約 524,912 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2961.html
● Tさんの呟きに、俺も無茶苦茶な戦いの終わりが近い事を悟った。 「年貢の納め時だな、ハンニバル」 「……ここで、死ね」 髪を伸ばした黒服さんと腕を竜っのそれっぽいものにした朝比奈のおっちゃんがハンニバルのおっちゃんに言い、攻めよせる。 「くっ!!」 明らかに鞘を狙っていると分かる攻撃。それをハンニバルのおっちゃんは剣で受け止める。 「――っ舐めるなぁ!!!」 ハンニバルのおっちゃんが叫んで剣を振り回し、今まで剣を弾いていた朝比奈のおっちゃんの肩が切り裂かれた。 「竜の装甲を抜いたか」 「おいTさん、おっちゃん大丈夫なんだろうな? 前の時より弱ってんだろ?」 Tさんは「さて……」とか呟くと指をハンニバルのおっちゃんに向けて伸ばした。 「舞、≪エクスカリバー≫が光っているのが見えるな?」 「え? あ、ほんとだ」 ≪エクスカリバー≫がいつの間にか光ってる。なんか、怖いな……。 「追い詰められて足掻きだしたということだろう、油断はできん。舞、俺の後ろに下がっていろ」 「お……おう」 言われた通り、Tさんの後ろに下がる。 「貴様ら如きに、私の邪魔はさせぬ!!」 「そう言うんなら、ここから逃げ出してみな……まぁ、この状況じゃ無理だろうがな」 生首のおっちゃんがまたなんか触ったら喰われるっぽい闇を作ってハンニバルのおっちゃんを呑みこもうとする。 「≪マリー・セレスト号≫の神隠し説の応用といったところか……お前には、あまり接近すべきではないようだな」 それを避けたハンニバルのおっちゃんは光る≪エクスカリバー≫を振り回した。 「――っ」 Tさんの鋭い呼吸音が聞こえ、 「破ぁ!!」 ハンニバルのおっちゃんの衝撃波とTさんの光がぶつかって弾ける。 けど、 「うわ、なんかいっぱい飛んできた?!」 剣が光ってるせいかさっきよりもはっきりと見える衝撃波の群れがこっちに飛んできた。 「っ、――無差別攻撃、いや、視ているな? 退路を確保するために何処を切り拓くのが一番有効か!」 Tさんが両手に光を溜め、斬撃への防壁にする。 光弾と光壁、斬撃の破裂音が連続する。 「Tさん、少し引き受けよう」 直希の兄ちゃんの言と共に天使が現れて衝撃波を受ける。同時に俺の頭の上を携帯電話が飛んでった。 小規模な爆発。 「姉ちゃん?」 「く、け……」 ≪爆発する携帯電話≫の姉ちゃんが辰也の兄ちゃんを抱えながら携帯を放り投げていた。 「こちらは盤石だな」 笑みでTさん。けどすぐ厳しい顔になって、 「向こうが少し不安になってきたか」 ハンニバルのおっちゃんと戦ってる二人は押しきれていないみたいだ。 「Tさん、あの黒服さんが保持している回復術が……」 「おそらく限界にきているだろうな」 言われて初めて気付く。髪の伸びる黒服さんの様子がおかしくなってる。そう、傷が……、 「回復、遅くなってねぇか?」 「石に限界が来たのだろう。このまま長引かれると不味いな」 「しかしここを僕たちが動いてしまうと階段から脱出されるぞ」 「でも髪の伸びる黒服さんぜってえ退かねえぜ? どうすんだよ」 「仕方ない、俺が――ん?」 Tさんが言いかけて口をつぐみ、衝撃波の群れを防ぎながらこっちを振り返った。あぶねぇなこの野郎。 「辰也、それは成功しそうか?」 「え?」 反射的に辰也の兄ちゃんを見る。 兄ちゃんはなにやら床を足で叩きながら、 「俺の全てを、賭けて……成功させるさ……」 Tさんは答えた辰也の兄ちゃんの目を何秒か睨みつけるようにして、 「……ならばその賭けに乗ろう」 頷き、ハンニバルのおっちゃんの方向に向き直った。 「髪の黒服さんも気付いたみたいだ」 直希の兄ちゃんが髪の伸びる黒服さんの方を向いて小声で言う。 「では詰めに入ろう。辰也、指揮を」 俺の疑問を余所に男衆の間では、なにやら作戦ができあがったらしかった。 ● 宏也の疲労が激しい、自分が参戦して宏也の負担を軽くしようかとTさんが思った矢先、辰也が床をある種のパターンを踏んで叩き、宏也になんらかの意図を伝えようとしているのに気付いた。 Tさんは満足に動かない身体を必死に動かしている辰也の目を見てその目に浮かぶ意志に、彼の賭けに乗る事を決めた。 「やるのは……騙し討ち、だ……Tさん、剣を破壊する、か……奴の気をこっちに向けさせてくれ」 「了解した」 答えながら直希と恵に、 「衝撃波の対処を二人に頼みたい」 「任せておいてくれ、もう少しくらいなら天使も喚んでいられる」 「う、ん……大丈夫」 ≪光輝の書≫の青年は天使を喚ぶ負担が大きく、≪爆発する携帯電話≫の契約者は衝撃波を目で追って対処しているというよりも爆発物による面の防御を行っている。 長引けばこちらが殺られる。 そう結論し、手に攻撃用の光を現し、辰也に言う。 「準備完了だ」 ● ハンニバルに追いすがり、その脚を絡めとろうとした髪が一瞬で切り落とされる。 その隙に朝比奈秀雄が接近し、 「っ」 鋭い呼気と共にハンニバルへと爪が振り下ろされた。 鞘を狙った左半身への攻撃は、しかし剣を盾にしたハンニバルによって目的を果たす事は出来なかった。 だが、 「竜の爪の一撃だ、刀身の負担はいかばかりだろうな?」 ハンニバルに向けてTさんが構えた腕が白光を纏う、 ――あの狂人の鞘を砕く力を、 断続的に飛んでくる衝撃波が払われていく中、幸せを願われた光は光弾としての形を為す。 腕の先、ハンニバルが朝比奈秀雄を剣の一閃で追い払い、鞘へと収めて刀身を復活させようとする。 「……行けっ!」 辰也の声、応答は即座になされた。 「破ぁっ!!!」 光弾がハンニバルへと襲いかかる。 鞘に吸い込まれるように飛んでいく光弾に、剣を鞘に納めるタイミングを逸らされたハンニバルは朝比奈秀雄によって傷んだ刀身を構えて強引に光弾を受け止めた。 痛んだ刀身に亀裂が広がる。 「――っ」 舌打ちが響き、刀身が粉々に砕け散った。 忌々しげにハンニバルが根元をわずかに残すのみとなった剣を鞘に収めた直後、 「――――ッ這い出ろ、≪13階段≫!!!」 辰也の叫びにハンニバルが剣を引き抜きながら階段へと警戒の目を向ける。 しかし階段には何の変化も起きない。 そも、辰也には立ち上がるだけの力すら無いのだ、何かが出来るはずもない。 「……な?」 疑問がハンニバルの口をついて出る。それら一連の動きの間、陰に隠れるように動いている者がいた。 「悪いな」 宏也だ。宏也の髪がハンニバルの左腕を鞘ごと捉えていた。 「あいつは、てめぇの息子である以上に…………俺の、弟分なんだよ」 言葉と共に左腕が骨ごと切り裂かれた。≪エクスカリバー≫の鞘がハンニバルの手から離れる。 「貴様ぁっ!!」 「っ!」 ハンニバルが怒声と共に剣を振るい、宏也を左肩から袈裟懸けに切り裂いた。 鞘は破壊される事無く、先程扉から吐き出された海水の上に落ちる。 