約 3,000,781 件
https://w.atwiki.jp/yohanwaseda/pages/67.html
キリスト教は十字架と復活の二つの柱の上に建てられている ヨハン早稲田キリスト教会・ヨハン教会 1.復活の確実性と信憑性を調査する理由 「そして、キリストが復活しなかったのなら、わたしたちの宣教は無駄であるし、あなたがたの信仰も無駄です。更に、わたしたちは神の偽証人とさえ見なされます。なぜなら、もし、本当に死者が復活しないなら、復活しなかったはずのキリストを神が復活させたと言って、神に反して証しをしたことになるからです。死者が復活しないのなら、キリストも復活しなかったはずです。そして、キリストが復活しなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお罪の中にあることになります。……しかし、実際、キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。」(Ⅰコリント15 14‐17,20) キリストが死者の中から復活しなかったなら、私たちは嘘を言い続けていることになります。もしそうなら、私たちは本当に惨めな人です。しかし、イエスの復活に関しては充分な証拠があります。キリスト教は復活の真偽に存亡を賭けている宗教なのです。 2.復活は旧約聖書に予言されている 「あなたはわたしの魂を陰府に渡すことなく、あなたの慈しみに生きる者に墓穴を見させず」 (詩編16 10) 「死ぬことなく、生き長らえて、主の御業を語り伝えよう」 (詩編118 17) 「主よ、あなたはわたしの魂を陰府から引き上げ、墓穴に下ることを免れさせ、わたしに命を得させてくださいました」 (詩編30 4) 3.イエス御自身が復活を預言された 「この神殿を壊してみよ。三日で建て直して見せる。……イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである」 (ヨハネ2 19,21) 「このときから、イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。」(マタイ16 21) 「一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまで、今見たことをだれにも話してはならない」と弟子たちに命じられた。」(マタイ17 9) 「一行がガリラヤに集まったとき、イエスは言われた。「人の子は人々の手に引き渡されようとしている。そして殺されるが、三日目に復活する。」弟子たちは非常に悲しんだ。」(マタイ17 22‐23) 「「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。人の子は、祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。彼らは死刑を宣告して、異邦人に引き渡す。人の子を侮辱し、鞭打ち、十字架につけるためである。そして、人の子は三日目に復活する。」」(マタイ20 18-19) 「しかし、わたしは復活した後、あなたがたより先にガリラヤへ行く。」」(マタイ26 32) 「彼らはこの言葉を心に留めて、死者の中から復活するとはどういうことかと論じ合った。」(マルコ9 10) イエスの復活は弟子たちの作り話ではありません。明らかな歴史的事実です。弟子たちはキリストの復活を命懸けで証言しました。イエスのように自分の復活を預言し、またその通りによみがえった人はだれもいません。 4.復活の歴史的証拠 (1)イエス・キリストは歴史的人物であった。 人類のすべての歴史はキリスト以前(BC)と、キリスト以後(AD)の形で記録されています。イエスの誕生が歴史の起源になったのです。イエスについて一世紀から二世紀の初めにかけての人たちは、次のように記録しています。 ①ローマの有名な歴史家タキトゥスは、クリスチャンとクリストスの名前や起源とを関連づけて説明し、クリストスがティベリウス(ネロ皇帝の息子)統治下のユダヤ総督ポンテオ・ピラトによって死刑に処されたと書いています。 ②ポリニウスは、中央アジアのビテニアとポンタスの総督でした。彼は111年頃トラヤヌス皇帝にクリスチャンをどう扱えばよいのかと聞く上申書を書き残しています。その報告書の中でクリスチャンは一定の日(日曜日)の朝、集まってイエス・キリストを神として讃える歌を歌っていると書いています。 ③歴史家のルシアンは、「パレスチナでイエスという人が十字架刑を受けた。新しい宗教を伝えのが罪名で、イエスは弟子たちに自分のおきてを守らせ、互いに強大であることを教えている。十字架で処刑されたこの詭弁哲人を礼拝するのは、実に愚かな事である」 と記述しています。 ④ユダヤ人で金持ちの歴史家であったヨセフスは、ローマ人にユダヤ教を正当化しようとしました。彼はイエス・キリストのことも書いていて、キリストの兄弟ヤコブに関する記録の中で、イエスが預言者の預言どおりに三日目によみがえられたと書き残しています。 (2) イエス・キリストは本当になくなられた ①イエス・キリストのことを非難する人の中には、イエスが一時的に窒息していて、墓の中から目を覚まし逃げたという人がいます。しかしイエスが本当に亡くなられたことを示す証拠はたくさんあります。 ②ローマの百人隊長がイエスの死を確認しました。ローマ軍の百人隊長は戦争の経験が豊富で、判断力が優れた古参兵士でした。彼は人を殺した経験も、処刑の経験も多く、抜け目のない検屍官でした。彼はイエスの死を確認する責任を持っていました。その彼が 「この人は本当にかみの子だった。」(マタイ27:54)と告白しています。彼は未完了過去形の動詞を使っています。(ギリシャ語の過去形には不定過去と未完了過去があります。前者はある動作が一同切りであることを、後者は過去に何度も継続していた動作、あるいは反復していた動作を表しています)つまり、イエスが真の神の子であるという意味を込めてイエスが死んだと言っているのです。 ③兵士たちがイエスが亡くなれたことを確信しました。「イエスのところに来てみると既に死んでおられたので、その足は折らなかった」(ヨハネ19:33)、「兵士の一人が槍でわき腹を刺した。すると、すぐ血と水が流れ出た。それを目撃した者が証しており、その証しは真実である」(ヨハネ19:34-35)医学者の話によると、心臓破裂で死んだ人からは血と水が分離して流れ出るそうです。 ④ピラトがイエスの死を確認しました。「アリマタヤ出身で身分の高い議員ヨセフが来て、勇気を出してピラトのところへ行き、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。この人も神の国を待ち望んでいたのである。ピラトは、イエスがもう死んでしまったのかと不思議に思い、百人隊長を呼び寄せて、既に死んだかどうかを尋ねた。そして、百人隊長に確かめた上、遺体をヨセフに下げ渡した」(マルコ15:43-45) ⑤アリマタヤのヨセフがイエスの死を確認しています。彼はサンヘドリン公会の会員で、金持ちでした。サンヘドリン公会はユダヤ民族の最高会議で、彼はイエスを密かに従う人でした。イエスに少しでも息が残っていたならば葬式はしなかったに違いありません。 ⑥マタイ、マルコ ⑦百歩譲ってイエスが完全に死んでいなかったとしても、死体に塗った香料や刺され傷による出血多量で死は免れません。 ⑧イエスの体を亜麻布で包み、百ポンドのきつい香料を塗りました。当時のユダヤ人の埋葬法はエジプトのミイラと似ていました。息が出来ないほど亜麻布で体をくるくる巻いて、その透き間にべたべたと松脂のようなものを塗り、死体が腐らないように約百ポンドの香料を体中に塗りました。イエスが生き返ったとしても、息をするのは無理です。 (3)イエスの空の墓は歴史の事実である イエスの墓はローマ皇帝の印により封印され(マタイ27:66)、許可なしにその封印を剥がすものは死刑に処せられることになっていました。そして一トンもする大きい石を墓の入り口に置きました(マタイ27:60)、許可なしにその封印を剥がすものは死刑に処せられることになっていました。そして一トンもする大きい石を墓の入り口に置きました(マタイ27 60)。墓はローマの兵士たちがずっと見張りをしていました。イエスの死体に万一のことでも起きたら彼らは死刑に処せられるのです(マタイ27 65,66)。ヨハネとペトロはイエスが亡くなられて三日目に墓を訪ねました。そこで、空になった墓を見て驚きました。死体を包んでいた亜麻布は巻かれたまま、抜け殻のように置いてあり、頭を包んでいた布は別のところにまとめてあったのです(ヨハネ20 5-7)。エルサレムにあるイエスの墓は今日も空のままです。イエスの死体を見た人はだれもいません。 ● 批評家たちの異説 ① 弟子たちや女たちが違う墓を訪ねたのではないかという説。 しかし、そこは共同墓地ではなく、個人の墓だったので他の墓はなく、婦人たちはその位置を前もって確認していたので、それはあり得ません。 ② 弟子たちが持っていったという説 持っていく理由がないです。イエスの死体は環境のいいところに埋葬されていました。それに、持っていきたくても成功する可能性が低いのです。規律のもっとも厳しいローマ兵士たちの警戒網を潜って墓の入り口の大きい石を移し、亜麻布を原型のまま脱がし、武装した軍人の目を盗んで持ち出すようなことはだれが考えても無理です。亜麻布は体を包んだ時と同じような形で置かれていました(ヨハネ20 6-8)。そして、香料や塗料はすぐ固まります。もしそうだとすれば何より弟子たちのそれ以後の生活をしていたということになるのです。弟子が死体を持ち出したという話は、実はサンヘドリン公会に最初にイエスがよみがえったという公式報告をしたローマ兵士たちが、賄賂を受け取って作り出した話なのです。彼らは墓を見張っていました。 ③ 幻視幻想説 しかし、あれほどの多くの人が同じような錯覚と幻想を四十日間も見続け、単なるお化けを見たに過ぎないのに、あの使徒言行録の輝かしい命の歴史を作り出すことが出来るのでしょうか。 ④ 弟子たちの捏造(ねつぞう)説 捏造したという話自体がもっとも悪性の捏造です。 ⑤ 神話説 神話は目撃者たちの生きている間には作られないのが普通です。福音書はイエスの復活を目撃した人たちが生きている間に書かれました。 ⑥ キリストの敵が盗んだという説 イエスの敵の最大の悩みはイエスの復活とそれが述べ伝えられることでした。イエスの教えを抹殺する唯一の武器は、復活を反証する死体を提示することでした。しかし、彼らは死体を提示できませんでした。従って、この説は矛盾です。イエスは間違いなく、生き返られました。 (4)イエスが40日間弟子の前で現れられたのは歴史的事実である 福音書やパウロの書簡書によると、イエスは復活された後、十一回弟子たちに現われ、ともに過ごされました。その時の場所や状況、会った人などがはっきりしていたのでイエスの復活は決して幻想や幻視、幻覚ではありません。エマオへ行く二人の弟子に現れました(ルカ24 13-35)。トマスにも現れました。トマスはイエスの傷を見て「私の主、私の神様」と告白をしました。パウロの証言によると、五百名以上の兄弟に現れたと言います(Ⅰコリント15 8)。イエスは肉の姿で復活されたことを立証するために魚を食べ、御自身を触ってみなさいと言われました(ルカ24 39,43) (5)弟子たちの生活に劇的な変化が起こったのが何よりの証拠である イエスが復活される前、ペトロは三回もイエスを知らないと言いましたが(マルコ14:67-72)、復活した後のペンテコステに行なったペトロの大胆な説教内容を見ると、彼の変化の源は復活にあると言えます。(使徒言行録2 14-36)。ペトロだけでなく、他の使徒たちもイエスの復活を伝えました(使徒言行録4 2)。そのために彼らは殉教もしました。うそを証言するために殉教までするのでしょうか。初代教会における説教の中心テーマは復活でした(使徒言行録1 22)。ペトロのペンテコステの説教(使徒言行録2 41)を聞いて三千名がイエスを信じました。イエスの復活が事実でなかったら、ペトロは三千名によって石で殺されたに違いありません。しかし、わずか五十日前にイエスを十字架にくぎつけたあの市民が三千名も集まった中で、ペトロはイエスが復活された事実を大胆に宣べ伝えたのです。初代教会の成長と力が復活にその基盤を置いていることは改めて言うまでもありません。 5.復活の重要性 復活の教理が否定されればキリスト教は意味を持ちません。復活はキリスト教の礎石、主柱です。キリストの復活が事実なら、イエスが御自身について主張されたこと、言われたこと、約束されたこと、使徒たちがイエスに対して証言したすべてのことが事実になります。