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男が山を登っていると草むらからガサガサと音がする。 「ゆっくりしていってね!」 そう言いながら飛び出してきたのはゆっくりれいむ。極めて普通のゆっくりだ。何度か山で出くわしているお兄さんの顔なじみである。 「はいはい、ゆっくりしていきますよ」 「ゆっ!」 お兄さんはしばらくれいむとゆっくりしていった。 かれこれ1時間ほどゆっくりしていたられいむの腹(どこにあるかは不明だ)が鳴った。 「ゆぅ、おなかがすいたよ……」 「そうかい、餌をとりに行かなくてもいいのかい?」 「いつもはそうしてるけどおなかがすいてうごけないよ……」 実際かなり動きが緩慢としてきている。本当に動けないんだろう。 「それは困ったね、ならお兄さんが持ってきた柿を食べようか」 「ゆゆっ、おにいさんありがとう!」 こうして、お兄さんとれいむは柿を一緒に食べた。柿を食べ終えた後、れいむはふとした疑問をお兄さんに聞く。 「おにいさん、なんでれいむたちにはにんげんさんのおかしとかをくれないの? れいむのおともだちはにんげんさんからおかしをもらったことがあるっていってたよ」 「俺が渡さない理由はだね、君達がお菓子にとりつかれてしまうからなんだよ」 「ゆゆっ?とりつかれる?」 「うん、君達はお菓子を食べるとそれしか目に入らなくなることがあるんだ」 「どういうこと?」 「いままで食べてきた草さんや虫さんをあまり美味しく感じなくなっちゃうことがあるんだ。 皆がみんなじゃないけどね、君達が今まで食べてきたものとは違うからそうなることが起こるらしいんだ」 「それはこまるよ!」 「だろう?毎日俺がここにお菓子を持って来るわけも行かないからさ、 大丈夫かもしれないけど俺がやったお菓子が原因でそんな目には合わせたくないからね」 「ゆっくりりかいしたよ! くだものさんもあまいしおいしいよ!」 「そりゃど~も」 それからもうしばらくしてお兄さんとゆっくりは別れた。 後書き また小ネタです……。 ある意味、野生動物に餌をやらないでください、という話をゆっくりに理解させるのは話が通じるぶん楽なのかもしれません。 以前書いたもの・ゆっくりゆーぎ 名前 コメント
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『ゆっくり住み着いてるよ!』 都会でなくとも、今は余程の田舎で無ければ星は見えない。 そんな夜に僕は、家の近くの公園でぶらぶらしていた。 「ゆ!?どうしたの?おにいさん!」 そんな僕に声を掛けたのは、ここに住み着いてるゆっくりかなこだった。 「……ちょっと、お前らの家に入らせてもらっていいか?」 ここで言う「家」とは、この公園にある大きな滑り台のことだ。 かなこはそこに住み着いてる。 「いいわよ!ふたりともよろこぶから!!」 かなこの許可を貰った僕は滑り台の中に入る。 「おにいさんこんばんは!ゆっくりしていってくださいね!!」 「あうー!ゆっくりしていってね!!」 こいつらはかなこと一緒に住んでいるゆっくりさなえとゆっくりすわこだ。 「おにいさん、なんでこんなおそくにきたの?」 すわこが不思議そうに聞く。 それも当然だ。時刻はもう八時を過ぎている。 「……まぁ、ちょっと。」 僕はうつむいた。話すべきかどうするか。 「どうしたんですか、おにいさん。」 心配そうにさなえが尋ねた。 ……こいつら相手では、愚痴にしかならないだろうけど、変に不安にさせるのも駄目かな。 「……母さんと高校の事で揉めてさ、家出したんだ。 僕の為とか言って、自分の見栄の為に進学校に行くように言ってるんだから、 僕が出て行って困ってるだろうね。……いい気味さ。」 僕がそう愚痴を言い終わると、 「おんばしらぁー!!!」 「ひでぶっ?!」 かなこの千歳飴が飛んで来た。 「よくわかんないけど、おやをこまらせていいきみだ、 なんてさいていだよ!! ゆっくりはんせいなさい!!」 うう、ゆっくりに説教された……。 「まあまあ、かなこ。おにいさんだって、いろいろつらいんだよ!! ここはゆっくりなぐさめてあげようよ!!」 すわこが優しくフォローしてくれた。 が。 「すわこ……あんたええかっこしいだよ!!」 「いいよ、かなこ。けっちゃくつけようか!!」 と、2匹とも体を押し付けあっての喧嘩を始めた。 『うりうりうりうりうりうり!!!』 ……結局、僕は無視されたようだ。 そう思っていると、 「おにいさん。」 さなえが声をかけてくれた。 「わたしも、おにいさんのおはなしはよくわかりませんでしたけど、 おやごさんと、ちゃんとはなしあったほうがいいですよ!!」 さなえはそういうと、体ごと夜空を見上げた。 「ここからだと、おほしさまはみえませんけど、たしかにおそらにあるんですよ。」 ……これは、ゆっくりに諭されているのだろうか。 僕が分かってないだけで、母さんは見栄なんかじゃなく、 僕を思って、進学校に行けと言ってるんだと。 でも…… そんな風に考えていると、 『すっきりー!!!』 という声が聞こえた。 見るとかなことすわこがヘブン状態になっていた。 喧嘩で体を押し付けあっていたら、いつの間にかすっきりしていたみたいだ。 「……あほらし。」 僕はそう呟いて、滑り台の外に出た。 「ゆ!おにいさん、どこへいかれるんですか!!」 さなえがそう言うと、かなことすわこも 「まだまだゆっくりしていくといいのに!!」 「あーうー!ゆっくりしていってね!!」 と言ってきた。 「もう帰るよ。やっぱ、母さん心配してるだろうし。」 僕がそう言うと、かなこは かなこは自慢気な顔になった。 「ゆ!いいこころがけね!! おかあさんをだいじになさいよ!!」 「分かった、分かった。じゃ、また明日、な。」 『またあしたね!!!』 三匹と別れた帰り道に空を見上げた。 夜空は相変わらず星空ではなかったけど、僕には妙に綺麗だと思えた。 さなえさん・・・ -- 名無しさん (2010-11-28 14 31 17) すわこ可愛すぎ!w -- あほ (2011-12-11 11 57 03) 名前 コメント
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前々回 前回 ゆっくりもこうを飼おう その3 人間の里にクリスマスの時期がやってきた この幻想卿は日本にあるが、西洋系の妖怪もいるため西洋の文化も幻想入りしていた クリスマスもその一つで、皆がそれぞれに祝い事をしていた 最も、ただ飲み会をする口実を欲しかっただけかも知れないが 「もっこもっこにしてやんよ!」 そして私も今、もこうのクリスマスプレゼントを考えていた よく手伝いをしてくれるのでささやかなものを送ろうと考えたのであったが そもそもゆっくりには何を送ればいいのだろうか? もこうはというと最近流行った歌を歌っている そのせいか鳴き声が今までの「ゆ!」だったのが「もこ!」に変わってしまった これはこれで個性があって悪くはないのだが 「なぁ、もこうは何か欲しいものはあるか?」 「もこ!もこうはおにいさんといっしょならそれでいいよ!」 