「むっ」 衝撃波が飛んでこなくなったため飛び出そうとしたTさんは、ハンニバルが伸ばした手、その先に現れた白い手を見た。 水面から生えた白い手は≪エクスカリバー≫の鞘を掴むとそのまま海面へと沈んでいく。 ≪エクスカリバー≫の加護をつかさどる妖精が今更回収に現れたか……。 「終わりだ」 Tさんが小さく呟く。ハンニバルは白い手を恨みのこもった目を向け、 「っ湖の乙女ぇ……! 私に一方的に力を与えておきながら…………私を裏切るのかぁ!!!」 怨嗟の叫びもむなしく鞘は白い手によって回収された。 「ぐ、ぁ……」 失われた左腕はもう二度と癒されることはない。 「――っ!」 ハンニバルは右腕に持った剣を構え、力を使い果たしつつある≪賢者の石≫で傷を再生させる宏也へと走った。 「ただでは、死なぬ、貴様も、死ねぇっ!!!」 「ッ冗談……男と心中する気なんざねぇよ!!」 叫び返し、伸ばした髪でハンニバルを迎撃しようとする宏也。両者が激突する寸前、 「何故だ……何故、視えぬっ!?」 ハンニバルの喚声が木霊した。 「お嬢さん達が、うまくやってくれたらしいなぁ?」 皮肉気に笑う宏也の髪が今度こそハンニバルの全身を覆い尽くした。 「舞、リカちゃん、見るな」 いらえが返るか返らないかのタイミングで宏也の声、 「――――あばよ、狂人。二度と蘇ってくるんじゃねぇ」 直後、ハンニバルの全身が肉片へと解体される異音が聞こえた。ハンニバルであった肉片が血の河の上に落ちていく。右手に握られていた≪エクスカリバー≫が床に落下し、首だけが無傷のまま宙へと放り投げられる。 呆然とした表情のそれに、朝比奈秀雄が炎を吐きつけた。 「Tさん?」 「ああ、舞もリカちゃんも……もういいぞ」 舞達に答え、振り向いた時にはハンニバルはこの世から消滅していた。 前ページ次ページ連載 - Tさん、エピローグに至るまで
https://w.atwiki.jp/terrachaosgaiden/pages/223.html
巴マミ No. タイトル 作者 登場人物 013 もうみんな、死ぬしかない ◆PR56Flbm0Q 巴マミ 023 打ち砕かれた幻想(希望) ◆WZ6bjPukjo アーカード、南光太郎、巴マミ 041 Going My Way ◆3pl5BJDwzg 弱音ハク、ラグナ、巴マミ 065 とある魔法少女の災難 ◆NUiFpthkIc 巴マミ、弱音ハク、ラグナ、巡音ルカ、最終防衛システム、鏡音レン キュゥべえ No. タイトル 作者 登場人物 004 人間っていいな? ◆jHBkBqZg9s 最終防衛システム、キュゥべえ 006 まったく、わけがわからない ◆3DvbxWvM5k かみなりさん、キュゥべえ 033 白い悪魔とピンクの悪魔 ◆wn4AtzKCzI かみなりさん、キュゥべえ、カービィ 055 ぼのぐらしのなく頃に~秋葉原編~ ◆nkOrxPVn9c シレン、シマリス、かみなりさん、キュゥべえ 072 ひれ伏せ家畜どもっ! ◆qUJcrMKDc. キュゥべえ、初音ミク、マグニス 083 外道カルテット ◆4DYUOqWEbM キュゥべえ、初音ミク、マグニス フグ田サザエ No. タイトル 作者 登場人物 036 サザエ、外伝でもうっかり ◆BhQB74UMLs フグ田サザエ 043 最終兵器主婦 ◆85DXY2.GA6 フグ田サザエ、阿部高和、杉下右京 059 マシンでつきぬけろ! ◆8xhELKpitU 織田信長、鏡音リン、フグ田サザエ 070 今は悪魔より主婦が微笑む時代なんだ! ◆bKTM8q6rdY フグ田サザエ、ディアボロモン アナゴ No. タイトル 作者 登場人物 027 もう一人の私へ ◆rVmhRqVCqo ◆6/WWxs9O1s(女)、岩崎みなみ、アナゴ 051 バトルロワイアルに巻き込まれた普通のサラリーマンの苦悩 ◆YDC6pAKV7w アナゴ 阿部高和 No. タイトル 作者 登場人物 026 二人はいい男 ◆jHBkBqZg9s 阿部高和、杉下右京 043 最終兵器主婦 ◆85DXY2.GA6 フグ田サザエ、阿部高和、杉下右京 062 小さな死神 ◆NUiFpthkIc 阿部高和、杉下右京、南千秋 074 職能の有効活用 ◆3DvbxWvM5k 阿部高和
https://w.atwiki.jp/83452/pages/441.html
憂「お、お風呂入るなら、ちゃんと脱衣所で……///」 唯「あ、ごめんごめん」 ―タタタ(脱衣所に向かっていく唯) ―ガララ 憂(お、お姉ちゃんったら……)ドキドキ 憂「……あ」 憂(……お姉ちゃん、また服脱ぎ散らかしてる) ―ササッ 憂(脱いだものは洗濯カゴの中に入れないと……) 憂「……」 憂(……お姉ちゃんのはいたパンツ)ドキドキ 憂「――スンスン」(パンツの匂いを嗅ぎ始める) 憂「……はっ!」 憂(わ、私ったら、一体何をやってるのかしら)ドキドキ ―パン!(自分で頬を叩く憂) 憂(ダメよ、正気になりなさい憂!) 憂(おかしいわ、実の姉の下着が気になるなんて……) 憂(それに、こんなパンツなんか、いつも見慣れてるじゃない!) 憂「……」ドキドキ 憂(こんなパンツなんか……)ドキドキ 憂「……」 憂「―スンスン」 憂「―スンスン」 憂(こ、これは、別におかしなことじゃないわよ洗う時の手間を考えて、どの辺に汚れがあるのか把握しておこうと思って……) 憂「あぁ……お姉ちゃん……お姉ちゃんの匂い……」ドキドキ 憂「―スンスンスン」(夢中になって匂いを嗅ぐ憂) ―ガララ 唯「ごめん、憂、石鹸取って……」 憂「……!!」 唯「……な、何やってたの?」 憂「お、お姉ちゃん……」 憂「い、いや、これはね、その……」 憂「ふ、服が脱ぎ散らかってたから、片付けてたんだけど……」 憂「ちょ、ちょっと汚れが気になっちゃって」 憂(こ、これは苦しいかな……)ドキドキ 唯「そっかー、また私、脱ぎっぱなしにしちゃったんだ」 憂「……!!」 憂(……ま、全く疑ってない!?) 唯「いつもありがとね、憂!」ニコッ 憂「……う、うん」 憂(ああ、お姉ちゃんの純粋な笑顔がまぶしすぎる……) …… 憂「ごちそうさまでした」 唯「うーん、憂のご飯はやっぱり美味しいな」 憂「そ、そんなことないってば……///」 ―カチャカチャ 唯「あ、後片付け手伝おっか?」 憂「い、いいよ、お姉ちゃんは部活とかで疲れてるんだし、ゆっくりしてて」 唯「うん、ありがと、憂!」 ―カチャカチャ 憂「……」ソワソワ 憂(お姉ちゃん、自分の部屋行ったよね……)ドキドキ 憂「……」ドキドキ 憂(お姉ちゃんの使ったお箸……)ドキドキ 憂「……あぁ、お姉ちゃん」レロレロ リビングでテレビを見ている二人 唯「あははは」 憂「……」ドキドキ 唯「ねえ憂、明日の休み、久しぶりに二人でどっか行かない?」 憂「……え?」ドキッ 唯「部活のみんなも予定あるってゆうし、一緒に服でも買いに行こうよ!」 