約 1,345,193 件
https://w.atwiki.jp/aion20memo/pages/652.html
ケルビオンの角(反復20回) 遂行地域 エルテネン - マンドリーの森 適正レベル 取得 22 / 遂行 23 報酬 経験値 71,600 / 14,000 ギーナポーション 1+ 追加報酬12,500 ギーナ怪しい古い袋(1) -20回完了時に獲得 関連クエスト --- 進行順序 1.NPCデムロと会ってクエスト獲得2.ケルビオン コレクターから手に入れた角をデムロに届けよ-ケルビオンの角(15)3.NPCデムロと会ってクエスト完了
https://w.atwiki.jp/shingeki/pages/28.html
トップページ - 期間限定イベント - 巨人討伐作戦 - 巨人討伐作戦の仕様 巨人討伐作戦の仕様 巨人討伐作戦イベント開催時の「壁外調査」実行時は、通常時の「壁外調査」実行時とは違い、以下のような仕様となります。 巨人出現確率の上昇 およそ2倍~3倍程度、巨人の出現確率が上がる。 巨人出現時における仲間救援確率の上昇 およそ1.5倍程度、信煙弾による仲間救援の出現確率が上がる。 仲間救援時の絆ポイントの上昇 自分が仲間を救援した場合、および自分が仲間に救援された際に得られる絆ポイントが、200まで上昇する。 巨人討伐時の技能点入手確率の上昇 およそ1.5倍程度、巨人討伐後に入手できる技能点の出現確率が上がる。 巨人討伐作戦へ戻る 期間限定イベントへ戻る トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6804.html
706: ひゅうが :2021/01/09(土) 23 19 49 HOST p279123-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp 航空母艦「アルビオン」級(ABC級) 全長:230メートル 全幅:37メートル(甲板主幅) 45メートル(アングルドデッキ部) 水線幅:24メートル 基準排水量:1万8500トン 満載排水量:2万2000トン 機関:艦本式ロ号缶 艦本式タービン2基2軸 10万馬力 速力:33ノット 武装: QF 連装4.5インチ砲2基(のち多連装対空噴進砲) 40ミリ機関砲4連装20基 20ミリ機関砲単装6基 搭載機:45機(うち露天15機)油圧カタパルト2基 格納庫1段 昇降機2機(舷側各1) 同型艦:20隻 「アルビオン」「ブルワーク」「コロッサス」「グローリー」「オーシャン」「シーシュース」「トライアンフ」「ヴェネラブル」「ヴェンジャンス」「ウォーリア」「パーシュース」「パイオニア」「マジェスティック」「ハーキュリーズ」「マグニフィセント」「パワフル」「テリブル」「セントー」「レヴィアタン」「フレンドシップ」 (何れも1942年就役) 【解説】――英海軍が第2次大戦で運用した航空母艦 もともとは日本製の「三輪」型航空母艦(G17型航空母艦)である 英国海軍は、アメリカの高まる外征欲求を察知し1936年から大規模な建艦計画に打って出ていた これにより建造されたのが「キングジョージ5世」級超大型戦艦および「イラストリアス」級超大型装甲空母である しかし、アメリカの建艦計画が予想をはるかに超える規模であることが発覚したことから英国海軍は対応を迫られた なんといっても、ドック数が足りず合衆国海軍相手に建艦計画を進めるにはまずもって数が不足してしまうのである そんな中で日英同盟のもと収拾されていた日本の情報が海軍当局の目に留まる それこそが当時G17型計画といわれた、急造型航空母艦である 何より、ともかくも平和な太平洋沿岸のそれも造船において世界の半分以上を占める国家にドックを確保できる点が素晴らしい 建造期間が1年を切るという点も同様である これを受けて英海軍は、日英同盟のもとでの軍艦の建造発注を計画しはじめた 日本側はいくつかの交換条件(日英の共同開発での各種装備、レーダーや油圧カタパルトなど第2次大戦勝利の立役者となった各種装備である)をもとにこれに答えた 当時の艦隊急造にあわせてタンカーとして建造予定だったG17型の建造予定を変更し、各地の造船所において本級を建造する準備を整えていたのである なんといっても日本の造船業は大戦前の金剛型巡洋戦艦建造などで徹底的に英国ナイズされていたことから英国の指導も最低限で済んでいた 実際、船体はのちの「三輪」型そのままであり、近接対空火器も日英共通規格である 違うものといえば2基の高角砲や艦橋、および居住区画まわりのこまごまとした艤装品くらいであった 本級の最大の特徴は、大量建造されたがゆえのその数である その戦力単位たるや、集中運用すれば両洋艦隊計画艦の1隻か2隻は撃沈可能と試算されており、さらに汎用性や通商破壊戦での運用効果も比較にならない。 そのため第1次ニューファンドランド沖海戦で一時壊滅状態になった英海軍主力艦隊は、その命運をかけて本土近海での決戦準備を行う傍らであらかじめ発注されていた本級を一挙に英本土に廻航する「エクソダス(出エジプト)作戦」を実行に移す (前海軍次官であったサー・トーマス・フィリップス提督が責任者として訪日するなどその決意は並々ならぬものであった) 高速客船のピストン輸送で第1次大戦下で活動した海兵と新規育成した海兵、さらには養成されたばかりの航空要員を日本本土に送り込み、練習航海を兼ねてインド洋から地中海をまわって英本土へ廻航するという危険極まりないこの作戦は――成功した その経緯やその後の活躍はあまりに有名であろう 援仏輸送船団を暗号解読によってつかむや、10隻単位で出撃した本級は飽和攻撃ともいうべき航空波状攻撃をかけこれを次々に殲滅 さらに長躯してカリブ海に進出して行われたグァンタナモ大空襲によって米海軍の海外拠点を徹底して破壊しつくしたからである さらにはのちの反攻作戦においては、レイキャビク沖海戦、3度にわたるカリブ海海戦、第2次ニューファンドランド沖海戦、そしてニューヨーク沖海戦とことごとく主要作戦に参加している そのため艦隊の兵士たちはいつでも自分たちの隣にあるという意味を込めて本級を「ABC」級、本級による機動部隊を「ABCフリート」と呼んでいた 本級は戦時量産を前提とした空母である。