約 349,547 件
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/191.html
8月19日午前10時30分。 「くそっ…!!」 うねうねするモノを睨みつつ、とてもじゃないが動けそうになかった深海将己は全力で走り、うねうねと距離をとった。 息を切らしながら全力で走ったためか、なんとか村の近くまで逃げ切ることができたようだ。 頭痛も治まり、どうやらうねうねしたモノもおってきてはいない。 「助かったのか…?」 またすぐ後ろにいたりするのでは、と半信半疑で辺りを念入りに確認する。 だが、何より深海自身の具合が悪くならない事が証拠になるだろう。 気を取り直して、深海は村へと向かって歩き始めた。 ☆☆☆ 8月19日午前12時。 『深海君無事ですか?まずはそちらが知りたがっていた2つから。 一つ目、山田太郎さんは偽名でなく実名でした。 蒼のギルドで確認をとってもらったので間違いありません。 彼はこの辺の安全区域で、一人で農家を営む方のようです。 また二つ目は日下部地方について。 ネットのホラー系のアングラサイトで調べたのですが、日下部に迷い込んだという人がちらほらといるといった書き込みがありました。 鬼と書いてきさらぎと読むとか、きさらぎに行ったらもう戻ってこれないとか、水を飲んだりその場所にある物を食べたりすると、その空間とのつながりが強くなり帰ってこれないなど、嘘か本当かわからない内容まで様々で混乱するかもしれませんが、一応手がかりになるかもしれないので書いておこうと思います。 帰ってきた方の証言によれば、なんかいつの間にか帰ってきてた、とかトンネルを抜けたら帰ってきた、親切な人に案内されてたら気づいたら戻った、帰るまで30年かかった、などの書き込みがありました。 うねうねに関する内容もあったので、以下にコピペしておきます。 【う/ねう/ねって知ってるか?】 1 名無しのホラー百選:2015/07/21 う○うねって知ってる? なんか理解すると死ぬってやつ。 2 名無しのホラー百選:2015/07/22 おまww 口に出すと死ぬぞww 3 名無しのホラー百選:2015/07/27 レスがねえww 死んだかな1はww 4 名無しのホラー百選:2015/07/30 1だけど生きてるってw なんかさ、友達と肝試しで蒼の山中のそれっぽい所に行ったんだけど、マジで怖かった。 うねうねしたものが、動物の体から出てきてんの。 もう一目散に逃げたね。 逃げたといっても山道仕様の車だったけど。 5 名無しのホラー百選:2015/08/02 マジでやめたほうがいいよ。 俺の友達が見たらしいんだけど、なんか飛鳥で流行った寄生虫の超巨大バージョンだとか。 なんでそんなでかいのか知らないけど、頭痛くなって、気づいたら近づいてきてるってさ。 そいつ? 死 ん だ よ。 下山してから、俺にその話をしてきて2時間後にね。 だからマジでうねうねはヤバイ。 …という事みたいです。 飛鳥の寄生虫については、少し時間がかかると思いますが私の方で調べてみましょう。 さて、これから例の山に頼まれていた穴掘りに向かうので、暫くレスが遅くなります』 「穴掘り…ああ、そういえば」 深海はメール内容を見つつ、眉間に皺を寄せた。 彼が城ヶ崎教授に送った内容の一部で、以下の通り頼んだ事がある。 「最後にあの墓石について。 「御」の字しか読み取れませんでしたが、『人身御供』と彫られていたかもしれません。 もし奉られてる本体に許可取れたら、掘り起こして貰えません?」 と。 送信内容を見つつ、いやいやいや、と口元が引きつった。 「まだ許可とってねーし」 止めておくか、と思った矢先、背後から「別にいいよ」という声が聞こえた。 息を一つ吐き、振り返る。そこには例の少女がいた。 既にここは村間近。 幸い、村人は外に出てるものはいないため問題ないが、あんまり堂々と話しかけるのはやめてほしいと思った。 「なぁ、お前って何なの?」 「何なの?ってどういう意味?」 「人身御供にされた子供の幽霊か?」 その言葉に、少女は考える。 そして、違う、と言った後に。 「けど関係はしてるかな。生贄になった子達は、私への供物でもあったから」 「…五大神…」 深海は呟く。 五大神の少女、という蒼の少女。 おそらく目の前にいるのはそれでほぼ間違いないだろう。 詳しくは教えてくれないが、肯定と言わんばかりに少女は笑みを見せた。 「長く、この村の人は信仰してた神を間違えてたの。 それが50年前の悲劇を生んだ。 渡来した寄生虫は、呪いの力によって大きくなり、そして知能を持った。人間くらいには考える事ができるはずだよ、あの寄生虫」 「はぁ…?いや、でも確かに…」 諦めるのが早かったり、自分の背後にいつの間にかいたり。 あの存在はそういう感じのものだった。 「私がお兄ちゃんの前に現れるのも、次で最後。 でも、その最後はお兄ちゃんが死ぬ瞬間だよ。 だから、もう会えないといいね」 微笑む少女は、すうっと消えていく。 深海は咄嗟に、消えていく彼女に声をかけた。 「せめてどうやったら助かるかくらい言ってけよ!」 「……」 最後に、彼女は何かを言っていた気がした。 口の形が、お行、お行、い行の3文字。 何かは今はぱっと浮かないため、先に村の調査をすることにした。 その矢先、深海の携帯がバイブレーションする。 村人に気づかれないように、念のためではあるが…意外と静かな場所だとバイブの音も結構聞こえるものだ。 烏月揚羽が、他の二人のハンターの内容を纏めて送ってくれたようだ。 まずは入生田宵丞から。 「成果無し」 緋杭湖の寺で色々と調べてみた彼だったが、住職は他方の檀家の家に向かっているため、小僧と話をしたが彼らでは何もわからず、結局無駄足になった。 続いて天瀬麻衣、揚羽と続いたが、彼女らもハズレ。 麻衣はハズレではなかったのだが、蒼の五大神の少女は、日下部地方で祀られていた、という事を東十常一から聞いたらしい。 結局、既に知っている情報のため、特に役に立つ情報は無し。 ため息を一つ吐き、まずは墓地近くの井戸から確認を始める深海。 家の壁には穴があいており、そこから中を確認する。 「~~○×△~」 「うっ…!」 頭が痛くなる。 中にいる村人は、くねくねと踊りながら何か意味不明な事を口走っている。 録音しようかとも思ったが、これ以上いると気が狂いそうになるため一旦離れる。 