約 915,835 件
https://w.atwiki.jp/mahjong_comic/pages/523.html
賭博堕天録カイジ 作画 福本伸行 掲載誌 ヤングマガジン?2004年28号~2008年8号 話数 全131話 あらすじ 裏カジノでのパチンコ大決戦に勝利したカイジだが、手元には金がほとんど残らず、大決戦で手を組んだ坂崎の家に居候していた。ここも居づらくなってきたとき、地下の強制労働施設から救ってやった二人が訪ねてきた。彼らは今、ある裏カジノで働いているが、そこの社長のイカサマ賭博に付き合わされ、スッテンテンになってしまった。カイジにその仇討ちをしてほしいというのだ。(講談社コミックプラス1巻書籍詳細ページより) 単行本 レーベル名 出版社 版型 巻数 奥付 Amazon ヤンマガKC 講談社 B6 全13巻 1巻・2004年11月5日初版、13巻・2008年4月4日初版 備考 全編通しておこなわれるのは変則二人麻雀「17歩」。 『賭博黙示録カイジ』『賭博破戒録カイジ』の続編。さらに続編として『賭博堕天録カイジ 和也編』がある(いずれもギャンブル漫画だが麻雀は出てこない)。 00年代 ヤングマガジン ヤンマガKC 福本伸行
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/43543.html
登録日:2019/12/25 Wed 18 37 22 更新日:2024/06/14 Fri 02 15 38 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 17歩 2004年 ざわ… ざんす カイジ カイジシリーズ ギャンブル ニート ヤングマガジン 三好 兵藤和也 前田 村岡隆 漫画 福本伸行 講談社 賭博 賭博堕天録カイジ 週刊ヤングマガジン 長すぎる一戦 麻雀 空虚…! 賭博堕天録カイジとは、福本伸行による漫画作品。 ●目次 【概要】 【作風】◯1シリーズに1ギャンブル ◯題材となるギャンブルの専門性が強い 【あらすじ】 【主な登場人物】 【概要】 週刊ヤングマガジンにて2004年28号から2008年8号まで連載。全13巻。 『賭博破戒録カイジ』の続編であり、前作最終回から半年後の世界を舞台とする。 破戒録同様、前作の続編というよりはタイトル変更による新章開幕である。 理由は後述するが、以前までのシリーズと比べると作品評価は賛否が分かれる事態となった。 前作同様に13巻で終了し、休養期間を経て続編の『賭博堕天録カイジ 和也編』へと続く。 巻数リセットは行われているが、以降はタイトルは『賭博堕天録カイジ ○○編』となる流れとなっている。 シナリオ的にも期間を開けずに話が地続きとなっており、『賭博堕天録』は本作では終わっていない。 前作で例えるなら、わざわざ『賭博破戒録カイジ 地下王国編』『賭博破戒録カイジ「沼」編』に単行本を分けた状態という事である。 前作及び前々作と比べるとメディアミックスでの利用は控えめで、アニメ化や実写化も現在の時点で行われていない。 まあこの点は「17歩編」は完結しても「堕天録編」自体は続いている事情もあるか。 【作風】 基本的な作風はこれまでと変化していないが、作品構造に以下のような変化が見られる。 ◯1シリーズに1ギャンブル これまでは1シリーズ内に最低2つ以上のギャンブルを行っていた。 しかし、本シリーズは1つのギャンブルをプレイ終了するまでに全13巻を費やしており、描写が長くなっている。 この影響で作品のシナリオの展開速度がスローペースとなっており、賛否分かれる結果となった。 ただし、リアルタイムで連載を追うと遅く感じる分、単行本で読むと巻数自体が長くないこともあって読みやすい。 本作以降もシナリオのスローペース化が続いたことで、一夜を過ごすのに現実時間で長い月日が流れることに。 この点がネタにされることもあるが、福本氏の他作品には一戦で20年費やした作品もあるので、作者的にはそれと比べれば然程長くない扱いなのかもしれない。 ◯題材となるギャンブルの専門性が強い 本作のギャンブル「17歩」は麻雀を題材にしている。 そのため、読書には麻雀のルールを認知しておく必要性がある(ルールは知らなくても流れは楽しめるが)。 麻雀を知らないと初見では読みにくいとの指摘があり、これまではルールがシンプルだったカイジシリーズらしくないとの意見も出ている。 一応、前作の時点でチンチロリンやパチンコなどの一定の知識が必要なギャンブルは題材になっていたが、それらのルール自体は簡単だった。 その一方で、麻雀のルールを認知しておけば面白く読めるとの意見も多い。 麻雀自体は青年向けギャンブル漫画では定番の題材であり、福本氏の経歴も考えるとカイジでも扱うのは自然な話だったりはする。 もっともヤングマガジンは非麻雀雑誌なので、その辺の認識でまた賛否分かれているのだが。 【あらすじ】 「沼」での死闘が終わってから半年後。色々あったが地下から脱出して借金を完済したカイジは自由の身だった。 「沼」で共闘した坂崎孝太郎は、勝利金で自宅を購入して家族とヨリを戻したことで恩人としてカイジを元旦に自宅に呼ぶ。 ところが、カイジはそんな坂崎の自宅に居候状態へ突入し、バイトすらせずに堕落した日々を送っていた。 堕落したその姿や娘との関係性を危険視した坂崎は、手切れ金として300万円を渡し、追い出した。 そんな日々を送っていたカイジは、半年前に地下で共闘した『45組』メンバーの三好・前田と再会する。 そして彼らが勤める裏カジノの社長・村岡から大金を騙し取る計画を持ちかけられる。 カイジは坂崎から受け取った300万を軍資金に、村岡が考案した変則麻雀「17歩」に挑む。 【主な登場人物】 伊藤開司 CV:萩原聖人 演:藤原竜也 「沼」で勝利するも、その後に遠藤に騙されて無一文状態となってた主人公。 坂崎の自宅に恩人として招かれるが、坂崎一家に50日も居座ってニート生活を送る。 そのせいで坂崎に存在を危険視され、300万円の手切れ金と共に坂崎宅から追放された。 前作のギャンブルでの大勝の影響で感覚が狂ったのか、元々社会不適合者だった性質が悪化している。 坂崎孝太郎 CV:二又一成 演:生瀬勝久 「沼」で勝利後、マイホームを購入。家族とも和解に成功した。 当初は恩人としてカイジにも好意的だったが、居候を続ける姿や娘との関係性の発展を恐れて険悪な関係になり、300万円を渡してカイジを追い出した。 ギャンブルからは引退し、家族と過ごす日々に充実感を感じている。 坂崎美心 CV:久保ユリカ(パチスロ版) 前作の時点で存在が示唆されていた坂崎の娘。年齢は20歳の様子。 父親からは美人だと思われていて寵愛されているが、実際は残念なことに顔面偏差値はかなり下(父親視点では顔面補正が入るのは当たり前だが)。 経緯は不明だがカイジに好意を抱いており、彼に積極的にアピールして尽くす様子を見せる。 性格は悪くないが、顔の印象に加えて積極的過ぎて恥知らずになっている行動もあり、カイジからの評価は低い。 しかし、続編ではカイジ側も美心を利用している事実が判明し、関係性は複雑…というか恋心を弄ばれている。 三好智広 前田 CV:遊佐浩二、梶雅人 前作の地下チンチロ編にてカイジと協力して地上生還を達成した「45組」の内の二人組。 地上生還後、村岡の経営する裏カジノに就職するも、ギャンブルにのめり込んで結局借金生活になる。 本作でカイジと再会し、村岡から金を奪うための共闘を持ち掛ける。 しかし…… 実は村岡に丸め込まれ、カイジが「沼」で得た金を自分達に分配せずに隠し持っていると思い込みカイジを裏切り村岡と結託していた。 裏切りが判明したことでカイジの怒りを買い、罵倒された上に暴力を奮われて関係が切れる事となった。 シリーズ最高クラスの屑人間っぷりを本作では見せつけ、後のカイジにはかつての安藤に勝るとも劣らないトラウマ的存在に変貌した。 村岡隆 CV:木下浩之(パチンコ版)/中尾隆聖(パチスロ版) 三好・前田コンビの就職先であり、帝愛グループの系列にある裏カジノの社長。本作のラスボス。 「ざんす」を語尾につけるのが特徴的で、自ら考案した変則二人麻雀「17歩」でカイジと戦う。 努力や信頼が嫌いで他人を減点方式で見るタイプな上、金銭感覚に関しても税金すら払いたくない程のケチな小悪党。 歴代の敵と比べると小物感が強いが、その一方で小物故の博才を持つ今までにいないタイプの敵であり、カイジは相当苦戦した。 兵藤和也 CV:山口勝平(パチンコ版) 「17歩」の最中に、カイジの目の前に現れた青年。正体は帝愛グループ会長・兵藤和尊の息子であり、途中でカイジにその関係を明かす。 カイジに貸す形で軍資金を提供し、後に身体の各部位に保険金をかけた『欠損事故ルーレット』を持ち出して軍資金を貸し出した。 本作では「17歩」の立会人として観客的役割にもなっており、カイジと本格的に戦うのは次作以降になる。 父親に負けず劣らずの凶悪な人間だが、村岡のあまりの見苦しさに呆然と呆れるなど、父親はまずしないような感情表現も見せる。 坂崎の妻 坂崎の妻の中年女性。本名不明。 会社をクビになって落ちぶれた夫に呆れ、娘の美心を連れて離婚。 本作では「沼」勝利後に坂崎がマイホームを購入したことで、掌返しで娘と共に坂崎の前に帰還して同居している。 _ヽー-、 ,. -;z.__ ,> ` ′ ' ∠._ / < イ ,、 ヾ │ , ,.イ ハ. ト、 | 働くのはダメでも | .ィ/ニソ 'エ、ヽ | Wiki篭りさんには r'コ| { 9 . 9 } |Fヽ 追記・修正が |にl| `ー ,」 L ー ' l|-リ あるじゃない ヽニ| 、_"‘‐u‐’´"_, |ン ですか‥‥! |.ト、二ニニ二ノ!| ,.l.ヽ.ー‐-rー─;ノ.l,、 _, -‐'' 「l.\ ̄二 ̄.//| `'ー- ._ ,、-‐''" . | \. ` ー ' / .| `''ー-,、 / l l. \ / .| / l. / l l × l / l △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] その場の関係だったり裏切った時のリターン考えたら安藤の裏切りは理解出来るが苦楽を共にした上二度もカイジに救われてる二人が裏切るのは理解不能だったわ。屑度で言ったら安藤より上と個人的に思った -- 名無しさん (2019-12-25 18 51 37) 最終的にカイジではなくペテン師村岡の方を信じるってのが、情けないというかアホというか…。 -- 名無しさん (2019-12-25 19 29 47) 村岡の口車に乗ってる内はただの馬鹿で済むんだけど、ボーナス目当てにカイジ足止めしたところで完全なクズに成り下がったなって -- 名無しさん (2019-12-25 20 05 42) あれだけ散々な強制労働と分の悪いギャンブルから脱出できたのに、結局ニートだの多重債務だのに転がり落ちてしまう辺りクズ揃いなんだなあと。まあカイジに関しては初回から既にダメ人間だったんだけどさ -- 名無しさん (2019-12-25 22 13 29) そもそも地下帝国から脱出出来たのに。地上の地下帝国に舞い戻ってどうすんだよって。 -- 名無しさん (2019-12-26 10 33 55) ↑ 世の中にこういう人間が多いから、帝愛や会長も食いっぱぐれがないんだろうな、と思うと何となく悲しくなる -- 名無しさん (2019-12-26 10 53 45) 冒頭でカイジ(美心とデート中)を見て「今回の切り札」的なこと言ってたはずだし、三好と前田の裏切りって開始時点では考えてなかったんじゃないかと思ってる -- 名無しさん (2019-12-26 12 37 13) 違う漫画だが闇金ウシジマくんの「客の中には同情に値する人間は一人もいねえ」というセリフを思い出した。 -- 名無しさん (2019-12-26 17 10 12) ↑ あっちもパチンカスの債務者が何人か出てくるんだけど、売春させられたり年金持ってかれたりしているのに結局誰一人として自力じゃ辞められないっていうね。タコ部屋送りにされて逆に更正した奴は居たけど -- 名無しさん (2020-01-26 00 57 21) 流石にギャンブルには懲りたかと思ったら…なあ -- 名無しさん (2021-07-21 22 21 34) あんま接点なかった前田はともかく、三好は地下にいたころから「なんでわかんないかなぁ~!!」って足バタバタさせてるあたりから「こいつ池沼な感じすんなあ」って思ってたから、裏切りも納得した -- 名無しさん (2021-07-22 03 28 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2513.html
