約 3,000,381 件
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/6336.html
斧 アツシ(おの アツシ) 担当キャラ ゴールドバーグ(アニメ版TOA) 以下声優・他作品ネタ 伝説の戦士フェニモール達の敵であるトリオ・ザ・マイナーの一人。シルバに洗脳されたエクスシアの幼馴染である妖精が上司だが、そのワンマンぶりから次第に不和が生じるようになる。 普段は表に出てこない死武専内部調査官。デスサイズズの魔槌の元カレで優れた魂感知能力の持ち主だったが、それを恐れたギロチンの手によって殺害されてしまう。 八十神高校の話が長い校長。戦車が大好き。リチャードの根気や寛容さを鍛えられるレベルで話が長い。
https://w.atwiki.jp/zenjanrusaikyou/pages/128.html
【作品名】WORLD DESTRUCTION~導かれし意思~ 【ジャンル】RPG 【名前】キリエ・イグニスwithモルテ・アーシュラ 【属性】デストラクト 【大きさ】青年並み 【攻撃力】剣装備 数十mの巨人のパンチを上回る威力 【防御力】数十mの巨人のパンチで無傷 【素早さ】2mほどの距離からの銃の連射を回避できる奴が1回行動する間に2~3回行動できる 移動速度は達人並み 十数mほどのジャンプができる 【特殊能力】モルテと共に「Acta est fabula」と唱えることで、世界を作り変えられる 大陸4つが入る広さの世界を作り変えることが可能 砂の海が広がる獣人に支配された世界を、青い海が広がる人間の暮らす世界に変えた (元の世界の住人はキリエとその仲間達以外消滅した) 【長所】世界作り変え 【短所】他が微妙 【備考】以下はモルテのテンプレ 必須パートナールールにより一緒に呪文を唱えるのみ 【名前】モルテ・アーシュラ 【属性】人間 デストラクトコードの継承者 【大きさ】成人女性並み 【攻撃力・防御力・素早さ】大剣装備 他はキリエと同等 【特殊能力】キリエ参照 3スレ目 21 名前: 格無しさん [sage] 投稿日: 2009/04/03(金) 23 25 18 キリエ・イグニスwithモルテ・アーシュラ 考察 銃の速度を初速400m/sとしてそれを2mから回避の2~3倍なので0.002秒反応 反応相応で世界書き換え可能として考察 ○~ゲンジマル 先手世界書き換え勝ち ×愛染 理緒~刃蓮火 先手を取られて負け ○ネロ・カオス 先手世界書き換え勝ち ×ラバン・シュリュズベリィwithアンブロシウス~宮本不滅 先手を取られて負け ○アヌビス神 攻撃には耐えられるので世界書き換え勝ち ○豪鬼~蔵女 先手世界書き換え勝ち ×美里葵 先手を取られて負け ×プロシュート 老化負け ○ミネルヴァ 先手世界書き換え勝ち ×安藤まほろ~イド・ブランドル 先手を取られて負け ○ルーシー~曙光 先手世界書き換え勝ち これ以上は無理 美里葵>キリエ・イグニスwithモルテ・アーシュラ>蔵女
https://w.atwiki.jp/gentle-rat/pages/134.html
芝村舞 (絵:サク@レンジャー連邦) 芝村舞彼女はガンパレードマーチにおけるヒーローである。「電子の巫女王」の別名を持ち、ただの人でありながら、努力のみで強化されたものたちを凌駕する能力を身につけた努力型の天才。政経や軍事など社会的、専門的分野に通じるが、世間一般にはうとい面がある。緑の章の時点では料理すらつくれるようになっているが、その誇り高き生き方は微塵も変わっておらず、人づきあいもよくなっている。(風杜神奈@暁の円卓) 名前:・希望号四号機より派生の ???(ACE)→芝村舞 要点:・ポニーテール・誇り高い・挑むような目の・黒髪 周辺環境:・雷電 芝村舞1 芝村舞2 芝村舞3 芝村舞4 芝村舞5 青の厚志 (絵:サク@レンジャー連邦) 青の厚志かつてはガンパレードマーチにおけるヒロイン、速水厚志。希望号が到着して以来、青の厚志を名乗るようになった。「青にして青」のオーマネームを持ち、現在の青のリーダーとされる。また、希望の戦士として夜明けの船に乗船した時にエリザベス=リアティと養子縁組をしており、アーシュラ・アツシ・リアティという名もある。その不敵な眼や態度からはとても想像できないが、白の章にて登場した時にもお菓子作りの趣味は変わっておらず、食事時となればエプロン姿とおたまを持って台所に立つのだろう。(風杜神奈@暁の円卓) 名前:・希望号四号機より派生の ????(ACE)→青の厚志 要点:・青髪・不敵な目の・でもエプロンとお玉 周辺環境:・雷電 青の厚志1 青の厚志2 青の厚志3 青の厚志4 青の厚志5 全参加者リスト
https://w.atwiki.jp/gentle-rat/pages/132.html
芝村舞/青の厚志 (絵:サク@レンジャー連邦)(クリックで原寸) (絵:サク@レンジャー連邦)(クリックで原寸) 芝村舞彼女はガンパレードマーチにおけるヒーローである。「電子の巫女王」の別名を持ち、ただの人でありながら、努力のみで強化されたものたちを凌駕する能力を身につけた努力型の天才。政経や軍事など社会的、専門的分野に通じるが、世間一般にはうとい面がある。緑の章の時点では料理すらつくれるようになっているが、その誇り高き生き方は微塵も変わっておらず、人づきあいもよくなっている。(風杜神奈@暁の円卓) 青の厚志かつてはガンパレードマーチにおけるヒロイン、速水厚志。希望号が到着して以来、青の厚志を名乗るようになった。「青にして青」のオーマネームを持ち、現在の青のリーダーとされる。また、希望の戦士として夜明けの船に乗船した時にエリザベス=リアティと養子縁組をしており、アーシュラ・アツシ・リアティという名もある。その不敵な眼や態度からはとても想像できないが、白の章にて登場した時にもお菓子作りの趣味は変わっておらず、食事時となればエプロン姿とおたまを持って台所に立つのだろう。(風杜神奈@暁の円卓) 名前:・希望号四号機より派生の ???(ACE)→芝村舞要点:・ポニーテール・誇り高い・挑むような目の・黒髪周辺環境:・雷電 名前:・希望号四号機より派生の ????(ACE)→青の厚志要点:・青髪・不敵な目の・でもエプロンとお玉周辺環境:・雷電 芝村舞1 青の厚志1 芝村舞2 青の厚志2 芝村舞3 青の厚志3 芝村舞4 青の厚志4 芝村舞5 青の厚志5 全参加者リスト
https://w.atwiki.jp/sstoujyou/pages/20.html