そして、その最大の目的である「間に合い集中運用できた」という点において傑作空母であったと評価することができよう 707: ひゅうが :2021/01/09(土) 23 21 51 HOST p279123-ipngn200204kouchi.kochi.ocn.ne.jp こいつらだけで艦載機900機(さらに英軍は機数を増大させるべく露天係止を追加したことで1000機の大台に乗る)ですぜ奥さんw
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/10920.html
ALBIOLE(アルビオレ) Entry No.99999 種族:? 年齢:? 身長:? 体重:? 属性:? (以上、ニコニコ大百科から引用・改変) 「ゴゥエッ…!」 セガサターンでナグザットから発売された実写撮り込み対戦格闘ゲーム『バトルモンスターズ』の登場キャラクター。 白銀聖闘士やペガサス級強襲揚陸艦では無い。 外見は白髪の老婆(?)で、ボロボロの衣装、青い炎を灯した両手、足の無い下半身という、 魔法使いか幽霊のごとき不気味な姿をしているが、種族を含む全てが謎に包まれている。 挙動も全体的に怪しく、アピール時にくねくねしながら絞り出すような奇声を発したり「ピロリロリロリ♪」という陽気なSEを出しながら滑空してきたりと、 同作の他の面々とは一味違うモンスターっぷりを醸し出しているキャラと言えよう。 必殺技はロケットパンチのごとく両腕を飛ばす「フローティングハンド」、斜め下に向かって稲妻を放つ「スピリットボルト」、 出掛かりに攻撃判定のある移動技「ミスティックアポート」、空中から巨大な髑髏型の炎になって突撃する「ウィル・オ・ウィスプ」、 画面を横切るように髑髏の火柱を発生させる超必殺技「ファントム」など、トリッキーなものが多い。 エンディングでは、正体は天界から遣わされた天使だったという衝撃の事実が明らかとなる。 現在の姿はラスボスである四大精霊の呪いによるものだったらしく、 最終ステージの観客に同族がいる所を見るに、彼女(彼?)以外の天使も同様の憂き目に遭っていたようだ。 天使としての真の姿を取り戻した後は、いずれ天界の軍勢を引き連れて地上を滅ぼす事を告げて去っていく。 プレイ動画 MUGENにおけるアルビオレ Drkelexo氏による、原作ドットを使用して作られたキャラが存在。 defファイルの切り替えによりWinMUGENとMUGEN1.0以降双方に対応可能。 マナゲージ関連のシステムは再現されておらず、シンプルな2ボタン方式のキャラとなっている。 原作の技は一通り搭載されているが、原作のような10割空中コンボは不可能。 また、相手をアッパーカットでぶっ飛ばした後に地面から召喚した自分の分身で追撃する「Spirit Geyser」、 前方に巨大な炎の渦巻きを作り出す「Ghostly Flash」といったオリジナル超必殺技も追加されている。 なお、原作のアピールは挑発兼ゲージ溜めという形で再現されているのだが、前述の通り何とも味わい深いボイスを発する上に、 ゲージ満タン時にはずっとアピールし続けるので、ゲジマユにすると大変やかましい。 AIはデフォルトで搭載されている。 プレイヤー操作(3 16~) 四大精霊がかけた呪いは解け 真の姿を取り戻した天使アルビオレは立ち去った 汚れた地上滅ぼす天界の軍勢と共に 再び現れることを告げて・・・・ 出場大会 【MUGEN大祭】特盛りシングルトーナメント ヒャッハー!ゾフィーは消毒だー!トーナメント プレイヤー操作 水没&逆流withとっつき娘(mission114)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4046.html
ルイズが召還したのは、一人の男と、それから壊れ果てたゴーレムだった。 一瞬戸惑いを見せた野次馬は、すぐにゴーレムが動きそうも無い事を見抜いて嘲い、 それにたじろぐ事無く男との契約を交わしたルイズは、やがて自分の行動を後悔することになる。 その男には何もできなかった。 使い魔としての役目も果さず、朝から晩までゴーレムに掛かりきり。 最早壊れてしまって動かない其れに、一体どんな魅力があるというのだろう。 誰にもわからなかった。最初は協力していたコルベールも、仕舞いには匙を投げてしまった程だ。 だから、彼女は魔法学院を襲った大事件の数々に、まるで関わることがなかった。 例えば土くれのフーケが宝物庫を襲撃したときも、 例えば王女の使者としてアルビオンまで赴いたときも、 彼女と、彼女の使い魔は、何一つとして出来なかった。 “破壊の赤子”を盗み出したフーケは未だに逃げ続けているし、 貴族派の包囲網の只中から無事に帰還できたのも、婚約者たるワルドのお陰だ。 そして例えば、今この時も。 タルブの村に、敵軍が押し寄せている時も。 親友である王女が戦場に向かっているというのに、何もできなかった。 そんな時だ。 使い魔の男が、ルイズを呼び出したのは。 