賭博黙示録カイジ 【とばくもくしろくかいじ】 ジャンル アドベンチャー 対応機種 プレイステーション 発売元 講談社 開発元 ウィル 発売日 2000年5月25日 定価 6,090円 プレイ人数 1人 判定 ゲームバランスが不安定 ポイント 徹底した原作再現(が仇に)意外に練られたストーリー全てはプレイヤー次第 少年マガジンシリーズリンク(*1) 概要 特徴 問題点 バランスの悪さ キャラゲーとしての問題 その他の問題点 評価点 総評 余談 概要 現在ではいわゆる「ギャンブル漫画」の代表作としても知られる、人気漫画『賭博黙示録カイジ』のゲーム化作品。 2007年に『逆境無頼カイジ Ultimate Survivor』のタイトルでアニメ化される以前の作品であるため、映像化に際してそちらの要素は入っておらず、タイトルなども原作準拠となっている。 原作の第1部「希望の船」で行われた作中オリジナルのギャンブルゲーム「限定ジャンケン」を再現している。 内容的には第1部終了後のスピンオフ的なもので、「カイジ達が再びエスポワールに乗船する」というifストーリーとなっており、原作第2部以降のストーリーには分岐していない世界観であることがわかる。 プレイヤーは原作の主人公であるカイジではなく、オリジナルのキャラとして参加する。 名前はゲーム開始時に設定が可能で、登場人物からは設定された名前で呼ばれることになる。 性格はカイジと比べると基本は悪人寄りな人物。ゲームが進むにつれて非情で打算的になっていくのが前提でストーリーが作られている感じがある。 ゲームの進め方によっては性格に多少の変化はあり、相手を罠に嵌めたり、徹底的に金を絞りとって「ここは戦場、騙されるほうが悪いんだ」と言い出したり、「ククク………」と笑いだしたりすることもあれば、「こいつを騙すのは気が引けるな…」と躊躇したりすることもある。 カイジは船の対戦者のひとりとして登場し、リピーター(過去に限定ジャンケンに参加した人物)としていろいろなアドバイスをしてくれる。 常に覚醒している状態であり、原作のようなコミカルな描写は皆無。敵に回すと苦戦は免れない。 特徴 ゲームを始めると『ドラクエIII』のような性格診断が始まる。 選択肢を選んでいくだけなのだが、異様にホラーめいた演出になっており、本当に『カイジ』のゲーム? と思ってしまう。 これによって決まる主人公の性格もゲーム内でのイベントに影響するため、イベントを回収するためには周回プレイではなく新規にプレイし直す必要もある。 基本ルールは以下の通り。細かい変更点はあれど、原作から大幅に変更された部分は無い。 参加者それぞれに「星」3つと、グー、チョキ、パーの3種4枚ずつ、計12枚のカードが配られる。 カードを1回につき1枚使用して、他の参加者とジャンケン勝負をする。勝つと相手の星を1つ奪える(あいこは星の移動は無し)。 まず対戦相手を探し、承諾を得た上で船内にあるボックスを挟んで向かい合う。断られることもあり、その場合は勝負できない。 次に「チェック」で自分が出すカードを確かめ、「セット」で伏せて提出し、「オープン」で同時にカードを公開。 使ったカードは結果に関係なくボックスに開いている穴に投入、即座に回収・集計される。船内の電光掲示板には「残り時間」と、「それぞれのカードが会場全体であと何枚ずつ残っているか」がリアルタイムで表示される。 開始前に主催者は軍資金を貸してくれる(利息あり)。この金の使い道は自由であり、他の参加者から双方合意の上で星やカードを買ったりもできる。後に判明することだが、制限時間終了後に参加者同士で星を売買するための時間が設けられており、ここでの購入資金にもなる。 全てのカードを使い切った時点で、初参加者は星を3つ、リピーターは4つ維持できれば勝ちとなる。ただし本作内では、どちらであろうと全員3つであがれる(*2)。 星がなくなる、制限時間終了時にカードを使い切れていない、星の売買タイムが終わっても星が規定に満たない、その他禁止行為(カードを燃やすなどして廃棄するなど)を行う、などで負けとなり、別室送り(本作ではバッドエンド)にされる。 原作では別室送りになっても売買タイムで他者が星3つを提供してくれれば解放されたが、本作主人公には助けてくれそうな相手がいないからか即ゲームオーバーとなる。 ミニゲーム(強制労働)窓拭きについて セーブルームでセーブした後に(勝負の結果にかかわらず)「途中データを保存して終了」をせずに、リセットや電源ボタンを押して終了すると、高層ビルの窓拭きをするミニゲームイベントが必ず発生する。(*3) 強制労働をこなす事でセーブルームで行ったセーブまで戻る事が出来る。強制労働を拒否した場合、セーブルームで行ったセーブが消え、最後に行ったセーブ(各章の前に行ったセーブ)まで戻される。 各章はわりとこまめに区切られているので、セーブルームで行ったセーブを消されても被害はほとんど無い。また、このイベントはシナリオの事前に行うセーブにおいては起きないので遭遇する事は少ない。原作には「人生にやり直しなどない」「勝負に後戻りはない」という言葉があるが、ゲーム内ではリセット&ロードで章ごとにやり直す事が出来るので、この言葉は再現されていない。 原作ではカイジを含め103名の参加者が乗船していたのだが、このゲームでの参加者の合計は81名と原作に比べるとやや少なめ。 しかも実際にゲーム中で会うことができる参加者は主人公を含めるとたったの58人だけであり、内一人はゲーム開始早々に別室送りとなってしまって話しかけることもできない(*4)。 さらに参加者の中に一人だけ、主人公らのような負債者ではない主催者側が差し向けた者がいるので実質的な参加者は80名となる。 対戦キャラクターたちは、船井・カイジなど一部を除いて本作オリジナル。しかし、明らかに他の福本漫画から顔のデザインを流用している者が多い(特に『銀と金』キャラの登場頻度が高い。他に『天』や『アカギ』のキャラも)。ある意味、出版社の枠を超えた福本作品オールスターゲームといえるかも? 傾向として、原作で強いキャラは本ゲーム内でも強めになっている。 安藤や古畑といった印象的だった人物はリピーターとして乗船できなかったのか登場しないが、明らかに彼らをモチーフにしたような性格の人物が多数登場する(*5)。 また、実際に原作の限定ジャンケンで登場していた名もなきモブキャラも、名前を与えられて何人か登場している。そのためかリピーターになっている場合が多い。中には絶望の城編以降に登場したモブキャラさえもいる。 原作では若者がメインのクルーズという設定だが、このエスポワールの平均年齢はかなり高い。40~50代の人間が多く、中には70を越えている高齢者も存在する。上記の通り福本作品からキャラを流用していることも遠因だが、原作とは少し違った雰囲気となっている。ちなみに主人公は年上と思われる人物には敬語で話しかけるため、20~30代の若者であることが読み取れる(*6)。 主人公には運、勘、精神状態のステータスがある。 運は運否天賦の勝負に作用し、勘は高い状態だと相手の策に対して「待てよ…」等のヒントがでて看破しやすくなる。精神状態は負けがこむと焦った状態になり、時間が早く進むようになる。これらのステータスはガムやタバコといったアイテムを使うことで変動が可能。 基本的な進め方は他の参加者に話し掛けて情報を集め、それを手掛かりとした上で勝負を挑むという流れ。話しかけただけで雑談として情報をくれる人物もいれば、金と引き換えに情報を売る情報屋も存在する。 情報をどう扱うかは勿論、そもそも情報は正しいのかどうかも考えなければならない。ちなみに主人公のカード情報も流されているらしく、明らかにこちらのカードのバランスを読んでくる参加者もいる。 主人公は他キャラとの対戦を通じて、さまざまな「理論」を習得していく。これを用いて対戦を優位に進めることができる。 相手の手持ちカードの偏りから次に出す手を予測する「バランス理論」、アイコ引き分けでのカード消費を提案する「引き分け戦術」やゲーム全体のカード残数の比率から有利なカードを推測する「確率論」など原作にあった理論の他、覗き見している相手の裏をかく「カード二枚重ね」などオリジナルの理論(*7)もある。 「引き分け戦術」を提案しておきながら裏切ってそれに勝ってしまう外道プレイももちろん可能。 他にも「集団に参加しないかと勧誘される」「異様な勝ちを重ねる参加者が現れ注目を浴びる」など、原作にないイベントが次々と発生。従うか、拒否するか、あるいは従うふりをして裏切るか、すべてプレイヤーの自由である(裏切っても特にペナルティはなく、普通にゲームを続行できる(*8))。 クリア、もしくはゲームオーバーになると最終評価が下される。項目は不運度、ギャンブル度、不真面目度、破滅度と総合評価の五つ。大抵は低か高だがプレイによっては無、悪、極といった評価になる。 敗北条件を満たしてゲームオーバーになると別室送りになるのだが、別室の内容が原作とは大きく異なる。 + 別室のネタバレ 別室に連行された先に見えるのは手術台。抵抗するも主人公は台に磔にされ手足を拘束され、医者らしき人物が現れてそこで暗転… というムービーが入る。 ちなみにこのゲームでは売買タイムはあるが別室の救済については一切言及されておらず、別室の人物を助けることは不可能。 問題点 原作通り、かなり難易度が高い。 ざっと挙げるだけでも、カードの使い方を様々な状況に応じて考え、ゲーム中で手に入る現金の使い道を探し、相手の裏をかく心理読みが必要とされる。 こういったものが苦手なプレイヤーには絶対向いていない。会話の最中でも時間が進むため迂闊に長考もできない。 先述の「理論」や相手のカード情報を持っていても、それを実行可能なカードを持ってないとどうしようもない。 バランスの悪さ ただ難しいだけならまだしも、このゲームの肝である「心理戦の醍醐味」を半減させる仕様になってしまっている点が多く、欠点となっている。 明らかにプレイヤーを殺しにくる罠が多い。 代表例を挙げると、まず船井とのイベント。ゲーム開始と同時に「あいこ引き分けによるカード消費」を必ず持ちかけてくるのだが、これは原作を読んでいるプレイヤーに対しての罠。 原作では船井は、あいこのカードを出すと思わせておいて、あいこのカードに勝つカードを出して勝利する。本作の勝負において、原作を読んでいたプレーヤーは取り決め通りにあいこのカードを出せば負けると思ってしまうので、あいこのカード以外のカードを出す。よって船井はあいこのカード以外の2枚のカードに勝てるカードを出せば必ず引き分けか勝つ事が出来る。心理的な抵抗をうまく突いた作戦である。裏の裏をかいてくるので、こちらが裏をかこうとすると負けてしまう。 プレイヤーが勝つと、船井は「わざと負けてくれ」と言い出す。勿論さらに追い打ちをかけることも可能である。 ちなみに2周目以降はどんな手を出しても一度目はプレイヤーが必ず負けるようになる。さらに周回プレイを重ねると両方とも必ず敗北するようになり、星1個でのスタートを強制される。 他の例も挙げると、前述の通り主人公は理論(戦術)を習得できるのだが、理論を使用すると必ず負けてしまう場合がある。 ネタバレを避けて説明すると、覚えた理論を試しに使うと「馬鹿め! そうくると思ってたぜ!」とばかりにハメられることがある。序盤で発生する場合もあるため、負けると一気に追い込まれる。 福本作品では自分の直感を信じることで勝利し、逆に理論や理詰めの戦術に頼り過ぎた結果、苦杯を飲まされるという展開が多い。このゲームでもその傾向が強いので理に頼らない運否天賦の勝負や「あいこ勝負」ばかりが安定した勝利方法になってしまいがち(*9)。 