約 1,366,937 件
https://w.atwiki.jp/yamaharu/pages/155.html
ペール・アイビーの花 壁を這い上がるように成長し、クリッターや虫の手の届かないところで美しく神々しいほどに香る花弁をほころばす奇妙な植物、ペール・アイビーの花 ツタの生えている場所(ジャングルや北部アップリンクなど)で見つかる ハードの倒木がおすすめ 重さ1なのでお金がそこを尽きたときに裸でハードに行ってポケットに詰め込めば起死回生を図れる 割とすぐ出に入るので売ってもいい 青注射の作成に使う レア度 重量 売値 派閥P 重量対単価 青 1 427 4 427 ミッション・仕事 ICA コロレフ オシリス コミュニティのためにpart15個 無し 現地調査part63個 無し 無し ペール・アイビー5個 宿舎 アップグレード ジェネレータ インベントリ ワークベンチ - - - ランク3 スタッシュのサイズ2 3個 - - - - - - - - - - - - プリント ≪アイテム一覧に戻る
https://w.atwiki.jp/2jiwiki/pages/438.html
はくりゅうさん 誕生日: 1/12 主な活動場所: img 概要: 別名:ごはん。 のりとごりと共にアパートに同居していたが、「」とのりが付き合っていると思いアパートから引越した。 やや天然だが真面目でいい子。自分の気持ちをはっきりと表すのが苦手。 焼酎とか日本酒が好き。 解説: 【元ネタ】 古代中国で、天上界の皇帝である天帝に仕えているとされた龍の一種の白龍(はくりゅう、中国語簡体字 白辧、ピンイン Bailong)。名前のとおり、全身の鱗が白い。 龍は基本的に空を飛べるが、白龍は特に空を飛ぶ速度が速く、これに乗っていれば他の龍に追いつかれないともいう。ときおり魚に化けて地上の泉などで泳いでいることもある。 五行思想においては、白は西を意味するため、白龍を白虎と同様、西方を守護する神聖な龍とする異説がある。(日本語版Wikipedia『白龍』より引用) 【二次裏での動向】 メイドに分類されてはいるが主人はいない。しせいさんの家の「」が(ごはん目当てに)アパートに遊びに来て、のりと二人でじゃれている間にごはんが間の悪いタイミングで帰ってきて見てしまい、気づかれないうちにアパートを出る、というパターンが多かったためアパートから引っ越した。引越し先はせいりゅうさんときりんさんとほうおうさんだけが知っている。 五竜の上司である黄ばみに言われてKBM企画の芸人として黄ばみやのりとともに「のりたまごはん」のユニットを組んだこともあるが、現在は一人で活動している。 AAAとしてビルバいさんとはらいさんのAカップトリオがなんとなく集まって共通の話題も無くもそもそと食事したりする。ときどきはらいさんに愚痴をこぼしたり、山田さんのところでファミコン勝負をしたりする。友人としては他にパキラ(未)、アイビス(未)がいる。 一人称は私。「」は「」君と呼び、きりんさんはきりん様と呼ぶ。 黄ばみはこうりゅうさん、せいりゅうさんとのりはそのまま。ごりはごりちゃん、山田さんは葛葉さんと呼ぶ。 「」 カテゴリ: 虹裏メイド 中華メイド 関連項目: のり ごり 黄ばみ せいりゅうさん きりんさん ほうおうさん AAA ビルバいさん はらいさん パキラ(未) アイビス(未) 山田さん 関連リンク: 虹裏妖怪メイド庫 (ごはん) 上に戻る memo: 訂正、追加情報等。 名前 コメント 最終更新日:2010年02月25日 (木) 19時43分58秒
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/32768.html
ディメンジョン・ロジック UC 光/自然 (5) 呪文: ■自分の山札を見る。その中からクリーチャーと呪文を1枚ずつ選び、手札に加える。その後、山札をシャッフルする。 作者:シザー・ガイ 元カードは《ディメンジョン・ゲート》と《ロジック・キューブ》。天門と相性良さげ。 合体呪文企画をやろうかと思いましたが、同じような企画を既にやってしまっているので没にしました。 収録 パロディ・パックSG-01「邪神帝アイビス君臨!?」 フレーバーテキスト 食べ過ぎも体に毒だぜ。 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/cscs/pages/3220.html
アステリオン 解き放たれし新星 UNIT U-056 赤 発生 緑/赤 3-4-0 R エース(2) 高機動 高速戦闘 (防御ステップ) 《①》自軍手札1枚を廃棄する。その場合、このカードと交戦中の敵軍カード1枚をロールする。ターン終了時に、ジャンクヤードにある、この効果で廃棄したカードを持ち主の手札に移す。 (防御ステップ) 《①》このカードを敵軍ユニットのいる戦闘エリアの任意の順番に、リロール状態で移す。 AM プロジェクトTD 専用「アイビス・ダグラス」 Mサイズ [3][2][3] 出典 スーパーロボット大戦OG(EPISODE2 THE INSPECTOR)
https://w.atwiki.jp/trigger-on/pages/31.html
攻撃手用トリガー 弧月 スコーピオンスコーピオン(改) レイガスト 射撃手用トリガー アステロイド ハウンドハウンド(改) バイパー 銃撃手用トリガー 拳銃型トリガー 突撃銃型トリガー 榴弾銃型トリガー 散弾銃型トリガー 狙撃手用トリガー イーグレット ライトニング アイビス オプショントリガー シールド バッグワームバッグワームタグ カメレオン スタアメーカー グラスホッパー テレポーター(試作) タイマー(試作) サイレンサー 玉狛支部独自トリガー 双月接続器(試作) ガイスト 全武装 合成弾 ギムレット トマホーク 黒トリガー 黒トリガーのページを参照。 近界民のトリガー ※黒トリガー除く アフトクラトル雷の羽 蝶の盾 ガロプラ処刑人 大砲型トリガー 黒壁 藁の兵 剣竜
https://w.atwiki.jp/frontmission5/pages/539.html
|アリーナ|バトルシミュレーター|サバイバルシミュレーター| コンテナ&敵軍 Floor01 Floor02 Floor03 Floor04 Floor05 Floor06 Floor07 Floor08 Floor09 Floor10 Floor11 Floor12 Floor13 Floor14 Floor15 Floor16 Floor17 Floor18 Floor19 Floor20 Floor21 Floor22 Floor23 Floor24 Floor25 Floor26 Floor27 Floor28 Floor29 Floor30 Floor31 Floor32 Floor33 Floor34 Floor35 Floor36 Floor37 Floor38 Floor39 Floor40 Floor41 Floor42 Floor43 Floor44 Floor45 Floor46 Floor47 Floor48 Floor49 Floor50 Floor51 Floor52 Floor53 Floor54 Floor55 Floor56 Floor57 Floor58 Floor59 Floor60 Floor61 Floor62 Floor63 Floor64 Floor65 Floor66 Floor67 Floor68 Floor69 Floor70 Floor71 Floor72 Floor73 Floor74 Floor75 Floor76 Floor77 Floor78 Floor79 Floor80 Floor81 Floor82 Floor83 Floor84 Floor85 Floor86 Floor87 Floor88 Floor89 Floor90 Floor91 Floor92 Floor93 Floor94 Floor95 Floor96 Floor97 Floor98 Floor99 Floor100 Floor55コンテナ 敵軍 Floor55 コンテナ No. コンテナ 種類 系統 Rank. 