阿 (あ) アー (あー) アーノマーホ (あーのまーほ) アーラ・クーン (あーら・くーん) アーシュラ・アツシ・リアティ (あーしゅら・あつし・りあてぃ) アーミ (あーみ) アイアン・ソブリン (あいあん・そぶりん) 相田翔 (あいだしょう) 相田みなお (あいだみなお) アウドムラ (あうどむら) アウロラ (あうろら) 青カモメ (あおかもめ) 青の厚志 (あおのあつし) 青葉宗之 青森恭兵 (あおもりきょうへい) 赤鮭 (あかしゃけ) 暁ゆかり (あかつきゆかり) 茜大介 (あかねだいすけ) アキリーズ・ポーランドウッド (あきりーず・ぽーらんどうっど) 朝比奈あやめ (あさひなあやめ) 朝日野あやめ (あさひのあやめ) アスタシオン (あすたしおん) アナルール (あなるーる) アノレゴス・ダンデオン (あのれごす・だんでおん) アブタマル (あぶたまる) アプロー (あぷろー) アメルダ (あめるだ) 綾月琴都 (あやつきことと) あゆみの晋太郎 (あゆみのしんたろう) 荒木雪子 (あらきゆきこ) 霰矢惣一郎 アララ (あらら) アララ・クラン (あらら・くらん) アリエス (ありえす) 有富薫 (ありとみかおる) アルコーブ (あるこーぶ) アンナ・グレース (あんな・ぐれーす)
https://w.atwiki.jp/ragenkinddam/pages/17.html
エリザベス(ACE) (撮影:ごまる様) (撮影:りあ様・ぱんくす様) 羅幻の港に一人の女性が立っていた。 風変わりな軍服に身を包み、活気に溢れる港を見つめている。制帽の下の眼光は鋭く、右手の先には古風な万年筆が踊っていた。 そこは港全体が見渡せる、羅幻国民の憩いの広場のようなところであった。当然、カップルや散歩を楽しむ人など、一般人も多くいる。 その中で、いかめしい顔をしながら港を見つめるこの女性はそんな憩いの場に相応しくない「異質」であった。 そこに新たな「異質」がやってくる、現れたのは羅幻王国の公用車である。SPが現れ、人々がざわつき始める。車内から出てきたのは一人の妙齢な女性、それを見て周りは更にざわめく。 それもそのはず、その女性は羅幻王国の高級官僚の一人で『知略の淑女』『謀略の魔女』などと呼ばれる蓮田屋藤乃だったのである。 蓮田屋は脇を固めようとするSPを手で留めて一人、女軍人に近寄っていく。ぴたり、と5mほど後ろに立ち止まるとよく晴れた空を仰ぎ、一呼吸入れてから話しかけた。 「いかがです?」 「悪くはないね、新造にしてはなかなかの港だ、息子に見せてやりたいね」 手馴れた手つきで万年筆を胸ポケットに仕舞うと振り向いて腕を組み、制帽の下から片目だけで羅幻の女軍師を見た。 「しかし、アンタも物好きだねぇ、アタシに海軍任そうなんてさ、せっかく新しく作ったんだ、もうちょっとマシな人選がありそうなもんだが」 「私は名より実をとるのが好きなのです、そして貴女が適任です、エリザベス・リアティ」 「無茶やってぶっ壊しちまうかも知れないよ?」 「構いません、それに見合った対価があれば」 二人の間で、視線がぶつかる。永遠とも思える一瞬の後、エリザベスはふっ、と頬を緩ませた。 「まあいいだろう、お世話になるとするよ」 「宜しくお願い致します、ではこちらに」 蓮田屋が公用車に先導し、エリザベス共々、車中の人となる。公用車がするすると滑り出し、広場から出て行くと息を潜めていた人々からほうっ、とため息が漏れた。緊張感が解け、広場は再び憩いの場としての機能を取り戻す。 しかし歴史の現場を見た高揚感はその場所に残り、人々は口々にあの人物は何者だと噂しあっていた。 それが判明したのはこれより数時間後である。 ~数時間後~ 「午後6時のニュースをお知らせしますにゃ」 ここは羅幻王国のラジオ放送局である、Aラジスタジオである。 ブースにはニュースの原稿と格闘する、ごまるの姿があった。ブースの外、コンソールルームでは「にゃ、はやめなさい」とカンペを出すルクス宰相ディレクターと、タバコをふかして笑いながらそれを見ているAラジきってのパーソナリティ、ウチガネカケルの姿がある。 「にゃ? は駄目なん兄者、え? 私語はだめ?」 がっくりとうなだれるルクス、大爆笑のウチガネ。 「もーよくわかんないなぁ、まあいいやぁ、ニュースを続けますっ、えーと、本日、羅幻海軍の指揮官が決定しましたぁ~、おお、これは大ニュースっ!」 自身の感想も織り交ぜながらニュースを読み進めるごまる。兄の胃痛などおかまいなしである。 「羅幻海軍の初代指揮官は、エリザベス・リアティ氏でーす、めでたやめでたー」 今日も元気にニュースを伝えるパーソナリティ見習い、ごまるであった。 エリザベス・リアティ。 銀色の髪と鋼の精神を持つ女傑。 カリスマ性というよりは親分肌な雰囲気の人物で、誰とでも身分を問わず鷹揚に対話し部下にも慕われる存在である。 もちろん軍人としての指揮能力、特に艦船の操艦技術にかけては右に出るものはおらず、過去には宇宙軍や潜水艦の指揮を取った事もあり、ありとあらゆる艦船の指揮に精通している。幾多の戦闘を潜り抜けてきた経験豊富で度胸満点の、筋金入りの船乗りである。 今回、羅幻王国の軍師である蓮田屋藤乃に乞われて、新設された羅幻海軍の指揮を取ることになった。 よく彼女がくるくると廻している万年筆は夫の形見であり、廻すのは考え込むときの彼女の癖である。 (設定:蒼凪 羅須侘様) 名称:エリザベス(ACE) 要点 ・太ったおばさん・腕を組んで・豪快 周辺環境 ・ブリッジ 評価 全能力14 特殊 ・エリザベス・リアティは艦長、ハードボイルド、愛の女神として見なし,これらの持つ全ての特殊が使える。 次のアイドレス ミズキ・ミズヤ(ACE)、ナイアル・ポー(ACE)・MAKI(ACE)
https://w.atwiki.jp/bar41/pages/14.html
