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ここから下は、wikipedia参照記事です。 学名 = Canis lupus br / small ([[カール・フォン・リンネ 和名 = タイリクオオカミ 英名 = en Gray_Wolf|Gray wolf br / オオカミ(狼、wolf)は、イヌ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物。広義には近縁種も含めることがあるが、通常はタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ、 Canis lupus )一種を指す。多数の亜種が認められている。 同属の近縁種としてアメリカアカオオカミ、コヨーテ、アビシニアジャッカル(エチオピアオオカミ)などがいる。 従来はオオカミの近縁種とされていたイヌ(イエイヌ)は、近年ではオオカミの一亜種 Canis lupus familiaris とする見方が主流になりつつある。ただし、日常語としての「オオカミ」には、通例、イヌは含まれない。イヌはオオカミ(一部コヨーテやジャッカルの血が混じるという説もある)が飼い馴らされて家畜化したものと考えられる。 アメリカアカオオカミ、コヨーテ、アピシニアジャッカルとは相互に交配可能で、野生下でも雑種個体が生じ、繁殖力も有しているため生物学的種の定義に照らせば亜種であり、別種ではない。種と亜種の区分は慣習的不合理性が残存していることの一例である。亜種によっては絶滅が危惧される。日本で古来「狼」と呼ばれてきた動物はすでに絶滅したニホンオオカミであり、タイリクオオカミの一亜種と見なされる。 == 分布・亜種 == 北半球に広く分布する。分布域が広いタイリクオオカミは多くの亜種に細分化される。現存の亜種は33(絶滅含め39亜種)に分類されてきたが、近年の研究で現存13亜種、絶滅2亜種への統合が提案されている。 Canis lupus albus (ツンドラオオカミ) ユーラシア大陸|ユーラシア北端部に分布。 Canis lupus arabs (アラビアオオカミ) アラビア半島に分布。非常に減少。 Canis lupus arctos (ホッキョクオオカミ) グリーンランド北部と東部、クイーンエリザベス諸島、バンクス島、ビクトリア島に分布。 Canis lupus baileyi (メキシコオオカミ) メキシコ北西部に分布。アメリカ合衆国|アメリカ・アリゾナ州に再導入されている。生息地域ではロボとも呼ぶが、これはオオカミを指すスペイン語の一般名詞である。『シートン動物記』の狼王ロボもこの亜種。 Canis lupus communis (ロシアオオカミ) ウラル山脈に分布。正確な分布範囲はまだわかっていない。 Canis lupus cubanensis (カスピオオカミ) カフカース山脈|コーカサス山脈、トルコとイランの一部に分布。 Canis lupus hattai (エゾオオカミ) 樺太|サハリン、北海道に本来分布。絶滅。 Canis lupus hodophilax (ニホンオオカミ) 北海道を除く日本列島に本来分布。絶滅。 Canis lupus italicus (イタリアオオカミ) イタリアからアルプス南部に分布。 Canis lupus familiaris (イヌ|イエイヌ) いわゆる犬。愛玩動物やパートナーとして、主に人と共に生活しているために、世界中のあらゆる地域に分布している。一部食用に養殖も行われている。また、捨てられた個体が野生化しており、野生オオカミの群れに合流しているものも稀にいる。 Canis lupus lupaster (エジプトオオカミ) エジプトとリビアに分布。 Canis lupus lupus (ヨーロッパオオカミ、シベリアオオカミ、チョウセンオオカミ) ヨーロッパ東部からロシア、中央アジア、シベリア南部、中華人民共和国|中国、モンゴル国|モンゴル、朝鮮半島|朝鮮、ヒマラヤ山脈|ヒマラヤ地域に分布。非常に減少。 Canis lupus lycaon (シンリンオオカミ) カナダのオンタリオ州南東部とケベック州南部の小さな範囲に分布。コヨーテとの交雑が心配されている。 Canis lupus nubilus (ネブラスカオオカミ|グレートプレーンズオオカミ) アメリカの五大湖西岸、アラスカ州|アラスカ南東部、カナダ東部、バフィン島に分布する。 Canis lupus occidentalis (シンリンオオカミ、アラスカオオカミ) カナダ北西部、アメリカのモンタナ州北部に分布。現在分布を拡大している。 Canis lupus pallipes (インドオオカミ) イスラエルからインドにかけて分布。非常に減少。 == 形態 == 肩までの体高60-90cm、体重は大きい個体で50kgを超える。現生のイヌ科のなかで最大。高緯度ほど大きくなる傾向がある(ベルクマンの法則)。最も大きい個体は肩高97cm体重80Kg雄のハイイロオオカミ。 一般に雌は雄の体重より10~20%程度小さい。体色は灰褐色が多く、個体により白から黒まである。子供の時期は体色が濃い。北極圏に住む亜種はより白い。体毛は二層に分かれ保温や防水に優れ、夏毛と冬毛がある。 歯式は3/3·1/1·4/4·2/3 = 42で、上顎には6本の門歯、2本の犬歯、8本の小臼歯、および4本の大臼歯があり、下顎には6本の門歯、2本の犬歯、8本の小臼歯、および6本の大臼歯をもつ。頭から鼻にかけての頭骨のラインはイヌより滑らかである。また、尾の付け根上部にスミレ腺を持つ。 == 生態 == オオカミは雌雄のペアを中心とした2-20頭ほどの社会的な群れ(パック)を形成する。それぞれの群れは縄張りをもち、その広さは食物量に影響され100-1000平方kmに及ぶ。縄張り外から来た他のオオカミはたいてい追い払われる。 === 群れと順位 === 群れは雌雄別の順位制を伴い、通常は繁殖ペアが最上位であるが、順位はときに交代する。最上位から順にアルファ、ベータと呼び、最下位の個体をオメガと呼ぶ。順位は常に儀式的に確認しあい維持される。群れはたいてい繁殖ペアの子孫や兄弟で血縁関係にあることが多い。他の群れを出た個体が混ざることもある。 === 狩り === オオカミは肉食で、シカ、ヘラジカ、イノシシ、野生ヤギなどの有蹄類を狩る。また、齧歯類などの小動物も食べる。餌が少ないと人間の生活圏で家畜や残飯を食べたりする。シカなど大きな獲物を狩るときは群れで行動し、長時間の追跡を行う。獲物の群れの弱い個体(病気、高齢、幼体)を捕まえることが多い。 最高速度の時速70kmなら20分間、時速30km前後まで速度を落とせば一晩中獲物を追い回すことができる。 捕らえた獲物を先に食べるのは上位の個体である。 狩りの成功率は10%以下で、何日間も食べられないことが多いため一度に大量の肉を食べることが可能である。 === 繁殖 === 繁殖は一夫一妻型で群れの最上位のペアのみが行うが、例外的に他の個体が繁殖することもある。交尾期は年1回で冬季に行われる。妊娠期間は60-63日、平均4-6頭の子を産む。雌は巣穴を作りそこで子育てを行う。父親や群れの仲間も子育てを手伝う。 子は目が開くのは12-14日、20-24日で動きまわれるようになり、群れを認識する社会性が育つのは20~77日の間でこの間に離乳する。固形食は大人が吐き戻して与える。8週ほどで巣穴を離れるようになる。 子は1年も経てば成体と同じ大きさになるが、性的に成熟するには2年ほどかかる。成熟したオオカミは群れに残るか、群れを出て配偶者を見つけ(この過程で1匹になることを1匹狼という。)、新たな群れを形成する。 === コミュニケーション === オオカミはボディランゲージ、表情、吠え声などで群れの内外とコミュニケーションを取る。表情やしぐさは群れの順位を確認する際に良く使われる。遠吠えは、群れの仲間との連絡、狩りの前触れ、縄張りの主張などの目的で行われ、それぞれほえ方が異なるといわれる。合唱のように共同で遠吠えすることもある。 === 寿命 === 子供時代の死亡率が高いが、成熟個体は野生で6-9年ほど生きると言われる。飼育下では16年ほど生きる。 == 絶滅地域への再導入 == オオカミは家畜を襲う害獣として駆逐され、絶滅してしまった地域がある(しかし実際は人が狼の住処や獲物である草食動物を狩ってしまい、やむを得ずオオカミは人間に駆除される危険を冒してまで獲物を求めた結果、 このような事態になってしまった。)