積を塗りますか? A)ワックス缶を逆さまにして缶の自重で手に持ったスポンジを回してそれにワックス成分を 染み込ませる程度でボンネット分は充分事足ります。薄く塗った方が拭き上げも簡単です。 まぁ使うWAXやスポンジ、塗装の状態にもよるので、この限りではないです。 Q)WAXの拭き残し,ムラが気になるorもっと輝かせたいのですが? A)【シュアラスター鏡面仕上げクロス】をどうぞ。 surlusterプロモビデオ(スピリットと鏡面クロスの紹介)ttp //carwash-2ch.hp.infoseek.co.jp/supi_kyomen.wmv 他のネルやクロスでワックスを大まかに拭き取ってから最後の拭き取りを「鏡面クロス」で仕上げると最強。 それにせっせとタオルなんかで拭き取るより作業時間もかなり早くなります。 Q)水分拭き取りクロスって結局なにがいいのよ? A)プラスセーヌ、2倍吸水クロス、ガンブキ、ユニセーム、ブリス起毛クロス(本来はブリスの拭き取り) など有りますが、甲乙付けがたいです。比較レポ 編集中 Q)カー用品って値段高いのですが? A)自動後退など用品専門店は基本的に高いです。pointも全然たまりません。 ホームセンターの車コーナーが意外に充実しており、値段も自動後退に比べて 2割ほど安いことも珍しくありません。 シュアラスター製品はイエローハットが全般的に安い。 Q)鏡面クロスとかwax拭き取りネルってどう洗えばいいの? A)いくつかありますが a 衣服とは混ぜずに洗濯機で普通に洗う。(柔軟剤は要りません) b 洗面台などで、うすめた中性洗剤に付け置き→やさしく手もみ洗い。 ※クロスやネルの場合、食器用洗剤でやると、乾いたときに硬くなります。衣類用洗剤でもみ洗いましょう。 c 1) お風呂に入る時に一緒に連れて行く。 2)ウール製品用のエマールと洗面器を用意する。 3)ぬるま湯を洗面器に入れ、エマールを少し溶かす。 4)クロスを入れ、手で上から軽く押す(セーターの手洗の感じ) 5)洗面器の湯が黒ずんだりしたら、(3)~(4)を繰り返す。 6)再びぬるま湯を用意し同じ様にすすぐ。 7)洗面器に柔軟材をほんの少しだけ入れ、クロスを浸す。 (柔軟剤無くても良いです) 8)最後に軽く、一瞬だけ脱水機にかける(10秒位) 9)陰干し~ a~cのうち、好きなの選んでください。waxスポンジなどはbで強めの揉み洗いでいいかと。 窓ふき専用クロスなど、油脂分を避けたい場合は柔軟剤は厳禁です。 Q)鉄粉をクリーナー粘土で除去したいのですが、やり方を教えてください。 あと期間はどのくらいの間隔でやるんですか? A)ホースで流水しながら施工してください。 粘土の表面をうまくボディ形状に合わせ均一に力が入るようにするのがコツです。 ゆえにボディの角(プレスライン)は注意 が必要です。 施工間隔:surlusterは半年に1回とアナウンスしてます。 ※傷が付くなどのリスクもあるので、絶対にやらなければならないと 言うわけではないです。濃色車の方は特に慎重に。 Q)自慢の仕上がりをうpしないのかYO 超適当にまとめページつくりました。まぁ気合い入れても同じですが・・・ http //carwash-2ch.hp.infoseek.co.jp/sensyaotoko.htm ※リンク切れ 今後の需要が無ければこの項目は削除。あれば新たに作成。どうします? Q)窓撥水剤(ガラコ、レインXなど)のいい施工法を教えてください。 Q)撥水剤付けたら逆に視界が悪くなったんですけど? A)本当はガラスコートスレを読むといいと思いますが、ここでも簡易的に紹介しておきます。 ①先ず施工する窓のホコリ、泥を水洗いでよく落とす。 ②施工する窓をキイロビンなどのガラスコンパウンドで徹底的に綺麗にしてください。 「綺麗になった」という目安は、水を掛けて撥水が全くない親水(疎水)状態になればOKです。 ③研磨剤を良く洗い流し、水分を完全に拭き取る ④ガラコまたはレインXなどを取説を良く読んで、その通りに塗る。 ⑤次に拭き取りですが、超ガラコでない普通ガラコの場合「5~10分乾燥後、濡らして固く絞ったタオルで拭く」 と取説にありますが、本当に普通のタオルでそれをやると、ガラコが伸びるようになるだけで 余剰分を完全に拭き取るのに、かなり労力を使います。なのでタオルの代わりに超極細繊維クロス (鏡面クロス、ブリス起毛クロス、激落ち君、ダイソーの極細繊維タオルなど)で水を固く絞ってから拭うと 短時間で綺麗に余剰分が拭き取れて、コート皮膜が均一に施工されます。 ⑥予算に応じてですが、純正ワイパーゴムをスーパーシリコートワイパー、ガラコワイパーなどに換えると 耐久性、クリアな視界が大幅にUPし、ビビリ音の心配も無くなります。 ガラスをコートするとノーワイパー効果以外にもイオンデポが付かないor付いても 濡れたクロスで簡単に取れるので、ガラスを綺麗にしておきたい方にもお勧めです。
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1:ガールズ パンツァーよりマウス黒森峰仕様 2:現バージョン(8.9)でも使用可能。ガレージ画像付属。其の姿はまさにラスボス。 3:取得方法 URLよりサイトへ進み、загрузитьをクリック。 URLhttp //drongo-lab.ru/mods-world-of-tanks-tanks-skins-gw-e-serie-3/ 他にもスキンがあれば加筆求む
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西住みほ キャラクター概要 車長車長スキル 車長考察 コンビネーション その他備考 乗員として キャラクター概要 アニメ版主人公。 戦車道の二大流派である西住流の家元である西住しほの次女。姉(長女)に西住まほがいる。 幼少時より戦車道のエリート教育を受け、姉の後を追うようにして戦車道の名門、黒森峰女学院に入学。1年生ながら副部長に抜擢され、黒森峰の十連覇のかかった大会に出場する。しかし、その決勝戦(対プラウダ高校)において、フラッグ車に指名されながら、戦闘よりも目の前で川におちた味方戦車の乗員を救うことを優先。結果、フラッグ車は撃破されて黒森峰は敗北して十連覇ならず。 傷心のみほは、親元も離れ、戦車道部のない大洗女子学園に転校し、戦車道とは関係のない生活を送ろうとしていたが……というところから、TVアニメ第1話がはじまる。 以後、廃校の危機を救うため、大洗女子学園戦車道部を率いて、全国優勝(TV)、つづいて大学選抜チーム撃破(劇場版)を成し遂げた。 個人としての戦車道の能力は非常に高く、また、対戦したライバル校とも仲良くなってしまい、全チームが戦車道大会の決勝戦に応援にかけつける(TV版)、臨時転校してチームメイトとして戦ってくれる(劇場版)など独特の魅力をもっているようだ。 車長 車長獲得条件 ステージ名 車長スキル 車長スキル スキル名 パンツァー・フォー 発見済の敵を見失わない。傾斜装甲UP 車長考察 ●概要 みほスキル(パンツァー・フォー)は非常に強力。 スキル発動時に画面上に見えている敵がスキル発動中は見失わずにずっとマップ上に表示されるため、味方はそれをみながら行動できる。 そのため、敵味方に、車長みほがいないかは、必ずチェックする必要がある。 ●スキル発動タイミング 敵フラッグ発見時。敵フラッグがどこに逃げても補足し続けることができる。 敵フラッグ以外全車発見時。敵の間を縫ってフラッグを目指すことができる。 自フラッグに発見している敵が迫った場合。フラッグの逃げ道、味方の迎撃を即すことができる。 ダージリンスキル発動時(後述) ●ダジみほ ダージリンのスキル(All s fair in love and war)と組み合わせると、アヒルを被っている以外のすべての敵を瞬時に発見して追跡できてしまうので、敵チームにダージリン+みほがいる場合、隠れたり裏をかくような起動をすることは難しい(逆にいえば、逃れられるアヒル搭載車を敵陣に送り込めるようサポートするという対抗戦術があある)。 コンビネーション 乗員5名が乗れるのでM3リーを主に採用しています。 載せているキャラも基本的に☆3となっているのでご注意ください。 あなたは不思議な人ね 乗員 ダージリン ケイ アンチョビ カチューシャ 西住まほ 効果 装甲↑B 整備↑D TV版ガールズ&パンツァー10話。ダージリンが決勝戦を前に、みほに言った言葉から。 自分を含め、西住みほと試合をしたどの学校の生徒とも不思議と仲良くなり、誰もがみほを応援したくなる様子から出た言葉だろうか。 放課後お茶しない? 乗員 武部沙織 五十鈴華 秋山優花里 冷泉麻子 島田愛里寿 効果 装甲↑B 整備↑C OVA「愛里寿・ウォー」。 学校見学終了後に、沙織が愛里寿にかけた言葉から。 アンコウチームはじめ、たくさんの大洗女子学園の生徒とふれあい、大洗女子学園への転校を決めた愛里寿だったが・・・ 大洗市街戦 追走組 乗員 角谷杏 磯辺典子 園みどり子 ねこにゃー 福田 効果 最高速度↑C 操作性↑D 索敵能力↑D 劇場版より。 エキシビジョンマッチ最終局面でカメさんチームが ダージリンのチャーチルを発見し、大洗ホテル前海岸から追走した。 戦車捜索チーム 乗員 冷泉麻子 磯辺典子 近藤妙子 河西忍 佐々木あけび 効果 索敵能力↑S TV版7話より。 対アンツィオ戦に備えて戦力増強を計画。 生徒会の書類から更なる新戦車の捜索を始める。 旧部室棟の外でこのメンバーによって、 Ⅳ号の長砲身を物干し竿に使われているところを発見した。 あんこうチーム 乗員 武部沙織 五十鈴華 秋山優花里 冷泉麻子 効果 攻撃↑D 装甲↑D 操作性↑D 整備↑D みほ以外ほぼ戦車道は未経験だった4人。 廃校危機を乗り越えた頃には、大洗女子学園の中核として大きく成長。 