約 349,549 件
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/106.html
報酬 チェックポイントを通過すればゲット可能なものはこちら チェックポイント 貰えるもの 東海竜ウロボロス撃退(チェックポイントA) 3000円 ラピス海前半突破(チェックポイントB) ハンターポイント+5、OPポーション+1 バルガ2体討伐(チェックポイントC) 2000円 ラピス海後半突破(チェックポイントD) ハンターポイント+5、MPポーション+1 金剛ホエール討伐(チェックポイントE) 2000円 ギンバルザメ討伐(チェックポイントF) 2000円 海底神殿上層突破(チェックポイントG) ハンターポイント+8、MPポーション+1 ????撃破(チェックポイントH) 3000円 ????撃破(チェックポイントH) 3000円 海底神殿中層突破(チェックポイントI) ハンターポイント+8、MPポーション+1 ????撃退(チェックポイントJ) 3000円 歪みの道突破(チェックポイントK) ハンターポイント+8、OPポーション+1 海底神殿下層突破(チェックポイントL) ハンターポイント+8、OPポーション+1 東海竜ウロボロス撃破(チェックポイントM) 得意ステータス+10、最大HP+30 水銀竜ウロボロス撃破(チェックポイントM) 得意ステータス+15 、最大MP+20 冥海竜ウロボロス撃破(チェックポイントM) 得意ステータス+15、最大OP+3 専用特殊技習得(ただし、ここまででチェックポイント4つ以上通過していること) ※冥海竜ウロボロスを撃破した時点で4つのチェックポイントを通過している者全員に特殊技の付与が順次行われます。 ウロボロス撃破時にいないPCでも、チェックポイントを4つ通過していれば特殊技が付与されます。 ※既に特殊技が習得・及び強化されている場合、その部分の報酬は3000円となります。 専用特殊技一覧 特殊技習得者名 習得技名 効果 消費 烏月揚羽 風精召喚・鳴梟(新規) 全ての行動から、この技の発動が可能。この技の発動後、フロイントを発動できる。この技の発動、及びフロイントは1行動に含めない OP4 行成ハナ 邪眼(新規) サーチアイLv3発動時に発動可能。狂乱の効果を気絶へと変化させる(任意) パッシブ 白神凪 AS(新規) 加速装置作成・及び奥義Gスピード発動時に発動可能。加速装置作成・及びGスピードの効果を消滅するが、感覚の数値を1ターンの間判定数値に上乗せする(加速装置作成Lv3は発動できない) パッシブ 六角屋灼 ブレイズ(新規) 火炎の玉Lv3発動時自動発動。全体化+1ターン炎上判定を行う パッシブ 桐石登也 シヴァフロイライン(新規) 貫糸発動時、発動した貫糸が水属性に変化し、500のダメージ増加。その数値で1ターン凍結判定。この技を発動すると補助解除効果は発動しない パッシブ 瀬名波那智 セイリングオーダー(セイリングコール強化) 水上、水中にいるとき、感覚5倍+超感覚+魔覚+スイマーの効果 パッシブ 藤八沙耶 ブレードソウル(新規) 知識5倍でダメージ。この特殊技発動後、全てのHPダメージがある魔術の発動が可能(任意) OP10 東雲直 水霊符(新規) 非戦闘時はスイマー 暗視効果、戦闘時は毎回MP+50 OP5 柳茜 IFF(IF強化) 火属性攻撃の特殊技発動時、水属性へと変化させることが可能。またその際ダメージ数値で1ターン凍結判定を行う パッシブ 天瀬麻衣 ホワイトアウト(スノーホワイト強化) 既存の効果+自身のMP200回復+精神10倍ダメージ OP11 桜木有布 天昇剣(新規) 技能5倍ダメージ、光属性を弱点にする OP10 日野守桜 ブラッドロイヤル(新規) 味方のHP.MP.OPを全て吸収し、そのイベント中回復できなくするが、そのターン吸収した者の特殊技を全て発動可能になる OP10 向坂維胡琉 ヒーロー見参(新規) 戦闘不能の時のみ敵の行動ターン中に宣言することで発動可能。敵の行動を無効化し、HP1で戦闘不能回復。かつ知識+1000され、更に魔術ダメージが2倍になる OP25 夢崎麻也 バグポート(新規) 指定した場所にカビを繁殖させ、腐食させる。生物相手の場合は精神を毎ターン200下げる OP8 菫明華 キラリズム(新規) 技能5倍で即倒判定。対象が男性の場合のみ有効 OP15 祠堂統 刹那(新規) 技能5倍ダメージ+2ターン確実に裂傷付与 OP10 福良練 ホワイトハート(新規) 対象のHPを最大HPの半分回復(戦闘不能も回復)し、更にOP+5 OP8 蛇姫神紗咲良 シャイニングブロウ(シュライカノーネ強化) ライジング発動時に発動可能。ライジングの威力を4倍にするが、反動でその4分の1のダメージを自分が受ける。またこの技を受けた対象は、1ターン光属性ダメージに弱くなる(弱点2倍状態 OP8 綾野涼雨 スパイシャドウ(新規) 発動後、ステルス効果。一人で行動時の間のみ有効 OP8 浅海邑咲 ブレードロール(新規) 全体に固定2000ダメージ OP9 鬼ヶ原空 シュバルツリッパー(シュバルツリッター強化) 魔界扉の威力が2倍になり、自身の感覚500上昇 OP9 志島武生 サウザンドフラクタル(新規) 対象に固定10000ダメージを与え、確実に1ターン狂乱+恐慌状態にする OP22 甚目寺禅次郎 地精召喚改・呼舞(地精召喚・呼舞強化) 自分以外の全員を即行動させる OP12 板垣勝猛 心波(新規) 対象部分を内部から破壊する。戦闘時は技能5倍ダメージ+補助効果、精神による防御貫通+2ターンの間、無属性を弱点にする。非戦闘時は内部破壊が可能 OP12 寒河江由加 フリーズ(新規) アイシクルLv3発動時自動発動。