当然彼女は激昂した。 国の一大事だというのに、まだあのゴーレムにかまけているのか。 自分の使い魔だというのなら、何か一つでも役に立って見せろ。 今まで溜めに溜めていた鬱憤が一挙に噴出したのだ。 その罵詈雑言を、使い魔の男は黙って受け止め――そしてゆっくりと口を開いた。 「私はね、ルイズ。君に魔術の才能があると思っているんだ」 最初、その言葉が信じられなかった。 使い魔は語る。 万物の全ては、最終的には原子という絶対に分けられない小さな物の集合なのだという。 そしてそれは、使い道によっては凄まじい力を齎すこともあるのだ、と。 「私が思うに……君の魔術、あの爆発は、原子を爆発させているんじゃないか、と思うんだ。 生憎とそれがどんな系統に属するのかはわからないけれど、 ……でも、だからこそ、君の力が欲しいんだ」 「…………どういう事?」 「その力は、とてもとても恐ろしいものだ。 ただ威力が凄いという意味じゃない。 凄まじい力を秘めている、という事さ。 爆発一回分のエネルギーを利用すれば……。 そうだな、馬百頭よりも凄い作業ができる筈なんだ」 そして、半信半疑のルイズを伴い、彼は自分の作業場へと歩いていく。 ルイズは気付かなかったのだ。 彼が毎日、雨の日も風の日も、一日も休む事無くゴーレムを直していたことも。 壊れていた脚を直し、 千切れていた腕を直し、 コルベールに頼み込んで『固定化』の魔術をかけてもらったことも。 日に日にかつての姿を取り戻していく様を、彼女は気付かなかった。 今其処にあるのは、ただの壊れたゴーレムではない。 しっかりと二本の脚で地面を踏みしめ、立っている鋼鉄の巨人だった。 巨人の姿を呆然と見上げるルイズに、使い魔は真剣な面持ちで告げる。 「――こいつは、君の魔法が無いと動かせないんだ」 土くれのフーケがレコンキスタに提供した“破壊の赤子”は、まさしくその名に相応しい存在であった。 赤い透明な箱に閉じ込められていたそれは、戦場の中央で弾けるや否や、一気に巨大な異形の怪物へと成長したのだ。 無論、ハルキゲニアのメイジ達は即座に魔法を打ち込んだが――……。 「ダメです! 火、風、水、土……いずれも効果ありません!」 ――次の瞬間に出現した不可視の壁が、その悉くを阻む。 アンリエッタは、はしたない動作とわかっていながらも、思わず爪を噛んだ。 あの巨人、明らかに既存の魔術ではない。 レコンキスタ――彼女の思い人を殺した軍団が、邪法に手を染めたのは明らかなのだ。 だが、だが――……それに裁きを下すことがでいない。 如何に彼奴らが悪であり、此方が正義でも、力なき正義では意味が無い。 「陛下! ここは撤退を――無意味に兵が死ぬだけです!」 「…………ッ!」 ダメだ。 それではダメなのだ。 それはこの戦場にいる、全ての兵士共通の思いだった。 故郷をあんな化け物に蹂躙させてはいけない。 そんな暴虐が赦されてなるものか。 だから祈った。 あの怪物に神の鉄槌が下されることを。 残念ながら、祈りは届かなかった。 神は鉄槌を振り下ろさず―― 「ジェエェエェェエエェェェットッ!! ハァンマァアアァアァァアァッ!!」 ――それを怪物に叩き込んだのは、真紅の巨人だった。 誰もが言葉を喪った。 なんという荒唐無稽な光景だろう! 如何なる魔術や兵器をも弾き返していた不可視の防壁が、 文字通りの……文字通り、ただ巨大な鉄槌によってぶち破られたのだから! 「陛下! 遅くなって申し訳ありません――あの怪物は、私たちに任せてくださいッ!」 かすかに聞こえた声にアンリエッタが眼を見開いた。 鉄の巨人のその肩に、見慣れた人影を発見したからだ。 見間違えるはずもない桃色の髪。彼女の親友の――威風堂々とした立ち姿。 その傍らに立っている男は……ルイズの使い魔だろうか。 「それじゃあ、良いのね、やっちゃって?」 「ああ、構わない。存分に魔術を唱えてくれ!」 その言葉に答えて、ルイズは魔術を行使する。 目前の怪物に対してではない。 巨人の中に内臓された、『炉』に対してだ。 失敗魔法として嘲られていた爆発が、凄まじい勢いで動力を生み出し、 鉄の巨人へと活力をあたえ、振るうハンマーの威力へと繋がっていく。 その光景に、ルイズの使い魔である男は、心底から嬉しそうな笑みを浮かべた。 男は技術者だった。 戦う技術者だった。 世界を護る技術者だった。 彼のいた世界は、あの巨人と同じ、異形の存在によって脅かされていたのだ。 守らなければならない。その思いに突き動かされて、彼は立ち上がる。 無論、周囲には様々な思惑があったのだろう。 政治的な抗争などもあったのだろう。 だが、男の想いは、願いは、純粋そのものだった。 世界の平和を守るのだ。 子供の夢と笑われてしまいそうな考え。 だが、それを実現するために彼は奔走し――そして阻まれてしまった。 偶発的な事故などではない。 明らかに、男の気付かぬところで陰謀が張り巡らされていたのだ。 絶望した。 だが、失意に打ちひしがれる男には、新たなチャンスが与えられた。 それがこの異世界への召還。魔法という未知の力。 ――男は再び立ち上がる。 世界の平和を守るのだ。 そして今、彼と、彼の巨人は、まさしく世界の平和を守るために、ここにいる。 「やれぇっ、ジェットアローンッ! お前の力を見せてやれーッ!!」 時田シロウの魂の叫びが響き渡り、ジェットアローン、そのハルキゲニアにおける最初の戦いの幕が切って落とされた。 「新世紀エヴァンゲリオン」より『時田シロウ』
https://w.atwiki.jp/squad/pages/37.html
