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ギターメーカー(ブランド)一覧はここだよ ストラトキャスター Fender Stratocaster 通称:ストラト 一般的な形のギター 三つのシングルコイル・ピックアップを持ち、ピックアップセレクタで ピックアップの組み合わせを選ぶことで多様な音色を表現することができる。 基本的トレモロもついている。オールラウンド 使用有名人、R・ブラックモア、E・クラプトン、J・ベック、イングヴェイ 他多数 stratocaster.jpg 39892.jpg テレキャスター Fender Telecaster 通称:テレキャス 高域が強くでる。何故かギターボーカルの人がよく使う 音の立ち上がりが無駄に早い fホールのセミホロウモデルはシンライン (※シンライトじゃありません) 使用有名人 リッチー・コッツェン、キース・リチャーズ、アベフトシ、向井秀徳 岸田繁 等 fen9270283.jpg ジャズマスター/ジャガー Fender Jazzmaster/Fender Jaguar ジャリっとした音やベンチャーズに代表されるサーフロックが得意。 ジャズマスはしゃきしゃきしてない FenderJapanからは2ハム仕様のものも発売されている。 ナナメに切るようなシェイプがそそる。 使用有名人 カートコバーン、サーストンムーア、ボブ・ボーグル、ドン・ウィルソン、田淵ひさ子 等 fw_0322_img1.jpg fj-jgs.jpg マスタング Fender Mustang Fenderが入門者用に開発したモデル。 ショートスケールなのでストレッチが弱くても使いやすい。 最大の特徴はダイナミック・トレモロシステム。大胆なアームアップが可能でその音はまさに暴れ馬。 ショートスケール故にピッチが甘いのとチューニングが狂いやすいのが難点。 使用有名人 カートコバーン、グレアム・コクソン、Char 等 レスポール GIBSON Les Paul 通称:レスポ、LP 女性の身体を思わせるような曲線美を持つ形のギター 重い、ハイフレット弾きにくい、フレット広くネックが太い、倒すとすぐ折れるetc... だ が そ れ が い い 低中音域が強く出るまろやかな音 パンクはこれが定番 男は黙ってレスポール 女は騒いでレスポール 余談だが大塚愛がレスポールを使って当て振りするのだけは許せない 使用有名人、J・㌻、スラッシュ、J・ペリー、Z・ワイルド、横山健 9557-epiphone-les-paul-custom-ace-frehley--large.jpg SG 元々はレスポールのリニューアル版としてデビューしたものの レス・ポール本人から「ざけんじゃねぇ!どこがレスポじゃ!!」との抗議によりSGに改名。 創価学会とは一切関係ないので、学会嫌いの人にも安心して使っていただきたい。 立って弾く際はややボディが安定しづらい。 その代わり、ハイフレットがめちゃくちゃ弾きやすいとか。 ダブルネックギターでEDS-1275がある。 使用有名人、P・タウンゼント、F・ザッパ、T・アイオミ、アンガス・ヤング、カトウタロウ、ハヤシヒロユキ、西川進、和嶋慎治 坂本慎太郎 他 36978_l.jpg YAMAHA SG あくまでYAMAHAのSG 本家SGよりもずんぐりむっくりしててなんかクワガタのメスを連想させるシェイプ。そんで重い 使用有名人:高中正義 _DSC0771.jpg エクスプローラー Explorer ジェイムズおじさん御用達の稲妻みたいな変形ギター 外見に似合わず音、弾きやすさ、重さ、どれをとっても良くできていて座って弾ける万能なギター 低音域と高音域が強い。エピフォンのものはヘッド落ちする 最近、7弦がリリースされた gm1002pn07.jpg Firebird ブルース系のギタリストが使ってる。エアロスミスのジョー・ペリーも使ってる。 ミニハムバッカーがついてて、普通のハムより音がシャープ。 スルーネックだけどハイポジ弾きにくい。 ヘッド落ちがすごいらしい。 ノンリバースとスタジオはセットネックでそこまでヘッド落ちしない。 GIBSON ES-335 サンサンゴと読む。 340、330、325,345等の型番機もある 余談だがモデルの数字は値段から来てるらしい。