約 1,035,712 件
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1593.html
ガラスの壁 第8話に戻る ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 9. (かがみ視点) こなたは、私の姿を見た時、最初は信じられない、といった感じで瞼を大きくあけていたが、 やがてのんびりとした口調で言った。 「やあ、かがみん。奇遇だねえ」 緊張感が卵の欠片ほどもない。 「奇遇じゃないわよ! 」 「じゃあ。かがみは何で、私たちがココに来ることを知っていたの? 」 「うっ…… 」 私は言葉につまった。もちろん、偶然でこんな場所にいるはずがない。 今日の夕方、買い物に出かけていたつかさから、携帯に電話があったのだ。 ちょっと特別な食材を手に入れるために、わざわざ幸手市にある専門店まで 出かけていたらしい。 ―― 『お、お姉ちゃんっ』 つかさは、明らかにおろおろとしながら話してくる。 『あのね。こなちゃんと、ゆたかちゃんがね…… 』 つかさが伝えた内容は『衝撃的』の一言だった。 何しろ、こなたと、小早川ゆたかちゃんが、一緒にラブホテルに入っていったという話だったから。 『間違いないのね。つかさ』 『えっと。かなり暗かったから、はっきりとまでは分からなかったけど 』 つかさが嘘をつくことはないけど、見間違えという可能性までは否定できない。 電話を切った後、居ても立ってもいられなくなって、私は家を抜け出すことにした。 つかさの教えてくれた場所まで自転車を走らせると、30分もしないうちにホテルがみえてくる。 建物の外観は、本当に派手なお城としか言い様がない。 私は、ホテルの出入り口から少し離れた場所で、張り込みをすることに決めた。 北風が絶えず吹き込んできて、ひたすら寒い。 コートの襟を立てて、歯の根をガチガチと鳴らしながら震えてしまうが、ひたすら我慢するしかない。 その結果、私はホテルでいちゃいちゃしているであろう、追跡対象に対して、理不尽なほどの 憤りを抱くことになってしまっていた。 腕時計を見ると既に9時を回っており、あきらめて帰ろうとして自転車に跨った時、 出入口から二人の女性が現れる。 思い切って近寄ってみると、確かにこなたと小早川ゆたかちゃんだ。 二人は幸せそうに寄り添っており、手を繋いで夜道を歩いている。 私は夢中になって、二人の前に立ちふさがった―― 「もしかして、張り込みをしていたのかな? 」 寒さで震えている私を見て、こなたが皮肉っぽい口調で尋ねてくる。 「う、うるさいわね。そんなの関係ないじゃない。そんなことより、高校生がこんなホテルなんて 行って良いと思っているの! 」 話題を強引に変えて、怒りの声をあげる。 「…… 」 私の激しい非難に、こなたは一転して黙り込んでしまった。 「こなた。あなたはいいかもしれないけどね。ゆたかちゃんはまだ高校1年生なのよ。 少しは場所をわきまえなさいよ」 私はなじるように責める。 しかし、反撃してきたのは、こなたではなくて、隣に立っているもっと小柄な少女だった。 「お姉ちゃんのせいじゃないんです」 「ゆーちゃん!」 小さく叫ぶこなたを左手で制すると、ゆたかちゃんは一歩前にでた。 小早川ゆたかちゃんは瞳に力をこめて、私を見上げる。 今まで、彼女については病気がちで、こなたに似ずに素直で、とても可愛らしい一年生という 印象しかもっていなかった。しかし―― 「私が、お姉ちゃんを強引に誘ってここに来たんです。責めるなら私を責めてください」 ゆたかちゃんは、私が知らなかった烈しい一面をみせてくる。 彼女の眼差しは強くて澄んでいて、それだけに、私の荒れた心を余計に苛立たせてしまう。 「ゆたかちゃん。よく聞いて。高校生はこんなところに行ってはいけないの。それくらいは分かるわよね」 常識の仮面をつけて説教する自分が、酷く滑稽に思えるけれど、仕方がない。 「分かっています。でも、私、こなたお姉ちゃんが大好きなんです。 お姉ちゃんのこと、いっぱい知りたいんです」 掌をぎゅっと握り締めて、大きな瞳を潤ませながら、とても恥ずかしい台詞を臆面もなく言い切った。 (こなたが好きなのは、あなただけじゃないのよ…… ) 喉まで出掛かってくる言葉を懸命に抑える。 (どうして、こなたはゆたかちゃんを好きになっちゃったの? ) 私のココロが鋭い悲鳴をあげる。 勇気がないから。こなたが好意を見せてくれることもあったのに怒ってばかりいたから。 理性が、理由をいくつもあげてくるけど、感情としては断じて認めたくはなかった。 こなたの一番近い位置にいるのは私であるはずで、ゆたかちゃんなんかじゃない! 「ゆたかちゃん。ワガママはいい加減にしなさい」 「かがみ…… 」 気がつくと、こなたが暗い顔をしていた。今まで見たことも無い、憂鬱そうな表情だ。 普段は眩しいほどに煌いている濃紺の瞳が、どんよりと濁っている。 「今日は、もう帰るからさ…… 」 こなたは囁くように言って、私を睨んでいたゆたかちゃんの肩をぽんと叩くと、 背中を見せて歩き出した。後を追ったゆたかちゃんは、すぐにこなたに寄り添う。 私は、呆然として二人を見送ることしかできなかった。 何をやっていたのだろう? 自転車のペダルを踏んで家に戻る間、絶えず自責の念が襲ってくる。 ラブホテルに出入りする瞬間を抑えたからって、こなたがゆたかちゃんと 別れることなんてありえないのに。 ストーカーみたいなことをして、こなたに好かれることなんかないのに…… 明後日の火曜日には、こなたとゆたかちゃんの話は、3年C組でも噂になっていた。 「柊っ」 昼休みに日下部が声をかけてくる。とても元気で、ちょっとおばかな、八重歯が特徴的なクラスメイトだ。 5年連続で同じクラスだったけど、親しくなったのは最近のことである。 「ちびっこに恋人がいるって本当か? 」 相変わらずデリカシーの欠片もない発言だが、噂好きの女子高生としては、ごく普通の話題に すぎないのかもしれない。 「知らないわよ」 「え―― 柊はちびっこの友達だろ。話を聞いてないのか」 あまりにも素直な反応に、思わず苦笑してしまう。 「みさちゃん…… 」 いつものように日下部の隣に佇んでいた峰岸が、困ったような顔で首を左右に振る。 峰岸は大和撫子という表現がぴったりと似合う、おしとやかだが芯の強い女性だ。 「あっ、ごめんな、聞いちゃいけない話だよな」 素直に謝れる日下部が羨ましい。どうしても素直になれない私は、自ら好んで、 底の見えない深みに嵌ってしまっているのに。 「こなたの相手なら知っているわよ」 私は本当にへそ曲がりだ。相手があっさりと引くと、逆の事をしてしまう。 「えっ、いいのか? 」 日下部は、目をまるくしながら言ったが、どうせ、学校中にひろまっているんだから、 もう話しても構わないだろう。 「一年生の、小早川ゆたかちゃんよ」 「えっ、あの、チアで一緒にやった…… 更にちびっこい子か? 」 「ええ、そうよ」 ほとんど自暴自棄になりながら、はっきりと頷く。 「あの子、女の子じゃね? 」 「その通りよ」 日下部の質問の一つ一つに答えてあげる。意地になっているのかもしれない。 「だから言いにくかったのか。ごめんな。柊」 「いいの。気にしないで」 私は、困った顔をした日下部に向けて言った。 日下部と峰岸が自席に戻った後、寒気に襲われて、自分の身体を抱きしめた。 こなたが、生徒指導室に呼ばれたのは、その日の放課後だった。 夕方、鞄に教科書を詰め込んでいた時、つかさが教室に飛び込んで、私に縋り付きながら、 悲鳴まじりの声をあげる。 「お姉ちゃん…… こなちゃんがっ」 つかさの表情が蒼白になっていた。 教室は人がまだ残っている為、廊下につかさを連れて行ってから、詳しい話を聞く。 学校から帰ろうとしたこなたが、桜庭先生に呼ばれて生徒指導室に入ったとのことだ。 「桜庭先生? 黒井先生じゃなくて」 何故こなたの担任の黒井先生が呼び出さないのか…… 私は不審を覚えて尋ねたが、 詳しい事情を知らないつかさは、首を横に振るだけだった。 「お姉ちゃん。やっぱり、ゆたかちゃんとの話なのかな」 「そうね」 私はカバンを持ち上げながら頷いた。 「私、帰るね…… 」 「えっ!?」 つかさは、戸惑った声をあげた。 生徒指導室に連れられたこなたの事は、とても気になっている。 しかし、今日の昼過ぎから身体が酷くだるくなっていて、 とても学校に長居はできそうになかった。 「お姉ちゃんは、こなちゃんのこと、心配じゃないの? 」 つかさの不満そうな質問に答えようとした時、視界がぐらりと揺れる。 「お姉ちゃん? 」 身体がふらついてしまい、つかさの表情が変わる。 急速に視界が端の方から暗度を増し、目の前にいる妹の顔がおぼろげになる。 「おねえちゃんっ!? 」 意識が暗転した。 「柊さん。目が覚めたようですね 」 瞼を開くと、天原ふゆき先生が穏やかに微笑んでいる。 窓の外は既に暗くなっている。 「お姉ちゃん。良かったあ」 顔を横にむけると、つかさがほっとしたような笑顔を浮かべている。 「私…… 」 どうやって保健室に入ったのか、全く覚えていない。 病院でなくて保健室ということは、つかさの助けを借りたにしろ、 歩いて保健室にたどり着いたということは確かなんだろうけど、思い出せない。 「過労からくる風邪だと思います」 白衣姿の天原先生は静かに歩み寄ってきて、風邪薬と水の入ったコップを渡してくれる。 「柊さん。無理をしていませんでしたか? 」 「すみません…… 」 冬空の下、ホテルの前で長い間、張り込みをしたツケが、今頃になって回ってきたのだろう。 先生は、余った薬を戸棚に仕舞うと、穏やかな顔のまま伝えた。 「今から職員会議があるので席をはずします」 「は、はい」 心が刺すように痛む。 「あっ…… あの、天原先生」 「なんでしょう」 私は、少し躊躇ったけれど、敢えて尋ねてみた。 「もしかして、こなたの話なんでしょうか? 」 私の言葉を聞いた時、先生はつらそうな表情に変わっていた。 「それを、言うことはできないのです」 天原先生はゆっくりと歩いて扉をあけると、振り返って言った。 「帰るときは、暖房を止めておいてくださいね」 扉が閉まってから、小さな椅子に座っているつかさに尋ねる。 「つかさ。こなたはどうなったの? 」 つかさは座ったまま首を振った。 「生徒指導室に入るとこまでしか見ていないけど。でも、もう学校を出ていると思うよ」 「そう」 私は頷いて、小さく息を吐いた。 生徒指導室での事情徴収が終わったことを受けて、職員会議が開かれるのだろう。 「お姉ちゃん。歩いて帰れる? もし駄目ならお父さんに電話しようか」 つかさの言葉に私はかぶりを振った。 「ううん。大丈夫だから…… 心配させて悪かったわ」 「う…… うん」 つかさの掌を借りてベッドから立ち上がり、乱れた制服を整える。 すっかりと暗くなった通学路を妹と歩いていく。 空は厚い雲に覆われており、今夜は冬の星座を臨むことはできない。 服用した風邪薬の為に、頭がぼんやりとなりながら、こなたの顔を思い浮かべた。 脳裏に浮かんだ小柄な想い人は、いつものように、少しだけ皮肉っぽい笑みを私に向けていた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ガラスの壁 第10話へ続く コメントフォーム 名前 コメント かがみ……かわいそう…… -- 名無しさん (2008-05-08 20 50 41)
