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autolinkTOP>【さ】>沙粧妙子~最後の事件 沙粧妙子~最後の事件 (さしょうたえこさいごのじけん) 分類5【題名】 ジャンル5【その他・作品・番組】 3年前までプロファイリング(犯罪心理)チームの一員だった沙粧妙子。 その後、捜査一課に籍を置くことになった沙粧は、岩手県警から来た松岡とコンビを組む。 折りしも連続猟奇殺人事件が勃発。 沙粧はプロファイリングチームの生き残りの池上の協力を仰ぎながら梶浦という見えざる敵と戦う。 浅野温子の歪んだ表情は賛否両論だったが、個人的にはカッコ良かったと思う。 それよりも殺人の描写がすごく怖くて、柳葉敏郎演じる松岡の恋人役の飯島直子の死体にはビックリした。 登録日 2004/07/27 【さ】一覧 サイガ 最終兵器 サイドバッシャー サイバーショット 再放送 三枝夕夏 坂克彦 逆立ち Theかぼちゃワイン 桜【SAKURA】 桜井広大 桜餅 酒 ザ・刑事 ささきいさお 桟原将司 沙粧妙子~最後の事件 サスケ さすらい刑事 旅情編 佐世保バーガー ザ・タワー 佐藤美和子 里中智 サム THE MOVIE VERSION DEKARANGER サヨナラホームラン 三角関係 参観日 3高 35歳 三丁目の夕日 サンテレビ 300系 さんまの駐在さん ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
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目次 【時事】ニューストウジの妹 鈴原サクラ 鈴原ナツミ RSSトウジの妹 鈴原サクラ 鈴原ナツミ 口コミトウジの妹 鈴原サクラ 鈴原ナツミ 【参考】ブックマーク 関連項目 タグ 最終更新日時 【時事】 ニュース トウジの妹 シン・エヴァ舞台挨拶、庵野秀明との思い出を坂本真綾「墓場まで持っていく(笑)」 - マイナビニュース 鈴原サクラ 声優・沢城みゆき、「科捜研の女」出演にファン絶賛「さすがの良い演技」「めっちゃいい声」(ENCOUNT) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』8月13日(金)よりAmazonPrimeVideoにて独占配信 (2021年7月20日) - エキサイトニュース エヴァ×獺祭のコラボイベントが開始!高橋洋子さんらのトークイベントも (2021年7月1日) - エキサイトニュース 「シン・エヴァ」坂本真綾、アスカと宮村優子のつながりに感激「年月が経っても…」(写真18枚) - ナタリー “真のエヴァンゲリオン完結編”だった:BS1スペシャル「さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~」 (2021年4月30日) - エキサイトニュース 「シン・エヴァ」のために鷺巣詩郎が作り上げた音楽をレビュー! - アキバ総研 「拡大版 庵野ドキュメンタリー」は、どんな「物語」として生まれ変わったのか:「ドキュメンタリーはフィクション」 (2021年4月30日) - エキサイトニュース 【モンスト】みんなの来て欲しいコラボランキング! やっぱりあのアニメが人気!?【アンケート結果】 - AppBank.net 庵野総監督「エヴァは皆の好きなモノでできている」。シン・エヴァ舞台挨拶詳報 (1) - マイナビニュース 鈴原サクラとは (スズハラサクラとは) [単語記事] - ニコニコニュース 大好評配信中のシネマティック3Dバトルゲーム「エヴァンゲリオン バトルフィールズ」 - PR TIMES 20年以上続いたエヴァ缶の歴史…「人類補缶計画」も完結へ - 食の情報源 UCC、ミルクコーヒー「エヴァ缶」でエヴァンゲリオン・コンテナ - Impress Watch UCCから「エヴァ缶」。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開記念 - Impress Watch UCCミルクコーヒー“エヴァ缶”2020年版発売へ、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開記念 - 食品産業新聞社 鈴原ナツミ gnewプラグインエラー「鈴原ナツミ」は見つからないか、接続エラーです。 RSS トウジの妹 #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 鈴原サクラ #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 鈴原ナツミ #gnews plugin Error gnewsは1ページに3つまでしか使えません。別ページでご利用ください。 口コミ トウジの妹 #bf 鈴原サクラ #bf 鈴原ナツミ #bf 【参考】 ブックマーク サイト名 関連度 備考 ピクシブ百科事典 ★★ 鈴原サクラ 関連項目 項目名 関連度 備考 参考/新世紀エヴァンゲリオン ★★★★ 登場作品 参考/沢城みゆき ★★★ キャスト ヱヴァ 参考/長沢美樹 ★★★ ゲーム版エヴァ タグ キャラクター 最終更新日時 2013-06-30 冒頭へ
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sm64280 sm64281 sm64289 新世紀エヴァンゲリオン~劇場版MAD~ 名前 コメント MAD エヴァ エヴァンゲリオン 劇場版
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西暦2009年、地球を核の炎が襲った。世に言うセカンドインパクトであった。 生き残った人類は、自らの貧弱な体を鍛え核戦争の火種となったゆっくりうつほをやけに派手な効果音の出る 暗殺拳を用いて根絶、さらについでとばかりに他の種のゆっくりを次々と駆逐した。 そして、人の手には負えぬと思われたゆっくりたちの守護神、18の巨大ゆっくり達もある一人の世紀末(?) 覇王による一片の悔いも無い拳によって成層圏のさらに先へと追い出す事に成功し、一部の家畜、愛玩用の ゆっくりを除く全てのゆっくりを抹殺する事に成功した人類は平穏を取り戻したのだった。 そしてそれから時は流れ、人々が暗殺拳と強靭な肉体を失った頃の―― 『3000年ぶりの地球か……人類は、……見える見えるぅ!!!』 ――西暦5009年、3000年ぶりにそれは地球へと降り立った。 「ゆぅ、でんわさんがつながらないよ……」 待ち合わせをしていたはずの人物が現れず、仕方なく公衆電話を使っていたれいむは困った顔でそう呟いた。 れいむは足元に置いた写真をもう一度よく見て、そこに写ってる、やけに胸元を強調したような水着を着て セクシーポーズを決めているダイナマイトバディの漢が辺りにいないかを確認して、やはり見当たらない事を 再認識し、溜息をついた。 「しかたないからしぇるたーにいくよ」 そう呟き、ずーりずーりと地面を這……おうとし、急に吹いた突風に驚き、地面に伏せた。 見上げれば、くすんだ色の空にはいくつもの武装したヘリの姿。そして、そのヘリに取り囲まれる、一つの 巨大な影。 影はその大きく、禍々しい顎を開き、地獄の底から響き渡るような恐ろしい叫びを上げた。 『うーうー♪』 「れ、れみりゃだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 空を舞うその姿に、れいむは恐れ慄きこんな→(○)(○)目になる。 無理もない。れみりゃは通常種のゆっくりにとって最も身近な恐怖の形の一つだ。加えて、そのれみりゃは あまりに巨大であった。ドスだとかティガだとか、だとかそういう次元ではない。あえて言うならシェンや ラオといった巨大さ。低空飛行をするれみりゃのすぐ横のビルがジェンガに見えるほどの呆れた巨大さを 持っていた。 それだけでなく、れみりゃは周りを飛んでいるヘリをまるで遊んでいるかのような無邪気な顔で何機も撃墜 するのだ。ヘリには人間が乗っているのは常識。つまりあのれみりゃは軽々と人間の命を奪えるほどの力を 持っている。これが恐怖でなくてなんだ。 今はこちらに気付いていない。だが時間の問題だ。いずれ気付かれて食われるか、気付かれないまま遊びに 巻き込まれて死ぬ。れいむはそれを覚悟(むしろ諦観というべきか?)した。 れいむの視線を遮るようにそれが現れたのは、丁度その時だった。 「おまたせ」 それの助手席の窓が開き、中からムキムキのマッスルガイが姿を現す。それはれいむの持っている写真に 映っていた、虐兄ミサトその人だった。 ミサトさんはれいむに怖気の走るウィンクをすると、手早く助手席のドアを開けた。 「虐兄シンジくんね。乗って!」 「れいむはれいむだよ。まちがわないでね」 大事な事を指摘しながられいむは助手席に飛び乗り、ドアが閉まるよりも先に車が発進した。 「お゛ぢるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 「しっかり捕まっててよ!」 ミサトさんはそう言いながら凄まじい急ハンドルを切り、丁度落下してきていたヘリの残骸を見事に避けた。 乗った直後に空きっぱなしのドアの外へ放り出されそうになったれいむは必死にシートに噛み付いて車内に 残る。 「テンションあがってきた!」 「おにいざぁぁぁぁぁぁん!! おでがいだがらゆっぐりじでよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 れいむは、シートに噛み付きながら器用に声を上げたが、ミサトさんは見事なヘッドバンキングを披露する ばかりで、ちっともスピードも危険走行もやめてくれなかった。 「ついたわよ」 ゆルフ本部。頑強な防護壁で囲まれたそこの入り口の前で、ミサトさんは背後にいるれいむにそう告げた。 「ゆ、ゆっぐ……おにいざんが……でいぶはやべでっでいっだのに……ごんなのいやだっでいっだのに……」 れいむは泣いていた。無理もない。ゆっくりしてないスピードで放り出されるかもしれないという、巨大な れみりゃと比肩するほどの脅威と恐怖を味わい続けたのだ。人間だって腰くらい抜かすだろう。発狂して いないだけ、れいむは強かったと言えなくも無い。 ミサトさんはぐずぐずと泣き続けるれいむをずりずりと引き摺ってゆルフ本部へと入る。そして通路の途中で 見知った顔を見つけ、片手を上げて声をかけた。 「リツコ!」 「遅かったわねミサト」 リツコと呼ばれたいかつい体つきの漢は返事を返すと、手に持っていた機材をしまいながらミサトの足元で うずくまっているそれを指差しながら言った。 「その子が例の子ね」 「えぇ」 ミサトさんが答える。 リツコはれいむの前に屈みこむと、れいむのほっぺを二、三度軽く引っぱたいて無理矢理正気に戻し、更に 日頃の鬱憤からもう一度引っぱたいてから、こう言った。 