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トカゲと人を合わせたような外見に暗い色調の体色を持った黒の暗殺者 素早い身のこなしと、気配を消す技術、まさに闇のハンターたる力を持った種族だ 元は赤の民の種族ドラゴニートが黒の大陸で住み着き、適応した事で生まれたとされている パワーは低いので、それなりに厚い装甲と力を持った敵には苦戦する
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「おかえり、マスター」 夕方、アルバイト先から帰宅した海堂を出迎える声があった。 視線を向けるとダイニングキッチンに男が立っており、穏やかな笑顔をこちらに向けている。 痩身だが頼りない印象はなく、黒衣の神父服に包まれた肉体には男らしい線が浮かぶ。 「おう、…ただいま」 海堂はおどけた調子で答える。在りし日の友人と目の前の神父が重なった。 「食事は用意してある。冷蔵庫に棒棒鶏を作り置いておいたから、良かったら……」 気忙しい様子で神父は話し始める。神父が指差すと海堂は軽やかな足取りで冷蔵庫に向かった。 冷蔵庫の扉を開けると、大皿に盛られた棒棒鶏が一角を占領しており、丁寧にラップがかけられている。 「おっおっおっ……旨そうじゃ~ん。流石は俺様のサーヴァント」 宝物を発見した海賊の身振りでアサシンを労った。 彼の清廉な雰囲気と纏った黒衣からは生活感を感じられないのだが、いつも専業主夫の真似ばかりしている。 それが海堂にちぐはぐな印象を与える。 「ハハッ、喜んでもらえたなら何よりだ」 「行くんか、アサシン」 感情の籠らない口調。この神父は召喚されてからずっとこうだった。 日中は部屋の留守を守り、海堂が帰ると入れ違いになるように出ていく。 外で何をしているのかは海堂も理解している。 「…あぁ、出掛けてくるよ。何かあったら…」 気まずさを滲ませつつ、アサシンは柔和な笑みを海堂に向ける。 「分かってるって。ちゅーか何度も言うんじゃねぇ」 冗談めかして言葉を遮る海堂はビシッとポーズを決め、右手を掲げた。グローブの隙間から令呪が覗く。 「ごめん、ごめん。それじゃ」 アサシンは静かに部屋を出て行った。 ☆ 市内にある広告事務所。90名の社員を抱える制作会社はキャスターの手によって、魔術師の陣地に作り変えられていた。 この会社に働いていたスタッフは陣地構築のための燃料にされており、使い魔の獣人が代役となって種々様々な業務をこなす。 元は社長室であった工房で作業に没頭するキャスターは不意に顔を上げ、部屋中に視線を走らせた。 ――魔力炉にヒビが走った。 正確には魔力炉の核…絡み合う軟体生物の触手めいたチューブの隙間を通り抜けたらしく、鈍く光るエッジが核に突き刺さっている。 完全には破壊されていないが魔力生産量は大きく低下した。 魔力炉の修復には少なくない時間を要する事を察した壮年のキャスターは眉間に皺を寄せて、エッジが飛来した方向に視線を向ける。 一方、同室していたキャスターのマスターは社会において財を成した一廉の男であったが、同時に神秘に対して免疫を持たない一般人であった。ゆえに。 「ひぃッ……!?」 熊の如き体躯と厳つい顔からは想像できない、狼狽えた声だ。 『まるでこの世は荒れ果てた庭。下劣だけが、我が物顔で蔓延っている』 墓場の静謐さと虚無を孕む声が工房に響いた。工房の一角にできた闇の中に髑髏が浮かぶ。 キャスターは鋭く目を細め、マスターの男は落ち着きなく視線を泳がせる。 「アサシンか…」 短く、マスターに聞かせるように言った。 「う、こ、……ここは任せた!!」 キャスターのマスターはアサシンを視野から外さないよう、横伝いに動く。 出口が近づくと二人に背を向けて脱兎のごとく駆けだした。 『なんと不埒で、情けない人間か』 アサシンは敵マスターに一瞥もくれない。 「切る手間が省けたとでも思うさ」 置き去りにされたキャスターはマスターが逃げた方に向かって小さく顎をしゃくると、顔に刻まれた年輪を嘲笑で歪めた。 仮面と視線が交わると表情を消し、口元を高速で動かしていく。それを見たアサシンもまた魔術師の視界から姿を消した。 『…フン!』 「大洋の果てに住まう主の御名において、汝に厄災を与えん…」 キャスターの詠唱と共に工房の壁や床から、烏賊や蛸の触手を電柱並に拡大したものが飛び出す。 これは彼がとある邪神に臓腑の一部を捧げた時に賜った恩寵の一つであった。 触手が蠢くと同時に工房の床が水に浸かり始め、徐々に水位を上げていく。潮の香りが部屋に満ちる。邪神の住まう大海の景色が工房内に再現されようとしていた。 アサシンは工房内を跳び回り、キャスターに接近する。 工房の主を守る様に出現した触手を跳躍して避けると外套から取り出した槍を魔術師の心臓に突き立てた。 水位は既に成人男性の腰あたりまで上昇している。 『すべきこともせず、一炊の夢に耽るか』 海水が引いていく工房で、心臓を貫いたアサシンが静かに語りかける。 「―ふっ、ふはははは、アハハハ…」 キャスターは振り上げた腕を下げると一つ息を漏らし、暗い愉快さの滲む哄笑を上げながら消滅した。 主を失うとともに工房は急速に崩壊を始める。触手は肉片となって崩れ落ち、引いていく海水に混じって床に吸い込まれる。 潮の香りだけが名残惜しそうに部屋に満ちていたが、アサシンが姿を消す頃にはそれも消え去った。 「―はァ!?」 出口に達する目前、男の前にアサシンが姿を現す。驚愕の声を上げると倒れるように座り込み、思わず股間を湿らせた。アサシンは男から一歩後ろに下がるとその場から姿を消した。 「あ、ありが…」 アサシンが姿を消すと跪いたような姿勢で這って進み、男はたどたどしく礼を述べる。 『こうして命を延ばしても、おまえの病が長引くだけだ』 弱々しい感謝の言葉がアサシンの声によって遮られる。後には力なく座り込む男がひとり残された。 ☆ アサシンが部屋を出た後、しばらくしてから海堂も外に出た。 当てもなくバイクを走らせていたが、川の近くを通ると道端で停車した。海堂は土手に身を横たえる。 既に日は落ちており、夜空に月が浮かんでいる。今日は三日月のようだ。 海堂がしみじみとした表情で月に右手を伸ばすと。 ≪主よ≫ 「おーっ!」 アサシンの念話が飛んできた。海堂はびっくりして上体を起こす。 左右に首を振り向けるが土手には自分しかいない。 ≪ばっきゃろう!いきなり声掛けんじゃねー。俺様がこう、センチメンタルに浸ってる時にだなぁ…≫ ≪…月の彼方に何が見える?主よ…≫ 立ち上がり、アサシンを叱りつけるが気にした様子はない。 彼はいつもこうなのだ。宝具である仮面を身につけている間は別人のような態度・口調をとるようになる。変な奴だなぁ、と海堂は常々思っていたが、今では仮面を被ったアサシンともしっかり意思疎通が取れている。 流石だよなぁ、俺。海堂の気分は少し良くなった。 路肩に止めたバイクにつかつかと歩いていった海堂は、シートに腰を下ろす。 ≪あぁ?月しか見えねーよ…≫ 面倒臭そうに夜空を見上げるとバイクにエンジンを掛け、すぐに自宅に向かって走らせた。 【クラス】アサシン 【出典】スカルマン(アニメ版) 【性別】男 【真名】神崎芳生 【パラメータ】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具B+ 【属性】秩序・悪 【クラススキル】 気配遮断:A サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば、探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【固有スキル】 心眼(真):C 本来なら修行・努力によって培われる洞察力。窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す"戦闘論理" 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 アサシン個人に由来するものではなく、宝具によってもたらされたスキル。 蔵知の司書:C 宝具展開時、前装着者の記憶・意思を受け継ぐことが出来る。 LUC判定に成功すると、仮面が記録した知識、情報が脳裏に再現される。 怪物殺し:C 人外の属性を持つ敵と戦う際に、行動判定の成功率を上昇させる。 無力の殻 A(-) 発動中は身体能力が一般人並みになり、無力の殻を除く全スキルが使用できなくなる。その代わり、サーヴァントとして感知されなくなる。 『仮面が語る寓話』使用時のみ、カッコ内のランクに修正。このスキルの効果は消滅する。 【宝具】 『仮面が語る寓話(スカルマスク)』ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1(自身) 数千~数万年前に存在した古代文明の遺物である「頭部体」。新人類と呼ばれる存在の力を制御するために必要な代物だが、人間が使うと超人的な身体能力を得られる。 ただし展開しても肉体の強度が変化しないことに加え、身体への負担が大きいので使い続けると生命の危険がある。サーヴァントとなった事でこのデメリットは消失した。 また装着時は仮面の記憶が流入するため、Bランク相当の精神耐性が付与される。 マスクの口元を閉じることで更なる力を発揮できるが、アサシンが使用した逸話は確認されていない為に制限されている。 【Weapon】 宝具展開時は専用の衣装のほか、ナックル、伸縮式の槍、ニードル、ナイフを携帯できる。また大型バイクを出現させる事が可能。 【人物背景】 第二次大戦後に我々とは異なる歴史を歩む日本の地方都市・大伴市では古代文明の遺産を利用した「ガ號計画」が密かに進められていた。 同じ頃、市内で髑髏仮面の怪人が殺人を行うという噂が流れる。 その怪人の正体である神父。大伴市で孤児院を営む傍ら、計画によって生まれた獣人を人知れず抹殺していた。 かつて従軍した南亜戦争の地獄のような有り様に信仰心を失いかけるが、戦場を彷徨う中で計画に抗う獣人の兄弟と出会い、彼らを保護する。 先代神父の手紙によって真実を知った彼は信仰心を取り戻し、人の手に余る古代文明の遺産を破壊するために髑髏の仮面を被った。 正体を突き止めた幼馴染・御子神隼人に真実を伝えるもサイボーグ集団の襲撃に遭い、重傷を負った彼は仮面を受け継いだ隼人に看取られて死亡する。 【聖杯にかける願い】 ? 【マスター名】海堂直也 【出典】仮面ライダー555 【性別】男 【Weapon】 なし。 【能力・技能】 「音楽の才能」 クラシックギターにおいて天賦の才を持っていたが、事故によって指に怪我を負った。 現在はギターを上手く弾くことが出来ない。 「スネークオルフェノク」 人間が一度死ぬことで覚醒し、蘇る事で生まれる人類の進化形態。 事故などによって死亡した人間が稀に変化する「オリジナル」の他、オルフェノクは「使徒再生」によって適性のある人間を覚醒させることが出来る。 生前と同じ姿をしているが、自らの意思によって高い戦闘能力を発揮できる怪人の姿に変身する。 海堂は蛇の特性を備える使徒再生のオルフェノクである。2本の小剣が武器。 【ロール】 クリーニング屋のバイト。 【人物背景】 音楽学校で将来を有望視されていた天才ギタリスト。 才能を妬んだ教師の罠によって怪我を負い、自暴自棄になっていたところをオルフェノクにされる。 海堂自身は紆余曲折の後、音楽学校の後輩・黒田に自らの持てる全てを伝授してギターを捨てた。 その後は人間と敵対しないオルフェノクである木場勇治・長田結花と行動を共にするようになる。 次第に木場が唱える「人間とオルフェノクの共存」に理解を示す様になっていったが同じ頃、彼は長田の生命を奪った人間に絶望・憎悪し「人類の抹殺」に趣旨替えしていた。 木場と袂を分かった海堂はオルフェノクの王・アークオルフェノクを倒す最終決戦に参加。戦いの中で木場とも死に別れ、全てが終わった後一人でどこかに消えた。 露悪的で無責任だが周囲を常に気に掛けている。一時の判断で行動する自由気ままな男。テレビ版50話終了後から参戦。 【聖杯にかける願い】 脱出。できる範囲なら主催者も打倒。
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サーヴァントクラス:アサシン 真名:トラッパ AA:モハメド・アヴドゥル(ジョジョの奇妙な冒険) 性別:男性 属性:中立・善 参戦時のマスター:玲瓏館 美沙夜 ステータス: 筋力:D 耐久:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:A 宝具:C スキル: 気配遮断C:暗殺者としての能力、彼の場合は遠距離からの呪術による暗殺の為物理的距離による悟られぬ能力 呪術C:魔術とは別系統の術、対魔力貫通or軽減。 反骨心B:同ランク以下のカリスマスキル無効、王を殺した事による逸話から 宝具: 圧政者への殺意 アサシンが生前民を圧する者達への制裁として使用していた呪術。王に関するサーヴァントに対し+2 進め冷ややかな狂戦士 発動までに三日使う事により範囲内の人間を従順な戦士とするコンマの数により人数を決め、命令を下す事が出来る。
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1~10 歌う島 10~15 TIC(話す島から左) 骨、グールは火属性が弱点 15~25 エルモア(オーレン右) ウィザードは、DEXをかけ+6ハンターボウ装備する 25~45 DEC2~3f(地下侵行路、テレポート屋から飛べる) ウィザードの場合、40までエルモアで狩りつづけた方がよいかも。 少なくともペア推奨。ソロではまともに狩れない。暇な前衛を見つけよう。 45~52 新影(エルモア左上) 弱点はシルバー 経験値効率がかなり良いが、50あたりまではペアの方が効率が良いかもしれない。 少なくとも、アデナ面で黒字になることは絶対にない、と断言しておこう。 ウィザードの場合はT-U狩り推奨 新規キャラ(WIZ,ELF,プリ) 大量のパインを使って、高速で経験値やアラを稼ぐ方法を紹介しようと思います。 もちろん有名な方法ですし、パインのまともな使い道はこれくらい、と言っても過言ではありません やり方は簡単、1セル通路にパインを大量に振ってもらい、範囲魔法で一掃するだけです。 特に後衛キャラやプリの新キャラのレベル上げに有効で、1日でレベル30まで上げることも可能です。また高レベルのキャラでも、高速でアラを稼ぎたい場合に使うことがあるようです。 回復係やパイン振り係の協力がいりますし、ライトニングを覚えていないキャラの場合はブランクスクLv3にライトニングを大量に詰めておく必要があります。 【場所】 象牙2F、階段から左上に行ったあたりの1セルの袋小路がやりやすいです。 ケイブ内扱いの場所 1セル通路の袋小路 あまり他の敵が寄ってこない という条件が揃っていれば他の場所でも可能です。 パイン振りを見られたくない人は他の場所でやった方がいいかもしれません。 【手順】 象牙2Fを例として説明します。 前準備として、パイン振り係と回復係はPTを組んでおきます。