約 5,936,970 件
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/2861.html
ナイト・ウィザード劇場! 登録されているプレイヤーキャラクターについては登録PC一覧(別ページ)をご覧ください。 関連ページ PC一覧 セッションの記録 ブランクキャラクターシート アップローダ(NW劇場!スレッド) コンテンツ 概要 チャンネル セッションポリシー ルールブックとサプリメント セッション運営のレギュレーション セッションの種類 参加者 エロ方針 禁則事項 セッション募集時のコンセンサス ルーリング セッションやステージの独立性 ハウスルールとレギュレーション プレイヤーキャラクター 新規登録 既存キャラクターのコンバート 特殊な設定、追加データの使用 プリプレイ 人間関係や特殊な設定の申告 キャラクターの成長 レベルアップ HP、MPの上昇 クラスチェンジ アフタープレイ GMへの報酬 追加ルール 生死判定 魔石の購入禁止 追加データ ステージ設定 架創市 地理 施設 パーソナリティ プレイヤーキャラクター キャラクターシートの記述事項 ブランクキャラクターシート 2種類のブランクシートについて 整形済みテキスト版 テーブル版 登録キャラクター一覧 その他 プレイログ トラブルシューティング コメント 概要 「さあ、始まるザマスよ」 「行くでガンス」 (略 システム ナイトウィザード 形式 オープン型セッション グランドマスター R.F.D. エロ方針 各セッションごとに決定(詳細は後述) レギュレーションについての質問や意見があれば、GGMまでご連絡ください。 チャンネル 用途 チャンネル名 備考 メイン #夜のウイザード! セッション中の雑談はご遠慮ください。 セッション 雑談・相談 #夜のウイザード!裏 #夜のウイザード!でセッション中のときは、こちらがロビーになることがあります。 その他 状況に応じて作成してください。 部屋名が「ウィザード」ではなく「ウイザード」なのは伝統です。 レギュレーションの性質上、各部屋のモードに+sを忘れずに。 セッションポリシー Your GM is always right. 基本的には全てGMに一任します。 GMは、 面白いセッションを提供し、参加者全員で楽しむため であれば、如何なるルールやレギュレーション、各種設定をも超越することが出来ます。 ルールブックとサプリメント 基本ルールブック (NW) 参加者は全員所持している必要がある。 スターダスト・メモリーズ (SDM) プレイヤーも使用可能。ただしその旨を明記。 ロンギヌス (LOG) その他の公式サプリメント 雑誌やWEBサイト掲載の追加データ プレイヤーも 一応 使用可能。ただしその旨を明記。 当レギュレーションの追加データ セブン=フォートレスのサプリメント プレイヤーは使用禁止。 GMは基本的に何でもアリの方向で。 マスタリングできる自信があるならS=Fのデータを使っても問題なし。 プレイヤーが使用できるサプリメントの制限は緩いですが、GMは任意の範囲のデータを使用禁止に出来ますのでそのつもりで。 例えばウェポンスミス掲載の追加箒を取得しても構いませんが、GMによっては全く使用できなくなるかもしれません。 そのときの補填も、GGMとしては特に用意してません。 セッション運営のレギュレーション セッションの種類 予定表での募集、突発の募集などは問いません。 セッションの形式も、単発・キャンペーン・シリーズ物など何でもOKです。 参加者 参加人数について制限はしません。最低1から、上は何人でも。 当然ながら、極端な人数にすると、それだけGMの力量が必要だと思います。 感覚としては、オフセよりも少し絞ったくらいが得策かもしれませんよ? ただ、特定の参加者を優遇したり、シナリオのネタに使う場合は告知しておいた方がいいかも。 エロ方針 エロ演出については、各セッションごとGMに一任します。 ただし、 エロは優しくなければ強姦です! 必ずしもPCに優しくする必要はありませんが(笑)、中の人同士のコンセンサスは絶対に取りましょう。 禁則事項 以下の行為を強く禁止します。 エロを含む、GMおよび相手プレイヤーの同意が無い演出 GMおよび相手プレイヤーに、執拗に同意を求める行為 同意を得られなかったと言って、拗ねたり、駄々をこねたりする行動 セッション募集時のコンセンサス 先にも書いた通り、エロ演出を含むセッションを行う場合は各参加者(GM含む)のコンセンサスを徹底してください。 セッションの募集時にエロ傾向を明言したり、立卓前にあらかじめ話し合っておくと良いでしょう。 以下は、確認しておくとよい項目です。(自由に追加してください) シチュエーションの是非 OK/NGシチュと言っても、様々なレベルがあります。PCレベルでNGな場合や、PLレベルで苦手な場合、例え他のキャラであっても見たくない場合など。 PCがエロシチュエーションに関与するかどうか? 例えば同じ輪姦シチュでも、PCが襲われるのと、NPCが襲われているところを助けるのとでは雲泥の差です。 セッションに占めるエロの割合、重要性 エロ専用のシステムやエロ用ハウスルールのあるシステムとは異なり、NW劇場!では必ずしもエロを含んだセッションが行われるとは限りません。また、軽い演出としてエロがあるだけの場合もあれば、エロ100%の濃いセッションもありえます。NWの性質上、エロのフレーバーを被せているだけで中身はガチセッションも多いと思います。敵のエロ攻撃をわざと受けて演出した方がいいのか、それとも全力で避けた方がいいのか……判断がつかない場合もあるので。 ルーリング 基本的に、各セッションのGMに一任します。 セッションやステージの独立性 ステージは用意しますが、セッションの舞台をそこにしろという意味ではありません。 特に決まっていない場合、考えるのが面倒な場合にでも使ってください。 一部または全部の設定・施設・地形などを無視しても構いません。 また、誰でもステージを追加・編集することが出来ます。 セッションの後にでも、面白い設定が出来たら是非追加してみてください。 1つ1つのセッションが、街を発展させ、白地図を埋めていくことになります。 ハウスルールとレギュレーション プレイヤーキャラクター 新規登録 初期キャラクターを登録してください。すなわちGLは0、転職も禁止です。 複数のキャラクターを登録しても構いません。制御できる範囲で。 既存キャラクターのコンバート 他の世界、キャンペーン、ゲームからのコンバートも可とします。 ただし、データは新規登録に従ってください。 コンバートにはデメリットも多く、多用は禁物です。 内輪ネタで盛り上がったり、人間関係が閉鎖的になったり(既に恋人同士のPCとか)…… そのような不都合があることを理解した上でコンバートをしてください。 特殊な設定、追加データの使用 神サマは 汝の為したいようにするがよい とおっしゃっています。 ただし、GMは任意にその設定を拒否したり、データの使用を禁止することが出来ます。 プリプレイ 人間関係や特殊な設定の申告 セッション参加希望時およびプリプレイ時に、以下のような設定を持つキャラクターはそれを申告してください。 特殊な設定 特定のキャラクターとの人間関係(恋人同士など) 特殊なアイテム(魔王アイテム、オリジナルアイテムなど)を所持している GMは任意にこれらの設定を無視したり、アイテムや特技などを使用禁止にすることが出来ます。 キャラクターの成長 レベルアップ そのキャラクターの現在GLに等しい回数 以上 のセッションに参加すると、そのキャラクターのGLを1つ上昇させることが出来ます。 ただし、最低でも各レベルで1回は参加しなければなりません。GL0でも1回です。 また、レベルアップすると参加回数はリセットされます。 例えば、GL3になるためには、0~1レベルで各1回、2レベルで2回、計4回の参加が必要です。 キャラクターシートには、この参加回数もメモしておきましょう。 HP、MPの上昇 HPおよびMPの上昇の際は、常にダイス目が 3 であるとしてください。 クラスチェンジ クラスチェンジ条件を満たしているなら可能です。 ただし、各クラスの持つイメージなどを忘れずに。単純に「強いから」という理由での転職は乱用しないでくださいね。 アフタープレイ GMへの報酬 GMの所有する任意のキャラクター1人は、「魔石R2」(NW P.206)を1つ取得できる。 追加ルール 生死判定 生死判定のダイスロールを行った後、最大内包値を永久に2点削るごとに達成値を+1することが出来ます。 魔石の購入禁止 キリが無いので、売却はともかく、魔石の購入は原則行わない方向で。 GMが許可したい場合はご自由に。 追加データ セッションの成果、面白いアイテムなどが出来たらここに掲載してみてください。 プレイヤーキャラクターがこれらのアイテムを使うには、GMの許可が必要です。 ステージ設定 セッションで生まれた設定・施設などあれば、どんどん追記してください。 架創市 かそうし。大都市近郊にある中小都市。 地理 位置 大都市近郊のどこか。大都市まで電車で1時間くらいだろうか。 規模 都会というほどではないが、それなりに繁華街は賑わっている。 