発生した時点で絶対に星や金を失うことが確定してしまうイベントがあり、絶対に負ける勝負を強要される。 前述の船井との周回勝負は絶対に避けられず、後述の理不尽な問題点にも含まれるが、終盤でのルート分岐次第では少なくなったカードの使い方によって最後に必ず負けてしまうこともある。また、中には選択肢を間違えた時点でそのままゲームオーバー直行という理不尽極まりない危険なイベントもいくつか隠されている。 さらに、主人公を無理矢理にでも星2つ以下にさせようとするためか、賭ける星の数が足りないのに強引に自分の星以上の大量の星を主人公に賭けさせて勝負をさせようとする相手もいるので理不尽。その提案にあっさり乗ってしまう主人公も不自然である。 原作を再現した甘えが許されない仕様だという解釈もできるが、それを踏まえても理不尽に感じられる。 一度攻略法を見抜いてしまえば確実に勝つことができる。手の内の読み合い、頭脳戦ができるのは初見時のみ。ゲームの性質上仕方ないことではあるが、相手にハメられてゲームオーバーになり、もう一度勝負を挑んであっさり勝利… を繰り返すというパターンになってしまいがち。 ステータスは勝てば勝つほど良くなり、負ければ負けるほど悪くなる。このため、勝ち続ければ高ステータスによって勝負がどんどん楽になり、負ければ低ステータスで余計に苦しくなるという悪循環。この点でもバランスが悪い。原作を、いや現実のギャンブルを再現したといえなくはないのだが…。 特に「勘」による補正が強すぎる。MAXの状態だと「ほとんど答えをバラされるようなヒント」がでることもあり、場面によっては「間違えると痛手を被る選択肢を強制的にスキップする(正解を自動的に選ぶ)」という「考える余地? 何ソレ?」的な補正まで存在する。 原作でもカイジが超常的なレベルでの気付きを発揮することはあるが、プレイヤーがカイジではないゲームでそれをやられても置いてきぼりになりやすい。 勝負後、勝ち負けにかかわらずトリックの種明かしをされてしまう。相手、もしくは主人公が「こういうことだった」と細かく説明してしまうケースが多く、「何故負けたのか?」「どんなトリックを使っているんだ?」と推理する楽しみが薄れてしまう。 上記の仕様が組み合わさり、実際にやってみるとハメられてすぐにゲームオーバーになるか、連勝して星を手に入れすぎてしまい、負けてもいいやという緊張感のない戦いになるかという、両極端なプレイになりやすい。星を失う機会、得る機会のバランスが取れていないのだ。このせいで心理戦の醍醐味も大きく削がれてしまう。 勿論「カードを使いきらないとあがれないのでいくら星を持っていたところで安心できない」という点も原作通りなので、カードが限られる終盤で連敗して一気に追いつめられる可能性もある。のだが… 実際には終盤戦だと「勝敗を度外視してカードを使いきるため勝負する」というプレイになりがち。他者にカードを売却する等、一気にカードを消費する方法は基本的に存在しない。 開始時に貸し付けられる軍資金の使い道が少なく、あまり役に立たない。情報を購入するのに金を使うということはあるが、それを除けばシナリオ内で一度も金を使わないこともザラにある。まともな使い方は売買タイムで星を買うのと後述のカジノで遊ぶためくらい。 原作では「金の使いみちは自由」とされていたが、本作ではカードなどを買うことは基本的にできないし、反対に自分から情報やカードを売ったりすることもできない。星の購入・売却もイベント以外だと最後の売買タイムだけで、任意に購入や売却は不可能。このため金を消耗する(奪われる)機会はそれなりにあるものの、稼ぐ手段となるとほとんどない。 しかも原作よりもさらに暴利になっているので余計タチが悪い(原作だとゲーム終了までに1.4倍になる程度の金利がついていたが、本作だと終了時にほぼ2倍になる)。リピーターならともかく、初見プレイで原作のカイジのように1000万も借りると借金をチャラにしてのクリアは極めて困難。ほとんど金は重しである。 キャラゲーとしての問題 原作通りに参加者のカードの総数は掲示板に記録されているのだが、特定の対戦相手のカードの内訳が交換もしていないのに勝負の最中で明らかに変化している場合がある。 何が問題かというと、例として相手がカード一枚しか持っていないのにこちらがどんなカードを出そうとも負けになる、もしくはあいこにしてくるなど複数カードを持っていなければ不可能な、対戦相手にとって都合の良い勝負が多く、情報無しで純粋に手の内を推理するという駆け引きができない。 さらに一部の終盤ルートでは、この掲示板の記録自体が一度減っていたはずのものが突然増えているというおかしな現象が起きている場合もあるため、情報としてはあまり活用できないどころか、ゲームそのものが成り立っていない矛盾した状況になってしまっている。 追加要素である賭博場が、微妙に船内の雰囲気に合っていない。 そもそも生死を賭けた鉄火場だというのに限定ジャンケンから離れて金稼ぎをしているというのが世界観にそぐわない。星を確保してカードを使い切った者が参加できるのならまだわかるのだが、実際のゲーム内では残り時間が少なくなると賭博場が閉鎖されてしまう。完全に余興として楽しむことは出来ない。 初めて賭博場に入る際には黒服が出すクイズに答える必要があるが、何故か和風ギャンブルの話題が多い。 そして賭博場で行われるのが「丁半」と「チンチロリン」。洋風の船内の雰囲気にあってない。 一応、「チンチロリン」は原作の続き部分で行われるギャンブルであるし、原作再現と言えなくもないが(*10)。 ちなみにバグで所持チップの枚数が9999枚(9999万円相当)に増殖している事が稀にある。 増えたチップはそのまま換金できるので、そうなってしまえばありえないような大勝が確定してしまう。 + その他、ネタバレ含めたシナリオ上の理不尽・不自然な部分 読心術(超能力)を使うと自称する相手に勝つ方法が「シャッフルして自分で自分のカードがわからない状態で出す」というもの。つまり超能力が存在することは肯定されている。それどころか主人公と超能力者が超能力を介して心で会話する場面まである。原作の世界観にそぐわない。 没データの中には種明かしとして「対戦相手に催眠術をかけているらしい」、という会話がある。実際にこの勝負で挿入されるムービーでそれらしい動きをしているので読心術よりは納得ができるトリックであるのだが、採用はされておらず結局はオカルトな話になるのでやはり原作の世界観には合わない。 星を一つや二つ失うだけならまだしも、終盤ではルートに乗った時点でゲームオーバー確定(絶対に相手に勝つことが不可能で最後のイベント勝負で星と金をすべて失う)になるものがある。 なお、設定のミスかこのルートのイベントチャートに一つだけ番号が欠けている部分がある。そのため回避策があるかと思いきや、実は何もない。シナリオ上最後の対決に勝てば確実に借金返済で、星も余裕がある状態になる…というルートなのに理不尽(*11)。 そしてこのルートのギミックは「それは反則すぎるだろ」とコントローラーを投げたくなるレベルである。それは対戦相手の正体が主催者側からの刺客(いわゆるジョーカー)であるというもの。 この対戦相手は「カードを使い切らずに時間切れとなった場合は敗北」というルールを覆せる立場にあることを仄めかす。いくらなんでも理不尽すぎる。 この人物によって主人公以外にも多くの参加者が別室送りにされる。こんなあからさまなやり方をしたら次回以降の乗船希望者が居なくなってしまうはずだが…。 福本作品では敵側または主催者側が反則的な手段を使って有利に立ち回るものの、裏をかいて逆転勝利に辿り着く…という展開が多いため、この対戦相手に勝つことが出来ないのはユーザーからすれば理不尽すぎるし、非常に心残りである。 強敵相手に対策トリックを立てた協力者に、手に入れた星を暴力で奪われるというイベントがある。 控室という目の届きにくい場所とはいえ、これが通ったらゲームのアイデンティティの崩壊である。トイレの中にまで目を光らせている黒服に制止されそうなものだが、救済はない。 まあ、原作でもカイジは最終局面で裏切った協力者に顔面パンチと蹴りを入れ、もう一人にも張り手をくらわして金と星を奪った(しかもこちらは黒服の目の前で堂々と)のだが(*12)。 原作内容から判断すれば、(悪く見積もって)暴力そのものは禁止されてないにしても、それによる星のやりとりは無理なはずである。 この他にも「ある人物が突然気がおかしくなってカードを燃やして別室送り」になったり、「カードを食べてしまい」別室送りになったり、シナリオによってはそのカードの破棄が「実は芝居だった」という展開になったり(*13)。と、ストーリーを作るために無理矢理で不自然なイベントがいくつか発生する。 これに関連して中盤で強制発生する上記の「集団への参加の勧誘」というイベントでは「金はもらうが参加者の情報を交換し合う」と提案者に言われるのだが金が足りなかったり、断っても「金はいらないから情報だけは必ず交換し合う」と結局は強制的に参加させられてしまい、金を払った場合と展開がまったく同じなので意味がない。 別の人物からも勧誘されるイベントはあるが、こちらは任意に断ることができるのに何故か強制イベントの方は断れない。 終盤のストーリーはこの勧誘イベントを軸にした構成となっており、仮に断ってしまうとそれらのストーリー自体が成り立たなくなってしまうために強制しなければならず仕方がない部分もあるが、きっぱり断った場合のパターンも用意すれば良いだけの話なのでストーリー構成をしっかり練ってもらいたかった所である。 終盤では追い詰められた主人公がカードを廃棄し、黒服に見つかって別室送りにされるというイベントがある。 このイベントはルート分岐次第では発生せず場所もトイレと限定されているので滅多に拝む機会はないものの、選択肢を間違えたその時点でゲームオーバーになってしまう危険なイベントである。 なお、このイベントは設定ミスかイベントチャートにも入らないため、余計に存在に気づき難い。前述の設定ミスで欠けている部分で使われればちょうどイベント数も合うので、やはり開発中の設定ミスであったことが覗える。 そしてそのイベント内容とはカードの買占めを提案してきた人物に騙されてしまい、金を全て奪われ大量の不要なカードを押し付けられてしまうというもの。それによって追い詰められた主人公がカードをトイレに流して廃棄してしまう…という原作にもあった要素でもある。 カード買占めは原作にも存在した要素で「カード買占めが自分もできるのか?」と期待したプレイヤーを一気にどん底へ落としてしまう。他人の話を簡単に鵜呑みにしてはいけないということなのだろうが、提案者は主人公の話もまともに聞かず金を無理矢理奪った挙句に不要なカードを全部押し付け、最終的には賭博場へ逃げてしまうと、理不尽極まりない。 選択肢前の会話内容から胡散臭いことは分かり、最初から主人公を騙そうとしているのは見え見えなので回避自体は簡単なのが幸い。 なお、この人物はイベントよりずっと前のゲーム序盤から姿を見せており、勝負をすることはもちろん、実はキレ者であるという情報を知ることもできるのだが、その情報を主人公はまったく活かせておらず、むしろ初対面のような状況になってしまっている。 騙された後も主人公は相手が最初から自分を騙そうと誰かの策謀で待ち構えていたのではないか?と洞察する場面になるのだがそのまま別室行きになるので、ストーリーには活かせていない。押し付けられた大量のカードを誰かに頼んであいこ消費してもらうということもできず、自分にはもう廃棄しか道はない!と強引に決めつけてしまい、自分自身がカード廃棄をするというイベントを成立させるためとはいえかなり無理矢理すぎである。 終盤ではとある参加者たちが「お互いのカードをシャッフルし合わないか?」と持ち掛けてくるイベントが発生し、実行すると所持しているカードの種類や枚数が変わるのだが、実際はそのカードの内訳が一種類しかないために全然シャッフルになっておらず後の終盤でのイベントに活かせていない。 ルート分岐にもよるが終盤でのイベントはほぼ強制的でシャッフルイベントで内訳が固定されたカードを使うことを前提に組まれているために自由度が低い。