そのような地域では、天敵を失った大型の草食動物が増加し、 地域の植物を食べてしまう。その結果、オオカミの絶滅の前後で生態系に変化が生じている。(捕食者がいないため手に余るほどにシカが増殖し、草木を食い荒らした。)撹乱された生態系を以前のものに戻す試みとして、アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園では、絶滅したオオカミを再び導入し、成功を収めた。日本においても同様の試みを提唱する人々もいる。 参照 - オオカミの再導入・ニホンオオカミ#ニホンオオカミ絶滅の弊害とオオカミ導入計画|ニホンオオカミ絶滅の弊害とオオカミ導入計画 == 日本のオオカミ == 日本固有のオオカミのうち、本州・四国地方|四国・九州地方|九州に分布していたものは、ニホンオオカミ( Canis lupus hodophilax または Canis hodophilax )と呼ばれる。大きさは中型の日本犬ぐらいの大きさで、毛色は白茶けており、夏と冬では毛色が変わったとされる。 ニホンオオカミは1905年に奈良県鷲家口(わしかぐち)にて捕獲された若いオスの個体を最後に目撃例がなく、絶滅したと見られる。頭骨はある程度残っているが、剥製や全身骨格の標本は極めて少なく、日本国内では数点しか知られていない。日本国外では、鷲家口で捕獲された個体の仮剥製と頭骨が、大英博物館に保管されている。また、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト|シーボルトが長崎の出島で飼育していたニホンオオカミの剥製1体が、オランダのライデン自然史博物館に保存されている。 一方、北海道およびサハリン・千島に生息した大型の亜種は、エゾオオカミ ( Canis lupus hattai ) と呼ばれている。大きさはシェパード犬ほどで、褐色の毛色だったとされている。アイヌの人々とは共存していたが、明治以降、入植者により毛皮や肉目的で獲物のエゾシカが取りつくされ、入植者のつれてきた牛馬などの家畜を襲って害獣とされ、懸賞金まで懸けられた徹底的な駆除により数が激減し、ジステンパーなどの飼い犬の病気の影響や1879年の大雪による大量死が重なった結果、1900年ごろに絶滅したと見られる。 日本では古代からオオカミを神として祀っていた地域も存在した(三峯神社の狛犬がオオカミであるなど)ものの、江戸時代中期頃から日本にも流入してきた狂犬病の拡大と、西洋からの「狼=悪」のイメージ{{要出典}}が、オオカミ駆除の動きに拍車をかけた。 == 狼に関する文化 == ヨーロッパや中国など牧畜が盛んであった地域では家畜を襲う害獣として忌み嫌われる傾向にある。逆に、日本(北海道を除く)のように農業が盛んであった地域では農作物へ被害をあたえるシカなどの害獣を駆除する益獣として怖れをもたれるとともに慕われもした。また アイヌやネイティブアメリカンなどのように狩猟採集生活が盛んであった民族でも神格化されることがある。 アリストテレスの『動物誌』によると、ギリシア神話にてアポロンとアルテミスの双子を産んだレトは牝狼であるとしている。また、古代ローマの建国神話では、双子の建国者であるロームルスとレムスは牝狼に育てられたとされる。牝狼の乳房を吸う双子を描いたローマ時代の像がカピトリーノ博物館に所蔵されている。 北アジアのテュルク系遊牧国家・突厥の中核となった氏族の阿史那氏には、戦いで置き去りにされた子供とアセナという牝狼の間に誕生した子供たちが阿史那氏の祖先であるという神話伝承があり、狼は阿史那氏のトーテムであったほか、近代のトルコ|トルコ共和国でもトルコ民族の象徴として親しまれたりナショナリズムの象徴となったりしている。 日本語のオオカミの語源は大神(おおかみ)とするように日本では縄文時代から狼を神獣としており、日本書紀には狼のことを「かしこき神(貴神)にしてあらわざをこのむ」と記述されている。山の神として山岳信仰とも結びついており、御嶽神社や三峯神社の狛犬はオオカミである。 ヨーロッパにおいては、狼はしばしば死や恐怖の対象として描写される。北欧神話では巨大な狼であるフェンリルが神々の敵として描かれている。 18世紀中旬には、「ジェヴォーダンの獣」と呼ばれる巨大な狼(大山猫とも)が出現したとされ、フランス中部地方を震撼させた。(しかし、オオカミは一匹だけで大きな獲物を狩る習性はなく、臆病な動物であるため、科学的に見てこの事件にオオカミは関わっていないとされている。) 人間が狼に変身する狼男|人狼についての記述が古代よりしばしば見られる。古代ローマの博物学者であるガイウス・プリニウス・セクンドゥス|プリニウスは著書『博物誌』において、人狼が現われたという噂を紹介したうえで、このような変身の存在はでたらめであると否定している。 ヨーロッパで狼を忌み嫌うのは中世キリスト教の影響も大きい。キリスト教は土着の信仰を駆逐するため人狼伝説を利用してきた。 中世のヨーロッパでは、人狼の存在が信じられており、昼間は人間の姿をしている人狼が、夜間には狼の姿で他の人間を襲い、銀の弾丸でなければ倒すことが出来ないなどとされた。 画像 amala-1.JPG|thumb|野生児カマラ !--↑画像のファイル名はアマラとなっていますが、『狼に育てられた子―カマラとアマラの養育日記』(ISBN 978-4571215018)、『ウルフ・チャイルド―カマラとアマラの物語』(ISBN 978-4571210044)などの冒頭に掲載された写真の解説文をみるかぎり、この画像はカマラのもののようです。-- 童話の赤頭巾では、狼は赤頭巾を食べようとする悪役として描かれている。ただし、精神分析家のエーリヒ・フロムは、狼と赤頭巾の関係は性行為を象徴していると指摘した。ペローの赤頭巾ではオオカミに騙されて服を脱いでベッドに入ったら食べられてしまう訓話になっている。 オオカミが登場する童話にはグリム童話の狼と七匹の子山羊、赤頭巾、イソップ寓話の、オオカミ少年、米国の昔話オオカミになった弟などがある。インドにはオオカミが子供を育てたという噂が多数あり(野生児|狼っ子)、特にアマラとカマラという少女の事例が知られる。科学的観察に基づく話としてシートン動物記の狼王ロボが有名である。 日本のアニメーションや漫画、絵本にもキーパーソンとしてオオカミはしばしば登場する。 狼少年ケンのオオカミ一族、もののけ姫のモロ(山犬の神)、チリンの鈴のウォー(仇を育てた狼)など育て親のイメージの役割とドン・チャック物語のラッパ狼、アニメ名探偵ホームズのモリアーティ教授など悪役のイメージのものが多い。 しかし最近になってあらしのよるにのガブ、おれたちともだちシリーズのオオカミ、狼と香辛料のホロのように主役の強力なパートナーとして登場する作品が現れるようになってきた。 また、ロシアのアニメーション作家ユーリ・ノルシュテインの代表作品、話の話ではオオカミの子が人々の平和と悲しみの時代の記憶をたどる非常に重要な役割を持って登場する。また、彼の作品の狐と兎でもウサギを手助けするキャラクターのひとりとしてオオカミが登場した。 == 画像 == オオカミの亜種の分布 ホッキョクオオカミの画像 エゾオオカミ剥製・開拓記念館19840914(絶滅) ニホンオオカミ・国立科学博物館所蔵(絶滅) ヨーロッパオオカミ20070414多摩動物園 シベリアオオカミ20070513宇都宮動物園 シンリンオオカミ20070526日本平動物園
