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ガコンッ! さあ、最終コーナーを廻って直線だ! 各馬いっせいに鞭が入る、…おっと! 後方から猛烈な勢いで追い込んでくる白い影! …ミドリワキミコーだ! 先頭集団に並んで一気に抜き去った! その差2馬身から3馬身、ワキミコー強い! 2位以下を大きく引き離して今ゴールイン! ワキミコー圧勝~! _,,.. -- 、__,,..,,__ ,. -<. `ヽァo、`ヽ. , '7´ _!_ ,! ! /_! ';`ー゜) '、 ノ ! ゝ、 |__」/_」_ i'´ .i. ;.' '; rr=-, r=;ァ ,i ,i ,' '; "" 'ー=-' "" ソ ,.イ | i ,' ! .! / ,'ヽ,,;;≡ !_ハ_! ,ハ !コ i ヽ ̄ ,,.. -‐ソーr' r'´二.ヽ ', i .;''"ヽ, ;' ノノ>.、.,_ ,.イ/´ _iノヽ i ノ,ヽ、 . \ `ヽ ヽ, \,. -‐=''、 こ二、ヽ,ハノ / ヽ i ``'‐、,ヽ!-‐''/``''ー-、 \/ レ' / !/ \ \ (二`ヽノ-,'--‐'''" \__,...,_ヽ ) `i Y __ ,,l_"l. | __ _,,.. -―ト、 r廾.'ー _ノ(/)_ _____,,、 _,,_ r ''"´ |{j| __,,,,. / `ヽ.,, [__ __|lリ _,r''" .lヽ .i __,,,. ...y- ―l/. l_,,,..l -‐k . `ー 、..,, ` 、 l l ,' '" _,, - 、 j | i" ´ l l l l ̄ __lノ `y´,ノ | |l ,∠ '''''' l_ノ .| .| l l└..''T二[. -k., /´``ヽ ;`" | |レ' .k─y' |_,,...,,|r‐ ''" _,,..レ' `ー- 、 i"ヽ | | ` ̄ / /1 _,,..+ 「; `'"´ | | / / ". | |; /´ ̄``ーi 、 ___;;;|_|;、 /,_,__/ |_i_i.|; `─--..、_」 l [____|lリ ヽ_,;ノ ヽ_,,.) `' |__| |__||__| |__||__| |__||_ _____________,,,____|___おりんりんランド____|______,,━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三|| | || | || | ;;三| 三|| | || |______.|| | ;;三| 三|| | || ||60分 \15000 |.|| | ;;三| 三|| | || ||EXコース .||| | ;;三| 三|| | || || \28000||| | ;;三| 三|| | || | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|| | ;;三| 三|| | || | || | ;;三| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ , \, -─-- 、.,_ ,.i (ヒ_] ,___, `ヽ,. / ./ ヽ _ン ヒ_ン ) _,./__,,. -‐ ''"´ ̄ ̄`"'' .、`ヽ,ー ' ,. ''"´ /´ / ;' ! ;`ヽ,ヽ、 '.、 .;' ', i ´ハ_ _ハ ノ メ !,!ヽ,.ヽ. `Y i Vレ'7;__,.!/ V !__ハ ハノ., ',ノ'; _ノ i=ハ ' (ヒ_] ヒ_ンハ.ノi i `. ' iX|⊂⊃ ,___, ⊂⊃ノ!レノ ∠._ ノ |=ヽ、 ヽ _ン ノ!i レ ,.ヘ,) | |>,、 _____, ,イ| | ' | !>;`ヽ、「、,ハ.| | _人人人人人人人人人人人人_ ''> そこちがう!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ _,,.. -‐─- 、,_ : トヘ-ァ`フ´─-=ニ二ヽ、 ヽ.: : y´Y´ `ヾ)、: : ./ ; '; ヽ; `ヽ.: : ,. ' / ! ; ;ハ ! '; ';: : ノ / ;' ;' /! /ィ'_」__ ! ';: : , ' ;' ! メ、/ レア レハ! '; !: : i i ヽァi(◯), 、(◯) .| )! ノ ' 、: : ゝ、 '、 ハ!"" ,rェェェ、 ". イ ヽ.: :`ン)ヘ/i`,. |,r-r-| . / ' ,: : ,. ' `'ァ`二_´_ .,.イ! !: : .( ;' ンr!ー''ヘ'`丶、 ;イ ノ : これから始まる大レース ひしめきあっていなくては! ┏━━━┯━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━┓┃発 走 │東┃┃│ 第19回 ゆイタニック記念杯 (WAK1) 1600m │ 上位拮抗 ┃┃.15:40 │京┃┃│(サラ系4歳以上,オープン,(混),(指),定量 ) (ダート・左回り) │逃げ先行有利┃┠─┬─┼───┴───────────────────────────────┴──────┨┃ │ 1.│(抽)ジダラクニート 牡4 追 57.0 蓬莱山 輝夜 ……………… 難しい.. ┃┃ 1├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 2.│(外)チルドライクスカーレット 牡6 差 57.0 レミリア・スカーレット 注△▲○△◎ 前年覇者. ┃┠─┼─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 3.│ロリコンボール 牝6 先 55.0 古明地 さとり ▲○△△▲△ ドバイへ ┃┃ 2├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 4.│(外)ムッセキニンワタシモリ 牝7 追 55.0 小野塚 小町 ……………… 厳しい ┃┠─┼─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 5.│(外)チュウカフウワタシモリ 牡6 逃 57.0 紅 美鈴 △×注注注注 逃げれば ┃┃ 3├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 6.│(外)サンニンボッチ 牡5 追 57.0 アリス・マーガトロイド …△△△△△ 展開次第 ┃┠─┼─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 7.