地形 海に面しており、近隣には山林などもある。 施設 輝明学園 架創校 ご存知、輝明学園の分校。 パーソナリティ プレイヤーキャラクター キャラクターシートの記述事項 キャラクターシートには、以下の項目をなるべく記述してください。 プレイヤー名 システム名(ナイトウィザード)、レギュレーション名(ナイト・ウィザード劇場!) コンセンサス 使用サプリメント そのレベルでのセッション参加回数(レベルアップ用) ブランクキャラクターシート ブランクキャラクターシートを用意してみました。 これを参考にしつつ、キャラクターごとにWikiページを新規作成してください。 ブランクシートをコピーして新規作成 2種類のブランクシートについて ブランクキャラクターシートのページには、「整形済みテキスト版」(前半)と「テーブル版」(後半)の2つが載っています。 それぞれ特徴がありますので、好きな方を利用してください。 整形済みテキスト版 文頭に半角スペースを置くことで、その行は整形済みテキストとして扱われます。 構文が単純なため、Wiki構文に慣れていない方でも使いやすく、また、そのままテキストファイルにコピー&ペーストして使うことも出来るでしょう。 ただし、ブラウザによっては端で自動的に折り返されませんので、あまり横に長くしすぎると閲覧に不具合が生じるかもしれません。 テーブル版 テーブル版は綺麗ですが、非常に編集の手間がかかります。 また、通常の@Wikiモードではなく、PukiWikiモードを前提に作っているので、Wiki構文に慣れてない方にはオススメできません。 もちろん、ちょっと変更すれば@Wikiモードでも使えます。 PukiWikiモードで改行するときは、&br() を使ってください。 行末に半角チルダ( ~ )を置くことで改行されるように仕様変更されました。 カラー変更をしたい時は、ブランクシートの内容(Wiki構文のテキスト)を手元のテキストエディタにコピーし、エディタで色コードを置換すると良いでしょう。 例:水色系統からピンク系統への変更 置換前 置換後 BGCOLOR(#AAAAFF) → BGCOLOR(#FFB6C1) BGCOLOR(#DDDDFF) → BGCOLOR(#FFD3DB) BGCOLOR(#EEEEFF) → BGCOLOR(#FFF0F5) 登録キャラクター一覧 ナイト・ウィザード劇場!/PC一覧をご覧ください。 その他 プレイログ ナイト・ウィザード劇場!/セッションの記録をご覧ください。 トラブルシューティング 異世界や宇宙を舞台にしてもいいですか? どうぞ、ナイトウィザードですから。 街や世界を滅ぼしてもいいですか? どうぞ、ナイトウィザードですから。 結局なんでもいいの? コンセンサスが取れている限りはどうぞ。ただし、あまりに変な成果については、ステージ設定に反映しない方が無難です。 コメント とりあえず仮稼動。レギュに関するご意見等あればよろしくお願いします。 -- R.F.D. (2007-07-09 05 06 42) いい加減、このページも長くなってきたから分割したいね……。 -- R.F.D. (2007-07-27 16 04 05) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ledpj/pages/24.html
Optoma ML300 ■公式サイト http //www.optomausa.com/products/detail/ML300 ■スペック 輝度 300lm ネイティブ解像度 1280 x 800 コントラスト比 3000 1 パネルタイプ DLP 画面サイズ 22~160インチ 投射距離 0.56~5.16m アスペクト比 16 10、4 3、16 9 騒音レベル 通常 36dB エコ dB 消費電力 通常 90W エコ -W 台形補正 ±40度 天吊り 可能 本体サイズ 184(W) x 45(H) x 112(D) mm 本体重量 約 635 g ■長所 ■短所 ■その他 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/tunamasatv/pages/86.html
2008年3月31日開始 内容 「ナイトウィザード -The ANIMATION-」に同じくの「英語ウィザード -the ENGLISH-」 時間 2008年4月~2008年7月 平日 平日の再放送(金曜のニュースつなテレN内) 土曜 8 30 19 00 17 30 オープニング 8 31 19 01 17 31 英語のテーマ 8 37 19 07 17 37 英語の歌 sing ing along 8 40 19 10 17 40 英語withthedeGO! 8 42 19 12 17 42 英語のテーマpart2 8 47 19 17 17 47 eigodeplay! 8 50 19 20 17 50 英語の歌 sing ing alongpart2 8 53 19 23 17 53 エンディング 時刻表示 つなまさテレビ 朝:表示あり 夜:表示あり 土曜夕方:表示あり 日曜ダイジェスト:表示あり 群馬つなまさテレビ 朝:表示あり 夜:表示なし 土曜夕方:表示なし 日曜ダイジェスト:表示なし 栃木つなまさテレビ 朝:表示あり 夜:表示なし 茨城つなまさテレビ 朝:表示なし 夜:表示なし 埼玉つなまさテレビ 朝:表示あり 夜:表示なし 土曜夕方:表示あり 日曜ダイジェスト:表示なし ネット局 つなまさテレビ(製作局) 群馬つなまさテレビ 栃木つなまさテレビ 茨城つなまさテレビ 埼玉つなまさテレビ 甲府テレビ 横浜テレビ 千葉放送 つなまさテレビ朝8時30分台番組 次番組 英語ウィザードthe english ペルソナトリニティキッズ枠拡大
https://w.atwiki.jp/nwxss/pages/213.html
―――281年・2月中旬 ―――北海付近・川辺 痛い。全身が、痛い。 視界を埋めるのは、まだ夜が明けきっていない、空。 春とはいえ、早朝。 少々肌寒く…その寒さが、一層痛みを助長していた。 「…えーっと。 何でこんなことになってるんだっけ」 「少々訓練に付き合っていただく、と。 そういった約束のはずでしたが」 声を聞きながら、よろよろと立ち上がる。 そこには、紺色の女中服を着た、甘寧―――あるいは思春という名の少女。 「うん。でも、流石に百本近く打ち込みされるなんて聞いてないなあ」 「当たり前でしょう。言っておりませんので」 「…うわあ」 「それでは、もう一本」 「流石にそろそろ死ぬからっ!? いや死なないまでもしばらく動けなくなるから勘弁!? というか怒ってませんか思春さん!?」 「怒らない理由があるとでも?」 視線の冷たさ、というものを測れたならば、それはきっと氷点下を示していたんじゃないかなあ、とかなんとか。 そんなことを思ってる余裕もない。とりあえず。 「言い訳を!? そ、そりゃあさ、俺の召使い扱いってのは思春も気に入らないと思うけど。 ただ、俺たちは、新参なんだ。 すぐさま将扱いってわけにもいかないだろ? しばらくしたら、正式な爵位が言い渡されるから、しばらく我慢してくれって、王修さんが」 「…そのようなことはどうでもいい」 「え?」 「北郷一刀、貴方は自分の立場をお忘れか。 恩に対しては、謝儀で応えるのが我々の流儀。 恩ある貴方がそう命じたならば、蓮華様や小蓮様の異論がない限り、私には拒否することはできない」 「あれ?えっと…それなら、その服? いや、でも。 あの、丈のない上着と布の格好は勘弁してほしいんだ。ただでさえ、女性の苦手な人がいて」 「…そのようなことでもない。 貴様…本当にわからないのか?」 あ、と。 思春の口調が徐々に乱暴なものに変わってきているものに、気づく。 まずい、と思うのと同時。 「何故、私があの者と同列に扱われている」 思春が指をさした先には、水浴びをしている恋。 ふるふる、と頭を振って雫を落とし。 「……?」 こっちを向いて首をかしげる。 「え、いや、そりゃ恋も一応今は俺の召使い扱いでして…」 「貴様がどう思っていようが、周囲から見たらあれは貴様の愛玩動物にしか見えん。 百歩譲っても、貴様が手綱を握っている猛獣だ」 「そういえば、星が前にそんなことを言ってたような…。 で、でもちょっと待ってくれって! 何で、思春がそんな風に周りの人たちに思われてるんだ!?」 と、そこまで言って、あることを思い出す。 下ヒで月匣から出たときに、自分は確か、思春を抱きしめた格好で目を覚ましたような。 確か、ソレを見て、傍にいた劉備がニヤニヤ笑っていたような。 「ま、まさか、あのおっさん!?」 「どうやら心当たりがあるようだな」 「だから待って!それは多分俺のせいじゃないっ!? いや、一部は俺のせいかもしれないけどっ!」 「問答無用…!!」 迫り来る、思春の得物。 うわー、もうだめだー、と。 そんな幻聴を、北郷一刀は耳の奥で聞いた。 ■■■ ―――281年・2月中旬 ―――北海付近・川辺 「人間って、丈夫なもんだな…」 よろよろと。 訓練用にと持出した剣を杖代わりに歩く。 おそらく、王修や劉備と約束した会合の時間までには、政庁に戻れるだろう。 しかし、疲労があろうが、痛みがあろうが、どうにかこうにか動けるようになれたのはいつからだったか。 