クリスチャンになるためにはこのイエス・キリストの復活を心から信じなければなりません(ローマ10 9)。イエスの復活は私たちクリスチャンの復活に対する約束であり、初穂です。イエスの復活はキリストがサタンを敗北させ、罪と死に打ち勝ったのを証することにもなります。復活はまたイエスが今日も生きておられることを確かな証拠をもって語っています。マホメット、孔子、釈迦などの宗教指導者はすべて死に、墓に葬られ、墓の中に眠っています。しかし、イエスは生きておられます。 6.復活の込められた意味 キリストが死からよみがえられたなら、これはすべての人に関わる最大の事件であると言わざるを得ません。私たちは決してこの事実から目を背くことは出来ないのです。私たちが自分の運命を考え、信仰の決断をする時にこのキリストの復活は重要な意味を持ちます。復活されたイエスこそ「私の主、私の神様」(ヨハネ20 28)としてふさわしいです。私たちはこのイエスを自分の神様として信じ受け入れ、イエスに自分を委ね、謙遜に従順し、従っていかなければなりません。神様にすべての栄光を帰し、真の幸せを享受しようではありませんか。 Total Hits - Today Hits - ヨハン早稲田キリスト教会/ヨハン教会 文書宣教部 ヨハン早稲田キリスト教会ファンページ ヨハン早稲田Google+
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/151.html
1 神のご意志によりイエス・キリストの使徒となるために召されたパウロと,わたしたちの兄弟ソステネから, 2 コリントにある神の会衆,キリスト・イエスと結ばれて神聖なものとされ,聖なる者となるために召されたあなた方,ならびに,いたるところでわたしたちの主イエス・キリスト,すなわちその主でありわたしたちの[主]である方の名を呼び求めているすべての人たちへ 3 わたしたちの父なる神と主イエス・キリストからの過分のご親切と平和があなた方にありますように。 4 キリスト・イエスにあってあなた方に与えられた神の過分のご親切を見るにつけ,わたしはあなた方について常に神に感謝しています。 5 すべての事,つまり話すための十分な能力という点でも,十分な知識という点でも,あなた方が[キリスト]にあって豊かにされたからです。 6 それは,キリストについての証しがあなた方の間で確固たるものとなっている[ことに見られる]とおりです。 7 その結果あなた方はどんな賜物にも欠けることなく,わたしたちの主イエス・キリストの表わし示されることを切に待っています。 8 [キリスト]はまた,あなた方を終わりまで確固たる者とし,わたしたちの主イエス・キリストの日にあなた方が何ら訴えられることがないようにしてくださるでしょう。 9 神は忠実な方であり,その[神]によって,あなた方は,わたしたちの主であるみ子イエス・キリストと分かち合う[関係]に呼び入れられました。 10 さて,兄弟たち,わたしたちの主イエス・キリストの名によってあなた方に勧めます。あなた方すべての語るところは一致しているべきです。あなた方の間に分裂があってはなりません。かえって,同じ思い,また同じ考え方でしっかりと結ばれていなさい。 11 というのは,わたしの兄弟たち,あなた方について,クロエの[家の]者たちからわたしに打ち明けられたのですが,あなた方の間には争論があるとのことです。 12 あなた方がそれぞれ,「わたしはパウロに属する」,「いや,わたしはアポロに」,「わたしはケファに」,「わたしはキリストに」と言い合っていること,そのことをわたしは言うのです。 13 キリストが分裂してしまっています。パウロがあなた方のために杭につけられたとでもいうのですか。それとも,あなた方はパウロの名においてバプテスマを受けたのですか。 14 わたしは,自分が,クリスポとガイオのほかには,あなた方のだれにもバプテスマを施さなかったことを感謝しています。 15 あなた方はわたしの名においてバプテスマを受けたと,だれも言うことのないためです。 16 確かに,わたしはステファナの家の者たちにもバプテスマを施しました。ほかの人たちについては,自分がさらにだれかにバプテスマを施したかどうかは知りません。 17 キリストがわたしを派遣されたのは,バプテスマを施すためではなく,良いたよりを,ことばの知恵によらないで宣明するためであったからです。それは,キリストの苦しみの杭が無駄にならないようにするためです。 18 苦しみの杭についての話は,滅びゆく人々にとっては愚かなことですが,救われつつあるわたしたちにとっては神の力なのです。 19 「わたしは賢人たちの知恵を滅ぼし,知能のたけた者たちのそう明さを押しのける」と書いてあります。 20 賢い人はどこにいるのですか。書士はどこにいますか。この事物の体制の弁論家はどこですか。神は世の知恵を愚かなものとされたのではありませんか。 21 神の知恵によることでしたが,世はその知恵を通して神を知るに至らなかったので,神は宣べ伝えられる事柄の愚かさを通して,信じる者を救うことをよしとされたのです。 22 ユダヤ人はしるしを求め,ギリシャ人は知恵を求めます。 23 しかしわたしたちは杭につけられたキリストを宣べ伝えるのです。これは,ユダヤ人にとってはつまずきのもとであり,諸国民にとっては愚かなことです。 24 しかし,召された者にとっては,ユダヤ人にもギリシャ人にも,神の力また神の知恵なるキリストなのです。 25 神の愚かな事柄は人間より賢く,神の弱い事柄は人間より強いからです。 26 兄弟たち,あなた方が自分たちに対する[神の]召しについて見ていることですが,肉的に賢い者は多くなく,強力な者も多くなく,高貴な生まれの者が多く召されたのでもありません。 27 むしろ,神は世の愚かなものを選んで,賢い人々が恥を被るようにされました。また,神は世の弱いものを選んで,強いものが恥を被るようにされました。 28 また神は,世の卑しいものや見下げられたもの,無いものを選んで,有るものが無になるようにされました。 29 それは,肉なる者がだれも神のみ前で誇ることのないためです。 30 一方,あなた方がキリスト・イエス,すなわち,わたしたちにとって,神からの知恵,また義と聖化,そして贖いによる釈放となられた方と結ばれているのは,[神]によることなのです。 31 「誇る者はエホバにあって誇れ」と書かれているとおりになるためです。 2章へ
