約 1,351,409 件
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/762.html
●イラク戦争(米国から)05Ⅱ から ●イラク戦争(米国から)05Ⅳ へ 最新の情報は、●イラク戦争(米国から)? へ イラク駐留軍 イタリア、来年中に完全撤退方針 イラク再建事業で汚職発覚、2米国人を逮捕…拡大も [読売] イラク即時撤退を主張 タカ派のマーサ米下院議員 [朝日] 英軍も残虐兵器 国防相 イラクでの使用認める [赤旗] ファルージャ攻撃で「白燐弾」、米が使用認める [読売] 選挙控えブッシュ離れ…イラク政策で身内の共和党反旗 [読売] イラク情報の操作、強く否定 ブッシュ大統領演説 [朝日] アナン事務総長がイラク訪問 フセイン政権後では初 [朝日] 米大統領、イラク戦批判は「無責任」 [日経] イラク:多国籍軍の駐留期限延長を採択 国連安保理 [毎日] 米政権、イラクとアルカイダの関係で情報操作疑惑 [朝日] 米議会 イラク情報操作疑惑で共和、民主の対立再燃 [毎日] CIA身元漏えい:イラク戦争開戦の正当性論議が再燃 [毎日] イラク:開戦以降の米兵死者2千人に AP通信など報道 [毎日] イラク駐留米軍の死者2千人に 撤退求める声強まる [朝日] イラク戦争でジャーナリストへ砲撃、米兵3人に逮捕状 [朝日] イラク駐留軍 イタリア、来年中に完全撤退方針 イタリアのベルルスコーニ首相は22日、イラクに派遣している軍に関し「2006年末(という撤退時期)について同盟国やイラク政府と話し合っている」と述べ、同年中に完全撤退させる方針を明らかにした。訪問先チュニジアでの会見で述べた。 イタリア軍は当初の人員を一部縮小したが、米英軍に次ぐ規模の2900人がイラク人治安部隊の訓練などに当たっている。ベルセリ国防次官も同日「訓練は予定通り進んでおり、来年6月以降に撤退する可能性がある」と語った。 イタリアでは来年4月に総選挙が予定されている。首相は、国民に不人気のイラク派兵が与党にマイナスに働くことは間違いないと判断しているもようだ。(共同) 毎日新聞 2005年11月23日 10時35分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051123k0000e030012000c.html イラク再建事業で汚職発覚、2米国人を逮捕…拡大も [読売] 【ワシントン=坂元隆】連合国暫定当局(CPA、2003年6月~04年6月)統治下のイラクで、国家再建事業にからんで贈収賄が広範に行われていたとの疑惑が18日、表面化した。ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト両紙の報道によると、独立の連邦捜査機関がすでに米国人2人を逮捕している。 イラク再建をめぐる汚職発覚は初めてだが、ポスト紙によると、捜査機関は今も「約50件の不正事件を捜査中」としており、占領下のイラクでの腐敗事件は、大きな波紋を呼びそうだ。 報道によると、逮捕されたのは、経理担当官としてイラク中部ヒッラのCPA事務所に勤めていたロバート・ステイン容疑者と、ルーマニアを拠点に複数の企業を経営するフィリップ・ブルーム容疑者。ステイン容疑者は04年の前半、ブルーム容疑者の会社に対し、「バース党地区支部解体」や「図書館改修工事」など合計350万ドル(約4億1650万円)以上の事業を発注し、見返りに約54万6000ドル(約6500万円)のわいろを受け取っていたとの疑いがもたれている。 これらの事業費は、接収したイラクの資産や、原油の売却金、国連からの支援金などでまかなわれており、ステイン容疑者は8200万ドル相当(約98億円)を管理していたという。わいろは、不動産や自動車、宝石の購入などにあてられていた。ステイン容疑者は1996年に米国内で詐欺で有罪となり禁固刑と罰金刑を受けていたが、CPAに採用されていた。 イラクでは来月15日に国民議会選が行われるが、移行政府の内務省構内で、イスラム教スンニ派と見られるイラク人約170人が虐待を受けていたことが今月15日に明らかになったばかり。米主導のイラク統治を巡っては、昨年春、アブグレイブ刑務所で米兵によるイラク人被拘束者虐待も発覚した。 (2005年11月18日23時18分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051118i412.htm イラク即時撤退を主張 タカ派のマーサ米下院議員 [朝日] 2005年11月18日10時57分 米海兵隊出身で「国防族」として知られるジョン・マーサ下院議員(民主)は17日、イラク問題で記者会見し、現在約15万3千人いる駐留米軍の即時撤退とイラク政策の全面的な転換を求めた。ブッシュ大統領は、期限付きの撤退は武装組織を利するだけだとして応じない方針だ。野党とはいえ、ベトナム戦争経験を持つタカ派議員による全面撤退要求は波紋を呼んでいる。 たびたび現地を訪問している同議員は、8割のイラク人が米軍駐留に反対しているという世論調査などを引用。12月中旬に予定される国民議会選挙の前に撤退を発表することで「占領の終結」を印象づけ、武装勢力に加わるスンニ派の政治参加を促すべきだと主張した。撤退完了のめどとしては、「6カ月以内が適切」と述べた。 同議員は自身のベトナム体験を踏まえ、「民衆が武装勢力の居場所を教えてくれないかぎり、ゲリラ戦には勝てない」と指摘。米兵の死者が2千人を超す中、「軍はできる限りのことをした。これ以上犠牲が続くのは忍びない」と述べた。 URL http //www.asahi.com/international/update/1118/002.html 英軍も残虐兵器 国防相 イラクでの使用認める [赤旗] 【ロンドン=岡崎衆史】イラクに約八千五百人の兵士を駐留させている英国で、政府首脳や軍高官から撤退の可能性についての発言が相次いでいます。 英紙ガーディアン十六日付は、複数の英軍司令官と国防省高官が十五日明らかにしたとして、来年五月にかなりの数の部隊の撤退がありうると報じました。同紙によると、英政府はすでに、イラク側と撤退日程について話し合いを開始。十二月のイラク国民議会選挙後、新政府との間で本格的な協議を行うといいます。 ブレア英首相は十四日、イラクのアブデルマハディ副大統領と会談後、「来年の軍撤退について協議するのは全く道理あることだ」と述べ、イラク軍が治安を担うことができるようになれば英軍撤退がありうるとの見方を示しました。アブデルマハディ副大統領も、治安の改善によっては、「来年ある程度の部分撤退を目にするだろう」と述べました。 これに先立ち、イラクのタラバニ大統領は十三日、英民間テレビITVとのインタビューで、「英軍の永久駐留を望んではいない。二〇〇六年末までにイラク軍は英軍を引き継ぐだろう」と発言。リード英国防相も同日のBBC放送で「(イラク軍への治安の引き継ぎと英軍撤退の)プロセスの来年開始が可能だ」と語りました。英軍のジャクソン参謀総長も同日、BBCで、タラバニ発言について「現実に起こりうる範囲にある」と語りました。 一方、英軍の早期撤退を求める野党自由民主党のケネディ党首は十四日、「適切で理性的な日程での軍の撤退計画について議会で話し合うべきだ」と主張しました。 ▼白リン弾 発火点が三十四度の可燃性猛毒物質白リン(別名、黄リン)を使用する残虐兵器。人間の体に白リンが付着すると皮膚や肉が燃え、気体を吸い込んでも致命傷になります。 特定通常兵器使用禁止制限条約(一九八〇年採択)の第三議定書では、物質の化学反応によって生じる火炎、熱などで人に火傷を負わせることを目的とした武器、弾薬について、民間人への使用や人口密集地の軍事目標への空からの攻撃を禁止しています。 米国は条約本体は批准していますが、第三議定書は拒否。英国は第三議定書を含めて批准しています。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-11-18/2005111807_02_3.html ファルージャ攻撃で「白燐弾」、米が使用認める [読売] 米国防総省当局者は16日、米軍が昨年11月、イラク・ファルージャを攻撃した際、発火性の強い白燐(りん)弾を使用していたことを認めた。 同弾の使用をめぐってはイタリア国営テレビが今月8日、民間人を巻き込んだ恐れがあるとして報じていた。 白燐は、空気中で自然発火しやすいことで知られる。これを使用した同弾は、化学兵器ではないが、火がつくと消しにくく人をやけどさせるとされる。 同省の報告書によると、昨年11月の戦闘で使用した際、「主に煙によって、塹壕(ざんごう)などに潜んでいる武装勢力に心理的不安を与え、外に追い出す効果があった」としている。(ワシントン支局) (2005年11月17日22時53分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051117id23.htm 選挙控えブッシュ離れ…イラク政策で身内の共和党反旗 [読売] 【ワシントン=坂元隆】米上院は15日、ブッシュ政権に対して、イラク駐留米軍削減に向けた計画を示すよう求める法案を、共和、民主両党議員の圧倒的多数の賛成で可決した。 ブッシュ大統領は、前日に「民主党指導者が過去にイラク攻撃を支持する発言をしておきながら、開戦を批判するのは無責任」と述べて、イラク戦争の正当性を訴えたが、身内の共和党にも反旗を翻された形となった。 この法案は、2006会計年度国防予算案の修正条項として、共和党が提出したもの。2006年を「イラクの完全主権への移行期」と位置づけ、イラク軍に治安維持の指導的役割を担わせることにより、「駐留米軍の段階的再配置への条件を創出すべきだ」としている。あわせて、イラク政策と軍事作戦の状況を90日ごとに議会で公表するよう政府に義務付けている。 共和党多数の上院はこれに先立ち、民主党が提出した駐留米軍の削減時期明示を求める法案は否決していた。だが、上院共和党があえて、同法案の“修正案”を提出して可決した背景には、2006年の中間選挙を控え、ブッシュ大統領自身と大統領のイラク政策に対する支持率急落を懸念する同党議員の思惑があったのは否めない。民主党のハリー・リード上院院内総務は、法案可決は「イラク政策への不信任投票」と語り、「民主、共和両党が現政権の方針ではダメだと認めたに等しい」と強調した。 議会は、2001年同時テロ以来、共和党のみならず一部民主党まで加わり、ブッシュ大統領におおむね強い支持を与えてきたが、ここ数か月、政権のハリケーン対策の不手際を非難したり、大統領側近の最高裁判事指名を撤回させたりと、“ブッシュ離れ”が目立っている。16日付ニューヨーク・タイムズ紙は、今回の法案可決は、「イラクでの作戦に対する一般市民の支持が低下するのを見て、ホワイトハウスから距離を置こうとする、大半の共和党議員と民主党議員の新たな決意の表れ」と分析した。 (2005年11月17日1時4分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20051116i218.htm イラク情報の操作、強く否定 ブッシュ大統領演説 [朝日] 2005年11月15日12時45分 ブッシュ米大統領は14日、日本訪問に先だってアラスカ州で「対テロ戦争」について演説した。イラク戦争開戦前にブッシュ政権がイラクの大量破壊兵器に関する情報を操作したとする野党民主党側からの批判に対し、民主党幹部の当時の発言を引用するなどして強く反論した。 選挙に直接関係のない演説で大統領が野党を批判するのは異例。イラクでの米兵死者の増加や副大統領首席補佐官の起訴などで、ブッシュ政権の支持率は、主要メディアの最近の世論調査で、過去最低の36~37%台に低迷しており、政権側の焦りを反映したものだ。 大統領は名指しはしなかったが、「3人の民主党幹部」の開戦前の発言として「サダム・フセインが核兵器を熱心に開発しているという疑いのない証拠がある」「フセインが権力を握っている限り、対テロ戦争は終わらない」などを引用。「武力行使に賛成した民主党議員が過去(の経緯)を書き改めようとしている」などと批判した。 イラク情報について、「ニジェールからのウラン購入疑惑」(開戦前に中央情報局〈CIA〉が信頼性に疑問を示す)、「アルミ管購入問題」(エネルギー省が開戦前に核開発とは無関係と結論)をはじめ、国際テロ組織アルカイダや9・11同時テロとの関係(米議会独立調査委員会が直接の関係なしと結論)などについても、ブッシュ政権が誇張または情報操作した疑いが出ている。 URL http //www.asahi.com/international/update/1115/006.html アナン事務総長がイラク訪問 フセイン政権後では初 [朝日] 2005年11月12日21時05分 国連のアナン事務総長が12日、イラクを訪問した。アナン氏のイラク訪問は、イラク戦争後で初めて。同日、イラク移行政府のジャファリ首相らと会談した。12月に予定されている国民議会選挙などの政治プロセスや人道支援問題などについて話し合ったという。 国連はバグダッドの国連現地本部が03年8月に爆弾テロが起きて以来、イラク国内での活動を大幅に縮小している。イラク側は人道支援などをめぐる国連の関与増大を求めている。 URL http //www.asahi.com/international/update/1112/016.html 米大統領、イラク戦批判は「無責任」 [日経] 【ワシントン11日共同】ブッシュ米大統領は11日、ペンシルベニア州の陸軍施設で「テロとの戦い」をテーマに演説し、イラク情勢の泥沼化で野党民主党側から批判が高まっていることに強く反論、開戦判断への批判は「歴史の書き換え」に等しく「非常に無責任だ」と非難した。 イラク戦争の是非をめぐり、野党側の多くも開戦容認決議に賛成しながら、今になって開戦を批判することの矛盾を突く主張だが、イラク駐留米軍撤退につながる「出口戦略」が示されないことへの国民の不満が強まっているだけに、支持を集めるのは難しそうだ。 イラク情勢、ハリケーン災害での対応の不手際、中央情報局(CIA)工作員名漏えい事件など失点が続き、40%以下に落ち込んだ支持率がさらに低下する中、大統領は「議員らに誤った非難をやめさせることが重要だ」と訴え、危機感をあらわにした。 これに対し、民主党のケリー上院議員は「政権は都合の良い情報を集めて誤った戦争に導いた」とあらためて批判した。 (09 46) URL http //www.nikkei.co.jp/news/main/20051112STXKG003612112005.html イラク:多国籍軍の駐留期限延長を採択 国連安保理 [毎日] 【ニューヨーク高橋弘司】国連安保理は8日、イラクに派遣された多国籍軍の駐留期限を来年12月末まで延長する決議案を全会一致で採択した。米英に加え、日本なども共同提案国に名を連ねた。多国籍軍駐留延長の「法的枠組み」が整ったことで、今年12月14日に駐留期限切れとなる自衛隊の派遣延長論議が活発化しそうだ。 昨年6月に採択された安保理決議では、多国籍軍の駐留は新憲法下で行われる総選挙(今年12月15日)を経たイラク新政府発足をもって失効するとされ、今年12月末が期限となっていた。今回採択された決議はこの期限を1年延長したものだ。 安保理筋によると、「イラク治安部隊の育成が終わり次第、多国籍軍は早急に撤退すべきだ」と主張するロシアをはじめ、フランスが「半年延長で十分」などと一時反発したものの、決議に「イラク政府の要求がある場合、または、来年6月15日までに多国籍軍の任務を見直す」との文言を盛り込むことで妥協が成立した。 全会一致の背景には、イラク武装勢力によるテロが頻発する治安情勢下、多国籍軍が早期撤退すればかえって治安悪化を招くとの共通認識がある。 毎日新聞 2005年11月9日 12時00分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051109k0000e030060000c.html 米政権、イラクとアルカイダの関係で情報操作疑惑 [朝日] 2005年11月07日01時19分 6日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、イラクと国際テロ組織アルカイダとの関係があるとするアルカイダ幹部の供述について、米軍の情報機関が02年2月の機密報告で「意図的に誤解させようとしている」と分析していたと報じた。ブッシュ大統領やチェイニー副大統領らは03年3月のイラク戦争開戦の前、この幹部の供述を根拠にイラクとアルカイダの関連を強調しており、政権による新たな「情報操作」の疑惑が浮上した。 同紙がレビン上院議員(民主)を通じて入手した機密解除済みの文書によると、信頼性に疑問が出ていたのは、パキスタンで01年に拘束されたアルカイダの軍事訓練指導者イブン・シェイク・リビ容疑者の発言内容。同容疑者は旧フセイン政権について「アルカイダによる生物・化学兵器開発を支援している」と供述していた。 ブッシュ政権の高官らは、同容疑者の供述内容についてイラクとアルカイダを結びつける「信頼できる証拠」と主張。ブッシュ大統領は02年10月の演説で「イラクがアルカイダのメンバーに爆弾製造の訓練をしていることをつかんだ」と発言していた。しかし、米同時多発テロ事件の米議会独立調査委員会は04年6月の報告書で「信頼できる証拠はない」と結論づけている。 今回明らかになった機密報告は、同容疑者の供述の信頼性について、情報機関が早くから疑問を抱いていたことを示すものだ。レビン議員は、ブッシュ政権がイラク戦争を正当化するために開戦前の情報を操作したことを示す新たな証拠だと主張している。 URL http //www.asahi.com/international/update/1107/002.html 米議会 イラク情報操作疑惑で共和、民主の対立再燃 [毎日] 【ワシントン和田浩明】米中央情報局(CIA)工作員身元漏えい事件を機に、イラク戦争での情報操作疑惑をめぐる米国の共和、民主両党の対立が再燃し、1日、米上院の審議が一時混乱した。リード民主党院内総務は同疑惑の上院委員会による調査の停滞に抗議し、本会議の秘密会への変更を求める動議を提出、審議は約2時間非公開に。フリスト共和党院内総務は「議事のハイジャックだ」と民主党を激しく非難した。 民主党の異例の行動は、来年の米議会中間選挙もにらみ、漏えい事件で打撃を受けたブッシュ政権を、手段を選ばず追撃する意向の反映だと言える。同党のダービン議員は「調査が進まなければ毎日でも動議を出す」とまで発言。共和党側は一方的な秘密会要求に激しく反発したが、両党の議員6人が調査の進行状況を確認、14日までに上院に報告することに同意した。 ブッシュ政権はフセイン政権の大量破壊兵器の脅威を大義としてイラク戦争を断行したが、戦後の米調査でも大量備蓄は発見されなかった。このため、開戦を承認した上院では情報特別委員会がイラク情報の収集・分析体制を調査。昨年7月にCIAを厳しく批判する報告書を公表した。同委は調査の第2段階として、ブッシュ政権幹部による収集情報の使用方法まで踏み込む予定だったが、「1年以上も進んでいない」(同委のロックフェラー民主党議員)状態だった。 1日は財政赤字削減関連法案の審議中だった本会議で、リード院内総務が同委のロバーツ委員長(共和党)を「情報を継続的に操作したブッシュ政権を守るため、(調査継続の)約束を破った」と非難、審議の秘密会への移行を求める動議を提出、民主党のダービン議員が支持し、審議は非公開となった。この間、記者や傍聴人、議員スタッフなども退場させられ、議員らも携帯電話などを取り上げられた。議席の過半数を占める共和党は結局、公開審議に戻す動議を通した。 毎日新聞 2005年11月2日 11時31分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051102k0000e030043000c.html CIA身元漏えい:イラク戦争開戦の正当性論議が再燃 [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米政権のイラク政策に影響を与えてきたリビー副大統領前首席補佐官が中央情報局(CIA)工作員身元漏えい事件で起訴されたことで、米国内ではイラク戦争開戦の正当性をめぐる論議が再燃し始めている。身元漏えいの目的は、ブッシュ政権の「開戦の大義」に挑戦した元外交官の信頼性をくじくことだったが、今後、事件の裁判では逆に、その大義を「情報操作」で支えようとした政権中枢の信頼性が問われることになる。 ウィルソン元駐ガボン大使の妻がCIA工作員だと暴露されたCIAリーク事件の本質は、ブッシュ政権中枢がいかなる判断で大量破壊兵器の存在を開戦の大義にしたかということだ。元大使が否定した「イラクがニジェールからウラン購入を試みた」という情報は、世論にイラクの大量破壊兵器計画の存在をアピールする上で、ブッシュ大統領の一般教書演説(03年1月)の核心部分だった。 CIAが当初からこの情報を重視していなかった事実などから、政権中枢の「情報操作」疑惑は消えない。漏えい事件の根底にあるのは「イラク戦争をめぐる政治的、政策的な争い」(ウォールストリート・ジャーナル紙)というのが一般的な見方だ。 03年3月の開戦以来の米兵死者数が2000人を超えたことも重なり、これまで沈黙していた有力者も政権批判を始めた。その1人でパウエル前国務長官の首席補佐官だったローレンス・ウィルカーソン氏は最近の講演で、重要な外交政策が「チェイニー副大統領とラムズフェルド国防長官の陰謀団」に乗っ取られていると批判した。 国務省高官も毎日新聞に対し、ブッシュ政権では「少人数の側近グループが(官僚による)プロセスを無視して外交に介入してくる」と不満を漏らした。同高官は苦境に立つブッシュ大統領の「ボタンの掛け違い」は、単独行動主義的な開戦に慎重だったパウエル前国務長官の発言に耳を貸さなかったことだと指摘している。 毎日新聞 2005年10月31日 11時32分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051031k0000e030032000c.html イラク:開戦以降の米兵死者2千人に AP通信など報道 [毎日] 【ワシントン及川正也、カイロ高橋宗男】米国防総省は25日、イラク中部サマラで負傷、帰国した米陸軍曹長がテキサス州の陸軍病院で死亡したと発表した。AP通信とロイター通信などは曹長の死亡により03年3月のイラク戦争開戦以降の米兵死者が2000人に達したと報じた。 イラクでは国民投票により憲法案が承認され政治プロセスが進展する一方、反米武装勢力の攻撃で米兵死者に歯止めがかからない状況が続いており、支持率低迷に苦しむブッシュ政権にとって大きな政治的打撃となるのは必至だ。 同省によると、同曹長は今月17日、サマラの路上に仕掛けられた爆弾の爆発で負傷し、帰国後の22日に死亡した。AP、ロイター両通信によると開戦から約2年7カ月で死亡した米兵2000人のうち、9割以上が03年5月のブッシュ大統領の大規模戦闘終結宣言後の死者。 一方、米英などの研究者らで作る非政府組織(NGO)「イラク・ボディー・カウント」が報道などを基に集計したイラク人の民間人死者数は開戦以来、少なくとも2万6690人、最大で3万51人(今月19日現在)に上っている。 また、イラク内務省当局者がロイター通信に語ったところによると、今年1月から9月までに武装勢力の攻撃で死亡したイラク人は4308人。内訳は民間人2976人、警官956人、兵士376人で、民間人の犠牲が約7割を占めている。 毎日新聞 2005年10月26日 10時32分 (最終更新時間 10月26日 11時07分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051026k0000e030024000c.html イラク駐留米軍の死者2千人に 撤退求める声強まる [朝日] 2005年10月26日12時02分 米国防総省は25日、路上爆弾で負傷した米兵の1人が収容先のテキサス州で死亡したと発表し、駐留米軍の死者数は03年のイラク侵攻以来2000人に達した。憲法案の承認など政治プロセスの進展とは別に、バグダッド市内では24日にもパレスチナホテル周辺で連続爆破テロが起きるなど、治安情勢が好転する気配は見えていない。野党民主党からは撤退の日程を求める声が一段と強まっている。 ブッシュ米大統領は同日、ワシントンの米軍基地で兵士の夫人らを前に演説し、「今後の困難について過小評価すべきではない」と述べ、治安情勢がなお厳しいことを認めた上で「犠牲となった兵士に名誉を与えるためには、任務を完了させ、自由の拡大によって平和の礎を築くことだ」と述べ、米軍撤退に改めて難色を示した。 これに対し、野党民主党側からは「政府の政策は兵士の犠牲に値するものでなければならないが、残念なことにそうなっていない」(ケネディ上院議員)、「米軍が事実上無期限に駐留し、撤退日程を示せないことで、武装勢力を勢いづかせている」(ファインゴールド上院議員)などと批判が相次いでいる。ファインゴールド氏は米軍を年末までに撤退させるべきだと主張している。 イラク情勢や、ホワイトハウス高官の情報漏洩(ろうえい)疑惑などを受けてブッシュ大統領の支持率は低下したままだ。この日発表された米CNNなどの共同世論調査では、現時点で大統領選が実施された場合、55%が民主党候補に投票すると回答し、ブッシュ氏支持の39%を上回る結果になっている。 ブッシュ氏は演説で、憲法案承認をめぐる国民投票について、1月の国民議会選挙より多くのスンニ派が投票に参加したことや、投票前後のテロ攻撃が比較的少なかったことを挙げ「イラク国民は過激主義と暴力に対して団結する民主主義を築くための決意を改めて示した」と高く評価した。25日午後には、訪米中のバルザニ・クルド民主党(KDP)議長とホワイトハウスで会談し「米国は、自由で民主的なイラクを求める(イラクの)国民とともに立つ」と支援の継続を約束した。 URL http //www.asahi.com/international/update/1026/009.html イラク戦争でジャーナリストへ砲撃、米兵3人に逮捕状 [朝日] 2005年10月20日19時08分 イラク戦争中の03年4月、バグダッド市内のパレスチナホテルを米軍の戦車が砲撃し、スペイン人テレビカメラマンら報道関係者2人が死亡した事件で、スペイン全国管区裁判所は19日、砲撃を命令、実行した米兵3人について殺人などの容疑で逮捕状を出した。スペインのメディアが報じた。 カメラマンの遺族の請求で同裁判所の予審判事が事件を捜査。米国内での兵士に対する事情聴取を求めた。だが米側が協力を拒んだため、逮捕状発行に踏み切ったという。 米軍は「イラク側の攻撃に対する反撃で、交戦規定にのっとった行為だ」として責任を否定する報告書をすでにまとめており、兵士の逮捕には応じないと見られる。 URL http //www.asahi.com/international/update/1020/008.html
https://w.atwiki.jp/utkv/pages/25.html
【iraku-sensou】名詞 2003年の文化祭?にインディが制作したインスタレーション。 utkv?から世界に平和をというメッセージを込めて、「トマトホーク?」などの平和的兵器を開発した。 しかし、車椅子で見に来てくれた客が地雷を踏んでしまうため進めないという、バリアフリーの対策を怠ってしまった緊急事態のため 一部はすぐに撤去された。 [関連語]インディ
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/341.html
0909 米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定 [読売] 0905 米英兵計12人死亡 イラクで3、4日の2日間に [朝日] 0902 米軍、アブグレイブ刑務所を閉鎖・返還 バグダッド [朝日] 0804 イラク「内戦の可能性も」 米中央軍司令官が認める [朝日] 0704 イラク強姦殺人事件、元米兵を起訴 [朝日] 0622 米海兵隊、イラク市民殺害で隊員ら8人起訴 [朝日] 0616 イラク虐殺疑惑:民間人の遺体から米海兵隊装備の銃弾 [毎日] 0616 イラク戦争、兵士などの米死者2500人に [朝日] 0614 閣僚も出し抜く情報管制 ブッシュ電撃訪問の裏側 [朝日] 0613 米大統領:バグダッドを電撃訪問 対テロの成果アピールか [毎日] 0613 米イラク協議 大統領、ザルカウィ殺害受け政策など助言 [毎日] 0612 イラク英軍撤退要求イラン攻撃阻止など確認 英反戦団体が総会 [赤旗] 0610 イラク米軍削減「年内に10万人規模」断念 [読売] 0610 米軍 イラク派遣 現役将校が拒否 [赤旗] 0609 米政権 大統領山荘でイラク政策協議へ [毎日] 0608 ザルカウィ殺害 反テロ成果も、イラク新政府に多くの難問 [毎日] 0608 ザルカウィ殺害 「一つの勝利だ」ブッシュ大統領が声明 [毎日] 0608 ザルカウィ幹部を殺害 米イラク合同空爆で [朝日] 0608 米殺害疑惑:イラク・ハディサで民間人被害…暗い影落とす [毎日] 0605 「ソンミ村以来の虐殺」 駐イラク米軍疑惑で米誌 [共同] 0603 米兵の市民虐殺容疑、捜査の結論公開を確約 米国防長官 [朝日] 0602 米軍が妊婦と母親を射殺、11人殺害の映像も イラク [朝日] 0602 イラク駐留米軍に「道徳教育」 虐殺疑惑で異例の措置 [読売] ●イラク戦争(米国から)06Ⅰ から続く 0909 米上院報告書、イラク開戦前の機密情報を全面否定 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】米上院情報特別委員会は8日、イラク戦争の開戦前に米政府が持っていたフセイン政権の大量破壊兵器計画や、国際テロ組織アル・カーイダとの関係についての情報を検証した報告書を発表した。 報告書は「フセイン政権が(アル・カーイダ指導者)ウサマ・ビンラーディンと関係を築こうとした証拠はない」と断定、大量破壊兵器計画についても、少なくとも1996年以降、存在しなかったと結論付けた。 ブッシュ政権が2003年当時、中央情報局(CIA)などの情報をもとに挙げた開戦理由がことごとく覆された形で、米軍イラク駐留の是非をめぐる論議にも影響を与えるとみられる。 報告書によると、今年6月に米軍の攻撃で死亡したヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者が02年5月~11月にバグダッドに滞在していたことは確認されたが、元大統領フセインは保護するのでなく、逆に所在を突き止め、拘束しようとした形跡があるとしている。さらに、フセインはアル・カーイダを警戒し、幹部との会合を拒否していた事実も確認された。 イラクの大量破壊兵器計画についても、パウエル国務長官(当時)が国連安全保障理事会で説明した移動式の生物兵器製造施設や、ウラン濃縮用とされたアルミ管の疑惑を全面否定した。 報告書を受け、民主党のカール・レビン上院議員は「ブッシュ・チェイニー政権の民意を欺く偽計が明るみに出た」と政権批判を強めた。 これに対し、ホワイトハウスのスノー報道官は「新しい事実は何もない」と静観の構えだが、報告書は、イラク戦争を最大の争点とする11月の中間選挙の論議に一石を投じることになりそうだ。 (2006年9月9日10時53分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060909it02.htm 0905 米英兵計12人死亡 イラクで3、4日の2日間に [朝日] 2006年09月05日09時21分 イラクで3、4両日、米兵10人と英兵2人が死亡した。うち11人は武装勢力の攻撃で死亡し、1人が事故死だった。イラク人同士の宗派対立が激化する中で、米英軍がこれだけ集中的に被害を受けるのは、最近では珍しい。 米軍発表やAFP通信によると、4日に米兵1人が路上の仕掛け爆弾で死亡したほか、南部バスラ近郊で英兵2人が路上爆弾で死亡し、1人が重傷を負った。 3日には、西部アンバル州で4人、北部モスルで1人、中部バクバで1人、バグダッド東部で2人の米兵計8人が死亡した。うち4人は路上の仕掛け爆弾が原因だった。 URL http //www.asahi.com/international/update/0905/001.html 0902 米軍、アブグレイブ刑務所を閉鎖・返還 バグダッド [朝日] 2006年09月02日20時16分 米兵によるイラク人虐待の舞台になったバグダッド郊外のアブグレイブ刑務所が閉鎖され、イラク側に1日に返還されたと、イラク政府報道官が2日発表した。旧フセイン政権時には拷問の場所としても知られた同施設の今後の使途について、イラク政府が検討中という。 AP通信によると、米軍はバグダッド西部に6000万ドル(約70億円)を投じて新たな拘置所を建設。アブグレイブ刑務所内のイラク人は8月15日までにそこへ移送されたという。米軍報道官は、現在も同国内で約1万3000人を拘束していることを明らかにした。 同刑務所では、米兵たちが拘置中のイラク人に暴行を加えたり、屈辱的な行動を強制したりしたことが証拠写真とともに04年に発覚し、世界から非難を浴びた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0902/015.html 0804 イラク「内戦の可能性も」 米中央軍司令官が認める [朝日] 2006年08月04日15時33分 米軍で中東地域を統括する中央軍のトップ、アビゼイド司令官は3日、上院軍事委員会の公聴会で証言し、レバノン情勢を踏まえて「これほど不安定で危険な状態はめったに見たことがない」と警告した。イラクで吹き荒れる宗派間対立による衝突についても、「特にバグダッドで、恐らく過去最悪の状態に達しており、もし今止めなければ内戦に突入する可能性がある」と認めた。 アビゼイド司令官は、イランがレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラに射程の長い巡航ミサイルなどを提供することで、「この地域のどんな武装組織にもないような、国家に準じる力を与えている」と分析。「レバノン政府軍は、装備と訓練の両面で向上が必要だ」と指摘し、米国が支援する用意があることを表明した。 また、「時間をかければヒズボラの武装解除は可能だが、そのためにレバノン政府は国際部隊の支援を必要とする」として、国際部隊は「可能な手段は何でも使うことができる強大な権限を持たなければならない」との見解を示した。 イラク情勢については「今後5年で安定に向かうと思う。今年の残りの期間で最も重要なのはバグダッドの治安を制御下に置くことだ」と語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0804/011.html 0704 イラク強姦殺人事件、元米兵を起訴 [朝日] 2006年07月04日11時11分 イラク中部マフムディヤで今年3月に米兵らがイラク人女性をレイプしたうえ、女性を含む一家4人を殺害した疑いが持たれていた事件で、ノースカロライナ州所在の米連邦検事事務所は3日、主犯格とみられる元陸軍兵士スティーブン・グリーン被告(21)を強姦(ごう・かん)殺人罪で起訴した。この事件が刑事事件として扱われるのは初めて。 AP通信によると、被告とほかの兵士3人は、犯行当日、飲酒した上で、以前から検問で目を付けていた女性の家に、制服から目立たない服装に着替えて向かった。グリーン被告が、女性の妹とみられる幼い女の子を含む家族3人を銃で撃ち殺したとされる。その上で、もう1人の兵士と女性をレイプしてから、女性も射殺し、現場に火を付けて逃げたとみられている。被告は「人格障害」を理由に除隊処分になり、帰国していた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0704/008.html 0622 米海兵隊、イラク市民殺害で隊員ら8人起訴 [朝日] 2006年06月22日10時40分 米海兵隊は21日、イラク中部ハムダニヤで市民1人が殺害された事件に関連し、海兵隊員7人と海軍衛生下士官1人を誘拐や殺害などの罪で起訴したと発表した。予備審問を経て軍法会議にかけられる見通しで、死刑になる可能性もあるという。イラク駐留米軍の市民殺害疑惑が相次いで発覚しているが、実際に起訴に至ったことで批判が改めて強まりそうだ。 米メディアによると、4月に海兵隊員らがイラク人男性を自宅から連れ出し、射殺した疑いがもたれている。遺体のそばに自動小銃やスコップを置き、被害者が道路わきに爆弾を仕掛けていたように見せかける偽装工作も行われていた。会見した海兵隊の担当者は事件の詳細は明かさなかったが、「全員に対して計画的殺害の罪を問う十分な証拠がある」とした。 被告の一人の弁護士はロイター通信に対して「依頼人は無実」と主張。捜査側が長時間取り調べをするなどして証言を強要したとしている。 