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/458.html
仲良しカップルのタブンネさん。 お互いに「いやしのはどう」も覚えたし、もう大人の仲間入り。 幸せそうで何よりです。 ふたりのねぐらをみぃつけた。 すやすや眠る二人の間に2個のタマゴ発見。 僕がタマゴに手をのばしたらオスタブンネが起きて僕を威嚇(超かわいい)してき たけれど僕の後ろにいるライコウの姿をみて怯えてお漏らししちゃってるね。 僕はタマゴと大人しくなったタブンネ2匹をつれて帰宅。 硝子の壁で仕切られた飼育小屋の片方にオスタブンネとタマゴ、 そしてもう片方の部屋にはメスタブンネとメタモンを住まわせたんだ。 硝子越しに夫と孵化したばかりの2匹のベビンネをみつめ泣くメスタブンネにメタモンと一緒にタマゴ作りを命じたよ。 いやがってるけどタマゴはボコボコうまれてきて、なんだか微笑ましいね。 ガラス越しのベビちゃんは本能でママがわかるみたいで、ガラスにへばりついて 「おちちほちぃよぅぅぅ」と泣いてるね。 セックスで忙しいママは自分を呼ぶ声に答えてあげられなくて悔し泣きしながらも、タマゴを産み続けててとってもエライよ^^ 一日経つとママとメタモンの部屋には12個ものタマゴがあるよ。 お疲れさまのメタモンはボールに一旦戻してと…。 さてさてガラス越しの愛する夫とその子どもたちはママを求めてガラスをべしべしたたいてる。 けどそんなことで壊れるようなガラスじゃないよ、残念。 ママもガラスにへばりついて「ミィミィ」ないてる。 パパはちょっと複雑な評定してるね。そりゃそうか、メタモン扮するオスタブンネといちゃいちゃした挙げ句にタマゴまでうまれちゃったんだもんね。 お互いガラスにくっついたまま泣いていたけど事態が急変! ママのお部屋に大量に転がったタマゴが続々孵化しはじめたよ。 愛する夫の子どもではないとはいえ、ママは産まれたばかりのベビちゃんたちにかけよりました。 ガラスの向こうにいる2匹のベビちゃんは必死になって叫びます。 「ママ!どうして?ボクたちにはおちちくれないのに!なんで!」と。 ガラスの向こうのベビちゃんに申し訳ないのでしょう、ママは夫とベビちゃんに背をむけて新たに産まれてきた12匹のベビちゃんたちにかわるがわるお乳を与えています。 皮肉な事に愛する夫との子どもには一度もお乳をあげていないのに、 メタモンとの間に産まれたベビちゃんたちは満足そうに「ミブ!」「ミボ!」とゲップをしています。 さてさてお昼ご飯の時間です。 パパと2匹のベビちゃんたちは人数が少ないからオレンの実を3つ、 ママと12匹のベビちゃんたちにはオボンの実を3つ支給しました。 と、いってもベビちゃんたちはたべられないけどね。 ママはオボンの実を1つ食べ終わると、体の小さい子や元気のない子4匹に先におっぱいをあげていました。 そして一息つくように2個目のオボンを食べ、また4匹のベビちゃんにおっぱいを。 最後の1個を食べて、体格のいい4匹の子たちにおっぱいをあげて御ちそうさまでした。 ママも12匹のベビちゃんたちもおなかいっぱいです。 一方パパたちのほうはというと… 当然ですがパパはおちちがだせません。 かといってベビちゃんたちは木の実を咀嚼できるわけもなく… ちいちゃな脳みそをフル回転させたパパは手でオレンの実をつぶしてベビちゃんたちにたべさせようと必死です。 しかし体格だけは立派なタブンネですが、見かけ倒しのパワーしかありません。 手と手で木の実を挟んでみたり握ってみたりしますが、皮がぼろぼろになるだけ。 2匹のベビちゃんたちはパパとそしてガラス越しのママや幸せそうな父親ちがいの兄妹を見ては 「おなかすいたよぅ!!ぼくもママのおちちがほしいよう!!なんで…なんであの子たちだけ…ズルいよぅ!!」と泣きわめくばかり。 パパは仕方なく足で踏みつぶしてなんとかベビちゃんが食べられるおおきさにしましたが、グチャグチャになったオレンはまっ黒く汚れていました。 「ほら、ちゃんとたべなさい!」そういってパパは薄汚いオレンの欠片をベビちゃんたちのくちに入れると、ベビちゃんたちは 「ウェェ」と嘔吐きながらなんとか飲み込むのでした。 3日後 相変わらずパパと一緒にいる2匹のベビちゃんたちはパパが踏みつぶしたオレンの 欠片を食べていました。ときに床をペロペロなめたりすることも…。 一方ママと12匹のベビちゃんたちは美味しくて栄養満点な母乳を飲みすくすくと成長しています。 そんな中、12匹のベビちゃんの中のいたずらっこ数匹がなにやら悪巧みをはじめました。 いたずらっこグループはいつもこちらを羨ましそうに見つめるガラスにへばりついた兄弟たちの目の前までやってきました。 すると、いたずらっこの中でも一番背の低い子を他のいたずらっこ3匹で虐め始めたのです。 兄弟たちの目の前まで来たママは泣いてるベビちゃんを抱き上げると頭を撫で始めました。 それをみつめるガラスの向こうの兄弟達。 ぼくらだってママにそうしてほしい!そういわんばかりに「ミィ!!!ミィィ!!」と泣き始めました。 泣かれてもそのわがままに応えられないママ。 そして、ガラスにへばりついて泣く兄弟たちをみてあざ笑ういたずらっこたち。 ママに抱きかかえられたベビちゃんはわざと、 「ママ!少しでいいからおちちほしいよう!」と訴えると、 なんということでしょう! 兄弟達の目の前でママはおっぱいをあげはじめたのです。 パパや2匹の子ども達に対するうしろめたい気持ちがあり、ここ数日はガラスのそばにさえこなかったママが今、目の前でおっぱいを与えている。 欲しいと泣き叫んでも自分たちは1滴さえのめないのに、ガラスの向こうの子ども達はちょっと甘えたらすぐにもらえるなんて………。 ガラスの向こうの兄弟達は泣き続けました。 独り占めできる父親より、大勢の中の1匹でもいいから母親がほしかったと。 そしてそれからというもの、この2匹はガラスに近寄る事はありませんでした。 5日目 部屋の隅っこでパパの背中に隠れて暮らすようになった兄弟達に異変が起きました。 母乳で育った12匹のベビちゃんたちはすっかり「子タブンネ」の大きさになり、歯もはえはじめたというのに、2匹の兄弟はまだベビンネの大きさのまま。 歯もはえません。 それどころか、オレンの実のかけらしかたべていないせいか、泣いたり動き回ることさえなくなりました。 うつろな目で、唯一頼れるパパに背中を撫でてもらったり、抱っこしてもらっていましたが、弟の方が朝から痙攣したままなのです。 パパは「しっかりしろぉぉぉぉぉ!!」とさけびながら踏みつぶしたオレンを口の中にいれますが飲み込もうとしません。 元気のないお兄ちゃんも、弟がぐったりしているのが心配でよろよろしながらも立ち上がり懸命に弟の頭を撫でていました。 ガラスの向こうの夫と子どもたちから目を背けていたママも、異変に気付き、ガラスの前まで近寄り「ミィィ!!ミィィ!!」と泣き始めたではないですか。 子どもが死にそうになったらとたんに母親ヅラするなんて、いけないママだね^^ しかし時既に遅し。 弟タブンネはパパの腕のなかで息を引き取りました。 一度もママのおっぱいを飲むことも、抱っこさえしてもらえなかった弟タブンネ。 パパタブンネはせめて最期の姿をママにみせてあげようと、ガラスのそばまで死んだタブンネをつれていきました。 「ママ、最期にこのこの顔をみてやってくれ」と。 ガラスに手を張り付けミィミィ泣き崩れるママタブンネ。 そして…その様子がおもしろくない12匹の子タブンネたちは、「ぼくたちのママをとるな!」と言うように一斉に喧嘩したりお腹がすいたと泣いたり、わざと寝床におしっこしたりと暴れだしました。 死んだ坊やの顔をほんの少しみただけでママはまた、ガラスから離れたほうへいってしまいました。 7日目 ママタブンネと12匹子タブンネとても健康的で毛並みも良く、とても元気。 一方のパパタブンネたちはボサボサの毛並みとゲッソリ(といっても太った見た目にはかわりないが)したパパと相変わらず体の小さいおにいちゃん、そして、大事な弟の亡骸からはほんのり腐敗臭が漂っていました。 時折ガラスの向こうのいたずらっこな子タブンネたちは、「くせぇぇよ!くさくてねむれないだろ!」とミィミィ騒いでガラスを叩いたりしています。 そんなときはママタブンネがすかさず止めに…入るのかと思い気や、もう、ガラス越しの家族を見たくないのでしょう肝心な母親は部屋の隅っこで弱々しく泣いてみせるだけでした。 そんなとき12匹の子タブンネの中で最初に産まれたお姉ちゃんタブンネ2匹はママを気遣い、いたずらっこたちを静止させています。 いい子いい子^^ ママ側にいる12匹の子タブンネはこのままいけばどんどん大きくなるでしょう。 それでは小屋がせまいままです。 一方パパたちのいる側は存分に空きスペースがあるではないですか! 僕は部屋のバランスをとるのにいいことをおもいつきました。 そうです、ママ側にいる子タブンネを何匹かパパ側のお部屋に移してあげようと考えました。 それも… いたずらっ子ではなく、極めて心優しいいつもママを助け、弟や妹の面倒をみているお姉ちゃんタブンネ2匹と、 まだママのおっぱいを欲しがるちいちゃな弟と妹タブンネの4匹を。 さっそくご飯の時間のときにオボンをもっていくついでに、ポイポイッとおねえちゃん×2と末弟・末妹をケージにいれました。 ママタブンネは「子どもをかえして!!!!」といわんばかりに激しく泣き、僕に突進しようとしたのですかさず触角を掴んで意地悪くママにこう伝えてやりました。 「子どもを大事にするのは母親として立派だけど、キミはガラス越しの愛する家族を見殺しにして、 挙げ句パパじゃないひとの子どもの面倒だけを必死でみてるね。 もうじきあっちの坊やも死んじゃいそうだよ、でも君は声をかけてあげることさえしてない!それどころかここ数日は向こうの家族を無視してる。 そんな育児放棄したキミが子どもを守る資格あるのかな?」と。 するとママタブンネは撃ちひしがれるようにミィミィ泣きそれでも 「オボンいらないから子どもだけはかえして!」というようにおずおずオボンを差し出してきたのでニッコリ笑ってオボンを踏みつけ、 「いらないよ」と言って部屋を出ました。 (パパタブンネ、ママタブンネをパパンネ、ママンネ表記に変えました) 姉タブ×2と末弟・末妹をいれたケージを抱え僕はパパンネ部屋へ入ると、かなり濃厚になった弟クンの腐敗臭にケージの子タブンネたちはピーピー騒ぎだした。 僕はパパンネにいつも通りオレン3個を渡し、 ケージの中の子タブンネを解放してやると、ケージからでた4匹はブルブル震え泣きながらガラスをベシベシ叩きママンネを呼んでいた。 