約 1,430,932 件
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/385.html
【第2回放送までの本編SS】 【朝】 No. タイトル 作者 登場人物 069 アナタハマタマモレナイカモネ ◆7pf62HiyTE ヴィータ 070 誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(前編)誰かのために生きて、この一瞬が全てでいいでしょう(後編) ◆9L.gxDzakI ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、早乙女レイ 071 タイムラグは30分(前編)タイムラグは30分(後編) ◆gFOqjEuBs6 エネル、相川始 072 空腹の技法 ◆Qpd0JbP8YI ゼスト・グランガイツ、C.C. 073 誇りの剣 ◆9L.gxDzakI インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、ギンガ・ナカジマ、相川始 074 Round ZERO ~ SAWS CUNNING(前編)Round ZERO ~ SAWS CUNNING(後編) ◆RsQVcxRr96 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、金居、武蔵坊弁慶 075 混濁の純血 この身は汚れても ◆7pf62HiyTE シャーリー・フェネット、浅倉威、ヴィヴィオ 076 絶望の罪人~夜天の主~絶望の罪人~フタリボッチノセカイ~絶望の罪人~双翼~絶望の罪人~大災害、そして終わらない宴~ ◆jiPkKgmerY アーカード、セフィロス、八神はやて(A's)、アレクサンド・アンデルセン、ヴァッシュ・ザ・スタンピード、アンジール・ヒューレー、キース・レッド、フェイト・T・ハラオウン(StS) 077 牙を持つカード ◆9L.gxDzakI 柊つかさ 078 Hayate the combat commander(前編)Hayate the combat commander(後編) ◆7pf62HiyTE 八神はやて(StS) 079 月蝕 ◆9L.gxDzakI セフィロス、八神はやて(A's)、アンジール・ヒューレー 080 阿修羅姫 ◆HlLdWe.oBM フェイト・T・ハラオウン(A's)、新庄・運切 081 Amazing Grace(The Chains are Gone)(前編)Amazing Grace(The Chains are Gone)(後編) ◆Qpd0JbP8YI L、ザフィーラ、アレックス、柊かがみ 082 Deathscythe ◆9L.gxDzakI キング、天道総司、キャロ・ル・ルシエ 084 そんな運命 ◆7pf62HiyTE 柊つかさ、フェイト・T・ハラオウン(A's) 085 サンダー遭難中... そして、バクラの考察 ◆Qz0BXaGMDg 万丈目準 087 ボクらが叶える未来 仲間を信じていたい ◆7pf62HiyTE ヒビノ・ミライ 088 仮面ライダーらしく ◆Qpd0JbP8YI キング、天道総司、浅倉威、ヴィヴィオ、シャーリー・フェネット 089 バイバイサイカイ ◆Qz0BXaGMDg 遊城十代、シャマル、クアットロ、柊つかさ、八神はやて(StS) 093 王の財宝 ~天地鳴動の力~王の財宝 ~カテゴリーK~王の財宝 ~祝福の風~ ◆7pf62HiyTE ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、早乙女レイ 097 Reconquista(前編)Reconquista(中編)Reconquista(後編) ◆HlLdWe.oBM ブレンヒルト・シルト、チンク、天上院明日香、ユーノ・スクライア、ルーテシア・アルピーノ、キース・レッド 100 せめて哀しみとともに ◆7pf62HiyTE チンク 【午前】 No. タイトル 作者 登場人物 083 Don t lose yourself(前編)Don t lose yourself(後編) ◆gFOqjEuBs6 相川始、ギンガ・ナカジマ、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、金居、武蔵坊弁慶 086 XANADO ◆HlLdWe.oBM アーカード 090 Face ◆9L.gxDzakI 新庄・運切、ヴァッシュ・ザ・スタンピード 091 変わる運命(前編)変わる運命(後編) ◆HlLdWe.oBM L、ザフィーラ、アレックス、柊かがみ、万丈目準 094 夢と誇りを胸に全てを終わらせるため……! ◆HlLdWe.oBM アンジール・ヒューレー 095 エリオ君がみてるクアットロデラックス! ◆7pf62HiyTE キャロ・ル・ルシエ、クアットロ 096 脅剣~キャロ・ル・ルシエ~ ◆9L.gxDzakI クアットロ、シャマル、八神はやて(StS)、キャロ・ル・ルシエ 098 渇いた叫び(前編)渇いた叫び(後編) ◆7pf62HiyTE 柊かがみ、万丈目準 099 Knight of the Rose(前編)Knight of the Rose(後編) ◆9L.gxDzakI ヴィータ、セフィロス、アーカード 101 メビウスの輪から抜け出せなくて(前編)メビウスの輪から抜け出せなくて(後編) ◆gFOqjEuBs6 柊かがみ、ヒビノ・ミライ 102 三人の印象 ◆HlLdWe.oBM 浅倉威、シャーリー・フェネット、ヴィヴィオ 104 暇をもてあました神々の遊び ◆9L.gxDzakI エネル、天道総司、キング 112 不安 と 困惑 ◆HlLdWe.oBM 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、C.C.、ゼスト・グランガイツ 113 Burning Dark(前編)Burning Dark(後編) ◆9L.gxDzakI チンク、アレクサンド・アンデルセン、アンジール・ヒューレー、ルーテシア・アルピーノ 【昼】 No. タイトル 作者 登場人物 092 Paradise Lost(前編)Paradise Lost(後編) ◆9L.gxDzakI 柊つかさ、遊城十代、フェイト・T・ハラオウン(A's) 103 王蛇のブランチ ◆7pf62HiyTE 浅倉威 105 未知あるいは既知との遭遇 ◆HlLdWe.oBM 八神はやて(StS)、シャマル、クアットロ、ヴィータ、セフィロス、エネル 106 Road to Reunion ◆9L.gxDzakI セフィロス、ヒビノ・ミライ 107 烈火(Side K)烈火(Side V) ◆7pf62HiyTE 柊かがみ、ヴィータ 108 Teardrop ◆HlLdWe.oBM 柊つかさ、遊城十代 109 守りたいもの守れないひと ◆9L.gxDzakI ルルーシュ・ランペルージ、スバル・ナカジマ、泉こなた、早乙女レイ、シャーリー・フェネット、ヴィヴィオ 110 湯けむり旅情!夜天の書 ◆7pf62HiyTE 天上院明日香 111 今は小さく頼りないこの手も ◆HlLdWe.oBM キャロ・ル・ルシエ、フェイト・T・ハラオウン(A's) 114 銀色の夜天(前編)銀色の夜天(後編) ◆7pf62HiyTE 八神はやて(StS)、クアットロ、シャマル、セフィロス、ヒビノ・ミライ 115 Round ZERO ~ JOKER DISTRESSED(前編)Round ZERO ~ JOKER DISTRESSED(後編) ◆HlLdWe.oBM 相川始、金居、武蔵坊弁慶、ギンガ・ナカジマ、インテグラル・ファルブルケ・ウィンゲーツ・ヘルシング、アーカード、アンジール・ヒューレー 116 過去 から の 刺客(前編)過去 から の 刺客(後編) ◆7pf62HiyTE チンク、アンジール・ヒューレー、ルーテシア・アルピーノ、シャーリー・フェネット、ヴィヴィオ、スバル・ナカジマ、ルルーシュ・ランペルージ 117 Alive a life ~タイムリミット(前編)Alive a life ~タイムリミット(後編)Alive a life ~死闘(前編)Alive a life ~死闘(後編)Alive a life ~ゲームは止まらない ◆gFOqjEuBs6 高町なのは(StS)、シェルビー・M・ペンウッド、C.C.、天道総司、キング、ゼスト・グランガイツ、万丈目準、ヒビノ・ミライ 118 かがみとバクラが堂々とホテルで休憩するそうです ◆gFOqjEuBs6 柊かがみ 119 明日に架ける橋 ◆Qpd0JbP8YI ユーノ・スクライア、ブレンヒルト・シルト 120 The people with no name ◆7pf62HiyTE 相川始 121 這い寄るもの ◆9L.gxDzakI アレックス、L 122 誇りの系譜(前編)誇りの系譜(後編) ◆HlLdWe.oBM キース・レッド、ユーノ・スクライア、ブレンヒルト・シルト 【第二回放送】 No. タイトル 作者 登場人物 123 第二回放送 ◆9L.gxDzakI プレシア・テスタロッサ、リニス
https://w.atwiki.jp/dqff1st/pages/689.html