と中々に殊勝なことを言ってくれる ここまで賢く育ってくれたのは嬉しいが、こういうときは素直に欲しい物を言って欲しいものだ と、ここで扉がドンドンと叩かれた ノックにしては低いところから聞こえてきたが相手が分かっているので気にしない 「お、ちぇんか」 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 友人のちぇんが遊びに来た ちぇんは丁寧にゆっくりの挨拶をする もこうも挨拶をしてちぇんを招き入れた 「わかるよーちぇんはあそびにきたんだよー」 友人の家とは割と近所なためたまにちぇんが遊びに来る 逆にもこうを遊びに行かせるときもある らんは最近ちぇんの親離れを見守っているらしくあまり着いてくることはなかった 「もこ!ゆっくりあそぼうね!」 ちぇんには飼いゆっくりであることを示すバッジが付けてある このバッジは飼いゆっくりの賢さを現す一種の目安だ ランク分けされておりちぇんはシルバーバッジ その上のゴールドバッジは店の手伝いをするゆっくりなどが付けているため、ペット用と言うよりも商業用に近い が、ペット用であっても賢いゆっくりはゴールドバッジを取得することが出来るため時々付けているゆっくりがいる ちなみにもこうも先日シルバーバッジを取得したばかりだ 今まではお手製のリボンを付けて飼われていることを証明していた 確からんは近々ゴールドバッジの試験を受けるらしい ゆっくりらんは賢いので案外合格するかも知れない 「もこ、もこうがあっためてあげるよ!」 考え事をしているとおやつにと上げたおにぎりをもこうが頬張っていた 炎を上手く操ることが出来るようになり、なんと口に入れたものを軽く温めることが出来るようにまでなった もこうが口からおにぎりを出すとそれは焼きおにぎりになっていた 「わかるよーやきおにぎりだねーもこうはすごいよー!」 「もこ♪」 焼きおにぎりをちぇんと半分ずつわけるもこう 二匹ともふーふーしながらおにぎりを食べていた やはり、ゆっくり同士で遊ぶのは楽しいようで二匹は時間を忘れて遊んだ ドンドンとまた扉が叩かれ、開けてみるとそこにはゆっくりらんの姿が 「らんはちぇんをむかえにきたよ!そろそろおうちにかえるよ!」 ゆっくりのお迎えだ こういう風景を見られるとは中々に貴重なものだ 「わからないよー。まだくらくないよー?」 「おにいさんがさんたさんにてがみをかくかららんがむかえにきたよ!」 「もこ?」 まだ遊びたいというちぇんにらんが「サンタに手紙を書く」と言う それを聞いたちぇんは「わかったよー」と言いらんの元へとテポテポて歩いていく 「ちぇんはもうかえるね!もこうもおにいさんもゆっくりしてね!」 「ゆっくりしてね!」 らんがペコりとお辞儀をすると二匹は器用に戸を閉めて友人宅へと帰っていった 「もこ?おにいさん、さんたさんってなあに?」 「あぁ、サンタさんはな…」 もこうにサンタの説明をしていなかったことを思い出した もこうにはサンタとは良いゆっくりにプレゼントをくれる人だと教えることにした これならば何か聞き出せるかも知れない 「サンタさんは良いことをしてるゆっくりにプレゼントをくれる人なんだよ」 「もこ!?」 「もこうはサンタさんにお願いするものはないかい?」 「もこ…」 どうやらもこうにも欲しい物があるようで、言うか言うまいかともじもじと迷っている 少し考えた後にもこうは意を決して 「もこうはかぞくがほしいよ!」 「かぞく…だと…?」 もこうはペットショップで購入したために早期に親元から離されている そのせいかゆっくりの家族に憧れているようだ 先ほどもらんと一緒に帰るちぇんを羨ましそうに見ていた 「さんたさんにおねがいするね!」 「あぁ…」 が、私には難しい問題だ 成体ゆっくりを連れてこようにももこう種は珍しいためまず見かけない ペットショップでも成体もこうは見なかった かといって別の種類のゆっくりをあてがうわけにもいかない それは成体ゆっくりにももこうのためにもならないからだ シルバーバッジ取得記念に新しいケージを買ってあげたときに大喜びしていたのを見て油断してしまった 幸い、小博打で得た金があるため金銭的な問題がないのが救いだが 「もこうは良いゆっくりだからゆっくりやすむね!」 遊び疲れたのかもこうは新しいケージへと戻り寝床で休み始めた と言うわけで今から急いでペットショップへ行こう 「え~成体のもこうですか?希少種の成体は中々いないんですよ…」 「そうですか…」 ダメ元で聞いてみたが、やはり珍しいだけあってこの店にはいないらしい 「明日になれば、ブリーダーさんからまた新しいゆっくりを引き取るんですがその時にもう一度来てはどうですか?」 「分かりました…今日はこのゆっくり用高級フードをください」 クリスマス用に豪華なフードを買って帰った 明日また来るが今日のウチに用意は済ませておこう 家に帰るともこうはまだ眠っていたので、帰りに買った小さめのクリスマスツリーを飾ることにした 小さいながらも色とりどりのイルミネーションにプレゼントやサンタ、靴下を模した飾りに極めつけはツリーの一番上にある大きな星だ なんでも、とある魔法使いが出したらしくその輝きは宇宙の星を連想させる ゆっくり用高級フードを冷蔵庫にしまい、準備はできた 次の日、再びペットショップを訪れるとケースの中のゆっくり達が一新していた クリスマスプレゼントに買っていく客が多くなったために買い手が見つかったゆっくりは別のスペースに移したらしい 新たなケージの中にはこれまた新しいゆっくり達がゆっくりとしていた 狭いながらもゆっくりできるように設計されたケースのためゆっくりは幸せそうにしている 「「あるゆっくりしたひのこと~♪」」 「ありしゅはゆっきゅりしゅるよ」 「いもうとたちもゆっくりしてね!」 歌を歌うものからまだ眠いのか藁の上で眠るもの、どのゆっくりもそれぞれゆっくりしていた 「いらっしゃいませ。あぁ、あなたですか、残念ながらもこうは今回いないんですよ」 「やっぱり難しいですよね…」 「えぇ、もこうはいませんが今回も希少種を仕入れたんですよ」 ちょっと見てみませんか、と店主は私にケージを指し示す そこには特徴的な帽子を頭に乗せたゆっくりが眠っていた 青みが掛かった銀色の髪をしたそのゆっくり、ゆっくりけーね 帽子はさしずめ三重の塔、と言った感じで物理的法則を無視したかのように頭の上に乗っかっている 「ゆっくりけーね、名ブリーダーの×××さんが育てたゆっくりから産まれたんですよ」 血統書を見せてくるがそんなものは別にどうでもいい この特徴的な帽子に私は一目惚れしてしまった 昔から私は主人公よりも脇役が好きになってしまうタイプでグ○ンラ○ンより○ング○タンが好きだ その私の心をこのゆっくり(の帽子)は掴んではなさい 「店主、このゆっくりをくれ」 と、思わず即決してしまったのである 店を出た後に、我に返った もこうのクリスマスプレゼントを買いに来たというのに何と言うことを… 店主には今晩取りに来ると伝えて買い手が付いたことを示す札を貼ってもらってあるが考えると軽率すぎた キャンセルするわけにもいかず、もこうへのクリスマスプレゼントはゆっくりけーねと決まってしまった 「おにいさん!くつしたをつるしてね!」 「分かった分かった」 もこうにサンタはくつしたにプレゼントを入れると教えたところくつしたをねだられたのでゆっくりが一匹はいるほどの靴下を用意した それを壁に吊して後はプレゼントをいれるだけ もこうは楽しみなのかどこかそわそわしている 「もこ~…さんたさんはいつくるの?」 