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621 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 07 21 25 ID pyXOKGn.O 黒死病が幻想郷入り。 こいつぁ地獄だぜハッハー。 622 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 07 27 14 ID 7y1YVa0k0 えーりん「っしゃぁ!出番来た!」 623 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 07 45 10 ID A./.LAm20 ああ、えーりんの存在忘れてた 626 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 10 05 18 ID Dh5NoeEg0 622-623 医者としての本分に目覚め、ここぞとばかりに意気込んで治療に当たる永琳。 だが、その対応の早さと手際の良さが逆に憶測を招き「件の病気は永遠亭がばらまいた」との噂が…… という所まで妄想。 627 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 11 20 17 ID RF5j9XQw0 で、噂をばら撒いた文が師匠の実験台になるんですね 628 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 11 39 19 ID pyXOKGn.O はっはっは、本当に文ちゃんはしょーもない子だなあ! 629 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 11 48 43 ID TnTrSItg0 一週間後、そこには数多のチューブにつながれ虚ろな目を濁らせる文ちゃんの姿が! 632 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 13 18 16 ID IepOZSUw0 627 えーりん「部外者には絶対わからないハズなのに…つまり内通者がいるという事ね さあ吐きなさい!汚らしい内通者の名前を!」 文「…」 633 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 13 45 06 ID sts0ieW6O ホントにえーりんがばらまいたのかよ 634 :名前が無い程度の能力:2008/08/11(月) 13 53 45 ID Dh5NoeEg0 632 目も背けたくなる様な責めの果てに天狗が洩らした内通者は、 事もあろうに最愛の主人、輝夜だった。 注いできた愛情が深ければ深いほど裏切られた時の反動は大きい。 今や永琳にとって輝夜は憎むべき存在へと堕ちていった…… という所まで妄想。
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[部分編集] 幻想郷のMQの紹介(攻略)ページです。 作者 ベネディクタ氏 スクリーンショット サイト 東方RPG遊び場。http //sinenroku.blog.fc2.com/ ダウンロード http //sinenroku.blog.fc2.com/blog-entry-51.html ツール RPGツクール ジャンル RPG 最新ver 1.16 動作環境 Windows 10/8/7/Vista/XP メインキャラ 霊夢・魔理沙・レミリア・さとり・白蓮・天子(ほぼオールスターもの) 価格 無料 コンテンツ キャラ固有スキル スキルブック サポート効果一覧 装備品 合成 魔物図鑑 接頭語図鑑 強敵攻略 ミニイベント FAQ・小ネタ ストーリー 特徴 動画(PV、作者やその関係者の公開プレイ動画があれば) コメント ▼コメント投稿欄へ wikiを隅々まで見て載ってなかった情報や、記述内容の誤りの指摘などを寄せて頂けると助かります。 バグ報告があれば作者のサイトへどうぞ。その際はバージョンを記述しておきましょう。 レスをしたいコメントのトップにあるラジオボタン【◯】をクリックしてから コメントを書き込んで下さい。 そうするとログが流れず、どのコメントへのレスかもすぐに分かるのでやりとりがスムーズに出来ます。 (表示は10件分に設定してますが変更は可能です) ※コメントを書き込む際、以下の点を確認して下さい※ 質問をする場合、一度コメントログやコンテンツに目を通して既に同じ内容が載っていないか確認して下さい。 wikiや攻略情報と関係の無い以下に該当するコメントは、削除対象となります。 雑感・雑談・愚痴 誹謗中傷 プレイ日記 特定キャラでの攻略や低レベル攻略といった縛りプレイ全般 一般常識を逸脱するようなコメント 弓最強武器の属性付与って属性耐性ある敵には付与していない時よりダメージあんまり通らない?付けない方が良さげ? - 名無しさん 2016-01-24 23 27 03 基本的なことですが、武具強化での10%~40%の耐性は加算されて100%になりますか?またもともとの耐性との関連はどうなりますか? - 名無しさん 2016-01-27 18 23 19 基礎耐性±0に10~40%を付けても70%までしか上がらない。基礎耐性が-だと上昇量が上がります。具体的には-50は+55(上昇量1.5倍)、-100は+40(上昇量2倍)となります - 名無しさん 2016-01-28 11 04 13 魔界神書の入手方法わからないんですが・・・ - 名無しさん 2016-01-29 15 25 07 魔界城4Fの本棚からだったと思う。クリア後ダンジョンのどっかの本棚なのは確か - 名無しさん 2016-01-31 18 14 45 最近やり直してみてるんだけど上海人形の自爆攻撃強すぎないか - 名無しさん 2016-02-02 15 22 56 書き忘れだけど、ほとんどの敵が一撃だし全体攻撃だしで - 名無しさん 2016-02-02 15 24 25 今日ダウンロードしたのですがaudio/bgm/theme4のファイルが見つかりませんとでてプレイできませんどうすれば良いのですか - 名無しさん 2016-02-21 12 26 42 「正しき道を開きし後、桜散る時逆しまに時を廻せ。」ってどういう意味? - 名無しさん 2016-04-25 20 50 19 追記:一応聞きたいので聞きます・・・夢美の無幻爆弾ってどうすれば強くなりますか?詳しく教えてください! - 名無しさん 2016-04-25 20 53 16 これ転生での上昇値100毎より細かいんですね…経験値溜まった状態の300から翼付けて338にした時の前後でも差がありましたし - 名無しさん 2016-06-12 15 18 19 ひょっとしてネックレスって『山と海を繋ぐ』って出ない?30個作ってはロードをもう何十回も繰り返してるけど、ただの一つも出ないんだけど・・・ - 名無しさん 2016-07-08 03 13 23 以前ここで同じような質問をした者だけど、出た人はいるみたい。自分は相変わらずだからもう諦めて、欠片が対象になってる部位だけで妥協することにした - 名無しさん 2016-07-08 08 56 24 なるほど。出るには出るが、あまりにも確率が低いorこちらの運が悪いというところでしょうか・・・。これは適当な接頭語のネックレス出したら妥協した方がよさげですかね。情報ありがとうございました。 - 名無しさん 2016-07-09 01 41 02 ネクロノミコンのページって何か意味があるんですか? - 名無しさん 2017-06-13 15 37 49 これ、俺も知りたい。三龍とか裏ボスが関係していそうな気はするんだけど、何やっても開放できない…。 - 名無しさん 2017-06-19 19 30 32 と思ったら、ログにあった。お騒がせしました。 - 名無しさん 2017-06-19 19 33 39 ネクロノミコンのページって何か特別な技が使えるわけではないのですか?過去ログ見てもよくわからないのですが - 名無しさん 2017-06-21 23 32 31 ずいぶん前だから曖昧だけど、各ページに対応したステータスが上昇する系だった気がする。間違ってたらごめん - 名無しさん 2017-07-01 23 10 46 ありがとうございます。 - 名無しさん 2017-07-05 10 30 12 死霊の洞穴に出るらしい、冥府へ誘う者を見付ける事が出来ないのですが、どの辺りに出るのか教えて下さい。 - 名無しさん 2017-10-01 15 40 41 天翔山脈の始めのマップ(そよ風吹く山道)から入ったマップ(彼方より迫る影)の中央付近にいる。通常の赤シンボルよりも索敵範囲、移動速度共に上で、出現場所があっていればすぐに遭遇できる - 名無しさん 2017-10-02 16 56 46 発見出来ました、ありがとうございます。 - 名無しさん 2017-10-03 09 32 04 本気のGameMasterに風切とキマイラ付けて戦ったんですけど、1000ダメージ固定?が全く出ないんですがどうやって1000ダメ固定にするんでしょうか? 強化はしてあります、レベルは70↑、何かが足りないのあれば、教えてください - 名無しさん 2017-10-20 05 06 34 それは単純に地力が足りないのでは…。風切り通常攻撃で本気GMに1000ダメージ出すならせめてLv150は必要かと。あと「固定」ではなく「上限」与ダメージが1000なので、相応の攻撃力が求められます - 名無しさん 2017-10-22 14 11 56 ありがとうございます。 レベル上げと多少のドーピングをしてまた再戦します。 - 名無しさん 2017-10-22 21 06 00 四季廻る森で「春→夏→秋→冬」ってマップを通過しても閉ざされた道が開かないのですが、何かやらないといけませんか? - 名無しさん 2017-11-22 00 06 45 あれはその順で回って、もう一度春に入ると開通したような気がする - 名無しさん 2017-11-23 07 08 27 猫の里、ドキドキワープゾーンの仕組みを教えてください - 名無しさん 2018-02-12 17 38 28 経験値1.5倍の装備ってどこで手に入るんだろうか... 探してるうちにクトゥルフ撃破まで来ちゃったけど結局見つからずじまいだった - 名無しさん (2018-10-17 20 46 29) 記憶が定かじゃないけど、ラスダンの道が見えないマップ(永遠亭組と戦った所)だったかと。若しくはその前後のマップ。間違ってたら申し訳ない - 名無しさん (2018-10-21 08 11 48) 名前 全てのコメントを見る ▲ページ上部へジャンプ
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幻想郷と呼ばれる人妖問わず暮らす人里より隔離された場所があった。そこにいつの頃かゆっくりなるそこの住人と同じ顔と名を持ち、かつ理性を人間の五歳児以下にした様な饅頭が住み着き始めた。 幻想郷の住人、特に強い力と並々ならぬ知恵を備えたる種族は当初此奴らの処遇については特に検討せず、いわば自由放任状態であった。 博麗の巫女も暇潰しにゆっくりを適当にあしらい、白黒の魔法使いは新しい実験材料として活用していた。 また永遠亭の月の頭脳は魔理沙と同じく、或いはそれ以上に格好の非験体とばかりに数多くの饅頭を潰してきた。 だが、幻想郷の造物主にして賢者である八雲紫は危惧していた。ゆっくりが人里に下りては人家に多大なる損害を撒いていることに。 幻想郷の住人でさえ、最近にいたってはこの害獣、もとい弩腐れ饅頭にはっきりと嫌悪を抱いている。理由はあまりにもメンタルレベルが幼稚で話にならないばかりか、一般に尊大で蟷螂の斧。おまけに一部の下種の行動が目に余る。 さらに幽香の向日葵畑さえもがゆっくりの被害にあった。勿論最小限で留まり襲撃者は生きて帰らぬ身になったが。 つい先日、紅魔館で起こった小さな事件が発端となり、本格に掃討が始まった。 ゆっくりは人妖の常識が通じない。奴等に物権法が理解できる筈がない。 奴等は無主物占守という観念は持ちえても、所有者の居る土地にはそれが当てはまらぬとは思いもせぬ。つまり所有権を主張しようが、あるいは対抗要件たる土地の登記簿を見せつけたところで、文字は碌に解さぬ、そもそも難しいことが考えられぬ、という有様で、大抵畑の中や家の中でこれをやられた人間は微塵の容赦もなく物権的妨害排除権を行使するのである。 しかし他では知らず、紅魔館の中でテンプレ通りに「ここはまりさたちのゆっくりぷれいすだね。おねえさんたちはゆっくりしないででていってね」などとふざけたことをのたもうたために、館の主とその瀟洒なメイドの怒りを買い、惨殺され、床中を餡に染めたそうだ。命知らずも大概である。「己を知らず敵を知らざるは百戦すれど勝たず」というのが妖精並みに理解できぬのだから、人語を話す分、ムー○ンには悪いが妖精に近い存在であると考察できる。 レミリアの怒りがこれで収まる筈もなく、余りの剣幕に押され、渋々紫が重い腰を上げ―内心ほくそ笑んでいたが―上記の通りになったのである。 これには堪らず、ゆっくりどもは逃げるほかあらざった。人間だに人外並みに強い世界で生態系最弱の饅頭が敵うことは天地が靡くことほどあり得ざる話だ。 しかも適当の餌ともなり、ストレス発散用のサンドバッグ代わりにもうってつけであるから余計に始末が悪い。 妖怪の山、魔法の森、博麗神社、あらゆるスポットで捕獲され、虐殺され、虐待されるゆっくり。冥界送りにされたものは妖夢の試し切りに使われたり、幽々子に食われたりと二度死にの憂き目にあった。 さて話は人里に移る。ここでもゆっくりに対する嫌悪乃至憎悪からある意味スペツナズとも呼ぶべき虐待専門家が暗躍していた。 彼らは加工場で勤務したり、或いは在野で捕獲しては虐め倒すことを日課としていたりする。 此処に一人の男が居りき。彼は野良仕事の傍ら、武術の稽古に励んだり、大小の火器を収集したりと色々と物騒なことをやっている。 ミリタリーマニアと見るが、それにしてもこれは由々しきことである。 ライセンスの取得はしているようだが、通常の狩りでこれ程強力の銃火器を使用しては違法である。個人の趣味にしては余り頂けない話だ。 一体何の目的であろうか。この答えは追々判明していく。 さて、人里にゆっくりが下りてきて被害をもたらすことには先程触れたが、ワーハクタク、上白沢慧音は幻想郷内での掃討作戦が原因で、より多くの群れが人里に下りてくることを懸念していた。 慧音はスペツナズに依頼して、未収穫の作物と倉庫の備蓄の保護を最優先することにした。数匹が人家に侵入した程度であらば容易に叩き潰せるが、ドスを含む群れで襲撃してきた場合、真っ先に狙わるるのは何かが明らかなる以上、悠長はしておれぬ。 当然、あの武道派の百姓もこの申し出を快諾した。微かに武者ぶるいをしていたのは見なかったことにしておこう。 さて冬も近づく頃、愈々山や森の様子が騒がしくなってきた。群れが襲撃してくるのも時間の問題だ。 村の防備はというと、有刺鉄条網が幾重にも張り巡らされ、簡易のトーチカが構築されていた。配備される機関銃、自動小銃はあの百姓のコレクション。まさかこの日のために備えるために集めていたとは驚き桃の木山椒の木。 数で攻めるゆ海戦術にその手は桑名の焼き蛤といった重装備。勝って来るぞ勇ましく此処にスペツナズが集結。捕虜にしたゆっくりを虐待するために、手に手に思い思いの拷問器具を持参する。桑原桑原。 さて、この様子に斥候に出たゆっくりまりさ。余りのものものしさに怯んだが、餡子脳ではこの状況でも勝算ありと踏み、本営のドスに伝えようとする。 だが、そうは問屋が卸させず、哨戒中の番犬にあっさり見つかり御用となった。 