乗員4人がそれぞれの持ち味で車長のみほを信じて支え続けている。 戦いは最後の5分間にあるのよ 乗員 西住まほ 島田愛里寿 メグミ アズミ 効果 攻撃↑D 照準性能↑C 索敵能力↑A 劇場版より。コンビネーション名はダージリンが最後にみほに送った言葉。 中央広場の最終決戦で残った車長5人。 ここもソウルネームなんだ 乗員 カエサル エルヴィン 左衛門佐 おりょう 効果 整備↑C OVA「これが本当のアンツィオ戦です!」より。 イタリア戦車について調べるために、カバさんチームの家に向かった時、 表札がそれぞれのソウルネームになっていたので、ついみほが呟いた言葉。 私はまた買いに来るから 乗員 島田愛里寿 支援カード・ボコ 効果 整備↑A 劇場版より。 ボコミュージアムで愛里寿にみほがレアボコを譲ってあげた時にかけた言葉から。 今度練習試合を受けてくれるか? 乗員 西住まほ 逸見エリカ 効果 装甲↑E 最高速度↑D 操作性↑E ドラマCD3「あんこうチーム訪問します!」より。 黒森峰女学園を訪れたみほに、まほがかけた言葉から。 撃てば必中 守りは固く 乗員 西住まほ 支援カード・西住しほ 効果 装甲↑E 索敵能力↑A TV版第8話より。 転校した先でも戦車道を続けていたことを知った母のしほ。 まほに改めて西住流の理念を説いた。 「撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 それが西住流」 ボカージュ制覇者 乗員 角谷杏 アンチョビ 効果 索敵能力↑S 劇場版より。 遊園地ボカージュ迷路で、アンツィオCV33からのナビをもとに、 あんこうチームとカメさんチームが大学選抜チームのルミ小隊を翻弄する。 戦術会議 乗員 角谷杏 河島桃 効果 操作性↑E 整備↑D 大洗女子学園の戦術ブレーン3人。 そこ、なんで桃ちゃんがいるのとか言わないの。 西住流 乗員 西住まほ 効果 装甲↑C 西住流家元の娘たち。小さい頃から超仲良し姉妹。 TV版、夏の大会の決勝戦の相手として姉と対峙する。 みほは仲間と全力で戦い抜き、姉のティーガーⅠを見事討ち果たす。 劇場版では姉と手を取り、みほ流と西住流のタッグで見事に 島田流の大学選抜チームに勝利した。 ボコ仲間 乗員 島田愛里寿 効果 攻撃↑C ボコられグマのボコが大好きな二人。 試合後の二人はすっかり西住・島田のライバル以上に ボコ仲間でとっても仲良し。カミナリいなくなれー! それがボコだから! 乗員 支援カード・ボコ 効果 整備↑C 何をどうがんばろうが結局ボコボコにされるボコに 呆れる優花里にみほが言った言葉。 ゲーム内でも試合中に使えるみほのセリフの一つとしてある。 クラスメイト 乗員 武部沙織 五十鈴華 ねこにゃー 効果 攻撃↑E 装填速度↑E 索敵能力↑B 整備↑D 大洗女子学園 普通一科 2-A組 お母さん 乗員 支援カード・西住しほ 効果 攻撃↓B 装甲↑C 索敵能力↑A 整備↓E みほがしほを呼ぶ時に使う。 まほは西住流を受け継ぐ身としてちゃんとお母様と呼ぶ。 家を飛び出してから母しほに会うことはほぼなく、 実家に戻った時は母の声にまるでイタズラがバレた子供のようにビクついていた。 その他備考 乗員として
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アスキーアート(AA)置き場 あんこうチーム (Aチーム、主人公チーム) 西住みほ 武部沙織 五十鈴華 秋山優花里 冷泉麻子 西柱殿 カメさんチーム (生徒会チーム) 角谷杏 小山柚子 河嶋桃 生徒会 アヒルさんチーム (バレー部チーム) 磯辺典子 近藤妙子 河西忍 佐々木あけび カバさんチーム (歴女チーム) カエサル エルヴィン 左衛門佐 おりょう 歴女全員 ウサギさんチーム (一年生チーム) 澤梓 山郷あゆみ 丸山沙希 阪口桂利奈 宇津木優季 大野あや カモさんチーム (風紀委員チーム) 園みどり子 後藤モヨ子 金春希美 レオポンさんチーム (自動車部チーム) ナカジマ スズキ ホシノ ツチヤ アリクイさんチーム (ネット戦車ゲームチーム) ねこにゃー ももがー ぴよたん 聖グロリアーナ女学院 ダージリン アッサム オレンジペコ サンダース大学附属高校 ケイ ナオミ アリサ アンツィオ高校 アンチョビ カルパッチョ ペパロニ プラウダ高校 カチューシャ ノンナ ニーナ 黒森峰高校 西住まほ 逸見エリカ 戦車 その他
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【基本ルール】 全員で特殊殲滅戦をしてもらい、最後まで生き残った一人、もしくはチームが勝者となり、日常へ解放される 『チーム制』を採用している。三人までならスマホの『チーム作成アプリ』に指紋認証し、『リーダー』を決定することでチームを組むことができ、 GPSにチームメイトの情報が追加され、チーム内チャット機能(画像・動画アップロード可)、地図アプリでのチームメイト位置情報が同期・解禁される パーティキルをした場合のペナルティはないが、チームを抜けるにはチームメイト全員のスマホアプリに指紋認証するかリーダーを殺害しなければならない また、チームは複数同時に入ることは出来ない。リーダーが死んだ場合、その時点でチームは解散扱いとなる チームに入っている状態で死亡すると、チームを抜けた扱いとなりメンバー枠が1枠空く。なお、リーダーはチーム結成後自由に変えることが出来る ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点(場所不明)から麻酔で眠らされ、MAP上にバラバラに配置される プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる 登場可能なのは映像媒体作品(TV・OVA・劇場版)かつ、名前があるキャラクターのみ。具体的には、県立大洗女子学園、黒森峰女学園、聖グロリアーナ女学院、サンダース大学付属高校、アンツィオ高校、プラウダ高校、知波単学園、継続高校、大学選抜チーム2018.07.29追記:最終章公開を踏まえ、最終章DVD登場済キャラクター・ドラマCD登場キャラクターは登場可能とする 登場話が投下された時点で参加者枠確定 参戦時期は全員映画後で固定 一回の登場話で登場可能なのは最大三人まで 主催から参加者への、殲滅戦開始前の接触は認める。 但し、支給品や兵器などを事前に渡したりする、首輪解除法を教える、脱出に関する情報等、その参加者が有利に進むような接触は無しとする 接触は最大でも全体で2名までとし、その2名は互いに事前には接触していないものとする 2018.07.29追記:死亡者は殲滅線終了後、海外留学生として秘密処理される 【スタート時の持ち物】 プレイヤーがあらかじめ所有していた武器は全て没収、武器に相当しない日用品程度ならば持ち込みは許される ゲーム開始直前にプレイヤーは以下の物を支給される 「九九式背嚢」「毛布」「携帯天幕」「飯盒」「ノバー7X50双眼鏡」「昭五式水筒」「スマートフォン」 「レーション・白米セット」「信号灯」「支給品-い」「支給品-ろ」「支給品-は」 九九式背嚢 … 旧日本軍が使用していた荷物を運ぶためのリュック 毛布 … 旧日本軍が使用していた一人用毛布 携帯天幕 … 旧日本軍が使用していた簡易一人用テント 飯盒 … 旧日本軍が使用していた飯盒。固形燃料、箸等はついていない ノバー7X50双眼鏡 … 旧日本軍が使用していた双眼鏡。暗視機能はない 昭五式水筒 … 旧日本軍が使用していた水筒。水が1日分入っている レーション・白米セット … 米及び、各国のレーション(ランダム)で4日分用意されている 信号灯 … 軍用懐中電灯。どんな使い方をしてもバッテリーは4日は保つ 支給品-い … 現実に存在する「ナイフ」からランダムで一つ支給される(後続のため、状態表にその装備の簡単な説明を書いて下さい) 支給品-ろ … 現実に存在する「銃」からランダムで一つ支給される(後続のため、状態表にその装備の簡単な説明を書いて下さい) 支給品-は … 現実に存在するその他の品の何かがランダムで一つ支給される 但し、九九式背嚢に入るサイズのものとする(後続のため、状態表にその装備の簡単な説明を書いて下さい) スマートフォン … 完全防水・防弾・防炎仕様。バッテリーはフル活用しても4日は保つ。ネット接続、メール、通話は不可 デフォルトでルール解説PDF、時計、GPS付地図、メモ帳、コンパス、学生名簿、天気予報、録画録音機能が導入されている 『チーム作成アプリ』が入っている。このアプリはアンインストール出来ない 2018.07.29追記:『学生名簿アプリ』は顔写真入りの名前(本名ないしはソウルネーム)、戦車乗車時のポジションや学校、好きな戦車、好きなものなどの公式で発表されている程度のプロフィールが表示されています。死亡者は写真は白黒になり、名前が赤色になりますが、死者表示は放送のたびにしか更新されません 第一回放送以降は、死者が出た瞬間、スマホのホーム画面に「死亡者が出ました。残り〇〇名です」とポップアップ表示されるようになります。通知音も強制的に鳴ります。通知音は電子音の、ピロン! と言った感じです またチームに属していない人間は名前が青色になり、チームリーダーは、名前が黄色になります。表示は放送のたびにしか更新されません 第一回放送以降は、チームが解散した瞬間、スマホのホーム画面に「チームが解散しました。残り〇〇チームです」とポップアップ表示されるようになります。