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第九話:鉄鳥姫 「……で、何で俺が特訓に付き合わないとならねぇんだよ!?」 「いいじゃない。ケチケチする事でもないでしょ?」 「俺の自由はどうなってんだよ!?」 「知りませ~んっと」 俺は神姫センターにいた。……真那と一緒に。 盲導神姫の施設を見学して次の日、杉原から携帯電話で連絡があり、捕獲の許可が下りたとの事で神姫センターに行ったのだが、そこで真那と出くわし、こういう事になっているのである。 早速というべきなのか、真那は俺に蒼貴を指名し、サマーフェスタにルナと共に送り込んだのである。 俺は仕方なく蒼貴を送り込み、真那との戦いを始める。もし、ここにリミッター解除装置を装備した神姫が来たらまずいが、来たら来たで好都合だ。このままやるのも悪くない。 サマーフェスタに蒼貴を送り込む間に昨日の事を思い返した。 あの怪しげな研究者の義肢に関する話の後、中古神姫の販売所に行ってみたのだが、そこにいた神姫の様子が少々おかしく感じられた。 いったい誰に買われるのかという不安以上の恐怖がその顔にはあったのである。 買われるのは目や耳が不自由な神姫であるはずなのだが、これはどういう事なのだろうか。それ以外の誰かに買われる可能性があるとでもいうのだろうか。 「さぁ、行くわよ! ルナ! ボレアスで蒼貴をぶっ飛ばしちゃって!!」 「はい!」 考えている間にルナがエウクランテタイプに付属しているキャノンであるボレアスを取り出して、それを蒼貴に空中から放つ。 相変わらずの空中からの射撃は飛行装備を持たない蒼貴にとってはやっかい極まりないものだ。 装束と仮面しか装備しておらず、武器となる物が苦無と鎌しかない蒼貴は武器を投げて落とすしか手段がない。 そんな蒼貴はルナの射撃を避けつつ、苦無を放つがアーンヴァルの物とは違い、空中での重心移動がしやすいエウクランテのバックユニットはさながらヘリコプターの様に舞い、放たれた苦無を難なくかわし、ボウガンタイプのハンドガン ゼピュロスに武器を切り替えてそれを連射する。 蒼貴はそれを見て、まともに当てるのは難しいと判断して、近くにあるヤシの木の林に逃げ込んで次の攻撃をやり過ごし、その間に俺は次の一手を考える。 今回のルナは機動力を重視したらしく、新たにエウクランテの装備を追加し、それと従来のアーンヴァル標準装備を複合させたモノとなっている。 この二種類の機体の装備は性能の方向性が一致しており、それらを組み合わせて強化した装備は手軽で色合いが近い事から見た目も良いため、機動力重視の装備としては最もポピュラーなカスタマイズとして普及している。 が、このルナの行った組み合わせはそれでいて最も扱いにくいカスタマイズになっていた。それはバトルモード『グライドオンプレステイル』を発動できる様にしてあるためだ。 グライドオンプレステイルは三つの武装、脚部アーマー、バックユニットを占領する代わりに一度発動させれば強固なアーマーを破壊する事のできる程の強力な突撃が可能なバトルモードだ。 これに関してはバトルモードの中でもワースト3に入る程の扱いにくさと打撃である事からの軽減手段の多さからある種のロマン技として軽視されているのだが、彼女はわかっているのだろうか。 何も考えていない気もするが、だからといって侮るつもりはない。彼女も型にはまらなくなってきているのだから何か仕掛けがありそうではある。気を引き締めていくとしよう。 「蒼貴。お前に持たせてあるアレを苦無にくくりつけてそれをあいつに投げるんだ。一発必中でな」 「了解です」 思考を固めて蒼貴に指示を下すと、彼女は木の陰からルナに気取られない様に身を隠しながら移動を始める。 彼女は蒼貴を見つけようと周囲を見回す事で索敵を行っているが、今回は連射装備がなく、掃射で捜し当てる事ができない。 隠密戦術の俺達にとっては都合のいい話である。 蒼貴が必中の機会を狙っている間、俺はまた、あの施設の事について考え始める。 あの神姫達の恐怖の正体は正直、よくわからない。しかし、ろくなモノではなさそうなのは確かそうだった。 あの研究者の怪しい反応からしてもただ事ではない。もしかするとあのリミッター解除にも一枚かんでいるかもしれない。あまり考えたくはないが、もしそうだとするなら最悪だ。そうなると輝や石火が立ち塞がる事になる。彼らはあの施設を信じている。一部とはいえ、影があれば、あいつらは悲しむだろう。 ひとまず、この事は杉原に上手い話であるかの様に伝えてある。俺では無理な事も彼は平然とやってのけるだろうし、さらに名が売れるともなれば喜んで調べてくれるだろう。俺の方は違法神姫を捕まえて、リミッター解除装置を没収し、結果を待っていればその内、事は進む。 「せいっ!」 俺の考えが一区切りした所で蒼貴が苦無を放った。ルナに一直線に飛んでいったそれは彼女のバックユニットに突き刺さり、俺の知らない間にあらかじめ結びつけておいたらしいヤシの木に釣り糸で繋がれ、拘束された。 ルナは何とか動こうといろいろな方向に移動するが釣り糸はたかが神姫如きの力でそう簡単には引きちぎる事はできない。 エウロスで切ろうにも背面のバックユニットに刺さっているため、そうすれば自分も傷を負う事になる。 後は投げて落とすだけだ。 蒼貴は腰に仕込まれてある苦無を二つ取り出すとそれを投げつけ、さらに鎌をCSCの力を込め、放つ。 苦無は足掻くルナの予測機動をしっかり捉え、右足と左腕に一本ずつ刺さって、牽制し、さらに追撃の鎌が襲いかかる。 「こうなりゃ、バトルモード発動よ!!」 「うん! いっくよ~!!」 真那の声と共にルナのバックユニットと各武装がはずれ、飛行能力を失ったルナは落下を始めた。この時、とどめとなるはずの鎌が外れてしまう。 さらに外れた装備はパーツの一つであるエウロスが釣り糸を切断しつつ分解と再構築がなされ、機械仕掛けの鳥 グライドオンプレステイルへと変わった。 鳥は落ちゆくルナを乗せるとそのまま、蒼貴に向かってとんでもないスピードで突っ込んでいく。 「やばい! 蒼貴、避けろ!!」 俺は内心焦りながら彼女に反射的な指示を下す。 発動されたあの突撃は装甲の薄い蒼貴がまともに受けたらひとたまりもない。とにかく避けるしかないのだ。 指示を受けた蒼貴は避けようとするが、突撃をかけるグライドオンプレステイルは素早く、装備が充実していない蒼貴には避けられそうにない。 二、三秒後、グライドオンプレステイルと蒼貴が激突したのか、ヤシの木の林の中で大きな音と粉塵が巻き起こり、突撃を終えたグライドオンプレステイルが空へと戻っていった。 「よっし! 蒼貴ちゃんに勝利!!」 勝ったと確信するルナはグライドオンプレステイルの上でガッツポーズをした。 その様子を見ていた俺は蒼貴がどうなっているのかを調べるためにブースの画面を見た、が……。 「ダメージを受けていない?」 強力で、くらえば一瞬で終わるであろう突撃を受けているという判定であるにも関わらず、蒼貴のライフは減っていない。俺は不思議に思い、突撃した場所やルナの周りを見た。 「……危なかったです」 なんとルナのグライドオンプレステイルの下にぶら下がり、投げていた鎌を回収した蒼貴の姿があった。 彼女は体当たりの刹那、後ろへ倒れる事で免れつつ、掴まってそのまま、ルナと共に空へ上がっていたのだ。 「やばっ! 下よ! ルナ!!」 俺と同じく気づいた真那は慌てた様子でルナに蒼貴の場所を知らせる。 「ええっ!?」 まさかの結果にルナは驚きながら備え付けられているハンドガンを手に取ってぶら下がっている以外何もできないであろう蒼貴を探す。 「そのまま足で挟み込んじまえ!」 俺は突然舞い込んだチャンスを逃さず、蒼貴に指示を飛ばす。彼女は逆上がりの要領で身体に勢いをつけてグライドオンプレステイルの足から上がり、そこにしがみついているルナを足で挟み込み、そのまま彼女にしがみついた。 「確かにいい手です。一歩間違えれば私の身体が真っ二つでしたよ」 蒼貴はルナを褒めながら首に鎌を突きつけ、容赦ない死の宣告を言い渡す。 「そ、それはどうも……」 ルナはもう打つ手が無いらしく、苦笑しながら両手を上げた。やむを得ず降参の意を示したのである。下手に動けば、首を跳ねられるし、かといってグライドオンプレステイルを暴れさせても結果は同じだ。 「勝負あったな」 「だ~! 何でこうなるのよ!! ヤバ過ぎっしょ!!」 「俺だってヤバいと思ったさ。ありゃ運だ」 「くっそ~!!」 「女がそんな汚い言葉を使うなっての……ん?」 言葉の応酬を繰り返しているとブースの索敵画面からアラートが表示された。それを見てみるとグライドオンプレステイルに誰かが追いかけてきているのである。それもスピードがあるであろうグライドオンプレステイルを上回るスピードで。 「どうしたの?」 「何か近づいている。蒼貴、ルナ。気をつけろ」 俺に言われて敵の接近に気づいた二人は周囲を見回す。辺りは雲一つない快晴だが、何かの気配か音がする様で二人共警戒していた。 「ミサイルが来るぞ!」 ブースの画面からこちらの機体を狙ったミサイルが来たのを発見した俺は急いで蒼貴とルナに叫んだ。 「嘘っ!?」 「焦っている場合ではありません。私が撃ち落します。ハンドガンを貸してください」 「わかった!」 蒼貴はルナからアルヴォLP4ハンドガンを借りるとそれをミサイルに連射した。複数弾放たれた内の一発はミサイルにかすり、それに反応したミサイルは勝手に自爆し、落ちた。 ミサイルの爆風の中、蒼貴はミサイルの後ろから追いかけてくる機影を捉えたらしく、後ろを向いた。 「あれは……」 蒼貴が発見し、見つめる先にあるのは……丑型ウィトゥルースタイプのバトルモードを駆る紅緒タイプの姿だった。 「ファストオーガ!!」 正確にはファストオーガ激走。それが追ってくるバトルモードの名前だ。グライドオンプレステイルと違って運動性能は無いが、高いトップスピードを備えている。結果的に直線に付き合って、追いかけられていたのも納得のいく機体だ。 さらにこのバトルモードは車上射撃を得意としており射程距離に入られたら厄介である。 「敵は……おいおいおいおい……」 ブースのデータベースを調べてみると追いかけてくる紅緒タイプはあろう事かイリーガルマインド型を装備していた。直線スピードの速さからして恐らくリミッター解除装置だ。おまけに彼女は昨日、蒼貴が倒した相手と同じであり、恐らくは背後から一方的にやられたのが相当悔しく、リミッター解除装置に手を出してしまったのだろう。 まさか自分で種をまく事になろうとは思わなかったが、正直強くなるのにそれを使ってほしくはなかった。 (止めてやるしかなさそうだな……) それで紅緒は死ぬかもしれない事を彼女のオーナーは、あの少年の様に知らずに使ってしまった可能性が高い。とはいえ、肝心の性能はというとリミッター解除装置のおかげで神姫自身はもちろん、ファストオーガ激走の性能も強化されており、そう易々と行きそうにない。 おまけに武装は丑型のコンピクトU7、ビームジッテ二本に加えて『スティレット』小型ミサイルを四発、『カッツバルゲル』中型ミサイルを一発積んでいる。対空装備も万全といわんばかりの構成だ。 こちらの状況と比較したらヘリコプターと戦闘機ぐらいの差があるだろう。 「おい。真那。ルナのプレステイルの経験はどれぐらいだ?」 「け、結構練習したからやれると思うけど……」 この様子からすると俺を倒すためにあの使いづらいバトルモードを結構、やりこんでいるらしい。これなら回避をさせるには十分だろう。ミサイルは蒼貴に撃ち落させればいい。 「上等だ。今からあれを墜とす。蒼貴は攻撃、ルナは回避にそれぞれ集中してもらうぞ。……いいな?」 「う、うん」 「蒼貴。苦無の残りは?」 「五本です」 「多いのか少ないのかわからんがそれでやるしかねぇか。まずはルナからゼピュロスも借りてハンドガンと一緒に撃て。迂闊に得意武器を使い捨てたくは無いからな。それと苦無は釣り糸を繋げておけ。考えがある」 「わかりました」 蒼貴は俺の指示に従い、苦無に先ほどルナをハメるのに使った釣り糸を取り出して結び付ける。これで苦無をアンカーの様に使える様にできるはずだ。 「ルナは避けるのに集中して! ミサイルにだけは気をつけてよ!」 「了解っ!」 「よし! 迎撃開始よ!」 調子のいい真那も指示を飛ばし、勝手に戦いの宣言をした。確かにミサイルは当たったら脆いプレステイルでは致命的なダメージになるため、その判断は助かる。 回避は彼女、攻撃は俺。これでどうにか覆すしかない、か。 戻る -進む
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北米 モンスター ギリーガルー(Gillygaloo) アメリカで語られた怪物。 参考文献 チャールズ・E・ブラウン『Paul Bunyan Natural History』 ホルヘ・ルイス・ボルヘス/柳瀬尚紀『幻獣辞典』261頁