名称 1 パーツ フロスト Rank.1-8 フロスト ブリザイア フロストC フロストHW 1 パーツ ガスト Rank.1-8 ガスト ヴェイパー ヴェイパー2 ストーム 1 パーツ ゼニス Rank.1-8 ゼニス ゼリア ゼニスV ゼニスDV 1 パーツ ナムスカル Rank.1-8 ナムスカル エンフォーサー ムンゴス ムンゴスG 1 パーツ レクソン Rank.1-8 レクソン U-レクソン H-レクソン H-レクソンAP 1 パーツ 強盾 Rank.1-8 強盾 強盾軽量型 強盾甲型 強盾乙型 1 パーツ 炎陽 Rank.1-8 炎陽 炎陽軽量型 炎陽2号 炎陽3号 1 パーツ シャイアン Rank.1-8 シャイアン シャイアンF シャイアンTX 1 パーツ エルドス Rank.1-8 エルドス エルドスA エルドスB 1 パーツ ウィスク Rank.1-8 ウィスク ウィスクⅡ ウィスクⅡSP 1 ヴァジェ Rank.1-8 ヴァジェ ヴァジェAS ヴァジェAP ヴァジェAF 1 コーガ R2 Rank.1-8 コーガ R2 コーガ R2HS コーガ R2Mk.Ⅱ 1 ターボアイテム Rank.1-8 ターボアイテム 1 アイテムターボ Rank.1-8 アイテムターボ 1 センサーEMP Rank.1-8 センサーEMP 1 アールアッソー Rank.1-8 アールアッソー アールアッソーC アールアッソーSP 1 クローニク Rank.1-8 クローニク クローニク10型 クローニク20型 1 ジリーノ Rank.1-8 ジリーノ ジリーノHC ジリーノ2 1 コベット Rank.1-8 コベット ピークガザ コベットV200 1 ヒートラット Rank.1-8 ヒートラット ヒートラットS ヒートラットEX 1 グラウクス Rank.1-8 グラウクス グラウクスB グラウクス2 1 ウーラン Rank.1-8 ウーラン ウーランL ウーラン20 ウーラン80 1 フジャン Rank.1-8 フジャン フジャンM200 フジャンM500 1 グロウタスク Rank.1-8 グロウタスク グロウタスクAS グロウタスクSS 1 アイビス Rank.1-8 アイビス アイビスP アイビス2 1 スラブ Rank.1-8 スラブ スラブDH スラブB 1 Be-11 Rank.1-8 Be-11 Be-11SD Be-11XP 1 バニッシュ Rank.1-8 バニッシュ バニッシュCH バニッシュ3 1 グロム Rank.1-8 グロム グロムK グロムⅡ グロムⅢ 1 アイアンランプ Rank.1-8 アイアンランプ アイアンランプF アイアンランプB アイアンランプDX 1 F-1ハンドロッド Rank.1-8 F-1ハンドロッド F-1ハンドロッドF F-4ハンドロッド F-5ハンドロッド 1 アゴーニ Rank.1-8 アゴーニ アゴーニS アゴーニF 1 キーンセイバー Rank.1-8 キーンセイバー キーンセイバーF キーンセイバーG キーンセイバーX 1 ブレスニードル Rank.1-8 プレスニードル プレスニードルFM ホットニードル プレススティング 1 ラストステイク Rank.1-8 ラストステイク ラストステイクF ラストステイクS ラストステイクSP 1 ドンキー Rank.1-8 ドンキー ドンキーL ドンキーDX ドンキーDX2 1 ピズ3 Rank.1-8 ピズ3 ピズ3E ピズ4 ピズ4R 1 スキュア Rank.1-8 スキュア スキュアG ハイスキュア 1 ガルヴァドス Rank.1-8 ガルヴァドス ガルヴァドス2 ガルヴァドス3 1 ワイルドグース Rank.1-8 ワイルドグース ワイルドグース2式 ワイルドグース3式 1 アイテム リペア500 リペア800 リペア1200 全リペア200 1 アイテム カーゴ容量 +1 1 アイテム スキル発動率++ 武器攻撃力++ 防御力++ 1 アイテム 炎熱属性付加 上へ 敵軍 パイロットレベル LV13 LV14 経験値 104 116 No. パイロット パーツ 武器 コンテナ パイロット名 パイロットレベル 装備スキル 機体名 胴体 系統 Rank. 左手 武器種 系統 Rank. 種類 系統 Rank. 名称 左腕 右手 右腕 左肩 脚 右肩 BP 1 コンピュータ・ストライカー LV10-11 ダブルパンチⅠチャージⅠ(Lv.4) グラップル 胴体 グラップル Rank.4-5 左手 KN アイアンランプ Rank.3-5 パーツ ナムスカル Rank.1 ナムスカル 左腕 グラップル Rank.4-5 右手 KN アイアンランプ Rank.3-5 ボーンバスター Rank.1 ボーンバスター Lv.3-4 Lv.2-3 右腕 グラップル Rank.4-5 左肩 アイテム RP +1 Lv.2-3 Lv.2-3 脚 グラップル Rank.4-5 右肩 Lv.2-3 Lv.2-3 BP ターボ Rank.4-5 1 コンピュータ・ストライカー LV10-11 ダブルパンチⅠチャージⅠ(Lv.4) グラップル 胴体 グラップル Rank.3-4 左手 PB ラストステイク Rank.3-4 パーツ グラップル Rank.1 グラップル 左腕 グラップル Rank.3-4 右手 PB ラストステイク Rank.3-4 プレスニードル Rank.1 プレスニードル Lv.3-4 Lv.2-3 右腕 グラップル Rank.3-4 左肩 アイテム RP +1 Lv.2-3 Lv.2-3 脚 グラップル Rank.3-4 右肩 Lv.2-3 Lv.2-3 BP ターボ Rank.3-4 1 コンピュータ・アサルト LV10-11 バラージュorスイッチⅠandテラーショットⅠピンサーズ フロスト 胴体 フロスト Rank.4-5 左手 MG レオソシアル Rank.4-5 パーツ フロスト Rank.1 フロスト 左腕 フロスト Rank.4-5 右手 MG レオソシアル Rank.4-5 セメテリー Rank.1 セメテリー Lv.2-3 Lv.2-3 右腕 フロスト Rank.4-5 左肩 アイテム RP +1 Lv.3-4 Lv.2-3 脚 フロスト Rank.4-5 右肩 Lv.2-3 Lv.2-3 BP ターボアイテム Rank.4-5 1 コンピュータ・ガンナー LV10-11 ブラストショットパニックショットⅠヘリハント グリレゼクス 胴体 グリレゼクス Rank.3 左手 RF アイビス Rank.3 パーツ レクソン Rank.1 レクソン 左腕 グリレゼクス Rank.3 右手 KN ハードブロウ ウィニー Rank.1 ウィニー Lv.2-3 Lv.2-3 右腕 グリレゼクス