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登録日:2011/03/10(木) 03 37 53 更新日:2024/06/23 Sun 12 49 24NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 てんとう虫のポケモンではない エレガントになった女 エレガン党参謀長 ガンダム ガンダムW ガンダム登場人物項目 バラの花が似合わない人 プリベンター・ゴールド メリアンでもない レディ レディさんじゅうきゅうさい レディアン レディ・アン 中の人は故人 二重人格 名指揮官 女傑 年齢詐称疑惑 強肩 新機動戦記ガンダムW 炎のアン 紗ゆり 緒乃冬華 聖女 正しいのだ、お前の行為は…… そして、私のこの行為もまた……! 『新機動戦記ガンダムW』の登場人物。 年齢:19歳 身長:161cm 体重:47kg 人種:ジャーマン系 搭乗機: リーオー トーラス ウイングガンダム 声優:紗ゆり/緒乃冬華(SDガンダムGジェネレーションクロスレイズ) 地球圏統一連合軍・スペシャルズに所属する女性士官。 秘密結社OZの総帥であるトレーズ・クシュリナーダの副官でもある。 階級は二級特佐(開始時点)。 名前の由来はフランス語の1(un)。 頭の両側で編み込んだ髪型と丸眼鏡が特徴的な女性。 心の底からトレーズに心酔しており、彼に絶対の忠誠を誓っている。 その為、トレーズにとって障害となる物に対しては一切容赦せず、場合によっては糾弾されるような行動も取る。 非常に優秀な女性で、性別に関わらず能力を評価するトレーズが重用している事からも、その実力がうかがい知れる。 また、トレーズのバスルームに立ち入る事ができるのは彼女だけである。 実際、指揮官としてガンダムを幾度となく苦しめた存在。 また戦場以外での行動も多く、序盤で邪魔な和平論者を一掃したり、コロニー側との橋渡し役であるドーリアン外務次官の暗殺を行ったりと、影に日向に活動している。 OZのエースパイロット、ゼクス・マーキスの能力を評価しながらも、トレーズが必要以上に彼を信頼している事を快く思っていない。 トレーズを思うあまり過激な行動に出てしまう事が多く、作中ではガンダムを一掃する為にニューエドワーズ基地地下の核兵器を用いたり、コロニーへの恫喝として核ミサイルを用意したり……などといった場面があった。 まあ実際、ガンダム達はテロリストなので戦争のルールは適用されないのだが…… ただし、これらはすべてトレーズから「エレガントではない行い」としてたしなめられている。 この事から分かるように、中盤までの彼女はトレーズの「信奉者」であり、「理解者」ではない。 視聴者からも、序盤~中盤の仮面を被るかのように別人を演じきるさまは「嫌な女」と負のヘイトを集めまくっていた。 それらの行動から狭量な人物と見られがちだが、敵であったり、敵の可能性があるものでも能力次第では利用する強かさも兼ね備えている。 その為、だ捕したガンダム開発者たちに「ガンダムを超えるMS」としてヴァイエイトとメリクリウスを開発させたり、同じく捕らえたガンダムパイロットをそのテストパイロットとして使ってみせたりもした。 そんな彼女だが、過去の経歴は一切不明。 一説には、かつて「炎のアン」と呼ばれた反連合レジスタンスではないか……と言われているが、作中で明言されてはいない。 ただし、小説版では「連合との戦いの最中にトレーズに拾われた」と語っており、元々反連合だった事は確かなようである。 その時に培った技術なのかは不明だが、白兵戦やMS戦もこなす。 一度はリーオーで張五飛のシェンロンガンダムに挑んだが、一時は斬り結ぶほどの戦闘を行えたが、機体の性能差を覆せず敗北した。 また、超音速輸送機から投げ出された連合の将軍、セプテムの額に正確に銃弾を命中させるといった並み外れた射撃の腕も有している。 コロニー外壁に設置され不意打ち気味で放たれたバスターライフルに対して散開指示とMDと同等レベルの反応と超加速により回避するというWキャラの例に漏れず人外の能力を示している。(なおこの時、MDトーラスとレディの乗ったトーラスは回避できたが、一般兵の乗った有人機2機は反応速度の差で直撃し消滅している。) 余談だが、トレーズとは別に男女の関係ではないらしい。 ついでに言うと、リリーナ・ドーリアン曰く「バラの花が似合わない人」。 ……ん? 何? 19歳に見えないだと!? くどいようだが、+10歳してみたまえ。 □劇中の活躍 トレーズの副官として登場。 序盤から全開に暗躍しており、和平論者の一掃、ドーリアン外務次官の暗殺を次々とこなした。 実質的にガンダムに勝利した後は、OZ(というよりもロームフェラ財団)が画策するコロニー側の懐柔を開始。 その際には、髪型をストレートにし、眼鏡を外す事で第二の人格を作り出した。 第二人格はコロニー側すら「聖女」と言う程に穏やかなものであり、トレーズのため彼の愛する兵士たちを死なせないようにとMD(モビルドール)の導入を積極的に進めるようになった。 その狐っぷりから男女を問わず視聴者からの心象はとことん悪く、嫌われ者状態になっていた。 しかし、元の厳し過ぎる性格との落差やトレーズの理解者になり切れないことに混乱し始め、徐々に人格が不安定になってしまう。 その部分を部下のニコル特尉に付け込まれ、あわや戦場で戦死しかけるが、それがきっかけで人格を再び統合した。 それ以降はかつてと違い、真にトレーズの理解者として、「戦いは、戦ってこそ美しい」という信念の下にMDを否定。ここから視聴者の好感度もあがっていく。 捕らえられていたガンダムのパイロットたちとガンダム開発者たちを解放するために月面基地に突入するが、解放した直後にMD開発者のツバロフ技師長に撃たれてしまう。 しかし、ニコルに救われ、最終決戦ではウイングガンダムに搭乗してトレーズの命を救った。 トレーズ戦死後は世界国家軍の敗北を宣言し、リリーナに自らの命を委ねるが許され、和解する。 そして全世界にウイングガンダムゼロとガンダムエピオンの決闘を流し、その戦いに言葉を乗せて人々の意志を喚起させた。 □新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNIT 時系列がWの途中にあたるため、原作通りの性格・人格で描写されている。恐らく人格がブレかけている最中。 演説で資源コロニーを抱き込むことに成功し、画期的な新機体の売り込みもされかけていたのだが……。 この作品はあくまでも資源コロニーとOZプライズという名のロームフェラ財団直属の部隊(後にとある人物が完全に掌握)が主役であり、 ヒイロや原作の博士達は出ないしほとんど関係ない。せいぜい機体の命名に関係がある程度。 そのため原作の登場人物は彼女と極一部の人物程度しか関わっていなかったりする、ある意味でも珍しい作品。 □Endless Waltz 地球圏統一国家の治安維持組織プリベンターの長官として活躍。 コードネームは「プリベンター・ゴールド」。 早くからマリーメイア軍の存在を察知していたが、軍縮と組織の規模から後手を強いられ、結果的にマリーメイアの脅威を許してしまう。 その際訪れたゼクスに「プリベンター・ウインド」の名と、トレーズの遺産であるトールギスⅢを与えた。 決戦時には大統領府に単身で乗り込んで一区画を制圧、ヒイロ・ユイの狙撃による爆発からリリーナとマリーメイアを救出。 反乱終結後は、マリーメイアを引き取って生活している。 □作中外の活躍 スーパーロボット大戦シリーズではEWの参戦頻度が高い為、プリベンターの長官として活躍する事が多い。 『64』はアフターコロニーがメインという珍しい作品なので、自然と彼女の登場も多かった。 『D』ではOZが味方側のため、終始味方として登場。味方部隊がプロトデビルンとの決戦で地球不在という最悪のタイミングでルイーナの襲撃を受けるが、タワーを本拠地として徹底抗戦の構えを取っていた。 負傷を押してトールギスIIで出撃しようとしたトレーズを止めようとする等気苦労が絶えないが、ウイングガンダムで出撃して自身も前線に立ち続けた。という事が台詞の中だけで語られたため、ウイングガンダムはアイコンすら用意されなかった 『W』では猿頭寺とパピヨンが恋人関係である事に心の中でツッコミを入れる彼女には非常に珍しいコミカルなシーンもある。 また、TV版が参戦している『第2次Z 再世篇』ではキラの進言がきっかけで人格統合を決意した。 W放送の翌年にカードダスで展開されていた『新SDガンダム外伝 鎧闘神戦記』では創世軍オズワルドに所属する騎士として登場…しているのだが、どういうわけか、もう一人の人格としての姿が「レディ・ドゥ」として独立。これに伴い、同作では双子設定になっている。なお、名前の由来に関してはトロワと合わせて某バトル漫画の魔導師と魔人の関係を意識していると思われる。 □主な台詞 「承知致しました。次のバスタイムにはバラのエッセンスをご用意致します」 「コロニーなど、少しの攻撃ですべて吹き飛ぶ……哀れな者達が住む小世界よ!」 「兵士としてはな。……だが、人間としては厳しく生きたつもりだ」 「……感じますか、この戦いの悲しさを。見えますか、この戦いの向こうにある平和が。この戦いは皆さんに突き付けられた、平和への問題提議です!」 「言い訳なら幾らでもできる。問題は、この暴走を我々だけで止められるのかという事だ……!」 「マリーメイアに対抗する力のない今の地球など、政権交代に5分とかかるまい。……さて、どうなさいますか? トレーズ様……」 「これがトレーズ様の理想だと……? デキムのすり替えに踊らされている事に気付かないとは……」 「トレーズ閣下は、負け続けながらも戦いをやめない人々を愛していました。