約 3,545,406 件
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1495.html
■子供の三原則 ・食う _,,_ -'' \ むーしゃ♪むーしゃ♪ | ;ノ´∨\ _ __ _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r , -`―'- 、イ、 ノ rー''7コ|_,‐"リ´V、!__ハ イi イ人ルレ ン、 !イ´,'イ ノヒソ ヒンY.i ! /ヒン ヒン)| i、| ( ,ハ";)~。・ノ人 .(" ;)~。・ "[]ノ i ,)、 .ヘ,、)― ‐'´''レ `ー―――'レル'・寝る _,,_ -'' \ Zzz.... Zzz.... | ;ノ´∨\_,. -‐ァ _ __ _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r , -`―'- 、イ、 ノ rー''7コ|_,‐"リ´V、!__ハ イi イ人ルレ ン、 !イ´,'イ ノ _ _,Y.i ! /_ _, )| i、| ( ,ハ ー ノ人 (" ー " []ノ i ,)、 .ヘ,、)― ‐'´'レヽ `ー―――‐'レル'・遊ぶ _,,_ すりすりって -'' \ きもちい~ね♪ | ;ノ´∨\_,. -‐ァ_ __ )) _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ r , -`―'- 、イ、 ノ rー''7コ|_,‐"リ´vイ!i イ人ルレ ン、 (( !イ´,'イ ノヒソ _ ヒン|ヒン _ ヒン)| i、| )) ( ハ///ヽノ//|//ヽノ///[]ノ i (( ,)、 .ヘ,、)― ‐'´ `ー―――'レル' | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi rr=-, r=;ァ .| .|、i .|| `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ !Y!  ̄  ̄ 「 !ノ i | ,' ノ !  ̄  ̄ i .レ' L.',. 'ー=-' L」 ノ| .| ( ,ハ 'ー=-' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ やっぱり食う寝る遊ぶは 「遊ぶ」が子供らしからぬ チビッ子の3原則だよな 気がするんだが… ■ゆっくり親子の日常 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi rr=-, r=;ァ .| .|、i .|| `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ !Y!  ̄  ̄ 「 !ノ i | ,' ノ !  ̄  ̄ i .レ' L.',. 'ー=-' L」 ノ| .| ( ,ハ 'ー=-' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ 小5が妊娠する映画 おお、世も末世も末 できたんだってよ | ;ノ´∨\_,. -‐ァ _ __ _,.!イ,.ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘr , -`―'- 、イ、 rー''7コ|_,‐"リ´V、!i イ人ルレ ン、 !イ´,'イノ=__= |=__= | i、 ( ,ハ//ヽノ//|//ヽノ///[]ノ i ,)、 .ヘ,、)― ‐'´''ー―――'レル' へびんじょうたい!! | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi rr=-, r=;ァ .| .|、i .|| `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ !Y!  ̄  ̄ 「 !ノ i | ,' ノ !  ̄  ̄ i .レ' L.',. 'ー=-' L」 ノ| .| ( ,ハ 'ー=-' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ …意外と身近にもいたな ウチらの子だけどな || ∬ _,, ∬_..,,ノ//ヾ、 _,."彡i /(( )`y'、)、ソ、y)',, 彡ヽ r'=、 .iy'ソ')'y)、ソ、),,'彡| \ノ i )/iy)、)'、,-ー'" `ー-'=ニ=ー~ _,,_ -'' \ | ;ノ´∨\_,.-‐ァ _ __ _,.!イ,ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r, _,`ィvr、'_-、イ、ノ rー'7ヒン,--、ヒン)、!__ハ イiヒン,--、ヒン)レン、!イ´,'イノ//{⌒`)//Yi! i//{⌒`)//||i、| ノ ,ハ." ` ̄ ".ノ人 i" ` ̄ "[]ノ i ,)、ヘ,)、____,,'' レ ヽ ヽ、____,,''レル'どうやって鯛焼き取るのか これも大人になる為の勉強よお手並み拝見といこうか | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi rr=-, r=;ァ .| .|、i .|| `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ !Y!  ̄  ̄ 「 !ノ i | ,' ノ !  ̄  ̄ i .レ' L.',. 'ー=-' L」 ノ| .| ( ,ハ 'ー=-' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ , ' ´ ̄  ̄ ヽ、 ~ Σ,ィ_,,r-^ー^- ,ィ、_ヽ,、 ~ /`-ィヾ',イレヽイノ.ルヽiイ /⌒iヽ、〈rヽゝイ! ⌒__⌒ `iイノ,-‐、ノ .) えさゲット~♪ ノ("" `ー' ""从 i `Y´ ~ ル.`.ー--‐'"´ルヽ ~ || ∬ _,, ∬_..,,ノ//ヾ、 _,."彡i ~ /(( )`y'、)、ソ、y)',, 彡ヽr'=、 .iy'ソ')'y)、ソ、),,'彡| ~ \ノ i )/iy)、)'、,-ー'" `ー-'=ニ=ー~ ~ _,,_ て -'' \ そ | ;ノ´∨\_,.-‐ァ _ __ て _,.!イ,ヘーァ'ニハ'ヽ、ヘ,_7 r, _,`ィvr、'_-、イ、そノ rー'7ヒン,--、ヒン)、!__ハ イiヒン,--、ヒン)レン、!イ´,'イノ//{⌒`)//Yi! i//{⌒`)//||i、| ノ ,ハ." ` ̄ ".ノ人 i" ` ̄ "[]ノ i ,)、ヘ,)、____,,'' レ ヽ ヽ、____,,''レル'…この発想は無かったわ ある意味勉強になったな | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi rr=-, r=;ァ .| .|、i .|| `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ !Y!  ̄  ̄ 「 !ノ i | ,' ノ !  ̄  ̄ i .レ' L.',. 'ー=-' L」 ノ| .| ( ,ハ 'ー=-' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ ■特訓 ┌───┐│ │ _ __│ │ r , -`―'- 、イ、│ Σイi イ人ルレ ン、 え~い!│ │/ヒン__ ヒン)| i、|│ Σ(" ヽノ " .[]ノ i│ │`ー―――'レル' '⌒'Y'⌒'│ 的 │ __,,_│ │ / `フ│ │ r‐- .,_/∨`ノ; i│ Σ7_,ヘ、/'ハニ'ィーヘ、rヽ!.,_ くらえ~!│ Σハ__!、V`リー;,_レヾ''ーァ .│ │! i.Yヒソ_ ヒン,ゞイ`、`ト、!│ Σ 从" ヽノ "ハ、 )'│ │''ルレ'`ー -‐(,ヘ.、( '⌒'Y'⌒'└───┘ あいつら何してんの? MUGEN用の特訓だってよ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi rr=-, r=;ァ .| .|、i .|| `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ !Y!  ̄  ̄ 「 !ノ i | ,' ノ !  ̄  ̄ i .レ' L.',. 'ー=-' L」 ノ| .| ( ,ハ 'ー=-' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レんじゃお前付き合ってやれよ お前が揉んでやれよ霊夢戦車で ゆゆゆっくりり使って ■おちびちゃんはねぇわw 「いいこだねおちびちゃ~ん、すりすりするね~」「ウゼェw」「やっぱお前もそう思うか我が娘よ。自分でもそう思った」「おちびちゃんはないだろおちびちゃんは」 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi rr=-, r=;ァ .| .|、i .|| `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ !Y!  ̄  ̄ 「 !ノ i | ,' ノ !  ̄  ̄ i .レ' L.',. 'ー=-' L」 ノ| .| ( ,ハ 'ー=-' 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / ,.ヘ,)、 )>,、 _____,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ _,,....,,_ -'' `''、 | ; ノ´\ \_,.-‐ァ _,.!イヘーァ'ニハニヽヘ,_7 ,_ __ノ rー''7コ-‐';"´', `ヽ`7 r, __,`ィ-r、'__-イ、!イ´,' | /__,.!/V 、!__ ノ,ゝ ,'イゝ、イ^ル/ルン、 ノ イ ノ.r=- r=ァY.i ! レii. r=- r=ァ||i、| ( ,ハ " ー=‐' "ノi、 L! "ー=‐' " []ノ i ,)、ヘ,、)、___,,イ ハ レヽ、__,,,''レル'ごめん、やっぱ無理・・・ 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/369.html
C子「Y岡さん、ここは…?」 Y岡「ゆっくり加工場さ」 「KYし…もとい文々○新聞の方ですね、お待ちしておりました。ゆっくり製菓加工工場長です」 Y岡「やあ、今日はよろしくお願いします」 工場の中に案内される2人。奥に進むにつれ、何かざわめくような音がする。 C子「この音は一体…?」 …………っ゙………………゙ι゙ぃ…………ぃ゙ゃ……………………………ペ…… Y岡「ゆっくりの鳴き声さ」 工場長「ここが当社の人気製品『揚げゆっくり一口』の加工現場です」 通された大部屋の中にはさらに、シャワールームのように仕切られた小さな部屋が並んでいる。 その一つの前で立ち止まる。耐熱ガラス製のドア越しに、その中にいる加工員が会釈する。 「や゙め゙ぢぇ゙ぇ゙ぇぇ」「ゆ゙っぎゅ゙りざぜぢぇ゙ぇ゛ぇぇぇ」「だぢゅげでぇぇぇ」「じに゙だぐだにぃ゙ー」 その部屋の床にはコンロと油鍋が置かれている。鍋の上には滑車があり、そこから一本のロープが伸びている。 さらにそのロープの先には5匹ほどのちびゆっくりがまとめて錘のようにくくりつけられており、油の輻射熱と 目前に迫った未来に喘いでいる。 「ゆ゙ーっ、ゆ゙ーーっっ゙!!ゆっぐぐぅっゔゔぅ」 親まりさが鍋の横で、滑車に掛かったロープの端をくわえ必死にちびゆっくりを支えている。口を離せば子はドボン。 あまりにもテンプレート通りだが、それだけに精度の高い“加工”法の一つだ。 「ゅっぐ、ι゛ヵ゛ぅ゙、ぇぇ゙」 油は普通の揚げ物を作る温度としては低すぎる温度に保たれている為、“加工”の触媒として先に放り込んで おいた一匹のちびれいむは未だに絶命せず、油の中でうめき声を挙げている。 C子「おや? 滑車が鍋の上だけでなく、鍋の真横にもありますね」 工場長「ええ、いいところに気が付いてくれました。ロープを鍋の真横の滑車を経由させることで、ロープを 引っ張るために動くと、自身が火元に近づくことになります。つまり引き上げられず落とさずの状態が 続くことになります。以前のタイプではこの状態を適当に長引かせるのが難しかったのですが―」 構造がいま一つ想像しがたいという方は、三角定規を思い浮かべてください。直角の部分が鍋の底・火元です。 残りの角が滑車です。ちびゆっくり達は高さ部分にぶら下げられています。そして親まりさが底辺でロープを 引っ張っているわけです。 しばらく経ち、進むも引くも適わないことをようやく理解した親まりさは、動くのをやめてロープを支える ことに専念するようになった。 Y岡「膠着状態ですね…、こういう場合はどうするんですか?」 工場長「ええ、ですがこれも“加工”のうちの一過程です。このような状態になったら…ホラ!」 部屋の中の加工員が何かのリモコンをいじくると、壁に埋め込まれたブラウン管が起動した。 それに映し出されるは棚の上辺の端から紐でぶら下げられたちびゆっくり達。そして親まりさが それを見つけ、紐を口で巧みに手繰り寄せ、ちびゆっくりたちを棚の上に救出した。 加工員は明るい声で親まりさに呼びかける。 工員「おやぁ?まりさなら簡単に子供たちを引き上げられるみたいだね。さぁ、ゆっくりがんばってね!!」 ちびゆっくりにも映像とそれによって引き出された記憶、それと工員の言葉を組み合わせて理解できるほどの 知能は持ち合わせていた。しかしそこまでがゆっくりブレインの限界である。 「おかーしゃん、はやくゆっくりさしぇてね!!」「はやくーはやくー」「わかるよーかんたんだよー」 親まりさはふひゅるぶふゅると抗議のような息を漏らすが、ロープを咥えた状態で喋ることなどかなわないし たとえ喋れたとしても反論など思いつきようもないだろう。 「お゙がーじゃん、ゆっぐり゙はやぐだずげでね!」「どじでひぎあげでぐれないのぉ゙?」「わがらないよぉ!!」 一向に動かない、いや動けない親に、鍋からの輻射熱に耐えかねたちびゆっくりたちが抗議の声を投げつけ始める。 C子「すごいわ!こうやって親に子を、子に親を“加工”させるのね!」 そしてダメ押しとばかりに工員がさらなる“加工”を促す。 工員「そっかー、まりさゆっくりできてないね、こんなに息切らしちゃって。重いもんね、きみの赤ちゃん」 親まりさとちびゆっくりのゆっくりブレインに工員の言葉が染み渡ってゆく。 工員「まりさがゆっくりする邪魔にしかなってないね。こいつらのせいでゆっくりできないね」 親まりさはロープを噛み締めた歯の間から息を必死に吐き出す。否定の意を表そうとしているのだろう。 工員「でも、ロープをゆっくりすぐにはなせばすぐにゆっくりできるよね。どうしてそうしないのかなぁ?」 一度持ち上げて叩き落す、これぞ基本であり王道である。 工員「そうか! まりさをゆっくりさせないやつにはゆっくりしんでもらうんだね! すぐにおとしたら ゆっくりしなないもんね! ゆっくり熱であぶってゆっくりくるしんでからゆっくりしんでもらうんだ!」 一瞬の静寂のち、湧き上がるちびゆっくりたちの怒号と罵声と、 「こんなおがーちゃんじゃゆ゙っぎゅりでぎなぃよぼお゙ぉぉぉ」「゙おがーじゃんな゙んがい゙や゙あ゙ぁぁぁあ゙ぁぁ゙ぁ゙」 「わ゙がっだよー、おがーじゃんはおがーじゃんじゃないよぉぉぉぉ」「ゆ゙っ゙ぐりじだぃい゙ぃぃ゙ぃ」 親れいむは必死に、息だけでなく体を震わせ小さく跳ねて抗議するが、子供に伝わるはずもなし。 「お゙じじゃんだずげでぇぇぇえ゙え゙ぇぇえ゙ぇ゙ぇ゙」「わがるよーだずげでも゙らぅ゙んだよー゙」 「れ゙い゙むだじをゆっぐりざぜでぇぇ゙え゙ぇぇぇ゙えぇ」「ゆ゙っ゙ぐりぃい゙いい゙いぃぃ゙ぃぃいい゙ぃ゙ぃいぃいいいい゙ぃ」 唯一すがることができそうな相手を見つけ、哀願する声が響く。 工員「いやーでも、きみたちはこいつの赤ちゃんだしねぇー」 愛し守る対象の変心と罵声、肉体の限界、無力感と絶望、終わりの予感、もはや時間の問題であろう。 C子「鮮やか!これぞ熟練の職人技ね!」 Y岡「いやー実に見事だったね。――ところでさっきから気になっていたんですが、あの上の方の滑車、なんか 皿のようなものがぶらさがっていますね。あれは何の意味があるんですか?」 工場長「ああ、それはですね―」 突如チリンチリンと、ベルのような音が響く。右手を見やると、なにやら別室のドア上の緑色のランプが点灯している。 工場長「おや、向こうの部屋で加工が終わったようですね。行ってみましょう」 促されるままにその部屋の前へ移動する。中を見やると、同じような滑車の仕掛けはあるが、そこに掛かって いるはずのロープ、そしてそれにぶら下がっているちびゆっくり達が見当たらない。ただ、小気味よく油の 中で水分がはじける音と 「いぃ゙い゙い゙や゙あ゙あ゙あ゙ぁぁ゙ぁ゙ぁがぁ゙ぁうぅ゙あ゙あああうぶぐでいぶどあ゙がぢゃぁあ゙あ゙あぁぁん゙んんんんぐぶぇ゙え゙ええ゙え゙ぇぇ」 この部屋の“親”と思しき大きなゆっくりれいむの絶叫、 「ぶぐぎゃばぁあおげぇうっ゙ぶぁあ゙あああ゙ぁ゙ぁ゙ぁ」「ぶぅおぐぁあ゙ぢゃぶぁあ゙あ゙んんじゅぶうぁあ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ」 「ぢーっ、でぃーっ、でぃ゙んぼー、ぉー、ぉ゙おー」「どぶぇらでぶぐふぅぅ゙ぅぅぐ」「ぐひぃ゙ーびひぃ゙ぅ゙ぐぶゔ」 低温でじっくりと揚げられているちびゆっくりたちの長い長い断末魔 工場長「さあ、ここからが腕の見せ所です。お静かに」 Y岡「へぇ、こりゃ見ものだ」 「おじざん、どぼじでだずげでぐれながっだのれ゙いむ゙のあがぢゃあ゙ぁぁ゙ぁぁんんん」 工員「えーだって、れいむがその気になればゆっくりすぐにたすけられたじゃないか」 「でぎないよぼぉおお」「どうして?」「だっで、だっで、ひがぁあぁ」「火が?」 「ひがれーむ゙のまえ゙にあっだがらぁ゙あ゙あ゙」「あるとどうなるの?」「れいむ゙がやげじゃうぅ゙ぅゔ」 「つまりれいむは、自分が火で焼けるのが嫌だったから、代わりに赤ちゃんを揚げ饅頭にしちゃったんだね?」 静かにはなったが、鍋の中の断末魔は小さいながらもまだ響いている。息のあるやつらにはおそらく聴覚が まだ残っているだろう。 「ぢがぶぅづゔぅうう」「何が?」「だっ゙で、れ゙ーむや゙げじゃっだら、ぴも゙、ばなじ゙ぢゃゔぅゔ」 「我慢すればいいじゃない」「ぞんな、ぞんな゙、でぎない゙ぃ゙いい゙じんじゃゔぅ゙」 「じゃあ、何が悪かったのかな?」「びもが、びもがながずぎだぜい!!ながずぎで、あがじゃんをゔえにびっぱれなかっだぜい!」 いかにもわざとらしく、仕方ないなぁといった風情で工員は床に落ちたロープを手繰り寄せ、再度滑車に引っ掛け、 揚げ饅頭から鋏で切って離す。念には念を入れて、鋏は体で隠し親れいむに見られないようにする。 工員「じゃあ、試してみようか? 本当にひもが長すぎたかどうか」 「ゆ゙!?」 親れいむが暴れだすより早くその体をふん捕まえ、ロープの一方を髪と髪飾りに結わえ、部屋の隅に 備え付けてあった油まみれの透明の箱の中に投げ入れる。 ここで揚げ饅頭を仕上げる。鍋の火力を一気に強め、ザルですくってバットに置く。 工員「さあ、れいむの赤ちゃんにも本当かどうか見てもらおうか?」 火力最高の鍋の上に親れいむをぶらさげる。バットの饅頭は顔がすべて部屋中央にぶら下げられたれいむに 向くよう置いてあるご丁寧っぷりである。 「い゙やぁああ゙あ゙ぁぁぁ゙あずぃびぶぃいいぐぇえええぇ゙」 親れいむは沸騰した油の霧に焼かれ絶叫する。 工員「熱いよねぇ。そんなところにれいむの赤ちゃんたちはゆーーーーーーーっくりぶらさげられてたんだねぇ」 聞こえているのか聞こえていないのか、親れいむは痙攣でその言葉に答える。 工員「じゃあゆっくり長さをはかってみようね!」 「あげぶぁ゙ああ゙あ゙あ゙!!!!!」 工員は手元に手繰り寄せていたロープを放す。親れいむは一気に鍋の近く10cmほどの高さに落とされ、 激増した熱さに反応しひときわ高い鳴き声を上げる。 工員「ゆっくり確かめてね!!!」 工員はゆっくりと、ロープを鍋の横側にある滑車に掛け、改めてすこしずつ手元に手繰り寄せていく。 親れいむはロープに引き上げられ、少しずつ熱源から遠ざかり、やがて、吊り下げられている感覚が無くなった。 C子「あ、あれは山岡さんが気にした皿!」 親れいむは件の滑車にくくりつけられた皿に乗っかったのだ。 工員は、ロープの片端を、親れいむに見えるようしっかり握っている。 工員「紐が短ければ、れいむは引っ張って赤ちゃんを持ち上げられて、この皿に乗せられたんだよね?」 「そ、そうだよ!わるいのはこのひもだよ!」 最後の希望を見つけたかのように、勝ち誇ったような顔で叫ぶ。 工員は皿から親れいむを一度下ろし、また少し下に下ろす。 「あづ、あづいよ゙ぉおお゙」 親れいむは再び油の蒸気に焼かれ空中でのたうち回る。 すると工員は突如親れいむの髪をひっつかみ一気に引きちぎった。