約 5,077,159 件
https://w.atwiki.jp/picotto/pages/190.html
No 名前 ★ コスト 属性 タイプ 限界突破 HP アタック ガード 0046 フレイムアサシン ★☆☆☆☆ 4 火 アサシン - 75 11 5 スキル Lv:-- 火の力★1 火属性メンバーの攻撃力+20% Lv:10 火の力★2 火属性メンバーの攻撃力+25% 暗殺者の一族。体からあふれ出る炎が隠密行動しづらくしている。
https://w.atwiki.jp/acszanteimemo/pages/11.html
インタビュー(国内) 『アサシン クリード シャドウズ』混乱の安土桃山時代を生きる侍・弥助と忍・奈緒江のダブル主人公、リアルに再現された日本に迫る国内独占インタビューを公開!(ファミ通.com) 公開日:2024/05/16 リンク 魚拓 例の削除された部分は以下の通り。 弥助については、まず“私たちの侍”、つまり日本人ではない私たちの目になれる人物を探していましたが、これは当初からポルトガル人渡来にまつわるストーリーが、日本の危機を語る際に非常にすぐれた方法だと考えていました。チームはこの弥助というキャラクターを気に入ってくれましたし、彼を使って日本を発見することが期待できると考えました。 『アサシン クリード シャドウズ』は、2 つの異なる体験をどのように融合させたのか(Xbox Wire) 公開日:2024/05/16 リンク 戦国時代末期は、日本史における大きな転換期です。『アサシン クリード』シリーズは、その歴史描写と緻密な世界再現で知られていますが、『アサシン クリード シャドウズ』でもそのこだわりを発揮できます。 本作は、織田信長のような実在した歴史上の人物や当時の出来事を忠実に描いているので、封建時代の日本を舞台にゲームを楽しみながら、この素晴らしい時代について学ぶことができます。 「アサシン クリード シャドウズ」ライブデモを公開。侍の弥助と忍の奈緒江,主人公2人のまったく異なるゲームプレイをチェックしてきた(4Gamer.net) 公開日:2024/06/11 リンク 史実として,弥助が織田信長に出会うのは1581年ですが,日本にはもう少し早く(ゲーム開始時の)1579年頃には連れて来られていたかもしれない。あくまでゲームは歴史事実を絡めたフィクションですから,その数年間に武術を学び,信長に寵愛されるうちにさらに体得していったのではないか,という設定がバックボーンになっています。 弥助については知られていないことが多く,そこに肉付けしていくことも主人公として魅力を感じます。 弥助はなぜ主人公の1人になったのか。改めて「アサクリ シャドウズ」ディレクターに直接聞いた(Game Watch) 公開日:2024/06/11 リンク 弥助はポルトガル出身とされている
https://w.atwiki.jp/acbh/pages/61.html
現代編 2 - 2012年・モンテリジョーニ~ローマ・コロシアム モンテリジョーニ パスワード聖域を出て階段を登り、タカの眼を発動1419 1420 1421 コロッセオ 2012年10月10日フリーランニングで進んでいく進行方向の目印は梁や木の板がある所、ハトが止まっている所、配電盤や黄色の安全標識がある所 落ちた場合など上るための目印として自家発電機と安全標識がある チェックポイントや会話がでてくれば道はあっている イーグルダイブ後の部屋ではタカの眼を発動してスイッチ2カ所を見つけ操作するホログラムイベント フリーランで進む ホログラムイベント タカの眼を発動して2カ所のスイッチを見つけ操作する 壁を上り教会に着くとイベント サンタ・マリア・アラコエリ ホールを登り、十字架の先のスイッチを操作天井から足場が出現 天井からでた十字の場所までフリーランホログラム登場 途中バーをつかむと、落下しても途中から行けるためのハシゴが出現 スイッチを操作すると、地上にスイッチが登場 地上のスイッチを操作 ジュノー神殿 パスワードの扉まで移動 神殿に入った後、下にあるスイッチを操作すると足場とバーが出現 バーを操作左 右 左操作を間違えるとリセットされる 中央への道が拓かれる リンゴを右手に持ちアサシンブレードが出たら左スティックを操作あるところまで進んだら、何かボタンを押す エンドクレジット開始から1分後、BGM「Venice Rooftops」の最初に謎の声の会話が流れる声A 「くそ!ショック状態だ」 声B 「装置に戻すんだ。元に戻すにはそれしかない」 声A 「またアニムスに戻す?」 声B 「私を信じないのか?やれ!」 声C 「よせ」(デズモンド?の衰弱した声) 実績 / トロフィー「心に刺さったナイフ」取得 現代編 2・補足 現代編 2は全編リプレイが不可能 現代編 2終了後Sequence 8のシンクロ率が100%だった場合、インベントリに新たな衣装がアンロック
https://w.atwiki.jp/crackingeffect/pages/23.html
不況によって閉鎖された工場の中で、一人の男が座り込んでいた。 男は深いため息を吐き、神に懺悔するように項垂れ両手を合わせた。 「大丈夫か、マスター」 男しかいなかった空間に声が響いた。 同時に剣を携え軽装鎧を纏った青年が現れた。 「ああ、少し寝付けないだけさ」 「なら良いが……あまり気に病むな。あれは仕方のないことだった」 軽装鎧の青年、セイバーは主の苦悩の原因が昨日倒した主従にあると知っていた。 人当りの良い、優しい性格のセイバーのマスターは突然巻き込まれた聖杯戦争に消極的だった。 セイバーを召喚してすぐできるなら誰も殺さず家族の元に帰りたいと打ち明けられたことを昨日のことのように覚えている。 しかし結果として男の願いは叶わなかった。昨日バーサーカーとそのマスターの襲撃に遭った折、正当防衛に近い形でセイバーが彼らを屠ったから。 「彼らは我々に敵対的だったし、第一討ったのは私だ。貴方は罪悪感を感じる必要などない」 「…そう思えれば楽になれるんだろうね。でも僕が君のマスターである以上間接殺人には違いない。 それに彼らも僕と同じように理不尽に巻き込まれただけだったんじゃないのか? 帰れるものなら帰りたいと、そう思っていたのかもしれない」 セイバーのマスターは数代前に魔術回路が絶えた家系の出だった。 偶然にもセイバーとの契約を機に閉じていた回路が開きそれなりに魔力供給を行えるようになったわけだが。 一般人同然に育った男は良き勤め人であり善き夫であり親孝行な息子であった。 当然そんな男に人殺しの経験などあるはずもなく、男の脳裏には死んでいったマスターの怨みの声が過っていた。 「きっと僕は良い死に方はできないだろうね」 「何を言っているんだ。貴方は妻子や両親の元へ帰るんだろう? どうしても奪った命を気に病むというのなら、せめて彼らの分も幸福に生きるべきだ」 「…そう、だな。ありがとう、確かに僕は死ぬわけにはいかない。 それにどこかには手を取り合えるマスターもいるかもしれない。きっとまだ希望はあるはずだ」 「その意気だ。今日はしっかり休んでおいた方が良い。 人避けの結界を張ってあるから誰かに見咎められる心配はない」 セイバーは剣術のみならず魔術にも心得のあるサーヴァントだった。 これまでにも危うい状況を魔術で切り抜けたことが何度かあった。 男もセイバーを信頼しているためもう一度寝袋に入り眠りにつこうとしていた。 明日には当面の住居も確保できる算段だった。 ――――――I am the born of my sword そう、明日を迎えることができさえすれば。 「マスター!!!」 剣の英霊の卓越した聴覚が異常を察知した。 何かが飛来することを察知したセイバーは戦士の直感に従い有無を言わさずマスターを抱え駆けだした。 正確なところはわからない。だがここに留まるのは間違いなく命取りだ―――! 瞬間、工場の屋根が破られ白い爆光が二人を照らした。 セイバーは間一髪のところでマスターと共に全壊した工場から逃げ果せた。 だが無事とは言い難い。マスターは重度の火傷を負った上に建物の破片が身体のあちこちに刺さっている。 セイバーをしてもマスターを完全に守り通すことは敵わなかったのだ。 そしてセイバー自身今の一撃で鎧の半分が壊れマスター同様深い火傷を負っていた。 「今のは…アーチャーの狙撃か?だとすればここに留まるわけには……」 マスターは瀕死の重傷を負っている。すぐにも魔術で応急処置を施す必要があるがまずは狙撃されない場所へ行く必要がある。 そう思ったせいだろうか、近距離への警戒が僅かとはいえ薄れていたのは。 「葬る」 「何っ!?」 未だ立ち込める煙の中から黒い影が迫り、寸でのところで影の振るった凶刃を受け止めた。 明らかなマスター狙い、間違えようもないサーヴァントの気配はアサシン以外に有り得ない。 瞬間、セイバーの脳裏に浮かんだのは同盟の二文字。複数のマスターが共謀して自分たちに狙いを定めたのか? 「セイバーのサーヴァント…葬る」 「できると思うか?」 だが目の前のアサシンがセイバーの事情を汲むはずもなく日本刀で斬りかかってくる。 暗殺者であることが信じがたいほど卓越した剣技、剣速に次第にセイバーが押されていく。 それも当然、今のセイバーは万全からは程遠い。 昨日の戦闘での消耗に狙撃で受けた負傷が重なり十全の力を発揮することができない。 しかしセイバーには時間がない。今すぐ襲撃者を退けマスターを救助しなければならない。 「ならばっ……!」 セイバーは賭けに出た。敢えてアサシンの斬撃を身体で受け返す刀で打ち倒す。 肉を切らせて骨を断つ捨て身の策を成すため一気に踏み込みアサシンの斬撃を防がずさらに迫る。 「………あ?」 アサシンを斬り伏せようとした時、セイバーの霊核たる心臓が破壊され地に倒れ伏した。 