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《ボンパイア・クイーン》 効果モンスター 星7/闇属性/アンデット族/攻2500/守2600 アンデット憧れのヴァンパイア。その色気は強烈だ! part19-670 作者(2007/09/11 ID uy5IhiMz0)の他の投稿 part19-684 / part19-687 / part19-714 / part19-720 / part19-725 コメント 名前 コメント
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名前:ヴァンパイアバット Base:1293 Job:704 サイズ:小 Lv:24 種族:動物 属性:水2 DEF:24 MDEF:0 HP 1162 特性: アクティブ 吸血 暗黒攻撃 ドロップ: レッドシード 赤色の台紙lv1 赤こうもりの翼 こうもりの牙
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カプコンの格ゲー。 ゲームスピードがでーじ早い。 ヴァンパイアセイヴァー2とヴァンパイアハンター2という続編が一応あるが、 いろいろの意味で残念な出来なので、ヴァンパイアセイヴァーが最終作という認識。 問題点 フォボスとパイロンが使えない。
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バンパイアジュース 2HP MP/3sec、90sec持続、(合計HP MP60回復)、スタック× 調理:皆伝 上限90 水のクリスタル レッドテラピン 妖精のリンゴ ロランベリー ミスラントマト
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マイクロソフト エイジ オブ ミソロジー 拡張パック アトランティスの巨神たち part34-145~152 145 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 17 10 ID +v9r6+4x0 便乗してもう忘れ去られたと思われる未解決作品、PC用RTS Age of Mythology の拡張パック The Titans を。 まずは本編のあらすじから。 はるか昔… 大西洋上、イベリア半島の沖合いに存在していた島国、アトランティス。 高度な文明を有するアトランティスは、当時の強国の一つに数えられていたが、 人々は平和な暮らしに満足し、島の外の国々との過度の干渉を避けていた。 しかし、アトランティス軍の提督アーカントスは夢の中で女神アテナの啓示を受け、戦いの予兆を感じとる。 ある日、アトランティスに海賊が襲来した。 被害は少なかったが、アトランティスの守護神を象った「ポセイドンの彫像」が持つ 「三叉の鉾」を奪い去られたことから、アーカントスは軍を率いて出陣した。 海賊から鉾を取り戻すと共に、強国トロイを攻めているギリシア連合軍に加わるためである。 首尾よく鉾を取り返し、トロイを滅ぼしたアーカントスは、 海賊を操っているのがキュクロプス(単眼の巨人)のガルガレンシスであることを知る。 相手はただの海賊ではないと感じたアーカントスはガルガレンシスを追い、 ギリシアからエジプト、北欧へと転戦を続けてゆく。 各地で動乱が起こっていた。 エジプトでも北欧でも、神々がいがみ合い、それぞれの神の信奉者が敵対する神の信奉者と争っていた。 アーカントスは再びアテナの啓示を受け、この動乱の原因が海神ポセイドンの野望にあることを知る。 ポセイドンは主神ゼウスの地位を嫉み、彼に取って代わろうとしていた。 ガルガレンシスはポセイドンの息子であり、彼の目的は「タルタロスの門」を開くことだった。 タルタロスとは黄泉の奥底の地であり、そこにはかつて世界を支配していた「ティタン神族」が幽閉されている。 ポセイドンは彼らを解放し、その力をもってゼウスを打倒せんと企んでいた。 それに対抗するためにゼウスはアーカントスを動かしてポセイドンの計略を破らせようとしていたのだ。 アーカントスは各地で「タルタロスの門」を開けようとするガルガレンシスを妨害し、 ついにガルガレンシスを北欧の地に追い詰めて討ち果たす。 だが、アーカントスが故郷に凱旋して来たまさにその時、 アトランティスはガルガレンシスの軍に蹂躙されつつあった。 北欧で倒したのは偽者であり、アーカントスを北欧に足止めするための計略だったのだ。 「タルタロスの門」は各地に点在していたが、その一つはアトランティスの地下にあったのである。 ポセイドンの力により、「ポセイドンの彫像」が生命を得て動き出した。 「彫像」が「三叉の鉾」で地を割り、門が現れた。彫像はそのまま門を開けようとする。 対するアーカントスはゼウスの加護を得て半神となり、彫像との一騎撃ちの末、これを破壊した。 ガルガレンシスは崩れ落ちる彫像の下敷きになって死に、門は閉じられた。 こうして、神々の抗争と地上での代理戦争は終戦の時を迎えた。 しかし、彫像が地を割ったために火山の噴火が起こり、アトランティス全体が水没し始めた。 アトランティスは消滅した。 だが、アーカントスの戦友であるイタカの王オデュッセウスが大船団を率いて来援したため、 民衆は水没する島から避難する事ができた。 彼らは新たな故郷を求め、流浪の旅を始める。 そして、全ての力を使い果たして倒れたアーカントスは、アテナの導きによって神々の一員となった。 146 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 20 23 ID +v9r6+4x0 アトランティスの消滅から十年後… アトランティスの民は新たな植民先を求め、はるか北方へと移動していた。 それ故に、水没していたアトランティスが隆起し、 その中心、「タルタロスの門」があった場所から一体の怪物が姿を現したことなど知る由もなかった。 その怪物が自分たちのキャンプに飛来したことも… 北方へと移動したアトランティスの民であったが、 厳しい寒さと山賊の横行に苦しめられ、植民計画の失敗が明らかになりつつあった。 ある日、指導者クリオスは「夢で神の啓示を得た」と語りだす。 この近くにある古い神殿へ行けば新たな地へ行くことができる、と。 青年カストルは軍を指揮して周囲を探索し、奇妙な神殿を発見する。 その神殿を通り抜けると、クリオスの言ったとおり、まったく別の場所に出た。 そこはかつてのアトランティスのように暖かく自然に恵まれた島だった。 アトランティスの民はこの島に植民することを決め、ニューアトランティスと名付けた。 (カストルは英雄アーカントスの息子。 10年前の動乱においてはまだ幼いという理由で故郷に残されていた。 武門の血筋と戦士としての力量を併せ持つために、24歳の若さで軍の指揮を任されている。 クリオスはアトランティスの指導機関「最高評議会」の唯一の生き残り。 10年前、アーカントスに出撃を命じたのも彼であった。82歳。) 「クリオス様は神の加護を受けておられる」と人々はクリオスのことを讃えた。 ところが、クリオスは自分はオリュンポスの神々の加護を受けているのではないと言い出した。 自分を加護しているのは「ティタン神族」であり、 我々が通ってきた神殿は天空神ウラノスの力による「天空の道」である、と。 そして、打ち棄てられていたティタン神族の神殿を修復し、感謝の意を表そうと提案した。 「ティタン神族」はかつて世界を統べていた古き神々である。 彼らはゼウスを始めとする新しい世代の神々(オリュンポスの神々)と戦って破れ、神としての覇権を奪われて今に至っている。 そのような神を祀ることはオリュンポスの神々の怒りに触れるのではないか、と民衆は不安に駆られたが、 カストルは積極的に賛成する。 「オリュンポスの神々は何もしてくれなかった。何もせぬ神よりは我々を導いてくれたウラノスを祀ろう」 というカストルの言葉に人々は納得し、植民と神殿の修復を開始した。 ところが、島にギリシア軍が現れ、神殿を修復していた人々を攻撃し始めた。 なぜ攻撃されたのか分からないまま、カストルはこれを撃退する。 偵察の結果、ギリシアの将軍メラギウスが島の一部に基地を築き、攻撃隊を派遣してきていることが分かった。 度重なる襲撃に対し、クリオスはギリシア軍を基地ごと撃滅するしかないと主張、 それに賛成したカストルは軍を率いて逆襲し、メラギウスを討ち取った。 彼らの根拠地がギリシアの都市国家シキュオスであることを知り、遠征軍の編成を開始する。 147 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 21 23 ID +v9r6+4x0 クリオスとカストルは遠征軍を率いてシキュオスを包囲するが、 シキュオスを助けるべくエジプトと北欧から援軍が到着したために攻勢は頓挫してしまう。 そこでカストルは敵の援軍を退却させるために、 それぞれの軍の本拠地を少数の兵で電撃的に攻撃する計画を立案、自ら北欧へと出撃する。 狙いは北方の民の信仰の象徴である「オーディンの塔」。 これを破壊すれば遠征中の北欧軍に収拾不能の動揺が起こるはずである。 「オーディンの塔」は峻険な山の中にあり、 周囲は常に嵐が渦巻いているため近寄ることすらできない。 しかし、カストルは塔の付近にあったオーディンの神殿を破壊し、 代わりにティタン神族の神殿を建立することでオーディンの力を弱め、 嵐を止めることに成功する。さらに、時間を司るティタン神クロノスの力により 「オーディンの塔」の時間を逆行させ、建設前の状態に戻してしまった。 