死者発表時と同様の通知音も強制的に鳴ります 通知音に関しては、マナーモードで防ぐことが出来ます 【「首輪」と禁止エリアについて】 参加者は全員、銀色の金属製首輪を付けられている 主催はこの首輪をいつでも爆破させ、命を奪うことが出来、また、GPSにより生存者が何処に居るのかを把握できる 首輪を正当な手順でなく無理に外そうとすると爆発し参加者は死ぬ 参加者が禁止エリアに侵入した場合、電子系警告音と共に30秒の猶予を与え、それでもなお禁止エリアにとどまった場合首輪が爆発し参加者は死ぬ 24時間誰も死ななかった場合、首輪が爆発し全参加者が死ぬ 定時放送は六時間ごとに行われ、禁止エリアは放送内で定数指定する また、96時間経過した時点でチームが異なる参加者・もしくはチームに属さない単独参加者が2人以上いる場合、その時点で生き残っている参加者の首輪を爆破する 【放送について】 放送は6時間ごとに、各自が所持しているスマートフォンに音声配信される 放送内容は「禁止エリアの指定」「死亡者の読み上げ」「残存チーム」「チームに入っていない人物の名前」「気紛れ雑談」の五点 放送終了後、「学生名簿」アプリと「地図」アプリが更新される。名簿アプリは死者の名前が赤くなり写真はモノクロとなる。地図アプリは禁止エリアが赤くなる 2018.07.29追記:放送終了後、死体の位置・生徒名がメッセージとしてスマートフォンに配信される 【天候】 1日目16時~2日目10時までを雨とする 3日目12時~3日目18時までを雨とする その他は快晴とし、雨入り前後2時間は曇り、強風とする 【地図】 現実、日本より大洗町及び周辺海域(大洗町:23.74 km²/端から端まで徒歩で約2時間ほど) 住人はおらず、戦車、自転車、車、船、電車等の交通手段は一切存在しないが、その他の物資はそのまま残っている 水道・ガスは使用可能。電気は通電していない 各施設詳細、インフラは現実の大洗町の仕様を参考とする 【作中での時間表記】 作中はAM6 00スタート 深夜:0~2 黎明:2~4 早朝:4~6 朝:6~8 午前:8~10 昼:10~12 正午:12(放送時のみ) 日中:12~14 午後:14~16 夕方:16~18 夜:18~20 夜中:20~22 真夜中:22~24 正子:24(放送時のみ) 【書いてもいいぜ!って方へ】 初心者から経験者の方まで、誰でも歓迎 予約の際はトリップ必須、ゲリラ投下の場合は名無しでも可能 予約期間は5日2018.07.29追記:1ヶ月(5週間)+延長10日 自己リレー可能、ただしあまり進めすぎないように ガルパンらしい雰囲気を大切にしましょう。キャラの崩壊は節度を守ってくださいね! 【最後に】 ガルパンはいいぞ
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西住 まほ 西住まほ(にしずみ まほ)がデザインされたカード群。ガールズ&パンツァー時点で2種類が存在する。 黒森峰女学園チームの隊長。みほの姉。 西住流を受け継き、戦車道の腕は大会MVPを取るほど高い。 戦車道から逃げ出したみほを快く思ってないが、実力は認めている。 声優は田中理恵。 カード一覧 《西住 まほ(086)》 《西住 まほ(098)》 関連項目 『ガールズ&パンツァー』 【戦車道】 西住 みほ 相沢 千鶴 恋ヶ窪 ゆり 編集
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角谷杏 キャラクター概要 車長車長スキル 車長考察 コンビネーション その他備考 乗員として キャラクター概要 大洗女子学園生徒会長(TVアニメ、劇場版)にしてカメさんチーム車長兼通信手(場合により砲手も兼任)。 文科省役人によって大洗女子学園の廃校を言い渡された際、不意に口ずさまれた戦車道という言葉に彼女が着目して廃校撤回の打開策として復活させたことが、物語の発端となる。そこに「西の西住」と呼ばれる名門の娘が転入してきたことは、彼女にとって僥倖だった。この時ばかりは有無を言わさぬ強硬手段で彼女を戦車道に導いた。 どんな危機的状況に陥っても決して諦めず、それを周囲に悟らせずに飄々とした態度で臨む強靭な精神力、そして冷静に状況分析しつつ最適解を模索し、確実に結果として出すリーダーシップがある。 このように非常に交渉力に長け、また初対面となる他校の隊長相手でも気さくに接する社交性を持つ。 また、五十鈴華とはまた違った気丈さ、豪胆さがあり、親善試合では誰もが忌避する罰ゲームを用意した挙げ句、自ら嬉々として参加したり、母校の命運のかかった全国大会においても序盤は悠々と干し芋を食べて静観に徹したりしていた。しかしここ一番の大勝負では率先して大役に出てしっかり実績を残してもいる。そのせいか度々隊長のみほから”無茶な作戦”を振られることもある。 車長 車長獲得条件 ステージ名 感想戦モード#11 または エクストラマッチ#5 をクリア 車長スキル 車長スキル 硬そうで参っちゃうな~ 効果:停止状態でスコープモード中、攻撃力80上昇。効果時間45秒。 車長考察 車長スキルは停止状態&スコープモードのみ効果を発揮するため、使用条件が限られる。 ノンナと同じく攻撃力の高い戦車に乗せればスキルを活かすことができるだろう。 コンビネーション 新旧・生徒会 乗員 武部沙織 五十鈴華 秋山優花里 小山柚子 河島桃 効果 攻撃力↑C 索敵↑A 整備↑C 最終章第1話から。 杏たちは進学のために生徒会を引退。新生徒会は会長に華、副会長に優花里、広報に沙織が抜擢された。 歓迎!島田愛里寿さん 乗員 西住みほ 島田愛里寿 小山柚子 河島桃 効果 攻撃力↑E 操作性↑E 整備↑C 劇場版OVA特典「アリス・ウォー!」から。 高校に編入したいと願い出た島田愛里寿は一番初めに大洗女子学園を訪れる。 ライバル、家元との繋がり等から、杏はみほを引き連れて愛里寿を迎えに行くが・・・ まあまあ、あんこう鍋でも食べて 乗員 西住みほ 小山柚子 河島桃 効果 照準性能↑E 装甲↑E TV版プラウダ戦前から。 杏から大事な話があるからと、みほは生徒会室に向かうが・・・ 結局生徒会から特に重要な話が出ないまま、4人で杏が作ったあんこう鍋をつついて終わった。 杏はこの時、廃校危機があることを伝えようとしていたが、みほ達に余計なプレッシャーを与えたくないという思いから言い出せなかった。 直したばっかなのにー!! 乗員 小山柚子 河島桃 黒森峰車長(支援カード) 効果 攻撃力↑E 整備↑C TV版黒森峰戦から。 カメさんチームに二回も履帯を切られたヤークトパンター。 2回目に切られた際に、車長(小島エミ)が叫んだ言葉。 自習室 2番の鍵 乗員 小山柚子 河島桃 澤梓 効果 装填速度↑E 照準性能↑E 装甲↑D 索敵能力↑B 最終章ドラマCD1から。 梓がテスト勉強のため、生徒会から借りた自習室の鍵の番号のこと。 カメさんチーム 乗員 小山柚子 河島桃 効果 装填速度↑E 整備↑D 大洗女子学園、カメさんチーム兼生徒会の3人。 余談だが、各大洗の戦車に描かれているチームイラストは杏がデザインしているとのこと。 ツインテールズ 乗員 大野あや アンチョビ 効果 照準性能↑E 操作性↑E 整備↑D 作中でツインテールの3人です。 バレー部復活裁判 乗員 磯辺典子 近藤妙子 河西 忍 佐々木あけび 西 絹代 効果 攻撃力↑C 装甲↑B 最高速度↑E 操作性↑E 索敵能力↓B 整備↑B PS4版ドリタン、初回生産限定盤スペシャルコンテンツ ピクチャードラマ「戦車裁判です!」での一コマから。 学校・・・守れたよ 乗員 西住みほ 効果 照準性能↓E 装甲↓E 操作性↓E 索敵↑A TV版ラスト。 黒森峰に勝利し、みほに抱き着いた時に杏が伝えた言葉から。 ちなみに劇場版では、大胆にも両手両足いっぱいに広げ、飛びつくように抱き着いた杏。 しかし、杏は何も言わずただ顔をみほの肩に埋めていた。 もしかして感極まり、涙がここで溢れてしまったのかと思うと、尊い。 その他備考 乗員として 攻撃力と整備(ACTゲージ上昇)があがる。同じように整備の上昇が高いダージリンと組ませると、クルセイダー等に乗せた場合30秒前後走り続ければスキルが使えるようになる。 島田愛里寿も似たようなステータス上昇だが、こちらは整備がやや杏に劣るが、攻撃力の上昇が杏よりも高い。 使う戦車の性格に合わせて使い分けるとよいだろう。
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/*黒森峰学園隊長──西住流の次期後継者、躍動。2代目女帝襲名は確実か。 本日、高校戦車道競技において、黒森峰学園と聖グロリアーナ女学院の交流試合が行われた。 黒森峰生徒の大規模な留学に伴い、参加選手の選手層が薄くなっていることについて、一部有識者からは黒森峰の弱体化を懸念していた。しかし、新たに隊長に就任した西住まほの華麗な指揮ぶりによる勝利。懸念を一蹴する形となった。 かつてのスター選手にして現西住流家元、西住しほ譲りの才覚を発揮した女帝に早くも10連覇を期待する声が 上がっている。 西住流、確かにあの人を構成する要素の一つだ。私が黒森峰への入学を志したのも、当時広く活躍していた西住流へのミーハー的な憧れが要素として在ったことは否定できない。鉄の規律による統制で敵を撃滅する流派。入学早々の扱きで弱音を吐きたくはなったけれども。 訓練に食らいつく私を、あの人は冷たい目で見ていた気がした。気に食わないとは思わなかった。上意下達は西住流の基本、あの人は皆の憧れ。西住流にふさわしい能力があるって誰もが納得している。いつかはあの人に自分を認めさせてやる。そういう風に思っていた。 /*西住姉妹大突破! もはや高校戦車道は黒森峰の生存圏に?! 西住姉妹がまたやった──抜群のコンビネーションを見せるのは西住流家元、しほの娘のまほみほ姉妹だ。本日のサンダースとの練習試合、姉まほ隊長の号令の下、手足のように戦車隊が動いた。先鋒を務めるのは妹のみほ。彼女の素早い突入にサンダースの戦車軍団はたちまち混乱し陣形を乱す。