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メニュー あらすじ 商店街のホビーショップエルゴは店長のシュミでやたらと神姫関連に特化した道楽店舗。 そんな経営感覚の気の毒な店長の裏の顔は、神姫関連犯罪をブッ潰す正義の味方 (自称)であったり。 色んなイミでやる時はやるオタ店長とその神姫、さらにはダークヒーロー気取りの姉達や アレな知り合い、そして素敵なお客様方と織り成す人間模様。 とりあえず、燃えとか萌えとかエロとか何よりネタにまみれた日々を貴方にお届け! たぶんな! 登場人物紹介 登場人物ホビーショップエルゴ D-フォース 神姫犯罪者 その他登場人物 本編 話数 タイトル 備考 第1話 ヤツの名はG(前半) ヤツの名はG(後半) 第2話 血は浮世の流れよりも濃く 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン4話 武装神姫のリン一章 8話とリンク 第3話 彼女の好きな人 武装神姫のリン二章 第10話、番外編「勇者特急!?」とリンク 第4話 3on3 いつか光り輝く3話とリンク 凪さん家の十兵衛さん 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン ねここの飼い方からゲスト 第5話 エルゴのクリスマス騒動顛末 前編 エルゴの長いクリスマス 後編 聖夜に降る悪魔 第6話 変わったり変わらなかったりするモノ 第7話 姫様大襲来 第8話 赤い靴 前編 悪意の雷光 中編 戦場を赤く染めて ツガル戦術論 岡島士郎と愉快な神姫達からゲスト 後編 帝王と英雄と SUB STANCE 話数 タイトル 備考 その1 ある夜の出来事 ねここの飼い方外伝 ホビーショップ・エルゴの悪夢 岡島士郎と愉快な神姫達12話とリンク その2 彼と彼女の聖夜(18禁) (第5話番外) その3 神姫も寄らばかしましい (第6話番外) その4 そうだテストをしよう 戦うことを忘れた武装神姫番外編商品案内シリーズとリンク その5 彼女と彼女(18禁) ショップと言う舞台特性上、様々な方にお世話になっております。 Mighty Magic 武装神姫のリン 凪さん家シリーズ ねここの飼い方 岡島士郎と愉快な神姫達? 師匠と弟子 魔女っ子神姫☆ドキドキハウリン せつなの武装神姫 いつか光り輝く 春夏秋冬 橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 Twin Sword s 戦う神姫は好きですか 戦うことを忘れた武装神姫 徒然続く、そんな話。 妄想神姫 ツガル戦術論 天さんの中の人 アールとエルと Gene Less 神姫ちゃんは何歳ですか? 剣は紅い花の誇り 神姫長屋の住人達。 皆様有難う御座います。 また、当方ネタのリンク大歓迎です。ご要望があればお気軽に使って下さい。 皆様のご来店心よりお待ちしております。 書いた人:Gの人 突っ込み、ご意見等ありましたらこちらへ 過去ログはこちら 名前 コメント 今日 - 昨日 - 総合 -
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復活おめでとうございますヽ(^0^)ノ、続きが読めるとは嬉しいです -- (ナナシ) 2012-10-30 20 02 05 ありがとうございます! ぼちぼちペースになるかと思いますが、よろしくお願いします -- (あらい) 2012-11-05 16 47 32 フラグメントの続きが気になります。なんとなく空気が好きな作品です。 -- (通りすがり) 2012-12-10 13 59 02
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声優 デザイナー 神姫解説 性格セリフ一覧 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 神姫ハウス内コミュニケーション ステータス情報親密度Lv1 親密度Lv100 ブーストステータス 覚えるパッシブスキル一覧早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル 神姫固有武器補正得意武器 不得意武器 神姫考察攻撃力 防御力 機動力 総評 神姫攻略法 お迎え方 アップデート履歴 コメント 声優 小林ゆう(銀魂:猿飛あやめ、さよなら絶望先生:木村カエレ、けものフレンズ:ツチノコ、他) デザイナー いづなよしつね(トップをねらえ2!等) 神姫解説 地獄の番犬をモチーフとしている神姫。犬の頭部を模した2つの武器には簡易AIが搭載され相手の隙をついた攻撃と反応速度はトップクラス。しかし互いの思考が噛み合わないとそれぞれが足を引っ張りあうデメリットもある。AIはガサツで荒れっぽい。なかなか手なづけにくいが、一度友好な関係を築ければ絶対的な忠誠を誓う。 名称:ヘルハウンド型ガブリーヌ(へるはうんどがたがぶりーぬ) メーカー 素体:PANDOOR 武装:PANDOOR 型番:PDR01U フィギュア発売:2010年10月28日(第13弾フルセット) 主な武装:テューポン(槍。名前の元は、ギリシャ神話の怪物でケルベロスの父親。バトコンでは槍斬撃武器) ライトヘラクレス(テューポンの束にエキドナを接続した状態。名前はギリシャ神話の英雄ヘラクレスより。ヘラクレスの冒険譚の一つに、ケルベロスを生け捕りにしたというものがある。バトコンでは両手打撃武器) メルキオール(ハンドガン。銃そのものが犬の頭をかたどっており、フィギュアはちゃんと口も開く、と凝った造りになっている。名称は、キリストの誕生時に巡礼に来たという、いわゆる東方の三博士の一人の名より。残る二人の名も、ガブリーヌの犬の顔を模した装備に付けられている。バトコンでは片手ライトガン) エキドナ(ハンマーヘッド兼ガンポッド。実はフィギュアではガンポッドが1つしか付いてないので、アクティブスキルの再現が出来なかったりする。名前の元になったエキドナはギリシャ神話に登場する怪物で、ケルベロスの母親にあたる) カスパール(エキドナに装着されている犬の顔を模した部分。取り外してシールドとしても機能する。シールド形態単体としてはバトコンでは未実装) バルタザール(ヘルメット。バトコンでは開閉の二種類がヘッドパーツに実装) ソプソプ(何も装着されていない状態のリアパーツ。バトコンではエキドナの有り無しの二種類がリアパーツに実装) カロン・ケイリス(腕部アーマー。両手の指が5本とも銃口になっており、バトロンのスキル「インフェルノ」で連射していたが、バトマスでは非採用。バトコンでは双ライトガンとして実装されたが、5発同時撃ちするわけでもなくATK値も高いわけでもなく使いやすいわけでもなく「インフェルノ」を発動できるわけでもないと不遇) 武装神姫第13弾。 PANDOORが初めて開発した神姫は、ITセキュリティの分野でネットワークを外部攻撃から守ってきた同社らしく、地獄の番犬として神話に登場するヘルハウンド(ケルベロス)型のモデル、PDR01Uガブリーヌである。フル装備時の特徴として、犬の頭部をかたどった2つの武器と、神姫自身の頭とをあわせて、ヘルハウンド型の名の通り三つ首の姿となる。 2つの武器にはそれぞれ簡易AIを有しており、バトル時には神姫自身の思考とは別に独自の判断で攻撃を行うことが可能な為、 相手の隙をついての攻撃には同世代の機種の中でもトップクラスの反応速度をみせる。 ただし、逆にお互いの思考が噛み合わない場合には、それぞれが足を引っ張り合う形になってしまうというデメリットもある(バトコンではすべて装備武器扱いのため、再現されていない)。 何気に素体は肌の露出度がかなり高いのだが、いかんせんその言動のせいか、あるいはちんちくりんなせいか、それほど気にされていなかったりする。 実神姫は3rdSmall素体を採用しコンパクトに纏まっている。武装の量的に見れば実質ライトアーマー枠といってもいいが、比較的頭が大きめであるため首パーツの破損に留意する事。 デザイナーの熱烈なファン層によって蒐集されたためか、現在の中古市場ではそこそこのプレ値がついている。 各ゲーム版では、短命に終わった「BATTLE COMMUNICATION」を除き皆勤賞(バトロンで最後に参戦した神姫でもある)だが、発売時期が公式展開の末期だったためかコミックやノベライズには登場せず、アニメでもモブキャラとしての参加に留まっていた。 性格 地獄の番犬として過剰に攻撃的に設定されたAIは、自分を地獄の使者だと信じるように基本性格設定されており、時にがさつで荒っぽくも感じられるほど。 オーナーの熟練度が問われる神姫であるが、一度友好的な関係を築いた後は、本機ほどオーナーに忠誠を誓う神姫はないだろう。 とっつきにくく感じるだろうが、犬がモデルなせいかボールやお肉に目がない模様。 ワンコロと言うのか、ちんちくりんと言うのか。時折見せるそのかわいさに心を奪われるオーナーも少なくない。 神姫ハウスでの会話では、お迎え時の「契約」にまつわるお話が展開していく。ある意味悪魔型よりも悪魔に近いような気がしないでもないが、その「契約」の内容とは……? セリフ一覧 + オレ様を呼んだのはお前か! ログイン時 通常(朝) おはようさん!元気そうだなぁ。早速始めようぜ!! おっはよう!で、メシはまだなのかぁ?腹減ったぞ! 通常(昼) オッス!昼メシまだだよな。がっつり食って、バトルに行こうぜ。 こんちは!腹ごなしに軽ぅ~くバトルでもするか? 通常(夕) こんちは!どっか行くのか?べ、別に、『散歩に連れてけ』って言ってる訳じゃあねぇぞ。 おかえりー。おやつはないのかぁ?腹が減ってしょうがないぞ! 通常(夜) そろそろ暗くなってきたし、地獄の門も開きそうだな。っはっはっはっは! お、買い物かぁ?ウマそうなメシだったら何でもいいぜ。 通常(深夜) こんばんは。夜はこれからだからな。オレ様と一緒に、たっぷり暴れようぜぇ! 遅くまでご苦労さんだな。眠くならないうちに、バトルに行こうぜ。 年始 正月に何をやるかが大事なんだろ?じゃあオレ様は地獄の門でもきれいに掃除でもすっかなー。 (ボイス) あけましておめでとさん!腹減ったから、早速雑煮、食べようぜ!あ、餅は20個な! バレンタイン チョコをくれだってぇ?地獄界最強のオレ様が、そんな物やるとでも思ってるのかぁ?まぁ…やるけどよ。 ホワイトデー うん?なんだぁその美味そうなやつはぁ…。オレサマニクレルノカ!?良いとこあるじゃん!見直したぜ! エイプリルフール ゴールデンウィーク 夏季 暑いだって!?おいおい。地獄界はもっと暑いんだぜ?オレ様と一緒に行ってみるか? 水着キャンペ ただ今期間限定イベント、開催中だってよ!特別に水着を着るらしいから、期待してくれてもいいんだぜぇ? 七夕 今日は七夕だな!この(神姫名。初期 ガブリーヌ)様はすでに最強!短冊に書く願い事はないぜ! ハロウィン 街中のお化けは全員この俺様の手下なんだからなぁ、うっはっはー 冬季 寒くなってきたなぁ。ちょっとその辺、地獄の業火で焼き尽くしてもいいか?…ダメなのかぁ?ちぇっ。 クリスマス クリスマスの何が楽しいってテーブルいっぱいのごちそうが並ぶことだろ?腹空かせて待ってるぜ! (ボイス) 地獄の門番が、クリスマスなんて祝うわけないだろ?どうしても祝いたいってぇ言うんなら、まぁ…そばにいてやるよ。 神姫の発売日 オーナーの誕生日 今日が生まれた日なのか?じゃあ今日は好きなモン、腹いっぱい食べようぜ!もちろんそっちのおごりでな。 神姫ハウス 命名時 呼び方変更 (マスター名)って呼び続けるのも芸がねぇな。呼び方を変えてみねぇか? (→決定後) (マスター名)で良いのか?わかったぜ! レベルアップ後 MVP獲得 3連勝後 親密度Lv5後 おい、(マスター名)。オレ様を召喚した時の契約何だったか、もちろん覚えているよな? 親密度Lv10後 え、契約って何のことだ…だと?! おいおい!忘れたとは言わさねぇぞ?オレ様を召喚した時に契約しただろ? 親密度Lv20後 オレ様にしてほしいことがあるから呼び出したんだじゃないのか? それを手助けするために契約するだろ、普通。 親密度Lv30後 オレ様にあの神姫をぶっ飛ばしてほしいとか地獄の業火で焼き尽くしてほしいとか色々あるだろ? 親密度Lv40後 やっぱバトルで勝ちまくるってありきたりなヤツか? まぁオレ様クラスになればそんなの楽勝だけどなー。 親密度Lv50後 どれも違うって?じゃあ何なんだよ? 契約を遂行しないとオレ様はずっと帰れないんだぞ!? 親密度Lv60後 え、オレ様も忘れてるじゃないかだと? ちゃ、ちゃんと(マスター名)が覚えてるかどうか確認してるだけだぞ! 