巨大な塔が跡形もなく消滅したのを見届け、カストルは帰還する。 同じ頃、別働隊がエジプトを襲撃した。 各地にある神殿を略奪し、収められていた聖遺物を強奪する。 さらに、混乱に付け込んで女王アマンラを討ち取ろうとした。 少数の兵とともに包囲され、絶体絶命の窮地に陥ったアマンラ。 だが、突如として無数の電光が降り注ぎ、アトランティス兵が撃ち倒された。 立ちすくむアマンラの前に、純白の鎧を身にまとった偉丈夫が現れる。 その男はかつての戦友であり、いまや神の一員であるアーカントスだった。 アーカントスによると、カストルたちはティタン神族に利用されているらしい。 彼らを止めてほしいという言葉を受け、アマンラはシキュオスへ向かう。 すばやくシキュオスへと戻ったカストルは、クリオスに「天空の道」を見つけたと告げられる。 敵の裏をかけるかもしれないから部隊を率いて調査してくれ、と言われたカストルは「天空の道」を通る。 その「道」の先は異様な雰囲気をまとった山だった。 カストルは自分が神々の地、オリュンポス山にいることに気づく。 どういうわけか「道」を使って戻ることができない。進むしかなくなったカストルは、 「人間はオリュンポスには登れないというが、果たしてそうかな…?」と不敬な言葉を吐き、進撃を開始した。 オリュンポスの神殿に人間を怪物の姿に変えるパワーがあることに気づいたカストルは 部下を怪物に変え、次々に聖堂や神殿を破壊しながら山頂を目指す。 山の守護者たちを排除して山頂へと至ったカストルは勝利の声を上げる。 途端にすさまじい嵐が起こったため、慌てて山頂にあった「オリュンポスの道」から退却した。 148 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 22 56 ID +v9r6+4x0 地上に戻ってきたカストルが見たものは、巨大な怪物に蹂躙されるシキュオスだった。 シキュオスを攻めていたアトランティスの兵士達も巻き添えを食って殺されている。 「一体これは…」 呆然と立ち尽くすカストルの前に、平然とした様子のクリオスがやって来た。 「ティタン神の使いだよ。今は小さいのしか出て来られんが、 その内に他の者も自由になるだろう。 ティタン神族はオリュンポスの神々の力でタルタロスに幽閉されていたのだがね、 お前がやつらの神殿や信者を倒してくれたおかげで封印が解けたのだよ。」 「なぜこんなことを!」 「やったのは私じゃないぞ、カストル。お前だ。」 そう言ったクリオスの体から黒い霧が生じると、彼は蝙蝠のような羽と紫色の肌を持つ怪物に変身した。 飛び去って行く怪物をどうする事もできずに見送ったカストルは、 アトランティス軍の生き残りに襲われてしまう。 彼らはクリオスに煽動され、怪物の出現はカストルの差し金だと信じ込んでしまったのだ。 窮地に陥ったカストルは直属の部下とともに守りを固め始めた。 シキュオスを破壊している怪物は泥で出来た巨人であり、例え傷を受けても泥が流れてふさがってしまう。 手を振り回すたびに泥のしずくが大量に飛び散り、 そのしずくが小さな(といっても人間サイズの)泥人形となってまた暴れ始める。 大混乱の中、アマンラとサラミスの王子アイアス(彼もアーカントスの戦友である)の軍がシキュオスに到着。 しかし、この怪物を人間の力で倒すことは不可能と見た二人は、 とりあえずカストルを助け出して撤退することにした。 押し寄せる泥人形の群れを食い止めつつ、女神ハトホルの加護によって巨鳥「ロック」 (巨大な籠を吊り下げて飛ぶ「輸送機」、大型の攻城兵器すら運ぶことができる)を呼び出し、 かつての同胞に包囲されていたカストルとその部下を脱出させた。 カストルを助けた二人ではあったが、彼を見る目は冷たい。 「すべて私のせいだ…」と落ち込むカストルに、 「いまさら後悔しても遅い」とアイアスが吐き捨てる。 これからどうすればよいのか考え込む一行の前に、アーカントスが現れる。 「父上…! 知らなかったんです、アトランティスのために良かれと思って…」 「泣き言は無用だ、息子よ。直ちに奴らを倒せ!」 アーカントスによると、すでにエジプトと北欧にもティタンが出現したという。 彼らはティタン神族の先兵であり、 彼らの破壊活動で他の神々の力が弱まればさらに強力なティタンが出現してしまう。 アーカントスの指示に従い、一行はエジプトへ向かう。 149 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 23 53 ID +v9r6+4x0 エジプトではティタンによってピラミッドが破壊され、怪物の大群が出現し始めていた。 アマンラはオシリス神の「ガーディアン」を目覚めさせるべく、 「オシリスの息子」と呼ばれる最高位の神官に祈りをささげるように指示した。 ガーディアンは人身狗頭で黒い肌を持つ巨像であり、 かつてアーカントスの敵であったセト神の信奉者を撃滅した実績がある。 怪物たちの妨害を退け、ティタンの前進を膨大な犠牲とともに食い止めた結果、 ついにガーディアンが覚醒する。 ガーディアンはティタンに比べると半分以下の体格しかなかったが、 オシリス神とホルス神の加護の元に圧倒的な力でティタンを倒した。 カストルらは続いて北欧に現れたティタンを倒すべく、平穏が戻ったエジプトを後にする。 北欧に到達したカストルは、キング フォルスタッグと名乗る フロストジャイアント(氷を喰らい冷気を吐く巨人)に出会う。 フォルスタッグの一族はその極端な蛮性で忌み嫌われていた悪名高き集団である。 かつてアーカントスは悪神ロキにだまされてフォルスタッグの旗を掲げて行軍したため、 北欧中の人間たちに総攻撃をかけられた事がある。 そんなフォルスタッグも最近は行状を改め、人々のためになろうと努力しているのだという。 なんと彼らは巨大な悪竜「ニーズヘッグ」を手なずけたらしい。 ニーズヘッグが地の底からやって来るまでの時間を稼ぐべく、 カストルらはフォルスタッグとともにティタンに立ち向かう。 いくつもの町がティタンに破壊されたが、一度ニーズヘッグが現れるとあっさり勝負がついた。 巨大なティタンと言えども空中にいるニーズヘッグを攻撃することはできず、 ニーズヘッグが吐く炎で一方的に焼かれてしまったのだ。 150 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 07 16 20 ID +v9r6+4x0 カストルはシキュオスへと帰還。灰燼に帰したシキュオスには相変わらず泥の怪物が居座っている。 再びカストルの前に現れたアーカントスは怪物を倒すための秘策を伝える。 それは同じティタン神族に属する大地と癒しの女神、ガイアの力を借りることだった。 シキュオスで暴れている怪物は泥の塊であり、大地から力を得ている。 ガイアの力によって大地を癒し植物を繁茂させればその分だけ奴の力が落ちるはずだ。 アーカントスの言葉に従い、ガイアに祈りをささげ、荒れ果てた大地を癒してゆくと、 怪物の力が目に見えて衰え始めた。 これならいける、と確信したカストルらは全軍を率いて怪物に突撃、大損害を蒙りながらも怪物を討ち取った。 (ティタン神族といえども一枚板ではない、ということがアーカントスの秘策の種だった。 今回の騒乱の源はゼウスの父である時間の神クロノスだが、 クロノスの母であるガイアはクロノスとも、クロノスの父であり自らの夫であったウラノスとも仲が悪い。 そもそもクロノスが生まれたばかりのゼウスを食おうとした際(彼は自分の子に主神の地位を奪われることを恐れていたのだ)、 ゼウスを救ったのはガイアと、ゼウスの母であるレアの二人の女神である。 ガイアはその後に起こったティタン神族とゼウスら新しい神々との戦いにも参加せず、 むしろゼウスに肩入れしてその勝利を後押ししたのだ。 それゆえ、ティタン神族につながる神ではあるがタルタロスに幽閉されていない。) シキュオスのティタンを倒したカストルらはクリオス(に成りすましていた怪物)を追ってニューアトランティスへ向かう。 クリオスは島の中央にある「天空の道」に入っていった。 それを見たカストルらは後を追おうとするが、 クリオスの放ったオートマタ(動くブロンズ像)の大群に足止めされてしまう。 しかし、無差別に人を襲うオートマタを撃退したことで、アトランティスの民の信頼を取り戻すことはできた。 カストルはクリオスを追って「天空の道」に入る。 151 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 07 18 25 ID +v9r6+4x0 「天空の道」を出ると、そこは水没しかかった島だった。 「ここは…かつてのアトランティスだ!」 島の中央に「タルタロスの門」があった。 10年前にアーカントスとポセイドンの彫像が一騎打ちをした場所だ。 門の傍らに立つクリオスが叫ぶ。 「もうすぐクロノス様がお出ましになる。クロノス様と比べれば他の神などクズ同然だ!」 門の扉はバタバタと揺れ、今にも開きそうだ。 扉を閉じる手段を持たないカストルにはクロノスの出現を止める事はできないし、 出現したクロノスを倒すこともできないだろう。 手詰まりになったカストルだが、即座に逆転の方法を思いつく。 相手がクロノスを呼び出すのなら、こちらはガイア自身を呼び出せばいい。 クロノスらと違い、ガイアはオリュンポスの神々と敵対したことはないため、 ティタン神族ではあるがタルタロスに幽閉されてはいない。 従って、大地の力が結集すれば即座に地上に現れることができるはずなのだ。 カストルはガイアに祈りをささげ、「ガイアの聖なる木」の種を与えられた。 門を包囲するように4つの種を蒔くと、全ての種は一瞬にして巨木に成長した。 