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みょんの間 2KB 虐待-普通 小ネタ 現代 ぺにまむ HENTAI 思いつきだけで即興で書いた ・即興小ネタ ・ゆっくちスレの胴付きみょんみて脊椎反射で思いついた ・非合法行為ネタ注意 ・HENTAIがいやな人は閉じるかチル裏でドスにせいっさいを依頼してね ・作者の実体験ではありません、断じて……おねがい信じて 性欲と食欲のあきが今まで書いたの ふたば系ゆっくりいじめ 673 昆布巻き ふたば系ゆっくりいじめ 682 ゆ虐カフェ ふたば系ゆっくりいじめ 704 展示品 ふたば系ゆっくりいじめ 712 れいみゅ地獄 ふたば系ゆっくりいじめ 714 キャベツ畑とコウノトリを信じてる純真なゆうかにゃんを・・・ ふたば系ゆっくりいじめ 744 錆びた金バッジ~餡子話版 nue024 不夜嬢レッド draw004 錆びた金バッジ~どろわ版 【みょんの間】 ある町の、ラブホテル街を抜けた辺りにある裏路地。 窓からピンク色の照明が漏れて見える、百軒あまりの小さな店が所狭しと並んでいる。 「「「「「「「「「「ち~んぽ!」」」」」」」」」」 「「「「「「じゃおぉぉん!」」」」」」 「「「こぼね~!」」」 それぞれの店の中から聞こえるのは、人語を解さないタイプのゆっくりたちの 甘えるような鳴き声が聞こえてくる。 大多数を占めるみょん種特有の、男性器を求めるような卑猥な鳴き声に混じって、 めーりん種や、僅かながらゆゆこ種の鳴き声も聞こえる。 「いらっしゃい」 その中の一軒に入る。 狭いカウンターの中には、愛想の悪い老婆が一人。 「いくらだ」 「白毛なら二枚、赤毛は三枚、ピンクはうちにはいないよ、どっちも一枚で延長できるよ」 「じゃあ、白毛をロングで」 生ぬるいビールを飲みほし、老婆に文豪の顔が印刷された紙を三枚握らせると、階段を上がった 二階の狭い一室に案内される。 「ち~んぽ!まらっ!」 年季の入ったせんべい布団の上にしゃがみ込んでいたのは、すこしやつれた顔の胴付きみょん。 皺の付いた黒いリボンに、飼いゆっくり登録バッジは付いていない。 みょんは慣れた手つきで、ズボンのファスナーを開き、そこから出たものをすばやく口に含んだ。 「びっぐまらぺにす!」 あっという間にみょんの口から出たそれは、臨戦状態になっていた。 「ちーんぽ!まらっ!まらっ!とのがたのぉぉ!びっぐまらぺにすぅぅぅぅぅ!」 30分ほどみょんのまむまむを堪能し、栗の花の香りがする部屋を後にした。 ここは、かつて「ちょんの間」と呼ばれた非合法の売春を行う店が集まっていた路地。 いまは、人間の女性に変わり、胴付きゆっくりたちがそれを行っている。 言葉を話せない、めーりん種やゆゆこ種、そして大多数を占めるみょん種が集まるここは、 HENTAIお兄さん立ちの間で「みょんの間」と呼ばれていた。 おわり すいません、また出来心でHENTAI作品書いてしまいました。 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 黙認されているということは、ゲスや野良が中心なんだろうな 誘拐(窃盗?)の被害にあった善良でないならどうでもいい -- 2018-01-09 23 07 57 フランは俺がもらった -- 2011-02-14 05 14 45 非合法とはいえゆっくりに職を追われるのも可哀想な話だ -- 2010-11-21 04 19 37 めーりんを下さい -- 2010-10-04 00 04 57 胴付きみょん、欲しい。 -- 2010-06-27 23 12 53
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ゆんセルク 2KB 悲劇 同族殺し ゲス 現代 ネタバレ注意です。 悔しい…悔しい…悔しい…… さなえは嘆いていた、無慈悲な暴力に。 憎い…憎い…憎い… さなえは苛立っていた、無慈悲なものたちに。 そして何より、自分の無力さに… 父を、母を、姉を、目の前で犯され、嬲られ、弄られ、殺され、食われ… それでも何も出来ない自分。 両親に、姉に守られ… ただ、守られるだけの自分に… 「よわっちぃくせに、まりささまにさからうからこうなるんだぜぇ!!いいきみなのぜ!」 「どれいはどれいらしくしていればよかったんだよ!」 「むきゅ!くずにはみずぼらしいしにざまがおにあいよ」 「ごみにしてはいいまむまむだったわぁ!」 死んだ両親と姉にむけて好き放題言い放つもの達に対して何も出来なく、 ただ、ただ、涙があふれるばかりだった。 「さあ、くずさなえ!えらぶのぜ!ここでころされるかどれいになるか!」 「おすすめはれいむたちのまむどれいだよ!」 「はつすっきりぃーはありすのものよおぉぉ!まりさにはわたさないわあぁ!!」 「ちぇんたちのどれいにえらばれるのはめいよなんだよーわかるねー」 「むきゅ!みんなかってなことばかりいって…どれいはみんなのきょうゆうざいさんよ」 「…………」 「さあ、どうするのぜ?はやくきめないならこっちがきめるのぜ!!」 憎い…憎い…憎い………… 憎しみに、怒りに、絶望に、さなえの意識がやみに沈む……… どれくらい経ったのだろうか?あれからそう時間は経っていないはず… 周りには甘い臭気がたちこめる。 時折悲鳴が聞こえる。 「ゆっぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!」 「やめてね!れいむはわるくないよ!!わるいのはぱちゅ…ゆぎぎぎぎぃぃぃぃ!!」 「むぎゅ!えれえれえれえれ………むぎゅあぁぁぁぁぁ!!!」 「ちぇんはなにもしてないんだよおぉぉ!わかってねえぇぇぇぇぇ……ぎゃぶぶぶぶ!!」 「とかいはじゃないわぁぁぁ!!ぐびゅぅ!」 「まりさはしにたくだいんだぜぇぇぇぇ!いやなんだぜえぇぇぇぇ!!」 ………ゆっぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! 気が付けば、自分は怒りに身をゆだねていた。 怒りに身を任せ動いていた。 そして 「ゆるさなえ!」 そう呟く自分がいた。 そして現在に至る… あれから人間に拾われた。 ガブッ! 気が付けば自分はここに居る。 もうあれほど怒りに身を任せることもないだろう。 ただ、自分自身に起こった変化はどうすることも出来ないだろう。 「ゆるさなえ!」 そう呟く。 「いだっ!かわいいですねーいたくないですねーかわいいですねー」 この不思議な人間といっしょに暮らす生活はそう悪くはないと、 さなえは思うのだった。 挿絵 by全裸あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 無視五郎さんやん笑 -- 2016-09-04 21 08 43 あれ……?? このさなえひろったひとは… む、ムシゴロウさん………????? -- 2013-04-10 21 56 47 他のゆっくりにいじめられるゆっくりって、こんな感じだったんだな~ ゲスをひねりつぶしたいwwww -- 2011-10-13 19 32 39 イラストのさなえさん可愛い分、来る物があるなぁ…;; げすは本当に潰したくなるなぁ -- 2010-11-13 21 23 23 「蝕」みたいな何かを起こして欲しかった 「かなこ」「すわこ」にゴッドハンド役させるとか。 -- 2010-06-17 10 59 13 これ、ベルセルクじゃなくて悪鬼御用ガランじゃね? -- 2010-05-20 09 20 09
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・このSSには死ぬゆっくりとそうでないゆっくりが出ます ・作者に都合の良い独自設定があります ・色々とパロディした所があります ・これを書いたのはHENTAIあきです!HENTAIアレルギーの方は読まないほうがいいです! ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! 暗い部屋の中にゆっくり達が集められていた、そのすべてのゆっくりのお飾りには色は異なるが輝くバッジが付いている。 飼いゆっくりの証であるバッジが付いているゆっくりであったが、その姿はどこかふてぶてしい。 どのゆっくり達もあまあまを寄こせだの、ゆっくりさせろだのと自分の望むことしか口に出さない。 「静かにしな!あんたら饅頭に説明することがあるよ!」 初めて部屋にゆっくりを望む声とは違う声が響いた。 声のするほうにゆっくり達が目を向けると、少しだけ明るい場所があった。 「ここはどこなの!かわいいれいむをこんなゆっくりできないところからはやくだしてね!」 銅バッジを付けたまるまると太っている一目ででいぶと分かるれいむが声を荒げる。 目が覚めたら突然こんな所に集められてストレスの溜まっているゆっくり達は一斉に不満を述べ始める。 「早くここからぱちゅを出しなさい!ぱちゅは偉大な金バッジなのよ!」 「まりさをゆっくりさせないなんて、とんだくそどれいなんだぜ!」 「んほおおおお!くらいところでのすっきりーもきもちいいわああああああああああああああ!」 「やべろおおおおおおおおおおおおおおおお!れいむはかいゆっくりなんだぞおおおおおおおおおおお!」 自分が飼いゆっくりだということを主張するものや、レイパーが隣にいるゆっくりをれいぽぉしようとバラバラのことを始める。 それに対して最初にゆっくり達に声をかけたものはうんざりとした感じの声で答える。 「一度しか言わないから理解すること。あんた達は飼い主さんに愛想を尽かされてここに引き取られたの。 だからバッジは付けててももうあんたらは野良ゆと同じなんだよ。」 その言葉に怒りがこもった声でゆっくり達は否定をする。 自分は優秀なんだ!そんなことは嘘だ!何でもいいからゆっくりさせろと決して自分たちが捨てられたことを理解しようとはしない。 それに対して先ほどの金バッジと言っていたぱちゅりーが質問をする。 「それでお姉さんは何がしたいの?もしかしてこの偉大な賢者の知識を借りたいのね!」 捨てられたなら即座に殺されてもおかしくはないが、ぱちゅりーには自分に価値があると考えた。 「もしそうなら今すぐぱちゅに魔道書を寄こしなさい!そうすればお馬鹿なお姉さんにも分かるようにぱちゅが教えてあげるわ!」 そう自惚れているぱちゅりーに、お姉さんと言われた人物は近付いていく。 また文句でも言おうとしたぱちゅりーの口に容赦のない蹴りを加えた。 「あんた五月蠅いよ。これからあんた達の新しい生活を教えるんだから喋るんじゃない!」 殺気立ったお姉さんの声に体を竦ませるゆっくりが見たものは、体からクリームを流して痙攣するぱちゅりーだった物だ。 ときおり痙攣をしていることからまだ生きているようだが、直に痙攣は止まりただの饅頭になってしまった。 「あんた達はもうゆっくりできない、ここで自分たちがやったことを後悔するだけの人生が始まるよ! 助けてだとかゆっくりしたいなんて言っても意味がないから最初に教えといてあげるよ。」 その言葉にまたゆっくり達が騒がしくなるが、お姉さんは何やら手を振るって鋭い音を響かせる。 手に持っていたのはゆっくりを虐待するときに用いられる加工所特製の鞭であった。 それでも騒いでいた一匹の子まりさがいたので、お姉さんはそのゆっくりに鞭をあびせる。 「いぢゃいいいいいいいいいいいい!まりちゃのこうきなおかおがああああああああああああ!」 「騒ぐんじゃないよ、どうせそんなに痛くないんだから。それよりあんたにはちょっと見せしめになってもらうよ。」 ごろごろと転がり痛みを訴える子まりさに近寄ると、お姉さんはとりあえず子まりさの帽子を取り上げて目の前で破く。 「まりちゃのびゅーちふるなおぼ・・・」 大きな声で悲鳴を上げようとした口に靴を突っ込んで黙らせると、お姉さんは子まりさの舌を踏みちぎろうとする。 しかし力が強すぎたのか、まりさの下顎ごとえぐり取ってしまうがお姉さんは気にしない。 「ふょふゃふゅにょふぉきゅちゅが!」 何やら喋ろうとする子まりさだが、口から出るのは何を言っているのか分からない音だけだった。 そんな哀れな子まりさの姿をたっぷりと見せつけ終わると、お姉さんは鞭を子まりさの体に向けはじめた。 「いひゃいいひゃい!どひょひへふょふゃがひょんひゃふぇに!」 鋭い痛みに曝されながら自分がこのような目に何故遭うのかを嘆き悲しむ子まりさ。 だがそんな子まりさに対してお姉さんは鞭を振るうことは止めずに、むしろどんどん力を加えていった。 数分後には子まりさの体からは鞭によって出来た傷から餡子が溢れ出て、もはや悲鳴を上げることも出来なくなった。 「いいかい!また逆らおうとしたり文句を言ったら、このまりさにみたいにするからね!」 そうゆっくり達に言うと、ボロ雑巾になった子まりさの体を器用に鞭で真っ二つにする。 とたんにゆっくりにだけ分かるという死臭が漂うことになり、気の弱いゆっくりは中身を吐き出すものまで出ている。 こうしてこれまで飼いゆとして恵まれたゆん生を送っていたゆっくり達は、この世の地獄を味遭うことになった。 ゆっくりがこの場所に連れてこられた、ようやく一日が過ぎようとしていた。 自分たちが何故このような目に遭うのかと理不尽に思ったゆっくりが、何やらこそこそ話し合っている。 「どうしてまりさたちをゆっくりさせないの!にんげんはまりさたちをゆっくりさせるどれいなのに!」 我がままを言って飼い主に愛想を尽かされたまりさがそんなことを言う。 それに続いてひたすら人間への不満を口に出し始める。 「そうだよ!かわいいれいむたちがこんなめにあうなんてりふじんだよ!」 勝手に野良とすっきりーをして許してもらったにも関わらず、子供と一緒に傍若無人な態度を取って捨てられたれいむが相槌をうつ。 大抵ここに集められたゆっくりは自分たちの行いを反省するほどまともな頭をしていない。 するのはただ理不尽だと考えるだけである。 「こうなったらはんっらんだよ!」 「そうだね!これはまさにれいむたちのいかりのこえなんだよ!」 「せいぎはこちらにありよ!」 昨日の子まりさのことなど覚えていないのか、力の差も理解せずにそんなことを決めるゆっくり。 無駄に張り切っている所に、昨日のお姉さんが部屋に入ってくる。 「まりさたちはかいっぜんようきゅうをするよ!ばかなどれいはゆっくりようきゅうをきいてね!」 代表格であるまりさがそう宣言すると、ゆっくり達は一匹ずつ自分の要求を口に出していく。 「おなかがへったからあまあまをちょうだいね!これからはまいにちあまあまをちょうだいね!」 「こんなせまくてくらいところじゃゆっくりできないわ!もっとひのあたるとかいはなばしょにつれていきなさい!」 「ゆっくりはもっともゆっくりしているそんざいなんだよ!だからゆっくりさせなきゃいけないんだよ!」 「それがすんだらどれいのおねえさんはいますぐしんでね!」 無言でゆっくり達の要求を聞き終えると、お姉さんはゆっくりと口を開いた。 「断るよ。それと最初に言ったと思うけど、ここではゆっくりしたいなんて言っても無駄だって言ったはずだよ。」 なんて馬鹿な奴隷なんだ!ここまで譲歩しているのに言うことを聞かないなんて! ゆっくり達が見当違いな怒りに包まれる中で、代表であるまりさがお姉さんに体をぶつけ始める。 「せっかくおはなししたのにどうしていうことをきかないの!こうなったらじつりょくこうしだよ!」 今まで自分が望むことがすべて叶えられてきたまりさにとって、自分の望みを叶えないことはあってはならないことであった。 口で言っても分からないと考えたゆっくり達は次々とお姉さんに体当たりを始めた。 「いたいでしょ!はやくしないとずっとゆっくりさせちゃうよ!」 「くそどれいはじぶんのたちばをわきまえてね!」 「もうゆるしてっていわれてもゆるさないわ!」 「いいよみんな!にんげんはいたがっていっぽもうごけないでいるよ!」 自分達の攻撃が効いていると勘違いしているゆっくりだが、お姉さんは足に当たるゆっくりを見て面白そうに笑っている。 随分と攻撃を加えていたゆっくり達が疲れはじめたのを確認すると、お姉さんが声をかける。 「それでもう満足なんだね?