このときに髪飾りを完全に引きちぎって しまうと繁殖に回すのが難しくなってしまうので、ギリギリ取れそうで取れない程度に止める。職人の技である。 「ぎゃぶらぁ゙ばら゙ぁ゙!!!」 工員「見ろ」 取れそうな髪飾りをつかみながら、苛立ちも怒りも嫌悪感も何も無い、本当に無感情な声で命令する。 「わ゙、わがりま゙じだぁ、み゙ま゙ずぅ」 この期に及んでもなお、髪飾りは命より子供より大事らしい。 親れいむは今度は一気に引き上げられ、再び皿の上に載る。 工員「つまり、れいむがひもをここまで引っ張れれば赤ちゃんは助かったんだよね?」 工員の声が、猫なで声に戻った。 熱さからの開放と声色の変化で安堵した親れいむは自慢げに答える。 「そーだよ!ながすぎでひっぱれなかったんだよ!そこまでひっぱれれれば」 工員「ここまで?」 工員の片手はロープの端を掴んでいる。そしてその手は滑車と火元とのちょうど中間くらいにある。 工員「そっかー、ここまで引っ張れれば助けられたんだ」 親れいむが固まる。すかさず工員は親れいむを抱き上げる。 工員「ゆっくり見てみようか?」 工員は親れいむを、自分の片手を置いてあった場所に降ろす。 工員「そっかー、ここまで引っ張れれば助けられたんだ」 火は、遠い。親れいむは気付いているか分からないが、火力は最低に下げられている。 この箇所には何の危険も無い。その意味を理解するのには、ゆっくりと、ゆっくりとする必要があった。 工員「そんなに火が怖かったんだね。赤ちゃんを揚げ饅頭にしちゃうほど」 ぐいと引っつかみ、バットの中身を見せ付ける。苦しそうな、恨めしそうな顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔 顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔 顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔顔 「ぱぴぷぺぽろぐぉぉ!!!??」 全てを理解した親れいむは餡を吐き出しショックで絶命しようとするが、工員は人にあるまじき速さで 巨大なステープラーを掴み、親れいむの口蓋を封印する。 工員「今回の赤ちゃんは揚げ饅頭になっちゃったけど」 親れいむは白目をむき、なんとも付かない粘液物を垂れ流している。 工員「また、ゆっくり赤ちゃんを産んできてね!!!」 部屋の外の緑ランプは消え、代わりに青のランプが点灯した。 工員はこれといった感情が無いが、無感情でもないごく普通の表情を浮かべてドアを開ける。 「「お疲れ様でーす」」 工場長と工員は同時に帽子を取り、挨拶を唱和させる。 工員はワゴンに手際よく、失神したゆっくりをワゴンに備え付けの透明な箱に放り込み、バットの中身を より大きなバットに移す。 工員「おや、見学ですか?」 C子「ええ、そんなところです…ってY岡さん!!」 Y岡の目はワゴンに乗せられたブツに釘付けである。 これには工員と工場長は大笑い。 工員「はっはっは、あれだけ美味しそうな鳴き声を聞いていれば無理も無い。私だって…」 と慌てて口を塞ぐ。 Y岡「アヒャー、ところでこの大きなほうのゆっくり、“加工”は終わったようですが、どういう製品になるんですか?」 工場長「通常なら繁殖に回すところですが…、こいつの味に興味がありますか?」Y岡「ええそりゃもうもろちん!」 C子「Y岡さん!んもぉ~」 C子も、恥ずかしさと呆れと興味が三分の一づつのようだ。 Y岡「うんめこりゃうんめ!」 食堂のテーブルの上には、件のゆっくりが透明な箱に入れられている。ただ、今度の箱には直径5cmほどの穴が 開いている。ここからゆっくりのこめかみに穴を開け、餡を取り出すのだ。 C子「すごいわ…このお汁粉。成熟したゆっくりの餡はだらしない甘さって聞いてたけど、これはただ甘いだけ じゃなくてとても深いお味。コクがあって舌触りが滑らかで、シャッキリポンと(ry 工場長「どうです、美味しいでしょう」 Y岡「うん美味しい美味しい!」 C子「Y岡さんったらもう…」 工場長「でも成熟ゆっくりの餡には独特のクセがありますからね、やはり市場ではちびゆっくりのほうが 喜ばれるんですよ。甘みが弱いのが逆に製菓材料として尊ばれまして…」 びくりびくりとゆっくりが痙攣するが、それに注目するものはいない。 餡はその中の一割ほどしか取り出していないので、命に関わることはありえないからだ。 C子「驚いたわ…ゆっくりの加工場なんて聞いたからもっと無機質で冷たい印象を抱いていたけれど、 あそこはとてもゆっくりらしい温もりに満ちていたわ」 Y岡「あそこにはゆっくりの生と死、喜びと悲しみとゆっくり、すべてがあるのさ。 それを美味しくいただくのが、俺たち人間がゆっくりに送れる最大の賛辞なのさ」
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/172.html
ねことれいむ 薄暗いところで、にゃあにゃあと鳴いていた。はじめの記憶はそんなところである。 それにつかれ、隣を見てみれば、なにか良くわからない首のようなものが寝ていた。 人間の生首のようだ、だとか、饅頭だとか言われるゆっくりというものを見たのはこれがはじめてである。 もっとも、ゆっくりの下に体がついているという風に見える人間に対する違和感を、未だに拭えないのは、先に見たのがこちらである、という事に尽きるだろう。 同居人殿は不安ではないのだろうか、とつついてみたが、ゆっと寝言めいたことを言うばかりで、いっこうに目覚めない。 苛々としながら、もう一度強く押してみると、ころりと転がっていく。そこで、初めてそれは目を開いた。 「ゆっくりしていってね!」 ゆっくりしていってね、とは何だろう。 とそのとき自分はそんな事を考えていたように記憶している。ひとしきり考えながら首を捻るが、わからないので丸まって寝る事にした。 薄目を空けて、ちらとみてみれば、同居人殿は私を見ながらみょうに腹立ちを覚える例の笑顔を浮かべ、ふんぞり返っていた。 ゆっくりさせた、という満足感なのだろう。 今では分かるが、そのときは何故こんなに偉そうなのだろうか、という感想を持っていた。 ただ、その同居人殿は、こちらを見てふくれっつらをして跳ねている。 「そこはれーむのゆっくりぷれいすなの!ゆっくりどいてね!」 あくびをして無視を決め込むが、こんどは体当たりをしながらどいてね、ゆっくりどいてね!と言っている。 何の痛痒も覚えなかったので知らん顔を決め込んでいたが、終いには泣き出してしまった。 「どうじでどいでぐれないの゛―!」 どうしてと言われても、なんで動かなくてはいけないのだろうか。 ぼくは当時、かなり意地を張って、そう抗議していたように記憶している。 「ぼくはどく心算はない、そっちこそ、なんでぼくをどかそうとするんだ」 そう言ってしまったが最後、涙の勢いがより増し、わあわあと大声まで出す始末で、辟易した。 それがよかったのか悪かったのか、ざくざくという音とともに、人がやってきた。 いや、今ではそれが人ではなく、妖怪の類であったというのはわかるのだが、なにぶんそういうものを見たのがはじめてだった、というのもある。 やさしそうな目をしている。 初めて見たときはそういう感想だったが、なんでこの同居人殿と同じような形をしているのに、からだが有るのだろうか。 ひょっとして分離して移動するのがこの同居人なのだろうか、と益体も無いことを考えていた。 爾来、人には悪魔の館と言われるところに私は住むこととなった。 飼い主は優しい目をした妖怪の主人で、どうして白猫なんだ、とぼくの毛並みにしばしばけちをつける。 いささかむっとしたが、黒猫なら似合うのに、というのが主人の言い分らしい。勝手なものだ。 れーむとかいう同居人殿は、大層気に入られてほおずりされていたが、それに変な意図を感じ取ったらしく、あまり寄り付かなくなった事を主人は嘆いていた。 そりゃああんな変な目で見ていれば、近づきもしなくなるだろう。 と独り言を言ったところ、主人の向かい側で、紅茶なるものを飲んでいた魔女殿がむせていた。 どうやら、魔女殿はぼくの言葉が分かるらしい。どうでもいいことだが。 さて、れーむとやらはどこに行ったのだろうか、と考えた。 どうもあっちこっちをうろうろとしているのは分かるのだが、ああ小さくては踏みつけられないのだろうか、と自分を棚に上げて考えてしまう。 そう考えて、主人の膝から飛び降りて、あっちこっちをさがした。とちゅう、厨房の鼠に心惹かれるものはあったが、断腸の思いで諦めた。 メイド長とかいう御仁がその鼠にナイフを突き立てたから、というのも有ったが。 果たして、れーむは見つかった。ぼくとれーむが入れられていた段ボールというものの中で、ふんぞり返っていたのである。 「ゆっくりしていってね!」 なるほど、ここが元同居人殿が腰を落ち着けた場所らしい、という事は分かった。 ぼくの寝転がっていた場所で、その上でぴょんぴょんとはねている。悪いことをしてしまったものだ。 「ゆっ! しろいのはゆっくりできないねこだね!」 しろいのとは何だ、しろいのとは。まあ、確かによくシロと呼ばれているが、断固としてこれが名前だとは思いたくない。 白いからシロとはなんだ、シロとは。 「ぼくはゆっくりしてるつもりだ」 そういって寝転がる。疲れたのもあるが、なんとなくこうしなくてはならないと言う気分になったからだ。 「ここはれいむのおうちだよ! ゆっくりでていってね!」 「主人のうちだろう。それに、その箱はぼくのうちでもある」 「ちがうよ! れーむのおうちだよ!」 「ぼくのうちだ!」 「れーむのおうちだよ!」 にらみあう。 今から思えば、何を低次元の争いをしているのか、と思わないでもなかったが、ぼくにとっては一大事だった。 なにより、ぴょんぴょんと跳ねているれーむのふくれっつらが面白かったからだ。 ただし、ぼくは相手をなめていた。 爪も持っていないし、牙も無い。そんなものにどうこうされるとは考えて居なかった。だが、その認識は誤りだった。 「ゆっくりしね!」 泣きながらこちらに飛び掛り、ゆうう、などと言いながらこちらのひげを引っ張る。このときばかりは、真実悲鳴を上げてしまった。 思わず暴れたが、ぼくのひげをいつまでも離さないれーむは、いつの間にか一本、自慢の髭を抜いて、頭の上でふんぞり返っていた。 「痛いじゃないか! なにをするんだ!」 「ゆゆっ!」 けらけらと笑いながら、頭の上をぴょんぴょんと飛び跳ねている。 前足で跳ね除けようとするが、首の辺りをかくだけで、ちっとも届かない。今にして思えば、頭を垂れるだけで終りだとは分かるのだが。 諦めて、その場から退散するが、いつまでたってもれーむとやらはぼくの頭からどかなかった。はてな、と思って聞いてみる。 「どうしてぼくの頭からどかないんだ?」 「ここはれーむのゆっくりぷれいすだよ! すごくゆっくりできるよ!」 つまり、ぼくの頭の上でゆっくりする事に決めたらしい。 ぼくは、何度か下ろそうとしたが、そのたびに自慢の毛をむしられるものだから、辟易して諦めた。 それ以来、このれーむとぼくとは、ずっと一緒だった。 ものを食べる時に、ぼくの頭にぼろぼろとこぼすのだけは勘弁してほしかったが、それ以外の点では、いい遊び相手だった。 けんかもしたし、おやつをとりあったりもした。 どっちが主人に可愛がられるか、というしょうもない勝負をして、一緒にメイド長に怒られたりもした。魔女の膝の上で、一緒に内容も良くわからない絵本を読んでもらった。拾ってくれた門番殿にお礼を言いに言ったりもした。 そこで色々な人と勝負する門番殿の戦いぶりを見てともに心を躍らせたものだ。 だが、ぼくはともかく、だんだんとれーむの方は外に出るのをおっくうがるようになり、ゆっくりさせてね、と頭の上で寝ている回数が増えるようになっていった。 それが増え続け、れーむは動かなくなった。 憎たらしい笑顔も、ゆっくりしている時の幸せな顔も、涙を流してぼくと大喧嘩することも、無くなった。 だから、ぼくはいまもにゃあにゃあと暗いところで鳴いている。 ひょっとしたら、れーむがとなりで寝息を立てて、いつものあの台詞を言ってくれるかもしれない、そう思ったのだ。 『ゆっくりしていってね!』 そう言ってくれるのだ、と。 了 あとがき なんとなく、れいむが猫の頭の上に乗って、自慢げな表情をしてたら可愛いだろうな、と思って書いてみた。 猫は悪戯でゆっくりを殺してしまいそうだって?いやいや、猫は甘みを感じ取れないんですよ、これが。 ……むしろれみりゃとかのほうが危ないんじゃないか、などと無意味な危惧を抱いたり抱かなかったり。 .「^ヽ,ry'^i ,ゝ"´ ⌒`ヽ i Lノノハノ)」 λ.[i ^ヮ^ノi!/^l ,-‐-y'"゙"''゙゙"´ | ヽ、,;' ・ ω ・ ミ ミ====[==]=l==ミ ミ ヽ) つ;; ';, ミ ;;,, ,;; ∪"゙'''"゙∪ AAが上手く貼れてるといいんだが……イメージとしてはこんな感じ。 異種族の友情物良いなぁ。ねことゆっくりの関係がいい。二匹の日常を想像して最後読んだら地味に涙腺に来た。 -- 名無しさん (2008-08-21 21 25 46) ねこたん、れいむたん イイ!! -- ゆっけの人 (2008-10-20 20 12 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4435.html
『ゆっくりゲスになってね!』 30KB 愛で ギャグ 日常模様 飼いゆ 失礼します ※ 人間さんがちょっと餡子脳です。 ※ バッジ関係で独自設定が多めです。 チートあきです。 しとしとと降る雨。 「ゆぅ……ゆっ……」 一匹の子まりさが涙を流しながら、灰色の空を見上げていた。あちこちが泥で汚れ、何 かにぶつけたのか所々アザになっている。目元からこぼれる涙は雨に混じっていた。全 身も薄く溶けかけている。頭にあるはずの帽子は無い。 アスファルトの上で死にかけている一匹の子まりさ。 ある意味どこにでもあるような光景である。 「お?」 そこに、傘を差した男が通りかかった。 目を開けると白い壁が目に入る。 まりさは霞む意識の中、周囲を眺めた。ゆっくりした場所である。先ほどまで身体を蝕ん でいた苦しさはない。白いふわふわの上に、まりさは置かれていた。 「ここは……どこなのじぇ?」 「おう。起きたかまりさ」 視界に入った大きな影。人間の男だった。普段なら人間は恐怖の対象だが、今のまり さには恐怖を感じる余力も残っていない。ただぼんやりと人間を認識する。 男はスプーンですくった冷めたお粥をまりさの前に差し出した。 「とりあえずこれ食え」 「むーしゃむーしゃ……」 言われるままに、まりさはお粥を口にした。 「ありがとうございますのじぇ」 無事回復し、男にお礼を言った。 「いやいや、いいってことよ」 ぱたぱたと手を振りながら、男が脳天気に笑う。 アパートの一室、まりさは卓袱台に乗せられていた。事故で両親を失い、帽子を失い、 他の野良ゆっくりにお家も奪われ、行くところもなく餌も取れず雨に打たれて死にかけて いたまりさ。それをこの男が助けたのだ。 「ところで、おにーしゃん、だれなのじぇ。なんでまりしゃをたすけれくれのじぇ?」 「俺はいわゆる虐待お兄さんでな」 まりさの問いに男はこれまたあっさりと頷いた。 「ゆっ……!?」 その単語に、まりさが固まる。 虐待お兄さん。ゆっくりを虐めるのが大好きなゆっくりできない人間。餡子に刻まれた知 識からその情報が引き出される。その虐待お兄さんが目の前にいる。 「大事に育てた飼いゆっくりがゲス化して、それを制裁っての一度やってみたいと思って てなー。うん。そしたら丁度いいところによさげなまりしゃが落ちててたから拾ったってわ けだ。ゆっくりは勝手に生えてくるって本当なんだなー」 男は頷きながらにこにこと話している。何を言っているのかはよくわからないが、とんで もない人間に捕まってしまったと、まりさは理解する。 ビシッとまりさを指差し、男が口端を持ち上げた 「とゆーわけで、これからお前は俺の飼いゆっくりだ。ちゃんと世話してやるから、しっかり 育って虐待しがいのある立派なゲスになってくれよ?」 「ゆんやああぁぁ!」 まりさは悲鳴を上げた。 「ここがお前のお家だ」 男の手の上の中でまりさは震えている。 男の部屋の片隅に、その場所は作られていた。畳半畳ほどの緑色のシート。飼いゆっく り用の疑似芝生シートである。室内飼いでも外の気分が味わえるというものだ。 「ベッドはここな。トイレはこっちだ」 折り畳まれたゆっくり用布団Sサイズ。飼いゆっくり用トイレを順番に示す。 男はまりさを芝生シートの上に下ろした。 「帽子はそのうち作ってやるから、しばらく帽子無しで我慢しろ」 「ゆぅぅ」 まりさは一筋の涙を流した。 「むーしゃ、むーしゃ。しあわしぇー……」 夕方。男に出されたゆっくりフードを口に入れ、まりさは喜びの声を上げていた。無茶苦 茶美味しい。今まで主食にしていた草などとは比べものにならない美味しさである。 そして、まりさはもう草などの野良ゆっくりの食事は取れないと確信していた。 「どうだまりさ、美味いだろ? これはそれなり味より一ランク上の、しあわせ味だからな。 しっかり舌肥やしてくれよ。ゲスになったあかつきには、げろまずフード毎日食わせてやる からな。楽しみに待ってろよ」 ラーメンをすすりながら、男は笑顔で言ってくる。 めちゃうま味、しあわせ味、それなり味、いまいち味、げろまず味。用途から五段階に分 けられる、標準ゆっくりフード。しあわせ味は主に高級飼いゆっくり用である。 「おいしいのじぇ……」 涙を流しながら、まりさはゆっくりフードを噛み締めていた。 「おそらをとんでるみちゃい!」 お下げを動かしながら、まりさは元気に声を上げた。 ゆっくりを手に乗せて頭より高く持ち上げる。おそらをとんでるみたいごっこ。道具も不要 でお手軽にゆっくりした気分になれる遊びだった。 男は持ち上げていた手を下ろす。 「結構面白いだろ?」 「ゆー」 力無くまりさは頷いた。 男が再び手を持ち上げる。 「おそらをとんでるみちゃい!」 「ゆぅ。まりしゃはこれから……どうしたらいいのじぇ……?」 ぼんやりと窓の外を眺めながら、まりさは目蓋を下ろした。これからの事を考えると憂鬱 になる。あの日雨に打たれたまま死んでいた方が楽だったかもしれない。 「このままじゃ、すっごくっゆっくりできないことなっちゃうのじぇ……でも、おそとにでられ ても、まりしゃだけじゃ……いきていけないのじぇ……」 このままではいずれ虐待されて苦しんで死ぬのだろう。かといって逃げ出しても帽子の 無い子まりさが生きていけるとも思えない。いずれ野垂れ死ぬだろう。どちらに転んでも まりさの未来には悲惨な末路が待っている。 何とか無事に生きる方法はないか。そう考えて。 「ゆ?」 ふと気付く。 ゲスにならなければ普通に飼いゆっくりとして過ごせるのではないか。 まりさはそう思いついた。 「おにーしゃん」 のーびのーびしつつ、まりさは男に声をかけた。 「何だ、まりさ?」 「たすけてもらったおれいに、まりしゃはおにーしゃんのおてつだいがしたいのじぇ。おへ やのおそーじのやりかたをおしえてほしいのじぇ」 男が仕事に行っている間、まりさは部屋で待っている。何もする事がない。その間に何 かして男の役に立てばゲスとは判断されない。まりさはそう考えた。そして思いついたの が掃除である。きれいなことはゆっくりできる。 「ふむ、なかなか殊勝なヤツだな。ちょっと待ってろ」 男は頷いた。 目の前に置かれた皿とゆっくりフード。 「いただきますのじぇ」 まりさはそう言ってフードに頭を下げた。 それからゆっくりと食べ始める。 「むーしゃむーしゃ、ごっくん。しあわしぇー」 きちっと噛んで呑み込んでから、しあわせーを口にする。子ゆっくりであるため礼儀作法 の知識は無いに等しい。それでも餡子の記憶から食事のマナーの知識を引っ張り出し、 丁寧に食べていた。 「ごちそうさまでしたのじぇ」 食べ終わったら、きちっとお礼を言う。 このまりさは、かなり優秀な個体だった。 まりさが男の元で暮らすようになってからしばらくして。 「ようし、まりさ。お帽子作るぞ!」 「おぼうし?」 まりさは男を見上げた。 ゆっくりのお飾りは一度無くしたら二度と復活しない。そうなっては他ゆのお飾りを奪うし か方法が無い。奪うにしてもお飾りを失ったゆっくりは弱っていることが多く、成功確率は 非情に低い。まりさも帽子の事は半分以上諦めていた。 「子ゆっくり用の生帽子は高いからな。だからこれで作る」 男が取り出したのは白い布だった。透明な袋に入ったA4サイズのフェルトのような布で ある。それが三枚。そして、絵の具と糊のようなもの。それらにはデフォルメされたゆっくり の顔が印刷してある。 「おにーしゃん、それなんなのじぇ?」 「お飾り生地一枚三百円。そして、お飾り用絵の具&糊。これを使って俺オリジナルの素 敵なお帽子を作ってやるぜ! 期待して待っててくれよ」 男が得意げに答える。 加工所で作られる量産型のお飾り。その材料は綿のようなお飾りの素である。それを 加工所独自の技術で増殖させ、布状に加工し、型を取ったり着色したりして、生お飾りと 呼ばれるものが作られる。 基本種成体用のお飾りはひとつ五千円。子ゆっくり用のお飾りは八千円前後である。 この生地はお飾りの素を布状に加工したものだ。それに着色用の絵の具、接着用の糊。 主に破損したお飾りの補修、追加の装飾などに使われる。