Rank.3 左肩 アイテム RP +1 Lv.2-3 Lv.2-3 脚 グリレゼクス Rank.3 右肩 Lv.3-4 Lv.2-3 BP ターボアイテム Rank.3 1 コンピュータ・ガンナー LV10-11 ブラストショットパニックショットⅠヘリハント グリレゼクス 胴体 グリレゼクス Rank.2 左手 BZ グロム Rank.2 パーツ 強盾 Rank.1 強盾 左腕 グリレゼクス Rank.2 右手 KN ハードブロウ ボア Rank.1 ボア Lv.2-3 Lv.2-3 右腕 グリレゼクス Rank.2 左肩 アイテム RP +1 Lv.2-3 Lv.2-3 脚 グリレゼクス Rank.2 右肩 Lv.3-4 Lv.2-3 BP ターボアイテム Rank.2 1 コンピュータ・メカニック LV10-11 ディフェンスⅠブロックDMG15オートマシン エルドス 胴体 ギザ Rank.3 左手 MG レオソシアル Rank.3 パーツ エルドス Rank.1 エルドス 左腕 ギザ Rank.3 右手 SD SN Rank.3 アイテム リペア800 リペア1200 Lv.2-3 Lv.2-3 右腕 ギザ Rank.3 左肩 アイテム RP +1 Lv.2-3 Lv.3-4 脚 ギザ Rank.3 右肩 Lv.2-3 Lv.2-3 BP リペアライト Rank.3 1 コンピュータ・ジャマー LV10-11 マイナスショットⅠ(Lv.4)アンチショットタンクハントフェイントⅠフィックスDMGⅠ シャカール 胴体 シャカール Rank.3 左手 MG セメテリー Rank.3 パーツ ウィスク Rank.1 ウィスク 左腕 シャカール Rank.3 右手 KN ハードブロウ ウォーマ Rank.1 ウォーマ Lv.2-3 Lv.2-3 右腕 シャカール Rank.3 左肩 アイテム リムーバー Lv.2-3 Lv.2-3 脚 シャカール Rank.3 右肩 アイテム RP +1 Lv.2-3 Lv.3-4 BP センサーEMP Rank.3 上へ
https://w.atwiki.jp/srwbr2nd/pages/157.html
◆ 素早く、それでいて非常に巧緻に長けた剣閃が迫って来る。受け止め、受け流す。数合切り結ぶ。そして引き際に小さく、それでいて鋭く剣を振るった。空を斬る感触に臍を噛む。 再び距離を開けての対峙。長く細い息を吐く。 手ごわい。少なくとも刃物の扱いに関してはギンガナムを上回り、自身と拮抗していると言っていい。さらに、その妙を得た動きには目を見張るものもある。 黒い機体の後方のただ一点だけを睨みつけ、剣を構える。ギンガナムと他の二機が戦闘を繰り広げている場所だった。そこだけを見ている。目的は一つ。 この黒い機体を避わし、その場へ急行する。 然る後、ギンガナムにこの機体の相手をさせ、他の二人を説き伏せる。それが最善手。 下手にここで戦闘を繰り広げても意味はない。まして、ラプラスコンピューターが破損するようなことがあれば、それは致命的だ。それだけは避けねばならない。 その上で、ギンガナムとあの二人の溝が修復不能になる前に舞い戻らなければならなかった。それが課せられた課題なのだ。 「難儀な話だな……」 「あん? 何がだ?」 「いや、なんでもない」 黒い機体の膂力はギンガナムの機体とほぼ互角。速力と大きさもだ。外見的にも幾らか似通っている。恐らくはこれもガンダムと呼称される機体なのだろう。 力では相手、素早さでは自分ということになる。 全く肝心なときにいない男だ。このような相手こそギンガナムにうってつけであり、黒歴史とやらの知識も役立つというものだというのに。 それを生かすには目の前の男を突破する他ない。 隙は見えない。それでも突破せねばならない。それも速やかに、被害なくだ。心気を澄ませる。掌に刃の重さを感じ、そして、ブンドルは一陣の風となって駆けた。 「悪いが押し通らせて頂く」 「させねぇよ」 ◆ 廃れ、荒れ果てた廃墟で閃光が瞬き、光軸が飛び交う。音響がさらなる音響を導き、廃墟に似つかわしくない喧騒が辺りを支配している。 白桃と浅葱、二色のブレンパワードが織り成す連携を受け、ギンガナムは劣勢を強いられていた。 蒼い機体が視界から消える。ゾクリとしたモノを感じて、振り向き際に左拳を振るった。 頑強な金属音が響き、真っ向から接触する拳と剣。 蒼いほうが動きを変えていた。 それまでの自機の非力さを悟り、単純な押し合いには決して持ち込ませまいとする態度から、真っ向から力勝負を挑むような我武者羅さに変わっている。 二機の足が止まる。押し合い圧し合いの純粋な力勝負。ならばギンガナムに負ける道理はない。 押し切れる。そう思ったその瞬間、白桃色の機体に割って入られ、あえなく距離を取る。 「ちっ!」 蒼い機体がギンガナムを一点に押し留め、足が止まるその隙を白桃色の機体が衝いて来る。それが相対する二機の基本戦術だった。 まったくもってうっとおしい。決め手の放てぬ戦いというのはストレスが溜まるものだ。 だが、ギンガナムは笑っていた。 こういう戦い方もあるのか、という好奇の心が疼いていた。これは一対一では知りえぬ戦い方なのだ。 愉快だった。こみ上げてくる感情を抑えることが出来ない。今、確実に生きていると実感できる。そのことが堪えようもなく愉快だった。 ギム=ギンガナムは、月の民ムーンレイスの武を司り、勇武を重んじるギンガナム家の跡を継ぐべき存在として生れ落ちてきた。 それを当然のように受け入れ、幼少の頃から鍛錬に勤めてきたギムの誇りは、しかし158年前の環境調査旅行を境に裏切られることとなる。 月に帰還したディアナ=ソレルに軍を前面に押し立てた帰還作戦を主張したギムの父の言が、一言の元に退けられたのだ。 同時に『問題の解決に武力を使うことしか思いつかない者は、過去、自らの手で大地を死滅させた旧人類の尻尾である』と言葉を被せられ、ギンガナム家は軍を没収された。 以後、自害した父に代わりギンガナム家を統治することとなったギムであったが、そこには望んだものは微塵も残されておらず、虚しさだけが胸の内を占めていた。 そして、120年前、30代の終わりに差しかかったとき、ギンガナムの鬱屈が限界に達することとなる。離散していた旧臣を集め、クーデターを企てたのだ。 だが、事を起こした末路に待っていたのは無残な敗北だった。結果、形だけの裁判の末、永久凍結の刑に処され、120年の眠りに付くこととなる。 つまり押し込められ、追いやられ、爆発するも報われず、死んだように過ごしてきたのが彼の半生であった。 しかしだ。彼はここに来て生を実感していた。 幼い頃に夢見た乱世がここにある。血湧き肉踊る戦いがここにはある。心憧れた、絵巻物の中の存在に過ぎなかった黒歴史の英霊達がここには存在する。 そして、なによりも今自分は闘っている。闘っているのだ。これほど嬉しいことがあるか。 生まれて初めて、生が実感できる。生きていると思える。幼少の頃に望んだ自分が今ここには存在しているのだ。 だからこそギンガナムはこみ上げてくる歓喜の声を抑えることが出来なかった。 気持ちが高ぶる。全てがよく見える。体に力が漲っているのが実感できた。そして、それに呼応するかのようにシャイニングガンダムの出力が上昇していく。 想いを力に変えるシステム。まったく良く出来た相棒だ、と一人感心する。 相手は二機。蒼が動きを押し留め白桃が隙を衝いて来るのならば、白桃から先に始末するだけのこと。それに白桃の動きは蒼より劣る。サシの勝負で面白いのは蒼のほうなのだ。 蒼が消える。