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/138.html
1 それゆえ,わたしたちは信仰の結果義と宣せられたのですから,わたしたちの主イエス・キリストを通して神との平和を楽しもうではありませんか。 2 この[キリスト]を通して,わたしたちは,自分たちがいま立っているこの過分のご親切に,信仰によって近づくことができました。それで,神の栄光の希望をよりどころとして,歓喜しようではありませんか。 3 それだけでなく,患難にあっても歓喜しましょう。患難が忍耐を生じさせることをわたしたちは知っているからです。 4 かわって,忍耐は是認を受けた状態を,是認を受けた状態は希望を[生じさせ], 5 その希望が失望に至ることはありません。神の愛が,わたしたちに与えられた聖霊を通して,わたしたちの心の中に注ぎ出されているからです。 6 実に,キリストは,わたしたちがまだ弱かった間に,不敬虔な者たちのため,定められた時に死んでくださったのです。 7 義なる[人]のために死ぬ者はまずいません。もっとも,善良な[人]のためなら,あるいはだれかがあえて死ぬこともあるかもしれません。 8 ところが神は,わたしたちがまだ罪人であった間にキリストがわたしたちのために死んでくださったことにおいて,ご自身の愛をわたしたちに示しておられるのです。 9 それゆえ,わたしたちは[キリスト]の血によって今や義と宣せられたのですから,ましてこの方を通して憤りから救われるはずです。 10 わたしたちが敵であった時にみ子の死を通して神と和解したのであれば,まして和解した今,[み子]の命によって救われるはずだからです。 11 それだけではありません。わたしたちはさらに,わたしたちの主イエス・キリストを通し,神にあって歓喜しています。この[キリスト]を通して,わたしたちは今や和解を授かったのです。 12 それゆえ,一人の人を通して罪が世に入り,罪を通して死が[入り],こうして死が,すべて[の人]が罪をおかしたがゆえにすべての人に広がったのと同じように―。 13 というのは,律法以前にも罪は世にあったからです。ただ,律法がなければだれも罪の責めを受けないのです。 14 それにもかかわらず,死はアダムからモーセに至るまで,アダムの違犯と同様の罪をおかさなかった者に対しても王として支配しました。[アダム]は来たるべき方と類似していました。 15 しかし,賜物の場合は罪過の場合と異なっています。一人の人の罪過によって多くの者が死んだのであれば,神の過分のご親切と,一人の人イエス・キリストの過分のご親切を伴う[神]の無償の賜物とは,いよいよ多くの者に満ちあふれるからです。 16 また,無償の賜物の場合は,罪をおかした一人[の人]を通して物事が作用した場合と異なっています。裁きは一つの罪過から有罪宣告に至りましたが,賜物は多くの罪過から義の宣言に至ったからです。 17 というのは,一人[の人]の罪過により,その人を通して死が王として支配したのであれば,まして,過分のご親切と無償の賜物である義とを満ちあふれるほどに受ける者たちは,一人[の方]イエス・キリストを通し,命にあって王として支配するからです。 18 こうして,一つの罪過を通してあらゆる人に及んだ結果が有罪宣告であったのと同じように,正しさを立証する一つの行為を通してあらゆる人に及ぶ結果もまた,命のために彼らを義と宣することなのです。 19 一人の人の不従順を通して多くの者が罪人とされたのと同じように,一人[の方]の従順を通して多くの者が義とされるのです。 20 さて,律法は,罪過が満ちあふれるために入り込んで来ました。しかし,罪が満ちあふれたところでは,過分のご親切がなおいっそう満ちあふれました。 21 何のためですか。罪が死を伴って王として支配したのと同じように,過分のご親切もまた,わたしたちの主イエス・キリストを通して来る永遠の命の見込みを伴いつつ,義によって王として支配するためでした。 6章へ
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/112.html
1 イエス・キリストの奴隷,しかしヤコブの兄弟であるユダから,父なる神との関係で愛され,イエス・キリストのために守られている召された者たちへ 2 憐れみと平和と愛があなた方に増し加えられますように。 3 愛する者たちよ,わたしたちが共にあずかる救いについてあなた方に書き送るため,わたしはあらゆる努力をしていましたが,聖なる者たちに一度かぎり伝えられた信仰のために厳しい戦いをするよう,あなた方に書き送って説き勧める必要のあることを知りました。 4 その理由は,聖書によりずっと以前からこの裁きに定められていたある人々が忍び込み,[その]不敬虔な者たちが,わたしたちの神の過分のご親切をみだらな行ないの口実に変え,わたしたちの唯一の所有者また主であるイエス・キリストに不実な者となっているからです。 5 あなた方は一度すべてのことを知りましたが,それでもわたしは,あなた方に次のことを思い出させたいのです。それは,エホバが,民をエジプトの地から救い出したにもかかわらず,後に,信仰を示さない者たちを滅ぼされたことです。 6 また,自分本来の立場を保たず,そのあるべき居所を捨てたみ使いたちを,大いなる日の裁きのために,とこしえのなわめをもって濃密な闇のもとに留め置いておられます。 7 同様に,ソドムとゴモラおよびその周りの都市も,ここに述べた者たちと同じように甚だしい淫行を犯し,不自然な用のために飽くことなく肉を追い求めたのち,永遠の火による司法上の処罰を受け,[警告の]例として[わたしたちの]前に置かれています。 8 それにもかかわらず,夢にふけるこれらの者も同じように肉を汚し,主たる者の地位を無視し,栄光ある者たちをあしざまに言います。 9 しかし,み使いの頭ミカエルは,悪魔と意見を異にし,モーセの体について論じ合った時,彼に対しあえてあしざまな言い方で裁きをもたらそうとはせず,ただ,「エホバがあなたを叱責されるように」と言いました。 10 ところが,これらの者たちは,自分が実際には知らない事柄をことごとくあしざまに言います。一方,理性のない動物同様生まれながらに理解している事柄については,そのすべてにおいて自らを堕落させてゆくのです。 