約 1,397,363 件
https://w.atwiki.jp/god14/pages/300.html
きゅうせかいのげんご 神咒神威神楽の用語。 第六天波旬が座を支配する神咒神威神楽の世界では理解することも発音することも出来ない言語。 これはその名の通り第六天以前の世界、第五天が統治していた輪廻転生の世界の言語である。 旧世界は敗者である故に夜都賀波岐・天魔達の咒(名前)は抹消されている。そのため西の者にこの言語を理解することは出来ないし、まして発音するなどあり得ない。 そのためゲーム開始当初はノイズがかかっており聞き取ることはできない。 すべてのルートを終えてグランドルートを抜けるとノイズが解除され、聞き取れるようになる。 ノイズ解除後にもう一度ゲームをやるとまた新しい発見があるだろう。 しかし、場所によってはその重要性からか音声解除後もノイズが混じる部位が存在する。 例えば天魔・夜刀の坂上覇吐に対する「来いよ、波旬の■■■■■」などがそう。 穢土の天魔達が互いに話す時や太極詠唱の時や、竜胆が天魔を咒で呼ぶ場合にも旧世界の言語は使用されている。 しかし世界から消えた咒は意識して紡ぎ出せるものではないので、竜胆本人は自分がどんな内容を、どう話しているのかは理解していないし、その発音もその意味も喋った瞬間に忘れてしまう。 竜胆が旧世界の言語を読み取れたのは波旬と畸形嚢腫に連なる存在だから。 通称は「天魔文字」「ジュバジュバ」など。 グランドルートクリアまでは重要な会話の多くがこのノイズによって露骨に隠されてしまうことに対しては、賛否両論である。 解読講座 ちなみにこの言葉は阿比留草文字を参考にして作られたもののようで、一文字一文字があいうえおに対応している。 解読表も作られた。 Dies irae Dies iraeにおけるメルクリウスの流出『生と死の刹那に未知の結末を見る』の詠唱も永劫回帰世界における旧世界の言語にあたり、神咒神威神楽のそれと同じくオリジナルの文字で表示される。 これはメルクリウスでさえすでに概念すら忘却した神話の残滓ゆえ理解することは誰にも出来ない。 備考 話は変わりますけど、『ニーア レプリカント』の影響で『神咒神威神楽』を作っています。 敵が何を言っているのかわからないけど、翻訳すると実は……というのは影響を受けた部分です。 【PSP版では条理をねじ曲げる勢いでキャラを幸せに――『Dies irae』シナリオライターの正田祟さんにインタビュー】から引用 300ってことはキリ番か -- 名無しさん (2012-01-31 22 13 01) 解読表ってどこにあるの? -- 名無しさん (2012-01-31 23 33 55) pixivにあるよな、一部空欄だったけど -- 名無しさん (2012-02-01 00 42 59) ニートの詠唱も一応旧世界の言語ってことになるのかな? -- 名無しさん (2012-02-01 00 44 58) ↑となると…パラロスの世界の標準言語ってラテン語!? -- 名無しさん (2012-02-01 02 18 47) いやニートは別宇宙から来たからその宇宙の言語。まあだから一応かな・・・って -- 名無しさん (2012-02-01 02 21 41) 神代文字=旧世界の言語なの? -- 名無しさん (2012-02-01 11 29 21) 解読表は2chの神咒神威神楽スレで誰かあげてたなあ。 -- 名無しさん (2012-02-01 11 30 02) これは本気でいらなかった。雰囲気のため必要って考えは分かるし解読とかでわいわいと騒いでたのは楽しかったけど、読み進めていくなかでこれが出るとテンポが崩れる。作品的に疾走感が大切だってのに -- 名無しさん (2012-02-01 15 06 55) 夜刀戦前の常世よ竜胆の会話にも解除されないノイズあるよな…… -- 名無しさん (2012-02-02 10 25 35) あれも畸形嚢種って意味の言葉でしょ。テラトマだっけ。 -- 名無しさん (2012-02-02 11 09 00) 一週目でわからなかったんだから二週目は解除してくれてもいいと思うんだけどな、あれ -- 名無しさん (2012-02-02 11 22 30) ただの設定ミスとしか思えない -- 名無しさん (2012-02-02 23 13 15) ↑仕様だと思うけどあれはミスだよな、諏訪原で宿儺が言っているし -- 名無しさん (2012-02-02 23 20 29) 東外流のシュライバーの我らの母君に似ているのだのとこもノイズのまんまだな -- 名無しさん (2015-02-16 02 39 51) (∴)ざつおんざつおん、ざつざつざつおんざつおんおん? -- 名無しさん (2017-06-24 19 37 09) Diesのメルクリウスが喋る時の謎言語解読してる人いないのかね -- 名無しさん (2017-12-13 03 14 11) ↑あれ何語? -- 名無しさん (2017-12-13 12 11 02) ラテン語、ていうか基本ラテン語の名句 -- 名無しさん (2017-12-13 12 13 06) メルクリウスの文字クッソ重いね -- 名無しさん (2017-12-13 12 21 53) あそれあそれガイジが出た出たよよいのよいw あガガイのガイあそれガガイのガイあよいしょガガイのガガイのガガイのガイw あガイジガイジガイジガイジよいしょよいしょよいしょよいしょw -- 名無しさん (2017-12-13 12 41 46) 今さらだが、メルクリウスの謎文字解読しようとしたけど解ったことは少なくとも50音表に当てはめることが不可能ってことだけ。アルファベットなのかも -- 名無しさん (2017-12-22 03 08 27) 今さらだけど、メルクリウスの謎文字解読しようとしたけど、結局解ったことは五十音表に当てはめることが不可能ってことだけ。アルファベットなのかもしれないが、そこまで気力が続かなかった。 -- 名無しさん (2017-12-22 03 10 37) 各時代からみた旧世界の言語は 一天→ヒンディー語かパーリ語、二天→ペルシャ語、三天→ヘブライ語か古英語、四天→ラテン語、五天→ドイツ語、六天→サンスクリット語、七天→日本語 かな -- 名無しさん (2020-01-06 13 12 29) これも今更だけど終曲発動してエレ姉殺そうとしたときの座から流れ込んできたとかいう旧言語って解読されとんかねは -- 名無しさん (2021-06-19 00 19 38) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nanchuda/pages/13.html
新訂 新S言語入門 ビギナー編 分かりやすい図解付き ※N言語にも少々対応 基本 for ( ; ; ) { ええと だから その まあ あれだ ほら なんだ なんちゅうだ continue; } あるいは return(うん。(終)); 常套句 そうね。 あれだな あれけえ(あれけー) へー いいなぁ~ そうなのかい よいしょ やいやい、もうやんなっちゃう なんだっけそれー 酷い言われようだ 気にしてはいけない なんとなく言ってみた まあしょうがないよぅ …だよ、…だね、…だな やめれ 審議中 ドぎつい ホント~だからね うーっす あんさん Yes or No オケェエーイ or ニェーユォッ 喜怒哀楽 あぃがとぉざいまぁーす!!(元気良く) 俺はそういうの嫌だな(自分を棚に上げて) (#^^)グッ… ピキピキ(#^ω^) ガクガクブルブル うるせーよ… うるせえええええええええ↑↑↑↑ うっぜえええええええええ↑↑↑↑ …すいません…、…ごめんなさい… あ~あ、もうやんなっちゃう! わかんねえよおぉぉぉ… またそうやって皆して俺を虐めるー ウ、ウワアアアアアア ウィヒヒヒヒヒヒヒヒ(隣から聞こえる) 応用 おー、なんだい? わかった(わかってない) ~した(お待たせ―、了解―) そいつは朗報だな ぃらっしゃぃませぇーッ…!! おつかれー(怒らせた相手に) 裸あれだなワイシャツ 水曜日、完ッ!! へーいくら出すんだい(ATMにて) じゃあ俺も頂こうかな…(承諾を得ずに) へー唐突だねえ(先刻までの話題に対して) 今からどっか行くのかい?(行き先が決まった時に) ヤッベェエェエエエエエエエエエエ!!!!(実現) 豚のほぼ肉 アドレス関数 今からあのレジにJ・S・Aをかける!