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武装神姫・企業一覧 ※本設定は非公式のものです。また、強制されるものでもありません。 ※物語製作の参考などにお使いいただければ幸いです。 EDEN-PLASTICS(公式におけるGroup K2) 島田重工(公式におけるFrontLine) BLADEダイナミクス(公式におけるKemotech) カサハラ・インダストリアル(公式におけるVulcan Lab) 篠房製鉄、六郎製作所(公式におけるThe Sixth Factory) GOLIフューチャーデザイン(公式におけるStudio Roots) バイオエンジニアリングOkama(公式におけるPlants Plant) (株)柳瀬建機(公式におけるArms in Pocket) 間垣海洋研究所(公式におけるMagic Market) ラインバレル・ロボティクス EDEN-PLASTICS(公式におけるGroup K2) 東京都千代田区丸の内に本社屋を構える大規模多国籍企業体。神姫の開発元である。 それまでオーナーの自作パーツによる草試合的なものであった「武装神姫」であるが、2036年に本社による初のオフィシャル製品を発売。武装神姫は一躍メジャーとなる。 島田重工(公式におけるFrontLine) 記念すべきオフィシャル武装神姫第一弾の武装開発を担当。航空機用のエンジンや工業ロボットの駆動部製造に秀でており、第一弾のアーンヴァル、ストラーフのためにそれらの超小型モデルを作り上げた。 アーンヴァル、ストラーフは、第一弾ということもあって初心者でも扱えるようにくせの少ない武装構成である。が、同時にこれから長期的に続けられるオフィシャル武装神姫シリーズの露払いという役割もあってか、コストをやや度外視したイノベーティブなデザインや技術が豊富に盛り込まれている。 BLADEダイナミクス(公式におけるKemotech) 第二弾の武装を担当した外資系企業。軍用、民生問わず幅広く使われているパワードスーツが主な製品。スーツの制御コンピュータはAIであるため、その方面のノウハウも蓄積されている。第二弾にはそういった本社の技術が惜しみなく注がれている。 堅実な社風もあってかハウリン、マオチャオの武装は実験的な要素がほとんど無いものの、非常にまとまりが良いため第一弾以上に扱いやすく仕上がっている。AI技術はプチマスィーンズとなった。 カサハラ・インダストリアル(公式におけるVulcan Lab) 日本人が起業したEUドイツの会社。主に軍隊における歩兵の扱う火器、装備、アパレルを総合的に製造している。「カサハラに頼めば全部揃う」とは各国特殊部隊の間でよく言われるという。ヴァッフェシリーズの武装を担当。 篠房製鉄、六郎製作所(公式におけるThe Sixth Factory) 日本有数の製鉄会社である篠房製鉄と、一介の町工場ながら世界トップレベルの金属加工技術を持つ六郎製作所がタッグを組んで第三弾の武装を製作した。 サイフォス、紅緒の他の追随を許さない防御性能はその賜物である。 GOLIフューチャーデザイン(公式におけるStudio Roots) 社長自身がデザイナーである会社。GOLIといえば業界では知らない者はいない。 まず彼がデザインを起こし、その後彼自身の膨大な人脈を利用してツガルの武装は作られた。結果、超小型スラスターやレールガン、リニアガン、電磁浮遊推進システムなど、先端技術のオンパレードとなっている。 バイオエンジニアリングOkama(公式におけるPlants Plant) 植物の遺伝子工学研究を専門とする本社が武装神姫第四弾の武装開発を担当する事が決定した折には誰もが耳を疑った。 ジルダリア、ジュビジーの武装は植物の遺伝子が組み込まれたハイブリッドパーツであり、その性質も戦術も過去に類を見ないものとなっている。ハイパーモード発動時の大幅な性能強化は注目すべきポイントである。 (株)柳瀬建機(公式におけるArms in Pocket) 2036年現在において自衛隊の主力戦車やその他の装甲車両を生産している工業会社。ドイツ製主砲のライセンス生産も行っている。 フォートブラッグは戦車の主砲特性と自走榴弾砲の照準特性を併せ持ち、自走対神姫砲ともいえる独自の性能に仕上がっている。 間垣海洋研究所(公式におけるMagic Market) (株)柳瀬建機の資金・技術協力のもと、世界トップレベルの有人深海探査艇を駆使して海洋を総合的に研究する機関。かたわら先端航空力学も専攻していて、双方の技術の結実がエウクランテとイーアネイラである。エウクランテはアーンヴァルの対抗機として作られ、反対に史上初の水中戦闘用神姫となるイーアネイラに対してはカサハラ・インダストリアルがヴァッフェドルフィンを競争相手として送り込んだことは有名な話である。 ラインバレル・ロボティクス 最先端のロボット工学を研究・開発・製造する新進のベンチャー企業。二人の創業者はそれぞれ専門が異なっており、一人はロボットそのものの研究開発。もう一人はパイロット育成のノウハウを担当している。つまりは民生、軍事を問わない有人ロボットが主たる内容の企業なのである。
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一方、ヤクトたちはイリーガル軍団が集結しているホストコンピュータ端末に移動していた。 「ここのあたりはまだいないみたいだな…」 「油断するな、イリーガルはこの中枢にいる。おそらくこの中には無数の敵がいるはずだ」 ヤクトたちは手分けして端末周辺を捜索した。どこかに中枢に入ることができる入り口があるはずなのだ。 「おかしいな、入り口なんてないぞ」 「いや、そんなはずはない。必ずどこかにあるはずだ」 そのとき、リオーネは奥のほうで誰かが倒れているのを発見した。 「どうした、誰かにやられたのか?」 倒れていたのはメリクリウスだった。リオーネは応急処置用のエイドパックを取り出して傷口を治療した。 「…誰だ、お前達は…」 「安心しろ、敵じゃない。それより、どうしたんだ、そのケガは」 メルクリウスが受けた傷は致命傷こそなかったものの、明らかに防護服を貫いている。かなり強い相手に攻撃されたのだろう。 「どうやらかなりの強敵にやられたようだな」 「ああ、手ごわい敵だった。相手は黒いマーメイド型の神姫だ。それに黒いセイレーンもいた」 黒いセイレーン…。リオーネはその敵をあの神姫だということを知った。 「あの二人は中枢にいるのか?」 「そうだ、あの中に入って行った」 どうやらイリーガルはこの中に陣取っているようだ。リオーネはヤクトたちに連絡を取り、この場所に集合するように指示した。 逆襲の獅子虎コンビ その3 「で、その黒い奴らはここから入ったんだな?」 集合した一行は端末の入り口らしき場所を探した。 「そうだ、ここから入ったから間違いない。だがあいつらが入ってから時間が経っている。もしかしたらもう閉じてしまっているかも知れない…」 メルクリウスの言葉に、一行は絶望の色を隠せなかった。 「でもよ、もしかしたらまだ入れるかもしれないだろ。がんばって探そうぜ」 そのとき、鈴村から通信が入った。 『どうやら無事にたどり着けたようだな』 しかし、ヤクトたちの顔色は芳しくなかった。 「たどり着いたのはいいんだけどよ、入り口が見つからないんだよ」 「何とか入り口を開くきっかけがあればいいんですが…」 『分かった、こちらで何とかしてみよう。少し時間がかかるかもしれないが、必ず発見してみせる。そのあいだ、君達はここで待機してくれ』 鈴村はリオーネたちに待機命令を出した。 「待機命令、か…。でもよ、このあいだにあいつらが行動を起こしたらどうするんだよ?」 『心配ない』 ヤクトの心配事に、和多が答えた。 『今のところイリーガルは活動を停止しているようだ。そのあいだに私達は対策プログラムを送る準備をする。あと、もうひとつニュースがある』 「ニュース!?」 『不動の修理・改造がたった今終わった。準備が済み次第、援軍と一緒に送るつもりだ』 前の戦闘でプログラムが破損していた不動の修理が終わったことを、ヤクトは喜んだ。 「よっしゃ、不動がいれば鬼に金棒だ」 『出きるだけ急ぐから、おとなしく待ってるんだぞ』 その瞬間、通信が切れた。 「なんだよ、おとなしくは余計だろ」 「まあまあ、援軍が来るんだ、ここで待っているのが今の自分たちにとって最善の方法だ」 リオーネの言葉に、ヤクトはおとなしくその場に座った。 暫くして、遠くからひづめの音が聞こえてきた。ヤイバの駆る白雷だ。 「皆さん、援軍を連れてきました。現在出撃できるだけの戦力を集めてきました」 ヤイバが引き連れたメンバーは、ヨツンヘイム、シュートレイ、不動、ナイトメアタイプのロボット数機、それとナースタイプの神姫だった。 「へえ、結構な数だなあ」 「わたくしたちと同じ神姫のほかに、ナイトメアタイプもいますわね」 ナイトメアタイプがこの作戦に参加したということは、それほど戦闘可能な神姫の数が少ないということなのだろう。いくら自立型とはいえ、タイプの違うロボットがいることに対して、ヤクトたちは少しばかり違和感を感じていた。 「現在のイリーガルはこのホストに集結しています。おそらく彼らはこのシステムを利用して全世界のコンピュータに進入し、混乱に陥らせるつもりなのでしょう」 「いや、それだけで済むならまだいい」 ヤイバの説明を、リオーネが付け加えた。 「奴らの目的はそれだけではない気がする。単に混乱させるつもりならわざわざ一箇所に固まるつもりなどないはずだ。それに、未だに動きがないのはおかしい」 「で、このナースは?」 ヤクトの問いに、ナースタイプは答えた。 「始めまして、私はマリィと申します。あなた方の分のワクチンとサポートをするためにここに来ました」 「ワクチン…という事は、対イリーガルウイルスワクチンが完成したのか?」 「今からワクチンを注射しますので、順番に並んでください」 マリィはにっこりと笑い、カバンから注射器を取り出した。 「では、まずヤクトさんから」 ワクチンを注射されるヤクト。しかし、本人はいい顔をしなかった。 「これ好きじゃねえんだよな」 「我慢するんだな。動けなくなるよりはましだ」 その後、リオーネ、凛花、メルクリウスの順にワクチン注射を行い、メルクリウスのケガを直す治療に入った。一通り終えたそのとき、司令室から鈴村の連絡がはいった。 『みんな、たった今、全世界からこんな映像が配信された。これは、イリーガルの宣戦布告といっていい』 その瞬間、プチマシーンから映し出された空間モニターから仮面を被った男の映像が映し出された。その男は大きな椅子に座り、皇室らしき場所で居座っていた。 「なんだよ、あの趣味わりい部屋は」 「只の趣味…というわけではなさそうだが」 ヤクトたちの愚痴を尻目に、仮面の男は椅子から立ち上がった。 『我が名は『零(ゼロ)』!始まりと終わりを支配する者だ!!我々はこの世界に宣戦布告する!!!』 第3章その1に進む 戻る