687 名前: ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/09/24(日) 21 40 13.98 TG+M3NJ60 人がいないようなので投下 目の前で可愛らしい女の子が楽しそうに微笑んでいる。 ――――また、これか・・・ 俺は狼狽した。 ――――そういや、もう2年だっけ。 胸がズキズキと痛んだ。しかし意識はだんだんと遠のき、 俺は沈んでいくような感覚とともにまたこの幻夜に抱かれていく・・・。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一面に桜の積もる川辺の道を親友の家に向かって俺は急いでいた。 俺とそいつは部活で最高のパートナーだった。 だけど、そいつは最近調子が悪いらしく、1週間ほど部活に来ていなかった。 電話も全く通じなくて、メールも返ってこなかった。 流石にここまでくると俺も心配になってきたので、昨日しつこくメールしたら、1通だけ返信があった。 用件はとにかく今日家に直接して欲しいということ。 690 名前: ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/09/24(日) 21 43 06.56 TG+M3NJ60 体の調子は大丈夫なのかとか、今までどうしてたのか問い詰めたかったが、それも今日来れば全て分かると言って 結局昨日はほとんど何も分からなかった。なんだか俺は無性にいやな気配を感じた。 ――――わけが分からない事ばっかりだ。 心の中でそう呟く。俺はなんだか不機嫌だった。無意識の不安感がそうさせるのかもしれない。 気が付くとそいつの家の前まで来ていた。いつの間にか桜の風景も過ぎ去っている。 ――――考え事してると時々時間の感覚がなくなるな。 そう思いつつ俺は呼び鈴を鳴らした。しばらくして反応が返ってくる。 『どちら様ですか?』 女の子の声が返ってくる。 「アツシだけど。あいついるかな?」 俺は声から相手はそいつの双子の姉のユウカちゃんだと思っていつもの調子で話しかけた。 693 名前: ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/09/24(日) 21 46 05.28 TG+M3NJ60 彼らは珍しい二卵性双生児という奴で性別が男と女だった。 ガチャリ 扉が開いてユウカちゃんがひょっこりと顔を出す。快活で元気な子だが今日は何かあったのか少しいつもと様子が違った。 可愛い顔してるのにそんな表情してたらもったいないぞ、と言おうとしたが雰囲気がそうさせてくれなかった。 俺の周りでは性格も容姿もトップクラスのユウカちゃんに密かに惹かれていたが、そいつとの事もあってなんだか手が出しずらかった。 「ああ、ユウカちゃん。あいつ大丈夫?なんか今日来いって言われたんでけど。 あいつが今どんな状態なのか全然教えてくれなくてさ。」 そう話しかけるとユウカちゃんは何故か一瞬悲しそうな顔をした。俺にはまるでその理由は分からない。 ――――俺なんかしたっけ? 今日はわけがわからないことばかり続く。そんな俺の様子をみて、まるで押し出すように声を出した。 「アツシ、とりあえず家に上がって。」 ――――アツシ?いつもは桐原君って苗字で呼ぶのに。 何故か普段より暗くなっているのに親密に呼ぶユウカちゃんに戸惑いながら俺は玄関に入った。 694 名前: ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/09/24(日) 21 50 20.85 TG+M3NJ60 「え・・・?」 俺は目の前の光景に呆然としてしまった。そこにはなんと二人のユウカちゃんがいたのだ。 「あれ桐原君来てたの?」 片方のユウカちゃんが俺を見て、もう一人のユウカちゃんに驚きながら聞く。 聞いたのはいつもと同じユウカちゃんだ。どうやら俺が来るのを知らなかったらしい。 ――――俺は夢でも見ているのか? 「何がどうなってんの?」 俺はとりあえず疑問を口にした。 「アツシ来て。」 わけが分からないまま俺は出迎えてくれ方のユウカちゃんに突然手を引っ張られてあいつの部屋に連れて行かれた。 そこはビックリするほどいつも通りのあいつの部屋で、でもあいつの姿は見えなくて、 そして何故か俺はユウカちゃんと密室に二人きりで。 ――――何なんだ、今日はいったい!? 697 名前: ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/24(日) 21 57 37.21 TG+M3NJ60 696エンディングはグッドになりますよ。「エンディングは」といっておきますw 俺は心の中で絶叫する。さっきから全く状況が飲み込めていないので俺は目の前にいるユウカちゃんに疑問をぶつける事にした。 「えっ、まずはどこから聞けばいいんだ・・・? そうだ、あいつはどこ?俺は今日あいつに呼ばれてきたんだが?」 「・・・目の前」 目の前のユウカちゃんがそう告げる。 「いや俺の目の前には君しかいないじゃ・・・。」 そこで俺は言葉に詰まる。 ――――まさかっ!! 「もしかして・・・えっと、君があいつで。ってことはあいつはトランスしちゃって。」 まるで目の前で一瞬にしてパズルが組みあがっていくみたいだった。 しばらく部活を休んでいた期間。今日はいつもと違う雰囲気の、そして何故か二人いるユウカちゃん。 なにもかもがそう考えれば辻褄があう。 699 名前: ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/24(日) 22 03 50.16 TG+M3NJ60 698ごめん、俺鬱書けない・・・ 「お前まだ童貞だったのか?」 これは今目の前にいる人物が元男つまりあいつであることを確認するための質問でもある。 「うん。」 決まった。この子は間違いなくあいつだ。 「なんで!?政府のサービス使えば簡単に童貞なんか捨てれただろうに。」 「うん、でもなんか俺そういうの嫌で・・・そんでだらだら考えている内に気が付いたら兆候が出てて。 そんで、急に意識がなくなって一昨日気が付いたら女に・・・。」 最後の方はほとんど涙声でよく聞き取れなかったが口調もあいつのままだった。 ユウカちゃんの顔でその口調は強烈に違和感があったが、そのせいで現実味がよりはっきり襲ってきた。 704 名前: ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/24(日) 22 12 16.83 TG+M3NJ60 「・・・ユーナ。」 「え?」 「俺の新しい名前だってさ・・・。」 ――――なるほど、双子の姉妹ってことでユウカとユーナか。 「いい名前だな。」 俺は素直に思ったことを口に出した。しかしユーナは黙りこんでしまっている。 「まぁ、なんだこんなことでいろいろまいってると思うがせっかく親御さんが付けてくれたんだ。 なるべく早くお前に順応して欲しいって事なんだろ?」 「わかってる・・・けど・・・。」 ユーナは悲ししそうな顔で呟く。その横顔は今にも泣き出しそうだった。 「ま、お前が困った時には俺がなんとかしてやるって。後はお前が慣れるしかないだろ。」 俺はその表情が痛々しくて見てられなくて、つい無責任なことを言ってしまう。 