想定外なのは、狂って襲いかかってくる、というわけではなく村人の存在そのものがうねうねを理解するきっかけになりそうなことだ。 次に大きな家を探す。 そこは誰ひとりおらず、土足であがると色々と見て回る。 といっても茶の間とトイレ、玄関、寝室くらいしかない。 ほかの場所には何もなかったが、茶の間では古びた資料を見つけた。 その資料には、人身御供として生贄になった者の名前や、呪いを高める方法、という内容が書かれていた。 そして、遂に深海は希望の一文を見つけた。 『呪い返しについて』 人身御供によるこの呪いには、欠点が一つある。 それは呪い返しだ。 この呪い返しにより、便宜上うねうねと呼ぶモノとの繋がりは弱体化し、うねうねの呪いが一時的に遮断されてしまう。 こうなるとせっかくの生贄にも簡単に抵抗されてしまう。 元々弱い寄生虫なのだから。 そのため、絶対に祭場にある石は動かさないようにしなくてはならない。 「祭場…?どこにある?」 資料の続きを読もうとした時、深海は背後に気配を感じた。 そして…振り返った時は既に遅かった。 ☆☆☆ 8月19日午後13時。 「あ~もう!埠のヤツむかつくっ!全然取り合ってくれないんだよ~?」 『センパイ、愚痴言うために連絡してきたんです…?』 電話口の向こでグループトークしている麻衣と入生田に愚痴る揚羽だったが、この中で有力な手がかりがあったのは麻衣だけ。 それも、既に深海は知っていた内容だった。 『それにしても、天瀬さんどこで仕入れたんす?俺は誰も知らないの一点張りだったんですけど』 『ちょうど美術館で、東十常さんと会えて。そこから蒼の五大神の少女のくだりを聞いたんよ』 『ああ、俺も応対してくれたボーズさんが、少なくともここのお地蔵様はそんな大層なものではない、と言ってたっす』 「マイティだけじゃなくしょーりゅーも…あたしだけなにも情報無し?」 『神社で何も聞けなかったんです?』 「そーなの、なんかカラシがどーとか言ってたけど、うねうねと何も関係ないしさー」 『俺も色々聞きたいこととかあったんすけど…くさかべの事とかきさらぎの事とか』 その時、あ!と思い出したように揚羽が声を上げた。 携帯越しの入生田と麻衣の耳には、ガサガサと紙を開く音が聞こえた。 「そういえば、神主さんが魔除けの札をくれたんだった!」 『…それをどうするんです?今から深海さんの所に持っていきます…?』 『教授に頼んでみるって手もあるんじゃないすか』 「そーだね、今から行くとなると時間かかるけど…」 『深海さん、それまで何も無ければええですね』 「ちょっと、マイティ不安になること言わないでよ!」 ☆☆☆ 一方、同時刻。 目を覚ました深海は、小川にいた。 取り急ぎ、ふらつく頭でやろうと思っていたことをする。 桶が無いため、ペットボトルを何とか半分にして、その中に魚を入れようとした。 その時、汲んだ水にうねうねしている小さなものが見える。 「うおっ!?」 慌てて深海はペットボトルを落とし、距離を取る。 同時に、頭が痛くなってきたからだ。 だが、それと同時になんとなくわかってきた気もした。 「呪い…か?」 最後に少女が言った言葉。 そして、麻衣とやり取りをしていた時に感じた、何らかの気配。 ここまで小さいものではないが、よくよく探ればうねうねした物と似ている。 もし、あの時感じた気配が、元凶だとしたら。 その元凶は、どこにいるのか。どこからやってきているのか。 おそらく、それが分かれば。 そこに行けば、何かが分かるのかもしれない。 しかし、その時だった。 慣れてきた軽い頭痛と共に、遠くにうねうねしたものが見えるのだ。 2,3。 いや、5,6。 どんどんうねうねした物体は増えていく。 深海が瞬きをすると、空に浮いていたり増えたり、減ったりと定まらない様子だ。 幻覚。 深海の頭によぎったのはそれだった。 「またかよ…!」 いい加減ウンザリするくらいの発生率。 しかし、逆を考えれば毎回この小川にこのうねうねは発生している。 逆を考えれば、この小川に何か手がかりがあるとでもいうのか。 だが今はそんな事を考えている暇はない。 頭痛が治まってきたと思ったら、今度は意識が朦朧としてくる。 立って走ることはできそうだが、見ている物が支離滅裂な現状、どこに向かって逃げるのかにもかかってくるだろう。 ☆☆☆ 深海…HP190/MP65/OP41/状態:疲労(探索時や怪異に遭遇時、HP・MPの減少速度が早い)
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/11.html
■ 茜(あかね) 大和一の繁華街を有する都市。 勿論他の各都市にも繁華街は大小ありますが、茜は大和一狭い面積ながらも、 ほぼ都市がまるまる一つ繁華街になっているという場所です。 大和で唯一カジノが解禁されている区域なために、水商売や風俗業、様々なギャンブル関連の店が集まり、 茜を大繁華街へと成長させていきました。 今ではそういった各種の店の関係者の住居以外は、スラム街を除くと殆ど歓楽街となっています。 多くのカジノは大和の人々の娯楽として持てはやされていますが、その反面茜は治安が最も悪く、 一歩裏路地に足を踏み入れたがために身ぐるみを剥がされる等といった事件が後を絶ちません。 しかしながら茜での権力者というと、やはり裏社会の人物が多いため、 住民を保護する警察機構は機能しておらず、茜に定住しようとする人は少ないようです。 一方でスラム街は茜の中心街から暫くいった所にあります。 以前大規模なカジノレジャーランドを作ろうとしたまま親会社が倒産してしまい、 そのまま放置されていた廃墟に犯罪者や不法入国した外国人等が集まる事で自然発生的に作られていった場所です。 初期の頃はレジャーランドの廃墟だけに留まっていたものが、だんだんと人が増えてくるにつれてその周辺の地域一帯を支配し、 今では一般人が立ち入る事はとても出来ない場所となっています。 茜の中心街が夜でも明るいのに比べてスラム一帯は電力供給が無いために、 夜になると暗闇に妖しげな明かりが灯るのみとなり、大の大人でも入って行けば無事に出て来られないといわれています。 茜の顔役である裏社会の大物達も、スラム街をはぐれ者や組織に収まらない者達を放り出す為の絶好の場所としているため、 茜の街からスラム街が消える事は無いと言って良いでしょう。 