政務を抜け出し、鈴々といろんな意味で遊びまくった後で、執務室の机の上にあった大量の書簡を、軍師にこれみよがしに見せ付けられたときか。 風呂で散々月や詠と愛し合った挙句、笑顔で深く怒りに燃えた未亡人に風呂の掃除を命じられたときか。 翠のことをいろんな意味でからかった後で、訓練を申し込まれたときか。 「はは…思い出せないなあ…」 「やれやれ…キミはそればかりだな。 エロスはほどほどにしておきたまえよ」 「いや、そんなつもりは…つもりは…」 ない、とは言い切れないよな、と続けようとしたところで。 ぼんやりと、振り返る。 流石に、このような登場の仕方を何度もされると、慣れてくるものである。 振り返ると、妙に色っぽい美女がいた。 年齢は二十代半ば頃だろうか。 とりあえず、一刀は頭に思い浮かんだ言葉をそのまま口にした。 「……ウィザード関連の方ですか?」 「ふむ…そうだな。 確かに関係があるといえばあるか」 やっぱりそうか、と考えながら。 この間会った麋竺という名の男の言葉を思い出す。 ウィザードは常識に縛られてはいけない。 全くもってその通りだ。 「王修さんか劉備さん、呼んできます?」 「いや、私が用があるのはキミだよ」 「え?俺?」 「ああ。 元々、色恋沙汰の願いというものは多いものだが、最近、やけに強い願いが多くてね。 それも、一人の人間に対するものばかりだ」 「…はぁ?」 これもウィザード特有の、常識に縛られないしゃべり方、という奴だろうか。 首をかしげる一刀に特に注意も払わず、美女は言葉を続ける。 「あるいは、恋ですらなく、色に直結した願いも少々あったが…なに、割と珍しいことだったのでね」 「えっと、理解できないんだけど」 「キミに助言すれば他の者達も少しは困るだろうという下心もある。 まあ、冗談と思って聞いてくれたまえ」 何故、頷いたのかは、一刀にもわからない。 ただ、そこはかとなく、その女性は神秘的だった。 どこか有無を言わせぬような存在感があったのだ。 「とりあえず…寿春、濮陽、呉。 そこからは非常に強い願いが感じられた。 あとは、下ヒ、南皮か。それぐらいだな。 まあ、健闘を祈る」 「いや、なんのことだか、さっぱり…」 「まだ、わからないのかね? キミのことを思っている少女や女性が、それだけこの世界に来ているということだ。 全く、キミのいた世界には…」 ■■■ 第四話『恋する姫が多すぎる』 ■■■ ―――281年2月下旬 ―――北海・政庁内 「麋、探索の結果は?」 「いくらかの軍資金は手に入りました。 といっても、雀の涙程度ですが」 「いや、ないよりかましだろう。 で、孫。兵の方は…集まったか?」 「ああ。お前の眼に適うかはわからんがな。 すでに北海には三万以上の兵がおる。足らんか」 「…いや、予定通りさ。 そう多くの兵がこの短期間で集まるとは思ってない」 劉備は言って、笑う。 政庁の一室。 比較的広い部屋に、孔融軍に所属する武将たちはいた。 劉備玄徳に、孫、麋の両夫人。 加えて、王修、北郷一刀、そして新たに加わった甘寧の6人である。 ちなみに、武安国は兵の調練に当たっており、呂布は、いても意味がないだろうということで席をはずしていた。 まあ、いつの間にかいなくなっていた、とも言うが。 上座にいるはずの孔融もまた、ここにはおらず。 代わりに、劉備が議事の進行を務めていた。 「あとは、兵の熟練か。 その辺りはどうだ、北郷」 「見た限り、歩兵部隊は思春のおかげで、割と戦えるようにはなってると思う。 まあ、恋と騎馬部隊は予想通りなことになっちゃってるけど。 どう思う、思春?」 と、一刀は隣に座っている甘寧に伺いを立てる。 女中服を着た彼女は、いつもどおりの無表情で、呆れたのか軽蔑しているのか、よくわからない視線を一刀に返す。 「貴方がわかっていなくてどうするのです」 「実際、前もし愛紗と星にまかせきりだったしなあ」 溜息もなし。 是非もない…とは彼女の本当の主の口癖ではあるが、そう言わんばかりの様子で甘寧は口を開いた。 「…歩兵部隊の仕上がりは良好です。 弩兵部隊については、攻城、野戦、共に高い練度で纏まっているといえるでしょう。 最も、弩兵部隊は元々いた武将が有能だったのでしょうが」 「だ、そうです」 「了解…と。 この数とある程度の練度があれば、野戦については、とんでもない化け物がでてこない限りどうにかなるか。 悪くはないが…何せ、陶謙軍の兵は五万、張角軍の兵は四万以上…かよ。 もう少し減らんことには、攻城は厳しいか」 どこか、呆れた様子で劉備は地図を見る。 「陶謙軍の兵の増え方が異常ですね…やはりベール=ゼファーの力でしょうか」 「さあな。どちらにしろ、防戦を始めることから考えたことがよさそうだがね」 眉間に皺を寄せている王修に対し、劉備は笑っている。 ちなみに、北郷一刀といえば。 甘寧が汲んできた茶を飲みながら、のんびりとしていた。 「先手を打って攻めるには、どうあがいても兵力不足…となれば、待つしかないかな。 どうだろ、劉備さん」 「その通り、だな」 「だからと言って、日和っている状況ではないと思いますが」 ちくり、と指摘する甘寧の言葉にも、さして一刀は動じない。 というか、むしろ―――以前より、余裕があるようにも見える。 「手厳しいなあ」 「ま…のんびりするなら今のうち…という気はするがね」 同じように、肩をすくめる劉備と一刀。 それを見た甘寧は、眼を細める。 また、孫夫人と麋夫人は、互いに顔を見合わせていた。 口を開いたのは、王修。 「―――まるで、劉備さんが二人いるみたいですね」 「そうですかね?」 「そうかぁ?」 返す言葉も、同期して。 ほら、という王修の言葉に顔を見合わせるのも同期する。 「そっくりじゃな」 「全くですね」 苦笑い、というか、疲れた、というか。 そのような感じの二人の夫人の声。 劉備は、というと。眼を伏せたまま、顔に手を当てていた。 「…そうかよ。 ところで、北郷。 お前さんの知り合いに…孫権、って名乗る女はいないか?」 言葉は返さず、眼を見開く一刀。 加えて、その横では、甘寧がその視線を鋭くする。 「寿春に偵察に行ってる文長…魏延から連絡があった。寿春に、そう名乗る女の武将がいるらしい。 呂布奉先、甘寧候覇ときて、孫権仲謀ときたもんだからな、まさかと思って」 その言葉を言い切る前に、甘寧が席を立つ。 「その話、詳しく聞かせてもらおう…劉備玄徳」 「ったく…血の気の多い女が多いな」 「劉備さん。俺からもお願いできますか?」 「構わんさ。もとよりそのつもりだったからな」 ま、すぐ終わる、と。 そう言って、劉備は懐に手を入れた。 ■■■ ―――281年2月下旬 ―――??? 「おぉい…雷薄…」 「どうした陳蘭」 「生きてるかあ…」 「どうにかな。が…流石に気が狂いそうだな。 感覚がおかしくなってきた」 「やべぇなあ…このまま…土の中に閉じ込められて…俺たちは死ぬのか…」 「…待て、陳蘭。 今なんて言った」 「死ぬのか…」 「その前だ」 「土の中に閉じ込められて…」 「…それだ。 何で今まで気づかなかったんだ、俺たちは。 いやまあ実際は石に囲まれてるわけだが…やらねえ意味はない」 「ああ…もうだめだ…」 「…チ。本当にこっちはもう駄目かもわからんな。 いいか、陳蘭。まだ正気が残ってるなら聞け。 お前、『アレ』を使えたはずだな?」 「アレって何だよ」 「わからねえのか。 だからな…」 ■■■ ―――281年2月下旬 ―――寿春・政庁内 「一刀!一刀なの!? まさか…貴方もこの世界に来てたなんて…! え?思春もいる? …思春!よかった…。穏もこの世界に来ているの? はぐれた?ええ、わかってる。 とりあえず、合流しましょう…今すぐ来る?それは無理…」 「ちょっとお姉ちゃん! 私にも替わってよ!」 「小蓮!?わ、わかっている…思春。すまないけど、一刀に替わって。 ほら、小蓮?けれど、あまり」 「やーっほ――っ!か・ず・と! 貴方の妻が…って何?その声? あー、まさかお姉ちゃんの方がよかったの? そんなことはない?本当?」 「小蓮!少しは落ち着きを持て! 見ろ!魏延殿も呆れているではないか!」 「なぁにぃ~? さっきまでお姉ちゃんだって一刀一刀ってはしゃいでたじゃない。 それを棚にあげて何言ってるのよ」 「むぅっ…!?」 「一刀?うぅん、なんでもないよ。 それで、一刀は元気だった? 思春や呂布がいるから大丈夫? むむむむ…それはそれで何かやだなー」 と、そんなことを『携帯電話』越しに話している小蓮―――孫尚香。 彼女の姉であるところの蓮華―――孫権は、溜息をついた。 「…何がむむむか。 すまぬ魏延殿、助かった。 貴方のおかげで、北郷一刀と連絡をとることができた。礼を言う」 「おう。ま、大したことじゃねえって」 やや離れた場所では、腕を組んだ青年が、穏やかな笑みを浮かべている。 「にしても、偶然に偶然が重なってよかったぜ。 まさか、あんたたちが北郷の知り合いとはな。 見張りに見つかったときはどうなるかと思ったけどよ。 かばってくれて、こっちも助かった。 しかし大丈夫か?あんたらも、一応ここじゃ結構な立場の武将じゃないのか?」 「それこそ気にするな。 私達は、もうここにいる必要はない。 もとより、ここの主に立てる義理などないしな」 「そうか。 ま、俺ももう少し寿春を探してみたら、蘆江に行くか。 孫権も知らねえんだよな? 