カストルはクリオスが差し向けてくる軍から木を守り、ガイアの降臨を待つ。 しかしクロノスの出現のほうが早かった。 門が開き、鉄と岩でできた巨大な神が現れる。 周囲に生える巨木の意味を悟ったクロノスは木を倒すべく突進してきた。 木を守っていた部隊はまとめて蹴散らされ、木が押し倒されてしまう。 しかし、二本目の木が倒される前に、ガイアが岩盤を割って地上に飛び出してきた。 自分に劣らぬ巨体を持つ女神を見たクロノスは「タルタロスの門」の近くに退却する。 クロノスに従う怪物たちを踏み潰しながら後を追うガイア。 巨神同士の一騎打ちが始まった…が、 ガイアはあっという間にクロノスを殴り倒し、門の向こう側に放り込んでしまった。 こうして史上最大の母子喧嘩は母の圧勝に終わり、世界に平穏が戻った。 ガイアは岩を崩してタルタロスの門を埋め、その上に多くの木々を生やして封印した。 そして自らの体をも巨大な植物に変えて大地に還った。 感謝と畏怖をこめて地に額づくカストル。その向こうを何気なく歩いてゆく老人が一人。 それを見た兵士が叫んだ。「クリオスが逃げるぞ!」 「そうはさせん!」カストルは剣を抜いて走り出す。 怪物の本性に戻ったクリオスと取っ組み合い、殴りつけ、胸を貫く。 消滅してゆくクリオスを見ながら、「終わったな…」と独りごちるカストル。 すると「まだ終わったわけではない」という声が。 後ろを振り向くと、アーカントスが降臨していた。 「父上…?」 「アトランティスには良き指導者が必要だ。お前がその役目を果たさねばならん。」 指導者の象徴である「アトランティスの杖」(以前はクリオスが持っていたものだ)をカストルに手渡す。 「では、さらばだ。諸君、私はいつでも君達を見守っているぞ…」 天界へと帰って行く父を見送ったカストルは、民衆の歓呼によって我に返った。 「カストル様万歳!」「アーカントス様のご子息万歳!」 「…よし!もう一度、我々の手でアトランティスを復興させるぞ!」 ここに、再びアトランティスの歴史が始まった。 152 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 07 20 18 ID +v9r6+4x0 長くてすいません。 あと書き忘れましたが 146からがThe Titansの内容です。 本編のストーリーはもうあるので 145はなくてもよかったんですが、まあ一応ということで。
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第117話 ヴァンパイアハンターK 自転車がある程度速度に乗り、バランスが取れてきたところで、クラースは振り返った。 フェイト達の様子を伺うと、ブラムスがフェイトの腰に手を回し、しっかりとしがみついて飛んで行くのが見える。 「フッ」 クラースは思わず苦笑した。 「ん?どうしたクラース?」 「いや、フェイトの腰に手を回しているブラムスを見て、ちょっとな。 おそらくフェイトに言われるがままにやっているんだろうが、 ここから見てもバランスが悪そうだ。…素直と言うか律儀と言うか」 「ハハハ、確かにな。あの体格差ならフェイトの肩に手を掛ける方が安定するだろうに。 しかし、彼らに助けに来られたお姫様はどんな顔をするか…見てみたい気もするな」 「見るまでもなく想像出来るがな。…同情するよ。お姫様にも…奴を連れて行く王子様にも」 「フェイトが王子様でソフィアがお姫様なら、ブラムスはそのまま魔女という事になるのか?」 「魔法少女だろう?何百歳のな」 2人は笑った。 (もしもお姫様がミラルドで、王子様の私があの魔法少女と共に助けに行ったら… …やはり何を言われるか分ったものではないな) 驚くミラルドの顔を想像し、クラースは再び苦笑した。 「クラース、笑いすぎだろう」 「フフッ……ああ、すまない」 フェイト達がそのまま暗闇に溶け込んで行く事を見届けると、クラースは前を向き直した。 彼は何もフェイトを面白がって振り返っていた訳ではない。 ブラムスが離れるのを確認しておきたかったのだ。 クラースには、ブラムスが離れている今の内にエルネストから聞き出しておきたい事が有った。 「おっと」「っとと」 自転車が何かに乗り上げてしまい大きくガタガタと揺れた。 どうやら石に乗り上げたらしく、石が弾かれてココンと地面を転がっていく音が辺りに響いた。 「…エルネスト。もう少しまともに乗りこなせないのか?」 とりあえず聞きたい事を尋ねるのは後回しにして、クラースは体勢を立て直しながら文句を言う。 彼は自身が座っている荷台に掴まってバランスを保っている為、多少の揺れでも体勢を崩しやすいのだ。 ふと、エルネストの腰がクラースの目に入った。 確かに、エルネストにしがみつけば幾分かは安定するだろうとは彼も気付いてはいる。 気付いてはいるが、ブラムスの姿を笑ってしまった直後にそれは、何となく避けたい事だった。 「そう言うな。舗装されているとは言え碌に整備もされていない道で、おまけにこの暗さだ。 ライト……灯りを点ける訳にもいかないし、何かに引っ掛かってしまうくらいは大目に見てもらいたいが」 「…まあ、そうなんだがな、――」 確かに彼等の乗る自転車は今、ライトを点けていない。点ける訳にはいかない。 それは当然、周りに居るかもしれない他の参加者、特にロキを警戒しての事だ。 ライトを点ければ、近くに他の参加者が居た場合にはどう考えてもその光が届く。 それを見てわざわざ寄ってくるような者は、ゲームに乗っている者、もしくは自らの実力に自信のある者。このどちらかだろう。 彼等の探す、ソフィアのようなほぼ一般人と変わらない少女ならば、光などを見たら逆に警戒して近づいて来ないはずだ。 つまりライトを点ける事は危険を増やすだけでなく、ソフィア達を見つけるという目的を達成し難くなるという事でも有るのだ。 「――こんな調子で派手な音を立ててしまっていては、誰に聞こえるか分かったものじゃないぞ? これでは灯りを点けて走っているのと大差有るまい」 「それはそうだが、灯りと違って音は消す訳にもいかないしな」 「…いや、任せてくれ」 そう言ってクラースは召喚術を発動する準備を始めた。 「どうする気だ?」 「まあ見ていろ。『シルフ!』」 自転車を中心に、優しくなびやかに吹く風が発生する。シルフ達が静かに自転車を包み込んでいるのだ。 「これで問題無い」 「問題無い?風が俺達の周りに発生しているのは感じられるが……何をしているんだ?」 エルネストの当然の質問に、クラースは説明を始める事にした。 「ミカエルとの戦いで、私が離れた場所からお前達に話しかけた事は覚えているか?」 「…ああ。確かシルフを使って声を風に乗せたとか……そんな事を言っていたな」 「そうだ。シルフは『声を運ぶ』事が出来る。では、『声を運ぶ』とはどういう事だか分かるか?」 エルネストはしばし考えを巡らせ、次のように答えた。 「…『音を操っている』と言うことか」 「正解だ!流石は未来の人間だな」 クラースは素直に感心する。 彼の世界の彼の時代では、音と声が同じようなものなどと言う認識も発想もまだ無いのだ。 クラース自身も精霊達から聞くまでは気付かなかった事だった。 「フッ、お誉めに与り光栄だ。まあ文明が進んでいるというだけで、俺がお前より未来の人間とは限らないんだがな」 「ん?……なるほど。それもそうだな。 …まあそれは良いとして、説明を続けるぞ。 お前の言った通りシルフ達はある程度だが『音を操る』事が出来る。 今、我々はシルフの風に包まれているだろう? この風は我々の発生させる音を全て空気中に散らすように運び、完全に消しているのさ」 「ほう……便利なものだ」 今度はエルネストが感心した様に言うが、 クラースはその表現が少しばかり気に入らなかった。 「エルネスト。精霊達は道具ではないんだ。『便利』ではなく『頼りになる』と言ってもらいたい」 「ああ、失礼。訂正しよう。だが……音が消えている実感は全く無いな」 確かに彼等にはペダルの軋(きし)む音、シャラシャラとチェーンの動く音、ガタガタと自転車が揺れる音など、 自転車の発生させている様々な音が聞こえている。エルネストが不安に思うのも無理は無いだろう。 「心配するな。シルフ達はしっかりとやってくれている。 私達が会話出来るように半径1m程までは音が届くが、それ以上響き渡る事は無い。 それで問題は無いだろう?」 「まあ確かにな…あまり落ち着きはしないが」 「気持ちは分からなくもないがな……何にしても、これで音により我々の居場所を特定される心配は無い。 まあ当然、私の精神力が尽きるまでの事だからそこは注意しなくてはならないが、 鎌石村に行き、F-4までの往復くらいならなんとかなるだろう。 残る問題はやはりこの暗さだが……こればかりはどうしようもないか」 前方がよく見えない為、先程のように何かに引っ掛かる事が有るかもしれず、下手をすると転倒の恐れも出てくる。 だが、流石に精霊達も光までは音のように消す事は出来ないし、 出来たとしてもシルフと同時に別の精霊まで操れば、おそらく鎌石村までクラースの精神力は持たない。 これは我慢するしかないだろう。 「それは俺に任せろ」 自信満々の様子で、エルネストが言った。 「何かするのか?」 「いや、そういう訳じゃない。俺達テトラジェネスは普通の人間よりも視力には自信が有るのさ」 確かにエルネストの言う通り、テトラジェネスは他の人間よりも視力が格段に優れている。 音を消せるクラースと、テトラジェネスのエルネストの視力。 この【チーム中年】程、安全に自転車で夜の闇を移動出来る人間など、この島には居ないかもしれない。 (しかしお前、さっき思い切り石に乗り上げて…) クラースがそう言おうとした時、 「おっと」「うっ」 小さな窪みにタイヤを取られ、自転車が大きくガタガタと揺れた。 