約 194,394 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1702.html
・れいむが死にません。 ・エロくありません。 ・最近れいむいじめがひどかったんで、れいむ愛でモード突入中。 ・仕事の都合もあって製作ペースが戻らないので、まだまだリハビリが必要な感じです。 『飼いゆっくりれいむ』 D.O 我が家は、築100年を軽く超える古風な木造家屋である。 爺さんの若かった頃は農業をしていたとのことなので、蔵もあれば庭もあり、 さらにその周囲は生垣をはさんで小さな林まで広がっている。 外から見れば、歴史の重み、どころか幽霊屋敷の雰囲気漂わせていることだろう。 現在の主である私が手入れを怠っているので、庭はコケと背の高い雑草が生い茂り、生垣も所々穴が開いているからなのだが。 私が子供の頃は、周囲にまだ多くの農家も残っていたが、 十年ほど前に、ゆっくりの大規模な襲撃が起こり、すっかり疲弊してしまったようである。 もう少し山に近い田舎に立ち上がった、のうかりんを使った実験農場計画が始まった頃に多くの農地は売却され、 実験農場が順調な現状を考えると、このあたりも数年後にはのうかりん印の農場になりそうだ。 現在では町、というには空き家が多すぎる、少々寂しい地域となってしまっている。 そんなある日、仕事から帰ってみると、 庭にサッカーボールサイズと、テニスボールサイズの饅頭が一つづつ落ちていた。 日が暮れているので良く見えないが、赤白リボンの奴はたしかれ・・・れ?ゆっくりだ。 「ゆゆっ!おにーさん、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇっ!」 「・・・・・・。」 家の電灯に照らされてみれば、薄汚れていて何ともゆっくりしていない奴等である。 少なくとも、見ているこちらとしてはゆっくりできない。 親子なのは間違いなさそうだが、親の方は全身余すところ無く、 マジックで唐草模様が描き込まれているあたり、町からやってきたのは間違いないだろう。 「にんげんさん、れいむはしんぐるまざーなんだよ!」 「へぇ・・・。で?」 「かわいそうなれいむたちを、ゆっくりかっていってね!」 「きゃわいくってごめんにぇっ!」 「・・・はぁ。」 なんだか、やり遂げた表情でこちらを見ている。 刈って、狩って、・・・いや、飼っていってね、か? どうやら、こんなにゆっくりしたおちびちゃんなんだから、人間さんも飼ってくれるに違いない、ということらしい。 とりあえずサンダルの裏を、その自信満々の顔面に押し当てて、塀の方に転がしてやることにした。 「ゆべしっ!」 「ゆぴぃぃいい!」 「・・・ペッ!」 噛んでいたガムが母れいむのリボンにジャストミートする。 「・・・・・・飯作ろ。」 別にゆっくりとやらに大した関心はない。 単に、コソコソ隠れているなら可愛げもあるが、ずうずうしさが気に入らなかっただけである。 これまでも野良猫やらなんやら、しょっちゅう仮の宿に使われていたので、 今更ゆっくりが庭に舞い込んだところで気にしない。 糞をばら撒かれないだけ、犬猫よりはありがたいくらいだ。 庭に住みたきゃ勝手に住めばいい。 こちらには当然世話する義務なんぞ無いのだから。 「ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛・・・・」 「ゆっくりー!」 痛みから回復したれいむ親子の方は、感動に打ち震えていた。 なにせ気がついたら、母れいむのリボンにペタリとついているのは、あの憧れの飼いゆっくりバッジ。 れいむも遠くで見ていたときは気づかなかったが、バッヂがまさか人間さんが口から吐き出されたものだったとは。 まあ、自分達もナワバリ(無意味極まるが)にしーしーでマーキングすることは多いのだから、そういうものなのだろう。 ・・・などと考えながら、リボンにへばりついたガムを、嬉し涙に潤んだ目で眺めていた。 そう、れいむはついに、ゆっくりの中でも最もゆっくりできると言われる、 あの飼いゆっくりにしてもらえたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌朝。 便所から出て縁側を歩いていると、庭の隅に放置していた木箱から、れいむ親子が飛び出してきた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ん?まだいたか。」 朝からうるさい奴らだ。やはり猫の方がましだな。 「ゆーん。おにーさん、れいむたちにあさごはんちょーだいね!」 「ちょーらいにぇっ!」 昨日のゆっくり共が、これから仕事に行くという時に、なんだかずうずうしくゆぅゆぅ鳴いている。 「・・・・・・庭の草でも花でも、自分で適当に食え。」 「ゆゆっ!?おはなしゃん、たべちぇいいにょ?やっちゃー!」 「ゆーん、ごはんさんいっぱいだよ~。」 勝手に住むのはかまわんが、ゆっくりフードたら言うものまで買ってやる気など無い。 というか、ペットでもないのにいちいち飯などやらん。 「むーしゃ、むーしゃ。しあわせー。」 「むーちゃ、むーちゃ。ゆ・・ゆぇーん。」 「どうしたの、おちびちゃん。」 「れいみゅ、こんにゃにむーちゃむーちゃちたの、はじめちぇ。」 れいむ達は、飼い主であるおにーさんの愛情を全身で味わっていた。 なにせ、適当に食え、と言って指差した庭には、 柔らかそうなゆっくりした草、 タンポポやシロツメクサの類の雑草寄りの花、 背の低い木には実や柔らかい葉っぱ、 それに、今は何も成っていないが柿やビワの木も生えており、季節が来たら食卓を飾ってくれることだろう。 当然昆虫やミミズも、その気になれば取り放題だ。 ここは、森の中にあったとしたら、数十匹のゆっくりを余裕をもって支えることができる最上級の狩場であった。 それらが全て、この2匹だけのためのごはんだと言うのである。 「おにぃさぁん、ありがとぉぉぉおおおぉぉ。」 そんなある日、夕食の生ゴミを袋に入れて、裏庭のポリバケツに入れようとしたところ、 ゆっくり共が、よだれを滝の様にたらしながらこちらを見ていた。 ・・・・・・そういえば、今都会では『ゆっくりコンポスト』なるものがはやっていると聞く。 正直言って生ゴミを貯めこむのは嫌だし、こいつらでも使ってみるか。 「・・・食え。」 翌朝、袋の中身がきれいさっぱりなくなっていた。 袋に何かが入っていた形跡すら無い。よだれらしきものでベタベタではあるが。 「ゆっくちちたおやさいしゃんだったにぇっ!」 「おにーさんにありがとうってするんだよ。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 「なるほど。こいつは便利だ。」 それからというもの、あの親子は毎日ポリバケツに放り込むはずだった生ゴミを、おやつだと大喜びで食べている。 生ゴミを放置しすぎて増えていたりぐるとかも減った。 生ゴミがなくなったからか、りぐるも食べているのか・・・ しばらくすると、いちいちこいつ等が『おうち』とやらにしている、庭の隅の木箱まで生ゴミを持っていくのもめんどくさくなってきた。 まずは縁側の下に少し穴を掘り、用済みとなったポリバケツを横倒しにしてはめ込む。 ポリバケツの内側に土をいくらか入れ、周囲の穴との隙間にも土を詰める。正面から見るとパッと見トンネルのような感じだ。 あとはあのゆっくり親子を中に放り込んで、自家製コンポストは完成。 「ゆわーい。きょきょはれいみゅたちのおうちなんだにぇ。」 「ゆっくりー!おにーさん、ありがとう!」 なんかぽいんぽいんと跳ねて喜んでいるが、台所からも食卓からも近いここが、 生ゴミを放り込むのに適していただけだ。 「ん、で、あと何が必要だ?」 「「ゆぅ?」」 なんといっても、使い道ができた以上、もはや野良猫と同等ではない。 金をかけてやるつもりはないが、それなりのメンテナンスはしてやろう。 コンポストとしてある程度長持ちしてくれなければ困るからだ。 「ゆ、ゆぅーん!れいむはみずあびができたらうれしいよ。きたないとゆっくりできないよ。それと・・・」 「それと?」 「おちびちゃんにも、ばっじさんがほしいよ!おちびちゃんもかいゆっくりのばっじさんがほしいよ。」 水浴びか。なるほど、こいつ等が饅頭のくせにカビないのは不思議だったが、やはり不潔にしておくのはよろしくないといったところか。 こっちとしても軒下にサッカーボール大のカビ饅頭があるのは気分が悪い。自分たちで清潔にしてもらおうか。 あとは・・・ん?おちびちゃん・・・にも? ・・・・・・妙に馴れ馴れしいのも合点がいった。まさか飼われているつもりだったとは。 まあ、使い道がある今となっては都合がよくもあったが。 「水は、そうだな。このタライに水を入れといてやる。勝手に使え。」 「ゆっくりー!」 「それと・・・バッジねぇ。ああ、あれでいいか。」 持ってきたのは、私が中学生時代に学生服につけていた、襟章だった。 鈍く銀色に光る襟章、どうせこいつ等がバッジとやらを活用する日は来ないのだから、これで十分だ。 リボンに乱暴にネジ式の襟章を突き刺して固定すると、赤色の中に鈍く光る銀色は、思いのほかしっくりときた。 「ゆわーい!ゆっくちちたばっじしゃんだー!」 「ゆぅぅ、よがっだねぇ、よがっだねぇぇえ、おぢびじゃぁぁああん。」 喜んでもらって何よりである。この調子で雑草むしりと生ゴミ処理を頑張ってもらいたいものだ。 翌日には、縁側下のコンポストの近くに「おといれ」と称してうんうん用の穴も掘っていた。 生活の場に排泄物を置いておくのはやはり嫌なのか。だが、これはこちらとしても都合がよかった。 このうんうんという排泄物については、定期的に土と雑草に混ぜて花壇の肥料にしている。 なかなか良質なようで、しかも採集の手間も要らないしありがたいものだ。 「ゆーん、おにーさん。おといれのおそうじしてくれてありがとう。」 「うんうんがなくなっちぇ、ゆっくちできりゅよ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こうしてれいむ親子がコンポストとなった数日後、家の庭に最近ご無沙汰だった来客が来た。 「ねこさんだぁぁあああ!ゆっくりできないぃぃぃ!!」 「ゆぴぃぃ、おきゃあしゃんこわいよぉぉ!」 「ん、ああ、トラか。久しぶり。」 生垣の穴から庭に入ってきたのは、近所で気ままな野良生活を送っている猫だ。 こいつに限らず、我が家を通り道にする猫は多い。 「ゆぁぁぁぁ、おにーさぁぁん。ねこさんこわいよぉぉぉぉ。」 「ゆっくちさせちぇぇぇぇ。」 「・・・嫌なら自分でなんとかしろ。」 「「ゆぅぅぅ、ゆっくりできないよぉ。」」 別にサッカーボールサイズの良くわからん物体にじゃれつく様な、酔狂な猫達でもないが、 町生活でトラウマでもあるのか、度重なる猫の襲撃に、れいむ親子は自分達で何とかすることにしたようだ。 数日後から、徐々にだが、目に見えて生垣の穴がふさがり始めた。 「ゆーえす!ゆーえす!」 「おきゃーしゃん、はっぱしゃんもってきちゃよ。」 「じゃあおちびちゃん、このすきまにはっぱさんをおしこんでね。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 生垣や塀の隙間に、小石を詰め、小枝を刺し、上から土を盛って、また葉っぱや枝を詰める。 近くで見るとやはり幼稚園児の工作の域を出るものではないが、遠目には生垣に溶け込んで見えなくも無い。 何重にもゴミを積み上げているので、強度のほうはちょっと蹴りを入れたくらいでは吹っ飛ばないくらいになっていた。 「これでねこさんはいってこれないね!」 「ゆっくちー。」 「にゅぁ~ん・・・ぐるるる。」 ・・・・・・。 「「どぼぢでねござんはいっでるのぉぉぉおお!?」」 「・・・塀の上からだろ。」 まあ一応は通りにくくなったので、特に頻繁にここに来る数匹以外は入ってくることも無くなり、 多少は平穏になったようだ。 それにしても、なんだか最近庭がきれいになってきた気がする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 生垣の穴がれいむによってあらかた埋まった数日後、 久しぶりに友人が家まで遊びに来た。 「ゆゆっ!?おにーさんのおともだち?ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ。」 「おー、間知由。お前ゆっくり飼ってたんだな。エラい装飾過剰だけど。」 「いや、飼ってないし、あの唐草模様は来たときからだ。俺の趣味じゃない。」 「ふーん。つってもバッジついてんじゃん。」 「ありゃガムだ。」 「え゛・・・。」 「ああ、みかんの皮は庭のポリバケツに放り込んどいてくれ。」 「え?これってこいつらのおうちだろ?」 「いや。コンポスト。」 「んー。・・・え゛ぇ?」 「ゆわーい、おやつだにぇ!ゆっくちありがちょー。」 「むーしゃ、むーしゃ。しあわせー。」 ついでに、夕食の魚の骨も放り込んでおいた。 「ぽりっ、ぽりぽりぽり・・・ゆっくりー!」 「・・・・・ふーむ。」 「どうした?」 「いや。ゆっくりって、案外飼いやすい生き物なのだろうかと思ってな。」 「ただの饅頭だろ。・・・・・・何だよ、その目は。」 「まったく。世の中にはどんだけ愛情注いでも懐かれない奴もいるってのに。」 「そんなもんかね。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして、庭が放置しっぱなしの幽霊屋敷状態から、見違えるようにきれいになった頃、 れいむ達の平穏な毎日に、突然不幸が舞い降りてきた。 「Zzzzzz・・・。」 「すーや、すーや。」 今日は日曜日。おにーさんも日当たりの良い縁側で昼寝中。 れいむ親子も庭に生えた木の木陰でゆっくりと惰眠をむさぼっていた。 そのとき庭に、普段と違う空気が漂う。 「うー。」 「ゆぅ?・・・すーや、すーや。」 「あまあまー。」 「ゆ・・・すーや、すーや。・・・・・・れみりゃだぁぁぁああああ!!!」 庭に突然飛来したのは、本来夜行性のれみりゃ(胴無し)。 庭のすぐ奥にある林は、昼でも薄暗く、たまに昼でも活動するれみりゃが現れたりする。 しかも、このあたりは農家だったこともあり、害ゆ対策として、れみりゃを大量飼育していた時期もあったので、 最近森の奥でしか見なくなったれみりゃ種もチラホラいたりするのだ。 「おちびちゃん、ゆっくりにげるよ!」 「ゆあーん。れみりゃはゆっくちしちぇにぇ。」 ぽよん、ぽよん、と大急ぎでおうちに飛び込むれいむ親子。 れみりゃは追ってこなかった。どうやら助かったようである。 しかし、一つだけ気がかりがあった。 「ゆぅぅぅ、おきゃーしゃん、れみりゃはゆっくちできにゃいよぉ。」 「ゆ!おちびちゃん。ここはおにーさんがつくってくれたおうちだから、れみりゃなんてはいってこれないよ!」 「ゆっくちー。でみょ・・・。」 「おちびちゃん?」 「おにーしゃん、すーやすーやしてたよ?れみりゃにゆっくちひどいことされてにゃい?」 「ゆゆっ!?」 「そろーり!そろーり!」 おにーさんの無事を確かめるべくおうちから慎重に這い出るれいむ。 見つかったら命はないだけに、そろーりそろーりにも力が入る。 そして、れいむは驚愕の姿を目撃した。 「うー!うー!」 「Zzzzzz・・・・、じゃま・・・」 ・・・・・・れみりゃがおにーさんにじゃれていた。 「ゆぁぁぁああああ!おにーさんがたべられるぅぅぅううう!!!」 「うー?」 「やめてねっ!おにーさんをたべないでねっ!れみりゃはゆっくりどっかいってね!!」 ゆっくりしたおにーさんを助けるべく、れいむはれみりゃに立ち向かう。 しかし、口にくわえた木の枝をどれほど振り回しても、空を舞うれみりゃ相手には届かなかった。 「ゆぅ、ゆぅぅ、どうしてとどかないのぉぉ。」 「うー!あまあまー。がぶり。」 「ゆひぃぃぃぃ、れいむのあんこさんすわないでぇぇぇぇ・・・。」 「おきゃあしゃぁぁあん、ゆっくち、れみりゃはゆっくちしちぇぇぇぇ!」 「お、肉まん。」ぱさり。 「うー!うー!」 といったところで目が覚めたおにーさん。 玉網を使ってあっさりとれみりゃを捕獲したのであった。 それにしても、生ゴミを処理して肥料を作り、 庭の管理までやってくれた挙句、夕食のおかずをおびき寄せてくれるとは、 つくづく使いでのあるコンポストだ。 つい今さっきまでたっぷり飯を食っていたこの肉まん、中身がが詰まっていてうまそうだな。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇぇぇぇ。」 ザックザックザック 薄っぺらくなった方のれいむには、中身を詰めなおしてやることにする。 掘り出したのは、「おといれ」とやらになみなみと貯められた餡子。 こいつを、中身の減ったれいむの口からねじ込んでやることにした。 「ゆ゛っ、ゆぼぉっ!おにーざん、やべでぇ、ゆっぐぢでぎなっ!ゆぼっ!」 「おにーしゃん、やめてあげちぇにぇ!おきゃーしゃんがいやがっちぇるよ。」 無視。餡子は餡子だ。多少土が混ざっているが、中に詰めなおしてやれば問題ないだろう。 「ゆ゛っ、ゆっぐぢしていってね。ゆげぇ。」 「やっちゃー!おきゃーしゃん、げんきになっちゃよ。」 「ゆ、ゆぅぅ・・・おにーさん、ありがとぉ・・・。」 