「あなたに見せたいものがあるわ」 バチン、と音を立ててライトの電源がつけられた。 真っ暗だったその、何かの格納庫らしき場所が眩い光で照らされ、その光の強さにれいむは思わず目を瞑る。 そして瞼越しの光になれ、瞳を開くと。 「ゆぅー! すごくゆっくりしてるよ!」 そこにあったのは、とってもゆっくりしたおっきなおっきな胴付きゆっくりれいむだった。 それが本物のゆっくりではない事はれいむにもわかる。幾本ものケーブルで繋がれたそれはおおよそ普通の ゆっくりにはないものだし、見た目はゆっくりしているもののそれには自らの『ゆっくり』した意思が感じ られなかったから。たぶん人間の作った機械、ロボットとかそういうのだろう。 しかしそれでもゆっくりしているものはゆっくりしている。れいむはぽいんぽいんとその場で飛び跳ねながら はしゃぎ続けた。 「人が作り出した使徒に対抗するための唯一の切り札」 そんなれいむの背後からリツコの声が響く。れいむには意味がわからなかったが、とにかく凄くてゆっくり できてるものだという事だけは理解できた。 「シンジくん」 「れいむはれいむだよ! まちがわないでね!」 れいむはまた名前を間違えられて、ぷくーっと怒りを露にしながら振り向いた。 そしてリツコは、真面目な表情でれいむの前に屈みこんで、 「あなたが乗るのよ」 そう、言った。 「……………………ゆ?」 言われている意味がわからず、れいむは小首を傾げつつとぼけた声を上げた。 一度、背後を振り向く。そこにはゆっくりしたロボが。 れいむはもう一度振り向く。そこにはれいむを指差して首を縦に振るリツコ。 その挙動を4,5往復ほど繰り返し、そして唐突に理解し、叫んだ。 「まさかれいむに、このろぼっとさんにのってさっきのれみりゃとたたかえっていうの?!」 『ロボットではない。汎用胴付饅頭型決戦兵器。ゆヴァンゲリオンだ』 突如頭上から聞き覚えのある声が響く。れいむは驚きながら振り向き、空を仰ぐ。 あのゆっくりしたロボット……ゆヴァンゲリオンの更に上、強化ガラスの張られたその向こう側で、それは れいむを悠然と見下ろしていた。 れいむの口からそれの名前が零れ落ちる。 「おにいさん……」 「久しぶりだな」 懐かしさなどこれっぽっちも感じさせない声。それは数年ぶりに再会した家族の声には、到底聞こえないもの だった。 れいむの脳裏に過去の苦い記憶が蘇り、れいむはお兄さんの顔を見ていられずに俯いた。そしてそのままお兄 さんに問う。 「おにいさんはれいむがいらないんじゃなかったの?」 「必要だから呼んだまでだ」 「……なんでれいむなの?」 「他の者を探すのは面倒だったからな」 「できるわけないよ……なんにもしらないのにのれるわけないよ!」 「説明を受けろ」 非情かつ無情。お兄さんはまったく感情の篭らない顔と声でただれいむの言葉に答えていく。 れいむは、それに絶えかねて大声を張り上げた。 「こんな……こんなのってないよ! できるわけないよ!」 「乗るなら速くしろ。でなければ帰れ」 あまりにそっけなく、酷薄な言葉。 お兄さんの言葉を受けて、れいむは。 「もうやだ! おうちかえる!」 言われた通り、家に帰ろうと逃げ出した。 ミサトさんはそんなれいむをがっしと掴むと、上司であるお兄さんに目配せする。 お兄さんは仏頂面でサングラスを指でクイクイさせながら指示を出す。 「構わん、プラグに詰め込め」 「了解」 「やめでね?! やめでねぇぇぇぇぇ?! でいぶをはなじでねぇぇぇぇぇぇぇ?!」 嫌がるれいむの声が、広い格納庫の中で響いていた。 「いいのか、虐兄」 虐兄の背後にいる、初老の男性が声をかける。彼はこのゆルフで二番目の権力者、副指令の虐兄だ。 最高権限を持つ司令たる虐兄は、虐兄に背を向けたままこう答えた。 「あぁ。冬のナマズのように大人しくさせろ」 一方、れいむは。 「やべでよぉぉぉ! でいぶのりだぐないぃぃぃ!」 妙なデザインの服を着させられ、今にもゆヴァのプラグに詰め込まれそうになっていた。 「司令、いいんですか本当に?」 「このような精神状態では乗せてもゆヴァを操縦できるとは思えませんが」 あまりに必死に嫌がるれいむを見て、作業を任された二人が不安になり指示を求める。 返事はすぐ帰ってきた。 『構わん、冬のナマズのように大人しくさせろ』 「「了解」」 「ゆべっ?!」 そして、指示されたんだから仕方ないよねという免罪符を手にれいむをエントリープラグに蹴り落とし、 そのままそそくさと持ち場へ戻っていった。 れいむは打ち付けた顔面をもみあげでなでつけながらよろよろと起き上がる。 『LCL注入開始』 と、そこへ通信機越しに声が響くと同時に、足元からなにやらぬちゃぬちゃしたものが沸き始めた。それも 凄まじい勢いで。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ?! おみずざんはゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 半狂乱になり必死に狭いプラグ内を跳ね回るれいむ。そんなれいむに、リツコは通信機越しに声をかける。 『落ち着いてシンジくん。その溶液で肺を満たせば肺に直接酸素を送ってくれるわ』 『ねぇ、シンジくんに肺なんか無いんじゃない?』 『……あら、じゃあ別に注入する必要なかったわね』 通信機の向こうでどっと笑い声が上がった。 が、れいむは笑っていられる状況下になかった。 「だずげでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! でいぶどげぢゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 『大丈夫。LCLにゆっくりが溶けたという記録は無いわ』 「ゆっ! ほんとう!」 『えぇ。LCLに漬かったゆっくりはあなたが初めてですもの』 「……? ~~。……、?! ぢっどもだいじょうぶじゃないでじょぉぉぉぉぼごげぼがぼ?!」 水位が口よりも上に上がると同時に口の中を溶液で蹂躙され苦しくもないのに苦悶の声を上げ、果てには 溺れたと思い込んで「もっとゆっくりしたかった」とまで言いかけた所で、ようやく平気な事に気がついた。 「でもぎもぢわるいよぉぉぉぉぉ」 全身を生暖かい物で包まれるというeraい事態に、れいむはそう呟き、異常経験が+1される。 通信機の先からは餡ビリカルケーブルがどうとか最終安全装置がどうとか、わけのわからない声が響いている。 聞いてもわけがわからないのでそこでゆっくりしていると、突如体が地面に押し付けられるような凄まじい 衝撃を受け、それが止むと同時に口から少量の餡子を吐くと突然目の前が明るくなり、外の光景が見える ようになった。 『うーうー! うー?』 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! れみりゃだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 楽しそうにビルをなぎ倒すれみりゃの姿で前方が埋め尽くされ、思わずれいむは叫び声を上げてしまう。 すると、先ほどまでビルで遊んでいたれみりゃが急にこちらに振り向いてきた。 通信機からは 『あ、外部への拡声器ONになったままだったわ。今ので気付かれたわね』 という声が響いていたが、れいむにはそれを聞く心の余裕はなかった。 ぱたぱたうーうーと可愛いらしい音を立てながら近付いてくる死の恐怖。れいむはただガタガタと震えるしか なかった。 『シンジくん、今はただ歩く事だけを考えて。考えながらレバーを引いたり押したりすれば動くから』 通信機から声が響く。れいむは震えながらその太くて硬ぁいレバーをその口に咥えこむと、『いつもどおり』 歩くイメージを思い浮かべながら、思い切り奥へと押し込んだ。 瞬間、ゆヴァの頭だけが異常な速度で上空へ跳ね上がり、勢いで首周りの皮膚がずたずたに引き裂かれ、挙句 首から下の重量を全て顔面で背負って頭から地面へ着地した。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?! あんよのじだがいだいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?!」 れいむはプラグ内で、自分には存在しない、あんよの下の首がずたずたにされる痛みを感じてじたばたと暴れ 回った。通信機から『そういえばシンジくんは胴付きじゃないわね』や、『あぁ、首だけで跳ねようとしちゃ ったってわけね』等の声が響くが、当然のようにれいむの耳には入らなかった。 『うー! うー!』 その間にゆヴァの間近まで迫ってきていたれみりゃ。倒れているゆヴァの左腕を咥えると、そのままぱたぱた と宙に浮き上がる。 『ゆびぃぃぃぃぃぃぃい!! いぢゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい?!』 みぢみぢ、びきびきと異様な音を立てるゆヴァの左腕の痛みを受けて、れいむは必死に歯を食いしばる。 『おちついてシンジくん、あなたに腕は無いのよ!』 通信機からは最もな言葉が発せられるが、痛いものは痛いのだからしょうがない。 そして、 『うー♪』 ごぎり、というとても耳に残る、鈍く嫌な音が辺りに響いた。 その時、虐兄司令と虐兄副指令は。 「負けたな」 「あぁ」 せんべいを齧りながら、冷静に言葉を交わしていた。 「ゆ゛っ、ゆぎっゆぎぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?! ごれどごがいだいのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?! ぜんぜんわがんないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?! も゛うやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! おうぢがえるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 れいむは、その余りの痛みに既に戦意を喪失していた。プラグ内で暴れるばかりで既に操縦桿にすら触れては いない。 本来なら役立たずを強制射出する所だが、跳ねた時に機材が誤作動を起こしそれは不可能になっていた。 れみりゃは冬のナマズのように大人しくなったゆヴァを仰向けに寝かせると、その腹部に牙をつきたてた。 そしてそのまま体をそらし、ゆヴァの肉を引き千切り口の中に収めた。 その行為を見たゆルフ本部は驚愕した。 『ゆヴァを……食ってる?!』 『餡2器官を取り込んでいるというの?!』 その間にもれみりゃによるゆヴァの蹂躙は行われる。れみりゃは腹部が裂けて露になった腸をいくつも牙に 巻きつけると、それを飛びながら引っ張って遊び始めた。 「 !!!!!!!」 体の内部をぐちゃぐちゃに掻き回され、喰われながら引きずりまわされる感覚。れいむは既に声すら上げる 事ができぬほど精神にダメージを受けていた。 