「…視力を自慢している割には、ちょくちょく何かに引っかかるな」 クラースは二度目の揺れに再び体勢を崩し、不快感を隠しきれずに再び文句を言った。 「ま、まあヴァンパイア程ではないんでね。こんな事もあるさ。…不満なら運転を代わるか?」 (二人乗りの自転車を運転?冗談ではない!) エルネストは四捨五入すればもう40歳になる年齢とはいえ 過酷な環境の惑星でのフィールドワークや遺跡の探索で体力に自信があった。 だが、それに引き換えクラースは、魔術、召喚術の研究に没頭して机にかじりつきっぱなしの生活だ。 2人の体重と自転車の重さを合計すれば150~160kgにはなる。 運転を代わったところで鎌石村に到着する前に力尽きてしまうのは目に見えているのだ。 (…文句を言ったのは薮蛇だったか?話を逸らさなくては…) 「…い、いや、運転はお前に任せよう。 ところでだな…今『ヴァンパイア程じゃない』と言ったが、それはどういう意味だ?」 話の逸らしついでに、クラースはエルネストが何故ここでヴァンパイアを引き合いに出したのか、 その理由が今一分からず気になったので聞く事にした。 いや、単に気になったというだけではない。先程から彼は『ヴァンパイア』について聞き出す機会を窺ってはいたのだ。 「ん?ああ、ヴァンパイアという種族は夜目が利いて、 暗闇でも我々の昼間のように見えるのさ。…いや『暗闇の方が』と言うべきか。 俺は流石にそこまでは見えないんでね。まあ、そんな意味合いだ」 (流石に詳しいようだな。この様子ならば弱点なども知っていると期待出来そうだ) クラースが『ヴァンパイア』について聞き出したい理由。勿論それは、ヴァンパイアの王だと言うブラムスを警戒しての事だ。 ブラムスはエルネストの援護が有ったとは言え、ミカエルをほぼ無傷で倒す実力を持つ人物(?)だ。 そのような実力者と同盟は組めたのは良い。 それは良いのだが、ブラムスはあれほどにもはっきりと『同盟破棄』を視野に入れている事をクラース達に告げている。 そして、ブラムスがどのようなタイミングで考えを変え、彼等に牙を向くのかは分からない。 ならもしもの場合に備え、ヴァンパイアに詳しいというエルネストから情報を多く聞いておくべきだろう。 クラースはそう考えていた。 「夜目が利く…夜行性という事か?」 「フッ、彼ら以上の夜行性は無いんじゃないか?何せ日光を浴びると消滅すると言われているからな」 「消滅するのか!?」 聞き出し始めからこれ以上無いくらいの弱点を聞かされ、クラースは驚きを隠せなかった。 彼の知る中にも日光に弱い魔物は数多く居るが、 弱いと言っても力が出せなくなる程度で、消滅までする魔物の話は聞いた事が無かったのだ。 クラースのリアクションにやや驚いた様子を見せて、エルネストは言った。 「あ、ああ。だが様々な説の中の1つにそういう説も有る、というだけの事だが。 消滅まではしないとしても本来の力が出せなくなったりとか、あまり影響は無い程度だとか… まあ、効果はピンキリだ」 「なるほどな……」 (ふむ…まあブラムスも昼間は移動もしていたようだし、 日光を浴びた程度で消滅するとは思わないが……だがヴァンパイアはヴァンパイアだ。 エルネストが言うには、日光は『効果はピンキリ』。言い換えるなら『少しなら影響は有る』のだろうからな。 多少なりとも弱体化してくれる可能性は有るだろう。 日光が有効ならば……いや、考えるのは後だ。今はもう少し色々と聞いておくとしよう) 「…ヴァンパイアは日光の他には何か弱点は有るのか?」 「弱点?……ヴァンパイアはむしろ、弱点は多い種族と言えるんだが… それにしても、随分とヴァンパイアに興味を持っているようだが?」 少し気になったのか、エルネストが後ろを振り返り、逆に質問をした。 「私が気になるのはヴァンパイアというよりブラムスの方だ。 正直言って、奴が心変わりをして戦う事になった場合、何の対策も無しに勝てる相手だとは思えんからな」 クラースは本音を話した。 「そういう事か」 納得したようで、エルネストは前を向き直す。 「だが、ヴァンパイアの弱点がブラムスに当てはまるとは……あまり思えないな」 「何?……何故そう思うんだ?奴は王とは言えヴァンパイアなんだろう?」 「まあ聞け。ヴァンパイアへの有効な攻撃手段の1つ、つまり弱点の1つに『炎』が有るんだがな…」 エルネストの説明はまだ途中のようだったが、 「…う~む、言いたい事は良く分かった。確かに当てはまりそうにはないな…」 先程のブラムスとミカエルの戦闘を見ていたクラースは理解してしまった。 クラースの見た所では、ミカエルの炎はダオスの攻撃と比べても何の遜色も無い。 そのミカエルと渡り合い、ほぼ無傷で勝利しているブラムスの弱点が炎であるとは確かに考え難い。 エルネストのように『ヴァンパイアの弱点がブラムスに当てはまるとは思えない』という考えを持つのは無理も無い事だった。 (とは言え、他の弱点ならば通じるものが無いとは言い切れないな。……聞くだけ聞いてみても良いだろう) クラースは前向きに考える。1つの可能性をそう簡単に諦めずに追求するのが彼の性格だ。 そんな性格だからこそ、アルヴァニスタで周りの魔法学者に認められず、嘲笑されようとも、 召喚術の研究を完成させる事が出来たのだ。 「だが…まあ参考程度にはなるかもしれないしな、ヴァンパイアに他の弱点が有るなら一応教えてくれないか?」 「そうだな……ブラムスにも共通して有効なものが有るとすれば、 『聖なる物』。それからやはりさっき言った『日光』。おそらくこの2つくらいだろう」 「『聖なる物』?…なんと言うか、またベタな…」 魔物に対して聖なる物が有効なのはどの世界も同じという事のようだ。 「ベタであろうと、一般的にヴァンパイアの最大の弱点として伝えられているものがこの2つだ。 まあさっきも言ったが、効果はピンキリだがな」 「ブラムスに有効かもしれないと言うからには何か根拠が有るのか?」 「残念ながら、根拠と言う程のものは無いな。有効だとしたらこれだろう、という推測だけだ。 …ただ、どちらも炎より効果的な弱点である事は間違いない」 (『聖なる物』などは今から探して簡単に見つけられるとは思えないな。 …するとやはり、可能性が有るとしたら『日光』か) 「そうか……すまないエルネスト、少し考えさせてくれるか」 「ん?ああ」 エルネストが自転車の運転に専念しだすと、 「(オリジン!オリジン!)」 クラースは念波でオリジンに話しかけた。 「(何だ?クラース。何を興奮している?)」 「(興奮?興奮などしていない!妙な事を言…いや、そんな事はどうでも良い!確認したい事があるんだ)」 「(…言ってみろ)」 オリジンは“やはり興奮しているではないか”という言葉は飲み込んで、先を促した。 「(確か『アスカ』のエネルギーは日光と同等だったな?)」 『アスカ』は超古代都市トールでクラースが契約した『光の精霊』だ。 日光からクラースが思い浮かべたのは、鳥の姿をしたこの精霊だった。 もしかしたらブラムス対策となりえる精霊かもしれないのだ。興奮するのも無理も無い事だろう。 「(厳密に言うならば同等ではない。アスカのエネルギーは太陽光に含まれる電磁波の1つ『紫外線』だ。 この『紫外線』のみを見るならば、太陽光のそれと同等ではある)」 「(電磁波と紫外線……そのエネルギーは未来のユークリッドかどこかで聞いた事があったな。 ……しかし、『含まれる電磁波の1つ』という事は、日光よりもエネルギーは弱い、と言う事なのか?)」 「(そうではない。そもそも太陽光の中で最も生体に悪影響である波長の電磁波こそが紫外線なのだ。 太陽光とアスカの放つ光を単純比較した場合、先程は『紫外線のみならば同等』と言ったが、 我々の立つ地表の上で考えるならば同等ではない。むしろ生体に対して及ぼす影響はアスカの方が強力だ。 それを源とした攻撃エネルギーを考慮しないにしてもな)」 『紫外線』 日光からの紫外線には、地表に達する前にオゾン層によって遮られている波長と遮られていない波長が有るが、 最も生体に悪影響を及ぼす波長はオゾン層に遮られている側の波長である。 と言う事は、地上で浴びている日光は、日光本来の光線に比べれば安全なものだと言えるだろう。 それに対し、アスカが地上で放つ『日光と同等の紫外線』。こちらは遮っているものなど何も無い。 つまり、アスカが攻撃時に使用する破壊エネルギーはともかくとして 単純に照らす光だけを考えても、日光よりも紫外線を多く含んでいるアスカの光の方が生体には有害だと言う事になるのだ。 「(では日光が苦手な相手なら、アスカの光だけでも一層苦手となるのか?)」 「(紫外線に弱い相手ならば、そういう事になる。 だが、その相手が太陽光の紫外線以外の電磁波に弱いという可能性も有る。 当然その場合はアスカは決定打とはなり得ない)」 「(…なるほど。つまり問題はブラムスは日光が弱点なのかどうか。 もし弱点だとして、苦手なのは『紫外線』なのか『別の電磁波』なのか…)」 そこまで考え、クラースはエルネストを見た。 「(流石にそこまで細かい事はエルネストも分からないだろうな。 何にせよ、ブラムスと戦うのなら日の出ている時間帯を選ぶべきだろう)」 「(…いや、その考えは少しズレている)」 「(何だと?)」 オリジンの意外な一言にクラースは疑問の声を上げた。 「(良いか?クラース。私がブラムスで太陽光が苦手だと仮定しよう。 その立場で同盟破棄し、お前達と戦う事を決断したとする。 どのような時機でその決断をしたとしても、私なら牙を向くのは太陽が完全に沈んでからにする。 太陽が出ている間は決して動く事はしないな)」 「(ッ!…なるほど、動く時は自らの有利な時か…尤もだな。 