親密度Lv70後 と、とにかくだ! マスターとの契約を達成しないと地獄に帰れないんだからちゃんと思い出してくれよ! 親密度Lv80後 え、思い出した? じゃあ早速オレ様が(マスター名)の契約を遂行してやるから言ってくれていいぜ! 親密度Lv90後 神姫ショップでたまたま出会っただけだから何も契約してないって? そんな訳ないだろ!ちゃんと思い出せよ! 親密度Lv100後 まだ思い出せないのか(マスター名)! あー早く帰りたいぜ。 これじゃいつまでたっても帰れないなー、ふふふ。 頭タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 胸タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 尻タッチ(親密度0~19) (親密度20~39) (親密度40~59) (親密度60~79) (親密度80~) 通常会話 ん?何かくれるのか?オレ様にふさわしいものなら何でもいただくぜ? 武装カスタム 戦闘力Up時 これだよ、これ! 戦闘力Down時 俺様にこれを使えって言うのか? 武器LvUP時 素体カスタム 親密度LvUp時 限界突破時 出撃時 入れ替え さぁ、オレ様達が相手だ。かかって来やがれ! バトル開始時 地獄界御三家筆頭であり、最高の門番、このガブリーヌ様が相手だ! 地獄界四天王筆頭であり、最高の門番、このガブリーヌ様が相手だ! 地獄界五人衆筆頭であり、最高の門番、このガブリーヌ様が相手だ! → まとめて掛かってきやがれ! バトル中 撃破時 コンテナ入手時 被弾時 オーバーヒート時 スキル発動時 (能力強化系) (HP回復系) (デバフ系) (攻撃スキル) チャーミークリアボイス かかって来い!俺様が、地獄界 最強の ガブリーヌ様だ! 被撃破時 次出撃時 サイドモニター 応援時 交代時 被撃破時 バトル終了時 1位 → 2位 → 3位 → 4位 → コンテナ獲得時 1位 2位以下 LvUP時 神姫親密度 オレ様と仲良くなりたいって?しゃあねぇなぁ。とりあえずメシだ、メシぃ! マスターレベル 神姫ショップお迎え時 地獄の底からオレ様を呼んだのは、お前かぁ? ん?誰だお前。オレ様を召喚したのはお前か?どういう契約にするんだ? ゲームオーバー時 楽しかったなぁ。なぁんだ、もう行っちゃうのかぁ?メシ食ったらまた来てくれよ。じゃあな! その他 カラフルコンダクト 地獄界 最強の番犬だぜ スキル発動時 地獄の業火に飲み込まれろ! + リセット開始 神姫の想い、大切に。 + 選択した神姫をリセットします。よろしいですか? リセット開始 リセット…嘘だろ?馬鹿な事言ってるんじゃねぇ! はい を押す そんな…こんな所で終わっちゃうなんて…嫌だ、絶対嫌だからな!冗談だって言えよぉ!俺様とずっと一緒に闘ってくれんじゃなかったのかよぉ! はい を押す(二回目) クッ…アンタ…俺様という、最強の神姫を手放す事を後悔しても…遅いからな…あばよっ! リセット完了 地獄の底からオレ様を呼んだのは、お前かぁ? リセット取消 ぎゃおおお!!びびらせやがって!お詫びにっ!たらふく食わせて貰うからっ!覚悟しとけよーっ! 親密度○時イベントのオーナーの呼び方 マスター・ブリーダー・アニキ 神姫ハウス内コミュニケーション LV70~LV79 頭 LP ステータス情報 親密度Lv1 ATK DEF SPD LP BST N 50 50 95 300 100 R 55 55 105 350 120 SR 60 60 115 400 140 UR 65 65 125 450 160 親密度Lv100 ATK DEF SPD LP BST N - - - - - R - - - - - SR - - - - - UR - - - - - ブーストステータス 1/s ダッシュ速度 ダッシュ時ブースト消費量 ジャンプ時ブースト消費量 対空時ブースト消費量 防御時ブースト消費量 ブースト回復量 ジェム回収展開速度 N 940 85 50 20 70 160 3150 R 1030 105 70 40 90 3170 SR 1120 125 90 60 110 3190 UR 1210 145 110 80 130 3210 覚えるパッシブスキル一覧 スキル名説明 地獄の番犬【ガブリーヌ専用】一定の確率で追加ダメージアップ 早熟型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる ブースト最大値アップ[小]ブーストの最大値を上げる 射撃防御力アップ[小]射撃に対して防御力を上げる ため威力増加[小]タメ攻撃の威力を上げる 通常型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる 射撃防御力アップ[小]射撃に対して防御力を上げる 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる ブースト最大値アップ[小]ブーストの最大値を上げる ため威力増加[小]タメ攻撃の威力を上げる 晩成型のパターンで覚えるパッシブスキル 攻撃力アップ[小]攻撃力を上げる 体力最大値アップ[小]体力の最大値を上げる ブースト最大値アップ[小]ブーストの最大値を上げる 射撃防御力アップ[小]射撃に対して防御力を上げる ため威力増加[小]タメ攻撃の威力を上げる 全能力アップ[小] *要限界突破(L110)全ステータスがアップする 攻撃スピードアップ[中] *要限界突破(L120)攻撃時のスピードが上がる 神姫固有武器補正 ※レアリティが上がる毎に得意武器は-5%、苦手武器は+5%される。数字はレア度Nのもの。 得意武器 +35% 格闘打撃武器・片手打撃武器・片手斬撃武器・片手ライトガン・双ライトガン +25% 槍斬撃武器 不得意武器 -35% 両手ライトガン・腰持ちヘビーガン・下持ちヘビーガン・肩持ちヘビーガン 神姫考察 攻撃力 槍斬撃武器を除いて得意率が僅かに高めに設定されているが専用スキルが絡まないと他と差を付けにくい。スキルが発動さえすれば目に見えてダメージが増えるので狙いやすい双ライトガンやワントリガーで複数射出来る一部片手ライトガンやポーレンホーミングが良い。 但し確率発動故安定感は欠ける。 防御力 平均的で防御に関するスキルも2つ位で普通。 機動力 平均的な神姫程度で特筆点はない。 総評 補正が他の神姫よりも一回り高いのが特徴。一回りとはいえ積み重ねていけば大きなダメージとなる。 専用スキルの発動率は約20%。効果上昇量は不明。追加ダメージの対象は近接の2撃目以降、遠距離の2発目以降。一度にまとめて攻撃出来ないタイプの武装ではコンボ必須となる。 似た追加ダメージ増加のアビリティ持ちのヴァッフェバニーと比較するとこちらは武器種を問わない代わりに確率発動となっている。片手ライトガンは得意率が5%しか変わらないのに確率発動分不利なので、活かしたいなら得意率が15%高い双ライトガンか近接武器かになる。遠距離武装の披ダメージは神姫個別修正で軽減されるので相手の射撃を多少被弾する覚悟でインファイトに持ち込むスタイルが良いかもしれない。 常に周りを警戒しつつ要所要所で確実にダメージを与えていく玄人向けの神姫となっている。 神姫攻略法 アビリティを活用するためコンボ撃ちを多用しがちなので止まっている処を的確に狙って行きたい。 また、使ってくる武器も射程は長くてもボーンスナイパーライフルが限度なのでロングレンジから仕掛けれる武装で攻めても良いだろう。 お迎え方 稼動開始(2020/12/24~)から神姫ショップに登場 アップデート履歴 日時:2021.6.28 内容:神姫個別調整で遠距離攻撃のダメージを軽減できるように。 日時:2021.5.26 内容:専用パッシブスキルの説明文変更 日時:2021.3.29 内容:得意武器に「槍斬撃武器」追加 コメント 1番使っている神姫wしかし、最大の難点が射程で格闘もハンマーのみと言う一式で戦うには腕が試される神姫だと思います -- 名無しさん (2021-01-05 02 55 21) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/2chbattlerondo/pages/61.html
レトロビームガンとかいうアイテムを使っている人、発見。情報求む。 -- (名無しさん) 2007-05-06 11 01 24 白子砲って攻撃力420じゃなかったけ? -- (名無しさん) 2007-05-07 22 12 23 ↑4/27付アップデートで420→520と変更になりました -- (名無しさん) 2007-05-09 01 09 04 5/11UPでカロッテP12のスタン上がった? -- (5/11) 2007-05-11 20 52 18 距離別か項目別でいいからコメント欄が欲しいな実際使った感じの意見が聞いてみたい -- (名無しさん) 2007-05-12 19 27 40 白子砲使用の際の距離の取り方が250~300程度に変化していますね。リセット10回くらいしてテストしてみましたが200丁度は1回だけでした。 -- (名無しさん) 2007-05-13 17 16 03 武器距離別分類でなんですが、近接武器で距離で0-100と100より少し遠い間合いまで届く武器を分類したほうがいいと思います(私はゼロ距離と準近距離と呼んでますが)0-100とそうでないのでは実際の戦闘での性能にかなりの違いもありますし分類をしたほうがいいと思います。 -- (nanasi) 2007-05-14 23 36 42 分類を見ていただければ了解いただけるかと思うのですが、距離別に関しては攻撃範囲+軽減装備を検討する上でのリストのつもりでした。『距離別』と書いたのが誤解しやすいようでしたら、『攻撃範囲・種別』と変更してしまっても良いと思います。完全に距離で分けるのであれば、武器種別を混合する方が良いと思うので、欲しい方が作っていただければ良いかと。 -- (距離別の人) 2007-05-15 16 48 53 武器距離の優越(私の体感)至近距離<間合いのある近接武器<中遠間距離<至近距離近距離<遠距離間合い100と100より少しある近接武器では少しの間合いで泣かされます。逆に至近距離は間合いつぶせるんで中遠距離には強いです。間合いのある近接は中遠距離にいじめられることが多いように思われます。至近距離武器は圧倒的に遠距離武器に弱くて一方的にやられることが多いように思われます。といっても神姫のスピードとかでいろいろ変わるので完全にとは言い切れませんがとりあえず載せておいてみます -- (nanasi) 2007-05-15 22 48 37 どーでもいいけど素手ゴロは 準備 5,硬直 60 -- (名無しさん) 2007-05-20 15 06 35 質問というかなんというかビームやドリルなど一部武器はガード貫通なのかな?ドリルガードされたとき①120②256とでたのだがどうだろうか?あと白子砲ガード357で、ノーガードで382.ガード貫通してるのでしょうか?検証確認お願いします。 -- (nanasi) 2007-05-21 21 15 10 ↑防御姿勢時には防御レベルがある程度高くないと防御値が適応されない、という説が今出ています。白子砲の場合は相手の防御値が低かったのではないでしょうか。実際に育った防御型が白子砲を防御できれば100~200程度にダメージを抑えることも出来ますし。後、係数はわかりませんが多段ヒットのものもダメージを[(攻撃-防御)×ヒット数]ではなく[攻撃×ヒット数-防御]を各ヒットに割り振っているという説もあります。(スキルの場合だけかもしれません)その分配で2撃目に比重が置かれた可能性があります。個人的には通常攻撃は一連の攻撃で低減できる値として防御があるのではないかと思っていますが。つまりドリルの攻撃が410+50で2で割って1ヒット230。1撃目で100ちょっとを防御で軽減して2撃目は素通しだったのでは?検証ではなく考察で申し訳ありません。 -- (名無しさん) 2007-05-22 09 25 35 表記が悪くて間違えれててたっぽいので修正。攻撃1回目でガードで120別ターンでガード256でした。表記悪くてすいませんでした -- (nanasi) 2007-05-23 21 01 34 考察した人です。↑はわたしが勘違いしたという指摘ですよね。では、少なくとも白子砲はガードを貫通していないと言う反例を挙げてみます。防御レベル28のキャラで白子砲を防御姿勢で100ちょっとのダメージ、同じ相手から素通しで450くらいのダメージをもらったことがあります。