しかし、その気になればお飾り の自作もできる。 「ゆわ~」 まりさは目を輝かせて男を見上げた。 男はエンピツと定規、コンパス、ハサミを用意し、座布団に腰を下ろす。生地を袋から取 り出し、工作を始めた。 「ベースはまずこれだよな。三角錐の本体」 生地にコンパスで円弧を書き、中心から線を二本引き、扇形を作る。ハサミでその扇形 を切り出してから、両端に糊を塗り、丸めて三角錐を作った。 「ちょっと捻って四角形のツバにしてみるか」 三角錐の円部分の直径を測ってから、それと同じ大きさの円をもう一枚の生地に書く。 それを囲むように正方形を書いた。ハサミでその形を切り出し、糊で円錐にくっつける。 「んで黒く着色、と」 絵の具の黒を水に混ぜ、それを布に塗っていった。 薄い黒色に染まった帽子が、徐々に色を濃くしていく。水に解いてお飾りに付けると、そ の部分の色を変える絵の具である。元々色のある部分に塗ってもその部分の色が絵の 具意の色になってしまうので注意が必要だ。また髪や肌に付いてもその部分の色が変 わってしまうので、絶対に付けないで下さい。絶対だぞ。 「リボンは端を赤く塗ってちょっとお洒落に」 生地の残った部分を細長く切り、両端を赤く塗った。 作ったリボンを帽子に巻き付け、蝶結びにする。 「星の飾りでも付けてみるか」 同じく生地の余りを星形に切り抜き、薄い灰色の絵の具を塗った。 それを帽子の横に貼り付ける。 「中のふりふりと」 三枚目の生地から円錐を作る。外側の帽子よりも一回り小さく。続いて、やや大きめの 扇形を切り出してから、細かく折り目を付けて両端をつなげる。シャンプーハットのような 形だ。それを白い円錐に貼り付け、さらに黒い帽子の内側に貼り付ける。 「どうだ、まりさ?」 男は出来上がった帽子をまりさの前に置いた。 「我ながら会心の出来だと思うぞ。このままだと三角コーンみたいだけど、そのうち馴染ん で良い具合にへなってくるだろ」 「ゆわー。ありがとうなのじぇー! すごくかっこいいのじぇー!」 ぱたぱたとお下げを動かしながら、まりさは瞳を輝かせた。男が作った帽子は標準形と は異なるが、かなりカッコいい形だった。 男は作った帽子をまりさの頭に乗せ、 「お前がゲスになった暁にはビリビリに破いてやるからなー。楽しみにしてろよー」 「………」 まりさは一筋の汗を流した。 およそ二ヶ月が経ち。 「おにーさん、おかえりなさいなのぜ」 帰ってきた男にまりさが挨拶をする。 まりさは成体ゆっくりとなっていた。帽子はまりさと共に成長し、先端も良い具合にへな っている。今ではまりさ自慢の帽子だった。 「ただいま。良い子にしてたかー?」 「いいこにしてたのぜ」 きりっと眉を傾け、まりさは答える。 留守中にはきっちりと部屋の掃除を行っていた。普段から礼儀正しく何事にも真面目に 取り組む、お手本のような善良なゆっくり。ゲスになったら虐待するという男の言葉に、ま りさはゲスとは真逆の方向に成長していた。 「よしよし。じゃ、この調子で立派なゲスになるんだぞー」 男がまりさに笑いかける。 「わかってるのぜ。まりさはりっぱなゲスになるのぜー」 まりさはのーびのーびしながら答えた。 もっとも、何度も言われたせいで、男と言葉を一種の挨拶としてしか認識しなくなってい る。男がゆっくりを虐める姿を見たことが無いことも、そう考える理由のひとつだ。 「まりさ、バッジ取るぞ!」 男はいきなりそう言った。 「バッジさん?」 瞬きして、まりさは男を見上げる。 バッジ。ゆっくりのレベルを示すものである。地域ゆっくりバッジ、社員ゆっくりバッジなど もあるが、普通は金銀銅の飼いゆっくりバッジを意味する。 もっとも完全室内飼いの場合はバッジを付けないことが多い。飼いゆっくりではバッジを 持たないゆっくりがほぼ半数である。 半野良ゆっくりや、外飼い、時々外に出す場合は銅バッジを付けることが多い。 「まずは銀バッジを取る!」 男が手を持ち上げる。 銀バッジはマナーのしっかり躾けられたゆっくりを意味する。飼い主以外の人間と接す る機会が多いなら、銀バッジは習得しておいた方がいいと言われる。 「次に目指すは金バッジ!」 窓の外の空を勢いよく指差し、男は宣言した。 金バッジ。優秀なゆっくりを意味するバッジである。その習得は非常に難しい。普通の飼 いゆっくりが金バッジを取る利点は薄いが、お店でマスコットとして接客を行ったり、庭や 花壇のしっかりとした管理をするなど、何かしらの仕事をするゆっくりなら取得しておいた方 がよいと言われている。 「そして最終目標はみんなの憧れ、金ゲスっ!」 ぐっと拳を握る。 ゲス化した金バッジゆっくりを金ゲスと呼ぶが、かなり希少価値が高い。ゲス化するよう なゆっくりでは金バッジが取れないからだ。また飼いゆっくりをゲス化させるような飼い主 も金バッジゆっくりは飼えない。 それでも最高級の虐待素材として、虐待お兄さんお姉さんの憧れの的である。 「わかったのぜ、おにーさん。まりさがんばるのぜ」 まりさは大きく頷いた。 市役所の一室。 机の上に乗せられたまりさ。その正面にバインダーを持った女が立っている。長い黒髪 の、どこか人形のような雰囲気を持つ女だった。管理課の職員である。 現在まりさは銀バッジ試験の真っ最中である。銀バッジ試験はゆっくりショップや役所の ゆっくり管理課で受けられる。試験料は一回五千円。 まりさの前には四枚のカードが裏向きに置かれている。 「ひだりから、さんかく、しかく、まる、ほしがたのじゅんばんなのぜ」 女がカードをめくると、まりさの言った図形が書かれていた。 三枚から六枚のカードの絵柄を記憶する記憶試験である。 何事においても記憶力は重要なことだ。大体四枚のカードを間違わずに記憶できること が、銀バッジゆっくりの最低水準である。 「4+2は?」 「6なのぜ」 「7-3は?」 「ゆ……。4なのぜ」 続いて簡単な足し算引き算。数字を理解し、その増減を理解する。一桁のものの数をた くさんで一括りにしてはいけない。 また数字は頭を回転力を見るために最適の問題である。 まりさの様子を、女がバインダーの記録用紙に書き込んでいく。 「おはようございます」 「いってらっしゃい」 「おやすみなさい」 カードに書かれた文字を読み上げるまりさ。 いただきます おかえりなさい こんにちは 鉛筆を咥え、紙に文字を書くまりさ、 平仮名の読み書きができることも、銀バッジゆっくりにとっては必要なことである。何の 訓練も受けていないゆっくりでも平仮名は不思議と読めることがある。だが、訓練無しで 平仮名を書けるゆっくりは少ない。 まりさの前に置かれた時計の模型。 女がその針を動かす。 「この時間は何時でしょうか?」 「6じ50ぷんなのぜ」 まりさは答えた。 時計の時間を読む試験である。 女の問いにしばらく考えてから、まりさは答えた。 「では、この一時間後は何時?」 「ゆー……ぅー……。7じ50ぷんなのぜ!」 時間の計算問題。時計の示す時間から何時間経つと何時になるのか。人間の元で生 活するには、時間を理解することが必要となる。足し算の感覚に時間の感覚も加わるの で、意外と難易度は高い。分まで計算できる能力はこの時点では求められない。 「では、このスペースを掃除してみてください」 部屋の一角に千切った紙が撒かれ、積み木が転がっている。 「わかったのぜ」 まりさは頷いた。 そして。 「きれいになったのぜ!」 紙は一枚残らず一ヶ所に集められ、積み木も一ヶ所に四角く詰まれている。 散らかったものを片付けることも人間の元で暮らすには必要なことだ。ここで視られる のは、千切った紙の集め残しが無いことと、積み木をある程度積めること。また途中で片 付けを止めない真面目さが試される。 「ではこのあまあまを食べてみて下さい」 目の前に置かれた小皿と、三枚のビスケット。甘さ控えめのあまあまである。 「いただきますのぜ」 一礼してから、まりさはビスケットを口に入れた。 女は黒い瞳をまりさに向けていた。記録用紙にシャーペンを走らせている。 「むーしゃ……むーしゃ……。ごくん。しあわせー」 急がずにゆっくりと食べる。 「ごちそうさまでしたのぜ」 食べ終わってから一礼。 食事の礼儀作法。いただきますを言え、散らかさずに食べ、ごちそうさまを言える。この 時、がっついたり散らかしたりすると不合格である。 「やったのぜー! まりさ、ぎんばっじなのぜ!」 まりさの帽子に付けられた銀色のバッジ。 無事銀バッジ試験を合格し、まりさには銀バッジの許可証が発行された。それをゆっくり ショップに持って行くと、IDが記された銀バッジを売って貰える。 ぱちぱちと男が拍手をする。 「おめでとうまりさ、これで金バッジに一歩近付いたな」 「ちかづいたのぜー」 まりさが男の元に来てから、半年が経つ。 『ゆっくり金バッジ試験飼い主用テキスト』 男はそう書かれた本を読んでいた。 部屋の壁には、額縁に入れられた銀バッチ証明書が飾られている。 「何でゆっくりに金バッジ取らせるのに、飼い主の方も試験受けなきゃならんのだ……。 法律とか医術とか難しい事書かれてるし。金ゲスの道は遠いぜ……」 シャーペンの頭を囓りながら呻く。 金バッジ試験は各地の公餡支部で行われる。書類による一次選考が行われ、二次選 考試験ではゆっくりと飼い主の試験と面接が行われる。書類選考は無料だが、試験は有 料であり、試験料金は一万二千円とかなり高い。さらに最終合格率は二割程度と低いた め受ける者は多くない。 まりさはゆっくり用座布団に座ってテレビを見ていた。 テレビに映る飼いゆっくり専用のゆーちゃんねる。 『あなたの街のプラチナさん』 全国のプラチナバッジ持ちのゆっくりを紹介する番組である。放送されるのは不定期だ が、毎回個性豊かなプラチナバッジゆっくりが登場する。 「ぷらちななのぜ。すごいのぜ……」 まりさは食い入るように画面を見つめた。 プラチナバッジ。金バッジのさらに上のランクのバッジである。バッジを持つゆっくりなら 誰でも一度は夢見るものだ。その試験は相当に難しいものであるらしい。 参考書を持ったまま、男もテレビの画面に目を向ける。 「またせたのぜ、やろうども……! オレがまりさサマなのぜ……!」 登場したのは胴付きのオレまりさだった。箒を背負い、首に赤いマフラーを巻いている。 目付きが鋭く表情も獰猛だった。両腕には包帯が巻かれ、帽子の縁や上着の袖口、スカ ートの裾はボロボロになってる。それらは獣のような風貌を作り出していた。 腕を組み、仁王立ちしているまりさ。 おもむろに背中の箒を取り、真上に放り投げる。 「いくのぜ、だちこう!」 そして自分も跳び上がった。 数メートル高々と跳んでから、空中で箒を掴み身を翻して跨る。さらに凄まじい勢いで空 へと飛んでいく。箒型すぃーを駆るまりさだ。 「す、すごいのぜ……。まりさもがんばれば、ぷらちなさんとれるのぜ?」 テレビを見つめながら、まりさは男に尋ねた。 参考書を眺めながら、男はやる気無く答える。 「あー。無理だろ……さすがに。お前は普通の元野良ゆっくりだし。プラチナ取るのは努力 でどうこうできる領域じゃないし」 プラチナバッジの取得方法はいまいちはっきりしない。プラチナバッジはその取得方法を 見つけ出す部分から試験は始まっているとも言われる。ゆっくりの努力と才能は無論、飼 い主の才能と努力も必要となってくる。 「それに、俺プラチナって嫌いなんだよな……。もうあのレベルまで行くとゆっくりじゃねー だろ。妖怪か怪物だろ。まあ前に見た盲動れいむってのは可愛いかったけど」 テレビ画面では、箒型すぃーに乗ったまりさが機関銃型のミニはっけろで、空中に鮮や かな弾幕を描いている。現在プラチナバッジ持ちは三百匹ほどいると言われている。この まりさのような規格外のゆっくりは多いらしい。 男はシャーペンで参考書に線を引きながら、 「あと、プラチナの半分以上胴付だし。胴付ってのもなー……」 「おにいさんは、どうつきがきらいなのぜ?」 胴が生えて人間の少女のような形になったゆっくり。稀に動物のような身体や鳥のよう な身体を持つこともあるらしい。 男は大袈裟にため息を付いてみせた。 「胴付って何と言うか、ゆっくりじゃないもん。それに、胴付きって大抵オツムが高性能化 するから、ゲス化もしないし……虐めてるのバレたら動物愛護法違反でとっ捕まるし。意 外と出費が増えるらしいし、俺にとっちゃ胴付きはゆっくりできないゆっくりだ」 胴が生えると運動能力と知能が一気に上昇する。また、扱いも普通のゆっくりと異なっ てくる。普通のゆっくりを虐待しても犯罪にならないが、胴付きを虐待していると捕まる可 能性がある。胴付きを虐待した場合、次に人間に手を出す危険性が出てくるからだ。 また、飼うための費用も増えるため、胴付きにならない事を望む飼い主も多い。 「だから間違っても胴生やすなよ」 「ゆっくりわかったのぜ」 男との言葉に、まりさは頷いた。 公餡委員会支部。 「きんちょうするのぜ……」 待合い室にて、二十人の人間と二十匹のゆっくりが試験開始を待っていた。今日の受 験者である二十組。まりさは書類選考で受かり、筆記面接を受けるために公餡支部へと やってきていた。 「大丈夫だ、まりさ。お前ならできる。俺は信じてるぞ」 「わかったのぜ……!」 金バッジ試験を受けるゆっくりは、希少種が多い。しかし、れいむやぱちゅりー、みょん などの基本種も普通にいる。そして胴付きのちぇんが一匹、窓辺で深呼吸をしていた。皆 緊張した面持ちを見せている。 「ではゆっくりの筆記試験を始めます。飼い主の片はゆっくりを連れて、こちらの教室に移 動して下さい」 職員がそう言った。 まりさたちは机の上に乗せられていた。三方にはカンニング防止の白いついたてが作ら れている。正面には台と答案用紙、エンピツが用意してある。試験を受けるゆっくりはエン ピツを咥え、文字を書かなければならない。 文字の書けないゆっくりはそこで脱落となる。 まりさは答案用紙に書かれた文字を読んでいく。 「以下の漢字の読みを書きなさい」 「市内」 「客人」 「苦楽」 「以下のひらがなを漢字で書きなさい」 「だいしょう」 「とうざいなんぼく」 「あたらしい」 「以下の数式の答えを書きなさい」 「46+43」 「4×7」 「18÷6」 おおむね小学二、三年生レベルの国語算数の問題だった。人間基準では簡単な問題 だが、ゆっくり基準ではかなりの難題である。それでもこの問題を解くために、まりさは今 まで頑張ってきた。 まりさはエンピツを咥え、その先端を答案用紙に走らせる。 実技試験。 まりさの前には、小さな入り口があった。室内に作られた簡単な迷路である。この迷路 を抜けることが実技試験だ。 「では、ゴールまで行って下さい」 「わかったのぜ!」 まりさは答えて、迷路に入っていった。 それなりに複雑な迷路である。金バッジ試験に来るゆっくりならおよそ十分弱で抜けら れるが、普通のゆっくりなら一時間近くかかるだろう。それくらいの難易度だ。まりさは何 度も行き止まりにぶつかり、方向転換をする。しかし、迷路はどこも同じ壁であり、自分が どこにいるのか分からなくなってくる。 「むずかしいのぜ……。でも、あきらめないのぜ……!」 しかし、まりさは挫けず迷路を走っていた。 ゆっくりが迷路を抜けるためにどう動いたか、どのように感情を変化させるか。それらは カメラできっちりと撮影されていた。迷路を抜ける記憶力や知力だけでなく、迷路の中でど のような表情や動きをしているかも評価の材料となる。 これは苦難に対する姿勢のテストだった。 試験室に戻って、筆記試験。 「以下の言葉から好きな言葉を選び丸を付けなさい」 「ぷりん、ケーキ、おだんご、ようかん、ぱん」 「ねこ、いぬ、きつね、ヤマアラシ、モモンガ」 「?」 疑問符を浮かべながら、まりさは文字に丸を付けていく。これは一種の心理テストで、 潜在的なゲスを調べるものらしい。 一方飼い主たちも教室で机に向かっていた。 「あなたの飼っているゆっくりが他者に損害を与えた場合の処置を書きなさい」 「あなたの飼っているゆっくりが他者から損害を与えられた場合の処置を書きなさい」 「ゆっくりが怪我をした時の処置を書きなさい」 「ゆっくりを飼うにあたって、してはいけない事を五つ書きなさい」 そのような問題が並んでいる。 こちらは金バッジのゆっくりを飼うに相応しい飼い主かどうかの試験だ。いくらゆっくりが 優秀でも飼い主が駄目だと途端にゆっくりは堕落してしまう。いわゆる金ゲス化だ。金ゲ スが頻発すれば、金バッジの価値が大きく下げてしまう。それを避けるために金バッジ試 験では飼い主の適正が強く試されるのだ。 「難しいなぁ……」 男は苦笑いをしながら、シャーペンを解答用紙に走らせた。 「以下の言葉から好きな言葉を選びなさい」 「カラス、スズメ、コンドル、トビ、白鳥」 「ミルク、砂糖、蜂蜜、トースト、卵」 「むぅ」 飼い主も同じように心理テストを受けている。 「よろしくお願いします」 「おねがいしますのぜ」 椅子に座った男とまりさ。正面では試験官が三人机に向かっていた。 試験の最終問題である面接。直接飼い主と飼いゆっくりと話をし、そのゆっくりが金バッ ジに相応しいか、また飼い主が金バッジを飼うに相応しいか、調べるのだ。 左の試験官が用意してあった用紙を眺めた。一次選考用の書類である。 それから、男に訝しげな視線を向ける。 「では早速質問ですが……この金バッジ志望理由の『金ゲスを虐待したいので、金バッジ を取らせます』って……どういうこと?」 ピシリ。 と、まりさはひび割れた。 目を見開き男を見る。 「……お、おにいさん?」 「そのままの意味です。金ゲスを虐待するのは昔からの夢でしたから」 爽やかな笑顔で、男が答える。何もおかしい事は言っていない。そんな自信たっぷりの 態度だった。金ゲスが欲しくても、普通なら別の建前を書くだろう。しかし、男は真正直に 志望理由を書いていた。 「ゆぅ。おわったのぜ……」 まりさは一筋の涙をこぼす。 試験は落ちた。そう確信する。 当たり前だが、金ゲスを虐待したいから金バッジを取らせる。そんな理由が受け入れら れるはずがない。合格することは、万にひとつもないだろう。 そもそも書類選考に受かったのも、男に試験を受けさせ、面接という形で直接その性格 や考え方を見るためだろう。志望理由に金ゲスを虐待するためと書く人間は普通いない。 それでも、まりさは無駄な抵抗を試みる。 「そ、そういうじょうだんはやめるのぜ、おにいさん。ここはまじめなばしょなんだから、い つものノリじゃだめなんだぜ」 冷や汗をだらだら流しながら愛想笑いとともに、男に声を掛ける。 それから試験官たちに向き直り、 「う、うちのおにいさんは、じょ、じょうだんがすきなひとなんですのぜ……」 だが、まりさの努力が身を結ぶ事はなかった。 「そちらのまりさくんとはどこで出会いました」 「一年くらい前に雨の中で死にかけているのを発見して、ああこの子は立派なゲスになる なーと直感的に閃いて拾ったんです」 試験官の問いに、男が楽しそうに話していた。 面接はかなり長く続いている。金ゲスにするために金バッジ試験を受けた男がどのよう な人物なのか、質問や会話から情報を得るためだろう。 「………」 まりさに向けられる試験官三人の視線。 椅子の上で身を捩り、まりさは涙を流していた。 (いたいのぜ……。おじさんたちのしせんが、ものすっごくいたいのぜ。その『あんこのうな かいぬしもってあんたもたいへんね』ってしせんはやめるのぜぇぇ……。こころがえぐられ るよーにいたいのぜええぇ……) 「何故落ちた? 何がマズかったんだ?」 不合格通知を見つめ、男は首を傾げていた。 不合格という文字と次頑張って下さい云々と定型句が書かれた書類。どの部分が問題 で落ちたのかは書かれていない。 「あれのどこに、うかるようそがあるんだぜええ!?」 まりさは全力で叫ぶ。まりさを金ゲスにするために、金バッジを取らせる。それは半分以 上冗談だと思っていた。だが、本気だったしい。 「うーん。ちょっとフランク過ぎたか?」 まりさは目を伏せ、呻く。 「たぶん、おにいさんのなまえは、ブラックリストさんにのっちゃったんだぜ」 「ブラックリスト? なんか聞いたことがあるような……無いような」 首を捻る男。 金バッジの情報を集めていると、時々見たり聞いたりするブラックリストという言葉。 「なにがあってもきんバッジしけんでごうかくさせないひとのリストなのぜ。としでんせつと かいわれてるけど、かなりじつざいするっぽいんだぜ」 まりさはそう説明した。 金バッジゆっくりを飼う資格が全く無いと判断された場合、ブラックリストに名前を加えら れ、今後試験でどれほど優秀な成績を出しても不合格にされるという。 ある意味当然の結果とも言えた。 「……つまりどういう事だってばよ?」 「おにいさんは、いっしょうきんゲスはかえないのぜ」 いまいち状況の呑み込めない男に、まりさは素っ気なく答える。 金バッジは飼い主と飼いゆっくりが揃って意味を持つ。たとえ金バッジゆっくりを手に入 れても、飼い主に金バッジ資格が無ければ、金バッジは没収されてしまう。その場合は改 めて金バッジ資格を取ればいいのだが、ブラックリストに乗ってしまっては金バッジ資格は 絶対に手にはいらない。 つまり、男は今後金バッジゆっくりは飼えず、金ゲスも飼えない。 「なん……だ、と……!?」 状況をようやく理解し、男は愕然と固まった。 それはある休日のことだった。 男がコンビニに出掛けている最中、ふらふらと一匹のれいむが庭にやってきた。ぼろぼ ろに汚れて窶れたれいむである。まだ若く、亞成体くらいの大きさだ。