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身長:165cm 体重:50kg スリーサイズ:B85/W58/H84 属性:混沌・中庸 性別:女性 CV:能登麻美子 レア度:SSR 初期HP/最大HP:2201/14680 初期ATK/最大ATK:1677/11144 「弓兵」のサーヴァント。豪快さと美しさを持ち合わせた女性。 真名はカラミティ・ジェーン。アメリカ西部開拓時代に活躍した女性ガンマン。本名マーサ・ジェーン・カナリー。先住民たちとの戦いの中で、彼女は「カラミティ・ジェーン(災厄のジェーン)」と呼ばれるようになった。 宝具は「兇変災禍の多幸撃(カラミティ・ブリスフルネス)」。 パラメータ:筋力:D 耐久:C 敏捷:C+ 魔力:E 幸運:C 宝具:C+ 保有スキル:対魔力:D 単独行動:A 騎乗:C+ 射撃:A+ 破天荒:C 災厄の名:A
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身長:155cm 体重:40kg スリーサイズ:B78/W57/H82 属性:中立・善 性別:女性 CV:南央美 レア度:UC 初期HP/最大HP:1266/6377 初期ATK/最大HP:1022/5467 「弓兵」のサーヴァント。多少お転婆なところがあるが、真っ直ぐな性格を持った女性。 真名はマリアン。ロビン・フッドの仲間のうちの一人であり、彼の恋人。ただし「Fate/EXTRA」に登場したロビン・フッドとは面識がない。 宝具は「五月女帝の慈仁徳(メイクイーン・ジャスティス)」。 パラメータ:筋力:D 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:A 宝具:B 保有スキル:対魔力:C 単独行動:A 破壊工作:D 天賦の戦者:B 自然同一:B
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サラアーチャー(サラ・アーチャー) イングランド貴族のプリマス伯爵の系譜に登場する人物。 関連: アンドルーアーチャー (アンドルー・アーチャー、父) サラウェスト (サラ・ウェスト、母) アザーヒックマンウィンザー (アザー・ヒックマン・ウィンザー、夫) アザーアーチャーウィンザー (アザー・アーチャー・ウィンザー、息子) マリアウィンザー (マリア・ウィンザー、娘) ハリエットウィンザークライブ (ハリエット・ウィンザー=クライブ、娘) ウィリアムアマースト (ウィリアム・アマースト、夫) 別名: サラアマースト (サラ・アマースト)
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追加スキル等
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刹那・F・セイエイ&アーチャー◆7WJp/yel/Y 『彼は――――』 声がする。 『彼は、ダマーヴァンドの山の頂上に立ち、運命の矢を放つ準備をした。 彼の名はアーラシュ。昇る太陽が彼の友。』 包み込むような懐かしい声だ。 『太守が、彼の勝利の歌を歌っている。』 温もりがある。 『彼の生涯の全てをもって、ただ一本の矢を放つ、強く純粋なるアーラシュ。』 背中に回された手の懐かしい温もりだ。 『二つの国が戦乱に巻き込まれた。 彼は、その弓と矢をもって、戦乱から両国を解放した』 歌がある。 『すべての目が彼の行動に驚き、アーラシュの勇敢さは伝説となった。 彼の放った矢は、最も疾き流星よりも速かった。』 寝物語に語られた懐かしい歌だ。 『その後、彼の姿を見たものはなく、彼の名だけが残った。』 その全てが失われたものだ。 『ジェイフン川の向こう側が、新たな境界となった。 両国は、この透き通った川の周りに平和を築いた』 当然だ。 『彼こそは強く純粋なるアーラシュ。 ――――孤独な戦士、獅子の如く勇敢な、アーラシュ』 その全てを、自らが捨て去ったのだから。 ◆ 夜明け前。 まだ太陽の光が差し込まぬ、暗闇の世界。 だのに、誰一人として眠りについているものは居ない。 何かを待ち望むように、ひたすらに空を眺めている。 この瞬間だけは、敵も味方もなく。 そう、国境すらもない。 国境は、今この瞬間に作られるのだ。 男も。女も。子供も。老人も。 疲れ果てた顔で、ただ、ある瞬間を待っている。 ――――流星が連れてくる夜明けだけを待っている。 空に最も近いダマーヴァンド山の頂上で二人の男が立っていた。 神と袂を分かち、神の愛寵こそあれど人類が自立した時代。 そんな今の時代にあって、神代の残り香を持って生まれた二人。 かつて邪竜アジ・ダハーカを退治した勇者、その末裔でありペルシアの王マヌーチェフル。 そのマヌーチェフル王に使える一人の勇者であるアーラシュ。 アーラシュは、今、矢を放つ最期の瞬間を迎えようとしていた。 アーラシュにとってマヌーチェフル王は言葉では表せない感謝を覚えている。 王なくして、今のアーラシュはなかっただろう。 アーラシュは衣服を脱ぎ捨て、その鍛え抜かれた肉体を王の目に晒した。 褐色に染まったその肌には傷一つ無く、まるで絹のような手触りを連想させる肉体だった。 「私の身体には傷一つ無く、病に冒されたこともありません」 アーラシュは敬意を持って、王へと語りかける。 神からの寵愛。 その証明たる頑健なる肉体。 数多の戦場を駆け抜けても傷一つ無く、痩せた大地で十何年と過ごし続けても病魔を跳ね除ける。 「それでも、夜が明ける時にはこの五体は砕け散っているでしょう」 その寵愛の証の肉体すらも、今より行う偉業の前では耐えられまい。 神は其れを行なえと命じつつも、人の身に余る出来事だと戒め、五体を砕くだろう。 余りにも無情。 王は、其れを行なえと命じる他なかった。 だが、アーラシュは其れを良しとした。 「それでは、哀しすぎる」 自ら命じたというのに、マヌーチェフルは思わず言葉が漏らしてしまった。 「誰よりも平和のために尽力したお前が死なない限り、平和な世の中が訪れない。 誰よりも平和を望んだお前が居ないことでしか、平和になった世界は完成しない。 それは……それは、余りにも虚しい」 マヌーチェフル王とて、その言葉で何かが変わるとは思ってはいない。 アーラシュは、弓をひくだろう。 それはもはや確定した出来事だ。 この男が、選ぶ道は一つだけだ。 己の言葉で変えられる段階は、とうの昔に過ぎ去ったのだ。 だからこそ、己の気持ちを偽ることだけはしたくなかった。 アーラシュの死が望まれるのはその後のためであり、 アーラシュの存在が居なくなることを望んでいるものは居ない。 「王よ、違います。 私は嬉しいのです」 だのに、アーラシュは笑ってみせた。 そして、マヌーチェフルから視線を逸し、星空を眺め、そして、平野を眺める。 そこに存在する、同じく星空を見上げる数多の人々へと視線を向ける。 マヌーチェフルには見えぬものも、この男には見えている。 見えなくて良いものまで、見えてしまっている。 多くの人が、自らの死を待っていることまで見えてしまっている。 だというのに、アーラシュは笑っていた。 「どうして自分だけが特別なのかと、ずっと考えていました。 以前は、世界を救うための、世界の端々を見通す目なのだと思っていました。 愛すべき民を一人としてかばう盾になるための、傷一つ負うことなく病魔を退けられる身体なのだと思っていました」 知らぬことだった。 いつだってこの男は笑っていた。 「世界が救えると、本当に思い上がっていた。 だが、結果はそうじゃなかった。 何人も死んでいった、何人も殺していった」 この男の偉大な戦果が何人も救った。 しかし、それでもこの男を満足させることはなかった。 「自分の為すべきことというものが、わからなかった。 だけど、今は違う。 はっきりと口にできる」 やはり、笑った。 これこそが真の笑みなのだろうかとマヌーチェフルは思ったが、違う。 やはり、いつもと同じような笑みだった。 この男は、いつだってこのように笑う。 「この時のために――――俺は生まれてきたんだ」 その言葉に迷いはなく。 今、この場に迷いを抱いているのは自身だけであることにマヌーチェフルは気付いた。 「私は、お前に何かを与えてやりたかった」 マヌーチェフルは顔を苦悶に染めていた。 これが最後なのだ。 何も残したくはなかった。 聖なる献身を行おうとするこの男に伝えておきたかった。 「同じく、神代の残り香を色濃く宿した者として……お前に、友と呼べる存在を与えたかった」 お前は孤独だったが、それは望まれた孤独ではなかったということを。 誰もがお前の隣に立とうと願っていたことを。 「お前が最後の時に人生を振り返って、誰よりも満たされた人生だったと笑っていけるような。 そんなものを、与えてやりたかった。 お前の周りには愛が多くあったと、笑って逝って欲しかったのだ」 結局、アーラシュは孤独のままで死ぬ。 だが、アーラシュが皆を愛したように、皆がアーラシュを愛していた。 死への一矢を命じる王を怨むのは良い。 だが、お前の愛を、皆の愛を。 それだけは忘れて欲しくなかった。 「王よ」 アーラシュは、笑ってみせた。 「貴方は、何も間違ってはいない」 その言葉が最後だった。 アーラシュはダマーヴァンド山の頂上にて、矢を番える。 マヌーチェフルは、背を向けて山を降りた。 アーラシュが唱える祝詞が聞こえる。 アーラシュを讃える歌が聞こえる。 マヌーチェフルは、山を降りた時。 やがて、一度だけ、空を見上げた。 ――――虹色の光が、空を駆けていた。 マヌーチェフルは、振り返ったことを僅かに後悔した。 これで、全てが確定してしまった。 この日、この時に交わした言葉が最後の言葉だと思いたくなかった。 だから、振り返るつもりはなかった。 アーラシュの最期を見なければ、アーラシュは何処かで生きていると信じずに生きることも出来た。 だが、振り返ってしまった。 空を駆ける流星は百の言葉よりも雄弁に語っていた。 孤独な戦士、獅子の如く勇敢なアーラシュは。 ――――戦いと平和の境界となる今この時に死んだのだ。 ◆ 刹那・F・セイエイが長い夢から目を覚ます。 長い、長い夢だった。 刹那にとって、悪夢とも呼べぬこともない夢だった。 それでも、一つの光景が目に焼き付いていた。 流星と、その後に続くような七色の光。 自身の過去ではない記憶から読み取った光景と。 自身の過去に焼き付いた光景が重なる。 「……ガン、ダム」 「よう、目が覚めたかい?」 思わず、刹那が一言漏らすと同じか、あるいはそれよりも早いか。 そんなタイミングで、一人の男が扉を開けた。 