約 2,745,988 件
https://w.atwiki.jp/bellofelm/pages/1151.html
アサシンサンボ 銀装隠密(メタルハイド)オレグレイ・カレロフが得意とする格闘技。 サンボを基とした暗殺術で、保護色状態で待ち伏せからの関節技、絞め、目つぶしで 相手のいずれかの部位を破壊する。 動く時は壊す時……一撃一壊が彼の信条である。 関連項目 オレグレイ・カレロフ
https://w.atwiki.jp/dnwanta/pages/260.html
PvPメモトップ +アサシンPvPスキルメモ アサシンPvPスキルメモ +◇アサシンスキル ◇アサシンスキル ◆スピーディカット ◆ピアーシングスター ◆ダーティトリック ◆シャドーハンド ◆ファンオブエッジ ◆トリプルエッジ ◆レイド ◆ローリング 基本回避。 ◆ダッシュ 割愛。 ◆フェイククロッグ ◆ゴアキック ◆スプリント ◆スワイプ ◆サークルゴア ◆リープ ◆スモーク ◆エアリアルイベイジョン 空中復帰。 ◆フィジカルマスタリー HP増加。 ◆マナマスタリー MP増加。 ◆マナリフレーション MP回復。
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/84.html
夕暮れの町並みを、女子高生の集団が楽しそうに雑談しながら歩いて行く。 彼女達の何人かは、楽器ケースを背負っていた。おそらく、同じ部活動の仲間なのだろう。 やがてその中の一人が、集団から離れる。 残りの面々に軽く頭を下げると、彼女は横断歩道を渡っていった。 中野梓は、上機嫌だった。 (まだまだ緩い雰囲気とはいえ、最近は先輩たちもしっかり練習やってくれることが多くなってきたし……。 ずっとこの調子でいけたらいいなあ。うん、明日もがんばろう! ……あれ?) 彼女の脳内には、明るい感情だけが満ちていた。だがそこへ、ふいに影が差し込む。 (先輩たちって、もう卒業したはずじゃ……。この春から私は、3年生で……。 なんで私、まだ2年生なの? まさか時間が巻戻って……。 いやいや、そんな漫画みたいなこと、あるわけが……。 あれ、ちょっと待って。学校からの帰り道って、こんな景色だったっけ? おかしい、いろいろおかしいよ……うっ……うあああ……!) ふいに、強い頭痛が梓を襲う。たまらず、彼女はその場に倒れ込んだ。 今まであった記憶とわき上がってきた記憶が混濁し、荒れ狂う奔流となって梓をさいなむ。 苦しむ梓は、自分の右手に奇妙な文様が浮かび上がっていることにも気づかなかった。 (誰か……助け……) 涙を浮かべながら、救いの手を求めて梓は地面を這う。 その視界に、突如人影らしきものが飛び込んできた。 助けが来たと判断し、かすかに喜びの表情を浮かべて梓は顔を上げる。 だが、その表情はすぐに凍りついた。 そこにいたのは、人間ではなかった。 全身は黒く、背中にはこうもりのような翼。頭からは鋭く尖った角が生えている。 いかにも「悪魔」といった風貌の怪物が、そこに立っていた。 「敵対マスターを発見。殺害する」 機械的に呟くと、怪物は長い爪の生えた右手を梓に伸ばす。 この怪物が何者かはわからないが、自分を殺そうとしている。梓はそう理解した。 逃げなければならない。だが迫る死を前にして体はすくみ、身動き一つ取れない。 呼吸ですら止まってしまっているように感じる。 (いやだ! いやだよ! 死にたくない! 誰でもいいから、助けて!!) ただただ生き残ることだけを望み、梓は心中で叫ぶ。 その思いは天に、あるいは地獄の底に届いた。 次の瞬間、怪物の頭部は打撃音と共にはじけ飛んだ。 残された首から下の肉体は血を吹き上げながらアスファルトに倒れ込み、やがて光となって消える。 その後ろから姿を現したのは、バールのようなものを手にした銀髪の美少女だった。 「いつもニコニコ、マスターの隣に這いよる混沌! ニャルラトホテプです!」 元気よく名乗りを上げる少女。だが、それを聞いているものはこの場にいない。 梓は眼前で繰り広げられたスプラッタシーンに耐えきれず、気絶してしまったのだから。 「ありゃ……。ちょっとやりすぎましたかね?」 ◆ ◆ ◆ 次に梓が目を覚ましたのは、自室のベッドの中だった。 「あれ、ここは……?」 「あ、目が覚めましたか、マスター? 誰もいらっしゃらなかったので、失礼とは思いましたがマスターの持っていた鍵を拝借して家に入らせていただきました。 ご両親は共働きのようですね」 ベッドの横にいたのは、銀髪の少女。目を覚ましたばかりの梓に、彼女は明るいトーンで話しかける。 「あなたは……? それにマスターっていったい……」 「はい、それでは説明いたしましょう!」 待ってましたとばかりに、少女は説明を始める。 ここは梓が本来いるべき世界ではなく、聖杯戦争という殺し合いの舞台であること。 梓はその参加者として連れて来られたこと。 そして自分が、梓のパートナーとして召喚されたアサシンのサーヴァントであること。 「じゃああの悪魔みたいなのも、サーヴァントだったんですか?」 「いやあ、それにしては英霊が持っているであろう風格とかそういうものがありませんでした。 おそらくは、キャスターあたりが放った使い魔でしょう。 まったく、男なら拳一つで勝負せんかい、って話ですよ」 「はあ……」 梓は困惑する。うっすらとしか覚えていないが、アサシンは先ほど凶器を使っていなかったか。 自分は女だからいいという理屈か。それならそのキャスターとやらも女の可能性があるのではないか。 そこまで考えて、梓は「たぶん適当に言ってるだけなんだろうなあ」と思い直す。 「それで、マスター」 「あ、はい。なんでしょう」 「マスターには、聖杯に叶えてもらいたい願いはありますか?」 そう言われて、梓は考える。 願いがないといえば、嘘になる。 もっともっと、先輩たちとバンドを組んでいたかった。 だがそれは、単なる個人的なわがままだ。 そんな願いのために他者に迷惑をかけるわけにはいかないし、殺すなどもってのほかだ。 「いえ、特には……。元の世界にさえ帰れれば、それ以上は望みません」 「そうですか、それを聞いて安心しました」 「安心……?」 アサシンの言葉に、梓は首をかしげる。 先ほどの説明を聞く限り、マスターのモチベーションは高い方がサーヴァントにもありがたいはず。 それがなぜ、願いがないと聞いて安心するのか。 「実は今回の聖杯戦争、どうにもきな臭いんですよねえ。 普通の聖杯戦争ってのは毎回一人か二人は巻き込まれ枠がいますが、基本的には本人の意思で参加するものなんです。 マスターのように、強制的に連れて来られて参加させられるなんてあり得ないはずなんですよ。 ですから私は、この怪しい聖杯戦争をぶち壊してやろうと思って召喚に応じたんです」 「はあ……」 全てを一度に理解できたわけではないが、梓にはある程度アサシンの言いたいことが理解できた。 彼女は聖杯戦争の参加者ではあるが、真っ当に勝ち抜くつもりはないのだ。 だからマスターである自分が聖杯を望まないと聞いて、安心したということなのだろう。 「まあそういうわけですので、短い付き合いになるでしょうがよろしくお願いしますね、マスター」 「は、はい」 「心配せずとも、マスターの身の安全は私が全力で守りますので! 望まず戦いに巻き込まれた少女の護衛なんて、ラノベみたいで燃えますねえ! ああ、私はどこぞの脳みそ固形燃料女と違って同性愛者の気はありませんので、ご心配なく。 まあマスターは物語の主人公を張れるぐらいの美少女だとは思いますけどね。 あなたを失うとなればその世界にとって莫大な損失ですから、きっちり無傷でお返ししないと! 『MOE』は宇宙の合い言葉ですよ!」 「…………」 アサシンのマシンガントークを前にして、梓は沈黙する他なかった。 (この人……先輩たちとは別の意味で付き合うのが大変かも……) 【クラス】アサシン 【真名】ニャル子 【出典】這いよれ!ニャル子さん 【属性】混沌・中庸 【パラメーター】筋力:B 耐久:C 敏捷:B+ 魔力:B 幸運:B 宝具:A 【クラススキル】 ご都合主義な結界:A 「気配遮断」の代用スキル。 このスキルが発動している間、マスター以外の存在はアサシンを無力なNPCとしてしか認識できない。 戦闘が開始されると、このスキルは強制的に解除される。 【保有スキル】 邪神型宇宙人:A 「クトゥルー神話」という形で地球にその存在が伝えられた宇宙人の一族。 本質は神でなくとも、神という認識で見られるようになった存在。 対峙した相手にクトゥルー神話の知識があった時のみ、このスキルは同ランクの「神性」に変化する。 這いよる混沌:A 数多の姿を持つ存在。 上記の値を上限とし、自らのステータスを自在に変化させることができる。 アサシンは普段、一般人であるマスターに合わせステータスを下げることで魔力消費を抑えている。 クロックアップ:A 超高速移動能力。そのスピードは、英霊と言えども付いていくのは難しい。 生前はノーリスクでホイホイ使えたが、サーヴァントである現状では魔力消費が激しいため多用は厳しい。 サブカル知識:D+ 微妙に第4の壁を認識していることも手伝い、莫大なオタク知識がスキルとして昇華されたもの。 縁もゆかりもない英霊であっても創作物の登場人物として知っている可能性があり、低確率で真名を見破れる。 相手が「ヒーロー」であれば、その確率は上昇する。 加虐体質:B 戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。 攻めれば攻めるほど強くなるが、反面防御力が低下し、無意識のうちに逃走率も下がってしまう。 心眼(偽):C 直感・第六感による危険回避。虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。 視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『シャンタッくん』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:― 最大捕捉:― ニャル子の眷属である、馬の頭・こうもりの羽・鳥の足を持つ怪生物。 普段は愛玩動物レベルの大きさだが、真の姿に戻れば全長数メートルの巨体となる。 戦闘力はあまり高くないが、乗り物としては優秀。 ニャル子は「騎乗」のスキルを持たないが、シャンタッくんに関しては自在に乗りこなすことができる。 『燃える三眼(フルフォースフォーム)』 ランク:A 種別:対人宝具(自身) レンジ:― 最大捕捉:1人(自身) ニャルラトホテプ星人の最強形態。 おのれが「最強」と感じる姿に変身することによりテンションを上げ、最大限におのれの力を引き出す。 ニャル子の場合は、特撮ヒーローのような黒い鎧を纏った姿となる。 変身中は筋力、耐久、敏捷がそれぞれ1ランク上昇する。 【weapon】 ○名状しがたいバールのようなもの 邪神界隈ではメジャーな鈍器。 ニャル子のものはノーマルタイプで、特殊能力は無い。 ○冒涜的な手榴弾 ほぼ普通の手榴弾。 【人物背景】 クトゥルー神話における、ニャルラトホテプのモデルとなった宇宙人と同種族の一個体。 惑星保護機構のエージェントであり、地球人の少年・八坂真尋を守るため地球を訪れる。 その後も理由をつけて地球に居座り、様々な事件を解決した。 可憐な見た目とは裏腹に、性格は卑劣で好戦的。 また、地球の娯楽文化をこよなく愛するオタクでもある。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯戦争を破綻させる。手段は問わない。 【基本戦術、方針、運用法】 アサシンでありながら高いステータスと豊富なスキルを持ち、三騎士とも正面から渡り合える。 ただしそれは、あくまで全力を出した場合のこと。 一般人であるマスターの負担を考えれば、できればアサシンの基本である奇襲で余計な力を使わずに勝ちたい。 幸い不意打ち上等な性格なので、奇襲戦法も喜々としてこなしてくれるだろう。 【マスター】中野梓 【出典】けいおん! 【マスターとしての願い】 元の世界に帰る。 【weapon】 なし 【能力・技能】 アマチュアとしては充分にハイレベルなギター演奏。 【人物背景】 桜ヶ丘高校軽音楽部部員。担当楽器はギター。 入学直後の新歓で聞いた先輩たちの演奏に胸を打たれ、入部を決意する。 真面目な性格であるため当初は部の緩すぎる雰囲気に困惑していたが、徐々に適応していく。 今回は先輩たちの卒業後から参加させられている。 【方針】 生存優先。 候補作投下順 Back 海東大樹&バーサーカー Next 一ノ瀬晴&デストロイヤー
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/226.html
