約 3,545,402 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1898.html
ゆっくり実験・まりさ解体 やあ。僕は人里に住む普通のお兄さん。 最近、僕のまわりの連中が、ゆっくりゆっくりとうるさいので、僕もゆっくりに興味を持った。 ちょっと実験してみることにした。 「ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!!」 テーブルの上で叫んでいるのは、金髪で黒帽子のゆっくり。 ゆっくりまりさというやつだろう。 大きさは逆さにした洗面器ぐらい。 森の奥のほうで見つけて、お菓子をエサに交渉した。 独身(っていうの?)だったせいか、簡単に箱に入ってくれた。 うちに連れてきてから、約束どおりお菓子をやって布団で寝かせたため、元気まんまんだ。 今日は三日目。すっかりなついてくれたので、そろそろ実験することにする。 僕はテーブルの前に立って、まりさを見下ろした。 「ゆっくりしていってね!!!」 さっきまで毛づくろいをしてやっていたので、とても上機嫌だ。 リズミカルにゆらゆらと体を左右に揺らし、それにあわせて歌うようにあいさつしている。 「ゆっくり! ゆっくりしていってね!!!」 「うん、ゆっくりしているよ。まりさもゆっくりしてる?」 「ゆっくり、ゆっくり!」 勝ち誇った顔でぴょん、ぴょんと軽く跳ねた。 ああ、ほんとにゆっくりという言葉が好きなんだなあ。 無邪気でかわいらしいけれど……無防備すぎる気もするなあ。 こんな生き物を今から**してしまうなんて、なんだか悪い気がする……いや、実際悪いことなんだな。 でもまあ、誰も止める人はいないから……やってしまうか。 「まりさ、ちょっと向こうを向いてくれる?」 「ゆ! ゆっくりむこうをむくよ!」 ぺったりテーブルに接した面を、むにむにと動かして、まりさは背を向けた。 僕の前にそびえる、ペットボトルぐらいの高さの黒帽子。 「お帽子取るよー」 「ゆ? おぼうしとるの?」 きょろきょろ振り向いて、まりさは不安そうに言った。 「おぼうし、だいじだよ! とらないでね!」 「だいじょうぶ、すぐ返してあげるから」 「ゆー、それならいいよ! でもゆっくりしないでかえしてね!」 帽子を取ってからかうのは、この三日で一番楽しい遊びだった。 しかし、それもいまは割愛。 帽子を取ってまりさの見えるところに置いてやってから、僕はまりさのお尻、っていうか後頭部を、軽く持ち上げた。 「いくよー」 「ゆ?」 ぐさっ。 後頭部の一番下。底との境目の部分に、僕は素早く果物ナイフを突き刺した。 もちもちした皮の手ごたえがした。ああ、ほんとに饅頭だ。 「ゆぎゃああああ!?」 まりさは金切り声を上げて飛び上がった。凄まじい声で、刺した僕のほうがビクッとした。 でも、無理もない。人間だっていきなり刺されたら悲鳴を上げるだろう。 「おにいざん、なに? なにじでるの!?」 「動かないでっ」 悪いと思いつつ、振り向こうとしたまりさを、片手でぎゅっと押さえつけた。 そのまま、サクサクとナイフを横へ滑らせて、まりさの底を切り取っていく。 「いだああぁぁ! いだいいだい、まりさちぎれちゃうよおお! やめてねおにいさんやめでね! やめで、やめないどまりざおごるよ!」 サクサクサク。四分の一回った。ほころびた裂け目から、ねろっと餡子が漏れ始める。 餡子が漏れたら失敗だ。僕はあわてて、押さえる手の力を調節した。 まりさは水揚げされた魚みたいに、猛烈にびたびたと暴れる。僕の手がぐいぐいと持ち上げられる。 「やめてっでいってるでしょおおお!!? どうじてやめでくれないのおおお!!? まりざっ、まりざちぎれぢゃうってばあああ!!!」 サクサクサク。あごの下まで来た。やりにくい。僕はテーブルをぐるっと回ってまりさの正面に来た。 カッと見開いた目に涙を溜めて、信じられない、という顔でまりさが必死に訴える。 「おにいざん、まりざだよお!? なかよしのまりさだよ!!! まりざがしんじゃってもいいの!!?」 「頼むからおとなしくしてよ、餡子出ちゃうよ」 僕が言うと、顎の下に目をやって、まりさは凍りついた。わなわなと震えだす。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! あんこでてるあんこでてるあんごででるうう! あんこっ、あんこでたら、まりさしんじゃうんだよおお!! だめっ、だめだってばああ、やめでねえええ?」 サクサクサク。顎の下を過ぎて、四分の三まで来た。まりさは餡子が出るのが怖いのか、もう動こうとしない。 僕は、まりさの叫びに、なんだかドキドキし始めていた。 こんな凄まじい悲鳴を聞いたのは初めてだ。こんな無力な悲鳴を聞いたのも。 メチャクチャにしてやりたい気分がすごく高まって、ちょっとアレな話だけど、ズボンの中が硬くなってきた。 「あ゛あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛あ゛っ」 なすすべもなくうめくまりさの前で、サクサクサクとナイフを動かし、出発点へ向かった。 サクッ。 到着。 まりさの底を、切り離した。 「ふう……」 僕は手を離し、ナイフを置いて、額の汗をぬぐった。まりさは「あ゛」の形に口をガッと開いたまま、ひくひく痙攣している。 「まりさ、まだ歩ける?」 呼びかけへの返事なのか、それとも単に逃げようとしたのかわからないけど、まりさは体の左側をグイッと動かそうとした。 その途端、ムリッと餡子がこぼれそうになり、まりさはビクッと動きを止めた。 「動ける、っていうか、試すことはできるんだな」 「あ゛あ゛あ゛……」 「ごめんよ、どうしても確かめたかったもんだから」 「あ゛あ゛……おにーざん、ひどいよ……」 涙をだくだくたらすまりさの後ろへ回って、今度はお尻の下端、っていうか皮の「すそ」に両手を差し込んだ。 「ゆ゛っ?」 めりめりめりめり。 僕は、まりさの金髪に覆われた後頭部の皮を持ち上げた。 ちょっとした毛布ぐらいの厚みのあるもちもちした皮が、めくれていく。 「ゆぎゃあああああ!!! やめでやめでやめでやめでやめで!!! まりざまりざまりざっ、めくれっ! めぐれぢゃううう!!!」 痛みと恐怖のあまりパニックに陥ったのだろう。 まりさは絶叫するとともに、ずりずりと前へ進もうとした。 ところが、底の部分は完全に切り離されているものだから、進まない。 ただ上部の皮と、中身の餡子だけが、前へ進もうとする。 「あっ、こら、だめだよ!」 そのままだとベチャッと崩れてしまいそうだったので、僕はあわてて片手をまりさの顔にかぶせた。 顎の下をつかみ、そちらの皮もめくりあげる。 めりめりめり、めりりっ。 「ゆびゃああああああ!! いだいめぐれらぎゃばわがが」 メチャクチャに動きながら混乱した叫びを発している、口のところまで、皮がめくれた。 さあ、ここからが見所だ。 メリメリッ! 口の上、鼻のところまで(ゆっくりに鼻はないっぽいけれど)、皮をむいた。 どうなるだろう? まだ動くかな? 子供のように胸がわくわくして、ズボンの中が痛いほど突っ張った。ああ、これは夜使えるかも。 「……ぁ…… ……」 餡子から剥がされても、数秒の間は口がぱくぱく動いた。 だが、じきに静かになった。 ということは―― 皮は本体じゃない、のかな。 僕は慎重に、前後左右からまりさの皮をめくりあげていった。 半分ぐらいの高さまでめくりあげると、スポッという感じで手ごたえがなくなった。 「あっ……」 まりさが剥けちゃった。 ヘルメットのような形のもちもちした分厚い皮が、僕の手の中にあった。 テーブルを見下ろすと、お椀を伏せた形の餡子の小山があった。 まりさの、中身だ。 僕はまりさの「頭皮」を、そうっとテーブルに置いた。 中身のない頭皮は、柔らかな帽子みたいに、少し型崩れしたものの、自立した。 僕はまず、そちらと対面してみた。 『皮だけまりさ』はデスマスクのようだった。瞳孔はなくなり、目玉は全体的に黒ずんでしまっている。どっちを向いているのかわからない。 口からはダラリと舌が出ている。その奥は貫通して内側が見える。 ぽっかりと開いた、ただの穴だ。 「まりさ、まりさ?」 返事はない。ぐてっ、と傾いたまま、ピクリとも動かない。 どうやらやっぱり、皮はまりさの本体じゃないらしい。 では、中身だ。 僕は餡子の小山の正面に回ってみた。 『皮なしまりさ』は、黒赤紫色の、てらてらしっとりした小山だ。 二つの小さなくぼみと、ひとつの大きなくぼみがある。眼窩と、口腔だろう。 声をかけてみた。 「まりさ、まりさ」 返事はない。ピクリとも動かない。 餡子なんだから当然だって? でもこいつは、ついさっきまで話をしたり、跳ねたりしていたんだ。 この餡子に力を蓄え、この餡子でものを考え、この餡子で痛みや喜びを感じていたはずなんだ。 僕は人差し指で、餡子に触れてみた。 つんっ。 動かない。ピクリともしない。 少しすくって舐めてみた。 ぺろっ……。 ほんのりした甘味。だが、やはり反応はない。 でも、人間の脳みそだって、動かないし反応なんかしないはずだ。 ひょっとしたら、このひと盛りの餡子の中で、苦痛と絶望の感覚が荒れ狂っているのかもしれない。 目玉を引き抜かれ、皮をすべて剥がれ、敏感な内臓を直接空気にさらされて、言語に絶する苦痛に悶えているのかもしれない。 ……。 僕はたまらなくなった。股間の勃起がうずいている。心臓の鼓動が耳に聞こえるほどだ。 この餡にペニスを突っ込んで、思い切り射精してやりたくなった。 熱い粘液の濁流をどくどくと打ち込んで、もそもそした餡の内部を突き崩してやりたい。 砂場の小山に、ホースの水流を叩きつけるように。 「……ふー……」 だが、ぼくは大きく深呼吸して、自分を抑えた。 まだそんなことをするほど理性が飛んではいなかった。 ただ、代わりに別のことをすることにした。 指を伸ばして、あんこに刺す。 ずぷ……。 抵抗はなく、指はもぐりこんだ。室温と同じ、ひんやりしたペースト。 動いたり、叫んだりはしない。脳と同じように。 ずぷ。ずぷ。ずぷ。 指先をグリグリ動かして、こねてみた。 ずちゅずちゅずちゅずちゅ。 だんだん激しく、バイオレンスに、こねてみた。 ぐちゅう! ぐちゅう! ぐぶぶぶちゅう! 最後は拳でつかんで、握り締めた。指の間から、ねろねろと餡が漏れた。 ふと、僕はあることを思い出した。 ゆっくりは、苦痛を受ければ受けるほど、ある変化が生じるという。 もし、この餡子が、脳のように本当に生きているのならば――。 僕は、ぺろっと指を舐めた。 ぞわぁぁぁぁぁ……っ 「……!!」 息が止まった。濃厚な甘味が襲ってきた。舌にしみこみ、根元までトロトロに溶かしてしまうほどの、恐ろしく濃厚な甘味だった。 さっきは、砂糖の味がするかしないかぐらいの、薄味だったのに。 やはり、こいつは。 僕は、指で攪拌されてグチャグチャになってしまった餡を、じっと見つめた。 その塊に、輝くような笑顔を浮かべて跳ねていたまりさの姿が、ダブッて見えた。 「……っ」 僕はたまらず、手についた餡子を振り捨てると、トイレへ走った。 ガチガチになっていたので、三分もかからなかった。 僕は餡子を小山の形に丁寧に盛り付けなおした。 それから、前後を慎重にあわせながら、『皮だけまりさ』をかぶせていった。 最初に頭頂部分がペタッと接触し、残りの皮がスポリとかぶさった。 その状態で、いったん正面から呼びかけてみた。 「まりさ、まりさ」 返事はなかった。目は真っ黒なまま、舌も肉片みたいにだらりと垂れたままだ。 死んでしまったんだろうか? ――普通に考えれば、まあそうだろう。 皮を剥いで中身をかき回されても生きている動物なんて、いるわけがない。 でも僕は、わずかな希望を持っていた。 ゆっくりなら。 ゆっくりなら、きっと……。 僕は気を取り直し、底面の接着に取り掛かった。 垂れ下がった頭皮の「裾」を、水で濡らして底皮と揉み合わせていく。 それだけでは心もとない気がしたので、ちょっと考えて、水濡れOKの絆創膏をぺたぺたと貼ってみた。 それで底面はくっついた。試しに持ち上げてみたが、ズボッと底が抜けるようなことは、なかった。 「おーい、まりさ」 まだ返事はない。デスマスクのままだ。 ふと、つかんだ皮がぶよぶよと浮いていることに気づいた。隙間に空気が入っているのだ。 これはよくなさそうな気がした。 そこで、カッティングシートを貼るときのように、ナイフであちこちを突いて、空気を押し出した。 皮がぴったりとくっつき、まりさはほぼ生前の姿に近くなった。 だが、まだ動かない。 「うーん……」 残念だった。生きていると思えばこそ、あれほど興奮できたのに。 そのとき僕は、最後の仕上げを忘れていたことに気づいた。 そばにおいてあった黒い三角帽子を取り、金髪の頭にすぽりと乗せた。 そして大声をかけた。 「ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!! まりさ、お兄さんだよ! ゆっくりしていってね!」 すると―― 「……ゅ……ゆ……ゆっ?」 深い眠りから覚めたように、フッとまりさの瞳に光が戻った。 もぞっ、と身を起こして、きょろきょろと辺りを見回す。 そして、僕をじーっと見た。まだ表情はない。赤ん坊のような、きょとんとした顔だ。 僕はわくわくしてまりさの反応を待つ。 どうするんだろう。怒るのかな? それともすっかり忘れているのかな? ふっ、とまりさの顔に表情が表れた。 笑みだ。明るい、親しみに満ちた表情。僕のことをなかよしだと思っていたときの顔。 そうか、今のひどいことを忘れちゃったのか。 まあ、それでもいい――僕はそう思って、まりさの声を待ち受けた。 まりさが口を開けて、叫んだ。 「ゆっ縺翫していっ繝峨!!!」 澄んだ甲高い言葉の間に、濁ったノイズのような声が混じった。 僕はぎょっとした身を引いた。すると、他ならぬまりさ本人も、驚いたように目を見張った。 「ゆっ・螳!!!」 ゆっく縺疲てュ縲てね!!! 莉贋く荳し臥いっ莨夂ぇぇぇぇ!!!」 懸命に繰り返すが、「ゆっくりしていってね」は出ない。 「ギォ」とか「ィジャ」のように聞こえる、奇怪な言葉が出るばかりだ。 「へんだ邁! ゆ托シり! 陦後く繧がいえないよぉぉぉぉ! まり縺どうなっぢゃっ繝ォぉぉぉぉ! これじゃ蜀埼くりでぎないぃぃぃぃぃ!!!」 見る見るうちにまりさは顔をぐしゃぐしゃにして、泣き始めた。 その泣き声まで、濁った奇怪なものだ。 「ああ……」 僕は理解した。 僕がまりさの餡の中の何かを壊してしまったんだろう。 大事なものを。 そう思うと、またしても股間がズキズキと熱くうずいてきた。 「おにーざ蜊、倥りざをだすけでぇぇぇ!!」 泣き喚きながらすりよってくるまりさに、僕はひとこと、言ってやった。 「ごめん、僕にもどうにもできないよ」 「……ゅ゛っ!」 息を詰めると、まりさはどうにもできずに、大声でわんわん泣き始めた。 僕は、仲間たちがどうしてゆっくりをいじめるのかよくわかって、うっとりとまりさを見つめた。 ゆっくりラヴの人 これからは虐待書くときはこっちのペンネームにします →さらに改め、アイアンマンとします このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/482.html