(335なら3350ドルとなるんだって。) 見た目的には335はLPstdのヘッド。 345にはバリトンスイッチ(レンジのつまみみたいなの)がついてる。 355はLPcustomのヘッド。最上位機種。 330はセンターブロックがなくP90がボディの真ん中らへんについてる。 336はLPくらいの大きさの小さい奴 非常に甘くまろやかなトーンから、少しエッジの聞いたソリッドなトーンまで幅広くこなせるが 一貫して温かみが欠けることは無い。 ラリー・カールトンがMr.335と呼ばれる理由も335を愛用しまくっているため。 Gibson Flying V V字型のKING of 変形ギター。 レンジは割と狭く、中音域が強い。ハードロックやヘヴィメタルのイメージが強いが、ジャズやブルースにも合う。 見た目の軟派さに反し、本体の軽さ、弾きやすさ等、実はバランスの良いギター。 座って弾けないと言う奴は、フライングVを持っていない奴か向上心のない奴である。 ちなみに座って弾くときにはボディをお股の間に挟みこんで弾く。 使用有名人、アンディ・パウエル、M・シェンカー、R・シェンカー、ウルフ・ホフマン、カイ・ハンセン、橘高文彦、木下理樹 大村達身 他 fv67re_2005_wh_ise.jpg DSV3WECH1.jpg 83103_l.jpg GIBFENDRIXFGM_2 productphoto_4e1c361b-59a8-4c.jpg Randy V ヘビメタご用達 故・ランディー・ローズの為にグローバー・ジャクソンがデザインしたFlying Vの変形型。 片方が通常より長い。しかし実際にランディーは使い込む前に他界したため名前だけが残っている。 Flying Vとは対照的に、よりトゲトゲしいサウンドキャラクターであるが、 音の芯にしっかりと残る暖かい響きがにくいやつ。 人数が少ないバンドでコレを使うと上側がスカスカで見栄えしないので注意。 やはりメタル系が多い 4500.jpg モッキンバード 曲線を生かした洗練されたデザインは誕生から30年以上たった今でも新鮮。 ポジションインレイやジョイント方式などのマイナーチェンジを行っているが、 基本的な弾きやすさは変わらない。ジョーペリー、hideなんかが使用 ランダムスター ESP製の変形ギター。エクスプローラーの下らへんをVの字にばっさりカットしたような感じ。 ヘヴィメタルとかハードロックとか弾く人に使われてたり。ネックが太いのでタッピングしやすい。 高崎晃、ANCHANGとかが使用。 randamstar.JPG ワッシュバーンダイム エクスプローラーとフライングVをミックスさせたようなディーンのMLモデルを、 さらに変形させて攻撃的なシェイプになっている。 ボディが大きくかなり低音が図太い。メイプルとマカボニーのラミネイトタイプはやや高音域の出た感じになっている。 パンテラの故ダイムバックダレルが使用 Dime%20gro%DF.jpg Gretsch Whitefalcon 最も美しいギター グレッチより発売 味があり深みのある音が出るが使いこなすにはかなりのセンスとテクニックが要る 6377.jpg PRS カスタム24 ストラトとレスポールのいいとこ取りギター。 シングルコイルのハーフトーンがキレイ。 なんという5wayPUセレクター・・・ メイプルネック版やゴールドパーツ仕様、墓ネックモデルなど多彩なラインナップ。 持っているとブルジョワだと思われる高嶺の花。 基本的に高価だが、中には金塊積んでも怪しいんじゃないかというほどの代物も。 サンタナやディメオラはもろちん、ラウド系メタルでもちょっと流行ってる。 中高生オヌヌメのSEとかいう廉価版もあるよ prs_kqruncu24bst.jpg ZO-3 ぞうさんギター ファンシーでキュート 使用に非常に勇気のいるギター でも楽器屋で見る度に買いそうになる ショートスケールなので使い勝手が違う 勝手にフィードバックしないのかなっていつも疑問に思う ZO3.jpg Talbo 国産のアルミ製の変形ギター。木製もある?知らんがな 金属なので結構重い。1983年に東海楽器が6万円前後で販売。 結局殆ど売れず、その内東海楽器が負債抱えちゃって倒産→復活? 