1 GK ディーン・カイリー 2 DF カール・フーフケンス 3 DF ポール・ロビンソン 4 DF マレク・ツェフ 5 DF レオン・バーネット 6 DF ニール・クレメント 7 MF ロベルト・コレン 8 MF ジョナサン・グリーニング 9 FW ロマン・ベドナール 10 FW イシュマエル・ミラー 11 MF クリス・ブラント 12 FW クレイグ・ビーティー 13 GK ルーク・ダニエルズ 14 MF キム・ドヒュン 15 FW シェリル・マクドナルド 16 FW ルーク・ムーア 17 MF グラハム・ドランス 18 DF ペドロ・ペレ 19 GK スコット・カーソン 20 MF フィリペ・テイシェイラ 21 MF ファン・カルロス・メンセゲス 22 DF ジャンニ・ズイフェルローン 23 DF アブドゥライェ・メイテ 24 DF シェルトン・マーティス 25 DF ジャレド・ホッジキス 26 DF ヨナス・オルション 27 MF ジェームズ・モリソン 28 MF ボルハ・バレロ 29 FW ジェイ・シンプソン 30 DF ライアン・ドンク 31 MF ユスフ・ムルンブ 32 FW マルク・アントワーヌ・フォルチュネ MF デイヴィッド・ウォラル
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1209.html
第十八話 『アルビオン暴風警報発令!』 ニューカッスル城から脱出する『イーグル』号の甲板の縁でウェザーは鍾乳洞を眺めていた。本当は見ていなかったのかも知れないが、とにかくそこを見ていたのだった。 甲板上にはウェザー以外にも脱出する非戦闘員たちが大勢乗り込んでいるためにかなりの人数が甲板にも溢れている。 不意に背後から声をかけられた。 「すみません、この船って後どれくらいで出るんでしょうか?」 若い女の声だった。しかしウェザーは振り返るでもなく答える。 「他で聞いてくれ」 「あれ?あなた・・・・・・あなたはまだ出発しないんですか?」 「・・・・・・・・・・・・」 視界の端にきれいな肌をした女の手が見えた。いつの間にか隣に移ってきていたらしい。そこでようやくウェザーはその女の姿を見た。 白いシャツに黒いプリーツスカートで、そこから覗く白い手足は眩しい。きめの細かい肌と声からまだ若い、それもルイズと変わらないくらいだろうと想像できた。 ただ、その素顔は目深に被ったつばの広い帽子のせいで見ることができない。上から見下ろすウェザーとややうつむき気味な少女では顔があわなかった。 「いや・・・理解できなくて悪いが、出発するのは俺じゃあなくてこの船だ」 「そうじゃあなくって・・・あなた、迷ってるのでしょう?呪われた自分には何もできないのに心は決まってる・・・そう顔に書いてあるもの」 心の中をズバリ当てられたウェザーは動揺して女から目をそらして再び壁を見るが、焦りから汗が垂れていた。落ち着いて再び隣を見ようとしたとき、左目の視界が陽炎のごとく揺らいで、少女の顔がよく見えなくなってしまったのだ。 「なんだ・・・これは?」 目を擦るが一向に視界は良くならない。そうこうしているうちに、視界がクリアになった。ただし、どこか知らない景色をとらえていたが。 「これは・・・・・・ウェールズと、ワルド?まさかルイズの視点か?」 使い魔が『主人と視覚を共有できる』ということを思い出したウェザーは右目を押さえてルイズの視界を注視する。ワルドの目つきが変わった。何か悪い予感がする。しかし、体は動いてくれない。 「どうして行かないの?」 今度は左目に手を当てて少女を見る。相変わらず顔は見えなかったが、心配してくれているのがなぜだかわかった。 「・・・俺には・・・・・・ペルラを死なせてしまった俺に・・・愛している者たちを救うことなどできるはずがない・・・・・・」 すると少女の口元が微笑んだ。魅力的な口元だった。ウェザーは自分より二回り近くも幼い少女を見ていることができなくなってしまい、また視線を泳がせた。 「あなたは純粋だから後悔しているのね。でも、後悔しないで。彼女はあなたと出会えたことを心から幸福に感じていたから・・・・・・あなたが生きていて嬉しいの。だって・・・今は心に嬉しいそよ風や激しい嵐、楽しい日差しも差すし、雨だって降るの。だってね・・・」 「・・・・・・まて・・・まさか・・・・・・君は・・・」 少女がウェザーの手をそよ風のように優しく包んだ。ウェザーは初めてのデートでお互いに恥ずかしがりながら、それでもしっかりと握った手の感触をはっきりと思い出した。 「あなたの心にあたしはいるから」 「君はまさかッ!」 ウェザーが勢いよく隣を見るが、そこにはすでに誰もいなかった。慌てて甲板中に視線を探らせると、例のつば広の帽子が目に付いた。急いで追いかけようとするが、ぎゅうぎゅう詰めの甲板では人混みをかき分けるのに時間がかかってしまう。 帽子は見る見る遠くへいってしまう。 「待ってくれ!ペルラ!君は・・・君は俺のせいでッ!」 叫びながら追いかけるが距離は離れていき、ついに消えてしまった。ウェザーはかまうことなく追いかけたが、反対側の舷縁についてしまった。どこからか風に乗って声が聞こえてきた。 (ウェザー・・・どうか世界を呪わないで。あなたと出会えたことを、あたしは愛しているから・・・だからウェザー、あなた自身を呪わないであげて・・・・・・あなたを信じている彼女を助けてあげて・・・) 「ペルラーーッ!!」 ウェザーは手すりに額を押し付けた。その肩が小刻みに震えている。その時、船員の出発の合図が上がった。 「これより本艦『イーグル』号は出航します!」 船がドックから徐々に離れていく。ウェザーはゆっくりと立ち上がると、手すりの上に乗った。 「お、おい君ィッ!危ないぞ!」 「気にするな。