陳蘭と雷薄って名前の奴らなんだが」 魏延の問いに、孫権は首を横に振る。 そうか、と言って、魏延はいままで寄りかかっていた壁から背を離す。 「すまないな、力になれないで」 「いや、さっきも言ったろ? あれで十分だって…と。そういや、あんたらはこれからどうするんだ?」 「ああ…と、しばし待て。 小蓮!いい加減にしないか!そろそろその通話機を魏延殿に返せ!」 「えー」 「えー、じゃない!」 「でも、もう一度だけ一刀がお姉ちゃんと話をしたいって言ってるよ?」 「そ、そう?それなら…」 「案外あんたも現金だな…」 肩をかくり、と片方だけ落とす魏延。 そして。 「全くだね。 袁術も、人を見る眼がないよ。 まあ、そのために僕が詰めていたんだけどサ?」 声は、壁の向こうからした。 空間を歪め、壁から現れるのは少年。 黒い滑らかな素材で作られた奇怪な衣服と、マント。 「…何者!?」 「その格好…夢使い!?」 「ご名答。残念ながら、人間じゃないけどね」 「新手のエミュレイターかっ!」 魏延は虚空に手をかざす。 空間が開き、そこから一本の『薙刀』が現れる。 『月衣』から己の武器を抜いた魏延に。 自ら人間ではないと名乗った夢使いの少年は、言う。 「ふ…どうやら、ベール=ゼファーの情報は真実みたいだね。 魔剣はどこにやったのかい、魏延文長?」 ■■■ ―――281年2月下旬 ―――??? 「プラーナの反応だと!? それも複数か!?」 「へっ…どうでもいいぜ。 俺はこの一撃に全てを賭ける! プラーナを全て解放! 全て魔導力の達成値に!!」 「待て、陳蘭!状況がわからねえ! ここはしばらく様子見を」 「待ったなしだぁっ!! もう宣言は終わっちまったぜぇっ!!」 「この弩阿呆! 状況を確認してから動けといつも言ってるだろうが!」 「土よ、鉄よ、石よ! そこに住まう精霊たちよ!! 我が意志に従い、その形を変えよ! 穿つは穴、徹すは虚空!!」 「聞いちゃいねえ!? くっ…どうにでもなりやがれ…!!」 「くらいやがれっ…!!」 ■■■ ―――281年2月下旬 ―――寿春・政庁内 現れた少年の姿は、どこか、ナイトメア―――徐庶に似通っていた。 だから夢使い、というわけでもないのだろうが。 「お前なんぞに姓名と字で呼ばれる筋合いはねえ。 ったく、なんだってどいつもこいつも」 「じゃあ、反骨の飛竜、とでも呼ぼうか?」 「反骨って言うなっ!?」 「…やれやれ、わがままだね。 それでは、『下がる男』、と。これで満足かい?」 「下がるって言うなあっ!?」 叫ぶ魏延に対し、夢使いの少年は肩をすくめる。 「魔剣もない、ただの『使い』の分際で随分とえらそうな物言いだね」 「つかっ…!」 「だってそうだろう? 己の半身である魔剣がない魔剣使いなんて、恐れるに足らず。 たとえキミが世界を幾度も救った、高レベルのウィザードだとしてもね」 罵詈雑言、というにもほどがあるだろう。 魏文長の怒り、ここに極まれり。 最早その腕は振るえ、薙刀を今にも振り出さんとするその様子に、孫権と孫尚香が何かを言おうとする前に。 魏延の体から、急に力みが抜けた。 瞳からは怒りが消え、かわりに宿るのは闘志。 まるで、別人のような変化に、動きを止める、孫権と孫尚香…そして、夢使い。 「…そんなこと言っといて、後で吠え面かくなよ」 もはや緩みも力みも消えている。 薙刀を構え。 魏延は近くにいる、孫権と孫尚香に呼び掛ける。 「ここは俺が引き受けた。 あんたらは、逃げろ。 こっからずっと北にいけば、北海って都市につく。 そこに、北郷がいるはずだ」 しかし、姉妹はその呼びかけを無視。 孫権は直刀を。 孫尚香は円形の武具を手にし、それぞれ戦の構えを取る。 「魏延殿。 残念だが、その言葉は聞けん」 「そーそー。恩人の危機を見捨てるわけにはいかないの。 せっかくだから、一刀にみやげ話の一つもほしいしね」 至極生真面目な孫権。そして、言葉だけは気楽な彼女の妹。 立ちはだかる二人の少女に、夢使いは不快な感情も顕に顔をゆがめる。 「簡単に言ってくれるね。そんなに僕が弱くみえるかい?」 「うん」 あっさりと。 言って頷いたのは別の世界の孫呉の姫。 「…何?もう一度言ってくれないか? そんなに僕が弱く見えるのかい…?」 「うん。だって、まるっきり雑魚って感じじゃない。 三下根性が染み出てるしぃ?」 「貴様ッ…! 袁術が重用しているからと調子に乗って…!! 生け捕りにしようと思っていたけど、止めだ。 その心、悪夢で壊してやるッ…!」 怒りに飲み込まれなかった魏延。 片や、大した捻りもない挑発に飲み込まれた夢使い。 結果から言えば、すでにこのとき、勝敗は見えていたのだろう。 妹と夢使いのやり取りを聞いていた孫権は、妹にこれ見よがしに溜息をつく。 「…ふぅ。いらぬ挑発をするな、小蓮。 それとも、これは何かの策か?」 「てへ。思わずやっちゃった」 「いくぞ、魏延文長!そして孫権仲謀、孫尚香! この僕の力、とくと見せてやる…!」 美しい顔を怒りに歪める少年の姿をしたエミュレイター。 「来るぞっ!!」 思い思いの体勢をとる魏延と、孫姉妹。 転機はここで訪れる。 声は、下から。 異変もまた、下から。 終末は、下。 つまり。あるいはこれも、魏延文長の力、ということなのだろうか。 彼自身に言わせれば、ただの偶然だ、と顔を真っ赤にして否定するだろう。 とはいえ、偶然にしてはできすぎているのも事実ではあった。 『くらいやがれっ…!! トンネルゥウウウウウウウウウウウウウウ!!』 叫びと同時、巨大な穴が。 夢使いの少年と、魏延の足元に、開いた。 ■■■ ―――281年2月下旬 ―――寿春・政庁内 そしてこれが、結末。 「と、いうことがあったのよねー。 傑作だと思わない、一刀」 『…魏延さんに同情するよ』 「あはははははは!」 『冗談じゃないんだけどね』 「うん、うん、わかってるって」 『笑いをこらえながら言われてもなあ…』 「あ、お姉ちゃんがうずうずしてるから、替わるね?」 「小蓮!…全く。 それで、一刀?これから、どうするの?」 『ああ、もう北海から出て、そっち向かってる。 俺と、知り合いのウィザードの人が迎えに行くよ』 「うぃ…ざーど? それは一体、なんなの?」 『後で説明する。 長くなりそうだし。 それより、状況を整理してもいいかい?』 「ええ」 『二人は、こっちの世界に来てから、袁術―――寿春を治めてる人の下で働いてたんだよな?』 「そう」 『で、給料分以上働かせられて、そろそろ袁術に我慢がならなくなったところで。 寿春に潜入してた魏延さんに会った』 「そうだねー」 『って小蓮に替わったのか。 まあいいや。 魏延さんをかばった蓮華と小蓮は、話をするうちに、俺と魏延さんが会ったことがあるって知ったんだな? いや、俺は実際は魏延さんと話したことはないわけだけど』 「うん」 『魏延さんが、劉備さん経由で俺と連絡をとってくれて。 で、俺と電話…“0-phone”だっけ?…で話をしてる最中にエミュレイター…まあとにかく、なんか変な格好をした男が出てきて。 そいつと戦おうとしたら、地面に穴が開いて。 蓮華と小蓮は巻き込まれなかったけど、魏延さんは落っこちて。 で、落ちるときに魏延さんの持ってた薙刀がそいつにささって、その男は消えた、と』 「…ええ。 最期に『これが下がる男の力か…』と言っていたけど、何のことだったのかしら」 『今度は蓮華ですか。 いや、何も言わずに替わらないでね?』 「ご、ごめんなさい」 『俺も久しぶりに二人と喋れるのは嬉しいけどさ』 「だよね~」 『だからせめて替わるときは一言欲しいなー、と思ったり思わなかったり』 「ぶーぶー!声を聞けばシャオかお姉ちゃんかなんてわかるじゃない!」 『いや、そうなんだけどね? こっちとしても、いろいろと事情があるんだ』 「あ、そうだ! 実は、もう一つ、一刀にはおみやげがあるの!」 「小蓮…まさか、本気であれをやる気なの?」 『な、何?何をやる気? ちょっと心配なんだけど』 「だいじょーぶっ! ほら、黙って妻を待つのも夫の役目なんだからねっ! 一刀はどっしり構えて、シャオ達を迎えにくればいいのっ!」 『何か所々逆のような気がするなあ…』 楽しげに『0-phone』で想い人との会話に興じる二人。 一方、捕らわれの身だったウィザードと、下がったウィザードは、暗い空気を纏っていた。 「と、ところで魏延様。 俺達はこれから…」 「…お前らのこと、アンゼロットが呼んでるぜ」 「うわあああああああああああああああああ!? なんてこったぁ!?終わりだ!この世の終わりだぁっ!?」 「落ち着け陳蘭」 「逃げるぞ雷薄!とりあえず山賊にでもなって袁術の財宝を奪うんだ!」 「馬鹿野郎。逃げても余計状況が悪化するだけだろうが」 「…いや、俺が嘘の報告してもいいんだけどな」 「いえ、ロンギヌスのイレギュラーメンバーである魏延様にそのような手間をかけるわけには参りません」 「待てっ!?俺はロンギヌスじゃねえ!? いつの間にそんな肩書きができてんだ!? 「いやだーっ!?俺は逃げるー!!逃げて山賊になるー!!」 「逃げ切れる算段がありゃあそうしてもいいけどな。 ほれ、行くぞ…それでは失礼します、魏延様」 「な、なんつーか……お前らも、大変なんだな」 「魏延様ほどではありません」 そういいながらも、憂鬱そうな雷薄の顔は、かぶった土と同じような色をしていた。 【孫権の登用に成功しました】 ← Prev Next →?
