約 2,409,086 件
https://w.atwiki.jp/suiki/pages/198.html
カンッ カンッ カンッ─── 「・・何の音?」 白亜の集会所のリビングでアリーナは隣でクッキーを頬張っていたファリエルに聞いた。 「ふえっと、ケヒトふぁんかウェオンほかははを・・」 「いや、何言ってるか全ッッ然わかんないから。食べてから喋りなよ。」 「ふぁ、ふぁいっ!」 ファリエルは顔を赤くしながら急いで口を動かした。 「ふぅっ、あ、あのえっとぉ、ケイトさんがレオンの刀を打ち直してるそうですよ。蟻妖王と・・私の魔法をレジストした時に、傷んでしまったそうで・・。」 少し顔を伏せたファリエルに、アリーナはワザと気付いていない風にへぇ・・と返した。 「ケイトって、そんな事出来たんだ・・・。」 「トゥール村は、鍛冶職人の村ですから・・。・・あ、アリーナさんも、何か出来るんじゃないですか?」 ファリエルはそう言ってガタッと椅子から立ち上がった。 「いや、そう言われても、何にも憶えてないし・・」 少し渋るアリーナの手を、ファリエルが強く引っ張った。 「やってみたら、何か思い出すかもしれませんよ?実戦あるのみです!」 そう言ってアリーナはほぼ強引に連行された。 「あれ、アリーナ?」 刀の柄を鉄でできた道具で持って火の燃え盛る釜に差し込んでいたケイトは、部屋に入って来たアリーナとファリエルに気付いて振り返った。 なんか本格的・・というかその前にっ!! 「住宅地に建ってる一般人の家に、何でそんな釜があるワケ!?」 いや、ホントに。間違えたらいけません、ここはさっきアリーナ達がいたリビングのすぐ下の部屋です。 「レオンが、どこからか買って来てしまって・・・一応、私の家なのですけど・・。」 ファリエルはアハハ、と苦笑しながら言った。 「在り得ない・・」 アリーナは頭を抱えた。 「おいケイト、そんなに熱してたら刃の根元が弱ってすぐ折れる様になるぞ。」 そんな在り得ない人はテキパキとケイトに指示を出していた。 「お、おう。つーか詳しいな・・。」 ケイトは釜から刀を出して隣に用意してある冷水にさっと通した。 「後は刀を打ったら終わりだ。もう釜は使わないから、アリーナもやってみれば?」 ケイトはアリーナがここへ来た目的を察してそう言ってくれた。 「え、でも何作れば・・」 アリーナがおどおどしているのを見て、ケイトは付け足した。 「アリーナのお父さんは剣職人で、お母さんは銃職人で、アリーナの使ってる武器は手作りのものだけど」 「・・・そっか。でも打ち直して壊れちゃっても嫌だしなぁ・・・」 アリーナは愛用の剣と銃をチラッと見てう~んと悩んだ。 「それでは、新しく何か作れば良いではないですか。」 ファリエルが横から何でも無い事の様にそう提案した。 「つ、作るって・・んな簡単に・・」 「あ、そういえばアリーナこの前小型の弾丸が使える銃があればって言ってたじゃん。作ってみれば?」 まぁ確かに、アナ作のB27【中】は安いし威力もあるし、使いやすい。 しかしこの頃販売している店が減ってきていて困っていたのだ。 それにレイカ作のH-D86【小】が結構良いと町でウワサだ。是非一度試してみたいものだ。 まぁ、そんな訳で小型の弾丸が使える銃が欲しいのだが・・ 「作れるかなぁ・・」 「だから実戦あるのみですって!原料はありますから、試してみればいいじゃないですか。」 「手順忘れたなら、俺が覚えてるし。」 「銃っていうのは外装を決めれば中の仕組みは殆ど一緒だからな。意外と簡単に作れるものだぞ。」 ケイトとファリエル、それにレオン(こいつは論理攻め。)にそう言われ、アリーナは渋々首を縦に振った。 「でざいんが?」 「そうそう、外装をどんなにするか、まず決めるのに絵を書くんだ。」 ファリエルが紙と鉛筆を渡してくれた。 「でも、そんな急に言われてもパッとは浮かんでこないよ・・」 「・・あ、でしたらギルドマークを入れたらどうですか?」 白亜には役所に登録された制服があって、この前ファリエルが渡してくれた。(ある知り合がデザインしたとかで、すごく良くできてた。)でも前にレオンとファリエルが制服を着て町を歩いてみたら有名ギルドなので行く人行く人に指をさされたらしい。それでファリエルが恥ずかしくてそれから一週間ぐらい家にこもってしまった時期があったので、何か理由がある時とかでないと着なくなったらしい。せっかくあんなに良いのにもったいない。 しかしまぁ、制服があるのだからマークがあったって何もおかしくない。 「で、そのマークってどんなの?」 「えぇっと・・」 ファリエルはそう言って紙にサラサラとギルドマークを描いていった。 「こんなのなんですけど・・・」 「あ、いいじゃん!じゃぁこれをここに彫るとして・・」 「ところでこの銃、どこに着けるんだ?」 ケイトがそこで口を挟んだ。 確かに、このデザイン画からすると太ももには着けられない。 「背中には大剣吊ってるし・・」 「じゃあもういっそ、衣替えしてしまえば・・?」 「あー・・そうだね、もう秋だし・・」 「や、ちょっとまて。なんか事がどんどん大きくなってないか?」 「別に良いのではないですか?本人も許可してますし・・」 「う~ん、この格好身軽さ重視だからねぇ・・けっこー寒いんだよね。」 アリーナは自分の身体を見回しながらそうぼやいた。そして思いついた様に顔を上げた。 「・・・あ、ねぇねぇファリエルさぁ、あの白亜の制服作った知り合と今から連絡つく?」 「へ?あの、まさか・・?」 アリーナは右手の親指をグッと力強く前に出し、軽く左目を閉じた。 ─つまり、ウィンクした。 「ギルド『白亜』所属アリーナ・フォースの冬服一着ごちゅーもーんっ!──っつー訳で、ヨロシク!」 「え、えぇえあ、でも、彼女もいろいろいろとい忙しくおそらくそんな、え、でも」 「落ち着け、ファリエル・・・。」 ケイトはパニくって目がグルグルしているファリエルの両肩をガシッと掴んだ。 とゆぅか、何をそんなに慌てているのだろう? 「あぁああ、誠に本当に申し訳ありませんんっ」 アリーナがかなり重症っぽいファリエルを見ながらケイトに囁いてきた。 「・・ねぇ、もしかして私、また何かしちゃってたりする?」 「あー・・そうかも・・。」 ケイトもなぜファリエルがそんなに慌てているのか全くわからなかったので、とりあえずアリーナの所為にしておいたが・・ 「別にアリーナは何もしてないぞ。」 と後ろの人に全面否定された。 「あ、そうなんだ。よかったぁ~・・じゃなくてさぁ。いつの間に入って来てたのさ・・。」 アリーナはため息混じりに「じゃあもういっそ、衣替えしてしまえば・・?(ファリエル)」辺りから聞いていたであろうレオンに聞いた。 「それはまぁ、フェリエルが『じゃあもういっそ』と言っていた頃か?」 「あ・・そお。」 アリーナは自分の予想がおもしろい様に当たったので、もう1発ため息をついておいた。 「んで、ファリエルはどぉしたんだよ?」 レオンがいたことに気付いて慌てて机の角に左足の小指を当てて余りの痛さにその場にうずくまって小刻みに震えているファリエルを半ば呆れながら指差して、ケイトが聞いた。 「うむ。白亜の制服を作った俺とファリエルの知り合いというのが万店舗『ちづるん』の店長でな。」 「・・ちづるん・・?」 アリーナは目を三分の一ぐらいまで細めた。 「あぁ、店長の名が千鶴でな、そいつの愛称だ。