【2日目 某時刻】 【≪牙琉法律事務所≫】 褐色肌と銀髪の女が、法律事務所の窓から街を見下ろしていた。 見ようによっては、齢は十代くらいに見えるが、本来、肉体年齢としては成人に達している筈だった。 生前、『カナン』の名で呼ばれていたサーヴァント――『アサシン』。 それが、彼女だった。 好物のスティックシュガーを煙草のように咥えて、瞳に力を入れる。 そうすると、あらゆる感情が、彼女の瞳には視えるのだった。 窓の外を行きかう、サラリーマンも、女子高生も、客引きも……全てが何で出来ているのか。 彼女の眼が特殊というよりかは、彼女の『五感』全てが告げるのである。 両目に埋め込まれているのは、魔眼でも何でもない只の眼球でありながら、視界の外の情報や、数秒先の未来さえ視えてしまう。 それが彼女のサーヴァントとしての強みの一つだった。 「――」 “共感覚” それは、本来切り離されている筈の五感が全て繋がり、干渉し合う、特殊な能力だった。 現実には、数字の色が視えたり、音楽を聞けば情景がはっきりと浮かんだり……といった例が度々報告される。 芸術家や音楽家として名の知れた人間の中にも、この共感覚を持つ者は少なくない。 ただ、あくまで多くの共感覚者は、二つか三つの感覚を繋げているだけなのだが――アサシンは、五感全てを連結させる事を可能としていた。 それは、恐ろしいまでの情報処理能力であると言えた。 背後にいる人間が如何なる動きをしているのかさえ、彼女は、視覚以外の感覚で識り、補うようにして視覚に呼び起こす事が出来る。 常人が把握できないような情報も、彼女には容易く読み取る事が出来てしまうのだ。 この聖杯戦争においては、ここにいる誰が『紛い物』で、誰が『本物』なのかも、彼女は把握する事が出来た。 多少の集中が必要であったが、雑踏を行きかう人間の内に、『マスター』、あるいは、『サーヴァント』がいるとすれば、彼女はそれを看破出来るだろう。 あそこにいるのは似非の人間もどきだとか、ここにいるのが本当の人間だとか……。 アサシンのサーヴァントとしては、『マスター殺し』も行いやすい状況だ。 気配をかなり落とした別のアサシンでさえも、カナンは感知する事が出来るかもしれない。 それほど強力なのが、彼女の瞳だった。 「……駄目だ、マスター。ここにはいない」 ただ、問題がある。 ビルの一室を借りる形で経営されているこの場所だが、日本の街並みはそこまで見通しが良くないのだ。ビルの隣にはすぐビルがあるのが東京だった。 その上、人口が密集しすぎているばかりに、あまりに情報量が多すぎる。建物の内にも、多くの人間が通っている。 すぐに他のマスターを探し出す事は、彼女とて不可能であった。 以前、渋谷にも来た事があったが、それは友人の故郷だったという事情もある。友人を守らねばならないから、仕方なく日本で活動したのだ。 それもごく短期間の話で、遊びに行くくらいの目的しか持たないのが普通だった。 その時から思っていたが――本来、この日本という街は戦争向けに作られていない。 かつて、『鉄の闘争代理人』と呼ばれた傭兵でもあったカナンとしては、この東京で聖杯戦争などやらされるのは、全く不本意だ。 通常の英霊ならば、人的被害を及ぼさない方が難しい――そんな場所だった。 これはアサシン以外のサーヴァントも同条件だが、その全員がおそらく、大なり小なり息苦しさを感じるのではないかと思う。 事実、既に、『刺青のある男』という気になる人物に大量虐殺が行われている。 本来、おおっぴらに殺し合うべきではないサーヴァントたちが、これほど目立ってしまっているわけだ。 推察するに、それは戦争と何の関わりもないただの愉快犯的な殺戮にしか思えないが、早速、『聖杯戦争』としては綻びが見え始めている。 監督役や裁定者がいるならば、迅速に対応せねばならない事態だろう。 「そうでしたか。――いえ、言う通りに働いてくれてありがとうございます」 アサシンに返事をしたのは、彼女のマスターにあたる男だった。 この事務所の経営者でもあり、名の知れた弁護士でもある彼の名は――『牙琉霧人』。 気品のある金髪の縦ロールの髪型と、銀縁の眼鏡が、彼の能力に奇妙な説得力を持たせていた。 事実、今日の法曹界においては、「最高の弁護士」などとさえ謳われている。 今日は事務仕事が多い中で、アサシンは監視、霧人は本業という形で、時間を潰していた。 それ故に、霧人はアサシンの方を見向きもしない。 彼が話しながら見ているのは、いくつかの書類だった。 アサシンは、この男の事が別段好きでも無かったが、元々傭兵だった彼女は、好き嫌いで役目を買わない事は無かった。 この男が『聖杯を得ておきたい』と言ったのだから、アサシンは理由も聞かずにそれを受諾するしかできない。 それが、雇われて人を殺してきたアサシンのルールだった。 それ故、相手方のマスターがどんな人物なのか知るまでもなく、見つけ次第、弾丸をぶち込むしかない。 もし、アサシンを引き当てたのが別のマスターだったならば、その時は霧人に弾丸をぶち込んでいただろう。 「マスター、今日のニュースだが――」 「刺青のある男の話、ですか?」 「ああ。……何か少しでも情報があったら教えてほしい」 アサシンは、また何となく外を見ながら言った。 今は、視覚を切り替えて、普通の人間と何ら変わる事ない景色が見えるようにしている。 だから、今、アサシンの視界にあるのはただの雑踏だ。 それを見つめながら、少し面白がってもいた。 戦争の場所としては最悪だが、ただ人が集まっている場所としては、なかなか見ていて不思議な光景でもある。 「私には大した情報は入ってきませんよ。その手の情報が入りやすいのは検察官の方です」 「……そうか」 「まあ、一応、弟が検事ですが、もう疎遠ですからね。ここで会うつもりもありません。 ……いや、会ったとしても、彼が容易く情報を明け渡してくれる事もないでしょう」 アサシンは、霧人の方をちらりと見る。 彼の姿を見る時は、時としてアサシンも集中力を研ぎ澄まさねばならなかった。 それというのも、霧人には、時として、どす黒い『憎悪』の色が見えるのである。 今も、薄く黒い色が霧人に重なった。 それは、おそらく『弟』という言葉への憎しみ……。 彼の発する言葉や、微妙なしぐさから、アサシンは感情を読み通せた。 ただ、それを封じる術も霧人は知っているらしく、それがアサシンに不安を過らせる。 何としても隠し通しておきたい事が霧人にはあるらしい。 勿論、それを無視する術をアサシンは備えているのだが、この弁護士という職にある男に如何なる過去があるのかは少々気になった。 「――ただ、『刺青の男』は、やはり、サーヴァントと考えた方が良いという事ですかね」 「ああ。この街でそんな能動的な殺しを始めるのは、多分、魔術師やサーヴァントだけだ」 「なるほど。大がかりな事件がある割に、事件の件数も妙に少ないのは、そういう訳ですか」 「おそらくそうだ。感情のない人形は、傭兵や殺し屋でもない限り、『殺し』をしない」 「……」 「……ただ、気になるのはそんな事じゃないんだ。『刺青』という特徴が、少し気になる。――『男』ではないけど」 アサシンにとってそのニュースが目を引いたのは、ただ相手がサーヴァントだからという訳ではない。 刺青――それは、アサシンの左腕にも刻まれているのだが、同じく刺青が特徴の知り合いが一人いる。 その知り合いが、自分と同じく、この聖杯戦争に現界している可能性も否めないと思ったのである。 ただ、その人物が『女性』であるのが決定的な違いだ。 尤も、日本では少ないとしても、世界では刺青のある人間など珍しくも何ともない。 気にするだけ無駄だと思ったが、それでも、もしかすると、その人物がいる可能性も考えうるので、刺青のサーヴァントはアサシンの興味を引いている。 「わかりました。その事件の資料を、後で警察から受け取っておきましょう」 「出来るのか?」 「簡単な事ですよ。 事件の情報が勝手に入って来るのが検察、自ら得ようとしなければ情報を得られないのが弁護士……それだけの違いなんです」 「……なるほど」 「それに、私はこれでも警察関係者にも顔が利きますから」 霧人は、眼鏡の奥で不気味に笑って、そう云った。 何か妙な含みのある言い方で、それは、霧人の裏の顔をアサシンに確信させるに充分であった。 それは、サーヴァントにとっては、何の関係もない話かもしれないが――。 【クラス】 アサシン 【真名】 カナン@CANAAN 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力D 耐久E 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:B 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【固有スキル】 共感覚:A+ 本来独立している筈の『五感』が全て同時に機能している、アサシンの特異体質。 文字に色がついていたり、音が形として見えたり、人間の感情を察知したりといった事が可能。 その為、『気配感知』や『千里眼』のスキルも、このスキルに内包する。 更に、アサシンは予知に近い数秒未来の出来事までこのスキルで読む事が出来る。 仕切り直し:A 戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。 心眼(偽):C 直感・第六感による危険回避。 虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『鉄の闘争代行人(テツノトウソウダイコウニン)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1~100人 ウーアウイルスによって人為的に齎されたアサシンの驚異的な身体能力や共感覚と、これによる闘争活動から得たアサシンの戦場での逸話。 自身の『共感覚』をフル稼働させる事により、一帯の戦闘区域や敵の位置を完全把握する事が出来、それにより、全く土地勘のない場所でも地形を余す事なく生かした戦闘が可能となる。 その為、アサシンがこの宝具を用いて戦闘を開始した瞬間、初見の区域であっても、アサシンはその場で多角的な『先読み』が出来るようになり、殆ど直感で周囲を最適かつ自在に移動する。 一見すると彼女の視界に入っていない物体や事象も、彼女は嗅覚や聴覚からそれを把握し、その場全ての配置や動きをほぼ完璧に読み取り、脳内で瞬時に処理し、判断する。 また、アサシンの身体能力や戦場における知性そのものが異常に高く、その場にある武器の最適な使い方を共感覚を用いずとも理解し、駆使できる。 まさしく、五感全てが連結した共感覚と、身体能力や情報処理能力などが全て詰め込まれた、完全なる戦闘倫理。逃走の際にも用いる事が出来る。 ただし、「殺意を消す」、「気配を消す」、「感情を心の奥底に閉じ込められる」といった相手や、過度の感覚妨害は苦手とし、そうした相手には宝具を用いる事が苦手となる。 【Weapon】 『ベレッタPx4ストーム』 『ナイフ』 【人物背景】 鉄の闘争代行人と呼ばれるフリーランスの傭兵。 かつてウーア・ウィルスで全滅した中東の村の生き残りであり、抗ウィルス剤なしで症状を耐えきった初めての人物。 その結果、元々持っていた『共感覚』が大幅に強化され、五感を全て同時に使用する事ができる。 NGOの夏目に依頼され宿敵、アルファルド・アル・シュヤが率いる組織「蛇」との戦いに臨む。 以前、中東で出会った大沢マリアという女性に深い友情を感じている。 【サーヴァントとしての願い】 なし。 単なる雇われの戦争屋のようなもの。 【方針】 マスターの為に聖杯を得る方針。 まずは、他のマスターを探索する事と、『刺青の男』の調査を行いたい。 霧人に対しては不信感も大きいが、自分は雇われたものとして、感情が許す限り任務を全うする。 【マスター】 牙琉霧人@逆転裁判4 【マスターとしての願い】 聖杯の獲得。 【weapon】 なし 【能力・技能】 「法曹界でもっともクールな弁護士」、「現在の法曹界で最高の弁護士」などと言われる天才的な弁護士になれる実力があるらしい。 念動力で証人が捨てた物を浮かせたり、髪の毛を逆立てたりといった事が可能。 ポエムを詠む事ができる。 あんまり出てこない「黒いサイコロック」を発動する事も可能。 【人物背景】 32歳。職業は弁護士。 「法曹界でもっともクールな弁護士」、「現在の法曹界で最高の弁護士」などと言われる天才的な弁護士であり、主人公・王泥喜法介の師匠でもある。 また、歴代シリーズの主人公である成歩堂龍一の親友でもあり、牙琉響也の兄でもある。 優雅な立ち振る舞いで一見すると冷静だが、実はプライドが高く、自身のプライドが傷つけられると根に持つ模様。 その為、「逆転裁判4」においては、「プライドが傷つけられた」と短絡的な動機で他人を殺した後、「法の抜け穴」を利用して他者を欺いてきた。 しかし、最後には、弟子や親友や弟の突き付けた真実と、大衆の民意に敗北する。 作中最終回での逮捕後は、おそらく死刑判決を受ける可能性が高く、実質的には死刑待ち状態からの参戦。 【方針】 聖杯狙い。 聖杯によって、自らに課された罪を消し去り、自身の刑を回避する。 ただし、自身の内面は厳重に秘匿しておき、サーヴァントにも目的を隠したまま聖杯戦争に臨む。 仕事をこなしつつ、『刺青の男』の調査も行っておきたい。 【備考】 この世界では、牙琉弁護士事務所で一人で働いています。 また、霧人の感情はカナンにも見えづらいようです(「黒いサイコ・ロック」などを発動できる影響)。 候補作投下順 Back このロクでもない戦争から生還を! Next 魂の彷徨
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/134.html