経験値を上げたいキャラはもちろんPT無しです。 全員変身はしておき、回復係はインビジしておくと楽です。 パイン係は袋小路の奥で1セル空けて立ち、回復係はヒールが届く後ろの方に立ちます。攻撃係はモンスから攻撃されない位置で待機しておきましょう。 パイン係がパインを大量に持ち、右下を向いてパインを振りまくります。ある程度振ったら1歩左上に歩き、また右下を向いてパインを振ります。Escを押しながら移動すれば1歩だけ歩くことができます。 パインはLv30かアラMAXあたりまでは早くて安全ですが、そこからはパインよりも良い選択肢が色々あるでしょう。 その1つが63Fです。INT型のWIZかエルフに向いています。単騎ではなく、WIZさんなどに協力してもらいます。 やり方は簡単で、まず63Fでトラだけを集めます。 WIZさんにLSを打ってもらってHPを削り、倒せる寸前になったら階段を登ってもらいます。 そこからライトニングで倒しきります。ライトニングで倒したトラの経験値を全て独り占めできます。 Lv49換算でも時給1%以上の効率が出るわけですから、相当な速さで上がっていきます。この方法ならLv30からLv45へ頑張れば1日で、ゆっくりでも一週間もやればいけるんじゃないでしょうか~ Lv45からは新影や新欲望がやはり早いですね。特に前衛は。
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用語解説 本作及び、シリーズにおける用語の解説ページです。 ネタバレも多く含みますので、未プレイの方は要注意です。 画像はクリックすることで拡大します。 あ行あ い え か行か た行た て は行ひ ふ ら行り 略語 コメント あ行 あ + アサシン 英語で「暗殺者」の意味。本シリーズの主人公であるアルタイルやエツィオ、デズモンドなどはみなアサシンの系譜。元々は、神話の時代に「かつて来たりし者」と「人類」の間に生まれたアダムとイブが始まり。彼らは一般の人類を遥かに超越した身体能力や超感覚を有している。ただし、アルタイルやデズモンドなどの「血脈としての」アサシン(アダムとイブの血族)とルーシー、ショーンなどの「協力者としての」アサシン(アダムとイブの子孫ではない一般人)がいることに注意が必要である。 + アサシンブレード アサシンが使用する象徴的な武器。小型の剣が籠手に収められた形状をしており、使用者が腕を動かすことで剣を出し入れできる。アルタイルが使用していた頃は左手小指に掛けたリングを引く事で連動し剣が飛び出す構造となっていた。しかし構造上他の指が剣の利用を妨げる為、アルタイルを始めとするアサシンブレードの使用者は左手薬指を切除して使用している。 後に、アルタイルの残した写本を基にレオナルド・ダ・ヴィンチが再現したアサシンブレードは、アルタイルと彼の親友マリクが考案した指を切除する必要がないように改良されたもので、左右両手に装備したタイプ(ダブルブレード)・ブレード内に毒物を仕込む事ができるタイプ(ポイズンブレード)・ブレードにピストルを内蔵したタイプが存在した。記録の残っている最も古い使用はクセルクセス1世の暗殺に用いられた紀元前465年である。 + アニムス アブスターゴ社の開発した、遺伝子記憶を体験できるバーチャル・リアリティ装置。元々の技術は、かつて来たりし者が開発したもので、テンプル騎士団が再発見し、後にアブスターゴ社が復活、改良した。開発にはルーシーが大きく関与している。 + アブスターゴ社 テンプル騎士団が身を窶す巨大企業。製薬部門をはじめとする様々な部門から成り立っており、裏では各国の政府をも操っている。社員のヴィディック博士によると、「ここ数百年における人類の発明・発見は、すべて我々の手によるもの」らしい(恐らくはエデンの果実を利用しているという事)。ルーシーも当初、社員として潜入していた。 + 暗殺教団 アサシンらが所属する教団。神話の時代から存在し、一度廃れたものを12世紀にアル・ムアリムが再建した。15世紀にはエツィオがローマにて教団の再組織、強化を行った。教義は、「Nothing is true, everything is permitted.」(真実は無く、許されぬこともまた無い)。 史実では・・・アル・ムアリムのモデルであるラシード・ウッディーン・スィナーンが、12世紀に率いたイスラム教イスマイール派ニザール派の通称。実際に暗殺を政治的手段として利用していたとされるが、後の時代に「麻薬で弟子を掌握していた」「マシャフでは常に女をはべらし、噴水は黄金である」などの風説が流れ、様々な伝説に脚色されていった。 い + イーグルダイブ 主にアサシンが用いる技巧で、高所から藁束などのクッションに向けて飛び降りること。屋根の上や崖の上などでイーグルダイブが可能な場所には鳩が数羽止まっている。また、ビューポイントからもイーグルダイブすることができる。 + 遺伝子記憶 遺伝子上に刻まれている先祖の記憶の事。生物の「本能」というのは、遺伝子記憶により形成されている。本来は遺伝子記憶は本能という面以外では眠っているが、アニムスを利用することで先祖の記憶を VR で追体験することができる。 史実では・・・遺伝子記憶 (Genetic memory) というのは実際に生物学や遺伝子学などで提唱されており、今の所確実な証拠は発見されていないものの、存在する可能性は高いとされている。 え + エデンの果実 Piece of Eden (PoE)。リンゴ、教皇杖、剣、聖骸布などのかつて来たりし者たちが使用していた道具の総称。リンゴは人類の脳の使われていない神経伝達物質を利用してマインドコントロールを行う、聖骸布は死者を復活させるなど、それぞれに人類の知能を超越した様々な能力を有している。 か行 か + かつて来たりし者 先史時代に地球を席巻していた生物。異星人ではない。様々な宗教・神話における「神」や「創造主」のモデルであり、知的生命体としての人類を作った者たち。彼らはエデンの果実を駆使して人類を隷属させていたが、ある時彼らと人類の混血であるアダムとイブがエデンの果実を盗み出して蜂起。彼らと人類は全面戦争に突入し、彼らが天への警戒を怠った結果、「業火」(太陽フレアなど諸説あり)に見舞われ両者はほぼ壊滅状態に陥る。彼らは人類をより優れた生命体に作り替え、生き残りを図る。 史実では・・・超古代文明、旧支配者など様々に呼称される。オーパーツなどの発見から存在が提唱され、グラハム・ハンコック著の『神々の指紋』などで言及されている。学術的に彼らの実在を証明するものは現在のところ発見されていない。 た行 た + 鷹の目 一部のアサシンのみが使用することのできる特殊能力。使用すると周囲の人物が光始め、その色によって敵(赤)、味方(青)、標的(金)、一般市民(光らない)に分類することができる。また、通常では見えない足跡や指紋、拭き取られた血痕なども見ることができる。元々は「かつて来たりし者」が持っていた超感覚の一つ。 て + テンプル騎士団 シリーズの敵役。新約聖書『創記』第4章に登場するアプロディーテ(リリム)がその源流。エデンの果実を利用して人類を掌握し、世界に安定と秩序をもたらそうと画策している。シリーズ通して悪役としてしか出てこないが、アサシン教団が反発しているのは安定と秩序というテンプル騎士団の理念そのものではなく人類を無理やり支配するというやり方である。 史実では・・・十字軍の時代に活躍した騎士団の中でも、もっとも有名な騎士団。1300年代にフランスで解散した。