で、ファリエルはそいつと会うたびに」 ファリエルができる限り振り返ってブンブンと顔を振っている。 しかし悲しいことに、レオンの位置からではファリエルを見る事はできない。 「言い包められるというか、苛められてな。『引っ込み思案』とかと言って。」 「いじめ・・・。」 アリーナの目は六分の一ぐらいまで細まっている。 「うむ。それでファリエルは毎回千鶴と会うのを極端に嫌がるのだ。」 「・・・。」 アリーナはもう目を閉じて、こめかみを抑えていた。 でもまあ、いつまでもそうしていたって仕方がないので5秒ぐらいで目を開けて、ふとケイトはどうしてるかな、と思って振り返ってみた。 するとケイトが聞いていたのは、アリーナと違う所だったようだ。 「レオンが・・ち、『ちづるん』・・」 ケイトはそう呟きながら、ファリエルと同じように肩を小刻みに震わせていた。 「・・・。」 アリーナは無言でケイトの脇腹に突きを見舞っておいた。 「で?今から千鶴に会いに行くのか?」 「あ、うん、会えるんだったら。冬服は早めに欲しいし・・・」 「じゃ、行くぞ。」 レオンはそう言ってまだウジウジしているファリエルを肩に担いだ。 それでファリエルが一瞬で大人しくなったのは愛の力ってヤツ? アリーナはそう思いながら床にうずくまっているケイトを起き上がらせた。 それでもケイトが動かないのはアリーナの突きが上手いこと決まったからだ。
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/2761.html
《カオス街(がい)/Chaos Street》 東の国で賑わいのある大きな街。 BGCOLOR(silver) 関連ページ 名所へ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/arena/pages/35.html
アリーナとは1973年にアディダスがフランスで創設したブランドで、国内の代理店はデサント。 デサントは多数のブランドを展開しているが、その中でも水着に特化したブランド。 商品展開はアジア・太平洋圏オリジナルのものとなっている。 フィットネス水着・競泳水着などを製造しており、競泳水着ではアシックス・スピード・ミズノと並ぶブランド。 繊維製品品質表示者番号はC-OS3011 申し訳ありませんが、link_ref プラグインは提供を終了し、ご利用いただけません。
https://w.atwiki.jp/suiki/pages/200.html
『いらっしゃ~い・ませ』 AM 9 30。 アリーナはまだ寝惚けてんのかなぁ、と思って自分の両目を擦った。 『お客様?眼を洗われます・か?』 でも、自分の目が少し痛くなっただけだった。 そこには変わらず愛くるしい容姿の火の玉&水の玉が・・・。 「何、これぇ・・?」 アリーナは呆けた声を出してレオンを振り返った。 「迷魂[火]・赤丸と迷魂[水]・青丸だが。」 「いや、その説明じゃわかんないし。」 アリーナはそう言ってレオンの後ろに隠れているファリエルに目を移した。 「私は、何も存じませんからっ!」 ファリエルはいつもより強い口調でそう言って、もっとレオンの後ろに隠れてしまった。 ちなみに、レオンはファリエルよりふたまわりほど大きいので、真後ろに行ってしまうとファリエルは完全に見えなくなる。 「ファーリーエールー?」 ケイトはしつこくレオンの後ろからファリエルを引っ張り出そうとした。そして、アリーナの位置からは残念なことに見えなかったが、ファリエルは対抗策として迷わず魔法をぶっ放したようだ。 「~──、dsyhf;vr・dkj・p&;hd!雷光電・・!」 「ままっ、魔法を使うなよ!?」 ケイトは目の前に手をかざして、魔法が当たる時を待ったが・・ その、ファリエルが喚んだ雷が ケイトに当たる事はなかった。 「レジスト・マジック」 東洋のドレス(アリーナは初めて見たのでわからなかったが)を着た二十歳前ぐらいの女性が、いつの間にかケイトの前に立っていたから。 その人が、持っていた扇子でファリエルの魔法を防いでいたから。 ファリエルがその人を見た途端、魔法が乱れたから。 とまぁ、そんな風に理由はいろいろあったが、とにかくケイトは無事だった。 ──別に当たってもよかったのに。 とかいう言葉はアリーナの心の内だけに留めておいた。 チッ 「はぁ~い初めまして、万屋『ちずるん』店長の千鶴でぇす!ファル(←ファリエルの事らしい)ったら相も変わらず顔色悪い小心者ねぇ。店内で魔法使っちゃダメって何回言ってもその頭じゃわかんないかしら?」 「ううぅ、顔色悪いのはほっといてください!」 「あら、そこだけしか否定しないって事は、後は全部当たってるって事かしら?うんうん、覚えとくわね」 あー・・。 確かにファリエルがこの人・・じゃなくて千鶴さんが苦手な理由がわかった気がする。 「えーっとぉ、あなたがケイト君であなたがアリーナちゃんね?レオンから聞いてるわ、2人ともいらっしゃい!」 すると千鶴が突然くるっと振り返ってファリエルの時とはぜんぜん違う態度でニコッと笑いながらケイト→アリーナの順に指差して聞いた。 「そう、俺がケイト・フェラード。初めてお目にかかりますが・・・可憐な千鶴さん、ギルド白亜に入団する気はない!?」 ケイトが目をキラキラさせながらそう言ったので、アリーナとファリエルが違う目的で同じところに突きを見舞っておいた。ちなみにケイトは2人から攻撃が案外効いたようでその場に伏している。 「えー・・あ、私がアリーナ・フォースで銃剣士。よろしくおね・・」 とアリーナが自己紹介して右手を差し出すと、いきなり千鶴が 「カワイイッ!」 と言ってガバァッ!!と抱きついて来ようとして、その前に何かに跳ね返された。 最初は立ち直ったケイトかな、と思ったけどそいつが着ていたのはフリフリの・・・・。 「アリーナ様、ご無事で御座いましょうかっ!?無礼な輩から貴方様を守るのは私の役目っ、あのケイトとか言う輩も成敗しておきました!」 「シャル・・何時から 何所から・・・・・」 アリーナはなんだか頭が痛くて深ぁーいため息をついた。 「アリーナ様の危機とあらば、私は何時でも何所からでも駆け付けますとお約束したでしょう!それがアリーナ様への私の愛の証っ!!」 「あ・・・そう。」 アリーナがもういいやぁ・・と言うふうに相槌を打つと、横から千鶴がほえた。 「何よぉ!勝手に人の店に入って来て勝手な事して!khsbfw(72wbjdfw!風薙爆!」 「あの・・・。店の中では魔法を使うなと先ほどあなたが・・」 「私は店長だから何してもい・い・の!」 ファリエルのささやかな抗議を千鶴はさらっと受け流してシャルトスに魔法を放った。 「愚かな人・・木よ阻め!返せ風は汝の属、息絶えよっ!」 シャルトスも負けじと自前の契約魔法とやらを放った。 「だっからこの店じゃあたし意外魔法使ったらダメだって!」 「そんな事私の知った事ではありませんわ」 「あたしは店長だぞっ!?」 「私は蟻妖王ですわ!」 ギャアギャアと2人共一歩も譲らず、魔法も小競合いをしていた頃・・ 「2人とも、女の子なのだから怪我をしたら大変だし・・千鶴も、店を壊さないようにほどほどにね?」 その声を聞いただけで穏やかな気持ちになれるような、優しげ声が上から降ってきた。 「はお姉っ・・店は、ちゃんと壊さないようにするから!」 「誰だか存じませんが、大丈夫ですわ!