それを合図にギンガナムは猛然と突撃を開始した。 「芸がないな。マニュアル通りにやっていますというのは、アホの言うことだ! このギム=ギンガナムにぃ、同じ手がそういつまでも通用するものかよぉっ!!」 ◇ 突然、弾丸のように突撃を開始したギンガナムを見て、アイビスは考えたものだな、と一人ごちた。 ラキのバイタルジャンプは多少の揺らぎを持たせてはいるものの、死角への移動を基本としている。そして、攻撃は組合に持ち込むための剣戟が主体。 つまり、消えた瞬間に視界が開けている方向に高速で突っ込めば、攻撃に晒される可能性はきわめて低いのだ。そこを衝かれ、なおかつこちらに狙いを定めてきた。 ならばどうする? 決まっている。 (ブレン!) (……) (やるよっ!!) 今度は自分がギンガナムの打撃を受け止め、力勝負に持ち込み、ラキに隙を衝かせる。役どころが入れ替わった。ただそれだけだ。 歯を食いしばり、アイビスは受けの姿勢を取る。巨岩のような圧力を放つギンガナムを目の前に、大地をしっかりと捉え、構える。 「アイビス、受けるな! 避けろっ!!」 クルツの声だったが、遅かった。一度止まった足を動かすには彼我距離が近すぎる。 ならば、とソードエクステンションを両の手で掲げ、受ける。接触の瞬間、刀身を反らし、受け流す。受け流したはずだった。 天と地が逆さまに、視界が反転する。 巨大なダンプ、あるいは列車に撥ねられた人間のように錐揉み回転をしながらヒメ・ブレンが宙を舞う。 ブレンが大地に打ち付けられ、アイビスもまたコックピットにその身を激しくぶつけられる。意識が明滅し、追撃を予想して身を固くした。 が、次の瞬間襲ってきたのはギンガナムの追撃ではなく、クルツの怒声であった。 「馬鹿野郎! 真っ向から受け止めるなんて正気か?」 クルツの顔面越しに投影されたモニターには、ギンガナムと交戦を続けるラキの姿があった。恐らくは追撃をかけられる前に割って入ってくれたのだろう。 結局はまだ足を引っ張っている。その口惜しさが拳を固くした。 「うるさい。ラキは同じブレンパワードで止めてる。なら、私だって……」 「お前には無理だ。あれはお前には向いてねぇ、俺にもだ」 アイビスの抗弁をクルツは軽く受け流す。 そう。アイビスとラキでは受け方が違う。というよりラキの受け方が少々特殊だった。 通常の受けは相手に押し負けぬように足場を、土台をしっかりと安定させて受け止める。 対して、ラキはその場で受けようとせずに前に出る。受けるというよりはぶつけに行っていると言ったほうが正しいのかもしれない。 相手の一番力が乗るところでは決して受けず、前に出ることで打点をずらし、力を半減させ、自身の前に出る力をそこに上乗せさせる。言葉にすればそんなところだろう。 だが、それでようやく四分六で押し切ることが出来る。真っ当な受け方では勝負にならない。 それに互いの足が止まれば、やはりギンガナムの膂力がモノを言う。だから今モニター向うのラキは、受けの後瞬時に弾き、距離を置く戦い方に戻していた。 一機でギンガナムに抗うには、そうする他はない。 (ブレン、悔しいね……あいつらには出来て、私らには出来ない) 俯き、ブレンの内壁に添えた手にギュッと力を込める。 悔しかった。他人には出来て、自分には出来ない。それは落ちこぼれと言われているようで悲しい。悔しい。そしてなによりも自分の不甲斐なさは腹立たしかった。 そんな思いがその手には込められている。 「アイビス、ラキを羨ましがるんならお門違いだ。だが、そうじゃねぇ。そうじゃねぇだろ? ラキにはラキのブレンの扱い方がある。だったらお前にはお前なりのやり方ってもんがあるだろうが。違うか?」 「私なりの……やり方?」 見透かしたように掛けられた声に驚く。考えたこともなかった。 人を羨むのではない自分なりの乗り方。スレイにでも、ラキにでも、誰に対するでもない自分なりのやり方。こんな何でもないことなのに、考えたこともなかった。 No.1に対するNo.4。負け犬という別称。流星という不名誉な字。それらに引け目負い目を感じてきたのは、知らず知らずのうちに誰かに対する自分を意識していた証なのかもしれない。 「クルツ」 「ん?」 「ありがと。ただのスケベ親父じゃなかったんだ」 「おいおい、親父はよしてくれ。俺はまだ二十代だぞ」 「そっちに反応するんだ」 軽口を叩き、笑い、顔を上げる。目にキラリと光が灯る。また一つ憑物が取れた。そんな顔だった。 僅かに見たジョシュアの戦い方は、的を絞らせずに翻弄し攻撃をことごとく避けるものだった。ラキの戦い方は、避けることよりも受けることに重点を置いた戦い方だ。 この二人ですらアンチボディーの扱い方が大きく違う。どちらかが正解というわけではない。アンチボディーと自身の経験との折り合いを付けた場所が、そこというだけなのだ。 ならば自分は……いや、自分とブレンの戦い方は―― (……) (ブレン?) (……) (うん。わかった。やってみよう!) いつからかブレンの声が聞こえるようにもなっている。普通に会話も出来る。そのことに未だ気づかぬまま、アイビスは声を張り上げた。 「いくよ、ブレン!!」 視界の先には、ギンガナムに押しやられ、ついに体勢を崩したネリー・ブレンの姿がある。 そこへ跳び、ネリー・ブレンの真横にジャンプアウトした。叫ぶ。 「ラキ、ブレン同士の手を合わせて!」 「手を?」 「早く!!」 ギンガナムとの距離は既に幾許もない。そんな中、二機のブレンパワードが手をつなぎ、胸を張る。 次の瞬間に顕現するのは二体のブレンパワードが張り巡らすチャクラの二重障壁――ではなく、ただ一重のチャクラシールド。 しかし、二つのチャクラが混ざり合うそれは、強固な分厚い壁である。打ち付けられた拳とチャクラの間で火花が散り、拳を弾かれたギンガナムの姿勢が仰け反るような格好で崩れた。 その瞬間、ヒメ・ブレンは飛び出し、真っ直ぐに距離を詰める。 「ギンガナム、あんたは私の行為を偽善だと言った。でもね、人の為の善と書いて偽善と読むんだ!! なら、私はジョシュアのためにあんたを討つ!!!」 体勢が整う前に畳み掛けると決めていた。擦れ違い様にソードエクステンションによる横薙ぎの一閃。 しかし、ギンガナムもさすがと言うべきか、体勢が不完全ながらも咄嗟にアームカバーを構える。 固い金属音が鳴り、受けたギンガナムの体勢が完全に崩れ、仰向けにひっくり返った。この好機、逃す手はない。 「ラキ、合わせるよ! やり方はブレンが教えてくれる」 「ブレンが? ……ひっつく? くっつくのか?」 二機で小規模なバイタルジャンプを繰り返し、翻弄し、体勢を立て直させる隙は与えない。ラキが次の瞬間何処に現れるのか、それはアイビスにもわからない。 しかし、決め手を放つ瞬間、どこに現れ、どうすれば良いのか、それはブレンが全て教えてくれた。 「1・2・3」 タイミングを計る。体勢の崩れたギンガナムの右後方。ドンピシャのタイミングで二機はそこに現れた。 背中が合わさる。ブレンバーとソードエクステンションが、鏡合わせのように突きつけられる。その動きには寸分のズレさえも存在しない。 「チャクラ」 「エクステンション」 「「シュートオオオォォォォオオオオオオオオオオ!!!!」」 二つの銃口に光が灯り、濃密で重厚なチャクラの波が放たれる。巨大な破壊の力を携えたそれが、堰が決壊し氾濫した濁流の如くギンガナムへと猛進していく。 その光景の最中、突如として覇気に満ちた笑い声が大地を震撼させた。 「ふはははは……。これをおおぉぉぉ待っていたっ!!」 そう。ギンガナムはこのときを待っていた。