そしてだからこそ、人々はガンダムを受け入れる……」 「人々の心を動かすのは、勝者ではないのです」 2012年3月6日、中の人である紗ゆりさんが癌の為亡くなられた。 ご冥福をお祈りします。 アニヲタWikiなど、冥殿のラグナロクですべて吹き飛ぶ……哀れなWiki篭り達の小世界よ! 追記・修正を行え! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 最初はほんとにいやな悪役だったが段々とキャラがたって好きになったキャラ。そしてなな子おねいさんと中の人が同じなのをしってびっくり -- 名無しさん (2013-08-08 01 18 12) どうしてこうもガンダムWの女性は傑物揃いなのかw -- 名無しさん (2014-02-08 16 07 04) ナイトガンダムでは、メガネかけた方が「レディアン」、メガネ外した方が「レディドゥ」と別人(姉妹)扱いだった。で、それぞれメリクリウスとヴァイエイトに乗る。 -- 名無しさん (2014-02-08 16 27 50) ↑ただの名無し「アン・ドゥ・トロワ・・・姉さん?」 -- 名無しさん (2015-11-19 08 22 18) ↑実際その人は傭兵時代に少し年上で家族を養うため連合のスパイやってた「ミディ・アン」と言う少女と出会っていたり。 -- 名無しさん (2016-02-06 20 59 19) 19歳!? -- 名無しさん (2016-07-13 02 38 23) 最初は嫌いだったけど段々と好きになっていったキャラの1人 -- 名無しさん (2016-07-21 12 51 52) ↑×7のちのななこおねいさんとしんのすけである。 -- 名無しさん (2018-06-04 23 14 32) Gジェネで声変わってない? -- 名無しさん (2019-12-28 05 56 03) スパロボだとEW設定のことが多いため、TV版を見て衝撃を受けた人も多いのでは? -- 名無しさん (2020-06-26 00 10 08) ここで初めてCVが変わってることを知り何故かとググって始めて中の人が亡くなられたことを知った。まだまだ若いのに… -- 名無しさん (2021-05-07 02 25 26) 二代目の中の人はてっきり伊藤静だと思ってたのに(ななこおねいさん)。 -- 名無しさん (2021-10-03 20 55 54) この人といい強いられている人といい、なんでガンダムとポケモンでおんなじ名前が出てくるんだろうね。 -- 名無しさん (2022-02-11 11 43 10) 名前の由来がヒイロとかぶってるのは、彼女もウィングガンダムに乗ることの伏線だったのかな? -- 名無しさん (2022-03-06 23 25 26) 消火関連の用語が並ぶ中で「プリベンター・ゴールド」というコードネームはちょっと不思議 -- 名無しさん (2022-12-25 01 54 46) 名前 コメント
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雪をはらんだ冷たい風が吹く知らない街で、毎日の様に夢を見る。 倒れ伏す自身の相棒。涙を流し連れて行かれる彼女。 俺は、無力だった。 それでも必ず助けると約束した。 だが、現実はこの異邦の空の下で燻っている。 あの時と何ら変わらない、無力な自分が、そこにいた。 ◆ 金属と金属が触れ合う音が響く。 誰もいない学校の教室で少年は丹念に手の中の鉄の塊を整備していた。 パーツを細かく分解し、スプレーを吹きかけ、脇の布で拭いた後、また組み立てる。 そうして元の形になったモノ。 それは拳銃だった。 モデルガンの類には出せない、重厚な存在感を出しながらその銃口は鈍い輝きを放っている。 グロッグ19。 世界的には比較的ポピュラーな自動拳銃。 しかしここ冬木は、武器の規制が一際厳しい地方国家たる日本の一都市である。 ヤクザの事務所ならともかく、少なくともただの学生が携帯していていい代物ではない。 尤も、彼は”ただの学生”とはとても言え無いが。 「千鳥……」 頬に薄い十字傷を刻んだ少年、相良宗介は手の中の銃を見ながら、自分がゴミ係兼カサ係をやっていたクラスで、委員長だった少女の名を呼ぶ。 ここに来る数日前、アマルガムとの戦いにより『破邪の銀(ミスリル)』は壊滅した。 戦友であるAS『アル』も破壊され、千鳥を連れ去られ、彼は全てを失った。 それでも、傭兵ではなく一人の人間として、相良宗介は戦う道を選択した。 勝算の希薄な絶望的な戦いになるとわかっていても。 そして仇敵の尻尾を掴むため居心地の良かった学園に背を向け、 伝手を頼るためにナムサクへと渡った、その道中の事だった。 気が付けば自分はあてがわれたアパートの一室に日銃火器と共に倒れていたのだ。 ポケットの学生証から通っていると思われる、聞いたことのない学校をわりだし、 今に至るまで何かの強迫観念にとり憑かれた様に安穏と学生生活を送っていた。 ここが何処か、何故ここにいるか、そんなことはどうでもいい。 こんな事をしているべきではないのに。 今も彼女は待っているというのに。 だが、この街を出るという選択肢は何か強力な洗脳にかかった様に浮かんでこず、 かといってここで全てを投げ出し学生として生活するのも、彼には耐え難い。 澱の様に暗鬱な心情でただ停滞していた。 「俺は……」 向ける相手を見失った銃口は無力である。 後は停滞という淀んだ泥の底で錆びついていくだけだ。 道具をカバンの中に手早く片付け、グロッグも懐に仕舞う。 不意に、自嘲がこぼれた。 ここでこうして大っぴらに銃を出していれば彼女がまた一喝しにくるとでも自分は思ったのだろうか? まったくもって情けない。 窓から外を見れば、分厚い鉛色の雲と、舞い落ちる白い粉雪の切れ間から陽光が覗いている。 白と緋色が混ざり合うその風景は、ある種幻想的ですらあった。 見たところで何の感慨も湧きはしなかったが。 「……帰るか」 覇気のしない瞳を眩い景色から背け、帰路につこうとしたその時だった。 ―――下らん、牙も無くした狗だったか ―――!? 全身を総毛立たせ、グロッグを抜きながら振り返る。 精神状況は芳しくなかったが、体に染みついた最早習性とでもいうべき戦闘技術は、 いつもと変わらず如何なく発揮された。 確かに感じる殺気。 ようやく敵を見定めたその銃口は、三連続の砲火を以って曲者を出迎えた。 だが、殺気の主は宗介の放った牙を苦も無く嘲笑うように躱す。 「なっ…!?」 驚愕。 相対者は宗介が引き金を絞ってから行動を開始した、つまり、銃弾を目視で回避してのけたのだ。 このアンノウンは陣代高校最強の用務員に匹敵するとでも言うのか。 否定(ネガティブ)。目の前の脅威は人間ではなく――。 そのまま弾倉を空にするまで撃ち続ける。 だが、標的は正に疾風迅雷電光石火。机やロッカーの間を跳びかい、彼我の距離を詰め弾幕をすり抜ける。 やがて十秒もしないうちに弾倉の中身は空となり、カチンカチンと間抜けな音が空気を叩いた。 「クソッ―――!」 身を翻し、黒い影から逃れるために机を蹴り上げる暇も無く。 宗介は、腹部に自動車の突進でも受けたかのような強い衝撃を感じ、倒れ伏した。 そこで初めて相対者と目が合う。 相対者は燃えるような赤い目をした、人間でも乗れそうな巨躯を持つ漆黒の狼だった。 弱いな…弱すぎる。貴様の様な人間がなぜここに来た? 「…犬が口を利くとは初耳だな。ボン太君でもふもしか喋らんが」 言うじゃあ無いか、 戯言の礼に自分が何に巻き込まれ、なぜ死ぬのか位は教えてやろう 狼がその爪を振り下ろし、 その刀剣や銃の遥か前にこの世に生まれ出でた原初の武は、紙のように宗介の右手甲を裂いた。 瞬間、燃えるような痛みを代償に、数々の情報が少年に流れ込む。 聖杯戦争。 サーヴァント。 願望器。 令呪。 それらの情報をようやく咀嚼しきった頃、相良宗介は真にこの冬の名を冠する街で覚醒した。 同時に、その命運は尽きようとしていたが。 ……眼を見ただけでわかる。お前は、才能がない。狗ですら無い、狼のフリをした羊、 死肉を貪り、生き血を啜らぬとも生きられる癖に、そうしなかった忌むべき畸形だ。 気に入らん。この地に堕ちた事を悔みながら消え失せるがいい 宗介の瞳を見つめながら、黒狼は牙を突き立てんと口腔を開く。 (死ぬ、のか…?俺は、ここで) 死の咢を目前にして、宗介の頭脳は一片の曇りなく澄み渡っていた。 むしろ今までが淀みすぎていたのか。 そうだ、才能がない事など分かっている。 俺はクルツの様な狙撃の腕も、マオやクルーゾーの様なASの操縦技術も、格闘技術すら少佐には劣るだろう。 精々誇れるものは、土壇場のしぶとさ位だ。 でも、それでも。 頭の中でスイッチが、入った音がした。 「そう言う訳にはいかん……!」 彼の次の行動は簡潔であった。 余りにも自然に、邪気なく手を伸ばすと、目の前の狼――アサシンの鼻っ柱を掴んだではないか。 その中途で俄かに掌が牙に触れ、鮮血を学生服に散らしたが気にしない。痛みには慣れている。 そんな彼に、アサシンの表情が俄かに驚嘆に彩られる。 抵抗そのものに、ではない。 鈍重な牛ですら死力を尽くせば狼を一蹴することが可能だ。 眼下の狼気取りだった羊の瞳が、先ほどモノとは明らかに違う。 生も死も肯定しない、ある種の超越を感じさせる色に変貌していた。 成程、羊は羊でも狂った羊だったか…何が貴様を変えた? 「大切なものを奪われた。必ず取り戻すと誓った。 今の俺はカシムでもウルズ7でもない、それでも一人の男として戦うと決めた」 気狂いの羊はアサシンの鼻頭を掴み、その体を押しのけると眼光鋭く立ち上がる。 アサシンは宗介の手を振り払うと、何ともよくできた喜劇に眉根を寄せた。 そういう事か、聖杯め 自分を呼ぶような者の大切な物など一つしかないではないか。 成程、自分が何故この男に召喚されたか、今理解した。 