│チルディッシュスカーレット 牡7 追 57.0 フラン・スカーレット ……………× 引退戦 ┃┃ 4├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 8.│[地]トーホウカンヌシー 牡6 差 57.0 ZUN ○▲◎◎◎▲ 勝負だ. ┃┠─┼─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │ 9.│(外)アホ 牡5 先 57.0 大妖精 ◎◎○▲○○ 国際派 ┃┃ 5├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │10│(地)スノーフトマシー 牡8 差 57.0 レティ・ホワイトロック ……………… 走り一息. ┃┠─┼─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │11│(外)ホトバシルゼキメェ 牝6 差 55.0 射命丸 文 ……………… 上積みは ┃┃ 6├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │12│[地]テンガボッシュート 牡4 先 57.0 伊吹 萃香 注…×××… 南関四冠. ┃┠─┼─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │13│(外)ツキミウドン 牡8 差 57.0 鈴仙・優曇華院イナバ ……………… 距離問題 ┃┃ 7├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │14│ナンデソコデキック 牡6 追 57.0 リグル・ナイトバグ ×…………注 元気だが ┃┠─┼─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │15│ミドリワキミコー 牝5 差 55.0 東風谷 早苗 ……………… 上積み薄 ┃┃ 8├─┼──────────────────────────────────────────┨┃ │16│(外)オババア 牡5 先 57.0 (スキマにより消されている) ………………距離長い ┃┗━┷━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛_人人人人人人人人人人人人人人人_> 誰がチュウカフウだコラ!! < ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ _,,.. -─-- ..,,_ ,. '´_∧_ `゛'' 、 / \ 怒. / , `ヽ. ! ,.ゝレ\|´ ̄`゛' <., '., 「ン´ , `ヽノ ! / / !__,.ト、 | ー!-ハ ヽ. \,_ ノ ;' ;' ./´|/|_! レ' ァァー-ト、 | i `Y | | !/(◯), 、(◯) ! | | | ! ,| " ,rェェェ、 " |__」 | `ヽ!/}7. |-r-r,| ノ( ,}ホ'{ ! ! ,}ヘ.,、. ` ̄´ ⌒ /、ン i | | ! ー゛っ、 ,/メノ _」,>'-‐-' 、 /´ ´!メ`ァーr ´,}イノ'´ , / \ ,| `y-ァ''7!_,/}メリ //, ヽ. /.! rノ'|_,ム\ /{ン} i,/| 〉 !/ ,イ/ }><{´ }メ{. _!|/! 、_,ゝ-べi 天下のサラブレッド四才馬 今日はダービーめでたいな♪ _,,.. -- 、__,,..,,__ ,. -<. `ヽァo、`ヽ. , '7´ _!_ ,! ! /_! ';`ー゜) '、 ノ ! ゝ、 |__」/_」_ i'´ .i. ;.' '; rr=-, r=;ァ ,i ,i ,' '; "" 'ー=-' "" ソ ,.イ | i ,' ! .! / ,'ヽ,,;;≡ !_ハ_! ,ハ !コ i ヽ ̄ ,,.. -‐ソーr' r'´二.ヽ ', i .;''"ヽ, ;' ノノ>.、.,_ ,.イ/´ _iノヽ i ノ,ヽ、 . \ `ヽ ヽ, \,. -‐=''、 こ二、ヽ,ハノ / ヽ i ``'‐、,ヽ!-‐''/``''ー-、 \/ レ' / !/ \ \ (二`ヽノ-,'--‐'''" \__,...,_ヽ ) `i Y 走れ 走れ ワキミコー 本命 穴馬 かきわけて 走れ 走れ ワキミコー 追いつけ追いこせ引っこぬけ! さあ各馬ゲートインからいっせいにスタート! 第2コーナーを廻ったところで、先頭は予想通りチルドライクスカーレット。 さらに各馬一団となってロリコンボール、サンニンボッチ、スノーフトマシー、 トーホウカンヌシー、チルディッシュスカーレット、ツキミウドン、ミドリワキミコー、 ナンデソコデキックとつづいて…、あっジダラクニート倒れたーっ! 第3コーナーを廻って第4コーナーにかかったところで、 先頭は変わらずチルドライクスカーレット、ワキミコーは大きくぐぐっとあいて、 さあ、最後の直線コースに入った! …あっ、ワキミコーがぐんぐん出て来た! ワキミコー速い! トップのチルドライク懸命の疾走。 これをワキミコーが必死に追いかける。 おっとチルディッシュスカーレットも追い上げてきた! ワキミコーが追いつくか、チルドライクスカーレットが逃げきるか! ワキミコーかチルドライク、チルドライクかチルディッシュ、 U.N.オーエンは彼女なのか~っ! 走れ 走れ ワキミコー 本命 穴馬 かきわけて 走れ走れ走れ走れ走れワキミコー 追いつけ追いこせ引っこぬけ! _,,.. -- 、__,,..,,__ ,. -<. `ヽァo、`ヽ. , '7´ _!_ ,! ! /_! ';`ー゜) '、 ノ ! ゝ、 |__」/_」_ i'´ .i ;.' '; rr=-, r=;ァ ,i ,i ,' '; "" 'ー=-' "" ソ ,.イ |_ / \ / ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ヽ .| | デエエエエエン ((( (((( ⊂二二二ニニニ二ニニ二ニ二ニニ二二二⊃ ((( (((( / \ ((( ((((.(____________________) ゝ,__ノ ゝ,__ノゝ,__ノ ゝ,__ノ ゝ,__ノゝ,__ノ ゝ,__ノ _i__ ―┼― |三三| ┼┼ ∠ E|ヨ /─┐ /‐┼‐ ヽ 車 _|ノ.|_,ハ 糸冬 /|\ 丿 │ .二工二 ス__, /Tj lニl ─────── 制作・著作 WKI 元ネタ がいた 東風谷 早苗6 みどりのワキミコー 秋の日本ダービー 各馬の名前があんまりだなw -- 名無しさん (2011-08-18 15 33 29) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1103.html