壊したら弁償致しますからっ・・この方が!!」 1階をのぞけるように、宙に浮かぶ体で建て付けられている場所にいつの間にか立っていた女性に向かって、千鶴が弁解し、シャルトスも千鶴をビシッと指差しながら主張する。 『って言ってるけど、どうする、はお?あ、レオンとファリエルさん、それとケイトさんとアリーナちゃん、だよね?万屋『ちづるん』にいらっしゃ~い♪』 ・・・やっぱり、私まだ寝惚けているらしい。 千鶴とシャルトスに静止の声をかけた女性の後ろに、妙に色素が薄くて、後ろの物が見えるぐらい透けてる10歳くらいのかわいらしい少女が浮いているように見える。 しかも、その少女の足が膝の少し下から無いように見える。 ──やばい、重症かもしれない・・ 『あれれ?どうしたんですか?やっぱり赤丸達の言ったように、目を洗いますか?』 その子は心配そうな声でそう言って、一階にいるアリーナ達の所までフワフワと降りて来た。 『水神、力を貸せ!』 そして今までの雰囲気と一変して鋭い声でそう言うと、洗面器一杯分位の水をアリーナの目の前に出現させた。 「え、えぇ!?水が浮いて・・魔法!?しかも、ホントに透けてるしっ!!」 アリーナはまず突然現れた水が浮いている事に驚き、それが精神集中せずに使った魔法だと気付いて驚き、その魔法を事も無く使った少女が本当に浮いていている事に驚き、触ってみようとして触れずに貫き本当に透けている事に驚いた。 全部合わせて不思議の四連続攻撃だ。 当然アリーナの脳が処理しきれる訳が無く、アリーナの頭の上にはシャルトスと出会った時と同じく「くえすちょんまぁく」が数えきれないほど浮かびまくっていた。 『水神様に出してもらった聖水ですから、とっても綺麗で冷たいですよ。飲んだら万病に効くって云いますし、とっても有り難いお水です。』 それは本当に有り難い。 さっさとこれを飲んで、目を覚まさないと。 しかしその聖水とやらをグッと一気に飲み干しても、少女の姿は変わらずそこに在ったし、後ろを見れば火の玉と水の玉がフヨフヨと浮いていた。 アリーナは一つため息をついて、効果が出るのにはまだ時間が掛かる・・とかという考えはもう捨て、きちんと諦めて現実を見据えてみる事にした。 いや、しようとしたのだが、何だか視界が霞む・・ 「あ、れぇ?」 それに頭がボゥ──ッとするよぅ・・ 「アリーナ?」 ケイトが最初にアリーナの異変に気がついて、寄って来てくれた。 「・・ん?どうかしたの?」 次に千鶴が気づいて声をかけてくれた。 「アリーナ様・・?」 シャルトスも、次々みんなも、アリーナの方へと寄ってくる。 「顔が、赤いです・・」 『体温計を・持って来ますぅ~』 「おいシュリエ、水神・・って、どこのヤツだ?」 そう透けてる少女・シュリエに聞いたのはレオン。 『え・・、一番近くのアルテス様だけど・・。』 「・・アルテスって、確かイタズラ好きの子供の水神じゃなかったか?」 『・・もしかして?』 その2人の顔見知りっぽい会話の中で、アルテスとか近くとかってゆうのはよくわからなかったけど、「イタズラ好きの子供」ってとこが重要だ。 『水神アルテス、貴方もしや───っ』 シュリエが怒ってもかわいい顔で何かテレパシーっぽいのをした。 すると案の定、 『フン、我にそんな事要求するのが悪いのだ。神をそんな下らん事にちょくちょく使われてたまるか!』 とゆう高慢ちきな子供の声が返ってきた。 『わ、わかったわよ・・今度から気をつけるわよ・・それで、聖水の代わりに何を出したの?』 シュリエが不貞腐れてもやっぱりかわいい顔で聞き返した。 『え~と確か・・あぁそうだ。あれだ、あれ。』 「だから何なんだ」 レオンがアルテスのもったいぶった言葉に催促をする。 『社に供えられていた、清酒だったか。ま、後の事なんて我は知らんぞ。我に頼んだ主が悪いのだからな。せいぜい困る主等を見て楽しむとするか・・』 『あ!?何て事をっ・・アルテス待ちなさいっ!』 しかしシュリエの声は虚しく空に木霊し、 酒・・、御神酒を洗面器一杯分一気飲みしてしまった13歳のアリーナは、 「ぅ・・ん・・くぅー・・」 ケイトの胸に身体を任せて呑気に寝息をたてていた。
https://w.atwiki.jp/suiki/pages/215.html
「未成年がお酒を飲むと、成長に障害が出たり体を動かしにくくなったり思考が廻らなくなったり、とにかく良い事は無いわ。」 後になって千鶴のお姉さんだと判明したはおの(19)は回転椅子に座って人差し指を立てて説明している。 これで白衣を着れば、完璧お医者さんなんだが。 着ている服が、診察する側の物じゃなくてされる側の患者服なんだから何かしっくりこない。 ちなみにアリーナはこの部屋のベッドに寝かされて、スゥスゥと寝息をたてている。 あの後──アリーナが倒れた後、シュリエが泣きそうな顔で案内してくれた部屋だ。 確か扉には「Haono’s room」と書いてあったはずだ。 ちなみに内装はとてもシンプルで、ベランダにつながる窓が一つ、今アリーナの寝ているベッドが一つ、その横にクローゼットが一つ、それからはおのが座っているのとケイトが座っている椅子が2つ、はおのの向かいにある大きな机が一つ、その横にぎっしりと詰め込まれた本棚が一つ、たくさんの薬が置かれた洗面台が一つ、あとマットが一つ。終わり。 うん。せっかく広いのに何でこんなに何もないんだろうなぁ・・・・と思って部屋を見回し、入り口に視線が行った所で、その扉は勢いよく開かれて千鶴が入って来た。 「はお姉アリーナちゃんご飯―!・・あ。ケイトの分。作ってないや。」 最後の部分は棒読み&最高の笑顔だった。どうやら「危険だ」と認識されたっぽいな、これは。 そして向かい合って座っていたはおのとケイトの間にグイッと割り込んで、はおのに持っていたトレーの片方を渡した。 「今日のランチは卵チャーハンと林檎!そして林檎はうさちゃん切り!・・ごめんねはお姉、7人分となると流石にあんまり豪華な物はできなかったんだけど・・・」 申し訳なさそうに言う妹を見ながら、はおのは口元に手を添えてクス・・っと微笑した。 「そんな、いつも任せっきりで悪いのにいいのよ。それに・・七人分、私とアリーナちゃん、レオンさんとファリエルちゃんにシャルトスちゃん、それに千鶴の分と・・誰の分かしらね?」 「あ・・っぅ、はお姉・・」 千鶴は顔を赤くしてはおのを軽く睨んだ。 ケイトははおのの言葉と千鶴の反応に「千鶴はケイトのご飯を作ってないのではなく、少し嘘をついただけ」と読みとって 目を輝かせた。 「うぅ──~っ、ほ・・・他の人の分は下に、置いてるからっじゃぁねっ!」 千鶴はもう一つのトレーをケイトに無理矢理持たせてさっさと部屋を出て行ってしまった。 「・・誤解しないでね、ケイト君。」 『千鶴は、本当はとっても優しいの!───ぅう~、いっつも思うけど千鶴のご飯は本当美味しそう・・幽霊っておかしいよね、味覚は無いのに嗅覚はあるんだよ?』 シュリエはケイトが持たされたアリーナの分のご飯を口元に指を当ててジィッと見つめた。 「視覚、聴覚、嗅覚の三感はあって残りの味覚と感覚は無いらしいの。シュリエだけの病気かしら、とも思って調べてみたんだけれどどうやら違うみたいだし、幽霊の特性とかじゃないかしら。」 はおのがたぶん、という感じながらもシュリエの言葉に付け足した。 『えへへー、DBM公認の天才医学者はおのが言うんだから間違いないよ!』 シュリエは嬉しそうに、そして誇らしげにはおのの上空をクルクルと旋廻した。 