見た目は重そうに見えるが、実際は 中身はウレタンが入っているかスカスカの中空構造。見た目の好みは分かれる 現在は再生産されている。生産時期によって所々違う。ロゴが変わっちゃうことも 輪郭のハッキリした立ち上がりの速い音と改造しやすい構造が特徴 一応、平沢唯の本物…もとい元ネタの人の代名詞なのだが、一般的にはGLAYのHISASHIとかが使用することで知られる。 img10292532031.jpeg スタインバーガー ネッド=スタインバーガーさんが興した会社、またはその生産物 最近のはロッド入ってる。 特許「トランス・トレム」による確実なチューニング、和音を保ったままのアーミング・移調 ヘッドがない ブリッジ側でチューニングする。 パフォーマンスで振り回すには申し分ない。熱狂的なコレクターが存在する。 モズライト セミー・モズレーによって創設された。 特有のデザイン、音質から多くのアーティストに愛用され今も多くの若者に支持されている。 現状ではフィルモア製モズライトと黒雲製作所製、創始者の嫁が設けた工房製の三種類がある。 癖の強いギターなので多少の慣れが必要、軽く押さえるだけで弦が鳴るので ハンマリング&プリング、タッピングなどが良く鳴る反面、正確なミュートができないと 他の弦まで鳴っちゃうナイーブな子、ネックが小さいので弾きやすいかも。 使用有名人、加山雄三、ジョニー・ラモーン、カート・コバーン、ザ・ベンチャーズ、川崎亘一、平沢進 他
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407. earth 2011/12/25(日) 01 43 25 ネタ投下。 現在進行形で世界を混乱させている日本帝国であったが、彼らが齎した昭和世界の情報はさらなる混乱を平成世界に与えた。 そう大西洋大津波とアメリカ風邪の情報はそれほどまでにインパクトが大きかったのだ。 勿論、アメリカと欧州各国は慌ててカナリア諸島の調査を行った。そして噴火の兆候はないという結論に安堵するが、 もしも一回でも大噴火が起きれば大西洋沿岸諸国は破滅的な被害を被るというリスクは無視できるものではない。 「この苦しい中、さらに防災計画や首都機能のバックアップも進めなくてはいけないとは……」 アメリカの財務担当は文字通り頭を抱えた。 米大統領も津波の発生が何を齎すか、そしてそれに対応するために何かが必要かを理解するとホワイトハウスで頭を抱えた。 「日本帝国と事を構える余裕は無いな……」 「幸い、彼らも積極的にこちらに関わる意思はないようです。ゲートという超自然現象の産物を頼るのが嫌なのでしょう」 「それが救いだな。だが彼らがチャイナに技術供与などとなったら目も当てられない」 彼らにとって共産中国と日本帝国が手を組むというのは悪夢でしかない。 ただでさえ中国は最近軍事力を増強している。ここで日本帝国が中国に手を貸せば手に負えなくなる可能性もあった。 反共国家でもある日本帝国が共産国家に手を貸す可能性は低いが、ないとも言い切れない。 「並行世界の我が国を滅ぼした悪魔の帝国と非難する者もいるが、彼らを抑えないといけないな」 「はい。必要以上に彼らを怒らせるのは拙いでしょう。そのために国内の反帝国派を説得する必要があります」 「何か手が?」 「戦争中に起こった大西洋大津波とアメリカ風邪というウイルス流出が国家崩壊の主な原因です。これを主張し向こうの米国が滅んだのは 天災によるものとしておくのが良いかと」 「それしかないか……」 「はい。あとはナチスと戦った国家を敵に回したという事実も使えるかと。向こうの米国が民主主義を守るのではなく 自国の利益のみを追求した結果、滅んだとなれば反発も収まると思われます」 「そうだな。よし、それでいこう」 だが後日、彼らはさらに頭を抱えることになる。 そう、市場が敏感に反応したのだ。彼らは大西洋沿岸諸国に津波のリスクが発生したという事実を重視したのだ。 これによって市場に大きな動揺が広まった。さらに国家そのものが消滅しかねないカリブ海の国々やポルトガルなどはパニック状態になった。 アメリカ国内でさえ、安全を求めて内陸へ移動する人間や企業が出てきて、混乱が広まった。 408. earth 2011/12/25(日) 01 43 57 そのころ、昭和世界のドイツ第三帝国は強硬にゲートの開放を主張していた。 