人に捕まったゆっくりなど赤子の手を捻るよりも容易くしばき倒せる。 群れの居場所を吐けとばかりにビンタ、拳の打擲は序の口、皮を剥ぎ、底部へ根性焼きを入れ、畳針を刺し眼球を抉り、帽子を取り上げ、髪を引き抜き、ありとあらゆる手で、生かし殺さぬ鮮やかさで責め抜く。 最初は減らず口を叩いて、人様を嘲笑い、ふてぶてしく振舞っていたまりさも、地の精神力が弱いために、このゆっくりの出来無さに発狂寸前で、簡単に白状した。 余りにも簡単にペラペラと吐いたので、面白味に欠き、これで解放されるなどと甘い考えを持つのが癪に障るため、聴取が取れた後もまりさへの虐待が続いた。 その頃、敵を欺く手筈として、あの間抜けの帽子を前に捕獲していた無傷のまりさに被せ、これが無事に果たせたらお前だけは助けてやると言い含めてから、群れの居る方へ放ってやった。勿論口約束に過ぎんが、元々下種で卑しい奴だから捨て駒には丁度良かった。 放たれたまりさは、してやったりとばかりにほくそ笑んで、群れの方角へ急いだ。あのまりさには悪いが、まりさをたすけるためにゆっくりしねと下種特有の意地の悪さで心の内に片輪となったまりさを罵った。 群れに着いた下種はドス達に人間たちに言い含められた通りに報告した。 畑の防衛網は堅固で正面突破は難しい、しかし東の一角には隙があってそこが急所たりえること、人間の数はそれ程多くはないこと、など八割は真実の含まれた偽情報を実しやかに捲し立てた。 さあ、髪飾りや帽子でしか個体の識別ができず、それ程賢いとはいえぬドスに率いられていることもあって、群れは簡単にこの策に引っかかった。 「むきゅ!!それならおやさいさんがゆっくりたべられる!」 「ゆっ!にんげんなんてまりさがやっつけてやるぜ!!」 「ゆゆっ!ことしのふゆはおちびちゃんたちとゆっくりできるね!!!」 などと早くも敵を飲む勢いの、もとい暢気な声が方々で上がった。 ドスも大変満足した様子で、これで安泰だとすっかり油断していた。 誰もが勝利を確信した。ただ、伝えられなかったことが一つだけあった。人間が銃火器を装備していることである。 さてその日の朝、森に偵察に入った村の衆から群れが移動を開始したとのことである。 もう日が昇って随分経つのに今頃になって襲ってくるとは間抜けが過ぎる。払暁が奇襲にもってこいの時間帯ということを知らぬゆっくりは戦術の常識を欠く。自分たちの起きられる時間でなくば動けぬとは。こちらは既に臨戦態勢に入り、いつでも迎撃可能だ。相手の準備を待たず攻撃すべきを。 この戦、始めから勝負が見えている。戦術戦略の両面からゆっくりに未来はない。 さあ、あの下種の言葉を純朴にも額面通りに受け取り、何ら疑いもなくのこのこと畑に入ろうとしたゆっくりどもは、まず有刺鉄線の餌食となった。 「どぼじでごんなものがあるのおおおおおおお????!!!!!」 人間から見たら荒唐無稽、抱腹絶倒である。わざわざにゆっくりの跳ねる高さに合わせ設計された防衛網である。しかも一か所のみならず縦横にずらっと並んでいるのだから始末が悪い。 たちまち数匹が体を蜂の巣にしてこと切れた。血祭りならず餡祭りだ。畑の土が真っ黒に染まる。後で黴が生える前にさっさと灰にして肥料に使用してやろう。余談だが、餡というものは小豆でできているものの含んでいる糖が自然界のバクテリアでは分解しにくいので発酵することなくただ黴るのみである。そのため肥料としてそのまま使うと黴で作物を損ねることも少なからずある。だから燃やして灰にしてやらば良い。 話がずれたが、さあ立ち往生を食らったドスの群れ。一歩進むごとに仲間の被害が続出するため、どうしようもない。しかしドスは思い起こした。東の一角には防備の薄いところがあると。 「みんな、東に向かうよ!!そこなら安全にゆっくりすすめるよ!!!」 「ゆっ!さすがどす!みんなひがしにいくよ!!!」 「ゆっくりりかいしたよ!!」 さあ東の一角、確かに鉄条網はなくゆっくりが安全に進めることは間違いない。 ただ、あくまで進めるのみで突破できるわけではない。 目の前に灰白色の箱モノが目に付いたが何のことあらんと前進し続けていた。しかしこれが地獄の一丁目であった。 ゆっくりの姿が確認できた時、トーチカに潜む兵達はこのまま都合よく射線に入ってくれるようある一手を打っていた。 「にゅっ!!おいちしょうなやしゃいしゃんがあるにょ!!」 「ほんとだ!!おちびちゃんたちよくみつけたね!!」 「おにぇちゃんさすがだにぇ!!」 「ゆっくりたべようね!!」 何とも危機感のない。戦場で飯に釣られるとはどこのイタリア軍だ。実に他愛ない。殺す価値も見出せぬ粕ばかりだ。 「むーちゃ!むーちゃ!しあわちぇぶううう!!」 「おきゃあしゃあん、おにぇえちゃあん、おいしぎゃああああああああ!!!!」 「ゆゆゆゆゆうううう!!!!」 目の前に実に愉快な光景が目に広がる。ほうれん草の葉の裏に少量の芥子を塗っておいたのが効果覿面。人間には大したことのないものでもゆっくりにとっては命にかかわる。あまりの辛さに既に戦闘どころの騒ぎではなくなっている。戦う前に戦意を挫くのは定石中の定石。見ろ、あいつ餡子吐いて気絶しているぞ。あいつなんかひいひい言って転げまわっているぞ。兵士も笑いを堪えてトリガーに指を構える。 さあ恐慌状態の群れ。成体、幼体問わず芥子の被害が甚大でショック死する個体まである。ドスも幾らか食らって目から涙が溢るる始末。 「撃ち方始め!!!」 この時である。一斉にトーチカの銃眼から火を噴き、そこらで倒れている抵抗できない愚図をものの見事に吹き飛ばしていく。弾速が速すぎて脆い饅頭は破裂していく。 こうなればワンサイドゲーム。シューティングゲームとしてはつまらなさすぎる。必死に逃げまどうが、毒に中ったために思うように体を動かせない。 こうしているうちに全滅は必定。頼みのドスもドススパークが放てぬ以上、対抗手段は断たれている。撤退の他あるまい。 「みんな、げほっ、はやく、ぐえ、逃げて、がはっ!!」 ドスが苦しみながら、絞るように声を出す。 這う這うの態で逃げ出すゆっくりの群れ。だがもはや逃れられぬ。 「撃ち方やめ!!」 射撃は撃ち止め。今の内に。だが甘い。 いつの間にか包囲されていた群れ。手に手に刀槍、銃剣、ナイフを持った連中が一気に詰め寄る。 第二ラウンドもあっけない。白兵戦に持ち込んでドスをいち早く捕獲。他の雑魚は音もなく始末される。辺り一面に飛び散るのは皮や餡のみ。赤ゆっくりであろうと無惨に殺される。しかし幾分刃物がスパスパ通るのだから、殺し甲斐がない。骨なしどもが。さて程無く戦闘終了。残った者も満身創痍。致命傷を負った者の断末魔が木霊する。 「ぐえええええ、いだいいだいいだいだいだいだ....」 「おぢびぢゃあああがああああああ...」 「おぎゃあしゃああああああああん、ゆうううううううう」 「がばっ!ゆっぐぢぢぇきないいいいいいい」 「もっど...ゆっぐぢ..,じだ...がっだ...」 「までぃざあああああああああああ」 「でいぶううううううううううううう」 気色悪い死に様。ほとほと呆れる。人間同士の戦場でもこれ程おぞましいものにはならん筈だ。 さて残りはまだ息があるし、ドスも手に入ったことだから見せしめの時間だな。 ドスを逆さ吊りにふん縛って、気絶している体にサンドバッグよろしく必殺パンチを加えるスペツナズの一員。 「ぐぎゃあああああああ!!!」 戦闘時の負傷も相まってかなりの激痛だろう。 戻った意識も飛ぶショックにかろうじて耐え、暴言を吐くドス。 だが、数秒後生き残った姿を見て、半狂乱で解放しろと騒ぎ出す。 今度も静かにしろと鉄拳制裁を食らう。 大分大人しくなったところに、これから残虐ショーを見せてやると宣言し、捕虜の連中約十数匹を細切れにする準備を始めた。 ただでさえ皮が破れ餡が出かけているものがあるのに、この仕打ちはないと言わんばかりに暴れるが、押さえつけられ目を強制に見開かされる。 まず数匹の赤ゆっくりが親兄弟の目の前で裂かれた。 