約 1,869,011 件
https://w.atwiki.jp/cosmic_sora/pages/157.html
ロイド一覧 ★1 ★2 ★3 ★4 ★5 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 ロイド名称 ビキニクリムローゼ レア ★★★★ エネルギー 260 距離 中衛 タイプ 補助型 武器 ビームガン 進化 ビキニクリムローゼ(★5) 関連ロイド ビキニクリムローゼ(★3)クリムローゼ(★3)クリムローゼ(★4)クリムローゼ(★5) ステータス スキル 特性 入手方法 コメント ステータス 初期Lv 最大Lv ◆無 ◆ ◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆◆ HP 1540 5251 ATK 51 159 ドロー数 2 2 3 ※◆は限界突破回数です スキル スキル名称 セクシーポーズ 説明 詳細 ダイナマイトセクシーなボディを披露して、味方に出撃するためのエネルギーを補給する補助スキル。 対象 効果 エネルギー補給 ロイドを出撃させるために必要なエネルギーを補給する 特性 特性名称 説明 入手方法 進化:ビキニクリムローゼ(★3) Lv 60 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/gods/pages/104643.html
ウルスラボーデン(ウルスラ・ボーデン) イタリア王の系譜に登場する人物。 関連: ローラントフォンファーバーカステル (ローラント・フォン・ファーバー=カステル、夫)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4585.html
前ページ次ページ大使い魔17 俺の名は 俺の名は ハカイダー 潰せ~ 殺せ~ 破壊せよ~ 悪魔回路に指令が走る~ 俺の 俺の障害 俺の練習台~ レコン・キスタを破壊せよ!! 破壊せよ~!! 俺の名は 俺の名は ハカイダー 潰せ~ 殺せ~ 破壊せよ~ 黒い身体に光が走る~ 俺の 俺の邪魔者 俺の踏み台~ エルフどもを破壊せよ!! 破壊せよ~!! 俺の名は 俺の名は ハカイダー 潰せ~ 殺せ~ 破壊せよ~ 左手のガンに炎が走る~ 俺の 俺の仲間 俺の兄貴~ キカイダーを破壊せよ!! 破壊せよ~!! 第十話 「ロンリー人造人間キカイダー」 機械と機械がぶつかり合う音が広場に響く。 それは、光明寺博士が造った二人の人造人間が壊し合う音。 片や前に進むため、片や弟のやろうとしている事が無意味だと証明するため……壊し合う。 「回転アタック!」 「ぬるい! 月面飛行蹴り!」 回転アタックを避けたハカイダーは、態勢を立て直した直後のキカイダー目掛けて月面飛行蹴りをかましたが避けられた。 「サブロー、その程度か?」 「おのれ、地獄五段返し!」 空中連続投げである、地獄五段返しで地面に叩きつけられたキカイダーは、倒れた状態でキカイダースパークで反撃した。 「……くっ。キカイダースパークッ!」 「ぬおぉっ!!」 キカイダースパークの直撃に何とか耐えたハカイダーは、立ち上がり構え直したキカイダーと再度対峙した。 片やキカイダースパークの直撃により、片や地獄五段返しをまともに喰らったことにより、内部のメカに大きなダメージが生じていた。 戦っている双方はともかく、見ている方はたまったものではなかった。 「どうする?」 既に杖を手にしているギーシュが、ショットガンを手にしたルイズに問いかけた。 「止めるわ! あんたはどうするの?」 「僕も……、最初から止めるつもりさ!」 二人はそのままキカイダーとハカイダーの壊し合いを止めるべく、突撃していった。 「キュルケ……」 「りょーかい」 タバサとキュルケも、後を追った。 キカイダーとハカイダーの間に、ギーシュのゴーレム、ワルキューレが割って入った。 「ゴーレムだと!?」 「ええい、邪魔するな!」 ハカイダーが破壊剣をかざした直後、破壊剣が弾き飛ばされた。 「ムッ?」 ルイズのショットガンから発射された弾が、破壊剣を弾いたのだ。 「「ルイズ!!」」 二人の動きが止まった隙を突いて、ギーシュはワルキューレを更に6体出した。 「君は、グラモン元帥の……!」 「グラモン家四男、ギーシュです。王子殿下、申し訳ありませぬがその勝負、力づくで中断させてもらいます!」 そこに、ハカイダーが割って入った。 「この勝負の邪魔をする阿呆は死ね!!」 ハカイダーショットの照準をギーシュに合わせた直後、タバサが放ったウィンディ・アイシクルが飛んできたため、ハカイダーは回避した。 「今度は何だ!」 ハカイダーが怒りの咆哮を上げた直後、次はキュルケが変身した。 「イブンバツータ・スカラベルージュ!!」 キカイダーとハカイダーの眼前で、トトメスは名乗りを上げた。 「美しく戦いたい。空に太陽がある限り。不思議少女、ナイルな、トトメス!!」 「たとえ仲間でも、この勝負の邪魔は許さん!」 勝負を邪魔された怒りに燃えるハカイダーはハカイダーショットの引き金を引いた。 トトメスはすぐに回避したが、後ろにいた3体のワルキューレは超高周波弾によって破壊され、その衝撃波でギーシュとルイズが吹っ飛んだ。 「ルイズ、ギーシュ!」 友人が吹っ飛ばされ、怒ったタバサはエア・カッターを放とうとしたが、詠唱する間も無くハカイダーの攻撃を受けた。 「月面飛行蹴り!!」 タバサもダウン。 「手加減はしておいてやった」 「あなた、自分が何をしてるのか、分かってるの!?」 「邪魔者を一掃しているだけだ。この勝負を邪魔するからああなるのだ」 「あなたのその頭、熱消毒が必要みたいね!!」 ハカイダーの言動にキレたキュルケは、ハカイダーと対峙しようとしたが、それと同時にフレイムとシルフィードまで乱入した。 「フレイム! シルフィードまで!」 フレイムとシルフィードだけでなく、他の使い魔たちも一斉にキカイダーとハカイダーを止めようと攻撃を始めた。 「一体どうなっているんだ!?」 「知るか! それより、これでは決着を付けることが出来ん!!」 二人は気付いていなかった。 使い魔たちは神の笛の指示で動いていることと、神の笛が既に戦闘形態になっていることを。 使い魔たちが一斉に散会し、それと同時にワンセブンの脚が自分たち目掛けて突っ込んできて、それを避けた時点で気付いた。 (*1) 「キカイダー、ハカイダー、止めるんだ!」 「ワンセブン!!」 「何故だ? 何故この勝負の邪魔をする!?」 「君たちの勝負に、意味など無いからだ」 「「何!?」」 「兄弟同士で殺しあって、何になる? 何が残る? お姫様とカトレアさんのことを考えているのか?」 「考えたさ」 「俺もだ」 「だったら……」 「「考えていても、分かっていても、いまさら止めるわけにいかない」」 「分からず屋たちめ!」 ワンセブンは、もう一度二人を蹴ろうとしたが、キカイダーとハカイダーの合体攻撃の方が早かった。 「「ダブルブラザーパワー!!」」 ダブルブラザーパワーの直撃にワンセブンがひるんだ隙に、キカイダーとハカイダーは互いに距離をとり、一旦対峙してから同じタイミングでジャンプした。 「「デンジ・エーンド!!」」 まさかのデンジ・エンド同士のぶつかり合いは、大爆発と共に双方が吹き飛ばされる形で終わった。 ワンセブンとトトメス、何とか立ち上がったルイズとギーシュとタバサ、他の使い魔たちが見たのは、首から上だけがそれぞれジローとサブローに戻ってもなお対峙するキカイダーとハカイダーであった。 「まさか、デンジ・エンドを使えるようになっていたとはな」 「あんたに打ち勝つため、特訓を重ねて習得したのだ」 そして、互いにかぶっていたヘルメットを外し、相手目掛けて投げた。 ヘルメットがぶつかり合い、それを合図に二人は一気に距離を縮め、殴りあった。 「サァブロォォー!!」 「ジロー兄貴ぃー!!」 すぐさま使い魔たちが止めに入ったが、あっという間に蹴散らされた。 残りのワルキューレも乱入したが、こちらはキカイダーのギターマシンガンで蜂の巣にされた。 「物騒なものを仕込んだな」 「ハカイダーショットよりはマシだ」 今度は、ルイズのショットガンの弾、トトメスの火魔法、タバサの風魔法が飛んできたが、キカイダーとハカイダーはそれを掻い潜って突撃した。 瞬間、イルカのような巨大な影が起こした風が辺りを包んだ。 「あれは!」 「ドルフィンII世! 何故この世界に……」 着地したドルフィンII世号のハッチが開き、アニエス率いる銃士隊が現れた。 「総員、両名とも捕縛しろ!」 一斉に襲い掛かってきた銃士たちを振り解こうとしたキカイダーとハカイダーであったが、今になって体に蓄積されたダメージによって、機能に支障が出たためあえなく捕縛された。 そして、二人のヘルメットと、サイドマシーンと白いカラスも回収された。 「すまない。貴君らに迷惑をかけてしまった」 ルイズたちに謝罪し、アニエス達はドルフィンII世号に戻った。 そのまま、ドルフィンII世号は離陸し、トリスタニアへと戻っていった。 「何だったの?」 「分からないのねー」 唖然とするタバサとシルフィードに少しだけ視線を移してから、ギーシュは呟いた。 「ひょっとしたら、姫殿下とミス・カトレアの差し金かも」 アカデミーの地下にある特別安置室。 修理が終わったジローとサブローは、室内に缶詰めにされていた。 デンジ・エンドのぶつけ合いの後遺症か、ジローの顔の右目元には黄色のラインが、サブローの顔の左半分にはイナズマ模様が残っていた。 「こんな形でトリスタニアに戻るとはな……」 「結局、決着は付けられなかったか……」 「そうだな」 ジローがそう言った直後、サブローが笑い、ジローもつられて笑った。 外側からかけられていた鍵が開き、エレオノールが入ってきた。 「エレオノールか、相変わらず寄らば斬るぞと言いたげな目をしているな」 「六年ぶりの会話の第一声がそれですか」 「何の用だ?」 「ぬけぬけと……。妃殿下と姫殿下がお呼びです。王宮に戻ってもらいますが、逃走防止のため銃士隊をつけます」 エレオノールがそう言った直後、銃士たちがジローの両腕を掴み、特別安置室から引っ張り出した。 残されたエレオノールは、サブローにこう言った。 「ハカイダー、カトレアが今どうなっているか知っている?」 「どうなったと言うんだ?」 「殿下とお前をここに運んだ事情を話したら、……倒れたわ」 「……!!」 「理由は分かるでしょ? お前が、お前が殿下と殺し合い、挙句の果てにボロボロになったからよ!」 エレオノールは鬼の形相でサブローの首を絞めた。 機械仕掛けであるサブローには効き目はなかったが、すぐにエレオノールの目から涙が滝のように流れ出したのを見て、サブローはそれを振り解くことが出来なかった 「ご主人は、大丈夫なのか?」 「今はね。でもね、部屋に運んだ直後から水魔法をかけるまでの間、息をしてなかった……、胸の鼓動が止まっていたのよ!!」 「……!!」 