昆布が漂っている あそこで固まっているのはネギだ 見渡す限りが茶色だか褐色だかで濁り、油揚げがいい色に染みている ・・・そう、例えるなら形成前の元素を掻き混ぜたミソスープのような混沌の中で、 宇宙船“ゆっくりしていってね号”は地球を出発してからたかだか数百万年もたたぬうちに停滞していた 「なんでこんなとこにいるんかのう」 「ハカセが面白がってワープしまくるからですヨ」 「だっていくら進んでも周りになんもいんじゃもん」 人類はあれやこれやで超長々距離の航宙技術を手に入れてから次々と自らを宇宙に放り出してきた その中でも“ゆっくりしていってね号”は名前通りにゆっくりと億単位の歳月をかけて航行するために設計された探査船であり、 そしてどういう因果か派遣隊として選出された葉加瀬博士と助手のジョシュ君なのである だがこの宙域へ突貫するに至ってから前進も後退も出来なくなっていた エンジン自体は正常に稼動しているにもかかわらずそれが推進力へと置換されないのが問題なのである 航宙技術といってもそれは物理法則が普遍的に広がっている前提のものでしかなく、 力系が整備されていないような宇宙の辺境では勝手が異なるようだ 「帰ったら設計者に文句言っちゃろ」 「帰れたらの話ですネ」 宇宙探査という仕事としてはある意味当たりとも外れとも言えるような状況ではある が、環境レコードなんかは自動で保存されるし他にやることもなかったりする 「ふてコールドスリープでもしてようかのう」 「HAHAHA!」 ・・・り 「む。ジョシュ君や、なにか聞こえんかね?」 ・・・ろーり 「そういえバ何か聞こえマース」 ・・・そろーり、そろーり 「!?」 船体に衝撃が走った それは先ほどからちょこちょこぶつかっている豆腐の比ではない 慌ててモニターを切り替えると巨大な顔面のどアップが映し出された 「なんやて!?」 むーしゃ、むーしゃ、しあわせ~! かくしてタイヤキ型宇宙船“ゆっくりしていってね号”は宇宙を飛空するゆっくり霊夢に飲み込まれたのだった 暗 転 「そーゆー夢なのデス」 「夢落ちかい」 鯛焼きを頬張る ゆっくり研究所の一行は、時期の遅い花見を決め込んでいた。 「じゃが星海の向こうにでっかいゆっくりがいるなんて、まさに夢物語じゃの」 「ミソスープの海は辟易ですガ」 「ゆっ!れいむにもたいやきちょうだいね!」 「Hi、ドウゾ」 「しかし宇宙か・・・」 博士は空を見上げた 「そういえばユーフォーにのったゆっくりとかいたのう」 「・・・そう、あのゆっくりがもたらした超長々距離の航宙技術が全ての出発点でした」 「え?なんじゃと?」 「それを契機にして宇宙へと飛び出した我々は、やがて物理の限界にぶつかった しかし深宇宙を遊泳するゆっくりに呑まれ、同化する事によって深宇宙の航行能力も得る事ができるようになったのです」 「なにを言うとるんじゃ君は・・・?」 「地球には到底いる筈の無いゆっくりがいつの間にか隣人としている歴史に紛れ込んでいるのはなぜか」 「むーしゃ、むーしゃ、ゆ?」 「つまり」 「いったでしょう?この世界はコールドスリープ中の私達とゆっくりが共有した・・・そーゆー夢なのですよ」 きょとんと見上げたゆっくり霊夢の遙か真上 宇宙の彼方から“ゆっくりしていってね”と呼ぶ声が聞こえた、気がした・・・ 「・・・という夢をみたのじゃ」 「もうええわ」 「HAHAHA!」 「おあとがよろしいようで」 +蛇足 「という訳でゆっくり&鯛焼きシリーズもなんとか揃える事が出来たのう」 「気づいている人もいると思いマスが物語の作り方ページにあるプロットパターンA~Eをそれぞれ元にしまシタ しかし後になるにつれてゴーインに書ききった感がバリバリですネ」 「なにおう。たこやきれみりゃやヨコハマタイヤキさんのAAなんかこの為に用意したんじゃぞい」 「既存のAAをいじっただけじゃないデスか」 「しくしく」 「しかし元にした割にプロットの原型が見えないほど変わりまくってマスね」 「そうじゃなぁ・・・まーそこはそれ、こんなアレンジの仕方で作るSSもあると参考にでもなれば幸いじゃ」 「こんなちょこざいなSSもあるんだから、怖けずに皆どんどん発表していいんダヨ!的反面教師な意味で?」 「しくしくしく」 ヨコハマ鯛焼きは自作か。通りでガ板になかったわけだ ネタのためにAAを自作する根性に惚れた -- 名無しさん (2009-04-25 20 15 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1128.html
※個人設定がいっぱい&ジョジョネタです。 ※しかも若干の厨二成分が含まれています… ※これらが苦手な方はご注意下さい。 荒れ狂う砂嵐、果て無き砂丘。 そんな砂漠の中を一人の男がさ迷い歩いていた。見ると手元には一振の抜き身の剣が握られている。 その身なりも普通ではない、砂漠のど真ん中だというのに軽装で荷物も、そして水すらも持ってはいない。 「俺に斬れないものは居ない……コイツさえあれば俺は無敵なんだ……」 そんな事を呟きながら男はさ迷っていた。 どの程度さ迷っただろうか、日は完全に落ち込み、焼き尽くすよう熱風と照りつける日光はナリを潜め、 辺りは闇と極寒の世界に変わっていた。 しかし男はそれすらも気にした様子は無く、夜空の下でただ飢えていた。斬るべき獲物に… 「今日も、獲物にあり付けなかった…。斬り足りん…斬り足りんぞオオォォォッ!!」 と、男が喚き散らしていると。 「ゆっゆっゆ。ゆっくりはこぶよ!!」 ポン!ポン!と軽快な音と共に、頭にサボテンの花を乗せた生首が現れた。 「ゆ!おじさん!そこはれいむたちの縄張りだよ!!ゆっくり出てってね!!」 普通の人間ならここで驚き慄いている所だろう。夜の闇の中、生首が跳ねて、しかも物を言っているのだ。 しかし、男は驚いた様子も無かった。 むしろ、その顔は歓喜に打ち震え、恍惚とも取れる表情をしていた。 「イ…ヒヒ…獲物だ。獲物だああアァァァ!!ヒィ…ヒヒヒヒ…ッ!!!」 男は叫ぶや否やその凶刃を霊夢に振りかざした。 だがその時、ソレは発動した。 「ゆゆ!あすとろん!!」 鈍い音と共にその凶刃は弾かれ、剣は男の手から離れた。 するとどうだろう、男の体は断末魔と共に一気に干からび枯れてしまった。 その亡骸は見る影も無く、悠久の時を生きた老人の様だった。 「おじさんは選択を誤ったんだよ!正解は大人しくそこをどくことだったんだよ!!」 霊夢は亡骸に言い放つ。ふと、男が持っていた剣に眼が行った。 その剣は怪しく輝き、霊夢を誘っているようだった。 「ゆぅ~、きれいなかたなさんだね!おみやげにもっていくよ!!」 と、剣を咥えようとしたその時、霊夢の頭の中に声が響いた。 「霊夢、霊夢、お前は力が欲しくはないか?」 「ゆゆ?だれ!?ゆっくり姿を現してね!!」 「ケケケケ、霊夢、今お前の目の前に見えているだろう。」 声は、剣から直接霊夢の頭に響いているようだ。 当然困惑する霊夢、そんな事はお構いなしに声は続ける。 「この剣を取れ、お前に力をやろう。お前と俺が組めば敵は無い。好きなときに好きな物をぶった斬れるぞ。」 「ゆ?かたなさんが喋ってるんだね!ゆっくりしていってね!!」 「なッ!?