約 2,269,108 件
https://w.atwiki.jp/ds2ds3ds96etc/pages/244.html
馬主 151 性齢 牡4 生産 DS96 血統 ノーザンテースト×ペペロンチーノ 売却価格 4000万 コメント 早熟、スピード、丈夫、落着、勝負根性 戦績 14戦10勝 パス よどろさあ てんすはぞ ぬみぐみひ わぎぱりぐ いりてはめ るげさまぐ ぬべく 出走 初期牝馬産駒4歳限定有馬記念
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/485.html
It is mysterious./少女よ、大志を抱け ◆UcWYhusQhw ……もう3度目になるでしょうか? 最初は己の慢心から。 2度目は相手を不快にした為。 そして3度目。 「…………」 「…………玲二」 目の前には玲二が酷く冷たい目を私に向けていた。 彼の右手には鈍く光る黒のリボルバー。 その銃口が私の額に押し付けられいている。 押し付けられた銃口がとても冷たく感じる。 そう、私は玲二に銃を付けられていた。 何故、こんな事になったのでしょうか? 己の不覚故にでしょうか? ……そうかも知れません。 もし、あれが「真実」というなら。 私は…… 私は…… 一体何の為に…… ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「…………これは」 深優の呟きが無音の博物館に響く。 ただ、ある物を見上げいかにも不思議という様子である。 一休憩を終えた彼ら―深優・グリーアと吾妻玲二―は予定通り博物館に向かった。 道中、幸か不幸か参加者に誰も会うことも無く無事に目的地に辿り着いたのである。 二人は余計な事も喋らず黙々歩いた結果、直ぐに到着できた。 最も話す必要もなかったのだが。 そして今、ある展示室に深優と玲二はいた。 目の前に在るのは唯の機関車。 一目見ても古いと解る機関車が展示されていたのである。 それだけでは唯の博物館の展示物でしかない。 別段珍しいものでもなかった筈である。 だが説明文にある説明が深優を疑問に貶めていた。 「……玲二、機関車と言う物は線路無しに走るのでしょうか?」 たまらなくなって深優は同行者である玲二に質問を投げかける。 そこに書いてあった説明文『線路が無しでも走る事ができ運転が容易な代物である』と。 深優の記憶にある機関車は線路が無ければ走る事などできない、寧ろ動く事すらできないはずなのだ。 それ故にこの説明には疑問を抱かずに入られなかった。 「……そもそも、それは機関車と言えるのか?」 玲二はまず「機関車」といえる前提に疑問を抱かれずにいなかった。 自由に曲がり線路もなしに駆け巡る事ができる乗り物。 玲二の中では既にそれは機関車といえる代物ではない。 「機関車と名前が付いているのだからそうなのでしょう」 玲二の疑問に深優が間髪いれずに唯そう言う。 何故なら展示物の名前にしっかりと機関車と刻まれていたのだから。 だからそれは機関車なのである。 彼らが知っている機関車とは違っていても。 「そういうものか」 「そういうものです」 玲二の納得いかない様ないったような言葉に深優が肯定する。 そして機関車を見上げた。 不思議な代物だった。 結局線路無しに走る物の謎は解けることは無かった。 永遠の謎である。 「…………」 次に深優たちが見ていたのは一つのショベルカー。 白いその巨体は唯そこに佇み深優たちを見下ろしている。 これも一見唯のショベルカーである。 そこに疑問を持つ事はない。 だがやはり書いてある説明文。 これが彼らを不思議にさせていた。 「……玲二、ショベルカーは女子高生が運転できるものなのですか?」 そう、そこには唯の女子高生が操ると。 訓練もしていない女子高生が。 「……女子高生が現役の運転手なのだろう……」 玲二は真顔でそう答える。 いや、唯そう答えるしかなかった。 それしか思いつかないのだから。 それよりも玲二はそのショベルカーの性能に驚いていた。 「ショベルカーが防弾ガラス……?」 何故か防弾ガラス仕様な事に。 そんな疑問に深優は当然が如く言う。 「暗殺者やスパイでは当然ではないのでしょうか? 防弾ガラスは」 「……それは普通の車の場合だ。第一ショベルカーを操る暗殺者などいない」 「それもそうですね」 そう切り返しまた真っ白に染まっているショベルカーを見ていた。 そんな時、深優はふっと思いつく。 「私たちにも使いますか?」 「……非効率的だ」 「強力そうに見えますが……?」 玲二の強い否定に深優は疑問を抱く。 もし使えるのなら大きな武器になるというのにと。 そんな深優に玲二は言う。 「……暗殺者が目立ってどうする」 「それもそうですね」 玲二のうんざりしたような返答に納得しまたその機体を見る。 その巨躯はただ白く耀いていた。 「凄い銃ですね……」 「対戦車ライフルか……」 「玲二も使う事ができますか?」 「……できる事はできるが」 次に玲二達の前にあるのは大きなライフル。 そこにあるのは普通のライフル。 どうやら固定されているようで動かす事が不可能だった。 しかしまたも説明文が異質であった。 「玲二、これを普通の女子高生が使ったという記述が」 「……訓練も何もしていない女子高生が?」 「そうみたいですね」 「……………………馬鹿な」 玲二は驚愕より唯呆れていた。 この記述が全て正しいというならば日本にいる女子高生は皆何かのエージェントかとさえ思い始めてくる。 スパイなんてわんさかいて忍者やら凄腕運転手、ロボット乗り、現役刑事などもいるのだろう。 それぐらい現実離れしていた説明文だった。 この展示物達を見て玲二は呟く。 「とても現実や常識とかけ離れた博物館だな……」 「ですが玲二」 「……?」 深優が真顔で玲二を直視する。 そして告げる。 「私のような存在もいるのですが」 「…………それもそうだな」 玲二は全て納得したかのように、またそう思うように唯溜め息をついた。 何を調べているのだろうかと疑問にさえ思ってくる。 「それに玲二」 「……?」 深優の何か自分に向けて咎があるようないい振りで言う。 納得のいかないような様子で。 「傍から見ると貴方もそうです」 「……………………………………」 深優のその呟き玲二は返す言葉も無く。 唯。 唯、博物館を無音が支配していた。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ その後、探索を続ける中、二人見つけたのは『武器の資料』という展示場だった。 何かを持って言っていいとの事で各自武装を強化する為にあったものを探し始めた。 玲二が選んだものは玲二がちょうど隠れる事ができるポリネーボガード製の透明の大盾。 銃弾が欲しかったのだがもう取られた後であった。 前に参加者が来ていたのだろうか。 牙となる銃はもう充分揃っていた。 それ故に身を守るもの、銃弾を防ぐ大盾を選択した。 対して深優が選んだのは大きな鎖。 『エルキドゥ』という捕縛用の道具だった。 玲二が何故と聞いたとき深優は 『攻撃は当たらないと意味がありませんから』 と意味ありげに玲二にそう答えた。 そして今は写真やら模型やらある資料を調べていた。 訳に絶たない情報もあったり媛星の興味深い情報もあった。 そして何より深優達に有益だったのが「風華学園」がこの島にあるという情報であった。 風華の紹介部分と共にこの島の学校、それが風華だというのだ。 「その学園が何かあるというのか?」 「はい、一番地の管轄である学園ですから。いってみる価値はあるのではないでしょうか?」 「手がかりがそうあるわけでもないしな……了解した」 一番地管轄の風華。 ここならば神崎に関することもあるのではないかと推測し次の目的地をそこに定めた。 そのまま深優は隣にあった資料の本、『シアーズ財団』を取って読み始める。 そこに書いてあったのは深優が知りゆる情報が殆どであった。 自らの父、そして自分の情報。 シアーズそのものの説明などなど。 そしてこの殺し合いに関与しているとも。 その事を玲二に伝えようとした瞬間、深優は見つけてしまった。 「……………………え?」 見てはならない事を。 「そ……んな、まさかアリッサ様……?」 パサと本を落とす。 書いてあった事、それはアリッサ・シアーズ。 アリッサ・シアーズが人口のHiMEとして量産されている事。 瓜二つの姿で。 違うは蒼穹の瞳ではなく真紅の瞳である事。 そう、アリッサ・シアーズは『一人』以上いると言う事。 ならばあの時見せられたアリッサは本物だったのかと? 目は紅では無く蒼だったか? いや紅だった? もし紅なら…… 深優が護るべきアリッサはやはり。 やはり。 この世にいない。 その事を突きつけられた。 「あぁ……あぁ」 深優は力が抜け落ちていくのが感じペタンと座り込んでしまう。 もし偽者でもアリッサはアリッサだ。 でもそれは決して護りたいアリッサではない。 深優が守りたいのはずっと傍に居続けたあのアリッサなのだから。 もし偽者だったら自分は何の為にと疑問に持ってしまった。 