ぶぢりぶぢりと異音を立てて腸が引き千切られ、千切れた部分から投棄され、また新しい腸を引きずり出して 飛びまわる。この都市の地上はゆヴァの血と臓物によって隅々まで赤く染め上げられてしまった。 『腸を撒くのをやめさせい』 発令所で彼我の実力差を考慮しないミサトさんが苦々しい表情でそう呟いたが、誰も答える物はいなかった。 やがて引きずり出すのに飽きたのか、れみりゃはぱたぱたと降りてきて、ゆヴァの傷口から直に腸を食い 始めた。 くっちゃ、くちゃり、ぴり、ごぎり、むしゃり、くちゃり、ぺきぃ、ぶぢぶぢ、むしゃり。 その余りのグロテスクな光景と、まるで人間が野生動物に食われているようなリアルな音声に、ゆルフの 人間は揃って勃起してしまっていた。 そして、突如れみりゃがゆヴァを喰うのをやめると、その体に変化が現れた。 れみりゃのあんよがぼごぼごと盛り上がり、見る見るうちにソレは一つの形を成していく。 人間の首から下の形だ。 そしてれみりゃは、ゆヴァの肉片から手に入れた足で地面に降り立ち、咆哮を上げた。。 『れみ☆ りゃ☆ うー☆ おぜうさまはかりすまなんだどー☆』 キラッ☆ と、れみりゃの目から星が飛んだ。 一方、れいむはもう駄目であった。 画面は全面レッドを示し、地面を引きずり回された際に顔の半分を削り落とされ、更には存在しない首から 下の左腕、右脚が複雑骨折、腹は開かれ引き千切られた臓物を風が撫でる激痛に、れいむはもはや冬のナマズの ように大人しくなってしまっていた。 戦意がないどころではない。れいむの目には既に生きる意思すら浮かんでいない。 ただ、一つのささやかな願いを口にするだけの人形になっていた。 れいむは、壊れたレコードのように呟き続ける。 「ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい」 その時、一面レッドだけだったゆヴァのモニターに外の蒼い空が映し出された。 すでにれいむにはそれが何なのか理解する事はできない。ただ、それが途方も無く美しいように感じて。 れいむは、その空を?もうと、自分には存在しない右腕を翳した。 そして。 『すぴあざぐんぐにる~☆』 空の光を遮る一転の黒影から放たれた赤い槍によって、その右腕を裂かれ。 れいむは、完全に意識を失った。 「ゆヴァ大破、パイロットの生死不明……」 幾十の槍に刺し貫かれたゆヴァを見ながら、オペレーターがそう告げる。大破したゆヴァと同じスクリーンに 映るれみりゃは、うっうーと鳴きながらゴキゲンなダンスを踊っている。 発令所の中に絶望的な空気が蔓延する。れいむのやられっぷりに興奮して忘れていたが、このままでは人類は 滅んでしまうのだ。 皆が意気消沈する中、副指令である虐兄はひっそりと肩を落とす虐兄司令の肩に手を置きながら言う。 「虐兄、こうなったら仕方ないな」 「あぁ。そうだな」 司令が力なく頷き、副指令が声を張り上げた。 「パイロットの代わりにダミープラグを搭載しておいたゆヴァを出すしかない!」 「「「「「えぇー?!」」」」」 発令所中の人間達が揃って驚愕する声が上がった。 それを他所に、地上まで上がったカラーリングの違うゆヴァはれみりゃを見つけるとすぐさま走りより、その ふとましい脚をひっかけて転ばし、頭をぽこすかと殴り始めた。 『う゛ー?! う゛ぁー! やべでぇー!』 その余りに一方的な戦闘に、局員達が叫びを上げる。 「一人で戦ってるじゃないかぁー!」 「使徒、冬のナマズのようにおとなしくなっていきます……」 「そんな事できるんなら何の為に時間と資金をつぎ込んでゆっくりが乗れるようにしたのよ?!」 頭から肉汁を零し始めたれみりゃを見て、局員達は様々な愚痴を零しながら司令と副指令に詰め寄る。(特に 開発に関わったリツコが恐ろしい形相をしている) 司令は、顔にかけられたサングラスをくいくいと動かすと、そのどこか死んだような瞳で局員達を見据え、こう 告げた。 「兵器にはパイロットが乗らないとロマンが無いだろう」 しん……と場が静まり返った。 「それは……そうですけど……」 ここ、ゆルフの局員達の98%強は、漫画やアニメに影響され、しかし軍に入るほどの能力や根性はなかった 人間であり、今の虐兄司令の言葉に共感しないものはただの一人も存在しなかった。 全員が反論する言葉を失って沈黙する中、使徒れみりゃはゆヴァの手によってひっそりと冬のナマズのように おとなしくさせられていた。 おわり あとがき この後、無事生還し、気絶してる間に第3使徒れみエルを倒した事にされたれいむは調子に乗って転校先の クラスで自慢話をし、ブチ切れた関西人にボコボコにされ、扱いに納得がいかずイライラしながら迎えた 次の出撃で現れた第4使徒うでまりエルに瞬殺。 人類は滅びましたとさ。 お題消化率 5/41 お題:3000年ぶりの地球か……人類は、……見える見えるぅ!!! byゆっくりのあねきィィ!の人 おまけ れみりゃ襲撃時の軍の通信記録 「どうした! 何故攻撃しない!」 『駄目です! あいつは……可愛すぎます!』 『こんな可愛いのをいじめる奴は人間じゃねぇ』 『うーうーってやつかわい……(何かの衝突音)うわぁぁぁぁぁぁ!(爆発音)』 「駄目だこいつら……早くなんとかしないと……」 れみりゃ成長時の通信記録 「駄目だ! もう指揮権はゆルフに移った! さっきまで嫌がってたのに何故出撃したがる?!」 『許可をください! あんな手足の生えたウザ饅頭俺が修正してやるんだ!』 『あの豚饅野郎が!』 『しげちー口調がムカつくんだよ!』 「駄目だこいつら……早くなんとかしないと……」
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フラグ ランク スキル名 EV SP ST スキル説明 ★6 SUPER BIG BONUS 30 35 50 共通恩恵 ・15R大当りに当選し、消化後STに突入(継続)する スタダ ランク スキル名 EV SP ST スキル説明 ★6 SUPER BIG BONUS×2 20 25 40 15R大当り2連+STから遊技を開始します。 ★5 SUPER BIG BONUS 35 15R大当り+STから遊技を開始します。 ★4 インパクトバトルモード 30 ST100回から遊技を開始します。 ★3 インパクトバトルモード 60 イベント配布スキル ★3 インパクトバトルモード 80 配信記念スキル 倍率 ランク 倍率 回数 スキル名 EV SP ST スキル説明 ★6 9倍 35 35回転倍率UP[9倍] 25 30 45 35回転の間、大当り確率を9倍します。 ★6 4倍 80 80回転倍率UP[4倍] 25 30 45 80回転の間、大当り確率を4倍します。 ★5 6倍 40 40回転倍率UP[6倍] 40 40回転の間、大当り確率を6倍します。 ★5 3倍 70 70回転倍率UP[3倍] 40 70回転の間、大当り確率を3倍します。 ★4 5倍 20 20回転倍率UP[5倍] 30 20回転の間、大当り確率を5倍します。 ★4 3倍 40 40回転倍率UP[3倍] 30 40回転の間、大当り確率を3倍します。 ★3 4倍 15 15回転倍率UP[4倍] 20 15回転の間、大当り確率を4倍します。 ★3 2倍 30 30回転倍率UP[2倍] 20 30回転の間、大当り確率を2倍します。 ★2 3倍 10 10回転倍率UP[3倍] 15 10回転の間、大当り確率を3倍します。 ★2 2倍 20 20回転倍率UP[2倍] 15 20回転の間、大当り確率を2倍します。 サブ アバター名 対象役 種別 ランクアップ [PRM]EVA初号機 SUPER BIG BONUS 当選 Lv.1 Lv.2 Lv.3 Lv.4 Lv.5 1400回転 1300回転 1200回転 1100回転 950回転 称号 称号名 効果 逃げちゃダメだ。 勲章+ イベント「アスカ、出撃」オーバーキル景品 ATフィールド全開!! 勲章+ イベント「お手並み拝見っと」ミッション景品 スペック 型式名 CRヱヴァンゲリヲン9W 種別 ST機 大当り確率 1/390.1 → 1/62.6 確変突入率 100% ST100回 ラウンド 4R or 8R or 15R 出玉 540個 or 1080個 or 2025個(*1) 大当り振り分け
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ルール:ARA(アリアンロッド) 区分:アリアンエロッド PL:ジョンソン 【キャンペーン方針アンケート】 設問1.自キャラ妊娠:3【エウ】「オレは男だー!!」 設問2.獣姦/モンスター姦:3【エウ】「冗談じゃねぇ」 設問3.モンスターのハーフ受胎:3【エウ】「だからっ!オレは男だっ!!」 設問4.強制属性変更(性別/年齢、その他):3【エウ】「冗談じゃねぇ・・・ま、年齢くらいならいいけど、ジジィになるのは勘弁だぜ」 設問5.堕落/邪悪化:1【エウ】「そんなのになるくらいなら死んだほうがましだぜっ!」 設問6.苦手シチュ列挙:【エウ】「・・・・・・全部」 設問7.禁止シチュ列挙:特にないと思われます(PL) 設問8.希望シチュ列挙:【エウ】「知るかっ!」 eux.jpg 【基本情報】 名前:エウ・アンゲリオン 愛称:エウ 年齢:14 性別:自称男(女) 種族:ヒューリン 経験点/全 -(GM0・PC322)/使用 280/未 8 クラス:シーフ/ガンスリンガー CL:8 出自:容姿端麗 境遇:秘密の正体 運命:変貌 追加:感覚過敏 学科:遺跡学科 特徴:天上の美 追加特徴:敏感:性的ルール全般で算出する数値全てにおいて、【感知】の値に+3の修正を得る。 あなたはほんのちょっとした刺激にも敏感に反応してしまう。 学科効果:戦闘とトラップ以外での【感知判定】の達成値に+3する。 特別単位:-:- 【所属ギルド】: 【基本能力】HP+2/3 MP+2/1 HP:63 MP:56 EP:45 フェイト:10 単位:0 移動力:23(m) クラス修正 基本:ボーナス:メインC/サポC:合計 筋力 6 : 2 : - / - : 2 器用 16 : 5 : 1 / 1 : 7 敏捷 16 : 5 : 1 / - : 6 知力 9 : 3 : - / - : 3 感知 28 : 9 : 1 / 1 :11 精神 3 : 1 : - / 1 : 2 幸運 10 : 3 : - / - : 3 【スキル】 スキル名 レベル コスト 対象 射程 タイミング ≪ファインドトラップ(自動習得)≫ : 3 : - : - : - : - 効果:トラップ感知が可能になる。トラップ感知に+CL。 ≪インタラプト≫ : - : - : - : - : - 効果:タイミング:パッシヴ、メイキング以外のスキルを使用したときに使用、 そのスキルの効果を打ち消す。1シナリオに1回のみ。 ≪バタフライダンス≫ : - : - : - : - : - 効果:回避判定に+1d6。 ≪キャリバー(自動習得)≫ : 8 : - : - : - : - 効果:キャリバー(種別:魔道銃 重量:3 命中:±0 攻撃力:CL+3 行動修正:- 装備部位:片手 射程:10m)を所持。 ≪ガンパード≫ : 5 : - : - : - : - 効果:キャリバーのデータを<種別:魔道銃 重量:6 命中:±0 攻撃力:CL+(SL+1)×3 行動修正:- 装備部位:両手 射程:10m>に変更する。 ≪アンティセクシャリィ≫ : 2 : - : - : - :パッシブ 効果:[性的命中]に-[SL]のペナルティを負う代わりに[性的回避]を+[SL+1]する。 本能的に性的刺激を恐れており、性的行為から逃れるスキル。 ≪ハーフブラッド/イモータリティ≫ : - : - : - : - : - 効果:魔術以外の知力判定に+1。不老不死。 ≪キャリバーマスタリー≫ : - : - : - : - : パッシヴ 効果:魔道銃の命中判定に+1d6。 ≪スナイピング≫ : 5 : - : - : 6 :セットアップ 効果:次に行う魔道銃の射撃攻撃ダメージを+1d6する。効果はSL回累積する。 ≪カスタムガン≫ : 4 : - : - : - : パッシヴ 効果:魔道銃の攻撃力+SL×2。 ≪サディズム≫ : 3 : - : - : 4 :Dロール直前 効果:[HPダメージ]を+[(SL)×2]する。その後、あなたはこの攻撃によって与えた 実ダメージの半分を[EPダメージ]として受ける。 ≪コンセプションプラス≫ : - : - : - : - : パッシヴ 効果:あなたの行った[妊娠判定]の出目が[5,6][6,6]であった場合、女性側は[妊娠]状態となる。 ≪クイックスナイプ≫ : - : - : - : 10 : セットアップ 効果:魔道銃を使用した射撃ダメージに+3d6。 ≪≫ : - : - : - : - : - 効果: 【戦闘データ】 能力:命中:攻撃:回避:防御:行動:スキル:その他:合計(ダイス数) 命中判定 : 6 : - : - : +2 : - : - :+1d6 : : 8 (+3d6) 攻撃力 : - : - : 7 : - : - : - : : :29 (+2d6) 回避判定 : 5 : - : - : - : - : - :+1d6 : : 5 (+3d6) 物理防御力: 0 : - : - : - : 2 : - : : : 2 魔法防御力: 3 : - : - : - : - : - : : : 3 行動値 : 13 : - : - : - : - : +2 : : :15 【性的戦闘データ】 能力:装備:スキル:その他:合計(ダイス数) 命中判定: 5 : - : -1 : - : 4 (+2d6) 攻撃力 : 5 : - : - : - : 5 (+2d6) 回避判定: 6 : - : +3 : - : 9 (+2d6) 防御力 : -8 : - : - : -3 :-11 【装備品】 装備品 : 重量 :命中:攻撃:回避:防御:行動:射程:備考 右手 :キャリバーLinga: 3 : - : 26 : - : - : - : 10 : 盾 : : - : - : - : - : - : - : - : 左手 :キャリバーYoni : 3 : - : - : - : - : - : - : 頭部 : : - : - : - : - : - : - : - : 胴部 :体操服 : 2 : - : - : +1 : 1 : +1 : - :【移動力】+1。400G 補助防具:俊足のブーツ : 1 : - : - : +1 : 1 : +1 : - :1500G 装身具 :淫獣宝玉 : 3 : - : - : - : - : - : - :装備している限り、シーンに登場している全ての 「動物」「霊獣」「魔獣」は セットアップ開始時に【発情】となりあらゆるダメージに+1Dされ、 全てのリアクションに-1Dされる。 合計 : :3/3: - : - : - : - : - : - : 【エンチャントアイテム】 【オリジナルアイテム】 【所持品】 道具名 : 種別 :重量:コメント 理力符/風 : 呪符 : 1:メジャーアクションで使用。武器のダメージを魔法<風>に変更する。 異次元バッグ : 収納 : 0:所持可能重量+10.バックパックと同時に持てない。2000G 学生服 : 防具 : 3:装備部位:胴部 レベル:1 価格:200G 防御力:+3 魔法防御力:+0 回避修正:0 行動修正:0 特殊能力:シナリオ中ずっと装備していれば【単位判定】の達成値に+1。 セブン・タブ :装身具: 1:トラップ解除に+2。800G。 道具名 : 種別 :重量:コメント ────────────────────────────────────────────── 重量合計 :5-19=-14 所持金:6949G 【コネクション】 【MMP記念アイテム】 単位推薦状×1 「淫獣宝玉」 種別:装身具 レベル:5 重量:3 価格:(売却・購入不能) 防御力:+0 魔法防御力:+0 回避修正:- 行動修正:- 特殊能力:淫獣宝玉を装備している限り、シーンに登場している全ての「動物」「霊獣」「魔獣」は セットアップ開始時に【発情】となりあらゆるダメージに+1Dされ、全てのリアクションに-1Dされる。 説明:あらゆる動物を発情させ、暴れさせる力を持つ宝玉。 【その他設定】 男尊女卑きついの村で、育った少女。すごく敏感でちょっと触られるとすぐヘロヘロになる。 子供を産む道具としか扱ってもらえない家を飛び出し、性別と名前を偽り学園に入学。 必死で男言葉を使っているが、素ではお嬢様言葉を喋る。 「エロは禁止!」 ちなみに学園の女生徒の多さとその扱いにカルチャーショックを受けている。 「女って子供を産む道具じゃなかったのか!?」 女として扱われると「オレは男だっ!」と烈火のごとく怒る。 敏感すぎる【女】としての体が嫌いで性的なことにはとことん否定的。 「学校でエロエロしてんじゃねぇっ!猿かっお前らはっ!」 当然ながら処女だったが、第31話『動物パニック』にて発情したユニコーンに奪われた。 以来すっかり獣姦にはまってしまっている。人間との経験はまだなし。 【外見設定】 一人称:オレ 二人称:~。お前 身長145cm、体重36Kg 目の色:金髪 髪の色:碧眼 肌の色:白 華奢で、色白で愛らしい顔立ち。実は天然縦ロール、毎日直すのに必死になっているが、 どうしても癖毛のぼさぼさ頭になる。本人は「これはこれでいいか」と思ってる。 【セッション記録】 第13話『はじめての遺跡』【取得経験値:29点】【報酬::2633】【MMP:理力符:風】 第20話『遺跡捜索:探索Ⅰ』】【取得経験値:59】【報酬:1750G】【単位:射撃1レベル】【MMP:単位推薦状×1】 第27話『学園ダンジョン一階制覇っ!……テックマン先生ライブの先行発売100枚限定っ!』 【取得経験値:52】【報酬:805G】【MMP:追加単位1】【取得単位:罠探索LV2】 第31話『動物パニック』 【最終取得成長点:44】【報酬:2038G】【MMP:淫獣宝玉】【取得単位:陸上2】 第38話『演劇部の代打』【獲得経験点:102】【お金:3037G】【MMP:演劇部名誉部員】【単位:罠探索Lv3+1】 第41話『デザートトラップ』【獲得経験点:70】【お金:4928G】【MMP:馬車】【単位:罠探索Lv3+追加1】 【成長記録】 CL5=感知、敏捷、器用+1。スナイピングSL3、カスタムガンSL1。サディズムSL1 CL6=感知、敏捷、器用+1。スナイピングSL4、カスタムガンSL2。コンセプションプラス。 CL7=感知、敏捷、器用+1。スナイピングSL5、カスタムガンSL3。サディズムSL2 【使用単位】 追加単位1=精神-1、感知+1 陸上2、射撃1、罠探索2=二年生へ 罠探索3=精神-3、感知+3 追加単位1=精神-1、幸運+1 追加単位1=精神-1、感知+1 罠探索Lv3=筋力-3、感知+3
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エヴァ量産機 コスト:270 耐久:500 量産型エヴァンゲリオン。 低コストの割りに機体性能が良い。 さらに自己修復機能を持っているため、予想以上にねばる。 メイン射撃【ロンギヌスの槍】 弾数:1 リロード:2秒(戻ってきてから) 手にした両刃の剣をロンギヌスの槍に変形させ、大きく振りかぶってから投げる。 相手にヒットするとダウンを奪ったのち、手に戻ってくる。 外れるとステージ端か地形にぶつかるまで飛んでからでないと戻ってこない。 リロードが始まるのは武器が手元に戻ってきてからなので、なるべく外さないようにしたい。 弾速は速く、ある程度は誘導もする。 ダメージが大きく、さらに相手のバリアを貫通する。 サブ射撃【自己修復】 弾数:100 リロード:10秒(打ち切り式) その場にとどまって耐久力を回復する。 弾数がそのまま回復量になるため、一度に100まで回復できる(1秒で10回復)。 回復中は動けないので、一気に回復するのではなく隙を見てチマチマ回復するのがベター。 格闘【両刃の剣】 モーションが大きい割りに素早く、使いやすい格闘になっている。 攻撃回数は少ないため、ダメージはそこそこ。 メイン射撃の使用中は格闘攻撃になる。ダメージは低下。 特殊格闘【強襲】 上空に飛び上がってから、急降下して襲いかかり捕食する。 避けやすいように思われるが、実は追尾性能が高く、油断しているとバックリ喰われる。 ボタン連打で多段ヒットしダウンを奪えるが、横からカットされないように気をつけよう。 量産機2体で弐号機に襲いかかれば映画気分。