という事は日が出ている間にブラムスと戦うにはこちらから仕掛けるしか… いや、流石にそれは…)」 もしもそんな事をすれば、クラースが仲間を裏切っている形にしかならない。 しかも日光がブラムスの弱点だとも限らず、アスカが大して通用しない可能性だって有る。 そう考えるとクラースから仕掛ける事はハイリスク過ぎる。現実的には実行不能だろう。 (するとブラムスが動く時……それが日が沈んでからならば、奴は日光に弱いという事。 日の出ている間ならば、少なくとも日光が弱点ではないという事になるな。 いや、どちらにしてもアスカが有効かどうかは分からない…… 1度、何か適当な理由をつけてブラムスの前でアスカを発動させてみるべきかもしれんな) 思案に暮れていて肩がこったのか、クラースは無意識の内に首を回した。 (…弱点についてはこれ以上考えられる事はなさそうだ。それなら次に考えておくべき事は… ブラムスがどんなきっかけで同盟破棄を決断するのか……か?) ブラムスが同盟破棄を決断するきっかけ。その予想が出来るならばしておいた方が良いだろう。 「エルネスト」 オリジンとの話を一旦終え、クラースはエルネストに意見を聞く事にした。 「…考えは纏まったのか?」 「いや、まだだ。お前に聞きたい事が有ってな」 「ああ、何だ?」 「お前はブラムスの事をどう思う? 奴が私達との同盟を破棄するとしたらどんな時か、お前の考えを聞きたい」 それを聞いたエルネストは、何故か含み笑いを始めた。 「…どうした?エルネスト?」 「さっきは『ブラムスが気になる』と言って考え込み、今は『ブラムスの事をどう思う?』か。 いや、聞き様によっては、気になる異性の情報を得ようとする少年のようだな、と思ってね」 少年がクラースで、気になる異性がブラムス。エルネストはそんな事を想像し、1人で笑っていた。 「…茶化すな。私は真面目に聞いているんだ」 「何だ?ブラムスの意外に可愛い一面を見てコロっといっちまったんじゃないのか?」 「だ、断じて違う!何が『コロっといっちまった』だ。私から見たって古いぞ!」 「ハハハ、冗談だ冗談」 「大体誰のせいで奴があんな――」 「分かった分かった。そんなに怒るな。……それでブラムスだったな?」 騒ぐクラースの言葉を遮って落ち着かせると、エルネストは、ふむ、と少し黙り込む。 彼等の自転車は代わり映えのしない一本道を走っている。 しばらくの間、その自転車が出す音のみが2人の耳に届いていた。 「そうだな……俺は案外、ブラムスが同盟破棄をしない可能性も有るんじゃないかとも思う」 少々考えを巡らせていたエルネストの口から出てきた言葉に、クラースは驚きの表情を浮かべた。 「ブラムスが同盟破棄はしない? いや、確かにブラムスが誠実で取引相手として信用出来る、と言うのは分かる。プライドも高そうだ。 だが、そういう奴だからこそ、嘘や方便でその場を誤魔化すような事はしないだろう? なら奴の『状況次第では私達を殺す』と言う言葉にも嘘は有るまい。……違うか?」 「…『嘘や方便でその場を誤魔化すような事はしそうにない』か。 確かにそうかもしれないが、それ以外で誤魔化す事はするかもしれないぞ?」 「それ以外?」 「俺にはブラムスの言っていた事は照れ隠しのようなものだと感じられたよ。 ヴァンパイアの王……ではなく不死者全体の王か。 人間となど軽々しく馴れ合わない事をアピールする、不死者王としてのプライドによる、な」 (…不死者王としてのプライド…) クラースの沈黙を促しだと捉え、エルネストは続けた。 「そもそもだ、仮にも『王』がこんな首輪を着けられて殺し合いを強要されているんだぞ。 それも、世界の創造主であるのは確かのようだが、見た所我々人間と変わらない男… いや、フェイトの話では住む次元が違うだけで実際人間と変わりは無いんだったな。 いくら生きて帰る為とはいえ、結果としてそんな人間の思惑通りになるような事を『不死者王』がするだろうか? 俺はそれこそ王のプライドが許さないと思うんだが……まあ、希望的観測に過ぎないと言われればそれまでだがな」 それを聞いてクラースは唸った。エルネストの言う事は一理有るように思える。 確かにこのゲームに乗るという事はルシファーの思惑通りに動くという事。つまり言いなりになっている様なものだ。 あのブラムスがルシファーの言いなりになる……そのように言われれば、それは考え難い事ではある。 クラースは今までそんなニュアンスではこのゲームを捉えてはいなかったが、それを意識した今、 “状況次第では優勝を目指す”というスタンスを選んでいる自身に僅かながらの嫌悪感を抱いていた。だが、 「…ふ~む……希望的観測とまでは言わないがな… だが、ブラムスにはプライドよりも大切なものが有り、 それを護る為にゲームに乗る、という事は考えられるだろう?」 考え難いからと言って、ブラムスの同盟破棄と言う可能性を捨てる事はしなかった。 クラースには『何としてもミラルドの元へ帰る』という譲る事の出来ない気持ちが有る。 それと同様にブラムスにも譲れないものが有り、その為には例えプライドを捨ててでも 殺し合いに乗るという事は充分に考えられるのだから。 「そうだな。まあ今言った事は俺の感と推測に過ぎない。 お前の言う通り、同盟破棄のタイミングは考慮しておくべき事だな」 エルネストは一呼吸、間を取った。 「そうだな……要するに脱出が不可能だとブラムスが判断した時に、奴は同盟を破棄する訳だ。 現時点では脱出の為に重要な役割を持つのはフェイト、ソフィア、そしてマリア・トレイターの3人。 彼等の内の一人でも退場してしまえば同盟破棄の可能性は有るかもしれないな」 「そうだな」 それはクラースも同意見だった。 「但し、もしその時が来ても、ブラムスの知識では判断出来得ない脱出方法を伝え、 その脱出方法が有効だと考えている間ならば再び協力してくれるはずだ」 「判断出来得ない脱出方法?」 「ああ。純粋故…と言って良いのかは分からんが、 ブラムスは未知の事についてはあまり疑いも持たずに受け入れる、 という事がさっきのやり取りで分かったからな」 (さっきのやり取り?……ああ…エルネスト教授の魔法少女論の事か) それをブラムスが素直に信じた事について話しているのだ。 「つまり、騙すと言うのか?」 「そう言う事になるな。無論、本当に別の脱出手段が有るなら歓迎するが。 …騙すにしても、それなりに説得力の有る脱出方法を提示出来なければ、逆に危険が増すだけかもしれん。 見抜かれたらあのバブルローションがいよいよ炸裂する事になりそうだ」 あえて『何処に』炸裂するのかは省略したが、2人は同じ場所を想像する。 何気なく「チーム中年」の呼吸は合ってきているようだ。 「だがエルネスト。ブラムス達が、向かった先でソフィアの死体を見つける事も考えられる。 そうすると最悪の場合、合流する時点で既に裏切っている可能性も有るんじゃないか?」 「その可能性も有る。合流前に何か考えておく必要が有るかもしれないな。 クラース、お前は何かそれらしい脱出手段は思いつかないか?」 (…脱出方法…) 一瞬クラースが思い浮かべたのは『時の剣・エターナルソード』の事だった。 時間と空間を操るエターナルソードならば、おそらくこの島からの脱出も不可能ではない。 だが、エターナルソードはクラース自身が彼の世界で封印したのだ。この島に存在しない以上、考えるだけ無駄だ。 「急に言われてもな……まあ、考えてみよう。お前の方は何か――」 クラースが言いかけたところで、エルネストが自転車をゆっくりと停めた。 「――……どうした?何故停めるんだ?」 「到着したぞ。後100m程で鎌石村に入る」 「何?」 クラースは辺りを見回す。 だが、彼にはこれまで同様の代わり映えしない一本道にしか見えなかった。 「見えるのか?」 「朧気にだが、建物の陰が見える。言っただろう?視力には自信があるんだ」 正面に向かい目を凝らすが、やはりクラースには朧気にも見えなかった。 「クラース。今の内に確認しておくぞ。まず俺達が行くのは支給品が置かれたという鎌石村役場からだな」 「ああ。次にブラムスが仲間達との合流場所に決めているというC-4エリアの最も東南にある民家だ。 奴の仲間達がそこに居ないのなら、村の他の場所に居るような事もまず無いだろう」 つまり鎌石村全体を詳しく調べる必要は無いのだ。 ブラムス達がC-4の最も東南の民家を合流地点にしたのは、 観音堂方面から来る仲間達が鎌石村に入った場合に1番近くにある民家だから、と言う事らしい。 「まあそれも戦闘の形跡が無ければの話だがな。 もしもブラムスの仲間達に会えたら直ちにF-4に向かう。会えなかった場合だが…」 エルネストは横目でクラースを見る。 「念の為にブラムスとの合流は放送後にするか?」 これはクラースがブラムスを警戒している事に配慮しての発言だった。 (そうだな……確かにソフィア達の名前が呼ばれるかどうか確認してからの方が良いかもしれん。 放送後に合流する事にするなら、急いで戻る必要も無い。この村で一休みする時間が出来るが… だがロキが近くに居るかもしれない事を考えれば、あまり一箇所に長居するのも危険か? …まあそれを考えるのは後回しで良いか) 「それは後で考えても良いだろう。今は役場に向かうとしよう」 「…分かった。じゃあ行くぞ!」 エルネストは再び自転車を漕ぎ始めた。 役場に着くまでの間もこれまで同様何事も起きなかった。到着した2人は自転車から降りる。 2人の自転車が停まると、辺りに音を立てている物は何一つとして無かった。 誰かがいる気配なども全く感じられない。が、油断は出来ない。 「クラース、少し離れていてくれ」 「あ、ああ。分かった」 役場のドアから少し離れた所で立ち止まると、 エルネストは未知の遺跡を調査する時の様にドアを観察した。 とりあえず、危険な物が仕掛けられている様子は無い。 