「私は……」 そっと顔を手で覆う。 自分の存在価値であったアリッサ。 自分の行動理念であったアリッサ。 自分の全てだったアリッサ。 その根底がグラグラとゆれ始めそして崩壊するかもしれない。 それが唯怖くて。 唯座りつくしていた。 「…………」 その様子をただ見るだけであった玲二は床に落ちていた本を回収しパラパラと見ていた。 (……さて、どうする?) ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ その後、深優は何とか立ち上がり学園に向かう事にした。 深優の顔が青ざめてはいたが玲二は何も言わなかった、言う必要もないのだから。 向かっている途中、鉄橋で光るものがあったが玲二達が渡る頃には何もなく誰もいなかった。 そして橋を渡りきった後、深優がポツリと呟く。 「もしアリッサ様が違うのなら……私は何をすれば……?」 そう迷い、うつむいた刹那 「……っ!?」 深優は玲二に倒され拳銃を額に押し付けられていた。 その行動はよどみなく深優はなされるがまま。 でも今の深優は抵抗する力も出ないのだけれども。 そして突きつけられたまま唯時間が経つ。 長いような短いような不思議な時間が。 「……深優・グリーア」 玲二が静かに口を開いた。 それは冷酷なようで穏やかな口調。 「お前は何をしたい?」 ゆっくり問い掛けて。 「私は……」 深優は分からない。 決断するのも怖い。 アリッサはそれこそ深優の存在価値だったのだから。 その存在を揺らされているのだから。 「……俺は暗殺者だった。唯命令に従うしかなかった。それしかなかった。拒めば訪れるのは死。拒む事もできない」 ふぅと溜め息をつくように語る。 昔の話だった。 キャルとあう前の昔の話。 「……考える事など許されなかった……」 その表情は後悔か。 それとも悲哀か。 誰にも分からないけど。 「お前はアンドロイドとして『アリッサ・シアーズを護る』という任務の元動いてるだけなのか?」 深優に問う。 玲二は見ていた、シアーズの本を。 その上で深優がアンドロイドである事を知った。 アンドロイドなど信じようとは余り思ってはいなかったが深優が見せた異能。 それ故に信じるしかなかった。 「違い……違いますっ!」 深優が始めて覇気のある声で言う。 意志を篭めた声で。 「私はっ……何物でもない自分の意志でアリッサ様の為に動いてるんです! 自分の感情で!」 それだけは。 それだけは絶対譲れなかった。 深優・グリーアとして絶対譲れなかった。 「なら……考えろ」 玲二はその意志に答える。 自分ができなかった事を悔いるように。 「たとえ何が真実だろうとしても……自分で考えて絶対の意志を持て。お前はできるのだろう? 考える事ができるのだろう? 自分が正しいと思ったこと掴み取れ。命令じゃない自分の意志で……迷って何も出来ないようならここで殺す」 羨ましくさえ思える。 暗殺者であった時従うしかなかった自分。 深優は従わなくていい。 従うのは自分の意志のみ。 「私は……」 深優は言う。 意志を持って。 「私は考えます。もしアリッサ様ではなかったとしても…… 私は自分の意志で正しいと思ったことをします。その選択をきっとアリッサ様は喜んでくれるはずです。だから私はもう迷いません」 その答えを聞いた玲二は安心したかのように銃を収め深優から離れる。 そして歩き始め 「ならいくぞ……休んでる暇は無いんだ」 「そうですね……玲二」 深優も立ち上がり歩き始める。 意志を持って。 もう迷わないようにと。 一歩ずつ。 確かに。 「玲二……何故あんな話を? 何故私を助けてくれました?」 深優は疑問に思う。 無関心そうな玲二がそんな事を思うなんてと。 玲二は勘定を篭めずに言う。 「足手まといなったら困るだけだ」 本当は不思議な共感を感じて。 もう一人の自分を見ているような。 でもそれでいて自分と決定的に違う彼女を見て。 不器用ながらも手を差し伸べた。 それだけだった。 「そうですか……ふふ、では玲二。いきましょう」 深優はそっけない答えに満足をしつつも前を向く。 アリッサが本物なら深優は変わらない。 アリッサが偽者でも深優は変わらない。 だって深優は (自分が正しいと思ったこと……その通りに動くだけです、何物でもない自分の意志で) 自分の意志をしっかり持った『深優・グリーア』なのだから。 【B-4 市街地北部/2日目 黎明】 【吾妻玲二(ツヴァイ)@PHANTOMOFINFERNO】 【装備】: コルトM16A2(20/20)@Phantom-PHANTOMOFINFERNO-、スナイパースコープ(M16に取り付けられている、夜間用電池残量30時間)@現実、防弾チョッキ 、ポリネーボガード製の透明の大盾 【所持品】:『袋1』コンバットナイフ、、SturmRugerGP100(6/6)、.357マグナム弾(24/36)、ダイナマイト@現実×9、、トンプソンコンテンダー(弾数1/1) 小鳥丸@あやかしびと-幻妖異聞録-、コルトM1917(6/6) コルトM1917の予備弾10、ニューナンブM60(5/5)、 二ューナンブM60の予備弾9発、 5.56mmx45ライフル弾29発 『袋2』、レザーソー@SchoolDaysL×H、ハルバード@現実、コンポジットボウ(0/20)、ハンドブレーカー(電源残量5時間半)@現実、 クトゥグア(3/10)@機神咆哮デモンベイン 、ルガー P08(3/8+1)@Phantom、シアーズの資料 『袋3』 支給品一式×11、刹那の携帯電話 、デジタルカメラ@リトルバスターズ! 、アサシンの腕、USBメモリ@現実 、 桂の携帯(電池2つ)@アカイイト、医療品一式、恭介の機械操作指南メモ、秋生のバット、おにぎりx30 野球道具一式(18人分、バット2本喪失)カジノの見取り図、ゲーム用のメダル(14000枚相当) 懐中時計(オルゴール機能付き)@Phantom、包帯、業務日誌最終ページのコピー 【思考・行動】 基本:運営者側を脅迫して、キャルを生き返らせる。その為に首輪を外す、運営者側の反乱分子と接触する。 1:他の参加者達から、首輪解除、主催者側の反乱分子に関する情報を聞き出す。返答に関わらず殺す。 2:深優と行動。3人殺して情報を得る。進路は学校にに。 3:ドクター・ウェストを発見すれば、首輪を外させる。 【備考】 ※身体に微妙な違和感を感じています。 ※時間軸はキャルBADENDです。 ※5.56mmx45ライフル弾はトンプソンコンテンダー、コルトM16A2で使用可能です ※平行世界の存在に気付きました ※ドクター・ウェストについて、烏月から話を聞きました ※防弾チョッキは一部破損しています ※深優と協定を結びました。 ※シアーズ財団の詳細を知りました。シアーズが主催としている事を知っています。 ※深優がアンドロイドである事を知りました。 【深優・グリーア@舞-HiME 運命の系統樹】 【装備】:遠坂家十年分の魔力入り宝石、グロック19@現実(8/7+1/予備38)、 【所持品1】:支給品一式4×(食料-2)、拡声器 、天の鎖(エルキドゥ)@Fate/staynight[RealtaNua] 【所持品2】:クサナギ@舞-HiME 運命の系統樹、双身螺旋刀@あやかしびと -幻妖異聞録- 首輪(リセ)、 刹那の制服と下着、ファルの首飾り@シンフォニック=レイン、良月@アカイイト 【状態】:肩に銃創(治療済み)、刀傷(治療済み)、右足から出血、全身打撲、全参加者の顔と名前は記憶済み 【思考・行動】 基本方針:アリッサを救うために行動する。 0:自分の意志で。 1:アリッサを救うために殺し合いに乗る 2:玲二を欺きつつ共に行動。進路は学校に。 3:できるだけ殺し合いが加速するように他の参加者を扇動する 4:ここにいるHiME(玖我なつき、杉浦碧、藤乃静留)を殺す。殺す時はバレないようにやる 5:双七の最期の願いについては保留 6:士郎、美希を警戒 7:玲二の戦闘技術を盗む。 8;もしアリッサが偽者なら――――自分が正しいと思う事をする。自分の意志で。 【備考】 ※参加時期は深優ルート中盤、アリッサ死亡以降。 ※HiME能力が覚醒しました。 ※アリッサが本物かどうかは不明。深優のメモリーのブラックボックスに記録されたジョセフ神父の独白にその事実が保存されています。 現在、プログラムではなく己の意志で動く深優で在る故に検索することも可能です。 ※万全の状態で戦闘可能になるまでは若干の時間を要します。 ※なつき、双七、美希と情報を交換しました(一日目夕方時点) ※玲二と協定を結びました。反乱分子の情報は深優は持っていません。 ※シアーズ財団の詳細を知りました。シアーズが主催としている事を知っています。 ※アリッサに偽者がいることを知りました。 219 relations 投下順 221 知己との初対面 時系列順 217 アカイロ/ロマンス(Ⅲ) 深優・グリーア 227 悲劇の果てに、夜は絶え 吾妻玲二
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/229.html