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西暦2009年、地球を核の炎が襲った。世に言うセカンドインパクトであった。 生き残った人類は、自らの貧弱な体を鍛え核戦争の火種となったゆっくりうつほをやけに派手な効果音の出る 暗殺拳を用いて根絶、さらについでとばかりに他の種のゆっくりを次々と駆逐した。 そして、人の手には負えぬと思われたゆっくりたちの守護神、18の巨大ゆっくり達もある一人の世紀末(?) 覇王による一片の悔いも無い拳によって成層圏のさらに先へと追い出す事に成功し、一部の家畜、愛玩用の ゆっくりを除く全てのゆっくりを抹殺する事に成功した人類は平穏を取り戻したのだった。 そしてそれから時は流れ、人々が暗殺拳と強靭な肉体を失った頃の―― 『3000年ぶりの地球か……人類は、……見える見えるぅ!!!』 ――西暦5009年、3000年ぶりにそれは地球へと降り立った。 「ゆぅ、でんわさんがつながらないよ……」 待ち合わせをしていたはずの人物が現れず、仕方なく公衆電話を使っていたれいむは困った顔でそう呟いた。 れいむは足元に置いた写真をもう一度よく見て、そこに写ってる、やけに胸元を強調したような水着を着て セクシーポーズを決めているダイナマイトバディの漢が辺りにいないかを確認して、やはり見当たらない事を 再認識し、溜息をついた。 「しかたないからしぇるたーにいくよ」 そう呟き、ずーりずーりと地面を這……おうとし、急に吹いた突風に驚き、地面に伏せた。 見上げれば、くすんだ色の空にはいくつもの武装したヘリの姿。そして、そのヘリに取り囲まれる、一つの 巨大な影。 影はその大きく、禍々しい顎を開き、地獄の底から響き渡るような恐ろしい叫びを上げた。 『うーうー♪』 「れ、れみりゃだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 空を舞うその姿に、れいむは恐れ慄きこんな→(○)(○)目になる。 無理もない。れみりゃは通常種のゆっくりにとって最も身近な恐怖の形の一つだ。加えて、そのれみりゃは あまりに巨大であった。ドスだとかティガだとか、だとかそういう次元ではない。あえて言うならシェンや ラオといった巨大さ。低空飛行をするれみりゃのすぐ横のビルがジェンガに見えるほどの呆れた巨大さを 持っていた。 それだけでなく、れみりゃは周りを飛んでいるヘリをまるで遊んでいるかのような無邪気な顔で何機も撃墜 するのだ。ヘリには人間が乗っているのは常識。つまりあのれみりゃは軽々と人間の命を奪えるほどの力を 持っている。これが恐怖でなくてなんだ。 今はこちらに気付いていない。だが時間の問題だ。いずれ気付かれて食われるか、気付かれないまま遊びに 巻き込まれて死ぬ。れいむはそれを覚悟(むしろ諦観というべきか?)した。 れいむの視線を遮るようにそれが現れたのは、丁度その時だった。 「おまたせ」 それの助手席の窓が開き、中からムキムキのマッスルガイが姿を現す。それはれいむの持っている写真に 映っていた、虐兄ミサトその人だった。 ミサトさんはれいむに怖気の走るウィンクをすると、手早く助手席のドアを開けた。 「虐兄シンジくんね。乗って!」 「れいむはれいむだよ。まちがわないでね」 大事な事を指摘しながられいむは助手席に飛び乗り、ドアが閉まるよりも先に車が発進した。 「お゛ぢるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 「しっかり捕まっててよ!」 ミサトさんはそう言いながら凄まじい急ハンドルを切り、丁度落下してきていたヘリの残骸を見事に避けた。 乗った直後に空きっぱなしのドアの外へ放り出されそうになったれいむは必死にシートに噛み付いて車内に 残る。 「テンションあがってきた!」 「おにいざぁぁぁぁぁぁん!! おでがいだがらゆっぐりじでよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 れいむは、シートに噛み付きながら器用に声を上げたが、ミサトさんは見事なヘッドバンキングを披露する ばかりで、ちっともスピードも危険走行もやめてくれなかった。 「ついたわよ」 ゆルフ本部。頑強な防護壁で囲まれたそこの入り口の前で、ミサトさんは背後にいるれいむにそう告げた。 「ゆ、ゆっぐ……おにいざんが……でいぶはやべでっでいっだのに……ごんなのいやだっでいっだのに……」 れいむは泣いていた。無理もない。ゆっくりしてないスピードで放り出されるかもしれないという、巨大な れみりゃと比肩するほどの脅威と恐怖を味わい続けたのだ。人間だって腰くらい抜かすだろう。発狂して いないだけ、れいむは強かったと言えなくも無い。 ミサトさんはぐずぐずと泣き続けるれいむをずりずりと引き摺ってゆルフ本部へと入る。そして通路の途中で 見知った顔を見つけ、片手を上げて声をかけた。 「リツコ!」 「遅かったわねミサト」 リツコと呼ばれたいかつい体つきの漢は返事を返すと、手に持っていた機材をしまいながらミサトの足元で うずくまっているそれを指差しながら言った。 「その子が例の子ね」 「えぇ」 ミサトさんが答える。 リツコはれいむの前に屈みこむと、れいむのほっぺを二、三度軽く引っぱたいて無理矢理正気に戻し、更に 日頃の鬱憤からもう一度引っぱたいてから、こう言った。 「あなたに見せたいものがあるわ」 バチン、と音を立ててライトの電源がつけられた。 真っ暗だったその、何かの格納庫らしき場所が眩い光で照らされ、その光の強さにれいむは思わず目を瞑る。 そして瞼越しの光になれ、瞳を開くと。 「ゆぅー! すごくゆっくりしてるよ!」 そこにあったのは、とってもゆっくりしたおっきなおっきな胴付きゆっくりれいむだった。 それが本物のゆっくりではない事はれいむにもわかる。幾本ものケーブルで繋がれたそれはおおよそ普通の ゆっくりにはないものだし、見た目はゆっくりしているもののそれには自らの『ゆっくり』した意思が感じ られなかったから。たぶん人間の作った機械、ロボットとかそういうのだろう。 しかしそれでもゆっくりしているものはゆっくりしている。れいむはぽいんぽいんとその場で飛び跳ねながら はしゃぎ続けた。 「人が作り出した使徒に対抗するための唯一の切り札」 そんなれいむの背後からリツコの声が響く。れいむには意味がわからなかったが、とにかく凄くてゆっくり できてるものだという事だけは理解できた。 「シンジくん」 「れいむはれいむだよ! まちがわないでね!」 れいむはまた名前を間違えられて、ぷくーっと怒りを露にしながら振り向いた。 そしてリツコは、真面目な表情でれいむの前に屈みこんで、 「あなたが乗るのよ」 そう、言った。 「……………………ゆ?」 言われている意味がわからず、れいむは小首を傾げつつとぼけた声を上げた。 一度、背後を振り向く。そこにはゆっくりしたロボが。 れいむはもう一度振り向く。そこにはれいむを指差して首を縦に振るリツコ。 その挙動を4,5往復ほど繰り返し、そして唐突に理解し、叫んだ。 「まさかれいむに、このろぼっとさんにのってさっきのれみりゃとたたかえっていうの?!」 『ロボットではない。汎用胴付饅頭型決戦兵器。ゆヴァンゲリオンだ』 突如頭上から聞き覚えのある声が響く。れいむは驚きながら振り向き、空を仰ぐ。 あのゆっくりしたロボット……ゆヴァンゲリオンの更に上、強化ガラスの張られたその向こう側で、それは れいむを悠然と見下ろしていた。 れいむの口からそれの名前が零れ落ちる。 「おにいさん……」 「久しぶりだな」 懐かしさなどこれっぽっちも感じさせない声。それは数年ぶりに再会した家族の声には、到底聞こえないもの だった。 れいむの脳裏に過去の苦い記憶が蘇り、れいむはお兄さんの顔を見ていられずに俯いた。そしてそのままお兄 さんに問う。 「おにいさんはれいむがいらないんじゃなかったの?」 「必要だから呼んだまでだ」 「……なんでれいむなの?」 「他の者を探すのは面倒だったからな」 「できるわけないよ……なんにもしらないのにのれるわけないよ!」 「説明を受けろ」 非情かつ無情。お兄さんはまったく感情の篭らない顔と声でただれいむの言葉に答えていく。 れいむは、それに絶えかねて大声を張り上げた。 「こんな……こんなのってないよ! できるわけないよ!」 「乗るなら速くしろ。でなければ帰れ」 あまりにそっけなく、酷薄な言葉。 お兄さんの言葉を受けて、れいむは。 「もうやだ! おうちかえる!」 言われた通り、家に帰ろうと逃げ出した。 ミサトさんはそんなれいむをがっしと掴むと、上司であるお兄さんに目配せする。 お兄さんは仏頂面でサングラスを指でクイクイさせながら指示を出す。 「構わん、プラグに詰め込め」 「了解」 「やめでね?! やめでねぇぇぇぇぇ?! でいぶをはなじでねぇぇぇぇぇぇぇ?!」 嫌がるれいむの声が、広い格納庫の中で響いていた。 「いいのか、虐兄」 虐兄の背後にいる、初老の男性が声をかける。彼はこのゆルフで二番目の権力者、副指令の虐兄だ。 最高権限を持つ司令たる虐兄は、虐兄に背を向けたままこう答えた。 「あぁ。冬のナマズのように大人しくさせろ」 一方、れいむは。 「やべでよぉぉぉ! でいぶのりだぐないぃぃぃ!」 妙なデザインの服を着させられ、今にもゆヴァのプラグに詰め込まれそうになっていた。 「司令、いいんですか本当に?」 「このような精神状態では乗せてもゆヴァを操縦できるとは思えませんが」 あまりに必死に嫌がるれいむを見て、作業を任された二人が不安になり指示を求める。 返事はすぐ帰ってきた。 『構わん、冬のナマズのように大人しくさせろ』 「「了解」」 「ゆべっ?!」 そして、指示されたんだから仕方ないよねという免罪符を手にれいむをエントリープラグに蹴り落とし、 そのままそそくさと持ち場へ戻っていった。 れいむは打ち付けた顔面をもみあげでなでつけながらよろよろと起き上がる。 『LCL注入開始』 と、そこへ通信機越しに声が響くと同時に、足元からなにやらぬちゃぬちゃしたものが沸き始めた。それも 凄まじい勢いで。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ?! おみずざんはゆっぐりでぎないぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」 半狂乱になり必死に狭いプラグ内を跳ね回るれいむ。そんなれいむに、リツコは通信機越しに声をかける。 『落ち着いてシンジくん。その溶液で肺を満たせば肺に直接酸素を送ってくれるわ』 『ねぇ、シンジくんに肺なんか無いんじゃない?』 『……あら、じゃあ別に注入する必要なかったわね』 通信機の向こうでどっと笑い声が上がった。 が、れいむは笑っていられる状況下になかった。 「だずげでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! でいぶどげぢゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 『大丈夫。LCLにゆっくりが溶けたという記録は無いわ』 「ゆっ! ほんとう!」 『えぇ。LCLに漬かったゆっくりはあなたが初めてですもの』 「……? ~~。……、?! ぢっどもだいじょうぶじゃないでじょぉぉぉぉぼごげぼがぼ?!」 水位が口よりも上に上がると同時に口の中を溶液で蹂躙され苦しくもないのに苦悶の声を上げ、果てには 溺れたと思い込んで「もっとゆっくりしたかった」とまで言いかけた所で、ようやく平気な事に気がついた。 「でもぎもぢわるいよぉぉぉぉぉ」 全身を生暖かい物で包まれるというeraい事態に、れいむはそう呟き、異常経験が+1される。 通信機の先からは餡ビリカルケーブルがどうとか最終安全装置がどうとか、わけのわからない声が響いている。 聞いてもわけがわからないのでそこでゆっくりしていると、突如体が地面に押し付けられるような凄まじい 衝撃を受け、それが止むと同時に口から少量の餡子を吐くと突然目の前が明るくなり、外の光景が見える ようになった。 『うーうー! うー?』 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! れみりゃだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 楽しそうにビルをなぎ倒すれみりゃの姿で前方が埋め尽くされ、思わずれいむは叫び声を上げてしまう。 