小島を包んだ強烈な光に、ガウは叫んだ。 「がぅ~~~~っ!!!」 いつもニコニコと自分の事を理解してくれた老人。 彼の最後の光だということがわかったからだ。それがとても悲しかったからだ。 ガウの声に、ロックが我に返る。 そして自分たちが今までいた小島を包む光の余波を呆然とみやった。 ああ…また自分は助けられてしまったのだと。 ガウはオールを手に取ると、急いで漕ぎ出す。 向かう先は…メルビンと別れたあの小島。 「ガウ、よせ!」 慌ててオールを奪い取る。ガウは力無く座り込むと、声もなく泣きはじめた。 人の情を知らなかった少年。ガウの涙を、ロックは始めてみた。 「悔しいのはわかるさ…でも、耐えるんだ。生きていればきっと…」 「ホフマン、死んだ」 言い訳のようなロックの言葉を遮っていう。 「メルビンも、死んだ」 「まだ、決まったわけじゃ」 「いつまで耐えればいい?ガウ、もう、耐えたくない」 拙い言葉で必死に訴える。純粋な悲しみと強い決意が、痛いように伝わってくる。 「ガウ…」 何かをいおうとしたその時。 ぞくりと凄まじい悪寒がロックを襲う。それはガウも同じだった。 小島の浜。暗くてよく見えないが、星明りに長身が照らされていた。 「――――!!」 ロックは必死にオールを動かした。そして瞬時に判断する。 流氷の上を渡れる奴に比べてイカダの動きはあまりにも遅い。 北に向かっていてはあっという間に追い詰められる。祠のある島など問題外だ。 行き先は南しかなかった。 いまだ気絶しているモニカはさぞかし文句を言うだろうが、それ以外になかった。 マリベル、ティーダたちは山を降りてすぐにデスピサロ、ライアンたちに合流していた。 もしかしたら助かるかもしれない、 という淡い希望に思わず手を取り合って踊りたくなる二人だったが、すぐにデスピサロが冷水をかける。 「間も無く、このあたりにあの男…セフィロスがやってくる」 「…そんな!」 それはつまり、あの小島にいた者が敗北し、おそらくは命を落としたということだった。 「マリベル、まだ決まったわけじゃないッスよ」 「わかってる。わかってるわ。メルビンが、そんな簡単にやられるもんか…」 必死に悪い予想を否定しようとするマリベルを、デスピサロは冷たい目で見る。 「それで、お前たちはどうするのだ?」 「どうするって…」 「奴は誰かを追っているようだ。その連中はこちらに向かっているようだから、ここに留まっていれば直に接触できるだろう。 どうするのだ、戦うか。それとも逃げるか」 「そりゃ勿論――――」 マリベルとティーダは顔を見合わせる。 そしてほぼ同時に、首を傾げた。 「――――どうしよう?」 「考えようによっては好機だ。奴の意識が追う方向に向いている、上手くいけば不意をつけるかも知れぬ。だが簡単に不意をつけるほど奴は甘くはないだろう、失敗する可能性もある」 なにやら考えている二人にますます迷わせる事を言うデスピサロ。 これは一つの駆け引きだった。 「私に一つ策がある」 デスピサロは持っていた地図を開いた。 それを覗き込むティーダ、マリベル、ついでにライアン。 「いいか、我等がいるのは大体このあたり」 山脈の東、雪原の中央にある森のやや北あたりをさす。 「奴はこの小島にいて、おそらくこちらにやって来るが…」 す、っと指を森の東側になぞらせる。 「誰かが囮になって、時間を稼ぎつつ南下させる。その間に待機している貴様等の仲間を呼んできて」 更に指を南側へとなぞっていき、洞窟の北側にある森、東側に突き出したあたりで止める。 「ここに伏せろ。奴が通るの待って、側面をつく」 「なるほど、森の中なら隠れられるし、上手く挟撃できるッスね!」 「単純ね。こんな作戦が上手くいくかしら」 「単純だからこそ、効果も確実だ。何にしろ囮次第だが、それは私が引き受けてもよい」 「ピサロ殿?」 さすがに不信を感じたのか、問い掛けるライアンを軽く一瞥すると、 「奴を放って置けないのは私も同じということだ。 どうする、ここを奴の墓場にするか、放置して死人を増やすか」 【ガウ 所持品:なし 第一行動方針:南下 第二行動方針:メルビン・ホフマンの仇をうつ】 【ロック 所持品:吹雪の剣 第一行動方針:南下、セフィロスから逃れる 第二行動方針:エリアを探す】 【モニカ(気絶) 所持品:エドガーのメモ(ボロ) 第一行動方針:? 第二行動方針:仲間を探す】 【現在位置:湖南の岸辺】 【マリベル 所持品:エドガーのメモ 第一行動方針:デスピサロの提案をどうするか決める 第二行動方針:打倒セフィロス 最終行動方針:首輪を外してゲームを抜ける】 【ティーダ 所持品:いかづちの杖 参加者リスト 第一行動方針:デスピサロの提案をどうするか決める 第二行動方針:打倒セフィロス 最終行動方針:何らかの方法でサバイバルを中止、ゾーマを倒す】 【デスピサロ 所持品:正義のそろばん 『光の玉』について書かれた本 第一行動方針:セフィロスとの戦いを誘導する 第二行動方針:腕輪を探す・偵察 最終行動方針:ロザリーの元に帰る】 【ライアン 所持品:大地のハンマー エドガーのメモ(写し) 第一行動方針:デスピサロに同行する 第二行動方針:ソロを探す 第三行動方針:ハーゴンたちの事を教える 基本行動方針:来る者は拒まず、去るものは追わず】 【現在位置:祠の南西・山岳地帯と雪原の境目あたりから数マス東】 ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV ガウ NEXT→ ←PREV ロック NEXT→ ←PREV セフィロス NEXT→ ←PREV ティーダ NEXT→ ←PREV ライアン NEXT→ ←PREV デスピサロ NEXT→ ←PREV モニカ NEXT→ ←PREV マリベル NEXT→
https://w.atwiki.jp/mugenrowa/pages/152.html
第一回放送までの死亡者一覧 時間 名前 殺害者 死亡話 死因 深夜 セフィロス ドナルド タイトル不明2 ハンバーガー 深夜 ケン・マスターズ ストライダー飛竜 ナンバーワン サイファー 深夜 マッスルパワー ストライダー飛竜 ナンバーワン サイファー 深夜 愛乃はぁと リック 愛 貫手 深夜 雪姫 ヴォルフガング・クラウザー とあるマイナーゲームの脱衣キャラ カイザーウェイブ 深夜 アンディ・ボガード サウザー 愛しさと切なさと心強さと 無数の槍 深夜 ロバート・ガルシア ヨハン・カスパール 愛しさと切なさと心強さと ドラゴン・スラッシュ 深夜 橘右京 無し 愛しさと切なさと心強さと 様式美 深夜 織田信長 本田忠勝 それ、即ち、MUGEN ビーム砲 深夜 ギルガメッシュ 本田忠勝 それ、即ち、MUGEN ビーム砲 深夜 サウザー ヨハン・カスパール 夢の世界とその終わり ドラゴン・ナイトメア 深夜 阿部高和 ヨハン・カスパール 夢の世界とその終わり ドラゴン・ナイトメア 深夜 ドナルド ヨハン・カスパール 夢の世界とその終わり ドラゴン・ナイトメア 深夜 グラップラーSHIKI ヨハン・カスパール 夢の世界とその終わり ドラゴン・ナイトメア おまけ 名前 最後の言葉 セフィロス 「ぐふっ―――」 ケン・マスターズ (――イライザ。俺は格好よかったか?) マッスルパワー 「オワー! (……………………)」 愛乃はぁと (皆、ごめんね) 雪姫 「──降臨!」 アンディ・ボガード 「右京さん……?」 ロバート・ガルシア 「右京はん……?」 橘右京 「…………」 織田信長 「何ゆえ……? 何ゆえ、余が腹を裂かれたくらいで斃れねばならぬかッ!!!」 ギルガメッシュ 「何?」 サウザー 「なんと……ッ!?」 阿部高和 「まあ、それはともかく楽しませてもらうぜ。ちょっと収まりがつかないんでな」 ドナルド 「このままほっとくわけにもいかないし……ハンバーガーを味わってもらわないとね☆」 グラップラーSHIKI 「だから! こんな通行人もいる場所でやめろっての!」 殺害数ランキング 順位 加害者 殺害人数 被害者 スタンス 生死 1位 ヨハン・カスパール 5人 ロバート・ガルシア、サウザー、阿部高和、ドナルド、グラップラーSHIKI 無差別 生存 2位 ストライダー飛竜 2人 ケン・マスターズ、マッスルパワー 無差別 生存 2位 本田忠勝 2人 織田信長、ギルガメッシュ 対主催 生存 3位 ドナルド 1人 セフィロス 不明 死亡 3位T リック 1人 愛乃はぁと 無差別 生存 3位T ヴォルフガング・クラウザー 1人 雪姫 無差別 生存 3位T サウザー 1人 アンディ・ボガード 対象限定(美形、イケメン) 死亡
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/451.html
未知あるいは既知との遭遇 ◆HlLdWe.oBM D-5を流れる川に架かっている一本の橋。 現在その橋のすぐ傍にいる八神はやての目の前では何とも珍妙な光景が繰り広げられていた。 それはあちこち破けた制服のせいで素肌が所々曝け出されたクアットロがシャマルに抱きついているという光景。 どう考えてもはやてが元いた世界では到底ありえない光景だ。 しかもクアットロは何かに怯えたように泣き喚きながら色々と丸出しという状態。 詳しく言うと左胸とか太腿とかお尻とか――補足説明すると下着を付けていないのでアソコもばっちり見えている状態だ。 はっきり言って色々と不味い。 この場にいるのがはやてとシャマルとクアットロの女性3人だけだとしても流石に不味い。 殺し合いの場でいろいろ露出するとは無防備もいいところ、そうでなくても精神上どうかと思われる状態だった。 「え、あぁ、クアットロ。シャマルから色々と話は聞いているけど……その、なんや、まずは着替えよっか」 「……そ、そうですね! ではお言葉に甘えて――」 さすがのクアットロも今の格好の不味さを感じて、慌てて座り込んで自分のデイパックからナンバーズスーツを取り出そうとした。 その様子はとてもあの冷酷な策士であったクアットロとは思えないほど拍子抜けするものだった。 クアットロの傍で様子を見ているシャマルは勿論の事、はやてでさえクアットロに対する警戒心を僅かながら緩めてしまう。 だが、それこそがクアットロの狙いだという事にはやてもシャマルも気付けなかった。 二人は「わざと無様な姿を晒して二人の警戒心を解く」というクアットロの策に見事に嵌っていた。 策士クアットロは心中で自分の迫真の演技を褒めつつ、騙されている二人に侮蔑の言葉を投げかけるのだった。 