11 惨めなことです! 彼らはカインの道に入り,報いを求めてバラムの誤った歩みに陥り,コラの反逆のことばによって滅びてしまったからです。 12 これらの者たちは,宴席を共にするとはいえ,あなた方の愛餐における水の下の隠れた岩であり,恐れもなく自らを肥やす羊飼い,風によってあちらこちらと運ばれる水のない雲,晩秋になっても実がなく,二度死んで根こぎにされた木, 13 自らの恥のもとを泡立てる海の荒い波,進路の定まらない星であって,そのためには,闇の暗黒が永久に留め置かれています。 14 そうです,アダムから七[代]目の人エノクも彼らについて預言して言いました。「見よ,エホバはその聖なる巨万[の軍]を率いて来られた。 15 すべての者に裁きを執行するため,また,すべての不敬虔な者を,不敬虔な仕方で行なったそのすべての不敬虔な行為に関し,そして不敬虔な罪人が[神]に逆らって語ったすべての衝撃的な事柄に関して断罪するためである」。 16 これらの者たちはつぶやく者,自分の境遇について不平を言う者であり,自らの欲望のままに進み,口で大げさなことを語りながら,[自らの]利益のために人物を称賛しています。 17 愛する者たちよ,あなた方は,わたしたちの主イエス・キリストの使徒たちが以前に語ったことばを思い出しなさい。 18 すなわち彼らが,「終わりの時期には,あざける者たちが現われ,不敬虔な事柄に対する自分の欲望のままに進むであろう」とあなた方に言っていたことです。 19 これらは分離を起こす者,動物的な[人間]であり,霊性を備えていません。 20 しかし,愛する者たちよ,あなた方は,自分の抱く極めて聖なる信仰の上に自らを築き上げ,聖霊をもって祈ることにより, 21 自分を神の愛のうちに保ちなさい。そして,永遠の命を目ざしつつわたしたちの主イエス・キリストの憐れみを待ちなさい。 22 また,疑いを抱く者たちには引き続き憐れみを示しなさい。 23 [彼らを]火の中からつかみ出して救いなさい。しかし,他の人々に引き続き憐れみを示しなさい。それも恐れの気持ちをもってしなさい。それと共に,肉によって汚された内衣をさえ憎みなさい。 24 では,あなた方をつまずかないように守り,また,きずのない者としてその栄光のみ前に大いなる喜びをもって立たせることのできる方に, 25 すなわち,わたしたちの救い主なる唯一の神に,栄光,威光,偉力,そして権威が,わたしたちの主イエス・キリストを通して,とこしえの過去も,今も,とこしえまでも限りなくありますように。アーメン。
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/175.html
1 神のご意志によってキリスト・イエスの使徒となったパウロから,[エフェソスに]いる聖なる者たち,およびキリスト・イエスと結ばれた忠実な者たちへ 2 わたしたちの父なる神と主イエス・キリストからの過分のご親切と平和があなた方にありますように。 3 わたしたちの主イエス・キリストの神また父がほめたたえられますように。[神]はわたしたちを,キリストとの結びつきのもとに,天の場所において,霊のあらゆる祝福をもって祝福してくださったからです。 4 それは,世の基が置かれる前から[キリスト]との結びつきにおいてわたしたちを選び,わたしたちが愛のうちに,そのみ前にあって神聖できずのない者となるようにしてくださったとおりのことでした。 5 [神]はそのご意志にかなうところにしたがい,わたしたちをイエス・キリストを通してご自身の養子とするようあらかじめ定めてくださり,こうして, 6 [ご自分の]愛する者によってわたしたちに親切に授けてくださった栄光ある過分のご親切に対する賛美となるようにされたのです。 7 わたしたちはこの方により,その血を通してなされた贖いによる釈放,そうです,[わたしたちの]罪過の許しを,その過分のご親切の富によって得ているのです。 8 [神]はそれを,あらゆる知恵と分別とにおいてわたしたちに満ちあふれさせてくださいました。 9 そのご意志の神聖な奥義をわたしたちに知らせてくださったことにおいてです。それは, 10 定められた時の満了したときにおける管理のためにご自身のうちに意図された意向によるものであり,すなわちそれは,すべてのもの,天にあるものと地にあるものを,キリストにおいて再び集めることです。[そうです,キリスト]において, 11 この方との結びつきにおいて,わたしたちはまた相続人として選定されたのです。ご意志の計るところに応じてすべてのものを作用させる方の目的のもとに,わたしたちがあらかじめ定められていたからであり, 12 それは,キリストに望みを置く点で最初の者となったわたしたちが,その栄光の賛美に仕えるためでした。 13 しかしあなた方も,真理の言葉,すなわちあなた方の救いについての良いたよりを聞いた後,この方に望みを置きました。そして信じた後,やはりこの方により,約束の聖霊をもって証印を押されたのです。 14 それはわたしたちの相続財産に関する事前の印であり,また,[神]ご自身の所有物を贖いによって釈放し,その栄光ある賛美とすることを目的としています。 15 そのゆえにわたしも,あなた方が主イエスに対し,またすべての聖なる者たちについて抱く信仰について聞くにつけ, 16 あなた方のことを感謝してやみません。わたしは自分の祈りの中で引き続きあなた方のことを述べています。 17 わたしたちの主イエス・キリストの神,栄光の父が,ご自身についての正確な知識という点で知恵と啓示の霊をあなた方に与えてくださるようにするため, 18 [また,]あなた方の心の目が啓発されて,[神]があなた方を召してくださったその希望は何か,聖なる者たちのための相続財産として[神]が擁しておられる栄光ある富は何か, 19 そして,わたしたち信じる者に対する[神]の力の卓抜した偉大さがどんなものかを,あなた方が知るようになるためです。それは[神]の強大な力の働きによるのであり, 20 [神]はキリストの場合,その働きをもって彼を死人の中からよみがえらせ,天の場所においてご自分の右に座らせたのです。 21 すなわち,あらゆる政府と権威と力と主権,またとなえられるあらゆる名のはるか上にであり,単にこの事物の体制だけでなく,来たるべき[体制]においてもです。 22 [神]はまた,すべてのものを彼の足の下に服させ,会衆に対して彼をすべてのものの頭とされました。23 その[会衆]は彼の体であり,すべてにあってすべてのものを満たす方の満ちるところです。 2章へ