彼らは日本帝国が未来世界と繋がるゲートを独り占めしていると非難していたのだ。日本の同盟国や北欧諸国、英は何とかお零れをもらえる 立場なので同調はしていないが、それ以外で欧州枢軸に近しい国はゲートの権益に一枚かませろと煩かった。 このため、日本帝国は国際会議の場で平成世界の情報をある程度開示することになる。 「大西洋大津波が起こらず、さらに日独伊が同盟を組んで米英ソと戦って負けた世界?」 「ナチズムを否定する世界だと?!」 「民族の独立や人権尊重だと……」 誰もが自分達が知る歴史と異なる世界の歴史に驚愕した。 「それは本当のことですか?」 ドイツ代表の言葉に日本代表は頷く。 「ええ、本当です。偽りはありません」 「「「………」」」 誰もが絶句した。もしも日本のいう情報が正しければ、平成世界といたずらに交流を深めれば大変なことになるのが目に見えていた。 ドイツ第三帝国としては国是と民族の英雄を否定するような国が、並行世界とは言え同じ国であるなど認められるわけがない。 「ゲートの周辺には日本、韓国、中国、ロシアなどの有力国があり、加えて日本、韓国には米軍が展開しています。 20年先の軍備です。帝国軍はこれに対抗できるので、彼らの行動を抑止できていますが……一歩間違えれば」 「「「………」」」 あまりにも違う歴史と価値観に昭和世界でも戸惑いが広がることになる。 409. earth 2011/12/25(日) 01 46 08 あとがき この話だと両世界はまだ無制限に接触していません。 でも平成世界のドイツのことを知ったら昭和世界のドイツは怒るでしょうね……。 あと大西洋大津波の情報で平成世界の経済は混乱するでしょう。 ……ゲートが出来てから、平成世界は良いことがないような気が(爆)。
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名前 コメント
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マイルス・スタンディッシュアメリカ(生まれはイングランド・ランカシャー)1584頃~1656統率:A 武力:B 政治:C 知力:B 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------軍人。大尉。オランダでの八十年戦争にも従軍した。メイフラワー号でアメリカに渡ったピルグリムファーザーズの一人。プリマス植民地の防衛のため初代指揮官に選出され、後に総督補や財務官も務めた。 メタコメット(フィリップ王)アメリカ1639~1676統率:B 武力:B 政治:C 知力:C 文化:C 魅力:B--------------------------------------------------------------------------------ネイティヴ・アメリカンのワンパノアグ族の酋長。マサソイトの子でワムスッタの弟。入植する白人からはフィリップ王と呼ばれた。土地を奪い生活を荒らす白人に抗議するが戦い(フィリップ王戦争)となり、ワンパノアグ族は虐殺され、メタコメットも八つ裂きにされ晒された。
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2009年1~3月のスパム中継国ランキングが、イギリスの セキュリティ企業であるSophosより発表されました。 前回同様、首位はアメリカで15.8%ものスパム中継を 行っているそうです。 2位が驚きですが、ブラジルが4位から急浮上しました。 中国が3位に後退しています。 コロンビアも上昇してきているため、南米方面の スパム中継が急増していると言えます。
https://w.atwiki.jp/web-c/pages/289.html
2009年1~3月のスパム中継国ランキングが、イギリスの セキュリティ企業であるSophosより発表されました。 前回同様、首位はアメリカで15.8%ものスパム中継を 行っているそうです。 2位が驚きですが、ブラジルが4位から急浮上しました。 中国が3位に後退しています。 コロンビアも上昇してきているため、南米方面の スパム中継が急増していると言えます。