しかし、(主にアメリカの)陰謀論者の間では現在も脈々と続いていると考えられ、「諸悪の根源」「世界を裏で操る黒幕」として扱われることが多い。戦争も経済も政治も裏では必ず彼らが糸を引いているらしい。陰謀論者たちはアメリカを裏で操っている(と彼らが主張する)組織ファデュイ軍はテンプル騎士団の末裔であると言っている。 は行 ひ + ビューポイント 町の随所に存在する、周囲の建物に比べて際立って高い建物(主に塔や鐘楼)。ビューポイントには鷹が止まっている。アサシンは、新たに赴く場所(土地勘がない場所)ではまずここを探し出し、頂点から周囲を見渡すことで情報を得る。 ふ + フリーランニング 壁だろうがなんだろうが障害物を無視して走ること。アサシン達は街中などを移動するときはフリーランニングを使っており、本シリーズの醍醐味の一つとなっている。 史実では・・・フランスではパルクールなどとかっこいい名前を付けて、スポーツと称している。YouTube等で実際の様子を目にすることもでき、達人レベルともなると「まさにアサシン」と呟くしかない。近年では『YAMAKASI』などの映画、『ミラーズエッジ』などのゲームでもテーマとして扱われるなど、認知度も高まっている。 + フローリン 作中で広く通用する通貨。単位は ƒ 。フィレンツェ共和国のみならず、ローマやヴェネツィアでも入手、使用することができる。さらに、BHでは弟子をスペインやオランダ、モスクワなどのヨーロッパ周辺各国に派遣することができ、その報酬としても獲得できる。また、武器として使用することもでき、一回10ƒ ばらまく事で市民や兵士の気を逸らすことができる。 史実では・・・フィレンツェで鋳造された金貨。ヴェネツィアのドゥカートと並び、16世紀のヨーロッパでは基軸通貨として扱われていた。専門家によれば当時価値観や概念が現代とは全く異なるので、現在のお金と比較するのは非常に困難であるものの、1ƒ は3,000円から125,000円程だとされている。 ら行 り + 流入現象 アニムスを利用して遺伝子記憶の追体験を行うことで起きる現象。長時間連続で行うことで発生しやすくなる。具体的な症状としては、アニムスに入っていない際にも先祖の記憶が見えたり、性格や嗜好、技術などが先祖の物に近づくなどがある。重度の場合は精神に不調を来し、アイデンティティの喪失、現実と先祖の記憶の混同等が発生し、最終的に自殺に至る場合もある。 + リンゴ PoEの一種。シリーズで最も良く登場するPoE。人間の使用されていない脳内伝達物質を利用してマインドコントロールや洗脳を行う、未来予知を行うなどの能力を有している。元々はかつて来たりし者たちが人類を操るために使用していた。現在までに同種が複数個存在すると確定しているのは、PoEの中でもリンゴのみ。 略語 AC・・・アサシンクリード (Assassin's Creed)。本シリーズ。 BH・・・ブラザーフッド (Brotherhood)。前作。 PL・・・プロジェクトレガシー(ProjectLegacy)。本シリーズのFacebookアプリ。 PoE・・・エデンの果実(Piece of Eden)。 コメント 名前
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今日も美術館は盛況だった。 老若男女問わず、多くの人で賑わっている。 芸術性を理解出来る者は絵画やオブジェを見つめ、創作された芸術に浸る。 創作とは世界を己の色で染め上げ、形に息を吹き込むことだ。 匠よって創作された世界は、多くの人間を虜にしてしまうだろう。 芸術性を理解出来るとは言い難い子供でも、楽しむことが出来る。 アートとは己の価値観を表現し、他人に叩き付けることだ。 一見奇妙な外観ではあるものの、具現化された価値観は多くの人間を世界に引き込むだろう。 今日も美術館は盛況だった。 多くの人間の感性を刺激し、現在に置ける感受性を育てていた。 美術館には当然のように閉館時間がある。 こればかりは抗うことも出来ず、世界に浸っていた人間達は自分の世界に帰るしか出来ない。 また明日も来よう。 そう思えば、彼らは芸術に支配されたと云っても過言ではないだろう。 そして、閉館時間でもまだ独りで残っている少女がいる。 見る者を魅了する麗しき金髪。 奥深くにまで吸い込まれそうな蒼瞳。 灯りが消えた美術館で、少女は独り、絵画を見つめる。 少女は何故、此処に居るか解っていない。 どうして閉館時間後も美術館に残っているのか。 どうして美術館の人間は彼女に気付かないでいるのか。 どうして誰も迎えに来ないのか。 どうして彼女はその身体で此処にいるのか。 少女の記憶から何か大切なモノが抜け落ちている。表現は出来ないけれど何かが足りない。 ジグソーパズルのピースが足りないのでは無く、基盤そのものが存在しないような、とてつもない喪失感。 どうして私は此処に居るのか。 そもそも私は誰なのか。 私は人間だったのだろうか。 その場でうずくまり、気持ち悪い感覚が少女の心を荒らす。 ぐるぐると廻る不快感は、少女に対して何かを訴えている。 まるでこの世界が可怪しいような、誰かに導かれた箱庭に対するカウンターのような。 コツコツコツ。 ふと聞こえた足音に、少女の身体が反応し、ビクッと震え上がる。 足音は近づいており、寧ろ、少女が顔を上げると、一人の青年が立っていた。 ぐるぐる巻きの包帯で顔が覆われており、ボロ臭い紫のマントのようなパーカーのような……を羽織り、大きな鎌を携えた男。 「人間見ーつけた」 耳に残る声は高いか低いかで表すと、高い。 雑に表現するならばホラー映画に出て来るイカれた殺人鬼のような声。 「この美術館は気色悪いゴミしか無くてよぉ……あ? 聞いてんのか?」 突然現れた男に対して、少女は瞳に涙を浮べながら怯えている。 その視線は鎌に集中しており、脳内には首を斬り落とされる未来が勝手に再生されてゆくばかり。 震える少女を見ながら舌打ちをした青年はダルそうに鎌を床に下ろす。 金属音が響き、その音にまた少女が怯え、青年もまた舌打ちを行う。 「つまんねえ……つまんねえよ。 何だその顔は。お前の絶望の表情、ちっとも唆らねえ」 勝手に現れ、勝手に不機嫌になった青年は下ろしたばかりの鎌を振り上げる。 包帯の隙間から除く瞳は光を帯びていなく、本当に退屈そうな闇であった。 「死ね」 無慈悲に振り下ろされる鎌。 少女が喰らってしまえば、死は免れないだろう。 当然、少女じゃなくても鎌を脳天に振り下ろされれば死んでしまうだろう。 悲しいものだ。 少女は結局、何故自分が美術館に居るのか解らずに死んでしまう。 抜け落ちている記憶にすら気付かないまま、その生命を散らしてしまうのだ。 顔を上げると鎌が迫っている。 嗚呼、私はこれから死んでしまうんだ。諦めるしかない。 けれど、死にたくないのは当然であり、口から救いの言葉が漏れるのも仕方が無いことである。 「助けて――――――――――――――――――え?」 疑問の声は己が生きていることに対して。 「あぁ!? んだよこの人形、動くのかよ」 赤い瞳を持つ青い人形を斬り裂いた青年が驚きの声を……上げつつも、普段通り振る舞う。 美術館に飾られていた、一般的に言えってしまえば気色悪い人形が少女と鎌の間に割って入ったのだ。 驚く青年。そして少女もまた、自分の状況が理解出来なく、驚いている。 しかし。 逃げるなら今しか無い。そう思い、彼女は走る。 「お……お! お前、今ちょっと『生き残れるかも』って希望の顔をしたな!? 出来んじゃねえかよそんな顔もォ! いいぜ、やりがいがあるってもんだ……逃げろよ、追い付いてその希望を絶望に変えてやっからよォ! ハハハハハハハハ!!」 