「サンタさんはみんなが寝ている時に来るんだ。夜更かししたらサンタさんは来ないぞ」 「もこ!きょうははやくねるね!おにいさん、おやすみなさい」 「あぁ、おやすみ」 もこうは昨日と同じくケージの中の藁の上で寝ている このケージは少々奮発したためゆっくり二匹なら余裕ではいる大きさはある 今はもこう一匹のため空きスペースがある 「さて、そろそろかな」 時計を見ると約束の時間が近くなっていたので私はペットショップへと急ぐことにした ペットショップでけーねを受け取った 今回はケージはないため手で直接抱えている けーねが寒くないようにと店主がゆっくり用毛布をサービスしてくれたため今はすやすや眠っている この分だと上手くいきそうだ 家に帰るともこうが眠っているのを確認してから靴下にけーねをいれる 流石に宙ぶらりんは可哀想なので靴下は床に降ろしておく 後は明日になりもこうが起きるのを待つだけだ 翌日、もこうはいつもより早く起きて逆に私を起こした 「おにいさん、ゆっくりはやくおきてね!」 私の顔をペチペチと叩いてくるのでたまらず起きてしまった 「まだ6時だぞ…」 「ゆっくりごめんね!でもくつしたさんがゆかにあるよ!」 ソワソワと靴下を見るもこう その眼はキラキラと輝いていた 「…サンタさんが来てくれたみたいだな」 「もこ♪」 膨らんだ靴下を見てもこうは上機嫌のようだ 「ゆっくりしていってね!」 この挨拶を聞いたゆっくりは反射的に返してしまう習性を持っている それは靴下の中のけーねも例外ではなく 「ゆっくりしていってね!」 と、靴下の中から這い出てきた 「ゆ?ここはどこ?」 けーねは見慣れない部屋に少々戸惑っているようだがもこうは大喜びだ 「もこ!おにいさん、ゆっくりがいるよ!」 「あぁ、おまえの家族だ」 それを聞くともこうはけーねに歩み寄った 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 互いに顔を合わせて挨拶を交わし 「もこ!もこうはもこうだよ、ここはおにいさんのおうちだよ!」 「けーねはけーねだよ!もこうはとってもゆっくりできるゆっくりだね!」 少々肌寒かったが、それでもけーねはもこうの近くにいると暖かかった もこうもゆっくりにとっての最大の賛美を送られて顔を赤くして照れていた 「けーねともこうはかぞくだよ!ゆっくりしようね!」 「ゆっくりしようね!」 けーねももこうもまだ子ゆっくり。野生では時折親を亡くしたゆっくりが他のゆっくりの家族に迎え入れられることがあると聞いたがどうやらけーねももこうのことを家族と思ってくれたようだ 二匹は楽しそうに家の中を走り回っていた 夜にはいつもより豪華な餌を与えてあげた けーねはぱちゅりー種のように賢いため舌が肥えることもなく、普通の餌も一緒に食べてくれたので一安心だ 「「む~しゃむ~しゃ、しあわせ~♪」」 けーねはこの家ともこうが気に入ったようで、幸せな顔をしている もこうも初めての家族にとても喜んでいる 大きめのケージが役に立ち二匹は藁の上で寄り添うように眠りだした 最初はどうなることかと思ったが、これはこれで良い結果に終わってくれた 「メリークリスマス、もこう、けーね」 ゆっくり用毛布を掛けてやり、私も床に付いた… 時間とネタの都合上残念ながらラオめーりんの話がかけません(´;ω;`) れみりゃサンタとか考えてたんですが… もこたんかぁいいよお(´;ω;`) -- 名無しさん (2009-01-16 16 55 24) ラ、ラオめーりんの人だったのか‥!人の成長というのは素晴らしいですね ああもう本気で可愛いわ、みんな。飼いたい、マジで切に思う飼いたい。 そして希少種と聞いてけーねではなくかぐやを想像してしまった私はかぐもこ派。でもたまにはけねもこも良いよね!! -- 名無しさん (2009-01-16 17 31 21) くおお、かわええのう -- 名無しさん (2009-01-16 18 18 23) ほのぼのー -- 名無しさん (2009-01-27 23 47 52) グ○ンラ○ンより○ング○タン は、 グレンラガンよりキングキタンでしょうか?? -- 特定の種だけゆっくり愛でな人 (2009-02-28 16 13 28) けねもこは俺のジャスティス -- 名無しさん (2010-01-23 01 06 40) やっぱけねもこだね。 -- 名無しさん (2010-12-01 15 01 32) バッジとか舌が肥えるとかお好きですね -- 名無しさん (2012-06-12 20 47 18) ゆっくりけーねは、ゆっくりもこうのことをもこたんと言う。 -- 白上沢慧音 (2012-09-25 21 24 01) ↑先生何やってんですかwww -- 名無しさん (2012-12-25 18 39 18) やっぱけねもこだね。 もこけーねだろ -- yiuyiuiyiuiyiuyiuyiuyiuyiuyiuyiuyiuyiuyiuyiu (2019-11-21 16 45 36) とってもゆっくり出来るよー -- もこうの愛でがみたい人 (2022-01-09 18 57 41) 名前 コメント
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『ゆっくりりぐる』 りぐるは蛍の様なゆっくりだ。大体は後ろ髪を虫の薄羽根のように使って飛び、 綺麗な水辺に住み付き、同じく水辺に住むゆっくり達と交友を結ぶ。 「ゆっくりしていってね!!!」 「ぶーん。ゆっくりしていってね!!!」 ご近所のれいむとご挨拶だ。蛍なのにぶーんが口癖で良く他の虫に間違われる。 というよりもこの挨拶のとき以外はぶーんとしか言わないことが多い。 ひたすらにマイペースな所は同じくゆっくりのちるのと似ていた。 「いっしょにゆっくりしようね!!」 「ぶーん!!」 仲良しのれいむのお誘いだ。りぐるは嬉しそうにした後、 れいむの目線ぐらいまで高度を下げ、仲良く川辺で追いかけっこする。 しばらく遊んでお昼時。 「おなかすいたよ!!!」 「ぶーん!!!」 いきなり森林の中に突っ込むりぐる。 「ゆゆ?どこいくの?!」 そう言ったれいむの元にしばらくしてから、何かを口に咥えたりぐる戻ってきた。 それをポトッと落してなにやら自慢げな顔でれいむを眺める。 「みみずさんだね!!」 「ぶん!!」 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!!」「びゅーんびゅーん、しあわせー!!」 りぐるは他のゆっくりに比べ雑食性に劣る。 淡水に住む巻貝、カタツムリに土中に住むミミズなどしか食べられないのだ。 だから、そういった貝類がすむ比較的綺麗な水辺や湿地帯でしかりぐるを見ることはない。 「すこしかわにつかってゆっくりしようね!!」 「ぶーん!!」 ・・・・・・・・・。 「ゆ。そろそろあぶないね!!ゆっくりつかっていたところがむずむずしだしたよ!!」 水に浸かった時のいつもの危険信号にれいむはすぐに水から飛び出す。 「ぶーん」 「ゆ!!あんまりおみずにつかってゆっくりしすぎるとだめだよ!!」 りぐるは平気な顔でぼけーとしていた。 水辺に住む性質上、りぐるの皮は水に溶けにくいお餅なのだ。 