底部をこんがり焼かれ、髪の毛を一本残さず毟られた後、目をピンセットで抉られ盲になったところを上唇と下唇に糸を通した釣り針を通され上下に引っ張られた。成体ならば唇の欠損で済むが、極小の体の赤ゆっくりでは耐久力がなくそのまま口から裂けっていった。 それを見た親の中に発狂するものが居たが、すぐに一緒になれるのだから放置していた。 次に一部の子ゆっくりである。少しは楽しめそうだ。底部を焼くのはデフォルト。追加としてレイパーありすの入ったケースを用意する。 どうせ叩き潰す予定のレイパーも使い道はあるのだ。それはさておき。 子ゆっくりを犯し殺させる前にやるだけのことはやっておく。 歯を鑢を以て少しずつ削り取る。麻酔はなし。当然神経に直接触れて悲鳴の大合唱。 耳障りだと舌を根元から引き抜く。大変結構。 そしてその極限の痛みから快楽地獄に放り込むため、発情処置を施す。 いい具合に出来上がったところで一匹ずつ出したありすに襲わせる。集団暴行でないところにミソがある。お預けでより昂ぶってくれるのだから。正に外道。 「うほおおおおお!!!とかいはのありすにぴったりのれいむね!!」 「まりざあああああ!!!ちっこくてかわいいよおおおおおおお!!!」 「いっじょにずっぎりじまじょおおおおおおおおお!!!!」 卑猥な言葉と姿態で襲いかかる。それを振りほどこうにも足が動かず、拒絶の声も舌がなくて出せず、思うがままに犯される。 「ぎもぢいいいいいいい!!!ちっこいまむまむしまるうううう!!!」 見るも不快だ。粘液塗れで上気した頬を摺り寄せ背後から上下運動。 えづくのを得耐えきれぬ思いがした者も出たであろう。 「ぞろぞろいぐねえええええ!!!ゆゆゆゆゆゆ....ずっぎぐべえ」 強制終了。果てる前に潰す。孕まされては面白味がない。その情景を見た他のレイパーが怯える。だが、容赦はない。冷めたものも無理矢理発情させて再開。 これが幾度となく繰り返され、粘液塗れの子ゆっくりと飛び散った薄汚いカスタードが後に残った。 そしてお約束通り、子ゆっくりにも親の目の前で串刺しになってもらう。もはや親たちは狂ったものを除けば放心状態。痛みと悲しみで疲労困憊であった。馴染みのドスへの非難もできず、殺される番を待っている。 さて、ここまで見てドスの目には涙が。妖怪に駆逐されかけ、辛うじて生き延び何とか群れを再建したのも束の間、無謀にも人間に楯ついて、その結果がこの有様だ。 ドスには責任があった。どうあっても群れを救うという。だがそれももう叶わぬ。 親たちが殺された後は自分が嬲者になる。 だが、人間たちは親たちには手もつけようとしない。何故だ。あれだけのことをしておきながらどういうことだ。 「どぼじで?子どもにてをだしておきながらどうしてなにもしないの?ばかなの?しぬの?」 こう罵る親が居た。するとあの武器マニアの男が言った。 「ドス、お前にチャンスをやる。こいつらの命とお前の命、どっちを取る?」 意外な話だ。人間がドスを助ける選択肢を与えた。これには放心の親どもも目を輝かす。 「どす。おねがいだからまりさたちをたすけて、ゆっくりしね」 「どぼじでぞんなごどいうううのおおおおおおおおお?????!!!!!」 「どすがしねばれいむたちゆっくりできるね。むれをぜんめつさせたむのうのどすはゆっくりしないでしね」 「ごどもだぢをがえぜえええええええ。ばかどすううううううう」 口々に罵りだす馬鹿親ども。俗に言うモンスターペアレントの典型だな。己が身を守るためなら今までの恩義を全て忘れる。素晴らしい餡子脳だ。 「どうした、ドス?お前の仲間はお前を見捨てた。これでもまだこいつらを生かしておくのか?」 「ゆゆっ!おにいさん、どすにへんなことふきこまないでね。わたしたちゆっくりしたいんだから」 「そうだそうだ。ばかなにんげんのじじいはゆっくりじげげげげげげ」 余りにも口が悪い。下種まりさだな。そういえば密使役のあのまりさは今どこだろうな。 まあ踏み殺されようが、事前に逃げ出していても結果は同じだ。 そんなことを考えながら口を抓る。 「いででででで!ごべんなぎゃああああああああああ」 おっといかん。力を入れすぎた。 「ぐぞおおおお。ゆっぐぎえええええええええええ」 手加減無用。舌を抜いても構わんが、次の計画にさし障る。 「おにいさん...」 蚊の鳴くような今にも消え入る声でドスが口を開く。 「おねがいだからそのまりさやれいむはいかしてあげてね。どすはもうつかれたよ。むれもまもれずみんなをころしたどすはゆっくりしぬべきだよ。」 「どす、よくいったんだぜ。これでゆっくりできるんだぜ」 「どすはゆっくりしないではやくしね」 この期に及んで見苦しい。これでよく親などやっていられた。どこぞにもおりそうな連中だ。 「よし、わかった。ドスの言うとおりあのゆっくりだけは生かしてやろう。」 「ゆゆっ!おにいさんありがとう。これでおもいのこすことは...」 「おい、皆。その鬱陶しい奴等を加工場に運ぶぞ。」 「「がごうばはいやああああああああああ」」 「ゆゆっ!おにいさんやくそくがちがうよ。みんなをいかしてくれるって...」 「確かにそうは言ったけど何も山に帰すとは言ってないよ。あの2匹は加工場でゆっくりできないまま生かされそして死ぬのだ。」 「ゆゆっ!ひどいよ。どぼじでごんなごどおおおおおおお」 「うるせえ、お前も今から死ぬんだよ。余計な詮索すんじゃねええええ。」 トラックに縛られたまま載せられ加工場に着いた。 あの2匹とは別に大きな倉庫に放り込まれ、体中にドレーンが差し込まれる。中の餡を排出するだけの木偶となったドス。三日後には干からびて死んでいた。そもそも余り品質の良くないものであったので、早急に抜くだけ抜かれたのだった。 薄れる意識の中、最期の言葉が「ゆっくりできるよ」であったのはどういう意味が込められていたのか誰にもわからない。 追記:あのまりさであるが、役目を果たした後、夜陰に紛れ群れを抜けた。何しろ全滅するとわかっているものに態々ついていく必要はない。山奥に入り、誰も居ないことを確認すると、しめたしめたと小躍りし、自分の明るい前途ににんまりするのであった。しかしその何秒か後、妖怪たちに散々追われて満足に食事できず腹を空かせたれみりゃに捕食されてしまったのであった。 このSSに感想をつける
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亀夫君問題 過去問集 31スレ目 「魔理沙お姉さんと幻想郷の経済を探ろう」第2回 31スレ目189~335 【問題】 霧雨魔理沙曰く、 「私は魔法店、こーりんはお店、けーねは寺子屋の先生 皆こんな感じで収入を得ているわけだがアリスはどうやってるんだろうな? 人形劇とかもやってるが金はとらないし。 でもアイツは結構人里に行くし買い物もしたりする。 そんな訳でアリスの収入源を探ろうと思うんだがおまえらも手伝ってくれないか?」 解答を表示 人里、香霖堂、博麗神社を経て、魔理沙は紅魔館へとやって来た。 アリスの収入源を知っていたパチュリーと咲夜から手がかりを得て、 それが砂糖であることを突き止めた。 魔理沙「ん、誰か来たぜ」 パチェ「噂をすればアリスね」 アリス「まったく、なにをこそこそ探ってるのかと思えば。こんな魔法、魔女にとっては初歩でしょう。」 魔理沙「あー?そんな魔法聞いたこと無いぜ」 アリス「あら、お菓子の家を作る魔法を知らないの? あの呪文の中からお菓子に加工する部分とそれ以外の材料を部分を省いただけよ。簡単でしょ」 というわけで「魔理沙お姉さんと幻想郷の経済を探ろう」第2回でした。 (一回目は以前の車を潰して鉄にする問題です → 亀夫君問題 26スレ目) でも本気で幻想郷で砂糖はどうやって供給されてるんでしょうね。
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1乙AAにチャーハン作るよ!のAAを多用していたことからチャーハンというあだ名がつく 宣言が特徴的で東方キャラを宣言する場合幻想卿一~とつけている (半角二次元板の東方エロ画像総合スレッドでよく使われる言葉だがはたして・・・) 本妻は魔理沙、姉に聖白蓮を宣言している