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注意 各項目は順不同に並びます。また、扱われる内容によっては 専用の解説ページを設ける事もありますのでご注意下さい。 また、以下は全て妄想神姫に於ける世界設定類の解釈です。 一部皆様の解釈とは異なる点がありますが、ご了承下さい。 それでも採用してくださる場合は、遠慮無くご利用下さい。 大前提MMSショップ“ALChemist” 神姫用ファッションブランド“Electro Lolita” 食事機能 晶の得意分野 HOS(ハイパー・オペレーティング・システム) アシモフ・プロテクト ゲヒルン 情報魔導学(魔術) 2036年のネットワーク事情 人工知性心的外傷症候群(AIPTD) 人型神姫インターフェイス 万世橋無線会館 集光タワー 趣味嗜好 重量級クラス 合法ハッキング 晶の眼鏡 神姫の解析 2036年~2037年の気候 HVIFの免疫系 一応塾 “Electro Lolita”量産タイプ“Fiora” 人間用“Fiora” 祭典 薬物への耐性 3on3 ヴァーチャルバトルの舞台設定 天丼屋 魔導 晶達の日課 集光ケーブル等の増設 プロトタイプCSC 三姉妹の戦闘訓練 執事喫茶 お風呂 戦績記録カード 大江戸大風呂敷物語 設計図面 ぷちマスィーンズ(及び、その超AI) 接合 昇進を賭けた試合 エントリーゲート 玩具展示会 海上基地 バトル時の重力 階級章 電気自動車 パイプオルガン オーロラ・エフェクト 松本城 バイザー 拡張型サイドボード 超AIの個性と、その弊害 射出式のゲート フィールドの有効範囲 簡易クレイドル 牛丼屋・インドカレー屋 ブラックアウト 大前提 「妄想神姫(以下作品)」を書くにあたり、実際に発売された KONAMIのフィギュア「武装神姫」における構造等は、あまり 作品には考慮されていない事をお断りする。率直に言えば、 作品を書くにあたり実物の「武装神姫」は検証していない。 作者自身が、それを一切所持できない事情に由来している。 甘い部分があったらごめんなさい……指摘は受け付けます。 追記・07/08/07:今や実物の神姫は7人おります。(笑) MMSショップ“ALChemist” 人間側の主役・槇野晶と神姫側の主役である三姉妹が運営する店。 アキバの外れに聳えた雑居ビルの地下にある、隠れた店舗である。 神姫正規取扱店の認可を持ち、別フロアは主役達の住居も兼ねる。 その主な業務は、武装神姫達の販売・点検・修理・改造等である。 一応各種届け出の窓口もやっているが、場所柄故利用者は少ない。 神姫以外のMMS系商品に至っては、玩具店にも負けそうな勢い。 逆に神姫用ショップブランド品の開発には、目下力を入れている。 ちなみに、登記簿など法律上の“オーナー”は晶ではないらしい。 神姫用ファッションブランド“Electro Lolita” 晶がMMSショップ“ALChemist”において売り出している神姫用品。 下着からコートまで、神姫達が身につける為の各種衣料をカバー。 素材も、本格的な布地から装甲能力を持つ硬質素材までと幅広い。 そのデザインは晶とロッテの趣味嗜好が前面に押し出されており、 有り体に言えば“少女趣味”な、過剰装飾気味のデザインである。 神姫を大切に扱う一部の好事家には、ヒットを飛ばしている様子。 通販もしているが、注文には写真も含めた神姫のデータを要する。 オーダーメイドも気まぐれ次第では行う事がある。(主に常連相手) トータルコーディネイトをした場合、値段は人間用にも匹敵する。 食事機能 経緯は第四章に譲るが、(株)東杜田技研・小型機械技術研究製作部 ──通称「ちっちゃい物研」に属する者の手によって、ロッテには 同研究所が実証実験中の“食事機能”が、何故か搭載されている。 ロッテの同機能は“コミュニケーション重視型”であり、彼女には 確り好き嫌いが存在する。詳細は戦うことを忘れた武装神姫参照。 第八章の段階で、食事機能を内緒で搭載していたのがDr.CTa女史と 判明する。クララにも搭載されたこの機能を、晶は歓迎している。 クララの同機能は、ロッテ以上の“コミュニケーション重視型”。 アルマにも修理の際、Mk-Z氏によって同機能が搭載されたらしい。 Dr.CTa女史の指図なのか独自の判断かは、第十章の段階では不明。 アルマのそれは、何故だか“エネルギー重視型”気味である様子。 晶の得意分野 職人(マイスター)を名乗る晶だが、決して万能な存在ではない。 彼女の才能が強く発揮されるのは、各種の精密工作技術である。 そちらが“Electro Lolita”として一定成果を上げている反面、 データ処理等の情報処理技能は、本人が力量に納得していない。 修行の甲斐もあってそれなりの技術力は備えているが、まだまだ 研究者やその手のプロには及ばない、と自己分析しているのだ。 その為、適材適所の言葉通り他人の助力を扇ぐ事も躊躇わない。 “ホビーショップ・エルゴ”や“ちっちゃい物研”を多く頼る。 弟十九章の段階では、クララとの学習で技術力を高めつつある。 HOS(ハイパー・オペレーティング・システム) 神姫を戦闘の為に最適化する市販プログラム。一時期は大多数の バトル派ユーザーが使用したが、去年夏に通称“HOS事件”を 引き起こした事で風評が広まり、現在使用するユーザーは稀少。 事件の経緯など、詳しくはねここの飼い方・劇場版を参照の事。 なおロッテ達晶の神姫には“HOS”は全く使用されていない。 正規品をそのまま使用する行為をあまり選ばない晶の職人気質、 “HOS事件”で巻き起こった簡易設定用プログラムへの批判。 これらを勘案した結果、晶は“HOS”を使用する事を放棄して 彼女が自作した動作制御用コンポーネントを搭載する事にした。 それは喩えるなら、「軍事教本」や「取扱説明書」の様な代物。 アシモフ・プロテクト 後述する命令をメインフレームとする、電子的な動作制約。 神姫を初めとするMMSは武装が可能であるという特性上、 MMS国際法第六条にてプロテクトの実装義務が存在する。 第一項:人を傷つける事なかれ、また危機を見逃す事なかれ 第二項:前項を遵守する限りに於いて、人の命令に忠実たれ 第三項:全条項を遵守する限りに於いて、己を常に護るべし これは旧時代の有名SF作家が、自己の作品を通し定義した ロボットに対しての三原則が、バックボーンになっている。 これを思考回路に内包したロボットは、“人間にとっての” 忠実なる下僕……役に立つ道具となる事が運命付けられる。 だが作家自身があら探しする程、この機構は不完全である。 作中ではその矛盾について数多くの場面で描かれている上、 実際問題として高度な知能を備えているMMSにおいても、 “独自・創造・発展”という“三つの性”を強力に阻害する 一種の枷でしかない事が、開発段階の初期に判明している。 この為現在は、正式なユーザー登録を経て所在が確認された 神姫に対しては、解除プログラムがCSCに組み込まれる。 その一方で、各種犯罪に用いられる“違法神姫”に対しては 同プロテクトを阻害する命令を組み込むユーザーが大多数。 いずれにせよこれらのプロテクト無効化措置により、神姫は プロテクトに囚われない、自由な思考・判断が可能となる。 この事により、プロテクトの意義を疑問視する識者は多い。 一方で犯罪抑止の為にプロテクトを強化すべし、との声も。 ゲヒルン “オーバーロード”の1種。“オーバーロード”とは、通常では 持ち得ない何らかの超常的能力を備えた神姫、またはその能力。 大抵は代償を抱える。詳細は徒然続く、そんな話。を参照の事。 クララは、極めて重症の“オーバーロード”を抱えてしまった。 それが晶をして“頭脳”と名付けた、非常に特殊な症例である。 本来別の用途に割り当てられているAIの機能が、情報処理系に 置き換えられ流用されているが為に情報処理能力に秀でている。 但しその代償として本来の“別の用途”に支障を来す事となり、 クララの場合、それは火器管制系と駆動系の瞬発力制御だった。 故にクララには、通常の戦闘とは異なる戦闘体系が求められた。 情報魔導学(魔術) 英訳名は“TechnoWizardly”。“即時性仮想空間侵蝕技法”の通称。 もっと端的に言う時は、“魔術”という言い回しを用いる事が多い。 “オーバーロード”作用により戦闘力を著しく欠いているクララが、 その長所を最大限に生かした結果開発された、全く新しい戦闘体系。 “即時性仮想空間侵蝕技法”というのは、至極簡単に説明するならば 『リアルタイムでバトルフィールドに行われるハッキング』である。 燃焼実験のデータを展開すれば炎を起こし、液体窒素の原子的状態を 割り込ませれば周囲を凍結させて、電荷状態の数値を変えれば落雷。 専門知識と情報処理の能力さえ一定以上あれば、その実効性は高い。 しかしレギュレーションに則した侵食範囲を超える事はできないし、 通常の神姫では難易度が高く、バッテリーの消費もバカにならない。 普通は専用情報処理パーツと大型バッテリーが必要になる程であり、 生まれつきの才能を持ったクララだからこその、特殊な技能である。 2036年のネットワーク事情 この時代でもテキストベースの匿名的ネットワークは死んでいない。 有名な巨大掲示板やソーシャル・ネットワーキング・サービスには、 神姫話専門のコミュニティが常設されている事も決して珍しくない。 他方では匿名性を半ば犠牲とした次世代コミュニケーションツールも 広く普及しているが、どちらも“晒し・叩き”等の行為は存在する。 (特に都市部の)悪辣なオーナーは、それ故に著名である場合も多い。 人工知性心的外傷症候群(AIPTD) ぶっちゃけてしまえば、神姫等の高度人工知性体が負うトラウマ。 基本治療は人間と大差ないのだが、身体的構造が人類と異なる為に 薬物療法等は行えず、プログラムで無理矢理矯正する“荒療治”は 治療の趣旨に反する為に、治療は人間相手よりも難しいとされる。 アルマが蘇生時に見せた拒絶反応もこれに該当すると思われるが、 神姫同士による対話と晶の誠意により、軽度症状に留まった様だ。 人型神姫インターフェイス アンドロイド等、人型ヒューマノイド・マシンの一種。神姫の為に 作られた躯であり、機能や構造等は人間のそれに近くなっている。 詳細は橘明人とかしまし神姫たちの日常日記を参照の事。晶達は、 フェレンツェ・カークランド博士より実験協力の依頼を受けた為、 アルマ・クララ・ロッテの3人ともインターフェイスを利用する。 本作中では、HVIF(Human-type Valkyrie InterFaces)と略す事も。 万世橋無線会館 地上八階・地下五階の、割と大きめな雑居ビル。その名前の通り、 地上階は無線パーツの店や各種業者のオフィス等が入居している。 一方地下階……厳密には地下二階から地下四階は、晶の為にある。 地下二階にMMSショップ“ALChemist”の店舗部と晶の住居を構え、 地下三階は各種工作用の“工房”とHVIF三人の居室を設けている。 地下四階は倉庫フロアであり、地下三階から移された備品もある。 これを見越してか、エレベーターは地下二階までしか移動しない。 ちなみに地下五階が、ビル全体の為にあるライフラインの受け口。 “ALChemist”登記簿上“オーナー”の、所有ビルの1つらしい。 集光タワー 万世橋無線会館の屋上に、各種アンテナに紛れて設置されたポール。 全体が特殊なプラスチックで出来ており、効率よく太陽光を集束して 光ファイバー経由で地下のMMSショップ“ALChemist”へと伝達する。 晶がTV放送用のアンテナと一緒に、ドサクサに紛れて3本設置した。 趣味嗜好 人間と変わらない“心”をCSCとコアの配列によって会得している 神姫達にも、当然ながら好悪や趣味嗜好が存在する。人間とは大きく 生活様式が異なる為、そのバリエーションが少し人間と異なる程度。 但し、バトルマニアのユーザーはそう言った事を含め“余計な事”を 思考させない様に、神姫自身をプログラムで矯正したりするらしい。 逆に戦闘が趣味の神姫もおり、“人間同様の多様性”の証と言える。 重量級クラス KONMAI事務局が昨年末制定したばかりの、新しい神姫バトル用階級。 アムテクノロジー社が開発していたMMS専用の局地戦機動装甲服、 “バイザー”の研究が大手各社で進んだ事で、試験的に確立された。 “無秩序な恐竜的進化”という誰もが予想した問題を抑制する為に、 現在は乾燥重量と通常容積に対して、上限と下限が設けられている。 反面従来の自由性を維持する為に、自作パーツの使用も認められた。 とは言え制限は厳しく参加の為には、一定の事前審査を必要とする。 晶は序章の開始時に、自作モジュールの簡易試作品とロッテを提出。 一悶着はあった物の無事に合格し、ロッテに参加IDが発行された。 なお対義語である“軽量級ランク”とは、従来のリーグバトル形式。 