それじゃあこんどはこっちの番だよ!」 そう言ってお姉さんは手始めに一番体の大きなでいぶの顔を蹴りつけて壁に弾き飛ばす。 蹴られたでいぶは中身をぶちまけて壁に張り付くと、ずるずると壁から落ちていく。 だがまだ生きており体を動かして逃げようとしている所を、お姉さんが容赦なく踏みつける。 「ぶびょ!びゃっで!ごれいじょうじだらでいぶじんじゃう!」 「殺すつもりでやってんだから当たり前だろ?」 楽しそうにでいぶに答えてやりながらお姉さんはでいぶの顔を着実に顔を壊していく。 「まずは目だ!次は口だ!おまけにまむまむとあにゃるを壊して、あんたを壊すよ!」 「ば!び!ぶ!べ!ぼ!」 中身が半分程度出ているので注意しながら少しづつでいぶを壊していくお姉さん。 踏まれるたびにでいぶは声をあげるが、それも少しづつ小さくなっていった。 「もっど・・・ゆっぐり・・・」 お決まりの言葉を言う前にお姉さんがでいぶの顔を踏みつけて、完全にでいぶの息の根を止めた。 でいぶの公開処刑を見せられたゆっくり達は昨日の恐怖を思い出す。 「次はあんただよ、今のうちに生まれてきたことを後悔するんだね!」 こんどはありすに狙いを定めたお姉さんは、都会派を自称するありすのあにゃるに持ってきたペットボトルの中身を注入する。 必死に逃れようと暴れまわるありすだが、少しづつありすの体に変化が訪れてくる。 「ゆっぶ!どぼぢで!ありずぷくーしたくないのに!」 本人の意思とは関係なく、ありすの体がどんどん膨らんできた。 お姉さんがありすに注いでいるのは炭酸水である。 ありすの皮が水分と炭酸によって膨張していき、ありすの体は限界まで膨らんでいった。 「ゆぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!」 「もう限界かな?それじゃあ最後にこれだよ!」 お姉さんがありすのあにゃるに何かを詰め込むと、急いでありすから離れる。 「ゆっべっばあ!」 ありすの体が弾け飛ぶ、お姉さんがありすに詰め込んだのはメントスである。 部屋の中にはありすであった残骸が派手に飛び散った。 「「「ゆわあああああああああああああああああああああああ!」」」 あまりにも惨たらしい同族の死に絶叫するゆっくり。 ここにきてもはやゆっくり達に反抗する気力は無くなってしまった。 「おおおおおおおねえさん!まりさはもうわがままいわないからゆるしてね!」 反乱の代表であるまりさが真っ先に命乞いを始める。 それに続いて他のゆっくり達も我先にと命乞いをする。 「すいませんでした!もうにんげんさんにはさからいませんから!」 「ぱちゅりーはさいしょからはんたいしてたわ!だからぱちゅはなにもわるくないわよ!」 「なんでもいいからたすけてね!」 その命乞いに対してお姉さんは考え込むように顎に手を当てる。 「そうだね~、助けてあげないこともないよ。」 その言葉に希望を持ったゆっくりは顔を明るくして喜ぶ。 「あんたが私に勝てたら他のゆっくりも助けてあげるよ。」 「ゆ!?」 指名された代表のまりさが絶句するが、周りのゆっくりは一様にまりさを応援する。 自分の命がかかっていることもあり、応援というより脅迫のような言葉になっているが。 「ほら早くかかってきな、サービスで私を倒せたらあんたの勝ちにしてやるから。」 「ゆわあああああああああああああああああ!」 雄叫びをあげて突っ込んでいくまりさだったが、お姉さんの体はピクリとも揺らがなかった。 しばらくお姉さんの足にぶつかり続けたが、ついにまりさは疲労で動けなくなった。 「もう終わりなんだね?それじゃあこんどはこっちの番だよ!」 体勢を低くしてまりさにぶつかるお姉さんは、ほぼヘッドスライディングのような形でまりさに自身の頭をぶつける。 圧倒的な質量差によってまりさは吹っ飛び、ぶつかった衝撃で歯がすべて口から折れてしまう。 「いだいいいいいいいいいいいいい!もうおうぢがえるううううううううう!」 「あんたの負けで良いんだね?それじゃあ残りのゆっくりを先に始末しようかね。」 一撃で戦意を喪失してしまったまりさを放っておき、震えているゆっくり達を処分するために鞭を用意するお姉さん。 昨日の子まりさの惨劇が自分に降りかかると感じたゆっくり達は無駄な命乞いをする。 「いやだああああああああ!れいむまだしにたくないいいいいいいいいいいいい!」 「あ~聞こえないね~。恨むなら勝てなかったまりさを恨むんだね。」 自分たちが原因でこうなったにも関わらず、その場で殺されることが決定したゆっくりはすべてまりさに恨み事を言い始めた。 「このくず!おまえがまけちゃうかられいむたちがしんじゃうんだよ!」 「まりさがにんげんさんにさからうなんていうからこんなことになったんだわ!」 「おまえのせいだああああああああああ!どうじでおばえびだいなくずのぜいでしななきゃいけないんだああああああ!」 次々と鞭によって体を切り刻まれていきながらも、すべてのゆっくりがまりさに憎悪の塊のような言葉を浴びせる。 とうのまりさはこの現実から逃れるために一人夢の世界に行っていた。 「おねえさんごめんなさい・・・、もうわがままはいいません。いうこともききます。 だからはやくまりさをこのこわいところからたすけてください・・・。」 ぶつぶつとうわ言のように捨てられた飼い主への反省と助けを求めているまりさに、お姉さんは優しくまりさに声をかけてやる。 「もうちょっと早く反省すれば助かったのにね。」 「おねえさんおねがいします。まりさをたすけてね・・・。」 はたしてそれはどっちのお姉さんか分からないないが、まりさもまた鞭によって体を少しづつ削られていく。 夢の中に現実逃避していたまりさだったが、痛みによって無理やり現実に引き戻された。 「いだいよおおおおおおおおお!もうわがままいわないからたすけてええええええええええええええ!」 遅すぎる反省をまりさはするが、その反省に何の意味もない。 まりさはただ痛みから逃れたい為にこんな言葉を言っているだけなのだから。 存分に苦痛を味わい、まりさは永遠にゆっくりしてしまった。 「それが今日の餌だよ、明日までに食べて無かったら酷いことになるからね!」 お姉さんが出て行ったあとに無言で同族の屍骸を食べ始めるゆっくり。 痛みによって甘くなっているにも関わらず、どの口からもしあわせーの言葉は出なかった。 ゆっくりの数が半分ほどに減った頃に、お姉さんは久しぶりにゆっくり達を部屋の外にだした。 太陽の光をあびてさぞ嬉しいと思うが、外に出たゆっくり達が喜びの声を上げることはない。 「さあたっぷり運ぶんだよ!少しは運動させてもらうことを感謝しな!」 お姉さんだけでなく、胴付きのれみりゃやふらんに監視されながらドラム缶を押しているゆっくり。 白線まで運べばまた元の位置まで運ぶという何の意味もない苦行である。 かれこれ半日以上もこの作業を休みなしでさせられている。 「もうつかれたよ!かわいいれいむはおやすみするよ!」 疲労を訴えるのは一匹のれいむだった。 複数で一つのドラム缶を押しており、他のゆっくり達がれいむを叱りつける。 「れいむだけがつかれてるんじゃないよ!はやくおすのをてつだってね!」 「いやだよ!そんなつかれることはみんながかわりにやればいいんだよ!れいむはいまからすーやすーやするよ!」 言い争っていることに気づいた一匹のふらんが近付いてきた。 「なにしてる?はやくどらむかんをおせ。」 「ちょっとまってね!すぐにれいむをなんとかするから・・・。」 「うるさいよ!れいむはすーやすーやするんだからじゃましないでね!」 口答えをするれいむを見てからふらんは何やら小型のスイッチを取り出してボタンを押す。 「「「ゆべべべべべべべべべ!」」」 れいむも含めたドラム缶押しをやめていたゆっくり達の体に電流が走る。 外に出る前に頭に付けられた輪っか状の飾りは監視する者たちの意思によって電流による懲罰が出来るようになっているのだ。 しばらく電流を流され続けたゆっくりから香ばしい匂いが出始めた時に、ふらんはようやくボタンから手を離す。 「はやくどらむかんをおさないとまたおす。」 「「「ゆっくりりかいしました!!!」」」 痛む体を引きずってまたドラム缶を押し始める作業を続けるゆっくり達。 そんな作業場から逃げようと一匹のまりさがドラム缶から離れて走り出す。 「まりさはこんなところでおわるゆっくりじゃないんだぜ!はやくここからにげるんだぜ!」 自らの場所を知らせることになるというのに、わざわざそんなことを口にだすまりさ。 さっそくまりさに制裁を加えようとするれみりゃを制して、お姉さんがまりさの後を追って歩く。 あっさりとまりさに追いつくとまりさの体に足を乗せて動けなくする。 「あしをどけるんだぜ!まりさはこのよでいだいなゆっくりなんだぜ!」 意味不明な世迷い事を大声で恥ずかしげもなく叫ぶまりさからお帽子を取り上げるお姉さん。 お飾りであるお帽子を取り上げられ、先ほどまでの態度ががらりと変わるまりさ。 「かえしてね!おぼうしがないとゆっくりできないよ!いじわるしないではやくかえしてね!」 「まだ分かってないみたいだね。あんたはゆっくり出来ないんだよ。」 足の下でまりさを押さえつけながら、お姉さんが少しづつ帽子を破いていく。 手始めに帽子に付いている小さな白いリボンを破り始める。 「まったく、ゆっくりの癖に生意気にこんなリボン付けるなんてね。」 「やめてね!まりさのおぼうしにひどいことしないで!」 聞く耳を持たずにどんどんまりさの帽子を破いていく。 こんどはご自慢の帽子の先っぽからまりさにも分かる様に破いていく。 「やべでえええええええええええ!まりざのおぼうじにあながあいぢゃうでしょおおおおおおお!」 「大丈夫だって!シャンプーハットみたいでかっこいいよ!」 笑いながらまりさの帽子をシャンプーハットにしてあげたお姉さんは、それはまたまりさの頭に被せてやった。 泣きながら必死に帽子を直そうと、舌で舐めるまりさをお姉さんはドラム缶まで蹴り飛ばす。 「何ぼーっとしてるんだい!まりさみたいにお飾りを都会派にコーディネートして欲しいのかい!」 まりさの惨劇を眺めていたゆっくり達がまた意味のない作業を再開する。 この日の作業によって、また半分のゆっくりが永遠にゆっくりすることになった。 ゆっくりが一匹もいなくなった部屋をお姉さんが一人で掃除をしていると、部屋に誰かが入ってくる。 お姉さんが入ってきた人物の顔を見ると、その顔が嬉しそうに綻ぶ。 「お兄さんまだ掃除は終わってないよ。それとも掃除を手伝ってくれるのかい?」 「いやいや、そういう肉体労働はゆうぎの仕事だろ。僕はあくまでも知的労働が向いてるからね。」 お兄さんの軽口にゆうぎは仕方ないという風に首を振る。 ゆっくりがお姉さんと呼んでいたのは、胴付きのゆっくりゆうぎだったのだ。 「それにしても、何でゆっくりはゆうぎを見ても人間だと思うんだろうね?ちゃんと頭に角が付いてるのに。」 「それを調べるのがお兄さんのお仕事だろ。ゆうぎにはそんなどうでもいいことは考えないよ!」 喋りながらもゆっくりによって汚れた部屋を掃除する手を止めないゆうぎを見ながら、お兄さんはやられたというように頭を掻く。 確かにゆうぎ種にはお飾りと呼ばれる物はないが、人間とは違い逞しい一本角がある。 普通であれば例え胴付きであろうとゆっくりが同族を間違えるようなことはない。 「やっぱりあれかな。一定の大きさになると自分とは違う生き物だと認識するのかな。」 「そうかもしれないね。でもそれだとドスとかもゆっくりとは違うと思うんじゃないかい?」 「そうだよな~。だったらやっぱりゆっくりの胴に対する認識の問題かな?」 悶々と考え込むお兄さんをゆうぎは可笑しそうに眺める。 部屋の掃除が終わると、ゆうぎはお兄さんに近づき何かをねだる様に体をくっつける。 「お兄さん、ゆうぎはちゃんとお手伝いしたんだからいつものご褒美をおくれよ。」 「はいはい。本当にゆうぎはこれが好きなんだな。」 「だって甘くて癖になる味なんだから・・・。」 恥ずかしそうにするゆうぎを見ながらお兄さんはズボンに手をかける。 ごそごそとズボンのポケットから青い飴玉を取り出すと、ゆうぎの物欲しそうな口に突っ込む。 「んっぷ。おにいひゃん意地悪しないで。」 「ごめんごめん。でもそう言いながら指をしゃぶらないでくれよ。」 すぐに指を抜いて謝るお兄さんに頬を膨らませながら抗議して、すぐに飴を舐め出しご満悦なゆうぎ。 お兄さん特製であるゆっくりの成長を促進する飴玉だ。 この飴を頻繁に食べているゆうぎは、通常の胴付きよりも頭二つ分ほど体が成長している。 「前ならゆうぎのことをちゃんとゆっくりだと思ってたみたいだし、やっぱりどこからか認識の基準があるんだろうな。」 わざわざ捨てられた飼いゆを集めたのは、ゆっくりが胴付きと人間をどう区別するのかを調べるためだ。 胴付きと小さな子どもであればそこまで大きさも変わらないものだが、ゆっくりはしっかり両者の区別をする。 お飾りの持っていないゆっくりであっても、どうやって分かっているのか胴付きの名前まできっちり判別するのだから。 その為に人間に慣れている飼いゆを集めてあのような実験を行っていたのだ。 「まあいいじゃないかいお兄さん。今日はもうお仕事も終わりなんだし、早く帰って一杯飲もうよ!」 「いや飲まないよ。いつもみたいにすいかと飲んでね、僕はオレンジジュースで相手するから。」 一度調子に乗って酒宴に付き合っていたら、いつのまにか素っ裸で両隣りにゆうぎとすいかが寝ていた悪夢を思い出し お兄さんは体を震わせて自分を戒める。 つまらないと文句を言うゆうぎを宥めながら、お兄さんはゆっくり達の死臭と嘆きが染みついた部屋から出ていく。 おまけ THE ゆうぎ 「おにいさん。」 「なんだいゆうぎ?」 「やらないか?」 「やりません。聞きたいけど一体何をやるんだい?」 「お兄さんは体が貧弱だからゆうぎが鍛えてあげようと思ってね!」 「いや別にそんなこと必要ないし。人にはそれぞれ役目があるんだ、ゆっくりにもれいむはシングルマザーでありすがレイパーみた・・・」 「ごちゃごちゃ言ってないでさっさとやるよ!ほらさっさと服脱いで!」 「ちょ!?何で服を脱ぐ必要が・・・、待ってズボンだけは勘弁して!」 「男は度胸だよお兄さん!ほらゆうぎは準備万全だよ!」 「らめえええええええええええ!」 お兄さんを半ば無理やり運動に参加させるゆうぎ。 運動が終わった後にゆうぎはさっぱりとした顔を、お兄さんは精魂尽き果てたように弱っていた。 その様子をこっそり見ていたすいかが同じことをお兄さんに要求したため、ゆうぎ監督の元でまた運動をさせられることに。 一ヶ月後、そこには笑顔でゆうぎ達と大人のスポーツを楽しむお兄さんの姿が! 後書き 以前コメントでウイグル獄長で一本という物があったので、鬼の哭く町カサンドラということで鬼繋がりでゆうぎで書いてみました。 最後のおまけはあるゆうぎ姐さんのイラストを見て衝動的に思いつきました。 D.Oさんの労働の意義でもありましたが、やはりこういう無駄な労働は良いですよね。 ありすにやったあれですが、一応炭酸水でもあの現象は起きるようです。先に書かれてしまいちょっと残念。 次は何を書こうか悩むHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに ふたば系ゆっくりいじめ 1216 特異体質を持つ愛でお兄さん ふたば系ゆっくりいじめ 1233 新月の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 1247 しっかりゆっくりとうっかりゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1268 一人ぼっちのゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1280 新世紀覇王伝まちょりー ふたば系ゆっくりいじめ 1294 行列の出来るえーりん診療所 ふたば系ゆっくりいじめ 1311 みょんな一日 HENTAIあきの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 HENTAIあき感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1326 ゆっくりが泣く部屋』 トップページに戻る