「しゅーり、しゅーり、ちあわちぇー!」 ふむ、消耗してはいるが、まだ当分は使えそうだ。 そして、その夜は多すぎて食べきれなかった肉まんの残りを、コンポストに放り込んでやった。 やはり一人暮らしにあのサイズは無茶な話だな。 「ゆわーい。きょうはごちそうだにぇ!」 「ゆーん。きっといっしょにれみりゃをやっつけたから、ごほうびなんだよ。」 「ゆっくち!ゆっくち!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そんな生活が、しばらく続いたが、 子れいむが成体にまで大きくなった頃、親れいむの方が死んだ。 あとで調べたが、町の野良の寿命は平均一年かどうかと、大分短いらしい。 我が家に来た時には中古のポンコツだったということか。 「お・・・おにーさん。おちびちゃんを、・・・これからもゆっくりさせてあげてね。」 「特になにも変らんよ。」 「おちびちゃん、・・・ゆっくりしていってね・・・・・・」 「おかーしゃん、おきゃあしゃぁぁぁあああん!!!すーりすーりしてね、ぺーろぺーろしてねぇぇえええ!!!」 リボンは子れいむの方が欲しがったのでくれてやり、死体のほうはぐちゃぐちゃにすり潰して肥料にした。 花壇の花も元気に育つことだろう。 「おかーさん。おはなさんになったんだね。」 「まあそうとも言えるな。」 「ゆっくりしていってね。おかーさん。」 まあ、そんなことはどうでも良かったのだが、少し問題が生じてきた。 コンポストの、生ごみ処理能力が落ちてしまったのだ。 「ゆぅぅ~。さびしいよぉ。」 「おちびちゃんがほしいよぉ。」 「すーりすーりしたいよぉ。」 どうも孤独な生活と発情期が重なって、ノイローゼ状態になったらしい。 頭数が減ったうえ、どうにも食欲が無い。庭の雑草もまた伸び始めてきた。 これは、新しいゆっくりを取ってくる必要がありそうだな。 その日、夕食の生ゴミをコンポストに放り込みながら、 れいむにつがいを探してやる、と言った時のれいむの喜びようは大変なものだった。 体が溶ける寸前まで水浴びをして、リボンのしわ一つ一つまで丹念にあんよでつぶして伸ばしていく。 コンポスト内の清掃も丹念に行い、 さらに子供が出来た後のために、花やイモ虫、果物の皮などのごちそうから保存食の干し草まで貯めこむ。 にんっしん中のベッドまで葉っぱと草を使って作り終えて、準備万端でその日を迎えた。 約束の日、私はれいむを連れて街を歩き、れいむ的に「すっごくゆっくりしてる」まりさを手に入れた。 この白黒饅頭、帽子にアイロンをかけた形跡もわずかにあり、恐らくバッジを引きちぎったのであろう傷痕も見られる。 飼われていたというなら、それなりの躾もされているのだろう。好都合だ。 「ゆふん!そんなにまりさをかいたかったら、かわせてやってもいいのぜ。」 「ゆっくり!まりさ、ずっとゆっくりしようね!」 「ゆん!なかなかゆっくりしたれいむだから、とくべつにすっきりしてやってもいいのぜ。」 本人も乗り気のようだから都合よい。つがいにしてやることにして、家に連れていった。 「ゆぅ~ん、まりさ。すーり、すーり。」 「ゆへぇぇ!いいからとっととまむまむをむけるのぜぇ!『ぼよぉぉおん!』」 「『ごろんっ』ゆぅ!?もっとゆっくりしてぇ!」 「しったこっちゃないのぜ!まりさのぺにぺにをおみまいしてやるのぜぇ!!」 ずぼぉっ!ずっぽずっぽずっぽずっぽ・・・ 「ゆぁーん、いだいぃぃぃい!らんぼうすぎるよぉ。もっと、ゆっぐりぃ!」 「ゆっふっ!ゆっゆっゆっゆっゆっゆっすっきりぃぃぃいいい!」 「ずっぎりぃぃ。」 とりあえずれいむの腹が膨れてきたので、予定どおりにいったようだ。 「ひどいよまりさ・・・」 「ゆふぅ。ひとしごとおわっておなかがすいたのぜ。にんげんさん、とっととごはんをもってくるんだぜ!」 「その辺のを適当に食え。」 「ゆゆ!?なにいってるのぜ。ゆっくりふーどさんなんて、どこにもないのぜ。」 「草があるだろ。」 「な・・・なにいってるのぜぇぇ!くささんはごはんじゃないのぜ! ふーどさんがないならけーきさんでもいいのぜ!はやくもってくるのぜ、くそじじぃ!」 「ゆぅ。なにいってるの?おにーさんにあやまってね。くささんはおいしいよ。むーしゃむーしゃ。」 「ゆぎぃぃぃいい!もういいのぜ!はやくおうちにいれるのぜ!べっどですーやすーやするのぜ!」 「そこに家ならあるだろ。」 「な・・・なにいってるのぜぇ!これはごみばこさんなのぜ!くさくてきたないのぜ!」 「ひ、ひどいよまりさ!おにーさんがれいむにくれた、ゆっくりできるおうちだよ! それに、れいむがいっしょうけんめいおそうじしたんだよ!ゆっくりあやまってね!」 「・・・いいよ別に。文句があるなら勝手に出ていけば。」 「ゆふん!まったく、ばかなじじぃとゆっくりしてないごみれいむのほうが、このおうちからでていくのぜ! ゆっくりしたまりささまが、とくべつにこのおうちをつかってやるのぜ!」 「ふーん・・・。れいむ、どうやら一緒に暮らすのは無理そうだが。」 「ゆぅぅぅぅ・・・ゆっくりできないまりさだよぉ。」 とりあえず、私が家から追い出されるのは嫌なので、ゆっくりしたまりささまとやらは、門から丁重に出て行ってもらった。 あれだけ態度がでかいと、野良をやっていくのも大変だろうに、大したものだ。 しかし、ゆっくりと言っても、コンポスト向きのとそうでないのがいるのかもしれない。 黒帽子がダメなのか、飼われていたのがダメなのか、まあ、どうでもいいことだ。 れいむの腹にいるちび共の中に黒帽子がいたら、それもはっきりするだろう。 つがいこそいなくなったものの、孤独を埋めるという当初の目的は達成されたようである。 それから数匹分の食欲を発揮し始めたれいむは、3週間後、無事れいむ種一匹とまりさ種一匹を出産した。 赤ゆっくりが腹から射出される勢いには驚いたが、庭は柔らかい芝生であったのが幸いしたのか、 せっかくれいむが作っていた草のクッションから1m以上離れて着地したものの、つぶれることはなかった。 「「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!!」」 「ゆっくりしていってね!ゆぅーん、ぺーろぺーろ、おちびちゃんたちかわいいよぉ。」 これで、コンポストの方は今後も安泰そうだ。 母れいむがチビ共にもバッジが欲しいとか言ってきたので、画鋲のカサの部分をセメダインでくっつけておく。金バッジだ。 これで満足して生ゴミを処理してくれるのだから、安上がりなものだ。 ちなみに、ゆっくりしたまりささまに出て行ってもらってから二日後、門の前にみすぼらしく、 帽子もかぶっていないまりさ種が一匹転がっていた。 「やっばりがっでぐだざぃぃ・・・おねがいじばずぅ。」 とか言っていたが、ゆっくりを飼う趣味などないので、無視しておいた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それからしばらくは、コンポストとしても庭の芝生管理としても特に問題はなかった。 ピンポン玉サイズの子供たちでは、成体一匹分の処理能力を補えるかと、多少不安ではあったが、 どうやら、成長中のチビ共の方が食欲は旺盛らしく、生ゴミは毎日順調に処理され、肥料になっていった。 黒帽子の方も特に文句を言わず、生ゴミをムシャムシャ食らい、庭をぽよんぽよんと跳ねまわっている。 やはりあの態度は、育ちが問題だったようだ。 だが、赤ゆっくり達が産まれてから一月ほどたち、そろそろ冬の近づきを肌で感じ始めた頃、 またしてもコンポストの性能が低下してきた。 朝、コンポストの中をのぞいてみると、まだ昨日の生ゴミが残っている。 さらにその奥では、歯をガチガチと鳴らしながら、目の下にクマをつくったれいむ一家がいた。 「お、おおお、おにーさん、おうちがさむいよぉぉぉ・・。ねむれないよぉぉ・・。」 「しゃむくてゆっくちできにゃいぃぃぃ。」 「ごはんしゃんつめちゃいよ。むーちゃ、むーちゃ、しょれなりー。」 コンポストはれいむ達なりにきっちり入口を塞いでいるが、やはり所詮はポリバケツ。 まだ昼間は温かいが、壁一枚隔てた向こうの、夜の寒気を完全に防ぐことはできないようだ。 この時期でこれでは、冬の間はコンポストの機能が完全に停止しかねない。 家に入れるという選択肢はもちろんないが、 本格的にコンポストの改造を行う必要がありそうだ。 その日の昼、れいむ一家に『たからもの』とか言う小石や押し花や、ガムの付いたリボンらしきゴミをコンポストから出させると、 大規模な改装に取り掛かった。 まずは、ポリバケツを掘り出して、横倒しにすると天井になる、壁の一部を四角く切り抜く。 それに、ちょうつがいと留め金をつけて、外から開けるようにした。 ゆっくりは、冬には巣の入り口を密閉するらしいので、生ゴミの投入口をつけてやったわけだ。 次にバケツの入口、つまりゆっくりの出入り口だが、せいぜい直径30cm程度のゆっくりに対しては大きすぎる。 壊れたすのこを材料にして、ドーナツ状の板をつくり、バケツの口に取り付けてやった。 これでゆっくりの出入り口は、必要最低限の大きさになり、 木の枝などで塞ぐ手間も、寒気の吹き込む隙間もぐっと減るはずだ。 あとは、再び縁側の下にポリバケツを埋めなおし、これまではむき出しだった側面にまで土をこんもりと盛っておく。 外から見ると、生ゴミの投入口と、ゆっくりの出入り口だけ穴のあいた、砂場の砂山のような外観となる。 縁側の下なので、雨風で盛り上げた土が崩れる心配は無い。 地下は冬でも暖かいというので、これで断熱は十分だろう。 数十分の作業中、庭で遊ばせていたれいむ一家を呼び寄せた時の反応は、 以前コンポストを、はじめてつくった時以上のものであった。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆわぁぁぁぁああい!すっごくゆっくりしたおうちだよぉぉおおお!」 「ゆっくち!ゆっくちー!れいみゅたち、こんなゆっくちしたおうちにしゅんでいいにょ!?」 「ゆわーい!なかもあっちゃかいよー!ゆっくちー!」 「ふーい、疲れた。あとはこいつでも中に敷いとけ。」 「ゆぅぅぅぅうう!しゅごーい!ゆっくちちたおふとんしゃんだー!」 「おにぃさん、ありがと、う、ゆぇぇぇええん!」 「おきゃーしゃん、ないちぇるにょ?どっかいちゃいにょ?ゆっくちしちぇにぇ。」 「おちびちゃぁぁあん!れいむはうれしくってないてるんだよぉ。ゆっくりー、ゆっくりー!」 近所の農家から頂いてきた干し藁をひと束くれてやっただけだが。 とりあえず、この反応からして、今後はまたコンポストとして元気にやってくれそうだ。 こちらはやることやったので、あとのメンテはこいつ等がかってにやってくれればいい。 かつて母れいむと一緒に野良生活を送っていた頃、れいむには夢があった。 温かくて、雨の心配も、風の恐怖も感じないですむおうち。 毎日お腹いっぱい食べられるだけのごはん。 しかも、そのごはんを手に入れるために、命の危険など感じずにすむゆっくりプレイス。 外敵の心配もないそのゆっくりプレイスで、 ゆっくりしたおちびちゃん達とすーりすーりしたり、のーびのーびしたり、 おうたをうたったり、水浴びですっきりーしながら、毎日ひたすらゆっくりする。 夜になったら、ゆっくりしたおうちに帰り、ふかふかのおふとんの中で、 家族で肌を寄せ合ってすーやすーやする。 たまにはあまあまが食べられたら言うことはない。 これが、れいむのかつて夢見たすべてであった。 そして、今、この場所には、れいむが望んだもの全てがあった。 全てのゆっくりが追い求め、そして見つけることの出来なかった場所、ゆっくりプレイス。 だが、れいむにとってのそれは、人間さんがコンポスト、と呼ぶこの場所に、確かに存在していたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆっくりー!」 「すーり、すーり、しあわせー。」 「すーり、すーり、・・・ゆっ、ゆっ、ゆっ」 「ゆふぅん、だめだよまりさぁ。ゆふぅ、ゆふぅーん!」 れいむ親子が初めて我が家のコンポストとなって2年。 結局外部から新たなゆっくりを連れてくる必要はなくなった。 こいつらは、家族以外のゆっくりがいないとなると、姉妹同士でつがいを作り続け、今はすでに4世代目である。 今はこれまた姉妹である、れいむとまりさのつがいがコンポストとして活躍している。 それと、最近は花壇の世話もめんどくさくなったので、街でゲッソリしていたゆうか種も一匹拾って庭に住まわせている。 最初はコンポストの連中が花を勝手に食う、食わないでもめた時期もあったが、 群れでもない以上大した量を食われることもなく、しかも花の肥料がコンポスト産だということもあり、 それなりの折り合いをつけることで落ち着いている。 「「すっきりー!」」 などと思っているところで、また増えるつもりのようだ。 れいむの頭ににょきにょきと生えたツタには赤れいむが3に赤まりさが2。 まあ、構わない。どうせ代替わりが激しいゆっくりである。 うっかり病死などしないうちに子供を作ってもらわなければ余計な手間だ。 それに増えすぎるようなら何個か潰して肥料にするだけ。 庭もすっかり華やかになって、もう幽霊屋敷の頃の面影は残っていない。 「おはよーございます。」 「ああ、農場の。おはよう。」 最近ついにこの辺も、のうかりん農場化が進み始めた。 生垣の向こうから挨拶してきたのうかりんも、そこの従業員である。 「とってもゆっくりした庭ですね。きれい。」 「まあ、ゆうかが一匹でやってるんだがね。」 「うふふ。それは失礼しました。でも、それ以上に・・・あなたの飼われているゆっくり達。」 「?」 「とってもゆっくりしてますね。今までたくさん飼いゆっくりを見ましたけど、一番ゆっくりしてますよ。」 「ふーん。そんなもんかね。」 同じゆっくりである、あののうかりんが言っているなら正しいのだろう。 よくわからんが、この2年間で一つだけ確信したことがある。 こいつらには、コンポストという仕事が向いている、ということだ。 リクのあったゴミ処理場ネタは今度また書きます。 それにしても自分のSS製作ペースがそれほど落ちたわけではないのに、 いつの間にか餡小話のそうとう下に追いやられてたり。 SS増加ペース早っ。 とりあえず、シリーズものについてはそろそろなんか書きます。 町れいむ、レイパー、計画中のペットショップシリーズ リクの消化もまだおわってないなぁ。 挿絵 by街中あき 挿絵 by??? 餡小話掲載作品 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 プラス本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけについては何とも言えないけど) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけのおまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけのおまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけのおまけのおまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 翌年 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(おまけ) 挿絵:街中あき 挿絵:おっぱい無しあき
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/697.html