イラク駐留米軍には、昨年11月に西部ハディサで女性や子供ら24人を殺害した疑いも浮上している。仕掛け爆弾が爆発した現場そばの住居を海兵隊が捜索した際に射殺したとされるが、軍内部の当初の報告では市民は爆発によって死亡したとされていたという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0622/011.html 0616 イラク虐殺疑惑:民間人の遺体から米海兵隊装備の銃弾 [毎日] 【カイロ高橋宗男】イラク西部ハディサで昨年11月に起きた米海兵隊員による民間人虐殺疑惑で、ハディサ病院のワヒード院長はこのほど、「被害者(民間人)の遺体から海兵隊が装備する銃弾が見つかった」と証言した。毎日新聞の依頼で現地入りしたイラクの「アルシャルキヤ・テレビ」のアフサン記者に語った。また別の医師は、海兵隊が医師らに「かん口令」を敷いていたことを明らかにした。 ワヒード院長は「米軍とトラブルを起こしたくない」と当初は証言を拒んだ。しかし「これだけは言っておきたい」とした上で、複数の遺体から海兵隊装備のM4カービン銃の銃弾が発見されたと明らかにし、「これは事故ではなく犯罪だ」と強調した。 米軍は昨年11月、海兵隊車両近くで路肩爆弾が爆発し、海兵隊員1人とイラク人15人が死亡、交戦で武装勢力8人を殺害したと発表した。その後疑惑が表面化し、現在海軍犯罪調査局が調査を続けている。 米軍発表は武装勢力を殺害したとしているが、民間人の複数の遺体からもM4カービン銃の銃弾が発見されたとの証言は、米軍の虐殺を裏付けるものだ。同院長は米タイム誌に「ほとんどの被害者は至近距離から頭や胸を撃たれていた」と述べている。 また、同病院の別の医師は匿名を条件に、事件翌日に病院の医師全員が院長室に集められ、海兵隊員2人から「事件についての情報をメディアに話してはならない」と指示されたと明らかにした。海兵隊員は「指示に背く者は拘束する」と警告したという。 毎日新聞 2006年6月16日 3時00分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060616k0000m030189000c.html 0616 イラク戦争、兵士などの米死者2500人に [朝日] 2006年06月16日10時23分 米国防総省は15日、イラク戦争での米軍兵士・国防総省文民職員の死者総数が同日朝の段階で2500人に達したと発表した。大統領自らが現地入りし、イラク・アルカイダ機構の指導者ザルカウィ容疑者の殺害やイラク正式政府の組閣完了を歓迎したばかりのブッシュ政権にとっては、過酷な現実を改めて突きつけられる数字だ。 このうち、戦闘・敵対行為による死者は1972人、残る528人は事故や病死など。03年5月1日のブッシュ大統領による「大規模戦闘終結」宣言以降の戦死者が1857人と、全体の約4分の3を占める。文民職員の死者は7人だった。 負傷者は総計で1万8490人。うち8501人は、72時間以内に任務に復帰できなかった重傷とされている。 URL http //www.asahi.com/international/update/0616/003.html 0614 閣僚も出し抜く情報管制 ブッシュ電撃訪問の裏側 [朝日] 2006年06月14日12時23分 12日午後8時前、米大統領山荘キャンプデービッド。日中のイラク問題政府高官協議後、夕食後も閣僚数人が話し合いを続けていた。ブッシュ大統領は、疲れたので寝る前に読書をしたいと述べ、その場を立ち去った。だが、本当の行き先は寝室ではなくイラクだった――閣僚すら偽装の「駒」に使う情報管制を敷いてこぎつけた2度目のイラク電撃訪問。代表取材団のリポートからは、リスクは最小限に抑えつつ、国民向けに「前向きな話」を演出したいブッシュ政権の事情が浮き彫りになってくる。 代表取材に応じたバートレット大統領顧問によると、訪問の構想自体は、イラク正式政府が組閣を終え次第できるだけ早く実施しようと、6人の側近だけの間で温められていたという。 事前に知らされたのは副大統領以外にはライス国務長官、ラムズフェルド国防長官だけ。そのほかの閣僚たちは出し抜く形で、普段使う大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」とは違うヘリに乗り、大統領は専用機が待つアンドリュース空軍基地に向かった。 そこまで極秘にイラク行きを決行しても、伝えるメディアがいなければ大統領にとっては意味がない。代表取材に声をかけられた米国の記者たちは前日になって、レストランやカフェ、個人の家などに呼び出され、直接告げられたという。 他人には一切、配偶者にも口外しないよう命令され、「不在になると会社に気づかれるか」と聞かれた記者も。あらかじめバージニア州北部のホテルに缶詰めにされ、携帯電話を取り上げられてから、アンドリュース基地へと案内された。 大統領専用機「エアフォース・ワン」は格納庫のすぐそばに、目立たないよう駐機されていた。後部の出入り口から、野球帽のブッシュ大統領が入ってきて、得意げに叫んだ。「大統領が乗っているぞ」。午後9時7分、専用機は夜陰に乗じイラクへと離陸した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0614/011.html 0613 米大統領:バグダッドを電撃訪問 対テロの成果アピールか [毎日] 【カイロ高橋宗男】ブッシュ米大統領は13日、バグダッドを電撃訪問し、イラク政府のマリキ首相や主要閣僚と会談した。ブッシュ大統領は席上、「米国は約束を守る」と強調し、イラク政府に対する最大限の協力を確約した。大統領のイラク訪問は03年11月以来、2度目。 今回の訪問はイラク正式政府の本格始動と「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いたザルカウィ容疑者の殺害作戦の直後にあたり、イラク戦争とテロとの戦いの両面での成果をアピールするのが狙いとみられる。 イラクからの報道によるとマリキ首相は「我々は必ず成功する。テロリストとすべての困難を打ち負かさねばならない」と決意を強調。大統領は「イラクの将来はあなたたちの手中にある」と応えた。 米政府はブッシュ大統領の13日の予定として、ワシントン郊外のキャンプデービッド山荘からマリキ内閣とのテレビ電話会議に参加すると発表していた。テレビ会議は大統領がマリキ内閣側に加わり、チェイニー副大統領ら米政権主要閣僚との間で行われた。 毎日新聞 2006年6月13日 23時05分 (最終更新時間 6月14日 1時33分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060614k0000m030149000c.html 0613 米イラク協議 大統領、ザルカウィ殺害受け政策など助言 [毎日] 【キャンプデービッド(米メリーランド州)笠原敏彦】ブッシュ米政権は12日、ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで2日間の日程で今後のイラク支援策の協議を始め、正式政府発足後の治安情勢の評価や石油資源を復興に役立てる方策などを検討した。ブッシュ大統領はこの日の協議終了後、報道陣に対し、イラクの近隣国を中心に国際社会が「新たな民主国家」の支援を強化するよう訴えた。 バグダッドとテレビ電話で結んだ協議では、ハリルザド駐イラク米大使やケーシー駐留米軍司令官らがブッシュ政権首脳に対し、マリキ政権本格始動と「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いたザルカウィ容疑者の殺害を受けた最新情勢の説明と今後の政策への助言を行った。ケーシー司令官はイラク駐留米軍の削減については勧告しなかったという。 記者説明を行った政府高官によると、治安情勢では特にバグダッドと南部バスラに焦点が当てられ、「いかにバグダッド周辺で治安部隊を強化するか」などで検討が行われた。協議の狙いは「マリキ政権の(復興)計画を支援する」ことだと説明した。 ブッシュ大統領は協議後、「イラクの成功は新政府が国民に応える能力次第だ」と指摘し、恵まれた石油資源を「国民に役立てる最善の方法で新政府にいかに助言するか話し合った」と明かした。また、各国がイラクに約束した総額130億ドル(1兆4800億円)の支援を実施に移すよう求め、「イラクの近隣国はもっと支援する必要がある」と主張した。 米国には石油高騰で潤うアラブ産油国の一層の支援を求める声が強い。13日はブッシュ政権とマリキ内閣のテレビ会議が行われる。 毎日新聞 2006年6月13日 10時06分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060613k0000e030025000c.html 0612 イラク英軍撤退要求イラン攻撃阻止など確認 英反戦団体が総会 [赤旗] 【ロンドン=岡崎衆史】英反戦団体「戦争ストップ連合」は十日、ロンドン市内で年次総会を開き、イラクからの英軍の即時撤退を求めるとともに、イランへの新たな戦争の動きを阻止し、英国内での市民的自由の抑圧に反対する運動を強化する方針を決定しました。 同連合は二〇〇一年九月、対米同時テロ後の戦争の危機の高まりを受け、戦争の阻止と平和の実現を目的に結成され、年次総会は今回で五回目。イラク戦争開始直前の〇三年二月にはロンドンで二百万人のデモを実現し、その後も大小さまざまな運動を継続的に組織するなど、反戦運動体として力をつけるなかでの総会となりました。 会議であいさつしたアンドルー・マレー議長は、イラク西部ハディサで米海兵隊員が多数のイラク人を殺害した事件について、「米軍によるイラク民間人虐殺の非常に醜い氷山の一角だ」と非難。米軍だけでなく、英軍もイラク南部で住民抑圧を行っていると指摘し、イラクからの外国軍の即時撤退を求めました。 核軍縮運動(CND)のケート・ハドソン議長は核開発問題を理由にしたイラン攻撃について、「イランだけでなく中東全域を破滅に導く」と警告。「真に危険なのは、核兵器をもたない国に対し、これまで唯一核兵器を使用した米国だ」とし、イラン攻撃の可能性を排除しない米国を批判しました。 会議は二十の決議を採択。イラクからの英軍の即時撤退、米英によるイラン攻撃反対、テロ対策の名の下での市民的自由の侵害やイスラム教徒迫害の停止、英国政府による核軍縮の実施と核先制使用政策の放棄などを掲げて運動を進めることを決めました。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-12/2006061207_01_0.html 0610 イラク米軍削減「年内に10万人規模」断念 [読売] 【ワシントン=五十嵐文】9日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、ブッシュ米政権は、現在約13万人のイラク駐留米軍を年末までに10万人規模に削減する計画を断念した。 大統領は週明けに新たな米軍撤退計画を含むイラク政策を主要閣僚らと協議するが、政府高官や軍関係者は、削減が順調に進んだとしても、11万~12万人にとどまるとの見通しを示しているという。 支持率低迷に苦しむブッシュ大統領は、11月に中間選挙を控えていることもあり、イラク駐留米軍の早期削減を進めたい考えだが、8日に発表されたヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者の死亡を受けても、治安改善への明確な道筋は描けないのが現状だ。 (2006年6月10日12時31分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060610it04.htm 0610 米軍 イラク派遣 現役将校が拒否 [赤旗] 【ワシントン=山崎伸治】「陸軍将校としての私の結論は、イラク戦争が道徳的に誤っているだけでなく、米国の法律を大いに侵害しているということです」―米陸軍のエーレン・ワタダ中尉(28)は七日に記者会見し、イラクへの派遣を拒否することを公に表明しました。 イラク戦争開始以来、約七千九百人の米兵が派遣命令を拒否し、「逃亡者」となっていますが、現役の将校がイラクへの派遣を拒否したのは、ワタダ氏が初めてです。 ハワイ州出身のワタダ氏は現在、フォート・ルイス(ワシントン州)に駐屯する陸軍第二歩兵師団第三旅団の最新鋭部隊「ストライカー旅団戦闘チーム」に所属。同部隊は今月末にもイラク北部モスルに派遣される予定です。 地元紙などによると、ワタダ氏は大学卒業後の二〇〇三年に入隊、イラク派遣を準備する中で戦争に疑問を抱きました。死亡した米兵の葬儀で、悲しむ家族、特に子どもの姿を目の当たりにして、「これ以上黙ってはいられない」と決意したといいます。 今年一月にイラク戦争に抗議して派遣を拒否し、辞職願を提出しました。しかし陸軍はそれを認めず、同氏も撤回する意思のないことから、軍法会議にかけられることになります。 記者会見で同氏は、「私が従わねばならないのは、心の中でも法的にも憲法であって、不法な命令を下す人たちではありません」と派遣命令をきっぱり拒否しました。 ワタダ氏支持の動きは米国の反戦・平和運動にも広がっています。反戦イラク退役軍人会はインターネットのホームページで、同氏の軍法会議でのたたかいを支援するよう呼びかけています。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-09/2006060907_01_0.html 0609 米政権 大統領山荘でイラク政策協議へ [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米政権はイラク正式政府の完全発足を受け、来週初め、ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで2日間にわたりイラク政策を協議する。米国にとり、マリキ内閣の治安担当閣僚の決定と、治安混迷の象徴だった「イラクの聖戦アルカイダ組織」のザルカウィ容疑者の殺害は二重の「追い風」だ。しかし、ブッシュ政権は駐留米軍の大幅削減には慎重姿勢を崩しておらず、スノー大統領報道官は「撤退日程は(来週初めの協議での)論議対象でない」と説明している。 米国にとってザルカウィ容疑者の殺害は、03年末のフセイン元イラク大統領拘束以来のイラク戦争での「目に見える成果」だ。残忍なテロでイラクの政治プロセスの転覆を狙ったザルカウィ容疑者の死亡発表(8日)は、各派の対立で混迷を極めた国防相ら3閣僚人事の決着・議会承認(同日)という政治プロセスの完結に重なった。 しかし、ブッシュ大統領の声明は「イラク新政府が闘いの流れを変える機会だ」と抑制的だった。大統領が前日(7日)夕にザルカウィ容疑者殺害を知らされた際の反応についてスノー報道官は「安堵(あんど)感」と説明した。政治プロセスの進展とは裏腹に、改善の決め手を欠く治安情勢についての危機感の深さを浮き彫りにするものだ。 ブッシュ政権は約13万人の駐留米軍を年内に10万人まで削減したい思惑で、11月の中間選挙に向けて発表のタイミングを探っているとの見方もある。しかし、5月末にはイラク西部での治安悪化に対処するため部隊1500人の増派を余儀なくされており、米世論の撤退への期待感が高まる事態を警戒している。 ブッシュ大統領は12日、まずキャンプデービッドにライス国務長官、ラムズフェルド国防長官ら主要閣僚らを集めてイラク政策を話し合う。翌13日には山荘とバグダッドを衛星回線で結び、マリキ内閣とテレビ会議で今後の支援体制などを話し合う。会議は内閣本格始動に合わせて予定された。 毎日新聞 2006年6月9日 21時31分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060610k0000m030127000c.html 0608 ザルカウィ殺害 反テロ成果も、イラク新政府に多くの難問 [毎日] 【カイロ高橋宗男】イラク新政府のマリキ首相は8日、「イラクの聖戦アルカイダ組織」を率いるザルカウィ容疑者の殺害を発表し、国際的なテロとの戦いでの成果を強調した。しかし、同容疑者の死亡は壊滅的な状況にあるイラク国内の治安改善に向けた第一歩に過ぎない。ザルカウィ容疑者らが扇動したイスラム教シーア派とスンニ派の宗派対立は、すでに国内各地に広がり燃え盛っている。両派の対立をどう解消するのか。新政府の前には多くの難問が横たわっている。 イラクでは昨年12月の連邦議会選挙から先月に新政府が発足するまで5カ月以上にわたる政治空白が続き、治安が劇的に悪化した。特に今年2月にサマラで起きたシーア派聖廟(せいびょう)爆破事件以降はシーア派とスンニ派の対立が激化、両派の報復合戦に発展し、「内戦状態」(アラウィ元暫定政府首相)と言われるほどだ。 イラク保健省によると、バグダッドの死体安置所に運び込まれた遺体数は今年1月以降、毎月増加。先月だけで1398体、5カ月の合計は6000体を超えた。大部分がテロや暴力による死者とされる。 一方、中東の専門家の間では、同容疑者らの外国人武装勢力はイラク国内で活動する武装勢力のごく一部に過ぎないとの見方が一般的だ。 イラク国内で先鋭化する宗派対立は(1)戦後に追放された旧バース党関係者や軍関係者が構成する数々の「抵抗勢力」による、米軍とその協力者に対する攻撃(2)シーア派民兵組織によるスンニ派住民の弾圧--に大別できる。現状では双方がその手法を次第にエスカレートさせている。 このためイラク政府にとっては、両派の対立解消には、「抵抗勢力」をいかに政治プロセスに呼びこむかと同時に、シーア派民兵組織の暴走をいかに食い止めるかが最大の課題となっている。 イラク政府は国内治安改善に向けてようやく実質的なスタート地点に立ったばかりだ。ザルカウィ容疑者の殺害後も国民融和への道は多難と言える。 毎日新聞 2006年6月8日 22時06分 (最終更新時間 6月8日 23時16分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060609k0000m030141000c.html 0608 ザルカウィ殺害 「一つの勝利だ」ブッシュ大統領が声明 [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米大統領は8日、ザルカウィ容疑者の殺害成功を受けて声明を発表し、同容疑者の死亡は国際テロ組織アルカイダへの「大きな打撃になる。対テロ戦争の一つの勝利だ」と歓迎した。また、12日に主要閣僚らと今後のイラク政策を協議し、13日にイラク政府閣僚らとテレビ会議で米軍再配置問題などを相談すると明かした。 大統領は声明で殺害の成果を「テロのイデオロギーは、最も目立つ攻撃的な指導者を失った」と意義づけた。また今後もイラクで「困難な日々が続き、忍耐が求められる」と指摘しながらも「この戦いの最終的な結果(勝利)に新たな自信を吹き込んだ」と訴えた。 毎日新聞 2006年6月8日 21時43分 (最終更新時間 6月9日 2時30分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060609k0000m030130000c.html 0608 ザルカウィ幹部を殺害 米イラク合同空爆で [朝日] 2006年06月08日22時38分 イラクのマリキ首相は8日、イスラム教スンニ派のテロ組織「イラク・アルカイダ機構」幹部のアブムサブ・ザルカウィ容疑者を、米軍の空爆で殺害した、と発表した。同容疑者はイラクの政治プロセス破壊を目指して多くの無差別テロを率いてきた。04年の香田証生さん(当時24)殺害事件にも関与したとされる。米国政府は2500万ドル(約28億円)の懸賞金をかけていた。イラク駐留米軍は同日、同容疑者の遺体写真を公開した。 イラク中部バクバ近郊で8日、ザルカウィ幹部が殺害された現場付近を片づける住民=AP 5月に米軍が公開したビデオ映像。砂漠地帯で武器を持つザルカウィ幹部が映っているが、撮影の日時は分かっていない=AP バグダッドで8日、ザルカウィ幹部の死亡を記者会見で発表し、喜びの表情を浮かべるイラクのマリキ首相(右)とカリルザード駐イラク米国大使=AP マリキ首相はバグダッドで記者会見し、「ザルカウィは終わった。今こそ団結する時だ」と呼びかけた。同席したカリルザード駐イラク米大使も「イラクと世界の対テロ戦争で大きな成功だ」と「戦果」を強調した。 しかし、バグダッドで5月だけで約1400人が死亡するなど治安悪化は深刻で、ザルカウィ容疑者の殺害が直ちに治安の安定につながるかは不透明だ。 イラク駐留米軍のケーシー司令官らの発表では、米軍はイラク治安部隊と合同で、中部バクバの北約8キロの地域で7日午後6時15分(日本時間同11時15分)ごろ、「ザルカウィ容疑者が、精神的指導者アブドルラフマン師とともにいる」との情報に基づき、民家に戦闘機2機から精密誘導爆弾2発を投下。遺体の指紋や容姿、体の入れ墨などから本人と確認し、DNA鑑定も行っているという。 米軍は8日、爆撃の映像を公開した。現場では2人のほかに、女性と子どもを含む身元不明の4人も死亡していたという。 イラク・アルカイダ機構も同日、ネット上で「指導者は殉教者となった。今後も聖戦を続ける」との声明を出し、同容疑者の死亡を認めた。 ザルカウィ容疑者はヨルダン出身で30歳代後半とされる。高校中退後にアフガニスタンに渡り、国際テロ組織アルカイダのビンラディン容疑者らと知り合ったといわれる。 米国は、03年のイラク戦争開戦前、パウエル国務長官(当時)が国連安保理で「ザルカウィがイラクに潜入した」と発言。イラクの旧フセイン政権とアルカイダを結びつけ、開戦正当化の理由のひとつとした。 ザルカウィ容疑者らはスンニ派の厳格な教義解釈に基づくイスラム政権の樹立を訴え、イラク政治プロセスを否定。外国人やシーア派市民の拉致・殺害を繰り返した。人質の首をナイフで切断する残酷な映像をネット上に公開。昨年11月には、ヨルダンのアンマンで起きた連続自爆テロで犯行を認めた。 同容疑者の肉声が伝えられることはほとんどなかったが、今年4月に初めて、自らネット上で映像を公開した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0608/010.html 0608 米殺害疑惑:イラク・ハディサで民間人被害…暗い影落とす [毎日] イラク・ハディサ イラク西部ハディサでの駐留米軍海兵隊による民間人殺害疑惑が新生イラクに暗い影を落としている。現地では家族を失った悲しみと米国に対する敵意が渦巻く。米社会もベトナム戦争時の「ソンミ村虐殺事件」を思い起こさせる残虐事件に衝撃を受けている。背景には武装勢力との戦闘で米兵が抱えるストレスなどが指摘される。だが、アブグレイブ刑務所でのイラク人収容者虐待に続く異常事態は米軍の削減・撤退計画にも影響を与えかねない情勢だ。【カイロ高橋宗男、ワシントン和田浩明】 ◇生存者が証言…渦巻く米への敵意 ハディサをパトロール中の米海兵隊員の車両近くで爆弾が爆発し、隊員1人が死亡したのは昨年11月19日午前7時15分ごろ。米軍は「爆弾の爆発で民間人15人が死亡、交戦で武装勢力8人を射殺した」と発表した。だが今年3月の米タイム誌報道で民間人殺害の疑惑が表面化した。 「すさまじい爆発にたたき起こされ、銃撃音が聞こえた。銃声が近づき、弾丸が壁を貫通した」 7人が死亡したアブドルハミドさん(80)一家。三男の妻ヒバさん(25)が、毎日新聞の依頼で現地入りしたイラクの「アルシャルキヤ・テレビ」のアフサン記者に昨年11月19日当日の模様を証言した。 居間に集まったヒバさんらが次に耳にしたのは台所のドアが破られる音だった。数秒の静寂。その後、火を噴いた激しい銃声がやむと、廊下からアブドルハミドさんの妻ハミサさん(65)のうめき声が聞こえた。 寝室に向かった米兵の足音が遠ざかり、手りゅう弾とみられる爆発音がさく裂した。生後3カ月のめいアシアちゃんを抱え裏口から逃げた。15メートル先の隣家に駆け込む時、近所の屋根に狙撃兵の姿が見えた。「これが私が目にしたすべてです」 被害者家族の代理人を務めるハリド弁護士によると、昨年11月19日に殺害されたのは発生順に(1)爆発現場近くにいたタクシー運転手と男子大学生4人(2)アブドルハミドさん方で女性と3歳の男児を含む7人(3)ユニス・サリムさん(46)方で3~15歳の子供5人を含む8人(4)アフマド・アイドさん(65)方で28~42歳の息子4人--の計24人。 同弁護士が生存者から聴取し作成した記録によると、海兵隊はアブドルハミドさん方に踏み込んだ約1時間後、ユニスさん方に向かった。娘のサバさん(13)の証言によると、海兵隊は玄関近くにいたユニスさんを射殺し、サバさんら8人が集まった部屋で小銃を乱射した。 ベッドの下に隠れて一命を取り留めたサバさんは「数十分間ずっと目をつぶっていた」と同弁護士に語った。家族の血で染まる床を直視できず、海兵隊に生存を悟られたくなかったからだ。「兵士が家から出て行ってから泣き始めた」という。 ハリド弁護士によると、海兵隊が最後に襲撃したアイドさん宅では棟続きの住宅に住む息子のジャマルさん(42)一家も集められた。ジャマンさんら兄弟4人が別室に連れられ、射殺された。「私たちはテロリストじゃない」。別室から哀願の声が漏れたという。 海兵隊が警戒を解いた午後4時ごろ、ヒバさんは近所の住民から夫の死を知らされた。「米国の仕打ちを一生許さない。米国人の群衆の中で自爆し、人生を終えられたらとさえ思う」と米国への怒りをあらわにした。 ハリド弁護士によると、海兵隊は口頭で遺憾の意を示し、死者1人当たり2500ドル、破壊された家屋1軒につき500ドルの補償金を支払った。だが、正式な謝罪はない。「われわれが求めているのは司令官名での正式な謝罪文書と一刻も早い米軍の撤退だ」。ハリド弁護士が強調した。 ◇背景に米兵のストレス…「ソンミ村虐殺事件」と類似 米メディアによると、民間人殺害疑惑にかかわったのは、米海兵隊第1師団第3大隊K中隊に所属する12人前後。03年3月のイラク戦争開始後、複数回にわたり派遣された将兵も含まれているようだ。武装勢力との衝突で地元住民を含む多数の死傷者を出したイラク中部ファルージャでの戦闘(04年)にK中隊のメンバーも参加しているという。 K中隊所属の上等兵は今回の疑惑について「隊員の死傷で逆上したのではないか。自分なら(他の隊員を)なだめられたかもしれない」と米テレビ局に語った。現地では武装勢力が市民に紛れており「誰が敵か見分ける方法がない」とも述べた。 2日の記者会見で原因を聞かれたキャンベル・イラク駐留米軍参謀長は「一般論」と前置きして「戦争法規を守らない敵との戦いでストレスと恐怖に直面し、戦友が吹き飛ばされれば、暴発することもある」と述べた。 イラク帰還米兵の中には心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われる派遣兵が1割に達するとの米国防総省の調査もある。 今回の民間人殺害疑惑はベトナム戦争中に米兵が民間人を大量虐殺し隠ぺいを図った「ソンミ村虐殺事件」との共通点を指摘する声も強い。同事件を契機に米国内ではベトナム戦争への批判が高まった。その暗い記憶がよみがえった形だ。 このため米メディアは疑惑に大きな関心を寄せ、連日のように報道している。 米軍当局は刑事捜査と隠ぺい疑惑に関する調査を進めており、最終的な結論が出るのは今夏になる見通し。捜査で容疑が固まれば予備審問を行い軍法会議を開くかどうかを決める。 3年を超えたイラク駐留は巨額の戦費と2500人近い米兵の死亡、2万人以上の負傷という大きな犠牲を米国民に強いている。最近の米国の世論調査では、イラク政策に批判的な国民の割合は6割を超えている。 ◇批判は伝わりにくい ▽本間浩・法政大教授(国際法)の話 イラク駐留米兵はテロの標的にされることで猜疑(さいぎ)心を深め、不必要な武力行使までしなければ安心できない心理状態に追い込まれている。また、米社会はイラク戦争を対テロ戦争の一環と理解し、命の危険にさらされている米兵への同情がある。そのため、兵士が「犯罪行為」をしても、ベトナム戦争のころに比べて米社会に厭戦(えんせん)ムードが起こりにくく、批判が前線の兵士に伝わらないいのが現実だ。 【ことば】ソンミ村虐殺事件 ベトナム戦争中の1968年3月16日、南ベトナムで米陸軍兵士が女性や子供を含む無抵抗の民間人504人を虐殺した事件。米軍上層部は米国内で反戦機運が高まるのを恐れて隠ぺいを図り、ベトナム戦争への批判が高まる契機となった。 毎日新聞 2006年6月7日 23時15分 (最終更新時間 6月8日 0時32分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060608k0000m030160000c.html 0605 「ソンミ村以来の虐殺」 駐イラク米軍疑惑で米誌 [共同] 【ニューヨーク4日共同】米誌タイム、ニューズウィークは5日発売の最新号で、米海兵隊員が昨年11月、イラク中西部ハディーサで幼児ら民間人24人を虐殺した疑惑を特集。ニューズウィークは米軍の調査が進めば「ベトナム戦争時のソンミ村虐殺事件以来、最悪の虐殺と判明する可能性がある」と伝えた。 米軍が1968年、当時の南ベトナム・ソンミ村で女性や子供を含む無抵抗の村民504人を虐殺した事件は米軍史上に残る汚点。米有力誌がハディーサとソンミを対比する形で報道したことは、ベトナム戦争時と同様、泥沼化の状況に陥り駐留米軍撤退の見通しを示せないイラク情勢への米世論の憂慮を反映している。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2006060501000362 0603 米兵の市民虐殺容疑、捜査の結論公開を確約 米国防長官 [朝日] 2006年06月03日09時02分 アジア安全保障会議に出席するためシンガポールを訪れているラムズフェルド米国防長官は2日、朝日新聞など同行記者団と会見し、イラク・ハディサで米海兵隊員らが無抵抗の市民24人を虐殺した疑いが浮上した事件について、「何が起きたのか、事件後どのような対応が取られたかについて、それぞれ捜査が続いており、まもなく結論がわかる。その結果は必ず公開される」と確約した。 同長官は、具体的な事件の内容についてはコメントせず、捜査の進展を見守る姿勢を示したが、海兵隊員の「99.9%は模範的な行動をしている」と主張した。海兵隊やイラク駐留米軍指導部による事件の取り扱い方も「適正だと信じている」と話した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0603/003.html 0602 米軍が妊婦と母親を射殺、11人殺害の映像も イラク [朝日] 2006年06月02日22時43分 英BBC放送は2日、イラク中部イシャキで3月、米軍が市民11人を殺害したとされる事件の映像を放送し、米軍が事実関係の調査を進めていると伝えた。中部サーマッラで出産のため病院に向かう妊婦とその母親が射殺される事件も発生。イラクでは以前から、米軍の過剰な暴力行使の被害が相次いでおり、マリキ首相は批判のトーンを強めている。 BBCが放送したのは、イシャキで3月15日、米軍が民家を攻撃した直後の映像。ぼろぼろの家と、複数の子どもたちの遺体が映っている。イスラム教スンニ派団体から入手したという。 米軍は当初「テロ容疑者の拘束作戦で3人が巻き添えになった」としていたが、町長や警察は事件当日から、米軍が無抵抗の11人を殺害したと主張していた。米軍はBBCに対し、事実関係を調べていることを明らかにした。 また、AFP通信によると、5月31日に中部サーマッラで、妊婦が出産のため、兄弟が運転する車で母親とともに病院に向かう途中、米軍によって封鎖された地域を走ったため狙撃された。女性と母親は死亡し、兄弟は「喪があけたら正式に抗議する」と話した。 こうした状況にマリキ首相は2日、「多国籍軍はイラク市民への敬意がない」と批判。昨年11月に西部ハディサで市民24人が殺害された事件に関し、米国に捜査資料を求める意向を示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0602/013.html 0602 イラク駐留米軍に「道徳教育」 虐殺疑惑で異例の措置 [読売] 【ワシントン=五十嵐文】イラク駐留多国籍軍のチャレリ司令官(米軍中将)は1日、イラクに駐留するすべての米部隊に対し、30日間の特別訓練を実施すると発表した。 米海兵隊がイラク西部ハディーサで市民24人を射殺した疑惑を踏まえ、戦闘中の部隊に改めて「道徳教育」を施す異例の措置。駐留米軍のイメージ悪化を食い止めたい米軍の危機感の表れといえそうだ。 ブッシュ米大統領は1日、今回の訓練実施について「イラクの米軍には高い規範が求められているということを注意喚起するものだ」と説明。また、疑惑に関して徹底調査を行い、違法行為が確認されれば厳正に対処する方針を強調した。 チャレリ司令官によると、今回の訓練では、戦地における軍紀や倫理規範の順守の重要性に重点が置かれるという。 (2006年6月2日19時18分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060602i211.htm ●イラク戦争(米国から)06Ⅰ から続く
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/761.html