蹴り殺すぞ」 それだけ言うとウェザーはそこから飛んだ。距離はすでに十メートルは離れている。人間が飛べる距離じゃあない。 しかし見ていた人々が息を呑んだ瞬間、背中から突風が吹いてきた。いままであれだけ凪いでいたというのに、嵐のような風が吹き、ウェザーを捕まえるとそのまま港まで運んでいったのだ。 「こんな俺でも・・・信じてくれるのか?ルイズ・・・」 唖然とする甲板上の人たちを尻目に、ウェザーは礼拝堂目指して駆けだした。 「ウェザーッ!」 「待たせたなルイズ」 礼拝堂の扉に背を預けてウェザーは立っていた。相変わらず用途不明の角付き帽子も、ただでさえ高い背をさらに高く見せているつま先立ちも、渋さを湛えた男前な顔も、まぎれもなくウェザーのものだった。 「君は・・・もう『イーグル』号は出航したのではないのかね?」 ウェザーはそれには答えずにワルドめがけて強風をぶつけた。ワルドはひらりと舞い上がり、風をつかんで綺麗に着地した。その間にウェザーがルイズに駆け寄る。 「ウェザー・・・来てくれるって信じてた・・・」 「俺もお前が頑張ってるって信じてたよ。ところでウェールズは・・・」 ルイズの視線が始祖ブリミル像の下に向かった。そこには、白い礼装を赤く染め上げたウェールズが倒れていた。急いで風のセンサーをウェールズの周りに張ると、かすかにだが空気の乱れが感じられた。 「・・・・・・まだ呼吸をしているな」 「ホント?・・・そうか、咄嗟に腕で防いだからだわ!」 「よし・・・お前はウェールズのところへ行け。俺はワルドを倒す!」 二人が同時に別れたのを見てワルドは一瞬どちらに行こうか迷ったが、ウェザーに向けて杖を構えた。 「まずは一番厄介な君からだ。『ガンダールヴ』!」 杖の先から風の塊がウェザーめがけて迫ってくる。 「シャアラァッ!」 気合いと共に突きだした風圧のパンチがいとも容易く風の塊を打ち砕いた。そのまま突っ込んで拳を叩き込むがすんでの所でかわされてしまった。再び距離が開く。 「・・・・・・テメエ・・・手え抜いてんじゃねーぞ!決闘でそんなちゃちな魔法ごときじゃ俺は止められないことぐらいわかってるんだろう?それとも風のメイジなだけにマジでエアヘッドなのか?」 ウェザーの挑発にもワルドは余裕の表情を崩さない。杖を構えて薄く笑うだけだった。 「ふふふ・・・大した自信だな。だが、あの決闘で僕に勝ったからと言って調子に乗らないで貰いたい。君の言うとおり、僕はまだ底を見せてはいないのだからね」 「俺の手の内を見るためだったってのか?」 「その通りだ。おかげで君の――『ガンダールヴ』の力は把握できた。今武器を持たぬ君は以前よりも機動力に欠ける。しかも必殺の稲妻を軽減した。そして御教授しよう。風が最強たる所以を!」 ウェザーが風を使った突撃をかけるのと同時にワルドが呪文を詠唱した。 「ユビキタス・デル・ウィンデ・・・・・・」 呪文が完成して瞬間、ウェザーはワルドの姿がダブって見えていた。しかしそれは幻覚などではなく、たしかに二人いたのだ。さらに二人が三人に、三人が四人、四人が五人にわかれてウェザーを囲むように移動する。 「分身ッ!?なるほど、『桟橋』の男もお前の分身体か」 「いかにも。そしてただの分身ではないぞ!風は偏在するのだ!一人一人が意思を持ち魔法を唱え、君を追いつめていく!」 そう言うと五人のワルドたちがウェザーの周りを縦横無尽に移動し始める。ウェザーは首と目を動かし、必死にワルドたちの動きを追うが、その際に死角ができてしまいそこをワルドたちの魔法が襲う。 「ぐぅ・・・!」 ギリギリでかわしているが、徐々にウェザーのからだが切り刻まれていく。 「「「「「ワハハハハハハッ!これが我が必殺の陣形、『偏在の結界』!我がワルツの前に倒れ伏すがいい『ガンダールヴ』!」」」」」 五体のワルドの高笑いが四方八方から聞こえてきて耳障りなことこの上なかったが、ウェザーはニヤリと笑った。 「まあ、別々の場所にいられるよりはましか・・・」 「んむ?何か言ったかね?」 「ああ、言ったぜ。『ウェザー・リポート』ってな!」 瞬間、ウェザーを中心としてワルドたちを巻き込むようにして竜巻が立ちのぼった。上空に飛ばされたワルドたちは壁に激突して、風のように消えていった。 「カハッ!」 「今のは壁に叩き付けられたルイズの分だ・・・そしてどうやら、消えなかったお前が本物らしいな」 ウェザーがワルドを睨みつける。ワルドは口の血を拭うと、憤怒の形相で立ち上がり再び分身を作りだした。 「芸がないな・・・」 「黙れ!芸がないのは貴様の方だ!貴様と違い僕はメイジだぞ?操れるのは風だけではない!」 三体のワルドがウェザーを囲み、二体が上空へ舞い上がった。 「「「くらえ!『ライトニング・クラウド』!」」」 「「『ウィンド・ブレイク』!」」 地上では稲妻が、上空からは押しつぶすように風の塊が降り注ぐ。 だがウェザーは迷うことなく上空を選ぶと、エアバッグを足の下に作りトランポリンのようにして飛んだ。そのまま両の拳で『ウィンド・ブレイク』を撃ち抜き、二体のワルドを殴り飛ばす。どちらも偏在だ。 「飛んだな?上空に逃げ場はないぞ!そして桟橋での三倍の『ライトニング・クラウド』をくらえい!」 閃光が唸りを上げて空中のウェザーに疾る。しかしウェザーが手を向けた途端に雷の軌道が曲がってしまった。天井や壁に雷があたり瓦礫を落としていく。 「なにッ!」 「桟橋の三倍?俺はマイナスの電荷を含んだ空気を十倍用意したんだぞ?もっと頑張って見せろ!」 天井から降ってきた瓦礫をつかむとワルドめがけて投げつける。風をまとった大砲と化した瓦礫がやすやすと二体のワルドの頭と喉を穿った。しかし残り一体――本体はだけは咄嗟にガードしたことで多少ダメージを軽減しながら吹っ飛んだ。 