呼びかけたわけでもなければ、何か物音を立てたわけでもない。 ただ、目を開き、上半身を起こし、少しぼうっとしただけ。 眠っているのと、なんら変わりはない。 刹那が目を覚ましたと感じられる情報は、少なくとも扉の外からでは察することが出来ない。 だのに、ちょうどのタイミングで扉を開いた。 刹那が目をさましていると確信しているかの様子で。 「飯も出来てる、気が乗りゃ来ればいい」 快活な笑みを見せながらそう言って、扉を閉めた。 気を回すが回しすぎない。 そういう男だった。 刹那は頭を軽く振り、ベッドから離れる。 やはり、夢のはずの光景が目に焼き付いている。 落ち着かない気分を抱いたまま、扉を開き、食卓へと向かう。 「……」 向かいながら、刹那は現状を整理していた。 ここはスノーフィールド、偽りの大地。 たったひとつの聖杯を巡って、無数の人間が争い続ける土地。 この世で最も小規模な戦争、『聖杯戦争』が行われる土地。 ありとあらゆる空間に置いて存在した『英雄』。 その英雄を召喚し、争わせる。 たったひとり残った英雄の主こそが万能の願望機である『聖杯』の所有者となる。 自らの手のひらに刻まれた令呪という参加権を眺める。 この令呪はその英雄への命令権。 先程の男こそが、刹那の召喚した英霊。 クラスは弓兵。 三騎士と呼ばれる、魔術への耐性を持つ正統派な英霊が多いクラスだ。 刹那にとって、聖杯戦争への参加は拉致に近いものだった。 未だ、心中落ち着かず。 「ひよこ豆のペーストだ、喰うか?」 そんな刹那を知ってか知らずか。 アーチャーは缶詰で購入していたひよこ豆を使った料理を差し出してくる。 無言で受け取り、食卓に置いたままシリアルを取りに向かう。 「で、だ。マスターの名前はなんなんだ。 結局、聞けないままだっただろう?」 「そういえば、言っていなかったな」 刹那はシリアルに買い置きの牛乳をかけながら応える。 「刹那・F・セイエイ」 「……まあ、マスターがそう言うのなら良いさ。 よろしく頼むぜ、刹那」 どこか含みのある言葉。 アーチャーが刹那を見る目は、やはり何かを見透かすような色が濃い。 若干、不快の念を覚える。 「アーチャー」 アーチャーのサーヴァントとして、自らが召喚した男へと語りかける。 ひよこ豆のペーストにスプーンを這わせていたアーチャーが視線を上げる。 腹の中が見透かされそうな真っ直ぐな瞳に僅かに怯むが、刹那は言葉を続ける。 「アーチャーは、確かにあのアーラシュ・カマンガーなのか」 「『あの』って言われると『どの』って話になるが、まあ、多分俺は『その』アーラシュさんだよ。 俺はアレだ、戦いを終わらせる英雄! 御存知の通り、ペルシャの大英雄様だ!」 刹那の言葉を呑み込みながら、アーチャーは気負った様子もなく、おどけるように応えてみせた。 ただ、少し照れくさかったのか、付け足すように再び口を開いた。 「っと、まあ、実際のところはそこまで大層なもんじゃないんだがな。 刹那、お前には悪いが、そこら辺の弓兵とそう変わりはないさ」 「そういう言い方は」 だが、アーチャーの言葉を咎めるような言葉が出てしまった。 なんでもない、と続けようとする。 するが、アーラシュの目は驚いたように見開き、続きの言葉を待っている。 仕方なしに、言葉を続けた。 「そういう言い方は、やめろ。 今でもお前を祀っている場所はある。 お前が良くとも、そういう人々は納得はしない」 自身でも認識できるほど、『らしくない』言葉だった。 その言葉を発する前に、本当に幼かった頃の記憶が蘇った。 背中に回された温もりと、耳から入る優しい声。 二度と取り戻せない幸せの象徴。 そんな誰もが持つ幸せを自ら捨てた刹那に、幸せを再び得る資格はない。 「そうか」 そして、アーチャーは刹那を柔らかく見つめたまま笑ってみせた。 「そうだな、ハハ、謙遜するつもりが失敗しちまったな」 それっきり、アーチャーは食事を再開した。 目の前のアーチャーのそんな様子だけを見れば、とても英霊とは思えない。 幼き頃、寝物語に聞かされてきた英雄が目の前に居る。 父母が愛した英雄が存在する。 聞いてみたいことがあった。 尋ねてみたいことがあった。 だが、刹那はその言葉を呑み込んだ。 罪が突きつけられていた。 それを呑み込まなければいけない。 自身は罪悪感に溺れることは赦されない。 自分が成したことを考えれば、闘争を根絶させなければいけない。 歪みを、正さなければいけない。 聖杯が願いを持つものを誘うというのならば、刹那がここに居る理由は其れだろう。 誰よりも戦争を憎んだ苛烈な願いが誘った場所は、また別の戦場だった。 強烈な皮肉に、しかし、刹那は笑うことなど出来なかった。 【クラス】 アーチャー 【真名】 アーラシュ@Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ & Fate/Grand Order 【パラメーター】 筋力:B 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:E 幸運:D 宝具:A 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 対魔力:C 詠唱が二節以下の魔術を無効化する。 大魔術・儀礼呪法のような大掛かりなものは防げない。 単独行動:C マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失っても一日程度現界可能。 【保有スキル】 千里眼:A 視力の良さ。 遠方の標的の補足、動体視力の向上。 Aランク以上でこのスキルを有しているアーラシュは、一種の未来視や読心すら可能としている。 頑健:EX 神代の名残を色濃く有したアーラシュは、生まれついての特別な頑健さを有する。 『戦場であっても傷を受けず、生来より病を受けたことさえない』というアーラシュの逸話がスキルになったもの。 耐久のパラメータをランクアップさせ、攻撃を受けた際の被ダメージを減少させる。 複合スキルであり、対毒スキルの能力も含まれている。 弓矢作成:A 善神アールマティから授かった智慧である『弓』の設計者であり作成者でもある彼は、材料さえあればたちまち弓と矢を作成する。 弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。 これにより、アーラシュは無数の矢を断続的に放つことが可能となる。 【宝具】 『流星一条(ステラ)』 ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:900人 究極射撃。 伝説通りの渾身の一矢。 あらゆる争いを集結させる、文字通りに大地を割る極大射程遠隔攻撃。 伝説において、アーラシュは究極の一矢によってペルシャとトゥランの両国に『国境』を作った。 大地を割ったのである。 その射程距離、実に2500km。 人ならざる絶技と引き換えに、彼は、五体四散して命を失ったという―――― その逸話の通り、アーラシュはこの宝具を放てば絶命する。 正しく、『一回きりのとっておき』。 宝具と同時に使用者をも壊す、ある意味では二重の壊れた幻想(ブロークンファンタズム)である 【人物背景】 古代ペルシャにおける伝説の大英雄。 西アジアでの神代最後の王とも呼ばれるマヌーチェフル王の戦士として、 六十年に渡るペルシャ・トゥルク間の戦争を終結させた救世の勇者。 異名はアーラシュ・カマンガー。 英語表記すればアーラシュ・ザ・アーチャー。 アジア世界に於いて弓兵とはすなわち、両国の民に平穏と安寧をもたらせしアーラシュをこそ指し示し、 現代でも彼は西アジアの人々に広く敬われ、愛されている。 伝説において、その名と偉業は複数の伝説に刻まれ、時には歌として唄われる。 彼はこの目で見える者達全てを、地上の人間を、世界を救おうと、ソレを為そうと、 竜殺しフェリドゥーンの末裔であるマヌーチェフル王の下で一人戦い続けた。 何せ、彼はヒト以上の力を持った故に、肩を並べられる相手も、仲間もいなかった。 だから彼は最後まで孤独を選んだ。 人間を守るために。 何十年も続いた戦争により、ペルシャとトゥランはすっかり疲弊しきり、殺し合いを誰も望んでいなかった。 それを終わらせるために、アーラシュはダマーヴァンド山の頂上に立ち、 究極の一矢によってペルシャとトゥランの両国に「国境」を作り、大地を割った。 その矢は最も速き流星より疾く、その射程距離、実に2500km。 人ならざる絶技と引き換えに、彼は五体四散して命を失ったという――。 ジェイフン川の向こう側が、新たな境界となり、両国はその川の周りに平和を築いた。 これより後の人の世に、神代の如き大いなる力は悉く不要である――そう、彼自身が望み願ったままに。 【マスター】 刹那・F・セイエイ@機動戦士ガンダム00 【マスターとしての願い】 戦争の根絶 【人物背景】 機動戦士ガンダム00の主人公で、本名は『ソラン・イブラヒム』。 中東の貧困国、クルジスの出身。 過去にクルジス共和国のテログループ『KPSA』に誘拐・洗脳され、『神』の名の元に両親を殺害。 この経験は彼に暗い影を落とす。 自分を『平穏に生きることを許されない、壊す以外何も出来ない人間』と諦観して、他人にもそう吐露するようになる。 その後KPSA上層部に見捨てられ、仲間の少年兵は全滅しても尚敵MSに狙われる中逃げ惑い、 今まで信仰して来た神に絶望し死に瀕した際に『0ガンダム』の戦闘を目撃。 その姿に自分が信じてきた「神」に代わるの存在と見做した。 その後、Oガンダムのパイロットだったリボンズ・アルマークの推薦によりガンダムマイスター候補となり、最終的にヴェーダに選ばれた。 『ガンダム』を自己の体験と重ね、戦争根絶を表現するものとしてマイスターの使命に生きる。 それを象徴する彼の代名詞的台詞として「俺がガンダムだ」がある。 また、皆死んだ戦場で自分だけが生き残ったことから「生かされた以上は自分には生きる理由がある筈であり、それを見つけたい」と考えており、仲間と揉めた時にもその旨を語っている。 【能力・技能】 かつて『KPSA』で少年兵として訓練を受けており、銃器やナイフの扱いに秀でる。 白兵戦における技能も所持している。