だが実際は演技ではなくキャロへの恐怖から来るものが多分に含まれていた事にこの時クアットロは気付く由もなかった。 寧ろ気付かないふりをしていたと言う方が正しい。 それを認めてしまえば自身のプライドに傷が付く事を無意識の内に察していたからだ。 そんな事は露知らず、ふとシャマルはある事を思い出してクアットロに声をかけた。 「あ、クアットロ。確かはやてちゃんの支給品の中に服があったけど」 「え、そうなんですか?」 「ん? あ、そういや入っていたなあ。でも一つはスモーカー大佐のジャケットやし、着るとしたらもう一つの方やけど……」 もう既に半ばナンバーズスーツを取り出していたクアットロだったが、その申し出は有難かった。 はやては知らないが、今クアットロが陵桜学園の制服に身を包んでいるのは要らぬ諍いを生まないためだ。 だからクアットロははやての持っているという服に興味を持ったように見せかけるために、とりあえず気になった事を聞いてみた。 「誰ですか、そのスモーカー大佐って?」 「さあ、知らん。オプションで煙草と海楼石付き十手が付いているから、どこかの軍人さんかも――」 「女、今『海楼石』と言ったか?」 それは突然の乱入者だった。 声が聞こえた方に視線を向けると、そこには一人の男が立っていた。 しかしその格好は上半身裸で雷様のような太鼓を背負い、おまけに耳が異様に長くて頭にはターバンを巻いている。 (なんや、あの変な格好の人? 自分の姿を何とも思ってないんか) 絶賛半裸状態のクアットロを横目に見つつ、はやてが抱いた第一印象はそれだった。 突然の乱入者に唖然とするばかりだったが、ようやく質問されたのはどうやら自分らしいという事に一泊遅れて気付く。 クアットロを早く着替えさせないと色々と不味いが、はやての中のクアットロは未だに要注意人物のレッテルが健在。 だからこの状態が続いてもあまり気の毒には思わなかった。 とりあえず無言の状態が続く事はあまり好ましくないようなので無難に答えを返しておく。 「ええ、確かに海楼石を持っていますが? えっと、私は八神はやてって言うんですけど、あなたの名前は?」 「神・エネルだ。冥土の土産に刻んでおけ」 「それってどういう意味――ッ!!」 はやての質問が最後まで言い終わらぬうちにエネルの答えは出ていた。 その答えは神の裁き≪エール・トール≫。 エネルの手が光輝いて放電し始めたと思ったら既にこちらに向かって雷が走っていた。 (ちょっ、こんな攻撃ありかいな!?) エネルの理不尽な雷撃への愚痴も虚しく、はやて達はあまりにも突然の危機を回避する術を持っていなかった。 このままではまず確実に雷の直撃で重傷、最悪感電死という結末が容易に想像できる。 迫りくる脅威に対して否定するかのように顔を伏せて目を閉じてみるが、そんな事で状況が変わる訳がない。 光の速さで襲いかかる攻撃に対抗策を考える時間も与えられないまま、無情にも雷ははやて達に―― 「――はやて!?」 ふと自分の名前が呼ばれた事に気付いてはやては伏せていた顔を上げて、恐る恐る目を見開いてみた。 そこにいたのは一人の男性。 銀の胸当てと黒のロングコートを身に付けて右肩には漆黒の片翼。 そしてリインフォースのように綺麗な銀髪。 「…………」 はやては目の前の男に対して言葉を返そうとして―― 「てめえ、覚悟しろ!!!」 聞き慣れた鉄槌の騎士の叫びも虚しく―― ――全ては光の中へ消えていった。 ▼ ▼ ▼ それは偶然だった。 もしもはやて達のいた場所が川辺でなかったら。 もしもはやてが海楼石という言葉を口にしなかったら。 もしもはやてがエネルの異常性を考慮した受け答えをしていたなら。 もしもエネルのエール・トールを放つタイミングがずれていたなら。 もしもヘルメスドライブの転移先がここではなかったら。 もしも転移してきたのがセフィロスとヴィータでなかったら。 結果は自ずと違うものになっていただろう。 だが起こってしまった事象を覆す事は出来ない。 この一瞬の邂逅がそれぞれに与える影響は大なり小なりある。 それがどうなるかはこれからの行動次第だろう。 ▼ ▼ ▼ 「あれで死んだか。死体は残すつもりだったがな」 そう呟くのは先程はやて達にエール・トールを放った神・エネルだ。 当初エネルは神社へ向かおうと考えていたが、地図を見ると神社へ行く方向から少し離れると別の施設がある事に気付いたのだ。 その施設はHELLSING本部という名前であり、何らかの組織の本部である事は容易に理解できた。 それならば人が集まっているのではないかと期待して寄り道するべくエネルは一旦HELLSING本部へ向かったのだ。 だが外から心網を使った結果、予想に反して本部には誰もいない事がすぐに分かった。 無駄な寄り道だったと軽く失望して当初の予定通り神社へ向かおうとした時、エネルの心網がはやて達三人を捉えた。 これは幸いとばかりに向かってみると、気になる単語が茶色の服を着た青海人の女から聞こえてきた。 ――『海楼石』、と。 海楼石とは某世界に存在する鉱物の一種である。 どうやら固形化した海と言われているが、詳しい事は杳として知れていないが、海楼石にはある特性がある。 それは「悪魔の実」の能力者の力を一時的に奪うというものだ。 以前エネルは海楼石のせいで不意を突かれて仮死状態に追い込まれた経験がある。 さすがに同じ轍を踏む気はないが、そのような神を蔑ろにする存在をエネルは許す気はなかった。 だから海楼石を持っていたはやてを抹殺しようとしたのだ。 死亡を確認するために死体は残る程度に手加減したつもりだったが、どうも手違いで川に落ちていったらしい。 エール・トールが直撃する寸前に何か不自然な爆発が起こったような気もするが、今となっては確かめる術もない。 だがあの距離で自分の雷撃を受けた上に川に落ちればまず生存する事はない。 そうエネルは判断して、一路予定通り神社へと向かうのだった。 【1日目 昼】 【現在地 C-5】 【エネル@小話メドレー】 【状態】疲労(中)、胸に大きな打撲痕 【装備】ジェネシスの剣@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使 【道具】支給品一式、顔写真一覧表@オリジナル、ランダム支給品0~2 【思考】 基本:主催者も含めて皆殺し。この世界を支配する。 1.神社に向かい、狩りを楽しむ。 【備考】 ※心網の索敵可能範囲がおよそ1エリア分である事に気付きました。 ※漆黒の鎧を纏った戦士(=相川始)、はやてと女二人(=シャマルとクアットロ)を殺したと思っています。 ※身体に掛けられた制限及びゴロゴロの実の能力を駆使しても首輪を外せない事に気付きました。 ※なのは(StS)の事は覚えていますが、彼女と会ったのが何時何処でなのかは覚えていません。 ※なのは・フェイト・はやての3人が、それぞれ2人ずついる事に気付いていません。 ▼ ▼ ▼ E-4を東西に流れる川のすぐ傍の民家で一人の戦士が一時の休息に身を休めていた。 銀髪で黒ずくめの戦士の名はセフィロス。 そして彼の右腕に装着されているデュエルディスクには現在1枚のカードがセットされている。 『治療の神 ディアン・ケト』 それは「自分は1000ライフポイント回復する」という効果の魔法カードであった。 この会場内ではデュエルモンスターズのカードはデュエルディスク無しで使用する事ができるが、一度使用するとそのカードは消えてしまうようになっている。 だがデュエルディスクにセットして使えば何度でも使用する事は可能である。 もちろんセフィロスがそんな事を知っているはずがない。 このカードも元々はシグナムの物であったが、今の今までメモ帳の隙間に挟まっていてデイパックの中に眠っていたものだ。 セフィロスもはやてもまさかそんな所に挟まっていたとは知らずに今まで発見されなかった。 川に落ちた時にデイパックを一つ失くしたので中身を確認するために探ってたまたま発見されたのだった。 とりあえず調べた結果、流されたデイパックはセフィロス自身の物だと判明した。 だがそんな事は今のセフィロスには些細な事だった。 「そんなバカな……『はやて』は死んだはず……」 復讐鬼となったセフィロスは現状を理解できないでいた。 確か自分はついさっきまでアーカードとの死闘に明け暮れて、そこに横槍を入れてきたヴィータを殺そうとしていたはずだ。 だが次の瞬間には視界が一変して川辺にいた。 しかも目の前には死んだはずの八神はやての姿があった。 (いや、あの『はやて』こそ本当の『はやて』か――だが、私が死を見届けた『はやて』も『はやて』――) セフィロスは混乱した。 『はやて』は『はやて』ででも『はやて』ではなくてやはり『はやて』で…… セフィロスにとっては死んだ『はやて』も『はやて』、先程出会った『はやて』も『はやて』、ミッドチルダで共にいた『はやて』もまた『はやて』であった。 どの『はやて』が本当なのか咄嗟に判断できないでいた。 だが一つだけ確かな事がある。 あの時、セフィロスは迫り来るエール・トールに対して反射的に妖艶なる紅旋風を放って相殺を図った。 無論自身に迫る攻撃への対処という理由もあったが、それにも増してセフィロスの中にあった感情は単純だった。 『はやてを守りたい』 既にジェノバの思考に移行したセフィロスにとってそれはあり得るはずもない感情だ。 だがセフィロスは知らず知らずの内にそう思っていた。 結果として攻撃が相殺された余波で川辺にいた者達は全員川に投げ出されたが、重傷にはなっていないはずだ。 そんな事を考えて少し安心している自分に気付き、セフィロスはまた混乱する。 今のセフィロスは片翼の展開と幾度となく魔力を消費してきたせいか身体は限界に近かった。 回復中とは言うものの、すぐに動く事は難しいだろう。 幸か不幸か片翼の天使にはどうやら気持ちを整理する時間が必要のようだ。 