Magician’s circle ◆WWhm8QVzK6 街灯の光が道路を照らす。 だというのに、そこは暗かった。 人影だ。光に照らされて猶、それは黒い塊でしかなかった。 上から下まで真っ黒。その位置からピクリとも動きはしない。 男の貌は、さながら長年に渡り難題に挑み続けた哲学者のような苦悩の表情を浮かべている。 「何よ……アンタ」 得体の知れない恐怖の所為か、少女の口からは自然に声が漏れる。 目の前に居るのは確かに人間のカタチをしている。 だというのに、まるで人間らしさが感じられない。 何か、スクリーンに映った影を見ているかのような――そんな錯覚に陥った。 だが、それは確かな質量を持って其処にいる。 未だ眉一つすら動かすことなく。 黒い石碑のような男は、少女の質問とも取れぬような問いに対しつまらなさ気に応えた。 「魔術師――荒耶宗蓮」 ◆◆◆ 「魔術師……?」 少女は怪訝な面持ちで言葉を返す。 確かに男の外套は魔術師めいていたが、それでも『魔術』というのは彼女にとってみればオカルトでしかない。 そんな突拍子もないことを言われても俄には信じられない。しかし、男の言葉は明らかに断言するものだったし 何より、過去の記憶が呼び起こされた故に一瞬戸惑った。 (たしか、あいつもそんな事を――) この男と彼は接点があるのだろうか? それを見知らぬ人間に訊くのは憚られたが、どの道訊かねば分からない。 そう判断し、彼女は尋ねた。 「上条当麻…って知ってますか?」 「知っている。それは、参加者の一人の名前だろう」 そういうことじゃなくて、と言いかけたが、そこではたと理解する。 この男も、自分と同じ『殺し合いの参加者』だということを。 警戒を強める一方、魔術師はさらに言葉を続けた。 「無論貴様の事も知っている。御坂美琴」 「別に、私の事を知っている人間なんて珍しくありませんよ」 「甘い。この場において素性を他人に知られているということがどれだけ危険か理解できていないようだな」 「……まさか、大のオトナが殺し合いをしろと言われたからってホイホイ乗るようなもんなの?」 美琴は半歩下がる。 逃げるためではない。体勢を、整えるために。 「不服はない。何故ならば、この場は私が用意したものだからな」 え。と、少女は耳を疑う。 と、同時に男は外套の下から片腕を突き出した。 突き出したその手には、ナイフが握られていて―― 閃と、光が奔る。 「……!!」 しかし、そのナイフは美琴に届くことはなかった。 いつの間にか、美琴の前には黒い壁が出来ている。 ただ、その壁には表面をさらさらと小さな粒が流れていた。 周囲から集めた砂鉄を磁力で固め、鉄の壁を作った。 (ギリギリ間に合ったけど……今の言葉って…) 男は何も言わない。 少女が動き出すをのを、待っているかのように。 「あんたは……あいつらの仲間」 「その通りだ。これの意味するところはお前には分からぬだろうが、知ったところで意味などない」 荒耶は一歩進む。 「……っさせるか!」 美琴は両手の親指で10円玉をそれぞれ宙に弾くと再びそれらを親指に乗せ、 言葉と同時。 オレンジ色に眩く輝く槍が、斜め十字を描いて魔術師の眼前を横切った。 否、槍ではない。単に光の残像がそう見せているだけなのだがそれは間違いなく其処に存在し、荒耶の両側にある樹木を貫いた。 一瞬送れて轟音が鳴り響く。 同時に生まれた衝撃波は、男の外套を激しくたなびかせるがそれでも動じる気配はない。 男の背後では車道のアスファルトが抉れ、30メートル先まで爪跡を残している。 その威力は想像するに難くない。まさしく必殺に相応しかった。 『超電磁砲(レールガン)』。 強力な電磁石を利用し、金属の砲弾を撃ち出す艦載兵器。 らしいが、この少女はそれを難なく再現してみせたのだ。 御坂美琴は超能力者である。 一般的な常識ならば在り得ないと一笑に賦されるだろうが、彼女の世界の常識ではそれこそ在り得ない。 その世界には超能力を開発する機関が存在し、それにより「普通の人間には不可能」な現象を扱える人間が育成された。 当然、全ての開発が上手くいくことはない。約180万人いるという能力者も、その6割が「精々スプーンを曲げる程度」の能力しか持ちえなかった。 しかし、彼女は違う。努力を積み重ねた結果、彼女は全体で7人しかいない“超能力者(レベル5)”にまで上り詰めたのだ。 超電磁砲は、まさに彼女の称号に相応しい能力と云えるだろう。 胴体を貫かれた樹木は、そのまま直立を維持することが出来ずに荒耶に倒れこむ。 だが、その前に魔術師は発音した。 「不具、」 空気が変質する。 「金剛、」 傾いていた樹木が、停止する。 美琴は、床に浮かび上がる光の線を捉えた。 「蛇蝎、」 倒れるはずだった木々は、荒耶を目前にして完全に静止した。 物理法則からしてあの位置で止まるのは有り得ない。 しかし止まっているのは、木だけではなかった。 男の、線の周囲から、ありとあらゆる流動が途絶えていた。 見えている。 魔術師の足元を中心に広がる、三つの円形の文様が。 その円の中心からちょうど半径の長さのところで、まるで蜘蛛の糸に絡めとられたように動かない。 平面と立体に展開された光の線は、変わることなく存在している。 生物であるならば、あの領域に踏み込んだ瞬間に動力を止められてしまう。 美琴には、それが何なのかは分からない。 自身の常識に当てはめて考えるしかないからだ。 魔術を知らない彼女にとって、これは得体の知れない存在だった。 (……空間に作用する能力?だとしたら近づくのは拙いわね。どのくらいの距離かは分からないけれど…てかこれ逃げた方がよくない?) 彼女の考察は概ね正しい。 踏み込めば動きを止められて離れても圧搾される。 こっちが攻勢に出て隙を作り、その間に逃げなければジリ貧になるだろう。 目の前の存在を見据え、一歩後ろに後退する。 手には10円玉を備えながら。 さらに一歩、踏み出すと 突如、目の前が真っ黒になった。 (え―――嘘―) カラダが、動かない。 指一本すら動いてくれない。厭な感覚に冷や汗が伝う。 だが、そんな感触に気は割けない。なぜなら、目の前にある闇は、荒耶宗蓮に他ならないのだから。 「、戴天」 気配すらない男の接近に美琴は反応できなかった。 いや、見えているのだから眼で追う事は出来る。ただ、そのスピードは反応できる範疇を超えていた。 実際はどうなのだろう。気配がないから反応できなかったのか。反応できないほどの速度だったのか。彼女には判らない。 三重の外周の線が美琴を捕える。止まった指は、小銭を取り出すために持っていた財布を取り落とす。 視界は、壊れたフィルムのように動かない。 止まったままの眼で男の貌を見る。 魔術師の表情は、苦悩のまま変わらない。 「、頂経」 ズドン、と。 腹に鉄塊が激突するような感覚を憶えた。 少女は撃ち払われた衝撃でそのままタイル張りの歩道を10メートル程滑り、うつぶせの状態でようやく止まる。 直ぐに立ち上がろうとするも、腹の鈍い痛みにまた膝を付く。 痛みを声に出すことが出来ない。内臓を瞬間的に圧迫された激痛は、そう簡単に治まるものではない。 「瞬時に電撃を放ち威力を軽減したか。その能力、なかなかに機転が効くと見える」 「……!!」 確かに、美琴の行動は的確なものだった。 動けないとはいえ、電撃を放つことは出来る。生命活動そのものが止まるわけではないからだ。 故に男の拳に向かって高電圧の電撃を発生させて威力を抑え、衝撃でその場から離脱したのだ。 渾身を込めれば、この静止の結界は抜け出せないことはない。 だが、喩え威力を抑えたとしても、コンクリートの壁さえ貫く荒耶の一撃はそう生温いものではなかった。 内臓損傷はしなかったものの、御坂美琴は未だに立ち上がれない。 苦痛を訴えるその表情は、同時に驚きをも現している。 彼女の眼は、男の左腕に向けられていた。 殴りぬけた腕は当然、美琴の電撃を喰らっているのだ。無傷で済む道理はない。 しかし、これは如何なる神秘か。 「なんで……っ、何で、アンタは……傷一つ付いてないのよ……!!」 吐き出すように叫ぶ。 男の左腕は、高電圧の電撃をまともに受けたにもかかわらず、全くの傷がない。 軽い火傷すら起こしていないその腕は健在だった。 「――痴れた事。この左腕には仏舎利が埋め込んである。その程度の技では、この加護を突き崩すことは出来ぬ」 荒耶は、再び右腕を掲げる。 まるで離れた位置のままから、美琴の頭を掴むかのように―― 美琴は、未だに動けない。 「終わりだ。死を怖れる必要は無い。遅かれ早かれ、この矛盾した世界では訪れることだろう」 相手の繰り出す攻撃はさっきとは違う。 おそらく一撃でケリのつくものだろう。 そう予感してしまったが故に、彼女にはなす術がなかった。 「いや、だ―――」 呟きは、虚しく夜闇に響いた。 だが、攻撃は来なかった。 魔術師の構えが崩れている。 その双眸は、真っ直ぐと美琴の方向を睨んでいる。 但し、見ているのは美琴ではない。 その視線は、彼女のはるか後ろを見据えていた。 瞬、という音が聞こえる。 それと同時に、荒耶の目の前には、鉄杭のような矢があった。 