何故?アサシンから受けた傷は決して致命傷の類ではなかったはずなのに。 (まさか……宝具………) 手遅れになってようやく解答に辿り着いた。 アサシンが持つ刀には何らかの極めて強力な概念が宿っていたのだ。 無念の言葉を口にすることすら許されず、セイバーは聖杯戦争の舞台から永遠に消え去った。 ず、ず、ず、という音を立てながら男は地べたを這いずっていた。 自分が最早助からないことを半ば以上確信しながら、それでも生きるために。 わかっていた。間接的であっても人を殺めた自分は必ず報いを受ける時が来るだろうことは。 それでも、まだ生きたい。死ぬわけには、いかない。 「帰ら、なきゃ……かえ………」 這いずる男の視界にぼんやりと人影が二人分映った。 ああ、間違いようもない。あの二人はずっと会いたかった―――――― 「何だ…そこに、いたのか……」 そう言い残し、男は事切れた。 元の世界へ戻ることなく、死の間際にたった一つの安らぎだけを得て。 爆発によって倒壊した工場から三キロメートルほど離れた高層マンションの屋上に黒塗りの弓を持った少年がいた。 元は赤銅だったのだろう頭髪は所々白くなり、肌も部分的に褐色化しておりさらにオッドアイという奇異な容姿だった。 『士郎、標的は仕留めた』 「わかった、じゃあ警察やマスターが来る前にこっちに合流してくれ」 少年、衛宮士郎は首尾良くセイバーを討ち取ったアサシンのサーヴァント、アカメと念話で交信してから一息ついた。 これでまた一人、倒すべきマスターを葬ったことになる。 アサシンの偵察によってあの主従が人気のない工場跡を根城にしていることは事前に知っていた。 その好機を逃すことなく士郎とアサシンは奇襲を仕掛けることにした。 士郎が投影魔術によって生み出した宝具、偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)で狙撃、着弾と同時に壊れた幻想で爆破することで敵を炙り出す。 即座にアサシンが強襲し、必要があれば引き続き士郎が援護射撃を行うという手筈だった。 実際は第二射の必要もなくアサシンが敵を討ち取ってくれたが。 「あと何人殺せば聖杯に手が届く?あと何人殺せば…今度こそ美遊を救うことができる?」 自分が今こうしている間にも最愛の妹が世界を救済するための生贄にされようとしているかもしれない。 何度浮かんだか知れない焦りの念を深呼吸をして封殺した。 「……落ち着け、未熟者。俺が死んだら、誰が美遊を―――」 そうだ。失敗は決して許されない。 聖杯。生きた聖杯である妹とは違う別世界の聖杯。 その力を以ってすれば美遊を犠牲にせずとも世界を救うことができ、エインズワースも美遊から手を引くだろう。 そのためならこの身は何度でも悪を為そう。この世全ての悪を背負うことになったとしても―――構わない。 「士郎、また妹のことを考えていたのか?」 「アサシンか。…参ったな、すっかりお見通しか」 気づくと気配遮断を解いたアサシンがすぐ傍にいた。 彼女は願いがないそうだが、妹を救いたいという士郎の願いに共感を示してくれている。 こんな自分に一人でも味方してくれる者がいるなど何と贅沢なことか。 「大丈夫だ、士郎は私とは違う。お前はまだ間に合う」 アサシン、アカメにもクロメという妹がいた。 最愛の存在だった彼女はしかし、いつしか心を病み殺すことでしか救えない状態にまでなってしまった。 聖杯に願って人生をやり直そうとは思わない。 死んだ者は決して蘇らない、かつての選択をやり直すことはできない。それがアカメの考えだから。 だからこそ、今を生きる誰かを自分にできる方法で支えるのだ。 「そうだな。きっとまだ間に合う。今日はもう帰ろう」 二人は以前仕留めたマスターが戸籍を偽造して借りたアパートの一室を乗っ取る形で鎌倉に根を下ろしていた。 投影した刀剣や骨董品を質に出すことで当座の活動資金も確保してある。 「士郎、肉が食べたい」 「わかったわかった、帰ってからな」 最後に今も火の手が上がっている工場跡地を見やった。 自分が為したことを、これから先何があっても忘れないように。 【マスター】 衛宮士郎@Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 【マスターとしての願い】 あらゆる手段を尽くして聖杯を手に入れ、美遊を運命から救う 【参戦時期】 牢獄でイリヤと会話してから子ギルの手引きで脱出するまでの間 【weapon】 投影魔術によって生み出した武装の数々 【能力・技能】 経緯は不明ながらアーチャー(英霊エミヤ)のクラスカードの力を引き出しており、その真髄までも理解し使いこなしている。 クラスカードの影響か人間離れした身体能力を手に入れている。 【無限の剣製】 衛宮士郎の内にある錬鉄の固有結界。 結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。 ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。 刀剣に宿る「使い手の経験・記憶」ごと解析・複製しているため、初見の武器を複製してもオリジナルの英霊ほどではないがある程度扱いこなせる。 士郎が扱う投影、強化といった魔術は全てこの固有結界から零れ落ちたものである。 アカメと契約しているため外部からのバックアップなしでは魔力不足で固有結界の起動、展開はできなくなっている。 また起動に必要な魔力があっても肉体のコンディションが極端に悪いと本人曰く「身体が先に音を上げてしまう」ためやはり起動できない。 【人物背景】 本作に登場するヒロインの一人、美遊・エーデルフェルトの兄であり衛宮士郎という人間の可能性の一つ。 彼の行動指針は「妹を守り、幸せにすること」。そのためなら自身の命はもとより世界の命運を切り捨てることすら厭わない自称「最低の悪」。 【クラス】 アサシン 【真名】 アカメ@アカメが斬る! 【属性】 混沌・善 【ステータス】 筋力:D 耐久:D 敏捷:A 魔力:D 幸運:C 宝具:B 【クラススキル】 気配遮断:A+ サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 完全に気配を絶てば発見することは不可能に近い。 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 精神耐性:B 精神干渉に対する抵抗力。 同ランク以下の精神干渉効果を完全に無効化する。 心眼・真:B 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。 【宝具】 『一斬必殺・村雨』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人 日本刀型の帝具であり、この刀で傷をつけられると傷口から呪毒が入り込み、心臓に到達すると死亡する。 アカメが英霊となり信仰を集めたことにより生前よりも必殺性が向上しており、呪毒が心臓へ到達するまでの時間がより短くなっている。 また斬りつけた相手が持つ呪い・毒への耐性や戦闘続行に関係する能力をBランク分削減する。 心臓さえあれば人間外の生物であろうと確実に死に至らしめるが心臓の無い者、あっても機能していない者には効果がない。 また全身鎧や機械など身体に直接傷をつけられない場合も効果がなく、そういった相手には普通の刀として使う他ない。 ちなみにこの刀の必殺の概念は所有者に対しても有効となっており、生前のアカメは村雨の手入れに細心の注意を払っていた。 常時解放型宝具としては非常に強力な効果を持つがその分融通が利かず、敵との相性に左右されやすい。 『桐一文字』 ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人 アカメが帝国の暗殺者であった頃に使用していた日本刀型の臣具。 この刀で斬りつけられた箇所は桐一文字を破壊するか所有者であるアカメを滅ぼさない限り治癒不能となる。 武器としての性能や宿す概念など多くの面で村雨に劣るが知名度でも劣っている。 そのため村雨を使う時よりもアカメの真名を特定されにくいというメリットもある。 また強敵に対し桐一文字で傷をつけ弱体化させてから村雨で止めを刺すという運用も可能。 【人物背景】 暗殺集団・ナイトレイドに所属する黒髪赤眼の少女。 肉好きの大食らいで、野生児がかったところがある。 寡黙かつ無表情なためにとっつきづらいが、感情の薄い立ち居振る舞いは上辺だけのものであり仲間への想いは非常に強い。 幼少期に妹のクロメとともに帝国に売られ、帝都の養成機関で暗殺者として育てられた。 帝都に言われるままに仕事をこなす暗殺者として暗躍していたが、仕事をこなすごとに帝国の闇を徐々に知っていき、やがて標的だったナジェンダに説得されて帝国を離反した。 クロメにも一緒に離反しようと声を掛けたが否定され、袂を分かつこととなる。 最愛の妹を救済(ころ)してやりたいと思っているが、実際は妹と戦うことに心を痛めている。 【サーヴァントとしての願い】 マスターの願いを叶える BACK NEXT -005 丈槍由紀&アサシン 投下順 -003 エミリー・レッドハンズ&バーサーカー 時系列順 BACK 登場キャラ NEXT DATE LOST 衛宮士郎 000 封神演義 アサシン(アカメ)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/48021.html