重量級ランクはあくまで現状維持を優先した、実験的な階級である。 また、クララとアルマの参加IDは第十五章時点で交付されている。 合法ハッキング 2037年現在、ヴァーチャル式バトルフィールドを使用するタイプの 神姫バトルについては、神姫自身によるハッキングが許可されている。 但し幾つかの“禁則事項”があり、これを検知すると反則負けとなる。 ・瞬間移動、あるいはそれに準じたハッキングによる超光速移動 (過去に公開されたメソッドが、戦闘バランスを崩す程氾濫した) ・神姫自身のプログラムをダイレクトに破壊する“クラッキング” (幻覚を見せ幻聴を聞かせる程度ならば、現状は認められている) ・神姫自身の体内組成データのみを、接触せずに直接破壊する行為 ・戦闘領域全体を書き換える程の、大規模・無秩序なハッキング 所謂“クラッキング”は認められない為、手順には細心の注意が必要。 クララの武装には、これらを違反しない様にリミッターが課せられた。 晶の眼鏡 槇野晶の眼鏡は、普段装着するウェアラブルPCのモニターである。 画面は視界を遮らない様に半透明の状態で映し出され、画面の配色も 視界の邪魔にならない淡めのカラーパターンを採用している。OSは Winbows Viske 2036w-Professional。モバイル端末を兼ねるPHSと 連結させる事で、インターネット通信も楽々こなせる高性能モデル。 弦には超小型CCDカメラがあり、ロッテ達“晶の三姉妹”の戦闘は これを用いて録画される。その用途は戦闘パターンの、分析と改良。 MMSショップ“ALChemist”の専用サーバには、三姉妹のクレイドルと “PCのクレイドル”が接続してあり、データリンクも同時に行う。 その為神姫達のデータが、一部このウェアラブルPCに入っている。 神姫の解析 高度な人工知性体の“知性”を構成する、神姫のコアとCSCには、 当然ながらメンテナンスや検査・デバッグなどの行為が欠かせない。 当然、それを行う為の道具……精密工具やソフトウェアも存在する。 一般向けソフトは、許された範囲の数値閲覧や設定変更等を行える。 それ以上を行う場合、基本的に一般流通していない専門の物を使う。 下手にアクセスして改造してしまえば、直ちに規約違反となる為だ。 晶は、正規登録しているMMSショップであるという立場を活かして 専門のソフトを専門業者から(コネを利用した交渉の末に)安く購入。 クララ・実験台に志願した神姫と共に、短期集中的に徹底学習した。 2036年~2037年の気候 2006年が記録的な暖冬だった日本。30年後の未来、その傾向は 更に進行してしまい、猛暑が長続きする一方で冬は短くなっている。 海面上昇も顕著になっており、ニュースで騒がれない日は殆どない。 それでも人類の猛省と努力が奏功した為か、30年前の予測時よりも 温暖化現象による環境被害は、若干ながら控えめな物となっている。 エネルギーや駆動機関が化石燃料を頼らない物に移行し終えた事も、 更にそれが世界規模で押し進められた事も、十分成果を上げている。 HVIFの免疫系 人間は風邪を引くが、人の躯を模したヒューマノイド・マシンである 人型神姫インターフェイスの場合も、人間の病気とは無縁ではない。 受胎・出産すら行う位までに高機能化され、生体に近くなった為だ。 (同機能に異常を来している様な劣化コピー版の場合は、不明である) しかし人間とは違い機械的なメンテナンスを受ける事が出来る為に、 従来の病理学も併用すれば、大抵の病気は簡単に治癒できてしまう。 そう言う意味で、HVIFの免疫機構は人間の物よりも強靱である。 とは言え最初から病気にならない方がいいのは当然であり、三姉妹も 晶の影響を受けて、健康には大分気を遣っているらしい。それでも、 病気になる時はなってしまうのが、生命体という存在なのだが……。 一応塾 “塾偏重”を批判する2006年のCMで用いていた単語ではない。 慧応義塾学院と一波紫大学が共同で設立した、新派の進学塾である。 世間の流れより2年程遅れて、設備の近代化・完全ペーパーレス化が 現在進んでいる。首都圏に31校あり、規模だけは無駄に大きい塾。 とは言え大学出資だけあり学習内容は確かな品質。その一方で塾内の 気風はオープン。神姫の持ち込みも(邪魔しなければ)許可されるが、 流石に神姫自身を“一人の塾生”として認める程、開明的ではない。 クララは自身のHVIF・梓をまとって、この塾で現在学んでいる。 “Electro Lolita”量産タイプ“Fiora” “フィオラ”と劇中で呼称されている服飾類。“Electro Lolita”の 事実上初めての“量産型”シリーズである。手始めに、2037年三月の “鳳凰カップ”にて、限定生産品として先行販売される事となった。 帽子・リボン・ネクタイ・コードタイ等の小物に始まって、メインの 服部分はブラウス・スカート・ベスト・ジャケット等が製作された。 更に神姫専用アンダーまで用意されており、カラーバリエーションが 各パーツ事に3~4種類ずつ存在している。内二つは白と黒である。 外見のみならず防御性能や戦闘時の動きやすさも考慮された。しかも リボンにレーダー素子を組み込む他、ネクタイ類を強化ワイヤー製に している等、“武装神姫としての機能性”も考慮された逸品である。 なお、トータルコーディネイトの価格は普段の“Electro Lolita”の 2割安である。それでも5桁は確実で、決して安価でないのが欠点。 人間用“Fiora” 手先の器用さを生きる武器と成し、服飾を趣味とする槇野晶にとって 自分の着る服を作るという行為は、極希に行う儀式の様な物である。 大抵は気合いを入れる時や、大規模なイベントへ参加する時に行う。 第二十二章の時に晶が持っていたのは、そうして作られた服である。 プレゼンテーションの意味合いも込めてか、そのデザインは神姫用の トータルコーディネイト“フィオラ”を土台とした物になっている。 少女的な造作と振る舞いを備えた凪千空氏にも、似合っていた様子。 ちなみに晶はコスプレ趣味を備えておらず、メディア由来の服飾類を 自分の趣味において作成した経験は無い。但しデザインの方向性故、 元ネタがあるのか?と周囲の興味(主に素人カメラマン)を惹く事も。 祭典 盆と暮れの年二回、東京ビッグサイトで挙行されている“本市場”を 意味する大規模な民間イベント。創始者は既に死亡しているのだが、 彼らの志を継ぐ者達と参加者の精神、そして肥大化した欲望に伴って 弟150回を目前にする程のロングランを記録している、日本最大の イベントである。晶は数度だけ、物見遊山に行った事があるらしい。 2037年という電子化の時代を迎えてもアナログの魅力は棄てがたく、 紙媒体のそれらも多量に頒布されている。尤も環境問題もあってか、 100%再生紙や非透過フィルム紙を用いる製本が一般化しつつあるが。 その魅力と影響力たるや、鳳条院グループ総帥が自社主催イベントの 開催時期を、わざわざ春と冬(秋?)にずらしてしまう程なのである。 薬物への耐性 通常型の神姫であれば、無論アルコールを摂取する事さえ叶わない。 だが何らかの要因で飲食を可能とする神姫は、一部の物質に対しても ある程度の個性を持った反応を示す。アルコール類はその代表格だ。 二日酔いや常習性等は、大抵の場合AIの個性に依存する物である。 ロッテの様に冷静に暴走して数分で収束するタイプもいるが、大抵は 頬を桜色に染めて前後不覚になる……即ち人間同様の酔い方をする。 だが、神姫にアルコールが(生理学的に)作用している訳ではない為、 人間以上に“酒癖”は千差万別だと言える。但し研究は途上である。 3on3 神姫がある程度普及した時期に設けられた、特別レギュレーション。 そのままズバリ、二人のオーナーが各々三体ずつの神姫を持ち寄って チームで勝敗を競う。勝利ポイントは、所属神姫全員に与えられる。 バトルロイヤルや2on2等の亜種を含め公式戦でも開催されており、 これのみに全力を傾けるオーナー(及びオーナー連合)も、いるとか。 神姫達のチームワークと戦術が全ての鍵を握る、特殊な戦場である。 ヴァーチャルバトルの舞台設定 神姫バトル用ヴァーチャルフィールドには、様々な環境が存在する。 草原から都市、果ては第二十五章の様な月面から火山帯・洋上まで。 事前に選ぶ事も出来れば、ブース単位でランダムに決定する場合も。 これは今後リリースされていく神姫の活動範囲を保障する為であり、 同時に各神姫の戦術が固着化しない為の、一種のスパイスでもある。 天丼屋 知っている人なら知っている、JR秋葉原駅近所の“彼処”を示す。 2036~2037年でも、アキバを訪れる“ディープな”人々に愛される。 但し、つくばエクスプレスの開業から年月が経過した事もあってか、 “ディープでない”人々も多く訪れる様になり、益々繁盛している。 魔導 “魔術”に酷似してはいるが、現実空間でも使用出来る等不可思議な 原理を内包する特殊な技法。当然ながら、科学では説明しきれない。 三姉妹の“魔剣”がそれらの能力を備えているが、詳細な原理自体が “妄想神姫”で語られる事は無いと思われる。別な話の要素である。 晶達の日課 地下生活が基本となっている事を意識している晶は、ロッテと暮らす それ以前から、(荒天時以外)毎朝の体操を欠かさない。健康面は勿論 精神衛生上、朝焼けの空を見る事はプラスになると考えている為だ。 なおその際、実用面から冬はジャージ・夏はブルマを着用しているが 何故かこの服装パターンは、ロッテ達“三姉妹”にも伝播している。 集光ケーブル等の増設 万世橋無線会館に配置された集光用ファイバーや空調用のダクトは、 増設や模様替え・改築に対応できる様に、接続を自在に変更できる。 晶が地下に張り巡らせた分だけでもまだ相当の余裕があったらしく、 余っていた内の更に1/3程が、神姫だけの為に宛われた様である。 プロトタイプCSC ロッテ達三姉妹には、最終期試作品であるCSCが使用されている。 製品版で行われる“着色”が為されておらず、水晶の様に無色透明。 情報処理能力が2%程劣る物の、性能その物は製品版に準じている。 三姉妹はそれを誇りとして“プロト・クリスタル”という名で呼ぶ。 入手経路は現在の所不明。しかし、晶は何らかの信念を以てロッテに 六つ所持していた内の半分を搭載した。機能上は規約通りである為、 精緻な動作チェックを経た後に、事務局には事実上黙認されている。 その後クララとなる神姫を売る際、在庫不足から客に貸与した一つが そのまま彼女に組み込まれ、アルマとなる神姫が猪刈に破壊された時 CSCの保全用修理パーツとして、東杜田技研に二つ持ち込まれた。 三姉妹の戦闘訓練 MMSショップ“ALChemist”の私室には、一応ヴァーチャル式の神姫用 トレーニングマシンが存在するのだが、利用率は七割弱程度である。 つまり三回に一回は、生身……神姫素体での模擬戦やスパーリングを こなしている計算になる。これは三姉妹全員とも、同じ傾向にある。 理由は、ヴァーチャルに慣れる事での感覚の鈍りを避ける為である。 これは損傷する危険が大いに存在するが、晶が修理を引き受ける為に (金銭的なコストと引き替えに)安全で有益な戦闘訓練となっている。 なお、実空間訓練の提唱者は存在しない。神姫の自発的行為である。 執事喫茶 メイド喫茶も兼ねる、というよりそちらが主体の“平仮名三文字”の 店である。No1の店ではない物の、茶葉やサイドメニューに於いて 実に“わかっている”セレクトが、創立三十年後の今も人気である。 お風呂 MMSショップ“ALChemist”の居住区画には、ビル唯一と言ってもいい ユニットバスが存在する。バス本体と周囲一帯は風呂場となっており 晶は毎日此処で躯を磨いている。神姫達と暮らす様になってからは、 三姉妹用の洗浄剤ラックを初めとした神姫用の施設も増設している。 とは言え小柄な晶でも狭いと感じる事があるのか、月に一度は都内の 大型温泉施設に行っている。