憂「う、うん……行く、行きたい」 憂(お、お姉ちゃんと二人で買い物……)ドキドキ 唯「私ちょっと○○って店に行ってみたくて――」 憂(こ、これはデートって言っていいのかな……いや、でも……)ドキドキ 唯「う、憂、聞いてる?」 ―次の日、服屋にて― 唯「ねえ憂、この服どうかな?」 憂「う、うん、かわいいと思う///」 ―カシャ 唯「あ、あの服を試着してみよ!」 唯「よいしょ……と」 唯「これはどうかな、憂」 憂「う、うん、まぁまぁかな……///」 ―カシャ 唯「どしたの憂、さっきから写メールばっかり撮って……」 憂「あ、いや、私が着たときの参考にしようかと思って……」 唯「……? そっか」 憂(お姉ちゃん、可愛いよ、可愛すぎるよぉ……)ドキドキ 憂(もっと、もっと……)ドキドキ ―カシャ 唯「あはは、見てよ憂、このスケスケの下着、憂つけてみようよー(笑)」 憂「ちょ、ちょっと、私がそんなのおかしいよぉ……///」 唯「えー、似合うと思うのに……」 残念そうな顔をしながら、 何となくその下着を服の上から、自分にあてがってみる唯 憂「……!!」 唯「ほら、どうかな」 ふざけながらセクシーポーズを決める唯 唯「う、憂、ど、どうしたの、鼻血はなぢ!」 …… ―ガララ 唯「憂、お風呂上がったよー!」 憂「う、うん」 唯「ふぁー、あついよー」 憂「お、お姉ちゃん、そんな格好で歩き回ったら……///」 唯「……ん、あぁ、ごめんごめん」 憂(だ、ダメだよお姉ちゃん、刺激が強すぎるよぉ……)ドキドキ 唯「あぁ、そういえば、憂……」 憂「……ん?」 唯「いつも先お風呂入っちゃってごめんね、たまには憂も最初に入りたいよね」 憂「う、ううん、気にしないで」 …… ―ザパーン 憂「……」ドキドキ 憂(お、お姉ちゃんの浸かった後のお風呂……)ドキドキ 憂(……今日のお姉ちゃんの汗がしみこんだ)ドキドキ 憂(ま、まるで聖水に浸かってる気分……)ドキドキ …… 唯「ふわぁ……もう寝ようかな……」 憂「ね、寝る前にはちゃんと歯磨きしなよ」 唯「はーい」 ―タタタ 憂「……」ソワソワ 憂(お姉ちゃん、ちゃんと磨いてるかな…… いつもめんどくさがって、すぐすませちゃうから……) そろー 憂「……え?」ドキッ ―シャカシャカ 憂「お、お姉ちゃん、それ私の歯ブラシだよ」 唯「……え?」ドキッ 唯「ご、ごめん、気付かなくて使っちゃった」 憂「お、お姉ちゃん……」ドキドキ 唯「ご、ごめん憂、本当にゴメン!」 憂「お、お姉ちゃん……お姉ちゃんが私の歯ブラシを……」ドキドキ 唯(憂……すごいショック受けてる……) 唯「ご、ゴメン、新しいの買って取り替えておくから!」 憂「ダ、ダメ!!」 唯「……え?」 憂「あ、いや……その……」オロオロ 憂「そ、その歯ブラシはお気に入りだったから……その……」 唯「……そっか」 唯(お気に入りだったんだ……本当に悪いことしちゃったな……) 憂(お、お姉ちゃんと……お姉ちゃんと間接……間接……)ドキドキ ―シャカシャカ 憂「……」ドキドキ 憂(きょ、今日は、いいことづくめだったな……) ―シャカシャカ 憂(デートも出来たし、お姉ちゃんの写真コレクションもいっぱい増えたし……) ―シャカシャカ 憂(そ、それにこの歯ブラシ……)ドキドキ ―シャカシャカ ―深夜― ―ムクッ 唯「むにゃ……うーん」 ―ガララ 唯「トイレトイレ……と」 ―シャカシャカ 憂「お姉ちゃん……お姉ちゃん……」ボソッ 唯「う、憂、いつまで歯磨いて……」 ―朝・唯の部屋― そろー 憂「……」 唯「……ZZZ」 憂(お姉ちゃん、寝てる……よね) 唯「……ZZZ」 ―カシャカシャ 憂(け、今朝の寝顔はまた格別よね……)ドキドキ ―カシャカシャ 憂(い、いままでのベストショットかも……)ドキドキ 唯「う、うーん……」 憂(……し、しまった!!) 唯「ムニャムニャ……zzz」 憂(ふう……セーフ……) ―カシャカシャ 憂「……」 憂(……よし、そろそろかな) 憂「お、お姉ちゃん、朝だよー!」 ―キーンコーンカーンコーン― 憂「……よし、次は体育ね」 憂「……!!」 憂(し、しまった……間違ってお姉ちゃんの体操着持って来ちゃった!) 憂(そうか、昨日明け方までお姉ちゃんの体操着の匂いでたから、 ついそのまま自分のバックに……) 憂(ど、どうしよう……)オロオロ ―ガララ 唯「憂、いるー?」 憂「お、お姉ちゃん、どうして……」 唯「ごめん、間違って憂の体操着持ってきちゃってたみたい」 憂「あ、私の体操着……」 憂(た、助かった……) 唯「あ、それ私の体操着?入れ違いになってたんだね!」 憂「い、いや、これは洗うはずの体操着で、ちゃんと洗ったのはお姉ちゃんの部屋に……」 唯「次、私も体育だから、困ってたんだよー!良かったぁ!」 憂「い、いや、それは洗ってないから……その……」 唯「いいよーそんな一回くらい洗ってなくても、じゃあね」 ―ガララ 憂「あ、お姉ちゃん、待って……」 憂(まずい……あれには私のよだれがべったりついてて……) 憂(どうしよう……お姉ちゃんに私のよだれがついた体操着を着せる訳には…………ん?) 憂(わ、私のよだれがついた体操着をお姉ちゃんが……)ドキドキ 憂(私のよだれのついた体操着を……)ドキドキドキ 憂(ハァハァ……ハァハァ……)ドキドキ クラスメイト「ひ、平沢さん、鼻血出てるわよ、大丈夫!」 憂(お、お姉ちゃんが……私の……ハァハァ……) クラスメイト「ちょっと、誰か保健室に連れてってあげて!」 次の授業、憂は体育を欠席しました 教師「……で、あるからして……」 ―ピ、ピッピッ 憂「うふふ……」ニヤニヤ 教師「……そこでここがポイントだ」 ―ピ、ピピ 憂「……えへへ」ニヤニヤ 教師「こら、平沢!何ニヤけてるんだ、ちゃんと聞いてろ!」 憂「は、はい、すみません!」 教師「全く……で、次の式が……」 憂(お、怒られちゃった……) 憂(もう、授業中にお姉ちゃんの写メール見るのはやめよ… ……どうしたって顔が緩んじゃうもん) ―憂の部屋にて― 憂「よし、録音……と」 ―ぴっ 憂「憂、大好きだよー!」←唯の声マネ 憂「再生……と」 ―ぴっ 携帯「憂、大好きだよー!」 憂「やだもう……お姉ちゃんてば……」モジモジ 憂「もう……お姉ちゃん……」モジモジ ―モジモジ、バタバタ 憂「……」 憂「も、もう一回……」ドキドキ ―ぴっ 憂「憂、ちゅーしよう」ドキドキ …… 唯「ただいまー」 憂「お、おかえりー」ドキドキ 唯「あのね、さっき公園で小さい子供がおままごとしててね」 憂「おままごと……懐かしいねー」 唯「ねー、見てたらなんだかやりたくなってきちゃうよね」 憂「あ、いや、やりたくはならないかな……」 唯「えー、なんでなんでー!」 唯「いいじゃん、ちょっとやってみようよ、『お嫁さんごっこ』とかさ」 憂「……お、お嫁さん!?」ドキッ 唯「ほら、昔やらなかった?」 