それは赤であり。 それは紅であり。 それは朱であった。 真っ赤な髪に否妻のような髪飾り。 極上のプロポーションを包むのはワインレッドの高級そうなスーツである。 燃えるような真紅の瞳はサングラスに隠れているが、その目つきは非常に悪い。 それでもなおその美貌はまったく損なわれることのない。 まるで人間の完成系のような女だった。 それは赤き征裁。 それは死色の真紅。 それは人類最強の請負人。 数多の異名を持つそれは、相川潤という存在である。 彼女は今、自らと同じく赤い男と対峙していた。 それは黒コートを着込んだ、真っ赤なくせ毛の青年だった。 「おめでとうマスター。俺を引いた以上あんたの優勝は確定だ」 現れたサーヴァントの第一声がこれだった。 これにはさすがの相川も少し呆気にとられた。 「ずいぶんと自信満々じゃねぇの」 「当然だ、何故なら世界は俺のモノだからな。俺の敗北はあり得ない。勝利は確定しているようなものだ」 そう当たり前の事を告げるように言うサーヴァントは冗談を言っている風ではない、 ここまで来ると、それはもう自信を通り越して妄言の領域である。 「ま、そういうのも嫌いじゃないがね。それよか、まずは名乗れよサーヴァント」 「おっと、失礼した。俺はフェリックス・ウォーケンだ。クラスは、」 「アサシンだろ。そんだけ血の匂いさせてりゃ嫌でもわかるぜ」 「そうか? これでもその辺は気を使ってるんだが」 アサシンはすんすんと自らの衣服を嗅ぐ。 それは相川でなければ気が付かないような僅かな機微だが。 相川からしてみれば、殺し名連中と比較しても遜色のないレベルの血の匂いを感じる。 何でもないような顔をしているが、それほどに目の前の男は闇が深い。 「まあ任せておけ。俺があんたを勝利を請け負ってやる。あんたは大船にでも乗ったつもりでいればいい」 「は。バカ野郎。請け負うのはあたしの仕事だ。 お前があたしを勝たせるんじゃなくて、あたしがお前を勝たせてやるんだよ」 挑発的な相川の言葉にアサシンは肩を竦めつつもニヤリと笑う。 「言うね、さすがは俺のマスター。 そういえば、俺だけ名乗って、まだそっちの名前は聞いてないんだが」 「哀川潤だ。マスターでも潤でも好きに呼んでいい。 ただし苗字では呼ぶな、あたしを苗字で呼ぶのは敵だけだ」 聖杯戦争の舞台にて、二人の赤き最強が交わる。 【名前】 哀川潤 【出典】 戯言シリーズ 【サーヴァント】 アサシン 【参加方法】 適当な依頼でなんか手に入れた。 【人物背景】 人類最強の請負人。 西東天・架城明楽・藍川純哉ら3人の父親によって、「因果を崩壊させる存在」として作り上げられた人間。 「炎上するビルの40階から飛び降りても無傷だった」「ソウドオフ・ショットガンの零距離射撃を腹筋に食らっても生き残った」「千人の仙人相手に勝った」「哀川潤の踏み込んだ建物は例外なく崩壊する」などの数々の武勇伝・伝説を持つ。 マンガが大好きで、趣味で漫画のベタ甘に褒める感想ブログを書いている。 王道な話が好き。推理小説は嫌い。ハッピーエンド至上主義者。 とにかく赤色が好きで、服が赤くないと通常の三分の一の力しか発揮できないらしい。 【weapon】 なし 【能力・技能】 特技は錠開け、声帯模写、読心術。 武勇伝にある通り人類最強にふさわしいスペックを誇る。 だが、大抵の戦いでは力押し、かつ自分の力に制約をかけ相手の土俵で戦うことを好む。 敵に敗れることも少なからずあるが、一度戦ったことがある相手には決して負けない。 殆ど弱点のない人物だが、身内に甘いのが弱点である。 【願い】 特になし。勝つこと自体が目的。 【クラス】 アサシン 【真名】 クレア・スタンフィールド 【出典】 バッカーノ! 【マスター】 哀川潤 【属性】 中立・善 【ステータス】 筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:E 幸運:A+ 宝具:C 【weapon】 なし 【クラススキル】 気配遮断:C サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【固有スキル】 心眼(極):A 他を寄せ付けぬほどの天性の才能を、弛まぬ鍛錬と度重なる実践経験により磨いた直観力。 その精度は未来予知を通り越して、戦況を己の思い通り進めることのできる未来確定の領域である。 サーカス:A どのような特殊な環境でも戦闘が可能となるスキル。 また、どれほど体制が崩れてもパラメータが保持される。 勇猛:A 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。 また、格闘ダメージを向上させる効果もある。 千里眼:C 非常に優れた視力と動体視力。 敵の瞳に映った光景から周囲の状況を把握できるほど。 【宝具】 『線路の影をなぞる者(レイル・トレーサー)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人 返り血を浴びることで発動する。 見たものに恐怖などの精神効果を与え、高い確率で先制攻撃を取れるようになる。 また、真名を秘匿する効果がある。 【人物背景】 世界最強の殺し屋。 殺しをした後の現場には大量の血がぶちまけられている事から『葡萄酒(ヴィーノ)』と呼ばれ恐れられている。 普段は車掌として働いており、その職業を利用しアメリカ全土で殺し屋の仕事を行ってきた。 1931年のフライング・プッシーフット号の事件で戸籍上死亡してしまったため、フェリックス・ウォーケンという殺し屋から戸籍を買い取った。 元はサーカス団員であり、超人的な身体能力はここで築き上げられた。 その強さを得るために弛まぬ努力を続けてきた自負があるため、己の強さを『才能』の一言で片づけられるのを嫌っている。 また、世界は己の物であり、世界は自分を中心に動くと本気で考えている。 【願い】 100を超えるまで生き大往生したが、妻のシャーネを一人残すのは嫌なので第二の生を送る。 【基本戦術、方針、運用法】 宝具などで奇をてらうのではなく、純粋にスッペクで戦っていくアサシン。 素手を基本としているが、暗殺者らしく不意打ちや騙し討ち、武器の使用を一切躊躇わない。 戦闘法は基本的にはマスターの意向に従う。
https://w.atwiki.jp/hshorizonl/pages/24.html
『本日午後六時ごろ、都内の一軒家にて火災が発生しました。 その火災で住人である会社員、野崎和夫氏と、妻の主婦、花菜氏が死亡。 次女の小学生祥子ちゃんが、火傷による重傷を負い、都内の病院へと緊急搬送されました』 聖杯戦争の舞台である模倣東京にて、TVからニュースが流れる。 それは内容こそ痛ましいものの、被害者の名前に覚えがなければ聞き流してしまいそうな程ありふれた話だ。 『近隣の住人曰く、火がいきなりついたとの証言がいくつもあり、 更に取材の結果、火元は家の外壁であることが判明しました。 警察はこれらの証言と火元から、放火とみて捜査を進める模様です』 だが続きが流れれば、住人は恐れをなす。 もしや次は我が身ではないかと、いつの間にか知人の誰かが被害に遭うのではないかと。 『また、火事の際外出していたことで難を逃れた長女、春花氏には、警察が被害者に何らかのトラブルが無かったかなどを――』 ◆ 野崎家放火のニュースから数日後。 時は深夜、都内の病院。 ここには、ニュースにて名前が知れ渡った野崎祥子が入院している。 病室は個室で、彼女の意識はなく、予断を許さない為に面会謝絶となっている。 「ふん」 だがここに祥子以外に、一人の男がいた。 顔は端正であるものの、祥子とは似ても似つかない。 冷酷で鋭い眼つきにペイズリー柄のシャツと黒いジャケットが、医療従事者とも思わせない。 彼女の親族ではない。病院の関係者でもない。では何者か。 「私のマスターは、今日も生き長らえているようだな」 彼は、この東京で行われている聖杯戦争のサーヴァントである。 クラスはアサシン。真名は鬼舞辻無惨。 とある世界において、平安時代から大正時代までの千年間、日本の裏側において数多の被害を出し続けた鬼と呼ばれる怪物の始祖だ。 そしてマスターは、ここで重傷患者として入院している野崎祥子である。 彼女は本来の世界において、今の状態になってから聖杯戦争に巻き込まれた。 その辻褄合わせの為にNPCである彼女の両親は本来と同じように死亡した。 ここで何の因果か、彼女の姉である春花だけは助かったが、これは本来の世界と合わせた結果なのか、それとも単なる偶然なのか、それを知るものはいない。 そして祥子は知ろうと考えることもできず、彼女のサーヴァントであるアサシンは興味すらない。 それどころか、アサシンは祥子の生死すらどうでも良かった。 アサシン、鬼舞辻無惨には人間を自身と同じ鬼に変える力がある。 彼の血を人間に与えることで、人間は鬼へと変化するのだ。 そして鬼になれば、どれほどの傷であろうと、あっという間に治ってしまう。 つまり祥子の傷を治すこと自体は容易いのだ。 しかしアサシンはそれをしない。 なぜなら、鬼になれば目立つからだ。 鬼はごく一部の例外を除き、人間に対し強烈な食欲を覚える。 祥子がその例外になる保証などなく、仮になったとしても、一夜で重傷が治ればたちまち取材が殺到するだろう。 サーヴァントには召喚された際、聖杯から現代知識が与えられる。 これにより、日本人以外のサーヴァントであっても日本語が使えたり、生前との違いを理解できたりするのだ。 その現代知識の中にはインターネットに関するものもあり、アサシンは何か目立つようなことがあれば、あっと言う間に自分達の情報が拡散されると認識していた。 そしてアサシンは、自身の情報が拡散されることを酷く恐れている。 故に、彼は祥子を助けない。 仮に祥子が死亡しても、アサシンは単独行動というスキルを所持している。 本来、サーヴァントはマスターなくして現界できない。 だがこのスキルがあれば、ランクによって期間は異なれどマスターなしで現世に留まれる。 なので、最悪はマスターを見殺しにして違うマスターを見繕うという手も取れる。 今の所、代わりになりそうなマスターは見つかっていないので、あまり切り捨てるつもりはないが。 それに、アサシンは今のマスターを悪く思ってはいなかった。 彼は目的の為なら頭を下げることも、弱者とみられることにも抵抗はない。 だがその実酷く感情的で独善的で、よほどのことがない限り自身を省みないタイプだ。 故に、余計なことが一切できないマスターはアサシンとしては悪くない。仮に存在が足を引っ張るなら、その時は切り捨てればいいだけのこと。 「無惨様」 そこに、病室の窓から一人の男が入ってきた。 彼は、アサシンが鬼に変えたNPCの内一人である。 アサシンは祥子を鬼にするつもりは一切ないが、だからといって他の誰かを鬼にしないつもりもない。 アサシンはインターネットの情報拡散を警戒しつつ、自身もそれを使えないかと考えていた。 しかし彼はサーヴァントであるが故ネットに繋がるものは所持しておらず、マスターである祥子は家が焼けたせいか同様に所持していなかった。 そこで、彼は町を歩いている適当なNPCの男達を鬼に変え、ネットに繋がるスマホを奪い取ったついでに、鬼にした男達に情報収集を命じていた。 「聖杯戦争のマスターを一人、発見いたしました」 「そうか。ならばさっさと、ネットで情報をばらまいて他のサーヴァント達に始末させろ。 無論、我らが聖杯戦争に関わる存在だと分からないようにな」 「はっ」 敵を一人発見した報告をする部下に対し、アサシンは次の指示を下す。 アサシンはよほどのことがない限り表に出たがらない。 臆病者と言われようと、卑怯者と憎まれようとも。 日向には出られない二人の聖杯戦争は、まだ始まったばかり。 【クラス】 アサシン 【真名】 鬼舞辻無惨@鬼滅の刃 【パラメーター】 筋力B+ 耐久A 敏捷C 魔力D 幸運C 宝具A 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:A 本来は自身の気配を消すスキル。 だが無惨の場合は攻撃態勢に移らない限り自身がサーヴァントであることと、鬼であることを隠すスキルとなっている。 【保有スキル】 鬼:A+ 平安時代に一人の医者によって生まれた、人喰いの怪物。 強靭な肉体や特殊な能力を持つが、日光に弱く、浴びると消滅する。 また、同ランクの戦闘続行と、Dランクの怪力の効果も有する。 彼は鬼の始祖なので最高峰のランクだが、上には日光を克服した二匹の鬼が控えているので頂点ではない。 仕切り直し:A++ 戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。機を捉え、あるいは作り出す。 また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。 自身より圧倒的に格上の、神仏の寵愛を一身に受けた日輪の剣士から逃走を成功させた逸話が昇華されたもの。 単独行動:B マスターとの繋がりを解除しても長時間現界していられる能力。Bランクなら2日は現界可能。 無惨の心に他人は必要ない。 カリスマ:E カリスマ性の高さを示す能力。 無惨は心が歪んでいる、もしくは空っぽの相手にのみカリスマ性を発揮する。 【宝具】 『鬼の始祖。鬼舞辻無惨』 ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:1 アサシン、鬼舞辻無惨自身の肉体。 鬼の始祖である彼は1000年の時を生きたため、彼自身が神秘を持ち宝具と化している。 彼は鬼の中でも特に多彩な能力を持つ。 気配から変えるレベルの変身を長時間保つ、自身の血を人間に与えることで鬼へと変化させる、 九千年無補給でも戦い続けられる、自身の部下と距離に関係なく連絡が取れる、など。 また、彼が作り出した鬼は須らく彼の呪いを受け、彼の名前を人間の前で口に出すと死亡する。 『受け継いでくれ。私の想いを』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:??? 最大捕捉:1 無惨の消滅時、彼から一番近くにいるマスターもしくはサーヴァントが対象となる宝具。 この宝具の対象となった者は無条件でBランク以上の鬼となり、同時にBランクの狂化スキルも無条件で与えられ周囲にいる存在を襲い始める。 なお、鬼のBランク以上というのは対象の鬼としての素質によって変わり、最低でBランクであり、最高峰ならA+++ランクの場合も存在する。 無惨が生前、死亡する前に鬼としての力と自身の想いを、敵である一人の少年に無理矢理託した逸話から生まれた宝具。 その少年は人の想いによって人間に戻れたが、この聖杯戦争内でどうなるかは誰にも分からない。 【weapon】 『鬼の始祖。鬼舞辻無惨』 【人物背景】 平安時代、とある医者によって鬼にされた男。 生きることにのみ固執する生命体。 最後には受け継がれた人の想いによってその命を絶たれた。 【サーヴァントとしての願い】 太陽を克服し、現世に蘇る。 【基本戦術、方針、運用法】 マスターの意識がないため、無惨主導で聖杯戦争に臨んでいる。 基本的には、他のサーヴァントを潰し合わせたり、アサシンらしく不意討ちやだまし討ちなど、手段を選ぶつもりはない。 【備考】 NPCが数人ほど鬼@鬼滅の刃 となっています。 鬼になったNPCからスマホを一台奪い、所有しています。使い方も覚えました。 【マスター】 野崎祥子@ミスミソウ 【マスターとしての願い】 ??? 【weapon】 なし 【能力・技能】 なし 【人物背景】 父親の転勤で田舎に引っ越してきた、東京出身の小学生。 だが姉の受けているイジメの余波で家が放火され、大火傷を負い現在は意識不明の重体。 【方針】 なし。そもそも意識不明なため、聖杯戦争自体を把握していない。 【備考】 参戦時期は1巻、放火された家から助け出された後。 現在は大火傷に意識不明の状態で、会場内の病院に入院しています。