ちなみにDBMというのは、上手(Dexterous)で格安(Bargain)な医学(Medical)を提供することをモットーとした国家最大規模の病院、又それに関連する企業のことを言う。 そんな所で“天才”と称されるぐらいだ。はおのの医術の腕は相当のものと見て良いだろう──と、そんな事がケイトの頭の中で一瞬にして巡り、ケイトの中ではおのとその妹の千鶴に対する警戒が完全に解けた。 「・・ところで、はおのさんってどっか悪いとこでもあるんですか?障害、とか・・」 そこでケイトは、一目見てからずっと気になっていた質問をしてみた。 「あ、気付いていたのね。別に病気というわけではないのだけれど、だからむしろ治すこともできないというか・・・」 はおのは少し意外そうに言ったが、そりゃあもうバレバレだ。患者服を着てる事とか、千鶴が何かと病人扱いする事とか、千鶴が何かと病人扱いしまくる事とか、千鶴が何かと病人扱いし過ぎる事とかetcから。 『はおがちょうど12歳の時だったっけ?ある日突然私が憑いちゃってね、はおは体が弱くなっちゃって・・・』 シュリエがしゅん、とうな垂れながら説明する。はおのは触れたのなら頭を撫でてやったりしただろうが、それができないので大丈夫よ、という感じの微笑を向けた。 「はぁ・・それは確かに医術じゃ治せそうにないですね。・・でも除霊、とかは・・」 ケイトはおずおずと提案してみた。 「んー、確かにその手はあるかもしれないけれど・・私は外で元気に遊ぶ方ではないから別に困らないし、シュリエが消えちゃうかもしれなかったから・・ね。」 はおのはシュリエに笑みを向けたままケイトの提案をやんわり却下した。 「・・・さて。せっかく千鶴が作ってくれたんだから冷めない内に頂きましょうか?」 そしてはおのは唐突にトレーの中のスプーンを手に取り、軽く頭を下げながら「頂きます」と言った。 ケイトもそれにならってベットで未だにスゥスゥと寝息をたてているアリーナの方へと寄って行った。そして軽く揺すってみたが起きる気配が無いので枕元に置いてある体温計へと手を伸ばした。 天才医学者はおのが言うには脳が急な多量のアルコール摂取に対処しきれず熱を出しているとの事だ。でもそれは一時的なもので、人によって差はあるがだいたい一日ほどでおさまるらしい。まあ命に別状があるほどではないが一時はそれなりの高熱が出るらしいので体温はこまめに測っておいた方が良いそうだ。 ──と、そんな訳でさっき測ってみたら見事に39.2℃ほどあった。今度は下がってると良いけど・・とケイトがケースから本体を取り出したところで、下から微かな声がした。 「ん・・ケ、イト?」 「アリーナ!目ぇ覚めたか?」 「・・・?ここ・・・・?」 アリーナは自分のいる場所に見覚えがなくて、上半身を起こして部屋の中を見回そうとした。 「アリーナ、まだ起きない方が良いって!」 「?・・・・分かった・・。」 「んじゃ、メシより先にこれ・・」 いつもよりやけに素直なアリーナを見てケイトはやっぱり熱があるのかと思いながら、取り出した体温計をアリーナに咥えさせた。 「まぁとにかく、熱測ったらご飯食ってもう一回寝ろ。はおのさんが安静にしとけって。」 「ふぁぉの・・?」 「あぁ、こちらの方。千鶴さんのお姉さんなんだって。」 ケイトはチャーハンを食べながらアリーナの様子を見ていたはおのを振り返って紹介した。 「初めまして、アリーナちゃん。辛いだろうけど安静にしておけばすぐに治るから、もう少し頑張ってね」 そしてはおのの上の方に浮かんでいたシュリエがアリーナの1m手前ぐらいまで申し訳なさそうな様子で近づいて来た。 『えっと、私はシュリエっていうはおに憑いてる幽霊なんだけど・・・さっきはごめんなさい・・・・』 アリーナはそんなシュリエに向かけて「いいよ」という感じにゆっくり首を縦に振った。 それでシュリエが嬉しそうに笑った直後、アリーナの咥えた体温計からピ──ッという電子音がした。 その口から体温計を取り出したケイトが、その数値を見て肩を落とす。 「39.6・・上がってる・・」 はおのはそれを聞いて、部屋の隅に備え付けられた水道のところへ行き、持っていたタオルを濡らした。そしてそれをアリーナの頭にのせ 「ケイト君、解熱剤が無いか調べてくるからアリーナちゃんにご飯食べさせててくれる?」 「あ、はい。いいですけど」 そう言ってはおの(+シュリエ)は部屋を出て行ってしまった。 「・・・・さて。アリーナ、今日のランチは千鶴さん作の『卵チャーハンと林檎!そして林檎はうさちゃん切り!』だそうだ。食えるか?」 「うん・・たぶん、だぃじょぉぶ。」 アリーナはトロンとした目ながらも、しっかりと頷いた。 しかし、そこでケイトは気が付いた。 ──ハ・・ッ!これって、もしかしてまさか・・・彼氏彼女がやるお約束として公認のあの「はい、あーんして」ってヤツか!?まさかまさかもしそうだとしたら、今の俺とアリーナってもしかしてカレカノに見えたりしちゃっ・・・・ 「アリーナ様ぁっ!」 ・・・気がつくとイスに座っていたはずなのに床に転げ落ちていた。 いや、別にボーっとしてて落ちた、とかでは断じてない。ってか、まだそこまでボケてない。 そう、俺がこんな事になっているのは、さっきの声の主──蟻妖王シャルトスのせいだ。 「お体の方は大丈夫でしょぉかっ?」 シャルトスは音もなく部屋に入ってき、俺の背中に容赦なく蹴りを叩きこんで床に落とした後、今アリーナの手をしっかりと握っている。 「私、アリーナ様が心配で心配でもぅ夜も眠れなかったんです・・・!」 いや、まだ昼だよ。 「そぅ・・なんだ。心配、してくれて・・ありがと・・・・」 いやいやいや。アリーナも真に受けるなよっ・・て、今熱あるのか。なら仕方ないな。 訂正訂正・・・いやいやいや。蟻妖王シャルトス、真に受けさすなよっ!! 「あ、それでですね、今私がここに参った理由ですが。」 お、何だ。用があって来たのか。 また意味もなく俺達を邪魔しに来たのかと思ってたよ・・・今、少しお前を見直した。 「アリーナ様に、私めが『はい、あーんして』なるものをやって差し上げようと思いまして!」 ──やっぱ誰が見直すか! その後、アリーナに「はい、あーんして」をやる権利は結局シャルトスに奪われ、ケイトは横でブツクサ言いながらはおのさんの帰りを待っていた。
https://w.atwiki.jp/suiki/pages/224.html