庭を横切ろうとした ところで、ぱたりとうつ伏せに倒れた。 「ゆ……ぅ……」 苦しげな声とともに、れいむが震えた。 「れ、れいむしっかりするのぜ!?」 本来飼いゆっくりは野良ゆっくりに関わってはいけないと教えられている。しかし、まりさ はほとんど迷わず窓を開け、れいむに駆け寄った。行き倒れかけたれいむに、幼い頃の 自分を重ねたのである。 れいむは力無く顔を上げ、光の消えた眼をまりさに向ける。 「たすけて……」 「ちょっとまってるのぜ!?」 まりさは大急ぎで部屋に戻って行った。 まりさが持ってきた体力回復用のパックオレンジジュースを飲み、おやつのお菓子を食 べれいむはとりあえず復活した。 「おとーさんもおかーさんも、おねーちゃんもいもーともみんなしんじゃって……れいむひと りぼっちだよ。れいむあんまりかりうまくないから、ごはんさんもとれないし。ぜんぜんゆっ くりできないよ……」 涙を流しながら、れいむがまりさに身の上話をしている。 「それはつらいのぜ。まりさもむかしそんなんだったのぜ……」 真面目な面持ちでれいむの話を聞いているまりさ。 まりさは西の方向をお下げで示した。 「このさきにあるこうえんにいくのぜ」 「こうえんはあぶないよ……」 顔を伏せ、れいむが不安がる。野良ゆっくりが下手に公園に乗り込むと、そこにいる地 域ゆっくりによって拘束され、そのまま駆除されてしまう。今の野良ゆっくりにとって公園 は危険地帯と認識されている。 まりさは説明を続けた。 「ちいきゆっくりになりたっていえば、はなしはきいてもらえるのぜ。ちいきゆっくりになっ て、まじめにおしごとすれば、おうちもごはんももらえるのぜ」 「ゆ……?」 れいむが顔を上げる。 「じゃ、れいむがんばるよ!」 もみあげを振り、れいむが庭から出て行く。公園に行き地域ゆっくりになりたいと頼むの だろう。地域ゆっくりは基本的に真面目であればどんなゆっくりでもなれる。 「がんばるのぜ!」 お下げを振りながら、まりさはれいむを見送った。 じー。 「……」 視線を感じて振り向くと、窓辺から男がまりさを凝視していた。全身に黒いオーラを纏い つつ。いつからそうしていたのかは分からない。コンビニに行くと言っていたので、帰って きてから様子を見ていたのだろう。 「窓開けたり、知らん野良におやつやったりした事はどうでもいい」 あっさりと言う。 冷や汗を流しつつ、まりさは黙って男を見上げていた。 「これが噂に聞く――野良を部屋に招き入れてつがいになってすっきりーしておちびちゃ ん作って飼い主を奴隷呼ばわりする、黄金パターンだと思ってわくわくしてたのに……」 右手をきつく握り締め、下唇を噛みながら、身体を震わせている。目元からこぼれる一 筋の涙。無念さと悔しさが全身からにじみ出ていた。 きっと鋭い視線をまりさに向け、 「何でれいむ相手にゆん生相談しちゃってるわけええ!? しかも何であのれいむも真面 目に前向きに生きようとしてるわけええ!? あのれいむも、まりさ誘惑するくらいの気概 見せてねええ! 野良でしょ、野良ゆっくりなんでしょおお!?」 「ご、ごめんなさいなのぜ……」 泣きながら叫ぶ男に、まりさはただ謝ることしかできなかった。 れいむは地域ゆっくりとなって真面目に働いているらしい。 「ふふ……へへ……」 布団の中で男が笑っている。 夜、まりさがふと目を覚ましたら、男の寝言が聞こえてきた。 「まり……さ……。あんよ焼き……しようねー」 夢の中でゲスになったまりさを虐待しているらしい。 大事に育てた飼いゆっくりがゲス化して、それを制裁する。その目的はいまだに健在だ った。しかし、男の予想以上にまりさは優秀なゆっくりだった。今のところゲス化の兆しは 無く、今後も無いだろう。 男を眺めながら、まりさは呟いた。 「たのしそうなねごとなのぜ……」 男に拾われておよそ一年が経つ。命を助けてもらい、格好いい帽子も作ってもらい、快 適な生活も保障されている。その恩はきちんと返さないといけないと、まりさは常々考え ていた。 「おいじじい! ここはまりささまのおうちなんだぜ! いますぐごくじょうのあまあまもって くるんだぜ! いますぐでいいのぜ! はやくするんだぜ!」 仕事から帰ってきた男に、卓袱台にふんぞり返ったまりさは大声でそう告げた。 今まで大事にしてもらった恩を返すために、まりさはゲスになることを決めた。これから 虐待されて死ぬだろうが、それは仕方ないと受け入れた。 「この馬鹿がああっ!」 男の平手打ちがまりさを吹っ飛ばす。 一回転して床に落ちるまりさに、男が大声で叫んだ。 「ゲスの振りしたゆっくり虐待するほど俺は落ちぶれちゃいねえええ!」 「あっさりばれたのぜ!」 まりさは身体を跳ねさせる。まりさの計画はあっさりと頓挫した。 男は床に正座をし、正面を指差した。 「まりさ、そこに座れ」 「ゆん?」 言われた通りに、まりさは男の正面に座る。 神妙な面持ちで男は静かに語り始めた。 「まず飼いゲス虐待ってのは、大事に飼っていたゆっくりが飼い主を裏切る。その悲しみ と怒りをぶつけるからこそいいんだ。この裏切りって部分が重要なんだ。たとえばどこの 馬の骨ともつかん野良ゆっくりに一目惚れとか、日々の扱いに不満を持ってとか、そうい う裏切りの理由が大事なんだ」 「ゆぅぅ……」 いきなり始まった話に、まりさは顔を引きつらせた。 あとがき 余談ですが、まりさと飼い主は金バッジの筆記試験は合格しています。 まりさの銀バッジ試験を担当したのは「anko4338 超伝道をもげ!」に登場した針お姉さ んです。 「anko4373 ものもらい」のイラストありがとうございます。 過去SS anko4377 勝手に生えてくる anko4373 ものもらい anko4360 ゆっくりさせてね anko4350 Cancer anko4341 予防接種 anko4338 超伝道をもげ! 以下省略 挿絵:
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1704.html
「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 朝、特に意味無く集まったゆっくり達が挨拶を交わしています。 微笑ましい光景ですね。 そこへめーりんがやってきました。 「ゆっ、ちゅーごくだよ!ゆっくりしていってね!」 「ちゅーごく、ゆっくりしていってね!」 みんなは次々にめーりんに挨拶をしました。 しかしめーりんは顔を真っ赤にして叫びました。 「ちゅーごくじゃないよ!めーりんだよ!はやくおぼえてね!」 挨拶も返さずに大声をあげた失礼なめーりんに対し、みんなは怒ることなく笑顔で返しました。 「わかったよちゅーごく!」 「ちゅーごくもゆっくりしていってね!」 「ちゅーごく!」 「ちゅーごっぐ!」 「なんともないぜ!」 「う、うわあああああああああああん!」 ちゅーごくは泣きながら帰ってしまいました。 「う、うわあああああああああああん!」 「あら、どうしたのめーりん。そんな6行上のをそのままコピペしたような泣き声をあげて。 みんなにちゅーごくって呼ばれて自分はめーりんだと主張したのに分かってもらえず ちゅーごくと呼ばれ続けたような顔をしてるわよ」 「その通りの事があったんだよ!うわああああああああん!」 めーりんは泣きながらさくやさんに訴えました。 「そう、それは辛かったわね。ジュースでも飲んで落ち着きなさいな」 そう言ってさくやさんはジュースを差し出しました。 「単純なめーりんの事だから、ジュースでも飲めばすぐに泣き止むだろう」と考えているのです。 さすが、しょうしゃなゆっくりは考える事が違います。 「うん!ありがとう!」 やっぱりめーりんは単純でした。すぐに笑顔になってストローに口をつけ、ジュースを飲み始めました。 ちゅ~~~~~~………… ごくっ! 「うわあああああああああああああ!」 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/17.html
各キャラ紹介文 霊夢・魔理沙 ここは れいむあんどまりさの AAを ほかんする ぺーじ。 したの りんくから とんでね _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_-''" `''> ゆっくり補完していってね!!! <ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ 基本形態はベーシックを読んでね!!! ゆっくりしていってね!!! _▲_ | | ξ( ゚ヮ゚) (゚ヮ゚ ))) + れ.霊夢・魔理沙1 れ.霊夢・魔理沙1 ■泣き顔 ■大口 ■… ■目をつぶる ■震え ■ゆっくりした結果 ■カッコイイまりさとカワイイれいむ ■ゆっくり体操 ■ゆっくりしてる場合か!!! ■ヤザワきづきました ■エラー ■くさってやがる! ■青空の見える丘でゆっくり ■ゆっくりしね!!! ■売却 ■逮捕 ■プーックスクス ■ブラクラ ■いじめ ■ゆっくりうめてね ■ヒゲ? + い.霊夢・魔理沙2 い.霊夢・魔理沙2 ■ゆっくりしていく予感 ■頭がフットー ■キルゴア中佐(地獄の黙示録) ■本物侵食 ■発芽 ■衝突 ■ちゅるや化 ■ゆっくりキュア ふたりはプリキュア ■ゆっくりしたいの? ■核家族 ■ゆっくりお菓子を食べませんか!!! ■ふとましい ■ニコニコ ■卵をチン ■正面+胴体 ■ゆっくりしていってヌェーー ■ドラム缶風呂 + む.霊夢・魔理沙3 む.霊夢・魔理沙3 ■手紙物語 ■気化 ■がんばれいむ ■ふっくらしていってね!!! ■ゆっくりフォーマット ■そこまでだ! ■ゲラゲラゲラ ■エージェント ■変色マスパ ■ドッキリなんだぜ ■東方板◆7の 262参照 ■あの世でも ゆっくりしていってね!!! ■ぷんぷん + と.霊夢・魔理沙4 と.霊夢・魔理沙4 ■きれいなれいむ・まりさ ■ロシアンルーレット ■魔理沙は大変な(ry ■早く扉を開けてね!!! ■二人は合体融合体!!! ■おわり ■ゆっくり轢いてってね!!! ■ゆっくりおちついてね!!! ■乾杯!!! ■愛のうた○ぶち壊し ■びっくりしていってね ■髭 ■魔理沙を爆破 ■めんどくさがった結果がこれだよ!!! ■博麗だんご + ま.霊夢・魔理沙5 ま.霊夢・魔理沙5 ■饅頭でもどうぞ ■日の出 ■面接 ■ゆっくりバイクで走り出す ■焼き大福 ■とことん行儀悪い ■夜景 ■なにこのAA ■夏だぜ!!! ■交通事故 ■飲酒運転 ■茹饅頭 ■輸送 ■帽子をチェンジ ■饅頭革命,霊夢がバーン!!! ■モアイ ■カオス ■バリカン + り.霊夢・魔理沙6 り.霊夢・魔理沙6 ■KOF yukkuri ■やさぐれた二人 ■怒り饅頭 ■お風呂ですっきりー!!!○草津ってやがる!ゆっくりしすぎたんだ ■ふくれた2人 ■家系図 ■さよなら霊夢 ■さよなら魔理沙 ■ツンデレ ■ファミコン風 ■ゆっくりしていってね ■幻想郷には無いけどどっかの海を渡る ■ (● ●) ■結婚した途端にこれだよ!!! ■EIGO ■阿吽の呼吸 + さ.霊夢・魔理沙7 さ.霊夢・魔理沙7 ■ブロック崩し ■世界のゆっくり○英語 ○ロシア語 ○ポルトガル語 ○中国語 ■つながりっていいね!!! ■ゆっくり霊夢、メキシコに消ゆ ■ハマーン霊夢 ■腹黒 ■何待ち? ■静葉の影 + で.霊夢・魔理沙8 で.霊夢・魔理沙8 ■ラジオ進出 ■おお、こわいこわい ■放射能でこわいこわい ■一本釣り ■ケロ帽 ■うわああああ ■輸送中に変形 ■犬小屋 ■おお、おわりこわい ■冷めた饅頭 ■永夜抄4ボスコンビ ■レントゲン ■ロシ(コシ)アンルーレット再び ■しゃれならんて ■5y ■炊飯 ■月でも ■まずおまえらがゆっくりしろ(結婚談義) ■トイレ ■おわり 豪華版 ■シグルイ ■カレー作り + ゆ.霊夢・魔理沙9 ゆ.霊夢・魔理沙9 ■カワイくてゴメンネ ■萎えた苺ましまろ ■犬じゃないだろう ■ダークサイド ■ベアード・・・様・・・? ■桃白白 ■うつむく ■ニューウェーブうどんげミックス ■ふくれいむまりさつねり ■逃亡 ■約束したじゃないですかァーッ ■ゆっくり長生きの秘訣 ■ゆっくりとSG ■噛んじゃった★ ■カビ大福 + っ.霊夢・魔理沙10 っ.霊夢・魔理沙10 ■データクラッシュ ■回る回る ■誤爆に対して ■シベリアン ■秒速5センチメートル ■ゆーたいりだつ ■北斗の拳ごっこ ■きめぇ化 ■GUN道 ■成長 ■ゆっくりなのに高速移動 ■目が点 ■妄想 ■コロッケ ■脅し + く.霊夢・魔理沙11 く.霊夢・魔理沙11 ■地霊殿仕様饅頭達 ■二人の星座と一つの影 ■ゆっくりした結果が ■『どろろ』 かと思ったら… ■キスしてあーげない ■新境地開拓へ ■出て行ってね ■ヒゲダンス ■殿下 ■ヘビ ■プンスカ ■上をむいてキス ■対決 + り.霊夢・魔理沙12 り.霊夢・魔理沙12 ■今日は母の日 ■変態あらわる 扇風機 ■ピーナッツ ■お断りします ■どっぷくれ饅頭 ■つぶれ饅頭 ■将棋 ■なんだってー!!! ■ユックリカメラ ■レモンの入浴剤 ■一頭身に手足 + し.霊夢・魔理沙13 し.霊夢・魔理沙13 ■浮気 ■ゆっくり産んでね!!! ■旭化成 ■自己犠牲自爆呪文 ■お手、って言われても… ■あかちゃんがきたよ ■某ゆっくり漫画ネタ ■起こしてはいけない ■ゆっくり伝説マリサ ■狂気の沙汰ほど面白い・・・!!! ■キレるな魔理沙… ■CARゆっくり ■阿吽の呼吸 ■牢獄 ■テレビ + て.霊夢・魔理沙14 て.霊夢・魔理沙14 ■放送禁止的な何か ■削除します ■洗濯中 ■げっそり ■ダイエット ■反転 ■ご冥福をお祈りします ■キレ饅頭 ■対照的 ■薄れる存在感 ■ゆっくりjpgをオートトレースしたら酷い事になった ■エイリアン ■2人の場合 ■なんだかガラの悪いゆっくり ■オーロラ ■博麗神社ゆっくり事件 ■筋肉はパワーだぜ ■黒コゲ魔理沙 ■迫力UP + い.霊夢・魔理沙15 い.霊夢・魔理沙15 ■SEXY ■海水浴準備 ■比較級と最上級 ■ゆっくりの架け橋 ■和式便器!!! ■インディジョーンズ!!! ■ピンチ ■ゆっくり打ち込まれて行ってね!!!(ドット絵) ■H2Oでゆっくりしていってね!!! ■アトラス ■超極小 ■間違い探し ■赤ちゃんが乗っています ■シム東方はすべからく火災オチでしたね ■次スレへ移動 ■SAN値直葬 + っ.霊夢・魔理沙16 っ.霊夢・魔理沙16 ■少女綺想曲 ~Capriccio ■ゴッツイゆっくり ■誰かに見られている ■食べれるかな? ■ロケットダイブ!!! ■偽まりさの見分け方 ■オプーナとゆっくり ■アヘ顔テンプレ ■三人揃えば ■しおり + て.霊夢・魔理沙17 て.霊夢・魔理沙17 ■帽子の交換○スカーレット姉妹と交換 ○空・燐と交換 ■ほっぺすりすり○ヘヴン状態 ■これはなんでしょう?(マイケル スリラー!) ■毛玉 ■周囲から浮いてる○空飛ぶれいむ ■ウロボロス状態 ■近づきすぎ ■舶来霊夢と小さめ魔理沙 ■それはひょっとしてギャグで(ry + ね.霊夢・魔理沙18 ね.霊夢・魔理沙18 ■むーしゃ♪むーしゃ♪しあわせー!! ■対 紫用煽り ■挟んでもいいのよ? ■棒人間 ■僕らの勇気 - 未満都市 ■後ろの正面 ■さとれいむとさとまりさ ■いじめ その2 ■喧嘩するほど仲がいい○ずっとくっついていようね!! ○塊魂 ■ニヤニヤ ■きみ、頭大丈夫? + !.霊夢・魔理沙19 !.霊夢・魔理沙19 ■プロの技○その後 ■突然のコンビ解散 ■ゆっくり気球 ■ハンターチャンス ■Tomak ■TENGA ■生産地はハルビン ■寝袋○就寝 ■被り物漫才 ■宇宙へ ■釣り ■絵画 ■でっていう ■誰…? ■お前の母ちゃん… ■ニダー + !.霊夢・魔理沙20 !.霊夢・魔理沙20 ■神主への反逆 ■ゆっくりの秘密 ■こっちみんな ■クレイジー ■2人でエビフライ ■松岡修造 ■ワイリーーーーッ!!! ■巨大魔理沙と巨大霊夢の襲来 ■暁に死す ■映画化されるほどの名シーン ■門松 ■ゆっくりの上のゆっくり ■カップヌードル + !.霊夢・魔理沙21 !.霊夢・魔理沙21 ■クリスマス ■こたつでみかん ■ビデオ鑑賞 ■寝不足 ■メリーさんの電話 ■ブレブレブレブレ… ■地震 ■200○年○月○日 ゆっくりスレにて ■ゆっくり銭湯 ■キス ■東方封魔録? ■釣りその2 + !.霊夢・魔理沙22 !.霊夢・魔理沙22 ■説得力皆無 ■ξ・∀・) ■ゆっくり寿司 ■たかしの人気に嫉妬 ■年越しそば(蕎麦) ■私達はもうゆっくらない ■門松(お正月) ■中の人などry ■横向き ■……ゴクリ + !.霊夢・魔理沙23 !.霊夢・魔理沙23 ■シャブおじさんの帽子取り ■第6回東方シリーズ人気投票 ■赤化 ■かわいい主人公ズ ■CPUも(・∀・)スッポン! ■鬼太郎 ■空を飛ぶ程度の能力 ■かわいくてごめんね!!! ■細目 ■いい笑顔 + !.霊夢・魔理沙24 !.霊夢・魔理沙24 ■にしこり ■こやつめハハハ ■霊夢エモン ■セリフ落下 ■インフルエンザ ■巨人小笠原 ■すいません、ちょっと通りますよ… ■進化する髪型 ■くっきりしていってね!!! ■フ霊夢 ■バンブーブレード ■四角いゆっくり ■靈夢と魔梨沙(封魔録版) ■まりさーーー!!! ■おそろい ■満天の星空 ■口吸い + !.霊夢・魔理沙25 !.霊夢・魔理沙25 ■もっふりしていってね!!! ■強面 ■二人乗り? ■ハイジ ■鹿と熊の被り物 ■ハロウィン ■エース ■積雪 ■こっちみんな ■バランス調整 ■200万ヒット記念 ■融合 ■吸い込み ■パペットマペット ■のっぺらぼう ■やさぐれ ■ヨコハマ魔理沙とヨコハマ霊夢 ■ゆっくりした結果がこれだよ!!! ■何かおかしい霊夢 ■偽者 ■みんな~ ■レスを跨いだら違う世界 ■香霖堂炎上 + !.霊夢・魔理沙26 !.霊夢・魔理沙26 ■茨華仙 ■華扇テンプレ ■少女瞑想中... ■ともだち ■二次元ゆっくりコンビ ■銘菓 ゆっくりまんじゅう ■age ■異変は解決したけど、あの人にはまた会えなかった ■ゆっくりwikiにアクセスできない理由 ■東大生のポエム ■kanoso ■ハロウィン ■ゆっくりしていいとも ■ゆっくりのことわざ + !.霊夢・魔理沙27 !.霊夢・魔理沙27 ■幻想郷ですら幻想入り ■悪どい笑顔 各キャラ紹介文 霊夢・魔理沙
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/540.html