もうこうなれば試合展開はまほ隊長の手の上! たちまち姉妹のサンドイッチでサンダースは3ダースから2引いた十個(本当は34個だが)の具材になったとさ。試合は黒森峰の圧勝で終了。サンダース弱体化が著しい今、もはや絶対王者黒森峰を阻めるのは北方の雄プラウダのみ。そのプラウダにも練習試合の成績は勝ち越している黒森峰。高校戦車道は西住に蹂躙されてしまうかも──?! その日はみほが珍しく小隊の行動についてごにょごにょ言っていた。お姉ちゃん、隊長は各小隊長に解釈の余地を残した指示をしていたけど、みんなそこまで慣れてないかも。私は一理あると思っていたが、よりにもよって隊長の身内が隊長を批判するようなこと言えば、チームの統制が揺るぎかねないので黙っていることにしようとしたが、よりにもよって私だけに言って、ミーティングでは何も言わない姿勢が気に入らなかったので、隊長に談判することにした。(ふぇええとか言う声が後ろから聞こえていた) 隊長に具申すると、お前はどう思う?そんな下問があった。私は正直に答えた。私も同意見です。私も日々研鑽を重ねておりますが、西住みほ以外の各隊員は基本戦術も満足にこなせていません。将来的にはやっていくにしても、今はまだ早いと考えます。言い終わるとクスリという音を聞いた。おそるおそるあの人の顔をみると、微笑んでいる。 初めて見た。あの人のこんな顔を。普通の女子高生みたいな顔だった。 どちらの意見も正しいな──エリカ。親し気な声を掛けられた。お前たちがいれば黒森峰は安心だ。今後もみほを助けてやってくれ。最近自己主張をしなくなってしまったから。普通の姉みたいなことを言う。 その日は、はい、と頷いて帰った。帰り際ファミレスによってデミグラスハンバーグを食べた。 【悲報】黒森峰隊長の表情、変わらない。【戦車マシーン】 隊長は優しい人だ。純粋で、穏やかな人だ。 ↑用済流家元。エロいんだよ市ね。 ↑エッチ戦車前進!wwwパンツァームフォフォ!wwww ↑どういう意味? ↑エッチ戦車前進はエッチ戦車前進だろ。 ネットサーフィンは疲れているときにやるものじゃない。戦車道の戦術ノートと同じくらい繰り返した言葉をリピートしていた。検索サイトの上位に出てきた言葉にカーソルが寄っていくのを必死に抑えた。ネット上の不特定多数はひねくれているから、隊長の素晴らしい性格について力説しても理解しようとしないだろう。 本日の試合も快勝した。相手はアンツィオ。内容については言うこともなく横綱相撲で押し切っての勝利。 ただ、終わってからの方が大変だった。アンツィオのドウーチェとか隊員に呼ばせている隊長は馴れ馴れしく私たちの隊長に話しかけているし、やれとも言っていないのに部下どもは宴の準備を始めていた。何勝手なことしてるの、一喝しようとしたところで、あの人は申し出を受けた。たちまちどんちゃん騒ぎが始まった。ぐちぐち言ってやろうと思っていたが、アンツィオの隊長と心なし楽しそうにしている隊長が見えて引っ込めた。まあ許してやる。そういうことにして屋台に座った。ナポリタンが次から次へと投入された。結局怒鳴る羽目になった、やめろっていってるでしょ! お腹一杯過ぎて眠れないからネットサーフィンをしていたらとんだものを目にしてしまった。 軽薄なタイトルだが、おそらく隊長の容貌や能力への称賛だろう。見てみるのも悪くもないかも。やっぱり見てみようか。誘惑を胃の重量感で押し切ってその日は眠りについた気がする。 /*高校戦車道大会決勝戦で戦車の滑落事故。けが人なし。 次のニュースです。本日雨天の中行われた高校戦車道大会決勝戦の試合中、戦車が滑落し川に水没する事故がありました。水没した戦車内には乗員が取り残されていましたが、同校の副隊長による救助活動が行われ、幸いにもけが人はいませんでした。試合結果はプラウダの勝利となっています。 ……みほは黒森峰を去った。小梅が泣いているのを見た。私は何もしなかったし、できなかった。 隊長と今後についての話をした。みほがいなくなった副隊長の座には私が就くことになった。隊長の様子はいつもと変わっていないように見えた。10連覇のかかった優勝をああいう形で逃したことで、各方面からバッシングを受けていると聞いている。しかし、その凛とした姿はいつもと変わらない。 私は、無理しないで下さいと言うか迷った。長く悩んでいるせいで言葉が途切れてしばらく経っていた。気まずい時間が過ぎた。 エリカ。私は実家に犬を飼っているんだ。……はあ。唐突な発言だった。いきなりすぎて生返事をしてしまった。柴犬で可愛い盛りなんだ。……はい。とても可愛いんだ。はい。だから……。……? …………、…………。大丈夫なんだ。……はい? よくわからない会話だった。言い終わった隊長はこちらを見ている。なんて返せばいいかわからない。隊長が再び口を開いた。 エリカ、ありがとう。気負うところのない顔で笑っていた。泰然自若とした顔で、こちらを見透かしているようだった。 そうだった、西住まほはこういう人だった。冷静で悠然としていて、果断で、不器用。口下手、でも誰よりも大きい人だった。場の空気を支配できる人だった。本当に素敵な人だった、一緒にいて安心できる人だった。 あのときは分からなかったけれど、あのシュールな会話の内容は、心配してくれてありがとう。私は大丈夫だ、なんたって自分の飼っている犬の話をできるくらい余裕があるんだ。それはそれとして犬は可愛いんだ。とても可愛いんだ。そういう意味だったのだ。……本当は違うかもしれないけど。 (でも、しょうがないですよね。言ってくれなきゃわかりませんもの) ああ、そんな機会もなくなってしまったんだな。あの人の真意を聞ける日は永遠に来ないんだ。 西住まほは、我らが黒森峰の隊長は、誰にも負けないと信じている。どんな敵にだって負けやしない。一回負けたみほにだって、次に戦えば絶対に勝つ。 逸見エリカは瞬きをした。手元には64式の小銃がある。銃口はサンダースの隊長のケイを向いている。彼女は隊長を殺したといった。そんなことはありえない。しかし、放送も隊長が死んだと言っている。この殲滅戦が始まってから延々と繰り返された選択肢が戻ってきた。撃つか、撃たないか。もうケイは銃を持っていて、一刻の猶予もない。 エリカは、日常のまほのことを思い出した。いつだって変わらない強い在り方を思った。さっきまでのみほのことを思い出した。内に秘めた強い闘志のことを思った。ようやく彼女はネジの所在を理解した。自分がなぜ撃たなかったのも理解できた。歯車の噛み合う感覚を覚える。 分かったわ! 分かった。分かった。 (ありがとうございます、隊長) 感謝の念を浮かべる。浮かべると、隊長がいなくなった寂しさがじわじわと心に染み出していた。本当のところでは小梅が死んだときみたいに──隊長が死んだことなんて理解できていないんだろうとエリカは思う。その内寂しさは悲しみになってまた動けなくなるのだろうとも。 だが、今は動ける。ちょっと良い感じ。 さあ、戦う。目の前の女を張り飛ばして、あの人にさよならを言いに行こう。 寂しさが足を停めてしまう前に。悲しさが心を奪ってしまう前に。 良いところを見せなければ、西住姉妹にも、ケイにも。ついでにアンツィオの隊長にも。 ※ ※ ※ 『優しい人でした。強い人でした。人間として魅力を兼ね備えていました』 『弱いものを助けようとする人でした。困ってる人を助けようとする人でした』 『とても麗しい人でした』 ※ ※ ※ 「……エリカー? どうかした?」 引き金が引けないからって、人の気を引こうと奇行に走るのは駄目よ。こんな場所じゃ狂人の区別はつかない。私も黒森峰副隊長が発狂死したなんて覚えていたくないわ。 「わかったのよ。」「What?」「私がアンタの命を恵んでやった理由!」 隊長もみほも決してあんたを撃ったりはしない。 理不尽に屈して、理不尽をしたりしない。だったら! 「私があの人たちに並ぶのに、アンタなんかの血で手を汚すわけにはいかない!」 「……そう、頑張って。隊長はもう殺したし、あなたの命はもう一分ももたないけど」 エリカの表情は変わらない。どこか吹っ切れた様子がケイには不思議で滑稽に見えた。 「わかったのは一つだけじゃないわ」 「あなた、隊長を殺していないでしょう」 ……。その言葉を聞いて、ケイは目をぱちくりとさせる。内心、動揺を表に出さないように努める。何故、分かったのか? 推定彼女がこれまでに行動していた経路では、私がまほの死に関与していないことを示す証拠など見つけられないはずだ。ならば、ブラフか、いや、こんな状況では特に意味のない嘘だ。 「絶対王者の一員だけあって、けっこう気高いのねエリカ。強く死ぬために意地まで張っ「隊長は!」」 エリカが叫ぶ、叫んで、ケイを睨みつける。 「隊長は、あんたなんかには、負けないから!」 「…………なあに? それ!」 ケイは噴出した。こらえきれないように笑い続ける。そんな子供みたいな意地を張って、そんな主張をしてどうするのか。どこかずれたような回答が面白くて笑ってしまう。 エリカは気にせずに言葉を続ける。彼女の瞳には確固たる意志が宿っていた。 「アンタは隊長に一回も勝ててない、隊長が隊長になってから……あの人にアンタは負け続けてきた」 「戦車道では……ね」 「戦車道でもなんでも!」 エリカが強く睨む。あの人がしない表情で、あの人みたいな気概に焦がれて。 「あんたは隊長より下だ! ずっと手のひらの上! 今だって言われるがままに人を殺してる。そんな奴が隊長に勝てるわけがない!」 「OK。もういいわエリカ。面白くなくなってきた」 ケイが表情を消して銃口をエリカに向けた。銃口は純然たる暴力と死の象徴で、エリカを怯ませそうになる。 歯を食いしばる。動揺を毛ほども見せてやらない。まだ言いたいことがある。絶対に負けたくない。あの人みたいに。絶対に負けられない。あの人のために。 負けられないから、怯まない! 「そう、……いつも負ける言い訳をしてから勝負する奴が勝てる人じゃないわ」 「……私のことを言ってるの?」 