憂「い、いや、さすがにそれはちょっと……」ドキドキ 唯「うーん、まぁ、ちょっとさすがに幼すぎたかな、ごめんごめん」 憂(お、お嫁さん……お姉ちゃんとお嫁さんごっこ……)ドキドキ 唯「ねえ、ところで今日のご飯何ー?」 憂(お、お嫁さん……)ドキドキ 唯「ねえ、聞いてる、憂?」 憂「ち、ちなみにさ……」 唯「……ん?」 憂「ど、どっちがお嫁さん?」 ―憂の部屋― 憂(お姉ちゃんとお嫁さんごっこ……)ドキドキ 憂「はぁ……」 憂(なんで断っちゃったんだろう……私) 憂「……」ドキドキ 憂(ど、どっちがお嫁さんになったんだろ……)ドキドキ 憂「……」ドキドキ 憂「う、うん、あー、あー!」(いきなり発声練習を始める憂) 憂「……」ドキドキ 憂(わ、私がお嫁さんだったら……)ドキドキ 憂「お、おかえりなさい、あなた♪」 憂「た、ただいま、憂」←唯の声マネ 憂「お風呂にする、ご飯にする、それとも……私?」 憂「憂にするー♪」←唯の声マネ 憂「も、もう……あん♪」 憂「……」ドキドキ 憂「きゃー、きゃー!」(一人でテンションがmaxに達してしまった憂) ―ギッタンバッタン ―ギシギシ ―グラグラ 唯「あれ、地震?」 ―ガチャ 憂「……!!」 唯「憂、ちょっといい?」 憂「な、ななな、何、お姉ちゃん///」 唯(……何でこんなに汗だくなんだろう?) 唯「あ、あのさ、ちょっとこれから出かけてくるから、留守番お願いね!」 憂「……え?」 憂「お姉ちゃん、出かけちゃうんだ……」 唯「うん、まあ夕飯までには戻るから、じゃあよろしくね」 憂「……うん」 ―バタン 憂「……」 憂「さて……と」 ―唯の部屋― ―ガチャ 憂(お姉ちゃんの部屋……お姉ちゃんの匂いがする……)ドキドキ 憂「―スンスン」ドキドキ 憂(お姉ちゃんがいつも寝てるベット……)ドキドキ 憂(お姉ちゃん、めったにシーツかえないから……こんなに匂いが染み付いて……)ドキドキ 憂「―スンスン」ドキドキ 憂(あぁ、お姉ちゃん……お姉ちゃん……)ドキドキ ―ガララ 唯「忘れ物わすれもの……」 憂「……!!」 2
https://w.atwiki.jp/ll_inagawa/pages/808.html
スレ立て日 20240327 元スレURL しずく「栞子さん、この『しおしず合同』って本、何?」 概要 関連スレ タグ ^栞子 ^しずく ^しおしず ^SS
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3658.html
千勢姉ちゃんのマンションに来た次の日に買った寝間着を洗濯してベランダに干して、俺は一息をついた。 空は青く、街の東西を分けている川が光を反射しているのが目に刺激的だ。春が近付いている3月の気候はまだ長袖じゃないとつらいけども厚着をするほどでもない。 「モニカとフィラちゃん、元気にしてっかな……?」 千勢姉ちゃんやモニカと会って、フィラちゃんと再会して、徹心のおっちゃんやら≪神智学協会≫やらのゴタゴタの話を聞いたあの日から二日が経っていた。 フィラちゃんとモニカは、千勢姉ちゃんの所でこれからの行動方針を話してた次の日には≪首塚≫の持つ別荘――この永取市の北にある山の中にある小屋へと行っちまった。 せっかく仲良くなれた分、こんなにすぐに居なくなちまうと少しさびしいんだけどなぁ。 まあしょうがないんだろう。≪神智学協会≫の追っ手がモニカをまだ探しているのかもしれないんだし、山篭りしてた方がきっと見つかりづらいし安全だ。 二人が出ていく時にTさんと千勢姉ちゃんがくれぐれも気を付けるように言ってたのが妙に印象に残ってる。 「……まだ、何にも終わっちゃいねえんだもんな」 俺だってこの千勢姉ちゃんのマンションから動かないほうがいい状態らしい。なんでも俺やリカちゃん、Tさんは≪神智学協会≫側からどの程度の危険因子とみなされているか分からないから、しばらくは様子見した方がいいだろうとの事だ。 「しっかし、二日も経っちまうとなー」 昨日の内にやり残してた部屋の掃除も済んじまってぶっちゃけ暇だ。外に出てるTさんと千勢姉ちゃんがうらやましい。 「まあ、何もしなくて良いってのも悪かねえけどな」 リカちゃんとケウが陽のあたるところで寝そべっているのを見て、なんとなく思う。 ――ああ、平和だ。 「春休みで暇だし、しばらくここでのんびり過ごさせてもらおうかなー」 俺もケウの長く感触の良い毛に突撃すべく、室内に帰還した。 ● 永取市の東側、商業区内にTさんは居た。 この街に来た時に降りた駅を中心点として、ここ二日の間永取市の地勢を把握するためにTさんは千勢を伴って舞から頼まれる品物の買い物がてら街を歩きまわっていた。 永取市は見た限りでは普通の街だ。都市伝説やそれに類する者達の気配もこの二日間常に探っているが感じとれない。それだけこの街に居を構えている徹心が危険な都市伝説に対して目を配っているのだろう。 それに……。 「師匠、高部徹心が永取市にわざわざ異界の入り口を設けているのは、以前この街で大規模な都市伝説事件が起こったからだと言っていたな?」 隣を歩いていた千勢が頷く。 「ああ、そうだ」 「その事件は≪神智学協会≫が絡んでいたのか?」 「正解だ。以前、この街には都市伝説としての≪神智学協会≫が裏で持つ、ロッジがあった」 「ロッジ……」 「研究施設、と言い変えてもかまわないぞ」 そう言って皮肉気に千勢は笑う。 「都市伝説として以外に存在する一般社会におけるの神智学協会の保有するロッジとは全く違い、実際に力があるロッジだ。そこで≪神智学協会≫の研究班が大規模に実験を行っていた」 研究班、と呟き、Tさんはこの数日で得た情報を確認のために口にする。 「たしか今はオルコットの起こした内紛の過程で吸収されている部署だな?」 「そうだ、元々研究班とオルコットの派閥は密接な関係を持っていたようでな、モニカとその両親も研究班に所属していた事になる。 ≪神智学協会≫は先の内紛で所有するロッジが完全に機能を停止しているが、永取市にあるロッジは日本国内にあるロッジの中では最大規模のロッジでな。その分色々な機能が付属していたようで、完全に調べ尽くせてはいないらしい。≪組織≫でも封印処理を施して放置しているそうだ」 「そのロッジの中から何かオルコットの目的を果たす為の手段を探る事はできなかったのか?」 問いかけると、千勢は首を左右に振った。 「だめだな。いくらか都市伝説化した資料の残骸は見つけたが、具体的な事は何も……ただ、全体的に人体実験関係の資料が多かったと徹心が言っていた」 人体実験……。 モニカに対して行われていた実験もそうして資料の一部になったのだろうか? そう考えてTさんは重い息を吐いた。 「……目的は分かっているのに手段が掴めないというのは、不気味だな」 「まったくだ」 少なくともモニカが重要なファクターになっているらしいことは確かなのだが……。 「師匠、≪神智学協会≫の現在の構成は高部徹心からもらったこの書類の通りでいいのか?」 「ああ、その書類は私が送った最新のデータを基に作成している。