「・・いや、俺だからいいけどさぁ・・・・」 ある日アリーナがケイトの部屋に入ると、思いもかけずいきなり説教された。 「普通さ、人の部屋にはノックして入るだろ・・・」 こめかみを押さえてそう諭すケイトは今、眼鏡をかけて 地図を広げた机の前に座っている。 「わぁ~、ケイト眼鏡似合う!!」 「ぇ・・あ、そうか?・・・ありがとな//」 ケイトはさっきまで説教してたはずなのに、アリーナに笑顔でほめられてかなり照れまくっている。・・・いやまぁ、いいけどね。 「で、何してるの?」 アリーナがそう言いながら覗きこんだ地図には、黒と赤のペンで何やら色々書き込まれている。 「いや、旅路の記録をしてるんだよ。そういやラフィアの街に来たコト書き足してなかったな~と思って」 「そっか」 アリーナは自分から聞いておきながらケイトの答えには適当にそう合鎚を打って、まじまじと地図を覗きこんだ。 ラフィアの街があるケセド大陸から見ると北西に位置する、ノイエ大陸の東部にあるトゥール村が出発点で「12’6/14出発」と黒で書き込まれている。 そこからずっと海を渡りキアーラ大陸を渡り継いでケセド大陸に、「13’11/25上陸」。 そして、ケセド大陸の中心部の少し南に位置するラフィアの街に「14’10/3到着」。 その間にも泊まった宿屋とかが几帳面に書かれている(ケイト絶対A型だな)のだが、大まかに言えばそんな感じだ(アリーナはもちろんO型である)。 「・・・よくここまでたどり着いたね」 「おぅ、何か知らんがガイアさんがラフィアの街に行くといい、って教えてくれてな。半信半疑で来てみたけど、マジで着いて4日でアリーナに会えたよ。」 ちなみにガイアさんに「アリーナをよろしくな」なんて言われたことは君と僕だけの秘密である(誰)。 そしてしばらくその地図をジッと見つめていたアリーナは不意に顔を上げ、 「トゥール村に行きたい」 と、何とも突拍子のない事を告げた。 「・・・・・は!?」 ケイトは数秒かかってその意味を理解したあと、普通に驚きの声を上げた。 「ちょっ・・俺、トゥール村からここに来るまで2年はかかったんだぞ!?」 「──・・・・そっ、かぁ・・、そう・・だよね・・・・」 ケイトがそう現実を叩きつけると、アリーナはものすごく残念そうにシュンッとしおれ 顔を伏せた。 で、そんな顔をされると何とか叶えてあげたくなる訳で。 「いや、最初っから諦めるのはよくないよな!何か方法探してみよう!!」 そう、アリーナを元気付けようと少し裏返った声でそう宣言したケイトの後ろから 「まぁ、やる気があるなら方法がない事はないな。」 いきなりレオンの声がした。 「──~・・レオン、お前も いきなり人の部屋になぁっ・・・・」 なんかレオンって・・・・神出鬼没だよな。うん。 「ところでその“方法”って?」 溜め息を吐くケイトの横から、アリーナが尻尾を振る子犬の様な顔で問い掛けた。 「あぁ・・魔法でテレポーテーションする」 「て・・てれぽてーしょん?」 何だそれ。 「あぁ・・聞いた事ある。まぁ何て言うか・・簡単に言えば魔法使いと魔石を使って“瞬間移動”するんだ」 ケイトが人差し指で眼鏡の端をクイ、と持ち上げながら言った。 「うわ、ケイトその仕草・・何かカッコイイって言うか、うん!!」 「え、あ・・・そ、そうか///」 アリーナがキラキラした目でケイトを褒めた。なんか、アリーナは眼鏡に弱いらしい・・。 「──ま、それは置いといてだな」 ちくしょぉレオン、少しは空気読めやぁぁぁッ と、ケイトがものすごい憎悪をこめてレオンにガンを飛ばす中、 「まぁ、そうだな・・・まずはファリエルの部屋へ行くか」 そう言ってレオンはケイトの部屋を出た。 アリーナもトゥール村に行きたいので、素直にそれについて行く。 ケイトは地図をたたんで眼鏡を外した後で、それを追い掛けた。 ファリエル宅のシュワイカート家は、高級住宅街に建つ一戸建ての2階+地下1階で構成されている。 その広い庭には、世界中から取り寄せられた魔法の触媒に使える植物が規則正しく植えられていて、ファリエルが毎日丁寧に手入れをしている。 家内の構造は2階がリビングや寝室、客間等の生活スペースで、アリーナやケイトが借りている部屋もここにある。 1階にはこの前見た精錬所や、ファリエル仕様の召喚場が設置されている。 そして地下には、武器庫や秘密避難通路が設けられている・・・らしい。(行った事は無い) レオンはケイトの部屋を出ると、迷わず1階へと向かった。 「え?ファリエルの部屋に行くんじゃないの?」 とアリーナが後ろから問うと 「この時間だからな・・・魔法部屋にいるだろう」 などと返された。 魔法部屋? なんだそれ・・・とアリーナとケイトが思っている間に、レオンは1階の一番東にある扉の前で立ち止まった。 そして躊躇なく扉を開けて中へ入って行った。 「ちょ・・レオン!さっきの俺の話聞いてたか!?人の部屋に入る時はノックを・・・」 「あ?・・・そうか、そんな事を言ってたな。」 「・・お前なぁ・・・・(ため息)」 「だが、どうせこの部屋はノックする必要はない。爆発魔法も使うからと言って、確かファリエルが7重防音にしていたはずだ」 レオンとケイトが言い合っている間にアリーナがヒョイッと「魔法部屋」を覗いてみると、なんとも不思議な光景が広がっていた。 3面の壁にそってぎっしりと並べられた棚に所狭しと並べられた本と魔法触媒。 そして棚の前には 棚に入らない大型の触媒や魔法石の原石、様々な形の杖にポーションといった魔法用品がこれまた所狭しと置かれている。 そして・・何よりも目を引くのが、見える床や天井、壁という壁に光り輝く何重にも重なって描かれた魔法陣の数々だった。その魔法陣の色は様々でピンクや黄色、時には黒といった色もあるが・・・ファリエルは風と水魔法のエキスパートと言い称えられているらしいので、やはり緑や青が多かった。そのおかげで、雑々とした部屋の中にもどこか統一感がある。 で、そんな「魔法部屋」の扉から向かって右側の棚の前にファリエルは倒れていた。 「!?ふぁっ・・ファリエル!?」 驚いたアリーナが駆け寄って助け起こすと、ファリエルは薄目を開いた。 「ぁ・・・・・・アリーナさん、どうしたんですか・・・?」 「どうしたって・・・ファリエルの方がどうしたんだ?何で倒れて・・・」 後ろから入ってきたケイトもそう問い掛けると、レオンが答えた。 「いつものことだ。ファリエルは大体この時間この部屋で触媒の研究や魔法の練習をしているんだが、時々魔法の使いすぎで精神力が切れて こうして倒れている」 ・・えぇ~・・・とアリーナとケイトが思っているのを無視してレオンが続けた。 「ところでファリエル、アリーナがトゥール村に行きたいと言い出してな。テレポーテーションしたいんだが」 「ぁ・・分かりました、ちょっと待って下さい・・・・」 ファリエルはそう返事をして、左奥にある棚の引き出しを何やらゴソゴソと探りだした。 そしてややあってファリエルが取り出してきたのは、少し古びて茶色く変色している1枚の紙だった。 「??・・・なに?これ」 「あ、えっと・・、“鳩場”の全国マップです」 はとば・・・?何だそれは。でも、それよりまず── 「全国マップって・・何にも書いてないじゃん?」 果たしてその紙は、ただの古ぼけた無地の紙だった。 しかしファリエルはアリーナの問い掛けに微笑で返すと 「Be-out “the dove place”!」 と、鋭く唱えた。 すると今まで無地だった紙に、中央右下から紺色に光る線が浮き出てきて・・・やがてそれは大陸を描き、1枚の地図となった。 「ぅわっ・・」 アリーナが驚きの声を上げている横で、ファリエルはノイエ大陸の東部を指で示して 「ぇっと・・トゥール村ってここですよね?」 とケイトに聞いた。 「あぁ、大体その辺だよ。もう少し左の・・・そうそう、カイエル山脈のちょうど真横のとこ」 ケイトの説明に従ってファリエルは指をずらして行き、正確にトゥール村を指差した。 そしてファリエルが目を瞑ってまた何やら唱えると、今度は地図上に紺色の光で描かれた立体の建物がいくつか浮かび上がってきた。 「えっと・・・・ トゥール村から1番近い “鳩場”は・・・・あ、山脈の上にあるんですね。」 そう言うとアリーナの方を振り返って 「トゥール村には、何日の何時に行くんですか?」 と唐突に聞いて来た。 「や、そんな急に聞かれてもっ・・・・んー・・、そうだな、じゃぁ明日の8時出発・・ぐらい、かな?