神姫は、特別許可をもらって入浴する。 設立から数十年経った為、立て替え計画が進んでいるのが悩みの種。 戦績記録カード 神姫バトルに正式登録した神姫のCSC固有IDは勿論、対戦成績や バトル傾向等、様々な情報を記録するカード。神姫センターの窓口や 受付機で主に使用する。その発行は神姫一体当たり一枚のみである。 オーナー側は販売されている専用のソフトで、内容の閲覧を行える。 発行を受けるか否かはオーナーの任意だが、その制約は少なくない。 特に記録されたデータの不正な改竄は、該当国の情報犯罪関連法及び MMS国際法弟二十七条により、厳しい罰則と共に禁じられている。 晶は、カードによって取得した各種データと自分で採取したデータを 統合して精査する事により、装備の改良を行う際の参考にしている。 大江戸大風呂敷物語 頼りない名前だが、歴とした温泉式大型公共浴場である。露天風呂や アミューズメント系のスパも完備されており、人気はそこそこある。 二十一世紀初頭の都心型温泉ブームに沿って作られた、施設の一つ。 神姫専用洗浄剤を(銘柄は限定される物の)使用させてくれる、稀少な 公共施設の一つであり、神姫オーナーの紳士淑女が神姫と連れ立って 訪れる事も偶にある。晶は、回数券を複数所持している常連である。 設計図面 “マイスター(職人)”という渾名を持つ晶だが、作成する物について 図面を引き記録を電子的に残す、という技術者的な面も持っている。 積み重ねが、将来自らが作り上げる物の礎になると信じている為だ。 しかし工業製品程精緻に引かれた図面ではない上、一部読み解くには 晶の“職人的感性による発想の転換”を必要とする箇所が多い為に、 図面自体は誰でも読める物の他人が“作品”を再現するのは難しい。 ぷちマスィーンズ(及び、その超AI) 第二弾(犬型・猫型)の神姫にて採用された、遠隔攻撃端末群の通称。 超AIによる機体制御と五基(内一基は神姫とのリンクを担当する)の 連携による全方位攻撃が売りであり、その潜在性能は計り知れない。 ぷちマスィーンズ自体は最新技術と特許権の塊である為、バラ売りの 超AIモジュールはブラックボックス化したキットのみが流通する。 それによりオリジナル装備の作成も可能だが、比較的難易度は高い。 晶は秋葉原という地の利を活かして、それらのキットを安値で入手し 様々な攻撃端末を製作した。“Valkyrja”の一部分や“EL Doll”に 使用している人工知能も、この超AIキットがベースとなっている。 接合 遠隔攻撃端末としては優秀なぷちマスィーンズだが、何らかの方法で 神姫からの指令を即座に受け取れなければ、力を十分発揮出来ない。 その為、第二弾に於いて使われている手法の一つが“接合”である。 極自然に用いられる手法の為、“接合”を認識する神姫は多くない。 上半身アーマーの背部に接続されたぷちマスィーンズが、通常これを 担当している。神姫のコアとぷちの超AIを密接にリンクさせる事で 命令を受ける速度が上昇するのだ。第二弾では、直接の指令を受けた ぷちが別のぷち四基に指令を伝達し、多次元的な攻撃を行っている。 密接なリンクさえしていれば、別に神姫と密着している必要はない。 その為に晶は、“接合”で単独の超AIと神姫をリンクさせている。 他の超AIと通信する為に用いられる情報処理機能を、機体の制御に 宛てさせる事により、“以心伝心”の連携プレーが可能となるのだ。 昇進を賭けた試合 リーグに於いて一定量の戦果を挙げた神姫が、月一回の“試験日”に 申請する事で行われるバトルである。外見上は普通のバトルと区別が つかないが、勝利した神姫には上位リーグへの移籍権が与えられる。 長く“主”としてリーグ首位に居座る神姫は、この移籍権を意図的に 行使しない場合もあるが、そもそも申請しないケースが殆どである。 マスターの都合で、毎月の“試験日”に出場しない神姫も多いのだ。 エントリーゲート 「妄想神姫」に於いて、ヴァーチャル式バトルフィールドにおいても 神姫のエントリー部分まではリアル式と共通の方式が採られている。 即ちオーナーの物理的干渉を防止する為、エレベーター風に筐体内へ “降下”し、そこからバトルフィールドへ“射出”する方式である。 ヴァーチャル式の場合、“降下”のプロセスが終わってからが違う。 筐体内でスキャンを受けた神姫は、自分自身と言うべき主幹データを バトルフィールドに転送し、疑似空間内に設けられたゲートを潜って 戦場へと“射出”されるのである。感覚的に、リアルとの差はない。 玩具展示会 毎年一回、八月に幕張の会場で催される玩具製造各社の新作発表会。 “武装神姫”も世間一般の認識は玩具である為、新作発表の場として このイベントを利用して神姫プラントの各社は宣伝に勤しんでおり、 事務局と“EDEN”を中心として、共同ブースが毎回設営される。 2037年は新作ラッシュの年であり、翌年早春までリリース予定の 試作品がブースでのコンパニオンを務める程、精力的・野心的な年。 これを契機に、オートマータ(自動人形)システムとしてのMMS達が 各界で注目を浴び始め、結果更なる発展を成し遂げていくのである。 海上基地 水中完全対応型の第五弾神姫リリースに際して、バトルフィールドに 追加された、新しいステージ群の一つ。油井プラントを彷彿とさせる 形状をしており、陸上型の神姫でも戦える様に配慮が為されている。 立体的な構成としては空半分の海半分で、足場が海面の七割である。 このステージ最大の特徴は『足場が脆い』事である。流れ弾等により 破損した足場は海中に脱落し、陸上型神姫の動きを阻害する。もしも 海中に堕ちれば沈み続けて、いずれは領域離脱にて反則負けとなる。 このデメリットに現状対抗出来るのが、水中対応型神姫なのである。 バトル時の重力 リアル式の場合、フィールドに掛かる重力は地上のそれに等しいが、 ヴァーチャル式フィールドの場合は、座標の重力を制御するデータに 沿って、神姫のセンサーに適度な負荷を与える事で重力を表現する。 これに依り、地上では有り得ない月面並みの軽重力や完全な無重力、 或いは海底の様な高圧環境さえも表現出来うる。クララの魔術には、 このデータと物質密度データを、ブラックホールの研究資料を参考に 圧縮した疑似超重力素子を展開する、“重力”攻撃魔術も存在する。 なお、クララと戦ったリュミエールの剣はエネルギーの集積と解放を 機械的・データ的に『重力操作風に見せかけ』運用しているだけで、 実際に重力や物質密度のデータを、彼女が操作している訳ではない。 階級章 電磁吸着式の装飾品。5mm角の宝石であり、ファーストリーグ用と セカンドリーグ用が存在する。該当するリーグに所属すれば、誰でも 装備が可能だが、購入が有料である為に身につける神姫は多くない。 ID認証や紛失時のGPS追尾機能等“希少性の高くなった”神姫の 安全性・利便性を補助する目的で作られた電子機器でもある為、晶は 専用の強化ネックレスを作って、褒美として妹達に与えたのである。 なおリーグ毎に形状は決まっているが、色が数種類用意されている。 電気自動車 二十一世紀当初から声高に叫ばれていた諸々の環境問題は、輸送業に 深刻な影を落とした。しかし地道に開発されていた電気自動車の類が 普及するに伴い、シェアを従来の燃焼機関系車両と二分するに至る。 重機・工事用車両程パワーを必要としないバス・トラックの類は特に 電気自動車への移行が進み、特に長距離バスは2037年現在殆どが 電気バスとなった。静粛性に優れる為、特に観光バスの人気が高い。 これにより史上空前のバス旅行ブームが起きているとかいないとか。 パイプオルガン 松本市郊外のホールに常設されている、電気駆動式の大型オルガン。 規模としては中堅だが、音楽の街として毎年イベントを開く同市の、 ある種のシンボルとして、2037年現在でも現役で駆動している。 その音色は豪奢・荘厳・雄大。人間の躯さえ震わせるそれは、神姫に とって震動による悪影響も懸念される為、晶達は後列にて拝聴した。 そんなリスクを侵してもなお神姫の“心”に良い、とは碓氷灯の弁。 オーロラ・エフェクト 事務局側が筐体の高性能化に伴い、試験的に開発した戦闘演出効果。 CSCの組み合わせと神姫及び武装の傾向に対応したホログラフを、 “CSCの機能駆動率”……即ち“気合”に応じて戦場に投影する。 筐体の情報処理能力が要求される為に、全国で散発的なロケテストが 行われているのみで、本格的な普及にはまだまだ時間が掛かる模様。 松本市の神姫センターにあるのは偶然だったが、人気は高いらしい。 松本城 国宝の指定を受けている、松本市最古にして最大の観光名所。近所に 旧開智学校等の史跡や市役所等も存在している。様々な意味に於いて 松本市の中心と言える場所であり、2037年現在も存在している。 城内の木造床を胡桃と米糠で磨き上げるのは、近所の小学生や企業の 新入社員にとっての試練と化しており、ローカル版ニュースでは毎年 取り上げられる程ポピュラーな行事として、市民に認識されている。 バイザー アムテクノロジー社が開発していたMMS専用の局地戦機動装甲服。 自社ブランドのMMS専用オプションとして、研究・開発が進んだ。 政治的理由で同社が衰退するまでに、十数種がリリースされている。 現在は、MMS全般に使えるオプションアイテムとして関係各社での 研究・開発が存続している。その結果がある程度出た事で、事務局が 重量級ランクの試験運用を決定したという噂もある、隠れた逸品だ。 現在同ランクに参加した一部オーナーが使用しているのは、主にこの “後継型”バイザーであるが、アムテクノロジー社製品の評価も未だ 高く、特に“ネオボードバイザー”は愛好者が現在も絶えないとか。 拡張型サイドボード 重量級ランク対応型のバトルロンド筐体に於いて用いられる、専用の サイドボード。間仕切りなどのオプションパーツで、従来のタイプに 復元する事も可能であり、店舗や筐体毎に選択する事が可能である。 一応は拡張型サイドボードタイプの筐体を一台以上は設置する事が、 事務局側で推奨されている為、晶は敢えて同タイプ筐体を前提として 装備を作成した。参加不能とはならない、と判断しての決断である。 超AIの個性と、その弊害 重量級ランク用の相棒“プルマージュ”は、本能的な動作をする様に その性格構造やロジック面で若干の工夫が行われた。これは達人とは まだ呼べない晶の情報処理技術故に、僅かな弊害をもたらしている。 その筆頭こそ、行動に支障を来す程の強い“個性”である。キットの 範囲内で組み上げられているとはいえ、動物(野獣)的側面を強調した それらは、晶の技術と相俟って予期しない動作の偏りを発生させた。 本来ぷちマスィーンズは“接合”(本頁参照)によって、マスターたる 神姫の命に従う構造なのだが、この“歪み”は“接合”の強制力にも 影響を及ぼした。“接合”でのAIリンク率が上昇しなかったのだ。 これらの不具合は、三姉妹の“芝居”によって無事矯正されている。 その為“個性”は残しつつ、“接合”による機体リンクや意思疎通に 発生した問題は無くなり、これ以後は戦闘訓練が可能となっている。 射出式のゲート 実の所、従来の武装レギュレーションに於いても神姫達はゲートから 射出されていた。パワーが緩やかな為に、誰も意識しなかったのだ。 しかし重量級ランクに於いては、それを流用出来ない事情があった。 それが各神姫の重量差である。レギュレーションで上下限度を幅広く 取った為に、最軽量と最重量では彼我距離の明確な“差”が生じる。 それはそのまま一方的なハンデとなりうる為、開始時だけでも距離を (一方的に奇襲されない範囲で)常に一定の感覚で保つ必要があった。 その為に事務局側は、ゲートの射出機構をパワーアップさせたのだ。 これには『重装甲・重武装の神姫達ならば耐えられる』という公算も 働いており、読み通り参加神姫達はそのエントリー方法に適合した。 