約 4,575,755 件
https://w.atwiki.jp/2jiseihaisennsou2nd/pages/602.html
───幸せな夢だった。 彼女が記憶を奪われてから過ごした生活を、彼女はそう表した。 それも当たり前だ。 彼女の世界では───人間はそのような暮らしはできないから。 「聖杯戦争・・・かぁ」 数多の人間が、サーヴァントという英雄を使役し行うバトルロワイアル。 生き残り、願いを叶えるのはたった一人。 「・・・こんな時、巧ならどうするんだろうね」 ボソリ、と呟く。 叶えたい願いはある。 当然だ。 でなきゃ野村博士から渡された───『ゴフェルの木片』なぞに触る訳がない。 その時。 座る彼女の前に、光の粒子が集束する。 その集まった粒子は人の体を形どり───赤い装甲を纏った、青年が現れる。 真理はその出現に驚愕するが───直後に理解する。 これがサーヴァントというものなのか、と。 「あなたが、私のサーヴァント?」 「・・・そうだ。 サーヴァント、アサシン」 赤い装甲の青年───アサシンは、寡黙だった。 必要以上の言葉を話すようなことはしない。 しかしその瞳は真っ直ぐと真理を見据えている。 彼女の本質を見定めるように。 彼女の価値を見極めるように。 「───マスター。 一つ聞くが、いいか」 「え、あ、うん」 「お前の願いは何だ」 サーヴァントである以上、マスターの願いは聞いておく必要がある。 その問いに、真理は少々戸惑うが、答える。 「私は───私の世界の人間を、自由にしたい。 オルフェノクに襲われないような、生活を」 「自由に・・・?」 「私の世界はね、オルフェノクっていう存在に人間が弾圧されてるの。 人間たちは、隠れて狭い暮らしをしてる。 だから───私は聖杯に、平和な世界を願いたい」 真理は自分の言葉で、自分の願いをはっきりと述べる。 オルフェノクに虐げられる人間を助けたい。 人間が平和に暮らせる世界が欲しい。 救世主───ファイズにだけ任せることはできない。 以前の自分なら、巧ことファイズを待つことしかできなかっただろう。 しかし、今の自分には───それを為すための方法があるのだ。 見捨てる訳には、いかない。 「でも、そのためには他の人を」 殺さなきゃいけないんだよね、と。 心の中で彼女は呟く。 人間のために人間を殺す。 広い目で見れば、彼女が行おうとしている方法は正しい───のかもしれない。 そうして願いを叶えれば、最終的に多くの人が助かるのだ。 草加も、哲太郎も───そしていつか帰ってくるであろう巧も争いの中に放られることはなくなるのだ。 「そうか。 なら───俺がお前の代わりに、サーヴァントとして戦おう」 「・・・え?」 「俺が、戦う。お前は隠れていればいい。 人間のためだけを思っていればいい」 アサシンはそう告げる。 その顔は、冗談を言っているような顔ではない。 285 :園田真理&アサシン ◆DpgFZhamPE:2014/07/19(土) 22 46 50 ID lxadRI/20 「私の願いなのに、ダメだよ。 アサシンにだけ押し付けるなんて」 「大丈夫だ。 俺は、俺の信じた物のために戦う。 お前が人間を助けるというのなら───俺も、それに協力しよう」 アサシンは真理に背を向け、歩き出す。 単身、戦場に乗り込もうというのだ。 「アサシン!」 真理の呼び声に、ふとアサシンは振り返る。 その顔は、とてもではないが活力に溢れているとは言えない。 聖杯戦争に呼ばれた現状への困惑。 人を殺さなければ己の世界を救えないという迷い。 人を殺さなければいけないという恐怖。 それらが織り混ざって───顔色はとても悪い。 簡単に言えば、青ざめている。 それでも真理は───自分の足で立って、アサシンを見ている。 「名前。名前を教えて欲しい。 アサシンとか、そういうのじゃなくて───本当の名前を」 「・・・」 真理の、せめてもの覚悟なのだろう。 一人で戦場へ向かうアサシンへの。 己も無関係ではないという覚悟。 「・・・」 それを聞いたアサシンは───ふと、思う。 生前、彼が幾度も見た人間の表情。 恐怖もある。 抵抗もある。 迷いもある。 それでも───誰かのために動こうという、儚くとも美しい、人間の素晴らしさ。 「───ああ、言ってなかったな」 アサシンもその顔を見て、決意する。 ああ、このためだ。 このような人間のために、彼はいつでも戦ってきた。 ああ、このような人間のためならば。 ああ、このような願いを持つ者のためならば─── 「───『ゼロ』だ」 ───俺はもう一度。 この体を、争いの中に投じよう。 【CLASS】 アサシン 【真名】 ロックマンゼロ@ロックマンゼロシリーズ 【パラメーター】 筋力C 耐久D 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具A 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断 B 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 レプリロイド A 人間的思考回路を持つロボットの総称で、自ら考え物事を処理する事が出来る。 精神への干渉、毒物、呪いを受けない。 