「それじゃあ行くぞ」 エルネストは縄を構えた。 「ハッ!」 掛け声と共に振るわれた縄がドアの取っ手に巻きつく。エルネストは器用に縄を操り、ドアを開けた。 (大したものだな。……正直最初に出会った時、剣も魔術も使えないと知った時はどうしたものかと思ったが) 初めて間近でエルネストの縄捌きを見る事になったクラースは素直に感心する。 このような技術はクラースには無かった。 「ドアには罠の類の物は無いようだ。俺達が一番乗りかもな」 もしも他の誰かが先にこの役場に来ていたとしたら、支給品目当てに集まる参加者を狙って 罠くらい張っていてもおかしくはないとエルネストは考えていたが、とりあえずはそれは無いようだ。 「じゃあ、クラース」 「了解!『シルフ!』」 辺りに一陣の風が吹き、クラースの召喚した『シルフ』が吸い込まれるように役場内に入っていく。 もしも誰かが居るなら必ず何らかの音が発生する。シルフ達の力で役場内の音を探知するのだ。 「……誰かが居る気配は無い。 だが、シルフでは閉じている扉の奥の気配までは探知出来ないからな。注意は怠るなよ」 「分かった。周辺の探知を頼むぞ」 「任せてくれ」 「さて、鬼が出るか蛇が出るか…」 エルネストはもう1度縄を振るって手繰り寄せると、慎重に役場内に入っていった。 【C-03/深夜】 チーム【中年】 【エルネスト・レヴィード】[MP残量:100%] [状態:両腕に軽い火傷(戦闘に支障無し、治療済み)] [装備:縄(間に合わせの鞭として使用)、シウススペシャル@SO1、ダークウィップ@SO2、自転車@現実世界] [道具:ウッドシールド@SO2、魔杖サターンアイズ、荷物一式] [行動方針:打倒主催者] [思考1:仲間と合流] [思考2:炎のモンスターを警戒] [思考3:ブラムスを取り引き相手として信用] [思考4:鎌石村でブラムスの仲間を捜索] [思考5:次の放送前後にF-4にてチーム魔法少女(♂)と合流] 【クラース・F・レスター】[MP残量:50%] [状態:正常] [装備:ダイヤモンド@TOP] [道具:薬草エキスDX@RS、荷物一式] [行動方針:生き残る(手段は選ばない)] [思考1:ブラムスと暫定的な同盟を結び行動(ブラムスの同盟破棄は警戒)] [思考2:ゲームから脱出する方法を探す] [思考3:脱出が無理ならゲームに勝つ] [思考4:鎌石村でブラムスの仲間を捜索] [思考5:次の放送前後にF-4にてチーム魔法少女(♂)と合流] [思考6:ブラムスに対してアスカが有効か試す(?)] [現在位置:C-03 鎌石村役場] 【残り21人+α?】 第116話← 戻る →第118話(前編) 前へ キャラ追跡表 次へ 第112話 クラース 第127話 第112話 エルネスト 第127話
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ゔぁんぱいあろんど【登録タグ う 初音ミク 彼死P 曲】 作詞:フーカ 作曲:彼死P 編曲:彼死P 唄:初音ミクAppend 曲紹介 「今晩は、御機嫌よう」 こんなヴァンパイアなら吸血されてみたい…ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ 歌詞 (ピアプロより転載) 誰も知らない森の 茨のつたう館 静寂壊す時計 鳩が呼ぶのは誰だ? ローソクに火が灯り 地下室のドアを照らす 濃くなる闇の中で 目を覚ますのは誰だ? 「さぁ、今夜参りましょう」 薔薇の花くちづけして 「あぁ、とても空腹なのよ」 マントひるがえして街へ 生娘の白い柔肌求めて 月の下で踊る麗しきヴァンピール 妖しい瞳に心奪われて 気が付いた時には快楽の生贄に 舌から あふれる 秘密の 甘いエキス 警告の雷鳴が 夜更けの窓を叩く 大事に隠した箱の 花の蕾は何処に? 何度も鍵をかけて 安心してるつもり? 寝息の音に混じる 足音がすぐそこに! 「今晩は、御機嫌よう」 白い手にくちづけして 「あぁ、とても美味しそうなの」 鮮やかに染まる紅 生娘の白い柔肌求めて 闇の中で踊る淫美なるヴァンピール 獲物にされたらもう逃げられない すべて吸いつくされ享楽の生贄に 下から とろける 甘美の 赤い果実 「約束をいたしましょう」 首筋にくちづけして 「またいつかお会いしましょう」 名残惜しむ手をほどいて 生娘の肌に深い跡残し 霧の中に消える妖艶のヴァンピール 満たされる事無い渇きに餓えて 今宵また何処かで官能の晩餐を したたる 雫は 乙女の 赤い涙 コメント 俺の血を吸ってくれー -- エレーナ (2011-02-07 11 37 18) ミクなら吸われてもイイー! -- 名無しさん (2011-02-07 17 12 34) 雰囲気あっていいね!とても好きになりました。 -- 719☆ (2011-08-07 11 28 38) ほかのどの曲とも違う雰囲気があって良い! -- 雪葉 (2011-08-22 13 08 11) こういう曲大好きです!!雰囲気とかすごいですよね~ -- 阿修羅 (2011-10-15 10 19 40) 少しホラー系の曲ですが、とっても好きです。 -- 096 (2012-01-15 15 04 50) これいいよwwすごく好きだなwwリズムと音程とかネ申だよ(●^o^●) -- 姫 (2012-03-13 17 02 23) もっと評価されるべきだ -- 一葉 (2012-04-05 11 07 24) ミクになら、半分くらいなら血をあげてもいいかもとか思ったwww -- 枢也 (2012-05-09 21 31 19) サビの部分がいい^^ネ申!! -- 村真 (2012-05-19 18 15 58) リズムも歌詞も好き(^O^)/ -- 名無しさん (2012-06-10 10 03 47) これで低評価だしたやつ死ね -- ? (2012-07-02 15 37 59) 最近この曲を友達に広めてみました(笑)みんないい曲だねって言ってくれました(・∀・) -- メリーヌ (2012-07-05 11 12 58) この曲大好き(o^∀^o) -- ネギ (2012-07-27 20 58 19) 昨日知った←はまりまくり! -- 裏表ランスロット (2012-08-17 13 01 57) ミクになら血吸われてもいい? -- 名無し (2012-09-23 22 03 38) ぜひ僕の血を吸血してください!! さあ、早く!(( -- 通りすがりのヴァンパイア (2012-11-11 19 57 55) ヴァンピール(女吸血鬼)は、女の血しか吸わないんだって…。あとあとっ、この曲最高! -- リリノ (2013-01-27 17 36 09) 大好きです -- 名無しさん (2013-01-27 19 42 34) いい歌だぁ!あたしの血を吸ってぇ!(爆笑) -- ばかぽん (2013-06-02 10 04 22) ヤバい、これはハマる!(*^O^) -- パトラッシュ (2013-08-07 03 58 56) イラストとかも凄く参考になるし、ストーリー的にも面白い作品です! -- ネギネギ★ (2013-08-14 19 24 38) ヤバい。めっちゃ好きだぁーー‼‼ -- 1-2の王女様 (2013-09-29 19 48 17) ヴァンパイア大好きやからほんまええわー -- M猫 (2014-04-15 19 25 35) 最高!1日中聞いていても飽きないと思う -- AK♫ (2014-04-20 00 02 41) やば、ミク好きになったかも! -- 名無しさん (2014-06-11 22 37 39) カラオケ配信求む -- 名無しさん (2015-05-25 18 10 44) 雰囲気が曲のイメージとぴったり・・・気に入りました -- 2M (2016-12-07 22 15 35) 五年前くらいに友達に薦められて一緒に聴きました。今思えば当時からヴァンパイアという存在にあこがれてて…。久々に聴きたくなってよく聴いてます。最初聴いたときはそこまで好きでもなく、メロディも歌詞も苦手でしたが中毒性があり、今ではとても大好きな曲です。いろんな人に知ってほしい! -- やましぃ (2017-05-05 17 47 35) 名前 コメント
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ヴァンパイア(風) ヴァンパイア(風) ランク ★1 ★2 ★3 ★4 ★5 ★6 スキル1 吸血コウモリ 最大Lv 30 スキル2 衰弱化 体力 4635 スキル3 なし 攻撃力 392 Lスキル なし 防御力 279 タイプ 【タイプ】 編集 攻撃速度 98 覚醒後 【覚醒後の名前】 入手方法 進化・他属性 進化: 他属性 スキル・パッシブスキル・リーダースキル スキル1: スキル2: スキル3: パッシブスキル リーダースキル 備考 コメント 光の下級エレメンタルは存在しない(覚醒後のヴァリスのみ) -- 2014-08-05 15 28 31 コメント すべてのコメントを見る