代わりに結界を一つ、消滅させて。 ちょうど美琴の真後ろに、赤い影があった。 白髪に褐色の肌。赤い外套の下には黒い服を着込んでいる。 手には長弓と矢を構えている。だとしたらさっき飛んできたのは矢なのだろうか。 その姿は20mも離れていて、傍から見ただけでは何処の国の人かは分からない。 だが、その人間は、間違いなく日本語で発言した。 「たわけ!奴から目を離すな!!」 ビクッと肩を震わせながらも正面に向き直る。 既に、荒耶は美琴から後5mの所まで接近していた。 しかしその猛進は再び阻まれる。 間髪入れずに放たれる数々の矢。それらは悉く魔術師の結界を貫通し、荒耶の元に到達する。 最初の奇襲から数えて四撃目で、既に荒耶を守る防壁はその用途を満たしていなかった。 それでも、魔術師には届かない。 息もつかせぬままに放たれる閃光をぶれることなく往なし、躱す。 一つ、避け損ねたのか荒耶の左頬を切っ先が掠めた。それにより、そこから粉のような血液が零れ出す。 それぞれが例え必殺の一撃を持っていようとも、当たらなければ意味はない。 繰り出された本数は一三本。彼は、その全てを避けきった。 だが、その代償に赤い男と魔術師の距離は20mも離されていた。 両者ともに、何も語らない。 荒耶は右腕を掲げる。 対して、赤い男は真紅の矢を一本構えた。 先に口を開いたのは、赤い男の方だった。 「貴様の攻撃が何かは分からんが、この『赤原猟犬』を躱せるというのならば構わんぞ。 そちらも此処で果てるにはいささか不都合なのではないか?」 「――よかろう」 お互いの攻撃は読めない。 分かっていることは、どちらも必殺に相応しいということくらいだ。 「貴様…『この場は私が用意した』と言ったな」 「その通りだ」 「……ならば、お前は奴らの協力者か」 語るまでもない、と。 男の貌が告げていた。 「だとすれば理解に苦しむな。なぜ奴らの側にいる存在がこうして私達と同じ立場にいる?」 当然の疑問だ。 まさか、仲間に騙されて放り込まれたわけでもあるまい。 「私の目的が此処にあるからだ。それに、この殺し合い自体は私にとってみれば保険に過ぎない 貴様こそ何故それを訊く。魔術師である以上、当然の願いだろうに」 「……まさか」 「では、さらばだ。行く障害全てを排除すべきと思ったが、それでは我が身が持たん。 遊戯は貴様らだけで愉しむがいい。尤も、邪魔をするならば容赦はしないが」 荒耶は背を向ける。 「――待ちなさいよ!」 少女は叫んだ。 しっかりと立ち上がりながら、男を見据えて。 「あんたの……いや、あいつらの目的は何なのよ!こんな所に人を集めて…本当は何をするつもりなの!?」 荒耶は答えない。 そのまま、闇に消えるようにいなくなった。 赤い男はそれを見届けると、小さくこぼした。 「……やはり二本出しておくべきだったか」 だから何なのか、美琴には分からなかったが、とりあえず自分に対する敵意はないと判断できた。 それこそ、殺す気ならば真っ先に殺害されているだろうから。 「あの……貴方は?」 少し考え、少女は切り出した。 色々と聞きたいことがあったし、何より、こんな事態では誰かといなければ不安で仕方がなかったのだ。 相手の目的は分からないが、とにかく何かしなければ始まらない。そう思ったのだが、 「こんな場所で話してる場合か!付いて来い」 そのまま、腕を掴まれてダッシュされた。 「えっ……な、ちょ、ちょっと待って……!」 「何故待たねばならん。何をするにも建物の中の方が見つかりにくいし安全だろう。 それにお互いにこの状況を整理せねばならないと思わんか?」 「それはそうだけど……」 こういう想像は場違いだけど、と美琴は思うが。 男の方は全く気にしていない様子だった。 まだ中学生の女子を、問答無用で屋内に連れ込む男。 状況が違えば、もの凄く危ない絵に見えかねない。 ◆◆◆ 月の光すらまともに届かない路地裏を、荒耶宗蓮は歩いていた。 「――英霊をあれだけ押さえ込めるならば、上等か」 頬の血は止まっている。 何をするでもなく、男は空を見上げた。 滞りはない。 首輪も働いているようで、会場にある些細な仕掛けも影響はあるようだ。 尤も、仕掛けと呼ぶほどでもない物だが。 人を不安定にさせるならばこの殺し合いという状況だけでも充分だが、念には念を押して、人を狂わせるような細工をしておいた。 大抵の者には影響は出にくいだろうが、心の弱いものならばすぐに崩れる程度の。 「時間はない。最低でも、自らが死ぬ前に両儀を捕えねばな」 取り付けられた制限は、他の参加者に対して設けられた制限を考慮すればさして問題ない程度のものだ。 協力者に対してのハンデか。まあ、参加すると言った時には驚きと同時に嗤われたものだが。 だが、本来の目的を知られなければそれでいい。 この会場は荒耶の肉体も同然だ。彼が手を加えたが故に、全体が異界と化している。 それでも、自らの目的を帝愛グループに悟られてはならない。 荒耶が行うことは完全に彼らの目的に反している。それを察知されないために、転移は使えない。 何処まで監視されているか、彼自身にも分からないからだ。 だから、彼はあくまでも自分の足で偶然を装い、両儀式のもとに辿り着かねばならない。 (目的まではあと僅かだ。式の身体を貰い受け、根源へと辿り着くのみ――) 【E-4/市街地東部 歩道/一日目/深夜】 【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】 [状態]:腹に打撲、疲労(小) [服装]:制服 [装備]: [道具]:基本支給品一式 誰かの財布(小銭入り)@??? 不明支給品×2 [思考] 基本:人を殺したくはない。 1 男(アーチャー)と話をする。 2 魔術って……。 【アーチャー@Fate/stay night】 [状態]:健康 魔力消費(小) [服装]:赤い外套、黒い服 [装備]: [道具]:基本支給品一式 不明支給品×3 赤原猟犬@Fate/stay night×1(2時間後に消滅) [思考] 基本:??? 1 少女の安全を確保する。 2 荒耶に対し敵意。 【アーチャーに対しての制限】 固有結界は魔力消費(小)以上の状態でないと使用できません。 投影による魔力の負担増。真名解放にはさらに魔力を要します。 投影したものは、何であれ2時間後に消滅します。 【荒耶宗蓮に対しての制限】 『金剛訳・粛』の威力制限。 六道結界の耐久力減。 起源『静止』により死なないと言う事はありません。 【御坂美琴に対しての制限】 能力を使うことによる疲労度合いの増加。 時系列順で読む Back 塔――The Tower―― Next 魔人が蘇る日 投下順で読む Back 塔――The Tower―― Next 魔人が蘇る日 アーチャー 062 アカイイト 御坂美琴 062 アカイイト 荒耶宗蓮 093 存在
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/121.html
【名前】鉄乙女 【出典】つよきす -Mighty Heart-】 【種族】人間 【性別】女性 【声優】青山ゆかり 【外見】 【性格】 レオの従姉。12月12日生まれ A型。レオ達より1学年上の3年生。視力は2.5。幼い頃のレオにとって姉に等しい存在だったが、本編OPの時点ではすっかり疎遠となっており、苦手意識もあってレオは彼女の事を忘れていた。姉御肌で面倒見のいい性格。レオの親に根性を叩きなおす様頼まれ、同居生活を始める。年上である自分は姉貴分であり、姉である以上弟は姉には逆らえないというのが信条。幼い頃、レオとある「約束」をしている。 生徒会副会長兼風紀委員長。規律に厳格で、代々の風紀委員長に受け継がれてきた「地獄蝶々」という銘の日本刀を手に学園の治安を厳しく守る姿から、鉄の風紀委員と恐れられる。同学年の友達からは親しみを込めて「てっちゃん」と呼ばれているが、本人はあまり快く思っておらず、それ故他人を愛称で呼ぶ事もしない。また下級生であるレオなどがそのあだ名で呼ぶと制裁を喰らう。 拳法の達人で、拳法部の主将を務め、全国大会で優勝している。館長の許可がいるため、滅多に刀を抜かないが、居合道も得意としている。気を飛ばす等常人離れした技も多数持つ。他のスポーツも万能。豊かな胸にはブラジャーの代わりにサラシを巻いている。自他共に認める体育会系気質で全ての事は気合で何とかなると発言し、「根性無しが!」が口癖だが、本人は自分の性格について「名前の通り乙女」と言い張る。 日々の努力によって学業でも優秀な成績を維持しているが、性格的に知恵を巡らせるのは不得手。機械も苦手で、パソコンは画面を見ていると数秒でデジタル酔いをするほど。また、尊敬していた祖父・陣内が落雷で重傷(とはいっても全治2週間で済んだのだが)を負った事から雷恐怖症であるなど、意外と隙も多い。性格面にも頑固で融通が利かず、また年下の相手に主導権を握られると不機嫌になるなどの欠点があり、怒ったスバルにその辺を皮肉られたりした。 素直な性格で騙され易いが、勘がいいので騙された風を装って態度を翻す事も多い。