姉タブ2匹もさすがに突然の出来事に泣いている。ガラスの向こうのママンネと兄弟たちもガラスにへばりつき『おねぇちゃん!おねぇちゃん!』と言う感じで泣きだしていた。 おーおー、散々ガラスの向こうの家族なんかお構い無しだったくせに。 愛する(愛してた?)夫とその子より、自分でおっぱいあげて育てた子のほうが大事なんだな。 でも、ママンネがつけたその優先順位にパパンネはちゃんと気づいてるよ。 そしてそれがママンネちゃんの愛する子タブンネちゃんたちの命に関わってること、ママンネちゃん判ってなくてわくわくするね。 パパンネは慣れたようにオレンを潰し元気のないお兄ちゃんタブンネに与えた。 残ったオレンは余すことなく、パパンネの胃袋へ。 散々ママンネのおっぱいを吸いつくしたオマエらにオレンなんかあげるもんかというようにペロリと平らげた。 ママと離ればなれになった挙げ句、今日はまだ何も口にしていない4匹の子タブンネたち。 あたりを見回しても食べ物はない。 あるのは、パパンネが潰した際に床に付着したオレンの果汁のみだった。 姉タブ2匹は妹と弟に見本をみせるように床を舐めてみせた。 が、しかし、普段ママンネのおいしーいお乳を飲んでいた妹と弟はひとなめしてぺっぺっと吐き出してしまっていた。 そんな贅沢ぶりをみたパパンネはより一層、『オマエらに木の実は絶対にやるもんか』と決意したのだった。 妹タブンネと弟タブンネは空腹と寂しさで1日中、ガラス戸を叩きながらミィミィ泣きつづけている。 『ママァ、おなかすいたよぅ!』 『くさいよぅ、おなかすいて眠れないよう』 『ママァだっこして!お乳ちょうだいよぅ』 姉タブ2匹は涙ぐみながらも弟たちをよしよししながらなだめていたが、ついにパパンネの怒りが頂点に達したのだった。 パパンネは泣きわめく弟タブンネの尻尾を乱暴にひっつかむとママンネが張り付いているガラス戸目掛けて思いっきり叩きつけるように投げ放った。 同様にして妹タブンネのほうも片方の触角を掴みママンネにぶつけるように投げつけた。 あまりの衝撃に倒れたままの弟タブンネの上に勢いよく妹タブンネがドサッと折り重なるように落下。 下敷きになった弟タブンネは今まで甲高い声で泣いていたのが嘘のようなうめき声を上げ痙攣し静かになった。 パパンネの怒りはこんなんでは済まない。 『今まで、今まで散々いい思いをしてきたくせに…』パパンネは横たわる2匹にこれでもか!というような渾身の蹴りをいれる。 『うちの子はお乳を飲むことも甘えることも出来ずに死んでいったんだぞ!オマエらがいなければ…』 『うちの子から母親を奪ったんだ、幸せな時間があっただけ有り難く思え!』 そういって弟タブンネたちを踏みつけようとした瞬間、姉タブ2匹が 『やめて!』と叫びながら弟タブンネたちをかばうようにたちはだかった。 姉タブ2匹の勇敢な姿に、顔を覆ってオロオロしていたガラス越しのママンネは、ハッとして 『この子達はなにも悪くないの!あなたやめて!後生です!!』 と泣きながらペコペコしていた。 そんな行為、怒り狂ったパパンネには火に油を注ぐようなもんなのになぁ。 ママンネの訴えにパパンネは怒りを露にした。 『どこの輩か知らんやつとオレの前でこれみよがしに作ったガキがそんな大事か?オレの大事な息子を見殺しにしたくせにコイツらはかばうのか?』 そう吐き捨てると、弟タブンネたちを庇いながらも恐怖で足をプルプル震わせている姉タブ2匹をギロっと睨み付けた。 ママンネは、 『そんな、私だってつらいの!苦しいの!坊やを抱っこしてあげたかったし、お乳もあげたかったのよ? だけど、だけど、この壁が邪魔してできなかったの…』 そう叫びながら訴えたが、パパンネの心にはなにひとつ響かない。 『坊やたちがおまえを必死に呼んでもこっちを向かなかったな?』 そのパパンネの問いかけにママンネの全身がぴくんっとなった。 『そのくせ、名も知らないヤツとの間にできたガキ共に嬉しそうにおっぱいをあげてたなぁ。』 ママンネは首を横に振るものの反論する言葉がでないようだ。 『そうだ、オレの坊やはコイツらのことどう思ってるのか、きいてみようか』 そう言って弟の亡骸の横に座り、やりとりを見つめていた兄タブンネをパパンネはママンネの目の前まで連れていった。 ママンネとこんなに近寄るなんてだいぶ久しぶりだろう。 なんせ、あんなに呼んだって振り向いてくれなかったのだから。 ママンネはにっこり微笑み兄タブンネを見つめガラス越しに頭を撫でるような仕草をした。 パパンネは兄タブンネに向かって 『この子たちのこと、どう思う?仲良くしたいか?』と聞いた。 兄タブンネはママンネのほうを見てゆっくり答えた。 『ママも、この子達もだいっきらい。パパ、早くやっつけて。僕の大事な弟を殺したやつ地獄に堕ちちゃえばいいんだよ。』 そう言い放つと、弟の亡骸のある方へヨロヨロと歩いていった。 ママンネは 『坊や!私の坊や!!考えなおしてちょうだい!ママ、いっぱいあやまるから、おねがいよ!!』 と泣き叫ぶが、パパンネは、 『そういうことだ、わかったな』と言って笑いながら子タブンネたちを部屋の隅っこに追い詰めた。 パパンネが4匹の子タブンネを部屋の隅に追いやると、ガラス越しのママンネも『パパ、やめて!』と泣きながらついていった。 ママンネのお願いなんてハナからパパンネの耳には届いていない。 パパンネは4匹を順番にじっくり見つめる。 投げ飛ばされ、ガラスに強打した挙げ句、妹の下敷きになった弟タブンネ。 こいつはすでに『…フィィ…ヒュフィィ…』と喘息のような音を喉から鳴らしていた。 その隣にいる妹はガラスに強打したもののすぐ上の兄が下敷きになってくれたおかげで、ベソをかきながらもまだまだ瀕死ではない様子だった。 ただ、パパンネが投げる際にひっぱった触覚が傷ついたのがショックなようで、 『…ママァァー!お耳がよく聞こえないの!ママァァーあぁーん…おねぇちゃぁぁん…ああぁん』と馬鹿みたく騒いでいる。 姉タブ2匹は弟と妹を守るため、頑張ってパパンネを威嚇していた。 パパンネは死にそうな弟タブンネと、独りになったらなにもできずすぐに死ぬのが明確な妹タブンネはひとまず放置し、勇敢な姉タブ2匹の始末に取りかかった。 このパパンネ、俺も気付かなかったが実はトレーナーに捨てられたタブンネなようで、なんて火炎放射が撃てるようだ。 わざとガラス越しのママンネやにっくきガキ共にみせつけるように、天井に向けてデモンストレーションをしてみせた。 弟の亡骸の横でパパンネを見つめる兄タブンネに向かって、 『おまえもできるんだぞ!アイツらできないけど、おまえはちゃんと覚えてる。すごいだろう!』 と、得意げにパパンネが話すと、元気のなかった兄タブンネの目に光が宿った。 ガラス越しのママンネは 『そんなの卑怯よ!!!』と絶叫しながら泣き崩れた。 パパンネはママンネを一瞥すると、弟たちを守ろうと必死な、一番上の姉ダブを両手でガッチリつかんだ。 手の中で恐怖に震えて失禁する姉タブをみてニヤニヤするパパンネ。 姉タブをゴミを扱うようにゴロっと部屋の真ん中に放り投げると姉タブは先ほどのパパンネの火炎放射を恐れて逃げようとした。 するとパパンネは、 『逃げたらこいつらは丸焦げになるぞ!』と怒鳴ると姉タブはハッとしたように弟たちを思いぴたっと足を止めた。 勇敢で、兄弟思いのやさしい姉タブ。 あの馬鹿親から生まれたとは思えないが、頼りない親のおかげでしっかりしたのか? パパンネは、目を瞑り頭を抱えた姉タブに狙いを定め火炎放射をする構えをとった…そのとき! パパンネの背後にいたもう片方の姉タブが、パパンネの背中をぺちぺち叩いていた。 俺は一瞬ふざけてるのかと思ったが、どうやら姉タブ唯一の攻撃技「はたく」をしたようだ。 パパンネの注意をこちらに向けて姉タブを守ろうとしたらしい。 呆れるほどの兄弟愛だが、肩たたきのような技でパパンネを倒そうとしてるとは。タブンネというポケモンはなんて浅はかでバカなんだろう。 ガラス越しのいたずらっ子兄弟やママンネたちなんか、『おねえちゃんがんばれ!』というアホみたいな応援をしていて笑いが込み上げてきた。 俺は爆笑するのを必死で抑え観察を続けた。 パパンネはいったん背後に向き直し、おねえちゃんを守ろうとした姉タブを見つめる。 なまいきな姉タブををひっつかみ先ほどの姉タブ同様、部屋の真ん中に放り投げた。 部屋のすみに取り残された弟タブンネと妹タブンネ。パパンネは邪魔が入らないうちに弟タブンネと妹タブンネ2匹まとめて火炎放射を放った。
https://w.atwiki.jp/garakame/pages/28.html
よくある質問(FAQ) Q1:「ガラスの仮面」の現在までの状況は?雑誌掲載分と単行本の関係は? A1:コミックス41巻&文庫23巻の続き→全編描き下ろしコミックス42巻(42+43巻=文庫24巻) →43~46巻(『別冊花とゆめ』2008年9月号~2010年5月号掲載分の改稿) →『別冊花とゆめ』2011年1月号(11/26発売)~ コミックス41巻以降に相当する『花とゆめ』連載分(美内スレでは通常、「未刊行部分」と呼ばれる)は、現在の所大幅な改稿により、無かった事にされたり順序を変えて再利用されたりしています。 全てが今後消化されるかは不明。 章の名前も、「第13章 命」(『花とゆめ』掲載時)から「第13章 ふたりの阿古夜」(単行本41巻以降)に変更。 文庫本は、コミックス2冊分をまとめる場合が多く、コミックスの発行後数年待つかと予想されます。 Q2:なぜ、紅天女編になってから連載や新刊が停滞したの?最近再開したわけは? A2:作者が新興宗教の開祖様になってしまい神様との交信に忙しかったから(詳細は、「O-EN」でぐぐれ)。 43巻相当分からは、単行本1冊分程度連載→休載して改稿→単行本発売と同時に連載再開、という流れが出来つつありますが、現段階では過去の未刊部分の焼き直しばかりであり、いつまで続くかわかりません。 再開の理由は、作者が「そろそろ話をまとめなければいけないと思った」からだとか。 Q3:なぜコミックスと『花とゆめ』『別冊花とゆめ』に掲載されたものに違いがあるの? A3:連載時より良いものにしたいと思ってる作者が「ふたりの王女」辺りから加筆修正や描き下ろしを繰り返してるから。 雑誌掲載後のガラスの仮面原稿は、編集部より作者・美内の手元にすべて返却され、保管をしているらしいとの情報が「ガラスの仮面」ファンが集まるwebコミュニティで明かされていますので、コミックス化は美内すずえの意思次第の模様です。 Q4:美内すずえって今何歳なの? A4:誕生日が1951年2月20日なのでそこから計算して下さい。 ちなみに既婚(旦那:レストランオーナー/西尾氏)です。 Q5:『花とゆめ』に掲載されて、未刊行のエピソードはどうすれば読めるの? A5:国会図書館か現代漫画図書館に行きましょう。 もしくは、ネット上のガラカメHPであらすじがよめることもあります。 http //www.google.co.jp/ や http //www.yahoo.co.jp/でガラスの仮面で検索して探してみてください。 ☆未刊行分の花ゆめ掲載号情報は、このwiki内のページ【未刊行・連載data-簡易】にもあります 最近では国会図書館へ最寄りの図書館やネット上でコピー&郵送依頼を出せるようになりました。 費用は自腹ですが、比較的安いので利用するのも手です。 Q6:速水真澄に電話をかけてきた神恭一郎って誰? A6:和田慎二先生の作品『スケバン刑事』の登場人物です。 美内先生と和田先生が当時『ガラスの仮面』と『スケバン刑事』を連載していた『花とゆめ』(同じ掲載号)誌上で、作品を跨いで真澄さんと神さんを電話で話させる、というオアソビをしたのが該当の場面です。 ○キャラの愛称(蔑称?)の由来 桜小路優:はう (42巻で稽古後に缶コーヒー飲んでる時に「は…う…」と言ってるのが語源。あまりにも彼に相応しいので42巻発売時に瞬く間に浸透した) 月影千草:黒豆 (過去回想において、尾崎一蓮との濡れ場での月影千草の乳首が黒豆状の醜さだったため、当該シーンの本作品へ相応しくなさとも相まって時折ネタに) ○主要キャラ年齢一覧 北島マヤ,姫川亜弓=21歳 月影千草=60代前半 速水真澄=32歳 桜小路優=23-24歳? 青木麗=25歳 沢渡美奈=24歳 春日泰子=24歳 水無月さやか=22歳 未刊行エピソード ●亜弓の失明 〔花ゆめ1989年24号/連載287回から〕 ●暴漢 〔花ゆめ1991年3号/連載308回〕 ※※連載再開分およびコミックスにて正式採用されたため省略※※ ●東京湾クルーズ 〔花ゆめ1991年12号/連載313回前後〕 ※※経緯の違いはあるが、同様の豪華客船に乗った所で話が終わっているため再利用の可能性高し※※ 真澄への想いのせいで役の気持ちになれないマヤにその想いを諦めさせるため、黒沼は一計を案じて東京湾ナイトクルーズでデートさせる(黒沼はマヤの片想いだと思っていた)。 デート中に真澄から新婚旅行の話を聞いたマヤは、黒沼の意図を察する。 マヤと一緒にいることで、心の安らぎを感じた真澄は、そっとマヤの肩を抱く。 別れ際に、暴漢襲撃直後の看病時のハンカチをマヤに返した時、マヤは赤面する。 それを見た真澄は、自分が聞いたマヤの告白の真相を問い質すが、マヤは答えず逃げてしまう。 そのやり取りを覗いていた黒沼は 真澄のマヤへの気持ちに気付く。 ●ホテルマリーン 〔花ゆめ1991年17号/連載318回辺り〕 真澄を「紫のバラの人」として正式に名乗り出させるため、聖がマヤをホテルに呼び出す。 聖は「おやりなさいませ」と真澄に告白をうながし、ホテルの部屋の鍵を渡す。 しかし、紫織の自殺未遂の報を聞いた真澄は、マヤに会わずに帰ってしまう… ●桜小路のキス! 〔花ゆめ1992年2号/連載327回〕 ※※一行目のみ連載再開分およびコミックスにて正式採用されたが、以降はおそらくお蔵入り※※ マヤに一輪の紫のバラと以前贈った舞台アルバムが、絶縁状と共に紫織の策略で届く。 ショックで演技に身が入らないマヤに、桜小路はもどかしさを感じながら、 マヤへ想いを告白し、強引にマヤにキスしてしまう。 ガラスの仮面の中で登場するお芝居(劇中劇) 【美内先生のオリジナルと思われるもの】 「国一番の花嫁」「灰の城」「ジーナと五つの青いつぼ」「古城の愛」「石の微笑」 「天の輝き」「白いジャングル」「シャングリラ」「女海賊ビアンカ」「夢宴桜」etc. 【影響を与えた事象・原案があるもの】 「ふたりの王女」…イギリス女王エリザベス1世とスコットランド女王メアリ・スチュワートの2人をモチーフにしている。 「わが作品No.707愛しのオランピア」…バレエ作品「コッペリア」が原案。 「忘れられた荒野」…「1920年代のインドで狼に育てられた姉妹アマラとカマラ」の話が原案。 【原作があるもの】 「椿姫」…小デュマの同名小説。舞台化・映画化もされている。 「若草物語」…ルイーザ・メイ・オルコットの自伝的小説。 「たけくらべ」…樋口一葉の文学作品で映画化もされている。 「嵐が丘」…エミリ・ブロンテの小説。映画版も同じタイトル。 「王子とこじき」…マーク・トウェインの小説。 「奇跡の人」…同タイトルで映画化もされているノンフィクション。 「カーミラの肖像」…レ・ファニュの「女吸血鬼カーミラ」という小説。映画版「血とバラ」もあり。 「真夏の夜の夢」「(ロミオと)ジュリエット」「ハムレット」…シェークスピアの戯曲。 「イサドラ!」…「裸足のイサドラ」という名で映画化もされているノンフィクション。 ※詳細は、このwiki内のページ劇中劇ガイドを参照してください 紅天女の年表みたいなストーリー解説(暫定) 時は戦乱の世、戦場の地獄絵図の中で紅天女がウォーキング&下っ端と会話 ↓ 場面変わり、とある村に動植物と話せる不思議な娘っこがおったそうな とある国にミカドから命令を受けた(?)or荒れる国を憂えてさまよう仏師がおったそうな ↓ 仏師、さまよってるうちになんかの要因で記憶喪失 ↓ 介抱する娘と仏師が出会いお互い一目ぼれ(そなたはもう1人の私、私はもう一人のそなた/国も名前も捨ててくだされ) ↓ ラブラブ時代(おぬしはすごいのう/誰にでもできまする) ↓ 仏師記憶戻る「この木で彫るのがわしの使命 でもそれしたら紅天女死んじゃうよね」 紅天女状態の娘「あんたのことは好きだけど、身勝手な人間どもが氏ね」 ↓ ?? 愛を取るか、仕事(役目、使命)を取るかの岐路で何かの見せ場があってEND? その後の予想 最後は、予想では、 一真、千年の梅の木をみつける。紅天女が現れ、人間の愚かさを話して、 抵抗する。 ↓ 一真、阿古夜=紅天女だと悟り、使命は大切だがおまえは切れない。 紅天女、人間は嫌いだが、おまえさまは好き。 しばし、魂の交わり状態。 ↓ 一真、使命を思い出し、再び苦悩。人間は愚かだが、悔い改めることで 救われることを説く。 紅天女、おまえさまの使命ならしかたない。 ↓ 一真、やはり切れない。 紅天女、梅の木は切られても、魂はつながっていることを話す。 ↓ 一真、涙ながらに切る。 紅天女、一真の心の中へ。 ↓ 帝に、梅の木で作った仏像を献上し、天下泰平となる。 一真は、旅に出て、各所で仏像を彫り続ける。 紅天女の年表みたいなストーリー解説入れるべきなのか判断つかなかったので、暫定として入れてみました 改行等若干手を入れてあります 大幅に変更した部分は赤文字で表記しました
https://w.atwiki.jp/noah_gara/pages/53.html
新人賞 選択肢 得票数 得票率 広島の古着屋さん 132 29% 「おまけ」の寝転がるおじさん 80 17% どうも君 51 11% 星野ワールドチケット 30 7% 太鼓軍団 23 5% 驚異の田上祭りS席一挙19枚出品者 20 4% ( ∇ )v-~ アブリ君 19 4% 射精君 16 3% (・∀・)v-~ 癌ほも信者君 14 3% ノアの良いところが書けないからここで関係ない他団体の悪口を書く不思議な人々 12 3% 天国プロレス新人 三沢さん 11 2% 禿げ社長全日というAA(おそらく人のをコピベして自分が作ったものののように扱っているだけ)を連投して、文句のレスには耳と目をふさいでスルー、でも他のスレでは「三沢最強」「潮崎は棚橋より強い」とコソコソ本音を言っている、コピペ馬鹿 11 2% 空手キッズ 8 2% テレビ朝日のミッドナイト通販番組 5 1% 「住宅警報器を設置しよう」という謳い文句入り田上のぼり 4 1% 悪しきノワヲタの巣窟・wjスレに突撃する正義のガラスレ勇士達 4 1% 情熱溢れる投票所荒しさん 4 1% ( ∇ )v-~ 3 1% ノアにも登場した手書き横断幕 2 0% ベテラン公務員くん 2 0% ペロペロエアユニオン制圧学食5億くん 2 0% ( ∇ )v-~ シャブホモ 2 0% ID xRhvghKUO 1 0% アムリカ君 1 0% (・o・) 1 0% (・∀・)v-~ 1 0% (・∀・)コマネチ 1 0% 投票総数 460 ノアヲタの荒らしが来たみたいです。関係ないものを削除してください。 -- 名無しさん (2009-08-29 00 22 36) トップページ記載のとおり、不正投票分について、投票数を直近日付の重複分に併せて、1/10にしました。 -- 名無しさん (2009-10-31 23 07 58) 認めざるを得ないお(´・ω・`)ショボーン 君 -- 名無しさん (2009-12-07 21 29 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/keikenchi/pages/650.html
仲良しカップルのタブンネさん。 お互いに「いやしのはどう」も覚えたし、もう大人の仲間入り。 幸せそうで何よりです。 ふたりのねぐらをみぃつけた。 すやすや眠る二人の間に2個のタマゴ発見。 僕がタマゴに手をのばしたらオスタブンネが起きて僕を威嚇(超かわいい)してき たけれど僕の後ろにいるライコウの姿をみて怯えてお漏らししちゃってるね。 僕はタマゴと大人しくなったタブンネ2匹をつれて帰宅。 硝子の壁で仕切られた飼育小屋の片方にオスタブンネとタマゴ、 そしてもう片方の部屋にはメスタブンネとメタモンを住まわせたんだ。 硝子越しに夫と孵化したばかりの2匹のベビンネをみつめ泣くメスタブンネにメタモンと一緒にタマゴ作りを命じたよ。 いやがってるけどタマゴはボコボコうまれてきて、なんだか微笑ましいね。 ガラス越しのベビちゃんは本能でママがわかるみたいで、ガラスにへばりついて 「おちちほちぃよぅぅぅ」と泣いてるね。 セックスで忙しいママは自分を呼ぶ声に答えてあげられなくて悔し泣きしながらも、タマゴを産み続けててとってもエライよ^^ 一日経つとママとメタモンの部屋には12個ものタマゴがあるよ。 お疲れさまのメタモンはボールに一旦戻してと…。 さてさてガラス越しの愛する夫とその子どもたちはママを求めてガラスをべしべしたたいてる。 けどそんなことで壊れるようなガラスじゃないよ、残念。 ママもガラスにへばりついて「ミィミィ」ないてる。 パパはちょっと複雑な評定してるね。そりゃそうか、メタモン扮するオスタブンネといちゃいちゃした挙げ句にタマゴまでうまれちゃったんだもんね。 お互いガラスにくっついたまま泣いていたけど事態が急変! ママのお部屋に大量に転がったタマゴが続々孵化しはじめたよ。 愛する夫の子どもではないとはいえ、ママは産まれたばかりのベビちゃんたちにかけよりました。 ガラスの向こうにいる2匹のベビちゃんは必死になって叫びます。 「ママ!どうして?ボクたちにはおちちくれないのに!なんで!」と。 ガラスの向こうのベビちゃんに申し訳ないのでしょう、ママは夫とベビちゃんに背をむけて新たに産まれてきた12匹のベビちゃんたちにかわるがわるお乳を与えています。 皮肉な事に愛する夫との子どもには一度もお乳をあげていないのに、 メタモンとの間に産まれたベビちゃんたちは満足そうに「ミブ!」「ミボ!」とゲップをしています。 さてさてお昼ご飯の時間です。 