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小説 六青みつみ 漫画
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空中都市ターミナル 白い雲も近づく程に色を失っていつの間にか通り過ぎている。 降り注ぐ太陽の光が濃淡を描いてまた次の雲の山を照らす。 蒼穹の天蓋は何処までも続き、雲の切れ間から空を映す海が覗き、緩やかな曲線を描きつつ空と海の境界線はなかった。 「やっぱり、お前も飛空挺が好きなんだなあ」 「当たり前だろ! 男だったら一度は飛空挺乗りだぜ」 何日も掛けてたどり着いた帝都から辺境のアプリリウスまでだって、飛空挺ならひとっ飛び。定められた道も、委ねるしかない風もない、この開放感。 「だよな。俺も、いつかはアレックスみたいに、自分の飛空挺を持ちたい!」 飛び立って15分、セイバートリィは砂漠の遥か上空に達していた。 下界を臨めるうちは窓にへばりついていたシンも、見渡す限りの雲海と蒼みを増した天空から目を離してヨウランやヴィーノ達と会話をするようになっていた。 「ターミナルって所までどれくらいかかるんだ?」 「半日くらいじゃないか?」 「えっ、ターミナルまで半日で行けるの?」 シン達の会話を聞いていたキラが会話に参加する。 軍用の高速挺ならまだしも、通常であれば半日と言わず、その1.5倍は掛かる空路である。 「そう! それがこのセイバートリィのすごい所!」 「そんじょそこらの飛空挺と一緒にしもらっちゃ困る。なんせ、最速の空賊だから」 最速とは大きく出たものだ。 シンは自分の知る限り、最速の飛空挺は帝国軍の高速挺の中でもフルチューンされた兄の飛空挺。 「最速って、軍の飛空挺より?!」 「勿」 ヨウランの二つ返事に純粋な驚きとちょっとした悔しさを感じるが、キラは普通にその返事に感じ入っていた。 「だからこんな派手な色でも問題ないって事だね」 「ま、ね」 「乗ってる俺達は確実に寿命を縮めているけどな!」 「聞こえてるぞ!」 突如割り込んだ声に、ヨウランとヴィーノが慌てて手を伸ばす。 「やべっ、掴まれ!」 声と同時に全身に掛かる力。回転する視界。 !! 息つく間もなくシンは、背中に衝撃を感じて、目を開けた。 目に入ったのは、幾つものの足と大丈夫そうに覗き込むヨウランとヴィーノ。 一回転した飛空挺で、シン1人だけが床に転がっていた。 「イッテ・・・い、いきなり、何って事すんだよ!」 「そのとろさじゃ、飛空挺乗りにはなれないな」 コックピットの中にアレックスの笑い声が響いた。 恥ずかしさと悔しさとで、涙目で睨みつけるシンだった。 朝、アプリリウスを飛び立って太陽が天頂を過ぎた頃、深紅の飛空挺が空中都市ターミナルを捉えた。空に浮かぶ島に建物があって、そこには大きな街があった。 『少女を帰して欲しくば、採石場にて待つ。逃げるなよ』 オレンジ色の手紙を回し読みして、空中都市ターミナルに降り立った。空の上だというのに快適な気温に、地上と変わらない街並みが見える。 「どこに行くつもりだ?」 ヨウランとヴィーノがセイバートリィに残って整備その他買出し、シンのステラ救出にアレックスとミーア、それにキラが加わる。 「一緒に行ってくれるのかよ」 シンと同じ方向に歩き出すアレックスに問いかける。今まで散々、彼のだらしなくて横着なところを見ているから、進んで助けてくれる姿が少し意外だったのだ。 「その少女を助けないと、報酬とやらが手に入らないのだろう?」 「ああ、そう!」 「採石場は街を向こうにある鉱山だ。さっさと行こう」 評価がコロコロ変わる空賊に、シンは負けじと先を急いだ。 長い階段を上り街の入り口に立つ。そこはT字路になっていて、左に折れれば九十九折の階段が街へと続く。 「こっちは何?」 右手の大きな門の前には衛兵が鋭い槍を持って警備していた。 「バルトフェルト侯の館だよ。この空中都市の領主だね」 「帝国と王国復興レジスタンスとも繋がっている、胡散臭い奴さ。このご時勢の中、自治を守っている事は賞賛に値するけれどね」 空中都市ターミナルをこの時になってようやくシンは思い出した。 帝国に屈するを良しとしない自治領・ターミナル。 算出される鉱石を主要産物として、貿易で成り立っている街。自分とてその領主バルトフェルト侯と幾度か会ったことがあるではないか。 「僕はこの方に用があったのだけど、とても会えそうにないね」 確かにキラは、シン達とは別に用事があると言っていたのだ。 彼はかつてのアプリル将軍だから、面識があってもおかしくはない。しかし、それを今、公にできるかどうかは情勢を見据えなければならず、見ず知らずの旅行者としておいそれと会うことはできなかった。 俺も気軽に顔なんて出せないよな。 そんな事をしたら最後、絶対に兄にばれるだろう。 「それなら、一緒にステラって子を助けに行きましょ」 「そうするしか、ないね」 4人が街を抜けて採石場にたどり着くと、鉱山だけあって、ひんやりした洞窟が目の前に待ち構えていた。薄暗い鉱山のあちこちに惹かれた採石の設備。足元を照らす明かりと、取り出した石を運ぶトロッコとそのレール。 「採石場って、具体的には魔法の元になる石を掘り出すんだよな」 「ええ、そうよ。シードを含んだ石ね」 「それって、売れるのか?」 それが、どうも、よく分からない。 「魔法を使わないシンにはイメージできないかもしれないわね。魔法の源になるシードは空中に僅かに含まれているの、そのシードを集めて魔法を使うの」 「魔法を発動するには多くのシードがいる。だから、シードを多く含んだ石はその手間を減らせるから貴重なんだ」 途中から、ミーアに替わってアレックスが説明を乗っ取って畳み掛ける。 足を進めた鉱山に声が木霊する。 しかし、洞窟に響くのは声だけではなかった。 「こうもりとか!」 「ねずみの大群とか!」 「ゾンビとか!」 「なんでいるんだよ!」 4人は行く手を邪魔するお呼びない存在を相手にしながらステラを探す。鉱山は採掘に沿って幾つも道が分岐し、行っては戻り、戻っては引き返す事を何度も繰り返す。 「シン!」 走り通しで、疲れのためふらりと身体が傾く。運悪くコウモリの超音波で視界がゆがんでしまった。集中攻撃を受け、シンは残った3人が大慌てでそれらをやっつけた後に、へなへなと座り込んでしまった。 「だいぶ、酷くやられたね」 「薬を塗って置けば直るなんてもんじゃないな」 引き裂かれて長袖は半そでになってしまっていたし、頬や手の甲に血が滲み、腕がざっくりと切れている。 「ミーア」 「え、あたしなの?」 ミーアがシンの傍に座って傷の具合を確認する。 「治癒の魔法を掛けてあげる。じっとしていてね」 ミーアが目を閉じて、胸の前でぎゅっと手を握った。 シンはさわさわと空気が流れたと思って、目を瞠った。 空気の流れが目に見えるのだ。 淡い緑色の光が風のようにミーアの手の中に集まっていく。 その手がゆっくりと開いて、手の中から光とも水とも着かないライトグリーンに揺れる何かがシンの腕にこぼれ落ちる。最初は冷たいと思った感触は、次第に暖かくなって、痛みが引いて行く。 光が消えた時、腕に走っていた裂傷が消えていた。 「魔法・・・ミーアは魔法が使えたんだ・・・すごい」 「あら、訓練次第で誰でも使えるようになるのよ」 「俺でも?」 ミーアがシンの腕をぺちっと叩いた。 「勿論よ」 シンを覗き込んで、にこっと笑う。 「二人とも、和んでいる暇は無さそうだぞ」 アレックスの声に顔を上げれば、立ち止まっていたおかげですっかりゾンビに囲まれていた。シンもミーアも立ち上がって、ミーアは弓を引き、シンは剣を構えた。 それから道を引き返すこと2回。 鉱山の道の割れ目から雲海を覗くこと3回。 シン達は今まさに採掘の現場と思われる所に出た。集まったトロッコや、人が大勢集まっていた形跡がある。木箱がうずたかく詰まれて散らかっている。 「誰もいない?」 そんなことは無かった。 靴音に振り向いてみれば、今まさに辿ってきた場所にオレンジ頭と金髪頭の二人が立っていた。 「ようやく着いたか」 しかし、二人しかいない。 「ステラは何処だ!?」 シンが叫ぶと、オレンジ頭が鼻の頭をかきながら告白した。 「あっ・・・と、その子なら、突然、走り出しちゃった」 何となく照れくさそうに見えるのはなぜだろう。 「いい加減だね。女の子をこんな所で1人にするなんて」 呆れた口を開いたのはキラ。しかし、オレンジ頭も黙っていない。 「失礼だな。あの子が勝手について来たから、分かりやすく教えてやったのに。まあでも、ここまでおびき寄せれば俺達的には問題ないっしょ」 「ラスティ! お前っ」 「それって逃げられたってことじゃ・・・」 シンはここまで来てステラいないことにがっかりし、『突然走り出した』の意味を口に出していた。なるほど、確かに男二人が少女1人に逃げられてしまっては、堂々と言うのは憚られるかもしれない。 「変な事言いながら、急に凶暴になってねえ。その子を探しに行きたきゃ、行けば? きっと奥だぜ。っと、アレックスはここまでだけど」 「ミゲル・・・しつこい男は嫌われるぞ」 ため息交じりで呟くアレックスにミーアが尋ねる。 「どうするの?」 「どうするって、俺はミゲル達に捕まる気はさらさらない」 元々は、アレックスを追う奴らが彼をおびき出そうとステラを攫ったのだ。彼らにしてみれば、アレックスさえここに来れば目的は達したわけだ。後は、何やら揉めているらしい彼らとアレックスの問題・・・と言うわけには行かなかった。シンはダシに使われたステラを助けに来たのだ。 