【1日目 昼】 【現在地 E-4 川の近くの民家】 【セフィロス@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使】 【状態】回復中、疲労大、魔力消費大、顔面・腹部負傷小、額に打撲、全身にダメージ(中)、全身ずぶ濡れ、ジェノバ覚醒(ジェノバとしての思考)、困惑 【装備】憑神刀(マハ)@.hack//Lightning、デュエルディスク@リリカル遊戯王GX、治療の神 ディアン・ケト(ディスクにセットした状態)@リリカル遊戯王GX 【道具】支給品一式×2、トライアクセラー@仮面ライダークウガA’s ~おかえり~、正宗@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使 【思考】 基本:全ての参加者を皆殺しにする。 1.あの『はやて』はいったい――? 2.今はまだアンジールは殺さない。ぎりぎりまで生かし、最高の痛みと苦しみを味わわせる。 3.アーカード、仮面ライダーの娘(=柊かがみ)、アレックスは優先的に殺す。 【備考】 ※身体にかかった制限を把握しました。 ※アレックス(殺し合いには乗っていないと判断)が制限を受けている事を把握しました。 ※参加者同士の記憶の食い違いがある事は把握していますが、特に気にしていません。 ※トライアクセラーで起動するバイク(ビートチェイサー2000@仮面ライダークウガA’s ~おかえり~)は立体駐車場に埋もれていると思っていますが、運転はできないので無理に探すつもりはありません。 ※「仮面ライダーリリカル龍騎」における仮面ライダーの情報を得ました。 ※デスゲームと仮面ライダーの殺し合いに関係があるのではないかと思っています。 ※アーカードの弱点が心臓である事を見破りました。 ▼ ▼ ▼ 「……ん、ここは?」 まず目に飛び込んできた景色は四角い天井。 それが目覚めたシャマルの最初に目にした光景だった。 そして次に自分がベッドに寝かされている事に気付かされる。 「私は、確か……」 「シャマル! よかった、気が付いたんやな」 「は、はやてちゃん!?」 起きたばかりのシャマルに真っ先に声をかけたのは彼女の主である八神はやてであった。 だがその姿はシャマルが見慣れた機動六課の茶色の陸士制服ではなかった。 今のはやてが着ている服装は聖王教会のカリムが着ている漆黒の教会服だった。 (なんではやてちゃんの服が――確か、私達はエネルとか言う人に……) はやての無事を確認したシャマルの脳裏に徐々に記憶が蘇ってきた。 エネルという自称神が雷撃をこちらに放ったあの時。 シャマルは自らの身を顧みずにはやての盾となるべく、死を運ぶ雷撃の前に飛び込もうとしていた。 だがエネルの攻撃はあまりにも唐突に行われたものでシャマルがどう頑張っても間に合う可能性はゼロに近かった。 それでもシャマルは一縷の可能性に賭けて懸命に足を動かして全速力で走った。 予想外な事が起こったのはその時だった。 突然周囲の空間が歪んだと思ったら見知らぬ人と見知った人が一人ずつ現れたのだ。 見知らぬ人は銀髪の男で、見知った人は意外にもヴィータであった。 そして銀髪の男は雷撃を防ごうとして、ヴィータは「てめえ、覚悟しろ!!!」と言いながらこちらに向かってきた。 もしかして後ろにいたクアットロの存在に気付いて斬りかかろうとしたのか。 そんな事を頭の片隅で認識しながらはやてに飛び付いたところでシャマルの記憶は途切れる。 「はやてちゃん、ここはいったい、それにその服は?」 「ああ、ここはなのはちゃんの実家の翠屋。で、この服は私の支給品や。ほらシャマルにも見せたやろ」 はやての説明によると、ここはF-2にある翠屋2階に位置するなのはの部屋。 あの時自分達は爆発の影響で川に投げ出されて下流に流されてしまったらしい。 自分とはやてとクアットロは幸運にも流れ着いた場所がほぼ同じ場所ですぐに合流できたのだ。 しかもどうやら自分ははやてに抱きついて入水の衝撃を一身に受けたために今まで気絶していたようだ。 はやて達はひとまずどこか近くに休む場所がないか探したところ、この翠屋に白羽の矢が立って今に至る。 はやての服が変わっているのは川に落ちたせいで服装一式がずぶ濡れになったためだった。 因みにカリムのパンティーが想像よりも大きくて驚いた事ははやてだけの秘密にしている。 そしてそれは自分も同様で自らの服装を改めて見ると、ややサイズの大きなワイシャツに紺のズボンという服装だった。 胸元が若干肌蹴ているのは気のせいか、あるいは目の前の主の性癖か。 「ちょっと気絶している間に着替えさせてもらったで。ふふん、相変わらずシャマルのプロモーションは惚れ惚れしたわ~」 「え、はやてちゃん!? からかわないでください!!」 更に詳しく聞くと自分が着ている服は高町士郎の物らしく、どうも急いでいて間違えて着せてしまったという事だった。 元々着ていた服は現在1階で乾燥機にかけていて、クアットロはその見張り兼引き続き家捜しの最中と聞かされた。 「でもホンマ目が覚めて良かったわ。うぅ、良かった……」 「もしかして、はやてちゃん……ずっと私に付きっきりで――」 「当たり前やん。元いた世界が違っても私達が家族って事に変わりないよ」 「……はやてちゃん」 主の目にひっそりと浮かぶ涙を見てシャマルは何も言えなかった。 その胸の中にははやてへの感謝とはやてと巡り合えた事への感謝で満ち溢れていた。 ▼ ▼ ▼ さて、これで万が一にでもシャマルが私を疑う事はないやろ。 で、問題はこれからどう動くかやな。 ヴィータ、銀髪の男、あとはエネルとか言う変人と海楼石の関係と考えなあかん事多いな あんだけ問答無用とばかりに攻撃してくるって事は海楼石を恐れているんやろか。 ま、いざとなればシャマルやクアットロにも考えるの手伝ってもらうか。 それくらいは役に立つやろ。 まあ、余計な詮索されんように私のとこの守護騎士達と妖星ゴラスの関係は話さん方がいいか。 とりあえずその辺りは上手く誤魔化しとこう。 そういや橋の所で拾ったデイパックの中身もきちんと確認しとかな。 あの時はゆっくり見ている暇なかったし、ベルトの説明書をちょっと読むぐらいやったな。 でもあのベルト、スマートブレイン社製とか書いてあったけど、それってここに本社あるやん。 これだけの物が作れるって事はもしかして相当な技術あるんやろか。 スマートブレイン本社。 首輪の解析に役立つかもしれんな。 それにしても「当たり前やん。元いた世界が違っても私達が家族って事に変わりないよ」って我ながら白々しいなあ。 ま、精々勝手に勘違いしといてくれたらいいわ。 実のところ私はそんな事これっぽちも考えていないんよ。 ここに私の本当の家族も仲間もいない。 だから皆を利用してプレシアの技術を手に入れて元の世界に帰る。 守護騎士の皆も、なのはちゃん達も、あの銀髪の男も、徹底的に利用する。 そして、私が助けてみせる、私の家族を、この手で、きっと―― ――だから皆覚悟してな。散々使い倒して、ボロ雑巾のように捨てたるから。 【1日目 昼】 【現在地 F-2 翠屋2階なのはの部屋】 【八神はやて(StS)@魔法少女リリカルなのはFINAL WARS】 【状態】健康、スマートブレイン社への興味 【装備】カリムの教会服とパンティー@リリカルニコラス、ツインブレイズ@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式×2、スモーカー大佐のジャケット@小話メドレー、主要施設電話番号&アドレスメモ@オリジナル、医務室で手に入れた薬品(消毒薬、鎮痛剤、解熱剤、包帯等)デルタギア一式@魔法少女リリカルなのは マスカレード、デルタギアケース@魔法少女リリカルなのは マスカレード、ランダム支給品0~1(元かがみのもの) 【思考】 基本:プレシアの持っている技術を手に入れる。 1.一段落付いたらクアットロから事情を聞き、銀髪の男やヴィータの事も含めてこれからどうするか考える。 2.ある程度時間が経ったらメールの返信を確かめる。 3.もう1人の「八神はやて」を探し、その後他の守護騎士を戦力に加える。 4.クアットロを利用する(おかしな行動は絶対にさせない)。 5.キングの危険性を他の参加者に伝え彼を排除する。もし自分が再会したならば確実に殺す。 6.首輪を解除出来る人&プレシア達に対抗する戦力の確保。 7.以上の道のりを邪魔する存在の排除。 【備考】 ※プレシアの持つ技術が時間と平行世界に干渉できるものだと考えています。 ※ヴィータ達守護騎士に優しくするのは自分の本当の家族に対する裏切りだと思っています。 ※キングはプレシアから殺し合いを促進させる役割を与えられていると考えています(同時に携帯にも何かあると思っています)。 ※ヴィータと戦う事になったのはキングが原因だと断定しました(その事を許すつもりはありません)。 ※転移装置は「参加者を分散させる為の罠」だと思っています。 ※自分の知り合いの殆どは違う世界から呼び出されていると考えています。 ※放送でのアリサ復活は嘘だと判断しました(現状プレシアに蘇生させる力はないと考えています)。 ※プレシアの目的はアリシア復活で、その為には普通の死ではなく殺し合いによる死が必要だと考えています。 ※プレシアには他にも協力者がいると考えています。具体的には並行世界を含めて闇の書事件やJS事件関係者がいると考えています。 ※施設には何かしらの仕掛けが施されている可能性があると考えています。 ※キングのデイパックの中身を全て自分のデイパックに移して、キングのデイパックも折り畳んで自分のデイパックに入れています。 ※図書館のメールアドレスを把握しました。 ※図書館にてシャマルと簡単な情報交換を行いました。 ※クアットロは善人のふりをしてシャマルを騙していると思っています(多少は信頼しかけている)。 ※エネルは海楼石を恐れていると思っています。 【シャマル@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状況】健康、はやてへの感謝の念 【装備】高町士郎のワイシャツとズボン@魔法少女リリカルなのは 【道具】支給品一式、白衣(若干血で汚れてる)、ガ・ボウ@ARMSクロス『シルバー』 【思考】 基本:はやてを含めた、全ての仲間を守り抜く。 