フィールドの有効範囲 重量級ランクが始動する少し以前より、バトルフィールドの広大化は 要望として存在していた。一定の戦闘領域を維持しつつ、その欲求を 満たす為、新規追加された大型フィールドには有効範囲が存在する。 それは神姫が活動出来る、物理的限界である。普段は隠されているが 神姫が接近すると、その限界点はホログラフの線として表示される。 線を踏み越えた時のペナルティは、フィールドによって様々である。 例えば“高空”のフィールドならば、領域離脱と見なされ敗北する。 “軌道エレベータ”ならば、気密維持用という設定のバリアに灼かれ 大きなダメージを受けながらフィールドに戻される、という具合だ。 簡易クレイドル これは、晶の完全自作品ではない。キャリアと接続するフレーム部は 晶が三姉妹の武装キャリア専用に設計した品だが、クレイドル本体は 東杜田技研ブランド“HT-NEK”の“ポケットスタイル”を利用した。 これは製品自体の安定性が至極良好だった為であり、キャリアに半ば 固定する形で利用する晶は、クレイドル機能をこれに頼る事とした。 実際その寝心地は、バトルで消耗した三姉妹に大変好評である様子。 牛丼屋・インドカレー屋 秋葉原の本筋・昭和通から外れた裏路地の中にある、古びた牛丼屋。 チェーン店の牛丼屋からは幾分離れている立地条件が奏功したのか、 アキバを訪れているディープな人種には、隠れた店として知られる。 一方のインドカレー屋は、都内に数店を展開している。その特徴は、 “黒い”極辛のインドカレー。一口食べれば汗が出るその刺激には、 リピーターも数多い。どちらも、二十一世紀以前から存在する老舗。 ブラックアウト 神姫の思考中枢は超AIという“機械”である。となれば当然だが、 過負荷による破損も考えられるケースとして存在する。それを防ぐ為 備えられた安全機構が、意識体……即ち回路のブラックアウト機能。 この時神姫はブレーカーが落ちる様に意識を失うが、異常ではない。 むしろオーバーフローや外因性ショックから自己を守る事が可能で、 適切な手順で再起動してやれば神姫は一応平穏を取り戻す事となる。 しかし発生要因が取り除かれない限りは、何らかの事象がトリガーと なって再びブラックアウトする可能性を抱える事となる。それは大抵 神姫の“心”に出来た“トラウマ”でもあるので、治療は一応可能。 次頁へ進む メインメニューへ戻る
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素体性能について N R SR UR 得意・不得意武器 ダメージ特性 素体性能について 以下の表の数値は神姫の素体性能の表である。 (素体状態で装備している「バトルスキン」にも能力があるため,基礎ステータスとは異なる) 実際には下記の値に、カード記載のマークに応じた個体値が加算される。 N 神姫 ATK DEF SPD LP BST アーンヴァルMk.2 19 40 345 1350 441 ストラーフMk.2 76 65 325 1350 441 ツガル 19 45 335 1350 441 ジルダリア 41 30 335 1350 491 ジュビジー 26 80 325 1350 491 エウクランテ 33 30 345 1350 441 イーアネイラ 33 30 335 1350 441 シュメッターリング 19 30 325 1350 641 ブライトフェザー 32 30 325 1650 441 ハーモニーグレイス 26 60 325 1350 441 ガブリーヌ 62 50 330 1350 441 蓮華 46 30 345 1350 471 ラプティアス 26 35 325 1370 441 アーティル 75 35 325 1350 441 エーデルワイス 33 30 340 1350 441 サイフォス 36 40 335 1440 441 紅緒 36 45 330 1400 451 ヴァッフェドルフィン 61 60 325 1450 541 ヴァッフェバニー 61 30 335 1500 471 ウェルクストラ ヴァローナ アルトレーネ アルトアイネス R 神姫 ATK DEF SPD LP BST アーンヴァルMk.2 24 45 355 1400 461 ストラーフMk.2 81 70 335 1400 461 ツガル 24 50 345 1400 461 ジルダリア 46 35 345 1400 511 ジュビジー 31 85 335 1400 511 エウクランテ 38 35 355 1400 461 イーアネイラ 39 35 345 1400 461 シュメッターリング 24 35 335 1400 661 ブライトフェザー 37 35 335 1700 461 ハーモニーグレイス 31 65 335 1400 461 ガブリーヌ 66 55 340 1400 461 蓮華 51 35 355 1400 491 ラプティアス 31 40 335 1420 461 アーティル 79 40 335 1400 461 エーデルワイス 39 35 350 1400 461 サイフォス 41 45 345 1490 461 紅緒 41 50 340 1450 471 ヴァッフェドルフィン 66 65 335 1500 561 ヴァッフェバニー 66 35 345 1550 491 ウェルクストラ ヴァローナ アルトレーネ アルトアイネス SR 神姫 ATK DEF SPD LP BST アーンヴァルMk.2 29 50 365 1450 481 ストラーフMk.2 86 75 345 1450 481 ツガル 29 55 355 1450 481 ジルダリア 51 40 355 1450 531 ジュビジー 36 90 345 1450 531 エウクランテ 43 40 365 1450 481 イーアネイラ 45 40 355 1450 481 シュメッターリング 29 40 345 1450 681 ブライトフェザー 41 40 345 1750 481 ハーモニーグレイス 36 70 345 1450 481 ガブリーヌ 70 60 350 1450 481 蓮華 55 40 365 1450 511 ラプティアス 36 45 345 1470 481 アーティル 36 45 345 1470 481 エーデルワイス 45 40 360 1450 481 サイフォス 46 50 355 1540 481 紅緒 46 60 350 1500 491 ヴァッフェドルフィン 71 70 345 1550 581 ヴァッフェバニー 71 40 355 1600 511 ウェルクストラ ヴァローナ アルトレーネ アルトアイネス UR 神姫 ATK DEF SPD LP BST アーンヴァルMk.2 35 55 375 1500 501 ストラーフMk.2 91 80 355 1500 501 ツガル 35 60 365 1500 501 ジルダリア 56 45 365 1500 551 ジュビジー 41 95 355 1500 551 エウクランテ 62 45 375 1500 501 イーアネイラ 52 45 365 1500 501 シュメッターリング 35 45 355 1500 701 ブライトフェザー 45 45 355 1800 501 ハーモニーグレイス 41 75 355 1500 501 ガブリーヌ 73 65 360 1500 501 蓮華 58 45 375 1500 531 ラプティアス 41 50 355 1520 501 アーティル 85 50 355 1520 501 エーデルワイス 52 45 370 1500 501 サイフォス 51 55 365 1590 501 紅緒 51 60 360 1550 511 ヴァッフェドルフィン 76 75 355 1600 601 ヴァッフェバニー 76 45 365 1650 531 ウェルクストラ ヴァローナ アルトレーネ アルトアイネス 得意・不得意武器 神姫 得意武器 不得意武器 アーンヴァルMk.2 片手斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+30%)双斬撃武器(+30%)双頭刃斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)防具用武器(+30%) 格闘打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%) ストラーフMk.2 片手斬撃武器(+35%)双斬撃武器(+35%)両手斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%) 腰持ちヘビーガン(-30%) ツガル 双斬撃武器(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%)下持ちヘビーガン双斬撃武器(+30%)双ライトガン(+?%) 格闘打撃武器(-30%)両手斬撃武器(-30%)防具用武器(-30%) ジルダリア 防具用武器(+100%) 両手斬撃武器(-30%)両手ライトガン(-30%) ジュビジー 両手打撃武器(+30%)下持ちヘビーガン(+20%) 両手斬撃武器(-30%)防具用武器(-30%) エウクランテ 格闘打撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%) 片手斬撃武器(-30%)両手斬撃武器(-30%) イーアネイラ 回復補助(+50%)両手斬撃武器(+30%)双斬撃武器(+30%)槍斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)防具用武器(+30%) 格闘打撃武器(-30%)片手斬撃武器(-30%) シュメッターリング 回復補助(+60%)片手打撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)防具用武器(+30%) 下持ちヘビーガン(-20%) ブライトフェザー 回復補助(+40%)両手斬撃武器(+30%)双斬撃武器(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%)格闘打撃武器(+25%) 片手ライトガン(-30%)双ライトガン(-30%)両手ライトガン(-30%)下持ちヘビーガン(-50%) ハーモニーグレイス 回復補助(+50%)双ライトガン(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%)防具用武器(+30%)片手打撃武器(+25%)両手打撃武器(+25%) 片手斬撃武器(-30%)両手斬撃武器(-30%)双頭刃斬撃(-30%)双斬撃武器(-30%) ガブリーヌ 格闘打撃武器(+35%)片手打撃武器(+35%)片手斬撃武器(+35%)片手ライトガン(+35%)双ライトガン(+35%)槍斬撃武器(+25%) 両手ライトガン(-35%)腰持ちヘビーガン(-35%)下持ちヘビーガン(-35%) 蓮華 格闘打撃武器(+30%)片手斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+30%)双斬撃武器(+25%) 片手ライトガン(+30%)両手ライトガン(+30%) ラプティアス 双斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%) 腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-30%) アーティル 格闘打撃武器(+35%)両手ライトガン(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%) - エーデルワイス 腰持ちヘビーガン(+40%)双斬撃武器(+30%)片手斬撃武器(+25%) 格闘打撃武器(-30%)片手打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%)下持ちヘビーガン(-30%) サイフォス 片手打撃武器(+30%)片手斬撃武器(+30%)槍斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+20%) 片手ライトガン(-20%)腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-30%) 紅緒 片手斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+30%)槍斬撃武器(+30%) 投擲武器(-?