「何ごちゃごちゃ言ってんですか。ステラを探さないと!」 肝心のステラがいなくてはシンがここまで来た意味が無い。アレックスのことは放って置いて、彼女の行方が気になって仕方がなかった。4人がかりで何とかたどり着けた採石場なのだ、あんな少女が果たして無事だろうか。 居ても立ってもいられなれない。 その焦燥が皆に伝わってくる。 シンは言うに及ばず、キラもミーアも、勿論の渦中のアレックスにも。 「と言うわけだから、俺はここで失礼する」 走り出したシンを追ってキラが続き、アレックスとシン達を交互に見るミーアが背中を見せると、アレックスも手を振って奥へと走り出した。 「あっ、こら待て! そっちは・・・」 行き止まりだけど・・・。 シン達がラスティの呟きを聞くことは無かった。 更に奥へと進むと、ちょっとした空洞の壁が僅かに光を放っていた。 「ここは・・・」 ミーアが胸を押さえて足を止める。 まさに採掘の現場だった。抉れ、穿った後が残る。 「ステラ!?」 空洞の真ん中に少女が倒れていた。 シンが駆け寄って、ステラを抱え込む。 冷えていたけれど、奥から体温が伝わってくる。鼓動も微かな吐息も。 息がある。 良かった。 ホッと一息ついて、軽く頬を叩くと目を開けた。 「・・・シ、ン・・・?」 自分の力で身体を起こして、シンを凝視する。その後、くるりとあたりを見渡した。自分がどこにいるか分からないといった感じでぼんやりとしている。 「あれ・・・たねいしがない」 「・・・? ステラ、変な奴らに誘拐されたんだよ。覚えてるか?」 「誘拐・・・?」 事態が飲み込めずに彼女は、シンの周りを見上げて、びくっと震える。見知らぬ人間を見つけたのだ。シンは慌てて彼らの紹介を始めた。 「この人達と一緒に助けに来たんだよ。大丈夫、怖くないって」 「本当?」 「ああ、この人がミーア、その横がアレックスで、俺の後ろにいるのがキラ」 ミーアがしゃがみこんで、手にキャンディーを差し出した。ステラの視線はミーアの頭の上に集中する。 「みみ・・・・・・」 「あたし、キャンベラなの。よろしくね」 そろそろと包みを取って口に入れると、ようやく落ち着いたのかステラ立ち上がる。 「ステラ、たねいしを探しに来たの。見つけたと思ったのに、ここにない?」 「は、タネイシ?」 「うん、研究所がここで作っているって聞いたから」 シンはポカンと聞いているだけだったが、アレックスが反応して少女を見る。 ポツポツと話すステラは、どうやらオレンジ頭達に無理やり誘拐されたわけでもなさそうだった。タネイシやら研究所はさっぱり検討が付かないが、こんな所にずっと居るわけにもいかない。 「早くここを出―――」 「でも、ここの石を使えば人工タネイシができるかも・・・」 シンが早く帰ろうと言おうとした矢先、ステラがトコトコと採掘中の壁に近寄る。しかし、そんなステラを放っておかない人間がいた。すばやく彼女の肩を掴んで振り向かせる。 「なんで、そんな物騒なモノを知っている。あの秘密研究所とどういう関係だ」 問いただしたのはアレックスだった。 凡庸と見上げるステラが口を開くが。 「え、ステラ知らない。ネオから聞いただけ、今度の狙いは人工タネイシなんだって」 「人工種石だと!?」 驚いた彼が繰り返した時、背後から暢気な声がした。 「お取り込み中悪いんだけどさ、アレックス。お前の相手は俺達だって事忘れてない?」 舌打ちして振り向いた彼は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。 ミゲルとラスティがすぐそこまで来ていた。 急にアレックスがステラに掴み寄ったから忘れていたが、自分達はステラを助けてさっさとここをおさらばしたかったのだ。 「逃げなきゃやばいよね」 「どうやってさ、あいつを囮にしてか?」 キラとシンがこそこそを逃げ出す算段をする。彼らの狙いはアレックスだから上手く差し出せば逃げられるかも知れない。けれど、キラが笑って足元の石のかけらをいくつか拾い上げた。 「残念だけど外れだよ。答えはこうやってさっ」 言うなり拾い上げた石をミゲルとラスティに投げつけた。 それは見事に二人にヒットして、顔を抑えてうずくまっている。となれば今の隙に逃げるしかないことなど百も承知。シンはステラの手を引いて走った。 「こら、待てっ!?」 よろよろと立ち上がる二人の横を通り過ぎれば、彼らの声が背中に当たる。シン達は必死に鉱山の出口まで走った。途中であったコウモリやゾンビなど目もくれずに、それこそ一目散に逃げた。 出口の明かりが見えてホッとしたのもつかの間、ずらりと並んだ警備の男達にシン達はとっ捕まった。空中都市側からすれば、大切な金蔵である鉱山に無断で侵入した犯人を捕らえに来たのであった。 帝国兵とまでは行かないまでも彼らも鎧を身に纏い、後ろ手にシン達を拘束して護送車に乗せようとする。 「やめろよ!」 「静かにしろ、盗人がっ」 「俺達はステラを助けに来ただけだっ、何も盗むつもりなんてない!」 「黙れ、空賊の分際で!」 「分際なんて言われると腹が立つな・・・」 アレックスが一人ごちる。 「文句を言っている場合じゃないけど」 「そうよねえ」 シン1人が騒ぎ、他のメンバーはいたって冷静である。ステラにいたっては言われるがままに拘束されてもう護送車に乗り込んでいる。 自分はいい。バナディーヤにも行った身だ。 キラやミーア、アレックスだって、いざとなれば1人でなんとかするだろう。 けれどステラは? ステラのことを気にしているのは、ここではシンだけなのだ。アレックスとミーアは空賊で報酬の為に付き合っている。キラも差し当たり行く所がないからだ。 俺があの子を守らないと! 「触るなっ。俺は空賊じゃない!」 「空賊じゃないなら名を名乗れ。身の証は!」 空賊は自由人だ。 何処の国家にも属さないことが多い。しかし裏を返せば、ほとんどの民がどこかのコミュニティ、つまり国家なり都市に属している。国民であり、市民である。 「俺はシン。シン・アスカ・プラント。どうなったって、知らないからなっ!」 警備兵達の動きが一瞬止まる。けれど、それだけだった。 「プラント? ふざけたことを言うな! 帝国の王子がお前のような薄汚れたガキなわけないだろう!」 「本当だったらどうする! 俺が王子じゃないって言い切れるのかよ!」 相変わらずシンと警備兵達の問答は続くが、顔を見合わせたのはアレックスとミーアだ。そこにキラが寄ってきて耳打ちする。 「君達、自分で判断したくないなら、君達の上司にでも尋ねたら?」 子供騙しに引っかかったというヘマはしたくない。けれど、もし本当に王子だったらと言う不安がゼロであるわけでもない。判断しかねる警備兵達にキラが助け舟を出したのだ。 「バルトフェルト侯なら王子に会った事くらいあるだろう」 警備兵が仲間を集めて相談し、どこかに連絡を取る。 「えっ、しかし・・・ですが・・・はあ、了解しました」 彼らは腑に落ちない顔でシン達の拘束を解いて、護送車へと乗せる。先に乗り込んでいたステラの拘束も解いて、来た時に見上げるだけだった屋敷へと続く大きな門を潜った。 「ってことは、俺、帝国の王子様に間違われたんだな~」 「えっ、どう言うこと? アレックス」 護送車の中で、アレックスがシンを指差す。 「初めて会った時、シンの奴、俺のこと自分の兄と間違えたんだよ」 そう言うアレックスはシンが帝国の王子であると全く信じていないのか、未だ持ってこいつ呼ばわりである。シンは上目使いに睨みつけるが相手には全く通じていない。 「えっと、帝国の王子って確か4人いたわよね」 ミーアが護送車の天井を見上げて、唇に人差し指を当てる。うーんと何かを思い出すポーズだ。長い耳がギリギリ天井に当たりそうで当たらない。 「黒いわかめ頭の長男と今度アプリリウスに来た銀髪、それから・・・3番目が死んでて、最後、4男」 「シンは最後の4男に化けるわけだね、しっかりやりなよ」 3人が笑ってシンを茶化す。 全く持って面白くない。 屋敷の前で憮然として護送車から降りる。 「判断を仰ぐだけだ。貴様らの疑いが晴れたわけではないからな!」 賓客対応とは行かずに通用口から屋敷に入ることになったが、バルトフェルト侯に会った時の反応を予想して、シンは反撃の機会を待った。 「侯爵がお会いになります」 「やったな、キラ」 呼びに来た小間使いにアレックスがキラに言う。シンは二人を見ると、気が付いたミーアがウィンクする。 「ほら、キラは侯爵に会いたかったでしょ。作戦成功ね!」 俺の作戦は成功した・・・のか? シンは自問自答した。 自分のことがバレナイのならそれに越したことはないし、ステラが守られるなら別にそれでいいのだ。なんとなく気を張っていたのが分かって、息を吐き出す。 「シン、どこ行くの?」 「侯爵様に会いに行くんだってさ。いい子にしてろよ、ステラ。偉い人なんだからさ」 「うん。分かった」 と、本当に分かったのかどうか怪しいステラを筆頭に、どこか浮かれ気分の一行は重厚なドアを開けて、侯爵の書斎へと導かれた。 「これは・・・」 目を見開く侯爵は一体誰を見ていたのか。 「懐かしい顔だ」 シンは必死に侯爵に目で訴える。 俺にことは秘密にしておいて欲しい! 「ヤマト将軍。無事であったのか・・・」 キラを振り返って、肩の力を抜く。 「それに、お久しぶりですな」 ギギギ・・・と首が回る。油の足りない機械のようにシンはバルトフェルト侯爵を振り返った。予想される言葉。 「殿下も。家出中だと、ここまで届いているがね」 4人の視線が集中するのが痛いほど分かった。 戻る 次へ ここでばれてしまうわけですが、どうなるどうする?