「奇形ゆっくり2」 ※奇形はあまりメインじゃないです。 ここのところ晴れの日が続き、草原の雪は完全に融けきっていた。 本格的な春の訪れに心を躍らすのは、何も人間だけではない。 今までまばらだったゆっくりの数も、最近になって増え始めた。 待ち望んでいた春を味わおうと、巣から一斉に出てきたのだろう。 「ゆっくりしていってね!!」 僕の耳に入るのは、“ゆっくり”と呼ばれる饅頭生物の本能に刻まれた、定番の台詞である。 「あたたかいね!!みんなでゆっくりしようね!!」 「わかるよー!!ゆっくりするよー!!」 「せっかくだから、とくべつにゆっくりしてあげてもいいよ!!」 「私は別に強さをアッピルなどしてはいない私を強いと感じてしまっているやつは以下略」 「ダリナンダ!オデノジャバヲズルノバ!」 たまにゆっくりっぽくない声も聞こえるが、この草原には僕を除けばゆっくりしかいない。 それにしても、ゆっくりって…こんなにたくさんの種類があるんだな。 ポ○ケモン図鑑みたいに、ゆっくり図鑑とか作ってみたら面白いかもしれない。 「おにーさんもゆっくりしていってね!!」 「はいはい、ゆっくりゆっくり(笑)」 と、出会うゆっくりはみな僕に話しかけてくるので、適当に返しておく。 そんなことをしばらく続けながら草原を歩き回り、10分ぐらい経っただろうか… 突然、周りのゆっくりがざわめき始めた。 「ゆ!!あのことはゆっくりできないよ!!ゆっくりどっかいってね!!」 「こっちにこないでね!!きたないのがうつるからこないでね!!」 「そんなきもちわるいれいむとはゆっくりできないよ!!」 よく聞いていると、どうやらゆっくりたちにとって“ゆっくりできない”ゆっくりがいるらしい。 それはれいむ種で、『きたない』とか『きもちわるい』とか、そういう言葉で罵倒されていた。 僕はそいつがどこにいるのか探してみたのだが… 「…ゆぅ!……ゆぅ!!」 こちらに向かって弾んでくる、一匹のゆっくり。おそらくこいつだ。 周りのゆっくりが離れていくので、必然的にそいつが一匹ぽつんと取り残されることになるから見つけやす かった。 …見たところ、そいつは普通のゆっくりれいむである。 大きさからすると成体でリボンもちゃんとついているから、そういった点では至って普通だった。 ただ、他のゆっくりから攻撃を受けたのか、破れた皮が塞がった後が多数残っている。 しかし、普通ではない点は…他にあったのである。 「ゆ!いまだしてあげるからまっててね!」 ぺっ、とれいむが吐き出したのは、2匹の子ゆっくり。子れいむと子まりさだった。 子ゆっくりと言えば、『ゆっくりちていってね!』などと声を上げながら跳ね回るのが普通なのだが、この 二匹の子ゆっくりは…口から吐き出された衝撃でぼよんぼよん震えたと思ったら、それ以上何の動きも示さ なかった。 「ゆ!ゆ!ゆっくりうごいてね!!ゆっくりはねてね!!」 母れいむが心配そうな顔をして、後ろからぐいぐいと子ゆっくりを押している。 それでも、子ゆっくりたちはコロコロ転がるだけで…自力で跳ねようとはしなかった。 「ゆぎゅ!!やっぱりだめだよ!うごけないよ!」 「うううぅぅぅぅ…!どうして!?どうしてまりさはうごけないの!? みんなといっしょにゆっくりしたいよ!!!」 そう、こいつらは自力ではまったく動くことができないのだ。 どうやら…この2匹の子ゆっくりは、“奇形ゆっくり”らしい。 人間でも同じことが起こる様に、ゆっくりの場合も妊娠中に有害な物質を多量に摂取することで、奇形児が 生まれる確率が上がるらしい。 そんな話を、加工所の図書室で読んだことがある。 「ゆゆゆ…!!どうして!!どうしてうごかないのおおおおお!?」 母れいむもどうしていいのか分からず、喚き散らすだけだ。 この後何が起こるのか気になって、木の陰に隠れて様子を見ることにする。 「ゆゅゅ……………!!」 母れいむは、視線を下に向けて何か考えているらしい。 餡子脳で何を考えられるというのだろうか? そして、パッとひらめいた様な顔をすると… 「ゆぎゅう!!!こんなのれいむのこどもじゃないよ!!ゆっくりしね!!」 不安は消し飛び、いつものゆっくりらしい笑顔で2匹の子供を押しつぶし始めた。 「ゆぎゃあああああああああ!!おがーぢゃんやめでよおおおおおおおお!!!」 「まりざをごろざないでえええええええ!!ゆっぐりざぜでええええええ!!!」 なんて酷い親だ。こいつ…自分の子供を殺そうとしてるぞ…! 「こんなぶきみなこどもとはゆっくりできないよ!!ゆっくりあのよにいってね!!」 「れいむもゆっぐりずるがらああああああ!!おがーじゃんといっじょにゆっぐりいいいいぃぃぃ!!!」 「いっじょにゆっぐりじようよおおおおおおおおお!!??」 母れいむは自分の子供を下敷きにしたまま、何度も何度も跳ね続けた。 落下してくる母れいむに踏み潰され、何度も何度も口から餡子を吐き出す子ゆっくりたち。 逃げたくても、生まれつき動けないためどんなに頑張っても逃げることは出来ない。 自力で出来ることなど何一つない子ゆっくり達にとって、母がすべてなのだというのに… 生れ落ちたとき、動けずに泣き喚いている自分を励ましてくれた母ゆっくり。 自分では何も出来ないから、取ってきた餌を口移しで食べさせてくれる母ゆっくり。 そんな。そんな母ゆっくりによって。殺されようとしている。 今、唯一のよりどころであった母親によって、殺されようとしているのだ。 「いだいよおおおおおお!!ゆっぐりじだいよおおおおおおおおー!!!」 「もうやめでえええええ!!じにだぐないよおおおおおおおお!!!?ぶぎゅえ!!??」 皮の裂け目からも、餡子が漏れ出した。 どすんどすん、テンポよく餡子を吹き出す子ゆっくり2匹。 そして…2匹の悲鳴が聞こえなくなると、母れいむは跳びはねるのを止めた。 「これでやっとみんなとゆっくりできるよ!!」 迫害の原因となっていた子供を殺すことによって、自分だけでもゆっくりしようってか。 ゆっくりのこととはいえ、なんだか腹が立ってきたぞ。 「みんなー!!いっしょにゆっくりしようね!!」 「ちょっと待った!」 去っていった他のゆっくりのところへ行こうとする“元”母れいむ。 僕が目の前に立ちはだかると、先ほどの陰気くさい顔はどこへやら。 満面の笑みで、例の台詞。 「おにーさんも、ゆっくりしていってね!!」 「はいはいっと。それよりもれいむ、あれはなんだい?」 そう言って、僕は子ゆっくりだったモノを指差す。 途端、不機嫌そうな顔に早変わり。不満を口にし始めた。 「しらないよ!!あんなかわいくないばっちぃのしらないよ!!」 「でも見てたんだよね、お兄さん。君が自分の子供を潰してたの」 「ゆ!?だってばっちぃあかちゃんがいるとゆっくりできないんだもん!! でも、あかちゃんがしねばれいむはゆっくりできるよ!!おにーさんもゆっくりしていってね!!」 などとへらへら笑いながら言うものだから、僕の怒りが有頂天になった。 「へぇ~そうかそうか。自分がゆっくりするために、赤ちゃんを殺しちゃうんだぁ」 「そうだよ!!あのこたちのせいで、いままでぜんぜんゆっくりできなかったよ!!」 ぷんぷん、と怒ってみせるれいむ。 僕はハンドボール大のそいつを掴みあげると、皮が破れない程度に強く締め付け始めた。 「ゆぎゃあああああああああああああ!!!はなぢでええええええええええええええ!!」 顔がひょうたんみたいに歪んでいる。 ちょっと和んだが、まだまだ僕の怒りはおさまることを知らない。 少しばかり締め付けを緩めてやると… 「ゆ゛っ!おにーさんとはゆっくりできないよ!!れいむをゆっくりはなしてね゛っぎゅあああああ!?」 「え?なんか言った?」 聞こえないフリをして、再び締め上げる。 「や゛っめ゛っ…!!…ゆっぐりでぎなび…ゆッぐりざぜでよおおおおおおおおお!!!!」 「そういった赤ちゃんに、お前はなんて答えたの?」 「ゆ゛っ!!??」 信じられないほど小さい記憶容量を誇る餡子脳。 それでも、数分前の出来事…数分前の自分の発言ぐらいは、覚えているはずである。 「ねぇ?なんて答えたの?『ゆっくりさせて!』って叫ぶ赤ちゃんに、お前はなんて言ったの?」 「ゆぐっ!!!」 一瞬強く締め付けると、れいむは痛みに声を漏らした。 瀕死の赤ちゃんに、嬉々としてぶつけた言葉。忘れるわけがないよな? 嬉しかったんだよなぁ?忌々しい奇形ゆっくりとさよならできたことが。 だったら忘れるわけないよな。ゆっくりの餡子脳は、楽しいことはしっかり覚えてるんだから。 「ねぇ?『しにたくない!』って叫んでた赤ちゃんに、お前はなんて言ったっけ?」 「ゆ…“ゆっくりしね”…?」 「うんうん!!他には!?」 と言いながら、締め上げる力を強くしていく。 “言わなければ死ぬ”という脅迫めいたものを感じたれいむは、素直に記憶をたどる。 「早く教えてよー!『いっしょにゆっくりしよう!』って言った赤ちゃんに、お前さまは何とおっしゃった のですか?」 「ゆ…“ゆっくりあのよにいってね”…うわあああああ゛あ゛あ゛あ゛!!」 「そうでーす!正解でーす!だからそっくりそのままお返ししまーす!!」 徐々に締め上げる力を加えていく。 まだ、皮が破れて餡子が漏れるには至らない。 「やめでえええええ゛え゛え゛え゛!!じにだくないよおおおお゛お゛お゛お゛!!!」 「えー!?こんな不気味なゆっくりとはゆっくり出来ないよ!!ゆっくりしね!!」 「ぶぎみじゃないいいいいいい!!!れいむはがわいいのおおおおおおおおおおおお゛お゛お゛!!!」 命の危険が迫ってるのに、まずそこを否定するのか。餡子脳の神秘を垣間見たよ。 「こんなの可愛いゆっくりじゃないよ!!ゆっくりあの世に逝ってね!!」 「いやだああああああ゛あ゛あ゛!!!だじげでえええええ゛え゛え゛え゛!!!」 「え?死にたくないの?しょうがないなあ。じゃあ、何でも言うこと聞くなら助けてあげる」 「ぎぐ!!ぎぎまず!!だがらだずげで!!ごろざないでえええ゛え゛え゛え゛!!」 「ほいっと!!」 締め付ける力を一気に緩めると、れいむはぶるんと震えてそのまま地面に落ちた。 涙を流しながら僕のほうを見て頭(体)を下げて謝っている。 「ごめ゛んなざい!!もういいま゛ぜんがらゆずじでぐだじゃい゛!!」 「はいはい、許す許す(笑)…ただしさっきも言ったとおり、言うことを聞いたら、だけど」 恐る恐る、僕の表情を窺うれいむ。 僕がれいむに要求したのは… 「そのリボンかわいいね。僕がそれを貰うよ」 その瞬間、れいむは最高に笑える表情をしてくれた。 (終) ゆっくりいじめ系206 奇形ゆっくり3~ゆっくりバッジ~? あとがき 『奇形ゆっくり』の続きってことにしてくれてもいいし、別物ってことでもいいです。 最初奇形ゆっくりに対する迫害を書こうとしてたら、いつの間にかIKEMENのお兄さんが言葉攻めしてた!! 不思議だね!! 前作より短くまとまったね!!よかったね!! 最後に、いつの日か聞かれそうな質問に前もって答えておきます。 Q.どうしてゆっくりっぽい変な口調で言葉攻めをするのですか? A.趣味。 作:避妊ありすの人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/1752.html
「並べて世は事も無し‥、か」 「厨二病?」 「ちげーわよ」 「ただ、少し思っただけ」 「結局、私が異変をどれだけ解決したって、それはその“世界”の出来事」 「どれだけ主役張ったって、一度こうやって世界を出ちゃえば、その物語には関わることはできない」 「その後その世界がどうなったか、知ることすらできないのよ。まぁ、あそこは“世界”ではなかったらしいけど‥」 「ゆん?」 「結局何が言いたいんだぜ?」 「だからまぁ、うん、無事だと良いなぁって思ってた。さとりとあのきめぇ丸が、ね」 ※作中ひらがなで表記された東方キャラの名前は、 全てその東方キャラのゆっくり(饅頭型摩訶不思議正体不明生命体のこと、ゆっくりしていってね!!!)を指します。 言わなくても分かるよね! ※キャラ崩壊注意!要注意! 世界の移動におかしなことは付き物だ。 ゆゆこ「ふぅ、お腹いっぱいになっちゃったから、ようむに残りあげるね」 れてぃ「あ、私も無理だわ~。こっちもあげるわね」 らん「ちぇぇぇんん!!この野郎、殺してやる!!」 ちぇん「知ったことかぁぁ!!かかってこいよ!返り討ちにしてやる!!」 ゆうか「ひゃん、痛い、痛いぃ。よしてょぅ、ひぃぃん!!」 てんこ「は、内心喜んでる癖に!口元がニヤけてるわよ、この変態M女!」 ちるの「rot(rotE)=grad(divE)-(Δ^2)・E」 うにゅほ「div(εE)=εdivE+E・gradε=ρ=0」 るーみあ「そーじゃない」 みょん「おっぱい!おっぱい!」 きすめ「ひゃっほう!!外で遊びまくるぞぉ!!」 こまち「働きたい」 てるよ「働きたい」 けろちゃん「児ポ法即導入すべきだと思う、教育倫理的に考えて」 すいか「TENGAとかも規制すべき」 ゆーぎ「全力で同意」 れいむ「うわぁ」 まりさ「うわぁ」 紅里「変な世界だ」 世界の移動におかしなことは付き物だ。 それにしても、今回はちと酷すぎた。 後に床次紅里さんはかく語る。 「今回はちと酷すぎた」 大事なことだから2回言う。 「とにかく今回は酷すぎた」 「責任者出てこい、ぶっ殺してやるから」 ゆっくらいだーディケイネ 22話 『彼女たちの狂性変異』 ~Apart~ 「そしてまた、新たな世界を訪れた紅里とゆっくり達。 いつも通り自室の窓から外の様子を覗いてみると、そこはありとあらゆる種類のゆっくり達が一面びっしりと」 「そう、ここはゆっくりの町。ゆっくりがゆっくりとした毎日をゆっくりと送る町。そこに人間の姿はない」 「だが、どこかゆっくり達の様子がおかしい。いや、これはおかしいというレベルじゃない」 「小食のゆゆこ、激しい戦いを繰り広げるらんとちぇん、⑨じゃないちるのとうにゅほ‥。 彼女たちの言動挙動行動姿勢その全ては、何もかもがあべこべだった。 誰もが気付いた。そこから得られる結論は一つ」 「「この事態こそ、この世界の異変」」 「だが、彼女‥、ゆっくらいだー床次紅里がその異変に気付いた時には、 全てはとうに手遅れだった」 「何故ならば、次元を越えた来訪者の中で、 その異変に一番最初に“感染”したのが彼女だったから」 「そして物語は冒頭に引き続く」 「彼女たちが自分の家を出て、町の散策を初めて5分も経たぬうちに」 れいむ「お姉さん!?大丈夫!?」 まりさ「顔が赤いし、息も粗いんだぜ!何か悪いものでも食べたの!?」 れいむ「ずるいよ!れいむにも分けてね!」 紅里「はぁ‥、はぁ‥、大丈夫‥だから。こほっ、こほっ」 まりさ「取り敢えず、横になって休むんだぜ!今お医者さんを!」 紅里「大丈夫‥、ただ頭が熱っぽいだけだから。立って動く分には全然平気よ」 れいむ「ゆゆぅ‥、でもぉ」 紅里「大丈夫だって言ったでしょ、れいむ。 ‥でも、心配してくれてありがとう」 『ぎゅ』 れいむ「ゆゆ!?」 紅里「ごめん‥、れいむ。暫く抱かせて。何だか今は、ちょっとだけ‥、胸が寂しくて」 この時、まりさは思った。 胸が寂しい=胸が薄い=ひんぬー=洗濯板=ステータスだ希少価値だ! それって元からだろ!! と。 まりさ「それって元からだろ!!」 思うだけでなく口に出して言ってみた。 紅里「ひ、酷い!!私それ気にしてるのにぃ!!」 れいむ・まりさ「「??」」 れいむ「ちょっとお姉さん、台本間違えてない?それ本当にお姉さんの台詞?」 まりさ「ていうか、涙目?まりさの気のせいかな?横に『ウルウル』って効果音が付いてるように見えるよ?」 紅里「そりゃ確かにさ、私のはそんなに大きくないけどさ‥。そんなに大きな声で言わなくてもいいのに‥!ぐすん」 れいむ「お姉さん!!??」 まりさ「違うでしょぅぅ!?そこは適当にあしらうとか、無言で蹴り入れるとか、無視してこの世界の探索を続けるとか、 そういうキャラだよね!お姉さんってば本来はそういうキャラだよね!? 作風は荒木でしょ!?女キャラでも目にとんでもない闘士と熱意を秘めている荒木調でしょう!? 間違ってもそんなToLOVEる以降の矢吹調ではなかったはずだよ!!」 紅里「え‥え‥、何よぅ突然‥、二人ともちょっと怖いよ‥?」 れいむ「また涙目、そして『ウルウルウル』!?怖いのは寧ろこっちだよ!?」 まりさ「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ 『紅里お姉さんに胸の話を振ったら、 | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ 顔を真っ赤にして涙目になった』_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ',`ヽ/`7 な… 何を言ってるのか わからねーと思うがr-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ まりさも何をされたのかわからなかった!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ`! !/レi' (◯), 、(◯) レ'i ノ 頭がどうにかなりそうだった…,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ' ( ,ハ U |,r-r-| 人! テコ入れとか、作者の力量不足とか,.ヘ,)、 )>,、 `ニニ´,.イ ハ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっとも恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」 紅里「う‥、何よぅ。難しいこと言って私のこといじめないでよぅ」 れいむ「まりさ、本格的にこれはおかしいよ‥。ジョジョネタにすら反応しないよ‥。 ていうか今の紅里お姉さんに抱かれてる現状、マジ怖いんだけど」 まりさ「お姉さん病院行こう!な!?」 紅里「や、やだよ!病院こわい!行きたくない!」 まりさ「幼女か!?」 れいむ「お、お姉さん!そんな突然走らないでって‥、てうわぁあ!!」 『ズドン』 紅里「きゃん」 れいむ「ゆわ!」 まりさ「あ、こけた」 紅里「う‥、うぅぅ‥」 れいむ「お姉さん、大丈夫?」 紅里「い、痛いよぅ‥痛いぃ‥」 まりさ「いや、お姉さん、小さな擦り傷だぜ?」 紅里「ひぐぅ、痛いよぅ、痛いよぅ、ひぃぃん」 れいむ「ボロ泣き!?」 「誰もが気付いていた。この世界の様子は‥、ていうか紅里の様子は、どこか、物凄くおかしいと」 「いくらなんでもおかしすぎると」 「「だが、驚いていられる余裕も、彼女が現れるまで」」 れいむ「これは‥、悪い夢だよ」 まりさ「そっかぁ、まりさ達まだ夢の中だったんだぜ‥、じゃ、早く起きないと‥」 れいむ「でも現実から眼を背けちゃダメ!!!」『バチーン!!』 まりさ「ゆべし!!酷いよ、れいむから振ってきた癖に! え‥あれ?」 れいむ「ゆ‥、どうしたの、まりさ?強く殴りすぎて幻覚でも見えた?」 まりさ「お前絶対後で殴り返してやるからな! いやそれより、向こうから誰かが走って‥」 れいむ「あれは‥」 まりさ「でこ+胸+仄かに漂うHENTAI成分‥」 れいむ・まりさ「「伝子が来た!!!」」 伝子「とぉっ!!待たせたわね!通りすがりのゆっくらいだー伝子、ここに推参!!」 れいむ「全然待ってないよ!でも、この際こいつでいいや」 まりさ「伝子お姉さん、大変なんだぜ」 伝子「よぉ、れいむにまりさ。異変調査は進んでる?」 れいむ「それどころじゃないんだよ!紅里お姉さんが!」 まりさ「大変なんだぜ!!」 伝子「紅里が‥?」 紅里「ひぇぇんん‥、痛い‥痛いよぅ」 れいむ「とまぁこんな感じなんだよ!逆に怖いでしょ?」 まりさ「今回の世界のっけからカオスなんだよ!助けてよ!」 伝子「あ‥、紅里‥あんた‥」 れいむ「正直台詞の横に名前書いてなかったら誰だか判別できないレベルだよ」 まりさ「書いてあっても誤字誤植を疑うレベルだぜ」 伝子「か‥、か‥、きゃ」 伝子「きゃわいい‥」 れいむ・まりさ「「!?」」 伝子「きゃー!きゃきゃきゃ、きゃわいー!!可愛い可愛い可愛い!!どうしたの!マジどうしたの!? うわぁ、紅里が女の子みたい!まじすげぇ可愛いくぁいいかぁいーいー!!」 紅里「きゃぁ、つ‥、伝子!? ひ、ひぐぅ‥何ぃ突然っ!?」 