「・・・まさか!」 「気付いたか?これが僕の逃走経路!」 ワルドは空中でくるりと体を回転させて着地した。ウェールズを庇っているルイズの目の前に! 「しまった!」 「もう遅い!」 「いやあッ、放して!」 もう一発を放ろうとしたが、それよりも先にワルドがルイズを盾にしてしまったために、振りかぶって止まった。 「てめえ・・・」 「汚いと言うのかい?まさかこの期に及んでそんな下らないことを言わないでくれよ」 ウェザーが奥歯を噛み締めたその時、ルイズが意味ありげな視線を送っていることに気づいた。ウェザーの手の中の瓦礫をみて、それからウェザーを見た。二人はアイコンタクトで小さく頷いた。 「んん?どうしたのかね?この程度で抵抗は終わりかい?」 「そうだな、もう・・・終いにしようぜ!」 その瞬間、ルイズがワルドの腕に噛みつき、同時にウェザーが瓦礫を投げつけた。 一瞬緩んだ拘束からルイズは脱しようとしたが、すんでのところで髪の毛を捕まれて持ち上げられ、ワルドの代わりにその細い肩に瓦礫を突き刺す羽目になってしまった。赤い血が流れる。 「ルイズッ!」 「あ・・・はあ・・・・・・」 「く、危ない危ない・・・ダメじゃないか『ガンダールヴ』、主人を傷つける使い魔は、しっかりと教育しなければいかんなあ」 そう言ってワルドはルイズをしっかりとロックして呪文を唱えた。偏在が再び現れてウェザーを囲む。 「おいたが過ぎる使い魔は――」 偏在四体が全員杖の先から青白い空気の渦を作りだした。 「「「「「串刺しの刑だッ!」」」」」 咄嗟に両腕で身を庇うが腕や肩に深々と杖が刺さり鮮血が吹きだした。その返り血を浴びたワルドの分身体たちが歓喜に顔を醜く歪ませる。 「く・・・う・・・・・・」 ウェザーの膝が崩れ落ちた。ワルドたちがその様子を見下ろしている。 「うぇ・・・ざー・・・」 「ハーハッハッハッハッハ!僕は伝説に!あの『ガンダールヴ』に勝ったんだ!やはり世界をつかむのはこの僕だ!これは暗示だ、伝説を打ち倒した僕こそが『世界』を掌握するにたる人間だというね!」 「ワルド・・・どうして?昔は・・・昔はこんなふうじゃなかったわ」 「昔?覚えていてくれたんだね、僕のルイズ。嬉しいよ」 言葉とは裏腹にルイズを拘束する腕に力が入っていく。 「い・・・たい・・・」 「なに?よく聞こえないよルイズ。小鳥のようなさえずりでは僕の耳には届かない。聞かせたいのならば・・・地獄のような絶叫を聞かせてくれ!」 一気に力を入れられたことにより、ルイズの腕はいとも簡単にあらぬ方向に曲がってしまった。ルイズの声にならない叫びにワルドが恍惚となる。 「~~~~~~~~~~ッ!!」 「んっん~、良い声だ。さすがは僕のルイズだ」 しかし、そんなワルドにとうとうウェザーが切れた。咆吼と共に立ち上がってくる。 「うおおおおおおおおお!!」 「無駄だ『ガンダールヴ』!お前が手を出せばルイズが――え?」 ワルドは目の前の光景が信じられずに間抜けな声を出してしまった。偏在たちが、喉に赤い槍を刺しているのだ。なにが起きたのか全く理解できていない顔をしたまま消えていった。 「全くもって、お前の長話に助けられたぜワルド。乾燥させて血槍を作り出すのにはすこし時間がかかるんでな・・・・・・そしてルイズ、お前の『覚悟』、確かに受け取ったぞ」 「なにいッ!」 なんとルイズの肩の傷口から血槍が伸びてワルドの喉元に刺さったのだ。ルイズの髪に隠れて気づけなかったのだ。 「ワルド・・・これであなたに届いたでしょう?あたしだって・・・ちっぽけだけど、やるときはやるの・・・よ」 「うおああッ!」 喉に刺さった血槍によってルイズは解放され、ウェザーが引き寄せてウェールズごとワルドから離した。だが、ウェザーも力が抜けて膝を突いてしまった。そこに背後から声が聞こえてくる。 「やって・・・くれる。だが、一手遅れたな。ルイズを助ける前に僕を倒すべきだった。この距離ならば僕の風の方が速い!」 あいかしワルドはすでに完成した呪文をウェザーめがけて撃とうとした瞬間に、いきなりバランスを崩して転倒してしまった。立とうとしても腕に力が入らない。 「な・・・なんだこれは・・・!?立て・・・ない・・・何かまずいぞ!」 「エンポリオが見つけてくれていた・・・潜在の中に眠っていた力だ。生物にとって最も身近にある猛毒・・・それが『酸素』だ。100%純粋な酸素は生物にとっては猛毒でしかない。 高濃度の酸素が鉄を錆びさせるように、人体の細胞分子からは電子を奪い、細胞を破壊していく!『ウェザー・リポート』・・・すでにこの部屋に純粋酸素を集めていた」 ルイズとウェールズは雲のスーツを着ることで純粋酸素から逃れている。 ワルドはウェザーの言っていることが理解できなかった。わかったことは、逃げなければヤバイと言うことだけだった。しかし体を反転させるのが限度で、体に力が入らなかった。その肩をウェザーがつかむ。 「やった・・・ウェザーが捕らえた!」 ウェザーに引き倒されたワルドが何かを言っている。 「ぐおっ・・・よ・・・よすんだウェザー君・・・」 背後を取られたワルドがもがくように動くがウェザーは決して逃がさない。 「決闘、桟橋、船内・・・君を殺すつもりならいつだってできた・・・だが君の『ガンダールヴ』が僕の力になると思ったから・・・右腕だけですんだんだ。これは・・・僕の都合のいい命乞いなんかではないんだ・・・」 苦しそうに切れ切れで喋るワルドをウェザーは冷たい目で見つめている。 「ルイズの才能と君の『ガンダールヴ』があれば・・・『世界』は目の前なんだ・・・手に入れるんだ・・・僕は『世界』を・・・『母』を手に入れなければならない・・・やめるんだウェザー君・・・僕を殺そうとするのはうあめるんだ・・・」 ルイズは唇をかんだ。