約 487,947 件
https://w.atwiki.jp/kakinoki/pages/149.html
[次回予告] 「うわー!!」 「ギャピー!!」 「シュワッチ!!」 ……わかんなかったら第2回を見てください。 →Episode2「二人揃ってツンデレンジャー」
https://w.atwiki.jp/kakinoki/pages/129.html
第7話 虐殺を止める! 俺、ラック・ブレイスは弟のブレイスと共に大急ぎでロシアに来た。俺は18歳の頃、ロシアに来てあまりの寒さで4日間熱を出したことを覚えている。あと弟はバナナで釘を打ちつける実験をしたことを覚えている。 ロシアの町は空から降る雪、家の屋根にある雪と道路に積もる雪、ロシアの人々が寒さをしのぐために着た服に雪が少しついていて、まさしく銀世界だ。 そう、昔は・・・ 今は雪は降っていない。それならいい。だが、前に来たときと違うのは、多くの人々が逃げまとっている。悲鳴と叫びが多くこだまし、大音量のスピーカーでロックを聴いているみたいだ。 もう一つ違うのは、ロシアの大地を埋める死体、死体、死体、死体。全てロシア人だ。後ろから刀で刺され、殺された死体。助けを求める途中で殺された死体。子供を守るために親子共に殺された死体。殺人犯に対抗するために立ち向かい、殺された死体。これがロシアの地を埋めている。 そして、この死体を作り出している外道は、前に滅亡したフランスで俺とバクスが戦った 狂戦士 である。 しかし、前回と違ったのは、狂戦士が 一人じゃない ということだ。 逃げまとう人々の中から俺の目で見える狂戦士は約百人。そして、百人の狂戦士は逃げる狂戦士を殺している。 え?俺はどうしているかって?もちろん俺は・・・ 無茶苦茶怒っている!!!! バクスも同じだ。多分、2人で狂戦士にむけて怒りの眼光を向けている。そして俺とバクスは、狂戦士軍に立ち向かいに行った。 俺は剣で一体の狂戦士の首を斬り、俺に愚かにも立ち向かいに来た狂戦士に拳銃の弾を心臓めがけて4発、そして、一瞬動きを止めた狂戦士に剣を心臓に突き刺した。これで狂戦士を殺した数は17体目。 一方、バクスもすごい。我ながら自慢の弟だ。雷竜<サンダードラゴン>魔法、火の矢の雨、どこから出てきたか知らない水の激流魔法、バクスの後ろから風で構成された虎が狂戦士の腹を噛み切る。 しかし、これだけ殺しても狂戦士は全滅しない。 え?何であの強かった狂戦士がこんな簡単に倒せているかって?それは分身する悪魔の分身体は本体よりも弱くなる。ましてこんな数になったらもっと弱くなる。この狂戦士は小悪魔<インプ>級だ。小悪魔は悪魔の中で下級だ。しかし、紺だけ数が多いと2人だけじゃ苦労する。現に俺の拳銃の弾はもう残り2発程度。バクスもあんまり魔力がないとも思われる。バクスの腹が鳴っている。 それでも、俺たちは休むことはない。何故なら俺らが諦めたら、ロシアはフランス同様、滅亡するからだ。俺らはこの戦いを諦めるわけにはいかない。当然、死ぬことも・・・ 続く
https://w.atwiki.jp/kakinoki/pages/60.html
同時刻、大戸島付近。 そこでは、空と海からの連続攻撃がゴジラに行われていた。 「どわあ!!」 青白い火炎放射を回避する篠田の声が通信機から聞こえる。 轟天号内の瀬戸内は顎をなで、ポツリと呟く。 「やばい状況だな。相手を翻弄するのには成功しているが、効果的なダメージは与えられない」 「それほどの相手、ということですね……」 ひきつった笑顔を浮かべる窪田、その肌理細やかな肌には冷や汗が数滴流れている。 薩摩は渋い顔で腕組みをする。 やはり、あの時篠田がゴジラを攻撃していなければ……。 そのような考えを慌てて振り払う薩摩。 隊長が諦めてしまっては部隊は終わり。 冷静になって考えるんだ……冷たい? 「そうだ! 瀬戸内、冷線砲をゴジラに発射するんだ!!」 訝しげな表情をし、片目を開く瀬戸内。 「ハァ? 海中じゃあやつに攻撃当てるのは困難だぜ」 「いいからやれ!! やつに当たらなくてもだ!!」 「……了解」 渋々そう言って、レバーに手をかける瀬戸内。 ドリルの先端から放たれる青白いレーザー「冷線砲」。 それはゴジラを捉えようとするが、その両腕を前に突き出す。 瞬間、弾かれる光線。 「あの爪……あれでミサイルや魚雷が弾かれたんですよね……」 レーダーとモニターを交互に見る窪田。 「ひるむな!! 続けて右方向!! 左斜め!!」 次々と放たれる光線、やはりゴジラの爪に弾かれる。 「もうエネルギーも残り少ないぜ。どうするんだ、隊長さんよ?」 モニターから目を離し、瀬戸内は薩摩の顔を見る。 自然と、顔がほころんでくる。 頃合だ。 「見ろ、そろそろ奴も身動きが取れなくなってきている」 急ぎ、前のモニターを見る瀬戸内と窪田。 それは白く凍りついた氷の檻。 ゴジラはそれに周りを囲まれ、身動きが出来ない様子。 「そうか! ゴジラではなく、周りの海水を狙っていたのですね!」 満足そうにうなずく薩摩。 その横で瀬戸内は小さく舌打ちをする。 「さあ、一気に叩くぞ!! 全兵器、一斉発射!!」 薩摩がそう言った次の瞬間、轟天号とα号から次々と武器が発射された。 何千何万ものミサイルは、一斉に氷に命中する。 轟音と共に巻き起こる水しぶき。 それは天にも届かんばかりの勢い。 その水しぶきも、冷線砲によって凍りついてしまう。 「やりましたあ!!」 まつげの長い目を細め、喜ぶ窪田。 その場の全員に、安堵の表情が見える。 その時だった。 氷を突如青白い熱線が貫く。 熱線は一直線に、轟天号の黒々としたボディーを捉える。 次の瞬間、大きく振動する轟天号内。 まるで頭が割れんばかりの轟音が響き渡り、衝撃で首が折れそうになる。 「轟天号、損傷率28パーセント!!」 窪田の声を聞きながら、体制を起こす薩摩。 一体なにがどうなっているんだ? 混乱し、モニターに目を移す。 そして、思わず目を見開いた。 そこには黒々と立ち尽くす、ゴジラが。 覆っていたはずの氷は影も形もない。 ゴジラは低い唸り声を上げながら、その濁ったような目で轟天号を捉えていた……。
