約 1,635,887 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/463.html
小ねたっぽいゆっくりいじめ 季節は巡り、幻想郷は今厳しい冬を乗り越え春を迎えようとしていた。 人里近い森の中を1匹のゆっくりまりさが飛び跳ねている。寒さも和らぎ、 冬篭りを終えたことでとても嬉しそうな顔だ。 突然、ゆっくりまりさの体がふわりと宙に浮く。 「ゆゆ?おじさん、まりさになにかごよう?」 ゆっくりまりさを持ち上げたのは1人の男だった。 「んー、特になにもないけど、君とゆっくりしたくてね。」 「ゆっ!じゃあ、まりさといっしょにゆっくりしようね!」 ゆっくりという言葉に反応して上機嫌になるゆっくりまりさ。 「ところでおじさん、なにかおしいものもってない?まりさおなかすいちゃったー。」 長い冬篭りのせいでろくに食事をできていなかったのか空腹を訴えるゆっくりまりさ。 「んー、おいしいかは分からないけど、お花の種なら持ってるよ?」 男は両手で持っていたゆっくりまりさを片手で抱えなおすと、腰に下げた小袋か花の種を 取り出しゆっくりまりさに見せる。 「ぽ~り、ぽ~り、む~しゃ、む~しゃ。」 花の種を見るや否やすぐさまかぶりつくゆっくりまりさ。よっぽど腹がすいていたのだろうか。 「ゆゆっ!おじさんこれはあまりおいしくないよ!もっとおいしいものをちょうだいね!」 あれだけがっついておいて更に食事を要求するゆっくり。 「そんなこと言われても、今はこれしか持ってないしなー。」 そういって、ぱらぱらと花の種をゆっくりに振り掛ける男。 「やめてよおじさん!もう、おはなさんのたねはいらないよ!!」 「おーい!春告精はおらんかー!!!」 ゆっくりの抗議の声を無視し、大声で叫ぶ男。その声に驚きビクッとするゆっくり。 「はいはーい、ここですよー。」 男の声に反応して、声が返ってくる。その声は男の上から聞こえてきた。 「ゆ?おねえさんはだれ?ゆっくりできるひと?」 上空からの突然の来訪者に疑問の声をあげるゆっくり。 男の上空から現れたのは、白い三角帽子に白い服を纏った妖精の少女だった。幻想郷に春が来たことを 告げる妖精、リリーホワイトである。 「お兄さん、私に何か御用ですか?」 男に何用かと尋ねるリリー。すると男は、 「ああ、あるとも。ここに丁度花の種がある、これに春を与えてはくれんかね?」 そういってゆっくりまりさをリリーの前に突き出す。ゆっくりまりさは男が何をいっているのか分からず 顔をしかめる。 「はーい、お安い御用ですよー。」 まかせろ!というように即答するリリー。 「それじゃいきますよー。・・・・・・・・春ですよー!!」 リリーは息を整えた後、元気一杯に叫んで万歳をするような格好をとる。全身からはこうなんというか、ぽわ ぽわしたピンク色のオーラがあふれ出していた。 ・・・ぴょこ。 その春オーラにあてられた花の種が芽を出した。 ぴょこ、ぴょこ、とゆっくりまりさの周りにあった花の種が次々と芽をだしていく。 「ゆー!ゆー!」 妖精の起こす奇跡に目を輝かせるゆっくりまりさ。しかし、異変はすぐに起きる。 ぷっ、ぷつ、と何か小さな穴が開くような音。その音に反応してゆっくりまりさは周りを見渡す。しかし、自分の 周りにはそのような音を出すものは見受けられない。突然、激しい空腹感に苛まれるゆっくりまりさ。 「わー!キレイに咲きましたね!それでは、私はこれで!」 「おーう、ありがとさん!」 満足げな顔で立ち去るリリーに笑顔で謝礼と別れの挨拶をする男。 「おじ・・・さん・・・、なに・・・いってるの・・・・?」 あまりの空腹に言葉がたどたどしいゆっくりまりさ。 「何って・・・ああ、そうか、お前は見えてないものな。ほら。」 ゆっくりまりさの顔を近くの小川の水面に写してやる男。 「???!!!」 そこにあったのはまりさの顔だった。しかし、その顔は先ほどまで小憎たらしいほどに丸々した饅頭顔とはちがって、 まるで干しぶどうの様に皺くちゃだった。しかも、その周りにはまるでまりさを彩るようにたくさんの花が咲いていた。 そう、先ほどのリリーの春オーラによって、まりさの食べた花の種や、男が振りまいた種が土を求めてまりさの中へと 根を伸ばしたのだ。先ほどまりさが聞いた音は、花の茎がまりさの皮を突き破る音と、根が皮を突き破る音だったのだ。 「ゆ゛・・・・・・・っ!」 その衝撃の事実に悲鳴を上げそうになるが一段と強まった空腹感に思わず黙り込むゆっくりまりさ。 「ふむ、少し種が多すぎたか。一気に吸われて餓死寸前じゃないか。」 男はそう分析しながら品定めをするようにゆっくりを見回す。 「このまま死なれても実験の意味が無い。念のために持ってきてよかった。」 そういって男は少量のオレンジジュースをゆっくりに与える。 「どう・・・じで・・・?どうじで・・・こんなごとずるの・・・?」 オレンジジュースによって少し活力を取り戻したゆっくりは息もたえたえに男に怨嗟の声をぶつける。 「そりゃ、俺だっておまんまに食いつきたいからな。」 とりあえずゆっくりの命に別状が無いことがわかると男はゆっくりを抱えたまま里のほうへ向かった。 「よろこべゆっくり。今日からお前はそのお花さんとこれからずっと一緒に暮らせるんだぞ。食べ物は俺が用意してやるから 安心しろ。」 その男の言葉をきいてゆっくりまりさは、これでずっとゆっくりできるね・・・。とか、お花さんきれいだね・・・。とか、 思っていたが拭いきれない空腹感を忘れるため静かに眠ることにした。 数ヵ月後、加工所から新製品が発売された。 それは、「初心者でもできる!ガーデニング用ゆっくりプランター」というものだった。 あらかじめ発芽した状態のゆっくりでガーデニングを楽しめるというものだった。やることは一日一回の水の入れ替えと、 初心者でも分かるように親切なフラワーガイドブックがついていたことから、ガーデニングに興味のあった奥様方から子供の 夏休み宿題用と、幅広い人々の支持を得て一躍人気商品となった。 ゆっくり春ですよー。 完 書いた人:名も無き作者
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/273.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 74 暇人二人のゆっくりいじめ/コメントログ」 新しいまりさも一週間もすればゲスに育てるだろうね、この叔母さんは -- 2010-07-02 22 28 01 バーバパパWWなちい -- 2010-08-03 02 36 56 おばさんの心、広すぎだろjk -- 2010-09-06 02 13 40 おばさん罵る相手が違うだろうがよ 飼いゆ見つけてくれた人に向かって鬼、悪魔とか -- 2011-01-17 18 17 27 あなたの作品全部見た お れ は す き な じ ゃ ん る だ っ た -- 2011-01-28 20 57 55 ゲスを育てる天才(笑)なおばさんだね! -- 2011-03-14 13 16 33 ↓↓同感だwww -- 2011-12-22 19 04 45 ゲスゆっくりの虐待は、こういうやり方が一番すっきりするね! -- 2011-12-23 03 22 20 この糞ババアは本当に死ねばいいと思う -- 2012-12-12 10 46 45 ↓×4 な ぜ 縦 書 き ? -- 2013-01-06 12 58 11 縦読みとかさ、ただの荒らしにしか見えない -- 2015-02-11 00 11 22 (嘘だけど)発見時からこうなってたって言っているのに、 このオバサン頭おかしいwww 絶対近所トラブル作ってるwww -- 2018-01-24 13 53 20
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/261.html
ゆっくりみわけてね! 14KB ※独自設定垂れ流し ※末尾に触発あき過去作品一覧あり 「ゆゆ! おにいさん、これだよ! これがさいしょにみたおりぼんだよ!」 ゆっくりまりさは、目の前に置かれた三つのリボンの中からひとつを選び出した。 リボンはどれも見たところほとんど同じ……と言うより、まったく同一の工業製品だ。 このリボンのうち一つをあらかじめまりさに見せておいた。 その後、まりさに目隠しをし、リボン二つを加えて再びまりさに見せたのだ。 「……驚いた。正解だよ」 「ゆん♪ こんなのかんたんだよ! じゃあ、あままちょうだいね!」 「はいはい、あげるよ~」 男はまりさにあまあまを与える。 ここはゆっくり研究所。男は、ゆっくりの個体識別能力について研究を進めているのだっ た。 ゆっくりみわけてね! ゆっくり。 およそ生き物とは言えない、生首饅頭生物。数が三つまでしか数えられないぐらい知能が 低く、記憶力も悪い。だが、ある特定の事柄についてのみ、驚くべき性能を示すことがあ る。 これがその一つ。即ち、飾りの個体識別である。 人間からすれば同種のゆっくりの違いなど殆どわからない。ゆっくりまりさ並べて違いを 述べろと言われても、大抵の人間は迷うことだろう。なにしろゆっくりというやつは、同 種であれば基本的には同じ顔に同じアクセサリをつけているのだ。 だが、ゆっくり同士では同種の違いを見誤ることはない。それはお飾りの微妙な違いによ って区別していると言われている。 だが、まだ、解明されていないことがある。 ――ゆっくりは、お飾りだけでどこまで区別できるものなのだろうか? 男はその真相を究明すべく実験を開始した。 結果は驚くべきものだった。 人間には見分けがつかないそっくりのリボン。そのひとつひとつの違いまでも、ゆっくり は正確に区別するのだ。 先の実験でも、リボンはまったく同一の製品を使った。同一、と言っても、生産の過程で ほんのわずかに質のばらつきは生じる。ゆっくりはその微細な違いを認識することができ るのだ。 面白いのは、ゆっくりがその能力を発揮するのがリボンや帽子と言ったアクセサリーに限 られると言うことだ。これがアクセサリー以外になると、途端に細かい違いがわからなく なる。ジグソーパズルや積み木などでも同様の実験をしたが、まりさはほとんど正解する ことができなかった。 次々と明らかになるゆっくりの驚くべき結果は、男の研究意欲を大いに煽った。 男の研究は次の段階へと進んだ。 「さあまりさ、このれいむをよーく見ておくんだ。明日、他のれいむも連れてくる。ちゃ んと見分けることができたら、あまあまをやるぞ」 男は透明な箱に閉じこめたゆっくりれいむをまりさに見せた。 