パパと2匹のベビちゃんたちは人数が少ないからオレンの実を3つ、 ママと12匹のベビちゃんたちにはオボンの実を3つ支給しました。 と、いってもベビちゃんたちはたべられないけどね。 ママはオボンの実を1つ食べ終わると、体の小さい子や元気のない子4匹に先におっぱいをあげていました。 そして一息つくように2個目のオボンを食べ、また4匹のベビちゃんにおっぱいを。 最後の1個を食べて、体格のいい4匹の子たちにおっぱいをあげて御ちそうさまでした。 ママも12匹のベビちゃんたちもおなかいっぱいです。 一方パパたちのほうはというと… 当然ですがパパはおちちがだせません。 かといってベビちゃんたちは木の実を咀嚼できるわけもなく… ちいちゃな脳みそをフル回転させたパパは手でオレンの実をつぶしてベビちゃんたちにたべさせようと必死です。 しかし体格だけは立派なタブンネですが、見かけ倒しのパワーしかありません。 手と手で木の実を挟んでみたり握ってみたりしますが、皮がぼろぼろになるだけ。 2匹のベビちゃんたちはパパとそしてガラス越しのママや幸せそうな父親ちがいの兄妹を見ては 「おなかすいたよぅ!!ぼくもママのおちちがほしいよう!!なんで…なんであの子たちだけ…ズルいよぅ!!」と泣きわめくばかり。 パパは仕方なく足で踏みつぶしてなんとかベビちゃんが食べられるおおきさにしましたが、グチャグチャになったオレンはまっ黒く汚れていました。 「ほら、ちゃんとたべなさい!」そういってパパは薄汚いオレンの欠片をベビちゃんたちのくちに入れると、ベビちゃんたちは 「ウェェ」と嘔吐きながらなんとか飲み込むのでした。 3日後 相変わらずパパと一緒にいる2匹のベビちゃんたちはパパが踏みつぶしたオレンの 欠片を食べていました。ときに床をペロペロなめたりすることも…。 一方ママと12匹のベビちゃんたちは美味しくて栄養満点な母乳を飲みすくすくと成長しています。 そんな中、12匹のベビちゃんの中のいたずらっこ数匹がなにやら悪巧みをはじめました。 いたずらっこグループはいつもこちらを羨ましそうに見つめるガラスにへばりついた兄弟たちの目の前までやってきました。 すると、いたずらっこの中でも一番背の低い子を他のいたずらっこ3匹で虐め始めたのです。 兄弟たちの目の前まで来たママは泣いてるベビちゃんを抱き上げると頭を撫で始めました。 それをみつめるガラスの向こうの兄弟達。 ぼくらだってママにそうしてほしい!そういわんばかりに「ミィ!!!ミィィ!!」と泣き始めました。 泣かれてもそのわがままに応えられないママ。 そして、ガラスにへばりついて泣く兄弟たちをみてあざ笑ういたずらっこたち。 ママに抱きかかえられたベビちゃんはわざと、 「ママ!少しでいいからおちちほしいよう!」と訴えると、 なんということでしょう! 兄弟達の目の前でママはおっぱいをあげはじめたのです。 パパや2匹の子ども達に対するうしろめたい気持ちがあり、ここ数日はガラスのそばにさえこなかったママが今、目の前でおっぱいを与えている。 欲しいと泣き叫んでも自分たちは1滴さえのめないのに、ガラスの向こうの子ども達はちょっと甘えたらすぐにもらえるなんて………。 ガラスの向こうの兄弟達は泣き続けました。 独り占めできる父親より、大勢の中の1匹でもいいから母親がほしかったと。 そしてそれからというもの、この2匹はガラスに近寄る事はありませんでした。 5日目 部屋の隅っこでパパの背中に隠れて暮らすようになった兄弟達に異変が起きました。 母乳で育った12匹のベビちゃんたちはすっかり「子タブンネ」の大きさになり、歯もはえはじめたというのに、2匹の兄弟はまだベビンネの大きさのまま。 歯もはえません。 それどころか、オレンの実のかけらしかたべていないせいか、泣いたり動き回ることさえなくなりました。 うつろな目で、唯一頼れるパパに背中を撫でてもらったり、抱っこしてもらっていましたが、弟の方が朝から痙攣したままなのです。 パパは「しっかりしろぉぉぉぉぉ!!」とさけびながら踏みつぶしたオレンを口の中にいれますが飲み込もうとしません。 元気のないお兄ちゃんも、弟がぐったりしているのが心配でよろよろしながらも立ち上がり懸命に弟の頭を撫でていました。 ガラスの向こうの夫と子どもたちから目を背けていたママも、異変に気付き、ガラスの前まで近寄り「ミィィ!!ミィィ!!」と泣き始めたではないですか。 子どもが死にそうになったらとたんに母親ヅラするなんて、いけないママだね^^ しかし時既に遅し。 弟タブンネはパパの腕のなかで息を引き取りました。 一度もママのおっぱいを飲むことも、抱っこさえしてもらえなかった弟タブンネ。 パパタブンネはせめて最期の姿をママにみせてあげようと、ガラスのそばまで死んだタブンネをつれていきました。 「ママ、最期にこのこの顔をみてやってくれ」と。 ガラスに手を張り付けミィミィ泣き崩れるママタブンネ。 そして…その様子がおもしろくない12匹の子タブンネたちは、「ぼくたちのママをとるな!」と言うように一斉に喧嘩したりお腹がすいたと泣いたり、わざと寝床におしっこしたりと暴れだしました。 死んだ坊やの顔をほんの少しみただけでママはまた、ガラスから離れたほうへいってしまいました。 7日目 ママタブンネと12匹子タブンネとても健康的で毛並みも良く、とても元気。 一方のパパタブンネたちはボサボサの毛並みとゲッソリ(といっても太った見た目にはかわりないが)したパパと相変わらず体の小さいおにいちゃん、そして、大事な弟の亡骸からはほんのり腐敗臭が漂っていました。 時折ガラスの向こうのいたずらっこな子タブンネたちは、「くせぇぇよ!くさくてねむれないだろ!」とミィミィ騒いでガラスを叩いたりしています。 そんなときはママタブンネがすかさず止めに…入るのかと思い気や、もう、ガラス越しの家族を見たくないのでしょう肝心な母親は部屋の隅っこで弱々しく泣いてみせるだけでした。 そんなとき12匹の子タブンネの中で最初に産まれたお姉ちゃんタブンネ2匹はママを気遣い、いたずらっこたちを静止させています。 いい子いい子^^ ママ側にいる12匹の子タブンネはこのままいけばどんどん大きくなるでしょう。 それでは小屋がせまいままです。 一方パパたちのいる側は存分に空きスペースがあるではないですか! 僕は部屋のバランスをとるのにいいことをおもいつきました。 そうです、ママ側にいる子タブンネを何匹かパパ側のお部屋に移してあげようと考えました。 それも… いたずらっ子ではなく、極めて心優しいいつもママを助け、弟や妹の面倒をみているお姉ちゃんタブンネ2匹と、 まだママのおっぱいを欲しがるちいちゃな弟と妹タブンネの4匹を。 さっそくご飯の時間のときにオボンをもっていくついでに、ポイポイッとおねえちゃん×2と末弟・末妹をケージにいれました。 ママタブンネは「子どもをかえして!!!!」といわんばかりに激しく泣き、僕に突進しようとしたのですかさず触角を掴んで意地悪くママにこう伝えてやりました。 「子どもを大事にするのは母親として立派だけど、キミはガラス越しの愛する家族を見殺しにして、 挙げ句パパじゃないひとの子どもの面倒だけを必死でみてるね。 もうじきあっちの坊やも死んじゃいそうだよ、でも君は声をかけてあげることさえしてない!それどころかここ数日は向こうの家族を無視してる。 そんな育児放棄したキミが子どもを守る資格あるのかな?」と。 するとママタブンネは撃ちひしがれるようにミィミィ泣きそれでも 「オボンいらないから子どもだけはかえして!」というようにおずおずオボンを差し出してきたのでニッコリ笑ってオボンを踏みつけ、 「いらないよ」と言って部屋を出ました。 (パパタブンネ、ママタブンネをパパンネ、ママンネ表記に変えました) 姉タブ×2と末弟・末妹をいれたケージを抱え僕はパパンネ部屋へ入ると、かなり濃厚になった弟クンの腐敗臭にケージの子タブンネたちはピーピー騒ぎだした。 僕はパパンネにいつも通りオレン3個を渡し、 ケージの中の子タブンネを解放してやると、ケージからでた4匹はブルブル震え泣きながらガラスをベシベシ叩きママンネを呼んでいた。 姉タブ2匹もさすがに突然の出来事に泣いている。ガラスの向こうのママンネと兄弟たちもガラスにへばりつき『おねぇちゃん!おねぇちゃん!』と言う感じで泣きだしていた。 おーおー、散々ガラスの向こうの家族なんかお構い無しだったくせに。 愛する(愛してた?)夫とその子より、自分でおっぱいあげて育てた子のほうが大事なんだな。 でも、ママンネがつけたその優先順位にパパンネはちゃんと気づいてるよ。 そしてそれがママンネちゃんの愛する子タブンネちゃんたちの命に関わってること、ママンネちゃん判ってなくてわくわくするね。 パパンネは慣れたようにオレンを潰し元気のないお兄ちゃんタブンネに与えた。 残ったオレンは余すことなく、パパンネの胃袋へ。 散々ママンネのおっぱいを吸いつくしたオマエらにオレンなんかあげるもんかというようにペロリと平らげた。 ママと離ればなれになった挙げ句、今日はまだ何も口にしていない4匹の子タブンネたち。 あたりを見回しても食べ物はない。 あるのは、パパンネが潰した際に床に付着したオレンの果汁のみだった。 姉タブ2匹は妹と弟に見本をみせるように床を舐めてみせた。 が、しかし、普段ママンネのおいしーいお乳を飲んでいた妹と弟はひとなめしてぺっぺっと吐き出してしまっていた。 そんな贅沢ぶりをみたパパンネはより一層、『オマエらに木の実は絶対にやるもんか』と決意したのだった。 妹タブンネと弟タブンネは空腹と寂しさで1日中、ガラス戸を叩きながらミィミィ泣きつづけている。 『ママァ、おなかすいたよぅ!』 『くさいよぅ、おなかすいて眠れないよう』 『ママァだっこして!お乳ちょうだいよぅ』 姉タブ2匹は涙ぐみながらも弟たちをよしよししながらなだめていたが、ついにパパンネの怒りが頂点に達したのだった。 パパンネは泣きわめく弟タブンネの尻尾を乱暴にひっつかむとママンネが張り付いているガラス戸目掛けて思いっきり叩きつけるように投げ放った。 同様にして妹タブンネのほうも片方の触角を掴みママンネにぶつけるように投げつけた。 あまりの衝撃に倒れたままの弟タブンネの上に勢いよく妹タブンネがドサッと折り重なるように落下。 下敷きになった弟タブンネは今まで甲高い声で泣いていたのが嘘のようなうめき声を上げ痙攣し静かになった。 パパンネの怒りはこんなんでは済まない。 『今まで、今まで散々いい思いをしてきたくせに…』パパンネは横たわる2匹にこれでもか!というような渾身の蹴りをいれる。 『うちの子はお乳を飲むことも甘えることも出来ずに死んでいったんだぞ!オマエらがいなければ…』 『うちの子から母親を奪ったんだ、幸せな時間があっただけ有り難く思え!』 そういって弟タブンネたちを踏みつけようとした瞬間、姉タブ2匹が 『やめて!』と叫びながら弟タブンネたちをかばうようにたちはだかった。 姉タブ2匹の勇敢な姿に、顔を覆ってオロオロしていたガラス越しのママンネは、ハッとして 『この子達はなにも悪くないの!あなたやめて!後生です!!』 