「どうして、どうしてお前はカトレアが倒れるようなことを平気でするのよ!! あの子が病弱なのを知っているのにどうして!! あの子の使い魔なのに!!」 そして、エレオノールは涙声で絶叫した。 「この、バカ・ロボット!!!」 その絶叫を聞きつけて部屋に入った同僚たちが、力づくでハカイダーから引き剥がした。 カトレアが倒れたこと知らされたサブローは、呆然としながら呟いた。 「俺は、俺はただ、俺はただジロー兄貴との決着をつけたかっただけなんだ……。前に進みたいだけだったんだ!」 サブローはそう言って、わけも分からずハカイダーにチェンジした。 「俺は、俺はぁ~!」 半ば錯乱状態でハカイダーは王宮へと向かい、エレオノールは後を追った。 王宮の謁見の間。 玉座に座るマリアンヌの側にアンリエッタはいた。 そして、二人の視線の先には、ジローがいた。 「アニエス、どうして息子を拘束しているのですか?」 マリアンヌは、両脇を銃士に拘束されているジローの側にいるアニエスに、怒気を含みながらそう言った。 「殿下がこの場から逃走する可能性があるからです」 「愚か者! 我が息子はそのようなことはせぬ! 今すぐジローの拘束を解きなさい!」 マリアンヌの怒号にひるんだアニエスは、その命に従うしかなかった。 「アニエス、その二人を連れて席を外しなさい。これは命令です」 マリアンヌ同様、怒気を含んだ命令を出したアンリエッタに気圧されたアニエスは、二名の部下と共に謁見の間を後にした。 「ジロー、こちらに来なさい。その顔を間近でこの母に見せるのです」 ジローは、マリアンヌの言葉に従って玉座の近くまで来た。 玉座から立ったマリアンヌは、ジローの顔を見つめながらこう言った。 「放逐期間はとうに過ぎているのに、何故帰って来なかったのですか?」 「俺がここに帰ってきたら、また義母さんとアンリエッタに迷惑がかかると思ったんです」 ジローが答えた直後、マリアンヌは泣きながらジローの頬を叩き、更に強く抱擁した。 「私もアンリエッタも、ずっと待っていました。ここは、あなたの帰る場所です。帰る場所に帰ることの何が、迷惑になるというのですか……」 「義母さん……」 「おかえりなさい、ジロー」 「ただいま、義母さん」 ようやく落ち着いたマリアンヌはジローから離れたが、今度はアンリエッタがジローに抱きついた。 「兄上! 兄上!! 兄上!!!」 「アンリエッタ……」 「今だけは、私の側にいて!!」 「……ああ。今は側にいるよ……」 一方、中庭では、ヴァリエール夫妻がたたずんでいた。 必至の治療で息を吹き返したカトレアは、この中庭のすぐ近くにある客間で横になっていた。 「カトレアは大丈夫でしょうか……」 「カリーヌ、今は大丈夫だ」 そこへ、カトレアの使い魔が現れた。 「ご主人、どこだ~。どこにいるんだ~!」 未だに半錯乱状態のハカイダーを見た夫妻の心に、怒りの劫火がともった。 「「どの面を下げて来たぁ!!」」 攻撃魔法の轟音で目を覚ましたカトレアは、何事かと思って部屋を出た。 そして、また倒れそうになった。 両親と、その場に駆けつけた姉が魔法でハカイダーを攻撃していたのだ。 「邪魔を、邪魔をしないでくれぇ~。俺は、ご主人のところに行かなければ行けないんだぁ~」 「貴様をカトレアに近づけるわけにはいかぬ!!」 「貴様が軽率なことをしたせいで、あの子は倒れた! 命をもって償いなさい!」 何とか耐えているが、このままでは破壊されるのは目に見えていた。 いても立ってもいられなくなったカトレアは、変身した。 「コスモマジック・メタモルフォーゼ!」 そしてハカイダーを守るように、両親と姉の前に立ち塞がった。 「愛ある限り戦いましょう。命、燃え尽きるまで。美少女仮面! ポワトリン!!」 「カトレア……」 カリーヌが驚愕しながらカトレアの名を呼んだ直後、ポワトリンは啖呵を斬った。 「もう止めてください! この子は、私に謝りたいだけなのです! 私の使い魔を、サブローを私から引き離さないでください!」 ポワトリンスティックを構え、ポワトリンは更に続けた。 「止めないと言うのなら、このポワトリンがお相手いたします!!」 この咆哮に気圧されたヴァリエール夫妻とエレオノールは、ハカイダーの殲滅を諦めた。 「ご、ご主人~」 「サブロー……」 やっとの思いで立ち上がったハカイダーを、ポワトリンは抱きしめた。 「ご、ご主人、すまない。すまない~」 「サブロー……」 一方、ジローとアンリエッタはカトレアたちに見つからないように、事の一部始終を見ていた。 「兄上、いいのですか? 声をかけなくて」 「今は、そっとしておこう」 「また兄上に挑む可能性があります」 「それなら、もう大丈夫だ。あいつは、俺を倒さなくても前に進める」 「確証はあるのですか?」 「ああ」 ジローの断言に、アンリエッタは心なしか安心した。 「……では、部屋に戻りましょう。兄上の部屋で、あのギターの音色を聞かせてください」 「わかった」 義妹と一緒に、ジローは六年ぶりとなる自室へと向かった。 その顔は、溢れんばかりの優しさに満ちていた。 この幸せよ、願わくばもう少しだけジローとサブローを導いてくれ。 スイッチ・オン 1、2、3!! 電流火花が 身体を走~る~ ジロー チェンジ キカイダー ガリアン・エルフ迎え撃て、人造人間キカイダー チェインジ、チェインジ! ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!! スイッチ・オン 1、2、3!! サイドマシーンで やって来~る~ ジロー チェンジ キカイダー ガリアン・エルフ追いかけろ、人造人間キカイダー チェインジ、チェインジ! ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!! スイッチ・オン 1、2、3!! エアー・クラフト 大車輪~ ジロー チェンジ キカイダー ガリアン・エルフ投げ飛ばせ、人造人間キカイダー チェインジ、チェインジ! ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!! スイッチ・オン 1、2、3!! 正義と悪との 青と赤~ ジロー チェンジ キカイダー ガリアン・エルフぶち壊せ、人造人間キカイダー チェインジ、チェインジ! ゴー ゴゴー ゴー ゴゴゴー!! 前ページ次ページ大使い魔17
https://w.atwiki.jp/srwuxre/pages/46.html
アニエス・ベルジュ サヤ・クルーガー リチャード・クルーガー ジン・スペンサー アニエス・ベルジュ (cv 鈴木千尋) パーソナルデータ 性別 男 性格 - 搭乗機体 ライオットB→オルフェス 参入時Lv補正 0 参入時撃墜数補正 調査不可? 汎用スキル技能名 L1 L2 L3 L4 L5 L6 L7 L8 L9 備考 底力 1 10 19 28 37 46 55 - - 援護攻撃 1 - - - - - - - - 援護防御 1 - - - - - - - - カウンター 1 - - - - - - - - 見切り 1 - - - - - - - - 3部開始時に自動習得 全体攻撃 13 - - - - - - - - 戦術指揮/応援 習得話数 効果 備考 効果1 33 スペック低下無効 - 効果2 33 EN、MP10%回復 - 効果3 41 獲得経験値10%上昇 - 精神コマンド 習得精神 集中 必中 不屈 気合 熱血 習得Lv 1 1 15 35 45 能力値Lv SP 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 1 60 153 145 120 105 123 125 50 - 300 292 267 252 270 272 99 178 447 439 414 399 417 419 備考二周目以降はプロローグ後に精神コマンドのエディットが可能。 サヤ・クルーガー (cv 小林愛) パーソナルデータ 性別 女 性格 - 搭乗機体 ライラス 参入時Lv補正 0 参入時撃墜数補正 120% 汎用スキル技能名 L1 L2 L3 L4 L5 L6 L7 L8 L9 備考 底力 1 12 23 34 45 56 - - - 援護攻撃 1 25 - - - - - - - 援護防御 1 13 - - - - - - - ガード 1 - - - - - - - - 全体攻撃 17 32 - - - - - - - 精神コマンド 習得精神 直感 追風 信頼 祝福 愛 習得Lv 1 1 20 40 50 能力値Lv SP 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 1 55 144 150 115 95 128 123 50 - 291 297 262 242 275 270 99 173 438 444 409 389 422 417 備考追風・信頼・祝福と使いやすい補助精神が多いので、SP系スキルパーツの投入も視野に入れたい。 リチャード・クルーガー (cv 小杉十郎太) パーソナルデータ 性別 男 性格 - 搭乗機体 オルフェス 参入時Lv補正 0 参入時撃墜数補正 150% 汎用スキル技能名 L1 L2 L3 L4 L5 L6 L7 L8 L9 備考 底力 1 1 1 9 - - - - - 援護攻撃 1 - - - - - - - - 援護防御 1 - - - - - - - - 見切り 1 - - - - - - - - 全体攻撃 12 - - - - - - - - 指揮 1 - - - - - - - - 戦術指揮/応援 習得話数 効果 備考 効果1 14 スペック低下無効 - 効果2 24 EN、MP10%回復 - 効果3 - - - 精神コマンド 習得精神 不屈 必中 鉄壁 直撃 魂 習得Lv 1 1 1 30 48 能力値Lv SP 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 1 70 156 154 138 115 125 130 50 - - - - - - - 99 188 450 448 432 409 419 424 備考11話でパイロットとしては永久離脱する。その後は戦術指揮官として使用可能。 ステータスはアーニーより高い。 ジン・スペンサー (cv 松風雅也) パーソナルデータ 性別 男 性格 - 搭乗機体 ライオットA 参入時Lv補正 0 参入時撃墜数補正 調査不可? 汎用スキル技能名 L1 L2 L3 L4 L5 L6 L7 L8 L9 備考 底力 1 9 - - - - - - - 援護攻撃 1 - - - - - - - - 援護防御 1 - - - - - - - - ヒット&アウェイ 1 - - - - - - - - 精神コマンド 習得精神 直感 突撃 狙撃 気迫 熱血 習得Lv 1 1 13 13 43 能力値Lv SP 格闘 射撃 技量 防御 回避 命中 1 60 145 153 122 108 120 127 50 - - - - - - - 99 178 439 447 416 402 414 421 備考