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オオカミは笑う 原題:Three Little Wolves 公開:1936年4月18日 旧題:狼は笑う シリー・シンフォニー:No.60 ストーリー 三匹のオオカミは父親ビッグ・バッド・ウルフからおいしい子ぶたについてのレッスンを受けていた。一方、三匹の子ぶた(ファイファー・ピッグ、フィドラー・ピッグ、プラクティカル・ピッグ)は狼が来たことを知らせるための警報機を用意していた。 しかし、二匹の兄たちファイファーとフィドラーは面白がって警報機を鳴らし、プラクティカルが慌てて助けにくる様子を見て楽しんでいた。その後、ファイファーとフィドラーはリトル・ボー・ピープに扮したビッグ・バッド・ウルフに捕まってしまう。二匹は警報を鳴らすが、プラクティカルはまたいたずらだろうと思って助けには来なかった。 調理されそうになった二匹は挑発して警報機をオオカミに吹かせようとする。ムキになったビッグ・バッド・ウルフが本気で警報を吹くと、ようやくプラクティカルが助けに来る。プラクティカルはビッグ・バッド・ウルフを挑発してオオカミ退治用の機械に誘導することに成功。ビッグ・バッド・ウルフを大砲で吹き飛ばし、三匹のオオカミたちは父親を追いかけるのであった。 概要 『三匹の子ぶた』(1933年)、『赤ずきんちゃん』(1934年)の続編にあたるシリーズ第3作。 ビッグ・バッド・ウルフの息子三匹のオオカミが初登場。 キャスト ビッグ・バッド・ウルフ ビリー・ブレッチャー ファイファー・ピッグ ドロシー・コンプトン* フィドラー・ピッグ メアリー・モーダー* プラクティカル・ピッグ ピント・コルヴィグ 三匹のオオカミ アリス・アーデル*レオーネ・ル・ドゥー* 収録ソフト タイトル 収録ソフト メディア 音源 Three Little Wolves ★Silly Symphonies! VHS/LD 英語版 オオカミは笑う とっておきの物語 三匹の子ぶた VHS/LD/DVD 新吹替版 オオカミは笑う シリー・シンフォニー 限定保存版 DVD 新吹替版 Three Little Wolves ★Walt Disney Animation Collection Classic Short Films Volume 2 Three Little Pigs DVD 英語版
https://w.atwiki.jp/reflec_beat/pages/1084.html
僕は君に恋をした #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 BASIC MEDIUM HARD Level 3 6 8 Objects 110 274 340 BPM 170 TIME - Artist アイドル教室 Version groovin !! 動画 攻略 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BASIC] [MEDIUM] [HARD] [SPECIAL] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 コメント(感想など) 名前 コメント ↑攻略と無関係の曲に対するコメントはこちらでお願いします。あまりにもかけ離れた内容は削除される場合があります。
https://w.atwiki.jp/sol-bibliomaniax/pages/364.html
【赤頭巾ちゃんとおばあさんに化けたオオカミさん】 『若いやわらかそうな小娘だ。この子は油がのっていてさぞや美味しいことだろう。おばあさんと一緒にぺろりと食べたら腹も膨れていいだろう。』 そこでオオカミさんは赤ずきんちゃんにこういいました。 「赤ずきんちゃん、そこに咲いている綺麗なお花を見てごらん。あの中から一番元気の良いお花を探してそれを花束にしておばあさんに持っていってあげたら、きっと喜ぶだろ う。」 「それは良い考えねおおかみさん!じゃあ私頑張って探すね! まだ時間もあるし間に合うかな。」 「きっと間に合うよ。さあ、探しておいで。」 赤ずきんちゃんは、夢中でお花探しを始めました。 ところが、この間に隙を狙って、オオカミさんはすたこらすたこら、おばあさんのお家へ 駆けていきました。 そして、トントントンと扉を叩きました。 「おや、どなたです?」 おばあさんは聞きました。 「あー…赤ずきんちゃんだよ!お見舞いに、お菓子とぶどう酒を持ってきたの!」 オオカミさんは赤ずきんちゃんの真似ッこをしました。 「だから、ここを開けてちょうだい?」 おばあさんは言いました。 「取っ手を押して入ってきなさい。起き上がれそうにないからね」 オオカミさんは取っ手を押して中に入りました。オオカミさんはすぐにおばあさんの ところへやってきて、一口に呑込んでしまいました。 それから、おばあさんの着物を着て、おばあさんの頭巾をかぶって、おばあさんのお床にごろりと寝て、ばれてしまわないようにカーテンを引いておきました。
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【赤頭巾ちゃんとオオカミさん】 どんどん歩いていくと赤頭巾ちゃんは綺麗なお花の咲くお花畑につきました。 「わぁ、綺麗!でも、おじいちゃんに持っていくのが先だから、また後でこよーっと!」 赤ずきんちゃんはそういって通り過ぎようとしました。そうしたらひょっこりとオオカミさんが出てきて、赤ずきんちゃんを呼び止めました。 赤ずきんちゃんは、おおかみがどんなに怖い動物かわからなかったので、べつだん、怖いともおもいませんでした。 「赤ずきんちゃん、こんにちは。」 オオカミさんは言いました。 「これからどこへ行くのか聞いても良いかな?」 赤ずきんちゃんは答えました。 「勿論!これからね、おばあちゃんの家に行くの」 オオカミさんは聞きました。 「その手に提げているものはなんだい?」 赤ずきんちゃんは答えます。 「これは手提げ籠って云うの。」 「中に入っているものは?」 「お菓子とぶどう酒だよ、おばあちゃん、病気なんだって。だからね、お見舞いに持っていってあげるの」 「おばあさんのお家は何処?(あの人って病気するのかな…)」 オオカミさんは聞きました。 赤ずきんちゃんはこう教えました。 「ここからまた、ずーっと歩いて、森の奥の奥に大きなかしの木が三本立っている下のお家。まわりに胡桃の生垣があるからすぐ解ると思うな」 オオカミさんは心の中で考えていました。 『若いやわらかそうな小娘だ。このこは油がのっていてさぞや美味しいことだろう。おばあさんと一緒にぺろりと食べたら腹も膨れていいだろう。』
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第4話 熊はひばりに恋をした 13 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 35 49.20 ID 1p5eBFTj0 教官さん ん? 何だ、ハルカ? 俺曹長とエルマ少佐ってお似合いだと思います? う~ん……はっきり言って合わないと思うなぁ… やっぱりそうですかねぇ… でも、んなことどうでもいいだろ? はいっ! 俺曹長ならきっと二人が幸せになれる道を見つけられるはずですっ! そうだな、俺曹長……いや、エルマ少佐も満更でもないかもしれねぇか……とにかく、二人なら相性なんていう障害は簡単に乗り越えちまうさ 二人は熊でもひばりでもないんですもんね うん、二人は人間なんだ……ちっぽけで力強い一人の人間なんだから 第4話 熊はひばりに恋をした 14 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 40 33.58 ID 1p5eBFTj0 俺「もう行っちまうんスか?」 教官「ああ、もうやり残したことは無いからな。」 飛行船型ネウロイの襲撃の翌日、教官少佐はもうスオムスを発ってしまうらしい。 俺「もうちょっとゆっくりしていけばいいのに…。」 教官「そういうわけにはいかないんだよ。今までけっこう無理を言わせてもらってたからね。」 そこまで無理してでもなんとかしたかったやり残したこと……タイミングを考えてみると………俺のことか…。 俺「あの…ありがとうございます……。」 この人がやり残したこと……それは多分、俺の片思い。 これを何とかしたかったのだろう。 でも…何で……? 教官「うん、まあ……あんまり役に立てなかったかもしれないからなぁ……。でも、結果はどうあれ、行動することは間違いじゃないと思うよ。」 昨日の俺の強さアピールは多分、失敗に終わったのだろう。 でも、行動する勇気を出せた。 レイヴォネン少佐に俺を好きになってもらえるように、一歩を踏み出すことが出来た。 それが出来ただけでも、この人に何度お礼を言っても足りないくらいだ。 17 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 46 11.91 ID 1p5eBFTj0 教官「あっ…あとコレ、エルマ少佐に渡しておいてくれ。」 そう言って教官少佐が取り出したのは、大きな紙の束。 俺「これは…?」 教官「訓練の方法から胸を大きくさせる方法まで網羅した、『扶桑式ウィッチマニュアル―花開く前の蕾編―』だ。」 パラパラとめくってみると、大きな紙いっぱいに文字がびっしりと書いてあった。それが何枚も。 本当に、射撃のコツとか、人間関係の作り方とか色々書いてある。 