すると、先ほどまでビルで遊んでいたれみりゃが急にこちらに振り向いてきた。 通信機からは 『あ、外部への拡声器ONになったままだったわ。今ので気付かれたわね』 という声が響いていたが、れいむにはそれを聞く心の余裕はなかった。 ぱたぱたうーうーと可愛いらしい音を立てながら近付いてくる死の恐怖。れいむはただガタガタと震えるしか なかった。 『シンジくん、今はただ歩く事だけを考えて。考えながらレバーを引いたり押したりすれば動くから』 通信機から声が響く。れいむは震えながらその太くて硬ぁいレバーをその口に咥えこむと、『いつもどおり』 歩くイメージを思い浮かべながら、思い切り奥へと押し込んだ。 瞬間、ゆヴァの頭だけが異常な速度で上空へ跳ね上がり、勢いで首周りの皮膚がずたずたに引き裂かれ、挙句 首から下の重量を全て顔面で背負って頭から地面へ着地した。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?! あんよのじだがいだいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ?!」 れいむはプラグ内で、自分には存在しない、あんよの下の首がずたずたにされる痛みを感じてじたばたと暴れ 回った。通信機から『そういえばシンジくんは胴付きじゃないわね』や、『あぁ、首だけで跳ねようとしちゃ ったってわけね』等の声が響くが、当然のようにれいむの耳には入らなかった。 『うー! うー!』 その間にゆヴァの間近まで迫ってきていたれみりゃ。倒れているゆヴァの左腕を咥えると、そのままぱたぱた と宙に浮き上がる。 『ゆびぃぃぃぃぃぃぃい!! いぢゃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい?!』 みぢみぢ、びきびきと異様な音を立てるゆヴァの左腕の痛みを受けて、れいむは必死に歯を食いしばる。 『おちついてシンジくん、あなたに腕は無いのよ!』 通信機からは最もな言葉が発せられるが、痛いものは痛いのだからしょうがない。 そして、 『うー♪』 ごぎり、というとても耳に残る、鈍く嫌な音が辺りに響いた。 その時、虐兄司令と虐兄副指令は。 「負けたな」 「あぁ」 せんべいを齧りながら、冷静に言葉を交わしていた。 「ゆ゛っ、ゆぎっゆぎぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?! ごれどごがいだいのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?! ぜんぜんわがんないよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?! も゛うやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! おうぢがえるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」 れいむは、その余りの痛みに既に戦意を喪失していた。プラグ内で暴れるばかりで既に操縦桿にすら触れては いない。 本来なら役立たずを強制射出する所だが、跳ねた時に機材が誤作動を起こしそれは不可能になっていた。 れみりゃは冬のナマズのように大人しくなったゆヴァを仰向けに寝かせると、その腹部に牙をつきたてた。 そしてそのまま体をそらし、ゆヴァの肉を引き千切り口の中に収めた。 その行為を見たゆルフ本部は驚愕した。 『ゆヴァを……食ってる?!』 『餡2器官を取り込んでいるというの?!』 その間にもれみりゃによるゆヴァの蹂躙は行われる。れみりゃは腹部が裂けて露になった腸をいくつも牙に 巻きつけると、それを飛びながら引っ張って遊び始めた。 「 !!!!!!!」 体の内部をぐちゃぐちゃに掻き回され、喰われながら引きずりまわされる感覚。れいむは既に声すら上げる 事ができぬほど精神にダメージを受けていた。 ぶぢりぶぢりと異音を立てて腸が引き千切られ、千切れた部分から投棄され、また新しい腸を引きずり出して 飛びまわる。この都市の地上はゆヴァの血と臓物によって隅々まで赤く染め上げられてしまった。 『腸を撒くのをやめさせい』 発令所で彼我の実力差を考慮しないミサトさんが苦々しい表情でそう呟いたが、誰も答える物はいなかった。 やがて引きずり出すのに飽きたのか、れみりゃはぱたぱたと降りてきて、ゆヴァの傷口から直に腸を食い 始めた。 くっちゃ、くちゃり、ぴり、ごぎり、むしゃり、くちゃり、ぺきぃ、ぶぢぶぢ、むしゃり。 その余りのグロテスクな光景と、まるで人間が野生動物に食われているようなリアルな音声に、ゆルフの 人間は揃って勃起してしまっていた。 そして、突如れみりゃがゆヴァを喰うのをやめると、その体に変化が現れた。 れみりゃのあんよがぼごぼごと盛り上がり、見る見るうちにソレは一つの形を成していく。 人間の首から下の形だ。 そしてれみりゃは、ゆヴァの肉片から手に入れた足で地面に降り立ち、咆哮を上げた。。 『れみ☆ りゃ☆ うー☆ おぜうさまはかりすまなんだどー☆』 キラッ☆ と、れみりゃの目から星が飛んだ。 一方、れいむはもう駄目であった。 画面は全面レッドを示し、地面を引きずり回された際に顔の半分を削り落とされ、更には存在しない首から 下の左腕、右脚が複雑骨折、腹は開かれ引き千切られた臓物を風が撫でる激痛に、れいむはもはや冬のナマズの ように大人しくなってしまっていた。 戦意がないどころではない。れいむの目には既に生きる意思すら浮かんでいない。 ただ、一つのささやかな願いを口にするだけの人形になっていた。 れいむは、壊れたレコードのように呟き続ける。 「ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、 ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい、ゆっくりしたい」 その時、一面レッドだけだったゆヴァのモニターに外の蒼い空が映し出された。 すでにれいむにはそれが何なのか理解する事はできない。ただ、それが途方も無く美しいように感じて。 れいむは、その空を?もうと、自分には存在しない右腕を翳した。 そして。 『すぴあざぐんぐにる~☆』 空の光を遮る一転の黒影から放たれた赤い槍によって、その右腕を裂かれ。 れいむは、完全に意識を失った。 「ゆヴァ大破、パイロットの生死不明……」 幾十の槍に刺し貫かれたゆヴァを見ながら、オペレーターがそう告げる。大破したゆヴァと同じスクリーンに 映るれみりゃは、うっうーと鳴きながらゴキゲンなダンスを踊っている。 発令所の中に絶望的な空気が蔓延する。れいむのやられっぷりに興奮して忘れていたが、このままでは人類は 滅んでしまうのだ。 皆が意気消沈する中、副指令である虐兄はひっそりと肩を落とす虐兄司令の肩に手を置きながら言う。 「虐兄、こうなったら仕方ないな」 「あぁ。そうだな」 司令が力なく頷き、副指令が声を張り上げた。 「パイロットの代わりにダミープラグを搭載しておいたゆヴァを出すしかない!」 「「「「「えぇー?!」」」」」 発令所中の人間達が揃って驚愕する声が上がった。 それを他所に、地上まで上がったカラーリングの違うゆヴァはれみりゃを見つけるとすぐさま走りより、その ふとましい脚をひっかけて転ばし、頭をぽこすかと殴り始めた。 『う゛ー?! う゛ぁー! やべでぇー!』 その余りに一方的な戦闘に、局員達が叫びを上げる。 「一人で戦ってるじゃないかぁー!」 「使徒、冬のナマズのようにおとなしくなっていきます……」 「そんな事できるんなら何の為に時間と資金をつぎ込んでゆっくりが乗れるようにしたのよ?!」 頭から肉汁を零し始めたれみりゃを見て、局員達は様々な愚痴を零しながら司令と副指令に詰め寄る。(特に 開発に関わったリツコが恐ろしい形相をしている) 司令は、顔にかけられたサングラスをくいくいと動かすと、そのどこか死んだような瞳で局員達を見据え、こう 告げた。 「兵器にはパイロットが乗らないとロマンが無いだろう」 しん……と場が静まり返った。 「それは……そうですけど……」 ここ、ゆルフの局員達の98%強は、漫画やアニメに影響され、しかし軍に入るほどの能力や根性はなかった 人間であり、今の虐兄司令の言葉に共感しないものはただの一人も存在しなかった。 全員が反論する言葉を失って沈黙する中、使徒れみりゃはゆヴァの手によってひっそりと冬のナマズのように おとなしくさせられていた。 おわり あとがき この後、無事生還し、気絶してる間に第3使徒れみエルを倒した事にされたれいむは調子に乗って転校先の クラスで自慢話をし、ブチ切れた関西人にボコボコにされ、扱いに納得がいかずイライラしながら迎えた 次の出撃で現れた第4使徒うでまりエルに瞬殺。 人類は滅びましたとさ。 お題消化率 5/41 お題:3000年ぶりの地球か……人類は、……見える見えるぅ!!! byゆっくりのあねきィィ!の人 おまけ れみりゃ襲撃時の軍の通信記録 「どうした! 何故攻撃しない!」 『駄目です! あいつは……可愛すぎます!』 『こんな可愛いのをいじめる奴は人間じゃねぇ』 『うーうーってやつかわい……(何かの衝突音)うわぁぁぁぁぁぁ!(爆発音)』 「駄目だこいつら……早くなんとかしないと……」 れみりゃ成長時の通信記録 「駄目だ! もう指揮権はゆルフに移った! さっきまで嫌がってたのに何故出撃したがる?!」 『許可をください! あんな手足の生えたウザ饅頭俺が修正してやるんだ!』 『あの豚饅野郎が!』 『しげちー口調がムカつくんだよ!』 「駄目だこいつら……早くなんとかしないと……」