全体化+1ターン凍結判定を行う パッシブ 幸村カヤ 報え(輝け強化) 既存効果+1回のみ全ての魔術ダメージを2倍にする OP3 水上鎮 アクアリィフォール(新規) 知識7倍ダメージ+状態異常『気絶』付与判定 OP12 日浦博喜 ブチギレ(新規) 自身の全ステータスをそのターンのみ+1000するが、次のターンは全ステータスが0になる。この技の発動は1行動に含めない OP10 月宮香蓮 ジャンヌダルク(新規) 戦闘不能の時に発動可能。自分のターンに自分と戦闘不能者以外にオーラの発動が可能で、回復数値が2倍になる(任意) パッシブ 沢平竜平 メテオブレイカー(新規) 技能10倍ダメージ。無効化等通じない場合、属性耐性や補助効果、精神による防御を全て無視してダメージを与える OP9 深海将己 ILL(新規) 精神3倍で対象を3ターン毒状態にする。また毒状態の自然治癒時(ターン経過による治癒)に発動すると、固定2000ダメージ OP3 ※新規特殊技については、5月15日までに特殊技習得枠を開けていると自動的に付与されます。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/199.html
プロローグ 紅、某居酒屋。 佐治宗一郎(ハンターギルド神風学園支部長):「かー!うめえ!仕事終わりの一杯は格別だな!」 城ヶ崎憲明(神風学園大学部教授) 「少し前に死にかけた人とは思えませんね~。あまり飲みすぎないでくださいよ~。」 佐治 「あー?なんの話だ?そんな昔の話はもう忘れたッ!」 城ヶ崎 「ふふふ、相変わらずですね~。そうそう、ところで今年は例のイベントはやらないんですか?」 佐治 「ん?…ああ、あれなー。最近物騒なことが続いてるからあんまり派手なことすんなって上からのお達しなのよ。」 城ヶ崎 「…そうですか~。…それなら、最近研究開発した新しい装備の被験者を選抜するっていうのはどうでしょう?」 佐治 「…新しい装備?」 城ヶ崎 「ふふふ~、今やギルドと宮廷お墨付きの博士が開発ですから、皆さん協力せざるをえないでしょう?」 佐治 「面白そうじゃねえか!ならお前の方からバックアップ頼んだぜ。」 城ヶ崎 「ええ、久しぶりに楽しそうな事になりそうですね~。」 選抜大運動会~土御門杯~、開催! 概要 運動会では三種目が用意され、チーム内で1人ずつ、各競技1つに参加して頂きます。 参加形式はBBSタイプで、一回の書き込みで結果が出ます。 それぞれの競技結果を合わせた総合ポイントが高いチームが、優勝となります。 判定基準は判定能力(非公開)+運を予定しています。 ※申請締切り時点のステータスが反映されます。 またロール上での演出として魔術、特殊技の使用は可能ですが、 ステータスやポイントには反映しません。パッシブ系、アイテムによる能力向上も無効です。 ◆◇ 参加方法 ◇◆ ①三人一組のチームを作り、GMメールにてチームを申請する。 ▽申請例▽ チーム名:青い稲妻 チームメンバー:水鏡流星、北嶺真帆、小此木剛毅 ②チーム内で参加種目を振り分けし、BBSに書き込む。 ◆◇ 種目内容 ◇◆ 競技A【 撃破!障害物競争 】 さまざまな障害物を撃破し、ゴール目指して駆け抜けろ! 競技B【 奪取!借り物競争 】 逃げる借り物を追い詰めゲットせよ! 競技C【 落下注意!爆弾玉入れ 】 落下すれば爆発!?落とさずにより多く籠に投げ入れろ! ◆◇ 日程 ◇◆ 11/23~12/3までチーム申請 12/3~12/12までBBS書込み 12/13結果発表予定 ◆◇ 賞 金 ◇◆ 総合優勝 一人40000円 各種目優勝者 ※特殊スーツ(男子は競技Cのみスーツ無しで賞金20000円) 準優勝 一人15000円 各競技ブービー賞 5000円 参加賞 5000円、煌石(1) ※特殊スーツ画像・効果 効果 消費 対象 属性 ◆女子スーツ画像(左からA、B、C) ピュアフラワー(ピンク):最大HP+1000、最大MP+400、奥義『ホーリーピュアセイバー』習得 指定したステータスの50倍ダメージ MP500 単体 光 ピュアクール(青):最大HP+1000、最大MP+400、奥義『アクアリィリカバー』習得 発動時、最大HP3000増加して全回復、その戦闘中水属性ダメージが10倍 MP500 自分 水 ピュアサンライト(黄):最大HP+1000、最大MP+400、奥義『サンライトシールド』習得 2ターンの間、無属性以外の全属性ダメージを無効化しつつ、発動する無属性のダメージを10倍 MP500 自分 光 ◆男子スーツ画像(左からA、B) ゲームバトラー(腕にシルバー巻いてる衣装):最大HP+1000、最大OP+20、奥義『速攻魔術発動!』習得 敵から自分が対象になる行動を受けた時、その行動を無効化して魔術(奥義除く)をどれか一つ発動可能 OP20 自分 無 ゲームザジャッジメント(白の衣装):最大HP+1000、最大OP+20、奥義『俺ルール』習得 自分が戦闘不能になっている場合にいつでも発動可能。HPMPOPを全回復し、即座に自分の行動順にする(奥義割り込みと一緒) OP20 自分 結果発表!! ◆総合結果 一位 チーム【MUST KO】 志島武生、鬼ヶ原空、北嶺真帆(NPC) 二位 チーム【レディ・ラッカーズ!】 天瀬麻衣、深海将己、幸村カヤ 三位 チーム【スリーフルラージュ】 行成ハナ、福良練、日野守桜 四位 チーム【こたつdeみかん】 甚目寺禅次郎、藤八沙耶、入生田宵丞 五位 チーム【暴風火災雷警報!】 柳茜、烏月揚羽、桐石登也 六位 チーム【LOF(リンク・オブ・フェイト】 日浦博喜 東雲直 六角屋灼 七位 チーム【宵闇の忍者ヒーローズ】 向坂維胡琉、祠堂統、白神凪 ◆競技別 競技A【 撃破!障害物競争 】 一位:志島武生 ブービー賞:祠堂統 競技B【 奪取!借り物競争 】 一位:藤八沙耶 ブービー賞:六角屋灼 競技C【 落下注意!爆弾玉入れ 】 一位:向坂維胡琉 ブービー賞:日浦博喜
