約 3,643,138 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/232.html
俺は森でゆっくり霊夢を拾ってきた 理由は抓りがしたいからである 俺は森の中でなるべく幼いゆっくり霊夢を探したら、あっさり見つかった クッキー1枚あげて「僕についてきたらもっとあげるよ」と言ったら飛び跳ねてホイホイ着いてきた 家に着くと、ゆっくり霊夢は俺より早く部屋にあがりこみ、中心で跳ねながら 「おじさん!はやくくっきーちょうだい!」と喚き始めた 俺は安物のクッキーを3枚ほどあげる 俺がゆっくり霊夢の口へ近づけようとしたら、先にゆっくり霊夢が飛びついてきて3枚とも持ってかれた 「むーしゃ!むーしゃ!しあわせー!!」 ああもう粕をボロボロ零すな まぁいい、馬鹿饅頭のことだからこれで俺の事は完全に信用しただろう 「おじさん!はやくもっともってきてね!」 とりあえず残りの2枚を渡す。 「むーしゃむーしゃ」 いまだ、今しかない クッキーを食べきる前にゆっくり霊夢の饅頭を弱く抓る 「む?むーしゃ、むーしゃ」 この程度では頬を触られてるくらいにしか思わないのだろう。 俺はどんどん抓る力を強くしていく。 頬にひっぱられて口の食べかけのクッキーが床に落ちる 「ゆっくりたべさせてね!いたいよ!いたいよ!」 流石に痛くなってきたのか、俺の指から抜け出そうと体をぐいぐい動かしている 当然、指が離れる訳がない、俺は更に抓る力を強くする 「い゛た゛い゛よ゛!や゛め゛て゛ね゛!ゆ゛っ゛く゛り゛や゛め゛て゛ね゛!」 ゆっくり霊夢は我慢できない痛さになったのか、涙を流し始める。 まだまだいくぞ、俺はもう少しで頬が千切れるんじゃないかというほど抓り、捻りを入れてみる 「い゛だ゛い゛い゛ゆ゛っ゛ぐりでぎな゛い゛よ゛お゛」 ついには涙がだくだく流れるようになった 俺はこれくらいじゃ終わる気はなかった。 開いていた左手をゆっくり霊夢の頬のもう片方にもってきて、 最初からMAXパワーで抓る 「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛だい゛よ゛お゛お゛お!」 幼い子供のゆっくりは抓りの痛さに耐えられなくなり、大声で泣き叫び始める 「ゆ゛っ!」という間抜けな声とともに頬が元に戻る。 抓られるのが終わったのがわかると、ゆっくり霊夢は途端に俺に体当たりしてきた 「あやまってね!ゆっくりあやまってね!」 体当たりがうざかったので俺は思いっきり頭から叩きつけてつぶしてやった 「ゆ゛ぐっ!」という間抜けな声とともにゆっくり霊夢は絶命した。 さ、明日もやるか。と、俺はギチギチに餡子と皮がつまったゴミ袋に残骸を詰めた
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/150.html
前 「ゆっくり~」 ゆっくりアリス五匹姉妹の冬支度は万全の一歩手前。 積み上げた餌は十分、入り口を封鎖する資材も、ふかふかの寝藁も不足ない。ただ一つ、ともに冬をすごす友達だけがいなかった。 「とかい派としては、去年みたいにゆっくり友達とすごしたいわ!」 「うん、例えばまりさが友達になりたいと言うなら、なってあげてもいいかしら」 「私も、特別にいっしょにすごしてあげても……」 そんな言葉を交わしてにんまりと笑っている。 去年、ずっと人に飼われていたゆっくりれいむとまりさが、大きくなったからという理由で捨てられた。 二匹にとって、赤ちゃんの頃から人の暖かい家でゆっくり過ごすのが冬のすごし方。冬ごもりの仕方も分からず、迫りくる冬に怯えて泣いていたのを優しく保護したのがこのアリス姉妹だった。 多種への人恋しさに鬱屈していたアリスたちにとっても、願ったり叶ったり。 れいむとまりさにとっても、沢山の姉妹が急にできたようで楽しく過ぎていく冬の一時。れいむは淡い恋心を抱いていたまりさとの二人きりの時間が減ったことに若干の不満があったものの、アリスのとかい派のお話を聞きながらゆっくり過ごす時間に満足していた。 それに、まりさとはアリス姉妹が寝静まった後にこっそり会話することができた。 雪が解けたら、二人で暮らせるところを探そうね。 そうだね、ここはアリスがいるから本当のゆっくりはできないからね。 楽しく未来の計画を話し合う二匹。語りだすと夢中になってしまう。ついつい、その声が大きくなるのも気づかないほどに。 翌朝、れいむは重圧の息苦しさで目を覚ます。 目の前にアリス姉妹二体。その重みが、自分を壁際に押し付けている。 「ありすううう、やめでええええええ!」 絹を裂くような声に振り向くと、まりさに三体がのしかかっていた。 いずれも、ゆっゆっと上気した息を吹きかけて、れいむたちの悪寒をいやがおうもなく高めていく。 「ぐるじいよ、ありす。ゆっぐりどいでね!」 昨日までのアリスなら、ゆっくりごめんねと退いてくれた。でも、このアリスたちは口をすぼめて笑うだけで何もしてくれない。 そのうち一匹が、口を押してれいむに囁く。 「とかいだと、こんなときは黙っているのがルールよ。私たちも外れを引いてがっかりしているから、ゆっくり静かにしてね!」 アリスは何を言っているんだろう。 だが、その意図は次のまりさの悲鳴であからさまとなる。 「ゆっぎりやめでええええ! まりさは、まだこどもうみだぐないのおおおおおお」 三匹がその体を押し付けまりさの感触を楽しみながら、一斉に責め立てていた。 「なにじでるのおおおお、ありすうううう!!」 れいむは動けない体で精一杯の弾劾。 だが、自らに体をのせるアリスの重みに言葉が途切れる。 「れいむううう、黙っていてねといったよね! でも、そんな反抗的な態度で気をひこうとするれいむがぎゃわいいいいいいい!!!」 「ゆぎいいいいいいいいいい!!!」 自らもまた行為の被害者となるれいむ。 