後、1回のバトル中でチーグル相手ですが2ヒットとも0のことと2ヒットそれぞれ100ちょっとずつ計250くらいをいずれも防御姿勢でもらったことがあります。それから考えたら↑↑の数値は誤差の範囲と言えるのではないでしょうか?ちなみに、このずれはダメージに多少の乱数がかかるとして計算式が(攻撃-防御)*乱数なのではなく攻撃*乱数-防御(*乱数?)となっているのでずれが増幅されて見えるのではないかと考えています(これに根拠はありませんが)。 -- (名無しさん) 2007-05-26 21 40 47 最適距離で命中値が変化するようなので、威力も変わるのかもね。120武器を113距離で殴ると命中が高く、87距離だと威力が高い、とか。推測でしかないけども。 -- (名無しさん) 2007-05-27 03 30 46 ↑実証できたんで根拠となった事例をうちの子が距離160で皿を投げたとき 威力320構えたものの同じ相手が移動して120で投げたとき 威力130どっちも回避失敗の直撃だから、防御乱数だけじゃないと思われる白子砲でも同様の現象確認適正距離から離れるとどんどん威力が下がって最終的には「MISS」表示が出る模様。しかし相手の防御アクションは発動する。MISSでてるのに盾スキル使ったんで間違いないかと -- (名無しさん) 2007-05-27 06 10 28 120で皿投げてるのは謎だが距離誤記としてw流石にその威力差は乱数とは考えづらいなー。 -- (名無しさん) 2007-05-27 11 26 04 皿は距離が遠いほど威力あがるって結構聞くし、使ってみてもそう思う-- (名無しさん) 2007-05-27 11 44 52 そーいや皿って見た目1hitだけどデータ上3hit武器なんだよな。hit数の差じゃない?<320と130 -- (名無しさん) 2007-05-28 23 53 02 皿が3枚飛んでくるようになったね -- (名無しさん) 2007-05-31 19 12 22 皿以外にも複数ヒットの飛び道具はその回数分飛んでいく模様 -- (名無しさん) 2007-05-31 19 20 49 ◆“ギガンテス”ロボアーム [ナックル:打撃:近]重量:8 攻撃:620 命中:0/2Hit 射程:0~120【Class A以上 必要:攻撃Lv20】 †[追]ロケットパンチ!「バトルシミュレータで累計300戦する」のアーチブメントでもらいました。すでにシミュレータは400戦以上こなしていましたが、新しく出来た「ミッションバトル」の初戦をクリア後に認識されて、アイテムをもらいました。シミュレータで鬼のように戦いまくった覚えのある方は、是非今一度バトルにアクセスしてみてはいかがでしょうか。-- (chamukun5884) 2007-05-31 20 24 09 武器の傾向比較(スキル除外)近距離武器高威力・高命中・短射程・準備硬直が短い 遠距離武器低威力(多段Hitが多いため)・低命中・長射程・準備硬直が長い -- (名無しさん) 2007-06-01 09 55 45 武器の傾向比較改訂版(スキル除外)近距離用武器・格闘武器超低射程・高威力・高命中・準備硬直が短い全体的に優秀だが相手に先制で攻撃された場合射程外に押し出される事が有るので注意射程は0~80or100程度・近接武器威力と命中の幅が広く威力が高くなるほど準備硬直も長くなる傾向にただ全体としては使いやすい部類の武器が多い格闘武器程ではないが射程外に押し出される事に注意を最低射程は0、最大射程は100~150にほぼ収まる中距離武器・中近用武器射程50~200程度の低威力武器郡準備硬直は短く、反撃スキル持ちが多いのが特徴・中遠距離武器射程150~300程度の高威力武器郡準備硬直が長い、多段Hitのため防御行動でかなり軽減傾向有り遠距離武器高威力・1Hit・準備硬直最長、射程は200~400程度ノックバック効果も大きいので機動の低い敵に対してはずっと俺のターンも可能近接系の敵に射程ギリギリ(200~230)で撃つと高確率で移動回避される点に注意 -- (名無しさん) 2007-06-01 17 58 36 各武器のスタン値、ダウン値はどのように調べれば良いのでしょうか?手持ち武器でまだ表が埋まっていないものについて、わかり次第書き込んでいきたいと思いますのでご教授願います。 -- (名無しさん) 2007-06-08 16 14 22 WEBカタログに載っているぶん以外については不明です。アチーブメント入手のものは次のアップデートまで追加されないようです。体感での高低を書いておくくらいしかできないのではないでしょうか。 -- (名無しさん) 2007-06-22 18 40 46 うまくダウン耐性0の人と連続してバトルできたらノックバック距離でダウン値はかれないかな?正比例だったらという仮定になるけど。 -- (名無しさん) 2007-06-24 20 51 06 ↑同じ武器でも毎回微妙に違うから案外難しいと思うぞ -- (名無しさん) 2007-06-25 02 46 29 桃花扇の攻撃力が間違っていたので修正 -- (名無しさん) 2007-07-11 03 49 44 お注射器を修正した方、S20勝はコルク銃ですよ。 -- (名無しさん) 2007-08-05 16 44 23 コーディネート別のジャンルを追加してみました -- (名無しさん) 2007-10-03 12 22 50 このままじゃジャンル無しなのかジャンル不明なのかがわからないですねぇ-- (名無しさん) 2007-10-04 16 05 44 基本的に武器はジャンル無し、但し一部武器にはジャンルあり、だという認識だけあれば良いんじゃないでしょうか -- (名無しさん) 2007-10-07 23 12 19 ↑それだとコーディネートの意味がなくないか? -- (名無しさん) 2007-10-11 17 16 02 属性の合ってる武器だと補正大幅アップ。 無い武器だとある程度上がって、 他にあると、あまり補正つかない(0では無いっぽい) の感じのような希ガス -- (名無しさん) 2007-10-22 01 10 29 武器の近中とか中遠とかのはずの表記が 近とか遠とかだけになっているところがあるみたいなので 該当するところがあったら修正しといてちょんまげ -- (名無しさん) 2007-10-29 00 46 19 項目「ジャンル」をゲーム中表記に合わせて「属性」に 属性のない物は「無」に表記変更 -- (名無しさん) 2007-11-04 04 06 40 距離を修正 -- (名無しさん) 2007-11-07 14 58 04 短剣二刀流の攻撃力上昇は、1.2倍では? 課金ナイフのダメージ計算ではそうなってる。 -- (名無しさん) 2007-11-13 07 15 08 短剣二刀の計算式も課金短剣調べでは コーディ補正は0.2でコア補正は-0.2~0.2で考えて 攻撃力*(1+コア補正+コーディ補正)*(1.2)←短剣補正 だったと思う -- (名無しさん) 2007-11-16 13 58 22 大手裏剣威力が305→420に -- (名無しさん) 2007-11-29 17 52 43 白子砲の命中率が80→20に落ちた。 -- (名無しさん) 2007-11-29 22 38 26 アチ武器のみ、情報ページへの直リン貼ってみてます。やばいかもしれない? -- (名無しさん) 2007-11-30 17 06 05 やばそうならリンク削ってください。データも同時に直してるので、バックアップ復帰でなく直接編集お願いします -- (名無しさん) 2007-11-30 17 48 54 忍刃鎌“散梅”の二刀流って現実問題可能なの? -- (名無しさん) 2007-12-04 18 15 14 忍刃鎌“散梅”の二刀流 入手できるかという意味では不可能。 しかし、Exミッション16のスクールバッグ(紫)二刀流のように、 システム上は可能になっている。 ダブルレイブレードやセブンエッジは(両)が付いていないので、 2個入手できたとしても二刀流は不可能。ちなみに、この2つが二刀流不可になっている理由は、二刀流にすると攻撃回数が減るためではないかと思う。 -- (名無しさん) 2007-12-04 21 31 02 同一項目内の要素数が多いもの(現状ではショップ、アチ)は適当な間隔でタイトル行を挟んでます。 小画面環境等で有用かと思いますので、不都合無ければ消さないで下さい。 -- (名無しさん) 2007-12-05 04 20 35 こことコーディネイトでレイピアがパイレーツなのか洋風なのかわからないんですが、どっちなんでしょう? -- (名無しさん) 2007-12-05 18 07 21 忍刃鎌“散梅”の二刀流 ウィンターフェスタのイリーガル雪乃のGA2が忍刃鎌“散梅”なので 二刀流がしたい人は挑んでみては? -- (名無しさん) 2008-01-02 14 04 18 そういえばコミケでのスクールバッグとスポーツバッグは記入無し? アーチブで手に入る物とコーディネートが違うみたいだけど -- (名無しさん) 2008-01-05 23 57 43 >上記 ダーツ攻撃250 ダーツの(貫通)攻撃で確か300ダメージくらいましたよ。 -- (名無しさん) 2008-01-07 13 49 34 貫通は一式とコアの特性で威力が上がる -- (名無しさん) 2008-01-07 14 44 42 ↑↑ 貫通効果を見ておくがよろし -- (おつうじ) 2008-01-07 15 30 30 コミケ物、項目だけ追加。持ってる方はデータ提供お願い -- (名無しさん) 2008-01-08 00 50 13 魔槍グングニル、イリーガル討伐司令 五体倒したのにもらえなかったんですが・・・ なぜ?w -- (shiba) 2008-01-09 01 59 15 ↑イリーガル・レプリカを5体倒してもダメだゾ? 純正イリーガルを倒さにゃ 純正を4体以上倒したのにってことなら日頃の行いじゃな -- (じるじる) 2008-01-09 03 14 20 コミケガチャのスクールバッグ(ピンク)・スポーツバッグ(黒)ともに基本性能を追加 準備・硬直・スタン・ダウンに関しては他のバッグ系と同じと見てもいいやもしれません -- (沙耶) 2008-01-09 20 13 38 多分同じだとは思うけど、ログかソート機能での確定情報が欲しいですね。持ってないから何とも出来ない あと、この頁編集合戦してるみたいだけど個人的には色分けあった方が良いな。武器がかなり増えたから、色ですぐわかるのは楽で良い -- (名無しさん) 2008-01-11 14 17 09 十手の準備が25に変更 -- (名無しさん) 2008-02-01 01 06 06 とりあえず、上下セル連結解除しました -- (名無しさん) 2008-03-02 06 28 43 入手もとの神姫名を略称に、投擲とか打撃とかを外部表に、あとこまごまとした調整 -- (名無しさん) 2008-03-03 09 22 44 ティーチャー系が5,6弾コア限定になったみたいです 変更になった武装は更新日を追記した方がいいかもしれません -- (名無しさん) 2008-03-21 22 50 06 ? 教鞭は特に問題なくフブキに装備できたけど? -- (名無しさん) 2008-03-22 21 52 31 ゼピュロスの硬直が80になっていたのを本来の硬直値である30へ修正しました。 -- (修正対応) 2008-03-23 12 00 08 グングニルなのに命中-105じや不良品だよな -- (名無しさん) 2008-03-25 00 52 04 アチーブメントを S到達で入手するもの バトル数、ミッションクリア数で入手するもの 特殊な武装、コーディネートの使用で入手するもの 特殊条件で入手するもの に分けたのって見やすい? -- (名無しさん) 2008-03-26 04 31 37 見やすいけど整理はしにくい -- (名無しさん) 2008-03-26 11 06 45 分けてた方のが見やすかったのに -- (名無しさん) 2008-03-26 11 30 12 入手もとに入れてみた -- (名無しさん) 2008-03-26 11 32 32 ミッション名の細部修正 -- (名無しさん) 2008-03-26 11 56 38 いまのところ武器には無いけど、[特]だと特殊スキルとかぶるので[効]に変更 -- (名無しさん) 2008-03-28 18 45 05 今更変える必要はないんじゃないか。被ったところで不便になるわけではないし。 -- (名無しさん) 2008-03-28 19 12 46 逆に変えたところで不便になるわけでもないしいいんじゃね? ところで、光学とか水中は効果に入れてもいいものかどうか -- (名無しさん) 2008-03-28 19 33 07 武器の攻撃種別、特殊効果、二刀流・二丁拳銃の項目がかなり行数食ってるし、そんな頻繁に見ないだろうから Tipsかどっかに移して誘導をはるように変更してもいいかな? -- (名無しさん) 2008-03-29 13 30 52 ↑とりあえずやってみた。 すっきりしていいと思うんだけどどうだろ? -- (名無しさん) 2008-03-29 17 57 30 BM攻撃のうちレインディアは通常攻撃扱いじゃないので 外した方が良いと思う -- (名無しさん) 2008-04-27 23 28 47 ↑マニュアルにはレインディア突撃は砲撃体勢やらと同じ特殊攻撃となってるよ -- (名無しさん) 2008-04-30 17 14 17 反撃も防御もできないから通常攻撃とは到底思えない -- (名無しさん) 2008-04-30 17 57 24 砲撃その他は「特殊な通常攻撃」で特殊効果以外は通常攻撃と同じ内部処理だが レインディアは完全な「特殊攻撃」で扱い自体が違う マニュアルよりゲーム中の扱いを重視した方が良いのでは -- (名無しさん) 2008-05-01 20 25 51 とは言え、スキルでもないし、ここ以外に記述する場所ないんじゃ? -- (名無しさん) 2008-05-01 21 45 45 杖、コインの追加攻撃不可は必中効果の特徴だよな? -- (名無しさん) 2008-05-18 07 37 34 容量が割りと限界近いですが、神姫ショップへのリンクって必要ですか? ショップの内容はwikiに網羅されてると思うのですが。 -- (名無しさん) 2008-06-17 10 17 25 ショップの物は必要ありませんが 現在リンクが貼ってあるアチ武器などは必要です -- (名無しさん) 2008-06-18 07 05 08 ↑何のために必要? 少なくともwikiの装備一覧のページには特に必要ないと思うけどなぁ これからも増えていくんだし、いちいちフルパス指定しないといけないからものすごい容量食ってるような。 -- (名無しさん) 2008-06-18 08 55 32 リンクはアチやGEM交換のとこだけでいいんじゃない? とおもったらあっちにはリンク貼ってないんだね。 -- (名無しさん) 2008-06-18 09 48 27 アチとGEM交換のページにリンクつけて、コッチから削ってみた。 どうしてもコッチにリンク必要なら戻してください。 -- (名無しさん) 2008-06-18 17 35 55 リンク必要かなぁ? 明らかにページが重くなるし、じゃま以外の何者でもないんだが。 普段、カタログ参照する必要なんか全くなくね? -- (名無しさん) 2008-06-19 06 29 07 実際便利で利用しているんですが利用者の意見は無視ですか? -- (名無しさん) 2008-06-19 23 13 54 ↑どういう目的で、どういうときに利用してるのかを聞きたいんだけど。 -- (名無しさん) 2008-06-19 23 37 27 このページがある時点でカタログ見る必要がないって事を言いたいんでしょう。 実際、カタログ見る必要あるのはアップデートで性能が変化したとき位だし。 -- (名無しさん) 2008-06-20 22 03 10 セルの結合してる奴、[系統別/コメントログ]を見て来い -- (名無しさん) 2008-07-02 18 34 12 OK、把握した。そういうわけね -- (名無しさん) 2008-07-02 19 30 46 スーパーダイスって武器を使ってた神姫がいたんですが、どこにも情報がないですね・・・ 効果は「サイコロを振って出た目×100ダメージor相手を回復」でした。 -- (名無しさん) 2008-07-21 16 13 03 ↑ 正確には「2~6は出た目×100 1が出たら敵神姫に100回復」ですね。 -- (名無しさん) 2008-07-21 17 24 59 複数のグループにまたがってる武装をまとめてみた。 -- (名無しさん) 2008-08-22 09 30 17 「みたらし団子」追加しようとしたら要領オーバーになったorz -- (名無しさん) 2008-09-12 22 51 58 ページ分割するしかないね。 -- (名無しさん) 2008-09-13 14 55 05 ふくびきのページ作ってショップへのリンクを削れば容量確保できるけど 焼け石に水かな -- (名無しさん) 2008-09-13 16 05 33 今後、新しい段もくるし 1~3.4~6.その他 見たいな感じで分割しては? -- (名無しさん) 2008-09-13 19 31 07 とりあえずはフィギュア武装セットとその他で分けても十分な気がするけど、 距離別と系統別が難しいんだよな。 というか、この入手方法別の一覧って必要? わりと距離別と系統別のほうしか使わないんだけど。 -- (名無しさん) 2008-09-14 01 48 54 逆にここしか見てないので一番必要 -- (名無しさん) 2008-09-14 06 19 28 いらないっていうなら「距離別」のほうかな。 近ー中とか中ー遠みたいにまたっがてるのも多くてわかりづらい。 -- (名無しさん) 2008-09-14 08 57 14 ↑↑ 一応参考までに質問。 ここしかみないのはここじゃないと何かダメな理由がある? -- (名無しさん) 2008-09-14 09 03 03 必要なのは理由じゃなくて利用する人間が居るか否かでしょう 貴方と同じようにここしか使わないからって理由で 距離別と入手別消したら、納得する? -- (名無しさん) 2008-09-14 18 22 57 ↑ 独善的だったのは謝るけど、 基本的に同じ情報が載ってるし、このページじゃないとダメって言う 理由が自分には思いつかなかったから聞いてみただけなんだ。 同じ様な情報が載ってるページが3つもあるのは無駄が多いし、何とかならないかなぁと。 -- (名無しさん) 2008-09-14 23 35 28 以前スレでアンケしたとき3つのどれにも利用する人が居たし 長い間この形なので今更どれか消したら荒れるだけ 利用する人間が編集するのが原則だし全部メンテする義務はない 自分が使わないなら放置しておけばいい -- (名無しさん) 2008-09-15 00 20 37 とりあえず近い将来7・8弾で容量問題がある以上 フィギュアとオンラインで分割しました -- (名無しさん) 2008-09-15 00 45 55 せっかくだからファイル名は階層を利用しようぜ。 「上位ページ名前/下位ページの名前」って感じで。 -- (名無しさん) 2008-09-15 06 52 02 なってるとおもうけど -- (名無しさん) 2008-09-15 08 18 13 スペースで区切っても意味がない、スラッシュで区切らないと -- (名無しさん) 2008-09-15 22 28 53 ページ名変更しようと思ったら、ユーザー登録しないとダメなのね -- (名無しさん) 2008-09-16 02 34 30 「風魔」手裏剣じゃなくて、「風車」だが、 直しても戻されてたので、もういいかな。初心者勘違い注意 -- (名無しさん) 2009-01-29 22 50 31 「風車」にしといた -- (名無しさん) 2009-01-30 09 12 18 CHARM状態0距離でなくてもアチ可能に緩和された。 -- (名無しさん) 2009-03-30 12 18 18 公式ではエレキギターとエレキギター(近)の切り替わりなんだよな -- (名無しさん) 2009-04-06 23 03 09 次は、属性別でも作るの? -- (名無しさん) 2009-05-31 20 20 30 「忍者鎌」じゃなくて「忍刃鎌」のはずじゃ・・・? 勘違いだったらすみません。 -- (名無しさん) 2009-08-05 09 57 32 ミストルテインの攻撃力が280になってたのを300に修正。 -- (名無しさん) 2009-10-12 12 30 25 あれ 入賞してるのに フラガラックa の代わりにふくびきチケットだったんだけどもこれはバグ? -- (名無しさん) 2010-02-08 21 12 39 武装を入念にチェックしたらありました(剣なのに大剣にまぎれて)お騒がせしました。 -- (名無しさん) 2010-02-08 21 30 45 オンライン専用ページの容量が限界っぽい。 -- (名無しさん) 2010-03-17 00 35 38 フラガラックα3本、同β1本、同γ1本の計5本同時装備 された神姫さんからの1回の攻撃で 5HIT+攻撃力ダウンLV1+防御力ダウンLV1+命中力ダウンLV1 を同時に頂きました… 「5本まで同時装備可能」って、そういう意味だったのね… -- (名無しさん) 2010-03-30 02 02 36 トロフィー(銅) オブジェ 中重量1 攻100 命150/1HIT 射程100~200 装備制限なし 準備30 硬直80 スタン0 ダウン0 属性(無) 金・銀も同性能かは不明 -- (名無しさん) 2010-04-11 10 09 56 トロフィー(銀)は攻撃のみ50upの150です。他は同じ。 あと景品になっていたので、合わせて修正しました。 おそらく金は攻撃力200と思われますが…。所持者の報告待ち。 -- (名無しさん) 2010-05-16 14 49 47 ページ分割、お疲れ様でした -- (名無しさん) 2010-09-07 22 55 25
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戻る TOPへ 次へ ツガル戦術論-副題 シルヴィア地獄激闘編(上) 地区大会で優勝を収めたおれ達は、次の大会開催までの一週間を利用してトレーニングに励んでいた。 家からあまり離れていない行きつけのセンターには、始めたばかりの初心者から、ファーストリーグで鳴らしている猛者など幅広いユーザーが集まっており、戦術研究の場としては打って付けだった。卓上で考案した戦略が初心者に通用しても、上級者には通用しない。というのは勿論の事だが、その逆のケースも存在するのだから面白い。 最良の上達方法が実戦というのはどんな世界でも変わらないのだ。 前大会で披露した、中距離攻撃力が低いと言う欠点を逆に利用する戦術に対してやはり対策が立てられており、腕のある神姫とのバトルではこちらが劣勢。贔屓目に見て五分の勝負に持ち込まれる事となった。対策に対する対策が必要だ。が、さりとて、そんなに早く新戦術が思い付くわけでも無い。 だからこそ、既存の戦術を煮詰め、新たなコンボを編み出そうとセンターで連戦を続けているのであった。 コンボとは? 攻撃とは多くの場合、ひとつの武器から放たれる一撃で完結するものでは無い。単一武器による連続攻撃。異なる性質を持った複数武器による連続または同時攻撃。機動しながらの攻撃。回避機動及び防御行動からの反撃。さらに体術を含む近接武器による格闘との連携。等など。 例えばハンドガン一丁をあなたの武装に追加しただけで、これだけ攻撃パターンが増えるのである。 武装を増やすと言うのはつまり火力の増加のみに留まらず、相手に対して取れる戦術が増える。攻撃力と手数の二重の増加、則ち戦力の上昇に繋がると言うわけだ。それを理解せずにカタログスペックだけを見て武器を扱えば、その「武器に使われる」事となる。各武器の特性を理解し、自らの思い描いた戦術にマッチした装備の組み合わせを探し出すのが重要だ。 武装とはマスターと神姫にとってアイデンティティ。 武装とは、自らの技術と経験と信念に基づいて選択すべきものである。 さて、神姫の武装やオプションが徐々に増加しているにも関わらず、未だに格闘武器のみというスタイルが根強く残っているが、それは本人らが意識してる、してないに関わらず上記の理由が大きいだろう。 剣しか装備してなければ、その剣を活用せざるを得ない。言い換えれば、剣の性能を100%引き出す事に繋がるのだ。もしこの神姫がどんな間合いでも一瞬で詰められる機動力があれば、剣以外の武器を持たぬ彼女は迷いなく敵を一刀で切り伏せようとするだろう。 余計な事を考える必要が無いというのは、ここ一番の場面では大いに強みになる。 さらに彼女の剣が片手で扱えるものならば、無限の用途を備えた武器である「左腕」を攻撃に組み込める。叩く、払う、掴む、捩る、投げる、防ぐ。左腕と剣によるコンビネーションは近接格闘戦において無限のコンボを派生させ、剣が本来持つ戦術的効果を上回る性能を発揮させるだろう。もちろん両手持ちの剣を扱ってもその性質はほとんど変わらない。刀身で斬る、切っ先で突く、刀を返し薙ぎ払う、柄で殴る、峰で叩く。