透明な箱は防音だ。男の研究はあくまで目視での認識であり、声などの余分な情報は遮断 する必要があった。 まりさはしばし、じっとれいむを見つめる。 「おにいさん! ちゃんとみたよ! おぼえたよ!」 「大丈夫か? 間違えたらあまあまはあげないぞ」 「ゆっへん! まりさはだいじょうぶだよ!」 そう言ってまりさはアゴの辺りを伸ばして――おそらく胸を張っているつもりなのだろう ――力強く答えた。 そして、男はれいむを持って部屋の外へと出た。 翌日。男が透明な箱に収めた三匹のれいむを持ってくると、 「おにいさん! このれいむがさいしょにみたれいむだよ!」 まりさは男が出題するより早く回答した。 もちろん、それは正解だった。 「すごいなまりさ。正解だ」 「ゆゆ~ん! じゃあ、あまあまちょうだいね!」 男は約束通りあまあまを与えた。 ゆっくりはあまり長く物を覚えていることができないが、飾りの個体認識だけは別だ。数 年経っても忘れないと言われる。一日ぐらいの間隔をおいても、このまりさには何の障害 にもならなかったらしい。 そのことはもちろん、男もよく知っていた。 だが、 「よし、まりさ。明日も同じように、れいむを連れてくる。ちゃんと覚えておくんだぞ」 「だいじょうぶだよ! まりさもう、このれいむのことわすれないよ!」 男は、再び一日の間隔を置いてテストをすることにした。 「ゆわあああああっ!?」 翌日、部屋に入ってきた男を迎えたのはまりさの悲鳴だった。 男が運んできた三つの透明の箱。その中には、三匹のゆっくりれいむが入っている。 だが、それを見てすぐにゆっくりだと分かる者は少ないかも知れない。 目が無い。歯が無い。皮という皮がすべて無い。 餡子の塊にくっつく、髪とモミアゲ。それらを飾るリボン。 透明の箱の中にあるのはそんな異形のゆっくりだった。 そんな有様でありながら、三匹のれいむは生きている。いや、「生かされている」、とい うべきである。皮もなく、しゃべる口もどこかすらわからない状態でありながら、かすか に震えているのはまだ命のある証拠だ。 高濃度のオレンジジュースの投与と、餡子が崩れないよう表面をコーティングした成果だ。 「さあ、まりさ。どれが最初に見せたれいむだい?」 男の問いに、まりさは答えない。答えられるわけがない。餡子がむき出しのゆっくりは、 人間で言えば内臓が丸見えも同然のグロテスクな状態だ。正視するのすら耐えられないだ ろう。 「ゆ、ゆげ、ゆげぇ……!」 耐えきれず、まりさは餡子を吐き出す。 だが男はすぐさま吐き出したばかりの餡子をまりさの口につっこみ、オレンジジュースを 注射する。実に淡々とした、手慣れた動作だった。 「どれが最初に見せたれいむだい?」 再び、問う。無機質に、感情一つ感じさせない声。 「こたえられるわけないでしょおおお!? あんな、あんな、あんなのおおおお!!」 おぞましさに嘔吐感がわき上がり、えづくまりさ。 だが、男はやはり淡々と、 「答えられないなら、まりさも実験材料にするしかないな。あんな風に、皮を剥いで」 そんなことを言った。 あまりにも静かで感情のない、それだけに本気と感じさせる言葉と声だった。 まりさは止まらない吐き気を押さえ、どうにか答える。 「いちばんみぎの……れいむだよ」 「すばらしい。正解だ」 そして、まりさの地獄が始まった。 次の日も次の日も、餡子むき出しのれいむと対面させられた。 変化は少しずつあった。 それは、髪と飾りだ。三匹のれいむ達は、少しずつ少しずつそれらを削られていった。 髪が少し切られていた日があった。リボンがすこし削られていた日があった。 それでも、まりさが間違えることはなかった。 そんな、ある日のことだ。 「さあ、まりさ。どれが最初に見せたれいむだい?」 男がいつものように問いかけると、まりさはきょとんとした。 「ゆゆ? なにいってるのおにーさん? れいむなんていないよ?」 れいむ達は、相変わらずの餡子むき出しの状態。変わったと言えば、髪も飾りも半分近く 失っていることぐらいだ。 「何を言っているんだい、まりさ? この三匹のれいむの中から……」 「おにーさん! はこさんのなかには、あんこさんしかないよ!」 つい昨日までまりさは透明な箱の中を恐れていた。いつも吐き気を押さえながら、必死に 回答していた。ところが今日は、まるでそんな様子がない。 男は首を捻り、そして、透明な箱のひとつからゆっくりれいむを取り出した。 「まりさ、食べていいぞ」 試しにそんなことを言ってみた。すると、 「ゆわーい!」 まりさはすぐさまれいむへと跳ねていき、一瞬も躊躇うことなく食べ始めた。 「むーしゃ、むーしゃ……し、し、しあわせーっ!」 餡子むき出し状態のれいむは自分から動くことも喋ることもできない。だが、震えている。 確かに生きている。 そんなれいむを食べても、まりさが気づくことはないようだった。 そこには同族を食べる禁忌などかけらもない、ただ饅頭の甘さに酔うゆっくりの姿があっ た。 「なるほど……飾りも一定以上破壊されると、認識できなくなるわけか……」 男はノートに研究成果を記録していく。 ゆっくりの認識精度の研究。今回の研究は、どこまでゆっくりをゆっくりと認識できるの か、と言うことだった。この結果自体は予想されたものだったが、徐々に認識できなくな るのではなくここまで急激に変化するのは予想外だった。 男の口の端が笑みの形に歪む。 ますます、探求心を煽られたのだ。 「ゆ!? まりさとそっくりなゆっくりがいるよ!」 「違うよ。まりさ。それは君自身だよ」 次に男がまりさの部屋に持ってきたのはまりさの全身が映る大きさの鏡だった。 まりさは初めは鏡を理解できず、おっかなびっくりしていたようだ。 だが男に説明され自分が映されているのだとわかると、遊び始めた。 頬を膨らませたり、ツンと澄ましてみたり、身をくねらせてみたりと、様々なポーズを試 しだした。 まりさとしては鏡に映る自分の姿が楽しくてたまらないのだろうが、端から見れば奇妙に うねる不気味な生首饅頭だ。 男は苦笑しながら、そんなまりさに、 「じゃあ、今日はここだ」 「ゆ?」 ハサミで、まりさの帽子の端を切り取った。 「ゆゆ?」 まりさは最初、理解できないようだった。 床に落ちた黒い布を見て、そして鏡を見る。何度も何度もポーズを変え、鏡に映る自分の 姿を確認する。 そして、ようやく理解した。 「まりさのすてきなおぼうしがああああああああ!」 自分の大切な大切な帽子が切られたことを、まりさはようやく理解したのだ。 ゆっくりにとって飾りは個体認識をするための唯一にして絶対の存在。飾りが無くなれば 排斥の対象となることすらある。なにより、産まれてからずっといっしょにある、かけが えのないものだ。 「どうしてまりさのおぼうしきっちゃうのおおおおお!?」 切られたのはほんのすこしだけだ。それでもまりさにとってはまさに身を切られるような 辛いことのようだった。 男はそんなまりさの激昂にかまうことなく、 「じゃあ、また明日だ」 男は部屋を去っていった。 そして、まりさにとって本当の地獄が始まった。 「今日はここだ」 「い、いだいいいいい! まりさのみつあみさんんんん!」 三つ編みの端っこが切られた。 綺麗に乱れることなく編まれた、自慢の三つ編みだった。三つ編みはある程度動かすこと ができる。切られた瞬間、激痛が走った。 だが痛みよりなにより、喪失感が勝った。 「今日はここだ」 「やべでええええ! まりさのかみさんきらないでええええ!」 後ろ髪を切られた。 ゆっくりは生首の生き物。動くたびに髪を引きずることになる。髪の長いまりさ種は髪が 汚れがちだ。 だからまりさはいつも綺麗になるように気をつかっていた。とてもゆっくりとした蜂蜜色 の髪。それがすこしだけだが、切られてしまった。歪になってしまった後ろ髪はとてもゆ っくりできなかった。 「今日はここだ」 「まりさのすてきなとんがりさんがああああああ!」 まりさ種特有の三角帽子。その天辺のとんがりを着られた。 とてもゆっくりしたとんがりだった。これがピンと高く立っていると、まりさはすごくゆ っくりできたものだ。 それが、なくなってしまった。まりさの帽子は、ひどく不格好なゆっくりできないものに なってしまった。 来る日も来る日も男は部屋にやってきて、まりさの飾りや髪を少しだけ切り取った。 まりさは当然抗議した。時には暴力に訴えることすらあった。 だが、なにひとつ通用しない。 男は何を言われても無視するし、体当たりしても軽くあしらわれた。 逃げだそうにも、まりさのいる部屋はどこも閉められており出ることすらできなかった。 なにより忌々しいのは、常に部屋の真ん中にある鏡だ。あれのせいで、まりさは常に自分 の惨めな姿を思い知らされる。 なによりイヤなのは、男がまりさの大切な場所を切り取るたびに問いかけてくることだ。 「鏡に映っているのがなにかわかるか?」 「まりさだよ! とってもゆっくりしていないまりさだよ!」 まりさはいつも捨て鉢に答えた。答えない限り男は何度でも聞いてくるし、あのれいむた ちのように皮を剥ぐと脅してくる。まりさには答える以外の選択肢がなかった。 答えるたびに、自分がゆっくりできないことになってしまったと思い知らされた。 いらだち紛れに鏡を割っても、次の日には新しい鏡が準備された。何度か割るうちに、鏡 は丈夫なものに交換され、割ることもできなくなってしまった。 ストレスのあまり餡子を吐いたこともあった。だが、男によってすぐさま蘇生された。餌 も十分に与えられたし、まりさは死ぬこともできなかった。 そんなことが二ヶ月も続いた、ある日のこと。 「鏡に映っているのがなにかわかるか?」 男の問いに、まりさは答えられなかった。 鏡に映っているのが自分であるのはわかる。 だが、足りない。飾りが足りない。決定的に、足りない。 自慢だった長い金色の髪は、前髪をわずかに残すばかりで刈りあげのようになっていた。 三つ編みはとっくに無くなっている。もうピコピコもできない。 帽子も酷い状態だった。鍔広のゆっくりとしたとんがり帽子は、その鍔をほとんどなくし とんがりもなくなってしまった。帽子を飾っていたリボンはズタズタだ。 足りない。 致命的に足りない。 鏡に映る、これはなに? まりさ? まりさってなに? おぼうしと、おリボンと、三つ編みと、金髪。 鏡に映っているのは何? ひとつもないよ? でも自分はまりさ。まりさはまりさ。 本当に? 本当に、これが、こんなのが、まりさなの? たりない、たりない、ぜんぜんたりない。 たりないけど、まりさ。たりないから、まりさじゃない。 まりさであってまりさじゃない。まりさじゃなくて、まりさのはず。 