https://w.atwiki.jp/kakinoki/pages/82.html
半径365m! 序章(前編) 半径365m! 序章(後編)
https://w.atwiki.jp/kakinoki/pages/74.html
――気がつくと、僕「碓氷冬雪」は霧の中を充てもなく歩いていた。 ここは、どこなのだろう? 右もまっしろ、左もまっしろ、全部まっしろ。ただただ惰性で歩いているだけ。深い霧の迷路は、ずっとも続いている。どこまで行っても、景色は変わらない。寒々とした純白の世界が広がるだけ。 なんでこんなところを、僕は歩いているのだろう? いつから霧が出ていたのか、いつから迷い込んだのか、記憶にない。 濃い霧の海を一足踏み出すたびに、心細さは増していく。 ――秋綺、春花ちゃん……夏月。誰か、いないの? 心の中で、親しい友の名を呼ぶ。けど、返事は返ってこない。 やはり僕は……ひとりぼっちなんだ。 「ひくっ……うっ……うぅ……」 じんわりと、目じりに涙が浮かぶ。寂しさが、切なさが、心細さが、次々と溢れてくる。だけど、歩みは止まらない。 もう、歩くのをやめてもいいんじゃないか? 多分、僕は霧の中から一生出ることなんてできないだろう。だったら、ここで休んでしまった方がいい。なのに、僕は歩くことを止めない。足は、勝手に歩き続ける。 どうして? 希望なんて、欠片すら見えないのに。 その時。 「――冬……くん……」 今にも消え入りそうな声が、耳を突く。 空耳? 「――冬……くん……」 ――確かに聞こえた。幻聴なんかじゃない。 僕は、声のした方向へずんずんと歩き出す。 助かった。助かったんだ。多分、声の主は夏月。きっとそうに違いない。必死に呼びかけ、僕を待っているはず。ぎゅっとしてくれる。おかえりって言ってくれ、 「冬雪くぅん!!!」 突如、僕はたくましくて太い腕に抱きとめられる。 「ふ、ふぇええ?!」 僕は、反射的に情けない声を上げてしまう。全身がカァッと熱くなり、肌が火照ってくる。 え!? 一体なに?!! 夏月じゃないの!!? 「いやぁ……よかったです……本当に。冬雪君が、帰ってきて……――やっと……やっと、僕の愛が通じたんですね……」 感涙にむせび泣く、背の高い眼鏡少年「桃ノ木三四郎」君。な、なんでこんなところに……? 「あ、あのさ……もしかして、さっき僕を呼んだ声って……」 「はい、僕です♪」 三四郎君は、あっけらかんと答える。にこにこと笑みを浮かべた顔は、爽やか過ぎて気持ち悪いくらい。 そっか、三四郎君か……へぇ……夏月じゃなかったんだね。ガチャガチャをやって、持っている人形と同じものが出てきた気分。 ……と、いけないっ! 三四郎君は、わざわざ僕を助けにきてくれたんだよね。感謝しなきゃいけないこと。うん、やっぱり三四郎君は、いざという時にとっても頼もしい。今度、なにかお礼をしなきゃ。 などと、思考を巡らせている僕の腕を、三四郎君はガッチリとつかむ。 「そんなことより、すぐに始めましょう! 時間も、押し迫っていますし!」 「……へ?」 始める? なにを? そういえば、三四郎君の服装がいつもと違う。純白のパリッとしたスーツを着ている。スラッと背が高い三四郎君に、よく似合う。胸元には、名探偵コ○ンがつけているような蝶ネクタイが。なんだか、タキシードみたい……ていうか、タキシードそのもの。 三四郎君は、ニパッと白い歯を見せて言う。 「なにをおっしゃるウサギさんっ! 君と僕の――結婚式でぃす!!!」 瞬間。ピシッという音と共に、僕の思考回路は凍りつく。ぽかぁんと口を開け放ったまま、呼吸すら忘れてしまう。頭の中は真っ白で、なにも考えられない。 ……そして、時は動き出す。 「えぇぇえええええええええええええええええええええええッ?!!」 素っ頓狂な声を上げる僕。三四郎君は、キョトンとした目をしている。なぜ、僕が大声を上げるのかわからないみたいに。 「きっ……聞いてないよ!! そんな話ぃ!!」 僕は、必死に抗議する。大体、僕には夏月という素敵な恋人が。 「もぅ、見苦しいよ冬雪っ! そんな姿で今更!」 霧の中からひょこっと顔を出す、ポニーテール少女。僕の幼馴染、「坂田夏月」。真夏の太陽みたいにキラキラ輝く瞳から、勝気な性格がにじみ出ている。ピンク色のドレスに身を包み、うっすらと化粧をしている。 ていうか、僕の姿? 言われたとおり、しげしげと自分の姿を見てみる。 僕は、スカートの裾が床ほどもある、純白のドレスを着ている。透き通るような真珠色の生地は、雪であつらえたよう。上半身には透き通ったヴェールがかかっており、背中まである髪は、アップにまとめられている。雪の結晶みたいな模様が胸元に刺繍されており、手にはブーケを持っている。 えぇと……もしかしなくてもこれは…………――ウェディングドレス? サァッと全身から血の気が引いていく。なんで? さっきまで、普通の服を着ていたはずなのに。 刹那、霧が晴れる。と同時に、十字架に貼り付けられた、イエスキリストの像が目に飛び込む。気がつけば、僕と三四郎君は、ステンドグラス煌びやかな教会に立っていた。辺りは、瞬く間に拍手と歓声に包まれる。 「おめでとうございます、冬雪ちゃん!」 「俺も、負けないようにがんばるぜ」 「くすくす、お幸せに」 等と、全然めでたくない賛辞の言葉が次々に送られる。 ――――ていうか、誰か止めてよ!! もう、わけがわからない。なにが、どうなってるの? 状況に翻弄され、オタオタとする僕の両肩に、三四郎君はポンと手を置く。 「冬雪君……うぅん、冬雪さん。僕は、あなたを――幸せにしてみます!! ひとりの女性として!!」 「いや、なんの罰ゲーム!? ちょ、やめてよ三四郎君!! 僕、元は男だよ!! 知ってるでしょ!?」 「過去は、二人で協力して乗り越えればいいのです!!」 「僕の気持ちを無視してる時点で、協力もへったくれもあるかぁあ!!」 僕が、息を切らせながらツッコミを入れまくっている横で、河童みたいな頭をした神父さんが咳払いをする。 「コホン! アノ、よろしですか? 桃ノ木三四郎、碓氷冬雪。