戦闘続行 A 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 生前、普通のレプリロイドなら機能停止に陥るほどの状態でありながら戦い、生き延びた逸話からこのスキルを会得した。 破壊工作 B 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。 彼の場合は、拠点や施設などの破壊に該当する。 ただし、このスキルが高ければ高いほど英雄としての霊格は低下していく。 生前、彼が数々の拠点を破壊、制圧したことにより付与されたスキル。 技術会得 B サーヴァントを倒した場合、そのサーヴァントのスキル、技術をランダムで会得できるスキル。 しかしそのためにはそのスキル、技術を一度自分の目で見ておく必要がある。 生前、彼が倒した敵から数々の技を会得したため付与されたスキル。 【宝具】 『偽の体に秘めし伝説の英雄』(ゼロ) ランク:A 種別:- レンジ:- 最大補足:- アサシンのその身体の中の魂に宿る宝具。 生前、アサシンは常に勢力・単体としての力、全てにおいて劣勢な状況から相手の基地に単身乗り込み、任務を成功させていた。 その逸話が宝具になったもの。 この宝具こそ彼がアサシンたる由縁である。 自分から戦闘を仕掛けた場合、相手の俊敏・耐久がランクダウンする。 それは『戦闘が始まった時点で』相手とのステータスに差があることや、自分の体がボロボロであるなどの、自分が劣勢であれば劣勢であるほど強く発動し、相手の俊敏・耐久が大きく下がる。 286 :園田真理&アサシン ◆DpgFZhamPE:2014/07/19(土) 22 49 03 ID lxadRI/20 【weapon】 ゼットセイバー、バスターショット、シールドブーメラン、トリプルロッド、リコイルロッド、チェーンロッド 生前使い続けた数々の武器を臨機応変に使い分けるのがアサシンの主要戦法である。 宝具ではないため破壊されても魔力で修復が可能。 【人物背景】 シグマウィルス研究所に封印されていたレプリロイド。 『ゼロの伝説』を頼りにやってきたシエル手によって目覚めさせられ、弾圧されるレプリロイド達の為に戦った英雄。 クールだが頼まれると断れない性格だったり、子供に好かれたりと、ロックマンXシリーズのゼロのような熱い部分は少ない。 彼の体は英雄ゼロのコピーボディであり、オリジナルではない。 『ロックマンゼロ3』の終盤で彼は己のオリジナルのボディを破壊し、オメガとなったオリジナルのボディに別れを告げる。 彼は最後、バイルとの最終決戦でドクターバイルが作り上げた宇宙砲台『ラグナロク』落下を食い止めた後、崩壊するラグナロクと運命を共にし消息不明となる。 ラグナロク落下阻止作戦後、残っていたのはヘルメットのみだったがシエルを含めゼロを想うものは彼の生存を信じて疑わなかった。 数々の人間とレプリロイドを救い、伝説として語り継がれた彼の活躍は、まさに英雄であった。 数々のバイルの拠点、施設、工場などに潜入し、破壊活動を成功させたことにより、アサシンの適正を得た 。 今回は闇を斬り裂き光を齎す救世主───ファイズを求める園田真理の声を聞き現界。 オルフェノクに弾圧され、虐げられる人間。 成す術なく消えていく存在。 ───そう。 彼は、そのような存在のために戦ってきた。 英霊となった後もそれは変わらないのだ。 【サーヴァントとしての願い】 彼は迷わない。 聖杯戦争を勝ち残り、真理の世界で弾圧される人間を救う。 【基本戦術、方針、運用法】 基本は気配遮断を使用し、『偽の体に秘めし伝説の英雄』の効果を用いサーヴァントに強襲する。 ゲリラとして活躍した時代もある彼は情報収集の大切さも知っているため、情報収集も並行して行う。 マスターである真理もオルフェノクから隠れて暮らす生活を送っていたため、サバイバル&逃げ回る生活は中々得意。 今はボロボロの服だが、普通の服に着替えると一般人と何ら変わらない特徴のため、一般人としてカモフラージュも可能。 マスターとして直接戦闘能力はないため逃げ回ろう。 287 :園田真理&アサシン ◆DpgFZhamPE:2014/07/19(土) 22 50 47 ID lxadRI/20 【マスター】 園田真理@劇場版仮面ライダー555 パラダイスロスト 【参加方法】 隠れ住んでいた場所で野村博士から『願いが叶う』というゴフェルの木片の話を聞き、触れた 【マスターとしての願い】 人間解放。 オルフェノクに脅かされることのない世界を。 【weapon】 なし 【能力・技能】 オルフェノクに脅かされ、隠れて村で過ごしていたため、多少の銃の扱いは可能程度。 【人物背景】 世界は人類の進化形たるオルフェノクの組織・スマートブレイン社が完全に統治し、人類のほぼ全てはオルフェノクと化していた世界。 数千人を残すのみとなった人間たちは廃墟のような居住区に追いやられ、オルフェノクに脅える日々を過ごしていた。 そんな状況に反逆する一部の者は人間解放軍をを結成、そして園田真理はその人間解放軍の象徴的存在。 行方不明となった巧=ファイズが帰って来ると信じ、救世主の存在を広める。 しかし───そんな中彼女は人間解放軍の胡散臭い博士、野村博士からゴフェルの木片の存在を知る。 半信半疑ながら触ったところ、今回の聖杯戦争に呼ばれることとなった。 そんな彼女に訪れたサーヴァントは───彼女の望んだ救世主とはまた違った世界の救世主であった。 【方針】 優勝。 人間は殺したくないが、覚悟はできている───?