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「多重機甲戦線テウルギア」の年表 この年表は「世界の歴史」を記録するための年表です。 主に歴史的事件や出来事、次代の変節などについて列記していきます。 ※歴史に名を残すような人物以外は、登場人物の個人的動向などは追記しないようにしてください。 国家支配時代……西暦2xxx年代(不明) 国家崩壊時代……西暦2xxx年代(不明) 無支配体制時代……西暦2xxx年代(不明) 原始企業時代……西暦2xxx年代(不明) 企業連合締結企業標準歴0年 企業標準歴10〜20年 企業標準歴〜80年代 二大グループ時代企業標準歴 98年 企業標準歴 99年 企業標準歴 106年 企業標準歴 152年 企業標準歴 154年 企業標準歴 156年 企業標準歴 160年 企業標準歴 164年 企業標準歴 165年〜 三大グループ鼎立期企業標準歴 200年 企業標準歴 202年 企業標準歴 204年 企業標準歴 205年 三大グループ膠着期企業標準歴 210年(以下暫定、要調整) 企業標準歴 212年 企業歴標準歴 213年 企業標準歴 215年 企業標準歴 220年 企業標準歴 239年 国家支配時代……西暦2xxx年代(不明) 世界規模の経済危機や人種・宗教・経済などの問題が山積していたとされる。 「ある小国」が秘密裏に研究していた、「仮想人類」製造計画による人類救済の計画が明るみに出る。 国家崩壊時代……西暦2xxx年代(不明) 「仮想人類」による人類救済の計画は実現せず、何らかの理由で国家概念が消失する程の災害が起きる。 戦争によって文明は破壊、大地が何らかの物質によって汚染され、人類の生存可能領域が大幅に狭まる。 無支配体制時代……西暦2xxx年代(不明) 国家支配が終焉、生き残った人類は極めて小規模なコミュニティを形成、生存。再繁栄の道を模索し始める。 物資の枯渇や厳しい生存競争に脱落者が続出し、新たな社会体制の構築が望まれるようになる。 原始企業時代……西暦2xxx年代(不明) 物資共有と分配のコミュニティが奇跡的に回転していた地域に生存者が集まり、小〜中規模のコミュ二ティが生まれる(原始企業の誕生)。 原始企業がさらに拡大し、社会基盤として機能し始める。 原始企業同士が抗争・吸収を繰り返し、かつての国家規模にまで成長するものが現れた。 企業連合締結 企業標準歴0年 クリストファー・ダイナミクス社が人類生存可能域の北部の大部分を糾合、複合企業としてグループを樹立。 企業標準歴10〜20年 EAAがドナウ川流域及び南ヨーロッパ・北アフリカ周辺の企業を糾合、EAAグループが樹立。 企業標準歴〜80年代 2大グループがそれぞれ領域拡大に努める。 二大グループ時代 企業標準歴 98年 クリストファー・ダイナミクス、EAAが接触。 企業標準歴 99年 クリストファー・ダイナミクス・グループがEAA北部領域に対する侵攻を開始。企業間抗争の開始。 企業標準歴 106年 クリストファー・ダイナミクスが大規模侵攻作戦を展開。EAA、ドナウ川以北の領域を喪失。 EAA、本格的な軍備拡張政策を開始。 企業標準歴 152年 クリストファー・ダイナミクス北西部農業地帯に記録的な寒波と汚染物質飛来が重なり、致命的な食糧不足となる。 企業標準歴 154年 汚染物質の飛来は治まるものの、冷夏が続き食糧生産が遅滞。貧困層に餓死者などが出始める。 クリストファー・ダイナミクス領内全体で社会情勢が悪化 企業標準歴 156年 クリストファー・ダイナミクス侵攻部隊への物資供給が滞り始める。 治安維持部隊によるデモ鎮圧が相次ぐもデモの波は治まらず、正規軍がデモの鎮圧にあたるなど、社会不安が深刻化。 企業標準歴 160年 EAA軍事再編成の第一段階が終了、停滞するクリストファー・ダイナミクス軍への反抗作戦が各地で展開され始める。 企業標準歴 164年 クリストファー・ダイナミクスで食糧供給の効率化研究の成果が出始める。 企業標準歴 165年〜 クリストファー・ダイナミクス領で依然食糧は不足するものの、戦線を立て直してEAA領への侵攻を継続。 三大グループ鼎立期 企業標準歴 200年 アレクトリスを名乗る第三勢力が突如出現、主にクリストファー・ダイナミクスのEAA侵攻軍に対して攻撃を開始。 「テウルギア」「マゲイア」といったまったく新しい兵器群を擁するアレクトリス軍に、クリストファー・ダイナミクス軍は大打撃を受ける。 独立研究機関「テオーリア」を名乗る組織の活動が初めて記録される。 企業標準歴 202年 アレクトリス軍の攻勢を受けたクリストファー・ダイナミクスの侵攻軍がEAA領からの撤退を開始。 EAA軍、アレクトリス軍と消極的ながらも同盟関係を構築。クリストファー・ダイナミクスの軍の掃討を開始。 企業標準歴 204年 EAA軍、確保されていたドナウ川流域の、ベラルーシなどの領域を奪回、戦線を北へ押し上げる。 企業標準歴 205年 クリストファー・ダイナミクス、EAAとの休戦を宣言。アレクトリスの介入もあり、EAAも休戦を追認。 EAA、クリストファー・ダイナミクスへの本格的な食糧輸出を開始。 EAA、テウルギア・マゲイア技術の研究を本格化。 三大グループ膠着期 企業標準歴 210年(以下暫定、要調整) CD、アレクトリスとの本格的な取引を開始。テウルギア・マゲイア技術の研究開発に乗り出す。 なお、この時に東部企業からの強い反発があった模様。 企業標準歴 212年 CD中枢と東部をはじめ、CD内部で深刻な経済格差が発生。社会問題となる。 企業歴標準歴 213年 ドレイク総合開発をはじめとした極右企業が台頭。特に東部において対外戦争の継続を目指す軍部の政治的発言力が強くなったことにより、CDでの内部分裂が起こり始める。 企業標準歴 215年 東部地区を始めとする企業が武装蜂起、CD内部にて大規模な内戦が勃発。 主に中枢企業側に賛同する勢力とそれに反発する勢力によるものであり、それぞれの勢力図から「東西戦争」と呼ばれる様になった。 企業標準歴 220年 CD内戦終結。最終的に二つの企業が「消滅」した他、民間人を含め50万人以上が犠牲になるという大惨事となった。 また、三大企業間の停戦以降初めて「テウルギアの戦闘」を伴う戦争でもあった。 企業標準歴 239年 「コラ・リュミエール事変」発生。グループ基幹企業のトップが捕虜として拘束、人質とされあわや全面戦争勃発という事態になりかけた。最終的に両者がこの取引を承諾する事で事なきを得たが、全世界に混乱と激震を走らせた。
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ステータス基本パラメータ 衣装 ボイス 入手方法 備考 コメント ステータス 基本パラメータ 変化前 変化後 【ファンタジーサーカス】聖川真斗 No. 265 TOTAL DANCE VOCAL ACT 特技 JUST PERFECTのスコア2.5%上昇 レア度 SR Lv40 3081 813 1099 1169 サブ特技 LIFE60%以上でクリア時+12000スコア 属性 スター MAX 3920 1030 1410 1480 メインスキル スターのACTパフォーマンス50%上昇 編集 衣装 ボイス 1 サーカスは、まるで魔法のようだな。あの胸が高鳴る興奮を、うまく伝えることができればいいのだが。 2 例えパンフレット用の撮影であっても、半端な芸を見せるわけにはいかん。鍛錬を重ね、己を磨いたつもりだ。 入手方法 スペシャル撮影:ショータイム!ファンタジーサーカス(2018/5/16~2018/5/31) 備考 コメント
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ファイナルファンタジーVIII 機種:PS,PC,PS4,Xbox1,NS 作曲者:植松伸夫 発売元:スクウェア, スクウェア・エニックス 発売日:1999.2.11(PS),2000(PC 9x),2014(PC VISTA以降),リマスター版 2019(PS4,Xbox1,NS,PC) 概要 「ファイナルファンタジー」シリーズの第8作目。 前作『VII』の評判もあってシリーズ最高の国内出荷本数(約370万本)を達成したものの、その中身は既存のFFと大きく異なる作風であったために賛否両論を巻き起こした「ナンバリングFFの異端児」。 現在でも否定的なユーザーは少なくないが、一方でその深い世界観と演出、そして独特のシステムに惹かれたファンもまた根強く存在している。 楽曲面ではシリーズで初めて生のオーケストラを使用した音楽と、やはりシリーズ初のボーカル入り主題歌が特徴。 フェイ・ウォンが歌う「EYES ON ME」は第14回日本ゴールドディスク大賞でソング・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。 この「EYES ON ME」を取り入れた「Ending Theme」も、ファンの間では編曲とムービーの妙が相まって高く評価されている。 また、内蔵音源も前作から更に進化し、よりリアルになった高品質なBGMが揃っている。 (前作:ファイナルファンタジーVII 次作:ファイナルファンタジーIX) 曲名 補足 順位 Disc1 Liberi Fatali オープニングムービー作詩:野島一成ラテン語訳:山下太郎原音収録 スクエニ271位オープニング66位第2回オープニング91位FF67位初代PS244位 Balamb GARDEN バラムガーデン 町曲42位癒し38位 Blue Fields フィールド曲 フィールド130位FF100位 Don't be Afraid 通常バトル 初代PS231位通常戦闘曲64位 The Winner バトル勝利 Find Your Way ダンジョン スクエニ271位ダンジョン238位 SeeD 傭兵部隊・SeeDのテーマ The Landing SeeD試験・ドール揚陸作戦 第7回879位第13回861位 Starting Up 電波塔ムービー Force Your Way ボスバトル 第4回680位第5回916位第6回251位第7回143位第8回247位第9回441位第10回785位第12回665位第13回817位第16回473位スクエニ159位第2回スクエニ88位FF15位RPGバトル63位初代PS20位1990年代139位ボス戦23位 The Loser ゲームオーバー Never Look Back X-ATM092戦など Dead End ドール退却、魔女暗殺時など Breezy バラム市街 Shuffle or Boogie トリプルトライアド(カードゲーム) ミニゲーム2位 Waltz for the Moon SeeD就任パーティー Tell Me 秘密の場所イベント Fear バラムガーデン訓練施設 The Man with the Machine Gun ラグナ編通常バトル 第2回213位第3回333位第4回521位第5回468位第6回189位第7回156位第8回297位第9回264位第11回518位第14回413位第16回979位スクエニ76位第2回スクエニ41位FF29位RPGバトル51位初代PS1位1990年代213位通常戦闘曲1位 Julia ジュリアのピアノソロ FF79位ピアノ211位 Roses and Wine ラグナとジュリア、宇宙空間のリノアなど Junction セントラ発掘現場など Timber Owls 森のフクロウ関連イベントなど Disc2 My Mind リノア関連イベント The Mission 大統領誘拐作戦、ガーデン内紛など Martial Law ティンバー市街 町曲206位掘り出し79位 Cactus Jack(Galbadian Anthem) デリング大統領の演説 Only a Plank Between One and Perdition ガルバディア軍関連、バハムート戦等 SUCCESSION OF WITCHES 魔女イデア関連イベント Galbadia GARDEN ガルバディアガーデン Unrest サイファー処刑宣告など Under Her Control デリングシティ 夜201位 The Stage is Set 魔女暗殺作戦・準備、バラムガーデンMD層など A Sacrifice 魔女イデア演説シーンなど FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC 魔女イデアのパレード Intruders デリングシティ地下水路など Premonition 魔女とのバトル RPGバトル448位 Wounded DISC1終了ムービー Fragments of Memories ウィンヒル FF84位 Jailed ガルバディアD地区収容所 Rivals スコール拷問シーン Ami アーヴァインの過去語りイベント ピアノ175位 Disc3 The Spy ミサイル基地 Retaliation ミサイル飛行ムービー Movin' バラムガーデン起動ムービー Blue Sky ガーデン起動後のムービー Drifting エルオーネ関連イベントなど Heresy ガーデンマスタールーム Fisherman s Horizon フィッシャーマンズ・ホライズン 第5回149位第6回313位第7回212位第8回388位第9回418位第10回961位第14回336位第15回394位第16回553位スクエニ67位第2回スクエニ73位町曲6位FF18位癒し5位夏251位初代PS100位 ODEKA ke Chocobo チョコボのテーマ Where I Belong トラビアガーデン The Oath スコールの演説シーンなど スクエニ222位FF91位初代PS93位 Slide Show Part1 ラグナ編・トラビア映画撮影 Slide Show Part2 ラグナ編・対ルブルムドラゴンミニゲーム ミニゲーム68位 Love Grows リノアを背負って歩くシーン The Salt Flats 大塩湖 Trust Me ルナティックパンドラ研究所など Silence and Motion エスタ市街 Dance with the Balamb-fish ドール、ルナサイドベースなど Tears of the Moon 月の涙の落下ムービー Residents 宇宙のラグナロク艦内 Eyes On Me 編曲:浜口史郎 作詞:染谷和美歌:Faye Wong原音収録 第3回544位第10回648位ゲームソング18位第2回ゲームソング27位第3回ゲームソング99位スクエニ138位第2回スクエニ291位初代PS118位 Disc4 Mods de Chocobo(featuring N's Telecaster) チョコボ騎乗時 Ride On 飛空艇ラグナロク搭乗時 掘り出し119位フィールド215位初代PS132位 Truth イデアの家 Lunatic Pandora ルナティックパンドラ Compression of Time はじまりの部屋、時間圧縮世界 初代PS273位 The Castle アルティミシア城 スクエニ159位FF96位ダンジョン22位 The Legendary Beast ラスボス第2段階 Maybe I'm a Lion ラスボス第3段階:ジャンクション・グリーヴァ FF54位初代PS204位 The Extreme ラスボス最終段階 第2回177位第3回290位第4回158位第5回721位第6回153位第7回221位第8回244位第9回349位第10回190位第11回377位第12回421位第13回231位第14回285位第15回464位第16回339位スクエニ96位第2回スクエニ44位ラストバトル28位第2回ラストバトル28位FF32位RPGバトル78位初代PS28位1990年代132位 The Successor エンディング・13年前のイデアの家 Ending Theme エンディングムービー原音収録 エンディング78位第2回エンディング88位FF76位 Overture アトラクトムービー サントラ未収録曲 アイリッシュ・ジグ(仮) F.H.バンドイベント バラード(仮) F.H.バンドイベントEyes On Meアレンジ The Landing(体験版) 体験版より映画「ザ・ロック」の曲に類似 FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC FINAL FANTASY VIII ゲーム中の曲をオーケストラアレンジしたものが収録されている。 全13曲。 曲名 アーティスト情報 順位 Liberi Fatali 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 Blue Fields 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 Don't be Afraid 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 ゲーム未収録93位 Balamb GARDEN ~ Ami 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 ゲーム未収録180位 Fisherman's Horizon 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 ゲーム未収録50位 FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 Eyes On Me 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 The Man with the Machine Gun 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 ゲーム未収録291位 Dance with the Balamb-fish 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 Love Grows 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 The Oath 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 ゲーム未収録144位 Ending Theme 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 Fragments of Memories 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎 ゲーム未収録164位 ピアノコレクション ゲーム中にて使用されていた曲をピアノアレンジしたものが収録されている。 全13曲。 