登録日:2021/05/08 (土) 12 39 05 更新日:2024/06/15 Sat 00 45 20NEW! 所要時間:約 20 分で読めます ▽タグ一覧 2015年 アポロ・クリード クリード シルベスター・スタローン シルヴェスター・スタローン スピンオフ ボクシング映画 マイケル・B・ジョーダン ライアン・クーグラー ロッキー ロッキーシリーズ ワーナー・ブラザース 名作 映画 洋画 「 ロ ッ キ ー 」 新 章 、 始 ま る 。 俺は“過ち”じゃない。(I m not a mistake.) 『クリード チャンプを継ぐ男(原:CREED)』は、2015年11月25日に公開された米国映画。配給はワーナー・ブラザース映画。 ロッキーシリーズ(映画)の7作目で、シリーズでは初の“ロッキー以外の人物を主人公とする”外伝(スピンオフ)作品でもある。 日本での公開は2015年12月23日。 原案、監督は『フルートベール駅で』で注目された新鋭(当時)で、アカデミー賞6部門を受賞した「ブラックパンサー」を手掛けるライアン・クーグラー。 脚本はライアン・クーグラーとアーロン・コヴィントン。 主演はマイケル・B・ジョーダンとシルヴェスター・スタローン。 主演二人に続くポジションとなるヒロインをテッサ・トンプソンが演じている。 原題の『CREED』は、ロッキー最大のライバルであるアポロ・クリードのファミリーネームであると同時に、英語で信念、信条を意味する単語でもある……として、紹介されている。 【概要と評価】 老齢に差し掛かったロッキー最後の戦いを描いた『ファイナル』から、更に9年の後に帰って来た、まさかの『ロッキー』シリーズの続編にして、初のスピンオフ作品。 これまでのシリーズが、何れもスタローン自身の企画、原案、脚本により製作されてきたのに対し、本作では初めて製作会社であるメトロ・ゴールドウィン・メイヤーの主導によるスピンオフ企画としてスタートさせられ、新鋭のライアン・クーグラーを監督に、クーグラーとアーロン・コヴィントンを脚本に起用すると発表され、その後に順にメインキャストの起用と出演の決定が報じられていった。 作品としては、前作『ファイナル』の路線を継続してリアリティーを追及する方向に舵が取られ、撮影開始前から現役プロボクサーであるトニー・ベリューとアンドレ・ウォードの出演が報じられたことからもその方針が窺えた。 また、現役チャンピオン達は勿論、主演のマイケル・B・ジョーダンを初めとした役者陣も本物のトレーナーの指導の下で実際のボクシングのトレーニングを積んでから撮影に臨んでおり、その成果もあって鍛え上げられた“本物”の肉体にも注目である。 そうして公開された本作は、多くの批評家、観客から高い評価を受けた。 批評家の意見を要約すると、ロッキーシリーズ脅威の7ラウンド目とまで讃えられている。 シリーズでも最長となる上映時間でありながら、それを隙なく埋めて、それでいて本筋以外に話が飛んでも無駄と感じさせない濃密な人間ドラマと、本作に於いては段階を踏みながら描かれていく丹念なトレーニングシーン、リアリティーを意識した長回しによる白熱した試合映像……と、何れの要素でも手を抜かれていないという、シリーズ全体で見ても屈指の完成度を誇る作品となった。 前作『ファイナル』同様に、完全に過去作と齟齬が無い作りになっているとは言えないものの(*1)、新主人公を迎えるに辺り、オマージュ的な展開も多分に含まれているのも特徴。 また、シリーズでは結婚以前のロッキーとエイドリアン以来とも言える、アドニスとビアンカによる恋愛要素も主題の一つとして取り入れられており、更にそこに若い二人を見守る目として、やっぱり視聴者が最も注目する存在であろう、老境のロッキーの姿が重ねられていく。 前作『ファイナル』に続き、本作でも素晴らしい演技を見せたスタローンは、第73回ゴールデングローブ賞で助演男優賞を受賞、第88回アカデミー賞でも助演男優賞のノミネートを受けた。 そして、正に『ファイナル』以降の晩年に入ってからの目覚ましい活躍も含めて評価されたのか、かつての常連であり、過去には1980年代最低男優賞、及び20世紀最低男優賞を獲得したこともある第36回ゴールデンラズベリー賞にて、名誉挽回賞を受賞することになった。 ……2014年に創設されたばかりだった同賞は、スタローン以外にもラジー賞常連の面々が獲得している賞……ではあるものの、ラジー賞創設以来、最も扱き下ろされてきた俳優(断言)であったスタローンに贈られたのは快挙と呼べる。 実際、選評理由において挙げられた、回復された過去の不名誉の内容も“全期間を通してラジー賞におけるチャンピオン”であり、他の歴代受賞者とは文字通り格が違っていた中での受賞であった。 この他、名だたる映画賞にてスタローンの他にもジョーダン、トンプソンが受賞やノミネートの栄誉を受けている。 興行的にも大成功を収め、週末興行収入ランキング初登場第3位を記録。 『タイム』誌は、2015年度の映画トップ10の8位に本作を選出している。 これ等の好評を受け、2018年に続編となる『クリード 炎の宿敵』、2023年に『クリード 過去の逆襲』が製作、公開されている。 【物語】 とある施設にて、子供達による派手な喧嘩が起きた。 騒動の中心となってしまったアドニスは、最初は相手に馬乗りになられて殴られていた……と思いきや、巧みに相手のパンチをかわすと瞬く間に体勢を入れ替えて反撃。 滅多打ちにしていた所を職員達に抱えられて引き剥がされると、そのまま独房送りにされしまうのだった。 ……それから少し後のこと。 アドニスを訪ねて施設にやって来た、上品な身形の中年女性の姿があった。 独房にて、鉄格子を挟んでアドニスと面会した彼女の名はメアリー・アン。 メアリー・アンに問われ、喧嘩の原因が死別した母親をバカにされたことだったと話すアドニス。 それを聞いたメアリー・アンはアドニスの怒りの理由が孤独な環境にあると見抜くが、一方でアドニスが亡き母より父親の名を知らされていなかったことにも驚くのだった。 「自分の父親を知っているのか?」と聞いてくるアドニスに対し、彼の父親が自分の夫であった人だったと告白すると共に、自分に引き取られて「一緒に暮らさないか?」と提案するメアリー・アン。 父親の名を訪ねるアドニス。 アドニスの父…そして、メアリー・アンの夫の名は……。 それから、二十数年後のメキシコシティ。 控室で、たった一人でバンデージを巻くアドニスの姿があった。 今日の対戦相手と、そのマネージャーがアドニスを奇異な物でも見るように見ている。 リングでは対戦相手を素早いパンチで秒殺したアドニスだったが……その動きは重く、固い。 ──翌日、瀟洒なオフィスで仕事をしているネクタイ姿のアドニス。 拳を気にする素振りを見せつつもデスクに向かっていた彼だったが、意を決して上司の部屋へと向かうと一枚のメモを差し出す。 「出世したばかりなのに本気か?」 呆れたように見つめる上司に、気まずそうながらも「自分には向いていなかった」と答えるアドニス。 帰宅したアドニスを迎えたメアリー・アンは、夕食の支度をしながら、ついこの間の昇進を喜んでいる。 その様子を見たアドニスは、仕事を辞めてきてしまった事実を喜ぶ“母”に伝えられなくなってしまう。 夜、一人になったアドニスはYouTubeにアップされている、何度も見てきた古いボクシングの試合を再生する。 ──アポロ・クリードvsロッキー・バルボアの二度目のタイトルマッチ。 ……“父”が王座から陥落した試合を見ながら、堪らずにシャドーを始めるアドニス。 時は来たと確信し、地元(カリフォルニア州サンフランシスコ)にある顔馴染みのリトル・デュークがトレーナーを務める、アポロ・クリードの出身ジムであることを喧伝する名門デルフォイジムへと赴くアドニス。 リトル・デュークに自分と組んで王座を目指そう、実績は作ってきたと語るアドニスだったが、リトル・デュークは「メキシコで幾ら野良試合をやって来ても無意味」と言い放ち、アポロの息子であることを知っていても尚「お坊ちゃん育ちのお前には何も教えない」として拒否されてしまうのだった。 頑なに乗ってこようとしないリトル・デュークの態度に我慢が出来なくなったアドニスはリングに乱入すると、自らの所有する高級車のキーを賭けて挑戦してくる者は居ないのか?と煽る。 最初の挑戦者をヘビー級世界6位の実力者ながら得意のコンビネーションで沈めたアドニスは調子に乗って更に挑発を重ねるも、お灸を据える目的でリングに上がってきたジムの看板選手であるライトヘビー級世界1位のダニー・ウィーラーには、自身が持っていない“本物のボクシングの技術”で翻弄された上に、あっという間にKOされてしまうのだった。 こうして大恥をかかされたアドニスだったが、同時に現実を実感。 しかし、それでも挑まねばならない目標の為に、家に居られないと悟ったアドニスは、遂に“母”メアリー・アンに、自分が反対されていたボクサーとしての道を歩み始めていたことを報告しようとするが、アドニスがサングラスをかけていただけで、その下に殴られた跡があることを察したメアリー・アンは、まるで見知っていたかのように、これ迄のアドニスの行動を言い当て、その上で「自分が殴り殺してやりたい、アポロはそれで死んだのよ」と訴えるのだった。 それでも、自分の成すべきことの為に家を出るという“息子”に対し、母は「出ていくなら二度と連絡しないで」と言い放つのだった。 ……そして、アドニスが向かったのは合衆国を遥か横断した、ペンシルベニア州フィラデルフィア。 そして、アドニスは自ら“彼”の経営するレストランの閉店後に会いに行く。 “父”の名を知ると同時にその名を知り、そして“父”の背中と同じく、その背中を追い続けてきた伝説のチャンピオンにして“英雄”……ロッキー・バルボアに自らを鍛えてくれるように頼むために。 【主な登場人物】 アドニス(ドニー)・ジョンソン(クリード) 演:マイケル・B・ジョーダン 本作の主人公。キル・モンガーじゃないよ。 愛称はドニー。 あの、アポロ・クリードがドラゴとの戦いの直前に遺していた愛人との子供で、アポロの死の後に誕生した。 