醜い・・・これがわたしが憧れたワルドの真の姿なのか・・・。 見れば、ウェザーの瞳が正義に燃えている。 「そ、そうだ・・・僕が『世界』を手に入れたらその半分をあげよう!どうだね?破格だろう!は、はは「お前は・・・もう喋るな・・・」 醜くすがりつくワルドをウェザーがぴしゃりとはね除けた。 「お前は同じだ・・・『天国』を求め、積み上げた犠牲をやむなしと吐き捨てたあいつと・・・プッチと変わらない・・・お前のような奴には・・・『世界』どころか雲すら掴めはしない・・・お前は自分が『悪』だと気付いていない・・・もっともドス黒い『悪』だ・・・」 ワルドが混乱している・・・ワルドが怯えているッ!ワルドの!あの絶望に怯えている顔ッ! 「おおおおおおおおおッ!!」 「や・・・やめろ『ガンダールヴ』!お前は間違っている!平民のくせに・・・」 「ウェールズの分!トドメだッ!ワルドォォォーッ!!」 ウェザーの渾身の拳がワルドを吹き飛ばす。 「あげぎがあぁぁぁあぁあッ!」 地獄のような悲鳴と血を巻き上げてワルドが壁にめり込んだ。 「ウェザーが・・・勝った!」 「いや・・・まだだ」 「ウェールズ皇太子!?」 勝利に飛び跳ねようとしたルイズを諫めたのはウェールズだった。血を失ったからか酷く白く見える。 「まだと言うと?」 「聞こえないかい?馬の蹄と竜の羽音が・・・どうやら時刻はまもなく正午を迎えるようだ・・・・・・」 それはつまり『レコン・キスタ』総攻撃の時間。勝ち目のない、滅びの戦だ。 「そうだわ、ウェールズさま!お逃げになって!そのお体ではどのみち指揮なんて無理ですわ!」 「それは無理だ。このニューカッスル最後の船はすでに出た。逃げ道はないし、もとより逃げる気はない・・・」 まだルイズが何かを言おうとするが、ウェザーがウェールズに顔を近づけたので何も言えなくなってしまった。 「ようするに、あいつらを追っ払えばいいんだろう?」 「君は・・・確かに強い。スクウェアクラスに勝つ平民など聞いたことがないほどだ。それでも、相手は五万だ・・・」 「・・・なんとかしてやる」 「なぜそこまで言える?なぜ君は僕にかまうんだ!」 「愛する者同士が他人の無粋な手によって引き裂かれるのはもうたくさんだからだ。そんなもの、俺は認めねえ」 ウェザーの真っ直ぐな瞳にウェールズが息を呑んだ。 「あの王女は本当に純粋なんだ・・・お前の存在が彼女の心を照らす太陽であり、潤いの雨であるんだ!きっと春の日差しのような恋なのだろう。だが彼女は王女という立場をわきまえるのだろうな。 お前がいなくなれば表面上何事も無いかのように過ごし、政略結婚に臨むだろう。だが、そうなれば彼女の心の中にはもう二度と!雨さえ降らない!」 ウェザーがウェールズの胸ぐらを掴んで上体を引き起こして尋ねた。 「お前はアンリエッタを愛してねえのか?」 「・・・愛していないはずなど・・・」 「聞こえねえ。蹴り殺すぞ」 「私はアンリエッタを愛している!世界中の何よりもだッ!!」 しばし二人の視線が交差したあとで、ウェザーが笑った。そこへ兵士が駆け付けてきた。 「ウェールズ様!戦闘の準備をお早く――こ、これは一体!」 「ちょうどいい。おいお前、ケガを治せる奴を連れてこい。大至急だ。それから兵士を門出口に集めておけ」 兵士は平民がぞんざいな口をきくので怪訝な顔をしていたが、ウェールズが命令すると飛んでいこうとした。それをウェザーが呼び止める。 「大事なことを言い忘れてたぜ」 全員が何事かとウェザーを見る。少しタメを取ってから、ウェザーは言った。 「カタツムリに気をつけな」
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/215.html
ヴィリー・タイバーは、『ピーターパン』のタイガー・リリーが元ネタの一つで、ネイティブ・アメリカンを指します。 タイガーは虎であり、寅です。 ヴィリー・タイバーは、主に目と鼻の描き方がアルミンと同じなので、アルミンと関係する人物だと考えられます。 ある意味でアルミンと同一人物だと言っていいでしょう。 状況証拠もあります。 タイバー家の巨人である戦鎚の巨人は様々な武器を創り出して戦いますが、そのなかに「複数条の鞭」があります。 この武器は漫画『ベルセルク』でも登場した「ウルミ」という武器です。(『ベルセルク』ではウルミンと表記) 古代インドなどで使用された非常に特殊な武器です。 ウルミとアルミンはよく似ていますね。 ちなみにウルミとは「雷の音」という意味だそうです。 雷音と書くと「ライオン」と読めますね。 ヴィリー・タイバーは、マーレの影の支配者。 タイガーなので「マーレの虎」、つまり「マレーの虎」であり、大日本帝国陸軍の名将、山下奉文将軍も指します。 もっとも、マーレを見る限り、海外でも言われているようにチャイナや朝鮮、ナチス・ドイツのほうが遙かに近い存在ですね。 チャイナと朝鮮の日本侵略は、アメリカ人のアメリカ侵略を参考にしていると言われ手います。 アメリカ人は勝手な法律を作り、欲の無い善良なネイティブ・アメリカンの土地を買い占め、本来の正当な住民を追い出しました。 ペルーなども同じ状況で、中世に白人が同じ手口で土地を買い占めたため、本来のペルー人は白人の土地を借りて住み、土地を貸した白人は莫大な土地代で貴族のように暮らしています。 だから今、チャイナと朝鮮は日本の土地を買い漁っているのです。 こうした土地侵略を日本政府は把握しており、今ちょうど法律で対処し始めたところです。 ちなみに、チャイナの本格的な侵略は来年3月頃から始まると各国は見ています。 