曲名 アーティスト情報 順位 Blue Fields 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Eyes On Me 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Fisherman's Horizon 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 SUCCESION OF WITCHES 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Ami 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Shuffle or Boogie 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Find Your Way 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 The Oath 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Silence and Motion 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 The Castle 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 The Successor 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Ending Theme 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 Slide Show Part2 作曲 植松伸夫; 編曲 浜口史郎; 演奏 小形眞子 サウンドトラック ファイナルファンタジー8 オリジナル・サウンドトラック FINAL FANTASY VIII Original Soundtrack Revival Disc (映像付サントラ/Blu-ray Disc Music) FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC Piano Collections FINAL FANTASY VIII iTunes Store FINAL FANTASY VIII (Original Soundtrack) https //itunes.apple.com/jp/album/final-fantasy-viii-original/id62443271
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概要 年表 コメント 概要 プライド誕生を00年とする年表です。 現代日本と同じ年度表記(一番早い誕生日が4月2日で、一番遅い誕生日が4月1日)(*1) 年表 記述する事柄の基準 名前のある人物の出来事 プライド関連の出来事 など。量が増えたら適宜分割をお願いします。 アネモネ王国に関することはこの背景色、ハナズオ王国に関することはこの背景色、ラジヤ帝国やその植民地についてはこの背景色 ラス為軸 キミヒカ軸 年次 日付 話数 内容 話数 内容 前89年 - コペランディ王国がサーシス王国とチャイネンシス王国に侵攻した - これまで敵対していたサーシス王国とチャイネンシス王国が同盟を組みハナズオ連合王国となる 前07年 9月4日 - ヴァル誕生 前02年 8月27日 - アーサー誕生 前01年 4月17日 - レオン誕生 00年 6月14日 - プライド誕生 8月9日 - セドリック誕生 01年 - ローザがプライドを甘やかして養育 7月25日 - ステイル誕生 03年 - ローザがプライドに会わなくなり、アルバートが通うようになる 2月14日 - ティアラ誕生 「我儘姫様と城の人」開始 08年 1 プライドが前世の記憶を思い出す - プライドが予知能力を覚醒する。 3 アルバートが馬車事故に遭いかける(プライドの予知により阻止) 感謝話 アルバートが馬車事故に遭い死亡する 「極悪王女と義弟」開始 08年 5 ステイルがプライドと従属の契約を交わし、王族に養子に入る ステイルがプライドと隷属の契約を交わし、王族に養子に入る - ステイル城での教育が始まる 14 ステイルに母親を殺させる 「最低王女と家族」開始 09年 2月14日 16 ティアラが6歳の生誕祭で初御披露目 ステイルが公の場で初見 プライドが第一王位継承者となり御披露目 ~ - 女王ローザが死亡し、プライドが女王となる。 ~ - ティアラを離れの塔に閉じ込める。 09年 3月 58 ジルベールの婚約者マリアンヌが5年後死ぬ予知をする 52 ジルベールに〝特殊能力申請義務令〟を提言され、宰相業務と王配業務をこなせば5年後に成立させると約束する 「外道王女と騎士団」開始 11年 10月 19 ステイルの護身格闘技と剣術の稽古が始まる 20 ローザ、アルバートがアネモネ王国で行われる新兵合同演習訓練を観覧のため四番隊と三番隊半数を率いて数日前より滞在 プライド、ステイルがアネモネ王国で行われる新兵合同演習訓練を観覧のため騎士団数隊を率いて滞在 23 野盗がアネモネ王国騎士団に奇襲し、捕虜とする 20 アネモネ王国からの引率予定騎士隊が到着せず、騎士団長が早朝より新兵を連れアネモネ王国に向け出立 プライドとステイルが王国騎士団の演習視察に訪れる 21 騎士団に奇襲の知らせが届き、副団長が指揮をとる 22 緊急事態のためプライドがステイルに騎士団へ助力を指示する。 23 プライドが騎士団奇襲事件現場の崖崩落を思い出す。 24 プライドが奇襲事件の最前線で騎士団長と新兵を救う※関係者に箝口令 感謝話 騎士団長が新兵を庇い死亡し、新兵も救助にきた先行隊と崖崩れに巻き込まれ死亡する 騎士団奇襲事件犯人としてヴァルを拘束 女王がアネモネ王国より無茶苦茶な指示を出し、現場を混乱させる。すべての責任を騎士団長に着せ、新しく騎士団長にクラークを指名する 2日後 30 ローザ、アルバートがアネモネ王国から昼すぎに帰国 数週間後 - - アネモネ王国がアネモネ王国騎士団の全滅を確認する ~ - フリージア王国がアネモネ王国に攻め入る ~ - アネモネ王国が降伏し、多くの条約を結ぶことになる 「自己中王女と被告人」開始 11年 10月26日 41 騎士団奇襲事件の被告人であるヴァルとプライドが隷属の契約を結び、アネモネ王国騎士団を救出するよう命ずる 10月27日 43 ヴァルを解放する。 108 ヴァルは女児と出会う 110 ヴァルは女児に連れられた男児とも出会う 12年 3月 51 法案協議会にプライドとステイルが参加するようになる 44 新兵から本隊入隊者の叙任式をローザからプライドに変更された 「薄情王女と剣」開始 14年 3月 44 アーサーが本隊入隊試験を主席で合格し、八番隊騎士となる 幕間 アーサーが髪を切りクラークを頼り、父のような言葉遣いを習得し始める 1日後 45 プライドによる叙任式 騎士達の為の祝会 「冷酷王女とヤメルヒト」開始 14年 一週間後 51 14年 法案協議会 1日後 53 宰相ジルベール失踪 57 宰相の婚約者マリアンヌ完治 幕間 宰相の婚約者マリアンヌ死亡 3日後 63 アルバートが公式的に宰相の婚約者マリアンヌを紹介 「無礼王女とホームパーティー」開始 数か月後 70 人身売買の取り締まりの強化 70 〝特殊能力申請義務令〟制定大量虐殺が起きる 14年 12月 - アーサーが新兵として騎士団に入団する 15年 3月 近衛騎士・近衛兵を法案協議会で可決される。 ティアラが法案協議会に参加する 「惨酷王女と罪人」開始 15年 80 ヴァルがプライドの前に現れる 91 セフェク、ケメト救出のため殲滅戦に秘密裏に参加する カラムとアランが殲滅戦を任される。 113 ラジヤ帝国アダムにより爆弾の投下 (122-2) ヴァル、セフェク、ケメトが王族御用達の"配達人"となる。 1か月 番外 殲滅戦の祝勝会が騎士団で行われる 番外 カラム騎士団長とアラン副団長がプライド女王に粛清される。 3か月 127 特例で法案協議会が開かれ、達途上児童無償教育機関設立案を可決する 「暴虐王女と婚約者」開始 16年 6月14日 131 レオンがプライドの婚約者として発表される。 6月17日 139 プライドがローザにアネモネ国への極秘訪問を願い出る 6月22日 145 レオン王子が弟に唆され、薬を盛られ酒場に放置される 146 ヴァルがレオン王子を回収し、プライドが保護する 6月23日 152 レオン王子が弟達の罪を告発し、アネモネ国王が第二王子、第三王子の全権を剥奪する - 早朝、酒場で酔いつぶれているところを衛兵に発見され、フリージア王国への婿入りが遅れる 153 フリージア王国からプライドとレオンの婚約破棄を願い出る両国の密接な交流を行うことを提案する - フリージア王国から酒場にいた民を罪人として差し出せ、でなければアネモネ王国に攻め込むと脅される ~ - 罪人として罪なき民を差し出し、レオンもプライドの婚約者としてフリージア王国入りする 「不義理王女と小規模パーティー」開始 16年 9月 167 ジルベールの屋敷でプライド主催のパーティーを行う - レオン王子は塔でプライドに心を壊されながら過ごす。 