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一匹のれいむは今日、一つの覚悟を決めた。 『おにいさんにじぶんをたべてもらう』と。 れみりゃに襲われ、家族が犠牲になって助けられたれいむだが、群れの皆からすれば家族を見捨てて助かった薄情なれいむだ。だから誰も受け入れてはくれなかった。 薄情者、家族を見捨てて逃げ出したゲス、親友のまりさにまでれいむはそう言われた… 受け入れてもらう事を諦め、群れを離れてゆっくりできる場所を探そうとして飛び出したれいむは、直後に発情期のありすの集団に襲われた。 必死に逃げ、人間の住む里の目の前で転んでしまいありすからのレイプが始まる。 滑る相手の気持ち悪い体から逃げようにも、何匹に圧し掛かれては身動きすらとれない。 小さい自分の体は朽ちてしまうだろう… きっと家族を捨てて一人で逃げたからこうなってしまったのだ… そんな風にれいむが考えていると、突然圧し掛かっていたありすの重みがなくなった。 起き上がって辺りを見回す。すると、一人の人間がありすを踏み潰していた。 あぁ、自分は助かった訳ではないんだ… 親から聞かされていた人間の怖さを恐ろしさを思い出したれいむは逃げることを諦めて眠る事にした。 寝てる間ならば何も感じる事無く死ねると考えたのだ。 だが、れいむが目を覚ますとそこは天国ではなく人間の家だった。 男はれいむを虐待するわけではなく、純粋にありすのレイプから救出してくれたのだ。 ありすの重みで破けてしまった皮はしっかり治療され、美味しいご飯を男は差し出した。 居る場所がないのなら「ここに住めば良い」と言われ、男に飼われたれいむ。 一緒に遊び、男が仕事から帰ってくるのを素直に待ち、れいむは幸せな日々を過した。 体もソフトボールサイズから大きく立派なゆっくりになった。 ここまで大きくなれたのは男がいたからである。 だから、ゆっくりのできる最大の恩返し、自分の体を食べてもらう。れいむはそれを望んだのだ。 朝起きてその事を伝えると、寂しそうな顔をしながら男は「わかった」と言ってくれた。 そして、今、れいむは男の帰りを心から待っていた。 食べられたら自分が死ぬと分かっていても、れいむは1分1秒でも早く食べてもらいたかったのだ。 だが、いつも帰ってくる時間を過ぎても男は帰ってこなかった。 れいむは不安になった。「おにいさんはじぶんをたべてくれないのでは」と。 時計と玄関を何度も往復し、それでも男は帰ってこない… れいむの不安はどんどん高まる。しかし、とうとう男は帰ってきた。 急いで玄関に向かい、男に文句をれいむは言った。 「おにいさんおそいよ!! かえってこないかとおもってれいむはふあんだったんだよ!!」 「悪い悪い、すぐ食べてやるからな」 笑いながら言う男にれいむは安心した。あぁ、ちゃんと食べてもらえるんだと。 だが、男が家に入ってくるとその後ろから別の人が家の中に入ってきた。数は5人 「お邪魔しま~す」 「久々だな~お前の家に来るのも」 「前きたときはゆっくりなんかいなかったのにな」 「変なもん飼う奴だ」 「それに相変わらず綺麗な家だな、まめな奴だぜ」 「うっせぇ、すぐ準備するから座って待ってろや」 「わかったよ」 「楽しみにしてますんで」 「美味い事を祈ってるぜ~」 「不味かったら承知しないからな」 「茶も入れてくれよな」 ぞろぞろ奥へ入っていく5人の男。これから食べてもらうはずなのに、何でお兄さんは人を呼んだのか? れいむは不思議に思った。 「さ、すぐ食べてやるからな~」 男に「どっこいしょ」と言われて抱えられ、テーブルの上に置かれたれいむは男に聞いた。 「おにいさん、あのひとたちはだれなの?」 「ん? あいつらはお前食うのを手伝ってもらうのに呼んだんだよ。いい奴ばっかだから大丈夫さ」 その言葉にれいむは固まった。慌てて男に聞き返す。 「て、てつだってもらうってなんで!? れいむはおにいさんだけにたべてもらいたいんだよ!!」 「でもなぁ、お前でかいから俺一人で食うのは無理だよ」 男の言ってる事は正しい。 まん丸と大きくなったれいむの大きさは男の膝まであるし、当然幅も大きい。だから中身の量も増える。 確かに一人の人間が食べきれる量ではないだろう。 「それでもおにいさんだけにれいむはたべてもらいたいんだよ!!」 「無茶言うなって。じゃ、切るからな」 「やべでよおおおおおおおおおおおお!! おにいざんがだべでぐれなきゃいみないよおおおおおおおお!!」 「だから食べるって言ってんだろ。それにお前の中身餡子なんだから半分は砂糖だろ?一人で食ったら病気になっちまうよ」 「いやだよ!! おにいざんひどりでだべでぐれなきゃやだよ!! おねがいだがらだべでよ!!」 「だから無理だって。じゃ、切るぜ~」 上から包丁をれいむの端に添えて、徐々に力を込めていく男。 「おにいざあああああああああああああああああああああんんんんんん!!」 「静かにしろよ、夜遅いんだから」 皮を切られ、中の餡子も切られていく。それでもれいむは動かない。 お兄さんには食べて欲しい、でも他の人間には食べられたくない。でも、そうしなきゃお兄さんは食べてくれない。 自分の問いが頭の中をぐるぐる回る。その間にも包丁はれいむの体に切り込まれていく。 中の餡子が切られていくことで、次第にれいむは目が霞んでいく。 死の間際に、れいむが一言だけ呟いた。 「おにいさんだけにたべてほしいよ…」と。 終 好きな人に食べて欲しいって言われても、でかくなりすぎたら一人じゃ食えないよね。 だったらどうする?→皆で食べればいいんじゃないかな?→でもそれはゆっくり的にはどうなんだろ? 好きな人に食べて欲しいのにそれ以外の人間に食われたら嫌なんじゃないかな…そう思って書きました。 最後に、こんな駄文を最後まで読んでいただきありがとうございます!! 書いた作品 ゆっくりいじめ系352 虐められるゆっくり ゆっくりいじめ系382 ある馬鹿なゆっくりの話 ゆっくりいじめ系394 きめぇ丸 ゆっくりいじめ系421 めーりんとこうりん ゆっくりいじめ系488 ゆっくり飼ってます ゆっくりいじめ系497 携帯でチマチマ書いてみた 幽香×ゆっくり系9 ある馬鹿なゆっくりの話2 ゆっくりいじめ小ネタ125 虫眼鏡 ゆっくりいじめ小ネタ128 ゆっくりが大好きだ!! ゆっくりいじめ小ネタ140 ガラス このSSに感想を付ける
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木の根元に作られた巣の中で、ゆっくりの子供達が遊んでいる。 4匹居るれいむはゆーゆーと音程を無視した歌を歌い、 2匹居るまりさはそう広くない巣の中でぐるぐると追いかけっこをしている。 前を跳ねるまりさが息を上げて速度を落とすと、追いかけて来たまりさが後頭部にのしかかる。 逃げようとする動きと押さえつけようとする動きが、次第にすりすりへと変わって行き じきに満足したまりさ達は走り混んだ疲れからぽてっと座ると、空腹を訴え始めた。 「ゆぅ、おなかちゅいたよ!」 「ごはんたべちゃい!」 子供達はまだ赤ちゃんゆっくりより少し大きいくらいのサイズで、 体内に栄養を多く溜め込んで置くことが出来ない。 加減を知らず遊びたいだけ遊んだまりさ達の体力は、 既に放っておけば命にかかわる所まで消費されていた。 「ゆゆ…でもごはんがにゃいよ?」 「おかあしゃんがごはんをとってくりゅよ、がまんしちぇね」 「がみゃんできにゃいよ! ゆあ゛ぁぁぁぁん!」 体力を温存しようとせずに騒がしく泣き出すまりさに、つられてれいむ達の目にも涙がこみ上げてくる。 この巣には食料の備蓄が無く、小さい子供は外に生える草の存在を教えられていない上 危ないので巣から出ないよう親から強く言われている。 何の打開策も持たない子供達は、ただ泣くことしか出来ない。 子供達の泣き声の合唱が巣の外にも漏れて聞こえ始めると、程なくして1匹のゆっくりが飛び込んできた。 「ゆっ! ゆっくりかえってきたよ! ゆっくりなきやんでね!」 「ゆうっ! おかあしゃんおかえりなしゃい!」 「ゆあぁぁん! おにゃかしゅいたよ!」 「ゆっくりごはんたべさしぇてにぇ!」 「ゆ! ゆっくりたべてね!」 帰ってきたゆっくりを見るなり子供達は泣き止み、すぐにごはんの催促を始める。 催促を受けた母親、成体のゆっくりれいむが膨らんだ頬からゆべぇ、と食料を吐き出すと 子供達が群がり見る見るうちに平らげていく。 「がつがつ、むっちゃむっちゃ! がつがつ、むっちゃむっちゃ!」 「ゆっ! まりしゃばっかりじゅるいよ! れーみゅのぶんものこしちぇね!」 「「むっちゃむっちゃ、むっちゃむっちゃ!」」 走り回って体力を消費していたまりさ達は一心不乱にがつがつと食い漁り、 取り分がなくなっては困るとれいむ達も競うように掻き込む。 まりさ種と比べ狩りが得意ではなく、物を運ぶ手段も口に含むしかないれいむが持ち帰った食料は 6匹の子供に食べさせるにはまったく足りていなかった。 「ゆゆっ、もっとたべちゃいよ! ごはんちょいだいね!」 「おかーしゃんごはんちょうだい!」 「じぇんじぇんたりにゃいよ!」 「ゆっ、す、すぐとってくるからゆっくりまっててね!」 次々と不満を漏らす子供達に、親れいむはまた狩りに出かけて食料を取ってくると伝え 全然ゆっくりすること無く巣から飛び出して行く。 この家族は片親だった。数日前巣にやって来た人間が親まりさを連れ去ってしまい、 それまで親まりさが担当していた食料集めを親れいむがしなくてはいけなくなった。 その結果、親れいむが狩りに出ている間に子供達を見る者がいなくなると、 体力の温存を考えられない子供達は疲れきるまで遊び、 親が残していた備蓄を2日もせずに食い尽くしてしまう。 親れいむは巣と狩場を1日に何往復もし、夜が来たら泥のように眠る生活を続けていたのだった。 親れいむが再び狩りに出かけ、残された子供達が少しだけ回復した体力を また遊びで消耗しようとし始めた時、巣の入り口の偽装ががさがさと外され 人間がぬっと顔を覗かせた。 「ゆゆっ?」 「やあ、ゆっくりしていってね」 「「ゆっくりしていっちぇね!」」 子供達が本能からの挨拶を返すと、人間は入り口の前に ゆっくりの入った透明な箱を移動させ子供達に見せる。 「ゆゆっ! おとーしゃん!?」 「ゆっ! ゆっくりあいたかったよ!」 箱の中に入っていたのはこの家族の父親役であるゆっくりまりさだった。 この箱を持ってきたのは数日前に親まりさをさらって行った人間なのだが、 その時巣の奥に隠れていた子供達は人間の姿も見ておらず、声すらも覚えていない。 「それじゃあお父さんを中に入れるよ」 「あぶないからゆっくりはなれてね!」 「「ゆゆっ」」 人間が箱を巣の中に押し込み、まりさの顔が巣の外側を向くように回転させると、 箱を巣の中の壁に少し寄せて手を離した。箱に轢かれないよう離れていた子供達も、 箱が止まったと見るやわらわらと集まり親まりさとの再会に顔を輝かせる。 「ゆっ! おうちにかえしてくれてありがとう!」 「「ありがちょう!」」 「ああ、良かったな」 親まりさが人間にお礼を言うと、子供達も揃ってお礼を言ってくる。 ほほえましい光景に人間が満足げに微笑んでいると、 1匹の子れいむが箱に入ったままの親まりさに疑問の声を上げた。 「ゆ? にゃんでおとうしゃん、そこからでちぇこにゃいの?」 「ゆゆっ?」 「ゆ、まりしゃおとーしゃんとすりすりしちゃいよ!」 「だ、だめだよ、すりすりはしたいけど、はこからでたらゆっくりできないよ」 スキンシップを望む子まりさからの要求に、箱から出ることを即座に拒む親まりさ。 ゆっくりから見ても異常な姿に、子供達の間に動揺が広がる。 「ゆっ? …でもおとうしゃん、うごきにくそうだよ?」 「だいじょうぶだよ、このはこのなかはすごくゆっくりできるよ」 「ゆゆっ?」 親まりさの入っている箱は前後の幅と高さに若干の余裕があるが、 左右の幅が成体ゆっくりの幅よりも若干短い。 親まりさは左右の壁から挟まれて若干変形し、中での方向転換すら 出来なさそうであるが、それでもゆっくり出来ると言う。 ゆっくり出来ると言う言葉に、子供達は目をキラキラさせながら箱の回りを跳ねて 入り口を探すが、四方の壁に子ゆっくりが入れるような穴は無い。 親まりさの背面の壁に蝶番と取っ手があり、引けば開くようになっているが 子ゆっくりの高さでは取っ手を掴む事が出来ず、また使い方もわからないようだ。 「おとーしゃんばっかりじゅるいよ、まりしゃもゆっくりしたいよ!」 「れーみゅもゆっくちちたい! にゃかにいれてにぇ!」 「ゆゆっ、このはこのなかはまりさでいっぱいだよ!」 子供達が揃って、ぷくっと頬を膨らませた所で、 ずっと様子を眺めていた人間がここぞとばかりに声を掛ける。 「ゆっくり出来る箱に入りたいのかな? 箱ならいっぱいあるよ」 「ゆっ! はこしゃんちょうだいね」 「まりしゃもほしいよ!」 「よし、それじゃ入れてあげるから、ゆっくり並んでね」 「ゆっきゅりならぶよ!」 並ぶよ!と言いながら我先にと一気に跳ねてくる子供達をひょいひょいと摘み上げると、 天井の板が無い子ゆっくりサイズの箱に次々と入れて行く。 この箱は親まりさの物とは違い、背面に蝶番で開くドアが無いが 前後、左右共に若干の余裕がある広さで方向転換くらいなら可能である。 「ゆゆっ、ひんやりしちぇきもちいいよ」 「ゆっきゅりできりゅね!」 6匹の子供達全員を箱に入れると、開いた天井にぴったりなサイズの透明な板を乗せて行き、 手のひらでしっかりとはめ込み蓋をして巣の中に戻してやる。 全員を横一列に並べて、親まりさと同じように巣の外側を前面にしてあげると、 最初はひんやりとした壁に頬をつけて楽しんでいた子供達も圧迫感を訴え始めた。 広さに若干の余裕があるとは言え、飛び跳ねれば天井に頭をぶつける程度には狭いのだ。 「ゆゆ、せまいよ、おしょとにだしてにぇ!」 「ゆっくりできにゃいよ!」 「そう言ってるがまりさ、箱の外に出たいか?」 「ゆっ! でたくないよ、はこのなかのほうがゆっくりできるよ!」 「「ゆゆっ!?」」 自分達の箱よりも窮屈そうで、左右の壁に若干潰されているのに 平然とゆっくり出来ると言い放つ親まりさに、驚きの声を上げる子供達。 「お父さんはこんなにゆっくり出来てるのに、これくらいでゆっくり出来ないなんて 君達はゆっくり出来ないゆっくりなのかな?」 「ゆゆ、そ、そんにゃことにゃいよ!」 「れーみゅはゆっくりちてるよ!」 「そうだよ、はこのなかはとってもゆっくりできるよ、ゆっくりりかいしてね」 「ゆ、ゆっくりできりゅ…?」 「ゆっくりりかいしゅるよ…」 子供達は人間と親まりさ両方から否定されて困惑してしまう。 「いやー、まりさは本当にゆっくりしてるね」 「ゆっ、このなかでゆっくりできないなんておかしいよ!」 「本当に素晴らしいゆっくりだ、ゆっくりゆっくり」 「ゆっ! まりしゃもゆっくりしてりゅよ!」 「れーみゅだってゆっきゅりしちぇるもん」 目の前で繰り広げられる、箱の中はゆっくり出来ると言う胡散臭い会話に 子供達もゆっくり出来ると思い込んで行く。 その様子を見た人間は、「それじゃ、ゆっくりしてってね!」と言い残すと そそくさと立ち去って行った。 突然の行動に後に残された子供達は呆然とするが、親まりさが目を細めて ゆっくりしているのを見ると、自分達もゆっくりして母親の帰りを待つ事にした。 * この親まりさが箱の中でゆっくり出来ているのは、数日前に連れ去られた 人間の家での生活に起因している。 家族の元に返せと喚くまりさを連れ帰るや否や、背面にドアの開いた透明な箱に押し込むと、 まりさは窮屈な箱の中でずりずりと後退し、背中でドアを押し開けて箱から出ようとする。 「ゆぐぐ…ひどいよ! ゆっくりあやまっべぇっ!!?」 まりさが箱の外に出たら、木製のパドルで頬を叩く。 薄く平べったい板状のパドルは、叩いた力が広く分散する為皮も破れず 致命傷にはならないが、大きな打撃音と皮の表面に残る痛みがまりさに恐怖を植えつける。 「ゆびゅ、やめべっ、やめでべぇっ!」 