茜も交通機関は整い船以外の各種方法以外にも、カジノ等によっては専用高級車での出迎えもあり、 外からのお客を引き付ける為に様々な手段を有しています。 【茜を象徴する建物など】 茜繁華街 何軒もの巨大カジノが集まり、色々な夜の産業が集まった茜の中心部を茜繁華街、通称「繁華街」と呼ばれている場所です。 多くの娯楽産業が集まり、健全な紅の娯楽では満足出来ない人々が夜な夜な集まる場所です。 カジノや深夜営業の店はネオンを絶やさず、まさに大和の中の眠らない街といえるでしょう。 裏路地 茜の繁華街が形成されていく過程で、多くの店が争うようにして狭い敷地の中に立てられた為、 自然発生的に生まれた迷路のような路地の集まりです。 茜でスラム街へ抜ける唯一の通り道であり、スラム街と同じ危険地域ではありますが、 スラム街と違い普通に道を歩いていてふと気がつくと迷い込んでしまう可能性があるだけに、 ある意味危険度はスラム街よりも高い場所といえるかもしれません。 裏路地では麻薬等の危険な商品の売買が日常的に行われ、 偶々迷い込んでしまった人がそういった場に出くわしてしまった場合は、命の保障は無いといえます。 スラム街 繁華街と並ぶ茜の代名詞といえるスラム街。 当初はレジャーランド建設予定の廃墟だけだったものが次第に周辺地域へもその勢力を広げ、今ではかなりの地域を占めています。 茜の顔役である裏社会の人々がスラム街の代表者と話し合った結果相互不可侵の条約が成立し、 今のところ繁華街とスラム街は平和を保っていますが、 スラム街に流れてくるような犯罪者は危険人物が多い為に、小さな小競り合いが後を絶ちません。 スラム街には奇妙な連帯感があるために余所者はなかなか受け入れられず、ハンターが最も調査し難い場所でもあります。 ハンターと気が付かれた場合は、住民全員を敵に回す事もしばしばです。 下水道 犯罪者の方が目立つためかあまり魔物と縁のない茜ですが、それはあくまでも普通に生活している場合の話。 下水道内部には、スライムや殺人ネズミなどの魔物が多く棲息し、興味本位に近づく者は命を落とす事になるでしょう。 ハンターなら簡単に倒せるような魔物しか棲息しておらず、街中まで出てくる魔物は滅多にいないため、 数ヶ月に一度下水道の清掃とは名ばかりの討伐が行われるだけで、基本的に放置されているエリアです。 緋杭湖 夕焼けで赤く染まる、茜の南にある巨大な湖です。 危険な魔物もおらず、開けた場所にあるため夏では此処で花火大会が行われます。 別名「火喰い狐」と昔の人は言っているように、色々とこの湖にまつわる噂があるようです。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/68.html
1 三段岬。 自殺の名所と言われていたが、それも昔の話。 余所者嫌いの島民のせいか、観光する者が減っているのか、それとも別の理由かはわからないが、そこには誰もいなかった。 向坂維胡琉と寒河江由加は顔を見合わせ、岬から海を眺めた。 すると、ちょうど船が一隻、海上にある岩山の方へ向かっていくのが見えた。 今回の調査方向とは真逆で、明らかに不審である。 あそこに何があるというのか、そして船に乗っていたのは誰なのか、分からない。 とりあえず、特に何もないので帰ろうとすると、維胡琉は何かに足をぶつけた。 それは一枚のメモ書きで、邪神ランマーについて細かく書かれていた――。 (※メモ書きの内容は地域概要から確認できます) (※洞窟に行けるようになりました) 向坂維胡琉:HP550/MP250/OP10/状態:普通/依頼P:105 寒河江由加:HP550/MP150/OP10/状態:普通/依頼P:105 依頼P内わけ: シークレット達成(15) 別チームが海上調査完了(15) 別チームが依頼・海木樹を10体倒す達成(50÷2=25) 合計:55p 戻る
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/27.html
■ 大和(やまと) 元は弱小国だったものが魔術、そして機械技術を得て発展してきた国。現在「帝」が統治しています。 最も発展しているのは魔術文明ですが、それに追いつくように科学力も発展してきています。 現代の日本と似たような感覚ですが、飛行機等の空の技術の発達は遅れ、出雲国の援助を受けている状態です。 またこの世界には魔物が存在し、当然大和の国内にも生息しています。 しかし、日夜ハンターが魔物退治を行っているため、住宅地に出てくる事は滅多にありません。 大和には5つの都市があり、王都である【粥満(いくみて)】を始めとして 【葵(あおい)】【紅(くれない)】【茜(あかね)】【蒼(そう)】と呼ばれる都市が存在します。 各都市の詳細は【五大都市】をご覧下さい。 都市の説明を通して大和に存在する施設の説明もありますので、必ず一度は目を通して下さい。 大和地図 リニアモーターレールMAP 代表的な祭事 紅葵祭 紅、葵の多くの企業や個人商店が出展、イベントを開催する地域活性化を目的とした商業祭。 二都市合同の為、規模は大きいが開催地や内容は様々。 毎年7月下旬に一週間続き、前夜祭と後夜祭に二都市同時に花火が打ち上げられる。 緋杭祭 9月に緋杭湖で行われる盛大な祭。一日のみだが、的屋も多く出ている。 警備はハンター任せなので、人手が足りず駆り出されやすい。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/129.html