訳あって隠し芸を覚えており、手品を披露する事があるが、手先が不器用なので成功率は極めて低い(持ち前の身体能力でそれ以上の芸を見せる事が多い)。料理も苦手で原型が残らない(ラーメンが何故か黒コゲになる)。好物のおにぎりだけは唯一作れるが、味は問題ないものの、大きさはハンドボール並み、形は丸いというより球形、海苔の付いている位置が不自然、と散々である。 体育着をブルマの中に入れたり、必殺技のネーミングセンスが館長並だったり、とセンスはやや古風(ダサい) 「――何て言うと思ったか?」 「鉄乙女だぞ、花も恥らう十代の少女だ」 【能力】 指だけで缶詰を開けたり(2学期)、地獄蝶々で車を真っ二つにしたり、刀と刀のぶつかり合った衝撃で周りに人間が吹き飛んだり(2学期)する。また、遠距離攻撃を気合で受け止める技もあり @青嵐脚 真空波を巻き起こし敵を切り裂くようなお手軽な必殺技。マスターすれば遠くの木をも真っ二つするお手軽な技だが、蹴りの速度がものをいうのでマスターするのは難しい。 @乙女アッパーカット 一撃で相手を星にする技。便宜的な呼び名。 @乙女式烈蹴 厳密には2学期の技。簡易制裁というの名のフルコース制裁。相手を垂直に頬り投げて、落下してきたところを天高く蹴り飛ばす @レーザービーム ドッジボールの技で、オーバースローで投げる事により、あまりの球威に竜巻が起こり、相手を吹き飛ばす。その威力は想像以上でグラウンドから体育館の壁に相手をめり込ませてしまうほど。ボールの軌道が光線の様に見えるので皆がそう呼んでいる。 @追尾弾 ドッジボールの技で、サイドスローで投げる事により回避した相手に自動追尾する。威力はレーザービームほどではないが、変化球なので動体視力が良くないと捕球が難しい。 @殄戮撞球弾 追尾弾の応用で、一人に当たると次の獲物を狙って飛んでいく。 以下、ギャルゲ・ロワイアル2ndにおけるネタバレを含む +開示する 鉄乙女の本ロワにおける動向 初登場話 009 狂ヒ咲ク人間ノ証明 登場話数 10話 スタンス 無差別 現在状況 156:赤より紅い鬼神/無様を晒せ時点 009【C-6山里】自分の無力を嘆き、杉浦碧に励まされる。 037【D-6橋周辺】対馬レオを一乃谷愁巌に殺され、亡骸を追って川に飛び込む。 052【E-8川の下流の砂浜】自分の弱さに絶望。強者になるためレオを喰い鬼となる。 077【F-8海岸】岸辺に上げられたスバルを殺して食う 099【D-7上り列車内】エレンに勝って殺して食い、霧も食う 106【B-7駅周辺】館長や真アサシンと戦う 129【B-7駅】館長を気絶させ、真アサシンを殺害、虎太郎先生には逃げられる 131【E-7電車】真アサシンを食う 147【F-7駅付近】虎太郎先生らに狙いをつける 156【E-6上部森】尾花を食ってパワーアップするも敗退 このロワでの強さ 想い出にかわる君~Memories Off~ 館長の路面すら破壊するパンチを吹き飛ばされるも受け止める ハサンからの不意打ち遠距離攻撃を軽々と弾く 恋心から攻撃しているので殺気が読めない 館長のパンチを直撃して吹っ飛ぶも、不意打ちで相手を刀で刺して気絶させる キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 杉浦碧 009 狂ヒ咲ク人間ノ証明 一乃谷愁巌 敵対 レオを殺される 037 吊り天秤は大きく傾く 山辺美希 037 吊り天秤は大きく傾く 深優・グリーア 敵対 弱肉強食の理を説かれる。顔は見ていない 052 鬼神楽 対馬レオ 想い人 レオ 死体を食った 052 鬼神楽 伊達スバル 友人 スバル 殺して食った 077 Last moment アイン 敵対 殺して食った 099 どこでもいっしょ 佐倉霧 獲物 殺して食った 099 どこでもいっしょ 直枝理樹 獲物 106 これより先怪人領域-another-/ランチタイムの時間だよ 橘平蔵 敵対 館長 殺したつもり 106 これより先怪人領域-another-/ランチタイムの時間だよ 真アサシン 敵対 殺して食った 106 これより先怪人領域-another-/ランチタイムの時間だよ 加藤虎太郎 敵対 吹き飛ばされた 129 想い出にかわる君~Memories Off~ 最終状態 【E-7 電車/1日目/昼(放送直前)】 【装備】:斬妖刀文壱@あやかしびと -幻妖異聞録- 【所持品】:真っ赤なレオのデイパック(確認済み支給品0~1)、ドラゴン花火×1@リトルバスターズ!、 【状態】:狂気、鬼、肉体疲労(中)、腹部に打撲、全身に軽度の火傷、空腹 【思考・行動】 1:電車で逃げて行った食材を追い、料理してからおやつ。 2:自分が強者である事を証明する。 3:君の声が、また聞きたい……。 【備考】 ※アカイイトにおける鬼となりました。 身体能力アップ、五感の強化の他に勘が鋭くなっています。 ※ハサンと霧の手足をランチしました。 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 A■■■■■■■■ B■■■■■■■■ C■■■■■□■■ D■■■■■□■■ E■■■■■■□□ F■■■■■■■■ G■■■■■■■■ H■■■■■■■■
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/83.html
千羽 烏月(せんば うづき) 【出典】アカイイト 【声優】渡辺明乃 【性別/年齢】女/17歳 【人称】 一人称:私 二人称:あなた、または苗字+さん。親しくなると名前+さん 三人称:彼女、奴など 【関連人物への呼称】 羽藤桂 →桂さん、あなた 浅間サクヤ →サクヤさん、あなた 若杉葛 →葛様 ユメイ →ユメイさん ノゾミ →双子の鬼、奴ら ミカゲ →双子の鬼、奴ら 【能力】 高い身体能力に加えて、卓越した体術・剣術を持つ。 成人男性数人程度なら息を乱さずに倒すことが可能。 また、邪視を無効化できる。 職業柄日本の歴史や神話・伝説に詳しい。 千羽妙見流:せんばみょうけんりゅう、と読む。 烏月が修めた、鬼を切るための剣術の流派。 設定上のモチーフは八極拳・薩摩示現流・北辰一刀流。 @魂削り 現身のない霊体だけの鬼を切り屠るための技。己の魂を削り、相殺効果で相手を切るために己の魂の絶対量が相手より豊富であることか、相当のやせ我慢が必要とされる。使用する際、烏月は言霊を唱えて使う場合もあり。その際の文言は「オン・マカ・キリ・チリベイ・ソワカ」。 @鬼切り 千羽妙見流の裏奥義とも言うべき技。魂削りの応用・強化版。手に持つ刀からさらに延長して霊体だけを切り屠る実体のない刃を繰り出す。魂削りと攻撃力は同じようなのだが、なんらかの「器」に憑依した霊体の鬼だけを切ったり、刀の間合い外からの奇襲攻撃などの応用が利く。 見鬼:視えないものを視る能力。妙見(たえみ)の技とも。 鬼や、鬼に取り憑かれた人間、物に込められた力などを見抜くことができる。 使用中は右目が蒼く光る。また、鬼の金縛りの眼力を無効にする 【キャラ紹介】 鬼切部・千羽党の鬼切り役。 非常にストイックで責任感の強い性格をしており、 特に鬼切りの任務には頑迷なまでの忠実さを見せる。 桂と出会ってからは柔らかく自然な振る舞いもするようになる。 鬼切部:鬼を切ることを生業とする集団。 千羽党はそのうちの一党。 鬼切り役:鬼切り頭に正式に任命された鬼切りのこと。 主に党の代表者に当たるので鬼切り役=党長となることが多い。 しかし鬼切り役と党長が別であったり、鬼切り役を複数輩出する党もある。 千羽党は能力重視の党で鬼切り役が党長である。烏月は千羽党本家の家督を継いでいる。 「折れず、錆びず」と伝えられる破妖の太刀である維斗は千羽党鬼切り役の証でもある。 「……桂さん、あなたと結んだ絆は、この程度ではほどけやしないよ」 以下、ギャルゲ・ロワイアル2ndにおけるネタバレを含む +開示する 千羽烏月の本ロワにおける動向 初登場話 003 そして始まる物語 登場話数 13話 スタンス 優勝マーダー(奉仕:羽藤桂)→対主催 現在状況 218 DEAD SET 003 桂を優勝させるため、奉仕マーダーに。桂言葉らと交戦するも形勢不利と見て、撤退 040 大聖堂で来ヶ谷と戦い、砲台で建物を半壊させるも消耗から撤退 057 恭介と共にティトゥスを撃退、協定を結んでから別れる 079 サクヤに説得されるも拒み、刀で強打した後に立ち去る 111 ウェストと出会い、主催に疑念を抱く。人を斬ることよりも桂を守ることを最優先にする 115 静留に過去の自分を見て、大切な人を守るという決意を新たにする 145 ウェストと別れ、世界とバトル。追い詰められるが目覚めたこのみと共に戦線離脱 152 フカヒレに戦力外通知。このみに少量の血を与えるが、完全な鬼となったら斬ると警告 162 ツヴァイと情報交換および協定。桂が歓楽街の方にいることを知る 190 三回目の放送。千華留との出会い。そして新生リトルバスターズ結成 202 ツヴァイ・ドライとの再会 212 しばしの休憩。