つがい、か 「否定(ネガティブ)であり、肯定(アフマーティブ)だ 俺に協力しろ、アサシン」 ……… ―――狼は人間を嘲けり、憎んでいた。 本当彼一頭だけならば、人間など何人銃で武装して来ようが、敵ではなかった。 だが、それはあくまで彼だけだった。群れの仲間は銃で撃たれれば死んでしまう。 彼は王だった。だから群れを、妻を守るために見下していた人間に幾度となく背を向けなければならなかった。 彼が生涯敵として定めた人間はたった一人。 狼王としての彼は、その人間の謀略すらも最後まで回避し続けたが、妻はそうでなかった。 彼女でさえいなければ。 群れの部下であり盟友たちは口々に自分を止めた。 妻は諦めろ。我らは狼王の臣下だ。行けばお前はもう狼王ではない。狼王がいなくれなれば我らもこの世から消え失せる。 頼む行くな!! 朋友達は皆懇願するように止めた。王は普段この草原こそ我らの城と言って憚らぬ彼らがこんなに必死に祈ると姿を見たことがなかった。 暗に語っていた、行けばお前は死ぬ。我らはお前に死んでほしくないと。 それでも、彼はその進言を振り切った。番を救うために。 結果は臣下たちが進言した通り、 群れを棄てた王は最早王ではなかった。 ただの、ようやく半人前の一匹の獣でしかなかった。 そして、ただの獣が人間に勝てる道理はない。 しかし、それでも彼は、救いたかったのだ。 ―――いいだろう小僧。興が乗った しばしの間、付き合ってやる アサシンの鼻面に刻まれた横一文字の傷がギラリと獰猛に光る。 目の前のマスターは一歩も引くことなく、自分の前に立っていた。 その手に宿った令呪は、狼の爪痕の様な、三本のラインであった。 「……どういう心変わりか知らないが、契約成立、ということでいいんだな?」 然り、貴様が全てに牙を突き立てるというのなら、やって見せるがいい。 だがもし契約に背く事があれば、我が牙と爪は貴様に向くと知れ 「了解だ」 もし、この歪な羊が、あの時無残に失敗した自分とは違う未来を見せてくれるのなら。 従ってみるのも、悪くは無い。 【クラス】 アサシン 【真名】 ロボ 【出典】 史実及び、シートン動物記 【性別】 男 【属性】 中立・中庸 【ステータス】 筋力:B 耐久:D+敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:D 【クラススキル】 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 魔獣:C どんなハンターや罠も彼自身には勝てず、現地民に悪魔より知性を賜った魔物として畏れられたアサシンの逸話の具現。 その卓越した知性により人間との意思疎通が可能になり、相手サーヴァントが人間の場合、各種行動の達成率の上昇判定が生じる。 また自分にファンブルを引き起こす罠や毒物をキャンセルすることができる。 怪力:B 一時的に筋力を増幅させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。 アサシンは自身よりも何倍も大きな牛を紙細工の様に引きずり倒したという。 使用することで筋力をワンランク向上させる。持続時間は“怪力”のランクによる。 単独行動:B + マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 魔獣の咆哮 A アサシンが上げる咆哮。 発動した場合気配遮断の効果が一切なくなる代わりに精神干渉に耐性のないサーヴァントが相手の場合高確率で威圧させ、先手を取れる判定が上昇する。 また、逆に短い時間であるが自軍に勇猛のスキルと同じ効果が表れる。 仕切り直し:C 戦闘から離脱する能力。 危機的な状況から素早く脱出できる。 【宝具】 『狼王(オールド・ロボ)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:- アサシンを含めて六体の群れを召喚する宝具。全ステータスはアサシン本体のパラメーターよりワンランク下。 この宝具が発動した瞬間、アサシンは群体型のサーヴァントと化すため、六体でサーヴァント一体分の魔力消費で済む。 そしてこの宝具が発動している時はアサシン本体のみ、耐久に補正がかかる。 弱点は彼の群れの中の一頭、アサシンの妻である白い狼『ブランカ』を倒すこと。 『ブランカ』が斃された瞬間、ロボは生前と同じく不敗の伝説は終わり、現界を保てず消滅する。 【Weapon】 『爪、牙』 【解説】 アーネスト・T・シートン動物記に登場する19世紀アメリカに実在した狼王。 ロボは狼とはおおよそ思えぬ巨躯と悪魔が与えたと言われる卓越した頭脳を持った狼達のリーダーで、現地民から「魔物」と畏れられた 数えきれないほどのハンターの罠や毒を持ったエサもやすやすと見抜き、仲間を見事に統率して人間に挑み続ける。 彼はブランカというつがいを助けるために人間に捕まるが、 それでも人間に屈服することなく餓死を選んだ。 【特徴】 人間も乗れそうなサイズの赤眼の黒狼。 顔にシートンが仕掛けたわなから抜けようとしたときにできた横一文字の傷がある。 剥製として残っているロボの毛皮は、彼の生きざまに感銘を受けたシートンが用意した贋作。 【聖杯にかける願い】 ? ? ? 【マスター】 相良宗介@フルメタル・パニック! 【能力・技能】 高度に訓練された軍人。格闘、狙撃、爆破、AS操縦と、あらゆる破壊工作に通じる。 【weapon】 銃器。どの程度保有しているかは不明だが、 携行火器を中心に複数保持していると思われる。 【人物背景】 都立陣代大高校2年4組に在籍する高校生兼、対テロ極秘傭兵組織「ミスリル」作戦部西太平洋戦隊に所属する傭兵。 全世界から優れた人材を登用するミスリルの中でも最精鋭とされる特別対応班(SRT)の一員。コールサインはウルズ7。 人型兵器アーム・スレイブの操縦にかけては世界屈指の実力を誇り、生身での戦闘力も高い。 原作長編8巻「燃えるワン・マン・フォース」プロローグ辺りからの参戦。 【聖杯にかける願い】 アマルガムの壊滅及び千鳥かなめの奪還。
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三人。 その数字は、緒方智絵里という少女にとって大きな意味を持っている。 例えば、核家族の世帯を構成する父親と母親と一人っ子。 同じ構造を持つ緒方家であるならば、一人娘の智絵里は両親の愛情を一身に受けて健やかに成長するだろうというのが当然の発想である。 しかし現実はままならないもので、両親共に社会人としての責務に多くの時間を割かざるを得なくなっていた。 勿論、両親は仕事にかまけて智絵里を蔑ろにしたわけではない。時間の僅かな余裕を見つけては、一人娘に辛い思いをさせないようにコミュニケーションを心掛けていたつもりである。 それでも、智絵里の飢えは取り除けない。 智絵里とて多少なりとも成熟した人間であり、両親の事情に理解を示さず癇癪を起こすような我儘はしない。しかし、大人の理屈だけで自らの寂しさを受容出来るほど智絵里の精神性は強固に作られていない。 頼れる他者に甘えることへの欲求を満足に発散出来ず、誰も待たない家で一人の時間を過ごす。その日常は、智絵里の心に巣食う孤独感を漸増させるに十分だった。 そんな緒方智絵里が、なけなしの勇気を振り絞って新たな一歩を踏み出した。 愛する両親の下を離れ、上京してアイドルデビュー。 夢へと続く階段を登る過程では、智絵里の欲求を満たすパートナー達との出会いが待っていた。 プロデュースの方針として智絵里に与えられたのは、三人組のアイドルユニットのメンバーとして活動する環境だった。 智絵里以外の二人のメンバーのうち一人は、いざという時に周りを引っ張る頼もしい肝っ玉の持ち主だ。 もう一人の少女の売りは、どんな時でも甘くて柔らかくて、包み込むような優しい人柄である。 二人と触れ合う度に智絵里が認識する心地良いそれは、まるで父性と母性に近しい。 あの殺風景な部屋の中で増幅された人恋しさが、アイドルの時間の中で溢れそうなほどに満たされる。 だから、智絵里は願う。こんな日々が、ずっと続きますように。 その願いは、少しずつ肥大化していく。 たとえば、仕事で出演したバラエティ番組でいつものように三人で息の合った掛け合いに勤しむ時。 たとえば、収録終了後に帰路に着く際、番組スタッフが会社の方針転換とかアイドル達への影響とか、そんな怪しげな噂を口にするのを立ち聞きしてしまった時。 たとえば、番組出演の数日後に偉い人間から事業再編が指示され、(責任を持って守るという念押しの前の話として)智絵里の属するプロジェクトも解体の対象となるかもしれないとプロデューサーから聞かされた時。 たとえば、最悪の可能性として想像したユニットの解散が実際には杞憂に終わり、またいつものように三人で……ではなく、スケジュールの些細な食い違いにより他の二人とは別の現場に一人で赴く時。 たとえば、今回は無事で済んだものの、三人の繋がりなんて誰かの都合で簡単に崩れてしまってもおかしくないのかもしれないと理解してしまった時。 自分以外の二人が齎す甘美な味を、誰にも脅かされることなく永遠に貪り続けられたらいいのに。 そんな風に、緒方智絵里は切実なまでに「三人」に拘っていく。 ○○○ ●●● ◎◎◎ 智絵里は、一人で過ごしていた。 不可分と言ってもいいだろうと思われた二人が、今は智絵里の側に居ない。 「……きっと大丈夫だよ。もしかしたら二人に何かトラブルがあったのかもしれないけど、それでも待ってればちゃんと良い報告が来るはずだから」 「そうだよ、ちえりん。きっと『ごめんごめん、ちょっとネットカフェでゲームしてたらうっかり寝落ちしちゃってたよー』とか笑ってさ、ひょっこり出てくるって」 正確には、どこか自信なさげな心情が見え隠れする言葉で智絵里を励ます少女が少なくとも二人いる。 