それなりに正確なはずだ」 だとすれば、とTさんは書類の内容をおおざっぱに思い返す。 現在の≪神智学協会≫は内紛で勝利したオルコット派と、それの傘下にある研究班、という組織構成だ。 オルコット派とは言っても所属している人材は少なく、その実態は≪神智学協会≫の長オルコットとその側近の集まりというものだった。その総人数は今現在ではオルコットも含めて五人という事だ。 ただし、実際の兵力としてそれらを換算した場合、その認識は致命的な誤認になる……。 その五人の中には≪冬将軍≫、それに≪テンプル騎士団≫であるユーグも含まれている。それぞれが別々に一組織形体を作り上げる事が可能な能力を持つ者達だ。 それに加えてオルコットと残り二人……。 後の二人の側近はそれぞれ男と女と言う事くらいしか分からないらしい。『外から見て大まかに能力を把握出来る≪冬将軍≫とユーグとは違い、個人戦闘に特化しているのではないだろうか?』と書類にはまとめられていた。 そして、研究班……。 多数存在した≪神智学協会≫の部署の中で、内紛後も唯一オルコットがその存続を許した部署である。研究班が所有する戦力は普通の人間による武装戦力のみと書類にはあった。 元々研究班はオルコットが≪神智学協会≫を設立した当初に目的としていた、世界の在り方の改変を成す為の都市伝説研究を行う為の部署として設立された。現在に至るまでその両部署間の交流はあったようで、オルコットが内紛を誘発して他部署を粛清する動きを見せ始めた初期段階にはすでにオルコット派の傘下に収まっていたらしい。 ……研究班の今の長の名はウィリアム・ウェッブ……か。 モニカを使った実験を黙認、または推進したのはこのウィリアムという名の研究班の長だろう。碌でもない人間に違いない。 モニカが狙われているという事で、高部徹心が密かに千勢のマンションを去った由実とモニカの動向を追ってはいるが、≪フィラデルフィア計画≫の回復までの間は藤宮由実を無理に説得しておいた方が良かっただろうか……。 Tさんは僅かな気がかりと共にそう考え、今更か、とため息を吐いた。 ● 何やら難しい顔をしているTさんを見て千勢は苦笑した。 ……昔から思慮深げな奴だったが、成長すると様になるものだな。 今の彼からは貫録すら感じる。 電車用の鉄橋と車道が並走している街一番の大鉄橋。その先にあるマンションを見通すように目を細めて、千勢は定期連絡の為に携帯を取り出した。 通話を繋ぐ。相手は徹心だ。 「徹心、モニカやフィラちゃんの様子はどうだ?」 外から気配を探らせているだけだから詳しい事までは分からないよ? と断りが入り、徹心は報告を開始した。 『この二日間は何事も無く過ごせているみたいだ。今は藤宮君が買い物にでも出かけているのかな、小屋の中にモニカ君を隠している』 そうか、と千勢。 「山の中の小屋に隠して外出しないのならば、土地勘の無い者にはまず見つかる事はないだろう」 『うん、それに小屋には隠蔽用の技術が仕込まれているらしい。僕の遣わした兵も意識させていないと認識を外される』 「それはまた……手の込んだセーフハウスだ」 千勢は感心したように呟いた。徹心はそれと、と言って、言い辛そうに述べる。 『高坂君が僕に依頼していた、伏見君とTさん、リカ君のこの件からの離脱策だけど……残念ながらこれが絶対に安全という方法は無い』 「やはりか……」 千勢としても半ば判かっていた事だ。しかし実際に言われると軽く落胆する気持ちは拭えない。 「まあ、あそこまで堂々と名乗ってしまっているのだしな。海外にでも放りだせば可能かもしれないが」 『あまり下手に動くと≪神智学協会≫が何か企んでいる事が他に漏れるかもしれない。それをするのは僕は反対だ』 「分かっている。モニカの今後にも関わる事、慎重に行きたいのは私も同じだ」 子供に優しいのは私の性向だな、とおどけて言うと、徹心から申し訳なさが漂う多少沈んだ声音が返って来た。 『君にとって弟子や舞君がどれほど大事な存在かは分かっているつもりだ。けど――』 「くどいぞ徹心」 千勢はそう言って微苦笑を浮かべた。決まり悪そうに長い黒髪をかき回し、 「舞が申し出て、馬鹿弟子もリカちゃんも賛同した事だ。もとより私には口を出す権利なんてないのさ。けど、まぁ……」 言葉を飲みこんで頬を歪めた。 「……笑うか? ××を戦えるように育て上げたこの私が、今更戦場から遠ざけたいと思う事を」 返答は即座、口調は真摯なもので、 『笑わないさ。笑う事なんて出来ない。それが親というものなんだろう?』 千勢は失笑した。 「親とは笑わせる。アレの両親は息子を護って死んだよ」 『君が拾って育て上げたんだ。高坂君、君も親なんだよ。だからこそ――』 「分かった分かった」 長くなりそうな説教を断ち切るために携帯を切る。 説教くさい奴だ……。 そう思っていると、携帯を切るのを待っていたように、Tさんが声をかけてきた。 「何か藤宮由実達に変わりはあるか?」 「いや、徹心の話では今のところは問題無いようだ」 「そうか」 「早く戻ろう、舞に言われていた必要な品も買った事だしな」 ケウの毛で遊ぶからとリボンを大量に買った袋を軽く掲げて揺らす。この二日、ずっと缶詰状態の舞は暇を持て余している事だろう。 「急いで帰ってやろう。きっと喜ぶ」 「ああ」 ● 千勢の部屋があるマンション。その隣にあるビルから飛び移り、マンションの最上階を目指して静かに、しかし迅速に移動する者達が居た。 ≪神智学協会≫所属の者達、ユーグ、エレナ、弘蔵だ。 彼等はマンション最上階、舞やリカちゃん、ケウの居る部屋の前にまで来ると、素早く突入の準備を始めた。 エレナが金属製の棒を構え、ユーグが白系統の質素な衣服の上にバフォメットの加護である黒い影から引き出した鎧を瞬時に纏う。 準備が完了したのを確認して三人は頷き合った。 玄関の正面に立った弘蔵が懐から包丁のような刃物を抜き、扉へと狙いを付けて、構えた。 ――刃が振り下ろされる。 前ページ次ページ連載 - Tさん、エピローグに至るまで
https://w.atwiki.jp/83452/pages/4396.html