しかも対戦相手の仕掛けた罠に嵌まるかギリギリで回避するか、という展開になるのがほとんどなので逆に相手を倒すというような展開にはならない。(*14) エンディングは大まかに分けてゲームオーバー(別室行き)か、借金をチャラには出来なかったものの船から生還するエンド、大勝して黒服に拍手で迎えられるエンドの三通り。(*15)ストーリー内で様々なルートがあるのにもかかわらずエンディングがこれだけでは少し物足りない。主人公の善悪度を評価するシステムや関わったキャラクターなど、様々なエンディングを作る材料はあるのだが…。 ただし、ある人物とのイベントの結果次第では追加のエピローグが発生する(後述)。 原作では主催者側が余った星を400万で買い取りするという設定があり、ゲーム中でも情報として聞くことができるのだが、実際はどれだけ星を大量に所持して上がったとしても買い取ってくれない。このため、星を売りたい場合は売買タイムに必ず参加しなければならなくなっている。(*16) その売買タイムでも100万や200万程度、高くても300万か400万の額で星を売るハメになる。これによって計算が狂い、赤字から抜け出せなくなったプレイヤーも多いだろう(*17)。 それ故、星が四つ以上ある状態でも売買タイムまで待たずに清算して金利額を抑えてゲームから降りるという戦略も存在する。時間を大きく余らせた状態でカードを使い切ったのなら有効な手段となる。 売買タイムにはいくつかの矛盾点があり、作り込みの甘さが露呈してしまっている。 例として星を売る側の参加者であるが、ルート分岐によっては終盤で戦うこともできる人物に勝つと星3つになってそのまま上がっていくのだが、何故か売買タイムには星4つ以上になって復帰している者がいる。 売買タイムではさすがに別室行きになった人物こそ登場しないが、カード0、星3つ未満でまだ生存が確定しているのに売買タイムに姿を現さない人物が非常に多い。特に主人公と勝負をして負けた人物が「売買タイムに賭ける」とはっきり言っているにもかかわらず出てこないのは不自然。 また、一部の星を買う人物は売買タイム前に主人公との対戦によって別室行きになる場合があるが、そうなると星を買う人間が少なくなってしまうことになり、主催者にも星を売れないためその人物と対戦して勝つと結果的には損をしてしまうことになってしまう。 このために売買タイムで星を買う人物が少なくなるために上記のように赤字になったり、星を余裕すぎるほど多く持っていても売る相手がいなくなってしまって結果的に売れ残ってしまい、宝の持ち腐れになってしまう。上記のように主催者側が買い取ってもくれないので尚更である。 その他の問題点 主人公の方から自由に行動することがあまりできない。他者へ話しかけたり、勝負を挑んだりすることはできても、カードの売買を持ちかける等、自分から提案するような形で進めることはできない。(*18)イベントが発生しても基本的に受け身で、行動が強制されてしまう。 主人公を動かす操作性にクセがあり、馴れないと参加者に中々話しかけられない(*19)。その他にもシステム等について不親切な点が結構ある。そのため初見時のプレイこそが楽しめるゲームにもかかわらず、わけがわからないままゲームが進んでしまい、アイテムを所持していることに気が付かなかったり、売買タイムを飛ばしてしまったりというやりきれない事態も多々ある。 全体的に動作が重い。特に勝負時のカードをセットし、オープンする際の演出はかなり遅い。勝つか負けるという状況でカードがゆっくり裏返されるのは「ミリオネア」的な演出だと解釈でき、ある意味では絶妙な表現と評価できるが、流石に周回プレイをするとなると少しストレスを感じる。 しっかりテストプレイをしていないようで普通にゲームを進めることしか前提にしていないのか、変則的なプレイをするとその後の展開がおかしくなってしまったり上記にあるようなゲーム中での矛盾が発生するなど作り込みが甘い点が散見される。 例として、ゲーム開始直後は必ず船井とのイベント勝負とカイジのイベントが発生するのだが、何もせずにその場で時間を浪費すると強制的に最終章へと移行する。そうするとまだ顔を合わせていないのにもかかわらず、船井やその後のイベントで会える人物達と何故かもう対面したことがあるという状況になってしまっている。 さらに最初の船井とのイベント勝負をこなさずにタイムロスで最終章に移行した場合、所持しているカードの残数に対して対戦相手が足りないため、 カードを使い切ることが出来ずゲームオーバーが確定 してしまう。 また、強引にイベントを飛ばしてキャンセルしているためか他にも不具合が生じており、通常はゲーム開始後に無くなる軍資金の山が会場内に堂々と残されたままになっているシュールな光景が拝めてしまう。 上記のように初心者のプレイヤーを明確に殺そうとしている構成による弊害なのか、一部の対戦では主人公が対戦相手の策にハメられて負けることのみしか前提にしていないような不自然なイベントや対戦がある。 例として上記の「カード破棄が芝居だった」というルートでは主人公が敵の策にハマって最後の最後で負けてしまい、黒幕に馬鹿にされてしまうという展開になる。しかし、分岐次第では引き分けに持ち込むことも可能なのだが、そのパターンでも勝負後の会話が負けた時とほぼ同じ展開になっており、会話が不自然なものとなってしまっている。 同様に中盤では情報屋から手に入れたある対戦相手と勝負をし、罠にハマって負けた場合と逆に見破って勝利した会話パターンがあるが、引き分けになった場合は対戦後の会話すら起きずにそのまま終了してしまう。 なお、この対戦による引き分けはイベント自体を用意していないのか、フラグの設定もされておらずこの相手とは何度でも対戦することができてしまうばかりか、カードを既に使ったにもかかわらず主人公側の情報が対戦前のままになってしまっており、やはり不自然な展開になってしまう。 作中である人物の頼みを聞くと、エンディングが微妙に変化する。が、変化したエンディングは一部のプレイヤーに殺意と後悔を抱かせる(*20)。 + ネタバレ ある人物とは「桑島涼子」という、ゲームオリジナルの人物。アイドルなのだが色々あってエスポワール号に乗せられ、限定ジャンケンをする羽目になってしまった。 実力も低く、プレイヤーが話しかけたときの状況は「星1つ、カード1枚」という悲惨さだった。 涼子はプレイヤーに「星2つと現金を掛けた勝負をしてわざと負けてもらう代わりに、自分の身体を売り渡す」という約束を取り付け、プレイヤーが要求通りにわざと負けると無事生還を果たす。 が、その後涼子は約束を守る気もなく男と共に何処かへトンズラしてしまう。 こう聞くと完全に損するだけのマイナスイベントに思えるが、涼子を助けると後の展開で条件を満たすとある人物が「女の権利と引き換えに星二つくれてやる」と取引を持ちかけてくる。このイベントに関しても実は伏線が張られていて、涼子に星を渡すムービーでその人物がこちらのやり取りをうかがっている姿が一瞬映る。この辺の作りこみは脱帽である。 ボイスは一部のムービーで叫び声や笑い声といった形で挿入されるが、ほとんどSEと言っていいほど僅かな量。グラフィックもPSというハードの性能を考えてもチープ。 ちなみにムービーでは黒服以外のほとんどの人物の顔が何故か首から上が映らないことが多く、せいぜい後ろ側からか口元のアップでしか映らないようになっている。稀に映ることがあっても演出で顔がぼやけたり、影になったりするなどしてやはりはっきりとは映らない。 評価点 ストーリーは中々練られている。全体的な整合性や星の増減バランスはイマイチだが、個々のイベントでの伏線の張り方や回収等はきちんとできている。 「共闘した相手が裏切る」等ありがちな展開でも、裏切りを予測するための材料、裏切りを見抜いて出し抜くためのトリックがちゃんと作られている。中には前述のようなトンデモネタもあるが、全体的に見れば中々凝っている。 「俺はこの勝負、グーを出す」と宣言するという小学生かと言いたくなるような参加者もいれば、カードをわざと落として相手に見せつけた上で裏をかくなど、一ひねりある戦術を使うものもいる。 中には原作のカイジが船井にやったような別室行き覚悟で主人公を沈めに来る人物までいる。全財産を奪われかねない危険なイベントである。 相手の策にハマった際には悔しさに唸らせられるし、見事に策を看破して勝利した際にはさながら『カイジ』や『銀と金』のような爽快感、ヒリつき、勝負の熱、悪い喜びが味わえる。 キャラクターにも個性がある。 原作でいう北見やバランス理論の男のようにしっかりとした戦略を持って勝負に臨む者もいれば、戦場にいるという自覚がない能天気でカモになる奴もいる。そのようなフリをして虎視眈々と罠を張る者もいて油断できない。 仕掛けてくる罠も十人十色でしっかり作りこまれていて、実はこれらの人物がグルだった等の仕掛けはそうだったのかと唸らされる。参加者から得られる情報もかなり細かく設定されている。 デザインが流用されていないオリジナルのキャラも、カイジの世界観に馴染みつつ目立っている。中には酒を飲んでいる酔っ払いやカタコトの外国人の他、主人公をちゃんづけで呼ぶスキンヘッドのオネエ系オカマ(*21)等もいて、かなりの存在感がある。 原作では(一部のコマにモブとしてそれっぽい姿があるものの)女性の参加者を描写していなかったが、本作には明確な女性参加者も少ないながらもいる。そのうち一人は終盤のあるルートで主人公と共に戦うことになるなど、シナリオにも関わってくる。 「オリジナルの主人公がいる作品」では元々の主人公の存在感が薄くなりがちだが、この作品においてカイジとの絡みは必須イベント(*22)となっている。共闘することもできれば、敵対することもできる。 カイジとの共闘ルートは複数のパターンがあり、カイジが自分の失態をカバーしてくれる展開になることもあれば、カイジを助ける展開にもなる。カイジが裏切っているのではと主人公が疑う展開にもなりうる。 仲間に裏切られて絶望的な状況に陥ったカイジが主人公と手を組み、裏切った相手、そして裏で糸を引いていた船井に最後の戦いを挑むという、原作ファン鳥肌ものの展開も存在する。 クリアしてもリピーターとして船に乗ることができる。周回プレイによってイベントが変化することもあり、ストーリーも行動によって大きく変化するため、飽きさせない作りになっている。 遊べるのが限定ジャンケンのみとはいえ、ボリュームがないわけではない。全てのイベントやルートを見ようと思うのならフラグや分岐条件を調べることになり、量はそれなりに多く一種のやり込みにもなる。 随所で入るムービーの出来は当時としてはかなり頑張っている。 「ここは戦場……。」「そのとき、電流走る……!」「渡らせて下さい……このか細い橋………。」「気がつけば泥沼……腰までぬかるみに嵌っている……。」などの福本作品にあった表現が再現されている。演出としての使いどころもいい。 イベント時の自由度は縛られてしまうが、プレイを通しての自由度は高い。全てはプレイヤーの腕と性格次第。 情を捨てきれなくても生き残れるし、徹底して実利に拘って釜の底を浅ましく醜く這いまわる生き方もできる。星を20個近く手に入れるような神域の如きプレイも可能だし、自らが大勝しつつも売買タイムで星を売り、人を救ってさらに儲ける巨悪に駆け上がることも可能。 周回プレイ時にはオープニングをスキップできる他、理論構築が最初から揃っているなど、意外と親切な仕様もある。 テキストを読み進めるゲームながら早送り機能やバックログ機能は無い。というよりは、あえて付けていないと思われる。 性質上、カンニング防止&テキストの見落とし防止(*23)のため仕方ない点ではある。一度手に入れた情報は簡潔にまとめられていつでも閲覧できるため、問題にはならない。 BGMは数が少ないが中々雰囲気に合っている。いかにも胡散臭い船井のテーマ、別室送り時の絶望感溢れるピアノ、スタッフロールのギターなどは印象的である。 総評 良くも悪くも原作のif話として、限定ジャンケンをしっかり再現している。別室送りのムービーやあらゆる福本作品から流用されたキャラクター等、笑える要素もある。 練られたストーリーや作り込みの細かさ等の光る部分も十分にある。