パアンパアンと数回頬を叩いてから箱の中に押し込んでやると、 しばらくはパドルを恐れて箱の中で震えているが、まりさの視界に入らない位置に移動すると 「そろーり、そろーり」と声を上げながら脱出を試みる。 そうして箱から出る度にパドルで頬を叩いては箱に押し戻し続けると、 箱の外ではゆっくり出来ない、と言うトラウマがまりさの餡子に刻み込まれる。 それと同時に、箱の中ならゆっくり出来る、と言う記憶も植えつけてやる。 箱の前面の下側、まりさの口の前には横にスライド出来る小さな窓があり、 内側にだけ取っ手が付いている。舌を使って窓を開ければご飯が食べられる事を教え、 実際にくず野菜を与えてやる事で、野生では味わえない食事にまりさは涙する。 「むーしゃ、むーしゃ…しあわせー!!」 箱の外に出れば痛い板で叩かれる、と言う恐怖とのギャップから、 おいしい食事を食べられる箱の中がゆっくりぷれいすであると、まりさの餡子に強く印象付けられた。 元居た巣では備蓄した食糧が無くなり、親れいむが餌集めに奔走している間、 まりさは安全な箱の中でゆっくりした生活を満喫していたのである。 * 「ゆっくりおかえりなさい!」 「「ゆっくりおかえりなしゃい!」」 「ど、どうなってるの…?」 くたくたになりながら餌集めから帰ってきたれいむは、目の前の状況に困惑していた。 元々いい加減だった入り口の偽装は取り外され、巣の中では居なくなったはずのまりさと、 6匹の子供達が1列に並んで皆一様に透明な箱に入っている。 「ゆ! まりさ、どうしたの!?」 「ゆっくりかえってきたよ!」 「ゆゆ! どうしてみんな、はこにはいってるの!?」 「ゆっくりできるからいれてもらったんだよ!」 「「ゆっくりしちぇるよ!」」 「ゆ、ゆううっ!?」 一番端の箱に入っている親まりさに跳ね寄り、何があったのか聞くが ゆっくりに正確な説明を求めても、まずまともな返事は返って来ない。 つがいのまりさが帰って来たことは嬉しいが、あまりにも異常な事態は 親れいむの限りなく狭い理解の範疇を大きく逸脱していた。 「ゆゆっ、まりしゃおなかがしゅいたよ」 「ゆっきゅりごはんちょうだいね!」 「ゆ! まりさもごはんがほしいよ!」 満足のいく食事を取れていなかった子供達は、母親が持ち帰った食事の催促を始め、 親まりさもなんとなくで一緒に食事を求める。 母れいむも狩りに出た目的を思い出し、その場にゆべぇ、と餌を吐き出すと 子供達は餌に飛びつこうと跳ねるが揃って天井に頭をぶつけてしまう。 「ゆびぇっ! でりゃれにゃいよぉぉ!?」 「どうちたらいいのぉぉぉ!?」 「ゆっ! だいじょうぶだよ!」 親まりさの上げた声に子供達がそちらを見ると、まりさは箱の前面にずりずりと近づき 板の下方にある小さな取っ手に舌を引っ掛け、食事用の窓をスライドさせて開ける。 「こうすればごはんをたべられるよ、ゆっくりあけてね!」 「ゆっ、ゆっくりりかいしちゃよ!」 見れば子供達の箱の前面にも、親まりさの箱と同様に小さな窓があり、 内側に付いた取っ手で開けられるようになっていた。 親まりさは子供達が窓を開けたのを確認すると、 「ゆ! れいむ、ゆっくりごはんをもってきてね!」 と親れいむに声を掛ける。れいむも状況を理解しそれぞれの箱の窓の前に食事を運びだした。 食事用の窓が開くとは言え、箱自体を動かせない為近くまで食事を運ばないと食べられないのだ。 「「むっちゃ、むっちゃ、ちあわちぇ!」」 「むーしゃ、むーしゃ…」 子供達は遊んで体力を消耗する前に箱に詰められた為それなりに満足し、 親まりさもくず野菜と比べると味は落ちるがそこまで空腹でもなかった為、 眉をひそめながらも苦情は言わない。 人間の家での生活で、餌を持ってくる相手に苦情を言うと お仕置きをされると理解していたからである。 親れいむは子供達が問題なく食事を取れる事に少し安心し、また親まりさの帰還に胸を撫で下ろした。 狩りの上手なまりさが帰って来たので、後は箱から出せば前の生活に戻れる。 箱が絶対に開かない可能性など、れいむの餡子には浮かんで来なかった。 「ゆっ、まりさがかえってきてよかったよ」 「ゆ、まりさもかえってこれてうれしいよ!」 「それじゃ、つぎからはまりさがかりにいってね!」 「ゆゆっ!? はこのそとはゆっくりできないよ!」 「なにいってるの? ゆっくりしないではこからでてね!」 連日の狩りの疲れからストレスの溜まっていたれいむは、理解出来ないことを言い出す 親まりさにぷくぅと頬を膨らませ、出口が無いかと箱の回りを調べ出す。 広くは無い巣穴に一列に並んでいる為、箱と箱の間には成体が通り抜けられる程の幅がなく、 親まりさの箱の隣に居た子れいむの箱を押しのけながら親れいむは後ろに回り込んだ。 「ゆゆうっ!? お、おかーしゃんにゃにしゅるの…?」 「ゆ゛…ゆ゛え゛えぇぇぇぇん」 「うるさいよ! ゆっくりだまっててね!!」 「「ゆ゛っっ!?」」 「れ、れいむ、ゆっくりおちついてね?」 箱ごと押しのけられた子れいむは大きな揺れに怯え、 他の子供達も親れいむが発する険悪ムードに耐え切れず泣き出すが、 ストレスの溜まっていた親れいむは強く怒鳴りつけてしまう。 「ゆっ、はやくでてきてね!」 「ゆゆっ、あけないでね! ゆっくりできないよ!」 親まりさの箱の背面にドアを見つけた親れいむが、取っ手に舌を絡めてドアを開けると 背中に空気の流れを感じたまりさは落ち着けない様子で怯えだす。 一向に出てこようとしないまりさの様子にれいむは痺れを切らせ、 まりさの長い髪に噛み付いて引っ張り出した。 「ゆ゛っ、ぐり、ででぎで、ねっ!?」 「やめでぇぇぇ! いだいのやだぁぁぁぁぁ!」 木の板で叩かれる恐怖が蘇った親まりさは、ただでさえ狭い左右の壁に 突っ張るように体を変形させ、箱から引っ張り出されないよう抵抗する。 「いだい! いだい! ひっぱらないでねぇぇ!?」 「いだいなら、ででぎでねぇっ!?」 親まりさも親れいむも、どちらも全く引かず力比べを続けていると、 まりさの頭部がめりめりと音を立てはじめる。 「ゆ゛っ!? や゛めでね? や゛め゛ぎゃぁぁぁぁぁっ!!!」 「ゆべっ! ゆゆ…ま、まりざぁぁ!?」 引っ張られる力に耐え切られずに、親まりさの後頭部がびりっと音を立てて裂けると、 急に抵抗が無くなった為親れいむは後ろに勢い良く倒れる。 痛がりながら起き上がった親れいむが見たものは、まりさの後頭部に出来た大きな裂け目と そこからぼとぼととこぼれる餡子であった。 子供達も絶句し、目と口を一杯に広げてぶるぶると震えている。 「ど、どぼ、じ、で…」 「まっ、まりざ、まりざ!」 裂け目から勢い良く餡子を漏らし、まりさは痙攣しながらぱくぱくと口を開閉させる。 親れいむは慌ててまりさに近寄るものの、おろおろするばかりで何も出来ないまま、 まりさは動かなくなってしまった。 一部始終を見ていた子供達も、目の前で繰り広げられた親同士のゆっくり殺しに 盛大に泣き出してしまう。 「おとーしゃぁぁぁぁん!」 「ゆ゛あ゛ぁぁぁぁん!!」 「おきゃあしゃんのばきゃぁぁぁぁぁ!」 「おかーしゃんにゃんておかーしゃんじゃないよぉぉぉ!」 「ゆ……ゆ……」 自分でつがいのまりさを殺してしまったれいむは、辛い狩りから開放される喜びから一気に突き落とされ、 子供からの罵倒に反論することも出来ず、白目を向いて気を失う。 散々泣いた子供達も次第に泣き疲れて眠り、騒がしかった巣からは寝息だけが聞こえるようになった。 数日が経過したが、巣の中は散々なものだった。 一際大きな箱には後頭部の裂けたまりさの死体が放置されており、 6匹居る子供は全て、ほとんど空間に余裕の無い箱に閉じ込められている。 「ゆっくりいってくるよ」 「……」 既に偽装が外しっぱなしになっている入り口から、親れいむがとぼとぼと出て行く。 子供達は目の前で親まりさを殺した親れいむに一切口を効いてくれなくなり、 代わりにじっとりと恨みのこもった視線を返して来るのみである。 食事だけは窓を開けてもくもくと平らげるが、しあわせー!の一言も無い。 元々母性の強いれいむは、パートナーを失った上で子供まで捨てることが出来ず、 前以上に疲れを感じる狩りの連続に体力だけでなく、希望もすり減らして行く。 幸い子供達は無駄に体力を消耗する遊びすらも出来ない為、 狩りが上手ではないれいむでも食糧難に陥る事は無くなったが、 順調に成長して行く子供達の体は、もう狭い箱の中で余裕が無くなっている。 このままでは子供達がゆっくり出来なくなる。 餡子の中に何か恐ろしい考えがよぎるが、ゆっくりの頭では どのようにして子供がゆっくり出来なくなるのか具体的な想像が出来ず、 れいむは餡子内に広がる焦りを払うようにぶるぶるっと震える。 「ゆ…ゆっくりかえるよ!」 頬に食料を溜めたれいむは、何かに追われるように家路を急ぐのだった。 おわり。 その他の作品。 ゆっくりいじめ系791 ゆっくりと瓶 (fuku2335.txt) ゆっくりいじめ系813 赤ちゃんのお帽子 (fuku2368.txt) ゆっくりいじめ系822 ドスの中身 (fuku2386.txt) ゆっくりいじめ系851 どちらかのお帽子 (fuku2437.txt) ゆっくりいじめ系873 べたべたのお肌 (fuku2467.txt) ゆっくりいじめ系940 三角の頭巾 (fuku2628.txt) ゆっくりいじめ系1026 ゆっくり宅に挨拶 (fuku2789.txt) ゆっくりいじめ系1027 ゆっくりの救急車 (fuku2790.txt) ゆっくりいじめ系1062 甘い言葉 (fuku2852.txt) ゆっくりいじめ小ネタ151 みょん語体 (fuku2670.txt) お帽子の人 このSSに感想を付ける
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注意! ※この作品にはゆっくりしか出てきません! ※作風柄、虐待描写はありません! ※賢いゆっくりが出ます! ある所に、広く資源に恵まれた島があった。そこは、周りが海に囲まれており、全くの無人。 そんな島にある日、数個の影が舞い降りた。 『『『『うー!うー!』』』』 うーぱっくである。運んでいたのはもちろん…… 『ありがとうね!うーぱっく!』 『おれいはそこにはえてるおやさいをもっていってね!!』 『ここはほんとうにとかいはなゆっくりぷれいすね!!』 内訳はゆっくりまりさ、れいむ、ありす、ぱちゅりー、みょん……ゆっくりである。 捕食種を除いたスタンダードな種がそれぞれ一匹ずつだ。 それぞれが、新天地を目の当たりにしてゆっくりしている。 彼女らは以前、他のゆっくり同様に山で暮らしていたが、人間による開発によって居場所を奪われてしまった。 そんな節に、先程のうーぱっく達に出会い、この島のことを聞き出したのだ。 『ゆゆ!まりさたちをそのしままでつれていってほしいんだぜ!!』 群れのリーダー格であるゆっくりまりさが頼むと、運ぶことが生きがいのうーぱっくである。 快く承ってくれた。そこは話に聞くよりも広く、食糧、寝床の洞窟、その他資源もろもろ……何一つ足りないものは無かった。 それに加え、何よりも魅力的なのが 『みてよまりさ!ここのしまはどすたちにまもられているよ!!』 『むきゅ!さいこうのゆっくりあいらんどね!!』 島は海岸、森、山から成っていた。今ゆっくり達がいるのは、山の頂上の開けた草原である。 そこの四方にそれぞれ祭壇の様なものがあり、そこにドスまりさを模した石造が建っていた。 こんな何から何までゆっくりのために設えた様な島だ。気に入らぬ者などいるはずもない。 『さっそくおうちをつくってゆっくりしようね!』 『きょうはいどうでつかれたから、あしたからたんけんするんだぜ!!』 リーダーまりさを筆頭に、補佐役のぱちゅりーなどが指示に当たった。すぐに巣の目処が立った。 この草原の四方、例のドス像のそばにそれぞれ一つずつ穴が開いていた。 入ってみれば、なんと穴は全て中で繋がっており、ちょうど草原の中央部に当たる場所まで開けている。 さらに驚くべきことは、地下であるにも関わらず外と変わらぬ草が同量生えている。 石造りの台座には、こんこんと清水を湛えている。 さらには燭台まであり、ヒカリゴケにより、優しい光に照らされている 雨水の侵入を防ぐ入口を塞ぐためのフタもある。 もうここだけで一生分ゆっくりできるんではないかという程の環境であった。 『ゆがーん!』 『ほっほんとうにすごいゆっくりぷれいすなんだぜ……』 『むっむきゅっきゅきゅきゅ』 反応の仕方はそれぞれ違えど、みんな初めて喜びの感動にショックを受けていた。 それからの生活はまさにゆっくり達の理想を絵にした様なものであった。 海のど真ん中にある島のため、天敵となる野生動物はいない。 食べ物である草や果物は無尽蔵に群生している。 何よりあの自然を破壊し、平穏を乱す人間がいないのだ。 唯一気掛かりがあるとすれば…… 『こんなにゆっくりしているのになんでどすはないているんだぜ?』 いつだったか、豪雨によって数日閉じ込められた時のことである。 もちろん、その間に不自由したことは無い。 元からある蓄えに加え、食糧をため込んでいたし、ゆとりを持っていた。 普段は震えて過ごすこの雨も、いまでは愉快で軽快な音楽に聞こえていた。 雨上がり、リーダーまりさが先立って外に出た。 その時に、ふとドス像を見るとなんと涙を流しているのだ。 当初は驚いたが、なんてことは無い。 像の帽子部に水が貯まるようになっており、鍔を伝って目から涙を流す様に見えているのだ。 見回ってみれば、四方の像の全てが泣いていた。 その涙は台座の隙間に吸収され、一種のダムとなっており地下の台座へと繋がっていることが後に分かった。 『このきをきってむすべばいかだになるんだぜ!』 『えだにはっぱさんをはればおーるになるわ!!』 ゆっくり達は生を謳歌し、すくすくと育ち、自然とのふれあいから知恵をつけた。 昨日は木と木を擦りつけて火を起こす道具を作った。その前は釣り竿。 そして今日はいかだを作った。少し島から離れた場所で釣りをし、収穫も上々だ。 明らかに、他の群れとは違う進歩の仕方をしている。 障害が極端に少ないため、全身全霊をかけてゆっくりすることが出来る。 もっとゆっくりしたい! こうすればゆっくりできるよ! むきゅ!このつたはべんりよ! どうぐをつくろうね! おりょうりをおぼえたわ! まらっ☆ちーんぽ!! それからもゆっくりし続け、だんだんと数を増やしていった。 比例するように文化が発達していき、今では生簀をつくり魚を保有するまで至った。 ゆっくりの寿命というのも、環境次第の様である。 第二世代、第三世代と続いても、最初の群れの誰一人欠ける事無く過ごしている。 ある日、リーダーまりさはドスまりさへと成長した。 『どすがいるかぎり、みんなをもっとゆっくりさせるよ!!』 まず手始めに、増えた仲間のために、森を切り開き、整地し、新たな巣を作った。 『ごはんももっとひつようになるね!』 うーぱっくに頼み、数個の羽化寸前の鶏卵を取り寄せ、家畜として飼い始めた。 『もっとべんりなどうぐをいっぱいつくろうね!』 獲物を確実に捕えるため、捕食種も撃退可能な武器を作った。 嵐が来ない限り、転覆しない遠泳漁の船を開発した。 もっともっと! まだまだ! さらにさらに! ………… ドスが思いつく限りのゆっくりを提供した。最早、自分が出来ることは見守るくらいだろう。 既に自分以外の第一世代ゆっくりは、みな天寿を全うした。あの若かりし頃が懐かしい。 そういえば、何で人間はあんなにゆっくりできない生き物なんだろう…… ドスまりさは海岸から夕陽を眺め、一方的な優越感に浸り、微笑みを湛えていた。 『どすももうつかれたよ』 ドスまりさはゆっくりとした生涯ここで終えた。 ゆゆ?どす~どこ~!? かいがんでねてたわよ? どすのぞうがあるんだぜ! うるさいな……どすをよぶのはだぁれ? あれ?うごけないよ? そうか、どすはしんじゃったんだね。 でもむれのみんながみえるよ。 こえもきこえる……みんな、もうすこしだけどすにみまもらせてね!! 第二世代のゆっくり達がドスの不在に気付いた。 それを受け、第三世代のゆっくり達が海岸で探していたところ、新たなドス像を見つけた。 みんなは直感的に、これが今まで自分達を導いてくれたドスであると分かった。 