%)腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-30%) ヴァッフェドルフィン 双斬撃武器(+30%)両手ライトガン(+30%)下持ちヘビーガン(+30%) 両手斬撃武器(-30%)片手打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%) ヴァッフェバニー 双斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)下持ちヘビーガン(+30%)双ライトガン(+20%)両手ライトガン(+20%) 片手斬撃武器(-20%)両手斬撃武器(-20%) ウェルクストラ 片手斬撃武器(+30%)双頭刃斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)両手ライトガン(+30%)防具用武器(+25%) 両手斬撃武器(-30%)片手打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%)腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-30%) ヴァローナ 片手斬撃武器(+30%)下双斬撃武器(+30%)下双頭刃斬撃武器(+30%)下片手ライトガン(+30%)下両手ライトガン(+30%)下防具用武器(+25%) 片手打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%)腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-30%) アルトレーネ 片手斬撃武器(+30%)槍斬撃武器(+30%)双頭刃斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+30%)防具用武器(+25%) 双ライトガン(-20%)両手ライトガン(-20%)下持ちヘビーガン(-20%)片手ライトガン(-30%) アルトアイネス 片手斬撃武器(+30%)槍斬撃武器(+30%)双頭刃斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+30%)双斬撃武器(+25%)両手打撃武器(+25%)防具用武器(+25%) 腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-30%) フォートブラッグ 腰持ちへビーガン(+35%)片手ライトガン(+30%)両手ライトガン(+30%)下手持ちへビーガン(+30%) 投擲武器(-?%)双斬撃武器(-30%)双頭刃斬撃武器(-30%)両手斬撃武器(-30%)防具用武器(-30%)回復補助(-30%)片手斬撃武器(-50%)格闘打撃武器(-50%)片手打撃武器(-50%)両手打撃武器(-50%) ムルメルティア 防具用武器(+50%)格闘打撃武器(+35%)片手ライトガン(+35%)腰持ちヘビーガン(+35%) 片手打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%) 飛鳥 防具用武器(+70%)回復補助(+70%)片手斬撃武器(+30%)槍斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)双ライトガン(+30%)両手斬撃武器(+25%) 格闘打撃武器(-30%)片手打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%) アーク 片手ライトガン(+30%)双斬撃武器(+20%)両手ライトガン(+20%)腰持ちヘビーガン(+20%)下持ちヘビーガン(+20%) 投擲武器(-?%)片手斬撃武器(-20%)両手斬撃武器(-20%) イーダ 両手斬撃武器(+40%)片手打撃武器(+20%)両手打撃武器(+20%)片手ライトガン(+20%) 双ライトガン(-20%)両手ライトガン(-20%)腰持ちヘビーガン(-20%)下持ちヘビーガン(-20%) アーンヴァル 防具用武器(+70%)回復補助(+70%)双斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+20%)両手ライトガン(+20%)下持ちヘビーガン(+20%) 格闘打撃武器(-30%) ストラーフ 片手斬撃武器(+35%)双斬撃武器両手斬撃武器(+35%)片手ライトガン(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%)投擲武器(+30%)防具用武器(+30%)回復補助(+30%) 双頭刃斬撃武器(-30%)両手ライトガン(-30%) フブキ 片手斬撃武器(+30%)投擲(+30%) 双斬撃武器(-30%)両手斬撃武器(-30%)格闘打撃武器(-30%)双頭刃斬撃武器(-30%)片手ライトガン(-30%)腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-70%) ミズキ 投擲(+35%)片手斬撃武器(+30%) 双斬撃武器(-30%)両手斬撃武器(-30%)格闘打撃武器(-30%)双頭刃斬撃武器(-30%)片手ライトガン(-30%)腰持ちヘビーガン(-30%)下持ちヘビーガン(-70%) アーンヴァルMk.2テンペスタ 防具用武器(+40%)回復補助(+40%)片手斬撃武器(+30%)双斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+30%)双頭刃斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)双ライトガン(+30%)肩持ちヘビーガン(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%)下手持ちへビーガン(+30%) 格闘打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%) ストラーフMk.2ラヴィーナ 防具用武器(+40%)回復補助(+40%)片手斬撃武器(+30%)双斬撃武器(+30%)両手斬撃武器(+30%)片手ライトガン(+30%)腰持ちヘビーガン(+30%)投擲武器(+30%) 双頭刃斬撃武器(-30%)両手ライトガン(-30%)肩持ちヘビーガン(-30%) ベイビーラズ 両手斬撃武器(+30%)下手持ちへビーガン(+30%)回復・支援(+30%)双斬撃武器(+25%) 片手打撃武器(-30%)格闘打撃武器(-30%)両手打撃武器(-30%) ダメージ特性 2021/6/28に神姫ごとに近接、射撃攻撃に対する特性が追加された。 ダメージの増減量は神姫ごとに上下する。 また耐性を持ってる神姫の防具にも、微量ながら耐性がついている。 (物によって特効がついてしまうかは不明) 特性なし ジルダリア、ジュビジー、ヴァッフェドルフィン、ブライトフェザー アーンヴァルMk.2、ストラーフMk.2、ラプティアス、アーティル、エーデルワイス 近接耐性 サイフォス、フォートブラッグ、ムルメルティア、ウェルクストラ、蓮華 ハーモニーグレイス 射撃耐性 紅緒、ツガル、エウクランテ、イーアネイラ、シュメッターリング、ヴァローナ ガブリーヌ 近接特効 ヴァッフェバニー 射撃特効 アルトレーネ、アルトアイネス /*コメント 名前 コメント
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《登場神姫紹介》 カガリ CV 久川 綾 タイプ蓮華の関西弁口調の神姫 性格は適当で気分屋、飄々としている …様に振舞うが抜け目なく意外と頼れる 挑発的な態度であるため、鋼牙との諍いの原因はほぼカガリの挑発から始まる 意外とマスター思いであるが表に出すことはない マスターである蓮の呼び名は「御嬢」 戦闘はマスターの指令よりも自分自身の戦術を基準と考える 合理的であれば従うが、それ以外は却下して独自行動に移る 戦闘は「楽に、的確に、スムーズに」を信条としている 装備は現在蓮華の標準装備を使用している 鋼牙 CV:浅川 悠 タイプガブリーヌ 何故かいつも喧嘩腰の態度をとる 好戦的で喧嘩っ早い こんな性格ではあるが異性に対する興味、好奇心が高い(雄也は論外) マスターである蓮に対する呼び名は「レンコン」と渾名で呼ぶ 戦闘はゴリゴリの力押し 戦術云々よりも本能と感覚と俊敏さに任せたハイスピードバトルを好む 当るも八卦当らぬも八卦である 装備はガブリーヌ標準装備 ソレイユ CV エリー・カークランドの神姫 タイプフォートブラック 戦いを好まず、公式リーグにも登録していない バトルこそ行わないまでも作業用ツールを多く所有しておりエリーの作業の手助けをする 戦いと別の生き方を選んだ神姫 カガリや鋼牙の面倒を見ることもしばしば 名前の『ソレイユ』とはフランス語で「太陽」「ひまわり」の意味 エリーがセクハラするとエリーの両頬を掴んで引き伸ばす メインページへ