伝子「あぁごめん今日の紅里があまりにも可愛くていや何時も可愛いていうか格好可愛いとは思ってたけどー、 いやぁマジ今日のはやばいよ凄いよお持ち帰りたいよ。 ああ御免、言ってる場合じゃないか怪我してるんだよね何処何処?」 紅里「ひ‥ひざ‥擦り剥いちゃって」 伝子「ああこれ小さい傷ねこんなの唾つけときゃ治るって。ああじゃ今から唾つけとこっか、きゃー」 紅里「いぃぃ!? ダメだよ、伝子。そんなとこ舐めたら汚いよ!」 伝子「あぁん、ペロリペロリ、汚くなんかないよ‥紅里の膝美味しいぃ‥」 紅里「うぅぅ‥やめてよぅ‥恥ずかしいぃ‥」 伝子「だってこうしないとばい菌入っちゃうじゃない‥。ほら、これできれいになった。 後は、絆創膏をぺたりと」 紅里「あ‥そのえっと‥一応ありがと‥」 伝子「きゃー紅里に看護イベントしちゃったぁ!よっしゃー。 じゃ次はデートイベントかにゃー。ほら立って立って、手繋ごうよ!!」 紅里「にゃ‥、なんでそうなるの!?デートなんて私恥ずかしいよぅ!」 伝子「いいじゃんいいでしょ!?この世界じゃ二人きりの人間なんだからさ!仲好くしよ!しよ!」 れいむ・まりさ「「‥‥‥」」 まりさ「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ 『ゆっくらいだーディケイネを見てたと思ってたら | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ 伝×紅の百合SSが始まっていた』_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ',`ヽ/`7 な… 何を言ってるのか わからねーと思うがr-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ まりさも何をされたのかわからなかった!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ`! !/レi' (◯), 、(◯) レ'i ノ 頭がどうにかなりそうだった…,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ' ( ,ハ U |,r-r-| 人! 打ち切り直前の路線変更とか、趣味に走った作者の暴走とか,.ヘ,)、 )>,、 `ニニ´,.イ ハ そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ もっとも恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」 れいむ「いったい‥、この世界で何が起こってるの!?」 「紅里に続き、伝子までも謎の異変に侵され豹変してしまった」 「その事実は、残るゆっくりたちを極限までに追い詰めた」 「異変の結果はそこかしらで見かけることができるのに、その過程はあまりに不可視であり不鮮明」 「この時まりさたちの絶望は、彼女たちの視界に世界の終わりすら垣間見せた」 「「だが、この時、彼女たちに光明をもたらす声が一つ」」 「どうやら‥あんたたちはまだ“正常”みたいだね‥」 まりさ「誰だぜ!?」 れいむ「この声は‥」 こいし「こっちよ‥私はここに居るわ」 れいむ「やっぱり、管理者のゆっくりこいし‥!?」 まりさ「そんな憔悴しきって‥どうしたんだぜ!?怪我でもしたの?」 こいし「だ、大丈夫‥、物理的な外傷はないから。 でもこうしてお喋りできる時間もそう長くなさそう‥だね。 こうなったらもうあんた達に頼るしかない‥。お願いだから話を聞いてちょうだい」 れいむ「わ、分かったよ‥」 まりさ「どんと来いだぜ」 こいし「じゃ、聞いて‥」 気付いてるだろうと思うけど、この世界には“異変が”蔓延してるわ‥。 あんた達もこの世界のゆっくりの様子は見たでしょ?明らかにおかしな様子のね‥。 原因は分からないけど‥、その異変は確実にこの町を蝕み、おかしな世界を作り出した。 ええ‥、原因は分からない。 だけど、異変発動の条件はなんとなく分かった‥わ。 伝子は、この世界に来て、そして外に出て、それだけで“ああ”なった。 あんた達のゆっくらいだーもそうだったんじゃない‥? 分かる‥? 発動の条件、それはこの世界の、この町の空気に触れること。 この世界に存在すること‥、それだけだよ‥。 そして‥、私も既にこの“異変”に感染している。 まったく‥、幸せの部屋の管理人とあろうものが、ざまぁないね。 だけど、運が良いのか悪いのか‥、あんたたちは、まだ“正常”。 もう、この異変はあんた達に任せるしかない。 れいむ「え、マジで?」 まりさ「まりさ達が主役だって?」 こいし「ええ、大マジ。災難だね。イヒヒ」 れいむ「待って、おかしいよ!この異変の感染条件はこの世界の空気に触れることなら‥」 まりさ「なんでまりさ達は“正常”なんだ?それこそおかしいぜ!」 こいし「‥‥‥は?」 まりさ「何でそんなに呆れ顔なんだぜ?」 れいむ「れいむ達なにかやったっけ?」 こいし「あんたら、それ本気で言ってるの?」 れいむ「え?」(シュコー) まりさ「何のこと?」(シュコー) こいし「あんたらの一頭身に張り付いてるガスマスクのことだよ! ていうか何でそんなもん装備してんのよ!」 れいむ・まりさ「「あー、これでかー」」((シュコー)) れいむ「なんか外の空気が淀んでそうだから、取り敢えず持ち出してきたんだったね、そういえば」(シュコー) まりさ「このところインフルエンザも流行ってるから、備えあれば憂いなしだぜ!」(シュコー) こいし「まったく‥、感心するべきところなのに、どうしようもなく呆れるのはどうしてだろうね‥」 まぁ‥、いいや。話を続けるよ。 あんた達のそのガスマスクの御蔭で確信が持てたんだ。 異変に侵されたのはこの世界の“空気”そのものだって。 そして、この世界に来たばかりの私たちがその異変に“感染”しているということは、 異変の元凶は最近まで、この世界の空気に細工してたってことになる‥。 なら、この異変を起こした場所からは、まだ大した距離を移動していないはずだよ。 だとすれば、怪しいのは風上。 なるべく町全体が一瞥できて風が同じ方向に絶え間なく吹いている高場‥。 まず調べるとしたらそこ‥。町のはずれにあった森林地帯の‥、高い木の上なんて怪しいかもね。 元凶は残っていなくても、そいつに繋がる何かしらの手掛かりが手に入るかもしれない。 れいむ「まずは、そこに行けば良いってことだね!」(シュコー) まりさ「分かったぜ!ここらでまりさ達ができるってことを視聴者に見せつけてやるのぜ!」(シュコー) こいし「ふん、頼んだわよ。私が話せるのはここまで‥、後は、あんた達に託す‥よ。 ぐっハッ‥」 こいし「ゼェハァ、ゼェ‥、どうやら‥、そろそろ私も限界みたい‥」 れいむ「こいし!?」(シュコー) まりさ「どうしたんだぜ!?」(シュコー こいし「大丈夫‥、外傷はないって言ったでしょ‥、私も‥既にこの異変に“感染”しているんだよ‥」 れいむ「そんなこと言ったって、紅里お姉さんたちは性格が激しく変わっただけで何ともなかったのに!」(シュコー) まりさ「いったい何でそんなに死にそうになってるんだぜ!?」(シュコー) こいし「それは‥」 ―とあるゆっくりの独白― “幸せ”って何だと思う? いやさ、形が色々あるのは知ってるんだよ。 何回も何回も、それこそビデオのテープが擦り切れるぐらい“繰り返し”見続けてきたものだから。 『恋人と一緒に映画に行く』 『宝くじに当たって日々を豪遊する』 『美味しいものを食べる』 『嫌いだった奴が不幸のどん底に堕ちる』 『豪華客船で気の合う友と出会い、優雅に生活する』 『長い間叶わなかった夢が叶う』 どれもこれも、当本人は呆れるほど幸せそうで、 見てるだけのこっちだって楽しい気分になってきた。 だけどさ、見てりゃ分かる“幸せ”を、 私自身は一度も感じたことがなかった。 どんなに良く作られた小説や映画を見て、 思い切り笑ったり泣いたりしても、 それは自分の“幸せ”じゃないでしょ? 結局あの世界で私の“それ”は見つからなかったんだよ。 だから、私は彼女と共に世界を移動した。 “幸せ”になりたいんじゃない。 私だけの“幸せ”を探したいんだ。 「見つかった」 幸せとは、常に自分のすぐ傍にあって気付きにくいものなんですね今気付いたけど。 約15分前 こいし『ハァハァハァ‥、ダメ‥、もう抑えられない‥』 伝子『?』 こいし『キャー!伝子お姉ちゃん、ダイ、ダイ、ダーイ好き!!!』 伝子『‥。ゆっくりが私に後ろから抱きつくな』(バシッ) 伝子『ウザイ』 こいし「あぁぁあぁぁあぁあぁぁぁあアアアァァァァアアあぁあああぁぁああああああああああ(吐血)」 こいし「伝子に嫌われたウザイって言われたもうダメだ私はダメだ絶望だ死にたい嗚呼鬱だ死のう」 れいむ「あー‥」(シュコー) まりさ「こりゃ‥、本当に酷い異変だぜ」(シュコー) こいし「なんで二人はあの時まではあんなに想い合っていたのにいやこれは異変のせいだって頭の中では分かっているのだけどけどウザイって言われた事実は変わらない訳でていうか現在進行形で嫌われててやっぱり死にたい嫌だ嫌だ伝子に1秒だって嫌われていたくない抱きしめてもらいたいぎゅっとそんで一緒に寝」 れいむ「えっと、このままじゃ本当に取り返しのつかないことになりそうだし」(シュコー) まりさ「ちゃっちゃと、この異変の元凶を見つけないと」(シュコー) 「一人のゆっくりの尊い犠牲の上、異変の元凶への手掛かりを得ることのできた二人のゆっくり」 「だが、世界を越える旅人の中で、異変に侵されていないのはこの二人の無力なゆっくりだけ」 「本当に異変の解決など大それたことが、この二人に可能なのか」 「そんな疑問は無駄だった。他に動ける者などいないのだから」 「やるより他なし‥、選択肢など存在しない」 「そして何よりも」 ???「その必要はない」 れいむ・まりさ「「!?」」(シュコー) ???「何故ならば、貴様たちが言うその“元凶”は、今ここに姿を現しているからだ!」 まりさ「だ、誰なんだぜ!?どこに居る、姿を見せるんだぜ!」(シュコー) れいむ「まりさ!あそこの木の上だよ!」(シュコー) 「俺こそは‥世界を滅ぼす悪魔のゆっくらいだーの野望を打ち砕く漢」 _人人人人人人人人人人人人人人人人_ >冷血動物 スパイダーマ 見参!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ^Y^Y^Y ̄ . -‐- ___ / / ミ; BGM『封じられた妖怪』 「 ̄´ `丶{ Vノ チャチャチャ チャチャチャ ヽ ;. - 、 /⌒`丶ー-――┴――-‐ァ チャチャチャチャチャン♪ { / ´′ ヽ`ヽ / \./ / ハ ヽ \ ' / / / /{ ハ! lヽ }ハ .イ '; / ,(⌒) / / /lハ! } V ´ヽ ノ Y`Y´`Yヽ ′ { { 「\ /} / , ' ノ (´ ̄ .i__人_人_ノ i´`Y´`Y`ヽ(⌒) `ヽ\ゝ. ゙ー‐゙ ゙ー‐゙ / / / ` ̄ヽ / ヽ_人_.人_ノ `~ヽ } iヾ ,7/ / ` ̄ ̄ \___ \ /{ ハイ >rvー <_{イ/ \_ 〉 蜘蛛男「悪いが、貴様らの主戦力が使い物にならなくなるまで、高みの見物を決めさせてもらった」 れいむ「う、うわぁ‥HENTAIだ!全身スーツだ!!」(シュコー) まりさ「HENTAIのゆっくりヤマメだ!!」(シュコー) 蜘蛛男「誰がHENTAIだ!!あと一発で人の変装を見破るな!許せん!!」 れいむ「待って、今さっき自分のことを“元凶”だって‥」(シュコー) 蜘蛛男「ああ、そうだ‥。全ては俺の能力の仕業だ、貴様たちを打ち破る為のな!!」 『スパイダーストリングス!!』 れいむ「あ‥」 まりさ「しまった!ガスマスクが!!」 蜘蛛男「まさか、こんな玩具で俺の“病”を封じるとは思ってもみなかったがな! 悪いがこれは預からさせてもらう!」 れいむ「う、うわぁぁ!どうしよう、この世界の空気に、触れちゃったよ!」 まりさ「ヤバイんだぜ!このままじゃまりさ達も‥!」 蜘蛛男「ああ、俺の“病”『ふぃるどみあずま』の餌食になってもらう!」 れいむ「“病”って‥?」 まりさ「じゃ、この異変の正体は‥」 蜘蛛男「そうだ!俺の作り出した特製の“熱病”だ! 普段とはあまりに違う奇抜な態度や行動をとった相手によく言うだろう? 『お前、熱でもあるんじゃないか?』と。 その“正体不明の熱病”をばら撒いておいたのさ!」 れいむ「む、無茶苦茶だよ‥はぁ、はぁ、こほっこほっ」 まりさ「こほっ、この咳は‥、あの時の紅里お姉さんと同じ‥!?」 蜘蛛男「その咳と顔の紅潮こそ、“感染”の合図! 病気が蝕むのは身体機能だけではない!俺の“病”は精神を侵す! そして、その者の最大の特徴、アイデンティティを崩壊させる!」 れいむ「単純な性格反転じゃ、ないってこと‥?こほっ」 まりさ「こほっ、それで、紅里お姉さんは“か弱く”、伝子は“HENTAIな程人間好きに”、 こいしは“スキンシップ過剰なデレデレ”になった訳か‥」 蜘蛛男「ほう、理解が早いな。だが、悪く思うな。 貴様らのような不審な輩の台頭を、この世界で許すわけにはいかない!」 蜘蛛男「命まで取る気はない。だが、貴様らの旅路はここで病み止まりだ!」 ―その頃のゆっくらいだーず― この世界の空気に触れてからの、異常とも言える心の変化には気付いていたし、 普段凄く“愛おしい”と思えるものに対し、 “そうでもない”程度の好感度しか抱けなくなってる自分には、 若干の薄気味悪さと、大きな違和感があった。 その違和感が今の自分に向けられているものか、 それとも昔の自分に向けられているものなのか、 それすらも分からない状況でもあったのだが。 だが、まぁ、そんなことはどうでもいいんだよ。 いくら変質しようと人間の本質は“心”な訳で、 腕も手も脚も頭も脳味噌も、それを充実満足させる為の手段でしかないのだから。 私が居て、 隣に可愛い可愛いチョーマジきゃーいーこの人が居る。 それで一緒に立って歩いて触れ合って、 笑ったり怒ったり喜んだり。 『私の“心”は大変満足しておいでです』 それ以上の“何か”があるか? いや、ないね。 OK、それこそ私の人生。 つまりはいつも通りなのさ、イェイ。 こまち「あいよ、クレープフルーツミックス二つ、お待ち!」 伝子「はい、ありがと。これお金ね」 こまち「まいど!いやぁ、可愛いお連れさんですねぇ、デートですかい!?」 伝子「あら、やっぱ分かるぅ? 良いでしょ可愛いでしょ愛おしいでしょ? 運命の赤い糸で雁字搦めに結びついた自慢の恋人‥寧ろ既に人生の伴侶なんです‥」 紅里「ぬぁ‥ち、違います!全然違いますぅ‥!!」 伝子「いやぁ、美味しいわね、このクレープ。皮の焼き加減が絶品だわー」 紅里「‥‥(ハムハム)」 伝子「ね、美味しいよね、紅里!」 紅里「‥‥ツーン(ハムハム)」 伝子「あら‥、紅里てば怒ってる?」 紅里「ツーン(プイ)」 伝子「でも起こった顔もきゃわいぃよぉ!!きゃーきゅー!」 紅里「ひゃぁぁ!!やめてよぅ、ひっつかないでぇ!」 紅里「あ~う~、口にクリーム付いちゃった‥」 伝子「さっきデートとか恋人とか言ったの怒ってるの? やぁねぇ、伝子ちゃんのお茶目な冗談じゃない」 紅里「それもだけどさぁ、それだけじゃないよ‥」 伝子「ん?」 紅里「伝子だって分かってるでしょ?私たちこんなことしてる場合じゃないって‥。 この世界、明らかにおかしいもの」 伝子「そーねー。さっきのゆっくりこまちだってサボタージュらしかぬ働きぷりだったし。 この町のゆっくりは色々変だわ。何ていうか特性っていうか‥、アイデンティティーがあべこべなのよね」 紅里「ゆっくりだけじゃないでしょ!私だって‥色々おかしいもの。 普段の私はもっとこう‥、なんていうか‥もっと‥乱暴というかなんというか‥」 伝子「男っぽかったわねぇ。ガサツともいう」 紅里「うう‥、なんでだろう‥。自覚してた筈なのに、凄く恥ずかしいよ、いつもの私‥」 伝子「大丈夫、どっちも可愛いから♪きゃーいー」 紅里「伝子だっておかしいでしょ!?普段の伝子はもっとこう、ゆっくり好きで」 伝子「今でも別に嫌いになった訳じゃないみたいだけどねぇ」 紅里「それで‥、もっとこう‥、私のこと‥、嫌いだった‥よね?」 伝子「あぁ、そう‥だったかなぁ?」 紅里「そうでしょ!?私たち会うたびに喧嘩ばかりしてたじゃない‥!」 伝子「確かにそうだったけど‥。別に、あなたのこと嫌いだとは思ってなかったと思う。 寧ろ、昔から好きかも‥」 紅里「えぇぇええぇええぇ‥、ちょっと何言ってるのよぅ!」 伝子「いやまぁよく言うでしょ。喧嘩するほど仲が良いって。 私とあなたは前から、気軽に喧嘩できるくらいの仲だと思っていたけど? それとも、紅里は私のこと嫌いだったの?」 紅里「いや‥、まぁ‥、確かに嫌いってほど嫌ってなかったし‥。 助けてもらったことも何回もあるし‥。 す、好きと言われたら‥間違って‥ないかもだけどぅ‥」 伝子「いやっしゃぁぁぁっぁああ!!!紅里と両想い確定‥!両想い確定‥! それじゃさっそく式の準備をしましょうか、ぎゅー!」 紅里「ち、違うぅ!論点がずれてる、ずれてるよ~!」 伝子「私がお婿さんで、紅里がお嫁さん!私がタキシードで、紅里がウェディングドレス! あ‥、逆でもいいなぁ、私もウェディングドレス着たいし! いっそ二人ともウェディングドレスでもいいかにゃぁ」 紅里「妄想のスピードが早すぎだよぅ‥!だから、違う、私が言いたかったことは‥」 紅里「これが、私たちのこの異常な変化こそが、この世界の“異変”ってことでしょう!」 伝子「あーそりゃね、うんその通りだと思うよ」 紅里「そんなあっさり」 伝子「でも今はそんなことはどうでもいいのであった。 さぁ、ともに美しき門出を祝うに相応しい教会を探しましょう」 紅里「よくないよぅ‥!