あせあせとするれいむを尻目に一人でしばらくぼーっとしていた。 そんなこんなで日が暮れて、 これからがりぐる達の本当の魅力が発揮される時間となる。 れみりゃも友好的なこの地方の川辺はゆっくり達の夜の社交場だ。 そしてそれを彩るりぐる達の見せ場でも合った。 後頭部をピカーッと光らせ飛び回るりぐる達は、それその物が計算された ライトアップに勝るとも劣らない美しい光の軌道を浮かばせ、 川辺に居るゆっくり達はそれに見惚れて愛を語り合う。 そして、れいむの友のりぐるも楽しげに存分に飛び回るりぐる達の中に居た。 とまあ長所も短所も多いのだが、ゆっくり達の内輪でりぐるは敬遠されることが多い。その理由は・・・。 「あつい!!ゆっくりはなれてね!!!りぐるたちみんなでれいむにあつまらないでね!!」 先程のりぐるの仲間だろう。6体のりぐるが甘えるようにれいむに擦り寄っている。 そう、りぐるはよく仲良しのゆっくりに、たかるようにすりすりしてくる甘えん坊さんなのだ。 まあ、このれいむもりぐるを嫌うほど嫌がっているわけではない、 りぐる達とはこれからも仲良くやっていくことだろう。 即興の人 このゆっくりりぐる達に 会える水辺はどこにありますか? -- 名無しさん (2010-03-02 09 05 43) ゆっくりりぐる可愛いな♪ -- 名無しさん (2010-04-09 15 05 09) ゴミはちゃんと持って帰ろう -- 名無しさん (2013-07-06 07 07 10) 名前 コメント
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ゆっくり信仰していってね!!! 気楽 幻 東 レミリアの気まぐれ レミリア編 気楽 幻 家 東 レミリアの気まぐれ パチュリー編 気楽 幻 家 東 ビグ・れいむ オマ 幻 人 てんこと永江さん オマ 幻 東 永遠亭のゆっくり研究施設取材 気楽 幻 東 本格的 パチュムキュレスリング 性 オマ 幻 東 オンバシラキャノン 悪戯 幻 東 幽香の悪夢 シリアス 幻 東 ゆ・っくりてんせいⅢ のくたーん オマ 現 動 すわこの群生地 気楽 幻 東 魔理沙ととかいはなありす 悪戯 幻 東 小ネタ236 サイコ・まりさ オマ 野生 小ネタ245 ゆっくり式若返り術 気楽 ぱちゅりーとこぁ 気楽 小ネタ320 アルヴァてるよ 気楽 小ネタ384 風船ゆっくり 気楽 幻 東 ビグザれいむ 気楽 東 弾幕アマノジャク異聞 ゆっくりしている場合じゃねぇ!!! 気楽 幻 東 神社の朝 気楽 幻 東 ・アリスとゆっくりありすの生活 アリスとゆっくりありすの生活 シリアス 幻 家 東 アリスとゆっくりありすの生活 その2 気楽 幻 家 東 アリスとゆっくりありすの生活 その3 気楽 幻 家 東 ・企画もの 【ゆイタニック号のゆ劇】運送業の意地 【2011年夏企画】ゆっくりあやVSきめぇ丸 競争編
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『ゆっくりちぇんとゆっくりらんしゃま』 ある日、俺は気分転換に原っぱに散歩に出ていた。すると、どこからか声が聞こえてくる。 辺りを見回したが俺以外に人はいない。不思議に思い、声のする方に行ってみるとそこには 猫耳が生えた生首と狐のシッポがたくさん生えている生首ような生物がじゃれ合っているのを目にした。 普通の人なら奇怪に思うところだが、俺はかねがね里の奴らから噂だけ聞いていたゆっくりちぇんとゆっくりらんしゃまという生物ということが分かっていたので、奇妙に思うことは全くなかった。 最近この里のはずれに増えているらしいゆっくり。誰がつけたかは知らんが、その生物の言う「ゆっくりしていってね!」という言葉がそのまま名前になったらしい。 一部のゆっくりは田畑を荒らしたり、村の家に押しかけて自分の家だと出張したりするらしいが、基本的には無害で可愛らしい生き物だということだ。 「ちぇえええん!ちぇええええん!」 「わかるよー!らんしゃまのほうくるよー!」 ゆっくりらんしゃまはゆっくりちぇんの名を叫ぶ。するとゆっくりちぇんは無垢な子供のようにもぞもぞとゆっくりらんしゃまの方に近づく 普段あまり見かけないゆっくりちぇんとゆっくりらんしゃまの戯れを見て、俺はほのかなときめきを感じた。 里の人の話では何故だかゆっくりらんしゃまとゆっくりちぇんは普段一緒にじゃれあっていることが多く、 ゆっくりらんしゃまがゆっくりちぇんの親代わりになっていることが多いらしい。 俺はしばらくこの2体を遠目から観察することに決めた。 「ちぇえええええん!ちぇええええん!」 「わかるー!わかる…きゅん!!」 ゆっくりらんしゃまの方へ行こうとしたゆっくりちぇんが突然転んだのだ この丸い体でどう転んだのか疑問だがこの際、気にしないことにする 「う……ううっ……」 「ちぇえええん!!ちぇええええええん!!」 つまづいたゆっくりちぇんは今にもあふれそうな涙を必死に堪えている ゆっくりらんしゃまは急いで転んだゆっくりちぇんの元に駆け寄った。 「ちぇええええええん!!だいじょうぶ?いたくない、いたくない?」 「う……ううっ……うぇ……んぐぅ……」 今にも涙の洪水があふれそうなゆっくりちぇんを見て ゆっくりらんしゃまは右往左往する。 「う……わ……わかるよー!ちぇんつよいこだからへっちゃらだよー!」 「ちぇええええん!だいじょうぶ?けがない?」 ゆっくりちぇんは何とか涙を堪えることに成功したようだ。 しかし、ゆっくりらんしゃまは相変わらずオロオロしている。 「じぶんのことくらいわかってるよー!へいきだよー!」 「ほんと?」 「ほんとだよー!」 「ほんとにほんと?」 「ほんとにほんとだよー!」 「よかったぁ……」 ゆっくりちぇんの満面の笑みを見たゆっくりらんしゃまはほっと一息つく。 「じゃあそろそろかえって、ごはんにしようか」 「ごはん!?わかるよー!ちぇんのだいこうぶつたべられるのわかるよー!」 そして2体のゆっくりは仲良くぴょんぴょんと跳ねながら原っぱの向こうへと消えていった。 2体が去っていったのを見届けた俺は村の道へと軽やかな足取りで戻っていった。 なんだかいつもより速やかで晴れ晴れとした気分だった。 鼻の奥が無性に鉄臭いですorz -- ゆっくり好きな新参者 (2009-04-20 23 43 59) 不覚にも萌えてしまったぜ・・・ -- ゆっくり愛好家 (2010-01-13 13 50 56) 私もこういう光景を見たら気分が晴れ晴れするな~ -- 名無しさん (2010-01-16 20 14 36) ちぇえええええええええん -- 名無しさん (2011-04-26 20 35 26) 癒やされたぁ -- ゆっくりかわいいよゆっくり (2011-08-16 18 35 44) 最近心が荒んでいたのでこのSSを読んで涙が出そうになりました(T_T) -- やくも大好き (2012-06-18 00 52 56) 山に登った。そして、返事を期待しつつ「ゆっくりしていってねぇぇぇ!!」・・・他者の視線がいたい -- 夢を信じる者 (2012-07-31 17 49 14) バカじゃねーのこいつwww・・・あ、俺だ、これ書いたの。 -- 名無しさん (2012-08-10 22 16 39) こうゆうのはイイ! -- 名無しさん (2012-12-16 07 20 31) かわいいぜ・・・ -- 名無しさん (2013-04-04 16 10 17) 名前 コメント