(昼の混雑時に) 全然技決まらないだよー(格ゲでストレート勝ちした際に) 俺にアップロードさせてくれえええええ!! 同人誌チェックさせてくれえええええ!! ○○さん極論すぎですよ…俺には無理ですよ… 格ゲーorMUGEN関連 2Bがね!強いだよ! 1F当身で早いからね 逆波動が安定しないだよ あひぃいい、危ない危ない 俺もアケコンかおっかなー 一回コンボできたら実戦いくだよ こいつよりこっちの方が弱いだよ(無論自分では倒せません) もっと色んなキャラ使おうぜ○○の××は強いからね… 版権系 はぁあ、へぇえっ!?(ラピュタ) ざわ…ざわ…(福本作品) 僥倖…なんという僥倖ッ…!! 感謝…圧倒的、感謝ッ…!!(カイジ) どうしてこんな目に~ぐにゃあ~(アカギ) や、やみてくりぃ!そんなもん刺されたら、死んじまう!な! ヒャッハー!もう我慢できねえ!(北斗の拳) 嘘だと言ってよバーニィ(銀魂?) …対象を右クリックして保存…対象を右クリックして保存…(エヴァ) し、知っているのか!雷電?!(魁!男塾) MUGEN引用にわか系 これで、いいのか… ワシにもわからん… 何、気にすることは無い なんなんだアンタ ありえん(笑) サァーンクス カオス 398円がァっ↑♪半ガくぅ↑♪♪ よいしょっ × 3連発(動かずに) ひロシィィィィ(クレしん映画の九割がこれに相当) ニェーユォッ × 20~30連発(パネェっす) なんだっけー ×10連発(普通の会話中に) パスタかい?いいなぁ~(生活状況が推測不可能) ……朝ごはん……(真っ赤な顔で死にそうに)朝ごはんにパスタ作ったの俺だけやろうな ……昼ごはん…… 3分の2ッ!! 飲ぉみぃまぁしぃたぁー!!♪ 俺だ(インターホンで) へえ今日は授業始まるの早いねー(終了10分前に) 一応弁明すると、時計がずれてたらしい。 そういう時に限って携帯を開いてないのは御愛嬌
https://w.atwiki.jp/83452/pages/6747.html
唯「う、憂……なんで泣いてるの?何処痛いの?」 紬「憂ちゃん大丈夫なの?」 憂「な…何でもないよ……ひっぐ」ポロポロ 唯「何でもないなら涙なんか出ないよ。どうしたの憂?」 憂「ううん……本当に何でもないよ」フキフキ 唯「本当に何でもないの?」 憂「うん……」フキフキ 紬(憂ちゃん……) ・・・・・・ 唯「スーパー着いたね」 紬「えぇ……そうね」 憂「ごめんなさい。私のせいで空気悪くさせちゃって……」 唯「全然大丈夫だよ!」 紬「そ、そうよ!食材買いに行きましょう?」 唯「うん!」 紬「えーとお肉お肉」 唯「これ美味しそう!」 憂「でもこれ高いよ?」 紬「こっちのお肉の方がいいんじゃないかしら?」 唯「そうだねーじゃあこっち!」 紬「次は野菜ね!」 唯「お野菜はキャベツ!」 紬「りっちゃんキャベツ好きだもんね」 憂「お姉ちゃん南瓜の切ってある奴持って来たよー」 唯「おぉ!ありがとう」 紬「お野菜はこんな所でいいわね」 唯「あ……ましまろだぁ!美味しそう」 憂「お姉ちゃんましまろも買おっか!」 唯「え、いいの!?」 憂「ましまろを焼いて食べたらとっても美味しいんだよ!」 紬「憂ちゃん物知りね!」 憂「は、はい…」 唯「じゃあましまろも追加するねー」 憂「うん!」 紬「次はジュースね」 唯「ジュースどれにする?」 紬「やっぱり無難にお茶がいいわね」 唯「じゃあお茶ね~あぁっ!」 憂「お姉ちゃんどうしたの?」 唯「あれ見て!」 紬「西瓜がどうかしたの?」 唯「安いよ!買わない?」 紬「一玉780円ね」 唯「安いよ!買おうよきっとみんなも喜ぶよー」 憂「でも、あの西瓜を買ったらお金足りなくなるよ」 唯「じゃあ私のお小遣で買うよ!みんな喜んでくれると思うから」 憂「お、お姉ちゃん」ジーン 紬「私もお金だすわ!」 憂「私もだすよ!」 ・・・・・・ 唯「西瓜買っちゃったねー」 紬「みんな喜んでくれるといいわね!」ガサガサ 唯「うん!」 憂「じゃあお家に帰って食材を冷蔵庫に直さなきゃね」 唯「そうだね!」 紬「じゃあ唯ちゃんの家に行きましょうか」ガサガサ 唯「ムギちゃん力持ちさんだね~」 唯「重くないの?」 紬「えぇ!大丈夫よ~」 憂「!!……私、お姉ちゃんの荷物持つよ!」 唯「ほぇ?どーしたの?」 憂「お姉ちゃん荷物重いよね?私が持つよ!」 唯「うん、重いけど持って貰ったら憂に悪いよ~」 憂「私は大丈夫だよ!」 唯「う~ん。じゃあせっかくだから持ってもらおうかな」ガサガサ 憂「うん!」ガサガサ 憂「お、重い……」 唯「重いならやっぱり私が持つよー」 憂「ち、違うよ重くないって言おうとしたんだよ!」プルプル 紬「憂ちゃん力持ちね~」 唯「でも体がプルプルしてるよ~」 憂「は、早く家に行こうよ!」プルプル 唯「そうだね!」 憂「お姉ちゃん私凄い?」 プルプル 唯「憂は凄いよー!」 憂「えへへー……」プルプル ・・・・・・ 唯「着いたー!」 紬「お邪魔しま~す」 憂「ふ、ふぅー……」ドサッ 唯「憂疲れたの?」 憂「う、うん、少しだけ疲れた」 唯「憂とムギちゃんは今日、沢山頑張ったから休んでてよ!私、一人だけで食材を冷蔵庫に直すから!」 紬「大丈夫なの?」 唯「うん!まかせて!二人は休んでてね!」フンス 憂「あ、お姉ちゃん」 ・・・・・・ 憂「あの、お煎餅です」 紬「あ、ありがとう憂ちゃん」バリポリ 憂「…………」バリポリ 紬「…………」バリポリバリポリ 憂「…………」バリポリバリポリバリポリ 紬(何だか憂ちゃんが私の事嫌いってわかっていると気まずいわ) 唯「わわっ!」ガラガラガラ 憂「お、お姉ちゃん!」トタトタトタトタ 紬「ゆ、唯ちゃん!」トタトタトタトタ 唯「ご、ごめんなさい。冷蔵庫に食材が入らないから。無理矢理入れたらグチャグチャになっちゃった」 憂「お姉ちゃん大丈夫?怪我はない?」 唯「う、うん」 紬「みんなで冷蔵庫に食材入れましょう?」 唯「ありがとぉ!」 唯「よいしょ!」ガチャガチャ 憂「紬さんお肉取って下さい」 紬「わかったわ~」 憂「ありがとうございます。よいしょ」 唯「わぁー綺麗に入ったね!二人共ありがとう!」 憂「ううん。大丈夫だよ!」 紬「よかったわね~綺麗に入って」 唯「うん!」 紬「あの、もうそろそろ私帰るわね」 唯「もう6時だもんね。途中まで送って行こうか?」 紬「ううん。大丈夫よ」 憂「あ、あの紬さん!」 紬「どうしたの?」 憂「よかったら紅茶の入れ方教えてくれませんか?」 紬「……え?い、いいわよ」 憂「遅い時間なのにありがとうございます」 唯「憂、ムギちゃんに紅茶の入れ方を教えて貰うの?」 憂「……うん」 唯「私、憂の紅茶飲みたいなぁ!」 憂「みんなの分を作るよ」 唯「そっかぁー楽しみ!」 憂「それじゃあ紬さん紅茶の入れ方を教えて下さい」 紬「わかったわ!」 台所 憂「帰る前にすみません……」 紬「大丈夫よ!」 憂「あ、あの紬さん」 紬「なぁに?」 憂「ごめんなさい」 紬「な、何で謝るの?」 憂「紬さんにだけ悪い態度だったから……」 紬「い、いいのよ……」 憂「勝手に私、紬さんに嫉妬してました」 紬「嫉妬?」 憂「お姉ちゃんが紬さんの事ばかり話すから……あ!お姉ちゃんが悪いわけじゃないですよ」 紬「憂ちゃん……」 憂「馬鹿ですよね私、紬さんが何かしたわけじゃないのにあんな態度とって……」 紬「憂ちゃんは馬鹿じゃないわ!唯ちゃんの事大好きなのね」 憂「はい!あの本当にごめんなさい」 紬「大丈夫よ!さ、紅茶作りましょう唯ちゃんが待ってるわ」 憂「はい!」 紬「…………」ギュッ 憂「どうしてカップを抱き締めてるんですか?」 紬「こうやってカップを暖めておかないと紅茶の葉が開かなくなるのよ。それと……」 憂「それと?」 紬「こうやって私の愛情をカップに注いでるの」 憂「じゃあ私も……」ギュッ ・・・・・・ 紬「唯ちゃん紅茶出来たわよー」 唯「…………」スースー 憂「ね、寝てますね」 紬「きっと疲れたのね」 憂「紅茶……お姉ちゃんが起きる頃には冷めてますよね」 紬「そうね、でも冷めた紅茶も結構美味しいのよ。それに憂ちゃんが作った紅茶なら、温かい紅茶も冷たい紅茶も唯ちゃんはきっと喜んでくれると思うわ」 憂「……はい!あ、お姉ちゃんにお布団被せなきゃ」 憂「よいしょ」バサッ 紬「ぐっすり寝てるわね~」 憂「お姉ちゃんの寝顔可愛いですよね」 紬「本当なんか癒されるわ~あ、私そろそろ帰らなきゃ」 憂「帰るんですか……」シュン 紬「また明日会いましょうね。バーベキュー楽しみね!」 憂「私も楽しみです!」 