いやいやと、首を振ることも許さない強烈な圧力、欲情の振動。 「ずっぎりー!」 視界の端で、早くもすっきりさせられてしまうまりさ。 「ゆぐううう、はじめてのすっきりはれいむとぎめでだのにいいいいい!!!」 繁殖までを試みていないアリスの性交に、まりさの死を覚悟していただけにれほっとするれいむ。 「んほおおおおおおお、すっきりー!」 同時に自分の体ですっきりしていくアリス姉妹。 怖気が全身に走り、まりさと同じ涙がぼろぼろとこぼれるのは止められないものの、死んではいないことに希望を見出そうとするれいむ。 それが、この冬の終わりまで楽しむためのアリスの奸智とは気づかずに。 「アリスを満足させるために、経験をつんでおこうとおもったまりざがいじらしいのおおおおお!!!」 おいおいと泣き崩れるまりさの上に完全にのしかかるアリス。 れいむが、自らのこの冬の運命に気がついたのは、苛立たしげな目の前のアリスの言葉だった。 「ゆっくりしないで早く終わってね! まりさは、次はありすの愛をうけたいんだよ!」 「しばらく、れいむで我慢していてね!」 言い争いながら自分の体を貪るアリス。 れいむの瞳に残っていた光が、ゆっくりと消えていった。 「ゆふうううう」 その光景を思い出してため息がもれるアリス姉妹。 「まりさがアリスたち全員を好きだと言ったときはびっくりしたね!」 「うん、でもまりさらしいね。ありすは都会派だから、ゆっくり許してあげるよ!」 「れいむだけまりさから嫌われてかわいそうだったね」 「だから、れいむ相手してあげたアリスは優しいね!」 「れいむはすごく喜んでくれたね」 アリス姉妹の中では、そういうことになっている。 本来、そのプライドを踏みにじったり人為的な発情がない限り、ほとんどの種に対して好意的で世話好きなアリス種。それだけに、まりさとれいむの失言がもたらした反動はすさまじいものだった。 「あれから、まりさたちはどうしたっけ?」 「あれ? ……忘れちゃったよ!」 姉妹が忘れている二匹の顛末。 雪解け前に精神的に仮死状態を迎えてしまったれいむとまりさ。ゆーゆーと泣き続けるだけで、抵抗のない力の抜けた体は一向にアリスを満足させることができなかった。ついには雪原に捨てられてるが、そこでアリスから解放されて何とか精神を復活させる二匹。地吹雪の中、二匹は朦朧としながら幸せに飼われていた記憶を頼り、かつてペットとして暮らした家へと歩いていく。 だが、懐かしい家から聞こえてきたかつての飼い主とその腕に抱かれた新しいペット、赤ちゃんゆっくりの歌声を聞いて、二匹はすべての終わりを悟り、仲良く氷の塊となってその家の軒先で死に絶えることになる。 もちろん、アリスたcは自分たちがこんなに幸せなのだから、あの二匹も幸せにどっかで暮らしているだろうと信じていた。 そしてまた、今年も冬ごもりを忘れた可哀想なゆっくりをちゃんとしてあげよう、と。 「今年はだれかしら!」 アリス姉妹が一筋のよだれをそれぞれ垂れ流したときだった 「ゆっくりしていってね!」 例のゆっくりまりさがアリスの巣へ暢気に転がり込んでくる。 「ま、まりさっ!」 色めき立つアリスたち。すぐに涎を隣の姉妹にすりつけて隠匿し、それぞれまりさから視線を外す。 「何しにきたのよ、まりさ! アリスたちは忙しいのよ!」 ツンケンとしたいつもの反応を、まりさまったく気にしない。 ただ、アリスたちが発情期を迎えていないことを確認してその前に躍り出る。 「当然だけど聞いてアリス。まりさはアリスのことが大好きだよ!」 「ぶっぱあああああ!」 派手な音はアリスたちが鼻から餡子を噴出した音。 どれだけ興奮したのだろうか、はっはっと犬のような息をだして、まりさを見つめ返す。 「な、なにを突然いうのかしら!」 言いながら、へろんと顔を緩ませるアリス。 まりさは慣れたもので、用意していた言葉を続けていた。 「でも、この中で特に大好きなアリスがいるよ! 今、プレゼントするからそっと目を閉じて!」 目を閉じてのプレゼント。 その言葉に、アリスたちは昇天寸前だった。 「知っているわ、とかいだと皆こうするの!」 何があるんだろうと興奮しながら、一斉に目を閉じるアリスたち。 まりさは、にんまりと笑って行動に移った。 一時間後、目を閉じ続けたアリスはようやく気がつく。 何か、おかしいと。 まりさ、照れているにしてもシャイガールすぎるだろう、と。 そうして揃って目を開き、叫んだ。 「アリスのご飯があああああああ! まりざ、どごなのおおおおおお!!!」 当然、まりさの姿も影も形もなくなっていた。 「れーむう、すごいでしょ!」 件のまりさの誇らしげな声が響く。 そのハート型の瞳が映し出すのは、一匹のれいむ種。 ただ、一見してほかの霊夢種とはまるで違う。 ほっそりとした頬、艶やかで手入れの行き届いた頬、これまで日にさらされたことすらなさそうな白い肌、魅惑的な唇。 すべてにおいて、美しいゆっくりれいむだった。 まりさが入れ込むのも仕方ないほどに。 ぱちゅりーを、ご近所のれいむ一家を、アリスたちを騙したその動機。 それはすべて、この美れいむの要求を満たすため。 「そうねえ」 美れいむは気のない返事をしながら、まりさの家の内部を見て歩く。 その後を、恋する少年の面持ちでついてくまりさ。 「まあまあね、一冬ぐらいだったらここで越してあげてもいいわ」 「う、うれしいよ! まりさ、かわいいれいむと二人きりにすごせて幸せだよ!」 まりさの鼻の下がでろんとのびていた。 ようやく、苦労が報われた。 まりさが、美れいむの要求を叶えるために犠牲にしたゆっくりは、前述のゆっくりだけではない。親しいゆっくりはほとんど罠にはめて始末済み。この巣だって、近所の大家族を人間に処理してもらったものだ。 そんな怨嗟の声が木霊してもおかしくない住処で、まりさは夢見心地。美れいむとすっきりする姿を考えているのだろうか、まりさの下の寝藁がじっとりと湿りだす。 