https://w.atwiki.jp/asaiworld/pages/116.html
【紅軍のアサシン】 『ご指名ありがとうございます♥サロメって言います♥ 踊ることしか能がない女ですがよろしくお願いしますね♥ご主人様♥』 クラス:アサシン マスター:小豆猫 真名:サロメ 性別:女 属性:中立・中庸 ステータス:筋力C 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運A 宝具A クラス別スキル:気配遮断C 固有スキル: 【愛:EX】 ヨハネへの純粋で狂的な愛。 魅了の効果を完全無効にしまた精神攻撃による狂化の影響を受け付けない。 宝具: 【偏愛する血と華の舞(セブン・ヴェール)】 ヨハネの首欲しさに権力者に取り入った舞の再現を行う。 舞が中断されず七枚のヴェールが揃うと対象を拘束し首を捩じ切る。 舞が中断されなくてもヴェールが破壊されれば宝具は無効化される。 【解説】 古代パレスチナに実在した踊り子。 惚れた男にフラれたが諦め切れず偉い人の前で踊り その褒美に惚れた男の斬首を求めその首を貰った。 聖杯への願いは『首から下も貰う』。
https://w.atwiki.jp/p2rdj/pages/870.html
アサシン Assassin 出典 Advanced Player's Guide 158ページ 隠密と策略を活かして殺害を成し遂げることこそアサシン(暗殺者)の所業である。アサシンは生を終わらせることに熟達し、その多くは悪である。しかし道徳規範を持ち、兇悪なものや抑えられぬ侵略や権力を楽しむものを標的とする者もいる。 《アサシンへの専念》 特技2 Assassin Dedication アーキタイプ 専念 出典 Advanced Player's Guide 158ページ アーキタイプ アサシン 前提条件 《錬金術アイテム作成》;〈製作〉、〈ペテン〉、〈隠密〉の修得 君は敵を暗殺する訓練を受け、不屈さと正確さを持ってそれを実践する。君は“死の標的”連続行動を得る。 起動 [three-actions] “死の標的”/Mark for Death;必要条件 君は標的とするクリーチャーの姿を見て声を聞くことができる;効果 君は標的としてクリーチャー1体を指定する。これは標的が死亡するか、君が再び“死の標的”を使用するかするまで持続する。君は標的を“捜す”するための知覚判定と、標的に“フェイント”を行うための〈ペテン〉判定に+2の状況ボーナスを得る。君の機敏かつ巧技の武器及び素手攻撃は、君が標的を攻撃する際奇襲と致命的:d6の武器特性を得る。もし武器あるいは素手攻撃が元々致命的特性を持つなら、致命的:d6を与える代わりに致命的のダメージ・ダイスを1段階向上させる。 特殊 君はアサシン・アーキタイプから別の特技を2つ得るまで、他の専念特技を選択できない。 《奇襲武器熟達》 特技4 Expert Backstabber アーキタイプ 出典 Advanced Player's Guide 158ページ アーキタイプ アサシン 前提条件 《アサシンへの専念》 君が奇襲武器特性を持つ武器で立ちすくみ状態の敵に“打撃”を行う際、1ではなく2の追加ダメージを与える。武器が+3武器なら、2ではなく4の追加ダメージを与える。 《毒に対する抵抗》 特技4* Poison Resistance アルケミスト ドルイド 出典 Core Rulebook 77ページ アーキタイプ アサシン、Poisoner * この《毒に対する抵抗》はアーキタイプでの使用を想定されており、元の特技とは異なるレベルで使用権を得る。 有毒な試薬に繰り返しさらされたことで、君の体はあらゆる種類の毒に対して強靭になった。君は自分のレベルの半分に等しい毒に対する抵抗を得る。加えて、君は毒に対するセーヴィング・スローに+1の状態ボーナスを得る。 《不意討ち攻撃》 特技4 Surprise Attack アーキタイプ 出典 Advanced Player's Guide 158ページ アーキタイプ アサシン 前提条件 《アサシンへの専念》 君は敵が反応できる前に行動する。戦闘の最初のラウンドにおいて、君がイニシアチブで〈ペテン〉あるいは〈隠密〉をロールしたなら、まだ行動していないクリーチャーは君にとって立ちすくみ状態である。 《毒の武器》 [one-action] 特技6* Poison Weapon 操作 ローグ 出典 Core Rulebook 185ページ アーキタイプ アサシン、Drow Shootist、ポイズナー 必要条件 君が刺突または斬撃武器を装備している。 * この《毒の武器》はアーキタイプでの使用を想定したもので、元の特技とは異なるレベルで使用権を得る。 君は必要な武器に毒1つを塗布する。毒を保持していないが片手が空いている場合、このアクションの一部として武器を取り出すための“扱う”を行える。次のターン終了時までその武器での次の攻撃が命中し、ダメージを与えた場合、毒が接触型または致傷型として伝搬できるものなら毒の効果が適用される。攻撃ロールが大失敗だったなら、毒は通常通り無駄となる。 特殊 日毎の準備中に、君は単純な致傷型の毒をローグ・レベルに等しい数だけ準備できる。これらの毒は1d4の[毒]ダメージを与える。この毒を適切に使用できるのは君だけであり、次の日毎の準備のときにこの毒の効果は失われる。 《急所攻撃使い》 特技6* Sneak Attacker アーキタイプ 出典 Core Rulebook 229ページ アーキタイプ アサシン*、ローグ * この《毒の武器》はアーキタイプでの使用を想定したもので、元の特技とは異なるレベルで使用権を得る。 君は急所攻撃クラス特徴を得る。ただし、この急所攻撃は1d4ダメージを与える。6レベルの時点で、このダメージは1d6に増加する。君はレベルを得ても急所攻撃のダイス数を増加させない。 《死の天使》 特技10 Angel of Death アーキタイプ 出典 Advanced Player's Guide 158ページ アーキタイプ アサシン 前提条件 《アサシンへの専念》 君が“死の標的”の目標にしたクリーチャーに対する君の全ての“打撃”は即死特性を持つ。これにより、ヒット・ポイントが0にまで減少した時点で標的は即座に死亡する。この方法で死亡させた場合、このクリーチャーとの意思疎通、蘇生、アンデッドへの変化、その他死後の世界に行くことを妨げる効果は、その無力化レベルがクリーチャーを殺した時の君のレベルの半分(端数切り上げ)より高くないか、神格ないしアーティファクトによるものでない限り失敗する。 《毒の武器強化》 特技10* Improved Poison Weapon ローグ 出典 Core Rulebook 187ページ アーキタイプ アサシン、ポイズナー 前提条件 《毒の武器》 * * この《毒の武器強化》はアーキタイプでの使用を想定したもので、元の特技とは異なるレベルで使用権を得る。 有害な効果を最大化する方法で毒を伝搬させる。《毒の武器》で作成できる単純な毒を適用すると、毒は1d4の[毒]ダメージでなく2d4の[毒]ダメージを与えるようになる。攻撃ロールで大失敗をしても、《毒の武器》で使用した毒は失われない。 《暗殺術》 [two-actions] 特技12 Assassinate アーキタイプ 出典 Advanced Player's Guide 158ページ アーキタイプ アサシン 前提条件 《アサシンへの専念》 必要条件 君は“Mark for Assasination”(訳注:おそらく“死の標的”/Mark for Deathの誤記)を指定しており、標的から完全に未察知状態である。 君は素早い動きで標的を即座に殺そうと試みる。標的に対して“打撃”を1回行う。命中したなら、標的は追加で6d6の[精密]ダメージ(君のクラスDCもしくは呪文DCのいずれか高い方に対する基本頑健セーヴ)を受ける。標的が大失敗したなら、標的は死亡する。これは無力化効果である。その後クリーチャーは1日の間、君の《暗殺術》に一次的耐性を得る。
https://w.atwiki.jp/blacklist/pages/307.html
【アサシンスキルプレート】【アサシンアクティブ】へ 盗賊と同様のスキルは省略 盗賊極意4 [効果]命中にボーナスを得る [必要SP]4 盗賊極意5 [効果]命中にボーナスを得る [必要SP]3 集中Lv2 [効果]クリティカル確率が向上する [必要SP]5 疾風4 [効果]回避にボーナスを得る [必要SP]2 疾風5 [効果]回避にボーナスを得る [必要SP]3 毒薬研究1 [効果]状態異常になる確率が減少する [必要SP]0 毒薬研究2 [効果]状態異常になる確率が減少する [必要SP]3 毒薬研究3 [効果]状態異常になる確率が減少する [必要SP]5 スティーラー [効果]ミッション後の獲得金が上昇する(約1.3倍) [必要SP]?