梓の家 梓「ふー」パタン 梓(結構読んだかな。とりあえずこれまでに得た情報を整理してみよう) 梓(魔理沙はイケメンでもてる。アリスはツンデレ。魔理沙が好き。パチュリーはひ弱。魔理沙が好き。三角関係) 梓(霊夢と紫ができてる。でも魔理沙も霊夢に惚れてる) 梓(レミリアはカリスマ。咲夜はレミリア命。主従コンビ) 梓(幽々子と妖夢も主従。ラブラブ) 梓(慧音が~) 梓「」ブツブツ 翌日 梓「……という解釈で間違っていませんか?」 紬「うん!大体あってる!梓ちゃん素敵よ!」ピョンピョン 梓「えへへ。任せてください!」 紬「ねぇ、梓ちゃん!今度一緒に同人誌を買いにいかない?」 梓「い、行ってみたいです!でも、どこに売ってるんですか?」 紬「秋葉原よ♪」 梓「秋葉原……!オタクが集まるっていうところですよね?」 紬「うん。あそこには同人誌を扱う専門店が集中しているの」 梓「秋葉原以外にはないんですか?」 紬「そうね、秋葉原は男の人メインだから……池袋の方がいいんだけどね」 梓「池袋はだめなんですか?」 紬「あそこは女の人向けのお店が多いから……。百合目当てなら秋葉原の方がいいと思うの」 梓「へぇー……。じゃあ秋葉原に行きましょう!一度行ってみたかったんです」 紬「うん!楽しみねぇ♪」 キャッキャッ 唯「……」 唯「あーずにゃん!」ガバッ 梓「きゃあっ!?」 唯「何話してたの~?教えて教えて!」ギュー 梓「な、なんでもないですっ///」ジタバタ 唯「え~?なんでもなくないよ~!今お話してたじゃん!」 紬「あのね、今度梓ちゃんと……」 唯「……」チラッ 紬「お出か」 唯「……」フイッ 紬「け……」 唯「ねぇ~あずにゃ~ん」ベタベタ 梓(う……あ) 梓「い、いやっ!」ドンッ 唯「わっ!」ヨロッ 唯「あずにゃん……?」 梓「ご、ごめんなさい」 梓「その……あまり抱きつかないで……」 唯「えっ……」 唯「……ごめんね」 梓「……」 唯の部屋 唯「はぁ……」 唯(抱きつかないで……かぁ) 唯(今までに何回も言われてるけど、今回は本当に嫌そうだったな……) 唯(……ムギちゃんの前だったから?) 唯(あずにゃん、最近ムギちゃんとずっと一緒にいるし。もしかして、ムギちゃんの事が……) 唯(好きな人の前で他人に抱きつかれたくない……そう考えたら辻褄が合うよね) 唯(それとも、もう付き合ってたり……) 唯「……」ムクリ 唯「憂ー?」ドタドタドタ 週末 梓「うわぁ……!ここが秋葉原!」キョロキョロ 梓「なんだかイメージと違います!」 紬「開発が進んで、高層ビルが立ち並ぶキレイな街になったそうよ」 梓「へぇー。なんていうか、もっとごちゃごちゃした街を想像してたので……意外です」 紬「中央通りから外れれば、かなり違った雰囲気なんだけどね」 梓「」キョロキョロ 梓「なんだか、いかにもなオタクって人はそんなにいないんですね?」 紬「そうねえ、最近は観光できたり、デートにくるカップルも多いみたいよ」 梓「へぇ……」 梓「あっ」 梓「あそこのお店、ぬいぐるみが沢山ある!」 紬「コト○キヤね。1Fは色んな物が置いてあるから一般の人もよく入ってるのよ」 梓「へぇー……」 紬「入ってみる?」ニコニコ 梓「うーん、でもこういうのはどこでも見れるし……他のお店がいいです」 紬「わかったわ。それじゃあ、中央通りを歩いてみましょうか」 梓「はい!」 梓紬「」キャッキャッ ヒョコッ 唯「……」ジーッ ~~~~~~~~~~~~~ 憂『梓ちゃんと紬さんが?』 唯『うん、だからどこに行くのかさりげなく聞いてくれないかな?』 憂『いいけど……お姉ちゃんが聞いちゃだめなの?』 唯『それは……イヤ』 憂『??よくわからないけど、梓ちゃんに聞いてみるね』 唯『ありがとう!』 ~~~~~~~~~~~~~~ 唯(あずにゃん楽しそうだな……) 唯(それにしても、電気屋さんとかアニメや漫画のお店ばっかりだけど) 唯(なんでこんな所にきてるんだろう……) ドンッ 唯「わっ」ヨロッ 男「わっ、ひっ、す、すみません……」ペコリ 唯「い、いえっこちらこそ」ペコ 唯「あれっ?あずにゃん達がっ」キョロキョロ 梓紬『』ガーッ 唯(あ、あの店に入ったっ)ササッ ○の穴 紬「ここが○の穴よ」 梓「うわぁ……。漫画がたくさん」キョロキョロ 梓「……あれ?なんだか普通の漫画ばかりですね」 紬「同人誌だけじゃなくて、普通の漫画も売ってるのよ。普通の本屋さんにはあまり売ってないマイナーな漫画もしっかり置いてあるの」 梓「へぇー……」キョロキョロ 梓「もしかして、このビル全部が○の穴なんですか?」 紬「そうよ。隣のビルも○の穴よ」 梓「すごい……。ここなら何でも売ってそうですね」 紬「とりあえず、同人誌のフロアに行ってみましょう。こっちよ」 カツンカツン 梓(階段せまい……) 梓「エスカレーターとかはないんですか?」 紬「エスカレーターはないけど、エレベーターはあるわよ」 梓「そうですか(まあ、別にいいか)」 ~~~~~~~~~~~ 唯「あれ?」キョロキョロ 唯(あずにゃんがいない) 唯(あっちょうどエレベーターが。とりあえず乗ろう)スッ 男2「フゥ、フゥ……」ムギュウウウウ 男3「フシューッ……」フキフキ 男4「……」アーイマーイサンセンチ♪ シャカシャカシャンシャン 唯(!) ムギュウウウウウ 唯(うわぁぁぁぁ!) ~~~~~~~~~~~~~~ 紬「ここが、一般向け同人誌のフロアよ」 梓「すごい……!」キョロキョロ 梓「これが全部同人誌……!」タタッ 紬「あっ梓ちゃん……かなり興奮しちゃってるわね♪」ニコニコ 梓「入り口にいきなりな○は、ボー○ロイド、レー○ガン、咲-S○ki-本が!」 紬(梓ちゃん……いつの間にそんな知識を!?) 梓「す、すごい……ん?」 梓「なっ!あそこは全部東○!?すごい量!」 男5「……」ジロッ 男6「……」チラッ 紬「あ、梓ちゃんちょっと静かに……」ヒソッ ~~~~~~~~~~~~~ ガーッ 唯「……」ヨロッ 唯(階段でいけばよかったよぉ……) 唯(男の人汗まみれの腕がピトピトくっついて……)ゲソッ 唯「同人誌……フロア?」 唯(ここかなあ……?)キョロキョロ 唯(なにここ、男の人ばっかり……。何で?) 唯(でも、あずにゃんがいればすぐにわかりそうだね) 唯(よし、静かに入って……)スッ ムワァ…… 唯「」 唯「うっ……」ヨロッ 唯(くっ……臭い!何ここ!?) 唯(でっでも入らないと探せない……我慢しなきゃ) 唯「……!?」 唯(な、何これ!?) 唯(え、えっちな本///) 唯(えっ?これも、これも、これも!全部えっちな本!)キョロキョロ 唯(あずにゃん、こんな本が欲しくて……?) 唯(なんだか気持ち悪くなってきた……。この階は諦めて他の階に行こう)ソソクサ 唯(一般向け同人誌フロア……こっちにいこう) ~~~~~~~~~~~~ 紬「梓ちゃん、気に入った本はあった?」 梓「はい、YUI×AZU本が沢山あって目移りしちゃいました!」 紬「じゃあ、他のフロアも行ってみる?」 梓「えっ?他……あ」 梓「い、一応行ってみようかな……///」モジモジ 紬「じゃあこっちね」 梓「はっはい!」ギクシャク ムワァ…… 梓(うっ……) 紬(この臭いはいつきても苦手だわ) 紬「入る?」 梓「ふぁ、ふぁい」 梓(うわ……)キョロキョロ 梓(すごいえっちそうな本ばっかり///) 梓(私はこういう本が欲しいわけじゃないんだけどなぁ……) 梓(あっ!けいお○!コーナーがある!)ササッ 梓(YUIの本がたくさん……///)ドキドキ 梓(……)キョロキョロ 梓(手に取るの恥ずかしいなあ……)コソコソ 梓(よし今だっ!これっ!)ヒョイッ 4
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3852.html