今までありがとうと礼を述べている。 『こんなところでのざらしにしていたら、どすがかわいそうだよ!』 『むきゅ!そうだわ!やまのうえのどすぞうにくわえてあげましょ!!』 『そうすればどすもゆっくりできるね!!』 そこで、ドス像をどう運ぶかが議論された。結果はすぐに出た。 まずは木を伐採し、ドス像が乗る程度の板を作り、それに乗せる。 それからまた木を伐り、“コロ”として板の下に入れては引っ張りを繰り返すという方法だ。 海岸から山頂の草原まではキッチリ整備されていたし、置く場所も四方のドス像の真ん中に決めた。 『『『ゆーしょ!ゆーしょ!』』』 『 おちびちゃん!はやくころをもってきてね!!』 『ゆっくちりかいちたよ!』 群れ総出で作業したおかげか、半日程で全ての工程を終えた。 結果は大成功! その後、みんなでこの日を何かの記念日にして、ドンチャン騒ぎした。 新たにリーダーとして任命されたのは、ぱちゅりー種である。 生前のドスから最も知識を受け継いだとされているからだ。 『むきゅ!どすのときとおなじようにすればしっぱいしないわ!!』 確かにやることは何から何まで真似ていた。 しかし、何か変じゃないか? どこかで間違えた!? いいやそんな訳が無い! ドスと同じことをしているんだ!! それからしばらくしてから、過ちに気付いた。 『どぼじできさんがぜんぜんないのぉぉぉおおお!?』 『くだものさんもみんななくなってるんだぜ!!』 『おながぢゅいだよぉぉぉおおお!!』 結果を言ってしまえば、島から植物という植物がごっそり無くなってしまった。 事の始まりは、ドス像を運ぶために大量の木を伐採したことから始まった。 以前までは、ドスが植物の再生するまでを計算したギリギリのラインで伐採していたのだ。 木材としての木が無くなれば、作物の木を代用し、食料の供給源を無くしていった。 漁に出よう! 船が故障してしまった。直すための材木はどこ? 狩りをしよう! 獲物となる動物はどこ? うーぱっくに頼んで運んでもらおう! 払う報酬は何? 八方塞がりとなって、ぱちゅりーは誤りに気付いた。 しかし、時すでに遅し。 『ごべんばざい゛い゛い゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛!!』 『ゆ゛る゛じでぇ゛ぇ゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!』 『どぼじでぇ゛ぇ゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!?』 『どずどおなじごどじだだげだのに゛ぃ゛ぃ゛い゛い゛い゛い゛!!』 『ゆ!うるさいよ!!むのうなりーだーはしね!!』 『まえまえからいばってるおまえがきにいらなかったんだぜ!!』 『りぇいむをゆっくちちゃちぇにゃいむにょうはちんでね!!』 リーダーぱちゅりーとその家族は公開処刑された。 群れのみんなから投石の雨を浴びて、物言わぬ死体となった。 これで、群れの一応の溜飲は下がった。 しかし、それからは、殺伐とした生活が始まった。 『やめてね!そのにわとりさんとひよこさんはれいむのぶべぇぇええ!!』 『うるさいんだぜ!まりささまにたべられたほうがこいつらもしあわせなんだぜ!!』 自分の家族以外はみんな敵、戸締りをしていないと家畜を奪われた。 『ちょうどいいんだぜ!おまえのかぞくをまびきしてやるんだぜ!!』 『わがらにゃぁじゃべちゅびゅうぶうううう!!』 『ぢっぢんぼっぢんぼぉおおおおおおおおおおおお!!』 『ぺ~ろ♪ぺ~ろ♪しあわせ~なんだぜ!!』 間引きと称し、子供を殺されて食べる者。 『んほぉぉぉぉおおおおおおお!すっきりー!!』 『びっびやだぁああああ!!ずっき゛り゛ぃ゛い゛い゛!!』』 混乱に乗じて、己が欲望のままに動く者が現れた。 ものの三日間この阿鼻叫喚は続いた。 そこに残ったのは、たくさんの死体と一匹のゆっくりだ。 『どずぅぅはやぐばりざざまをだずげろぉぉ!ごのやぐだだずぅぅうう!』 生き残りのまりさは既に満身創痍、死ぬのも時間の問題だろう。 恐らくは、最後の力を振り絞って中央のドス像へと呪詛を吐いている。 ドスは像となってから、今までを一部始終全て傍観していた。 こいつらはなんだ? こんなのゆっくりじゃない! じゃあなに? まてよ……どっかで見たことがあるぞ…… そして一つの答えに辿り着いた。 そうか…… どすはじぶんでゆっくりをゆっくりできなくしてしまったのか…… そう解釈すると、空から水滴が落ちてきた。 ポツリ……ポツリ…… 『あべざん!?ふらだいでね!ゆっぐりやんでね゛!!』 パタ、パタ、パタ 『ふるだっでいっでるでじょ!?ばりざざばのいうごどが』 ザ、ザーザー 『ぼがど…がら…りざだげ…………』 バシャバシャバシャバシャ!! 『――――――――』 最後の生き残りの声が聞こえなくなった頃、残されたドス達は涙を流していた。 後書き どうもお久しぶりケラ子です。 以前スレを覗いたとき、シリーズものの風潮がよくないよう見えました。 だからと言うわけではないのですが、リハビリがてら新たに書き下ろしてみました。 何か作風の幅がありませんかね? ちなみに、この作品は、実在する島の話をモチーフにしました。 分かる人はいるのかなぁ…… byケラ子 ケラ子の作品リスト ゆっくりいじめ系509 紅い弾丸 ゆっくりいじめ系601 ある新人ゆっくりーだーの話(前編) 制 無 ゆっくりいじめ系647 ある新人ゆっくりーだーの話(後篇) 制 共 無 ゆっくりいじめ系711 ある植物型奇形妊娠の話 ゆっくりいじめ系748 ある動物型奇形妊娠の話 ゆっくりいじめ系807 あるロボットゆっくりーだー達の話(前編) ゆっくりいじめ系844 あるロボットゆっくりーだーの話(後編) このSSに感想を付ける
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まりさと春 3KB 観察 小ネタ 自然界 現代 愛護人間 独自設定 デスラッチの旅まりさ小ネタです。 『まりさと春』 独自設定 デスラッチの原点は旅まりさです。 僕自身が忘れてしまいそうだったので、短いですが書いてみました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ザーザザー ザパーン 暗闇の中に波の音が響く、 今日は月も無くあたりは真暗であった。 まりさは、砂浜の波打ち際スレスレを跳ねて行く、 ポワ 闇に柔らかい光が浮かぶ。 「まりさ、この光っている物が見えるか?」 お兄さんは、柔らかい光を放つ光点を指差す。 『ゆゅ~♪ゆっくりしてるんだぜ~』 思わずまりさも、その光点に見惚れてしまう。 その光は地上からでは無かった。 「よし、ちゃんと見せてやろう・・・」 お兄さんは浜にかかる波の中へ足を踏み入れていく、 そして何かを拾い戻ってきた。 「ほら、これが光ってたんだ。」 『ゆわ~すごくゆっくりしてる、いかさんなんだぜ~』 「これは、蛍烏賊というんだ。」 光点の正体は蛍烏賊であった。 春の蛍烏賊の身投げである。 この時期にしか見れない風物詩で、産卵のために岸へ接近してくるのである。 新月の夜は、水面の高さを判断し難く、 誤って波にされわれ、打ち上げられてくる。 いつからかこの現象を「身投げ」と呼ばれるようになり、 砂浜に打ち上げられた蛍烏賊の青い光が、 春をつげてくれている。 「ほら食ってみろ、美味いぞ」 『ゆっくりむしゃむしゃするんだぜ。』 まりさは蛍烏賊を噛締めると、 新鮮なイカの甘い味わいが口に広がっていった。 『ゆゅ~ん。ゆっくりできるんだぜ~』 まりさは蛍烏賊の味に満足したようである。 お兄さんも食べてみる。 これを食べると、春が来たのだなと実感する。 『きれいなんだぜ~』 まりさは浜辺を彩る青い光に心奪われる。 これでこそ連れて来たかいがあると言うものだ。 『おにいさん。ぱちゅりーやおちびちゃんにも、たべさせてあげたいんだぜ。』 お兄さんは、まりさの申し出に頷く、 「もちろんだ、そのためにクーラボックスを持って来ているんだからな。」 お兄さんは網を使い蛍烏賊をすくっていく、 網に触れる度に、青い光は輝きを増す。 まりさは輝きに見とれながら思う。 ぱちゅりーやおちびちゃんが、これを見たらどれだけ喜ぶであろう。 そお思うだけで、なんだかワクワクする。 まりさはお兄さんと約束した。 一緒に世界を見て回ろうと、 そしてその思い出を餡子に刻んでいくと、 今日また一つ、 忘れられない思い出が出来た。 「おーし!これだけあれば十分だ、帰るぞまりさ。」 お兄さんは、自分達が食べれる分だけをクーラボックスに入れた。 『おにいさん、ありがとうなんだぜ。』 「ん?何か言ったか?」 まりさの言葉は聞き逃されてしまった。 『ゆゅ~なんでもないんだぜ、はやくおうちにかえろうだぜ~』 まりさはお兄さんに感謝する。 この先まりさは、 どれだけ素晴らしい世界を、 見る事が出来るのであろうか? まだ見ぬ風景を夢見ながら、 まりさとお兄さんは帰路につくのであった。 『でも、おにいさんのおりょうりはゆっくりできないんだぜ、そのままたべるんだぜ』 「どぼちてそんなこというのぉ~」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 思いつきで書いたので、通常よりもさらに短くなってしまいました。 旅っていいですよねぇ~ 僕は自然現象の名所が大好きです。 人には作れない世界を見ると、なんだか興奮してしまいます。 デスラッチもいいですが、たまにはまったりと・・・・ 脱字・誤字等あれば勘弁して下さい。 これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 ふたば系ゆっくりいじめ 1156 ゆっくり種2 ふたば系ゆっくりいじめ 1160 まりさとおにいさん ふたば系ゆっくりいじめ 1169 ゆっくり種3 ふたば系ゆっくりいじめ 1174 まりさとまま ふたば系ゆっくりいじめ 1188 ゆっくり種4 ふたば系ゆっくりいじめ 1192 まりさとおちびちゃん ふたば系ゆっくりいじめ 1209 ゆっくり種5 ふたば系ゆっくりいじめ 1215 まりさとリボン トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 飼いゆっくりは少しの塩気は大丈夫らしい -- 2013-11-12 19 51 05 ↓それにゆっくりは耐えて食えるのか? -- 2012-07-28 11 23 54 海の塩気ェ・・・ -- 2011-07-16 22 28 27 デスラッチシリーズはゆっくりできるよ! -- 2010-06-13 22 53 08
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『ゆっくりに花を咲かせましょう』 鉄筋二階建ての新築アパート。 その一階一番奥の扉の前には鮮やかな花々が咲き乱れている。 僕の趣味で育てている可愛らしい花だ。 仕事の都合で引っ越すことになったが迷わず一緒に連れてきた。 何代にも渡って育ててきたこいつらはもはや家族さ。 今日もお水を上げてたっぷり愛でるとしよう。 僕は水の入ったジョウロを片手に外へ出る。 だがそこで見たものは衝撃的で凄惨な光景だった。 「ゆゆ~、ゆっくりしてる~、ゆんゆん♪」 ゆっくりれいむがいた。 大きめの植木鉢の上で上機嫌に歌っている。 その周りには散らばった土。 踏みにじられるはゴールデンマリーのサリー(僕の付けた名前) 今まさに喰われているのは同じくゴールデンマリーのエリー。 他の皆の姿は見えない。 メアリーもリリーもミリーもムリーも皆。 他の植木鉢もほぼ全滅だった。 僕の大事な子達は引越し翌日に食い尽くされた。 「オオオオオォォォッ!!! サリー! エリー! メアリー!! カレン!! エイドリアン!!! く、くく、くうぅぅぅぅ……!!」 こんなにも悔しくて惨めで悲しい気持ちになったのは初めてだった。 一輪ごとに名前を付けてまで愛した僕の花が! こんな不思議生物に殺されるなんて!! 「ゆゆっ!? ゆっくりしていってね!! なかないでね!! ゆっくりしようね!!!」 僕に気が付いたれいむは足元まで飛び跳ねると、僕を見上げて声をかけてきた。 何がゆっくりしていってね、だ。 ゆっくりして欲しいなら何故殺した。 どうして。どうして。 「どうじでぞんなごとじだのぉぉぉぉ!!!」 「ゆゆっ!?」 僕の怒りは有頂天。 涙を流しながら怒るなんてのも初めてだった。 この鬼畜れいむめ。 いったいどうしてやろうか。 捕まえてゆっくり保健所に突き出すか? いや駄目だ。 僕が直々に制裁を加えなければ意味が無い。 そうでなければ死んだ花も報われない。 復讐だ。復讐してやる。 「ゆっくりしようよー。 ゆゆ、これ!! いっしょにたべてゆっくりしようね!!」 この鬼畜れいむはあろうことか僕のエリーを、食べかけのエリーを差し出してきた。 体のあちこちを食い千切られた可憐な娘を嬉々として親である僕に見せつけたのだ。 信じられないゲスだ。 噂に聞いていただけだったが、ゆっくりがここまでゲスいとは。 全身をわなわなと震わせて怒りのボルテージを溜める僕にれいむは更なる追い討ちをかける。 「とってもおいしかったよ!! だからにんげんさんもたべようね!!」 「…それは僕の花だ。 僕が大事に育てた花だ。それをお前は…「ゆゆ! そうだったの!!」 「ゆっくりごめんね!! でもがんばってまたそだててね!!」 僕絶句。 こいつは花は全て一緒だと思ってるのだろう。 だがな。違うんだ。違うんだよ。 花弁の微妙な形や茎の傾き具合まで全部違う。 お前に食われた愛らしい花達は二度と帰ってこない。 「つぎはかってにたべないよ!! でもちょっとゆっくりわけてね!!」 れいむは楽しそうに僕の足元を跳ね回った。 きっと頭の中では花畑が咲いているのだろう。色んな意味で。 「フ、フフフ」 「おはなさんたべるのたのしみ!!」 「フォォォォォォッ!!!」 僕、いや俺の怒りは限界突破。 もう謙虚な僕ではいられない。 俺はれいむの頭をわしっと握り締めて持ち上げる。 「ゆ!? なにするの? こわいよ! ゆっくりしようよー!」 この場で制裁しては近所の目が怖い。 まだ理性が片隅に残ってたことに自分で驚きながられいむを部屋へと運ぶ。 どうしてくれよう。 潰すだけじゃ物足りない。苦しめてやる。 「わぁい! おそらをとんでるみたい!!」 俺が怒り猛るその一方でれいむは暢気に歓喜の声を上げていた。 俺の部屋。 昨日引っ越してきたばかりなのでダンボールが多く、空きスペースも広い。 れいむを部屋に投げ捨てて玄関の扉に鍵をかける。 これで誰にも邪魔されない。 思わず笑みが漏れる。 これから憎きれいむを制裁してやれるのかと思うとニヤけが止まらなかった。 が、それも一瞬だった。 リビングから楽しげな声が聞こえてきたからだ。 「ゆわーい!」 リビングに戻るとれいむはダンボールの山をアスレチックにして楽しんでいた。 ダンボールから他のダンボールに飛び乗り、また別のダンボールへと飛び乗っていく。 幸いこいつにダンボールの山を崩すほどの重量や力は無く、部屋は荒れずに済んでいた。 だが仇であるれいむが楽しそうに遊んでいる様子を見るだけでも不快だった。 「ゆ! おにーさん!! いっしょにゆっくりあそぼうよ!! たのしーよ!!」 今度は枕の上に飛び乗ってそこに収まると俺を遊びに誘ってきやがった。 ああ、いいともれいむ。 存分に遊ぼうじゃないか。 俺は早歩きでれいむに近寄ると両手で持ち上げた。 「ゆ! おそらをとんでるみたい!! もっととばしてね!!」 「ああ! そのつもりだ!! まずは…サリーの分!!」 れいむの望み通り飛ばしてやる。 ただし床に向かって一直線にな! 「ゆびぃっ!?」 平たく硬いフローリングの床に顔面から叩きつける。 れいむはプルプル震えていた。 「ゆひ、ゆぅぅぅっ!! いたいよぉぉ!! ゆっくりできないぃぃ!!」 一瞬の静寂の後れいむは泣き喚いた。 面を上げたれいむは粒の涙をボロボロ流している。 「おい。 泣くにはまだ早いぞ。 俺の大事な花を食い殺した罪。 まだ一割も、いや一分も、いいや違う! 