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/80.html
1 大城太平と筧利通は逮捕された。 彼らは本土に連行され、蒼ギルドで裁きを受けるだろう。 水鏡「いやー、しかし危なかったぜ。ありがとな」 美馬「ほんとだよー、もっと気を付けないと」 水鏡「お前に言われたくねーよ!」 喜屋武「はは、でも本当にみんな無事でよかった。…大正さんや、逮捕された村長達は残念ですけど…」 鎮守「でもさー、本当に終わったと思ってる?まだ雑貨屋燃やした犯人つかまってないんだぜ?村長だったら話は早いけど」 貴方達はもう一度思い返してみた。 雑貨屋タイショーの犯人は捕まってはいない。 そして、おそらく時間軸的に、雑貨屋タイショーが燃やされたのは大城達が水鏡を襲った後だ。 水鏡を襲った後、わざわざ雑貨屋タイショ―を焼くだろうか?それとも、雑貨屋タイショ―自体、もしくは店主の田中大正自体に何か貴方達が知らない謎があったのだろうか。 今となっては、それを知る術はない…。 美馬「あ!蒼だー!長かったね!」 鎮守「あーあ、これでまた毎日くだらない学校生活が始まるんだぜ」 何はともあれ、一旦調査を切り上げた貴方達は、それぞれ元の生活へと戻って行った。 戻る
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/65.html
1 水鏡流星は、海底遺跡に向かわず島に残った。 理由は幾つかあるが、一番の理由は彼が行かなくとも、多くのハンターが向かったので安心しているからだ。 そのため、彼は“ある場所”へと向かったのだ。 「おや?」 彼は気配を消しながら男へと近づいた。 どこかへ連絡を取ろうとしたのか、携帯のボタンを押す。 が、サイレントにしてはいたが、男はその動作音にすぐに気づき、「君か」と声を水鏡へかける。 水鏡「なんだ、バレてたんスか」 物陰から姿を見せる水鏡。 ある小屋の中で、彼と大城太平は顔を合わせる。 水鏡「単刀直入に聞かせてくださいよ、あんたこんな所で何をしてんスか?」 大城「まさか何も知らないできたのか!?てっきり、わしは『気づいている奴』だとばかり…」 彼の一言で、水鏡の警戒心がぐんと上がる。 十字槍を構えると、脅すような口調で大城へ問うた。 水鏡「…説明しろよ。構えを解くかは、それで決める」 水鏡は十字槍を構えたまま、最初の余裕はどこへいったと言わんばかりの大城へと言った――。 2 大城「…と、いうわけじゃ」 水鏡「…マジかよ、予想以上に大きな事件じゃねーか」 彼の説明はこうだ。 この村は邪神ランマーを崇拝している。 過去の失踪事件は、その邪神へ生贄にされたという理由なわけだ。 彼、大城は村長として村の活動をしていくうちに、栄命島だけでなく漣島も邪神を崇拝している事に気づいてしまった。 彼自身にどうすることもできないこの問題、本土のハンターへ知らせようにも、元村長や長老会の面々が彼に睨みを利かせていたのだ。 下手に動けば、大城自身が消されかねない。 そう思い彼は島出身のハンターの双三を、魔物退治の名目で定期的に雇いつつ、裏では調査を頼んだ。 しかし大城の計画は、長老会にどこからかバレてしまい、中断せざるを得なくなったのだ。 既に双三は捕まり、ギルドに辞表を書かせてハンターを辞めさせられたと聞いている。 大城が長老会に捕まったせいだった。 大城「…長老会もゆくゆくはわしに邪神への生贄を集めさせようとしていたようではあったが、この事件が切っ掛けでなりふり構わなくなっての」 水鏡「…この島の人間、全員が敵ってわけか?」 大城「いいや、そうではない。このことは長老会とわししか知らん。事が事でな、特にこの村のしがらみが薄い若いものには教えてはおらんのだ」 水鏡「つまり、その長老会のメンバーとあんたがこの事を知っているわけだな?その長老会のメンバーの氏名と家を教えろ」 大城「それは…無理じゃ」 水鏡「無理?なんでだよ」 大城「なぜなら長老会のメンバーは既に…って危ない!」 と、水鏡は大城のその声色の前よりはやく、背後の気配に気がついた。 それは漁師の筧利通だった。 出刃包丁を振り下ろしてきた彼の手首を、十字槍の握りの部分で突き、後頭部へかかと落としを決め気絶させる。 水鏡「悪いが、その程度の気配最初から読んで――」 得意ぶって笑う彼だったが、そのあとの言葉を言う前に頭上に衝撃が走る。 振り返った背後には、先ほどとは打って変わり、ドス黒い感情がこもった目つきをした男がそこにいた。 大城「…だから危ないと言ったじゃろう。筧よ、お前程度には手に負えんよ、ハンターはな。 ハンターカードという便利なものがある以上、こうして!こうして!!こうして!!!殺す勢い…いや、ブッ殺す勢いでなければ、傷すらつかんのじゃ!下手な不意打ちではなく、味方のフリをして殺す!これが一般人がハンターをブッ殺す唯一の方法じゃ!」 水鏡「…」 水鏡が何かを言おうとしたがそれは叶わず、彼の頭上へと何度も何度も金の置物で殴られ、やがて水鏡は血を流して意識を失った。 水鏡の反応、そして瞳孔を確認し意識が無いことを確信すると、大城は筧を起こす。 筧「そ、村長…」 大城「この阿呆め、筧よ…首尾はどうじゃ?」 筧「ああ、健と双三は今頃浜辺だぜ。で、健の彼女は既に船に入れてある。このハンターはどうする?トドメを刺して海に流すか?」 大城「いや、集落から離れているとはいえ、万が一という事がある。遺跡に向かっているハンターに気付かれたらまずい。そのまま船に乗せ、クーラーボックスにでも入れておけ。お前の漁用のクーラーボックスなら入るじゃろ」 筧「了解だぜ!邪神復活目前だな!」 大城「うむ、計画は順調じゃ。ハンター共が騒がしいが、くれぐれも気取られんようにな」 筧「わかってるっての、番場の家に行ったハンターもいるし、上手いことだませそうだぜ」 筧は水鏡を、用意していた巨大な袋へと包み持ち上げ、小屋から出ていく。 大城も一息つき、その場から出ようとしたその時だった。 大城「…?」 大城が何かに気付く。 そして足音が、近寄ってくる。 大城「これは…!くそっ、あのヤロウふざけおって!!!」 大城のその言葉を最後に、水鏡の携帯から声は聞こえなくなった――。 戻る