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マイクロソフト エイジ オブ ミソロジー 拡張パック アトランティスの巨神たち part34-145~152 145 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 17 10 ID +v9r6+4x0 便乗してもう忘れ去られたと思われる未解決作品、PC用RTS Age of Mythology の拡張パック The Titans を。 まずは本編のあらすじから。 はるか昔… 大西洋上、イベリア半島の沖合いに存在していた島国、アトランティス。 高度な文明を有するアトランティスは、当時の強国の一つに数えられていたが、 人々は平和な暮らしに満足し、島の外の国々との過度の干渉を避けていた。 しかし、アトランティス軍の提督アーカントスは夢の中で女神アテナの啓示を受け、戦いの予兆を感じとる。 ある日、アトランティスに海賊が襲来した。 被害は少なかったが、アトランティスの守護神を象った「ポセイドンの彫像」が持つ 「三叉の鉾」を奪い去られたことから、アーカントスは軍を率いて出陣した。 海賊から鉾を取り戻すと共に、強国トロイを攻めているギリシア連合軍に加わるためである。 首尾よく鉾を取り返し、トロイを滅ぼしたアーカントスは、 海賊を操っているのがキュクロプス(単眼の巨人)のガルガレンシスであることを知る。 相手はただの海賊ではないと感じたアーカントスはガルガレンシスを追い、 ギリシアからエジプト、北欧へと転戦を続けてゆく。 各地で動乱が起こっていた。 エジプトでも北欧でも、神々がいがみ合い、それぞれの神の信奉者が敵対する神の信奉者と争っていた。 アーカントスは再びアテナの啓示を受け、この動乱の原因が海神ポセイドンの野望にあることを知る。 ポセイドンは主神ゼウスの地位を嫉み、彼に取って代わろうとしていた。 ガルガレンシスはポセイドンの息子であり、彼の目的は「タルタロスの門」を開くことだった。 タルタロスとは黄泉の奥底の地であり、そこにはかつて世界を支配していた「ティタン神族」が幽閉されている。 ポセイドンは彼らを解放し、その力をもってゼウスを打倒せんと企んでいた。 それに対抗するためにゼウスはアーカントスを動かしてポセイドンの計略を破らせようとしていたのだ。 アーカントスは各地で「タルタロスの門」を開けようとするガルガレンシスを妨害し、 ついにガルガレンシスを北欧の地に追い詰めて討ち果たす。 だが、アーカントスが故郷に凱旋して来たまさにその時、 アトランティスはガルガレンシスの軍に蹂躙されつつあった。 北欧で倒したのは偽者であり、アーカントスを北欧に足止めするための計略だったのだ。 「タルタロスの門」は各地に点在していたが、その一つはアトランティスの地下にあったのである。 ポセイドンの力により、「ポセイドンの彫像」が生命を得て動き出した。 「彫像」が「三叉の鉾」で地を割り、門が現れた。彫像はそのまま門を開けようとする。 対するアーカントスはゼウスの加護を得て半神となり、彫像との一騎撃ちの末、これを破壊した。 ガルガレンシスは崩れ落ちる彫像の下敷きになって死に、門は閉じられた。 こうして、神々の抗争と地上での代理戦争は終戦の時を迎えた。 しかし、彫像が地を割ったために火山の噴火が起こり、アトランティス全体が水没し始めた。 アトランティスは消滅した。 だが、アーカントスの戦友であるイタカの王オデュッセウスが大船団を率いて来援したため、 民衆は水没する島から避難する事ができた。 彼らは新たな故郷を求め、流浪の旅を始める。 そして、全ての力を使い果たして倒れたアーカントスは、アテナの導きによって神々の一員となった。 146 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 20 23 ID +v9r6+4x0 アトランティスの消滅から十年後… アトランティスの民は新たな植民先を求め、はるか北方へと移動していた。 それ故に、水没していたアトランティスが隆起し、 その中心、「タルタロスの門」があった場所から一体の怪物が姿を現したことなど知る由もなかった。 その怪物が自分たちのキャンプに飛来したことも… 北方へと移動したアトランティスの民であったが、 厳しい寒さと山賊の横行に苦しめられ、植民計画の失敗が明らかになりつつあった。 ある日、指導者クリオスは「夢で神の啓示を得た」と語りだす。 この近くにある古い神殿へ行けば新たな地へ行くことができる、と。 青年カストルは軍を指揮して周囲を探索し、奇妙な神殿を発見する。 その神殿を通り抜けると、クリオスの言ったとおり、まったく別の場所に出た。 そこはかつてのアトランティスのように暖かく自然に恵まれた島だった。 アトランティスの民はこの島に植民することを決め、ニューアトランティスと名付けた。 (カストルは英雄アーカントスの息子。 10年前の動乱においてはまだ幼いという理由で故郷に残されていた。 武門の血筋と戦士としての力量を併せ持つために、24歳の若さで軍の指揮を任されている。 クリオスはアトランティスの指導機関「最高評議会」の唯一の生き残り。 10年前、アーカントスに出撃を命じたのも彼であった。82歳。) 「クリオス様は神の加護を受けておられる」と人々はクリオスのことを讃えた。 ところが、クリオスは自分はオリュンポスの神々の加護を受けているのではないと言い出した。 自分を加護しているのは「ティタン神族」であり、 我々が通ってきた神殿は天空神ウラノスの力による「天空の道」である、と。 そして、打ち棄てられていたティタン神族の神殿を修復し、感謝の意を表そうと提案した。 「ティタン神族」はかつて世界を統べていた古き神々である。 彼らはゼウスを始めとする新しい世代の神々(オリュンポスの神々)と戦って破れ、神としての覇権を奪われて今に至っている。 そのような神を祀ることはオリュンポスの神々の怒りに触れるのではないか、と民衆は不安に駆られたが、 カストルは積極的に賛成する。 「オリュンポスの神々は何もしてくれなかった。何もせぬ神よりは我々を導いてくれたウラノスを祀ろう」 というカストルの言葉に人々は納得し、植民と神殿の修復を開始した。 ところが、島にギリシア軍が現れ、神殿を修復していた人々を攻撃し始めた。 なぜ攻撃されたのか分からないまま、カストルはこれを撃退する。 偵察の結果、ギリシアの将軍メラギウスが島の一部に基地を築き、攻撃隊を派遣してきていることが分かった。 度重なる襲撃に対し、クリオスはギリシア軍を基地ごと撃滅するしかないと主張、 それに賛成したカストルは軍を率いて逆襲し、メラギウスを討ち取った。 彼らの根拠地がギリシアの都市国家シキュオスであることを知り、遠征軍の編成を開始する。 147 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 21 23 ID +v9r6+4x0 クリオスとカストルは遠征軍を率いてシキュオスを包囲するが、 シキュオスを助けるべくエジプトと北欧から援軍が到着したために攻勢は頓挫してしまう。 そこでカストルは敵の援軍を退却させるために、 それぞれの軍の本拠地を少数の兵で電撃的に攻撃する計画を立案、自ら北欧へと出撃する。 狙いは北方の民の信仰の象徴である「オーディンの塔」。 これを破壊すれば遠征中の北欧軍に収拾不能の動揺が起こるはずである。 「オーディンの塔」は峻険な山の中にあり、 周囲は常に嵐が渦巻いているため近寄ることすらできない。 しかし、カストルは塔の付近にあったオーディンの神殿を破壊し、 代わりにティタン神族の神殿を建立することでオーディンの力を弱め、 嵐を止めることに成功する。さらに、時間を司るティタン神クロノスの力により 「オーディンの塔」の時間を逆行させ、建設前の状態に戻してしまった。 巨大な塔が跡形もなく消滅したのを見届け、カストルは帰還する。 同じ頃、別働隊がエジプトを襲撃した。 各地にある神殿を略奪し、収められていた聖遺物を強奪する。 さらに、混乱に付け込んで女王アマンラを討ち取ろうとした。 少数の兵とともに包囲され、絶体絶命の窮地に陥ったアマンラ。 だが、突如として無数の電光が降り注ぎ、アトランティス兵が撃ち倒された。 立ちすくむアマンラの前に、純白の鎧を身にまとった偉丈夫が現れる。 その男はかつての戦友であり、いまや神の一員であるアーカントスだった。 アーカントスによると、カストルたちはティタン神族に利用されているらしい。 彼らを止めてほしいという言葉を受け、アマンラはシキュオスへ向かう。 すばやくシキュオスへと戻ったカストルは、クリオスに「天空の道」を見つけたと告げられる。 敵の裏をかけるかもしれないから部隊を率いて調査してくれ、と言われたカストルは「天空の道」を通る。 その「道」の先は異様な雰囲気をまとった山だった。 カストルは自分が神々の地、オリュンポス山にいることに気づく。 どういうわけか「道」を使って戻ることができない。進むしかなくなったカストルは、 「人間はオリュンポスには登れないというが、果たしてそうかな…?」と不敬な言葉を吐き、進撃を開始した。 オリュンポスの神殿に人間を怪物の姿に変えるパワーがあることに気づいたカストルは 部下を怪物に変え、次々に聖堂や神殿を破壊しながら山頂を目指す。 山の守護者たちを排除して山頂へと至ったカストルは勝利の声を上げる。 途端にすさまじい嵐が起こったため、慌てて山頂にあった「オリュンポスの道」から退却した。 148 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 22 56 ID +v9r6+4x0 地上に戻ってきたカストルが見たものは、巨大な怪物に蹂躙されるシキュオスだった。 シキュオスを攻めていたアトランティスの兵士達も巻き添えを食って殺されている。 「一体これは…」 呆然と立ち尽くすカストルの前に、平然とした様子のクリオスがやって来た。 「ティタン神の使いだよ。今は小さいのしか出て来られんが、 その内に他の者も自由になるだろう。 ティタン神族はオリュンポスの神々の力でタルタロスに幽閉されていたのだがね、 お前がやつらの神殿や信者を倒してくれたおかげで封印が解けたのだよ。」 