だが、美れいむは静かに首を振っていた。 「二人きりじゃないわよ」 その言葉の意味を問い返すよりも先に、入り口から騒々しい声が聞こえてきた。 「ゆゆ、なに?」 慌てて振り向くまりさが見たのは、こちらへ駆けてくる五匹の小さなれいむたち。 わらわらとかけてきて、美れいむに声をかける。 「お母さん、ここが新しいおうちなんだね!」 「ふーん、広さはそこそこだね!」 「でも、中身が貧乏くさいね!」 好き勝手言うが、まりさは最初の台詞の衝撃で、後の台詞が耳に入っていない。 「……え、れいむ、子供いたの!?」 「いるわよ」 やっとの思いで、その問いを口にするが、美れいむは気にしたふうもなく頷く。 まりさは混乱しつつも、何とか新しい家族を受けようと覚悟を決める。そうでなけらば、美れいむとは暮らせそうにないからだ。 「ゆ! まりさも家族が増えて嬉しいよ! これからはまりさがみんなのお父さんだね!」 にっこりと子供たちにほほえみかける。 しかし、子供はまりさの顔を見て、口の端をつりあげていた。 「お父さん? なんでおじさんをそんな呼び方しないといけないの!」 「れいむのお父さんは、もっとゆっくりしていたよ!」 「れいむのお父さんは、こんなブサイクじゃなかったよ!」 「こんなウサギ小屋でゆっくりしているおじさんが冗談いわないでね!」 散々だった。 初対面で、ようやく苦労して言えた挨拶に、返ってきた心無い言葉たち。 まりさはぷるぷると震えて怒りを飲み込もうとする。 変わって芽生えたのは、美れいむと過ごす甘い時に暗雲がたちこめたその不安。 だが、まりさの衝撃はここで終わらない。 「ここが、れいむたちの新しいおうちだね!」 「子供とまごが暮らすには、ちょっと狭いし、品が無いね! でも、とくべつにいてあげるよ」 さらに入り口から姿をあらわしたのは老ゆっくりまりさと老ゆっくりれいむ。 言葉からすると、どうやら美れいむの両親らしい。 「なんで、ごんなにぐるのおおおおおお!?」 困惑がついつい口をつくまりさ。 美れいむが、そんなうろたえるまりさを見て眉をひそめた。 「もしかして、まりさはれいむの大切な家族を邪魔にしているの? 心がちいさいゆっくりなんだね」 「ゆぐううう! そ、そんなことないよ、びっくりしただけ!」 慌てて言いつくろうまりさ。 これも、美れいむを迎えるには必要なこととはらをくくる。 巣の真ん中に仕切りでもつくって、美れいむとまりさの部屋、それ以外の部屋とわければいいかと思っていた。 「あの窪みあたりを、あのにやかけたまりさの場所にしようね!」 「そうだね、いやらしいまりさはそこから勝手にでちゃだめだよ!」 まりさの思惑に反して、美れいむの家族たちにどんどん先手を打たれていく。 「そんなの、だめだよ! このおうちはまりさのものだからね!」 一応、反撃にでるのだが…… 「こいつはこうやって、冬の間はれいむたちをいじめるつもりなんだね……」 「ゆっくりが人間にいじめられるのは、こんな自分勝手な家宣言をする馬鹿ゆっくりのせいだよ!」 「おなじまりさとして、恥ずかしいよ!」 「こいつ、じぶんが恥ずかしくないのかなあ?」 「ゆっくりしねばいいのに!」 「お母さん、こいつに何か変なことされてない?」 何倍もの言葉のカウンターが返ってきただけだった。 まりさはもう胸が一杯で何も言えず、指定された窪みに治まって寝藁をかき集めて丸くなる。 もう、今日はひどく憂鬱で何もする気が起きなかった。 なんで、こんなことにと悲しんでいると、美れいむがそろそろと近づいてくる。 「ゆっ!? どうしたの、まりさといっしょにおやすみするの!」 もう、天から垂らされた糸とばかりに美れいむにすがりつく。 しかし、美れいむは何も言わずまりさの傍にくると、その身をまりさへぶつけた。 「ゆぐううう!?」 痛みはなかった。ただ、考えもしなかった攻撃に動転して、まりさはころころと転がり、さかさまになってようやく止まった。 「家族のみんなが寒がっているの。まりさは寒くても大丈夫だよね!」 その言葉が合図なのか、れいむ一家が一斉に動き出した。 まりさの領域付近に散らばって、寝藁をくわえるなり自分たちの方へ輸送を開始。みるみるうちに、まりさの寝床は土がむき出しの寒々とした肌触りになってしまう。 今の時点でも木枯らしの風は芯に響くほど寒い。 「まりざのぶんだけでも、がえじでえええええ!!!」 言いながら、あまりの惨めさにまりさは泣き出していた。 「お母さん、あいつ泣いているよ!」 「面白いね、けど気持ちわるいよ!」 「おじさん、黙るかゆっくりしんでね!」 やはり返ってくるのは混ぜ返す子供たちのはやし声だけ。 美れいむは両親と丸くなって、われ関せずと眠りについていた。 まりさはもう、一家と口を聞きたくなくて黙り込む。 一家が指定した窪みは、凍える風が吹き付ける場所。 その寒さに身を震わせながら、昨日までの美れいむの温もりを夢見ていたことを思い出し、声もなく泣いていた。 深夜、あまりの寒さに目を覚ますまりさ。 あたりは暗がりで、子供たちの寝息がすやすやと聞こえてくる。 幸せそうな寝息に若干の憤りを覚えて、ますます眠れなくなるまりさ。 見上げれば、入り口に差し込む朧月。 その光の優しさだけがまりさの心を癒してくれる。 と、その光を横切る影があった。 「ゆ?」 息を殺してつぶやく。 確か、あの横顔は…… 「れいむうううう」 美れいむのものだった。 今、れいむは一人で外にでていった。二人きりで話すなら、今だ。 ごとりと、まりさの中で消えかけた情念が目を覚ます。 音をたてて家族に邪魔されないよう、れいむを追って外へ。 まわりを見渡すと美れいむの後姿が森の木の傍に。何をしているのかは、月影に隠れてよく見えない。 そもそも、まりさはそんなことは気にしなかった。 ただ、れいむの傍に近づきたい。 その思いで走り出し、そして歩みを止める。 