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/200.html
1 パウロとシルワノとテモテから,わたしたちの父なる神および主イエス・キリストと結ばれたテサロニケの人たちの会衆へ 2 父なる神と主イエス・キリストからの過分のご親切と平和があなた方にありますように。 3 兄弟たち,わたしたちは,あなた方について常に神に感謝しなければなりません。それは当然のことなのです。あなた方の信仰が大いに成長し,あなた方それぞれみんなの愛が,相互に増し加わっているからです。 4 その結果,わたしたち自身が,神の諸会衆の間であなた方のことを誇りにしています。あなた方が耐えているあらゆる迫害と患難におけるあなた方の忍耐と信仰について[思う]からです。 5 これは,神の義の裁きの証拠であり,それによってあなた方は,神の王国にふさわしい者とされるのです。まさにその[王国]のために,あなた方は苦しみを受けているのです。 6 これは,あなた方に患難をもたらす者に患難をもって報い, 7 一方患難を忍ぶあなた方には,主イエスがその強力なみ使いたちを伴い,燃える火のうちに天から表わし示される時,わたしたちと共に安らぎをもって[報いる]ことこそ,神にとって義にかなったことであると言えるからです。 8 その際[イエス]は,神を知らない者と,わたしたちの主イエスについての良いたよりに従わない者に報復をするのです。 9 実にこれらの者たちは,主のみ前から,またその力の栄光から[離れて]永遠の滅びという司法上の処罰を受けます。 10 それは彼が来て,その聖なる者たちとの関係で栄光を受ける時,またその日,信仰を働かせたすべての者との関係で,[そうです,]わたしたちのした証しがあなた方の間で信仰をもって迎えられたゆえに,彼が驚異の目で見られる[時]のことです。 11 まさにこのためにこそ,わたしたちは常にあなた方のために祈っています。わたしたちの神が,あなた方を[ご自分の]召しにふさわしい者とみなし,そのよみせられる善良な事柄と信仰の業のすべてを,力をもってことごとく成し遂げてくださるようにと。 12 それは,わたしたちの神および主イエス・キリストの過分のご親切にしたがって,わたしたちの主イエスの名があなた方の中で栄光を受け,またあなた方も彼との結びつきのもとに[栄光を受ける]ためです。 2章へ
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/202.html
1 終わりに,兄弟たち,わたしたちのために祈りつづけてください。エホバの言葉が,まさにあなた方の場合と同じように速やかに進展し,栄光を受けてゆくようにと。 2 また,わたしたちが,害を加えようとする邪悪な人々から救い出されるようにと。信仰はすべての人が持っているわけではないのです。 3 しかし,主は忠実な方ですから,あなた方を確固たる者とし,邪悪な者から守ってくださるでしょう。 4 さらに,わたしたちはあなた方に関し,主にあってこう確信しています。あなた方が,わたしたちの命じることを行なっており,また[これからも]行なってゆくであろうと。 5 主があなた方の心を,神の愛へ,そしてキリストのための忍耐へと,引き続き順調に導いてくださいますように。 6 さて,兄弟たち,わたしたちは,主イエス・キリストの名においてあなた方に命じます。あなた方がわたしたちから受けた伝統にしたがわないで無秩序な歩み方をするすべての兄弟から離れなさい。 7 わたしたちにどのように見倣えばよいかは,あなた方自身が知っているのです。わたしたちは,あなた方の間で無秩序な振る舞いをせず, 8 まただれからもただで食物を受けたりはしなかったからです。むしろ,労と刻苦とを重ねて夜昼働き,あなた方のだれにも費用の面で重荷を課さないようにしたのです。 9 わたしたちに権限がないというのではありません。わたしたち自身を,見倣うべき手本としてあなた方に示すためだったのです。 10 事実,あなた方と共にいた時,わたしたちは常々こうも命じました。「働こうとしない者は食べてはならない」と。 11 ところが聞くところによると,あなた方の間で,ある者たちが無秩序な歩み方をし,少しも働かないで,自分に関係のないことに手出ししているとのことです。 12 そのような人たちに,主イエス・キリストにあって命じまた勧めます。静かに働いて,自分の労によって得る食物を食べなさい。 13 兄弟たち,あなた方は,正しいことをする点であきらめてはなりません。 14 しかし,この手紙によるわたしたちの言葉に従順でない人がいれば,その人に特に注意するようにし,交わるのをやめなさい。その人が恥じるようになるためです。 15 それでも,その人を敵と考えてはならず,兄弟として訓戒し続けなさい。 16 では,平和の主ご自身が,あらゆる方法であなた方に絶えず平和を与えてくださいますように。主があなた方すべてと共におられますように。 17 私パウロのあいさつを自分の手で[ここに記します]。どの手紙でもこれがしるしです。これがわたしの書き方です。 18 わたしたちの主イエス・キリストの過分のご親切があなた方すべてと共にありますように。
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/134.html