と泣きながらペコペコしていた。 そんな行為、怒り狂ったパパンネには火に油を注ぐようなもんなのになぁ。 ママンネの訴えにパパンネは怒りを露にした。 『どこの輩か知らんやつとオレの前でこれみよがしに作ったガキがそんな大事か?オレの大事な息子を見殺しにしたくせにコイツらはかばうのか?』 そう吐き捨てると、弟タブンネたちを庇いながらも恐怖で足をプルプル震わせている姉タブ2匹をギロっと睨み付けた。 ママンネは、 『そんな、私だってつらいの!苦しいの!坊やを抱っこしてあげたかったし、お乳もあげたかったのよ? だけど、だけど、この壁が邪魔してできなかったの…』 そう叫びながら訴えたが、パパンネの心にはなにひとつ響かない。 『坊やたちがおまえを必死に呼んでもこっちを向かなかったな?』 そのパパンネの問いかけにママンネの全身がぴくんっとなった。 『そのくせ、名も知らないヤツとの間にできたガキ共に嬉しそうにおっぱいをあげてたなぁ。』 ママンネは首を横に振るものの反論する言葉がでないようだ。 『そうだ、オレの坊やはコイツらのことどう思ってるのか、きいてみようか』 そう言って弟の亡骸の横に座り、やりとりを見つめていた兄タブンネをパパンネはママンネの目の前まで連れていった。 ママンネとこんなに近寄るなんてだいぶ久しぶりだろう。 なんせ、あんなに呼んだって振り向いてくれなかったのだから。 ママンネはにっこり微笑み兄タブンネを見つめガラス越しに頭を撫でるような仕草をした。 パパンネは兄タブンネに向かって 『この子たちのこと、どう思う?仲良くしたいか?』と聞いた。 兄タブンネはママンネのほうを見てゆっくり答えた。 『ママも、この子達もだいっきらい。パパ、早くやっつけて。僕の大事な弟を殺したやつ地獄に堕ちちゃえばいいんだよ。』 そう言い放つと、弟の亡骸のある方へヨロヨロと歩いていった。 ママンネは 『坊や!私の坊や!!考えなおしてちょうだい!ママ、いっぱいあやまるから、おねがいよ!!』 と泣き叫ぶが、パパンネは、 『そういうことだ、わかったな』と言って笑いながら子タブンネたちを部屋の隅っこに追い詰めた。 パパンネが4匹の子タブンネを部屋の隅に追いやると、ガラス越しのママンネも『パパ、やめて!』と泣きながらついていった。 ママンネのお願いなんてハナからパパンネの耳には届いていない。 パパンネは4匹を順番にじっくり見つめる。 投げ飛ばされ、ガラスに強打した挙げ句、妹の下敷きになった弟タブンネ。 こいつはすでに『…フィィ…ヒュフィィ…』と喘息のような音を喉から鳴らしていた。 その隣にいる妹はガラスに強打したもののすぐ上の兄が下敷きになってくれたおかげで、ベソをかきながらもまだまだ瀕死ではない様子だった。 ただ、パパンネが投げる際にひっぱった触覚が傷ついたのがショックなようで、 『…ママァァー!お耳がよく聞こえないの!ママァァーあぁーん…おねぇちゃぁぁん…ああぁん』と馬鹿みたく騒いでいる。 姉タブ2匹は弟と妹を守るため、頑張ってパパンネを威嚇していた。 パパンネは死にそうな弟タブンネと、独りになったらなにもできずすぐに死ぬのが明確な妹タブンネはひとまず放置し、勇敢な姉タブ2匹の始末に取りかかった。 このパパンネ、俺も気付かなかったが実はトレーナーに捨てられたタブンネなようで、なんて火炎放射が撃てるようだ。 わざとガラス越しのママンネやにっくきガキ共にみせつけるように、天井に向けてデモンストレーションをしてみせた。 弟の亡骸の横でパパンネを見つめる兄タブンネに向かって、 『おまえもできるんだぞ!アイツらできないけど、おまえはちゃんと覚えてる。すごいだろう!』 と、得意げにパパンネが話すと、元気のなかった兄タブンネの目に光が宿った。 ガラス越しのママンネは 『そんなの卑怯よ!!!』と絶叫しながら泣き崩れた。 パパンネはママンネを一瞥すると、弟たちを守ろうと必死な、一番上の姉ダブを両手でガッチリつかんだ。 手の中で恐怖に震えて失禁する姉タブをみてニヤニヤするパパンネ。 姉タブをゴミを扱うようにゴロっと部屋の真ん中に放り投げると姉タブは先ほどのパパンネの火炎放射を恐れて逃げようとした。 するとパパンネは、 『逃げたらこいつらは丸焦げになるぞ!』と怒鳴ると姉タブはハッとしたように弟たちを思いぴたっと足を止めた。 勇敢で、兄弟思いのやさしい姉タブ。 あの馬鹿親から生まれたとは思えないが、頼りない親のおかげでしっかりしたのか? パパンネは、目を瞑り頭を抱えた姉タブに狙いを定め火炎放射をする構えをとった…そのとき! パパンネの背後にいたもう片方の姉タブが、パパンネの背中をぺちぺち叩いていた。 俺は一瞬ふざけてるのかと思ったが、どうやら姉タブ唯一の攻撃技「はたく」をしたようだ。 パパンネの注意をこちらに向けて姉タブを守ろうとしたらしい。 呆れるほどの兄弟愛だが、肩たたきのような技でパパンネを倒そうとしてるとは。タブンネというポケモンはなんて浅はかでバカなんだろう。 ガラス越しのいたずらっ子兄弟やママンネたちなんか、『おねえちゃんがんばれ!』というアホみたいな応援をしていて笑いが込み上げてきた。 俺は爆笑するのを必死で抑え観察を続けた。 パパンネはいったん背後に向き直し、おねえちゃんを守ろうとした姉タブを見つめる。 なまいきな姉タブををひっつかみ先ほどの姉タブ同様、部屋の真ん中に放り投げた。 部屋のすみに取り残された弟タブンネと妹タブンネ。パパンネは邪魔が入らないうちに弟タブンネと妹タブンネ2匹まとめて火炎放射を放った。
https://w.atwiki.jp/seirei_san/pages/880.html
夏色ヤタガラス シークレットレア 必要魔力 22 飛行 変更前→ 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 7276 6341 13617 9000 誕生日 3月3日 身長 166cm 体重 51kg 3サイズ スキル 夏嵐効果 敵全タイプの速度down 親愛度 コメント 低 つい前のことなのですが、この暑さに負けてしまって修行中に倒れてしまいました…というわけで水着姿になってみました!暑いからって話が飛び過ぎですか?私は鳥なのでよく飛びがちなんですよ〜!えっへへ〜浮かれてなんかいませんよ〜♪ 中 夏は暑くて大変ですけど、楽しいイベントが目白押しです!いっぱい食べて、いっぱい遊んで、いっぱい空を飛びましょうね!くぅ〜、考えるだけで羽根がうずうずしてきました!ほら、見てください!ほらほら! 高 いつもの衣装より、水着姿の方がいいですか?実は私も、こっちの方が涼しいし身軽だから好きなんです!それに、ご主人様の視線も独り占めに…えへへ、なんでもないですよ〜♪ 嫁 夏というのは、やっぱり短いものですね…大好きなご主人様と一緒に過ごしていたら、あっという間に時間が過ぎちゃいました。なんだか切ない気持ちになっちゃいますけど、しんみりしても仕方ないですよね!元気にスマイルです! 親愛度 セリフ 低 さてご主人様!なにからお手伝いをしましょうか! 海でもプールでも入ったらすぐに上がります!カラスですから! 水着は羽が窮屈にならないので便利です! 水着になっても、真夏の日差しは黒い羽には厳しいです… 中 あうあう…思ったよりも日差しが強いですね… 羽根をあまり濡らさないように気を付けないと… 水着だと身軽なので、空からの偵察が捗りそうですよ! 水着のまま空を飛んだら、とっても気持ちよさそうです! 高 ご主人様!一緒に潮風に乗ってみませんか!? 羽根が濡れて力がでない…おんぶしてもらっていいですか? この恰好のまま戦うと水着が脱げちゃいそうです… 夏の空は綺麗なんですよ!今度、一緒に飛びませんか!? 嫁 ご主人様!次の夏も一緒に飛んでくれますかっ!? 夏の風をご主人様と一緒に感じることができて嬉しいです! 羽根の色とお揃いの黒い水着もあるんですけど…恥ずかしくて… さぁ!真夏の夕焼けに向かって羽ばたきましょう! スキンシップ後 朝 おはようございます!えへへ、さあ!遊びにいきましょう! 夜 明日が待ち遠しいですね、ご主人様! なでなで お、おへそは敏感だからだめです…! その他 誕生日 ご主人様のおかげで、今年も無事に誕生日を迎えることができました! お月見の思い出 ご主人様がお団子の材料を集めてくれたのは嬉しいけど…水が多過ぎてベチャベチャになっちゃいました…ま、一緒にデートできたからいいんですけど♪ ローゼンデート思い出 ご主人様と一緒に空から見たバラの山はとても綺麗でしたね!風に乗ってバラの香りが漂ってきますね…えへへ、ご主人様!次も一緒に来ましょうね! お月見の思い出 ご主人様がお団子の材料を集めてくれたのは嬉しいけど…水が多過ぎてベチャベチャになっちゃいました…ま、一緒にデートできたからいいんですけど♪ -- 名無しさん (2014-09-15 01 42 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1458.html
23-251氏に戻る 恋の後押しに戻る ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1. (つかさ視点) 最初は、僅かな変化だった。 「こなちゃん。お昼食べようよ」 12月に入った頃、いつものように、お昼休みにこなちゃんに声をかけた。 「あ、ごめん。今日はちょっとね」 「えっ!? 」 「じゃあね」 こなちゃんは、お弁当を持ったまま、教室を去ってしまった。 「こなたさん。どうしたのでしょう」 「わからないわ」 既に教室に来ていたお姉ちゃんはあっさりといって、コーヒー牛乳を 飲んでいるけど、苛立ちを隠しきれていない。 こなちゃんがいないと、雰囲気は、炭酸が抜けたコーラみたいに なってしまう。 風邪でこなちゃんが学校を休んで、お昼を一緒にできなかった時は、 寂しい気持ちにはならなかったのに。 つまり、こなちゃんが学校にいるのに、一緒にお弁当を食べられないって いう事が、私達を不安に陥らせているんだ。 もっとも、食事が進むにつれて、3人でも会話もそれなりに 弾んできた。 こなちゃんと昼食を一緒に食べなかった事は、最初は、 気にしていなかったんだ。 「えっ、今日も駄目なの? 」 こなちゃんが、私たちと昼食を共にしなくなってから既に1週間が 経っている。 「こなたの奴、どこで食べているのかしら」 「分かりません…… ね」 お姉ちゃんとゆきちゃんは顔を見合わせて、首をかしげた。 「みゆき、こなたとケンカでもした? 」 「いいえ。かがみさんはどうなんですか? 」 「していないわ。つかさは…… 聞くまでもないわね」 「う、うん」 こなちゃんは、誰ともケンカも衝突もしていない。 じゃあ、どうして? 「あのね。お姉ちゃん」 「何? つかさ」 私は、昨日から考えていたことを言葉に出した。 「明日の昼休み、こなちゃんの後、つけてみようよ」 こなちゃんがいないお昼休みに、私は耐えられなくなっていた。 「ええ。賛成です」 ゆきちゃんがため息をついて、首を縦に振る。 