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6話――コロンブスの夢見た黄金郷 不沈の異名は、単なる願掛けではなかったようだ。 軍艦という如何にも固くて重そうな船の衝突でも、モリー・ブラウンは耐え抜いたのだ。 もちろん無傷というわけではない。外側の幾つかが凹み、浸水箇所も少しできてしまっているらしい。 ダメージコントロール……というらしい。ストレスに対する回避行動とでもいうのだろうか、ともかく浸水した箇所は固い扉に閉ざして、確かに今までより海に浸かってはいても、沈まない程度のバランスで、モリー・ブラウンは進んでいく。 「なあ、お前は、何をしたんだ?」 『何を とは、何を 差した 言葉だ?』 ……私がこんな質問ができるのも、こいつのおかげなのだろう。 名前も姿も声も、自分自身を持たないレメゲトン。 人間ならば体を持って、自分の見た目と他の誰かがいること、その考え方……そういったものを相対的に見据えてアイデンティティを確立していくものだ。 ……いくら人間ではないとはいえ、今まで私が話してきたどのレメゲトンも、自我や意識を持とうとして、姿も名前も声も固定されたものを使う。 こいつは、そのどれとも違う。 質問に質問で返されたことへ目くじらを立てられる元気は、さすがに残っていない。 その代わりに、甲板上から後ろを振り返る。 もう水平線に紛れて見えなくなりつつある、テウルギア。 確か〈ヴォジャノーイ〉という名前だっただろうか。 「お前が、あのテウルギアにやったドミネーションだ。攻性って何だ?」 『我々の 記憶の 一部を 用いて 対象の レメゲトンへ 会話 及び 融和を 試みた』 「それだけで……止まるのか?」 ……あの時、こいつが行使したドミネーションの力。 動いている真っ最中だったテウルギアが石像になったように動きを止めて、次の瞬間には、ほぼ全ての電源が途切れてしまったように着水してぴくりとも動かなかった。 『レメゲトンに 対する ドミネーションは 初めて 行った』 「意外と成功できてよかった、と自慢したいのか?」 冗談じゃない、と嘆息した。 もしかしたら海の底などわかっていただろうに、あんな大言壮語を確証もないのに言っていたのか。 『想定 外の 過程を 辿った。結果は 望む 形で 終わったが』 「なるほど。それは君にとって、喜ばしいことなのか? それとも嘆かわしいことなのか?」 『……』 感情に関する面では、こいつは決して答えないだろう。今までの会話でもそうだ。こいつが何を思っているのかなど、語ろうとしない。 だが、様々なレメゲトンとの対話の先にそれを見定めて、あるいは見つけてもらうのが自分の仕事だ。 心理状態のチェック、あるいは自己同一性の確立、心理的な成長に伴う反抗期とも呼べる現象の有無。 それを探り、宥めながら、レメゲトンという一兵士の精神衛生を保つ。その研究をする仕事だ。 「君には記憶があるのだろう?」 『肯定』 「そこには、無いのか? 嬉しいとか、楽しいとか、そういう気持ちが――感情が」 『……』 再び、こいつは黙り込む。 あれほどのことがあってから、既にかなりの時間が経過している。 夕陽が水平線と接して、波に揺れる橙色を伸ばしている。 明るい場所にいればわずかながら人の心は明るくなり、暗いところにいれば自ずと暗くなる……簡単だがわかりやすいシステムだ。 本能的には、周りが見渡せるからこその安堵感と、それに対する夜闇というのがあるらしいが、詳しい原因は定かとなっていない。 インターネットやパソコンのCPUの中に住むレメゲトンが、そういった影響を受けるのか……。 こいつの記憶にも、さすがに明暗ぐらいはあるだろう。レメゲトンには多少なりとも感情があるはずだ。 ならば当人に自覚のなかった感情の萌芽が、そこに眠っているはずだ。 恩人に行う態度ではないだろうが、それでも語気を強くせざるを得ない。 「わからないならわからないと答えろ。 君だってレメゲトンなのだろう。ならば私の研究に、少しぐらいは付き合ってもらうぞ」 『承知した シミオン』 「答えるんだ。君の記憶に、感情はあるのか?」 『ある』 ……思ってもいなかった答えだ。 何しろアイデンティティを作りたがらないと思っていた。だから感情の判別をつけられないのかと思っていた。 だが、あると判断できているなら質問は格段にしやすくなる。 