1 イエス・キリストの奴隷であり,使徒となるために召され,神の良いたよりのために分けられたパウロから― 2 その[良いたより]は,[神]がご自分の預言者たちを通して聖なる書の中にあらかじめ約束されたもので, 3 [神]のみ子に関するものです。その[み子]は,肉によればダビデの胤から出ましたが, 4 聖なる霊によれば,死人の中からの復活により,力をもって神の子と宣言された方です。(そうです,それはわたしたちの主イエス・キリストで, 5 わたしたちは,その名に関してあらゆる国民の間に信仰の従順があるようにと,この方を通して過分のご親切と使徒職とを受けたのであり, 6 それら[諸国民]の間にあって,あなた方もまた,イエス・キリストのものとなるために召された者たちなのです。)― 7 聖なる者となるために召され,神に愛される者としてローマにいるすべての人たちへ わたしたちの父なる神と主イエス・キリストからの過分のご親切と平和があなた方にありますように。 8 まず初めに,わたしは,あなた方すべてに関し,イエス・キリストを通してわたしの神に感謝をささげます。それは,あなた方の信仰のことが世界じゅうで語られているからです。 9 み子についての良いたよりに関連してわたしが自分の霊をこめて神聖な奉仕をささげている神が証人となってくださることですが,わたしは自分の祈りの中でたゆむことなく常にあなた方のことを述べ, 10 もしもできるなら,今度こそは神のご意志のもとに道が開かれ,あなた方のところに行けるようにと請い願っています。 11 わたしはあなた方に会うことを切望しているのです。それは,あなた方が確固とした者となるよう,霊的な賜物を少しでも分け与えるためです。 12 いえ,むしろそれは,あなた方の間で,各々互いの,つまりあなた方とわたしの信仰によって,相互に励まし合うためなのです。 13 しかし,兄弟たち,わたしは,ほかの国民の間におけると同じように,あなた方の間でも幾ばくかの成果を得ようとして,あなた方のところに行こうと何度も志しながら,今に至るまで妨げられてきたのであり,そのことを知らずにいて欲しくありません。 14 ギリシャ人にもバルバロイにも,賢い者にも分別のない者にも,わたしは負い目のある者です。 15 それで,わたしには,ローマにいるあなた方にも良いたよりを宣明したいという意欲があるのです。 16 わたしは良いたよりを恥じてはいないからです。実際それは,信仰を持つすべての人にとって,すなわちユダヤ人を初めギリシャ人にとっても,救いのための神の力なのです。 17 信仰のゆえに,また信仰のために,神の義がその中に啓示されているのです。「しかし義なる者―その者は信仰によって生きる」と書かれているとおりです。 18 神の憤りは,不義な方法で真理を覆い隠している人々のあらゆる不敬虔と不義とに対して,天から表わし示されているのです。 19 神について知りうる事柄は彼らの間で明らかだからであり,神がそれを明らかにされたのです。 20 というのは,[神]の見えない[特質],すなわち,そのとこしえの力と神性とは,造られた物を通して認められるので,世界の創造以来明らかに見えるからであり,それゆえに彼らは言い訳ができません。 21 彼らは,神を知りながら,それに神としての栄光を付さず,また感謝せず,その推論するところにおいて無能な者となり,その悟りの悪い心は暗くなったのです。 22 自分は賢いと唱えながら,彼らは愚かとなり, 23 不朽の神の栄光を,朽ちる人間の,また鳥や四つ足の生き物やはうものの像のようなものに変えました。 24 そのため神は,彼らをその心の欲望に合わせて汚れに渡し,彼らの体が彼ら自身の間で辱められるようにされました。 25 すなわちそれは,神の真理を偽りと換え,創造した方より創造物をあがめてそれに神聖な奉仕をささげた者たちです。[創造した]方こそ永久にほめたたえられるのです。アーメン。 26 このゆえに神は,彼らを恥ずべき性欲に渡されました。その女性は自らの自然の用を自然に反するものに変え, 27 同じく男性までが女性の自然の用を去り,互いに対し,男性が男性に対して欲情を激しく燃やし,卑わいな事柄を行なって十分な返報を身に受けました。それは彼らの誤りに対して当然なものです。 28 そして,ちょうど彼らが正確な知識をもって神を奉ずることをよしとはしなかったように,神も彼らを非とされた精神状態に渡して,不適当な事柄を行なうにまかされました。 29 彼らがあらゆる不義・邪悪・強欲・悪に満たされ,ねたみ・殺人・闘争・欺まん・悪念に満ち,ささやく者, 30 陰口をきく者,神を憎む者で,不遜,ごう慢,またうぬぼれが強く,有害な事柄を考え出す者,親に不従順な者であり, 31 理解力がなく,合意したことに不誠実で,自然の情愛を持たず,憐れみのない者であったからです。 32 こうした事を習わしにする者は死に価するという,神の義なる定めを十分に知りながら,彼らはそれを行ないつづけるだけでなく,それを習わしにする者たちに同意を与えてもいるのです。 2章へ
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/182.html
1 キリスト・イエスの奴隷であるパウロとテモテから,フィリピにいる,キリスト・イエスと結ばれたすべての聖なる者,ならびに監督たちと奉仕の僕たちへ 2 わたしたちの父なる神と主イエス・キリストからの過分のご親切と平和があなた方にありますように。 3 わたしは,あなた方すべてのための自分のあらゆる祈願の中であなた方のことを思い出すたびに, 4 喜びを抱いて祈願をささげつつ,常にわたしの神に感謝しています。 5 それは,最初の日から今に至るまで,あなた方が良いたよりのために寄与してきたからです。 6 あなた方の中で良い業を始めた方が,イエス・キリストの日に至るまでそれを続けて完成してくださるであろうということ,実にこのことをわたしは確信しているのです。 7 あなた方すべてについてわたしがこのように考えるのは全く正しいことです。わたしはあなた方を心に抱いており,あなた方すべては,わたしが[獄に]つながれていることに関しても,また良いたよりを擁護して法的に確立することにおいても,過分のご親切をわたしと分け合う者となっているからです。 8 わたしが,キリスト・イエスのような優しい愛情を抱いてどれほどあなた方すべてを慕っているかについては,神が証人となってくださいます。 9 そして,わたしはこう祈り続けています。あなた方の愛が,正確な知識と十分な識別力に伴っていよいよ満ちあふれるようにと。 10 それは,あなた方がより重要な事柄を見きわめるようになり,こうして,キリストの日に至るまできずなく,他の人をつまずかせることなく, 11 また,イエス・キリストによる義の実に満たされて,神の栄光また賛美となるためです。 12 さて,兄弟たち,あなた方に知って欲しいのですが,わたしに関することがかえって良いたよりの前進に役立つ結果となり, 13 わたしのなわめがキリストに関連して親衛隊の全員とほかのすべての人たちの間で公に知られるようになりました。 14 そして,主にある兄弟たちの多くは,わたしが[獄に]つながれたことのために確信を持ち,神の言葉を恐れずに語る勇気をいよいよ示しているのです。 