「ぷっはあああああ」 「ちゅ……ぱ……はああ、かわいいよ、れいむ」 木陰の向こうに、ゆっくりまりさがいた。自分より大きな帽子を被り、自分よりも不敵な顔立ちで美れいむの唇を吸っている。 その大きなまりさは、そっとれいむの耳に唇をよせ、耳をはむはむと甘がみしながら囁く。 とはいえ、静まり返った森の夜。 息を潜めるまりさの耳にもそのやり取りは入っていく。 「ねえ、あいつはいつ追い出すんだぜ?」 「ゆううう、あんっ……その、ゆっくり追い詰めて家出させるつもりだったけど」 見たこともない艶やかな表情で大まりさに応じる美れいむ。 まりさはうなり声を吐き出しそうになる唇を、懸命に抑えていた。 「けど、どうしんだぜ?」 「あなたにこんな形で会うのが切ないの! 今ちょうど寝ているからゆっくりころしてね!」 「ふふふ……おお、こわいこわい」 甘い声で囁きあう二人。 だが、会話の内容は自らの殺害計画。 逃げなければ。口惜しさや怒りよりも、今まりさの心を占める恐怖。 はやく、誰かのうちに逃げ込んで、みんなに話そう。こんな醜悪なやつらは追い出してもらおう。 ……でも、誰かこの近所にいたっけ? みんな、消えてしまっているか、まりさをひどく恨んでいるはずだ。まりさ自身がれいむを迎え入れる準備をするためにしでかした背信によって。 知識を分け隔てなく教えてくれるぱちゅりーを、ときどきお裾分けをくれたれいむ一家を、困ったことがあるとすぐに駆けつけてくれたアリス姉妹を、そして、同じように自分に親切だった森のゆっくりたちを。すべて、まりさは利用して排除してしまった。 そのことに気づいて、まりさは震えた。 こんなことのために、なんていうことをしてしまったのだろう。恋という熱病からさめ、ずしりとのしかかる罪悪感。 そのため、反応が遅れた。 「ゆぎいいいいいいいい!」 後ろからの二体分の体圧。 思わずあがる悲鳴に振り向く美れいむたち。だが、まりさの方をみてほっと一息。 大まりさがにやにやと笑いながら話しかける。 「お義父さん、ありがとうだぜ」 「のぞきみするへんたいをみては、はうっておけないよ!」 老れいむと老まりさの得意な声。 さらに奥から子供たちも姿をあらわす。 「お父さんー♪」 先ほどまでの憎たらしさはどこへやら、かわいらしい声で大まりさにだきつき、散々に甘えてから、地に伏せたゆっくりまりさを省みる。 「あいつ、ゴミくずのくせに自分のことをお父さんと呼べっていったんだよ!」 「ほんと、おぞけが走ったよ!」 「あいつみたいなブサイクの子供なんて、とんでもないよ!」 口々に言い立てると、その大まりさの顔に渋面。 ゆっくりとまりさの傍によると、押さえつけられたその鼻っぱしらに飛びかかった。 「勘違いしたばかは、ゆっくりしね!」 飛び散る餡子。 その重量に、まりさの皮はあっけなく破れる。 月夜に放物線を描く自らの血肉を見ながら、まりさは薄く笑った。 本当に、勘違いして、バカだった。 死ぬのは当然なんだ。 人に迷惑をかける前に死ねばよかった。 そのことにようやく気がついて、びゃひゃひゃと壊れた自分への笑い声が口をつく。 「ゆゆ!? こいつ笑っているよ! ばかなの!?」 「気持ち悪いよ! ゆっくりしね!」 続く大まりさのすさまじい衝撃をうけ、まりさは体中の餡子が噴出すのを感じながら、意識が暗転していった。 うっすらと、まりさの視界に光が戻っていく。 まりさは、ずたぼろの体で放置されていた。 だが、まりさその体をぴくりとも動かせない虚脱感で、死に至るほんの少し前まで生かされていることだけが、何となくわかった。 もう、ただ死を待つだけ。 そのかすれゆく視界を横切る影があった。 それは五つ。 「まりさったら、恥ずかしがって家にこもるなんてシャイね!」 「遠慮しないで、その場でアリスへの愛をプレゼントしてくれてもいいのにね!」 口々に言い合いながら、かつてまりさのものだった巣穴に向かっていくのはアリス5姉妹。 うきうきしたアリスの歩調は、やがてその巣穴に消えていく。 そのアリスの声は、近くの虫の声すら消えていくまりさの耳に、なぜかはっきりと聞こえてきた。 「ああ、まりさがれいむの格好をして沢山いるよ!」 「小さいれいむの形をしたまりさもいるね!」 「熟女のれいむっぽいまりさもいるよ!」 「かっこいいまりさも、美人のれいむ的なまりさもいる!」 それらの声に、怯えきった美れいむの声がこたえた。 「なに言っているの!? まりさはもう……」 しかし、理屈を全部言わせるアリスではない。 「まりさ、アリスのためにここまで準備してくれたんだねえええええええええ!」 「んほおおおおおおおおおお、だからまりさだいすきいいいいいいいい!!!」 「みんな、春になるまで、一日50回はすっきりさせてあげるね!!!」 「さっそく、いぐよおおおおおおおおほおおおおおおおお!!!」 「や、やべでええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」」 「こどもはやべでぐだざいいいいいいいい!!!」 「こどもだからいいのおおおおんほおおおおおおおおおお!!!」 泣き声、うめき、悲鳴、嬌声。 様々な絶叫が渦巻くかつてのまりさの家。 やがて、すべてが嗚咽交じりの嬌声と、心の底からの嬌声にとけていき、高みにのぼりつめるなり、再び地獄の入り口へと戻っていく。 そんな騒々しい葬送曲に贈られて、まりさはいつしか息絶えていた。 その死に顔は、なぜかすっきりしたものだった。 あとがき どうも、小山田です。 今回はひたすらすっきりーをテーマにしてみました。 次はすっきりできそうもないので外した部分ですが、よければどうぞ。 おまけ 「むきゅう、むきゅう」 暗がりのなか、ぱちゅりの静かな声が響いている。 「ゆぐぐぐぐ!」 応えるように悲鳴をあげるのは、その足元。 