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出展元:めだかボックス(人吉善吉) スレ内での呼称:善吉、テル、兄貴 真名候補 備考 登場回 登場回(回想) AAまたは、声のみ DATA更新 [] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ,. - ......_,≠ 、 _ノ / ,.. -/ `¨¨¨/し-x≦x / _/-=彡 , ´¨ ム / _>‐< ´/‐=ニ二_/ / i ∨ 〈=‐' >≠ ノイ _/ / ./i〈 /ィ.l|イl 从_\ .` フ" ./´ /_../ 〈〈ヘlメ|从}リ l| .r― 彡.// .イ./⌒/ | ハ〉 ∨ |从 | ∧ \ □CLASS ー アーチャー 〈/////ム{ 〈 ;'./i |.l弋rミ、.Ⅵハ/ノ l ∧ \///////∧.〈/. '; | l| ヾハ〉 ;' イ ト、∧ ├─ □真名:ウィリアム・テル ヾ/////从|¨`i '; |从 ハメト、 ト〉 〈イ///Ⅵ ∧ 乂} ∨ l /ヽ〉 ├─ □性別:男 _/_l/__ ハ `ヽ_、 イ || ` .、 | .. xt{/|l |l └─ □属性:中立・善 丶 x ... _/>=ミ /.__ 三三≧=- _........ ><二三三三三三ヘ ≠x≦三三三三三三三三三二ニ≠⌒ヽ、 ≠ニ二三三三三三三三三三ニ≠_¨ \ □ステータス ≠ニ三三三三三三三三三三二≠_z=-- .._ __ ∨ ≠ニ三三三三三三三三三三三=≠ '; . '  ̄ ¨ヽ. └─筋力 ■■□□□ D / x≦三三三三三三三三三三三三 / ∧ } _.... -、l、 耐久 ■■□□□ D .≠二三三三三三三三三三三三三//、 _ ..... ∧、 ./ ∧ 敏捷 ■■■■■ A ./三三三三三三三三三三三三三三// i 〈 ∧ 魔力 ■■■□□ C ./_≠ニ三三三三三三三三三三三三三,′ 、_ ヽ ∨ | 幸運 ■■■□□ C 7三三三三三三三三三三三三三三三′ .、 乂 | | 宝具 ■■■□□ C ..≠ニ二三三三三三三三三三三三三三/、 ミ、 \ヽ、 l|[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ___爻≧x.___ `ヽ __>‐、 __ .__`ヽ x≦彡 .ィ \ \ハ /≧. 〈 从. |从メ| l.'; 、 >\ / ./ イ| l刈. Ⅵ /|ハハ_r=-<_ ´ ̄イ .从lト、 l ./ .メ、|l ハト〈 .ムィl lハ弋tッミ vイrッ才/从.〉 .|从ハ、 ¨ }  ̄〈イ /乂| |l . _ヽ_, ,ィ/| ハ、` ..、 / .ノ l 乂、ヽ._/./. / | `ヽミl、 □クラススキル ./ ./ .∧ >ミ _ . . . / .l -=ミ/. ; ,_’ / ∧ . /乂/⌒ヽ/ ,ィ- .メ ├─ □対魔力:C ;´ ̄`ヽ ; .Ⅹ ̄`Y、`∨/ |\ / ¨, 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 | ∨ | ./ 、`ヽλ . 〉 ヽ人__/ .l'; 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 ..ノ .. ∨レ'/ 、 \_/./ .; /八__,z |ハ、 . f’¨¨__ ,.-/ / \./¨ i .,'_ }、 ̄ ハ ./ ,ィ. / ! rz..ノ ; /.ハ .}、― .∧ └─ □単独行動:A ./ニ≠'|l _ ゝ-r' ̄ _ ; ./ /.リ ∨{ 〉 .マスター不在でも行動できる。 \__.ィ'′ ー- . .. |/./ /! .∨ ′ ただし宝具の使用などの膨大な魔力を、 _/ ` \ 〉 ./人 ∨ / l;′ 必要とする場合はマスターのバックアップが必要。 ./ .∨ | / , .ヽ. ヽ __.ノ ._/ .〉\_ く / .|、  ̄ 〈\ ヽ _ .ノ/ / .; \ /ヽ ゙ .Y .// 从_[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] \\ \\∨∧ ∨∧. // / /|. \ヾミ ヽ∨∧ ∨∧. 〈/ __x≦ / / l| __\ ´ ̄ ̄ / /{イ /l|/}_, ≠ ./、,,,,;〉、 _ ≠≦二 ._/才 /_ノ7、 ./ノ´ ヽ. _x≦三 . ´ .イ=- ̄>x_ /〉 \__ /⌒´ ∨  ̄`ヾ、_ □固有スキル . . ` ∨ ≧x>ミ、 .ヽ.. __ ∨ `ヾミ、 、 | トト、 ';_ r> .≦ . ∧. Y´ ヽ } 〈、__ < ̄`ヽ ├─ □心眼(真):B. | | | ト、 |ハ〉 `| ヾ〉\ \¨フ./ 乂| , ⌒ヽ〈 .... 、. \  ̄`ヽ 修行・鍛錬によって培った洞察力。l乂lN | ';. l|刈Ⅵ≧=-->′ ;.∨; \ 〈\\ .. \ 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、\_> \ ⅥУ |从l ¨¨7ィ ./|〈 . .|\\ \ \ .その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。 〈ミ、___}. ハ ハミミメ、/ /.. / ∧' ト、 .\\ . \ 逆転の可能性が1%でもあるのなら、\ミメ‐=ナ \ |-...、// ./ /. / ; ∨\. \\ その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 ..\ ̄´ ,. |\_ /.|l /. ̄ヽ} / ';. \. \\.ト、 `ミ≧z 〃 ._|/. .\_ || ノ ./ /ノ /ノ '; ...\. \\. ├─ □千里眼:C >≠=≧.`ヽニ7コ / 、 ..\(_ >'´ ̄ .. .. | .\. \\ .視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 ト、_、ト、 _Σ  ̄`ヽ ノ〉 .ー=≦ ,- ,.、 ∨ _ノ7./ ノ_ィィ./ .ニ .〈、__} しイ__ /ィハ.、≧=-、从ト〉' ;'トr‐< / ├─ □直感:B .|{.从}Yl从トミУ ノ ト、 ; '=-.、 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。 |ハー≧xイ/_..≠ / }l ヘ .視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 'ーr‐'ノ ∨ z 乂 | )≠三≧x ∧ ̄ .├─ □地形適応:B .l| __ .}Y/ ヽ∧>、 〉 特定の地形に対する適応力。 、 .|li./ ` .....、}.| 、 _ }/.∨{ 雪山、密林、砂漠であっても通常と同じように行動出来る。 .}l l|.|l}l .\ 从’ `i≧= / ノミー、 从 || liト、.\\ ∧ ノ ヽ__./ ヽ | || 乂i从 乂 \ }= } }ト、_ l └─ □正義たる英雄:C || ` } l| ヽ / \ / 人 ノ 〉} l | 民の為に、圧政からの解放を目指し戦う者。 || r‐.| .\ 〉/ .}' ; ̄;;;; |l l.| 元来の知名度補正が大幅に増加した後押しにより、 . 从 .从 乂 〉 //ィ{.;' ;;;;;;; ;;;; /.} 从 .スキル保有数とランクなどが増加する。 \ 乂_ノ}/ / / ___/.. / 〉 弱者の為に生き、弱者の為に戦う英雄。 .乂_ ノ / ̄´ 从;; { 〉、 __ イ その背は皆の思いを背負っている。  ̄ .〈 / ∨;;;〉 人i ノ }ヘ ¨ l ∧ ';[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ト、.乂_ __ -ミ〉 , _,ノ- -、>‐ 、 _∠二 .;'´/ィ 7i ト〉 、 .}'., メ`/ .{l从}ハ}、トiトト;ハ. ハ .〉∨ ´/ ´|从li| .′ .}イハ| 〈 ..\ ./ーi .|.i.lトl\ i / /|.' ト}、〈 ̄ .//|从.l|zr ミノl{、ィf-;x}' ;. l \ □宝具 〈/ |! ヽ〉¨¨ ¨¨/./ ハ.}く{⌒ ;'|! /i从. | .〈./}/} .i .';ト、__;ィ ├─ 『正義掲げ信じる者(William Tell)』 ト-- x_;r./l|/ | } .、 r‐ 、 .イ /. | ;’ . | .;’ (r‐z_ ランク:D 種別:対人宝具 レンジ: - 最大捕捉: - | 〈∨;;;; {_ 乂 〈\__/. l|/. ;/ i| /. |. {. | | \` 〈`ヽ...∨ ハ ; . . . .;/ ィ'’/. アーチャーの信じる民衆の為の正義。 ∨ ) く{_ ∧ 〉i ∧\ / イノ // /. その信念は相手が支配者の属性を持つサーヴァントと、 ∨Y. ._}l `ー-\ _./__./.  ̄ 対峙した時に燃え上がり、無力の者を守る時に奮起する。 ....∧ト、⌒く∨ /-}く‐ 、 ̄` 、 .ノ、r\ .、.∧ヽ._ イ_,.-〈ノ . . . . . >x__` -' / その信念は、アーチャーが納得できなければ令呪さえも、 ;} ミ}=- >、 / // ー==`ー‐;_;. . . .ヽ`~'.ヽ 拒否して抵抗する。令呪抵抗判定にボーナスが付与される。 ./ /. . . . . . .;Ⅹ// '´¨ _. ー< ./ / \\._∨..._/_/-<. _ ;ィ ´// ´ _ 、__.ノ. . . . . . / . ./ 信念に殉じる程、アーチャーの技量は磨きがかかり、}´ 〈. _. . ._; >' /. { ......ニ 、__ノ‐ . . . . . . . .// マスターを信頼する程、その動作はさらに洗練され隙を無くす。| ○ { ∧ -----z、__ノ‐ . . . . . . . /. ハ さらにマスターの信頼と覚悟に比例して全ステータスが上昇する。 【反骨の相:B】を付与する。[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ト、 _乂 >-rト、v‐〈ヽ- ‐、_ 、___〉`ヽ /, |. ./ } く´ ̄ヽ \ /´ /イ ,ィ从 l从トv、ハ} 〉 ヽ.∧ ィ>イ /|/ Ⅵ |l/ .‘;. \  ̄¨フ 〈ィ ト、| / Ⅵ . ト、ト、.> ./ . /l|从_}\ .、 | __,.. <}从 | ` ∧. ./―ァ | |ィ示ミ 乂イ¨__ |/ .| ∨.〈 └─ 『先回る無影の狩人(gone to one's reward)』 /イ | |!.