射撃武器と違い、たった一つの武装で無限の攻撃パターンを繰り出せるのが格闘武器の利点の一つだ。 だがこれは、使用者の技量と武器の性能が直接的に結びついているとも言えて、使用者の鍛錬が無ければ威力を発揮しない、という欠点も孕んでいる。だがそれ以上に、ただの物質であるはずの格闘武器が使い手とともに千差万別 変幻自在に身を翻し、激しい攻撃をぶつけ合う格闘戦のダイナミズムは多くの人を虜にする。 この先、いかに射撃武器が充実していこうとも、多くの神姫達は格闘武器を手放さないだろう。 少し話しがずれた。閑話代休。 私の主張するところとは、つまり。 神姫の装備に対しての熟練度は、確実に戦力として加算されると言う点だ。 先日行われたセカンドリーグ同士のフリーバトルにて、巡航射撃型のアーンヴァルタイプが軽量格闘型のハウリンタイプに肉薄された際、巨大なレーザーライフルの銃身を叩き付けて迎撃した件は記憶に新しい。バトル後の勝者アーンヴァルの発言は興味深いものだった。「いつも抱えて飛んでましたから、体が自然に動きました」 この件はいささかイレギュラーな形での運用ではあるが、体に馴染んだ武装と言うのは意識せずとも自然に戦術に組み込まれる。 これを偶然拾った僥倖と判断するか、必然で勝ち得た勝利と判断するかで、あなたの神姫プレイヤーとしての性格が問われる。 さて、格闘武器のカテゴリであるにも関わらず剣や槍などの武器とは在り方が大きく異なる武器がある。 則ちパイルバンカーやドリルアーム等といった機械式格闘武器である。 これらは通常の格闘武器と比較してあまりにも高い破壊力と、それに反比例する低すぎる汎用性を持つ。火薬を炸裂させ、その爆発力を最大限運動エネルギーに変換し装甲を貫くパイルバンカーは、貫くというワンアクションしか起こせない。逆に言えばワンアクションに特化した機構が化け物的貫通力を生み出すのだ。玄人向けと言われる所以である。そしてこれらの性能をフルに引き出すためには武器に対する熟練度や鍛錬よりも、経験が占めるウェイトが大きい。連射が利かず突くしか出来ないパイルバンカーは、「単一武器による連携」が行えない。よって培われた経験に裏付けされた判断力で――― 対戦フロアの隅にて、モバイルのテキストに新たな戦術論の草案を書き初めてからどれくらい経ったのだろう。 「―――マスター、もしもし、マスター? 大変。とうとうウチのマスターの聴覚器官が水平線しちゃったのね」 シルヴィアに課題を出して連戦させてるうちにマスターである自分は新戦術を完成させ、パートナーのバックアップを図ろうと思っていた。が、 「どうしましょう。とりあえず、帰りにささげと重曹、もち米を買わなくてはいけないわ」 どうやら自分は作業に没頭していたようで、連戦を終えたシルヴィアの呼びかけも聞こえてなかったらしい。 「赤飯でも炊こうってか。めでたくも無いのに赤飯を炊きたがるグルメ神姫を持つと無駄に出費がかさんで辛いぜ」 「あら、赤飯は嫌い? めでたくなくても炊きたくなる、私をそそらせる何かがお赤飯にはあるのよ」 「話を逸らすなよ。誰の耳が聞こえなくなるとめでたいって?」 「赤飯が耳の病気に効くってお隣のお宅のおば様が言ってた」 「そりゃお前、赤飯を食べて邪気を払おうって意味じゃないか」 「じゃあマスターの耳に取り付いた邪気をさっさと追い払いましょう。と言うわけで今夜は赤飯がいいわ」 うちのシルヴィアは少し呼びかけに応じないだけでこんな感じになる。 自分が作業に没頭しやすい性質も手伝って最近はしばしば、夕食が無駄に豪華気味になるなのは間違いなくシルヴィアが原因。豪華なのは良い事だが、エンゲル係数の地味な上昇はおれの財布を直撃する。 赤飯は次回の大会で優勝したらな。と手早く話題を切り替える。 「さて、バトルの成績はどうだった」 「マスターの指示が無い点を踏まえ贔屓目に見て五分ってところ。対策の早いところはバッチリ予習してるみたい」 うむむ、と息を漏らすシルヴィア。 対ツガル…ひいては対シルヴィア対策をとっている神姫が多数いる。それはつまりおれ達の優勝によって引き起こされたショックウェーブの規模を物語っている。自分達の行動に対して明確なリアクションが帰ってきた事におれ達は多少の満足を覚えていた。だが同時に、早く手を打たなければいけないと言う焦りも出てきている。大会開催まであと四日を切ってた。その期間で新戦術を確立出来るだろうか。ううむ。 「純正ツガルタイプの戦術論を書いていたんじゃないの?」 調子が悪いときは何をやっても悪く転ぶものだ、今日のところは切り上げて戦闘データから戦術を見直してみよう。と言う意思を伝えるよりも早く、シルヴィアはモバイルの画面を覗き込んでいた。 「剣だのパイルバンカーだの、こんな文章書いちゃって…。やっぱり、いつまでもデフォルト装備では通用しないと思ってるのかしらん、マスター?」 それは途中から本題を外れ、無意識のうちにタイプしていた文章だったが、指摘されてみれば確かに自分の焦りを明文化したようでもあった。 おれ達はツガルタイプが隠し持つ高い性能を証明するために、デフォルト武装に拘り戦闘を続けてきたのだ。だがしかし。 「弱気になってる気がする。こんな状況に対して覚悟は決めてるはずだった。でも、今までは回りに注目されてなかったから勝ち上がれただけで、注目されればこの程度の戦績しか残せないのがおれ達だったのか、って」 「まったく、うちのマスターが、聞いて呆れるような事を」 まったくだ。見事にどつぼにはまってしまっている。 やはり今日のところはさっさと切り上げてしまおう。と帰り支度をした矢先、その男は現れた。 「あなたですね。ツガルタイプのシルヴィア。先日の大会で優勝なさった」 続く 戻る TOPへ 次へ
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戻る TOPへ 次へ 「シルヴィア、策敵能力ではかなわない。初撃はくれてやれ」 注意を促され、先ほどサブモニターに表示された敵神姫、マスターミラーの背面装備を思い出す。アーンヴァルの高い索敵性能をさらに強化する情報戦仕様の機動ユニット。ミサイルの最高射程は私のレールガンを超えるものと予測。 マスターの指示はつまり「まずは回避に専念しろ」。指示を実践するため敵と遭遇する前に速度を確保する。スラスターミリタリー。巡航出力。 バトルフィールドは大小の建築物が立ち並ぶ「ゴーストタウン」。地形を回避に利用すべく低空を飛行。 果たして、策敵距離外からの攻撃が飛来した。突然のレッドアラート。 「シルヴィ、6時の方向に飛行体。恐らく対空ミサイル。回避!」 回避行動。急旋回しつつ建築物の合間にダイブ。メインストリートの舗装路すれすれを飛ぶ。ミサイルの爆発音を確認。回避完了。廃ビルの狭間に身を潜ませながらミサイルの発射された方角へ加速する。レーダーに反応。地表効果を利用し急上昇。エンゲージ。 交戦開始。 ツガル戦術論 鏡の試練 前編3 空中射撃戦は始終こちらのペース。お互いに苦手な中距離戦だが、武装の特性上、シルヴィアの方が若干有利だ。散発的に飛んでくるミサイルを撃ち落しつつ回避しつつ、ライフルと高速貫通レールガンのコンビネーションで撃ち返す。中距離での高機動戦ではミサイルのロックオンは難しく機関銃の危険度が下がる。当初の作戦通りだ。しかしマスターミラーのエネルギーシールドはハイパワーレールガンすら易々とはじく。あのシールド、小型の割に出力がある。 「キサラギ社のエネルギーシールド、『ミラー』だな」 コア思想に基づく武装を数多く作り出す企業、キサラギ。最先端の技術と柔軟なコンセプトで高性能のパーツを続々と世に送り出しているが、言い換えればキワモノ揃いであるこれらのパーツ群を使いこなせる神姫は少ない。エネルギーシールド『ミラー』は《ミラー・オブ・オーデアル》マスターミラーの象徴とも言うべき武装なのだろう。まるで手足の延長のように扱っている。ゆえにお互い未だ直撃無し。中距離射撃戦では埒があかない。気になるのは敵神姫が積極的に距離のコントロールを行わない点だ。中距離があちらの苦手距離だと言うのは承知のはず。敵はシールドで防ぎ続けて弾切れを狙っている? いいや、強力な長距離武装を持つ神姫ならば、そんな回りくどい方法を取らずとも一方的に攻撃出来る筈だ。と、言う事は。 「敵は、おれ達を誘っている」 こちらが近距離に飛び込むのを待っているのだ。火器管制能力の向上が見込める情報戦装備と、弾幕を張れる軽量機関銃を併せ持つ神姫に接近するのは決死的だ。だがこの状況ではそれしか方法は無い。覚悟を決める。スラスターを開放。マグネティックランチャーを盾に吶喊。前回の決勝戦で見せた必殺技。速攻で決める。 こちらの頭部を的確に狙ってくる機関銃。だがかえって射線が捉えやすく盾で防ぎやすい。致命的ダメージを負わずにクロスレンジに突入。僥倖。 マグネティックランチャー、フルパワー。格闘の間合いで発射。が、シールド『ミラー』で防がれる。しかしこれはコンボのきっかけに過ぎない。パワフルな質量弾を防いだせいで『ミラー』の出力は一時的に下がり反発力が弱まっているはず。そこを狙う。全身のスラスターをさらにマキシマムへ。追撃開始。盾にしていたランチャーでシールドタックル。ランチャーと『ミラー』が接触。予測通り敵のシールドに反発力は無い。これなら、行ける。 シールドとフレキシブルアームを巧みに使い敵のシールドを左腕ごと跳ね上げさせる。その勢いを殺さずスラスター制御、宙返り開始。背面フォービドブレイド、一閃。これは機関銃の銃身を犠牲にして防がれる。そして本命攻撃、身をねじり両腕に構えたライフルをボディ目掛けて連射。セミオートで3連発、必殺の合計6発。だが相手も身を翻し、背面機動ユニットを盾にする。機動ユニットに致命的ダメージを与えるも、敵素体にダメージ無し。なんてセンスだ! 戦場は高高度上空。マスターミラーは飛行制御不能に陥った機動ユニットを最後まで利用し、地表に着陸を試みている。叩くなら今。 白煙を散らしつつ落下するミラー目掛けてパワーダイブ。スラスターを再度マキシマムへ。マグネティックランチャー充電。必殺の距離で叩き込んでやる。 しかし、シルヴィアの鋼の闘志はミラーの一言でくじけた。 「お前の動きはすべて見切った」 どこまでもクールな目線でこちらを見据えつつ、彼女はこう言ったのだ。 敵は戦意を喪失してない。まだ切り札がある!? 激しい動揺。突入機動を強引に捻じ曲げそのままオーバーシュート。マスターミラーよりも先に下界に到達する。ゴーストタウン中央に位置する打ち捨てられた公園を選んで着地。遅れて地表に到達するミラー。ボロボロの機動ユニットでは着陸時の速度制御はかなわず、公園端にそびえる廃ビルに激突し大爆発を起す。だが、油断はしないシルヴィア。 「キョウジ、敵の行動パターン収集完了。サイドボードの展開、武装換装を要請」 ミラーの声が聞こえた。あの機動ユニットはあくまで情報収集用で、メイン武装はサイドボードに仕込んでいたと言うのか。 ゆっくりと晴れていく爆煙。身構えるシルヴィア。 だが、姿を現したマスターミラーを確認したおれとシルヴィアは言葉を失った。 背後から伸びる4本の武装ユニット。全身に装着された軽量の機動装甲ユニット。両腕には軽量ライフル。そう、これらは見慣れた武装群。それは、シルヴィアと全く同じ武装。純正ツガルタイプのデフォルト武装であった。敵アーンヴァルがツガルの武装を纏っている、だと? 驚愕。敵が何を考えているのか全くわからない恐怖。おれが気圧されしている? 敵の戦略に対して思考が全く働かない。いったい敵は何を考えているんだ!? 「シルヴィア、敵の奇策だ! 見掛け倒しだ!」 弱気になってる自分を奮い立たせるように叫ぶ。そうだ。ツガルタイプの武装を一番使いこなせるのはシルヴィアのはずだ。アーンヴァルが一朝一夕で物に出来る武装では無い。これはおれ達の動揺を誘っての奇策に違いない。 シルヴィアも何とかショックから立ち直り、先手を取りマグネティックランチャーを放つ。だが間合いは遠距離。その一撃はマグネティックランチャーを盾に構えるミラーに弾かれた。反撃にライフルとランチャーを駆使した精密射撃に襲われる。回避が間に合わず何発か直撃。だが駆動系にダメージは無し。すぐさま高速回避機動にうつる。だが心は動揺したままだ。ツガルのデフォルト武装はバトルではほとんど使われない。それはツガルが得意とするレンジが遠距離と近距離、と極端であるところに起因する。だから今までの戦闘で対ツガル戦闘の経験は皆無なのだ。いや、そんな事は大した問題ではない。 問題はツガルデフォルト武装を使うプレイヤーが出現した、と言う事自体だ。しかも、熟練のツガルに対してツガルをぶつけて来た。理解、不能。 マスター、指示を! シルヴィアが珍しく指示を仰ぐ。彼女も混乱してる。いつもと同じ戦略を取るか? いいや、相手はすでにツガル対策を打ち立てている。