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/128.html
イベントチャット日程 第一回:6月13日11時(2時間予定/第二回とどちらか片方のみ参加可能) 第二回:6月13日16時(2時間予定/第一回とどちらか片方のみ参加可能) 第三回:6月13日22時(2時間予定) 第四回:6月13日0時(3時間予定) 第五回:6月14日13時(1時間予定) ※第四回、第五回以外、定員は6名です。第四回、第五回は8名で、第四回は抜けた方がいればその都度補充します。 イベントコンテンツ ストーリー概要 報酬 ※このイベントのPC時間は、6月22日となります(BBSとの兼ね合いもあるため) エピローグ 1 イーストセントラルタワー、最上階。 そこには宮廷魔術師が集まっており、目の前の鏡のような魔術により下の様子を見ていた。 ちょうど25階で、悪魔ベレトがハンターの者達と戦っている最中だ。 東十常一「フン…賊がもうそこまで来ておるか。剣、対処の方は出来ているのか?」 東十常剣「は、はいお義父さん。有力な者を護衛に雇っていますので…」 姫神百合「尸黄泉に槐志度、それともう一人、名前はわかりませんが、スラムの者だという噂を聞いていますが?」 神崎信「包帯の男もそれらの人物と組んで、ハンターを襲ったと聞いたこともある。そこらへんはどうなのですか?」 剣「そ、それは…。根も葉もない噂ですよ。現に尸も槐も、ハンターとして活躍しているではありませんか」 姫神「私が知る限り、天城宗次郎が処理をしただけで、他ギルド長は承認していない。そのため正式な手続きは行われいないと思われますが?」 神崎「ついでに、先程私の部下が、東十常司君と共にタワー中層から降りてきた烏丸麗子が、ハンターカード偽造の件も告白したと電話連絡が入った。それについても今、聞かせてもらってもよろしいですか?」 一「私の部下からも、つい先程その話題を聞いた。どうなっておる?剣」 三人に追求される剣を、やれやれと言った感じで他の宮廷魔術師は見ている。 30代後半の女「まったく、神崎ちゃんも百合さんも、こういう時は派閥関係なしに仲良しになるんだからよー」 40代半ばの男「しかし、このままでは剣さん、貴方の嫌疑は晴れぬ、ということですな」 姫神百合「聞かせてもらえるかしら?どういう事なのかを」 姫神百合は、鏡の魔術の発動を消し、剣へと向き直った。 剣「ぐう…くっ…」 一「剣!答えんか!!」 養父である一にまで追い詰められると、剣は滝のような汗をかきつつ「それは…」と呟く。 その時だった。 水鏡「その必要はないぜ」 空間を割いて出現した、ベレトの鎧を着た水鏡が剣の背後へと降り立つ。 槍を構え、閃光のような突きを放つが、それを防いだのは佐治だった。 佐治は魔力で作り出した刀で、それを受け止める。 水鏡「佐治…どけよ、あんたを殺すつもりはない」 佐治宗一郎「はいそうですか…って退けると思ってんのか!」 佐治は馬鹿力で槍を押し返す。が、押し返したものの刀の刃の部分はボロボロになっていた。 水鏡「ランスにただの刀が通じるかよ。邪魔するなら…容赦はしない」 神崎「佐治先生!」 神崎が助太刀し、水鏡の動きを風の鎖で縛る。 が、すぐにそれは弾かれ、無効化された。 水鏡「今の俺に状態異常なんて効くかよ」 神崎「今のは、我が盟友であるそこの女の魔術だ」 と、30代後半の女を視線で指す神崎。 すると水鏡の体から血飛沫が飛び散る。 水鏡「くっ…抵抗した時に追加効果が発動する魔術か…!」 神崎「もっとも、捉えたら捉えたで四肢切断レベルまで切り刻むことが可能だが…私の劣化複写ではこの程度が精一杯だな」 水鏡「邪魔をするならまずは、お前からだ神崎!」 空間移動し、神崎の前に一瞬で間合いを詰める水鏡。 神崎も驚き防御体勢を取るも、それも間に合わなかった。 そして、誰よりも早く、佐治がその間に入り槍を受け止めた。 佐治「ぐうっ…!」 神崎「佐治先生!」 水鏡「佐治…!ぐはあっ!」 一瞬の隙、そこを見逃さなかったのは東十常一だった。 光の剣を構え、閃光のような一撃を水鏡に放つ。その威力は凄まじく、壁に激突した水鏡の鎧がところどころ壊れていた。 先ほどのハンター達との戦いもあり、起き上がるのがやっとな水鏡に止めを刺すべく、一が詰め寄る。 佐治「へへ…水鏡よぉ、予定が狂ったな…。てめぇに、ハンターにそう簡単に人を殺らせるかっつの…」 神崎「佐治先生、もう喋らないでください…。傷口に触ります」 神崎が佐治を抱え起こし、姫神がその治療を行う魔術を使っていた。 が、姫神はゆっくりと首を振る。 佐治の体の真ん中に、巨大な穴ができているためだ。 一「安心するがいい佐治殿。賊の始末は東十常の名に賭けて、私が行おう」 佐治「あんまり手荒にやらんでやってくださいよ…」 水鏡「…っ!」 一が光の剣を振り下ろそうとした瞬間、爆発が起きた。 しかも、1階下の辺りでだ。 一「なにっ…!?」 水鏡「クク…魔法使い相手に、何の用意もなしに玉砕するような真似なんかするかよ…。なあ?東十常剣」 剣「くっ…貴様!」 水鏡「今回は見逃してやる。せいぜい残りの余生、俺たちに殺される悪夢にうなされるがいい」 再度、空間転移で水鏡は逃亡した。 40代半ばの男「今伍代と連絡が通じました!上にハンターを連れて向かってくるそうです!」 一「…仕方がない、皆の者、ここから離れるのだ!…剣、話は後で聞く。今は貴様も共に脱出するがいい」 剣「…はい…」 全員が逃げていく中、一人神崎は佐治を見下ろしたままでいた。 それに気づいた30代の女が、戻ってきて声をかける。 