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※東方キャラメインです。 ※ゆっくりはあまりでてきません。 「現像、終わりましたよー」 暗幕の向こうからの年若い声に、写植の手を止める射命丸文。 続いて、暗幕から犬走椛がゆったりとした仕草で姿を表す。 その手には、文が今日一日とり溜めた写真の数々。 慎重に、文の元へと運んでくる。 いつにも増して真剣に縮こまって歩く椛は可愛らしくて、ついつい文の口はしに浮かんでしまう微笑。 「悪いね、椛。手伝ってもらっちゃって」 それでも、文の口をついたの労りの言葉だった。 もちろん、椛にそれを言われるだけの理由は十分にある。 新聞製作は犬走椛の仕事ではなく、義務もない。巡回という本来の勤務の合間をぬって、こうして手伝いにきてくれる。 上司と部下という関係のせいだろうか。 文の謝意を受けてほころぶ椛の表情に影はない。 純粋に椛の好意によるものなのだ。 「大丈夫ですよ。好きでやっていることですから」 満面の笑みで白くふわふわの尻尾を振りながら、現像したばかりの写真を並べていく。 紅魔館、魔法の森、香霖堂、守矢神社。 写されている風景は様々だが、共通する要素が一つだけあることに椛は気づいていた。 文は、何か言いたげな椛の人懐っこい眼差しを受け止めて、小さな頷きで言葉を促す。 「あの、どうして全部に『ゆっくり』が写っているのですか?」 ゆっくり。 椛の知る限り、いつの間にか幻想郷界隈に出没して、謎の生態のままあちこちでゆっくりしている存在。 出没当初は新しい異変かと注目されたものの、霊夢が縁側で「どうでもいい」とごろごろすることにより 異変とは認められず、結局はいつのまか幻想郷の風景に馴染んでいた。 巨大な膨れ饅頭に人の顔がはりついたようなゆっくりの造形は確かに異様であったが、生き物のようでいて 食事や生殖といった生物的な特徴がなく、他人にゆっくりするよう呼びかける以外の目的もないために 害にも益にもならず、今では妖精やそこらを浮かんでいる幽霊のように放っておかれている。 どれぐらい放っておかれているかというと、いつの間にか家に入り込んでゆっくりしていても 「なんだゆっくりか」と放っておかれるほどである。 よって、ゆっくりが悪魔の館にいようが、魔法の森にいようが、宴会の度に妖怪百鬼夜行状態の博麗神社にいようが 不思議ではない。いつのまにか、そこにいただけだ。 ただ、一連の写真全てに載るには撮影者が意識して写し取る必要がある。射命丸文がなぜ被写体にゆっくりを 選んだのか、椛には理解できなかった。 その疑問を受けた文は、何となくはにかんだ笑顔を浮かべていた。 「ええとね……」 いつもは文花帖に記事を書きとめる指先で、手持ち無沙汰に頬をかく。 「ええとね、新聞大会ってこの前あったんだけど」 「はい。鴉天狗様たちの新聞の評論会ですね」 「そう、それで私も出たんだけどね……」 言われなくても、敬愛する上司の結果を椛は知っていた。 今年のテーマは人里を揺るがせた凶作について。 射命丸文の記事『どこにいったの秋の神様?』は落選。賞を獲得した『農民救済への諸方策を上白沢慧音に聞く』や 『貸付米の利率を巡る対立構図』や『蔵米供出拒否と米問屋との談合に迫る』を前に、例年通り完膚なきまでに 叩きのめされた。おまけに、頭に葡萄を載せた神様に泣きの大抗議を受けるはめになった。 「そんなわけで稲田姫様に叱られたから、ちょっと自分の活動を見直そうかなと。今まで特ダネを追い続けて 記事の質がゴシップ気味になっていたわ。まずは初心にかえるつもりで日常の些細なことを記事にしたのよ」 些細なことの代表として、ゆっくりですか。 それもどうだろうか、もしかして先輩は根本的に着眼点がおかしいのではと椛の心のどこかが囁いてはいたが、 何やらふっきれた様子の文を見ていると言葉に出すのははばかられた。 椛は思い直す。大丈夫ですよ、例え落ちぶれたとしても大切な先輩ですから。そんな想いをにっこりとした微笑に 隠して上司に向けていた。 「さて、後は写真を記事に配置してと……」 こうしている間にも、記事は文の手馴れた手つきで完成へと向かっていた。 そのお手並みに感心する椛の視界に、ちらと記事が目に入る。 『いつの間にか住み着いてました』 その題字の隣には、ゆっくりれみりゃ、ゆっくりふらんと呼ばれる空を飛ぶゆっくりを胸元で抱え持つ紅魔館の メイド長、咲夜の写真。れみりゃたちに懐かれて、なんだか困ったような、幸せそうな表情が印象に残る。 記事はどうやら、咲夜の談話を主に掲載されているようだ。 『最初はお嬢様も追い払いなさいとおっしゃってましたが、この子たちの仲睦まじい様子を見てからは 何も言わなくなって……昨日、自ら地下に下りていくお嬢様を拝見いたしましたわ』 それは、きっといい変化なのだろう。 背景で居眠りしている門番さんの幸せそうな寝顔を見つけながら、心からそう想う。 「校了おしまい!」 次の記事を読む直前に響いた文の声。 相変わらずの最速振りだった。 見上げる文の表情は、自信満々で満足そうな笑顔。 「椛もお疲れさま! ありがとうね」 文は開放感で若干ハイになった文が椛の頭をわしゃわしゃと撫で回す。 あうあうと可愛らしくうめきながらこねくり回される椛。 毛並みを台無しにされながらも、椛にとって何よりのご褒美だった。 「お疲れさまです! の、飲み物もってきますね!」 真っ赤になりながら奥へ引っ込む椛を横目で見つつ、文は手元の校了した記事に目を落とす。基本、校了まで 済んだ原稿は後は印刷するだけ。いまさら手直しすることもないが、これまでとは違った視点で作成した 自分の記事を眺めるように読んでいた。 香霖堂。 店主でゆぴーゆぴーと眠っているゆっくりまりさの横で、店主の森近霖之助がいつものように珍説を唱えている。 「これは頻発する異変をおさえるよう幻想郷が生み出した云々。ゆっくりしていってねとは、異変を抑える 意思の現われで云々。ために異変を解決する人物を模して云々。となると、一番怪しいのは幻想郷の維持に 関わる八雲紫で云々」と、メモをとるのもやっとの勢いでのたまわれた。 お前がゆっくりしろと、取材中に何度いいそうになったことか。 魔法の森。 人形遣いのアリスの邸宅に向かうと、アリスと魔理沙、そしてゆっくりたちが暢気にティータイムを 楽しんでいた。ゆっくりたちは食事を必要としないが、お茶などのゆっくりに繋がる要素があれば それを通じてゆっくりを味わう。まるで魔法使いと同じですねと思わず正直な感想を口にしてしまったが、 アリスは生真面目に頷いていた。何でも自律人形を志すアリスにとって、生物として生命があると 思えないゆっくりが動き回っているのは心底興味深いらしく、人形たちと遊ばせながらその様子を 観察していたらしい。 どうやら、独り言の相手にもなっているらしく、「夜中に人形に語りかけるよりは、ゆっくり相手の方が 見た目がいいしな」とは居合わせた魔理沙の弁。「はいはい、そうね」と、うるさそうにあしらうアリスを 撮影しながら、地の底に向かう途中、魔理沙もまさにその状態だったことはつっこまないことにした。 