●イラク戦争(米国から)05Ⅰ から ●イラク戦争(米国から)05Ⅲ へ 最新の情報は、●イラク戦争(米国から)? へ 米イラク公聴会 出口戦略示さず、議員から批判噴出 [毎日] ポーランド軍のイラク駐留「1月まで」 大統領が約束 [朝日] 仏の元国連大使を逮捕、イラク支援めぐる疑惑で [朝日] 英国防相 イラクの駐留英軍500人削減 [毎日] 米、シリアで掃討作戦検討 長官反対で見送りと報道 「5月までにサマワ撤退と予想」 豪州国防軍司令官 [朝日] イラク撤退 英国民の過半数が希望 [赤旗] 英イラク駐留軍「来年5月から撤退」 英紙報道 [朝日] イラクで死亡の米兵の母ら連行 ホワイトハウス前の抗議 [朝日] ワシントンの反戦デモ行進、10万人規模に [朝日] イラク反戦集会、世界各地で 東京では400人が行進 [朝日] 戦死米兵の母、首都に到着 イラク撤兵求めて陳情 [読売] 英軍がイラク撤退棚上げ、近く旅団再配備…英紙 [読売] ブッシュ米大統領:イラクのタラバニ大統領と会談 [毎日] 韓国軍、3分の1撤退検討 イラク派遣で政府・与党 [産経] 米反戦団体「24日を転換点に」と会見 イラク撤兵へデモ [赤旗] イラク毎月戦費ベトナム戦争上回る 民間報告書 [赤旗] 米大統領、イラク即時撤退否定 「反戦」世論の拡大懸念 [朝日] ●イラク戦争(米国から)05Ⅱ (2) 米イラク公聴会 出口戦略示さず、議員から批判噴出 [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】ライス米国務長官は19日、上院外交委員会の公聴会に出席、イラク政策について答弁した。米兵死者が2000人に迫る中、ブッシュ政権が一向に米軍の撤退スケジュールを含む明確な「出口戦略」を示さないことに対し議員から批判が噴出した。米軍の早期撤退を求める国内世論の動向が公聴会に波及した形で、ブッシュ政権のイラク政策へのいら立ちが議会でも高まっていることを示した。 ライス長官はこの日3時間半に渡って議員の質問を受けたが、質問の多くが「出口戦略」と駐留米軍の果たす役割に集中した。ルーガー委員長(共和)は「多くの米国人が出口戦略に注目している。撤退時期の明示がたとえ武装勢力を利することになるとしても、国民には撤退の基準を知る必要がある」と口火を切った。 「私たちベトナム(戦争)世代が学んだ教訓は、国民に支持されない外交政策は維持できないということだ」(バイデン議員=民主)などの発言が続き、議員は撤退開始の「基準」の明確化を求めた。だが、ライス長官は「(撤退は)イラク軍の能力を向上させ、武装勢力から政治の安定を守れるようになった時」などと答えるにとどまった。 撤退時期への言及を避けるライス長官に対し、サーベンズ議員(民主)が「質問を簡単にしよう。10年後にはどうなっているか」と尋ねると、同長官は「何年後にどれだけの軍隊が駐留しているかを推測するのは適当でない」と返答。米メディアの中には「米軍 10年後も駐留の可能性」と速報するところもあった。 共和党議員に欠席が目立つ中で、ケリー議員(民主)は駐留米軍の存在がイラクで反米感情をあおり、事態を悪化させていると指摘、制憲プロセスをめぐるイスラム教シーア派などとスンニ派の「根本的な相違」を解決するのが先決だと追及した。これに対し、ライス長官が「数百年に及ぶ両派の相違を数年間で解決すると考えることは現実的でない」と反論する場面もあった。 米国では米軍の早期撤退を求める声が高まり、ブッシュ政権は厳しい立場に追い込まれている。CBSテレビの最新の世論調査によると、米国民の64%がイラク戦争は米兵の犠牲に値しないと考え、59%が即時撤退すべきだと答えている。 ◇19日の米上院外交委公聴会での米議員の主な声は次の通り。 【共和党】 ▽ルーガー議員 イラクの石油の状況は改善せず、電気も戻らない。米国人は「なぜ我々はイラクにいるのか」と問いかけている。 ▽チェイフィー議員 ブッシュ大統領は占領を終わらせる5段階の計画を示した。このうち、社会基盤再建、国際支援増強、治安確保の3点は失敗している。 ▽ボイノビッチ議員 イラクで息子(米兵)を失った父親は手紙で「イラクでの米国の使命が崇高とは思えない。議員が悲劇的な誤りを問いただすよう求める」と語っている。 【民主党】 ▽ファインゴールド議員 我々がイラクにテロを増殖させる土壌を作ってしまったのは明らかだ。数万人の米軍を無期限に駐留させることは破壊活動を抑えるより、火をつけることになる。 ▽ボクサー議員 ラムズフェルド国防長官はイラク戦争が「6週間で終わる」と話し、チェイニー副大統領は「我々は解放者として歓迎される」と言った。ブッシュ政権は偽りの期待感を与え、それが(イラク政策不支持の)世論調査結果につながっている。 ▽ネルソン議員 私は国民の(ベトナム戦争への)支持がない時に米軍の制服を着た。結果は良くなかった。今回、あの時のような結果にならないことを望んでいる。【ワシントン笠原敏彦】 毎日新聞 2005年10月20日 13時13分 (最終更新時間 10月20日 13時15分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051020k0000e030069000c.html ポーランド軍のイラク駐留「1月まで」 大統領が約束 [朝日] 2005年10月13日12時47分 ポーランドのクワシニエフスキ大統領は12日、ホワイトハウスでブッシュ米大統領と会談し、イラク駐留のポーランド軍1700人について来年1月末までの駐留継続を約束した。ポーランドは04年10月に「05年12月までに全面撤退する」と発表していた。 その後の駐留については「新政府と新大統領が決定する権利を尊重しなければならない」と述べ、後任の大統領に決定をゆだねる考えを示した。 同国の大統領選は23日に中道右派「市民プラットホーム」(PO)のトゥスク党首と中道右派で保守色の強い「法と正義」(PiS)のカチンスキ・ワルシャワ市長による決選投票が実施される。カチンスキ氏は、米政府がポーランド軍の近代化を支援することを条件に駐留延長に応じる姿勢を示している。 URL http //www.asahi.com/international/update/1013/009.html 仏の元国連大使を逮捕、イラク支援めぐる疑惑で [朝日] 2005年10月13日09時23分 イラクの旧フセイン政権下での国連人道支援事業「石油と食糧の交換計画」をめぐる疑惑で、仏司法当局は12日、ジャンベルナール・メリメ元国連大使(68)を収賄などの疑いで逮捕した。 AFP通信によると、メリメ容疑者は対イラク制裁に反対する謝礼として石油販売権などを得た疑いがもたれているという。仏外務省報道官は同日、イラク戦争に反対したフランスの政策について「国際法に照らした上での決定であり、事件とは関係ない」と述べた。 メリメ容疑者は91~95年に国連大使を務めた後、駐イタリア大使などを経て、99~02年にアナン国連事務総長の特別顧問を務めた。同容疑者は12日夜、15万ユーロの保釈金を支払って保釈された。 URL http //www.asahi.com/international/update/1013/002.html 英国防相 イラクの駐留英軍500人削減 [毎日] リード英国防相は10日、イラク駐留英軍の兵員を500人削減し、8000人にすると下院に報告した。PA通信が伝えた。 イラク治安部隊の訓練業務を権限移譲したことで、南部バスラの二つの小規模基地を閉鎖。また部隊編成も効率化する。 国防相は、削減は小幅で「仕事が終わるまではイラクにとどまる。大きな編成替えはない」と強調した。(ロンドン共同) 毎日新聞 2005年10月11日 8時17分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051011k0000e030003000c.html 米、シリアで掃討作戦検討 長官反対で見送りと報道 【ニューヨーク9日共同】10日発売の米誌ニューズウィークは、シリアからイラクに越境して活動をしているとされる武装勢力を掃討するため、米軍がシリア領内での軍事作戦を検討したが、ライス米国務長官が反対し見送られたと報じた。 新憲法案の是非を問う国民投票を15日に控えたイラクでは、治安悪化を食い止めることが最大の課題。シリアでの作戦検討は、ザルカウィ容疑者率いる「イラク聖戦アルカイダ組織」などの掃討作戦で大きな成果を得られていない米軍のいら立ちを示している。 ブッシュ米政権はシリアを「テロ支援国家」に指定している。同誌は作戦内容に触れていないが、空爆などを検討している可能性がある。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=intl NWID=2005101001000049 「5月までにサマワ撤退と予想」 豪州国防軍司令官 [朝日] 2005年09月27日21時06分 オーストラリアのヒューストン国防軍司令官は26日夜、キャンベラで講演し、自衛隊が駐留するイラク南部サマワの治安維持を担当しているオーストラリア軍部隊について「(サマワのある)ムサンナ州ではすべてうまくいっている。来年5月までに撤退できると予想している」との見通しを話した。AAP通信が伝えた。 ただ「決めるのは私でなく、政府だ」とも述べ、撤退は決定事項ではないことも示唆した。 豪州は日本や英国などの要請を受け、今年4月末から1年の予定で約450人をサマワに派遣、治安維持とイラク軍の訓練などにあたっている。 同司令官は「バグダッドなどイラクのほかの地域に展開する部隊については、来年5月以降も引き続き駐留を続ける」とも述べた。 TITLE asahi.com:「5月までにサマワ撤退と予想」 豪州国防軍司令官 - 国際 DATE 2005/09/28 13 27 URL http //www.asahi.com/international/update/0927/018.html イラク撤退 英国民の過半数が希望 [赤旗] 【ブライトン=岡崎衆史】英ガーディアン紙二十六日付の世論調査によると、英国民の過半数が政府による英軍のイラク撤退期限の明示と早期撤退を希望していることが明らかになりました。 ブレア首相は二十五日、英軍が来年五月にも撤退を始める可能性があるとのオブザーバー紙(二十五日付)の報道を否定。「イラク政府が望む限り駐留する」と述べ、撤退期限を明示しない方針を表明しており、同首相が国民世論を無視して駐留を継続していることが浮き彫りになっています。 調査によると、51%がイラクの治安状況にかかわらず政府が軍撤退の計画を策定することを希望。イラクの状況が改善するまで英軍が駐留する義務があるとの首相の主張を支持する人は41%にとどまりました。 また、イラクの治安は英軍の駐留にもかかわらず悪化していると考えている人は64%。英軍が治安改善に貢献しているとみている人は、わずか12%でした。 ブレア首相の首相としての仕事内容についても58%が不満と答えました。先月の同じ調査では満足が47%で、不満の45%を上回っていました。 調査は世論調査機関ICMが十八歳以上の全英の千九人を対象に二十三日と二十四日に実施しました。 TITLE イラク撤退/英国民の過半数が希望 DATE 2005/09/27 10 47 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-27/2005092707_03_3.html 英イラク駐留軍「来年5月から撤退」 英紙報道 [朝日] 2005年09月26日01時16分 25日付の英日曜紙オブザーバーは、イラクに駐留する多国籍軍を支える英米両国が立案した「段階的撤退計画」が来月、イラク議会に提示されると報じた。英国の駐留軍は来年5月からイラク南部に展開する部隊の本格的撤退を始めるとしており、その方針はすでに日本政府に非公式に伝えられているという。 英軍はオーストラリア軍とともに、陸上自衛隊が駐留する南部サマワの治安を管轄している。両軍はサマワからの撤退を日本政府に非公式に打診していることが今月中旬明らかになっている。 同紙が伝えた英軍高官の話によると、撤退に向けた第1段階は、今年12月に予定されているイラク総選挙の直後から実施される可能性があるとしている。治安情勢とイラク治安部隊の任務遂行能力を判断し、段階を進めてゆくという。英軍の撤退は約1年かかるとみられる。 イラク南部の要衝バスラでは地元住民と英軍との衝突が激しさを増しており、英国内では早期撤退を求める世論が強まっている。与党労働党大会が始まった25日、ブレア英首相は南部の治安について「予想以上に悪化している」との認識を示したが、撤退時期については明言しなかった。 TITLE asahi.com:英イラク駐留軍「来年5月から撤退」 英紙報道 - 国際 DATE 2005/09/26 07 15 URL http //www.asahi.com/international/update/0926/001.html イラクで死亡の米兵の母ら連行 ホワイトハウス前の抗議 [朝日] 2005年09月27日09時48分 米国で「反戦の母」として有名になったシンディー・シーハンさん(48)が26日、ホワイトハウス前での抗議行動中、警備の警察官の指示に従わなかったとして、ほかの参加者とともに警察に連行された。米メディアによると、連行されたのは370人に達するという。 シーハンさんは、24日にワシントンで開かれた10万人規模の反戦デモに参加。その後もホワイトハウス前で抗議を続行しており、この日は反戦団体のメンバーら数百人とともに座り込みを行っていた。警察は立ち退きを要請、応じなかった参加者を次々に連行した。(時事) TITLE asahi.com:イラクで死亡の米兵の母ら連行 ホワイトハウス前の抗議 - 国際 DATE 2005/09/27 10 31 URL http //www.asahi.com/international/update/0927/003.html ワシントンの反戦デモ行進、10万人規模に [朝日] 2005年09月26日06時35分 イラクに駐留する米軍の撤退などを訴えてワシントンで24日に行われたデモ行進は、10万人規模に膨れあがった。ホワイトハウス前で集会をした後、デモ行進が始まると大勢の参加者が繰り出し、一時は身動きがとれないほどだった。 集会では、イラクで戦死した米兵の母親で、派兵反対の象徴的存在になったシンディ・シーハンさんも登壇。「これ以上1人も死者を出してはいけない」などと呼びかけると、大きな拍手が起きた。 デモ行進はホワイトハウスのすぐわきを通る形で行われた。参加者数についてロイター通信は主催者の発表として「30万人」と伝えた。イラク派兵を支持する人が道ばたで抗議する姿も散見されたが、大きな混乱はなかった。反戦コンサートも開かれた。 ブッシュ大統領はこの日、米南部に上陸したハリケーン「リタ」の被災状況を視察するため、コロラドとテキサス両州を訪れており、ホワイトハウスにはいなかった。 ◇ ◇ この日はサンフランシスコでも同様のデモがあった。AFP通信によると、参加者は地元警察の推計で10万人以上。イラク派兵だけでなく、ハリケーン「カトリーナ」の対応でもブッシュ大統領が批判された TITLE asahi.com:ワシントンの反戦デモ行進、10万人規模に - 国際 DATE 2005/09/26 07 15 URL http //www.asahi.com/international/update/0926/002.html イラク反戦集会、世界各地で 東京では400人が行進 [朝日] 2005年09月24日23時42分 イラクに駐留する米軍などの撤退を求める反戦集会やデモが24日、世界各地であった。時差に従って日本や韓国から始まって欧州に広がり、米国の首都ワシントンへ。03年以来、イラク戦争に反対して同時行動を起こしてきた反戦市民団体などが呼びかけ、戦死米兵の家族らも加わって反戦の輪が広がった。 東京都心には約400人が集まり、日本橋から日比谷までの約3.6キロを2時間ほどかけて行進した。国内の平和運動50団体の連絡組織ワールド・ピース・ナウ(WPN)の呼びかけ。時折雨の降るなか「終わらせようイラク占領」「石油のために人を殺すな」などと書いた横断幕やプラカードを掲げ、「武力で平和は作れない」と呼びかけた。 茨城県の中川宗洋さん(35)と妻の葉子さん(32)は、4歳と1歳の息子を連れて参加した。イラクへの関心が薄れないようにとの思いをこめて歩いたという。「これからの戦争で犠牲になるのは子どもたちの世代ですから」 米英に次ぐ3000人を超す部隊をイラクに派兵している韓国では、ソウル駅前の広場に約1000人が集まった。「イラク占領を中断し、派兵を撤収せよ」などと叫び、警官隊に囲まれながら目抜き通りをデモ行進。学生を含む約350の市民団体代表や野党・民主労働党が参加した。年末に期限が切れる韓国軍の駐留延長への反対を訴え、韓国政府が検討しているテロ防止法も「民主主義への圧迫だ」と反発した。 英国ではロンドン中心部の国会議事堂前で、イラクに駐留する米英軍などの撤退を求める集会に数千人が参加した。NGOの連合組織「戦争をやめよう連合」がデモを組織。米国で表面化している反戦の動きとともに、予定を前倒しして「100万人規模のデモ」を呼びかけた。イラク南部バスラでは、駐留英軍と地元住民との衝突が激しさを増している。反戦団体や野党は早期撤退への圧力を強めている。 7月にロンドンで相次いだテロを機に高まった反イスラム感情の広がりを懸念し、イスラム教徒の参加が目立った。そのひとりで、テロで爆破された地下鉄に乗っていたという専門学校生のシタラ・ティリーさん(16)は「テロとの闘いは、あらゆる宗教に寛容な市民社会を守る闘いでもあるのです」と語った。 米国では午前10時(日本時間午後11時)からホワイトハウス近くの広場で反戦集会が始まった。同時多発テロ後に結成された「ANSWER(戦争中止と人種差別廃止を求める緊急行動)」などの団体が計画。今回は新たに「平和のための戦死者の家族」が加わった。サンフランシスコやロサンゼルスなどでも同様の集会が開かれる。 このグループは、イラク戦争で息子を亡くし、ブッシュ大統領に面会を求めているシンディ・シーハンさんらが中心となって結成。8月末から全米28州を回り、即時撤兵を訴えてきた。米兵の家族や帰還兵にも同調者が広がり、イラク反戦の象徴的存在になっている。 TITLE asahi.com: イラク反戦集会、世界各地で 東京では400人が行進 - 社会 DATE 2005/09/26 07 11 URL http //www.asahi.com/national/update/0924/TKY200509240183.html 戦死米兵の母、首都に到着 イラク撤兵求めて陳情 [読売] 2005年09月22日11時10分 イラクで戦死した米兵の母親で、反戦運動の象徴になっているシンディ・シーハンさん(48)が21日、支持者約30人と首都ワシントンに到着した。 イラクからの即時撤兵を求めるブッシュ大統領あての手紙をホワイトハウス職員に手渡し、「政権に説明責任を果たしてもらいたい。だれも厳しく追及しようとしないから、私たちがやる」と記者団に語り、大統領に面会を求める考えを示した。 シーハンさんは、大統領が夏休みを取っていたテキサス州の別荘近くで、面会を求めて座り込んだが実現しなかった。8月末から全米を回り、戦争反対を訴えている。 24日にはホワイトハウスの近くで開かれる反戦集会に出席する予定。9月末までワシントンに滞在してヒラリー・クリントン上院議員(民主党)らと面会し、イラクからの即時撤兵を陳情する。 TITLE asahi.com:戦死米兵の母、首都に到着 イラク撤兵求めて陳情 - 国際 DATE 2005/09/22 16 06 URL http //www.asahi.com/international/update/0922/011.html 英軍がイラク撤退棚上げ、近く旅団再配備…英紙 [読売] 【ロンドン=飯塚恵子】18日付の英日曜紙サンデー・テレグラフは、イラク駐留英軍について、英政府が内部で検討していた大幅撤退案を棚上げし、撤退の期限設定も当面取りやめた、と報じた。イラクが本格的な「内戦状態」に陥りつつあることに対応したものだという。 さらに、情勢が悪化している地域に来月、最大6000人規模の第7機甲旅団を再配備する方針を固め、近く発表する予定だという。 7月に漏洩した英国防省の内部文書では、来年半ばまでに駐留兵力を現在の8500人から3000人まで削減する案が盛り込まれており、リード国防相も、イラク軍の治安維持能力向上を前提に「12か月以内の撤退開始は可能」とインタビューで述べていた。 (2005年9月18日20時50分 読売新聞) TITLE 英軍がイラク撤退棚上げ、近く旅団再配備…英紙 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞) DATE 2005/09/19 15 39 URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20050918it13.htm ブッシュ米大統領:イラクのタラバニ大統領と会談 [毎日] 【ワシントン吉田弘之】ブッシュ米大統領は13日、ホワイトハウスでイラク移行政府のタラバニ大統領と会談し、イラク民主化と治安の安定に向け今後も全面的に支援する意向表明した。 ブッシュ大統領は会談後の記者会見で、10月15日に予定されているイラク新憲法草案の是非を問う国民投票など、「今後数カ月間にわたる」イラク民主化に向けた戦略を協議したことを明らかにしたうえで「(イラクの民主化で)中東は平和になり、米国や世界はより安全になる」と語った。 これに対しタラバニ大統領は「新憲法草案は完全ではないが将来的に修正できる」と述べ、国民投票が民主化への重要なステップになるとの認識を示した。 また、イラク駐留米軍の撤退問題について、タラバニ大統領は「米軍の存在はイラクと中東にとって極めて重要だ」と述べ、「撤退のタイムテーブルは設定しない」と明言。しかし06年末までにイラク軍が治安に責任を持てる力をつけ、米国と治安権限移譲で合意したうえで米軍撤退に道筋を付けたいとの考えを示した。 ブッシュ大統領はこのほか、シリアから外国人武装勢力がイラク国内に流入している問題について、ニューヨークで開催する国連総会で友好国と協議することを明らかにし、「(このままでは)シリア政府はさらに孤立を深めるだろう」と警告した。 毎日新聞 2005年9月14日 1時17分 (最終更新時間 9月14日 10時05分) TITLE MSN-Mainichi INTERACTIVE 国際 DATE 2005/09/14 10 08 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20050914k0000m030156000c.html 韓国軍、3分の1撤退検討 イラク派遣で政府・与党 [産経] 韓国の与党関係者は6日、政府と与党が、イラクに派遣している韓国軍部隊約3200人のうち1000人を撤退させ、規模の縮小を検討していることを明らかにした。 同関係者によると、検討は公式に行っている段階ではなく、今後国防省とも調整し、最終決定には多国籍軍の主体である米国との協議が必要という。 一方、与党ウリ党の金星坤議員は聯合ニュースに対し「米英など多国籍軍が撤退や派遣人員の縮小を検討し、派遣に対する国民感情の悪化を考慮すると、削減は不可避な状況」とし「政府は適切な削減数を1000人と判断した」と述べた。 イラク南部サマワで人道復興支援活動を行う陸上自衛隊とともに多国籍軍の一角を占める韓国軍は、イラク北部アルビルで医療・工兵を中心に復興支援に当たっており、派遣規模は米英に次ぐ3番目。 金議員は「医療・工兵は維持し、(警備などに当たる)戦闘要員を減少させることで検討中」とし「イラクに移行政府が発足し(戦闘要員の)削減に問題はない」と説明した。(共同) (09/06 12 28) TITLE Sankei Web 国際 韓国軍、3分の1撤退検討 イラク派遣で政府・与党(09/06 12 28) DATE 2005/09/07 16 18 URL http //www.sankei.co.jp/news/050906/kok041.htm 米反戦団体「24日を転換点に」と会見 イラク撤兵へデモ [赤旗] 【ワシントン=浜谷浩司】米国の主要な反戦平和団体が一日、ワシントンで記者会見を開き、イラク占領に反対して二十四日にワシントンで行うデモを、米軍即時撤退を実現する「転換点」にしたいと強調しました。 デモを共催する「平和と正義のための連合」(UFPJ)と「国際ANSWER(戦争阻止と人種差別停止を今こそ)」が開きました。 デモにはイラク戦争に派遣された元兵士、ブッシュ米大統領の休暇先で座り込みを続けたシンディ・シーハンさんら兵士家族や、公民権運動、宗教者、女性、労働運動などの団体が参加を表明。 ニューヨークやボストンなど米東部、テキサス州やフロリダ州など全米各地からバスによる参加の準備が進んでいるといいます。 UFPJのレズリー・ケーガン全国調整委員は、デモを「米国民の間に強まっている戦争反対の意思を具体的に表明する機会」と指摘。ブッシュ政権への意思表明だけでなく、即時撤退に向けて「米議会が責任を果たすよう求める」と述べました。 国際ANSWERのブライアン・ベッカー全国調整委員は、「明日ではなく、今日(の撤退)」に向けて、ベトナム戦争反対の流れをつくった一九六七年の大デモに匹敵するものにしたいと語りました。 ハリケーン「カトリーナ」による米南部の大規模被害が明らかになっており、「人的、財政的資源の投入先を『反テロ戦争』から真の本土防衛に転換する必要がある」(アラブ系アメリカ人組織のムンザ・スレイマン氏)との指摘もありました。 TITLE 米反戦団体/「24日を転換点に」と会見/イラク撤兵へデモ DATE 2005/09/03 10 37 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-03/2005090306_01_0.html イラク毎月戦費ベトナム戦争上回る 民間報告書 [赤旗] 米国のイラク戦争の毎月の費用は一九六〇―七〇年代のベトナム戦争最盛時八年間の平均月額を上回っている―米民間シンクタンク「政策研究所」と「フォーリン・ポリシー・イン・フォーカス」は三十一日、「イラクの泥沼化」と題する報告書で指摘しました。 報告書によると、イラクでの今年の作戦費用は毎月平均五十六億ドル(六千二百億円)、一日当たり一億八千六百万ドルに上り、ベトナムで使われた作戦費用平均月額五十一億ドル(現在のドル価格に換算)より多くなっています。 米議会は、これまで四度にわたりイラクに総額二千四十四億ドルを注ぎ込むことを承認。さらに近く四百五十三億ドルの追加予算を認めようとしています。 報告書は、「イラクでの戦費は米国民一人当たり七百二十七ドルになり、イラク戦争は過去六十年間で最も高くつく軍事活動となっている」と指摘しています。 TITLE イラク毎月戦費/ベトナム戦争上回る/民間報告書 過去60年で最も高価 DATE 2005/09/01 10 41 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-01/2005090107_01_0.html 米大統領、イラク即時撤退否定 「反戦」世論の拡大懸念 [朝日] 2005年08月25日14時46分 ブッシュ米大統領は24日、アイダホ州ナンパで演説し、イラク駐留米軍について「私が大統領である限り、我々は踏みとどまり、戦い、テロとの戦いに勝利する」と語り、即時撤退論を改めて退けた。イラクで死亡した米兵の母シンディ・シーハンさん(48)が座り込んで撤退を求めるなど、米国内で撤退論が広がりを見せていることを懸念し、強く牽制(けんせい)した。 イラクの戦後処理が長引き、米兵死傷者が増えるにつれてイラク派兵への評価は下がっている。CNNテレビ、USAトゥデー、ギャラップ社が今月5~7日に実施した世論調査によると、イラク派兵を誤りだったと答えた人が54%に上り、これまでで最高になった。部分撤退を含む撤退論は56%で、増強論の13%を大きく上回り、シーハンさんを支持する世論も広がっている。一方、大統領の支持率は45%で最低水準に落ちている。 大統領はこうした世論を意識して、会場にアイダホ州兵とその家族を集めて演説し、「一部の人々が訴えるようにイラクや中東から米軍が即時撤退すれば、テロリストを元気づけ、米国や自由主義諸国を攻撃する足場を作り出すだけだ」と批判した。 さらに「米国のように開かれた社会では、あらゆる脅威に備えることは不可能だ。だから国民を守る唯一の方法はテロリストがいる場所で攻撃することだ」と述べ、米国本土を守るためにもイラク駐留が必要だと強調した。 大統領は23日、大統領との面会と米軍撤退を求めてテキサス州にある大統領の別荘近くで座り込みを続けるシーハンさんについて「彼女が抗議する権利は認める。彼女の苦痛もわかる。しかし、彼女の考えはこれまで私が会った多くの米兵家族の意見を代表していない」と語っている。 シーハンさんに対抗するように、大統領側は24日の演説会場に、4人の州兵の息子がイラクに駐留している母タミー・プルートさんを招待した。大統領は演説で、「たとえ息子たちに何が起きても、彼らはこの国にとって正しいと信じたことをしながら世を去ると思う」というプルートさんの発言を紹介。大統領は「こうした家族がいるからこそ米国は自由でいられる」と称賛してみせた。 TITLE asahi.com:米大統領、イラク即時撤退否定 「反戦」世論の拡大懸念 - 国際 DATE 2005/08/26 09 33 URL http //www.asahi.com/international/update/0825/006.html
https://w.atwiki.jp/armysentai/pages/55.html
152 名前:グーグルマップで見る湾岸戦争@軍事板(1/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 03 32 ID lI0xM/ye ,,,,,,,,,,,,,,, ミ∧ こんにちは、お仕事帰りの方おつかれさま、軍事板です。 [|,,,,,★,,|]/ ・ |ミ 前回http //etc7.2ch.net/test/read.cgi/vote/1211690715/151 i ld,,゚ -゚ノ(_)' |ミ の答は3、ウォーカーヒルです。 ヘ、ノ/'ソフつつ/ ,,| カジノホテルの名前としても知られていますが、 ~<三ミミγ"(⌒)"⌒/`ー'"| 当時の在韓米軍司令官ウォルトン・ウォーカー中将にちなんだ名前です。 γ/ ヽ(_/ ノ`ーΩ'` /,へ、 ,)( ,‐、 ノ.ノ さて、今回は現代の戦争として湾岸戦争とイラク戦争を取り上げてみました。 /__)/`二ン⌒し/ /~i ./ まずは湾岸戦争から。 .//" (__) ./ / ε= /__) / / イラン・イラク戦争後のイラクでは、多額の債務に喘いでいました。 ε= .|__) 主要な輸出品である原油の価格が、OPECの割り当て量以上に採掘する クウェートやサウジアラビアの影響もあって低迷していたのです。 さらにクウェートのルメイラ油田についてイラクも領有を主張するなど 外交的な衝突が積み重なり、両国間の緊張が高まっていったのです。 153 名前:グーグルマップで見る湾岸戦争@軍事板(2/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 04 44 ID lI0xM/ye ・1990年8月2日 クウェート侵攻イラク軍が突如クウェートに侵攻を開始、同日全土を占領した。 http //maps.google.co.jp/maps?ie=UTF8 ll=29.324122,47.903137 spn=0.266403,0.6427 t=k z=11 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <何しろクウェートは狭いですから、攻め込まれたらあっという間です。・1990年8月8日- 「砂漠の盾」作戦アメリカを始めとする諸国はイラクの行動を激しく非難。50万人の多国籍軍がサウジアラビアのイラク国境付近に集結し防備とクウェート奪還の機会を伺った。 http //maps.google.co.jp/maps?sll=36.5626,136.362305 ie=UTF8 ll=26.264093,50.149841 spn=0.034252,0.080338 t=k z=14 (ダーランの空軍基地は多くの米空軍機を受け入れた) ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <この時の多国籍軍の作戦は三段階 守る「盾」、支援する「嵐」、攻撃する「剣」です。 154 名前:グーグルマップで見る湾岸戦争@軍事板(3/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 06 58 ID lI0xM/ye ・1991年1月17日- 「砂漠の嵐」作戦多国籍軍はイラク南部、およびクウェート駐留のイラク軍に対し攻撃を開始した。これには空軍機による爆撃とともに、巡航ミサイル「トマホーク」も使用され、その発射映像がテレビを賑わすことになった。 http //maps.google.co.jp/maps?sll=26.266595,50.150442 ie=UTF8 ll=21.362362,-157.95354 spn=0.002223,0.005021 t=k z=18 (湾岸戦争に参加した戦艦ミズーリは現在真珠湾で保存されている) ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <巡航ミサイル「トマホーク」やステルス攻撃機F-117などの新兵器が投入され ハイテク兵器の実験場などとも言われましたね。・1991年1月18日- ミサイル攻撃イラクは弾道ミサイル「スカッド」をイスラエルに向けて発射。イスラエルを参戦させ、アメリカ、イスラエル対アラブの構造を作り出そうとした。これに対しアメリカは対空ミサイル「ペトリオット」をイラクに派遣するなどして自制を強く促し、イラクの思惑を防ぐことができた。 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=32.731841,42.539063 spn=8.220216,20.566406 t=k z=6 (イスラエルとイラクはヨルダンを挟んですぐ近くに位置する) ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <この頃のペトリオットはあくまで航空機を迎撃するためのミサイルで 弾道ミサイルであるスカッドの迎撃はかなり難しいものがありました。 弾道ミサイル迎撃にも対応したPAC-3の配備はもう少しあとになります。 155 名前:グーグルマップで見る湾岸戦争@軍事板(4/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 08 11 ID lI0xM/ye ・1991年1月29日 イラク軍はクウェート、サウジアラビア国境付近の中立地帯にあるカフジを攻撃した。この戦争中イラク軍の地上部隊が最も南に達した攻撃ではあるが多国籍軍の攻撃により翌日撤退した。 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=28.433072,48.508759 spn=0.134349,0.32135 t=k z=12 ・1991年2月26日- 「砂漠の剣」作戦多国籍軍は満を持してクウェートに侵攻。長期間の空爆により消耗したイラク軍には抵抗する能力も乏しく、27日にはクウェート市は解放された。イラクのサダム・フセイン大統領は敗北を認め3月3日停戦した。 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <この時イラク領内に攻めこまず、イラク軍をほとんどそのまま残したことが 後のイラク情勢に大きな影響を与えることになりました。 156 名前:グーグルマップで見る湾岸戦争@軍事板(5/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 09 33 ID lI0xM/ye ,,,,,,,,,,,,,,, ミ∧ こうして湾岸戦争は終結します。 [|,,,,,★,,|]/ ・ |ミ イラクは大量破壊兵器保有の禁止などを義務付けられ i ld,,゚ -゚ノ(_)' |ミ 多国籍軍の監視下に置かれました。 ヘ、ノ/'ソフつつ/ ,,| ~<三ミミγ"(⌒)"⌒/`ー'"| さて、時は流れます。 γ/ ヽ(_/ ノ`ーΩ'` 9.11後のアメリカは「対テロ戦争」を標榜し、アフガニスタンの /,へ、 ,)( ,‐、 ノ.ノ アル・カイダを攻撃するなど積極的な軍事行動を行っていました。 /__)/`二ン⌒し/ /~i ./ このような中、アメリカは「悪の枢軸国」の一つであるイラクが .//" (__) ./ / 大量破壊兵器開発を行っていると主張。 ε= /__) / / 不誠実な態度を取るサダム・フセインに対し最後通告をつきつけたのでした。 ε= .|__) 157 名前:グーグルマップで見るイラク戦争@軍事板(6/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 11 32 ID lI0xM/ye ・2003年3月19日 空爆開始3月17日の最後通告に対しイラクは徹底抗戦を選択。19日にイラクへの攻撃が始まった。 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=33.3046,44.40882 spn=0.00798,0.020084 t=k z=16 (主要な目標の一つ大統領宮殿) ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <空爆は、空襲の中でも特に爆撃によるもののことです。 使い分けをする必要もあまり無いのですが、今は空爆という言い方をすることが多いですね。・2003年3月20日 地上部隊による侵攻開始 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=30.036703,47.974892 spn=0.132261,0.32135 t=k z=12 (初期の目標でもある港、ウム・カスル) ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <制空権を確保し、敵の地上部隊を航空攻撃。 弱体化した前線を突破し、一気に敵の懐に深く侵入。 使う道具は進歩しても、やっていることはWW2時の「電撃戦」と同じですね。 158 名前:グーグルマップで見るイラク戦争@軍事板(7/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 12 35 ID lI0xM/ye ・2003年3月22日 バスラ攻略開始 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=30.506963,47.823486 spn=0.131629,0.32135 t=k z=12 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <バスラの完全な制圧にはこのあとかなりの時間を必要としました。 2003年3月25日 ナシリーヤではユーフラテス川を渡る橋を巡り激しい戦闘が行われた。 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=31.046757,46.263943 spn=0.065446,0.160675 t=h z=13 ・2003年4月1日 米英軍はカルバラ付近でイラク軍の精鋭「メディナ機甲師団」と交戦。これを撃破。 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 t=h ll=32.821903,44.012604 spn=0.513552,1.2854 z=10 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <イラク軍の精鋭「共和国防衛隊」の各師団はメディナの他にも 「バグダード」「ハンムラビ」「ネブカドネザル」などそれぞれ固有の名前を持っています。 159 名前:グーグルマップで見るイラク戦争@軍事板(8/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 14 44 ID lI0xM/ye ・2003年4月4日 バグダッド近郊のサダム国際空港を制圧。 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=33.256705,44.240227 spn=0.031939,0.080338 t=h z=14 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <サハフ情報相の強気な発言が楽しめたのもこの頃です。 米軍はいないと強弁してるのに背後では煙が上がっていたり……・2003年4月5日 バグダッド侵攻。7日までにはバグダッド市内の要所はほぼ制圧された。 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=33.314521,44.42112 spn=0.001995,0.005021 t=h z=18 (9日にフセインの像が倒されたフィドルス広場。現在は別の像が立っている) ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <当時あの銅像はサダム・フセインの像ではないという情報が飛び交っていました。 調べてみたのですが、サダム・フセインの像だということで間違いないみたいです。 160 名前:グーグルマップで見るイラク戦争@軍事板(9/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 16 03 ID lI0xM/ye ・2003年4月14日 イラク最後の拠点ティクリートをほぼ制圧 http //maps.google.co.jp/?ie=UTF8 ll=34.600291,43.676491 spn=0.062879,0.160675 t=h z=13 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <ティクリートはサダム・フセイン大統領の出身地です。・2003年5月1日 大規模戦闘終結宣言カリフォルニア沖の空母エイブラハム・リンカーン艦上でブッシュ大統領はイラク戦争における大規模な戦闘の終結を宣言した。 http //maps.google.co.jp/maps?ie=UTF8 ll=47.981225,-122.229263 spn=0.003196,0.010042 t=k z=17 (エバレットに寄港中の空母エイブラハム・リンカーン) ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <イラク軍の組織的な抵抗は終わりましたが、民兵やテロという形での戦闘は続きます。・2003年12月13日 ティクリート近郊の町ダウルで、サダム・フセイン元大統領が逮捕、拘禁される。 http //maps.google.com/maps?ie=UTF8 ll=34.460287,43.800259 spn=0.062984,0.160675 z=13 ,,,,,,,,,,,,,,, [|,,,,,★,,|] i ld,,゚ヮ゚ノ <このあとサダム・フセイン元大統領は裁判にかけられ年末には死刑を執行されます。 161 名前:グーグルマップで見るイラク戦争@軍事板(10/10)[sage] 投稿日:2008/05/27(火) 18 18 29 ID lI0xM/ye ,,,,,,,,,,,,,,, ミ∧ ここまで読んでいただきありがとうございました。 [|,,,,,★,,|]/ ・ |ミ i ld,,゚ -゚ノ(_)' |ミ イラク情勢は現在も混沌としています。 ヘ、ノ/'ソフつつ/ ,,| この地域をどう扱うかは次の米大統領の大きな仕事になりそうです。 ~<三ミミγ"(⌒)"⌒/`ー'"| γ/ ヽ(_/ ノ`ーΩ'` それではクイズです。 /,へ、 ,)( ,‐、 ノ.ノ イラク軍の主力戦車は軍板の一部で神として崇められている戦車でした。 /__)/`二ン⌒し/ /~i ./ それは何でしょう。 .//" (__) ./ / ε= /__) / / 1.チハ ε= .|__) 2.M1 3.T-72 次回のこの企画は21時ごろ、太平洋戦争の予定です。 それではダスヴィダーニヤ!◆全板トナメ・他板交流所 軍事板総司令部19◆http //hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1211642844/