275 ランスが戴冠式でサーシス王国の国王となる - 「無礼王女と同盟交渉」開始 17年 ハナズオ連合王国の防衛戦が勃発~ 16日前 175 アーサーが八番隊副隊長に昇進する 180 レオンが訪問し、アーサーの昇進祝いの素材を手配する 11日前 185 昇進祝いの素材がアネモネ王国からヴァル経由で届けられる 187 昇進祝いを計画するが、セドリックが食し延期となる 「冒瀆王女と戦争」開始 17年 当日 ハナズオ連合王国の防衛戦当日 コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 長文なので、ここでいいのかわかりません。何かありましたら別のところに送りますので教えてください。 年表を見ていて気づいたのですが、「ヤメルヒト」に関するあたりのできごとがプライド14歳時のこととされています。 これは『77.無礼王女は任ずる。』最後の「そして、ここから一年後。これまでの私のゲーム外の行動によって、完全に私のゲームの記憶というチートが役に立たない出来事(殲滅戦)が生じる」から逆算してのことではないかと推察しています。 一方『44.薄情王女は祝う。』には以下のようにあります。 「十三歳になった私、プライド。」 「十一歳になったティアラ」 「二年前のあの日(騎士団襲撃事件)から、アーサーは騎士団長とステイルとの稽古と鍛錬を重ね、翌年十四歳になった年に、新兵として騎士団に一発合格で入隊していた。」 個人的には、「薄情王女と剣」から「無礼王女とホームパーティー」までを1年繰り上げた方が落ち着きがいいと思います。「惨酷王女と罪人」開始時に産まれているステラの妊娠期間にも余裕が出るので(14歳でも不可能ではないが慌ただしい) 機械オンチの上算数が苦手でWiki作成に何のお力添えもできないのに、口出しして申しわけありません。(天壱先生もわたしと同じタイプではないかという気がします、なんとなく。だから表にまとめたりすると矛盾が出てくるのかと) (2021-10-24 11 08 06) 長文のご確認ありがとうございます。 年表「ヤメルヒト」の年代ですね。14年となっていますが、14年3月の出来事ですので、正確にはプライド13歳時の出来事です。(14年6月に14歳となる) (2021-10-24 17 23 36) 【殲滅戦から逆算して1年前】…いえ、基本的に積み上げで計算しています。 ヤメルヒトは『44.薄情王女は祝う』で13歳になったプライド(13年6月~14年5月)・11歳になったティアラ(14年2月~15年1月)・ 「二年前のあの日(11年10月騎士団襲撃事件)から、アーサーは騎士団長とステイルとの稽古と鍛錬を重ね、 翌年十四歳になった年(12年)に、新兵として騎士団に一発合格で入隊していた(12年12月)。」でして、次の本隊入隊試験(13年3月)は12年12月に入団した新兵は受けることが出来ません。(活動報告|第二回質問コーナー) ですので、「ヤメルヒト」は14年3月の出来事として計算しています。 (2021-10-24 17 23 51) 【「薄情王女と剣」から「無礼王女とホームパーティー」までを1年繰り上げた方が落ち着きがいい】… 「薄情王女と剣」から「無礼王女とホームパーティー」を (14年3月~14年)を(13年3月~13年)にした方がいいということですかね?だとすると『44.薄情王女は祝う』のティアラの年齢と合わないんですよね…。ステラが生まれたのは『78.残酷王女は悩む』でプライド15歳アーサー17歳で「近衛になってから一年も経てば~」とあることから 近衛騎士認定(15年3月)→ステラ誕生/殲滅戦(16年3月あたり)ではないかな?と思います。 (2021-10-24 17 24 18)丁寧なお返事ありがとうございました。年表の基本的な見方を理解しておりませんでした。申しわけありません。プライドが19歳でも年が明けて半年ほどの間は20年と表記されるのですね。得心しました。プライドの年齢で引っかかったのは、第2部で「6年前」の語が出てくるからです。・レイ・カレンがライアーを見失ったという「6年前」・パウエルがそれまでの人間関係から身を引いたのであろう「6年前」(「もしかしてパウエルが会えたって言ってたのってお前らの誰かか⁇六年前の……って、俺らも詳しいこと全然聞かされてねぇけど」(Ⅱ170)から推察される)6年前=プライド13歳の年に人物の大移動があった感じがします。これは、キミヒカ軸では特殊能力申請義務令制定の年ではないかと思ったからです。「14年」前半のことだと考えるとぴったりはまります。納得いただいたようでよかったです。キミヒカ軸での特殊能力申請義務令制定は『53.冷酷王女は動き出す。』で法案協議会に参加して二年目(14年3月)の翌日と記されていてプライド13歳の時期です。年表にも記載済です。ただ第二部の内容まで現在積み上げれてないので、もしかしたら後程変更になるかもしれません。ご了承いただければと思います。
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出会い お腹がすいているから、なんでもかんでもおいしそうに見えた。故郷を出て数週間、ようやくたどり着いた旧アプリリウス王都はそれはそれは活気のある街だった。 「とても帝国に負けた国とは思えないよなー」 ついぽろっと口に出してしまったら、バザールのおばちゃんにジロリとにらまれてしまった。砂で汚れた少年が愛想笑いをしながら、品物の果物に手を伸ばす。 「こ、これいくら?」 「30エンだよ!」 背負ったリュックから財布を取り出してエン通貨を探すが見つからない。少年は慌てて、服のポケットや別の袋を探すが。・・・・・・バザーで流通しているのが、旧アプリル通貨だということを知らなかったから持ち合わせなどあるわけがなかった。 その上、一口齧ってしまっていた。 「なんだい、払えないのかい!?」 「あっ、いや、そうじゃなくて・・・」 良く見ると随分と体格よさそうな女性だ。 少年の3倍の容量がありそうなボリュームの女性がずいと身を乗り出してくると、結構な迫力になる。たかが30エンくらいで何をもたつくんだ、俺! と奮起させても、脳裏に浮かんだのは古くからのことわざ。 三十六計逃げるに如かず。 自然とその場をもうダッシュで駆け出していた。 背中に当たるのはバザールのおばちゃんの叫び声とそれに呼応した男達の手だったけれど、足には自信があったからなんとかバザールを抜け出すことができた。 おかげで、完全に初めての街で迷子になってしまっていた。 仕方ないから少年は食べかけの果物を手に、街の様子を見て回る。小さな子供が路地を駆けて行き、ポスッとぶつかる。 「こらっ!?」 怒った時にはもうずっと後ろを駆けていた。 本当に、帝国に屈した国とは思えない。 照りつける太陽の日差しが街を流れる水路に反射してまぶしく手をかざす。すると、帝国の紋章が入った赤い垂れ幕が視界の片隅にちらついた。 門や大きな建物には必ずと言っていいほどぶら下がっている。 「盗むなら帝国軍人からにしろよなー」 「バザールのおばちゃんからくすねるなんて不貞ぇ野郎だ」 行く手を塞ぐ少年二人組み。 街の子供だろうか。 「別に・・・最初から盗むつもりじゃなかったんだよ。ちょうど今、エン持ってなかっただけ」 「あーあー、こそ泥はいつも同じこと言うんだよねえ」 「お前、他所者だろ?」 格好を見れば一目瞭然。 反対に相手は、この街にマッチした涼しげな格好をしていた。 「この街の奴らと言葉が微妙に違うもんな。どこの田舎から出てきたんだよ」 「どこか行きたいところはあるか? おのぼりさん」 間違いじゃない。 この街は初めてで、実を言えば迷っている。 けれど、少年にとってそれを素直に認めるのはしゃくだった。 どこに行きたいかだって? そんなの決まっている。 あの噴水の向こうに見える馬鹿でかい建物に行きたいんだよ。けれど、見えているばかりで一向にたどり着けないのだ。まっすぐ進むには建物や路地が邪魔をする。 「まずは宿屋ってとこか?」 「あっ、でもこいつ金持ってないじゃん」 完全に馬鹿にした態度に頭にくる。 手持ちのエンがないだけで、帝国領内で流通しているゴールドならあるのだ。 「金ならあるっ!」 「へぇ~、どこに?」 「ほらっ・・・って、あ・・・」 あるはずの財布がない。 バザールで出した時はちゃんとあったのに。 あれからどうしたと記憶を辿れば、ちゃんとリュックにしまった記憶がない。ポケットを探した時に突っ込んだままだったのか。 盗まれたのだ。おそらく、路地でぶつかった子供。 背中を冷や汗が流れ、目の前のふんぞり返っているこの街の子供に一矢報いるどころか代えって窮地に追い込まれてしまったのだと悟る。 さて、どうやって挽回するか。 ふと目に入るは一際大きな建物。 「あそこに、さっ!」 指差す先はかつてこの地を収めていたアプリル王国の王宮。 覇王の末裔のクライン家が歴代住んでいた宮殿にはそれは目もくらむお宝が眠っているのだろう。持ち主がクライン家から帝国に替わっただけで、今も莫大な財宝があるに違いない。たとてその大部分は帝都に持ち去られた後だとしても、一市民が一生遊んで暮らせるお宝の一つや二つは残っているはずだ。 スリと勘違いして少年にちょっかいをかけてきた奴らだ。何か思うところがあるだろうと睨んだがそれは正解だったようだ。 「お前・・・本気か?」 相手の少年の目が急に鋭くなる。 「ああ」 「なんだやっぱり金持ってねーじゃん」 「これから稼がせてもらうんだよ」 稼がせてもらうというのとは少し違うのだが、強ち間違ってはいないだろう。 何も何の当てもなく、アプリリウスくんだりまで来たわけではない。王宮勤めになると聞いた兄に会いに来たのだ。その時に少し金子を工面してもらおうと思う。 ところが戯言だと笑って済ますどころか、目の前の少年達はさらに厳しい顔つきになる。 「このままおとなしく返すわけには行かないな」 「ついてきな。っと、その前に、お前の名前は?」 