● ≪杞憂≫が完全に暴走を終息させた。どうやらモニカも正気を取り戻したようだ。 目の前で起きたこれらの事実に、ウィリアムは素直に驚いていた。 ……持ち直したばかりでなく、完全に正気を取り戻させてしまうとはね。 先程、≪杞憂≫の暴走によって体から絞り出すようにして上げていた悲鳴が収まった時から思ってはいたが、 なんとも、人の感情というものは御しがたいものだ……。それを起動キーとする≪杞憂≫を操作しようなど、到底不可能だったのだろうかね……。 それを一応の納得として、ウィリアムは≪杞憂≫の消失で崩れてきた施設の天井の破片によって破壊半ば破壊されたコンソールへともたれかかった。 失った右腕から血液が抜け過ぎたせいで眩暈を起こしたのだ。 血の流出を抑えようと、右腕の付け根をきつく抑えていると、鎧が鳴る音が近づいて来る。 ユーグがその手に剣を執り、ウィリアムへと歩を進めていた。彼はウィリアムへと冷厳な視線を向けて問いかける。 「満足か? ウィリアム」 「そうだね、当初は≪杞憂≫の発現とともに暴走に巻き込まれて身を滅ぼす事になるだろうと思っていたのだけど、この結果は思ったよりも面白い物になったね」 地鳴りが聞こえる。この地下施設は先の≪杞憂≫発現に伴う柱の出現でいくつもの穴を穿たれている状態だ。支えとなっていた≪杞憂≫の柱も先程消失した。支えを失った地下施設全体が崩壊しようとしているのだろう。 「そろそろこの施設も崩れてしまうね……」 そう言ってウィリアムは残った片腕でコンソールを操作する。辛うじて生き残っていたモニターがひどいノイズを交えつつも映像を繋いだ。映像の向こうにいる人物は、 「――やあ、オルコット。結局重要な所は邪魔されてしまったけど、それでもワタシのやりたいようにさせてもらった礼に、最期に研究成果を報告してあげようか」 ≪神智学協会≫の長、オルコットだった。 ● オルコットは画面の中で一つ頷きを作ると、ウィリアムに話を促した。 『聞こう、ウィリアム。お前の最後の報告を』 「そちらに直通の回線を設けてある事に驚きもしないのか。君の掌の上だったということかね?」 喉を震わせる笑いを浮かべたウィリアムに、オルコットからの返答は無い。 ユーグがいつでも斬りかかれる体勢になっているのを背中越しに確認し、ウィリアムは肩を竦めて伝えるべき事項を告げ始めた。 「まず、レニーとトリシアが≪悪魔の密輸≫を用いて封印していた≪杞憂≫の件だけど、封印解除及び≪杞憂≫の発現に成功。その過程で憂いの感情を暴走させての≪杞憂≫の暴発を試みたけど、これはこの通り見事に収められてしまった。モニカ嬢は無事。健康状態はまあ、封印の解除直後までのデータでなら健康そのもの。今でも疲労がたたっているだけで一応健康体ではあるだろうね。そして――」 ウィリアムはうん、と前置きし、 「≪杞憂≫を宿し、発現させ、あまつさえその力を暴走させてなお、何の影響も見られない。この分ならば≪聖槍≫との契約も問題無く成功するのではないかな?」 ● 「≪聖槍≫……だと?」 由実へと施している治療の手は止めずに、Tさんはモニターへと話し続けるウィリアムに言葉を投げた。 ウィリアムの出した都市伝説の名は、あまりにも有名で、そして危険を孕んだ代物だった。 「ああそうか……君達はそこまでは知らないのか」 ウィリアムはTさんへと振り返ってそう呟くと、円弧の笑みを血の気の薄くなった表情に浮かべた。 「そう、≪聖槍≫。オルコットの目的は知っているね? それを成す為には先も言ったけど、モニカ嬢に二つの都市伝説を契約させなければならないんだ。一つは≪杞憂≫、そしてもう一つが」 「≪聖槍≫ってやつなのか?」 「その通り」 舞の言に答え、ウィリアムは続ける。 「≪杞憂≫が今の世界を一度掃除し、しかる後に≪聖槍≫の能力が世界を制圧、後々まで世界は≪聖槍≫の制圧が統制し、乱れが生じた場合は≪杞憂≫が再び文明をリセットする。 これを為すには二つの都市伝説が別々に存在するのではだめだ。大きな力を方向付けて制御するためのモニカ嬢という器、そして二つの力を複合して、矛盾させる事無く扱う事のできる契約者という立場、それによって操作される≪聖槍≫の世界制圧と≪杞憂≫の世界の崩壊。その二つを複合した結果としての世界の再構成。それらをもってオルコットは世界に対して新たなルールを刻みつけようとしているのだね」 「≪聖槍≫……所有するものに世界を制する力を与える、か」 千勢が呟いたのは≪聖槍≫が持つ様々な逸話の一つだ。モニカに契約させられる≪聖槍≫の力はそれなのだろう。 「しかし、そのような強大な都市伝説との契約を、しかも二つもさせては普通、契約者の身が保ちはしない筈だ……」 「モニカ嬢には都市伝説に対する特殊な許容能力があるのだよ」 「なに?」 「その辺のカラクリはモニカ嬢本人を無事に連れ帰れたら聞くといい。あまり時間は残されてはいないのでね」 天井の瓦礫が降って来る。地下の本格的な崩壊が始まったのだ。 ……このままここに居るのは危険か。 由実の傷はとりあえず塞がっている。危機は脱した状態だろう。 ……ならば、 「リカちゃん、藤宮由実を頼む」 「わかったの」 立って、いつでも動ける状態に自分をしておきながら、Tさんは三つ巴となっている現場に張り詰めた緊張の糸を観察し始めた。 ウィリアムはモニターの中のオルコットへと振り返って報告を継ぐ。 「――さてオルコット。そのような感じで実験は万事成功だ。残念ながらワタシがみたかった崩壊は見られなかったけどね。そのせいでつい口が滑ってしまった。まあ成果物の自慢は制作者の特権と言う事にしておいてくれ」 『そうしておこう。そしてやはり腕は確かだったようだな、ウィリアム』 「お褒めに預かり光栄だよオルコット。君が世界に何を穿つ事が出来るのか、あの世で観覧させてもらうとでもするよ」 『好きにするといい』 その言葉を最後に、モニターに映っていたオルコットの姿が消失、画面がブラックアウトする。更に瓦礫が落ちてきて、モニターが完全に破壊された。 対話が終わったウィリアムへと舞が言葉をぶつける。 「おい、待てよ」 「なんだね? 君は……そう、マイだったね。何か質問かな?」 そう続きを緩やかに促すウィリアムに舞は訊ねる。 「モニカになんかわけの分かんねえもんを契約させてよ、それで都市伝説が無事に使えるようになったとしてさ、それでモニカの方はどうなるんだよ?」 「ああ、そんな事かい?」 ウィリアムはそうだね、と少し考える間を置いて舞の質問に返答する。 「モニカ嬢は死にはしないよ。ただ、精神の方は深い深い眠りにつくことになる」 「眠り?」 「何者にも侵されることのない、安楽の眠りだ」 ユーグがウィリアムの言葉を奪うように割り込んだ。彼が喚び出した騎兵達が、その手に携える槍をTさん、ウィリアム双方に向けた。 「騎士のおっちゃん……?」 先程は彼等によって守られていた舞が、戸惑いと、やはり、というニュアンスを同時に含んだ声でユーグに呼びかける。 