それが、全員分。 俺の分もある。そうか…俺は少し胸筋を鍛えすぎてるのか…。気を付けよう。 教官「一応それをずっと持っておいてくれ。悩んだ時、苦しい時に見てみて、参考にするなり反面教師にするなりしてくれるとうれしい。」 俺「絶対…一生大事にします…!」 この人がいたのはたった一週間だ。それなのに、これだけの資料を作り上げるなんて……。 教官「うん、普段から穴が空くほどウィッチを見つめる努力の賜物だよ。」 俺「………。」 ちょっと見直したのに………ハァ…。 19 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 50 58.96 ID 1p5eBFTj0 俺「とにかく、ありがとうございます。あいつらもきっと喜ぶと思います。」 まぁ、渡す前に俺の検閲が入るけどな。 もしかしたら、レイヴォネン少佐のスリーサイズとか……ってイカンイカン! 教官「じゃあ、そろそろ行くわ。」 俺「はい、お気を付けて。」 そうだ、最後に聞いておこう。 俺「あの…教官少佐…? どうして、俺のことをあんなに気にかけてくれたんですか…?」 教官「それはお前、イイ男だからに決まってんだろ?」 俺「ひぃっ!?」 やっぱりコイツホモの人だっ! 教官「バッ……違うっての!! 妄想も大概にしろっ!」 俺「だってアンタならホモでもおかしくないし…。」 教官「俺は中学生専門だ。(キリッ」 俺「それはそれで…」 20 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 54 54.72 ID 1p5eBFTj0 教官「まぁとにかく、君はイイ男だからな。そいつが女に惚れたっていうんだったら、全力で応援してやるのが扶桑男児の性ってやつだ。」 はぁ…扶桑人の性ですか…。 っていうか、 俺「俺はイイ男なんですかね…」 教官「ああ、そうだよ。君が世界で一番大事なものは何だ?」 俺「俺が面倒見てきた後輩達全員です。」 教官「さすが、即答だな。」 俺「はい。」 これだけは、揺るがない。揺るがせない。 ヘタレた俺が守るべき最後の矜持だ。 教官「それを即答出来るからこそ、君はイイ男なんだって。 しかし、ここでエルマ少佐、と答えられない辺り君は不器用だな。」 俺「あっ……。」 教官「ハハハッ…まぁ、エルマ少佐も同じ答えだろうしな。あの娘もイイ女だよな。」 俺「………。」 22 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 00 26.48 ID 1p5eBFTj0 そう……なのか…? いや、そうに決まっているか…。 俺が好きになったあの娘はそういう娘だ。 違うな、好きになって『しまった』娘か…。 教官「ひばりはあんなに可愛らしいんだ。 熊が恋をしてしまっても、何の不思議もないだろう?」 俺「えっ……?」 教官「確かに、君達はあまり相性は良くないかもしれない。 でも、頑張ればきっと上手くいく。 熊もひばりも元を辿れば、どっちも同じ炭素の塊だ。結ばれない道理なんてない。」 俺「それは……へ理屈ですよ…。」 教官「固いこと言うなって。とにかく、頑張れ。」 俺「………。」 25 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 06 28.73 ID 1p5eBFTj0 教官「俺は、君もエルマ少佐も大好きなんだ。だから、二人にはくっ付いてほしい。 イイ男とイイ女はくっ付くもんだって、世間では決まってんだよ。」 俺「レイヴォネン少佐はイイ女だと思いますけど…。」 教官「だろ? んで、君は天下の扶桑皇国陸軍少佐も認めるイイ男だ。 お似合いだな。うん、お似合いだ。」 俺「そんなことは……。」 教官「うるせぇ。言い訳すんな。諦めの悪さもイイ男の条件だ。 とにかく、君はエルマ少佐とくっ付け。 これが、さっき渡した指導マニュアルの代金だ。」 俺「………。」 教官「恩を仇で返すんじゃねぇぞ?」ニッ 26 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 12 36.62 ID 1p5eBFTj0 教官少佐がスオムスを発ってから3日経った。 エルマ「あのぅ……俺曹長、ちょっとよろしいですか…?」 俺「えっ…あ、はい…。」 ん? レイヴォネン少佐の方から話しかけてくるなんて珍しいな。 エルマ「えっと……先程の射撃訓練で指をケガされた、と聞いたんですけど…。」 俺「あっ……これですか? 大丈夫ですよ。小指の先っちょをちょっと切っただけなんで。」 俺としたことが……使い慣れているはずのM1897で指を切るとは…。 最近弛んでいるな。恋愛に現を抜かして、自分の本分を忘れるなんてそれこそレイヴォネン少佐に合わせる顔がねぇ。 ふむ……明日の休暇は、久しぶりに猟にでも出るか。 エルマ「良かった……。」ホッ レイヴォネン少佐は心底安心したようにホッと溜息を吐いた。 心配してくれていたのか…。 自分だけではないと分かっているが、けっこう嬉しいな。 28 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 18 40.76 ID 1p5eBFTj0 エルマ「その……些細なことでも、何かあったら私に言ってくださいね…? 一応隊長なんですから…。」ジーッ 俺「あっ…ハイ。今度から気を付けます。」チラッ エルマ「よ、よろしくお願いしますね…?」プイッ 俺が視線を合わせると、そっぽを向いてしまった。 俺と目を合わせたくねぇのかなぁ…? やっぱりこの前の『たくましい俺にエルマさんもメロメロ作戦』はレイヴォネン少佐に俺に対する恐怖心を与えただけだったみたいだな。 エルマ「………。」ソワソワチラッ ほら…やっぱりいつもより俺を警戒してる…。 エルマ「………。」チラッチラッ あれ? そういえば、前だったら用事が済んだらすぐに俺の傍を離れていたのに…。 まだ何か用事があるのか? 俺「あの、レイヴォネン少佐? まだ何か用事が?」 エルマ「へっ……あっ…す、スイマセン…! し、失礼します!///」ペコペコ そんなに顔を真っ赤にしてまで謝らなくてもいいのに……。 30 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 24 24.33 ID 1p5eBFTj0 ……………………。 これじゃあ、以前と変わらねぇよな。 教官少佐と約束したんだ。 頑張るって。行動するって。 だから…… 俺「あのっ…れ、レイヴォネン少佐!!」 エルマ「は、ハイ!?」ビクッ 俺「明日、俺と………でっ……でっ…でっ………」 勇気を出して、一歩を踏み出すんだ。 俺「デートに行きませんかっ!?」 エルマ「…………………………………………………………………へっ…?」 31 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 30 40.39 ID 1p5eBFTj0 エルマ「うわわっ……!」ヨロ 俺「おっと、大丈夫ですか?」グイッ エルマ「す、スイマセン! ありがとうございます…。///」アウアウ 今日はネウロイの襲撃がある確率が非常に低いとのことで、俺達L中隊は休日となった。 そんな日に、俺とレイヴォネン少佐はカウハバ基地近くの山になんぞ来ているわけで…。 やっぱり失敗だったかなぁ…。俺のことをもっと知ってもらおうと思って趣味の狩猟に誘ってみたはいいけど… 俺「! いたっ!」 バァン エルマ「きゃあっ!?」ビクンッ チッ…逃がしたか…。けっこう大きいトナカイだったのになぁ…。イカンな…やっぱり腕が鈍っている。 俺「あっ…スイマセン、驚かせてしまって…。」 エルマ「い、いえいえ…!」ブンブン なんで俺はこの娘を狩猟なんか連れて行こうなんて思いついたんだろう…。虫も殺せないような優しい娘なんだから、トナカイを撃ち殺したりしたら泣きだしてしまいかねないぞ…。 というか、誘っても断られると思っていたが、思いの外あっさりと承諾してくれた。 33 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 37 20.00 ID 1p5eBFTj0 しかし… エルマ「えっと……俺曹長…? 次はどこに…?」オロオロ この様子を見ると…楽しんでくれているようには見えないよなぁ…。 ガサッ 俺「!?」 エルマ「な、何ですか!?」 グルルルルルルル 俺「おおぅ…これはでっけぇヒグマだな…。」 エルマ「く、熊ですか?」