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紅魔の章 妖夢の章 萃夢の章 永花の章 緋風の章 永花の章 Chapter1 風祝の事件簿 Chapter2 秋の鹿は笛に寄る Chapter3 妖怪至上主義 Chapter4 二柱のたくらみ Chapter5 不倶戴天の二人 Extra Chapter1 続・幻想郷のボスラッシュ Chapter1 風祝の事件簿 東風谷早苗軍 パーティNo コスト 二つ名 名前 HP 攻撃力 守備力 知力 射程 速度 特技 スペルカード 1 妖精A 5 5 活 1 妖精B 5 5 活 2 射命丸文 14 16 癒鉄 2 妖精C 5 5 活 3 妖精D 5 5 活 3 妖精E 5 5 活 イベント一覧 No 参加キャラクター 発生条件 効果 備考 1 博麗霊夢、霧雨魔理沙 開幕 無条件で発生 - 2 霧雨魔理沙 攻撃 魔理沙の知力+ 魔理沙で早苗に攻撃 3 博麗霊夢 攻撃 霊夢の知力+ 霊夢で早苗に攻撃 4 戦闘勝利 イベントコンプ必要キャラクター 博麗霊夢、霧雨魔理沙 詳細 Chapter2 秋の鹿は笛に寄る 秋穣子軍 パーティNo コスト 二つ名 名前 HP 攻撃力 守備力 知力 射程 速度 特技 スペルカード 1 秋静葉 避 1 妖精A 活 2 秋穣子 避 2 妖精B 活 3 妖精C 活 3 妖精D 活 イベント一覧 No 参加キャラクター 発生条件 効果 備考 1 開幕 敵軍パワーゲージ+6秋静葉の攻撃力+秋静葉の移動速度+秋穣子の攻撃力+秋穣子の移動速度+ 2 東風谷早苗 攻撃 秋静葉の攻撃力+ 早苗で静葉に攻撃 3 東風谷早苗 攻撃 魔理沙(?)の知力+ 早苗で穣子に攻撃 4 レティ 攻撃 レティの移動速度+ レティで秋静葉に攻撃 5 風見幽香 撃破 幽香の知力+ 幽香で静葉を撃破 6 リリーホワイト - - 7 チルノ 撃破 チルノの知力+ チルノで穣子を撃破 8 - - イベントコンプ必要キャラクター 東風谷早苗、レティ、幽香、リリー・ホワイト、チルノ 詳細 Chapter3 妖怪至上主義 河城にとり軍 パーティNo コスト 二つ名 名前 HP 攻撃力 守備力 知力 射程 速度 特技 スペルカード 1 犬走椛 闘 1 射命丸文 ダ 2 河城にとり 鉄 2 鍵山雛 避 3 妖精A 活 3 妖精B 活 イベント一覧 No 参加キャラクター 発生条件 効果 備考 1 開幕 2 東風谷早苗 3 東風谷早苗 4 霧雨魔理沙 5 橙 6 アリス 7 メディスン 8 伊吹萃香 9 ミスティア 10 戦闘勝利 - - イベントコンプ必要キャラクター 東風谷早苗、霧雨魔理沙、橙、アリス、メディスン、伊吹萃香、ミスティア 詳細 Chapter4 二柱のたくらみ 八坂神奈子軍 パーティNo コスト 二つ名 名前 HP 攻撃力 守備力 知力 射程 速度 特技 スペルカード 1 洩矢諏訪子 カ活 1 妖精 活 2 八坂神奈子 カ活レ 2 妖精 活 3 東風谷早苗 癒術 奇跡「客星の明るすぎる夜」 3 妖精 活 イベント一覧 No 参加キャラクター 発生条件 効果 備考 1 開幕 敵軍パワー+12早苗(敵)攻撃力+早苗(敵)ダメージ軽減率+神奈子攻撃力+神奈子ダメージ軽減率上昇諏訪子攻撃力+諏訪子ダメージ軽減率上昇 2 東風谷早苗 3 東風谷早苗 4 博麗霊夢 5 河城にとり 6 チルノ 7 射命丸文 8 鍵山雛 9 伊吹萃香 10 戦闘勝利 - - イベントコンプ必要キャラクター 東風谷早苗、博麗霊夢、河城にとり、チルノ、射命丸文、鍵山雛、伊吹萃香 詳細 敵軍に登場する早苗はEX早苗 Chapter5 不倶戴天の二人 因幡てゐ軍 パーティNo コスト 二つ名 名前 HP 攻撃力 守備力 知力 射程 速度 特技 スペルカード 1 妖精 1 妖精 2 妖精 2 妖精 3 妖精 3 妖精 イベント一覧 No 参加キャラクター 発生条件 効果 備考 1 2 3 4 5 6 東風谷早苗 7 八坂神奈子 8 洩矢諏訪子 9 博麗霊夢 10 イベントコンプ必要キャラクター 博麗霊夢、東風谷早苗、八坂神奈子、洩矢諏訪子 詳細 Extra Chapter1 続・幻想郷のボスラッシュ 十六夜咲夜軍 パーティNo コスト 二つ名 名前 HP 攻撃力 守備力 知力 射程 速度 特技 スペルカード 1 妖精 1 妖精 2 妖精 2 妖精 3 妖精 3 妖精 イベント一覧 No 参加キャラクター 発生条件 効果 備考 1 戦闘勝利 優曇華院☆が使用可能に八意永琳☆が使用可能に - イベントコンプ必要キャラクター - 詳細 名前 コメント
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タイトル名 不思議の幻想郷 -THE TOWER OF DESIRE- 特設ページ サークル名 AQUA STYLE 販売情報 機種 地域 パブリッシャー 配信日 PS4/PSVR 日 MediaScape 2015/6/11 PSVita 2015/6/25 PC 2016/8/13 PV
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神浄の恋せぬ幻想郷(前編) ◆00PP7oNMRY ……まるで、眠っているようだった。 まだあどけなさの残る、柔らかな顔。 柔らかく、綺麗に肩口で整った茶色の髪。 見慣れたクリーム色のベストの一部だけ赤く染めて。 普段は吊り上がっている瞳は閉じられ、その色を伺う事は出来ない。 その顔には苦痛の色は無く、ただ、僅かに満足げな笑みが残るのみ。 僅かに陽光の差し込むソファに横たわり、胸の上で手を組む少女。 それは、まさしく御伽噺に出てくる眠り姫だった。 毒の林檎を食み、おうじさまのキスで目を覚ます時を待ち続けるおひめさま。 ただ、少女が食した銃弾という毒の眠りは、もう二度と目を覚ます事など無いもの。 おうじさまのキスを待つ長き時すらも無く、枯れ、朽ち果てていく眠り。 そんな眠り姫を前に、おうじさまは、 「御……坂…………」 上条当麻にとってのヒロイン、では無いおひめさまを目にしたおうじさまは、どうすればいいのだろう。 『御坂美琴は、お前にとってのヒロインだったのか?』 そう言った少女。 長い緑の髪に拘束衣という特徴的な女性、C.C.は今は沈痛な面持ちで当麻たちを見つめている。 悔恨と無念さをその表情に浮かべながらも、それでも眼差しだけは落とさぬように、懸命に。 これは、C.C.が見なければいけないものだから。 そして、その場にいる最後の人物、 黒く長い髪に制服の少女、戦場ヶ原ひたぎは普段と変わらぬ表情のまま。 ただ、それでも口を開けば聞くものの心を抉る言葉を、今は発する事は無い。 ここは、彼らの領域なのだから。 脇役と観客が演目を妨げないように無言を貫く中、主人公は舞台に上る。 どのような演目が行われるのであれ、この場での主人公は間違いなく彼、上条当麻なのだから。 主役が舞台に上らねば舞台は始まらず、さりとて一度上ってしまえば舞台を止める事も許されない。 ――かくして、ここに上条当麻の物語の幕が上がる。 会えば噛み付いてくる少女だった。 お嬢様学校の生徒らしい整った顔立ちと。 そんな幻想を粉々に打ち砕いてくれる言動で。 「………………」 どんな関係なのかと言われたら、腐れ縁というのが一番正しいのか。 友達と呼ぶには吹き飛び過ぎているし、恋人などでは断じて無い。 正直言えば、知り合いであることで、プラスよりもマイナスの方が多いような少女 それでも、口では何と言おうと、好きか嫌いかで言うならば、躊躇無く好きの部類に属する相手。 そんな御坂美琴が、死んだ。 おそらくは最期の最期まで、御坂美琴として。 その亡骸を見て、上条当麻は何と言えばいいのか。 「わかんねぇ……」 上条当麻には、ある時点より前の記憶が存在しない。 