守矢神社。 東風谷早苗がゆっくりれいむを胸元で抱いている。早苗は「可愛い可愛い、気持ち悪くて可愛い」と 論理的に破綻したことをしきりに繰り返していた。外の世界で暮らしていくには常識に捕らわれて いてはいけないのだろうか。幻想郷で常識に捕らわれていたい射命丸文ですが。 ともかく、後ろに控えている神様二柱の苦笑いが印象的だった。神奈子様も諏訪子様は仕切りに「猫可愛がり するもんじゃない」と諭し、「早く、その妖怪つるべ落としを地底に帰しなさい」「そうだよ、代わりに飛頭蛮を 連れてくるから」と、よくわからない懐柔を提案しては「これはゆっくりです!」と拒絶されていた。 中々微笑ましい光景だったが、個人的には神様たちの方が間違っている気がするのは気のせいだろうか。 取材が終了した後の帰り際、神奈子様の最後の言葉が印象的だった。 「いやあ、無理にアレを元の場所に帰そうとしたときがあったんだけど、早苗に『私かられいむを奪わないで!』 『れいむはわたしのすべてなの!』『れいむと離れたくない!』と騒がれてしまって……まあ、それは いいんだけど、それを聞いた妖怪たちがアレな誤解をしてしまったようで……山の妖怪である天狗が何をすべきか、わかるね?」 わかりすぎたので、もちろん訂正記事をのせました。 紅魔館。 悪魔の住む館と呼ばれ、かつては異変の中心地として恐れられていたこの館も最近では近づく人間が多い。 原因を求めるなら、門番の紅美鈴の親しみやすさと、おどろおどろしい蝙蝠に代わって、うーうーと飛び交う ゆっくりれみりあとふらんの微笑ましさによるところも多いだろう。 取材を受けた咲夜はそれを疎ましく思っているのか、仕方なく思っているのかはっきりと口にはしなかった。 ただ、自分の造園した花畑が多くの人の目に触れてあの子は嬉しいかもしれないわねと、優しげな視線を門の 方向へ向けていたのがその答えだったと思う。 紅魔館図書館。 咲夜の機嫌がよかったおかげだろうか。そのまま図書館内に住んでいるというゆっくりの取材で 図書館に招待され、日陰の知識人、パチュリー・ノーレッジの取材に成功する。相変わらずの本の樹海。 その苔むす木々の根元のような、平積みされた本に囲まれて、ゆっくりたちと図書館の主がいた。 図書館に住んでいるゆっくりは、ゆっくりぱちゅりーとゆっくりまりさの計二体。ゆっくりぱちゅりーは 本棚の影に丸い体を埋めながら、開いたままの図書を前に動かずじっとしている。主の話では一週間に 1ページ読み進むとのこと。パチュリーの続いた言葉「一冊の本をあれだけ長く楽しめるのは少し羨ましいわね」という 言葉は本気か冗談か、私には判別することはできなかった。 ゆっくりまりさの方は、ゆっくりぱちゅりーの取材中にぽよんぽよんと丸い体を弾ませてやってきた。 が、驚いたことはゆっくりまりさの後を追ってきた人物だった。 「つーかまえた!」 抱え込むようにゆっくりまりさを抱きとめる、あどけない声。振り向けば、紅い瞳と、幼い体つき。 そして宝石を実らせたような一対の節くれた羽をもつ少女がいた。フランドール・スカーレット。 直接会うのはいつぞやの取材以来だ。当時の彼女は少し拗ねて、姉に対して挑発的な印象を受けていたが、 今日のフランは無邪気な見た目相応の少女に見えた。ゆっくりまりさを幼子のように抱きしめて、 その弾力を楽しんでいるからだろうか。 「ゆっくりしていってね!」 身を投げ出すようフランの重みに少したわんでいるではいるものの、ゆっくりまりさはいつもの ように余裕の表情。まあ、ぷちっと弾けても瞬きほどの時間があれば元通りになる不思議物体だから 生死の恐怖はないのだろう。フランドールにここまでまとわりつかれて恐れないのは、魔理沙と こいつぐらいのものだ。 何でも、ゆっくりまりさはフランのちょうどいい遊び相手らしい。495年の日常で、ごく稀に大切な 何かを見つけれてはいつの間にか壊してしまって落込み、狂気に触れていく心。それが、このゆっくりまりさは でたらめな存在なので、間違って壊してしまっても「ゆっくりしてね!」と一瞬で再生し、何事もなく 傍らにいてくれる。躊躇いなく関われる他者というのは、フランにとってこれまで存在しなかった。 特にゆっくりまりさは、最近ご執心の人間のお友達と似ている部分があって面白い……そうだ。 そのせいだろうか、最近のフランは落ち着いて、姉とも折り合いがついているらしい。もしかしたら、 薄暗い曇りの日には館の外で遊ぶフランに出会えるようになるかもしれない。 まあ、こんな感じにまとめた記事を見ているとパンチ不足はやっぱり気になってしまう射命丸だった。 確かに新聞というよりゆっくりの広告のような内容になっている。 とはいっても異変も何もないなら、刺激のない記事になるのは当然かもしれないと思い直す。 まあ、無理やり記事を盛り上げるとしたら……この没になった写真を使って…… 文の手が紙片に走り書きを始めたときだった。 「お待たせしました。すいません、お茶の葉がどこかわからなくて」 流しに飲み物を支度しにいった椛が申し訳無さそうに入ってくる。 文の手が止まり、ペンを置く。 「遠慮しないで聞いてくれればいいのに」 立ち上がって、恐縮する椛の元へ。 自らの茶碗をとると、指先に温もり、鼻腔にゆったりとした緑茶の香りが漂う。 机作業で強張っていた全身も、ゆったりとほぐれていくようだ。 ゆっくりたちが言う「ゆっくり」って、こんな感じなのだろうか。 「さて……」 一息ついたら、後は校了した原稿を山伏天狗の元にもっていって印刷するだけ。 文がそういいかけたときだった。 バサバサバサと騒々しい羽音とともに黒い小さな影が編集室に飛び込んでくる。 飛び込んできたのは、相棒の鴉、文々丸だった。 「え、空に大きな船ですか!?」 そして文々丸がもたしたのは、新たな異変の兆候。 「なるほど、巫女も動き出したんですね……」 巫女が動いたとなれば、すでに異変は兆候から次の段階へ動き出しているのだろう。 今、まさに進行していく異変という巨大なネタを前に、文の躊躇はほんの一瞬だった。 「射命丸文が大異変を見過ごすのは、ありえませんね!」 書きたいものを書き、つくりたいものを作る。 それだけの単純なことが、強く射命丸を突き動かしていた。 「椛、後はお願い!」 言いながら、窓の向こうに飛び出していく文。 「……先輩らしいです」 青空に小さくなっていくその姿を見送って、椛はぽつりと呟く。 取り残されたものの、文らしい行動力が蘇ったのを見るとなぜだか嬉しい気持ちになるのだった。 後は任されました、がんばります。 心の中で文に語りかけながら、原稿の置かれた机に目を落とす。 そうして、気がついた。 机の上に無造作に置かれた紙片と写真。 拾い上げてみると、紙面には文のものらしき可愛らしい文字で文案らしきものが書き込まれていた。 写真にはフランドール・スカーレットと、その両腕に抱きしめられた何か……背後からの角度では、 フランの肩越しに見慣れた黒い帽子だけが見える。 しばし、紙片の文章とにらめっこをしていた椛だったが、指定された「写真」を見て納得する。 ああ、なるほど、この通りに編集しなおすんですね。 記事にこれまで椛は手を触れたこともない。記者であり文責を持つ射命丸しか、書いてはならないからだ。 それが今、こうして後を任されたのは信頼してくれているからだろうか。 