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「最後の…シ者?」 言葉は『シ者』が意味するところを理解出来ず、そのままオウム返しした。 「ふぅん、貴様の死が神界の滅亡に繋がるなら、貴様は神界における最初で最後の死者というわけだ」 瀬人はその解釈から『死者』を連想した。だがもちろん、別の『シ者』の意もまた真であった。 「神界…?ふふ、誰が名付けたか知らないけど、いい名前だね。 驚いたなあ、この世界の秩序と法則を解き明かした人がいるんだね…。 でも創造主として、この世界にはちゃんと先に名前を付けてあるんだ。 『ルフラン』…とね」 ルフラン―それはリフレーンと同義のフランス語で、詩や楽曲の終わりの部分を繰り返すことを言う。 この世界において、命が何度でも繰り返されることと掛けているのだろう。 「そして、僕は君たちをそのルフランへといざなう『使者』になるかもしれないね…」 そう言うと、カヲルはクスッと笑った。優しげで無邪気な…そんな笑顔。 そこからは邪気や敵対心といったものが感じられない。むしろ神々しい雰囲気すらあるのだが、 それでいてどこか親近感を感じてしまう。彼との出逢いがこういった形でなければ、好印象を抱いていたことだろう。 相手も、似たようなことを考えていたのかもしれない。 笑顔が、同情するような…憐れむような表情に変わった。 「僕を殺し、この世界を滅ぼすつもりで来たんだろうけど…その理由、僕にはわからないよ。 今後の参考までに、教えてくれないかな?」 決意を秘めた眼で、 「未来への…ロードの為だ」 瀬人が一言で答えた。 もちろん、その一言では全ての半分も表せていないことを、瀬人自身わかっている。 瀬人は…カヲルの反応を見てみたかったからこんな答え方をした。 カヲルの反応は… 「はぁ…呆れたよ」 あからさまなため息だった。 「未来に行かなければならない…。それが今までの、人の運命か…。人の希望は悲しみに綴られているね…」 その悲しみを…彼は知っているのだろう。そうでなければ、こんな悲しそうな顔は出来ないはずだ。 「人は、脆く弱いものでできている。心も体も、脆くて弱いものでできている」 聞き入っている六人とも…それは知っている。 「だから常に人間は心に痛みを感じている。心が痛がりだから、生きるのも辛いと感じる」 そう、辛かった。 ―教育の名を借りた拷問 ―嫉妬心からのいじめ ―生来の容姿への差別 地獄のような日々の中で、何度もくじけ、絶望し、傷つき、死のうかと思った。 「体のほうは、たった一回斬られただけで、たった一回撃たれただけで死に至ることもある。 争いでもあろうものなら、滅びの時を免れ、未来を与えられる者は一つしか選ばれないんだ」 西園寺も剛三郎も、誠もキサラも、そうして死んでいった。 「でもね、『ルフラン』…この世界においては違うのさ」 カヲルは笑みを浮かべ、それにあわせて語調も明るくなる。 「この世界においては、肉体は滅んでも何度でも蘇る。 蘇生にかかる時間や、ルフランに入った時点で老いている者、死んではいない傷や病、 何より僕の死がルフランの崩壊に繋がる…などの課題はまだあるけれど、近いうちにそれらも解決するつもりなんだ。 これで、体の弱く脆い点は解決さ。 あとは心のほうだけど…。人の心を壊してしまう存在は『寂しさ』。 でも人間は『寂しさ』を永久になくすことはできない。人は一人だからね。 ただ忘れることができるから、人は生きていけるのさ。 だが今までの世界には、『寂しさ』を思い出させるものがあった。それが『悲しみ』。 『悲しみ』は『別れ』から生まれる…。でもこのルフランには『別れ』が存在しない。 ならば『悲しみ』だって存在しないから、『寂しさ』を思い出すことはなく、心が壊されることもない。 『豆腐メンタル』という言葉を聞いたことがあるけれど、 豆腐だって、切る包丁や、潰す拳、風化させる風がなければ崩れることはないだろう? これで心の、弱く脆い点も解決する。 わかるかい?つまりこのルフランは、人間が求める、愛が、笑顔が、喜びが、幸せが永遠に存在し、 それを阻み壊そうとするものは何もない。寂しさを忘れて生き続けられる世界なのさ」 美しい声でそう囁き、惑わす。敵対の意志がないように剣を腰に納め、両手を広げて瀬人達を誘う。 「さあ、君たちもおいでよ?君たちには何の罪もない。ここに来るまでに殺した兵たちも、すぐ蘇ることだし。 やりたいことがあるなら、この世界で永遠にそれをやればいいんだ。 僕は君たちを赦す、 君たちを受け入れる。さあ…」 優しさと夢の源へ― あなたも還りなさい― 愛し合うため― 心も身体も繰り返す― 魂のルフラン― 甘く、美しい誘惑。瀬人も言葉も、一度はこの誘惑に屈し、八雲紫や羽入、Foo子達に刃を向けた。 だが― 「渚カヲル…貴様は間違っている!!」 気がつけば、瀬人は全力で叫んでいた。 「…なんだって?」 「渚カヲルよ…貴様が創る虚無の世界に何の意味がある!?」 そう言われ、カヲルは苦笑した。 「虚無だって?ひどいことを言うじゃないか。この世界には人間が求めるものは全てあるのに―」 「この世の全てのものは、対をなす。 雨があるから人は陽の光に感謝する。 敗北があるから勝利がある。 闇があるから光がある。 悲しみがあるから幸せがある。 死を恐れるから人は今を精一杯生きる。 過去があるからこそ、人は過去に見つけた大切なものを守る為、誓いを果たす為、 罪を償い光を見いだす為に未来へ進む。 わかるか?悲しみも死も存在しないこの世界に、幸せも、生きる意味も存在しないということだ!」 「…陽が射す前に雨に溺れる。 勝利を得る前に敗北に傷つく。 幸せを掴む前に悲しみに絶望する。 光を見る前に闇に屈する。 未来へ進む前に過去に潰される。 それが人の運命―デスティニーなのさ」 どこか諦めたような…何かを悟っている様子でカヲルは返すも、対称的に瀬人は語調を強める。 「俺は…いや、俺たち六人は共に戦い、旅をして、そして知ったのだ! 世界がどれほど闇に満ち、どれほど渇こうとも!その闇を照らす術を…俺たちの…俺たちの…っ!」 そこで瀬人は詰まった。詰まったところを 「愛という光を!!!」 力強く、キサラが継いだ。 「キサラ…?」 「この身が滅び朽ちようとも!白き龍に変われども! 愛する人がその人らしく生きられる未来があるなら、私はその未来を築く、 過去という名の礎で構いません!!」 「…海馬さんみたいにうまく言えねえけど!」 続いたのは、キサラと似た立場の誠だった。 「俺は、あんたと共に消える…。そうすることで守ってみせるぜ!言葉の…未来へのロードを!!」 そんな彼の覚悟を受け止め、彼女―桂言葉も自らの覚悟を語る。 「今まで、私が誠君の隣にいたのは…堪える為、逃げる為でした。 悲しい世界、暗い世界、渇いた世界から…。でもそれじゃあ、何も変わらない。この世界と同じように…。 でも!これからは違う!瀬人君の隣で、私は変わってみせる! 誰かに温もりや、明日をあげられるように…!それが私の―未来へのロードです!!」 瀬人と言葉のロード。キサラと誠はそれを死して守り、 そして― 「兄サマの!」「お姉ちゃんの!」 『未来へのロードを邪魔するなら!』 「兄サマの弟である俺が許さないぜぃ!!」 「このマジカルハートが許さないよっ!!」 モクバとこころは生きて、ついていき、守る。 最後は瀬人が締めくくる。 「これが、俺たちのロード!このロードに…貴様と、この世界『ルフラン』は不要!未来へのロードの為… 貴様を倒す!!」 カヲルを指差し、決意を新たにした。指さされた彼は 「君達の意見は興味深いが…」 目を瞑り、ゆっくりと頷くも… 「残念だよ。君と僕はわかり合えない」 そう、きっぱりと言い切った。 「それは、君と僕の間に、ルフランの者かそうでないかという境界があるからだね。その境界をなくす為には―」 一度は腰に納めた剣を抜き払い、静かにその切っ先を瀬人に向けた。 「君達には一度、お灸を据える意味も込め―ここで死んでもらう。もう一度生まれる為に…」 カヲルがそう言い終わった頃には、六人も戦う構えを見せた。 いきていく二人― ついていく二人― 死んで往く二人― 異口同音に― 『…勝負』 ―しばし、嵐の前の沈黙。それを破ったのは… パチン! 最後のシ者が左手で指を鳴らす音― 最後の戦いの火蓋は…切って落とされた―!! 渚カヲルが現れた! 左手に砂塵を収束させながら、一番駆けする者にカヲルは尋ねる。 「忍術の心得があるようだね。君の名は?」 「海馬モクバだってばよ!」 そう答えた右手は疾風を収束させていた。 そこにカヲルの左手が― 「砂手裏剣!!」 対してモクバの右手が― 「螺旋丸!!」 手裏剣と弾丸が衝突し―互いに砕け散る。砂塵と疾風が吹き荒れた。 渚カヲル・砂手裏剣≪VS≫海馬モクバ・螺旋丸 ―相殺!! その嵐の中を、黒髪の少女が駆け抜け、カヲルとの間合いを詰める。 彼のほうは片手で剣を持ちつつ尋ねる。 「長くて綺麗な髪だね…。君の名は?」 「桂言葉です!」 「…ヅラ」 同時に剣を振り上げ、何故か同時に叫ぶ。 「「ヅラじゃない!桂だ!!」」 剣、一閃。刃を交えて、その気迫と鋭さから共に解する。 一撃が効かないなら…連撃あるのみ!! 「飛天御剣流!龍巣閃!!」 「行くよ…華やかにね!!」 言葉の剣閃は、天空の城を守護する雷の如く苛烈に。 カヲルの剣閃は、春風に散りゆく山桜の如く華麗に。 二人の剣閃が散らす火花は、夏空の花火の如く闇の戦場に浮かぶ。 「「はぁっ!!」」 連撃を締めくくる一閃が、 秋の旋風の如く互いの美しい髪をなびかせ、 冬の別れの如く二人は間合いを離す。 渚カヲル・華やかに≪VS≫桂言葉・龍巣閃 ―相殺!! 姉と敵の距離が空いたことを確かめてから、魔法少女がステッキを構える。 「マジカルハートの攻撃ーっ!」 ステッキが光を煌めかせ始める。だが全く同じ現象がカヲルの剣でも起こっていた。 「マジカル引力光線!!」「パオペエ・雷公鞭!!」 こころのステッキ、カヲルの剣。双方から放たれた光線と雷が闇に金色の網目を張り巡らせる。 光線が雷を、雷が光線を打ち消し、無数の小爆発の末に金色の網目は全てなくなった。 桂こころ・マジカル引力光線≪VS≫渚カヲル・雷公鞭 ―相殺!! 続いて青眼の聖女が躍り出た時、カヲルは剣を腰に納めた。 「…キサラと申します!」 「お手柔らかに頼むよ…」 互いに、自らの両手を合わせる。そこから光が溢れだしていた。閉じた両手を開いた時、光の奔流は互いの敵に向かう。 「滅びの威光!!」「気功砲ッ!!」 二つの閃光は衝突せずにすれ違う。 「くっ…!」 キサラは紙一重で避けた。 「フッ…!」 カヲルは優雅に避ける…が、背後を取られる。 「伊藤誠だ!あの世でも覚えとけよ!!」 カヲルが避けた閃光はミラーシールドで跳ね返り、再び彼を狙う。 防御・回避不能な距離・方向だった…はずが、 「…無駄だよ」 誠に背を向けたままそう告げたカヲルを琥珀色の何かが包んだ。すると… ―バチィッ! 滅びの威光は消し飛ばされる。消し飛ばされた時の音は、誠も一度聴いたことがあるものだった。 「!!心の壁か!」 「よく知っているね!」 カヲルは舌を巻いた。 「多くの人はなぜかA.T.フィールドと呼ぶ。何人にも侵されざる聖なる領域、心の光。 君達はわかっているんだね?A.T.フィールドは誰もが持っている心の壁だということを」 「いや…生憎それは意味が分からないな」 「それは残念だね」 そう言いつつも、口調は軽かった。 滅びの威光&ミラーシールド≪VS≫気功砲&A.T.フィールド ―相殺!! A.T.フィールドに包まれた中で、カヲルはデュエルディスクを構えた。そしてカードを4枚ドロー。 「この心の壁があれば、僕は世界に干渉されない。 でも世界に干渉することも出来ないんだ。…しもべを召喚する他にはね」 「ふぅん、俺の出番か!」 瀬人もカードを4枚ドローする。 「俺こそ、史上最強のデュエリストだ!」 「プロのタクティクス、見せてやる…!」 『デュエル!!』 海馬瀬人:LP4000≪VS≫渚カヲル:LP4000 海馬「俺のターン!俺は『闇・道化師のサギー』を攻撃表示で召喚!」 闇・道化師のサギー:ATK600 海馬「カードを3枚伏せ、ターン終了だ…」 (さあ攻撃して来い…!強力なモンスターでな!) こころ「あれ?なんで攻撃しないの?