まりさなの? ちがう、こんなのまりさじゃない。 まりさなの? まりさはまりさ。まりさだよ! まりさ、まりさは、まりさ。 まりまりまりさ。まりまりさ。ままりまりまり、まりまりまりさ。 まりさってなに? まりさがまりさ。 まりさってなに? まりさは……まりさなの? まりさは、まりさ! まりさ、まりさ、まりさ! 「ま、まままままりさーっ!?」 まりさは転げ回った。 「おい、どうしたまりさ?」 「ま、ま、まりさ? ままりさまりさまりまりまりさー!」 奇声を上げ転げ回り続ける。 もうわからない。自分が自分じゃない。自分がわからない。 まりさはついに、狂ってしまった。 男はそんなまりさの様子を録画し、淡々と記録した。 実験によってわかったことは二つあった。 一つは、ゆっくりが飾りをどこまで認識できるか、ということ。 およそ半分ぐらいまで形を保っていれば、ゆっくりは正確に認識することができる。 だが、半分以上損壊すれば、飾りとして認識できなくなる。それは自分のものであっても 例外ではない。 もう一つは、ゆっくりに少しばかりの、知性らしきものがあるということ。 ゆっくりは、バカで愚かであると言われる。だが、徐々に自分が自分以外のものにかわっ ていく恐怖――それを認識し、それで狂えるくらいには、知性を持っていると言うことだ った。 了 by触発あき ○おまけ 餡小話投稿44作品記念ということで過去作品一覧を掲載するよ! ふたば系ゆっくりいじめ 4 ゆっくり井戸 ふたば系ゆっくりいじめ 5 ゆっくり定量保存の法則 ふたば系ゆっくりいじめ 9 ラジコンに引きずられて ふたば系ゆっくりいじめ 11 まりさの見つけた大切なもの ふたば系ゆっくりいじめ 12 ゆっくりヤリ方を工夫するよ! ふたば系ゆっくりいじめ 13 今のしあわせ無くしたゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 15 餡子遺伝子の深淵 ふたば系ゆっくりいじめ 18 幻想郷のゆっく輪廻 ふたば系ゆっくりいじめ 20 ゆっくりみさせてね! ふたば系ゆっくりいじめ 21 ゆ虐地獄でゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 23 ちぇんじとかいはとれいん! ゆっくり最後の日 ふたば系ゆっくりいじめ 25 むーしゃむーしゃのしあわせを求めて ふたば系ゆっくりいじめ 27 無能なれいむに愛の足を! ふたば系ゆっくりいじめ 29 れいぱーキャンセラーありす ふたば系ゆっくりいじめ 35 スグルイ ふたば系ゆっくりいじめ 39 太陽と水のゆっくり一家 ふたば系ゆっくりいじめ 40 おはなばたけのゆうかにゃん ふたば系ゆっくりいじめ 41 餡小話の感想れいむ ふたば系ゆっくりいじめ 44 裏切りのおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 47 夢みるモノ達の夢のない話 ふたば系ゆっくりいじめ 49 ゆっくりを、叫ぶだけ ふたば系ゆっくりいじめ 56 ゆっくり害獣駆除 ふたば系ゆっくりいじめ 59 ゆっくり害獣駆除・餡子サイド ふたば系ゆっくりいじめ 63 システム・オブ・ブラック ふたば系ゆっくりいじめ 67 それでもぱちゅりーは本を読む ふたば系ゆっくりいじめ 69 ゆ~性遺伝の育てたモノは ふたば系ゆっくりいじめ 73 ありすの成ゆん式 ふたば系ゆっくりいじめ 75 ゆっくり存在概論 ふたば系ゆっくりいじめ 77 泣きゆっくりのあやし方 ふたば系ゆっくりいじめ 82 ルナティック・カウンター ふたば系ゆっくりいじめ 93 電子レンジでチンしてポン! ふたば系ゆっくりいじめ 99 流産の果てに ふたば系ゆっくりいじめ 102 おはだでゆっくりあそんでいってね! ふたば系ゆっくりいじめ 104 れいむのけっかいはゆっくりできるんだよ! ふたば系ゆっくりいじめ 110 目標にセンターを入れてゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 116 ゆっくりけんをきわめてね! ふたば系ゆっくりいじめ 117 まりさに目を覚まして欲しかっただけなのに ふたば系ゆっくりいじめ 119 ぺっとぼとゆ ふたば系ゆっくりいじめ 122 ままのおっぱい ふたば系ゆっくりいじめ 125 アントクアリウムでゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 127 ゆっくりぷくーしていってね! ふたば系ゆっくりいじめ 134 それをしてはいけないわけ ふたば系ゆっくりいじめ 141 ゆっくりにあったこわいはなし 触発あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓まりさが好きか〜? -- 2015-10-17 21 42 43 まりさが好きだー -- 2013-01-24 15 43 31 むっきゅ~んw -- 2011-12-06 20 33 31 ↓まりさまりさまりさーw -- 2011-09-24 01 08 14 ナカーマww パチェッパラッパーだろ?w -- 2010-09-12 05 19 04 まりさの悲鳴で、東方M-1の「ぱちゅみりん」を思い出した -- 2010-06-19 06 03 33
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2385.html
スポイラー 3KB 虐待-いじめ 小ネタ 希少種 人間なし あくまで小ネタネタ ・12回目 ・はたて×しゃめいまるorはたて×れいむ ・希少種がメイ・・・ンか微妙です。 ・ジェバンニがついさっきやってくれました。 ・人間は出ません。 ・超が付くほどぬる虐め。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス 虐待お兄さんが来るでもなく、 愛玩お兄さんが来るでもなく、 虐殺お兄さんが来るでもなく、 普通お兄さんが来るでもなく、 ただ、ゆっくりが何もせずともゆっくりすることが出来るほど恵まれた森の中。 二人のゆっくりが開けた場所で日光を浴びて寛いでいる。 カラスのように深い黒髪のショートカットの上に綿のような房飾りのある烏帽子を乗せ、ニヒルな顔で左右に緩やかに揺れているしゃめいまる。 長い赤銅色の髪をツインテールに纏め、しゃめいまると同じような烏帽子を頭に乗せ、しゃめいまると同じく揺れているはたて。 「おお、光合成光合成」 「おお、こうごうせいこうごうせい」 「おお、ゆっくりゆっくり」 「おお、ゆっくりゆっくり」 「・・・」 「・・・」 しゃめいまるは、ゆっくり特有のニヒルな引き攣り顔になる。 はたてが自分の言葉を繰り返すのが、気になるらしい。 「おお、復唱復唱」 「おお、ふくしょーふくしょー」 「おお、勘弁勘弁」 「おお、かんべんかんべん」 「・・・」 「・・・」 しゃめいまるの言い分を理解しているのかしていないのか、はたてはしたり顔でしゃめいまるを見ている。 「おお、不快不快」 「おお、ふかいふかい」 「おお、辛い辛い」 「おお、つらいつらい」 「・・・」 「・・・」 やる瀬なさそうなしゃめいまるを、はたてはニヤついた顔で見ていた。 遠目では、仲が良さそうな二人であった。 虐待お兄さんが来るでもなく、 愛玩お兄さんが来るでもなく、 虐殺お兄さんが来るでもなく、 普通お兄さんが来るでもなく、 ただ、ゆっくりが何もせずともゆっくりすることが出来るほど恵まれた森の中。 二人のゆっくりが開けた場所で日光を浴びて寛いでいる。 艶のある黒髪のロングヘアーを赤いリボンで束ね、もみあげもリボンと似たような柄のヘアバンドで纏めているれいむ。 長い赤銅色の髪をツインテールに纏め、しゃめいまると同じような烏帽子を頭に乗せ、しゃめいまると同じく揺れているはたて。 「ゆっく」 「ゆっくりしていってね!!!」 「どぼ」 「どぼじでざぎにいうのおおぉ!」 「ゆっ」 「ゆっくりできないいぃ!?」 と言いつつ、はたてはニヤついている。 れいむははたてが自分の言葉を繰り返すのが気にいらず、叫んでいる。 「ゆっくり」 「ゆっくりやめてね! はたておこるよ!」 「もう」 「もうやべでええぇ!? ゆっぐりでぎないぃぃ!」 れいむの懇願を、はたてはしたり顔でれいむを見ている。 「わ」 「わるいゆっくりはせいっさいっするよ!」 「ゆっ」 「ゆっくりしんでね!!!」 「ゆ」 「ゆりゃあぁ!」 「ゆっく」 「ゆっくりやべでええぇぇぇ!?」 泣きながら突進してくるれいむを、はたてはニヤついた顔で見ていた。 遠目では、仲が良さそうな二人であった。 アトガキ ダブルスポイラーやったことがないです。 前作ですら、リグるんるんにぼこられるうちの文々。の記者・・・。 はたて。どうなんでしょうね。初心者ホイホイというかなんというか。 ゆっくりのほたてですけど、 念写する程度の能力→念写→念→念レス=先に、思ったことを言う→ゆっくりっぽいなぁ。 という驚きの曲解。 画像がまだ出回ってないみたいなんで外見があやふや・・・。 しゃめいまるが相手の場合は、元ネタ的に二番煎じということで繰り返し繰り返し。 文章も繰り返し繰り返し。割とこういう書き方が好きです。 自分の脳内環境じゃ、こんな小ネタくらいしか思いつきませんでした。 他の、素敵な絵師さん作家さんに期待。でも、やまめも描いてほしいです。たくさんでいいよ! ご読了ありがとうございました。 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 思ったことを先に言われるって、さとりんネタっぽいな でもしゃめいまるの二番煎じってのは姫海棠はたてらしくて良いと思う まぁ、なんにせよ初めてSSではたて会えたから良し -- 2010-08-06 03 15 07
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1749.html