ビクッ 俺達の目の前に現れたのは、体長2mを超すであろうヒグマ。 これは、久しぶりの大物だな…。 俺「レイヴォネン少佐、ここから離れてください。ただし、危険なので俺の姿は見失わないようにしてください。 俺に何かあったら、基地への連絡をお願いします。」ジャキッ エルマ「へっ……えっ…あのっ…!」 34 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 42 33.01 ID 1p5eBFTj0 俺「早くっ!!」 エルマ「は、はいっ!」ダッ レイヴォネン少佐が立ち去ったことを確認して、俺は目の前のヒグマと対峙する。コイツも俺達の様子を窺っていたみたいだな。 レイヴォネン少佐がいなくなって敵が減ったことを確認したということは…… ガアアアアアアアア ヒグマは俺に向けて突っ込んできた。 バァンバァンバァン 愛銃のウィンチェスターM1897を構えて撃つ。 しかし、必殺のスラムファイヤでもこの森の王は止まらない。 俺とヒグマとの距離は、残り2m。 バァン 散弾銃に装弾されていた最後の散弾をヒグマにぶちまけると、奴の額から赤い鮮血が吹き出した。 俺とヒグマとの距離は1.5mもない。 ドサリ ヒグマの前足は、俺の額の30cm手前の中空を掻き、地面に倒れ伏したその巨大な胴体に引っ張られて力無く地に落ちていった。 36 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 48 37.36 ID 1p5eBFTj0 俺「ふぅ……あっぶねぇ…。」 今のは危なかった…。怖気づいてちょっとでも撃つのを躊躇っていたら、確実にやられていた。 さっきまでトナカイを狩る側だったのに、今度は熊に危うく狩られる所だった。 これが、猟の怖い所であり、醍醐味であると俺は思う。 こうやって自然に放り出されてみて、自分の弱さも、強さも強く感じることが出来る。 俺が狩猟が好きな理由の一つが、それだ。 我ながら、野蛮だよなぁ…。 エルマ「あの…俺曹長、お怪我はないですか…?」 俺「大丈夫です。やりました、今日は大猟ですよ!」 エルマ「………。」 俺が熊を倒したのを見て、レイヴォネン少佐が戻ってきた。 もう息絶えている熊がまた息を吹き返すことを恐れているような表情で見つめている。 そりゃあまぁ、こんなでっけぇ熊は怖ぇよな。 そして、それと対峙する俺も…。 37 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 54 45.96 ID 1p5eBFTj0 俺「レイヴォネン少佐、スイマセン…。こんな危険な目に合わせてしまって…。怖かったでしょう…。」 何がしたかったんだろうなぁ…俺…。デートで熊猟なんて、原始人だってやらねぇよ。 エルマ「大丈夫です。怖くなんてありません。」 俺「へっ?」 エルマ「だって、貴方が守ってくれるじゃないですか。」ニコッ 俺「………。」 エルマ「それに、今日は俺曹長のすてk………た、頼もしい姿も見られましたし。///」 頼もしい…か……。 俺「無理しなくていいですよ? 怖いでしょう? 熊は怖くなくても、俺が……貴女の隣にいる俺が、貴女を獲って喰ってしまうかもしれないんだ。」 熊にとって、ひばりは食糧の一つでしかないのだから。 エルマ「そんなことないですって。」ギュッ レイヴォネン少佐の両手が、冷え切った俺の手のひらを包み込んだ。 あったかいな…。 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 18 57 35.67 ID zbd5R6530 ああ甘いなああああ支援 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 18 57 45.69 ID GVY5RjMeO 2828させやがるなぁ…… 支援 42 :熊はひばりに恋をした ごめんなさい…またちょっと呼び出された…:2011/08/17(水) 19 13 26.28 ID 1p5eBFTj0 エルマ「この手は、私達を守ってくれます。私達を傷つけるものをやっつけてくれます。 そして、私達に温もりをくれます。 そんな手を私達が恐れるなんて、あるわけないじゃないですか。」ニコッ 俺「……………温もりなんて、あげられてねぇよ…。」 エルマ「フフフ…その手でニパさんを笑顔にしてあげたじゃないですか。」 あの時……カタヤイネンが落ち込んだ時に頭を撫でてやった手も………カタヤイネンが大金星を上げた時に抱きしめてやった手も… ネウロイを虐殺して、今巨大な熊の命を散らしたこの手と同じ手なのか……。 エルマ「安心してください。私は貴方を怖がったりしません!」グッ …………………………。 俺「ガオオオオオオオオオオオオオッ!!!」ガバッ エルマ「きゃああああああああああああ食べないでくださいいいいいいいいいいいいいい!!!」ビクゥゥ 俺「………………。」 エルマ「いやっ……あのっ…これは違っ………!」アウアウ 俺「…………………………………………………………ククッ……ハハハハハハハハハハッ!!」 エルマ「ちょっ…ちょっと驚いただけですって…!」 44 :熊はひばりに恋をした 戻ってきました:2011/08/17(水) 19 21 30.28 ID 1p5eBFTj0 分かっている。今この娘が言ったことは本心だ。 この娘が、あんな真っすぐな目で嘘を吐けるわけがないからな。 エルマ「俺曹長、水筒にお茶を入れて来たんですけど、いっしょに飲みませんか?」 俺「いいですね。いただきます。」 俺とレイヴォネン少佐はちょうどいい高さの木の根に腰かけた。 エルマ「その大きな熊、基地まで持って帰るんですか?」 俺「基地の誰かを呼んで車で運ぶつもりです。いやぁ、基地の料理長が喜びそうです。久しぶりに腕がなるなぁ。」 スオムスの寒さを耐えるために身を寄せ合って。 エルマ「俺曹長はお料理をなさるんですか?」 俺「はい。けっこう上手いですよ? 帰ったらごちそうします。」 エルマ「フフフ…楽しみにしていますね?」 今日は来て良かったなぁ。 45 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 19 22 33.81 ID 1p5eBFTj0 俺「今日はお疲れじゃありませんか?」 エルマ「そうですね…ちょっと疲れちゃいました。でも、楽しかったですよ?」 俺とレイヴォネン少佐の距離がずいぶん狭まった気がする。 俺「そう言っていただけるとうれしいです。また誘っても……ってやっぱり危険すぎるか…。」 エルマ「大丈夫ですって。俺曹長が守ってくださるんでしょう?」 肩と肩が触れ合いそうな距離。心臓の鼓動が激しくなり、息苦しい。 俺「ぷ、プレッシャーかけないでください…。」 エルマ「す、スイマセン…!」 でも、何故かとても居心地がいい。 俺「ハハハッ…冗談ですよ。ぜひまたいっしょに行きましょう。」 エルマ「そうですね。よろしくお願いします。」 スオムスの秋空の下、二人の男女が寄り添っている。 俺「寒いなぁ…。」 エルマ「寒いですねぇ…。」 スオムスの秋の寒さに体を震わせながら、熊とひばり………いや、俺とレイヴォネン少佐が身を寄せ合っている。 46 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 19 23 54.06 ID 1p5eBFTj0 次回予告 エイラ「パロメータチェックの時間なんダナ。ちなみに今回から教官さんのパロメータはなくなるんダナ。」 俺「いやっふううううううううううううううううううううううううううううううううううううっ!! 教官少佐のパロメータがなくなったぜええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」 エイラ「エルマ先輩の好感度:102、信頼度:158なんダナ。良かったじゃないカ。√突入だゾ? って…」 俺「良かったよおおおおおおお……これでホモENDはなくなったああああああ………!」 エイラ「聞いてねぇナ…。あっ、ちなみに次回から新パロメータとして、嫉妬度っていうのが加わるんダナ。」 俺「嫉妬度?」 エイラ「ああ、100超えるとエルマ先輩が病んで部隊全員死ぬんダナ。」 俺「何……だと…?」 次回「熊はひばりに恋をした」第5話 パンケーキを君に 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 19 26 38.18 ID 7g8qB61i0 あれ、少佐√の作品じゃなかったの……?