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4632.html
1-345ご主人様と犬 1-926少女の女王 1-96女王の関心 2-191二日酔いにはご用心 2-197ゼロから始まる、物語 2-255ルイズとサイト 2-502サイトとアンリエッタ 2-598ある日、森の中(*1)3-106 3-152魔法戦隊メイガスファイブ 3-22結婚後シリーズ 3-33時を駆ける少女 3-541 3-647シエスタとサイト 4-15キュルケとコルベール 4-296-1テファの何か 4-541テファとお風呂 4-541-2テファとお風呂 鬼畜 4-541-3テファとお風呂 甘えん坊 4-563 5-361ルイズ×サイト 5-345ルイズの魔法書 5-790アニエス受難 6-14サイト×シエスタ 6-135今宵は無礼講 6-398サイト×アンリエッタ 6-359魔王 7-230きちくおうさいと 7-245遠く六千年の彼女 8-492風神 10-5仁義なき家族計画 19-63白い百合の下で 20-10裏切りは赤(上) (白い百合の下で・2) 20-317裏切りは赤(下) 24-202黄金溶液〈上〉 (白い百合の下で・3) 24-686黄金溶液〈中〉
https://w.atwiki.jp/mbgrms/pages/271.html
658 : 非通知さん@アプリ起動中[sage] 投稿日:2016/05/27(金) 12 44 39.34 ID mUnmm7ex じゃけん覚えてる範囲を書き起こしましょうね OR「あれぇおかしいね、仕事から戻ったら見知ったロリが部屋にいるね」 YKM「OR…おかえり」ゴロゴロ OR「あとなんで黒いマイクロビキニとニーソ姿でゲームやってるのか、コレガワカラナイ」 YKM「この格好…嫌い?」シュン OR「そんなわけないダルルォ?大丈夫、兵器兵器」 YKM「今ならオプションで猫耳と尻尾もつける…お金はただでいいから」ガサゴソ OR「おい、それってYO!MEKWくんの持ち物じゃんか!」 YKM「NAさんが…MKから借りたから安心…多分」 OR「MEKWー!」 YKM「猫耳…装着完了です。次は…尻尾…付けて?」アナルチラッ OR「あぁ^~」 ORとYKMは幸せに猫ちゃんプレイをして終了
https://w.atwiki.jp/nekogoya/pages/73.html
「俺達韓国人と日本人の共通点を言ってやろうか?」 「?」 「ロクな政府を持っていないってことさ!」 「政府批判は死刑です」 「どうせこれから死ぬ!くそっ。日本に亡命してやろうか?」 小声で毒づいた。 「メサイア手みやげにすれば、そこそこ……」 「ダメですよ」 その声が聞こえたのか、MC(メサイアコントローラー)がうんざりしたという声で言った。 「こんな騎、近衛軍の使う“インペリアル・ドラゴンシリーズ”に比べたらクズですよ」 「……スクラップ代請求されるか?」 「大隊長と師団長が20騎連れて島を大きく迂回、その“インペリアル・ドラゴンシリーズ”が着陸した独島へ」 「その分の戦力をこっちに回せ!」 「そういう―――敵2、戦闘機動開始!」 「残存全騎、各個にかかれっ!武器使用自由!何としてもあの2騎を突破!島へたどり着けっ!」 ●韓国軍鬱陵島防衛隊司令部 「第二中隊が糖花島(とうかじま)へかかりました」 鬱陵島(うつりょうとう)のほぼ中央に存在する韓国軍鬱陵島司令部の大型モニターには糖花島(とうかじま)へと接近するグレイファントムが白い点として表示されている。 29騎。 数としては申し分ない。 凡そ軍司令部には似つかわしくない革張りのソファーにふんぞり返りながら、黄司令は鷹揚に頷いた。 「よろしい。戦果は?」 黄司令が望んでいるのは、接近しつつあるメサイアの戦果だけ。 この鬱陵島(うつりょうとう)周辺は、即ち軍管区としては、司令官である彼の持ち場であり、その持ち場での戦果は自動的に彼自身の戦果となる。 横取りなどではない。 立場上、そうなるのだ。 だからこそ、彼は騎士達がもたらす自らの戦果という“当然の結果”を、どうやって最大限に活かすかを考えながら待っていた。 無謀にも鬱陵島(うつりょうとう)に接近を試みた、愚かな日本軍を撃破。 明日の新聞の見出しはそんなものでいいか? あとは大写しの自分の写真―――いっそ、撃破した日本軍メサイアや戦闘機の残骸と一緒にしたほうがいいか? 子供達を使うのはどうだろう。 次の選挙に打って出るのもいいか。 ―――まぁ、いい。 どちらにしろ、相手が日本軍なら、少なくとも勲章と中央への栄転は確実だろう。 うむ―――いいことだ。 ソファーにふんぞり返りながら、従兵の持ってきた焼酎入りのグラスに手を伸ばした黄司令は、部下の報告がないことに気づき、手を止めた。 「どうした?集計が間に合わないのか?」 「いえ……その」 彼の部下達は、目の前の光景をどう報告してよいのか、本気で迷っていた。 上官の機嫌を損ねれば、あの糖花島(とうかじま)に送られかねないし、実際、彼らの多くが、そうやってこの司令部から去っていった仲間達を見てきたのだ。 「はっきりしろ!」 顔を見合わせる部下達の態度がカンに触った黄司令は、グラスをつかむと部下達めがけて投げつけた。 「俺の機嫌をそんなに損ねたいのか!?イ少尉!」 「い、いえっ!」 名指しされた気の毒な士官が弾かれたように立ち上がると、直立不動の姿勢のまま大声で怒鳴った。 「自分は司令官閣下に忠誠を誓っておりますっ!」 「ならさっさと報告しろっ!日本ブタ共を何匹始末した!」 「―――っ!」 彼は、モニターを確認すると、覚悟を決めた声で怒鳴った。 「既に第二中隊は半数が脱落!糖花島(とうかじま)に上陸出来た騎はありませんっ!」 ガンッ! 鈍い音と、くぐもった悲鳴が司令部に響く。 従兵の持っていた盆を顔面で受けたイ少尉が口元を押さえてのたうち回る。 「誰がそんな報告をしろと言った!」 黄司令はソファーから立ち上がると、床にうずくまったままの部下を、磨き上げた軍靴で蹴り上げた。 「俺の栄光に泥を塗るつもりか!?おい!パク大尉!貴様の指導が悪いせいだ!部下を敗北主義者にしてどうするか!」 「し、しかし!」 「俺の都合のいい報告をしろ!」 「モニターを見てくださいっ!」 司令部でオペレーター任務を担当する兵士達を束ねる立場のパク大尉は、黄司令から見えないように、隠し持った拳銃のグリップを握りながら怒鳴った。 「敵は圧倒的です!戦力が足りませんっ!」 「なっ!」 黄司令は気色ばんだが、 「―――グレイファントムKA201号騎、203号騎反応消失。続いて209号騎が!」 「糖花島(とうかじま)進行速度変わらず!」 「鬱陵島(うつりょうとう)上空までの予想時刻修正、マイナス250秒!」 「く、空軍はどうした!海軍は!」 敵がこの島に接近しつつある。 それだけは黄司令にもわかった。 「空軍の攻撃は!」 「爆装したF-4部隊が再接近中ですが、メサイアをまずどうにかしないと」 「たるんでいる!」 「……」 「島の全部隊に動員を!」 「黄同士」 黄司令の背後に、ずっと無言で立っていた士官が黄司令の耳元で囁いた。 「それは党によって禁止されています」 「……」 ハッ。という顔になった黄司令は困惑した顔で言った。 「し、しかし……それでは」 「ご心配なく」 士官が二言三言黄司令の耳元で囁く。 黄司令は目を見開いたまま、ただ頷くだけ。 そして――― 「パク大尉」 「はっ」 「コホン……ああ。私とヨン少佐はこれより席を外す。以降の指揮は君がとってくれたまえ」 「……は?」 「これは命令だ。最善を尽くしてくれたまえ」 ●糖花島(とうかじま)付近 光の矢が、まるで吸い込まれるように、濃紺色に塗装されたグレイファントムKAの胴体に風穴を開けた。 直後、騎体のあちこちからオレンジ色の炎が吹き出した。 「クソッ!やられた!コントロールが!」 騎体を操る騎士が混乱していることは、まだ生きているコントロールユニット越しの動き、つまり、グレイファントムKAそのもののパニック動作でわかる。 「キムっ!かまわんっ!脱出しろ!聞こえているな!?」 その騎の間近にいて、一部始終を目撃していたペ中尉が怒鳴る。 「わ、わかった!―――206号騎、脱出(ベイル・アウト)!」 バンッ! グレイファントムKAの頭部と胸部で小さな爆発が起きた。 爆破ボルトとロケット推進装置が作動し、ハッチが吹き飛んだのだ。 頭部をほぼ完全に吹き飛ばし、MCL(メサイア・コントローラー・ルーム)を構成するユニットが射出されたのを、ぺ中尉は確かに見た。 「よし。MC(メサイアコントローラー)は大丈夫だ」 海面へ向けてパラシュートが開傘した。 ほうっ。と、ペ中尉の口から思わず安堵のため息が漏れる。 「大丈夫でしょうか?」 MCL(メサイア・コントローラー・ルーム)からイ少尉の心配そうな声が聞こえた。 「大丈夫さ―――グレイファントムは、脱出装置についてはロシア製の“スターリン”より信頼性が高いと聞く」 敵を警戒しつつ、ペ中尉はしゃべり続けた。 ―――敵は近くにいない。多分、第3小隊の生き残りを狙っているんだ。 ペ中尉はしゃべり続けていたかった。 無言になった途端、死にそうな、そんな予感がしたからだ。 「だけどね?もっとスゴイのがあるのさ。アングラ雑誌で読んだけど、日本軍の“インペリアル・ドラゴン・シリーズ”は、MCL(メサイア・コントローラー・ルーム)をユニット単位で安全区域にテレポートさせる“テレポート・エジェクト・システム”を導入たってさ」 「魔法で脱出?」 「ああ。だから、MC(メサイアコントローラー)は騎体が吹き飛んでも怪我さえしないって。後はエンジンもだそうだ」 「騎士は?」 「責任とれってことかな―――っていうか!」 ぺ中尉は、そこでようやく横を飛行しているグレイファントムKAのコクピットから誰も脱出していないことに気づいた。 もう、騎体が完全に炎に包まれつつあった。 「キム、早くしろっ!MC(メサイアコントローラー)はもう脱出した!」 「脱出出来ない!シートが、シートが動かない!騎体のフレームが歪んだんだ!ハッチが飛ばない!」 「キムっ!今そっちへ!」 「た、助けてくれっ!火が、火がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!」 ズンッ! 光が走り、キムの乗るグレイファントムKAを串刺しにした。 それはむしろ、救いだったのかもしれない。 苦しまずに死ねる。 それは―――救いだ。 ペ中尉は、魔法攻撃の直撃を受け、グレイファントムKAが四散する光景を、ぼんやりと眺めながらそう思うしかなかった。 「中尉っ!」 MC(メサイアコントローラー)の怒鳴り声がなければ、ペ中尉はいつまでもそうしていたろう。 だが、ペ中尉は軍人で、しかもここは戦場だ。 軍人として鍛えられ、世界に冠たるグレイファントムKAを預かる彼は、即座に我に返った。 「少尉!敵は!?」 「索敵レーダーに反応!後方2時、距離1250!」 