だったら、頑張らなければ! 椛は、渾身の気合で記事の「訂正」に挑む。 こうして苦労の末に発売された「文々。新聞」 一面を飾るのは、肩越しにまりさの帽子らしきものを抱きかかえるフランの写真。 そして紙面に躍る見出しは、見るもの全てを凍りつかせた。 『またもや熱愛発覚!』 「知る人ぞ知る、数々の浮名を流すM・Kさん(職業:泥棒、年齢不詳)の新たな熱愛が発覚した。 お相手は紅魔館のF・Sさん(職業:無職・495歳)。本日、仲良さげに体を合わせている決定的瞬間を 激写された。 情報筋によると、二人いはM・Kさんがいつものように空き巣に及ぼうと紅魔館に忍び込んだ際に出会い、 弾幕遊びを通じて親しくなった模様。 (関係者の談話) 友人のR・Mさん 「まったく魔理沙も困ったものね。素敵な賽銭箱はあちらだけど、また一悶着ありそう。 うちはとてもご利益があっておみくじも販売しているのだけど、巻き込まれるのはごめんだわ」 他にも数々の浮名を流すM・Kさん。この恋の迷路、果たしていかなる出口へたどり着くのか、 それともクランベリー・トラップにひっかかり年貢の納め時となるのか、今後も目が離せない。 以上、射命丸文でした」 後日、上空で繰り広げられた幻想郷一、二を争うハイレベルな追いかけっこが、 各新聞の紙面をにぎわせたのは、いうまでもなかった。 (終わり) 書いた人 小山田 あとがき お久しぶりです。 今回、東方にゆっくりが入り込んだらどうなるかを考えて書いていました。 東方にゆっくりを混ぜるという、これまで行き場のなかったものが投稿できる場所があるのは嬉しいですね。 最後のオチは蛇足だったかも知れませんが、形だけでもオチてないとすわりが悪いので…… あと、東方星蓮船は体験版なので、後々本編に合わせて修正するかも。 名前 コメント
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第十五章 別れと出会い 「ゆぐっ、ゆぐぅぅ」 「泣いちゃダメだよ、ゆっくりしようね!」 夏の前から親しんできたおともだちたちと 別れることになったゆっくりたち。 大使館を去っていく人影に、 涙ながらに帽子やリボンを振った。 「離れてもおともだちだよ!」 「またいっしょにあそぼうね!」 別れがあれば出会いがある。 ゆっくり村により近い集まりから 入れ替わりにおともだちがやってきた。 今度の集まりはもっと人が多くて 楽しそうだ。 そんな人たちにゆっくりがかける 言葉はひとつ。 「ゆっくりしていってね!!!」 (ゆっくり数:1278頭) ========================== 第十四章 かりそめの勝利 首都を攻められた敵軍は ゆっくり村のオアシスに 起死回生の攻撃を仕掛けてきた。 「に゛ゃあぁ、れいむ゛のあんごがあぁ!」 「ゆっ、ゆぐっ、ゆっくぶぎゃっ!」 潰されながらも戦うゆっくりたち。 苦戦の果てに敵を倒すことができた。 やがて始まる停戦交渉、そして……。 「またお手紙だよ! まけましたって!」 「ゆううう! ゆうううう!」 「ゆっくりできるよおぉぉぉ!!」 狂喜乱舞するゆっくりたち。 村は祭りになり、みなが歌い、騒ぎ、 飲み食いし、すっきりした。 「ぱちゅりぃぃ!」「まりさぁぁ!」 「すっきりー!!」 だが、ゆっくりたちが浮かれ騒いで いられるのは、つかの間のことだろう。 南方のオアシスを奪い、勢力を強める、 新たなおそろしい敵の影があるのだ……。 (ゆっくり数:1070頭) ========================== 第十三章 真実、そして…… 「わるいひとからお手紙がきたよ!」 「むきゅっ? 読ませて」 ゆっパルトで攻撃中のゆっくり軍に手紙が届き、 ゆっくりぱちゅりーが読みあげた。 「わたしはわるくないです。 おともだちがわるかったんです。 わたしは はんげきしただけです。 ほろぼしていません」 「……」「……」 ゆっくりたちはその意味を ゆっくりと考えた。 ゆっちゅりーがみんなを見回す。 「どうしたらいいかしら!」 「れいむはもっとしげんがほしいな!」 「ゆっパルトもかなり壊されちゃったぜ!」 「うっうー、れみりゃおなか減ったぞー!」 「じゃあ、こうげきぞっこうね!」 ゆっくりたちに難しいことはわからない。 相手が泣いて謝ってくるまで 攻撃は続きそうだった……。 (ゆっくり数:1013頭) ========================== 第十二章 決戦! ゆっくりできない人 「みんな、たいへんだよ!」 「ゆゆっ、どうしたの!?」 それは北方のおともだち村が ゆっくりできない人に攻められ 滅びてしまったという知らせだった。 「どうしてそんなことするのぉぉ!?」 「悪いひとはゆっくりとしね!」 ゆっくりたちは戦うことに決めた。 普段ゆっくりしている饅頭生物でも ゆっくりできなくなれば戦うのだ。 ゆっちゅりーに村を任せ、 元気なれいむと強いまりさ、 素早いゆっくりゃたちが隊列を組んだ。 そして今回は、わるい人の村を壊す ゆっパルトまで作られた! 「がおー、食べちゃうぞー!」 「ゆっくり!」「ゆっくり!」 「ゆっくり!」「ゆっくり!」 「ゆっくり!」「ゆっくり!」 「ゆっくり!」「ゆっくり!」 英雄れみりゃに率いられ ゆっくりたちは敢然と出撃していく。 饅頭にすぎない彼女らに はたして勝ち目はあるのだろうか……。 (ゆっくり数:1013頭) ========================== 第十一章 ささやかな喜び 「れっれっれれいむぅぅぅ!」 「まっまっまっまりざぁぁ!」 「んほぉぉぉぉ、すっきりー!」 不穏な情勢の中でも愛は育まれる。 今ここに、また新たな命が生まれた。 「ゆっゆっ、ゆっくりちちぇってね!」 「ゆっくりしていってね、赤ちゃん!」 「れいむの赤ちゃん、かわいいね!」 顔を見合わせて微笑みあう 母れいむと母まりさ。 たった二人の新しい村も すぐに他の二つの村のように にぎやかになるだろう。 「ここはみんながすっきりできる すっきり村だよ!」 (ゆっくり数:754頭) ========================== 第十章 戦雲 ザム、ザム、ザム、ザム 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!!!」 饅頭皮で大地を踏みしめ 数百の戦士たちが行進の訓練を続ける。 南方のおともだち村が次々と 襲われているというのだ。 いずれゆっくりたちも遠征に 出なければならないだろう。 「うっうー、食べちゃうぞ~!」 頭上を飛んで行くのはゆっくりれみりゃ。 彼女らは騎兵代わりに先鋒をつとめている。 「戦争だってさ」 「おお、こわいこわい」 ひそひそとささやきあう 留守番ゆっくりたちの頭上に 暗い雲が垂れ込めていた……。 (ゆっくり数:671頭) ========================== 第九章 真打ち登場 「ゆうっ、手ごわいよ!」 「ゆぐっ、ゆっくりしていってね!」 オアシスの動物は強く ゆっくりたちは苦戦した。 だがそこに駆けつけた 勇ましい姿があった! 「ゆっくりしんでね!」 ゆっくりせずに敵を倒す彼女の名は―― 「まりさ!」 「れいむ、もうだいじょうぶだよ!」 「村は、たっぷり村はいいの?」 「子供たちにまかせてきたよ!」 