15 確かに,そねみや対抗心によってキリストを宣べ伝えている者たちもいますが,ほかの者たちは善意によってそうしています。 16 後者は愛[の気持ち]からキリストを言い広めています。彼らは,良いたよりの弁明のためにわたしがここに置かれていることを知っているのです。 17 しかし,前者は闘争心からそうしているのであって,純粋な動機によるのではありません。彼らは[獄に]つながれているわたしに患難を引き起こそうと考えているのです。 18 ではどうなるでしょうか。見せかけであっても真実であっても,あらゆる方法でキリストが言い広められている,ということにほかなりません。そのことをわたしは歓んでいます。そうです,これからも歓んでゆくのです。 19 これが,あなた方の祈願を通し,またイエス・キリストの霊が供給されることを通して,わたしの救いとなることを知っているからです。 20 またそれは,いかなる点でも自分が恥を被ることなく,むしろ,生を通してであれ死を通してであれ,わたしの体によってキリストが,これまで常にそうであったように,これからも,全くはばかりのないことばでたたえられるようにという,わたしの切なる期待と希望にかなうことでもあります。 21 わたしの場合,生きることはキリストであり,死ぬことも益なのです。 22 さて,もし肉の様で生きつづけるとすれば,それはわたしの業が実を結ぶことになります―ですが,どちらを選ぶべきか,わたしには分かりません。 23 わたしはこれら二つのものに迫られています。しかし,わたしがほんとうに願っているのは,解き放たれること,そしてキリストと共になることです。言うまでもなく,このほうがはるかに良いからです。 24 しかし,あなた方のためには,わたしが肉の様でとどまっていることのほうが必要です。 25 それで,この点を確信しているので,わたしは,あなた方の進歩と[あなた方の]信仰に伴う喜びとのために,自分がとどまり,あなた方すべてと共にいることになるのを知っています。 26 それは,あなた方の歓喜が,わたしのゆえに,わたしが再びあなた方のもとにいることにより,キリスト・イエスにあってあふれるようになるためです。 27 ただ,キリストについての良いたよりにふさわしく行動しなさい。わたしが行ってあなた方に会うにしても,あるいは離れているにしても,あなた方について[このことを]聞けるようにするためです。すなわち,あなた方が一つの霊のうちにしっかりと立ち,一つの魂をもって良いたよりの信仰のために相並んで奮闘し, 28 いかなる点でも,あなた方の敵対者たちのゆえに恐れ驚いたりはしていないということです。実にこの事は,彼らにとっては滅びの証拠ですが,あなた方には救いの[証拠]です。そして,こうした[示し]は神からのものです。 29 あなた方には,キリストのために,彼に信仰を置く特権だけでなく,彼のために苦しむ[特権]も与えられたからです。 30 あなた方には,わたしの場合に見,また今わたしの場合について聞いているのと同じ苦闘があるのです。 2章へ
https://w.atwiki.jp/daniel1260/pages/198.html
1 さて,兄弟たち,時と時期については,あなた方は何も書き送ってもらう必要がありません。 2 エホバの日がまさに夜の盗人のように来ることを,あなた方自身がよく知っているからです。 3 人々が,「平和だ,安全だ」と言っているその時,突然の滅びが,ちょうど妊娠している女に苦しみの劇痛が臨むように,彼らに突如として臨みます。彼らは決して逃れられません。 4 しかし,兄弟たち,あなた方は闇にいるのではありませんから,盗人たちに対するように,その日が不意にあなた方を襲うことはありません。 5 あなた方はみな光の子であり,昼の子なのです。わたしたちは夜にも闇にも属していません。 6 ですからわたしたちは,ほかの人々のように眠ったままでいないようにしましょう。むしろ目ざめていて,冷静さを保ちましょう。 7 眠る者は夜眠るのが常であり,酔う者は夜酔うのが普通だからです。 8 しかし昼に属するわたしたちは,冷静さを保ち,信仰と愛の胸当てを,また,かぶととして救いの希望を身に着けていましょう。 9 神はわたしたちを,憤りにではなく,わたしたちの主イエス・キリストを通して救いを得られるように定めてくださったからです。 10 [キリスト]はわたしたちのために死んでくださいましたが,それはわたしたちが,目ざめていても眠っていても,彼と共に生きるためです。 11 ですから,互いに慰め,互いに築き上げることを,あなた方が現に行なっているとおりに続けてゆきなさい。 12 さて,兄弟たち,あなた方にお願いします。あなた方の間で骨折って働き,主にあってあなた方の間で主宰の任に当たり,あなた方を訓戒している人たちを重んじなさい。 13 そして,その働きのゆえに,ひときわ深い考慮を愛のうちに払いなさい。互いに対して平和な態度を保ちなさい。 14 兄弟たち,またあなた方に勧めます。無秩序な者を訓戒し,憂いに沈んだ魂に慰めのことばをかけ,弱い者を支え,すべての人に対して辛抱強くありなさい。 15 だれも,まただれに対しても,危害に危害を返すことのないようにしなさい。むしろ,互いに対し,また他のすべての人に対して,常に良いことを追い求めなさい。 16 常に喜びなさい。 17 絶えず祈りなさい。 18 すべての事に感謝しなさい。これが,キリスト・イエスにあって,あなた方に関する神のご意志なのです。 19 霊の火を消してはなりません。 20 預言を軽く扱ってはなりません。 21 すべてのことを確かめなさい。りっぱな事柄をしっかり守りなさい。 22 あらゆる形の悪を避けなさい。 23 平和の神ご自身が,あなた方を全く神聖なものとしてくださいますように。そして,あなた方[兄弟たち]の霊と魂と体があらゆる点で健全に保たれ,わたしたちの主イエス・キリストの臨在の際にとがめのないものでありますように。 24 あなた方を召しておられる方は忠実であり,ご自身もまたそのようにしてくださるでしょう。 25 兄弟たち,わたしたちのために引き続き祈ってください。 26 聖なる口づけをもってすべての兄弟たちにあいさつしなさい。 27 この手紙がすべての兄弟たちに対して読まれるよう,わたしは主にかけてあなた方に厳粛な務めを負わせます。 28 わたしたちの主イエス・キリストの過分のご親切があなた方と共にありますように。