ぱちゅりが産み落としたばかりの赤ちゃんまりさが、母のぱちゅりーに踏まれて大きく形がたわんでいる。 歯磨きチューブを余さないよう端からしぼりあげるように、片側によった赤ちゃんの中身。それももうすぐ、弾けそうになっていた。 「おがあざん、やめでええええ! つぶれるううう、まりさ、しんじゃうよおおおお!」 「そのためにやっているのよ。お姉さんのように死んでね」 パチュリーの言葉通り、周囲には踏みにじられた子供の死体。 「いやああ、ぶべべげべっ!」 今、最後の子がその後をおった。 その死を見届け、パチュリーの顔に浮かぶ微笑。 よかった、これでまりさは戻ってくる。問題は、全部消えた。 ぱちゅりーは望まぬ子らを産み落とした後、しばらく呆然と見ていた。 が、ぱちゅりーの半端に聡明な思考は一つの仮説をつくりだしてしまう。 この子がいなけらば、まりさとやりなおせるのではないか、と。 こうして、無慈悲に効率的にわが子の命を終わらせていったぱちゅりー。 よかった、これで幸せになれる。 けれど、パチュリーの思考を越える事態が起こっていた。 このほっぺたに流れる温もりはなんだろう。 この心の奥を潰してしまいそうな想いはなんだろう。 わからない、それより今はただ眠い。疲れた。 ぱちゅりーはわが子の死体が散乱する巣穴で静かに寝息を立て始めた。 その姿を見届けて、去っていくゆっくりの影が一つ。 ぱちゅりーと結ばれる予定のゆっくりまりさだった。 あれから、まりさは必死にぱちゅりーへ感じていた愛情を思い起こし、ぱちゅりーを許そうと努力した。 やはり愛しているのだ。 子供たちだって、面倒を見てもいい。自分の子供だと思い込もう。 固い決心をして再びやってきたパチュリーの住処。 だが、目撃したのはわが子をほほえみながら潰していくぱちゅりーの姿だった。 鬼女。 まりさの脳裏にそんなことが浮かぶと、もう耐えられない。 ここにいてはいけないと、まりさの本能が告げていた。 そうして、ここを出たらすぐに引っ越そう。こことは違う、ここのことを思い出せないぐらい遠くに。 まりさは振り返る。 そこにはすやすやと餡子にまみれて眠るぱちゅりの姿。 さようなら、パチュリー。 小さな声で言い残し、まりさはパチュリーの前から姿を消す。 二匹は、二度と会うことはなかった。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/2950.html
竹取り男とゆっくり 4 (fuku4299・fuku4374・fuku4529の続きです) 深更…。 フクロウの鳴き声ひびく山上の自宅に帰りついた男は、荷車を納めると、れいむとぱちゅりーの入ったケースを抱え上げた。 2匹とも狭いケースにギュウギュウ詰めのままぐっすりと眠っている。 あの店主の話では、ゆっくりを強制的にゆっくりと眠らせる特殊加工が施されているらしい。 昨日と同じようにテーブルの上にケースを置くと、男はしげしげとゆっくりたちに見入っていた。 『ゆっくり……たけをかっていってね!』 …………あの言葉。 あの時れいむが何を思ったのか知らないが、根はそんなに悪いヤツじゃないんだろう。 初日と同様デカイ口をあんぐりと開けて、喉の奥をこれでもかと見せつけながらイビキをかくれいむを見ながら、そんなことを思った。 対照的に、可愛い口をリスのように結んでスヤスヤ眠るぱちゅりー。 寝顔から判断するに、こいつとも何となくうまくやっていけそうな気がする。 少なくともあのまりさ種のような性格の悪さだけは勘弁してほしい。 「さて、と」 竹取りを生業とする山男の朝は早い。 すでに午前様になっており一刻も早く寝なければいけないのだが…… 男は好奇心を抑えられず、ケースの横のテープを引っ張って、まずはれいむを底に落とした。 デンッ! 「…………くそっ、この鈍感饅頭が」 今回もれいむは目覚めなかった。 それならばと、男は途中まで抜いた厚さ1センチほどの床板を、徐々に押し戻していった。 「い、いひゃいよ! ………ゆゆゆっ!?」 心地よい眠りを妨げられたれいむは最初こそ顔をしかめていたが、男と目が合うなり口を開けて震え出した。 「よぉれいむ。これから一緒に素敵な餡子ライフを送ろうな!」 てっきり、元いた甘味屋に返品されたと思っていたれいむ。 再び男の姿を目の当たりにして、恐怖のあまり固まってしまっている。 男がさらに板を押し込むと、やわらかいれいむの頬に床板がめり込んでいく。 「ゆひゅうぅぅ……ゆっくいやめひぇね! ゆっくいやめひぇね!」 れいむは反対側に逃げようとするが、狭いケースにそんなスペースはない。 ぶにゅぅぅ… 「ゆびいぃぃぃぃっ! ゆっぐいやべでぇ!!」 そのまま顔の中心まで板をめりこませてから、男は許してやった。 あんまり強くめりこまされたものだから、れいむの体は"く"の字に曲がってしまった。 頬にもくっきりと横線がついて、一部は薄く切れて中の餡子が覗いている。 「ゆ゙っ…ゆ゙っ…ゆ゙っ…」 涙目になって震えているれいむ。中身も甘さを増したことだろう…。 …次は紫色のぱちゅりーだ。 男はテープを引っ張って、床を完全に抜き取った。 ポテ… そう、そんな感じ。 やわらかくて軽いものが落っこちた感じ。 「むきゅ……むきゅうん……」 衝撃が軽かったのでまだ寝ぼけているらしく、ぱちゅりーは小さな口でむきゅむきゅ言いながら目を開けようとしない。 それならばと、男はれいむと同じように、抜いた床をケースに押し込んで、ぱちゅりーの体を挟んでやろうとした。 そのとき… 「ゆっくりしていってねっ!! ゆっくりしていってねっ!!」 まだ形の戻りきっていないれいむが、常にも増してけたたましくお決まりの挨拶を叫んだ。 あまりの大声に、密着していたぱちゅりーはびっくりして飛び起きた。 「むっきゅう! なにごとなの! きんきゅうじたいはっせい!?」 ぱちゅりーはあたりを見回そうとするが、ケースに阻まれて動けないことに気づいた。 