それでも、いつも通りの安心感を得られないという意味では、今の智絵里は間違いなく一人であった。 だから、励ます二人に対しても萎びた返事しか出来ない。 「……そう、かな」 昨日から、あの二人との連絡がつかなくなったのだという。 プロデューサーも、寮生も、家族も、誰もが二人の行き先を掴めず、携帯電話で何度となく連絡を取ろうとしても悉く空振り。 少なくとも割り振られた仕事を放り出さず成し遂げるだけの責任感を持つ人間だと皆が認識していたために、何も言わず消息を絶ったとなれば外的な要因だろうと考えるのは自然なことだった。 当面の対応として、三人で担当する予定だった商品の告知の仕事には急遽別の人員を充てることとなった。勿論、プロデューサーは相手先に随分と頭を下げる羽目となったのだが。 そして二人が見つからない以上、智絵里達三人で行うはずだった仕事の予定は大きく見直し。智絵里の精神面への配慮も含めれば、全件キャンセルも視野に入れているそうだ。 仮にもプロのアイドルとしていかがなものかと言われそうな話だが、それが許されるほどに事態が異常であった。 「行方不明」となった二人のために、警察への捜索依頼がされる程に。警察の出番などという最悪の可能性も考えなければならないような脅威が、皆の意識を怯えさせていた。 この街では近頃、同一犯によると目される連続殺人事件が発生している。 既に人数が二桁に達しようとしている被害者達には性別や職業などに共通性がまるで見当たらず、犯行時間も犯行場所もバラバラ。無差別殺人の可能性が高いという。 ただ一つ共通しているのは、頸部にしろ腹部にしろ、被害者達が身体の一部分を欠損させていることだった。その傷跡に残る痛ましい火傷の跡は、まるで「至近距離から何かを爆発させた」かのような有様であるとのことだ。 未だ犯人特定の目途が立たない状況で、人々の意識は警察の不甲斐なさへの怒りと、姿の見えない殺人犯への恐怖へと向けられる。 そして、この恐慌的な状況をまるでドラマのように愉しむ不特定多数の輩が現れるのも悲しいかな普遍的な話であり、彼等は尤もらしい名前を持ち出して事態への警告……という名の無責任な扇情に没頭していた。 そんな彼等の作り上げた一文は、まるでキャッチフレーズのように街中を行き交う人々の間に定着しつつある。 人は言う。爆弾魔(ボマー)に気を付けろ、と。 ○○○ ●●● ◎◎◎ 両親共に仕事の都合で出張中であるため、当分の間自宅は一人暮らし同然の環境となっている。これが、智絵里に用意された聖杯戦争における人物設定の一端である。 しかし、今の智絵里は一人ではない。リビングに入れば、一人の男が我が物顔でソファに腰掛けている。 「よお、戻ったか。やっぱ仕事は中止か?」 何食わぬ顔で声をかける彼は、聖杯戦争を生き抜くための智絵里の従者となった『暗殺者(アサシン)』だ。 その態度に、智絵里は唇を噛む。全てを知っている癖に白々しい真似をする彼に対する感情の配分は、この時ばかりは怒りが大きかった。 彼が行動を起こした結果、街では多くの生命が犠牲となり、二人のアイドルが「行方不明」となった。 智絵里にとって全く望ましくない結果を招いたことを、彼は「必要なことだからな」と言ってのけて一切悪びれない。 智絵里から向けられる悪感情など、アサシン――ゲンスルーという男にとってはそよ風も同然、いちいち動揺するに値しない。 「……何で、こんなことする必要があったんですか」 「ぁあ?」 「ぅっ……」 現に、眼鏡越しの視線でほんの少し凄まれただけで智絵里の怒りはあっさりと萎んでしまう。 小心者の少女と、大量殺人犯。精神面の格差は明確であり、会話の主導権をアサシン一人に握られるのもやむを得ないことだった。 それでも、不出来な子供を諭すように、アサシンは智絵里に事情を説明する。 アサシンの持つ宝具――本人曰く、念能力である――を滞りなく発動させるためには、人々の間に「爆弾魔の噂」が流れることが実質的な条件とも言えること。 そのための準備として、ルーラーからの討伐令の対象とされるボーダーラインを越えない範囲を探りつつ、街で何人かを手に掛ける必要があったこと。 またマスターである智絵里が余計な拘束時間を強いられるのは好ましくなく、フットワークを少しでも軽くさせておこうと考えたこと。 その達成と、「爆弾魔の噂」の定着促進も兼ねて、智絵里の最も親しいアイドル二人には昨日を以て「行方不明」となって頂いたこと。 一連の説明を聞き終えて、でも、と智絵里はどうにか声を絞り出す。 何か理論的な反駁が思いついたわけでは無く、ただ気に入らないから反発したというだけだ。 「別に気に病む必要は無いだろ。あの二人だってただのNPCだ。生き残って元の世界に帰れば、お前はちゃんと本物のお友達に会えるんだぞ? 寿命も全う出来なかったオレからすりゃあ羨ましい限りだ」 「そういう問題じゃ、ないです……!」 「人を殺すのは嫌だ……って話のことなら、まあもう言わなくてもわかるよな」 「そうだぞ智絵里ちゃん。世の中は戦わなければ生き残れないんだぜ」 「ヘイヘイヘイヘイ、覚悟決めちゃいな覚悟をよ~?」 「ひっ!?」 男が新たに二人、何の前触れも無く智絵里の左右に現れては無遠慮に寄りかかってくる。 アサシンを含めて、殺人者が合計三人。大きく且つ引き締まっている体躯は、智絵里に威圧感を与えるには十分。 彼等は智絵里が他者との間に保ちたい距離感など構わず、げらげらと笑いながら心の中に土足で踏み込む。悪人という点を差し引いても、揃いも揃って智絵里の苦手とするタイプの人間だ。 呼吸にすら気を遣うような、かつてない程の居心地の悪さ。 じわじわと智絵里の心を憔悴させ得る状況で、更にアサシンの言葉が智絵里の逃げ場を潰していく。 「覚えてるか? オレが単独行動スキルってやつを持っていることを。オレからすれば、別にお前を切り捨てて他のマスターを探すのだって選択肢の一つとして考えられる立場だ。それでもお前と一緒にいるのは、結局リスクの方が大きすぎるからだな」 「対してお前はと言えば、マスターとしてのセールスポイントと呼べる物が、ゼロだ。魔力も無ければ武術の心得も無い。はっきり言えば、ただのカモだ。マスターを失い、誰でもいいから再契約しないと消滅してしまうってサーヴァントでもない限り、わざわざお前と組むメリットは皆無だ」 「そんなお前でも、オレならちゃんと合わせてやれる。まあ、オレの方策がメインではあるがな。そういう意味では、お前はオレと組めるだけ幸運だ」 「……お前がオレを切り捨てるのは、その瞬間にお前がオレ以外の全員から『見捨てられる』ってのと同じ話だ。あとは、オレが何を言いたいか、分かるよな?」 見捨てられる。 その簡素なフレーズに、智絵里は息を呑む。孤独感というウィークポイントを、アサシンは容赦無く抉る。 ついに言葉に窮する智絵里を、二人の男がにやにやと見下ろす。 「二人のお友達を亡くした時、嫌だと思ったろ?」 そんな智絵里へと次に語りかけるアサシンの口調は、今までよりほんの、ほんの少しだけ柔らかくなっている……ような気がした。 「三人で一緒に生きていけなくなるってのが辛いってのはオレにも分かる。まあ今回死んだのは偽物なわけだが、それでも練習にはなっただろ」 「……何であれ、死にたくない理由なんか『仲間といたい』でも別に十分だ。別にお前に何かデカいことを期待しようなんてオレも考えちゃいないが、それにしたって自分の願いくらいは固めておいてくれないとパートナーとしては不安なんでな」 願い。少なくとも、智絵里には奇跡の結晶とも言うべき聖杯に託す程の願いを持ち合わせていない。 ただ、この苦痛ばかりの時間を早く終わらせたいだけと思うだけだ。 帰りたい。だって、人を殺すべきとされる環境が怖いから――違う。 だって、戦争なんかアイドルとしてするべき行いではないから――これも、違う。 だって、 ――だって、綺麗に満たされないから。 一人じゃ駄目。足りない。寂しい。 二人でも駄目。まだ足りない。息苦しい。 四人も駄目。多すぎる。喧しい。 「三人」が良い。「三人」じゃなきゃ、嫌だ。 至福の環境であると確信できるのは、寂寥感を残さず拭い去ってくれるのは、緒方智絵里が「三人」の中にいる時だけだ。 「三人」でいたい。智絵里の願いなんてただそれだけだ。 何者にも脅かされない、絶対的なまでの幸福感を達成するための、永遠の「三人」を。 「――私から、『三人』を奪わないで」 限界を超えて零れた願いは、アサシンに聞き届けられてしまった。 「心配するなって。オレは、お前を見捨てない。三人で生きたい者同士、仲良くやっていこうじゃないか。よろしく頼むぜ、マスターさんよ」 「……………って言っても、オレから見れば今の状況は『三人と、他の一人』だけどな」 【クラス】 アサシン 【真名】 ゲンスルー@HUNTER×HUNTER 【パラメーター】 筋力D 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運C 宝具D+ 【属性】 混沌・悪 【クラス別スキル】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。ある程度の隠密行動に適している。 他者から自身がサーヴァントであると察知されにくくなる。 たとえ実体化していても、能力を行使しない限りはただのNPCと認識される確率が高い。 【保有スキル】 念能力者:B オーラ、即ち生命エネルギーを使いこなした戦闘技術。 自身の持つ魔力を転用することで様々な効果を発生させる(肉体強化、気配遮断効果の補強等)。 このスキルにより、後述する宝具も発動可能となっている。 情報抹消:C- 対戦が終了した瞬間に目撃者と対戦相手の記憶から、能力、真名、外見特徴などの情報が消失する。 例え戦闘が白昼堂々でも効果は変わらない。これに対抗するには、現場に残った証拠から論理と分析により正体を導きださねばならない。 