あなた方は、互いを将来の伴侶とし、日本が沈没しようが妖星が地球に衝突しようが、あの世までも寄り添いあっていくことを、誓いますか?」 「はい!! 冬雪さんも同じです!!」 「ちょ、勝手に決めないでよ!! あ、神父さん!! 異議アリッ!!」 「よろしい。では、誓いのA、B、Cを」 全然よろしくない!! ていうか、BやCは早いって!! …………え、もしかして、この場所で!? ふと、三四郎君に目を移せば、カチャカチャとベルトをはずしている。思い切りがよすぎ!! 「さぁ……冬雪さん――観念してくださぁああああああいいッ!!!」 手をわしゃわしゃと動かし、三四郎君は迫ってくる。いや、観念って――目がやばいんだけど!! いや、ちょ、心の準備が……。 「ひぅっ!! …………さ、三四郎君……やめ――――」 獣のように迫り、ウェディングドレスの胸元に手をかける三四郎君。紙が破れるかのように、ドレスは一気に引き裂かれる。 宙に放られるブーケ。 スカートのから露出するふともも。 あっという間に押し倒され、僕は身動きが取れなくなる。 「安心してくださいねぇ? 最初はちょ~っと痛いかもしれませんが、直に気持ちよくなりますよぉ~。僕が……女の喜びってヤツを、冬雪さんに教えちゃいますからぁ。げひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃあぁぁあああああああッ!!! あびゅらぼひゃげひょッ!!!」 三四郎君は、もはや人語すら忘れている。目は血走り、口内では赤い舌がチロチロとうごめいている。その迫力は、アヤカシを三割増くらい上回っていた。 そして、そのまま三四郎君の顔が、すぐ目の前まで接近し――。 「――――きぁぁあぁぁぁああああああああああああああッ!!!」 僕は、喉が張り裂けんばかりの叫び声を上げ、布団からガバッと飛び起きる。 「はぁ……はぁ……」 トクントクンと心臓が波打つ。全身は汗びっしょり。息をするのがとても苦しくて、全力疾走直後のよう。 ふと、周りをぐるりと見る。見慣れた木目の天井、所々塗装のはげた机や椅子。どうやら、僕の部屋らしい。 「はぅ……夢、かぁ……」 ガックリと首を垂れ、僕はうなだれる。なんで、あんな夢見たのだろう? 僕が生きてきた人生中、最悪の寝覚め。しばらく、三四郎君とは口が利けそうにない。 「冬雪~~、早く準備しないと遅刻するわよ~~?」 階下から響く、母さんの声。あぁ、もうそんな時間か。早く制服に着替えなきゃ。 僕は、くしくしと目をこすり、階段を下りていった。
https://w.atwiki.jp/kakinoki/pages/34.html
オス! おら花子。 おかっぱと赤い吊りスカートがチャームポイントの美少女。 元男子中学生で、今は幽霊やってる。 なんでこんなことになったかというと、ある日突然女の子になってたっていうわけ。 その後、クラスメイトの視線に耐えられなくて自殺したんだけど……今思えばこの体を使ってもう少しなにかできたかもと思う。 まあ、トイレで生徒達の噂話聞いたり、今はなんとか楽しくやってる。 お、なんか暗そうなやつがトイレに入ってきたぞ。 眼鏡をかけてて、なんだかもてなさそう。 「ハァ……」 なんだよ、魂も一緒に吐き出すくらいの溜息だな。 もしかして、自殺か? やべえなあ。 ただでさえ一個室一幽霊なのに。 このままじゃ幽霊のすし詰めになっちまう。 まあ、先輩だし、ここは悩みを聞いてやるか。 俺はそう思って、眼鏡少年の前にすうっと降りていった。 「おい、そこの眼鏡君」 声をかけると、そいつは肩をびくっと震わせた。 「や、や、山田の花子さん!!」 おい、眼鏡割るぞ? 「お前、なんか悩みあるんだろ? よかったら聞いてやるよ」 「ゆ、幽霊に話すことなんかない!!」 確かにそうだわな。 「まあ、そう言うなよ。幽霊だからこそ、わかるってこともあるぞ。一応先輩だし」 「そ……それじゃあよろしくお願いいたします」 よし、素直なのはいいことだ。 とりあえず、壁にもたれかかってそいつの話を聞くことにした。 「僕……好きな人がいたんです。それで、ラブレター出したんですけど『オタクは2chでも逝っとけや!!』とかいって振られまして……。あ、ちなみに僕、ガンオタです」 「きついな、その女。付き合ったら絶対尻に敷くタイプだぞ」 「でも、でも!! 好きだったんですよおおおおお!!!」 荒い息を吐きながら、眼前まで迫る眼鏡。 うわ、やっぱこいつもてなさそう。 そういえば、昔似たようなこと言われたことあるなあ……。 俺も軍事オタだったし。 「まあ、そのうちいいことあるって」 「そんなありきたりなセリフで済まさないでくださいよ」 「いや、ありきたりじゃないかもな。やっぱり波長ってやつがあるんだよ。ほら、よく言うじゃん。男と女って、瘴気で惹かれあうんだって」 「瘴気で惹かれあうって、妖怪同士の恋愛かよ!?」 あれ、違ったかな? 「まあ、つまりだな……趣味を受け入れてくれる、そんな女が現れるってことだな。やっぱり、愛ってのはお互い求め合う関係だろ?」 うわ、俺今めっちゃかっこよくね? お、涙ぐみやがった。 まあ、当然だろうな。 ところが、眼鏡は俺の予想だにしなかった行動を仕掛けてきた。 そいつは、いきなり抱きついてきたのだ。 「キャッ!!?」 思わず声を上げてしまう俺。 って、こんな声上げたのか! 恥ずかしっ! 「女の子とこんなに話せたの、今日が初めてだ!! 幽霊でもいい、僕と付き合ってええええええ!!」 やっぱこいつ最悪! おい、スカートに触るんじゃねえ!! ちょ、やめ……駄目えええええええ!! 「……んで、勢いあまって?」 「はい、勢いあまって」 トイレの管理人である、紫婆には頭が上がらない。 ちなみに、今の俺は本当に土下座している。 溜息を吐く鬼婆……じゃなくて紫婆。 「まったく、ただでさえ狭いってのになに考えているんだい。まあいいや、お前が面倒見るんだよ」 そう言って、壁際を顎でしゃくる紫婆。 その先には、満面の笑みを浮かべた青い服の女が。 その正体は、あの眼鏡だ。 俺には、絞め殺した相手を性転換させる能力がある。 その能力を、つい使ってしまったのだ。 「お姉様ぁ!!」 いきなり抱きついて頬をすりすりと擦りつける元眼鏡。 うーん、あまり悪い気がしない……じゃなくて! 「お前、さっさと成仏しろよ!!」 「だってぇ、お姉さまと一緒にいたいんだもん! 責任……とってよね」 いや、本当に殺すつもりなんてなかったんだよ。 なんて、ひき逃げ犯みたいなこと言ってもあとの祭りか。 元眼鏡は、俺の手をギュッと握り締めた。 「今日は、2人で楽しいことたくさんしようね!」 そう言って、ぐいっと三番目のトイレに引っ張られる俺。 ちょ、こいつ滅茶苦茶怪力!! 助けて、ホーリーメイデンズううううう!! その日から、三番目のトイレの前を通ると、不気味な喘ぎ声が立つという噂が絶えなくなった……。