「ゆっくりしていってね!!!」 目の前にゆっくりの一家がいた。 ゆっくり。 人語を解するが知能の低い、生きる饅頭。 その餡子は甘く、非常に美味であることから老若男女に人気のある食べ物だ。 しかし、畑を荒らすこともあり農業を営む者からは疎まれている存在である。 また、家に不法進入をしてきたり、その大きな声による騒音被害もあることから人間の里では害獣に指定されている。 「ゆ?ゆっくりしていってね!!!」 俺が何も返事をしないことを不思議がったのか、同じセリフを繰り返すゆっくり達。 大きいゆっくり霊夢が一匹と、小さなゆっくり霊夢が4匹。 大きいものはバスケットボールほど、小さいものはソフトボールくらいであった。 片親のようだ。 「君達は家族かい?お母さんは大きいれいむだけ?」 「ゆ!みんなれいむのあかちゃんだよ!!すごくゆっくりしたいい子達だよ!」 大きな霊夢、親れいむの話では、交尾した後すぐにもう1匹の親のゆっくり魔理沙は出ていったという。 自身と同じゆっくり魔理沙が生まれなかったためらしい。 なんというやり逃げ。 「れいむたちはゆっくりするよ!おにいさんもゆっくりしていってね!!」 俺が何も食べ物を恵んでやらなかったせいだろうか、興味を失った親れいむは野原でゆっくりし始めた。 俺もゆっくり霊夢なぞに興味はない。 ヘタに関わって付きまとわれたくないので家に帰ろう、と思った矢先、いいことを思いついた。 「なあお前ら、俺の家はここよりもっとゆっくりできるぞ。こないか?」 そして今、俺の家にはゆっくり一家がいる。 「ゆゆ!おにいさん早く食べ物を出してね!こどもたちがお腹すいてるよ!」 「ゆー!おにいさんはやくゆっくちさせてね!!」 「ゆっくち!ゆっくち!!」 当然、ゆっくりさせる気など毛頭ない。 俺は子れいむを2匹ずつペアにして、少し離したところに移動させた。 「ゆ?れいむの子供になにをするの?」 取り残された親れいむが不思議そうな顔をする。 もう用済みだから殺してもいいのだが、特に悪さもしていないゆっくりだったので生かしてあげよう。 それが生き地獄だとしても。 「お母さんれいむはどっちかの子供のほうに移動してね」 「どうしてなの?みんな一緒でゆっくりしたいよ!!」 「ご飯の前にはお風呂に入らないと。一度に5匹は大変だから2回に分けようと思ってね。先に入るほうと後に入るほうでわかれてね」 「ゆ!おふろ!れいむさきにはいりたい!!!」 「ずるい!れいむがさきだよ!!」 「おにいさんれいむたちをさきにして!!」 「そんなわけだから、お母さんれいむ、どっちかに移動してね」 そういうと、親れいむは特に不審に思うこともなく比較的近くだった子れいむの班へと移動した。 これが向こうの子れいむ達との今生のお別れだとも知らずに。 「よーし、じゃあお母さんがいなくても大丈夫なこっちのれいむたちからお風呂だよ!」 親れいむがいないことで少し不満がっていたので、おだててあげる。 単純な頭なのですぐにきゃっきゃと喜び始めた。 軽い体を持ち上げて、俺は奥へと歩きだす。 「わあ!おそらをとんでいるみたい!!!」 「すごくたかいよ!!」 もう生涯見ることのない外の世界を楽しんでいるようだった。 「じゃあここで永遠にゆっくりしていってね」 ここはお風呂場ではなく、台所。 そこに置いてあった鉄の箱に2匹の子れいむを投げ入れた。 「ゆ?おふろは?」 「ここはゆっくちできないよ!」 2匹の子れいむを入れてもあと5匹は入れるくらいスペースが余っていたので、あまり緊迫感がないようだ。 透明な箱ではないので、閉めると中の様子が見えないのだが、今回は好都合だ。 俺は子れいむ達の質問を無視して蓋を閉めた。 中から「ゆっくりあけて!」だの「暗くてゆっくりできない」といったことがかすかに聞こえるくらいだ。 鉄製だけあって、蓋を閉めるとあまり声は届かないみたいだ 俺は居間に戻り、残りの3匹達をさっきの2匹とは別のところに持っていく。 「ゆ?お兄さんここは何?」 「ここはお兄さんの家のお庭だよ」 つれてきたのは中庭。 塀で囲まれており、家の中からじゃないと入ることができない庭だ。 夏まっさかりの今日、中庭は背の高くなった雑草が生い茂りジャングルのようになっている。 「じゃあここで死ぬまでゆっくりしていってね」 ぽーん、と中庭に3匹のゆっくりを投げ込む。 「ゆ!?お兄さんお風呂はどうしたの!?こんなところじゃゆっくりできないよ!!」 「いちゃい!!ゆっくちさせて!!」 「ゆぅうう・・」 着地に失敗した子れいむ2匹が涙目になっていた。 「お風呂はないよ。君達はここで永遠にゆっくりするんだよ」 親れいむが俺に体当たりをしてきたので、全力で蹴り返す。 餡子を撒き散らしながら塀にたたきつけられ、そのまま動かなくなった。 「あら、死んじゃった?まあゆっくりしてけよ」 中庭唯一の入り口を閉じ、俺はその場を後にした。 夕方。 晩御飯の支度を終えた俺の足元には、先ほど子れいむ2匹をつめこんだ鉄の箱がある。 いよいよこれの出番がやってくる。 これは一言で言うなら、ゆっくりコンポストだ。 使用方法はとても簡単。 調理を終えた流し台の三角コーナーには、野菜のいらない部分や割れた卵などが入っている。 これを箱の中にいる子れいむ達に食べて処分してもらおうというものだ。 蓋を開けるとノンキに眠っている子れいむ達がいた。 「れいむ、ご飯を用意したよー!」 ご飯、その単語にピクリと反応し、すぐに目を覚ます子れいむ。 「ゆ!おにいさんはやくここからだしてね!ごはんもだしてね!!」 「おかあさんはどこなの!?はやくあわせてね!!」 お怒りのようだ。 しかし俺はこんなコンポスト達の相手をしているほどヒマではない。 子れいむに振り掛けるように生ゴミを入れた。 「それが君達のご飯だよ。これからずっとだよ。ちゃんと処分してね」 生ゴミにびっくりして何も喋らなかったのでそのまま蓋を閉めた。 ゆーとかやーとか騒いでいるが、さすが鉄製の箱だけあって3メートルも離れたら何も聞こえなくなった。 次の日、朝ごはんの用意で出た生ゴミを捨てようと蓋を開けると、昨日のままの生ゴミがそこにあった。 「ゆ!おにいさんれいむたちこんなのたべられないよ!!はやくだしt」 言い終わらないうちに生ゴミを捨て、蓋を閉める。 働かないコンポストの相手なんてしないものだ。 中庭に回ると、入り口の目の前で3匹が眠っていた。 親れいむは顔がぐちゃぐちゃに歪み、皮はずたぼろ、ところどころ餡子が飛び出しているが生きてはいるようだ。 こいつらは放っておけば勝手に働くだろうから、俺は放置して外に遊びに出かけた。 帰宅する頃にはもう夕方になっていた。 急いで夕飯の用意をし、生ゴミを捨てるためにコンポストの蓋を開ける。 すると、そこには子れいむ2匹の姿以外、特に何も無かった。 昨日と今朝の生ゴミは綺麗サッパリ消えていた。 さすがに育ち盛りの子れいむ達は、食欲に勝てなかったのだろう。 それに生ゴミと言っても、調理後すぐのものであったから腐ってはいなかったはずだ。 「よお、結局食べたんだな。おかわりを用意してやったぞ」 また振り返るように生ゴミをぶちまけ、四の五の言う前に蓋を閉めた。 ちらっと見た感じ、2匹はぼろぼろと泣いていた様子だった。 いきなり閉じ込められてゴミを食べさせられるのだから、その心境は分からないでもない。 どこからか、家に体当たりをするような音が一晩中聞こえていたが、俺はぐっすりと眠ることができた。 「おはよう。ゆっくりしているかい」 朝一番に中庭を訪れると、小さいながらもぷくっと膨れて威嚇する2匹の子れいむと、汚らしい皮の親れいむが待っていた。 「ゆ!おにいさんはやくここからだしてね!!れいむおなかすいたよ!!」 「おにいさんはゆっくりできないひとだよ!!ゆっくりしね!!」 「ぼべべびゅびゅっぼぼぼ!!!」 餡子を撒き散らしながら話す親れいむの言葉は理解できなかったが、とりあえず怒っているということだけは分かった。 子れいむを手にとると、若干痩せた感じがした。 「みんなはもう草刈りの道具だよ。早く草を食べてね!ご飯はそれだけだよ!」 こちらの班は、草刈りを目的としている。 草まみれの庭に放てば、食うものがなくなったゆっくり達は草を食べてくれるだろう。 育ち盛りの子れいむ2匹と、大きな親れいむがいれば、すぐに庭は綺麗になるはずだ。 「やだよ!!れいむ、にがいくさはきらいだよ!!」 「れいむもやだよ!はやくおいしいごはんをよういしてね!!!」 「ぶびっ!!!」 餡子が飛ぶ。汚いなあ。 「草を食べたくなかったら食べなくてもいいよ。お腹すいて死んじゃうだろうけどね」 その前に親れいむは出餡子多量で死にそうだが。 その後もゆーゆー文句を垂れる子れいむ達を置き去りにし、俺は扉を閉じた。 それから、3週間が経った。 ゆっくりコンポストはきちんと働いていた。 開始1週間ほどしたときに、子れいむ達がボイコットをしたこともあった。 生ゴミ以外の食べ物をくれ、くれるまで生ゴミの処理はしない、と。 俺は気にせず毎食ごとに生ゴミを投げ入れた。 2日もすると夏の暑さで溜まった生ゴミは腐臭を出し始め、どこに鼻があるのかもわからないのに子ゆっくりは悪臭に涙していた。 くさいくさいと涙ながらに許しを請う子れいむ達に、俺は一言、早く処分しろとだけ告げて蓋を閉じた。 次に蓋を開いたときには生ゴミは全て消えていた。 真っ青な顔をした子れいむ達を見れば、腐った生ゴミの処分がいかに大変かがよく分かった。 それ以来、腐らせることを極端に恐れ、生ゴミを入れるとすぐに食べるようになってくれた。 今、3週間前にうっかり捨てるのを忘れていたお弁当を、子れいむ達が必死で処分してくれている。 たまに嘔吐し、戻すこともある。 しかし、結局自分で処理しなければならないのだから一度で済ませばいいのに、と俺は思う。 これからも生ゴミの処理をよろしくね、そういい残し、俺は蓋を閉じた。 中から泣き声が聞こえたのは多分、気のせいだろう。 中庭も綺麗になった。 それこそ、最初の頃はニガイだの不味いだの文句たらたらだったが、いつしか諦めて黙々と食べるようになった。 そもそも野生のゆっくりは草や虫が主食なのだ。 何も問題はない。 それにコンポスト組に比べれば広い庭もあるし、子れいむにとっては親れいむもいるのだから幸せだろう。 それに家族だって増えている。 3匹では草が思うように減らないと感じ、おれはゆっくりアリスを加工所からレンタルし、強制的に交尾をさせ続けた。 そしてあっという間に3匹だった草刈り組は30匹へと増員された。 最近は近所で草刈りのアルバイトを始めた。 縄でつなぎ、リボンを人質にとって連日不味い草を食べさせている。 赤ちゃんゆっくりがわがままを言って草を食べない時は、見せしめに親や姉妹の前で皮を引き裂いた。 飛び散った餡子を食べさせると共食いを覚えてしまいそうだったので、一切食べさせることはしなかったが。 今日の出勤場所は、3丁目の田中さんの家だ。 リボンのない30匹のゆっくり霊夢を縄で繋ぐと、俺は家を後にした。 作:アルコールランプ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/3374.html
ゆっくり魔法図書館 図書館-短編区画 短編集48 母は強し 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 _人人人人人人人人人人人人人人_ > のっとりしていってね!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ __ / ハ\ ___ ./ `---、 /`>、 __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ / / __| / / // / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, | i"´_メ ディく / / / (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ >'"´/ /、く、 ̄ヽ /¨ヽ. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i / ,..く/ `ー= l ヽ. ', (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! ( i 'ハ.r!、 /| ハ _ハ ', i ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ )'ヽレ'!(ヒ_] レ' ヒ_ン ハY }( (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( !ノ 7"" ,___, "" レヘノ ハ ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) 〈 r'人 ヽ _ン ハ!/ ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ )ヘ レ .、.,_ ,..イハノソ ハへ(ゝ ………お姉さまは? あっ、あそこにいるの、ゆうかじゃない? ,.,、 .__ __ / ハ\ ___ ./ `---、 /`>、 __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ / / __| / / // / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, | i"´_メ ディく / / / / (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ >'"´/ /、く、 ̄ヽ /¨ヽ. ― フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i / ,..く/ `ー= l ヽ. ', \ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! ( i 'ハ.r!、 /| ハ _ハ ', i ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ )'ヽレ'!(ヒ_] レ' ヒ_ン ハY }( (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( !ノ 7"" ,___, "" レヘノ ハ ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) 〈 r'人 ヽ _ン ハ!/ ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ )ヘ レ .、.,_ ,..イハノソ ハへ(ゝ __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ、__ ,.'´ __;ニ- 、 -‐- 、 `く /三三三三\ / ァ'´ ; i 、`ヽ /二二二二二二\ i / / , -ノ‐;ハ ハ i i ', .,/三三三三三三三三三三三三\ ,' ノ .i ;ァ'_!_,. i /、!__ヽ! 〈 i ./三三三三三三三三三三三三三三三\ イ 〈 ノ!;イ7ttテァ'レ'r'tテ‐ァ ハイ ; 〈 ,'三三三イ/ i ハ i ハ i i i 三三三.\ 〈 ノへ;ハ '"  ̄ ,  ̄"',!ノ ;ハノ. |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 〉 ノ レヘ U. ―‐ i; i' ;( 〉. '、三三三ミ | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ノ i ; i' ハ、 ,.イ/ ト、〉 \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハイ三./ ヽハ/ i ハ iン=r ー -<´iノヽ!;ノ \三三 ハ ハ. / ( 〈 ヽ/ ノへ ノル(,.ヘ. ヽ、/ヽノ ヽ. ヽ.  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( ., -イ´;#;#;#i 7} i#;ハ冫 レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / ヽ#;#;#;| / ハ .l;#;i. ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) 娘:四季のフラワーマスター 母:四季の酪農マスター ゆうかりん のうかりんいや…。収穫どきに帰郷しなかったのは完全に私のミスでした。……ですから終始無言で圧力かけるのは勘弁してください……。 __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ、__ ,.'´ __;ニ- 、 -‐- 、 `く /三三三三\ / ァ'´ ; i 、`ヽ /二二二二二二\ ・・・・・・。 i / / , -ノ‐;ハ ハ i i ', .,/三三三三三三三三三三三三\ ,' ノ .i ;ァ'_!_,. i /、!__ヽ! 〈 i ./三三三三三三三三三三三三三三三\ イ 〈 ノ!;イ7ttテァ'レ'r'tテ‐ァ ハイ ; 〈 ,'三三三イ/ i ハ i ハ i i i 三三三.\ 〈 ノへ;ハ '"  ̄ ,  ̄"',!ノ ;ハノ. |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 〉 ノ レヘ U ‐==- i; i' ;( 〉 '、三三三ミ | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ ノ i ; i' ハ、 ,.イ/ ト、〉 \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハイ三./ ヽハ/ i ハ iン=r ー -<´iノヽ!;ノ \三三 ハ ハ. / ( 〈 ヽ/ ノへ ノル(,.ヘ. ヽ、/ヽノ ヽ. ヽ.  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( ., -イ´;#;#;#i 7} i#;ハ冫 レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / ヽ#;#;#;| / ハ .l;#;i. ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) ,.,、 __,,,....,,,_ _,..,_ __ / ハ\ i´ 7 ̄`ヽ `, //| `i __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ '、 '、 | | / / / / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, ,.>、ヾ´ ̄l |二7∠、イン' (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ , '´_,,.. ->'´ ̄ `ヽ、. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i イ `/ / / i i 、 `ヽ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! . 〈 i / / __, .!ノ |ノ .、!__ハ、! ,ゝ ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ ノ .ノへ,ハ! (ヒ_] ヒ_ン ハ/レ'| (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( ,' ノ i ','" ,___, "' .i ', ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) i 〈 ノ ト.、 ヽ _ン , イ ノ,.ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ `ヽヘ `〈へハ,ノ,、 _____, ,.イ ハへ(ゝ ,.,、 ・・・・・・。 __,,,....,,,_ _,..,_ ・・・・・・。 __ / ハ\ i´ 7 ̄`ヽ `, //| `i __X 「 ̄メ´~ ̄`゛''┴ト<Z /∠ '、 '、 | | / / / / ,r\「__ ッ.... ..~ソ く, ,.>、ヾ´ ̄l |二7∠、イン' (... ,r'. Λ; ハ ..( ヽ , '´_,,.. ->'´ ̄ `ヽ、. フ / iV \i ノ ', /', ) 'i .i イ `/ / / i i 、 `ヽ (, l 「l ! ( ヒ_] ヒ_ン Y! .ノ ! . 〈 i / / __, .!ノ |ノ .、!__ハ、! ,ゝ ) い ヘ! .ヾ ,___, " l トノ イ ノ .ノへ,ハ! (ヒ_] ヒ_ン ハ/レ'| (. ヾ;_ > ヽ _ン .!> ( ,' ノ i ','" ,___, "' .i ', ヘ, 〈 ヾ ̄ .ノ ! ) i 〈 ノ ト.、 ヽ _ン , イ ノ,.ゝ ヽ; j. > ,,,,. __ _ ,. イ j ノ `ヽヘ `〈へハ,ノ,、 _____, ,.イ ハへ(ゝ おわれ 村紗の神霊廟 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 (焦っちゃダメ。) (まだまだここから巻き返せるわ。) ,-- 、 (トランス中はボムと残機の欠片の獲得ポイント二倍です!) ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 (少し削って、トランスで倒せばエクステンド ボムゲットです!!) ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) (これで後はボムを使わないで最後のスペルを越えれば) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, (ボムを三つ残してエンディングにいけるわ。) ,ノ / (ヒ_] ヒ_ンレイ ソ フ ! "" ,___, ""iノ 〈 _____ ノィ 人. 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) (!今よ!トランス!!) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ / (ヒ_] ヒ_ンレイ ソ フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人. ヽ _ン 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( == == == || || || || || || '== || || || || || === 。 == == ブォーン ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ガルルルルルルル… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 'ー⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、.., ____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、. \ 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー-イコー´i i カタカタカタ | |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ ´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r_/| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( == == == || || || || || || == || || == || ' == || === 。 === == ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ |l|´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r.!!| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ヘ_彡 \ |l|´ ̄.\ ̄ ̄⊃ヾ) |__|_/( ) ̄ )) ヽ r.!!| |.||⌒ヽ~〔 ̄ ̄! ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄\( ー一ー一ー一一 . |l|一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , .|!| ヽ ヽ \ l ( .!!| ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / /ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,-- 、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ) キヽ-、... ...... ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ 'ー' ) ). -..、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ ノ .ノ =-、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ / // } = . ', ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ `ー─''´ ) = =/) =人 -=) ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… フ !//// ,___,///'iノ 〈 _____ ノィ 人 i i⌒ー' 人 ) | | \__\___ ヽイレヘ >、..|i____,, ._イレノ´ | | |= |iiiiiiiiiii| / =、 |lll 「 }/ ヽ | | | =. | !!!!!!!| ! イ`ー |liコー´i i' カタカタカタ| |三 |_「r.、 ー一ー一ー一一 . |l|一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , .|!| ヽ ヽ \ l ( .!!| ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / / ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,-- 、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ) キヽ-、... ...... ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ 'ー' ) ). -..、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ノ ノ .ノ =-、 ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ / // } = . ', ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ `ー─''´ ) = =/) =人 -=) ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ ,ノ /'ttテュ,///,rェzァレイ ソ ムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラムラ… ー一ー一ー一一一ー一ー一ー一ー一ー一一ー一ー一 , ヽ ヽ \ l ( ) ) l ヾ / l l 丶 ゙``゙"´`´゙ / l ヽ ー / / == == == || || || || || || || || || || || || == 。 == == シュ-ン マミゾウさーん!お風呂が沸きましたよ~ \ 大欲情までどうぞ~ / ⌒ ⌒ ( ) ( ⌒ ) ) ( ノ ) ふぉっほっほっ ありがとうムラサどの。 儂はやっぱり大きな風呂が好きでのぅ…。 響子や、一緒に入るかえ? ⌒ ,ヽ/{ }ヽノヽ __ ( ) ノ ノ' ヽ / ) } , ,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ( ) 'ヽi )ヽoOo ノ /{ V} ⌒ / \ >'´ ``っ_ノ ` </ } ''V'o. '''' .oノ ノ ノ. ( ⌒ { / ヽ/ /.''-' ' ヽ__ノ.- '' ' ヽ. ) ∨ ,.ィ 、 }、 i } i ハ 、_/. '' r '{ { \.. ' . ヽ {ヽ ( ノ イ / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } ' -{./ / 人 ヽ ヽ ヽヽヽ } } (' ノ ,-〉、 ムイ r=ミ o-o r=ミ l i ノリ ノ( ( ( ( --)ノ '')/''-- 、ノ ノ 入 ~♪ /_/ /、'" ,___, "'iイ 〈 ノノ ) i .____./////.____.ヽ). ) , '/ イi i 〈 ハ ヽ _ン 人i }´^ ̄ ノノi |'/// ,___, ///''| ノ 入 ) ̄ ̄ ̄ /l /´/ 八 l ハ >,、 _____ , r─┐ヘノ. . . )/'人 ヽ _ン ,イノV '' r-.,,_ / /丶 | // `V / 丶 ヽ{ .茶 }ヽ ( `) ノ>.、____ ,.イヽ ( ̄) / / % ∧ |/ / ̄ ̄`Y .| ヽ、__)一(_丿 ( ' ). . . . . . .~. ~ . . / / % % % ∧ ゙、{ / ̄ ゝ| ./__________________/ /..% % % % ∧ \{ /´ /| 〕__________________〔/% % % % % % ∧ \ { { 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \% % % % % % % / 〉  ̄ ̄ `ー-- / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ゙∨..% % % % % / / / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ゙∨% % % % %/ / / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※,∨.% % % %/ / 狸寝入り 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆59 |┃ |┃三. |┃ __ |┃三. , --'. ', ---- 、 ガラッ. |┃ / --- ヽ |┃三. ノノ ノ ヽ ヽ タヌ象ばあさん、タヌ象ばあさん |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃三. { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ お使いに行ってくれないかしら? |┃ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/-------|┃三. ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) o ( ノ . ノ ヽ 新作と睡眠薬とバリカン買って来て。 |┃三. ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ/, ノヽノノ\ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o .__. l i ノリ _ノ_ノ.| (ヒ_] ヒ_ン )人. ヽ おばあちゃん寝てるよ。 ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 '_ノ i"" ,___, "'(ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ 人i } (''' 人 ヽ _ン 人 ハ ) さっきまで起きてたのに… \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃ |┃ |┃ __ |┃ , --'. ', ---- 、 |┃ / --- ヽ |┃ ノノ ノ ヽ ヽ |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃ { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ |┃ 人 . .ノ ( rr=-, r=;ァ / . .ノ/ …チッ。-------|┃ ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) - ( ノ . ノ ヽ しゃーないわね…。 |┃ ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ-ハ, ノヽノノ--ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o ヒ_ン) l i ノリ _ノ_ノ.| (ヒ_] ヒ_ン )人. ヽ ! ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 ' _ノ i"" "' (ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ 人i } チラッ (''' 人 、 人 ハ ) おばあちゃん、起きてたの? \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃,.-''´ ̄ ̄ ̄┃ |┃ ┃| |┃ ┃| |┃彡 ┃| |┃;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;┃| ………。 |┃_」_ ; -r┃| ◎ |┃ ┃| ◎ |┃ヽ ' ┃|-----------------------------.|┃ゝ、 -=- ┃|------------------------------ |┃ `>、, _ イ┃| |┃ ヘ 〉 ┃| タヌキ寝入りじゃよ♪ __ ,.-─-、,.-、 ,.ィ´_`ヽノ ,.-、 ____ . -- . -- 、__ ____ /二二`/ \ >'´ ``っ_ノ ` </ } , 。 v' ヽ 'v ヽ , '/ `{ / ヽ/ / ;;;; . ''''' (;;;;;;;o;;;;;;'。、 /´/ 二二 `V ,.ィ 、 }、 i } i ハ ノ゚ . (=-- ハ ヽ;;;;;;。;;;;;;;;o ,,、 | // `V / ノ__,.)ノ ヾノノ、__,ト、 i } '' '' '' '), ( ノ/, ノヽノノ\ヽ ' 、-''゚ '''''```` |/ / ̄ ̄`Y.〉、 ムイ .__. o-o .__. l i ノリ ._ノ_ノ.|', --、 , --、)人 ' ヽ ゙、{ / ̄ ソ /、'" ,___, "'iイ 〈 '_ノ i"" ,___, "'(ヽ \ \{ /イi i 〈 ハ ヽ _ン 人i } ('' 人 ヽ _ン 人 ハ ) \ { 八 l ハ >,、 _____ ,.イ ルヘノ )r-'、/>.. ,_____ ,. イ' )/ (/ヽy |┃ |┃三. |┃ __ |┃三. , --'. ', ---- 、 ガラッ. |┃ / --- ヽ |┃三. ノノ ノ ヽ ヽ 頭巾の人、頭巾の人 |┃ / / ノ ノ ノi 人 | }. ◎ |┃三. { ( ( / /--ノ ノノ --)/) ノ )'ウ |┃ 人 . .ノ ( (ヒ_] ヒ_ン / . .ノ/ お使いに行って欲しいんだけど…-------|┃三. ( )( 人''' '' ノ ) . ( ( |┃ ) )ノ . . ) o ( ノ . ノ ヽ |┃三. ノ ( ) (>.., ______ ._イノ ( . . . . \ |┃ (' '' ) i=====i ノフ フ ,. -‐' -~~、 / l~~~-=、ニー -,,,_, / | ノ ) ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´;;ヽ. / |. ´) Y コ || ....;;i-. - 、 | l. 、_) |ヽ コ|| .. | ヽ、,ノ | ヽ _ _ l l ) ./´ コ || |-‐'". `、 - _ l~~、 ,イ ; r‐―‐-、.--、 ..,;;|' -ー、'"`ヽ ヽ l~~~< l / i. . | | ノ ヽ、  ̄ 人 l_,,..-<_ .. ;/,..--‐''" 丶. 、;;;;__ ` ̄ ̄;; l ヽ/  ̄ ̄ ̄ ̄ ' ー ――-┘' |┃| |┃| じゃあ、星ちゃん。これでタヌキ避けのカカシを作って♪> |┃| |┃| |┃| …むごい事を…> |┃| ◎ |┃| ◎ |┃|-----------------------------.|┃|------------------------------ |┃| |┃| ,. -‐' -~~、 / ~-=、ニー -,,,_, / ノ ○ ヽ. _ ;l.'-―‐ ' "´;;ヽ. / ´)--. Y コ || ....;;i-. - 、 | 、_)--' |ヽ コ|| .. | ヽ、,ノ | l ○ ./´ コ || |-‐'". `、 ,イ ; r‐―‐-、.--、 ..,;;|' -ー、'"`ヽ ヽ / l / i. . | | ノ ' -----------' 人 l_,,..-<_ .. ;/,..--‐''"  ̄ ̄ ヽ/ 【本を棚に戻す】
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/2462.html
ゆっくり魔法図書館 図書館-短編区画 短編集23 村紗の仕返し 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ノノ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ ,,' ; '; '; ; ヾヘ i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ ,. -、 .!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) ( ○)ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' ;ソ ノ / 从 イ (ヒ_] ヒ_ン ) レ、 }__,,.. -‐''" ,' .)ノ i" //,___, /// ,ノ ノ `゛‐-゚‐゚7ヾー イ人 U イ ノ \| ,. -、`ーz;;;;;;>、.,___,,..イ ;;;/ ― ,- 、 ( ○)'、 ,r'´7z ソ7 .`Y ノi ) キヽ-、... | / ヽ `ー--=! 〈`只´〉/ jr'⌒ヽ、 ´ ゝ ノ '-' ) ). | / 。゚∧`ー-= ;ん、;ム{|o|トX; ;ゝ'⌒ヽ ー'^ヽ、 ノ ノ .ノ | / / ヽ、 ,,..ヤ i}|o|{ /`´`ム⌒r'⌒ヽ、〉 ゝ / // | /'" ,. -、` ̄ l !{|o|}/ / ',ノノ⌒ヽ,\シi ウ -'' ) = = | ( ○) _,,.ノ! | / / ',´ < ! ( = = ノ_ノ/ | 7 ー-‐'´,./,'! i / / ', ヽ、 i ,ノ /(ヒ_] | /。゚ト-=‐'" / i l / / ; '"' ;;; ハ `' フ !"" | / / (( .〈_l / _.ん、^,,;; 'ノ ;;〉 )) フ 人 -=-|. / / r'⌒. `r'⌒` ......ヾ、;;r'´,rー-、 ピリピリ ノフ >.., ____| ''" { { ヽ7 ヽ ヽ ゞ=-‐イゝ=-――――ム 〉_〉 ,-- 、 ) キヽ-、... ...... ノ 'ー' ) ). -..、 ノ ノ .ノ =-、 / // } = . ', `ー─''´ ) = =/) =人 -=) 〈== =∠レ_ノ/ ノノレ '. ノ, ,ノ / 旡≧/ /≦乏レイ ソ フ ! | | ,rェェェ、| |"ノ 〈 ノィ 人 | | |,r-r-|.| |人 ) ココガエエノンカ ノノ ヽイレヘ >、..,`ニニ´.イレノ ´ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ /=、. \ 「 }/`,、 」⌒l ,,' ; '; '; ; ヾヘ / !\ V / ヽ l O \ .i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ .! イ`ー-イコr‐'`i ! r'´ ノ\ `!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ),'⌒ヽ、 〈彡≡}. {ハ i≡》 //」⌒l `,ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' ;ソ⌒ヽ ヽ λ ヽ 〈 } l _,i . l/ l O \从イ rr=-, r=;ァ レ、 }`ヽ .} } i ヽ \ ヽノ / ノ r'´ ノ\ .)ノ!"" ,___, "" ,ノ ノ ノ ,ヘ ム ゝチ`、 ヽ、--_ノ ノ : / / ヾー イ人 ,イ ノ 「 7 | : { { )(´ }`ヽ : l/ `ーz >、.,___,,..イ / レ′ Vノ⌒ヽミ彡≡三ミヾ壬彡ミ》 : : ( ゚ フ´ゞー~´ ̄`ゞノ´ ̄`, : ツンツン : `ー'ヾ、___(__八__ノ : ビリビリ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ O 0 。 ,- 、 ) キヽ-、... | ノ '-' ) ). | ノ ノ .ノ | / // | ウ -'' ) = = | ( = = ノ_ノ/ | ,ノ /rr=- | フ !  ̄ | フ 人 -=-| ノフ >.., ____| | \ __ / _ (m) _ |ミ| ,- 、 / .`´ \ ) キヽ-、... | ノ '-' ) ). | ノ ノ .ノ | / // | ウ -'' ) = = | ( = = ノ_ノ/ | ,ノ /(ヒ_] | フ !"" ,___| フ 人 ヽ _ン| ノフ >.., ____.| ノノ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ ,,' ; '; '; ; ヾヘ | i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ | | ,. -、 .!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) | | .| _ ,.ヘ ( ○)ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' ;ソ .| | ` ノ / 从 イ (〇) (〇) レ、 } | く/ヽ __,,.. -‐''" ,' .)ノ i" ,___, ,ノ ノ ,.==ミ、 ┌┐ `゛‐-゚‐゚7ヾー イ人 イ ノ / f庁ミ、ム | .二 ┌┐ ,. -、`ーz;;;;;;>、.,___,,..イ ;;;/ .{ . { リ } | └┘ / / ,- 、 ( ○)'、 ,r'´7z ソ7 .`Y V ノi´. リ | ┌─' / ) キヽ-、... | / ヽ `ー--=! 〈`只´〉/ jr'⌒ヽ、 ´ ゝ |  ̄. ノ '-' ) ). | / 。゚∧`ー-= ;ん、;ム{|o|トX; ;ゝ'⌒ヽ ー'^ヽ、| | ノ ノ .