1.はやてちゃん、ありがとう。 2.落ち着いたらクアットロから事情を聞く。 3.はやて(A's)と合流したなら全力で守り抜く。機動六課の仲間達とも合流したい。 4.十代のことが心配。 5.そういえばヴィータちゃんと一緒にいた男の人はいったい? 【備考】 ※クアットロが別世界(JS事件後に更生した世界)から連れて来られたと思っています。 ※参加者が別々の世界・時間から連れて来られている可能性に至りました。 ※この場にいる2人のなのは、フェイト、はやての片方が19歳(StS)の彼女達でもう片方は9歳(A's)の彼女達だと思っており、はやて(A's)は歩けないものだと思っています。 ※クアットロを信用するようになりました。 ※エリオと万丈目がデュエルゾンビになっている可能性はあると思っています。 ※この殺し合いがデス・デュエルと似たもので、殺し合いの中で起こる戦いを通じ、首輪を介して何かを蒐集していると考えています。 ※図書館ではやてと簡単な情報交換を行いました。 ※川辺でヴィータが斬りかかろうとした相手はクアットロだと思っています。 ▼ ▼ ▼ (……さて、これからどうしましょうかね。一応気絶していたから包丁は私が拾ってきましたけど、それだけでは少し心許ないですね) 翠屋1階でクアットロはそんな事を考えつつも使える物がないか家捜しをしていた。 家捜しとは言うものの、翠屋の中は既に誰か来たのか使える物はほとんど残っていなかった。 (全く災難でしたわ。制服は使い物にならないわ、ナンバーズスーツは流されてしまうわで、最悪~) 実は今クアットロは高良みゆきの制服を着ていない。 それもそのはずで、件の制服は川を流れる間に破れ目が酷くなって最早身体を隠すという衣服の役目を果たさなくなっていたのだ。 しかも元々着ていたナンバーズスーツは川に落ちた衝撃で手放してしまって行方知れずという始末。 だから今着ている服と下着は辛うじて翠屋に残っていた代物である。 それは高町なのはの姉、高町美由希が通う私立風芽丘学園の制服だ。 胸元の黄色のリボンと白い襟が映える葡萄色のブレザーに茜色のスカートといった中々シャレたデザインの制服だった。 実際着られそうな衣服はこれと一般的なワイシャツと紺のズボンぐらいしか残っていなかった。 食料の方はもっと悲惨で、結論から言うと小麦粉ぐらいしか残っていなかった。 結局翠屋で手に入った物は僅かな衣服と大量の小麦粉ぐらいだった。 喫茶店にもかかわらず砂糖の類が皆無だった事もクアットロに疑問を抱かせる一因になっていた。 (まあ当然と言えば当然の処置ですね。地上本部にも使えそうな物はありませんでしたから。 でもこの中途半端な残り様は奇妙ですね、小麦粉は料理以外にも色々と使えそうだから助かりますけど。 もしかして先に来た参加者が持って行った?) 実はその可能性を示唆する物をクアットロは握っていた。 それは先立って翠屋内に危険がないか一足早く翠屋に入った時の事。 気絶したシャマルを寝かせる場所として八神はやてが希望した場所は二階にある高町なのはの部屋。 理由は小学生の頃からよく遊びに行って勝手知ったる部屋だからという。 だからクアットロも翠屋に着くとまずは二階の高町なのはの部屋を調べた。 着いた部屋には誰かいた痕跡はあったが、少なくとも今は無人になっている事が調べで分かった。 だから程なく外で待機していたはやてを招き入れる事ができたのだ。 だが後から翠屋に入ったはやては気付く事はなかった。 クアットロが高町なのはの部屋にあったメモを回収していた事に。 そこにはミッド語で『しばらく外に出る。俺が戻るまで、そこでじっと身を隠していろ』と書かれていた。 そしてはやては焦って気づかなかったが、裏にも『セフィロス』という文字が書かれていた。 (セフィロス!?) クアットロは元々セフィロスと面識はなかったが、ついさっき出会っている。 川に落ちる直前に現れた二人はセフィロスとヴィータだった。 セフィロスの方は実際に見た事はなかったが、アンジールから話は聞いていたので分かったのだ。 どちらも自分達スカリエッティ側と対立する立場だ。 現にヴィータは「てめえ、覚悟しろ!!!」と叫びながら問答無用に斬りかかりに来ようとしていた。 セフィロスも話によれば容赦など微塵もない恐ろしい人物らしい。 ここは是が非でも八神はやての信用を得て仲介役を頼みたいところだ。 (――とは言うものの、そこが問題なんですよね) 八神はやてと出会ってあまり時間は経っていないが、クアットロは気付いた事があった。 それは八神はやてが自分の事を疑っている事だ。 自分への疑いは向けられる視線だったり、話ぶりだったり、態度だったり、随所で滲み出ていた。 はやて自身はそれを隠しているつもりだろうが、完全に隠し通す事はできていない。 自分と同類だから分かるのだろうかともクアットロはふと思っていた。 それはさておき今の状況が続く事はクアットロにとって望むところではない。 なんとか状況を変えなければ思うように動く事もままならない。 (でも、なにか違和感があるんですよね、特にシャマルへの対応が。あとで探りでも入れてみましょうか) もしこの違和感を上手く利用できれば状況を変える事ができるかもしれない。 そんな思いを抱きつつクアットロの家捜しは続くのだった。 【1日目 昼】 【現在地 F-2 翠屋1階】 【クアットロ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】左腕負傷(簡単な処置済み)、脇腹に裂傷(掠り傷程度)、眼鏡無し、髪を下ろしている、キャロへの恐怖と屈辱 【装備】私立風芽丘学園の制服@魔法少女リリカルなのは、ウォルターの手袋@NANOSING、血塗れの包丁@L change the world after story 【道具】支給品一式、クアットロの眼鏡、大量の小麦粉、セフィロスのメモ 【思考】 基本:この場から脱出する。 1.これからどうするか考える(特にはやてへの対応やキャロの事)。 2.その後は北方向で大人しくするか、南方の施設や病院に向かうか。 3.十代、シャマル、はやての信頼を固めて、とことん利用し尽くす。 4.首輪や聖王の器の確保。 5.チンクともコンタクトをとりたいが…… 6.フェイト(StS)との接触は避ける。 【備考】 ※参加者は別々の世界・時間から連れて来られている可能性に至りました。 ※アンジールからアンジール及び彼が知り得る全ての情報を入手しました(ただし役に立ちそうもない情報は気に留めていません)。 ※アンジールの前では『アンジールの世界のクアットロ』のように振る舞う(本質的に変わりなし)。 ※基本的に改心した振りをする(だが時と場合によれば本性で対応する気です)。 ※デュエルゾンビの話は信じていますが、可能性の1つ程度にしか考えていません。 ※この殺し合いがデス・デュエルと似たもので、殺し合いの中で起こる戦いを通じ、首輪を介して何かを蒐集していると考えています。 ※デュエルモンスターズのカードとデュエルディスクがあればモンスターが召喚出来ると考えています。 ※地上本部地下にあるパソコンに気づいていません。 ※制限を大体把握しました。制限を発生させている装置は首輪か舞台内の何処かにあると考えています。 ※主催者の中にスカリエッティや邪悪な精霊(=ユベル)もいると考えており、他にも誰かいる可能性があると考えています。 ※優勝者への御褒美についての話は嘘、もしくは可能性は非常に低いと考えています。 ※キャロは味方に引き込めないと思っています。 ▼ ▼ ▼ 現在崩壊したF-3の橋の場所には代わりの橋が架かっている。 それは半壊した列車。 しかもただの列車ではなく護送用に三層構造の装甲を装備した特別製の列車だ。 だがそんな頑丈だと思われる列車には所々穴が開いていて、まともに動くのか疑問を抱いてしまう。 一応それなりの長さはあるので川に渡す橋の代わりには十分なっている。 それをヴィータは呆然と眺めていた。 ヴィータは知る由もないが、これを橋代わりに置いたのは少し前にここに流れ着いたはやて達だった。 川から上がって馴染みのある翠屋に行こうと地図と方位磁石で現在地を調べたところ、そこは川の東側であった。 翠屋は西にあるのでどうにか川を渡る必要があったが、幸いはやての支給品の中にこの列車があったので橋代わりに架けたのだ。 余談だがはやてに与えられた支給品はこの列車とカリムの教会服、それにスモーカー大佐のジャケットであった。 見る人が見ればスモーカー大佐のジャケットについている十手が武器にならない事もない。 だがはやてのとって大きな十手など邪魔なだけであり、結果はやては武器が無いと判断していたのだ。 だがそんな事は今のヴィータには些細な事だった。 自分の身に何が起こったのかヴィータは何となく勘付いていた。 おそらく無意識の内にヘルメスドライブを使って偽者の『はやて』の元に転移したのは間違いないだろう。 だから突然の転移で一瞬セフィロスの手が緩んだ事で抜け出せた事も、目の前に偽者の『はやて』がいた事も納得がいく。 あと近くにはシャマルと見知らぬ女性もいた事も薄らとだが覚えている。 その時は頭が真っ白になって偽者の『はやて』に斬りかかろうとしたが、いきなり横から凄まじい爆発が起きた。 それはエール・トールと妖艶なる紅旋風の激突によるものだったが、咄嗟にヘルメスドライブを盾にして重傷は運良く避けられた。 しかしヘルメスドライブが無事かどうかは分からない。 もしかしたら攻撃を受けて破損した可能性もある。 だがこんな事も今のヴィータには些細な事だった。 (なんで、なんで偽者の『はやて』が生きていて、本物の『はやて』が死んでいるんだよ!!!) 今のヴィータの胸の内にあるのは失望だけ。 なぜならつい先程自らの主である『八神はやて』の死体を確認して、直後に偽りと断じている『八神はやて』を確認したのだから。 ヴィータの心の内は千々に乱れていた。 