北京冬季オリンピックが来年2022年2月にあるので、それまでは軍事行動を起こして日本とアメリカを怒らせないだろうという意見が大勢であり、これはテレビでも報道されていますので見た方も多いでしょう。 上記のように、チャイナと朝鮮は日本人とネイティブ・アメリカンを同一視しています。 両国とも、激しい人種差別、身分差別が存在する国家です。 「日本人を同じ目に合わせてやる、侵略して奴隷にしてやるぞ」といういうわけです。 これも状況証拠ですが、ネイティブ・アメリカンへの人種差別が再燃している証拠として、かつてはネイティブ・アメリカンへの人種差別だから放送を禁止されていた昔の西部劇が、最近になって急に、日本のBS放送で大量に放映されています。 ここでアズマビト・キヨミの言葉を思い出してください。 宣戦布告の直前、キヨミはヴィリーに「あなた方は勇敢です 我々の一族はよく知ってますもの」と言っています。 ヴィリーは日本人とネイティブ・アメリカンの両方を体現しているので、キヨミはアメリカ人と見る事ができます。 アメリカ人はネイティブ・アメリカンと日本人の両方と戦っており、どちらも勇敢であったことを認めています。 特に実際に戦ったアメリカ人は、世間に流布されたデマなどは軍内で教えていません。 デマを信じて戦うと戦争に負けてしまうからです。 ですから、米軍で教育を受けた者は、日本軍がどれほどフェアに、どれほど勇敢に戦ったか、その強さをきちんと教えられているため、日本軍を非常に尊敬しています。 私は以前に、「作中の世界は、歴史の敗者と勝者が逆転した世界」と書きました。 東洋人に見えるキヨミの中身が白人という事もあり得るでしょう。 敗者が勝利者として生活できる世界があったら、彼らは絶対にこの世界を変えたくないでしょう。 ヴィリーは虎。 では、アルミンも虎と考えられます。 エレンも超大型巨人ベルトルト(バズズ)の注意を引きつけるために焼け死んだアルミンに「お前が誰よりも… 勇敢なことぐらい…」と評価しています。 そこで、こうしてみてはどうでしょうか? 「アル虎ミン」。 アルトラミンを少し変えると「ウルトラマン」になります。 これでタイバーがなぜ一家で出てくるのかも分かります。 「ウルトラの家族」だからです。 ウルトラマンは「光の巨人」ですね。 また、ウルトラマンは日本三大特撮のひとつです。 日本の特撮が伏線なら、エレンは「ゴジラ」(548→845)、ミカサ/アッカーマンは「戦隊もの」と見る事ができます。 以前も書いたように、私はアッカーマンは「赤ちゃん(アッカマン)」「アクマ(悪魔)」「アクム(悪夢)」「農夫」そして「ウィッカーマン」だと考えています。 つまりアッカーマンはイケニエの全人類をまとめる「巨人型の檻(檻の巨人)」、人類を野菜や穀物などの農作物として刈り取る農夫です。 これは「九つの巨人」の絵に隠された伏線にも通じます。 あの絵には9体の巨人の他に、人々と、雲と、光(太陽)が描かれています。 つまり、人の巨人、雲の巨人、光の巨人です。
https://w.atwiki.jp/shingekititan/pages/11.html
巨人はテラフォーミングや遺伝子保護、災害用生体シェルターや外宇宙探査スーツなど一定の目的のために存在していると考えられる。 その大きな特徴は、体が欠損しても(うなじを瞬間的に切り取られない限り)無限に再生するという不死性にある。 おそらく目的達成のために不死性が必要だと考えられ、まずその不死性を支えるシステムを考察する。 ◎巨人酵母で満たされた大気 壁世界の大気は、巨人の体組織を構成する酵母で満たされている。 人間は自分の体組織を消費して傷を治すが、巨人は大気中から体組織の原料を吸収して傷を治す事ができる。 いわば世界全体が巨人の培養液で満たされた「巨人の生命維持装置」になっているのである。 壁世界=巨人酵母で満たされた限定空間の中では、巨人は不死なのである。 ◎エレンの巨人化システム エレンの巨人化にはいくつかの特徴がある。原作チームの意図的なミスリードが含まれている可能性もあるが、作品中の描写を列挙してゆく。 ・肉体を傷つけなくてはならない(上記の巨人再生システムを利用していると考えられる) ・目的意識がなくてはならない ・意識がないと再生できない ・巨人化時に光を発する(アニメでは上空からの雷のような描写。上空に巨人化装置があり、地上からの指令で巨人化のビームあるいは電撃を発射?) ・地表でなければならない(井戸の実験と対アニ戦の地下道。巨人化信号を上空から認識できない?) ・広い空間が無ければならない(井戸の実験と対アニ戦の地下道。巨人の原料となる大量の大気が必要) ・日光がなければならない(井戸の実験と対アニ戦の地下道。巨人の活動エネルギー源。光合成) ・長時間の巨人化は不可能(思考能力の低下。記憶障害。異常行動。人間体が巨人体と癒着) ・何度も巨人化すると劣化してゆく(肉体も不完全。精神に異常。人間に戻った際の記憶障害)
https://w.atwiki.jp/sinngekinkyojin/pages/37.html
〜カバー裏の文字〜 巨人の圧倒的な戦力に成す術もなく、人類は新天地への航海を余儀なくされた。 このとき人類のほとんどが死滅したが、その大半は人同士の手によるのでした。 巨人の出現により住みかを失い、逃げ惑う人々。 船に乗れたのは、ごく少数の権力者たちのみであった。 航海は難航を極め、約半数が目的地に到達することなく消息を絶った。 新天地には、元々長大な壁が用意された。 新大陸、ここを我々は神聖なるものとして崇める。 この壁の中には、人類の理想がある。 この壁の中に永久に争いのない世界を創ろう。