くそ、自身の思考の鈍さを感じる。 「遠距離から反撃。敵の出方を伺え」 消極的な指示。セオリー通りだが、シルヴィアの期待していた指示とは異なっていた。口を開いた後でその点に気がつく。後悔し、さらに焦る。 シルヴィア、障害物に半身を隠し、射撃。だが敵はツガル武装の軽やかな運動性で回避、そのまま接近してくる。巧みなスラスター制御。そして中距離戦。ツガルタイプの苦手な距離。 マグネティックランチャー高速貫通モードで迎撃を図る。外せば再射撃まで時間がかかる。偏差を考慮し、慎重に発射。相手も同時に発射。 敵アーンヴァル、マグネティックランチャーを斜めに構え高速貫通弾を『跳弾』させる。シルヴィアもマグネティックランチャーで防ぐが、まともに受け止めた貫通弾は盾にした銃身を吹っ飛ばした。破片が素体をしたたかに傷つけ、呻き声を噛み殺す。 敵は全身のスラスターを全開、急接近。後手に回ったシルヴィアも釣られて加速する。互いに必殺技の機動を開始。接近戦。スラスターの推力を捻じ曲げムーンサルト。タイミングは二人同時。二人の機動が交差する。フォービドブレイドによる攻防。だが、シルヴィアのほうが加速度が足らず手数が少ない。そして、 「ぐうッあぁぁああぁぁぁ!」 シルヴィアの左大腿骨切断。わずかに落ちる回転速度。続いてフォービドブレイド破損。右腕欠損。胸部スラスター全壊。背部武装ユニット動作不能。高速回転から繰り出される両刃のフォービドブレイドはシルヴィアのボディを破滅的な勢いで切断していく。 マスターミラー、スラスターによる姿勢制御できりもみ状態から復帰。ハイパーエレクトロマグネティックランチャーを構え、撃つ。頭部を狙い、フルチャージの一撃。 そこにはツガルの武装をしたアーンヴァル、マスターミラーがたたずみ。 それまでシルヴィアとして稼動していたツガルの素体が転がっていた。 ジャッジAIの判定が他人事のように下される。「勝者、《ミラー・オブ・オーデアル》マスターミラー」 いつのまにか集まったギャラリーが沸いた。 シルヴィアの意識が電脳空間から素体へ戻ってきた。 だがおれは、呆然とするしか出来なかった。 続く 戻る TOPへ 次へ
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昔々。と言っても何百年、何十年も前ではなくて数年前くらい昔の話。ネットバトルにとても強いアーンヴァルが居た。名前はアルテミス。奇しくも公式大会で優勝したアーンヴァルと同型同名の神姫。今のところ因果関係は一切不明だけど兎にも角にもネットバトルにアルテミスという名前のとても強いアーンヴァルが居た。 アルテミスは試験的に作られたAI 「アルテミス・システム」が搭載された神姫であり、その強さの秘密は既存のAIを遥かに上回る学習能力にあった。具体的に言えば戦えば戦うほど強くなる某戦闘民族のような神姫だったらしい。その戦いっぷりから今では伝説の武装神姫とまで語り継がれていて、頂点に立っていたアルテミスよりも強いと賛辞する人も少なくはない。 伝説のアルテミスのチャンピオンのアルテミス、どちらが強いのか、その試合は今も成立していない、というのも伝説のアルテミスはある日突然バトルを止めネット上から姿を消してしまったからだ。噂によると「アルテミス・システム」は開発した研究者達の予想を上回る成長を遂げた為に破棄されたと言われている。高過ぎる学習能力を持ったアルテミスが将来人類を脅かしかねないと判断されたんだろう。 伝説のアルテミスが活躍していた当時、僕とイシュタルも神姫バトルをやっていたにも関わらず伝説のアルテミスと出会う事も戦う事もなかった。何故かは分からないけどアルテミスはネットバトルばかりをしていてイシュタルは臨場感の有るという理由でリアルバトルばかりしていたからだ。 「アルテミス・システム」はAIに限りなく人に近い能力を持たせる事を目的とされて作られた。そんなAIを持っているアルテミスと僕が知る限り最高の神姫であるイシュタル…この二体が出会ったらどうなっていたか。最早それは叶いそうない夢ではあるけれど心の何処かで願ってしまう。何処かでアルテミスと出会いたい、どんな形でもいいから出会わせたいと。 「―――もしもし?」 『やぁ、白太くん』 神姫狩りにイシュタルを誘拐されエルゴに迷子のマオチャオを送り届けてから三時間後。エルゴで買ったばかりの本を読んでそんな物思いに耽っていたところに電話を掛けてきたのは日暮店長だった。 「店長? あ、もしかしてイシュタルが見つかったんですか?」 『見つかった。確かに見つかったんだが…』 「良かった! 心配で家に帰れなかったんです、直ぐにそっちに行きますね!」 『いや、来なくていい。…その、何だ。君は口は固い方だったかな』 「え? …まぁ、それなりには」 日暮店長の歯切れが悪い。何か起きたのだろうか、でも何が起きたのかが分からなくて曖昧に頷くことしか出来ない。少しして日暮店長は重い口調で語り始めた。 「落ち着いて聞いて欲しい。今イシュタルは殺人事件の現場に居合わせた神姫として警察に没収されている」 「…殺人事件? 現場?」 「被害者は若い男が二人と若い女が一人。君を襲った神姫狩りだ」 殺人事件、現場、被害者、なんてテレビの向こう側でしか使われない言葉が、今正に僕の耳元で、日暮店長の口から跳び出て重く圧し掛かってくる。 「もしかしてイシュタルが疑われてるんですか」 「いや、犯人は神姫狩りが持っていた神姫だと聞いているが、これ以上は調査待ちだ。兎に角、警察からイシュタルは俺が引き取るから今度こそ君は家に帰るんだ」 「分かりました…」 そして一方的に通話を切られる。説明が足らなくてイシュタルを取り巻く状況が全然分からなくて納得が出来ないけど日暮店長に力強く帰宅を促されたので納得するしかない。もう直ぐ帰りの電車が駅に留まる時間だ。突然の事態に混乱しているけど今日はそれを我慢して独りで帰るしかない。肩にイシュタルを乗せず帰路に着くと言うは久し振りだった。 …。 …。 …。 日暮店長からイシュタルを引き取りに来るように言われたのはそれから五日後の朝。その日は平日だったけれど早くイシュタルに会いたい一心で学校が終わったら直ぐ引き取りに行く事を約束し、日課の予習と復習も投げ出してエルゴに向かった。 電車の中でエルゴに電話を掛け直し殺人事件におけるイシュタルの扱いについて尋ねたところ、先ずは事件の調査結果について教えてくれた。 今回の事件を大まかに言えば「違法改造が原因で起きた神姫の暴走事故」に落ち着いたらしい。誘拐直後に起きた事件であることからイシュタルを容疑者と訴える声も有ったが現場にあった神姫狩りの(被害者)のパソコンには事件が有ったと思われる時刻にイシュタルはデータコピーをされていたというアリバイが残っていた。 また警察自慢の科学捜査班による検査でもイシュタルには人間を攻撃してはいけないという原則が正常に作動していることと、僕が日暮店長に通報を入れた直後から警察に保護されるまでの間イシュタルには記憶が無いことが証明される。催眠術と言う線も疑われたが、誘拐直後に神姫狩りに強制的に停止させられたと見るのが妥当で、催眠術にしてもでは誰がイシュタルに仕込んだのかという新しい謎しか生まないので却下された。 イシュタルが殺人を犯したという証拠は存在せずそもそも不可能である。以上の事からイシュタルは容疑者から外され、疑惑こそ残るものの消去法で違法改造されたムルメルティアが起こした暴走事故と言う形で解決した。 神姫も人間と同じで正常な判断力を失っていたなれば罪は軽くなる。けれどムルメルティアのAIは修復不可能なまでに滅茶苦茶にされているのでリセットされるだろうと日暮店長は悲しそうに付け足した。 一人の武装紳士として僕も悲しい。傷付いた神姫が居るのに助けられなかった。だから僕はただの我が儘だとは分かってはいるけれど頼んでみる。 「店長、ムルメルティアは僕が引き取ってもいいですか?」 日暮店長は返答を渋っていた。 …。 …。 …。 電車を降りて数分歩き、僕はエルゴに入る。月に一度と決めていたのに一週間に二度来店する日が来るとは思わなかった。仕方が無いとはいえ今月の昼食はずっとエアパスタである。 気を取り直し日暮店長を探して歩きながら店内を見渡していると、おや、あの神姫は新入りさんかな? 可愛らしいエプロンドレスを着たストラーフが商品の陳列をしていた、ってあれイシュタルゥ!? うわ、ノリツッコミなんて産まれて初めてだ! イシュタルも僕に気付いたようで一瞬だけ固まったけれど直ぐに営業スマイルに…なれてない、笑顔になれてないよあれ恥ずかしい格好してるところを息子or弟に見られたところを必死に取り繕うとしている母or姉みたいになってるっていうかさっきから僕の方にもダメージ大きいんだけど何これ何この諸刃のゲイルスゲイルグル。 「い…いらっしゃいマス、御客様」 「…や、やぁ、ここ、こんにちは。その…店長さんは居るかな?」 「日暮夏…店長なら二階にいらっしゃいます」 「分かったよ。あり、ありがとう」 「ど、どういたしまして…」 気まずい凄い気まずい口から泥吐きそうだ知らん振りして他人の振りあれはイシュタルじゃない同型の他神姫だあんな可愛い衣装着てるストラーフが堅物なイシュタルなわけがないさっきイシュタルかなって思ったのは気の所為だいやイシュタルに見えた事自体が何かの間違いだ無かった事にするんだ僕は何も見なかったえぇい消えろ消えろ忌まわしい記憶よぉおおお! 「やぁ、白太くん」 二階から降りて来た日暮店長から後光が差して見えた。と一瞬思ったけどイシュタルにあんな格好させた犯人は日暮店長じゃないかと気付くと殺意が沸いてくる。 「ど、どうしたんだよ、そんな怖い顔して」 「何でも有りませんよ。それでイシュタルを引き取りに来たんですけど」 「イシュタルならそこに…あれ、どこにいった?」 「AHAHAHAHA、店長は何を言っているんですか~?」 そう、僕はまだイシュタルに出会わなかった! エプロンドレスを着たストラーフなんて居なかった! 「まぁいい。引き渡す前に事件について話したい事が有るんだが、時間はいいか?」 「事件について? …いいですけど」 あれ、もう全部聞き終えたと思ったんだけど。 「ジェニー、店番頼んだ。…白太くん、ちょっと来てくれ」 「分かりました、マスター」 「分かりました」 多少とはいえ御客さんのいる店の中で殺人事件の話をするのは嫌なのだろう、僕は日暮店長に連れられて店裏を歩き倉庫を通り過ぎて修理室にまで来た。確かにここまで来れば盗み聞きはされないだろうけどちょっと警戒しすぎじゃないだろうか。 「さてと、白太くん。事件については電車で話した通りだ。覚えているよね?」 「覚えてますよ。でも、もしかしてまだ他に何か有るんですか?」 「いや、無い。俺が知り合いの刑事から聞いた事件の内容は全て君に話した」 「じゃあ他に何が? あ、そう言えば事故を起こしたムルメルティアについて聞いていませんでしたね」 「それは後回しだ。…ちょっといいか」 日暮店長は一度大きく深呼吸する。そして僕に向き直った時、その眼には、正義を宿す強い意思が燃え盛っていた。 「単刀直入に言う。俺はこの殺人事件の犯人はイシュタルだと思っている」 「えぇっ!?」 予想外の告発に思わず大きな声を出してしまった。ここが店の中じゃなくて良かった、じゃなければ周りの人から凄い注目を集めていただろう。修理室で僕の声が反響を繰り返しているのも気にせず日暮店長は続けた。 「今から語ることは全てオタクの妄想だ。証拠も何も無い。聞き流してくれても構わない。先ずはイシュタルの能力についてだ」 「は、はぁ…」 の、能力って、少年ジャンプじゃあるまいし。そう言いたかったけど日暮店長は一切のつっこみを許さない凄味を放っている。 「イシュタルは電子機器を自由に操作出来る能力を持っている。それも並大抵じゃない…神姫のAIを自由に操って警察の科学捜査官すらも欺く、超が幾つ付いても足りない凄腕ハッカーだ。それならパソコンに残っていたログのアリバイも、狂ってしまったムルメルティアも説明が付く。全てイシュタルが手を加えたものだ」 「確かにそれなら説明が付きますけど、ちょっと強引じゃありませんか?」 「だが理論上は可能なはずだ。何故ならイシュタルの性能は既存の神姫より遥かに上なんだからな」 何時か前にも同じ事を言われた様な既視感。 「イシュタルは、確か武術を好んでいるんだったな?」 「大好きですね。自分は武装神姫じゃなくて武術神姫だって自称するくらい」 「フィクションの拳法に内功というものがある。これはバトル漫画なんかでよく出る「気」と殆ど同じもので、鍛錬によって「気」は増大し身体を強化したり治癒能力を高めたり一発で相手を倒したり出来る…イシュタルはこれから着想を得た。神姫である自分は幾ら鍛えても「気」なんて出せないが「電気」なら有る。「電気」を操れるよう君に改造を頼み「電気」を「気」の代わりにして色々な使い方を試している内に電子機器を操るという使い方に気付いた」 「確かにイシュタルは電磁波出せるように改造しましたけど。