弋{シ / `ミ≠ / .lト〉 \ ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:450 最大捕捉:20 〈./j人_ト、 〈 | . /./ | \ 〈 ,’/. ィ从、〉 __ 彡’ .ハト.〉. ∧ト アーチャーの支配者の負ってから姿をくらまし、 〈 //〈;人 . | `ヽ /,..イ}/ ノ从∧ 支配者を先回りして影から狙撃して射殺した逸話。 从. |___ j ../イ∠_...ィ彡'´ ̄ ̄. ,.- 、 .}ヽ .イ ./. ハ} 絶えず有利な立ち位置に瞬間移動が可能であり、. r‐≠=ヘ > .. ,-―'ミx .--..< /从j〉 アーチャーは一方的に奇襲を仕掛ける事が出来る。 ./ `ヽ∧ ∨ >/、 `¨ ミ、 .;′. ,′ , ', ∨ ∧ ∨ヽ /| i> 、__ この宝具は近接戦闘でも可能であり、戦闘中に. _,′ 。 ', ∨ \〉 ∧ /、 乂| .x<{ 一瞬で姿を入れ替える戦法は対応が難しい。 .rく〈 ._ , ', ∨ ∧ ./\ 〉〈イ l| .ノ , ,. `¨¨¨¨¨ ̄∨ .∧ ∧ l ト、 .l|、 この宝具は複数のターゲットをロックする事が可能。. ./ ., ー―==ニ二 \_/、 \ 〉 ‐{ ハ .lト >..、_ .瞬間移動の際は1名まで共にする事は出来る。/ .l彡 \ `} ∨`ヽ〉、`ヽ._|¨i、 なお、【気配遮断:A】を同行者と共に付与する。[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] , _ ̄ ̄` ー――z__, /_/ .,- _ ーァ _<く ,‘< | / /j、.. | `Y \ >x /∠_ / 从{イ/从|/|Ⅳ|ハ .ト.〉_z=⌒ / / .〈/ |/、. ′ ′ |,从 | r\ .乂 .〈/,ィ .l|__\ } _/从ト|∧ト〉 □解説 ./イ厶/} l≪{ /`ー' /‐x、ノ .j|.|ト、.} ⌒マ乂_Ⅵ.Ⅵ〉¨ i. ゝ' イ.イl州|.ト| ├─ □聖杯への願い 〉ハ∧ヽ〉 } イイ从;{l|ノ スイスに戻り、狩人を営む事。 〈./} ..` _ /〈j∧Ⅵ 生粋の狩人であり、暗殺者である彼は、 x= j .\. ´ ̄` / リ のんびりと林檎を齧るような生活を望んでいる。 ,′ >x . ` .--イ{、 /\ >x__./{_ノ{、 が……マスターの背中を見るうちに、 .x< ..\ /∧/ハ } .、 マスターの望みと共に寄り添うのを第一とする。<⌒> .\ ./.ヽ_.}x∧.| >.、 `ヽ \ ..\| 、 } {. .从 >x `ヽ \\ 乂| ∨ / / .ヽ ├─ □触媒:祖末なクロスボウ .∨ `/>x、 \ /. x<_/.. /;′ 英雄が使っていたとは思えない古びたクロスボウ。 ∨. /. /. /./>.、_乂 __x<.∨ // 彼は狩人であって、戦う者ではない。___ .ヾ /. /. /./. { O} ∧∨ /〈 彼が戦場に立ち向かったのは、背中にいる大勢の為。 У /./. `}.{ / { j/ / そんな彼を象徴する触媒である。 /. /,. ∨ |.| |.l イ { /. /./} . ∨ l.| |.| ̄ ̄`ヽ、 ∧/ /.. ∧ ∨ |.} l|.|r―‐ 、 |[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] / ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\ み き | | 英 そ な み | | 雄 ん. い も | | に な か な | \___/ ? .っ .| て | \___/ ... .. .. _;イ_; ... ├─ □宝具の性質 .. >__.r .、ミ≦=- . .. / .;} /从ハヘ}ヘ≧= 彼の宝具は2つ。 ... ;’ /ィ }/ iト、乂 ∧ 民衆の正義を背負った象徴の宝具。 . ノ; .厶イi从〈.t〉乂lト〉 その正義を執行した象徴の宝具。 彡イ/从tヘト、〉 _,从〉 ⌒´ _从ハ}¨` .....´ { 彼は無理難題を押し付けられた狩人にすぎない。 ノ_ ` 、/´ ̄ 息子の頭の上にリンゴを乗せて射抜く神業。 .. //////ミx. `Y 見事、成し遂げた彼が怒りに猛るのは必然であろう .. //////イ三ミ刈; イ////イ/////刈 だが、彼が立ち上がったのは、民衆からの掛け声。 {三ニイ从l〈////〈 それにより点された彼の正義の心である。 l//∧//∧ミ}ミ〈_ .. .原動力たる弱き者の思いがある限り、彼は立ち上がる。 |///,}'/////`ー'} 第一の宝具は彼という英雄に、無限に力を与える。 }'///}'///;ハ__.ノ r'////l////{'//{ そして、その正義を胸に独立の始まりとなった暗殺。 . rへミニi|'///,|///〉 彼は有利な場所に本能的に選択する事ができ、 . /x、__.l|'///,|///{ 常に有利な居場所、立ち位置を確保して戦う事ができる。 . ///////}'///,|'//∧ 狩人である彼を追いかけても、取らえる事はできず、 ////////|'///;}∨//} 逃げても決して振り切る事はできない。 .\` <//l|////i._〉//| .\ー--|//乂{〈//.ノ 彼はどこにでもいる青年にすぎない。 ............. .\//>≠イ∧¨| だが、民衆の言葉により、宝具を持つ英雄に至った。 . rィ7ミx _ ヽ/// ;'i/∧| 〈 {./. ///∧x、_ Ⅹ {///∧ } }} l////{'/,ト///ゞ'-リ'///∧ . | | | {i}//∧∨∧//////\//;} ______.. 乂匕 ≧x=≠ニニミ//////>リ ..___  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] ト、 _乂 >-rト、v‐〈ヽ- ‐、_ 、___〉`ヽ /, |. ./ } く´ ̄ヽ \ /´ /イ ,ィ从 l从トv、ハ} 〉 ヽ.∧ ィ>イ /|/ Ⅵ |l/ .‘;. \  ̄¨フ 〈ィ ト、| / Ⅵ . ト、ト、.> ./ . /l|从_}\ .、 | __,.. <}从 | ` ∧ └─ □人格 ./―ァ | |ィ示ミ 乂イ¨__ |/ .| ∨.〈 /イ | |!.弋{シ / `ミ≠ / .lト〉 \ 反骨精神上等の麒麟児。 〈./j人_ト、 〈 | . /./ | \ 〈=- 目の上の者はぶん殴り、蹴っ飛ばす。 ,’/. ィ从、〉 __ 彡’ .ハト.〉. ∧ト.〉 彼の目の前で、偉そうにするのは敵対を意味する。 〈 //〈;人 . | `ヽ /,..イ}/ ノ从∧ 从. |___ j ../イ∠_...ィ彡'´ ̄ ̄ .なお、マスターに関しては、偉そうにするのは飾りであり、 ,.- 、 .}ヽ .イ ./. ハ} 心底、嫌っていたわけではない。(飾るのを嫌ってはいたが) r‐≠=ヘ > .. ,-―'ミx .--..< /从j〉 / `ヽ∧ ∨ >/、 `¨ ミ、 .;′ 性格は、竹を割ったようなさっぱりとしている。 ,′ , ', ∨ ∧ ∨ヽ /| i> 、__ 兄貴分であり、面倒身が良く、気づいたら困った者の側にいる。 _,′ 。 ', ∨ \〉 ∧ /、 乂| .x<{ 悪ぶる彼ではあるが、困った者を助けないのなら、 rく〈 ._ , ', ∨ ∧ ./\ 〉〈イ l| 民衆の声で立ち上がる事などない。 .ノ , ,. `¨¨¨¨¨ ̄∨ .∧ ∧ l ト、 .l|、 ./ ., ー―==ニ二 \_/、 \ 〉 ‐{ ハ .lト >..、_ .彼という英雄は、口では兎や角、言いながらも、 / .l彡 \ `} ∨`ヽ〉、`ヽ._|¨i、 手を差し伸べずには、いられないのだ。 ト、 {乂 ____ / ;;/ ∨>ミ `<_ ` ;〈 ィ≧x ., / ;{ ⌒ヽ ̄`ヽ∨ 友 俺 / ./ / .〈i ハ ミ乂_ 達 達 ≠z≦ /ィ i { Ⅳ l トト}ハヽ| / 、 ー‐/ .じ .は 狩人として、生死に関して厳しい。 /ァ′l/ |! l从 | 乂 |`У乂从从∨ ミ ゃ も 個々が勤める役目を殊更に強く意識しており、 / ., | 从ト、 ;. `; ;; メ从!`ヽ 〈 ね .う 彼にとって、正義の象徴というのは、 〈/〉/ l| l_\,.〉〈 r/z≠リ .lト、\ ┃ 誇らしく、そして重く、大切な者だったのだろう。 .l/ ィ从 l、〉乂ツ` _´弋リ/.//. /|イく か 〈/ lⅥlⅥ 〉 ¨ ´ } _;; 〈イ. /|从、 .よ 彼は中堅の英雄にすぎないが、 Ⅵハ∧|;;; ヽ ;;_イ/ /ハ;;∧ 信じる者が背後にいれば、大英雄にも劣らない。 メ|l 〉、 r 、 ;/〈 .iハl ∧ 格上の支配者ならば、ジャイアントキリングも成し遂げるであろう。 、_>イ/. . \'__ /.. | l| ⌒ト、 / / .>' /;; ハ∧ . ;'/ |l \ー―― <;/ .身内を重んじるのも、また英雄らしい彼の特徴である。 > ∧ l /. ∧ . . 〈/ | ノ <〈_ 争っても、手を握れば、再び、友になる。 ⌒)、 { ∨ ∨ ハ / / .// \ 彡r .そんな友の為に、自らの血を流す事を厭わない。 .} ._ | ∨ i /.... イ Ⅳ ,,, / r′ .ノ/_ ヽ | \〉 | 〈 / |′ ,,;;; / 从 なお、彼がアサシンの暗殺に対応できない訳がない。 ⌒)_.l___l / ∨ l|、 ,≠ミ、〉 . ./≠ミ、 | 、 ,. ′ ;; ∧ 彼という、突出していなくとも、優秀な英雄が防げない訳がない。 , -< .乂__ ノー ∨ }/ .\乂/ _彡、 _;| ∨ 〃 ならば、何故、優秀な英雄である彼が防げなかったのか { , ¨`_ミ、 . ∨ .rイ_ /乂{ \ ニ=‐............ 理由は、彼という英雄が、口で如何に言おうと………… ヽ;..._ { l { } ,; ト、 .\乂 ≠ミ 、_  ̄ その敵対者を信頼していたに他ならない。 rイ ミーr.r‐イ ,;; 从>、 `ヽ < .__>....、 ` 、... )ハ `ヽ ___/_Y'ヽ / .//.. >、 ` 、 警戒していた。備えていた。対処できる位置にいた。 .イ/ハ 、 r-`Y ∨、 \ . ー // \ .