https://w.atwiki.jp/zerohouse/pages/373.html
イビルアイ・アサシン 黒1無3/黒1無1 ユニット/ゴルゴン クイック 即死レベル5(このカードが使用コスト5以下の ユニットにバトルでダメージを与えた時、そのバトル 終了時に、そのユニットを持ち主の墓地に置く。) 2000/1 I-1 U 052/200 イラスト 槻城 ゆう子
https://w.atwiki.jp/outerzone/pages/31.html
山本冬樹はバラエティーのスタジオ収録を見守りながら、気持ちはその場になかった。現場スタッフに混じる局の制作部長を一顧だにせず、考えているのは自分が本来担当しているアイドルグループ、ミステリーキッスの事。 彼は現在、聖杯戦争という催しに巻き込まれてパラディウム・シティという街にいる。過去の偉人の霊をサーヴァントととして呼び出し、彼らと1人二組となって他の組と殺し合う。監督役と名乗った神父に説明された。 『これがあなたの運命を変えてくれるわ』 参加するきっかけに心当たりはある。 ある日、街でアンティークショップに入って行く女の美貌に目をつけ、思わず声をかけたのだ。瑞瑞しいが、何十年と歳月を重ねた様な雰囲気を併せ持つ神秘的な風貌。 ショップの店主、と聞いた時は残念だった。 他所の事務所に声をかけられる前に、と名刺だけ渡しての去り際、女店主が山本に虹色の石を渡してきたのだ。 『その結果がここか…』 どんな願いでも叶う願望機は魅力的だが、彼女らのスケジュールに穴は開けられない。メジャーデビューを果たしてこれから躍進していくはずたったのだ。 (それでも、乗るメリットはある) 失踪したメンバー、三矢ユキを取り戻す。 彼女の失踪、自分の不在、それら全てを無かったことにする。そういう条件でなくては追いかける気にならない。 失踪を公表する事なく、隠蔽して代わりのメンバーを入れ、センターの二階堂以外の2人に仮面を被せて売り出した。この負債を聖杯なら消せるかもしれない。 『アサシン、今何してる?』 山本は端末の機能を使い、契約したサーヴァントであるアサシンに呼びかける。 『やぁ、マスター。まだ仕事中?』 『あぁ。他の主従は捕捉できたか?』 『まだだ。僕の宝具を十分に使いたいなら、端末をもう一台用意してくれ』 山本はため息を吐く。 アサシンは女性を籠絡する術に長けたサーヴァントだ。ただ、NPCを手駒にするなら、連絡先を交換できる方が効率的だろう。 接触の頻度を増やせば、些細な違和感など気にならなくなるほど夢中になるそうだが、別主従の網に引っかかりかねない。 タレントマネージャーはとにかく、拘束時間が長い。マネージメントする当人は人気次第でまとまった時間を作れるが、山本は担当を売り込み、仕事をとってこなくてはならない。 要領がわかっている為、周囲に敵がいても、マスターである事を悟られてはいないだろうが、現在のロールでは何か方法を考えなくては、マスターとして動けない。アサシンが単独行動スキルを持っているのが幸いだった。 (しかし、アサシンの真名はどうにかして知りたいな) 山本はマスターとして優秀とは言い難い。 アプリで補われているとはいえ、生粋の魔術師に比べれば魔力に乏しい。アサシンは自身も強い英霊ではない為、気にするなと言ったが、切り捨てられる不安が心のうちにいつもある。 魔術で情報が抜かれかねないという意見はわかるが、趣味や価値観がわからなくては、歩調を合わせることも難しい。 カジュアルな服装の、ハンサムな欧米人。 女たらしの殺し屋かスパイ、ひょっとしたら犯罪者。山本はまだ、アサシンの正体に辿りついていない。 【サーヴァント】 【CLASS】 アサシン 【真名】 テッド・バンディ 【出典】 「テッド・バンディ」 【性別】 男 【ステータス】 筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運B 宝具C 【属性】 混沌・悪 【クラス別能力】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 連続殺人者 B 一定の間隔をおいて、殺人を繰り返してきた者。 精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする事に加え、場の空気や相手の態度を観察しながら、意思疎通を図ることができる。 話術:C 言論にて人を動かせる才。 弁論から印象操作・言いくるめまで幅広く有利な補正が与えられる。 神出鬼没 C ワシントン、ユタ、コロラドと広範囲で犯行に及んだ逸話から。非戦闘時、移動時、2つの条件を満たしている間に限り、敏捷値にスキルの値を加算する。 単独行動 B 本来であればアーチャーのクラス別スキルとなる。明らかになっているだけでも30人を手にかけた殺人鬼である為に与えられたスキル。マスター不在でも自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 【宝具】 『病んだ獣の所業(プレジャー・オブ・キリング)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身) 女性に好まれ、女性を好んでターゲットにした殺人者であるという逸話が具現化した宝具。 女性を攻撃する際、真名を開帳することで、筋力・敏捷・耐久をワンランクアップさせる。戦闘中も同様の恩恵が受けられるが、敵陣営から女性がいなくなった時点で効果は自動的に解除される。 『僕が運命を捧げる(マイ・スイート・ラヴ)』 ランク:D + 種別:対人宝具 レンジ:自身の顔が見える距離 最大捕捉:制限なし 魅了スキルが宝具に昇華されたもの。 テッドを視認した女性に対し、精神干渉を仕掛ける事が可能。