千華留さまの本領発揮 218 士郎と世界の戦いに遭遇。すべての想いを千華留に託して死亡 【ロワにおける強さ】 そして始まる物語 素人である雄二の銃撃を軽々とかわす 全力で逃げた桂言葉に程なくして追いつく 居合の達人、桂言葉からの不意打ちの連続攻撃をなんとか回避する 蒼い鳥に誘われて 来ヶ谷と互角の戦い。カンフー映画のアクションシーンや時代劇の殺陣かと思うほどの戦いをする 魔力の代わりに霊力を糧として砲台「我 埋葬にあたわず」を発射、大聖堂を半壊させる First Battle 恭介がトリガーを引き絞る寸前、素早く左方向に跳躍して回避 棗恭介を上回る身体能力、しかしなかなか仕留められない ティトゥスに連続攻撃するも、螺旋刀によって、一つの例外も無く防がれてしまい、徐々に形勢不利に 「魂削り」でティトゥスを攻撃、彼も応戦するも力勝ちする 「鬼切り」でティトゥスを攻撃、彼は回避に失敗して腕を切断される 人と鬼のカルネヴァーレ 世界に対して「鬼切り」を放つが、直前で爆発を起こされて外される 形勢が悪くなるも気絶から覚めたこのみに抱えられて戦線離脱。この際『我、埋葬にあたわず』を撃つ キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 羽藤桂 友人 桂さん 元世界の友人 ※本ロワでは未遭遇 浅間サクヤ 険悪 サクヤさん 元世界の知り合い。仲は悪い 079 この地獄に居る彼女のために 若杉葛 上司 葛様 元世界の上司。所属する組織の頭 ※本ロワでは未遭遇 ユメイ 仲間 ユメイさん 元世界の知り合い。一時的に協力関係にあった ※本ロワでは未遭遇 ノゾミ 敵対 双子の鬼、奴ら 元世界の敵 みせしめ ミカゲ 敵対 双子の鬼、奴ら 元世界の敵 みせしめ 向坂雄二 敵対 名前は知らない 交戦後、撤退 003 そして始まる物語 桂言葉 敵対 名前は知らない 交戦後、撤退 003 そして始まる物語 来ヶ谷唯湖 敵対? 交戦後、撤退 040 蒼い鳥に誘われて クリス・ヴェルティン 敵対? 交戦後、撤退 040 蒼い鳥に誘われて 岡崎朋也 敵対 名前は知らない 交戦後、撤退 040 蒼い鳥に誘われて 椰子なごみ 敵対 名前は知らない 交戦後、撤退 040 蒼い鳥に誘われて 棗恭介 協定 恭介さん 協定を結ぶ 057 First Battle トルティニタ・フィーネ 協定 トルタさん 協定を結ぶ 057 First Battle ティトゥス 敵対 腕の切断に成功 057 First Battle ドクター・ウェスト 協力 ウェスト 道中の連れ 111 大馬鹿者達の出会い 藤乃静留 敵対 115 もう一人の『自分』 西園寺世界 敵対 145 人と鬼のカルネヴァーレ 柚原このみ 協力 このみさん 145 人と鬼のカルネヴァーレ 鮫氷新一 協力? フカヒレさん 145 人と鬼のカルネヴァーレ 吾妻玲二(ツヴァイ) 協定 ツヴァイ 162 すれ違うイト 源千華留 仲間 千華留さん 190 HEROES ドライ 敵対 202 Phantom /ありがとう 最終状態 【G-6 北部 民家/2日目 深夜】 【装備】:地獄蝶々@つよきす-MightyHeart- 【所持品】:支給品一式×2、我埋葬にあたわず@機神咆哮デモンベイン、Love Spanner@CLANNAD、 アルのページ断片(シャンタク)@機神咆哮デモンベイン、包丁 【状態】:睡眠中、体力消費大、霊力消費中、身体の節々に打撲跡、背中に重度の打撲、脇腹に銃創、左足に浅い銃創、右足に浅い切り傷(応急処置済み) 【思考・行動】 基本方針:羽藤桂に会う。守り通す。 0:歓楽街の周辺を捜索して、桂を探す 1:新生リトルバスターズの一員として千華留と行動を共にする。 2:蛆虫の少女、ファルを斬る。 3:なつきを探す。 4:ウェストからの伝言を大十字九郎に伝える。 【備考】 ※クリス・ヴェルティン、棗鈴、直枝理樹の細かい特徴を認識しています。 ※恭介・トルタが殺し合いに乗っている事を知りません。 ※千華留との情報交換により深優を危険人物と認識しました。 踏破地域 1 2 3 4 5 6 7 8 A■■■■■■■■ B■■■■■■■■ C■■□■■■■■ D■□□□■■□■ E■■□□■■■■ F■□□□■■■■ G■■■■■□■■ H■■■■■■■■
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/2836.html
【名前】 ゴセイイエローキー 【読み方】 ごせいいえろーきー 【登場作品】 海賊戦隊ゴーカイジャーゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦 など 【登場話】 第22話「星降る約束」 【分類】 レンジャーキー 【使用者】 ゴーカイイエロー 【大いなる力】 ○・199ヒーロー&第17話 【海賊戦隊ゴーカイジャー】 『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイイエローの力が宿るレンジャーキー。 モバイレーツで解錠し、ゴセイイエローへ豪快チェンジ、能力を使える。 ゴセイジャーの大いなる力によって、ゴーカイオーは「ゴーカイオールヘッダー大進撃」という必殺技を使う。 ゴーカイイエローが主に変身すれば、第44話ではゴーカイピンクが変身している。 【ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦】 本来の持ち主のモネが奪いとり、ゴセイジャーの力を一時的だが取り戻したモネはゴセイイエローへの変身が可能となった。
https://w.atwiki.jp/galgerowa2/pages/457.html
CROSS††POINT ◆UcWYhusQhw 彼は唯、進んでいた。 深い夜更けの街を。 コツコツと唯一人で。 ゆっくりとまるで亡霊の如く。 彼が心の底から愛した人。 彼が生きる意義だった少女。 彼がこの島で殺し続けたその理由。 彼―吾妻玲二―の全てだった存在、キャル・ディヴェンス。 そして玲二は出会った、彼女に。 しかしそれはキャルじゃなくてドライとして。 玲二がファントムとして与えられたツヴァイ、それに告ぐドライという名を。 余りにも哀しい廻りあい、そして結末。 玲二が望んだものが泡沫の様にあっけなく消えた。 キャルは玲二に憎しみを持っていた。 だけど玲二はその憎しみを受け入れた。 そして玲二は死に、キャルは生きる。 それだけ。 それだけの事。 それでも玲二にとって幸せだった。 でも違った。 些細な幸運、または数奇な運命。 玲二は生きた。 そしてキャルは死んだ。 キャルは最後に愛を思い逝った。 幸せに感じながら最愛の人の胸の中で。 生きた玲二はまた護れなかった、大切な人を。 それでも。 それでも進んでいた。 後悔も哀しみも糧にして。 愛しい人を取り戻す為に。 ただ進む。 深い深い闇の中を。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 彼女は歩いていた。 深い夜更けの街を。 コツコツと唯一人で。 ゆっくりと一歩に意志をしっかりと篭めて。 彼女が心底敬愛してる者。 彼女が一度失ってしまった少女。 彼女の生きる意義。 彼女―深優・グリーア―にとって全てだった少女、アリッサ・シアーズ。 今深優が殺し合いをする理由は唯この少女の為。 彼女を保護する為。 その為に主催の言い分を聞いた。 一度護れなかった彼女を取り戻す為に。 その中で一人の少年に出会った。 名は如月双七。 深優にとって彼は不思議な少年だった。 涙脆くて一生懸命で。 殺し合いに乗った自分を止めようとして。 そしてあっけなく逝った。 深優を護って。 それでも彼は死ぬ間際まで殺し合いをとめるように深優に願った。 だけど深優の意志は変わらない、それが深優のあり方だから。 そして一つの願いを託された。 誰かを助けて欲しいと。 深優はそれでも殺し合いを続ける。 アリッサの為に。 でも。 ほんの数時間でしかないけれども。 双七との触れ合いは決して無駄じゃないかった。 ―――だってこんなにも哀しいのだから。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 「……着いたか」 やかましいアナウンスと共にホーム降り立つ男、玲二。 彼が降り立った場所はB-7駅、つまり北である。 玲二が北に向かった理由は一つ。 玲二が一時期持っていたいたずら書きばっかのノート。 そのときたまたま目にしていた一文。 『みんなの知ってる博物館。そこには昔の道具さん達がいっぱい住んでいて、夜に人がいなくなると使って欲しいなあと呟いているのです』 それを思い出して北に指針を取った。 方針を主催陣営の反乱分子を利用すると立てたもののどういう手段をとるのかは未だに定まっていない。 なら何か些細な情報でも利用をするのが手と考えたからである。 (武装も整った……後は潰すのみ) 玲二は電車に乗っている間に自分の武装を整えるておいていた。 