再会を喜ぶれいむとまりさたち。 「ここはれいむたちのおうちだよ!」 「ゆっ、ゆっ、ゆっくりするよぉ…!」 待ち焦がれたオアシスを手に入れ、 ヘヴン状態になるゆっくりたちだった……。 (ゆっくり数:367頭) ========================== 第八章 新・ゆっくりプレイス 「ゆぐぐっ、生まれるよぉ!」 きゅー、ぽんっ! 今日もまた村にゆっくりが生まれた 見渡せばあちらにもこちらにも ゆっくりが大勢遊んでいる 「ずいぶん仲間が増えたね!」 ゆっくりれいむが言うと 親友のまりさが真剣な顔で言った。 「れいむ、まりさは新しい ゆっくりプレイスを探しにいくよ!」 「ゆゆっ、どうして!?」 「みんなの餌場を増やした ほうがいいと思うの!」 別れるのはつらかったが まりさの言葉はもっともだった。 「すてきな村を作ってね!」 「またゆっくりしていってね!」 声援を浴びながら三角帽子の 開拓まりさたちが旅立った……。 (ゆっくり数:251頭) ========================== 第七章 ゆっくりなのに速い! かぶとをかぶった戦士れいむと 盾を持った戦士ゆっちゅりーの数は 順調に増えつつあった。 しかし古参のれいむやまりさは ただ防備を固めるだけでは いけないと思い始めていた。 「まわりの人間さんたちは どんなことをしているのかな?」 「ゆっくりできない人たちだと 困るぜ……」 「ゆー、ゆっくりちたいよ!」 若いゆっくりたちも賛同した。 「誰か周りの村を調べにいってね!」 そこで選ばれたのがゆっくりちぇん! ゆっくり一のすばやい動きと身軽さで 他の村に忍び込んだ。 「わかるわかるよー!!!」 そしてゆっくり村に 貴重な情報をもたらしたのだった……。 (ゆっくり数:184頭) ========================== 第六章 ゆっくりの防人(さきもり) 「あっはっは、たっぷりもらったよぉ!」 ゆったりれいむの下でオアシスを巡り これまでにない獲物を得たゆっくりたち。 「ゆっくりしようね!」 喜び勇んで村へと帰ってきたが、 彼女らはあることを見落としていた。 「ゆっ、村をだれもまもってないよ?」 「ゆっくりした結果がこれだよ!」 そう、遠征に出ている間 村はがらあきだった! これではいけない。 ゆっくりたちの餡子頭に危機感が 高まった、そのとき―― 「むきゅぅ~、村はまかせて!」 立ち上がったのはゆっくりぱちゅりー! 動かないゆっくりと酷評される彼女だが 防御力は天下一品。 防具工場で作られた鎧を身にまとい、 村の守りを固めるのだった……。 (ゆっくり数:124頭) ●以下、プロフ2 → ========================== 第五章 輝けるゆっくり まるい体のゆっくりたちは 日夜ゆっくりと開拓を続け 森や畑を豊かにしてきた。 「いっぱい取れるようになったね!」 「これでゆっくりできるね!!!」 暖かな日差しの中、土手に並んで ゆっくりと安らぐゆっくりたち……。 しかし彼女らは自らに足りないものを 自覚していた。 「次はなにをしようかなあ…」 「誰かゆっくりと決めてね!」 そう、この村にないもの それは全員をひとつにまとめるリーダー。 そこで一頭のゆっくりが起ちあがった! 「れいむがみんなをまとめるよ!」 館が建てられ、集中的な特訓が施される。 やがて見違えるほどの風格を備えた ゆっくりれいむが生まれた。 その名も―― 「ゆったりしているよぉ、あっはっは」 ゆったりれいむ! 英雄の旗のもと結束を強める ゆっくりたちだった……。 (ゆっくり数:108頭) ========================== 第四章 ゆっくりのお友達 「ゆぅ~、そろそろわるい人が来そうだよ」 「ゆっくりできるお友達を作ればいいよ!」 ゆっくりたちはお友達を探すことに決めた。 付近の村を回り、うわさ話を聞いて、 仲間になってくれそうな集まりを探す。 やがて、ある集まりが見つかった。 「よさそうな人だよ!」 「おじさんたちはゆっくりできる人?」 「いっしょにゆっくりしていい?」 その人々はウザうるさく空気の読めない 奇妙な饅頭生物たちを、 ゆっくりと快く迎え入れてくれた。 「おじさんたちありがとう!!!」 「れいむたちもがんばるね!!!」 「むきゅ~ん」 頭は柔らかいが頼りにならないゆっくりたち はたして同盟で うまくやっていけるのだろうか……。 (ゆっくり数:90頭) ========================== 第三章 引きこもるゆっくり 「あんまりおいしくなかったよ!!!」 「ゆぅ~、いっぱい歩いて疲れたよ……」 ゆっくりれいむたちは いくつかの放置村を巡ったが、 労力に見合った収穫はなかった。 もとより饅頭生物の彼女らは 戦争に向かない。 しかし頭のいいゆっくりぱちゅりーが 素晴らしいことを思いついた。 「むきゅ~、食べ物を隠せばいいよ!!!」 そう、木のうろに物資を溜めることは ゆっくりにとって得意中の得意。 「ここはれいむのおうちだよ!!!」 「ゆっくり食べ物を集めようね!!!」 かぶとを投げ捨て、ひたすらに 物資を溜め込んでいくのだった。 (ゆっくり数:63頭) ========================== 第二章 軍くつのゆっくり 「ゆゆっ? 資源が足りないよ!」 「取ってくればいいんだぜ!」 ゆっくりたちは遠征を思いついた。 選ばれたゆっくりれいむが 皮がすり切れるほど 厳しい訓練を受け 丈高いかぶとをかぶった。 「ゆっくり狩ってきてね!!!」 「ゆっくり行ってくるよ!!!」 餡子まんじゅうにすぎない彼女らに はたして無事戦利品を持ち帰ることが できるのだろうか……。 ========================== 第一章 ゆっくりたちの目覚め 「ゆっくりしていってね!!!」 ゆっくりたちが農耕を始めた。 紅白のゆっくりれいむ 黒白のゆっくりまりさ 紫のゆっくりぱちゅりー みなで畑を耕し森をひらく。 「ゆっくり種をまくよ!!!」 「ゆっ、ゆゆっ!」 「むきゅぅん、早く育ってね」 テスト鯖での経験があるとはいえ しょせんは知能の低いゆっくり ウザ可愛い生き物の彼女らが はたしてこのおそろしい世界で 無事生き残れるのだろうか……。 ========================== YT 名前 コメント
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~ゆっくりウィルスに感染すると~ ゆっくりと粘膜的に触れ合うと ゆっくりウィルスに感染する事があります (例えばゆっくりとキスしたり ゆっくりの食べかけを食べたり) 感染すると脳内でα波が大量に分泌され とてもゆっくりした気分になり、リラックス出来ます 一日で治りますが、仕事や運転する前は控えましょう 特に危険は見当たらないようです 医療の世界では、このゆっくりウィルスを利用した 精神的療法の研究が進められています 重症になった人は見た目が胴つきゆっくりになってしまうかも? -- 名無しさん (2010-01-20 19 35 03) ゆっくりしていってね -- ゆっくり (2011-05-05 17 25 12) 感染したいわぁ -- 名無しさん (2011-05-12 14 23 25) 名前 コメント