ゆっくりの中には特殊な美しさの基準がある。 生まれつきの髪飾りの形、色合い、後発的なものでは髪のつやなどがある。 しかしそれよりもっと重要なものがあった。 人里からかなり離れたところ、森の奥深く。 そこにはゆっくりの集落がある。 ある玄翁を持った少女一人に壊滅寸前に追い込まれた複数の群れが集まって出来たものだ。 それ以後、人間の存在を恐れたゆっくりたちはこの森でひっそりと暮らしていた。 時々加工所の人間に仲間が攫われることもあるが、それ以外は日差しもよく、醜い豚もといれみりゃやふらんも来ないので、 ゆっくりたちはとてもゆっくりできていた。 ある日までは。 「ゆっゆ~♪ ゆっくり~♪」 ゆっくりまりさは今日も(ゆっくりの基準で)ゆっくりしていた。 友達のありすたちと共に蝶々を追いかけたて食べたり、蜂の巣を食べようとして逃げたり、けどそれでも楽しいとてもゆっくりした時間を過ごした。 夕方になり、恐ろしいれみりゃの時間である夜になる前にみんな自分の家へ帰った。 まりさも自分の両親が待つ家に戻っているところであった。 しかし集落の自分の家の近くに戻ると、なにやらゆっくりだかりが出来ていた。 どうしたのだろう。母まりさの姿を見つけたまりさは何があったのか聞き出す。 「おかーさん、ただいま! どうしたのみんな?」 「ゆ、まりさお帰り! けど大変なことになったよ!!」 「ゆ~? 大変なこと?」 まりさは首をかしげ、母が見ていた方向を見る。 そこにはゆっくりれいむがいた。しかもただのゆれいむではない。 しもぶくれっぷりはとても大きく、大人ゆっくりの中でもかなりの巨体だ。 まりさは息を呑んだ。そのあまりの美しさに。 ゆっくりたちのなかでは、下膨れの大きさは髪飾りや髪のつや以上に美しさの基準となっている。 下膨れが大きいということは、それはとてもゆっくり出来た証拠ということであり、威厳の象徴にもなっているのだ。 人間から見たら理解できないことであるが。 まりさは見とれていたが、すぐに意識を戻す。 たしかに美しいれいむ(以下美れいむとする)だ。しかし外のゆっくりが集落にたどり着くことはそんなに珍しいことではない。 それの何が大変なんだろう? そして気づいた。その美れいむがいた場所に。 そこには群れの長である老ぱちゅりーが倒れていた。 中身であるクリームを口から吐き出し、痙攣している。もう助からないのは目に見えている。 状況からまりさはわかった。この美れいむがやったんだと。 しかし何故大人たちは手を出さないんだ? 答えは簡単だ。皆美れいむに手を出せないのだ。 自分達のことを何よりも考えてくれ、教育してくれた老ぱちゅりーを殺したのは許せない。 だがその美しさの前に誰も手が出せないのだ。美れいむは近づくのも憚られるほどの美しさを誇っていた。 現に真っ先に仇を取ろうと動いたゆっくりのいくらかは、あっさりと寝返った他のゆっくりに殺された。 美れいむはその様子をほくそ笑んだ様子で眺めていたのだ。 美れいむは以前別のゆっくりの群れにいたが、そのあまりの美しさのあまり嫉妬を買い、追い出されたのだ。 しかし実はそれ以外にも要因はあった。 「美しいれいむのためにたべものをもってきてね!!」 美れいむがその美しさを傘に着て、群れのゆっくりに貢ぐように要求したのだ。 そして群れを追い出された美れいむは、以前骨抜きにしたありすからこの集落のことを聞き出し、やってきたのだ。 そのありすは発情して生意気にも自分に擦り寄ろうとしたのですでに殺した。 自分は美しい。この世のどのゆっくりよりも。薄汚いありすごときが近寄るな。 美れいむは本気でそう思っていた。 そしてそのありす以外の、以前から自分に完全に忠誠を誓ったゆっくりを率いて集落にやってきたのだ。 その後老パチュリーを殺害し、何匹かをその容姿で骨抜きにした美れいむは反撃も許さなかった。 寝返ったゆっくりたちは前々から老パチュリーに不満を持っていた、まりさやありすたちだった。美れいむは狡猾にもそれを狙ったのだ。 老パチュリーは人間の恐ろしさ、残虐さを必死で後世のゆっくりたちに伝えようとした。 しかし100匹単位の集落なのだ、中には愚かで自意識過剰で己のみを弁えない者も出てくる。 寝返ったまりさやありすはその筆頭だった。 そして美れいむの、悪魔の誘いを嬉々として受け入れたのだ。 集まったゆっくりたちに向かって、美れいむは高らかに宣言した。 「いまからここはこのれいむのおうこくだよ! うつくしいれいむはこのよでもっともゆっくりできるゆっくりだよ! おまえたちみたいなうすぎたないゆっくりはれいむのためだけにそんざいするんだよ!! うつくしいれいむにみとめられたせいえいたちはいつもおまえたちをみはってるよ!! わかったらいごはれいむのためだけに ごはんをもってきて、れいむのためだけにはたらくんだね!!」 その後は地獄が始まった。 平和な集落は一夜にして変わってしまったのだ。 美れいむに忠誠を誓ったものたち以外は奴隷としてひたすら働かされた。 あるれいむは歌を歌えと言われ、恐怖に震えながらも歌ったが、下手と言われた挙句潰されて殺された。 あるまりさは得意の帽子で川渡りを要求され、激流の中を泳がされ、滝に落ちて姿を消した。 あるありすはすっきりされろと言われ、自信満々で発情しすっきりさせようとしたが、美れいむの興がさめた瞬間に配下の別のありすに犯された。 またあるれいむとまりさはれみりゃの肉を食わせろと要求され、子供を人質にとられれみりゃに立ち向かうも、返り討ちにあって死んだ。 その上子供たちは役立たずの子供といわれ、無残にも処刑された。 毎日普通のゆっくりの10倍以上の食事を美れいむは要求し、さらに配下のゆっくりは美れいむの威光を笠に着て他のゆっくりから搾取した。 結果ゆっくりたちはわずかな食事しか許されず、餓死するものが相次いだ。 しかしそれでも数は減らない。親達は必死で子供を生かし、自分が犠牲になってまで助けていたからだ。 美れいむは満足していた。 まさに自分の王国が持てたからだ。 この世で最も美しく、ゆっくりしているれいむは何をしても許されるんだ。 ゆくゆくはドスまりさをも手中に収め、そしていずれは人間どももれいむの威光の前にひれ伏させてやる。 美れいむは完全に奢っていた。 かつてそんな思考に陥ったゆっくりがどうなったのかわからないのだ。 その顔は美しいものであったが、しかし内面はとても正視できないほど醜いものだった。 しかしそんな暴君の政治が長く続くわけがない。 反乱の芽は芽生えつつあった……。そう、大きくなったあのまりさによって…。 続く あとがき なんかきめぇ丸が来る に似ちゃってますね…。なんとか自分流な結末にしたいです。 ちなみに美れいむの恐怖政治は2週間くらいです、ゆっくりはその短い間でも大きくなるという設定です。 JUMくん このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/trivia-mike/pages/1458.html
カテゴリ:ゆっくり系 ああ れいむばか合体したしろもの。 こうもんあ http //livedoor.blogimg.jp/yukkuri_anko/imgs/a/2/a23bec37.jpg 進化だ http //livedoor.blogimg.jp/yukkuri_anko/imgs/4/d/4db40637.jpg
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/504.html
ゆっくりの中には特殊な美しさの基準がある。 生まれつきの髪飾りの形、色合い、後発的なものでは髪のつやなどがある。 しかしそれよりもっと重要なものがあった。 人里からかなり離れたところ、森の奥深く。 そこにはゆっくりの集落がある。 ある玄翁を持った少女一人に壊滅寸前に追い込まれた複数の群れが集まって出来たものだ。 それ以後、人間の存在を恐れたゆっくりたちはこの森でひっそりと暮らしていた。 時々加工所の人間に仲間が攫われることもあるが、それ以外は日差しもよく、醜い豚もといれみりゃやふらんも来ないので、 ゆっくりたちはとてもゆっくりできていた。 ある日までは。 「ゆっゆ~♪ ゆっくり~♪」 ゆっくりまりさは今日も(ゆっくりの基準で)ゆっくりしていた。 友達のありすたちと共に蝶々を追いかけたて食べたり、蜂の巣を食べようとして逃げたり、けどそれでも楽しいとてもゆっくりした時間を過ごした。 夕方になり、恐ろしいれみりゃの時間である夜になる前にみんな自分の家へ帰った。 まりさも自分の両親が待つ家に戻っているところであった。 しかし集落の自分の家の近くに戻ると、なにやらゆっくりだかりが出来ていた。 どうしたのだろう。母まりさの姿を見つけたまりさは何があったのか聞き出す。 「おかーさん、ただいま! どうしたのみんな?」 「ゆ、まりさお帰り! けど大変なことになったよ!!」 「ゆ~? 大変なこと?」 まりさは首をかしげ、母が見ていた方向を見る。 そこにはゆっくりれいむがいた。しかもただのゆれいむではない。 しもぶくれっぷりはとても大きく、大人ゆっくりの中でもかなりの巨体だ。 まりさは息を呑んだ。そのあまりの美しさに。 ゆっくりたちのなかでは、下膨れの大きさは髪飾りや髪のつや以上に美しさの基準となっている。 下膨れが大きいということは、それはとてもゆっくり出来た証拠ということであり、威厳の象徴にもなっているのだ。 人間から見たら理解できないことであるが。 まりさは見とれていたが、すぐに意識を戻す。 たしかに美しいれいむ(以下美れいむとする)だ。しかし外のゆっくりが集落にたどり着くことはそんなに珍しいことではない。 それの何が大変なんだろう? そして気づいた。その美れいむがいた場所に。 そこには群れの長である老ぱちゅりーが倒れていた。 中身であるクリームを口から吐き出し、痙攣している。もう助からないのは目に見えている。 状況からまりさはわかった。この美れいむがやったんだと。 しかし何故大人たちは手を出さないんだ? 答えは簡単だ。皆美れいむに手を出せないのだ。 自分達のことを何よりも考えてくれ、教育してくれた老ぱちゅりーを殺したのは許せない。 だがその美しさの前に誰も手が出せないのだ。美れいむは近づくのも憚られるほどの美しさを誇っていた。 現に真っ先に仇を取ろうと動いたゆっくりのいくらかは、あっさりと寝返った他のゆっくりに殺された。 美れいむはその様子をほくそ笑んだ様子で眺めていたのだ。 美れいむは以前別のゆっくりの群れにいたが、そのあまりの美しさのあまり嫉妬を買い、追い出されたのだ。 しかし実はそれ以外にも要因はあった。 「美しいれいむのためにたべものをもってきてね!!」 美れいむがその美しさを傘に着て、群れのゆっくりに貢ぐように要求したのだ。 そして群れを追い出された美れいむは、以前骨抜きにしたありすからこの集落のことを聞き出し、やってきたのだ。 そのありすは発情して生意気にも自分に擦り寄ろうとしたのですでに殺した。 自分は美しい。この世のどのゆっくりよりも。薄汚いありすごときが近寄るな。 美れいむは本気でそう思っていた。 そしてそのありす以外の、以前から自分に完全に忠誠を誓ったゆっくりを率いて集落にやってきたのだ。 その後老パチュリーを殺害し、何匹かをその容姿で骨抜きにした美れいむは反撃も許さなかった。 寝返ったゆっくりたちは前々から老パチュリーに不満を持っていた、まりさやありすたちだった。美れいむは狡猾にもそれを狙ったのだ。 老パチュリーは人間の恐ろしさ、残虐さを必死で後世のゆっくりたちに伝えようとした。 しかし100匹単位の集落なのだ、中には愚かで自意識過剰で己のみを弁えない者も出てくる。 寝返ったまりさやありすはその筆頭だった。 そして美れいむの、悪魔の誘いを嬉々として受け入れたのだ。 集まったゆっくりたちに向かって、美れいむは高らかに宣言した。 「いまからここはこのれいむのおうこくだよ! うつくしいれいむはこのよでもっともゆっくりできるゆっくりだよ! おまえたちみたいなうすぎたないゆっくりはれいむのためだけにそんざいするんだよ!! うつくしいれいむにみとめられたせいえいたちはいつもおまえたちをみはってるよ!! わかったらいごはれいむのためだけに ごはんをもってきて、れいむのためだけにはたらくんだね!!」 その後は地獄が始まった。 平和な集落は一夜にして変わってしまったのだ。 美れいむに忠誠を誓ったものたち以外は奴隷としてひたすら働かされた。 あるれいむは歌を歌えと言われ、恐怖に震えながらも歌ったが、下手と言われた挙句潰されて殺された。 あるまりさは得意の帽子で川渡りを要求され、激流の中を泳がされ、滝に落ちて姿を消した。 あるありすはすっきりされろと言われ、自信満々で発情しすっきりさせようとしたが、美れいむの興がさめた瞬間に配下の別のありすに犯された。 またあるれいむとまりさはれみりゃの肉を食わせろと要求され、子供を人質にとられれみりゃに立ち向かうも、返り討ちにあって死んだ。 その上子供たちは役立たずの子供といわれ、無残にも処刑された。 毎日普通のゆっくりの10倍以上の食事を美れいむは要求し、さらに配下のゆっくりは美れいむの威光を笠に着て他のゆっくりから搾取した。 結果ゆっくりたちはわずかな食事しか許されず、餓死するものが相次いだ。 しかしそれでも数は減らない。親達は必死で子供を生かし、自分が犠牲になってまで助けていたからだ。 美れいむは満足していた。 まさに自分の王国が持てたからだ。 この世で最も美しく、ゆっくりしているれいむは何をしても許されるんだ。 ゆくゆくはドスまりさをも手中に収め、そしていずれは人間どももれいむの威光の前にひれ伏させてやる。 美れいむは完全に奢っていた。 かつてそんな思考に陥ったゆっくりがどうなったのかわからないのだ。 その顔は美しいものであったが、しかし内面はとても正視できないほど醜いものだった。 しかしそんな暴君の政治が長く続くわけがない。 反乱の芽は芽生えつつあった……。そう、大きくなったあのまりさによって…。 続く あとがき なんかきめぇ丸が来る に似ちゃってますね…。なんとか自分流な結末にしたいです。 ちなみに美れいむの恐怖政治は2週間くらいです、ゆっくりはその短い間でも大きくなるという設定です。 JUMくん このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/979.html
「…好奇心、それはイカス。この世の理は論を持たず」 「忠義、果たして何ぞや。大儀であろうと、そこに忠誠はあるのか」 二本脇差腰におび 軽い調子で歩を進める やれ後ろには離れた人里 もう戻れはしない、かつての忠義 「…忠義とは、何ぞや。れいむは、れいむに忠義を打ち立てみせよう!」 一人野を跳ね進むれいむ その足取りは、どこやらへ… れいむ侍は今日も往く きっかけはたわいない物であった 「そち。妾は腹が減った。そこのこんびにで雪見大福を買って来ておくれ。あ、あとじゃんぷもお願い。顔のメイクも落としたいなあ、追加でソフティモ買ってきて~」 「…了知つかまつりました」 嫌気がさしたのさ いつまでも変わらぬ常日常、姫の世話 戦が無いため鍛練も意味がなく、一定の給料では日に日に生活に苦しむばかりでねぇ ただでさえ嫌気が差しているのに、肝心の殿は女遊びに励むのみ 忠誠もへったくれもあったものかね! 「れいむ、ふと考える! 果たして忠義は永遠なるものか? 忠義、その時は打ち立てても、いずれは変わるものではないか? …そこに、忠誠は無い!」 見付かってしまえば御用改めになる考えを持つれいむ 次第に仲間内からも嫌われて一歩疎遠になったのさ それに伴い、現状を疑問にすら持たない他の武士に飽きれるれいむ ついにれいむは藩から脱け出した! 「何故誰も疑問に思わん! 忠烈申し上げ? そんなもの撤回だ!」 しかし、れいむは根っからの武士であるため、いやいやこれが誠に武士でね 砕けて言やぁ戦の時代の武士さね おつむに知恵が回らない 土地も失い、早速無一文で野に転がり野宿するれいむ 一人の饅頭が現れたのさ 「れいむったら、本当にうつけ者なんだから! なんで思い付きで、先を考えず行動するのかしら。せめて貯金してから謀反なりなんなり起こしなさいよ」 現れたのは姫であった 「いい? 言っておくけど、れいむの生活費が足りなくなるのは決して一定の給料だからではなく無駄遣いするからよ?」 「かたじけない…」 姫に言い寄られ、言葉を失うれいむ侍 おやおや立場が低いねぇ ふと、脳裏に疑問がよぎる 何故姫はれいむの所へ? 果たして姫は脱け出したのか? おつむの弱いれいむでも、その疑問には気付いたみたいさね 「いやー、外の空気は良いわねっ! たまにしか外に出られないものだから新鮮でさ。 …うかうかしてると追手が来るわね。れいむ! 先を急ぎましょう!」 姫は何も言わずれいむを引っ張って進んで行くさね 面喰らったれいむはそらあもう堪ったもんじゃ無い、同時になんだか安心したような顔付きも見せて姫に問掛けたのさ 全く、素直じゃないんだから 「…姫!? 一体、何事を申され」 「そんな堅苦しい言葉を使わなくていいわよっ、私も使って無いし! ほら、のろま! 今は夜で国境の砦の警備も厳しいだろうし、砦を通らないで行くわよ!」 「行くとは、何処へ」 れいむの言葉にずるりと力が抜ける姫 怒りつつもれいむに説明する 膨らませてる頬が可愛いねえ 「んもうっ! れいむは今の武士の現状に嫌気が差しているのでしょう? なら、談判を起こせばいいじゃないっ!」 「だん…、ぱん…?」 「そうよ、直談判! 幕府に一言申すのよ、現状の武士はおかしいって!」 「しかし、」 「もうっ! あなたの武士に対する思いはそんなものなの!? 私はね、『急がば回れ』って言葉より『善は急げ』って言葉の方が好きなの! さあっ、行きましょうれいむ! さっさと国境を越えるよっ!」 意外に知識を持った姫に感心しつつ、勢いに圧されるがままついていくれいむ侍 まるで尻に敷かれる夫の様で、みっともないったらありゃしない 「そんな、横暴な」 「妾はそちが好きじゃ! 幼き頃から側に居てくれて、そちが居ない生活なんて想像に出来ん!」 「!」 「…この、喋り方の方がいいんでしょ?」 「…この旅は、れいむの一人旅でございます! 勝手についてくるのは自由ですが、忠誠を誓ったりなぞは致しません!」 「ええ、だから私がれいむに忠義を誓うの。忠烈申し上げるわ、れいむ」 「…、勝手に。れいむはただ己を行くのみです」 おお、粋だねえ 青春だねえ いくら鈍感なれいむでもおなご一人の仁情には気遣う れいむの頬は夕焼けの様に よよいと二人 夜を駆けていくってね 「しかし、砦を越えるとはどうやって? 陸路だと全てに砦がありますが…」 「ふふん。リサーチ済みの私に隙は無いわ。ずばり、船に乗り込むの!」 「船?」 「ええ。私達の藩は江戸より南、幸い海に面する所にあるからね。近くの港から船を出して、私達の藩の国境を抜けさえすればあとはこっちのものよ」 「…姫。姫は外出が禁じられているのに、何故その様な知識を?」 