かつて相対した男が最後に放つはずだった一撃。 それに酷似したこの一撃を真っ向から打ち破ることには二重の意味がある。すなわち、この戦いとあの男との戦い、二つの勝利。 「貴様らが七色光線ならばぁぁ、小生は黄金の指いいいぃぃぃぃいいいいいいいい!!!」 押し包み、瞬く間に呑み込まれて消えるその刹那、ゆらりと起き上がったシャイニングガンダムは左腕を無防備に突き出した。その指間接が外れ、隙間から染み出した液体金属がマニピュレーターを覆い、発光。そして―― 「喰らえっ!!! 必いいぃぃぃ殺っ!!! シャアアアァァァイニングフィンガアアアアアアァァァアアアアアアアアアアアア!!!!」 その光り輝く左腕が荒れ狂うチャクラの波に真っ向からぶつかった。 真っ直ぐに伸びたチャクラエクステンションが、ギンガナムがいる一点で遮られ四方に拡散する。拡散した幾筋ものチャクラのうねりは大地を抉り、暴れ、阻むもの全てを破壊する。 だが、それで終わりではない。三者の激突は未だ続いている。チャクラエクステンションはシャイニングフィンガーただ一つで抑えきれるほど甘くはない。 強大な圧力に押さえ込まれ、ギンガナムは前に出ることが出来ない。いや、むしろ押されている。 重圧を一点で受け止める左腕は断続的に揺れ、ぶれ動き、機体を支える両脚は爪のような跡を残しながら徐々に後ろへと押し流され、爪跡はチャクラの濁流に呑まれて消え去る。 このままでは押し切られ、呑み込まれるのは時間の問題なのだ。だがしかし、ギンガナムに諦めの色はない。あるのはただ狂気的とも言える喜色のみ。 「ぬううぅぅぅぅぅぅっ!! 見事! まさに乾坤一擲の一撃!! 実に見事な一撃よ!!! だがなあぁぁぁっ!!!! この魂の炎! 極限まで高めれば、倒せない者などおおぉぉぉぉっないッッッ!!!!!」 押し流され続けるシャイニングガンダムの足が止まる。エンジンの出力が上がり続け、背面ブースターが限界を超えてなお唸りを上げる。 「シャイニングガンダムよ。黒歴史に記されしキング・オブ・ハートが愛機よ。お前に感情を力に変えるシステムが備わっているというのならああぁぁぁっ! 小生のこの熱き血潮!! 一つ残らず力に変えてみせよおおおぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!」 そのギンガナムの雄叫びを合図に、それは始まった。 機体の色に変化が生じる。白を基調としたトリコロールカラーから、色目鮮やかな黄金色へ。そして、機体を構成する全てのものが眩く発光を始め、闇夜を切り裂くチャクラ光の中に黄金が浮かび上がる。 変化は外見のみに留まらない。充溢する気力を喰らい天井知らずに上がり続ける出力は、計測器の針を振り切り、それを受けた推力は前進を可能にしていたのだ。 「ふはははは……このシャイニングガンダム凄いよ! 流石、ゴッドガンダムのお兄さん!!」 爆発的なスラスター光を背に感嘆の声を上げ、七色の輝きの中に飛び込んだギンガナムは激流に逆らい、遡上を始める。 その様は鯉の滝登り等という生ぬるいものではない。天を衝くが如き勢いと圧力を持って遡上し、そして、金色の光がチャクラの波を衝き抜けた。 「なっ!」 阻むものを失ったギンガナムの突進は、限界まで引き絞られた矢が飛び出すようなもの。 弾ける勢いでヒメ・ブレンの頭部を掴んだギンガナムは一筋の閃光となり、建ち並ぶ廃墟の群を物ともせずに突き破る。そして、その終着でヒメ・ブレンを天高く掲げ―― 「絶っ好調であるっ!!!!」 爆発。轟音を残して頭部を粉砕されたヒメ・ブレンが崩れ落ちる。同時に背後で異音。俊敏に反応し、切り結び、同時に飛び退いた。 ◇ 飛び退き、距離を取ったネリー・ブレンが瓦礫の海に足をつける。息を弾ませ、体を覆う疲労感にラキは顔を歪ませた。白い肌には赤み指し、紅潮している。 虚を衝いたはずの視覚外からの攻撃にも対応してみせる油断のなさ。加えて、奴の言をそのまま信じるのならば、あの闘争心がそのまま反映されるシステム。 つくづく厄介だというのが、率直な感想だった。 そう考えて、ふと自分らも似たようなものか、という思いを抱いた。アンチボディーはオーガニックエナジーを糧に動く。そこには人の放つものも含まれているのだ。 ならば、自分やアイビスの感情もまたブレンに力を与えているのだろう。そう思った。疲労感を押し隠し、気を張りなおす。 (ブレン、すまない。大丈夫か?) (……) (よし) 心を落ち着け、ブレンに声をかけると立ち上がらせる。その姿を前にギンガナムから通信が飛んできた。 「ほう。まだ戦う意志を失わぬか……見上げた根性と誉めてやろう。どうだ? ギンガナム隊に入らぬか?」 「悪いがお断りだな」 「ならば死に物狂いで戦うことだな。それにここで小生を倒せばジョシュアとやらの魂も救われるかも知れぬしなぁっ!!」 「ジョシュアはそれを望まない。人には戦いなど必要ないんだ」 本心だった。ジョシュアの弔いの為と思い定めて戦いはしても、どこか違うという思いは常について回っている。 不意にギンガナムが動く。早い。咄嗟に拳をブレンバーで受け止める。 「それは違うな。人は己の内に闘争本能を飼っている。 それを解き放つために戦いは必要なのだ! その為にこのような場が用意されている!!」 「本能の赴くままに戦い続ける姿のどこに人間らしさがある!」 言葉を返し、弾き、距離を取る。早いがついて行けないと言う程ではない。 揺れ動き、翻弄させるような動きを取りながら、ギンガナムが言葉を吐く。その口調には自身を正しいと信じて止まない傲慢さが込められていた。 「ならば聞く! 水槽の中で飼われている魚のような生のどこに人間らしさがある!!」 「どういう意味だ」 「外敵もなく、餌も十分に与えられ、安全で平和な住みやすい環境。それを世界の全てだと思い込んでいる。まるで飼われた魚の様ではないか。 だがなぁ、人間はそのような環境に息苦しさを覚える。だからこそ、ディアナは地上へ帰ることを望んだ。 だからこそ、このギム=ギンガナムは戦い、戦乱をもたらすのだ。人として生きる為になぁっ!!」 突如動きが変わり、強烈な一撃がラキを襲う。それをブレンバーで受け流し、攻撃に転じながらラキは反論を返す。 ギンガナムの言を受け入れることはジョシュアの、人として生きようとした自分の生き様を否定することだ。それは、死んでも受け入れることはできない。 「それは違う。確かに人は生きるために戦うことがある。憎しみにまみれて道を見失う者もいる。 だけど、それだけが人じゃない。それを私はジョシュアから、人から学んだ」 「だが、貴様は戦っているぞ!!」 受けたギンガナムが言う。シャイニングガンダムとネリー・ブレンの双眸が、ギンガナムとラキの眼光がぶつかり火花が散った。 巨大な重圧を伴ってギンガナムは圧し掛かってくる。そのギンガナムの言葉には迷いがない。だからこそ強く、なによりも危険なのだ。気を抜くと押し切られそうになる。 「そうだ。私は戦っている。私はメリオルエッセ……負の感情を集めるだけの働き蜂。所詮、人にはなれない。だから――」 唇を噛み締めて言う。渾身の力で押し返し、再び距離を取ったところで泣き出しそうになり、思わず言葉を区切った。 人にはなれない。それはある意味では分かっていたことだ。いくら憧れ、恋焦がれようとも、蛾に生まれついた者が蝶になることは適わない。 同じだ。私もメリオルエッセに生まれついたからには、人になることなど適わないのだ。 分かっていた。分かっていたが、どこかでそれを受け入れてない自分がいたことは、確かだった。 それなのに、今自分の言葉で肯定し、受け入れてしまった。