30代後半の女「神崎ちゃん、そのおっさんのことは諦めろ。もう死んでる」 神崎「…ああ、わかっているさ」 そして、神崎もその30代の女と共に去っていった。 爆破がひどくなり、ちょうど宮廷魔術師達が26階くらいに降りた時に、29階から上で大爆発が起こった。 仕掛けられた爆弾は下層よりも遥かに強力なもので、かなりの衝撃が辺りに響く。 佐治宗一郎の遺体は、30階の一室に取り残されたまま、イーストセントラルタワーの崩壊が始まった――。 2 カーネリア大聖堂。 その大聖堂の地下には、封印された間がある。 もちろん封印、といっても聖水による結界を張っているだけで、特に人が入れないような場所ではないし、入ったところで何もないのだ。 その最奥には、白き城のような景観と装飾が施された一室がある。 「…剣よ、私の力はもっと崇高な目的のためにある。お前のくだらない考えに使わせはしない」 玉座のような場所に、一人の金髪の青年が座っており、呟いた。 白銀の鎧に身を包み、その姿はまさに中世の騎士と言った風貌だ。 「さて…フェルゼ嬢のように人間につくか、それともロノウィ殿のように悪魔としての誇りと共に生きるか…」 目を閉じ、すぐに開ける。 青年が目を開けた瞬間、部屋のあちこちから巨大な目が開き、その瞳には大和各地の様々な出来事が写っていた。 「見極めさせてもらうぞ、人間」 3 23日の夜遅く。 ちょうどハンター達が撤去作業を終え、帰ってから1時間後。日付が変わりそうな夜更けに、一人の男が立っていた。 屈強な肉体を、ボロのマントで体を包み、頭にはフードを被っている。 男はそれを見つめながら、右手を前に出した。 すると、地面がぽうっと光りだし、その光りが浮き上がり男へと吸収されるように吸い込まれる。 「…成る程。事の顛末はそうなったか」 彼の背後には、包帯を巻いた男が立っていた。 「よう、来たな出来損ない」 「殺すぞ」 包帯の男は、マントの男へと右手で掌底を放つ。 しかしそれはただの掌底ではなく、手のひらに炎を纏わせていた。 「相変わらず血気盛んだ」 「!?」 マントの男はそれを受け止めると、植物のような蔦で包帯の男の足を捉えた。 「残念だが、今のお前では俺に一矢報いることすらできん」 「フン…ようやく『成った』か」 そういって、面白くなさそうに包帯男は瓦礫の上に腰掛ける。 マントの男も同じように腰を下ろした。 「…スラム第三の奴らはどうだ?使えそうか?」 「それなりに、だ。水鏡の奴らと比べたら、落ちるだろうな」 「そういえば、向こうの出来損ないは今は水鏡と名乗っていたのだったか。面白い、悪魔の力、魔導の力とどれだけ渡りあえるか見てみるとしよう」 「一度あっているだろう」 「あんなの、ただの脅しにしか過ぎん。俺はもっと戦いを求めているのでな。物足りないんだよ」 そういって、フードを取った男の顔は、傭兵団のリーダー格だった男、ランツィラーだった。 「すっかり傭兵に染まったんじゃないか?ランツィラー。いや、フィーア」 ランツィラーは包帯の男の話を無視し、辺りを気にするように見渡す。 包帯の男はいつもとは違い、キレることもなく彼に教えた。 「『もう一人』なら、今日は来ない。諦めるんだな」 「そうか。ならば久しぶりに、暴れるか。ストッパーもいないなら、存分にやれるだろう」 「いや…俺は遠慮しておく。少し、気になる事があってな」 「なら俺も今夜はやめておこう。『統率者』に会いにいく。いや、魔法使いって言っておくか?奴らに習って」 勝手にしろ、と興味をなくしたように包帯男は去っていく。 そして、ランツィラーは瓦礫の山に背を向けながら笑った。 「お前が死ぬまでの最後の悪足掻き、少しは俺を楽しませて見ろよ?出来損ないの水鏡流星」 END オープニング 1 紅、イーストセントラルタワー。 別名、東十常タワーと呼ばれている、つい先日完成した30階建てのこの建物は、その名の通り東十常家が所有するタワーとなる。 最上階・屋上が東十常家の住まいとなり、その下は各地の様々な高級ブランド、有名ブランドのテナントが入る予定だ。 6月22日、午前11時。 完成披露セレモニ-が、この東十常タワーで開かれる。 2 イーストセントラルタワー、屋上。午前11時12分。 佐治宗一郎「ふあぁ…」 今回の警備長である、神風学園ギルド長の佐治宗一郎は欠伸をしていた。 何事も起こらない方がいいとは思っているが、それでも、特に貴族の要人警護となると、礼儀作法がうるさいので苦手だった。 しかも今回はこの30階建ての屋上で、ほぼ宮廷魔術師だけのお食事会が開かれている。 なにかあったとしても、下に指示を送るくらいで佐治本人は体を動かせないのが歯がゆかった。 神崎信「暇そうですね、佐治ギルド長」 佐治「お?おう神崎じゃねぇか。そういや宮廷魔術師になってから会うのは初めてか」 神崎「ええ、相変わらず元気なようで」 佐治「まあそれだけが取り柄みたいなもんだしな。てめぇも早く結婚しろ!娘と嫁はいいぞ~!?人生薔薇色だ!」 神崎「人生の墓場の間違いでは?」 佐治「うるせぇこの野郎、そういや宮の奴は来てんのか?」 神崎「黒塚は、今日はちょうど仕事と重なり来れないみたいで」 佐治「へー、あいつも宮廷魔術師になって忙しくしてんのなぁ」 と、そこにもうひとり。新たに宮廷魔術師の仲間入りを果たした 土御門伍代「お久しぶりです佐治ギルド長。お邪魔しても?」 佐治「ああ、構わねぇよ」 神崎「それでは、私はこれで」 伍代「もう少しいてもいいじゃありませんか。神崎先生と佐治ギルド長のお話、同じ宮廷魔術師として興味がありますし」 神崎「…まあそうだな。さすがに無関係の者を挟めてまで、いつものような皮肉をぶつけてくる非常識な人間はそうそういないだろうしな」 伍代「おや?自己紹介をされているのですか?神崎先生は外面はそれなりにしていらっしゃるので、ボロを出さないほうがいいのでは?」 神崎「おっと、私の言葉のレパートリーが足りないばかりに、勘違いをさせてしまうとは…申し訳ない。