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あらすじ 著 ユキ 舞台は2044年。相も変わらず平和な世界に一人の引きこもり少女がいた。 これはそんな引きこもりを克服しようと奮闘する少女と それを共に歩んでいく神姫の話―――― レールアクションや武装ランク等、様々な設定は『武装神姫 バトルマスターズMk2』をプレイしてみて考察したりそのまま引っ張ってきています。 なお、ゲームでは出ていないシステムが出たりします。 あと『武装神姫 バトルマスターズMk2』の時代設定は2041年ということにしてあります。 ※1-2にある本の内容に関しましては、ライドオン204xのあらすじから使わせていただきました ※4-3にて登場するミス・非常識についてはライドオン204xを参照 ※バリアに関しての補足説明といたしましては、通常神姫(またはリアライド時のマスター)が張ることの出来る緊急的なバリアが一般的なものになっています。クリティカルダウンの回避にしか役に立たないものでHPにダメージがいきます。 ※読んで頂いた方、できればコメントのほどよろしくお願い致します ※第十二話から読まれる方へ。11-3の最後に少しつけ足しました。第十二話から読まれる方は、そちらから読むことを推奨します 更新履歴 2012,6,5、 初投稿 2012,6,10、第二話出来ました 2012,6,10、人物紹介も載せました 2012,6,12、第三話出来ました。ちょっと2が長いです 2012,6,14、第四話出来ました。初バトルです 2012,6,16、第五話出来ました 2012,6,17、第六話出来ました。全体的にちょっと長いです 2012,6,19、第七話出来ました 2012,6,21、第八話出来ました 2012,7,8、 第九話出来ました 2012,7,14、第十話出来ました。今度は3が長いです 2012,7,24、第十話を修正しました 2012,8,2、 ちょこっと修正してみました 2012,8,3、 第十一話出来ました 2012,8,9、 第十二話出来ました 2012,8,9、 最終話出来ました 2012,8,19、全体的に場面変更線を入れました。内容は変わってません(10―3が変に途切れていたのを修正しました) 登場人物紹介 引きこもりと神姫 第一話・引きこもりデイズ1 2 3 第二話・襲撃者1 2 その夜の話 第三話・逆さまの神姫1 2 第四話・それは卒業試験なの1 2 3 第五話・νタイプ1 2 第六話・等価交換1 2 3 第七話・くるっと回って一回転1 2 3 第八話・持たざるもの1 2 3 第九話・再会と不調の間奏曲1 2 3 第十話・斬鉄剣の伝承者1 2 3 第十一話・真夏の雪1 2 3 第十二話・終わりと始まり1 2 3 最終話・私たちの未来これからの話 9月1日 おまけ 本日 - 昨日 - 総合 - ご意見ご感想など、どんどん書いて下さい! -- ユキ (2012-07-12 00 58 30) テンポが良くて読みやすいです! -- 神姫中毒 (2012-07-12 09 42 23) ひさしぶりに来れたら面白い作品が始まってて、得した気分です、切り口が又良いですよね〜楽しみにさせて頂きます -- ナナシ (2012-07-12 19 20 23) おお! 嬉しい限りです! まだまだ至らぬ点はありますが、よろしくお願いします! -- ユキ (2012-07-13 14 53 38) 10話を修正しました。ちょっと調子に乗ってやりすぎてしまいまして、すいませんでした -- ユキ (2012-07-24 14 23 12) いい小説ないかなーと探していたら神作品を見つけてしまった!やばい!おもしろすぎ!次回の話も期待してます! -- しおん (2012-07-27 09 50 20) 読みやすくて良いですが、6-3や7-2で同じ場面を別視点から書く時に、視点が切り替わったことを示す印がないとわかりづらいかなと感じました。 -- 名無しさん (2012-07-30 22 32 48) なるほど、貴重な意見ありがとうございました。まだまだ未熟故、ご指摘いただける点は色々あると思いますが、これからも読んで頂ければ幸いです -- ユキ (2012-08-01 19 43 48) 一応同じ場面を別視点で書くところに印(?)を入れてみました。他の視点変更点は何もつけてませんが、つけた方が良いですか? -- ユキ (2012-08-02 12 07 58) 上の印のことを書いた者です。分かりづらかったようなので私の好きなトミすけ氏の作品『ウサギのナミダ』を例に挙げます。1-1を読んでいただくと■や◇などが入っており、それらが入るたびに別の視点に切り替わっています。今回の修正のように露骨に誰々の視点と書く必要はありませんが、修正前の状態だと似た内容の文が不意に繰り返され読者が混乱する恐れがあると思います。(私もよく読むまで間違えて同じ文を挿入してしまったと思ってました・・・) ということが言いたかったのですが言葉が足りなかったようで申し訳ないです。長々と失礼しました。 -- 名無しさん (2012-08-02 18 31 16) 十一話の投稿、お疲れ様です。朱野君の言動が微笑ましいです。季節外れの雪とそれを不思議に思わない人々、謎が謎を呼ぶ展開で続きが楽しみです。 -- 名無しさん (2012-08-03 22 15 44) 楽しく読ませてもらってます~ 10-3 斬鉄剣のネタばらし部分なのですが、「不可」をかけたになってますが「負荷」じゃないでしょうか?お節介ですいません・・・>< -- 神姫中毒 (2012-08-06 11 52 10) ホントだ、間違ってる……。ご指摘ありがとうございました。他にも誤字、脱字等ありましたら、ご指摘していただけると有難いです -- ユキ (2012-08-06 21 42 02) 完結しない作品が多い中、凄まじいペースでの最後までの完走、お見事です。ただ一つ・・・12-3の最初のほうの「いいわけ…」の後、恐らく変換ミスだとは思いますが、ここだけは間違えちゃあいけねえ・・・! -- にゃー (2012-08-09 22 45 34) 完結お疲れ様でした〜、泣いて良いですか?神様の粋な計らいの仕業で私の涙腺決壊状態です(T^T)良い話をありがとうございました -- ナナシ (2012-08-10 01 43 29) むぅ…これは負けてられない…弟に負けっぱなしにしとくわけにはいかぬ -- rotto (2012-08-10 02 10 07) 祝完結!!見事なまでの完成度にウるっと来ちゃいました! ユキ先生の次回作にごきた・・・あれ? -- 神姫中毒 (2012-08-10 10 07 58) うっほうっ、最後の最後で誤変換してしまった。あそこでのミスはかなり痛い。ちゃんと修正しときました -- ユキ (2012-08-10 10 53 22) 完結おめでとうございます。凄まじい更新スピードでしたね、それでも手抜きは無く漫才・戦闘・成長の描写がしっかりしていました。学校に行った彼女がどうなったか…期待してもいいんですね! -- 白田黒乃 (2012-08-10 16 22 11) たくさんのコメント、ありがとうございます! 白田黒乃さん あなたの作品も読ませていただいています。次回作は製作予定です。流石に樹羽を高校に行かせてENDって言うのもアレですし、まだ色々解決してませんから。 -- ユキ (2012-08-10 23 06 38) 引き神完結お疲れさまでした!・・・これは泣くほどいい作品でした!文章力やばいですね!もしこの話の続きをやるならまたみさせてもらいますね!ともかく、お疲れさまでした!・・・自分も書こうかなぁ -- しおん (2012-08-13 01 05 20) 名前 コメント
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第三話:違法姫 『紫貴、石火の援護射撃で牽制してもらって、お前はブレードであいつを叩き斬れ。遠距離武器は違法改造されてはいるが、連射性能は改善されていない。意識して避ければそれほど驚異じゃないはずだ。むしろ奴のイリーガルとしての運動性能を活かした接近戦を注意しろ』 「了解!」 紫貴は石火にアイコンタクトすると、彼女が放ち始めるアサルトカービンによる援護射撃の中、ブレードによる突撃を始める。 アーンヴァルはユニホーンの再生能力によって石火の攻撃を気にも止めず、そのまま、レイディアントボウをもう一度、放つ。 矢は接近を試みようとしている紫貴に向かっていくが、俺の忠告を聞いていた紫貴はそれをぎりぎりで避ける事で攻めの勢いを押し殺すことなく、前に進んでいく。 アーンヴァルはそれに舌打ちした。本来のアーンヴァルの反応とはまるで違う。共通点は敬語ぐらいなものである。それも嫌みのためにしか使っていそうにない。 彼女はその直後、遠距離で倒すことを諦めたのか再びバルムンクに持ち変え、迎え打つべく構える。 接近に成功した紫貴はブレードを横薙ぎに放つ。その攻撃にアーンヴァルは上へ跳躍する事で回避し、さらに落下で勢いをつけてそのまま、急降下攻撃を仕掛けた。 紫貴はそれに気づかない訳もなく、サブアームでその攻撃を弾く。 そこに石火のアサルトカービンが放たれる。その攻撃は空中を舞うアーンヴァルを的確に捉えるが、その傷はユニホーンによって治療されてしまう。 相変わらずのチート性能である。 「市販品のくせになかなかやりますね。私の力を試しきれませんからそうでないと困るのですが」 「試す?」 「私の力をここにいる腐りきった神姫共に見せ付けて、オーナーの事をいじめる奴らに認めてもらうんです。そのためには! 神姫を一人でも多く! 潰す!!」 紫貴に話しかける中、アーンヴァルは容赦なく、バルムンクによる連続攻撃を仕掛ける。 さすがはイリーガルの運動性能であり、素早い動きに紫貴が翻弄されている。いくら試作機とは言え、性能はあくまで違法を超えるものではないのだ。 「くっ……」 紫貴はアーンヴァルの連続攻撃をブレードで防御するがイリーガルの力は強大であり、そのまま押し飛ばされる。 さらにあろう事か、レイディアントボウが背中から分離して浮き、自動的に矢を精製して、放ち始めた。 紫貴はそれをサブアームで防御したり、ブレードで切り落とすなどの迎撃に出る。石火もアサルトカービンで牽制をかけてくれているが迎え撃つにしても捌ききれておらず、疲弊していっていた。 「死ねぇっ!!」 連撃の中、アーンヴァルが突きを仕掛けてきた。武器が大振りであり、隙が生じやすい事を知っての攻撃だ。このままでは紫貴が危ない。 その瞬間、アサルトカービンではないたった一つだけの銃声がした。それはアーンヴァルの角をへし折り、彼女の攻撃を中断させた。 紫貴はその隙に後退し、銃声の方を向く。その音を放ったのはいつの間にか手に拳銃を取り戻している石火だった。紫貴によって捨てさせられた拳銃をアーンヴァルに相手にされていない事をいい事に援護射撃をしながらも探していたのだ。 「自慢の角、へし折らせてもらったよ?」 「貴様ぁ!!」 石火の軽口と一撃に激怒するアーンヴァルはスキルを発動させるかの如く、CSCの輝きを発して見せるとユニホーンを再生させた。 「嘘!?」 「あら、再生機能付きか。でも、角を折ると効果はあるみたいだから何度でもへし折るよ!」 驚愕する紫貴を尻目に軽口を崩さない石火は紫貴にアサルトカービンを返し、また、ユニホーンを狙撃してみせるが、また再生する。これではキリが無い。 「オーナー! 一体これはどういうことなのよ!? イリーガルじゃないの!!?」 『わからん。何とか考えてみるからもう少し持ちこたえてくれ』 「早くしてよ!」 「ああ。すまない」 紫貴と石火が持ちこたえる間、俺は考える。 このアーンヴァルは一体何を考えているのだろうか。話の内容からすると自分の事をバカにする奴らを見返すために神姫を狩っている様だが、こんな性能のある神姫なら、こんなことをせずにそのいじめてくる奴の神姫を直接やればいい。にもかかわらずそれをしないとなると何か理由があると考えた方がよさそうだ。 だとしてこのイリーガルは何だ? さっきからアーンヴァルの公開情報を引き出しているのだが、パーツチェックも、AI審査もしっかり合格した神姫だ。しかし、次々と再生するユニホーンのデータがない。 まるでどこからか転送されて後付けされたかの様な、あって無い物となっている。 どこの野郎かは知らんが、ハッキングをしてこの情報を書き換えているか、何か強さの種を持っているとみるのが妥当だ。何かないのか? 『紫貴。何か、あのイリーガルに普通の奴が付けていなさそうな物はないか? このイリーガル、何かタネがあるぞ』 「タネ……?」 紫貴は激しいアーンヴァルの攻撃の中、彼女の装備を確認する。バルムンク、レイディアントボウ、レイディアントアーマー一式、それと……。 「何かチョーカーを付けてるよ。紫で星っぽい形をしているのが光ってる」 俺はそれを聞いてすぐに敵の装備項目を確認する。そこにはイリーガルマインドというらしい装備の名前があった。 確かこれはイリーガルの口調を再現するための言語ロジック変更装備のはずだ。それに光るなんて仕様はなかったはず。おそらくはこれが原因と考えるのが妥当そうだ 『……そいつだ。それを何とか壊すんだ』 「うん!」 「何だって?」 「あの首のチョーカーを壊せば再生が止まるって!」 「なるほど。じゃあ、ちょっとその自慢のサブアームであの子を掴んでくれない? さすがに首で、チョーカーだけ破壊するとなると難しいからさ」 「わかった!」 石火と打ち合わせた紫貴は俺の言葉どおり、イリーガルマインドを破壊するために動き出した。 