「むきゅ? うごけないわ」 「ぱちゅりー!! ゆっくりしていってね!!」 「れいむ? ゆっくりしていってね。 …もうちょっとしずかにはなしてね」 男はぱちゅりーが目を覚ましたので、抜き取った床板を脇にやった。 どうやられいむは自分と同じ目に合わされそうなぱちゅりーの身を案じて、大声を出して起こしたようだ。 初対面の同族を助けようとするあたり、それなりに思いやりがある。 「むきゅ?」 ぱちゅりーがケース越しに男に気づいた。 「おにいさんはだれ?」 おっ! おじさんじゃなく、おにいさんときたか。 せっかくだからお互いの信頼を深めるために会話を楽しんでみようと、男はぱちゅりーをケースから出してテーブルの上に置いた。 ケースに残されたれいむは自分も出して欲しそうな顔をしていたが、あっさり放置してやった。 「おにいさん、れいむもここからゆっくりだしてね!」 「俺か? 俺は、今日甘味屋でお前を買ってきたお前の飼い主だよ」 「かいぬし? …むきゅ! ぱちぇはおにいさんなんかにかわれてないわよ」 一人称は"ぱちぇ"…と。 なにやら反論してくるが、そこはスルー。 ついでにれいむもスルー。 「ゆゆ、ぱちゅりーもれいむをだしてくれるように、おにいさんにたのんでね!」 「へぇ…やっぱり"ゆゆ!"とか言わないんだな。"おいしい食べ物をゆっくり持ってきてね!"とかも言わないし…」 「むっきゅ! せんれんされたぱちぇは、むいみなことをいったりたべものをねだったりしないわよ」 じゃあ「むきゅ」には意味があるのか…? 「おにいさん! ぱちゅりー! れいむもゆっくりかまってね!」 「それに、目が座ってる…」 「むっきゅ〜ん! ちしきとけいけんをたくわえたぱちぇは、ものごとにどうじないのよ」 まだ眠いだけだろ…? 「こっちむいてよぉ!」 「声もちいさいから、一緒にいてうるさくなくていいかも…」 「むきゅきゅきゅきゅ! しずかなこえでじょうひんにはなすのは、しゅくじょのたしなみね」 ……結論、面倒くさい。 自分の語彙の豊富さをいちいちアピールしてくるのが何ともメンドクサイ。 そんなぱちゅりーをちょっといじってやろうと思う男だった。 「ゆえぇぇぇん! だしてよ! れいむもゆっくりさせてよぉ!」 「ところで、ぱちぇは何か欲しいものはあるか?」 「むきゅうっ! ぱちぇをぱちぇとよんでいいのは、ぱちぇとぱちぇのしんゆうだけよ」 「ゅ…………」 「そ、そうか…。それで、必要なものはあるか? なにか足りないものとか?」 「むきゅきゅ…ぱちぇはちしきよくをもてあましてるから、ごほんがよみたいわ。おにいさんはごほんをもってきてね」 食べ物はねだらなくても、本はねだってくるんだな…。 「…………」 「本か。悪いけど俺、本読まないからウチには一冊もないよ」 「むきゅうぅー!? ごほんがないなんて……ごほんをよまないなんて……」 ものごとに動じないんじゃなかったのか…? 「…………」 「それにしてもぱちゅりーは変な帽子をかぶってるな。ちょっと見せてくれよ」 「むきゃあーーー!! ぱちぇのおぼうしとらないでぇ!! …ごほっごほっ!!」 ぱちゅりーは帽子を取り返そうと、半狂乱になってピョンピョン飛びはねた あのぉ……淑女のたしなみは…? こうして偽りの仮面をはがされて、だんだんゆっくりらしくなっていくゆっくりぱちゅりー。 放置プレイ中のれいむはというと、下を向いたまま無言で泣きべそをかいていた。 「むっぎゅっ…ごっほ、ごほぉ! ごぼお゙!! ごぼお゙お゙!!」 と…単にむせたと思っていたぱちゅりーの咳が、どんどんひどくなってくる。 「おいおい、大丈夫か?」 とりあえずトントンと優しく後頭部を叩いてやる。 「ぶえっぽ!! ぎゅぼえっぽ!!!」 もっとひどくなった(汗) 「ごほっ、ごほぉ、ぎゅぼお゙お゙お゙ッ!!!」 そして、ぱちゅりーはこの日最大級の咳をするなり、テーブルに白いかたまりをぶちまけて仰向けにひっくり返った。 「ちょっ!!」 男もさすがに慌てた。 咳こんで発作を起こすってことは、あっためたほうがいいのか!? 男は急いで押入れから毛布を出すと、ぱちゅりーを抱きしめたまま毛布にくるまった。 「そうだ、何かあったかい飲み物!」 男はぱちゅりーを抱いて毛布をかぶったまま、台所に行って水の入った鍋を火にかける。 「ごほっ、ごほっ、え゙ほっ」 苦しそうに咳き込むぱちゅりーの口元と男の服には、白い飛沫が点々と飛んでいた。 しばらく待ってから、湯が沸騰する前に茶椀に注ぐ。 「ほら、白湯だ、ゆっくり飲めよ? …ゆっくりだけにな!」 いらん駄洒落を飛ばしながら、男は茶椀の白湯をぱちゅりーの口元に持っていく。 そうして一口含ませては飲み込ませ、また含ませては飲み込ませ、ややあって体があったまると、ぱちゅりーの咳も少しずつ収まってきた。 「まだ飲むか?」 「むっきゅ……むっきゅ……」 ぱちゅりーはギュッと目を閉じたまま、口を三角にして(△←こんな感じ)おとなしく飲んでいる。 「ああもう、どうなるかと思ったぜ」 そのままコップ2杯分の白湯を飲み干したぱちゅりーは、しばらくゴホゴホやっていたが、まもなく眠ってしまった。 * * * ぱちゅりーが目覚めたのは、太陽が中天を越えてからだった。 発作は完全に収まっている。 「むきゅ…むきゅ…」 腕の隙間をかいくぐり、毛布をよけて顔を出すと、目の前に男の寝顔があった。 男はぱちゅりーと一緒に毛布にくるまって、壁に背中をあずけて座って寝ていた。 「むきゅ…」 「うぅぅ、ん?」 毛布の中で何かがモゾモゾと動く感触に、男は目を覚ました。 「おぉ、ぱちゅりー。具合はどうだ? 咳は止まったか?」 「むっきゅん、かんぜんふっかつよ」 「よかったな。じゃ、俺も起きるか」 抱きかかえていたぱちゅりーをテーブルの上に置く。 すぐ側のケースの中では、れいむが泣き疲れて眠っていた。 