頭がお花畑の人間に説明するには、もう少しわかりやすく言ってやったほうがよかったな」 東十常剣「はいはい、そこまで。すまないが今日の主役は君達ではなく、この私、東十常剣だ。いつもの口論はまた、宮廷に戻ってからにしてくれないだろうか」 口論、というよりは子供の喧嘩になりかけた二人を割って入るように、東十常剣がやってくる。 伍代と神崎は、ため息を一つついて元いた場所へと戻っていく。 神崎は他の若い(といっても40代くらいだが)宮廷魔術師がいる方へ。 伍代は宮廷魔術師である東十常一、姫神百合の方へと。 佐治「まぁわかりやすいわな。しっかしこうして見ると、貴族派はそんなにいねぇみたいだな」 剣「そうでもありませんよ。今日ここに来ていない黒塚、国木田さん以外の方は、どちらかといえば貴族派寄りになるでしょうね。中立ではありますが、神崎の派手なアクションは気に入らない年配の方ばかりですから」 佐治「そんなもんかね」 剣「ええ。あ、今日は警備の方、よろしくお願いしますよ。佐治ギルド長」 佐治「ああ、任せとけ。いつも多額の援助してもらってる東十常剣様の頼みとあっちゃあ、無碍に断れねぇしな」 と、その時剣の秘書の女が、慌てて駆けてくる。 そして剣へ耳打ちすると、剣の表情が真剣になる。 剣「わかった。下がっていい。…すみませんが、少し席を外します。ごゆっくり…とはこの空気で行かないとは思いますが、美味しい料理も用意しているのでぜひ楽しんでいってください」 佐治「おう、サンキュな」 こうして、慌ただしく去っていく剣の後ろ姿を、お偉いさんはやっぱり時間との勝負だな、と呑気なことを思いながら見送ったのだった。 3 秘書と共に1階下の30階にある自分の部屋へ戻る東十常剣。 剣「…意外と早いな。数は?」 秘書「正面ホールに5、裏口方面の外に5です」 剣「ふむ…ならばあいつらに頼もう。そのために、わざわざスラム第三エリアから連れてきた人材だ」 秘書「…尸黄泉と、槐志度ですか?私は、奴らはその、あまり…」 剣「確かに、君の思っていることは私も感じている。あまり私の志に賛同してくれている者達ではないからね。しかし、実力は間違いない。彼らなら傭兵の足止めになるだろう」 秘書「それはそうでしょうが…」 言いよどむ秘書を余所に、剣は電話をかける。 2,3言葉を交わすとすぐに電話を切った。 剣「…しかし面倒なタイミングで放火なんてしてくれたものだ」 秘書「あっ…あれはその、三田部と盛岡が勝手に…!」 剣「言い訳はいい。君も私の秘書なら、今はその時ではないのが分かっていたはずだ。君は、このセレモニーが終わったら荷物を纏めたまえ」 秘書「えっ…!?ま、待ってください剣様!私の話も…!」 剣「必要無い。さて、主賓があまり席を外すわけにもいかないのでね」 そう言って剣は秘書を部屋に置き、出て行った。 秘書「…すべて、全てハンターのせいだ…。剣様が私を見限ったのも、全て、全て!!」 剣の部屋に飾ってある細剣を手にすると、秘書は剣とは逆に、下のフロアへ向かうべくエレベータに乗ったのだった。
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/56.html
1 雑貨屋タイショ―。 ここで貴方達は店主から、役立ちそうなものを買う、もしくは情報を得ようとしていた。 だが…。 店主「失踪した恋人?そんなもんワシは知らん!それにうちはよそ者には絶対に売らんからな!!よそ者にくれてやる物なんて、噂すらないわ!出ていけ!!」 それの一点張り。 強情ともいえる店主の態度に、交渉をしていた鬼ヶ原空、幸村カヤは諦めて店の外へ出る。 下手なことを言わないよう、二人に任せて傍観していた日浦博喜も続けて店の外へ出た。 今日あったばかりの者もいるため、特に会話もなくどうしようかと各々が考えていると、そこへ鎮守由衛がやってくる。 ハンターの水鏡流星の情報によれば、神風学園の少年らしい。 鎮守「あれ?こんなところで何だべってんの?君達、邪魔だぜ」 どうやら目的は貴方達と同じようで、嘲笑するように笑うと店へと入っていく。 貴方達が門前払いされた事に気付いたらしく、店内から回りくどい言い方で情報を得ようとする鎮守の声が聞こえる。 店主「貴様も先ほどの奴らの仲間じゃろうが!!出ていけ!!!」 しかし、やはり彼一人では好転するわけもなく、しょんぼりした鎮守が店から出てきた。 鎮守「僕も負け犬ズの仲間入りってわけだぜ…。あ~あ、やってらんないしもう今日はかーえろ。 君達も早く帰った方がいいぜ、どのみち今のままじゃあ、失踪事件の話なんてしてくれないしね。このおじいさんは」 それだけ言うと、彼は民羽の方へと歩き去って行った。 (※雑貨屋タイショ―の必要ステータス:知識の数値が800から500へと減少しました) 鬼ヶ原空:HP500/MP150/OP10/状態:普通/依頼P:50 日浦博樹:HP580/MP140/OP10/状態:普通/依頼P:50 幸村カヤ:HP550/MP175/OP10/状態:普通/依頼P:50 依頼P内わけ: 別チームが依頼達成(100p÷2=50) 合計:50p 戻る
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/35.html
▼大和地図 ▼リニアモーターレールMAP
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/218.html