なら早く解決しないと‥」 伝子「大丈夫大丈夫、異変なんて今までだって適当にうろついてたら向こうから元凶が飛んできたでしょ? 見つけてから対処すりゃ余裕よ、余裕」 紅里「でも、れいむとまりさだって、さっきから全然姿が見えないし‥。うう、心配だよぅ」 伝子「ああ、それこそ、大丈夫でしょ」 紅里「な、何よ。どうしてそんな自信満々に‥?」 伝子「ああ、だって‥、あの子らってゆっくりじゃない?」 紅里「そりゃ、ゆっくりだよ。見れば分かるよ‥」 伝子「昔から思ってたのよ。あの子らは、なんていうか、他のゆっくり達よりよっぽどゆっくりらしい。 テンプレっていうのかしらね。ゆっくりであることのお手本みたいな存在。 どんなピンチだって平然と漫然と、ゆっくりしながら凌げる気概を持ってるんじゃないかって。 今までだって大体そんな感じだったでしょ?」 紅里「まぁ‥だいたいは、そうかも‥」 伝子「だから、大丈夫でしょ。根拠もないけど。 そんなものがないのがゆっくりなんだから」 伝子「あの子らは、そういう風に信じるに値する、あなたの仲間でしょう?」 紅里「まぁ‥そうなのかなぁ。ゆっくりらしい‥ゆっくりか‥」 「そして、舞台は再び」 「二人のゆっくりと、蜘蛛男との戦闘の場面へと移り変わる」 「ガスマスクも奪われ、絶望的だと思われたその戦況」 「だが、実際にそのふたを開いてみれば‥」 それは、実にゆるりとした感覚だった。 自分が、ではない。 周りの全てが、だ。 まるで、世界全てが0.5倍のスロウで再生されたかのような感覚。 反面、身体の内側、思考が光のような早さで頭の中を駆け巡る。 ふと、正面を見ると、自分に迫りくる細長い何かがあった。 考えるまでもなくそれが“敵”の放った攻撃、 それも粘着性の高い蜘蛛の糸によるものだと判断できて、 「避けた方が良い」とこれからの行動の選択を決定し終わっても、 その攻撃は呆れるほどのんびりなスピードで中空を漂ったままだった。 その余りの鈍重さには若干いらつきさえ覚えた。 そして、自ら動いてその攻撃を放った“敵”に直接攻撃をした方が早いとため息交じりに考えて、 まりさはそこで初めて、その場から動いた。 そこまでの時間、僅か1.3秒。 「な!?」 蜘蛛男が驚愕し何かしら声をあげた頃には、とうにまりさの攻撃は届いていた。 ふと、隣にもう一人の赤リボンの饅頭の姿もあった。 どうやら、相棒も同じようなことを考えていたようだ。 そして気付いた。 あー、私らのアイデンティティーは“ゆっくり”だったか、と。 それと同時に、蜘蛛男の身体は勢いよく鉄砲弾みたいな速さで地面を転がった。 なぁんだ、鈍間は鈍間なりにちょっとは速くなれるじゃないか。 「ば、馬鹿な、見たことない‥ぞ。ここまで、ゆっくりらしかぬ‥ゆっくりは‥」 蜘蛛男がおぼつかない足取りでヨロヨロと立ち上がる。 間髪入れず体制を整えるその体力とタフネスぶりは称賛に値するが、 その動きまでものろく、苛立たしいものに感じる。 「まったく、誰のせいだと思ってるの?スパイダーマさん」 そのイラつきはれいむも同様のようだった。 元凶も原因も真犯人もこいつだと、さっき自分で白状したばかりだったというのに、 反応が逐一ワンテンポ遅れている。 「貴様ら‥、俺に‥なにをした‥!?俺は何をされた‥!?」 あまりに突然の出来事だったからどのような攻撃を受けたかさえ判別できなかったらしい。 狼狽しきった蜘蛛男に同情交じりで答えてやる。 「まりさ達は、ただお前に真っすぐぶつかっただけさ。 ただただ、見えない程度の速度でな」 「「こんな風にね」」 打ち合わせした訳でもないのに、またれいむと同時に敵に飛びかかる。 こういうのを“気が合う”とでも言うのだろうか。 「ぃっ‥、『スパイダーストリ‥」 蜘蛛男が性懲りもなく何かしらで攻撃を防ごうとしたみたいだが、 「遅すぎる」 「のろすぎる」 貴様には、全てに於いて速さが足りない。 「ぐ‥は‥!?」 「「刹那にて死て往ってね」」 そう、刹那。 口から咄嗟に出た言葉だが、今の自分達にこれほどしっくりくる言葉があろうか。 異変解決など、今のまりさ達なら七十五分の一秒で事足りる。 蜘蛛男(ご‥、誤算だった‥!! 確かに、この熱病が崩壊させるアイデンティティーに、長所、短所の分け隔てなどない‥) まりさ「やれやれ、本当はもっとスマートな攻撃がしたいんだがな」 れいむ「体当たりしかできないのが一頭身の辛いところだよ」 蜘蛛男(だからといって‥、ここまで速くなるか、普通!? この町にはゆっくりしかいないが、スピードがここまで劇的に変化した奴は一人もいなかったぞ‥! こいつら、普段どんだけゆっくりしていやがるんだ!?) 蜘蛛男「ぐ‥くそ‥!」 まりさ「おやおや、まだ立てるのか」 れいむ「もうよしなよ。同じゆっくりを一方的に痛めつけるってのは、あまり気分の良いもんじゃない」 蜘蛛男(このまま、この場所で、この状態で戦うのはまずい‥か。 戦況を立て直さなければ‥!) まりさ「おい、奴さん、何か考えがあるみたいだぜ」 れいむ「しょうがない‥、仕留めるよ。地の利は奴にあるんだ、長引かせる訳にはいかない」 蜘蛛男「舐めるなぁぁ!!『ウェブボール』!!」 れいむ「蜘蛛の糸ので固めた弾か」 まりさ「当たるかよ、そんなへなちょこざい」 蜘蛛男「馬鹿め、それは俺の“攻撃”なんかじゃない。お前たちの“障害”だ」 『グパァ』 れいむ「く‥!? 弾が‥蜘蛛の巣みたいに広がった!?」 まりさ「当たりゃしない‥、だが、こりゃやっかいな壁ができちまったぜ」 蜘蛛男「そして‥『ウェブスイング』!」 まりさ「ちっ、まるで本当のスパイダーマンだな!いや、それともターザンか?」 れいむ「森の方へ逃げる‥。追うよ、まりさ!」 まりさ「でも、どうせ罠だぜ。誘っていやがる。地の利は向こうにあるんだろ?」 れいむ「ああ、その通り。でも、たかだかその程度の不利じゃ、引く理由にはならないでしょ?」 まりさ「ふ、違いない」 Bpartへ続く
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/199.html
ゆっくりにけんけんぱをさせたい 三歩目で 「どっちにいけばいいのぉおおぉぉっ!!」 って泣いてるのをにやにや眺めたい で、上目遣いにこっちを見つめてくるゆっくりに 「好きなほうにいきな」 って言ってみたい で、隣でゆっくりしてる友人に、どっちに跳ねるかで賭けをしたい もちろんゆっくりを一時間もふもふする権利を賭ける グッド!! 可愛がってると言うより、いぢめてる感じが強いのはきっとSだから 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/3351.html
ゆっくり魔法図書館 図書館-短編区画 短編集47 ハロウィンのカボチャ 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 | ̄~| ,,.,、.--‐''' ^'ー'^ '''‐-- .,, / / / / 'i, \ \ / / ,..、──ァ 、──ァ'i, 'i,. / / /, \/ ,、 \/ 'i, 'i,.i_l__ i___ i__/__ゝ_i __l _i ジャック・オ・ランタンは「ランタン持ち」って意味だぜ。 | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7_..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 このかぼちゃランタンにはこんな伝承があるんだぜ。"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ ,' ノ !'" ,___, "' i .レ'.| ̄| ̄ ̄ l ̄、 ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ i  ̄ ̄ i  ̄|'i, 'i, 'i, ヽ 凵 ̄凵 ̄凵 ̄イ ,! ,! 'i, 'i, 'i ゝ、rュ_rュ_rソ ノ ノ \\ \ | | / / ''ー-- 、,,,__ __,,,、 --ー'' むかーしむかしのお話だぜ。アイルランドのあるところにジャックという鍛冶屋がいたぜ。ところがこのジャック、飲んだくれの上に怠け者、挙句の果てに遊び人ときていた。 ,. -‐-、 ,.- 、 / i /, ヽ. / ハ├──-//i i ※イメージです。 ,' / ソ ヽ、! | i / ; ; ゝ、____ノ 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ハ レヘ i' rr=-,´ r=;ァハソ ハ =ャ | ノ l |〃 ̄  ̄ l | ノ ノ ハヽ、 'ー=-' ノ i ( =ャ イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈ある日ジャックのところに、死神さんが魂を取りに来た。ところがジャックは悪知恵が回る。死神さんにこんな取引を申し出た。最後に一杯飲ませてほしいウサ…でも手持ちがちょいと足りないから金を貸して欲しいウサ… ,. -‐-、 ,.- 、 それくらいならお安い御用! / i /, ヽ. 銀貨に変身するからそれで払ってね! / ハ├──-//i i _,, -───- 、 ,' / ソ ヽ、! | ,r' ー‐○ ○ー'''ヽ i / ; ; ゝ、____ノ | ○ ヽ ○. \ 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 / / ヽ ヽ | i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ノ__,,.. i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i / 'ヽ ハ レヘ i' (ヒ_] ヒ_ンハソ ハ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .、 i 〈` ̄` | ノ l |" ,___, l | ノ ノY!"" ,___, "" | ,,ノ ヽ. ノ ハヽ、 ヽ _ン ノ i ( (....',. レ ) イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ ヽ ヽ、 ,イ / 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 ),, ル` ー--─ ´ルレ レ´ そう言って銀貨に変身した死神さん。するとジャックはすかさずその銀貨を十字架と一緒に財布に放り込んだ! ,.-‐-、 ,.-─-、 / ! / i ',__,,,,.....i i | i /、_,! '-'、___,.ノ、 ヽ、__,./ ; i ; ; ; ヽ. 財布監禁ならまかせろー! ,.イ / レ ハ !、!__,.ハ ル ', レ レ 'r‐'i´ レ',!'-'、。o ヽ ハ o。!'r=-, r=;ァ ハ ハ ,. .゜i 7" ̄  ̄ / ! / イ 人 'ー=-' i ハ / V ハ >ー-r‐='T´ ヤメテー C□l丶l バリバリ / ( ) (ノ ̄ \)このままでは元に戻れない死神さん。苦手な十字架相手ではまともな力も出せないぜ。とうとう音を上げて、ジャックにこう言った。_人人人人人人人人人人人人人人人_> もう魂取らないから許してね!!!< ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ◎そうしてようやく出してもらった死神さんはほうぼうの体で地獄へ帰って行きました。 それから数十年、ジャックも寿命でとうとう死んでしまったぜ。天国へ向かったが天国の門の番人は /| _,,...._ /( _,,....,,....,,....,.,,.( ( r r ∠ ( /''r''''ヽ ;;;;/./ニ> / ̄ヽ{ ' } ..,,_..,,  ̄フ...人____( ) )''''''''' '''''ヽ_..,,-" "- / / i ヽヽ おいィ?お前は死神を騙してカカッとデス回避したでしょう? i { { ! i i i ; i ', 汚いなさすがジャックきたないあもりにもひきょうすぐる ノ ヽ ヽ ゝヽ人人、/_ノノ i ', そんな汚い忍者が天国は入れるとか浅はかさは愚かしい ` i \ヽrr=-, r=;ァ| ノ i 私の緋想の剣でバラバラに引き裂かれる前にバックステッポするべきそうすべき ,' | ).)" ̄ ,___, ̄"' |/' | ! ノ | ,ノ ヽ _ン 人 V ノ ,.、 __/ | ( >、.._ __ ,.イ ヽ ヽ(_,i !,,.-''" ノ 人 ヽ /ヽ二ン ヽ \ \.! ヽ -=ニ__ 〈 人 \ 〉/ { } ヽ i !, ヽ,! ! ‐--,' ) \ ''ヽ 人 ; ヽ r/ ヽ ー,--' く 人 ( ノ|・|ヽ ヽ、_ /! 7`\ ̄ 人 /=∞=/)._ \ ヽ||・||) !`ー,ヽ-' ∧ \/ .〈 ヽ、/ ) . /||・||( / ヽ\ ) \, .\ヽ ( ( (||・||) 人 \) )/と取り合ってくれそうもない。門前払いされたジャックは仕方なく地獄へ向ったぜ。ところが地獄の門の死神さん、 /"'''-ii○ ー―――、 .○ー‐ ヽ、 ,r' ○y'´ ○、 | |. ,r' / ノ ヽヽ |..ノ __,,.../ / ;. ヽ,,__ヽ.´ ,. ‐‐-/ / /i ,'´i .ノ ヽi , |__ ` | 、! .| /| /__,!/ レ、!__ | , / ヽ うーん…お前さんとは契約があるからなぁ… ', \ i, ヽ,.' -─ ─-.レ 〈 | 魂取らないって言った以上破ることもできないんだ !ヘ, ァ i |'" ,___, "'i ヽ ,' 申し訳ないけど地獄に入れるわけにはいかないよ ノゝ, __rソ `ヽ!、 ヽ _ン ノ , ) / ハ|´ iソ> _____, ,.イ-'"i// `レゝ、 ,.ヘ x\」|x| `.i i `'r‐‐' ,イ \x`! / 〈 / ヽ、!ー'、 ヽレ' ,ir-‐'´ `!、____,へ_Y ,ヘ,.イ! }ー‐---◎--‐{、哀れジャックは地獄からも門前払いを食らってしまったぜ。行き場を失ったジャックの魂、もうこの世には帰れない。困り果ててランタン片手に天国と地獄を行ったりきたり。今も彼はどこかをさまよい続けてるんだぜ…。 ,. -‐-、 ,.- 、 / i /, ヽ. / ハ├──-//i i ,' / ソ ヽ、! | i / ; ; ゝ、____ノ 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ハ レヘ i' rr=-////r=;ァハソ ハ グスン | ノ l | u /////.U.l | ノ ノ ハヽ、 ,--、 ノ i ( イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 ,,.,、.--‐''' ^'ー'^ '''‐-- .,, / / ,..、──ァ 、──ァ'i, 'i, . / / /, \/ ,、 \/ 'i, 'i, .i l i i /__ゝ i l i .| | l ,、 l i i | 'i, 'i, 'i, ヽ 凵 ̄凵 ̄凵 ̄イ ,! ,! 'i, 'i, 'i ゝ、rュ_rュ_rソ ノ ノ \\ \ | | / / ''ー-- 、,,,__ __,,,、 --ー'' | ̄~| ,,.,、.--‐''' ^'ー'^ '''‐-- .,, / / / / 'i, \ \ / / ,..、──ァ 、──ァ'i, 'i,. / / /, \/ ,、 \/ 'i, 'i,.i_l__ i___ i__/__ゝ_i __l _i ちなみに元々アイルランドではカブを使って作られたぜ。 | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ アイルランド移民がアメリカに渡った際カボチャを使うようになったそうだぜ。 _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7_..,,-" rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 まぁ真面目に働いて真面目に生きようっていう説話だな。"-..,,_r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ あと数時間だがハロウィンを楽しんでくれよ。 `!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' 『トリック・オア・トリート!』.| ̄| ̄ ̄ l ̄、 ̄l ̄ ̄ ̄ ̄ i  ̄ ̄ i  ̄| (お菓子をくれなきゃ悪戯するぞ!)'i, 'i, 'i, ヽ 凵 ̄凵 ̄凵 ̄イ ,! ,! 'i, 'i, 'i ゝ、rュ_rュ_rソ ノ ノ \\ \ | | / / ''ー-- 、,,,__ __,,,、 --ー'' もし神子がフランダースの犬の世界に介入したら 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 パトラッシュ… お前ここを探してきてくれたんだね。分かったよ。お前は「いつまでも僕と一緒だ」って、そう言ってくれてるんだね…。ありがとう。パトラッシュ…。僕は見たんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵を。