「学んだのよ、地図で。全く、れいむ以外の授業は面白くもなんともないんだから!」 「申し訳無い、地図とは…?」 「…れいむは良く武士に成れたわね、いや。れいむの家系は根っからの武士だったわね、失礼」 駆け跳ねつつそっぽを向き笑いを堪える素振りを見せる姫 これにはむっときたかれいむ 胸の内を素直に明かす いやいやしかし、馬鹿だねえ… 「姫。なんで笑うんですか?」 「いや、だって。あなた、家の人も、親族も皆武士でしょ? なら、武士の世界観しか無いはずじゃない! なのに、れいむはその世界観に疑問を持っている」 「…?」 「うつけね。一つの視界からしか見えないはずなのに、れいむは複数の視界が見えてるってこと。まあ、あまりいいことでは無いけどね」 「…お誉めに預かり、光栄でつかいまつる」 「あら。私の口ぶりから、なんで誉め言葉だと思ったの?」 「お誉め頂けるものと、確信しております故」 「…調子いいこと言っちゃって。れいむがずっと武士で落ちこぼれずに済んだ理由は、その直感にあるのかもね。 まあ、今のは理由の1割。9割はほんっと、エスカレーター式に上がって来たわよね、れいむ! 武士なのにそんなうつけだなんて、学勉教えて貰わなかったの?」 「…」 やはりむっと来たれいむは姫に言葉も返さずただ黙々と跳ねて行く 嫉妬とはみっともないさね もっと強く生きなれいむ! その様子もおかしいのかケラケラ笑いながられいむの後を追い掛ける姫 やがて二人は港についた 夜の海のせせらぎが二人を包む 薄暗い海のみが二人の世界さね 「…潮臭いわね、ムードもへちまもありゃしないわ。さっ、早いところ出発しましょうれいむ!」 「は、はあ。しかし、姫の知人というか、用意した船とやらは何処に」 おやおや、二人にはお気に召さなかったようでして まあ、あっしもこの臭さには堪りかねますさね …ほう、もう終盤か ぼちぼちあっしも真面目に仕事しますかね 「んー? …はっはーん。さては、勘違いしているわねれいむ。用意なんかしてないわよ」 「…と、申されますと?」 「分かってる癖にぃ♪ 盗むのよっ!」 少し歩いた先にはぷらぷらと停留所の紐に結われている船が 乗り出す姫 しぶしぶながらにれいむも乗る 乗った事を確認し、満足に頬を綻ばせる姫 れいむは脇差を器用に口に加え とめるための紐を断ち切り船は静かに沖に動き始める 「さあっ、出港よ! かいを持って、れいむ! 遠慮しないで船を漕いでいいのよ?」 「…姫。ご自分で漕がれる気、ありませんね」 「もちろん!」 「…はあ。忠義に異議を企てるれいむに、その様なものを期待したのが間違いでした。そんな美味しい話は無いですもんね、お供しますよっ」 かいを口に加え、ぎーこぎーこと少しずつ前に進んで行く小さな船 船の行く当ても分からぬまま ただ二人は波に揺られてどこまでも… 今日も今日とてれいむ侍 風に吹かれて何処に行く、…ってね 「…そういえば、何故幕府に申すのか、いまいちピンと来ないのですが」 「単純よ。今の忠誠忠義が、幕府によって決められた偽りのものだからよ。謀反を起こさせないための政策なんでしょう、だからこそ談判を起こすのよ」 「…知らな、かった」 「…まあ、下町では有名だけど、武士だからこそ届かない情報だもん。…そうだ。れいむ、最近よく無駄遣い、買っている浮世絵あるじゃない?」 「はっ。まっこと庶民の心に触れているというか、独特のわびさびしさ、何よりも世界で一枚しか無いという一期一会の趣きがなんとも…。 …決して無駄遣いではありませぬ! 今ここで買わないとその作品に二度と会えぬが故仕方なく…!」 「あれ、印刷って技術で何枚でも複製出来るの。ありふれてるわ」 「…へっへっへ。…え?」 「どこの悪人よ、何も始まらないわ。いつしか、一気に10枚くらい買ってきた事があったよね。嬉々に私に告げるれいむに、言おうと思ったんだけど。…気の毒でね。 今は、持って来て無いんだろう? だからね」 「…いや、それはいただけません! 今時流行りのえいぷりるふーるという奴でしょう、騙されませんぞ! 撤回を要求します! 店主が、世界で一枚だけだと…!」 「じゃあ、店主に嘘を付かれたのでしょう。れいむの真っ直ぐな性格を見抜いてね」 「…知らな、かった」 「…」 さっぱり行動力だけのれいむと、世界情景に詳しい姫 姫がぐいぐい引っ張りゃあ悩みも無いってもんなんだが 生憎一枚目はれいむでねえ 大丈夫かねえ、不安だねぇ… 北へ北へと てくてく、てくてく れいむ侍とお姫様 疲れの色は見えて来たけれど 二人一緒なら苦では無い 十里の道もなんのその 諸行無常の旅は続く 「れいむ、もう足が棒でござる…」 「もうっ、れいむにそもそも足だなんて高尚なもの付いて無いじゃない! 峠まで登れば間食屋があるだろうし、そこまで歩く歩く! …ほら、見えた!」 『都、江戸よっ!』 …二人は都にまで辿り着いたみたいですぜ れいむ侍は今日も往く 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/547.html
注意 HENTAI注意! 独自設定あり ぺにまむ描写あり 普通のゆっくりは登場しません 金曜日の夜、俺はウキウキしながら帰路についていた。 カミさんと3歳のおちびはカミさんの実家に帰っている。 仲が良かった高校の同級生の結婚式があるからだ。おちびもそこで披露するらしい。 つまり、この週末はアパートに俺1人きりなのだ! 独身の時以来の久々の自由! これがウキウキせずにいつウキウキするんだ! よし! デリヘルを呼ぼう! …お金ないっす。バレたら死亡確定だし、 バレなくてもこの先1か月はおにぎりのみの生活になってしまう。 しゃーない。AVでも借りるか。 俺はレンタルビデオショップへと急いだ。 レンタルビデオショップで制服JKものを物色しているとき、 目の端にこの場にふさわしくないものが目に入った。 ゆっくりれいむ? 俺は左右を見渡した。れいむがAVコーナーに迷い込んだのか? 違った。 AVコーナーの一角。上部に「HENTAIコーナー」と書かれた場所にれいむはいた。 レンタルDVDのパッケージだった。 タイトル「23万円する最高級れいむとヤッてみた!」 …… まてまてまて! 23万? 俺の小遣い何か月分だよ? もう大卒の初任給じゃん! ヤルってヤルだよな? ゆっくりとヤッちゃうのかよっ! てか突っ込みどころが多すぎるよっ! パッケージを手に取る俺。 最高級れいむが籐の椅子の上でにこやかに笑っている。 胴つきとHENTAIするっていうのは聞いたことがあるが、 このれいむは胴なしれいむだ。 しかしこのゆっくり、他と違う感じが…。 なんていうか、気品があるというか、お嬢様っていうか、一言でいえば、 『ゆっくりしている』 いや、れいむは良く見るよ。 たまに道端で絡まれる野良や、友人の飼いゆっくりでれいむは見る。 そういう普通のれいむとは、まーったく違う。 まあ、23万円のインパクトもあるのかもしれないが。 裏面を見てみる。さっきのれいむが頬を赤く染めて上の方を見ている。 そしてそのそばには、成人男性のものと思われる裸足の脚部のひざから下が写っている。 れいむの視線は、男性の脚より上… うん。オープンって感じだな。 驚くべきことにこのDVDは同じのが他に、2の4の6の…9枚ある。 しかも、他の9枚ともレンタル中だ。人気なんだなぁ。 このHENTAIコーナー。他にもDVDがある。 「頂上対決! 阿藤貴VSでいぶ」「昏睡レイ○―野獣と化したありす」 色々あるもんだなあ。 …… 超高級れいむに興味があるだけなんだからねっ。 HENTAIなんかじゃないんだからねっ。 そこのところ勘違いしないでよねっ。 俺は、制服JKものの下にDVDを隠すと、レジに持っていくのだった。 途中で明日の朝食用のコッペパンを買うため、スーパーに寄る。 食べ物コーナーにて、食用れいむが特売されていた。 食用ゆっくり― 食べる用のゆっくりが、某ハンバーガーショップのナゲットのソースみたいな容器に入っている。 中では、ラムネガスによって眠らされたゆっくりがいる。 端っこをぺりっとめくると、ガスが抜け、ゆっくりが起きてくる。 大抵、そのまま料理に使われるが、もちろん普通にペットとしても扱える。 しかし、賞味期限=生きられる期間で、大抵1週間ぐらいである。 食事はせず、うんうんもしーしーもすっきりもしない。だから普通のゆっくりよりかは寿命が短い。 まあ、食材がうんこしてどうするんだっていう感じだからこれはこれでいいのだが。 餡子を食べたければ、普通の大福でも買えばいいわけで、 この食用ゆっくりの特長は、飼いやすさもあり、一人暮らしの人間に好評である。 金曜日の帰りに買い、週末を一緒に過ごし、日曜の夜か月曜の朝に食べる。 また、子供に食べることは命を貰って食べることを教えるための教材とする親子もいるらしい。 うちのおちびにはちょっと早いか。 ある考えを思いつき、2つばかり購入する。 コッペパンの他に、ビールを何本か買い自宅に戻る。 家には当然、誰もいなかった。 「ここを俺のゆっくりぷれいすにするよ!」とひとりごちる。 うーむ、今日はなんだかテンションが高めだ。きっと久々の自由のせいだね! カミさんが用意してくれていた夕食を食べ、お風呂に入る。 さっぱりして出たあとは、ビール片手にDVDタイムだ。 DVDデッキに迷わず超高級れいむのを入れる。 注意書きが表示されている間にふと思う。 そいや、今日スーパーで飼ったのも同じれいむ種だな。 あいつらにこれ見せてみようかな。 冷蔵庫を開けると入れたばかりの食用れいむを取り出し、 TVの前のテーブルの上にタオルを敷き、そこでまずは1匹目のパッケージを開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくり! もう1匹開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくりゆっくり! 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 最初のれいむも答える。 「ゆゆ? れいみゅはれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 「れいみゅもれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 TVがメニュー表示になっていたので、ALLPLAYで決定を押す。 すると画面は、ゆっくりショップであろう店内の様子を写しだしていた。 しばらく動いていたが、あるれいむのところでカメラの動きが止まる。 主役の超高級れいむだ。右下の値段が229800円になっている。 う~む、意外と家電量販店みたいだな。 「にんげんしゃんが、れいみゅたちをたべてくれるんでしゅか?」 おう、そうだ。 「れいみゅたちをよろしくにぇ!」 おう! ゆっくりしてってね! 「「ゆっくりしてってね!」」 食用ゆっくりは、初めから自分たちが食べられることを知っている。 さて、画面は籐椅子の上に置かれた超高級れいむを写していた。 インタビューワーがれいむにいろいろ質問している。 俺は目の前にいる2匹のれいむに話かける。 れいむたち、むこうをみてくれ。あのれいむをどう思う? 「「!!」」 TVの方を向いたれいむ達が固まる。 「しゅ、しゅぎょきゅゆっくりしちぇるよ!」 「れいみゅ、あのれいみゅみたくなりちゃいよ!」 やっぱり人間と同じ評価か。 まあ、寿命が短い君たちでは無理だろうが。 インタビューは続く。加工所出身でもう1人の親はありすらしい。 どことなく感じた気品は、そのせいだろうか。 しゃべり方も、野良やそこいらの飼いゆっくりとは違い、 普通に丁寧にしゃべる他、謙譲語なども巧みに使う。 俺なんかいまだに怪しいぞ、そのへん。 インタビューワーが「くだけた口調でいいよ。」というと、 「わかったよ!」と普通のゆっくりの言葉になる。 対応力も抜群だ。 野菜が人間が育てることを理解し、人間と共にゆっくりしたいと願っている。 インタビューワーのことを飼い主だと思っているのか、 ゆくゆくはおちびちゃんについて話し合いたいとも言っている。 超高級れいむからおちびちゃんについての説明があった。 このれいむ、すりすり型や交尾型すっきりでは妊娠はせず、 連絡すると加工所から貰えるタブレットを飲んだ場合のみ妊娠するらしい。 なるほど、野良とのすっきりを予防しているわけだ。 飼いゆっくりと飼い主とのトラブルNO1がおちびちゃん関連であるらしいから、 超高級れいむともなると当然といったところか。 後でネットで調べたのだが、 超高級れいむと子供について、まずはれいむと飼い主と話し合って子供の種類と数を決める。 その結果を加工所に伝えると、無料でタブレット、通称おちびちゃんの素がもらえる。 例えば、れいむ種が1匹、まりさ種が1匹だったら、 加工所から、れいむの素を1つ、まりさの素を1つを貰ってれいむに飲ませる。 すると動物型妊娠し、やがて指定された種類のゆっくりが生まれる。 このゆっくりは、れいむと同じく超高級なんだそうだ。 食用れいむ達はというと、 「れいみゅさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 「ゆっくり、ゆっくり!」 上機嫌である。 さて、そんなこんなしているうちに、男性が新たにフレームインしてきた。 インタビューワーは友人と紹介している。 その友人?はれいむをゆっくりした口調で 「君はとてもゆっくりしてるね」と褒めた。 超高級れいむはにっこりほほ笑むと「ありがとうございます。」と答えた。 ちなみに友人?の顔にはモザイクがかかっている。 それを見た食用れいむ達は 「ゆゆゆ? あのにんげんしゃんはおめめしゃんがないよ!」 「おくちしゃんもにゃいよ。きょわいよー」 と怖がっていた。 ちなみに食用ゆっくりは、移動力が普通のゆっくりの10分の1だ。 ほぼ、歩けない。まあ、食材が逃げても困るし、こんなもんだろう。 そこからその友人?の動きはすごかった。 いわゆるHENTAI行為に及ぶ過程がすごく自然だった。 もはや、友人?ではない。男優である。 ゆっくりとヤるくらいだから、強引にコトに及ぶのかなと思いきや、そんなことは全くない。 完全に超高級れいむは合意して、男優を受け入れている。 HENTAI行為は進んでいく。 俺はそれを見ても特に感じることはない。 値段が高くてしゃべるオナホを使ったオナニーを見ているぐらいの感覚だ。 それよりかは断然面白いのが、食用れいむ達の反応だ。 男優が超高級れいむをペタペタ触り始めたときは、 「きょんにゃにゆっきゅりしちゃれいむを きちゃにゃいてでしゃわるにゃ!」 「れいみゅ、ぷきゅーしゅりゅよ、ぷきゅー!」 と怒りをあらわにした。 さらに行為が進み、超高級れいむが受け入れた時は、 「やめちぇにぇ! れいみゅがわりゅいきょでちた。ごめんにゃしゃい! だきゃらゆるちてあげてにぇ。」 「………」 片方は何故か謝り、片方は何も言わなくなった。 さらに進むと、 「ゆんやー。ゆんやー。」 片方は顔を上に向け泣きじゃくっていた。 もう片方はというと、テーブルの上に置きっぱなしだった湯呑の陰に隠れている。 隠れているのだが、影からこっそりTVをみている。 俺は黙って湯呑を取り上げ、れいむをTVの方を向くように手で固定する。 最初は嫌がっていたのだが、そのうちTVに見入るようになった。 泣いているれいむの涙を指でふき取ってあげる。 そしてもう一方のれいむを見た時に、あることに気が付いた。 じっと見入るれいむの口から下、3ミリぐらいの場所だろうか、ちょこんと突起している。 これっていわゆるアレだよな? ためしに、指先でそっと触れてみる。れいむは目をつむって体をピクンとさせた。 俺はビールの酔いも手伝って悪乗りをする。 指につばをつけ、突起物をやさしくなでる。 えーかー えーかー えーのんかー はい。セクハラモード入りました。 れいむは目をつむり顔を上気させ、ピクンピクンとさせる。 ここで俺はふと正気に戻った。 やべーやべー。 HENTAIの門を叩いちまった。 うん、酔いのせいだな。 やめるとれいむは残念そうにしていた。 カミさんのいない間にゆっくりと浮気とか、離婚確実だな! そうこうするうちにDVDは終わる。 泣いていたれいむは泣きつかれたのかすーやすや眠っていて、 もう片方は、なんだかぽーっとしている。 俺は2匹をタッパーにつめると冷蔵庫にしまう。 食用ゆっくりは気温が一定以下になると自動的に睡眠をするシステムになっている。 俺は自分の部屋に入るとベッドに横たわった。 ビールのせいもあり、すぐに寝ることができた。 土曜日―― 二度寝から覚めると8時半だった。 二度寝なんて久しぶりである。 休日でも大抵、朝食が片付かないという理由で7時半にはカミさんに起こされる。 結婚した当初は優しかったんだけどなぁ。 朝食の準備をする。前日買っていたカレーパンと、れいむ入りコッペパンを食べる。 冷蔵庫からタッパーを取り出す。二匹入れようかと思ったが、 昨日のリアクションが面白かったので、昨日泣いていたれいむのみ取り出す。 「ゆっくりしてってね。」 おう、ゆっくり! 「おしょりゃを…」 そのまま、コッペパンの中に挟む。 そして、俺はれいむに話しかける。 今からお前を食べる。おいしく食べてやるからな。 「わきゃっちゃよ。しゃあ、おたべなさい!」 