挨拶はいい、力が欲しいかと聞いているんだ!」 事態を把握すると霊夢は暢気に挨拶をした。 剣は予想外の反応に困惑しつつ、霊夢への誘惑を続けた。 「ゆ?力?それってゆっくり出来るの??」 「あぁ、敵が居なければゆっくりし放題さ。邪魔する奴が居ないからな。ケケケ…。」 「ゆ~!じゃあ欲しいよ!かたなさん!ゆっくり力をちょうだいね!!」 「あぁ、お前に力をやろう……さぁ、俺の柄を咥えるんだ。」 「ゆ?こぅ?」 と霊夢は器用に舌を使い剣の柄を咥えた。 「あぁ、それでいい、後一つ言い忘れていた事があった。」 「ゆ?なぁに?」 「力の代価の事さ、力を得るには相応の代償が要る、それは……お前の体だよおォォォォッ!!」 どす黒い何かが霊夢の心を包んでいく…霊夢の体は浅黒く変色し、顔は邪悪な笑みを浮かべている。 「ゆぐぐぅぅぅ!!」 「ケキャキャキャ!!お前の意識を頂くぞ!!」 「……ゆふふ、ぜったいに負けないよおぉぉぉぉ!!!!」 霊夢は吼える、その叫びは砂漠の風にかき消されていった。 「ケケケ、貰った…少々不便だが貴様の体ッ!使わせてもらおう…。」 もう一度、欲望のままに殺戮を繰り返せる…その喜びを表すかの様にに刀身は震え、輝きを増していた。 しかし、剣は異変に気付く。体の動きが鈍い、いや、動かないのだ。 剣の意思とは裏腹に霊夢の体は動く事を拒否していた。 「ど、どういう事だ!体も心も完全に支配したハズッ!ありえん…有り得ん事だッ!!」 確かに、有り得ない事だった。 今までにこんな事は無かった、支配した人間はいとも簡単に操る事が出来た。 そう、人間では… 「…くり…る…よ…!」 その時、霊夢の口からある言葉が発せられた。 「ゆっくり…する…よ…!」 「馬鹿なッ!俺の支配に抗うだと!?」 「ゆっくりするのぉぉぉぉ!!!!」 その叫びと共に普段のふてぶてしい表情が彼女に戻っていく。 それと同時に剣の意識がある感覚によって急激に侵されていった。 「なんだ、この感覚は…俺の体から殺意が抜けていく…!」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!!」 意識の中に霊夢のふてぶてしい笑顔が広がっていく。 殺意が削られ、そして「ゆっくり」が意識を侵していく… 「やめろ…やめてくれ…俺に近寄るなぁぁぁぁッッ!!」 「ゆっくりしていってねぇぇぇぇぇ~!!」 霊夢が剣を咥えてから何時間が経っただろうか。 色こそ浅黒いままだが、そこにはいつも通りの霊夢がふてぶてしい笑みを浮かべていた。 そして、口に咥えた剣からはもう邪悪な声は聞こえなくなっていた。 ただ聞こえてくるのは、「ゆっくり~♪ゆっくりしていくよ~♪」という間の抜けた声だけだった。 「ゆっふっふっふ!かたなさん!れいむを支配しようなんて百万年早いよ!!」 剣の声こそ間が抜けているが、力はそのまま霊夢に宿ったままだった。 今度こそ、霊夢は自らの意思で砂漠に響く程の声で叫んだ。 「ゆっくりしていってねえぇぇぇぇ!!」 叫び終わると「すっきり~♪」と呟き、剣を咥えたまま頭にサボテンの花を乗せ、ポンポンと跳ねていってしまった…… 数ヵ月後、砂漠の街には一匹の剣を咥えた生首の噂が流れていた。 「ゆっくりしていってね!!」と鳴き、砂漠の巣に住む同族を守り、傷つける者は何人たりとも打ち倒し、それでいて決して殺めはしない。 その代わりに、食料と水を要求し、持ってこなければ何処までも追い掛け回される。 そんな生首の噂が……… 「絶対に負けないよおおぉぉぉッッ!!」 fin 霊夢△ -- 名無しさん (2010-11-25 17 44 37) 名前 コメント
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■ガイドライン板 過去スレッド一覧■ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン http //takatyan.ddo.jp/view_html.cgi/society6.2ch.net/gline/1202033931.dat ゆっくりしていってね!!!のガイドライン★2 http //takatyan.ddo.jp/view_html.cgi/society6.2ch.net/gline/1202396165.dat ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★3 http //society6.2ch.net/gline/kako/1202/12026/1202620559.html ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★4 http //society6.2ch.net/gline/kako/1202/12028/1202866641.html ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★5 http //takatyan.ddo.jp/view_html.cgi/society6.2ch.net/gline/1203249842.dat ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★6 http //society6.2ch.net/gline/kako/1203/12035/1203522345.html ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★7 http //society6.2ch.net/gline/kako/1203/12037/1203778179.html ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★8 http //society6.2ch.net/gline/kako/1203/12039/1203976837.html ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★9 http //takatyan.ddo.jp/view_html.cgi/society6.2ch.net/gline/1204249826.dat ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★10 http //takatyan.ddo.jp/view_html.cgi/society6.2ch.net/gline/1204470668.dat ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★11 http //makimo.to 8000/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?society6/2/gline/1204720434/ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★12 