規定の範囲内で、しかも反射波を利用したセンサーとか遠隔操作系武装へのジャミングとかにしか使えませんよ」 「ハードを改造する前まではそうだったんだろうな」 「ハードを改造したのは動作の速度と精度を高める為です。そもそもストラーフの得意分野は格闘戦ですからね。それに例えとして日暮店長の言う通りイシュタルに電子機器を操作する能力を持っていたとして、ロボット三原則はどうなるんですか?」 「何も問題は無いさ。神姫は人間に攻撃出来ないが神姫には攻撃が出来る。違法改造によって人間に攻撃出来るムルメルティアに人間を殺させるように操ればいい。しかし実際にはイシュタルが殆ど殺したんだろうな。被害者の一人は背後から刃物で急所を刺されて即死した。狂った神姫じゃとても無理な芸当だ。だが実質オーナー無しでファーストランカーにまで駆け上がった神姫なら不可能じゃない」 「そりゃーまー僕は指揮者としてはへっぼこですけどさー」 へそは曲げたけど事実は曲げない。日暮店長の言う通りだから。 昔から僕はスポーツとか格闘ゲームみたいな瞬間的な判断力を必要とするものが苦手で、実を言えば神姫バトルで指示を出したことは殆ど無い。バトルで指示を出したりライドオンしたりする表向きの活躍では無く、神姫の整備、武装の改造、対戦相手の情報収集といった時間を掛けてじっくり目標を理詰めする裏方作業の方が得意だった。 むしろ運動得意で指示出来て神姫整備出来て武装自作出来てイケメンで頼もしい親友出来て可愛い彼女出来る(ここ重要)なんてガチチートだと思うんですがどうでしょう。それはまぁ、横に置いて。 「それじゃあ記憶の空白はどう説明するんですか。イシュタルには誘拐された後の記憶は無いんですよ?」 「今回の事件最大の問題はそれだ。普通神姫の記憶を消すにはオーナーの手助けがいる」 「僕は無理ですよ。神姫狩りの居場所を知ってたら先ず日暮店長に通報してます」 「君を疑ってはいないさ。事件があった時間、君は駅で本を読んでいたことを駅員が証言してくれた」 「疑ってはいたんですね…」 「探偵っつーのは人を疑うのが仕事なんだよ」 日暮店長に疑われたことにショックを受けるべきか、疑いが晴れたことに喜ぶべきか、複雑。 「話を戻すぞ。そう、盗難防止用に神姫の記憶にはオーナー認証を必要とするロックがある。だがイシュタルは自分自身という電子機器すらも操る事も出来るんじゃないか?」 「…ごめんなさい、店長。僕、店長が何を言っているのか分かりません」 「文字通りの意味だと考えてくれ。俺が思い付く限りでは、イリーガルマインドが無くともリミッターを外せ、原則を取り除かずとも人間を攻撃出来、人間の手を借りずとも自分の記憶を消去出来、他人の神姫のAIや記憶を自分に転写出来、意識が無くとも事前に定めた動作内でなら動ける、こんなところか」 「え、ちょ、ちょっと待って下さいよ!」 次々と挙げられていったイシュタルの能力に慌てふためいた。 いや、だって誰だって同じ反応をするだろう、そんなの無茶苦茶だ! もしそれが本当に出来るのなら、出来ない事が殆ど無くなるじゃないか! 何よりも自分で自分を別人に書き換えられるなんて既存のAIだって無理だ! 出来るとすれば、それは最早、 「自分で自分を書き換えられるAIなんて、AIの範疇から大きく離れてる!」 「あぁ、そうだ。イシュタルは一個の電子生命体とも言っていいだろう」 日暮店長は易々と僕の思っていたことを口にした。電子生命体、想像主によって定められた規則に縛られず自由に電子の世界を生きることの出来る不老不死の生命体。科学技術が発達した今でも空想上の存在。 「そ、そんなの、オフィシャルや捜査官の目に留まらないはずがないじゃないですか!」 「予め何処かにバックアップを残しておき検査が入る直前で自分を普通のAIに書き換えるか、もしくは検査するソフト自体を操作すればいい。恐らくは前者の方法を採っているんだろうな」 「な、何でそんなことが分かるんですか?」 「五日前にイシュタルのAIを調べたよな。その時に使ったソフトを調べ直したが書き換えられた痕跡が無かったんだ。…俺が気付いていないだけの可能性もあるが」 「あの時の…もしかして、あの時から疑っていたんですか?」 「いや、全く。今と昔の神姫のAIを調べろって依頼は本当に有ったんだよ。あの時イシュタルは高性能な神姫くらいにしか思っていなかったが今回の殺人事件で考えを改めざる得なくなった」 「でも滅茶苦茶が過ぎますよ。そもそも神姫が神姫を操るなんて事自体に無理が有ります」 「そうか? 神姫を操る神姫なんてざらに居るぜ? 俺とジェニーもその手の奴とやりあった事が有るしな」 ぐぬぬ、確かに居るけどさ。僕も知ってるけどさ。でも、それでも! 「イシュタルが電子生命体だったのなら僕が真っ先に気付いてますし、そもそも電子生命体なんて存在しませんから! はい、証明終わり!」 「何勘違いしてやがる。俺の推理はまだ終了してないぜ」 「終了も何も始まってすらいないでしょう。電子生命体が居るなんて前提に無理が有ります」 「いや、無理ではない。あるAIならその領域にまで成長し得る可能性が有る。…白太くん、君はそれを知っているはずだ」 「えっ?」 えっ? 「「アルテミス・システム」。人間に近付くことを目的に造られたが近付き過ぎた故に破棄されたパンドラのAI。そして君はそれを熱心に調べている。五日前にこの店で買った本も「アルテミス・システム」を造った研究員の著書だ」 「だ、だってそれは…神姫オーナーが伝説の神姫に興味を持つのは不思議なことじゃないでしょう?」 「いや、違うな。君の場合、興味なんて生温いものじゃない。もっと深みに踏み入れている」 「一体何を根拠にしているんですか!」 あ、しまった。つい苛立って探偵に追い詰められた犯人がさらに追い詰められるフラグを立ててしまった。日暮店長が名探偵さながらな知的な雰囲気を醸し出して見える。 「俺の推理はこうだ。黒野白太、お前には何か目的が有って「アルテミス・システム」を研究していてその実験としてイシュタルに「アルテミス・システム」を組み込んだ。だが先のアルテミス同様、実験は失敗しイシュタルは制御出来ない怪物と化した。パンドラのAIの中にいたもの、それが電子生命体「イシュタル」だ。そして今、お前は世間の目を欺く隠れ蓑として生かされている。だからお前はイシュタルの殺戮を見逃して何も知らないような振りをしている」 「そ、そんなことは…」 「イシュタルは今ジェニーが見張っている。正義の味方として全力を尽くすつもりだ。俺に真実を教えてくれないか、白太くん」 「…」 …凄いな、日暮店長は。何の手掛かりも無しにイシュタルの能力とAIの異常成長だけじゃなくて僕の嘘まで見破るなんて。余程「神姫を操る神姫」との戦いが強く印象に残っているんだろう。じゃないと、そんな発想は出来ない。 でもイシュタルが「アルテミス・システム」の失敗作だとか、人間が神姫の隠れ蓑にされているなんてのは不正解、漫画の読み過ぎだと思う。イシュタルが逮捕されるのは困るから正直には話せないけれど迷推理を披露してくれたお礼に間違いの指摘と正しい答えを教えてあげた。 「誤解してるようですが別に僕は支配なんてされていませんよ」 まぁ、照れ隠しで指をヤられたり、血ヘドを吐かされるような特訓させられたりはするけど。あれ、あんまり大差無い? 「そもそも中学生がどうやってアルテミスシステムを作り上げたっていうんですか?」 「君はファーストランカーだ。神姫関係者との繋がりも有るだろう」 「それが目的でファーストランカーになったのは確かですけど根底的にイシュタルと「アルテミス・システム」は無関係ですよ」 「どう言う事だ?」 「原因は僕にも分かりません。物心の付いた時からイシュタルは強かった」 そう。イシュタルは電磁波を操る能力なんて持っていなかった頃から異常だった。過剰強化された武装や反則染みた能力を持っている自作武装が当たり前だった神姫バトル草創期において自分は純正武装のみであったにも関わらず勝ち続けた。ついには『鬼子母神姫』なんて渾名が付いた程だ。 その原因は今でもハッキリとは分からないけど僕は当時の僕を取り巻いていた環境にあると予想している。 今は正式にオーナー変更されてるから誰にも気付かれないんだけど、実はイシュタルの元々のオーナーは僕ではなく僕に僕の父親だった。けれど本当のオーナーからは放置され、命じられるがまま幼かった僕の世話をしている内にイシュタルの中で本来神姫がオーナーに向けるべき忠誠をオーナーではない僕に向けてしまうという矛盾が発生した。その矛盾が当時の神姫バトルという死と隣り合わせな状況で異常成長し、現在にまで至った。 父親が少しでもイシュタルを気に掛けていたのなら。僕が神姫バトルに手を出さなかったら。イシュタルは普通の神姫だっただろう。誰にも愛されなかったことが成長に繋がるなんて悲しい話ではあるけれど。 まぁ、確証は何処にもないし、確証も無しに「愛がAIを成長させた!」なんて二重の意味で恥ずかしいから言わない。 「僕が「アルテミス・システム」を研究してるのは合ってます。実際にはまだ「調べている」程度なんですけどね。ファーストランカーとはいえ僕は中学生ですから」 「君なら「アルテミスシステム」は危険性を知っているだろう。それを一体、何に使おうとしているんだ」 「危険な道を通らないと僕の夢は叶いません。店長、僕はですね、イシュタルを超える神姫を造りたいんです」 「何故だ。まさか本気で世界征服でも企んでいるのか」 「意味なんてありませんよ。これは儀式みたいなものですから」 今でも僕にとってイシュタルは理想の神姫だ。強くて優しくてカッコ良くて可愛い最高の神姫。小さい頃はイシュタルさえいれば何でも出来ると思っていた。 けれど中学に上がってそれじゃ駄目なんだと思うようになってきた。イシュタルに頼ってばかりじゃ僕は腐っていく。イシュタルが居なくても僕は生きていけるようになれなければならない。その証明として僕は自分の中で輝くイシュタルを壊す事を決めた。 その為に今度は僕自身の手で零からイシュタルを超える神姫を作る。それが僕の夢だ。「アルテミス・システム」はあくまでその手段に過ぎない。 「でも、僕には必要なことなんです。僕は僕が僕である為に、イシュタルを殺す」 「君はイシュタルを憎んでいるんじゃないか」 「憎んでますよ。でもそれと同じくらい愛してます」 「愛しさ余って憎さ百倍、って奴?」 「愛と憎悪は表裏です」 「…俺には訳が分からない」 「僕とイシュタルの関係自体が異常ですからねー」 そんなに居ないと思う。神姫を実の母親のように想ってるオーナーなんて。 言いたい事は言い終えたから話を元に戻そう。殺人事件の犯人も、イシュタルの真骨頂も、電子生命体の存在も、結局のところ僕が本当の事を話さない限り全て物的証拠の無い妄想に過ぎない。日暮店長には悪いけど僕は拷問されても吐くつもりはないし自白剤対策もバッチリしている。 一番手っ取り早い証明方法はイシュタルのバックアップを見つけ出す事なんだろうけどそれは絶対に誰にも見つけることは出来ないという自信があった。 「というわけで僕は何も知りません。イシュタルも、ちょっと強いだけの普通の神姫ですよ」 「恐らくイシュタルは他にも人を殺している。それを君は見逃しているのか?」 「…悪いとは思ってるんですよ、一応」 これは本心だ。人を殺す事は悪い事だって思ってる。だから出来るだけイシュタルに殺しはさせないようにしているし、神姫であれば見ず知らずの相手でも助けるようにしている。それにイシュタルだって敵は必ず殺すけど敵しか殺さないように決めているらしいから誰彼構わず殺しているわけじゃない。 日暮店長は複雑そうな顔をし始めた。僕に対して強く出るべきか見逃すべきかを悩んでいるんだろうけど、やがて僕を告発した時の様に大きく深呼吸した。 「分かった。なら俺から話す事は無い。そもそも君には何の疑いも掛けられていないからな。…済まないな、俺の妄想に付き合わせてしまって」 「いえいえ、僕も楽しめましたから」 「君達も一応は幸せに暮らす神姫とそのオーナーだ。それを壊すような真似を終えはしたくない」 「僕も同じです。もしも不幸な人を見掛けたら出来れば救ってあげたいと願ってます」 「だが君達にムルメルティアは預けられない。…俺を意地悪だと思うか?」 「またいつかの借りってことで」 日暮店長の妄想は終わった。ムルメルティアを手に入れられなかったのは残念だけど見逃して貰えただけでも良しとしよう。ちょっと後味の悪い雰囲気のまま修理室から店にまで戻るとエプロンドレスを脱いだイシュタルが迎えてくれた。 「話は終わったのか?」 そう言えばイシュタルにこの言葉を使うのも久し振りだなぁ、なんてしみじみしつつ、 「おかえり、イシュタル」 「ただいま、マスター」 いつかちゃんと「さよなら」が言える日が来るといいなぁなんて思った。