れいむは2つに割れると絶命した。 食用ゆっくりはこのように、人間に食べられるときは、自らお食べなさいをして命を絶つようにできている。 俺はれいむを薄く延ばし、端から端まで行きとどくようにし、コッペパンを食べる。 うん、んまい。全体に餡子なんだが、ときどき来る歯ごたえがまたよい。 おそらく歯だった部分だろうか。 リボンも外して食べることもできる。だが、俺はリボンごと食べる派である。 ごちそうさま。 朝食を終えると、インターネットで色々調べる。 まずは超高級れいむのこと。 加工所にて餡操作をし、人間に合ったゆっくりだそうだ。 人間が不快に思うことはいっさいやらないらしい。 他のゆっくりにとっても「すごくゆっくりしているゆっくり」だそうで、 野良からいじめられることもないらしい。 流石は23万。 ただ、ゆっくり愛好家の中では、 「もはや、こいつはゆっくりではない」という否定派も少なからずおり、 好みは分かれるらしい。 俺はあることを決意すると、昼時にレンタルビデオ屋に昨日のDVDを返しにいった。 まずは、借りていた2枚のDVDを返す。 (結局、制服JKは見ずに返した) そして、新たなに様々なDVDを借りる。 また、スーパーで色々買って、自宅に戻る。 買ってきたのはまずは、食用ゆっくりバラエティパック。 れいむ、まりさ、ちぇん、ありす、ぱちゅりーの5種類が入っている。 それを買ってきた透明なケースにすべて開ける。 例の決まり文句とともに、5匹ともパッケージから出てくる。 俺はこの5匹を、明日の夜まで飼うつもりである。 まあ、カミさん達が帰ってくるまでに全部食べる予定だが。 俺はこの週末をゆっくりと過ごす週末とする。 まずは、スーパーで買ってきた弁当を食べながら、DVDをゆっくり達とみる。 まず最初にプレイヤーに入れたのは「必殺!仕事ゆん」である。 ストーリーは平和に暮らしていた、 ちぇんとらんの一家が、ゲスたちに虐殺されてしまう。 偶然生き残った1匹のちぇんが、噂で聞いた、仕事ゆんたちに復讐を依頼し、 仕事ゆんたちが色々な手を使って、ちぇんの家族の仇を取っていくというものだ。 一家が虐殺されてしまうシーンでは、 ゆっくりたちは、ゆんやーゆんやーと泣いたり、えれえれと吐いてしまったり。 また、仕事ゆんであるみょんが、 ゲスのリーダーである、ゲスまりさの中枢餡をはくろーけんで一刺しにするシーンでは、 ゆっくりたちは、すごく喜んだり、うれし泣きしたり。 ここでは、ちぇんがとてもいいリアクションをしてくれた。 同じ種族のちぇんが依頼ゆんであったのもあるだろう。 「にゃんで、みんなえいえんにゆっきゅりしゃしちゃうんだよー、わきゃらにゃいよー!」 「きょんにゃげしゅは、ゆっきゅりしちぇにゃいにぇ…」 「あ、ちぇんが1ゆんだけ、いきのこっちぇるね! よきゃったよー」 「しぎょちょゆんは、とちぇもゆっきゅりしちぇるにぇ。わきゃりゅよー!」 時には泣いたり、ぴょんぴょん跳ねたり。面白いもんだ。 次は、「社会で働く様々なゆっくり」 現代社会で働く、ゆっくり達を集めたDVDである。 これに関しては、ゆっくりにとって面白くないのか、寝ているゆっくりがほとんどだったが、 ただ、ぱちゅりーだけは、興味津々で見入っていた。 「むきゅ。ゆうかはおはなさんをしょだてるのが、とくいなのにぇ。」 「にとりはおこめさんをそだてるのに、やくにたっちぇるのにぇ。」 「しんきは、おちびちゃんをそだてるしごとをしちぇるのにぇ。」 そうこうしているうちに3時になった。 俺はホットケーキを作り、それに使うためにちぇんとぱちゅりーを手に取る。 待てよ。ホットケーキに餡子と生クリームって合うんじゃないか? そう思うと、ちぇんを戻し、代わりにれいむを手に取る。 ホットケーキの上に、2匹を乗せる。 今からお前たちをホットケーキとして食べる。おいしく食べるぞ。 「ゆっくりりきゃいしちゃよ。おたべなさい!」 「むきゅ、ゆっくりたべっちぇっちぇね。おたべなさい!」 2匹は、餡子と生クリームになった。 それをホットケーキの上で広げ、もう1枚のホットケーキで挟む。 よし、餡子と生クリーム入りホットケーキだ。 味もなかなかイケる。どら焼きっぽい。 ごちそうさま。 しかし、甘いものばかり食べているなぁ。お腹周りが心配だ。 残るは、まりさとありす、ちぇんだけになった。 この時間は、俺が前から見たかった映画を見る。 香港のカンフー映画だ。 これも活動的なまりさとちぇんが興奮しながら見ていた。 「おししょうしゃんを えいえんにゆっくりさせた このにんげんさんはげすなんだね わきゃるよー。」 「このにんげんさん しゅごいたかいところからおちちゃったよ いたいいたいだよ。」 「にんげんさんの たたかいが はやしゅぎちぇ よくわからないよー。」 「げしゅをやっちゅけたよ! このにんげんさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 もちろん、俺も楽しんだ。この人スタント使わないからすごいよなぁ。 それにしても、さっきからありすは、あまりリアクションを取ってくれないなあ。 でも寝ているわけじゃない。TVは見ているのだが、特に目立つリアクションをしてくれないのだ。 こういうの好きじゃないのかな? 夕食を食べ、食後のゆっくりタイムの後は、大人の時間だ。 取り出したDVDは、 「21万円する最高級まりさとヤッてみた!」 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 昨日見た超高級ゆっくりとHENTAI!はシリーズ化されており、 それの第2弾、第3弾だ。 まずはまりさ。れいむより安いのは、性格が「やんちゃ」と固定されているかららしい。 まあそれでも、値段的にはとても手に届かないのだが。 「まりさはまりさだぜ! よろしく、にんげんさん!」 「まりさが、おにいさんをゆっくりさせるのぜ!」 「おにいさん! あそぼうぜ!」 いわゆるだぜまりさである。まりさを飼う人はやはりやんちゃっぽいのを求めているから これはこれでいいのだろう。 勿論、うちのゆっくり達の評価も「しゅぎょくゆっくりとしたまりさ」であり、 今まで普通の言葉で話していたまりさも 「まりさは ゆっくりしちぇるのじぇ!」 「まりしゃも あそびたいのじぇ!」 と、のじぇ言葉を使い始めた。 さてそんな男の子っぽい超高級まりさも、男優(前回と同じ人と思われる)の前では、 女の子っぽくなってしまう。 うちのゆっくりといえば、 ちぇんはアクション映画ではしゃいでいたせいなのか、寝ていた。 思い出してみると、インタビューから寝ていた気がする。 まりさは、 「さっきのまりさは どきょにいったのじぇ?」 「でもこのまりさも おきゃあさんみたくて ゆっくりできるのじぇ」 「こ、これがしゅっきりなのじぇ!?」 超高級まりさの変貌に、別のまりさと入れ替わったと思ったようだ。 そしてありすの様子をうかがおうと、ありすを見てみると… ありすの口の下、突起ができている。しかもそれは昨日見たれいむのより、 二回りほどデカイ。 おおう、ご立派なモン持ちやがって… 生唾をごくりと飲んで見ていると、 「なにか?」 ありすが聞いてきた。 ス、スイマセンデシタ。 気を取り直して3枚目。 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 値段がぐんと落ち、「超」の文字がなくなっている。 理由は、超高級と比べると、すっきりをしてしまうとにんしんっしてしまうからだ。 冒頭のインタビューシーンで、飼い主?さんがありすにある注意を聞かせるシーンがある。 「人間さんとすっきりしちゃダメだよ。人間さんとの子供をにんしんっしてしまうからね。」 「う、うん。ゆっくりりかいしたわ。」 そのあとの展開は今までと同じである。 ただ、飼い主(?)がいなくなるのと、 男優が多少強引にコトをすすめるのが違っている。 そして行為が終わると、ありすのお腹がぽっこり膨れる。 「に、にんげさんとのこどもをにんしんっしちゃったわ。」 ゆっくりの思い込みの強さにより、通常ありえないことも現実に起きてしまう。 さすがは不思議饅頭である。 俺がこのDVDを借りようと思ったのはこの理由だ。 DVDのパッケージに 「人間とすっきりをしてしまうと教えられたありす。だが人間とすっきりしてしまう。 そして、にんしんっしてしまうありす。果たしてその子供は!?」 と書いてあった。 これが興味を引かれずに何に引かれるというのだ! 俺は人間とゆっくりの合いの子を想像する。 胴つきのありすが生まれるのか? むしろ、リアル人間の生首? そりゃこわいなぁ。 いやいや、人間の赤ん坊と赤ゆが生まれるんじゃないの? 興味は尽きない。 ゆっくり達は、ちぇんは寝たまま、まりさは同じような内容に飽きたのか寝始めた。 ありすは相変わらず興味あるのかないのかよくわからないが、 何のリアクションも見せずにTVを見ている。 DVDを見続けると、最後にありすのしゅっさんっの様子が収録されていた。 「ぎぎぎ……おちびちゃん、うまれるわ……」 カメラのあるこちら側にはタオルが置かれている。 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」」 うーん。全ゆんありすかぁ。まーそりゃそーだよなー。 赤ゆありす4匹がお互い挨拶をしているところでDVDは終わっている。 果たしてこのありすが、普通のゆっくりと違っていたりするかどうかはわからない。 「にんげんさんも なかなかおもしろいことを かんがえるのにぇ。」 ありすだ。変なゆっくりだなぁ。 DVDを全部見たところで、今日はここまで。 ゆっくり達を冷蔵庫にしまって、お風呂に入ってビール飲んでおやすみなさーい。 日曜日―― 今日はパンに食用ありすを挟んで食べることにする。 おい、ありす、出番だぞ。 「うん? もしかしてありす、たべられるのかしりゃ?」 うん、パンに挟んで食べるぞ。 「そう。なかなかときゃいはな ゆんせいだったわ。さあ、おたべなさい」 ムシャムシャ。美味なり。 ごちそうさま。 DVDを返しつつ、まずはゆっくりショップへ。 超高級れいむを見るためだ。 だが、あるのは50000円前後の高級クラスが最高値で、20万超えはなかった。 店員に聞くと、超高級クラスは都内にいかないとないらしい。 そこまで行くのはめんどくさいので諦めた。 あとはホームセンターや、家電量販店などを冷かして一日を過ごす。 夕方に家に帰り、食用まりさを冷蔵庫から取り出す。 こいつはそのまま食べることにした。 残ったちぇんは、うちのおちびがチョコが好きなのでカミさんに料理してもらえばいいだろう。 おい、まりさ。起きろ! 「あ、にんげんさん。ゆっくりおはようだじぇ!」 もう夕方だけどな。ゆっくりしてってね。 「ゆっくりしてってね!」 単純に食べる宣言をするのも飽きたのでいたずら心を出す。 まずは、帽子を取り上げる。 「ああ、まりしゃのしゅてきなおぼうししゃん。さきにたべるのじぇ?」 おう! 「うう、まりしゃもゆっくりしにゃいで たべてほしのじぇ!」 帽子をちびりちびり食べる。餃子の皮を食べている感じで単独ではそんなにおいしいものではない。 まりさを見てみると、帽子を先に食べられて落ち着かないようだ。 「おぼうししゃんをたべたら、まりしゃもたべてくれるのじぇ?」 どうしよっかなぁ? あとにしようかなぁ? 「えぐ、いじわるしにゃいで、しゅぎゅにたべるのじぇ…」 目から涙がぽろぽろ落ち始める。食用でもおかざりがないと落ち着かないようだ。 時間をかけてたっぷり帽子を食べる。 「きょんどきょそ まりしゃをたべてくりぇるのじぇ?」 あー、お腹いっぱいになっちゃった。お前また後でな。 「しょ、しょんにゃ…えぐっ、えぐっ」 まりさを手に持ちタッパに入れる、と見せかけて口の中にポイ。 口を閉じるが、まだ食べない。 まりさは状況が理解できていないのか、大人しい。 口の中に入れたままでしばらくおいておく。やがて、 「きょきょはどきょなのじぇ?」 舌が甘みを感じた。涙の砂糖水だろうか。 「ゆゆゆ? くらいのじぇ。きょわいのじぇ。」 口を開けてみる。 「あさになったのじぇ! ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 口を閉じる。 「ゆんやー。きくいのは、ゆっきゅりできないのじぇ。」 あまり食べ物で遊ぶのもアレなんで、まりさを頬に寄せ、歯を当てる。 歯にまりさの髪の毛が当たる。 「ゆゆゆ? にゃんだきゃ、いちゃいのじぇ。」 だんだんと歯に力を込める。 「いちゃいいちゃい。にゃにぃこりぇ?」 やがて歯は髪の毛、皮を貫通し、餡子に辿りつく。 「ゆんやー!!! もういやなのじぇ。さあ、おたべなさい。」 普通の餡子になってしまった。一気に食べる。 夜8時。カミさんとおちびが戻ってきた。 おちびは帰ってきたときからウトウトしていたから、 お風呂に入れて、速攻寝かせる。 今はカミさんとお茶と、お土産を食べながら結婚式の話を聞いたところだ。 そういえば、冷蔵庫にチョコがあるから、おちびにでも食べさせてくれ。 「チョコ? 珍しいわね。」 カミさんは冷蔵庫を開けタッパを取り出す。 そのタッパはたしか… 「あれ? れいむじゃない。」 そうだ。おとといの夜買ったれいむだ。すっかり忘れていたなあ。 それも食べていいよ。 「ありがとう。おーい、れいむちゃん。」 カミさんがれいむをタッパから取り出して皿の上に置き呼びかける。 れいむは目を覚まし、キョロキョロと何かを探す。 やがて、俺の姿を見つけると頬を赤らめてこう言う。 「おにいしゃん、また、れいみゅのぺにぺにしゃん、なーでなでしてえ」 そして口の下のちょこんとした突起を俺に見せる。 ファッ!? ビキビキッ。そんな音が聞こえてきた気がした。 「れいむちゃん、どういうことかお姉さんに聞かせてくれるかなぁ?」 掘り下げないでくれっ! 「あのにぇ、きのうのよる、おにいしゃんがれーみゅのぺにぺにしゃんを…」 昨日じゃない、おとといだ。 ってそんなことどうでもいいよっ。説明するなっ。 違う違うんだ。 HENTAIの門を叩いたことは認めよう。 でもそこで引き返してきたんだ。 結果的にピンポンダッシュ的な形になったことは謝る。 謝るから、 野良ゆっくりを見るような目で俺をみないでくれーーーーーーーーーー 実家にUターンや、小遣い減額などの実刑は避けられた。 避けられたのだが、1週間カミさんとおちびから無視しつづけられたことが辛かった。 みんな、食用ゆっくりはちゃんと残さず食べようね。 お兄さんと皆との約束だよ。 選択肢 投票 しあわせー! (1037) それなりー (115) つぎにきたいするよ! (178) このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5256.html