https://w.atwiki.jp/elsnotenbin/pages/126.html
覚える魔法 1 キュア 1 キュアリス 14 フィスト 24 サイコマ 32 プロテマ 変化魔法 血…キュア→クリア 月…キュアリス→クリア 黒…フィスト→フィストⅡ 金…サイコマ→サイキック 追加魔法 ① 36 闘拳烈波 ② 36 冥界誘導波 ③ 40 ダークレイン ④ 63 魔界の闇鑓 魔法耐性 火…0 水…+1 光…-2 闇…+2 猛毒…A 電撃…B+ 封印…D+ 地震…D+ 射抜…C+ 砲銃…E+ 呪殺…B+ レア度…A 成長速度…普通(11) 能力成長…早熟 入手方法 アサシンを宝玉合成する No.151~200に戻る 主人公、モンスターに戻る
https://w.atwiki.jp/winterfate/pages/23.html
主従の出会いは、都市部の路地裏だった。 鼠が這い回り、塵が散乱する薄汚れた路地裏の壁を背に、少女は踞るように座っていた。 少女は粗末なワンピースを身に纏い、衣服を纏わぬ手足や顔には痛ましい傷痕が残されており。 どこか不安げで、怯えるような表情を浮かべ、目の前に立つ男を見上げいた。 「小娘」 少女の前に立つ一人の男が、声を掛ける。 百日鬘を思わせる髪型に、派手な和服―――――端から見れば時代錯誤とさえ言える。 そんな男が、少女の目の前に立っている 和服の男はその場で屈み、少女の右手を強引に掴んだ。 びくりと震えた少女を意にも介さず、男は右手の甲に刻まれた『紋章』を見つける。 やはりか、と当たりを付けたように男は頷き。 少女へと不敵な笑みを見せ、言葉を掛けた。 「おめえが、俺の主(マスター)だな」 浮浪者の少女、シルヴィは目の前の男の言葉に困惑する。 マスター―――――つまり、自分がこの男性の主人だというのだ。 何を言っているのか、と普段ならば困惑する他なかっただろう。 だが、今のシルヴィには理解が出来た。 『聖杯戦争』の参加者として呼び寄せられたシルヴィには、その言葉の意味が分かった。 「サーヴァント……?」 「その通り、俺がおめえの従者(サーヴァント)だ。暗殺者(アサシン)とでも呼べ」 ◆ 新都のとある路地裏近くの廃ビル内。 少女は覚束無い足取りで、壁際の床に座り込む。 この建造物は老朽化が進んだことで解体が決定し、一週間程後から解体工事が始まることが決定している。 今は誰も人がおらず、浮浪者である彼女が一時的に身を隠すにはうってつけの場所だった。 「さて、此処ならばゆるりと話も出来る」 アサシンは周囲の魔力の気配を探った後、壁際に座り込むシルヴィの方へと目を向ける。 俯き気味に床を見つめていたシルヴィだったが、アサシンが口を開いたことに気付いてすぐに彼の方へと視線を向ける。 アサシンは自らのマスターに歩み寄りつつ、彼女を品定めするように目を細めて見つめる。 このような幼子まで参加するとは思いもしなかった。 歳は見たところ、十代前半といった所。 見てくれは明らかに浮浪者。 しかしその様子からして、明らかに『慣れている』。 路地裏で鼠同然の生活を送るという斯様な境遇に置かれながら、余りにも落ち着いている。 この聖杯戦争に呼び寄せられる前からろくな環境で育ってこなかったのだろう。 それに、主の素肌には数多の古傷が存在している。 乙女の命とも言える顔にさえ火傷らしき痕が残っているのだ。 恐らくは『悪趣味な愛玩』用の奴隷か。 生前より数多の弱者を目にしてきたアサシンは、その観察眼でシルヴィという主を見極める。 「名は何と言う」 「シルヴィと言います」 「成る程。で、お前は聖杯戦争に招かれた。 ならば願いの一つや二つ、持っているんだろう」 「………解りません」 少しの沈黙の後に、シルヴィはぽつりと呟いた。 その答えにアサシンが表情を顰める。 「解らない?」 「願いと言われましても……私には、思いつきません。 聖杯というものはアサシンさんが好きに使って下さい」 シルヴィはいとも簡単にそう答えた。 アサシンは仏頂面で彼女を見下ろす。 この少女は、自らが奇跡を手にする権利をいとも容易く手放した。 奇跡に縋りたくないと言う信念や矜持があるから―――――といった風にはとても見えない。 少女は「願いが思いつかない」といった一言で、自らの権利をアサシンにあっさりと譲ったのだ。 まるで空っぽな人形だと、アサシンは思う。 無言で見下ろしてくるアサシンに対し、シルヴィは何処か怯えるように彼を見上げる。 従者であるアサシンの顔色を伺うように、彼女はまじまじと見つめていた。 「あの、私、何か失礼なことを言って……」 「おどおど、おどおどと。いつまでそんな面をしてる」 「……すみません」 どこか痺れを切らしたように、アサシンが言った。 主であるシルヴィはびくりと震え、僅かに言葉を詰まらせる。 そのままアサシンに向けて自分の非礼を謝った。 しかし、再び顔を上げたシルヴィの表情は――――変わらず。 真顔でいるつもりなのかもしれないが、彼女の表情は相変わらず他人の顔色を伺うような様子であり。 そのまま彼女は、どこか困った様子で呟く。 「あと、主なんて……私には向いていないと思います。 だから、アサシンさんが私の主になって下さっても構いません」 「何故だ?」 「私は、奴隷ですから」 シルヴィがぽつりとそう言った。 自分は奴隷であり、誰かを使うことなんて向いていない。 そう告げたのだ。 彼女自身が語る通り、シルヴィは奴隷だった。 実の両親の顔は覚えていないし、どこで生まれたのかもしれない。 物心ついた頃には『ご主人様』の家で買われていたのだから。 彼はシルヴィに対し、日常的に虐待を行ってきた。 ある時は執拗に鞭で嬲り。 ある時は顔を焼き。 ある時は血を吐く程の暴力を振るい。 そんな日々が何日も、何週間も、何ヶ月も、何年も続いた。 『ご主人様』は彼女に何度も言い付けた。 お前の命は虐げられるためにある。 痛みで悲鳴を上げる玩具として私を楽しませることに価値がある。 モノとして使われることがお前にとっての幸せなんだよ、と。 『ご主人様』からの虐待の日々は、彼女の精神を摩耗させた。 自分は奴隷であり、虐げられる存在なのだと。 高望みが出来る身分ではないし、誰かに使われることがせめてもの幸せなのだと。 シルヴィはそう考えた。自らの境遇に絶望し、完全に諦観した。 『ご主人様』が不慮の事故で逝ってからも、その意識は呪いのように解けることがなかった。 そしてシルヴィは、アサシンへ更に言葉を続ける。 「私は、誰かに使われてこそ価値があるって、前のご主人様が仰ってました。 私がアサシンさんを使うよりも、アサシンさんに使われる方が……その、私には相応しいと思います。 なので、好きにして下さい。出来る限りの仕事は、しますから――――――」 「成る程、負け犬だな」 己の身の丈を卑下するかのように、シルヴィは黙々と語り続けた。 しかしアサシンは彼女の言葉を遮り、鼻で笑いながら言った。 「憎いと思ったことはあるか?」 唐突に、アサシンがそう問い掛ける。 え?とシルヴィはアサシンをきょとんと見つめた。 「おめえのその傷は『前のご主人様』とやらに刻み付けられたもんだろう。 それに己を卑下し続けるお前の性格……随分と『犬』として立派に調教されている様じゃあねえか。 痛めつけられ、苦しめられ、虐げられ、怒りが込み上げたことはないのか。 『何故己はこのような理不尽を身に受けねばならぬ。己に何の罪がある。何故主は私に虫螻同然の価値を与える』。 そう思ったことはねえか。恨めしくは思わなかったか」 アサシンは疑問を投げ掛けた。 シルヴィの肉体に刻まれた痛々しい傷、そして怯えながら他人の顔色を伺い続ける態度。 その様子から見て彼女が悲惨な境遇の持ち主であるということは理解できる。 しかし、だというのに。 何故彼女は「奇跡」を前に怯え続けている。 長年の怨念を晴らそうとか、巨万の富を得たいとか。 何故そういった欲望をちらつかせようとしない。 まるで負け犬であることを運命づけられた人形のようなシルヴィを見て、そう思ったのだ。 対するシルヴィは―――――アサシンの問い掛けに、ただ困惑するだけだった。 何を答えればいいのか、どう思えばいいのか、解らずに戸惑っていた。 まるで勉学を受けたことのない子供が唐突に読み書きの問題を出されたかのように。 武芸を知らぬ農民が唐突に刀を渡され、演舞を披露しろとでも言われたかのように。 少女はその場でおどおどと困ったような表情を浮かべていた。 「えと………その…………」 シルヴィはただただ困惑し、アサシンを上目遣いで見つめる。 そんな少女の様子を見て彼は確信した。 この小娘は枯れている、と。 性根まで負け犬なのだ、と。 主は最早己の欲望や感情すら忘れ去ってしまったのだと理解する。 自分は虐げられて当然であり、恵まれないのが運命なのだと諦観している。 幸せになる価値などないし、誰かの奴隷として生きるのが当たり前なのだと考えている。 それ故に己の『怒り』も『欲望』も自覚できなくなっている。 それがこのシルヴィという少女なのだと、アサシンは理解した。 「まあ、いい。おめえがどう思っているかは、いずれまた聞くとしよう。 ともかくだ―――――――」 フンと鼻で笑うようにシルヴィを見下す。 その眼差しには侮蔑と哀れみの感情が浮かんでいる。 枯れてしまった目の前の少女を無様に思い、心中で嘲笑う。 だが、それと同時に。 アサシンの口元には、不敵な笑みが浮かんでいた。 「俺はかの宝物を盗む。奇跡の願望器、『聖杯』をな」 どこからか取り出した煙管を吹かしながら、アサシンは堂々とそう宣言する。 聖杯を得る――――ではなく、『盗む』。 その言い回しにどういった意味があるのか、シルヴィには分からない。 だが、アサシンにとっては聖杯を勝ち取ることは『得る』ことではない。 古今東西の英雄を差し置いて、自分のような悪党が聖杯を手にする。 これを『盗んだ』と言わずして何と言うのか。 「アサシンさんには、何か願いが……?」 「ない」 「え?」 「盗んだら、おめえにやる」 「……え?」 ふとした好奇心でシルヴィが聞いてみたのだが。 アサシンからは予想外の答えが返ってきた。 願いは無いし、聖杯を手に入れたらシルヴィに寄越すという。 呆気に取られ、きょとんとしたような表情のままシルヴィはアサシンを見つめる。 シルヴィはマスターであり、聖杯戦争の『知識』が既に頭の中に入っている。 聖杯はあらゆる祈りを自在に叶える力を持っている。 マスターのみならず、サーヴァントもまたその聖杯を求める。 自らの願いを叶える為に。己の祈りを実現する為に。 その為に参加者達は殺し合うのだと、認識していた。 だからこそ、アサシンが初っぱなから聖杯の所有権を放棄することを予想できなかった。 「俺の興味は『宝』を『盗む』ことだけにある。 価値ある宝を盗むことが俺にとって極上の楽しみよ。 一度盗むことに成功すれば、最早それに興味は無い。生きる為に盗む金は別だがな。 かつても数多の宝を盗んできたが、殆どは阿呆共にくれてやったわ」 アサシンは、『宝』を盗むことを楽しんでいた。 彼は生前からそういった気質の悪党だった。 富を独占する権力者を相手取り、彼らの財宝を奪い取る。 アサシンはその行為自体に快楽を見出していた。 故に宝そのものには強い関心を持たぬ。 彼は自身の生計に必要な金以外は全て、適当な連中に盗んだものを寄越してやる。 その在り方は聖杯戦争に於いても変わらなかった。 同時に、彼自身がシルヴィにも興味を持っていたが為に。 彼は、シルヴィに聖杯を託すことを望んだのだ。 「おめえの好きに使え。おめえの望みを叶えてみろ。 勝てばお前は『奴隷』として在り続ける必要も無い。 金、物、地位、愛―――――――或いは現世への復讐。全てがおめえの思うがままよ」 にやりと、アサシンが笑みを見せた。 己の中の『悪徳』を曝け出すように、主へと囁いた。 そんな従者の言葉に、シルヴィはただ無言で唖然とするしかなかった。 勝てば、何もかも手に入る。 