https://w.atwiki.jp/kakinoki/pages/14.html
噂。 それは、様々な場で人々によって交換されるもの。 時にはそれが真実であり、時にはそれが根も葉もないものである。 だが、人々は根も葉もないそれを、あたかも本当にあったもののように語ることがある。 もしかしたら、人々によって生み出された噂が真実になっていくのではないだろうか…。 黄昏時の公園。 さびついた滑り台やジャングルジム。 それらが全て、橙色一色に染められていた。 その近くを、中学生らしい学ランの少年が歩いていた。 眼鏡をかけた少年は、辺りをきょろきょろと見回しながら、早足気味に歩いた。 それというのも、この公園にはとある噂があるのだ。 少年は、なるべく公園の方を見ないようにした。 その時。 キィ…キィ…と、金属がこすれあうような音が聞こえてきた。 まるで、ブランコをこいでいるような…。 少年は、まるで操られるかのようにそちらに首を向けた。 ブランコは、かすかに揺れていた。 鞠のような影を乗せて。 この公園に伝わる噂とはこうだ。 夕方にブランコを誰かがこいでいる。 誰だろうと思ってみると、そこには誰も乗っていない。 いや、よく見ると乗っているのだ。 髪の長い、少女の生首が。 蝋細工のような少女の生首は、少年のほうを見ると、血で紅を差したような赤い唇で言った。 「お…兄…ちゃ…ん…あ…そ…ぼ…。」 生首は、口が裂けんばかりに口を歪めた。 少年は、腰が抜けてなにも喋れなかった。 生首は、ふわっと音もなく浮かび上がると、徐々に少年に近づいていった。 その時。 「そこまでよ!」 鋭い少女の声がした。 声のした方向を見ると、そこには夕陽を受けた二つの黒い影が立っていた。 それは、少年と同い年くらいの二人の少女だった。 少女は、巫女が着るような着物を着、ミニスカート状の袴をはいていた。 その髪は、鈴のついた大きなリボンで留められていた。 生首は、今度は怒りに顔を歪ませた。 「邪魔をするなぁぁぁ…。」 「そんなわけにいかないっての! さっさと消えなさい!」 赤で色調を統一された少女は、挑発的にそう言った。 生首はそれを聞くと、鮫のような白い歯をむき出しにし、勢いよく襲い掛かってきた。 緑で色調を統一された少女は、素早く白いシダのついた翡翠の棒を腰から取った。 それで五角形を描くと、二人の少女は風に包まれた。 生首は軽く吹っ飛ばされ、砂場の上に転がった。 生首が素早く起き上がろうとした次の瞬間、突如焔が舞い上がった。 いつの間にか、赤い着物の少女は、紅の棒を取り出していた。 「聖なる焔よ!」 少女が命じた途端、焔は生首を包み込んだ。 「ぐえええええええええええ!!!」 生首は、断末魔の悲鳴を残し、焔の中に消えていった…。 尻を地面につけたまま、少年はただ呆然としていた。 それに対し、赤い着物の少女は、手を差し伸べた。 白い手袋に包まれた華奢な手を、少年は握って立ち上がった。 「怪我はなかった?」 少女の問いに対し、少年は慌てて返事をした。 「あ、は、は、はい!!」 少女はそれを聞くと、口の端をちょっと吊り上げ、満足そうに背中を向けた。 それと同時に、二人の少女は、夕闇の中に溶けるように消えていった…。 翌日の少年の自宅。 (昨日のあれは…なんだったんだろう…。) 眼鏡の少年は、そんなことを考えながら、歯を磨いていた。 その時、居間の方から母親らしき怒声が響いた。 「冬雪ぃ!! 早くしないと、学校遅刻するわよ!!」 「ふぁーい!!」 少年は素早く口をすすぐと、急いで家を飛び出した。 少年は、朝の新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みながら歩いていた。 彼の名は「碓氷冬雪(うすいふゆき)」。 近所にある花田中学校に通う、二年生だ。 最近の悩みは、少し影が薄いことと、小柄な体系の上女顔のために私服だと女の子に間違われることだ。 そして、もう一つ。 「おっはよぉ! ふっゆきぃ!」 誰かが大声を張り上げながら、冬雪の背中を勢いよく叩いた。 冬雪は思わず、前のめりになった。 振り向くと、そこにはセーラー服に身を包んだ、ポニーテールの少女がいた。 健康そうな小麦色の肌が、その少女に活発な印象を与えた。 冬希の同級生で幼馴染の「坂田夏月(さかたなつき)」だ。 夏月は男勝りな性格で、よく冬希をいじめっ子から守っていたりした。 昔から「夏月と冬雪君を入れ替えられたら、丁度いいのに」と夏月の母がよくぼやいていた。 冬雪は、早速昨日のことを話そうとした。 口を開きかけたその時、夏月は道の向こう側にいる人影に向かって、手を振りながら走っていった。 夏子と同じセーラー服を着た、大きな三つ編みの少女だ。 抜けるような白い肌に、柔和な笑顔が特徴的だった。 二人の同級生で、委員長の「渡辺春花(わたなべはるか)」だ。 「おはようございます、夏月ちゃん、冬雪君。」 「おはよう春花!」 夏月と春花は、並んで歩き始めた。 冬希のもう一つの悩みとは、最近夏月と疎遠になったことだった。 昔は冬雪と連れ立ってよく遊んでいたが、中学生になってからは女友達の春花としか話さなくなった。 その話題も、冬雪がついていけないような、ファッションとか好きなアイドルとかの話題だ。 最近では、不可解な用語の出てくる話をしていた。 それと同時に、夏月が急に女らしくなってきたような気がする。 はっきりとは言えないが、仕草の一つ一つがそう見えた。 