大量殺人犯としての素性を長期間に渡って秘匿していた経歴から付与されたスキル。 ただし例外として、『命の音』による爆弾を起動させられた者はそれ以降常に「戦闘継続中」と見なされるため、情報抹消が有効とならない。 単独行動:D マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクDならば、マスターを失っても半日間は現界可能。 潜入していた集団から離脱した後も暫く逃亡生活を続けた経歴から付与されたスキル。 【宝具】 『一握りの火薬(リトルフラワー)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人 アサシンの持つ念能力の一つ。変化系能力。 手で掴んだものを爆破することが出来る。ある程度の殺傷能力がある。 念による防御効果が無ければ、爆風でアサシン自身もダメージを負うこととなる。 そのため(全身にガソリンを浴びる等)防御が意味を成さない状況での使用は危険極まる。 『命の音(カウントダウン)』 ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人 アサシンの持つ念能力の一つ。具現化・操作・放出系の複合能力。 相手の体に念能力で作った爆弾を取り付ける能力。 ①相手の体に触れながら「ボマー」と言う。 ②『命の音』の能力の説明及び解除方法、加えて他三種の宝具の存在をアサシン自身が口頭で相手に伝える。 この二つの条件をクリアした時点で、触れた場所に爆弾が出現し作動する。 ①と②の条件の順序は問わない。また長期間間隔を空けても条件は成立する。 爆弾はタイマー式で6000回カウントすると爆発する。ただし時間ではなく、対象者の心拍数をカウントしている。 爆弾の解除方法はアサシンの体に触れながら「ボマー捕まえた」と言うこと。これが達成されない限り、たとえアサシンが消滅しても爆弾自体は残り続ける。 この爆弾の威力は『一握りの火薬』の約10倍。余程の理由が無い限り、サーヴァントでさえ即死しかねない。 一度に多数の爆弾を設置・発動させることが可能。魔力消費の発生は爆弾が実体化している間のみであり、威力の割に負担は少量。 『宝島の秘術(スペルカード)』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人 仮想空間を舞台としたSLG「グリード・アイランド」内のアイテムであるスペルカード一式(及び専用のバインダー等の付随品)。 一種類につき一枚の全四十五枚セット。消費型なので一度使ったカードは二度と使えない。 聖杯戦争におけるアイテムとして再現される上で、効果がある程度拡大解釈されている。 (「カード」を対象とした呪文は「カード」の形状の物全てに対して有効である、防御呪文は低ランクの対魔力として機能する等) ただし解釈の結果、何の効果も為さなくなったカードもある。また聖杯戦争自体からの脱出が目的となる「離脱(リーブ)」は絶対に機能しない。 『三人の絆(リリーストリガー)』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:2人 生前のアサシンにとっての無二の仲間であるサブとバラを召喚する。 パラメーターはアサシンよりやや低く、また唯一のスキルとしてCランクの「念能力者」を保有している。 アサシンが二名と共に親指を合わせて「解放(リリース)」と言うと、カウントに関係なくその場で『命の音』で設置された全ての爆弾が起爆する。 (なお『命の音』の発動に関わる能力説明の際、「解放」が即時起爆を表していることまで明かす必要は無い) そこそこの戦闘能力に切り札発動の手掛かりなど多少の有用性があるが、それらの要素が無くてもアサシンにとって最も重要な宝具である。 【weapon】 上記宝具 【人物背景】 ゲンスルーという人間には二つの側面がある。 一つは、グリード・アイランドのプレイヤー達を震撼させた連続殺人鬼・爆弾魔(ボマー)。 もう一つは、時には自身の安全以上に別の二人を案ずるような、単なる仲間思いの男である。 【サーヴァントとしての願い】 三人で、また面白おかしく生きたい。 【マスター】 緒方智絵里@アイドルマスターシンデレラガールズ 【マスターとしての願い】 三人で、ずっと幸せに生きたい。 【能力・技能】 歌やダンスが出来るが、今でもプレッシャーには弱い。 【weapon】 特に無し。 【人物背景】 引っ込み思案で繊細な性格のアイドル。 少し前から、三人組ユニットでの活動を始めることになった。 【方針】 私に何が出来るのか分からない。アサシンに任せるしかない。 平気で人を殺すアサシンは怖いけど、誰からも見捨てられるのがもっと怖い。 大切な三人のいる日々に帰れるなら、もう何だって良い。
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アサシン(亜種3rd) 【CLASS】アサシン 【真名】グリード 【マスター】九王院 宝 【性別】男性 【性格】強欲 【出典】 鋼の錬金術師-FULLMETAL ALCHEMIST- 【属性】混沌 悪 【ステータス】 筋力 A 耐久 A 敏捷 C 魔力 C- 幸運 B 宝具 B TOTAL 240 【クラス別スキル】 ★気配遮断 C+ サーヴァントとしての気配を絶つ。完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 ★奇襲 A 奇襲に特化する能力 戦闘前に攻撃をするスキル 相手のスキルがC以上の場合判定成功3/判定失敗3 ★武術家の心得 A- 一撃必殺を旨とする、東洋武術独特の概念による技法。 白兵戦において、剣戟を重ねることはせず、一合目で勝負を決めることが出来るが、同ランク以上の「直感」・「心眼」・「見切り」で抵抗されることもある。 ランクの高さに応じて必殺の成功率は高くなるが、失敗した場合は相応の隙が生まれる。 セイバーの剣技は、二撃目で止め刺す術理に基づいている。 ★戦闘続行 B 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 ★対魔力 C 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【宝具】 ◉最強の盾 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:0人 ▼人智を超越した最強の盾。 クリティカル(クリティカルが無い場合は瀕死を、瀕死がない場合は重症)を2つ減らし防御へ変える。 だが必ずしも万全と言う訳ではなく、1度の戦闘で合計3回以上防御に成功した場合には、その戦闘中に限り一時的に使用不可になるというデメリットも存在している。 ホムンクルスとしての能力は体内の炭素で表皮を硬化すること。硬化した部分は黒くなりダイヤモンド並みの硬度があり攻撃にも使える。 剣や銃弾は愚か、戦車の攻撃も通じない。 それゆえ、「最強の盾」と呼ばれる。 ◉賢者の石 ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:0 最大補足:0人 ▼賢者の石の生命全てが尽きぬ限り、どんな致命打を負っても瞬時に超速再生し、決して死ぬことがない。 攻撃無効回数5回、使用回数が6回目になると崩壊する。賢者の石の使用回数は令呪含む如何なる手段を用いても回復される事は無い。 賢者の石が破壊されるor使用回数限界を超えるとグリードは即死する。 Aランク以上の攻撃強化スキル等で攻撃されると2回分消費 【詳細】 「強欲」の名を持つホムンクルス。3番目に造られ、左手の甲にウロボロスの紋章を持つ。 名の通り自分の欲望に忠実で、金・女・命、この世のありとあらゆるものを欲している。 口癖は「ありえないなんて事はありえない」。 女性を殴らないことと、嘘を付かないことが信条。 100年ほど前に、己の業である強欲を満たせないとして「お父様」の元から去る。その後、軍の実験で合成獣となった者たちを集め、ダブリスの「デビルズネスト」を根城として自由奔放に生きていた。
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ムーンライトレディ 【むーんらいとれでぃ】 ジャンル アクションRPG 対応機種 PCエンジン スーパーCD-ROM2 開発元 新日本レーザーソフトオープンセサミ 発売元 NECホームエレクトロニクス 発売日 1993年3月26日 価格 7,800円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 1個 判定 バカゲー ポイント キャラクターを切り替えながら戦うアクションパート※セーラームーンではありません 概要 特徴 バカゲー要素 評価点 問題点 総評 余談 概要 美少女戦士に変身する3人の女子中学三年生を操作しながら全13話をクリアしていくアクションRPG。 フィールドを探索し、アイテム入手しながら情報を集めるRPGとムーンライトレディを操作し、敵を倒していくアクションの2種類のパートを交互に切り替えながらゲームを進めていく。 特徴 ストーリー全体のイベントシーンにコミカルな展開が多いが、時にはシリアスな展開もある。 「謎の転校生」「復讐に燃える狼を愛した女子中学生の悲劇」「光の国で新たな力を授かる」「体育祭」「巨大ロボ戦」「闇の女王である姉と光の戦士に寝返った妹の哀しき最終決戦」などという様々なイベントシーンが展開される仕組みとなっている。 「第1話の戦闘中でムーンライトレディが警察に怪しまれる」「体育祭エピソードのラストで学園が崩壊する」などのおバカな要素もある。 アクションパートでは3人のムーンライトレディを切り替えながら敵を倒していく。