奴隷である自分であっても、あらゆる願望が叶う。 そして。 ―――――憎いと思ったことはあるか? 先程のアサシンの言葉が、脳裏を過った。 自分を痛めつけた主人を憎いとは思わなかったか。 己に降り掛かる理不尽に憤ったことはないのか。 こんな境遇を呪ったことはないのか。 それらに対する報復も、聖杯があれば行うことが出来る。 アサシンはそう囁いたのだ。 だが、シルヴィは答えを出せなかった。 自分が自分の境遇を憎んでいるのかさえ、彼女には解らなかった。 奴隷としての意識を刷り込まれた彼女は、何も言えなかった。 自分は、憎んでいるのだろうか。 それとも、このままでいいと思っているのだろうか。 解らない。解らない。解らない―――――― シルヴィの胸中に、複雑な感情が浮かび上がる。 そのまま彼女は両足を抱え、顔を埋めた。 「……答えはいずれ聞く。俺は偵察ついでに、現世の景色でも眺めに行く。 ま、これだけは言っておくぜ。俺は、おめえの『願い』に期待しているんだ」 そう言って、アサシンは瞬時にその場から姿を消した。 あ、とシルヴィはぽかんとした様子でアサシンが消えてしまった地点を見つめる。 そして、すぐに沈黙が訪れた。 ―――――聖杯戦争。願望器。マスター。サーヴァント。奴隷。憎しみ。 数多の言葉が、シルヴィの中で渦巻く。 そのまま彼女は、その場で静かに踞り続けた。 ◆ 願いは無いし、聖杯を手に入れたらシルヴィに寄越すという。 呆気に取られ、きょとんとしたような表情のままシルヴィはアサシンを見つめる。 シルヴィはマスターであり、聖杯戦争の『知識』が既に頭の中に入っている。 聖杯はあらゆる祈りを自在に叶える力を持っている。 マスターのみならず、サーヴァントもまたその聖杯を求める。 自らの願いを叶える為に。己の祈りを実現する為に。 その為に参加者達は殺し合うのだと、認識していた。 だからこそ、アサシンが初っぱなから聖杯の所有権を放棄することを予想できなかった。 「俺の興味は『宝』を『盗む』ことだけにある。 価値ある宝を盗むことが俺にとって極上の楽しみよ。 一度盗むことに成功すれば、最早それに興味は無い。生きる為に盗む金は別だがな。 かつても数多の宝を盗んできたが、殆どは阿呆共にくれてやったわ」 アサシンは、『宝』を盗むことを楽しんでいた。 彼は生前からそういった気質の悪党だった。 富を独占する権力者を相手取り、彼らの財宝を奪い取る。 アサシンはその行為自体に快楽を見出していた。 故に宝そのものには強い関心を持たぬ。 彼は自身の生計に必要な金以外は全て、適当な連中に盗んだものを寄越してやる。 その在り方は聖杯戦争に於いても変わらなかった。 同時に、彼自身がシルヴィにも興味を持っていたが為に。 彼は、シルヴィに聖杯を託すことを望んだのだ。 「おめえの好きに使え。おめえの望みを叶えてみろ。 勝てばお前は『奴隷』として在り続ける必要も無い。 金、物、地位、愛―――――――或いは現世への復讐。全てがおめえの思うがままよ」 にやりと、アサシンが笑みを見せた。 己の中の『悪徳』を曝け出すように、主へと囁いた。 そんな従者の言葉に、シルヴィはただ無言で唖然とするしかなかった。 勝てば、何もかも手に入る。 奴隷である自分であっても、あらゆる願望が叶う。 そして。 ―――――憎いと思ったことはあるか? 先程のアサシンの言葉が、脳裏を過った。 自分を痛めつけた主人を憎いとは思わなかったか。 己に降り掛かる理不尽に憤ったことはないのか。 こんな境遇を呪ったことはないのか。 それらに対する報復も、聖杯があれば行うことが出来る。 アサシンはそう囁いたのだ。 だが、シルヴィは答えを出せなかった。 自分が自分の境遇を憎んでいるのかさえ、彼女には解らなかった。 奴隷としての意識を刷り込まれた彼女は、何も言えなかった。 自分は、憎んでいるのだろうか。 それとも、このままでいいと思っているのだろうか。 解らない。解らない。解らない―――――― シルヴィの胸中に、複雑な感情が浮かび上がる。 そのまま彼女は両足を抱え、顔を埋めた。 「……答えはいずれ聞く。俺は偵察ついでに、現世の景色でも眺めに行く。 ま、これだけは言っておくぜ。俺は、おめえの『願い』に期待しているんだ」 そう言って、アサシンは瞬時にその場から姿を消した。 あ、とシルヴィはぽかんとした様子でアサシンが消えてしまった地点を見つめる。 そして、すぐに沈黙が訪れた。 ―――――聖杯戦争。願望器。マスター。サーヴァント。奴隷。憎しみ。 数多の言葉が、シルヴィの中で渦巻く。 そのまま彼女は、その場で静かに踞り続けた。 ◆ 己(アサシン)は、高層建造物の屋上から街を見下ろす。 あの京の街とは偉く異なった風景が眼前に広がる。 己が生きていた時代から数百年の時が過ぎている、ということは理解していた。 だが、こうして改めてゆっくり眺めてみると実に壮観な物だった。 数百年の時があれば、人はこれほどまでに成長を遂げるものなのかと。 己はただただ圧倒され、感心していた。 柱の如き建物が無数に聳え建つ。 街を行き交う人々の数はかつての都さえも凌ぐ。 そして夜の闇をも克服したかのように、街は光に包まれている。 街路の灯火が、建造物の明かりが、人々の営みが、煌煌と輝いている。 月明かりや星空の光さえも上回る輝きが、そこには存在していた。 なんと美しいのだろう。 まるで街そのものが宝の輝きで埋め尽くされているかの如し。 千両は下らぬ値が付くであろう光の都。 数百年の時を経て、日ノ本は眩い程の発展を遂げているようだ。 これに勝る宝があるとすれば―――――――― 『あの山門』から見下ろした、京の万両桜だけだ。 「嗚呼、絶景かな、絶景かな―――――――ってか」 聖杯さえあれば、この光を、この国を、この世界を掴むことでさえ夢ではない。 だが、それを掴む権利があるのは己の主だ。 己は富や権力などに興味は無い。 強き者から「盗む」こと、それ自体に価値があるのだ。 この世の富と権力を握る者を相手取り、そして奪うことに楽しさを見出す。 忠義に生き甲斐を見出す武士や、遊びに生き甲斐を見出す遊び人共と同じように。 己は、価値ある物品を盗むという行為そのものに生き甲斐を感じているのだ。 故に宝自体を欲している訳ではない。 日々を生き、適度に遊ぶ為の駄賃を盗めれば己はそれだけで十分。 だからこそ、聖杯そのものは不要なのだ。 聖杯は盗むだけであり、己が得るものではない。 『奇跡の願望器』という天下の逸品を『盗む』という行為自体に価値と快楽を見出しているが故。 己の欲望は、盗むだけで満たされるのだ。 そして主(こむすめ)が願望器を如何に使うのか、それが気になる。 あの主は負け犬だ。名誉や富という言葉には程遠い、薄汚れた虫螻だ。 悲惨な境遇の中で心の悪徳さえも枯れてしまった、正真正銘の抜け殻だ。 生前は似たような貧しき手前や、そこいらの民草に盗んだ宝を寄越してやったこともあった。 慈悲を与えてやっているのではない。ただ適当な弱者に「不要になった宝の後処理」を任せているだけだ。 大抵の者は餌を運ぶ蟻のように宝を持ち去り、金に換え、己の生きる糧としていった。 そうしている内に、民衆は己を『義賊』として持ち上げるようになっていった。 阿呆共め、と鼻で笑った数は数え切れぬ程。 そこいらの盗人は下衆だ悪党だと罵っておきながら、その盗人風情を英雄扱いとは。 所詮人の心は欲には勝てぬ。権力者の富を盗み、『分け前』を与えてやれば、連中はわらわらと群がってきて喜び出す。 根っから悪の道へと進む度胸は無い癖に、他人の悪によるお零れを何食わぬ顔で貰い受ける。 その様は宛ら、犬の糞に群がるしょぼい蠅共。 連中は己の心の悪徳から目を逸らす為に、俺を義賊という『英雄』として祭り上げているだけに過ぎぬ。 そんな悪党にも成り切れぬ腰抜け共を、己は幾度と無く嘲笑った。 だからこそ己は、主に『聖杯』を掴ませてみたいと思ったのだ。 生前の己が連中に寄越してやった宝とは格が違う。 聖杯は世界をも引っくり返す奇跡を起こせる、本物の『力』だ。 そして主は世の底辺に位置する弱者にして、己の悪徳というものを知らぬ乙女。 あの浅はかな連中よりも更に下の立場でありながら、卑しい心さえも忘れてしまった根っからの負け犬。 そんな小娘の内なる『悪』を咲かせてやったら、どうなるのか。 その後あらゆる奇跡を叶える最上の逸物を手にした時、果たして本物の『悪党』へと成り果てるのか。 己の欲望や憎悪を自覚し、己自身だけの為に奇跡を使うとするのか。 それが気になって仕方が無かった。 彼女の行く末を見届けたいが故に、己は主へと聖杯を捧げることを誓ったのだ。 狙うは奇跡の願望器。 千鳥の香炉にも、万両の桜にも勝る宝。 面白ェ、実に面白ェ。盗み甲斐がある。 この天下の大泥棒、石川五右衛門。 相手に不足はねえってもんだ。 【クラス】 アサシン 【真名】 石川五右衛門 【出典】 史実、日本・安土桃山時代 【性別】 男 【属性】 混沌・悪 【身長・体重】 190cm・85kg 【ステータス】 筋力C 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具C+ 【クラススキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 戦闘体勢に入れば気配遮断の効果が大幅に低下するが、アサシンは「忍術」スキルで低下を少し抑えられる。 【保有スキル】 盗人:A 天下を荒らした盗賊としての烙印。 「盗む」ことに長け、Aランクともあらば形ある宝具を盗むことさえ可能。 盗んだ物品は後述の風呂敷に収納することが出来る。 忍術:C 忍びとしての技能。 手裏剣などの忍具や忍術を扱える他、戦闘時に気配遮断スキルのランク低下を少し抑えることが出来る。 伊賀忍者の抜け忍としての逸話がスキルとなったもの。 韋駄天:B 大泥棒としての逃げ足の速さ。 逃走の際、敏捷値が1ランク上昇する。 また敵との遭遇時、戦場からの離脱判定に有利な補正が掛かる。 カリスマ(偽):D+ 庶民の心を捉えた一種のカリスマ性。 生前の所業と後世の創作によって彼は『権力者に歯向かう勇敢な義賊』として英雄視されるようになった。 ただしそれらは大衆が作り出したイメージに基づく信仰に過ぎず、石川五右衛門という盗賊は決して善性の英雄ではない。 【宝具】 『万両桜の都、盗人が罷り通る』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:- 権力者を相手取り、盗みを繰り返した天下の大泥棒としての技能が宝具となったもの。 「盗む」という行為を働く時に限り気配遮断スキルが低下しなくなり、またアサシンのパラメーターとあらゆる判定に強力なプラス補正が掛かる。 更に対象が『権力者』としての逸話や属性を持つ者である場合、対象の権力者としての格が高いほど宝具による補正効果も上昇する。 【武器や道具】 『忍具』 忍術刀、手裏剣などの基本的な忍者の道具。 『風呂敷』 質量を無視して盗品を収納、または取り出すことが出来る風呂敷。 元々は石川五右衛門が生前にあらゆる盗品を包んでいた風呂敷。 彼がサーヴァントになったことで神秘を帯び、“盗品”という概念を自在に収められる魔術道具へと変貌した。 風呂敷を破壊されても再生が可能だが、破壊された際に収納していた宝具は全て本来の所持者の手に戻ってしまう。 【人物背景】 安土桃山時代に登場し、京の町を荒らし回っていたとされる天下の大泥棒。 1594年に豊臣秀吉の手勢の者らに捕らえられ、京都・三条河原で実子と共に釜茹での刑に処された。 『伊賀忍者の抜け忍だった』『豊臣秀次の家臣から秀吉の暗殺を依頼された』等といった数々の伝説があるものの、 史実における彼の素性や来歴に関しては未だ謎が多い。 江戸時代では歌舞伎や浄瑠璃の題材として取り上げられ、次第に『権力者・豊臣秀吉に歯向かう義賊』として扱われるようになる。 これによって石川五右衛門は庶民のヒーローとして広く親しまれるようになり、その後の創作にも大きな影響をもたらした。 此度の聖杯戦争における石川五右衛門は実際に秀次の家臣によって秀吉暗殺を依頼されており、 依頼と平行して秀吉が持つとされる『千鳥の香炉』を盗むことを目論むも失敗し、捕らえられて釜茹での刑にされている。 また伊賀忍者としての技能を駆使して権力者から盗みを行う義賊である等、後年の創作や伝説と合致した経歴を持つ。 しかし彼は結果的に民衆から「義賊」として持ち上げられただけの盗賊に過ぎず、民衆の味方でもなければ善人でもない。 石川五右衛門は己の悪徳に忠実な悪党であり、そして「盗むこと」と「強者に歯向かうこと」に生の実感と快感を見出だす傾奇者である。 【特徴】 外見年齢は三十代前半、厳つい顔立ちをした和服の男。 百日鬘のような髪型や派手などてら、煙管等、後世の『歌舞伎』のイメージが付加された装いをしている。 【サーヴァントとしての願い】 天下の逸品『聖杯』を盗む。 あくまで盗むという行為に価値がある為、手に入れたら主にくれてやる。 その過程で主の心の『悪』を咲かせる。 【マスター】 シルヴィ@奴隷との生活 -Teaching Feeling- 【能力・技能】 なし 【人物背景】 しがない町医者(主人公)が商人から引き取った奴隷の少女。 以前の主人から虐待を受けており、身体中に痛々しい傷が残っている。 過去の悲惨な境遇から当初は主人公にも素っ気ない態度を取っていたものの、彼の優しさに触れて次第に心を開いていく。 この聖杯戦争に呼び寄せられたシルヴィは前の主人を失い、主人公に引き取られるより以前。 そのため未だ他者に心は開いておらず、裏切りや虐待の恐怖に怯えている。 【マスターとしての願い】 ???