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/4030.html
「意味がわからん!一旦退くか……」 【名前】 アルゴス 【読み方】 あるごす 【声/俳優】 城咲仁 【登場作品】 仮面ライダーウィザード 【登場話】 第34話「人気モデルの裏側」第35話「空の向こう側」 【分類】 ファントム 【宿主】 小須田明人 【狙ったゲート】 清水千明 【特色/力】 怪力、全身の目から放つ強烈な光、分離した目を操った攻撃 【怪物モチーフ】 アルゴス 【その他のモチーフ】 石像? 【詳細】 全身に多くの目を持ち石像のような姿をしたファントム。 小須田明人という人間名を持ち、人気絶頂モデルの清水千明というゲートを狙いメデューサに呼び出され登場した。 怪力と全身に持つ無数の目が最大の武器で、強烈な光を放ち相手の視界を奪ったり分離させた目を使って離れた対象を監視したりという能力を持つ。 また名は不明だが長剣を武器とする。 ジョギング中の千明を狙って出現するも、偶然近くにいた仁藤がビーストに変身してこれを迎撃。 押され気味に戦いを進めるも、強烈な光を放って一時撤退する。 しかし目の一部を彼女の監視につけつつ、担当のカメラマンを襲って自ら人間体でカメラマンを装って彼女を連れ出すことに成功。 ゲートを絶望させるためにはその美貌、美しい黒髪をズタズタにすればいいと判断し襲いかかるがまたしてもビーストが参戦。 しかし光による目眩ましのあとの猛攻で優勢に立ち、駆けつけたウィザードを加えた2対1であっても分離させた無数の目による攻撃で圧倒し、放ったグールで彼らを足止めしている隙にゲートを狙おうとするも、寸前でソラが邪魔に入ったため失敗。 ソラが千明を庇いダムに落水したこともあり、再度撤退をする。 その後千明が再び仕事に入り写真撮影をしている現場に出現。 ビーストと戦うもソラが彼女を連れ去ってしまったため戦闘を中断して追いかける。 そして晴人らがソラのいる廃屋へ駆けつけるのとほぼ同時にゲートを探し当てるも、千明が仕事に入れ込む理由を知ったビーストが発奮。 ビーストハイパーに強化変身しミラージュマグナムの銃撃で放った目をすべて撃破されたあとシューティングミラージュを受け爆散した。 【余談】 スーツはノームの改造。 アルゴスとはギリシア神話に登場する100の目を持つ巨人のこと。 詳細は不明だが、ソラ(グレムリン)とは顔見知りで何か因縁があったもよう。 そのため彼と共同で作戦に出ることに対し、ミサに不服を訴えていた。
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/7503.html
ウィザード(うぃざーど) 概要 PS版デスティニーから登場した魔法使い型のモンスター。 登場作品 + 目次 デスティニー(PS)本編 ドルアーガの塔 デスティニー(PS2) エターニア デスティニー2 グレイセス TOPなりきりダンジョン TOWなりきりダンジョン2 TOWなりきりダンジョン3 関連リンク関連種デスティニー(PS) デスティニー(PS2) エターニア デスティニー2 グレイセス TOWなりきりダンジョン2 ネタ デスティニー(PS) 本編 作中説明 HP 2890 TP 240 攻撃力 452 防御力 40 命中 178 回避 50 EXP 596 ガルド 0 レンズ 51 重量 3 属性防御 - 状態異常 - 落とすアイテム - 盗めるアイテム - 出現場所 ダイクロフト 行動内容 3発のミサイルを前方に飛ばして攻撃する。 ファイアーボール/火属性の晶術攻撃。 フィアフルフレア/火属性の晶術攻撃。 フレアトーネード/火属性の晶術攻撃。 総評 ラストダンジョンのダイクロフトに出現する大きな翼を持った骨のようなモンスター。 ダークメイジやドルイドの強化版で最上位種。 唱える晶術はドルイドと同じなので、いまいち強化版という感じがしない。 ただ、さすがに術をまともに受けるのは避けたいので、素早く倒そう。 ドルアーガの塔 作中説明 HP 3368 TP 720 攻撃力 606 防御力 62 命中 180 回避 50 EXP 1088 ガルド 0 レンズ 0 重量 4 属性防御 - 状態異常 - 落とすアイテム - 盗めるアイテム - 出現場所 ドルアーガの塔 行動内容 貫通する電撃を飛ばして前方の相手を攻撃する。 瞬間移動する。 ファイアーボール/火属性の晶術攻撃。 エクスプロード/火属性の晶術攻撃。 総評 ドルアーガの塔に出現する魔法使い型のモンスター。本編とは完全に別物。 メイジ系の最上位モンスター。壁を貫通するスペルを操る。 何故か2ランク下のソーサラーと同じく火属性の術を唱える。 このメイジ系統は貫通する電撃と高位の晶術を連発してくる強敵で、適当に戦うとあっという間に全滅してしまう。 ありとあらゆる手段を用いて敵の詠唱を阻止することが重要となる。 シルバーケープ、プリンセスケープ、フレアマントといった火属性耐性を持つ装飾品でも対策できる。 ちなみにゴースト版のW.ゴーストはより高威力の水属性の術を唱え、下位種は対応したメイジと同じ術を使うというところから、こいつは設定ミスの可能性がある。 ▲ デスティニー(PS2) 作中説明 Lv 56 HP 5630 攻撃 410 防御 380 術攻 370 術防 740 命中 回避 集中 種族 生体兵器 経験値 2860 ガルド 0 弱点 - 耐性 - 状態異常耐性 レンズ ラフ:8クリア:3ブルー:1タフ:1 落とすアイテム ライフボトル(13%)ゲルプリキッド(8%) 盗めるアイテム リンゴ(50%) 出現場所 ダイクロフト D・ストライク (※基準はNormal 落とす(盗める)アイテムの数値は落とす(盗める)確率) 行動内容 / 総評 ダークメイジ系。 ▲ エターニア No. 133 攻撃属性 物 Lv 60 HP 9800 攻撃力 100 防御力 600 命中 120 回避 120 知力 200 幸運 90 重量 1 状態異常 - EXP 620 ガルド 1000 落とすアイテム ルーンボトル(25%)・セボリー(3%) 盗めるアイテム - 出現場所 インフェリア闘技場 防御属性 物 水 風 火 地 氷 雷 光 闇 元 時 弱属性 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 強属性 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% 0% (※基準はNormal) 行動内容 杖による打撃で前方の相手を攻撃する。 ファイアボール/火属性の晶霊術攻撃。 ライトニング/雷属性の晶霊術攻撃。 サンダーブレード/雷属性の晶霊術攻撃。 総評 インフェリア闘技大会に出現する老人の魔法使い型のモンスター。 メイジやレイニーオールドの強化版で最上位種。 インフェリア闘技大会の世界一決定戦の第一回戦にデュエリスト1体と共に2体出現するのみ、というレアなモンスター。 攻撃力が非常に低い代わりに知力が非常に高く、ファイアボール、ライトニングに加え、サンダーブレードまで唱えてくるかなりの強敵。 見た目に反して防御力が妙に高いのも厄介。 ▲ デスティニー2 作中説明 No. 023 種族 機械 Lv 49 HP 7823 攻撃 925 防御 202 知性 166 命中 147 回避 139 幸運 21 SP回復 46 SP軽減 66 TP回復 78 TP軽減 81 防御回数 8 重量 EXP 362 ガルド 271 属性防御(%) 地 +42% 水 +41% 火 +39% 風 +46% 光 0% 闇 0% 特殊耐性 - 落とすアイテム パイングミ(12%)ドミネイトティアラ(1%) 盗めるアイテム レモン(24%) 出現場所 ダイクロフト (※基準はノーマル 落とす(盗める)アイテムの数値は落とす(盗める)確率の基本値) 行動内容 両翼で交互に払う。 炎を噴き出して攻撃する。火属性に見えるが意外にも属性は無い。 爆弾を山なりに撃ち出して攻撃する。 ミサイルを散らして前方に放つ。 スプラッシュ/水属性の晶術。 インブレイスエンド/水属性の晶術。 バーンストライク/火属性の晶術。 エンシェントノヴァ/火属性の晶術。 総評 ダイクロフトに出現する機械モンスター。メイガスの強化版。 デスティニーよりも丸みを帯びたスマートな外見になっている。カラーは前作同様茶色。 18年前のダイクロフトに出現するモンスターの中でも特に厄介な相手で、後衛から水属性と火属性の晶術を連発してくる。 