ノ | / / ヽ、 ,,..ヤ i}|o|{ /`´`ム⌒r'⌒ヽ、〉 ゝ ┐ | / // | /'" ,. -、` ̄ l !{|o|}/ / ',ノノ⌒ヽ,\シi─┘ ウ -'' ) = = | ( ○) _,,.ノ! | / / ',´ < ! /| ( = = ノ_ノ/ | 7 ー-‐'´,./,'! i / / ', ヽ、 i ∠ | ,ノ /rr=- | /。゚ト-=‐'" / i l / / ; '"' ;;; ハ | `' | | フ !"" ,___| / / .〈_l / _.ん、^,,;; 'ノ ;;〉 | | / | フ 人 ヽ++ン. / / ,r'⌒. `r'⌒` ......ヾ、;;r'´,rー-、| |__/ / ノフ >.., ____| ''" { { ヽ7 ヽ ヽ / ゞ=-‐イゝ=-――――ム 〉_〉 ̄ ̄ ̄ ♪さよならは言わない(小田和正) ノノ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ ,,' ; '; '; ; ヾヘ i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ ,. -、 .!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) 戦い続けた わけじゃない 流されてきたとも 思わない ( ○)ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' ;ソ . ノ / 从 イ (〇) (〇) レ、 } 追いかけた 夢の いくつかは 今 この手の中にある__,,.. -‐''" ,' .)ノ i" ,___, ,ノ ノ ,.==ミ、 `゛‐-゚‐゚7ヾー イ人 イ ノ / f庁ミ、ム 晴れわたった こんな日は いつでも 思い出す ,. -、`ーz;;;;;;>、.,___,,..イ ;;;/ .{ . { リ } ( ○)'、 ,r'´7z ソ7 .`Y V ノi´. リ 飛ぶように 駆けぬけた 遠い日の 僕らのことを / ヽ `ー--=! 〈`只´〉/ jr'⌒ヽ、 ´ ゝ / 。゚∧`ー-= ;ん、;ム{|o|トX; ;ゝ'⌒ヽ ー'^ヽ、| / / ヽ、 ,,..ヤ i}|o|{ /`´`ム⌒r'⌒ヽ、〉 ゝ ┐ /'" ,. -、` ̄ l !{|o|}/ / ',ノノ⌒ヽ,\シi─┘ こころは 今も あの時のまま ( ○) _,,.ノ! | / / ',´ < ! /| 7 ー-‐'´,./,'! i / / ', ヽ、 i ∠ | 思い出に そして 君に /。゚ト-=‐'" / i l / / ; '"' ;;; ハ | `' | | / / .〈_l / _.ん、^,,;; 'ノ ;;〉 | | / | だから さよならは 言わない. / / ,r'⌒. `r'⌒` ......ヾ、;;r'´,rー-、| |__/ / ''" { { ヽ7 ヽ ヽ / ゞ=-‐イゝ=-――――ム 〉_〉 ̄ ̄ ̄ ――――けして さよならは 言わない ,!-|-- 、 / | / _| しヘ (ノヽ ヽ ─┐ / /`!__ ヽ  ̄ノ /`l__ ヽ  ̄フ /Z_ え ┼ヽ -|r‐、. レ | ぇ d⌒) ./| _ノ __ノ しかし ぬえに 電流走る――! 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ノノ : : y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ : : ,,' ; '; '; ; ヾヘ : : i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ : : ,. -、 .!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) : : ( ○)ノ」 ノゝ、 ヾノ/ ヌリ ' ;ソ : くぅ~~~ッ、もう限界ね… : ノ / 从 イ > < レ、 } :__,,.. -‐''" ,' .)ノ i"" ,___, U "",ノ ノ : でも記録大幅更新できたから満足…! `゛‐-゚‐゚7ヾー イ人 イ ノ : : ,. -、`ーz;;;;;;>、.,___,,..イ ;;;/ : : ( ○)'、 ,r'´7z ソ7 .`Y : ノi : : / ヽ `ー--=! 〈`只´〉/ jr'⌒ヽ、 ´ ゝ : : / 。゚∧`ー-= ;ん、;ム{|o|トX; ;ゝ'⌒ヽ ー'^ヽ、: : / / ヽ、 ,,..ヤ i}|o|{ /`´`ム⌒r'⌒ヽ、〉 ゝ : : /'" ,. -、` ̄ : l !{|o|}/ / ',ノノ⌒ヽ,\シi : : ( ○) _,,.ノ! | / / ',´: < ! : : 7 ー-‐'´,./,'! i / / ', : ヽ、 i : : /。゚ト-=‐'" / i l / / ; '"' ;;; ハ : )) `' : : / / (( .〈_l / _.ん、^,,;; 'ノ ;;〉 : ジンジンビリビリ. : / / ,r'⌒. `r'⌒` ......ヾ、;;r'´,rー-、: /ヽ/ ''" : { { ヽ7 ヽ ヽ : : ゞ=-‐イゝ=-――――ム 〉_〉: ̄|_ \|\ ,.--‐‐‐‐‐--.、 ノノ `ヽ. y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ ヽ ,,' ; '; '; ; ヾヘ ハ i i i 〉 i ', i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ/ i ハ /‐/、 / i i 〈 ,. -、 .!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) V ヒ_ン )V ノ 〉 イ あらあら、隙だらけじゃない ( ○)ノ」 ノ ゝ、ヾノ / ヌリ ' ;ソ,___, ""ル' / ハ ノ / 从 イ (◯), 、(◯) レ、 }ヽ _ン / ( 〈 ヽ__,,.. -‐''" ,' .)ノ i ___ ノ ノ、,,_ _,.ィ((ハノソノ `゛‐-゚‐゚7ヾー イ人 ノ_」_ イ ノ、_八_/ # #;へ ,. -、`ーz;;;;;;>、.,___,,..イ ;;;/ # 只 # # # #/ \ ( ○)'、 ,r'´7z ソ7 .`Y( # / !ヽ #ノi# )\, ', / ヽ `ー--=! 〈`只´〉/ jr'⌒ヽ、 ´ ゝ,∠__ / / 。゚∧`ー-= ;ん、;ム{|o|トX; ;ゝ'⌒ヽ ー'^ヽ、,'ー‐、∨ / / ヽ、 ,,..ヤ i}|o|{ /`´`ム⌒r'⌒ヽ、〉 ゝ , , , }'、 /'" ,. -、` ̄ l !{|o|}/ / ',ノノ⌒ヽ,\シi #リ.」ノ' ヽ ( ○) _,,.ノ! | / / ', # #/< ! # # # # # ', 7 ー-‐'´,./,'! i / / ', #/ /⌒ヽ. i# # # # # # #冫 /。゚ト-=‐'" / i l / / ; '"' ;;; ハー-'', ト`'`ー一'___..一' / / .〈_l / _.ん、^,,;; 'ノ ;;〉 |lliii !! | ̄ ̄. / / ,r'⌒. `r'⌒` ......ヾ、;;r'´,rー-il〉!|lii|,__! ドスッ ''" { { ヽ7 Σ L_ノ Z ゞ=-‐イゝ=-――――ム 〉VWV_ノ ミ 、 ト、lVヾノ ヽノⅥノ| , ミ .ミ \、|ヽ! !/|ィ/ミ〃}ハ「ヾ ゞ ノノ ぐ ツTハ{ヾ 〈{ |L__ミ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ 彡__」| }〉 〉  ̄ > ,,' ; '; '; ; ヾヘ <  ̄ 〈 m n _∩ i ! l ! '; ', ) ) ;ヾ ∩_ n m⊂二⌒ __) ,. -、 .!ソ ノメ;;,、ヾノン/ヾ;' ' ;ノ) ( _⌒二⊃v/∠ \ \( ○)ノ」 ノ(○), 、(◎) ヌリ ' ;ソ / / ≦ \ \ / 从 イ. | |,rェェェ、| | レ、 } / /1ィト__,,.. -‐''\ \.)ノ i | |! ,-y-|| | ,ノ ノ/ /く `゛‐-゚‐゚7\ \人 ! |Ll_j__ノ| i ,イ / // フ. -、 \ zヘ>.!.,__!,,..イ_ /ヽ、/L_ - =- 三( ○)'、く /ヾム=rム 7 .i ゝ ノi√´ // ヽ `ーヽ_! }`只´{/ ヽ__/ヽ、 ´ ゝ_ゝVレ/∠ / 。゚∧`ー-==-i ァノヽr' !ィ'⌒ヽ ー'^ヽ、 Nothing really matters, Anyone can see Nothing really matters-, nothing really matters to me ノノ y´⌒ヾ、⌒゛ー-´ く≦ ,,' ; '; '; ; ヾヘ _,,....-‐‐-- 、.., i ! ; '; '; ', ) ) ;ヾ ,.-'" "'ー., ,. -、 .!ソ ;ノメ;;,、 ソ ンノヾ;' ' ;ノ) イ r、 ( ○)ノ」 ノゝ、 ヾノ / ヌリ ' ;ソ ,' ヽ ノ / 从 イ ( ) ( ) レ、 } ノ / i ハ i ハ i i ',__,,.. -‐''" ,' .)ノ i"" ,___, "" ,ノ ノ ノ i ハ- / i ハ‐/、 '; ;' / i 〈 `゛‐-゚‐゚7ヾー イ人. ヽ _ンi イ ノ イ! | ;'i > V < .V / 〉 イ ,. -、`ーz;;;;;;>、.,_.j_!__,,..イ ;;;/ レヘ/ |/// ,___, /// ル' / j ハ ( ○)'、 ,ァ'´ ヾム=rム イ `ヽ、 _,,.., ハ ハ. i⌒l⌒ヽ 〈 / ( 〈 ヽ / ヽ `ー-/ i }`只´{ i ', r'´_,, , `ヽ 〈 ノ !>| | h .イ ノ ( ) ( / 。゚∧`ー-ん_l 'ァノヽr' l; ;ゝ'´ `ヽ ' , .レ'i# λ__.l___,ノ, /レ"#/ ヽ / / ヽ、 | | }|o|{ 「 ̄i´,r'⌒ヽ、 ', ! / |##Y { レ"##〈 ) Anyway the wind blows… ひな祭り 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おい!やべえよ!雛さんが集合かけたってよ! ほああああああああああ!! マジかよ!? 副総長と特攻隊長と親衛隊長に _,,....,,_ 教授の手伝いなんか即トンして 速攻連絡すっべ!? -''" `''-、 集会行くっかねえべ!? :_,,....-'´─-< `゙' .、: ヽ ヽ _,,,...,,,__ : , '´ \ \: | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ ., 、-.♀ , `"''ヽ、 :/! _;; -──-- 、 ;_ ヽ; ;>- 、: | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,.' .\|/ `ヽ. : / ,rァ'´ `ヽ! ァ' ,ハ: _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 ヽr,ァ -‐'"´ ̄`ー---==、__ ) : | '7 / ナト /! ハ i `O |:_..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 .r⌒/ ! ! ; __ i ` 、 r ⌒ヽ :ヽ| ! /-- |_,/--ト/! | イ:"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ ソ / ハ- ,ハ /!._ハ !、 `)`; :|__|,.イ(◯) (◯) ト、_ハ、 \: `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ i '; !,ァ__,.!∨ iノ 、!__ハ ( i : /`|/"" ,rェェェ、 "" | | \ ヽ ヽ: `! !/レi' rr=-, r=;ァレ'i ノ '、. i ,ハ.rr=- r=;ァ |\! ノ : !/i、 |,r-r-| ,ハ/ ノ´`ヽ! ノ: ,' ノ ! " ̄  ̄"' i .レ' )レ'ヽ!  ̄  ̄" i ( : 〈 ,ハ,>、 `ニニ´ ''/ 八 ( | /: ノノ ( ,ハ. 'ー=ョ 人! ).ハ 'ー=ョ ,ハ ノ : ∨´\/!`>‐rァ / _//`ヽ) レ'´: ( ,.ヘ ,)、 )>、__________,.イ ハ (,,;' ソ>,、 _____, ,. /´ \ ( ノ : ノノ´ |/!/レ'´レ'´ヽ‐-、´ (|: ,,,,, ''';;';';;'';;;,., ''';;';'';';''';;'';;;,.,ρ ' ' ' {ll}rf(⌒}lk {l} ヾl) ,ノシ .lj lj´ ,,,,, O O ''';;';';;'';;;,., ヴォン ''';;';'';';''';;'';;;,.,ρ ;;''';;';α'';';';;;'';;'';;; ┌──┐ ┌─┐ ;;'';';';;'ρ';;';'';';'α;;;'';;'';;; ヴォン ┌──┐ │ 厄 │ 丨─┘ vymyvwymyvymyvy、 │ 厄 │ ├──┘ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvvMVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、├──┘ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvvMVvvMvyvMVvvMvyvMVvvMVvvMvyvMVvvMvyvMVvv __∧" ト-、∧‐ァ 7ゝ / \ヽ, ハノ V _」∠ 7ァ_ゝ、 ,. ,.└"´`゛'┘_、 __/} _...-――-...、 ,、 ., 'ィiヽ' _ゝ''  ̄ `ヽ!, ,.',. '´ `' 、 _( ,'((.),',._-;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヒ) )‐7 /キア'" ', `フ ノ , lヽ ハ , !、 ∠ヽ{/ ;;,-―´ ̄ ̄゛‐-.;;へ> ,イ / ,' ! i .ハ _ノ_ ハ Y r'´ r'"イ .ノ\| |/(,. ト゛'、`'、 (;/ / ヘ ,イ Λ ,) '、 ', 、!ァ´\ノレ' レ' / Y i、( { !、 l rr=- r=;ァ i ,.! } (;;Y´,i リゝ、从リi八イ i 厂 ( ソ´ i´ ttテュ, ,rェzァ ハヘノ レヽ.,ト' -=ー 'ト,.,r'レ ,丿, | i. rr=- r=;ァi |ノ y' ! !."  ̄  ̄ "ノノハ .{ ,}' ', /{, } ノ,' l | | " ̄  ̄"| | ,.( ! ,ヽ_ゝ. 'ー=ョ ,ハ ! { '´レ1 ヽ ,r' 「レ`' |ノ 丿| Λ ''ー=ョ .イ ,! ゙ーゝ、ノ )ハ>,、 _____, ,.イ ノ ソ ゙ー' レ~i` ヽ 、_ . ,r' `i~レ | 八 ヽ_` ー-‐i'´イリ, ヴォン .ィ⌒ヽ i⌒ii⌒i ィ⌒ヽ .ィ⌒ヽ i⌒ii⌒i ィ⌒ヽ ', .ィ⌒ヽ i⌒ii⌒i ィ⌒ヽ ((、、、(((\ニニニ/))), , ,)) ((、、、(((\ニニニ/))), , ,)) ((、、、(((\ニニニ/))), , ,)) ヴォン _~l |(Θ)| l~_ ._~l |(Θ)| l~_ _~l |(Θ)| l~_ ( _.l l ⌒ l l._ ) ( _.l l ⌒ l l._ ) ( _.l l ⌒ l l._ ) ヴォン \ I |i⌒i| I / .\ I |i⌒i|. I / \ I |i⌒i|. I / ⊂ニUl lUニつ ⊂ニUl lUニつ ⊂ニUl lUニつ .i_j ブォン i_j ブォン .i_j rァ' ̄77ヽ. iア'ヽ、 }! !{ i,} r/ /,ハ、 '、 ヽ、」|‐-r' /ソ !{ .>;-‐ァ'`'ー'i-<__ン 丶 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ / く__/ '、__, `ヽ | てめェら・・・・ │ .// ;' __,/! ,ハ /ー!-‐/!.. '. | 平成22年度 │ .,.' ;' ! ./_」/ レ' ァ'‐_-'、! . i < ひなまつり │ く.; ! i ttテュ, ,rェzァ Y | │ “庇那魔突離”の │ f⌒li i ! !i"" ̄  ̄"" !, i │ ながしびな │ |圭ヨ └i__,.ヘ,ハ rァ- 、 / 丿' │ “厄殺し”に │ |韭ヨ / !、.,  ̄ ̄ ,/ 冫 \___________/ 襾′ ;' ! ./`"7''=r‐ァ'´ /、 ゙l「 i. Vヽrイ__!/ _,. イ` |`ヽ、 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ || '、 r! `ヽ!7‐ァ'--‐ァ''´ ┤ 厂`ヽ < よく来て │ || ,i>く二ソi-iヽ、 /! r / l | くれたナ… │ || rく iソ /!´`ヽ、>'  ̄l f 「 ! l \______/ || `ヘ._ r! /、 ,ンl ̄ ̄ ̄l l 厄神l || l`'ヽ'| ) ノ l l l/ / l || トl__l l l___l l/ l || { ! l 〉-‐ l || レヘ l { ̄` l {ll}rf(⌒}lk || } {`ー-ァ'--' f } {l} ヾl) ,ノシ || Y ヽ___ヽ______{´ ̄`` / .lj lj´ || l __ l_______ゝ、 / O O || レ/ / l ̄l ̄「 ̄l ̄/ ヽ / || 〈/ / ! ! ! l `ト、 レ′ || l V 〈} {ll}rf(⌒}lk {l} ヾl) ,ノシ .lj lj´ O O ,rァ''´ ̄/ヽ. rァ‐‐rァ-、 }| |{、 レヘ.__r'7 /r'_/ rア⌒'、 ゞ、>'-‐' ‐-<"´ `アi7 }j___,,.>'"´ 厄 `゙'< /{ それじゃいくぜ?おめえら・・・・ ノ _/ / / ! ,ハ /| i ∨,j ´ ̄ ;' ,. i / 」_/ |__/ _」 ,ハ i | ハードラック レ'ヽ! ノ ttテュ, ,rェzァ_/ ,ハ、 ”不運” と踊りたくなかったら・・・ / └ァ;ハ !"" ̄  ̄"" リ ./ iヽ、// / 7. -=ョ ,ハ ,'`ヽ〉 おれ けつ! !} ∨ .ノ`> , ____ , . イ| |// |{ ”私”の”後ろ”ついてこいや・・・ /丶89  ̄ ̄ |Cノ / //7ゝ〇 ノ\ / (_///⌒γノ/厄_) / ヴォーーーーーン / /// ///ノ / ヴォンッヴォッヴォーーーーーーーーーーーーーーン // |/ /// // / / / // / / // i、_,ノ // 量産型八雲藍 初出 ゆっくりしていってね!!!のガイドライン ★178 ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i 頭がヒットした悪霊への対処だとか… i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イr'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ 月からの呪術による幻想郷攻撃だとか…〈_,.イ イ ,ィ´ レ´ `.!ヽ! ハ i i .レイl' rr=-, r=;ァ.! ハ/ヽ 最近色々あったせいか… 〉. i i ' u. ̄  ̄"从 ( i /〈 lヽ, . -=- ,.イノ Y …式の予備が尽きてきたわね… ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ,,' ) i,.-ハ/ ゝ、__ 7 iゝノヽi ヽ.イ .∧ ○、,_ .∧ ○、,_ ○、.,_ / ', / `ヽ.`ヽ. ○、.,_ / ', / `ヽ.`ヽ. /´ `ヽ)!へ,/V/、 ' ,_,ノト 、 /´ `ヽ)!へ,/V/、 ' ,_,ノト 、 ,' _[_`ゝ-‐''´ヽ、/ !/ ,ハ ,| ,' _[_`ゝ-‐''´ヽ、/ !/ ,ハ ,| ,' ´ |レへ,! / ! ,' ´ |レへ,! / ! /_.7-‐ァ' ̄!二7´ ̄7ヽ、/`ヽ._! !/ | /_.7-‐ァ' ̄!二7´ ̄7ヽ、/`ヽ._! !/ | r' ̄7-‐'"´ ̄  ̄`ヽ、_!