使える武器、扱いが難しい武器または弾が少ない銃器、その他と三つに別けて。 そして玲二にとって按配だったのが棗恭介が持っていたスタームルガー。 これに自分が持っていたコルトローマンの弾を使う事ができた。 これで拳銃の弾も不足はない。 故に玲二は思う。 後はキャルの為に邪魔者を潰すのみと。 そうして夜の街をただ一人で歩き始める。 本来ならば隣にキャルが歩いて欲しかった。 それが今は出来ない。 だが諦めるわけがなかった。 玲二にとってキャルは最愛の人なのだから。 そうして暫く歩いていた時。 「……っ!?」 彼の背後から光の束が降りそいいでくる。 それを玲二瞬時に感じ前方に飛んだ。 そして玲二がいた元にはコンクリートの舗装がはがれて穴が開いていた。 「外しましたか……」 玲二が振り返る先にいるはまるで天使の羽を模したかのような武器を持つ少女、深優。 深優は唯冷静に状況だけを観察し駆る獲物を見据える。 外したならもう一度刈るのみと、アリッサの為に。 「悪いですが死んでもらいます」 そして抑揚のない声で告げる死の宣告。 その瞬間天使の羽から発する無数の光。 殲滅の光はただ玲二に死を与える為に向かい続ける。 「……っ。聞く耳持たずか」 それを真横に避け唯回避する玲二。 だが光は続けて玲二に襲い掛かってくる。 絶え間ない光の連射。 それは迷うことなく玲二に向かう。 玲二はそのまま着弾地点を予想しながら避けていく。 (……不思議な武器を使うな……だが使い方が甘い) 光は続けてくるも玲二はたやすく避けていく。 前、後ろ、横と。 玲二は恐らく深優がまだあの武器に慣れていないのだろうと想う。 攻撃が単調で、ただ武器のパワーで押しているだけ。 そう判断して、らただよけていく。 (とはいえ……反撃する時間がない……ん?) とはいえ反撃する間がなかった。 深優の連射は絶え間なく続いていたからだ。 それ故にただ避けるだけだ。 だがしかし玲二はある事に気付く。 それは深優が発する光の連射。 一見絶え間ないようだがほんの僅かに一定のタイミングで隙が出る事。 そのとき玲二は知るわけがないのだがその隙は士郎との死闘から出る疲れからだった。 だがその僅かの隙を世界屈指の暗殺者が見逃すわけがない。 「いい加減……終わってください!」 そして深優の声と共に光の出力が上がる。 初撃の光の束が玲二を襲う。 それを前に避ける――チャンスはまだ。 間髪襲いかかる2射目。 それを左に避ける――暫くは耐えろ。 続いて3射目。 それを右に――キャルの為にここで負けるわけにはいかない。 4射目。 それをまた右に――否、自分に負けは許されない。 5射目。 それを後ろに――キャルの為に。 6射目。 それを前に―――自分が倒れていいのは。 そして―――途切れた。 ―――もう一度キャルの笑顔を見たときだけだ! その隙を逃すわけは行かない! 玲二は瞬時にあるものを取り出し深優の方向に投げつける。 そして投げつけた物に拳銃を取り出し狙いをつけた。 「……なにを?……っ!? まさか!?」 深優が投げつけられたものに気付いた。 そして追撃をやめ背後に飛び退く。 そして 「……ここで死ねない……俺は!」 玲二は躊躇いなく拳銃のトリガーをひく。 響く一発の銃声。 そして真夜中の街に響く爆音。 玲二が打ち抜いたのは参加者に付けられている首輪。 その首輪の爆発により発生した煙は深優の視界を奪っていく。 (く……油断しました……彼は何処に?) そしてやがて煙が晴れて行った時。 「……消えた?……逃げられましたか」 玲二の姿はもう無くただ街中には深優しかいなかった。 深優はその爆風を利用して玲二は逃げたのだろうと想う。 その証拠に気配が全く感じられない。 そう想い今後の事を深優が考えようとした瞬間。 「……っ!?……何処から!?」 突如背後数メートルない所から亡霊を姿を現す。 玲二は逃げたのでは無い、機会をうかがっただけ。 そう、深優が警戒を解き自身の存在を狙わなくなる瞬間を。 路地に隠れただ深優が無防備になれる瞬間を。 唯狙っていたのだ。 そのまま左手でナイフを構え深優に肉薄する。 死神の鎌で首を刈らんとする為に。 しかし深優も黙ってるわけでもなく内蔵された左手のブレードをだし 「やらせません」 振り向き玲二のナイフをはじく。 結果向かってきた玲二は無武装。 深優がとったと勝利を確信した。 が。 「……甘い」 その確信の瞬間に深優は胸に押し付けられている感触に襲われる。 その感触とは玲二がつき付けているの拳銃の重み。 玲二はナイフが弾かれた瞬間開いてる右手で瞬時に拳銃を抜いていたのだ。 完璧なゲームセット。 深優の圧倒的な火力を前に玲二は卓越した暗殺技術を持って制した。 そう勝敗の明暗が分かれたのは経験の差。 唯その一点。 だけど深優にとって余りにも重たい一点だった。 深優は想う。 ここで終わるのかと。 こんな所で終わっていいのかと。 アリッサの為に、そして双七の為に。 終われる筈が無かった。 ならばどうすると。 「おい、聞きたい事がある。首輪を解除できる人間。主催者に関する情報を知っているか? いわないと死んでもらう」 玲二はそう深優に聞く。 単に殺すだけならもっと簡単に出来た、首輪を爆発した後射殺すればいいだけなのだから。 それをしなかったのは単純に情報を聞きたかっただけ。 多少のリスクは上がるがここでキーマンになるかも知れない人を殺す可能性もあるのなら、この手段をとるメリットは大きいと考えたからである。 そして玲二のその判断は正しかったのである。 「ええ、知ってますよ」 深優は笑みを浮かべる。 生きる術を手に入れたのだから。 そう、どんな手を使ってでも自分は生きなければならない。 地べたを這いずり回ってでも。 あの二人の為にも。 ここで死ねる訳が無かった。 「……何? 本当か?」 玲二の顔が驚きに染まる。 流石にいきなり其れに関する情報を持っている人物にあたるとは想わなかった。 それでも生きるための嘘かもしれない。 だから確実にする為で詳細を求めた。 「ええ、何せ私は主催者から殺し合いに進めるように送り篭められたのですから……吾妻玲二」 「……何?……そして俺を知っている?」 深優は玲二の顔を見てしっかりとそう言った。 これだけ目前にいればデータベースに残るデータからすぐに当てはまる事ができるのだから。 玲二は名前を言われた事に戸惑いを持った。 それでも深優は告げる。 自分が持ちゆる情報を、生き残る為に。 「そうですね。主催者は神崎黎人。彼は一番地と呼ばれる日本の組織の人間です。つまり一番地がこのゲームを主催しているのです」 「……一番地?」 「ええ。日本の暗部の組織です」 「……そこに反乱分子はいるか?」 「……ええ知ってますよ」 深優はただ語る、真実と虚構を絡めて。 見た所玲二は主催に関して全くの情報を持ち合わせていない。 故に深優は騙す、玲二を。 生き残る為に。 「教えろ」 「……条件があります。私と組みませんか?」 「…………何?」 そして提案する。 共に進むことを。 「ええ。組むと言う事です。私は見ての通り殺し合いに乗っています。吾妻玲二。貴方は強い。共に戦いませんか?」 「……理由は?」 「貴方は情報を欲している……ですが、殺し合いに乗っているのでしょう? 同じ狢だからでしょうか、何となく解るのです」 「ああ、その通りだ」 「なら……組みませんか?……こちらの報酬は反乱者の情報……そうですね、合計で3人殺したら話しましょう。 私は戦力を欲している。貴方は情報を欲している。等価交換です」 深優は組むことを望む。 深優が負けた通り玲二は強い。 力にできるなら越したことは無いだろう。 無い情報を元に……玲二を釣る。 「……その情報が正しいと俺に信じろと?」 「……別に信じなくてもいいですが。ただここで私を殺して永久に手に入れなくなる可能性もあるのですよ?」 「……お前が主催と面識がある証拠は?」 「そうですね。私は主催からの情報で全参加者の名前と顔を知っています。 そちらの知り合いである人物の名でも上げてみてください。全部答えることが出来たら正しいと判断してください」 「……キャル、アイン、棗恭介、棗鈴、千羽烏月、古河秋生」 「順に金髪ポニーテールの女。黒髪短い髪の東洋系の女。茶髪の男。茶髪のポニーテールの少女。黒髪長髪の切れ目の少女。赤髪で不良そうな親父……こんなものでどうでしょうか?」 「……その通りだ」 玲二の問いにただあくまで単調に答える深優。 ここでミスをしてはいけない。 生き残る為に。 この男を懐柔しなければいけない。 だから 「どうでしょう? 情報をさしあげます。だから組みませんか?」 玲二を利用してでも生き残る、絶対に。 そしてその誘いに玲二は 「…………………………解った。一時期的なら。だが嘘ならば……そのときは覚悟しろ」 乗った。 突きつけていた銃を離す。 ここで深優を殺すメリットは薄い。 本当に情報を持っているか未だに確信は出来ない。 だがしかし持っているのなら主催者に近づける最大のチャンス。 それを利用しない手は無い。 だから誘いに乗った。 深優が嘘なら……潰すまでとそう考えた上で。 