特に押し込みの強いエリアルナイトと組まれて上級晶術を使われると普通に全滅しかねないので詠唱妨害は必須。 後衛にいることが多いので直接ターゲットを攻撃できる技や広範囲を攻撃できる晶術で妨害すると良い。 ▲ グレイセス ストラタ地方で盗みを働く盗賊 No.(wii) 015 No.f 019 Lv 26 種族 人間 HP 22453142(f) SP 2118(f) 攻撃 343 防御 157165(f) 術攻 158 術防 157165(f) 命中 170 回避 191 EXP 51 ガルド 30 弱点特性 人間・斬撃・鈍足 AB技耐性 - 落とすアイテム トマト(24%)・白ワイン(12%) 盗めるアイテム パナシーアボトル(18%) 出現場所 ストラタ岩石砂漠ストラタ砂漠遺跡(本編)ストラタ大砂漠・北 (※追記が無いデータは無印・fで共通。基準は戦闘ランク:ノーマル。アイテムの数値は入手確率。) 行動内容 杖を振り下ろして目の前の相手を攻撃する。 杖で振り払っての目の前相手を攻撃する。 フォトンブレイズ/対象に高熱を凝縮させ、炸裂させる初級攻撃術。サイドステップで回避可能。 総評 ストラタ岩石砂漠等に出現するローブに身を包んだ女性魔道士型のモンスター。 杖での攻撃の他、フォトンブレイズを唱える。 術の頻度は意外に低く、それほど強い敵ではない。 ▲ TOPなりきりダンジョン No. 231 レベル 100 HP 2800 TP 100 EXP 224 G 100 弱点 物 耐性 全 無効 - 備考 - 落とすアイテム イエローグミ 盗めるアイテム ウィザード 出現場所 ドルアーガの塔 総評 ドルアーガの塔に出現する魔法使い型のモンスター。 ▲ TOWなりきりダンジョン2 男魔術師魔法を使って攻撃してくる No 011 備考 - HP 520 属性 - 攻撃 159 防御 56 知力 224 素早さ 112 経験値 103 ガルド 7 弱点属性 - 耐性属性 - 特殊性能 - 落とすアイテム れんきんじゅつしょ(5%)じしょ(5%) 盗めるアイテム れんきんじゅつしょ 貰える食材 ライス 出現場所 水の古城・盗賊のアジト1階(後期) (※落とす(盗める)アイテムや貰える食材の数値は入手確率) 行動内容 目の前の相手を杖で殴る。 アクアエッジ/水の円盤を飛ばして標的を切り裂く水属性術。 総評 青いローブを纏って杖をついた魔術師のお爺さん。 術を使われる前に接近戦に持ち込みたいが、お伴のバトラー等が邪魔。ダッシュ等でうまくすり抜けるか、さもなくば正面から切り崩すのみ。 ▲ TOWなりきりダンジョン3 作中説明 No 006 備考 - HP 属性 - 攻撃 防御 - 知力 素早さ - 経験値 ガルド - 弱点属性 - 耐性属性 - 特殊性能 - 落とすアイテム - 盗めるアイテム - 貰える食材 - 出現場所 (※基準はNormal 落とす(盗める)アイテムや貰える食材の数値は入手確率) 行動内容 行動名/簡易的行動内容 対策、注意点、行動条件 総評 ▲ 関連リンク 同名の称号 関連種 デスティニー(PS) ダークメイジ ドルイド メイジ ソーサラー デスティニー(PS2) ダークメイジ ライブソーサラー ソーサリー マスターウィザード エターニア メイジ レイニーオールド デスティニー2 メイガス グレイセス ソーサラー (Wii版のみ) リンチェ TOWなりきりダンジョン2 ウィンドメイジ ネクロマンサー フレイムメイジ ライトメイジ ▲ ネタ ウィザード(英:wizard)とは、「(男の)魔術師」のこと。 ▲
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/4074.html
「貴様の魔法など通じるか!」 【名前】 オーマ大臣/仮面ライダーソーサラー 【読み方】 おーまだいじん/かめんらいだーそーさらー 【声/俳優】 陣内孝則 【登場作品】 劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land 【分類】 魔法使い/ファントム 【変身】 仮面ライダーソーサラー 【変身アイテム】 ソーサラーのベルトソーサラーウィザードリング 【名前の由来】 魔法使い(英:Sorcerer) 【詳細】 「金色の魔法使い」の異名を取る謎の仮面ライダー。正体は「ドレイク」という名のファントム。 白い魔法使いと同型のタイプのドライバーを腰に装着している(これは魔法使いの国にいる仮面ライダーメイジと同じだが、能力も同一なのかは不明)。 巨大な黒色の魔法石「エクセルシャード」が埋め込まれた長大な斧「ディースハルバード」を武器とし、ファイナルストライクウィザードリングで「ストライクソーサラー」というキック技を発動する。 ディースハルバードはそのリーチに加え、「レイブレード」と呼ばれる刀身部に流れる魔力によって相手の防御を無視できる。 コモンウィザードリングによってウィザードよりも質の高い魔法を自在に使いこなし、各種スタイルのウィザードやビーストを圧倒する程の非常に高い戦闘力を発揮する。 冒頭で攫ったコヨミの中に眠る魔力を使い、世界創造を行うクリエイトウィザードリングによって「魔法使いの国」を創り出した。 魔法使いの国では「オーマ」という大臣としてマヤ大王に使える壮年の男性として暗躍する。 魔法の国で魔力を持たずに魔法を使えないマヤの代わりに魔法を使う事で周囲を欺き、その一方で「全ての魔法使いを消滅させよう」と考えるマヤの補佐として夜な夜な人々を浚い、「タナトスの器」と呼ばれる不気味な像を作っていた。 迷い込んだ魔法の国で当たり前のように使われている魔力流通システムに疑問を持った晴人やそのシステムに対する疑問を持ち続けていた功介にタナトスの器を見られた為、ソーサラーに変身して彼らを撃退するが、ビーストの助けでウィザードを取り逃がしてしまう。 タナトスの器を前に魔法使いを全滅させようとするマヤを晴人は説得しようとするが、オーマ大臣が魔力を持たないマヤを疎ましく思う父親に取り入る事で魔法の国の国民を欺き続けていき、蓄積されたマヤのコンプレックスは膨大なものだった為、晴人の説得には耳を貸さずにタナトスの器を発動する。 魔力流通システムで国民から集めた魔力を器を通して逆流させるが、タナトスの器の真の力はマヤさえも知らないものだった。 「これまで蓄積した魔力を逆流させる」というところまでは同様だが、流し込まれた膨大な魔力はその人物を絶望と同じ状態にし、大量のファントムを生み出す為のものだった。 想定していない事態に動揺するマヤの前に姿を現し、その目的とファントムとしての正体を明かして彼を絶望させる。 しかし、晴人は逆流した魔力に耐え切って絶望を押さえ込む事に成功し、その事に一瞬だけ驚愕するもすぐさまソーサラーに変身して、ウィザードとの最後の勝負に挑む。 ウィザードの様々なスタイルをその力で圧倒し、決着を付けようと上述のストライクソーサラーを発動するが、ウィザードはフィニッシュストライクウィザードリングの効果でインフィニティードラゴンとなり、最期はインフィニティーエンドに押し負けて爆散した(それと同時にクリエイトウィザードリングで改変した世界も元の世界へと戻った)。 【余談】 ファントムでも魔法使いに変身できる彼の存在は白い魔法使いとワイズマンの関連性を思わせるものだが、こちらの正体は完全にファントムの方らしい。 オーマが白い魔法使いドライバーを入手した経緯は関連書籍などでも明らかになっていない。 アマダムのように古来に存在した悪しき魔法使いではないか?とする見方も。 コヨミは「魔力を持たず、定期的に晴人から魔力を補充してもらわないと活動を停止してしまう」とされていたが、ソーサラーがコヨミの中に眠る魔力を用いてクリエイトのウィザードリングを発動させたところを見れば、彼女の中にある賢者の石に関して何らかの知識があったと思われる。 同作で『特捜戦隊デカレンジャー』のデカレッド/赤座伴番(バン)役の載寧龍二氏が仮面ライダーメイジ/近衛隊長役としてゲスト出演している。
https://w.atwiki.jp/blacklist/pages/357.html
【装飾品】へ ガードリング 戦盗僧魔 Lv7〜 防 1 強化 0 耐久+1 [買値]500[売値]250 [入手]防具屋
https://w.atwiki.jp/ridergiron/pages/36.html