ストーリー概要 サブストーリー 後日追記 本編 正面フロアの攻防 ○メンバー:向坂維胡琉・志島武生・甚目寺禅次朗・深海将己・柳茜・行成ハナ 貴方達はBクラスハンターである風見の班がタワーに突入したのを確認し、風見に頼まれた避難民の誘導を行っていた。 しかし、すぐに風見が仲間のハンターを連れて外に戻ってくる。 そのハンターは大怪我をしており、傭兵の使った爆弾により大怪我をしたらしい。 風見班が回復をしている間、貴方達はタワーへ突入。傭兵アランが率いる傭兵部隊と交戦する。 傭兵アランは禍々しい雰囲気を放つライフルで、的確に一人一人始末していくが、ハンターの連携によりなんとか勝利。 だが倒したのも束の間、今度は龍志狼が立ち塞がる。 彼もまた、悪魔ベレト達の仲間で、錫杖で土御門流を使いこなす一風変わった戦闘スタイルだった。 それだけではなく、炎精召喚で蝶、狼、不死鳥を発現させ、貴方達を追い詰める。 辛くも勝利を収めたかと思ったが、炎精・不死鳥により復活した龍は、奥の手である炎精、エクスハティオを召喚しあっという間に貴方達ハンターを全滅。 そして、彼の興味を引いた茜のGNRFを呪術の力で奪いとると、退いたのだった。 ※報酬:5000円 ※チャレンジ:龍志狼を1ターン以内に倒す(煌石+3) 挟み撃ちの阻止 ○メンバー:烏月揚羽・桐石登也・白神凪・日野守桜・藤八沙耶・六角屋灼 裏口から潜入した貴方達は、先行しているAクラスハンターの小此木剛毅を追い上へ向かう。 というのも、正面ホールで戦闘が始まったので加勢しに行こうとしたが、結界により分断されていたのだ。 そのまま階段を上がると、3階で飛鳥の北方砦で出会ったビッグという傭兵が一人でいた。 小此木達ハンターに仲間は倒され、一人辛くもここに逃げてきたようで、ビッグは女を人質にとり毒を与えた。 毒を解除するべく、揚羽、凪、灼は5階にあるという解毒剤を取りに行く。 残った登也、桜、沙耶でビッグを倒すものの、毒が回りきるのが早く女は助からなかった。 しかし、ちょうどタイミングよく駆けつけたAクラスハンター、城ヶ崎憲明の処置により、女は息を吹き返した。 女のことを城ヶ崎達別のハンターに任せ、結界が貼ってあるという8階に急ぐ貴方達。 8階に張ってある結界は、簡単には壊れず、登也は奥義フラメルの弦でこれを破壊。 そして中にいた天城宗次郎と対決し、勝利した。 すぐにベレトが空間を割いてやってきたため、天城はベレトに回収されて逃げていったのだった。 ※報酬:5000円 ※チャレンジ:天城宗次郎の猛攻を1ターン耐え切る(煌石+3) 混乱の階層 ○メンバー:天瀬麻衣・鬼ヶ原空・月宮香蓮・日浦博喜・深海将己・幸村カヤ 天城を下したことで、上層への結界が解けたため、貴方達は上へと階段を上がっていく。 10階でタワー内放送が入った。傭兵であるカッツェからで、その内容は1時間以内に18階まで行かなければ、人質を殺すという内容だ。 貴方達はトラップをかいくぐり、14階で単独で人質となっていた東十常司を救出すると、彼と共に上へと将己の空間転移で上っていく。 そのお陰か1時間以内にカッツェの所までたどり着いたが、そこでタワーの下層の方で爆発が起きる。 カッツェが仕掛けた爆弾のようで、その混乱に乗じてカッツェ達は上へと逃げていった。 それを追っていくと、20階で追いついたものの、カッツェ達は突如降りてきた強化シャッターにより閉じ込められる。 貴方達の前には、レイピアを持った女、烏丸麗子が立ち塞がった。 彼女は東十常剣の秘書で、剣のために貴方達をここで食い止めるつもりらしい。 今までの敵よりは遥かに弱く、簡単に烏丸を倒した貴方達は爆破の被害が大きくなってきており、下に向かうのが困難になってきたため上へと上ることを決意。 カッツェ達が下ではなく上に向かったことから、逃走経路があると判断したのだ。 現に、非常階段で司は烏丸を連れ外へとでたからだ。 いつの間にかおそらくベレトと思しき者に、強化シャッター内のカッツェ達が回収されたのを余所目に、貴方達は上に向かうのだった。 ※報酬:5000円 ※チャレンジ:カッツェの爆弾を全て回避する(煌石+1) 運命の塔 ○メンバー(前半):烏月揚羽・鬼ヶ原空・桐石登也・向坂維胡琉・甚目寺禅次郎・月宮香蓮・六角屋灼・柳茜 ○メンバー(後半):天瀬麻衣・桐石登也・祠堂統・白神凪・藤八沙耶・柳茜・幸村カヤ 烏丸を倒し、司と別れた貴方達は更に上へ向かう…の前に、20階に葵のDクラスハンター、松原エレナが飛んで窓からやってきた。 茜の状況を知り、助けになれないかと思ってきたようで、彼女は茜に今飛んできたジェットブーツを渡すと、歩いてタワーの下へ降りていった。 貴方達は気を取り直し、先へと進む。25階で待っていたのは、悪魔ベレトだった。 空間を割いて突如登場するも、もう慣れたのか、それとも来ることに気づいていたのか貴方達はベレトと対峙する。 魔槍により追い詰められ、反撃も行うも敗北。 だがその時、上階から土御門伍代が加勢に来て、ベレトに剛糸の一撃で不意打ちを与えた。 そして…割れた兜から現れた顔は、貴方達もよく知る水鏡流星だった。 <以下後編> 新たに駆けつけたメンバーは、動けるメンバーと合流し水鏡と対峙する。 自分は魔法使いによって操られ、織ヒカルを殺したことをまず暴露すると、その時に手に入れたベレトの黒耀玉の力により、ベレトに魂を売り力を得たらしい。 その力で、魔法使いの呪縛を打ち破り、彼は彼の意志で行動を起こしていた。 一連の事件と関わる、東十常剣を殺すため、先に向かおうとする水鏡を貴方達は食い止める。 だが圧倒的のほどにベレトの力を使いこなしていた水鏡に、貴方達は勝てる術はなく、倒されるのだった。 その後…貴方達が気づいた時にはタワーの外。 爆破で崩壊していくタワーを、動かない体で見上げていた――。 ※報酬:4000円(前半終了まで)・4000円(後半終了まで) ※チャレンジ:ベレトを倒す(前半:未達成/後半:未達成) 崩壊し塔の撤去作業 ○メンバー:烏月揚羽・鬼ヶ原空・桐石登也・東雲直・白神凪・日野守桜・六角屋灼・柳茜 一夜明け、23日午前。 貴方達は爆破により倒壊したタワーの瓦礫の撤去作業を行っていた。 そこに、風見がコーヒーなどの飲み物を差し入れにもってくる。 水鏡がベレトだったこと、見つかった焼死体がおそらく佐治のもので間違いないことを伝える風見。 被害者は佐治宗一郎一名のみ。上層の宮廷魔術師達を身を呈して守り、ベレトの槍で貫かれて死んだという証言を全員がしていることから、焼死体が佐治のものであるのは間違いがなかった。 そして、東十常剣はいつの間にか逃亡し姿を眩ませたという。 彼の目的がなんだったのかは結局不明で、なんとも後味が悪そうな貴方達のところに、昨日水鏡が解放したため、異次元から戻ってきた真田がやってくる。 彼は水鏡と話した事があるらしく、飛鳥の北方砦では、ベレトの鎧だけを操作し、自分は同行することで嫌疑を背けようとしたらしいが、真田が身を呈して凪を守ったことで、水鏡の段取りが狂ったせいで、水鏡も不自然な消え方になったという。 それだけを伝えると、まだ本調子じゃないためか真田は立ち去った。 まだ情報量が足りないことを自覚した貴方達は、今は目の前の問題(瓦礫の山)をどうにかするべく、夜遅くまで撤去作業を続けたのだった…。 ※報酬:3000円 戻る