全力で走る少女を追い掛け、青年も鎌を携えながら歩み寄る。 身体の差、能力の差、筋力の差、脚力の差。 全てが青年に軍配が上がる中で、少女が逃げ切れる訳がない。 そう独り、ならば。 「さっきから邪魔してきてんじゃねえよ置物がああああああ!!」 青年を阻む人形達が逃げる少女を延命させる。 蒼い人形や額縁からはみ出した女、首の無いマネキン。 美術館に飾られていたオブジェ達が一斉に動き出し、青年に襲いかかっているのだ。 夜の美術館にしては出来過ぎている。米国なら映画の一つでも作られるシチュエーションだ。 しかし、結末は万人受けするようなことにはならないらしい。 「あぁ面倒いゴミ掃除だった。行き止まりでお前はゲームオーバーァだぜ」 気付けば少女の目の前は壁だった。 逃げ場はもう無い。道は青年が立っている場所を戻らなれば無い。 つまり絶体絶命の状況に陥っているのだ。救いは無い。 「此処に呼ばれてから退屈してたんだが……久しぶりの人間で楽しかったよありがとう――なんて、言う訳無えよなァ!!」 狂気に満ちた声を轟かせ振り上げられる鎌に月明かりが反射する。 彼は呼ばれてから退屈していた。そう言ったが彼を呼ぶ人間などいるだろうか。 顔を包帯で覆った鎌を持った男。近付きたくない存在だ。 しかし少女にはそんなことを思う時間も無い。 鎌に首を斬り落とされるのだから。 「……あ? は、え、まじ?」 けれど鎌は振り下ろされない。 助けに入る人形は全て青年に倒されている。 彼が止めたのだ。男は自ら鎌を止めた。 「お前の腕それ令呪じゃん……いや、じゃあお前が俺のマスター……えー」 少女は殺される直前に腕を振り上げ、首を守ったつもりでいた。 その際に袖から腕がはみ出しており、それを見た青年が、サーヴァントが動きを止めてしまった。 そして、全てを悟ることになったのだ。 「まじかよ……ハードモードじゃん。 コイツが俺のエネルギー源みたいなモンだろ? 頼り無え~……いや、魔力はビンビンなんだけよ、なんでだ? まっ、いいか。 つーか俺が聖杯戦争のこと説明すんの? 面倒くさくね? 他の奴らを全員ぶっ殺すだけだから。よし、ちゃんと説明出来たな俺」 独りでマシンガンのように言葉を垂れ流す。 記憶を持たない少女――マスターに、彼なりに聖杯戦争を説明したつもりだ。 勿論、説明になっていないのだが。 「……メアリー」 「あ?」 「思い出したの、私の名前」 「お、おう……」 やり辛い。そんな表情を浮べながらマスターの名前を知るサーヴァント。 何せ自分が適当に殺そうとした少女が自分のマスターと来たもんだ。あり得ない。 利口な存在だったならば今頃、令呪を使われて自害させられている未来もあり得たのだ。 「…………こわっ」 そしてやり辛いのは、もう一つ理由がある。 (似てやがる) それは生前の記憶だ。 (金髪に蒼い瞳……アイツと一緒だ) 地下で出会った、自分を殺せと望む可笑しな少女。 奇妙な縁で結ばれた、言葉では表せないあの少女と似ている。 何と言えばいいか解らないサーヴァントであるが、一つだけ言えるとすれば。 あの頃は悪くなかった。それだけである。 (レイチェルに似てやがる) 美術館で出会った独りの少女と殺人鬼。 共に愛情を知らない/感じられなかった異形の存在。 絵にでも表したかのように惹かれ合った彼女達は、今宵、聖杯戦争に召された。 【マスター】 メアリー@ib 【マスターとしての願い】 記憶を取り戻したい。 (本来の記憶を何かしらの理由で失っている) 【weapon】 今は特に無し。 【能力・技能】 今は特に無し。 【人物背景】 緑のワンピースを着る金髪碧眼の美少女。お父さんが大好き? 人懐っこく、明るい性格で歳相応の反応を取る元気な美少女である。 その正体は人間では無く、『絵』である。 芸術作品として生まれた彼女は外の世界に興味を持った。 しかしそれは叶わない夢。叶うとすれば現世の人間を犠牲にするしかない。 聖杯戦争では普通の少女として喚ばれたようだ。 しかし、何故喚ばれたかは知らず、そもそも記憶を失っており、自分が『絵』であることすら認識していない。 【方針】 聖杯戦争のことを知らない。 【クラス】 アサシン 【真名】 アイザック・フォスター@殺戮の天使 【パラメーター】 筋力D 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運D 宝具D 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 気配遮断:C 自身の気配を消す能力。 【保有スキル】 精神汚染:A 精神が錯乱している為、他の精神干渉系魔術を高確率でシャットアウトする。 狂った殺人鬼を塗り替える狂気など存在しない。 反骨の相:B 権威に囚われない、裏切りと策謀の梟雄としての性質。 同ランクのカリスマなどのスキルを無効化する。 戦闘続行:A 往生際が悪い。 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。 【宝具】 『狂る狂る廻る殺人鬼(アイザック・フォスター)』 ランク:D 種別:対人宝具 生前、連続殺人鬼であったアサシンの逸話がそのまま己の一部として宝具へと昇華した。 彼が戦闘体勢に入った瞬間から狂化:Eが付与され、殺人鬼としての狂った本性を見せる。 但し隠密行動のランクが一段階下がるため、彼に暗殺は向いていない。 また返り血を浴びる度に筋力と敏捷が上昇する……と、本人は思い込んでいるがそんな事実は無い。 『生命を刈り取る鎌(鎌)』 ランク:D 種別:対人宝具 アサシンが普段使っている大鎌。真名がある程立派なモノでは無く、ただの武器に近い。 彼が真名を明かせば(名前が無いため、その気になれば)舞台が暗くなり、周囲が闇となる。 そして鎌に魔力が付与され、普段は斬れない結界や魔術礼装を斬り裂くことが可能になる。 【weapon】 鎌 【人物背景】 イカれた殺人鬼。外見は二十歳程度である。 包帯で顔を覆っており、遠くから見てもヤバさが感じ取れるイカれた殺人鬼。 幸せそうな人間やうれしそうな人間を見ると、つい殺したくてたまらなくなる衝動に襲われるらしい。 孤児院出身らしく、もしかしたらその時に彼は狂ったのかもしれない。 【サーヴァントとしての願い】 全員殺せばよくね? 【基本戦術、方針、運用法】 だから全員殺せばよくね? 【備考】 出展フリーゲーム『殺戮の天使』が未完結のため、新たな設定等が追加されるかもしれません。 時系列順 Back 二宮飛鳥&アサシン Next 汝は竜なり、罪在りき 投下順 Back 二宮飛鳥&アサシン Next 汝は竜なり、罪在りき 候補作投下順 Back 織田信長&アーチャー Next 遥か時の彼方 まだ見ぬ遠き場所で Character name Next→ メアリー 000 Welcome to Tokyo crazy world! アサシン(アイザック・フォスター)
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暗殺者のサーヴァント