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/395.html
1212 「バカげた考え」イラク報告書に共和党保守派が猛反発 [読売] 1207 イラク米軍「08年に大半撤退可能」 米超党派が提言 [朝日] 1130 米・イラク首脳会談、治安権限の移譲加速で合意 [読売] 1129 イラク駐留、1年延長 アナン氏「内戦状態」 [朝日] 1129 イラク情勢 「内戦」表現の米メディア増える [毎日] 1116 米中央軍司令官、民主党のイラク段階的撤退論を拒否 [読売] 1118 「イラクは大惨事」英首相認める 戦略失敗は否定 [朝日] 1107 フセイン判決に距離を置く発言相次ぐ EU加盟国 [朝日] 1105 フセイン元大統領に死刑判決 イラク高等法廷 [朝日] 1030 イラク米兵、10月の死者100人に 多国籍軍へ攻撃増 [朝日] 1026 イラク戦術、必要な変更を行う方針…米大統領が強調 [読売] 1022 米兵死者、最悪水準に イラク、今月既に78人 [産経] 0929 イラク駐留軍への攻撃「15分に1回」 米記者が暴露 [朝日] 0914 湾岸戦争症候群:「従軍が原因」の証拠なし 米医学研究所 [毎日] 0913 イラク米軍、「西部で兵力が絶対的に不足」 分析報告書 [朝日] ●イラク戦争(米国から)06Ⅱ より続く 1212 「バカげた考え」イラク報告書に共和党保守派が猛反発 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】イラク政策見直しを勧告した米国の超党派諮問機関「イラク研究グループ」報告書に対し、共和党陣営で新保守主義(ネオコン)や伝統的な保守主義に連なる政治家と専門家から一斉に批判の声が上がっている。 中間選挙の敗北を機に、現実派の発言力増大が目立つ共和党内で、イラク戦争の当初の目的完遂を求める強硬派が反撃に出た形だ。 ネオコンを代表する論客として知られるアメリカン・エンタープライズ研究所のリチャード・パール研究員(元国防次官補)は、政策変更の第三者機関への諮問を「大統領の最高司令官としての任務を外注(アウトソーシング)するもの。バカげた考えで無視すべきだ」と切り捨てた。雑誌「ウィークリー・スタンダード」のビル・クリストル編集長は、マケイン上院議員が勧告とは逆に米軍増派を主張していることを指摘し、「共和党を代表する大統領候補が反対している以上、今後の方策として合意があるとは言えない」と評した。 伝統的な保守陣営では、中間選挙でイラク戦争を支持し落選したリック・サントラム上院議員が、「報告書は降伏への処方箋(せん)」と断じた。 強硬派の反発は、研究グループの共同代表を務めたベーカー元国務長官をはじめとする現実派が、イラクと中東全域の民主化という理想の旗を引きずり下ろし、イランやシリアなど“敵”とも手を結んで戦争を終わらせようとしている、という不信感に根ざしている。 批判を受けベーカー氏は10日、テレビ4局の討論番組に相次いで出演した際に「報告書は、民主主義の目標を否定したものではない」などと弁明に努めた。 ブッシュ大統領は11日に国務省を訪れ、ライス国務長官から同省での政策見直し結果を聴取、イラク政策転換の作業は大詰めを迎える。 (2006年12月12日1時17分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20061211id23.htm 1207 イラク米軍「08年に大半撤退可能」 米超党派が提言 [朝日] 2006年12月07日01時26分 米国のイラクをめぐる新たな戦略について、超党派の立場で検討を続けてきた有識者の集まり「イラク研究グループ」(共同議長・ベーカー元国務長官、ハミルトン元下院議員)が6日午前(日本時間同日夜)、08年春までにイラク駐留米軍の戦闘部隊の大半を撤退させることが可能だと指摘し、イラン、シリアとの直接対話も含めて外交を活発化させるなどの提言をまとめた報告書を、ブッシュ大統領と議会に提出した。 ホワイトハウスで6日、イラク研究グループから報告書を受け、ベーカー元国務長官(右から2人目)らメンバーと並んで記者団に語るブッシュ大統領(中央)=AP 大統領は「真剣に検討する」としつつ、「すべての提言には賛成しないだろう」とも述べた。同報告書は、イラク政策の変更に向けた「たたき台」になるもので、政権側の対応が注目される。 「前進への道――新たなアプローチ」と題した報告書は、イラクの現状は深刻で悪化しているが、なお改善は可能だと認識。その上で、イラク側への戦闘任務の移管により米戦闘部隊を「責任ある方法」でイラク国外へ再配置を開始するなど、79項目にわたって提言した。 現在約13万人いる駐留米軍の兵力水準をめぐっては、最小限の勢力を除き、米戦闘部隊の大半を削減することが可能だ、と指摘した。 米国はイラク政府に対して、大量の米軍部隊をイラクに無期限で駐留させると約束するべきではないと警告した。イラク側が目標を満たさなければ政治経済、軍事的支援水準を下げることも辞さないと圧力をかけるべきだと提唱している。 外交面では、ブッシュ政権がテロ支援国家とみなして接触を拒んできたシリア、イランと直接「建設的に関与」していく方策も含め、イラクの近隣諸国を招いた地域和平の枠組みを通じて安定を実現するべきだと指摘した。 ブッシュ大統領はこの朝、同グループから報告書について説明を受けた後、記者団に対し「興味深い提案がなされており、どの案も真剣に受け止めた上で、すみやかに対処したい」と述べた。 URL http //www.asahi.com/international/update/1207/002.html 1130 米・イラク首脳会談、治安権限の移譲加速で合意 [読売] 【アンマン=貞広貴志】ブッシュ米大統領とイラクのマリキ首相は30日、ヨルダンの首都アンマンで会談し、イラク治安部隊への治安権限の移譲を急ぐとともに、マリキ首相率いる政府の強化を図ることで合意した。 大統領は、会談後の会見で、「(マリキ首相が)敵との戦いを主導することを望む」と述べ、イラク政府が治安対策の前面に立ち、米国は支援の役回りを担うという原則を示した。その一方で、大統領は「任務が完了するまで、我々はイラクにとどまる」と断言し、米国内で高まっている「早期撤退論」を改めて否定した。 さらに、大統領は「イラクをいくつかの部分に分離することはイラクの人々の望んでいることではないし、宗派抗争を激化させるだけだ」と述べ、米国内などで浮上しているイラクの3分割論を明確に否定した。 一方、イラク情勢鎮静化のための外交努力については、両首脳は会談後の共同声明で「紛争に対処するため周辺国からより大きな協力を得るべく努力する」とした。ただ、具体的な措置や国際会議開催などには踏み込まなかった。 マリキ首相は会見で「テロはイラクだけの危機ではなく、文明世界が一つになって取り組まねばならない」と述べたが、その一方で「どの国もイラク内政に干渉してはならない」と他国の動きをけん制した。 (2006年11月30日23時59分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20061130it13.htm 1129 イラク駐留、1年延長 アナン氏「内戦状態」 [朝日] 2006年11月29日12時59分 国連安保理は28日、米軍などの多国籍軍によるイラク国内の駐留期限を07年末まで1年間延長する決議案を全会一致で採択した。 米国や英国、日本など5カ国が提案。「イラク側の要請があれば駐留期限を短縮できる」としている。多国籍軍の駐留については、イラクのマリキ首相と米国のライス国務長官がそれぞれ、延長を認めるよう求める書簡を安保理議長にあてて、送っていた。 米国のボルトン国連大使は「ブッシュ大統領とマリキ首相が会談する直前に採択できた」ことを歓迎した。 一方、国連のアナン事務総長は同日、記者団に対し、イラクがほぼ内戦状態に至っているとの認識を示した。また、イラク新戦略をまとめている米国の「イラク研究グループ」のメンバーと27日に電話会議を行い、国連がより大きな役割を果たすことなど「かなりの数の提案をした」ことを明らかにした。 また米国がイラン、シリアと直接対話をすることについて「両国には果たすべき役割があり、解決策の一翼を担うべきだ」と強く支持した。 URL http //www.asahi.com/international/update/1129/010.html 1129 イラク情勢 「内戦」表現の米メディア増える [毎日] 【ワシントン和田浩明】イラクの治安状況を「内戦」と表現する米報道機関が増えている。有力紙ニューヨーク・タイムズやロサンゼルス・タイムズ、主要ネットワークのNBCテレビなどだ。「イラク人も内戦とは言っていない」(ハドリー大統領補佐官)とのホワイトハウスの主張と対立するもので、米国が敗退した60~70年代のベトナム戦争当時の状況との類似性を指摘する専門家もいる。 ニューヨーク・タイムズのビル・ケラー編集主幹は声明で「現場の記者、担当編集者が議論した結果、イラクの紛争を内戦と表現してもよいと合意した」と説明した。ただ、「複雑な現場状況をとらえ切れない場合がある」として慎重に使用する方針を明らかにしている。 ロサンゼルス・タイムズ紙は社内議論を経て10月から「内戦」の表現を使い始めたという。NBCテレビは27日朝の番組で、専門家らの意見を聞いた上で使用に踏み切ったと明らかにした。クリスチャン・サイエンス・モニター紙なども「内戦」の表現を使用しているが、編集幹部は同紙のインターネット・サイトで「明解な表現ではないので、追加説明を加えるようにしている」と述べている。 ボストン・グローブ紙は「他報道機関の動向も見て検討中」としながらも、「ベトナム戦争で米国が勝てないとの見方を米メディアが報じ始めた時の状況に似ている。世論の動向に影響を与えそうだ」との専門家の見方を報じている。 毎日新聞 2006年11月29日 10時49分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20061129k0000e030031000c.html 1116 米中央軍司令官、民主党のイラク段階的撤退論を拒否 [読売] 15日、米議会の公聴会でイラク段階的撤退に反対するアビザイド司令官=ロイター 【ワシントン=寺田正臣】イラクなどを管轄する米中央軍のアビザイド司令官は15日、上院軍事委員会の公聴会で、イラク駐留米軍の規模を現状のまま維持する方針を表明した。 中間選挙で上下両院を制した民主党議員の間では段階的撤退論が強まっているが、司令官の証言はこれを改めて拒否した形だ。 司令官は、イラク国内の治安情勢の悪化と新戦略の必要性は認めたが、早期撤退や時期の明示は「現地司令官の(作戦上の)柔軟性を損なう」と指摘、「米兵力のレベルを現在の状態で維持することが賢明な道」述べた。また当面の目標が米軍によるイラク人治安部隊の訓練にあることを強調した。 訓練期間については当初、1年から1年半かかるとされていたが、司令官は「1年以内で可能かもしれない」と語り、期間を短縮し早期に治安をイラク人に任せられるとの見通しを示した。 共和党のマケイン上院議員らが主張する増派の可能性について司令官は、増派は一時的な効果はあるものの約14万人の駐留米軍の負担をさらに大きくするとして拒否した。 イラク政策についてはベーカー元国務長官らが率いる超党派の「イラク研究グループ」が12月に政策提言を行う予定だが、ブッシュ大統領は駐留米軍の規模の変更は現地司令官の判断に基づくとの立場を堅持、中間選挙後の同グループとの会談でもこの方針を伝えている。 (2006年11月16日10時51分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20061116i102.htm 1118 「イラクは大惨事」英首相認める 戦略失敗は否定 [朝日] 2006年11月18日21時22分 ブレア英首相は17日、中東の衛星テレビ、アルジャジーラの報道番組で、ブッシュ米政権とともに主導したイラク戦争以来の事態を「大惨事」と認めた。1年以内に辞任する意向を表明している首相は、残る任期の最優先課題として中東情勢の改善を掲げており、敵視してきたシリアやイランにも「建設的役割」の期待を表明。与野党からは「対イラク戦略の失敗」を批判する声が強まるばかりだ。首相はイラクの泥沼に足をすくわれたまま、任期切れを迎えそうだ。 ブレア首相の発言は、アルジャジーラの英語放送の開局を記念して行われた。首相はイラク戦争中、米英に批判的な現地報道を続けた同テレビに繰り返し不快感を表明してきたが、イスラム世界での影響力を念頭にインタビューに応じたとみられている。 同テレビの看板記者から「イラクへの介入はこれまでのところ大惨事をもたらしたのではないか」と問われ、ブレア首相は「そうだ」と回答。その上でイラクの混乱は、米英側の戦略に問題があったから広がったのではなく、責任は「戦争を望む少数派の(国際テロ組織)アルカイダと協力するスンニ派武装組織と、イランを後ろ盾とするシーア派民兵」にあると主張した。 またシリア、イランに対してはテロ支援をやめ、イランには核不拡散の国際的な義務を守って中東で「建設的な役割」を果たすよう求めた。 こうした発言に対し、イラク戦争に反対してきた第3党、自由民主党のキャンベル党首は「首相はようやく、イラクに対する武力行使を大罪と認めた。戦略を誤ったのは明らかだ」と批判。英議会と国民に対し謝罪を求めた。 政府や与党労働党にも対イラク戦略への批判は広がっている。17日付の英地方紙によると、ホッジ閣外相(貿易担当)は党の内輪の集会で、首相のイラク外交は「大きな過ちだった」と語り、物議を醸している。 また、英軍はイラクの約7000人に加え、アフガニスタンにも4000人以上を派遣しており、要員や装備の不足も顕在化。陸軍トップのダナット参謀総長が、英軍のイラク駐留長期化によりかえって治安が悪化していると異例の警告を発するほど不満が募っている。 そんな中、ブレア首相の後継候補であるブラウン財務相は18日、初めてイラク入りし、英軍の駐屯地を訪問した。サレハ副首相との会談では追加経済支援を約束。財務相の職責を超える外交や治安などの分野でも積極的に発言し始め、「ブレア後」を見据えて徐々に存在感を増している。 URL http //www.asahi.com/international/update/1118/015.html 1107 フセイン判決に距離を置く発言相次ぐ EU加盟国 [朝日] 2006年11月06日10時40分 フセイン元大統領ら旧政権幹部3人に死刑を言い渡した5日のイラク高等法廷の判決に対し、死刑に反対の立場をとる欧州連合(EU)の加盟国から距離を置く発言が相次いでいる。ドストブラジ仏外相は「すべての国で死刑を撤廃するのがわが国の立場」と表明。スペインのサパテロ首相も「わが国で死刑判決は歓迎されないだろう」と述べた。 ドストブラジ外相は同日、「判決は独立したイラク司法によってなされたもので、イラク人に属する」と、あからさまな批判は避けた。だが、「この判決がイラクに新たな緊張をもたらさないことを望む」とも述べ、治安悪化につながる懸念を示した。 AFP通信によると、EU議長国のフィンランドは声明で「死刑を執行しないよう求める」とイラクに呼びかけた。ドイツのメルケル首相、イタリアのプロディ首相も死刑反対の立場を述べた。 フランスは81年、スペインは95年に死刑制度を撤廃。EUは死刑廃止を加盟条件にしている。EU加盟国では英国が判決を歓迎する立場を表明している。 URL http //www.asahi.com/international/update/1106/002.html 1105 フセイン元大統領に死刑判決 イラク高等法廷 [朝日] 2006年11月05日18時10分 イラクのサダム・フセイン元大統領(69)ら旧政権幹部を裁くイラク高等法廷は5日、82年のシーア派村民大量殺害事件で、フセイン被告に求刑通り死刑の判決を言い渡した。終身刑以上の判決は自動的に控訴委員会で審査され、被告側による再審請求もできるため、判決の確定は当面先になる。 高等法廷の判決は、フセイン政権崩壊から3年半で初めて。旧政権で弾圧されたシーア派やクルド人は元大統領の死刑を求めていた。一方、元大統領支持者の多いスンニ派の武装勢力が判決を受けてシーア派主導の現政府やイラク駐留米軍への反発を強めるのは必至。一向に改善しないイラクの治安がさらに悪化する可能性もある。 判決は、元大統領らは82年7月にイラク中部ドゥジャイル村を訪問した際に起きたシーア派による大統領暗殺未遂事件の報復として、村民らを大量に拘束。拷問や処刑、砂漠につくられた収容所の劣悪な環境による病死などで148人を死亡させたとして、元大統領らの責任を認めた。 URL http //www.asahi.com/international/update/1105/005.html 1030 イラク米兵、10月の死者100人に 多国籍軍へ攻撃増 [朝日] 2006年10月30日20時54分 イラク駐留米軍は30日、アンバル州で戦闘中に負傷した米海兵隊員1人が29日に死亡した、と発表した。ロイター通信によると、これで10月の米兵の死者は100人に達し、05年1月以来の人数となった。イラクでは、イラク人同士の宗派間の殺し合いが激化するとともに、多国籍軍への攻撃も増加している。 米ブルッキングス研究所によると、イラク戦争後の米兵の月間死者数(事故死を含む)は、ファルージャやナジャフなどで掃討作戦が続いた04年11月、137人にのぼった。その後、05年1月に107人を記録して以降は、100人未満にとどまっていた。 一方、バグダッドのサドルシティーの市場で30日、爆弾が爆発し、アラブメディアによるとイラク人計29人が死亡した。最初に小さな迫撃砲弾が爆発。負傷者はなかったが、大勢の買い物客ややじ馬が集まったところで、強力な仕掛け爆弾2発が爆発したという。 URL http //www.asahi.com/international/update/1030/014.html 1026 イラク戦術、必要な変更を行う方針…米大統領が強調 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】ブッシュ米大統領は25日、ホワイトハウスで記者会見し、宗派対立が悪化の一途をたどるイラク情勢について、「米国民が満足してないのを知っているし、私自身、満足していない」とした上で、「現地司令官の要請があれば(イラク駐留米軍を)増派する」と述べ、勝利のため必要なあらゆる戦術変更を行う方針を強調した。 大統領はさらに、ベーカー元国務長官を中心にイラク政策の見直しを進めている「イラク研究グループ」を挙げて、「あらゆる提言を注意深く検討する」と述べ、中間選挙後にイラク政策の方針転換を図る可能性も示唆した。 ただ大統領は、「敗北は、米国が勝利をおさめる前に撤退する場合だけ」と強調し、民主党などが主張する段階的撤退論を退けた。 大統領は、宗派対立を抑え込むための政治プロセスとして〈1〉イラクの政治・宗派代表と協力し、暴力阻止に立ち上がらせる〈2〉民兵の解体や石油収入の配分、憲法修正など対立要因の解決〈3〉周辺国と国際社会による各派への働きかけ――の3段階アプローチを明らかにした。 (2006年10月26日1時44分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20061025i117.htm 1022 米兵死者、最悪水準に イラク、今月既に78人 [産経] イラク中西部アンバル州で21日、米軍と武装勢力が戦闘になり、米兵3人が死亡した。今月の米兵死者は78人に達し、ことしの月間死者数としては最悪となった。AP通信が伝えた。 イラク問題を主要争点にした中間選挙を控え、米兵の犠牲拡大はブッシュ米政権にとって大きな痛手となりそうだ。 一方、中部マハムディヤの市場では同日夕、迫撃弾による攻撃があり、警察によると、少なくとも18人が死亡、70人が負傷した。死者は30人との情報もある。マハムディヤはイスラム教シーア派の住民が多く、宗派対立に基づくテロとみられる。 自転車5台に仕掛けられた爆弾が爆発し、その後、少なくとも12発の迫撃弾が撃ち込まれたという。ほかにも爆弾が仕掛けられた自転車が見つかったが、警察が処理した。(共同) (10/22 14 42) URL http //www.sankei.co.jp/news/061022/kok007.htm 0929 イラク駐留軍への攻撃「15分に1回」 米記者が暴露 [朝日] 2006年09月29日19時57分 権力の内幕報道で知られる米紙ワシントン・ポストのボブ・ウッドワード氏が、近く出版する著書で、イラクでの米英など駐留軍に対する攻撃は、実は15分に1回以上の頻度で、週800~900回発生しているが、ブッシュ政権はそれを隠していると暴露していることが分かった。 米CBSテレビが28日、10月1日に放映する同氏のインタビューの抜粋を公開した。 ウッドワード氏は、米情報機関はイラクの状況が07年にはさらに悪化すると予測している、とも明かした。だが、ブッシュ大統領は強気の姿勢をまったく崩しておらず、与党共和党の幹部らに対して、「ローラ(夫人)と(飼い犬の)バーニーしか私を支持しなくても、(イラクから)撤退しない」と述べたという。 ウッドワード氏によると、大統領とチェイニー副大統領はしばしば、キッシンジャー元国務長官から「有効な出口戦略は勝利しかない」といった助言を受けており、それが大統領の確信を深めさせているという。 新著は、2年間の取材期間をかけ、ブッシュ政権高官を含む200人以上にインタビューした結果を盛り込んだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0929/010.html 0914 湾岸戦争症候群:「従軍が原因」の証拠なし 米医学研究所 [毎日] 【ワシントン和田浩明】湾岸戦争(91年)に従軍した兵士が「湾岸戦争症候群」と呼ばれる慢性の複合的健康障害を訴えている問題で、米科学アカデミー医学研究所は13日までに、健康障害の発生率は非従軍者より高いが、同戦争への従軍が唯一の原因だと示す証拠はないとの医学文献調査の結果をまとめた。復員兵団体は「従軍者の健康状態に問題があるのは事実で、一層の研究や支援をすべきだ」と指摘している。 従軍者が訴える主な症状は、慢性疲労や記憶力・集中力の低下、関節痛、皮膚症状など。同研究所によると、従軍者1061人と非従軍者1128人を比較したところ、複数の身体症状を訴える人の比率は従軍者で29%に上り、非従軍者の16%のほぼ倍に達したとする調査があった。心的外傷後ストレス障害(PTSD)やうつ症状でも、4886人を対象にした別の調査で従軍者の発生率は6%で非従軍者(3%)の倍だった。筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)や脳腫瘍(しゅよう)、睾丸(こうがん)がんでも、従軍者の方が非従軍者より発生率が高いとの複数の調査があった。 しかし、いずれの疾患も非従軍者にも見られるものであり「湾岸戦争への従軍だけに関連付けられるとは言えない」と結論づけた。一方で、従軍と健康被害の関連を判定するうえで必要な科学的データの不足から過去の研究には限界があるとして、将来の紛争での派遣前後の健康調査の徹底や、がん、ALS、先天性障害の継続調査を勧告した。 調査は米連邦議会の指示に基づく復員軍人省の委託で行われ、湾岸戦争従軍兵の健康状態に関する過去の研究論文850本を専門家13人で構成する同研究所の委員会が精査した。独自の調査は行っていない。 毎日新聞 2006年9月14日 21時32分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/afro-ocea/news/20060915k0000m030107000c.html 0913 イラク米軍、「西部で兵力が絶対的に不足」 分析報告書 [朝日] 2006年09月13日19時06分 イラク西部のアンバル州で米軍の兵力が絶対的に不足しており、現状のままだと国際テロ組織アルカイダ系の勢力を抑えることがほぼ不可能、とする悲観的な分析報告書を、現地駐留の米海兵隊部隊の情報担当者が8月半ばに出していた。米有力紙が相次いで伝えた。イラクの状況が、政権の描く楽観的なイメージよりはるかに深刻である可能性を物語っているといえる。 ワシントン・ポスト紙が11日、ニューヨーク・タイムズ紙が12日に報じた。 それによると、アンバル州では政治・治安の両面で情勢が急速に悪化中で、援助増大と師団規模の兵力増強がない限り流れを止められないと、報告書は判断している。 スンニ派が集中する同州では、反米攻撃が以前から繰り返されてきた。 だが、スンニ派とシーア派とが混住する首都バグダッド周辺の宗派間対立による紛争がこの春以降、内戦寸前にまで悪化。米軍も、シーア派中心のイラク治安部隊も、首都の治安を安定させることを当面の優先課題としている。多くの部隊や武器が首都に振り向けられた結果、アンバル州がその分だけ空白地帯と化しつつあるという。 米国内では、ブッシュ政権のイラク政策が失敗だとの考えが国民の間で広まり、11月の中間選挙を前に、与党共和党の議員からも撤退日程の設定を提唱する声が少数ながら出てきている。 こうした声に、ブッシュ政権は「撤退期限を定めれば、テロ集団は勝利が手に入るとみなす。米軍のいなくなったイラクを、かつてのアフガニスタンのように米本土へのテロ攻撃の拠点として使う」と反論している。 現場から兵力増強を求める声が出てきたことで、撤退論の圧力をしのぐ材料として政権側に使われそうだ。しかし、米軍の力不足を率直に記している内容だけに、イラクの「泥沼」イメージを増強することにもつながりかねない。 URL http //www.asahi.com/international/update/0913/012.html ●イラク戦争(米国から)06Ⅱ より続く
https://w.atwiki.jp/dunpoo/pages/263.html
●イラク戦争(米国から)? へ続く 0531 イラクで死亡の記者71人、ベトナム戦争時を超す [読売] 0531 米、イラクへ1500人増派…「一時的な措置」と強調 [読売] 0531 イラク反政府勢力「今年は勢力維持」…米国防総省 [読売] 0530 米大統領、戦死者増の現状認める…イラク撤退触れず [読売] 0527 イラク本格政府で国際社会は「和解」を…英首相が演説 [読売] 0526 米海兵隊員、無抵抗イラク市民殺害の疑い 米紙報道 [朝日] 0526 米英首脳会談:両首脳ともイラク撤退スケジュール示さず [毎日] 0525 イラク駐留、ブレア首相が英軍早期撤退に傾斜 [朝日] 0522 ブレア首相がバグダッド電撃訪問、マリキ首相と協議 [読売] 0521 イラク本格政府発足で英軍の撤収プロセス本格化へ [読売] 0519 プロディ伊首相:イラク戦争は重大な誤り 駐留軍撤収訴え [毎日] 0517 イラク安定化へ協力確認 米、豪首相を国賓待遇 [共同] 0508 米のイスラム向け市民外交、「失敗」と議会報告書 [読売] 0501 イラク撤兵求めてNYで30万人デモ [朝日] 0427 イラクで伊兵士ら4人爆死 次期政権内に「即時撤退」論 [朝日] 0426 米国防長官がイラクを電撃訪問、支援表明へ [読売] 0423 「歴史的成果」と高く評価 米大統領、イラク撤兵期待 [共同] 0417 米の25自治体、「イラク撤兵」を住民投票で決議 [朝日] 0414 ラムズフェルド国防長官に辞任要求…退役将校ら次々と [読売] 0406 イラク撤退「賛成」61% 米ウィスコンシン州32自治体住民投票 [赤旗] 0325 フセイン元大統領、「裸の王様」だった 米国防総省報告 [朝日] 0325 露、開戦時にイラクへ米軍情報提供…米国防総省が報告 [読売] 0324 イラクで拉致の平和活動家3人、無事保護 [朝日] 0322 「将来の大統領が決定」イラク米軍撤退でブッシュ大統領 [朝日] 0322 英軍撤収時期と治安権限移譲、来月からイラクと協議 [読売] 0321 イラク元外相は米のスパイ、NBCが報道 [読売] 0320 イラク開戦3年、米では政策修正巡り激論 [読売] 0320 イラク戦争3年、米大統領が民主化安定へ不退転の決意 [読売] 0319 イラク戦争開戦3周年、世界各地で反戦デモ [読売] 0319 米大統領、イラク開戦の正当化繰り返す 3周年前に演説 [朝日] 0318 イラク戦で「テロ脅威増大」6割 英BBC35カ国調査 [朝日] 0318 イラク治安任務「今夏中に75%委譲」 駐留米軍幹部 [朝日] 0316 米軍、イラク駐留兵員700人増強 短期的措置を強調 [朝日] 0314 米大統領 イラク武装勢力の爆弾、イランから流入と非難 [毎日] 0314 イラク駐留英軍、5月に800人撤収…サマワも対象か [読売] 0311 「イラク情勢は緊迫している」米大統領、支持を訴え [読売] 0310 イラク 駐留米軍、アブグレイブ刑務所閉鎖へ [毎日] 0306 イラク人収容者に虐待継続…アムネスティが報告 [読売] 0306 “イラク参戦 神が審判" 英首相発言 兵士遺族ら反発 [赤旗] 0304 イラク米軍司令官、「危機は去った」 [朝日] 0304 イラク派兵の是非、ブレア首相「神が審判」 [読売] イラク人収容者虐待、未公開映像 豪テレビが報道 [朝日] 「自衛隊撤退後も駐留」豪首相が方針示す [朝日] 英軍兵士がイラク人に暴行か 英大衆紙が報道 [朝日] 「意図的にイラク情報つまみ食い」元情報官が米政権告発 [朝日] 米国:州兵を19%に削減 ペース統合参謀本部議長 [毎日] イラク駐留英軍、年末までに2000人撤退…英紙報道 [読売] イラク開戦 2カ月前に決定 米英首脳会談メモ基に暴露 英の国際学者が出版 [赤旗] 「反戦の母」横断幕を準備、議場内で拘束 一般教書演説 [朝日] イラク取材中の米ABCキャスターら爆弾で重傷 [読売] イラク・アフガン帰還の米兵、2万人がPTSD [読売] 今年末までにイラク完全撤退 イタリア国防相 [朝日] 米のアルジャジーラ爆撃計画疑惑 弁護側 “機密メモ存在” [赤旗] 米国女性 反戦訴え 作家・女優・平和活動家…イラク撤退求め署名 [赤旗] ●イラク戦争(米国から)05? から続く ●イラク戦争(米国から)? へ続く 0531 イラクで死亡の記者71人、ベトナム戦争時を超す [読売] 【ニューヨーク=大塚隆一】米国の民間団体「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)は30日、2003年3月の米軍進攻以降、イラクで取材活動中に死亡したジャーナリストが71人に達し、ベトナム戦争時の66人をすでに上回っていることを明らかにした。 内訳は男性65人、女性6人。国籍別ではイラクが50人で大半を占め、欧州11人、他のアラブ諸国3人、米国2人などが続いた。状況別に見ると、反米武装勢力の攻撃や殺害による犠牲者が45人で3分の2近くを占めた。米軍の発砲が原因になった可能性がある死者も14人いるという。 別の米民間団体「フリーダム・フォーラム」によると、1970年代から80年代にかけて中米で89人、アルゼンチンで98人のジャーナリストが死亡しているが、イラクの場合は3年余りで70人を超えるハイペースで、イラクは最も危険な取材現場になっている。 (2006年5月31日18時17分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060531it11.htm 0531 米、イラクへ1500人増派…「一時的な措置」と強調 [読売] 【ワシントン=五十嵐文】米国防総省は30日、イラクに米兵1500人を追加派遣した、と発表した。 同省は「短期的な兵力配置」と強調しているが、最近のイラク駐留米軍の削減傾向に逆行し、年内の大幅削減を危うくさせる兆候との見方も出ている。 同省の発表によると、クウェートに駐留していた米陸軍第1機甲師団第2旅団の2個大隊約1500人が、バグダッド西方のアンバル県に派遣された。 イラク駐留多国籍軍のミッシェル・マーティンヒング報道官は30日、「アンバル県の現状は厳しいが、イラク全土の安全保障環境を代表するものではない」と述べ、一時的な措置であることを強調した。 米軍によると、今回の増派でイラク駐留米軍の旅団数は15個から16個に増え、全体の兵力は13万人規模だという。