「感情には種類がある。わかりやすく四つだ。嬉しい、楽しい、悲しい、怒り……どれだ?」 『悲しみ』 こいつがどれほどの時間を生きていたのかは知らない。 だが、悲しみしかないわけではないだろう。 悲しみを知るには、それに至る喜びを知っていなければならないはずなのだ。 ……私はカウンセラーではない。だから人の悲しみに対するケアをすることはできない。 だからといって悲しみを掘り下げることをしてはいけないのは明白だ。 「それ以外には?」 『怒り』 「それ以外には?」 『残されて いない』 ……不可思議な表現は、人間と違うからだろうか。 私がレメゲトンの研究をしているのは、それが干渉不可能な存在だからだ。 明らかな人工物。それでいながらそのシステムを理解できないのは、製作者がシステムを公開せず、同様に他の人間では解明が出来ないからに等しい。 テオーリアという研究機関がある。 E Hとはかけ離れた遠方……ユーラシア大陸のど真ん中にそれはある。 何者の干渉も寄せ付けない、レメゲトンを生み出しているはずの組織。 彼らがレメゲトンの公表を行わないからこそ、私のような研究職がいる。 言わば完全な解析不可(ブラックボックス)。レメゲトン自身にも自覚がないから厄介だ。 そして「残されていない」という言葉はつまり、干渉があってこそ成立する言葉……何者かが残すか残さないかの取捨選択がそこにあったはずだ。 だからこそ聞かずにはいられない。 「君は、アメリカで何を受けた?」 夢のような話を思い浮かべてしまう。 アメリカ大陸がなぜ、この時代から忘れ去られた場所となったのか。 テオーリアとの関係を割り出せるヒントが……アメリカにあるというこいつの本体(テウルギア)を解析すれば、その足跡を見つけることができるのではないか? ……アメリカという国家が誇ったかつての栄華は、その遺産の数から計り知れないものだとわかる。 それほどに先進した国が、呆気なく滅ぶはずなどない。 だからこそ、テオーリアに関係する何者かがアメリカへの介入を禁止したのではないか? わかり易すぎる陰謀論だ。かつての大戦争があったとはいえ、この200年で人類が生存域を伸ばしているのは確かだ。 アメリカ大陸にそれが成立しない理由が、ないのだ。 『不明』 そうだ。その答えでなければ、この陰謀論は成立しない。 覚えていないからこそ、こいつはアイデンティティを確立しようとしないのだ。 ……たった一点の疑念を除いて。 「君(You)は、我々(We)という一人称を使う。何故だ? どの記憶からもたらされている?」 アイデンティティに至る前段階……自分が自分である認識のために必要なのは、自分がいることの承認と、他人がいることの理解、そして自分と他人が違うという認識の、合計3要素だ。 こいつの記憶が何者かに操作されているなら、記憶と自分を重ねることができず、しかし他人と識別することもできなくなるはずだ。 記憶のどれもこれもを、自分だと思っていることに他ならない。 自我すら確立できていない存在に、この質問は難しすぎる。 だから私の推論が正しければ、その答えは「不明」であるはずだ。 だが、私の推論は簡単に崩れ去る。 『その 記憶が 我々の 残され 共通する 唯一の 記憶。 …… 私(I)自身は そこに 存在 しない』 初めてその一人称が出現したことに、思っていたよりも私は驚いていた。 だがそれよりも気にするべきことがある。 自分と、自分を含めた我々という複数を認識しておきながら、記憶の所有者が我々という存在に限定されている。 それで成立するのは、記憶を持つのは自分であり、かつ自分ではないという理不尽だ。 ……ならば、それは誰の記憶だ? ……そして、記憶がないというお前(You)こそ、何者なのだ? 『シミオン 準備を』 それまでの会話も、私の頭に渦巻く疑問の全ても、興味などないかのようにこいつは告げる。 部屋から窓へ目を向けて、ようやく気づく。 いつの間にか日が沈んで、月明かりが海を照らしている。 普段なら見えるはずの水平線が見えない。 代わりに見えるのは、月光を反射しない地平線だ。 『もうじき 着く。アメリカ 大陸だ』