かつて、上条当麻の、上条当麻にとってのヒロイン、インデックスに刻まれた幻想の枷を打ち破った際に、脳に受けた損傷は、彼から全てを奪い去った。 そのことを知るものは、上条当麻であった少年の他には、彼を治療した医者のみ。 それを伝えてしまえば、それがインデックスを縛る新たな枷となってしまうから。 だから、彼は上条当麻として、彼以外の皆が知る上条当麻として生きていく事にした。 幸い、と言うべきか肉体的には大きな後遺症は残らず、日常生活を送る上での不自由は無い。 記憶が残らなくても、身体に刻み込まれた立ち振る舞いは、自然と上条当麻らしさを演出する。 だから、誰も上条当麻が記憶を失っているなどとは思っていない。 「わかんねぇんだよ畜生がっ!!」 彼は確かに上条当麻である。 両親も級友も、インデックスも御坂美琴も、彼を上条当麻として接してくる。 だが、彼はそれに真に応える術を持ち合わせていない。 どう応えればよいのか、わからないから。 無論、記憶喪失の事実を唯一知る医者の助けにより、記録は残されている。 上条当麻。 無能力者(レベル0) 学園都市の第7学区の学生寮に住む高校1年生。 成績は赤点を取ってしまうほど悪く、大小問わず様々なトラブルに巻き込まれる不幸体質。 幻想殺しという超能力を持つが、それはあらゆる超能力を打ち消すだけで、学園都市のあらゆる測定器でも観測できない代物。 これまでの生い立ち、交友関係、血縁、住所、年齢、口癖etc…… 上条当麻として生きるには充分なその情報も、いや、その情報があるからこそ、彼は真に上条当麻にはなり得ない。 知ることの出来ない過去の関係と、それ故に得る事の出来ない未来の可能性が、共に奪われているから。 インデックスに抱いた感情は何なのか、上条当麻にとってインデックスとは何なのか。 御坂美琴とはどこで知りあったのか、上条当麻にとって御坂美琴とは何なのか。 知ることも出来ず、得る事も出来ない。 「ああ、そうだ、俺にはわからねぇ。 俺にとって御坂がどんな相手だったのかもわからねぇ」 その言葉に、C.C.とひたぎが僅かに眉をひそめる。 優柔不断な男とでも思っているのか。 「でもよ! それでも!」 だが、御坂美琴を、御坂美琴のみを見ている上条当麻には、それは目に入らない。 最も、目に入っていたとしても気にならなかっただろう。 気にしている、余裕すら無かっただろう。 何故なら……彼は、上条当麻は…………悲しかったのだ。 他の事を気にしていられないほどに、悲しかった。 悲しくて、そして悔しかった。 悲しくて、悔しくて、苦しくて、……許せなかった。 覚えた記録では到底説明しきれない感情のうねりが、彼に襲い掛かっていた。 ああ、そうだ、悲しいのだ。 「ヒロインだとかそんな事関係無しに、俺は!!」 たとえ出会いすら知らず、幾度声を交わしたのかすら判らないとしても。 御坂美琴が死んだ事が、悲しい。 その事実は、変わることが無い。 「御坂が死んだことが」 彼は、悲しい。 上条当麻は、悲しい。 どんな風に出会ったか知らなくても、それでも御坂と過ごした記憶がある。 脳に記憶が無くとも、身体に刻まれた記憶は残る。 共に過ごした、日々が、出来事が。 存在しない記憶の中で培われていたであろう、思いが。 彼に、上条当麻に、涙を流させるのだ。 「もう、コイツに電撃を食らわない事が」 お嬢様らしからぬ彼女。 いきなり喧嘩腰だった少女。 不良達に絡まれている所を助けに入った筈なのに何故か自分が襲われた彼女が。 助けに入るべきなのは囲んでる不良たちのほうであるに違いない危険な少女が。 そんな彼女が、そんな少女が、 もう、いない事が……悲しい 「こいつに振り回されて、コイツをビリビリって呼べない事が」 もう、声を掛けてくる事は無い。 会っていきなり電撃を放って来ることも、 そのせいで電気が止まって冷蔵庫の中身が腐ることも、 自販機に回し蹴りをいれて二人で警備ロボに追い回されることも、 何も、起こらない。 「どうしようも無いくらいに!」 後輩に付きまとわれてへいえきしている様も。 御坂妹の時に悔し涙を流していたことも。 妹達を救う為に自らの命を捨てようとしていたことも。 妹達を助けに行くと告げた時に、当麻の身を案じて放った本気の怒りも。 「……どうしていいのかが、わかんねぇんだよっ!」 その全てが上条当麻に涙を流させる。 その全ての想いが、上条当麻の心を刻む。 確かに、上条当麻にとって御坂美琴は世界で一番のおひめさまなどではない。 けれど、それでも、救いたかった。 共に、居たかった。 『上条当麻』という存在にとって、御坂美琴の死はとても、とても、悲しかった。 ◇ 「上条くんはやはり厳しいのね」 「そうか? むしろ優しいと思うがな」 日を遮るもののない玄関の前。 C.C.と戦場ヶ原ひたぎは正反対の方向を向いて会話していた。 「涙を流せる人間だから? 嘆き悲しむ事のできる人間だから? だったらそれは優しさではないわ。 その程度の事は象にだって出来るもの。 仲間の死を悲しんで弔うのは、本能的な悲しさからのものでしか無いの。 上条くんは確かに御坂さんの死を悲しんでいる。 でも彼はそこで御坂さんの生を勝手に決め付けている。 御坂さんが最期まで、上条くんの知っている御坂さんだったってあなたに聞いて、それを当然と受け止めているのよ」 「……それが当然だろう? 上条当麻にとって御坂美琴はそういう相手だった。 だから、その当たり前の事に涙を流しているのだろう」 顔だけでなく、身体全てが反対に向いている少女二人。 それでも、何故かその背中だけは二人、綺麗にくっけている。 猫背気味に片膝を抱えたC.C.と、綺麗に足を揃えて座る戦場ヶ原ひたぎ。 オレンジ色の丸い機械ろ抱いているC.C.と、種類の違う猫を三匹抱えている戦場ヶ原ひたぎ。 どこの国のものかも判らぬ緑の髪と乱れた拘束服のC.C.と、日本人らしい黒髪に整った制服の戦場ヶ原ひたぎ。 あらゆる意味で対照的な少女二人が、そこだけは共通する長い髪をはさみながら、お互いの背をくっつけて座っている。 まるで、この門を通りたくば私達を口で言い負かしてからにしなさい、と言わんばかりの陣形で。 「あなたもそう考えるのは強さからかしら、考えの足りなさからかしら。 そして私はあなたが好きでは無いの、もちろんあなたもそう思っているのよね、だから教えてあげない。 そう言いたいところだけどあなたの無知さに免じて特別に教えてあげる。 わたしに可能な限り感謝なさい。 じゃあ話すわよ、さん、に、いち。 上条くんはね、強さを要求してるの。 自分にも他人にもね。 確かに御坂さんは上条くんの知るままの御坂さんだったとあなたに聞いたわ。 でも聞かなくても同じように思ったでしょうね。 御坂さんは、御坂さんとして生きて当然、彼女が殺し合いに乗る事なんて考えもしないでしょうね。 例えば御坂さんにやんごとなき事情があって殺し合いに乗らざるを得なかったとしても、そんな事情は無視するでしょうね。 いえ、勿論その事を聞いて悩んで考えるわね。 でも上条くんの答えは最初から決まっているの。 自分が手を貸すから、お前も戦えというわね。 そして、相手がその手を取るのが当然だと思うの。 わかる? 上条くんは全ての人に厳しいの、強さを要求するの、弱さの改善を要求するの。 そしてそれが当たり前の事だと思っているの」 上条くん、御坂さん、と来てあなたと一人だけ名前で呼ばれない事に苦笑しながらも、C.C.は考える。 なるほど、上条当麻という少年とは出会ったばかりだが、戦場ヶ原がそう言うなら確かに正しいのだろう。 あらゆる意味で会わない相手だが、それでも、いやだからこそその賢明さは信じられる。 「ああ、なるほど。 それは確かにお前の言うとおりだろうな」 「あら、わかる? わかるのね。 ならとりあえず感謝しなさい。 そして私とあなたの声優が被っていなかった事に感謝しなさい。 キャラの被る千和ボイスは二人も要らないから貴女消されてたわよ。 そのゆかなボイスに命を救われたわね」 「何を言っているのだ何を。 ……まあ、良く判らない部分は置いておくにしても、私はそれでもあいつは優しいのだと思うがな」 「そう、どうしてかしら」 お前、あいつと人の名をまともに呼ぶ気が無いのかしらと戦場ヶ原ひたぎは思考する。 まあネコ撫で声でひたぎさん、とか戦場ヶ原お姉さま、とか呼ばれるのは想像したくない。 様ならいいのだけど。 そんな相手だから、適当な事は言わないだろう。 その意見がおそらく理解できてしまう事が気に食わないが。 「私は、弱いからな」 「あら、魔女でなくて? 魔女は人を誑かすものなのよね」 「ああ、魔女は人を誑かす、力で、身体で。 でも、それは弱いからだ」 「…………」 「弱いから、耐え切れないから、人を誘うのさ。 一人ではとても居られないから、孤独に耐え切れないから。 だから、人を誘い、誑かし、そして魔女の烙印を押されるのさ」 「ああ、その格好は男を誘う為のものだと。 なるほど何て汚らわしい。 脳の15割くらいが性欲で出来ている発情期の雄の獣欲を煽って手を出させやすい格好。 それでいて一度拘束されれば悪いのは相手と言うことになる。 そして自分は被害者のまま美味しく頂くという訳ね。 女に襲われて妊娠させてしまったとしても養育費は男が出さないといけない日本の法律を逆手に取った巧妙な罠ね悔しいでもビクンビクン」 「だから何の話をしているのだお前は。 大体こんなおかしな格好した女に手を出すようなヤツがいるか。 「あら、貴女は思考と本能が下半身と直結している男子を舐めてるわね。 特に上条くんみたいな童貞に頭の中でどんな事されているか想像してごらんなさいな」 「あいにくとやつらにそんな根性は無いぞ。 私の良く知る童貞ボーヤなど寝台に下着だけでいても慌てて目を逸らすだけだ。 ……と、話が逸れたが、私は弱いから、信じたいんだ。 でも、全ては信じきれない。 いつかは捨てられるかと、裏切られるかと、最初に疑いから入るのさ。 あいつは確かにお前の言うとおり厳しいのだろうな。 けど、同時に優しいのだろう。 最初から最期まで他人を信じられる強さという優しさを持っていると思うぞ」 「それが厳しいのだと私は言っています。 まあ私とあなたなのだから意見の一致が訪れると考える方が間違いね」 「ああ、そうなのだろうな…………と、帰ったのかアーチャー」 告げるC.C.と振り向く戦場ヶ原ひたぎ。 その先、数十メートル先から彼女達の位置に向かい歩く赤い服の男、サーヴァント・アーチャー。 「……来客か」 アーチャは義務的に告げたものの、彼女と、そしてもう一人がこの場を訪れた事は既に把握済みだ。 鷹の目を持つアーチャーにとって、遠距離からの索敵は容易い。 家の中に居る男が一人、状況と特徴から考えれば、おそらくは上条当麻ということになるだろう。 C.C.と共にいる少女の正体は不明。 女三人寄ればかしましいと言うが、二人でも充分煩い二人。 それを遠くから眺めながら危険性を探っていたのだが、見える範囲での危険は無さそうではある。 そうして、敵意の無いことを告げると共に、こちらの事を知るC.C.に見えるようにわざわざ歩いてきたのだ。 「赤いマントを着ながら白昼堂々と道を歩いてくるとはその根性に私もビックリ。 私も一部赤いけど制服だから問題ないとして、問題はこの場の変人人口が二人に増えたということ。 多数派を奪われてしまった以上私は多数決により同じくらい変な格好をしなければいけないのかしら、死ぬわ。 ところでそこの変人レッド、貴方のお名前は? 私? 私は戦場ヶ原ひたぎ。 見ての通りこの誘ってる女とは相性が悪いわよ」 「……アーチャーだ。 中にいるのは上条当麻か?」 ひたぎの言葉に一言だけ返して、C.C.に問う。 ひたぎという少女がどのような相手かという問いを言外に込めながら。 「ああ、本人に間違いない。 少し前に此処を訪れた。 ……出来れば挨拶はもう少し待ってやってくれ」 「……承知した」 目を閉じ、瞑目するように答えるアーチャー。 そうして、少し離れた場所でC.C.とひたぎの真ん中の位置、玄関の正面の方向を向く。 「はじめましての挨拶も無しとは礼儀のなっていない人ね。 そう思ったけど良く考えたらこの島では私含めてそんなもの聞いた事は無かったわね」 「ああ、すまないな。 私はアーチャー。 無論本名ではないがこの場ではその名で呼ばれるのが正しいからそれで覚えてくれ。 周辺の偵察を行ってきたが、少なくとも今このエリア内には我々以外の人間は居ないようだ。 近くのエリアで概ね危険ではない他者と接触はしたが、それほど情報は得られなかったな」 「ああ、そうか」 長く答えないのは賢いからか圧倒されているからか、今のところは両方にあたりをつけるひたぎ。 口ではどれだけやっても女性には敵わない事を理解している故に黙るアーチャー。 からかう相手が居るわけでもないので自分から話す事も無いC.C. 情報の交換などは上条当麻を交えて行うべき事であるから、三者とも会話を行わない。 ただ、沈黙が辺りを支配するのみ。 最も、その沈黙は思ったほどは長くは続かなかった。 「その、ありがとうな……って誰だ?」 玄関のドアを開き、上条当麻が姿を現したからだ。 感謝を述べる言葉は疑問によって中断されたが、それでも気を使われた事を理解しながら。 「彼の名はアーチャー、無論この呼び名も通称、本名は全くを持って不明、さんよ上条くん。 長いからブラック☆ロリコンと呼んでくれとのことよ」 「……アーチャーだ。 上条当麻、だな?」 「ああ、そうだ」 「単刀直入に聞くが、御坂美琴を殺した相手をどうしたい?」 「なっ!?」 ひたぎを無視してアーチャーは述べる。 その言葉が、彼の怒りを生み出すであろう事を想定して。 それは、聞いておかなくてはならない事だから。 上条当麻。 聞いた話を総合するなら、恐らくは衛宮士郎に近しい性質を持つ少年。 不快なことだが、その性格ならばこの状況においては信用出来る相手ではあるだろう。 だが、信用と信頼はまるで違う。 その性格は信用できるものであったとして、果たしてそれは同行者として信頼出来る相手なのか? 衛宮士郎はこの点は完全に失格である。 お人好し過ぎる上に、他者を助ける為に自分を捨てる性質。 それは、自分のみならず同行者の命すらも危険にさらすもの。 流石にそこまで破綻した人間というのは少ないだろうが、それでも何らかの要素が加われば危険にもなる。 復讐に身を焦がし、自分を含む全てを燃やし尽くすような人間であるのなら。 それは、とても信頼など出来る相手ではないのだから。 「どこにいるか、知っているってのか?」 「いや、私が向かった方角では補足出来なかった。 だが、それでも大まかな方向は推測出来るし、顔も知っている」 「アンタは、そいつと戦ったって事か?」 「ああ、その通りだ。 そして御坂美琴の死は私の油断が無ければどうにかなっていたかもしれないな 「お、おいアーチャー」 アーチャーの言葉にC.C.が何事かを述べようとするが、それは当麻の耳には入らない。 一瞬、激情からアーチャーにつかみかかりそうになる。 だが、懸命に堪える。 それは、八つ当たりでしか無いのだから。 そしてそれよりも、重要な事がある。 すなわち殺した相手をどうしたいか。 「許せねぇよ。 可能なら、ぶん殴ってやる」 「ふむ、殴るだけ、か?」 「ああ、それだけだ。 戦場ヶ原にも同じ事を聞かれたよ、けどよ、そんな復讐なんてしてやるものかよ。 御坂が死んだ事は確かに悲しい。 でも、それは俺が復讐していい事にはならねぇ。 出会ったらぶん殴るし土下座させて侘びを入れさせてやる。 でもそんな復讐なんて方向には逃げねぇ。 俺にはどうしてもやらなくちゃいけない事がある。 だから、俺は復讐はしないしそれを目的にする事もしねぇ!」 言い切る。 かつて戦場ヶ原ひたぎに言われた時と同じように。 その答えは変わらないと。 「……御坂さんを目の前にしても、そう言うのね上条くん」 「ああ、御坂にはすまねぇとは思うけどよ、それでも俺はそうする。 アイツだって、きっと復讐を望んではいねぇ筈だ」 「……やっぱり、厳しい人ね上条くんは」 ダメ押しのように問うひたぎの言葉にも、そう答える。 いくら聞かれようとも、その意思を曲げるつもりなど無いと。 