https://w.atwiki.jp/daiginjoh/pages/54.html
パッシブスキル右手修練 左手修練 カタール修練 移動系クローキング カタール専用スキルソニックブロー グリムトゥース 毒系スキルエンチャントポイズン ポイズンリアクト ベナムダスト ベナムスプラッシャー パッシブスキル 右手修練 Right Hand Mastery MAXLv 系列 習得条件 5 パッシブ なし Level 1 2 3 4 5 上昇率 60% 70% 80% 90% 100% 仕様右手と左手両方に武器を装備する二刀装備時に発生する右手の攻撃力のペナルティを回復させるスキル。 このスキルが無い場合は、右手の攻撃力は50%になってしまう。 スキルレベルを上げるごとに二刀装備のペナルティから脱することになる。 右手のみに武器を装備した場合やカタール装備時は全く関係しない。 DAが発動するのは右手に装備した武器のみ。 DAのダメージも二刀ペナルティの影響下にあるため、二刀装備をする場合にはほぼ必須のスキル。 スキル使用時には二刀装備のペナルティは無い(インベ、砂掛け、SBr等全てのスキルで共通)。 R化仕様変更点スキルそのものでは無いが、二刀装備時のASPD計算式が変更。 高AGIになると、カタール装備時のASPDを上回る場合がある。 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ ■アサシン とるならLv5。 カタール使いとして一生を過ごすつもりであれば不要だが、 短剣や片手剣には補助的効果が付属してる物が多いので、それらを生かしたければ取ると良い。 ■アサシンクロス&ギロチンクロス 黒蛇カタ系武器がかなり強いが、一部の敵は二刀のほうが効果がある(主に属性倍率の高い敵や小型の敵など)。 ただし頭をひよこちゃん装備にし、黒蛇を混ぜないカタール系武器だと再度逆転するケースあり。 しかし高AGIになるとカタールのASPDを上回る場合があり、その場合は ひよこ&カタールの秒間ダメージを上回る場合がある。 その他はアサシンのケースと同じ。 左手修練 Left Hand Mastery MAXLv 系列 習得条件 5 パッシブ 右手修練Lv2 Level 1 2 3 4 5 上昇率 40% 50% 60% 70% 80% 仕様右手と左手両方に武器を装備する時に減少する左手の攻撃力を回復させるパッシブスキル。 (ただしカタール装備時はまったく関係しない) このスキルが無い場合は、左手の攻撃力は30%になってしまう。 スキルレベルを上げるほど二刀流を使用する時に減少したダメージペナルティから脱することになる。 なおこのスキルを取得しなくても、スキル使用時には攻撃力減少効果は無い(インベ、砂掛け、SBr等全て共通)。 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ ■アサシン とるならLv5。 ただ一般的な二刀のスタイル「右手 メイン短剣+左手 ブースター」の場合、左手のダメージはさほど重要ではない。 どーしても他に取りたいスキルがあるなら、これは無くても何とかなる。 ■アサシンクロス 黒蛇カタのおかげでますます価値が下がる。 ほんのちょっとでも二刀のダメージを上げたいなどのこだわりが無い限りは 取得するのはできるだけ後回しにして、場合によっては切り捨ててしまってもいい。 しかし高AGIになると二刀装備時のASPDがカタール系装備時のASPDを超える場合がある。 ただし例外として「錐」の効果は左手にも及ぶ。 ダメージが数百単位で変わってくる場合もあるので 錐を手に入れるつもりがあるならばとっておいたほうがいいだろう。 2011/05/24の仕様変更で太陽剣の効果が他のHP吸収系装備と重複しなくなったため 太陽剣のHP吸収効率増加の意味で左手修練を取る意義はほぼ無くなった。 ■ギロチンクロス ほぼアサクロに順ずるが、ウェポンブロッキングの習得条件として「左手修練Lv5」が必要なので注意。 カタール修練 Katar Mastery MAXLv 系列 習得条件 10 パッシブ なし Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ATK増加 +3 +6 +9 +12 +15 +18 +21 +24 +27 +30 仕様アサシンの基本武器、カタール系列の武器使用時の攻撃力を増加させる。 この値はDEF減少計算後のダメージに加算される。 カタ系はカードを挿せる枚数が二刀より少なく、素ATKだけではさほどダメージが伸びない。 さらに黒蛇cを挿すとその分%UPカードの枚数が減るため与ダメがさらに下がる。 このため、DEF無視ダメの追加は大きい。 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ ■アサシン とるならLv10。一生二刀で過ごすつもりなら不要。 他に取るべき重要なスキルも少ないので、カタール系武器をメインに使うならば10とった方が良い。 二刀でもクリティカルが必要になるケース(超Fleeのmobなど)があるので、 スキルポイントに余裕があるのならば取得しておくといい。 ■アサシンクロス&ギロチンクロス スキルの振り方次第でカタール研究の前提となるLv7で止めるのもあり。 他のスキルもアサシンに比べて幅が出ているので、Lv7で止めるという考え方が出てくる。 ただし「チャクラム[2]」に2011/04/10時点で 「[カタール修練]Lv10時、HIT+10 メテオアサルトの攻撃力20%増加」の効果があり 今後実装される予定の「暗殺者の手甲」とのセット効果に「CRI+4 クリティカル攻撃力40%増加 MHP-10%」がある。 移動系 クローキング Cloaking,略称:クローク、クロキン MAXLv 系列 習得条件 10 アクティブ ハイディングLv2 Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 移動速度(壁あり) 100% 103% 106% 110% 114% 118% 122% 127% 132% 133% 移動速度(壁なし) 使用不可 使用不可 83% 85% 87% 89% 92% 94% 97% 100% 持続時間/SP 0.5秒/SP 1秒/SP 2秒/SP 3秒/SP 4秒/SP 5秒/SP 6秒/SP 7秒/SP 8秒/SP 9秒/SP 仕様姿を消したまま移動が出来る。 クローキング中は再度クローキングを使用、何らかのスキルモーションを行う、通常攻撃モーションを行うと自動的に解除される。 壁から1セル以内にいる時は通常よりも速い速度で移動が可能。⇒ここでいう「壁」とは侵入不可能な地形全般を指す。 ⇒池、階段の手すり、柱、崖など侵入不可セルならば種類は問わない。 ⇒壁から2セル以上離れるとLv1~2は使用不可。 ⇒Lv3以上はいくら離れても使用可能だが、通常より移動速度が落ちる。 ハイディング同様に身を隠すスキルだが、仕様はかなり違う。ハイディングと同じく、悪魔系や昆虫系、BOSS属性の敵たちには クローキングをしても発見され攻撃される(攻撃を喰らった瞬間に解除される。 クローキング状態は通常の状態とは何の違いも無く、ただ姿が消えているだけである。⇒故に移動・座り・アイテム使用等の行動を制限されることが無い(下記の通り攻撃、スキル使用で解除)。 ⇒回復アイテムは使用してもクローキングが解除されない。 ⇒付与コンバーター、闇水等は使用するとクローキングが解除される。 ⇒クローキング中にしゃがんでから使用した場合は解除されないが、効果も無いので意味が無い (シフアサクロス270 >>697より)。 ハイドと違いスキルにターゲットされた後に使用してもタゲのリセットはできない。 大魔法やAS(アローシャワー)といった地面を対象とした範囲攻撃、 ならびにMBやMA・自爆のような範囲攻撃を無効には出来ない。 BdSやVSといった「キャラクターを対象とした攻撃の範囲部分」についても 攻撃対象になることはないが、範囲部分にはしっかり当たる。 ⇒つまり「見えなくなる」「スキル使用対象に指定されなくなる」「アイテムを拾えない」以外は通常と同じ状態。 SP 消費はシーフの「ハイディング」と同様に、時間により SP を消費する(自然回復はしない)。 SP が0になればスウッとまた見えるようになる(クローキング状態解除) ハイドと違い、一部のアイテムと一部のスキルの使用は可能。DROPアイテムを拾うのは不可能。 Lv99になった時のオーラはクローキング時にはちゃんと消え、他人からも見えなくなる。 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ 移動時は時計地下3FのペノやGH城内での深淵などを回避する際などの、狩場まで安全かつ迅速に移動したい際に使えるスキル。 狩りの時はMHから虫や悪魔の敵だけを引っ張り出したり、 一時退避→少しずつ出して一匹ずつ殲滅するなど、地味なところで使える。 また、Lv3以上のクロキンを取得している場合、周辺に一気にmobが湧いた時にはハエよりこちらを推奨。 ハエと違って直ぐ現場に戻れるので、1匹ずつ引っ張り出して殲滅するのも容易。 クローキング解除時には、一時的にアイテムを拾えない時間が存在するので注意。 (アイテムの近くでクローキングから直接ハイド→約3秒後に解除を行えば ハイド中に「クローキング後の拾えない時間」を終了させ、姿を見せると同時にアイテムを拾うことが可能) 地味な効果として、壁(障害物)から移動する時に、指定した地点まで到達するまでは、壁に接していなくても、壁あり時の速度で移動が可能。 アコ系スキルの速度増加による移動速度UPの効果も乗る。 COLOR(red) 注:ただし、壁あり時でも速度増加状態時の移動速度より速くなることはない あくまでも「姿が消えているだけ」なので設置系のスキルに対しては無力な場合が多いので注意。 クロキン中にVDの上に乗れば毒化するし、ファイアーウォールを通過しようとすれば弾かれてクロキンが解除される。 Gvの時エフェクトを切っているなら注意されたし 毒状態だとHPは減るが、SPは減らない。 偵察、狩場へ行くまでに無駄な戦闘を避けたい時、MHから悪魔・虫・BOSS系の敵だけ引っ張ってくる時などに使える。 ただし取り巻き付mobは、本体の動きに同調するので本体のみ引っ張ってくるのはほぼ無理。 以前はグリム前提の2でも十分だったが、現在は取るなら3以上取った方がいい。 Gvで使用するのであれば極度のラグのせいで、一度の移動距離が優劣を分ける状況も多々発生するため10推奨。 常時姿を消した状態で移動できるというのはかなりのメリットがある。 カタール専用スキル ソニックブロー Sonic Blow,略称:SB MAXLv 系列 習得条件 10 アクティブ カタール修練Lv4 Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 攻撃力 350% 400% 450% 500% 550% 600% 650% 700% 750% 800% スタン率 12% 14% 16% 18% 20% 22% 24% 26% 28% 30% HIT数 1HIT(見かけのみ8HIT) 射程距離 1(2)セル 消費SP 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 属性 %UPアイテム&C 武具破壊 状態異常 ドロップ効果 %吸収系 ○ ○ 不明 不明 不明 不明 カタール修練 カタール研究 EDP 固定回復 ソウルゲイン 錐 不明 不明 ○ 不明 不明 不明 ※1;: ※1;:魔剣士タナトスの思念体Cの効果不明。錐では発動不可。 仕様アサシン専用武器のカタール系専用技で、敵一体を(見た目のみ)8回連続打撃するスキル。 一定確率で、攻撃を受けた敵は基本3秒間スタン(気絶)状態になる。 カード効果、属性なども適用される。参考:R化前の攻撃力計算式 (最終ATK*スキル倍率/対象乗算DEF-対象減算DEF+精錬値+カタール修練)*属性*カード R化仕様変更点EDP使用時に倍率が1/2されてしまうペナルティがついた。 ソウルリンカーの「アサシンの魂」を受けた時は消費SPが倍になる(2010/07/07以降)。 COLOR(Green) ▼最大ダメージ▼ 某検証動画より 支援を最大限行うことにより6桁限界まで叩き出す事が可能。 最大ダメージ表示は『999,999』と判明。 計算上では7桁のダメージ可能だが表示が6桁最大な為、実際に7桁以上ダメージ与えられているかは要検証。 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ COLOR(Red) 見た目は8回攻撃だが、実際には1回攻撃。8回殴っているのは見た目のみである。 実際にダメージが入るのは発動した瞬間。状態異常なども、判定されるのは発動した瞬間の1回のみ。 状態異常エフェクトの発生は、カタールを振り回すモーションの3回目前後。 mobのSBも同様なので赤ダメの間にヒールを合わせても効果は無い。 実際に食らったときにHPの減り方を見ていると良く分かる(一気に黄ダメージ分のHPが減っている) mobはインチキ臭いことに、SBのディレイ中も通常攻撃してくるので「SBの間にヒールを挟んだら生き残った」というのは SB喰らう→COLOR(Red){自力でギリギリ生き残る}→通常攻撃を喰らう&ヒールが入る→回復!生き残ったように見える という具合に事が運んでいる。 