`ヽ、___! |、/ヽ| r' ̄7-‐'"´ ̄  ̄`ヽ、_!`ヽ、___! |、/ヽ| !ァ'´ , _!_ , ,ハ-‐! 、`ヽ、___7、 ,ハ | !ァ'´ , _!_ , ,ハ-‐! 、`ヽ、___7、 ,ハ |;' ,' /´ゝ、!. / ァ'/ノハ/! ヽ. ヽ ! ./ / ;' ,' /´ゝ、!. / ァ'/ノハ/! ヽ. ヽ ! / /! ! ;' .(○ | ̄ ̄| ○) ! /! ハ!/ / ! ! ;' .(○ | ̄ ̄| ○) ! /! ハ!/ /`ヽ! ! "" | .藍. | "" .レ' ,' ./ |‐--‐< `ヽ! ! "" | .藍. | "" .レ' ,' ./ |‐--‐< レ'7 | .九. | .,' レ' ./ く\ .レ'7 | .九. | .,' レ' ./ く\ 〈 ヽ、 | .八. | ,イ / ハ 〉 < `> 〈 ヽ、 .| .九. | ,イ / ハ 〉 < `> `ヽ./.>|__|_ ,. イ;'/、/_!/>、,__,.>'´. `ヽ./>|__|_ ,. イ;'/、/_!/>、,__,.>'´ ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i 九尾の狐なんて滅多にいる妖怪じゃあないし… i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イr'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ 器の「複製」を用意するにも時間が必要…〈_,.イ イ ,ィ´ レ´ `.!ヽ! i i .レイl' --=, =- .! ハ/ヽ かといって新しい式を作るのも色々と不安… 〉. i i ' u. "从 ( i /〈 lヽ, . -=- ,.イノ Y どうすれば… ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ,,' ) i,.-ハ/ ゝ、__ 7 iゝノヽi ヽ.イ ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イr'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ〈_,.イ イ ,ィ´ .レ´ `!ヽ! ハ i i .レイl' rr=-, r=;ァ. ! ハ/ヽ …複製? 〉. i i '.  ̄  ̄"从 ( i /〈 lヽ, . -=- ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ,,' ) i,.-ハ/ ゝ、__ 7 iゝノヽi ヽ.イ. _. | |. | |. | |. | |. | |. 二. | | ゙‐' ,.--、_,,....,,__,. -- 、 ,.- '"// ⌒ヽヽ //⌒l | / l | ___ ___',',nイk___,// ヽ, ,' ヽ_rゝゝ-' ー',.-、- 、イ、 i i ,.へ_トー'"____,.ィ ! ハ、___ イヽ、イ r'⌒ r´γ /__,.i i / V__ハ ゝ _人人人人人人人人人人人人_ 〈_,.イ イ ,ィ´(ヒ_] レ´ ヒ_ン`!ヽ! ハ > いい事を思いついたわ! < i i .レイl'/// ,___, // ! ハ/ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 〉. i i ' ヽ _ン 从 ( i /〈 lヽ, ,.イノ Y ノ イ /ヽ、| i>r--r,=´/ _ハ, ,,、 // ,.・'  ̄ ̄'ヽ. ' =-____ _____ 〈 リハlノ´r zN.〉 三  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ o.・'丈r=' __, ノ.,゚・o  ̄ ̄ ̄ =──____ ヾ.`) ('`′ 、=-゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 'i \ 。 .,. '⌒`ヽ、, -'⌒'- , . 。 . . ,, '"⌒ヽ . , -'" ... .... ` .... ヽ.. .` , -'"` -'"`' ,, '" ;'゙~`、 。 ,, '"... ... ....`ヽ , -'" , -'⌒'- ,,,, -'゙´`- ,,,, -'" ノ ヽ ,,''.,,. .゙、, -'"` -'".. . .. .. .. .. .... )'" / ,,,,,,, ,, ,l.,.,._____.................. 彡ミノ;ミ;;ミ ,.,.,. - , ... . . . .. . . ヽ /\....ヽ,"'-, '.ノ,,,,.;八"""''"´"/i"'|il|"''"´ ,., ヽ,.,.,., ;;;; ⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,))_|田|_|_8.__ノ ノ "" ,---- ,. .. .`"''"'"'" ⌒.. .ヽ. ; ; .. . ( (───、 ──-'" /\;,,,,,, ヽ、. ⌒; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^ \\ . .. .. . |;;;;;;|_田__| ヾヽ/ノノ;;;ノ.'- ;; ;; ; ... ; ;) ) ; ; \\ "'| i | l|"''゙~^^゙^^~^'''^^゙゙^^゙^^゙゙゙''^^~^^^゙ ^´´^^゙゙'''~~~^'゙^^^^゙ 数日後... _人人人人人人人人人人人人人人_ > .行きなさい!量産型八雲藍! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ _,.、 /7ヽ. / ;ヘヽ,.___, ' ∠i /_ ,' /´ i | / / / / `'' 、 ,..., ,.'"' ; '、 | |_/∠、r'-'、_ノ `ヽ. ,.., ,..,r-、-i‐ ヽ ! \ゝ'-'"´ ̄; ̄ヽ_ -、_,ノ i. / r⌒ト ヽ ヽ メ´ i ,.., rゝ、‐ '" / | ! ,ハ-‐ハ`'ーrヽ、__」、. .i エ /ヽ)‐, ヽ ヽ ヽ、i i キ,...,. '"/ /-‐ /! ,' -‐ ヽ! i`ヾr-r' .r 、 i / `y メ ,.-i‐|―`-''" ヽ, × / i /rr=- レ' r=;ァ.ハ /! ,ゝ .__i、| Y ー-〈_i_ ー,!‐|―' / ̄ //! ,ハ // ///.レ' |/ |. ヽ ヽ- 、 i i| ) し!‐!'入 ,,..ノ. .rヽ 人. 'ー=‐' .7 ,' i |. `ヽ、 ` ノ二!ニ) /_.〉 i..__ )ン ト>.., _______,,, イ.イ / .ハ ',..__.ヽ i_ 。-8く ニ=8- `ー―――――――――─ ''';;';';;'';;;,., ――――――――'"´ ̄ ''';;';'';';''';;'';;;,., ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;; MVvvMvyvMVvvMvyv=Vvv、 ___ヘ^-^=-__^-^__ヘ^___ヘ へ__へ へ____へ へ__へ へ__へ へ_____へ o-、 o、 o-、 o、 o-、 o、 /ヽ、> ,へ 〉 /ヽ、> ,へ 〉 /ヽ、> ,へ 〉 / ´ ̄`""''ー'__〉 ', ./ ´ ̄`""''ー'__〉 ', / ´ ̄`""''ー'__〉 ', /-r‐'T´i二rニヽ___ へi /-r‐'T´i二rニヽ___ へi /-r‐'T´i二rニヽ___ へi .r',>''"" ̄ `ヽ、!'ヽ、ト .r',>''"" ̄ `ヽ、!'ヽ、ト, .r',>''"" ̄ `ヽ、!'ヽ、ト, .Y ゝ / ヽへ Y ゝ / ヽへ..Y ゝ / ヽへ〉 | (ヒ_] ヒ_ン ) `Y | (ヒ_] ヒ_ン ) `Y | (ヒ_] ヒ_ン ) `Y ⊂⊃  ̄ ̄ ` 、 "" ⊂⊃  ̄ ̄ ` 、 "" ⊂⊃  ̄ ̄ ` 、 "" | ヽ ̄ ̄,___, , ヽ ̄ ̄,___, , ヽ ̄ ̄,___, , i' ' 、 ヽ _ン ) ,i' ' 、 ヽ _ン ) ,i' ' 、 ヽ _ン ) ,i' ーr------< ' ーr------< ' ーr------< ' _人人人人人人人人人人人人人人人人人人_ > 何てもん作ってんですか紫様ァ!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ O o ,.ィ´`ヽ、 ノ/´`ヽ、 _,..-‐''"´ ̄ ̄ `ヽ、 ,..-ァ ノ i --,='='ヽ、 ' , ,. '"´ / '´ /_) (/ く__/ \/ くヽ, ____,rイ、_ヽ____,.へ、____,.へ__/,イヽ; /! ト--, r_ニ=-=r_ニ=-r、__,イヽ, オ、、 ヽ、r-、__>-r-‐、'" i i;イゝ L,.-!_r'´ イ-─ハ ハヽ)ニi ヽ、ヽ ! i i i i | _!_ ! ハ イ | 〈イ´ γ ./i__,.!/ V 、!__ハ i `i 〈Σ>イ ハ__,.! レ'!ハレ、!__ハ ,! ! | `i !イ´|イ (○) (○) ハ、 | | i i. (○) (○)| l| | | ハ ヽ,ゝ" ̄ .,rェェェ、 ̄' i ハ!' ! i |'" ̄ ,rェェェ、  ̄' ハ リ / ゝ、イiヽ、 |r--、l 人! ! ハ !、 |r--、l ,.イ / ル `ヽ、_,>, `ニニ´_,,.イ レ'i ハ |.>,、 `ニニ´,.イ レ'i ハ 【本を棚に戻す】
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/1899.html
そのまりさは畑を守っていた。 耕された、栄養さんのある黒い土。 そこに、さほど深くなく埋められた小さな小豆色の種。 埋めたのは何日前になるだろう。 三日より前は数えられないからわからない。 気が遠くなるくらい年月をこうして守っている気がする。 だが、冬さんはまだ1回も来ていないし、まあるい月さんはまだ2回しか見てないから、そんな長すぎるわけではないだろう。 畑からは数本の、長い茎が伸びていた。 種から出た芽が成長し、伸びたものだ。 その茎の先端に、ピンポン玉かミニトマトくらいの大きさの、丸いつぼみがくっ付いている。 それは、まりさの我が子たちだ。 愛しい我が子達だ。 立っている茎の周辺には、枯れてしなびた茎や、半分から先が齧られて無くなっている茎もいくつかある。 それは、育たなかった我が子たちだ。 あるいは、守れなかった我が子達だ。 まりさは先端を削った短い棒を口に銜えながら、大分前からこうして我が子を守っている。 やがて、あの丸いつぼみが花さんが咲くようにゆっくりと割れて開いて、中から可愛い我が子が生まれてくる。 それを、まりさはひたすら待っていた。 「みずさんをかけるよ! ゆっくりそだってね!」 「はやくおおきくなってね!」 まりさとれいむがすっきりー!して、れいむの頭から伸びた蔓に宿り、そして零れ落ちた数十の小豆色のゆっくりした種。 日当たりの良い肥沃な土地を木の棒で耕して畑を作り、撒いた種にそっと土を被せる。 その上に、まりさは川から口に含んで汲んで来た水さんをかけた。 まりさとれいむの種族はこうやって子供を作るゆっくりだ。 土に抱かれて水分をたっぷり吸った子供たちの種は、やがて土の中で小さな芽を出す。 夜のうちに土を押しのけて芽は外に出て、朝の光を浴びるだろう。 「ゆっ! めさんがでたよ! ゆっくりしていってね!」 「おひさまをあびて、ゆっくりはやくそだってね!」 日光を浴び、穏やかな風を受けた小さな芽は、すくすくと育つ。 葉を二枚、四枚と増やし、茎を伸ばし、空へ向かって成長する。 しかし、全部の種が芽を出せるわけではないし、全部の芽がそうなるわけではない。 「やべでえええええ!! はとさん、まりさたちのたねをたべないでええええ!!」 「ここはれいむたちのはたけなんだよお!? たねさんたべたらあがちゃんだちがゆっくりできなくなるでしょおおおお!? ほじるのやめないとれいむおこるよ! ぷくー!!」 「うわああああああ!! めさんがたべられぢゃっでるうううう!!」 「どおじでごんなごどずるのおおおおお!? とりさんやむしさんには、ちもなみだもないのおおおおお!?」 折角撒いた種や、折角発芽した芽を何割か食べられてしまったまりさとれいむは、畑を守る必要性に直面する。 群れで畑を作っている同種のゆっくりたちは、一箇所に畑を作って皆で植えて、皆で交代で畑を守る事もするという。 しかし、いかなる理由によってか群れに属していないまりさとれいむは、たった二匹きりで自分たちの畑を守らなければならなかった。 畑を守るのは容易ではない。 畑を襲いに来る外的は、昼に来るのも夜に来るのも居るからだ。 加えて、まりさとれいむは自分たちが生きるためにご飯を調達しなくてはならない。 交代で畑の番をすれば、片方一匹だけでは畑を守りきれない事も多いのだ。 そして、畑を襲うのは何も外敵だけではない。 「ゆっ! おいしそうなやさいさんがはえてるよ!? むーしゃむーしゃしあわせー♪」 「なにやっでるのおおおお!? それはまりさたちのあがぢゃんなんだよおおおおお!?」 「ゆ? なにいってるの? あかちゃんがはたけからはえてくるわけないでしょ? へんなうそをついておやさいさんをひとりじめしないでね!」 「まりさたちはそうやってこどもをつくるゆっくりなんだよ! そのくきさんからまりさたちのあかちゃんができるんだよ!?」 自分たちとは繁殖方法が違うので、それが子供たちが実のる茎だと知らないゆっくりの襲来。 「ゆーしょ! ゆーしょ! ゆー! いっぱいしごとごっこしたりゃ、ちゅかれたよ!」 「なにやっでんのおおおお!? どうじでくきさんをひっこぬいでるのおお!! どこのちびちゃんなの!? おやはどんなぎょういくしでるのおおおおお!? ばかなの!? しぬの!?」 「ゆぇーんしりゃないおばちゃんがいじめりゅー!」 「ずいまぜんずいまぜん! なにもわがらないこどものやっだごどなんでず! ゆるじでね! ゆるじでね!」 分別の付かない子ゆっくりの遊びや悪戯によって、台無しにされてしまう茎や芽。 自然環境もまた、敵である。 「どおじでかれじゃっでるのおおおおおお!?」 「ゆう…あめさんがゆっくりしてたから、ねっこがくさっちゃったんだよ…おひさまもっとでてね!」 「こんどはどおじでたおれちゃでるのおおおお!?」 「ゆうう…あめさんがたりなかったからだよ…みずをくんでこなきゃ…おひさまあんまりゆっくりしないでね!」 「ゆあああああん!! やべでね! かぜさんゆっぐりふいでね! れいむたちのこどもをゆっぐりさせであげでよおおおおお!!」 「ゆああああん! せっかくみがつきはじめたのにいいい!! おっごちぢゃっだよおおおお!! かぜざんのばがああああ!!」 ただ長雨が続いたり、日照りが続いたり、風が強く吹くだけなら多数は残ってくれる。 最大の敵は季節の変わり目にやってくる。 「たいふうざんゆっぐりじないではやぐどっがいげえええええ!! あめさんもかぜさんもどっがいげええええ!! れいむのかわいいちびちゃんをゆっぐりさぜろおおおお!! たいふうさんはゆっぐりじねえええええ!! こどもだちはれいむがまもるよおおおおおお!!」 「れいむ! だめだよ! はやくおうちにもどってね! れいむがえいえんにゆっぐりしぢゃうよおおおお!!」 大粒の雨が勢いよくれいむの体を打ちつけ、強風がゴウゴウと森の木々を揺らすなか、れいむは畑の前で暗い空にむかって叫んでいた。 まりさは帽子が吹き飛ばされそうになるので、おうちの中かられいむに呼びかけるしか出来ない。 だが、必死に畑を守ろうとするれいむには、まりさの声は届かなかった。 やがて、れいむの悲痛な声も風に掻き消されて聞こえなくなり、台風はその夜が明けるまで猛威を振るい続けた。 ゆっくりできない台風さんがれいむと、畑の子供たちの多くを永遠に連れ去ってしまってからも、まりさは畑を守り続けた。 残った実をつけている茎は、まりさが数えられるほどしか無い。 たったこれだけしか、生き残らなかった。 台風の後も、大きく育ったつぼみを狙って、捕食種のれみりゃやふらんが畑を襲う事もあった。 「うー♪ うー♪ あまあま~♪」 「やべろおおおお! まりさのあかちゃんたちをすうなあああ!!」 「ゆっくりしね! ゆっくりしね!」 「ゆっ! このっ! ゆぎゃあああ!!」 生まれる前の、赤ゆっくりを宿したつぼみは捕食種にとって絶好の餌である。 毎夜襲来するれみりゃやふらんに対し、まりさは尖った棒で必死に応戦し、傷だらけになって畑を守ったが それでも力及ばず、残り少ない実はさらに少なくなってしまった。 あらゆる色んなものがゆっくりしてくれなかったので、愛しいれいむとの結晶は、たった一本の茎とその先端のたった一個の実だけになった。 だがそれも、やがて報われる。 茎の先のつぼみは、ようやく充分な大きさにまで育っている。 もうすぐだ。 もうすぐ、あのつぼみが、実が割れて、中からまりさとれいむの赤ちゃんが姿を現すはずだ。 そして、ゆっくりしていってね! と挨拶してくれるに違いない。 そうしたら、自分も涙を流しながらゆっくりしていってね! と返すのだ。 茎から元気よく飛び降りてくる赤ちゃんをまりさのお腹で受け止めて、そして残った茎をまりさが柔らかく噛み砕いてから、 赤ちゃんたちは生まれて最初のご飯を食べるのだ。 それからは、まりさは赤ちゃんとゆっくりした日々を過ごすのだろう。 まりさはその瞬間を待ちわびながら、畑の前で守り続ける。 いまかいまかと、つぼみを見つめながら。 そして、運命の瞬間は 「ゆっ…! つぼみさんがひらきはじめたよ! まりさのあかちゃん、ゆっくりでてきてね! ゆうううう! おそらさんにいるれいむ、みて、まりさたちのあかちゃんがゆっくりうまれるよおおおおお!!」 「ゆっくち…」 ゆっくりと 「あっ、こんなところに畑さんがあるよ! 赤ちゃんゆっくりさん、お兄さんに千切られてね!」 「ゆびぇ!」 台無しにされた。 心無い人間の手によって。 「ゆうううううう!? にんげんさんなにやっでんのおおおお!? まりさのあかちゃんがああああ!!」 「何って、赤ちゃんは畑から勝手に生えてくるものでしょ? お前ら、俺の畑をいつもそうやって荒らすじゃん。 赤ちゃんを独り占めにするのは悪い事なんだよ? 」 「あかぢゃんはかっでにはえでごないでじょおおおおお!? それに、まりさはにんげんさんのはたけをあらしたごどなんがないよおおおおお!! どおじでごんなひどいごどずるのおおおおお!!」 「うるせえ! いつもいつも俺が苦労して耕して、種を撒いて、虫を取って、鳥を追い払って、育てた野菜を収穫前に荒らしやがって! 野菜だって勝手に生えてこないんだぞ!! お前がやってなくても、お前らの仲間がやってるんだろうが! お前らゆっくりなんて大嫌いだ!! 全滅しちまえ!! 種族を残せないようお前らの畑全部潰してやる!! ヒャッハー制裁だ!!」 …結局、人間の八つ当たりに近い報復行為のおかげで、まりさは自分たちの子供を一つも守る事が、生まれさせる事が出来なかった。 たった一つの、生まれようとしていた赤ちゃんを人間に潰され、自身も暴力を振るわれてボロボロになったまりさは 痛む体を引きずって畑の上に投げ捨てられた、生まれるはずだった我が子の亡骸に這って近づいてゆく。 人間の手で乱暴に掴まれ摘み取られ、握りつぶされて捨てられた赤ゆっくりのひしゃげた体からは、餡子がぶにゅると漏れていた。 まりさは涙をとめどなく流すと、我が子の亡骸に頬を摺り寄せた。 声も出なかった。 泣き言一つ呟く気力すら、まりさには無かった。 やがて秋が訪れ、冬を越し、暖かい春が来た。 「みずさんをかけるわ! ゆっくりそだってね!」 「はやくおおきくなってね!」 まりさとありすがすっきりー!して、ありすの頭から伸びた蔓に宿り、そして零れ落ちた数十の小豆色のゆっくりした種。 日当たりの良い肥沃な土地を木の棒で耕して畑を作り、撒いた種にそっと土を被せる。 その上に、まりさとありすは川から口に含んで汲んで来た水さんをかけた。 生き延びて冬を越したまりさはありすという新しいパートナーを見つけ、再び畑に子供たちを植えた。 土に抱かれて水分をたっぷり吸った子供たちの種は、やがて土の中で小さな芽を出す。 夜のうちに土を押しのけて芽は外に出て、朝の光を浴びるだろう。 「ゆっ! めさんがでたよ! ゆっくりしていってね!」 「おひさまをあびて、とかいはにそだってね!」 まりさは何度でも繰り返す。 何度芽を踏み潰されても、引っこ抜かれても、雨や日照りや強い風に枯らされても、台風になぎ倒されても、 捕食種に実を食べられても、人間に意地悪されても。 それでも、種を撒き、育て、畑を守る。 今度こそ、今度こそ守る、ゆっくりした自分たちの赤ちゃんと、ゆっくりしていってね!と笑いあうと胸の内で誓った。 元ネタ:M1