だが、信頼する者が振りかざした時、その身は硬直する。 . / || | l ヽ __....≠‐ ' ヘ {〉.\_ー=.Y ー―‐ /... / ∨ } |l∧. ヽ 、 /ノ /\ ー}≠ / // ∨ 何時の世でも、信頼する者に裏切られて地に落ちる。 乂_ ` ー‐ ´/  ̄ ̄[] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] [][] 出展元:めだかボックス(人吉善吉) スレ内での呼称:善吉、テル、兄貴 真名候補 すでに真名確定:ウィリアム・テル 名前 コメント 備考 ドッペルから「兄貴」と呼ばれ慕われている。 事情を全て分かった上で助言(物理)をもらえる数少ないキャラ。 ルイズとはツンデレ同士で、よく言い合いをしている割には信頼関係は深く、スキル・宝具の相性も良い。 弓を使用する珍しいアーチャーw 常にドッペル陣営の事を気にかけており、損得抜きで頼れる貴重な存在。 4回戦進出のサーヴァント中、最弱の座をドッペルと争っている…不憫。 千里眼を持っている事が判明。 名前 コメント 登場回 1回戦:1日目:昼 強者 1回戦:2日目:幕間 魔術師と魔術師の二重奏 1回戦:4日目:朝 絶望の夜…………そして、絶望の朝 1回戦:7日目:- 武叡の混沌 1回戦:7日目:- 王威翳す槍兵 と 塵消える弓手 1回戦:7日目:- 王威翳す槍兵 と 塵消える弓手 その2 1回戦:7日目:- 王威翳す槍兵 と 塵消える弓手 その3 1回戦:7日目:- 王威翳す槍兵 と 塵消える弓手 その4 2回戦:2日目:夜 牙を剥く友情 その2 2回戦:3日目:夕方 聖者と美食家の晩餐 その2 2回戦:4日目:昼 覇王 2回戦:5日目:昼 管理者特権 2回戦:7日目:朝 生贄祭壇死屍累々 2回戦:7日目:朝 生贄祭壇死屍累々 その2 3回戦:1日目:朝 高貴なる義務 3回戦:2日目:朝 貴喰黴毒 3回戦:2日目:朝 貴喰黴毒 その2 3回戦:2日目:夜 悪の勤勉 VS 正義の傲慢 3回戦:2日目:夜 悪の勤勉 VS 正義の傲慢 その2 3回戦:2日目:夜 黴喰悪鬼のゴミ捨て場 3回戦:3日目:夜 最悪より湧き出る絶望 3回戦:4日目:朝 誘惑の愛 3回戦:4日目:昼過ぎ 追いつめられた影猫 その2 3回戦:4日目:昼過ぎ 追いつめられた影猫 その3 3回戦:4日目:昼過ぎ 輝きの聖女 3回戦:7日目:早朝 騙す聖女と語る抑止 その3 4回戦:1日目:朝 弓兵一閃 4回戦:1日目:昼過ぎ シャドー・シャドー・シャドー その2 4回戦:2日目:朝 聖祈潔癖 4回戦:2日目:昼 クロスガール 4回戦:2日目:夕方 ガールズトーク(偽) 4回戦:2日目:夜 ユダ 4回戦:2日目:夜 聖者の断定 4回戦:3日目:朝 Fateと戦う者 4回戦:3日目:朝 弓兵と少女 4回戦:3日目:朝 快楽と苦痛 4回戦:3日目:夕方 神話の終焉 4回戦:3日目:夕方 神話の終焉その2 4回戦:3日目:夕方 神話の終焉その3 4回戦:3日目:夕方 神話の終焉その4 4回戦:4日目:朝 弓狩人とお姫様 4回戦:4日目:夕方 彷徨う怪物 4回戦:4日目:夕方 正しい選択その2 4回戦:4日目:夕方 正しい選択その3 4回戦:4日目:夕方 正しい選択その4 4回戦:4日目:夕方 崩壊秩序ブロックその2 4回戦:5日目:昼 一糸絶命その2 4回戦:5日目:昼過ぎ 「飢える」その2 4回戦:5日目:夕方 悪女 4回戦:5日目:夕方 影弓接戦 4回戦:5日目:夜 舞台の主役 4回戦:5日目:夜 舞台の主役 その2 4回戦:5日目:夜 舞台の主役 その3 4回戦:5日目:夜 舞台の主役 その4 4回戦:5日目:夜 舞台は微笑む 5回戦:1日目:早朝 狭間の休息 5回戦:1日目:夕方 主人公は恒常劣勢 5回戦:2日目:昼過ぎ 祈りは誰も救わずその2 5回戦:3日目:昼 友達 5回戦:3日目:昼過ぎ 未来への架け橋 5回戦:3日目:夕方 熱り立つ者 登場回(回想) 1回戦:3日目:昼 うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ 2回戦:2日目:夕方 裏返る友情 3回戦:3日目:夕方 絶望より溢れる最悪 AAまたは、声のみ 5回戦:3日目:朝 オールホワイトその2 DATA更新 1回戦:1日目:昼 強者 1回戦:7日目:- 恋し愛し狂う乙女 と 神憎み殺し狂う英雄 3回戦:2日目:夜 悪の勤勉 VS 正義の傲慢 その2
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輝 く も の は 星 さ え も 貴 き も の は 命 す ら 森 羅 万 象 た ち ま ち 盗 む 王 ド ロ ボ ウ 「思い出し、た……」 あまりにも唐突に細波華乃がマスターとしての産声を上げた時、 彼女と昼食を共にしていた彼女の友人は、突然に変質した華乃の雰囲気に戸惑い、何を――とだけ聞いた。 華乃からの返事はない、ただ哀しそうな目で友人を一瞥し、 「ごめん、早退するね」 とだけ言って、足早に教室から出ようとする。 「待って、華乃」 何を、言おう――そう考えるより先に彼女の口は動いていた。 何かを言わなければ、あの教室の扉が閉められたらもう二度と、華乃と会えないのではないか、そういう予感がした。 「えっと……また、明日会えるよね?」 図らずも、口から出たのは彼女を止めようとする言葉ではなかった。 言った後に、いや、そうじゃなくて、と言葉を紡ごうとするも、何を言えばいいかわからず、溜まり続ける言葉は舌とともに絡まるだけ。 「うん……また明日」 そんな彼女の様子を見て、華乃は寂しそうに笑い――扉は開いた。 「待って!!」 華乃を追って廊下に出るも、もう彼女の姿は何処にも見えない。 まるで、魔法のように彼女は消え去ってしまっていた。 「……畜生」 己の不甲斐なさに、リップルは唇を噛みしめる。 ここに来て、彼女は何もかも忘れてしまっていた。 自分が魔法少女であることも、最悪のデスゲームに巻き込まれたことも、中宿の大惨事も、 そして、失ってしまったただ一人だけの友だちのことも――忘れてはいけないことを、忘れられるわけのない何もかもをも忘却していた不甲斐なさが彼女を苛立たせる。 もう、絶対に忘れたりはしない。 フィクション世界のくノ一のような少女が、風のように駆ける。 魔法少女リップルはもう二度と、細波華乃に戻ったりしない。 ◇ 「おい、――。細波はどうした?」 いつの間にか、昼休みは終わっていたらしい。 五限目の教科担任が、連絡も寄越さずに消えた細波華乃を探して、クラスメイトに呼びかけている。 「サボりじゃね?」 「アイツ何考えてっかわかんねーからな」 「いいじゃないっすか、細波のことなんて」 教室中から無責任な声が上がる、細波華乃は高身長で体格も良く、その上、社交性に欠ける。 決して不良というわけではないが、彼女を除けば細波華乃の友人などこの教室には――いや、学校にだって居はしない。 徐々に熱を帯びていく陰口を彼女が制止しようとした時、再び教室の戸が開いた。 「あれ?細波いないの?」 隣の教室の男子生徒である、どこか妖精を思わせる中性的に軽薄な笑みを浮かべ、 授業時間中だというのに、平然と隣の教室へと入り込んでいる。 「なんだお前は早く教室に戻りなさい!」 と、教師は叫んだはずだった。しかし、実際にその声を耳にしたものはいない。 口の動きだけはそのままに、そっくり首から上だけが平行線上にスライドしたからである。 噴水の様に司令塔を失った胴体から血が吹きあげた。 「キャーーーッ!!」 教室中の至るところから悲鳴が上がった、彼らには教師を殺したものの正体が見えていない。 ただ、恐怖だけが両の足を動かして教室から脱出させようとする。 「いやいやいやいや、もっとゆっくりしていきなよ!」 ある生徒が今まさに教室の戸に手をかけんとした時、何か鋭利な刃物で刺されたかのように胸部から血飛沫を上げた。 窓から逃げ出そうとした生徒はその足のみを刈り取られ、そう高い階層でも無いにもかかわらず、転落死体と化した。 悲鳴が癪に障ったのか、甲高い声を上げた女子生徒の喉だけが正確に斬り裂かれている。 教室内はまさに、地獄の具現と化していた。 「ってことは……?細波がマスターかな?」 そんな状況にも我関せずで男子生徒は、得心がいったとでも言う風にポンと手を打った。 「――君!助けて」 その様子に男子生徒がこの事態の原因であることを悟ったのか、ある女子生徒が彼に助けを求めて叫ぶ。 「食い残しを出すなよアサシン、これから初戦なんだからな」 それが全ての答えであると、納得がいく間もなく女子生徒は首を刎ねられて死んだ。 「……行かせない」 「あ?」 「アンタなんかを華乃のところには行かせない!!」 「そ」 何が起こっているか、彼女にはわからない。 ただ、細波華乃が行ってしまったこととこの虐殺が関係しているであろうこと、 そして、自分が確実に殺されることだけは、彼女は理解していた。 だから彼女は男子生徒に立ち向かった。 不器用で優しい親友を守りたかった。 絶対に華乃のところには行かせない、彼女が死ぬ時まで思い続けたことはそれだけだった。 「つまんねー奴」 無感動に、彼女を見下ろした男子生徒は、己が思いついたあるアイディアに口元を緩めた。 「やっぱ訂正、面白くなる奴だ、お前は」 そう言った後に、彼がアサシンに命じたのは彼女の斬首である。 「じゃ、初勝利頂いちゃいま~~~~~~っす!!」 教室の戸が再び開いた時、この教室内に生存者は誰一人として残ってはいなかった。 ◇ リップルが取り戻した記憶と寸分違わず、ムーンセル内で彼女が過ごしていた仮初めの住宅は現実で彼女が暮らしていたアパートの一室そのままだった。 そこまで不満があるわけでもないが色をつけてくれればいいのにとも思う、最も、学校に自分の情報がある以上、すぐに引っ越さなければならないが。 引っ越し用の荷物というには余りにも少なすぎるモノを大きめのスポーツバッグの中に詰め込む作業の最中、リップルの手が止まる。 彼女が手にしたゴフェルの木片――いや、それは木片というには余りにも細すぎる、まるで箒に用いられる枝の様である。 「トップスピード……」 彼女がこのゴフェルの木片を手に入れた時のことは、もう昨日の事のように思い出せる。 燃え盛る街、まるで眠っているかのような穏やかな表情で死んでいた友人、あと半年で産まれるはずだった彼女の子ども。 側に落ちているのは彼女の箒に使われていたであろう枝の一本、変身が解除されていた以上あるはずのないそれを拾い上げたその時、彼女はここへと来た。 