つまりSBのダメ表示に通常攻撃の血柱が混ざっている状態でヒールが入るので 「ヒール挟んで生き残った」と感じてしまう。 よく勘違いしている人が居るので注意する事。 HIT補正やDEF無視がない(ただしSAを取得することでHIT補正がつくようになる)ので二刀ステ等の中~高DEX型向け。 極端に低DEXでHITが足りなさ過ぎるクリアサのような型の場合は ベナムスプラッシャー(DEX補正(必中?)効果有り)の方が使い勝手が良い場合も。 1回のダメージ(黄ダメ)は高めだが、連打が効かない為に普通に殴り続けている方が殲滅は早い。 SP消費も厳しいため、アサシンの場合はグリム前提のLv5で止めるのが無難。 LA、アサシンの魂の補助を受けられるならばLv10とる価値もある。 R化前は生体2のマジ対策にSBLv10が役に立ったが、R化後は攻撃力計算式の変更のためか 念属性へのダメージが非常に低い(SBに限らず物理攻撃全般が)。 知らずに使うと発狂マジにボコボコにされるので注意。 ■アサシン 高消費SPの割りには低威力で連打も効かない為、グリムの前提スキルとしての価値しかない。 SAを覚えれば通常攻撃が必中に届かない時にSBが必中になるケースも出てくるが、役立つ場面はほぼ無い。 ■アサシンクロス EDPSBの高威力も昔の話。R化後はEDP使用時のSBの倍率が1/2になるペナルティが付いたため 殆どのケースにおいて、EDP素殴りのほうが秒間ダメージが上になってしまう。 ■ギロチンクロス 威力やディレイ等、殆どの点において上位スキルのクロスインパクト(CI)があるのでほぼ使わない。 唯一、SAによるHIT補正がある点においてSBのほうが上回っているが、それが役に立つ場面はほぼ無い。 グリムトゥース Grimtooth,略称:グリム MAXLv 系列 習得条件 10 アクティブ クローキングLv2 br;ソニックブローLv5 Level 1 2 3 4 5 ダメージ増加 120% 140% 160% 180% 200% 射程距離 ※1; 2(3)セル br;※2; 3(4)セル br;※3; 4(5)セル 5(6)セル 6(7)セル ディレイ 0.1秒 消費SP 3 ※1;:Lv1~2は攻撃射程4未満のため近接攻撃扱いとなる。 そのため ニューマ無効、SW有効。RSの反射ダメージ有り。ゲイン系の効果も乗る。 ※2;:PCはハイド中限定スキルのため、射程外でクリックしても動くことが出来ない。 そのためA(B)表記のAにさほど意味はなく、ニューマやセーフティウォールの距離判定のみに利用されることになる。 属性 %UPアイテム&C 武具破壊 状態異常 ドロップ効果 %吸収系 ○ ○ 不明 不明 不明 不明 カタール修練 カタール研究 EDP 固定回復 ソウルゲイン 錐 不明 不明 × 不明 ○ 不明 ※3;: ※3;:魔剣士タナトスの思念体Cの効果不明。錐では発動不可。 仕様ハイディング状態で使用するスキルで、敵に向かって地中から攻撃する。 カタール系専用スキル。標的+周囲8セル内の敵にダメージを与える。 HITした相手の移動速度を極々短時間の間のみ低下させる(対人戦では移動速度低下効果無し)。 %UPカード効果、状態異常効果、属性が有効。EDPは効果が無い;。 (例:裏切り物、蝶仮面、各%UPカード効果、カードや属性カタールの状態異常、セージの属性付与やコンバーターなど) グリムトゥースのLv3以上は遠距離判定のためニューマによって防がれる(HIT時もダメージが0にされる=ニューマ判定)が、 この際にも状態異常は発動する(ニューマ判定前に攻撃自体がMissだった場合は当然不可) Lv1~2の場合は近距離判定でダメージが通るがグリムトゥースはLv調整ができない為、 Lv3以上を取得した者がLv1~2を使うことは不可能。 クローキング中に使用することはできない。クローキング→ハイド→グリムという流れで使用することは可能。 ハイド→クローキングは出来ないので注意。 キリエ状態になっているとハイド中に攻撃を受けても解除されない。;コレを利用するとGDやニブルでグリムが大活躍できる。 (虫や悪魔系のタゲを引き受けつつ、ハイドを解除されずにグリムが撃てるため) サンクチュアリ上でハイドすると隠れたまま回復できる。; Gvなど対人戦でハイドしたのはいいが、残りHPが少なくてうかつに出られない時に使える。 他人が来てタゲが移りそうになった場合、攻撃後もしくは命中時にハイディングを解除するとタゲをとれる。 人が来てしまった時のタゲ流れ防止対策として覚えておこう。 2011/03/27現在、アサ系が矢を装備することができる(前回更新:2008/09/24)。 状態異常効果を持つ矢を装備した状態でグリムLv3以上を撃つとその効果が反映される。 公式ではこの現象を「修正依頼中」としているが、 使用した場合にどのような措置が下るか分からないため、使用は自己責任の元で行うこと。 ◆参考:ガンホー公式不具合対応状況 (公式よりコピペ)修正依頼中: 運営チームで開発元から提供された当初の仕様を確認した結果、 不具合と判断したため、開発元に修正を依頼している状態です。 修正依頼中の不具合は、修正が完了するまで ユーザー様自身による自主的なご利用はお控えいただきますよう、お願いいたします。 R化仕様変更点EDPの効果が乗らなくなった。 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ 必中効果もHIT補正も無いので二刀やひよこステなどの中~高DEX型向け。 ただあまりにAGIが低いと連射速度に不満が出るかも。 極端に低DEXでHITが足りなさ過ぎるクリアサのような型の場合は ベナムスプラッシャー(必中効果有り)の方が使い勝手が良い場合も。 ハイドがグリム使用条件の前提になるため、MHなどで効果を発揮するが 逆に他人が居る場合はタゲ移りしてしまうため使うことが出来ない。 MHが出来やすく、地形を利用しやすいMAPでは、MAPの地形と人の流れをどれだけ読めるかが使えるか、使えないかの境目になる。 他人にタゲが移ってしまった場合は「mobにグリムをヒットさせた直後にハイドを解除する」とタゲを取り戻せる。 PT狩りの場合はPTメンバーにタゲを持ってもらうことで問題なく使用可能(タゲを持つ人に耐久性が求められるが)。 グリムHIT時にmobが移動すると座標ズレが発生する事がある。 かたまっているのに範囲にダメージが出ないな、と思った時には 一度ハイドを解除すると、再度mobが移動し始めて座標が直る事が多い。 解除時には念のためにBステップの準備をしておくと良い。 Gvで使う場合、地形やWPを利用すれば半無敵状態で使用することも可能。 COLOR(Blue) ▼グリム使用の際の注意点▼ プレイヤー自身のスキル;と敵習性の理解が重要となるスキルである。 「グリムで一気に殲滅すると効率が上がる」と思い込んで大トレインを行う人も少なくないが、 それは(旧)ジュピロスDのような足の速いmobが異常なぐらい湧く狩場に限った場合の話。 一気に倒せるので高効率が出ると錯覚しやすいが、索敵時間やトレインする時間を考慮すれば、 通常狩場での効率は普段の狩りとほぼ同じか、それ以下に落ちる。 (例:調印、監獄、聖域1~2など) 足の遅いmobやメインmobが時間湧きMAPだと特にそれが顕著になる。 余談ではあるが、過去に西兄貴村で通常狩りとトレイングリム狩りを行い 「効率がほぼ変わらないのは何でですか?」 という趣旨の質問をしてスレ住民から総ツッコミを受けた人が実際に居た。 またR化に伴いEDPの効果が乗らなくなった。 ノーダメージBOSS狩りには使いにくくなったので注意。 毒系スキル エンチャントポイズン Enchant Poison,略称:EP MAXLv 系列 習得条件 10 アクティブ インベナムLv1 Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 持続時間 30秒 45秒 60秒 75秒 90秒 105秒 120秒 135秒 150秒 165秒 毒化確率 3% 3% 4% 4% 5% 5% 6% 6% 7% 7% 消費SP 20 仕様自分かPTメンバー1人の武器に毒属性を付与するスキル(属性倍率・軽減倍率 共に毒属性になる)。 付与中は一定確率で相手を毒状態にする。 スキル使用時にも属性と毒状態付与は適用されるが、一部のスキルには適用されないものも有る(砂かけ等) エンチャントポイズンがかかっている状態で武器を外したり交換すれば、エンチャントポイズンは解除される。 右手のみ、左手のみ、両手武器時、いずれの場合も解除されるので注意。 ただし、素手の時にエンチャントポイズンをかけてから武器を装備しても、効果は持続される(バグか仕様かは不明)。 属性武器をもっている時にEPをかけた場合、その武器は毒属性武器になる。 (二重に属性はかからない) 毒属性武器の各属性に対する倍率は次のとおり。 属性 Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 火/地/風 125% 125% 100% 75% 水 100% 75% 50% 25% 毒 0% 0% 0% 0% 聖 75% 50% 25% 0% 闇 50% 25% 0% -25% 念 100% 75% 50% 25% 不死 -25% -50% -75% -100% これ以外には全て100%。 また、-倍率が付いている属性に対しても、HPが回復することは無い(2011/03/27現在)(前回更新:2006/04/11) HPが回復することが無いだけで、マイナスの値のダメージと言う計算はしっかりなされており、このマイナスの属性が適用されている部分以外にダメージがある場合、そこから差し引かれてしまう。~ 星のかけらによるダメージがこれに該当する。 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ EPは地味なスキルだが狩場によってはかなり効果があるので積極的に使おう。 一般的にPRの前提になるLv3かVDの前提になるLv5(アサクロの場合はSBr前提のLv6)を取るのが主流。 ただしTCJを装備しっぱなしでもしない限り、EPをかけ直しせずに済む狩場は意外に少ないので注意。 また二刀や特化ジュルがメインで、頻繁に持ち替えを行うようなら高Lvは無駄になる可能性大。 したがって余り高LvのEPをとってもその持続時間が活かせない可能性が高い。 一般的にはLv1~4は効果時間が少なく感じる。Lv5~7あると一生困らない。Lv8~10は振り過ぎな感じ。と言う人が多いようだ。 しかしS付きの風、地、火属性カタールを揃えてしまうと使用頻度は激減する。 ギロチンクロスになれば「ベナムインプレス」を使うことで無属性mobに対してもダメージ増加を見込めるが ベナムインプレスの消費SPが多いため普段の狩りで常用するのは難しい。 無属性BOSSなどには効果的。 【常時EP可能な狩場】東/西兄貴村 エルメス峡谷(深淵の谷間)(yuno_fild07) キルハイル学院(yuno_fild08) アユタヤフィールド2 【都合上武器を持ち替える必要がある狩場】亀島(ペストが闇属性のため) 廃屋(ドレインリアーは雑魚だと横着すると鬼湧きに潰される可能性アリ) 崑崙(クマを無視するならばかけっぱなし可能) SD4F/3F(持ち替えずに攻撃をミミックに当てられるならばかけっぱなし可能) 時計2F(持ち替えずに攻撃をミミック、パンクに当てられるならばかけっぱなし可能) カララ沼(ペスト撤退により、時間湧きのグリフォンのみ持ち替えで問題なしか) PTメンバーのみだが、他キャラにも使用できる。 GvやPvでは、ゴスリンC/レイドCを装備した相手に対してダメージ減少が発生しないため有効。 普段から毒鎧を装備しっぱなしという人は少ないので、常時EPしておいてもいい。 (状態異常インベやMB、グリムなどを使う人はしっかりSP配分を考える事) 毒鎧を装備している人に当たったら持ち替えればいい。 対人戦での注意だが、不死鎧(ドルC)を装備している人に攻撃してもMISSが出ないのに ダメージ音はするため判別が難しい事がある。 被弾時の仰け反りモーションになっているかどうかで判断しよう。 ポイズンリアクト Poison React,略称:PR MAXLv 系列 習得条件 10 アクティブ エンチャントポイズンLv3 このスキルには2通りの性質がある。 COLOR(Blue) (1):「毒属性の敵」の通常攻撃を受けた(被弾、回避問わず)場合 1回だけ敵に通常攻撃による自動反撃を行う。敵攻撃のHIT、Missは問わない。 あくまでも自動反撃を行うだけであり、相手のダメージを無効化する効果は一切無い(2009/07/10時点)。 この反撃は通常攻撃と同じ判定に倍率をかけるためMissやクリティカルがでる可能性も有る。 ただし、この倍率は右手の攻撃にのみかかり、左手のダメージは増加しない。 また時折この反撃で敵MOBが毒化することもある。 スキル攻撃に対しては、通常攻撃による反撃は発動せず、Lv5インベナムが発動(発動確率は50%?)。 Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 攻撃力 130% 160% 190% 220% 250% 280% 310% 340% 370% 400% 反撃回数 1 対人戦の場合、通常は下記で説明している(2)の効果だが EP付与や錆びた矢などの毒属性攻撃に対する反撃はこちらの(1)の効果になる。 