ボタン一つで先頭の操作キャラクターが入れ替わる。 最初の1話では彩月日和子(ムーンライトレディアルテミス)1人でボスと戦うのだが、2話から水無神綾(ムーンライトレディアクエリアス)、3話から姫神麗子(ムーンライトレディミネルヴァ)が仲間になり、4話以降から3人パーティでエンディングまでゲームを進めていくことになる。 操作していない仲間も通常攻撃のみ可能。ただしアクエリアス以外の二人は射程が短いため、ほぼ役に立たない。 ボタン押しっぱなしでゲージが溜まり、放す事で技を使用する。技にはポイントがあり、なくなったら使用できない。 アクエリアスの「ブルーフォッグシャドー(バリア)」は使用してからキャラ交代してもバリアは残るが、ミネルヴァの「ファイナルスカーレットクラッシュ」は発動中に交代ができない。 ステージが進むことで一面につき一度だけ合体技「デルタアタック」「ライトニングブラスター」も使用可能。 一部のボスはこれらの技で止めを刺すという演出が施されている。 5話のボス戦は何故か巨大ロボットによるジャンケン勝負というミニゲームで戦う事になる。 いわゆる「たたいて・かぶって・ジャンケンポン」で、出す手はスロットによるランダム。攻撃に成功/防御に失敗すると体力ゲージが1メモリ減り、時折出るクリティカル(攻撃方法が通常と異なる)やおてつきに対し攻撃でカウンターすると2メモリ減る。おてつき攻撃は防御することも出来るがクリティカルは防御できない。 データセーブは日記と街中を歩いている女の子に話しかける事の2つ。 セーブデータは1つしかない。 経験値の概念がない キャラクターの成長は「勇気のかけら(最大HP上昇、APとSP+1)」「正義の力(AP+1)」「愛の力(SP+1)」というアイテムを入手すること。 HPや攻撃力・防御力は装備品、技のポイントは同じ名前のアイテムを入手し使用することで増加する。しかし…(後述) バカゲー要素 作品自体、『美少女戦士セーラームーン』のパロディであるほか、それ以外にも多くの他作品からのパロディが織り込まれている。 彩月日和子が月野うさぎ、水無神綾が水野亜美、姫神麗子が火野レイというポジション。ただしレイは優等生(*1)だが、麗子は(根は善人だが)不良である。また王女が最初から登場している(=日和子とは別人)。 前半必殺技の「デルタアタック」はまんま『ウイングマン』の「デルタエンド」である(*2)。 それどころかBGMまでも聞き覚えのあるフレーズが露骨に入っている。変身シーンはほぼそのまま、街中でのBGMもセーラームーンそっくり。 5面のロボ「ムーンライトV3」の名前はおそらく『仮面ライダーV3』か「ムーンライトSY-3」。口上の「世のため人のため、くらやみ乙女の野望を打ち砕くムーンライトV3、この月輪の輝きを恐れぬならばかかってこい!」は『ダイターン3』。必殺技の「月輪剣稲妻Vの字返し」は『ボルテスV』等(*3)をパロっている。 このムーンライトV3、三機の戦闘機が合体変形する。合体シーンと必殺技にはムービーまである力の入れよう。 さらにデザインは勇者シリーズ主人公メカのいわゆる小ロボ状態を髣髴とさせ、声は『エクスカイザー』や『ダ・ガーン』を演じた速水奨氏。製作サイドはよくわかっている。 そしてアルテミス最強技「ムーンアタック」は『ザンボット3』、ムーンライトV3の合体完了時の名乗り「無敵ロボ」は『トライダーG7』と、パロディ要素を挙げていけば枚挙に暇がない。 評価点 イベントやビジュアルシーンの要所には彩月日和子役のこおろぎさとみ、水無神綾役の吉田古奈美(現・吉田小南美)、姫神麗子役の水谷優子をはじめ、まるたまり、速水奨、大塚明夫、大塚芳忠、川浪葉子という8名の豪華声優陣によるキャラクターボイスが対応されている。オープニングではちゃんとキャラクター名と声優名が公開されている。(*4) また、それ以外のキャラクターのボイスも対応されているが、エンディングのスタッフロールに上記の8名の声優名しか公開されておらず、オープニング以外に公開されたキャラクターの声が声優か開発スタッフのどちらかが担当したかが不明である。 各イベントシーンには変身シーンが挿入される。 演出は前半(1話から10話まで)と後半(11話から13話まで)の2種類があり、コスチュームも前半と後半に分けられている。 問題点 アクションパートにおけるHPが3人共用。 操作しているキャラクターでダメージを受けてHPが減ってピンチになった時に別のキャラクターに切り替えても減ったHPはそのままの上、0になるとゲームオーバー。 操作していないキャラクターにも当たり判定があるため、大型ボスの体当たりや触手状の範囲攻撃を食らうとゴッソリHPが減り、一撃で瀕死や即死することも。 RPGパートにおける所持金の概念がない。 この仕様のせいで回復アイテムの購入ができず、難易度が高くなっている。 RPGパートで回復アイテムを取り忘れるとアクションパートで苦戦しやすい。 前述の通り技のポイント増加アイテムなどもあるが、教室や自宅の机の中や店先のガシャポンなどに隠されていたり、NPCから入手する。序盤から移動できる範囲はかなり広いため、しらみつぶしに探すのは大変。 アイテムは面ごとに隠されているため、取り忘れたアイテムを次の面で入手することはできない。つまり、毎回片っ端から調べなおしになる。 一応、「お金」はアイテムとして入手できる。 しかし、これは「みのや」かケーキ屋に持って行って回復アイテムと交換するのにしか使えない上、敵を倒しても手に入らない。 さらに、取り忘れると回復アイテムの補充ができなくなり、詰みやすくなる。 総評 「何このセーラームーンみたいなゲームは!?」「セラムンそっくりだな」とツッコミたいほどパロディゲー(セラムン公式ゲームより先に登場している(*5))にしては良作。 それ故にオリジナルに思い入れの深い人は眉を顰める事もあるだろうが、この手のノリが好きな人なら楽しめるだろう。 余談 内容的に一部の人からの人気が高い上に元から出荷数が多くないため、当時からプレミア価格が付いていた。 PCエンジン市場の衰退と共に下落したが、中には現在でも定価以上の価格で売っているケースもある。 パクリゲーでありながら今もプレイしたくてプロジェクトEGGでの配信を望む声があるが、NECホームエレクトロニクスがゲーム事業から撤退し、その後会社組織自体もNECグループの大規模リストラにより2000年に解散しており、現在の版権所有者が不明な点から本作の配信が難しくなっているが、開発元である新日本レーザーソフトの版権はエディアへと移った。
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フォーチュンレディ・ウォーテリー:Fortune Lady Water 効果モンスター 星4/水属性/魔法使い族/攻 ?/守 ? このカードの攻撃力・守備力は、このカードのレベル×300ポイントになる。 自分のスタンバイフェイズ時、このカードのレベルを1つ上げる(最大レベル12まで)。 自分フィールド上に「フォーチュンレディ・ウォーテリー」以外の 「フォーチュンレディ」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合に このカードが特殊召喚に成功した時、自分のデッキからカードを2枚ドローする。 解説 関連カード フォーチュンレディ E・HERO バブルマン D-HERO ディスクガイ このカードを使用する代表的なデッキ 【フォーチュンレディ】 ゲーム別収録パック No.29088922 DS2011パック:パック:-(P)11 PSPTF6パック:パック:-(P)TF6 WiiDT1パック:パック:-(P)DT1 XBOXLiveパック:パック:-(P)XBL1 DS2010パック:パック:-(P)10 PSPTF5パック:パック:-(P)TF5 DS2009パック:パック:-(P)09 PSPTF4パック:パック:-(P)TF4 DS2008パック:パック:-(P)08 PSPTF3パック:パック:-(P)TF3 DS2007パック:パック:-(P)07:-(P)07 DS SSパック:パック:-(P)SS DS NTパック:パック:-(P)NT PSPTF2パック:パック:-(P)TF2 PSPTF1パック:パック:-(P)TF1 PS2TFEパック:パック:-(P)TFE YOパック:パック:パック54(P)YO OCGパック:パック:STARDUST OVERDRIVE(OCG) ご購入はこちら クリック! 遊戯王&トレカ販売 カード&ホビー「KeyGrip」