これは魔術ではない為、防ぐには精神抵抗に成功するか、神性や鬼種の魔といった人外の性質を示すスキルを使用しなければならない。 ターゲットが若い女性であった場合は質が向上。通常の2倍の数値でターゲットに抵抗判定を仕掛ける事ができる。 ターゲットは抵抗に失敗した場合、テッドに魅了される。 接触の頻度が増えるほどテッドに惹かれていき、やがて住処の提供や肉体関係すら許す様になる。 【weapon】 無銘 斧 【人物背景】 1970年代のアメリカに現れた連続殺人者。 1974年のキング郡にて若い女性が相次いで殺害された事件がきっかけで似顔絵が公開され、逮捕される。 法学を修めており、フロリダで行われた裁判では無罪を勝ち取れない公選弁護人をクビにして自らの弁護人になるも、ついに1989年死刑執行となった。死ぬ前に30人の殺害を告白したが、余罪はもっと多いとされる。 【サーヴァントとしての願い】 別人の顔と戸籍で受肉。 【方針】 優勝狙い。 【マスター】 山本冬樹 【出典】 オッドタクシー 【性別】 男 【能力・技能】 アイドルマネージャーとして、アイドルグループをメジャーデビューに導いた実績。 【weapon】 なし。 【人物背景】 アイドルグループ『ミステリーキッス』のマネージャー。メジャーデビューが決定した矢先、メンバーの三矢ユキが失踪。山本は外部に公表する事なく、ユキの代役を立て、二階堂ルイ以外の2人に仮面を被せてデビューさせた。 本編中ではキツネの獣人の容姿をしていますが、聖杯戦争の会場においては目つきの鋭い30半ばの男性の姿をしています。 【マスターとしての願い】 三矢ユキの失踪を無かったことにする。 【方針】 優勝狙い。 【ロール】 タレントのマネージャー。 【把握媒体】 鯖はジョー・バリンジャー監督作品の映画。 鱒はアニメ13話。
https://w.atwiki.jp/oribatotcg/pages/68.html
アサシン/3号 「どうだい? 強がりを言っても勝ち目が無いだろう?」 400/400 【瞬/任】 知覚解除: 相手の山札を2枚墓地に送る事ができる。 カードがあってこその戦略であり、カード破棄効果は強力である。 キーカードの破棄は戦略の幅を狭め、後半にはカード枚数の減りが効いてくる。 特に、このカードの能力は2枚を墓地に送るという凶悪さを持っている。
https://w.atwiki.jp/hosihurimezasi/pages/109.html
, ' 才 , < ハ,' l} ム 'ム `ヽ. 厶イ/ '´ , イ ソ l} ! ム ', マ, ム ゚。. / , ' ,才 , イl} '}! l} ム ヤ ム >、 ゚ , ' ,イ / // ! / ,'! }ヤ ム } ' ヤ ゚ ゚ 。 ゚. , ' , イ' , ' / ,/ ∥ / ' | ' ヤ } l} ! l} ム} 。 !. // / ,/ / / ,イ / ,' ! ' ,ヤ }', l} ! l| l}ト !。 , /イ ,' / , ' ,/ /メ / / } ' ィ'´ヤ l} ' λリ | l} }' , } }ノ {l| ,' / /イ//〃`ヽ } ' ヤ ソ ヤソ }! } l} ,八 } }lノ { ' ,/i! / =メイ‐- 、 / マ斗-==ミ} ,' ,'`}l/ ム} } , ,' / l{! ' , ,ィ≠=ミx、 ,' / ,ィ升、ノ j } l} ,/ /_ノ'} ! ソ ‘, il ' { / ',《 {ノi j }ヾ/イ ''" 乂ゝ-ソ/ /! , 'l}イ l}マ i! ‘, l{ , ,'ヤ }! ',ヾ 乂_ソ `¨´/ イソ /,イ/ , } ヤ ; , ヘ, -、 ヽ{ ‘,{ ', /',{‘, /才 メイ 厶イ!i }ソ../ / ゙y'¨ヽ、_ ',{! ソ ヽ‘, ' イ'"´ /圦 } リ / / / \>─< ‘, , ' ソ. / / / ,ィ_ノ/⌒ヽノ}! ≫ /_〉 /二≧〈 / , ' / i i//ト/⌒}_ノ > ` ─ ''´ ≪}二ニニニニ>、ヽ ', / / i i i // `>、 <ニニ二{=> < }二'二ニニニニニニニ>. `ヘ _メ.. / i i i i i// ,.<ゝ-'、__,、ニニニ∨∧ >-< ,イ=/二二二二ニニニニニニニ> /-、 ,/>'才ソヽ / > .... ゝ-'、__,、∨∧ , 'ニ/二二二二二ニニニニニニニニ∧―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 【アサシン】 種族:潮田 渚 +13 Lv 54 HP 326 MP 336 こうげきりょく / C- しゅびりょく / C- すばやさ / C- かしこさ / C- せいしん / C- 【呪文】 [ ヒャド 消費3 / 吹雪によって敵1体にダメージ。【ヒャド系】 [ ヒャダルコ 消費8 / 吹雪によって敵全体にダメージ。【ヒャド系】 【特技】 [ 生命の種 消費20 / 相手の生命力を吸収する種を植え付ける [ 積尸気冥界波 消費50 / この技を当てた相手は戦闘中ダメージとともにMPが減少するようになる、1戦闘1回 [ 隠れ撃ち 消費15 / 相手に攻撃を加える時、相手の攻撃をかわしやすい【射撃】 [ クイックドロー 消費5×回数 / 驚異的な早撃ちで敵単体に連続射撃を入れる、現在3回まで [ クイックドロー・散 消費5×回数 / クイックドローを1発毎に敵ランダムに与える 現在3回まで [ 眠りの歌 消費30 / 全体に眠りをまき散らす歌を歌う【歌系】 [ 泣き虫の歌 消費30 / 敵全体の攻撃力を下げる歌を歌う【歌系】 [ 地雷設置 消費30 / 相手の攻撃に応じて発動。相手は爆発によるダメージを受ける【設置】 [ みずのカーテン 消費30 / 自分が登場してから経過したターン数の数だけ攻撃を防ぐ水の盾を張る。