カイジのキャラゲーとして見ると残念な点が多いが、少なくとも凡百のキャラゲーとは一線を画している。もう少し全体的なストーリー性や星の増減バランス等、作り込みをしていれば、一味違うキャラゲーの名作になれたであろう。 トリック自体は練られているものの、バランスの悪さ、不親切なシステム、人を選ぶ点によって原作のような高度な心理戦や、能動的に頭を使う頭脳ゲームとしての要素を楽しめるプレイヤーは少数であろう。ゲームの本質としては「人と話して戦術を集め、また人と話してフラグを立て物語を進めていく」というアドベンチャーゲームに近い内容である。そういうものと割りきって、世界観・雰囲気に浸ることを楽しむべきゲームだろう。 原作読者なら誰もが考えるであろう「もし自分があの船に乗ったら……?」を体験できる(ような気分になれる)という意味で、ファンならそこそこ楽しめるかも知れない。 はっきり言って難易度は高い。 高難易度のゲームや心理戦が好きなプレイヤーなら楽しめるが、苦手な人はまったく楽しめないであろう。楽しむには攻略情報を見ず、常に気を抜かず、相手との駆け引きに熟考してプレイしよう。特にカイジ並の洞察力がある、という人は是非。 余談 上記の通り、本作のカジノでは「チンチロリン」を(イカサマダイスの使用も可能で)遊ぶことができるが、後に原作でも『賭博破戒録カイジ』で、カイジが挑戦するギャンブルとしてチンチロリンが登場した。 ただし、原作が地下の強制労働施設(かつ主催者がイカサマ)という特殊な環境で行われていたため「親の目にかかわらず子も振る」「親は二回まで」「ピンゾロ(全部1の目)は5倍」などのローカルルールが設けられたのに対し、本作のチンチロリンは広く知られた通常のルールでピンゾロ5倍も存在しない。 原作において利根川はルール説明後に参加者からのヤジに対して豹変し「Fxxx You ブチ殺すぞ・・・ゴミめら・・・!」と参加者を脅しつけるシーンがあったが、本作では「これで説明を終わります」の後、 本当にそのまま終わってしまう ので少し呆気ない。 没データの中には明らかにそのイベントで使われると思しき利根川が激怒する絵が存在しており、参加者の台詞にも「利根川の演説に感動したクチか?」「利根川のヤロウ、クセエ演説しやがる」というものがあるため、入れる予定だった、もしくは元々あったが削除したという事情が窺える。 原作における表記では伏せ字はナシ。恐らくゲームとしては、伏せている部分がアウツだったのもあったのだろう。後年のアニメ版ではFxxx Youの部分は「黙れ!」と改変されたものの、それ以外の部分はちゃんと表現されている。実写映画版や外伝アニメのトネガワでは原作通りの発言となっている。 ここまで読めばわかると思うが、賭博や喫煙、暴力の他、直接的ではないにせよ臓器売買や売春などの描写を含んでいるかなり危ないゲームである。色々と大丈夫だったのだろうか。 まあ、これらもほぼ全て原作の要素を再現したものなのだから仕方はないだろうが。 当時はCEROが存在しなかったため、本作にはレーティングがつけられていない。今出たら確実にCかD以上が付くだろう。 アイテムとして使用できる他、主人公はムービーの中でもタバコを吸う。タバコを吸えるゲームは結構珍しい。他にタバコがアイテムとして使用できるゲームと言えばこれとかこれとか…どこかしら変なゲームが多いのは気のせいだろうか? その後カイジのゲームはなかなか出なかったが、2008年にニンテンドーDSで『逆境無頼カイジ Death or Survival』が発売された。しかしその出来は……。 2017年にはPS4とSwitchで『カイジVR~絶望の鉄骨渡り~』が配信された。
https://w.atwiki.jp/mydata/pages/56.html
逆境無頼カイジ (全26話終了) 01 出航 02 火蓋 03 勝負 04 破綻 05 決死 06 興亡 07 喝破 08 鉄槌 09 回生 10 使者 11 狂宴 12 転落 13 怪物 14 亡霊 15 天空 16 怒髪 17 会話 18 翻弄 19 限界 20 鬼神 21 心血 22 執行 23 邪道 24 条件 25 蒼白 26 残光
https://w.atwiki.jp/mtcom-dainatsu/pages/21.html
確定予告は、紫字 タバコ予告 キャラクターカイジ 黒服 フリーズギロチン カイジ沼同様にフリーズが発生し、ギロチンが落ちてくる予告 ギロチンが一番下まで落ちてくれば、該当の当たり、予告、リーチへと発展する。 今作では、ギロチンが落ちなくても戻ってきた時に中図柄予告へと変わる場合もある。 語録図柄擬似 天啓チャンス バトルボーナス 運否天賦チャンス 背景色黒 白 ロウソク先読み 色青 黄 緑 赤 虹 ざわざわゾーン 枠色緑 赤 イチゴ ざわざわタイム ざわざわゾーンでのみ発生する擬似連 ざわざわタイム スーパーざわざわタイム ハイパーざわざわタイム 帝愛擬似連 3・5・7の図柄が横一列もしくは斜めに揃えば突入する擬似 黒服が出てきて「しばらくお待ちください」の場合は擬似連となる。 この予告からは演説リーチへのみ発展する。 コンビニ擬似連 1・4の図柄と西尾図柄が横一列もしくは斜めに揃えば突入する擬似 店長にいちゃもんをつけられなければ擬似連となる。 車予告 車の色黒 白 赤 イチゴ 金 キャラクターカイジ 黒服 タイトルカットイン予告 第001話 不敵 第パンダ話 熊猫 オープニングステップアップ予告 扉の色通常 イチゴ 群予告 黒服ショート 黒服ロング 白服 SP発展時予告 カットインすべり予告 擬似連濃厚予告 キャラクターカイジ イントロ予告 イントロキャラカイジ 会長 黒崎 カイジ殴打予告 ざわざわ予告 暗転箴言予告 会話予告 高速道路ムービー中会話予告 心電図予告 地下強制モード限定 役賽チャンス 賽投げアクション 最後の審判モード限定 天地逆転 天確定ロゴ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/12474.html
登録日:2012/03/04 Sun 00 13 00 更新日:2024/09/22 Sun 15 09 57NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 17歩 ざんす アニメ三期の主役(予定) カイジ カカカ キキキ ククク クソロイヤリティ コココ スーパー減点法 ネタキャラ 地道に行こう 守銭奴 小悪党 小物 帝愛グループ 帰国子女枠 恐るべき男…! 愛すべき小物 村岡社長 村岡隆 社長 結婚なんか誰がするか…食わしてくざんすよ 見苦しさの天才 賭博堕天録カイジ あは…!ぐふ……! いやぁ~~!よく来たね…! 村岡隆(むらおかたかし)とは、漫画『カイジ』シリーズのシーズン3にあたる『賭博堕天録カイジ』の登場人物。 「人喰いパチンコ編」に続く「地雷ゲーム17歩編」のカイジの対戦相手である。 職業は裏カジノの経営者。 作中では他の人物からは「社長」とだけ呼ばれており、名前が出るのは本人の名乗りと壁紙の署名のみ。 パチンコ編で地下から解放された45組のうち三好・前田を拾って雇い入れるが、二人をギャンブルに引き込んで借金まみれにしタダ働きを強いている小悪党。 特殊ルールの麻雀「17歩」で部下を使った通しのイカサマをして小金を稼いでおり、 カイジは助けを求める三好・前田の手引きで村岡の溜め込んだ汚金を奪うべく17歩勝負に挑むことになる。 (以下ネタバレ) ギャンブル好きの御曹司を名乗って村岡との勝負に臨んだカイジ。 村岡の手牌を三好がカイジに送り、村岡側の「通し」を担当する前田には偽情報を送らせる作戦だが、 その実ハメられたのはカイジの方。 さらにはこの裏カジノの実態は帝愛グループにロイヤリティを支払っている系列でもあった。そのため、帝愛グループ会長の息子である兵藤和也とも面識がある。 村岡はカイジが沼で勝ったことを知っており、大当たりの取り分数億の金を狙って勝負に引き込んだのだ。 (実際は遠藤に取られて無一文なのだが、村岡はカイジが分け前を独占したと思い込んでいる。立ち会っていた和也は真相を知っているが黙っていた) 三好と前田は(さすがに最初こそカイジを騙すことに躊躇いを見せていたが)借金チャラとボーナスを餌に、村岡の手先となり最初からカイジを騙していた。 ちなみに、カイジに大恩がある二人がカイジを裏切ったのは村岡に「カイジはお前らに分け前を渡すのが惜しくなったから仲間に盗られたと嘘を吐いて金を隠し持っている」と吹き込まれ、無一文のはずのカイジが今回の賭け金300万を用意できたことで村岡の話を信じてしまったため。 これは、自分の家に居候し毎日ダラダラ過ごしていたカイジに愛想が尽きた坂崎が、手切れ金として渡した金である。しかし、カイジはバツの悪さから、そのような経緯を話しておらず、どこから用意したのか曖昧にした。そのため、村岡、三好、前田は「カイジが(三好たちに分配すべき)金を溜め込んでいる」という疑惑を確信に変えてしまった。 事が露見したときの二人のゲスっぷりは必見。 「最初に僕らを騙したのはカイジさん…!」 「だって僕たちは受け取ってない…パチンコの分配金っ…」 「なら当然っ…これくらいは当然っ…!」 村岡の17歩必勝法とは通しなどではなく、「イカサマを逆手に取って確実に勝てる」と騙されてやって来たカモを殺すシステムなのである。 中盤までは三好のミスを装い、変則4面待ちでカイジを打ち取るなどの方法で勝利していた。 ただ、カイジは村岡の性格や人間性こそ吐き捨てたが、この小細工そのものに対しては、それほど怒っていない(自分も、村岡を騙して金を取ろうとしていたため、裏を書かれた自分が間抜けだったと認識している)。 カイジは、最初こそ三好たちを仲間だと信じ込み、高レートの勝負で負けを喫するも、ほんの僅かな違和感から、ギリギリで三好・前田の裏切りに気づく。 そして、その事を逆に利用し、「未だに三好たちに騙されてる」と装うことで、村岡を予期せぬガチンコ勝負に持ち込む。 慣れない真剣勝負の場に、村岡は動揺するも、勝負の場が自分のカジノで周りを部下で囲んでいるという優位を生かして、 牌のすり替え、捨て牌候補覗きとなりふり構わぬイカサマでカイジを追い詰める。 が、小心さゆえに確実な勝ちを急いで最後の最後で「わざと席を外してヤマを開けさせる」カイジの作戦に釣られてしまう。 局の途中でカイジが手牌だけ持ってトイレに立つという、冷静に考えればあまりにもあからさまな罠を仕掛けたのだが、村岡はその罠を踏んでしまった。 カイジは手牌を全て持って行っているが、山を全て開けて牌を数えれば逆算でカイジの手牌が何であるかは分かる。 村岡はそれでカイジがいない隙に使っていない方の山まで全て開け、カイジの手牌を割り出す事に成功。 カイジの待ち牌が何であるかも全て判明したため、村岡は勝ちを確信した。 しかしそれも全てカイジの作戦。いくら手牌を持ち去ろうが、残りの牌を見られればバレる事など想定済み。 前の局の間にカイジはトイレにあったポスターを加工した紙を貼り付けて作った「偽装の白(ハク)」を卓の中に紛れさせており、 この局で使った山の中には白が5枚入っている状態になっている(代わりに別の牌が1枚減っている)。 村岡はカイジが席を立っている間に空けた山の内容+自分の手牌で「白」が4枚見えたため、 カイジの手牌に白が1枚も無いと判断したが、実際はカイジの手牌には白があり、その単騎待ちであった。 カイジが仕掛けた罠の要点は、「席を立ったのがただのトイレである」こと。 つまり数分で戻ってくる訳で、100枚を超える全ての残りの牌を数えて計算をしている程の時間は無い。 となれば、開けた山をデジカメ(隣の部屋にあったのを見ており存在は知っていた)で撮影するだけに留まるはず。 急いで撮ったデジカメの画像ならば、良く見れば分かるような多少違和感のある牌が混ざっていても気づく事は無い。 (展開の遅さから忘れられがちだが、カイジ世界の舞台は1990年代末で、当時は粗い画像しか写せないデジカメも珍しくなかった) そして村岡はカイジの予想通りにデジカメで撮影するという手段に出、「紙を貼っただけの偽装の白」に気づく事ができなかった。 