707 名前: ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/24(日) 22 15 08.32 TG+M3NJ60 「アツシ・・・。」 それでもユーナ少しは気が軽くなって安心したのか急に泣き出して俺にもたれかかって来た。 「ぅぅ・・っく・・・」 ユーナは俺に支えられるようにして胸の中に顔をうずめて泣いている。 自然に抱きとめてしまった俺はついユーナの女っぽい匂いと感触を意識してしまうが、 幸いこの時の俺にはやらしい事を考える余裕はなかった。 ユーナが落ち着くまで、俺達はしばらくそうしていた。 嗚咽がやんだ頃まだ顔をうずめているユーナの頭を撫でながら言い聞かせる。 「ほら、もう十分泣いただろ。いつまで俺の自由な時間を奪う気だ?」 本当はいつまででもこうしていても良かったけど気恥ずかしくなってそんなことを言ってしまった。 「・・・泣き顔を見られるのが嫌。」 ぽそっとユーナは呟く。 708 名前: ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/24(日) 22 16 45.76 TG+M3NJ60 「アツシなにぼうっとしてるの?」 「え?あ、ああ。悪い。じゃあ帰るよ。またな。」 見とれてたなんて口が裂けても恥ずかしくて言えない。動揺を隠し切れずに俺は慌てて帰ろうとした。 帰り際の玄関でユーナはまた不安そうに問いかけた。 「アツシ、俺達これからも友達だよな?」 俺は元気つけてやろうと精一杯明るく答えた。 「あったりまえだろ?」 最後に見たユーナの顔は今日で一番うれしそうな表情だった。 to be continued‥‥
https://w.atwiki.jp/sstoujyou/pages/540.html
裏マーケットボーナス FEG レイカ レイカ / ヒューガ / 原素子 / 一井号太 裏マーケットボーナス FVB 麗しき勇気ある花たちの国 レイカ / 原素子 / さくらつかさ ステージ6 イベント78 商店街のクジみたいなの ブラック(黒) 一方、その頃。 広島戦線(時間切れ間近) 小太刀右京 / 三輪清宗 / 上田虎雄 / 加納正顕 / アララ イベント80 広島侵攻(緊急情報付き) 源健司 / アシタスナオ / 小太刀右京 / ながみゆきと / 悪童屋 / 斎藤奈津子 ゲーム結果:イベント80 広島侵攻(前哨戦) 源健司 / ハードボイルドペンギン / サーラ・シェーシャ / 青森恭兵 / 善行忠孝 / 柱空歌 / 芝村英吏 / 若宮康光 ゲーム結果:EV81 偵察機迎撃作戦(戦略的大敗) エステル・エイン艦氏族・アストラーダ ゲーム結果:EV81 偵察機迎撃作戦(戦略的大敗)終戦~その後 エステル・エイン艦氏族・アストラーダ ゲーム結果 イベント78 商店街の宝くじみたいなの 善行忠孝 / 鴨居カンナ / 芝村英吏 / 斎藤奈津子 / スイトピー・アキメネス・シンフォリカルプス / 知恵者 / 工藤百華 / 谷口竜馬 / 野口直也 / 滋賀小助 / 岩手文明 / ソウイチロー・ヤガミ / 深澤正俊 / プリンセス・ポチ / アキリーズ・ポーランドウッド / 青森恭兵 / 岩崎仲俊 / 山口葉月 / 小島航 / 菅原乃恵留 新規立国と、食料供与イベントの結果。 プリンセス・ポチ ゲーム結果 イベント83 降伏勧告(前編) 原素子 / エミリオ・スタンベルグ / エステル・エイン艦氏族・アストラーダ ゲーム結果 イベント83 降伏勧告(中編) 原素子 / エミリオ・スタンベルグ / エステル・エイン艦氏族・アストラーダ /レイカ・グリーン / 撃雷号 ゲーム結果:イベント83 降伏勧告(後編) エミリオ・スタンベルグ / エステル・エイン艦氏族・アストラーダ /レイカ・グリーン / 撃雷号 ゲーム結果イベント85 故郷への長い旅(前編) 善行忠孝 / ソウイチロー・ヤガミ /小太刀右京 ゲーム結果イベント85 故郷への長い旅(後編) ソウイチロー・ヤガミ / ハードボイルドペンギン / 源健司 / 芝村英吏 / エリザベス・リアティ / アーシュラ・アツシ・リアティ / 善行忠孝 / 若宮康光 ゲーム結果 イベント85 故郷への長い旅(追補編) サーラ・シェーシャ ゲーム結果:小笠原小旅行(もっと利用者増加祈念) トラナ 再会(小笠原ゲーム特別編) 石塚弘 / 永野英太郎 / 田上由加里 / 山本えりす / 大塚浩二 / 茜大介 / 原素子 / 若宮康光 / 森精華 / HI
https://w.atwiki.jp/batista/pages/95.html
あだ名 モルフェウス 眠りを司る神 モルフェウス・SA スリーパー(コールドスリープを行う者) 名前の由来 母が昔、好きだった人の名前を取った。 所属 東城大学医学部付属大学病院 未来医学探求センター 人物像 登場 ナイチンゲールの沈黙 5歳。東城大病院小児科に、レティノブラストーマにて入院する。 小児科不定愁訴外来に通院する。 2006年12月25日、上記疾患の手術により、片目を失う。 医学のたまご 飛び級で東城大学医学部付属大学病院に入学し、レティノブラストーマの研究をしている。 モルフェウスの領域 9歳。レティノブラストーマが残された右眼に再発し、人体特殊凍結保存法の適用を訴え、世界初のコールドスリープ被検体となる。 それから5年間、未来医学探求センターの地下室にて眠り続けている。
https://w.atwiki.jp/bar41/pages/37.html
226 名前: ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/09/30(土) 23 30 44.78 3Zf/PY4C0 じゃあ、覚えてる人少ないと思うからあらすじから。 あらすじ アツシは親友がしばらくの間部活を休んでいたのを不審に思い、連絡を取ろうとするが通じない。 しかしやがて直接家に来て欲しいとのメールが返信される。 家に向かったアツシは密かに惹かれていた親友の双子の姉のユウカに出会う。 しかしそれは女体化した親友だった。名前はユーナになったらしい。 二人っきりの部屋でユーナを慰めた後、帰ろうとするアツシにユーナはこれからも友達かどうか尋ねる。 当然だと答えるアツシをユーナはうれしそうに見送った。 家に帰ったアツシはテレビで、「でんじろう」の物理の実験をみる。片栗粉と水を混ぜ合わせ白色のどろどろした物質をつくる。 手で握るとそれは硬くなるが、手を広げると不思議と溶け出してしまう。アツシは早速それを作ってみた。 アツシ「うぉ!