だから、だから僕は今凄く幸せなんだよ。; . . . . . ; . -‐- .,. '  ̄ ` . _,.-ー- 、__,,....ィ , ´ ヽ i ヽ '-、 / \ l , ト 、 ~ヽ.___,,,...,. / ` 、‐ ' 'z__ l , -‐'' ,/ i 人 l、 ヾ `´ // / ,ィ / ヽi ヽ. l、 ,| / / "i /^ヽ! / !,/ -ー- |,/ | ハj そ 人 i l ハ i/ ━ ヽ. l/ / ゙ヾ. ヽ、 ゙l. ヽ_ { 、_ソノ ,.. - ..、 '; !~ /ヽ! ,ィ/ `- ;' ;' ` , ヽ! / _Y ヽ t 、 /_ ' , ━ ; ヽ, 〃´ ̄ 亠─----; >- 、. `´ /,,. '; ,, _ ` 、 _ ,,, .. ' ;" i'´  ̄ __ ,,.. -`<´ ; '", ' , ' ` - 、 ,,.. --‐ / /l ,. - ´ / ヽ`´,. ' ` ~ /l i ! / / `'`i ,.-‐ 、 , , ,. -‐' |. l i / l ! ` - ' ' ィ i l ! / l \ ,...、__,,.-'' /;' l | ヽ/ ! `- イヽ-' / / ;リ | i ` ~ ´ / ;' i ! / /. i ヽ __ _,,,,....ノ / l `ー' i~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ,〃 l i ノ/; . . . . . . ;; ; . . . . . . . . ; ;; ; ; . . . . . パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。 . . . ; ; ; ; ; ; . . . . . . 何だかとても眠いんだ。パトラッシュ・・・ . . . . ; ; ;. ' ; ; ; ; . . . . . . . . . ; ; ; ' ' ; ; ; . . . . . . . . . . ; ; ; ' ' ' ' '. , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ' ; ' ' ' (ネロよ…おぬしも尸解仙になっておれば…) (いや、せめて寒さだけでもしのげれば…) (ここで無駄に泣いておる太子様がネロの側に、アントワープ大聖堂におれば…) ,.. -──- 、 ヽ\ ノ / ‐- 、 , } ) Vヽ /(, ∠_ _>< / / ' -、 )v' / >< / ( ヽ_、 )V / , | '"´ `` ‐-|=ニ二 \ . . \ / .. .... .. V( ,. . ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ` < ̄` 、 ,. -‐- 、 、i . . . . . . . . . .V, ---- 、;ノ 〃 \ ヽ __ /、、 ', Z ヽ . . . / ''' '- ._ _ノ i 、 、ト、 、 ヽ } ⌒! \ 、 ! z 'ヽ . . ./== -==<  ̄/ | ト / ト 、 `\、 ハ ノ / i{ ト、 〉〉 | / z .--V /( i i 人 ヽ) / ノ ノイ.( >/////< ) } ` `〈 { `>┴< ̄\<、 /イ | (ヽ____/'/ 'Vレレ' \ヽ,ヽ ( シ i'U////////U/ イ i .} } / /⌒ヾ \ \ \ i 木|_ | ') i' rr=-, /// r=;ァi/ i- (\. , --、 / ̄) ノ i / / , ヽ ヽヽ ヾ ヽ ヽ ノ ノ' ヽU ̄///// ̄U''i ヽ 7 | ``ー――'| ヽ イ / . 〉 i{ ゝ、レ'`ヽノ/、', ヽ八、 ノ-- 'ヽ, , -----、 人_ ^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゝ ノ  ̄ ̄ ,ヽ ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ハ ト- ー ー -Yl ',ヾ '´ ̄ヽ/ヽハ> .., _____r─┐ (二二ヽヽ_i'" ,___, "'ルヾ 〉∨ / 丶 ヽ{ .炎 }ヽ グスッ }ハ八 ヽ_ ン ハ i \ | ヽ、__)一(_丿 ル、>,、 __'J__ ,イ 从 | | ./__________________________(___ | | 〕____________________________〔/\ | 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \% | / ,)_,.v''´⌒ヽ.  ̄ ‐- ... )... .. ... ´ヽ. . . . . . . . . .. .. ⌒; __,、 ノ⌒ー' `ー'⌒ヽヽ _ . . . . . . . . . . . . .. .ノ ,r ヽ'⌒ `^j ヽ .. . . . . . . . . .. .)  ̄ `ー ‐-‐一´ r'´ `ー'⌒ヽ `ー 、 . . . . . . .. .ノ , '⌒ー-‐、 ヽ, ....... ... .... . . .. .⌒ヽ ヽ-----‐-ヽ.っ r_,つ ヽ. . ._ _ . . . .___ . . . . .. . . ノ- .__,.--‐、  ̄  ̄ ̄  ̄ ` ̄ー-‐- 「風車小屋に火をつけたのはお前だろう!ネロ!!」 「違いますハンスさん…!僕じゃないです!!」 「嘘をつくな!じゃあどうして火の気の無い風車小屋が火事になったんだ?!」 ........ _,, -‐- ,,_ _,, -‐''"~~"''‐- ,,_ _,, -‐''""''‐- ,,_ _,, -‐''""''‐- ,,_ .. _,, -‐''" "''‐- ,,_'" "''‐- _,, -‐''"~~"''‐- ,,_,, -‐''" .._,, -‐''" .. "''‐- ,,_ .. _,, -‐''" .. "''‐- ,,_ .. .. .. .. .. .. .. _,, -‐''" .. "''‐- ,,_ ヽ\ ノ 、 // ) Vヽ /(, 、)\ , ノV (' / ' -、 )v' ' V( ノ ヽ ( ヽ_、 )V / , 'ヽ ' ヽ , '-' ') \ . . \ / .. .... .. V( i'V、 .. .... .. 'ヽ ,__ノ . . / 、i . . . . . . . . . .V, ---- 、;ノ 'ヽ_'.;;---- 、V...._. . . . . . . /、 ヽ . . . / '' ''' '- ._ __, -'' ''' "' '''' -- ' 、 . . '/ 'ヽ . . ./==─ -==< >==─ =='v .ノ .--V /( i i 人 ヽ) (/ / 人 i i )\ ノ --、 /イ | (ヽ__/'ゝ、'Vレレ' /ヽ,ヽ ( ) / ノゝ )/)/)//ヽ_.// イ i' i メラメラ i 木|_ | ') i' (ヒ_] ヒ_ン i/ i-' '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | ヽ ノ ノ' ヽ'' ,___, "" i ヽ ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ パトラッシュ… お前ここを探してきてくれたんだね。分かったよ。お前は「いつまでも僕と一緒だ」って、そう言ってくれてるんだね…。ありがとう。パトラッシュ…。僕は見れなかったんだよ。一番見たかった、ルーベンスの2枚の絵が燃えちゃってて… . -‐- .,. '  ̄ ` . _,.-ー- 、__,,....ィ , ´ ヽ i ヽ '-、 / \ l , ト 、 ~ヽ.___,,,...,. / ` 、‐ ' 'z__ l , -‐'' ,/ i 人 l、 ヾ `´ // / ,ィ / ヽi ヽ. l、 ,| / / "i /^ヽ! / !,/ -ー- |,/ | ハj そ 人 パチパチ i l ハ i/ ━ ヽ. l/ / / ヽ ゙ヾ. ヽ、 ゙l. ヽ_ { 、_ソノ 'l゙゙ ゙゙̄lll '; !~ メラメラ… /ヽ! ,ィ/ `- ;'"| lll,, ,,l' ヽ! / _Y ヽ t 、 /,、..l l,"!llll゙,l;. ヽ, 〃´ ̄ 亠─----; >- 、. `´ /!!゙ l ,, _ "゙━━゙゙ ;" 、 // i'´  ̄ __ ,,.. -`<´"━━゙ ' ` - 、 ,,.. --‐ / 、)\ , ノV (' /l ,. - ´ / ヽ`´,. ' ` ~ /l ' V( ノ ヽ i ! / / `'`i ,.-‐ 、 , , ,. -‐' | 'ヽ ' ヽ , '-' '). l i / l ! ` - ' ' ィ i i'V、 .. .... .. 'ヽ ,__ノ . . / l ! / l \ ,...、__,,.-'' /;' l 'ヽ_'.;;---- 、V...._. . . . . . . /、 | ヽ/ ! `- イヽ-' / / ;リ __, -'' ''' "' '''' -- ' 、 . . '/ | i ` ~ ´ / ;' >==─ =='v .ノ i ! / / (/ / 人 i i )\ ノ --、. i ヽ __ _,,,,....ノ / ) / ノゝ )/)/)//ヽ_.// イ i' i l `ー' i~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ,〃 '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | l i ノ/ ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ; . . . . . . ;; ; . . . . . . . . ; ;; ; ; . . . . . か弱いイヌ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。 . . . ; ; ; ; ; ; . . . . . . 何だかとても熱いんだ。か弱いイヌ・・・ . . . . ; ; ;. ' ; ; ; ; . . . . . . . . . ; ; ; ' ' ; ; ; . . . . . . . . . . ; ; ; ' ' ' ' '. , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ' ; ' ' ' \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○ ○ ○ O O (ああ…なんでこんな事に…我らのせいでもっと悲惨な事になってしまった…すまぬ…すまぬ…ネロ…) ,.. -──- 、 ヽ\ ノ / ‐- 、 , } ) Vヽ /(, ∠_ _>< / / ' -、 )v' / >< / ( ヽ_、 )V / , | '"´ `` ‐-|=ニ二 \ . . \ / .. .... .. V( ,. . ´  ̄ ̄ ̄ ̄ ` < ̄` 、 ,. -‐- 、 、i . . . . . . . . . .V, ---- 、;ノ 〃 \ ヽ __ /、、 ', Z ヽ . . . / ''' '- ._ _ノ i 、 、ト、 、 ヽ } ⌒! \ 、 ! z 'ヽ . . ./== -==<  ̄/ | ト / ト 、 `\、 ハ ノ / i{ ト、 〉〉 | / z .--V /( i i 人 ヽ) / ノ ノイ.( >/////< ) } ` `〈 { `>┴< ̄\<、 /イ | (ヽ____/'/ 'Vレレ' \ヽ,ヽ ( シ i'U//,___,//U/ イ i .} } / /⌒ヾ \ \ \ i 木|_ | ') i' ( >,/////< );ァi/ i- (\. 'ー⌒ー' / ̄) ノ i / / , ヽ ヽヽ ヾ ヽ ヽ ノ ノ' ヽ U////////U''i ヽ 7 | ``ー――'| ヽ イ / . 〉 i{ --レ'`ヽノ--、', ヽ八、 ノ-- 'ヽ, へ 人_ ^ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ゝ ノ  ̄ ̄ ,ヽ ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ハ ト- ー ー -Yl ',ヾ '´ ̄ヽ/ヽハ> .., _____r─┐ (二二ヽヽ⊂⊃ ,___, ⊂⊃'ルヾ 〉∨ / 丶 ヽ{ .炎 }ヽ ズビー }ハ八 ヽ_ ン ハ i \ | ヽ、__)一(_丿 ル、>,、 __'J__ ,イ 从 | | ./__________________________(___ | | 〕____________________________〔/\ | 、 / ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ \% | / トランスフォーラーH 初出 ゆっくりしていってね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!◆61 ___,∧"´ ト-、_ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / キア'" ', 、`フ ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( 立ち上がる時は今 ( ソ'´ Vi (ヒ_] ヒ_ン ハヘノ' 戦いのときは今 y'´ ! !. '" ,___, "'ノノハ ,' ! , ヽ、_,ゝ'"'" ヽ _ン '"',ハ ! '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=' i´ノ´ンノ ___,∧"´ ト-、_ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / キア'" ', 、`フ ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( HARDモードにトランスフォームだ! ( ソ'´ Vi ttテュ, ,rェzァ ハヘノ' y'´ ! !. ⌒ Fニニニオ⌒ ノノハ ,' ! , ヽ、_,ゝ ` ̄ ̄ ,ハ ! '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=' i´ノ´ンノ _,,....,,_ -''" `''\ ヽ \ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ うわああ許してくれええ `! !/レi' (◯), 、(◯) レ'i ノ 俺が悪かったああ ,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ' ( ,ハ |,r-r-| 人! ,.ヘ,)、 )>,、_`ニニ´_,.イ ハ~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」――__∧" ト-、∧‐ァ 7ゝ―─―――┬┘ ハノ V _」∠ 7ァ_ゝ、 .| ., 'ィiヽ' _ゝ''  ̄ `ヽ!, .|_ /キア'" ', `フ_, .| ,イ / ,' ___!_ i .ハ _ノ_ ハ Y . | 許さん! '、 ', 、!ァ´ノ.」_ノレ' レ' ソ Y i、( .| ( ソ´ i´ ttテュ, ,rェzァハヘノ .| HARD・パワード・カッター! y' ! !. ⌒Fニニニオ⌒ ノノハ │. ( ! ,ヽ_ゝ. ` ̄ ̄ ,ハ !、 .| ゝ、ノ )ハ>,、 _____, ,.イ ノ ソ Y- 、 | | . _,,,,> ! ヽ |x ... ~ミ ~ ... `ー=i;; .. . ト、──┴i'YYY'i―――――‐┘ゝ;; ヽ `i !_!_!_!_! >゙ . .,) / . /;ノ ゞヽ、ゝヽ、_/ / \ \ `ヾミ . ゙ _/ \ \\ `ー--‐''゙~ \\_人_ \ \ \>ノノ< \ \\  ̄l」 ̄ \\_人_ \>ノノ<  ̄l」 ̄ _,,....,,_ -''" `''\ ヽ | | \ | ;ノ´ ̄\ | | \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ri .ir-r'"´ (.__ _,.!イ_ _,.ヘーァ' |二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´] | ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! .| |ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/.|. | V 、!__ハ ,' ,ゝ `! !/レi' (◯), .| 、(◯) レ'i ノ ,' ノ !'" ,|. |rェェェ、 "' i .レ' ( ,ハ |. .| r-r-| 人! ,.ヘ,)、 )>,、_.| | ニニ´_,.イ ハ ヽ` ´ ´. __,, ======== ,,__ ...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐... ..‐´ ゙ `‐.. / \ .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ´ ヽ. ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;................. .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;...... ;;;;;;゙゙゙゙゙ / ゙ ゙゙゙゙゙;;;;;; ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙ ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;. ||i .i| ;il|l||;(゙ `;;i|l|li||lll|||il;i ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;; `ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;, ,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙ ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii ;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙ ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´ ___,∧"´ ト-、_ ,ゝ/ヽ、ノ V _」∠ 7ァ_>ァ、 ., 'ィiヽ' _>''"´  ̄ `ヽ!, / キア'" ', 、`フ ,イ / / ,ハ! / ! _!_ i ! Y '、!,イ ,' /´___!_ i ハ _ノ_`ハ/ ノ ノ ', レ、 !ァ´ノ_」_ノレ' レ' ソ`Y i、( この美しい秋を踏みにじる奴は ( ソ'´ Vi ttテュ, ,rェzァ ハヘノ' 何億光年離れようとも追い詰めてやる! y'´ ! !. ⌒ Fニニニオ⌒ ノノハ ,' ! , ヽ、_,ゝ ` ̄ ̄ ,ハ ! '、 ゝ、ノ )ハゝ、, ,..イノ ソ `ヽ(ゝ/)ヽ,ノイi,` ''=ー=' i´ノ´ンノ 続かない 【本を棚に戻す】