しかもカイジは用心深いことに、トイレから急いで戻ってくることで自分がトイレに立った目的が「牌を除いている決定的瞬間を抑えて村岡を反則負けに追い込む事」だと偽装。 村岡はまんまと引っ掛かり、部下達にカイジを足止めさせている隙に牌を元通りに並べ、戻ってきたカイジが覗きを指摘してもシラを切ることでカイジの策を潰したと判断し、勝利を確信して思考を止めてしまった。 結果、裏ドラまで乗った3倍満という罠を仕掛けたカイジすら予想外の大敗北を喫することとなった。 1億6000万賭けの3倍満の勝負に負けて、4億8000万の負けで手持ちの現金全てと自宅と土地の権利書を取られてしまった。 なお、土地と家は「もらってもしょうがないだろ」というカズヤの計らいで、即座に現金化された。 村岡は放銃後、白が5枚あること、そのうちの1枚がカイジの工作によってつくられたものである事を指摘して勝負の無効を言い出した…が、 カイジの手牌にあったのは元々あった白であり、「偽装の白」は使わない山の中にあった。 村岡が山を全て開けて中を見るというイカサマをしない限り、あっても無くてもそもそも勝負に関係しないはずの牌だったのだ。 つまり、村岡はこの「偽装の白」のイカサマを咎めようとするならば、必然的に自身の覗きのイカサマを立証してしまう。 それを立会人であった和也にまで指摘されてしまっては言い返す事ができなかった。同時にカイジが「偽装の白」を仕込んだことについて和也は、「レギュレーションに違反するバットを持ちこんでいたとしても、試合で使わずただ持っているだけなら何ら問題ない」と野球に例えてフォローした。 「金 返せ…!わしの金…!土地っ家っ…!」 「返せっ…鬼っ…!悪魔っ返せっ!」 「守銭奴っ……!守銭奴っ……!」 和也編冒頭では放心状態になっており、三好と前田に罵倒されている。 その後もずっと愚痴っていたらしく、飽きた二人が帰ろうとしても引き留めていた。 金と家を失ったとはいえ、焼き土下座をさせられた上に失脚した利根川や地下から出られない大槻、地下送りとなった一条に比べればまだマシと言えるかもしれない。 実際、カイジからは「まだこんな立派なカジノが残っているんだから大丈夫」という旨のフォローをされ「地道にいこう………!(キラン」と励ましを受けている。 ◆人物 ざんす口調のステレオタイプの守銭奴。 後述するように税金すら払いたくないというほどで、裏カジノ経営のロイヤリティ(帝愛にしては良心的な価格らしい)に関しても「糞ロイヤリティ」と罵っている。 兵藤会長や利根川のような過去の対戦相手とは比較にならない小物だが、それゆえに超慎重かつ用意周到な一面がある。 土壇場での閃きや度胸もカイジに劣らぬものがあり、一時はそれで窮地を脱している。 また非常に嘘つきであり、カイジからイカサマを指摘された際は下記のような過去があるにもかかわらず「人を陥れることなど大嫌い」と言い張る。 その上最終的にカイジに敗北した際は「賭博は違法ざんす!なーし・・・!この勝負なーし・・・!」とまで言い出す始末。 その見苦しさは和也からも「見苦しさの天才」と称され、呆れられた。 ある失言から観念し金を払うことを認めた際も「8000万…いや1億6千万でどうざんす?それが元々の賭け金なんだから…!」と値切ろうとしていた。 挙句の果てに自分が勝っていたら賭け金をチャラにするつもりだったとか訳分からんことを喚き、ついにカイジと和也に無視されてしまった。 カイジは「その気になれば詐欺師、宗教の長にもなれる」と評価されたが、一方で「小心者すぎて態度でわかるから無理か」とも返されている。 またカイジからは「人の生き血を吸うヒルの類」と評されているが、騙されたことに関しては一切恨んでおらず(そもそもカイジ自身が社長をハメようとしてたため)、その怒りは共に艱難辛苦を味わってきた仲間だったはずなのに、あっさりと騙され裏切った三好と前田に向けている。 「人生の節目は裏から抜け道で切り抜ける」との人生観をもち、 大学受験は帰国子女枠エンド替え玉と賄賂 就職はコネ 税金払いたくないから脱サラして無税の裏稼業へ とまっとうな努力は嫌いだが不正で他人を出し抜くための努力は惜しまない。 対戦中に披露したアカギばりの牌すり替えもかなり訓練したものらしい。 勝ちの決まった勝負しかしない、ある意味最もギャンブルから縁遠い人種といえる。 (現金だけでも2億円以上もの蓄えがあるのに、ガチンコ勝負では100万が限界というほど) それまで優位に立つ相手の慢心や隙に乗じて勝ってきたカイジにとっては相性の悪いタイプであり、 勝負に立ち会った兵藤和也には「極悪」と評されカイジも「一歩間違えれば俺が敗者」「あまりに辛勝だった」と最後まで社長の疑り深さを警戒していた。 他人を減点法で評価するため、人に感謝するということがない。 部下が自分に100%奉仕できて初めて合格という自分本位っぷりで、村岡でも気付いていなかった事に気付き教えるというファインプレーをした三好を「気付くのが遅い」という理由で殴り飛ばした。 ちなみに缶コーヒーはブラック派。微糖は「口がニチャニチャする」ということであまり好みで無いらしい。 また後述する台詞のとおり、結婚に関する見方は独特なモノを持っている。 ◆ファンからの評価 連載当時の17歩編は冗長で沼編のような大仕掛けもなくやや不評だったが、社長のコミカルなキャラクターが萌えの方面からは意外な人気を博している。 2ch漫画キャラ板にはカイジキャラで唯一、社長の萌えスレが11スレ目を数え現在も存続中。 2011年にはコミケで社長プチオンリーイベント「他人の戯言などどうでもよろしい…」が開催された。 ◆台詞 気付いたざんすか……?自分が……狩られる狐であることに…! だいたい大嫌いなんざんす…!…イカサマとかカンニングとか……!そういう自分だけ得をするみたいなことが……わしは大嫌い…!受け付けない……精神的に……! ありがとうございます……!神様…ありがとうございます……! 結婚なんか誰がするか…!食わしてくざんすよ…!結婚したら生涯…!いずれ必ず飽きる女を…!しかも年々…相手の態度はでかくなるという…オマケつきざんす…!アホくさっ…!わけのわからぬ制度ざんすよ あれは… 追記・修正なんて誰がするか…! いずれ必ず埋もれる項目を……! わけのわからぬ制度ざんすよあれは △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 班長の次に小物。 -- 名無しさん (2013-09-09 19 46 13) 和也のセリフがこいつの全てを物語る 『アンタ天才だな… 見苦しさの天才。』 -- 名無しさん (2013-09-09 19 54 22) 17歩って実際やると案外役満出やすい -- 名無しさん (2013-09-09 20 22 21) 『銀と金』ではそっくりさんが登場。画商で中条明夫という名だった。「なーし…!」だのいかさまだのゲスさはないけど、やはり本性は強欲なオッサンでした。 -- 名無しさん (2014-01-28 17 54 15) 悪いヤツなんだけど憎めないwww -- 名無しさん (2014-08-15 14 39 33) 今時ざんす口調のオッサンなんてギャグキャラにしかならないw -- 名無しさん (2014-10-27 14 25 06) 三好と前田がksすぎて、相対的に社長は評価されてる気がする、「うおおお、ありがとうございます!」とかもはやギャグだろw -- 名無しさん (2014-10-27 16 34 58) ここまで自分に都合良く生きられるのってある意味感心する -- 名無しさん (2015-03-28 09 07 10) 社長が主役のスピンオフをですな…… -- 名無しさん (2015-04-28 23 51 46) 「税金払いたくないから裏家業」って裏稼業の方がキツい気がする…w -- 名無しさん (2015-11-03 18 47 43) なんというかひたすら小物ではあるんだけど能力そのものはあるっつーか、しかも「小物だからこその強み」みたいなのが全開な気がする。 -- 名無しさん (2015-11-22 16 02 52) 小物界の大物 -- 名無しさん (2015-11-25 14 38 54) 小物っぽさは班長と似ているけど、他人を見下した故にボロを出しまくる班長と違って、こっちはなかなか付け入る隙が無い -- 名無しさん (2016-04-18 22 55 18) クズだけどこいつの結婚論に関しては結構共感できるところもあるw -- 名無しさん (2016-04-18 23 38 57) そもそも沼の件も確かに第三者からすれば「はぁ?嘘つけよ流石に首謀者が無一文はねえだろ」って発想に至るのはわかる。それを聞いて命がけで戦ったの理解してたくせにカイジが騙しただの簡単に信じる三好・前田がアホすぎる。カイジの言うとおり「まるで言いなり」すぎるわ…。 -- 名無しさん (2016-06-11 08 46 06) 沼の名場面神様ありがとうございますを汚しやがったこいつは許さない -- 名無しさん (2016-07-31 17 18 45) 銀と金の画商のごとく、堕天録ラストでなりふり構わずにカイジを襲ってきそう・・・と予想してみる -- 名無しさん (2017-01-12 02 25 41) 三好・前田はどう考えてもアホだからなぁ開示がそもそもそんな奴ならお前ら地下から出さないだろっていう -- 名無しさん (2018-06-17 16 05 12) 安藤の言い分は道徳的な見解を除けば一理あるし、クズであることに変わりはないが理解はできる。あの二人は千万単位の借金をチャラにしてもらった上でアレだからなー。裏切り展開やりたいがために福本が強引にキャラ変えたんじゃないかとすら思う。 -- 名無しさん (2018-11-19 13 34 34) ホント何処までも小者な男だが、カイジにとっては思わぬ強敵だったというのも面白い。 -- 名無しさん (2020-01-05 13 58 44) まあ利根川や会長や大槻に比べれば遥かに小物ですな。 -- 名無しさん (2020-06-20 10 05 23) 木下浩之(パチンコ版)、中尾隆聖(パチスロ版)という豪華キャスティングの持ち主 -- 名無しさん (2020-06-20 10 16 45) 安藤古畑はまあ裏切っても仕方なかった感はあるが前田三好は明らかに裏切りが理不尽すぎてこっちの方がよっぽどキングオブクズだろう -- 名無しさん (2020-06-30 14 41 00) 「まっとうな努力は嫌いだが不正で他人を出し抜くための努力は惜しまない」こういう部分が愛される悪役なんだろうな -- 名無しさん (2020-08-12 16 31 15) 村岡社長の外伝はまだざんすか……? -- 名無しさん (2020-08-24 21 56 28) 作中でシリアスだったキャラが外伝でネタキャラ化するのが面白いのであって、元からネタキャラ気味の村岡でやってもあんまし面白くなさそう -- 名無しさん (2021-01-09 19 07 05) 人生裏道録とか、全うに生きた方が遥かに楽そうな局面で無駄に努力するコメディとかなら行けそうな気もするけど、イチジョウも一条でやる意味あるのって意見結構あるしなぁ…… -- 名無しさん (2021-09-26 13 53 31) この時点のカイジに蓄えない事なんて、三好と前田はちょっと考えればわかることなんだがなぁ…… -- 名無しさん (2021-09-26 13 57 08) 現在の連載の雰囲気的に三好、前田ともに再登場しそう。もうなりふり構わずカイジたちから金を奪いにかかるかも -- 名無しさん (2021-09-26 14 30 18) ↑2 その程度でも考える頭あったら、地下帝国から解放されたのに闇の仕事について、さらにそこでカモにされて借金みたいな、何処をとってもクソな人生送らないよ… -- 名無しさん (2021-09-26 14 57 39) ↑2三好、前田に加えて安藤と古畑も登場して最強のカルテット誕生だ!! -- 名無しさん (2021-09-27 17 42 12) ↑この分で行くと希望の船編の敵キャラもオールスター登場するかも。