ショート 1KB 虐待-普通 考証 小ネタ 駆除 現代 虐待人間 短いです。 「ゆっくりぼきんだよ!おかねをいれていってね!あまあまでもいいよ!!」 「ぼきんだじぇ!ぼきんだじぇ!」 「おきゃあねをいれちぇいっちぇにぇぇ!」 駅前の広場でゆっくりを見かけた。 そこいらに居る「おうた」という名の騒音を撒き散らす、物乞いゆっくりとは違うパフォーマンスをしていた。 「…ぼきん?募金のことか?ゆっくりが募金だと?!」 興味があったので近づいてみる事にする。 「ゆゆっ!にんげんさん!ゆっくりぼきんだよ!!」 「おきゃねをいれちぇねぇ!」 「れいむたちはかわいそうなゆっくりなんだよ!おかねをいれてね!!」キリッ! 得意げにそう言う親れいむ、薄汚れた野良のようだ。 「募金なんて言葉どこで覚えたんだ?集めた金で何をするつもりだ?」 「ゆゆっ!そんなこともわからないの?ばか「いいからさっさとしゃべれ」ゆむむ!」 言葉を遮られて不機嫌そうなれいむだったが、あえて無視する。 「ぼきんをすればおかねがもらえるんだよ!ここで募金をしてたおねえさんがおしえてくれたよ かわいそうなゆっくりのためのぼきんだよ?りかいしてね!!」 そうえいば数日前、ここで某ゆっくり愛護団体が募金をしていたな。 ゆっくりのために募金をする奴等の気も知れないが、お金を寄付する連中ももっと解らん。 「集めた金はどうするんだ?」 「きまっているでしょ?れいむたちのためにつかうんだよ!」 まあ、ゆっくりがまともに金を使えると思えんが…… 「そういうのはな、物乞いって言うんだよ!」 ぐちゃ!「ゆべっ!!」 親れいむを潰して募金箱(?)に使っていた空き缶を拾い上げる。 この金はコンビニの募金箱にでも入れておくか。 「………ゆんやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 完 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 正論(正論) -- 2019-03-29 21 33 52 正論正論正論正論正論 -- 2018-08-26 15 47 52 胴付きか稀少種なら募金しなくもないんだが……えーき様とかな!! -- 2013-12-11 00 21 01 まあ物乞いな分だけゆっくりの方がまだマシだな 人間の場合は詐欺だもんな -- 2011-10-17 00 07 49 このゆっくりは人間の実態を実演で表現してるな -- 2011-09-18 10 23 36 うわさじゃないよーほんとうなんだよー -- 2011-07-11 00 07 12 ○い羽根も一部のにんげんさんがお金を搾取してるってうわさがあるよね。 -- 2010-12-12 12 02 43 このお兄さん、良いことしたな -- 2010-12-12 01 36 49 正論だな。 何かのために募金しながら、実際は自分の懐に入れてる一部の連中を思い出してムカついたわ。 人の善意に漬け込む物乞い詐欺師共は潰すに限る。すっきりー! -- 2010-11-12 17 53 50 胴付きと希少種なら募金してやる -- 2010-09-13 14 29 59 胴付ならいくらでも愛でてやる それはもうあらゆる意味で しかしながら、ゴミを慈しむような寛大な心は私にゃ備わってない 地面に落ちてる饅頭を可愛がるなんて、どうすりゃいいのか分からんからな -- 2010-09-01 02 17 44 ゆっくりに愛でる価値なんてこの世で一番無いよ。 -- 2010-08-04 22 36 54 愛でるよ。愛情表現は殴る蹴るです。好きだー!!ボゴォ!グチャ! モットユックリシタカッタ… -- 2010-07-26 21 29 56 ここはいじめSSまとめWIKIなんだから愛でろってのはお門違いだぜ 愛でWIKIのほうに行くことを薦める あとこういったいじめssにでてくるゆっくりは基本的に人間のエゴの塊みたいなもんでな 恵んでやると付け上がるし拾っても不愉快なだけなんよ 愛でるためのゆっくりが欲しけりゃペットショップで買えってなる -- 2010-07-26 19 53 27 いいじゃん。恵んでやれよ。むしろ飼ってやれ。愛でろ。 -- 2010-07-12 23 45 39 コンビニに募金するなんてとかいはね -- 2010-06-11 15 27 41 なんという正論 -- 2010-05-21 22 20 25
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1884.html
原材料 6KB パロディ 差別・格差 家族崩壊 野良ゆ 都会 現代 創作亜種 独自設定 名前そのまんまだけど大丈夫かな…… 『……!?似てるぞっ!こいつら!?』 「おでがいじばずううううううううぅぅぅ!!でいぶどおぢびぢゃんをがいゆ”っぐりにじでぐだざいいいいいいぃぃぃぃ!!」 「おにぇがいしましゅうううううぅぅぅ!!」 「あ?」 家に帰る為に公園の中を通り抜けようとする男に、小汚いゆっくりれいむと子ゆっくりれいむが声をかけていた。 おそらく親子なのだろう。 「でいぶどおじびぢゃんはばぼどがいゆっぐりでずうううううううぅぅぅ!!ぜっだいおに”いざんをゆっぐりざぜまずううううううぅぅぅうう!!だがらおでがいじばずううううううううう!!」 「ゆっきゅり!ゆっきゅりいいいいいいいぃぃぃ!!」 よく見ると赤いリボンの切れ端や、白いリボンの欠片を何枚か持っている。 「ゆっぐりじでだれいぶのばりざどっ!がわいいおぢびぢゃんだぢばびんなえいえんにゆっぐりじじゃいまじだああああああぁぁぁ!!おでがいでずうううう!!れいぶをゆっぐりざぜでぐだざいいいいいいいいぃぃ!!」 「ゆっきゅり!ゆっきゅりいいい!!」 それに対し、男は冷め切った目で二匹を見下ろす。 「はあ?何なんだよ一体?何で俺がお前を飼いゆっくりにしないといけないんだよ?ゆっくりを飼うくらいなら『こいつ』を飼ってた方がずっとゆっくりできるぜ」 男はそういうと、肩から提げたカバンの中から小さな箱を取り出し、その蓋をパカッと開けた。 その中には人間の小指の先程度の小さい『豆』が入っていた。 男の声に反応したのか、豆が小さく震えた。 そして、小さくて愛らしい目をパチッと開けた。 「おにーさん。しってる?」 「ゆ”っ!『まめしば』だああああぁぁぁぁぁ!!」 親れいむが呼んだその名前『まめしば』 簡単に言うと『言葉を解する豆』。 とある町に住むおじいさんが育てる豆は命を持つ。 その豆は何故かどうでもいいような豆知識を知りたがる性質があり、いつの間にかおじいさんの元を離れ世界中に散らばるようになった。 その『まめしば』をペット化に成功。 知りたがりのまめしばは飼い主が教える知識をドンドン蓄え成長して行く(知能のみ、体の大きさは変わらない)。 さらには自己学習能力もあり、本やTVからも知識を吸収。 同時に簡単な会話をこなすようにも調整されている。 そしてその会話も、飼い主が教えればドンドン幅が広がって行く。 すごいものになると経済学や心理学まで語りだす。 勿論日常会話も会得可能。 一種の育成ゲームののりである。 餌はミネラルウォーターを大匙一杯一日三回と経済的にも全然苦にならず、そのサイズの小ささも魅力で男のように持ち歩く人もいる。 まめしばはペット業界に新風を巻き起こしたのだ。 「エメラルド色のゴキブリがいるんだよ?」 「うはーーー!!どうでもいいーーー!!ていうか知りたくなかった~!!」 男はニヤニヤしながらまめしばの豆知識を聞いている。 はたから見ると正直怪しいが、まめしばを携帯する人が増えてからは、こういう光景が街の至るところで見られるようになっていた。 「あ~いいなあ~まめしばは……。というわけでおまえらなんて『ゆっぎりじねええええええええぇぇぇ!!』おわっ!!」 親れいむがものすごい形相で体当たりしようとしてきた。 「おばえだぢのぜいでっ!でいぶどおぢびぢゃんばああああああっ『汚ねえよっ!』ゆげぼがあああああぁぁぁ!!」 男の蹴りを喰らい地面にたたきつけられる親れいむ。 そう。 まめしばブームの到来によって、同じく言葉を解する饅頭ゆっくりが行き場を失った。 躾を誤れば……いや、誤らずともゲス化し、その低脳っぷりからバッジ付でない限りしっかり飼うのは難しい。 いや、バッヂ付きでも下手すると危うい。 そんなゆっくりなどより、ほとんど手がかからず、言葉を話すが全く煩くなく、そして可愛げのあるまめしばの方が断然いい。 ゆっくりの多くは処分され、捨てられたものは野良となった。 どうやらこの親子もその類だったようだ。 「ゆげええええええ!!いぢゃいいいいいいいい!!どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおおおぉぉぉ!?!?」 痛みに耐えかねてあたりを転がりまわる親れいむ。 そこに 「まめちばにゃんかよりれいみゅのほうがきゃわいいにょににゃんじぇ『ゆべええええええ!!』ゆぎゅ!?」 ぶちゃりと嫌な音がした。 「い、いぢゃいよおおおおおぉぉぉぉ!れいぶのたまのようなおはだがあああああぁぁぁ『あーあ、お前、ちびをつぶしてるぞ』……ゆっ?」 頬の辺りをベコリとへこませたれいむは、妙な感触がするあんよをどけた。 そこにはぺちゃんこになって餡子の花を咲かせている子れいむがいた。 「おぢびぢゃああああああああああああああああんんんんんんんんん!!どぼじでづぶれでるのおおおおおおおおおおお!?」 「てめーがやったんだろうが」 「なおってね!ゆっくりしないではやくなおってね!ぺーろ!ぺーろ!!」 無駄な足掻きを繰り返す親れいむ。 「ねえ?知ってる?」 「ん?」 「ゆ”?」 まめしばが箱から顔を出した。 「ゆっくりはまめしばと同じで動物じゃないから、捨てるときは燃えるゴミの日に出さなきゃいけないんだよ?」 現在まめしばもゆっくりも『生物』として定義されていない。 なので捨てるときは燃えるゴミとして出すのが義務付けられていた。 ちなみに法律上は殺しても何のお咎めも無い。 立場的にはゆっくりもまめしばも同じなのだ。 「なにいっでるんだあああああああ!!ゆっぐりばごみじゃだいいいいいいい!!おまえなんがどいっじょにずるなああああ!!ごのぐぞばめがああああああ!!」 「うっせー!」 「ぶぎゅっ!!」 男の足の一撃が親れいむを脳天から踏み潰した。 圧力で目が吹き飛び、口とアナルから盛大に餡子を噴出す。 「てめーらとまめしばを一緒にスンナ!―――まめしば。確かにお前は世間的には『生物』と認められていない。しかもいやに達観した考え方をもってる。でもな。俺にとっては大事な家族だ。こんな道端に落ちてる糞饅頭なんかとは違う。断じてだ。だから……そんな、自分をゴミと同じとか、そんな悲しい事いうな」 「おにーさん……」 その謙虚さも人気の一つかもしれない。 種類によって、感情表現や話し方に差があるのが、まめしばの特徴である 「……よし!さーて、今晩はまめしばが大好きな『アル○スの天○水』にしような~」 「うん!」 「でも、その前に……ゴミを片付けておくか」 男はまめしばをしまうと、親れいむと子れいむのもみ上げを掴んでゴミ箱の中に捨てた。 