https://w.atwiki.jp/doro/pages/15.html
オオカミは捕捉が結構キツい。 100へぇ~
https://w.atwiki.jp/jubeat/pages/1365.html
僕は君に恋をした #ref error :画像URLまたは、画像ファイル名を指定してください。 BASIC ADVANCED EXTREME LEVEL 2 6 8 Notes 207 338 482 BPM 170 Time Artist アイドル教室 ジャンル Version saucer fulfill 動画 -譜面動画 譜面動画 -プレー動画 プレー動画 攻略・解説 各譜面の攻略に関する情報はこちらへ。 [BSC]横4個押しが数回現れる。サビは4分配置が多く、Lv2にしては忙しいか。 -- 名無しさん (2014-06-05 01 15 15) [ADV]歌合わせの8分が中心だが、微妙に遅ズレ気味。むしろバスを聞いた方が良いか。Bメロの頭に来る8分縦移動、サビに2回ある横2個押しの付点8分リズムには注意。 -- 名無しさん (2014-06-05 01 22 20) [EXT]黄から少し密度を上げたぐらいで、やはり歌合わせの8分が中心。サビの付点8分に気を付ければエクセは狙いやすい。 -- 名無しさん (2014-06-07 22 16 34) [EXT]前半にL押し(⑤⑨⑬⑭⑮)があるので注意。その前にⅠ(orエ)、後にラ(orう)のような分割文字押しもある。 -- 名無しさん (2014-06-07 22 26 11) 名前 コメント ※攻略の際は、文頭に[BSC] [ADV] [EXT] のいずれかを置くと、どの譜面に関する情報かが分かりやすいです。 ※体感難易度を書き記す際は、クリア難度・スコア難度のどちらかなのかを明記してください。 また、攻略と関係ない投稿・重複した内容は削除の対象になります 攻略とは無関係の話は該当する欄(情報交換&雑談) にてどうぞ。
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第4話 熊はひばりに恋をした 13 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 35 49.20 ID 1p5eBFTj0 教官さん ん? 何だ、ハルカ? 俺曹長とエルマ少佐ってお似合いだと思います? う~ん……はっきり言って合わないと思うなぁ… やっぱりそうですかねぇ… でも、んなことどうでもいいだろ? はいっ! 俺曹長ならきっと二人が幸せになれる道を見つけられるはずですっ! そうだな、俺曹長……いや、エルマ少佐も満更でもないかもしれねぇか……とにかく、二人なら相性なんていう障害は簡単に乗り越えちまうさ 二人は熊でもひばりでもないんですもんね うん、二人は人間なんだ……ちっぽけで力強い一人の人間なんだから 第4話 熊はひばりに恋をした 14 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 40 33.58 ID 1p5eBFTj0 俺「もう行っちまうんスか?」 教官「ああ、もうやり残したことは無いからな。」 飛行船型ネウロイの襲撃の翌日、教官少佐はもうスオムスを発ってしまうらしい。 俺「もうちょっとゆっくりしていけばいいのに…。」 教官「そういうわけにはいかないんだよ。今までけっこう無理を言わせてもらってたからね。」 そこまで無理してでもなんとかしたかったやり残したこと……タイミングを考えてみると………俺のことか…。 俺「あの…ありがとうございます……。」 この人がやり残したこと……それは多分、俺の片思い。 これを何とかしたかったのだろう。 でも…何で……? 教官「うん、まあ……あんまり役に立てなかったかもしれないからなぁ……。でも、結果はどうあれ、行動することは間違いじゃないと思うよ。」 昨日の俺の強さアピールは多分、失敗に終わったのだろう。 でも、行動する勇気を出せた。 レイヴォネン少佐に俺を好きになってもらえるように、一歩を踏み出すことが出来た。 それが出来ただけでも、この人に何度お礼を言っても足りないくらいだ。 17 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 46 11.91 ID 1p5eBFTj0 教官「あっ…あとコレ、エルマ少佐に渡しておいてくれ。」 そう言って教官少佐が取り出したのは、大きな紙の束。 俺「これは…?」 教官「訓練の方法から胸を大きくさせる方法まで網羅した、『扶桑式ウィッチマニュアル―花開く前の蕾編―』だ。」 パラパラとめくってみると、大きな紙いっぱいに文字がびっしりと書いてあった。それが何枚も。 本当に、射撃のコツとか、人間関係の作り方とか色々書いてある。 それが、全員分。 俺の分もある。そうか…俺は少し胸筋を鍛えすぎてるのか…。気を付けよう。 教官「一応それをずっと持っておいてくれ。悩んだ時、苦しい時に見てみて、参考にするなり反面教師にするなりしてくれるとうれしい。」 俺「絶対…一生大事にします…!」 この人がいたのはたった一週間だ。それなのに、これだけの資料を作り上げるなんて……。 教官「うん、普段から穴が空くほどウィッチを見つめる努力の賜物だよ。」 俺「………。」 ちょっと見直したのに………ハァ…。 19 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 50 58.96 ID 1p5eBFTj0 俺「とにかく、ありがとうございます。あいつらもきっと喜ぶと思います。」 まぁ、渡す前に俺の検閲が入るけどな。 もしかしたら、レイヴォネン少佐のスリーサイズとか……ってイカンイカン! 教官「じゃあ、そろそろ行くわ。」 俺「はい、お気を付けて。」 そうだ、最後に聞いておこう。 俺「あの…教官少佐…? どうして、俺のことをあんなに気にかけてくれたんですか…?」 教官「それはお前、イイ男だからに決まってんだろ?」 俺「ひぃっ!?」 やっぱりコイツホモの人だっ! 教官「バッ……違うっての!! 妄想も大概にしろっ!」 俺「だってアンタならホモでもおかしくないし…。」 教官「俺は中学生専門だ。(キリッ」 俺「それはそれで…」 20 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 17 54 54.72 ID 1p5eBFTj0 教官「まぁとにかく、君はイイ男だからな。そいつが女に惚れたっていうんだったら、全力で応援してやるのが扶桑男児の性ってやつだ。」 はぁ…扶桑人の性ですか…。 っていうか、 俺「俺はイイ男なんですかね…」 教官「ああ、そうだよ。君が世界で一番大事なものは何だ?」 俺「俺が面倒見てきた後輩達全員です。」 教官「さすが、即答だな。」 俺「はい。」 これだけは、揺るがない。揺るがせない。 ヘタレた俺が守るべき最後の矜持だ。 教官「それを即答出来るからこそ、君はイイ男なんだって。 しかし、ここでエルマ少佐、と答えられない辺り君は不器用だな。」 俺「あっ……。」 教官「ハハハッ…まぁ、エルマ少佐も同じ答えだろうしな。あの娘もイイ女だよな。」 俺「………。」 22 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 00 26.48 ID 1p5eBFTj0 そう……なのか…? いや、そうに決まっているか…。 俺が好きになったあの娘はそういう娘だ。 違うな、好きになって『しまった』娘か…。 教官「ひばりはあんなに可愛らしいんだ。 熊が恋をしてしまっても、何の不思議もないだろう?」 俺「えっ……?」 教官「確かに、君達はあまり相性は良くないかもしれない。 