一厘も償えて無いんだよ!!」 「ゆぎっ!? ゆぶ、ぶ…!」 今度は蹴り飛ばす。 軽いトスで浮かせた程度の蹴りだ。 だが飛んだ先がダンボールの角だったせいで痛そうだ。 「ゆっ! ゆぐっ!! ひどいよぉ! どうしていたいことするの!! ゆっくりしていってよー!!」 「どうしてだと? 何度も言ってるだろう? 俺の可愛い花を食ったからだよ。 お前にとってはただの花かも知れないが、俺にとっては大事な娘だ」 「ゆぎゅ!!」 さらに蹴飛ばす。 おっと、これはエリーの分だ。 蹴飛ばされたれいむは白い壁にぶつかった。 床に落ちると体をじたばたさせて痛がりだす。 流石は弱小不思議生物として定評のあるゆっくりだ。 二度の軽い蹴りでもかなりへばっている様子だった。 だが容赦はしない。 この鬼畜なれいむは無抵抗の娘を食い殺したのだ。 「おら、起きろよ」 「もうやだぁぁ!! ゆっくりできないよぉぉ!! もう おうち かえるぅぅぅぅ!!!」 「帰らせるかよ! お前が帰ってもあいつらは帰ってこないんだよ!!」 「ゆぶ」 完全に潰さない程度に踏み潰す。 これはメアリーの分だ。 ぐっぐっぐとリズムに乗せて踏みにじる。 圧力をかける毎にれいむは「ゆ"っ、ゆ"っ」と声を漏らした。 「花の怒りを! そして俺の怒りを思い知れ!!」 「ゆひ!?」 れいむの揉み上げを握ってぶら下げる。 恐怖を浮かべた間抜け面。 今になって自分が宙に浮くことの恐怖を覚えたらしい。 が、ゆっくりは物忘れのひどい生物だと聞く。 だったら高所恐怖症にさせてやろう。 「おらぁ! リリーの分だ!!」 「おぞらをどんでるみだい"っ!!」 俺はれいむに高い高いをしてあげた。 ただし天井に一直線コースのハードモードだ。 天井に鈍い音が響き、れいむが天井に叩きつけられた。 「ゆ"、いだ…い"」 重力に引っ張られて落ちてくる。 床へは落とさせない。華麗にれいむをキャッチする。 そして再び垂直にぶん投げて天井にキスさせた。 「ぐゅ!!」 再びれいむは天井にぶつかり、それから落ちてくる。 それを再度キャッチしてまた投げる。 俺は天井を使った一人キャッチれいむでしばらく遊んだ。 二階の住人さんに大迷惑な技だが、俺はこのコンボを途切れさせる気は無かった。 俺は満足するまでれいむでキャッチボールを楽しんだ後、 天井から落ちてくるれいむをスルーして床にぶつけさせた。 床に落ちたれいむは体を僅かに捩じらせて泣いていた。 じだばたしない辺り動く気力も尽きたのだろう。 「ひっぐ、ゆっぐ…いだい。 ゆっ、ゆっ…ゆっぐりじだいのに"」 ズリズリと体を床に這わせて俺から逃げようとするれいむ。 次はどうしてやろうか。 また殴るか? いや、でも… 俺はもう暴力を振るうことに飽きていた。 俺が求めているのはあくまで花達の復讐をすること。 だが実際にやったことと言えば「花の分だ」と称して暴力を振るっていただけ。 怒りの熱が冷めつつある俺は空しさを感じ始めていたのだ。 しかしだからと言って許しはしない。 愛する花を殺された恨みは山より高く海より深い。 出来るなら花に復讐させたい。 でもどうやって? 花は喋らないし動かない。 イバラで巻きつける? 花を突き刺す? 待てよ。そう言えば良い手があるじゃないか。 ここで俺は思い出した。 ゆっくりを使って試したいことがあったのだ。 ただ今まではちっぽけな良心がそれをさせなかった。 だがこいつならいいだろう。良心が痛むことは無い。 俺はれいむに背を向け、その道具の入ったダンボールを探り始めた。 「もうやだよ。ゆっぐり、じようよ」 背中越しにそんな声が聞こえた。 俺の求めた道具は植木鉢(透明)に剣山、そして花の種だ。すぐに見つかった。 この種はゆっくりの餡子で育つ「ゆっくりの花」の種だ。 ゆっくりは交尾すると茎を生やして子を実らせる。 そしてまた、寿命で死んだときに茎を生やして花を咲かせるケースがある。 理由は不明だ。研究者がその辺は研究中らしい。 何はともあれこの花は同種のゆっくりの中身を養分として育つ。 ゆっくり毎に違った色の綺麗な花で、ゆっくりが元なだけに甘いのでお菓子か何かの原料として一部の農園では栽培されていたりもする。 死んだゆっくりに咲く花の種だが、生きているゆっくりに植えても栄養を食らって発芽する。 それは植えられたゆっくりに喪失感を与え、根が体内を荒らすことで多大な痛みを与えるのだ。 寄生に近いため宿主を殺すことはない。 だが間違いなく植えられたゆっくりはゆっくり出来なくなる。 というわけで俺はれいむに花を咲かせることにした。 さっきの場所から数cmも動いていない床の上でれいむはへばっていた。 もちろん死んでいない。 不思議生物のこいつらは栄養の残った中身さえあれば死なないと言っても過言じゃない。 俺が近付くとれいむはビクッと体を跳ねさせて振り返った。 涙で揺れる瞳で俺を見上げ、振るえる唇を何とか動かして喋る。 「も、もう、おはなさんだべないよ。 だからやめでね。これいじょうひどいことやめてね」 必死な懇願。 助かりたい、ゆっくりしたいという意思が伝わってくる。 でも全てはお前が俺の花を食った時点で終わってるんだよ。 「なあ、れいむ」 俺はれいむの前にそっと座る。 「ゆ…?」 「お花、咲かせようか?」 「ゆっぐり、ゆっぐりじでいってね…!!」 れいむは滝のような涙を流して何度も頷いた。 心なしか喜んでいるように見える。 ん? 何だその反応は。 「おはなさん、そだてようね。 れいむがんばってそだてるよ! おにーさんにおはなさんをかえすよ!!」 あー、そう受け取ったか。 どうも俺の言葉を「許してあげるからお詫びとしてお花を咲かせてね」と曲解したらしい。 ふざけやがって。何がお花さんを返すだ。もう同じあいつらは帰ってこないのに。 「おいお前。何を勘違いしてやがるんだ」 「ゆぅ?」 「お前が花を咲かすんじゃなくてだな。 お前に花を咲かせるんだよ。 あ、ちなみに俺はお前を許しません」 「ゆゆゆゆ??」 れいむはポカーンとした顔でフリーズした。 訳が分かりませんといった様子だ。 だがそれも仕方ない。俺だって突然「お前に花を咲かせる」と言われても「ハァ?」である。 「いいからこっち来い」 「ゆ"! はなしてね!! こわいよ! ゆっくりできない!!」 さっきまでの暴力への恐怖が染み付いているのだろう。 れいむは俺の腕の中で暴れた。残念ながら無力無意味だ。 逃げようともがくれいむを部屋の隅に用意してあった立方体の植木鉢の中に収める。 うむ、ぴったしだ。 引越しの際に捨てようと思っていたが持ってきて良かった。 「ゆぎゅぅぅえ!! いだい!! いだいよぉぉぉ!!!」 れいむが突然大声で泣き始めた。 ああ、痛いだろうね。 何せ植木鉢の底には針の長い剣山が置いてあるのだから。 それが深々とれいむの底部に突き刺さっていた。 用途は言うまでも無くれいむが暴れないための固定用。 跳ねるしか能の無いゆっくりは底部さえどうにかすれば動けなくなる。 「ゆあ"っ!! ここやだ!! ゆっくりできないよ!! いぎゅぅぅ!!」 「五月蝿い」 無駄だと思うが一応注意しておいて種の準備を行う。 とりあえず種の入った袋の裏にある説明文を読む。 えーと、袋から種を取り出して… ゆっくりの餡子を植木鉢に詰めてそこに植える、と。 ってこれは通常のやり方だ。 俺がやりたいのは今生きているゆっくりに花を咲かせることだ。 いつかインターネットで見たあの花は綺麗だった。 アップ主によるとこの花は生きているゆっくりに咲かせるのが一番美しいとのことだ。 だから俺もいつかは育てようとこの種を今まで大事に持っていた。 生きてるゆっくりにはどう植えればいいのかな。 ネットで調べてもいいが…まあいいか。 適当に頭に穴を開けて埋めよう。 俺はちょうど床に転がっていたドライバーを手に取って逆手に構える。 それから植木鉢から少しはみ出るれいむの頭にドライバーを突き立てた。 「ゆひゅぅ、ゆひぅ…」 目を見開いて微かにブルブル震えるれいむ。 きっとこれから何をされるのか分かっていない。 痛みでそんな余裕もないのだろう。 ま、更なる痛みで教えてあげるとしよう。 俺はゆっくりとドライバーを持つ手を降ろしていく。 ずぶりと不快な感触と共に+ドライバーの先がずぶずぶと沈んでいく。 力を入れ過ぎると根元まで突き入れてしまいそうなので加減しながらゆっくりと突き進める。 「ゆぎ!! んぶぶ…ん"ーっ!!!」」 れいむはあらん限りの力を使って体を揺らす。 だがそれも微々たるもので気にもならない程度の抵抗だった。 俺は数cm刺し込んだ所でグリグリとドライバーを動かして傷口を広げる。 これで種を入れる穴が1つ出来た。 でも種はたくさんある。 流石にこれを全部植えようとするとれいむが穴だらけになってしまう。 とりあえず5つにしよう。 だから穴を2,3,4,5っと。 ゆっくりの柔らかさを覚えたので残りの穴は手早く開けられた。 れいむはドライバーを刺し、傷口を広げる作業の間ずっと悲鳴を上げ続けた。 さて、れいむの頭上に五つの空洞が出来た。 後は種を植えるだけだ。 「…!! ……!!!」 言葉も出ないほど痛いらしい。 ま、当たり前か。 さっさと作業を終わらせよう。 人差し指の先に種を付け、ずぶずぶと頭上の穴へ指を侵入させる。 「ゆ"んっ!!?」 異物が侵入した痛みと不快感に襲われているのだろう。 人差し指にれいむの震えを直に感じられる。 ぐにゅぐにゅと気持ち悪い感触だったので種を奥に埋め込むとさっさと指を抜いた。 残りの4つも同じ要領で種を植え付けていく。 最後に傷口をぎゅっと摘んで閉じた。 すると周りの餡子が空洞に雪崩れ込んで種を埋めさせた。 これで種植え完了だ。 後は花が咲くのを待つだけ。 暴力を散々振るっても大してすっきり出来なかった。 だが種を植えてみると俺の心は非常に晴れ晴れしい気分に包まれた。 そうさ。俺が俺の手で恨みを晴らしても駄目だったんだ。 花の恨みは花に返させないと。 本当はこのれいむが喰ったのと同じ花を植えてやりたいが、餡子で育たないからそこは仕方あるまい。 「それじゃあれいむ。ゆっくりお花を咲かせてね!」 「ゆ"ぃ"…ゆっぐ、り…ゆっくりざせで……」 「もう一生無理だよ」 俺、いや怒りの収まってきた僕は満面の笑顔をれいむに向けた。 対してれいむは痛みに顔を歪めつつ縋るような表情で僕を見つめていた。 いたいよ。 痛くないところがないよ。 ゆっくりできないよ。 なんでゆっくりできないの? れいむが人間さんの育てたお花さんを食べたから? でも、れいむちゃんとあやまったよ。 どうして? どうして? いたいよ。 足と頭がゆっくりできないよ。 痛くって 熱くって 苦しくて 気持ちが悪い。 ゆっくりしたい。ゆっくりさせてよ。 おねがい。 いたいよ。 頭が痛いよ。頭だけが痛いよ。 変なのがれいむに入ってくるよ。 怖いよ。 どんどん入ってくるよ。 たすけて。 さて、二時間が経過した。 荷物の片付けを中断してれいむの様子を見てみると頭に芽が見えていた。 流石に早いな。交尾→出産に比べれば遅いが。 れいむの様子を見ると数秒ごとに苦しそうな呻き声をあげていた。 「はいって、ごないでぇ! いだいよぉ! ぎもぢわるい"!! にんげんさんだずけでえぇ!!」 伸びるのは芽だけでは無い。 根が徐々に伸びてれいむの体内を掘り進んでいるようだった。 その異物感と体内を突き進まれる痛みは想像を絶する痛みのはずだ。 あれだけ酷いことをした僕に助けを求めるとは余程辛いのだろう。 「ゆ"ぅあ"あ"あ"あ"っ!! だずげで!! いだい! いだい!! いだぁぁいいいぃぃ!!! ごめんなざい! ゆぎっ! だずげで! ごめんなざぁぁいい!!!」 それもいつまで続くかな。 インターネットで見た花を咲かされたゆっくりは生気を完全に失っていた。 こいつもいずれそうなるのだろう。楽しみだ。 いたくないよ。 へんなのがもうはいってこないよ。 だからもういたくないの。 それになんだかゆっくりできるよ。 ここはゆっくりできるね。 あれ? どうしてれいむはここにいるんだっけ。 ゆ? ゆゆ?? なにも おもいだせないよ。 さらに二時間経過。 れいむの頭には5本の茎が伸び始め、それぞれ葉っぱも数枚付いていた。 「ゆ"っ……ゆ"………」 喋る言葉はすでに「いたい」「たすけて」「ゆっくりしたい」から「ゆ"」と呻くだけになっていた。 それにれいむは痩せてきていた。 下膨れの顔が徐々にすっきりし始めて絶賛ダイエット中だ。 しかし酷い表情だ。 いわゆるアヘ顔とでもいうのだろうか。 白目を半剥きにし、顔をやや紅潮させて口は開きっ放しで涎も止まらない。 見るに耐えない顔だ。 数時間前まで元気にダンボールの上を飛び跳ねてた奴と一緒とは思えないぐらい。 …もう精神が壊れたのかな? それは苦痛が限度を超えたせいかな。 それとも養分を奪われたせい? 「ゆ"…ゆ"、ゆ"」 ビクンビクン ま、順調だな。 … ……ゅ …ゆっくり…ってね! ゆっくりしていってね!!! さらに3時間経過すると状況は変わっていた。 れいむが元気になっていた。 何もゆっくりの花が枯れたとかそういう訳ではない。 しっかり蕾が出来ていた。そう遠くないうちに咲くだろう。 が、問題はれいむだ。 「ゆっくりしていってね!!!」 さっきからこれしか言わなくなった。 僕と目が合うと眉毛をシャキーンと吊り上げて鳴く。 物音を立てるとまた鳴く。 何もしなくたって定期的に鳴く。 全ての苦痛を超えた先にあるものでも見たのだろうか。 完全に原初のゆっくり、いやそれよりも退化している。 外部刺激に対して「ゆっくりしていってね!!」と返すだけの機械になってしまった。 試しに透明の植木鉢を軽くデコピンしてみる。 れいむは目の前でコツっと音がするとすぐに反応した。 「ゆっくりしていってね!!」 連続で叩いてみる。 「ゆっくりしていってゆっくりしゆっくりしていってゆっくゆっくりしていってね!!!」 カオスなことになった。 「ゆっくりしていってね」を言い終わる前に次の「ゆっくりしていってね」を言い始める。 予想外の狂い具合だ。 このゆっくりの花はどれだけ深くまで根を張ったのだろう。 ゆっくりの体の中央には中枢餡という人間で言えば脳のような餡子があると聞く。 根はそこを目指して伸びていたのかも知れない。 もしそうなら、れいむの記憶や知能は全て栄養として溶けて花の養分にされたという事か。 ざまぁみろだ。 食べ物にしていた花にお前自身が食われてしまった訳だ。 それも死なない限りずっと吸われ続けるんだ。 もうじき花が咲く。 そうなったられいむはどうなってしまうのか楽しみだ。 それから一時間もしないうちに花は咲いた。 れいむに咲いたその花はマーガレットにもよく似た白い花弁の綺麗な花だった。 その白は新雪の如く透き通るような純白。 中央の黄色い部分は見る者引き付ける鮮やかな真っ黄色。 本当に美しい花だった。 種の入っていた袋の写真よりもHPで見た画像よりもずっと。 あぁ、殺された皆の分も大事に育てよう。 名前もちゃんと付けてあげないとね。 僕とゆっくりの花と、そしてれいむとの生活はこれから始まるのだ。。 ただしれいむに関しては二度とゆっくり出来ない。 もっとも「ゆっくりしていってね」と鳴くだけの機械と化したあの状態ではそれを感じることすら無いだろう。 半年後 時の流れとは早いものだ。 何代目かのゆっくりの花は今もあのれいむを苗床に咲き続けていた。 れいむも生き続けている。 元気とは言えないがそれでもちゃんと生きていた。 「さあれいむ。餌の時間だよ」 憎いはずのれいむだったが、今の僕はれいむを大事にしていた。 可愛い花たちの栄養源なのだから当然だ。 餌さえ与えれば半永久的な肥料になってくれる。 なので餌を与え、時には体を拭いてやったりと死なぬようにケアしていた。 形式は異なれどれいむは僕のペットと言えた。 ある種の愛着すら持っている。 植木鉢も改造し、れいむの面前の壁は取り払っている。 そこから栄養不足で死なないように餌を与える。 れいむは動けないので与えるのはスティック状のゆっくり用お菓子だ。 閉じた唇に押し付けるとれいむは口を開いてぱくっと咥える。 あとはモグモグとゆっくり食べていく。 これはあの後知った事だが花は宿主を殺さぬように最低限の機能は残す。 それは「食べる」「食べ物を探して動く」の2つ。 