そうした事情もあってか、実母はドニーに父親がどういった人物なのかといった情報を全く伝えていなかった模様。 早くに母親を亡くしたこともあり孤独に苛まれていたのか、施設の職員から根はいい子と評されつつも母を貶されたとして大暴れする等、精神的に未熟な面があり、これは引き取られた後にエリートと呼べる人生を歩み、大人になってからも完全には克服出来ていなかった。 メアリー・アンに引き取られてからは、愛人の子である自分を探し出してまで受け入れると申し出てくれた彼女に感謝し、育ての親として心の底から“母”と呼んで深い敬意と愛情を捧げている。 ……一方、習い覚える以前より自分に非凡な殴り合いのセンスがあるのを自覚していたのか喧嘩に強く、メアリー・アンとの出会いにより自分が“伝説的なチャンプ”であるアポロ・クリードの息子と知ってからは自然と父親の影を追うようになっていた。 表向きはアポロの死にトラウマを抱えるメアリー・アンに従い、ボクシングには関わっていないように見せつつも、一流企業に務める裏で国境を越えてはメキシコ入りして実績作りの為に試合を重ねていた。 ……しかし、いよいよ行動を起こす時と思い立って尋ねたデルフォイジムでは、大恥をかくと共にメキシコでの実績と自己流の技術だけでは本場では全く通じないと痛感。 これを機に、家を出て遠くフィラデルフィアで暮らす覚悟までして、父アポロの姿と共に映像の中で戦っているのを繰り返し見てきた、父の宿敵にして親友であったロッキーを訪ねることになる。 当初はロッキーからもコーチをすることを断られたものの、練習を見てもらえるようになったことで、渇望していた本物のボクシングの技術を習得していけるようになった。 更に、孤独に耐えつつ初めての一人暮らしを始めたアパートにてミュージシャン志望のビアンカと出会い、当初は騒音被害を訴えるという妙な間柄だったが、同じく夢に生きる彼女に急速に惹かれていくことになる。 ……尚、日常生活、そしてボクシングの試合では名前が先行しないように“クリード”姓は名乗らず、実母の姓である“ジョンソン”を名乗り目立たないようにしていたのだが、フィラデルフィアでは長年に渡り多くの選手が憧れると共に、コーチングを希望してきたが断り続けていたロッキーをコーチに付けたことで嫉妬され、それが米国でのデビュー戦後に素性がバラされることに繋がってしまった。 “ビッグネーム”に目を付けられた結果、確かに世界ランカーを倒したとはいえ新人も同然なのに、客寄せの為に収監を前にした世界王者リッキー・コンランとのタイトルマッチが組まれることになるが、それによって自分が予測していた以上の“クリード”の名のプレッシャーに直面していくことになり、更にはタイミング悪く“家族”として接していたつもりだったロッキーやビアンカとの行き違いまでが重なってしまい、遂には傷害事件まで起こしてしまう。 しかし、ロッキーとの“親子喧嘩”を経て和解すると二人三脚でタイトルマッチに向かう。 しかし、流石に無敗のチャンピオンは強く、食らい付いてはいくものの最終ラウンド前に限界を見てとったロッキーから「もう止めよう」と言われるが……。 ロッキー・バルボア 演:シルヴェスター・スタローン 言わずと知れた『ロッキー』シリーズの主人公であり、ボクシング界の伝説的な英雄として若い世代にまで名前を知られている存在。ラヴェンジャーズ言ってた人じゃないよ。 一方で、本人はというと『ファイナル』より10年近くが経過した本作では遂に老境を越えた姿となり、エイドリアンに続いて、義兄にして長年に渡りつるんできた悪友であるポーリーにも先立たれていた。 前作で息子ロバートとは和解を果たしているものの、ロバートの自主性を重んじて送り出した後は、相変わらずフィラデルフィアで寂しい一人暮らしを続けていた。 現在でも多くの人々から愛されている存在ではあるものの、ロッキー自身は相変わらずのシャイで奥手な性格ということもあってか、本当の意味で親しい友人も居ないという状況。 過去の苦い経験が原因かまでは明言されていないものの、自分の一度だけの復帰を除いては長年に渡りボクシング界……殊に後進の育成にはどんなに乞われても関わってこなかったらしく、自身のルーツである筈のミッキーのジムにも殆ど寄り付いていないという有り様であった。 予想外の出会いとなったアポロの息子であるドニーの願いであっても当初はトレーナーとなることを固辞していたものの、ミッキーのジムに通ったはいいが練習を見て貰えないという彼に対して練習メニューを作ってやったのをきっかけとして、本来の人情家と面倒見の良い性分、何よりも亡きアポロへの想いからか、反対に自らトレーナーとなることを申し出ることに。 因みに、ドニーからは「叔父貴」と呼ばれている。(*2) しかし、このことが思わぬ周囲からの注目と嫉妬を生むことになり、ロッキー自身は細心の注意を払っていたものの、レオ戦を前にドニーの素性を疑ったピートにバレると共に、試合後には何処からかメディアにリークされてしまうことに。 上記の様に暫く一人ぼっちで居たこともあってか、若いドニーとビアンカと知り合えたことを心の底から喜んでいたものの、ドニーに押し切られる形で受けたコンランとのタイトルマッチ決定の直後に突然の不調に襲われ、かつて最愛の妻エイドリアンの命を奪った癌に自らも冒されていることを知らされる。 それを知り、自分が支えるとまで言ってくれたドニーを一度は拒絶してしまうが、傷害事件を起こしてしまい留置所に入れられたドニーに会いに行って自分の非を認めると、ドニーが帰ってきてくれた後は自らも癌と戦うことを伝え、術後で化学療法を受けている動けない体でもトレーニングを見守った。 そして、遂に迎えたコンランとの試合の終盤、ドニーもまた自らの存在を証明するために戦っていたことを知り、最後のラウンドを激励と共に送り出す。 ビアンカ 演:テッサ・トンプソン 本作のヒロイン。ヴァルキリーじゃないよ。 フィラデルフィアでドニーが引っ越してきたアパートの下の階に住んでいた、プロ志望の若手ミュージシャン。 自宅に居る時には殆どの時間を作曲に当てているようで、夜明け前にはある理由もあってか大音量で音楽を鳴らしていた。 たまらず苦情を言いに行ったドニーを非を認めつつも追い返す気の強さを持つが、傍若無人な訳ではなく、進行性の難聴を患っており目標の実現を焦っているため。 実力が認め始められたばかりの新鋭のようで、その事実を知ったドニーから歩み寄る形で急速に親しくなっていく。 敢えて余裕の無い環境に自分を追い込もうとしていたビアンカにとってもドニーとの出会いはいい息抜きと刺激になったらしく、レオ戦までには試合に招きリングに上げる迄の仲になっていた。 一方で性格的に嘘が許せないらしく、ドニーが銅像が立つ程の有名人であるロッキーと親しいと知った時には驚きながらも流していたが、アポロ・クリードの息子であることをニュースで知るまで秘密にされていたことには腹を立てた。 ドニーの謝罪と過去の告白により、この件は理解すると共に許したものの、ドニーがロッキーとの蟠りを抱えた直後のタイミングとはいえ、自分を大きなハコに読んでくれた大物ミュージシャンと“クリード”の名前のことで殴り倒してしまった時には呆れ果て、謝罪に来たドニーからロッキーの病気の話を聞いても尚、閉め出したものの、ロッキーの計らいによりドニーの元へと戻る。 “プリティ”・リッキー・コンラン 演:アンソニー(トニー)・ベリュー 英国リヴァプール出身の、現在まで無敗の世界ライトヘビー級チャンピオンにして、札付きのワルでもあるという問題児。 ボクシングでの輝かしいキャリアの反面、絶頂期に在りながら銃の不法所持により7年の実刑判決を受けて収監予定となっており、最後に稼いでおきたいマネージャーのトミー・ホリデイ(演:グレアム・マクタヴィッシュ)からも収監前のビッグマッチを急かされているという状況。 ダニーとのタイトルマッチが決定していたが、会見の場で口論の末にダニーを素手で殴り顔面骨折に追い込んで試合を潰してしまっていた所に、トミーから新人同然ながら“クリード”の名が注目されロッキーと組んでいるドニーを挑戦者に迎えることを薦められ、渋々ながら受けることに。 大柄で口が悪く尊大だが、会見ではトミーからアイディアを聞かされた段階では「過去の人間」と罵っていたロッキー(やアポロ)のことを口が悪いながらも過去の業績を讃えている等、粗暴なだけの人物ではない。 実際、地元では今回のスキャンダルがありつつも英雄扱いであり、コンラン最後の試合になるかもしれないドニーとのタイトルマッチにも多くの観客が詰めかけていた。 当初はキャリアと体格差もありドニーを圧倒していたかに見えたが、アポロ譲りの才能と、ロッキー譲りの肉を斬らせて内に入り骨を断つ戦法により互角の攻防に持ち込まれていく。 苦しみつつも、終盤にダウンを奪った時には勝利を確信していたのだが……。 演じるトニー・ベリューは公開当時、本当に世界ライトヘビー級のタイトル圏内にいた程の現役プロボクサーにして、キックボクシングの経験もあった本物のファイターである。 ダニー・“スタントマン”・ウィーラー 演:アンドレ・ウォード ドニーが最初に国内デビューを決意して赴いた、地元にして父アポロの出身ジムにして、現在はリトル・デュークが主導しているデルフォイジムの看板選手で、ライトヘビー級世界1位の実力者。 乱入で調子に乗るドニーを諌めるべく2人目の挑戦者として名乗りを上げると、本物のプロの実力を見せつけてあっという間にKOした。 実刑判決が確定したコンランとの無敗同士による頂上対決が行われる運びとなっていたが、舌戦の末にコンランに殴られ負傷し中止になってしまうことに。 演じるアンドレ・ウォードも、公開当時の世界トップクラスのライトヘビー級の選手であり、幼少期の頃からボクシングの英才教育を施され、アテネ五輪で金メダル、プロに転向してからも無敗で現役を終え、パウンド・フォー・パウンドにも選出されている程の名選手である。 