なんだこれ!?SGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!」 こうしてこの二人の物語は始まった。 227 名前: ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/30(土) 23 31 45.86 3Zf/PY4C0 参考・第2スレ目より抜粋~~ ~~ 867 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/03(日) 14 48 08.11 ID dmzgf0HW0~~ 864 ~~ 次に粉と水を3:7の比で溶かします ~~ そしてそれをテーブルの上に垂らして ~~ ~~ ~~ それを指でこすると・・ ~~ 873 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/03(日) 14 52 26.08 ID TooKD7kh0~~ 867 ~~ その続きは 874が小説化 ~~ 874 :[[風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE]] :2006/09/03(日) 14 52 53.37 ID bEr1Xz9x0 ~~ 867 ~~ いまこすってる。だんだんねちゃねちゃして固まってきた ~~ 878 :風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2006/09/03(日) 15 00 46.53 ID bEr1Xz9x0 ~~ 873 ~~ 俺かよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ~~ 880 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/09/03(日) 15 06 48.17 ID TooKD7kh0 ~~ 878 ~~ 丁度いいんじゃない?いろんな意味でwwwwwwwww ~~ 895 :風見鶏の向く方へ ◆IGfK3fyxFE :2006/09/03(日) 15 32 35.35 ID bEr1Xz9x0 ~~ 892 ~~ P90さんはすごいよなwwwwwwww ~~ ~~ 後、 880の小説「俺と水と片栗粉」は近日公開予定wwwwww ~~ ~~ ~~ ・・・これ覚えてる人いる?w ~~ 230 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/30(土) 23 37 04.75 3Zf/PY4C0 ユーナが女になってからもう1ヶ月が過ぎようとしていた。 初めはユーナも戸惑っていたけれど、毎日の事となると人間恐ろしいもので慣れるのにそこまで時間はかからなかった。 最近ではすっかり女の子らしく振舞うことを覚えたみたいで最初は何かと冷やかしていた男子もいなくなった。 しかし元がそこら辺の女子より可愛かったために今度は本気でユーナを好きになる奴まで現れたいて 今はそれを困っているようだった。俺はというと特に何をするわけでもなく部活に打ち込んでいた。 時々ユーナとユウカちゃんに連れられて買い物したり遊びに行ったくらいだ。 学校ではクラスが同じなので毎日会うが、最近はずっと周りの女子達としゃべっていた。 本当は前みたいに気軽に話しかけたかったけど、そんな状態なので最近はなんとなく俺との距離も離れていた。 親友を失ってしまったみたいで、そんな空虚感を忘れるためにますます今日も練習に打ち込んでいた。 外はもう真っ暗になっていた。一人になって自主練する俺に唐突に声がかけられた。 「おーい、桐原!まだ練習やってたのか?もう体育館閉める時間だぞ。早く着替えて来い!」 顧問の先生が注意しに来たようだ。 「えー、先生まだ8時じゃないですか。もうちょっといいでしょ?」 231 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/30(土) 23 40 53.62 3Zf/PY4C0 「ばかもん!何を言っとる。本来なら日没30分前下校だが、お前が無理を言うから仕方なく開け取るんじゃろうが! 早くしないともうここは使わせんぞ!」 「ええ!?分かりました分かりましたって。もう・・・。ちょっと言ってみただけですよ。本当は心から感謝してます。」 「余計な事言っとらんと、はよ着替えんか。」 先生にまくし立てられて、俺は素早く着替えて体育館を後にした。 ――――あ~あ、もうちょっとやってきたかったな・・・。 俺は自主練する時のあの静けさが好きだった。自分の音しか聞こえてこなくて、 だからこそ自分の存在を確かに感じることが出来る。 そしていろんな考え事から逃れて、練習一点に気持ちを集中出来るのが気持ちよかった。 「う~ん、もしかすると俺ってけっこう変人か・・・?」 校門を出ながら俺は星が煌く夜空に向かって独り言を呟いた。 「いやぁ、アツシは間違いなく変人でしょ?」 233 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/30(土) 23 46 37.49 3Zf/PY4C0 「うおぉぅ!ビックリした。誰?」 不意にかけられた言葉に驚きながらあたりを見回す。校門にもたれかかる様にしてユーナが悪戯っぽく笑っていた。 「あれ?なんでお前ここに?」 「今まで図書館で勉強してたの。帰り道で体育館に明かりついてたから またアツシが自主練やってるんだと思って待ってた。」 ユーナは俺の反応を確かめるようにして顔を覗き込んだ。まともに目を合わすのは何故か恥ずかしかったので 俺は少し目線を逸らして短く答える。 「いや、でもなんでわざわざ?」 「だってほら、最近学校じゃ全然話せないし。だからたまには一緒に帰ってあげようかなって。」 えへへ、とユーナは笑っている。久々にちゃんと見たその顔は楽しそうで、女になったばかりのあの頃よりずっと可愛かった。 俺はやっぱりなんだか自分の気持ちが整理出来なくて、少しぶっきらぼうに答えてしまう。 「ふーん、そっか。そいや何で学校じゃ最近俺のこと避けてるんだ? ついこの間までは普通に話してたのに。」 そう聞くとユーナは少し困ったような、でもどこか楽しそうな表情を浮かべた。 234 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/30(土) 23 50 51.45 3Zf/PY4C0 俺はやっぱりなんだか自分の気持ちが整理出来なくて、少しぶっきらぼうに答えてしまう。 