彼女の形見となったゴフェルの木片は、袖口にクナイと共に縫い付けた。 荷物の準備が終わってふうと息をつき、リップルは鏡で自分の姿を見た。 和服と水着を足して二で割ったかのようなこの衣装は余りにも目立ちすぎる、衣装を隠すようなコートを買わなければならないだろう。 それにしても、サーヴァントが現れない。 記憶を取り戻すだけではサーヴァントは現れないのか、何らかの儀式を行わなければならないのか、 魔法少女であっても魔術師ではないリップルにはわからない。 もっとも、魔法少女の力があれば一人でも戦うことは十分に可能であるが。 ゴン、ゴン、ゴン。 リップルの思考を妨げるかのように、家の戸を叩く音がする。 出る気はない、この世界で友達になった少女にも自宅の場所を教えていない以上、自分に会いに来る人種がどのようなものか決まりきっている。 「すいまっせぇ~~~~~ん、殺しにきちゃいました~~~~っ!」 声と同時に、彼女は窓ガラスを叩き割って部屋から脱出した。 どうやら引っ越し用の荷物は諦めなければならないらしい。 「あっ、その判断アウト」 「死ね」 地面に着地すると同時に、リップルは何かを感じて背後へと跳んだ。 と同時に、彼女の首があった位置を短剣が薙いでいた。 何故、その瞬間まで気配を察知することが出来なかったのか。 飛び降りたリップルを待ち受けていたものは、短剣を手にし黒衣を纏った如何にもな暗殺者であった。 「愉しませろ、アサシン」 「御意」 「……チッ」 思わず舌打ちがこぼれる、用意周到なことだ。 実際にサーヴァントを見るまでは、魔法少女の状態ならば十分に戦えるとリップルは思っていた。 しかし、それは大きな思い違いであった。 彼女の魔法が故に、投げつけた手裏剣は確実にアサシンへと命中する。しかし、敵に全く動じる気配がない。 そして、アサシンの攻撃は――余りにも速すぎた。 成程、サーヴァントというのは伊達ではない。人間を超えた魔法少女を相手取って、なお余りある。 猫が獲物をいたぶるような少なくとも殺すつもりのない斬撃であるが故にまだ生き残ることが出来ている。 しかし、それも何時まで持つか、だ。 「じっくりだ、じ~~~っくり、傷めつけてやれよ~~~、にしても細波整形した?」 となれば、アパートから己を見下しているマスターを先に仕留めるしか無いだろう。 「あ、ところでさ、細波、これ誰かわかる?」 その時、リップルは見てしまった。 敵のマスターが掲げる首を、彼女がこの世界で友となった少女の首を、 記憶を取り戻した自分が疑問に思ったことは、自分に友だちが出来たことであった。 今、彼女の首を見て、得心がいった。 「トップスピード……」 彼女は、自分の唯一の友だちに似ていたのだ。 空白となった彼女を埋めるかのように、アサシンの刃がリップルに迫る。 「あ……」 誰しもが、それこそリップル自身ですら、その死を疑わなかった。 ――HO! HO! HO! リップルの心臓を射抜くはずだった短剣は、綺麗さっぱり姿を消していた。 「……なんで」 気づくと、リップルの前には一人の少年が立っている。 ウニのように尖った髪、羽織るは黄色いコート、そして肩に乗せるはカラスを思わせる黒い鳥。 「――お姉さん、あんたが俺の――」 「ヘイ、ハニー!俺と一緒に聖杯で祝杯をあげよう!」 少年の言葉を遮って、黒いカラスが喋り出す。 「キール!」 「わかってるよ!!」 「……何処だ?」 自分の手から消えた短剣を探し、敵目前であるにも関わらず、アサシンは周囲を見回した。 「あぁ、これアンタのだったの?」 果たして、いつ起こったのか――アサシンの短剣は少年の手に握られていた。 そして、それはアサシンへと投げ返された。 「一割はお礼」 なんということだろうか、アサシンへと投げ返された短刀には刃先が存在しなかった。 刃先は少年の指に転がされている。 「一割と言わず、三倍、四倍、持っていけ」 アサシンは、投げつけられた短剣をキャッチし、溝に捨てると。 背負っていた大剣を抜いた。 なんということか、その刀身は漏れ無く金で出来ていた。 「ありゃ、大金持ち」 「案ずるな、お前にもたっぷり奢ってやる」 「気持ちだけ受け取っておく……ってのは?」 返答代わりに大剣が振り下ろされたが、その先に少年はいない。 「なっ……!」 「悪いな足元見せてもらってるぜ!!」 振り下ろされた大剣を掻い潜って、少年はアサシンの頭上に立っていた。 「頭が高い!!」 アサシンが頭上を大剣で薙ぐも、少年は跳んで避けた。 その時、黒い鳥――キールが少年の右腕に纏わった。 と同時に、キールの口に高濃度のエネルギーが集中されていく。 「王の原罪(キールロワイヤル)!!」 放たれたエネルギーの弾丸は、跡形もなくアサシンを消し飛ばす。 「あぁ~~~~~~~俺の、俺の、アサシいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!!!!!!!!」 暴虐の限りを尽くしたマスターは、散々に自分が与えたものと同じ理不尽な死を味わうこととなった。 「……ありがと」 「どーいたし――」 「このキール!美人のためなら、西から東から海中から炎の中まで駆ける次第でございます」 「お前なぁ……」 少年とキールの漫才は、リップルの耳に入ってはいなかった。 ただ、かろうじて礼を述べた後に向かった先は――この世界で友だちだった少女の首の元である。 「…………」 自分がトップスピードを望んだから、彼女というNPCは生まれたのだろうか。 そして、聖杯を手に入れてない以上、願いなど叶うわけがないのだろうか。 彼女の首は何も語りはしない、どことなくトップスピードを思わせる死に顔に祈りを捧げ、彼女は再度少年を見た。 「……あなたが……私のサーヴァント?」 「ビンゴ、俺はジン。アーチャーのサーヴァントってことになってる」 「キールです、よろしく」 「……どうも」 「ジン、キール、私は絶対に聖杯を手にいれたい」 挨拶もそこそこに、リップルは直球で切り出した。 「気が合うね、俺もだよ」 「でも……私は魔法少女だ」 リップルが細波華乃だった頃から、あらゆる動機はほぼ全てが怒りだった。 そして、この時もまた彼女は怒っていた。 どこまでが真実でどこまでが偽りだったのかはわからない、それでも彼女は友人だった。 そして、彼女は殺されて、首だけが目の前にある。 友だちが殺されたから、許さないというのではない。 きっと、名前も知らない通りすがりの他人が殺されても、リップルは怒っていただろう。 「自分の欲のために、全く関係ない誰かを殺すような人間は……魔法少女なんかじゃない」 ――トップスピード、と。心の中でリップルは呟いた。 彼女を殺したスイムスイムへの抱く憎悪は決して枯れ果てることはない、きっと――再会すれば殺すだろう。 それはもう、魔法少女の行いではない。ただの人殺しだ。 人殺しになる覚悟は決まっている――それでも。 「私は魔法少女になりたい、こんな殺し合い破壊してやりたい」 「ああ、方舟は棺桶には大きすぎる……同感だよ、マスター。 馬鹿正直に殺しあうぐらいなら、嘘ついてドロボウを始めたほうが良い」 ジンは少女の首を一瞥し、息を吐いた。 「だから、聖杯だけ頂いちゃおう」 「えっ……?」 「ドロボウやってるんでね、大風呂敷を広げないと」 と言って、ジンは左ポケットから一枚の紙を取り出してサラサラと文章を書き始めた。 「なーに、領収はちゃんと切ってやるさ!」 『 聖杯と戦争の両方共 盗ませていただきます HO! HO! HO! 魔法少女と王ドロボウ』 さて皆様、此度の王ドロボウの獲物は風呂敷には大きすぎる方舟でございます。 広げに広げた風呂敷を畳みきって、魔法少女と王ドロボウは方舟を手に入れることが出来ますでしょうか。 新たな伝説の始まり始まり……。 【マスター】リップル@魔法少女育成計画 【参加方法】トップスピードの箒に使われていた枝の一本がゴフェルの木片 【マスターとしての願い】トップスピードを蘇らせたい 【weapon】 手裏剣 クナイ 【能力・技能】 魔法:手裏剣を投げれば百発百中だよ 【人物背景】 本名は細波華乃。 課金一切なしの無料ゲーム「魔法少女育成計画」に手を出したことを切っ掛けに魔法少女に変身する事が出来るようになるも、 そのことから魔法少女同士のデスゲームに巻き込まれることとなる。 人間嫌い。 【方針】聖杯戦争を破壊したいが、聖杯は欲しい。 【クラス】アーチャー 【真名】ジン@王ドロボウJING 【パラメータ】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力E 幸運A 宝具E~EX 【属性】混沌・中庸 【クラス別スキル】 対魔力:E 単独行動:B 【保有スキル】 欲望の支配:A 自身の欲をコントロールする。悟りではなく、宝への欲望に負けぬように自分の心を自ら支配する業。歴代の王ドロボウたちより受け継がれる技術 魅惑:B+ 人々を魅了する才能。相手からの信頼を得られやすくなる。また異性に対しては効果が上がる。 王ドロボウ:EX 輝くものは星さえも、貴きものは命すら、森羅万象たちまち盗む王ドロボウ。 王ドロボウが狙った宝は例えどのようなものであろうとも「盗むことが不可能なはずが」「盗むことが可能」になる。 【宝具】 『王の原罪(キールロワイヤル)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:3人 相棒のキールを腕に纏わせ放つエネルギーの弾丸。 威力を下げると連射ができる。また、キールの口にラッパを付ければ大きな音が、水を入れれば水の大玉ができるなど、エネルギーを別のものに変換することも可能。 かなり燃費がよく、キールのほうが先に参って使えなくなる。 【weapon】 仕込み刀:右腕手甲に仕込まれている キール:ジンの相棒の黒い鳥。ジンはキールと共に王ドロボウとして人生を歩んだため、一人と一匹で一組のサーヴァントになっている。 【人物背景】 「輝くものは星さえも盗む」といわれる王ドロボウの末裔である少年(年齢不詳)。 黄色いコートに尖った髪型が特徴。「ビンゴ」「HO! HO! HO!」などが口癖、 本人は気づいていないが、行く先々で「ジンガール」たちのハートをも盗んでいる。 武器は右腕手甲に仕込んだ刀と、相棒キールと共同でエネルギー弾のようなものを放つ攻撃「キールロワイヤル」。 王ドロボウの血統は母方のもののようだが、母親は亡くなっている。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯を盗みたい 【基本戦術、方針、運用法】 『 この欄の文章 盗ませていただきます HO! HO! HO! ちょっぴり怠惰な王ドロボウ』