リトル・デューク 演:ウッド・ハリス アポロ・クリードのパートナー兼、専属トレーナーとして知られ、ミッキー亡き後のロッキーの指導も行い、ロッキー最後の戦いにも招聘された名トレーナーであったデュークの息子で、現在のデルフォイジムの代表。 そうした関係もあってか、以前よりドニーの素性を知っていた人物であり親しく話す仲でもあったものの、それ(アポロの最期を知る)故にか、ドニーが“お坊ちゃん”育ちをしていたとして、正式に組むこともジムで学ぼうとすることにも拒絶の意思を示した。 ピート・スポリーノ 演:リッチー・コスター 現在のミッキーのジム(*3)を任されているトレーナーで、ロッキーとも幼馴染みであり、親しいと自称する。 実際に、ロッキーもジムを代表するトレーナーとして名を挙げていることから信頼を置いている人物なのだろうが、現在は息子のレオにかかりっきりで練習を見てくれないことでドニーに不満をもたれてしまう。 悪気があった訳では無いものの、皮肉にもそれを伝え聞いたロッキーが自分はなかなか承諾して貰えなかったドニーのコーチに付く後押しをしてしまうことに。 口では平静を装いつつもロッキーが地元と縁もゆかりも無く、人種も違うのにロッキーを“叔父貴”と呼ぶドニーのコーチに付いたことを訝しんでおり、それがドニーとレオとの試合、更にはドニーの素性を知ることに繋がった。 ハッキリと描かれている訳ではないものの、レオ戦後にドニーがアポロの息子であることをリークしたのはピートだと思われる。 レオ・“ザ・ライオン”・スポリーノ 演:ガブリエル・ロサド ピートの実の息子で、世界ライトヘビー級4位の実績を誇る看板選手。 売り込みが大事な時期ということもあってか、ピートは現在でもジムの名声を支える存在であるロッキーに再三に渡りレオのコーチやマネージメントをしてくれることを要望していたが断られ続けてしまっていた所で後から来たドニーにその栄誉を奪われてしまうことに。 ピートの嫉妬もあってか、ドニーの国内デビュー戦の対戦相手となるも、反対にロッキーの指導の下で本物のプロボクシングの技術を身につけたドニーに2Rで強烈なコンビネーションを浴びせられてKO負けを喫してしまう。 メアリー・アン・クリード 演:フィリシア・ラシャド アポロ・クリードの妻で、ドラゴ戦で夫を失ってから数年の後に、アポロが別の女性との間に“息子”アドニスを遺していたことを知って、自ら赴いてまで手元に引き取る。 ロッキーとはアポロの葬儀の後には会う機会は無かったようだが、ロッキーはドニーから「いい弔辞だった」とメアリー・アンが言っていたと聞いてホッとしたような顔を見せていた。 騙されて財産を奪われたロッキーに対してアポロは相当な資産を遺したようで、超豪邸住みでドニーにも高等教育を施したようだが料理等は自分で用意する拘りも。 ドニーが既に物心ついてからの関係でありながらも親子の情愛は本物で、ドニーも表だってメアリー・アンに反抗したのは今回が初めてであったと思われる。 母親としての慈しみも厳しさも備えた賢い女性であり、薄々でも気づいていたのかは不明だが、ドニーが「仕事のこと」を切り出してきた瞬間にドニーが隠れて何をしてきたのかを看破した。 アポロのリング禍は勿論、それ以前より戦いの裏でどれ程にアポロが傷ついてきたのかを知っていることからもドニーがボクシングをやりたいと告白した時には全く賛同せずに突き放し、フィラデルフィアに行ってからも電話に出ることもしなかった。 一方、国内デビューの後にドニーが“アポロの愛人の息子”であることがメディアを通じてセンセーショナルに広まり、ドニーがそのプレッシャーに晒されて悩んでいるであろうことを理解していても尚も沈黙を続けていたが、ロッキーにも黙ってコンランとのタイトル戦を前に“CREED”と“JOHNSON”の両方の名前を入れたアポロのトレードマークであった星条旗柄のトランクスに「あなたの伝説を作って」のメッセージを添えて贈り、TVを通じて“自慢の息子”の勝利を願う。 観戦中には、あれだけボクシングを恐れていたにもかかわらず、ドニーの活躍に全身で喜びを見せるお茶目な一面も。 追記修正は胸を張って自己証明してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 2まで見たけどやっぱり旧作キャラありきって感じが否めなかった -- 名無しさん (2021-05-08 19 08 09) 比較的最近の映画だと思ってたけど、なんだかんだべリューやウォードが現役だった頃の映画か…… -- 名無しさん (2021-05-08 19 39 07) 旧作ありきでいいじゃないのよ。いい映画よ -- 名無しさん (2021-05-08 19 59 12) 一歩のリカルドのイメージがあったからメキシコのボクシングがレベルが低いって演出が直ぐには納得できなかったけど、リアルでもそうなの? -- 名無しさん (2022-07-19 13 12 09) メキシコは中量級は強いけどこの作品の舞台であるヘビーだとうーん、ってイメージはあるかな -- 名無しさん (2022-09-29 12 23 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/32686.html
電甲炎竜 ギャザン・クリード SR 水/火 (7) クリーチャー:バーニング・ドラゴン/サイバー・クラスター/竜の一族 12000 ■スピードアタッカー ■このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。 ■T・ブレイカー ■<ネオ・O・ドライブ>[闇(4)](このクリーチャーが攻撃する時、[闇(4)]支払ってもよい。そうした場合、以下の効果を使う。) NOD-相手のクリーチャーを1体破壊する。 作者:翠猫 DMAE-21 「虹王編 第1章 いざ新天地!双王VS神炎竜」収録のバーニング・ドラゴンとサイバー・クラスターを併せ持つ竜の一族。 スピードアタッカーのT・ブレイカー。破壊される時、かわりに手札に戻る。 攻撃時にネオ・O・ドライブで[闇(4)]を支払うことにより相手クリーチャー1体を破壊できる。 収録エキスパンション DMAE-21 「虹王編 第1章 いざ新天地!双王VS神炎竜」 関連 《熱血電竜 バンジョウギンガ》 《甲城冰竜 アクアラビナ》 《光姫毒竜 デス・エレーナ》 《電甲炎竜 ギャザン・クリード》 《奏者地竜 アルコバレーノ・アスタロト》 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/city_blues/pages/58.html
<新宿>区内の安アパート。 ちりちりという小さな目覚まし時計の音で目を覚ます。 隣にはもう誰も居ない。薄っぺらいせんべい布団は、北上一人でいっぱいいっぱいな大きさ。 昔のことを忘れるためにわざとそういうのを用意したんだからしょうがないけど、やっぱり寂しいもんは寂しい。 一人ぼっちになってから何日が過ぎただろう。 いちいち数えるほどには未練がましいたちじゃない。 ただ、いつまでたっても晴れない心の曇り空が、今何日続いてて、あと何日続くのかなと少し嫌になるくらいはある。 「目が覚めましたか、マスター」 「んー。さめた」 北上がぽけーっと壁を眺めていたら、部屋の奥からアサシンが出てきた。 朝ご飯を作ってくれていたらしい。 髪の収集なんていう変態チックな趣味を持っているけどいいサーヴァントだ。 言うこと聞いてくれるし、料理も美味しい。髪の手入れとか手伝ってくれる。あと、結構いい匂いがする。 普通のサーヴァントじゃこうはいかない、というのはアサシン自身の言葉だった。 起きてぼさぼさになった髪にアサシンが丁寧に櫛を通していく。 恥ずかしながら北上は自分の髪の手入れが上手く出来ない。自分でやるとへたくそだからいつも他の人にやってもらっていた。 髪の手入れはだいたい大井がやってくれていた。二人で喋りながら、たまに鼻歌を歌いながら。 アサシンは何も言わずにやってくれる。ただ、髪を見る目がちょっと熱っぽいのは気になるけど。 ちゃきちゃき素早く髪を三つ編みに結うアサシンに尋ねる。 「今日、どっちだっけ」 「和食ですよ」 今日の朝ご飯は和食らしい。 ご飯を食べたら学校だ。 戦争が終わっても、忙しいのは変わらない。むしろ戦争中よりも今のほうが忙しい気もする。 結われた三つ編みと壁近くにかけてある制服を見て、ふと、ここに来る前の自分のことを思い出した。 思えば、遠くに来たものだ。 ☆北上 戦争が終わった。 海からの侵略者たちとの明けも暮れもの戦いが、終わった。 いつか終わるだろうとは思ってた。でも、思ってた以上に最後はあっさり訪れた。 四方八方手を尽くして敵の根城を発見し、そこにしこたま魚雷をぶちこんだらあっけなく終わった。 あっけなかった。人外との戦争には交渉も和睦もないから、どっちかの領域を徹底的に破壊しつくしたら終わり。そんなもんなんだろう。 世界中に広がっていた海はみるみる引いていって陸と海の対比が昔通りの3:7くらいに戻った。 暑い夏の日。8月15日。 深海棲艦と人類との戦争は、人類の完全勝利で幕を閉じた。 戦争が終わった。 そうなるともう、艦娘は必要ない。 各鎮守府の艦娘たちは艤装を解体して、意外とはやく日常生活に戻っていった。 ある子は田舎へ帰り学業を修めるといい、民間学校に編入している。 ある子は田舎へ帰り海水の被害にあった土地の復旧作業に従事してる。 ある子は手腕を買われ軍に残って海軍下士官として腕をふるっている。 ある子は特にやることもないので就職してOLとして働いている。 那珂ちゃんはお茶の間のアイドルになって世間を騒がせている。 妖精さんたちはどうなったかは詳しくは知らない。 この前自動販売機の中から出てくるのを見たから皆なにかしら働いてるんだろう。 