1戦闘1回【水系】【設置】 [ 食虫花 消費30 / ターン終了時に追撃をしかける食虫花を設置する【設置】【永続】 [ ブルーティアーズ 消費40 / 自身のあらゆる行動後に敵に射撃攻撃を与えるビットを設置する。【設置】【永続】 [ ビット命令 消費30 / 設置しているブルーティアーズ全てが敵1体に攻撃をしかける [ シザートラップ 消費25 / 設置後に最初に動いた相手にダメージを与え、すばやさを下げる。また、極稀に行動不能にする【設置】【永続】 [ 呪い人形 消費30 / ターン終了時に敵ランダムに減少ダメージを与える呪い人形を設置する。【設置】【永続】 [ 吸魂火 消費30 / 確率で自分の後に行動し、ダメージに応じて味方を回復させる火の玉を設置する。【設置】【永続】 【パッシブスキル】 [ ゲリラ戦闘 / 自分が【射撃】を行うと確率で攻撃を回避するようになる [ 人魚の歌 / 敵に影響のある「歌系」の特技を使用した場合、追加でHPを減少させる。 [ 歌がとくい / 「歌」に属する特技の効果が上昇する [ 積尸気 / そのターン自分の最初の行動によってHPを減らした敵を対象にする。 その対象に対する攻撃時に同時にMPを減少させるようになる 一部の特殊な技やスキルを覚えられるようになる [ 積尸気鬼蒼焔 / 【積尸気】でMPが減少時に確率でHPを減少させる [ 燐光を見る者 / 自身、あるいは自身の設置物が相手にダメージを与えたとき 初撃以外にも確率で【積尸気】を発動させる [ いかく / 登場時にランダムで敵1体の攻撃を減少させる [ かいりきばさみ / 敵の行動によって攻撃力が下がらない [ 零崎一族 / 元々狂い壊れた一族、【混乱】、【暴走】状態であっても通常通りに命令でき 【混乱】、【暴走】となっている間、ステータスが数ランク上のものとなる [ 自殺志願 / 相手の行動に反応する自身の設置が発動した瞬間に発動。敵のHPを減少させる [ 羊の皮を被った毒蛇 / トラップに引っかかった相手に低確率で追撃、相手を毒状態にする [ 日常動殺 / 先行入力で決めた敵が自身が攻撃対象に取ったときに発動可能 2分の1の確率で攻撃を無効化、強力な一撃で反撃を加える その際、相手の防御をE-、自身の攻撃をSとして扱う。1戦闘1回 [ 冥府を覗きこむ者 / 相手を戦闘不能にしたとき、敵全体のHPを減少させる [ 疾風迅雷 / 低確率でそのターンの行動が最速行動になる [ 悪刀七実 / 大ダメージを受けたとき確率でMPを消費してHPを回復する [ 殴り合い / 直接攻撃を受けた際に確率で反撃する [ 化勁 / 攻撃を受けた際に、確率で直接攻撃を無効化する [ 斬り払い / 低確率で敵の攻撃を無効化する [ 虚う虚刀 / 攻撃を無効化した際に、【斬撃】属性の反撃を加える [ 【???】 【アクティブスキル】 [ 蛇の心得 / 相手の攻撃対象から自分を外す。1戦闘1回 [ トラップ設置 / 通常の行動と別で設置技を行う。1戦闘1回 [ エンドレスワルツ / ビット命令時に発動可能。設置しているビットの数を増加させる [ ちからずく / そのターンの命中を下げて、攻撃のダメージを上昇させる [ 奇襲 / そのターンの行動が最速になる。1戦闘1回 【耐性】 [ なし 父親:シェーレ(零崎双識+10) マスター:阿良々木やる夫 母親:七実(鑢七実) マスター:フェイト・テスタロッサ
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/226.html
【2日目 某時刻】 【≪牙琉法律事務所≫】 褐色肌と銀髪の女が、法律事務所の窓から街を見下ろしていた。 見ようによっては、齢は十代くらいに見えるが、本来、肉体年齢としては成人に達している筈だった。 生前、『カナン』の名で呼ばれていたサーヴァント――『アサシン』。 それが、彼女だった。 好物のスティックシュガーを煙草のように咥えて、瞳に力を入れる。 そうすると、あらゆる感情が、彼女の瞳には視えるのだった。 窓の外を行きかう、サラリーマンも、女子高生も、客引きも……全てが何で出来ているのか。 彼女の眼が特殊というよりかは、彼女の『五感』全てが告げるのである。 両目に埋め込まれているのは、魔眼でも何でもない只の眼球でありながら、視界の外の情報や、数秒先の未来さえ視えてしまう。 それが彼女のサーヴァントとしての強みの一つだった。 「――」 “共感覚” それは、本来切り離されている筈の五感が全て繋がり、干渉し合う、特殊な能力だった。 現実には、数字の色が視えたり、音楽を聞けば情景がはっきりと浮かんだり……といった例が度々報告される。 芸術家や音楽家として名の知れた人間の中にも、この共感覚を持つ者は少なくない。 ただ、あくまで多くの共感覚者は、二つか三つの感覚を繋げているだけなのだが――アサシンは、五感全てを連結させる事を可能としていた。 それは、恐ろしいまでの情報処理能力であると言えた。 背後にいる人間が如何なる動きをしているのかさえ、彼女は、視覚以外の感覚で識り、補うようにして視覚に呼び起こす事が出来る。 常人が把握できないような情報も、彼女には容易く読み取る事が出来てしまうのだ。 この聖杯戦争においては、ここにいる誰が『紛い物』で、誰が『本物』なのかも、彼女は把握する事が出来た。 多少の集中が必要であったが、雑踏を行きかう人間の内に、『マスター』、あるいは、『サーヴァント』がいるとすれば、彼女はそれを看破出来るだろう。 あそこにいるのは似非の人間もどきだとか、ここにいるのが本当の人間だとか……。 アサシンのサーヴァントとしては、『マスター殺し』も行いやすい状況だ。 気配をかなり落とした別のアサシンでさえも、カナンは感知する事が出来るかもしれない。 それほど強力なのが、彼女の瞳だった。 