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FF(フー・ファイターズ)は気が付くと、満天の星空の元、未知の空間にいた。 「……ここはなんだ、あの世ってやつか?」 あの時、プッチ神父に襲われたとき、あたしはアナスイの傷を治す代償に、命を失ったはずだ。 もしフー・ファイターズの記憶DISCとスタンドDISCを使っても、それでできるのはきっと別のフー・ファイターズ。 だから、こうして宇宙に浮いているあたしは、徐倫にさよならを言えて、死ぬことができたあたしだ。 「残念ながら、ここはあの世ではない。これから行われるのは万能の願望器『聖杯』を求めて戦いあう『聖杯戦争』、その予選が行われる空間だ」 何処からともなく男性の声がFFに聞こえてきた。 「なーんか、てめーの声聞き覚えがあるような、ないような……」 「あいにくと私は君を知らん。ここには死者も来れる。星晶石を死の間際まで所持していればな」 「なんだよそのセイショウセキって、そんなもの持った覚え……あ。もしかしてあれか?」 FFが初めて徐倫と会い、戦った時に脱獄防止用のの爆弾で爆死した『エートロ』の身体を得て刑務所内に初めて入ったとき見かけた、緑色の髪に左目を隠している前髪のひと房だけは紫色のやたらと目立つ女囚。 そいつが落とした三つの煌めく不思議な形をした石。 落ちたぜ、と言ってそいつに渡そうとしたが、その女はまるでスタンドを消したかのように掻き消えていた。 仕方ないのでどうするか少し悩み、とりあえず食ってみることにした。 「あの時まだ常識とか全然知らなかったからな~。歯で砕けねーから丸呑みしたんだっけ」 FFは腕を組み、首を傾けた。 「で、聖杯ってなんなんだ?」 「先ほど言った通り、あらゆる者のあらゆる願いを叶えることができる代物だ。魂となった君が肉体を得てこの場に召喚されているのもその聖杯の力だ」 FFは唸った。絶命したはずの自分を、エートロの身体もろとも再生させるあたり、全く眉唾ではないようだ。 「では、これより予選を始める。君の両手にはそれぞれ端末と君の代闘士となる古今東西の英雄の写し身『サーヴァント』を召喚するために必要なカード『セイントグラフ』がある。 端末で使える地図機能で、表示された場所まで進んでくれたまえ」 ◇ ◇ ◇ 男が『試練』といったシャドウとの戦いは、FFが何発自身の弾を命中させても再生して向かってくる。 「誰でもいいから、さっさと来やがれ!」 撃ちながらFFは叫ぶがセイントグラフの反応はない。 そうこうしているうちに、連射をものともせずシャドウがFFに指呼の間まで迫った。 振り下ろされる剣。それを前にしてもFFに二度目の死に対する恐怖はなかった。 あったのはただ一つの念。 「……徐倫……」 もし、こんな風に徐倫まで巻き込まれたとしたら? それは自分が再び死ぬよりも恐ろしい。 こんな戦いに徐倫を巻き込みたくない。 そう考えたとき、FFの持つセイントグラフが発光し、空中で回転を始めた。 弓兵の絵が映し出された瞬間、轟く轟音。シャドウは一瞬にしてバラバラに霧散した。 FFに振り向いたのは両手に銃を持ち、長い黒髪に眼鏡をかけた美女。 「私はアーチャー。ありがとね、私を召喚してくれて」 ◇ ◇ ◇ 教会内に転送されたFFとアーチャーは神父より聖杯戦争のルール、聖杯の仕組みを教わり。 「さて、君は既に死者だ。その魂だけがこの場に召し上げられている。元の世界に戻っても魂は霧散する。聖杯を得て最後の勝者になる以外、生き残る術はない。 もっとも生に未練がないというのであれば、自決も選択肢の内だ」 そう神父に告げられた。 聖杯戦争。サーヴァントと組になって、最後の1人になるまで争う催し。確かに趣味の悪さを除けば魅力的なのだろうが。 「……ちっと考えさせてくれねーか?」 FFには何か闘志と呼ぶような意志がなく、かといって死ぬ気にもなれず、中途半端な返事になってしまった。 「いいだろう。マスター達には本選開始まで猶予期間が与えられている。マスター達を殺し生き返るか、譲れない願いを抱くマスターに殺され二度目の死を迎えるか、あるいは自決するか。 そのどれを選んでも君の自由だ」 神父は一歩身を引き、掌を扉の方に下げた。 「外へ出たまえ。舞台が君を待っている」 ◇ ◇ ◇ FFに与えられたロールは『ハンター』。地図をもとにたどり着いた住居は割と高級なマンションで、アーチャーは勝手知ったる様子でシャワールームに入っていった。 思わずFFは苦い顔になった。今はスタンド体が露出していない為、湯を浴びても致命的な影響はないが、刑務所でプッチ相手に温水のシャワーを浴びせられた記憶がよみがったためだ。 この恐怖感はトラウマというものだろうな、とFFはぼんやり考えた。 「勝手に始めるわよ。今後はもう少し、アルコールを充実させてくれると嬉しいわ」 「…あぁ、覚えとくよ」 アーチャーはバスタオル一枚で冷蔵庫から発泡酒を取り出し、そのままリビングのソファーに座り片手でリモコンを操作してテレビの電源をつけた。 「しかし、あなたは人間じゃないようね。何か別の生き物が人間の体に寄生している感じ?」 「…! わかるのか!?」 「パスが繋がってるから、なんとなくだけど。よかったら、何者か聞かせてくれない?」 FFは隠す必要もないかと考え、自身の経歴をざっとだが明かした。 FFはスタンドのDISCによって生まれた新生物であり、グリーンドルフィン刑務所でホワイトスネイクのDISCの番人をやっていたが破れ、自身を倒した徐倫に降るとホワイトスネイクと敵対した。 それからはエートロの体を乗っ取り、刑務所の女囚として暮らしながら、刺客のスタンド使いを徐倫達と一緒に倒していった。やがてホワイトスネイクの正体、プッチ神父に辿り着いたが、FFはそれ以上進めなかった。 「そのプッチって神父を倒すのが願いなの?」 「それは徐倫が自分でやるだろ。あたしはなんていうか、燃え尽きたのかな。徐倫のところに戻りたいって思いはあるけど、やれることをやりきった感覚があるんだ」 戦いからは脱落したが、後悔はない。承太郎のDISCを拾い、魂を得て友達にさよならを言うことができた。 「未練がないのね」 「そうなるのかな。あたしが語ったんだから、アーチャーの願いも聞かせろよ」 「私も特にないのよ。古今東西、別宇宙の有名人が集まるって聞いたから顔を出しにきただけ」 「聖杯じゃなくて、聖杯戦争の方が目的ってことか」 お互い、悔いのない生涯を送ったようだ。 しかし、願いがないからといって、傍観者でいることはできない。聖杯を他人を平気で利用するようなゲスな奴に使わせるわけにはいかない。 「あたしは、聖杯はふさわしい願いの為に使われるべきだと思う。金とか権力とか言うのじゃなくてさ。あたしがそれを見届けるために、力を貸してくれない?」 「かける願いがないって言っちゃったしね。良いわ、使い道を思いつくまで付き合ってあげる」 落とし所は見つけられたらしい。 FFとて、願望機に興味が全くない訳ではなかった。しかし、誰を蹴落としてでも手にする、という強い意志が湧いてこないのだ。 勝ち残らなくても徐倫のもとに帰れるならそれで良し。帰れないなら、聖杯が彼女の害にならぬよう見張らなければならない。 【サーヴァント】 【CLASS】 アーチャー 【真名】 ベヨネッタ(セレッサ) 【出典】 BAYONETTA シリーズ 【性別】 女性 【ステータス】 筋力B 耐久C 敏捷A++ 魔力A 幸運C 宝具EX 【属性】 中立・善 【クラス別能力】 対魔力 B 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。 単独行動 A マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクAならば、マスターを失っても一週間現界可能。 【保有スキル】 魔導術 A 魔界の住人と取引し、その力を引き出す術。 極限まで高めた精神力で瞬間を見切り、敏捷値を引き上げるウィッチタイム、月光を浴びる事で重力を凌駕するウィッチウォーク、髪の毛に悪魔を宿すウィケッドウィーブ、鳥や獣に姿を変えるウィズインなどの技を使用できる。 トーチャーアタック A 魔女狩りの際に多くの魔女の命を奪った、アイアンメイデンやギロチンなどの拷問器具で相手を攻撃する。低ランクの加虐体質を内包しており、使用中は攻撃性にプラス補正がかかる分、防御力が落ちる。 直感 C 戦闘時、つねに自身にとって最適な展開を”感じ取る”能力。視覚・聴覚に干渉する妨害を半減させる。 無窮の武練:A ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全に近い合一により、いかなる地形・戦術状況下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。 【宝具】 『天を落す無慈悲な女王(バレットアーツ・アンブラン)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身) ベヨネッタが習得している戦闘術に必要な武器が宝具に昇華されたもの。アンブラの魔女は剣術や体術に秀で、四肢に銃火器を装備して打撃と同時に射撃を行うバレットアーツという格闘術を修めている。 魔界の名工ロダンが魔界の悪魔を素材に作成した、天使も泣き出す武器の数々を一部持ち込んでおり、構成はクラスによって変化。アーチャークラスの場合は飛び道具に偏り、今回の聖杯戦争においては「ラブイズブルー」、「カフカ」「オニキスローゼス」、「キルゴア中佐」を装備できる。 宝具展開中、神、悪魔、天使、聖人いずれかの属性を持つ英霊を攻撃する際、対象の防御耐性の種別問わず貫通判定を仕掛ける。成功した場合は全ての耐性を無視してダメージを与え、失敗した場合でもワンランク下降させた状態でダメージ判定を行うことが出来る。 『魔よ来たりて敵を滅ぼせ(ウィケッドウィーブ・クライマックス)』 ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:40人 魔導術の奥義である大魔獣召喚。 獰猛な悪魔を現世に呼び寄せ、圧倒的な魔力と破壊力によって標的の息の根を止める。召喚の際にはベヨネッタの毛髪を触媒とし、そこへ憑依させる形を取る。 キャスタークラスでない為に制限がかかっており、召喚できるのは蝶の羽を持つ魔界の淑女"マダム・バタフライ"、魔界の森に棲む竜のような怪物"ゴモラ"、空を覆いつくさんばかりの巨体を持つ漆黒の怪鳥"マルファス"、強靭な六本の腕を持つ巨人"ヘカトンケイル"の4種類のみ。 