仲のいい子とは文通やら電信やらを使いながら。 それほど仲が良くなかったことはそれきり。 散り散りばらばらになって、皆が皆思い思いの普通の女の子やっていく。 そこについては北上も一緒だった。 ぽけーっと普通の女の子になって泣いたり笑ったり抱き合ったりしてる艦娘たちを見ていたら、名前が呼ばれた。 艤装が解体される、魚雷が撃てなくなる。 まあしょうがない。戦争は終わったんだから。 球磨型の姉妹艦、姉の球磨と多磨は軍に残るらしい、妹の木曽は別の形で海に関わると言っていた。 それじゃあ北上はどうしよう。 未来の展望がまるでない。まぁ、大井と離れる姿だけは予想がつかなかったけど。 二人で田舎に引っ込んで……いや、提督と三人で田舎に引っ込んでのんびり暮らそうか。 そこまで考えてようやくああ、戦争が終わったんだなぁと実感を得た。 これからは女の子に戻って海とは無関係な暮らしをしていくんだろうなぁと思うと、不思議な気持ちになった。 艦娘数十人分の艤装を解体するとなれば数日かかる。 北上の日程は最終日、それも最後から二番目だった。 北上が艤装の解体が終わる頃には鎮守府に艦娘はほとんど居なくなっていた。 残った子たちももう涙を拭い、新しい未来への進路を定めている。 うむうむいいことだと頷きながらぷらぷらと人がめっきり少なくなった鎮守府を歩いて、司令室にたどり着く。 ドアを開けると、そこはもう見慣れた司令室ではなかった。 木張りの床、質素な壁、窓に映っている景色さえ変わっている。 なんだかまるで、別の場所だ。 司令室はいつだってたまり場だった。 北上と、大井と、提督で、くだらない話をしてどうでもいいことをして過ごしたもんだ。 司令室にバーカウンターを置いてお酒を飲んだことがあった。大井がおいおい泣きながら提督の頭に焼酎をかけて謹慎されたことがある。 司令室にお風呂を用意して半身浴をしたことがあった。汗だくになったあとで飲んだフルーツ牛乳が美味しかった。 司令室にキッチンカウンターを置いて三人でチョコを作ったこともあった。あえて提督に渡さず妖精さんに撒いたら提督が泣いていた。 司令室に布団を敷いて寝ていたら、まさか布団が入り口近くに敷いてあるとは思わず入ってきた大淀に踏みつけられたこともあった。あれは痛かったなあとくすくす笑っていたら、司令室のドアを誰かがノックした。 扉が開く。 そこには、大井と提督が立っていた。 「見てよこれ。あたしが刻んだハイパー北上様参上の文字、消されててさ」 大井と提督が笑う。 見れば、全艦娘で一番最後だった大井の艤装の解体も終わっていた。 ただ、提督から大井に、全艦娘内で唯一支給されたアクセサリーの回収はされていなかった。大井の左手の薬指が、きらきら光っている。 そっか、と思い至る。この二人、ケッコンカッコカリがようやく仮じゃなくなったんだ。 特に感慨はない。この二人はいつかそうなるんだろうなぁと思ってた。 「なになに、隅に置けないじゃん。あたしはのけもの?」 脇腹をつついてやると、二人は幸せそうに笑った。お互いの顔を見合わせて、とても幸せそうに笑った。 でも、そこではたと気づいた。 それまではなかったものがある。 北上と二人の間には壁がある。 二人は変わらず接してくれてたけど、薄い皮膜のような何かが、確かに北上には見えた。 「じゃあ……まあ、お幸せにね。ないとは思うけど、浮気とかしたら怖いよ」 なんとなく居心地が悪かった。 あれだけずっと一緒に居たのに、もう一緒に居られないと思ってしまった。 分かってしまった。 もう、三人ではなく、二人と一人なんだと。 それからほどなくして、北上は大井たちと別れた。 大井は今生の別れのようにわんわん泣いてたけど、その涙も、なんだかあたたかみを感じなかった。 実際はそんなことはないだろうけど。でも、北上がそう思ってしまうのは、たぶん、どうしようもないことなんだと思う。 だって、カッコカリではなくなった二人の間に入る余地なんて見当たらないから、逃げ出すように離れるしかないと思った。 自覚はなかったけど、北上はきっと凄く我儘なんだろうと振り返って思う。 泣きわめく大井に頭を下げて、提督に大井を任せて、北上は走った。 その時、あまり感情を表に出さない北上も、もしかしたら初めて人前で泣いていたかもしれない。 行く宛がなかったので、とりあえず手間取らず、そして仮拠点として安く住める場所を見つけて移住した。 透き通った青色の鍵の家だった。 交通の便はよくない。ゴミ捨て場からもちょっと遠い。 建ってから結構な年月が立っているらしく、階段は踏むたびに軋んでぱらぱらと錆びた鉄くずを撒いた。 鍵で戸を開け部屋にはいると、それなりにい草の匂いが香った。 ガラス越しの光を受けて、塵か何かが輝いている。 入ってまっすぐ窓の鍵を開け、空気の入れ替えがてら錆びかけのアルミ窓を開け放つ。 当然、磯の香りとか潮風とか、そういう海っぽい感じはしない。 見える景色は陸ばかり。ああ、つまらない世界に来てしまったなあと思って鍵を放り投げる。 天井に当たる音がした。畳の上に落ちる音は聞こえない。 もしかして天井に刺さったかなと思って振り返ると、そこには占い師風の格好をした女の人が立っていた。 「お初にお目にかかります。私はアサシン。此度の聖杯戦争におけるあなたのパートナーを務めさせて頂くサーヴァントです」 聖杯戦争。聞きなれない単語だ。 どういうものなのと聞くと、懇切丁寧に説明してくれた。 大方の事情を理解して頷くと、アサシンが本題に移った。 「それでマスター、あなたはなにか願いが?」 「え?」 「ええ。なにか願いがあったから、聖杯戦争の舞台である<新宿>に呼び出されたのだと思いますが」 「願い……願い、か」 願い。 言われてはたと気付く。 そうか。あの時。薄い皮膜を見たあの瞬間、北上の心に去来したものは『願い』だったのだ。 願いの形は見えている。 大井の涙にあたたたみを感じられなかったあの違和感が、たぶんそのまま、北上の願いだろう。 でも、なんと言っていいかわからない。言葉が見つからない。 あれや、これやと考えて、ようやくわかりやすい言葉が浮かぶ。 「……アサシン、あたしさ」 口に出すのが少しだけ恐ろしかった。 遠くに聞こえた蝉の鳴き声がやんだ気がした。 「よくわかんないけど、たぶん、世界が平和になってほしくなかったんだと思う」 遠くで猫がにゃあと鳴いた。運命の羅針盤が回る音が聞こえた気がした。 深海棲艦との戦争中は、とても楽しかった。 北上はきっと、心の何処かでそれがいつまでも続いてくれることを望んでいた。 提督が居て。 大井が居て。 北上が居て。 あとまあ魚雷が撃てればそれでおっけー。問題なし。 戦いに終わりはなくて。 でも、安心できる場所があって。 いつまで続くか分からない戦いを毎日毎日続けていき、いつまでも続けていたい安息を毎日毎日暮らしていく。 戦争も。 関係も。 全部がカッコカリのまま、三人揃っておじいちゃんおばあちゃんになるまで楽しい毎日を続けていく。 世界に平和が訪れた今、北上はたぶん誰よりも強く、心の底からこう願っている。 軽巡洋艦・重雷装巡洋艦としてもう一度生きたい。 北上某なんて名前じゃなく、艦娘北上として。 提督と、大井と、三人で。 すべてがカッコカリのままの、もうもどれないあの日のままで。 もう一度深海棲艦と戦いたいと。 もう一度だけ、あの日に戻りたいと。 「とても不思議な願いです」 アサシンは目を閉じて、ゆっくりと答えた。 そうしていると、衣装も相まって本物の占い師みたいに見えてくる。 「でも、分かりますよ。守りたかったものがあったんでしょうね」 アサシンは見透かしたような言葉がよく似合う人だった。 どんな時も朗らかに笑っていたし、身のこなしも立派だ。 度量が大きいのか、北上のけったいな願いを聞いても一言も口を挟まなかった。 いや、一言もじゃないか。アサシンは北上の言葉を聞いて的外れに一言こう言った。 「あなたは、きっといい魔法少女になれたと思います。今の私に魔法少女を選ぶ権限がないのが非常に残念です」 冗談めいた言葉。だが同時にどこか不思議と真実味を感じさせる言葉だった。 アサシンが笑う。その笑顔はどこまでも朗らかで、世界をもう一度海の底に沈めようとする相棒としてはいささか眩しすぎる気がした。 不思議な人だ。でも、なんとなく信頼できる。 それがアサシンとの出会い。北上の聖杯戦争の始まりの記憶。 ☆ アサシン 今思い返しても、素晴らしい願いだと思う。 鬱屈した感情。世界を変えたいという強い願い。我儘を肯定できる傲慢さ。そして心の強さ。 アサシンの理想の要素を兼ね備えた少女の願いを聞いて、興奮しないわけがない。 願いを聞いた瞬間、アサシンが心の底からの笑みでその願いを受け止めたのは言うまでもないだろう。 思い出しての興奮冷めやらぬ内に北上の髪を口に含む。 普段はテイスティングまではしないのだが、マスターとサーヴァントは一心同体なので髪の毛くらいいつでも手に入るから今回は我慢する必要がない。 少し潮の匂いがする。海軍のような機関で働いていた、と言っていたからその時の名残だろう。 でも海の潮風に負けて傷んだりはしていない。むしろ荒波に負けないほどの力強さが篭っている。 本人に髪のことを尋ねると、大井っちが毎朝やってくれてたと答えていた。 この艶、このハリ、この味、このキューティクル。よほどその『大井っち』という人が手入れに熱心だったんだろう。 この美しさの価値がわかる人物が居て、その美しさを誰かに伝えるためにその人物が尽力したということがわかると一層うれしくなる。 『大井っち』。 北上の原動力の一端であり、北上の髪の理解者。 アサシンは声に出さず胸の内でお礼を言って、口の中の髪の毛を優しく布巾で拭いて懐紙に包んだ。 懐紙を袖口にしまい、代わりに別の懐紙を取り出してその中空数本の髪の毛を取り出し順番に指に巻いていく。 髪を巻いた指を水晶玉にかざすと、水晶玉に髪の持ち主の姿が映った。 