http //makimo.to 8000/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?society6/2/gline/1204883185/ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★13 http //makimo.to 8000/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?society6/2/gline/1205064039/ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★14 http //makimo.to 8000/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?society6/2/gline/1205224157/ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★15 http //makimo.to 8000/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?society6/2/gline/1205343244/ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★16 http //society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1205501774/ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★17 http //society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1205663661/ ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★18 http //society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1205835112/
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「ゆっくりしていってね!!!」 誰も答える事のない我が家での起床 もう家族とは二度と会う事はないかもしれない 住み慣れた木は雷で焼けてしまった 家族は散り散りになり新天地を探す旅に出てしまった 家族が旅立った後も焼け跡から焦げてしまった餌を引っ張り出して食べていたが底を尽きてしまった もうここは家族で住んでいた場所ではないと実感させられる 今彼女は家との最後の時間をすごしていた 「ゆぅ・・・きさん、いままでありがとうね・・・」 ギシッ!!・・ 「ゆゆ!?いたいの?だいじょうぶ?」 ギシッ!!・・ギシギシッ!! 「ごめんね!!れーむはもういくね!!」 メリメリッ!!・・・ズズーン!! 「ゆゆぅ・・これからどうしよう・・・れーむもみんなみたいにゆっくりぷれいすをさがしにいくよ!!!」 「ゆゆ~♪もりのなかならきっとすぐにみつかるよ!!!・・・あのきなんかよさそうだよ!!!」 「ゆっくりはいるよ!!!ゆゆ~♪なかもひ・ろ・・い!?」 『ゆっくりしていってね!!!』 『『『ゆっくちちていってにぇ!!!』』』 「ゆ?れーむのゆっくりぷれいすでなにしてるの?」 『ここはまりさたちのおうちだよ!!!さっさとでていってね!!!』 『『『いっちぇにぇ!!!』』』 「ゆゆ~・・・ここはあきらめるよ・・・」 しかしどこに行っても同じだった よさそうな木の洞や洞窟にはもうすでにゆっくりが住んでいたのだった そして餌場探しも似たようなものだった 「おなかすいたからごはんをみつけにいくよ!!!」 「ゆ~♪むしさんみーつけた♪むーしゃ♪むーしゃ♪しあわ・・せ?あれ?」 『むーしゃ!!むーしゃ!!しあわせーー!!!』 「ゆっ!!それはれーむがさきにみつけたんだよ!!!ゆっくりかえしてね!!!」 『はやくたべないほうがわるいんだよ!!!ゆっくりりかいしてねっ!!!』 「ゆぅ~・・・ひどいよ・・ゆっくりしたいだけなのに・・・」 こんな調子で過ごしていたある日の事、れーむはかつての家族の一人と偶然再会した しかし、再び会った姉の姿は変わり果てていた 目は血走り、頬はこけ、髪や皮にも汚れや傷が目立った 「ゆゆっ!?おねーちゃん!!!ひさしぶりだね!!!」 『れーむ?・・・・・まだいきてたんだね』 「みんなはいまどうしてるの?ゆっくりあわせてね!!!」 『どうしてるかなんてしらないよ・・・それよりれーむ、どこかいいえさばでもしってるの?』 「ゆゆ?しらないよ!!どーして?」 『だって、そんなにぷっくりしてるし・・・かみやかわのつやだって・・・』 そんなやり取りの後彼女は今までの自分の暮らしを姉に話した 姉は終始興味無さげに聞いた後ただ一言『ゆっくりがんばってね』とだけ言い残しどこかに行ってしまった 体の丈夫な姉でさえあの有様だ、もう妹や赤ちゃんとは会えないだろう その現実が今の彼女には重過ぎるものだった 「ゆっくりしていってね・・・」 『ゆっくりしていってね!!!』 『『『いっちぇにぇ!!!』』』 「ゆゆ?おかーさん?みんな?どーしてここにいるの?」 『ゆ~?なにをいってるの?ここはみんなのゆっくりぷれいすでしょ?』 『『『ゆっくちぷれいしゅだよ!!!』』』 「じゃあ、れーむもここでゆっくりするよ!!!」 『れーむにはまだはやいよ!!!ゆっくりもどってね!!!』 『『『もどってにぇ!!!』』』 「・・・・・おかーさん!!!・・・・ゆめだったの?」 「みんなとあいたいよ・・・おうちかえりたい・・・」 「さむいよ・・・あめさん、はやくやんでね・・・」 「おなかすいたよ・・・おみずのむよ・・ごーく、ごーく、しあわせ・・・」 「ゆっ・・ゆっ・・・さみしいよぉ・・・」 「あめがはれたらゆっくりぷれいすをめざすよ・・・がんばるよ」 姉と別れた数日後の朝、森の広場の枯葉の中で彼女は目覚めた ゆっくりプレイスとはいえないが雨風が凌げるだけましである 今は目だけ隠れないようにして枯葉に埋まっている、外敵と餌を見逃さないためである 常に辺りを見回し、少しの物音にも敏感になり、精神的に磨り減っていった 数日前に見た姉の姿が今の自分と被る、その現実から逃れようと力を振り絞る 「ゆっくりねたらすこしうごけそうだよ!ゆっくりぷれいすをさがすよ!!!」 「ゆゆっ!!にんげんのさとにでちゃったよ!!どうしよう・・・」 「しょうがないね!!あそこでゆっくりさがすよ!!!」 「だれでもいいよ!!!かわいいれーむをひろってね!!!」 「れーむにはおうちがありません!!!