ぇ、ってゆーか皆も行くんだよね。それじゃ早い・・?」 アリーナがそう言いながら皆の顔を見回すと・・ 「んー俺は別に。用意もそこまでいらないだろうし、おみやげ買いに行く時間もあるし」 「あぁ、それぐらいでいいんじゃないか?俺も時間が足りないとかはないぞ」 そしてファリエルが頷いて、とりあえず全員賛成してくれた。 「それじゃあ次に帰る時間だな。俺は里帰りとかは正直よく分からんが・・2日じゃ少ないものか?」 えぇ~よく分かんないってどういうこと!?そう言えば家族の話なんか全くしたことないけど、親不孝だとか?ぃや、それとも案外親もこの街に住んでたり・・ぃや、もしかしてもうお亡くなりに・・・っていやいやいや。そんなこと考えちゃダメだって!んーそれより2日かぁ・・話したい事とか教えて欲しい事とかいっぱいあるけど、まぁ大丈夫かな? そんな感じに結論を出して、ケイトも異論はなかったようなのでその意見は採用された。 「では11月9日の8時出発、同月11日の10時帰還でアポイントを取っておきますね」 そのファリエルの言葉と共に、アリーナ達のトゥール村への帰省旅行は決定された。
https://w.atwiki.jp/electroriarcode/pages/198.html
熱戦!!真夏の大乱闘!! 概要 交換所 ストーリー一覧サマーフェスタ 1回戦 2回戦 3回戦 4回戦 謎の機体 追撃戦#1 追撃戦#2 追撃戦#3 共闘の輪 共闘#1 共闘#2 大決戦 vsゴールデンロブスター ウォーターバトルトーナメント コメント 概要 「ナイトデザートアリーナ(難易度:85)」と究極機動ヘルカイザーのクリアで解禁されるサブストーリー。 前半はエクストラアリーナのような2vs2のタッグマッチが中心となるが、後半はいつも通りの殲滅ミッション。僚機を同伴できる事もあってサブストーリーとしての難易度はそれほど高くないが、解禁された直後のタイミングで挑むのは厳しい。スムーズに攻略できる推奨戦闘力は400万から。せめてカオスアリーナ②が十分クリアできるくらいの強さまで育っていないと苦戦を強いられる。(実際、登場人物もカオスアリーナ~ムーンベースアリーナに現れる面子が多い) 水泳大会を髣髴とさせるようなイベント内容通り、水上および水中での戦闘がメインとなる。通常装備でも挑戦可能だが機動性が著しく損なわれるため、こだわりでも無い限りは水着のような『水中適正』スキル付きの装備を用意して臨みたい。交換所に並ぶのも水中適正の付いた装備がほとんど。ちなみに効果は重複しないため、全身を適正付き装備で固めても機動性が向上したりはしない。 アリーナNPCが主要人物として登場する初のサブストーリーでもある。登場するアリーナNPCはOMG、セラフィータ、テュポーン、ブラスターの4名であり、特定のステージでは僚機として共に戦ってくれる。 ステージ後半(追撃戦#1以降)は前半よりも獲得コイン枚数が減ってしまう。星3クリアが安定するなら1回戦の難易度ハードでコインを稼ぐと良い。 交換所 コインはサブストーリーをクリアするか、アリーナに乱入してくるゴールデンロブスターを倒すことで入手できる。 アリーナ乱入時に得られるコインは、到達アリーナの難易度が高い程増える。 サブストーリーコインが装備中の該当サブストーリー装備の個数×10%+装備のレベル×2%増量されるため、安定して勝てる範囲で装備させると効率よく集められる。 交換装備の詳細は装備詳細トップページから各部位のページを参照。 名称 必要コイン 部位 備考 貝殻ビキニボディ 2500 衣装 水中適正 パレオの水着 2500 衣装 水中適正 フリルの水着 2500 衣装 水中適正 スイカ棒 2500 右手 ビーチボール 2500 サブ 射格平均参照 ウォーターバレット 2500 右手 ウォーターバレットL 2500 左手 マーメイドフェザー 2500 背中 水中適正 マーメイドスタイル 2500 脚部 水中適正 マーメイドリング 2500 頭部 水中適正 ライディングシールド 2500 背中 リロード短縮不可 アクアシューター 2500 腰部 追従ビット ストーリー一覧 サマーフェスタ ストーリーのみ 1回戦 難易度:240 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:1 出現エネミー数:2 TARGET:ルナティック・ハイ / レティシア コイン×225(ノーマル) / コイン×337.5(ハード) ステージは一見アイランドアリーナだが、実際は本イベント限定の特殊ステージとなっており、海上に設けられた丸い足場の上で戦うことになる。足場は敵の攻撃で容易く全壊するため実質水中ステージと見たほうが良い。(なお、のちのウォーターコロシアムアリーナでも同様の仕様が採用されている。) タマは今回は頼もしい相棒として終始サポートしてくれる。戦闘力は390万弱。水着を着ていること以外はメインストーリー戦に似た出で立ちだが、ヘビマシⅡとミサイルで積極的にヘイトとスタミナを奪ってくれるため戦いやすい。 レティシアは格闘型でルナティック・ハイはミサイル主体の射撃型。1回戦という事もあり特に苦戦する要素は無いが、ソロで挑んだ場合はレティシアに足止めを食らってルナティックから追い打ちミサイル…というパターンにハメられやすく、デコイか迎撃システムを持ち込まないと長引きやすい。 2回戦 難易度:240 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:1 出現エネミー数:2 TARGET:ルミナ / ウリエル コイン×225(ノーマル) / コイン×337.5(ハード) 1回戦と大差はない。しいて言えばウリエルのマシンガンが若干面倒なくらい。ルミナは多弾頭ミサイルを放ってくる。単体でヒットすることはほとんどないがウリエルに動きを固められていると直撃する事があるので注意。 3回戦 難易度:240 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:1 出現エネミー数:2 TARGET:グランカイゼル / シルヴァ・パラディン コイン×225(ノーマル) / コイン×337.5(ハード) グランカイゼルの仕掛けてくる格闘はリーチが長め。シルヴァがミサイル引き撃ちでフォローしてくるため、ターゲットをグランカイゼルに奪われているとヒットを貰いやすい。デコイで彼女のフォローを台無しにしつつ、マシンガンやグレネードなどグランカイゼルの格闘を強引にキャンセルできる武装を持ち込むと楽。 4回戦 難易度:240 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:2 出現エネミー数:3 TARGET:ゴールデンロブスター コイン×225(ノーマル) / コイン×337.5(ハード) 1波目はエイブラムスとビットマスターのタッグ。よくある射格機の組み合わせだが、ビットで足止めを食らっているうちにエイブラムスからレザライの斉射を受ける事もあるので油断は禁物。 2波目は本クエストのメインターゲットとなるゴールデンロブスター。メガスプレットレーザーにサテライトビット、オメガビット、ハサミによる格闘などボスらしい武装を揃えているが、何故か虚空へ向けてゲロビを放つ謎行動を頻繁に取るため隙が多い。