「ふーん、そっか。そいや何で学校じゃ最近俺のこと避けてるんだ? ついこの間までは普通に話してたのに。」 そう聞くとユーナは少し困ったような、でもどこか楽しそうな表情を浮かべた。 「ん~、教えてもいいけど絶対私から聞いたって言わない?」 「ああ、約束する。」 「まぁ、別に隠すことでもないんだけどね。最近になってわかってきたんだけど、 アツシって女子から結構人気あるの気付いてる?」 「え・・あ、そうなの?ていうかそれがこの話題と何の関係があるんだ?」 「も~、にぶいなぁ。」 ユーナはやれやれという感じでため息つく。 236 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 投稿日:2006/09/30(土) 23 54 39.29 3Zf/PY4C0 「だから、学校でアツシと仲良く話してると女の子の友人関係的にあんまり良くないわけよ。 特に私は女体化してから結構経って最近少し女の子っぽくしてるし。」 「そっか。よく分からんが面倒くさいのな女子の社会って。」 「まぁね、男だった時の方が気楽だったよ。」 そう言ってユーナは少し寂しそうに苦笑した。俺は何が寂しいのか分からなくてどう答えるべきか迷っていた。 「アツシ、もう時間遅いから歩きながら帰らない?」 「ああ、そうだな。」 先に歩きだすユーナを追うようにしておれは後に続いた。 「最近さ、ちょっと戸惑ってるんだよね。」 不意にユーナは声の調子を落として言った。 237 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 00 22.66 9B/AOn0x0 「何が?」 「だってさ、前までそんなに親しくなかった男子に急にメアド聞かれたり、他の学校の男子にナンパされたりとかするんだよ。 この前なんか呼び出されて告白されたし・・・。 自分が女になったことはもうしょうがないって思って女らしく生きようとしてるけどさ、まだ男子と付き合ったりとか そんなこと全然考えられなくてね・・・。」 「つまりお前自身は女の自覚はあるけど、今まで同姓だった男を異性として認知できないってこと?」 「うん、まぁそんな感じ。」 「それはなぁ・・・投げやりな回答に聞こえるかもしれんが慣れるしかないと思うぞ。」 「でも自分が良く分からなくなりそうでさ・・・夜にそういうこと考えちゃってちょっと怖いっていうか・・・ なんか落ち付かなくて。」 そう答えるユーナの横顔に出来た影が街の闇を照らす街頭の光のせいだけでないことは明らかで、そして 俺はそれ以上何を言ってもユーナを納得させれないことがわかっていた。 238 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 04 45.45 9B/AOn0x0 だけど納得なんかしなくていいから、気休めでも良いから声をかけてやって、 それで少しでも良いからユーナの気持ちが軽くなれば良いと思った。 「落ち着かないんだったらまた俺の胸の中で泣くか?」 俺は冗談めかして問いかけた。 「ばっ、馬鹿!あれはちょっと女になったばっかで気が動転してただけで////」 「ははは、なに本気にしてるんだよ。冗談だって。」 慌てるユーナが面白くて、俺はつい笑ってしまう。 「まぁ、落ち込むのは分かるけど、そうしてたところで仕方ないだろ? それに、ほら、やっぱ可愛い子は笑顔でいた方が良いじゃん。」 ――――うわ、さらっと言うつもりだったのになんか最後の方照れて変な言い方だったかも。 内心で俺は動揺したがユーナは素直に言ってくれたことを聞いていた。 「う~ん。」 しかし頭では分かっているがなんとなく納得できずに、どう返事をするべきかためらっている様に見えた。 俺は黙って返答を待つことにした。 239 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 10 19.04 9B/AOn0x0 「・・・でもやっぱ女にはなりたくなかったな。」 ユーナは小声で呟く。 ――――やれやれ、そんなこと言っても意味ないって自分でわかってるくせに。 ユーナはもともと頭のいい奴だった。中学に入って2年間ずっと一緒に部活をしてきたから良く分かる。 「そっか。」 そうとわかっていても、俺はそう短く答えてあいまいにそのユーナの甘えを肯定した。 こういう事は時間が解決してくれるだろうと経験で学んでいたから。 「ねぇ、アツシ。」 隣を歩くユーナと目が合わないように前を見て歩いていた俺に、何故か自信なさそうに問いかける。 俺達は立ち止まった。話しながら歩いていた俺達はいつのまにか帰りの別れる道の場所まで着いていた。 「どした?」 俺が振り返ってユーナを見ようとした時、不意に体にもたれかかって来る感触。 わさっと夜の月光に煌く漆黒の髪が目の前で揺れて、わけが分からぬまま思わず抱き止める。 240 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 16 36.01 9B/AOn0x0 「やっぱさ、ちょっと泣いてもいいかな?」 俺の胸の中でユーナがあの時と同じように呟いた。 「ダメだって。」 俺はちょっと慌ててユーナを引き離す。 ――――あぶねー。おもわずそのまま抱きしめる所だった。 冷静を装う俺に再び声がかけられる。 「も~いいじゃん。ちょっとくらい。」 ユーナは悪戯っぽく笑って俺の顔を覗き込んだ。 「あ、お前まさか・・・」 「あはは、さっきのお返しだよ。本気にした?」 「なんだよ~、人がせっかく心配してやってんのに。」 「ごめんごめん。 ・・・・でも今でもやっぱ少し後悔してる。」 241 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 20 44.45 9B/AOn0x0 また顔を伏せるユーナに俺は 「大丈夫だよ。」 何の根拠もないけれど。 「お前ならちゃんといけるって。」 そんな悲しそうな顔をして欲しくなくて。 「俺お前のは親友なんだろ?そいつが言ってるんだ、間違いないさ。」 ただ自信を持って欲しくて。 ユーナの目は潤んでいたが必死に泣かない様にしている。 俺は頭に手をのせて軽くくしゃくしゃっと撫でた。 「ありがと、アツシ。なんか少し元気出てきた。 ごめんね、なんか私甘えてばっかで。」 「ばーか、気にすんな。」 「うん。これからはなるべく自分で考えて頑張るようにするから。」 「そうしろ。そんで本当に辛くなったら俺が助けてやるさ。」 