「……解りました、よろしくお願いしますね吾妻玲二」 「……ああ」 深優は笑う。 生き延びたことを実感して。 そして新たな力を手に入れたことを知って。 ――ここに互いの存在価値を大切な人に求めた人間が不思議に交差し……そして交わった―――― 「では博物館に行くのですね、玲二」 「ああ……」 組むことが決まって二人は細かい情報交換を行った。 そして元々玲二が向かう予定だった博物館に指針を定め歩き始めた。 (吾妻玲二……彼が持つ技術を盗みます) 深優は前を歩く玲二を見、想う。 自分はまだ弱いと。 士郎にも負け玲二にも負け。 だがここで止まる訳にはいかない。 止まってはいけないのだから。 だから深優はもっと強くなる決心する。 目の前に歩く玲二の戦闘技術。 それを良く見て盗む。 彼の卓越した技術を奪うのだ。 それがまず自身を強化できる手段の一つ。 強くなる為に。 ただ、強くなる為に。 それがアリッサを救う事にもなるからと想って。 深優は想う。 アリッサを。 玲二は想う。 キャルを。 そんな誰かを強く想い続ける二人。 二人は交差しそして進む。 大切な人の為に絶対の意志を持って。 二人が交わる事が何が変わるが二人には分からない。 でもきっといい事があるだろうと。 何故なら二人は割と似ているのかもしれないから。 誰かを想い続けるという。 アンドロイドと暗殺者に最も相応しくないものを持っているのだから。 その交差の先に見えるものはまだ……誰にも分からない。 【B-7 駅周辺/1日目 真夜中(放送直前)】 【吾妻玲二(ツヴァイ)@PHANTOMOFINFERNO】 【装備】: コルトM16A2(20/20)@Phantom-PHANTOMOFINFERNO-、スナイパースコープ(M16に取り付けられている、夜間用電池残量30時間)@現実、防弾チョッキ 【所持品】:『袋1』コンバットナイフ、、SturmRugerGP100(6/6)、.357マグナム弾(24/36)、ダイナマイト@現実×9、、トンプソンコンテンダー(弾数1/1) 小鳥丸@あやかしびと-幻妖異聞録-、コルトM1917(6/6) コルトM1917の予備弾10、ニューナンブM60(5/5)、 二ューナンブM60の予備弾9発、 5.56mmx45ライフル弾29発 『袋2』、レザーソー@SchoolDaysL×H、ハルバード@現実、コンポジットボウ(0/20)、ハンドブレーカー(電源残量5時間半)@現実、 クトゥグア(3/10)@機神咆哮デモンベイン 、ルガー P08(3/8+1)@Phantom、 『袋3』 支給品一式×11、刹那の携帯電話 、デジタルカメラ@リトルバスターズ! 、アサシンの腕、USBメモリ@現実 、 桂の携帯(電池2つ)@アカイイト、医療品一式、恭介の機械操作指南メモ、秋生のバット、おにぎりx30 野球道具一式(18人分、バット2本喪失)カジノの見取り図、ゲーム用のメダル(14000枚相当) 懐中時計(オルゴール機能付き)@Phantom、包帯、業務日誌最終ページのコピー 【思考・行動】 基本:運営者側を脅迫して、キャルを生き返らせる。その為に首輪を外す、運営者側の反乱分子と接触する。 1:他の参加者達から、首輪解除、主催者側の反乱分子に関する情報を聞き出す。返答に関わらず殺す。 2:深優と行動。3人殺して情報を得る。進路は博物館に。 3:ドクター・ウェストを発見すれば、首輪を外させる。 【備考】 ※身体に微妙な違和感を感じています。 ※時間軸はキャルBADENDです。 ※5.56mmx45ライフル弾はトンプソンコンテンダー、コルトM16A2で使用可能です ※平行世界の存在に気付きました ※ドクター・ウェストについて、烏月から話を聞きました ※防弾チョッキは一部破損しています ※深優と協定を結びました。 【深優・グリーア@舞-HiME 運命の系統樹】 【装備】:遠坂家十年分の魔力入り宝石、グロック19@現実(8/7+1/予備38)、 【所持品1】:支給品一式4×(食料-2)、拡声器 【所持品2】:クサナギ@舞-HiME 運命の系統樹、双身螺旋刀@あやかしびと -幻妖異聞録- 首輪(リセ)、 刹那の制服と下着、ファルの首飾り@シンフォニック=レイン、良月@アカイイト 【状態】:エネルギー残量僅か、肩に銃創(治療済み)、刀傷(治療済み)、右足から出血、全身打撲、全参加者の顔と名前は記憶済み 【思考・行動】 基本方針:アリッサを救うために行動する。 1:アリッサを救うために殺し合いに乗る 2:玲二を欺きつつ共に行動。進路は博物館に。 3:できるだけ殺し合いが加速するように他の参加者を扇動する 4:ここにいるHiME(玖我なつき、杉浦碧、藤乃静留)を殺す。殺す時はバレないようにやる 5:双七の最期の願いについては保留 6:士郎、美希を警戒 7:玲二の戦闘技術を盗む。 【備考】 ※参加時期は深優ルート中盤、アリッサ死亡以降。 ※HiME能力が覚醒しました。 ※アリッサが本物かどうかは不明。深優のメモリーのブラックボックスに記録されたジョセフ神父の独白にその事実が保存されています。 現在、プログラムではなく己の意志で動く深優で在る故に検索することも可能です。 ※万全の状態で戦闘可能になるまでは若干の時間を要します。 ※なつき、双七、美希と情報を交換しました(一日目夕方時点) ※玲二と協定を結びました。反乱分子の情報は深優は持っていません。 204 ウェストくん、首輪を片手間ではずすの巻 投下順 206 奈落の花 時系列順 208 DEVIL MAY CRY 203 修羅の系統樹 深優・グリーア 217 アカイロ/ロマンス 202 Phantom /ありがとう 4 吾妻玲二
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/968.html
【名前】 ゴーカイトレーラー 【読み方】 ごーかいとれーらー 【登場作品】 海賊戦隊ゴーカイジャー 【初登場話】 第2話「この星の価値」 【分類】 ゴーカイマシン 【出力】 150万馬力 【合体】 ゴーカイオー 【搭乗者】 ゴーカイイエロー 【詳細】 ゴーカイイエローが操縦するトレーラー型ゴーカイマシン。 冒険で得た宝や航海に必要な装備などを荷台に積むことができる。 積み込んだ荷物を守るのに、多重装甲の機構が施される。 武装などは装備されていないが、マシンの防御力は全マシン中では最強を誇り、その頑強さを生かした強烈な体当たり攻撃が得意。 ロボの合体時はゴーカイオーの左脚の部分を構成している。 他の合体ではパーツを構成しない場合もある。
https://w.atwiki.jp/touhoumtg/pages/249.html
禁忌「フォーオブアカインド」/Taboo ''Four of a Kind'' 禁忌「フォーオブアカインド」/Taboo ''Four of a Kind''(5)(U)(U) ソーサリー クリーチャー1体を対象とする。伝説でないことを除き、それのコピーであるトークンを3体戦場に出す。 参考 紅魔郷-レア
https://w.atwiki.jp/otakarasagashi/pages/94.html
メニューへ 敵減2種(氷)Topへ 5種10枚 残された空の氷河Lv63 怒れる運命の雪原Lv64 呪われし光の氷河Lv73 わななく大地の世界Lv74 呪われし光の凍土Lv79 残された空の氷河Lv63 【RANK SEED】79 6BC7 【構造】氷 14層 【ボス】イデアラゴン 【敵減フロア】B13F 【場所/発見者】 グビアナさばく(37)/ ヤハーンしっち(4D)/ ジャーホジ地方(64)/ 【base値】 (37)/128-137,150-155 (4D)/110-119,130-134 (64)/130-149 怒れる運命の雪原Lv64 【RANK SEED】8D/A1 6486 【構造】氷 11層 【ボス】アトラス 【敵減フロア】B11F 【場所/発見者】 ダダマルダ山(5E)/ 【base値】 (5E)/140-173 呪われし光の氷河Lv73 【RANK SEED】B5 099E 【構造】氷 14層 【ボス】邪眼皇帝アウルート 【敵減フロア】B12F 【場所/発見者】 サンマロウ地方(2C)/ 西ナザム地方(95)/ 【base値】 (2C)/194-199,210 (95)/180-199 わななく大地の世界Lv74 【RANK SEED】8D/A1 5FB0 【構造】氷 14層 【ボス】怪力軍曹イボイノス 【敵減フロア】B14F 【場所/発見者】 エラフィタ地方(0E)/ 竜のしっぽ地方(7C)/ 【base値】 (0E)/139,148-181 (7C)/140-168,170-174 呪われし光の凍土Lv79 【RANK SEED】8D/A1 099E 【構造】氷 16層 【ボス】邪眼皇帝アウルート 【敵減フロア】B12F 【場所/発見者】 サンマロウ地方(2C)/ 西ナザム地方(95)/ 【base値】 (2C)/134-193 (95)/130-139,145-179 ページTopへ