紬「それじゃあさようなら憂ちゃん」 憂「はい、さようなら」 ガチャバタン 憂「紬さん……いい人だなぁ」 唯「ういー……」スースー 憂「……ん?」 唯「大好きー……」スースー 憂「お姉ちゃん……」 翌日 律「やったー放課後だぁー!」 唯「バーベキューだぁー!」 紬「楽しみだわぁー!」 梓「その前に練習だー!」 澪「そうだそー!」 唯「やっぱり練習しなきゃダメ?」 梓「そうですよ!」 唯「えー!すぐにバーベキューしたい!」 澪「練習の後に食べるバーベキューは格別だと思うぞ唯」 唯「うーん…わかった!練習しようよ!」 律「そうだなー練習するかー」 唯「そう言えばムギちゃん今日はあの眼鏡持ってかけてないね。どうしたの?」 紬「あ、あの眼鏡はもう無いわよ」 唯「えーどうしてー?」 紬「あの眼鏡はきっと私をダメにしちゃうから返したの」 律「誰にだ?」 紬「眼鏡の持ち主よ~」 唯「誰から貰った物だったの?」 紬「そうよ。ねぇみんな」 律「どーした?」 紬「みんなは私の事好き?」 澪「急にどうしたんだ?」 紬「ううん。一度みんなに聞いてみたかったのみんなは私の事好き?」 唯「うん大好き!」 澪「わ、私もムギの事大好きだぞ」カァァ 律「私も好きだぞー」 梓「私も大好きです」 紬「みんなありがとう!私もみんなの事大好きよ!やっぱりみんなの口からそう言われると嬉しいわ」 ・・・・・・ 純「澪先輩こんばんわ!」 澪「こんばんわ」 律「おーい唯ー炭取ってくれー」 唯「はいはーい!」 和「あ、直接触ったら……」 唯「わわっ!手が真っ黒になっちゃった」 紬「唯ちゃんタオルよ!」 唯「ありがとー」フキフキ 憂「みなさーんお肉持って来ましたよー」 梓「野菜とましまろも持って来ました」 律「美味しそうだな!腹減ったーキャベツ食わせろーキャベツー!」ワイワイ 唯「わーりっちゃんがキャベツ星人になっちゃったー」キャイキャイ 憂「あの!皆さんに紅茶を作ってきました」 澪「憂ちゃんありがとう」 紬「美味しそうだわ~」 唯「美味しいよ憂!」ズズズ 純「本当だ美味しい!」 紬「美味しいわ憂ちゃん!」 憂「ありがとうございます!」 律「よーし美味しい紅茶もある事だしお肉焼こう!」 和「私がお肉焼くわ」 梓「あ、私も手伝います!」 憂ちゃんが作ってくれた紅茶を飲みながら、私はみんなの顔を一人一人ジーッと見た。 何だかみんな凄く楽しそう。 やっぱり好感度何か知らずに、みんなとこうしていた方が楽しい。 それにみんなが私に言ってくれた大好きって言葉。 この言葉はみんなの好感度を知らないまま聞きたかったなぁ。 唯「あ、このお肉貰うねー」 紬「あー!それ私が育ててるお肉なのー!!」 END 戻る
https://w.atwiki.jp/kon_psp/pages/24.html
MCボイスについて ・MCボイスには、曲の始めに登場するものと曲の終わりに登場するものがある。 ・曲によって、前後どちらにMCボイスが置かれているかが異なっている。 (曲始めのボイスは始めに出る曲で、曲終わりのボイスは終わりに出る曲でのみ獲得できる) ・始めに置かれている曲 Sunday Siesta、Hello Little Girl、Dear My Keys 〜鍵盤の魔法〜、「レッツゴー」、 目指せハッピー100%↑↑↑、私は私の道を行く、Cagayake!GIRLS ・終わりに置かれている曲 わたしの恋はホッチキス、Humming Bird、ふわふわ時間、じゃじゃ馬Way To Go、 Sweet Better Beauty Song、ふでペン 〜ボールペン〜、カレーのちライス、 ギー太に首ったけ、Happy!? Sorry!!、Heart Goes Boom!!、Girly Storm 疾走 Stick、 Don't say "lazy" ・バンドMCには以下の2種類がある。 ・つうしん!モードで演奏することで獲得できるもの(番号01〜45) 詳細はつうしん!のページを参照。 5人のキャラクターでそれぞれ50回クリアすることでも獲得可能。 ・曲をクリアすることで獲得できるもの(番号46〜64) クリアした曲のタイトルコールが獲得できる。 ・一部のMCボイスはレア扱いとなっていて、出現する確率が低くなっている。 また、特定の曲でのみ獲得できるものもある。 ・一部のMCボイスは、うたおう!モードの解禁と共に獲得できる。 MCボイス表について ・この表では、編集者が確認した情報についてまとめているため、まだ不完全である。 「レア」の欄にマークがないものであっても、「レアと確認できていない」だけの場合がある。 必ずしも「レアではない」ことを示していないため、あらかじめご承知おきを。 ・「入手曲」の欄では、 ・曲の前後どちらで獲得できるかを「前」、「後」で示している。 ・特定の曲でのみ獲得できるものは、その曲名を示している。 ・うたおう!モード解禁で獲得できるものは、その旨を獲得条件として示している。 MCボイス - 唯 MCボイス - 澪 MCボイス - 律 MCボイス - 紬 MCボイス - 梓 MCボイス - バンドMC MCボイス - 唯 NO ボイス レア 入手曲 01 ありがとう! 後 02 サンキュー! 後 03 バイバーイ 後 04 ヤッホー! 前 05 1、2、3、4ー! 前 06 オーッ! 前 07 Hey! 前 08 イェーイ! 後 09 カモン! 前 10 せーの! 前 11 まだまだ 後 12 もう1回! 後 13 一緒に! 前 14 盛り上がってこー! 前 15 燃え尽きるぞー! 前 16 もう寝ちゃおー! ふわふわ時間 17 レッツゴー! 前 18 澪ちゃん ○ Hello Little Girl, Heart Goes Boom!! 19 りっちゃーん ○ 目指せハッピー100%↑↑↑ 20 部長 ○ 目指せハッピー100%↑↑↑ 21 りっちゃん隊員 ○ 目指せハッピー100%↑↑↑, Girly Storm 疾走 Stick 22 ムギちゃーん ○ Dear My Keys ~鍵盤の魔法~ 23 あずにゃーん ○ 私は私の道を行く 24 また来てね ○ 後 25 うんたん ○ 前 26 いっくよー! 前 27 もっともっとー! 後 28 夢は武道館! ○ 後 29 元気だしてこー! 前 30 ほらほらー! 前 31 よいしょー! 後 32 声がちいさーい! 後 33 ゴーゴー! 前 34 さいこー! 後 35 きもちいいー! 後 36 どうだ! 後 37 けいおん! ○ 前 38 出番だよ、ギー太! ○ 前 39 がんばれー! 前 40 やったね! 後 41 どすこい、どすこい! 前 42 たーのしーい! 後 43 合点です! 前 44 りっちゃん、もう1曲! 後 45 歌い足りないよ~! 後 46 なんだか幸せ~ 後 47 ピースピース! 前 48 アイス、食べたーい! 前 49 憂ー! 見てるー? ○ 前 50 和ちゃーん! ○ 前 51 スマイル! 前 52 失望した! 後 53 とったどー! ○ 後 54 きゅるるるりん! ○ 後 55 あったか、あったか! 後 56 やったぁ! うたおう!モードが使用可能 57 よっし! うたおう!モードが使用可能 58 スゴイスゴイ! うたおう!モードが使用可能 59 ん~♪ うたおう!モードが使用可能 60 1、2、3、4ー!(早め) 速い曲? ▲MCボイス トップへ MCボイス - 澪 NO ボイス レア 入手曲 01 ありがとう! 後 02 じゃあな! 後 03 また……な! 後 04 1、2、3、4! 前 05 オーッ! 前 06 緊張する…… 前 07 ドキドキする…… 前 08 ど、どうしようー! 前 09 せーの! 前 10 まだまだ 後 11 もう1回! 後 12 一緒に! ○ 前 13 盛り上がってこー! 前 14 が、頑張るぞ! 前 15 もう寝ちゃおー! ふわふわ時間 16 レッツゴー! 前 17 唯 ○ Sunday Siesta,ギー太に首ったけ 18 律 ○ 目指せハッピー100%↑↑↑ 19 部長 ○ 目指せハッピー100%↑↑↑ 20 ムギ ○ Humming Bird,Dear My Keys ~鍵盤の魔法~ 21 梓 ○ 私は私の道を行く 22 また来てくれよな 23 痛いのやだよ〜っ! 後 24 怖いのやだ〜ッ! 前 25 いくぞー! 前 26 わ、私だって! 前 27 集中集中 前 28 うん、いける! 前 29 調子いいかも!? 