ちゃんとしたデュエルじゃないから攻撃してもいいんじゃないの?」 言葉「アレって、どこかで見たような…」 モクバ「フフフ…兄サマのコンボが炸裂するぜぃ!」 カヲル「僕のターン!僕は『D-HERO ダンクガイ』を召喚!」 D-HERO ダンクガイ:ATK1200 カヲル「リバースカードを2枚セットし…バトルフェイズ!ダンクガイでサギーに攻撃!パワー・ダンク!!」 海馬「ここでリバースカードオープン!『収縮』!!貴様のダンクガイの攻撃力を半減させる!!」 D-HERO ダンクガイATK1200→600≪VS≫闇・道化師のサギーATK600 ―双方、戦闘破壊!! (ククク…かかった!地獄の罠にな!!) (フ…ダンクガイの攻撃力を下げてくれたことは礼を言うよ…) 「リバーストラップ発動!!」「トラップカードエフェクト発動!!」 『死のデッキ破壊ウイルス!!』 寸分違わぬ罠カードが互いの眼前に突きつけられた。 「「なっ!?」」 互いに目を見開いた。そして冷静にその罠カードの破壊力を分析する。 (ブルーアイズがやられる…!!) 「くっ、さらに罠カード発動!『盗賊の七つ道具』!!貴様のウイルスを無効にする!!」 (ドグマガイがやられる…!!) 「僕もカウンタートラップ発動!『トラップジャマー』!!手札から『融合解除』を捨て、君のウイルスを無効化する!!」 すると、2枚の罠カードは煙になって消え失せた。 「俺と同じウイルスコンボを使うとは…!」 驚きから額に汗かく瀬人に対し、 「見事だよ、僕と同じタクティクスを見せるとはね」 カヲルは優しく微笑んでいた。さらには… 「~~♪~♪~♪」 軽やかなハミングまでする始末。 思えば、六人の誰と火花を散らせていた時も、彼の真剣な表情はまさに刹那。次の瞬間には微笑を浮かべていた。 キサラに 「…何がそんなに楽しいんですか?」 そう聞かれてからも少しだけハミングは続き…そして止まった。 「歌はいいねぇ。歌は心を潤してくれる。 戦いもいい。戦いは心を熱くしてくれる。 どちらも、人間の生み出した文化の極みだよ。そう感じないか?」 『『……』』 否定はしない。むしろ肯定してもいいくらいなのだが、今は呑気にそんな話をする時ではない。 返事がないのでまた勝手にカヲルは話し始める。 「…僕とここまで戦える強さを持っていながら、ガラスのように繊細だね、君達の心は。好意に値するよ」 「コウイ…?」 どういう意味か分からない…といった様子でキサラが首を傾げると、彼の声が響いた―。 「好きってことさ…」 ―ド…クン! (え…?) 不意に…心臓が高鳴った。身体を流れる血潮が一気に増したかのようだ。 覚悟を決めた戦士としての真剣な表情はトロンと弛緩し、胸がドキドキする。 キサラだけではない。言葉もこころも、瀬人もモクバも誠も… その美しい声、優しい声、色っぽい声を聞いた全員が。 ―ああ、その声をもっと聞きたい… ―その声をもっと自分の耳に響かせてほしい…! その美しい顔立ち、優しい笑顔、妖しい笑顔を見た全員が。 ―ああ、その笑顔をもっと見たい… ―その笑顔をもっと近くで感じたい…! よく目を凝らすと、心の壁はもう消えているようだ。これで愛しいあの人と…もっと… (―!?ち、違う!!私が…お慕いしているのは…!) (―は!?ば、バカか俺は!?相手は男だろ…ってそれ以前に!俺の本当に大切な人は…!) 自分の中に芽生えた感情を振り払おうと、キサラと誠は記憶を辿る。その答えは記憶の中にあると信じて… ―*― ―いまから三千年前も前… 自分は盗賊に捕らわれて、未来に絶望して、もう泣くことにすら疲れ果てていた。 魔女だと、呪われると忌み嫌われた銀の髪、青い眼、白い肌。そんな自分を助けてくれた。 強さという優しさを教えてくれた。自分の全てをこの人に捧げようと決めた、愛しき人― 『待って!あなたの名は…?』 その人がくれた馬で、盗賊から逃げながら尋ねる。 ―そう!私がお慕いしているのは…! 『僕はカヲル。渚カヲル』 『渚君…』 『カヲルでいいよ、キサラ…』 馬が速度を上げ、2人の距離は離れゆく…。名前を呼びながら、また逢いたいと願う―。 『ありがとう!カヲル!ありがとう!!』 ―*― 「ぃ…いやぁあああああああ――っ!!!」 魂からの悲鳴を響かせ、キサラは頭を抱えてうずくまった。イヤイヤと首を振りながら涙を流す。 「あなたじゃない!カヲルなんかじゃない!私が好きなのは!!消さないでぇ!私から…あの人を消さないでぇっ!!」 あの人…今、すぐ近くにいるのに、誰よりも愛していたのに、その人を思い出せない。 思い出そうと記憶を巡れば、その人が入るべき思い出のピースは全て、渚カヲルに替わっていた。 カヲルへの愛情がトクトクと溢れてきて、その人への愛情を押し流そうとしている。 それがたまらなく気持ちいい。そして―怖い。 「やだやだ!いやだぁっ!!私が好きなのは…あの人!あの人なのぉ!!」 どうしようもなく、ひたすら泣き叫ぶキサラだが、他の五人にその声は届いてないし、 キサラ自身も他の五人の叫びを聞く余裕がなかった。他の五人も、キサラと同じような状態にあった。 誠は― 西園寺世界と決別したときのことを思い出すも… 『俺…カヲルの彼氏だから。お前のことなんて知らねえよ』 (違う!違う!!カヲルじゃなくて…カヲル君?じゃなくて!!) 言葉は― 大切な人をリンチしていたチンピラに対して言ったことを思い出すも… 『カヲル君は私の彼氏ですよ…?これ以上に親密な関係がありますか…?』 (ち、違う!) 次に魔王遊戯との戦いでカタパルトタートルに載せられたときのことを思い出すも… 『カヲル君!!バーストストリームで…私ごとこの亀を貫いて下さい!そうすればあなたは助かります!私の身体で…あなたを殺したくない!!』 (なんで!なんで!?) 瀬人は― あの人に告白した後のことを思い出すも… 『カヲル、礼を言う…!俺の傍にいてくれることと、恋という絆の相手となってくれたことに…!』 (れ、冷静になれ!) 次に、未来へのロードに目覚めたときのことを思い出すも… 『俺は海馬瀬人というこの世でたった一人の男として!この世でたった一人の男性、渚カヲルを愛し、守り、共に未来へのロードを歩む!』 (違う!渚カヲルなど…っ!俺には何の興味も…ない!) 「フフフ…」 六人が己の想いと記憶の中で悩み、苦しみ…悦ぶ様を、カヲルは楽しそうに微笑みながら見つめる。その眼は妖しく光っていた。 先ほどカヲルが放った『好き』の一言には、催眠術のような魔力―何の比喩でもなく、本当の魔力があった。 他人の記憶を塗り替え、意識を揺さぶり、女性はもちろん男性までも自分の虜にしてしまう‘技’だった。 阿部も似たような技を使うが、効力はそれの比ではなかった。 カヲル自身の技量もあるだろうが、何より彼の容姿の美しさがその技の成功率をグンと上げている。 「僕は君に逢う為に生まれてきたのかもしれない―」 カヲルにそう優しく囁かれると、頭の奥が甘く痺れてきて、背中にゾクゾクするような快感が走る。 視線はその微笑みに釘付けになっていた。少し横を見れば本当に愛していたあの人―名前を思い出せないあの人の顔があるはずなのに、 カヲルのもの以外何も見ることができない、聞こえない。だが― 「お、前…などに…!俺…は、惚れたり…しない…っ!こんな…術に…っ!屈しない…!」 瀬人は何とか彼を拒む声を絞り出す。もっとも、 「…嬉しいよ。僕のことを『貴様』ではなく『お前』と呼んでくれるようになったね。 そうやって僕を拒んでいるのも、さてはツンデレのつもりなんだね?」 「だ、黙れ!黙れ!黙れぇ!!」 そんな具合で、カヲルを喜ばせることにしかならなかった。そして…とうとう― 「カヲル…お兄ちゃん…♪」 こころが…最初の一歩を踏み出した。 「おや、最初に素直になったのは君かい?さあ、おいで…マジカルハート」 「こころで…いいよ♪」 二歩、三歩…と近づき、とうとうカヲルの隣に並ぶ。彼はそんな少女の髪を優しく撫でてやる。 「はぁ…♪」 ただそれだけで、少女は熱い吐息を漏らし、身体を火照らせる。 だが、カヲルがこころを虜にしたことは、思わぬ結果を生む。 モクバは― カヲルをずっと見つめていた。視線にぶれはない。よって視界が動くことはない。 だがその視界に…新しいものが入ってくる。 ―ピンク色の衣装を纏った ―黒い短めな髪の ―女の子 (あ…!?) ―*― ほんの少し前、青眼の白龍の背の上で… 『…モクバ君』 『うん?』 『また…将棋しようね?』 『ああ…』 頷いた自分は、何かを決意しているかのような瞳を見せて、 『…四年後、その後もな』 『…?どういう意味?』 『いや…やっぱり何でもないぜぃ!』 ―*― (こころ…!) 塗り替えられつつあったモクバの記憶が、それを皮きりに一気に蘇る―! 「兄サマ!頼むよ!!こころを助けて!!」 歯車がかみ合い、一気に回転するかのようだった。弟の叫びは遂に兄の耳に届き― (この声は―!モクバ!!俺の…弟!!) 海馬瀬人の記憶のカケラを呼び覚まし、カヲルの呪縛を打ち砕く術を閃かせる― ! 「うおおおおお――っ!!」 渾身の叫びと共にデッキから一枚のカードをドローする。 「!?この叫び…まだ僕に怒りを抱けるというのか…!」 カヲルは瀬人の怒りを感じた…が、 「カヲル…。俺の怒りを感じると言ったか!?俺はとうに怒りなど通り越しているわ!!速攻魔法発動!」 その魔法カードの名は― 「エネミーコントローラー!!」 するとカヲルは思わず苦笑した。 「…それで僕を操ろうってのかい?やるだけ無駄だよ?何の解決にもならないね」 「ふぅん、そんなことはわかっている。お前を操ることなど出来ぬとな。俺が対象に選ぶのは― 桂こころ!!」 「…うん?」 カヲルには瀬人の狙いがわからなかった。自分を『お前』と呼んでいるから、技の効力はまだ切れていないのだろうが、 自分の虜になっているなら対象には言葉や誠を選びそうなものである。 「AA右左BB右右左BA左左B!!」 コマンドも、カヲルが知らない複雑なものだった。 「このコマンドによって、 『マジカル脳洗浄』を強制発動する!! 蘇れ!俺達の記憶のカケラよ!!」 「なに!?」 瀬人の狙いがわかったときには既に― 「ま、マジカル…脳、洗浄…」 エネミーコントローラーに操られたまま、こころは精神を浄化する魔法を放つ。 その魔法の恩恵を受けた本人含む六人は… 頭の中の甘い霧が晴れ、美しくもどこか違和感があった記憶のカケラが、きれいに収まっていくような感じがした―。 パチパチパチ― 「見事だよ。あんな方法で僕の誘惑をはねのけるなんてね…」 自分の技が打ち消され、六人が再び戦意を取り戻したにもかかわらず、カヲルは拍手で賞賛しながら笑っていた。 「‘貴様’の小細工など通用せん!俺達を倒すなら、力対力、それより他にないと肝に命じるがいい!!」 そう言われても、 「うーん、どうやらそのようだね」 笑みを崩さない―かと思いきや、 「それじゃあ…僕も本気で行かせてもらおうか―」 視線が鋭くなる。今までは暖かいような印象だったが、今度は涼しげなものだった。 目には見えない威圧感のようなものを感じる。 そこから…最後のシ者は…やっと本気を見せ始める――。 名前 コメント