主と慕う本物の『はやて』が知らぬ間に死んで、姿を似せた偽者の『はやて』がのうのうと生きている。 それはヴィータにとってこの上なく理不尽に思える事であり、頭で分かっていても認めたくない事でもあった。 『八神はやて』はヴィータ達ヴォルケンリッターのとって特別な主だった。 今までの主は闇の書が齎す力を欲してページの収集を求める者が大半だった。 きちんと覚えていないが、たぶんそんな感じだったと薄らと記憶している。 だが『八神はやて』は違った。 人に迷惑をかける事を嫌ってページの収集を行う事を許さないばかりか、自分達を家族として迎え入れ、幸せな日々を与えてくれた。 そうヴィータ達はただあの幸せな日々を守りたいだけだった。 「それなのに、こんな結末って、ありかよ!!!」 思わず声を上げてしまうほど今のヴィータは湧き上がる感情を抑える事が出来なかった。 周囲に誰かいれば気付きそうな程の叫びだったが、幸いにも周囲に人影はない。 「これから、どうすればいいんだよ……はやてが死んで、あたし達――!?」 そこでヴィータはある事に気付いた。 それは自身の身体に関する事だ。 ヴィータの身体には今のところ何の変化もない。 だが、それこそが今のヴィータにとっておかしな事なのだ。 「なんで、消えないんだ?」 『八神はやて』つまり現在の闇の書の主が死んだという事は、次の主を求めて闇の書が転移する事に繋がる。 だが『はやて』が死んで2時間ほど経つと思われるのにヴィータの身体は消える兆候さえない。 試しに槍を指輪に戻したりバリアジャケットを生成してみたが、別に急激に身体に変化がある訳ではない。 そこまでやってみてヴィータはある結論に至った。 「そうか、そうなんだ。あの時死んでいた『はやて』も偽者だったんだ。本当のあたし達の『はやて』はまだ生きているんだ!!!」 つまり元々ヴィータの主である『はやて』はここに呼ばれていなかったのだ。 おそらく今もあの家で皆の自分達の帰りを待っているはずだ。 それがヴィータの辿り着いた結論だった。 それはもしかしたら逃避なのかもしれない。 だが『はやて』が死んだと認めたくないヴィータにはこれこそが真実だと思えたのだ。 「だったら、こんなとこ早くおさらばして――あ、そういえば……」 そこでヴィータはデイパックを一つ余計に持っている事を思い出した。 そのデイパックは川から上がる時に見つけて拾ってきた物だった。 今までいろいろ考え込んでいてまだ中身は確認していない。 「これって何が入って……って、なんだこれ? 確か船に付いている碇だっけ?」 まず現れた物はイカリクラッシャーというハンマー……どう見ても碇本体にしか見えない。 だが槍よりもグラーフアイゼンに近い役割の武器でヴィータはそこそこ満足していた。 そして期待に胸膨らませつつ続いて取り出したのは―― 「……見つかったか」 「お前、融合騎か?」 ――今まで様子見を決め込んでデイパックの中に隠れ潜んでいた烈火の剣精アギトだった。 【1日目 昼】 【現在地 F-3 橋付近】 【ヴィータ@魔法少女リリカルなのはA's】 【状態】バリアジャケット展開中、疲労(中)、左肩に大きな切り傷、全身に擦り傷小、セフィロスへの恐怖 【装備】イカリクラッシャー@魔法少女リリカルなのは STS OF HUNTER、ゼストの槍(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、アギト@魔法少女リリカルなのはStrikerS 【道具】支給品一式×2、デジヴァイスic@デジモン・ザ・リリカルS&F、ヘルメスドライブ(約5時間使用不可)@なのは×錬金 【思考】 基本:はやての元へ帰る。 1.融合騎か…… 2.はやての元へ帰るために―― 3.ザフィーラ、シャマルと合流して、殺し合いに乗っている偽者の八神はやてがいる事を伝える。 4.ヴィヴィオを見付けた場合は、ギルモンの代わりに守ってやる。 5.セフィロスとアーカードはぶっ殺す。 6.シグナムを殺した人物を見つけた場合は、仇を討つ。 【備考】 ※ここにいる『はやて』は全て偽者だと思っています。 ※デジヴァイスには一時的に仮パートナーとして選ばれたのかも知れません。 ※放送についてはシグナムからナイブズの間に呼ばれていた名前を聞き逃しました。 ※ヘルメスドライブの使用者として登録されました。 ※はやての元へ帰るためにどうするかまだ具体的には考えていません。 ※ヘルメスドライブはエール・トールと妖艶の紅旋風に対する盾として使った際に破損した可能性があります。 ※アギトの参戦時期はヴィータを知っている頃~ゼストが死ぬまでのどこかです。 【全体備考】 ※【F-3 崩壊した橋】の場所に半壊した護送列車が橋代わりに架かっています。 ※八神はやて、シャマル、クアットロの3人は「きちんと」下着を拝借して着用しています。 ※現在はやてとシャマルの服装一式は乾燥機にかけています。しばらくしたら使えるようです。 ※高良みゆきの制服(あちこち破けて服としての使えない状態)は【F-2 翠屋1階】に放棄しました。 ※ナンバーズスーツ(クアットロ)は川に流されました。 【半壊した護送列車@ARMSクロス『シルバー』】 レリックなどを含むロストロギア運送のための特別列車。 三層構造の装甲で上部での格闘も可能となっている。 但し所々破壊されて穴が開いていたりするので運行するのは無理と思われる。 【カリムの教会服とパンティー@リリカルニコラス】 聖王教会所属のカリム・グラシアが着ている黒の教会服とパンティー(補足すると洗濯したての状態)。 以下パンティーを拾った某牧師の感想。 『いやぁ、このでかさ、こりゃ穿いとるのは相当なデカ尻やな。しかも色が白や! 色気ないにも程があるで~』 【スモーカー大佐のジャケット@小話メドレー】 海軍本部所属のスモーカー大佐の着ているジャケット。 オプションとして大量の葉巻と先端に海楼石を仕込んだ七尺十手が付いている。 【治療の神 ディアン・ケト@リリカル遊戯王GX】 遊戯王カードの一種。「自分は1000ライフポイント回復する」という効果の魔法カード。 Back 王蛇のブランチ 時系列順で読む Next Road to Reunion Back 暇をもてあました神々の遊び 投下順で読む Next Road to Reunion Back 脅剣~キャロ・ル・ルシエ~ 八神はやて Next 銀色の夜天(前編) Back 脅剣~キャロ・ル・ルシエ~ シャマル Next 銀色の夜天(前編) Back 脅剣~キャロ・ル・ルシエ~ クアットロ Next 銀色の夜天(前編) Back Knight of the Rose(後編) ヴィータ Next 烈火(Side K) Back Knight of the Rose(後編) セフィロス Next Road to Reunion Back 暇をもてあました神々の遊び エネル Next STRONG WORLD/神曲・最終楽章(前編)
https://w.atwiki.jp/game_rowa/pages/85.html
夜の草原を、草原と同じ緑を纏って一人疾走する者がいる。 一人、というか一匹に見え、疾走、というか飛び跳ねているのだが。 見栄えはどうであれ、カエルは必死に走っていた。 命としても、精神的な面でも、あの銀髪からは逃れたかった。 カエルにはセフィロスからは、ラヴォスのような威圧感を感じた。 それこそヤツも星一つ食らってしまいそうな。 (冗談じゃねえ……一体どんな修行をしたら、あんなバケモノになるんだ?) 明らかにカエルの仇、魔王より遥かに上の存在だった。 しかも、この戦いの主催者は、そのセフィロスさえも手駒にしたのだ。 故に、この戦いの主催者は自分の足元にも及ばない場所にいる。 その三段論法から考えて、恐ろしさが靴底から湧き出てきた。 テナドロ山でサイラスと共に、魔王と戦った時でさえ、ここまで絶望しはなかった。 そもそも、自分がこの世界で生き残れる可能性はあるのか。 あるとすれば、セフィロスの言う通りクラウドという者を呼んできて、その後もセフィロスと協力して参加者を倒す。 その後、こっそりとセフィロスを殺す。 3人での戦いで、セフィロスといえども不意打ちや予想外の攻撃は当たることに気付いていた。 最早騎士の誇りもあったもんじゃないやり方だ。 仕方がない。自分は魔王討伐と言う使命がある。友の仇を討つことが一番重要だ。 そうカエルは自分に言い聞かせて、戦略ともいえない戦略を練りながら、草原を走る。 逃げたかった。 どうにかして、目の前にいる恐怖を忘れたかった。 空が丁度白んできたあたりで、カエルの視界に、一人の女性が目に入った。 見た目と負った傷からして、敵に襲われたところをあの槍を使って、辛くも逃げてきたという所。 金髪の女性、セーニャはふらふらとおぼつかない足取りで歩いていたため、カエルは不幸にもこう認識した。 カエルとの距離が短くなった瞬間、そのスピードは異常なまでに増した。 「死んでください。」 聖女、いや、聖女だった存在が告げる。 カエルはまだ殺すか殺さないか悩んでいる最中だったが、セーニャはその一線を超えていた。 完全に不意を突かれたカエルは、辛くも折れたバットで受け止めるも、あっさりと弾き飛ばされてしまう。 だが、得意のジャンプを使い、バットが弾き飛ばされた時間を利用し、宙に逃げる。 武器が無くなってしまった以上は、ベロと魔法しか武器がない。 この時点でカエルの不利になっていたが、まだ空中戦は有利のはずだ。 ジャンプ斬りこそ出来ないものの、槍の攻撃が届かない高さから、ウォータガの詠唱を練る。 「ウォータg……『メラゾーマ』」 しかしバットが弾かれ、カエルが跳び上がる前に、セーニャは魔法を紡いでいた。 辛うじて放出された洪水が、メラゾーマの威力を和らげるが、防ぎきれない。 あれが当たれば、立ちどころに焼きガエルとなってしまう。 カミュと、セフィロスとの戦いで受けたダメージも無視して、全身の筋肉を全力稼働させる。 水魔術を浴び、幾分か小さくなっていた火球を避けることに成功した。 しかし着地する頃には、セーニャは向かってくる。 