「俺は、シン」 「じゃあ、シン。俺はスティング、こいつはアウル」 「はぐれるなよ、田舎モン」 「シンだ!」 シンが連れて行かれたのは、路地裏の小さな商店だった。 売っている物はちょっとした小物や服、薬で街の何でも屋といった風で、その店のさらに置くに子供から大人まで数人が集まっていた。 「こいつが、王宮に忍びこもうっていうバカか」 「バカってどういう意味だよ」 シンはついくせですぐに言い返してしまったが、代えって連中の笑いを誘うことになった。連中の一人が口を開く。 「どうやって王宮に忍び込む気だったのかねぇ」 「唯でさえ、新しい執政官が就任して警備が厳しいってのにさ」 「それとも誰か伝でもあるのかい?」 何人もの目に囲まれて言葉に詰まる。 困った展開だなと思っても、抜けだすタイミングがない。できれば係わり合いになりたくない連中だけれども、まてよ・・・とシンは考え直す。 逆にこっちが利用してやればいいんだ。 まんまとお宝をせしめて兄をびっくりさせてやろう。 「そっちこそ、俺にお宝を独り占めされるのが怖いんだろ」 「バーカ」 口を尖らせるアウルとは反対に、ニヤニヤと笑う男達。 「ああ、それは困るな。俺達のお宝を狙っているんでね」 思ったとおりだ。シンは内心ほくそ笑む。 「そこでものは相談だ」 ほら来た。 「俺達と手を組まないか?」 日が暮れるのを待ってシンを含めた盗賊団は行動を開始する。 王宮周辺の警備は盗賊団の男が言ったとおり、確かに物々しい警備だった。至る所に鎧を着た警備兵が立っており、一般の通行人の往来を妨げていた。聞けばアプリリウスに入る各門も制限しているらしく、間一髪だと胸を撫で下ろした。 正面から忍び込むのは危険すぎると、地下水道から王宮へと忍び込む。当時の技師を調べ上げて、地下水道から王宮へと繋がる道を探し当てていたのだから、意外と頭の回る連中なのかも知れない。 王宮内に忍び込んでからは二手に分かれた。 ところが。 「大丈夫か?」 シンは金髪の少女とペアを組んで宝物庫を目指すことになった。・・・なったのだが、盗賊にあるまじきのんびりさ加減に驚いた。 ステラと名乗った少女は、帝国兵がうろうろしている通路を平気で進んで行くのだ。シンがせっかく見つからないように遠回りしているのに、実に暢気にじゅうたんの上を歩いていく。 「だあーー、そっちじゃない!?」 「あっ、ばかっ」 3度、シンがステラに注意した時についに帝国兵に見つかってしまった。ガチャガチャと鎧を鳴らして数名の帝国兵が駆けてくる。 「ステラはそっから戻れっ! 早く」 「・・・シンは?」 通路を挟んで小声で話し合うが時間がない。 「もう少しをここをかき回してから追いかける。ステラは早く逃げろ!!」 「うん。シンもすぐ来る?」 「すぐ行くから心配するなっ」 「いたぞーーっ」 兵士の野太い声が迫っていて、二人はさっと反対方向に走りだした。気が付けば追ってくる兵士の数が倍になっている。 「冗談じゃないぜ」 お宝を見せびらかすつもりが、窃盗の容疑でとっつかまった所を見られたら何を言われるか分かったものじゃない。シンは行き止まりの壁に埋め込まれていた通風孔を外して無理やりなかに忍び込んだ。 息を殺して帝国兵が通り過ぎるのを待つが、なかなか追っ手は減りそうもない。 暗闇に目が慣れてきたから、別の脱出ルートを探し始めた。暗がりで唯のスペースだと思ったそこは、向かいに階段があるようだった。 四つんばいになってすごすごと階段まで進む。 通路にまだ帝国軍がいるのを確認して、階段を降りることにした。 「どこだ、ここ」 たどり着いた部屋は何もなく、巨大な扉があるだけだった。 かび臭い部屋のじゅうたんは一歩進むごとに、細かい埃が舞い上がって、思わず咽そうになる。 「いいや、開けちゃえ」 その日は新しい執政官就任のパレードがあったせいか、街はお祭り気分だった。警備は厳しかったが、着任の挨拶に立った執政官が平和を望む演説をしたせいで、噂ほど苛烈な人物ではないのかもしれないという安堵があった。 新任の執政官は帝都で辣腕を振るっている切れ者だと言う前評判だったのだ。 きな臭い噂の絶えることのないアプリリウスにそんな男がやって来る。街が色めき立たないわけがなかった。 思い出す就任のパレード。 この街にやってきた理由。それは新しい執政官を見るためでもあった。 遠くの階段からじっと姿を見つめ、太陽の光を反射する銀の髪を見て、周りの評判に耳を澄ます。 演説の後に拍手が沸き起こった時、一番安堵していたのはシンだったのかも知れない。 表面上、平和そうに見えるこの街でも反帝国の動きはあって、彼らにとって新しい執政官は絶好の的だからだ。 パレードも就任演説も無事終わり、差し当たりこの街がどうこうなることはなさそうだ。 4人兄弟の末っ子に生まれ、年の離れた兄達。 さして仲が良かったとは言えないが、それでも肉親を亡くす悲しみを何度も味わうのはごめんだった。3人の兄の中で唯一兄弟らしい関係にあった兄はもういない。今は二人の兄のうち、また一人が離れていくと聞いて、居ても立っても居られなかった。 もう、2度と会えないような気がして。 帝都から遠く離れたアプリリウスまで来てしまった。 良かった。兄上、これなら大丈夫そうだ。 音もなく開いた扉の向こうにあるものを見て、シンは目を見開いた。人一人が遊んで暮らせる量なんてとんでもない。価値が分からないものも多くあるが、一見して高価なものと知れる坪やら甲冑やら宝石箱やらが所狭しと並んでいてる。 中でも一際目を引くのは中央に置かれた大理石の女神像だった。 シンの背丈よりも高い女神は残念な事に顔がなく、卵のようにつるんとした頭をしていた。惹かれるように歩み寄り、そのすべすべの肌に触れてみる。 すると途端にがしゃと卵が割れて中に隠してあったものをさらけ出した。 なんだこれ? 宝石とも違うこぶし大の石。しかし、ぼんやり光を放っているようにも見えて、月明かりに照らしてみる。朱や橙の光が浮かんでは消える。珍しいものにシンはその石をかざした。 「そいつを渡してもらおうか」 ハッとして、声のした方を見ると長い耳をした亜人と白いシャツを着た男が立っていた。 シンは驚きのあまり呼吸が止まった。 戻る 続く 途中までは展開をなぞるので、バレバレですよねぇ。翌日、ちょっぴりラストを修正してます。うわ、1W後にまた修正してますよ、この人。
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ファイナルファンタジー タクティクスアドバンス2 封穴のグリモア 改造コード A6FJ CCB201F8 GP 99,999,999 0212E63C 05F5E0FF CP 9,999 1212E640 000270F MAX クランスキル 2212E644 00000063 2212E645 00000063 2212E646 00000063 2212E647 00000063 メインキャラクター MAX HP 1212C094 000003E7 1212C096 000003E7 MAX MP 1212C098 000003E7 1212C09A 000003E7 MAX ATK, DEF 2212C09D 00000063 2212C09F 00000063 2212C0A1 00000063 2212C0A3 00000063 プレイタイム0 00 00 0212C028 00000000 ロウ無効 2212E8E6 00000000 AP変動後MAX 520B9CF4 E201C0FF 020B9CF4 E3A0C0FF D2000000 00000000 スマッシュゲージMAX6人分 9212C062 00000212 B212C060 00000000 2000000C 0000001E 20000054 0000001E 2000009C 0000001E 200000E4 0000001E 2000012C 0000001E 20000174 0000001E D2000000 00000000 何度でも神獣召喚可能6人分 9212C062 00000212 B212C060 00000000 20000015 00000000 2000005D 00000000 200000A5 00000000 200000ED 00000000 20000135 00000000 2000017D 00000000 D2000000 00000000 L+R押すと装備全部 94000130 FCFF0000 D5000000 63000000 C0000000 0000019B D6000000 0212DC1C D4000000 00000001 D2000000 00000000 D0000000 00000000 セレクト押すとおたから全部 94000130 FFFB0000 D5000000 630001AF C0000000 000000CB D6000000 0212E2D8 D4000000 00000001 D2000000 00000000 D0000000 00000000 セレクト押すと消費アイテム全部 94000130 FFFB0000 D5000000 6300019C C0000000 00000012 D6000000 0212E28C D4000000 00000001 D2000000 00000000 D0000000 00000000 オークションのトークンMAX 021324FC 63636363 中断データ消えない 0210A680 E1A00000