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/8.html
■ 粥満(いくみて) 王都である粥満の広さは他都市と比べると中程度の面積ですが、街全体が綺麗に整備され、西洋風の街並みになっています。 政治の中心である宮廷がある事から、王族や貴族など上流階級の人々が多く住んでいます。 しかしそれ故に貴族を狙った犯罪も数多く起こり、治安水準は五大都市の中で必ずしも高いとはいえません。 粥満はその街並み保存を目的に機械文明を表に出さず、車や鉄道等の代わりに馬車が道を走っています。 しかしそのような古い機関では王都としての役割を十分に果たせないため、全ての機械技術は地下に収束されています。 他の都市から伸びるリニアモーターシステムの大ターミナルも地下に存在します。 車でも街の傍までは来る事が出来ますが、都市の美観を損ねるという理由から王都内に進入することは出来ず、 車を町の外に駐車して徒歩や馬車で王都内に入る事になります。 【粥満を象徴する主な施設】 宮廷 帝を初めとして側近達や12人の宮廷魔術師が暮らしている政治の中心。 宮廷の外見は一見豪華な西洋風の宮殿になっていますが、その真の機能は外部からの侵略に備えて地下に隠されているといわれ、 帝と側近の数名以外は入れない場所となっています。 宮廷に入るには謁見状が必要ですが、謁見状自体も並み大抵の者では発行すらできません。 ハンターギルド総本部 大和には既に警察は無く、それを補う為「何でも屋」的位置付けのハンターが、事件の捜査等も行うようになっています。 そのハンター達をとりまとめ、全ての捜査権を握っているのがハンターギルドです。 ハンターギルドは粥満、葵、茜に1つ、蒼と紅に二つずつ存在していて、その中で王都である粥満に存在するものが総本部とされています。 外観は宮廷と同じく西洋風の建物ですが、内部はハンターの情報収集の為にさまざまな設備が用意されています。 また、隣国である飛鳥の玄関港とも言える『メロウ』にも、飛鳥国との協力の下ハンターギルドの支部が一つ存在します。 ハンターランクは上からS・A・B・C・D・E・F・Gとなり、功績を重ねる度に昇進していく制度になっています。 現在のギルドの総長は、元紅支部長でもあった猫柳焔騎が務めています。 魔術殿 粥満の僻地にそびえ立つ30階建ての塔。 ここでは魔導具作成の為の試験所や、強力な魔導具を使って万病を治癒する事が可能な治癒所な どが設けられています。ただし魔導具作成にも、病気の治療にもかなりの料金がかかり一般市民にはあまり縁のない場所でしょう。 ハンター試験や神風学園卒業試験もこの塔で行われます。 カーネリア大聖堂 大和で最も大きな教会。 大昔、この大陸で活躍したとされる戦女神を崇めています。 緋色の屋根と正面の巨大なステンドグラスが印象的です。 しかし訪れる殆どが粥満に住む上流階級の人々で、一般市民が参拝に立ち寄ることはあまりなく、 それ程信心深い人も少ない事から利用する人はそう多くはありません。 王立図書館 ここに無い本はまず存在しないと言われるくらい、宮廷の近くに面した巨大な図書館です。 入館には許可が必要で、許可が下りるまで最大1ヶ月待ちになる事もあります。 週刊誌や青年向けの漫画も置いてある充実ぶりですが、あくまでも宮廷魔術師の研究のために置いてある書物ばかりなので、 それなりの理由が無ければ年齢制限がかかっている書物を読む事はできません。 また、閲覧禁止の書籍は宮廷魔術師の許可が必要で、許可が無ければどのような立場の者でも見ることはできないという徹底っぷりです。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/213.html
依頼一覧 ランクC ※達成で20ポイント(二人で成功した場合40ポイント) 依頼名 依頼主 詳細 対決姫神学園!!! 錦山権 10年ぶりとなるこの対決…我が生徒と神風学園の生徒どちらが勝てるか勝負だ! 完成しない絵 加納敏孝 モデルがいないため絵が完成しないのだ…。力強さと若さ溢れる人物絵なので、ハンターに協力してほしい 暴嵐を呼ぶハンティングゲーム 蜂須義男 蒼の奥地のブタゴリラと呼ばれている魔物を捕獲し、連れてくるのだ!! 伝説のスイカを食べつくせ! 丸味屋久二 もうだめだァ…おしまいだァ…オラのスイカの中にGがいたというクレームで全部戻ってきただよ…。それは嘘だとしても、返品されたスイカの処分に困っただよ!! 三十路越えの中田 中田藤吉 ヒャッハー!30歳まで彼女無しだった僕はとうとう魔法使いだァ!手始めに魔術が使いたいから、手順を教えてください、なんでもしますから! 特区地質研究 花崎守 地質研究者をしている花崎という。特区砂漠の調査を行うため、私の護衛をお願いしたい 七人のコウベ 砂川瑛太 俺はハンターの砂川瑛太だ。兄の亮太とコンビでハンターをしているんだが、依頼で蒼の七人コウベという現象?を調べていたんだが、兄貴と連絡がつかなくなっちまった。しかも足を怪我して今は蒼の病院にいるから、俺の代わりに兄貴を助けてやってくれ! Aクラスハンター黒野 黒野洋介 俺はギルドでSクラスハンターをしている黒野洋介(ギルド注:神風学園高等部の戦術クラスの担任をしている、ハンターの先生です)。今回、俺の後輩(ギルド注:生徒らしいです)が俺の強さを知りたいみたいでな…。現役の竜や悪魔とかの化け物と対峙しているハンター、勝負だ!(ギルド注:わざと負けてほしいという依頼です) 救命救急 野坂徹 紅の病院で医者をしている野坂だ。紅の山間部のトンネルで玉突き事故が起きた。手の空いてるハンターは、救助・搬送・治療の手伝いを頼みたい むいむい(毛)狩り 七夕与一 オラは何を隠そう、第二回むいむい毛刈り選手権4位の実力者だ…。そんなオラが今度、むいむい冬のウインターウールフェアの材料集めという事で、むいむいの毛刈りを行う事になったんだぁ。が!一人じゃとてもじゃないが追いつかない!誰か助けてくんろ! 腕相撲勝負! 藤堂義王 力自慢?俺を差し置いて力自慢を気取るのはやめてくれないかな?OK、ここは穏便に腕相撲で勝負といこうじゃないか。