「いつも言いたかったの。あなた、いつだって公平な勝負をするって相手と条件を揃えるけど──」 エリカがケイを見据える。 「アレって、負ける言い訳でしょう。公平な勝負だからしょうがない。あなたの取り巻きが言う。さすがケイ隊長は高潔だ!」 あなた本当は、勝つ自信がないだけでしょう! ケイが目を大きく見開いた。同時にそれ以外の表情がすべて抜け落ちる。 「配慮してあげたから負けましたー。そんなことをする奴に隊長は負けない。私だって。あなたは隊長に勝てない。もういなくなってしまった今なら、未来永劫。そして──それは私にだってそうだ」 エリカは大きく息を吸った。 「負けを認めている奴が、私に絶対に勝てるもんか!」 ケイの眼に怒気が走る。同時にエリカが走り出す。 開戦の号砲が鳴る。 ───────中距離戦! ケイがエリカに発砲する。エリカはスライディングのように低く身を躱す。運動エネルギーが止まった瞬間に、絶対に当てないように左から右にケイを飛ばして射撃する。(当たるな! 私も日本産米国人の挽肉は見たくないの!) ケイの2発目が遅れた。撃たないんじゃなかったの! 騙されたわね!(良かった。まだハンバーグは食べられる!) エリカがまた駆ける。ケイが銃を構えなおす。 ───────近距離戦! 再びエリカに向いた銃口が火を噴く──ことを見越したエリカが身を翻す。銃は動かない。ケイは引き金を引いていない。死の切っ先がエリカの動きを追従している。(まずっ──)引き金が引かれる。その腕にアンチョビが組み付いた。銃を奪おうとする彼女の体は小柄で、体重は軽すぎる。たちまち振り払われた。銃口は迷わない。動けないアンチョビに向かう。引き金が引かれる。ガチャンと音がした。エリカが小銃を落とす音。落としたエリカが回る。弾が飛び出る前に踵がケイの手を直撃する。アンチョビから弾が逸れる。 エリカがケイの目の前に立つ。 ───────超至近戦 (負けないッ!)ケイは無手、身長は1cm! (私の方が高いッ)。体重はケイの方が重い。エリカは細身だ。それでも、エリカの趣味はボクササイズ。好物はハンバーグ。 つまるところ、自信がある。この距離の攻防で、他の女子に負けるものか。慣れた手で作った拳がケイの顎を狙う。放たれた拳にケイは反応していない。当たる──当たった。 ケイの広いおでこに。体勢を低くとっていたケイのおでことエリカの拳の衝突。人間の頭蓋骨、正面は頑強。ジャブ程度ならものともしない。ケイは小動もしなかった。しっかりとした体格が彼女の身体を支えている。 エリカは当たった瞬間、得体のしれない肉の詰まった巨人を想起させられた。それほどの重量感を彼女は覚えた。 しかし、ストレートでなくてよかった。破壊されたろうから。エリカの拳の方が。 右手を痺れさせるエリカに、ケイの拳が迫る。左の頬を狙う一撃を辛うじて一歩下がり避ける。 「口喧嘩が強いのね。エリカ。さすが、趣味がresbattleなだけあるわ」 違うわ! 誰から聞いた! アリサ。 「あなたが言うこと、ちょっと当たってるわエリカ。私は配慮してあげなきゃ」 「私があなたを叩いたら」 あなた、泣いちゃうでしょう? 泣くのは、アンタをボコボコにしてから! エリカの拳がケイのガードの上に突き刺さる。(固っ)返しのパンチがエリカに迫る。(速っ)辛うじて防御する。(重っ)ガードが跳ね上がる。急いで次の攻撃に備えなくては。素早く東部のガードを固める、よりも早く、腹部にケイの拳が撃ち込まれる。エリカが悶絶する。ケイの中段の蹴りが迫る。(んで、こんなに大きいのよ!)ガードなんかをものともせず。エリカは吹き飛ばされた。 ケイの視線が落とした銃に向かう。アンチョビが銃に向かって飛びつこうとしている。相手にならない。拾おうとした手を踏みつける。次いでその足を軸足に薄いお腹を蹴る。一回。ゲホッっという声を上げながらアンチョビの身体が九の字に折れる。離れらない。手が動かない。二回、ヴウううう……携帯ののバイブレーションのような苦悶が彼女の口から洩れる。踏まれている方と逆側の手が伸びる。踏んでいる足ではなく、銃の方に。 「やっぱり、欲しくなっちゃった?」 三回、の前にエリカが突っ込んでくる。アンチョビの手が解放され、る彼女の顔を地面を擦りながら近寄ってくる後ろ足が追いかける。アンチョビは転がって辛うじて迫りくる足を避けた。 「ねえ、エリカ。あなたはどう?」 ケイがエリカ渾身の上段蹴りをいなす。駄目よ。いきなりこんな大技撃っちゃ。掴んだ足を持ちながらケイの身体がコマ回り、狙いはエリカの顎。 「あなたも小銃を撃っておけば良かったと思わない?」 もう勝てる気もしなくなってきたでしょう。飛んできた裏拳を先ほどのケイの真似で対応しようとする。中途半端にエリカの軸足が滑り、拳が彼女の眼に直撃する。エリカは悶絶する。下手くそね。サンダースじゃ赤点よ。 「ほら、もう敗けちゃう」 突然、ケイはエリカの足を離す。地面に尻もちをついているところに掴まれていた足が遅れて地面に来る。──隙だらけ! 苦し紛れのエリカはケイに向かって後転する。功を奏した。彼女の延髄めがけて放たれていた下段の鋭い蹴りは、首ではなく彼女の脇腹に突き刺さる。顔が苦悶に歪んでいく。ケイは足を振りぬいた。 「無理しないで? 負けても褒めてあげる。あなたはよく頑張ったって」 「私は、負けるために戦ったことなんて一度もない……!」 「そう」 エリカは跳ねられない。フットワークを生かした攻撃にはダメージをやり過ごす時間が必要だ。ケイの射程圏内に踏み込めない。ケイはまた銃に目をやった。性懲りもなくアンチョビがにじり寄っている。エリカに視線を移す。眼は意志に彩られている。黒目の光は衰えていない。 「ねえ、知ってる? 黒森峰の狼さん」 「狼は海軍の方でしょう……っ!」 「あら、知らないのね。西住姉妹がいないあなたたちがなんて言われてるのか」 明らかに挑発と分かるような笑みが浮かんだ。しかし、エリカには笑みを消させる余裕は全くなかった。 「言われてるわよ。西住がいない黒森峰にはもう、川の下に潜る間抜けな狼しか残ってないって」 エリカが激発する。辛うじて冷静さを保ち、けん制するように放った上段の突き、すぐさま対応したケイが掴み投げに移ろうととしたところをフェイントをかけ、前蹴りをしようとしたところを呼んでいた中段蹴りにすべて潰された。辛うじて防いだエリカが苦悶の声を漏らす。 (勝ちを求めてきたつもりだった。ルールの上では) ケイが踏みこむ、エリカが反応する。軽打による滅多打ち、エリカは必死になって身を守る。 (戦車道は戦争じゃない。勝ち負けよりも大切なものはある) 体重の差、体格の差。反射速度の違い、練習量の違い、練習強度の違い。生まれ持ったものの違い。エリカはこの分野においてケイに勝るものはほとんどない。 (みんなそれぞれ自分の長所を持っている。誰もが私と同じ能力を発揮できるわけじゃないし、私と同じぐらい頑張れるわけじゃない) エリカが押される。何発もの拳がガードを破り直撃する。 (だから私は配慮をする。皆がそれを生かして戦えるように、自分の戦車道を見つけられるように、それが私の戦車道。それを疑ったことはない) こらえられなくなったエリカの腹にケイの固く握りしめられた拳が炸裂する。エリカの身体が九の字に折れた。 (思うがままにふるまうことは好きじゃない。幸福にはなれない) (本気を出していたら負けないなんてダサいことも言わない。戦車道は皆でやるものだもの) 折れて下がってきたエリカの顔面にもう一発、ストレートが直撃する。エリカが鼻血を噴いて倒れた。 (サンダースが、私が、戦車道をせずに戦争をするというのなら、誰も追いつけるものはいないでしょう) 「エリカ。私はあなたのさっきの言葉の何に怒ったんでしょうね」倒れ伏したエリカに尋ねる。返事はない。 まだ目に力はあるが動けないようだ。ただ瞳だけがケイを見つめて睨んでいる。 (私が私の戦車道を信じているのなら、さっきの言葉なんて笑い飛ばせばよかった。あなたの勘違いよ、戦車道はそれだけじゃないわって) (でも今私たちがやっているのは殺し合い。安っぽい弱肉強食の戦争) (私が怒ったのは、中途半端に戦車道を引きずって、最善のことが出来ていないことを見抜かれたから?) 「チヨミー、それ、返して」 アンチョビが抱える拳銃を指差して、ケイが少しずつにじり寄っていく。近づいてくる暴力に、アンチョビは何とか立ち上がろうとして、ブーツが走る向きがこちらではなく小銃の方に向かったのに、逃げることを躊躇させた。小銃なんて拾われたら、ここにいる二人の生存確率は限りなく低くなる。何とかケイを止めようと、戸惑った瞬間に、足の主はこちらに方向転換し、気が付いたら目の前にいた。 「あなたは、撃たないんじゃなくて撃てないみたいね」 もう、撃つなとは言わないの? そう変わらない背丈──体格は違う。ケイは圧倒的強者で、アンチョビは軽すぎる。それは彼女たちの適性の違いで、この場においては生存能力の差。アンチョビが何をしようがケイは制圧できる。ただ一つの手段を除いて、しかし彼女はその手段を取れない。 「私とあなたを対等にするための武器なのに」 「やめろ……、やめろよ」 「いざ暴力に晒されたらそれしか言えない?」 「私がエリカをボコボコにしている間も何してた? 祈ってたの? 平和になりますようにって!」 蹴りは棒立ちのアンチョビの腹に突き刺さった。口元からよだれを垂らして地べたに転がる。辛うじて拳銃は手から離れていない。 「あなたも同じ。戦車道なら努力賞でも、ここではただ結果だけ。分別をつけないと大人になれないわよ」 ケイがアンチョビを組み敷くように上に覆いかぶさって、ツインテールの少女より力強い手を彼女の首に押し当てる。体重差から言ってもアンチョビはもう抵抗することが出来ない。しかし、彼女は銃を持っている。生殺与奪の権をアンチョビは握っている。 「とは言ったものの、私もアンジーに比べたらまだまだ。