「全く、こなたの奴は…… 」 お姉ちゃんも、顔では怒っていたけど同意してくれた。 やっぱり寂しいんだね。 4時間目が終わると早々に、こなちゃんはお弁当が入っていると 思われる紙袋を持って、教室をあとにする。 私たちは目配せをして立ち上がり、こなちゃんを追うために 廊下に出た。 こなちゃんは、早歩きで廊下を渡ってから階段を降りて、 昇降口から校庭に出る。 「外なの? 」 お姉ちゃんは首を傾げた。 師走という寒の入る季節なので、校庭でお弁当を食べる人は ほとんどいない。 校舎を出たこなちゃんは、後ろを振り返ることなく歩き、 葉をすっかりと落としてしまった銀杏並木をくぐりぬけて、 校舎の端にある古ぼけた講堂に入った。 講堂とはいっても老朽化が著しくて、特別な行事が無い限りは 使用されていない。かといって、取り壊しもされずに残されている。 私とお姉ちゃん、ゆきちゃんの3人も、こなちゃんの後を 追って建物の中に入った。 講堂は、大まかにいって観客席と舞台の二つに分かれている。 こなちゃんは、観客席より高くなっている舞台の端に、ぽつんと 座っていて、私たちは舞台袖から彼女の様子を伺っている。 「泉さんは、誰かを待っているみたいですね」 長いウェーブがかかった髪を揺らしながら、ゆきちゃんは 囁くように話す。 「私たちは、もう少し奥に移動した方がいいと思います」 「えっ? 」 「ここからだと、泉さんと『待ち合わせをしている人』が 来た時に、鉢合わせをしてしまいますから」 「分かったわ」 お姉ちゃんは素直に頷いて、ゆきちゃんの後を追い、私も数歩 遅れて続く。 舞台裏を通り抜けて、端にある小さな音響室の隣に身を潜めた。 この場所なら、こなちゃんを詳しく観察することができる。 3分も待たないうちに、扉からもう一人の生徒が入ってきた。 こなちゃんが待っている人だ。 それまで無表情だったこなちゃんの顔が、ぱっと明るくなった。 「ゆーちゃん! 」 1年生の小早川ゆたかちゃんだ。こなちゃんの従姉妹で、 私も何度か会っている。 ゆたかちゃんは、髪を二つのリボンで結わえている。とても 可愛らしい顔だちをしていて、庇護欲を誘われそうな子だ。 「こなたお姉ちゃん」 ゆたかちゃんも満面の笑みを浮かべて、こなちゃんの横に 寄り添うように座った。 「ごめんね。ちょっと遅れちゃった」 「ううん。いいよ」 こなちゃんは、とても優しそうな眼差しを、ゆたかちゃんに 向けている。 「お弁当食べようか。ゆーちゃん」 「うん。お姉ちゃんっ」 「今日はゆーちゃんの当番だから、とても楽しみだよ」 「えへへ。ちょっと早起きしてがんばっちゃった」 こなちゃんが、紙袋から取り出した弁当箱を開くと、玉子焼きに プチトマト、きゅうりをハムでくるんで爪楊枝で刺したものと、 ミートボールが入っていた。 「ゆたかさん。お料理が上手ですね」 ゆきちゃんが、お姉ちゃんに囁く。 「そうね…… 」 お姉ちゃんは半ば上の空だ。生返事をして、ただひたすら 仲睦まじい二人を見つめている。 楽しそうに話をしながら、お弁当を食べている二人を見ていた ゆきちゃんは、軽く吐息をついてから私たちに言った。 「かがみさん。つかささん。泉さんがお昼に来られない理由は 分かりましたから、教室に戻りましょう」 ゆきちゃんの言うとおり、昼食のお相手が、小早川ゆたかちゃんで あることが分かったから、これ以上は隠れて覗いている理由は ないんだ。 こなちゃんと一緒に昼食にとれないのは寂しいけれど…… 「そうね」 お姉ちゃんは、自分を納得させるように二度頷いてから、 私に声をかける。 「つかさ、帰るわよ」 「ううん。もう少し後でいくね」 私はかぶりを振った。 「そう…… 」 お姉ちゃんは小さく呟いたきり何も言わずに、ゆきちゃんと 一緒に講堂を去っていった。 後から振り返れば、何か予感めいたものを感じていたのかも しれない。 でもね。本当のところは、単にゆたかちゃんが羨ましかった だけなんだ。 お姉ちゃん達と別れてから10分ほど経った後に、こなちゃんと ゆたかちゃんは、お弁当を食べ終わった。 弁当箱を袋にしまった後、こなちゃんは立ち上がり、首を振って 周囲を見渡す。 私は、こなちゃんの視線から逃れるためと、慌てて首を引っ込める。 「誰もいないね…… 」 こなちゃんの声が微かに聞こえる。 私は、舞台袖で固まったまま動くことができない。 こなちゃんは周囲に『人がいない』ことを確認すると、 寄り添って座っているゆたかちゃんの顔を見つめたまま、 優しく肩に手を回し、ゆっくりと顔を近づけて―― キスをした。 「こ、こなちゃん!? 」 叫びそうになった口を何とか塞ぐ。 動揺したまま舞台の端から二人を覗くと、親しい恋人同士のような 熱い口付けが、視界に入ってくる。 「ん…… んっ」 ゆたかちゃんが小さく喘ぎながら、こなちゃんに抱きついている。 「ゆーちゃんは甘えんぼだね」 こなちゃんは苦笑しながら、ゆーちゃんをぎゅっと抱きしめる。 「あ…… こなちゃん…… 」 舌まで入れるディープキスだ。二人の舌が絡みついて、唾液が かき乱される音まで、はっきりと耳に届いてしまう。 「んあっ…… 」 ゆたかちゃんは、鈴の鳴るようなあえぎ声を漏らした。 恋愛映画のワンシーンに出てくるような、熱い抱擁をまざまざと見せられて、 私も熱くなってしまう。 とても長いキスが終わると、二人の間を繋いだ唾液が切れて床に落ちる。 「ゆーちゃん。いい? 」 こなちゃんは確認するように言うと、ゆたかちゃんは恥ずかしそうに頷いた。 「恥らう、ゆーちゃんに萌えるねえ」 満足そうに言うと、ゆたかちゃんの制服のスカーフを外して、するりと 脱がしてしまう。 「は、恥ずかしいよ…… 」 下着姿になったゆたかちゃんの顔は真っ赤になっており、微かに膨らみを 帯びた胸を手で隠しながら縮こまっている。 「それじゃあ、私も」 ゆたかちゃんとは対照的に、こなちゃんはあっさりと制服を脱いでしまう。 もう少しゆっくり脱いで欲しいなって、私、何考えているんだろう? こなちゃんの素肌も、きめ細かくてとても綺麗だ。薄い桜色のブラの中に しまわれている膨らみは、ゆたかちゃんよりほんの少しだけ大きい。 「お姉ちゃん。あったかい」 甘えるように、ゆたかちゃんはぴたりとくっついている。 「ゆーちゃんもぬくいよ。うん」 こなちゃんは、ゆたかちゃんの頭をなでながら満足げに頷いて、 左手を使ってブラ越しにゆたかちゃんの胸を揉み始めた。 私は、こなちゃんとゆたかちゃんの、とてもエッチな行為に 目が離せないでいる。 「お、おねえちゃん。私の胸、大きくして欲しいんだ」 とってもアブナイ発言が、ゆたかちゃんの口から飛び出した。 「ゆーちゃんは、小さいほうが似合うよ」 「でも、やっぱり大きいほうがいいよ」 やっぱり、胸が小さい人は、コンプレックスをもっちゃうんだ。 「貧乳はステータスなのだよ。ゆーちゃん」 「何か…… お姉ちゃんに騙されているような気がするよ」 ゆたかちゃんは頬をぷぅっと膨らましたけど、こなちゃんは 気にせずに揉み始める。 「はぅ…… ん、おねえ…… ちゃん」 幼い肢体をくねらせながら、ゆたかちゃんが擦れた声で喘ぐ。 「ゆーちゃん可愛いよ。ゆーちゃん」 こなちゃんは、下着越しにキスをしながら、下半身に手を伸ばす。 ゆたかちゃんのスカートが捲りあがり、艶かしい太腿と、白い 下着が露になる。 「お、おねえちゃん…… はずかしいよ」 「ここまできて、何をいっているのかなあ」 こなちゃんは、ゆたかちゃんの下着をなぞり、悪戯そうな瞳を 向けて囁く。 「ゆーちゃん。もう濡れてるよ」 「えっ…… ウソ? 嘘だよね? 」 明らかに狼狽しているゆたかちゃんの表情の変化を愉しみながら、 こなちゃんは、含み笑いを浮かべて断言する。 「本当だよ」 根元まで濡れた人差し指を、ゆたかちゃんの目の前にかざしてみせる。 「いやあっ」 可愛らしい悲鳴をあげて、あどけない顔を歪めて視線を逸らす。 こなちゃんは霞がかかった笑みを浮かべたまま、言葉を続ける。 「私は、素直なゆーちゃんの方が好きなんだけどね」 「素直な私? 」 ゆたかちゃんは、首をこくんと傾けた。 「女の子はえっちな気分になったら、アソコが濡れちゃうのは 自然な事なんだよ」 「自然なコト? 」 ゆたかちゃんに生まれた心の隙を逃さずに、堕天使のようなこなちゃんが 巧みに誘導していく。 「だからね。キモチイイと感じたときは、素直に受け止めればいいの。 自分の心に嘘をつかなくてもいいんだよ」 「そう、そうだよね」 ゆたかちゃんは頷き、こなちゃんの思いどおりの展開になってしまう。 「うん。だから、ゆーちゃん。おもいっきりイかしてあげるから」 ゆたかちゃん…… こなちゃんの誘惑に乗ったら駄目だよ。 心の奥から言葉が出かかるけど、必死で堪える。 「ありがとう。お姉ちゃんっ」 私はずっこけそうになった。 (それは違うでしょう。ゆたかちゃん! ) 度々天然って、こなちゃんに言われる私でも、今の言葉に突っ込みを いれたくなる。 でもね。それ以上にゆたかちゃんの痴態をみてみたいという とっても危険な誘惑に駆られたんだ。 「だから、余計な力は抜いてね…… 」 こなちゃんは、ゆたかちゃんの大切な部分に伸ばした指をゆっくりと こすっていく。 「こ、こなたお姉ちゃん、変な気分だよ」 こなちゃんは、反応を確かめながら、少しずつテンポを上げていく。 「はぅ、だめっ…… やあっ」 ゆたかちゃんは、身体から汗が噴き出しながら喘ぎ、こなちゃんは、 アソコを引っかくように擦る。 「はぅ…… だめ、だめええええっ」 強烈すぎる刺激にゆたかちゃんの身体が跳ねて、古い講堂に悲鳴が こだまする。 「ゆーちゃん。もう、いきそうだね…… 」 こなちゃんは凄く冷静だ。 ゆたかちゃんが一番感じやすいところを探り当てて、むしろ荒々しく 揉んで擦って、愛撫を加えていく。 「あう、おねえちゃ…… もう、だめ、もう駄目なのっ! 」 激しく腰を振ってよがりながら、ゆたかちゃんは、瞼からぽろぽろと 涙を流して、押し寄せる快楽の波に翻弄されている。 わたしも、淫らなゆたかちゃんから視線を外せない。太腿を擦り合わせて 疼くアソコに堪える。 「ゆーちゃん。いっちゃえっ」 こなちゃんは鋭く叫んで、ゆたかちゃんのアソコへの愛撫を更に 速めていく。 「だめっ、本当にイクの、いっちゃうよ…… 」 甘美極まる快感が何度も押し寄せて、ゆたかちゃんの悲鳴が 甘い嬌声へと変化していく。 「んああ、イク、いっちゃう、やああああっ」 アソコから大量の愛液を床に垂らしながら、ゆたかちゃんは、 ひときわ大きな悲鳴をあげて、絶頂に達した。 激しいえっちの余韻に浸るように、ゆたかちゃんは、こなちゃんの 膝の上に頭を乗せている。 暫くしてから、のろのろと起き上がって…… 途端に泣き顔に なってしまう。 「はうっ…… びしょびしょだよ」 ゆたかちゃんの、ショーツがぐっしょりと濡れてしまっている。 「ゆーちゃん。心配ご無用だよ」 言いながら、ゆたかちゃんに小さな袋を渡す。 中を開くと替えの下着が入っている。 「あ、ありがとう、おねえちゃん」 ゆたかちゃんは、嬉し涙を浮かべながら、こなちゃんに思いっきり 抱きついた。 