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プレイする人によって何の武器が一番良いとするかはそれぞれ 一般的に多く使われてる&使い道があるレベルの武器をピックアップ カタールジュル カタール 属性カタール 裏切り者 インバーススケイル ブラッディティアーズ アンホーリータッチ チャクラム ドゥルガー 戦慄のカタール 二刀用右手錐 トリプルボーンドグラディウス メス エキサーサイズ 砂漠の夕暮れ 月光剣 特殊な武器セット 二刀用左手特化短剣マインゴーシュs4 砂漠の風 二刀用片手斧 カタール ジュル 使用武器はs3ジュル、 通称TCJ(トリプルクリティカルジュル)と言えばこの武器、使用カードはソルジャースケルトンc三つ 歴史は深く、RO初期頃から活躍したアサシン武器の代名詞である クリティカル型アサシンの最終武器だった。 R化によりクリティカルの仕様が変わった為前よりは万能さが落ちたが、総合的に見て狩場によっては威力は上がった 属性付与帽子の登場によって未だに強い スロット3だがLV2武器で攻撃力が125、+10で155 ハイブリッドダブルボーンドジュル 使用カードは、サイドワインダーcとスケルワーカーc二枚 現在スケワカcは非常に高価なのでコレを今作るとなると少々勇気が要る TCJやDCCと違って別の意味で万能。ただしやたら堅いmobには通用しない カタール LV3武器でS2、基本攻撃力が148と+8位になれば実は両手剣に匹敵する性能を誇る ダブルクリティカルカタール ソルスケc二枚 通称DCC クリティカルを底上げ出来る装備が以前より増えているので場合によってはジュルより此方のが強いという見方もある 属性付与帽を揃えればこれ一本でどこにでも行ける。 s2カタールは安価な上にジュルと比べて挿すカードが1枚少なくて良いのも一つの点 属性カタール 爆炎のカタールs3 火属性でS無しとS3のモノが存在する。カホCを3枚挿せば完全土属性mob特化。 ソルスケC一枚でカホC二枚するか、カホc二枚でソルスケC一枚かはお財布と狩場で要相談である。 ソルスケcではなくサイドワインダーCでダブルアタック型にしても良い(この場合はカホc×2とサイドワインダーc1枚) 疾風のカタール 風属性でS無しとS3のものが存在する。ドレインリアーCで水特化カタールと言えばコレ 冷たい氷柱のカタール 水属性でS無しとS3が存在する。バドンCで火特化カタールを作るならこれ 火属性のモンスターは中級~上級に多く居る為、カタール型アサシンならば狩場によっては必須 しかし逆を言えば転生前・後でそういう所に足を運ぶか運ばないかはプレイヤー次第なので無くてもなんとかなる武器でもある 尖った荊のカタール 土属性でS無しとS3が存在する、マンドラゴラCで風特化になる 4属性カタールの内最も使用頻度が少ないかわいそうなカタール 作るなら一番最後でも良い。ただし風属性のボスに行く用事があるなら作っておこう ハーピーが討伐に入り、ジュノー↓↓→のマップで増えた為に、以前より使い道が上昇 裏切り者 ATK140 LV4 装備LV75 スロット0-1 重量150 ペナルティ80 人間形に50%の追加ダメージ。DEF+3、回避率+5、完全回避+2。 s1も存在するが既に特化武器なのでs無しでも十分やっていける アサルトタートルcで人間cri特化に ヒドラcで人間特化 ひよこちゃん嫌いな人にはサイドワインダーcでも良い 人間モンスターは毒に弱い事が多いのでエンチャントポイズンと相性が良い武器 フレイヤ神殿で猛威を奮ってくれる 転生後のカタール インバーススケイル ATK140 Lv4 装備レベル55 重量150 ペナルティ80 スロットエンチャントでS2になる 聖属性なので非常に使いやすい GHや名も無き島や崑崙3Fで大活躍 ブラッディティアーズ ATK120 LV4 装備LV55 スロット2~3 重量170 ペナルティ80 LV4武器でs2、追加効果で範囲に出血をばら撒く事が出来る。 攻撃力はカタールs2より控えめの120だが、+7や+8↑が用意出来るなら上位互換になる。9になると11×11セルの範囲出血になる スロットエンチャントでs3に出来るが非常に高価(h24.2.2現在) アンホーリータッチ ATK151 LV4 装備LV70 スロット0 重量125 ペナルティ80 闇属性なので使える場所は限られる 産出量が多く、安価なので過剰精錬も拘れる オーディン神殿やタナトスの天使等に有効 チャクラム ATK130 LV3 装備LV50 スロット2 重量100 ペナルティ80 カタール修練Lv10習得時、メテオアサルトで与えるダメージ+20%、ATK+10。 LV3武器でATK130、s2と使いやすい性能を誇る 例によって安価 安価なので高価なブラッディティアーズより高精錬を気軽に狙える ドゥルガー ATK190 LV3 装備LV100 スロット1 重量120 ペナルティ100 ボスドロップなのだが悲しいことに安価 高アタックなのだがS1でこれまた使いどころが難しい ギロチンクロス専用カタール 戦慄のカタール ATK110 LV4 装備LV105 スロット2 重量270 ペナルティ100 精錬値が1上がる度にCri+1 「チンピラカード」と共に装備時、クリティカル攻撃で与えるダメージ+5%。 「セドラカード」と共に装備時、クリティカル攻撃で与えるダメージ+5%。 一見凄いクリティカルダメージが期待できそうではあるが、良くみるとATKが110 挿すカードが決まってしまっているようなモノでコスト的に難しい面も 重い 後半のクリティカル型に良いかもしれない 二刀用右手 錐 R化により計算式上での威力は落ちたがそれでも強力すぎる短剣 アサシンは右手で使う事が多い 二刀型を目指すなら兎に角この武器をいつか手に入れたい 価格からいってS1は殆ど要らない、手に入ったら売ってそのお金で別の箇所の装備を整えられる トリプルボーンドグラディウス 使用カードはスケルワーカーc(とても高価) 中型モンスター特化、非常に安定して幅広く使いまわせるのがポイント 右手メイン武器になりうる メスs3の登場により、転生後のメイン武器の座は明渡した グラディウスで特化を作る場合の利点は上記の通り、転生・未転生関係なく装備が出来るので育成に役立つ 今は安くグラディウスが手に入るので精錬には拘りたい 武器レベルは3、スロットも3 メス s3でLV4武器、攻撃力も120とかなり反則的な能力をした短剣 理攻撃時、敵を一定確率で出血状態にする。 産出量が最近需要に追いつかない所為か最近ちょっと高い(h24_1/8現在) 転生職用 エキサーサイズ 悪魔系の防御無視 悪魔系は硬いモンスターが多いので活躍するシーンは多い 割と安価なのも嬉しい 悪魔形モンスターの防御力無視、悪魔形モンスターの攻撃に5%の耐性。 人間形モンスターから10%の追加ダメージを受ける。 砂漠の夕暮れ セット効果とATKは強いのだがスロットが2でLv2武器 好みで分かれる 月光剣 幾多のいざこざを生み出してきたであろう様々な曰く付きの高性能短剣 数値上の基本性能が凄いのではなく、付いてる効果が破格 攻撃命中時、毎回3のSPを回復する。MaxSP 10% 増加。 アサシンがSP切れを起こす事は余りないが、持っておくと何かと使い道はある 非常に高価 無かったら無かったでどうにでもなる 片手剣ぽい名前だが立派な短剣 悪鬼の仮面を常備したギロチンクロスには垂涎の一品 特殊な武器セット 太陽剣(片手剣)とハンターフライc4枚挿しのマインゴーシュの二刀流で殴ると物凄い体力回復が出来る。 ただしハンターフライcは非常に高価 遊びたい人にはオススメなセット 二刀用左手特化短剣 マインゴーシュs4 言わずと知れたs4特化用に適した短剣。 これで各種特化を作るなら是非+10精錬品を用意したい 砂漠の風 マインゴーシュの上位バージョンで転生後のアサシンクロスから装備できる短剣 s4で、砂漠の夕暮れs2とのセット効果も優秀 後々を考えるならマインゴーシュではなく此方で作っても良い しかし、此方はマインゴーシュと違ってアサシンクロス・ギロチンクロス専用になってしまう 武器LVは2 二刀用片手斧 オーキッシュアックス スロット4の為、大型のモンスターにクロスインパクトを喰らわせる際に非常に役立つ武器 反面、使い道は少ない ブラゴレ一確狩り等に使用される
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「亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界 アガルタ」実装に合わせて、ストーリー召喚(恒常)に追加された★4アサシン。 シナリオ開始時点では、真名および宝具名は非公開。 性質は「秩序・悪」。アサシンクラスでは、“山の翁”をはじめとしたハサン達やサンソンが該当する。 ステータスはATK寄り。★4アサシンでは平均よりATKが高め、HPが低め。 カード構成はQQABB。宝具が4hitで、それ以外のカードは(EXも含み)全て3hit。 1枚しかないAカードのNP回収はかなり良好(宮本武蔵と全鯖中同率9位(19年6月時点))だが、QでのNP回収は並以下で特に良い訳ではない。 NPを獲得するスキルも無いので、他のサーヴァントによる1stAボーナスを得るか、オーバーキルやAクリティカルを狙おう。 スター生産に関しては、気配遮断スキルが低めなことや、宝具込みでなければ自力でQチェインを組めないことから、アサシンの中ではやや控えめ。 アサシンとしては珍しくBが2枚あるため、1stBボーナスやBクリティカルなどを活かすことが出来れば火力を発揮しやすい。 天地人は人属性。〔王〕特性持ちのため同章の不夜城のキャスターは天敵。 スキル スキル構成は、単体デバフと自バフ(+回復)と全体バフ。 全てのスキルが「最短CT5」となっており、小回りが利く。ただし育成に修練場で入手不可能な6章以降の素材をやたらと大量に消費するため注意。 【スキル1】拷問技術 A → 焦骨牡丹 A+ CT 7-5敵単体の防御力を3Tダウン(最大20%)する。ランクも含め、カーミラが持つスキルと同じ性能。対魔力や弱体無効に弾かれる可能性があるものの、パーティ全体の火力上昇に貢献することができる。 2020/9/7実装の強化クエストによりスキル名が変化。防御ダウンの倍率が最大30%に増加し、強化無効(1回・3T)とやけど状態付与(3T)が追加される。 強化無効とやけど付与も防御ダウンと同じく、敵の対魔力などで失敗する可能性がある。 【スキル2】皇帝特権 B → 女中英主 B+ CT 7-5自身のHP回復に加え、攻撃力/防御力をそれぞれ60%の確率で3Tアップする。成功率は個別に判定されるため、片方だけ成功することもある。「皇帝特権」の中ではランクが低いが、攻撃力/防御力のバフ量は最大38%と高性能。確率スキル故の安定感の無さがネックだが、唯一の耐久系スキルなので確定効果の回復だけでも積極的に使っていきたい。