指を入れ替える。チャンネルが変わるように映っている人物が切り替わる。 感度良好。制限も加えられていない。 これなら、アサシンは自分を見失わずに戦い続けることが出来る。 アサシンらしく、慎重に、時には大胆に、冷静に、時には情熱的に、敵の、味方の、自分自身の未来を水晶玉に委ねられる。 トイレに行っていた北上が帰ってきて、水晶玉を覗き込み感嘆の声をあげる。 内緒ですよ、と口に指を当てて言うと気の抜けたような笑顔を返してくれた。 そんな笑顔が、愛おしくてたまらない。 微笑み返して水晶玉に再度向き直る。 北上は、学校に行くと言って家から出た。 チャンネルを切り替えて北上を移す。アサシン渾身の三つ編みを揺らしてかけていく愛しいマスターの姿がそこにはあった。 アサシンの方針は決まっている。 愛おしいマスターのために持ちうる限りの力を尽くす。 ついでに色々な髪の毛を拝借して楽しむ。英霊たちの髪の毛は、それはもう、口舌尽きない程のものばかりだろう。 そしてあわよくば、自分の願いを叶える足がかりにする。これはライフワークであるため聖杯で叶わなくても大丈夫。 楽しみと、趣味と、淡い願望が同居した物語。 夢と、希望と、剣と、魔法と、逃走と、闘争と、救済と、暗躍に満ちた物語。それが聖杯戦争だ。 その先に何が待つとしても、結末がどこへ向かおうとも、アサシンにとって素晴らしい物語であることには変わりない。 それでは、素晴らしい物語の幕を開けよう。 アサシン―――ピティ・フレデリカはそんな素晴らしい物語の紡ぎ手としてここにいる。 【クラス】 アサシン 【真名】 ピティ・フレデリカ@魔法少女育成計画JOKERS 【パラメーター】 筋力:C 耐久:C 敏捷:C 魔力:B 幸運:A 宝具:B 【属性】 混沌・中庸 【クラススキル】 気配遮断:E 自身の気配を消すスキル。 アサシンは宝具の性質上本体が気配を消す必要が無いため気配遮断のランクがすこぶる低い。 E程度ならば他人の部屋を物色していても発見されるまでは気配を感付かれない程度。 【保有スキル】 魔法少女:A 魔法少女である。ランクが高いほど高水準の魔法少女となる。 魔法少女は人間離れした戦闘能力と視覚聴覚を得、排泄や食事などの新陳代謝行為を一切行わなくて良くなる。 また、疲労の蓄積する速度が人間よりも遥かに遅く、長期の不眠不休にも耐えられるスタミナと常人離れしたメンタルを持つ。 更に、固有の魔法を1つ使える。アサシンの場合それは宝具となる。 アサシンは魔法少女としての技術・スキルは最高水準、かつ魔法も希少価値が高く戦闘や交渉・対魔法少女の駆け引きにも優れているため最高のAランクとなる。 そしてアサシンは魔法少女の状態で呼び出されているためこのスキルの発動は阻害できない。 収集癖(髪):A 髪の毛に対する性愛まで届かんほどの執着。 とりあえず目に付いた髪の毛は集めておくし、一度髪の毛を手に入れた相手からも何度も髪の毛を入手しようとする。 みずみずしい髪の毛、つやめいた髪の毛などが大好きで宝具越しにそれらを見ると入手したくてしょうがなくなることもしばしば。 特に魔法少女の髪の毛が大好物。 行動時に髪の毛についてのあれこれで行動を失敗する可能性が高くなる。 ただし、どれほど魅力的な人物・魅力的な髪の持ち主であったとしても死んでしまえば彼女/彼の髪への興味はなくなる。この点に関しては例外あり。 性癖由来のスキルであるため無効化不可能。無効化するとキャラ崩壊となる。 審美眼(髪):A 髪を見分ける力。 一度出会った人間ならば髪の毛を見誤ることはない。また、集めた髪の毛を見誤ることもない。 更に相手が髪に対して特殊な逸話を持つ人物であったならば、その髪を見ただけで真名までたどり着ける。 性癖由来のスキルであるため無効化不可能。無効化するとキャラ崩壊となる。 情報管理:A 情報を集め、それらを記憶しておくスキル。 宝具によって収集した情報のすべてを記憶する知能の持ち主。 更に人づてや本やテレビなどからの情報も決して忘れない。 戦略家:B 話術や策略といった舌戦・頭脳戦関係のスキルの複合スキルであり、それらすべてを高度に使いこなすことが可能。 彼女の交渉成功率は限りなく高く、作戦の成功率もまた高い。 相手の心理を完璧に読みきっての行動なども多く、挑発などにも一切応じない胆力を持つ。 ただし完璧というわけではない。不意を付かれれば失態を犯すし、不確定要素で失敗も起こす。 【宝具】 『水晶玉に好きな相手を映し出せるよ』 ランク:B 種別:対人 レンジ:99 最大捕捉:10 アサシンの暗殺者たる性能を裏付ける宝具。 発動には他者の髪が必要不可欠。 指に髪の毛を巻き付けて水晶玉にかざすことで手持ちの水晶玉にその髪の持ち主の姿を写すことができる。 それ単体で一切相手に感付かれない魔法の監視カメラであり、一方的に相手の動向を探ることが可能である。 同時に捕捉できるのは両手の指分の10人、かざす指を変えることでチャンネルを変えるように写す相手を変えられる。 また、巻きつける髪の毛を変えるというワンアクションを挟むことで捕捉する相手を切り替えられる。 更にアサシンは研鑽を積むことで水晶玉越しに相手に干渉すること・水晶玉から相手を引きずり出し、水晶玉の先へ自分を含む別のものを転送させる魔法へと進化させている。 この宝具の発動するには相手の髪をアサシンが入手している・相手の髪がアサシンの指に巻きつけることが可能であるという条件をクリアする必要がある。 髪の毛が短い、痛みが酷くちぎれやすい、ハゲみたいなもんなどの相手には通用しない。 ただし、髪の毛を持つ相手ならばNPC・マスター・サーヴァントの誰でもこの宝具の対象たりえる。 変身によって姿形が変わる相手や髪の毛入手後に散髪した相手なども髪の毛を持っていれば変身前・散髪前の髪を入手していれば永続的に把握が可能。 【weapon】 魔法の水晶玉。これを奪われるとアサシンは宝具を使用できなくなり立ち回りは一気に厳しくなる。 アルバム。すぐに使わない髪の毛は懐に入れずここに挟んでおく。あとで楽しむためには事前の準備が必要だ。 【人物背景】 完全変態☆スーパーヘア~アディクションな魔法少女。 魔法の国の住民ではなく現実世界で暮らす何の変哲もない魔法少女だった彼女。 その本質は狂信者。『完璧な魔法少女の誕生』という崇高な目標を掲げて、その目標のために自分自身を含めた全てを使い潰していく狂気の魔法少女。 一度は積み重ねてきた罪から次元の狭間に幽閉されるも、彼女の支持者によって次元の狭間から脱出。 その後紆余曲折あって魔法の国の影として暗躍を始めた。 お手つきの魔法少女は置いてきた。操作用のレイピアがアサシンの宝具と認識されなかったから連れてこれなかったらしい。 【マスター】 北上@艦隊これくしょん(ブラウザゲー版) 【マスターとしての願い】 世界の平和なんてほしくなかった。 【能力・技能】 甲標的を扱わせれば艦娘一。 ただし艤装は解体されている。 軍事知識は豊富。 一応深海棲艦との戦争においての最終生存艦なので運もいい。 銃火器の扱いは人並み。艦娘の銃火器と現実の銃火器は勝手が違うので彼女も特に取り扱いに長けているわけではない。 【人物背景】 北上様。 戦争終了及び艤装解体後から参戦。 彼女の世界線では大井が秘書官+全艦娘中唯一カッコカリしており、終戦後も提督の側に居ることになった。 北上様は大井とも提督とも仲が良かったが、二人の間に居づらくなって飛び出し、一人暮らしをはじめたというところで参戦。 曖昧な状態で三人で居るのが楽しかったのだということにようやく気付き、艦娘だったころに戻りたいと願っている。 ちなみに。 誤解があるかもしれないが、ブラゲ版の大井っちはカッコカリ後なら北上様も好きだが同時に提督ラブ勢(重量級)。 北上様の反応は提督に対しても大井っちに対してもほどほどに薄いが、そういう女の子なんだと思う。 【方針】 出来ることなら聖杯は欲しい。願いを叶えたい。 とりあえずアサシンにまかせておけばなんとかなるかとは思うが、それでも気持ちが良いものではない。 ただ、願いの代替案があるならそれでも構わない。 どちらにしろ、大井や提督と、あのほんわり幸せな日常を取り戻したい。 アサシンの立ち回りはいかにして他人の髪を集めるかにかかっている。 髪の毛を集めて、愛でて、口に含んで、楽しんで、そして聖杯戦争となる。 短髪のサーヴァント・マスターとは分が悪いとは言え、それ以外にはものすごく強い。 NPCすら武器に出来るという長所を利用できれば上手く立ち回れるだろう。 時系列順 Back 伊織順平&ライダー Next 英純恋子&アサシン 投下順 Back 伊織順平&ライダー Next 英純恋子&アサシン Character name Next→ 北上 全ての人の魂の夜想曲 アサシン(ピティ・フレデリカ)
https://w.atwiki.jp/acszanteimemo/pages/12.html
紹介記事 2024年5月16日(木)に各メディアからアップされた紹介記事 『アサシン クリード シャドウズ』日本が舞台のシリーズ最新作が2024年11月15日発売決定!(ファミ通.com) 「アサシン クリード シャドウズ」は忍と侍のW主人公! それぞれ固有のクエスト、スキルを用意(GAME Watch) 『アサシン クリード シャドウズ』では広大な戦国関西オープンワールドで「大阪城」「姫路城」など登場。忍と侍のダブル主人公を使い分けて旅をする(AUTOMATON) 日本を舞台にした「アサシン クリード シャドウズ」は2024年11月15日発売。安土桃山時代を舞台に忍と侍,2人の主人公が活躍(4Gamer.net) 「Ubisoft Forward」が6月11日午前4時にスタート。日本舞台の注目作『アサシン クリード シャドウズ』や『スターウォーズ』世界の“裏社会”を描く『スター・ウォーズ 無法者たち』、新作のFPS『エックスディファイアント』の新情報も公開予定(電ファミニコゲーマー) 各媒体の弥助についての説明 史実に語り継がれている屈強な侍の弥助 (ファミ通.com) 史実に語り継がれているという屈強な侍・弥助 (Game Watch) 屈強な侍である弥助/奴隷として日本を訪れ織田信長に仕えたと語り継がれている、実在の黒人の侍がモチーフ (AUTOMATON) 弥助は織田信長の家臣として武士の身分を得ていた実在の人物 (4Gamer.net) 織田信長に仕えていた侍「弥助」(電ファミニコゲーマー)