でも事実上、カイジの味方になってくれたEカードや沼のギャラリー達が帝愛に約束反故にされた事情を知って偽情報を流して陰ながら支援してくれていた、とかもあり得るかな? -- 名無しさん (2021-09-27 18 48 31) 土地の権利書は和也に持ってかれたわけだけど、和也がもし寝たきり状態なら不動産方面はうやむやになりそうだな -- 名無しさん (2021-09-27 19 23 53) 和也じゃなくて、父親の会長の方だったら、制裁・地下行き・焼き土下座などいずれかの刑にされて更に悲惨なことになってそう。 -- 名無しさん (2021-12-17 07 54 34) 一条の外伝も出たし、次の外伝出るとしたらやっぱりコイツだよなぁ。でも一条以上に私生活読めないんだよなぁ。 -- 名無しさん (2022-05-19 20 46 15) 今までのスピンオフは基本的な部分でトネガワ路線、黙示録から現役で読んでた中高年社会人向けの「あるある」ネタだから、社長に何かあるかっていうとなぁ……他だと「(ちょっとうまくいってないけど)マイホームパパ」属性獲得した黒崎とか、「(全く出番ないけど)親からいろいろプレッシャーかけられる長男」属性だけはもってそうな和貴とかだが、さすがにまだ本編で出番ありそうだし…… -- 名無しさん (2022-06-23 17 33 04) 一条よりこっちのほうがキャラ経ってたろ -- 名無しさん (2022-07-30 07 14 11) 社長をスピンオフにしろよ -- 名無しさん (2022-11-25 13 17 00) こいつの持ち味と言うと「詐欺師」「脱税や不正による切り抜け」そういう暗い所ばかりだからねえ -- 名無しさん (2023-08-14 23 17 19) 飽きた女を食わしていくの嫌だから結婚しない<飽きたら捨てるか愛人囲う(福本漫画ではありがち)という発想はないんだなあ… -- 名無しさん (2023-08-15 13 50 14) ↑2↑4 どっちがキャラ立ってたかはともかく、もともとスピンオフの主人公になるようなキャラ立ては、本編ではどっちもしてないしなぁ。一条もトネガワの「接待」がベース、いわばスピンオフのスピンオフだし…… -- 名無しさん (2023-08-18 07 44 48) ↑2 愛人囲ってないって描写は無い。結婚についてのくだりは明確にそのワードが出たから言及しただけであって、女遊びはしててもしてなくても違和感無いな -- 名無しさん (2024-08-24 08 17 16) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/46280.html
登録日:2020/10/10 Sat 01 49 80 更新日:2024/01/11 Thu 20 33 13 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 1日個室録ヌマカワ 1日外出録ハンチョウ いじられキャラ さくらんぼ カイジ パンちゃん 佐藤拓也 側近 地下チンチロ 大槻 宮崎県 慎重 蜂楽饅頭 賭博破戒録カイジ 逢坂カ 「フー……危ない危ない…! 班長の慎重癖にも困ったもんだ……!」 沼川とは、賭博破戒録カイジに登場する人物。 ●目次 【概要】 【賭博破戒録カイジ】 【1日外出録ハンチョウでは】 【1日個室録ヌマカワ】 【概要】 カイジが地下強制労働施設にて配属させられていた「E班」を取り仕切る班長、大槻の側近の一人。 痩身でオールバックにマレットの髪型、口ひげが特徴的な男。 後にスピンオフ作品、『1日外出録ハンチョウ』にてメインキャラとして活躍するようになる。 こちらによれば、宮崎県出身で好物はチキン南蛮。 故郷から上京しており、普段は標準語で話すが気の置ける同郷の友人と話す際には宮崎弁で会話する。弟の大生(たいせい)がいるが、親とは疎遠。 原作では苗字しか出てこなかったが『ハンチョウ』にて沼川拓也というフルネームが判明した。 CV:逢坂力(アニメ『逆境無頼カイジ 破戒録篇』)/佐藤拓也(1日外出録ハンチョウ) 【賭博破戒録カイジ】 原作では大槻の指示の下、もう一人の側近である石和と共に物販や地下チンチロの受付などを担当。 地下チンチロでは大槻の隣に座り、大槻のルールの解説での漏れを補足する等、気の利く右腕的ポジションとして付き添っている。 しかしその裏では、大槻、石和と共に地下チンチロでのイカサマ(大槻の項を参照)の主犯格として暗躍。本来運否天賦の博打であるチンチロを常勝チンチロにするイカサマ賽、四五六賽を回収し普通の賽にすり替える役割を担っている。 用心深く、疑り深い性格でイカサマの露見に繋がりかねない三好の『出目のメモ』を咎めたり(後にこの懸念は的中した)、大槻が初めて四五六賽を持ち出した際にも法則の穴や危険性、四五六賽の使用に伴い出てくるであろう違和感などに対し苦言を呈していた。 大槻もその疑り深さを信頼しており、実際に地下チンチロのルール設定も上記の彼の意見を取り入れており、カイジらとの最終決戦の際にも四五六賽を使う折、「疑り深い沼川もそう思うか…」と彼のGoサインを判断基準の一つにしていた程。 だがその一方で「四五六賽さえ使えば負けはない」「仮にバレていたとしてもオレが奴らより早く賽を攫えばいい」と目先の損得や勝ち負けを優先した詰めの甘さも見せてしまっている。 最終的にはカイジに四五六賽を攫われてしまい、その際には力尽くで引き剥がそうとした結果、顔面に思い切り肘を喰らってしまう等、因果応報的な手痛い目を受けていた。 大槻が大敗した後の動向は不明だが、少なくとも以前のような立ち位置では居られないだろう。 【1日外出録ハンチョウでは】 こちらでは頭脳派の腰巾着的な描かれ方の多かった本編に比べ、大槻や石和の予想外かつ奇想天外な行動に振り回されたりする等、劇中におけるツッコミ役、基い常識人かつ苦労人として描かれることが多い。 1日外出を心から楽しんでいる分、その反動として一日外出の終わりには「地下になんか戻りたくない」と塞ぎ込んでしまう事もしばしば。機嫌を損ねた際には軽い自傷行為(俗に言うハンガーストライキや、ソースまみれのゴミをポケットに詰め込むなど)でせっかくの1日外出を台無しにしかけたこともある。 上述のハンガーストライキの原因となった『キャベツを味噌汁に漬けてから食す』行為や、今川焼やチューペットの事を『蜂楽饅頭』『パンちゃん』と呼んでいた事などから、特に食生活関連で弄られやすい。 また、一度自己嫌悪に陥るととことん自分を卑下してしまう性格でもあり、「死ねオレ…!」や「殺しますよオレはこのくそバカ(大学時代の自分)を今日……!」等の陰鬱な言葉を用いてしまうなど、良くも悪くも感情の浮き沈みが激しい性格としても描かれている。 会話は基本受け側で、年場の離れた大槻や木村、牧田の息子とも世代の壁を感じさせること無く気兼ねなく接する事が出来る。同郷の友人ながら『会話のタイプ』が同じである黒木とは当初中々話が噛み合わずにどこかぎこちない雰囲気となっていたが、彼が競馬に関して熱弁、つまり『話す側』になれば直ぐに打ち解けていた。そういった特徴からか、劇中ではイジられ役としての一面も目立っている。 一方のツッコミ役としては、一時期京都から地下に送られてきた本場気質のモブキャラに立場を食われそうになり、その時に自分のツッコミに関する語彙力の低さを反省している。 趣味嗜好に関しては「一度のめり込むと、とことんのめり込むタイプ」であり、地下という圧倒的娯楽不足の環境で『漬物づくり』や「筋トレ」など新たな趣味に目覚めることも多い。 特に『漬物づくり』に関しては料理の鉄人黒服の柳内や帝愛幹部の黒崎ですら絶賛する程であり、今までの人生で無かった「本から何かを学ぶ」経験も重ね、人間的にも成長した。 他にも中高ではバスケ部に所属しており、そのハンドリングテクは大槻ですら「ハンドリングうめーな」と素で絶賛する程。他にも初めての釣りで中々の釣果を見せるなど多才な一面を持つ。上京後、府中駅近くの牛丼チェーン店「やま屋」でバイトをしていた事がある。 ブルボンドラフト会議では、全く人気所ではないものばかりを指名する大槻や自分の食いたい物をひたすら欲しがる石和と比べ、鉄板どころを抑えようとひたすら必死に大槻を説得していた。 地下生活で九州出身者を集めた飲み会では、多くの出身者が福岡と長崎という二大巨頭の次の地位を狙っていたのに対し、宮崎出身の沼川は佐賀県出身者とどちらが九州最底辺かを押しつけあっていた。 【1日個室録ヌマカワ】 スピンオフのスピンオフとでも言うべき読み切りで、まさかの主役抜擢。 話の内容としては地下就労者からも忘れかけられていた1日個室にて沼川が理想と現実の狭間で一喜一憂する1日を描く…といった内容。 浴衣を着て、旅館の和室のような落ち着いた雰囲気の部屋や三本までは無料のビール、エアコンとバスルーム完備、果ては饅頭等のお茶菓子付きといった、帝愛とは思えぬ居たれり尽くせりな環境に浮かれていたものの、 景色を見ようと窓を開ければそこは当然地下の地層と岩盤、TVは帝愛Chという兵藤を追ったドキュメンタリー一択、娯楽らしい娯楽は木製パズルだけと圧倒的な手持ち無沙汰に追い込まれていく沼川。 (正直なところこれを選ぶメリットは快適な部屋で風呂と布団とビール3本付きで1日休めるだけのものであり、「それならもう少し頑張ってペリカを貯めて外出しよう」となって忘れられているのも当然である) が、そこで本棚にあった帝愛関連の本に混じっていた無料のルームサービスを発見。その殆どがサービスとは名ばかりの子供だまし(マッサージ=百均で売っているようなマッサージ器具を渡されるだけ、ヨガ体験=ヨガマットを置かれるだけなど)の中、唯一カラオケだけは設備も本格的で収録曲も豊富とまともだった。そこで沼川は思い切り大熱唱してヒトカラを堪能。 だが、地下故に部屋自体の立地が近かったためかあるいは安材工の突貫工事だったのか防音性は皆無で、その歌声は大槻らが働く作業現場にまでまる聞こえであり、しばらく沼川は大熱唱していた『さくらんぼ』を中心に誂われ続けるのだった…。 ちなみにこの時大熱唱していたさくらんぼは後のカラオケ回で沼川の持ち歌として再登場しており、その頃には彼も吹っ切れたのか、「あれ聞きたいなぁ」という大槻のリクエストに対し、「しょうがないっすね~!」とノリノリで歌っていた。 また一人……追記・修正を確保ってこってすね……! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 実写映画だとデカレッドだっけ -- 名無しさん (2020-10-10 09 39 19) こういうのが間に入って集団活動系のドラマは面白くなる…っ -- 名無しさん (2020-10-10 13 20 41) ↑×2それは石和の方。実写版では登場しなかった…。 -- 名無しさん (2020-10-10 13 40 28) カイジの肘でのされてる辺りあんま喧嘩は強くないんだろうか -- 名無しさん (2020-10-10 14 02 54) ハンチョウたちのあふれる人間味ほんと好き… -- 名無しさん (2020-10-10 14 40 49) 元々は「作中ではたまたま沼川が回収役なだけで、石和が回収役なこともあるんだろうな」と思ってたけど、ハンチョウ読んだ後だと「石和が回収役やったらそのまま四五六賽振りそう」と思える -- 名無しさん (2020-10-10 18 37 38) ↑ 物販も集計は班長だけどレジは沼川がやってそうなきがする(石和にだけはやらすなが暗黙の了解で) -- 名無しさん (2021-02-25 22 37 03) 九州と上京も沼川主役回になるのかな?大槻最初だけ出て以降は出てない -- 名無しさん (2021-11-25 23 29 53) ハンチョウのアニメ版の中の人も拓也 -- 名無しさん (2022-01-16 12 09 51) 長崎が2位はない -- 名無しさん (2023-01-21 11 57 03) 九州会のやつ、押し付け合ってたの大分ではなく佐賀では? -- 名無しさん (2023-04-06 17 49 06) ↑×4糠川回も主役回でなおかつなかなか面白いね -- 名無しさん (2023-04-06 17 51 07) コイツも何で地下落ちしたのか謎だな -- 名無しさん (2023-12-13 08 41 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/10284.html