その動きは、人間のものでも、獲物を狩る動物のものでもない。 カエルが未来で見たロボットと同じ、殺戮衝動に身を委ねた動きだった。 「お姉さまのために……死になさいッ!!」 メラゾーマを避けたばかりなので、躱しきれず槍に胸元を斬り裂かれる。 人の血ではない、青い色をした液体が、セーニャの綺麗な顔を汚した。 臓器をやられてはいないが、それでもカエルに激痛が走った。 続いて槍で串刺しにしようとしてくる。 だが、今度は後ろに飛びのく。 これまでのセーニャの槍でカエルは判断した。 相手は、魔法こそルッカや魔王にも劣らないが、槍での攻撃はどうと言うことはない。 ビネガー軍やガルディア軍の槍使いを見ていたカエルには分かった。 素人ほど、槍を持てばリーチを生かした突きや斬り付けに頼ろうとする。 だが、正しい槍の使い方とは遠心力を活かした、「叩く」ことにあるのだ。 (魔法さえ使われなければ……。) そして魔法は火球の単純な直線攻撃。 ある程度距離が離れれば、避けることも不可能ではない。 炎魔法を躱したところ、反撃にウォータガを見舞えば倒せる。 カエルが離れる。セーニャが呪文を再び紡ぎ始める。 「マホトーン」 それは、さっきの炎の呪文とは違った。 「ウォータガ……なぜだ!?」 カエルの魔法は封じられてしまった。 「死んでくださいって、言ってるじゃないですか。ベギラゴン!!」 「ぐあああ!!」 二方向から炎の渦が迫る。 辛うじて直撃は避けたが、それでも体の一部が焼け、マントもボロボロになった。 セーニャはまだ辺りが燃えているにも関わらず、躊躇なくカエルの懐に飛び込み、足を思いっきり刺す。 「何……を……。」 「これで、跳ぶことはできませんわね……くすくす。」 千切れはしなかったが、最早跳ぶことも歩くことも難しいだろう。 武器を封じ、魔法を封じ、そして跳ぶための脚を封じる。 カエルが壊れていく様を、楽しんでいるようだった。 (何なんだ……コイツは……) 眼をぎらぎらと光らせ、歯をむき出しにして笑いながら迫る少女に、カエルはいいようもない恐怖を抱き始めた。 (本当にコイツ、人間なのか?) 人間とはおろか、魔物と戦っている時でさえ、これほどの恐怖は感じなかった。 中世での魔王の軍団、未来の機械生物、原始の怪獣、古代の魔法生物。 あらゆる生物と戦ってきたカエルだったが、このような殺意を、感じ取ったことはなかった。 魔王やラヴォス、そしてセフィロスと戦っている時にさえ感じなかった恐怖。 まるで『殺戮』が具現化した何かと戦っているかのようだった。 セフィロスや魔王のことなど、どうでもよかった。 ただ、この場から逃げ出したい。この少女の目の届かない所へ行きたい。 カエルの頭には、それしか残っていなかった。 その願いはどうやら叶えられそうにない。 せめて一瞬でも時間があれば、減った体力を逆利用したカエル落としや、雷電の支給品を使うチャンスがあるかもしれない。 だが、最早たらればの話でしかない。 セーニャの手には、赤い光が集まりつつある。 カエルの残った命を焼き払わんとする。 そこへ、草原を駆ける足音が聞こえた。 「何!?」 高々と掲げられたセーニャの手に、流星のような蹴りが見舞われようとする。 慌てて詠唱をキャンセルしたセーニャは、漆黒の槍を構え、第三者を迎え撃つ。 「アンタは……?」 「話は後よ!!」 目の前に現れたのは、イルカを思わせる長い黒髪を持った女性。 メリハリのある躰を、トレーニングウェアのようなシンプルな格好が際立たせる。 カエルが探しているクラウドの仲間にして、カエルに恐怖を植え付けたセフィロスを宿敵とする者、ティファ・ロックハートだ。 「おのれ……よくも、よくも邪魔立てを!!」 破壊の衝動に駆られたセーニャが、槍でティファの心臓を串刺しにしようとする。 しかしティファは姿勢を低くし槍を避け、その間にセーニャの近くに潜り込む。 そして槍の柄をガッチリ掴み、その体勢のまま強引にセーニャごと引っ張る。 「つりゃあ!!」 「ぐッ……!!」 がら空きになったセーニャの胴体に、ティファの蹴りが炸裂した。 そのままセーニャは吹っ飛んでいく。 そのまま槍を奪おうとする。 しかし、どういうわけか槍はとてつもない力で握られており、ティファの力を持ってしても引きはがせなかった。 「逃げるわよ!!」 無力化することを諦め、ティファはカエルを背負って逃げ出す。 ティファの支給品のマテリアの効果で、元々の俊敏性に更に磨きがかかっていた。 「逃がすと思わないで下さいね。マヒャド!!」 起き上がったセーニャが、口から胃液と涎の混ざったものを零しながら、新たな呪文を詠唱する。 ティファとカエルの周りに、氷刃が降り注ぐ。 (なっ……まだ別の手を………) (コイツ……属性を二つも使えるのか?古代の民だとでも言うのかよ……!!) 持ち前の瞬発力を活かし、カエルを背負ったままでも、氷塊を躱していく。 小さい氷の欠片が、二人を傷つけるも、足止めするには程遠かった。 氷の雨が止んだ時には、既にカエルとティファは魔法の届かない位置にいた。 セーニャはそれでも二人を追おうとするが、突然死んだように倒れた。 体力を使いつくしたまま、休まずに戦い続けていたことの弊害だが、やがて目覚めれば破壊を続けるだろう。 一先ず、カエルの命は救われ、破壊者と化した聖女の動きは止まった。 だが、そんなことで、この悲劇が終わるわけがない。 この戦いの場から殺意を一掃しない限り、それは一時しのぎに過ぎないのだ。 ※カエルの武器の折れた金属バット@ペルソナ4がD-5 草原に落ちています。 【D-5 市街地 /一日目 早朝】 【カエル@クロノ・トリガー】 [状態]:HP1/10 火傷、脚、胴体に裂傷、MP消費(大)、自己嫌悪 セーニャへの恐怖 [装備]:なし [道具]:基本支給品、ランダム支給品(1~2個)、ジャックのランダム支給品(2個) [思考・状況] 基本行動方針:友との誓いを果たす。 1.クラウドを探し、展望台にセフィロスがいることを伝える。 2.どうすればいいんだ………。 3.少なくともセーニャには関わりたくない ※魔王打倒直前からの参戦です。 ※グランドリオンの真の力を解放するイベントは経験していません。 ※魔王が参戦していることを知りません。 ※ケアル系の魔法に大幅な制限が掛けられています。 【ティファ・ロックハート@FF7】 [状態]:HP9/10 若干の疲労 [装備]: パワー手袋@クロノトリガー+マテリア・スピード(マテリアレベル3)@FF7 [道具]:基本支給品、ランダム支給品(0~1個)、 [思考・状況] 基本行動方針:マーダーから参加者を救う 1.とりあえずカエルと共に安全な場所まで逃げる 2.その過程で自分の仲間が参加しているか確かめる。 ※ED後からの参戦です。 【D-5 草原 /一日目 早朝】 【セーニャ@ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて 】 [状態]:気絶 HP1/8、腹に打撲 MP消費(大) 『黒い衝動』 状態 [装備]:黒の倨傲@NieR:Automata、星屑のケープ@クロノ・トリガー [道具]:基本支給品、ランダム支給品(確認済み、1~2個)、軟膏薬@ペルソナ4 [思考・状況] 基本行動方針:優勝して世界樹崩壊前まで時を戻し、再び破壊する。 ※世界樹崩壊後、ベロニカから力を受け継いだ後からの参戦です。 ※ウルノーガによってこの殺し合いが開催されたため、世界樹崩壊前まで時間を戻せば殺し合いがなかったことになると思っていました。 ※回復呪文、特技に大幅な制限が掛けられています。(ベホマでようやく本来のベホイミ程度) ※ザオラル、ザオリクは使用できません。 ※ザキ系の呪文はあくまで生命力を奪う程度に留まっており、連発されない限り即死には至りません。 支給品紹介 【パワー手袋 @クロノトリガー】 ティファに支給されたアクセサリー。装備すると若干力が上がる。 原作では武器のポジションではないが、格闘がメインのティファはこれを手に付けて武器として使っている。 【独立マテリア・スピード@FF7】 ティファに支給された紫色のマテリア。 装備品に付けると、装備品の持ち主の速さが上がる。 ※FF7の装備品以外にも、この作品に登場する武具は0~数個のマテリア穴があります。 Back← 037 →Next 033 Library 時系列順 041 奪う者たち、そして守る者たち(前編) 036 親友と心の影(シャドウ) 投下順 038 Don t forget it is the Battle Royale NEW GAME ティファ・ロックハート 052 We re tied with bonds, aren t we?(前編) 004 こころないてんし カエル 015 後戻りはもう出来ない セーニャ 068 黒の引き金
https://w.atwiki.jp/mg_rpg_ar_dic/pages/884.html
ガードオーラ イミュニティ ウィルパワー エレメンタルブリード エンデュランス コネクトアイ コネクトフォース サーモンスピーチ スピーチミーティング ソウルコンバート ディスタントマジック ドラゴンカース ドラゴングロウ ドラゴンストライク ドラゴンロアー フェイス:セフィロス フォースストライク フォーチュンガード マイティアーム マジックフォース マジックブレス マスターラック メンタルトリートメント ライフブースト グレートコネクト マジックコントロール メンタルマスター +スキルガイド適用前 ガードオーラ(旧) イミュニティ(旧) ウィルパワー(旧) エレメンタルブリード(旧) エンデュランス(旧) コネクトアイ(旧) コネクトフォース(旧) サーモンスピーチ(旧) スピーチミーティング(旧) ソウルコンバート(旧) ディスタントマジック(旧) ドラゴンカース(旧) ドラゴングロウ(旧) ドラゴンストライク(旧) ドラゴンロアー(旧) フェイス:セフィロス(旧) フォースストライク(旧) フォーチュンガード(旧) マイティアーム(旧) マジックフォース(旧) マジックブレス(旧) マスターラック(旧) メンタルトリートメント(旧) ライフブースト(旧) グレートコネクト(旧) マジックコントロール(旧) メンタルマスター(旧) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ffdqbr3rd/pages/900.html