とっさに騎体をひねり、騎体を反転させる。 そこにベ中尉が見たモノは、巨大な剣を振り下ろそうとする漆黒の騎体だった。 「い、いつの間に!?―――ええいっ!」 ギュィィィィィンッ! ペ中尉は、胸部追加ブースターを全開に開き、敵との距離をとる。 ザンッ! 振り下ろされた剣が、グレイファントムのシールドを、まるでチーズの如く切り裂く衝撃が、コントロールユニット越しに伝わってきた。 「つ、追加ブースターが無ければ!」 「まだ来ますっ!」 「くそっ!」 まるで龍の骸骨を連想させるような禍々しいデザインの敵が再び剣を構え、襲いかかってくる。 シールドを切断された以上、実斧では意味がない。 とっさにそう判断したペ中尉は、グレイファントムの主力装備である実斧を放り捨て、腰部にマウントされていたレーザーソードを抜いた。 ギインッ! 剣とレーザーソードがぶつかり合い、目もくらむような光があたりを照らし出す。 「正解だった!」 ペ中尉は思わず大声で。 「光剣じゃなきゃ死んでいた!」 「中尉!」 MC(メサイアコントローラー)が悲鳴を上げた。 「パワーが負けていますっ!」 「こっちはグレイファントムだよ!?」 ペ中尉はコントロールユニットを握りしめ、パワーを引き出そうと必死だ。 「米軍の本国防衛用に開発されたM64ほどじゃないけど、M16フリーダムファイター並の出力はあるって……司令部が!!」 「一々解説してないで、何とかしてくださいっ!」 「両方一緒にやるっ!リミッターをカット!」 「はいっ!」 ギィィィィ―――ギュィィィィィンッ! エンジン音が数オクターブ高いものに切り替わった。 「リミッター解除、稼働時間が限定されます。注意してください!」 「わかった!何分!?」 「10分!」 「10分!?」 ぺ中尉は悲鳴をあげた。 「たったそれだけ!?」 「韓国製の素材ではそれで限界ですっ!」 「日本製を使ってくれっ!」 「ほうっ!」 ペ中尉に襲いかかったメース“ヴィーズ”を駆るアニエスは楽しげに鼻を鳴らした。 「ふんっ。やっとホネのあるやつが御登場かい?」 メースの出力も 騎士の技量も 何一つ満足出来ない相手ばかり。 一言で言ってダニ。 そんな連中ばかりだ。 それが、アニエスの下した韓国軍メサイアとそのパイロット達への評価だ。 数千年ぶりの戦いに勇んで望んだアニエスの興奮を差し引いても、かなり辛辣な評価ではある。 しかし、アニエスはすでにわずか半時にも満たない戦闘でメサイア16騎を難なく撃破しているのだ。 しかも、そのほとんどがアニエス満足に剣を合わせることさえ出来ず、アニエスは何回敵と剣を合わせたか、片手で数えてまだ余っていた。 それだけに、あんな柔らかい素材で出来た斧では意味がないと判断し、レーザーソードを抜いたペ中尉の出現に、アニエスは驚喜した。 「ハハハァッ!さぁ、歓迎してやろうじゃないのさ!」 「くそっ!」 リミッターを解除した負荷稼働状態のグレイファントムKAを駆るペ中尉は、凄まじいスピードで襲いかかる敵の剣を何とか捌くだけで精一杯だ。 「装甲に意味がないっ!」 かわし損ねた攻撃は、グレイファントムKAの装甲を確実に切断していく。 すでに肩部装甲は半分ほどまで削れている。 人類にとってはロシア製メサイア“スターリン”と並ぶ世界的スタンダードメサイア。 それがグレイファントムだ。 しかし、一概にその名で呼んでも、各国で全く形状が異なるケースがほとんどだ。 理由は簡単。 メサイアを導入する国の多くは、メサイアを単なる兵器としてだけでなく、その国の力を現す象徴を求める。 故に、その国の伝統、文化、為政者の嗜好、その他様々な要素が加わることになる。 そのほとんどが、戦闘装束に身を包んだ兵士のイメージだ。 当然、韓国軍のグレイファントムKAもその中に入る。 するとどうなるか? かつての兵士達の装束のイメージによって装甲の形状や厚さが変わってしまうのだ。 元が厚い西洋甲冑をイメージ出来る欧州各国は、特殊任務のために機動性を重視した“機動型”と呼ばれる軽装甲タイプを除けば、ロシア軍のローマイヤに代表れさるように、重装甲タイプが基本だ。 加えて甲冑の伝統が薄い中東や米国もまた、これに対抗するため、グレイファントムM64やM16に代表されるように、予算が許せば重装甲タイプになる。 問題は、伝統的に兵隊が甲冑を身につけ、しかもその甲冑が革張りなど、軽量だった場合。そして、このデザインに為政者が固執した場合だ。 グレイファントムKAはまさにこの典型例だった。 伝統的なイメージにこだわりつつ、それでも装甲厚に神経を注いだ中華帝国や日本とはワケが違う。 その結果、グレイファントムKAはグレイファントムシリーズの中で最も装甲が薄いことで知られる結果となった。 敵の破壊力を差し引いても、これでは気休めにもならないだろうというのが、ペ中尉の偽りのない判断だ。 「くっ!」 振り下ろされた剣をギリギリで受け止め、騎体をひねって背後をとろうとする。 装甲が薄い分、機動性だけはいい。 だが――― ガギィンッ! 「ぐっ!?」 鈍い音と共に騎体に走った衝撃に、ペ中尉は一瞬、気絶しそうになった。 衝撃の意味はすぐにわかった。 背後に回られることを嫌った敵の蹴り技をモロに喰らったのだ。 「くそっ!」 「中尉!」 MC(メサイアコントローラー)がペ中尉に告げた。 「空軍が攻撃を開始しますっ!」 「何っ!?」 「このまま敵をこの場で喰い止めてください!これは命令ですっ!」 「どこからだ!」 「軍総司令部からですっ!」 「無茶苦茶だぞ!」 鋭い突き技を何度となくかわすペ中尉は、本人は気づいていないが確かにこのメサイアを喰い止めてはいた。 「やってるじゃないですかっ!」 そのMC(メサイアコントローラー)の言葉は、彼にとって決して慰めにはなっていなかった。 「空軍はどれ位の戦力を持ってきたんだ!?」 「約80機。全機対地攻撃用に爆装しています」 「そりゃスゴい」 ペ中尉は、F-4が80機で大編隊を組む光景を見てみたかった。 残念ながら、今の状況ではとてもムリな話だが――― ●“天壇”司令部 「へえ?」 接近しつつある見慣れぬ乗り物がスクリーンに映し出され、ダユーが感心したように言った。 「あれ、人間が乗っているのですよね?」 「……らしいな」 グラドロンは大した感慨もない口調で頷く。 「おそらく、あの翼の下の黒い物体は、先程の白い筒と変わらないじゃろう」 「ドーンッって?」 ダユーは握った手を大きく開き、クスクスと笑い出した。 その可憐な少女さながらの仕草でさえ、グラドロンの感心を誘わない。 「まぁ―――あの程度、どうとでもなるが」 「どうなさいます?」 「コランタン」 「はっ」 「アニエス達の現在位置は?」 「Sフィールド。ポイント25です」 「ふむ……なら大丈夫……か」 「グラドロン様?」 「コランタン……防壁のよいテストじゃ。―――やれ」 ●日本海上空 糖花島(とうかじま)付近 「狙いは15キロの大物だ!」 糖花島(とうかじま)へ接近しつつあるF-4編隊長はE-737 からの誘導を確認しつつ、部下に怒鳴った。 「日本軍からの花火は上がっていない!一気に殺るぞ!」 「了解っ!」 部下からの威勢の良い返答に満足した彼は、操縦桿を握り直した。 憎悪する日帝が攻めてきたのだ。さすがに15キロの糖花島(とうかじま)を空に浮かせるなんて信じられないことをしでかすとは予想出来なかっただけだ。 「いつの間に糖花島(とうかじま)を占領していたか知らないが」 「許せませんね」 F-4の後席に座るRIOがまるで編隊長の機嫌をとるかのように大仰に頷いた。 「落とし前はきっちりとってやる。距離は?」 「―――敵の電波妨害のようです。レーダー、レーザー使用不能。計器類にも被害が」 「ちっ!高度計が狂いだしてやがる!」 狩野粒子の脅威を知らされていない彼ら韓国軍人は、目の前で狂う計器類を日本軍の電波妨害兵器によるものと切り捨てた。 そして――― 「編隊長!」 新米の李大尉が興奮気味に言った。 「第一波の攻撃指揮は是非、自分に!」 「……お前のオヤジさんは、確か王制党の」 「はいっ!首都圏第二区幹事を!」 「よし……オヤジさんによろしくな。第一波25機の指揮をとれ」 「はいっ!第一波参加機へ。李大尉だ!これより俺が指揮をとるっ!俺を先頭に編隊を組めっ!」 李大尉機を中心に爆撃編隊が組まれる。 無線のノイズがさっきからひどくなる一方だ。 「電波妨害にすぎない!全機、怯むなよ!?―――続けっ!」 糖花島(とうかじま)の上面。かつて観測所のあった付近を爆撃ポイントとすることは、出撃前から決められた通りだ。 李大尉は、当初の打ち合わせ通り、その爆撃ポイントめがけて機体をコースに乗せた。 ドズゥゥゥゥゥム!! ズズンッ! 粘っこい爆発が編隊長の耳を、その機体ごと打った。 攻撃の直撃を受けたのか!? そう編隊長に誤解させるほど派手な衝撃だ。 音の発信元は糖花島(とうかじま)方面。 「25機の爆撃による衝撃がこれほど強いとは思わなかったな……」 編隊長はそう思ったが――― 「編隊長!」 RIOが悲鳴を上げた。 「編隊長はご覧にならなかったんですか!?さっきの!」 「何?どういうことだ?」 「第一波は全滅です!」 「なっ!?」 「連中、見えないバリアみたいなモノに突っ込んでバラバラに―――」 「馬鹿な!」 「間違いありませんっ!」 ●“天壇”司令部 「あらら……」 ダユーが呆れた。という声で言った。 「たかが防御壁……凌げないにしても、避ければよいものを」 「気づけなかったんじゃろうよ……マヌケめが」 「気の毒に思われてます?」 「哀れんでおるわい」 「では―――残りは私のエモノで」 「フン……好きにせい」 ●日本海上空 糖花島(とうかじま)付近 「しつこいんだよ!」 グレイファントムKAでヴィーズ相手に渡り合うペ中尉だったが、騎体がもう限界だった。 何度目か忘れた敵の剣を受け流すビームサーベルの光が最初の半分も無くなっていた。 コクピットは警報とアラームがもうすこしで騎体を占領することを告げていた。 「空軍はかかったんだな!?」 「すでに全滅!」 「全滅!?」 「第一波が、あの島のFGF(フリー・グラビティ・フィールド)に激突して、残りは敵の攻撃で!」 「FGF(フリー・グラビティ・フィールド)なんてわかりそうなものだろうが!」 「戦闘機にそれは酷です。我が国はFGF(フリー・グラビティ・フィールド)を発生させる大型飛行艦を保有していません!」 「無知は恐ろしい罪だな……」 チラと見た計器類は半数以上が真っ赤かブラックアウトしている。 いわばエンジンから無理矢理パワーを搾り取るリミッターカットの悪影響だ。 関節系、推進系、すべてが危険域に達している。 「ええいっ!」 ペ中尉は全てを振り切るように頭を激しく振った。 「残存するグレイファントムは!?」 「あと2騎……あと1騎!」 「そいつに通報してくれ!」 「この騎のことです!」 「……脱出するっ!攪乱幕、照明弾、構わないから、目つぶしになるもの全部叩き付けろっ!」 「はいっ!」 「あとはブースターが吹き飛ぶまで逃げるっ!海に落ちたら泳いででもな!」 ●“天壇”司令部 「“エサ”の捕獲は順調です。抵抗は散発的」 コランタンは事務的な顔を崩さずにグラドロンに報告する。 「上陸時点でのエサの数は推定2万5千。エサとしては十分です」 「他の物資は?」 「現在、陸戦隊が調査中です。調査完了には今しばらく」 「急げ」 「はっ」 ●韓国軍鬱陵島防衛隊司令部 「な、何なんだあれは!?」 突如現れた巨大な岩塊。 そこから舞い降りたのは――― 「撃ちまくれっ!」 司令部の前にバリゲートを築いたパク大尉が自動小銃を手に怒鳴る。 「他の部隊との連絡は!」 「無線、有線、共に通信不能!他部隊との連絡、一切つきませんっ!」 「―――くそっ!」 司令部へと通じる通路。 その向こうから迫り来るのは、生きた人間ではない。 TAC(タクティカル・エア・カーゴ)らしき飛行物体が大量に着陸したのが市街ブロックの市場のど真ん中。 それ以来、命令系統は寸断され、他の情報はすべて伝令に頼り切っている。 そして、その伝令さえ、今ではつながらない。 何しろ相手は――― 「銃弾を喰らっても死なないなんて!」 自動小銃のマガジンを交換しつつ、部下の一人が悲鳴に近い声をあげた。 「日本軍は一体、どんなヤバいクスリ使ってやがるんだ!?」 「イ、手榴弾貸せ。通路を吹き飛ばす。その後は……」 「その後は!?どうするんです!大尉!」 「救援を待つ。ダメならそん時ゃ覚悟決めろっ!」 ●“天壇”司令部 「屍鬼(グール)達のエサに新しい仲間……と」 ダユーはコランタンの報告にそこそこの満足感を示した。 「後は、2、300体、半島のあちこちに放り込んであげれば完璧ね♪」 「そういうわけにもいかんぞ?ダユー」 「えっ?」 「何故、我々がこんな島に来たか……そして、我々が、何故にこんな海にて降伏するハメになったかは、一々言わんでもわかるだろうな?」 「……ハァッ……ほとんど忘れかけてましたわ?」 「コランタン。“バイパイス”の状況はわかった。取り込み口周辺の土砂を吹き飛ばし、バイパスとの接続を可能に―――」 ドォォォォォォォォォォォン!! 鬱陵島(うつりょうとう)が揺れたのは、その瞬間だった。 そのままだったら確実に鼓膜をやられるような派手な音を伴い、ダユー達の目の前で巨大な土煙が立ち上った。 「何!?」 土煙の中、パラパラと落下する土砂が“天壇”にも容赦なく降りかかる。 「何が起きたの!?」 「“天壇”に被害なし!謎の飛行物体1飛来、鬱陵島(うつりょうとう)に命中!」 「飛行物体?」 「ヴォルトモード軍からの情報にある、人類側の「大砲」なる物による攻撃かと思われます」と、コランタンが言った。 「―――ふむ?」 「警戒が不十分でした。砲弾なるものは、撃ち落とすことは可能です」 「そうか……いや?」 グラドロンは思いついた。という顔で言った。 「コランタン」 ●韓国領内 鬱陵島(うつりょうとう)に対する砲撃。 それを実現したのは、日本軍侵攻に備えて興南(フンナム)沿岸砲兵隊から移動中だった2門の砲。 80cm列車砲―――“グスタフ改”“とドーラ改”という。 ドイツクルップ社によって1930年代に製造された、総重量約1350トン、全長42.9m、全高11.6m。この世界でも、実体弾を撃ち出す砲としては世界最大を誇る。まさにモンスターだ。 砲身長28.9m、口径80cmのカノン砲をもって、4.8トンもの砲弾を最大45キロの彼方まで届かせることが出来る砲なぞ、他にありはしないし、稼働には5千人近い人員と、さらに移動だけで専用のディーゼル機関車2台が必要とする贅沢なシロモノなんて、他に存在するはずがない。 陸の上で存在が困難なのは、クジラと巨砲。この砲もまた、長距離の移動の際には分解されて運ばれ、実際に砲撃するまでに、整地、レールの敷設までを要求した挙げ句、準備完了に数週間を要する。 トドメの如く、百発撃ったら400トンの砲身交換が必要な砲を「贅沢」と言わずに何と呼べばよいのだ? こんな砲だから、さすがの陸軍大国ドイツも、開発後数年で、試作2両を大韓帝国により二束三文で買い叩かれたとしても無理はない。 韓国人は、この砲に取り憑かれたといわれている。 何しろ、大型貨車4台(台車は8台分)に載せられた本砲を動かすには、線路が複線で計4本、必要。組み立てたければさらに4本必要という、普通の国ならサジを投げるようなシロモノだ。 だが、それでさえ、彼らはクリアした。 幹線幹線鉄道に「予備用線路」、「非常時線路」と「軍用線路」を通常の線路に付け加える「国鉄8線化計画」を実施。列車砲が国土全てで運用出来る環境を、10年がかりで作り上げてのけたのだ。 日本が解体することなく運べる限界サイズである28センチ砲と40センチ列車砲の量産に取り組むのを後目に、クルップ社から買い取った予備砲身をベースに自国生産した「80センチ列車砲」を後に4両(トール、ロキ、レオポルド、ベルタ)追加していることも、彼らがいかに列車砲に取り憑かれたかの証拠みたいなものだ。 配備から半世紀。 韓国人の誇りとまで言われた列車砲。 日本軍が46センチ砲や50センチ砲の戦艦を作っても、列車砲は作れまい。 その気になれば対馬まで狙えることから、韓国国民がつけた名が、「対馬砲」もしくは「海峡砲」―――砲は彼らのプライドなのだ。 ちなみに砲弾の射撃スピードは毎分2発。 装弾のテンポが著しく遅いように感じるだろうが、実際は違う。 むしろ逆だ。 ドイツ時代のドーラの射撃スピードとは比較にならない程、“早い”のだ。 「第4射撃、完了!」 ドーラ改の真横には、砲撃の衝撃に耐えられるよう、専用に設計された砲弾運搬用貨車と、シールドを構えた4騎のグレイファントムがいた。 装甲はほとんど外され、カラーリングも異なる。 回収用に変更された騎体、“ベルゲ・ファントム”と呼ばれるタイプだ。 「座標修正―――次弾装填開始!」 80センチ砲の恐ろしい程の衝撃を、シールドでしのいだベルゲ・ファントム達の一騎が砲兵司令部の命令に従い、砲身の尾栓を開き、空薬莢を砲から引き出す。 別なベルゲが2騎、砲弾運搬用貨車の両脇に立つと天井の外された貨車から一発ずつ砲弾を取り出し、ドーラの砲身へ装填。さらに別な騎が尾栓を閉める。 この間、わずか30秒。 そう。 クレーンによる揚弾・装填といった作業をすべて砲兵であるメサイアに代行させるという信じがたい方法を採用すべく改良したのが“ドーラ改”。 人間は砲撃位置の修正だけをすればよい。 機械にデータ諸元を入力すれば、あとはモーターと歯車が勝手に砲を動かしてくれる。 そして――― 「第3射、弾着結果はどうなっているか!」 「風に流されている!錨頭2修正!」 何しろ、40キロとはいえ、これほどの巨弾の着弾だ。 トンヘ付近に並んだ2門は近くのテベク山山頂の観測班から着弾はかなりはっきり確認出来る。 「データ入力―――反映!」 「撃てっ!」 ●“天壇”司令部 砲弾が次々と着弾し、地面が抉られる。 「成る程?」 コランタンは感心したように言った。 「我々が一々、穴を掘る必要はありませんな」 砲弾が着弾するたびに、あちこちに巨大な穴が開く。 一々掘る手間が省けるだけに、これは楽だと言わざるを得ない。 「そういうことだ―――“防壁”が破られる可能性は?」 「相手が砲弾とやらを“中和”する必要に気づかない限りは」 「―――そうか。陸戦隊に被害は?」 「ございません。連中の狙いはどうやらこの“天壇”ですが、“防壁”にまだ一発も命中していない有様で」 「しばらくは……大丈夫だな」 「はい」 「うむ……島民の確保、急がせい。島を占領後、バイパスを、“天壇”のエネルギーを確保する」 「はっ」 ●数時間後、ソウル・韓国軍総司令部 「対馬砲はどうなっているか!」 「すでに砲弾を撃ち尽くしました!砲身を交換すべく後退中」 「―――ちっ!糖花島(とうかじま)へ与えた被害は!?」 「皆無!」 「何ぃ!?」 「敵は不可視の防壁を展開、我が軍の砲撃を全く受け付けませんでした。それより、鬱陵島(うつりょうとう)の砲撃による被害が……」 「―――マスコミへは日帝の空爆と説明しておけ。対馬砲に対する信頼を傷つければ陸軍の名誉にかかわる。―――黄司令」 「はっ……」 「偶然にも司令部へ来た君だけが、守備隊の生き残りだ。よく生き延びたというべきだな」 「恐縮です」 「うむ……同族のよしみだと思ってくれ。―――おい、島へは渡れないのか?」 「糖花島に接触して墜落したF-4部隊の二の舞です」 近くにいた士官がそう答えた。 「島との通信は?」 「電波妨害がひどく、通信は一切不能」 「総長!」 将官が通信士官から渡されたバインダーを手に敬礼した。 「島で新たな動きが」 「何だ」 「糖花島が沈降。鬱陵島と接触しました!」 「何!?」 ●“天壇”司令部 ギギッ――― バキバギバキバキバキ……ッ! ズズズズズッ…… 岩が砕け、街が潰されていく。 空から巨大な岩塊が降りてきて、島を潰そうとしている。 そんな、光景だった。 「よし!そのまま降ろせ!」 “天壇”のコントロールを担当する士官が部下に怒鳴る。 「バイパスはすぐ間近だ!よーしっ!速度そのまま!」 「入るよ?」 音もなく開いたドアから顔を見せたのは、アニエスだ。 「ご苦労だな。アニエス大尉」 「ヘン……大尉なんて肩書き、堅苦しくってキライだって、何度も言ってるだろ?ダンナ」 「フッ……そうだったな」 「まいったよ。無理して出したジームの隊がエネルギー切れおこして、結局私達二人で大立ち回りさ……で?これで?」 「ああ。人類の砲弾のおかげでこの島の表層地盤はガタガタだ。この“天壇”の質量で押せば、バイパス口に詰まってた土砂はすべて押し出せる」 「まったく、神族もマヌケっちゃあ、マヌケだねぇ」 グラドロンが座るシートの背もたれにしなだれかかりながら、アニエスは笑った。 「戦後処理に大童だったとはいえ―――敵の武器やエネルギーを封印地点のこんな間近に置くなんて……私なら宇宙にでも放り出しちまうさ」 「そのおかげで、我々が生き残れるのだ」 「マヌケに感謝……」 「そうだ。バイパスさえ開けば、エネルギー切れのため稼働不能状態のメサイア部隊もようやく動かせる。冬眠状態のままの“飛龍”達もじゃ」 「ふふっ……屍鬼(グール)達の不死の軍団。私達の黒死騎士団、そして飛龍軍団。昔を思い出すねぇ……神族相手に大立ち回りを演じたグラドロンの軍団の復活かぁ」 ん?という顔で、アニエスは訊ねた。 「そういや、ここの人間共は?」 「子供や赤子は選別してダユーのラボへ。選別から漏れた者は食料庫行きじゃ」 「年寄りも?」 「これからゆっくり選別しますわ?」 ダユーは楽しげに言った。 「屍鬼(グール)になったのが20万。捕獲出来たのが5万匹。残りはエサになっちゃって……クスクス」 「―――ま、そういうことかい?」 ダユーのラボ 食料庫 エサ ……どういう意味かわかるアニエスにこの時出来たことは、表面上だけは平静さを保つだけ。 それだけで、アニエスは誰かに褒めて欲しいと本気で思った。 鬱陵島(うつりょうとう)への糖花島(とうかじま)接触から72時間後、糖花島(とうかじま)は再び離陸。日本海を日本列島へと移動を開始した。 84時間後、決死隊として鬱陵島(うつりょうとう)に上陸した陸軍兵士達が見たものは、砲撃によって廃墟と化した島と、屍鬼(グール)化した少数の民間人。 鬱陵島(うつりょうとう)被災時に存在したはずの28万人の姿は、島から完全に消えていた。 この事件の翌日。 韓国社会は、日本軍による鬱陵島(うつりょうとう)侵攻と断定。 国際社会が鬱陵島(うつりょうとう)に潜んでいた魔族軍が動いたと断じたのとは一線を画す動きを見せた。 この世論を受け、韓国議会は満場一致で対日全面戦争に向けた権限を李首相に付与。 李首相指揮下の元、韓国軍が動き出すきっかけとなる。 後に、「鬱陵島(うつりょうとう)事件」と呼ばれる出来事が、これである。