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国名:鋼鉄郷ドラドルエ ドラドルエには「人間」の他に「機械種族」が存在する。 「機械種族」は巨大な身体に頑丈な装甲を持っているが、彼らは痛みも快感も得ることなく、食事や睡眠など肉体に付随する喜びを知らない。それゆえに欲望や恐怖を抱くことなく、それらが満たされ退けられた時の幸福をも知らない。文字どおり機械として、心を揺らされることなく永劫の時をただ費やすのみである。 それゆえに彼らはいつしか、喜怒哀楽に満ちそれらを表現できる人間を深く羨むようになり、「人間のような肉体を手に入れたい」という渇望を抱くことになる。 人間を襲い、肉を己の歯車に巻き込み、血を己のオイルに混ぜ込み、神経電流を己の電子回路に流し込めば人間のような肉体が手に入る。いつしかそんな幻想を抱き始めた機械種族は、人類に対し突然の侵略行動を開始する。 人類に機械種族に対抗するすべは、たった一つだけ残されていた。それが、二つの種族の「魂」を入れ替える契約の存在である。 酷く希少な相性の問題をクリアし、ファンタジーらしい秘儀を満たした人間と機械は、ごく短時間だけ互いの体を交換することが可能なのだった。 人間の能力者は、己の体を貸す代償として、機械の体を借りて機械種族と戦うことができるのだ。 しかし、人間の肉体を得た機械種族は好き放題に快楽の追求に動くため、能力者たちは大きな負担を抱えて行くのだった…… 登場人物? 少年(10代後半を想定)&格闘タイプ いつも半分夢の中にいるかのような少年。しかし、決して眠ることはない。 彼の肉体を得た機械種族の行動が「睡眠」であり、恐ろしく質の良い睡眠で向こう数年分の睡眠を先取りされてしまっているからである。 何年も眠っていない精神は切れかけの電球のように明滅しているが、彼が次に眠りを得るのは死ぬ時だろうと噂されている。 戦闘では瞑想に近い状態で動くものに片端から襲いかかるという危ない奴である。 少女(少年と同じくらいを想定)&スピードタイプ(翼とか羽とか?) 非常にスレンダーな体型だが、それを維持するために毎日血を吐くようなダイエットに励んでいる少女。 というのも、契約している機械種族が彼女の肉体を得て行う行動が「スイーツのドカ食い」であるため、戦っている間に10000キロカロリーくらい摂取されてしまうからである。彼女本人はもう何年も甘いものを口にしていない。 戦闘ではスピードを活かして偵察や奇襲を行う。また、1体1でもそれなりに強い。 傭兵(30代前半)&砲撃タイプ 傭兵団を組織する団長。契約している機械種族が彼の肉体を得て行う行動は「子作り」であるため、30人も子供を抱えている。そのため傭兵団というより保育園であり、いくら戦って報酬を得ても養育費に消えて行く運命である。 現在は、機械種族の楽しみは我が子と遊ぶことに移っているので、新たな子供ができる心配はとりあえずないようだ。 戦闘では多数の火器を駆使して、敵の殲滅から味方のサポートまで幅広い仕事をこなす。彼がいるだけで、粗末な武器や他の国からもらってきた旧式の兵器しか持たない通常の人間でも格段に安心して戦うことができる。 敵のボスについて 元人間、機械種族と契約していた能力者。 契約で機械種族と肉体を交換しているときに、事故により自分の肉体と機械種族の魂が同時に死亡(機械の体を完全に味方にしようと思った人間側の暗殺という噂もある)。 しばらくは機械の体を持った人間として人間のために戦っていたものの、あらゆる感覚が無い機械の体で永遠を過ごすこと、二度と人間の感覚が得られないことに絶望し、次第に狂っていく。 彼はついに身も心も機械になって人類に牙をむき、どの機械種族よりも人間の体を求める最悪の機械種族になってしまう。 なおこの事例は、機械種族が人間の体で行動しているときは決して死なせてはならないという教訓となって人類に刻まれている。 追加設定(原案者カントさんとの会話内容より抜粋) 「至高の生物」というコンセプトの竜種 強靭な生命力を兼ね備えた、非常に屈強で勇猛な生物 竜種の最大の特徴として、強力な炎の力を持つことが上げられます。マナとでも言うべき、自然のエネルギーを直接抽出して炎に変換し、自分に有利な戦闘場所を作るために相手に負担を与える陽炎の結界を張ったり、爪や牙、表皮などに炎を纏わせて攻撃・防御にも使用できます。これらを制御するのは竜の顎の下にあり竜の肉体の状態をコントロールする「逆鱗」と呼ばれる部位で、ここを破壊されると竜はその力を制御できなくなり、その生命力も大きくそがれてしまいます。また、そのような理由で逆鱗には強力な炎の力が蓄積されており、名のある強力な武器などでそこを破壊するとあわよくばその力をそのまま宿すことも可能です 逆鱗は竜種の血管を通して炎の力を生み出すための純粋なマナを行き渡らせているので、竜種の血を体内に取り込んだ生物は一時的にそのあらゆる能力を爆発的に上昇させることが出来ます。ただ、マナの純度とその力が強すぎるので適応できなければ(=生命体として弱ければ)体が拒否反応を起こし、かえってマイナスになります。無論本来とはけた外れの力を振るうことになるので反動も強いです。端的に言えばドーピングでしょうか 竜種は基本的に性質は穏やかで、決まった縄張りで生き続けます。昔はもっと多くの竜種が存在したんですが、人間をはじめとする生物らはその力を危惧し、竜たちを根絶しようとしました。そのせいで竜種の数は激減しました。敢えてここは自然の摂理に従って、竜種は繁殖能力が非常に低い動物です。そのため数が増えず、いつしか幻の生物として扱われます。しかし、今の竜種はどちらかというと他の生物に好戦的です。いちおう自分の中ではこのような過去の事例が基づいていると考えていますが オーダートラック 「ファンタジー国の敵側って、何て名前? ハムやす」 「ファンタジー国の味方側の格納庫まわりって、どうなっているの? ハムやす」 「原生生物は? ナットさん」 「この追加設定とやらをもう少しまとめて欲しい ハムやす」 「ビジュアルとしての地理状況って? ナットさん」 鋼鉄郷ドラドルエには4つの地方があり、それぞれに中核となる「発電所」が存在する。 「発電所」は機械種族のエネルギー補充に欠かせない場所であるため、人間と機械種族双方の戦力が集中する激戦地となっている。 どの地方も一国の中に複数おさまっていられるとは到底思えない異常なまでに偏った気象を持つため、何らかの巨大な力の存在が推測されている。 北方:水力発電所 海が近く、頻繁に豪雨が降り注ぐ地帯。水力発電所は豪雨地帯から流れ込む大量の濁流に包まれる盆地に存在している。 わずかな陸路すら水でずぶずぶの底なし沼状態となっているため、歩行系の機体では発電所に近づくどころか歩くことすら困難である。 また、雨や水蒸気のために火薬系武器は湿気でだめになり、光学兵器も空中で激しく減衰してしまう。 相性最高:飛行系格闘機 相性最悪:歩行系射撃機 東方:風力発電所 常に嵐が吹き荒れている地帯。中でも風力発電所の周辺は激しい乱気流に包まれている。 飛行系機体は、滞空能力に極めて優れた機体を除いて、ことごとく嵐に飲まれて地面に叩きつけられることとなるだろう。 当然、射撃の照準などつけられるわけもなく、最も有効な攻撃手段は嵐に流されない超重機体での体当たりである。 相性最高:車両系格闘機 相性最悪:飛行系射撃機 南方:火力発電所 火炎が大地から間欠泉のごとく噴きだす砂漠地帯。さらに火力発電所の周辺には可燃性ガスが漂っており、いつ発火してもおかしくない。 火薬系の装備をしているならば、瞬く間に自然発火を起こし自爆して果てることになるだろう。 熱で陽炎が発生するため光学兵器の精度は下がるが、もともと遮蔽物のない砂漠なので精度低下を補ってあまりある威力を発揮してくれるだろう。 相性最高:飛行系射撃機 相性最悪:車両系格闘機 西方:地熱発電所 活発な造山活動が今も続く山岳地帯。地熱発電所はとびきり険しい山脈の谷間にある。 山間部には身を隠すための遮蔽物が豊富にあるため、身を隠せない飛行系機体は敵を発見できぬまま撃墜されることになるだろう。 ゲリラ戦術が極めて有効な防御優位の地形であり、人類側の防衛の要でもある。 相性最高:歩行系射撃機 相性最悪:飛行系格闘機 要項用原文 所属/ファンタジー国 人類側 地熱発電所防衛隊 地熱発電所のある山岳地帯を拠点とする勢力。携行火器や他の国家から買い入れた兵器を運用し、天然の要害を利用したゲリラ戦術に長ける。 地熱発電所から安定して電力を供給されているため、小さな街を作って広く難民を受け入れることが可能となっている。その規模は部隊と言うより軍に等しい。 傭兵団とも深いかかわりがあり、腕に覚えのある人間ならすぐに受け入れてもらえるだろう。 臨海都市同盟 ファンタジー国北方に位置する、海に面した数々の都市の連合体。通商によって得た財力を基に、機械種族と契約した人間を多く雇っている。 都市と都市の間に網の目のように水路を貼りめぐらせ、豪雨地帯から流れ込む濁流を水路に流して利用することで、猛烈な勢いの物資・兵員の輸送を可能としている。 もともと水に弱い機械種族が豪雨地帯を苦手としていることもあり、比較的平和な場所であるといえる。 水力発電所がどこにあるかの情報が失われてしまったため、多くの傭兵を雇い入れて豪雨地帯の探索を盛んに行っている。 傭兵団 激戦地の支援から物資輸送の護衛まで、幅広い任務を金で請け負う傭兵団。機械種族と契約した人間を中核に据えていることが多い。 機械種族<クリートレス> 「操り糸の無い」と自ら名乗る機械種族集団。火力発電所・風力発電所を制圧しており、ファンタジー国各地に電力補給のための中継点を持つ。 基本的に指揮系統は存在しないが、機械らしい合理性の元に情報を共有し、共同で作戦に当たることはある。