「……駄目だ、マスター。ここにはいない」 ただ、問題がある。 ビルの一室を借りる形で経営されているこの場所だが、日本の街並みはそこまで見通しが良くないのだ。ビルの隣にはすぐビルがあるのが東京だった。 その上、人口が密集しすぎているばかりに、あまりに情報量が多すぎる。建物の内にも、多くの人間が通っている。 すぐに他のマスターを探し出す事は、彼女とて不可能であった。 以前、渋谷にも来た事があったが、それは友人の故郷だったという事情もある。友人を守らねばならないから、仕方なく日本で活動したのだ。 それもごく短期間の話で、遊びに行くくらいの目的しか持たないのが普通だった。 その時から思っていたが――本来、この日本という街は戦争向けに作られていない。 かつて、『鉄の闘争代理人』と呼ばれた傭兵でもあったカナンとしては、この東京で聖杯戦争などやらされるのは、全く不本意だ。 通常の英霊ならば、人的被害を及ぼさない方が難しい――そんな場所だった。 これはアサシン以外のサーヴァントも同条件だが、その全員がおそらく、大なり小なり息苦しさを感じるのではないかと思う。 事実、既に、『刺青のある男』という気になる人物に大量虐殺が行われている。 本来、おおっぴらに殺し合うべきではないサーヴァントたちが、これほど目立ってしまっているわけだ。 推察するに、それは戦争と何の関わりもないただの愉快犯的な殺戮にしか思えないが、早速、『聖杯戦争』としては綻びが見え始めている。 監督役や裁定者がいるならば、迅速に対応せねばならない事態だろう。 「そうでしたか。――いえ、言う通りに働いてくれてありがとうございます」 アサシンに返事をしたのは、彼女のマスターにあたる男だった。 この事務所の経営者でもあり、名の知れた弁護士でもある彼の名は――『牙琉霧人』。 気品のある金髪の縦ロールの髪型と、銀縁の眼鏡が、彼の能力に奇妙な説得力を持たせていた。 事実、今日の法曹界においては、「最高の弁護士」などとさえ謳われている。 今日は事務仕事が多い中で、アサシンは監視、霧人は本業という形で、時間を潰していた。 それ故に、霧人はアサシンの方を見向きもしない。 彼が話しながら見ているのは、いくつかの書類だった。 アサシンは、この男の事が別段好きでも無かったが、元々傭兵だった彼女は、好き嫌いで役目を買わない事は無かった。 この男が『聖杯を得ておきたい』と言ったのだから、アサシンは理由も聞かずにそれを受諾するしかできない。 それが、雇われて人を殺してきたアサシンのルールだった。 それ故、相手方のマスターがどんな人物なのか知るまでもなく、見つけ次第、弾丸をぶち込むしかない。 もし、アサシンを引き当てたのが別のマスターだったならば、その時は霧人に弾丸をぶち込んでいただろう。 「マスター、今日のニュースだが――」 「刺青のある男の話、ですか?」 「ああ。……何か少しでも情報があったら教えてほしい」 アサシンは、また何となく外を見ながら言った。 今は、視覚を切り替えて、普通の人間と何ら変わる事ない景色が見えるようにしている。 だから、今、アサシンの視界にあるのはただの雑踏だ。 それを見つめながら、少し面白がってもいた。 戦争の場所としては最悪だが、ただ人が集まっている場所としては、なかなか見ていて不思議な光景でもある。 「私には大した情報は入ってきませんよ。その手の情報が入りやすいのは検察官の方です」 「……そうか」 「まあ、一応、弟が検事ですが、もう疎遠ですからね。ここで会うつもりもありません。 ……いや、会ったとしても、彼が容易く情報を明け渡してくれる事もないでしょう」 アサシンは、霧人の方をちらりと見る。 彼の姿を見る時は、時としてアサシンも集中力を研ぎ澄まさねばならなかった。 それというのも、霧人には、時として、どす黒い『憎悪』の色が見えるのである。 今も、薄く黒い色が霧人に重なった。 それは、おそらく『弟』という言葉への憎しみ……。 彼の発する言葉や、微妙なしぐさから、アサシンは感情を読み通せた。 ただ、それを封じる術も霧人は知っているらしく、それがアサシンに不安を過らせる。 何としても隠し通しておきたい事が霧人にはあるらしい。 勿論、それを無視する術をアサシンは備えているのだが、この弁護士という職にある男に如何なる過去があるのかは少々気になった。 「――ただ、『刺青の男』は、やはり、サーヴァントと考えた方が良いという事ですかね」 「ああ。この街でそんな能動的な殺しを始めるのは、多分、魔術師やサーヴァントだけだ」 「なるほど。大がかりな事件がある割に、事件の件数も妙に少ないのは、そういう訳ですか」 「おそらくそうだ。感情のない人形は、傭兵や殺し屋でもない限り、『殺し』をしない」 「……」 「……ただ、気になるのはそんな事じゃないんだ。『刺青』という特徴が、少し気になる。――『男』ではないけど」 アサシンにとってそのニュースが目を引いたのは、ただ相手がサーヴァントだからという訳ではない。 刺青――それは、アサシンの左腕にも刻まれているのだが、同じく刺青が特徴の知り合いが一人いる。 その知り合いが、自分と同じく、この聖杯戦争に現界している可能性も否めないと思ったのである。 ただ、その人物が『女性』であるのが決定的な違いだ。 尤も、日本では少ないとしても、世界では刺青のある人間など珍しくも何ともない。 気にするだけ無駄だと思ったが、それでも、もしかすると、その人物がいる可能性も考えうるので、刺青のサーヴァントはアサシンの興味を引いている。 「わかりました。その事件の資料を、後で警察から受け取っておきましょう」 「出来るのか?」 「簡単な事ですよ。 事件の情報が勝手に入って来るのが検察、自ら得ようとしなければ情報を得られないのが弁護士……それだけの違いなんです」 「……なるほど」 「それに、私はこれでも警察関係者にも顔が利きますから」 霧人は、眼鏡の奥で不気味に笑って、そう云った。 