登録日:2011/09/25 Sun 12 38 08 更新日:2024/09/16 Mon 22 19 46NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 いい人 おっさん なだぎ武 カイジ 中村大樹 人生の勝利者 債務者 光石研 妻子持ち 子持ち 家中宏 涙脆い 涙腺崩壊 父親 矜持 石田光司 親父 貧乏 賭博黙示録カイジ 諦めなければ........諦めなければ......! 石田光司とは、賭博黙示録カイジに出てきた眼鏡のおっさんである。 アニメでのCVは家中宏、実写映画版では光石研が演じた。 【性格】 とにかく弱気で涙脆く、内気でだらしない、ぶっちゃけギャンブルにはむかない性格。 しかし、自分も同じ立場にあるのにカイジに下心なく純粋に心配したり激励したり、自分の家族の為に帝愛のギャンブルに参加したりと、普通に…っていうかカイジの中で一、二を争うぐらいいい人である。 この性格が、後のカイジに大きな影響を与えたと言ってもいいだろう。 【活躍】 賭博黙示録カイジ 「限定ジャンケン」 序盤で軍資金を借りる所で登場、この時は怒っていたのもあったが「クソ野郎!」と後の石田が言わなそうなことを言ったり性格が若干乱暴だった。 そしてカイジが船井に騙され落ち込んでいるころ、坂井という男に☆を失った者が行く別室を利用した「通し」の戦略に誘われわざと負けた。 カイジが来たときは自分と同じ救われる身でよかったと親しげに話しかけた。しかし、肝心の坂井は助けるどころか二階でビールを飲んでいた。 それでも、同じく仲間に裏切られたカイジを本気で心配した。その優しさあってか後に自力で脱出したカイジに☆で助けられた。限定じゃんけんで下心なしで接してくれたのは彼ぐらいなもんである。 「人間競馬」 久しぶりの再会を喜び一緒に協力しようと言うもカイジにあんたも敵だと釘をさされてしまう(それでもまだニコニコしていた)。 人間競馬自体は後ろからの「押し」もなんとか振り切り二着でクリアし1000万チケットを手にする。 なお中年であることと気が弱そう=勝ちそうにないためか、かなり高い倍率がつけられていた(原作だとそのレースの参加者の中で最高倍率)。 「電流鉄骨渡り」 石田さんがもっとも輝いたのはこのギャンブルだろう。 死と隣り合わせのプレッシャーに連鎖……止まらない連鎖が続き、生き残りがカイジ、佐原、石田さんの3人になり、弱気な石田さんもプレッシャーに耐えられず、涙を流して徐々に落ちそうになっていく。 カイジの激励もあり、一度は持ちこたえるも己の限界を感じ、カイジに妻に渡すよう1000万チケットと激励の言葉を送る。 「自分はダメな人間だ、どうしようもない男だ」と卑下していたが、カイジは「石田さんは立派に戦った、最後まで他人のことを思えた人だ」と思い、せめてそのことを伝えようと後ろを振り向くが…。 石田さんはすでにいなかった。 カイジを動揺させないために叫ぶのを耐えて落下。この行動で石田さんの意地と強さがわかるだろう。 死ぬ瞬間までも自分ではなく他人を思いやり続けた人柄はカイジに「矜持」を会得させ、《ただ死ぬのではなく、石田さんのように強く死ぬ》と大きく影響を与えた。 そのこともあり、利根川によって金の約束を屁理屈で反故にされた際には、佐原や石田さんのことを真っ先に思い浮かべ、またEカードで勝利した際にも「石田さんや佐原たちに謝れ!」と激昂していた。 賭博破戒録 息子の石田広光が登場。 どこかやさぐれていて、「親父を嫌っていたが、自分も同じようになってしまった」と嘆くダメ人間。 そのためカイジは石田さんが人間競馬に出た理由を知り、自分の親父を馬鹿にする広光を殴った。 当初は班長の大槻に反抗している45組を馬鹿だと罵りつつも、報復で事故を装い殺されかかったカイジに「危ない」と叫んだりと根っこは父親と同じな様子。 沼で7億もの大金をゲットしたものの、分け前の配分と遠藤に騙された(契約書を読まなかったカイジに非がないわけでもないが)ことから、三好達45組メンバーを解放すると1000万しか手元に残らなかった。 しかし、その金で(三好達の合意が条件とはいえ)全く助ける義理もない広光を地下から解放。 「どうしようもない男だけど、その男の父親から託されたから」という理由からである。 ようやくカイジは石田さんとの約束を果たしたのだった。 【実写版】 エスポワール編から登場しており、ジャンケン運がなく残り☆2個になってオロオロしていたところをカイジに拾われた。 船井を叩き潰した後、申し合わせのジャンケンでカードを消費するも1枚残っており、地下に落ちた。 その後再起をかけてカイジや佐原に混じって鉄骨渡りに参加するも、人間競馬が端折られた以外は原作通りの展開で死亡する。 息子ではなく娘がパチンコ屋で働いており、カイジは遠藤(♀)に騙し取られたEカードの賞金の残金を渡して去った。 2作目ではその娘・裕美(演:吉高由里子)が登場。原作の広光と違い一定は父への愛はあり、一条に「カイジが父を見捨てた」と唆され帝愛側のスパイとして終始カイジを翻弄するが…。 【人物評】 上述したようにかなり優しい良キャラであり、カイジが今まで会ったいい人の中でまず思い浮かべるのが石田さんというくらいのいい人である。 カイジも彼から大きな影響を受けており、兵藤和也など人の絆を信じない連中への反論として石田さんを思い出している。 カイジは賭博黙示録以降も裏切りや醜い人間との遭遇を経験していき、自身もギャンブル中毒者として人間性が退化しているが、それでもカイジがギリギリ人間を保てているのは石田さんの功績と言っても過言ではない。 賭博黙示録の優しいおじさんと言えるだろう。 一方、多重債務者なので一般的に考えると社会的には堕落している。 妻にも多大な苦労をさせているので、夫としてはあまり褒められた身分ではなかった。 広光の性格を見るに、親としてもあまり上手く子供を育てられた訳ではなかったようだ。 それでも家族に関しては最期まで愛情をもって接していたのは確かで、広光も大学に進学させてはいたようだが。 優しい人間ではあるが、金とギャンブルと裏切りが飛び交うカイジ世界(というか福本ワールド)では順風満帆に生きるのは厳しい人物だったとも言える。 【名言】 「こんな地の果ての穴蔵みたいなところでも……こんな逆転が……諦めなければ……諦めなければ……!」 「人間には二種類いる……と……土壇場で臆して動けなくなってしまう人間とそこで奮い立つ者と……オレは……そのダメな方……ダメなんだ……」 「オレにかまわず……行ってくれ!決して振り返らず……振り返っちゃいけないっ……!」 「勝てよ……勝てっ……!人は勝たなきゃ嘘だ……!オレは敗れた……敗れて……本当に無意味な……無駄な一生だった……そんな……そんな一生をカイジくんは送っちゃいけない……カイジくんは………勝てる人間なんだから……!勝て……勝つんだ……!カイジくん……」 「オレは敗れた……敗れて……本当に無意味な……無駄な一生だった……そんな……そんな一生をアニヲタくんは送っちゃいけない……アニヲタくんは………追記・修正できる人間なんだから……!追記・修正……するんだ……!アニヲタくん……」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 叫ばないで落ちるくらいならさっさと渡れよ。おまけにカイジが渡りきったらその金までせびるとか・・・ -- 名無しさん (2013-04-30 01 07 26) 原作読めよ。元々1000万は石田さんのもんだ。託すとせびるじゃ全く違う -- 名無しさん (2013-06-21 21 52 02) 石田のおっさん批判するとか許さないから -- 名無しさん (2013-11-21 18 58 49) ↑3そういう言い方はやめようぜ 彼は確かに人生の負け組かもしれない だが最期の本当に最期のあの一瞬だけは確かに勝ち組だったのだと思いたい -- 名無しさん (2014-02-24 01 45 25) カイジの公式資料集で、坂井に騙されて別室で裸で泣いているシーンで「ここまで醜く、愚かで情けない男がいただろうか」とフルボッコされてたのが笑えた。 -- 名無しさん (2014-03-01 09 21 16) ↑↑生き様を貫いて死んだという意味では人生に勝ったな -- 名無しさん (2014-03-01 09 44 07) 和也編の回想にも登場したな。 石田さんは二つの意味でカイジの良心的存在。 -- 名無しさん (2014-08-31 21 21 06) カイジの中では比較的まともだけど、普通に考えたらクズ -- 名無しさん (2014-11-06 16 58 21) あれ、石田がカイジに頼んだのって息子じゃなくて妻の件だよね?石田の妻(裕美)がどうなったかって作中で明らかになったっけ? -- 名無しさん (2014-11-14 17 34 20) 石田さんって自分を裏切った酒井を糾弾しなかったのかな -- 名無しさん (2014-11-17 20 31 20) 石田さんの妻の存在感… -- 名無しさん (2014-12-12 10 53 51) 律儀に自分の息子を助けてくれた恩人のカイジがその後仲間の家でクズニートと化していくのを見たら彼はどんな気持ちになっただろう -- 名無しさん (2015-11-14 15 36 07) 特に開示なんかネットでも有名だからそれこそこの項目だけ読んで判断してんだろ -- 名無しさん (2016-07-31 17 24 10) 和也に「人は醜いってお前も身に染みてるだろ?」みたいなこといわれて裏切られたりひどいことされた事が駆け巡ったあと石田さんのこと思い出すの泣ける。甘いカイジが揺れてる時の支柱って感じあるわ -- 名無しさん (2016-09-26 17 27 01) 弱者の強さを見せられた感じだな -- 名無しさん (2016-12-08 18 46 48) 実写映画版では工場の自営業に失敗した設定だった覚えがあるけど、原作だとどんな仕事してた人だったんだろう? -- 名無しさん (2018-10-13 02 17 08) クズの話になると思い出すのが安藤で、人間は汚いってのを突き付けられたときは石田さんを思い出して立ち上がるカイジが良い -- 名無しさん (2019-11-30 14 05 39) 窮地に陥って人の本性が出るっていうが、石田さんは間違いなく芯からの善人だったのだろう。 -- 名無しさん (2020-01-29 09 07 23) 坂井のイカサマに加担しているからまったくの善人とも言い難い -- 名無しさん (2020-10-03 18 36 57) 相談所に報告のあったコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-02-05 11 00 19) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/777townforandroid/pages/1440.html
デザイン imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 機種 回胴黙示録カイジ3 アニメーション あり 備考
https://w.atwiki.jp/alolita_asai/pages/295.html
自分のあだ名を晒していこうよクズ共 [7] ψうんかす☆カオスオルトロス☆十三世紀王ψ ◆ndsOORZR5s 2011/10/29(土) 23 41 41 ID[9kn8QzWM0] 昔から何故かカイジって呼ばれてる^p^ [8] 量産型匿名 ◆nKSGX4wf8Y 2011/10/29(土) 23 42 15 ID[EJ.KZgA20] それガイジだとおもう [9] 光rs ◆HIKARIRS.. 2011/10/30(日) 00 02 52 ID[vlVdDPYg0] ガイジわろ