なあに俺もいい大人だし、本気は出さないよ♡ ランクB ※達成で30ポイント(二人で成功した場合60ポイント) 温泉掘り 商人の田中 西蘂町という場所で、金賀グループ主催の温泉掘り大会が開催される。温泉を掘ればOKらしい。こんなビックチャンス、見逃す手はないから温泉掘りを手伝ってくれ! 黒獅子の調査 野久保直人 俺は野久保直人、探偵さ!昔、黒獅子というのを調査していたんだが…最近になって再び黒獅子と名乗る奴から、泥棒をする予告メールが入った。宝石グランマリンが盗まれないよう、協力してほしい! マグロ漁船 四空元帥 なぜ俺が漁船に乗らねばならない!!人手が足りないらしく、他にも乗る奴募集! 1日看護師募集 氷川仁 ぎっくり腰で働けない役立たずの院長の代わりとして、1日だけでいいから看護師をやれる奴を募集する 神剣流柳の型 桜御亮 最近道場に通う門下の数が減っていてね。このままでは大和の伝統剣術を後世に教えられなくなってしまう。どうか、道場の宣伝をお願いしたい 最強のコーディネイト 曾木正美 ダメよ、ダメダメ。最近の神風学生のルックスの質が落ちすぎているわ。先輩ハンターの貴方達がなんとかしてあげなきゃダメよ!!! 最新ゲーム事情 玖珂ベルルム 正式配信されたゲーマーズタウン。そのアーケード版で、俺とデュエルだ! 情報処理のススメ 壬生あやめ あたしの旦那はIT企業で働いてるんだが、最近その手伝いをしようと思ってね。パソコンとか使ったことないけど、今の子ならやったことあるんだろ?教えてくれないかい? クリスマスライブ!in大和 双星ポルックス 出雲の内乱も落ち着いたので、海外ツアー第一弾として大和で行う事になりました!どうか現地スタッフとして、協力をお願いします! 大和のすごい場所観光 祠堂エミリ 長期休みが取れたので、上官の響ルナリア中佐が『私が次に休みが取れた時のために、大和のすごい場所を教えろですわ!』と言うので実際に案内して教えてください 大和のうまい物集め 日向ヒュウガ せっかくの休み、大和で遊ぼ思たら上官の響中佐が『大和にも美味しい物があるですって?おーほっほっほ!そんなものあるわけないじゃありませんの!』と言うからしゃあない、大和の一番ウマい物集めてや? ランクA ※達成で40ポイント(二人で成功した場合80ポイント) 親善試合 臥龍ヒアデス 大和の諸君ンンンン!我が名は臥龍ヒアデス。出雲の誇り高い騎士団に所属する者であるッ!!此度はお前達と親善試合をしてやろう。光栄に思えよ?フフフ… 年末一斉調査 司城三笠 え…?また…?こ、今度は5カ所同時だと…?と、特定を頼む!!早く!! 最強の技 風見 最強の技を編み出した!…誰でも特殊技枠無くても覚えれるが、5分で自動的に忘れるんだけどな…。何とかうまい調整を行いたいから、誰か実験台になってくれないか?なあに、危険な事はさせないさ むいむいむむいむい? むいむいX むむっむいむいむむーむむい?むい!むむいむい リア充爆発 藤咲真琴 最近さ、どのモニター見てもカップルばかりなんだよね。僕のモニターにそればっかり映っても不快だし犯罪のリアルタイムチェックの邪魔だから、監視外の位置に何とか彼らをずらせないかな? ディスティニーストーン 厨二の鯨波 我が深淵にて煌めく緋色の炎、灯すには黒き翼が足りない…。ディスティニーストーンを見つけ、我に捧げよ(訳:技力増やしたいから煌石調達手伝ってね!) クリスマスパーティ開催のお知らせ 安土優 知り合いの孤児院の依頼でクリスマスパーティーを開くことになったんだが…一匹狼の俺には知人がすくねえ。誰でもいいから出席してくれ 対暴力団撲滅月間 白鳥礼二 マズイですね…。対暴力団撲滅指定組員にうちの組が入っていて…。どなたか新城ギルド長に、鳩山組は対象外になっているはずなのに間違っている事を説明して戴けませんか?いや、私が行きたいのはやまやまですが、あの人電話に出てくれないし、ちょっとギルドに今行くのは問題が出そうなので… 特区魔物掃討作戦 白銀汽水 蒼特区ギルドでは、この度魔物の一斉掃討を行いたいと思います。年末なので、都市に戻りたい方が増えているので、そのために少しでも人手が減るように、年末前に、ってことですね…。どうかよろしくお願いします お前の魂は燃えているか 大門 ヤベェェェ!!俺の部屋が燃えてんじゃねェかよォォ!?早く消化作業!! 恋する乙女 北嶺真帆 最近、なんだか、胸が苦しくて…寝ても覚めても、あの…召喚獣が忘れられないの…。あの「鯨」誰か…探してくれないかしら?
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/55.html
1 海岸沿い。 そこには7人のハンターが依頼を達成するべく協力していた。 さすがに魔物が出るため、人気は彼らの他には誰もいない。 クラゲに襲われたという無茶する漁師以外は。 無茶する漁師「おらっ!そこだっ!いっけぇ~!」 今にも前線に飛び出してきそうな漁師の男を、行成ハナが何とか止めつつオーラバッチ作成を全員へと発動する。 直のフロイントにより、1体撃破。 烏月揚羽も螺旋棍で一体を撃破。 そして桐石登也の貫糸でさらにもう一体。 加賀見皐月も細雪の二連撃で一体の速攻撃破に成功。 板垣勝猛も風車や絆一願で最後の一体を攻撃するが、仕留めきれず、反撃を受けてしまうもカウンターの風車をもう一度発動したことにより、あっさり退治することができた。 消費した魔力や技力はある程度かかったが、この程度の魔物は大したことがなかった。 すかさず、福良練がキュアで全員のHPを全回復する。 無茶する漁師「くぅ~…!俺もケガさえしてなければ!」 本当に飛び出して、攻撃をしそうだった彼は冷静さを取り戻し、貴方達へと礼を言った。 だが、彼が礼を言う直前に貴方達は背後の魔物の気配に振り返る。 海からコーラルジェリーが15体、新たにやってきたのだ。 すかさずハナがサーチアイを中心のでかいコーラルジェリーに発動するが、どうやらコーラルジェリーの突然変異体が紛れ込んでいるらしく、ボスクラスのようだ。 無茶する漁師「~~~っ!こんの野郎、まだいたか!」 サーチアイを発動した隙を狙って、漁師がコーラルジェリーにとびかかりそうになり、ハナに止められた。 貴方達も応戦しようとした時、雷撃が広範囲に降り注ぐ。 コーラルジェリーだけではなく、前線にいないハナと漁師以外の6人にもその被害は受けてしまった。 