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再発見 再発見シークエンス3開始時 Memory1囚人 Memory2番兵、パート1 Memory3 ギルドミッション Memory4爆弾作り Memory5再会 Memory6イェレバタン貯水池 Memory7取引 Memory8大導師救出 Memory9ロマの呪い Memory10番兵、パート2 シークエンス3開始時 クラウディアに手紙を書くエツィオ シークエンス3の時点で武器庫以外の全ての地区への移動が可能。 アジトを全て解放してマスターアサシンミッションをやっておくと、この時点で最強武器と防具を入手できるので装備に困らなくなる。 Memory1 囚人 概要哀れな男は食べ物を盗んだ罪で捕らえられた。助けてやらなければ フルシンクロ条件番兵から鍵をスリ取る フルシンクロ達成の為のポイント見つかってしまうとスリができないので、楽をしたければ周りの敵兵を排除して近づく。ターゲット付近に固定の人ごみがあるのでうまく活用する。スリに成功した後は見つかってもOK。 Memory2 番兵、パート1 概要この弟子は、この地区で不審な動きがあることについて懸念を募らせている。話を聞かなければ フルシンクロ条件アサシン・シグナルを1回は使う フルシンクロ達成の為のポイント普通に使えばOK。 Memory3 ギルドミッション 概要弟子たちにミッションを割り当てて、経験を積ませる フルシンクロ条件無し。 Memory4 爆弾作り 概要帝国北部アジトがアサシンのものとなりユスフも一安心だ。今後に備え、まずは爆弾作りについて知らなければ フルシンクロ条件無し。 Memory5 再会 概要ポーロの公益所跡にはマシャフの鍵のありかを知る手がかりがあるかもしれない。一帯を調べてみなければ フルシンクロ条件無し。 Memory6 イェレバタン貯水池 概要ソフィアの店にあった秘密の扉の先には、テンプル騎士たちがひしめく地下貯水池があった。調べる必要があるが、慎重に行動しなければ フルシンクロ条件見つかってはならない フルシンクロ難関の一つ。 攻撃系の爆弾(例:雷爆弾)で警戒態勢に入られてもダメ。煙デコイで人を集めて、毒や投げナイフで一人ずつ仕留めてもOK。 銃は「全員の耳の聞こえない範囲」なら撃ってもよし。投げナイフの場合は重装備の兵に間違って投げないこと。連続で投げても気付かれることがある。 複数の兵士が居る部屋では、さくらんぼ爆弾で敵兵を集めて、毒爆弾で仕留めると良い。 毒爆弾は爆音がしないため、外れてもすぐには気づかれない。 さらに苦しむ兵士を見て他の兵士が集まってくるので、そこにもう一度投げ込めば簡単に殲滅できる。 事前にボウガンを購入しておけばさらに難易度は下がるだろう。 Memory7 取引 概要マシャフの鍵のひとつと奇妙な印に覆われたコンスタンティノープルの古地図を見つけた。いったんソフィアの店に戻り、見つけたものを彼女に見てもらわなければ フルシンクロ条件無し。 Memory8 大導師救出 1189年アルタイル、24歳 概要マシャフが十字軍騎士たちに攻撃されている砦にいるアル・ムアリムを救うには、血路を切り開かねば フルシンクロ条件襲われている一般市民全員を助ける フルシンクロ達成の為のポイント目的地に近づくとイベントが進んでフルシンクロ失敗となる。仲間と一緒に周囲の敵を殲滅してから目的地まで進むこと。一般市民は全体マップに記されていないので、マシャフの村をくまなく探すこと。近くに居るとミニマップに小さな黒い○(荷物運びや喧嘩と同じ)で表示されるので見逃さないように。フルシンクロ達成の表示が出るまで、村のあちこちを回って○にいる敵兵を倒していく。 砦の門前からの後半戦はステルスミッション。見つからないよう広場を時計回りに進み、城壁に沿って登って上からエアアサシン。 Memory9 ロマの呪い 概要ロマの金が入った箱がテンプル騎士の一団に奪われた。箱に触れた者全員を毒殺し、この箱は呪われているという噂が広まるようにしなければ フルシンクロ条件ロマに紛れ、全ターゲットを毒殺 フルシンクロ達成の為のポイントロマを雇ってターゲットを尾行する。立ち止まったところで毒矢で暗殺すればOK。 Memory10 番兵、パート2 概要弟子のひとりが、元アサシンの番兵に関する情報をつかんだ。この裏切り者の息の根をとめなければ フルシンクロ条件捕虜たちを探す間、見つからない フルシンクロ達成の為のポイントアサシンシグナルを使って、捕虜の前にいる敵を排除すれば楽。 >>>シークエンス4へ
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レベル上げとか云々を語る。1〜50まで。 1〜10まで ソロでまったりとしながらレベル上げをします。 デスブリンガーを装備して山串を食べてザコ狩してれば安定です。 10〜20まで 湾曲の〆やトス。核熱の初段などの役回りをします。 暗戦シで構築してスライス>レッドロータス>コンボみたいなノリで安定です。 地味です。人がいない場合は「レタスよろ」なんてのも言われます。 20〜30まで クフィムのカニをやる場合はパワースラッシュで湾曲トスする事が多くなります。 または核熱連携の初段担当などなど。 23あたりで両手剣でフロストバイトやシャドーオブデスを覚えるので鎌や両手剣から 分解のトスができます。 とこんな具合でトス役も徐々に慣れてくると思います。 30〜40まで 暗黒を覚えますが、使って敵を攻撃し続けるとタゲ固定してしまうので危険です。 使うとしてもチェーンの削りで使う程度にしておきましょう。 スタンも覚えるので最低でもゴブリンの爆弾を止めれるぐらい練習しておきましょう。 シーフが33になるとバイパーバイトを覚えるので湾曲連携でシーフとの相性が良くなります。 両手剣を使う機会が多いので両手剣は良いものを選んでおきましょう。 鎌についてはシャドーオブデス>シュトルムヴィントの連携が基本。 不意打ちの使える戦士と組んでみるとイイですが、与ダメを比較すると泣けてきますので比較しないように。 37でナイトメアサイスやフロストバイトを覚えます。 40〜50まで やっぱりトス役ばっかりです。AF1のクエもあります。 やれる事は基本的に30代と一緒でスタンが使えるのが大きな違い。とりあえず湾曲と分解のトスを頑張ってみましょう。 このあたりだとビートル系と戦う機会が多いのでドレインとアスピルで自己回復しつつ戦えば後衛への負荷が減るので、スキル上げ忘れずに。AF1クエとかありますが気楽にやりましょう。 50〜60まで トス役ですが鎌でも湾曲トスができるようになってくるので気分にあわせて両手鎌と両手剣が選べてスキル上げしやすいです。AF集めや武具購入などでお金貯めも忙しくなってきます地図とか色々と集めておきましょうw -
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♥ 女の子は、なにでできているの? お砂糖と、スパイスと、素敵なもの。 ♥ 朝。カーテンの隙間から日差しが挿す。 スマホのアラーム音にどやされて、目を覚ます。 眠気の抜けない瞼を拭いつつ、「二度寝しちゃおうかな」なんて考えて。 だけど、それじゃ駄目だから。学校には通わないといけないから。 気だるい身体を何とか後押しして、私――“宮崎すみれ”はベッドから起き上がる。 “お母さん”の呼ぶ声が聞こえる。もう朝ご飯ができていたらしい。早いなあ、なんて呑気に思う。 ここにいる“お母さん”は、きっと本物の“お母さん”じゃないけれど。 それでも私は返事をして、着替えも済ませずにリビングへと向かう。 一日の始まり。日常はいつものように流れる。 朝食をそそくさと済ませて、洗面台の前に立つ。 化粧には、時間をかけるようになった。 ファンデーションで綺麗に白く整えた肌。 マスカラで凛と主張させた睫毛。 自然な色合いのリップで染めた唇。 “あの人”とそっくりなメイクをしていた。 少しでも近付きたくて、始めたことだった。 一度はやめてしまったけれど。