おしとやかな春花の影響だろうか。 (僕が、女の子だったらなあ…。) 冬雪は、心の中で静かに呟いた。 「みなさん、知っていますか!! マッドガッサーの噂を!!」 教室に入ると、やかましく声を張り上げている眼鏡の少年がいた。 長身で、筋肉質な体は、スポーツマンであることをわからせるに十分だ。 バスケ部で、クラスの副委員長を務める「桃ノ木三四郎(もものきさんしろう)」だ。 スポーツ、勉強、共に上位の成績に食い込む実力者であるが、噂好きで、 新しいネタを仕入れてはこうやって怒鳴り散らすところが玉に傷だ。 「マッドガッサーは、大きな袋をいつも持っています!! その姿は全身毛むくじゃらで、人間を見ると近寄ってくるんです!! そして、その袋の中のガスを人間に吹き付けるそうです!! そのガスをかけられた人間は」 そこで、三四郎の話は強制終了させられた。 「はいはい、今日の講釈はここまで~!」 夏月はそう言って、三四郎の前を横切った。 「ちょっとなにするんですか!! 今いいところなのに!!」 三四郎は憤慨し、夏子に食い掛かった。 「うるさいっての!! この爽やかな空気を、あんたの馬鹿でかい声に汚されるのが耐えられないのよ!!」 「なんですってえ!!」 その様子を、春花は笑いながら見ていた。 「あの二人、相変わらず仲がいいですね。」 それに対して、冬雪は苦笑した。 放課後。 「えー! 春花ぁ、今日一緒に帰れないのー!」 「ごめんなさい、今日はクラス代表の集まりがあって…。」 すまなそうに言う春花に対し、夏月は頬を膨らませた。 「仕方ないか! いこ、冬雪!」 そう言うと夏月は、スカートを翻し、春花と三四郎に背を向けた。 冬雪は、慌ててその後を追った。 辺りは昨日と同じように、夕陽の柔らかな光を受けていた。 木造のボロアパートも畑もすっかり黄昏ていた。 冬雪は、前をスタスタと歩いていく夏月の後ろを、まるで鳥の雛のようについていった。 話しかけるなら、今が絶好の機会だった。 これは、長い間待っていたはずの機会だった。 だが、いざ機会が訪れてみると、冬雪はどう話しかけていいかわからなかった。 言葉は咽まで出掛かっていた。 冬雪がもたもたしている間に、時間は一分一秒と消失していき、家との距離も縮まっていった。 そのうち二人は、昨日の公園の前を通りかかった。 昨日のことを思い出し、冬雪は自然と早足になっていった。 その時、一陣の風が通り抜けた。 風は、公園の草木をざわざわと揺らした。 次の瞬間、木の上から黒い何かが飛び出してきた。 それは、黒いコートを着た男だった。 いや、よく見ると、人間ではなかった。 コートから突き出た腕や顔は、熊のような毛に覆われていた。 目は夕闇の中で爛々と輝き、耳まで裂けた口には鮫のような歯が並んでいた。 その手には、大きな頭陀袋が握られていた。 冬雪が大声を上げようとした次の瞬間、白いガスが勢いよく袋から飛び出した。 「よいしょ!」 三四郎は山のような書類を担任の机の上に置いた。 「すいません、私の分まで運んでいただいて…。」 「いいえ! これも男の仕事です!」 三四郎は、そう言って高笑いをした。 「そういえば、マッドガッサーのガスを浴びると、どうなるんですか?」 「う~ん、色々ありますねえ…。 死ぬとか気が狂うとか、植物人間になるとか…。 あとは…」 ガスに包まれながら、冬雪は、だんだん体が熱くなってくるのを感じた。 冬雪はのぼせてしまい、不意に気が遠くなっていった。 「冬雪!!」 夏月の声を最後に、冬雪は深淵へと墜ちていった…。 冬雪は、しばらくするとうっすらと目を開けた。 なにかが首や肩にまとわりつく。 それを無意識に取り払おうとすると、頭皮に痛みが走った。 その刺激により、完全に目がさえた。 「な、なにこれ!?」 そう言って上げた声は、透き通るように高かった。 いつもの声も、一般の中学生男子にしては高いが、今のはそれ以上だ。 そう、まるで少女のような声。 冬雪は、自分の体の各部を学ランの上から手探りで確かめた。 背中まである長い髪。 胸のわずかなふくらみ。 そしてその他諸々。 冬雪は、あのガスのせいで少女になってしまったことを完全に理解した。 パニック状態の冬雪は、ふと気づいた。 そういえばあの怪人は? そうだ、夏月は大丈夫なのか? そう思い立った時、目の前になにかが重い衝撃とともに落ちてきた。 それは、昨日の赤い着物の少女だった。 少女は顔をゆがめながら、両手に力を込め、立ち上がった。 少女の体は激痛のため痙攣しており、 白いストッキングに包まれた細い足は、 所々紅に染まっていた。 少女は振り返ると、口の端に血のにじんだ顔で微笑みかけた。 「あは、起きたんだ。待っててね、すぐ元に戻れるから。 あんたは、あたしが守ってあげる!」 少女はそう言って、怪人に立ち向かっていった。 あんたは、あたしが守ってあげる。 それは幼い頃から、冬雪が何度も聞いた言葉だった。 ゴーグルで顔はわからなかったが、冬雪は少女の正体を確信した。 じゃあ、昨日のあれも…。 (そうだったのか…。) 夏月は、何も変わっていなかったんだ。 昔と同じ、世話焼きの好きな幼馴染。 いつも、自分を助けてくれた。 「彼女を助けたいかい?」 不意に、少年のような声が冬雪の耳に飛び込んだ。 冬雪は、辺りを見回した。 「君の足元を見てごらん。」 素っ気ない声に従い、その方向を見た。 そこには、黄緑色で縦横に線の入った円盤状の物体だった。 「…メロンパン?」 「違うっての。」 そう言って、物体から手足が出てきた。 それは、ぬいぐるみのような亀だった。 冬雪は、思わず大きく飛びのいた。 「ボクの名前は、玄武。北を守護する聖獣さ。 そんなことより、彼女を助けたいんだろう?」 「あ、う、うん!」 冬雪は慌ててうなずいた。 亀はにっこり笑った。 「じゃあ、話は簡単だ。」 亀がそう言った途端、手の中に何かが現れた。 それは、白いシダのついた碧い棒だった。 神秘的な深い蒼の棒は、冬雪の手になじんだ。 「さあ、その棒『オーヌサステッキ』に祈るんだ。君の思いをこめて。」 亀の言うことに疑問はあったが、今は信じるしか選択がなかった。 