米軍は5月、ドイツ駐留の米兵約3500人の派遣を当面見合わせると発表していた。 イラク駐留米軍のケーシー司令官は、約13万人の駐留米軍の兵力を年内に3万人程度削減し、10万人規模に縮小する案を検討しているとされる。 (2006年5月31日12時56分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060531i105.htm 0531 イラク反政府勢力「今年は勢力維持」…米国防総省 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】米国防総省は30日、イラクの本格政府発足にもかかわらず反米・反政府武装勢力が「2006年を通じ勢力を維持する」と予測する報告書を発表した。 報告書は、連邦議会に対し年4回提出している「イラクの安定・治安評価」の最新版で、イスラム教スンニ派を中心とする反政府勢力の一部が、「最近数か月の間に(国際テロ組織)アル・カーイダと合流し、テロ攻撃の選択肢を増やしている」との憂慮すべき進展も明らかにした。 (2006年5月31日12時58分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060531id01.htm 0530 米大統領、戦死者増の現状認める…イラク撤退触れず [読売] 【ワシントン=五十嵐文】ブッシュ米大統領は29日、ワシントン郊外のアーリントン墓地で行われた戦没将兵記念日(メモリアルデー)の式典で演説し、「米国は常にいやいやながら戦争してきた。戦争の犠牲というものを知っているからだ。いま戦っている対テロ戦争でも、こうした犠牲を目の当たりにしてきた」と述べ、米軍のイラク駐留の長期化に伴い、米兵死者数が2500人近くにまで達している実情を率直に認めた。 これと同時に、大統領は「使命を完遂することが、戦没者の栄誉をたたえることになる。彼らはテロリストを打ち負かし、自由を前進させ、若い世代のために平和の基礎を築くという使命のために命をささげた」と、テロとの戦いの勝利への決意を改めて示した。ただ、イラクからの米軍撤退戦略などは示さなかった。 一方、大統領は式典に先立ち、死亡した米兵の葬儀が行われる前後1時間以内に、葬儀会場周辺でデモを行うことを禁じる法律に署名した。カンザス州の教会の活動家が、「相次ぐ戦死者は同性愛に寛容な米国に対する怒りを象徴するものだ」と主張、軍が主催するイラク戦死者の葬儀に出向いてデモを行っているため、こうした動きを規制することを狙った措置だ。 (2006年5月30日12時8分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060530id01.htm 0527 イラク本格政府で国際社会は「和解」を…英首相が演説 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】訪米中のブレア英首相は26日、ワシントン市内のジョージタウン大学で講演し、イラク本格政府の発足について「民主主義の子が生まれようと戦っている。国際社会は助産師だ」と位置づけた上で、「(イラク)戦争は世界を分裂させた。イラク国民の民主主義に向けた戦いは、世界をひとつにしなければならない」と述べ、国際社会が本格政府の発足を期に「和解」し、イラク支援に回るよう訴えた。 ブレア首相は停滞している国連安全保障理事会改革にも言及し、「仏英中が常任理事国で、独日印がそうでない安保理は、今日の世界で正当な存在であり得ない」と、日本など3か国の常任理事国入りを支持する姿勢を明確に打ち出した。 (2006年5月27日20時32分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060527id21.htm 0526 米海兵隊員、無抵抗イラク市民殺害の疑い 米紙報道 [朝日] 2006年05月26日23時32分 イラク西部ハディサで昨年11月、複数の米海兵隊員が無抵抗のイラク市民24人を殺害した疑いが米軍の捜査活動を通じて浮上していると、米紙ニューヨーク・タイムズが26日伝えた。同紙が引用した匿名の議会や軍・国防総省関係者によると、イラクでの米軍による最悪の不祥事となる可能性があるという。 海兵隊のヘイギー総司令官は25日、事件について特定しない形ながら、全海兵隊員にあてて「戦闘中の海兵隊員による行為について最近、深刻な非難が複数出ており、私は懸念を感じている」とする異例の声明を発表。現場での軍紀確立のためイラクに向かった。 米誌タイムが今年3月、最初にこの疑惑を伝えた。各メディアの報道を総合すると、犠牲になったのは検問所の周辺や住宅の中にいた市民で、女性や子どもも含む。海兵隊員らは当初「仕掛け爆弾(IED)が爆発し、直後に銃火を浴びて応戦した。住民らはIEDの巻き添えになったようだ」と説明していた。 だが、この日のタイムズ紙によると、議会で当局から説明を受けた元海兵隊員のクライン下院議員(共和党)が「事故ではなく、海兵隊員らは直接市民をねらった。攻撃に対する応戦でもない。残虐行為だ」と言明した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0526/018.html 0526 米英首脳会談:両首脳ともイラク撤退スケジュール示さず [毎日] 【ワシントン笠原敏彦】ブッシュ米大統領は25日、ホワイトハウスでブレア英首相と会談し、20日に発足したイラク正式政府への支援策などを協議した。ブッシュ大統領は会談後の共同会見で正式政府の発足を「イラクと連合国の関係の新たな始まりだ」と強調し、国際社会が「イラク立憲民主主義」の成功に向け協力するよう求めた。米英両国では駐留軍撤退への期待感が高まっているが、両首脳とも具体的な撤退スケジュールは示さなかった。 ブレア首相は22日にバグダッドを電撃訪問したばかりで、会談ではブッシュ大統領に現地情勢を説明した。国際社会の反対を押し切る形でイラク開戦(03年3月)に踏み切った両首脳はともに支持率が大きく低迷し、正式政府発足で「イラクの進展」をアピールする必要に迫られている。 ブッシュ大統領は会見で「自由で民主的なイラクは残忍な独裁者(フセイン元大統領)の打倒で可能になった。後退や誤りはあったが、我々は正しいことを行った」と述べ、開戦決定の正当性を訴えた。その上で、「我々はイラクの立憲民主主義を成功させるため他の国々の支援を求めていく」とし、「イラク支援の最善の方法を検討していく」と説明した。 一方、ブレア首相も「開戦決定についていかなる意見があろうとも、重要なのは民主的に選ばれたイラク政府の支援で国際社会が団結することだ」と主張。22日にイラク新政府のマリキ首相と発表した共同声明で「今年末までにイラクの大半の治安権限を新政府管理下に移す」と打ち出した点に関し、首相は「実現可能」としながらも、撤退スケジュールは示さなかった。 また、会談ではイラン核開発問題も主要な議題になった。ブッシュ大統領は会見で改めて「(軍事行動を含む)すべての選択肢」を排除しない姿勢を確認しながらも、国連安保理などを通した外交的解決に全力を挙げる方針を強調した。 両首脳は26日も引き続き会談する。 毎日新聞 2006年5月26日 11時25分 (最終更新時間 5月26日 11時44分) URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060526k0000e030036000c.html 0525 イラク駐留、ブレア首相が英軍早期撤退に傾斜 [朝日] 2006年05月25日16時12分 ブレア英首相は25日に米国入りし、ブッシュ大統領と会談する。イラク正式政府が発足したのを受け、米英軍を軸とする駐留部隊の段階的撤退を進める手順を協議する見通しだ。米側は日程を設定して束縛されることは避けたい考えだが、英国では米英によるイラクへの武力介入を「失策」とみる世論が高まっている。与党労働党への支持が落ち込むなか、ブレア首相も駐留英軍の撤退を早める方向に傾いている。 今月初めの内閣改造で国防相に就任したばかりのデズ・ブラウン氏は24日、駐留英軍の撤退問題について「ムサンナ州では近い将来、イラク側に治安権限が移譲されるだろう」と明言した。陸上自衛隊が駐留するサマワを州都とする同州からの撤退を先行させる考えを強調。同州とマイサーン州で6月に権限移譲を実現させたいというマリキ新首相の意向を反映したものだ。 英国側が描いているシナリオは7月に両州から部隊を順次撤退させ、その余剰分を治安が悪化しているバスラに移管。年内をめどに現在の約8000人規模の兵力を約5000人に縮小するという筋書きだ。また、ブレア首相が22日にバグダッドを訪問した際、マリキ政権の任期である4年以内に、ほぼ全軍の撤退を完了するという目標を定めていることを英政府筋が明らかにしている。 世論調査会社「YouGov」の最新の調査結果によると、米英軍によるイラクへの武力介入の決断を「間違いだった」とする声は57%と過去最高を更新、「正しかった」とする33%を大きく上回っている。また、24日付のICM社の政党別の支持率調査では、最大野党の保守党が38%で労働党を4ポイント上回り、ブレア首相の退陣を促す圧力が強まっていることを改めて裏付けた。 ブレア首相はバグダッド訪問に合わせ、「治安が安定すれば、できるだけ早く撤退したい」と本音を吐露。しかし、撤退計画を前倒しで公表すれば、多国籍軍への攻撃を続ける武装組織側が「勝利宣言」し、逆に治安が悪化しかねないとの懸念はぬぐえない。 URL http //www.asahi.com/international/update/0525/008.html 0522 ブレア首相がバグダッド電撃訪問、マリキ首相と協議 [読売] イラク情勢 【カイロ=長谷川由紀】ブレア英首相は22日、予告なしにバグダッドを訪問、イラクのマリキ首相と会談し、駐留多国籍軍の撤退問題などについて協議した。 外国首脳の同国訪問は、20日の本格政府発足以来、初めて。 マリキ首相は会談後の共同記者会見で、多国籍軍からイラク軍・警察への治安権限移譲について「計画通りに行けば、6月には南部サマワとアマラの治安権限がイラクの手に移り、年内にはバグダッドとアンバル両県を除き、権限移譲は完了する」と述べた。 ただ、ブレア首相は、同国南部に展開する駐留英軍約8000人の撤退について「現場の状況次第。イラク政府が必要とする限り駐留を続ける」と述べ、時期を明確にしなかった。宗派抗争激化で治安が急速に悪化する中、ブレア首相に同行した英政府高官は記者団に対し、多国籍軍の完全撤収には4年程度かかるとの見通しを示した。 (2006年5月22日22時33分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060522i214.htm 0521 イラク本格政府発足で英軍の撤収プロセス本格化へ [読売] 【ロンドン=飯塚恵子】ブレア英政権は、イラク本格政府の誕生でイラク人による治安維持体制構築が進むとして、駐留英軍約8000人の撤収プロセスを本格化させる見通しだ。 早急にイラク政府と治安権限の移譲に向けた具体的協議を始めたい意向だ。 ブレア英首相は20日、「イラク治安部隊が独り立ちし、我々の仕事が終わるまで支援する」と英テレビのインタビューで述べ、イラク復興を引き続き支援する方針を強調した。 ただ、英軍は今月からアフガニスタン南部で治安維持活動を拡大し、年末までに計3300人を増派する予定。 イラクからはできるだけ早く撤収を進めたいのが本音で、今月中に約1000人が撤収する予定。今後数か月で、日本の自衛隊が駐留するムサンナ県など治安が比較的安定している地区ごとに治安権限の移譲を進めるものと見られる。 (2006年5月21日0時39分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060520i214.htm 0519 プロディ伊首相:イラク戦争は重大な誤り 駐留軍撤収訴え [毎日] 【ローマ海保真人】イタリアのプロディ首相は18日、上院議会で施政方針演説を行い、「イラクにおける戦争と占領は重大な誤りだった」と述べ、米国主導の対イラク政策を批判した。そのうえでイタリアがイラク駐留軍部隊を撤収することを改めて訴えた。 プロディ首相はイラクでの戦争と占領が「(イラクの)治安状況を解決するのでなく、逆に複雑にした」と述べた。 ベルルスコーニ前政権は既に駐留軍部隊の一部撤退を行い、今年末までの撤退完了が決まっている。プロディ政権も段階的撤退を進めるとみられるが、新政権内には即時撤退を求める政党もあることから、時期が早まる可能性はある。 毎日新聞 2006年5月19日 10時22分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060519k0000e030029000c.html 0517 イラク安定化へ協力確認 米、豪首相を国賓待遇 [共同] 2006年 5月17日 (水) 08 50 【ワシントン16日共同】ブッシュ米大統領は16日、ホワイトハウスでオーストラリアのハワード首相と会談。終了後の記者会見で大統領は「われわれのテロリストを打倒する意志は不変だ」と述べ、イラクの安定化などに向けた密接な協力を確認した。 ハワード首相は会見で「テロとの戦い」は「長い戦争」になるとの認識を表明。「われわれはこれを受け入れなければならない」と述べ、米国とともに戦い抜く決意を示した。 両首脳の会談は昨年7月以来。ブッシュ政権は、イラクとその周辺に約1300人の部隊を派遣しているオーストラリアを「親密な同盟国の一つ」と位置付けており、ハワード首相は国家元首ではないが、国賓待遇となった。 URL http //news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20060517/20060517a3430.html 0508 米のイスラム向け市民外交、「失敗」と議会報告書 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】米議会の政府監査院(GAO)は、ブッシュ政権がイスラム圏での対米世論改善のため重点課題として取り組んでいる対市民外交(パブリック・ディプロマシー)について、「核となるメッセージがない」「戦略的な意思疎通を欠く」などと厳しく批判する報告書をまとめた。 ブッシュ大統領は、側近のカレン・ヒューズ氏を対市民外交専従の国務次官に起用、イラク戦争などで極度に悪化した市民感情の回復に努力するが、苦戦が続いている。 報告書は3日に出され、国務省が同時テロ後に手がけた事業がことごとく失敗した点を指摘。たとえば、米国がイスラム教を敵視していないことを示す狙いから、イスラム系米国人の生活をテレビ広告で描いた「共通価値構想」事業は、「米国流価値観の宣伝工作」と反発を呼び、エジプトやレバノンでは地元局から放映すら拒否された。 2003年発刊された若者向け雑誌「ハイ!」は、写真を満載して米国の文化やライフスタイルを紹介したが、見向きもされず、カイロでは毎月店頭に並べた2500部のうち2000部が返本された。雑誌は05年12月で休刊になった。 報告書は、政府が今夏ドバイに「対市民外交拠点」を設けるなど、最近の前向きな動きは評価。ただ、監査院の聴取にイスラム圏の専門家はそろって「反米感情の主要因は、米国の外交政策そのもの」と指摘、広報活動だけでは解決しえない問題の根深さを示している。 (2006年5月8日0時42分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060507i314.htm 0501 イラク撤兵求めてNYで30万人デモ [朝日] 2006年05月01日03時02分 イラクからの米軍の即時撤兵を求める大規模なデモが29日、ニューヨークで行われ、主催者の発表で約30万人が参加した。 デモの参加者は「不法な戦争をやめよ」「息子を返して」などとかかれたプラカードを手に、マンハッタンの中心部を市庁舎前まで行進した。息子をイラクで失って反戦活動の象徴となったシンディ・シーハンさんや、黒人指導者ジェシー・ジャクソン師らも参加。平和を求める退役兵の団体も加わった。 主催した「平和と正義のための統一行動」によると、デモは核問題で揺れるイランへの攻撃計画にも反対する意思をこめたという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0501/001.html 0427 イラクで伊兵士ら4人爆死 次期政権内に「即時撤退」論 [朝日] 2006年04月27日23時18分 イタリア国防省によると、イラク南部ナーシリヤで27日、イタリア部隊の車列が通過中に道路わきに仕掛けられた爆弾が爆発し、イタリア兵3人とルーマニア兵1人が死亡した。イタリアは先の総選挙で中道左派連合への政権交代が決まっており、今回の事件を受けて即時撤退を求める声が連合内で高まっている。 ANSA通信によると、伊部隊はルーマニア兵士らと共に車列を組み、イラク警察の訓練などをする地元軍事施設へ向かう途中だった。 近く首相に指名されるプロディ元首相を支える中道左派連合内では、今回の事件を受けて、急進派の緑の党が「新政権の最初の行動として、イラク撤退が理性的な選択だ」との考えを表明。一方、穏健派政党マルゲリタの代表は「イラク政策はテロリストの犯罪行為で変わることはない」と述べるなど、食い違いをみせた。 親米路線のベルルスコーニ現政権はイラク戦争後の03年6月に部隊を派遣。ピーク時には計約3200人の部隊が南部ナーシリヤを中心に活動した。03年11月には伊警察軍駐屯地への大規模な爆弾テロが発生するなど、これまでも伊兵士26人が死亡したが、この1年近くは大きな事件がなかった。 ベルルスコーニ政権は昨年9月から段階的撤退を開始。現在駐留する2600人を6月までに1600人に削減し、年末までに完全撤退するとしていた。 プロディ元首相は総選挙後、この方針を尊重する意向を示していたが、中道左派連合の再建共産党や緑の党などには「即時撤退」を求める声が強い。今回の事件で連合内の不協和音が高まる可能性がある。 URL http //www.asahi.com/international/update/0427/016.html 0426 米国防長官がイラクを電撃訪問、支援表明へ [読売] 【ワシントン=五十嵐文】ロイター通信などによると、ラムズフェルド米国防長官が26日、イラクのバグダッドを電撃訪問した。 イラク本格政府首相に指名されたジャワド・マリキ氏らと会談し、同国の政治プロセスのさらなる進展への支援を表明するとみられる。 今月2日にはライス米国務長官がストロー英外相とともにバグダッドを訪問したばかり。相次ぐ米政府高官のイラク派遣は、イラク政策などをめぐり支持率が低迷するブッシュ政権の危機感の表れともいえそうだ。 (2006年4月26日13時51分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060426i307.htm 0423 「歴史的成果」と高く評価 米大統領、イラク撤兵期待 [共同] 【ワシントン22日共同】ブッシュ米大統領は22日、イラクにイスラム教シーア派勢力のマリキ氏を首相とする新政府が樹立される見通しになったことを「歴史的成果」と高く評価、新政府が治安維持の責任を果たし、米軍撤退への道が開かれることに期待を示した。訪問先のカリフォルニア州で記者団に語った。 大統領は、マリキ氏を首相候補とすることで一致したイラク各派の努力は、イラクを分裂させようとする「テロリストのもくろみ」を拒絶し、イラクの人々が「統一」を選択した証しだと指摘。「イラクの若き民主主義を米国は支援していく」と述べ、今後もイラク復興を援助する方針に変わりがないことを強調した。 URL http //flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM PG=STORY NGID=main NWID=2006042301000139 0417 米の25自治体、「イラク撤兵」を住民投票で決議 [朝日] 2006年04月16日18時31分 イラクからの米軍撤兵を求める住民投票がこのほど、米中西部ウィスコンシン州の32市町村で行われ、州都マディソンを含む25自治体で採択された。住民の意思表示で法的拘束力はないが、11月の中間選挙に向けて、イラク戦争への厭戦(えんせん)気分の広がりを示している。 平和団体「ウィスコンシン平和と正義ネットワーク」や緑の党が呼びかけていた。決議を採択した自治体には、共和党の比較的強い郊外や農村部も含まれている。エバンスビル(人口4000人)では、撤退決議に反発したイラク戦争支持派が「勝利までの駐留支持」を求める逆決議を出したが、否決された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0416/004.html 0414 ラムズフェルド国防長官に辞任要求…退役将校ら次々と [読売] 【ワシントン=五十嵐文】ラムズフェルド米国防長官が退役将校から相次いで辞任要求を突きつけられている。イラク政策への批判が軍関係者にも広がってきた訳で、ブッシュ米政権は神経をとがらせている。 ジョン・バティスト元少将は12日、CNNテレビに出演し、「国防総省は再出発すべきだ。どう喝することなく、チーム作りができる指導者が必要だ」と国防長官更迭を求めた。元少将は昨年末まで駐独陸軍第1歩兵師団司令官を務め、イラク戦にもかかわった。 テレビ出演や新聞投稿などで長官辞任を求めた退役将校はこの数週間で少なくとも6人。批判の内容は、長官の「傲慢」な仕事ぶりやイラク作戦のあり方など様々だ。 大統領府のマクレラン報道官は13日、「大統領はラムズフェルド長官が国難に際し素晴らしい仕事をしていると確信している」と擁護した。 当の長官は「意見を持つのは少しも悪いことではない」と反応し、辞任要求は一蹴している。 (2006年4月14日19時5分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060414i311.htm 0406 イラク撤退「賛成」61% 米ウィスコンシン州32自治体住民投票 [赤旗] 【ワシントン=山崎伸治】米中西部ウィスコンシン州(人口約五百三十六万人)で四日、イラクからの米軍撤退を求める住民投票が州都マディソンなど三十二自治体で実施され、二十四自治体で賛成が反対を上回りました。イラク戦争開始から三周年を過ぎ、占領の継続に強い批判が米国民の間に広まっていることを改めて示しました。 住民投票は同州の平和、環境、人権組織百五十三団体が加盟する「ウィスコンシン平和と正義のネットワーク」が取り組んだものです。投票は「決議案」に対する賛否を問うもので、文言は自治体ごとに異なりますが、いずれも基本的に米軍の「すみやかな撤退」を求めています。 このうち人口約二十一万人のマディソンでは、68%が「いますぐ撤退」に賛成。南東部のショーウッドでは70%が賛成票を投じました。 マディソンに近いエバンズビルでは、51%が賛成するとともに、ブッシュ支持派が提案した「ブッシュ大統領を支持する」との住民投票で反対票がわずかながら上回りました。 住民投票は三十二自治体で個別に行われたものの、全体では61%が「すみやかな撤退」に賛成しました。 住民投票の結果には法的な拘束力はありませんが、米軍のイラク占領継続に対する米国民の批判、不満の声を示すものとなっています。 「ウィスコンシン平和と正義のネットワーク」は、今後も住民投票の運動を継続するとしており、同州最大の都市ミルウォーキー(人口約六十万人)では、十一月の中間選挙の際にイラク撤退問題での住民投票が行われることがすでに決まっています。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-04-06/2006040607_02_0.html 0325 フセイン元大統領、「裸の王様」だった 米国防総省報告 [朝日] 2006年03月25日11時17分 03年3月のイラク戦争開戦直前まで、サダム・フセイン元大統領は、米国による軍事侵攻はないと過信していた。最大の脅威は内部のクーデターと考え、軍や治安組織上層部にイエスマンばかりを置いたため、開戦後も、聞こえのいい偽りの戦況しか知らされず、開戦後しばらくは自軍が勝っていると信じていた――。こんな「裸の王様」ぶりが、米国防総省が24日発表した報告書で明るみに出た。 「イラクの視点プロジェクト」と題した報告書は、米軍が収集したイラク側文書などを分析した結果、ロシアが、米中央軍内部の「情報筋」から得た兵力移動に関する情報を、開戦後もフセイン政権に渡していたとした。渡された情報がどの程度の質だったのかは不明だとしている。ロシア当局は否定しているが、米ロ関係に影を落とす可能性もある。 現在も続く反米武装闘争について報告書は、フセイン元大統領は計画や指示をしていなかったと結論づけた。イラク情勢の深刻な現状と関連して論議を呼びそうだ。 報告書は、米統合軍が中心になり、フセイン旧政権の元高官・軍人ら数十人からの聞き取り調査と、数十万点の旧政権の文書をもとに、約2年間でまとめた。この日発表したのは、機密情報を伏せた一般向けの公開版。 URL http //www.asahi.com/international/update/0325/007.html 0325 露、開戦時にイラクへ米軍情報提供…米国防総省が報告 [読売] 【ワシントン=五十嵐文】米国防総省は24日、2003年のイラク戦争当時、ロシアの情報機関がイラクのフセイン政権に米軍情報を提供していた、とする報告書を発表した。 開戦から3年以上を経て、ロシアとフセイン政権との密接な関係を改めて指摘した異例の報告書発表は、イラン核問題などをめぐる最近の米露関係の冷え込みをいっそう際だたせることになりそうだ。 報告書は米軍がイラクに進攻した2003年3月から5月にかけ、フセイン政権と軍部の動きを分析したもの。政権崩壊後、イラク側から入手した機密情報も引用している。 2003年4月2日付のイラク外相からフセイン大統領(当時)あてのメモは、ロシアの駐イラク大使を介して得たロシア情報として、カルバラ付近に米軍兵力1万2000人、車両1000台がいることを指摘した。さらにロシア側の情報分析として、<1>米軍はバグダッド周辺への集中的な爆撃によりシリアとヨルダンへの陸路を分断し、バグダッド住民の避難を促す<2>バグダッドへの地上作戦は米陸軍第4歩兵師団が到着する4月15日前後までは始まらない――などを伝えている。 カルバラの展開については、実際に4月2日に制圧されているが、米軍は第4歩兵師団の到着を待たずに4月初旬にバグダッド市街に進攻、バグダッドは9日に陥落している。 また、開戦から4日目の3月24日付のフセインあての文書では、カタール・ドーハの「米(軍)中央司令部内部のロシア情報筋の情報」として、米軍はイラクの都市部占領は不可能だと判断、都市部進攻を断念した、などと伝えている。 (2006年3月25日12時31分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060325it03.htm 0324 イラクで拉致の平和活動家3人、無事保護 [朝日] 2006年03月24日01時15分 イラクで昨年11月に拉致された国際平和活動団体クリスチャン・ピースメーカー・チームズ(CPT)のメンバー3人が23日、バグダッド西部で無事保護された。 ロイター通信によると、カナダ人2人と英国人1人。英軍の特殊部隊を含む多国籍軍部隊が屋内で縛られている3人を発見した。交戦することなく犯人は逃亡したという。 3人は、イラクの拘置施設の人権状況の監視活動にあたっていたところを誘拐され、人質となっていた。同時に拉致された米国人1人は3月上旬、拷問の末殺害された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0323/012.html 0322 「将来の大統領が決定」イラク米軍撤退でブッシュ大統領 [朝日] 2006年03月22日13時03分 ブッシュ米大統領は21日の記者会見で、イラク駐留米軍の「完全撤退」について「将来の大統領と将来のイラク政府が決めることだ」と述べ、09年1月までの任期中は米軍の駐留が継続するとの見通しを示唆した。米軍のイラク駐留の長期化をめぐっては、米国内でも疑問視する声が広がっており、今後の論議に影響を与えそうだ。 イラク戦争開戦から3年たったことを受けて、ホワイトハウスの会見で記者団の質問に答えた。ブッシュ政権はすでに、現在約13万人いるイラク駐留米軍の段階的な削減方針を示しているが、この日の大統領発言は、少なくとも08年中の完全撤退は困難と見ていることを示した。 米国内では、11月に米中間選挙を控え、野党・民主党の一部がブッシュ政権のイラク対応に批判を強めている。このため、与党・共和党内にも出口戦略を求める声が出ているが、イラクの政治プロセスの遅れから、明確な構想が描けないのが実情だ。 ただ、大統領の発言に対して記者団が「あなたの在任中は完全撤退はないということか」と確認を求めると、ブッシュ氏は「現地の司令官の勧告に基づいて決めるとしか言えない」と従来の説明を繰り返し、明言を避けた。 大統領は、現在のイラク情勢について「内戦には向かっていない」と改めて強調。イラクの指導者らが適切に対応しているとの認識を示した。米メディアで交代説が取りざたされているラムズフェルド国防長官らの進退について問われると、ブッシュ氏は「辞める必要はない。彼はいい仕事をしている」と語り、同長官を交代させる必要はないとの姿勢を示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0322/008.html 0322 英軍撤収時期と治安権限移譲、来月からイラクと協議 [読売] 【ロンドン=飯塚恵子】英国のリード国防相は20日の記者会見で、イラク南部に駐留する英軍の撤収時期とイラク当局への治安権限の移譲時期について、来月からイラク側と協議を始める方針を公式に表明した。 協議では、治安レベルやイラク治安部隊の能力などを地域ごとに分析、各県ごとに撤収時期を決める考えを示した。 国防相は19日に自衛隊が活動するサマワを視察。「現在、サマワの暴力のレベルは非常に低い」と述べ、同地域が英軍管轄地域の中でも特に撤収条件が整いつつあるとの認識を示した。 (2006年3月21日19時32分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060321id21.htm 0321 イラク元外相は米のスパイ、NBCが報道 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】米NBCテレビは20日、イラク開戦時に外相だったナジ・サブリ氏が実は米国のスパイで、約10万ドルの謝礼が支払われていたと報じた。 サブリ氏はフランス人仲介者を通じて米国に大量破壊兵器に関する情報などを流しており、中央情報局(CIA)の情報よりも正確だったという。ただ、化学兵器が存在するという情報では、CIA同様に間違っていたという。 (2006年3月21日23時48分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060321id24.htm 0320 イラク開戦3年、米では政策修正巡り激論 [読売] 【ワシントン=貞広貴志】米国ではイラク開戦3周年記念日を機にイラク政策を巡り激しい論議が起きている。 ブッシュ政権首脳はテロ掃滅までの米軍駐留継続の重要性を改めて訴えているが、「軌道修正」を求める声は1周年、2周年とは比較にならない広がりを見せている。 国防長官と元将校が19日付の米主要2紙で“紙上対決”した。 ラムズフェルド国防長官はワシントン・ポスト紙で、「今は決意の時であり、撤収の時ではない」と強調し、現下のイラク撤退を「戦後ドイツをナチスの手に戻す」愚挙にたとえた。 一方、ポール・イートン退役少将はニューヨーク・タイムズ紙で、同長官を「米欧同盟を損ね、国防長官と制服組の信頼関係をも台無しにした」と糾弾し、公然と辞任を求めた。 ブッシュ大統領は19日も、「勝利を導く戦略」をイラクで遂行していると強調したが、近い将来の勝利をもはや信じられなくなったとの悲観論は、党派を問わず広がっている。 米CNNテレビは19日、共和党と民主党の政権下でそれぞれ大統領補佐官を務めたキッシンジャー氏とブレジンスキー氏の対論を放映。ブレジンスキー氏は、「米国は敗れつつある」と断じた。 対するキッシンジャー氏は、ブッシュ政権の政策を現時点では支持しつつ、「うまく行かなかったら国際社会の関与を求めなければならない」と言い添え、イラク問題の国際化を通じた「出口戦略」でブレジンスキー氏と一致した。 2300人を超す米兵の犠牲を出し、2000億ドルの費用を投じた3年間の戦争はこれからどこへ向かうのか。開戦日の論争は答えを持たない米国の苦悩を映した。 (2006年3月20日23時42分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060320id26.htm 0320 イラク戦争3年、米大統領が民主化安定へ不退転の決意 [読売] 【ワシントン=坂元隆】米国がイラクに進攻を開始して3年が経過した19日(日本時間20日)、ブッシュ米大統領は記者団に対し、開戦を「イラク解放の始まり」と呼んだうえで、「我々は勝利を導く戦略を実施しているところだ」と述べ、イラクが民主国家として安定するまで戦い抜く不退転の決意を表明した。 大統領は、ハリルザド駐イラク大使から同日、本格政府発足に向けたイラクの政治状況について報告を受けたことを明らかにし、政治プロセスが「進展していることに励まされた」とも語った。 一方、チェイニー副大統領は19日、CBSテレビに出演し、戦闘やテロのやまないイラクはすでに内戦状態に陥っているという指摘について、「たしかに内戦を起こそうという動きはあるが、成功していないと思う」としてこうした指摘を否定した。アフガニスタンなどでのテロとの戦いを振り返り、「イラクでも我々は成功する。その証拠はいやというほどある」と楽観的な見通しを示した。 ラムズフェルド国防長官も、19日付ワシントン・ポスト紙に寄稿し、今、イラクから撤退するのは、「戦争直後のドイツをナチスの手に戻すのに等しい」と訴えた。 イラクには依然、十数万人の米軍が駐留しており、議会や世論から撤退を求める声が強まっている。開戦を決断したブッシュ大統領の支持率も最低水準まで下がっている。 (2006年3月20日11時37分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060320it02.htm 0319 イラク戦争開戦3周年、世界各地で反戦デモ [読売] 【ロサンゼルス支局】イラク戦争開戦3周年を迎え、ワシントンやロンドン、ローマなど世界各地で18日から19日にかけて、市民らが「イラク戦争反対」を訴えるデモを行った。 米ハリウッドでは、今年のアカデミー賞で作品賞など3部門を獲得した映画「クラッシュ」のポール・ハギス監督ら約1200人が反戦デモに参加。市民らは星条旗にくるまれた空のひつぎを担ぎながら街頭を練り歩いた。 ハンガリーの首都ブダペストの広場では、4000人以上がたいまつを掲げ、平和を意味する人文字を作った。ロンドンでも約1万5000人がデモに参加し、反戦を訴えるプラカードを手に気勢を上げた。 反戦デモは、トルコやマレーシア、ブラジル、韓国でも行われた。 (2006年3月19日23時51分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060319i114.htm 0319 米大統領、イラク開戦の正当化繰り返す 3周年前に演説 [朝日] 2006年03月19日06時58分 イラク戦争開戦から20日で3周年を迎えるのを前に、ブッシュ米大統領は18日、週末恒例の国民向けラジオ演説で「サダム・フセイン(元イラク大統領)を権力の座から追う決定は、困難だったが正しいものだった」などと述べた。米国民に広まる懐疑主義にブレーキをかけるべく、開戦から緊張が高まるイラクの現状に至るまでの政策を、正当化する自説を改めて繰り返した。 大統領は「この3年間で我々の意志が試されてきた。困難な日々や、挫折も目の当たりにした」と述べ、現地の情勢がバラ色とはほど遠いことは認めた。 だが、「我が国の安全保障は、イラク国民の自由と直接結びついており、完全な勝利を手にする以外、我々に道はない」とも主張。駐留米軍撤退論を「敗北主義の中からは、平和も栄誉も、安全も生まれない」と退けた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0319/003.html 0318 イラク戦で「テロ脅威増大」6割 英BBC35カ国調査 [朝日] 2006年03月18日20時20分 イラク戦争が始まって20日で3年を迎えるのを前に、英政府から出資を受けるBBCワールド・サービスは、世界35カ国の4万人を対象に、戦争への評価を尋ねる世論調査を実施した。