前 30 乗ってきた! 前 31 いい演奏だったな…… ○ 後 32 終わったぁ…… 後 33 やりきった…… 後 34 きもちいいー! ○ 後 35 どう? 後 36 けいおん! ○ 前 37 う、歌います! Hello Little Girl, 『レッツゴー』 38 がんばれー! 前 39 やったな! 後 40 みんなっありがとー! ○ 後 41 はははは恥ずかしいー! 後 42 いやいやー! 後 43 み、見られてる……? 前 44 夢みたいだ…… 後 45 うまくできたかな? 後 46 楽しんで……くれたかな? ○ 後 47 は、はぅ…… 前 48 きっとやれるよな? 前 49 怖くない怖くなーい! 前 50 フジツボは嫌いだー! ○ 前 51 も、もう無理っ… 後 52 お嫁にいけない…… ○ 後 53 私にライト当てるなっ……! 前 54 今ならちゃんと歌えそう、かも! Hello Little Girl, 『レッツゴー』 55 よっし! うたおう!モードが使用可能 56 うまくいったな! うたおう!モードが使用可能 57 ん〜♪ うたおう!モードが使用可能 58 1、2、3、4ー!(早め) 前、速い曲? ▲MCボイス トップへ MCボイス - 律 NO ボイス レア 入手曲 01 ありがとう! 後 02 サンキュー! 後 03 バイバーイ 後 04 ヤッホー! 前 05 1,2、3、4-! 前 06 オーッ! 前 07 Hey! 前 08 イェーイ! 後 09 カモン! 前 10 せーの! 前 11 まだまだ 後 12 もう1回! 後 13 一緒に! 前 14 盛り上がってこー! 前 15 燃え尽きるぞー! 前 16 もう寝ちゃおー! ふわふわ時間 17 レッツゴー! 前 18 唯 ○ Sunday Siesta 19 澪 ○ Hello Little Girl 20 ムギ ○ Dear My Keys ~鍵盤の魔法~ 21 梓 ○ 私は私の道を行く 22 また来てね 後 23 いい感じだー! 後 24 いっくよー! 前 25 もっともっとー! 後 26 夢は武道館ライブ! ○ 後 27 元気だしてこー! 前 28 ほらほらー! 前 29 よいしょー! 後 30 声が小さーい! 後 31 ゴーゴー! 前 32 さいこー! 後 33 きもちいいー! 後 34 どうだ! 後 35 けいおん! ○ 前 36 イエース!イエスイエース! 後 37 がんばれー! 前 38 やったね! 後 39 ごっつぁんです! 後 40 私だよん! ○ 前 41 ピンスポくれー! ○ 前 42 よっしゃー! 後 43 ノンスットップだぜー! 後 44 ついてこーい! 前 45 ノリノリだぜーい! 後 46 あたしが部長だー! ○ 後 47 突っ走るぞー! 前 48 気ー持ちいー! 後 49 悪くないなー! 後 50 ドラム最高ー! ○ 後 51 おりゃおりゃおりゃー! 前 52 まっかせとけー! 前 53 みんな大好きだー! ○ 後 54 やったぜ! うたおう!モードが使用可能 55 オッケー! うたおう!モードが使用可能 56 なかなか! うたおう!モードが使用可能 57 ん~♪ うたおう!モードが使用可能 58 1、2、3、4-!(早め) 前, 速い曲? ▲MCボイス トップへ MCボイス - 紬 NO ボイス レア 入手曲 01 ありがとう! 後 02 いい感じだわ〜 後 03 バイバーイ 後 04 ヤッホー! 前 05 1、2、3、4ー!(ゆっくり) 前, 遅い曲? 06 オーッ! 前 07 はいっ! 前 08 イェーイ! 前 09 さぁみなさんも! 前 10 せーの! 前 11 まだまだ 後 12 もう1回! 後 13 一緒に! 前 14 盛り上がっていきましょー! 前 15 燃え尽きちゃおう! ○ 前 16 もう寝ちゃおー! ふわふわ時間 17 レッツゴー! 前 18 唯ちゃん ○ Sunday Siesta,ギー太に首ったけ 19 澪ちゃん ○ Hello Little Girl,Heart Goes Boom!! 20 りっちゃーん ○ 目指せハッピー100%↑↑↑,Girly Storm 疾走 Stick 21 部長 ○ 目指せハッピー100%↑↑↑ 22 梓ちゃーん ○ 私は私の道を行く,じゃじゃ馬Way To Go 23 また来てね 後 24 どんとこいです ○ 前 25 もう一声〜! ○ 後 26 いっくよー! 前 27 もっともっとー! 前 28 夢は武道館! ○ 後 29 元気だしてー! 前 30 ほらほらー! 前 31 よいしょー! 後 32 声がちいさーい! 後 33 ゴーゴー! 前 34 さいこー! 後 35 きもちいいー! 後 36 どう? 後 37 けいおん! ○ 前 38 ピッタリだったね! 後 39 がんばってー! 前 40 やりました! 後 41 ドキドキするわ~ ○ 前 42 聞こえますかー? 前 43 ありがとうございまーす! 後 44 みんなステキよ〜 後 45 お茶にしませんか〜 後 46 しゃらんら〜! ○ 後 47 いかがでしたか〜? 後 48 唯ちゃん、いいわよ~ ○ ギー太に首ったけ 49 澪ちゃんてば、照れてる~ ○ Heart Goes Boom!! 50 梓ちゃん、かわいいわ~ ○ じゃじゃ馬Way To Go 51 りっちゃんかっこいいー! ○ Girly Storm 疾走 Stick 52 ケーキはいかが? 前 53 ここまでやってきました〜 後 54 感慨深いわ〜 後 55 私たち、誰にも負けません! ○ 後 56 やりました〜 うたおう!モードが使用可能 57 わあ!素敵よ、みんな! うたおう!モードが使用可能 58 うん、うまいうまい うたおう!モードが使用可能 59 ん〜♪ うたおう!モードが使用可能 60 1、2、3、4ー! 前 61 1、2、3、4ー!(早め) 前, 速い曲? ▲MCボイス トップへ MCボイス - 梓 NO ボイス レア 入手曲 01 ど、どうもです! 前 02 いかがでしたかー? 後 03 楽しかったです! 後 04 聞いてください! 前 05 1、2、3、4ー! 前 06 ここからです! 前 07 ついてきてください! 前 08 いい感じです! 前 09 さぁみなさんも! 前 10 せーの! 前 11 まだまだ 後 12 もう1回! 後 13 一緒に! ○ 前 14 盛り上がっていきましょうー! 前 15 燃え尽きますよー! 前 16 もう寝ちゃおー! ふわふわ時間 17 レッツゴー! 前 18 唯先輩 ○ Sunday Siesta, ギー太に首ったけ 19 澪先輩 ○ Hello Little Girl 20 律先輩 ○ 目指せハッピー100%↑↑↑, Girly Storm 疾走 Stick 21 部長 ○ 目指せハッピー100%↑↑↑ 22 ムギ先輩 ○ Dear My Keys ~鍵盤の魔法~ 23 また来てくださいね 後 24 にゃ、にゃ〜 ○ 後 25 いっきまーす! 前 26 もっともっとー! 後 27 ラストスパートです! 前 28 元気だしましょー! 前 29 ほらほらー! 前 30 よいしょー! 後 31 声がちいさいですよ! 後 32 一気に行きますよ! 前 33 よろしくお願いします! 前 34 きもちいいですねー! 後 35 どうです? 後 36 けいおん! ○ 前 37 ピッタリでした! 後 38 がんばれー! 前 39 やりました! 後 40 やってやるです! ○ 前 41 どうです! ○ 後 42 これが練習の成果です! ○ 後 43 ありがとうございまーす! 後 44 どんどん行きます! 後 45 まだまだやれます! 後 46 決めてやります! 前 47 猫耳はだめですー! ○ 後 48 頑張りましょう! 前 49 はわわわわー 前 50 今ならやれそうです! ○ 前 51 駆け抜けましょう! 前 52 さあ、行きますよ! 前 53 任せてください! 前 54 いいステージにしましょう! 前 55 見ていてください! 前 56 やりましたね! うたおう!モードが使用可能 57 わぁ、いいじゃないですか! うたおう!モードが使用可能 58 なかなかだと思います うたおう!モードが使用可能 59 ふんふふ〜ん♪ うたおう!モードが使用可能 60 1、2、3、4ー!(早め) 前, 早い曲? ▲MCボイス トップへ MCボイス - バンドMC ・番号01〜45についてはつうしん!のページを参照。 ・ボイスでコールされる曲名が、そのまま獲得できる曲を示している。 NO ボイス 46 わたしの恋はホッチキス! 47 Humming Bird! 48 Sunday Siesta! 49 Hello Little Girl! 50 ふわふわ時間(タイム)! 51 Dear My Keys 〜鍵盤の魔法〜! 52 じゃじゃ馬Way To Go! 53 Sweet Bitter Beauty Song! 54 ふでペン 〜ボールペン〜! 55 『レッツゴー』! 56 カレーのちライス! 57 目指せハッピー100%↑↑↑! 58 私は私の道を行く! 59 ギー太に首ったけ! 60 Happy!? Sorry!! 61 Heart Goes Boom!! 62 Girly Storm 疾走 Stick! 63 Cagayake!GIRLS!! 64 Don't say "lazy"! ▲MCボイス トップへ