だからたすけてね!!!」 「ごはんでもいいよ!!!なにかたべさせてね!!!」 「ゆ~♪ゆゆ~♪、おうたもうたえるんだよ!!!すごいでしょ!!!」 「むししないでね!!ひとのはなしをきいてね!!!」 「おねがいしますぅぅぅ!!!むししないでくださいぃぃぃ!!!」 「ゆぅぅぅ!!!だれもいいからおへんじしてね!!おはなししようね・・・」 物乞い等で里の人間に声をかけること数刻、辺りには夕闇が下りてきていた 夜になれば妖怪の時間が来る、いつゆっくりできなくなっても文句は言えない 「ゆゆっ!!おそらがくらくなってきたよ!!ゆっくりできなくなるよ!!!」 「ゆっ!!ここならだいじょうぶだね!!・・・ゆっくりぷれいすみつからないかな」 「おかーさん、おとーさん、みんなどこにいっちゃったの・・・・」 「ゆっくりしたいよ・・・」 「きょうこそゆっくりぷれいすみつけたいよ・・・」 「ゆゆ?おいしそうなにおいがするよ!!!ゆっくりさがすよ!!!」 「ゆ?ゆっ?ゆゆっ??ここ・・かな?」 「わからないけどゆっくりはいるよ!!!おなかぺこぺこだよ!!!」 「ひろいよ~!でもくらいよ!!まんまりみえないよ!!!」 「ゆっ!!たべものがおちてるよ!!!むーしゃ!むーしゃ!・・・しあわせぇ・・・」 「ゆぅぅぅぅん!!やっどゆっぐいでぎるよぉぉぉぉ!!!」 「いっぱいたべるよ!!!むーしゃ!むーしゃ!もっとたべるよ!!!」 「こんなところにかいだんがあるよ!!!ゆっくりのぼるよ!!!」 「ゆっ!ゆっ!ゆっ・・っと、ゆっくりついたよ!!!」 「うえにはなにがあるの『う~?』か・・な?」 『なんでゆっくりがそとにいるんだどぉ~?』 「れ、れ、れみりゃーー!!!」 後編へ 名前 コメント
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最近巷で流行りのゆっくりカフェというものに行ってみた。 もちもちのゆっくりのほっぺをツンツンしたりすりすりしたりしてみたいなあ。 「いらっしゃいませ~ゆっくりしていってんか」 受付のきもんげに案内されて店内に入る。そこには様々なゆっくりがゆっくりしていた。しかし・・・ ゆっくりめーりん「zzz...ZUN」 ゆっくりこまち「zzz...ZUN」 テルヨフ「zzz...ZUN」 チルノフ「zzz...ZUN」 「寝てるだけじゃねーか!」 「お客さんお客さん」 お、ゆっくりれいむだ。さすがにれいむはちゃんと起きてるようだ。 「ゆっくりはゆっくりしてるのがあたりまえなんだよ。だいたい本家のネコカフェの猫だって本来は昼間ゴロゴロしてるものなんだよ。 それを無理にいじるのはゆっくりしてないんじゃないかな?だからお客さんもいっしょにゆっくりしていってね!」 たしかに正論だ。きっと猫もゆっくりしたいんだろう。 ゆっくりカフェだけあってドリンクは基本ジュースとお茶だけだがお菓子は饅頭、羊羹、お汁粉といった和菓子からケーキやビスケット マカロンやアイスといった洋菓子。杏仁豆腐のような中華菓子まである。おお、これは幻想入りしたティラミスじゃないか。 とりあえずゆっくりからみても一口サイズのお団子をあげてみよう。ゆっくり食べていってね! 「・・・」 あれ?れいむが無言で食べている。 「ンマァーイ!」 え?「むーしゃむーしゃ!しあわせー!」じゃないの?味がイマイチだったのかなと思って食べてみると ヴチュウゥゥゥーッ! 団子から飛び出した謎の白い液体・・・ならぬ黒い液体がれいむにぶっかかった。 「お客さん・・・」真っ黒な顔でれいむが言った。 「このごま蜜団子は前歯で噛むと中の蜜が飛びてちゃうからあえてむーしゃむーしゃとは言わなかったんだよ」 「す、すまない」ナフキンでれいむの顔を拭き拭きする。 「あと食べたあとはしあわせー!じゃなくてンマァーイ!というのもマナーなんだよ、ゆっくり理解していってね!」 そうだったのか。ふと見るとれいむがほっぺをこっちに向けている。 これは「プニプニしてもいいのよ?」というサインなのだろうか?私はそっと人差し指をれいむのほっぺにつけてみた。 プニプニ・・・ つきたてのお餅のようなモチモチした感覚が心地よい。 プニプニプニプニ・・・ ゆっくりのほっぺツンツンが気持ち良くて思わず寝てしまったようだ。 ゆっくりにつられてこちらも寝てしまったようだが心地よい眠りだった。 「お客さんお客さん」 「ん?」 きもんげが呼び止める。 「延長料金」 ゆっくり寝すぎた結果がこれだよ! なんだこのほのぼのw もっと出してもいいのよ? -- 名無しさん (2013-09-24 23 23 32) 名前 コメント
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「れいむ? そろそろ出てきてくれてもいいんじゃないか?」 「いやだよ!! おにいさんがあやまるまで、でていかないよ!!」 「ふぅ・・・まいったなぁ・・・」 半刻ほど前のこと 「れーむー? れーむー? いないのか?」 「出てこないとお饅頭食べちゃうぞー?」 「・・・反応なしか。本当に食べちゃうぞ」 「むーしゃ♪ むーしゃ♪ しあ「ゆっくりしていってね!!!」 「ゆゆ~ん♪ れいむのおまじゅうはどこ~?」 「れ、れいむ。いたのか・・・」 「おまんじゅうさ~ん? ゆっくりでてきてね♪」 「れいむ。お饅頭さんはもう・・・」 「なんでたべちゃったのぉぉぉ!!! おにいさんのばがぁぁぁ!!!」 それから今までこの調子だ 新しいお饅頭を準備しても、真摯に謝っても出てきてくれない ずっとお茶菓子の入っている戸棚の中に、顔だけ入れて 後頭部はこちらに向けたまま、頑として許してくれない 「悪かったよれいむ。お詫びに明日外にご飯を食べに行かないか?」 「ゆゆ!? どういうこと?」 「今日の出来事は俺が悪かった。替わりといっちゃ何だが、明日一日一緒にゆっくりしないか?」 「んー・・・おにーさん!! それとひとつだけ、れいむのいうこときいてね!!!」 「それで許してくれるなら、なんでも聞こう」 「おくにはいりすぎてでられないから、ここからだしてね・・・」 次の日、外は一面の銀世界だった 昨日の夜のうちに降ったのだろう、とても寒い しかしれいむがとてもはしゃいでいるので、これから出かけるところだ 「ゆゆ~・・・すごいゆきだね!!! まっしろだね!!!」 「寒い・・・」 「おにーさん!! はやくいこうよ!!」 「お、おう・・・元気だな」 特に目的は無いがとりあえず近くの丘まで行く事にした 「ゆ♪ ゆゆっ♪ ゆゆ~ん♪ ゆっくりしていってね!!!」 「結構積もってるな。『かまくら』とか『ゆきだるま』作れるかもな」 「ゆ? なにそれ? ゆっくりできるの?」 「なんだ知らないのか、じゃあ作ってやるよ」 「ゆゆ~♪ おにーさんがんばってね!!!」 「任せておけ、とびっきりでっかいのを作ってやるよ」 そんな約束をしてから一時間ほど いつの間にかその辺で遊んでいたはずのれいむは居なくなっていた あんまり遠くへ行ってない事を祈って、かまくらの中で待つ事にする 「寒~、いくらかまくらの中でもやっぱり寒いな・・・」 「・・・っくり」 「お? 