あなたたちを踏みにじらないと踏ん切りがつかないみたい」 こうやって言い訳するのもね! アンチョビの愛らしい顔に向かって平手打ちが飛ぶ。ケイを押しのけようともがくアンチョビは当然防ぐことが出来ない。パチンッ!肉と肉のぶつかる音がする。ぶつかった個所がサーモンピンクの色に変わり、肌色と赤のコントラストを形作る。 (違う、殺し合いに支配されて、自分の戦車道を貫けなくなった、敗けてしまったことを見抜かれたからか) 「チヨミ、離して? もう酷いことは言わないわ。戦車道だって好きにやっていい、だから離して、ねえ」 打擲音が響く、娘は銃を持っている。命の危機に瀕している。しかし、撃たない。(悪癖ね。私の戦車道やらの)一発の銃声で自分は死ぬだろう。しかし撃たない。(いまだにフェア、力を尽くして戦わせたいのかしら)無性に腹が立っていた。 (彼女には絶対にできないって分かっているのにね) 離さない。エリカを殺させない。ケイに殺させない。 心がいくら優しくても、意志がいくら強くても、どんな覚悟を抱いていたとしても、身体はそれを反映してはくれない。繰り返される打撃と──頸部の圧迫は次第にアンチョビの身体を脱力させていく。 「そろそろ?」 アンチョビの銃を持つ手をケイは優しく胸に抱きしめる。愛おしいものを包むように。もう一方の手を振りかぶる。悪意を込めて。この聖なるいくじなしを打ちのめそうと、その手を振り下ろす──前に。 「エリカ。本当に──気高いわね。ちゃんと負けに来たんだ」 「負けや、しないわよ……」 振り下ろされる手が止まる。フラフラの逸見エリカが立っていた。至るとこにあざを作って、体中を苦痛に苛まれ、しかしそれでも狼は立っていた。 間髪入れずに放たれるケイの鋭い蹴り。「ドゥーチェ、アンチョビ!」エリカが辛うじて防ぐ。「今すぐそれと小銃を拾って走りなさい」「あら、逃走の算段?!」胸部にめがけて放たれた拳、エリカの両手のガードを跳ね上げる。「怯むなとも言わない! 戦えとも言わない!」ワンツーが浅く入る。エリカはたたらを踏む。その目はいまだに意志が燃えている。「あなたは隊長が、まほ隊長が認めた人なの!」中段蹴り。腹部に入る。よろめく。「アンツィオの隊長。ドゥーチェ、自分の役目を果たしなさい」直撃、意識がもうろうとする。「あなたは隊長なんだから、まほ隊長とおんなじ……」 エリカが倒れるのとアンチョビが小銃を拾うのは同時だった。ほぼ無傷のケイがアンチョビを見ている。 「あなたは、戦車道向いていなかったかもね。ドゥーチェ」 「図書館で恋愛小説読むなり、保健室で他人の相談相手するなりする方がよっぽど似合ってる」 「ねえ、アンチョビ。もう酷いことしたくないから。お願い、本当にお願い」 「その銃を渡して、アンチョビ」 ケイからアンチョビの表情は見えない。エリカは倒れて意識が朦朧としている。 アンツィオの戦車道少女の心中をうかがえる者はいない。 ※ ※ ※ 『達眼を持った人でした。未来を見渡す人でした』 『いつでも先が見えていて、そのために苦労をする人でした』 『あの人がいたら──あなたなんて近付けなかったでしょうね』 ※ ※ ※ Come stai(inoki)! こちらは本日快晴だ。素朴で温かみを感じる色合い。緑色の窓枠から見慣れた内装が見える。活気にあふれた街並みは、今はウミネコの声が響くほどに静まり返っている。響く音といえば履帯の走行音とエンジンの稼働音、それから砲撃の轟音、あと勢い余って壁にぶつかる音。ああ、カルロヴェローチェが火を噴いた。 とにかく逃げ回れということで任せたフラッグ車が撃破された。車長は好き勝手に走り回れて楽しかったらしい。良かったな。集団戦等の習熟については未だに前途多難だ。ペパロニ率いる小隊による前線攪乱についてもうまくいかなかった。相手は乗ってくることなく持ち場を守って待機、焦れたペパロニが突貫。返り討ち、全体として打開できず、どっしりと構えた有力な集団によりそのまま圧殺。自力と性能差がもろに出た結果である。P-40が欲しい……。 しかしながら、一応チームとしての体裁を保つことはできている。皆は指示に従ってくれるようになって来ている。(すぐに忘れたり、熱くなって無視したりはするが)各戦車の操縦に関してもミスは減少しており、隊列も行軍時は取れるようになっている。初めの一回くらいは一斉砲撃ができるようになったし、注意力が残っているのなら深追いせずに戻ってくるようになっている。 嬉しいのはペパロニが指示を守って戦ってくれたことだ。おちょくって逃げて引き寄せろ。いつもはおちょくることに夢中になりすぎて囲まれてそれっきり、もしくは無視されて怒って正面先頭のち撃破、それが今回はちゃんと役割を理解していてくれていた。その上彼女につけた他2両についてもそのまま引きとどめていてくれていたらしい。うう、成長したなあ、ペパロニ。刹那的に自転車で暴走極めていたころからここまで良く……。 10両それぞれバラバラに動いて出会った相手に突っ込んで、そのまま散っていく。それがアンツィオの戦車道。なわけがない。皆、心の奥底では勝ちたがっていた。相手が決める華麗な連係プレーによる撃破を舌打ちしながら羨望の眼で見ていたことも分かっているのだ。 バラバラですぐに消えるねずみ花火たちが、集まって強度を保てるようになって来ている。元々個人では優れた力量を持つ者が多いのだ。現段階でこれなら──チーム全体として──来年には全国で戦える水準になる。果敢に前線に切り込むペパロニと、冷静に状況を見極められるカルパッチョ、彼女たちを両翼に進撃できる。 もしかしたら優勝なんかしてしまったりして。そしたらわざわざ呼んでくれた学園長にこれ以上ない恩返しができるぞ。今日は惨敗したけど。しょうがない。相手は黒森峰。10連覇を逃したとは言ってもこの国のトップクラスの連中だ。むしろこれだけ持ったことがすごい。来年には勝てるようになっているさ。 ペパロニが逃げ回っていた車長とバシバシ叩き合いながら盛り上がっている。カルパッチョがそれをいさめながら皆を称えている。 ペパロニは、刹那的で頭に血が上りやすくて人懐っこい。人を乗せるのも自分が乗るのも上手い。けっこう多才だ。運動センスはピカイチで、料理は絶品。勉強は苦手、大人しくするのも。皆の盛り上げ役だ。彼女の周りはいつも情熱で溢れている。今を全力で楽しむ、そのためにできる限りのことができる。──ただ、今が刹那でしかないことを本能的に分かってしまっている。近視眼的なのはそのせいか。未来のことは考えたがらないし、今の喜びのために未来を犠牲にする傾向がある。どこか破滅的な一面があるのだ。自転車の暴走だの、喫煙だのはその最たるもの。今が楽しいから、いつ終わってもいいや。そんなことは思わないでほしい。今は楽しいし、未来だって楽しい。人生はいつだって楽しいんだ! カルパッチョは、冷静沈着才色兼備。アンツィオ一のしっかり者。感性も鋭くて、人のウソくらいはすぐに見抜くことが出来る。私よりも背が高い。発育も良い。人間身体じゃないからな。心だよ。心。なんて言ってたら宥められた。情けない。人に気を遣えて、自分を律することが出来る。論理的思考力が高くて、状況を冷静に判断できる。私よりも深い読みを見せることもある。将来抜かれてしまうかもしれない。あと古代ローマの歴史にものすごく詳しい。月桂樹の王冠まで持っていた。別高校に行った親友からもらったのだとか。愛が深いなあ。月明かりの下憂鬱そうな彼女から聞いた。──どこか抱え込みがちだ。一人でできるから一人でやる。人に迷惑をかけ慣れていない。(慣れられても困るが)パンクする前に彼女に世話になった人たちが吐き出させてやらなきゃ。もちろん私も。だから、ため込み過ぎて転んだりするなよ。辛くなったら人に相談! 今の私のアンツィオが現時点の最強のアンツィオだが。この二人がお互いを支えあって、他の隊員たちがそれを支える。それが未来の一番強いアンツィオかもな。カルパッチョ隊長、ペパロニ副隊長。ペパロニが前に進んで、カルパッチョが背中を守る。カルパッチョが溜め込んだときはペパロニが踏みこんでいける。ペパロニが暴走しても、カルパッチョが未来を示せる。まさに比翼連理! は違うな。ベストコンビ? 味気ない。タイガーは縁起が悪くて── 「楽しそうだな」不愛想な顔でそう告げたのは西住まほだった。 後ろには軽蔑の顔を浮かべている彼女の旗下の人。何やら馬鹿にされ出したぞ。名門が煽りに来るんじゃない。感じ取ったペパロニたちが表情を険しくする。ああ、まずい。ノリと勢いで動くから喧嘩にも躊躇はしないんだ。なんとか押し留めないと。 「そっちは西住隊長だな。よく来てくれた。歓迎するぞ!」 握手を求めると素直に応じてくれた。操縦桿の蛸のできた手のひら。努力を重ねている手である。顔を見た。冷たい眼をしている。 「者共! 湯を沸かせ!釜を炊け! 練習試合に応じてくれた黒森峰の諸君を労ってやれー!」 やけくそのようなオオー! と喚声が上がる。西住まほが二度まばたきをする。意外な反応に冷徹な印象が和らいだが、すぐに無愛想な顔に戻ってしまった。彼女の部下の一人が、確認を求めるため近寄ってきた。 「かまわない。私も彼女に聞きたいことがある」 だからお前たちも手伝ってやれ──そう告げた。硬い顔と冷たい声に比べて反応はとても素直で、何かと損をするんだろうな。と思うには十分なものだった。お礼代わりに彼女を楽しませやろう。エプロンをつけてパスタを茹でることにした。調理中横からじっと見られていた。なんか言えよ。 パンっす。ありがとう。 そんな彼女との食事、大人っぽく言うのならば会食ということになった。黒森峰を率いる上に西住流の長女ということもあり、彼女には山のように聞きたいことがあった。彼女も私にアンツィオの戦車道をここまで持ち直させた経緯を聞きたいとのことで(こんなに直接的に褒められたのは初めてだ! ジェラートを増量してやろう)、丁寧に頭まで下げたものだからびっくりしてしまった。