https://w.atwiki.jp/yuiui/pages/51.html
639 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2009/11/03(火) 23 02 58 ID 35Mmhu6T ↑こっちがムギじゃね? おこた。うん、そうだ。炬燵を出そう。 今秋一番の冷え込みを記録した今日。そろそろ本格的な冬支度を始めてもいいかもしれない。 少なからず、寒いのが苦手なお姉ちゃんの瞳は懸命にそう訴えていた。 憂「炬燵、出そっか」 唯「うわーい」 リビングで毛布に包まりながら寝転がっていたお姉ちゃんが、こちらを見ずに歓声を上げた。 嬉しさを身体で表現しているのだろうか。左右に世話しなく転がる姿を見て、思わず頬が緩む。 憂「よいしょ、っと……」 押入れから炬燵布団を引っ張り出し、家具調炬燵の上に敷く。 冬場以外はテーブルとして使っているのだから、とりたてて労力は要らない。 後はコンセントを繋げば…… 唯「うい」 憂「どうしたの?」 唯「私も手伝うよ!」 包まっていた毛布をふぁさっ、と脱ぎ捨たお姉ちゃんが、凛々しい表情を作った。 憂「ありがとう、お姉ちゃん。……えっと、じゃあこれを」 電源コードを手渡すと、お姉ちゃんは炬燵の中に潜り込み、やがてひょっこりと顔を出した。 それを設置完了の合図と受け取り、私は炬燵のスイッチを入れた。 唯「……炬燵って、スイッチ入れてから暖かくなるまで、すっごく寒く感じるんだよね」 炬燵は暖かいものだっていう思い込みがあるから、冬場の冷えた炬燵は尚更そう感じるのだろう。 しかし、そんな心理学的思考はお呼びではない。 私はそうだね、と相槌を打ってからお姉ちゃんを見据えた。 憂「すぐに暖まるから、それまでくっついてようか」 私の言葉に、きょとんと目を瞬かせるお姉ちゃん。 頬がゆるやかに朱色に染まり、その表情はやがて優しい微笑みへと変わった。 私はお姉ちゃんの隣へと潜り込み、ぎゅっと身を寄せた。 唯「あったかいね、憂」 憂「あったかいね、お姉ちゃん」 木枯らしが運んだ小さな幸せ。 ――どんなに寒い冬の日も、お姉ちゃんと一緒なら温かい。 636のせいで気が付いたら書いてた
https://w.atwiki.jp/ffdqbr3rd/pages/822.html
第76話:尋ね人 とん、とん、とん。 突然の足音にパウロはギョッとして身をすくめた。誰かが部屋に 入ってきたようだ。 足音の主ーロックを探しにきたセリスだったのだがー彼女は入ってすぐに、 人の気配に気づいた。しかし、姿は見えない。 「誰かいるの?」 誰かいる事を承知で、セリスは気配の主に呼びかけた。 もとより彼女はゲームに乗る気は無い。だがベッドの下に隠れている パウロには、声の主が若い女性であるということしかわからない。 (出て行ったら殺されるのかも) そう思うと背中を冷や汗が伝う。パウロはますます体をすくめた。 …それから五分。 その間セリスは見えざる気配の主に呼びかけ続け、パウロは相変わらず ベッドの下ですくんだまま。 いいかげん苛立ってきたセリスの一言が、状況に決定的な変化をもたらした。 「いい加減にしなさい!もし戦う気でいるなら、容赦しないわよ!」 怯えきっていたパウロの精神は、 「もし戦う気でいるなら」 をすっ飛ばして、 「容赦しない」 という言葉をしか認識しなかった。完全なパニックに陥ったパウロはー 「う、うわぁぁぁぁっ!」 雄叫びを上げてベッドの下から飛び出すと、セリスに向かって突進した! 「!?」 驚いたセリスは反射的に持っていた樫の杖で、パウロの側頭部を したたかにひっぱたいた。勿論パウロは失神。床に伸びてしまった。 「あらら…やりすぎたかしら」 涙と鼻水でぐちゃぐちゃになったパウロの顔を見て、セリスは苦笑をもらす。 「よっぽど怖かったのね…よいしょっと!」 パウロをベッドに寝かせたセリスは、彼の頭に出来た大きなコブを 冷やすため、水とタオルを探した。 【パウロ(気絶)所持品:破壊の剣 行動方針:ロランとムースを探す。】 【現在位置:アリアハン城下町東側の民家二階、ベッドの上】 【セリス 所持品:樫の杖 シャナクの巻物 第一行動方針:パウロを介抱する 第二行動方針:ロックを探す】 【現在位置:アリアハン城下町東側の民家二階】
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15801.html
夏「起こるなよ~」 梓「聞いてあげるから話続けていいよ」 夏「えっらそう!」 梓「夏に言われたくないけど」 夏「・・・そうだよね」 梓「また、そうやってからかう」 夏「ううん、あたし・・・。人にモノを言う資格なんてないんだ」 梓「・・・」 夏「冬がマネージャーとして入部してから、髪を切った。元は今の冬と同じ長さ」 梓「・・・」 夏「どうして切ったのか。それは、『冬』がここにいるから」 梓「?」 夏「あたし達さぁ、よく間違えられるんだよね。親父でさえ、あたしの事冬と呼ぶ時がある」 梓「・・・」 夏「呼ぶことがあった・・・。でも、こうすれば判別つくでしょ」サラサラ 梓「・・・うん」 夏「どうして切らなかったのか。それは、『冬』がそこにいなかったから」 梓「・・・」 夏「あたしが『冬』としてそこに居れば・・・。誰かの・・・っ・・・こころ・・・っに・・・いて・・・くれる・・・」 梓「・・・」 夏「『冬』を・・・っ・・・見てくれる・・・っ・・・て・・・そう・・・思った」 梓「・・・」 夏「バカ・・・だよ・・・な・・・っ・・・。・・・こんな事してさっ・・・」 梓「うん。バカだね」 夏「っ!」 梓「それは冬の居場所じゃないよ。・・・人の居場所は他人が作れるモノじゃない・・・」 夏「でもっ・・・そうしてでも・・・誰かに・・・冬を・・・見て・・・欲しかった・・・」 梓「夏の居場所がなくなるでしょ」 夏「そんなの・・・いらない」 梓「冬はそう思ってないよ」 夏「そんな事はどうでもいいよ。あたしの・・・意思なんだから」 梓「本人の意思を無視して言い訳がない。それは自分勝手な行い」 夏「梓はさ・・・。紬先輩がいるから・・・先輩たちがいるからそう言えるんだよ」 梓「・・・」 夏「普通に過ごして来た梓と、冬とあたしの価値観は違うよ」 梓「価値観・・・」 夏「病室には気の合う人。優しい人。暖かい人。たくさんいたよ。 けど、冬とケンカできる人なんていなかったよ・・・。価値観を押し付けられて怒る冬じゃない 価値観を押し付けてくる人も居ない。みんないい人・・・。楽しい人・・・」 梓「・・・」 夏「それは間違いを正せる機会が少ないって事・・・」 梓「・・・」 夏「あたしは学校で同じ歳の子達とたくさんバカできた」 梓「・・・」 夏「冬は・・・違う歳の子達と接してきた。たまに妹になったり、姉になったり、孫になったりってね」 梓「・・・」 夏「それもいつまでも続かない。・・・あたしは」 梓「そんな事はどうでもいいよ」 夏「なっ!」 梓「旅の途中で大事なのは前を見ること」 夏「・・・?」 梓「過ぎ去った場所での楽しかった思い出に耽って、到着した場所で時間を潰す? 私は嫌だ。その場所でしか楽しめないことがたくさんある。そう、むぎせんぱいは教えてくれた」 夏「・・・」 梓「それを思い出させてくれたのは冬だよ」 夏「!」 梓「今までの冬を・・・っ!」 夏「・・・」 梓(私にそれを言う資格は・・・ない・・・。・・・苦い言葉・・・・・・) 夏「・・・」 梓「何時まで、過去の冬を見てるの?」 夏「・・・っ!」 