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[田中君 http //youtu.be/AAmzRJzOmdk] 田中君は、2年でエースに新人戦は、県大会制覇!富士宮の選抜大会での雄姿 アボット式のフォームは、ウインドミルのすべてを含んでいます。みなさんマネをしましょう。 JUN513K(J.kitagawa)コーチは、推奨します。
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ペールエール(上面醗酵ビール)はヨーロッパ発祥であるが、アメリカのクラフトビールでは薫り豊かなホップを強調したスタイルが人気となり定着した。液色が赤みがかったオレンジ系になるのも特徴。 イギリス系のペールエールと区別して「アメリカンペールエール」と呼んでいる。 ビールまとめ/海外/アメリカ/アンカー社/リバティーエール ビールまとめ/日本/長野県/ヤッホーブルーイング/よなよなエール
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775 :yukikaze:2013/11/23(土) 00 51 02 リアルで修羅場になっていてなかなか投下できませんでしたが、アメリカ赤化の続きをば。国家の崩壊が始まります。 1944年12月23日。 この日、イギリス軍の兵士諸君は、過去最高クラスの大損を記録した。 もっとも、口では文句を言いながらも、全ての兵士たちの目は笑っていた。 それも当然だろう。何故ならこの日を以て戦争は終わったからだ。 『ワルキューレ』 ドイツ国防軍の反ヒトラー派によるクーデターによって、ヒトラーを始めとする ナチス要人は軒並み爆殺されたことで、第三帝国は実質的に滅亡を迎えた。 クーデター政府は、連合国に停戦の要求を行い、連合国側もこれを受諾。 これにより、ヨーロッパから砲声は途絶えることになった。 『史上最高のクリスマスプレゼント』 BBCの人気アナウンサーは、高らかに連合国の勝利に喜びの声を上げ、そして連合国の国民は、その声に大いに同意の声を上げていた。 無論、色々な問題は山積みしていたのだが、彼らの喜びを揶揄するのは無粋であろう。 一方、歓喜の声どころか、葬式の読経を読むかのごとき悲惨な状況にあったのがアメリカであった。 第二次大戦後の経済的敗北を突きつけられ、かすかな望みであった軍事的オプションも核爆弾と富嶽のコンボによって封殺された。 もはやアメリカ合衆国は、戦後世界において2流国家としての道を強制的に歩まされる未来しか選択肢はなくなったのである。 国内は極度の不景気に襲われ、銀行は貸し渋りや貸し剥がしを行い、それが更に景気を悪くするという負のスパイラルに突入していた。 財界の人間は、昨日までとは打って変わってロングの無能を罵り、他国との合弁や、資産の国外移動を図ったりしたのだが、ロング政権時代での日系企業への態度が徹底的に響き、合弁計画は門前払いをされ、国外への資産移動も、彼らの行動に激怒したロングによって叩き潰され、国外への意図的な資産流出を罪に問われた後、刑務所へと叩き込まれた。 無論、全財産は没収され、彼らの所有していた企業は、共産主義にかぶれていた元ニューディラー達の手によって、次々と国有企業へと姿を変えていった。 彼らからすれば、財界の人間は国民を食い物にする裏切り者でしかなく、全財産を国家が没収するのは至極当然の罰であった。 ロングも彼らの行動を是認すると共に、今回の問題の原因であるとして、アメリカ国内の全銀行の一時的な取引停止を命じ、更には停止期間終了後は、全銀行の国有化を以て、貸し渋りや貸し剥がしを永遠になくすことを宣言した。 銀行に泣かされていた中小企業の人間は、ロングのこの宣言を歓迎したが、彼らは後に大きく後悔することになる。 国有化された銀行は「適切な指導」の名のもとに、彼らの経営に積極的に口出しするようになったのである。 更に言えば、中小企業の統廃合を進め、ある程度大きくなってから国有化をすることで、経営者たちは最終的には会社の実権を失うことになったのである。 彼らがそのことに気付いた時はもう遅かった。 着々としかし確実に、アメリカは共産主義国家へと脱皮を始めたのである。 776 :yukikaze:2013/11/23(土) 00 52 59 今日はこれまで。不景気ってほんと人を荒ませますねえ。 次回はいよいよアメリカ内乱へと舵をきります。 コーンパイプをくわえた将軍がアップを始めた模様です。