冬雪は言われたように精神を集中させた。 不思議と、あれほど取り乱していたはずなのに、今はとても気持ちが落ち着いていた。 「この冷静さ、さすが水の巫女の適合者なだけあるね。」 (水の…巫女…?) 不可解な言葉に冬雪が疑問を抱いたその時、青白い光が冬雪を包み込んだ…。 「くぅ!!」 夏月は、マッドガッサーの頭陀袋によって殴りつけられた。 重い鉄の塊のような袋が脇腹に激突した瞬間、鈍い衝撃が走った。 マッドガッサーの攻撃が俊敏な上、今は防御役である春花がいない。 防御がこれほど重要なものだということを、つくづく思い知らされた。 その上、相手の動きを自動追尾する「オラクル・ゴーグル」も最初の攻撃で故障してしまった。 (くっそ、運悪いな…。) 夏月がそう思った次の瞬間、マッドガッサーは視界から消えた。 ハッとした時には、敵は上空にいた。 その時、なにかがぶつかるような音がした。 攻撃を防がれたマッドガッサーは、空中で回転すると、素早く戦闘体勢に戻った。 夏月の目の前には、彼女と同じような格好をした少女がいた。 一瞬、今はいない春花だと思った。 だが、その少女は背中まであるロングヘアーをしていた。 その髪には蒼いリボンが留められていた。 浅葱色の着物にミニスカートのような群青色の袴。 目から耳にかけてを覆う蒼いゴーグル。白いストッキングに覆われた脚にはスカートと同色のブーツ。 白い手袋をはめた手には、海のような色のオーヌサステッキが握られていた。 「大丈夫、夏月?」 見知らぬ少女は振り返ると、にこやかにそう言った。 いや、どこか知人に似ているような気がした。 そう思った時には、蒼い少女はマッドガッサーに立ち向かっていった。 しかし、いくらオーヌサステッキで殴りかかっても、軽業師のように俊敏なマッドガッサーの敵ではなかった。 夏月は、だんだんイライラしてきた。 (なにやってるのよ、術使いなさいよ!) そういう気分にさせるところも、誰かに似ていた。 そのうち蒼い少女は、オーヌサステッキをマッドガッサーの袋によってはじき飛ばされた。 「あ!!」 蒼い少女は、顔いっぱいに驚きを表した。 マッドガッサーは、武器を失った少女に対し、余裕を浮かべながら近づいた。 余裕? そうだ、今は隙だらけだ。 夏月は、オーヌサステッキを持ちながら空中で九本の線を交差させた。 「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!! 燃え上がれ焔よ!!」 オーヌサはたちまち焔に包まれた。 夏月は飛び上がり、オーヌサステッキを垂直に振り下ろした。 マッドガッサーは、たちまち一刀両断された。 その後、煙となって掻き消えてしまった。 「ふー、終わったわね…。」 夏月はそう言って、その場にへたり込んだ。 「ありがとう、おかげで助かったよ。」 そう言って振り向いた時には、もう誰もいなかった。 「あー、疲れたぁ…。」 変身を解いた冬雪は、家に帰るとまっすぐ自分の部屋の布団に倒れこんだ。 「お疲れ様。あんまり役に立たなかったけど。」 「うるさい…。」 今の冬雪には、満足に言い返す余力も残っていなかった。 冬雪はそのまま、泥のように眠った。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/33527.html
登録日:2016/01/17 (日) 14 03 56 更新日:2024/08/19 Mon 23 32 30 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 DQ DQ10 DQ4 DQM DQモンスター けもの系 アームライオン キングレオ キングレオ城 グレイブティガー ドラクエ ドラゴンクエスト ボス ライオン 八つ裂きアニマル 魔獣イーギュア ドラゴンクエストⅣなどに登場する、ライオンを模したボスモンスター。 主にⅣとⅩ、モンスターズシリーズ、星のドラゴンクエストに登場している。 【概要】 立派な鬣と、四本ずつある手足が特徴のライオン型モンスター。 体色は青だが、作品によってグレーがかった青だったり、紫に近い青だったり、地味に安定しない。 正面からでは体の構造がわかりにくいが、通常のライオンの頭部を巨大化させ、 その首の後ろから4本の腕が生えているような形になっている。 《ドラクエⅣのキングレオ》 第四章「モンバーバラの姉妹」に登場したキングレオ城の主。 バルザックが倒された後にマーニャ達の前に突然現れ、その力で返り討ちにし地下に投獄した。 毎ターンのHP自動回復に加えベギラマや高熱のガス、更にはベホマまで使用する非常に強力な相手ではあるが、この戦闘では負ける設定になっているため負けても進行に支障はない。 DQシリーズにおいてプレイヤーが直に操作する初の負けイベントである(*1)。 キラーピアスを装備して8逃げバグを使用すれば倒せなくもないが、万が一討伐したとしても同じ戦闘がループするため、どちらにせよ投獄される。(DS版等ではループせずに、負けた体でそのまま投獄になる) そして敗北後は牢屋内の謎の抜け穴から普通に脱獄し、第四章が終了となる。その際同じ牢屋内に老人が収容されているが、リメイク版では彼が先代の王ということになった。 第五章ではバルザックはサントハイム城に移り、彼に代わり王に即位していたが、何故か弱体化した末に主人公達により倒されてしまった。 FC版では毎ターンHP50の自動回復に加えベギラマがギラに、高熱のガスが凍りつく息となったが、リメイク版では自動回復の代わりにHPがFC版の二倍程度になり、二回行動に加えギラと凍える吹雪を使用してくる。 討伐後玉座からは人が消えるが、リメイク版では正気に戻ったキングレオ王の姿が確認される。 リメイク版以前に執筆された小説版などの設定では悪魔に魂を売ったキングレオ城の王子であり、バルザックと共に先代のキングレオ王を幽閉し、進化の秘法を完成させようとしていた…という設定であった。 そちらのイメージが輸入された形だが、ろくな説明もなく突然登場し、正気に戻ったと言ってもデスピサロや獄死させた先王など重要事項は色々あるのに完全スルー。 