僕のれいむに関して言えば磔にしているので前者しか出来ない。 それは一年前から変わらない。 ただ一年前と違うのは10輪もの花を咲かせていること。 そのせいで「ゆっくりしていってね」と鳴くことすら出来なくなったこと。 瞳から光が消えうせてからも久しく、口に入った異物を食べて消化する以外は何もしない。 うん、可愛い奴だ。 喧しくしないし物を荒らすこともしない。 花と同じだ。 僕にとっての理想的な存在。 だからこれからも末永くよろしくな、れいむ。 僕の可愛い花のために生き続けてね。 終 by 赤福 6/20は私が初SSを書いてからちょうど一周年です。わーわー という訳で記念SSでした。 本当はれいまりペアを出して片方だけ咲かせて狂わせようかと思っていたけどモチベ的に無理でしたとさ。 一周年記念なので以下に今まで書いた作品を羅列 個人的に黒歴史も多かったりしますorz ゆっくりいじめ系43 ゆっくり家族の引っ越し ゆっくりいじめ系49 ゆっくりとのワンダフルライフ ゆっくりいじめ系105 加工所職員のストレス解消法 ゆっくりいじめ系116 懐かし玩具とゆっくり ゆっくりいじめ系119 ギロチンとゆっくり ゆっくりいじめ系120 マッサージチェアとゆっくり ゆっくりいじめ系169 Ten little Yukkuri ゆっくりいじめ系173 Ten little Yukkuri後日談 ゆっくりいじめ系186 犯人は子れいむ 萃香×ゆっくり系1 子鬼とゆっくり 衣玖×ゆっくり系1 衣玖さんとゆっくり その他 ゆっくり草原観察 その他 ごみ箱ゆっくり ゆっくりいじめ系217 整地ゆっくり ゆっくりれみりゃ系いじめ19 れみりゃと亀さん ゆっくりいじめ系267 愛の劇場 -背徳の饅頭- ゆっくりいじめ系275 妖怪とゆっくり ゆっくりいじめ系313 ゆっくり家族とエターナルフォースブリザード ゆっくりいじめ系329 都会派と甘い罠 衣玖×ゆっくり系2 ゆっくりてんこ大虐殺 ゆっくりいじめ系374 親の心子知らず、子の心親知らず ゆっくりいじめ系380 公衆便所ゆっくり ゆっくりいじめ系418 大乱交!ゆっくりファミリー ゆっくりいじめ系424 ゆっくりの歌 ゆっくりいじめ系459 色つきゆっくりの結末 ゆっくりいじめ系493 ゆっくりペットショップ ゆっくりいじめ系515 強姦まりさの敗北 ゆっくりいじめ系542 赤ちゃんゆっくりの冒険-前- ゆっくりいじめ系543 赤ちゃんゆっくりの冒険-後- ゆっくりいじめ系618 ゆっくり家族のある夏の日 ゆっくりいじめ系729 灰色の檻の中で ゆっくりいじめ系794 野生のれみりゃ家族 ゆっくりいじめ系929 甘やかした結果 ゆっくりいじめ系974 0歳の母 ゆっくりいじめ系975 0歳の母2 ゆっくりいじめ系1030 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会 ゆっくりいじめ系1031 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会2 ゆっくりいじめ系1072 ドキッ☆ゆっくりだらけの運動会3 ゆっくりいじめ系1126 れいむの転落人生 ゆっくりいじめ系1195 ゆっくり釣っていってね!!! ゆっくりいじめ系1196 ゆっくり釣らないでね!!! ゆっくりいじめ系1277 生き別れのれいむ姉妹 ゆっくりいじめ系1299 幻想と現実の境界 ゆっくりいじめ系1361 駅前ベンチ上のれいむ ゆっくりいじめ系1440 伝わらない声 ゆっくりいじめ系1792 子育て物語 前編 ゆっくりいじめ系1793 子育て物語 後編 ゆっくりいじめ系1936 敏感まりさの失敗 -やめて赤ちゃんすっきりだけは- ゆっくりいじめ系1945 元気な家畜 ゆっくりいじめ系1955 鉄の檻 ゆっくりいじめ系2020 一緒にゆっくり遊ぼうね ゆっくりいじめ系2203 れいむだって生きてるんだよ。 ゆっくりいじめ系2356 偽りの愛情 ゆっくりいじめ系2449 ゆっくりお花見しようよ ゆっくりいじめ系2648 運が悪かったんだよ このSSに感想をつける
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ゆ虐マナー 14KB 虐待-普通 虐待人間 なんとなく思いついたので… 本日はゆ虐マナーについて勉強していきたいと思います。 高級ゆ虐店に入って困らないために正しいマナーを身に付けましょう。 まずは基本知識から行ってみましょう。 自分から見てお皿の左側に3本のホーク、右側に3本のナイフとスプーンがあります。 これはお皿から見て外側の物から使っていきましょう。 ナイフの上の方にグラスがあります、これはオレンジジュース用グラスです。 まずお店に入るとテーブルに案内されます。 しばらくすると店員がメニューを用意してくれます、ここで本日のお勧めゆっくりを聞くのが良いでしょう。 お任せのコースメニューを頼むのも良いですが、慣れた方なら自分でいろいろ選ぶのも楽しいです。 ジュース選びは自分の選んだコース、メニューにあわせて選びます。 どのお店も基本的な物は用意してあるはずです。 まずはオレンジジュースの種類からご紹介します。 特濃オレンジジュース これは通常の100%の物より濃度が濃くなっています。お店によりますが200~500%までがあります。 このほかにも甘味を多く含んだも等もあります。 当然濃度が濃い方がゆっくりの怪我も治り易いのですが、あまり濃い物を頼むと加減の出来ないゆ虐素人と思われます。 あえて500%を頼んで過激なゆ虐をする人も居ますが、駆け出し初心者は200%を頼んで見ましょう。 オレンジジュース果汁100% スタンダードなタイプの物です。産地や原料によりゆっくりの怪我の治りが若干変わることもあります。 一番無難な物でしょう。初心者~中級車向けです。 オレンジジュース果汁50% これは少し上級者向けです。薄められている分怪我の治りは遅いです。 砂糖水で薄められている物もありますが、これも痛みは誤魔化せても怪我の治りは悪いです。 オレンジジュース果汁10% これは素人はお勧めできません。オレンジジュースに頼らない方はこれで良いでしょう。 また、オレンジジュースを使用しない意思表示にも用いられる事があります。 スパークリングオレンジジュース オレンジジュースに炭酸を混ぜた物(ファ○タ等)です。 怪我は治せますが、炭酸の刺激によりゆっくりは非常に痛がるでしょう。 こだわりのゆ虐がしたい方にはお勧めです。 今回は果汁100%の物を頼んでありますが、今回はこれを一切使用しないでゆ虐していきたいと思います。 メニューとして出される物も、基本的なコースを選んでみました。 前菜 まず前菜として運ばれてきたのは、『新鮮まりちゃのサラダ(子まりさの生あんよ切り)』です。 これはまりちゃ(子まりさ)のあんよに隠し包丁を入れただけというシンプルな物です。 まりちゃが傷つけられたあんよを、ぷりぷり振る様が新鮮さの証明です。 上級者は生まりちゃのあんよを自分で傷つけてからゆ虐を楽しみますが、 慣れない方はこの方が安心してゆ虐を楽しめます。 見栄を張って生まりちゃを頼んでお皿から逃げられたら周囲の笑いものです、メニュー選びは慎重に。 「ゆびぇぇぇぇん!まりちゃのあんよがいだいのじぇぇぇぇぇ!!ゆっくりできにゃいぃぃぃ!!」 まりちゃが元気良くもがき叫ぶ様子に「ヒャッハー!」が止まらないかとは思いますがグッと我慢してください。 いきなり飛びついたのでは品がありません、深呼吸して心を静めましょう。 心を落ち着かせたらお皿から一番外側のナイフとフォークを置かれている方の手で持ちます。 この時左利きの方は逆に持ってもマナー違反にはなりません。 まず始めにフォークをお帽子に突き立てましょう、 この時注意する事はまりちゃの頭にフォークを刺さないことです。 フォークをお帽子に刺したらそのまままりさからお帽子を離します。 まりちゃの目の前にお帽子をちらつかせて反応を楽しみましょう。 「ゆわぁぁぁん!まりちゃのおぼうしかえしちぇぇぇぇ!!」 十分反応を楽しんだらお帽子をそっとまりさの目の前に持ってきます。まりちゃの舌が届かない位置がベストです。 そして帽子のつばの部分から5mm間隔で切っていきます。この時帽子を全部切り刻んではいけません。 帽子を半壊させる程度で十分です。帽子を壊し終わったらフォークとナイフでそっとまりちゃの側に持って行きましょう。 「ゆあぁ…まりちゃのおぼうししゃん、ゆっくりなおっちぇね!」ペロペロッ これが見れれば成功でしょう、タイミングを見てまりちゃの舌にフォークを一突きしましょう。 フォークを深く刺し過ぎて舌を必要以上に痛めつけないよう心掛けましょう。 「ゆびゃべっ!いちゃいんじゃじぇぇぇぇ!どぼじでこんなこちょじゅるにょじぇぇぇぇ?!」 続いてまりちゃの目にフォークを突き刺していきます。一気に両目を潰さないように片目だけにしましょう。 「ゆぶべっ!おめめがいだいぃぃぃ!やべでぇぇ!ゆっくちできにゃいのじぇぇぇ!!」 かの有名なゆ虐貴族で知られる『ヨハ・クアーキ』氏もこう言っています。 「ゆっくりの目など片方だけあれば十分だ」と、片目潰しはその名残です。 まりちゃは痛みで気絶することもありますが、その場合は再度目を突き刺しましょう。 これは意識を取り戻すまで行います。まりちゃが目を覚ましたら次に進んでみましょう。 まりちゃのおさげをナイフで切り落とします。皮を切らないように上手にやってみましょう。 「ゆ…あ……あ…まりちゃのおしゃげしゃんが……」 程よく絶望した所で、今度はまりちゃの額にナイフを横にして突き刺します。 そのまま頭を一周させて綺麗に切れ目を入れていきます。 この時多少髪の毛が散らばりますが、これは気にしなくて良いでしょう。 「ゆぎぎぎ!いだいぃぃぃ!やべろぉぉぉぉ!!」 ナイフを一周させたらフォークで頭を突き刺します。そのまま頭頂部を本体から取ってしまいます。 取り外した頭は、お帽子の隣に並べてあげましょう。ここで半壊したお帽子を二つに切ります。 まりちゃの絶望した顔がゆ虐心をくすぐりますね。 「いぎゃ…ゆ…あ……あ…おぼうししゃん…あたましゃん……どぼじで……もうゆっくちできにゃい…のじぇ……」 ここまで来ると反応も鈍くなってきますので、まりちゃへのゆ虐は終了です。 フォークとナイフを「ハ」の字になるようにお皿に置きます。これがゆ虐終了のサインとなります。 店員はこれを見ると自分から見て左の奥、フォークの上の方ににまりちゃの皿を置いてくれます。 フォークとナイフは皿の前に「二」の字で置いてくれます。この辺りは店員が全部やってくれるので安心です。 悲しそうに涙するまりさを眺めらならメインディッシュを待ちましょう。 メインディッシュ 「ゆわぁぁぁ!おちびちゃんがぁぁぁぁ!でいぶがしんぐるまざーじゃなくなっちゃったよぉぉぉぉぉ!!!」 美しい悲鳴とともに運ばれてきたのは本日のメインディッシュ、 『でいぶの悲しみソテー(元シングルマザーでいぶの足焼き)』です。 この大きなでいぶは純国産のしんぐるまざーです、付け合せに盛られているのは子れいむのフライです。 でいぶは見た目の厚かましさや高圧的な態度に比例して丈夫になっていますので安心してゆ虐出来ます。 この子れいむは、足を焼かれたでいぶの子ゆっくり、 子供を失った悲しみを、でいぶが全身で表現している代表的なゆ虐皿です。 足は動けないようにじっくり焼かれているので、初心者でも手軽に楽しめます。 でいぶの美しい母性(笑)に、思わず「ヒャッハー」してしまいそうになります。 まずはでいぶの片目にフォークを刺します、そのまま目玉をなぞる様にフォークで抉っていきましょう。 身をよじって必死に抵抗しますが気絶にはいたりません、流石でいぶです。 「ゆがぎぎぎ…やべろぉぉぉ!このくぞにんげん!でいぶをゆっくりざぜろぉぉぉぉ!! がごごご……ぎべべ……でいぶのきれいなおべべがぁぁぁぁ!!」 取り出した目玉はでいぶの見える位置に置きます。でいぶの舌が届かない位の距離をおきましょう。 続いて先ほどからピコピコわさわさ鬱陶しい揉み上げをナイフで切り落とします。 両方でも片方だけでもお好きな様にして貰ってかまいません。 多少皮を傷つけても問題ありませんので大胆にやってみましょう。 切り落とした揉み上げは先ほどの目玉の隣に並べます。 でいぶは揉み上げを切り落とされた悲しみよりも憎しみが勝るのか、こちらを睨んでいます。 「このぐぞにんげんがぁぁぁ!でいぶのゆうがなもみあげさんをもとにもどぜぇぇぇ!!」 ここで先ほどの目玉と揉み上げを細かく切っていきます、でいぶに見せ付けるようにやってみましょう。 途中でいぶが泣きながら罵倒してきますが「ヒャッハー」を抑えてください。 「やべろぉぉぉ!なにじでるのぉぉぉ?!このぐぞにんげんがぁ!でいぶがせいさいしてあげるよぉぉぉぉ!!」 この辺りででいぶのリボンをはずしていきます、リボンにフォークを突き刺して取ってみましょう。 上手く取れない場合はリボンが付いている髪の毛ごとナイフで切り落としましょう。 取ったリボンは先ほど度同じようにでいぶの目の前に置きます。 「かえぜぇぇぇ!でいぶのかがやくおりぼんさんかえぜぇぇぇ!もうゆるざないよぉぉぉ!!」 取り外したリボンはナイフで半分に切りましょう、大丈夫ですでいぶは意外と精神面でもタフなのです。 流石のでいぶもこれには涙を流します。醜く泣き叫ぶ様を存分に堪能しましょう。 「ゆがぁぁぁぁ!なにじでるのぉぉぉ?!でいぶのおりぼんざんが、はんぶんになっちゃたでしょぉぉぉ!!」 一旦フォークとナイフと置きましょう、でいぶのお皿に対して「二」の字になるようにします。 ようやくスプーンの出番がやってきました。スプーンで目玉を取り出した方の穴から餡子を掘り出しましょう。 体内に侵入する金属と餡子を掻き出される感覚に流石のでいぶもダウン気味です。 「ゆぎゃべぎょぎょぎょ…やべでぇぇぇ!がゆゆべべべぶぼぼ…あんこざんいじらないでぇぇ!げべごごぎょ…」 掘り出した餡子はリボンや目玉、揉み上げだった物の上にのせていきましょう。 スプーンを進入させる事が出来る範囲の餡子を取り出しきったらスプーンを皿に対して「1」になる様置きましょう。 フォークとナイフに持ち替えたら、付け合せの子れいむを適度な大きさに切り分けていきます。 これをフォークですくって、目のあった穴から入れていきます。 「げびぶぶ…ゆびぃい!やべろぉぉ!でいぶのながにへんなものをいれるなぁぁぁ!」 子れいむを入れ終わったらでいぶの両頬をナイフでそぎ落としていきます。 でいぶはめーりん程ではありませんが面の皮が厚いです、うっすら餡子が見えるくらいまで削っていきます。 「ゆぎゃぶ!ぎぎぎ…いだいぃぃ!やべろぉぉぉ!がべべ…このぐぞにんげんがぁぁ!ゆっくりざぜろぉぉぉ!!」 依然でかい態度でいられるでいぶは、まさにゆ虐にぴったりの一品です。 ですが、デザートもあるのででいぶのゆ虐はこの辺で終わりにします。 まりちゃの時と同じようにフォークとナイフを置きます、店員がまりちゃの皿の隣にでいぶを並べてくれます。 苦悶の表情が美しいでいぶを眺めながらデザートを待ちましょう。 デザート 「ゆんやーー!くちゃいー!きょわいぃぃ!ゆっきゅちできにゃいよぉーー!!」 「ゆびゃぁぁん!おかーしゃんはどこなのじぇぇぇ!きょわいのじぇぇぇぇ!」 元気な鳴き声とともに登場したのは本日のデザート、 『赤ゆと地獄のオレンジソース結界風味(赤ゆと死臭付きお飾りのオレンジソース煮込み結界)』です。 生きの良い生赤ゆ二匹(れいむ、まりさ)を取り囲むように皿に掛けられたオレンジソースが美しいです。 シンプルな組み合わせではありますが、古来よりの伝統ある赤ゆ用のゆ虐皿です。 赤ゆには特に手を加えてありませんが、30匹分の死臭つきお飾りを煮込んだオレンジソースの結界のおかげで、 お皿から逃げ出せません。皿の上で恐怖で震える赤ゆの姿に堪らず「ヒャッハー」の構えです。 ですがここは高級ゆ虐店です、静かに優雅にゆ虐を楽しみましょう。 お好きな赤ゆから弄っていきましょう、運ばれて来た時の赤ゆ達の言動を参考にしてもいいでしょう。 ここでは赤れいむから弄っていきます。