でも、頑張ればきっと上手くいく。 熊もひばりも元を辿れば、どっちも同じ炭素の塊だ。結ばれない道理なんてない。」 俺「それは……へ理屈ですよ…。」 教官「固いこと言うなって。とにかく、頑張れ。」 俺「………。」 25 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 06 28.73 ID 1p5eBFTj0 教官「俺は、君もエルマ少佐も大好きなんだ。だから、二人にはくっ付いてほしい。 イイ男とイイ女はくっ付くもんだって、世間では決まってんだよ。」 俺「レイヴォネン少佐はイイ女だと思いますけど…。」 教官「だろ? んで、君は天下の扶桑皇国陸軍少佐も認めるイイ男だ。 お似合いだな。うん、お似合いだ。」 俺「そんなことは……。」 教官「うるせぇ。言い訳すんな。諦めの悪さもイイ男の条件だ。 とにかく、君はエルマ少佐とくっ付け。 これが、さっき渡した指導マニュアルの代金だ。」 俺「………。」 教官「恩を仇で返すんじゃねぇぞ?」ニッ 26 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 12 36.62 ID 1p5eBFTj0 教官少佐がスオムスを発ってから3日経った。 エルマ「あのぅ……俺曹長、ちょっとよろしいですか…?」 俺「えっ…あ、はい…。」 ん? レイヴォネン少佐の方から話しかけてくるなんて珍しいな。 エルマ「えっと……先程の射撃訓練で指をケガされた、と聞いたんですけど…。」 俺「あっ……これですか? 大丈夫ですよ。小指の先っちょをちょっと切っただけなんで。」 俺としたことが……使い慣れているはずのM1897で指を切るとは…。 最近弛んでいるな。恋愛に現を抜かして、自分の本分を忘れるなんてそれこそレイヴォネン少佐に合わせる顔がねぇ。 ふむ……明日の休暇は、久しぶりに猟にでも出るか。 エルマ「良かった……。」ホッ レイヴォネン少佐は心底安心したようにホッと溜息を吐いた。 心配してくれていたのか…。 自分だけではないと分かっているが、けっこう嬉しいな。 28 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 18 40.76 ID 1p5eBFTj0 エルマ「その……些細なことでも、何かあったら私に言ってくださいね…? 一応隊長なんですから…。」ジーッ 俺「あっ…ハイ。今度から気を付けます。」チラッ エルマ「よ、よろしくお願いしますね…?」プイッ 俺が視線を合わせると、そっぽを向いてしまった。 俺と目を合わせたくねぇのかなぁ…? やっぱりこの前の『たくましい俺にエルマさんもメロメロ作戦』はレイヴォネン少佐に俺に対する恐怖心を与えただけだったみたいだな。 エルマ「………。」ソワソワチラッ ほら…やっぱりいつもより俺を警戒してる…。 エルマ「………。」チラッチラッ あれ? そういえば、前だったら用事が済んだらすぐに俺の傍を離れていたのに…。 まだ何か用事があるのか? 俺「あの、レイヴォネン少佐? まだ何か用事が?」 エルマ「へっ……あっ…す、スイマセン…! し、失礼します!///」ペコペコ そんなに顔を真っ赤にしてまで謝らなくてもいいのに……。 30 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 24 24.33 ID 1p5eBFTj0 ……………………。 これじゃあ、以前と変わらねぇよな。 教官少佐と約束したんだ。 頑張るって。行動するって。 だから…… 俺「あのっ…れ、レイヴォネン少佐!!」 エルマ「は、ハイ!?」ビクッ 俺「明日、俺と………でっ……でっ…でっ………」 勇気を出して、一歩を踏み出すんだ。 俺「デートに行きませんかっ!?」 エルマ「…………………………………………………………………へっ…?」 31 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 30 40.39 ID 1p5eBFTj0 エルマ「うわわっ……!」ヨロ 俺「おっと、大丈夫ですか?」グイッ エルマ「す、スイマセン! ありがとうございます…。///」アウアウ 今日はネウロイの襲撃がある確率が非常に低いとのことで、俺達L中隊は休日となった。 そんな日に、俺とレイヴォネン少佐はカウハバ基地近くの山になんぞ来ているわけで…。 やっぱり失敗だったかなぁ…。俺のことをもっと知ってもらおうと思って趣味の狩猟に誘ってみたはいいけど… 俺「! いたっ!」 バァン エルマ「きゃあっ!?」ビクンッ チッ…逃がしたか…。けっこう大きいトナカイだったのになぁ…。イカンな…やっぱり腕が鈍っている。 俺「あっ…スイマセン、驚かせてしまって…。」 エルマ「い、いえいえ…!」ブンブン なんで俺はこの娘を狩猟なんか連れて行こうなんて思いついたんだろう…。虫も殺せないような優しい娘なんだから、トナカイを撃ち殺したりしたら泣きだしてしまいかねないぞ…。 というか、誘っても断られると思っていたが、思いの外あっさりと承諾してくれた。 33 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 37 20.00 ID 1p5eBFTj0 しかし… エルマ「えっと……俺曹長…? 次はどこに…?」オロオロ この様子を見ると…楽しんでくれているようには見えないよなぁ…。 ガサッ 俺「!?」 エルマ「な、何ですか!?」 グルルルルルルル 俺「おおぅ…これはでっけぇヒグマだな…。」 エルマ「く、熊ですか?」ビクッ 俺達の目の前に現れたのは、体長2mを超すであろうヒグマ。 これは、久しぶりの大物だな…。 俺「レイヴォネン少佐、ここから離れてください。ただし、危険なので俺の姿は見失わないようにしてください。 俺に何かあったら、基地への連絡をお願いします。」ジャキッ エルマ「へっ……えっ…あのっ…!」 34 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 42 33.01 ID 1p5eBFTj0 俺「早くっ!!」 エルマ「は、はいっ!」ダッ レイヴォネン少佐が立ち去ったことを確認して、俺は目の前のヒグマと対峙する。コイツも俺達の様子を窺っていたみたいだな。 レイヴォネン少佐がいなくなって敵が減ったことを確認したということは…… ガアアアアアアアア ヒグマは俺に向けて突っ込んできた。 バァンバァンバァン 愛銃のウィンチェスターM1897を構えて撃つ。 しかし、必殺のスラムファイヤでもこの森の王は止まらない。 俺とヒグマとの距離は、残り2m。 バァン 散弾銃に装弾されていた最後の散弾をヒグマにぶちまけると、奴の額から赤い鮮血が吹き出した。 俺とヒグマとの距離は1.5mもない。 ドサリ ヒグマの前足は、俺の額の30cm手前の中空を掻き、地面に倒れ伏したその巨大な胴体に引っ張られて力無く地に落ちていった。 36 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 48 37.36 ID 1p5eBFTj0 俺「ふぅ……あっぶねぇ…。」 今のは危なかった…。怖気づいてちょっとでも撃つのを躊躇っていたら、確実にやられていた。 さっきまでトナカイを狩る側だったのに、今度は熊に危うく狩られる所だった。 これが、猟の怖い所であり、醍醐味であると俺は思う。 こうやって自然に放り出されてみて、自分の弱さも、強さも強く感じることが出来る。 俺が狩猟が好きな理由の一つが、それだ。 我ながら、野蛮だよなぁ…。 エルマ「あの…俺曹長、お怪我はないですか…?」 俺「大丈夫です。やりました、今日は大猟ですよ!」 エルマ「………。」 