急いで頭を上げるように促して、ぶどうジュースをなみなみとついでやる。ウキウキ気分で彼女と話をした。 西住まほとの会話は楽しかった。相変わらず表情をあまり動かさないし、冗談の一つも言うことはないけれども、話した言葉の意図は的確に掴み取ってくれる。話の内容については中ほどまで話しただけで、まるで先回りするかのように結論にまでたどり着いていたようだ。そしてその知性を全くひけらかそうとしなかった。本当に才気あふれる良家の子女のイメージぴったりな人である。 パンですよ。ああ。 (パスタうめえですわなんて絶対に言わなそうなかんじだあ) 読んでいる恋愛小説の令嬢は、ハンバーガーを頬張ってうまいですわうまいですわ言っていたのに。彼女は変わらぬ調子で綺麗に食べそうだ。思えば聖グロのダージリンもパスタは綺麗に食べていたな。ですわ口調だったから、少し期待していたのに。一度くらい小説のハンバーガーうめえですわお嬢さまを見てみたいものだ。 話が逸れた、いや、逸れていないのか? とにかく。 西住まほは、口に合わないハンバーガーを完食しそうな少女だった。分かりにくいしあほみたいな例えだな。つまるところ彼女は今まであった誰よりも先が見える少女だった。自分が進むべき道が見えている。先に襲い来るだろう障害の数々も。彼女は怯んだりはせずに行くべき道を乗り越えていく。それこそ戦車みたいに。 家族のことだから、軽々しくは言えないけれど。その姿は、私が幼い日に見て憧れていた彼女の母親の姿、西見しほの姿によく似ていて、確かな血のつながりを感じさせた。 パンっす。うん……。 (でもなあ) そんな彼女だから苦労していないか心配になる。私も含めて普通の人は進む道すらもなかなか見つけられないから。道の先が常に見えている彼女との間に、認識の齟齬が発生しそうだった。さっきまでの私もそうだったが、彼女のどこか冷たい印象は、動かない表情もそうだが、認識のずれによるものが大きかった。道がわからず迷う者の前で、悠々と我が道を行く彼女の手によって、急に目の前の霧を取り去られたのなら、どうしても心理的圧迫を感じずにはいられないだろう。そして彼女は自身の能力に無自覚なところがある。 ……道が見えることは決して幸福なことだけじゃないのだろうとも思った。迷う奴はしばしばコケる。障害物に気が付くことが出来ないで、時には受け身も取れず転んで傷を深くしてしまうこともある。彼女はそんなことは決してない。いつ障害物が来るかもわかっていて、自分に対してどれほどの負荷を与えるのかも概ね把握しているのだろう。一方でそれは来るだろう苦痛を直視しなければならないということであり、そのためにに努力を続けなければならないということだ。彼女には彼女にしかわからない苦労がある。 パンですよ。あっ。 そう考えると彼女が、愚痴やら弱みやらを言える相手がいるのか心配になる。余計なお世話や勘違いに過ぎないかもしれないが。彼女の感情をあまり出さないコミュニケーションを見ていると大丈夫なのかと思ってしまうのだ。こうやって直接話してみると、彼女は気遣いも出来て頭がよくて、本当に話していて楽しいから。戦車を駆る姿も、隊長としてふるまう姿にも── ──畏敬と対抗心と劣等感を感じずにはいられないから。 だから、変なところでつぶれて欲しくはなかった。 (とりあえずは、こいつの頬を緩めさせるところからだな) しかしさっきからパンばかり食べて、そんなに気に入ったのかな? 脅威の共感力を持つアンチョビにも一切サーブを断る方法を知らないことを悟らせない西住まほ。毅然とした様子を保ちながらまた来たパンをもちもち食べる彼女を見ながら、あの時はそんなことを考えていた。 今にして思えば、そんな気遣いは要らなかったかも。 パンでお腹いっぱいになってしまったことを詫びる彼女は思ったよりも普通で、思ったよりも可愛らしいの女子高生で、そして強い人だった。 それは、一人で立てる人であるだけではなく、感情を分かち合える人だということが分かったから。 だから、彼女の友人の一人であることは私の人生の幸運であり、何より誇れることなのだろう。 そして──そんな彼女はもういない。理不尽にも殺し合いの舞台で死んでしまったから。 ケイがまほを殺した。エリカほど確信できるわけではないが、副隊長であるエリカが言っているのならば、それは嘘なのだろう。彼女は死んでしまったのだ。あの鮮烈な強さと静謐さを兼ね備えた人はもういない。 不意に、カチューシャが言っていたことを思い出す。彼女が言いたかった内容は。『怖がりな隊長が怯え惑ったらあなたのチームは誰もがも動揺する。あなたはいまだに怯え続けて、皆を窮地に陥れている』ということだ。だから、私は隊長失格なのだと。 西住まほはそんなことなかったのだろうな。彼女は出会い頭に不意を撃たれたのでなければ。現実を見つめて,皆のために陣頭に立って、安寧をもたらそうとして、そして死んでいったのだろう。想像に過ぎない。彼女が本当にどのように死んだのかなんてわからない。勝手に死に様を考えると勝手に泣きそうになる。 あいつならそうするはずで、でもそんな終わり方で終わっていい奴じゃない。 あの憧れたカッコいい人だったら、カルパッチョを守れたかな。怯え惑わず、うじうじもせず、毅然とした態度で彼女も背負って立ってくれていただろう。もしも私が死んだとしても、彼女は落ち込むカルパッチョを引っ張っていてくれただろうな。 でも、現実は逆だ。西住まほが死に、怯える私が残って、彼女の副隊長が彼女みたいに血を流して立ち続けている。もう怯えない、立ち向かい続けると決めていたはずなのに、振るわれる暴力に正面から立ち向かうことができない。 ああ、カチューシャの言っていたことは正しかったな。彼女という王はどのような障害にも怯んだりしなかった。 西住まほはかっこよかったな。彼女は襲い来る障害を真正面から見つめていたから。 (お前の副隊長はカッコいいなあ) (でも、私の副隊長も負けず劣らずカッコいいんだぞ) そして、私。私に今何ができるだろう。ケイは──怯えている。こじつけが過ぎるような分析だったけど、心の何処かに手を掛けたらしい。彼女は口調こそ落ち着いてはいるが、注意も意識もバラバラになっている。でなければ私たちはもう生きているはずがない。逸見エリカが限界を超えて奮戦し続けたとしてもここまでは持たなかったはずだ。しかし、そんなケイにも、何もできない。暴力に対して何もすることが出来ない。西住まほの忘れ形見の一人を、カッコいい少女を守らなければならないのに。 (隊長の義務……) そうなのだ。アンチョビはアンツィオの隊長だ。私は何故隊長になったか。戦略も戦術も戦闘も指揮もカリスマもアジテーションも、比べられる能力では、みほにもまほにもカチューシャにもケイにもダージリンにもミカにも西にも勝つことはできない。 (それでも) 隊長失格。臆病者。勝つ気がない。薄っぺらな人道主義者。怠惰。 (それでも) "君は誰よりも分かち合える子だから。君が分けたものはいつかより多くを実らせて君を支えてくれるよ" (それでもアンツィオは私を選んで、私はアンツィオを選んだから) 高校戦車道の綺羅星のような隊長たちでもなく、まほでもみほでもなく、私を。私がいいって言ってくれたから。 だから──譲れない! 私が隊長であることは、私の戦車道は! 「まほ、エリカ。分かったよ……なあ、ケイ!」 やるよ。隊長としての責務を果たす! 私たちがあのカッコいい副隊長たちの指導者なんだって、皆に見せてやらなきゃいけないんだ。 ※ アンチョビが投げた拳銃にケイが気を取られた。アンチョビは小柄だが、それでも戦車道女子。投げられた拳銃は、ずっと遠くに、塀を超えて民家の庭にまで飛んだ。ケイは逡巡する。塀の向こうのS Wか、エリカが後ろに向かって蹴り飛ばした小銃か、それとも、素手で二人を完全に制圧するか。 ケイは走る。塀向こうの拳銃へ(やっぱりだ。焦ってるし消耗してる)エリカの奮戦がケイの精神を削っている(そうだよなあ、コイツ、カッコいいもんな)アンチョビがエリカに手を貸して移動する。おおよそケイが戻って銃を向けるまで10秒前後。「あんた、何やってんのよ……これじゃあ、二人とも」「ありがとう」「何が……」「分かったんだ。やらなくちゃいけないこと!」西住まほのことを思い出す。「あいつに……まほに代わってお前を守るよ。ケイを倒す!」民家の門にたどり着いた。耳元で一言二言。小銃ごとエリカをアンチョビは押し込んだ。 アンチョビが身を翻して道に出る。 「これで、終わりよ。ドゥーチェ」 「終わらないよ。……私も、お前も、同じ道を走ってるんだ」 2人が相対する。距離にして5メートル。拳銃を向けるケイと武器を何も持たないアンチョビ。 冷酷な殺意が大人なのだと、無遠慮に暴力を振りまく少女。誰よりも強くて、誰よりもカッコいい。何でもできて親しみやすい。彼女が隊長であること皆が誇っている。完全無欠の隊長。 未だに理想論を掲げて、他のどんな隊長よりも弱い。一緒に夢を見たいと思える人。心の埋まらない隙間に寄り添って、一緒に悲しんで笑ってくれる人。気まぐれ集団の親方。 サンダース大学付属高校/ケイ隊長 VS アンツィオ高校/アンチョビ隊長。 隊長同士の──一騎討ち! 「一応言っておくわ。殲滅戦に乗る気は?」 「ない。殲滅戦から降りる気は?」 「ない」ケイが拳銃を構える。大口径の銃がアンチョビの額に狙いをつける。「あと三発だな?」「その銃。あと三発だ。エリカが頑張ってくれたから」「だから?」「もう、弾は当たらない。撃ち尽くしたお前を制圧する」ケイはもう構っていられないと思い、会話を切った。これ以上心をかき乱されたらたまらない。 アンチョビはただケイをじっと見ている。手元の拳銃でもなく、攻撃に備えて俯瞰するでもなく、ただただ澄み切った眼でケイの顔を見ている。 (当てられない、撃てないとも思っているのかしら)再度の距離確認、おおよそ5メートル(当てるには十分な距離ね)秒速400メートルで発射される拳銃の弾は、約0.0125秒で彼女の頭に到着する。