親れいむはわずかに生きていた。 「ゆ”……ぎ……ど、……どぼじ、ででええええ……」 傷口から餡子がぼとぼとと漏れていく。 「いや、じゃあ……でいぶ……じにだぐ……」 『ねえ?知ってる?』 「ゆ?」 親れいむの目の前に零れた、れいむ自身の餡子の中から、小さな目がひょこっと顔をだした。 『ゆっくりの餡子は、小豆が原料になっているんだよ?』 「―――ゆ”?ゆ、ゆゆゆ”っ……!!」 ねえ?知ってる? ねえ?知ってる? ねえ?知ってる? ねえ?知ってる? ねえ?しってる? ネエ?シッテル? 「―――」 ゲーセンで見かけた瞬間そう思った。衝動書きです ふたば系ゆっくりいじめ 433 ゆっくり親子 とクズ人間 ~Another~ ふたば系ゆっくりいじめ 496 あるドスのゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 530 絶対的虐待意思 ふたば系ゆっくりいじめ 650 絶対的虐待意思 0 ふたば系ゆっくりいじめ 684 ドス以外いらん ふたば系ゆっくりいじめ 733 あるドスの最後 ふたば系ゆっくりいじめ 745 絶対的虐待意思 ~せめてゆっくりらしく~ ふたば系ゆっくりいじめ 815 おかねさんとゆっくり トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る まめしばって多分ゆっくりの虐待がうまいんじゃないの? -- 2016-08-01 11 19 40 豆ウザイって言う奴は、虐待してあげるからね -- 2013-08-28 22 10 09 まさかの豆しばwwww でも、ゆっくりにも良い所あるよ!潰しがい、虐めがいがあるからwww -- 2012-07-29 19 52 30 豆しばって見てたら腹立つからゆっくりのほうがだいぶましな気がするんだが -- 2012-02-05 14 51 30 それでも虐待的には圧倒的にゆっくり>>>>>>>>>>>まめしば(笑) だからゆっくりはあんしんしていいよ!!! -- 2010-11-23 22 33 10 まめしばは可愛いなぁ… げすゆっくりと違って被害もたらさないから、まめしば>ゆっくりになりそやね -- 2010-11-21 19 31 33 まめしば萌ゆる -- 2010-08-12 00 16 03 こんな無駄にうるっせえゆっくり飼うかよ -- 2010-08-06 11 40 14 まめしばはとにかくウザい。 触る気にもならない ゆっくりは弄りたくなる -- 2010-08-03 17 15 56 豆ウザイ。饅頭かわいい。 -- 2010-07-17 23 24 37 豆って植物じゃ…? -- 2010-07-12 09 32 25
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2753.html
・22回目 ・むらさメイン・・・? 微妙なとこです。 ・虐めません。 ・ていうか、子煩悩です。 ・ゆっくりが平等じゃありません。 ・きっと小ネタです。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス ゆーほー、ゆーほー、海賊暮らし 「むらさかいぞくだんだああぁ!?」 「ゆんぎゃああぁぁぁ!!」 「おちびちゃんとありすはにげてね!」 「まりさじゃかなわないわよ! いっしょににげましょう!」 「ゆわぁああああん・・・おきゃあさんどきょなの・・・」 略奪 強盗 くまなく奪う 「やべでね! これはれいむのおんみょうだまだよ! おたからなんだよ! ゆっくりりかいしてねぶごぉっ!」 「おたからときいてかいぞくがだまるわけないんだぜ。ばかなの? しぬの?」 親切心なんてものはとっくに飲みほしちまったぜ、ゆーほー 誘拐 破壊 おかまいなしさ 「このまりさはびゆっくりだからありすのだーりんにするわよんほおおお」 「やべでぃえええぇぇ」 「しね! ゆっくりしね! ゆっくりせずにしね! しね!」 「ゆばっよりぇっおぷっやべっゆぎゅえっ・・・」 思いやりなんてものは忘れたさ、ゆーほー ゆーほー、ゆーほー、海賊暮らし 「ここはみょんにまかせてさきににげるみょん!」 「ゆっくりりかいしたよ! ゆっくりしないではやくにげるよ!」 「おお、邪魔邪魔。キャプテンむらさのお通りですよ」 「うわああぁきめぇまるだあああぁぁッ!?」 「みょみょみょみょみょ・・・」 ゆすり こそ泥 くすねて いただき 「しぬまでかりてくんだぜ」 「ごはんさんをかりれるわけないでしょおおぉぉぉ!?」 親切心なんてものはとっくに飲みほしちまったぜ、ゆーほー 略奪 使い込み ハイジャックだってするぜ 「りくゆっくりのくせにスィーがあるなんてなまいきなんだぜ」 「このスィーはれいむのものなんだよ! きたないてでざわッる?!」 「まりささまはだれよりもはやいんだぜ! ゆっひゃあ!」 思いやりなんてものは忘れたさ、ゆーほー ゆーほー、ゆーほー、海賊暮らし 「ドスは!? ドスはどこにいるの!?」 「ドスはにげたんだよーわかれよー。ちぇんもにげるよ」 「ドスのばかあぁぁゃあぁぁあ・・・」 「おお、ひ弱ひ弱」 燃やして 灰にする 火をつけるんだ 「おりんりんらんどはじまるよー」 「ぼむふぁいあ!」 「ふじやまぼるけいの!」 「ざらざらながみざんぎゃあああぁぁ!?!」 親切心なんてものはとっくに飲みほしちまったぜ、ゆーほー 町中を焼き尽くす 恐怖の集団 「ゆっくりしたおうちが・・・」 「みんなでがんばってつくったゆっくりプレイスが・・・」 「もうやだ! おうちかえるぅッ!?」 思いやりなんてものは忘れたさ、ゆーほー 俺たちはならず者の悪党さ 「いいかおまえらー! むらさたちゃかいぞくだー!」 「ゆーほー!」 「ゆーほー!」 親切心なんてものはとっくに飲みほしちまったぜ、ゆーほー 俺たちは悪魔、はみだし者、本当にひどいやつらだ 「ぜーんぶ、うばえー!」 「ゆーほー!」 「ゆーほー!」 思いやりなんてものは忘れたさ、ゆーほー ゆーほー、ゆーほー、海賊暮らし 「どぼじてごんなごど・・・」 「もっちょ・・ゆっくち・・・」 「おねがいじばずぅぅうぅばりざだげはだじげでくだざぃなんでもじまずうぅぅう」 「ゆっくりおことわりするよ」 「ゆびぃッ」 物乞いに海賊 汚いやつさ 親切心なんてものはとっくに飲みほしちまったぜ、ゆーほー 「おーい。暗くなってきたから海賊ごっこはお終いにして帰るぞー」 「いやぁ、お疲れ様でした。相変わらず可愛いですねぇ。おたくのむらさちゃん」 「あ、そうだ。ダンボールの火消さないと。バケツバケツ」 「いやいや、あなたのみょんちゃんなんて黙々と切り捨ててかっこよかったですよ」 「お疲れ様。きめぇまる。おお、良い絵が取れてる取れてる。これで、次号のゆっくりスナップ大賞は頂きだぜ!」 「れみりゃちゃんまたお洋服汚しちゃったのね・・・あとでお着替えしましょ。よし。じゃあ、みんなでゆっくり喫茶におゆはん食べに行きましょう」 「誰の驕り?」 「もち割り勘だよねー」 「えー・・・」 河川敷から、賑やかな飼いゆっくり達と飼い主の集団が去ったあと。 2週間かけて、河川敷にゆっくりプレイスを築いたゆっくりの群れのなれの果てが残るのみだった。 「ゆーほーゆーほー海賊暮らし 俺たちゃ盗み鉄砲撃ち酒を飲み干す 俺たちゃ人をさらって酒を飲み干す ゆーほーゆーほー海賊暮らし 力で倒し奪って酒を飲み干す ハイジャックだってやるのさ酒を飲み干せ ゆーほーゆーほー海賊暮らし 街中を燃やすのだ酒を飲み干せ 誰でも振るえ怖がる酒を飲み干せ 俺たちゃ何でもやる酒を飲み干せ パパとママに愛された酒を飲み干せ」 アトガキ 飼い主達の酒の肴は、飼いゆっくり達が海賊ごっこをして楽しむその姿。 そんな締め方です。 ということで、パイレーツ・オブ・カリビアンの録画したやつを見終わって衝動的に書いてみました。むらさかいぞくだん。 むらさは添えるだけなのは仕様です。 詳細とかの描写は、読んだ方の心の中で展開してもらえるようなら本望です。自分も妄想してムハーってなりました。 分かるとは思いますけど、スパロウが歌ってたあの歌です。酒を飲み干せっ! ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング ・ふたば系ゆっくりいじめ 1214 てゐ! ・ふたば系ゆっくりいじめ 1227 ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1235 箱、無音、窓辺にて ・ふたば系ゆっくりいじめ 1261 世はまこと遊技である ・ふたば系ゆっくりいじめ 1296 かえるのこはかえる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1318 川辺の海賊 どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね ・女はつらいよ このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 やまめあき感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1318 川辺の海賊』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2423.html