それがどうしようもなく悲しい。 でも、それよりも受け入れ難いことが存在する。だからこそ泣き出したい思いで受け入れた。 人は私とは違う。私の周りにいた人は、負の感情を集めるためだけに作られた私に、それだけが人ではないと教えてくれた。 そんな人間が、憧れ恋焦がれた人間が、戦いを自ら望むような者であって良いはずがない。 私の傍にいた人が与えてくれたぬくもりは、そんな人からは決して得られないものだ。そう信じたい。 「だからこそ、貴様は私の手で止めてみせる!!」 「それは結構。だが、できるのか? このギム=ギンガナムをぉ!!」 切り結び、跳び、かわし、攻め、守る。目まぐるしく入れ替わる攻防ではあったが、バイタルジャンプを縦横無尽に駆使して、ギンガナムの動きをようやく幾らか上回れるという状態だった。 初手を合わせたときから比べ、ギンガナムの気力は満ち溢れている。それに伴ってシャイニングガンダムの基礎能力が桁外れに上がっていた。 動きが殆んど互角でも、力では圧倒されている。単機ならまだ渡り合えるという自負があったが、交戦能力を失った味方を二機も抱えていた。それは決定的に不利な要素なのだ。 それでも方法はあった。死ぬ気になればやることができるただ一つの方法が。 (……) (ブレン、落ち着け。仇は私が討たせてやる。それと私に遠慮はするな) (……) (恍けるな。お前が私を気遣ってくれているのは分かっている。でも、それじゃ駄目なんだ) 分かっていたことだ。ネリー・ブレンが自分を気遣い、自分の周辺に集まり渦巻いている負の感情のオーガニックエナジーを主として動いていたことは。 それはラキの負担を減らすためだろう。それに造られた生命であるラキのオーガニックエナジーは、自然の生命に比べると驚くほど希薄で弱いのだ。だがそれでも―― (……) (いいさ。ここで全て吸い尽くしていけ) (……) (すまないな。ありがとう) ブレンの説得を終え、しかし、息をつく暇もない。攻防は続いているのだ。 視界の端でギンガナムを捉えつつ、隙を見て通信をヒメ・ブレンへと試みる。 頭部を失ったヒメ・ブレン相手に通信が繋がるか不安はあったが、程なくそれが要らぬ心配だったということが証明された。通信は繋がった。 「アイビス……無事か?」 「うん。私は大丈夫。でもブレンが……ブレンが私のせいで……」 ギンガナムの攻撃を受けるその一方で盗み見たアイビスの表情は暗く沈んでいる。 アンチボディーは半分機械半分生物という特殊な存在だ。頭部を失うということは死を意味している。 それを自分のせいだと思い込み、責任と重荷を背負い込んでいるといった感じだった。その姿に一瞬頬を緩ませる。 やはり人間は優しく暖かいのだ。ブレンはきっとそんな人の優しさに魅かれたからこそ、人を必要とする体に生まれたのだろう。そう思った。 その一方で、無理だろうなとは思いつつ慰めの言葉をかける。 「気にするな。お前は精一杯やった。だれもお前を責めやしない。お前のブレンもきっとお前を恨んでやしない。 そして、これから起こる事もお前のせいではない。だから、気に病まないでくれ……そうなると、私は悲しい」 「えっ?」 伏せていた顔が上がるのを目の端が捉えた。バルカンを二発三発とかわしつつラキは言う。 「……私のブレンを頼む。こうみえても寂しがりやなんだ。きっとお前の力になってくれる」 「ラキ、あんた……」 「ジョシュアが最後に守った者を私も守れる。それだけで十分だ」 「違う。違うよ……ラキ」 顔を左右にふるふると振るわせるアイビスを無視して、言葉を続ける。 自分の声が湿り気を帯びていくのに辟易しながらも、どうすることも出来ない。 「アイビス、会えてよかった」 「ラキ、ジョシュアが本当に守りたかったのは私じゃない! あんたなんだ!! だから、だから一緒に生き延びよう……二人で生き延びる道もきっと見つかるからっ!!!」 耳に飛び込んできた声にハッと目を見開き、俯いた。出来ることならそうしたかった。でも目の前の現状はそれを許すほど甘くはない。 だから、ラキは一度だけギンガナムから視線を外し、アイビスを見て声を掛ける。努めて明るく、精一杯の笑顔で。 「本当はもっと落ち着いて話がしたかった。でも時間がない。アイビス、お別れだ」 「ラキ!!」 「盛り上がってるとこ悪いがな。お前らは死なねぇよ」 「「クルツ!!」」 突然割って入った声にラキとアイビス――二人から驚きの声が上がった。そんな二人に構うことなくクルツは飄々と言葉を繋げる。 「ラキ、お前がろくでもないことを考えてるのは分かってる。でも悪いな。こいつは俺が貰う。お前はアイビスと行け」 「何、無茶なことを言っている。その半壊した機体でこいつを押さえられるはずがないだろう」 「無理だよ、クルツ。あんた一人ならまだ逃げられる。機体が動くのなら逃げて」 「うるせぇっ!!! うるせぇよ……行きたいんだろ? 本当はそいつと行きたいんだろうが!!!」 「それは……」 言い澱み、覚悟が揺らぐ。 諦めたはずの先を突きつけられ、そこにいる自分を連想してしまい、生きたいという衝動が膨らむ。思わずクルツの言葉に縋りつきたくなり、浅ましいと自分で一喝する。 そんな心の機微を見通してか、クルツは言葉を畳み掛けてきた。 「行けよ。とっとと行っちまぇ! いいか? 勘違いするんじゃねぇぞ。俺はお前の代わりにこいつの相手するんじゃねぇ。誰かの代わりなんて真っ平ごめんだ。 俺は俺が好きでこいつの相手をするんだ。こいつは俺の我侭なんだよ。あいつと一緒に行くのはお前の我侭だ。だったら、我を張れよ。押し通せ。 会ったときからお前は我侭尽くしだったんだ。いまさら変に遠慮なんてしてんじゃねぇっ!!」 「しかし、お前は……」 「俺は俺の我を通してここに残る。お前はお前の我を通してあいつと行く。それで全部まとめてオールO.K。円満解決。大団円だ。違うか? 違わねぇだろ。 分かったか? 分かったら、さっさと行っちまえよ。お前らがいると邪魔なんだよ。気になっちまって、切り札が切れねぇ」 「ならばそのカード、小生が切りやすくしてやろおっ!!」 「ッ!!」 クルツに気を取られすぎていた。気がつけばギンガナムが間近に迫っていたのだ。 近いっ! 近過ぎる。回避も何も、全てが間に合わない。直撃? 当たるのか? くらうのか? くらえば―― 豪腕を目前にぞっと全身が怖気立ち、肝が冷えた。思わず目を閉じ、首を竦める。身を固く小さくして来るべき衝撃に備える。 しかし、その瞬間はついぞ訪れなかった。変わりに怒声が飛んで来る。 「何やってんだ! 早く行け!! ちんたらしてんじゃねぇ! 今すぐ走れ!!」 恐る恐る開けた視界に、いつの間に忍び寄ってきたのか、ギンガナムに背後から組み付くラーズアングリフの姿が映しだされる。 「ク……ルツ?」 「さぁ行け! 行くんだ! 行って、俺の代わりに二人であの化け物に一発かましてこい……頼んだぞ」 目が合い、気圧された。その目には一本の筋が通った、ぴんと背筋の伸びた胸に迫る何かがある。 それに抗おうと胎に力を込めたが、一度揺れた覚悟はそれを押し返すまでの強さを持ってはいなかった。 乾いた口が動く。何度か唾を飲み込み、何度も言葉を喉元で押し殺したその口は、しかし最後には辛うじて聞き取れる程度の声で喉を震わせた。 「……すまない。頼む」 「いいってことよ。任せろ」 陽気な、いつもと変わらぬ声が耳朶を打つ。悲壮さなど微塵も感じさせない、ちょっとした用事を引き受けるような、そんな声だった。 クルツとギンガナムに背を向け、ネリー・ブレンが跳ぶ。 決めた以上、戸惑ってはならない。速やかに動かなければクルツの覚悟に水をさすことになる。