https://w.atwiki.jp/cwc_dat2/pages/76.html
アサシンクリードブラッドライン アサシンクリードブラッドラインID+ゲーム名所持金最大 ナイフ投げ放題 ID+ゲーム名 _S ULJM-05571 _G Assassins_Creed_Blood_Lines 所持金最大 _C0 MONEY MAX _L 0x112DC028 0x0000270F ナイフ投げ放題 _C0 knife inf _L 0x012DC021 0x00000005
https://w.atwiki.jp/girlwithlolipop/pages/67.html
大道寺知世&アサシン◆2lsK9hNTNE 部屋の中にミシンの音が響く。マスターは夜中の二時を過ぎても、まだ服の制作を続けていた。 いつもは遅くても十時半には寝ていることを考えると、だいぶ遅い。 いくら服を作るのに慣れているとはいえ、小学生の体力では結構な疲労になるだろう。 「そろそろ眠ったらどうですか、知世」 「いえ、どうしても朝までに完成させたいんです」 さっきからこの調子だ。疲れているのはアサシンから見てもわかりきっているのに、休もうとしない。 「あなたに体調を崩されたら、私が迷惑するんですが」 「心配してくださってありがとうございます、アサシンくん。でも大丈夫ですわ」 「人の話を聞いているんですが?」 そう言っても知世はニッコリと笑みを返すだけだった。なんとなく目をそらす。やりにくい娘だ。 アサシンは表向き子供として生活していたので、知世と同じくらいの歳の少女と接することも多かったが、こんな相手は初めてだった。 思えば初めてあったときから変わった娘だった。 突然、本来の記憶を取り度戻し、人を超えた力を持つサーヴァントと相対する。 大人でも混乱するだろう状況で、最初に彼女が口にした疑問は「聖杯戦争が終わったら街の人達はどうなるのか」だった。 理不尽に戦いの渦中へ引き込まれたことへの怒りでもなく、今までの日常が偽物だったことへの悲しみでもない。聖杯に作られただけの存在であるNPCの心配。 元いた場所に帰らず、ここでの生活を続けたいのならその気持もわかる。 しかし彼女は本来の居場所への帰還を望んでいる。NPCの心配をしたのは純粋の彼らの身を案じてだ。 そして今もNPCの友達のためにプレゼントを作っている。明日――もう今日だが――の誕生日に合わせるために寝る間を惜しんで。 「そこまで尽くす必要があるのですか?」 思わず漏れた疑問だった。 作業に集中しているのか知世からの返事はない。それでも無視するような娘でないのはわかっている。 「あなたがNPCに情を持ち、本物と同様に扱っているはわかっています。 しかし所詮は聖杯戦争が終わるまでの関係ですよ」 聖杯戦争が終わったときNPCがどうなるかはアサシンにもわからない。 だが知世が元いた場所に帰るのなら、どっちにせよそういうことになる。 「だからこそですわ。会えなくなるから、ちゃんと渡したいんです」 悲しそうに――しかし力強くそう言った。 やはり変わっている。NPCとは無理でも、元になった本物とはいつでも会えるだろうに。 知世は表情を明るくし、「それに」と続けた。 「尽くしてるわけではありませんわ。わたしはただ好きな人が喜んでくれれば、それだけで嬉しいんです」 優しい声だ。本当に心の底から相手の喜びを、幸せを願っているのだろう。 「羨ましいですね」 静かに呟く。その音はミシンの騒音に消えた。 アサシンにも喜ばせたい相手がいる。しかしその相手が喜んでも、今の自分が嬉しいかはわからない。 かつてアサシンには二つの名前があった。 一つは『プライド』。自分を生み出した『父』の望みを叶えるため、忠実に動く人造人間(ホムンクルス) もう一つは『セリム・ブラッドレイ』。親思いで心優しいただの少年。 昔はプライドこそが本来の自分であり、セリム・ブラッドレイはただの仮面に過ぎなかった。 『父』の喜びが自分の喜びであり、『父』に尽くすことが生きる理由。『父』ために数えきれないほどの人間を殺し、欺き、利用して、そのことになんの疑問を反感も抱かなかった。 しかしエドワード・エルリックとの戦いでホムンクルスとしての力と記憶を失い、セリム・ブラッドレイとして育てられた。 人間の子供と同じように道徳を学び、愛情を学び、命の重さを学んだ。 『セリム・ブラッドレイ』はたとえ聖杯戦争の最中だろうと人を殺したくない。相手が巻き込まれただけの一般人ならなおさらだ だが『セリム・ブラッドレイ』はサーヴァントとなったことで、『プライド』としての記憶と力を全て取り戻した。 『プライド』にとっては『父』こそが他の全てに勝る絶対の存在だ。 何を犠牲にしてでも聖杯を手に入れて、『父』を蘇らせることを望んでいる。 アサシンの中でずっと相反する二つの感情がせめぎ合っている。 知世に名前を聞かれたとき、アサシンはクラス名しか答えなかった。 真名がマスターから漏れるのを危惧してと言ったが、本当はわからなかったのだ。自分がセリムなのか、プライドなのか。 ふと自分のマスターならどうなのだろうと思った。好きな人の喜びが自分にとって容認し難いものとなったとき、彼女はどうするのだろう。 無論実際に聞くわけにはいかないが、なんとなく視線を向ける。知世はいつの間にか椅子によりかかり眠っていた。服は完成しているようだった。 アサシンは嘆息し、しょうがないからベッドに運んだ。マスターが風を引いたせいで負けたなんてなったら、笑い話にもならない。 【クラス】アサシン 【真名】プライドあるいはセリム・ブラッドレイ@鋼の錬金術師 【属性】中立・中庸 【パラメーター】 筋力:E 耐久:C 敏捷:E 魔力:C 幸運:B 宝具:A 【クラススキル】 気配遮断:D サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。 ただし、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断は解ける。 【保有スキル】 人造人間(ホムンクルス):- 『賢者の石』を核に作られた人間であることを表す。 錬金術:B 物質を分解し再構築する力。 錬成陣を描き、物質に触れることで、その物質を別の構成や形の物質に変えることができる。 『等価交換の原則』によって一の質量の物からは一の質量の物しか、水の性質の物からは水の性質の物しか作れない。 アサシンの場合、人体と爆発物に関する錬成が得意。 嗅覚:C 人並み外れた嗅覚を持っている。 相手が風上に立っている場合、確率で気配遮断を無効化する。 空腹:E 常に空腹感があるが我慢できないほどではない。 何か食べればしばらく収まる。 【宝具】 『賢者の石』 ランク:A 種別:-宝具 レンジ:- 行きた人間の魂を凝縮して作られた高密度のエネルギー体。アサシンの核。 アサシンの肉体が損壊しても、エネルギーの続く限り無限に再生する。 『完全な物質』とされ、肉体よりも遙かに高い強度を持っている。 石のエネルギーを使い、錬金術を強化することもできる。 ただしアサシンが錬金術を使った場合、石の力を制御しきれず、肉体が形を保つのがやっとのレベルにまで損壊する。 『小人の影(ホムンクルスシャドウ)』 ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:100人 無数の目と口がついた影。 形を自在に変えられ、刃の形にして切り裂いたり、手の形にして掴んだりもできるが、本体から切り離すことはできない。 影で相手を取り込むことで賢者の石のエネルギーを補充でき、さらに相手の知識や能力を得られる。ただしアサシンに使える素質が全くない能力は得られない。 光の強すぎる場所や逆に光の全くない空間では、作り出せない。 アサシンの本体であり、肉体が消滅しても、影と賢者の石を適合する肉体に移せば生存できる。 【人物背景】 心優しい少年、もしくは冷血非道なホムンクルス。 【サーヴァントとしての願い】 迷っている。 【方針】 とりあえず表向きは知世に合わせる。 【マスター】 大道寺知世@カードキャプターさくら(漫画) 【能力・技能】 コーラス部に所属しており、コンクールで何度も優勝するほどの歌唱力を持っている。 他にも料理、裁縫、ビデオ撮影などが得意。特に裁縫は完全にプロレベル。 家がお金持ち。 人の心の機微に敏い。 【マスターとしての願い】 自分の本来の居場所に帰る。 聖杯戦争が終わったときに街の人が消えるのならなんとかしたい。 【人物背景】 友枝小学校に通う小学四年生。 友達の木之本桜のことが、さくらが知世を好きなのとは違う意味で好き。 クロウカードを集めるさくらに、自作を衣装を着せてビデオ撮影している。 好きな人が自分を好きになってくれなくても、その人が幸せなら幸せという考えを持っている。 【方針】 帰る方法を探す。 BACK NEXT -009 桂たま&アサシン 投下順 -007 山田なぎさ&アサシン -009 桂たま&アサシン 時系列順 -007 山田なぎさ&アサシン BACK 登場キャラ NEXT Happy Birthday! 大道寺知世&アサシン(プライド(セリム・ブラッドレイ)) 000 前夜祭 004 遅い朝