しばらく満足そうに抱きつかれていたこなちゃんだったけど、 壁に据え置かれている時計の針を見て、慌てて声をあげる。 「うおっ、ゆーちゃん。時間、時間」 5時間目の授業まで、あと10分足らずになっている。 「ゆーちゃん。早く着替えて」 「う、うん」 私も、急いでもどらなくっちゃ。 二人から視線を外すと、舞台裏を通って扉から外に出る。 そこからは走って校舎に戻る。 何とか教室に辿り着いた時は、授業開始の2分前になっている。 ため息をつきながら椅子に座ろうとして、ぎゅーっと、 お腹が鳴ってしまった。 お昼ご飯食べてないよ…… 自分の失敗に気がついたけど、今さら、どうしようもない。 あきらめて教科書とノートを机に出した時、始業を知らせるベルが 鳴り響き、こなちゃんが教室に駆け込んでくる。 こなちゃんと一瞬だけ視線が合ったけど、私は何もいうことが できなかった。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ガラスの壁 第2話へ続く コメントフォーム 名前 コメント つかさよく堪えたねGJ! -- 名無しさん (2010-04-05 03 59 41) ↓え?あのチャンピオンでやってた人食いナマコのやつ? -- 名無しさん (2010-01-02 00 48 51) ↓DMですね、わかります -- 名無しさん (2008-11-09 21 31 43) こ・・これは、凄くなりSOな予感だZE!(みさお風 -- 猿神兵アッシュ (2008-02-24 01 48 50) プォプォプォー -- 名無しさん (2008-01-11 02 01 37)
https://w.atwiki.jp/garakame/pages/25.html
【花とゆめコミックス 発刊早見表】 花とゆめコミックス/新書判の判型で、漫画の単行本のことです。 この発刊早見表は、2chほのぼのnews+板「【漫画】「そろそろまとめる時期」 「ガラスの仮面」44巻発売 美内すずえさんに聞く」スレッドに9/8投下された【ガラスの仮面発刊状況】を元にして一部改変したものです。 . 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 :合計、*巻 1975 ------------ (連載開始) 1976 ---*--*----- :2冊、*2巻 1977 -*--*--*-*-- :4冊、*6巻 1978 -*---*--*--- :3冊、*9巻 1979 *--*---*---* :4冊、13巻 1980 ---*-*-*--*- :4冊、17巻 1981 -*--*---*--* :4冊、21巻 1982 --*---*--*-- :3冊、24巻 1983 ---*-*----*- :3冊、27巻 1984 --*-----*--- :2冊、29巻 1985 -*-----*---- :2冊、31巻 1986 -----*------ :1冊、32巻 1987 --*--------* :2冊、34巻 1988 -------*---- :1冊、35巻 1989 -----*------ :1冊、36巻 1990 ---------*-- :1冊、37巻 1991 ------------ :0冊 1992 --*------*-- :2冊、39巻 1993 --------*--- :1冊、40巻 1994 ------------ :0冊 1995 ------------ :0冊 1996 ------------ :0冊 1997 ------------ :0冊 1998 -----------* :1冊、41巻 1999 ------------ :0冊 2001 ------------ :0冊 2002 ------------ :0冊 2003 ------------ :0冊 2004 -----------* :1冊、42巻 2005 ------------ :0冊 2006 ------------ :0冊 2007 ------------ :0冊 2008 ------------ :0冊 2009 *------*- :2冊、44巻 (2009年9月現在)
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/1633.html
ガラスのフォトスタンド2(がらすのふぉとすたんどつー) はーとくらふとにて販売中。 ガラスのフォトスタンド2の材料セットを使用することで製作できる。 ガラスのフォトスタンド2に納められた写真を見ると、写真にまつわる思い出を、ありありと思い出すことが出来る。この効果は10分間続く。 L:ガラスのフォトスタンド2 = { t:名称 = ガラスのフォトスタンド2(アイテム) t:評価 = なし t:要点 = [[色ガラス]],ガラスビーズ,透ける光 t:周辺環境 = 納められた写真 t:特殊 = { *ガラスのフォトスタンド2のアイテムカテゴリ = ,,,設置型アイテム。 *ガラスのフォトスタンド2の位置づけ = ,,,{手芸品,ショップアイテム}。 *ガラスのフォトスタンド2の取り扱い = ,,,はーとくらふと。 *ガラスのフォトスタンド2の特殊能力 = ,,,ガラスのフォトスタンド2に納められた写真を見ると、写真にまつわる思い出を、ありありと思い出すことが出来る。この効果は10分間続く。 } t:→次のアイドレス = いつでも貴方を想ってる(イベント) } 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 キノウツン藩国 09/04/28:入手09/05/12:自宅に設置10/11/02:自宅へ再設置 船橋鷹大 1 参考資料 はーとくらふと アイドレスWiki:ガラスのフォトスタンド2 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@天領 (2010/11/03) イラスト アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国 (2009/01/07)
https://w.atwiki.jp/kitay/pages/21.html
2011/04/07 00 18 Thu ガラスウィンドウ [StructLayout(LayoutKind.Sequential)]public struct MARGINS{/// summary /// /// /summary public int cxLeftWidth; // width of left border that retains its size/// summary /// /// /summary public int cxRightWidth; // width of right border that retains its size/// summary /// /// /summary public int cyTopHeight; // height of top border that retains its size/// summary /// /// /summary public int cyBottomHeight; // height of bottom border that retains its size}; [DllImport("DwmApi.dll")]public static extern int DwmExtendFrameIntoClientArea( IntPtr hwnd, ref MARGINS pMarInset); /// summary /// ガラスウィンドウ/// /summary /// param name="window" /param staticpublicvoidSetGlassWindowStyle( Window window ){try{// Obtain the window handle for WPF applicationIntPtr mainWindowPtr = new WindowInteropHelper(window).Handle;HwndSource mainWindowSrc = HwndSource.FromHwnd(mainWindowPtr);mainWindowSrc.CompositionTarget.BackgroundColor = Color.FromArgb(0, 0, 0, 0); // Get System DpiSystem.Drawing.Graphics desktop = System.Drawing.Graphics.FromHwnd(mainWindowPtr);float DesktopDpiX = desktop.DpiX;float DesktopDpiY = desktop.DpiY; // Set MarginsWindowUtility.MARGINS margins = new WindowUtility.MARGINS(); // Extend glass frame into client area// Note that the default desktop Dpi is 96dpi. The margins are// adjusted for the system Dpi./*margins.cxLeftWidth= Convert.ToInt32(15 * (DesktopDpiX / 96));margins.cxRightWidth= Convert.ToInt32(35 * (DesktopDpiX / 96));margins.cyTopHeight= Convert.ToInt32(((int)50 + 5) * (DesktopDpiX / 96));margins.cyBottomHeight= Convert.ToInt32(5 * (DesktopDpiX / 96));*/margins.cxLeftWidth= -1;margins.cxRightWidth= -1;margins.cyTopHeight= -1;margins.cyBottomHeight= -1; int hr = WindowUtility.DwmExtendFrameIntoClientArea(mainWindowSrc.Handle, ref margins);//if (hr 0){//DwmExtendFrameIntoClientArea Failed}}// If not Vista, paint background white.catch (DllNotFoundException){System.Windows.Application.Current.MainWindow.Background = Brushes.White;}}