それが、似たような覚悟をほんの少し前まで決めていたラキには、痛いほど分かっていた。 ジャンプアウト。物言わぬヒメ・ブレンを抱え上げる。アイビスが文句を言ってきた。その気持ちも、やはり痛いほどに分かる。 だがそれに耳を貸すわけにはいかない。例え恨まれようと構わない、とラキはその場からの離脱を開始する。 普通に長距離のバイタルジャンプを行う余力は、もう残されていなかった。 ◆ 赤い戦車のような人型機動兵器が投げ飛ばされ、瓦礫の海に埋没した ラキとアイビスが離脱を開始して数分。ずぶずぶと上下逆さに埋没していく機体の中、クルツは一人ぼやく。 「やれやれ、こんなつもりじゃなかったんだけどな。こういうのを親心って言うのかね」 本当に初めて会ったときから世話のかかる奴だった。意見は食い違うわ、一度決めたら梃子でも動かねぇわ、自分勝手に動き回るわで、本当に面倒ばかり掛けやがる。 でも気持ちのいい奴らだった。 にしてもついてねぇな。こんなとこに呼び出されてまでして、俺、何やってるんだろうな……。 「……まぁいいさ。悪かぁねぇ」 がばっと起き上がり、コンクリートの破片を跳ね除けながら呟いた。 ああ、そうさ。悪かぁねぇ。女を守って死ぬ。男として最高の死に様じゃあねぇか。あんたもそんな気分だったんだろ? ジュシュア=ラドクリフ。 ふぅ~っと長い息を吐く。横目でちろりとこれから命を賭ける相手を見やり、リニアミサイルランチャーを突きつける。 「悪いな、大将。俺の我侭に付き合ってもらってよ」 「貴様がその半壊した機体で何をするのか興味があってな。だが、空の銃では小生は倒せぬ。そこのところは分かっているのか?」 クルツが最も懸念していたこと、それは無視をされ二人の後を追われることだったが、どうやらその心配はなさそうだった。人知れず胸を撫で下ろす。 敵さんは、こちらの手札に興味津々なご様子。ならどうすればいい? 簡単だ。挑発して好奇心を呷ってやればいい。そうすればもう少し時間を稼ぐことが出来る。 「知ってるか? プロってのは、弾を撃ち尽くしても最後の一発ってのは取っておくもんだ。本当にどうしようもなくなっちまったときに自分の頭を撃ち抜く為にな」 「下らんな。己の頭を自ら撃ち抜くぐらいなら、その一発で相手を倒すことを考えるべきだ。 最後まで相手の喉下に喰らいついて初めて一人前の兵士と言える。貴様もそうだろう……違うか?」 「そういう考え方もありっちゃありなんだが……。勿体つけといて悪りぃんだけど、実は弾なんか残っちゃいねぇんだな、これが」 リニアミサイルランチャーを手放す。瓦礫で跳ねたそれが乾いた音を立てた。 からかわれたとでも感じたのかモニター越しの表情が怒り、睨みつけてくる。想像以上に単純な奴だ、とほくそえんだ。話術では負ける気がしない。 「短気は損気。そう怒りなさんなって……。代わりにギンガナム、あんたには別のもんをぶつけてやるよ」 「ふんっ! 貴様のごとき雑兵の命一つで小生を止められると本当に思っておるのか?」 完全に臍を曲げたらしい男を前に急にクルツの目つきが変わった。 「馬鹿言っちゃいけねぇな。あんたに生き残られちゃ、せっかくのお涙頂戴シーンが台無しだ。 それになぁ、お前さん自分のこと買いかぶり過ぎだ。こちとら戦争屋。弾なんざなかろうが、手前を倒す手段なんざいくらでも思いつくんだよ。塵一つ残さねぇから覚悟しろい」 「吠えたな」 「吠えたさ」 売り言葉に買い言葉。睨み合い。互いの鼻が白み。直ぐに二つの哄笑が廃墟に木霊し始めた。カラッとした笑い声が大地を包む。 「面白い! ならばきっちり殺してみせろよ!!」 「上等だ! そろそろ行くぜ!!」 時間は十分とは言えないが稼いだ。もう巻き込む心配も多分ない。あとは俺が上手くやれば万事オッケー、全ては上手く収まる。 シザースナイフを抜き放ち、握り締める。 接近戦の不利は百も承知。格闘戦における技量の低さは自覚していた。だがそれでもラーズアングリフに残された武器はそれしかない。 「来いっ!!!」 腰を低く落とし、ギンガナムの声を合図に猛然と突進を開始する。敢行したのは命がけの接近戦。 だが、それは余りにも馬鹿げた行為だった。ただでさえ鈍重なラーズアングリフである。脚部を損傷した現在、ギンガナムと比べるまでもなく動きは鈍重を極めている。 動きは鈍く、勢いも無ければ、切れも伸びも無い。ギンガナムから見れば凡庸も凡庸。ただ愚鈍なだけの特攻としか映らなかった。 ゆえにギンガナムは激昂した。軽んじられた。甘く見られた。そういう思いが有り、自尊心についた傷が感情を刺激したのだ。 「どんな隠し玉があるのかと思えば、ただの特攻とは……実に下らん!!」 ギンガナムが動く。ラーズアングリフの鈍重さに比べ、その動きは遥かに素早い。 「小生を愚弄した罰だ!! DNAの一片までも破壊しつくしいいぃぃぃいいいい、鉄屑にしてやるっ!!!」 間合いが瞬時に潰れる。ギンガナムが放った手刀は、頑強な装甲の継ぎ目を狙う一突き。 右胸を貫かれるその寸前、クルツはシザースナイフを投げ捨てた。右腕で逃さぬようシャイニングガンダムを抱きしめる。 「野郎に抱きつくなんざ趣味じゃねぇが……この時を待っていたんだよ!」 「何だこれは! この馬鹿げた熱量は!! 貴様ぁ、一体何をした!!!」 キーボードに指を滑らせ、一つの文字列を叩き込んだ。それは祈祷書の『埋葬の儀式』の一節を捩ったシャドウミラーの自爆コード。 その真髄は機密保持の為、後には何も残さない絶対の破壊。文字通り全てを無に帰す力。 即ちコード名―― ――Ash To Ash―― 「別に大したことなんざしてねぇよ。ただ土に還るだけさ。俺もお前もなっ!!」 勝利を確信し、誇らしげに笑ったクルツを光の海が包み込んだ。 →Shape of my heart ―人が命懸けるモノ―(4)
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/44464.html
特打音愛 ハルル SEC 水 (3) クリーチャー:マジック・マーメイド 2000 ■ジャストダイバー ■スマッシュ・バースト ♪失われ 忘れ去られた 水の門 水 (4) 呪文:マジック・ソング ■S・トリガー ■自分の山札を見る。その中からマジックを1枚選び、相手に見せる。その後山札をシャッフルし、見せたカードを自分の山札の一番上に置くか、自分の手札に加える。 作者:シザー・ガイ 下面は《ロスト・ウォーターゲイト》をイメージ。 収録 パロディ・パックSG-01「邪神帝アイビス君臨!?」 フレーバーテキスト 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/12323.html
クラッシュザウルス 火 C (7) クリーチャー:ロック・ビースト 5000 ■おたがいのマナゾーンにある多色カード1枚につき、このクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。 ■このクリーチャーが出た時、相手のマナゾーンにあるカードの枚数以上のコストを持つ相手のクリーチャーを2体まで選び、破壊する。 作者:シザー・ガイ 《オリオティス・ジャッジ》、《オニウッカリ 爆マル》を参考に作りました。サイクルになりそうです。 収録 パロディ・パックSG-01「邪神帝アイビス君臨!?」 フレーバーテキスト 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/652.html