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/2654.html
「…OK、解った。今の状況を私が冷静に説明しよう。」 「私はゆっくりおりん、たまたま立ち寄ったお店で、とんでもないモノを目撃してしまった。」 「隣に居るのはゆっくりちぇん、彼女もまた、信じられないといった顔になっている。」 「そして目の前に居るのはゆっくりゆうか。」 ) ( ,,,,......... / ;ヽ ''''''''''. ..ヽ | )''( \ '. )\ \ ....| /,,, ) ヽ 」) )/"""""ヽ ヽ ) );;./ 「 \( _,,....-‐‐-- 、.., ,.-'" "'ー., ノ r、 ,' ヽ ノ / i ハ i ハ i i i ', ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i 〈 イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / 〉 イ レヘ/ |"" ,___, "" .ル' / ハ ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ 〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ 「彼女は鏡の前でネコミミを着けようとしていた。」 「…違うわよ。」 『ちがわねーよ。』 「いや、ホントに違うから。ネコミミなんて着けようとしていないから。」 「お姉さん、悪いけどバレバレだよ。後ろに隠したネコミミが見えちゃってるよ。」 「しかもそっちに落ちているのは、もしかしてしっぽ?」 「まさかネコミミだけじゃあきたらず、一緒にそれも着けるつもりだったのかな?」 「それでフル装備になったら『私、ゆうかにゃん♪』とでも言うつもりだったとか?」 『ねーよ。』 「さっきからきっぱりハッキリ言い過ぎよ貴方達!」 「良いじゃない、私がネコミミを付けて貴方に何か問題があるのよ!」 「確かに私たちには何も問題はないね。」 「問題は、貴方がそんなモノを付けて何がしたいのかと言うことさ。」 「…ネコミミを着けたらカワイクナルカナーって思って。」 『はぁ?』 「ほら、私ってドSだとか、女王様とか、USCとか言われ放題でしょ?」 「でも一乙女としては、そんな扱いされつづけるのは我慢ならない訳よ。」 「だからガラリとイメチェンして、そんな私にたいする空気を挽回しようかな、なんて…。」 「なるほどね、でもその考えは根本から間違ってると思うねぇ。」 「そ、そうなの!?」 「元からネコミミを付けている私達だから言えるんだよ。」 「何でもネコミミが着けば癒し系になるなんて考えは安直過ぎるんだよ。」 「そうだねぇ、人気作品でエロ同人を作れば売れるという考えと同じくらい安直だね。」 「男役がオークならみんなファンタジー系エロ同人になる、という考えと同じくらい安直だよ。」 「…あんたら、何でどっちも例え話が下ネタなのよ。」 「下ネタなんてどうでも良いでしょ?」 「そうだよ!問題はネコミミの方なんだよ!」 「何よ、ネコミミの何処が問題なのよ。」 「それはね、ゆっくりゆうか、あんたがネコミミを着けようとしていることなんだ。」 「私のやろうとしている事全否定とはひどいわね。」 「いいかい?アタイ達ゆっくりってのは、『元になったキャラとそっくりで在ること』が重要なんだ。」 「アタイだったら、火焔猫 お燐、と同じ髪型、同じ髪の色、」 「そして同じネコミミだからこそ、ゆっくりおりんと呼ばれるのさ。」 「でもあんたはゆっくりゆうかという完成された要素に、ネコミミというオプションを着けようとしている。」 「そんな事したら、間違いなくあんたはその時点でゆっくりゆうかとは別の何者かになってしまうよ!」 「そ、そんな大袈裟な。」 「大袈裟じゃないよ!」 「オリジナルである風見幽香が、ネコミミを着けることは許されても。」 「ゆっくりである貴方がネコミミを着けることが、許される筈が無いんですよ!」 「許されるはずが無いって、そこまで!?そこまでなの!?」 「癒し系になりたいあまりに、自分を捨てようとしているゆっくりが許されると思ってるの?」 「きっと許早苗が来るよ!許されざる角度で!」 ,, -‐ ''  ̄ ̄" '' o 、 - 、 / ハ` .o ';,, ,/ |,,.ノ | / ! ; ! i ';, ;.' '; ! .! |__!_ ,i ,i, ,' ヽ --ソ_ノ-‐''―- `'ソ | i ,' . !i´-― ヒ_ン ) ├┐! ,' ゝハ_! ハ(ヒ_] " .!-,'i / i i`ーr' !'" 'ー‐' r'=-/ ;' )ヽ-イ '), ノi >.、.,_ ,. イ/´ ノi i } ザ 〔 i ! ンイ i ̄ バ' こ二ノ ,, ノ `) ッ _( ', ! l/フ / |/ ,,ノレ' ´ ̄` .ヾノ ∠_ {‐--/._(二二ノヽ .イ l二/ > ) 厂`ヽ 『って言うかもう既に来てるよ!そしてこっちを見てるよ!』 「…………!」 「わ、私のやろうとしていた事は、そこまで重いことだったの…!」 「やっと理解してくれてアタイは嬉しいよ、お姉さん。」 「それでも…それでも私は癒し系になりたかった…!ドSキャラという宿命から逃れたかった…!」 「…わかるよー、私もらんしゃまの愛玩動物ポジションを何とかしたいと思った事があったから…。」 「でも最近はらんしゃまを裏で支配する黒幕ポジションだと考えることにしてるよ~。」 「…貴方も随分黒い考えを持ってるのね、お嬢さん。」 「って言うか、お姉さんの場合のうかりんと言う立派な癒し系キャラがあるじゃないさ。」 「何でそれで満足しなかったのさ?」 「…だって、『だべ』って口調がどこかの超高校級の占い師みたいで嫌だったんだもん。」 「…あー。」 「確かに、それは嫌だね…。」 「葉隠にはなりたくないよね。」 「同意を得られて私は嬉しいわ。」 「でもね、ネコミミを安易に着けるのはいけないよおねえさん。」 「私たちゆっくりの中にもいるでしょ、ネコミミを着けたせいでおかしなキャラになっていった奴が。」 「何ですって、そんなゆっくりが………あ。」 「お姉さん、気づいたみたいだねぇ。」 「そっか、私は彼女と同じ過ちを犯そうとしていたのね…。」 「気づいてくれて私たちは嬉しいよぉ。」 「そうだよ、アタイ達は彼女と同じ過ちを繰り返してはいけない。」 、 // 、)\ , ノV ( ' V( ノ ヽ 'ヽ ' ヽ , '--' ') i'V、 ... .... .. 'ヽ ,___ノ . . / 'ヽ_''.;;---- 、V...._. . . . . . . . . /、 __, -'' , '''' "' '''' -- ' 、 . . . . ''/ >==─ == 'v . ノ (/ / 人 i i )\ ノ --、 ) / ノ-- )/)/)/--ヽ_.// イ i' i '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ _人 ヽ _ン フ ' -- ')-、 )人>.. ..,____,, イノ_ノ ノノ_.ノ ̄ 『第二の豊里耳神子を生み出してはいけないんだ!』 、 // 、)\ , ノV (' ' V( ノ ヽ 'ヽ ' ヽ , '-' ' i'V、 .. .... .. 'ヽ ,__ノ . . / 'ヽ_'.;;---- 、V...._. . . . . . . /、 __, -'' ''' "' '''' -- ' 、 . . '/ >==─ 6 =='v .ノ (/ / 人 i i )\ ノ --、 ) / ノゝ )/)/)//ヽ_.// イ i' i '-' i/| (ヒ_] ヒ_ン) i ( ( 木|_ | ' ヲ i"" ,___, "ノ ヽヽ イ _人 ヽ _ン Uフ ' -- ')-、 )人>.. ..,____,, イノ_ノ ノノ_.ノ ̄ / ヽ ( ) / /^ー r ̄ ̄ ̄i | i / ノ、___ノ | l / r‐´  ̄ | 「あの、私の頭のこれはネコミミじゃないんですが、」 「って言うか、別にこれ後付けじゃないんですけど元からなんですけど、ねえ聞いてますか…。」 むしろみみみって奴のように頭を燃やせばなんでもゆっくりになるという風潮があるような -- 名無しさん (2014-02-14 21 45 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/681.html
※これは、ゆっくりいじめ系349の『ゆっくり研究してね!』で出てきた自由研究の一つをSSにしたものです。 先に『ゆっくり研究してね!』を見てから見てください。 「ゆっくりはなじでね! おうじがえじでぇぇぇ!!!」 「「「ゆっぎゅりおうぢがえぢでぇぇぇぇぇ!!!」」」 じたばたと泣き喚く20匹ほどのゆっくり親子を抱えて、少年は楽しそうに走っている。 ――これで今回の自由研究は合格間違いなしだ。 笑顔の少年の脳裏には、慧音先生の優しい笑顔が浮かんでいる。 先生は凄くキレイだ。特に、笑顔の先生は誰よりも美人で、素敵だ。 もちろん、寺子屋の仲間にも慧音先生のファンはたくさんいる。いや、大人にもファンは大勢いる。 だが、ライバルが多くても、負けるワケにはいかない。 だからこそ、少年は危険を承知で妖怪の山の近くまで足を伸ばしたのだ。 この自由研究だけは、絶対に成功させてみせる。 目に火が灯っている様な錯覚に陥るほどに、少年の鼻息は荒かった。 『ゆっくり研究してね! 赤ちゃん食い研究』 「ただいまー! 自由研究するね!」 「おかえり……あら、ゆっくり? お母さんにも一つちょうだい」 「だめだよ! こいつら研究に使うんだから、あげられないよー!」 「あらそう……じゃあ、食べる時はキチンと洗ってから食べなさいよ」 「分ってるー!」 「本当に分ってるのかしら、もう……」 穏やかに微笑む母親からは、少年がゆっくりをかなり手荒に扱っている事に対するマイナスイメージが見られない。 この反応も、害獣、もしくはただの食料かストレス解消生物扱いされているゆっくりだからこそだろう。 もし他の生物……例えば犬や猫などならば、叱られて元の場所に戻す様に怒られる事は確実だ。 余談はさておき、少年は母の言いつけ通りにゆっくりを洗ってから、自分の部屋に駆け込んだ。 「ゆぎゅっ! なにずるのぉぉぉ!!!」 「「「ゆっぐぢでぎないよぉぉぉ!!!」」」 別々の竹かごに投げ込まれて泣き叫ぶゆっくり親子を尻目に、少年は準備を始める。といっても、記録用の紙と鉛筆程度であるが。 「二十匹目っと……よし」 子供ゆっくりの計算を終えた少年は、かごに近づいた。 親ゆっくりは膨らんで威嚇し、子ゆっくり達は竹の棒で遮られているにも関らず、親の後ろに隠れようともぞもぞ動いている。 少年は、そのどちらも気にせず、比較的大きめの子ゆっくり一匹を手に取った。 「ゆっぎゅりばなぢでぇぇぇ!!!」 「ゆっくりやめてね! はなしてあげてね! ゆっくりできないこはしね!!!」 「「「ゆっぎゅりばなぢであげでよぉぉぉ!!!」」」 親ゆっくりがかごに体当たりを繰り返し、捕まらなかった子ゆっくり達はわんわんと泣き叫ぶ。 そんな中で、少年は必死に身をよじって逃げ出そうとする子ゆっくりにかぶりついた。 「ゆぎゃぁぁぁ!!!」 「ゆ”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁ! ま”り”ざの”あ”がじゃんがぁぁぁ!!!」 「お”ね”え”ぢゃぁぁぁんんん!!!」 ぶちんと音を立てて噛み砕かれたそれを見て、それぞれに泣き叫ぶゆっくり親子。 すでに生命維持に大事な部分を食いちぎられたのか、顔が半分になった子ゆっくりは「ゆっ……ゆっ……」と焦点の合わない目で呟くばかり。 少年は、虚ろな呟きを繰り返すそれの残りを、泣き叫ぶ家族の前で口に運んだ。 子ゆっくりは、にごった目でどこかを眺めながら、少年の胃の中へと消えていった。 「ゆ”ぎゃあ”あ”あ”ぁぁぁ! ま”り”ざの”あ”がじゃんがえ”ぜぇぇぇ!!!」 「「「お”ね”え”ぢゃんがぁぁぁ!!!」」」 目を血走らせて体当たりを繰り返す親ゆっくりを眺めながら、少年は紙に現状をあまり上手くない字で書き込んだ。 一匹目、赤ちゃん返せと言いながら体当たりを繰り返している 「じゃあ、二匹目いくかな……」 呟いた少年の言葉を聞きつけたのか、一瞬で泣き止み、必死に隅の方に寄って他の子ゆっくりを盾にしようと隠れだす子ゆっくり達。 「まりちゃにゆっくりちゃちぇてね!」 「ゆっくりちゅりゅのはまりちゃだよ!」 「おねえちゃんたちはゆっくりちたんだからもういいでちょ!?」 「やめちぇよ! ゆっくりできないよ!」 「まりちゃだけゆっくりちゅるのー!」 「まりちゃのうちろにこないでぇぇぇ!」 先ほどまで仲良く頬をすり寄せあって遊んでいたとは思えないほどに浅ましく争い合う子ゆっくり達。 その姿には特に何も感じないらしく、無視して手近な子ゆっくりを取り出そうとする少年に、親ゆっくりは必死に声をかけた。 「まっでぇぇぇ! あがぢゃんはおいじぐないがらまりざをたべでよぉぉぉ!」 がたがたとかごを揺らしながら少年に頼むその姿は、鬼気迫っている。 あまりの必死さに興味を抱き、自分の方を向いた少年を見てチャンスとでも思ったのか、親ゆっくりは更に顔をぐちゃぐちゃにして喚く。 「まりざはおいじいがらまりざがらだべでよぉぉぉ! おながいっぱいになるがら、まりざをだべであがぢゃんはにがじでよぉぉぉ!!!」 姉妹同士で争った子ゆっくりと同じアンコで出来ているとは思えないほど子供への思いやりに溢れる発言。 一方の子ゆっくり達は「おかあちゃんをたべて、まりちゃたちはゆっくりちゃちぇてね!」と、もう自分達は助かると思い込んでいるらしく、余裕さえ溢れる発言をしている。 だが、少年に親ゆっくりの言う事を聞く必要も義務もない。 そもそも、これは自由研究なのだ。 例え親子が逆の事を言ったとしても、最終的には親の気が狂うまで続けるのだからどちらももう助からないのである。 少年は、顔をぐちゃぐちゃにして願う親ゆっくりに笑顔で「ダメだよ」とだけ告げて手近な子ゆっくりを取り出した。 それが余裕の発言をしていたものだという事は、因果応報とでも言うべきだろうか。 「おがあぢゃんをだべでよぉぉぉ! まりざはみのがぢでよぉぉぉ! やべでぇぇぇ!!!」 もう自分は助かると思い込んでいた子ゆっくりは泣き叫んだが、少年は構わず口に運ぶ。 「やべでぇぇぇ!!! おねがいだがらやべでぇぇぇ!!!」 「「「どうぢでおがあぢゃんをだべないのぉぉぉ!!!」」」 ぶちんと音を立てて噛み千切ると、だらりとアンコが流れ出した。 その様子を「あああ……」と嘆きの声をあげながら、親子揃って眺めている姿は非常に哀れがましい。 二匹目のゆっくりも、二口目で少年の胃に消えた。 「……もうおなかいっぱいでしょ? まりさたちはにがしてよ。まりさがだめなら、あかちゃんだけでもいいから……」 涙も声も枯れ果てた様子で許しを乞う親ゆっくりを見ながら、少年はまた紙に書き込んだ。 