ゆっくりの寿命 12KB 虐待-普通 観察 考証 ギャグ パロディ 理不尽 実験・改造 変態 希少種 加工場 現代 独自設定 独自設定の強い話です ・これを書いたのはHENTAIあきですが、今回はあまりHENTAI分が少ないです ・独自設定たっぷりのゆっくり考察SSです ・一部希少種が変な設定であり、死ぬので苦手なかたは読まないほうがいいかも ・色々と無理のある設定かもしれませんがご容赦ください ・それでもいいというひとはゆっくりよんでいってね!!! ゆっくりとは実に不思議な生物である。普通では考えられない生態であり、その能力にも驚かされる。 ありえない回復力に繁殖力、思い込みによってはとてつもなく早く進化をすることもある。 そんなゆっくりの中でも私が強く関心を示したのは寿命である。 ゆっくりは非常に死に安い。自然でなら越冬の失敗による餓死や共食い、凍死といったことがある。 同じ同族によって制裁という私刑を受けたり、レイパーによっての衰弱死、天敵による捕食されることもある。 都会ではその劣悪な環境によってそれこそ様々な死因で多くのゆっくりがこの世からいなくなる。 こうしたことからゆっくりの寿命は野生なら平均1~2年、飼いゆであっても3~5年と考えられている。 しかし、研究所やゆー物園では10年以上の年月を生きたゆっくりも確認されている。 また近年ではドスへの進化は突然変異と多くの年月を生き残ったことによって進化するといったデータもある。 私はこのことから一つの仮説を思いついた。 「ゆっくりの寿命とは、思い込みによって自らの命を終わらせることではないか。」 私が確認した野生で天寿を全うしたゆっくりがいる。そのゆっくりはまだ1年しか生きていなかったが、 自らの子供が独り立ちで独立した後に満足そうに死んでいった。 飼いゆっくりであったゆっくりはある日親愛な番を亡くし、後を追うように永遠にゆっくりとしてしまった。 それまでまったく衰えが見えなかったというのに、ある日突然老化が始りそして死んでいったのだ。 死が身近にあればあるほど、ゆっくり達の寿命は早まる。それが野生のゆっくりの短命の理由ではないか。 私はこの仮説を証明するため実験を行った。 自然の環境を人工的に作り出したある部屋で、希少種であるゆっくりもこうがいた。 ゆっくりの中では長命であり、野生でも長く生きていることが確認されている。 このもこうは大事な希少種であり、大切に育てられ今ではなんと20年という年月を生き延びている。 しかし、この部屋から一度も出たこともなく、他の同族とも一度も接触したことはなかった。 「もこたんゆっくりおきたお!」 誰に言うわけもなく元気よく挨拶をするもこう。もこうが起きたことを確認すると、飼育係の研究員が餌を持ってくる。 「おはようもこう。今日も一日ゆっくりしていってね。」 「おにいさんもゆっくりしていってね!!!いつもごはんさんをありがとうなんだお!」 そう挨拶をして元気よく餌を食うもこう。普通のゆっくりであればここまで生きているなら食欲など沸かないものだ。 にもかかわらずこのもこうは、まるで若い成体のような勢いで用意された餌を食べていく。 「おなかがいっぱいになったから、ヴォルケイノをはじめるお!」 そう宣言すると飼育係は急いで部屋から出ていく。もこう種が行うヴォルケイノとは体温をあげることである。 その温度はすさまじく、普通のゆっくりであれば燃え尽きてしまうほどだ。 人間でも間近にいれば火傷を負うほどの高温になるため、もこう種はこれにより野生での戦いでも非常に有利になる。 「ゆふー。きょうもたくさんヴォルケイノしてきもちいいお!」 これにはストレス解消や運動といった要素もあるらしく、もこう種はよく行う。 さてこの施設の中にあるゆっくりを一匹投入してみる。 「めんどい・・・」 「かぐやだああああああああああああ!」 もこうと同じく長命であるゆっくりてるよだ。初めて会うゆっくりにもかかわらずもこうは相手を確認するや、 いきなり体当たりを始める。 「ここであったらひゃくねんめ!もこうとしょうぶするお!」 「めんどい・・・」 もこう種とてるよ種は何故か犬猿の仲である。最ももこうが一方的に目の敵にしているのだが。 それでも仲が良い個体も確認されており、一緒に昼寝をしたり番となる場合もあるようだ。 「ヴォルケイノ!ヴォルケイノ!どうだお!」 「あつい・・・」 そういって楽しそうにてるよに攻撃を続けるもこう。てるよはその場を動かずにただ耐えるのみである。 元々殺すためでなく、じゃれあっているようなものだ。しばらくすると攻撃をやめて、横でゆっくりし始めるもこう。 「おにいさんみるお!もこうはかぐやにかったんだお!」 新しい水と餌を持ってきた飼育係に嬉しそうに報告するもこう。それに対して飼育係も話を合わせる。 「すごいんだなもこうは。でもあんまりやりすぎてるとてるよが死んじゃうぞ。」 「しぬ?おにいさんしぬってどういうことだお?」 聞きなれぬ単語にもこうが興味を示し飼育係にその意味を尋ねる。 しかし飼育係は適当にはぐらかして部屋から出て行ってしまう。 そして夜に二匹が寝静まったのを確認してから、飼育係はてるよに近づき注射器をてるよに突き刺し中の薬品を注入する。 「さむい・・・」 そうぽつりと言うとてるよは一度体を震わせて動かなくなった。 注入されたのはゆっくりを安楽死させるための薬品だ。決して痛みを与えることなく眠る様に死んでいく。 てるよが死んだことを確認すると、飼育係はもこうを起こすことなく部屋から出ていく。 「もこたんゆっくりおきたお!てるよ、きょうもしょうぶだお!」 そう言っててるよに近づいていくもこう。しかしてるよはぴくりとも動かずにその場にいたままだ。 「てるよどうしたんだお?もしかしておなかすいてるのかお?」 不安そうにてるよの体を揺するもこう。しかしてるよはまったく反応をしめさない。 それでも必死にてるよを動かそうと、てるよの体をすーりすーりし続けるもこう。 そこに飼育係が部屋に入って来た。もこうはすぐさまてるよがおかしいことを飼育係に告げる。 「なるほど、きっとてるよは死んで永遠にゆっくりしちゃったんだよ。」 「どういうことだお?お兄さんもこうにもわかるようにせつめいしてほしいお!」 そう言われて飼育係はもこうに死について分かりやすく何度も説明を始めた。 長く生きていると体が弱って死ぬこと。死んでしまうともう動けずに何も喋らないこと。 そしていつか誰でも最後に死んでしまうことを、飼育係はもこうの疑問に丁寧に答えた。 「じゃあもこうやおにいさんもいつかしんじゃうのかお?」 「そうだね、私もいつかは死んじゃうよ。でもいつ死ぬのかは分からないんだ。」 その日からもこうはあまり餌を食べなくなった。運動もほとんどせずにただ同じ場所で眠っており、たまに動くのは 飼育係が作ったてるよの墓の前まで移動するぐらいだ。 今までの健康ぶりが嘘のようにもこうの体は弱っていた。 「もこうどうしたんだ?全然元気が無さそうだけど。」 「なんだかからだがおもいんだお・・・。もこうはもうすぐしんじゃうのかもしれないお・・・。」 そうしてもこうは一週間後に眠る様に死んだ。その体は今までの柔軟さなど無く、 カサカサに乾いてしまっていた。神にも艶は無くなり所々に髪が抜けてしまっていた。 飼育係はもこうの死体を部屋から出し、実験室へと持って帰るとその死体を解剖し始める。 「これですか教授、今回の実験に使われたゆっくりは。」 「そうだ。てるよが死ぬまでは健康体であったのに、ここ最近で急速な老化が始まった。」 「ということは教授の仮説が真実であることに一歩近づいたんですね!」 そう言って嬉しそうな声をあげる助手。その助手に対して教授と呼ばれた男性は悲しそうに助手に言う。 「確かにそれは嬉しいことだが、私はこのもこうを長年世話をしてきたんだ。それを思うとなんだか長年の友人を 亡くしてしまったようで悲しいよ。 「すいません、酷いこと言ってしまって・・・。」 彼は長年もこうの研究をしており、その飼育係としても長年もこうとこの研究所で過ごしてきた。 長年の加工所の研究により希少種の繁殖が可能となり、このような実験も可能となった。 彼が研究するゆっくりの寿命を調べる実験において、最古参であったこのもこうが実験体として選ばれたのだ。 「悲しいのはこの実験をする時から覚悟していたさ。だけど私は悲しいからと言って実験をやめるわけにはいかない。 せめてもこうが天国でてるよと遊べるようにてるよと一緒のお墓に入れてやらないと。」 「私も手伝いますよ。教授のお手伝いなら私は何でもやりますから!」 その後教授と助手は長年の知己であるもこうをてるよと一緒に墓に埋葬してやった。 もこうが死んだ日にはいつも花と餌を供えていく。 私がこれまで行ってきた研究を自室でまとめていると、後ろに何か気配を感じた。 「教授、そんなに根を詰めると疲れちゃいますよ。これでも飲んで一休みしてください。」 私の後ろにいたのは長年私に付き添っている助手であった。私はホットココアを受け取ると一口すする。 「いつもすまないな。それと家ではいつもの口調で話してくれないか?なんだかむず痒くなってくるよ。」 「わかったんだぜお兄さん。でもあんまり無理はしないでほしいんだぜ。」 そうしていつもの口調に戻った助手−胴付きまりさ−は私に心配そうな眼差しで見つめてくる。 もうお兄さんと呼ばれるような歳でもないが、まりさは私を呼ぶときはいつもお兄さんだ。 私がゆっくりの寿命を調べるようになったのは、このまりさが大きな理由だ。 まりさを飼っていてふと、まりさが少しづつ成長していることに気づいたのだ。 「まりさ、なんだか大きくなっていないか?」 「言われてみればそうみたいなんだぜ。なんだかお兄さんの顔が近く見えるようになってるんだぜ!」 そうして私はふと思ったのだ。もしこのまままりさが成長していけばどうなるのか? どこまで成長してそしていつか死んでしまうのではないかと。 最初は少しでもまりさの寿命を延ばそうと思い、始めたことだった。しかし、いつのまにか私はゆっくりの謎に引き込まれていった。 私は加工所に務めるようになり、研究をしていくことになった。 「心配してくれてありがとうまりさ。でももう少しで私の仮説が正しいことを証明できるかもしれないんだ。」 「それでも心配なんだぜ。お兄さんはなんだか最近元気が無いんだぜ。」 確かに私も随分と歳を取ってしまったものだ。昔ならこれぐらいの徹夜でも何ともなかったというのに今でも疲れが出てしまう。 一方のまりさはといえば、見た目は若いままでありある時を境にまったく姿は変わっていなくなっている。 「大丈夫だよまりさ。いつもまりさに手伝ってもらっているから研究も楽に行えるからね。」 「そう言われると嬉しいんだぜ!まりさはお兄さんのためなら何でもするんだぜ!」 私はまりさに非常に感謝している。研究の助手として私を助けてくれるだけでなく、まりさ自体が私の研究の実験でもあるのだから。 まりさはすでに50年は生きているのだ。まさにゆっくりの寿命が思い込みによって延命されていることを、 その存在自体で証明しているようなものだからだ。 「もう少ししたら寝るから、まりさはもう先に寝ておいてくれ。」 「わかったんだぜ、でもあんまり夜更かしはしないでほしいんだぜ。」 そう言ってお休みとまりさに言うと、私はまとめかけていたこれまでの実験の資料に向き合う。 そこで私は急激な眠気に襲われた。なんとか意識を保とうとするが、体は机に寄りかかり動けなくなってしまう。 「いやなんだぜ!こんやはかれーさんをきたいしてたんだぜ!」 まだまりさが小さかった頃に初めてお使いにいかせたことが頭に思い浮かんだ。あの時は随分と困ったな。 一緒に寝てあげると言って泣きやましたが、まりさを飼うことになったあの夢を見ておねしょをしたんだっけ。 