1 テスラ=ライヒ研究所、通称テスラ研を囲むダガーの大群。 シンは研究所と少女達の夢を守る為、立ち上がる。 「カザハラ所長、こっちはいつでも行けます!」 〈こっちも細かい調整は今終わった。機体状態はオールグリーン。 …本当にいいんだな?〉 「はい。それが俺の役目です」 〈そうか…生きて帰ってこいよ〉 「はいっ!」 通信を終え暗転したモニターに新たな人影が映る。 「…アイビス」 〈シン!一人でなんて無茶だよ!?模擬戦用のリオンなら直ぐ出せる。 私とスレイもそれで…〉 「無茶言ってるのはどっちだよ?!そんな機体で出てもすぐやられるだけだ!」 〈…だって、それじゃあ…〉 悔しそうに唇を噛みしめ俯くアイビス。 シンは決意を滲ませた声で言った。 「前に言っただろ。アイビスの夢は俺が守るって。 俺は絶対死なない。生きて帰ってくる。だから待っててくれ」 〈…うん〉 生きて帰れる保証は無い。だがアイビスはシンの真っ直ぐな瞳を見て信じたくなった。 「まるでプロポーズですね」 「うむ、若さとは素晴らしい」 「お主等も随分と余裕があるな」 リシュウがあきれたように二人の科学者を見る。 「シンには才能が有りますよ。それに私の自慢のスーパーロボットが組み合わされば何とかなります」 「スレイはシンと話さなくていいのかい?君も心配だろ?」 フィリオが部屋の片隅に立っているスレイに話しかける。 スレイは顔をそむけながら答えた。 「奴なら大丈夫だ。私が心配するまでも無い」 「ふふ、シンがアイビスばっかり構ってるからってふて腐れて」 「な、何を言っているタカクラチーフ!?私はそんな…」 ツグミにからかわれスレイは顔を赤くして反論する。 フィリオはそんなやりとりを楽しそうに見やり、一転真面目な表情でシンに言った。 「さ、そろそろ出撃はいいかな?」 〈は、はい!〉 シンは鋼鉄のコックピットの中、深く深呼吸をすると前を見据えてさけんだ。 「シン・アスカ、グルンガスト壱式、行きます!!」 鋼の巨人が立ち上がる。少年の思いを乗せ、少女達の夢を守る為に。 2デュエル氏 ◇vD6x1l/ZQQの作品 シン「あれ……中断ってもう終わるのか?」 アクセル「そういう事だ、プレイヤーもシンもたまには休息が必要なんだな、これが」 シン「はぁ……それじゃ俺はどうするかな」 ラミア「それではシン、私と共にシミュレーションをしちゃったりなんかしましょうです」 シン「えっ、ちょっ」 アクセル「おい待てW17、それでは本来の目的がなってないぞ」 エキドナ「隊長の言う通りだ、よってここはシンは私と添い寝をする事になった」 ラミア「……いや、その理屈はおかしい」 エキドナ「何故だ? 休息という目的は達しているはずだが?」 ラミア「……」ゴゴゴゴゴゴ エキドナ「……」ゴゴゴゴゴゴ アクセル「なんだ、この威圧感は……!? 俺が近づけないだと……!?」 シン「と、とにかく休憩を十分取ったら戻ってきてくれよな! じゃないと俺がもたないから! それじゃまたな!」 3 アクセル「シン、おまえもそろそろデバイスとやらを持つべきだな。これが」 シン「いきなりなんだよ……」 アクセル「生身での戦闘では限界がある。ここに俺が用意したモノがある試してみるんだな」 その1 ソウルゲイン シン「スバルのリボルバーナックルと似てるな…。ん?肘も使うのか?」 アクセル「そうだ。更に五つのコードを入力することでそれぞれの攻撃パターンがある」 シン「なるほど…まずはこれだ。玄武剛弾!」 フェイト「きゃあっ!スカートが!」 なのは「シン…少し…ry」 シン「誤解です!俺はアクセルとデバイスのテストをってアクセルいねえ!?」 その2 アシュセイヴァー シン「酷い目にあった…」 アクセル「次はアシュセイヴァーだ」 シン「オーソドックスだな。けど、使いやすい」 アクセル「そいつの最大の武器はソードブレイカーだ。どっかのブラスタービットみたいなもんさ、これがな」 シン「遠隔操作か…試しにやってみるか」 シン「あれ、どっかに行っちゃったぞ。戻ってこないし」 アクセル「心配するな、ちゃんと戻ってくる」 数分後 はやて「誰や、こんなもんで女湯を覗こうとしたんわ!!」 シン(おい!どういうことだ!!) アクセル(ヴィンデルが小型カメラを搭載したようだな…こいつは) はやて「シン、なんやそのデバイスは。犯人はシンか!?」 シン「違う、俺じゃなくてそれはアクセルが…ってまた消えた!?」 はやて「そんなん知らへん。罰として今度あたしとデートやからな!」 シン「(゜Д゜)」 その3 ヴァイサーガ シン「今度はまともなヤツなんだろうな?」 アクセル「心配するな。流石に剣では何も出来まい」 アクセル「こいつもソウルゲインと同じくコードを入力することで数種類の攻撃使い分けることが出来る」 シン「なるほど…風刃閃…はやめておこう。光刃閃なら!」 シグナム「丁度良い。手合わせしてやろう」 シン「コード入力。奥義・光刃閃!」 シグナム「何、このスピードは!?」 シン「おおおおおッ!!!」 ザシュッ アクセル「な…」 シグナム「アスカ…胸元を狙い露出させるとは貴様…!」 シン「ちょ…まっ」 シグナム「問答無用!!」 シン「ぎゃああああ!!」 その4 アンジュルグ ラミア「アクセル隊長、お手伝いします」 アクセル「W17か。良いだろう」 シン「待て、武装が弓なのはいい。けど何でバリアジャケットがスカートなんだ!」 ラミア「不服か?」 シン「いや、それ以外に問題はないが…」 はやて「シン、なんて格好してるん!」 シン「げ、隊長…」 フェイト「シンにはもっとフリフリなのが似合うと思うよ♪」 なのは「フェイトちゃん、駄目だよ。シンにはワンピースの方が」 シン「アクセルー助けてくれえーッ!」 おまけ ツヴァイザーゲイン はやて「きゃああああ、シンがいっぱいおるぅぅう全員あたしのもんや!」 なのは「はやてちゃんも頭冷やそうか…」 フェイト「その間に私がもらうから♪」 シン「orz」 4 シン「おいガロード! こんなところでなにやってんだよ、パーティーが始まるぞ?」 ガロード「え、パーティー! ・・・ってなんの?」 シン「なにって、ガンダムXがガンダム無双3に出演が決まったお祝いに決まっているじゃん」 ガロード「えっ本当?!」 シン「もうロランやカミーユ――もちろんティファも待ってる」 ガロード「でも・・・いいのかよ?こんなにしてもらって」 シン「いいも悪いも、頑張った人が報われなきゃストーリーが落ちないだろ?」 ガロード「お前さー・・・・そのセリフは鏡に向かって言うべきだと思うぜ?」 シン「ハハッ・・・・それはそうだな」 ガロード「でさっ、お祝いはどこでやってくれるんだよ?」 シン「向こうの川岸―――今頃みんな、バーベキューの準備をしているはずだ」 ガロード「おっしゃー!今夜は騒ぐぜっ!!」 シン「ただしジュースでな」 ガロード「ちぇーっ」 シン「・・・・あとで内緒でチューハイぐらいなら分けてやるから、そう気を落とすなって」 ガロード「サンキュ! やっぱ話が分っかるー!」 シン「まあ、今のうちに口説き文句でも考えてろよ」 ガロード「な、何言ってんだ。俺とティファはまだ・・・」 シン「ガレージで思いっきり、思い出すと恥ずかしいセリフを叫んでたのは誰だっけかな~?」 ガロード「ぐっ・・・」 シン「くはははっ・・悪い悪い」 ガロード「シン・・・お前最近、ロアビィやウイッツみたいになってきたぜ」 シン「ん~なんか微妙な気分。まあ、俺も見守られる側から見守る側になってきたってことさ」 ガロード「はあ?」 シン「お前もいつか分かるようになる。そういうもんだ」 ガロード「そういうもんねえ・・」 シン「さあ行こう。みんなが待ってる」 一覧へ