その言葉を最後に俺達はその日は別れた。 242 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 23 25.97 9B/AOn0x0 最後に見たユーナの顔はやっぱり可愛くて、高鳴った自分の心臓はわざと無視した。 まだこの感情に名前は付けられなかった。いや、付けたくなかっただけかもしれない。 本当に女になってしまったことの変化を恐れていたのは俺だったから。 私はアツシと別れて帰り道を急いだ。ただひとつの言葉だけが胸に突き刺さっていた。自分が望んだはずなのに・・・。 「俺はお前の親友だろ・・・か。」 アツシの言葉を闇夜の虚空に復唱する。 私は再び泣き出しそうになってしまった・・・・。 243 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 25 47.52 9B/AOn0x0 まだ続き気になる人いる? 247 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 33 53.66 9B/AOn0x0 じゃあまた投下~ ※ ※ ―――――――2ヶ月後 今日は部活の大会の日だ。俺達は関東地区の大会で全国出場がかかった試合の最中にいた。 応援席には部活の後輩と一部の女子が来ていた。その中にはユーナの姿もあった。 流れはこちら側の劣勢。流れを取り戻そうとして無理した体力がやがて切れ始め、意識が朦朧とする。 やがて流れは変わらぬまま試合終了のホイッスルが鳴り響く。 試合中に聞こえてきた声援の中に混じったユーナの声がやけに耳に残っていた・・・。 「あ~くそ。もう俺達の夏は終わりかよ。」 帰りの電車の中チームメイトは口々に愚痴っている。試合終了直後は泣いてた奴もいたけどもう今は皆落ち着いたようだ。 「・・・、だからそこでそうすれば良かったのにな・・・。」 「あの時のプレイは惜しかったな。」 過去を悔やむ者や反省する者と、形は違うけれど全員が最後の試合を悔いていた。 248 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 38 05.42 9B/AOn0x0 「アツシ先輩は何にもないんですか?」 後輩の一人が隅で黙って聞いていた俺に尋ねてきた。隣でユーナが俺達の話を聞いている 「まぁな。俺は高校になっても部活は続けるし。実は○○高校からスカウト来てるし。」 「ええ!!?○○からですか?確かに先輩ずば抜けてうまいですけど。」 「なに?アツシ、お前スカウトかかってんのか!?」 後輩が興奮して声を大きくしたせいで皆に聞こえてしまったようだ。注目が集まる俺は面倒くさそうに答える。 「実は春くらいから話はあったんだけどな。まぁでも一応勉強して受験もするけどな。」 それを聞くと他の奴らは「か~、才能がある奴はいいねぇ」とか言って再び愚痴りだした。 「アツシ先輩が二人いれば勝てたかもしれないっすね。」 さっきとは別の後輩がそんなこと言い出した。 249 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 00 41 43.41 9B/AOn0x0 「それなら、男だった時のユーナがいた方が全然強えぇよ。」 「それもそうだな~。」 「確かにユーナが男だったら全国行けたかもしれないな。」 これは試合中誰もが考えていたことだった。 「そんなことないって。私がいたってそんなに変わらないよ。」 ユーナは引きつった笑顔で答えた。少なからず責任を感じている事は明白だった。 「またまた、謙遜しちゃって。」 「アツシとユーナのタッグはマジで強かったからな。」 ユーナは本当に申し訳なさそうにしていたが、誰も気付く奴なんていなかった。 「あ、あの・・・みんなごめんね。私のせいで・・・」 少し泣きそうなユーナの声に部員はようやく自分達が何をしていたのか気が付いた。 悪気のない言葉の刃が、無数にユーナを傷つけていた。 258 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 03 23.86 9B/AOn0x0 「あ・・・悪い、そんなつもりじゃなかったんだ。」 「うん、わかってる・・・。」 重くなってしまった空気を無視して車内に次の俺達が降りる駅の放送が流れた。 「じゃあな。」 なるべく今までのことを意識しないようにいつも通り皆に別れを告げた。 「おう!またな~。」 俺の意図を察した奴らは同様に普通に挨拶を返して来た。 俺はさりげなくユーナを押して電車を降りようとする。 本来は次の駅で降りるユーナは一瞬戸惑ったがすぐに降りることを決めて歩き出した。 ちょうど俺達が降りたところで電車のドアは閉まりすぐに発進していった。 外はもうすぐ日が暮れてしまいそうで、夕日の横光が目を強く刺激する。 俺達は駅を出てしばらく黙ったまま歩いた。 262 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 08 21.60 9B/AOn0x0 「ありがとね、連れ出してくれて。」 「ああ、気にすんな。それより少し遠くなっちまって悪かったな。」 「ううん、いいよ。 ・・・ねぇ、やっぱりアツシも私がいたら全国いけると思った?」 ――――全くなんでこいつはどう答えても自分が傷つく質問するかな。 そういうところは変わってないになと思いつつ俺は内心苦笑する。 「正直に言うとそう思ったな。」 「そっか・・・。ごめんね、私がしっかりしてれば・・・。」 「それこそ気にするなよ。後悔してもしょうがないさ。それよりも大事なのはこれからだろ?」 「あ・・・ うん、そうだね。」 一瞬固まったあと妙に明るくユーナは笑顔で俺を見た。俺はそれに強烈な違和感を覚える。 「おまえ―――」 「じゃあね、また明日。」 ――――このまま返したらいけない。 266 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 14 33.49 9B/AOn0x0 直感的にそう思って俺の言葉を遮るように言って帰ろうとするユーナを慌てて追った。 その手をとって無理矢理こちらを振り向かせる。 今にも泣き出しそうな表情で俺を見つめる瞳はいっぱいに涙を溜め込んでいた。 「・・・どうしたよ?」 一体どうしたのか分からなくて俺の思考は混乱する。 「・・・これからが大事って言ったよね?」 震える声でかすかにそう告げる。 「ああ。いつも試合で負けた後にお前が言ってたことだ。」 「うん・・・覚えてる。