ボスとしては比較的倒しやすい部類だが、肉薄した瞬間にキャノンやレーザーを貰って大ダメージを被ることがあるので格闘主体で攻略しているオーナーは要注意。射撃機で挑んだ場合はただの射撃訓練と化す。動きが鈍く図体もデカいので面白いくらいよく当たるが、育成が足りていない場合は装甲に負けてジリ貧になる事もあるので、ここで3星を逃がすようならばもう少し育成を進めた方が良い。 謎の機体 ストーリーのみ 読み終えると『ゴールデンロブスター』のアリーナ乱入が解禁される。 追撃戦#1 難易度:100 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:3 出現エネミー数:8 TARGET:アトラクションシステム コイン×195(ノーマル) / コイン×292.5(ハード) 舞台がリーフアリーナに移る。障害物が多い上、大半がビット持ちやゲロビ持ちで構成されているため長期戦は不利。相手のゲロビのチャージが終わる前にケリを付けられるよう、火力と速度は増し増しにして臨む方が良い。 追撃戦#2 難易度:100 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:3 出現エネミー数:8 TARGET:オートエレクトリア コイン×195(ノーマル) / コイン×292.5(ハード) 2波目までは#1と大差ない。 3波目のオートエレクトリアは両手のビームボルテクスが特徴的。ミサイルと併せて非常に面倒な弾幕を形成してくるが脚は遅いので、一緒に現れる格闘主体のパートナー機を先に叩き落してからじっくりボコボコにするとよい。 追撃戦#3 難易度:100 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:3 出現エネミー数:6 TARGET:ゴールデンロブスター コイン×195(ノーマル) / コイン×292.5(ハード) 1波目は#1の、2波目は#2のボス編成がそれぞれ襲い掛かってくる。ツインディフェンサー持ちが中々素早いので、翻弄されてボルテクス持ちの弾幕を浴びないように注意。 3波目は再びロブスター戦。たいして強化もされていないので正直2波目の方が手強い。 共闘の輪 ストーリーのみ 共闘#1 難易度:100 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:3 出現エネミー数:8 TARGET:オートエレクトリア コイン×195(ノーマル) / コイン×292.5(ハード) 僚機がテュポーンになる。戦闘力は414万で、カオスアリーナ時と同じく猛烈な弾幕でこちらを支援してくれる。ロングレンジで戦ってくれる関係上、敵機の狙いは自機が引きつける格好となるので極力速度は高めにして臨む方が吉。 余談だがテュポーンにはボイスが無い(=機械音ボイス)ため、敵も味方もピポパポ言い合うシュールな光景の中で戦うことになる。うるさい メインターゲットはツインブレイカー持ち。脅威ではないが、水中ペナルティで機動性が死んでいる影響か本来高速ですっ飛んでくるはずの突撃も何だかゆったりしている。こちらもこちらでシュール。 共闘#2 難易度:100 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:3 出現エネミー数:6 TARGET:ゴールデンロブスター コイン×195(ノーマル) / コイン×292.5(ハード) 今度はセラフィータが僚機に参戦。戦闘力は431万と高めで、水中だろうとお構いなしに相手を火ダルマにしてはフォトブレで斬り飛ばしてくれる。足も速く率先して相手の懐へ飛び込んでくれるため囮役としても非常に頼もしいが、頼もしすぎて彼女だけで敵のWAVEが壊滅する事もしばしば。アリーナでの強敵ぶりは伊達ではない。 ここまで来るとロブスター戦はほぼ消化試合。セラフィータとデート出来る以外はメリットも無いのでさっさと沈めるが吉。 大決戦 ストーリーのみ vsゴールデンロブスター 難易度:100 勝利条件:ターゲットの撃破 制限時間:200秒 WAVE数:3 出現エネミー数:8 TARGET:ゴールデンロブスター コイン×195(ノーマル) / コイン×292.5(ハード) 最終戦となり舞台がウォーターコロシアムに。難易度表記が示す通り、ボスステージながら要領的にはこれまでと似たようなものなので戦闘力が400万~450万前後もあれば特に苦戦はしないはず。しいて言えば取り巻きのミサイルが鬱陶しいので、素早くクリアしたい場合はデコイか迎撃システムを持ち込みたい。 僚機は本クエストで出演したメンバーが勢ぞろい。特にOMGとブラスターはこのステージでのみ選べるので、彼女らの勇姿を拝むために周回してみるのも一興。OMGはオールマイティーに、ブラスターは射撃重視で立ち回ってくれる。 ウォーターバトルトーナメント ストーリーのみ 読み終えると、期間限定ながらエクストラアリーナに『ウォーターバトルトーナメント』が追加される。(現在は終了) コメント 名前 Ver1.9.7以降での、獲得コイン1.5倍化を反映しました。 - コイン検証屋 (2022-11-26 18 41 12) アリーナでのボス乱入「謎の機体」を視聴した時点で出てきました。 - 名無しさん (2022-06-25 22 55 49) 反映致しました。情報提供ありがとうございます。 - Kaonkrsw (2022-11-10 11 39 23) 僚機にした娘が水着になってくれることがあるので、NPCを登録したら真っ先にこのサブストやるようにしてる - 名無しさん (2022-03-02 17 27 46) サブスト「伝説の剣豪」のNPCは水着じゃなくてマミーボディなのがなぁ…。サラシが実装されていれば…(血涙)。 - 名無しさん (2022-03-03 17 05 56) 編集お疲れさまです。解放条件は確かナイトデザートアリーナだった筈。解放段階では大抵は推奨戦力の半分にも届かない(当方200万弱でした)のでかなりの強敵になります。 - 名無しさん (2021-09-16 19 22 10) 情報ありがとうございます!そっか実装されたのが最近だったから検証段階で判らなかったけど、最近始めた人にとっては難関になるか… - 名無しさん (2021-09-16 19 27 08) 最初の方は落ちなければタマにほぼ丸投げで何とかなるのでコインは稼げる…4回戦から先は厳しいです - 名無しさん (2021-09-16 19 42 22) ありがとうございます、反映しておきました - 名無しさん (2021-09-16 19 53 22)
https://w.atwiki.jp/kurarowa/pages/45.html
アリーナ番号 アリーナ名 必要トロフィー - 訓練キャンプ - アリーナ1 ゴブリンスタジアム 0 アリーナ2 ボーンピット 400 アリーナ3 バーバリアンボウル 800 アリーナ4 P.E.K.K.Aシアター 1100 アリーナ5 呪文の谷 1400 アリーナ6 大工の作業場 1700 アリーナ7 ロイヤルアリーナ 2000 アリーナ8 レジェンドアリーナ 3000
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/1131.html