まずはフォークで赤れいむを軽く突付いてみましょう。 赤ゆはこれだけでも面白い程痛がります、泣き叫びながら逃げる赤れいむを追い回しましょう。 「ゆびゃん!いちゃいよー!やめちぇぇ!きょわいぃぃ!ゆっくちできにゃいぃぃ!」 赤れいむだけ追い回していると、消耗が激しくなるので赤まりさも同様に追い回しましょう。 二匹そろって「ゆんやーゆんやー」と、泣き叫ぶ姿は大変楽しいですが、 テンションが上がり過ぎてやり過ぎないように注意しましょう。 「ゆびゃぁぁぁん!いちゃいのじぇぇぇ!ちくちくしゃんこないじぇぇぇぇ!ゆっくちしちゃいのじぇぇぇ!!」 「ゆんやぁぁぁ!れーみゅをいじめないじぇぇぇぇ!!ごめんなちゃいぃぃぃ!もうおうちきゃえるぅぅ!」 二匹の動きが鈍くなってきたら、お飾りを取ってしまいましょう。 取り方はまりちゃとでいぶの方法を参考にしてください、走りつかれた赤ゆも元気にお飾りを追い掛け回します。 「おぼうししゃんまっちぇぇぇ!ゆびゃぁぁぁん!ゆっくちできにゃいよぉぉぉぉ!!」 「ゆびゃぁぁぁ!れーみゅのおりぼんしゃんがぁぁぁ!ゆっくちもどってきちぇねぇぇ!」 それでも赤ゆの体力には限界があります、走り回れなくなったらお飾りにオレンジソースをつけてあげましょう。 突然の事態に目を見開いて叫び声を上げる姿は、あなたの心を満たしてくれるはずです。 「ゆがーーん!どぼじでこんなことしゅるのじぇぇぇぇ!くちゃぃぃぃぃ!おぼうししゃん、ゆっくちしちぇぇぇ!!」 「ゆわぁぁぁん!れーみゅのおりぼんしゃん、くしゃいぃぃぃ!!ゆびゃぁぁん!もうやじゃぁぁぁ!」 これで赤ゆがその場で固まりますので、二匹とも片目ずつ潰していきます。 フォークで刺すのが大変な場合はナイフで傷つけるだけでも良いでしょう。 痛みに元気に身をよじる筈です。 「ゆぎゃぁぁぁ!おめめがいちゃいのじぇぇぇ!みえないのじぇぇぇぇ!!」 「ゆがががっ!れーみゅのきゃわいいおめめぎゃぁぁぁぁ!いちゃいぃぃ!!」 可愛らしくのた打ち回り始めたら、今度は全身にオレンジソースを塗ってあげましょう。 フォークやナイフでオレンジソースの結界まで誘導します。だいぶ弱ってきているので簡単に出来ると思います。 オレンジソースで体力が回復するので、また元気に叫び声を上げてくれる事でしょう。 死臭のせいで苦悶の表情を浮かべる姿はあなたを甘い一時に誘ってくれるでしょう。 「ゆがぎぎぎぎ…くしゃいのじぇぇぇぇ!…ゆぐぐぐぎがが…もうおうちきゃえるのじぇぇぇぇ!!」 「ゆぎゃぎゃぎゃ……れーみゅがががが…ぐざべごごごごご…もうやべべべべべ……」 極上のデザートに満足したら、フォークとナイフを置きましょう。 店員が先ほどのでいぶの隣に赤ゆの皿を並べてくれます。 以上が高級ゆ虐店でのマナーです、皿の上のゆっくり達が生きている場合はお店がサービスしてくれます。 熱々に焼けたフライパンを持ったシェフが登場します。 シェフは皿の上のゆっくり達を器用にフライ返しで掬い取ると、焼けたプライパンの上に乗せます。 すべてのゆっくりがフライパンに乗せられると、シェフはゆっくり達をフランベします。 綺麗に焼かれていくゆっくり達は、最後の瞬間まであなたを楽しませてくれるでしょう。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!あついのじぇぇぇぇぇ!!」 「どーぼじででいぶがもえでるのぉぉぉぉぉぉ?!」 「ゆげべべべっ!あちゅいよぉぉぉぉ!!」 「ゆがごごご…どがゆべべべ…ぎぎぎぎ…れーみゅ!れーみゅ!…ゆだどどどど…」 今回ご紹介した物はあくまで基本的なものです、メニューもお店により様々なものがあります。 れいむ、まりさは初心者にも安心して楽しめるメニューが多いですが、 ありす、ぱちゅりー等になって参りますと、中身の特性や体質等の問題もあり扱いにくくなっております。 慣れない内は無理をせず、初心に帰りゆ虐していきましょう。 また、お店によっては希少種を扱っている所もあるそうです。胴付ですか?それはゆん俗店にでも行ってください。 完 いつも誤字がないかドキドキ詩なら投稿していますが、結構見落としもありますね… 小ネタばかりですみません。 徒然あき(ムシゴロウあき) 過去に書いたもの ムシシリーズ ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6 小ネタ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 888 一週間 ふたば系ゆっくりいじめ 896 モチモチぷにぷに ふたば系ゆっくりいじめ 897 酔っ払い ふたば系ゆっくりいじめ 917 愛でお兄さんの悩み ふたば系ゆっくりいじめ 918 ゆっくり健康法 愛で ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 902 私はめーりんである。 短編 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 ふたば系ゆっくりいじめ 912 ずばり、詰め合わせ ふたば系ゆっくりいじめ 937 色色ゆっくり 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る DIO「酒、飲まずには居られない!!」 ブロリー「マナーがいなおまお前!?」 -- 2014-11-25 20 55 15 ヒャッハーできないのはストレス溜まりそうだなぁw これが上品なゆ虐ザマスね!面白かったよーw -- 2010-11-27 19 29 28 おもしろかった。 -- 2010-07-26 01 49 09 500%って5倍の濃度になるまで煮詰めたってことですか? -- 2010-07-10 23 42 20
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深夜の甘味 6KB 小ネタ 調理 短いです ※一度削除、再アップしました 女の子は甘い物が好きである。これは世の常識だ。 そして甘い物が好きな男の子も多い。 そう、例えばこの俺だ。 今もなにかこう、無性に甘い物が食べたくなったので、リビングの水槽の中かられいむを持ってきた。 着せてあった服は脱がせてある。――大体なんでゆっくりなんぞに服を着せる必要があるんだ? 「ゆゆう。れいみゅはもう、おねむだよう……」 俺の手に乗っているこいつは、妹が大事に大事に育てている子れいむだ。 妹はこいつの他にも何匹かゆっくりを飼っている。 それなりに育ったゆっくりを買ってくりゃいいものを、わざわざ小さい頃から面倒見るだなんて、何だってそんな酔狂なことをするのか俺には理解できない。 妹曰く、「小さい頃から知っている方が安心できる」んだそうだ。 そんなもんかねえ。 こんなモンに下手に愛着持っちゃって、人間として嫌な気分にならないのかよ。 「かわいい」とまで言ってんだぜ。信じらんねえわ。 ともあれ、妹の物は兄の――すなわち俺の物。これも世の常識だ。 俺は甘い物が食べたくなった。 家には妹が育てているゆっくりがいる。 だからそいつを俺が食べる。 どうだ、この見事な三段論法。文句あっか。 この寒い中、しかも深夜に、わざわざ甘い物買いに外出たくないってーの。 しかもこのれいむ。健康そうに育っていて、子ゆっくりとしてはちょうど今日あたりが食べ頃と見たぜ。 「すーや、すーや……むーにゃ、むーにゃ……」 俺の手の中で呑気に眠りこけているれいむを、石油ストーブの上に敷いてあるアルミホイルの上に乗せた。 そのまま食べてもいいけど、この時期は温めたゆっくりが定番だよな。 「……ゆ? にゃんだかあんよがあっちゃかいよ! ぽかぽかだよ! ぽーかぽー……ああああぢゅいいいいいいいい!!」 漫画を読みながら、ちょっと待つ。 「あんよがあぢゅいよおおおおおおお!! いぢゃいよおおおおおおお!!」 おお、鳴いてる鳴いてる。 ちなみに俺の部屋は防音がしっかりしているので、外にこの悲鳴が漏れることはない。 「おねえじゃん! おねえじゃん! たぢゅげでね!! かばいいれいみゅをだぢゅげでね!!」 はいはい。早寝早起きのお姉さんは、自分の部屋で寝てるよ。残念だったね。 さてと――お、あんよはいい塩梅に温まったな。 「れ、れいみゅ、おぞらをとんでるみだいいいい!」 このちょっぴり焦げてるのが、またいいんだよね。 「れいみゅのあんよがあああ……」 じゃあ次は、ひっくり返して、おつむの方を温めるとしようか。 とりあえずお飾りを外して、っと。あちちっ。 「れいみゅのすてきなおりぼんしゃん! かえちて……ああああぢゅいいいいいいい!! れいむのおづむがああああああああ!!」 うーん。飴細工の髪の毛が焼ける甘い香り! たまらないなあ。 早く焼けないかなあ、とばかりに、れいむの体を押しつける。 「やめぢぇえええええ!! おねえじゃん! どごにいるのおねえじゃん! れいみゅをだぢゅげでええええええ!!」 また妹に助けを求めてやがる。よく懐いてるんだなあ。 まったく、こんなにかわいがって、妹も何考えてんだか。趣味が悪いったらないぜ。 ――おっと。あまり温めてもまずいな。そろそろいいか。俺はれいむをストーブから下ろした。 「も、もうやぢゃあ……。れいみゅ、おうぢがえるうううう……」 あっちい! 火傷には注意しないとな。 ゆっくりを加熱していて火傷しましたなんて、格好悪くていけない。 「……ゆ? おにいしゃん、なにしゅるの? やめちぇね! やめちぇね!」 俺の口に運ばれる段になって、ようやくれいむは自分の運命を悟ったらしい。――よしよし。せいぜい鳴いてくれ。 では、いただきます。 俺はれいむのおつむをがぶりとかじった。ゆっくりと某ひよこ菓子は、頭からいくのが俺のこだわりだ。 「いぢゃいいいいいいい!! れいみゅのおつむがあああああああ!?」 うーん、うまうま! この、ほどよく温まった皮と餡子がたまらないね! そこに餡子とは違う髪の毛の甘味が加わって――やっぱり冬の甘味ったらコレだな! スイーツじゃなくて甘味と呼ぶ。これも俺のこだわりだ。 「やめちぇええええええ!! れいみゅのおつむたべないでええええええ!!」 そしてこのれいむの鳴き声。これがまた味のアクセントになるのよ。 やかましいからと口を塞いで黙らせたり、手っ取り早く殺してから食べる人もいるみたいだけど、俺に言わせりゃそれは素人だね。 悲鳴もゆっくりの味の内。これがないとやっぱり寂しいよ。 納豆やくさやなんかも確かに臭いけど、だからと言って臭わなかったら物足りないだろ? 「たちゅけてえええ……おねえしゃん、たしゅけてええええ……」 また妹に助けを求めてやがる。いい加減にあきらめろっての。 俺はれいむの体を口に入れた。 口の中に「もっちょゆっくちしちゃかった……」という声が響く。 うーむ。この断末魔も、ゆっくりを食す醍醐味だぜ。 こんなゆっくりを育ててくれた妹に感謝だ。 「なんで私のれいむを食べちゃったの!?」 「甘い物が食べたかったからだ!」 明けて今日、朝早くから妹に叩き起こされた。 そして説教を食らっている。もちろん、妹のれいむを食べちゃった件に関してだ。 「信じらんない! 私が精魂込めて育ててたって知ってるよね!?」 妹はちょっと涙目になっている。 さすがの俺にも罪悪感が芽生えるが、ここで折れては兄の面目に関わるのだ。 できるだけふんぞり返って言ってやる。 「精魂込めてっておまえ、たかがゆっくりにさあ」 その辺で買ってくりゃいいじゃねえかよ。 「素性がはっきりしていた方が安心できるでしょ!?」 「加工所製のでいいだろ。安全だぜ?」 「私は本物志向なの!」 けっ。何言ってんだか。 「だいたい、あのれいむ。夕べあたりがちょうど食べ頃だったぜ」 俺がそう言った瞬間、妹の目つきが恐く――いや、さっきから恐かったので、より凶悪になった。 「はあ? あんた今何て言った? ちょっともう一回言ってくれる?」 「い、いや、ちょうど食べ頃って……」 「食べ頃!? 夕べが!? 馬鹿なの? 死ぬの?」 「た、食べ頃に見えましたよ?」 つい敬語になってしまった。 「あんた、信っじらんないくらいド素人ね!」 妹は盛大に溜息をついて、 「食べ頃は明日の夜よ。そんなこともわかんないの?」 心底馬鹿にした目つきで俺を見て言った。 口喧嘩で妹に勝てる兄はいない。これは世の常識だ。 俺は今、妹のためにゆっくりを買いに走らされている。 妹サマは『最高級天然子れいむ(血統書付)』をご所望だそうだ。 「なんだって俺がこんな事を……」 つい口に出して愚痴ってしまうが、原因なんてわかりきっている。 妹が食用として大事に大事に育てていたれいむを、俺が食べてしまったからだ。 認めたくないが、まあ全面的に俺が悪い。 自称『本物志向』の妹は、めったに店売りのゆっくりを食べない。 なんでも「加工時の添加物や調味料がゆっくり本来の味を殺す」んだとさ。 この美味しんぼ気取りの女は自分でゆっくりを飼育しはじめた。 もちろん、自分で食べるためにだ。 でもあいつ、ペットにそうするように愛情たっぷりで育てるものだから、まあゆっくりに懐かれること懐かれること。 あの女ってば、一秒前まで自分を「おねえさん」なんて慕ってたゆっくりを笑顔で食うんだぜ! 趣味悪すぎだろ! ――まあいいや。そういう人は世界にごまんといるみたいだし、人様の食生活なんてとやかく言う物ではない。 ただ一つだけはっきりさせておきたい。 あの子れいむは夕べが食べ頃だった。 兄のプライドにかけて、そこは譲れないぜ。 (了) 作:藪あき 挿絵 byめーりんあき 以前書いたもの…… ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬 ふたば系ゆっくりいじめ 532 川原の一家 ふたば系ゆっくりいじめ 554 ゴキブリ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 555 ゴキブリ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 569 ねとられいむ ふたば系ゆっくりいじめ 622 格子越しの情景 ふたば系ゆっくりいじめ 654 奇跡の朝に ふたば系ゆっくりいじめ 715 下拵え ふたば系ゆっくりいじめ 729 ある日の公園で ~the Marisas and men~ ふたば系ゆっくりいじめ 740 彼女はそこにいた ふたば系ゆっくりいじめ 759 Eyes ふたば系ゆっくりいじめ 780 そして扉は閉ざされた ふたば系ゆっくりいじめ 921 藪の中から ふたば系ゆっくりいじめ 933 まりしゃのおうち 藪あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 愛で派かと思ったらまさかのスイーツだったwwwwww -- 2014-06-05 18 17 30 Oh~ -- 2013-07-10 15 22 56 愛で派だと思ったwww -- 2012-07-30 22 28 00 「ほんものしこう、だってさ。おお、こっけいこっけい。 たべごろさんのわかるかしこいおにいさんが めのくさったいもーとのかわりにたべてあげるよ! かんしゃしてね!」ってことだねー、わかるよー。 うわずみさんだけとっていくことにざいあくかんをかんじない あんこのうなゲスおにいさんをもっておねえさんもたいへんだねー。 -- 2012-02-04 20 26 01 お兄さんちょうど旬の焼きゆっくり2つ予約で -- 2012-01-08 11 52 15 はぁあああ!?甘味といったらゆっくりぃ!?何いってんのぉおおお!? 職人の手で作られたスイーツこそ至高にして究極なんじゃあああああ!! スイーツ侍なめんなぁああああああ!!! あ、店員さん焼きゆっくり一人前追加でお願いします。 -- 2011-11-08 10 52 35 食べ頃は明後日の夜でしたとさ。 -- 2011-09-29 07 02 10 バカ兄貴だな -- 2011-09-14 00 56 38 このお兄さん弱いよ! -- 2010-09-12 20 52 35 なにが本物志向だよ こういう馬鹿うぜぇ -- 2010-08-20 02 30 30