帰ってきたかな?」 「ゆっぐじいれでね!! そとはゆっぐじできないよ!!!」 「早く中に入って来い、暖かいぞ」 「ゆっぐじはいるよ!!! ゆゆ~♪ぽかぽかだね!!!」 「まぁ、外よりは暖かいだろ。それよりお腹減ってないか? ちょっと寒いけどここでお昼にしないか?」 「ゆっくり~♪ たべる♪たべる♪」 どこで遊んでいたのか鼻水が凍って顔についていて汚い しかし、かまくらは始めてみる筈なのにぜんぜん驚いていないのが悲しい 「すごいね!!」とか「すごくゆっくりできるよ!!!」とか期待してたのに・・・ 「ゆっくりたべたよ!!! しあわせ~!!!」 「はい、お粗末様でした。さて午後は何する?」 「ここをふたりのゆっくりぷれいすにしようよ!!!」 「ここって、このかまくらを?」 「そうだよ!! いつものおうちとここ、ふたつあればきっとゆっくりできるよ!!!」 「多分、ここはそんなに長い間はもたないぞ。雪って晴れるとすぐ溶けちゃうし」 「ゆゆっ!? ゆきさん! ゆっくりしてね!! とけないでね!!!」 「今は大丈夫だろ、それに冬の間は平気。でも春まではもたないな」 「ゆゆ~・・・ざんねんだけど、しょうがないね」 そんなこんな他愛も無い話を二人でした 「外は寒くてゆっくりできない」とか「親切なれみりゃが助けてくれた」とか要領を得ない話だったが それなりに冒険をしてきたようだった、しかもあげた覚えの無いお菓子まで持ってるのはなぜだろう 「おっ、また降ってきたな。もっと寒くなる前に帰るとするか」 「ゆっくりかえるよ!! おにーさん!! ゆっくりいそいでね!!!」 「家に着いたら風呂でも入るか。体が冷えちまったしな」 「おっふろ♪ おっふろ♪ ぽかぽか~♪」 相変わらず暢気なれいむだったがあのお菓子は誰のだろう 知らない人から物は貰わないように教えてるはずなのに・・・ ~おわり~ すっぽりとじゃすとふぃっとしちゃったんだね~、わかるよ~!!!きっとおにいさんにひっぱって出してもらう時には、「きゅっぽん」てなったとオモウw -- ゆっけのひと (2009-04-11 05 29 46) 名前 コメント
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ゆっくりがいない世界の話 魔理沙の妙な実験でお饅頭から魔法生物ゆっくりれいむが生まれる。ややもあって本物の霊夢と仲良く暮らすが 日が立つうちに徐々に元気がなくなっていく、どういう訳か霊夢と魔理沙が調べるのだが全然分からずじまい ある日霊夢がゆっくりれいむを元気付けようとギャグでゆっくり風にした魔理沙の顔を模したお菓子を作る れいむもとっても喜んでさぁ食べようとした時に霊夢や魔理沙に「たべないでー!」と飛び掛る ようやく合点の行く二人 犬猫といった動物は遊ぶにはうってつけだが会話やらゆっくりの行動をが理解できない 妖精は気質があっても彼らの過激な遊びにつきにあうには脆弱すぎる 人間とは会話はできて仲良くできてもそれは小さい子供と接するような保護者と子供の様な関係 要は対等な関係で付き合えるお友達がほしかったのだ お皿に盛られたゆっくりまりさ風のお菓子に寄り添うれいむ。 何度呼びかけても「ゆっくりしていってね!」おかしのまりさは全然答えない いつまでも離れようとしないので霊夢はそっとしておいてやる 疲れて眠りこけてしまったれいむは夢でお菓子のまりさが動き出して一緒に遊ぶ夢を見る その様子を見ている怪しい影が一つ。それは空間のスキマから手を伸ばすと お菓子のまりさに何かをかけるとスッと消える。するとどうだろう!お菓子のまりさが動き出したではないか! 覚醒したばかりのまりさは隣に自分そっくりの生き物を見るとこう言う 「ゆっくりしていってね!」 これ好きだよ。短い中にも喜怒哀楽と起承転結が詰まってていい。 -- 名無しさん (2008-10-05 12 33 10) ゆっくりも寂しいとしんどいんだね -- 名無しさん (2012-06-29 15 21 56) 名前 コメント
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ゆっくりSS ゆっくりランド 気が付いたら全く覚えのない場所にいた。 いくら紅魔館の近くにある湖に霧が発生することあるとはいえ、 霧が晴れたら全く見覚えのない場所にいるなんてあんまりじゃないのか。 「ゆっくりしていってね!!!」 「うおっ!? なんだ、ゆっくりか。脅かすなよ」 いきなり足元で声がしたかと思ったら、ゆっくりれいむじゃないか。 「れいむにはちゃんとれいむってなまえがあるんだから、なまえでよんでね!!!」 「へいへい。 れいむ、おどかすなよ」 「わかればいいんだよ。ゆっくりしていってね!!!」 「それで、ここはどこなんだ? 俺は湖にいたはずなんだが……」 「おにいさん、なにいってんの!? ここはゆっくりらんどだよ!!!」 ゆっくりらんど、聞いたことのない名だ。もう少し突っ込んだ質問にしよう。 「それで、そのゆっくりらんどとはどこにあるんだ? 湖はどっちにあるんだ?」 「ゆっくりらんどはここだよ!!! みずうみはあっちだよ!!! やさしいれいむがおしえてあげるから、ゆっくりついてきてね!!!」 ああ、なんでゆっくりって生物はこんなに偉そうなんだ……。 「ここがみずうみだよ!!! ゆっくりしていってね!!!」 そう言ってれいむに案内してもらった場所はどう見ても湖とは呼べない。 人間基準ならどう頑張っても池としか言いようがないじゃないか。 紅魔館の近くにある湖とは似ても似つかぬ大きさだ。 「いや、俺が行きたかった湖は、反対側が見えないぐらいの大きなものなんだが」 「そんなのゆっくりらんどにはないよ!!! おぼれたあぶないでしょ!!!」 そう言って背伸びをするれいむ、人間の動作ならならふんぞり返るってところか。 もしこのれいむの言うことが正しいなら、 ここは紅魔館からものすごく離れた場所ということになる。 とりあえず、このゆっくりランドの出口を探さねばならない。 「なあ、ゆっくりらんどの出口ってどこにあるんだ?」 「でぐち? ゆっくりらんどはゆっくりらんどだよ? おにいさんなにいってんの?」 「いや、ゆっくりらんどにだって入り口はあるだろ? なら、出口もあるだろ」 「ゆっくりらんどにいりぐちもでぐちもないよ!!!」 ……。困ったな、話が全く掴めない。もっと頭のいいやつに話を聞くしかないか。 「あーわかったわかった。もういい。 わかったから、お前達の仲で一番頭のいいやつに会わせてくれ」 「わかったよ!!! のうかりんならおにいさんのレベルにあわせてくれるかもね」 そう言うとれいむは踵を返しまた別の場所へと跳ねていった。一言多いやつめ。 さて、のうかりんとやらのいる場所まで案内してもらうとするか。 それにしてもこのゆっくりらんどとやらは自然が豊かだ。 今歩いている場所は花が咲き乱れる草原だし、後ろには森が見える。 