梓(・・・私が言っていい言葉では・・・ない・・・よね・・・) 夏「あたしは・・・今の・・・冬を・・・見られない・・・」 梓「?」 夏「・・・・・・奪ってしまう・・・とこ・・・だ・・・ッ・・・た」 梓「夏っ!」 夏「今の・・・っ・・・ふゆ・・・のっ・・・いば・・・しょを・・・」 梓「いいからっ!」 夏「・・・・・・それ・・・がっ・・・とても・・・こわ・・・い・・・っ」 梓「・・・」 夏「・・・た・・・ま・・・・・・らな・・・く・・・怖いッ!」 梓「いるから」 夏「・・・っ・・・!」 梓「ちゃんといるから、大丈夫だよ」 夏「・・・っ・・・」 梓「『冬』は私たちと一緒に・・・いるから」 夏「・・・っ・・・うん」 梓「ずっと私のこころの中にいるから」 夏「ほん・・・と・・・?」 梓「うん。私は、この季節を一生忘れない」 夏「き・・・せつ・・・」 梓「夏から冬へかけて」 夏「・・・」 梓「絶対に忘れない」 夏「・・・うん」 梓「だから、絶対にいなくならない」 夏「・・・うん」グスッ 梓「・・・」 夏「・・・ありがと、梓・・・っ」グスッ 梓「・・・別に・・・気にしなくていいよ」 夏「・・・っ・・・・・・ありがとぉ」ボロボロ 梓「な、夏が泣くなっ・・・調子・・・狂うっ」グスッ 夏「ふゆと・・・あず・・・さが出会えて・・・よか・・・っ・・・たぁ」ボロボロ 梓「っ!」 ――・・・ 夏「目真っ赤」 梓「そっちもね」 夏「プールから出た後みたいになってるよ」 梓「だから、そっちもね」 夏「・・・」 梓「・・・」 夏「・・・・・・」 梓「・・・・・・・・・」 夏「ここは同時に笑うとこじゃないの?」 梓「は?」 夏「ほら、漫画とかであるでしょ。笑いあって爽やかな風が吹いて」 梓「くだらない・・・。行くよ」 夏「『おまえやるな』・・・『おまえもな』・・・」 梓「・・・」 スタスタ 夏「『いや、俺の方がやるな』・・・『はぁ?』・・・二人はまた殴りあう」 梓「・・・っ」 スタスタ 夏梓「「 ブフッ 」」 梓「うわ・・・。自分で言って笑ってる・・・」 夏「想像したらさ、すっごいくだらないじゃん?・・・空気に負けたってヤツ」 梓「あっそ・・・」 夏「『俺らの事夕陽が祝福してくれてんぜ』・・・『ははっ』・・・」 梓「夏バカの対処法は確か」 夏「なにその夏バテみたいな括り・・・」 梓「バカ夏」 夏「常夏みたいに言わないでくれるかな」 紬「・・・」 唯「『そんな事ありません!』」 律「『いや、君は最高に素敵さ』」 冬「・・・」 唯「『知らないんだから!』」 律「『そんな事言わずにこっち向いてくれよ』」 風子「どっちが梓ちゃん?」 唯「私だよ~」 英子「律さんが、夏ちゃん・・・」 澪(勝手にアフレコするなよ・・・。恥ずかしくないのか・・・) 唯「『い、今の台詞・・・もう一度聞かせて下さい・・・』」 律「『何度でも言うさ、君の笑顔が見られるなら・・・何度でも言ってやるさ!』」 憂(二回言いました・・・) いちご「・・・」 唯「『りっちゃん・・・』」 律「『あず』・・・え?」 梓「なにをしているんですか・・・」ジト 唯律「「 なんでもないよ 」」 夏「?」 澪「帰るか、陽も沈み始めたし」 風子「そうだね。よいしょっと」 憂「よいしょ」 冬「・・・」 憂「ほら、捕まって。冬ちゃん」 冬「う、うん・・・」 ギュ 憂「よいしょっ!」グイッ 冬「っとっと」 憂「ご、ごめんね」 冬「ううん。ビックリしたけど、大丈夫」 紬「・・・」ニコニコ 梓「お二人はどうしてここへ・・・?」 紬「・・・」スッ 梓「夕陽?」 澪「そう、夕陽を見に・・・な」 律「見ろ!あの燃え上がる炎を!」ビシッ 唯「りっちゃん・・・!私・・・なんだか燃えてきたよ!」メラッ 風子「・・・うん!」メラメラ 澪「どうしてだ・・・」 紬「・・・」クイックィッ 梓「今からですか?」 紬「・・・!」ダッ タッタッタ 梓「待ってください!」ダッ 律「おぉー!むぎと梓が夕陽に向かって走ったー!」 唯「さすがむぎちゃんだよ!」 風子「・・・私もっ!」ダッ 律「負けない!」ダッ 唯「熱血だよ!青春だよっ!」ダッ 夏「熱いな・・・。・・・私もっ」ダッ タッタッタ 澪「私たちは歩いて行こうか」 英子「・・・うん」 冬「夏・・・」 憂「いちごさん?」 いちご「・・・」 憂「どうしたんですか?」 いちご「・・・ううん。・・・なんでも」 憂「どうぞ、掴まってください」 いちご「・・・うん」 ギュ 憂「よいしょ」グイッ いちご「・・・ありがと」 憂「あ・・・」 いちご「?」 憂「いえ、私たちも行きましょう」 いちご「・・・うん」 憂(お姫様、お手をどうぞ・・・。なんちゃって)ポッ ―――――たいやき屋台 律「・・・」カァァ 風子「・・・」カァア 夏「ぅ・・・」カァア 唯「もぐもぐ・・・おいしいね~」 憂「うん」モグモグ 冬「おいしぃ~」パァア 英子「今度みんなと来よう・・・」モグモグ 梓「ここのたい焼き食べに行こうって、覚えていてくれたんですね」 紬「・・・」コクリ 澪「・・・夕陽に向かって走っていった4人はどう思っているのかな」 律風子夏「「「 っ! 」」」ボフッ 唯「勘違いだったよ~。でも、青春を感じたよねりっちゃん!」 律「い、言うな!」 風子「あぁ・・・恥ずかしい」プシュー 夏「・・・っ」カァア 梓「・・・フッ」 夏「鼻で笑った!?」 梓「夕陽に向かって・・・ぷふっ」 夏「くぅ・・・」プシュー 紬「・・・」モグモグ 冬「う、憂・・・」 憂「どうしたの?」 冬「あ、梓と夏が・・・」ヒソヒソ 憂「どうしたんだろうね」ニコニコ 冬「?」 いちご「・・・」 律「走る意味あったのかよー」 梓「この時間限定のたい焼きなんですよ」 律「へー・・・」 梓「む・・・」 唯「こしあんとつぶあんで言い争っている人がいるよね」 憂「どうしたの、突然・・・」 唯「悲しくなるんだよ。どっちもおいしいのに」 澪「・・・優しいな」 律「適当にコメントするなよ」 澪「青春を感じた人はどうコメントするんだ?」 律「うぐっ」ボフッ 唯「こしあん、つぶあん共にいい味だよね!」メラッ 憂「自分にコメントしてるよ、お姉ちゃん」 冬「ふふっ」 いちご「・・・姫子」 冬「姫子先輩!」 タッタッタ 姫子「冬・・・どうしてここに・・・1人?」 冬「紬先輩たちと来てます!」 姫子「むぎがいるって事は・・・う・・・」 冬「う?」 姫子「しまったなぁ・・・」 律「へっへっへー」 風子「その制服はここの近くにあるコンビニだよね~」 夏「どうしたんですか~?」 唯「どこへ行くのかな~?」 澪「矛先を見つけた!」 英子「・・・」モグモグ 梓「ひどいですね」モグモグ 紬「・・・」モグモグ 姫子「隣町のコンビニだから。そっちの店じゃないから」 律「あーそぉ~なんだ~」 風子「わざわざこの街に来ないといけない用事ってなにかな~?」 夏「姫子先輩らしくありませんねぇ~」 唯「どこへ行くの?」 姫子「い、今から戻る所・・・隣町へ」 律「へ~」 風子「ふ~ん」 夏「ほほぉ」 唯「働いている所見られたくないんだね」 姫子「・・・」 英子「それはそうだよね」 憂「お姉ちゃんってば」 姫子「・・・」ジー 夏「?」 姫子「・・・」チラッ 澪(梓が・・・)チラッ 梓「あんことカスタードのめぐり会いが素敵なハーモニーを生み出したんですね」 紬「・・・」コクコク いちご「・・・」 姫子「・・・ふーん」 夏「な、なんですか?・・・顔になにか着いてます?」 姫子「あんこがね」 夏「うそっ!」 姫子「嘘だよっ」ビシッ 夏「あたっ!」 タッタッタ 唯「逃げたよ」 風子「隣町って言ったのに・・・」 英子「まっすぐあのコンビニへ向かったね」 夏「いつつ・・・」 律「うっしっし」 澪「りつ・・・」ゴゴゴ 律「な、なんだよ」 澪「今行ったら、明日の朝・・・黒板に夕陽を書くからな!」 律「・・・はい。行きません」 唯「仕事の邪魔したらダメだよ」メッ 冬「そうですよ!」メッ 律「・・・なんだとぉ」スッ 冬「わわ・・・」 風子「・・・」ゴゴゴ 律「くぅ・・・」 英子「律さん、大人しくしていようね」 律「・・・はい」 夏「あっはっは!」 梓「餅が入っているたい焼きもあったりするんですよ」 紬「・・・!」 憂「・・・いちごさん?」 いちご「・・・なんでも・・・ない」パク 78
https://w.atwiki.jp/tesu002/pages/5284.html