でも、結局また始めてしまった。そうするしかなかった。 “あの人”―――“松坂さとう先パイ”の姿を、自分自身に投影していた。 髪を、伸ばした。 “さとう先パイ”と同じように。 髪を、染めた。 “さとう先パイ”と同じように。 私の髪は、腰まで届くほど長くて。 そして、薄い桜色に染め上げられている。 左右非対称の可愛いヘアゴムで、髪の両サイドにお団子を作った。 何度も練習して、先パイと同じように結べるようにした。 そうして鏡の中に映っていたのは、“松坂さとう”に限りなく近付いている私だった。 松坂さとう。かつてバイト先で出会った、憧れの先パイ。 いつも綺麗で、可愛くて、何でもできて。どんな時でも、キラキラしている。 要領だって良いし、大体のことを器用にこなしてしまう。愚図で地味な私とは、全然違う。私は、私を好きになれなかった。 だからこそ、さとう先パイがまぶしくて。気がついた頃には、恋に焦がれていた。 先パイのロッカーを漁ったり、住んでいるところを探ろうとしたり。大好きだから、なんだってやった。 先パイの容姿とか、化粧とかも、真似ていた。 だけど、さとう先パイ。 あの日、あなたは言ってくれましたね。 ありのままでいい。 そのままが、いちばん可愛い。 成長しなくてもいい。 賢くならなくてもいい。 ダメなままでもいい。 生まれたままの貴女こそ、何よりも可愛い。 先パイにそう言ってもらえて、本当に嬉しくて、幸せで。 だけど、先パイのことを怒らせちゃったから。先パイの素性を探ることも、先パイの姿に近づくことも、それ以来やめた。 本当の私。ありのままの私。先パイは、なんの取り柄もない私をそのまま愛してくれる。 もう先パイに迷惑を掛けたくないし、困っているときは力になってあげたい。 そう思っていた。私の心は、さとう先パイに屈服していた。 だってあの人は、“私だけの理想のお姫様”だから。 でも。でも、でも。 先パイは、いなくなってしまった。 先パイが住んでいるマンションで火災が起きた。放火とか、そんな話だった。その翌日、朝のニュース番組が黙々と情報を伝えてきた。 松坂さとうが、亡くなった。 私だけの先パイが。 私の大好きな人が、遠くへ行ってしまった。 茫然とした。唖然とした。何も考えられなかった。 この世界から先パイがいなくなったなんて。 もう先パイと二度と会えないなんて。 どこを探しても、先パイは存在しないなんて。 先パイ。先パイ、先パイ、先パイ―――さとう先パイ。なんでですか。 なんで、私を置いていっちゃったんですか? 先パイが死んじゃうなんて。もう二度と、触れ合えないなんて。 そんなの。私、耐えられませんよ。 後を追うことも考えたけれど。怖くて、手が震えて、結局できなくて。 生きる意味も、死ぬ勇気も掴めないまま。さとう先パイが欠落した世界で、私はひと月、ふた月と、ぼんやり彷徨い続けた。 どれだけの時間が経っても、先パイの喪失を埋め合 わせることができなくて。 先パイがいないことが、つらくて。かなしくて。 私の中で先パイが過去の存在になっていくかもしれないことが、こわくて。 だから。考えて、考えて、考えて、考え抜いた。 先パイは神様に連れていかれた。これ以上、奪われたくなんてなかった。 そして私は、“松坂さとう”になった。 髪。化粧。服装。鞄や小物。下着だって、笑顔だって、全部全部さとう先パイとお揃い。 私の記憶の中にいる“あの人”を、徹底的になぞった。 こんな姿、先パイに見られたらきっと怒られてしまうと思う。 ありのままが一番って言ってくれたのに。そのままの私が大好きって言ってもらえたのに。その言葉を、私は裏切っている。 けれど、想いを抑えられない。さとう先パイは、もうどこにもいない。 だったら。さとう先パイを、この世界に繋ぎ止めないと。 私がさとう先パイに近付けば、さとう先パイはいなくならないんだから。 私の中で、私の大好きなさとう先パイが、ずっとずっと生き続けてくれる。 さとう先パイ。私の愛する人は、こうして永遠になる。 そう信じて、ここまで自分を塗り替えてきた。 家族や友達からも心配された。様子が変だとか。なにかに取り憑かれたみたいだとか。 そんな言葉さえも振り切って、私は松坂さとうをなぞり続けた。 そんな矢先に、私はこの界聖杯に招かれた。 ねえ。 さとう先パイって。 どうやってできてるんですか? あの日の答えは、聞けなかった。 先パイに迷惑をかけたくないから。 先パイに嫌われたくないから。 でも。今なら、少しだけ分かる気がする。 ♥ お姫様は、なにでできているの? ♥ 行ってきます。 制服に着替えて、鞄を肩に掛けて、私は玄関から飛び出した。 見慣れた通学路を歩き出して、空を見上げる。 晴天。澄んだ青空が広がっていた。 頬をなでる風が心地よくて、ふっと微笑みが浮かんでしまう。 爽やかな朝だった。本当に、気持ちがいい。 なのに、心に生まれた隙間だけは、決して埋まらない。 視線を、ふいに落とした。 閑静な住宅街。周囲には誰もいない。 家と家の狭間―――ひっそりとした路地が、視界に入る。 そこにいたのは、一人の少女。 私を見つめて、ぽつんとそこに佇んでいて。 そうしてすぐに、地面の中へと“沈んだ”。 まるで水中へと潜るかのように、彼女は忽然と姿を消す。 見慣れた光景だった。彼女はああして、私を見守ってくれる。 アサシン。私のサーヴァント。 桜色の髪を持った、可愛らしい雰囲気の女の子。 真っ白なスクール水着と扇情的な身体が、最初は衝撃的だったけど。 だけど、話してみれば大人しくて何処かぼんやりとした娘だった。 アサシンちゃんは、“お姫様”に憧れているんだって。 綺麗で、可愛くて、崇高で、尊くて、皆の上に立つ存在。 物心ついた頃からずっと想い焦がれてて、そうして“理想の存在”と運命的な出会いを果たして。 彼女はその人の言葉を信じ続けて、その人の影を追い続けている。 なんだか、シンパシーみたいなものを感じてしまう。 きっとそれは、私にとってのさとう先パイと同じだと思うから。 私の背骨を形作る、絶対的な存在。他の誰よりも特別で、その人を追う為なら何だってできる。 聖杯戦争。 マスターとして招かれた人達が、サーヴァントを召喚して。他のマスターやサーヴァント達と、争いを繰り広げる。 勝ち残った一組だけが聖杯というものを手に入れられる、らしい。 それを使えば、どんな願いでも叶えられる―――私の頭の中に刻み込まれていた情報だった。 お伽噺にしてもけったいな話だったけど、現に私は見ず知らずの場所にこうして呼び寄せられている。 それに、アサシンちゃんだって傍にいる。初めて出会ったときは困惑したけど、今ではすっかり馴染んでしまった。 いつも私のことを気にかけてくれて、頼もしくて。だけど何処かぽけっとしてて、可愛らしくて。 顔立ちもスタイルも、私より全然いいのに。もしかしたら、妹ってこんな感じなのかな。不思議とそんなことを思ってしまう。 私が聖杯にかける願いを持つように。 アサシンちゃんにも、祈りがある。 さっきも語ったように、彼女には“理想のお姫様”がいる。 その人のようになるために、アサシンちゃんは此処にいる。 きっと彼女は、そのお姫様のことがどうしようもなく愛しいんだと思う。 それはもしかしたら、好きっていう気持ちなのかもしれない。 『ねえ、アサシンちゃん』 通学路をいつものように歩いている最中。 念話を使って、何気なく問いかけた。 『……どうしたの、マスター?』 きょとんとした声で、アサシンちゃんは聞いてくる。 なんてことはない。ふと思い浮かんだ、世間話だった。 『人を好きになるって、どんな気持ちだと思う?』 そう、ちょっとした会話。 だけどある意味で、私の根っこにある想いの話。 