注意 HENTAI注意! 独自設定あり ぺにまむ描写あり 普通のゆっくりは登場しません 金曜日の夜、俺はウキウキしながら帰路についていた。 カミさんと3歳のおちびはカミさんの実家に帰っている。 仲が良かった高校の同級生の結婚式があるからだ。おちびもそこで披露するらしい。 つまり、この週末はアパートに俺1人きりなのだ! 独身の時以来の久々の自由! これがウキウキせずにいつウキウキするんだ! よし! デリヘルを呼ぼう! …お金ないっす。バレたら死亡確定だし、 バレなくてもこの先1か月はおにぎりのみの生活になってしまう。 しゃーない。AVでも借りるか。 俺はレンタルビデオショップへと急いだ。 レンタルビデオショップで制服JKものを物色しているとき、 目の端にこの場にふさわしくないものが目に入った。 ゆっくりれいむ? 俺は左右を見渡した。れいむがAVコーナーに迷い込んだのか? 違った。 AVコーナーの一角。上部に「HENTAIコーナー」と書かれた場所にれいむはいた。 レンタルDVDのパッケージだった。 タイトル「23万円する最高級れいむとヤッてみた!」 …… まてまてまて! 23万? 俺の小遣い何か月分だよ? もう大卒の初任給じゃん! ヤルってヤルだよな? ゆっくりとヤッちゃうのかよっ! てか突っ込みどころが多すぎるよっ! パッケージを手に取る俺。 最高級れいむが籐の椅子の上でにこやかに笑っている。 胴つきとHENTAIするっていうのは聞いたことがあるが、 このれいむは胴なしれいむだ。 しかしこのゆっくり、他と違う感じが…。 なんていうか、気品があるというか、お嬢様っていうか、一言でいえば、 『ゆっくりしている』 いや、れいむは良く見るよ。 たまに道端で絡まれる野良や、友人の飼いゆっくりでれいむは見る。 そういう普通のれいむとは、まーったく違う。 まあ、23万円のインパクトもあるのかもしれないが。 裏面を見てみる。さっきのれいむが頬を赤く染めて上の方を見ている。 そしてそのそばには、成人男性のものと思われる裸足の脚部のひざから下が写っている。 れいむの視線は、男性の脚より上… うん。オープンって感じだな。 驚くべきことにこのDVDは同じのが他に、2の4の6の…9枚ある。 しかも、他の9枚ともレンタル中だ。人気なんだなぁ。 このHENTAIコーナー。他にもDVDがある。 「頂上対決! 阿藤貴VSでいぶ」「昏睡レイ○―野獣と化したありす」 色々あるもんだなあ。 …… 超高級れいむに興味があるだけなんだからねっ。 HENTAIなんかじゃないんだからねっ。 そこのところ勘違いしないでよねっ。 俺は、制服JKものの下にDVDを隠すと、レジに持っていくのだった。 途中で明日の朝食用のコッペパンを買うため、スーパーに寄る。 食べ物コーナーにて、食用れいむが特売されていた。 食用ゆっくり― 食べる用のゆっくりが、某ハンバーガーショップのナゲットのソースみたいな容器に入っている。 中では、ラムネガスによって眠らされたゆっくりがいる。 端っこをぺりっとめくると、ガスが抜け、ゆっくりが起きてくる。 大抵、そのまま料理に使われるが、もちろん普通にペットとしても扱える。 しかし、賞味期限=生きられる期間で、大抵1週間ぐらいである。 食事はせず、うんうんもしーしーもすっきりもしない。だから普通のゆっくりよりかは寿命が短い。 まあ、食材がうんこしてどうするんだっていう感じだからこれはこれでいいのだが。 餡子を食べたければ、普通の大福でも買えばいいわけで、 この食用ゆっくりの特長は、飼いやすさもあり、一人暮らしの人間に好評である。 金曜日の帰りに買い、週末を一緒に過ごし、日曜の夜か月曜の朝に食べる。 また、子供に食べることは命を貰って食べることを教えるための教材とする親子もいるらしい。 うちのおちびにはちょっと早いか。 ある考えを思いつき、2つばかり購入する。 コッペパンの他に、ビールを何本か買い自宅に戻る。 家には当然、誰もいなかった。 「ここを俺のゆっくりぷれいすにするよ!」とひとりごちる。 うーむ、今日はなんだかテンションが高めだ。きっと久々の自由のせいだね! カミさんが用意してくれていた夕食を食べ、お風呂に入る。 さっぱりして出たあとは、ビール片手にDVDタイムだ。 DVDデッキに迷わず超高級れいむのを入れる。 注意書きが表示されている間にふと思う。 そいや、今日スーパーで飼ったのも同じれいむ種だな。 あいつらにこれ見せてみようかな。 冷蔵庫を開けると入れたばかりの食用れいむを取り出し、 TVの前のテーブルの上にタオルを敷き、そこでまずは1匹目のパッケージを開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくり! もう1匹開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくりゆっくり! 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 最初のれいむも答える。 「ゆゆ? れいみゅはれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 「れいみゅもれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 TVがメニュー表示になっていたので、ALLPLAYで決定を押す。 すると画面は、ゆっくりショップであろう店内の様子を写しだしていた。 しばらく動いていたが、あるれいむのところでカメラの動きが止まる。 主役の超高級れいむだ。右下の値段が229800円になっている。 う~む、意外と家電量販店みたいだな。 「にんげんしゃんが、れいみゅたちをたべてくれるんでしゅか?」 おう、そうだ。 「れいみゅたちをよろしくにぇ!」 おう! ゆっくりしてってね! 「「ゆっくりしてってね!」」 食用ゆっくりは、初めから自分たちが食べられることを知っている。 さて、画面は籐椅子の上に置かれた超高級れいむを写していた。 インタビューワーがれいむにいろいろ質問している。 俺は目の前にいる2匹のれいむに話かける。 れいむたち、むこうをみてくれ。あのれいむをどう思う? 「「!!」」 TVの方を向いたれいむ達が固まる。 「しゅ、しゅぎょきゅゆっくりしちぇるよ!」 「れいみゅ、あのれいみゅみたくなりちゃいよ!」 やっぱり人間と同じ評価か。 まあ、寿命が短い君たちでは無理だろうが。 インタビューは続く。加工所出身でもう1人の親はありすらしい。 どことなく感じた気品は、そのせいだろうか。 しゃべり方も、野良やそこいらの飼いゆっくりとは違い、 普通に丁寧にしゃべる他、謙譲語なども巧みに使う。 俺なんかいまだに怪しいぞ、そのへん。 インタビューワーが「くだけた口調でいいよ。」というと、 「わかったよ!」と普通のゆっくりの言葉になる。 対応力も抜群だ。 野菜が人間が育てることを理解し、人間と共にゆっくりしたいと願っている。 インタビューワーのことを飼い主だと思っているのか、 ゆくゆくはおちびちゃんについて話し合いたいとも言っている。 超高級れいむからおちびちゃんについての説明があった。 このれいむ、すりすり型や交尾型すっきりでは妊娠はせず、 連絡すると加工所から貰えるタブレットを飲んだ場合のみ妊娠するらしい。 なるほど、野良とのすっきりを予防しているわけだ。 飼いゆっくりと飼い主とのトラブルNO1がおちびちゃん関連であるらしいから、 超高級れいむともなると当然といったところか。 後でネットで調べたのだが、 超高級れいむと子供について、まずはれいむと飼い主と話し合って子供の種類と数を決める。 その結果を加工所に伝えると、無料でタブレット、通称おちびちゃんの素がもらえる。 例えば、れいむ種が1匹、まりさ種が1匹だったら、 加工所から、れいむの素を1つ、まりさの素を1つを貰ってれいむに飲ませる。 すると動物型妊娠し、やがて指定された種類のゆっくりが生まれる。 このゆっくりは、れいむと同じく超高級なんだそうだ。 食用れいむ達はというと、 「れいみゅさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 「ゆっくり、ゆっくり!」 上機嫌である。 さて、そんなこんなしているうちに、男性が新たにフレームインしてきた。 インタビューワーは友人と紹介している。 その友人?はれいむをゆっくりした口調で 「君はとてもゆっくりしてるね」と褒めた。 超高級れいむはにっこりほほ笑むと「ありがとうございます。」と答えた。 ちなみに友人?の顔にはモザイクがかかっている。 それを見た食用れいむ達は 「ゆゆゆ? あのにんげんしゃんはおめめしゃんがないよ!」 「おくちしゃんもにゃいよ。きょわいよー」 と怖がっていた。 ちなみに食用ゆっくりは、移動力が普通のゆっくりの10分の1だ。 ほぼ、歩けない。まあ、食材が逃げても困るし、こんなもんだろう。 そこからその友人?の動きはすごかった。 いわゆるHENTAI行為に及ぶ過程がすごく自然だった。 もはや、友人?ではない。男優である。 ゆっくりとヤるくらいだから、強引にコトに及ぶのかなと思いきや、そんなことは全くない。 完全に超高級れいむは合意して、男優を受け入れている。 HENTAI行為は進んでいく。 俺はそれを見ても特に感じることはない。 値段が高くてしゃべるオナホを使ったオナニーを見ているぐらいの感覚だ。 それよりかは断然面白いのが、食用れいむ達の反応だ。 男優が超高級れいむをペタペタ触り始めたときは、 「きょんにゃにゆっきゅりしちゃれいむを きちゃにゃいてでしゃわるにゃ!」 「れいみゅ、ぷきゅーしゅりゅよ、ぷきゅー!」 と怒りをあらわにした。 さらに行為が進み、超高級れいむが受け入れた時は、 「やめちぇにぇ! れいみゅがわりゅいきょでちた。ごめんにゃしゃい! だきゃらゆるちてあげてにぇ。」 「………」 片方は何故か謝り、片方は何も言わなくなった。 さらに進むと、 「ゆんやー。ゆんやー。」 片方は顔を上に向け泣きじゃくっていた。 もう片方はというと、テーブルの上に置きっぱなしだった湯呑の陰に隠れている。 隠れているのだが、影からこっそりTVをみている。 俺は黙って湯呑を取り上げ、れいむをTVの方を向くように手で固定する。 最初は嫌がっていたのだが、そのうちTVに見入るようになった。 泣いているれいむの涙を指でふき取ってあげる。 そしてもう一方のれいむを見た時に、あることに気が付いた。 じっと見入るれいむの口から下、3ミリぐらいの場所だろうか、ちょこんと突起している。 これっていわゆるアレだよな? ためしに、指先でそっと触れてみる。れいむは目をつむって体をピクンとさせた。 俺はビールの酔いも手伝って悪乗りをする。 指につばをつけ、突起物をやさしくなでる。 えーかー えーかー えーのんかー はい。セクハラモード入りました。 れいむは目をつむり顔を上気させ、ピクンピクンとさせる。 ここで俺はふと正気に戻った。 やべーやべー。 HENTAIの門を叩いちまった。 うん、酔いのせいだな。 やめるとれいむは残念そうにしていた。 カミさんのいない間にゆっくりと浮気とか、離婚確実だな! そうこうするうちにDVDは終わる。 泣いていたれいむは泣きつかれたのかすーやすや眠っていて、 もう片方は、なんだかぽーっとしている。 俺は2匹をタッパーにつめると冷蔵庫にしまう。 食用ゆっくりは気温が一定以下になると自動的に睡眠をするシステムになっている。 俺は自分の部屋に入るとベッドに横たわった。 ビールのせいもあり、すぐに寝ることができた。 土曜日―― 二度寝から覚めると8時半だった。 二度寝なんて久しぶりである。 休日でも大抵、朝食が片付かないという理由で7時半にはカミさんに起こされる。 結婚した当初は優しかったんだけどなぁ。 朝食の準備をする。前日買っていたカレーパンと、れいむ入りコッペパンを食べる。 冷蔵庫からタッパーを取り出す。二匹入れようかと思ったが、 昨日のリアクションが面白かったので、昨日泣いていたれいむのみ取り出す。 「ゆっくりしてってね。」 おう、ゆっくり! 「おしょりゃを…」 そのまま、コッペパンの中に挟む。 そして、俺はれいむに話しかける。 今からお前を食べる。おいしく食べてやるからな。 「わきゃっちゃよ。しゃあ、おたべなさい!」 れいむは2つに割れると絶命した。 食用ゆっくりはこのように、人間に食べられるときは、自らお食べなさいをして命を絶つようにできている。 俺はれいむを薄く延ばし、端から端まで行きとどくようにし、コッペパンを食べる。 うん、んまい。全体に餡子なんだが、ときどき来る歯ごたえがまたよい。 おそらく歯だった部分だろうか。 リボンも外して食べることもできる。だが、俺はリボンごと食べる派である。 ごちそうさま。 朝食を終えると、インターネットで色々調べる。 まずは超高級れいむのこと。 加工所にて餡操作をし、人間に合ったゆっくりだそうだ。 人間が不快に思うことはいっさいやらないらしい。 他のゆっくりにとっても「すごくゆっくりしているゆっくり」だそうで、 野良からいじめられることもないらしい。 流石は23万。 ただ、ゆっくり愛好家の中では、 「もはや、こいつはゆっくりではない」という否定派も少なからずおり、 好みは分かれるらしい。 俺はあることを決意すると、昼時にレンタルビデオ屋に昨日のDVDを返しにいった。 まずは、借りていた2枚のDVDを返す。 (結局、制服JKは見ずに返した) そして、新たなに様々なDVDを借りる。 また、スーパーで色々買って、自宅に戻る。 買ってきたのはまずは、食用ゆっくりバラエティパック。 れいむ、まりさ、ちぇん、ありす、ぱちゅりーの5種類が入っている。 それを買ってきた透明なケースにすべて開ける。 例の決まり文句とともに、5匹ともパッケージから出てくる。 俺はこの5匹を、明日の夜まで飼うつもりである。 まあ、カミさん達が帰ってくるまでに全部食べる予定だが。 俺はこの週末をゆっくりと過ごす週末とする。 まずは、スーパーで買ってきた弁当を食べながら、DVDをゆっくり達とみる。 まず最初にプレイヤーに入れたのは「必殺!仕事ゆん」である。 ストーリーは平和に暮らしていた、 ちぇんとらんの一家が、ゲスたちに虐殺されてしまう。 偶然生き残った1匹のちぇんが、噂で聞いた、仕事ゆんたちに復讐を依頼し、 仕事ゆんたちが色々な手を使って、ちぇんの家族の仇を取っていくというものだ。 一家が虐殺されてしまうシーンでは、 ゆっくりたちは、ゆんやーゆんやーと泣いたり、えれえれと吐いてしまったり。 また、仕事ゆんであるみょんが、 ゲスのリーダーである、ゲスまりさの中枢餡をはくろーけんで一刺しにするシーンでは、 ゆっくりたちは、すごく喜んだり、うれし泣きしたり。 ここでは、ちぇんがとてもいいリアクションをしてくれた。 同じ種族のちぇんが依頼ゆんであったのもあるだろう。 「にゃんで、みんなえいえんにゆっきゅりしゃしちゃうんだよー、わきゃらにゃいよー!」 「きょんにゃげしゅは、ゆっきゅりしちぇにゃいにぇ…」 「あ、ちぇんが1ゆんだけ、いきのこっちぇるね! よきゃったよー」 「しぎょちょゆんは、とちぇもゆっきゅりしちぇるにぇ。わきゃりゅよー!」 時には泣いたり、ぴょんぴょん跳ねたり。面白いもんだ。 次は、「社会で働く様々なゆっくり」 現代社会で働く、ゆっくり達を集めたDVDである。 これに関しては、ゆっくりにとって面白くないのか、寝ているゆっくりがほとんどだったが、 ただ、ぱちゅりーだけは、興味津々で見入っていた。 「むきゅ。ゆうかはおはなさんをしょだてるのが、とくいなのにぇ。」 「にとりはおこめさんをそだてるのに、やくにたっちぇるのにぇ。」 「しんきは、おちびちゃんをそだてるしごとをしちぇるのにぇ。」 そうこうしているうちに3時になった。 俺はホットケーキを作り、それに使うためにちぇんとぱちゅりーを手に取る。 待てよ。ホットケーキに餡子と生クリームって合うんじゃないか? そう思うと、ちぇんを戻し、代わりにれいむを手に取る。 ホットケーキの上に、2匹を乗せる。 今からお前たちをホットケーキとして食べる。おいしく食べるぞ。 「ゆっくりりきゃいしちゃよ。おたべなさい!」 「むきゅ、ゆっくりたべっちぇっちぇね。おたべなさい!」 2匹は、餡子と生クリームになった。 それをホットケーキの上で広げ、もう1枚のホットケーキで挟む。 よし、餡子と生クリーム入りホットケーキだ。 味もなかなかイケる。どら焼きっぽい。 ごちそうさま。 しかし、甘いものばかり食べているなぁ。お腹周りが心配だ。 残るは、まりさとありす、ちぇんだけになった。 この時間は、俺が前から見たかった映画を見る。 香港のカンフー映画だ。 これも活動的なまりさとちぇんが興奮しながら見ていた。 「おししょうしゃんを えいえんにゆっくりさせた このにんげんさんはげすなんだね わきゃるよー。」 「このにんげんさん しゅごいたかいところからおちちゃったよ いたいいたいだよ。」 「にんげんさんの たたかいが はやしゅぎちぇ よくわからないよー。」 「げしゅをやっちゅけたよ! このにんげんさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 もちろん、俺も楽しんだ。この人スタント使わないからすごいよなぁ。 それにしても、さっきからありすは、あまりリアクションを取ってくれないなあ。 でも寝ているわけじゃない。TVは見ているのだが、特に目立つリアクションをしてくれないのだ。 こういうの好きじゃないのかな? 夕食を食べ、食後のゆっくりタイムの後は、大人の時間だ。 取り出したDVDは、 「21万円する最高級まりさとヤッてみた!」 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 昨日見た超高級ゆっくりとHENTAI!はシリーズ化されており、 それの第2弾、第3弾だ。 まずはまりさ。れいむより安いのは、性格が「やんちゃ」と固定されているかららしい。 まあそれでも、値段的にはとても手に届かないのだが。 「まりさはまりさだぜ! よろしく、にんげんさん!」 「まりさが、おにいさんをゆっくりさせるのぜ!」 「おにいさん! あそぼうぜ!」 いわゆるだぜまりさである。まりさを飼う人はやはりやんちゃっぽいのを求めているから これはこれでいいのだろう。 勿論、うちのゆっくり達の評価も「しゅぎょくゆっくりとしたまりさ」であり、 今まで普通の言葉で話していたまりさも 「まりさは ゆっくりしちぇるのじぇ!」 「まりしゃも あそびたいのじぇ!」 と、のじぇ言葉を使い始めた。 さてそんな男の子っぽい超高級まりさも、男優(前回と同じ人と思われる)の前では、 女の子っぽくなってしまう。 うちのゆっくりといえば、 ちぇんはアクション映画ではしゃいでいたせいなのか、寝ていた。 思い出してみると、インタビューから寝ていた気がする。 まりさは、 「さっきのまりさは どきょにいったのじぇ?」 「でもこのまりさも おきゃあさんみたくて ゆっくりできるのじぇ」 「こ、これがしゅっきりなのじぇ!?」 超高級まりさの変貌に、別のまりさと入れ替わったと思ったようだ。 そしてありすの様子をうかがおうと、ありすを見てみると… ありすの口の下、突起ができている。しかもそれは昨日見たれいむのより、 二回りほどデカイ。 おおう、ご立派なモン持ちやがって… 生唾をごくりと飲んで見ていると、 「なにか?」 ありすが聞いてきた。 ス、スイマセンデシタ。 気を取り直して3枚目。 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 値段がぐんと落ち、「超」の文字がなくなっている。 理由は、超高級と比べると、すっきりをしてしまうとにんしんっしてしまうからだ。 冒頭のインタビューシーンで、飼い主?