第275話:この後どうするか 岩陰に隠れて眠っていたセフィロスは、閉じた瞼の向こうから眩い光が差しこんでくるのを感じた。 あまりの眩しさに目を開くと、その光の正体が朝日の陽光だと気付く。 …もう夜明けか。 誰にも聞かれない呟きを漏らしながら、重い体を起こす。 体の具合を確かめて見ると、まだ昨夜受けたダメージが完全に回復してはいないようだ。 しかし、残っているのは、傷跡で疼く小さい痛みと肩にのしかかる疲労感だけ。 この程度なら慣れているし、今後の行動に支障は無いだろう。流石はジェノバ細胞と言ったところか。 荷物を背負いなおし、そこから歩き出そうとすると――激しい地鳴りに続き、魔女の声が天から降り注いだ。 (死人が20人、昨日の日没までの数を合わせると51人…クジャの名は無かった…) ザックから参加者名簿と地図を取り出し、素早く耳にしたばかりの情報を整理する。 昨日一日で51人が死に、残っているのは自分を含めた88の参加者だ。 この様子で行くと、ゲームがどんな形であれ終焉を迎えるのは1週間ほどかかるだろう。 ここで恐れなければいけないのは、参加者同士が団結する事だ。 おそらく、自分のようにゲームに乗って生き残ろうとする者はむしろ少数派だろう。 最初の部屋で他の参加者を観察した限り、殆どが確かな実力を持つ戦士だった。 また、これまた殆どが魔女や魔女に従う龍に敵意の視線を投げかけていた。 とすれば、その力を用い、魔女を倒す事でゲームを脱出しようと考える参加者が大多数を占める筈だ。 そのためには仲間を募って大所帯で行動するだろうし、何より自分のような考えのマーダーを許しはしないだろう。 だとすると、昨夜アリアハンで遭遇したような実力者の揃った集団と多勢に無勢の戦いを強いられる可能性が高いわけだ。 参加者がますますまとまって行動し始めると考えられるこの二日目以降は、 そんな不利な戦いを覚悟しなければいけないだろう。 そこまで考え、セフィロスは他の問題点に思考を移した。 それは、「旅の扉」の存在である。 「扉」そのものはゲームの最初に通った物と同じと考えて良いとして、問題はその位置だ。 魔女が話した扉の位置と地図とを合わせて見る限り、 これから2時間以内に行けそうな所が約1キロほど北にあるあの城下町しかないのだ。 昨日自分がそこで致命傷を負いながら辛くも逃れてきた事を考えると、あまり戻りたくない。 しかし、他の扉ではどうも間に合わなそうだ。 ナジミの搭とやらには海を越える手段が無いと行けそうに無いし、東部の山脈は険しい上に広すぎる。論外。 西部にある砂漠も考えたが、走っても間に合うかどうかという距離だ。 他の所へは遠過ぎて2時間という短か過ぎる時間内に辿りつくのはどう考えても無理だ。 では、どうする? すぐに行ける距離にあるが、待ち伏せを受ける可能性が極めて高い城下町か。 上手くすれば他の参加者に会わずにすむが、辿りつけるか分からない他の扉か。 どうする? セフィロスは迷った末、半壊したアリアハンの城下町へと歩を進めた。 クジャは私が去った後も派手に暴れたようだし、城下町ならもしかするとそのクジャと再会できるかもしれない。 【セフィロス(HP3/5程度) 所持品:村正 ふういんのマテリア 現行動方針:アリアハンにある旅の扉から新フィールドへ 最終行動方針:参加者を倒して最後にクジャと決闘】 【現在地:アリアハンへ移動】
https://w.atwiki.jp/ffdqbr3rd/pages/901.html
第289話:哀れな屍を アルガスが井戸に蓋をし、アイテムを探し始めてどれくらいの時間が経っただろうか。 彼はそろそろアイテム探しに飽きと疲労を感じ始めていた。 瓦礫が多い故に一向に見つからないまともなアイテム。 瓦礫の色がる街の中、何の収穫も無いままだった。 だが、そんな彼の前に姿を現したモノがあった。 「おいおい……これも銀髪野郎の仕業か?」 モノ。それは、少年の屍。 生きている間は「レックス」と呼ばれていたモノがそこにある。 不思議と腐ってはいないが、土にまみれ、喉を血で濡らしたその姿が痛々しい。 どこからか吹き飛ばされたのだろうか。 「嫌になるぜ、本当にな」 そう呟くと、彼はそれを蹴り飛ばした。 何の抵抗もしない体は予想以上に吹っ飛ぶ。 ―――と、アルガスはふと何かを思いついた。 彼は旅の扉の事をよく知らない。 一度くぐってはいるが、本当に次の世界へと運ばれるのかという不安がずっとあったのだ。 だがこの少年の屍を使えば良い。屍を中にいれ、異常がなかったら自分も入れば良い。 要は屍を使って「テスト」試みる事にしたのだった。 とにかく善は急げだ。 彼は急いで、レックスの屍を持って井戸へと近づいていった。 そして、井戸の蓋を開けた。青い光が少し眩しい。 一見するとどこかに連れて行ってくれそうだが……。 よくよく考えれば先程も三人の人間が扉へと入って行った。 だがあの魔女の考えることだ。何かの要素や手違いで、参加者を身の危険に陥らせる事があるかもしれない。 まぁとにかく今は「テスト」だ。 アルガスは、井戸の中に屍を放り込んだ。 「……ふむ」 結果は……成功なのだろうか。 青い光が飛び込んだ者の光を包み、どこかへと運ぶ仕組みの様だ。 あの最初の魔女のいた部屋のときの何の変わりは無い。ならば大丈夫だろう。 そして彼はまた…嫌々ではあるがアイテム収集を再会しようとした。 が、ふと遠目で見てしまった。 あの銀髪の悪魔を。黒服の死神を。 「あの野郎……あの野郎……ッ!」 アリアハンの入り口に立つセフィロスを見て、アルガスは恐怖した。 あれこそが自分自身が甘ちゃん共に言った「危険人物」だ。 ぐずぐずしていては殺される。 「仕方ない、中止だ中止!」 アルガスはすぐに井戸へと飛び込んだ。 勿論井戸への蓋はきちんと忘れずに……。 セフィロスは、アリアハン全体を見渡していた。 アルガスの行動には気づいてはいなかった。 それは彼が武器防具屋を中心にて見渡していたからだった。 「………」 自分が死闘を演じた場所を、彼は黙って見ていた。 あの時、禍々しい剣を持った奇妙な男と戦った場所だ。 嫌な感じがする。「あの剣」の斬撃跡を見ると手が震えているのに気づく。 セフィロスは察していた。あの男の強さがあの武器によるものだということをだ。 何せあれで戦う前の男には殺気というものが殆ど感じられなかった。 だがあの剣で戦いだした瞬間に、殺気…それどころか覇気まで感じた。 おそらく今、自分は恐怖している。 あの男の持つあの剣の姿に恐怖している。 「どうしたセフィロス……不甲斐無い……恥を知れ」 自分に言い聞かせるように呟くと、彼はクジャの姿を探し始めた。 まずは気持ちを落ち着かせねば。そのためにもあの男は必要だ。 最後にあの男を殺すために自分は生きねばならないのだ、という事を再認識するためだ。 だが、彼の姿も気配も見つからない。 もう次の世界とやらに向かったのか。または別の場所で潜伏しているか……。 迷っていては仕方が無い、ではまずは扉だ。 扉がどの場所にあるのかだけでも把握することにしよう。 【アルガス(視覚聴覚は通常状態へ) 所持品:カヌー(縮小中)、兵士の剣、皆殺しの剣、光の剣、ミスリルシールド、パオームのインク 妖精の羽ペン、ももんじゃのしっぽ、聖者の灰、高級腕時計(FF7)、インパスの指輪、他2人分の支給品、武器ではない。 第一行動方針:新フィールドへ 最終行動方針:脱出に便乗してもいいから、とにかく生き残る 【現在位置:アリアハン城下町から新フィールドへ】 【セフィロス(HP3/5程度) 所持品:村正 ふういんのマテリア 第一行動方針:アリアハンにある旅の扉を探す 最終行動方針:参加者を倒して最後にクジャと決闘】 【現在地:アリアハン城下町】 アルガスの「テスト」によって、 浮遊大陸のどこかにレックスの遺体が移動しました。
https://w.atwiki.jp/kakite3/pages/295.html
【参加者名】ルル×スバラバーズ 【トリップ】◆9L.gxDzakI 【所属ロワ】リリカルなのはクロス作品バトルロワイアル 【ロワ内性別】 【外見設定】スバル・ナカジマ@なのはStSの身体、ディエチ@なのはStSの後ろ髪とリボン、セフィロス@FFⅦの服装 【特徴その他】スタミナはルルーシュ@コードギアス 並み 【書き手紹介】 守備範囲が非常に広く、また異常なまでに速筆な現在投下数ナンバーワンの書き手氏。 文章力も非常に高く、戦闘描写も日常描写、心内描写ともにハイレベル。 基本的に繋ぎを好んで書いている印象だが、戦闘描写によく見受けられる比喩表現は脱帽したくなる程に上手い。 全体を見る限りは対主催よりの繋ぎを多く手掛けているが、拡声器による大乱戦フラグを立てたり、超人対主催をマーダーに転向させたりと、上手くバランスを取ってくれている。 得意とするキャラはルルーシュ、スバル、セフィロス、ディエチ等、自身のクロス作品からの出典キャラ+リリカルなのはキャラ辺りか 【主な作品】053話「Shooting Bullet」、79話「月蝕」 【登場話:話】
https://w.atwiki.jp/tradingfigure/pages/247.html
DISSIDIA FINAL FANTASY TRADING ARTS Vol.2 2011年2月発売 924円 発売元:株式会社 スクウェア・エニックス マーチャンダイジング事業部 ラインナップ 名前 セフィロス セシル・ハーヴィ ティナ・ブランフォード バッツ・クラウザー フリオニール その他 TA-058 名前 コメント