戦争は「テロとの戦い」を掲げて米英が主導したが、国際テロの脅威が逆に増えた、との答えが平均で6割にのぼった。イラクのフセイン政権を転覆させたことへの評価も、米英とそれ以外とで大きく割れる結果となった。 これによると、イラク戦争後、テロの脅威が「増加した」と答えたのはドイツで80%、英国で77%。米国でさえも55%に達し、33カ国で「増加」が「減少」を上回った。 戦争によって当時のフセイン大統領が失脚したことについては、イラクで74%、米国でも60%が「正しい決定」と回答。英国でも49%あった。しかし、フランスで50%、ドイツで61%が「過った決定」と答えるなど、誤りと見なす国は22カ国で多数を占めた。 また、現在イラクに駐留している外国部隊については、全体の半数が早期撤退を求めた。イラクでは「撤退」と「駐留継続」の考えが同じ49%で割れた。 調査は、BBCワールド・サービスが選んだ35カ国の調査機関に委託。昨年10月~今年1月にかけて実施された。イラクを含むアラブ諸国、米英のほか、イラクに駐留部隊を派遣している国の中から6カ国が対象になったが、日本は含まれていない。 URL http //www.asahi.com/international/update/0318/011.html 0318 イラク治安任務「今夏中に75%委譲」 駐留米軍幹部 [朝日] 2006年03月18日12時49分 イラク駐留米軍ナンバー2のカレリ中将は17日、治安維持の任務を米軍からイラク治安部隊に委譲してきた状況について、「この夏が終わるまでにイラク国土の約75%をイラク側に渡すのが目標だ」と明らかにした。委譲が現在どこまで進んだのかは不明だが、中将は「おそらく50%以下」とみている。 イラクから衛星回線で米国防総省につないだメディアとのビデオ会見の中で発言した。委譲の現状について「土地の広さでみたことがないので分からないが、おそらく50%以下だ」としか答えなかったが「あらゆる兆候からみて、目標は実現できると思う」とした。 米政府は、駐留米軍の撤退に向けた判断材料として、イラクの治安部隊が自前で治安を維持できるかどうかの「現地の状況」を挙げている。しかし、人が住まない砂漠地帯などもあるため、委譲面積は米軍の関与の度合いを必ずしも反映しない。 一方、中将は中部サーマッラ近郊で前日始めた作戦について、イラク治安部隊との共同作戦であることを強調。これまで「出会った抵抗は非常にささやかだ」とした。約10マイル(約16キロ)四方の砂漠地帯が対象で「テロリストや外国人戦闘員」を掃討し、隠されている武器を発見するのが主な目的だと述べた。 緊張の続く現地の状況については「内戦の可能性は過去3年で最も高くなっているだろう」と認めたが、「そのような事態に至るには、まだほど遠いと考える」と話し、イラクの統一維持は十分可能との見方を示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0318/005.html 0316 米軍、イラク駐留兵員700人増強 短期的措置を強調 [朝日] 2006年03月16日11時16分 イラクを管轄する米中央軍は15日、クウェートに待機させていた応援部隊をバグダッドへ派遣したと発表した。イラク正式政権発足に向けた動きや、イスラム教シーア派の祭礼「アルバイン」を控えた現地の情勢を踏まえたものだ。あくまで短期的な予防措置だと強調しているが、宗派間対立による緊張が続く中、兵員削減にすぐ踏み切れない現状を裏付けた形だ。 増強されたのは、米陸軍第1機甲師団に所属する機動部隊で、AP通信によると約700人。イラク駐留米軍のケーシー司令官は発表文で、ジャファリ首相と話し合った結果、「兵員の増強が賢明なことだという結論に達した」と述べた。 これらの部隊は、イラク陸軍2個大隊、国家警察2個大隊などと共同作戦を実施する予定。任務が終了次第、クウェートに戻る方針だという。 現時点でイラク駐留米軍の兵員数は約13万3000人。ラムズフェルド国防長官は前日の14日、「我々は、現地の情勢に応じて兵員を増減させてきた。祭礼のための巡礼の時期を迎えようとしており、ケーシー司令官は少し増強を望むかもしれない」と述べていた。 だが同長官は、中長期的にみてイラク駐留米軍の削減がどう進められそうかについては「変数が多すぎて、予測しようとしても、後から恥ずかしい思いをするだけだ」と語り、見通しを明らかにしなかった。 一方、アビゼイド中央軍司令官は15日、下院軍事委員会の公聴会で「宗派間対立による暴力的な衝突のレベルに懸念を抱いている」と述べた。一方で「イラクが内戦の危機に直面しているとは私は考えない。宗派間の対立問題は制御でき、挙国一致政権が生まれて、イラク治安部隊の能力向上も続くと信じている」との見方も示した。 URL http //www.asahi.com/international/update/0316/010.html 0314 米大統領 イラク武装勢力の爆弾、イランから流入と非難 [毎日] ブッシュ米大統領は13日、ワシントン市内の大学でイラク政策に関して演説し、武装勢力がテロなどで多用している仕掛け爆弾の一部はイランから流入していると非難した。ブッシュ政権はイランに対し、核問題の対処に加え、イラク武装勢力との分断を目指し、一段と圧力を強める構えだ。 大統領は「米軍が押収した仕掛け爆弾の中に明らかににイラン製の物があった」と指摘。仕掛け爆弾が「イラク市民に犠牲をもたらす主な要因になっている」と強調した。 仕掛け爆弾は、道路脇などに止めた自動車に積んで遠隔操作で起爆する。大統領は、イランがイラクのシーア派武装組織に仕掛け爆弾の製造技術を供与しているとも述べた。(ワシントン共同) 毎日新聞 2006年3月14日 8時15分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060314k0000e030004000c.html 0314 イラク駐留英軍、5月に800人撤収…サマワも対象か [読売] 【ロンドン=飯塚恵子】英国のリード国防相は13日、イラク南部に駐留する英軍のうち、「約800人を5月中に撤収して7000人規模に削減する」と発表した。 国防相はかねて「撤収は、治安が比較的安定した地域から始める」と明言しており、自衛隊が活動するサマワを含むムサンナ県が対象地域となるのは確実な情勢。英軍の動きは自衛隊の撤収計画にも影響を与えそうだ。 国防相は、本格的な撤収に着手する理由として、英軍が訓練を続けているイラク治安部隊の規模が、昨年10月の19万人から現在23万5000人にまで拡大するなど、地元の治安維持能力が高まっているなどの「戦術的な理由」であると説明。今回の撤収は「イラクに治安権限を移譲するという、政治運用上の理由からではない」と述べた。 (2006年3月14日1時49分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060313i318.htm 0311 「イラク情勢は緊迫している」米大統領、支持を訴え [読売] 【ワシントン=貞広貴志】ブッシュ米大統領は10日、ワシントンで行った講演でイラク情勢について「緊迫の時期を迎えている」との厳しい認識を示した。 米国内ではイラクがイスラム教シーア派聖廟(せいびょう)爆破以来の緊張の結果、「内戦」に陥る、との悲観論も広がっている。大統領は今月20日がイラク戦争開戦3周年にあたることを踏まえ、13日からイラク復興に関する連続演説を行い、イラク政策を巡る支持立て直しに乗り出す。 大統領が連続演説で同政策への支持を訴えるのは、イラク国民議会選挙を控えた昨年11~12月に続くもの。13日の演説では、3本柱の戦略と位置づける〈1〉治安対策〈2〉政治プロセス〈3〉経済復興――のうち、治安に絞り、イラク治安部隊に対する訓練の重要性などを改めて訴える。米国では米軍駐留の長期化にもかかわらず治安が改善しないことへのいら立ちが募りつつある。 (2006年3月11日23時31分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060311i215.htm 0310 イラク 駐留米軍、アブグレイブ刑務所閉鎖へ [毎日] 【カイロ高橋宗男】ロイター通信によると、イラク駐留米軍の報道官は9日、バグダッド近郊のアブグレイブ刑務所を今後2、3カ月以内に閉鎖することを明らかにした。約4500人の収容者は、バグダッド空港内に現在建設中の「キャンプ・クロッパー」などに移される予定。 同刑務所は1984年に4000人もの収容者が処刑されるなど、旧フセイン政権下の強権体制を象徴する刑務所とされてきた。イラク戦争後は米軍がテロ容疑者らを収容してきたが、04年には米兵による収容者への虐待が発覚し、グアンタナモ収容所(キューバ)とともに米国に対する「人権軽視」批判の矢面に立たされてきた。 毎日新聞 2006年3月10日 10時09分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060310k0000e030014000c.html 0306 イラク人収容者に虐待継続…アムネスティが報告 [読売] 【ロンドン=飯塚恵子】国際的な人権擁護団体アムネスティ・インターナショナル(本部・ロンドン)は6日、イラクで米英などの多国籍軍に拘束されたイラク人収容者に対する虐待がなお続いている、とする報告書を発表した。 報告書は、200人以上が2年以上、4000人近くが1年以上拘束され、裁判などの司法手続きを経ていないと指摘。 昨年から今年にかけて行った元収容者の聞き取り調査では、殴打や電気ショックを与えたり、電流を通した水槽に長時間立たせたりするなど、刑務所内で虐待が続いているという。また、イラク治安部隊による虐待も報告されており、「特に憂慮する事態」としている。 アムネスティは、2004年に発覚したアブグレイブ刑務所での米兵による収容者虐待事件の教訓が「全く生かされていない」と批判している。 (2006年3月6日22時48分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060306id21.htm 0306 “イラク参戦 神が審判" 英首相発言 兵士遺族ら反発 [赤旗] 【ロンドン=岡崎衆史】ブレア英首相は、四日の民放テレビITV番組で、英軍のイラク参戦の決断について、「信念をもっていれば、他の人々によって審判がなされる。もしも神を信じるのならば、それ(審判)は神によってもなされる」と述べ、イラク参戦を神によって正当化していることを示唆しました。 英国民は政治への宗教の関与を嫌うため、ブレア首相はこれまで、イラク参戦と自らの信仰を結びつける発言を控えてきました。しかし、今回の発言を受け、イラクで死亡した兵士の遺族や野党、メディアが強く反発しています。 イラクで死亡した英兵士ゴードンさんの母親のローズ・ジェントルさんは「善良なキリスト教徒は戦争を支持しない」「本当に嫌悪させられるコメントだ」と批判しました。また息子のトムさんを失ったレグ・キーズさんも「(イラクでの)全戦略が失敗したことから逃れるために神を利用している」「憎むべきことだ」と語りました。 野党自由民主党のキャンベル党首は、「戦争は信仰に基づくものでなく、その合法性、成功の確実性、犠牲者数、長期的な帰結の厳格な分析が求められるものだ」「軍事行動は誤りだった」と厳しく批判しました。 BBC(電子版)は四日付の解説で、首相の発言が、(1)西側指導者とキリスト教徒による聖戦のイメージを結びつけイスラム教徒を憤慨させる可能性を強めた(2)多くの人はキリスト教徒が戦争や民間人の死を容認することに疑問を抱いている(3)政治への宗教の関与の問題に火をつけた―と指摘。首相への追及が強まることを予想しています。 インディペンデント紙も四日付社説で、「彼(ブレア首相)が英国の政治に神を持ち込む風潮をつくり出すことになるのならば、非常に悪質だ」と警鐘を鳴らしました。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-03-06/2006030607_02_0.html 0304 イラク米軍司令官、「危機は去った」 [朝日] 2006年03月04日10時22分 イラク駐留米軍のケーシー司令官は3日、バグダッドからテレビ映像でワシントンと結んで記者会見し、シーア派聖廟(せいびょう)爆破をきっかけに起きた同派とスンニ派の報復合戦について、「危機は去ったようだ」との認識を示した。衝突が相次いで多数の死者が出たが、治安状況は「コントロール不能にはなっていない」とも指摘した。 司令官は聖廟爆破後、イスラム教礼拝所(モスク)への襲撃や民間人殺害が増えたと分析。約30カ所のモスクが襲われ、2カ所は大きな損傷を受けたとした。各地でデモ行動も起きたが、1000人以上の規模のものは20件ほどだったという。 また、バグダッド東部などでイラク治安部隊が民兵の検問所通過を見逃しているとの報告があると明らかにした。こうした民兵がモスク襲撃にかかわっていたことも指摘し、「イラク政府はごく近い将来、民兵問題に取り組む必要がある」と語った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0304/008.html 0304 イラク派兵の是非、ブレア首相「神が審判」 [読売] 【ロンドン=森千春】ブレア英首相は、4日放映の民放ITVのトーク番組で、2003年のイラク派兵の決定について、「神を信じる人にとっては、(決定への)審判は、神によっても下される」と述べ、イラク戦争の是非は結局、「神」と「歴史」によって判断されるとの信念を披歴した。 神に祈って決断への導きを求めたかどうかについては、返答を避けた。 首相が、公の場で、イラク参戦と自らの信仰を結びつける発言をするのは異例。英紙の多くは1面で報じた。 首相は英国教会の信徒で、シェリー夫人はカトリック信徒。首相が宗教的信念をもっていることは定説だが、英国では、政治家が宗教色を前面に出すと有権者の反発をかうことから、側近たちは、宗教的発言を控えるように助言していた。 (2006年3月4日21時49分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060304i415.htm イラク人収容者虐待、未公開映像 豪テレビが報道 [朝日] 2006年02月16日22時51分 オーストラリアのSBSテレビは15日夜の報道番組で、04年4月に発覚したイラク・アブグレイブ刑務所での米兵によるイラク人収容者への虐待事件に関連し、これまで公表されていなかった写真や映像を報道した。イスラム教の預言者ムハンマドの風刺漫画問題でイスラム教徒の抗議運動が世界各地に広がる中、米国防総省報道官は「報道は火に油を注ぎ、暴力をあおる可能性がある」と懸念を表明した。 米国防総省関係者はAFP通信に対し、報道された写真のうち14点が、国防総省が入手したものと同一であると認めたという。 新たに報道されたのは、全裸の男性や、頭に袋をかぶせられベッドに縛り付けられた男性、血まみれの遺体と見られる写真など。収容者が頭を壁に打ち付けている映像や、性的行為を強要されている映像もあった。いずれも、すでに報道されているものと同様03年後半に撮影されたものと見られる。 番組の制作責任者によると、すでに公開されているものも含めて数百点の写真や映像を入手したが、「中には生々しすぎてテレビで放映できないものもある」という。入手経路は明らかにしていない。同刑務所で暴動が起きた際、鎮圧のためにゴム弾を使い果たした米兵が実弾を使用した疑惑を取材する過程で入手したという。 SBSの報道を受けて、中東のテレビ局アルジャジーラやアルアラビアもこの問題を報じた。 URL http //www.asahi.com/international/update/0216/013.html 「自衛隊撤退後も駐留」豪首相が方針示す [朝日] 2006年02月13日12時04分 陸上自衛隊が展開するイラク南部サマワなどムサンナ州の治安維持にあたっているオーストラリアのハワード首相は12日、地元テレビに出演し、「豪州部隊は自衛隊の撤退後もイラクにとどまる可能性がある」と述べ、駐留を継続する方針を明らかにした。警備部隊に代えて、イラク軍の訓練要員や工兵部隊を派遣する案が浮上している。 ハワード首相は「(ムサンナ州の)部隊のすべてを引き揚げる前提ではない。最善の策は、残って(イラク軍の)訓練や南部に不可欠な治安維持などの任務を担当することだ。任務未完了のまま他国に引き継ぐべきではない」と述べた。自衛隊の撤退時期については連絡を受けていないと説明した。 豪州はこれまで、撤退時期についてはイラク南部の治安維持を担当する英国や日本と協議して決めるとしており、ハワード首相は昨年12月、自衛隊の活動に合わせて駐留を延長する可能性に言及していた。日本政府は今年9月までの小泉首相の在任中に自衛隊を撤退させる方針だが、豪政府が自衛隊の撤退にかかわらず駐留を継続する方針を示したのは初めて。駐留継続の可否は今月中に内閣の国防委員会で決定する方針という。 豪州は昨年4月から、約1年の予定で約450人をムサンナ州に派遣している。イラク全体の派遣規模は約1300人。 URL http //www.asahi.com/international/update/0213/005.html 英軍兵士がイラク人に暴行か 英大衆紙が報道 [朝日] 2006年02月13日10時42分 12日付の英日曜大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドは、イラク南部に駐留する英軍兵士が04年初め、イラクの民間人に激しい暴行を加え、その様子をビデオで撮影していたと伝えた。映像の一部とされる暴行の証拠写真が同紙に掲載されたのを受け、国防省は軍警察が捜査を開始したことを明らかにした。英軍のイラク撤退開始が迫っている時期だけに、ブレア首相やブラウン財務相が相次いで真相解明を約束し、事態の沈静化に躍起になっている。 同紙によると、映像はイラク南部の英軍駐屯地で撮影された。投石などをしていた集団から、10代とみられるイラク人の若者4人を駐屯地内に引き入れ、英兵少なくとも8人が殴るけるの暴行を加えた。ビデオ撮影者が「死ね」などと言いながら、あざ笑う音声も残されているという。 駐留英軍をめぐる暴行疑惑は何度か浮上している。昨年、英兵3人が拘束していたイラクの民間人を虐待したとして軍法会議に起訴され、収監された。一方、04年には、大衆紙デーリー・ミラーが報じた「虐待写真」がでっちあげだったことが明らかになり、編集長が解雇された。 URL http //www.asahi.com/international/update/0213/004.html 「意図的にイラク情報つまみ食い」元情報官が米政権告発 [朝日] 2006年02月11日20時51分 イラク戦争の前後、米中央情報局(CIA)で中東分析を統括する責任者だった元情報官がこのほど、開戦前のブッシュ政権について「あらかじめ決めた結論に従うデータだけをつまみ食いし、情報を政治的な目的で誤用し続けた」と告発する論文を論壇誌に寄稿した。直接の当事者が、これまで問題にされてきた大量破壊兵器(WMD)所有・開発疑惑の根拠の有無ではなく、政権による情報の扱いそのものに政治的意図があったと批判する内容で、波紋を呼びそうだ。 寄稿したのは、00年から05年まで、CIAなど米政府の情報機関を代表して分析をまとめる中東・南アジア地域担当の「国家情報官」(NIO)だったポール・ピラー氏。米外交問題評議会発行で、今月下旬発売の「フォーリン・アフェアーズ」3・4月号に掲載される。 論文でピラー氏は、政策を立案する政権中枢と米情報機関の関係がイラク戦争の結果、「深く傷ついている」と断言。開戦に至る過程で、情報機関が間違った情報で政策立案者の判断を誤らせたのではなく、政権中枢が情報機関にほとんど役割を与えなかったことが問題、と指摘している。 特に、同時多発テロの実行犯がイラク諜報(ちょうほう)機関員と会ったのではないかという信頼性が薄い情報など、フセイン政権とイスラム過激派組織アルカイダとの「関係」が当時の情報機関の分析対象になったことを問題視している。こうした判断は情報機関側の考えとは無関係で、イラク戦争を対テロ戦争の一環として強引に位置づけるために政権側があえて分析させた、と批判した。 ピラー氏は、CIAなど情報機関による公式の分析内容にも誤りがあったことは認めつつも、全体としては開戦につながる内容ではなかったと強調している。 戦後に関しても、情報機関は事前に(1)民主化の困難さ(2)社会の分断(3)暴力による紛争継続の可能性、などを予見していたが、聞き入れられなかったという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0211/008.html 米国:州兵を19%に削減 ペース統合参謀本部議長 [毎日] 【ワシントン及川正也】米上院軍事委員会は7日、07会計年度国防予算案提出を受け、ラムズフェルド国防長官らを呼んで公聴会を開いた。ペース統合参謀本部議長はイラクなどに大量動員されている州兵・予備兵について、「来年3月までに駐留米軍に占める割合を現在の30%から19%にする」と述べ、全体の5分の1程度まで削減する方針を明らかにした。 戦場で州兵に極度の緊張を強いているとの指摘や、昨年のハリケーン「カトリーナ」災害救援の初動で十分な州兵を確保できなかった教訓などが背景にあるとみられる。 米国防総省によると、現在、イラクに約13万8000人、アフガニスタンに約1万9000人の米兵が駐留しているが、州兵や予備兵が占める割合は駐留米軍がほぼ同規模だった昨年9月の段階で7万人近くに上り、全体の約4割を占めた。 当時は自爆テロが頻発して米兵死者が急増、イラクだけで2000人に迫った。一方で、州兵のイラク派遣によってカトリーナ後の治安確保に十分な州兵を回せず、ブッシュ政権のイラク政策への批判が高まった。 毎日新聞 2006年2月8日 10時47分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20060208k0000e030038000c.html イラク駐留英軍、年末までに2000人撤退…英紙報道 [読売] 【ロンドン=森千春】英紙インデペンデント・オン・サンデーは5日、英政府筋の話として、イラク駐留英軍のうち、同国南部の500人を5月末までに撤退させるのをはじめ、年末までに2000人を撤退させる計画だと報じた。 英政府は、この計画を1月23日にロンドンで開いた日米英豪の外交・防衛当局の課長級会合で提示した。 イラクの駐留英軍は約8000人。英政府は治安が比較的安定しているところから撤退を始める方針で、陸上自衛隊の駐留地サマワがある南部ムサンナ県が対象になると見られる。 (2006年2月5日20時43分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060205i312.htm イラク開戦 2カ月前に決定 米英首脳会談メモ基に暴露 英の国際学者が出版 [赤旗] 【ロンドン=岡崎衆史】ブッシュ米大統領とブレア英首相が少なくとも二〇〇三年三月二十日のイラク開戦前の一月末には、開戦の意思を固めていたことが三日発売の本で改めて裏付けられました。著名な国際法学者でロンドン大学教授のフィリップ・サンズ氏が三日発売の著書『無法な世界』(新版)で、米英首脳会談のメモを基に暴露したもの。このメモの内容については、すでに一月二十九日付英紙メール・オン・サンデーや二月二日の英民放テレビ・チャンネル4も報道しています。 同書によると、両首脳の会談は〇三年一月三十一日に米ホワイトハウスで行われたもの。会談には両首脳のほかに六人の側近や顧問が出席。メモは出席者の一人によるものだといいます。 会談でブッシュ氏は、新たな国連安保理決議がなくても軍事行動が行われることになるとして、開始予定日として同年三月十日を具体的に挙げました。これに対してブレア首相は、「サダム(フセイン元イラク大統領)を武装解除するためにあらゆることを行う用意がある」と語り、米国と行動をともにすることを表明しました。 サンズ氏は、このメモで「ブッシュ大統領がすでに開戦を決めていたことが裏付けられた」とし、国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)の大量破壊兵器査察結果や、国連安保理の武力行使容認決議採択は、開戦決定とは「関係がなかった」と結論付けました。 また、ブレア首相も、この会談が行われた「一月三十一日までには(開戦の)決意を固めていた」とし、その後に安保理の新たな決議を求めたのは、アラブ諸国など国際的反応への「保険的な政策」だったと指摘しました。 同書によると、会談で両首脳は、イラクの大量破壊兵器保有の決定的な証拠が見つからない中で、開戦を正当化するための方策についても論議。ブッシュ氏が「国連色に塗装したU2偵察機をイラク上空に飛ばし、これに攻撃したら(国連決議)違反とする」と発言するなど、米国があらゆる手段を用いて開戦に持ち込もうとしたことを浮き彫りにしました。 ブッシュ氏は「わずかな可能性」としながらフセイン氏暗殺についても言及したといいます。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-02-06/2006020607_03_0.html 「反戦の母」横断幕を準備、議場内で拘束 一般教書演説 [朝日] 2006年02月01日13時09分 米CNNによると、イラクに派遣された米兵の息子を亡くした母親としてブッシュ大統領に面会を求め続け、反戦運動の象徴的な存在となったシンディ・シーハンさんが31日、大統領の一般教書演説を聞くために訪れていた議場内の傍聴席で、反戦横断幕を掲げようとして、議事堂警察に拘束された。 一般教書演説をふつうの市民がその場で傍聴することはできないが、シーハンさんは、カリフォルニア州選出の民主党女性下院議員の客として招待券を手に入れていた。議事堂内では横断幕やプラカードを掲げる行為は禁止されており、警官の指示に従わなかったため身柄を拘束されることになったという。 URL http //www.asahi.com/international/update/0201/008.html イラク取材中の米ABCキャスターら爆弾で重傷 [読売] 【ニューヨーク=白川義和】米ABCテレビによると、バグダッド北方20キロのタージで29日、米軍に同行取材中の同テレビのキャスター、ボブ・ウッドラフさん(44)とカナダ人カメラマンの2人を乗せた車両が、道路脇に仕掛けられていた爆弾の攻撃を受け、2人は頭などに重傷を負った。 2人はイラク軍の車両に乗って、防護服とヘルメットを身につけていたという。武装勢力による待ち伏せ攻撃と見られる。 ウッドラフさんは、昨年死亡した同テレビの看板キャスター、ピーター・ジェニングス氏の後任として、昨年12月から夜のニュース番組を担当している。 (2006年1月30日1時33分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060129i316.htm イラク・アフガン帰還の米兵、2万人がPTSD [読売] 米退役軍人省は27日、イラクとアフガニスタンの戦争から帰還した退役兵2万人近くが心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、カウンセリングなどを受けていると発表した。 これとは別に、うつ病や薬物・アルコール依存症などが確認された帰還兵も同程度の規模でいるという。 同省によると、帰還後に医療施設などで受診した退役兵12万人のうち、3分の1に相当する約4万人が何らかの対処が必要な「心の病気」と診断された。 PTSDは約1万9000人で、戦地で経験した殺傷・破壊行為の恐怖に繰り返し襲われる症状のほか、倦怠(けんたい)感や不眠などを訴えている。(時事) (2006年1月28日13時10分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/world/news/20060128i2z5.htm 今年末までにイラク完全撤退 イタリア国防相 [朝日] 2006年01月19日23時56分 イタリアのマルティノ国防相は19日、上下両院の外交、国防両委員会で、イラクに派遣しているイタリア部隊が今年末までに完全撤退すると述べた。今年6月までに千人を撤退させる計画も明らかにした。 03年6月に最初の部隊を派遣したイタリアは、最大時で3200人が南部ナーシリヤを中心に展開した。昨年8~9月から段階的な撤退が始まっており、今月中に2600人まで削減される。6月までに進む追加撤退でピーク時の半分規模まで減ることになる。 URL http //www.asahi.com/international/update/0119/015.html 米のアルジャジーラ爆撃計画疑惑 弁護側 “機密メモ存在” [赤旗] 【ロンドン=岡崎衆史】カタールにある衛星テレビ・アルジャジーラ本社の爆撃計画をブッシュ米大統領がブレア英首相に伝えたとする疑惑で、疑惑のやり取りを記した米英首脳会談の機密メモを持ち出したとして告発された元政府職員らの弁護側は十日、機密メモの存在を確認。疑惑の信ぴょう性がますます強まりました。今後さらに内容の開示を求めていくとしています。 英治安判事裁判所は十日、機密メモを持ち出したことによる機密保護法違反容疑で、元内閣府職員のデービッド・キーオー氏と労働党議員(当時)の元調査員、レオ・オコーナー氏の予備審問に入ることを明らかにしました。中央刑事裁判所で二十四日に行われます。 英紙ミラー昨年十一月二十二日付は、ブッシュ大統領が二〇〇四年四月十六日の米英首脳会談で、ブレア首相にアルジャジーラ爆撃計画を伝えたと報じました。アルジャジーラは十日、「過去の米軍によるアルジャジーラ攻撃が事故だとの米国の主張に新たな疑問が生じている」と報じています。 米軍は〇一年十一月、アフガニスタンの首都カブールのアルジャジーラ事務所を爆撃。〇三年四月には、イラクのバグダッドにあるアルジャジーラ事務所を爆撃し、タリク・アユーブ特派員を殺害しています。ブッシュ氏の発言が事実とすれば、これらの爆撃が、意図的だった可能性が強まります。 米英首脳会談当時、米国はイラク中部のファルージャに大規模な攻撃を実施。欧米メディアが米軍側から報道する中、アルジャジーラはファルージャの住民側から被害実態を伝えていました。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-12/2006011207_02_3.html 米国女性 反戦訴え 作家・女優・平和活動家…イラク撤退求め署名 [赤旗] 【ワシントン=山崎伸治】米国の女性反戦組織「コード・ピンク」はこのほど、イラクからの外国軍の撤退などを求める署名「女性の要求」を発表し、賛同を呼びかけました。十万人が目標で、三月八日の国際女性デーにワシントンのホワイトハウスをはじめ、世界各国の米国大使館に届けるというものです。 「女性は戦争にノーと言うキャンペーン」と題して五日に始まったこの取り組みには、八日までに、すでに一万人を超える署名が寄せられています。賛同者には、作家でピュリツァー賞受賞者のアリス・ウォーカーさんや女優のスーザン・サランドンさん、「反戦の母」シンディ・シーハンさん、米議会でテロ報復戦争に唯一反対票を投じたバーバラ・リー下院議員らがいます。 「女性の要求」は「私たち米国とイラクの女性、そして世界中の女性は、イラクの無意味な戦争と、世界中で起きる民間人に対する残酷な攻撃などはもうたくさんです。それは、自分たちや子どものために求めている世界ではありません」と述べています。 そしてイラクを「軍事モデルから、紛争解決のモデルに転換するべきときだ」として、(1)すべての外国軍と外国の武装勢力をイラクから撤退させる(2)和平樹立の過程に女性が全面的に参加し女性の完全な平等を約束させる(3)イラクに外国の基地を置く計画をやめさせる―などを求めています。 URL http //www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-10/2006011007_01_3.html ●イラク戦争(米国から)05? から続く
https://w.atwiki.jp/datugenn/pages/394.html