ひたぎが理解した上条当麻という性質そのままに。 「…………一つだけ聞くが、お前は御坂美琴の事を大事だと思っているのだな?」 「……当たり前だろそんな事」 「そうか、なら私から言う事は一つだけだ、彼女の事を忘れないでやってくれ」 「……? 当たり前じゃねぇかそんな事」 「ああ、そうか……そうなのだろうな」 そう、当然なのだ。 上条当麻にとっては当然すぎる事。 C.C.が弱さ故に問うた事など、彼は疑いもしなかった。 「…………」 「何だよ」 「……何でもない」 無言で何かを考えているアーチャーに当麻は問いかけるが、答えは無い。 少なくとも、アーチャーに答える気は無いのだろう。 「それで、彼女を、御坂美琴はどうしたい? どこか、他者に荒らされない様な場所にでも埋葬しようと思っていたのだが」 上条当麻に聞くべき事は既に聞いた。 概ね思った通りであった事に僅かに苛立ちを覚えるが、今は口に出す時ではない。 それよりも、実務的な話に移っていくべきだろう。 そう考えてアーチャーは話を進めた。 誰とも判らぬ相手よりも、親しんだ相手に送られた方がよいだろうという常識的な問いかけ。 いや、その筈だった。 「埋葬? そんな事出来るわけないだろ」 「……何?」 その問いかけは、アーチャーの思いも寄らぬ言葉で返される事になる。 「葬らないというのか? それとも宗教上か何かの理由で火葬か水葬でも希望するのか?」 「いや、そういう変な理由は聞いた事はないんだが……」 何か、変な事を聞かれた、とばかりに戸惑った返事を返す当麻。 ボリボリと少し頭を掻いて一拍置いて、 「そうじゃねぇだろ」 告げた。 「ああ、もちろん野ざらしなんて論外だ。 キチンと葬式をやって墓に埋めてやらないといけないだろうよ。 ……でもよ、それは帰った後の話だろ。 コイツが眠るべき場所は、間違ってもこんな所じゃねぇ!」 理解出来ない言葉を。 その場の誰も考えて居なかった事を言ってのけた。 「……一応聞いておいてあげる、遂に脳みそどころか蟹味噌すら空になった?」 「いや、もうどこに突っ込めばいいんだよ」 「八丁味噌にも判るようにいうなら正気なの?」 「正気に決まってんだろ!」 「……冗談、では無いというのか」 「ああ、というかお前らこそ正気かよ!?」 少しの沈黙の後に続けざまに放たれる問いに、叫ぶ。 全身から力を発散するように、叫ぶ。 「コイツが、後輩や妹達に慕われていたコイツが、こんな島で人知れず埋められていいはずがねぇだろ! ちゃんと帰るべき場所に返してやって、そこで眠るのが筋ってもんだろ、違うかよ!?」 ああ、それは確かに当然の事ではある。 野ざらしの墓標に無縁仏のように葬られるのではなく。 帰るべき場所、眠るべき場所が、御坂美琴にはあるのだから。 「ああ、そうだ、 確かに俺のヒロインはコイツじゃ、御坂じゃなかったかもしれない。 けどよ、だからって、それは俺がコイツの事を思っちゃいけない事にはならねぇだろうが! 俺は御坂の復讐なんてしない。 俺は御坂を居るべき場所に、ちゃんと連れて帰る。 この島の殺し合いなんて仕組みをブチ壊して、インデックスを助け出して、帰る。 それが、復讐なんかよりも遥かに大事な事だろ!」 けれど、それは 「インデックスっという少女を救いたい、というのはどうするのだ。 お前はその手に他の女を抱きながら、最も大事な相手に会いに行くというのか?」 「俺の手は二本あるんだぜ。 この島の幻想をブチ壊してインデックスを救う右手の他に、もう一本。 正真正銘何の力も無い左手でも、それでも、美琴を。 掴めなかった右手の代わりに、抱いて行く事くらいは出来る筈だ」 とても正気の沙汰とは思えない。 主人公と、正義と呼ぶに相応しいその言葉は。 だからこそ、言うものの正気を疑わせる。 それでも、やはりその瞳に宿る力に揺らぐ気配は無い。 「そうか、よくわかった」 「ああ、そうだろ。 っても流石に持って移動する事は出来ないから、シーツでも掛けておいて……」 「貴様はここで倒れろ、上条当麻」 だから、 ――神速の踏み込みで近づく。 アーチャーは、 ――両の手を構えて、短く唱える。 当麻に向けて、 ――構成は一瞬を待たずに完成する。 その手に生み出した剣を向けた。 ――上条当麻の首目掛けて振り下ろした。 時系列順で読む Back 黄昏の破壊者 Next 神浄の恋せぬ幻想郷(後編) 投下順で読む Back 黄昏の破壊者 Next 神浄の恋せぬ幻想郷(後編) 137 絶望の城 アーチャー 150 神浄の恋せぬ幻想郷(後編) 135 ワールドイズマイン C.C. 150 神浄の恋せぬ幻想郷(後編) 135 ワールドイズマイン 戦場ヶ原ひたぎ 150 神浄の恋せぬ幻想郷(後編) 135 ワールドイズマイン 上条当麻 150 神浄の恋せぬ幻想郷(後編)
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幻想郷ではたらくひとたち登場人物2 ブログ版より大幅加筆 ◎里香 八雲商事に在籍する検疫官の戦車娘。乗り物全般の免許を絨毯爆撃的に取得している。 お下げ頭で童顔だが年齢はいい歳。 幻想郷基準では典型的な行き遅れのため、男女関係に関して異常なほどに必死。 見た目よりも社会的地位や年収にこだわるリアリストでもある。 日記内部の描写ではぶっきらぼうな印象があるのだが 実際はあの年齢で「ですぅ」などの言動を発するので 普通の人は確実に引く。 機械全般の知識もさることながら化学物質関係にも明るい。 ◎明羅 八雲商事に在籍するエージェント。 主に幻想郷に棲んでいる者のサポート業務を行う。 介護関係やサバイバル関係の知識が豊富で、仕事ぶりの有能さで定評がある。 その外見から女性にも男性にも人気があるが 本人は少々煙たがっている。 女の子の外見をしていることがそもそも少ないのも彼女をボーイッシュに見せている主要因と 思われる。 霊能局の面々 ◎小兎姫 霊能局に在籍する自称警察官。 その権限は極めて高く、逮捕権から銃の携帯許可、強制捜査など多種多様である。 戦闘能力は幻想郷の外の人間としては高いが、幻想郷内部では中の下。 性格は至って真面目。多少融通が利かない部分があり 潜入操作時は無茶苦茶な言動を繰り返すことでどうにかこうかにか誤魔化していた。 朝倉理香子とは古くからの友人 ◎桜崎 比良乃 小兎姫の後輩に当たる人物。 博霊霊夢に似た能力をもち、オンミョウダマを使用する点も霊夢に酷似している。 幻想郷の外の世界でも安定して飛行でき、おそらく能力面では小兎姫を超えている ものと思われる。 ◎久保田 霊能局局長。日記本編では描写がないが八雲商事との連携をとる際は 彼からボスへと連絡が入る。 ◎ソーレン 霊能局メンバー。 妖怪油すまし 普段は自動車に擬態して合法的に油を飲むことに成功した妖怪。 油を使う乗り物なら自由に擬態できるためしばしば小兎姫の足として利用されている。 米帝の面々 ◎ヴィヴィット 米帝開発のメイド型ロボット。 ロボットと銘打っているが実態は魔法で動く魔法人形であり メカトロニクスに動くアンドロイドとは区別しないといけない。 最初は純粋なヴィヴィットも八雲商事を学習先と認めてからは性悪メイドの道をばく進している。 本来は開発者であるエーリッヒ博士の意図の下、愛娘であるヴィヴィット(オリジナル)の救出を 最終目標として掲げている。 ◎エーリッヒ博士 魔力エネルギーを現実世界で利用しようとした人物。 魔力エネルギーほ保存する電池として植物であるサボテンに着目。 内燃機関を用いずヴィヴィットを開発稼働させることに成功した天才。 ◎ルーコト 米帝開発のメイド型ロボットの量産型。 ありとあらゆる部分で実はヴィヴィットより完成度が高い。 多人数での活動を主体としていざとなれば宇宙での活動も可能となっている。 本来は別の目的で開発されていたが。 ◎ゲイツ エーリッヒ博士の私兵の一人。 過去の経歴は不明だがかつては空軍に在籍したとも CIAにいたともいわれている。 彼が操るアームスーツは妖怪達にも対抗できるらしい。