俺が熊を倒したのを見て、レイヴォネン少佐が戻ってきた。 もう息絶えている熊がまた息を吹き返すことを恐れているような表情で見つめている。 そりゃあまぁ、こんなでっけぇ熊は怖ぇよな。 そして、それと対峙する俺も…。 37 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 18 54 45.96 ID 1p5eBFTj0 俺「レイヴォネン少佐、スイマセン…。こんな危険な目に合わせてしまって…。怖かったでしょう…。」 何がしたかったんだろうなぁ…俺…。デートで熊猟なんて、原始人だってやらねぇよ。 エルマ「大丈夫です。怖くなんてありません。」 俺「へっ?」 エルマ「だって、貴方が守ってくれるじゃないですか。」ニコッ 俺「………。」 エルマ「それに、今日は俺曹長のすてk………た、頼もしい姿も見られましたし。///」 頼もしい…か……。 俺「無理しなくていいですよ? 怖いでしょう? 熊は怖くなくても、俺が……貴女の隣にいる俺が、貴女を獲って喰ってしまうかもしれないんだ。」 熊にとって、ひばりは食糧の一つでしかないのだから。 エルマ「そんなことないですって。」ギュッ レイヴォネン少佐の両手が、冷え切った俺の手のひらを包み込んだ。 あったかいな…。 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 18 57 35.67 ID zbd5R6530 ああ甘いなああああ支援 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 18 57 45.69 ID GVY5RjMeO 2828させやがるなぁ…… 支援 42 :熊はひばりに恋をした ごめんなさい…またちょっと呼び出された…:2011/08/17(水) 19 13 26.28 ID 1p5eBFTj0 エルマ「この手は、私達を守ってくれます。私達を傷つけるものをやっつけてくれます。 そして、私達に温もりをくれます。 そんな手を私達が恐れるなんて、あるわけないじゃないですか。」ニコッ 俺「……………温もりなんて、あげられてねぇよ…。」 エルマ「フフフ…その手でニパさんを笑顔にしてあげたじゃないですか。」 あの時……カタヤイネンが落ち込んだ時に頭を撫でてやった手も………カタヤイネンが大金星を上げた時に抱きしめてやった手も… ネウロイを虐殺して、今巨大な熊の命を散らしたこの手と同じ手なのか……。 エルマ「安心してください。私は貴方を怖がったりしません!」グッ …………………………。 俺「ガオオオオオオオオオオオオオッ!!!」ガバッ エルマ「きゃああああああああああああ食べないでくださいいいいいいいいいいいいいい!!!」ビクゥゥ 俺「………………。」 エルマ「いやっ……あのっ…これは違っ………!」アウアウ 俺「…………………………………………………………ククッ……ハハハハハハハハハハッ!!」 エルマ「ちょっ…ちょっと驚いただけですって…!」 44 :熊はひばりに恋をした 戻ってきました:2011/08/17(水) 19 21 30.28 ID 1p5eBFTj0 分かっている。今この娘が言ったことは本心だ。 この娘が、あんな真っすぐな目で嘘を吐けるわけがないからな。 エルマ「俺曹長、水筒にお茶を入れて来たんですけど、いっしょに飲みませんか?」 俺「いいですね。いただきます。」 俺とレイヴォネン少佐はちょうどいい高さの木の根に腰かけた。 エルマ「その大きな熊、基地まで持って帰るんですか?」 俺「基地の誰かを呼んで車で運ぶつもりです。いやぁ、基地の料理長が喜びそうです。久しぶりに腕がなるなぁ。」 スオムスの寒さを耐えるために身を寄せ合って。 エルマ「俺曹長はお料理をなさるんですか?」 俺「はい。けっこう上手いですよ? 帰ったらごちそうします。」 エルマ「フフフ…楽しみにしていますね?」 今日は来て良かったなぁ。 45 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 19 22 33.81 ID 1p5eBFTj0 俺「今日はお疲れじゃありませんか?」 エルマ「そうですね…ちょっと疲れちゃいました。でも、楽しかったですよ?」 俺とレイヴォネン少佐の距離がずいぶん狭まった気がする。 俺「そう言っていただけるとうれしいです。また誘っても……ってやっぱり危険すぎるか…。」 エルマ「大丈夫ですって。俺曹長が守ってくださるんでしょう?」 肩と肩が触れ合いそうな距離。心臓の鼓動が激しくなり、息苦しい。 俺「ぷ、プレッシャーかけないでください…。」 エルマ「す、スイマセン…!」 でも、何故かとても居心地がいい。 俺「ハハハッ…冗談ですよ。ぜひまたいっしょに行きましょう。」 エルマ「そうですね。よろしくお願いします。」 スオムスの秋空の下、二人の男女が寄り添っている。 俺「寒いなぁ…。」 エルマ「寒いですねぇ…。」 スオムスの秋の寒さに体を震わせながら、熊とひばり………いや、俺とレイヴォネン少佐が身を寄せ合っている。 46 :熊はひばりに恋をした:2011/08/17(水) 19 23 54.06 ID 1p5eBFTj0 次回予告 エイラ「パロメータチェックの時間なんダナ。ちなみに今回から教官さんのパロメータはなくなるんダナ。」 俺「いやっふううううううううううううううううううううううううううううううううううううっ!! 教官少佐のパロメータがなくなったぜええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」 エイラ「エルマ先輩の好感度:102、信頼度:158なんダナ。良かったじゃないカ。√突入だゾ? って…」 俺「良かったよおおおおおおお……これでホモENDはなくなったああああああ………!」 エイラ「聞いてねぇナ…。あっ、ちなみに次回から新パロメータとして、嫉妬度っていうのが加わるんダナ。」 俺「嫉妬度?」 エイラ「ああ、100超えるとエルマ先輩が病んで部隊全員死ぬんダナ。」 俺「何……だと…?」 次回「熊はひばりに恋をした」第5話 パンケーキを君に 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/17(水) 19 26 38.18 ID 7g8qB61i0 あれ、少佐√の作品じゃなかったの……? 第5話へ続く
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オオカミはこんな人 ●変わり者 個性やオリジナリティーには自信がある狼。平凡だったり、人と同じであることを好みません。 「変わっているね」と言われると、うれしくなります。 ●自分のやり方がある 食事の仕方やお風呂の入り方などの生活習慣から、仕事の仕方、友人とのつきあい方に至るまで、 なにに関しても自分のやり方を持ち、こだわります。 ●ひとりの時間が大切 集団行動が苦手なせいもありますが、ひとりで過ごす時間は狼にとっていちばん心が安まるとき。 プライベートな時間がないと耐えられません。 ●マイペース 自分のペースをとても大切にする人です。あらかじめ計算しているので、 他人にペースを乱されると、憤慨することも。 ●自分の話に戻す 人の話を聞いていても、すぐに自分の話題に戻してしまいます。 また、人のことをあれこれ評論するのが好きです。 ●コロコロ話が変わる 朝言ったことと、夜に話したことがぜんぜん違っていることもしばしば。 話が二転三転するお天気屋です。 ●クルマの運転が好き うまくないけれど、クルマの運転が大好き。また、とにかく車輪さえついていればOKなので、 自転車やバイクに乗ることもかなり好きです。 オオカミの住人 【なっつん】