「モニカ嬢を渡してもらおう」 率直にそう言って詰め寄るユーグ。そんな彼に千勢が宝剣と視線の切っ先を向け、同じように大太刀を構えて臨戦態勢に入った弘蔵を牽制するようにTさんが掌を向ける。 そして、 「そう、やっぱりウィリアム、あなたでもモニカ嬢の精神を取り出して、別の器に移しかえる事は不可能だったのね?」 新たな声、襤褸同然になった衣服を引っ掛けただけの、ひどく疲弊しているエレナがこの部屋へと現れた。 「……やはり、生きていたか」 千勢が呟き、ウィリアムが口端を吊り上げる。 「ああ、その通りだよエレナ。それにしてもひどいありさまだ。――まあワタシもあまり人の事は言えないがね」 ウィリアムはうん、と短く前置きし、片腕の付け根を抑えたまま、白衣の、失くした片方の腕の部分を揺らして大仰に語る。 「精神という要素はどうも都市伝説に対して重要らしい。アキヅキ達を用いた実験の結果、精神を抜かれた身体に宿った都市伝説は制御が利かない、あるいは暴走状態になりやすい事が判明してね。普通の都市伝説でそれなのだから、≪杞憂≫や≪聖槍≫クラスの都市伝説で制御が利く道理も無い。そしてこれらの都市伝説の暴走が起ころうものならオルコットの目的は果たせない事になるね。――でも」 そう言ってウィリアムは無くなった右腕の肘を抑えていた手を離した。抑えの無くなった右腕から流れる血が地面を染めていく速度が加速する。 己の生命を危険に晒す行為に、しかしウィリアムは笑みを浮かべて血に濡れた左手を翳した。 「最期にそれを見てみるのもいいかもしれない。精神の均衡を崩して意図的に暴発させた≪杞憂≫は発現の仕方が歪んで効果範囲が狭まっていたけど、精神を破壊した時にはどのような結果が現れるんだろうね?」 「お前も死ぬ事になるぞ?」 「構わないさチトセ。ワタシはね、自ら完成させた最高の器を自分で壊してみたい欲求にかられているんだよ! オルコットの目的は果たせなくなるけど、それはワタシにとってはどうでもいい事。研究の成果、それを体験して死ねるのならそれもまた、本望だ……!」 そう言ってウィリアムはコンソールの傍に設置されている、複数のガラスを連ねたような装置に血に濡れた左手を置いた。 「≪グラス・ハーモニカ≫――、いくよ?」 「≪グラス・ハーモニカ≫だと……!?」 「え? なに? ハーモニカ?」 舞が周囲の人々が一様に厳しい表情になったのに戸惑いを表す。Tさんが頷き、 「演奏するだけで人を発狂させたり霊を招くという逸話を持つ楽器だ。舞、リカちゃん、耳を塞げ」 「お、おう」 「わかったの」 「ああ、大丈夫だよ。いまのこの≪グラス・ハーモニカ≫はしっかりモニカ嬢用に調律してあるからね。他の者には効かないよ」 ウィリアムが≪グラス・ハーモニカ≫へと手を置く。その血濡れの左手がガラスの上を滑りだすと、不思議な音色が流れだした。 妙に不安定になるような、妖しい音だ。 「――ッ」 Tさんが光弾を現し、千勢が剣を振りかぶる。しかし彼等の攻撃が届くより先に、 「――――、アキヅキ、か……」 「研究成果の手にかかって死ぬのは本望なのだろう? 儂あたりで妥協しておくといい」 「まったく、執着なんて、するもの、では……ない、ね…………」 弘蔵の大太刀が、ウィリアムを左肩から袈裟斬りに切り裂いていた。 前ページ次ページ連載 - Tさん、エピローグに至るまで
https://w.atwiki.jp/0715/pages/17.html
お絵かきしましょう 現在、paint_bbsプラグインはご利用いただけません。
https://w.atwiki.jp/0715/pages/23.html
リンク集 Y・KのテストHP・・・http //1st.geocities.jp/ykis6791/ 雲隠れの修羅場・・・#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ページ名)
https://w.atwiki.jp/0715/pages/7.html
モンスターハンターの情報・裏技・攻略・質問 ちんこいじいじ童貞君 -- いんぽ (2007-07-27 12 23 11) ハリセンボンですよね -- 大室さん (2007-08-28 22 55 22) 死神ですよね -- 坂本さん (2007-08-28 23 14 32) それは僕のことですか? -- 佐久間さん (2007-08-28 23 18 53) はぁ? -- 田津 (2007-08-28 23 21 07) 僕 -- 大室さん (2007-08-28 23 22 12) 僕明日自殺しまーす -- 佐久間さん (2007-08-28 23 28 47) 必ず -- タード (2007-08-28 23 35 06) テメェー 絶対死ねよ -- 大室さん (2007-08-28 23 41 07) 糞漏らしてすいませんでした -- 大室駿 (2007-08-28 23 43 58) 佐久間死ね -- 名無しさん (2007-08-28 23 47 28) 僕糞漏らしてしまいましたすいませんでした -- 大室駿 (2007-08-28 23 54 20) 佐久間死ね -- 速く死ね (2007-08-28 23 55 11) 大室駿死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね -- 多ムロ死ね (2007-08-29 00 12 41) 佐久間俊樹死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね -- 佐久間俊樹死ね (2007-08-29 00 26 21) 僕社会のテストで0点とっちゃったヤバイ そろそろ自殺しなきゃ! -- 佐久間さん (2007-08-29 00 29 01) 僕馬鹿以下です -- 大室さん (2007-08-29 00 31 28) ずいぶん荒らされましたね(∪o∪)。。 -- 柏木 (2007-08-29 00 45 52) 死ね死ね死ね死ね死ね死ね入れ歯安定剤キモ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね全教科の合計点数0です死ね死ね入れ歯安定剤キモ死ね入れ歯安定剤キモ死ね入れ歯安定剤キモ死ね入れ歯安定剤キモ死ね入れ歯安定剤キモ死ね入れ歯安定剤キモ死ね入れ歯 -- 大室駿 (2007-08-29 00 50 52) 大室さんが少し反省しなきゃあかんな -- ビリー (2007-08-29 00 53 04) JMTJADTKDJOmjagaaga -- 蝌磋南淆 (2007-08-29 00 58 11) みなさんさようなら -- 佐久間さん (2007-08-29 01 07 36) 古島 -- 泣かすぞ (2007-08-29 01 18 49)