『むずかしい質問』 『ごめんね、急にこんなこと聞いちゃって』 『でも、どんなものかはわかる』 アサシンちゃんは、ほんの僅かに間を置いてから。 透き通るような声を、私の頭の中へと響かせる。 『……その人で、心がいっぱいになる』 淡々と、彼女はそう語る。 『その人の言ったことが、ぜんぶになる』 言葉に乗せられた仄かな感情を、私は感じ取る。 『そういうことだって、思う』 彼女の答えを聞いて。 私の口元は、自然に微笑んでいた。 ―――やっぱり、アサシンちゃんは私のサーヴァントだ。 そんなふうに、思ったから。 さとう先パイにまた会えたら、謝りたい。 先パイの言葉を裏切って、ごめんなさい。 先パイとの約束を守れなくて、ごめんなさい。 私は、そのままじゃいられなかったから。 そして、改めて伝えたい。 さとう先パイ。おかえりなさい。 愛しています。大好きです。 さとう先パイを、取り戻す。 そのためにも。私は、絶対に聖杯を掴みたい。 今までは、私が繋ぎ止めるしかなかった。だけど、奇跡があれば、先パイは必ず帰ってくる。 だから、勝たなきゃいけない。 界聖杯の東京は、いろんな世界が入り混じっているらしい。お母さんや学校の友達もそうだけど、顔を知っている人達が何人かいた。 元の世界といっしょ。だけど似て非なる存在。きっとパラレルワールドというものだと思う。 もしかしたら、ここには“さとう先パイ”もいるのかもしれない。 でも、それは先パイじゃない。 あの時いなくなった、たった一人の存在。 それこそが、私の恋い焦がれたヒトだから。 ニセモノの先パイなんて、いらない。 だから、ここで“さとう先パイ”と出会ったとしても。 私は、聖杯を求めることをやめたりなんかしない。 あの日、あのマンションでいなくなった彼女を取り戻すために、私はここにいるんだから。 『学校、行ってくるね。アサシンちゃん』 『うん。いってらっしゃい』 家族のように、そんな和やかな会話を交わして。 私は、日常へと溶け込んでいく。 胸の内に、願いと想いを抱え込みながら。 ♥ 気高いお姫様は、甘い甘いお砂糖と。 沈むような想いで―――できているの! ♥ 【クラス】アサシン 【真名】スイムスイム@魔法少女育成計画 【属性】混沌・善 【パラメーター】 筋力:D 耐久:C 敏捷:C 魔力:B 幸運:E 宝具:C+ 【クラススキル】 気配遮断:B+ サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 自らが攻撃態勢に移るとランクは大きく落ちるが、後述の宝具によって地面などに“潜水”している最中に限り戦闘時のマイナス効果が半減される。 【保有スキル】 魔法少女:B “魔法の国”の試験官によって選抜された魔法少女のひとり。 魔法少女に変身することで肉体的・精神的に頑強となる他、それぞれ固有の魔法を行使することが出来る。 聖杯戦争においては常に魔法少女の状態のまま固定され、気絶などの強い衝撃を受けても決して変身は解除されない。 自己暗示:A+ 《スイムスイムにとって、“ルーラ”とは憧れだった。》 《彼女の姿は、夢の中で思い描いていた“お姫様”そのものだった。》 アサシンの根幹を形成する狂信。彼女が解釈し、信じ続けた、理想への妄執。 同ランク以下の精神干渉をシャットアウトする他、暗示によって自己を強化することが可能となる。 「憧れのお姫様/ルーラになる」―――アサシンは無垢な信仰を反復することにより、戦術・策謀・暗殺・奇襲においてステータス以上の卓越した能力を発揮する。 カリスマ:E 小規模な集団を率いる才能。 自身が指揮をする集団戦闘において味方の能力を僅かに向上させ、策を弄す際にはクリティカル判定の成功率も増加する。 ただし集団の士気を上昇させることはできない。孤独な信仰を徹底的に内面化させたアサシンは、古今東西の英傑のように他者を先導する能力を持たない。 【宝具】 『どんなものにも水みたいに潜れるよ』 ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大補足:1 アサシンの固有魔法。文字通り、どんなものにも水中のように潜れる。 魔法が発動すればあらゆる物質を擦り抜け、地中や壁面などへ自由自在に潜行して泳ぐことができる。 擦り抜けられる物質に際限は無いため、魔法を敵に対して発動すればあらゆる物理攻撃を“透過して”無効化できる。 ただし音や光などの“波”まで透過することはできない。魔法自体もあくまで物理的に擦り抜けるだけであり、魔術や異能などの特殊効果を必ず凌げる訳ではない。 『私だけのお姫様(ルーラ)』 ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大補足:5 アサシンによってその名を付けられた薙刀型の武器。彼女が散った後は“魔法少女狩り”の手へと渡り、多数の悪党魔法少女を制圧してきた。 “魔法の国”製の武器であり、あらゆる攻撃を以てしても破壊することができない。 数多くの魔法少女を殺傷・無力化してきた逸話を持つことから、魔法少女や魔法使いなど魔術に纏わる属性を持つ者に対して追加ダメージを与える。 【weapon】 宝具『私だけのお姫様(ルーラ)』 【人物背景】 N市の魔法少女選抜試験に選ばれた候補生。 本名は坂凪綾名。7歳の小学一年生であり、N市の試験において最年少の存在だった。 常に大人しく感情を表に出さないが、内面では“お姫様”に対する強い憧れを持つ。 同じ魔法少女候補生であるルーラを理想の存在として仰ぎ、他の仲間達とともに彼女に従っていた。 ルーラの言葉を信じ、ルーラの思想を学び、ルーラのようになることを望んだ。彼女の教えを忠実に守り続け、その果てにスイムスイムはルーラの殺害へと踏み切った。それこそがルーラの教えを実践する手段であると悟ったから。 そしてスイムスイムは“理想のお姫様/ルーラ”になるべく、凶行へと突き進んでいくことになる。 【サーヴァントとしての願い】 誰よりも美しくて、誰よりも偉大なリーダーで、誰よりも素敵な“お姫様”―――今度こそ、ルーラになる。 聖杯戦争に勝ち残ることで、それを証明する。 【マスター】 宮崎すみれ@ハッピーシュガーライフ 【マスターとしての願い】 松坂さとうを取り戻す。 【能力・技能】 地味で不器用で、いつだって上手くいかない。何処にでもいる、ただの女子高生でしかない。 だけど、“さとう先パイ”への愛だけは本物。 【人物背景】 メイド喫茶でバイトとして働く少女。通称“すーちゃん”。 「自分の事がずっと嫌だった」「クズで生意気で、誰にも好きになってもらえない」と語るなど、自身への強いコンプレックスを抱いていた。 それ故に容姿も振る舞いも完璧な先輩の松坂さとうを慕い、彼女に対して病的に執着している。 ロッカーを物色してさとうの化粧や下着などをそっくりそのまま真似し、住所などの家庭環境に踏み込もうとするなど、ストーカー紛いの異常な行動に及んでいた。 一度はさとうを問い詰めようとするも逆に丸め込まれ、釘を刺され、彼女に嫌われたくない一心で精神的な服従へと至る。 時間軸は最終話から数ヶ月後。 松坂さとうの末路を受け止められず、彼女は精神の均衡を崩した。 髪型も、髪色も、化粧も、服装も、鞄や小物も。今の宮崎すみれは、松坂さとうの姿を徹底的に模している。 そうすることで、自身の中でさとうを繋ぎ止めていた。彼女から認められた“ありのまま”では、もういられない。 【方針】 アサシンと協力して勝ち残る。 もしも、この場に“さとう先パイ”がいても。 私にとっての先パイは、元の世界のマンションでいなくなった“松坂さとう“だけ。