まずは戻ってきたアサルトカービンで石火と共に牽制射撃を仕掛ける。これでレイディアントボウを撃ち落せれば御の字だが、どうもそうは行かないらしく、それは意志を持つかの様に最低限の動きで致命傷を避けている。もしかすると自動発射するビットなどではなく、アーンヴァルが操る遠隔操作武器なのかもしれない。 その彼女 アーンヴァルは遠距離攻撃が二人に増えた事で迂闊に攻められなくなり、木陰に身を隠した。 さすがに単純な二対一の構図で両方とも飛び道具持ちなら迂闊に攻める事ができる訳が無い。彼女は、さすがにそれはわかっているらしい。 しかし、この状況ではよくない。紫貴がアーンヴァルを捕獲しなくては話にならない。 『紫貴、お前がメインで牽制をするんだ。ばら撒けるアサルトカービンの方がこういう時はいい』 「ええ!」 紫貴はアサルトカービンを木陰にばら撒く。その瞬間、アーンヴァルは遠隔操作していたレイディアントボウで反撃を仕掛けてきた。 しかし、大きなそれを扱う事は自分の姿を晒すに等しく、それを見た石火も攻撃に加わり、アーンヴァルにダメージを与える。 ピンポイントにアーマーによって覆われていない箇所を狙い撃つ拳銃、ばら撒く機銃が重なり、アーンヴァルは否応も無く、ダメージを受ける事を強いられる。 「くそっ……。むかつく奴らだな……」 「そりゃ、あたし達も同じさ。お互い汚い事しているしね。だからといって……サシ勝負はする気は無いけど!」 イラつくアーンヴァルの角を叫びと共に石火は折る。角は折れて地面に落ちるかと思いきや、そこに辿り着く前に消えて例によって新たな角が生えてくる。 「この女ぁ!!」 石火の挑発を受けた彼女は叫びながらバルムンクを構え、レイディアントボウに援護射撃をさせながら無謀な突撃を始めた。 石火はふざけた笑みを浮かべながら拳銃でアーンヴァルを狙わずにレイディアントボウを狙い撃つ。 精密射撃で狙ったそれは援護射撃をする空飛ぶ弓を撃ち落し、援護射撃を無効化する。 だが、それでもアーンヴァルは突撃をかける。恨みをまとって闇雲に突撃していき、ついに剣の間合いに入った。 「くらえぇっ!!」 彼女は跳躍し、上段からの急降下攻撃を仕掛ける。これが決まれば石火は一刀両断になってしまう。 「後はよろしく」 石火の言葉と共にアーンヴァルの動きは止まった。彼女は今起こっている事が理解できず、自分の姿を見た。 そこには石火の挑発によって周りが見えなくなり、その周りにいた紫貴のサブアームによって掴まれ、身動きが出来なくなっている自分がいた。何とか動こうとはするが、イリーガルのパワーをもってしても、市販品よりは出力の高い紫貴のサブアームを振りほどく事はできない。 「それじゃ、天から落ちてきてくださいな、っと!」 石火は動けないアーンヴァルの首についているチョーカー イリーガルマインドの発光部分にじっくり狙いをつけ、撃ち抜く。 放たれた銃弾はまっすぐ狙いへと導かれ、アーンヴァルの首を壊す事なく、発光部分のパーツを破壊した。 その瞬間、イリーガルマインドは砕け散り、ユニホーンもフッと幻の様に消え去った。 「これで……」 紫貴はサブアームで握りつぶす事でレイディアントアーマーをボロボロにした上でアーンヴァルを上へ放り投げ、石火もバルムンクを拳銃で弾き飛ばし、さらに本体にも射撃を加える事でダメージを加速させる。そして丸腰となった彼女が落ちてきたと同時に……。 「決着!!」 とどめのブレードで一閃し、アーンヴァルの身体に深い傷を負わせた。 「あああぁぁっ!!」 頼みの綱のイリーガルマインドを破壊され、再生能力を失ったアーンヴァルは悲鳴を上げながら地面へと転がり、倒れた。 「よし。一丁上がりだねっ」 「ええ。……あれ?」 紫貴は何かに気づいたらしく、アーンヴァルを見る。俺もそれに注目してみると彼女の身体は全身から煙があがり、体中からスパークが起きるとまるで自分の限界を超えて動いたせいでその反動が来たかの様な酷い有様になっている。 「ゲホッ! グホッ!! 痛い……! 頭が……! 助けて……!!」 力の源を破壊されたアーンヴァルは見た目どおりの重傷ならしく、苦しみ始めた。 しかもその苦しみ方は尋常じゃない。外も中もボロボロなのだから無理もないが、どうにもそれだけではなさそうだ。 「こいつは……」 おかしい。普通、神姫を撃破したとしても外的な破損はあったとしても内部からこんなに酷くはならないはずだ。 恐らくはあのイリーガルマインドが原因なんだろうが、いったい何だ? 「……紫貴。すまないが、そのアーンヴァルを石火に交渉して、彼女のオーナーの所に連れて行け。俺はアーンヴァルのオーナーを捕まえてくる」 『わかったわ』 「頼む。蒼貴、行くぞ」 「はい」 何にしてもろくな事にならないのは確かだが、少々調べてみないとならないと判断した俺はさっきから表示として見ていたアーンヴァルのデータから得られたオーナーの情報を元に蒼貴と共に探しに出かけた。まずはそのオーナーから情報を引きずり出さない事には話にならない。 それに何としてでもそのオーナーを捕まえなければとんでもない事になる。そう、思えた。 戻る -進む
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虹裏神姫キャラ全集 << 神姫以外のキャラクター達 >> ひこにゃん 「ふるふるふるふる(中の人など居ない的なポーズで」 彦根市のマスコットキャラクターだったが「赤い兜で武士繋がり」という理由で武士子と絡むようになった。 働かない武士子のために甲斐甲斐しく世話をする苦労人だが、 その見た目の可愛さから他の可愛いもの好き神姫に狙われたりすることも。 斡旋山 カチカチカチ(悪子さんは俺の嫁!) 本名ミスターアッセンブル。 HENTAI待望のオリジナル野郎フィギュアとして華々しく虹裏神姫デビュー! …の筈であったが発売初日から"カレー好きの童貞"として 早くも駄目な子の烙印を押されてしまった。 同じバイク乗りのオーメストラーダ勢、特に悪子さんに気があるらしく 童貞ながら積極的にアプローチしている。 しかし上手くいった試しが無く、ホリケンライダーアークに悪子さんを奪われたり スライサーズに「えーマジ童貞!?」と馬鹿にされたりと散々な結果に終わる。 また公式設定の「カレー好き」が災いし、 HENTAIに「カレー食って寝ろ」と罵られることもしばしば。 3馬鹿MSやウナゲを押しのけて人気者になってしまった為、 彼らからは妬まれている(ただしスタゲは仲良くなろうとしているらしい)。 ちなみにカチカチカチとしか喋れない。 怖いものはカチカチ山の"お嬢さん"たちで、特にモグ波姉さんには頭が上がらないらしい。 サイバー 「バロン! ミスターアッセンブルの 生命反応が消えた!」 アッセンブル特殊部隊I.M.P.A.C.T.に所属するサイボーグヒーロー。 斡旋家最後の良心であり常識人、故にAVマニア程度のキャラ付けに留まっている。 ジャークノイドのエグゾとはAVマニアとして親しく、時折熱く語らい合うことも。 主な仕事は斡旋山の生命反応の監視。 バロン 「…そうか(パシャパシャパシャ)」 アッセンブル特殊部隊I.M.P.A.C.T.に所属するサイボーグヒーロー。 豪放磊落な性格で、武士道精神を重んじる昔気質。 …のはずだったが、ある日突然HENTAI達からロリコンの烙印を押され、 こぱちが頻繁に斡旋家に出入りするようになってから、こぱちの写真を 鬼のように撮りまくるロリコンにキャラが固まってしまったようである。 エグゾ 「やはりキンパツポニテさんはいいな…」 ジャークノイドで最初に登場した稀代の宇宙魔導師。 物理法則を捻じ曲げる力を持ちつつ、ジャークノイド唯一の良心と言える存在。 AVマニアだったり(自称魔王の)しゃらたんの部下だったりと忙しい日々を送る。 意外と面倒見のいい一面が伺えたりする。 イーグ 「「「「まおちゃんもふもふ!まおちゃんもふもふ!」」」」 ジャークノイド所属のスペースマッドサイエンティスト。 名前及び体色からか、登場直後に持っていた四重人格が全てぬこもふり化。 4つの人格が度々会合を開いているが、最後はまおちゃおの元へと駆けていく。 生物融合だの何だのという能力は既に忘れ去られている模様。 ザイン 「こぱちちゃん、こっち向いて!(パシャパシャパシャ)」 ジャークノイド第3弾のアストロ犯罪者。 どのような経緯かは不明だが、いつの間にかロリコンキャラとなっていた。 アストロ犯罪者の肩書きは伊達ではなく、バロンと共に盗撮を敢行しては ぱとりん達に追われ、スライサーズに刻まれる日々を送っている。 白獅子(コンクリさん) 「尻ばかり見てないでちゃんと仕事しろ」 通称コンクリさん。由来は足元が「コンクリ詰めで東京湾に(以下略)」に見えるため。 CHOCOパパンが製作した、ドローテアに続く神姫サイズのフィギュア。 本名はホワイトライオン。尻の食い込み具合は異常なくらいリアル。 同人誌付きフィギュアであり、神姫の手足パーツを装着することも出来る。 姉妹的存在として黒獅子、赤獅子がいる。 神姫スレでは話題に上る程度の登場でしかなく、キャラ付けなども現在は行われていない。
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《イリーガルクラッシュ》 通常罠 相手フィールド上のイリーガルが攻撃力0で墓地へ送られたとき、発動可能。 相手は1000ポイントのダメージを与える。 墓地にイリーガルクラッシュが存在する場合、更に1枚につき500ポイント のダメージを相手に与える。 part21-99 作者(2007/10/08 ID jQ8rilmo0)の他の投稿 part21-97 / part21-116 / part21-128 / part21-131 / part21-132 コメント 名前 コメント
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先頭ページへ キャラクター紹介 マイティ マイティのマスター シエン ケン アラエル 鶴畑大紀(つるはた ひろのり) クエンティン 夢卯理音(ゆめう りね) 鶴畑興紀(つるはた おきのり) マイティ マイティとシロにゃん 神姫の舞う空編の装備・ジオラマスタジオ再現 天使型MMSアーンヴァルタイプ。 マイティのマスター 都心部から少し離れたところで暮らしている三十代の男。独身。職業は不明だが、在宅勤務なのでどうやらモノ書き系の職業と思われる。 シエン 犬型MMSハウリンタイプ。 ケン シエンのオーナー。大柄で髯面で、耳と鼻と唇にピアスをしているどこかの社会不適合者のような男。職業不詳。たぶん無職。 アラエル 天使型MMSアーンヴァルタイプ。 鶴畑大紀が度重なる敗北の憂さ晴らしに、マスターの最寄のセカンドリーグセンターで使用していた。 鶴畑大紀(つるはた ひろのり) 岡島士郎と愉快な神姫達より特別出演。 武装神姫の出資その他に関わった鶴畑コンツェルン、その次男坊。金髪にオレンジのメガネをかけた肥満体。 クエンティン どちらも対マイティ戦における装備 悪魔型MMSストラーフタイプ。 夢卯理音(ゆめう りね) クエンティンのオーナー。クエンティンと同じ形の黒ぶちメガネをかけた、長い黒髪の女性。二十代後半。すこしやつれた顔立ち。 鶴畑興紀(つるはた おきのり) 岡島士郎と愉快な神姫達より特別出演。 鶴畑家長男。鶴畑コンツェルンは武装神姫開発の筆頭出資者で、神姫を世に産み落としたEDEN本社において、社外の人間でありながら強大な発言権を持つ。 先頭ページへ このページ内における神姫NETから転載された全てのコンテンツの著作権につきましては、 制作及び運営元である株式会社コナミデジタルエンタテインメントに帰属します。 (c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd. なお当ページに掲載しているコンテンツの再利用(再転載・再配布など)は禁止しています。