長期間魔物に変貌したことで精神に後遺症が残ったのか、本当に正気に返っていて元々この体たらくなのかも定かでなく、結局、国自体が話の蚊帳の外のまま放置されて終わるのはFC版と変わらない。 本編後のキングレオ王及びキングレオ城の行く末は不明だが、本編よりも後の世界を舞台とした『ドラゴンクエストⅣ ワールド漫遊記』では、FC版基準なのでキングレオ王は登場せず、 かつて踊りが下手だったためにモンバーバラ劇場のブッフ座長によってクビにされた元踊り子・マリーが、王不在のどさくさに紛れて、クイーン・マルガリータ1世と名乗ってキングレオ城の女王になってしまっている。 そして彼女の趣味なのか、城はピンク色に塗られた上に安物の遊園地のようにけばけばしく装飾され、周囲にはリボンやレースを付けたスライム達が歩き回り、ももんじゃが召使いを務め、ベロベロ達が衛兵を務める、カオスな城と化している。 《それ以外の作品のキングレオ》 ドラクエⅩでは魔法の迷宮(レベル50前後)のボスキャラの一体として登場。 二回攻撃、激しく切り裂く(0.5倍の威力で4回攻撃)、激しいおたけび、メラゾーマ、マヒャド、リベホイミを使用。 HPの低いプレイヤーには少々厳しい相手となっている。 たまに「キングレオ強」として登場するが、その際はリベホイミの代わりにベホイムを使ってくる。 非常に確率は低いが、ジャミラスと共に「キングレオ軍団」としても登場する。 モンスターズ1~2でも登場。 1では獣系最強モンスター。 パオームを血統に、パオームもう1体やメタルドラゴン、バルザックなどの物質系を相手にすることで誕生させられる。 また、なぜかキラーマシン(物質系)を血統に、ユニコーンやダークホーンなどの獣系を配合しても誕生させられる。 設定ミスの可能性もあるが、同じく進化の秘法を使用したバルザックが物質系に属しているため、意図的なものである可能性もある。 デスピサロを血統に、キングレオを配合することで、エスタークが誕生する。 2では獣系最強の座はヘルゴラゴに明け渡した。 ただ、他の新規追加の最強種は、1での最強種を素材にすることが多い中、ヘルゴラゴはキングレオを素材には使わない。(ダークホーン × やまたのおろち or ????系) 【同系統の魔物】 ◇アームライオン キングレオの色違いで、黄色がかった体と青色の鬣を持つ。登場作品はⅣ、Ⅴ、Ⅹなど。 Ⅳではリバーサイド周辺や魔神像に登場し、二回行動のほか力ためを使用するが、大体打撃一方の戦術が目立つ。 ドロップはかわのドレス。 Ⅴではデモンズタワーに登場し、仲間モンスターとしても使用することが可能となっている。 ただし入手率は1/64で、その上特技はマヌーサや火炎の息などしか覚えないため、世話になる機会はほぼ無いかも知れない。 ちなみに1体目の名前は「アムール」だが、4体目は何故か「ライアン」になっている。 Ⅹではオルフェア地方東と偽レビュール街道北に生息しているが、オルフェア東ではシンボル数が非常に少ない。 行動パターンは従来通り、力ためや打撃での攻撃を加えてくる。またバトルマスタークエストの3話ではボスとしても登場する、 右上の手は箸を持つ手、左上の手は茶碗を持つ手、右下の手は腕相撲用、左下の手は尻を拭く手として使っているらしい。 ◇やつざきアニマル アームライオンの上位互換で、グレーの体とオレンジ(Ⅹではピンクがかった赤色)の鬣を持つ。登場作品はⅣとⅩ。 Ⅳではゴッドサイド地方と天空への塔に登場し、二回攻撃の他おたけびも使用してくる。 Ⅹではエゼドル峡谷やヴァース大森林などに登場し、HPは2000を超えるなどⅣに比べるとやけに強化されている。 使用特技は二回行動に加え激しいおたけびや激しく切り裂くを使用してくる。またタイガークローの宝珠を落とすため、プレイヤーによっては乱獲の対象にもなる。 「やつざきアニマル」という呼称が気にいっていない模様。 ◇グレイブティガー Ⅹのストーリークエストの過程で戦うことになる、真のピラミッドに登場するボスモンスター。紫の体とグレーの鬣を持つ。 やけに激しく切り裂くの頻度が高く、またジバルンバも仕掛けてくる強力な敵だが、道具使いのトラップジャマーでジバルンバを奪うなどすれば、楽に戦える相手である。 怒り時はためるやドルマドン、バギムーチョも使用してくる。 盗賊団の団長が使役しており名付け親でもあるが、この名前はあまり気に入っていないらしい。 ◇魔獣イーギュア ⅩのVer.3.2以降に登場したアヴィーロ遺跡のボスモンスター。白に近いグレーの体と蒼い鬣を持つ。 「遺跡を荒らす魔物たち」として登場し、イーギュアに至るまでには多数の強化されたモンスターとの戦闘をこなさなければならない。 ダークパンサー3体(何故か魔獣の閃光を使用する。) ネクロバルサ2体&キラーパンサー2体(いずれも痛恨持ち。) どろにんぎょう2体&リビングスタチュー2体&いしにんぎょう(石人形の守備力がやけに高い。) ベロニャーゴ4体(眠り攻撃、ラリホーマ、メラガイアー等を使用。) スカルガルー2体(メダパニ等を使用。) そしてようやく3体のイーギュアが登場するなど、とにかく数の暴力でプレイヤーに襲い掛かってくる。 激しく切り裂くや激しいおたけびを使用し、また一体あたりの攻撃力も高い。物量に耐えられなかったのか、実装間もない頃は遺跡が死体の山と化した。 この戦闘では火力要因による範囲攻撃のほか、MP切れの管理も徹底する必要がある。 眠りや猛毒、たまに幻惑が入るのがせめてもの救いかも知れない。 ◇大魔獣イーギュア 同じくⅩのVer.3.2から登場した、ダークネビュラスやキラークリムゾンと同様の強力なフィールドモンスター。 色は魔獣イーギュアと変わらないが、体が大きくなっている。 アヴィーロ遺跡に登場したイーギュアと同様に3体同時の相手となり、イーギュアの持つ特技に加え魔力覚醒やマヒャデドス ギラグレイド、ドルマドン、マダンテ、魔力回復(MP全回復)を使用してくる強力な相手である。 ただし一体あたりのHPは約5万で、更に眠りも入るため、全員を眠らせた後にどれか一体に真・刃砕きやメラガイアーで集中砲火を加える戦術等が有効となっている。 