二匹目、泣きながらこっちを見て、自分達を助けて欲しいって言ってる 少年は、成果を見て満足そうに頷くと、涙交じりに開放を懇願するゆっくり達を無視してそのまま部屋を出た。 「まっで! ゆっくりだしてね! ゆっぐりだずげでぇぇぇ!!!」 「「「ゆっぐりだずげでよぉぉぉ!!!」」」 パタンと音がしてドアが閉まった。 子ゆっくり達は、少年が出て行った事を確認してから何とかして外に出ようと必死にもがき始めたが、かごのかさは高く、とても出られそうにない。 「おがーぢゃん、ゆっぐりだづげでぇぇぇ!!!」 「まりざもだづげでぇぇぇ!!!」 「ゆっ……ゆっぐりでられないよぉぉぉ!!!」 親ゆっくりは、そんな子供達を慰めつつ、静かにする様に必死になだめた。 「おかーさんがなにかかんがえてみるよ! おねえちゃんたちはたべられちゃったけど、みんなでそとにでようね!!!」 母のなだめを聞いて、どうにか泣き止む子ゆっくり達。 いつまた少年が戻って来て、今度は誰が食べられるか分からない。 そんな最悪の環境の中で、親ゆっくりは子供だけは守ろうと、ゆっくりとは思えないほど必死に考えをめぐらせた。 「ゆっ! みんな、いい……」 親ゆっくりが思いついた策を皆に言い渡した途端、子ゆっくり全員が反対の意思表示をした。 「「「ぞんなのいやだよぉぉぉ!!!」」」 「ゆっくりだまってね! このままじゃみんなゆっくりできないんだよ! だから、ちょっとだけでもゆっくりできるのはこれしかないんだよ!」 「「「……ゆっくりわかったよ」」」 涙目の子ゆっくり達と、涙を堪えて厳しい顔を作る親ゆっくり。 彼らの悪夢は、まだまだ始まったばかりである。 数分経って戻ってきた少年の手には、たっぷりのエサが抱えられている。 無言でじっと様子を伺うゆっくり親子の目の前でそれを適当に半々にしてから、少年は乱暴にかごの中へエサをぶち込んだ。 「エサだぞ、食え」 「……」 親子揃って空腹だったが、エサを口にする事はない。少年がどんな仕掛けをしているか分からないからだ。 毒でも入っていたなら、親子共々簡単に全滅に持ち込む事が出来るだろう。 「食べないならしまっておくからな」 じっと自分の顔を見つめるゆっくり達を見て不思議に思いつつ、別に一日位食事を抜いても大丈夫だと判断したらしい。 少年は、そのままエサを置いたまま部屋を出て行った。 次の日も、少年は子ゆっくりを親ゆっくりの目の前で食べ続けた。 以下が、その記録である。 三匹目、涙とよだれと汗(?)で顔をぐちゃぐちゃにしながら、出して欲しいってお願いを繰り返している 四匹目、泣きながら出して欲しい出して欲しいとお願いを繰り返しながらも、残った子供の方をたまに見ている 五匹目、なんだかこっちより残った子供の方が気になるみたいで、そっちをちらちら見ながら何か呟いている 六匹目、こっちを見ないで残った子供の方を見ながらぶつぶつ何か呟いている。何か相談しているのかな? 七匹目、残った子供に向かって怒鳴っている。何かあるんじゃないかと思うから、今日はここまでにして様子を見てみる事にする こうして、親ゆっくりが考え抜いた作戦は、あまりに怪しい反応を見せたために一日でバレてしまったのである。 「よしっと」 気合を入れた少年は、夜遅くまで起きる決意を固めた。 無論、ゆっくり達がない知恵を絞って考えた作戦を叩き潰すためである。 少年が音を立てない様に気を付けてゆっくり達の部屋の扉の前で待ち構えていると、不意に中からごそごそと何か動く音が聞こえてきた。 ――バカだな、これじゃあ寝ていても気付くじゃないか。 あまりの分かりやすさに軽く失望すら覚えながら部屋を覗くと、子ゆっくり二匹がエサのある場所で何やらこそこそとやっていた。 「このままじゃゆっくりできないよ! だかりゃ……」 「でも、ふたりだけちかのこりゃないよ? みんなは……」 「だかりゃって、ここにいたりゃたべりゃりぇて……」 「やだよ、ゆっくりちたいよ! わかっちゃ、ゆっくりふたりだけで……」 能天気なゆっくりには珍しく、真剣に何かを話し合っている。 と、やおらエサを食べようと向かっていく……と思いきや、かごからするっと抜け出した。 エサに隠して、穴を開けていたらしい。子ゆっくり達は、そのまま少年のいる扉に向かって走ってくる。 見張っておいて良かったと、少年は心底安堵した。 次の日にもし普通に少年が部屋に入ったら、かごから抜け出した子ゆっくり何匹かに逃げられていただろう。 だが、気付かれてしまったのだから、もう逃げる事はできない。 内心の焦りを隠して、少年は扉の向こうから走ってくるゆっくりを何気ない仕草で捕まえた。 「ゆぎゅ!? ゆっくりはなちて……」 「ゆっ! おねえちゃんなにちたの? おちょらをとんでりゅみちゃいだよ?」 「ゆ……ゆ……ゆ……」 「おねえちゃん、はやくちないとばかにんげんがきてゆっくりできなくなっちゃうよ! あちょんでないではやくおうちかえりょうね!」 姉の方のゆっくりは気付いたらしく、絶望の表情で少年を見つめた。 一方の妹ゆっくりは、のんきに早く逃げようなどと姉を急かしている。 少年は、二匹のゆっくりをつかんだまま、慎重に扉を閉めた。 もっと硬い箱、ゆっくりの攻撃では壊れない箱を持ってこなければならない。 ――お父さんなら何か知ってるかもしれないな。会社でゆっくり使ってるって言ってたし。 善は急げとばかりにその場を離れる少年と、妹ゆっくりの目が合った。 「ゆっ? ……ゆ、ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!」 今更ながら妹も気付いたのだろう。がたがたと震えながら叫び声を上げた。 子ゆっくりまりさの姉妹二匹は、いつ食われるか分からない恐怖に怯えきっていた。 だからこそこんな早まった行動を起こしたのだろうが、タイミングが悪すぎたのだ。 「「ゆっぐりばなぢでぇぇぇぇぇ! ごべんなぢゃいぃぃぃ!!!」」 叫ぶゆっくりの声が他のゆっくり達に聞こえない様に服の中へ隠しつつ、少年は加工所職員の父の元へと向かった。 次の日、起きたゆっくり達は透明な箱に移しかえられている事に気付き、白目をむいて絶叫した。 「ゆっぐりおうぢにがえれるどおもっだのにぃぃぃ!!!」 「「「おうぢがえぢでぇぇぇぇぇ!!!」」」 わんわんと泣き叫ぶゆっくり達を眺めつつ、端っこでいつバレるかと怯え続けているまりさ姉妹二匹を手にとり、そのまま食いちぎった。 「お前らが何考えてるかなんてわかってるんだよ、ざまーみろ」 帽子も食べられるが、少年はわざと親ゆっくりの箱の中へ吐き捨てた。 「ごめんなざいぃぃぃ! まりざがわるいごどじだがらあやまりまずぅぅぅ! だがらおうぢにがえじでぐだざいぃぃぃ!!!」 泣きながら謝る親ゆっくりを、少年は冷たい目で眺めた。 八匹目と九匹目、逃げ出そうとした子供を二匹一緒に食べた。謝り続けているけど、信用できないからもっと硬い箱に移す事にする お父さんに頼んで、会社で使ってる透明な箱を使わせてもらう事にした 十匹目、まだ謝り続けている 十一匹目、半分を過ぎた。ガラガラ声で喚きながら、また体当たりを繰り返している 十二匹目、泣きながらこっちを見ているけど、何も言わない 十三匹目、何も言わないでこっちを見るだけ。反応が薄くなってきている 十四匹目、子供を食べているぼくの方を見ないで、残った子供の方を見てずっと泣き続けている 十五匹目、子供の入った箱にぼくが近づいただけでもゆぎゃーとか叫んで面白い。何度か近づいたり離れたりを繰り返してから食べる事にした 食べた時は泣きすぎてなのかぐったりしてて、子供の方を見て、悲しそうにゆーって一声だけ泣いた。 十六匹目、ぼくの方も子供の方も見ないで、うふうふ笑い出した 十七匹目、まだうふうふ笑い続けている。今度こそおかしくなったかな? 十八匹目、食べた後でゆっくりを箱から出したけど、動かないでうふうふ笑い続けている。完全におかしくなったみたいだ 「ゆふふふふふふふふふ……」 休みが半分を過ぎたある日、親ゆっくりはとうとう少年の思う通りのゆっくりへとなった。 ただ笑い続けるだけのゆっくり。 穏やかなその表情は、全てのものから開放された幸せに満ちており、とてもゆっくりしたものだった。 20スレで誰かが18匹でしただけじゃ手抜きしすぎだろうって言ってたので書いてみました。 やっぱりオチがイマイチになってしまいましたが、お許し下さい。 5匹位にしておけば良かった……。 by319 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/slowlove/pages/720.html
私は賭にでた。 火鉢から発せられる一酸化炭素が部屋に充満する前に 幼なじみの可愛い子が部屋に入ってきて 「あんたのためじゃないんだからね!」と言って チョコを手渡してくれることに生死を賭けたのだ。 例え実際に幼なじみがいなくても私はこれ以上魔道に堕ちることを嫌ったのだ。 そして意識が薄く遠のいたその瞬間である。 「ゆっくりしていってね!!!」 「お、おお……一体どうしたんだ?」 薄れゆく自分の視界に多くのゆっくり達が映る。 れいむ、まりさ、ちぇん、らんしゃま、みょん、さなえなどの多種多様なゆっくり達が この一酸化炭素が充満寸前の部屋に入ってきたのだ。 「きょうはおせわになったおにいさんのためにおくりものだよ!」 そう言って外からゆっくり一つ分くらいありそうなプレゼント箱が ゆっくり秋姉妹によって運ばれてきた。 思えばこいつらゆっくりとのつきあいも相当長かった。初めて女性にふられた時慰めてくれたのも ゆっくりだし、クリスマスはいつも一緒だった。 え?ゆっくりを女性の代わりにしてるだと?泣いてなんかいないやい。 「そ、それで……まさか……」 「せいいっぱいがんばったよ!さぁうけとってね!」 そしてそのプレゼント箱が自分の目の前に置かれた。 そうだ、忘れていた……今日はあの忌まわしき2009年2月14日ではないか… そして目の前にプレゼント箱が。 「そ、そうなのか…………これは……バレンタイン……」 「ちーんぽ!」 「ちがうよ!!ちんぽじゃないよ!」 みょんな合いの手が入ったがこれは所謂バレンタインチョコなんだろう。 今僕は非常に嬉しい、しかしそれと同時に妙な切なさと情けなさがこみ上げてくる。 傍目から見れば今の僕は女性からチョコが貰えずゆっくりから情けをかけられている男の図 ではないか、ゆっくり達は好意でやっているのだろうが純粋に喜べない。 「さあ!はやくあけてね!」 しかしそんな自分にお構いなしにゆっくり達は純粋な笑顔を向けている。 「分かった……お前達の好意無駄にはしないぜ!!」 情けなさを振り切って自分はプレゼントの箱をゆっくりと開けた。 そしてその中には 「むきゅん、ゆっくりしていってね」 ………………なぜにぱちゅりぃ? というかチョコじゃないやん。 「あの……これはチョコじゃないですよね」 確かぱちゅりぃの中身は生クリームだったはずだ。 「きょうはおにいさんのたんじょうびだったよね!!」 「あ、ああ、バレンタインと一緒で誰も祝ってくれない俺の誕生日だけど……」 まさかこれは誕生日プレゼントだというのか?バレンタインじゃないというのか!? 「……どうせなら……バレンタインチョコの方が良かったんだけどなぁ」 「ゆっ?バレンタインってなぁに?」 知らなかったのか、まぁれいむは日本神道と言うし仕方ないのかもしれない。 「ま、まぁ誕生日プレゼントありがとうな、精一杯育てるよ」 「げんみつにはたんじょうびぷれぜんとじゃないよ!」 …………………それってどういう事なんだ? ゆっくり達はバレンタインでもあり俺の誕生日でもあるという日に気まぐれで プレゼントを渡したというのか? 「じゃあ……一体何なんだ?」 「ひんとだよ!ぱちゅりぃはまほうつかいだよ!」 背筋にピンと嫌なものが走る。 「ふたつめのひんと!おにいさんはきょうでにじゅっさいをそつぎょうだよ!」 頭に青線のエフェクトが罹っているような感情と悪寒に襲われていく。 「……………まさか」 「というわけで」 「「「「「「おにいさんがぶじまほうつかいになったおいわいだよ!!!」」」」」 その日、ある村で魔法使い(男性30才♂)の断末魔が上がり 幻想郷や外の世界を大いに振るわせたそうな。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2688.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 1287 元気な赤ちゃんをゆっくり産んでいってね!/コメントログ」 なんかもやっと感が残るな -- 2010-06-28 01 36 16 気持ちわりぃ -- 2010-07-13 23 54 28 ゆうかにれいむとまりさの子供を食わせた後、 れいむとまりさにゆうかの子供食べさせたって事? でれいむとまりさは復讐する為に虐待に屈服せず生きてる? 結局どっちも虐待かな?おねえさん鬼ですなww -- 2010-07-25 00 42 35 希少種だからって無条件で特別扱いする人間さんへの風刺作品なのかな 最近投稿された「香り」が割りと反響読んでたけど、過去にもっとスタイリッシュな同テーマの作品があったんだね -- 2010-09-21 16 50 11 うん…?謎が多くてもやっとするな -- 2011-01-15 20 45 10 たぶん、ゆうか種でないとゆうかの子供と認めないってことなのかな? お姉さんの目的が不明すぎて・・・ -- 2011-08-08 23 47 12 え?どういうこと? ゆうか種じゃないから赤ちぇんはごみに食われたってこと? ゴミに食わせるなら俺にくれよ! -- 2011-10-31 17 50 23 何がなんだか分からない… 何がどうゲスなのかも描写されないまま ただゲスと言い張られるれいむとまりさが虐待されるのも 調子こきまくったゆうかも不快なだけだった -- 2012-02-13 03 04 54 凄い今更だけどゆうかも虐待対象なだけでしょ -- 2016-12-29 20 26 56
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4011.html
対戦型ゆっくりゲーム by 十京院 典明 対戦型ゆっくりゲームというのを買ってきた。最近流行っているらしい。 「おーい、れいむー」 俺は家飼いのれいむを部屋に呼びつけ、PCを起動する。 やがてぺたんぺたんと階段を上る音がして、れいむが俺の部屋のドアを開ける。 「ゆゆっおにーさんゆっくりしていってね!」 「あーはいはいゆっくりゆっくり。ゲーム買ってきたんだが、やるだろ?」 「げーむさん!れいむげーむさんするよ!」 このれいむには時々ゲームの相手をさせているので、ゲームパッドぐらいなら操ることができる。 ピコリーン \ゆっくりしていってね/ 「ゆゆ!ぱそこんさんのなかにもれいむがいるよ!ゆっくりしていってね!」 * * * * 俺はキャラセレ画面で固まった。 「……」 画面には10匹のゆっくりが馬鹿面を晒している。それはいいのだが、 左上から、れいむ、れいむ、れいむ、まりさ、まりさ、ありす、ちぇん、みょん、れみりゃ(胴なし)、れみりゃ(胴あり)。 「おにーさんどうしたの?」 「……れいむ三匹とまりさ二匹の見分けが付かないんだけど」 「ゆゆ!こんなのもわからないなんておにーさんはばかだね! れいむとれいむとれいむとまりさとまりさだよ!」 「仕方ない、マニュアルでも見るか」 俺はマニュアルを広げた。 = = = = マニュアル お買い上げいただきありがとうございます。 本ゲームは、従来の対戦型格闘ゲームとはびみょんに異なったシステムを採用した新感覚ゆっくりゲームです。 勝利条件は自キャラのゆっくりゲージを100%まで溜めることか相手のゆっくりゲージを-100%まで下げることです。 基本動作 A=隙の少ない、ゆっくりする行動をします。 B=隙の少ない、相手をゆっくりさせない攻撃を繰り出します。 C=効果の大きい、ゆっくりする行動をします。 D=効果の大きい、相手をゆっくりさせない攻撃を繰り出します。 ←←=バックステップです。後ろにゆっくり跳ねます。 →→=ダッシュです。前にゆっくり急ぎます。 (コマンド)=さまざまな効果を持つゆっくりむーぶを発動します。いわゆる必殺技です。 特殊なルールを紹介します。 通常種ルール 通常種のゲージは自動で微量ずつ99%まで増加します。 通常種には当たり判定が無く、各種通常技およびゆっくりむーぶ中のみ当たり判定が発生します。 従来の格闘ゲームのように相手を攻め殺すよりは、自キャラをゆっくりさせつつ、 相手をゆっくりさせない戦い方が基本です。 うーぱっく 試合中、うーぱっくが通りかかり様々なアイテムを投下することがあります。 プリンやキノコ、干し草といったゆっくりゲージ増加アイテムから玄翁、ガラス箱といった危険なブツまで種類はさまざま。 なお、ゲームの性質上ゆっくりのリアルスペックとの乖離が見られる場合があります。 あらかじめご了承ください。 キャラ紹介 およびゆっくりむーぶコマンド表 れいむ(れいむA) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆっくりはねるよ! ←→←B or D ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ! ↓溜め↑A or C 『ゆっくりしていってね!』は全ゆっくり中最高のゲージ溜め性能があり、とくにC版は高効率。 移動の遅いれいむ(れいむC)やれみりゃざうるすと距離が離れたなら、 『ゆっくりはねるよ!』→『ゆっくりしていってね!』でゆっくりゲージを溜め切ってしまうこともあるほど。 『ゆっくりはねるよ!』は移動技。Bは後ろ、Dは前へと移動する。れみりゃ(胴無し)から逃げるほど速くはない。 