何か妙な含みのある言い方で、それは、霧人の裏の顔をアサシンに確信させるに充分であった。 それは、サーヴァントにとっては、何の関係もない話かもしれないが――。 【クラス】 アサシン 【真名】 カナン@CANAAN 【属性】 混沌・中庸 【ステータス】 筋力D 耐久E 敏捷C 魔力D 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 気配遮断:B 自身の気配を消す能力。 完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【固有スキル】 共感覚:A+ 本来独立している筈の『五感』が全て同時に機能している、アサシンの特異体質。 文字に色がついていたり、音が形として見えたり、人間の感情を察知したりといった事が可能。 その為、『気配感知』や『千里眼』のスキルも、このスキルに内包する。 更に、アサシンは予知に近い数秒未来の出来事までこのスキルで読む事が出来る。 仕切り直し:A 戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。 心眼(偽):C 直感・第六感による危険回避。 虫の知らせとも言われる、天性の才能による危険予知。視覚妨害による補正への耐性も併せ持つ。 【宝具】 『鉄の闘争代行人(テツノトウソウダイコウニン)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:1~100人 ウーアウイルスによって人為的に齎されたアサシンの驚異的な身体能力や共感覚と、これによる闘争活動から得たアサシンの戦場での逸話。 自身の『共感覚』をフル稼働させる事により、一帯の戦闘区域や敵の位置を完全把握する事が出来、それにより、全く土地勘のない場所でも地形を余す事なく生かした戦闘が可能となる。 その為、アサシンがこの宝具を用いて戦闘を開始した瞬間、初見の区域であっても、アサシンはその場で多角的な『先読み』が出来るようになり、殆ど直感で周囲を最適かつ自在に移動する。 一見すると彼女の視界に入っていない物体や事象も、彼女は嗅覚や聴覚からそれを把握し、その場全ての配置や動きをほぼ完璧に読み取り、脳内で瞬時に処理し、判断する。 また、アサシンの身体能力や戦場における知性そのものが異常に高く、その場にある武器の最適な使い方を共感覚を用いずとも理解し、駆使できる。 まさしく、五感全てが連結した共感覚と、身体能力や情報処理能力などが全て詰め込まれた、完全なる戦闘倫理。逃走の際にも用いる事が出来る。 ただし、「殺意を消す」、「気配を消す」、「感情を心の奥底に閉じ込められる」といった相手や、過度の感覚妨害は苦手とし、そうした相手には宝具を用いる事が苦手となる。 【Weapon】 『ベレッタPx4ストーム』 『ナイフ』 【人物背景】 鉄の闘争代行人と呼ばれるフリーランスの傭兵。 かつてウーア・ウィルスで全滅した中東の村の生き残りであり、抗ウィルス剤なしで症状を耐えきった初めての人物。 その結果、元々持っていた『共感覚』が大幅に強化され、五感を全て同時に使用する事ができる。 NGOの夏目に依頼され宿敵、アルファルド・アル・シュヤが率いる組織「蛇」との戦いに臨む。 以前、中東で出会った大沢マリアという女性に深い友情を感じている。 【サーヴァントとしての願い】 なし。 単なる雇われの戦争屋のようなもの。 【方針】 マスターの為に聖杯を得る方針。 まずは、他のマスターを探索する事と、『刺青の男』の調査を行いたい。 霧人に対しては不信感も大きいが、自分は雇われたものとして、感情が許す限り任務を全うする。 【マスター】 牙琉霧人@逆転裁判4 【マスターとしての願い】 聖杯の獲得。 【weapon】 なし 【能力・技能】 「法曹界でもっともクールな弁護士」、「現在の法曹界で最高の弁護士」などと言われる天才的な弁護士になれる実力があるらしい。 念動力で証人が捨てた物を浮かせたり、髪の毛を逆立てたりといった事が可能。 ポエムを詠む事ができる。 あんまり出てこない「黒いサイコロック」を発動する事も可能。 【人物背景】 32歳。職業は弁護士。 「法曹界でもっともクールな弁護士」、「現在の法曹界で最高の弁護士」などと言われる天才的な弁護士であり、主人公・王泥喜法介の師匠でもある。 また、歴代シリーズの主人公である成歩堂龍一の親友でもあり、牙琉響也の兄でもある。 優雅な立ち振る舞いで一見すると冷静だが、実はプライドが高く、自身のプライドが傷つけられると根に持つ模様。 その為、「逆転裁判4」においては、「プライドが傷つけられた」と短絡的な動機で他人を殺した後、「法の抜け穴」を利用して他者を欺いてきた。 しかし、最後には、弟子や親友や弟の突き付けた真実と、大衆の民意に敗北する。 作中最終回での逮捕後は、おそらく死刑判決を受ける可能性が高く、実質的には死刑待ち状態からの参戦。 【方針】 聖杯狙い。 聖杯によって、自らに課された罪を消し去り、自身の刑を回避する。 ただし、自身の内面は厳重に秘匿しておき、サーヴァントにも目的を隠したまま聖杯戦争に臨む。 仕事をこなしつつ、『刺青の男』の調査も行っておきたい。 【備考】 この世界では、牙琉弁護士事務所で一人で働いています。 また、霧人の感情はカナンにも見えづらいようです(「黒いサイコ・ロック」などを発動できる影響)。 候補作投下順 Back このロクでもない戦争から生還を! Next 魂の彷徨
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/866.html
ベルベット アサシン ユービーアイソフト 2009.9.17 Xb360 実在した女工作員バイオレット・サボーをモチーフとしたステレスACT