狩りの場合この(1)の効果で反撃を行うのは「毒属性」の敵のみ。 オーバーフロー転生パッチが来る前までに確認されている事柄 PRの反撃ダメージはDAの合計ダメージで「32767」が最大値であり 「計算後32768以上のダメージが出た場合」はダメージが1に戻ってしまう。 これは表示だけではなく、与える実ダメージも同様にループして戻ってしまう。 ちなみに、プリスキルのターンアンデッドで似たような現象が発生していたが、こちらは既に修正済み。 転生パッチ後の検証 黄ダメはDef計算ありダメージとDef無視ダメージと必中ダメの計算の合計になっている模様。 オーバーフローを起こすのはDef計算ありダメージ。 なので限界は、「8191×DA×LA=32764ダメージ]+「精錬ダメージ×カードなどの諸倍率×属性倍率×DA×LA」+「気弾などの必中」 オーバーフローを起こしたダブルアタックは、黄ダメで「0」が表示される。(1ではない) (33k以上は出せたが、もう少し攻撃力が増すと0になる) ちなみにソウルリンカーのエスクでは、被ダメがオーバーフローを起こすが、Def無視なクリティカルスラッシュで32768以上が確認されている。 COLOR(Blue) (2):「毒属性以外のmob」の攻撃を受けた(被弾時のみ、回避時不可)場合 ダメージを受けた場合に50%(Lv1~10まで共通)の確率でLv5インベナムで反撃する。 このインベナムは距離を無視して発動するため、相手が遠距離から弓などで攻撃してきた場合もその場で反撃。 しかし、ターゲット魔法及び地面設置系スキルを受けた場合、反撃はしない。 物理攻撃系スキルには反応してインベナムを発動する(全てのスキルかどうかは不明) また、このインベナムは通常のインベナムと同じように状態異常Cや%UPカード効果、EDPが乗る。 ただしダメージを受けたときのみ発動するのでキリエエレイソンやセイフティウォールを貰っている状態でだと、 ダメージを受けたことにならないのでインベナムカウンターが発動しない。 対人戦の場合も基本的にこちらの効果。 ただし相手がEPや錆びた矢などによる毒属性通常攻撃をしかけてきた場合は(1)の効果であり、 相手が毒鎧を装備している場合も相手の攻撃属性が毒ならば(1)、そうでないならば(2)の効果となる。 またEPや錆びた矢などの攻撃属性が毒属性でのスキル攻撃を受けた場合の効果は(2)。 Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 反撃回数 1 2 3 4 5 持続時間 20秒 25秒 30秒 35秒 40秒 45秒 50秒 55秒 60秒 60秒 消費SP 25 30 35 40 45 50 55 60 45 45 COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ 高STRのキャラが特化二刀でLv10を使用するとペノメナを1撃で沈める程の高ダメージが出る ただしこの使用方法の場合、使える場所や敵が限られすぎ、高STR、特化武器でないと効果も薄い。 また、転生パッチ(2005/2/15)により、消費SPが大幅にUPしたため、 アサシンのSP係数上以前のような常時PRで毒Mobを狩る事が難しくなった。 また遠距離攻撃の敵(ペノメナ等)の場合、攻撃をうけると勝手にそこまで歩いていって攻撃してしまうので注意が必要 (ニューマの範囲から勝手に出て酷い目にあったりする…) インベカウンターは、スタン中でも発動したとの報告有り。 ただし毒化効果のみ発動し、ダメージは出なかったとの事。 COLOR(Red) ※各検証について※ 現在R化後、オーバーフロー等の検証はされていません。 過去の検証データ等は旧アサシンテンプレに記述されていますのでそちらを参照してください。 ベナムダスト Venom Dust,略称:VD MAXLv 系列 習得条件 10 アクティブ エンチャントポイズンLv5 Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 持続時間 5秒 10秒 15秒 20秒 25秒 30秒 35秒 40秒 45秒 50秒 消費SP 20 仕様スキルを使用すると指定したセルを中心とした十字型に5つの毒地域オブジェクトを発生させ、 各オブジェクトは自身を中心とした3x3の範囲に入った敵を毒状態にする。 この地域の範囲は次の図のとおり。 オブジェクトひとつの効果範囲 br; br;■:毒地域オブジェクト br;▲:スキル効果範囲 ▲ ▲ ▲ ▲ ■ ▲ ▲ ▲ ▲ 発生するオブジェクト全ての効果範囲 br; br;□:自キャラ br;△:スキル指定可能範囲 br;●:スキル指定セル br;■:毒地域オブジェクト br;▲:スキル効果範囲 × × × × × △ × × × × ▲ ▲ ▲ △ △ △ △ × ▲ ▲ ■ ▲ ▲ △ △ △ × ▲ ■ ● ■ ▲ □ △ △ △ ▲ ▲ ■ ▲ ▲ △ △ △ × × ▲ ▲ ▲ △ △ △ △ × × × × × × △ × × × この毒オブジェクトの範囲内に入ったモンスターは毒に冒される事になる。 ただし、状態異常無効の敵(MVPBOSS、中BOSS、一部の通常mob)には全く効かない。 また対mob、対人ともに以下の成功率が0以下になる場合は効かない。 状態異常率 = 基本成功率 * (100 - 【耐性ステ - Lv差 ^ 2 * 0.2】) / 100 * 装備補正 各スキルの基本毒化率ベナムダスト 100 インベナム 10+4×Skillレベル エンチャントポイズン 2.5+0.5×Skillレベル(端数切捨て?) スネイクカード 5×枚数 ゼノークカード 4×枚数 毒化状態HP・SPの自然回復が停止 DEF、Vit25%減少 1秒間に以下の割合でHPが減少していく対PC:1.5%+3ずつHPが減少 対mob:0.5%+3ずつHPが減少 上記のHP減少はMaxHPの25%まで 毒のダメージだけでEXPが減ることは無い。EXPの分配は「画面上に表示された白ダメージ」で計算されるため、毒だけでMAXHPの25%までHPを削って倒しても100%EXPが手に入る。 インベナム等で毒化した場合、白ダメージが発生しているためEXPの分配に影響を及ぼす。 HP10000、EXP10000のmobを相手にした場合AがVDでHPを3000まで減らしてからBが倒す ⇒BにEXP10000が入る。 Aがインベで1000ダメージ与え毒化し、その後HPを3000まで減らしてからBが3000ダメージ与えて倒す ⇒EXPは1:3で分配され、Aに2500、Bに7500のEXPが入る。 毒化時間とDEF低下時間は別々に扱われているため 毒化が解けていなくても、DEF低下が解けている事が多々ある。 (基本的には「毒化時間>DEF低下時間」のようだ) またDEF低下時間が切れていても、MOBが毒化している場合には、 再度このスキルを使用してもDEFは低下しない。 そのためVD上で毒にかかっているMobに解毒を使用すると再度毒化が発生し、DEF減少も生じる。 オブジェクト設置型スキルのため、障害物の配置具合や サーバーが重い時間帯などには毒地域の発生が不発することがある。 素アサならば主な敵が2回毒状態になるLv3~5あたりが取得の目安。 AXやGXでMAやRC等の範囲スキルを取得すると複数の敵をまとめて攻撃でき、 相手を2回毒化する状況が少なくなるため、狩り専門ならLv1でも事足りる。 R化仕様変更点毒化計算式やmobのステ変更式により、R化前には毒化できなかった相手にも効くようになった(フェンダーク等) 不明点無し? COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ 触媒に赤ジェムが必要なものの、使い勝手は実にいい。 DEF低下とHPの削りで確実にダメージを増加させられる。 (R化後、DEFの低下効果によるダメージ増加量は以前よりはやや下がった)。 (ダメージ計算式の変更のため、多少DEFが下がった程度だとあまりダメージが変わらない)。 狩りでは相手のHPが高ければ高いほど、割合的に減らせるHPの量は増え、DEFも減少するため グリム時に事前に撒くことで殲滅速度を向上=他人に発見される可能性を減らせる。 極一部の敵(MVPBOSS、中BOSS全般)には毒化が効かないので注意。 また、毒化範囲内にMOBが湧くと、MOBが通常とは異なり半透明な状態になる場合がある。 回避する方法はないが、亀地上のペストなど、さらに見にくくなるMOBもいるので注意すること。 Gvでは不発が多いものの、SP回復の阻止、緑ポーション削り、DEF減少などで使える。 2005/04/26のパッチで、フェイヨンに青ジェム*2を赤ジェムと交換してくれるNPCが配置されたため、 やや値が張るが、赤ジェムをいつでも手に入れることが可能になった。 NPCの場所は新フェイヨンの北側カプラやや上(173.238)名前はジェード。 狙って拾い集めるのは少々手間がかかる(以下、2011/06/26時点) 赤ジェムドロップ率35%のドリラーはジュノー↓↓→MAPに10匹、迷宮の森3に20匹。 迷宮の森は範囲攻撃とハエを駆使して狩れば30分で数十個は手に入る。 アルデバラン側からプロ北Dへ入る場合、ダンジョンに入ったら「↓↓←→↓↑←↑↑←」で迷宮の森3にたどり着ける 他にmobを挙げるなら、おでんのプルス&スコグルが10%。監獄のプリズナー兄弟が6%。 ベナムスプラッシャー Venom Splasher,略称:VS MAXLv 系列 習得条件 5 アクティブ ポイズンリアクトLv5 br;ベナムダストLv5 Level 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 攻撃力 575% 650% 725% 800% 875% 950% 1025% 1100% 1175% 1250% 爆発タイマー時間 11秒 10秒 9秒 8秒 7秒 6秒 5秒 4秒 3秒 2秒 使用後ディレイ 7.5秒 8.0秒 8.5秒 9.0秒 9.5秒 10.0秒 10.5秒 11秒 11.5秒 12.0秒 詠唱時間 ? 消費SP 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 属性 %UPアイテム&C 武具破壊 状態異常 ドロップ効果 %吸収系 ○ ○ 不明 不明 ○ × カタール修練 カタール研究 EDP 固定回復 ソウルゲイン 錐 不明 不明 × 不明 ○ ○ 仕様このスキルを受けたモンスターは指定された時間が経過(以下、タイマー)すると効果が発動、 対象と対象を中心に5*5範囲内にダメージと毒化効果を振り撤く。 発動する際にレッドジェムストーンを1個消費する。 LV調整可能。 必中。 ATKUP、追加%UP、属性倍率、DEF無視、錐が乗る。 ゲイン系は乗るが、%吸収系は乗らない。 最終強制無属性?右手に属性武器使用時、念属性に対してMISS、ダメージ減少は見られない。強制無属性ではない模様。(2011/03/16時点) スキル使用後にディレイがあるため、連発することはできない(ただしVS以外のスキルは使用可能)。 BOSS属性にはタイマーを仕込めない(スキル失敗しSPも減らない)ただし他のmobにタイマーを仕込み巻き込んだ場合はダメージを与えられる。 R化仕様変更点%UP系のカードやアイテムの効果が乗るようになった。 HPがMAXの相手にも使えるようになった。 ポイズンリアクトによるダメ上昇効果が削除され基本倍率があがった。 効果範囲 (自=自キャラ M=対象mob □=3*3範囲 ■=5*5範囲) ○を中心に3×3セル内(□ ○ 自)のmob数でダメージが分散し、 5×5セル範囲内全てにそのダメージを与える。 - - - - - - - - ■ ■ ■ ■ ■ - - ■ □ □ □ ■ - - ■ 自 M □ ■ - - ■ □ □ □ ■ - - ■ ■ ■ ■ ■ - - - - - - - - COLOR(Green) ▼実際の使い勝手▼ アイテムやカードの%UP効果が乗るなど仕様変更により威力は向上、 対象のHPが満タンの状態から仕込むことが可能になったのでR化以前よりは使いやすい。 しかしダメージが分散スプラッシュする仕様は変わらないため、MHを殲滅するにはあまり向かない。 爆弾化したmobとmobの塊を上手く分割できれば破壊力はかなりの物ではあるが、 爆弾化したmobの側に1匹横湧きするだけで威力は半減、さらに連打できないため殲滅どころか一気にピンチに陥る。 R化後のデータ等を加筆求む!! VS計算式
https://w.atwiki.jp/blacklist/pages/307.html
【アサシンスキルプレート】【アサシンアクティブ】へ 盗賊と同様のスキルは省略 盗賊極意4 [効果]命中にボーナスを得る [必要SP]4 盗賊極意5 [効果]命中にボーナスを得る [必要SP]3 集中Lv2 [効果]クリティカル確率が向上する [必要SP]5 疾風4 [効果]回避にボーナスを得る [必要SP]2 疾風5 [効果]回避にボーナスを得る [必要SP]3 毒薬研究1 [効果]状態異常になる確率が減少する [必要SP]0 毒薬研究2 [効果]状態異常になる確率が減少する [必要SP]3 毒薬研究3 [効果]状態異常になる確率が減少する [必要SP]5 スティーラー [効果]ミッション後の獲得金が上昇する(約1.3倍) [必要SP]?