オジマンディアスの「太陽神の加護」、蘭陵王の「勢い破竹の如し」、ラクシュミー・バーイーの「グワーリヤルの抵抗」、美遊・エーデルフェルトの「神稚児の願い」と併用することでバフは確定になる。(スキルレベル10の場合)2022/4/6実装の強化クエストによりスキル名が変化。全体にクリティカル威力アップ(3T)とNP10%配布が追加される。追加された味方全体への強化は、自身のHP回復と同様に確定成功。 【スキル3】女帝のカリスマ A CT 7-5味方全体の攻撃力を3Tアップ、自分以外のQカード性能を3Tアップする。カリスマA相当の攻撃力アップ(最大20%)と貴重なQカード性能アップ(最大20%)の複合であり、クイック主体のパーティの火力を大きく引き上げることができるため、スキル上げの順番として最優先になるだろう。 宝具 Q単体宝具。相手に毒を付与し、自身にクリティカル威力アップを付与(OCで効果アップ)する。 上昇値はOC1で50%(最大OCで100%)と大きく、宝具後のクリティカルによる火力は星4アサシンとしては破格のものとなる。 Q宝具だが、単体宝具でhit数も少ないため、星はあまり出ない。 クリティカルを狙うのであれば、 宝具前のターンにQチェインを組む、あるいは宝具Qチェインの次ターンにクリティカルを狙う 大量にスターを獲得するスキルや宝具を使う スター集中やスターを産みだす効果のある「概念礼装」を装備させる 等の工夫が必要。 2019年6月5日の幕間の物語で宝具が強化され、威力があがると同時に強化解除が追加された。 これによって、強化解除役としての運用も可能…になったが、NP効率はあまりよろしくないので連発が狙えるほどではない。 総評 Qパの火力を上げることに特化したサーヴァント。エリザベート・バートリーやガイウス・ユリウス・カエサルに近い方向性のキャラといえる。 自己バフが確定でないため「サブアタッカー寄りのサポーター」といった印象が強いが、 編成次第では「宝具」→「クリティカル攻撃」という攻め方が出来、メインアタッカーも十二分にこなすことができる。 相性のいいサーヴァント 合わせやすい条件としては Q宝具、高性能なQカードを多めに持つサーヴァント スター生産力が高い、あるいはスキルや宝具で瞬間的にスターを獲得できるサーヴァント となり、「女帝のカリスマ」や宝具後の「クリティカル威力アップ」を活かすことができる。 上記の条件に当てはまるタイプは、同じアサシンクラスには、 ジャック・ザ・リッパー、謎のヒロインX、水着スカサハ、新宿のアサシン、水着牛若丸、荊軻、呪腕のハサン、風魔小太郎、佐々木小次郎など、低レアから高レアまでそろっている。 反面、アサシン以外(特にスター集中率の低いクラス)は大半が期間限定の高レアなのがボトルネックとなる。 限定☆5の中では巌窟王、謎のヒロインX〔オルタ〕が、不夜城のアサシンにスターを流しやすく特に相性が良い。 ラクシュミー・バーイーはスター発生率アップでHit数の多さをスター生産力に変えて、「皇帝特権」の確定化ができる他、こちらからQバフを与えて火力を伸ばして相互にサポートできるので混成では有効。 おすすめの礼装について 2030年の欠片、壬生狼などスター獲得系。上述のように自身のスター生産力は低いが、礼装の底上げによってパーティ全体の火力を維持しやすくなる。特に攻撃系バフとの複合が、宝具のクリティカルバフも活かしやすい。 カルデアの顕学、鋼の鍛錬など回復量・防御力アップ等の耐久系。バッファーとしての場持ちを意識するならば、皇帝特権があるとはいえ確定効果は回復のみなので、そのカバーを礼装で賄う選択肢もある。 ナイツ・オブ・マリーンズ、聖夜の晩餐、姫様行脚などNP・火力アップ系。スキルは攻撃力を上げるものばかりなので、カード性能や宝具威力を上昇させるタイプと組み合わせるとより効率よく火力を上げることができる。自分にだけQuickがかからないので尚更。 熱砂の語らい、センセイとボク、愛と希望の物語などスター集中系。スター集中スキルが無いため、宝具起点のクリティカルアタッカーとして中心的に運用するならばこのような礼装が必要だ。 絆礼装全体Quickアップとデメリットで防御力10%ダウン。全体Quickバフとしては最上級の倍率になってQパを支援できる。
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レディ・キラー レディ・キラー (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-8) 題名:レディ・キラー 原題:Lady Killer (1958) 著者:エド・マクベイン Ed McBain 訳者:田中小実昌 発行:ハヤカワ文庫HM 1978.10.31 1刷 シリーズの中では割と特徴のある一冊。第一に死体がひとつも出てこない。第二に、わずか一日の出来事であるということ。もっと正確にいえば、朝から夜までおよそ12時間の間の出来事なのである。 このような設定というのはお察しの通り大概時間に追われるというストーリーが多い。昔ウールリッチだったかアイリッシュだったかの作品で、時間に追われるサスペンスを読んだ記憶があって、そこでは章毎に時刻が記されていたように思う。何という作品だったか「大時計云々」というタイトルだったように思うが、まあわりとこの種のデッドリミット型作品は少なくないのではないか。 そうそう、ドストエフスキーもこの種の濃縮された時間を描くことが多いのだ。一日の間に様々なドラマがいっぱい詰め込まれてしまうという結果になる。これでもかこれでもかと詰め込まれてしまう。結論からいうと、このような形式の本はとっても読みやすい。どんどん読み進んでしまうのだ。だから『白痴』『カラマーゾフの兄弟』なんてとても厚い本という印象があったけれど、読んでみると、わずか3日かそこらのことしか書いていないわけだ。だからそれこそ一気に読んでしまう。濃縮した時間……。 このシリーズを特色づけていた一つは死体だった。暴力の爪痕としての死体。それががないということ。この作品に限って言えば、死体を作らないために奔走する刑事部屋の慌しい真夏の一日こそが、全ストーリーである。死体を出さないための一日こそが。たまにはこういう一日があったっていいじゃないか、死体が出なくったって。作者に代わって疲れ果てた刑事たちが、そう言っているような気もする。 真夏の一日。第一作の『警官嫌い』から一年が経過した。刊行年は、まだまだ昭和32年である。ぼくは豊島区のアパートで満1歳を迎え、影を落としていたのはベトナムではなくまだまだ太平洋戦争だったのだ。刑事たちだって兵隊上がりという設定になっている。とても古い小説なのだ。それでもいっこうに錆びついていないのが不思議である。 (1990.04.25)
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【作品名】吸血鬼ハンターD ダーク・ロード 【ジャンル】ラノベ 【名前】レディ・アン 【属性】聖騎士。生きている人形 【大きさ】十歳くらいの少女 【攻撃力】爪の一掻きで鍛えた人間の首を落とせる 【防御力】銃撃を六発受けて平気 全長三メートルの槍で斬られても平気 【素早さ】毒を受けて弱っている状態で、前方十メートル以内から放たれた秒速五百メートルの杭三本を、身長百八十㌢の男を肩に担いだ状態で回避 【特殊能力】触れた花を種類を問わずあらゆるエネルギーを吸収する物に変える 生血。落雷。川の流れ。戦闘装甲のエネルギー等。エネルギーがあれば問題無い 身体を二次元の影とした吸血鬼にも効果がある 一度根を張ってしまえば三メートルの鋼の槍を十キロ上空まで投げられる力の主でも抜けない デューブ鋼の戦闘装甲に根を張った 花を投げる速度は多分他人に向かって放たれたビームを剣で防げる剣士と戦える奴が油断していたとは言え直撃を受ける程 ビーム撃った奴と撃たれた奴と防いだ奴の距離は互いに十メートル程と思われる 花の射程距離は十メートル程かと 花砦…地面に植えた花を対象に飛ばす。作中では三十本一度に飛ばしていた 射程は十メートル程か 妖眼…血色の光りを眼から放つ、見た者は意識を奪われる 【長所】花がやたらと強い 【短所】基本スペック 【戦法】妖眼→花投げ vol.4参戦 vol.5 69 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/11/04(金) 00 26 17.91 ID cxX9clGu レディ・アン考察 10mからの500m/s反応=0.02秒反応、銃弾対応の壁上から ○:大島アリサ 妖眼勝ち ○:音無小夜 同上 ○:杏里あいり 妖眼は効かないが、反応で勝ってるので花勝ち ○:雅 素早さで大きく負けるが、防御的に倒されることはない。そのうち妖眼で勝てる。 ○:主人公(FB海の呼び声) 妖眼勝ち ○:哀川潤>草薙素子 同上 ○:園崎魅音 素早さで大きく負けるが、7回撃たれる前に妖眼で勝てる。 ×:美樹さやか 妖眼効かない、反応で微妙に負け速度で大きく負ける。ボコられまくって負け。 ×:槙葉奈緒 ハンマー負け ○:長野原みお 素早さで大きく負けるが、防御的に倒されることはない。そのうち妖眼で勝てる。 ○:浦島可奈子 同上 ×:飴谷千歳 斬殺負け ○:成瀬川なる 吸い取られきる前に妖眼勝ち ○:亞夜子=レム 花勝ち ○:閻魔あい=女禍(殷周物語)同上 ○:ソーヤー 距離詰められる前に妖眼勝ち ○:楠奈美 妖眼勝ち ×:神崎・H・アリア さすがにこの速度差だと撃たれまくって負けか ×:リザ・ホークアイ 同上 ×:リン・クロサワ 双勁破負け ×:ドグラハンター(女)転落死負け これ以上は厳しいか 神崎・H・アリア>レディ・アン>楠奈美