https://w.atwiki.jp/ssfate/pages/785.html
EX アメノウズメ クヌム・クフ・ウイ リュカオーン(TS) 聖徳太子(騎) 聖徳太子(魔) A+++ なし A++ なし A+ イムホテプ キルデール ダユー ヘルメス・トリスメギストス ワイナミョイネン 卑弥呼 聖徳太子(TS) 聖徳太子(槍) A インドラジット エンヘドゥアンナ カサンドラ カタリナ キルケー ティルタマス デルピュネー ヘリオガバルス(魔) ボーディダルマ ヴィヴィアン A- アピシウス ハイヌウェレ B++ なし B+ マリア・ホル 手塚治虫 B オルフェウス クテシビオス シャルル=アンリ・サンソン(剣) ジュリアス・シーザー(魔) デカラビア ドミティアヌス ナーサリー・ライム(ポケットモンスター) ヒュパティア フランソワ・デュヴァリエ フルカネルリ B- パルテニアス C++ アニエス・ソレル C+ イスラエル フランシスコ・ザビエル ポンパドゥール夫人 竜吉公主 C エド・ゲイン ジョン・ジョージ・ヘイグ ダヴィンチちゃん(男) フランソワ・マッカンダル ユルバン・グランディエ(復) 松旭斎(小)天勝 范蠡(TS) C- ワイナミョイネン 鉄棒ぬらぬら 長曽禰興里 D++ なし D+ 豊臣秀吉 D イブン・ハルドゥーン エドワード・ヒックス キティ(アンネの日記) ジャックフロスト(術) ハーマン 与謝野晶子 吉田東伍 寺生まれのTさん 役小角 D- エリザベス一世 E++ なし E+ なし E サッフォー ナルメル 曲亭馬琴 柳田國男 細川政元 鳥山石燕(佐野豊房) E- なし その他分類 変動 アラクネ 壱与 未保有 アイヌラックル(魔) ハワード・フィリップス・ラブクラフト 佐々木小次郎(呪) 喪失 アガサ・クリスティ イルゼ・コッホ スカサハ(魔) ブラム・ストーカー ポセイドニオス マリー・アントワネット(魔) ルイス・キャロル 望月千代女(魔) 織姫 不要 ユスティニアヌス ルドルフ2世 分類不可 ニコラ・テスラ(偽) ピコ・デラ・ミランドラ 細川ガラシャ 派生スキル 陣地作成(水中) セドナ(魔)
https://w.atwiki.jp/cosmic_sora/pages/88.html
ロイド一覧 ★1 ★2 ★3 ★4 ★5 blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。 ロイド名称 ビキニクリムローゼ レア ★★★★★ エネルギー 320 距離 中衛 タイプ 補助型 武器 ビームガン 関連ロイド ビキニクリムローゼ(★3)ビキニクリムローゼ(★4)クリムローゼ(★3)クリムローゼ(★4)クリムローゼ(★5) ステータス スキル 特性 入手方法 コメント ステータス 初期Lv 最大Lv ◆無 ◆ ◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆◆ HP 11844 ATK 301 ドロー数 4 ※◆は限界突破回数です スキル スキル名称 セクシーポーズ 説明 詳細 ダイナマイトセクシーなボディを披露して、味方に出撃するためのエネルギーを補給する補助スキル。 対象 効果 エネルギー補給 ロイドを出撃させるために必要なエネルギーを補給する 特性 特性名称 説明 入手方法 進化:ビキニクリムローゼ(★4) Lv 70 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/familiar/pages/4532.html
……そんな事があった為に、今アンリエッタの心の中にはサイト――サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ――が住みついていたの だった。あれから数日が経っていたのだが、その間彼には王宮に来る用事が無かった。おかげで会う事も出来ず、日を追う 毎に心の中の彼の占める割合は大きくなるいっぽうであった。 (サイトさま…お会いしとうございます…) 会いたい、会いに行きたい。 しかし、女王としての立場では無理な相談だった。 ココのところ執務が忙しく、とてもじゃないが魔法学院まで行って帰ってくる時間は取れなかった。ましてや往復だけではな い。彼はガンダールヴ――虚無の担い手でもある幼馴染、ルイズ・フランソワーズの使い魔――ではあるが、それと同時に水 精霊騎士隊の副隊長でもある。彼女の部屋に行ったからといって、必ずしもそこに居るとは限らないのだ。つまりは探さなく てはならない。すぐに見つかれば良いがそうでない場合、手間は兎も角、時間が掛かってしまう。それを考えると、まる1日 空けなければ、学院へ行って彼に会う事は出来ない。ましてや会って会話を楽しむなど出来ないのである。 では、呼び出す。 それも無理な話であった。 たしかに彼は水精霊騎士隊、つまりは女王の近衛兵(まだ訓練期間中ではあるが)の副隊長ではある。ではあるのだが、 普段の執務においては近衛は銃士隊のみで十分なのだ。そこにわざわざ用事を作ってまで呼び出すというのは、彼の負担 になるばかりではなく、彼の主人であるルイズに訝しがられてしまう恐れがあるのだ。 (明日は虚無の曜日。あなたは何をなさっておいでですか…) 愛しき人に思いを馳せ、アンリエッタは眠りに就いたのだった。 その日、朝早くからサイトは馬を駆っていた。王宮へ赴くためだった。 それは昨日の事。以前自分に剣を教えてくれたアニエスが、『たまには稽古をつけてやる』と手紙を寄こしたのだ。 シュヴァリエになってからというもの、独自に鍛錬はしてきたし、同じ水精霊騎士隊のメンバーと手合わせしたりもした。 しかし、彼はメイジでは無い――水精霊騎士隊のメンバーは彼を除く全員がメイジである――のだ。魔法が使えるメイジは、遠距離戦を得意とする。ましてや彼等は未だ書生の身であるのだ。正式な訓練を積んだ者ならまだしも、そんな彼等が剣を持った戦いなど出きるはずもない。結局のところ、サイトは騎士隊のメンバーと手合わせしたところで、力を半分も出さなくても勝ててしまう(剣 対 剣 の場合によるが)のである。 そんな所に来た今回の申し出、嬉しくないはずは無かった。 虚無の曜日である今日、彼のご主人様である桃髪の少女は『補習があるから』と彼の王宮行きを許してくれたのだった。 (補習って一体なんの補習だろ) ルイズは虚無の魔法に目覚てからも、他の4系統―火・水・土・風―の魔法は成功したためしは無い。だが、だからこそ 真面目で、どの様な授業も進んで学んでいたはずだった。そんな彼女が補習というのは、どうにも腑に落ちなかった。 (ま、聞いたからって教えてくれる訳無いよな) 頭を軽く振り浮かんだ疑問を消し去った。 「来たな、サイト」 王宮に着くと、警備の魔法衛士隊がサイトの姿を確認し、アニエスを連れて来た。 「こっちだ、付いて来い」 後を付いて行く。着いた先は王宮の裏庭の一角だった。 ここで普段、銃士隊の訓練を行っているのだろう。既にメンバーが揃っていた。 「皆に紹介しよう。といっても知ってる者は多いと思うが」 そういって振り返る。 「サイト・シュヴァリエ・ド・ヒラガ。先のアルビオン戦で功績を立て、近衛の副隊長に任命された男だ」 「あ、どうも。サイトです、よろしく」 瞬間、きゃーと黄色い歓声がわき起こった。 (え?え、え、え、え?) まるで地球に居た頃のアイドルのコンサートの様な歓声に、一瞬たじろいでしまう。 彼女達の中から『サイトさまよ』『ほ、本物だわ』などと声が聞こえる。銃士隊に所属しているとはいえ、もとは平民の少女 達だ。自分達と同じ平民でありながらシュヴァリエになったサイトは、彼女達にしてみれば憧憬の的になるのも当然の事とい えよう。 「サイト、お前がどれだけ精進してきたか、見てやろう」 木剣を放って寄こすと、それを構える。 「本気で来い!行くぞ!」 しかし、勝敗はあっけなく付いた。アニエスが膝を付き、その手から弾かれた木剣が宙を舞い、地面に突き刺さる。 彼は幾多もの命のやり取りを経験し、体がその感覚を覚えてた。それなりの自主訓練もこなしている。しかも伝説の使い 魔、ガンダールヴなのだ。例え真剣ではないとはいえ、久々に本気で手合わせできそうな状況に措いて心が震えないはずは 無かったのだ。 「くっ…、さすがだな」 土埃を払いながら立ち上がるアニエス。『よし』と呟き、全員を見渡す。 「では、次は全員で一斉に掛かれ!本気で行かないと後悔するぞ」 その言葉を合図に、銃士隊全員 対 サイト での打ち合いが始まった。 「良いお天気」 わたくしは王宮の庭園に来ておりました。執務も滞りなく進んでおり、今日は後は急ぎの用件は御座いませんでしたので、 ちょっとお散歩を楽しんでいたのです。 (まったく、毎日毎日王室で過ごしていたら体がなまってしまいますわ) 今はお昼ちょっと前の時間ですので、裏庭の方からは訓練中の衛士たちの声が聞こえてきます。 その中にはアニエスたち銃士隊の声もございました。 (サイトさまも今頃、騎士隊の皆さんと訓練に励んでおられるのでしょうか…) 雲ひとつ無い青空を見上げながらそんな事を考えておりました。 すると、そこに不意にあの方の声が聞こえたのです。 ドキッとしました。丁度彼のことを考えていた矢先だったのですから。 (いやだわ、わたくしったら。あの方のことを思う余り、幻聴まで聞こえてしまうなんて…) 頬に手をやると、そこは少しばかり熱を持っており、赤くなっているのが分かります。 もし、ありえない事ですけど、あの方がここに居られたら…… ....『よっ!こんなとこに居たんだ、アンリエッタ』 ....『…サイトさま』 ....『どうしたんだ?顔が赤いけど、熱でもあるのか?』 ....そっと近づいてくる彼の顔。その左手がわたくしの前髪をたくしあげ、コツンとおでこをくっ付ける。 ....『…熱は無いようだな』 ....『サイトさま、お慕いしております』 ....『アンリエッタ……』 ....サイトさまはわたくしを抱きしめて下さいました。 ....『俺もだ、アンリエッタ。』 ....彼はそういうと、そっとわたくしの顎を持ち上げ、そして…… (キャーキャーキャー、わたくしったらなんて事を考えているのかしら) 頭を軽く振り、そんな妄想を振り払おうとしておりますと、またしてもあの方の声がしたのです。 (幻聴じゃ…無い…?) そう感じた瞬間、わたくしは駆け出しておりました。 裏庭に着いた瞬間、わたくしは目を見張りました。あの方が銃士隊の隊員たちに斬りかかられていたのですから。 木剣のぶつかり合う音が聞こえたかと思うと、彼の手からそれが放れ地面に落ちました。そこに別の相手が斬りかかるのを 器用に避けながら落ちた剣を拾うと、今度はまた別の相手と組み合い。そこに横から斬りかかられ、彼は目の前の相手を 押しやると向かってきた相手の剣をご自身のそれで叩き落します。 (…すごい!) 暫くわたくしは見惚れておりましたが、やはり一人対複数というこの状況、どうしても納得がいきませんでした。 わたくしにはサイトさまが銃士隊と争っている様に見えたのです。 「おやめなさい!」 全員が振り返りました。丁度サイトさまに斬りかかっていた娘は勢い止まらず、そのまま振り下ろし彼の腕に当りました。 「っ!サイト殿、お怪我はありませんか?」 わたくしは彼の許に駆け寄ると、腕をまくりあげました。今しがた剣を受けた部分が赤くなっております。 「何をしていたのです、貴方たち!寄ってたかって」 「……」 「答えなさい!」 「陛下、これはシュヴァリエ・サイト用の訓練なのです」 隊長のアニエスが答えました。 (訓練?これはどう見ても……) 「陛下。陛下は彼がガンダールヴであるのをご存知ですよね?」 「え、ええ…」 「以前彼に剣を教えた時に比べ、ミス・ヴァリエールの使い魔に戻った彼は、強い。1対1では私も歯が立ちません」 (以前?剣をおしえた?) 「ですので、こうやって複数を相手にすることによって彼との力の均等を図っているのです」 アニエスは振り返ると皆に告げました。 「ちょうど切りもいいので、休憩にしよう。2時間後、またここに集合だ。陛下、私共はこれで一旦失礼いたします。 サイト、お前も来るなら2時間後にまたここに来い」 そう言ってアニエスは彼女たちと近衛用の宿舎に戻って行きました。『サイトさまと手合わせしちゃった』『私なんて、お体に 触っちゃった』などとその中から声が聞こえます。そんな声が聞こえたとき、胸の置くがズキンと痛むのを感じていました。 「サイト殿、よろしければ昼食をご一緒しては頂けませんか?」 「え?で、でも…」 「……わたくしとでは…お嫌ですか?」 「いや、そういう訳では…」 「じゃ、いいじゃないですか。さ、参りましょう」 そういってわたくしは王室へ案内するため、彼の手を取りました。 頬が熱くなるのを感じながら…。 その頃、“補習”と偽りサイトを送り出したルイズは部屋の隅で何かと格闘していた。 そこに 昼の給仕を終えたシエスタが戻ってきた。 「あら?ミス・ヴァリエール、何をなさってるのですか?」 「え?あ…いや、その…べ、別に何でも無いのよ…」 とっさにソレを後ろ手に隠そうとしたが、何か思い付いたのか、手にしていた物をシエスタに見せる。 「そそ、そうだシエスタ、あんた前にサイトにマフラー編んであげてたわよね?」 そう、確かにシエスタはあの時、『竜の羽衣』を使ってアルビオンの侵攻を止めた数日後、サイトに贈り物をしていた。 手編みのマフラーを。 「ええ、そういえばそんな事もありましたね。随分昔の事のように感じます」 当時の事を思い出しているのか、遠い目をして『あの時のサイトさん、格好よかったなぁ』と呟いている。 「ふん、サイトは今でも格好いいわよ」 ルイズは反論するが、声が小さくて聞き取れなかったのか『え?何かおっしゃいましたか?』とシエスタに聞き返され、 『な、なな、何でも無いわよ』と顔を赤らめる。 「で、でね、あの…シエスタにお願いがあるんだけど…」 「何ですか?」 「編み物、教えて…くれないかな」 上目遣いで哀願するルイズ。 (ミス・ヴァリエール…かわいい) 「いいですよ、私でよければ。ところで、ミス・ヴァリエール?」 「ん、何?」 「ミス・ヴァリエールは編み物の経験は…無いんですか?」 ルイズは『う…』と言葉に詰まってしまう。自分自身では編み物は得意だと思っていたのだ。以前サイトにセーターを 編んだ事もある。だが、自分が考えていたよりも出来が悪く、サイトには“かぶりもの”と評され、クラスメイトのキュルケに は“ヒトデのぬいぐるみ”とまで言われたのだ。さすがに多少自信を失いつつあったので、出来たら黙っていたい。しかし、 これから教えを請うのだ。以前に見たときは遠目ではっきりとは見えなかったが、メイドの腕前は一流と言っても良い位の 出来だったはず。 「あるにはあるんだけど…」 ルイズは消え入りそうな声で呟くと、傍らから何かを取り出した。 「…何ですか、これ?」 「……セーター」 「……え?」 「だから!セーターよ、セーター」 「……」 それを見て黙ってしまったシエスタを見て、泣き出しそうになるルイズ。 ややあって『セーターは諦めましょう』と申し訳なさそうに言う彼女に不満そうな目を向ける。 「寒くなるまでには未だ時間が有りますけど、でも…」 「……」 「セーターじゃ間に合いませんよ。マフラーにしましょう」 優しく諭され『うー』と不満気な声を発する。 「それに、マフラーと言っても結構難しいんですよ?それが上手に出来無い事にはセーターなんて無理です」 断言され、しぶしぶと頷くルイズ。そんな彼女を『ところで』と悪戯っぽい顔でシエスタが見やる。 「どうしてセーターなんて編もうと思ったんですか?サイトさんにでしょ、それ」 「な、なな、何言ってんのよ。だ、だだだれがあんなヤツに…」 「真っ赤になっちゃって、ミス・ヴァリエール可愛い」 「あ、ああ、あんたねー」 「隠さなくてもいいじゃないですか。…そういえばサイトさんって、いつも同じ服ですよね」 シエスタの声に反応したルイズは『そうなのよ』と声を張り上げる。 「サイトってばこっちに来てからずっと、あの…パーカーだっけ、あればっかりじゃない?だから違う服でもって思って…」 「なるほど」 暫く2人で悩んでいたが、何かを思いついた様にシエスタは顔を輝かせた。 「じゃ、こうしません?」 「……?」 「これから編むのはマフラーにして、服は次の虚無の曜日に買いに行きませんか?半分とまではいきませんけど、私も 少しくらい出しますから。で、2人で服を、それと一緒にミス・ヴァリエールから手編みのマフラーって事にすれば…」 「なんでシエスタと一緒に買わなくちゃなんないのよ」 「私だってサイトさんにはお世話になってますもの。それに…」 「な、なによ」 「二人でって事にした方が、マフラーに対する感動が大きいと思いますよ」 その言葉に、ルイズの耳がピクンと震える。 「そ、そうかな…」 「そうですよ。きっとサイトさん、『あの不器用なルイズが俺の為に編んでくれた』ってミス・ヴァリエールを見直すはずです」 不器用は余計よと思いながら、しかしルイズはそうなったときの事を想像してみた。 (良いかも…) 「けど、シエスタ。あなたお金持ってんの?」 「ええ、サイトさん付きになってからもちょくちょく給仕を手伝ってるじゃないですか。それでマルトーさんがお給金を少し上げ るように申し出てくれたんです。ですから多少の蓄えならあるんです」 嬉しそうに言うシエスタ。 いくら上がったと言っても平民の給料、貴族の小遣いと比べてもかなり少額なのだ。しかも彼女は、そこから実家へ仕送 りをしているのである。手元に残る金額は微々たるものであろう。その中から少しずつ貯金をし、しかもそれを自分自身の 為ではなくサイトの為に使おうというのだ。 (…サイトが気をかけるのも当然よね) しかし、負けるわけにはいかないのだ。ルイズはかぶりを振ると、目の前の健気な少女に対する思いを打ち消す。 「じゃ、次の虚無の曜日にね」 「ええ、ミス・ヴァリエール」 「あ、そうだ。サイトはどうするの?連れて行く?」 「今回はサイトさんには内緒で用意するんですから、一緒じゃないほうがいいと思います」 「…そうね」 ルイズはシエスタと言葉を交わして頷きあうと、彼女に教えを乞いながらマフラーを編み始めたのだった。 その日、私はミス・ヴァリエールと町までお買い物に行く予定でしたので、今日は給仕のお手伝いはお休みさせて頂 きました。いつもの様にお二人が起きる前に起き、サイトさんのお召し物と、ついでにミス・ヴァリエールのお召し物を 準備し、自分の身支度を整えるために水場に行きます。 ――本当なら先に身支度から整えるべきなんでしょうけど…。 最近はミス・ヴァリエールも私のことを“平民”って扱いをされなくなりましたが、それでも貴族の方です。平民の私が身 支度整えてない手で貴族の方のお召し物に触れるなんて…頭では分かってるんですよ?分かってはいるんですけど… 気合い入れたいじゃないですか。だ、だって好きな方を起こすんですよ?洗い立てのメイド服に着替えて、顔を洗って… (『おはよう、シエスタ。今日も朝から綺麗だね』なーんて……きゃーきゃーきゃー) ……ごめんなさい。話が逸れてしまいました。 そんなわけで私が気合いを入れて部屋に戻ってくると、サイトさんは既に起きていつものパーカーに着替えを済まして いました。 「おはよう、シエスタ」 「おはよう御座います、サイトさん。…どうしたんですか?」 サイトさんの起きる時間にはまだ1時間ほど早いはずです。だってその1時間、いつも私は彼の寝顔を眺めて元気を 充電しているんですから。 「今日はいつもより早いんですね」 「ああ、今日はこれから出かけるからね」 「…どちらへ?」 嫌な予感がします。 先週も『剣の稽古』と言って朝早くから王宮へ出かけていました。それなのに、帰ってきた彼からは石鹸の匂いがして たんです。サイトさんが仰るには、訓練の後にアニエスさんから『帰る前に汗を流して行け、臭うぞ』と言われてしぶしぶ 近衛兵の宿舎にあるお風呂を使わせてもらったんだそうですけど…… それに最近、他の貴族の女性からも声を掛けられてるみたいなんです。 特に注意が必要なのが、あの2人。 まず1人目、ミス・タバサ。 サイトさんってば小さい子でも全然大丈夫らしいんです。まあ、ミス・ヴァリエールも…こう言ってはなんですけど、本 当に胸が…おかわいそうな位に無いですから、そんなミス・ヴァリエールを好きだって言ってるサイトさんの事。それより 小さな子に迫られたら、コロッといっちゃうかもしれません。なにより献身的ですから。献身的は私の専売特許だと思っ てたんですけど…強敵です。しかも、いつも本を読んでらっしゃるんで知識は豊富なはず。もしソレを元にあんな事や こんな事、とてもミス・ヴァリエールが思いつかない様な迫り方をされたら…だ、大丈夫よシエスタ。だって、サイトさんは どっちかと言ったら大きい方が好きなんですもの。 でもでもでもでも、大きいといえばもう一人の方がいるんですよね。ミス・ウエストウッド――サイトさんがアルビオンから 連れてきたハーフエルフの方――。なんでもアルビオンのウエストウッドって言う森の孤児院で生活なさってたらしく、一言 でいうと世間知らず。サイトさんを初めてのおともだちと思ってらっしゃるそうで、トリステインに来てから何かとサイトさんに 相談しているみたいなんです。