うんと背伸びをして、毛布を押入れにしまう男。 だいぶ遅くなったが、竹を切りに行くために服を着替えようとした男は、胸にこびり付いていた白いかたまりに気がついた 「あれ? これって…」 「むきゅうぅ!? そ、それは…」 たしかぱちゅりーが吐き出したものだ。 そういえばぱちゅりーの中身は何だろう…? やや凝固したそれを指ですくうと、男は口に入れてみた。 「甘〜い。お前の中身って、生クリームだったんだな」 「む、むきゅうん……」 振り向いた男の笑顔に耐えきれず、ぱちゅりーはうつむいた。 そんなぱちゅりーを気にもせずケースに入れて蓋をすると、男は急いで服装を整えて、竹を切るべく家を出て行った。 その日の夕刻に、男は山での仕事を終えて家に帰った。 手早く湯を浴びて居間に入ると、ケースの中のれいむとぱちゅりーが視線を向けてきた。 「むきゅ、おかえりなさい」 「…………」 最初はツンツンしていたぱちゅりーだったが、助けてくれたことに感謝したのか、男を信頼しているようだった。 一方、今度はれいむがツンツンしている。 一瞬だけ放置プレイのつもりが、ぱちゅりーの介護によって一晩中放置プレイになってしまったせいで、れいむはすっかり反社会的になっていた。 男はちょっと心配になって、れいむを持ち上げてみた。 「ゆっ!? はなしてね! れいむのことなんか、ゆっくりほっといてね!!」 れいむは自暴自棄になってジタバタと暴れる。 「なんだ、元気はあるんだな」 男は安心してれいむを戻した。 れいむは解放されてホッとしているような構ってもらえず残念そうな、ゆっくりにしては複雑な表情を浮かべていた。 ゆっくりのくせに、ずいぶんと生意気である。 …さて、男は台所に行くと、山で取ってきた山菜を米と一緒に炊いて、芋の煮っ転がしも作った。 料理をテーブルに並べると、2匹と一緒に食事を囲んで食べた。 「うっめ!! これめっちゃうっめ!! へぶんじょうたい!!」 さっきの態度はどこへやら、温かい煮物と山菜ご飯をハフハフしながら食い散らかすれいむ。 ぱちゅりーはというと、小さな口でこぼさず上手に食べていた。 「おにいさん! れいむにもっとちょうだいね!」 普段ならば返事の代わりにビンタでも一発くれるところだが、今日は大切な話があるので許しておく。 男は釜から山菜ご飯を持ってきてやった。 「むーしゃむーしゃ、しあわせー!」などと悠長に食べていられないのか、茶碗に顔を突っ込んで「めっちゃうっめ!」を繰り返している。 対照的に、ぱちゅりーは食が進んでいない。 「ぱちゅりー! ごはんたべないなら、ぜんぶれいむにちょうだいね!」 「むきゅ…あげるわ」 「ぱちゅりー、病み上がりなんだからちゃんと食べろよ」 「ぱちぇはおなかすいてないの…」 「おにいさん、ぱちゅりーはあんまりたべないんだよ! かわりにれいむがたくさんたべてあげるから、ゆっくりあんしんしてね!」 「そうなのか?」 「むきゅう…」 「おにいさん、もうなくなっちゃったよ! もっともってきてね! ゆっくりでいいよ!」 空っぽになった茶碗を舌で指して催促すると、れいむはその舌で煮物をすくい始めた。 男が釜ごと持ってテーブルに戻ると、れいむはすでに煮物をたいらげて皿まで舐めていた。 「ぺーろぺーろ、しあわせー!! …ゆっ! はやくそのごはんをちょうだいね!」 「おい、お前食いすぎだぞ。少しは遠慮を…」 「なにしてるの? はやくしてよ! おじさんきこえないの? ばかなの? しぬの?」 「…………このやろう!!!」 男はれいむをわしづかみにすると、持ってきた釜の中に頭から(…といっても頭しかないが)叩き込んだ。 「ゆべッ! おべべまっぐら゙だよぅ!! いぎがでぎないよぅ!! ゆっぐぢだじでね゙ぇぇぇ!!!」 「うるせぇ! そこで思う存分ゆっくりしてろ!!」 「ゆ…ゆっぐじ!?」 れいむはようやく気づいたようだ。 自分が頭から(…といっても頭しかないが)炊き込みご飯の釜の中にいることに。 「ゆっ!? ゆ゙ゆ゙ゆ゙っ!? でいぶごはんにうまっでるよ!! へぶん!! でいぶへぶん!! ごはんじょうたい!!!」 美味しいご飯に頭から埋もれて感激したれいむが、意味不明な言葉を叫びだす。 とはいえ釜の中にすっぽり入っているため、くぐもった声にしかならず、それほどうるさくはない。 こいつはもうダメだ…。 そう思った男は、大切な話をぱちゅりーから話すことにした。 「なあ、ぱちゅりー。実は話がある」 「むっきゅ? なぁに?」 「このれいむと子作りしてほしい」 「いやよ」 あっけなく玉砕してしまった。だが、男は諦めない。 別にれいむの名誉のためではなく、ここで諦めては何のためにこいつらを買ってきたのか意味がないのだ。 「そこをなんとか」 「むきゅっ!」 ぱちゅりーはむきゅっ! と自分で効果音をつけて、あっちを向いてしまった。 男は両手でもう一度こっちを向かせた。 「気持ちはわかる。俺も自分がゆっくりだったら、こんな意地汚いれいむなんかと夫婦になるのは嫌だ。でもな…」 俺は饅頭が喰いたいんだ! …なんてこと言うわけにもいかないので、 「結婚をして、子供をつくって、立派に育てあげるのが、女の幸せってもんじゃないのか?」 「むっきゅう! ぱちぇはれいむとはけっこんしたくないの!」 「れいむとは? じゃあ、お前が気にいったゆっくりとならいいよな? 俺、竹切りながら立派なゆっくりを探してきてやるから」 てか、なんでいつの間にか、こいつのお見合い話に飛んでるんだ? いや、深くは考えまい。今はなんとかこいつをその気にさせて、つがいになって繁殖してもらわなければ…! そう決意して、男はぱちゅりーを口説き落とそうとたたみかける。 「自分のおでこから茎が伸びて、たくさんの赤ちゃんが実るのを想像してみろ。可愛いぞぉ。その赤ちゃんたちが成長してお前にこう言うんだ。 ……ゆっくちしちぇいっちぇにぇッ!!」 