さんがありすにある注意を聞かせるシーンがある。 「人間さんとすっきりしちゃダメだよ。人間さんとの子供をにんしんっしてしまうからね。」 「う、うん。ゆっくりりかいしたわ。」 そのあとの展開は今までと同じである。 ただ、飼い主(?)がいなくなるのと、 男優が多少強引にコトをすすめるのが違っている。 そして行為が終わると、ありすのお腹がぽっこり膨れる。 「に、にんげさんとのこどもをにんしんっしちゃったわ。」 ゆっくりの思い込みの強さにより、通常ありえないことも現実に起きてしまう。 さすがは不思議饅頭である。 俺がこのDVDを借りようと思ったのはこの理由だ。 DVDのパッケージに 「人間とすっきりをしてしまうと教えられたありす。だが人間とすっきりしてしまう。 そして、にんしんっしてしまうありす。果たしてその子供は!?」 と書いてあった。 これが興味を引かれずに何に引かれるというのだ! 俺は人間とゆっくりの合いの子を想像する。 胴つきのありすが生まれるのか? むしろ、リアル人間の生首? そりゃこわいなぁ。 いやいや、人間の赤ん坊と赤ゆが生まれるんじゃないの? 興味は尽きない。 ゆっくり達は、ちぇんは寝たまま、まりさは同じような内容に飽きたのか寝始めた。 ありすは相変わらず興味あるのかないのかよくわからないが、 何のリアクションも見せずにTVを見ている。 DVDを見続けると、最後にありすのしゅっさんっの様子が収録されていた。 「ぎぎぎ……おちびちゃん、うまれるわ……」 カメラのあるこちら側にはタオルが置かれている。 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」」 うーん。全ゆんありすかぁ。まーそりゃそーだよなー。 赤ゆありす4匹がお互い挨拶をしているところでDVDは終わっている。 果たしてこのありすが、普通のゆっくりと違っていたりするかどうかはわからない。 「にんげんさんも なかなかおもしろいことを かんがえるのにぇ。」 ありすだ。変なゆっくりだなぁ。 DVDを全部見たところで、今日はここまで。 ゆっくり達を冷蔵庫にしまって、お風呂に入ってビール飲んでおやすみなさーい。 日曜日―― 今日はパンに食用ありすを挟んで食べることにする。 おい、ありす、出番だぞ。 「うん? もしかしてありす、たべられるのかしりゃ?」 うん、パンに挟んで食べるぞ。 「そう。なかなかときゃいはな ゆんせいだったわ。さあ、おたべなさい」 ムシャムシャ。美味なり。 ごちそうさま。 DVDを返しつつ、まずはゆっくりショップへ。 超高級れいむを見るためだ。 だが、あるのは50000円前後の高級クラスが最高値で、20万超えはなかった。 店員に聞くと、超高級クラスは都内にいかないとないらしい。 そこまで行くのはめんどくさいので諦めた。 あとはホームセンターや、家電量販店などを冷かして一日を過ごす。 夕方に家に帰り、食用まりさを冷蔵庫から取り出す。 こいつはそのまま食べることにした。 残ったちぇんは、うちのおちびがチョコが好きなのでカミさんに料理してもらえばいいだろう。 おい、まりさ。起きろ! 「あ、にんげんさん。ゆっくりおはようだじぇ!」 もう夕方だけどな。ゆっくりしてってね。 「ゆっくりしてってね!」 単純に食べる宣言をするのも飽きたのでいたずら心を出す。 まずは、帽子を取り上げる。 「ああ、まりしゃのしゅてきなおぼうししゃん。さきにたべるのじぇ?」 おう! 「うう、まりしゃもゆっくりしにゃいで たべてほしのじぇ!」 帽子をちびりちびり食べる。餃子の皮を食べている感じで単独ではそんなにおいしいものではない。 まりさを見てみると、帽子を先に食べられて落ち着かないようだ。 「おぼうししゃんをたべたら、まりしゃもたべてくれるのじぇ?」 どうしよっかなぁ? あとにしようかなぁ? 「えぐ、いじわるしにゃいで、しゅぎゅにたべるのじぇ…」 目から涙がぽろぽろ落ち始める。食用でもおかざりがないと落ち着かないようだ。 時間をかけてたっぷり帽子を食べる。 「きょんどきょそ まりしゃをたべてくりぇるのじぇ?」 あー、お腹いっぱいになっちゃった。お前また後でな。 「しょ、しょんにゃ…えぐっ、えぐっ」 まりさを手に持ちタッパに入れる、と見せかけて口の中にポイ。 口を閉じるが、まだ食べない。 まりさは状況が理解できていないのか、大人しい。 口の中に入れたままでしばらくおいておく。やがて、 「きょきょはどきょなのじぇ?」 舌が甘みを感じた。涙の砂糖水だろうか。 「ゆゆゆ? くらいのじぇ。きょわいのじぇ。」 口を開けてみる。 「あさになったのじぇ! ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 口を閉じる。 「ゆんやー。きくいのは、ゆっきゅりできないのじぇ。」 あまり食べ物で遊ぶのもアレなんで、まりさを頬に寄せ、歯を当てる。 歯にまりさの髪の毛が当たる。 「ゆゆゆ? にゃんだきゃ、いちゃいのじぇ。」 だんだんと歯に力を込める。 「いちゃいいちゃい。にゃにぃこりぇ?」 やがて歯は髪の毛、皮を貫通し、餡子に辿りつく。 「ゆんやー!!! もういやなのじぇ。さあ、おたべなさい。」 普通の餡子になってしまった。一気に食べる。 夜8時。カミさんとおちびが戻ってきた。 おちびは帰ってきたときからウトウトしていたから、 お風呂に入れて、速攻寝かせる。 今はカミさんとお茶と、お土産を食べながら結婚式の話を聞いたところだ。 そういえば、冷蔵庫にチョコがあるから、おちびにでも食べさせてくれ。 「チョコ? 珍しいわね。」 カミさんは冷蔵庫を開けタッパを取り出す。 そのタッパはたしか… 「あれ? れいむじゃない。」 そうだ。おとといの夜買ったれいむだ。すっかり忘れていたなあ。 それも食べていいよ。 「ありがとう。おーい、れいむちゃん。」 カミさんがれいむをタッパから取り出して皿の上に置き呼びかける。 れいむは目を覚まし、キョロキョロと何かを探す。 やがて、俺の姿を見つけると頬を赤らめてこう言う。 「おにいしゃん、また、れいみゅのぺにぺにしゃん、なーでなでしてえ」 そして口の下のちょこんとした突起を俺に見せる。 ファッ!? ビキビキッ。そんな音が聞こえてきた気がした。 「れいむちゃん、どういうことかお姉さんに聞かせてくれるかなぁ?」 掘り下げないでくれっ! 「あのにぇ、きのうのよる、おにいしゃんがれーみゅのぺにぺにしゃんを…」 昨日じゃない、おとといだ。 ってそんなことどうでもいいよっ。説明するなっ。 違う違うんだ。 HENTAIの門を叩いたことは認めよう。 でもそこで引き返してきたんだ。 結果的にピンポンダッシュ的な形になったことは謝る。 謝るから、 野良ゆっくりを見るような目で俺をみないでくれーーーーーーーーーー 実家にUターンや、小遣い減額などの実刑は避けられた。 避けられたのだが、1週間カミさんとおちびから無視しつづけられたことが辛かった。 みんな、食用ゆっくりはちゃんと残さず食べようね。 お兄さんと皆との約束だよ。 選択肢 投票 しあわせー! (1176) それなりー (128) つぎにきたいするよ! (195) このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/touhoumother/pages/64.html
★博麗 霊夢 ◆全体的にまとまったステータスと必殺PKを持ち、回復もできるMOTHER2のネス互換の性能。 あの方が加入するまでは、回復はすべて霊夢が行わなければならないので、無駄遣いをして肝心な時にPPが無くなったなんてことないように。特に燃費の悪い必殺PKはどうしても急な火力が必要なとき以外は使わないでおいたほうが無難。 なぜかさびのもとが効く。どこが錆びるのだろう? 固有能力 ボム使用不可状態を無視 習得ボム 習得レベル 名前 消費PP 効果 初期 PKむそうα 20 敵全体攻撃を攻撃。基本威力90。 Lv2 PKライフアップα 5 味方一人のHPを100~回復。 Lv3 PKヒーリングα 2 味方一人のなみだ、毒状態を治療。 Lv8 PKフラッシュ 1 一瞬光る…が、何の効果も無い。意味のないネタ技。 Lv9 PKライフアップβ 12 味方一人のHPを300~回復。 Lv10 PKシールドα 8 味方一人に通常攻撃を半減するシールドを張る。 Lv11 PKヒーリングβ 4 ヒーリングαの効果に加えてフリーズ、ボム不能も治療。 Lv13 PKむそうβ 40 敵全体を攻撃。基本威力250。 Lv22 PKライフアップγ 20 味方一人のHPを1000以上回復する。 Lv26 PKヒーリングγ 30 味方一人の状態異常を完全治療し、ピチューン状態からHP1で復活させる。 Lv28 PKむそうγ 58 敵全体を攻撃。基本威力700。 Lv29 PKシールド∑ 32 味方全体に物理攻撃を半減するシールドを張る。 Lv37 PKヒーリングΩ 50 味方一人の状態異常を完全治療し、ピチューン状態からも完全復活させる。 Lv45 PKライフアップΩ 50 味方全体のHPを400~回復。 イベント PKむそうΩ 500 夢想天生。敵全体に9999のダメージを与える。サイコシールド無視。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1510.html
れいむ讃歌 駄文です 今回もジョジョパロが 最近、家の金バッチのちぇんの様子が変だ。どうやら近くの公園に住み着いている野良に餌を与えているようだ。ちぇんに一回その理由を尋ねたら 「れいむはすごいんだよ~。わかってね~。」と言われた。 これだけの内容じゃ状況が把握できないが、どうやら脅されているわけじゃないのはわかった。だったらどうして厳しい訓練を受けた金バッチのちぇんが野良と関わり合うんだろう…? このことを同じく金バッチのみょんを飼っている知り合いに相談したところ、 「お前のとこのちぇんもか。」 「俺のところのも…?」 「ああ…。うちのみょんもそうだが、ここらの金バッチの一部がその野良れいむに貢いでるみたいなんだ。」 「何で野良なんかに…。」 「お前どうせ暇だろ?明日にでもそのれいむが何者なのか調べてみてくれよ。」 「暇なことは否定はせんが、何かイラッとくる言い方だな…。」 こうして俺は、次の日その野良れいむが居るという公園まで足を運んだ。ちぇんの方は悪い影響があるかもしれないので家においてきた。 こじんまりとした公園には、小さな子や年寄りがちらほら居た。最悪野良れいむを始末するときは、目に付かないようにしよう。 ちぇんの話では、お目当ての野良れいむは、公園の隅にダンボールとブルーシートで野良としてはなかなかの家を作っているらしい。 「れいむゆっくりしていってねっ!これはすごくゆっくりできるあまあまだよ!!」と、言う声が聞こえたので、そちらの方に行ってみると金バッチのまりさが明らかに野良とわかるれいむにお菓子をあげていた。 お菓子を貰ったれいむはと言うと、「ゆふ~!ゆっくりできそうなあまあまだね!!ほめてつかわすよ!!」「ちゃちゅがれーみゅのおかーちゃんじゃね。」「「きゃわいきゅっちぇ、ぎょめんにぇー☆」」と、かなり上から目線でまりさに接していた。 「こいつが噂のれいむか…しかし子持ちとは聞いてなかたぞ。まあ、だからなんだって話なんだが…。」そんな独り言を言いながら俺は、少し離れたところから様子を見ていた。 観察してみてわかったことは、こいつがしんぐるまざーで子れいむが3匹、餌を持ってくるゆっくりはすべて金バッチだということだった。俺は、他のゆっくりが居なくなった事を確認してから野良れいむにファーストコンタクトをとった。 「やあれいむ。ゆっくりしていってね。」 「「「ゆゆっゆっくりしていってねっ!!」」」 「ちょっとれいむに聞きたいことがあるんだが…。」 「しょんにゃこちょよりにんげんはあまあまよこちぇ~!!」 「よこちぇ~♪」「あまあま、あまあま♪」 クッ、この糞赤ゆ共ぶっ潰してやろうか!!そう思っていると親のほうが、「そんなことよりにんげんさんは、にーとなの?にーとじゃないの?どっちなの?」と言ってきた。 (よし、潰そう。)その言葉に切れた俺は強い口調で、「ハァ~?てめえみたいな糞饅頭には、関係ねぇだろうがッ!!」と踏み潰そうとして足を上げるたすると、 「にーとじゃないなら、かえってねっ!にーといがいは、きょうみないよっ!!」言ってきた。 (あれ?こいつ俺を馬鹿にしたんじゃないの?と言うよりニートには用があるの?) 少し頭が冷めた俺はれいむに合わせて「うん。俺はニートだよ。だからちょっと話を聞かせてもらいたいんだが……」自分で言っといて悲しくなってきた。 「ゆ?にんげんさはにーとなの?なら、れいむにあまあまもってきてね!!これはめいれいだよっ!!」と言ってきた。 少し腹が立つが俺は、「何でニートだとれいむにあまあまを持ってこなくっちゃならないの?」と聞いた。 すると「ゆぷぷ!にんげんさんは、ばかだね!でもれいむはやさしいからおしえてあげるよっ!!れいむはにーとのかみさまなんだよ!!しんぐるまざーで、こどもをそだてないといけないのに、はたらかないんだよっ!!すごいんだよっ!!」 (…ある意味すごいが、しかし何でそんな事でこんない威張れるんだ?)そう思っているとさらにれいむは話を続けた。 「れいむさんかは、にーとのさんかっ!!れいむのすばらしさは、しんぐるまざーのすばらしさなんだよっ!!わかったらさっさともってきてね!!これでもわからないなら、しんぐるまざーおーばーどらいぶっをやっちゃうよ!!」 しんぐるまざーおーばどらいぶ~?その言葉に興味を持った俺は、「いいぞ。それやってみろよ!!おもしろかったらあまあまでも何でも持ってきてやるよっ!!」 「ゆっふっふっ、ばかだねにんげんさん。このわざは、れいむのいだいなきおくを、にんげんさんにみせるわざだよっ!!それをみればにんげんさんも、れいむのいだいさにひれふすよっ!!」 そう言ってれいむは俺の足元までやって来て、のーびのーびしたり、もみあげをぐるぐる回し始めた。 「ユーハーユーハーユコオオオォォォォ」 「何だそれ?」 「おーばーどらいぶっのためのとくべつなこきゅうほうだよっ!!かんたんにせつめいすればこきゅうであんこに、はもんをおこしているんだよっ!!」 そしてれいむは、もみあげを大きく振りかぶって、「ふるえるよ あんこっ!!あきれるほど にーーと!!きざむよ しんぐるまざーのびーと!!」 『しんぐるまざーおーばーどらいぶっ!!』 そう言って俺の脛に向かってもみあげで殴りつけてきた。すると本当にれいむの今までの記憶が流れ込んできた。 「ゆっふっふ…これで、れいむのいだいさがわかったね。みつぎものは、あまあまたくさんでいいよっ!!」 俺はすべてを理解した。なぜ金バッチの飼いゆっくりがこいつに餌を上げるのかを…。 こいつはゲスだ。どす黒いほどのゲスだ。しかし役に立つゲスだった。 こいつは普通の野良のゆっくりの間に生まれた。 普通のゆっくりは植物型妊娠をして3日後には生れ落ちる。そして3ヶ月後には独り立ちするのだ。 こいつは、生まれ付いてのニートだった。他の姉妹が巣立ちをしても、実家に居座り親に餌を持ってこさせ続けた。 しかしそれも長くは続かなかった。みんなが巣立ってから1ヶ月たたずに、両親は永遠にゆっくりしてしまったのだ。 しかたがないのでれいむはつがいをさがした。しかし、れいむは自分を客観的に見るかとができた。だから普通の方法ではつがい(パラサイト先)を見つけることができない。 そこである事をれいむは閃いた。そしてれいむはその作戦をすぐに実施した。 なんと!れいむはれいぱーが居るという公園でまむまむを広げて横にになったのだ。そしてれいぱーに見つかってしまった。 「んほおおぉぉぉ!!とかいはなれいむね!!いいわ、ありすがとかいはなあいをあげるわ~~っ!!」 後は火を見るより明らか、れいむはれいぱーに襲われ妊娠してしまった。しかしそれこそがれいむの奇策だったのだ。 「もっととかいはなあいをあげるわ~!!れいむぅ~!!」そんなことを言っているれいぱーに対して「なにいっているの?そんなことをしたらあかちゃんがしんじゃうでしょ?ばかなの?しぬの?」 しかしれいぱーはそんな言葉を無視して「んもぉ~!れいむはつんでれね!そんなこといわなくっても、ありすはわかっているわよ~!」 その言葉を聞いてれいむは「なにいってるのッッ~~!!!!とかいはなあいで、できたあかちゃんなんだから、ふたりでそだてるのが、とかいはのやくめにきまっているでしょーーッ!!そんなこともわからないのッ!?ばかなのっ!?いなかものなのっ??」と烈火のごとくわめき散らした。 ありすは、かなり驚いた様子だった。無理もない、今まで襲った連中は、『やべでぇ~!!』とか『ずっぎりじだくない~っ!!』とかツンツンしていても本音は喜んでいると思っていた。 しかし、れいむの言葉にはツンデレの要素がないことは、れいぱーにもわかった。その上、とかい派な愛でできた子供なのだから2人で育てるのが、とかい派だと言うのも納得してしまった。だがれいぱーは一筋縄ではいかなかった。 「ありすには、ほかのこにもとかいはなあいをあげなるという、じゅうだいなしめいがあるんだから、あかちゃんはれいむひとりでそだてるべきよっ!」そう反論した。 「そんなのあかちゃんが、すだってからでもできるでしょーーっっ!!