【ライダー名】 仮面ライダーウィザード フレイムドラゴン 【読み方】 かめんらいだーうぃざーど ふれいむどらごん 【変身者】 操真晴人 【スペック】 パンチ力:測定無し・推測値6.7tキック力:10.9tジャンプ力:ひと跳び35m走力:100mを5秒 【スタイルチェンジ】 仮面ライダーウィザード フレイムスタイル仮面ライダーウィザード ウォータースタイル仮面ライダーウィザード ハリケーンスタイル仮面ライダーウィザード ランドスタイル 【強化フォーム】 仮面ライダーウィザード フレイムドラゴン仮面ライダーウィザード ウォータードラゴン仮面ライダーウィザード ハリケーンドラゴン仮面ライダーウィザード ランドドラゴン仮面ライダーウィザード オールドラゴン仮面ライダーウィザード スペシャルラッシュ仮面ライダーウィザード インフィニティースタイル仮面ライダーウィザード インフィニティードラゴン 【最強形態】 仮面ライダーウィザード インフィニティードラゴンゴールド 【必殺技】 ドラゴンブレス 【詳細】 操真晴人がフレイムドラゴンリングとウィザードライバーによって変身した形態。 晴人の内に宿るウィザードラゴンの力の一部を使えるようになったことでフレイムスタイルを上回る力を備えている。 フレイムドラゴンリングの属性は「火」であり、炎や熱を操る力を持つ。
https://w.atwiki.jp/opedmiroor/pages/791.html
かつて魔法は科学と並ぶ学問であった。しかし文明の進歩とともに、魔法はいつしか忘れ去られた。時は流れ、現代。科学では解明できない恐怖を魔法で振り払う1人の男がいた。人は彼を魔法使い、ウィザードと呼ぶ──! 主人公・操真(そうま)晴人(はると)。なぜか都会の車道に高くそびえる街灯の上に座り、ドーナツを頬張っている。 晴人「美味っ……」 そこへ、彼の使い魔の一つ・レッドガルーダが飛来し、鳴き声を上げる。 晴人「見つけたのか? ガルーダ。しょうがない。これは、おあずけだな」 ドーナツの袋をそばに置くと、手にはめた指輪をベルトにかざす。 『コネクト・プリーズ』 ベルトの応答音声とともに、空中に魔法陣が浮かび上がり、その中から彼のバイク、マシンウィンガーが出現する。 晴人「案内よろしく!」 街はずれの倉庫を、警官隊が包囲している。警視庁の網野刑事、大門凛子刑事も駆けつける。 網野「状況は?」 警官「まだ作業員が何人か、取り残されてるようです」 網野「行けるか、大門?」 凜子「大丈夫です。人を守るのが私たち警察の仕事ですから」 網野「よし、突入だ!」 凜子や警官隊が突入。倉庫の中では、異形の怪物・グールたちが、作業員たちを蹂躙している。 作業員「うわあぁっ!」「わあっ!」 凜子「何!? こいつら……」 凜子や警官たちが発砲するが、グールにはまったく堪えない。 凜子「……そんな!?」 グールが警官たちも襲い始める。さらに2本の角を持つ怪人、ミノタウロスも現れる。 網野はいつの間にか消えている。凜子がミノタウロス目がけて発砲するものの、まったく通用しない。 ミノタウロス「何をしてもムダだ」 ミノタウロスが凛子の首を締め上げ、絶体絶命。 その時、倉庫の壁をぶち破り、晴人のマシンウィンガーが突入して来る。 『コネクト・プリーズ』 宙に浮かび上がった魔法陣から専用銃ウィザーソードガンを取り出すと、グールたち目がけて銃撃。 凛子を掠めた銃弾が、ミノタウロスの角を砕く。 ミノタウロス「銀の銃弾! 貴様、『魔法使い』!?」 凜子「魔法使い……?」 ミノタウロス「おのれぇ!」 ミノタウロスが火炎弾を投げつけ、晴人が爆炎に包まれる。 燃え上がる炎の中から現れる、宝石のような仮面と魔法衣を纏った魔法戦士、ウィザード──! ミノタウロス「ウィザードか!?」 ウィザード「さぁ、ショータイムだ!」 ミノタウロス「いけっ!」 ミノタウロスの指示で、グールたちがウィザードに襲いかかる。 ウィザードはグールを次々に撃ち抜き、さらにソードガンを剣に変形させ、斬り払ってゆく。 戦いは倉庫の外へ移る。ウィザードはミノタウロスを追うものの、グールたちがそれを阻む。 ウィザード「邪魔すんなっての。ハッ!」 『♪カモナ・シューティング・シェイクハンズ!』『シューティングストライク・ヒーヒーヒ──!』 ソードガンから放たれた強烈な炎の銃撃で、グールたちは一掃される。 第1話 指輪の魔法使い 凛子が倉庫の外に出ると、ウィザードは携帯電話を手にしている。 ウィザード「あぁ、コヨミか? グールは片づけたんだが、ファントムに逃げられた。どこへ行ったかわかるか?」 アンティークショップ・面影堂。看板娘のコヨミが電話を受け、店の奥では店長の和島が作業をしている。 コヨミ「ガルちゃんだけじゃムリよ、晴人。もっと使い魔を出してくれなきゃ」 ウィザード「あのねぇ、魔法使うのも、結構疲れるんだから」 コヨミ「わかってるわよ。でも仕方ないじゃない」 ウィザード「まったく…… コヨミの奴、簡単に言ってくれちゃって」 『♪ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!』『ユニコーン・プリーズ』『クラーケン・プリーズ』 ガルーダ同様の使い魔、ブルーユニコーンとイエロークラーケンが出現。 ウィザード「近くにいるはずだ。よろしく!」 使い魔たちが偵察に向かう。ウィザードが変身を解除し、晴人の姿に戻る。 凛子「あなた、本当に魔法使いなの?」 晴人「まぁね」 凛子「私は、警視庁鳥井坂(とりいざか)署の大門凛子です。あなた、さっきの化け物のこと、知ってるみたいだけど?」 晴人「『ファントム』のこと?」 凛子「ファントム?」 晴人「世の中には魔力の高い人間、『ゲート』って呼ばれる人間がいる。そのゲートの命を奪って生まれる魔力の塊、それが奴らファントムさ」 ミノタウロスは、どこかの廃屋に退散している。 階段の手すりにもたれかけている幹部級のファントム、フェニックスにミノタウロスが恭しく頭を下げる。 ミノタウロス「フェニックス様」 フェニックス「フン……」 フェニックス、ミノタウロスの前に飛び降りてくる。 フェニックス「派手にグールまで出しといて、失敗するとはどういうことだ? ええ?」 フェニックスが人間態・ユウゴの姿となる。 ミノタウロス「魔法使いが現れ、私の邪魔を……」 別の幹部級のファントム、メデューサも現れる。 メデューサ「ウィザード……か?」 ミノタウロス「メデューサ様!」 メデューサ「我々ファントムのなすべきことは、ゲートを絶望の淵に追い込み、新たなファントムを生み出すこと」 メデューサも人間態、ミサの姿となる。 ミサ「ワイズマンが再び、サバトを開くためにね」 ミノタウロス「わかっております」 ユウゴ「なら、魔法使いなんざ放っといて、とっととゲートを追い込んでこい!」 凛子「じゃあ、ファントムがゲートを襲うってことは、さっきの作業員の中にゲートがいた……?」 晴人「だろうな」 凛子「ちょっと待って! それよりあなた、なんで魔法が使えるんだっけ?」 晴人「俺も体の中にファントムを1匹飼ってるから」 立ち去ろうとする春人に、凛子は無言で手錠をかける。 晴人「なんで!?」 面影堂。 コヨミ「はぁ……」 輪島「なんだ、どうしたんだ? コヨミ」 コヨミ「晴人が警察に捕まった」 輪島、驚いて口から飲んでいたお茶を吹き出す。 輪島「何!? け……」 凛子により、晴人は留置所に入れられてしまった。 晴人「ねぇ、凛子ちゃん。いきなり留置場はないんじゃない?」 凛子「あなたからは危険な匂いがプンプンするのよ」 晴人「えっ、そう? そう言われると、男として悪い気はしないなぁ」 呆れ顔の凛子。 凛子「では、操真晴人さん。改めて、ファントムのことを伺います」 晴人「ねぇ、凛子ちゃ~ん」 凛子「慣れ慣れしく呼ばない!」 晴人「やっぱりファントムと関わるつもり?」 凛子「当たり前でしょ? 人々を守るのが、警察の務めよ」 晴人「奴らと戦えるのは魔法使いだけだよ」 凛子「だからって、諦めろって言うの!? 警察なのに、人々を脅かす脅威に何もしないで、絶望してろって言うの!? ……そりゃ、魔法使いはいいわよね。魔法で何でもできるから。絶望することもないんでしょ?」 晴人の表情が変わる。 回想。日食の下の海岸で行なわれた謎の儀式。大勢の人々が砕けてゆく。 苦痛に顔をゆがめる晴人。体がひび割れ、龍の翼がその背から広がる。 (晴人『俺は…… 俺は──!!』) 晴人が太陽に手を伸ばす── 留置場。 晴人「……魔法があるから絶望しないんじゃない」 凛子「えっ?」 晴人「絶望しなかったから、魔法を手に入れることができたんだ」 凛子「……何よ、またわけのわかんないこと言って。まぁ、いいわ。魔法なんかなくても、私はこの事件を解決してみせる」 晴人「ふ~ん……」 凛子「そんな簡単に絶望してたまるもんですか!」 晴人「まぁ、いいけど。でも、本当に絶望しちまうことがあったら…… 俺があんたの希望になってやるよ」 凛子「えっ? な、何よ、それ!」 頭に包帯を巻いた網野が顔を出す。 網野「大門。ちょっと」 凛子「変なことばっかり言ってないで、おとなしくしてるのよ!」 網野に連れられて立ち去る凛子。 晴人「さて…… どうするかな」 網野とともに、凛子は署長室に呼ばれる。 凛子「捜査を諦める? 事件をなかったことにするんですか!?」 署長「そうだ。この事件は警察では手に負えん」 凛子「確かに、相手は想像を絶する化け物です。けれど……!」 署長「とにかく、もうこの件には関わるな」 凛子「どうしてです!? あんな奴らを野放しにしていいんですか!? 人を守るのが、警察の仕事じゃないんですか!?」 署長「これは、上からの絶対命令だ!」 凛子「えっ!?」 晴人を追って警察へやって来たコヨミ。玄関から凛子が憤然として出て来る。 コヨミ「あれは、晴人を捕まえた……?」 網野「待て! 大門」 網野が凛子を追い、コヨミの前を通りすぎる。 コヨミが何かに気づく。 留置場。 晴人の腹が鳴る。 晴人「あ…… そういや、メシの途中だった」 『コネクト・プリーズ』 空間を超えて、冒頭の街灯の上に置き去りにしていたドーナツを取り寄せ、食べようとする。 床を掘り、ユニコーンが現れる。 晴人「あっ、ユニコーン! いいところに。お前も食べる?」 公園の網野と凛子。 網野「気持ちはわかる。だが…… あの化け物どもが俺たちの手に負えないことも、わかるだろう? 諦めろ」 凛子「どうして先輩まで…… 私は、人を守りたくて警察に入ったんです。その仕事を全うしないで、何が警察なんですか!?」 網野「なんで、そこまで刑事としての自分にこだわる?」 凛子「……私が刑事になったのは、父の影響なんです」 凛子のペンダントの中に、父の写真。 凛子「父は、田舎の駐在だったんです。町を一生懸命守る父は、みんなに慕われていました」 回想。田舎の駐在所にいる父のもとに、幼い凛子が駆けて来る。 (凛子『お父さん!』) (父『おぅ、凛子!』) 凛子「私も父みたいに、人々を守りたい。そう思って、刑事になったのに……」 網野「なるほど。それがお前の心の支えか」 網野がペンダントをちぎり取る。 凛子「うっ! 何するんですか!?」 網野、ペンダントを取り返そうとする凛子を裏拳で張り倒す。 転がる凛子。 凛子「ハッ……!」 ほくそ笑む網野の顔に、ミノタウロスの顔が重なる。 春人のもとに現れたユニコーンは、コヨミの手紙を咥えていた。「頭にケガをした刑事 ファントム」。 ウィザードはミノタウロスの角を砕いた。そして網野は頭に包帯を巻いていた。 晴人「ってことは…… 凛子ちゃんがゲートだったのか! またおあずけだ……!」 『スモール・プリーズ』 晴人は魔法で手のひらほどの小ささとなり、ユニコーンに乗って、牢の隙間から脱出する。 凛子の目の前で、網野はミノタウロスへと姿を変える。 凛子「網野先輩が…… ファントム!? どうして……!?」 ミノタウロス「網野は絶望して死んだ。俺というファントムを生み出してな」 晴人が回想していた謎の儀式の中に網野もおり、網野の体を突き破って、ミノタウロスも出現していた。 凛子「そんな……」 ミノタウロス「俺たちファントムの前では、お前は無力だ」 ミノタウロスが無残にペンダントを踏み砕く。 凛子の心の中で、駐在所の父の光景に、次第に亀裂が走る。 凛子「あ!? あ…… あ…… あ……!?」 ミノタウロス「お前も絶望して、新たなファントムを生み出せ!」 銃撃が炸裂。晴人とコヨミが現れる。 ミノタウロス「指輪の魔法使い!?」 晴人「狙いは凛子ちゃんだったとはな。彼女を頼む」 コヨミは凛子のもとへ。 ミノタウロス「お前に関わってるヒマはない」 晴人「俺も同じさ」 『ドライバーオン・プリーズ』 晴人「だからとっとと、片づける」 『♪シャバドゥビタッチ・ヘンシ~ン』 晴人「変身!」 『フレイム・プリーズ』『ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!』 魔法陣に包まれ、晴人はウィザードに変身。 ウィザード「さぁ、ショータイムだ!」 『コネクト・プリーズ』 戦いが始まる。ウィザードはミノタウロスの振り回す戦斧を足技でいなし、ウィザーソードガンの銃撃と剣撃で戦う。 武器を砕かれたミノタウロス、猛牛のような突進攻撃で反撃。 ウィザード「おいおい! まったく、困った暴れん坊ちゃんだ」 『ランド・プリーズ』『ドッ・ド・ド・ドドドン! ドン・ド・ド・ドン!』 ウィザードは、炎の属性を持つフレイムスタイルから、大地の属性を持つランドスタイルに変身する。 ミノタウロス「きさま、属性(エレメント)変化できるのか!?」 ウィザード「まぁね」 『ディフェンド・プリーズ』 魔法の力で地面から壁が出現。突進したミノタウロスが壁に突き刺さり、動けなくなる。 さらにウィザードのキックで壁が砕け、ミノタウロスが大きく宙に舞う。 ウィザード「こんなのもあるぜ?」 『♪シャバドゥビタッチ・ヘンシ~ン』『ハリケーン・プリーズ』『フー・フー! フーフー・フーフー!』 風の属性を持つハリケーンスタイルとなり、風に乗って宙を舞い、空中のミノタウロスを何度も切りつける。 ウィザード「ハッ! ハッ ハッ!」 『フレイム・プリーズ』『ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!』 フレイムスタイルに戻るウィザード。 ウィザード「フィナーレだ」 『♪ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!』『チョーイイネ!』『キックストライク・サイコー!』 ウィザード「ハァァ──ッ……! ハァッ! ダアァァ──ッ!!」 魔力の炎を自ら身にまとい、火の玉と化したウィザードのキックが炸裂──!! ミノタウロスが大爆発し、最期を遂げる。 しかし凛子の体には、全身に次々に亀裂が走っている。 コヨミ「晴人! このままだとファントムが生まれちゃうわ!」 ウィザード「俺の目の前で、二度とそんなことはさせない! ……凛子ちゃん」 凛子「魔法……使い……? もう…… ダメみたい……」 ウィザード「絶望なんてするな。俺に任せろ」 (晴人『俺があんたの希望になってやるよ』) 凛子「変な…… 魔法使いね……」 ウィザード「約束する。俺が最後の希望だ」 ウィザードが凛子に指輪をはめる。 『エンゲージ・プリーズ』 魔法陣が浮かび上がり、ウィザードは凛子の体の中へと飛び込む。 魔法陣と指輪を通じ、ウィザードは凛子の精神の中へと降り立つ。 そこは凛子の思い描いていた、かつての田舎の駐在所の風景。 ウィザード「ここが彼女の精神世界、『アンダーワールド』か」 駐在所の父に駆け寄る幼い凛子。その景色がひび割れ、砕け、巨大ファントム・ジャバウォックが飛び出す。 ウィザード「うわっ! とんでもない魔力の塊だな」 ジャバウォックが飛びまわり、周囲の光景が次々に破壊されてゆく。 それに応じ、凛子の体も急速に亀裂が広がってゆく。 コヨミ「晴人……」 ウィザード「約束したからな。やるしかない」 『♪ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!』『ドラゴライズ・プリーズ』 魔法陣から晴人自身のファントム、巨大なドラゴン型のウィザードラゴンが出現する。 ウィザードラゴンが周囲を飛び回り、ウィザードを突き飛ばし、さらにアンダーワールドを破壊し始める。 ウィザード「うわっ! ドラゴン、俺に従え!」 『コネクト・プリーズ』 ウィザードがマシンウィンガーで疾走。さらにドラゴンに合体、ウィンガーウィザードラゴンとなる。 マシンウィンガーを通じてウィザードがドラゴンを操り、宙を舞い、ジャバウォックと空中戦を繰り広げる。 『♪カモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!』『フレイム』『スラッシュストライク・ヒーヒーヒ──!』 突進するドラゴンの上で、ウィザードがソードガンを構える。 ジャバウォックとすれ違いざまに、ウィザードの剣撃が炸裂──!! 両断されたジャバウォックが大爆発し、最期を遂げる。 凛子のリングから飛び出したウィザードが、変身を解く。凛子の体は亀裂が消え、もう元に戻っている。 コヨミ「終わったの?」 晴人「あぁ。これで彼女はゲートじゃなくなった。もう襲われる心配はない」 凛子が気づくと、そこは公園のベンチ。自分の指には「エンゲージ」の指輪がはめられている。 凜子「希望…… か」 勝利をおさめた晴人が、マシンウィンガーの後ろにコヨミを乗せ、帰途を走り去ってゆく。 (続く)