維胡琉は加速装置作成でなんとか剣士から逃げ切り、ひとまず静かな風景画の傍で一呼吸置く。 「此処なら大丈夫そう…。 …クロ、なんであの剣士は私を襲ってきたの? 鈴って何?この世界のこと、もう少し詳しく教えてくれる?」 クロは浴びせられる質問を聞いて不機嫌そうに毛づくろいをしていたが、一つ息を吐くとようやく口を開いた。 『この世界は命を宿した絵画が眠る”絵画の世界”。 多くの巨匠達が魂を込めて描いた絵画には、文字通り”命”が宿る。 そして、誰が始めたのかこの異空間に集まった絵画たちは互いに自分が一番だ、と殺し合いを始めた。 鈴は人間でいう”心臓”命の源だ。だから”鈴”を奪われればその絵も死ぬ。 俺も、お前もだ。』 「命の宿った、絵画達…どうしてそんな悲しいことをするんだろう…。 皆、こんなに素敵な絵画なのに…。」 『美術館には純粋に絵画を見に来る奴らだけが集まるわけじゃない。 金の動くところにはそれだけ負の感情が集まる。 それがなんかの拍子にこの世界にも流れ込んできたんだろうよ…。』 「そっか…。」 勿論納得がいったわけではないが、維胡琉は小さく頷いた。 クロの話から分かったのは、ここは絵画を繋ぐ世界、佐倉倉治だけの作品があるわけではないということ。 何をきっかけに自分がここへ迷い込んだのか、はたまた誰かがここへ誘い込んだのか…それは定かではないが、現実の世界とは全く違う、異空間だということだけははっきりした。 扉に関するヒントがなかったか今までの行動を振り返ってみると、維胡琉はあることに気づく。 「…あれ?私が入った美術館…もう閉館したんじゃなかったかな…?」 『そうだ。お前が入った美術館は既に記憶の断片だった。 恐らくお前が食い入るように見ていた”美代子”のな。そしてあの絵がこの世界にお前を誘い込んだんだ。 しかし、それはたまたまお前の意識と絵画を結び付けた偶然にすぎん。』 偶然であり彼女は扉ではないとクロはいうが、それでも会えば何か分かる気がする、そう思った維胡琉はまず美代子を探すことにした。 ☆☆☆紫の部屋 「こんにちは、ちょっとお邪魔しますね。」 維胡琉がそういうと、部屋中の肖像画たちがこちらに視線を集めた。 『あら、変わったお客さんね。』 『変わってないわ、変わってるのは貴方でしょう。』 『そんなことないわ、変わってるのはあっちの猫。』 『そうね、あの猫は変わってるわ。』 口を開いたのはおしゃべりな婦人たちの絵だった。 他の絵画たちは「また始まった」とばかりに知らんぷりだ。 「すみません、美代子さんはいらっしゃいませんか?」 『美代子ならさっきまでそこに居たわね。』 『あら、居たかしら。』 『ええ居たわ』 『私は見てないわ。』 『貴方…人間?』 お喋りな婦人の言葉とほぼ同時に背後から少女の声が聞こえた。 維胡琉ははっと振り返ると、見覚えのある顔の少女が立っていた。 「美代子…さん?」 『貴方は誰?』 維胡琉より、幾分幼い少女…高校生か、中学生くらいだろうか。 美術館で眺めたあの絵と同じ、美代子の顔が無邪気な笑みで小首をかしげた。 「私は維胡琉、気づいたらこの世界に迷い込んで困ってた。 美代子さんの絵を見ていた時だったから、もしかして貴方なら何か知ってるんじゃないかなって…鍵とか、扉とか…そういう絵、知らないかな?」 『うーん、知らないわ。ねぇ、私も一緒に探していい?』 「え?うん、もちろん。手伝ってくれるのは嬉しい。」 突然の申し出に若干困惑するも、維胡琉は快く頷き美代子とクロと三人で扉を探すことにした。 しかし、クロはただ黙って美代子をじっと見つめていた。 維胡琉はその様子が少し気になり、声をかけようと口を開きかけたが、タイミングよく携帯が鳴った。 まさか電波が届くとは思っていなかった為、驚いたように携帯を見つめ、そして画面を確認した。 ☆☆☆ 携帯の画面には圏外の文字。しかし、メールが数件様々な時間帯のものが一度に入ってきた。 そのうち一件は不在着信のメールだった。 通話はできないが、メール位ならタイムラグがあるも何かのタイミングで届くようだ。 FROM:白神凪 『先輩、無事か? とりあえずこっちで調べたことだが、以前佐倉倉治展を開催していたあの美術館はやはり閉館していた。 建物自体はあるようだが、まだテナントとして売り出されている。 そして現在、倉治展は別のビルで開催してる…が、”美代子”って絵が盗まれたらしい。 今わかったのはこれくらいだ。無事なら状況報告が欲しい』 FROM:東雲直 『向坂先輩、東雲です。 こっちで調べて気になったことを伝えるので、そっちでも気になったことがあったら教えてください まず俺が調べたこと、 ①佐倉倉治について 元軍人で軍を引退後画家になった。 主に風景と肖像画を描いてるけど、グロテスクな画風が多くて賛否両論。 去年の12月に亡くなった。いつからか絵を描くたびにみるみる衰弱して60歳という若さで老衰死。 最後には『メリークリスマス』『美代子』の絵を残して亡くなった。 ②佐倉倉治の身内について 奥さんと一人娘の美代子さん、どちらも亡くなってる。 ③佐倉倉治展について 佐倉倉治美術館は閉館。現在、浦川ビルってとこで開催してる。 ④美代子について 18歳の時に病気で亡くなってる一人娘。 晩年に描かれた『美代子』は病気になる前の元気な様子を描いた絵らしい。 ⑤メリークリスマスについて 遺作と言われる作品。雪景色の中に暖かい光が零れる家。 雪の中には猫の足跡があって真っ黒の背景の中に溶け込んでいってる。 こんな感じです。 あ、先輩、腹減ってませんか? ホットドック用意してますよ、早いとこ無事に帰って来てくださいね。 ホットドックと一緒にお待ちしています。』 FROM:祠堂統 『先輩無事ですか? イマイチ状況がわからないんで、とりあえず佐倉倉治について調べました。 元軍人で軍を引退後画家になった後数年は殆ど評価されないような絵を描いてたらしいです。 数年前から急に画風が変わって暗い系統の絵ばかり描くようになって、それから評価されるようになったらしいです。 あ、先輩方と一緒になったので手分けして調べますよ。 なんか調べてほしいことがあればだれでもいいんで連絡ください。』 維胡琉は三つのメールを読むと、嬉しそうに小さく微笑んだ。 そして、無事であること、現在の状況をお礼と共に記すと一括送信した。 送信完了、とは表示されたためいずれ彼らのもとに届くのだろう。 ☆☆☆青の部屋 維胡琉は抽象画の並ぶ青の部屋にやってきた。 抽象画に囲まれ、部屋の中心の床に大きな丸い鏡がまるで池のように置かれている。 「池、、じゃないね、鏡?」 『この鏡はね、人の心を映すのよ。覗いてみて。』 美代子は無邪気に笑うと、鏡を指さし維胡琉の背をそっと押した。 「心…」 維胡琉がその鏡を覗き込むと、映った維胡琉の顔がぐにゃりと歪み、次いで青年の笑顔に変わる。 『わ、お姉ちゃんの彼氏?ふふっ。』 鏡に映った青年の顔を見ると、美代子は楽しげに笑った。 維胡琉は気恥ずかしそうにしゃがみ込むと、クロをひょいと抱き上げ顔をうずめようとする。 すると、クロが鏡に映ったかと思えば、ぐにゃりと歪み、初老の男性の顔に変わる。 「え……佐倉倉治?」 『…なにするんだっ!!離せっ!』 クロはすぐに飛びのき一瞬でその顔は消えてしまうが、維胡琉が鏡に見たのは、確かに昔教科書でみた美代子の作者”佐倉倉治”の顔だった。 『お父さん……?』 顔をわずかに歪める美代子がクロをじっと見つめると、クロは背を向けたまま口を開く。 『自分の命を削り、絵に命を宿す筆。 その筆で美代子を描いた。美代子にもっと生きて欲しかった。 美代子と共に生きたかった… こんな恐ろしい場所ではなく、明るい陽の下で、笑顔で。』 『太陽なんて絵の中でしか見たことないなぁ。 私はずっとここに居たよ。いつ誰に殺されるかもわからない、暗くて寂しいこの場所で! いつか、私の代わりになる子が現れて私が外の世界にでることだけを想ってた。 …ふふっ、そしたら維胡琉が来てくれた♪』 美代子は声を荒げ、激しい怒りの表情を浮かべるが、すぐににっこりと無邪気に笑う。 『だから、、維胡ル…ソノスズ…ヲ…チョウダイ!!!!』 突然ノイズの入った声…そう思えば刹那、口端が裂けたように吊り上がった異様な形相で維胡琉の首元に手を伸ばした! 維胡琉…HP1160/MP305/OP79/状態:疲労(探索時や怪異に遭遇時、HP・MPの減少速度が早い)
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/230.html
第二階層・水獄の階層 エストレアが、魔力により巨大な鏡を創り出す。 そこに移っているのは、第二階層、水獄の階層だった。 辺りは一面青い海に囲まれ、近くに二島、そして離れて一島の無人島が見える。 『ギャオオオオオウッ!』 巨大な咆哮と共に、海域から400メートル以上はある巨大な海蛇が、巡回するように泳いでいた。 始祖の悪魔アスクレピオス撃破 ―始祖の悪魔、これで3体目― 拠点に戻った四人は、エストレアに手に入れた6つの宝玉を渡すと、それを解放する。 光に包まれ、そこには派手な姿の男、椿ヒメ、久遠新、祈那、英カリン、来海セナの6人が出現していた。 「おいおい!まさか飛鳥の…」 「俺は…神だ」 「ウソ!カタメじゃん!!?」 「ん…?シュウ…?」 「…君も来てたんだ、ヒメ。でもよかった。無事で安心したよ」 「…ここ、どこ?」 「…君は」 「やあやあ、歓迎するよ親友。そして君に手伝ってほしいことがあるんだ」 「イクル先輩!?」 「そ、それに…っ!」 「おっす、セナもカリンも1年ぶりくらいか?」 思いもよらぬ邂逅にそれぞれ戸惑い、感動していると、エストレアから次なる階層の説明が入る。 ―3階層目は七竜の階層。飛鳥の竜として、我も試練の一つとして立ちふさがる。心せよ― ≪ツヅク≫
https://w.atwiki.jp/kamikaze4u/pages/224.html
第一階層・四季の階層 ※☆はレアモンスター、▼はエリアボスとなる。レアモンスター撃破で煌石+1、エリアボス撃破でエリア攻略となり、攻略したメンバーに報酬が入る。 ※●印のエリアは、◆のエリアを全て攻略しないと進むことができない。 ※攻略済みの場所は、エリアボスが出現しなくなり、報酬も得ることができなくなります。 ※攻略後の場所への再探索は、エリアボスの代わりに通常魔物が1体、ランダムでエンカウントします。 翡翠の回廊(攻略済み) 拠点・ユグドラシルから石造りの階段を上がるとまず入る事になる翡翠色の回廊。 BOSS:マラクジャ 攻略メンバー第一回:福良練・志島武生・鬼ヶ原空・風見次郎(同行者)・北嶺真帆(同行者) 紅蓮の回廊(攻略済み) 翡翠の回廊から伸びる、紅蓮色の回廊。とても熱く、時間経過と共に徐々に体力を奪う。 BOSS:バルンゴーレム 攻略メンバー第一回:祠堂統・福良練・甚目寺禅次郎・風見次郎(同行者) 琥珀の回廊(攻略済み) 翡翠の回廊から伸びる、琥珀色の回廊。岩のトラップが多数あり、岩を破壊しなければ先には進めない。 BOSS:ワニキラー 攻略メンバー第一回:天瀬麻衣・柳茜・鬼ヶ原空・牧本シュウ(同行者)・燕沢凛桜(同行者) 紺碧の回廊(攻略済み) 翡翠の回廊から伸びる、紺碧色回廊。水中となるため、火属性効果が発動せず、更に光系の攻撃魔術は感電して味方にもダメージ。 BOSS:リバッション 攻略メンバー第一回:東雲直・祠堂統・志島武生・牧本シュウ(同行者) ◆白銀の回廊(攻略済み) 翡翠の回廊から伸びる、白銀の回廊。始祖の悪魔、10体のうちの1体、ブランディッシュが護っている。 BOSS:悪魔ブランディッシュ 攻略メンバー第一回:烏月揚羽・桐石登也・志島武生・織ヒカル(同行者) ※追加報酬:同行メンバー蒼氷カノン追加/同行メンバー牧本シュウ追加/非同行メンバー紫堂陽人追加/非同行メンバー尸黄泉追加 ●黒耀の回廊(攻略済み) 白銀の回廊から伸びる、黒耀の回廊。始祖の悪魔、10体のうちの1体、シルバーヴァンデットが2層へ進む道を護っている。 シルバーアッシュ BOSS:悪魔シルバーヴァンデット 攻略メンバー第一回:白神凪・柳茜・向坂維胡琉・織ヒカル(同行者) ※追加報酬:同行メンバー九重匠追加/同行メンバー風見次郎追加/非同行メンバー義貴つつじ追加