発砲を確認してから避けるのには到底間に合わない。当たる。……当てる。(撃つわ。アンチョビ) アンチョビはただケイを見ている。 (無責任、考えなし、虚栄。安心して、優しいあなたのそんなところは忘れてあげる) アンチョビはただケイを見ている。 (さようなら、アンチョビ) ケイの────を見ている。 ケイの発砲とアンチョビの回避は同時だった。態勢を崩さずひらりと身を返した彼女の頭のすぐ横を銃弾が通り過ぎる。彼女のトレードマークのツインテール、その片方が巻き込まれパラパラとアイスグリーンの髪の毛が散っていく。 ケイは一発目を外した。 …………………なんで??? 指の動き?(彼女は見ていない)発砲音?(遅すぎる)銃身がぶれた?(狙ったところには飛んだ)運任せがうまくいった?(あれだけの確信ある動きを?)なんで?(なんで?) 「あと2発だな」 アンチョビは千切れたツインテールの残骸を撫でている。やはり避けられると確信して避けられたらしい。(何を見て?どうやって?)ケイが混乱している。2発目は撃てる体制にある。しかし、この大口径高威力の拳銃は構造故に連射性に難がある。次の弾を撃つまでに4秒はかかるだろう。躱して体勢を立て直すには十分な時間。 「大丈夫?。あなたを構成する12.5%くらいがなくなった気がするけれど」 「……6分の1くらいは無くなったよ」 「新しいウイッグを買うといいわ」 あの世で──地毛だよ! ……いや、間違っていないのか? アンチョビは変わらない。また銃を見ていない。身体の動きも見ていない。もしかすると、殺気すら感じ取ろうとはしていない。(何を見ているの?)何をどこを見ているのか見当もつかない。ただケイの顔を見つめている。澄み切った眼で、(まずい、)覗き込んでいる(まずい──!) 心に入り込まれている!──ケイは体幹を狙う。銃口を揺らす。フェイントをかける。殺意を振り絞る。指に力を入れる。目の前の少女の命に殺意の弾丸を放とうとする。 アンチョビがケイを覗いている。 頭頂部から、足元に至るまでピンと意識を張り詰め、襲ってくるであろう反動を覚悟し、目の前の標的に向かって──。 「今度は、躱せるとは思わないことね」 「違う、お前が当てられないんだ」 アンチョビがケイを覗いている。 放つ。フェイントをかけて銃口を下げる! アンチョビがケイの───を覗いている。 放たれた弾丸は掠らなかった。アンチョビは今度は横に大きく飛んでいた。ぴょんと飛んでくるんと回転して、気がついたときには靴を弄りながらケイを見ている。変わらない眼で透き通った眼で、ケイを見ている。 ケイは2発目を外した。 ケイは思わず自分の身体を掻き抱いた。心の揺れが身体にまで伝搬しそうになっている。(分からない)どうしてもわからない。彼女は──あの文学少女は何を見ているのか。どうやって弾丸を躱しているのか。全く見当もつかない。 そして、何だろう。あの目の色は、ただただ透き通っていてそこにあるはずのものがない。拳銃を向けられているのに、敵意が欠片も見えてこない。怯えてあたふたしていたはずの彼女のことが全く分からない。だんだん見慣れた目の前の少女が得体のしれない怪物に変わっていく。 どうして、こんなに大きく見える小柄な少女に、拳銃の弾一つ当てることが出来ない? もう、あとはない。次は確実に当てなければならない──ならば、もっと短い距離で、走りながら打つことは可能か。いや、大口径の銃、反動も合わさって見当違いの方向に飛んでいくかもしれない。そうなれば、もはや弾切れ。だったらいっそのこと、超至近距離、密着した体勢から──(ああ、そうだったわね) 彼女より私、全然強いのだった。 ケイが走り出す。猛烈なチャージを掛ける。小柄なアンチョビを跳ね飛ばしてしまいそうな勢いだった。そう、これくらいでぶつかるだけで彼女は私を受け止めることができなくなる。分かり切ってることだ。身体能力ではケイはアンチョビを圧倒している。先ほどのように押しかかってしまえば彼女は跳ね除けることも出来ない。 ──その突撃はケイの死力を尽くしたもので、誰よりも早く、誰よりも強く。 「……雑だよ、ケイ」 見る影もなく。そこには、彼女がサンダースの仲間の心をつかんだ信じられないほどの繊細さはなかった。 突っ込むケイのその表情は、まるで何かを探して惑う子供のようで──。 そして、そういう子供の相手をさせたのならば。 アンツィオの隊長の/ドウーチェアンチョビの。 右に出る隊長はいないのだ! アンチョビの身体は中空で回っている。ともに飛んでいた正体不明の物体がケイの視界を塞ぐ。アンチョビのブーツがケイの顔に飛んでくる。「こんなの!」ケイが片手で払いのける。アンチョビが再び回転する。今度は横斜めに。銃口は狙いをつけられない。殺意が指向性を持たない。襲い掛かる、アンチョビの左足、銃狙い! 下げて、躱す。構え直、そう。とした瞬間にブーツに包まれた右足がケイの銃を持つ手を捉えた。側転のように、アンチョビが身体を伸ばしきって回転させた蹴りが、ケイの銃を落とした。 「エリカ!」 瞬間、ケイの後ろに回っていたエリカが小銃をケイに向けながら姿を現す。再び逡巡する。 (銃を落とされた、後ろにはエリカ。小銃を構えて私を狙っている) (彼女は小銃を撃つことが出来ない。私はそう信じている。さっきの焼き直し) (撃つことが出来ない。信じてる。彼女たちと同じように信じてる) 信じてる、信じてる。信じてる。否。 もう、信じてはだめだ。自分は好き放題撃っているくせに、相手には撃たないことを期待する──だなんて。 (そんなのはもう──私のプライドが許せない!) どうする。アンチョビに掴みかかり彼女の身体を盾にして突破する? 否。今の流れのままでアンチョビと相対することは避けたい。ならば。 ケイはエリカに躍りかかった。小銃で両手がふさがっており、銃口はこちらを向いていない。ケイの腕が動く、小銃に向かってフェイントをかけて、狙いは正中線。小銃を渡さない動きをした瞬間に急所へ撃ち込んでやる。小銃はエリカ手の上で回った。回って飛んでいく。アンチョビに向かって。 「レスバぐらいしないから、こうやって騙されるのよ!」 ケイはエリカから目を逸らさない。撃てない銃に価値はない。彼女には撃てない。そんな認識が反応を遅らせた。アンチョビが小銃の銃床をこん棒のように振りかぶる。右腕を挟んで、衝撃を和らげるよりも先にエリカの渾身の一発がケイの顎を捉える。衝撃とともにケイの脳が揺れる。遅れて届いた銃床が、彼女の頭を捉えた。 「…………っ!」 ケイの身体が中空を掴みながら地面に倒れた。ひどく脳を揺らされて意識が朦朧としていた。と同時に、エリカが振り切った勢いを制御しきれず地面に転がる。 気が付けば、その場に立っている者はアンチョビだけだった。 ───── ──── ─── ── 半壊したアイスグリーンのツインテールを揺らして、一人残った隊長がふらふらと倒れ伏した二人に近寄る。不用心に、彼女たちがちゃんと生きているかを確かめるように。 「ねえ、」 「うわあっ!」 アンチョビは残った方のツインテールが跳ね上がるほど驚いた。すでにケイはしっかりと意識を戻している。立とうと思えば立てる、でも。立ち上がる気になれなかった。 それに何よりも気になることもあったから。 「どうやって、銃弾を躱したの? 指の動き? 体幹の重心? それとも──」 「いやいや、そんなの無理無理」 身体を動かすのも億劫そうに、しかし口と意志をぶつけるケイにアンチョビは首を振った。 お前やまほでもないのにそんなことができるわけないだろ。 「ただ、内心撃ちたくないと思ってるって信じてたからな」 「だから、お前の眼を見て、一番躊躇した瞬間に横に飛んだだけだ」 言っとくけど、今同じことをやれって言われたって絶対に無理だからな! 「あなた、思ったよりもトンでもなのね……」どーいう意味だよ! ケイは、ハアっと聞こえよがしに本当に大きな溜息をついた。何もかもが馬鹿らしくなりそうだった。 この子は、本当に、本当に──。 「……最後のは? 私の銃を落としたの」 「ああ、あれは……あいつの真似だよ」 やっとのことで出した付け焼刃を正面から打ち破るの、あいつの十八番だっただろ。 ケイはキョトンとして、次に微笑を零して、そうね……と小さな同意を囁いた。彼女には遠く及ばないけどね。 「それにあなたのも小細工じゃない」 「分かってるよ。……本当にすごい奴だったよな」 「……ええ、本当に」 私たちの世代は、いつだって彼女が中心で、皆が彼女に憧れて、皆が彼女を目指していた。 西住まほは、私たちの世代の中心だった。 アンチョビは目を潤ませて、どこか戦車道の後の検討会のようなこの時間にフフッと笑ってしまった。ケイはバツが悪そうに黙り込んで、また大きな息を吐いた。その隣で立ち上げる姿が見えた。逸見エリカ。 「エリカ?」 そのまま立ち上がったエリカに、アンチョビはカッコよかったぞくらい言ってやろうとして、無言でケイに向かって歩み寄るエリカを見た。エリカはそのまま横たわるケイに蹴りを入れる。これにはケイも"oops"と悶絶。そのままファックサインしながら。 「せめて専スレぐらいは覗いておくべきだったわね!」 うーん。思ったよりカッコよくなかったな。「絶対に健康に悪いぞ」 エリカがアンチョビを見た。アンチョビもエリカに近づいていく。どちらともなく拳を突き出して、パシンと乾いた音が鳴った。 彼女たちの勝利である。 時系列順 Back 命と感情のやり取り Next 西住へ──あなたのための殲滅戦 投下順 Back 命と感情のやり取り Next 西住へ──あなたのための殲滅戦
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2011.06.30【WGIP】日本人の洗脳は解けるのか?【継続中】4 -2ch テキストの量が多すぎて直接は書けなかったので、 テキストファイルをアップロードしました。 ダウンロード