おそらくあの遠くに見えるのは山なんだろう。 よくよく見るとれいむが出入り口がないと言ったのも頷ける。 こんなに広いのならば出口もクソもないだろうしな。 だが、そうなると発生するのはここがどこなのだろうかということだ。 そんなことを考えているうちに、民家のようなものが密集した場所にたどり着く。 ミニチュアサイズの民家から、俺の家と同等かそれ以上のものまである。 なんというシュールな光景だ。 「ここがのうかりんのおうちだよ!!! たいどにきをつけてね!!!」 まずお前が俺に対する態度を考えろよ、と言いたいが我慢する。 今の俺にとって最も重要なことはこのゆっくりらんどからの脱出だ。 「のうかりん、おきゃくさんをつれてきたよ!!! ゆっくりおじゃまします!!!」 そういいながられいむはどこからか取り出した木の枝で引き戸を開ける。 猫みたいに器用なやつだ。 「いらっしゃい……おんやまぁ人間でねぇか!! こりゃ珍しいお客さんだ」 家の奥から出てきたのはチェックの服を着た人型のゆっくりだ。 あのゆっくり特有の顔がなければ人間と言われても納得できてしまう。 しかも、来ている服は幻想郷縁起に載っている大妖怪のものだ。 本人が見たらどんなリアクションをするのか想像もできない。 「さぁさ、上がってけ。こんなに日は麦茶がうめぇんだ」 あっけにとられる俺を尻目にのうかりんとやらはさっさと奥に行ってしまう。 俺は慌ててそれについて行った。 「ちるの、出番だよ。いつもの通りにやってけれ」 「あたいのクライマックスさいきょーパワー!!!」 のうかりんが差し出した薬缶に息を吹きかけるゆっくりちるの。 薬缶の表面がたちまち白くなって霜が降りたようになる。 「だいせいこー!!! やっぱあたいさいきょー!!!」 薬缶を冷やすだけでそんなに喜ぶなんて……普段は失敗したりするのか? のうかりんからもらった麦茶を飲む。冷たくてしかもうまいじゃないか。 「 さてお兄さん、このゆっくりらんどになんのようけ?」 「いや、自分でもよくわからないが、霧が晴れたらここにいたんだ。」 と、言ってここに来るまでの経緯を話す。のうかりんは神妙な顔で頷いた。 「そかそかぁ。じゃあまんずここについて説明すっぺ。 ここはゆっくりらんど、ゆっくりだけの理想郷だぁ。 幻想郷とも外の世界とも全く違う場所よぉ」 のうかりんの話を要約すると、のうかりんはゆっくりらんどの最古参で、 ゆっくりらんどはそれなりに昔からあるらしい。 そしてときどきさまざまなところからゆっくりが辿り着いたり、 あるいは人間が迷い込んでくることがあるらしい。 そして何よりも重要なことだが、ゆっくり以外はすぐにもとの場所へ送還するらしい。 じゃあ、もう安心だ……そう思ったのが運の尽きだった。 「へ……へえーらろろろーらなーあおなーおなー」 「違う!! こう!!ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー」 ……一体何度ダメ出しをされればいいんだ……。 こんなテンションの高い歌、素面じゃやってられねぇよ。俺、歌苦手だし。 それでものうかりんのギターは止まらない。 まさか無事に帰るのにこんなことをしなければならないとは……。 「へーらろろーおあーあああー」 「こんのお兄さんもわからん人だっぺなぁ!! ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー…… はい、もう一回!!」 くそ、何で帰るためにこんな歌歌わないといけないんだよ!!! あゝもうヤケだ!!! 俺の歌を聴けぇ!!! 「ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー……」 「ヒィーィジヤロルリーロロロー……って、あれ?」 なんということだ。この景色は間違いなく紅魔館の目の前だ。 いや、まずは落ち着こう。どうやら俺の記憶が混乱しているらしい。 まず、俺は何をしていたのか? 紅魔館へ物々交換をしに行ったんだ。 そして湖の辺りまで行って……そこからの記憶があやふやだ。 楽しかったような腹立たしかったような記憶があるが、 まあ、湖の妖精にばかされたと思って家に帰るか……。 「ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー」 あれ? 俺、こんな歌知ってたっけ? 最近の妖精は歌まで教えてくれるのか。 END ARIAの猫の町に迷い込む話は素晴らしい。 あんな感じを出せるようになりたいと思いつつもオチをつけてしまった。 名前 コメント
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前ページ 縁側に置かれたお盆いっぱいに盛られたゆっくり大福。 「うまいけど、そんなに中毒性はない気がするぜ」 魔理沙が一つ摘む。 「でしょ? 私はもう飽きちゃったわよ」 アリスも一つ摘む。 「ブームってのはよくわからんもんだな」 魔理沙が一つ。 「同感だわ」 アリスが一つ。 「変な味だぜ」 「妙な味ね」 魔理沙。アリス。魔理沙。アリス。 「「……あ」」 最後の一つを摘もうとした二人の手が重なった。 「ど、どうぞ魔理沙。私はもう充分よ」 「遠慮すんなよアリス。マスタースパークで焼き払ったお詫びだ、食えよ」 「仲のよろしいことで」 霊夢がお盆を持って割り込んできた。当然のごとくお盆にはゆっくり大福が積んである。 「まだまだあるから好きなだけどうぞ」 新しいお盆が置かれ、古いお盆の最後の大福がそちらに移される。 「……そうかあ。せっかくの好意を無駄にしちゃあいけないな」 「……そうね、たまには魔理沙もまともなこと言うじゃない」 「いつのまにか仲直りしてるね」 「おお、マリアリ、アリマリ」 紫がゆっくりれいむを拾い上げる。 「霊夢お饅頭も商品化できないかしら?」 「……ふてぶてしいお菓子になりそう」 「そうねえ、霊夢はふてぶてしいからねえ」 「いや私じゃなくて」 「かわいすぎてごめんね!!!」 「ほら、ふてぶてしい」 「可愛いじゃない」 紫はゆっくりれいむのリボンを整えながら答える。 「そうかなあ」 「霊夢ももちろん可愛いわよ。安心して」 「それは光栄ですこと」 霊夢はあからさまな白け顔をした。 「「……あ」」 縁側の向こうで再び声が重なった。 偶数個になるように持ってくればいいのに。 思わずにやけましたw -- 名無しさん (2008-07-21 22 16 11) にやけてもらえれば本懐です。 -- Jiyu (2008-10-05 23 43 03) あえての奇数個w -- 名無しさん (2009-08-17 03 07 31) アリマリとかふざけてるの? -- 名無しさん (2010-02-05 23 45 18) ふひひ・・・ -- 名無しさん (2010-11-27 17 36 56) かぐもこジャスティスの俺が通りますよっと。 -- 名無しさん (2012-12-12 17 31 13) 名前 コメント