懐かしい記憶が頭を駆け巡って行き、私の意識は深い闇に沈んでいった。 後書き 絵本あきさんのナショナルゆんグラフィックのドスの絵をみて、ゆっくりの寿命について考えて書いてみました。 寿命がなければこういう風に人間よりも長く生きるゆっくりがいるかもしれないと思い、こうして 胴付きまりさを成長させてドスならぬ完全体胴付きゆっくりが出来上がってしまいました。 お兄さんが亡くなった後にまりさも寿命を考えて一緒に永遠にゆっくりしてしまうのではと考えると何だかしんみりした気分です。 やはり自分はHENTAIが一番ということに気づいたHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール おまけ というお話だったのさ 「どうだ、俺が作ったこのeraまりさは?」 「なんだこれ?親愛値と知識値を上げてたらなんでこんなエンディングなんだ。」 「それは研究者エンドだ。確かにハッピーエンドとは言えんが、中々味のある終わりだろ。」 「俺じゃああんまりゲームのコメントは出来ないが結構良く出来てるんじゃないか?」 「そうだろう。ちなみに親愛値と欲望値をあげていると肉奴隷エンドになる。」 「いらねーよ、そんな解説。もうちょっと良い終わりはないのかよ。」 「もちろんあるぞ。ハッピーエンドではまりさと結婚して、子供が生まれるという終わりもある。」 「まあハッピーエンドだな。しかし、文字だけじゃ少し物足りなくないか?」 「そこは考えているが、お前のところの汚れたまりさに声でも当ててもらおうと思っている。」 「面白そうだな、ちょっとまりさこっち来い!」 無理やりゲーム作りに協力させられる胴付きゲスまりさ。恥ずかしいセリフやHENTAIなセリフもあり協力を拒むが、 飼い主のお兄さんに言われて渋々協力させられてしまう。 後にこのeraまりさは多くのHENTAIお兄さんに購入されて、一大ブームを巻き起こし様々な亜種が作られることになった。 そしてその集大成が、胴無し胴付きすべてのゆっくりを調教できるeraゆっくりの起源となったのだ。 P・S 物語はむかしむかしで始まり、最後はめでたしめでたしで締めるのがポリシーのHENTAIあきです。 大きなお友達以外はeratohoのことをグーグル先生に聞いちゃ駄目だぞ!HENTAIあきとの約束だ! HENTAIあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「同じ同族」とか「飼育係はてるよに近づき注射器をてるよに突き刺し」とか文体の重複が気になってしまったwww ゆっくりの寿命は未だに決まってないね。 1ヵ年、数年、本ゆんの思い込み(=プラシーボ効果)、殺されるまで死なない、等々。 他のある漫画では、寿命と体の大きさは比例していて、 何十億年も生きた結果、星になったまりさの話もあったくらいだし。 -- 2018-03-28 17 34 30 もこうが死んだのはプラシーポなのか? -- 2013-02-16 22 45 46 コメント欄がきっかけでブクマをするってのは始めてかもしれない。 -- 2012-11-26 23 13 19 なんだこのコメント欄www -- 2012-10-16 13 27 11 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-11-04 19 08 38 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓できるか阿呆 -- 2011-10-10 00 42 58 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓できるか阿呆 -- 2011-07-14 12 49 02 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-07-08 21 55 03 ↓ ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-07-02 19 26 51 ↓ ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-03-09 18 40 57 ↓ ↓ できるか阿呆 -- 2011-03-09 17 36 14 ↓できるか阿呆 -- 2011-01-22 15 42 47 実験ならまりさでしろよ -- 2010-12-04 16 41 49
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/558.html
ゆるやかな傾斜の山道を歩いていると、遠くの茂みからゆっくりれいむが現れた。 茂みから反対の茂みへ、道を横切ろうとしているれいむの側面には木の棒が付いている。 ゆんしょゆんしょと、ゆっくり跳ねるたびに木の棒の続きが茂みから現れ、 れいむの反対側の側面にも棒がついていて、2本の棒の間に布が張ってあるのがわかる。 さらに跳ねると、棒のもう一方の先を付けたゆっくりれいむが現れ、 2匹のゆっくりれいむが、ゆっくりサイズの担架を運んでいるのだとわかった。 担架に張ってある布は生体ゆっくりを1匹乗せられる程度の面積があり、 平行に渡してある棒の間はれいむの横幅より少し短い幅しかなく、 その棒の間に体をはさんで、内側から突っ張ることで担架を支えているようだ。 「ゆんしょ、ゆんしょ」 「ゆんしょ、ゆんしょ」 2匹が棒でつながっている状態の為、跳ねる距離やタイミングを合わせないと うまく前進する事が出来ない。その為2匹で掛け声を合わせてゆっくりと跳ねていた。 ゆっくりが1匹で跳ねるよりも1歩1歩の間隔が長い為、すぐに追いついてしまう。 2匹のれいむは近づいてくる人間に気付いたものの、担架の棒に挟まれている為 人間の方に向き直る事が出来ず、横を向いたまま話しかけてきた。 「ゆっ!ゆっくりしていってね!」 「れいむたちにかまわないで、そのままさきにすすんでね!」 「お前達、そんなもの担いで何やってるんだ?」 「ゆ?れいむたちはきゅうきゅうしゃだよ」 ゆっくり達の間で救急車ごっこでも流行っているのか? れいむは構わず先に進めと言うが、一生懸命担架を運ぶゆっくりの姿が可愛らしいので、 様子を眺めていたい衝動に駆られる。 「ああ救急車か、邪魔はしないから、私の事は気にせずにそのまま続けてくれ」 「ゆう…ほんとうにじゃましないでね?」 れいむ達は再び、ゆんしょゆんしょと前進を始め、道の反対側の茂みに入り込んで行く。 あまりにもゆっくりした行進だが、その後ろを距離を開けて付いて行く事にした。 棒の間に無理に挟まっている為、れいむの体を後ろから見るとずん胴なひょうたんのように窪んでいる。 担架に張ってある布は、元は白かったのだろうが洗っていないらしく、土や餡子がこびり付いて 汚れに汚れていた。遊びで餡子は付かないだろうし、実際に救急車として使っているのだろうか。 「ゆんしょ、ゆんしょ、みえてきたよ!」 先頭のれいむがそう言うと、前方に1匹のみょんが佇んでいた。 見れば頬の皮に小さな傷があり、ぽろぽろと涙を流しながらえぐえぐと嗚咽を洩らしている。 「マラっ、マラっ…」 「ゆっくりしていってね!いまきゅうじょするよ!」 「ち、ちーんぽ!」 2匹のれいむは体を器用に変形させて、担架をその場にストンと落として みょんの左右に跳ねていくと、傷のある側に近づいたれいむがその傷をぺろぺろと舐めだした。 舐めて直すだけだったら、担架はいらないんじゃないか? 「ぺーろ、ぺーろ」 「ぺっ、ぺにぃぃ!」 「ゆっくりがまんしてね!」 傷を舐められてしみるのだろう、みょんは嫌がるようにれいむから離れようとするが、 反対側に付いたれいむに阻まれて逃げる事が出来ない。 それでもじたばたと暴れようとするみょんに舐める側のれいむが怒り出す。 「もうっ!うごいたらなめられないよ!かんじゃをおさえてね!」 「わかったよ、みょんはうごかないでね!」 「どぴゅっ!?」 押さえる側のれいむがみょんの頭上に飛び乗ると、 みょんの体は楕円形に大きく歪み、口から少量の餡子が飛び出す。 頭上にのったれいむも、振り落とされないよう体を低くして、みょんの頭に れいむ型の帽子が乗っかっているかのような形になった。 「ぺにすっ!ぺにぃぃぃ!」 「ぺーろぺーろ、ゆ?なんだかちょっと甘くなってきたよ?」 「ど、どぴゅぅぅ!」 上から押さえつけて側面の皮が伸びた状態になっていた上、 舐め続けた事で傷口が広がり、餡子が露出してしまう。 それでもれいむは気にせずに、甘さを楽しみながらみょんの頬を舐め続け 餡子に直に触れられる痛みにみょんはますます暴れだした。 「うごかっ!ないでねっ!」 「どぴゅ!どぴゅっ!」 「ぺーろぺーろ、しあわせー!」 上に乗ったれいむはみょんの動きを止めようと、上下に跳ねてみょんを押さえつける。 その度にみょんは口から餡子を吐き出し続け、もう1匹のれいむは餡子を舐める事に夢中になっている。 これは治療じゃなくて拷問じゃないのか。 餡子を吐き続けたみょんが痙攣を始めても2匹は治療を止めず、ついにみょんは動かなくなってしまった。 「お、おい、そのみょんもう死んでるぞ」 「「ゆゆっ!?」」 傷を舐めていたれいむは言われて初めて気付いたのか驚愕に目と口を見開き、 上に乗っていたれいむもみょんの前に降り、みょんが苦悶の表情で死んでいる事を確認すると、 「ゆぅ…てをつくしたけど、たすけられなかったね」 「てんごくでゆっくりしてね…」 みょんの死を悲しがりだした。自分達の治療が原因だったとは思っていないようだ。 すると突然、片方のれいむのリボンがぴくっと動いた。 「ゆっ!あたらしいかんじゃだよ!すぐにしゅつどうするよ!」 「ゆゆっ!」 2匹はぴょんぴょんと、近くに置きっぱなしにしていた担架に向かう。 2本の棒の片方を咥えて持ち上げると、体を斜めにしながら棒の間に挟まり、 器用にもう片方の棒も持ち上げる。 せーの、とでも言わんばかりにリズム良く体を沈み込ませた所で聞いてみた。 「なあ」 「ゆっ?どうしたの?」 「その、お前達は怪我をしたゆっくりが、どこに居るかわかるのか?」 「わかるよ!だってきゅうきゅうしゃだもん!」 自信満々に言うと、またれいむ達はリズムを合わせて前進して行く。 いい加減な生き物だから、救急車の役をすれば患者の位置も感じ取る事ができるらしい。 先ほどぴくっと動いていたリボンをセンサーにしているつもりなのだろう。 またゆっくりとした行進の後ろをついて行くと、今度はまりさが叫びながら転がりまわっていた。 「いだいぃぃぃ!