(転送転載拡散歓迎) ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ イラク戦争なんだったの!?― イラク戦争の検証を求めるネットワーク メールニュース 2012年4月5日 ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ 全国の賛同者の皆さま、こんにちは。「イラク戦争なんだったの!? —イラク戦争の検証を求めるネットワーク」事務局の志葉です。 今月9日でサダム・フセイン政権崩壊から9年。現在のマリキ政権は プチサダム化(独裁という意味で)しているとのイラク人達の声も よく聞きます。米軍による破壊とイラク政界の権力闘争、安定化しない 治安等、「まだサダム時代のほうがマシだった」という人も少なくあり ません。日本でのイラク報道はめっきり減りましたが、軍閥が争いあう 一方で、一般市民の安全が脅かされ、生活が困窮していくのに、国際社 会から忘れ去られ放置されるというアフガニスタンと同じような道を イラクがたどるのでは、と危惧しています。 さて、今回のトピックです。 1.関連イベントの紹介 2.ピースウォーク金沢からの報告 3.【転載】イラク開戦9年 WORLD PEACE NOWの声明 4.自衛隊情報保全隊による市民監視は違法—仙台地裁 5.映画『ルート・アイリッシュ』評 6.賛同者の皆さんへのお願い 7.活動費ご支援のお願い! 8.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 1.関連イベントの紹介 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 【4/7・神戸・共催イベント】 ==================== ■□■市民社会フォーラム第73回例会■□■ 忘れていませんか?イラク戦争 —開戦9年を考えるトーク— 日時:4月7日(土)19:20〜20:40(開場19:00) 会場:こうべまちづくり会館ホール 話題提供:志葉 玲さん (ジャーナリスト、イラク戦争の検証を求めるネットワーク事務局長) 共催:元町映画館 参加費:500円 どなたでも参加できます。 (当日、元町映画館で、『IVAW(反戦イラク帰還兵の会)明日への あゆみ/〜いま時代はかわる〜』『ポスターガール』を鑑賞された方は、 チケット半券と交換で無料) 『IVAW(反戦イラク帰還兵の会)明日へのあゆみ/〜いま時代は かわる〜』と『ポスターガール』が元町映画館で4月7日(土)〜13日 (金)に公開されます。その記念企画として、初日上映終了後、今年3 月20日で開戦9年の節目を迎えたイラク戦争について、あらためて想い 起こすために、日本政府にイラク戦争の検証委員会の設置を求める運動 を続けている志葉玲さんにお話をうかがいます。 【志葉 玲(しば れい)さん 】 1975年東京生まれ。大学卒業後、番組制作会社を経て、2002年春から 環境、平和、人権をテーマにフリーランスジャーナリスト。バグダッド を中心に、ファルージャやサマワなどイラク現地取材は7度経験。パレ スチナ自治区ガザ侵攻中に現地取材し、イスラエルの戦争犯罪を告発。 イラク戦争の検証を求めるネットワーク事務局長。 著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た本当の戦争』(社会 評論社)、共著 『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版)、 編集協力・写真提供 『図解 原発のウソ』(小出裕章・著/扶桑社) など。 『IVAW(反戦イラク帰還兵の会)明日へのあゆみ/〜いま時代は かわる〜』『ポスターガール』 元町映画館での上映スケジュール (2本立て)4/7(土)〜13(金) 17 15〜19時頃終了 ※事前申し込みなしでどなたでもご参加できますが、人数把握のために ご連絡いただければありがたいです。 市民社会フォーラム civilesocietyforum@gmail.com まで 【会場アクセス】こうべまちづくり会館 http //www.kobe-toshi-seibi.or.jp/matisen/img/map_kaikanl.gif 元町商店街4丁目西端の南側角 地下鉄海岸線「みなと元町駅」 西1出口から北へ1分 神戸高速「花隈駅」東口から南へ3分、 「西元町」東口から東へ5分 JR・阪神 「元町駅」西口から西へ 8分 主催:市民社会フォーラム 共催:元町映画館、イラク戦争の検証を求めるネットワーク ==================== 【4/14・札幌・関連イベント】 ==================== 当ネットワーク呼びかけ人の佐藤真紀さんが、北海道で講演します。 ☆2012平和学校 STOP!PKO!〜イラク戦争を再検証し、米軍、自衛隊の復興支援を考える〜 【日時】4月14日18:30--20:30 【場所】札幌エルプラザ4階 中研修室 【詳細】http //www.jim-net.net/news/info/2012/03/14.php 【主催】北海道平和委員会 【賛同団体】道安保、セイブイラクチルドレン札幌、北海道ALAA 【協賛団体】平和サークルくらげ ==================== 【5/3・神戸・主催イベント】 ======================== ■□■市民社会フォーラム第75回例会のご案内■□■ 森住卓さん講演会 福島と世界の核汚染 日 時 5月3日(祝・木)18:30〜20:30(開場18:00) 会 場 兵庫県中央労働センター小ホール (定員150人) 参加費 1,000円 司 会 志葉玲 (ジャーナリスト、イラク戦争の検証を求めるネットワーク事務局長) 協 賛 イラク戦争の検証を求めるネットワーク関西 お申し込みなしでどなたでもご参加いただけますが、人数把握のため事前申込み いただければ幸いです。 civilesocietyforum@gmail.com まで 3.11原発事故の直後から福島・飯館村に入り取材を続けるフォトジャーナリスト の森住卓さんに、福島をはじめセミパラチンスク、チェルノブイリ、イラクなど、 放射能汚染された地域の現状を写真でレポートいただきます。 ■森住 卓(もりずみ たかし)さんプロフィール 1951年生まれ、フォトジャーナリスト。1994年より世界の核実験場の被曝者 を取材開始する。セミパラチンスク、チェルノブイリ、イラク南部等、放射能 汚染された地域の現状を写真でリポート。著書に『福島第一原発 風下の村』 (扶桑社)、『セミパラチンクス—草原の民・核の爪痕』『イラク―占領と核 汚染』『沖縄戦「集団自決」を生きる』(ともに高文研)、『イラクからの報 告』(小学館文庫)、『私たちは今、イラクにいます』(講談社)、『核に 蝕まれる地球』(岩波書店)、写真で見る「シリーズ核汚染の地球」全3巻 (新日本出版社)など。 2011年3月11日以後、福島県内の取材を集中的に行っ ている。 ■会場アクセス 地図URL http //hyogo-churou.com/index.php?id=24 神戸市営地下鉄「県庁前」駅 西出口� 西へ徒歩5分 神戸高速鉄道「花隈」駅 東口 北へ徒歩5分 JR西日本「元町」駅 西口 西へ徒歩 10分 阪神電鉄「元町」駅 西口 西へ徒歩 10分 〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通6丁目3番28号 TEL.078-341-2271 ======================== *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 2.ピースウォーク金沢からの報告 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 3月20日、石川県・金沢市では、イラク戦争開戦9年にあわせ、 ピースウォーク金沢の集会とウォークが行われました。イラク戦争 の検証を求めるネットワークのメンバーの中にも、ピースウォーク 金沢のスタッフとして、関わっている人がいます。以下、ピース ウォーク金沢からの報告メールを転載します。 転載ここから ******************** 3月20日のイラク戦争開戦9年目、大震災と原発事故から1年目の 森住卓さん講演会に260人、ピースウォーク金沢の集会とウォークに約 200人が集まりました♪ http //bit.ly/GJiW97 三日前まで実行委員真っ青、の売れ行きでしたが、最後の頑張りと前日 の石川テレビ夕方のニュース生出演があいまってか、当日は予想以上の 人に来ていただくことができました。 講演会では、マーシャル諸島など世界各国の核被害地で、現在も被害が 続いている様子が報告され、まったく知らなかったという驚きとともに 観客の心に刻まれました。また事故発生直後の緊迫した映像や、この一 年の福島、飯舘村の村民の悲しみが森住さんの目線で細かに伝えられ、 「涙なしでは見られなかった」という声がいくつも聞かれました。 福島で起きていること、これから起きようとしていることを考えるのに、 必要なのはやはり想像する力なのでは、と思います。においもない、目 に見えない、美しい春もやってくる。ここから、どれだけ先を読み取る か・・。だからこそ、世界中の核の被災者に寄り添い、その目で見、そ して忘れず、ともにつらさを分かち合ってこられた森住さんに、来てい ただきたかったのです。 当日は、テレビ局3社、新聞少なくとも4社の取材があり、テレビ各局で は当日夕方のローカルニュースで大きく報じられました。 新聞記事は北陸中日新聞に金沢版トップ記事、毎日は石川県内版トップ で、いい記事が載っています。ぜひお読みください。 ””””””””””””””””””””” 講演:チェルノブイリ・イラク・福島、「核被害は何世代も続く」 森住さん警告―金沢 /石川(毎日新聞3月21日) http //mainichi.jp/area/ishikawa/news/20120321ddlk17040332000c.html ・・・・・・・・ そして、森住さん自ら撮影してくださったピースウォーク金沢の様子を ブログにUPしてくださっています!(金沢版、有象無象♪) ・・・・・・ 3月20日イラク戦争9周年 脱原発金沢ピースマーチ とっても元気で楽しいPeace Loveのマーチでした。 http //mphoto.sblo.jp/article/54556977.html ・・・・・・ 撮影する森住さんは、さすがプロ!!という感じで、特に動いてるウォ ークを撮ってるときは機敏に動いていろんなところに登ったりして、 講演会とはまた違って、かっこよかったですっ。東京のデモと違って、 警察官が少人数でソフトムードなのに、驚いていらっしゃいました。 最後の最後までピースウォークを撮りながら、バスに乗って、また福島 の現場へと帰って行かれた、森住さんでした! 最後に、いつもこの指とまれ、のピースウォーク金沢実行委員会。今年 はなんと半分くらいが初めての若いメンバーでした。 311以降に金沢に自主避難してきた若者とご夫婦。不慣れな金沢の土地 で新しいつながりをたくさん作ってくれました。有機農業を仕事にしは じめた若い女性。三人目がまだ小さくて「私なんかなんの取り柄もない けど・・」とメッセージをくれたお母さん。みんながそれぞれにベスト を尽くし、すごい化学反応を引き起こしてくれました! お誘いした平和サークルや九条の会の方々は、何人もわたしの手を握り、 「よくぞ森住さんを呼んでくださった」、と言ってくれました。「こん なに若い人がいっぱいいて・・」と声を詰まらせた元教師の女性は、 「私たちは先に死んでいくけど、この子どもたちを守るのは若いお父さ んお母さんだから・・」と涙ぐまれたり。(本当に会場は保育も満杯で、 小さい子がごろごろしていました(*^_^*)) ★*888-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・- ******************** 転載ここまで。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 3.【転載】イラク開戦9年 WORLD PEACE NOWの声明 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* イラク戦争開戦から9年にあたり、反戦ネットワーク WORLD PEACE NOWが 声明を発表しました。WORLD PEACE NOW とは、イラク戦争開戦前、さまざまな 個人や団体、NGOが「イラク戦争に反対する」という共通の目的で集まった ネットワークで、開戦前後には4〜5万人もの人々がピースパレードに参加し ました。イラク戦争の検証を求めるネットワークにも、元々はWORLD PEACE NOW をきっかけにお互いと知り合ったというメンバーが何人もいます。 *関連動画:2003年3月8日 WORLD PEACE NOW http //www.youtube.com/watch?v=EZm13O5kGlY 以下、WORLD PEACE NOW のブログより転載です。 ******************** イラク戦争開始9年にあたってのWORLD PEACE NOWの声明 2012年3月20日 http //worldpeacenow.seesaa.net/archives/20120316-1.html 2003年3月20日、アメリカのブッシュ政権がイラクへの全面戦争と占領 を開始してから9年が経過しました。イラク戦争は、その2年前、2001年の 「9・11同時多発テロ」をひきがねにした、アフガニスタンへの「報復戦争」 の延長として引き起こされたものです。米国はイラクのサダム・フセイン政権が 「大量破壊兵器」を保有し、「9・11」を引き起こした「国際テロ組織」と つながりを持っていると主張し、「アフガニスタンとイラクに自由と民主主義を もたらす」という名分で、国連憲章や国際法にも違反する侵略戦争を強行したの です。 しかし、フセイン政権の「大量破壊兵器」保有とか、「国際テロ組織アル・カー イダとの関係」というブッシュ政権の主張がまったくのウソであることが明らかに なりました。アフガニスタンやイラクへの戦争と占領が作りだしたものは、「自由 ・平和・民主主義」であるどころか、残虐な殺戮と破壊、人権蹂躙と自由の剥奪、 暴力と貧困と絶望でした。それは戦争犯罪以外のなにものでもありませんでした。 米軍人だけをとっても、今年1月末までで、イラク戦争では死者4488人、 負傷者は3万2223人、アフガニスタン戦争では死者1877人、負傷者1万 5310人という数字が上がっています。米軍以外の多国籍連合軍の死者はイラ ク戦争で318人、アフガニスタン戦争での米国以外のISAF(国際治安維持 部隊)の死者は約1000人です。イラクの人びとの死者は、「イラク・ボディ ・カウント」によれば15万7000人以上に達します。そのうち約80%が民 間人であり、子どもの死者も3900人です。アフガニスタンの人びとの死者に ついてはどのような正確な統計もとられていません。 米国は、アフガニスタン・イラクの戦争に1兆数千億ドルもの戦費を使った末 に、イラクから部隊を引き上げ、アフガニスタンでも戦闘部隊を縮小しようとし ています。残されたものは、荒廃した国土であり、膨大な数の難民をはじめとす る民衆の苦しみです。この不正義の戦争を引き起こした責任者たちからは、どの ような謝罪の言葉も語られていません。 日本政府は、米国が主導したこのアフガニスタン・イラクへの侵略戦争を全面 的に支持し、自衛隊を参戦させました。憲法9条を持つ日本が、この違法・不当 な戦争に参加したのです。当時の小泉政権は、2001年にテロ特措法を成立さ せて自衛隊の艦艇をインド洋に派兵し、アフガニスタンへの軍事作戦をくりひろ げる多国籍軍艦船への給油活動を行いました。2003年にはイラク特措法を成 立させ、イラク南部のサマワに陸上自衛隊を駐留させるとともに、航空自衛隊の 輸送機がクウェートの基地から米軍をはじめとした多国籍軍の兵士や軍需物資・ 武器をイラクの戦場に送り込みました。沖縄をはじめとする米軍基地からは、海 兵隊の兵士、艦船、航空機がアフガニスタンやイラクの戦場に出撃しました。 自衛隊のイラク派兵が憲法違反であることは、2008年4月の名古屋高裁判 決で確定しています。しかし、アフガニスタン・イラク戦争への自衛隊派兵を通 じて、日米の共同実戦体制が急速に深まり、自衛隊の海外派兵もソマリア沖「海 賊対策」作戦や、ハイチ、南スーダンへのPKO派兵として恒常化していきまし た。いまや「日米同盟」の下で、自衛隊は米軍の全世界での作戦に組み込まれて います。その重圧は、とりわけ沖縄に集中しています。辺野古への米軍新基地の 押し付けはその典型であり、民主党政権の下でも沖縄の人びとの意思を踏みにじ る政策はいっこうに変わっていません。 アフガニスタン・イラク戦争への日本の参戦と日米の軍事的一体化の世界的拡 大・深化という既成事実の上に、憲法改悪の動きも積み重ねられてきました。 2007年、安倍政権がねらった憲法改悪強行突破は、広範な人びとの反対運動 によって、いったんは阻まれました。しかし、いままた「憲法審査会」を通じた 憲法明文改悪の流れが加速しようとしています。私たちは、あらためてアフガニ スタン・イラク戦争と日本の参戦が何であったのかを検証しつつ、この流れに NO!を突きつけようではありませんか。 WORLD PEACE NOWは2003年1月、イラク戦争に反対する 多くの市民団体やNGOが参加して、世界の人々とともに「武力で平和はつく れない」と声を上げました。私たちは全世界で1000万人以上に達する空前 の規模の反戦行動に呼応し、4万人、5万人という規模のピースパレードを実 現しました。こうした抗議のうねりを受け、その後、政府は自衛隊によるイン ド洋給油作戦を中止せざるをえなくなりました。 昨年の「3・11」東日本大震災と福島原発事故により多くの人びとの命や 健康、生活基盤が奪われる中で、私たちは被災者を支援し、脱原発の社会を作 り出すためのさまざまな活動に取り組んできました。私たちは、その活動が戦 争に反対し「平和に生きる世界」のための活動と深くつながっていることを改 めて確認しています。原発と核兵器の開発は技術やインフラの面でも密接に結 びついているのです。 全世界で、今もなお戦争は続いており、その危険性も深まり、多くの人びと の苦しみが広がっています。私たちはアフガニスタン、イラクなどの現実に目 を向けながら、あらためて「武力で平和はつくれない」の声を上げ、戦争への あらゆる動きを止めるために、ともに行動していきます。 いまふたたび米国などから、イランへの軍事介入が声高に語られ、戦争の危 機が作りだされています。野田政権は、ホルムズ海峡が封鎖された場合には、 ソマリア沖に派遣されているP3C対潜哨戒機を使って、イランへの攻撃に協 力することも検討していると報じられています。 「平和に生きる世界」の実現のためには、まだまだ多くの課題があり、しかも それらは私たちの目前で進行中なのです。WORLD PEACE NOWは、 これからもみなさんとともに力を合わせ、真の平和をめざして歩みつづけます。 WORLD PEACE NOW 101-0061 東京都千代田区三崎町2-21-6-301 Tel 03-3221-4668 fax 03-3221-2558 Mail kenpou@annie.ne.jp *********************** 転載ここまで。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 4.自衛隊情報保全隊による市民監視は違法—仙台地裁 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 先月26日、自衛隊情報保全隊による市民監視に対し、監視差し止めや 損害賠償を求めた裁判で、仙台地裁が監視行為は違法との判断を下し ました。 本件は、2003年11月〜2004年2月までに主にイラク反戦運動をしていた、 289団体・個人が“反自衛隊的”として自衛隊の情報保全隊により監視さ れていたというもので、2007年、日本共産党が自衛隊情報保全隊の内部 文書を入手、これを発表したことにより明るみに出ました。 *この内部文書は、現在も共産党のHPで見ることができます。 http //www.jcp.or.jp/tokusyu-07/19-jieitai/index.html 自衛隊保全隊による監視対象には、消費税反対や年金問題の追及など 自衛隊とは直接関係ないものも含まれ、こうした監視活動の必要性につい てや、監視活動は継続されているのか、集めている情報はほかにもあるの か、といった疑問には答えませんでした。 そのため、東北6県の住民ら107人が「監視は違憲・違法。プライバ シー権や表現の自由、平和的生存権を侵害され、精神的苦痛を受けた」と して国に監視の差し止めや損害賠償を求め、第1陣が2007年10月に提訴、 第6陣まで訴えを起こしました。報道によれば、仙台地裁(畑一郎裁判長) は26日、原告5人について「違法な情報収集で人格権を侵害された」と認め、 国に計30万円の損害賠償を命じたとのこと、しかし、自衛隊情報保全隊の 市民監視差し止めについては「対象が特定されておらず不適法」として却下 したとのことです。 これらの監視活動は、自衛隊をイラクに派遣する際に活発に行われて いたものと観られます。イラク戦争の検証においても、本件も調査の対象 にされるべきではないか。改めて、何が行われていたのか、情報開示され る必要性を感じています。 *自衛隊情報保全隊とは 情報保全業務のため、必要な資料及び情報の収集整理及び配布を行うことを 任務とする防衛大臣直轄部隊で、人員は約1000人。それまで「調査隊」とい う部隊がおかれていたが、連携が不十分だったため、石破茂防衛庁長官(当 時)によって’03年3月27日に陸海空自に設立された。「情報保全業務」と は「秘密保全、隊員保全、組織・行動等の保全及び施設・装備品等の保全 並びにこれらに関連する業務」と定義されている。2009年に防衛相直轄の 現組織に統合された。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 5.映画『ルート・アイリッシュ』評 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 前々号のメールニュースでお伝えしたように、映画宣伝会社ブラウニーさん のご厚意で、当ネットワークの試写枠をいただきました。志葉も、試写に行って きたのですが、イラク戦争での実際のエピソードが巧みに織り込まれ、なかなか 良かったと思います。 本作のタイトル─ルート・アイリッシュとは、イラク首都バグダッド中心部 から国際空港までの道路のこと。外国人やイラク政府要人が多く通るため、武 装勢力による襲撃や誘拐が頻発。この“世界で最も危険な道路”を稼ぎ場とし ているのが、民間軍事企業です。 イギリス映画界の名匠ケン・ローチ監督が本作で描いたのは、戦争の民営化。 物語の主人公であるファーガス(マーク・ウォーマック)も、正規軍兵士では なく、民間軍事企業の社員です。イラク戦争では、最大16万人の民間軍事企 業の社員(コントラクター)が活動し、現在も要人や大使館の警護にあたって います。本作は、やはりコントラクターであった親友の死の真相を追うファー ガス、というサスペンス調の展開で物語が進んでいきます。 物語の軸となるのは、コントラクターがイラク人少年らを銃殺した事件。 これは2007年、民間軍事企業ブラック・ウォーター社の社員がバグダッド市内 で銃を乱射、17人を殺害した実在事件をモデルにしていると思われます。この ブラック・ウォーター社は、2004年2月、ファルージャでの調査中に社員二人 が地元住民らに殺害され、同市への米軍による猛攻撃(2004年4月)の引き金 ともなっています。 また、劇中のセリフでは、英軍のイラク人捕虜虐待致死事件が語られますが、 これは、2003年9月、ホテルの従業員だったバハ・ムーサ氏(当時26歳) が英軍の収容所で英軍兵士に激しく殴る蹴るの暴行を受け、死亡した事件で、 死亡時、ムーサ氏は、肋骨や鼻の骨折など、93箇所に怪我をしていたと 報告されます。また、イラク人の農地を破壊する、米軍の戦車がジャズを流し ていた、というセリフがありますが、ファルージャ攻撃の際に、ヘビメタバン ド「メタリカ」の曲を大音響で流していた、という実例もあります。 劇中、拷問シーンがありますが、拘束されたイラク人らへの虐待・拷問が 繰り返されたアブグレイブ収容所でも、CACI社やタイタン社など民間軍 事企業が拘束者の管理、尋問、取り調べを請け負っており、被害者から訴訟 も起されています。 本作は、非常に重い映画です。救いのないラストシーンの評価も大いに分 かれるでしょう。しかし、現地諸勢力の対立や、汚職追放・格差是正を訴え る民衆へのイラク当局の弾圧が続く中、日本も含め各国がイラクで石油ビジ ネスを展開しようとしている今だからこそ、観てほしい映画です。確かに 米軍は撤退しましたが、今後、民間軍事企業は米軍に替わり、資源収奪の 尖兵として、イラクの人々へ銃を向けるのかもしれません。実際、日本 大使館関係者は移動の際、イギリスの民間軍事企業を警備として伴って います。イラク戦争は民営化され、より見えにくい形で続いているのです。 その様な状況を理解する上でも、本作は示唆に富む作品でしょう。 *劇場情報 銀座テアトルシネマで公開中 今週末7日から、大阪府のシネ・リーブル梅田、兵庫県のシネ・リーブル 神戸で、公開開始。 詳細 http //www.route-irish.jp/theater.html *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 6.賛同者の皆さんへのお願い *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* メールニュース読者の皆さんに三つお願いがあります! ☆お願い・その1☆地元の国会議員に働きかけて下さい 地元の国会議員へ、イラク戦争検証議連に入っているか 問い合わせたり、入っている場合は激励、まだの場合には 入るように進めていただく、などの働きかけをしてもらえ れば、と考えていますので、ご協力ご検討下さいませ。 *地元の国会議員は以下のサイトで探すのが便利です。 ご自分のお住まいの自治体をクリックすると、その 選挙区の議員が表示されます。 http //seiji.yahoo.co.jp/area/ *多くの議員は各自ホームページを持っており、事務所の連絡先も ホームページ内にあることがほとんどです。議員は自分の選挙区の 有権者は無視できないので、しっかり声を伝えましょう。 ☆お願い・その2☆署名を集めてください! おかげさまでイラク戦争の検証委員会設置への賛同署名はなんと4万筆 を越えました!第一次集約したものを首相官邸に提出、要請行動を行いま したが、第二次集約での集約のため、今後も賛同署名を募集します。 つきましては、FAX・郵送用での賛同シートを以下URLからダウンロード の上、署名を集めて下さい。記入項目で、メールアドレスを書かれた方に は、当ネットワークからのメールニュースをお届けします。 個人用賛同用紙 http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout_single.pdf 複数署名賛同用紙 http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout.pdf FAX:020-4669-7585 *上記番号に送れない場合> 03-3209-5122 郵送先: 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 イラク戦争の検証を求めるネットワーク 個人のブログ やツイッター、mixiなどを利用されている方々は、以下の 様に賛同募集を転載してください。もちろん、メールでの転送も大歓迎です。 ******************************************************* 【拡散希望】イラク戦争検証の必要性は認めつつも、なかなか 腰の重い政府に民意を示すため、イラク戦争検証( @isnn_ )へ の賛同者を大募集。オンラインからも簡単にできますので、是非、 ご協力御願いします。 賛同フォーム> http //bit.ly/9b4OWA ******************************************************* ☆お願い・その3☆メールニュースを広めて下さい! 本メールニュースは、イラク戦争の検証を求めるネットワークの賛同人の 方々の中からメールアドレスをいただいた方へ配信していますが、転送・ 転載は自由です。ブログやml等、ネット上に広めていただくことは、 当ネットワークとしましても大歓迎です。イラク戦争の検証を求める動き があるということを、より多くの人々に知ってもらうため、ご協力いただけ れば幸いです。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 7.活動費ご支援のお願い! *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 賛同者の皆さまにお願いです。検証実現のため、事務局長は 関東〜関西間をはじめ、あちこちと移動しており、その交通費だけ でも、結構かかります。 是非、多くの方々からのご助力いただけますよう、事務局一同願っ ております。 活動資金カンパ (1口1,000円以上) 振り込み先 郵便振替の場合 口座番号:00230-6-116390 口座名:イラク戦争の検証を求めるネットワーク 他金融機関からの振込みの場合 ゆうちょ銀行 当座預金 店番:029(ゼロニキュウ) 口座番号:0116390 口座名:イラク戦争の検証を求めるネットワーク 是非、ご協力よろしくお願い致します。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 8.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 当ネットワーク関連書籍・関連動画です。ご購入や、ご視聴、 ブログやツイッター等でのご紹介よろしくお願い致します。是非、 ご協力よろしくお願い致します ☆【動画】「イラクと福島—佐藤栄佐久元知事と“国策”を問う」 http //youtu.be/wFLiltIYoyg ☆【動画】イラク戦争・空爆下のバグダッド by 志葉玲 http //youtu.be/hl4VQLiDv34 ☆【動画】佐藤真紀さんインタビュー動画 OurPlanetTV「911事件から10年〜イラクと福島を結ぶ 」 http //www.ustream.tv/recorded/17140558 ☆【動画】4万筆署名を首相官邸に提出! イラク戦争なんだったの!?—イラク戦争の検証を求める ネットワークは、先月29日、全国から集めたイラク戦争の 検証実現を求める賛同署名約 4万筆、内閣官房に提出し、 検証実現を要請しました! 報告会見動画↓ http //www.ustream.tv/recorded/17570168 ☆『希望 命のメッセージ』(東京書籍) 鎌田 實 ・ 佐藤 真紀 (著) http //amzn.to/qUYFgs 当ネットワーク呼びかけ人の鎌田さん、佐藤さんの共著。今月1日に 発売したばかりです!この本の印税はすべて、JIM-NETを通して 被災地の子どものために使われます。 ☆『脱・同盟時代—総理官邸でイラクの自衛隊を統括した男の 自省と対話』(柳沢協二/かもがわ出版) http //amzn.to/oi2SUC (amazon) http //p.twipple.jp/zYYuS (帯あり画像) *当ネットワーク呼びかけ人の池田香代子さんと志葉が、柳沢さんと 鼎談しています。 関連動画↓ http //www.ustream.tv/recorded/17471711 http //www.ustream.tv/recorded/17472693 ☆『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版) イラク戦争の検証を求めるネットワーク 編 http //amzn.to/ouGArE ☆『破壊と希望のイラク』(金曜日) 高遠菜穂子 著 http //amzn.to/ncRcnk ☆【動画】『イラク人が見た自衛隊、米軍基地、刑務所— ワリード・ホマディ氏証言会』 http //www.ustream.tv/recorded/16347142 ☆【動画】『検証 震災・原発報道とイラク戦争 』 http //www.ustream.tv/recorded/16574652 ☆【動画】『フクシマとイラク―放射能時代を生きる』 公式 http //www.ustream.tv/recorded/15017089 岩上チャンネル http //www.ustream.tv/recorded/15009489 ☆【動画】『ビデオニュースドットコム イギリスのイラク戦争検証から何を学ぶか』 http //www.youtube.com/user/videonewscom#p/u/73/8wI8lLTDOWg *約5分間のプレビューです。 ☆【動画】『Bagdad So Sad』 http //bit.ly/pw6HwF *開戦8年目のイラクの状況を伝えるスライドショー。 ☆【動画】 『シンポジウム イラク戦争なんだったの!?日本での検証実現にむけて』 http //www.youtube.com/playlist?list=PL60D82D32FAFF89DE ☆【動画】『イラク戦争何だったの!? ビサイナとシェイマの場合』 http //youtu.be/RoMlWpamEEg 以上、ご報告とご協力のお願いでした。今後とも、応援いただけます よう、ご期待申し上げます。 ☆=========================================☆ イラク戦争なんだったの!?— イラク戦争の検証を求めるネットワーク 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 Web:http //iraqwar-inquiry.net/ mail:office@iraqwar-inquiry.net Tell:090-9328-9861(しば) Fax:03-3209-5122 ☆=========================================☆
https://w.atwiki.jp/datugenn/pages/490.html
転送転載拡散歓迎 ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ イラク戦争なんだったの!?― イラク戦争の検証を求めるネットワーク メールニュース 2012年11月23日号 ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ 全国の賛同者の皆さま、こんにちは。「イラク戦争なんだったの!? —イラク戦争の検証を求めるネットワーク」事務局の志葉です。 衆議院が解散されました。支持率が低迷する民主党が政権を維持する のは、難しいでしょう。しかし、私はイラク戦争の検証を諦めていませ ん。仮に総選挙後、自民党を中心とする政権となったとしても、2007年 の自衛隊派遣の根拠とされたイラク特措法の延長において、「イラク戦 争支持の検証」を明記した付帯決議は、国会の総意として尊重されるべ きでしょう。また、新たに国会内にできた諸会派にも、イラク戦争の 検証の実現を求めてまいります。皆さんも、ご自身の選挙区の候補者へ、 イラク戦争の検証を公約にするよう、求めて下さい。 イラク戦争の検証を求めるネットワークは、他団体と協力して開戦から 10年目の2013年3月20日に、「イラク戦争10年会議」を開催します(詳細 は後記)。政治家達に私達はイラク戦争を忘れてはいないという姿勢を 見せることが重要かと思います。海外ゲストの招聘等で多額の費用がか かるため、後記にある振込先へのカンパご協力よろしくお願い致します。 ゆうちょ銀行 *加入者名:イラク戦争10年実行委員会 *00110―8―263690 さて、今回のトピックです。 1.関連イベントの紹介 2.イラク戦争10年企画プログラム決定!! 3.総選挙に向けてイラク戦争検証を求めていきましょう! 4.賛同者の皆さんへのお願い 5.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 1.関連イベントの紹介 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 【11/24・神戸・共催イベント】 アーロン アッシュ(反戦イラク帰還兵)Speaking Tours 神戸集会「戦争 そして人間の和解を求めて」 日 時 11月24日(土)13 30〜16 30(13 00開場) 会 場 神戸市勤労会館308 参加協力費 1000円 「対テロ戦争」が世界に宣告されて12年目となるこの秋、 イラク占領に従軍した二人の元米兵士が来日します。 元イリノイ州兵だったアーロン・ヒューズとウィスコンシン 州兵だったアッシュ・キリエ・ウールソン。 二人は自らの過去と向かい合いながら、芸術を通して自らの 人間性をとりもどす道筋をあゆみ、「対テロ戦争の終結」と 「暴力ではなく、人間性回復のために国家・民族・宗教を越 えてともに手をつなぐ」ことを呼びかけています。 来年3月には10年の節目となるイラク戦争に、日本政府は 真っ先にアメリカ支持を表明し、自衛隊のイラク派兵まで進 めました。 わたしたち日本国民は「戦争はしない」「戦力はもたない」 と世界に誓った平和憲法を持っているのにもかかわらず、 「対テロ戦争」に加担してしまいました。 米国の二人の帰還兵の訴えをききながら、わたしたちの問題 として、イラク戦争の検証を求めるネットワークの志葉玲・事 務局長をコーディネーターに、非戦の誓いと人間の和解を求め ます。 主催 アーロン アッシュ(反戦イラク帰還兵)Speking Tours 神戸集会実行委員会 お問い合わせ先 minami2satou@kxa.biglobe.ne.jp �&fax 078-733-3560(佐藤三郎) ■アーロン・ヒューズ(Aaron Hughes)さん 2003年1月30日、イリノイ大学在学中に、イリノイ州ノースリバー サイドの陸軍州兵第1244輸送部隊として召集される。 2005年春、実体験を表現し、他者と共有する必要性から、絵画専 攻生としてイリノイ大学へ復学。軍国主義と占領に立ち向かう 手段として、アートを使い始める。2009年、ノースウエスタン大 学を芸術理論と実践における美術学修士として卒業。 現在は、反戦イラク帰還兵の会(Iraq Veter-ans Against the Wa r/IVAW)のオーガナイジング・チームリーダーとして活躍。 ■アッシュ・キリエ・ウールソン(Ash Kyrie Woolson)さん アーティスト/イラク帰還兵。1981年生まれ。18歳と2カ月で、大学 進学費用を払うために州兵(the Army National Guard)に入隊。 大学へ3年通った2003年、イラクの都市ナーシリーヤ近くの戦闘へ、 部隊とともに1年間派遣される。ウィスコンシン大学マディソン校で 美術学学士課程に在籍していた2005年、娘が誕生。戦争について 子どもと交わした会話は、彼のアート作品に対する考えをより豊か にする。2008年、広島から幕張までのピースウォークに招待され、 戦争の現実を語りながら1千マイルを歩き通す。アッシュの言葉と 作品は、国際的に活躍している。 ■コーディネーター 志葉玲(しば れい)さん 1975年東京生まれ。大学卒業後、番組制作会社を経て、2002年春 から環境、平和、人権をテーマにフリーランスジャーナリストとし ての活動を開始する。雑誌・新聞に寄稿し、現地で撮影した写真・ 映像をテレビ局や通信局に提供している他、コメンテーターとして 各メディアで発言したり、全国各地で講演を行っている。イラク 戦争の検証を求めるネットワーク事務局長。編著『イラク戦争を検 証するための20の論点』(合同出版)など。 【神戸実行委員会へのご協力のお願い】 今回の集会は、全国ツアーにあわせて神戸でも開催する運びとなり ました。全国各地とあわせて神戸集会を成功させるために、神戸 実行委員会へのご協力をお願いいたします。 団体・個人としての賛同、宣伝告知、当日のスタッフなど可能な形 で結構ですので、実行委員会(minami2satou@kxa.biglobe.ne.jp ☎&fax 078-733-3560)までお問い合わせいただければ幸いです。 【全国実行委員会より協力カンパのお願い】 IVAW(反戦イラク帰還兵の会)の二人の友人=アッシュ・ウールソン (Ash Woolson)とアーロン・ヒューズ(Aaron Hughes)が、 この秋に二人の長年の夢であった“日本での個展(写真&デッサン) の開催”とあわせてスピーキング・ツアーを実現したいと伝えてき ました。 二人のツアー実現には旅費・国内交通・宿泊費はもちろん、展示会 場確保をはじめ、すべてゼロからの出発だけに相当の準備資金が 必要です。 二人のスピーキング・ツアー実現のため企画・運営基金にぜひ、 みなさんのご支援・ご協力をお願する次第です。 全国ツアー公式サイト http //aaron-ash-speaking-tour.org/ 郵便振込 口座名義 成功させる会 口座番号 00970-3-143313 2012年4月1日 小淵 由紀子(同志社大講師) 木村 修 (マブイ・シネコープ) *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 2.イラク戦争10年企画プログラム決定!! *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 来年3月20日のイラク戦争10年企画の内容がかたまってきました。 メールニュース読者の皆さまも是非ご参加を!告知協力・資金集め にもご協力いただければ幸いです。 イラク戦争10年会議 プログラム 【日時】2013年3月20日(イラク戦争開戦日)10時〜17時30分 【会場】早稲田大学社会科学部棟1、2F(東京都新宿区西早稲田1-6-1) *東京メトロ東西線、早稲田駅下車 【タイムテーブル】 10:00-12:00 全体会 「イラク戦争の10年と日本」(仮) スピーカー:アリ・マシュハダーニさん、ローズ・ジェントルさん、 孫崎 享さん ほか 13:00-14:30 分科会1(イラクと劣化ウラン、被曝)、 分科会2(ローズさんと語るイラク戦争検証) 15:00-16:30 分科会3(アリさんと語るイラク復興)、 分科会4(イラクと自衛隊、在日米軍・沖縄) 16:45-17:30 分科会報告と「早稲田宣言」* *各分科会からの報告を受け、イラク戦争10年を機に日本の私たちは どのように今後もイラクに、日本の問題に、世界にどのように関わっ ていくべきか、宣言文を作成し、読み上げる。 【主な内容】 全体会「イラク戦争の10年と日本」: イラク人ジャーナリストが観た戦乱のイラクの10年をアリさんに、 戦争を仕掛けた国側でも傷ついたことをローズさんに、日米関係 としての日本のイラク戦争加担を孫崎さんに語ってもらう。 イラク戦争10年実行委も、イラク戦争の国際的な影響や戦争検証 の必要性・意義について、議論に加わる。 分科会1: 福島第一原発事故以後、日本でも大きな関心を集めている、放射性 物質の人体への影響。イラクでは何が起きているのか。日本が学ぶ べき教訓やイラクのために何ができるか等。 分科会2: イラク戦争で英軍兵士だった息子を亡くしたローズさん。当時の イギリス政府の責任追及する彼女の話を聞きながら、日本での イラク戦争検証についても論議する。 分科会3:インフラや社会サービス等が徹底的に破壊されたイラク の状況を、イラク人ジャーナリストのアリさんに聞き、改善されな い人々の生活を再建するために、本当に必要な支援とは何か、日本 のNGOと語り合う。 分科会4:イラク戦争と在日米軍や自衛隊の具体的な関わりについ て。沖縄の海兵隊は本当に日本を守るために駐留しているのか。 米軍犯罪へのイラク・日本両国の対応の違いは?等。 【当日スピーカー予定者】*敬称略 アリ・マシュハダーニ(ロイター通信イラク現地記者)、 ローズ・ジェントル(英国反戦軍人家族会)、 孫崎享(元外交官)、 谷山博史(日本国際ボランティアセンター代表理事)、 吉岡達也(ピースボート)、 伊藤和子(ヒューマンライツ・ナウ)、 池田香代子(翻訳家/世界平和アピール7人委員会)、 原文次郎(日本国際ボランティアセンター・イラク事業担当)、 佐藤真紀(日本イラク医療支援ネットワーク)、 高遠菜穂子(イラク支援ボランティア)、 志葉玲(ジャーナリスト/ イラク戦争の検証を求めるネットワーク事務局長)、 細井明美(イラクホープネットワーク) ほか ☆イラク戦争10年会議には多額の費用がかかります!どうか ご支援を!! ゆうちょ銀行 *加入者名:イラク戦争10年実行委員会 *00110―8―263690 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 3.総選挙に向けてイラク戦争の検証を求めていきましょう! *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 選挙前こそ、政治家がもっとも有権者の声を無視できない 時です。そこで皆さまにお願いです。是非、地元の国会議員に イラク戦争の検証を行うよう、働きかけて下さい 地元の国会議員は以下のサイトで探すのが便利です。ご自分の お住まいの自治体をクリックすると、その選挙区の議員が表示さ れます。 http //seiji.yahoo.co.jp/area/ *選挙区、所属政党が変わっている可能性もあるので、報道や ネット検索等でも確認が必要かもしれません。 イラク戦争の検証を求めるネットワーク設立趣意よりhttp //iraqwar-inquiry.net/?page_id=2 我々が要求していること。 ----------------------------------------- 1)独立の「第三者検証委員会」を、政府が設立し、 「イラク戦争支持の政府判断の見直し」 「自衛隊イラク派遣の判断の是非」 「イラク復興支援への日本の関わり」 の3点を検証すること。同委員会が上記3点についての 情報開示や調査を行い、個人も含めた道義的・法的な 責任の所在を明らかにすること。 2)「第三者検証委員会」による検証のプロセス、最終報告 などが最大限公開され、誰にでもアクセスできるようにする こと。 3)「第三者検証委員会」による最終報告を受けての、日本 政府としての見解を国内外に発表するとともに、必要とされる 人道支援、被害者支援を行うこと。 --------------------------------------------- 多くの議員は各自ホームページを持っており、事務所の連絡先 もホームページ内にあることがほとんどです。議員は自分の選挙 区の有権者を無視できないので、しっかり声を伝えましょう。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 4.賛同者の皆さんへのお願い *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* メールニュース読者の皆さんにお願いがあります! ☆お願い・その1☆署名を集めてください! おかげさまでイラク戦争の検証委員会設置への賛同署名は4万筆 を越えました!第一次集約したものを首相官邸に提出、要請行動を 行いましたが、第二次集約での集約のため、今後も賛同署名を募集 します。 つきましては、FAX・郵送用での賛同シートを以下URLからダウン ロードの上、署名を集めて下さい。記入項目で、メールアドレスを 書かれた方には、当ネットワークからのメールニュースをお届けし ます。 個人用賛同用紙http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout_single.pdf 複数署名賛同用紙http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout.pdf FAX:020-4669-7585 *上記番号に送れない場合> 03-3209-5122 郵送先: 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 イラク戦争の検証を求めるネットワーク 個人のブログ やツイッター、mixiなどを利用されている方々は、以下の 様に賛同募集を転載してください。もちろん、メールでの転送も大歓迎です。 ******************************************************* 【拡散希望】イラク戦争検証の必要性は認めつつも、なかなか 腰の重い政府に民意を示すため、イラク戦争検証( @isnn_ )へ の賛同者を大募集。オンラインからも簡単にできますので、是非、 ご協力御願いします。 賛同フォーム> http //bit.ly/9b4OWA ******************************************************* ☆お願い・その2☆メールニュースを広めて下さい! 本メールニュースは、イラク戦争の検証を求めるネットワークの賛同人の 方々の中からメールアドレスをいただいた方へ配信していますが、転送・ 転載は自由です。ブログやml等、ネット上に広めていただくことは、 当ネットワークとしましても大歓迎です。イラク戦争の検証を求める動き があるということを、より多くの人々に知ってもらうため、ご協力いただけ れば幸いです。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 5.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 当ネットワーク関連書籍・関連動画です。ご購入や、ご視聴、 ブログやツイッター等でのご紹介よろしくお願い致します。是非、 ご協力よろしくお願い致します ☆新著『災害派遣と「軍隊」の狭間で 戦う自衛隊の人づくり』 (布施祐仁/かもがわ出版) http //amzn.to/NWo27V 殺し殺されるかもしれない戦地で活動するとは? 機関銃手としてサマワに派遣された自衛隊員の生々しい証言も。 ☆【動画】「イラクと福島—佐藤栄佐久元知事と“国策”を問う」http //youtu.be/wFLiltIYoyg ☆【動画】イラク戦争・空爆下のバグダッド by 志葉玲http //youtu.be/hl4VQLiDv34 ☆【動画】佐藤真紀さんインタビュー動画 OurPlanetTV「911事件から10年〜イラクと福島を結ぶ 」http //www.ustream.tv/recorded/17140558 ☆【動画】4万筆署名を首相官邸に提出! イラク戦争なんだったの!?—イラク戦争の検証を求める ネットワークは、先月29日、全国から集めたイラク戦争の 検証実現を求める賛同署名約 4万筆、内閣官房に提出し、 検証実現を要請しました! 報告会見動画↓http //www.ustream.tv/recorded/17570168 ☆『希望 命のメッセージ』(東京書籍) 鎌田 實 ・ 佐藤 真紀 (著)http //amzn.to/qUYFgs 当ネットワーク呼びかけ人の鎌田さん、佐藤さんの共著。今月1日に 発売したばかりです!この本の印税はすべて、JIM-NETを通して 被災地の子どものために使われます。 ☆『脱・同盟時代—総理官邸でイラクの自衛隊を統括した男の 自省と対話』(柳沢協二/かもがわ出版)http //amzn.to/oi2SUC (amazon)http //p.twipple.jp/zYYuS (帯あり画像) *当ネットワーク呼びかけ人の池田香代子さんと志葉が、柳沢さんと 鼎談しています。 関連動画↓http //www.ustream.tv/recorded/17471711http //www.ustream.tv/recorded/17472693 ☆『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版) イラク戦争の検証を求めるネットワーク 編http //amzn.to/ouGArE ☆『破壊と希望のイラク』(金曜日) 高遠菜穂子 著http //amzn.to/ncRcnk ☆【動画】『イラク人が見た自衛隊、米軍基地、刑務所— ワリード・ホマディ氏証言会』http //www.ustream.tv/recorded/16347142 ☆【動画】『検証 震災・原発報道とイラク戦争 』http //www.ustream.tv/recorded/16574652 ☆【動画】『フクシマとイラク―放射能時代を生きる』 公式 http //www.ustream.tv/recorded/15017089 岩上チャンネル http //www.ustream.tv/recorded/15009489 ☆【動画】『ビデオニュースドットコム イギリスのイラク戦争検証から何を学ぶか』http //www.youtube.com/user/videonewscom#p/u/73/8wI8lLTDOWg *約5分間のプレビューです。 ☆【動画】『Bagdad So Sad』http //bit.ly/pw6HwF *開戦8年目のイラクの状況を伝えるスライドショー。 ☆【動画】 『シンポジウム イラク戦争なんだったの!?日本での検証実現にむけて』http //www.youtube.com/playlist?list=PL60D82D32FAFF89DE ☆【動画】『イラク戦争何だったの!? ビサイナとシェイマの場合』http //youtu.be/RoMlWpamEEg 以上、ご報告とご協力のお願いでした。今後とも、応援いただけます よう、ご期待申し上げます。 ☆=========================================☆ イラク戦争なんだったの!?— イラク戦争の検証を求めるネットワーク 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 Web:http //iraqwar-inquiry.net/ mail:office@iraqwar-inquiry.net ☆=========================================☆
https://w.atwiki.jp/datugenn/pages/496.html
転送転載拡散大歓迎 ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ イラク戦争なんだったの!?- イラク戦争の検証を求めるネットワーク メールニュース 2012年12月30日号 ■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■ 全国の賛同者の皆さま、こんにちは。「イラク戦争なんだったの!? ―イラク戦争の検証を求めるネットワーク」事務局の志葉です。 衆院選の結果は、自民党が議席数の単独過半数を超える大勝の一方、 リベラル勢力が大幅に議席数を減らすという、非常に憂慮すべきもの でした。さらに、「集団的自衛権の行使を禁じる」という憲法解釈の 見直しを強く主張する安倍晋三氏が首相となったことで、米国の戦争に 日本が加担させられる恐れが強まってきました。「集団的自衛権」とは、 例えば、日本が攻撃されてなくても、米国が「攻撃された」場合に、 米国の「反撃のための戦争」に、日本も参加するということです。 しかし、イラク戦争がそうであった様に、米国は実際に攻撃されていな くても、危険性があると見なした際に「危機を未然に防ぐ」という口実 で先制攻撃を加えることを肯定しています。つまり、それが嘘や情報 の間違いであっても、米国が「脅威」としてみなす国、勢力に攻撃を 加える際に、日本もその片棒を担がされる危険性があるのです。実際、 イギリスがイラク戦争に参戦した根拠は「集団的自衛権」だったので す。その結果、誤った情報を元にイギリス軍の兵士達はイラクの人々 を死傷させたり、捕虜虐待を行ったりし、また自分たちも死傷したの でした。 *関連情報 http //www.magazine9.jp/kawaguchi/121212/ 先日、当ネットワーク呼びかけ人で、イラク派兵差止訴訟弁護団の 川口創弁護士とお話した際も、この件について意見が一致したのですが、 イラク戦争の検証を行う必要性は、日本の国民にとって、より切実かつ 緊急性のあるものとなってきたと言えましょう。憲法改悪の動きを食い 止めるためにも、今まで以上に声高にイラク戦争の検証を政府や国会に 求めていく必要があるのです。 さて、今回のトピックです。 1. 外務省のイラク戦争「検証」に対する緊急声明 2.関連イベントの紹介 3.イラク戦争10年企画のホームページ公開 4.自分の地域でイラク戦争検証を求める動きを 5.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 6. 賛同者の皆さんへのお願い *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 1.外務省のイラク戦争「検証」に対する緊急声明 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 今月21日、外務省は「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証 結果)」との文書(A4用紙で4ページ)を公開しましたが、それは、 「検証」というには全く不十分なものでした。 そこで、イラク戦争の検証を求めるネットワーク、日本国際ボラン ティアセンター、日本イラク医療支援ネットワーク他、有志の市民団体 ・NGOは26日、外務省への情報開示と、政府と国会に対し日本のイラク 戦争支持・支援の検証とを求める声明を発表しました。以下、全文です。 転送・転載大歓迎。 ----------------------- 内閣総理大臣 安倍 晋三 殿 参議院議長 平田 健二 殿 衆議院議長 伊吹 文明 殿 外務大臣 岸田 文雄 殿 外務省「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検証結果)」に対する 緊急声明―情報開示と政府による検証を求める 先週 12 月21 日、外務省は「対イラク武力行使に関する我が国の対応(検 証結果)」として、2003年3 月に開戦したイラク戦争への、同省としての 対応を検証したと公表した。一部報道では、「分厚い」報告書がまとめら れたと報じられているが、公開されたの は、わずか4ページの要旨のみで あった。これをもって日本のイラク戦争への対応が検証されたとはとても 言えない。私たち市民団体とNGO は、以下の二点を求める。 1. 外務省の「検証」報告書の全文を公開すること 2. 外務省のみならず政府および国会における独立した第三者の検証委員会 により検証が行なわれること 1.報告書の公開に関して 今回の「検証」報告書について、外務省は外交的配慮を理由に公開しない としている。だが、日本に先駆けてイラク戦争への対応を検証したオラン ダでは、「国 連決議1441 に基づくイラク攻撃は国際法違反」「オランダ 政府のイラク戦争支持は誤り」として550 ページにわたる報告書が2010年 1月にまとめられ、公開されている。2009 年7 月から検証が開始され、 来年中には最終報告がまとめられると見られるイギリスにおいても、独立 した検証委員会がトニー・ブレア元首相を筆頭に当時の政府関 係者への 聴取や政府文書の開示を行い、それらは検証委員会のウェブサイトで公開 されている。これらの先例にくらべ、今回の外務省の「検証」はあまりに 閉鎖的であり、客観的な批判に耐えうるものとは言えない。そうした閉鎖 性こそ、「イラクが大量破壊兵器を所有している」という誤った情報を 開戦にいたるまで主張し続けることとなった原因のひとつである。報告書 を公開し、一般(市民)からも広く意見を求めるべきである。 2.第三者の検証に関して 私たちは、今回の外務省の「検証」が、日本におけるイラク戦争検証の幕 引きとされることを強く憂慮する。オランダやイギリスの検証は、政府の 指示の下に、 独立した検証委員会が、イラク戦争と自国の関与について 多角的に検証しているものである。それに対し、今回の外務省の「検証」 は、同省がイラクの大量破壊兵器に関する情報について、誤った情報しか 持ち得なかったことを認めたにすぎない。 私たちは、政府と国会に対し、改めて以下のことを求める。 1)独立の「第三者検証委員会」を政府および国会のもとに設け、「イラ ク戦争支持の政府判断の是非」「自衛隊イラク派遣の判断の是非」「政府 のイラク復興 支援の適否」の3 点を検証すること。同委員会が上記3 点 についての情報開示や調査を行い、個人も含めた道義的・法的な責任の 所在を明らかにすること。 2)「第三者検証委員会」による検証のプロセス、最終報告などが最大限 公開され、誰にでもアクセスできるようにすること。 3)「第三者検証委員会」による最終報告を受けたうえで、日本政府とし ての見解を国内外に発表するとともに、必要とされる人道支援、被害者 支援を行うこと。 イラク戦争の検証を行うことは、第166 回国会で内閣提出の法案第89号 (イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する 特別措置法の一部を改正する法律案)可決の際の附帯 決議で定められた 国会の意思である。政府及び国会は、早期かつ内外の評価に充分耐えう る内容をもったイラク戦争の検証の実現に尽力すべきである。 2012 年12 月26 日 イラク戦争の検証を求めるネットワーク (特活)日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET) (特活)日本国際ボランティアセンター(JVC) ピースボート 非戦を選ぶ演劇人の会 WORLD PEACE NOW ----------------------- *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 2.関連イベントの紹介 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 【2013年1月18~20日・関西】 ======================= イラクの子どもたちのこと ~イラク戦争から10年。イラクは今どうなってる?~ 医療支援の現場から♪関西スピーキングツアー♪ 来年3月でイラク戦争から10年。もうあまりニュースにも 報道されなくなったイラク。 2003年世界中で反戦デモが起こったこの戦争はなんだった のか。。。 イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イラク戦争・・・戦争が続き、 人々の日常が壊されていく。 そんな中、経済制裁でイラクは薬も手に入らなくなる・・・ 「薬さえあれば救える命がある」と日本のNGO 日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)が立ち上がり、 2004年から支援を始めました。 この10年、イラクと向き合ってきたJIM-NET 事務局長 佐藤真紀が11月イラク入国の最新情報も報告します。 スピーキングツアー日程 ※各会場地図は裏面 ●京都会場 2013年1月18日(金)18:30~20:30 Caféパラン(※参加費 1ドリンクオーダーお願いします。) http //blog.goo.ne.jp/cafephalam 京都市中京区西ノ京北聖町24(千本御池上ル) JR・地下鉄「二条」徒歩2分(千本通り東側)☎075-496-4843 ●神戸会場 2013年1月19日(土)14 00~17:00 ゲスト 志葉玲さん「ガザ最新報告」 元町映画館2F(※参加費 500円) http //www.motoei.com/access.htm 神戸市中央区元町通4-1-12(元町商店街) JR・阪神電車「元町」駅西口より、南西へ徒歩6分 神戸高速鉄道「花隈」駅東口より南東へ徒歩6分 神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」駅2出口より北へ1分 ●大阪会場 2013年1月20日(日)15:00~17:00 トルコcaféレストランSamimi(※参加費 500円 アラブチャイ付き) http //samimi.jp 大阪府八尾市本町7-10-11オクムラビル1F 電話072-925-0369 近鉄八尾駅 西口下車。ペイントモールを西向きにまっすぐ。 スポーツカフェを左折。右側にダイコクドラックがあり、 正面にsamimiの青い看板が見えます。 主催: JIM-NETボランティアチーム☆NARA☆、フレンズ オブ マーシー・ハンズ、 イマジンイラク実行委員会 協賛:市民社会フォーラム 協力:カフェ パラン/元町映画館/トルコ カフェ レストランSamimi/ 問合わせ:090-5977-3201(前野) 佐藤真紀(さとう まき)さん JIM-NET事務局長。奈良県生れ 早大理工学部卒。(株)ブリヂストンで 研究員として勤務。青年海外協力隊でイエメンに赴任するも内戦勃発、 その後シリア、パレスチナで活動、国連ボランティアなどを経て、JVCパレ スチナ事務所代表、2002年からイラクにかかわり、イラク戦争では、緊急 救援を指揮。2004年にイラク医療支援ネットワークを立ち上げ現職。 ※イラクと福島の子どもたちへ「チョコ募金」にご協力をよろしくお願い 致します! http //www.jim-net.net/choco/ 500円うち、290円はイラクへ→小児がんの子どもたちの医療支援に 50円は福島へ→子どもたちを放射能から守る活動に *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 3.イラク戦争10年企画のホームページ公開 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* イラク戦争10年企画のホームページが公開されました。これから 随時情報をアップしていくので、賛同者皆さまも告知へのご協力、 よろしくお願い致します。 イラク10 http //iraqwar10.net/ ☆イラク戦争10年イベントには海外ゲスト招聘など多額の費用が かかります!どうか ご支援を!! ゆうちょ銀行 *加入者名:イラク戦争10年実行委員会 *00110-8-263690 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 4.自分の地域でイラク戦争検証を求める動きを *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 来年夏に予定されている参院選挙で、イラク戦争の検証を行い、 これ以上日本を戦争に加担する国にさせないということを、地元 候補に意識させるためには、今から各地での活動がカギとなって いくかと思われます。是非、皆さんの地域で、イラク戦争の検証 を求める動きをつくっていって下さい。イラク戦争の検証を求め るネットワークの呼びかけ人を招いての勉強会も歓迎です。 詳しくは、office@iraqwar-inquiry.net か、志葉携帯(090- 9328-9861)まで。 また、今回の衆院選で当選した地元の国会議員にイラク戦争の 検証を行うよう、働きかけて下さい。党派によっては、声をかけ ても・・・と思われるかもしれませんが、地元で検証や非戦を 願う声があるということを各議員に伝えることは、やはり重要 かと思います。 地元の国会議員は以下のサイトで探すのが便利です。ご自分の お住まいの自治体をクリックすると、その選挙区の議員が表示さ れます。 http //seiji.yahoo.co.jp/area/ *選挙区、所属政党が変わっている可能性もあるので、報道や ネット検索等でも確認が必要かもしれません。 イラク戦争の検証を求めるネットワーク設立趣意より http //iraqwar-inquiry.net/?page_id=2 我々が要求していること。 ----------------------------------------- 1)独立の「第三者検証委員会」を、政府が設立し、 「イラク戦争支持の政府判断の見直し」 「自衛隊イラク派遣の判断の是非」 「イラク復興支援への日本の関わり」 の3点を検証すること。同委員会が上記3点についての 情報開示や調査を行い、個人も含めた道義的・法的な 責任の所在を明らかにすること。 2)「第三者検証委員会」による検証のプロセス、最終報告 などが最大限公開され、誰にでもアクセスできるようにする こと。 3)「第三者検証委員会」による最終報告を受けての、日本 政府としての見解を国内外に発表するとともに、必要とされる 人道支援、 被害者支援を行うこと。 --------------------------------------------- 多くの議員は各自ホームページを持っており、事務所の連絡先 もホームページ内にあることがほとんどです。議員は自分の選挙 区の有権者を無視できないので、しっかり声を伝えましょう。 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 5.イラク戦争なんだったの!?関連書籍・関連動画 *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 当ネットワーク関連書籍・関連動画です。ご購入や、ご視聴、 ブログやツイッター等でのご紹介よろしくお願い致します。是非、 ご協力よろしくお願い致します ☆【雑誌】『紙の爆弾』2013年2月号 “自民党政権でさらに強化される日米属国関係 国を提訴した元航空自衛官の叫び イラク派遣で重傷も アメリカへの配慮で 「治療拒否」「事故隠し」「いじめ」” (2013年1月上旬発売予定) http //www.kaminobakudan.com/ ☆【WEB】川口創弁護士の「憲法はこう使え!」 “【第13回】9条の解釈改憲と明文改憲で、 日本はついに「平和国家」の看板を下ろすのか” http //www.magazine9.jp/kawaguchi/121212/ ☆【書籍】『災害派遣と「軍隊」の狭間で 戦う自衛隊の人づくり』 (布施祐仁/かもがわ出版) http //amzn.to/NWo27V 殺し殺されるかもしれない戦地で活動するとは? 機関銃手としてサマワに派遣された自衛隊員の生々しい証言も。 ☆【動画】「イラクと福島―佐藤栄佐久元知事と“国策”を問う」 http //youtu.be/wFLiltIYoyg ☆【動画】イラク戦争・空爆下のバグダッド by 志葉玲 http //youtu.be/hl4VQLiDv34 ☆【動画】佐藤真紀さんインタビュー動画 OurPlanetTV「911事件から10年~イラクと福島を結ぶ 」 http //www.ustream.tv/recorded/17140558 ☆【動画】4万筆署名を首相官邸に提出! イラク戦争なんだったの!?―イラク戦争の検証を求める ネットワークは、先月29日、全国から集めたイラク戦争の 検証実現を求める賛同署名約 4万筆、内閣官房に提出し、 検証実現を要請しました! 報告会見動画↓ http //www.ustream.tv/recorded/17570168 ☆【書籍】『希望 命のメッセージ』(東京書籍) 鎌田 實 ・ 佐藤 真紀 (著) http //amzn.to/qUYFgs 当ネットワーク呼びかけ人の鎌田さん、佐藤さんの共著。今月1日に 発売したばかりです!この本の印税はすべて、JIM-NETを通して 被災地の子どものために使われます。 ☆【書籍】『脱・同盟時代―総理官邸でイラクの自衛隊を統括した男の 自省と対話』(柳沢協二/かもがわ出版) http //amzn.to/oi2SUC (amazon) http //p.twipple.jp/zYYuS (帯あり画像) *当ネットワーク呼びかけ人の池田香代子さんと志葉が、柳沢さんと 鼎談しています。 関連動画↓ http //www.ustream.tv/recorded/17471711 http //www.ustream.tv/recorded/17472693 ☆【公式ブックレット】『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版) イラク戦争の検証を求めるネットワーク 編 http //amzn.to/ouGArE ☆【呼びかけ人書籍】『破壊と希望のイラク』(金曜日) 高遠菜穂子 著 http //amzn.to/ncRcnk ☆【動画】『イラク人が見た自衛隊、米軍基地、刑務所― ワリード・ホマディ氏証言会』 http //www.ustream.tv/recorded/16347142 ☆【動画】『検証 震災・原発報道とイラク戦争 』 http //www.ustream.tv/recorded/16574652 ☆【動画】『フクシマとイラク-放射能時代を生きる』 公式 http //www.ustream.tv/recorded/15017089 岩上チャンネル http //www.ustream.tv/recorded/15009489 ☆【動画】『ビデオニュースドットコム イギリスのイラク戦争検証から何を学ぶか』 http //www.youtube.com/user/videonewscom#p/u/73/8wI8lLTDOWg *約5分間のプレビューです。 ☆【動画】『Bagdad So Sad』 http //bit.ly/pw6HwF *開戦8年目のイラクの状況を伝えるスライドショー。 ☆【動画】 『シンポジウム イラク戦争なんだったの!?日本での検証実現にむけて』 http //www.youtube.com/playlist?list=PL60D82D32FAFF89DE ☆【動画】『イラク戦争何だったの!? ビサイナとシェイマの場合』 http //youtu.be/RoMlWpamEEg ☆【呼びかけ人書籍】『たたかう!ジャーナリスト宣言 ボクの観た 本当の戦争』 http //bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4916117743.html *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* 6.賛同者の皆さんへのお願い *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* メールニュース読者の皆さんにお願いがあります! ☆お願い・その1☆署名を集めてください! おかげさまでイラク戦争の検証委員会設置への賛同署名は4万筆 を越えました!第一次集約したものを首相官邸に提出、要請行動を 行いましたが、第二次集約での集約のため、今後も賛同署名を募集 します。 つきましては、FAX・郵送用での賛同シートを以下URLからダウン ロードの上、署名を集めて下さい。記入項目で、メールアドレスを 書かれた方には、当ネットワークからのメールニュースをお届けし ます。 個人用賛同用紙 http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout_single.pdf 複数署名賛同用紙 http //iraqwar-inquiry.net/files/iraq_printout.pdf FAX:020-4669-7585 *上記番号に送れない場合> 03-3209-5122 郵送先: 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 イラク戦争の検証を求めるネットワーク 個人のブログ やツイッター、mixiなどを利用されている方々は、 以下の様に賛同募集を転載してください。もちろん、メールでの 転送も大歓迎です。 ******************************************************* 【拡散希望】イラク戦争検証の必要性は認めつつも、なかなか 腰の重い政府に民意を示すため、イラク戦争検証( @isnn_ )へ の賛同者を大募集。オンラインからも簡単にできますので、是非、 ご協力御願いします。 賛同フォーム> http //bit.ly/9b4OWA ******************************************************* ☆お願い・その2☆メールニュースを広めて下さい! 本メールニュースは、イラク戦争の検証を求めるネットワークの 賛同人の方々の中からメールアドレスをいただいた方へ配信していま すが、転送・転載は自由です。ブログやml等、ネット上に広めてい ただくことは、当ネットワークとしましても大歓迎です。イラク戦争 の検証を求める動きがあるということを、より多くの人々に知っても らうため、ご協力いただければ幸いです。 ****** 以上、ご報告とご協力のお願いでした。今後とも、応援いただけます よう、ご期待申し上げます。 ☆=========================================☆ イラク戦争なんだったの!?― イラク戦争の検証を求めるネットワーク 〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-24 第二大島ビル303 Web:http //iraqwar-inquiry.net/ mail:office@iraqwar-inquiry.net ☆=========================================☆