討伐に成功した場合、「ビーストエンペラー」か「ビーストエンプレス」の称号が貰える。 おまえたちを そのような もろい こうもくに 追記・修正した カミをうらむがよい! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] テリワンではキラーマシン血統×ユニコーンなどでも出来たな。これだけ血統と系統の関係があべこべになってるのはプログラムミスか? -- 名無しさん (2016-01-17 14 11 44) その配合簡単だわ技優秀だわで最高なんだよな -- 名無しさん (2016-01-17 15 27 27) バルザックが物質系だったから、キングレオも開発段階では物質系にしていた可能性が・・・? -- 名無しさん (2016-01-17 17 02 45) メラミ無しで削り切るのはかなり骨が折れる -- 名無しさん (2016-01-17 18 34 11) 「四本の手足」というか「四本(二対)ずつある手足」か「四臂四足」じゃないか -- 名無しさん (2016-01-18 11 03 08) DQM1だとNPCとのお見合いを活用すれば中盤までにキラーマシーン×ユニコーンで作成可能。成長早い&攻撃補助回復が揃う&能力高いで最後まで一線張れる強モンスター。 -- 名無しさん (2016-01-18 22 23 36) ドラクエ初の負けバトルとして印象的だった -- 名無しさん (2016-01-18 23 11 07) 強制的な負けバトルなのに所持金半減のペナルティはしっかり食らうのがね -- 名無しさん (2020-07-31 23 39 16) キング・レオの項目はないのか… -- 名無しさん (2022-10-11 20 50 40) 正面絵だけだと、体の構造がよくわからない。3D化でようやくわかった。 -- 名無しさん (2022-10-11 20 58 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/puzzlederby/pages/217.html
転生素材一覧 対象馬がイベント限定 ダラカニ アイルハヴアナザー 対象馬がドロップ ハリケーンラン ブライアンズタイム ストリートクライ ゼニヤッタ スラマニ バゴ ケープクロス 対象馬がガチャ サンデーサイレンス トリプティク ドバイミレニアム ファンタスティックライト ダンシングブレーヴ ガリレオ カーリン アメリカンファラオ デインヒル フランケル パーソナルエンスン アゼリ ミエスク トニービン コジーン ネアルコ トレヴ ジョンヘンリー ファルブラヴ キングマンボ シンダー スキップアウェイ ポイントギヴン コタシャーン インヴァソール ティズナウ カリフォルニアクローム アラジ エリシオ ジェネラス スピニングワールド サルサビル アレッジド プレザントリーパーフェクト ロックオブジブラルタル グッバイヘイロー デインドリーム イングリッシュチャンネル キャメロット ダラカニ(オス) 属性 副属性 タイプ 副タイプ レアリティ コスト 天 - バランス - SS☆6 31 レベル スピード スタミナ 根性 1 480 720 240 99 2160 2880 840 スキル/強化型 ワールドウォール/- Lスキル/強化型 プリンスオブフランス(バランスタイプの馬の全能力が2.2倍)/- 進化素材1段階 凱旋門賞 凱旋門賞 仏ダービー 仏ダービー 優勝盾(天) 進化素材2段階 凱旋門賞 凱旋門賞 仏ダービー レジェンド像 レジェンド像 入手方法 転生馬 素材 ダラカニ コンデュイット☆4または☆5 フレンドマルチ限定特典 ハイシャパラル☆4 ハイシャパラル降臨 ドワイエン?☆4 転生 ドワイエンで☆3ドロップ アンジュガブリエル?☆4 転生 アンジュガブリエルで☆3ドロップ ブラックサムベラミー?☆4 転生 ブラックサムベラミーで☆3ドロップ
https://w.atwiki.jp/ymeconomy/pages/141.html
次の計算式を結果が大きい順に選びなさい 1 10×10 2 10+10 3 10÷10 4 10-10 次の図形を面積が大きい順に選びなさい 1 半径6cmの円 2 1辺6cmの正方形 3 底辺・高さともに6cmの三角形 次の元素を原子番号が小さい順に選びなさい 1 水素 2 炭素 3 窒素 4 酸素 次の元素を原子番号が小さい順に選びなさい 1 ホウ素 2 フッ素 3 ケイ素 4 ヨウ素 次の元素を原子番号が小さい順に選びなさい 1 銀 2 白金 3 金 4 水銀 次の人体の器官を口から食べたものが排泄されるまでに通過する順に選びなさい 1 食道 2 胃 3 小腸 4 大腸 次の人間の耳の中の部分を音の刺激が伝わる順に選びなさい 1 鼓膜 2 耳小骨 3 うずまき管 4 聴神経 次の脊椎動物の一群を地球上に登場した順に選びなさい 1 魚類 2 両性類 3 爬虫類 4 哺乳類 次の動物を、身長(体長)に対する消化管の長さの割合が大きい順に選びなさい 1 ウマ 2 ヒト 3 ライオン 次の行動をガスバーナーで火をつける時の正しい操作手順となるように選びなさい 1 ガスの元栓を開く 2 マッチで火をつける 3 ガス調節ねじを少しずつ開く 4 空気調節ねじで空気を調節する 次の4サイクルエンジンの工程を、吸入の後に来るものから順に選びなさい 1 圧縮 2 爆発 3 排気 次の太陽系の惑星を太陽に近い物から順に選びなさい 1 水星 2 金星 3 火星 4 木星 5 土星 6 天王星 次の太陽系の惑星を表面温度が高い順に選びなさい 1 金星 2 火星 3 土星 4 海王星 次の木星のガリレオ衛星を直径の大きい順に選びなさい 1 ガニメデ 2 カリスト 3 イオ 4 エウロパ 次の地質年代を早く訪れたものから順に選びなさい 1 カンブリア紀 2 デボン紀 3 ペルム紀 次の地質年代を早く訪れたものから順に選びなさい 1 三畳紀 2 ジュラ紀 3 白亜紀