何事か確認しようとした時、村の方から駆けてくる一人の男の姿が見えた。 管野「らあああっ!おらよ!」 鎮守由衛と揉めていた管野暢弘が、空中楼閣Lv3でコーラルジェリーの突然変異体を瞬殺した。 管野「こんなもんか…。剛毅さん!終わりました!」 小此木「ご苦労さん。…ここが例の場所か?」 管野「はい、そうみたいっすね」 分かったような顔をした二人が、海岸を見る。 そしてすぐに、『確認をするべき事を果たした』ような顔になる。 小此木「ま、既に証拠なんてねぇわな。暢弘、今日は終わりだ。宿に戻るぞ」 管野「はい、剛毅さん!」 貴方達の事を眼中にない、と言わんばかりに無視して、その場を去ろうとする二人。 それを止めたのは無茶する漁師だった。 無茶する漁師「ちょ、ちょっと待ってくれよっ!あんたら、仲間を巻き込んでワビのひとつすらないのかよ!?」 小此木は面倒くせぇ、と呟くと、管野の肩を叩き去っていく。 管野は得意気な顔で貴方達に振り返り 管野「少しは理解しろよ、助けてやったんだよこっちはな。被害が少なくて上等じゃねぇか、なぁ?ハッハッハ!」 と言って、小此木の後を追いかけていった。 漁師は再度、顔を真っ赤にしながらブチギレていたが、貴方達に落ち着かされる。 無茶する漁師「す、すまん…。でもやっぱり、よそ者はこれだから信用できねえな…。 あ、あんた達は別だぜ?助かったよ。じゃあな、俺はもう帰るぜ…。」 なぜか貴方達以上にがっくりきた漁師は、別れを告げると海岸沿いから去っていく。 貴方達は引き続き、失踪事件の手がかりを探したが、特に何もなかったことは言うまでもない…。 (※行成ハナは、全力で漁師を止めていたため疲労状態になります) 板垣勝猛:HP550/MP150/OP10/状態:普通/依頼P:115 烏月揚羽:HP1060/MP110/OP10/状態:普通/依頼P:115 加賀見皐月:HP600/MP125/OP4/状態:普通/依頼P:115 桐石登也:HP510/MP150/OP10/状態:普通/依頼P:115 東雲直:HP1020/MP125/OP10/状態:普通/依頼P:115 福良練:HP510/MP200/OP10/状態:普通/依頼P:115 行成ハナ:HP500/MP80/OP10/状態:疲労(次のアクションのみHPMPOP以外の全ステータス2割減。魔術・特殊技での回復不可)/依頼P:115 依頼P内わけ: 魔物撃破5体(1p×5=5) 回復2回(5p×2=10) 依頼達成100p 合計:115 戻る
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/210.html
夢の中。 志島武生は、水鏡流星と暗闇の中で、一対一で会話をしていた。 『あんまり余計な事にクビ突っ込むんじゃねーよ』 「…水鏡さんにだけはに言われたくない」 『ハハ、それもそうか』 少しの沈黙。 そして、水鏡が立ち上がり武生の肩を叩く。 『俺がしてやれる事はもう多くねーが、まあ、人一倍大人ぶってるお前なら何とかなるだろ』 頑張れよ、という言葉が聞こえた瞬間、武生は目を醒ました。 辺りを見渡す。 どうやら寝てしまったようだ。 民家Bの前、近くにゾンビは来ていないため、まずは一安心だった。 「マジで寝てたのか俺…」 携帯を見るが、六角屋灼からの連絡はない。 頼みの綱である彼の連絡が無い以上、武生自身の足で情報を見つけるしかない。 奥義アセンブラで自らの体力の回復を図りつつ、今いる近くの民家に目を向ける。 「寝覚め悪すぎだろ…」 相変わらず痛む、骨折した腕を庇いながら立ち上がる。 そして民家Bのチャイムを押した。 「いないのか?」 何度もチャイムを押すが、出てこない。 ため息をついた彼に呼びかける声が、ちょうど聞こえた。 「無駄だよ。君は憑いてるからね」 隣の民家Cから、一人の中年男が出てきた。 武生は軽く頭を下げて挨拶すると、話を聞く。 「あんたはさっきの」 スーツ姿ではない普段着だが、顔は間違いなく金属バットで殴ってきたスーツの男だ。 彼はちょっと待って、と苦笑をしながら。 「先ほどは悪かったね。うん、君は生きてる。間違いない。勘違いしてたんだ」 「勘違い?」 どういうことか問い詰めようとすると、男は周りを見て何かを確認すると武生を民家Cへと迎い入れた。 「まずはうちの中へ。追われているんだろう?」 ☆☆☆ 民家Cの家主である男は、自らを名乗る前にまず、武生の状況を聞く。 成程、と相槌を打ちながら親身になって聞いてくれる彼の様子は、とても先ほど金属バットで襲ってきた男とは思えないほどだ。 その合間に、角材を切って添え木にしてくれたりと、きちんと武生の骨折部も手当してくれた。 それが終わると、彼は一つずつ話し始めた。 「有難うございます。で、話なんですけど」 「いい報せと悪い報せ。いい方からにしようか」 いい方の報せ。 「それは、あのゾンビは君を完全に見失って、死んだ場所に戻ったようだ。もう、君はあのゾンビに襲われる事はないだろう」 「え、それはどういう…?」 「私にもわからない。『あいつ』はここからは出れないみたいだし、君はその間に川区から出たんじゃないかね?」 一度も出てない。 なのにゾンビが見失った? 一体どういう事か聞こうとした時、彼の眼に時計が映る。 8月19日0時30分。 「4時間も寝てたのか!?」 「正確には30分くらいだよ。私が11時30分頃に残業を終えて帰った時には、君はいなかったしね」 思い出そうとすると頭が痛い。 頭を押さえると、そこには大きなたんこぶができていた。 「ははあ、それかなあ。あのゾンビと、君はやりあったんじゃないかね?」 「俺は…」 徐々に記憶が思い返される。 灼と通話を終えた後、すぐにあのゾンビが来たのだ。 通話で気を取られていたせいか、背後からの一撃。 鈍器のようなもので思いっきり殴られ、気絶したのだ。 振り返った瞬間、殴られた所までは覚えている。 そして。 「水鏡さんか…」 彼が、その後すぐかいつかは分からないが、悪魔ベレトの力で武生を無事に回収し、異次元へと避難させたのだ。 夢と思っていた会話は、そこで武生が目を醒まし、会話をした内容だったのだ。 「とにかく、君は助かった。しかしだ。ここで悪い報せがある。君が最初にみた『あいつ』だ」 そういえば、と思いつつ彼の話を聞いた。 武生が最初に見た、エレベータの化け物について。 「『あいつ』はよくわからないが、この裏の川区にのみ存在する化け物だ。 