うわ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁん!」 「ゆっ!じゅうしょうだね」 「すぐにたすけるよ!」 転がるまりさの底には小さな穴が開いていて、どろりと餡子が漏れ出していた。 近くにある上部の尖った石にも餡子がついている。この上に乗って傷を作ってしまったようだ。 足にあたる底面の痛みに跳ねることが出来ないようだが、ゆっくりなら安静にすれば自然治癒するだろう。 2匹のれいむは泣き叫ぶまりさの横に担架をストンと下ろし、まりさを担架の方に押すと、 まりさはコロンと転がって担架の上に傷のついた足が乗った。 「ゆ゛、ゆ゛ぎぃっ!」 「ゆっくりはこぶよ、がまんしてね!」 後頭部を下にすればいいのに、傷の付いた足が不潔な布に乗った為、 土や古い餡子が傷口にしみたまりさは苦痛に顔を歪める。 それでも動けない自分を仲間が運んでくれる事に安心したのか、唇を噛んでぐっと我慢した。 担架を持ち上げる際は一旦片側の棒を上げるが、まりさが落ちないよう慎重に、 れいむ達は体を器用に使って左右の棒を交互に上げていく。 時間をかけて担架を持ち上げると、再びタイミングを合わせて前進を始めた。 布の上にまりさを載せて運ぶ姿は、神輿の様にも見える。 少し歩くと、眼前に川が現れた。山道だが上流ではない為、流れはそこまで速くない。 縦列駐車の要領で川のすぐ側に平行に止まり、ゆぅと一旦息をつく。 「ゆ?どうしたの?」 担架にのったまりさが疑問の声を上げるが、れいむ達は返事をせずに、 川に面した側の棒をゆっくりと下げていく。 斜めになった担架の上でまりさは川に向かって落ちそうになり、慌てて重心を川の反対に寄せる。 「ゆゆっ!?おとさないでね!ぜったいおとさないでね!」 「ああ、そんなセリフを言うと…」 「ゆ゛う゛ぅぅっ!」 角度が付いた担架の上からころんと転がったまりさは、じゃぽんと音を立てて川に落ちた。 流れこそ速くないもののそこそこの深さはあるらしく、すぐに沈んで気泡だけが上がってくる。 綺麗な水の中で何か叫ぼうとしてるのか、まりさは口をぱくぱくと開閉するが、 底面の傷から餡子が水に溶け出し、まりさ自身も川に流され行ってしまった。 れいむ達はストンと担架を下ろし、一仕事終えたといった顔で満足しきっている。 「な、なあ…」 「ゆ?」 「なんで川に落としたんだ?怪我をしたまりさを助けるんじゃなかったのか?」 「ゆー?」 そんな事もしらないのか?とでも言いたげな顔でれいむ達はため息をつき、 自信満々に胸を張って答えた。 「あのまりさはゆっくりできなくなったから、らくにしてあげたんだよ!」 「そうなのか…ゆっくりは足を怪我したら殺しちゃうのか?」 「ゆっくりできなくなるよりはましだよ!」 本当にそうなのだろうか。試しにれいむ2匹の頭を掴んで底面が見えるようにコロンと転がし、 底面に人差し指をぷすぷすと差し込んでいく。 「ゆぎゃっ!?いだい゛!なにずるのぉぉ!?」 「やめでね!ゆっくり゛なおじでね!?」 「直すの?さっきのまりさは直さなかったよね」 直して欲しいと叫ぶれいむ達を掴み、川の上に持ち上げると、 2匹とも目から滝のような涙を流し始めた。 「ゆっくり出来なくなったら、どうするんだっけ?」 「ゆ゛ぅっ!じにだぐないでず、なおじでぐだざい!」 「おねがいじまずぅぅ!」 「「おとざないでね!ぜっだいおとざないでね!」」 「ああ…そのセリフは落として下さい、って意味だよ」 2匹のれいむを掴む手を離すと、どぷんと川に落ちたれいむ達は まりさがしたように口をぱくぱくと開閉しながら流されて行く。 後に残ったのは汚い担架のみである。 さて帰るか、と立ち上がり後ろを振り返ると、2匹のれいむが固まっていた。 先ほど落としたれいむとは別の個体のようだが、その2匹も汚い担架を担ぎ、 目と口を全開に広げてぷるぷると震えている。 ゆっくりの救急車は怪我をしたゆっくりの位置がわかるらしいので、 さっき底を傷つけたれいむ達を感知して急行してきたのだろう。 助けに来たゆっくりが目の前で川に落とされたので、恐怖に固まっているようだ。 この付近にどれだけのゆっくり救急車が居るのかはわからないが、 傷つけたゆっくりを助ける為に現れたゆっくり救急車も捕まえれ同様に傷つければ、 全ての救急車がこの川に集合するのではないだろうか。 目の前で固まっている2匹のれいむを捕まえる為に1歩踏み出すと、 れいむ達ははっと我に返って自分の危険を察知した。 「ゆっ!ゆっくりしないでにげるよ!」 「ゆんしょ!ゆんしょ!」 担架を捨てて散り散りに逃げればいいのに、わざわざタイミングを合わせた跳躍で ゆっくり方向転換しようとしている。担架の側面をがっちり掴んであげると、 跳ねる事も出来ずにゆさゆさと体を揺さぶる。 「は、はなしてね!ゆっくりいかせてね!」 「まあ待ちなさい、他にもゆっくりの救急車は居るのかな?」 「ゆうっ、いるよ!だかられいむたちははなしてね」 「そうか、それじゃあれいむ達は、他の救急車をおびき出す為に怪我をしてね!」 「ゆううぅっ!?たすけてぇぇ!」 数日後、川の下流に数百匹を超えるゆっくりれいむの皮と、 尋常ではない量のあんこが流れ着き、里では異変の前兆かと問題になった。 いくらなんでもこんなに居るとは思わなかった。 おわり。 スレに書いたネタが元です。 540 名前:名無したんはエロカワイイ[sage] 投稿日:2008/09/30(火) 11 53 07 ID F1DZLaW9O 負傷したゆっくりの前に現れる、担架をくわえた二匹のゆっくり 「ゆっくりきゅうきゅうしゃだよ」と負傷ゆっくりを乗せて運び、崖下に投げ落とす 助けに来たんじゃないのか?と聞くと自慢気に胸を張り 「ゆっくりできなくなったから、らくにしてあげたんだよ!」 その他の作品。 ゆっくりいじめ系791 ゆっくりと瓶 (fuku2335.txt) ゆっくりいじめ系813 赤ちゃんのお帽子 (fuku2368.txt) ゆっくりいじめ系822 ドスの中身 (fuku2386.txt) ゆっくりいじめ系851 どちらかのお帽子 (fuku2437.txt) ゆっくりいじめ系873 べたべたのお肌 (fuku2467.txt) ゆっくりいじめ系940 三角の頭巾 (fuku2628.txt) ゆっくりいじめ系1026 ゆっくり宅に挨拶 (fuku2789.txt) ゆっくりいじめ小ネタ151 みょん語体 (fuku2670.txt) お帽子の人? このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/39.html
賽の河原 1KB 賽の河原 「一つ積んでは父のため……二つ積んでは母のため……三つ積んでは国のため……」 そこかしこからこんな歌が聞こえてくる。 いわずと知れた賽の河原。しかし、そこにはいつも居るはずの鬼が居ない。先日、鬼達は解雇されたのだ。 ここ最近の世界不況は、こんな所にまで影響を及ぼしているのである。 しかし、鬼が居なかったら子供達は、すぐに石を積み終わって成仏してしまう。 それだとノルマを達成できない。閻魔様に怒られる。 そこで、石の代わりにあるものを用意した。 「そこのがき!れいむにあまあまちょーだいね!」 ゆっくりである。 三日前から、ゆっくりの底部を特殊液でコーティングしたものを、子供達に積ませる事にした。 これならば、ゆっくりは動く事が出来なく、彼女達がが飛び跳ねたりして、山が崩れる事はない。 でも、それならば石のままでも良いはずである。では、何故ゆっくりを使用するようになったのかというと…… 「まりさはうごけないんだぜ!だからどれいのおまえがごはんをはこんでくるのはとーぜんなのぜ!」 「ありすにすっきりさせないなんて、とんだいなかものね!さっさとうつくしいまりさをよういしなさい!」 「むきゅ!このもりのけんじゃのぱちぇさまにごほんをもってこないなんて、なんてばかなの!」 「あまあまよこちぇじじぃ!」「ひざまづいてあんよをおなめ!」「んほぉぉぉぉぉぉ!とってもかわいいおちびちゃんねぇぇぇぇ!」 わいわい。がやがや。やいのやいの。ゆーだの。やーだの。 「ヒャァ!たまんねぇ!虐待だー!」 ゆっくりの罵倒を一日中聞いていたら、さすがの子供達もたまらない。 鬱憤が積もりに積もって、つい虐待をしてしまう。 「まずは底部をこの石で!」「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!でいぶのふぇちごころくすぐるあんよがぁぁぁぁぁ!」「れいむしね!」 「そんなに腹が減ったなら、石を食いやがれ!」「ば、ばりざのげいのうじんみたいなはがぁぁぁぁぁ!」「まりさしね!」 「てめぇの目ん玉アマギってやる!」「ありずのうるうるつぶらなおめめがぁぁぁぁぁ!」「ありすしね!」 「えれえれえれ……」「ぱちゅりーしんでる!」 ゆっくりの山、崩壊。 「すっきりー!!!……あ!山が!」 こうして、子供達はまた最初から山を積まなければならなくなるのである。 「一つ積んでは父のためヒャァ!……二つ積んでは母のためヒャァ!……三つ積んでは国のためヒャァ!……」 既存作 妊娠過程 食葬 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ふたば系ゆっくりいじめ 17 さとり ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 地獄? 虐待お兄さん養成所の間違いだろ? -- 2014-06-26 22 09 27 我々の業界ではご褒美です -- 2014-06-24 22 43 40 自分の心の中の鬼と戦うんですね。わかります -- 2013-07-21 01 40 34 良いのかこれは?あの世的に本当にこれで良いのか?汗 -- 2012-12-10 14 18 24 「ぱちゅりーしんでる!」に吹いたw -- 2011-10-07 21 15 46 もう…ずっとここでいいや俺…ゆ虐楽しいし…ってなる子供が出てきそう -- 2011-01-15 23 01 55 このシチュでヒャッハーせずに耐えろとか…恐ろしい地獄だぜ…ゴクリ -- 2010-09-04 18 23 45 永遠にヒャッハーできるんだから天国の間違いじゃね?w -- 2010-06-13 22 07 07 最終的にはヒャッハーを我慢して詰まないといけないんだぜ。 どう考えても地獄です、ありがとうございました。 -- 2010-03-30 16 29 14 地獄なのか天国なのかわかんねぇww -- 2010-01-20 20 30 37