「なぜこんなことを!」 「やったのは私じゃないぞ、カストル。お前だ。」 そう言ったクリオスの体から黒い霧が生じると、彼は蝙蝠のような羽と紫色の肌を持つ怪物に変身した。 飛び去って行く怪物をどうする事もできずに見送ったカストルは、 アトランティス軍の生き残りに襲われてしまう。 彼らはクリオスに煽動され、怪物の出現はカストルの差し金だと信じ込んでしまったのだ。 窮地に陥ったカストルは直属の部下とともに守りを固め始めた。 シキュオスを破壊している怪物は泥で出来た巨人であり、例え傷を受けても泥が流れてふさがってしまう。 手を振り回すたびに泥のしずくが大量に飛び散り、 そのしずくが小さな(といっても人間サイズの)泥人形となってまた暴れ始める。 大混乱の中、アマンラとサラミスの王子アイアス(彼もアーカントスの戦友である)の軍がシキュオスに到着。 しかし、この怪物を人間の力で倒すことは不可能と見た二人は、 とりあえずカストルを助け出して撤退することにした。 押し寄せる泥人形の群れを食い止めつつ、女神ハトホルの加護によって巨鳥「ロック」 (巨大な籠を吊り下げて飛ぶ「輸送機」、大型の攻城兵器すら運ぶことができる)を呼び出し、 かつての同胞に包囲されていたカストルとその部下を脱出させた。 カストルを助けた二人ではあったが、彼を見る目は冷たい。 「すべて私のせいだ…」と落ち込むカストルに、 「いまさら後悔しても遅い」とアイアスが吐き捨てる。 これからどうすればよいのか考え込む一行の前に、アーカントスが現れる。 「父上…! 知らなかったんです、アトランティスのために良かれと思って…」 「泣き言は無用だ、息子よ。直ちに奴らを倒せ!」 アーカントスによると、すでにエジプトと北欧にもティタンが出現したという。 彼らはティタン神族の先兵であり、 彼らの破壊活動で他の神々の力が弱まればさらに強力なティタンが出現してしまう。 アーカントスの指示に従い、一行はエジプトへ向かう。 149 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 06 23 53 ID +v9r6+4x0 エジプトではティタンによってピラミッドが破壊され、怪物の大群が出現し始めていた。 アマンラはオシリス神の「ガーディアン」を目覚めさせるべく、 「オシリスの息子」と呼ばれる最高位の神官に祈りをささげるように指示した。 ガーディアンは人身狗頭で黒い肌を持つ巨像であり、 かつてアーカントスの敵であったセト神の信奉者を撃滅した実績がある。 怪物たちの妨害を退け、ティタンの前進を膨大な犠牲とともに食い止めた結果、 ついにガーディアンが覚醒する。 ガーディアンはティタンに比べると半分以下の体格しかなかったが、 オシリス神とホルス神の加護の元に圧倒的な力でティタンを倒した。 カストルらは続いて北欧に現れたティタンを倒すべく、平穏が戻ったエジプトを後にする。 北欧に到達したカストルは、キング フォルスタッグと名乗る フロストジャイアント(氷を喰らい冷気を吐く巨人)に出会う。 フォルスタッグの一族はその極端な蛮性で忌み嫌われていた悪名高き集団である。 かつてアーカントスは悪神ロキにだまされてフォルスタッグの旗を掲げて行軍したため、 北欧中の人間たちに総攻撃をかけられた事がある。 そんなフォルスタッグも最近は行状を改め、人々のためになろうと努力しているのだという。 なんと彼らは巨大な悪竜「ニーズヘッグ」を手なずけたらしい。 ニーズヘッグが地の底からやって来るまでの時間を稼ぐべく、 カストルらはフォルスタッグとともにティタンに立ち向かう。 いくつもの町がティタンに破壊されたが、一度ニーズヘッグが現れるとあっさり勝負がついた。 巨大なティタンと言えども空中にいるニーズヘッグを攻撃することはできず、 ニーズヘッグが吐く炎で一方的に焼かれてしまったのだ。 150 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 07 16 20 ID +v9r6+4x0 カストルはシキュオスへと帰還。灰燼に帰したシキュオスには相変わらず泥の怪物が居座っている。 再びカストルの前に現れたアーカントスは怪物を倒すための秘策を伝える。 それは同じティタン神族に属する大地と癒しの女神、ガイアの力を借りることだった。 シキュオスで暴れている怪物は泥の塊であり、大地から力を得ている。 ガイアの力によって大地を癒し植物を繁茂させればその分だけ奴の力が落ちるはずだ。 アーカントスの言葉に従い、ガイアに祈りをささげ、荒れ果てた大地を癒してゆくと、 怪物の力が目に見えて衰え始めた。 これならいける、と確信したカストルらは全軍を率いて怪物に突撃、大損害を蒙りながらも怪物を討ち取った。 (ティタン神族といえども一枚板ではない、ということがアーカントスの秘策の種だった。 今回の騒乱の源はゼウスの父である時間の神クロノスだが、 クロノスの母であるガイアはクロノスとも、クロノスの父であり自らの夫であったウラノスとも仲が悪い。 そもそもクロノスが生まれたばかりのゼウスを食おうとした際(彼は自分の子に主神の地位を奪われることを恐れていたのだ)、 ゼウスを救ったのはガイアと、ゼウスの母であるレアの二人の女神である。 ガイアはその後に起こったティタン神族とゼウスら新しい神々との戦いにも参加せず、 むしろゼウスに肩入れしてその勝利を後押ししたのだ。 それゆえ、ティタン神族につながる神ではあるがタルタロスに幽閉されていない。) シキュオスのティタンを倒したカストルらはクリオス(に成りすましていた怪物)を追ってニューアトランティスへ向かう。 クリオスは島の中央にある「天空の道」に入っていった。 それを見たカストルらは後を追おうとするが、 クリオスの放ったオートマタ(動くブロンズ像)の大群に足止めされてしまう。 しかし、無差別に人を襲うオートマタを撃退したことで、アトランティスの民の信頼を取り戻すことはできた。 カストルはクリオスを追って「天空の道」に入る。 151 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 07 18 25 ID +v9r6+4x0 「天空の道」を出ると、そこは水没しかかった島だった。 「ここは…かつてのアトランティスだ!」 島の中央に「タルタロスの門」があった。 10年前にアーカントスとポセイドンの彫像が一騎打ちをした場所だ。 門の傍らに立つクリオスが叫ぶ。 「もうすぐクロノス様がお出ましになる。クロノス様と比べれば他の神などクズ同然だ!」 門の扉はバタバタと揺れ、今にも開きそうだ。 扉を閉じる手段を持たないカストルにはクロノスの出現を止める事はできないし、 出現したクロノスを倒すこともできないだろう。 手詰まりになったカストルだが、即座に逆転の方法を思いつく。 相手がクロノスを呼び出すのなら、こちらはガイア自身を呼び出せばいい。 クロノスらと違い、ガイアはオリュンポスの神々と敵対したことはないため、 ティタン神族ではあるがタルタロスに幽閉されてはいない。 従って、大地の力が結集すれば即座に地上に現れることができるはずなのだ。 カストルはガイアに祈りをささげ、「ガイアの聖なる木」の種を与えられた。 門を包囲するように4つの種を蒔くと、全ての種は一瞬にして巨木に成長した。 カストルはクリオスが差し向けてくる軍から木を守り、ガイアの降臨を待つ。 しかしクロノスの出現のほうが早かった。 門が開き、鉄と岩でできた巨大な神が現れる。 周囲に生える巨木の意味を悟ったクロノスは木を倒すべく突進してきた。 木を守っていた部隊はまとめて蹴散らされ、木が押し倒されてしまう。 しかし、二本目の木が倒される前に、ガイアが岩盤を割って地上に飛び出してきた。 自分に劣らぬ巨体を持つ女神を見たクロノスは「タルタロスの門」の近くに退却する。 クロノスに従う怪物たちを踏み潰しながら後を追うガイア。 巨神同士の一騎打ちが始まった…が、 ガイアはあっという間にクロノスを殴り倒し、門の向こう側に放り込んでしまった。 こうして史上最大の母子喧嘩は母の圧勝に終わり、世界に平穏が戻った。 ガイアは岩を崩してタルタロスの門を埋め、その上に多くの木々を生やして封印した。 そして自らの体をも巨大な植物に変えて大地に還った。 感謝と畏怖をこめて地に額づくカストル。その向こうを何気なく歩いてゆく老人が一人。 それを見た兵士が叫んだ。「クリオスが逃げるぞ!」 「そうはさせん!」カストルは剣を抜いて走り出す。 怪物の本性に戻ったクリオスと取っ組み合い、殴りつけ、胸を貫く。 消滅してゆくクリオスを見ながら、「終わったな…」と独りごちるカストル。 すると「まだ終わったわけではない」という声が。 後ろを振り向くと、アーカントスが降臨していた。 「父上…?」 「アトランティスには良き指導者が必要だ。お前がその役目を果たさねばならん。」 指導者の象徴である「アトランティスの杖」(以前はクリオスが持っていたものだ)をカストルに手渡す。 「では、さらばだ。諸君、私はいつでも君達を見守っているぞ…」 天界へと帰って行く父を見送ったカストルは、民衆の歓呼によって我に返った。 「カストル様万歳!」「アーカントス様のご子息万歳!」 「…よし!もう一度、我々の手でアトランティスを復興させるぞ!」 ここに、再びアトランティスの歴史が始まった。 152 :Age of Mythology The Titans:2007/11/04(日) 07 20 18 ID +v9r6+4x0 長くてすいません。 あと書き忘れましたが 146からがThe Titansの内容です。 本編のストーリーはもうあるので 145はなくてもよかったんですが、まあ一応ということで。