それともありすは、あいてにあかちゃんをおしつけるむせきにんないなかものなのっ!?」 れいぱーにかかわらずありす種の根源には、『とかい派』と言う狂信的なものがある。れいぱーはそれが『とかい派な愛』に変わっただけで基本的には同じである。 いくられいむの罠だったとしても、れいむの言ってる事は大体あってるとありすも思っているので反論ができない。そもそも、田舎者という言葉は、聞き捨てならない。 「ゆぐぐぐぐっ!!」と、唸ったありすはしかたなくとかい派のプライドのためにれいむのつがいになった。 それから3ヶ月間れいぱーにとっては地獄だった。子供は全部れいむ種でかわいいとも思えないし、子育てで忙しいといって、自分は何もせずに、ありすにご飯からお家の確保、うんうんの片付けもさせた。 そして3ヵ月後 「「「「「おかーさん!おとーさん!れいむたちは、すだちするよっ!いままでそだててくれてありがとう!!」」」」」 ありすのぺにぺにはギンギンに起っていた。こいつらが居なくなったら、すぐにでもれいむを捨てて、他のゆっくりにとかい派な愛を与えに行こうと思っていた。 そして子供が巣立ち、れいむとありすしか居なくなった家で、れいむに別れを告げようと思って、口を開いた瞬間…。 「れいむ!!ありすは、とかいはなぎむをおえたから、このいえからでt「そんなこといいから、はやくまたあかちゃんつくってねっ!!」 そう言ってれいむはありすにまむまむを見せた。その瞬間ありすの中で何かが壊れた。この3ヶ月の悪夢が走馬灯のように頭をよぎったのだ。 さっきまでビンビンだったぺにぺにはふにゃふにゃ萎え、ありす自身もプルプル振るえ変な液体を体中から出している。 「すっきりはとかいはじゃないわ~~~っ!!!!」 そう言ってありすは家を飛び出した。もうありすはレイプすることができない。この事が原因でEDになってしまったのだ。 ━ありすは━ 2度とれいぱーには戻れなかった…。 とかい派と田舎ものの中間のゆっくりになり 永遠に町をさまようのだ。 そして すっきりーしたいと思ってもすっきりーできないので ━そのうちありすは ゆっくりするのをやめた。 「ゆふぅ~!!しょせんれいぱーだね!!でも、れいむはやさしいからゆるしてあげるよっ!!またあたらしいれいぱーを、みつけるだけだからねっ!!」 こうして、れいむはれいぱーにパラサイトしては、れいぱーを再起不能にする。恐怖のれいぱー食いになった。 このれいむの恐ろしいところは、妊娠した子供がすべてれいむ種の上、れいぱーにパラサイトする方法をちゃんと子育てで教えていたのだ。 今まで人間がいくらがんばっても出来なかったれいぱーの絶滅をこのれいむは出来るだろう。人間が最大の難関としていた繁殖力も同じゆっくりのうえ、妊娠する子供すべてれいむ種に出来るという力を持っているのでれいむの方が有利だ。 しかも、子供にありす種が居ないので、れいむの恐怖を餡子を通じて受け継ぐことが出来ないので、100%引っ掛かる。 「だから、金バッチたちはれいぱーを絶滅させることが出来るこのれいむに餌をあげていたのか~。」 れいむは自分がいかに可哀想かみせつけてるつもりだが、頭のいい金バッチたちは、れいむがしている事は自分たちを、身を挺して守っているように思えたようだ。 『さすがれいむ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれはするが!あこがれないィ!』見たいな事を考えていたんだろうなぁ~。 ちなみにれいむの記憶によると、今シングルマザーなのは、前のありすが、ストレスに耐え切れず、すぐに死んでしまったからである。 「さっさとあまあまよこしてね!!きこえないの?ばかなの?」 俺はポケットから飴玉を出しれいむたちの方に投げた。 「ゆゆ~ん♪それでいいんだよ!こんどくるときは、もっともってきてねっ!!」 俺はれいむたちに何もせずに帰ることにした。確か自分の事しか考えないゲスだがみんなのやくにたっているのだから…・ 帰り道で「ああ言うのを、『ひつようあく』って、言うのかなぁ~。」そうポツリとつぶやいた。 おわり
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/272.html
・三作目です ・加工所本部のれいむまりさのその後が見てみたいというコメントがあったので。そのネタは思いつかなかった・・・! ・テンプレって意味何?まじでわかりません。 ・子育て室で金バッチ獲ったれいむの話です。 ・加工所本部の続きみたいなの 麦茶あき(仮) れいむその後 れいむです。金バッチのゆっくりです。 れいむはお姉さんの下で飼いゆっくりになるため必死にお勉強しました。 人間さんのこと、他のゆっくりのこと、食事の作法、野良ゆっくりのこと、沢山お勉強しました。 そのかいあってれいむは金バッチになりました。 お勉強友達のまりさといっしょにバッチさんが獲れたことを喜びました。 でも、他の友達はバッチさんは「ほりゅう」だそうです。 れいむはそのことでかなしくなりました。 みんなで金バッチさんを獲りたかった。 けど考えてるうちにショップさんに売られました。 お姉さんはいい飼い主さんに会えるといいねと言ってくれました。 だかられいむはここにいます。 飼いゆっくりでいます。 そしたら・・・・みんなに会えるかな・・・ れいむはペットショップにいた。 一緒にバッチさんを獲ったまりさはすぐに飼い主が決まり飼われていった。 別れるときに「れいむ・・・ゆっくりしていってね!」と挨拶をしてくれた。 れいむに飼い主はまだいない。今もペットショップだった。 そんな毎日が続いた。。 でもれいむは寂しくなかった。、ここには部屋は別々だけど他のゆっくりがいたからだった。 銀バッチのちょっと口の悪いまりさ。 「まったく・・・・まりさの飼い主さんはいつになったらあらわれるのぜ??」 ときどき部屋から変な声が聞こえる金バッチのありす。 「・・・・すっきりーしたいわ・・」 わかるよーが口癖の銅バッチのちぇん。 「わかるよー」 ちーんぽ!と元気に挨拶してくれる銀バッチのみょん。 「ちーんぽ!」 部屋は遠いけどゲス体質駄々漏れのでいぶ。 「おい!どれい!!れいむにあまあまよこせ!!!」 そして店員のお兄さんがいた。 「うっせえ!!たった20円の超安物でいぶが!!」 「どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 だかられいむは寂しくなかった。 だが、そんなれいむにも飼い主が現れました。 れいむはペットショップみんなと別れるのは寂しかったけどみんなとはどこかで会える気がしたので寂しさがなくなりました。 れいむは今日からこの飼い主と一緒に暮らしていきます。 「じゃあ、れいむ。俺会社行って来るわ」 「ゆっくりいってらっしゃい!」 お兄さんは朝早く出かけていきます。会社というところにお仕事に行くからです。 れいむは朝、お掃除して、洗濯物を畳みます。 お昼はまどのそばで日向ぼっこか、テレビを見ています。 お兄さんは夕方まで帰ってきません。時々残業があって夜に帰ってきます。 れいむはその時が一番寂しいかった。 「ゆう・・・」 けど、れいむはお兄さんが帰ってきたときに精一杯「ゆっくりおかえりなさい!」をします。 お兄さんは「ただいま」とちゃんとお返事を返してくれます。 そんな疲れたお兄さんにれいむはバックさんを持ってあげたり、マッサージさんをしたりします。 特にマッサージさんをしているお兄さんの表情はとてもゆっくりしていました。 「あ~気持ちい~」「ゆ~んすごくこってるよ」 お兄さんがいるからやっぱりれいむは寂しくありません。 ある日お兄さんが出張に出かけるといいました。 三週間家には戻ってこれないそうです。 れいむはお兄さんのお友達の家に預けられることになりました。 「れいむ、僕もゆっくりを飼っているんだ。その子と仲良くしてやってな」 お兄さんのお友達はれいむに自分の飼いゆっくりを見せてくれました。 そこにいたのは、ショップさんにいた銅バッチのちぇんだった。 「にゃ?!泊まりにくるゆっくりってれいむのことだったんだねー」 「ゆゆ??!ちぇん久しぶり!!」 「あれ?お前ら知り合い??」 れいむはお兄さんのお友達にショップさんにいたころの話をしたら、お兄さんは嬉しそうだった。 「いやあ、うちのちぇんと馴染めるかなって心配だったけどまさか同じショップ仲間だったとは」 「わかるよーちぇんはれいむとまたあえてうれしいんだよー」 その三週間れいむはは寂しくなかった。 ちぇんと遊んだり、お話したりした。 ちぇんは銀バッチのみょんが近所のお姉さんに飼われていることをれいむに話した。他のみんなも無事飼われていったそうだ。 「みょんとはときどきあそんだりするんだよー」 れいむはその言葉にチクッっとしました。 何故ならお兄さんが帰ってくればこの生活は元に戻るから。ちぇんはれいむがいなくてもみょんが遊びに来るからだ。 れいむはそれが嫌になりました。 お兄さんが出張さんから帰ってきた。 お兄さんのお友達さんと何か話してましたが、れいむには聞こえなかった。 お兄さんは今日は休みだから家にいました。 れいむはちょっとだけわがままを言いました。それは外へ遊びたいといったのです。 お兄さんは何か考えた後お外へ連れてってくれました。 お兄さんは公園さんに連れてってくれました。そこには沢山の飼いゆっくりがいました。 そこにはちぇんとみょんがいました。れいむは二人と思いっきり遊びました。 その日はとても楽しかったです。 家に帰ったその日お兄さんは玄関が騒がしいと様子を見に行きましたが、すぐ戻ってきました。 「お兄さんどうしたの??」 「気にすんな野良ゆっくりを追い払っただけだ」 「?」 れいむのその後はいつも通りだった。 お兄さんは最近残業が多くて帰るのが遅いです。 お兄さんは休みの日以外家にはいません。 れいむはその日が来るまで我慢してました。 でも最近お兄さんの調子が良くないみたいです。 れいむはなんとか励ましたりしましたが「ありがと、れいむ」とまだ良くなってない顔で言いました。 なんだか最初にれいむと会った頃に似ている。 つらそうな顔ばかり・・・・ れいむは思いました。 一番寂しいのはお兄さんじゃないのか? お兄さんはれいむが来るまでずっと一人暮らしだった。 家に帰れば誰もいない。でも今はれいむがいる。 お兄さんは寂しかったかられいむを飼ったのではないか? そう思うとれいむは自分が恥ずかしくなりました。 家にいないからといって寂しさを感じていた自分を恥じました。 本当に寂しかったのはお兄さんじゃないかと今ここに気づきました。 れいむはもうわがままを言わないと心に誓った。 だが、今日もお兄さんが帰ってくるのが遅いのです。 残業があるのでしょう。 れいむはお兄さんが帰ってくるのを待ちました。 しかし、お兄さんは中々帰ってきません。 れいむは心配になりましたがお兄さんは帰ってくると信じてます。 でもれいむはなんだか眠くなってきました。 お兄さんに「おかえりなさい」って言わなきゃいけないのに・・・ お兄さんに「おかえりなさい」って言わなければ。 今日の俺は散々だった。 部長に書類ミスで叱られるわ、コピー機につまずくわ、帰りの電車に乗り遅れるわで散々だった。 家へ帰るとれいむがいるはずだ。今日は随分遅くなったし、アイツはもう寝てるはずだ。 だが最近になって思うことがある。 れいむを別の人に飼わせてみないかと思うようになった。 そのきっかけは外に連れ出した時だ。外にいたアイツは家にいた時よりもずっと生き生きしていた。 俺なんかより、別の人に飼われてるほうがアイツの幸せなんじゃないか?と思ってきた。 もし飼われるなら俺の友達のほうがいいだろう。アイツちぇんと仲良しだったからな・・・ そんなこと思いながら俺は家へ着いた。 「ただいま・・・ん?」 家に着いたが返事は返ってこなかったがその代わりれいむが玄関で寝ていた。こいつこんなとこで寝やがって・・・ 俺はれいむをベットに連れ込もうとしたとき床にチラシが落ちてたのに気づいた。 部屋はれいむが綺麗にしたはずなのに何故こんなところにチラシがと拾ったら、そこにはこう書かれていた。 お兄さん―おかえりなさい そう書かれていた。アイツは自分が眠るかもしれないからチラシの裏に文字を書いたんだな。 だけど、俺はその後に続く文字に気づいた。 ずっとそばにいるからね。 れいむ 俺は 自然と涙を流していた。 何故だか知らないけど自分の心にかかっていた何かが晴れたような気がした。 涙は止まることはなかった。 だけど、嬉しかった。 こんな一言だけど嬉しかった。 けどコイツ・・・こんな下手な文字書きやがって・・・・もっとうまく書けよ。 俺はれいむをベットに寝かしてそっと呟いた。 「ただいま、れいむ」 なんかれいむの顔がうれしそうだった。 れいむです。 最近お兄さんが元気になった気がします。 帰ってきたられいむと遊んでくれてす~りす~りしてくれます。 休みの日も公園へ連れてってくれます。なんだかれいむもお兄さんも幸せな気分です。 あの夜は思わず寝ちゃいそうだったのでチラシさんにとりあえず「おかえりなさい」と書いた。 その時お勉強を教えてくれたお姉さんの言葉を思い出した。 『おねえさん。れいむかいぬしさんになんていえばいいのかな?』 『飼われるのはまだでしょれいむ。早とちりね』 『ゆうぅ・・・ごめんなさい』 『でもとっておきの言葉を教えてあげる』 『?』 『そばにいてあげる』 『それだけ?』 『そう、それだけ。単純だけど、とっても重要。誰だって寂しいのは嫌でしょう?』 『ゆ~ん・・・ゆっくりできないよ』 『だから大切な人が寂しがってたらその言葉を言ってあげてね』 『ゆっくりりかいしたよ!!』 あの時教えてもらった言葉をチラシさんに書いたけどお兄さん気づいてくれたかな? 俺はこのれいむを改めて飼う事にした。 アイツが書いてくれたあの一言。今ではあれが俺の活力の源だ。 休みの日は家にいなかった分遊んでやってる。 最近は仕事のほうもうまくいってる。 だけど俺にとって重要なのはコイツといることだ。 今じゃ、かけがえのない存在になっている。 俺はれいむにしてやれることはこの位だがそれでもよかった。 だって、家へ帰ればれいむがいる。一人じゃない。 れいむだって一人じゃない、俺がいる。 いつだってそばにいてやる。だから・・・・ 「れいむ!ゆっくりしていってね!!!」 「ゆ!ゆっくりしていってね!!!」 いつまでもそばにいてくれ いつまでもそばにいるよ・・・! 『ふーーーーん・・・あのれいむは無事飼い主と住んでるみたいだな』 その様子を遠めから見ていたものがいた。 『まあ、よかったな。捨てられずによ』 「そこのじじいとまるのぜええ!!」 『ん?』 そこには口にどこからか拾ってきたナイフを咥えてたまりさがいた。 「けがをしたくなかったらたべものをよこすんだぜえ!!いますぐだぜ!」 『・・・・・・・・』 男は無言だったが、そのまりさを見てにやりと笑った。 「な・・・・なんだぜ・・??!ゆ・?!ゆわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」 まりさはその男に連れてかれた。その男には所長というプレートがつけられてた。 あとがき 二次裏見てコメント書いてくれた人が沢山いました。 なんか色々申し訳ございません。 希少種のことで論議になっちゃったりしてましたね全部麦が悪いんです。麦が悪いんですよ。 あの加工所本部ではある特殊な繁殖方法で希少種を大量生産できましたここまではいいです。その後の説明不足がいけなかったですね・・・(反省) その繁殖方法はちと言えません。繁殖部にいた希少種たちは全部食用にいくので基本ペットショップにいったりはしません。だから希少種の価値変わらず。 お菓子も希少種を使ってることは伏せてあります。情報統制ってやつです。 加工所の職員はそのことを絶対に世間に教えません。高い給料もらってるし。 でも情報を流そうとしたものは本部の刺客に消されます。あの二人もその対象ですが、そのことはあの二人は話したりしません。 情報も流れる前に全て消されます。 あんなにでかい加工所なんだからそれぐらいの設備はあります(スパコンとか) ちなみにあの二人は本部で働くことになります。その話も書く予定です。 麦は何かを伝えるのが下手くそなんだ。そこを上達しなければ・・・ 友人「よかったな二次裏で罵倒されて」 「罵倒ばっかじゃなかったでしょおおおお??!!」 友人「金ばっちのまりさどうなるの?」 「そのうちにまりさその後を書きます」 友人「そしてまた駄文になるわけか。がんばれよ」 「なんでそうなるのおおおおお」 友人「最後のアレ何?」 「そのうち話します」 友人「テンプレの意味しらんの?」 「はい」 友人「・・・・・だめだこいつ」 「ドスれいむの話書いていいですか?」 友人「書けば?」 「文章がなんか薄い、もっと濃くしたほうがいいって言われた。解決策としてどうすればいい?」 友人「もっと腕にシルバー巻くとかry」 「無理」 友人「最後に質問。所長って何者??」 「秘密」 ↑この話は加工所本部(後編)を投稿した後の話で一部フィクションを含みます。 友人「あー、れいむがしあわせでまじ残念」 「どおしてそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 おしまい