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 39 51.50 ID K8/zrCv3o ――… 塘路湖へ向かう車の中。 おにぎりの包装紙を解いて運転する澪ちゃんに渡す。 風子「はい」 澪「ありがと」 夏「うまうま」 冬「ふぅちゃんさん、これどうぞ。澪さんの分もです」 風子「ありがとう~」 ストローがさされた容器を渡される。 澪「もぐもぐ」 夏「緑が活き活きしてていいなー」 冬「うん。綺麗」 風子「空気も澄んでておいしそう」 夏「空気がおいしそうって初めて聞いた」 私も初めて言ったかもしれない。 455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 42 38.68 ID K8/zrCv3o ――… ザザッ 『ね、見た?』 澪「?」 夏「何を?」 姫ちゃんの突然の問いかけに私たちは疑問符を浮かべる。 『リス。反対車線ですれ違ったよ』 冬「そうですかぁ」 澪「よし」 ガチャ 風子「……えっと?」 ハンドルを握る澪ちゃんは左に車を寄せ、ユーターンを始めた。 夏「み、澪さん?」 澪「私は……見たいんだ」 風子「……うん」 あまりにも真剣だったから、私は言葉を失った。 向こうから走ってくる姫ちゃんとすれ違う。 冬「姫ちゃんさーん」 『いまの冬だよね。どうしたの?』 夏「リスを見に行きます」 『……あ、そう』 夏「どのくらい戻ればいいの?」 『100か200くらい……』 澪「……」 私は助手席でリスの姿を探す。そろそろかな……。 風子「……あ」 いた。けど、すぐに左の森の中へ消えて行った。 澪「いた?」 風子「……うん。停めて探してみよう」 澪「分かった!」 キキッ 456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 43 54.56 ID K8/zrCv3o 私たちは降りて目的の獲物を探す。 冬「森の中へ入っていったのでしょうか」 夏「木の上にいるかも」 澪「出てこーい」 風子「ちっちっち」 動物を呼ぶ声はこれでいいのかな。 ドルルルルン 姫子「いた?」 夏「いえ、まだ。エゾリスですよね?」 姫子「多分ね。数秒だったから」 澪「相手は野生だからな、警戒しているのかもしれない」 冬「お茶をどうぞ」 姫子「ありがと、少し休憩しようか」 風子「そうだね」 それから20分、姿を見せることはありませんでした。 457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 45 55.63 ID K8/zrCv3o ――― 釧路川 ――― 尾岱沼から約2時間のドライブで到着。 冬「あの~、ガイドの方ですか?」 ガイド「はい、そうです。予約された立花さんでよろしいでしょうか?」 姫子「は、はい。よろしくお願いします」 走ってきた姫ちゃんが息を切らしながら応える。 姫子「すいません、遅れました」 ガイド「いえいえ、このくらいの遅れは構いませんよ」 笑って許してくれたガイドさんに私たちは胸を撫で下ろす。 ガイド「何かありましたか?」 澪「リスを……探していました」 ガイド「その様子だと、見つからなかったみたいですね」 澪「…………はい」 ガイド「釧路川にはたくさんの生き物が生息していますから、期待していてください」 澪「はい!」 夏「煌いた」 冬「煌きました」 姫子「煌いたね」 風子「うん」 煌く星のような笑顔でした。 458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 48 06.17 ID K8/zrCv3o ――… ガイドさんにしっかりとレクチャーを受け、出発。 私たち5人は二つの船に分かれる。 私の乗る船は夏ちゃんを先頭とした二人乗り。 もう一つは澪ちゃんが先頭、冬ちゃん、姫ちゃん。 ガイドさんは専用のカヌーで誘導してくれる。 天気は快晴。 日差しが強くて、風も穏やか。 夏を感じることができて、とても気持ちがいい。 息を合わせて漕ぐ。 ゆっくりゆっくりと進んでいく。 姫子「鹿だよ、澪」 澪「鹿か……」 お気に召さない様子。 走っている車の中で何度も見ているから感動は薄いのかもしれない。 姫子「……」 風子「どんまい、姫ちゃん」 姫子「訳の分からない励ましはやめて」 オールを漕ぎながらの会話。今まで味わったことのない体験だから、新鮮で楽しい。 キキキ~! 何かの泣き声が聞こえた。 冬「ヒスイが鳴いてる」 夏「翡翠って宝石の?」 冬「ううん。カワ――」 風子「上見て、あの鳥だよ」 私が指した鳥はヒスイより大きな鳥。低空飛行していてより大きく見えるね。 ガイド「……」 澪「うわ、近い!」 姫子「え、あれワシじゃないの?」 風子「学名ではヒスイって言うらしいよ」 冬「……」 いいのかな、って表情で困っている冬ちゃん。可愛いから、そのままにしよう。 459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 50 56.32 ID K8/zrCv3o 姫子「……嘘っぽいな」 澪「すごいな~」 ガイド「左側の木々の間に一羽の鳥がいますよ」 澪「!」 木から木へ飛び移る声の主――カワセミがいた。 キキキ~ 姫子「あれがヒスイだよね」 冬「……はい。別名、カワセミです」 姫子「カワセミとヒスイね」 姫ちゃんの視線を感じるけど、ガイドさんに訊きたいことがあるので流します。 風子「さっき飛んでいたワシはオジロワシですか?」 ガイド「そうですよ。詳しいですね」 風子「写真でしか見たことありませんでした」 ガイド「他にも観察できると思いますよ。ベニマシコ、オオジュリン……見つけてからにしましょうか」 風子「……そうですね」 その時に説明を聞いたほうがいいよね。 夏「あ、熊!」 澪「……」 ガイド「えぇ!?」 夏「すいません、嘘です」 ガイド「はぁ……びっくりしました」 冬「夏……」 夏「ごめんごめん。澪さんを驚かそうとしたんだけど」 姫子「反応無かったね」 澪「熊は怖くないぞ」 風子「危機管理を意識しているガイドさんには複雑ですね」 ガイド「あはは……」 姫子「実際に遭ったら危機意識が変わるかも」 夏「遭ってからじゃ遅いでしょ」 澪「タンチョウはまだかな」 私たちの心配をよそに、本人は川の流れに身を任せていた。 ガイド「運が良ければ観察できますよ」 夏「楽しみ~」 460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 52 43.02 ID K8/zrCv3o 水を前から後ろへオールで漕いでいく。 みんなで力を合わせて進んでいく過程が楽しい。 ガイド「二千種もの貴重な動植物が生息する、野生生物の楽園です」 ここで生きる命が輝いている。 ガイド「平成5年にはラムサール条約にも登録され、世界的にも自然保護の重要性を持つ湿原です」 ここはいつまでもそのままで在って欲しい。 冬「ずっとこの時間が続けばいいですね」 夏「繰り返されてきた時間だからね」 風子「また来たいね」 姫子「……」 澪「あれはコムクドリかな?」 植物や川に棲む魚の話もたくさん聞けて世界が広がっていった。 結局タンチョウには会えませんでした。 461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 08 56 42.17 ID K8/zrCv3o ――… 冬「よいしょ、よいしょ」 夏「よいしょ~」 風子「ゴール」 澪「到着!」 姫子「面白かった」 ガイド「みなさん、お疲れ様です」 ゴール地点に辿り着き、3時間のカヌー体験は終わってしまった。 ガイド「足元気をつけてくださいね」 風子「はい」 夏「はいよっ」 澪「よいしょ」 姫子「……」 一人一人、岸へ上がっていく。 最後に冬ちゃん。 冬「よいしょ、と」 右足が岸へ移った時、カヌーが揺れた。 冬「おっと」 姫子「冬っ!」 冬ちゃんの体が川の方に傾いたとき、姫ちゃんの手が追いついた。 けど、 姫子「っと――!」 冬「ひめ――きゃ!」 ザッブーーン 風子「ひ、姫ちゃん!?」 夏「冬ねぇ!!」 二人はそのまま川に落ちてしまった。 姫子「あぁー……」 冬「す、すいません……」 底は浅いようで、二人はずぶ濡れのまま立ち上がった。 大事には至らなかったみたいで、一安心。 462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 09 34 31.08 ID K8/zrCv3o ――… 姫子「くしゅっ」 ガイドさんが貸してくれたタオルに身を包んだ姫ちゃんのくしゃみ。 