うーぱっくからのアイテム回収や、ゆっくりしていってね!の布石に。 『ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ!』は、わずかながら無敵判定の存在する攻撃技。ダメージもなかなかで、ゲージ上昇有り。 攻撃重視型のみょん、れみりゃ(胴無し)などへの切り返しやカウンターを狙おう。 れいむ(れいむB) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆ~♪ゆ~♪ ←/↓\→A or C ゆゆ~♪ 相手の近くで↑\←↓\→B or D 歌の上手なれいむ。『ゆっくりしていってね!』はれいむAの同技に比べてゲージ上昇が少ないものの、二種類の歌技がそれを補う。 『ゆ~♪ゆ~♪』Aは低く、Cは高く飛ぶ飛び道具で、相手に当たると動きを止める。画面端に消える際にもゲージ上昇有り。 『ゆゆ~♪』はいわゆる一回転投げ。歌で相手の動きを止め、相手をゆっくりさせる(わずかに相手のゲージも上昇)とともに 自らのゲージを大幅に上昇させる大技。当たり判定のない状態の通常種をも吸い込むため、常に近接状態で立ち回り 相手をゆっくりさせないことが重要。 れいむ(れいむC) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆっくりうまれるよ! ↓溜め↓ おちびちゃんゆっくりしていってね! ←/↓\→B or D ゆっきゅちちていってにぇ! →←↑ B or D 植物型にんっしん中のれいむ。移動が遅く、特定のキャラには大幅不利ながらもスペックは低くない。 おちびちゃんゲージ(初期値1)の数だけ使える『ゆっくりうまれるよ!』でおちびちゃんを増やしながらゆっくりしよう。 おちびちゃん4匹以上の『ゆっくりしていってね!』には攻撃判定が付属する。 『おちびちゃんゆっくりしていってね!』は赤ゆゲージを溜める技。隙が少ないので暇を見てゲージを補充せよ。 『ゆっきゅちちていってにぇ!』は『ゆっくりしていってね!』の硬直を減少させる専用技。 攻撃判定のあるゆっくりむーぶも移動技も持たないため、攻められると脆く距離を離されても相手に一方的にゆっくりされ終了、 という危険性をも孕む(にんっしん中だけに)テクキャラ。通常技での立ち回りと間合い取りを研究しよう。 まりさ(まりさA) ゆっくりしていってね! A or C連打 むーしゃ、むーしゃ、しあわせー! →\↓/← B or D ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ! ↓溜め↑A or C れいむと同じスタンダードタイプのゆっくり。『むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!』はうーぱっくから食べ物ゲット時にのみ 使えるゲージ大幅上昇技。移動速度が速く食べ物をゲットしやすいため、狙いどころは多い。 まりさ(まりさB) ゆっくりしていってね! A or C連打 ゆっくりしていってね! ↓\→A or C ゆっくりはねるよ! ←→←B or D まりさAよりもさらに移動速度が速いスピード特化型ゆっくり。 二種類の『ゆっくりしていってね!』を持ち、コマンド版は飛び道具。 ワギャ〇イザー、あるいはエコ〇ズAct2風の書き文字が攻撃判定を伴って飛ぶ。発生、速度にすぐれるD版は 相手のゆっくりむーぶを阻止するのに適する。 ありす ゆっくりしていってね! A or C連打 しゃんはーい →↓\A or C ほーらい ←↓/A or C 『しゃんはーい』はカチューシャから人形を生み出し前方に配置。相手を押し返す効果がある。最大8つまで配置可能。 『ほーらい』は高速で跳ねる飛び道具。6/1とらんぷる。 通常種の近くにいるとゲージの自動上昇率が高まるキャラ特性を持つ。しかし近接不得手のシューティングキャラ…… おお、つんでれつんでれ。 ちぇん わかるよー A or C連打 わからないよー 被ダメージ中に←→↓\B or D らんしゃまぁぁぁぁぁ!! ←/↓\→B or D 『わかるよー』はその場でゆっくりする、ゆっくりしていってねタイプのゲージ上昇技。 上昇率は低いものの、ゆっくりしていってねに比べ当たり判定が小さいため特定の飛び道具をかわしつつゆっくりし続けられる。 『わからないよー』は被ダメージモーションをキャンセルして高速離脱する。 『らんしゃまぁぁぁぁぁ!!』はゆっくりらんを召喚。らん存在時は通常技が変化しゲージ上昇率が上がったり性能が変化したりする。 長いコンボをことごとく封殺する『わからないよー』は伝家の宝刀。 しかしながら自身のゲージ溜め能力も高くは無いため過信は禁物。 硬直の大きい『らんしゃまぁぁぁぁぁ!!』を余裕を持って発動する位置取りが重要。 みょん ゆっくりしていってみょん! A or C連打 ちーんぽ! ↓溜め↑A or C でぃーっく! ↓溜め↑B or D 『ちーんぽ!』は黒くてたくましいもの(餡子製の刀)で相手を突き上げる攻撃判定技。ヒット時は黒くてたくましいもので さらに相手を突き上げる追加攻撃が2回まで出せる。 『でぃーっく!』は黒くてたくましいものを振り回す攻撃判定技。当たり判定も大きいので被カウンター注意。 通常技も主に、黒くてたくましいもので行う。 れみりゃ(胴無し) うーうー! A or C連打 たーべちゃーうぞー! 相手の近くで↑\←↓\→A or C ぐんぐにる ↓\→B or D 『たーべちゃーうぞー!』は相手ゆっくりゲージの80%を消し去る大ダメージ技で、当たり判定のない 状態の通常種も捕まえられるが、間合いが狭く発生も遅い。確定状況を作れるかどうかが勝負の分かれ目。 『ぐんぐにる』は槍状の飛び道具。 通常技も弾幕攻撃なので、なぶり殺しと一撃必殺の二段構えで相手をゆっくりさせないよう飛び回れ。 れみりゃ(胴有り) うー! A or C連打 うっうー! ↓\→A or C うあうあ♪ ←→←B or D れみりあうー☆ ←/↓\→A or C たーべちゃーうどー! 相手の近くで↑\←↓\→A or C ざうるす進化 ↓溜め↓ 捕食種ながら、こちらはゲージ上昇重視タイプのゆっくり。 『うっうー!』、『うあうあ♪』、『れみりあうー☆』は連続入力可能。『うあうあ♪』と『れみりあうー☆』には 攻撃判定があり、ゲージを溜めつつ攻撃できる。 『たーべちゃーうどー!』は『たーべちゃーうぞー!』と代わり映えの無い性能だが、各種ゆっくりむーぶでゲージを溜めつつ、 100%阻止に近づいてきた相手に狙えないこともない。 『ざうるす進化』は、文字通りれみりゃざうるすになる。ざうるす時はゲージ上昇速度が飛躍的に上昇するが移動速度が激減。 対れいむCなどに。同一コマンドで元に戻ることもできる。 = = = = 「なるほどねー。 ……それにしてもれいむまりさの顔の違いがわからん……」 れいむはれいむAを、俺はれみりゃ(胴無し)を選んでゲーム開始。 「どぼじででびりゃえらぶのぉぉぉぉぉぉ!!!???」 「このお兄さん、たとえ貴様がゆっくりといえども容赦せん。 それにもともと、ペットショップ使いなもんでね」 * * * * かくしてゲームスタート。 \れでぃぃぃ……ゆっくりしていってね/ 「語呂悪!」 「ゆゆゆ!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 開幕からゆっくりしていってね連呼のれいむ。 ……ああなるほど。 ゆっくりや⑨でもプレイできるように全キャラ連打コマンド持ってるわけね。 「ってやべえ!」 予想以上にゲージの上昇が速い。慌てて弾幕攻撃をするが、すでにれいむのゲージはかなり溜まっている。 少しずつゲージを削るが、通常種ルールの当たり判定消滅とゲージ自動上昇によって開いた差はなかなか縮まらない。 「ゆっぐりじでいっでねっでいっでるでじょぉぉぉどぼじでゆっぐりじないのぉぉぉぉ!!!」 俺は一向に当たる気配のない弾幕攻撃を諦め、れみりゃ持ち前の素早い飛行でれいむに近づく。 「てめーこそ喰らって死ねぇぇぇぇぇぇ!!!『たーべちゃーうぞー!』」 「『ゆっくりはねるよ!』」 すかり。 起死回生の一発は(たぶん暴発した)移動技にかわされ―― 「っ―――!?」 \うぃなー いず れいむ/ 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 俺は、ゆっくりに負けた男となった。 * * * * 俺はこのゲームを舐めていた。それは認めよう。 俺はれいむの餌を七日分用意して、俺自身の身支度を整えた。 玄関に出た俺をれいむが呼び止める。 「ゆゆゆ!おにーさんどこいくの!?」 「旅に出る。 一週間後に、貴様との再戦を申し込む。それまでこの家には帰らん」 「どぼじでぞんなこというのぉぉぉぉ!!??おにーさんならとくべつにゆっくりしていっていいよぉぉぉ!?」 「もともと俺の家なんだが。 まあそれはいい。PCは置いていくから、せいぜい腕を……腕はないか。 せいぜいあんよを磨いておけ」 「いやだよ!!おにーざんといっじょにいだいよぉぉぉぉ!!!」 「俺も一週間後にもっと強くなって帰って来る。その時まで首を……首はないか。 あんよを洗って待っていろ」 「ゆゆぅぅぅーーーん!!」 * * * * それから、格ゲー仲間の友人に電話をかけ、メシを作ってやるかわりに一週間の格ゲー強化合宿を取り付けた。 言うまでもないが、飼いれいむに対戦で負けた話をしたらたっぷり三十分ほど笑われた。 こうして、友人との対戦に明け暮れる日々が幕を開けた。 「これぶっちゃけ、無しれみ弱いぞ……詰んでるマッチアップが多すぎる」 友人の指摘はもっともだった。 当初は気にも留めていなかった通常種ルールが、実は馬鹿にならない強さで設定されている。 あの日の初プレイでれいむが見せた、れいむAの高火力な開幕『ゆっくりしていってね!』が ゲームエンドに直結するほどにだ。一度奪われたリードはそうそう奪い返せない。 「うーむ……」 「胴れみはどうよ。俺も使ってないけど」 「そういや試してなかったな」 俺はれみりゃ(胴有り)を選び、友人はれいむA。 \れでぃぃぃ……ゆっくりしていってね/ 「語呂悪ぃ……」 「やっぱそう思うよな」 「うっうー!」 「うあうあ♪」 「れみりあうー☆」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 開幕『ゆっくりしていってね!に対して、『うあうあ♪』の先端に発生する攻撃判定がぎりぎり届かない。 単発の『うあうあ♪』も試したが、そもそもリーチが短く届かない。 そしてやはり逃げ切られる。 「なぁ……れいむAって強キャラじゃね?」 「まごうことなき強キャラだな……むしろ厨キャラまであるな。んで捕食種弱い」 「このサークル、れみりゃになんか恨みでもあるのか……?」 「マイルド調整の結果じゃねーの……それにしてもれみりゃ弱い」 「だけどさぁ、れいむA使う気ないんだろ?お前の性格からして」 「わかってんじゃねーか」 下手の横好きといわれても、俺は勝つためにキャラ換えしたことは一度も無い。 それは誇れることなんかじゃなく、くだらないこだわりに過ぎないのだがどうしてかキャラ換えできない。 それはきっと、俺そのものと強く癒着してしまっているのだ。 たとえば、ゆっくりがゆっくりを求めずにはいられないのと同じようにそれは当たり前のことなのだ。 「……次、行こうか」 「ああ」 俺はれみりゃを選び、再び対戦を始めた―― そして、またたく間に一週間が過ぎる。 俺は友人に礼を言って、帰途に就く。 「じゃあ、行ってくるぜ」 「頑張れよ」 * * * * 「ゆゆゆ!おにーさんまってたよ!ゆっくりしていってね!」 「だから俺の家だと言うに…… まあいい、勝負だ!れいむ!」 「ゆふふ……れいむはかなりあんよをあげたよ。せいぜいゆっくりしていってね」 「あんよ……?ああ、腕を上げたって事な。 俺だってそうさ。一週間前までのみじめな俺には二度と戻らない」 れいむはれいむA、俺はれみりゃ(胴付き)を選んだ。 \れでぃぃぃ……ゆっくりしていってね/ 0.60- 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 れいむは開幕ゆっくりしていってねを放つ。単純だが効果的な戦法だ。対して俺も手を打つ。 ボワン 「ゆゆ?」 ざうるす進化だ。これにより、俺のれみりゃはれいむに負けないゲージ上昇率を得る。 友人との合宿で、れいむAの火力に対抗するべく俺が考え出した、たった一つのソリューション―― 俺達は発想を転換しなければならなかった。 相手を倒すことより、自分がゆっくりすること。 それがこのゲームシステムにおいて、もっとも効率よく勝利条件を満たす手段なのだ。 格闘ゲームの常識に捕らわれていた俺と友人が、使えない技として無意識に除外していたざうるす進化。 それこそが勝利への鍵だったのだ。 4.42- 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!……」 「うーうー!ぎゃおー!うっうー!」 Cゆっくりしていってねの連打よりも、ざうるすれみりゃと化したれみりゃの技の方がわずかにゲージ上昇率が高い。 その微細な積み重なりは、やがて目に見える値となってゲージに表れる。現在れいむ57%、れみりゃ65%だ。 5.21- 「ゆゆっれみりゃはゆっくりしないでね!ゆっくりするのはれいむだよ!」 ついにれいむが痺れを切らせた。 「『ゆっくりはねるよ!』」 ――予想通りだ。 「『うーうー!もとにもどるどぉ~』」 ボワン こちらへ素早く跳ねてくるれいむのモーションに辛うじて反応し、れみりゃを通常形態へと戻すことに成功する。 ジャンプからのぼでぃぷれすをガードし、続く通常技を頭を抱えてやり過ごす。 「ぷんぷん!もうおこったよ! 『ここはれいむの……」 微妙な状況だ。 ――発生前に潰せるか(↓Aでカウンターを狙える) ――ガード(削られる/ゲージ2%減) ――喰らえば仕切り直し(ゲージ増減れいむ+7%れみりゃ-5%/それより距離が離れるのはまずい/Cゆっくりしていってねで死ぬ) 「……ゆっくりぷれいすだよ!』」 読み違えれば ――潰せる(無理だ) 負ける。 高速で流れる思考とは裏腹に、反射的に指が動いていた。 「――っ!」 俺の親指はAボタンを外してパッドを掴み、れいむのふくれっ面攻撃をガードする。 ――まだ行ける(ゲージはまだリード/進化or↓AB踊りコンボor投げ) 7.33- れいむが小さく一歩退がった。一瞬間が空く。 「うー!うー!」 それは俺のれみりゃのボイスではない。 画面の左上部から飛来する小さな影。その位置はれみりゃよりれいむに近い―― 「うーぱっく!れいむにあまあまちょうだいね!」 その瞬間、なにもかもがスローモーションに見えた。 俺は指を滑らせ←Cを繰り出す。 ←Cは攻撃判定は無く、前方に踏み出しながらゲージを溜める踊り技だ。 もしもれいむが攻撃を繰り出したらカウンターとなってしまう。 しかし俺には確信があった。 ――次に貴様は『ゆっくりはねるよ』と言う れいむは一生懸命にあんよで十字キーを操作している。 間違いない。れいむにとっては複雑な技コマンドを出すために、常時よりも丁寧にあんよを動かしている。 「『ゆっくり……」 ――逃がさん(投げ)(投げ)(投げ) すでに←Cの硬直を利用しコマンドは完成している。 「……はねるよ!』」 ――ここからなら ←Cで踏み出したこの位置からなら、ぎりぎり届く。 しゅばっ 「うー!」 れみりゃの手が伸びて、今まさに後方へと移動しようとしたれいむを捉える。 「ゆゆぅぅぅぅぅーーー!!??」 「つかまえたどぉ~。『たーべちゃーうどぉー!』」 画面がブラックアウトし、れいむの絶叫が響き渡った。 * * * * \うぃなー いず れみりゃー/ 「うっうー!」 「ゆゆん……さすがはおにーさんだよ!」 「いやーれいむこそなかなかだったぞ。レバガチャかと思ったら意外にコマンド正確だったしな」 だからこそキャラ差を読みでカバーすることができたわけでもあるのだが。 「もういっかい!もういっかいだよ!」 「よーし、やろうか」 俺は快く承諾する。 「さぁーて、”リベンジも果たしたことだし”俺もれいむA使っちゃおうかな~」 俺は勝つためにキャラ換えはしないが、その他の理由でキャラ換えすることは結構あるのだ。 「ゆゆっ!まけないよ!れいむがいちばんうまくれいむをつかえるんだよ!」 「俺だって負けないぞー。何せ、六日間もゆっくり練習してきたからな」 俺はこの時のために練習してきたれいむAで、れいむを完膚なきまでに叩きのめした。 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!ゆっくりはねる(キャンセル)ぷくー! ゆっくりしていってね!ぷくー!ここはれいむのゆっくりぷれ(キャンセル)ゆっくりしていってね! ゆっくりしていってね!ゆっくりしていっ(キャンセル)ばかなの?ゆっくりしていってね!ばかなの?しぬの? ゆっくりしていってね!ばかなの?ばかなの?ばかなの?しぬの?ゆっくりしていってね!」 「ゆあああああああ!!!!!おにーざんばっがりずるいよ゛ぉぉぉぉぉぉぉ!!!! でいぶもゆっぐじじだい゛よ゛ぉぉぉぉぉぉ!!!」 俺は軽快にコンボを継続し、れいむを空中に浮かせ続けながら言ってやった。 「おそらをとんでるみたいだろ?れいむ、ゆっくりしていってね!」 「ゆぐぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛!!!!!!!!」 END ■ □ ■ □ ちなみにこの二ヶ月後、れいむA、れいむC、ちぇん、みょんに10割コンボが発見され―― 世界は、核の炎に包まれた。