いずれも主な攻撃手段は顎や嘴、拳などを用いる単純な打撃だが、質量やサイズ差により、人間大の標的なら攻撃を受け切る耐久力や特別な防御値を持たない限りは容易に破砕してしまう。 『神を斥ける永遠の黒(ウィケッドウィーブ・クイーンシバ)』 ランク:EX 種別:対神、対城宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:30人 宇宙が光、闇、混沌の3つに分かれた際、闇を司る魔界と共に生まれた超存在"クイーンシバ"を召喚する。 魔界の理を司るとされ、無限の闇が広がる魔界そのものとも言われる女王はベヨネッタをもってしてもその力の一端を引き出す事しかできない。 召喚が行われると巨大な女性が姿を現し、拳を放つ。神の属性を持つ英霊を攻撃する際、対象の防御耐性の種別問わず、全ての耐性を無視してダメージを与え、そのダメージ値は相手の神性の高さに応じて増加。 神性、女神の神核等といった神の性質を示すスキルをEXランクで所持していた場合、宝具が命中した時点で聖杯戦争から強制的に退場させられてしまう。 【weapon】 「ラブイズブルー」 来るべき日のため名工ロダンが制作していた秘蔵の拳銃。ノクターン、トッカータ、メヌエット、プレリュードの4丁からなる。悪魔を宿す攻撃「ウィケッドウィーブ」のみならず、究極奥義「アンブラン・クライマックス」を放つことすら可能にする。 「カフカ」 かつて1人の男を呪い、自らも醜い蟲の姿へ変えられてしまった者を使って作られた魔導器。彼は弓の一部に組み込まれてた今でも生きており、呪いと共に強力な毒を流して矢を穢し続けている。 「オニキスローゼス」 魔界に咲くという黒薔薇に集まる妖精の魂を宿したショットガン。擊ち出す散弾の一発一発に、その妖精の呪いが込められる。 「キルゴア中佐」 ベトナム戦争で狂気に走って殺戮の限りを尽くし、地獄へ堕ちて悪魔となった男の魂を宿したグレネードランチャー。強大な魔力を帯びたグレネード弾を発射する。 【人物背景】 アンブラの魔女とルーメンの賢者の間に生まれた忌み子にして、世界を司る力である闇の左目の継承者。魔女狩りの嵐が吹き荒れる中、朋友であるジャンヌによって石棺に封印された彼女は、500年後に自分が魔女であるという自己認識以外の全ての記憶を失った状態で目を覚ます。 シスターを表稼業に、天使を狩り続けていたベヨネッタは記憶の手がかりとなる"世界の目"を追って侵入した古都ヴィグリッドにて立ちはだかる四元徳、ルーメンの賢者にして父親の「バルドル」を討ち、バルドルが呼び寄せた過去の自分"セレッサ"との邂逅を経て、失われていた500年を取り戻した。 しばらく後、ジャンヌの魂が魔界に連れ去られる事件をきっかけに謎めいた少年ロキと出会い、混沌の神エーシルとの戦いと"本来の"父バルドルとの対話を経験する。 【サーヴァントとしての願い】 古今東西の有名人が集うと聞いて足を運んでみた。聖杯をどう使うかは考えていない。 【方針】 マスター次第。 【把握媒体】 ゲーム「ベヨネッタ」はPlayStation 3、Xbox 360、Wii U、Nintendo Switch版があります。Switchだと2までセットになっているのでお勧めです。 某動画サイトでもプレイ動画がUPされています。 【マスター】 フー・ファイターズ 【出典】 ジョジョの奇妙な冒険 part6 ストーンオーシャン 【性別】 女。肉体は間違いなく。 【能力・技能】 「フー・ファイターズ」 小さなプランクトンの集合体であり、様々な形に変形できる。負傷には強く、水さえあれば増殖・分裂して活動できる。人体に宿れば、素早い動きはできないが、陸地で行動可能。 【weapon】 指を銃に変形させ、細胞弾を発射できる。細胞を他人の傷口に埋め込んである程度の治療も可能。 【人物背景】 グリーンドルフィン刑務所の敷地内農場倉庫に隠されていたDISCの番人。スタンドのDISCによって知性を与えられた、プランクトンの集合体。承太郎のDISCを探しに来た空条徐倫に敗れたのち、彼女との取引によって命を救われる。 恩義に報いる形でエートロという女囚人の身体に宿り、仲間に加わると刑務所で生活を始めた。徐倫達と行動を共にする事で、"生きるとは思い出を作る事"というある種の悟りの境地に達した彼女はホワイトスネイクの正体のプッチ神父に辿り着く。 徐倫との戦いの最中、神父が死にゆくアナスイに突き刺した承太郎のDISCを取り出して全ての力を使い果たし、徐倫にさよならを告げた。 【マスターとしての願い】 思い出を失いたくない。 【ロール】 魔獣狩りで結構稼いでいるハンター。 【方針】 ゲス野郎に聖杯は渡せない為、ひとまず優勝を目指していく。 【把握媒体】 ジョジョの奇妙な冒険第6部「ストーンオーシャン」全17巻の内、FFが登場するのは3巻から11巻です。
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未参戦の主要な作品3 未参戦の主要な作品3近年の作品 関連作品が参戦済みの作品新世紀エヴァンゲリオン ゼノギアス 魔法少女リリカルなのは(無印) 客層の齟齬が考えられる作品女性向け作品全般 長寿ファミリー向けアニメ 浅井氏が参戦に否定的天元突破グレンラガン その他の作品 その他・不明ガイア・ギア 近年の作品 2013年現在、近年に放送された、あるいは放送中作品の有名どころとしては『ガールズ パンツァー』『進撃の巨人』『氷菓』『中二病でも恋がしたい!』などが挙げられる。今後も新作が発売される参戦済作品もある上、ワンフェスで発表された物が優先的に発売されていくであろう事から、参戦にはもう暫くかかると思われる。これらの中で別の障害がある作品は以下に記す。近年のアニメ・特撮作品はファンに比例してアンチも増えやすい傾向にあるため、話題にするときは慎重に。版権上の問題が考えられる作品は『機動戦士ガンダムUC』『獣電戦隊キョウリュウジャー』『仮面ライダーウィザード』『真マジンガー 衝撃!Z編』『ドキドキ!プリキュア』『TIGER BUNNY』『トランスフォーマープライム』等か。 関連作品が参戦済みの作品 新世紀エヴァンゲリオン 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の原本であるTV版および旧劇場版。現在『エヴァ』の商業展開はほぼ新劇場版に軸足移行しているため、参戦は旧エヴァ絡みの展開が本格的に再開(新劇場版完結以降か?)するまでかかると思われる。 ゼノギアス KOS-MOSの登場作品である『ゼノサーガ』との関連性がある作品だが、スクウェア・エニックス製作のゲーム作品であることがネックとなっている。また、メーカーが違う都合か、本作と任天堂が発売元である『ゼノブレイド』はいずれもゼノサーガとは公式上は無関係とされている。 魔法少女リリカルなのは(無印) 『リリカルなのはシリーズ』の第1期目にあたる作品。小学生時代のなのはとフェイトが2点ずつ商品化されてはいるものの、出典は第2期の『A s』または後述の劇場版となっている。 詳細は不明だが、本作は長らく関連商品が発売されていない事から版権を巡ってトラブルが起きているとの説があり、その為版権を新規に取り直させる目的を兼ねて本作のリメイク版である劇場版『THE MOVIE 1st』を製作したという説がある。つまりアニメ版『ゲッターロボ號』と『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』の関係に近いという事になる。 客層の齟齬が考えられる作品 女性向け作品全般 アクションフィギュア業界は女性向け作品群のメインユーザー層に対するアプローチ自体が進んでおらず、仮に版権問題は無くとも需要面の擦り合わせの部分で敷居が高くなっていると思われる。女性受けを狙うのであればねんどろいどが優先される傾向にある現状、無理にfigmaで開拓する必要性を連合も迫られていないのかもしれない。近年は任天堂ゲームソフトやジャンプ作品などfigmaの参戦作品が多様化しているものの、明確に女性層を最優先のターゲットとした作品の参戦はいまだ実現していない(ただし女性人気が高いと思われる作品・キャラクターがいないわけではない)。 長寿ファミリー向けアニメ 該当作品:サザエさん、ちびまる子ちゃん、それいけ!アンパンマン等 同じくユーザーの祖語を指摘する声があるが、そもそもこれらの作品に関してはユーザー間で参戦に関する議論自体が殆ど行われていない。 浅井氏が参戦に否定的 天元突破グレンラガン 製作・版権にはKONAMIの子会社であるコナミデジタルエンタテインメントが関わっているが、製作元のGAINAXが放送終了後に版権を調整したのかプラモデルやアクションフィギュアなどが連合を含む他企業から発売されており、『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』にも参戦を果たしている。劇場版のコピーライトは「GAINAX・中島かずき/劇場版グレンラガン製作委員会」となっており、コナミデジタルエンタテインメントは同委員会に加わっている形となっている。以上の事からKONAMIのグレンラガン商品化権は同じガイナックス製作の『新世紀エヴァンゲリオン』におけるセガと同じく期限付きだったのではないかと噂されている。 むしろ参戦の壁となるのは浅井氏がホビーコンプレックス神戸で「出来るか!俺ヨーコ作っとるやんけ!」とコナミへの配慮と思しき発言をしている点と考えられる。ヒロインの一人であり、本作品屈指の人気キャラである彼女を除外するということは大きな穴が出来てしまう(『ハルヒ』で言うところのハルヒや長門を抜くようなもの)事態になる。 その他の作品 該当作品…シグルイ、HELLSING等 原型製作の浅井真紀氏は、他所でフィギュア制作をした事がある作品に対して、その体面上の都合で参戦に否定的なスタンスをとっている旨の発言を「生ワンホビTV」にてした事がある。 その他・不明 ガイア・ギア 『ガンダムシリーズ』の原作者・富野由悠季氏が執筆した小説作品で、ガンダムシリーズの流れを汲んでいるが、歴史年表には含まれていない。 富野氏の「この作品はなかった事にしてほしい」という意向により再販は行われておらず、現在は絶版になっている。本作は企業を問わず商業的展開自体が絶望的と考えるべきだろう。
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真名 ??? アライメント ??? LV ? 筋 ? 耐 ? 敏 ? 魔 ? 幸 ? 宝 ? HP? MP? クラススキル ??? 固有スキル ??? 宝具 ??? サーヴァント一覧に戻る 聖杯戦争一覧に戻る