《カオスワード()/chaos word》 混沌世界に存在する魔法の鍵となるワード。御神託は巫女が神から授かる事が出来る。 ちなみにカオスワードは賢者に何かの関係があるらしい。 此処に載っているワードを組み立てて、自分の混沌世界ならではの魔法を創り上げる事が可能。 (自由編集okです。どんどん追加してください。黒魔術なり禁断魔術なりなんでもokです。) (パクリはあってもよいとしますが多少のアレンジお願いします。) キーワード(思い当たる言葉があったら追加して下さい。)注意;魔法の中に必ずキーワードは入れる事!! 混沌、光、闇、影、星、勇気、知恵、希望、水、炎、氷、雷、風、精神、力、土、源、破壊、弓矢、天空、血・・・・ 炎系魔術 混沌炎(カオス・フレア) 詠唱;混沌よ 炎に力を与えん 効果;基本形炎呪文。呪文を暗記すれば誰でも使えるようになる。 作者;ディーヴ ??? 水系魔術 混沌水(カオス・ウォーター) 詠唱;沸き出る水よ 混沌を沸き起こせ 効果;水流を発生させる、すこし水に対する知識がいる 作者;シャウル ??? 風系魔術 混沌風(カオス・ウィンド) 詠唱;風よ 混沌の如く吹き荒べ 効果;カマイタチを巻き起こす技。風で身体を斬る事が出来る。 作者;アオ 風の神殺し 詠唱 不明 効果 不明 作者 不明 土系魔術 グランドブレイカー 詠唱 不明 効果 大地を割り、相手を奈落へ落とす魔術。 作者 不明 混沌炸地(カオス・ブランド) 詠唱;地の精霊達よ 我に力を授け給え 効果;地面炸裂。相手を吹っ飛ばす。 作者;不明(混沌魔導書に載っていると言う事が判明。) 精神系魔術 混沌精破矢(カオス・スピリットデス) 詠唱;混沌よ 精神を貫け 効果;精神を破壊する技。 作者;シャドウリア ??? 雷系魔術 紅き雷鳴 詠唱 不明 効果 紅き雷を落とす魔術。 作者 不明 混沌雷(カオス・サンダー) 詠唱;雷よ 汝に裁きを与えん事を 効果;目標に雷を喰らわせる魔法。 作者;不明(混沌魔導書より。) 黒魔術 血導斬(ブラッド・スラッシュ) 詠唱;赤へ導き闇よ集い 我に魔力を承らん 汝との契約結ばれし 在りし彼を闇へ葬り 彼を滅す事 我と汝此処に誓う 自らの力を発揮させ 邪道を辿る存在に 我と汝 供に報いを下せよ 効果;竜破斬と同じ。 作者;アレグ・シデュル(有名で普通の魔導書に載っている) 金導斬(アウルム・スラッシュ) 詠唱;自由を求めし存在 意志を求めし存在 我が想い それは惑わされぬ心 誓いは永遠の存在 捧げるは世界 委ねるは自身 黄金へと導く鍵は破滅 目の前の景色 それが汝の望みし世界 我が手に集いし全ての闇 天空へと解き放て 効果;全ての混沌を創りだし存在 ロード・オブ・カオス の力を借りる技。これはカオス界に存在する伝説の魔法書(混沌魔導書)に載っているそうだが・・詳しい事は不明。そこらへんの黒魔術とは桁違い。この呪文を創った人物さえ成功できずに終わってしまったと言う・・・ 単純に言うと、全魔術の中で一番レベルの高い魔法である。一度過去の敵を倒す為にディーヴが使用したが、髪の色が全て抜けてしまい、自身が透けてしまう程危険なものとなった。 しかし、混沌魔導書で全てが明かされる。 未完成版の金導斬は、完全版の重破斬以上に危険だと言うこと。三大禁忌呪文の一つ。その中でも一番上である。 力を暴走させれば世界だけではなく、全て無になってしまう。 作者;アリサ(元大賢者、歴史上人物) 銀全斬〈未完成版〉 詠唱:混沌を砕きし秩序なる存在 月の魔を宿し 竜を滅ぼせ そして我に刃向かう愚者を全て絶て 効果:全てを切り裂く銀の刃を創り出す呪文。秩序の源、ロード・オブ・コスモスの力を借りる魔術。制御にはかなり負担がかかる。暴走した場合、世界を滅ぼしかねない・・・因みにこの呪文はセレネ以外、まだ使う事が出来ないそうだ。 作者:不明 銀全斬〈完成版〉 詠唱:混沌を砕きし秩序なる存在 時空を越える全ての鎌よ 月の魔を宿し白銀の刃 そち振りかざし等しく成せ 我に刃向かう全ての愚者を造り還し 効果:術者の手から大鎌が現れる。秩序の鎌を操る呪文。この鎌が振り下ろされれば世界が滅びると言われているそうだ。ロード・オブ・コスモスそのものである。完成版はディーヴのオリジナル技。 作者:ディーヴ 白魔術 混沌光(カオスホーリー) 詠唱;混沌よ、光ある存在には希望を与えん 効果;対象の心を浄化する呪文。 作者;不明(混沌魔導書に載っている事が判明。) 混沌希光(カオスライト) 詠唱;混沌よ、我は希望の恩師なり。この者達を救い給え 効果;対象の体力を半分回復させる白魔術。 作者:不明(混沌魔導書に載っている事が判明。) ??? ??? その他の魔術 (召還系など) 召還•地獄の不死鳥 詠唱 “呼び寄せろ、地獄より舞い戻りしフェニックス、更なる火焔を持って大地を灼け!” 効果 文字通り地獄の不死鳥を呼び寄せる。 [地獄転生]光と闇が混ざったような火焔球を放つ。威力は計り知れない。 作者 ミスラ 魔王ラタトスク 詠唱 不明 効果 自身にラタトスクの魂を宿し、覚醒させる魔術。ただし、ラタトスクの魂を宿すに当たって注意しなければならない事は、[一度宿らせると日が経たない限りラタトスク覚醒する] つまり一日中ラタトスクに乗っ取られると言う事になる。 作者 不明 禁断魔法 紅き天使の矢 詠唱:爆ぜよ紅き星、罪深き子羊を冥府へと送れ!! 効果:紅い星を召還させた後、爆発させ、かなりの広い範囲にその破片を地上に落とす。 作者:ドートル教授 最終物語 詠唱 “罪深き子羊を最後の物語へと誘え!” 効果 惑星を丸々一つ落とすとんでもない技。使い方を誤れば星を一つ滅ぼせる禁断の魔術。 作者 ミスラ 龍牙空滅剣 詠唱 途中で文が途切れている為不明 効果 不明 作者 不明(混沌魔導書に載っている事が判明) 雷光・雷鬼神(ライト・らいきじん) 詠唱 我が雷の鬼よ、雷の光で闇を討て! 効果 一瞬だけ強くフラッシュし30キロまで爆破する 禁断雷系魔術。 作者:不明(混沌魔導書に載っている かのも不明) ※ここはまだまだ未完成です。 書かれていないことがあればどんどん更新してください。 BGCOLOR(silver) 関連ページ 混沌魔導書 混沌預言書 賢者
https://w.atwiki.jp/sinrei_tukikiramei/pages/27.html
Lv65解放 1VS1のPvPです。 操作は一切行えず、順位に応じて対戦相手を選ぶ形となります。 上位に勝てば、その順位と入れ替わります。 下位に負けた場合も、順位が入れ替わります。 1日15回挑戦可能です。 1回戦闘すると10分のクールダウンが発生し、クールダウンが40分こえると対戦できなくなります。 毎日0時の時点で順位に応じて報酬がもらえます。 アリーナで得られる報酬でバック拡張札や復活玉、その他アイテムが交換できるので欲しいものがあれば、チェックしておいた方がいい。 交換一覧 名前 ポイント 在庫 名前 ポイント 在庫 マウント秘石 100 5 専属武器秘石 100 5 マント秘石 300 5 マウントブック-野性 1800 5 マウントブック-警戒 2000 5 マウントブック-強靭 2200 5 バッグ拡張札 50 5 復活玉 50 5 アミュレット玉(SR)バッグ 150 5 ※在庫は毎日0時にクリアされます