あれのせいで、この地域一帯が都市伝説として広まってるんだよ」 「その『あいつ』は何者なんですか?お化けとかの類じゃ」 「かもしれないし、違うかもしれない。本当にわからないんだよ。近くのおばさんや私は霊感が強いから、『あいつ』をたまに見かける。 その時は決まって、誰かを引きずり込もうとしてるんだ。それは無差別に、人に気付かれないように」 じゃあお化けなんじゃ…と思った彼の考えを否定するように、男は首を横に振る。 「だが、除霊しようと坊さんを呼んだこともあったが、『あいつ』には効かなかった。 正体不明の存在、それが『あいつ』さ。君は不幸にも、『あいつ』に目を付けられた。 そして、君が死ぬまであいつは君を追い詰めるだろう。 なんで事件が少ないと思う?死体が出ないのさ。 あいつは死体を食っちまう。痕跡ごとキレイさっぱりね。 その存在すらなかったことにしちまうんだ。 ただの幽霊に、こんなことができると思うかい?」 男のいう事が事実なら、とてもではないが手に負えない化け物だ。 これから先、ずっとあの化け物に付きまとわれるのかと思うと、背筋が寒くなる。 「だが、簡単な事で『あいつ』は諦める。 そう、たった一つの簡単な事だ。 笑うのさ。お前なんかこわくない、お前なんかいない。そう思って笑ってバカにするようにしていれば、自然と『あいつ』は諦める」 「だったら、何であの死体が襲ってきたんだ?」 「…間に合わなかったんだ。昔こそこの裏川区の人間だったけど、最近は都市伝説として広まり、外部の人間…君みたいなやつも多く来るようになった。 もしかしたら、噂になったのも『あいつ』の仕業かもしれないね」 あいつ。全ての元凶となった謎の化け物には、せめて名前は無いのか尋ねようとしたところ、男は首を再び横に振った。 「ダメだよ。『あいつ』の名前はダメ。姿はまだいいけど名前はよくない。 私達もなんとなく『あいつ』の名前を呼んでいるが、それがあっているようでよろしくないんだ」 質問もどんどん無くなってくる。 はっきりしない正体の化け物に、イマイチ要領を得ない会話の男。 灼の言うように、まともじゃないのは自分なのかと錯覚するくらい、この裏川区は異常だ。 「何とかできないんですか?笑って消えるわけではないんでしょ?」 『あいつは諦める』と言った彼の言葉。 諦めて完全に消えたなら、他の者には憑かないだろう。 つまり、諦めるだけでその化け物はまだこの世にいるわけだ。 「でもやめておいた方がいいよ。ゾンビは消えたとは言ったけど、君は消える前に見てしまった。 それがいけなかったんだ。もしかしたらまだ食って消えてないかもしれない。 今度邪魔をしたら、さっきまで以上に呪われるかもしれないよ」 「俺は邪魔なんかしてない」 まるで武生が悪いように言ってくる男の口調に、少々むっとなり反論した時。 バン、とテーブルを男は叩いた。 男の眼は据わっており、金属バットをもって襲ってきた時と似ていた。 「お前なぁ?見ちゃだめだろ?俺はいいがお前はだめだろ?見んなよ。俺をみんなよ!」 「おい…!」 「あ、ごめんなさい。もうしわけない、ちょっと来てたので聞いてみようと思ったんです」 「…『あいつ』が?」 「もういいだろ?な?」 「…」 その後、武生を無視して独り言のようにしゃべりだしたかと思えば、「『あいつ』はやっぱり憑いてますね」という男。 質問をしても返してくれず、独り言をしゃべるだけになってしまったので、礼を言うと武生は民家Cから出ることにした。 ☆☆☆ 8月19日2時。 「はははは」 「…」 「気を付けてくださいね。ははは」 武生はもう、男に挨拶はしなかった。 いくらそういう対処の仕方とはいえ、やはりこの地区は異常なのだ。 そう思うほかなかった。 携帯を見ると灼から連絡が来ていたため、掛け直す。 寝ないで待っていてくれたようで、灼はすぐに出た。 武生は一通りの経緯を話すと、灼は納得したように唸る。 『…俺の方も大体そんなもん。動物園近くで現場作業員やってる人だったんだけど…』 「裏川区の人間か」 元で、今は結婚して違う土地にいる。と付け足す灼。 『今夜も仕事があるから、一緒にはいかねぇって…』 「…もういい。そいつが来た所で、結局どうにもならないだろ」 『ただ、諦める方法があるって…』 「それも知ってる。さっき聞いた。笑って諦めてもらうんだろ?」 『それもだけど、もう一つ。そいつを攻撃して、諦めてもらうって話…聞いてるか?』 「…それでもし怒ったら?」 『その先はしらね…。ただそいつは怒らせて、諦めはしたけど二度と裏川区に戻りたくない、戻ったら今度こそ殺されるって怯えてた』 どの道殺されるなら、立ち向かう。 そのことは誰にも言ってないのだろうか、それとも先ほどの男があえて言わなかったのか。 もう理由はわからないが、結局はそれしかないのだろう。 現に、携帯電話に突然のノイズが入り、灼の声が聞こえなくなった。 「俺はまともだ。だから…お前が消えろ」 この裏川区は異常だ。 だからこそ、武生は笑わない。 今ならわかる。 こいつが憑いてたから、消防署には誰もいないように見えたし、ゾンビが襲ってきたように見えただけだ。 実際にそんなゾンビはいなかったし、死体もなかった。消防署にはちゃんと人がいたし、武生は狂ってなんかいない。 実際に、骨折しているはずの腕は簡単に動いた。 全ては思い込みだったのだ。 『ギィエエエエエエエエ!』 サウザンドフラクタル改を化け物がいると思われる場所めがけて打ち込む。 それで終わり。 実際に化け物なんてのもいなかった。 そう、まともなら全ては何もなかったのだ。 思い込みを払拭するために、最後の一撃を入れると、彼にまとわりつく嫌な気配は消えていた。 『…お前、少し休んだほうがいいんじゃね…』 「…そうだな。疲れた」 通話が切れてなかったため、心配するような声を聞かせた灼に、武生は素直に同意した。 こうして、武生は裏川区から離れた。 実際にあの化け物はなんだったのかは今でもわからない。 武生の幻覚だったのか、そもそも本当にそんなものがあったのかすらも。 今でも裏川区の話は噂で聞くが、武生はもうあの化け物を見ることは無くなったし、今日まで裏川区に行く事はなかった――。 ―END―
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/148.html
裏川区 プロローグ 前編 後編