しかし…あの胸の大きさは…異常です。わ、私だってそれなりに大きい方だと思うんです よ?ミス・ツェルプストー程ではありませんけど…でもアレはミス・ツェルプストー以上ですもの。もしあれで誘惑なんかされ たら…あっそういえばこの前、あの大きな胸触ってました。デレ〜っとしながら!彼女から触って確かめてって言われたらし いんですけど…べ、別に私は疑ってはいないんですよ?言われたのは本当の事だったらしいですし。でも、その時の表情 が…も、もう!言って下さったら、いくらでも触らせて差し上げますのに。 そんな事を考えてますと、サイトさんは部屋の隅に立てかけてあるデルフさんを背負い、シュヴァリエのマントを着け、出 立の準備を済ましてしまいました。 「今日も王宮にね」 「また剣の稽古ですか?」 「いや、今日は姫さまの護衛らしい」 「……らしい?」 らしいってどういう事でしょう。それに、ミス・ヴァリエールに話さなくていいのかしら? 私が疑問に思ってると、ソレが伝わったのかサイトさんは答えてくれました。 「うん、なんだか極秘らしくてね。内容は教えてもらってないんだ」 「…ミス・ヴァリエールには?」 「んーそうだな、姫さまの護衛とだけ言っといてよ」 そう言って『行ってくる』と部屋を出ようとされたで、お見送りのために学院の門まで一緒に行くことにしました。 「んじゃ、行ってくるわ」 「あ、あの…サイトさん」 「ん?」 「今日はお帰りは…」 「どうだろ、たぶん早く戻れると思うんだけど…」 どうしてこんな事を聞いているのかしら? これじゃあまるで、新婚さんみたいじゃない…きゃっ。 そうだ!折角だから… 「分かりました。なるべく早く帰ってきてくださいね」 言って私は、サイトさんの頬に軽くキスをしました。 (…愛しい旦那さまを見送るお嫁さんってこんな感じかしら?) 私はおそらく頬が赤くなっているでしょう。 そんな私を見ながらサイトさんは頬に手をやり、困ったような表情を一瞬したものの、微笑んでくれました。 「…じゃあ、行ってくるよ」 「はい、行ってらっしゃい」 馬に乗って駆けて行く彼を見送り、その後姿が見えなくなってからも暫くその場に佇んでいました。 もしサイトさんと一緒になれたら、毎日こうやって見送ってあげようと思いながら… 「…ふにゃ…おはよう、シエスタ…」 部屋に戻ると、ミス・ヴァリエールが起き出してきました。 「おはようございます、ミス・ヴァリエール」 「……ぁれ、サイト…?」 「サイトさんなら今しがた、出かけられましたよ」 「…出かけた?ど、どこに?」 「何でも女王陛下の護衛だそうです」 「……そう…まあいいわ。 じゃあ、朝食を済ませたら行きましょうか」 「ふぅ…」 馬車の前に立ち、アニエスは溜息を漏らした。 今日の格好はいつもの甲冑とは違い、まるで乗合馬車の御者のような出で立ちだ。 そこに、一人の少女がやって来た。こちらは白いワンピースに鍔の広い帽子、さらには縁の細い眼鏡を掛けている。 「お待たせしました」 「陛下、その格好は…」 「ふふ、今日の為に用意したのよ。どう、似合うかしら?」 言って陛下と呼ばれた少女――アンリエッタ――は、右手で帽子を押さえ、クルッと回転してみせる。 「とても良くお似合いです、陛下」 「ところで、サイト殿はまだですか?」 「はっ…間もなくかと…」 丁度その時、馬を駆って来るサイトがアンリエッタの視界に入った。 「待っていたぞ、サイト」 到着した俺を迎えたのは、そんな台詞だった。 (どこかで聞いたような…) しかし、目の前に居るのは見たことの無い若い女性2人。 訝しげに思う俺に、何故か嬉しそうな声で『分からぬか』と問うて来た。 ん?待てよ?この声、この喋り方…… 「あのー…もしかして、アニエスさん?」 恐る恐る尋ねると、黒いズボンを履いた女性が頷いた。 って事は、もしかして… 「もしかして…姫さま?」 白いワンピースに身を包み、眼鏡と帽子で顔を隠している女の子が『…はい』と消え入りそうな声で頷く。 (ほぇ〜、女の子って服装が変わるだけでえらく変わるもんだな) じーっと見つめていると、姫さまは頬に手をやり 「あ、あの…あまり見ないで下さい…恥ずかしいですわ」 と、後ろを向いてしまった。 (か、可愛えぇ!何コレ、ズキューンって来たよ!) 「では、参りましょか、陛下」 言ってアニエスさんが馬車の扉を開くと、それに乗り込む姫さま。そして手を差し出して『サイト殿も乗ってください』と俺を 促す。どこへ行くのだろうか?そんな事を考えながら俺は姫さまの手を取って馬車に乗り込んだ。 「ところで、これからどこへ行くんですか?」 隣に座るサイトさまには、まだ今日の予定を話していません。不安そうに聞いてきました。 「そういえばまだ申し上げておりませんでしたね。街へ向かっております」 「街へ?何でまた…公務ですか?」 「いえ、どうしても必要な物が御座いましたので、ソレを求めに行くんですわ」 サイトさまはまだ、訝しげな表情をしておられます。 確かに、必要な物なら王宮の通いの商人か、もしくは誰か使いを出せば済むはずです。でも… わたくしが今日の街行きを決めたのは、先週の彼の訓練姿を見てからなんです。 サイトさまは、以前わたくしを止めてくださった時も、先日の訓練の時も、もちろんそれ以外でもそうなのですがいつも同じ 服装をしておられます。彼の元の世界のお洋服らしいので、このハルケギニアには同じ物は有りません。ですが、着の身 着のままというのはおかわいそうです。シュヴァリエの年金で蓄えはあるとは思いますけど、ルイズと一緒に常に学院で生活 なされてるのですから、そうそうお買い物に出かける機会も無いはず。特にあのルイズが一緒ですから、そのような時間は取 らせては貰えないでしょう。あの子は独占欲の強い子ですから、彼が一人で行動するなんて許さないでしょうし。 そんな事を考えてましたら、サイトさまはわたくしの思考を見透かしたかのように仰いました。 「でも、姫さま。それなら誰か使いを出すとか出来るんじゃ?例えばアニエスさんとか…」 「ええ、ですが今日は公務もございませんし、せっかくですから。毎日王宮に居ますと気が滅入ってしまいますもの」 やっと納得して頂けたのか、サイトさまは『なるほど』と呟いて、座席に背を預けられました。 手を頭の後ろで組んでますので、なんだか肩を抱かれてるのを想像してしまいます。 「ところで、サイト殿。ひとつお願いが御座います」 「なんすか?」 「今日はわたくしの事を“アン”とお呼びください。街中で“姫さま”などと呼ばれると騒ぎが起きてしまうかもしれませんので」 「分かりました」 「もっと乱暴に話して下さい。…そうですね、ルイズと話す様に」 「分かったよ、アン」 ――アン そう呼ばれた瞬間、胸の奥に灯がともった様な温かい感覚で満たされました。 愛する方から肩書きでは無く名前(愛称ですが)で呼ばれる事のなんと心地の良い事でしょう。 「今日はわたくしを平民として扱ってくださいまし。その方が街の雰囲気に溶け込めて良いかと…」 「じゃぁ、俺からもアンにひとつお願いというか忠告を」 「……?」 なんでしょう?サイトさまはわたくしの目を見つめ、仰いました。 「アンのその喋り方、もっと砕けたものにしないとばれちゃうよ」 …そうなのでしょうか? でも、サイトさまが仰るのですから、そうなのかもしれません。 そういった細かいところまでお気づきになられるなんて、さすがサイトさまです。 「じゃぁ、わたしは貴方のことを『サイトさま』と呼ぶ事にしますね」 「へ?…なんで『さま』?」 「だって、わたしは“平民”ですが、貴方はマントを着けてますから誰が見ても“貴族”です。貴族の方を『さま』付けで呼ぶの は平民からすれば当然でしょ?」 「それは関係ないんじゃ…と、とにかく『さま』だけは止めてください」 泣き出しそうな目で訴えるサイトさま。 (もう、そんな目で見られたら…) 仕方ありません。 「じゃぁ、サイトさん…でいいですか?」 (そうだわ、『さん』の方が仲睦まじく見えていいかも) わたくしの言葉に、サイトさまは満足そうに頷いてくださいました。 馬車内でそんな会話がなされてる頃トリステイン魔法学院では、丁度ルイズとシエスタが街へ出発したところだった。 「…意外ね」 馬を駆りながらルイズがシエスタに話しかけた。 「何がですか?」 「いや、あんたが馬に乗れるとは思って無かったわ」 今2人は学院の馬を拝借し、それぞれ手綱を取っている。 もちろん学院長であるオールド・オスマンにはルイズが許可を取ったのだ。 「私だって、馬くらい乗れますよ。タルブの村では取れた作物とか売りに行くのに使ってましたから」 ルイズは『そうなんだ』とぼそりと呟くと、ところでと切り出した。 「あんた最近、よく私に強力してくれてるけどさ、サイトの事諦めたわけ?」 「…諦めました」 顔を俯き加減にし、すこし重い声で言うシエスタ。 「え?な、なんで…」 しかし、ルイズの声を途中で遮るように『なんて、言うとでも思います?』と答える。 「な、ななな…」 「諦める訳無いじゃないですか。サイトさんは何が何でも振り向かせて見せます!」 打って変わって明るい表情でルイズに微笑むシエスタ。 その輝かんばかりに自信に溢れる笑顔に不覚にもドキドキしてしまったルイズは顔を赤らめ、反対側を見やる。 「ふん、いい度胸じゃない!何度も言うけど、あれは私の使い魔なんですからね! あんたには渡さないんだから!」 最近のルイズは、シエスタと2人だけのときは素直に自分の気持ちを認める事が出来るようになっていた。何度も繰り返し 争ってきた仲だからなのだろう。かたや貴族、かたや平民であるので他人の前では馴れ馴れしい態度は取らないようにしてい るが、2人の時はお互いに1人の男に想いを寄せる女として、けん制し合い、励ましあっているのだ。 「あら、ミス・ヴァリエールも仰いますね。でも、サイトさんがどっちを選ぶかはサイトさんの自由ですもの。 例えミス・ヴァリエールの使い魔だとはいえ、その気持ちまであなたに管理する権利はありませんわ」 「べ、別に管理なんかしなくても、あいつってば私にメロメロなんだから」 「じゃあ、ミス・ヴァリエールはサイトさんに“好き”って伝えたんですか?」 その言葉で思い出す。ティファニアを連れてトリステインに戻る船でのひと時。 サイトに『お前が俺のこと好きなんじゃねえか?』と尋ねられ、口では「そうかもしれないわ」などと言ったのだが、それは 図星を差されてしまい慌ててしまったからだ。もちろんその後の台詞も同じくである。 「い、いい言ったわよ」 「本当ですかー?ちゃんと、ご自分の口から、“好き”って言いました?」 「……」 「ほーら、やっぱり言ってないんだ。じゃあ、まだ私にもチャンスは有りますね」 「ななな無いわよそんなの!」 「分かりませんよ?私はサイトさんの事好きですから。もし私がミス・ヴァリエールより先に“好き”って伝えたら、 きっとサイトさんだって…」 「だ、だめよ、それはダメ!」 「早いもの勝ちですよー」 言ってシエスタは拍車を掛ける。 「ちょっシエスタ、待ちなさいよ」 一瞬遅れてルイズも拍車を掛け、シエスタの後を駆けて行った。