冬「どうぞ、お茶です」 姫子「ありがと……冬の服はもう乾いたの?」 冬「はい。軽装ですから」 風子「姫ちゃんはまだ乾かないね」 姫子「うん……くしゅっ!」 この日差しで服もすぐに乾くと思っていたけれど、姫ちゃんの服装は水分を含みやすい素材になっている。 乾く前に風邪をひいてしまわないか心配。 出発地点に戻るにはガイドさんの車に乗らなくてはいけない為、ここで足止めになっていた。 夏「冬ねぇ~!」 ガイドさんと話をしていた夏ちゃんが声を上げながら駆け寄って来る。 冬「どうしたの?」 夏「塘路駅にレンタサイクルがあるんだって、自転車で行けるところまで行ってみようよ!」 冬「うん……でも」 姫子「いいんじゃない? 午後は……って、もう午後だけど、夕飯までは自由行動にするってのはどう?」 澪「いいんじゃないかな」 風子「……」 もしかして……。 風子「多和平に行くの?」 姫子「う……うん……」 澪「それじゃ、別行動だな」 冬「澪さんはどうしますか?」 夏「一緒に行きましょうよ」 澪「どこか行きたい場所でもあるの?」 夏「コッタロ展望台はどうかなって」 澪「……どうしようかな」 風子「そこでならタンチョウも見られるかもしれないよ」 澪「行く」 風子「それじゃあ、今日は……最後の夜は塘路湖キャンプ場で決まりだね」 姫子「うん……って、風子はどうするの?」 風子「考え中」 私たちの最後の目的地が決まった。 463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 09 35 59.78 ID K8/zrCv3o ――― 多和平 ――― ドルルルルン 塘路湖からバイクで40分で到着。 ただいまの時間、午後3時半。 まだまだ陽は高い。 風子「過ごしやすいね~」 姫子「ほんと、いい季節だね」 駐車場から展望台への道。 私たちは並んで歩き出す。 その途中で姫ちゃんがわたしに問いかける。 姫子「ねぇ、風子……」 風子「?」 姫子「どうして、此処に来たの?」 風子「えっと……場所はどこでも良かったんだけど、姫ちゃんの後ろに乗せてもらって、 北海道の道を楽しみたかったから……です」 姫子「……うん。……そうじゃなくて」 風子「???」 姫ちゃんにしては珍しく戸惑っている。 余程聞きにくいことなのだろう。 私たちは歩き続ける。 464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 09 38 15.35 ID K8/zrCv3o 姫子「どうして、北海道に来たの……ってこと」 風子「……」 最初は姫ちゃんが読んでいた雑誌を見て、いいな、程度だった。 沖縄に気持ちが傾いていた。 友達と一緒に沖縄旅行へ行くはずだった。 だけど、私は此処にいる。 それは―― 風子「なんとなく……かな」 姫子「そっか」 風子「あ、本当は深い意味があって誤魔化したのかもしれないよ?」 姫子「それだったら、今、言ってたでしょ?」 風子「まぁ、ね」 姫子「地平線が見える大牧場多和平」 看板の文字を読み上げている。 階段を昇れば絶景が私たちを待っている。 風子「沖縄に興味は無いの?」 姫子「今のところは無いかな」 そっか、残念。 階段を一段一段踏みしめ、展望台に上がっていく。 目の前にある地平線。 大地の緑と空の青のツートンカラーの世界、 どこをみても地平線、どっちを向いても空と大地。視界のほとんどが空。 風子「…………すごい……」 姫子「……うん…………」 360度の地平線。 やっぱり写真で見るのとは全然違う迫力がある。 圧巻される景色に私たちは言葉を忘れた。 3分ほど。 465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 09 41 33.00 ID K8/zrCv3o 風子「あれが雄阿寒岳かな」 姫子「……うん」 数日前にも雄阿寒岳を見たけれど、今日は別の角度からその姿を確認している。 数ヶ月前のような気がしてくる。 姫子「与えられた自由、か」 風子「?」 視線を下ろし、羊の群れを見つめている。 思い出した。 姫ちゃんが尊敬している記者がここを訪れた時の記事を。 それは自由について。 風子「あの羊は柵を越えたら自由になるよね」 姫子「うん。……でも、生きていけるかどうかは、分からないよね」 風子「……そうだね」 姫子「自由ってなんだろね」 手すりにもたれて考え込んでいる。 答えを求めているわけじゃなく、ただ気になるという声だった。 466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 09 45 23.65 ID K8/zrCv3o ――… 塘路湖へ向かう途中、見慣れた3人の姿を見つけた。 夏「あ、偶然」 風子「どうしたの?」 澪「休憩中なんだ」 冬「……はい」 姫子「コッタロ展望台は――」 澪「タンチョウいた!」 それはもう少女のように。 姫子「そ、そう。良かったね」 澪「綺麗な姿だったぞ!」 風子「他には?」 澪「あぁ……うん」 テンションが急降下? 夏「キタキツネは人に慣れてますから、しょうがないですよ」 澪「うん……でも……ショックだ」 姫子「そんなにショックなことがあったの?」 冬「えっと……澪さんは、草陰の隙間からこっちを警戒している場面を浮かべていたそうです」 夏「あ、いた! って指を差したらササッと隠れるような、そんな野生を見たかったそうです」 風子「……うん」 澪「ところが、だ。私たちを後ろから追い越していったんだ」 冬「タッタッタ……と」 姫子「……へぇ」 澪「ネコかと思ったら……キツネだった」 夏「野生の血はどうした、って言ってましたね」 澪「観光客に餌付けされてて人間に慣れてるそうだ」 風子「危険な寄生虫を持ってるから、危ないね」 姫子「触ってないよね?」 冬「だいじょうぶです」 澪「うん」 夏「タンチョウ、カメラで撮ったけど……自信無い。返します」 姫子「ブレてるって意味?」 夏「……まぁ、そんな感じで」 風子「冬ちゃん、交代しようか」 冬「え……?」 467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 09 49 35.85 ID K8/zrCv3o 私はヘルメットを外し、冬ちゃんに渡す。 自転車を漕いでみたかった。 冬「あ……お願いします。ちょっと疲れちゃってて、澪さんに迷惑かけてしまいました」 風子「ううん、私も自転車に乗りたかったから」 澪「ちょっと待って、もう少ししたら、あの線路を電車が通るはずなんだ」 指を差したのはここから少し離れた線路。 ここは見晴らしがいいからいい光景が見られそうだね。 姫子「電車ってことは――」 風子「コッタロ」 姫子「ノコッタ電車……違う、えっと!」 夏「ノロッコ電車」 姫子「そう……ノロッコ…………ハァ」 大きな溜め息が零れる。 澪「ノコッタノコッタ、相撲か」 風子「電車同士で……それは大事故になるからダメだよね」 夏「あははっ」 姫子「……」 冬「あれ、今何時ですか?」 携帯電話を開いて確認すると、 風子「4時過ぎだよ」 冬「あ……もう釧路駅到着してます」 澪「そうか、残念だ」 468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) 2012/09/27(木) 09 50 58.92 ID K8/zrCv3o 釧網本線を走る電車。 秋は釧路駅から川湯温泉駅までを走り、 夏は釧路駅から塘路駅区間までしか走らない。 そう、 風子「塘路駅を過ぎたこの地点はノロッコ電車、走らないよ」 夏「あ、そうなんですか」 澪「そうか……」 冬「……ふふ」 夏「なんだか」 冬「わたしたち」 澪「間抜けだな」 三人で笑い合っていた。 姫子「ふふっ、さぁ、行くよ」 冬「はい! お願いします!」 風子「私たちも姫ちゃんに負けないように頑張ろう!」 夏「いやー、無理です」 澪「やってみないと分からないぞ!」 風子「エンジン相手に無理だよね」 澪「おぉい!」 姫子「先に行くよー」 ドルルルルル 姫子「グッド・ラック」 36
https://w.atwiki.jp/rochaitest/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/rochaitest/pages/12.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント