約 1,357,877 件
https://w.atwiki.jp/bc5656/pages/1466.html
ワイルドさんが入室しました ワイルド (十二星座大戦当日早朝 ワイルド さて… ワイルド 大会開始まであと数時間… ワイルド このまま皆で仲良く同じ場所で十二時を迎えるなんて事は… ワイルド 勿論無いよネ ワイルド (何処かへ歩き出す ワイルド さようなら皆の衆。昨日は楽しかったサ。 ワイルド 願うことならば後夜祭まで誰一人欠けぬように。 ワイルドさんが退室しました アルタイルさんが入室しました アルタイル (南東 鉄道整備区地上部 廃材置き場となっており、人気は少ない 遠くには整備員の宿舎も見える アルタイル (実際の整備区は地下に存在する とすれば、多少は暴れても問題ない箇所 廃材の山の上に座る アルタイル (フード付外套 肩に担いだ2mほどの棒 鎖つき水瓶 右肩のワッペンが示す星座は“みずがめ座” アルタイル …(顔を上げる ワイルドさんが入室しました ワイルド (視線の先から歩いてくる かに座 のワッペンをつけた男 ワイルド (白無地のワイシャツに黒ベスト、黒の蝶ネクタイ。いつものディーラー服 アルタイル 来たか… (この戦いは全て中継されている ならば、やるべきことは──力を見せる ワイルド (両手で皮手袋を締めながら革靴をコツコツと鳴らしてアルタイルの方へ歩みを進める ワイルド 最初に会えたのはキミかネ。(一定距離で立ち止まり アルタイル (廃材の山の上から見下ろし)…前夜祭では随分…楽しそうだったな。 ワイルド 嗚呼、勿論だとも。ワタシの本業はむしろアチラでね。(笑みを浮かべアルタイルを見る ワイルド トランプゲームだけが専門じゃあないサ。パーティの盛り上げ係ならいつでも読んでくれたまえヨ! アルタイル なら…オレの本業は…こちらだ。…元だが…(やや自嘲気味に アルタイル そういうことなら…オレの引きたて役にでも? ワイルド 成程。それもまた面白い解釈だネ。 ワイルド しかし…大人のキミには一つの真実に気づいているんじゃないかネ? アルタイル 子供でもわかる…話だ。 ワイルド うむ。『ギャンブルで勝つのは常にディーラー側』だとネ?(笑み浮かべて両手広げる アルタイル (立ち上がる 水瓶からチャポンと音が鳴る) ワイルド かに座 の戦士、ワイルド=クローバー。(名乗りをあげる アルタイル 水瓶座。アルタイル。オレはカジノが嫌いだ。 アルタイル 今のオマエの台詞こそ、悪辣な商売の証だ。同時に、だからこそ アルタイル オレはきっとアンタは憎めない(笑い )いくぞ、ディーラー ワイルド 返り討ちにして差し上げよう。どんな凄腕の勝負師でもサ? ワイルド (二人の距離は約20td ワイルド (凄腕の戦士でも一足飛びでは近づくのが難しい間合い アルタイル 生憎と…傭兵だ(担いでいた武器を跳ね上げる 水瓶だけ宙に軽く跳び アルタイル (鎖ガ、水瓶の“底側”に接続 これでは水瓶が天地逆さま──入り口から水が零れ続ける アルタイル (ダバダバと水が流れ始める 廃材山の上 水が廃材を伝い、下へ ワイルド ほう、勿論無意味な行動じゃあ無いだろうネ?(両手を開いたままのポーズでその様子を見る アルタイル …ただの水さ。今は(大振りに一閃 水瓶から水弾を2発、撃ち放つ>ワイルド ワイルド 勿論コチラも無意味に待っていたわけじゃ無いヨ?(水弾を、着弾地点の遥か手前で避け― ワイルド (パシャ―水を踏む足音が、アルタイルのすぐ近くで聞こえる― アルタイル …(水音に反応し、鉄水の柄を回す ワイルド ホッ!(いつの間にか近づいている―アルタイルの胸元へ繰り出す裏拳 アルタイル 、(回された鉄棒で受ける 飛び去り、宙に 水瓶をパージ アルタイル (水瓶の口が発光 ワイルド フム。(鉄棒を拳で弾く感触 アルタイル (いったん途中の廃材に足をつき、バック宙で廃材山の下へ 鎖が背中に接続 アルタイル …まあ避けるだろうが(廃材山付近の宙を飛ぶ、水瓶が爆発 ワイルド 便利なバリアがあれば良いんだがネッ!(左手に鋼鉄製トランプ5枚持って ワイルド (扇のように振るいながら後ろにバックステップ 水瓶爆発から距離を取る アルタイル (廃材山を隔ててお互いが見えなくなる アルタイル …(…にしても、速いな 達人というやつか ふざけやがって… ワイルド む、遠距離術士と思ったが斜線を絶つとはネ?(廃材山に遮られ見えなくなった事を観察 アルタイル …星宿の民が七天に命ずる。 ワイルド (人が両の足で前に歩く時…機械で観測すればわかるが驚くほど頭が上下している アルタイル 我らが守護星。我が血肉を持って之に応えよ(──使っておくなら今のうちだ。足場の優位は消えた。 ワイルド (人間の脳内自動補正でそのブレを自然に認識しているのだが…カニのような多脚生物は余り頭が動かないネ? ワイルド (つまり色んな動物の歩行方法を会得することで敵に気づかれず接近を―が、早速 見なくなる のは困ったネ アルタイル 【七曜】、起動。──金か。予測通り、そして予定通りだ アルタイル ざまぁないぜ(──廃材、鉄屑、捨てられた機械などに触れた水がざわめく ワイルド 罠かもしれないが、避けて通れぬ勝負かネ!(廃材山の裏へ走って回り込む アルタイル 『金星の侵蝕』(廃材が、ガタガタと揺れる アルタイル (否、山ごと… 四方に弾け飛ぶ! ワイルド ムっっ!!(廃材のすぐ隣を走っている アルタイル (水に濡らされた、金属を含むものは一定時間…アルタイルの支配下に置かれる ワイルド 全ては防げぬか―!(即座に反応し、鉄扇広げて頭部への破片を叩き落とす アルタイル (もっとも見えてないので適当に山を崩しただけ 背から引き抜くように新たな水瓶をつけた鉄水 アルタイル (破片を受け止めた鉄扇が震え始める アルタイル …(鉄水を構え、目を瞑り、制御に集中 “侵蝕”タイプは発動中、その場から移動はほぼできない ワイルド (罠の可能性は考慮していた…いくつかの破片を食らったが、敏捷な体に致命打は飛んでいない アルタイル (破片についた水粒…鉄扇もまた支配下に置く可能性を秘める ワイルド ぬっ(走る勢いは殺さぬようくるっと回って、アルタイルを見る アルタイル …(これだけ派手にやれば、泡を食って近づいてくる アルタイル (目を開く 狩りの基本だ 焦った方が…)…そこだな アルタイル (近くの鉄材をワイルドに発車 ワイルド ヨッ!(走って飛んできて発射された鉄材に飛び乗る アルタイル … 、!? ワイルド さっきのが限界速じゃあ無いのでネ?(言うやいなやアルタイルに手の届く距離まで飛んできてる アルタイル 、チ…!(一瞬、気を取られた 鉄水の棒でガード体勢 ワイルド ホイ!(右手の鉄トランプ扇でアルタイルの左肩に斬りかかる アルタイル (堅実に、それをガード ワイルド (右腕には大した力は込めていなかったガードのインパクト音すら薄い アルタイル …(…フェイント! ワイルド 誤認その2。ワタシは殴ったほうが強い。(うねるように左拳が伸びアルタイルの顎にストレート アルタイル ッグ…!!(直撃しのけぞる ワイルド グッド。良い位置だ。(伸び切った左拳の先で笑む アルタイル (…種族特有の頑強さ! 無理やり振り払うように鉄水を振るう ワイルド この鉄扇は主に防御に使っているのサ?(鉄水を鉄扇で払いのける アルタイル 、チ… 勘違い、するな(跳ね除けられた鉄水 接続された水瓶が真上に 発光 アルタイル 最初の裏拳で…わかってたさ!(爆発 衝撃ではなく、多めの水が降り注ぐ ワイルド ッ、(とある事情で、バックステップ避けは得策ではないネ?(右手の鉄扇広げて傘代わりに アルタイル (鉄扇が一気に侵蝕 どこかへすっとんでいく と共に、アルタイルは後方へ跳ぶ ワイルド ん゛!?(トランプがワイルドの意図と関係なくすっとんでいく大水を被る アルタイル …(濡れる、ということはディス・アドバンテージだ ワイルド 成程。誤認していたのはコチラの方かネ? 先程の爆発能力ではなく金属操作能力かネ? ワイルド (予定外のびしょ濡れ姿でアルタイルを見る アルタイル 今日は、な(水瓶が鎖の先に生成され アルタイル (魔力弾装填 ──七面倒だが。濡れるというのは、基本的に不快感がある。濡れた服では動きにくい。滑る。重い。 アルタイル (だがそれだけではない 放たれる魔力弾を、激突時に最大限増幅する 水が近くにあるほど、高威力 アルタイル (此処まで魔力弾は使っていない ──ざまぁないぜ、ワイルド ワイルド 金属操作能力ネ。(革靴と革手袋は革だネ アルタイル 鉄水…(鎖を操り、水瓶の口をワイルドに向け… 魔力弾発射 ワイルド 所で先程、限界速じゃあ無いと伝えたばかりだが?(そんな距離で隙を見せても良いのかネ?―と続く アルタイル (ハッタリだ。さっきの速度も十分に速い。この魔力弾の速度なら── ワイルド “Fraud Freeze”──(アルタイルの顎下から突如として現れる左拳アッパー アルタイル (あた──)る゛!? ワイルド (あまりにもアルタイルの内側に唐突に現れる―前方へ発射した魔力弾とは触れ合ってすら居ない アルタイル (後方にすっ飛んでいった魔力弾が、濡れた鉄材にあたり派手に吹き飛ばす それと同時に意識が一瞬飛ぶ ワイルド (アッパーののけぞりで離れたスペースを使い―片足を振り上げくるんっと回転 アルタイル (──あそこから速く?ふざけやがって…全く以って… ワイルド 飛ぶのは慣れているかネ?(振り上げた足とは全く関係なく右拳のバックナックルを頬に見舞う アルタイル ざまぁ…ねぇぜ(回転し吹っ飛ぶ ワイルド そう、そして。回転して吹き飛ぶ事により…また債務を払って頂く。(謎の説明文 アルタイル (着地できず倒れる ワイルド “Fraud Freeze”──(アルタイルの両肩に手を乗せ倒立 ワイルド (吹き飛んだはずの場所に、倒れた地点に、既に居る アルタイル …、(いや、此処は“降参は言わないほうがいい”) ワイルド 倒立大回転…削岩脚ッ!(両腕の力で飛び、空中でくるんと回って ワイルド (地をえぐるような飛び蹴りを見舞う―――アルタイルの顔の隣の地面に アルタイル (“これだけ強い相手に負けるのならば仕方ない”だろうぜ…オレは アルタイル …紳士だな? ワイルド イヤ、目的は達したのでネ?(左手に持つ みずがめ座 のワッペンを見せつける ワイルド (両肩に倒立し、腕で飛ぶ時に奪っていた アルタイル 賭け金は回収済、か。悪徳め ワイルド 勿論だとも。タダの勝負よりも…何かを賭けた勝負の方が楽しいからネ? アルタイル ふざけやがって… アルタイル …負けは負けだ。勝ったんなら、さっさと着替えにでも…いきな ワイルド そうさせて貰おう。いつこの水がワタシを襲ってくるかわからないし… ワイルド 何よりこれじゃあカジノに入れないからネ?(両肩くすめてアルタイルから離れる アルタイル ただの飲み水が、襲うわけないだろう? ワイルド おっと、飲み水を相手にぶっ掛けるタダの酔っぱらいと戦っていたつもりは無いんだがネ? アルタイル 見る目があるな、アンタ(どっちの意味ともとれぬ言い方 ワイルド 褒め言葉と受け取っておくヨ。(アルタイルに笑み ワイルド それでは一足先に失礼するヨ。思いっきり殴ったから暫く動けないかもしれないが…野犬に食われんよう頑張ってくれたまえ。 ワイルド (そう言って、路地へと消えていく アルタイル …(それを倒れたまま見遣り ワイルド (去り際、後ろ姿もカッコよくさ。久々の全速力に腰が抜けそうなんて言えないからネ? ワイルドさんが退室しました アルタイル (まずは一敗 人生良くて3番手4番手…トップ10に入れば良い方とは言うが… アルタイル (今回は“見せる”ことが重要… この戦いはワッペンを取られたら終わりではない… アルタイル 賭け金がなくても、アンタは勝負に乗らないといけないんだぜ…ディーラー アルタイル ざまぁないな…(ゆっくりと立ち上がる アルタイル (鉄水を担ぎ、水瓶の向きを直す ワッペンがなければ、追い討ちをかけられる心配もない アルタイル (そのまま路地へ消える 次の戦場は決めてある アルタイルさんが退室しました
https://w.atwiki.jp/th_izime/pages/456.html
ご覧になりたいスレをお選びください。 ☆1スレにはありませんでした。もしも見落としていたというのなら、トップページにご報告願いま す。 俺×キャラ ルナチャイルド受け:2スレ目
https://w.atwiki.jp/gods/pages/128052.html
ナサニエルロスチャイルド(2)(ナサニエル・ロスチャイルド) ナサニエルメイヤーロスチャイルドの別名。
https://w.atwiki.jp/tenkai_cr/pages/36.html
ワイルドアームズ クロスファイア ソニー・コンピュータエンタテインメント 開発 メディア・ビジョン エンタテインメント 発売日 2007年8月9日 価格 4,980円 Link 開発元非公式サイト 947 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 16 33 11 ID zyA0/pRh0 ワイルドアームズが想像以上に硬派で吹いたw シミュが苦手とはいえ、まさか3面で2回もゲームオーバーになるとは… ちゃんとスキル構成考えないとダメだなぁ 985 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 20 58 18 ID KLVJrjJZ0 947 WAXF?あれって初代&2ndのスタッフが作ってるとかで気になってるんだよなあ WAとして、ストーリーや音楽はどんな感じ? 989 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 22 02 29 ID zyA0/pRh0 985 シミュレーションだからWAっぽさはちょっと感じにくいかなぁ ストーリーも始めたばっかりだからなんとも そもそもあんまりストーリーにこだわってないのもあるしw 音楽は基本的に5の人だから5の曲が気に入ってるなら問題ないと思うよ でもタイトル画面は荒野の果てへのアレンジだったり… 他にも聞きたいことありますか?あんまりレビューはかけないですけど 998 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 22 52 51 ID zyA0/pRh0 システム周りを埋めついでに シミュパートはだいぶ難しいと思います まず攻撃と回復は全部敵味方平等に当たるみたいです 範囲系もはいるみたいでしたけど、怖くて試せませんでしたw 最初のうちの敗北条件が味方が一人でも死ぬとゲームオーバーなのに 3マップ目からすでに無視しなくちゃいけない敵がいるのはちょっときつかった… 持久戦に持ち込もうにも最初は回復手段が乏しい上、基本的に自分にしか使えないという そのうえ体力が毎ターン消費されて、0になるとHPが減っていきます そこら辺はクラスチェンジとカスタムスキルで後々楽になっていくと思うんですけどね あと攻撃目標を挟んだり囲んだりすると攻撃が強くなるんですけど もちろん敵もやってくるのであんまりそればかりも狙ってられなかったり… 19 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/08/09(木) 22 57 49 ID zyA0/pRh0 またいでしまいましたけど 見た目なんかは結構FFTに近いんじゃないかと思います 攻撃時の命中率、ダメージ表示とかはまんまかも ちょっと気になったのがリングコマンドの下が選択されるのが慣れないですね えぇと…俺の文章力ではこの程度が限界です 散文駄文失礼しましたー 635 名前:名無しさん必死だな[sage] 投稿日:2007/09/24(月) 00 28 07 ID e2HK2XSy0 WAXFクリアした! 難易度曲線がどんどん緩くなっていったり、 直接対決しなかった敵幹部の決着の付け方がちょっと強引だったけど おもしろかったからよかった! さて…今回のラギュ様はどうしてくれようかなぁ…
https://w.atwiki.jp/tsubaki/pages/64.html
《月の光、ルナチャイルド/Luna Child,Moonlight》 ネームドモンスター 星1/光属性/妖精・幻想族/ATK200/DEF700 このカードはルール上「ルナチャイルド」としても扱う。 このカードの召喚に成功した時、表側表示でフィールド上に存在するモンスター1体を裏側守備表示にしてもよい。 自分フィールド上の妖精族モンスターが攻撃対象となった時、その攻撃モンスターを裏側守備表示にしてもよい。この効果は一ターンに一度しか使用できない。 妖精族サーチ&サルベージの最下級を支える優秀モンスターにして、《東方三月精》で召喚できるネームドモンスターの一体。 《月の書》を内蔵するが、条件がなかなか特殊である。 まずは召喚時で、こちらはタイミングを見計らいやすい。 往年の《月読命》のように使いまわすことはできないが、慢性的な攻撃力不足を抱える【妖精族】にとっては有り難い。 二つ目は、妖精族モンスターが攻撃対象となった時である。 自分自身を守ることもできるし、他の妖精族を守ることも可能。妖精族のシステムモンスターは優秀ながら攻守が低く、容易に破壊されやすいので、嬉しい効果である。 攻撃宣言を行ったモンスターは表示形式を変更できないので守備力によっては返しのターンで戦闘破壊を狙うこともできる。 問題は複数のモンスターの攻撃に晒される場合だが、そこは《日の光、サニーミルク》の能力で臨機応変にカバーしたい。 なお、三月精の中で《地割れ》或いは《地砕き》を使われると真っ先に落ちてしまう。 関連カード 《東方三月精》 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/78.html
【名前】ローズ=ムーンチャイルド(Rose=Moonchild) 【性別】女 【所属】魔術 【能力】生体錬金術 【能力説明】 ゼリオン(Xerion) エリクサーの精製過程で製造された霊薬。 エリクサーほどではないが、老化防止と美容維持の効果があり、女性魔術師の間では大ヒット商品となっている。 乾いた粉末状の物質であり、口に含むとすぐに口内の水分を奪われてしまう。 人造人間0号・レイ(Homunculus No.0 Rais) レイ=ムーンチャイルドの項を参照 【概要】 元ローマ正教の錬金術師であり、現イルミナティの幹部。 魔法名は「Morbi748(我が美のために神を冒涜する)」。 かつては絶世の美女と言われ、国中の男性からアプローチを受けた過去を持つ。 死と老いを恐れ、錬金術による不老不死の霊薬「エリクサー」の精製に固執し、後に愛する人の子を産めなかった悲しみから、人造人間(ホムンクルス)の創造にも固執するようになったが、それらが神への冒涜だったため、ローマ正教に命を狙われる。 夫と共に宗教観の薄い日本へと亡命し、エリクサーと人造人間の技術を欲する日本にいるイルミナティメンバーを手を組み、研究を続ける。 現在は共に亡命した夫と日本で引き取った3人の養子(男2人、女1人)と過ごしており、夫や子供達を愛する母としての一面を持つようになっり、美や老いへの恐れ、産めなかった子供への執着はほとんど失っている。 そのため、エリクサーや人造人間の研究は“一応”しているが、昔のように固執しておらず、研究もほどほどに行っている。 “強欲の思想のみが唯一神として崇めるられる対象”を信条とするイルミナティにおいて、“美への強欲”を失った彼女は背信者扱いされており、彼女も幹部としての職も消化試合のように務めており、いつイルミナティを罷免されても構わないと思っている。 しかし、イルミナティ側としては、彼女のゼリオンと表向きの化粧品会社による利益の一部を活動資金としているため、罷免するつもりはなく、イルミナティが彼女とその家族をローマ正教から保護していることも考えれば、互いに現状が最善であると考えている。 “美への強欲”を失ったことから、魔法名による信念も変わっており「Morbi748(我が美は愛する人のために在り)」となっている。 学園都市内外で有名な化粧品会社の女社長として、科学側でも有名である。 【特徴】 見た目30代前半の長い銀髪の女性だが、実際の年齢は52歳。 いつも幸せそうにニコニコと笑っており、夫や息子たち、娘のノロケ話ばかりする。 かつての美女としての面影を残す“美人なおばさん”であり、今でも男性からのアプローチを受ける。 服装はごく普通。 【台詞】 「イルミナティの幹部も楽じゃないわね。早く辞めて、会社の方に専念したいわ。」 「メイラちゃんも素材は良いんだから、ケチケチせずに少しでも高い化粧品を買えば良いのに・・・」 「ゼリオンの過剰摂取は薦められないわ。だって、それ以上美しくなられたら、旦那があなたに振り向いちゃうじゃない。」 【SS使用条件】 死亡はNGです。 戦闘は人造人間のレイに任せているので、本人は戦いません。
https://w.atwiki.jp/alicecode12/pages/355.html
ヒースロウ=ワイルドローズ 概要 アナスタシアのエリート 性別 男 年齢 59 名前 ヒースロウ=ワイルドローズ 性格 解説 『老いさばらえた』という言葉が正に当てはまるような矮躯、禿げ上がった頭の老人で悲観的な性格の持ち主。 『老人を見れば生き残りと思え』という法則通り、無数の死線を潜り抜けてきた古参のエリートである。 昔は豪放にして快活な性格であったが、同じくエリートであった息子が初めての戦闘で死亡したことから『オブジェクト』という存在を信じられなくなり始め、数年前からはほぼオブジェクトにすら乗らない日々を過ごしていた。 そのため、『ジェネシス』の目的の演説を聞いた際には言葉でこそ非難したが心の奥底ではその考えに共感もしていた。 だがそれでも四大勢力の側に立つ存在として、何よりも『奪われる悲しみ』を無辜の人々に味合わせる訳にはいかないという覚悟の下出撃、テトラグラマトンの半物質弾頭の前に命を散らした。 その直前、衝撃波からナデシコが搭乗するスラッシャー011を守るように機体を立ちはだからせ、かつて救えなかった『子供』を最期の最期で救うこととなった。
https://w.atwiki.jp/1548908-card/pages/1603.html
E-HERO ワイルド・サイクロン(イービルヒーロー) 融合モンスター 星8/地属性/悪魔族/攻1900/守2300 「[[E・HERO フェザーマン]]」+「[[E・HERO ワイルドマン]]」。 このモンスターは「[[ダーク・フュージョン]]」による融合召喚でしか特殊召喚できない。 このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。 このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、 相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。 解説 覇王となった十代の使用するカードの1枚。 E・HERO ワイルド・ウィングマンのダークサイドとも言える。 魔法・罠の制限に加え、破壊効果も併せ持つ。 攻撃力がレベルの割に低いため、サポートが必要な場合も。 関連カード ダーク・フュージョン ダーク・コーリング E・HERO フェザーマン E・HERO ワイルドマン ゲーム別収録パック No.無し DS2009パック:パック:-(P)09:-(P)09無し DS2008パック:パック:未チェック PSPTF3パック:パック:ラスト・ヒーロー(P)TF3:タッグフォース・フォーエヴァー(P)TF3? DS2007パック:パック:無し DS SSパック:パック:無し DS NTパック:パック:無し PSPTF2パック:パック:無し PSPTF1パック:パック]]:無し PS2TFEパック:パック:無し
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/218.html
ススキノハードボイルドナイト ススキノハードボイルドナイト 題名:ススキノハードボイルドナイト 作者:東 直己 発行:寿郎社 2001.4.18 初版 価格:\1,800 凄い本であるなあ、としみじみ&つらつら眺める。まずモノクロの陰の多い写真がいい。札幌在住の林直光というカメラマンの腕が実に冴えている。生々しさで。 よくぞ、こんな本に印刷されるのを承諾したなあ、と思われるほどに怪しい人々や、すっかり躁病モードになっている酔っぱらいたち。毒々しいお水さんたちのケバイ笑い。そういう写真集に囲まれて、よりモノクロの哀愁を湛えたコラムが、一冊の分厚い本という音楽を奏でる。本当に怪しげな本だ。アングラ(いいなあ、この響き)関係の本かい、と言いたくなるような、しかしそれにしては立派な装丁の、本当に作りたくって作った本という、多くの仕事が結実したひとつのかたち。 実は『すすきのバトルロイヤル』が北海道新聞連載コラムより70本を纏めた本家版であったのに対し、本家が捨てた残り150本を纏めたものがこれである。もちろんそれなりのニーズがあったからこそ生まれたコラム集……いいなあ、そういう本って。 こちらはそれぞれに小テーマに分類されていて、その間をリアル極まりないススキノ裏写真みたいなページが真っ黒に彩る。凄いなあとつくづく思うのは、やはりススキノに群がる人間たち。酔っぱらいたち。いいなあとしみじみ思えるのは、酔いどれ世界に通う人間愛。東ハードボイルドに通底する人間の愚かさも滑稽さも暖かさもすべてここにある。 冬は道が斜めに凍りついて酔うと相当に危ない街。吹雪の中で深夜ラーメン店にできる行列。客引きとケバくも魅力的なお水ギャル、お水おばさんが袖を引く交差点。明るくいつでも人間臭さが満載されている街。5年も続いたコラムをまとめれば、やはりそれはススキノに良く似た形になるのだな、とやけに納得の行く重厚な一冊なのであった。 (2004.1.31)
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/1129.html
錆びた金属の細かい破片と砂が入り混じった土煙を上げて、クルマが走る 何処までも続く荒野は空だけが嫌味のように美しく、青い 川は枯れ果て 海は汚染され 都市は次々と砂漠の中に沈み 荒野を我が物顔で歩くのは奇形化・凶暴化した生物か、暴走する旧時代のAI兵器 汚染された雨が残り少ない生存に適した土地さえも痩せさせてゆき 人類の生活圏は少しずつその領域を狭めていくなか それでもなお、人類の脅威に対し立ち向かう人々がいた 彼らを民衆は、「ハンター」と呼んだ ラスティ・ワイルドと呼ばれる荒野の東部地方には、旧時代の都市や工業地域の廃墟に避難所や 拠点を構えた人々がそのまま住み着いて形成した町が点在する。 それらは国道99号線と呼ばれたハイウェイで繋がっているため、町同士での交易や流通が成り立っているが、 国道のあちこちにも旧時代のサイービスエリアやモーテルを利用した小規模な村がやはり、点在している。 だが、人口が多く産業が確立している町とは違って、村は防備が薄いため様々な外敵の襲撃を受ける。 例えば、バイオニックと呼ばれる変異生物。 生物をサイボーグ改造したサイバネティクス。 人間を攻撃する指令を与えられ、今も稼動し続ける旧時代の無人型兵器、マシーン。 有人機能を備えるが、現在は搭載された操縦支援AIによる自動攻撃モードで動き続けるヴィークル。 中には区別が曖昧だったり、正体不明のものもある。 だが、最大の敵はやはり何時の時代も人間同士だった。 国道99号線沿い、ロックヘッドとソルトリバーの二つの町の間にある、その村の酒場兼宿屋の前の駐車場には いずれも武装し装甲を施されたクルマが三台止められていた。 一台は旧時代の一般用乗用車モデル、ハービー。 車名は「ワイルドスピード」。 12.7ミリ機銃がボンネットに装着、20ミリガトリング機銃と大口径榴弾を連射する特殊兵装、TNTグレネードが それぞれルーフの上に取り付けられており、かなりの武装改造が施されている。 エンジンは作業重機用のショベルヘッドに換装しているので、軽量な車体の割りに馬力はあった。 もう一台はやはり旧時代の、やや高級な乗用車であるキャデラックで、車名は「ゴールドストーム」。 オープントップの車体の後部座席に30ミリ単装機関砲と衝撃波兵器ソニックブラストがマウントされた 自動回転砲座を取り付け、ボンネットからは大型の重車両用エンジン、ブルマックスが収まりきらなかった本体を露出させている。 最後の一台は旧時代のピックアップ式トラックであるテクニカル。 車名は「バーンファイア」。 ボンネットには7.7ミリ機銃、荷台に45ミリブラスター砲と多連装ロケット砲を取り付けている。 エンジンは一般的で酷使に耐える頑丈さ以外に特徴の無い星型3番だが、その代わりに 操縦支援用のAI…Cユニットは回避率向上と命中率補正に定評のあるラクター系を積んでいた。 いずれも、ハンターにしか所有できないクルマである。 クルマの大多数は遺跡や古戦場で発掘されるか、大破壊前から人類に使用され続けてきたものだが 今の時代に残存するクルマそのものの数はそう多くは無い。 装備や燃料、修理費などの維持費がべらぼうにかかるし、部品を生産できる設備も殆ど無い。 しかし、マシーンやバイオニックと戦うにはほぼ必須の兵器であり、強力なクルマを所有していることは ハンターにとって一種のステータスにもなりうる。 そして三台のクルマそれぞれの持ち主達は、「人狩り」と呼ばれる奴隷商人たちの襲撃から村を守るために 雇われた用心棒だった。 ハンター達の一人、「ワイルドスピード」を駆る壮年のハンター、ディエゴは酒場のカウンター席に座り、 ステロイドサワーの名前で知られている最近流行の酒をあおり、今は高級嗜好品となってしまった紙巻煙草をくゆらせている。 町や村を変異生物や賞金付きのならず者たちから守る仕事は、ハンターにとっては割りと一般的な仕事の部類だ。 「人狩り」は村々を襲撃するだけでなく、大抵は略奪と破壊の限りを尽くす。 攫われた人間の多くは荒野の西部地方に連れて行かれ、奴隷として売り飛ばされる運命だが、町に住む人間の 労働力として東部で売られている事もある。 労働力は東部も西部も需要が高い。 だが、襲われ捕まり売り飛ばされるほうはたまったものではない。 だからなけなしの金を集めてハンターを雇い、「人狩り」に対抗しているというわけだ。 この村も、つい数日前に近くの別の集落が「人狩り」の襲撃に逢い全滅したので、次に襲われるのは自分たちの村だろうと 危機感を募らせ、ハンターに村を護衛して貰おうと依頼を出した。 そして、そういった用心棒の仕事はハンターにとってなかなかの収入源になる。 襲撃が来ようと来なかろうと、日給として金は支払われるし「人狩り」には賞金が付いている。 「人狩り」の兵士一名につき1000チップ。 「人狩り」のクルマを撃破すれば、残骸から売れるスクラップや武装も取れる。 今までもこなしてきたし、慣れた仕事だ。 ディエゴと同様にこの村に雇われたハンターたち、整髪剤で金髪をツンツンに逆立ててサングラスをかけ、 テーブル席で45口径のオート拳銃を弄っているシロー、「ゴールドスピード」の乗り手も、 その向かいに座って大振りのコンバットナイフを研いでいるダッグ、「バーンファイア」の持ち主も、 そうして稼いでいる男たちだ。 だが、それに反して村の人間たちはやや脅え不安げな表情を一様に顔に張り付かせている。 頭に白いものの混じる初老の村長を始めとして酒場にたむろする日焼けした壮年の男たちも、若者達も、 皆どこかオドオドとした態度でそれぞれのテーブルを囲んでヒソヒソ話を続け、時折ディエゴたちの方にチラリと視線を向ける。 たった三人のハンターとクルマでは、「人狩り」たちの襲撃には安心しきれないと行った所だろうか。 村にも自衛用のクルマとして、農業用トラクターを改造し装甲と機関銃を増設した物が2~3台ある。 いざという時には村の勇敢な若者たちが、それに乗ってハンターたちに加勢する予定だ。 それは別にハンターたちを手助けしようというよりも、自分たちだけでは襲撃に抗しきれないから ハンターに守ってもらおうという心算の方が大きい 結局は主に戦うのはハンターである。 勇敢な、と言ってもその程度だ。 銃弾の飛び交う戦場に出てくる勇気だけで精一杯。 せいぜい、後方から機関銃を撃ちまくるくらいの援護しか期待できないだろう。 もっとも…初めての戦闘でトリガーハッピーになった素人が勝手に前に出ても敵の的になって蜂の巣になるだけだから その方が足手まといにならなくて助かる、とディエゴの率直な考えだ。 しかし、シローはそうでもない様で 「どいつもこいつも、この村の連中はシケた顔しやがって。 まるで死ぬと決まったみたいじゃねえか? そんなに俺らが頼りねえってのか!? 全く頭にくるぜ、わざわざ雇っておきながらよお!!」 分解清掃と組み立ての終わったピカピカのオート拳銃を手のひらの中でクルクルと回すガンスピンアクションをさせながら、悪態をついている。 村の人間たちが「ハンターを雇った、これで安心だ」と満足してくれていないと、自分たちの意義が感じられないので不満なのだ。 それは、自分たちのハンターとしての実力が評価されて居ないことにも通じる。 これに関してはダッグも全くの同意見のようで、研いだばかりのナイフを検分するように眺めやると、 唐突にナイフを掴んだ腕を振り上げ、壁に向かって投擲した。 木の板に鋭い刃物が突き刺さる小気味良い音がして、ナイフは酒場の壁に貼り付けられていた賞金首「ジャックハンマー」の張り紙のど真ん中に命中した。 Dead or Aliveと書かれたそのポスターの下部には、大きな書体で「15000チップ」の賞金額が提示されている。 さらに下には、その罪状、誘拐・襲撃・殺人・第2級器物破壊…そして但し書きとして「人狩り 幹部」の文字が並べ立てられていた。 席を立ち、床と叩くコツコツという音をゆっくりとした足取りで響かせて、脅える男たちのテーブルの間を進み 壁に突き刺さったナイフを引き抜きながらダッグは張り紙の写真の中の傷面と髭の悪党を睨みつけ、カウンター席の ディエゴの方を向いて呟いた。 「人狩りごとき、俺たちの相手ではない。 奴らはクルマも持っているが、多くて2台か3台でそれも旧型の装輪装甲車クラス。 残りは歩兵だ。 こっちは軽車両クラスだが、エンジンと武装は軽戦車でも吹っ飛ばせるほどのモノを積んでいる。 負ける理由が無い 例え…奴らの幹部、高額賞金付きの「ジャックハンマー」が来ようともな」 ディエゴはダッグの視線を受けて口元に僅かな笑みを浮かべつつ頷く。 その言葉と自信に嘘は無い。 彼ら三人とも、腕に覚えのある猛者たちだ。 荒野を徘徊するバイオニックやサイバネティクスはもちろんの事、野生化したクルマの賞金首を協同して狩った事もある。 人狩りとは別に、「トレーダー殺し」と呼ばれ交易商を襲う凶暴な盗賊集団を撃退した事もある。 そいつらは軽戦車クラスや装甲車クラスのクルマを所有し、武装していたが苦戦したうちにも入らなかった。 「バーンファイア」の支援射撃のもと、接近した「ゴールドストーム」が軽戦車をブラスターで蜂の巣にし、 とどめを「ワイルドスピード」の連射榴弾で一網打尽にした。 哀れな襲撃者どもはものの5分で残骸と鉄くずの塊だった。 「村長」 ディエゴは近くの席に座っていた村長の方を向き、呼んだ。 「は、はい…なんでしょう、ハンターさん」 「聞いてのとおりだ。 俺も、俺の仲間たちもこの村を「人狩り」には指一本触れさせないと確約しよう。 だから、村の人たちを安心させてやってはくれないかな? 善良な人々の笑顔を守るのもハンターの仕事だ。 我々が居るのに、村民達が心に平穏を取り戻せて居ないというのは、仕事の半分を果たして居ないのと同じだよ。 そのあたりを、村長から村の皆に言って聞かせてくれると、助かるのだが…」 村長はその言葉に恐縮したように何度も首を立てに振り、酒場の中の脅えた表情の者達に安心するよう呼びかけた。 こういう時の不安の伝播は立場が上の者から下の者達に伝播する。 上が安心だと言ってしっかり構えてくれれば、下もそれを信じて安心してくれるのが一般論だ。 さらに、ディエゴはもう一押しすることにした。 「そうだな、酒場がこう辛気臭い空気ではいけないな。 こういうのを吹き飛ばすには酒で騒ぐのが一番だ。 店主、俺のおごりで全員に、一番高い酒を振舞ってくれ」 どうせ金は村長から日給で貰っている。 大した出費にもならないと計算の上での行動だが、 ディエゴのその発言に酒場の中は沸き立ち少しだけ明るさを取り戻した。 その様子を見てディエゴは満足げに笑みを浮かべる。 単なる人気取りではあるが、ハンターとしての自分の評判に傷を付けるものではない。 むしろ、こういう評判と人気こそが、他の村や町に広まって次の依頼を指名してもらうきっかけになったりもするのだ。 襲撃者は倒し依頼は果たしたが、住民の機嫌を損ねたのでは次も依頼してもらえるとは限らない。 適度なところで、人々からの個人的印象を良くしておくことも必要だった。 ちょうどその時、外の駐車場にクルマが入ってきて止まる音がした。 反射的に、三人のハンターたちはそれぞれ外に意識を集中させる。 エンジンの音は軽車両用のさほど重たくないもので、キャタピラの音はしなかったから装軌装甲車や軽戦車以上のクラスでもない。 クルマから降りた足音は二人分で、ゆっくりと酒場に入ってくるのをディエゴは聞いていた。 そして、酒場の戸を押して入ってきたのは、二人の少女だった。 二人はカウンター席につこうと歩み進んで、注文を繰り出した。 「ふう、暑いし砂だらけだし、散々だよ。 やっぱりちゃんと窓ガラスのあるクルマを買えばよかった… マスター、何か冷たいものをお願いします」 一人は、白い上品なワンピースに白い鍔広の帽子を身に付けてヒール付きブーツを履いた、睫毛の長く薄いピンク色の唇の 可憐な少女で、手入れされた金色の長い髪を晒し、腰のガンベルトにマシンピストルを吊り下げていた。 華奢な手でパタパタと顔を仰ぎ、外の照り付ける太陽の暑さに閉口している。 「手前が機動性の高いクルマの方がいい、戦車は維持費がかかるつってバギーを選んだんじゃねえか。 だいたい、重要なのは車種じゃなく装備だってあれこれ補助オプション付けたくせに、エアコンだけ装備して無いってどういう了見だよ? おいマスター俺はエンドルフィズとテロ貝焼き…無いだあ? ちっこれだから内陸部は…じゃあトカゲステーキでいい」 もう一人は、タンクトップの上にジャケットを羽織って前を空け、下はホットパンツという軽装で膝までのロングブーツを履き、 赤茶色のショートボブの髪を少々ワイルドに流したぶっきらぼうな男口調の小麦色に焼けた、日焼け肌の少女で、 肩からスリングで9ミリ口径のサブマシンガンを吊っていた。 ややツリ目気味の尖った目つきをした彼女は自分のお気に入りのメニューがこの酒場に無いことに不満げに軽く舌打ちをする。 その二人の背後、入り口から覗く駐車場にはディエゴたちの3台のクルマの他に新しく、武装を施されたクルマが見える。 競技用のラリーバギーに装甲を追加し、車体後部、運転席のすぐ後ろに固定型砲塔を取り付けた改造車両だ。 今、その砲塔には30ミリガトリング機関砲と6連装の対戦車ミサイルランチャーが装備されている。 バギーのフロント部にも、12.7ミリ機銃が装着されているのを見るように、二人の少女は単なる旅行者でも 交易商人でもなさそうなのは明白だった。 ハンターだ。 「おい、村長さんよ? 雇うのは俺たち三人だけじゃなかったのか? しかも女のハンターをよ」 シローが椅子から立ち上がり、さっきと同じような不満げな声で村長に詰め寄る。 カウンター席でそれぞれ酒の注がれた杯を受け取った二人の少女のうち、髪の長いほうが「なんだろう?」という表情で 振り返ってその様子に視線を向けた。 「いえ、依頼を出したのはあなた方三人だけで…他のハンターさんを雇う余裕はとても、この村には…」 「あ、あのう…何の話か知りませんけど、僕たちは通りすがりのもので、この村には休憩と補給に立ち寄っただけですから」 困惑しながら焦った顔で釈明をする村長と、少し表情に苛立ちを浮かべるシローの様子を見比べて 察しがよく自分たち二人に関しての事で何か揉め事が起こっているようだと気づいた長い髪の少女は、ちょっと慌てて 話に割り込んで説明をした。 もう一方の日焼け肌の少女は我関せずといった様子で適度な大きさに切られたトカゲステーキをフォークで刺し、つまんでいる。 依頼とは無関係と判明したのでその場の微妙に不穏になりかけていた空気が収まり、ダッグは腕組みをして壁にもたれ シローもいったん矛を収めた。 ディエゴはもとより、腰掛けたまま黙っている。 ただし、二人の少女を丁寧に観察するように視線を向けていた。 「なんだか、僕たちお邪魔でしたでしょうか…?」 自分らが来た事が口論のきっかけになってしまった様なので、と少し申し訳なさそうにする長い髪の少女に対し、村長は丁寧な口調で事情を説明する。 「いえ、そんな事は…今、この村は「人狩り」の脅威に晒されておりまして、この御三方のハンターさんたちを 雇って村の護衛を依頼していたのです。 それで、あなた方の来訪は予定になかったものですから…」 「まあお前らが依頼に関係無いなら別に文句はねーよ。 分け前が減らないって事だしな。 仮にこの村がお前らも雇ってたとしても、どうせヒョロっちい女二人なんぞ戦力にもなりゃしないだろうけどよ」 シローの関心ごとは報酬の取り分が少なくなるかどうかだけであったらしい。 安心したような口調で本音を語る彼の口からは、余計な嘲りの色も多少は含んでいたのが余計だった。 長い髪の少女はそれに対し苦笑いと愛想笑いの混じった微妙な表情を返したのみだったが、日焼け肌の少女は違ったようだ。 フォークをガツッという音を立てて皿に付き立てると、振り返って鋭い表情でシローを睨みつける。 「おいおっさん…今何つった? 俺のことを女って言ったか?」 再度、不穏な空気が酒場に、特にシローとその少女との間に漂い始める。 長い髪の少女は眉をひそめて右手を顔に当てて首を左右に振り、壁際のダッグが組んでいた腕の中でナイフを持ち替え、 座ったままのディエゴが笑みを消しつつも未だ静観の構えを取るなか、シローがニヤついた表情を日焼け肌の少女に向ける。 「ああ、てめーとそのお友達の事だよ。 年端もいかねえガキの癖にクルマなんか乗り回して、 銃を玩具にしてハンター気取りの甘ったれのお譲ちゃん達に言ってんだ。 どこの裕福なご令嬢だか知らないけどよ、町の外はは遊びで来る場所じゃねえ。 「人狩り」に捕まって売り飛ばされてさんざん”ピーッ”される前にさっさと家に帰ってろ。 それとも俺がここの2階のベッドで予行演習してやろうか?」 女性のハンターと言うのは少ないが、居ないわけではない。 だが大抵、荒野を生き抜く女ハンターというのは男顔負けの性格と体格を持った、「ゴツい」女である事が多い。 女というよりゴリラ、そういう評判がついて回るのが一般的だ。 その点では、この二人の少女はどちらも、確かにハンターという職業には似つかわしくない格好をしていた。 特に、長い髪の少女の着ている服装は荒野を旅するというよりはどこかにピクニックに行くような小奇麗なワンピースだ。 これでは、ふざけて居るのかと叱られてもおかしくは無い。 どちらかというと物見遊山的に見られるのは当然かもしれなかった。 だが、日焼け肌の少女は自分たちが侮蔑された、舐められたという怒りに満ちた表情で椅子から立ち上がり シローにツカツカと歩み寄ると、目の前で立ち止まって自分より背の高い男を見上げながら睨み付けた。 睨まれたシローの方は、腰に両手を当てて少女を侮る視線を向けている。 さて、次はどんな言葉を投げつけてやろうか。 なんと言えばこの、荒野を甘く見て家を飛び出してきたのだろうお嬢さん方は 泣きべそをかいて家に帰らせる事が出来るだろうか。 嫁入り前の大事な体が悪党に傷物にされる前に家に帰してやるのは正しい事だ、と自分の中でもっともらしい理由をつけながら、 シローが小生意気な態度を見せるこの少女に言葉攻めを与えてやろうかとちょっとしたサディスティックな思いに 考えをめぐらせていると、突如として日焼け肌の少女の左手が弾かれたように伸び、シローが全く反応できない速度で その太い首を掴むと信じられない握力で持ち上げ、爪先を2センチほど床から離れさせた。 瞬間、ダッグが驚愕の表情をし、ディエゴも同様に驚いて椅子から腰を浮かせる。 明らかに、普通の少女の細腕でなせる力ではない。 「お前…サイバネティクス…!? ソルジャーか!!」 ダッグが壁から背を離し、頚部を圧迫されたまま持ち上げられて苦しそうに呻き、脚をジタバタさせるシローを助けるべく ナイフを投擲姿勢に入る。 が、その行動は少女のやはり神速とも言える俊敏な、常人を肥えた反応速度で反対側の腕にサブマシンガンを構え 既にダッグに向けられていた銃口によって遮られた。 脚を浮かせられたシローは必死に少女の手を引き剥がそうとするが、彼の両手を持ってしても少女の細腕は万力のように 首を掴んで締め付け、離さない所を見るように少女の腕はサイバネティクス…機械化手術を受けたいわゆるサイボーグだ。 一般的には荒野に生息する、機械と生物の融合した危険な生物の総称として知られるサイバネティクスだが 元々は大破壊前の科学が生み出し社会に浸透していた、れっきとした人類の所有する技術である。 ゆえに時折、自身の体をサイバネティクス化する手術を受けている者は見られた。 それは特に、クルマを駆るハンターとは対照的に自身の体一つでバイオニックやクルマに対抗する戦士…ソルジャーと 呼ばれる傭兵に多く、ソルジャーの中には体の一部といわずほぼ全身をサイバネティクスに置換している者すら居る。 もちろん、そういった身体教化措置を取らないソルジャーもいるし、改造ではなく薬物で生身の非力さを補う者もいる。 サイバネティクスだけがソルジャーの全てでは無いが、サイバネティクス化は生身の人間に比べれば 段違いともいえるほどの身体能力強化をもたらすのだ。 そして、シローを持ち上げている日焼け肌の少女の腕力は、少女が腕だけでなく鎖骨や肩甲骨までの相当な機械化を していることも同時に示していた。 そうでなければ、ここまでの膂力を発揮できるものではない。 「…どいつもこいつも見た目ばかりで判断しやがって。 俺が女のなりをしてるのがそんなに弱そうに見えるか? ならいいさ、手前らの節穴の目玉のツケは手前ら自身で払いやがれ」 イラついた表情を浮かべ、少女がシローの首を掴んでいる腕に力を込めようとする。 だが、それに後ろからハンマーコックの音と共に制止の声をかけた者が居た。 ディエゴだ。 椅子から立ち上がった彼は、44マグナムを構えて長い髪の少女の頭の横にその銃口を向けている。 「そこまでだお嬢さん。 君が手を離してくれないと、君のお友達の可愛らしい顔が頭ごと吹き飛ぶ事になる。 こんな事は不本意だが、ソルジャー相手に我々生身のハンターでは分が悪すぎる。 ここは、お互い身を引いたほうが得策ではないかね? 私としても、こんな可憐な女の子を傷つけたくは無い。 連れの非礼はお詫びしよう。 彼も充分反省しているようだし、君もそこら辺で許してやってはくれないだろうか?」 ディエゴはできる限り紳士的な態度で、いかにも申し訳なさそうに少女に対して宣告した。 引き下がらないなら、彼女の相棒を撃ち殺す事になる、と。 卑劣なようだが、同時に相手に対してもここが引き際であるはずであり、お互いドローとなる最も穏便な手段であるはずだった。 もちろん銃を向けて長い髪の少女を人質に取るディエゴ自身、自分から引き金を引くつもりはさらさら無い。 だが、もし日焼け肌の少女がシローを殺傷するつもりなら、いたし方の無いことでもある。 「ユキホ…手前、何おめおめと人質に取られてんだ間抜け。 クルマ乗ってない時は俺の脚引っ張るだけかこの玉無し野郎」 形勢を逆転された原因であるユキホと呼んだ長い髪の少女に苛立ち混じりの悪態をつく。 一方、ユキホという名の少女は困ったような、それで居て申し訳なさそうな顔を相方の少女に向けながら言った。 「先に手を出して喧嘩を始めたのはシズナちゃんじゃない…。 どちらかというと僕は巻き込まれてるだけなんだけどなあ? そもそもシズナちゃんがすぐ暴力に訴えるから悪いんだと思う」 日焼け肌の少女をシズナ、とユキホは呼んだ。 はあ、と大きくため息を付き、男を持ち上げつつもう一人を銃口で牽制しているシズナと、持ち上げられて血の気の失せた 今にも失神しそうなシロー、壁際のダッグ、固唾を呑んで見守る酒場内の村人達、そして自身に銃を向けているディエゴと、頭のすぐ横の銃口を視線で見回す。 この中で一番迷惑を被っているのは自分だろう、という思いを胸にしながら、ユキホは少し息を吸った。 次の瞬間、誰にも予想だにしないタイミングで、まるでクイック・ドロウのような素早さでユキホが自分の頭に向けられた銃に手を伸ばす。 親指でハンマーを抑え、銃を握るディエゴの手ごとがっちりと握って制圧。 まさかとばかり全く予期していなかった少女の行動に、ディエゴは2分の1秒反応が遅れる。 ハンマーを押さえられたリボルバー拳銃は引き金を引いても、指が挟まれているので撃鉄が弾丸の尻を打つ事ができず、発砲されない。 すぐさまディエゴは反対の手でユキホの指を引き剥がそうとするが、それよりも早く踏み込んだユキホの肘鉄が ディエゴの鳩尾に入り、そしてディエゴの体は上下が反転して床に背中から叩きつけられた。 脚を刈られて投げ飛ばされた、とディエゴが理解した時には、ユキホは自分のマシンピストルをホルダーから抜いて 銃口をディエゴの胸に向けていた。 「…こんな事は不本意なんですけど。 シズナちゃんはああなったら絶対引き下がらないから、こうするしか無いんです。 そちらが降参してくれますか?」 心の底から申し訳なさそうにしているユキホに見つめられ、体格差のある華奢な少女に投げ飛ばされた衝撃から 立ち直っていないディエゴは呆然としつつも無言で頷いた。 それを見て、フン、と鼻を鳴らしてシズナもシローを掴んでいた腕を離す。 大の男が床に崩れ落ち、圧迫されていた気管を介抱されたシローが空気を求めて咳き込む。 それを見て、ダッグがナイフをしまってシローを介抱するため駆け寄った。 ユキホは自分のマシンピストルをホルダーに納めると、事の成り行きを見守っていた村長にぺこりと頭を下げた。 「ご迷惑をかけて本当に申し訳ありません。 僕たちはクルマの燃料補給をしたら、すぐに出て行きますので」 「え、ええ… それは構わないのですが、村の給油所には備蓄が残り少なく、油商人は明日来る事になっております。 ですので、明日にならないと燃料を買う事が出来ませんが…」 その村長の言葉に、ユキホはうげ、と声に出して言った。 明日になるまでこの村に逗留しないといけないという事だ。 喧嘩騒ぎを起こしておいて居座るのは少々気まずい気分になる。 そもそも喧嘩を始めた当人であるシズナも舌打ちをし、ユキホを小突いた。 「元はといえば手前が女の格好なんかしてるから舐められるんじゃねーかよ。 フリフリヒラヒラした服ばっかり着やがって、それでも金玉付いてんのかオカマ野郎」 それはどちらかと言うと責任転嫁に近いものであったが、言われたユキホは猛烈に反論する。 「オカマって、酷いよ…! 僕だって好きでこんな風になったわけじゃないのはシズナちゃんも知ってるじゃないか。 小さい頃から母さんにこういうの着せられてきたんだから、今更普通の服や格好できないんだよ!? 別に僕はオカマでも、女の子になりたい訳でもないんだ!」 その言葉に、村長始め、酒場の中に居た全員、ディエゴたち三人も含めいっせいに「は!?」と声をあげる。 ユキホは言ってしまってから、不味った?というちょっと困った表情をして、周囲を見回した。 「あ、あの…。 僕、こういう格好してるけど、れっきとした男です」 Next ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前