だからさ・・・アツシに言われて気が付いちゃったんだ。 私は女になってから何にも目標とかなくて、だからこれからどうするかとか全然考えてなかったことに気が付いたの。 でもアツシはちゃんと将来の事も考えて、スカウトとかも来てて・・・・」 そこまで言ってユーナは泣いてしまって、うまくろれつが回らなくなっていったん言葉を切った。 「ユーナ・・・。」 目の前ですすり泣くユーナをどう扱っていいか分からなくて俺は路上で立ち尽くしてしまう。 269 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 19 22.98 9B/AOn0x0 「私、女として生きていくこと疲れちゃった。 ・・・。 アツシごめん、今日はもう帰るね。このままいてもしょうがないし。」 そう泣きながら言って振り返ろうとするユーナを俺は気付いたら後ろから抱いて拘束していた。 「アツシ・・・?」 ユーナは驚いた声で俺を見返した。 腕の中にいるユーナは小さくて、当たり前だけど男の時とはもう違っていることを今更ながらに再認識させられる。 「離して・・・、もういいよ・・・。」 そういうユーナの顔は今まで一番悲愴でこっちまで悲しみに引きずられそうだった。 「ばーか、お前らしくないんだよ。」 それでも俺はあえてそういつもの俺らしく冗談めかして告げた。 「そりゃそうだよ・・・もうあの頃とは違うんだよ!? 私だってこうなりたくってなったわけじゃないんだよ。」 俺の態度のせいかさっきより必死に訴える。 270 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 23 08.96 9B/AOn0x0 「落ち着けよ、。お前はお前だろ?」 「だって、もう・・・」 また何か言おうとするユーナの頭をゆっくりと撫でてやる。 それで少し落ち着いたみたいでユーナは黙って俺に寄り添う。 「姿が変わって、友達も変わって、身の回りの環境も変わっちまったかもしれないけどな、 そんなことでお前が自分自身を見失ってどうするよ? 女になってもそのことを受け入れてしっかり自分を見つめなおして生きてる奴はこの世にたくさんいるぞ。 逃げても甘えてもいいけど、それは次へ進むための休息だろう。」 「でも女として生きていく目標も理由も私には・・・。」 「そんなもん俺と一緒に見つければいいさ。それまでは俺が理由になってやる。」 「え・・・?」 「だから、お前が女として生きていく最初の理由は俺が好きになったからじゃダメか?」 なんだか自分でもとんでもないことを言っている気がするがそんなことを考えてる余裕は俺にはなかった。 ただ、今自分が抱きとめているユーナが愛しくて、それを守ることしか考えられなかった。 271 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 25 57.91 9B/AOn0x0 「そうじゃなくて! ・・・もう気が付いたら好きだった。今まではお前との親友って関係を壊したくなかったから 言うのが怖かったけど、本当は大分前から好きだったんだよ!!」 俺は恥ずかしさなんか忘れて思っていたことをそのまま口に出した。 「私もその・・・まえからアツシのこと好き・・・だったよ」 恥ずかしそうにそう告げるユーナがどうしようもなく可愛くて、俺はそっと唇を奪った。 「ん・・・」 吐息が絡まってお互いの顔を見つめる。 「アツシ、本当に私なんかでいいの?」 「ばーか。」 そういって俺は再び唇を重ねた。 「良いに決まってんだろ。」 腕に感じるこのぬくもりはもう二度と離しはしないと誓った。 272 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 27 40.63 9B/AOn0x0 ―――――――数日後 「おーいユーナ。ちょっとこれ触ってみw」 俺はどろどろの白い物体を差し出した。 「握ってみw」 「わっ!硬くなった。」 「開いてみw」 「え?え??なにこれ!?やわらかくなった!」 「はっはっは。すごかろう!!片栗粉Xの煌きを見たか!!! これで俺は新たなるSMの境地を開いてみせるwwwwwwwwwwww」 ――――俺と水と片栗粉―――― ~fin~ 275 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 31 03.25 9B/AOn0x0 あ~~~~~~~~~~~~~疲れたwごめんね無駄に長いことやっちゃってorz あと片栗粉Xあんまり絡まなくてごめんなさいw本当はもうただの単発ネタだったからw どうでしたでしょうか?今回は珍しく短編だったわけですが。 277 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 37 34.43 9B/AOn0x0 276ありがとwそんなに真剣によんでもらってると目から汁がw ちなみにバスケ部ですよwさて以下本編への誘導。 だから俺達はただ当たり前の幸せを願った。 ――――もう2年か・・・。 篤志は目の前の墓石を見る。刻まれた名前の中には何度みても悠奈の名が見つかる。 ただ一緒にいて、笑ったり泣いたり、時には怒ったり。 そうして積み重ねた時間の愛しさを知ってしまったから。 誰が悪いなんてことはなくて悲しみだけが広がっていく。 夏の終わりは今でも篤志は笑えなかった。 ただ君がいない、その空しさが未だに俺をあの夢に縛り付けていた。 それを見てしまうのは単に俺の甘えで君がそんなこと望まないってわかっていても。 いつになったら俺は君を忘れていい・・・? 278 名前:俺と水と片栗粉X ◆IGfK3fyxFE 本日のレス 投稿日:2006/10/01(日) 01 39 10.25 9B/AOn0x0 吹き出した風は止みやがて遥かな凪が訪れる。静寂と哀しみと思い出だけ連れて。 ただそれは終わりの物語ではなくて、後に吹く風のための休息なのだ。 今は止まっていればいい。やがて知ることになるだろうから。 この世界には永遠なんてなくて、全てはうつろう風のように留まる事はない。 だけど忘れないで欲しい。案内人はいつもそばにいる。 準備が出来たら彼が道を教えてくれる。風見鶏は風の向く方しか向きはしないのだから。 彼はまた知っている。この凪にも意味があるということを。 人はいつでも前へは進めないから、ゆっくり止まって考えればいい時もある事を。 そしてまた手に入れるだろう。新たに前へ進む力を。 後は待てばいいさ。やがて風が吹き始めるその時を。 ――――風見鶏本編に続く―――