男は甘味屋で見た、赤ゆっくりたちが生まれ落ちた情景を思い出しながら、必死に口調を真似てみた。 本音を言えば赤まりさも赤ありすも全然可愛くなかったが、ここは嘘も方便である。 ぱちゅりーはといえば、顔を伏せて目をつむっている。きっと未来の家庭を想像しているのだろう。 今がチャンスである。 「それでな、お前の赤ちゃんたちは、こうやってちょいちょい〜んってお前にくっついてさ、やるんだろ? あれ。あの、すーりすーりとかって」 男は自分の拳を赤ちゃんに見立てて、ぱちゅりーの頬にくっつけてすりすりと撫でた。 ぱちゅりーのもち肌が気持ちよかった。 「で、お前も赤ちゃんにすりすりして、最高の笑顔で迎えるんだ。ほら、言ってみろ。お前らがいつもやるあいさつをこの赤ちゃんに」 男はぱちゅりーの前に拳を置いた。 ぱちゅりーは今、夢想の中で家族と一緒にいる。 ここで男の拳に「ゆっくりしていってね!」と血迷うぐらいどっぷり夢につかってれば、もう計画は達成したも同然だ。 「さあ、ぱちゅりー、言ってみろ。さあ!」 男は再びぱちゅりーの頬をすりすりしながら、ぱちゅりーを促した。 「……ゆ」 よぉし! 言えよ! 言っちまえよ! そして俺に饅頭を食わせろ!! 「ゆっくり…………………………………………しねぇ!!!!!」 「は?」 ぱちゅりーは普段とは似ても似つかないような鬼気迫る表情で男に体当たりをかました。 予想外の行動に、思わず尻餅をついてしまった男。 ぱちゅりーもまた、ぽてっと床に落ちてきた。 「え? ……なんで?」 「むきゅう! このおばか! わからずや! ぱちぇはけっこんなんかしないの!! きゅ……むぎゅぅぅ〜! むぎゅぅぅ〜!」 そう叫ぶなり、床に突っ伏してひたすら泣き始める。 「……そんなに嫌なのかよ」 子供を作りたくないゆっくりがいるなんて、さすがに知らなかった。 饅頭とはいえ一応は♀だ。繁殖を無理強いするのは気が進まない。 あーあ、また新しいの買わなきゃ…。 「わかったよ。悪かったよ。お前がそんなに結婚嫌いだなんて知らなかったんだよ」 ぱちゅりーの嗚咽は止まらない。 「もういいよ。もう言わないからさ。今日から自由にお前の好きなところに行って、好きに生きなよ。な?」 「むぎゅ……。ぱちぇを、そとにだすの?」 「ああ。狭いケースの中じゃなくて、外の広い世界で自由に生きろ」 「…………う…むぎゅうぅぅぅぅぅ」 ぱちゅりーはまた泣き始めた。 なんで…? 「むっぎゅーん!! このどんかん! にぶちん! ぼくねんじん! ぱちぇがこんなにおもってるのに、どおしてきづかないのよ!!」 「は?」 「ぱちぇは…ぱちぇは…むぎゅ…たすけてもらってうれしかったのに! ぱちぇのなまくりぃむなめて、あまいっていってくれたのに! むぎゅうぅぅぅぅぅぅぅ…!!」 …いやいやいやいや。 …まさかそう来るとは思わなかった。 男は初めてぱちゅりーが結婚したくないと言う本当の理由を知った。 「なあ、ぱちゅりー」 男はぱちゅりーの頬に触れ、優しく話しかけた。 「むぎゅぅ…………ぱちぇってよんで」 「じゃあ、ぱちぇ」 「むきゅ……なぁに?」 「たった一晩優しくしてもらったぐらいで、つけ上がるんじゃねぇよこのメスブタが!!」 「む……きゅ……?」 一瞬混乱して、目を白黒させるぱちぇ。 「鈍感だと? 鈍感ななぁてめぇだこのボケがっ」 「むぎゅっ!?」 「俺の目的はな、饅頭だ饅頭! 特に餡子ぉ! れいむとお前を一緒に持ってきたのは、お前らを繁殖させて毎日美味しい饅頭を食うためだ」 「そんな……あかちゃんを……」 「そうだ。お前のクソガキだ。できれば内緒でこっそりゴチになろうと思ってたんだ。そうすりゃ俺も幸せ。子供作ってお前も幸せ。 だけどもうそんなの関係ねぇ! さぁ、四の五の言わずにガバッチ!!」 男は右手にぱちゅりーをつかみ、左手には茶碗にハマって動けなくなっていたれいむをつかんだ。 「ゆゆ!? おにいさん、ありが…」 そして、ぱちゅりーを仰向け、れいむをうつ伏せにして重ねると、猛烈な勢いでこね回した。 2匹のやわらかい体が粘土のように形を変えていく。 「ゆびっ! ゆげっ! やべで! ゆっぐじ! やべでね゙!」 「むぎゃん! いやっ! やだっ! やだぁ!」 「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」 「ゆぐっ! ゆふぅ! れっ、れいむ! きもち! よくなって! ……」 「むきゅきゅっ! こんなの! ぜったい…! ……っ!」 上半身の筋肉が悲鳴を上げるまで高速マッサージを続けた男は、バッと2匹を放った。 「ゆゆぅ〜ん♪ ぱちぇ! ぱちぇ! きもちいいよぉ! れいむといっしょにすっきりしようね!!」 「むっきゅう! むぎゅうん! やめてっ! こすりつけないでぇ!」 れいむはすっかり発情していたが、ぱちゅりーは本当に気持ち悪いらしく拒絶をうったえている。 一生懸命れいむを振りほどこうとするぱちゅりーだが、餡子れいむと生クリームぱちゅりーとでは体重差がありすぎる。 「ゆふぅぅぅっ…ぱちぇのおはだすっべすべ! ぺーろぺーろ、ぺーろぺーろ」 「むぎゅっ…む……むぎ…ゅ……」 ぱちぇはれいむに押さえつけられ、なすすべもなく頬から髪から全身を舐め回されていた。 そして、れいむの熱い舌がぱちゅりーの口の中へ入ってくる。 病弱で力の無いぱちゅりー…。組み敷かれてすでに体力を失い、れいむにされるがままになっている。 「んふおっ! んほおっ! すっきりしちゃうぅ!!にんっしんっさせちゃうよ!!」 「むぎゅ……む……」 「でいぶっ…ぱちぇがはじめてだよ! にんっしんさせるのもはじめてだよ!! でいぶのこどぼ! ゆっぐりうんでねぇ!!」 「…………」 「い゙ぐっ…い゙ぐよ゙お゙!? っんほおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉおぉおぉすっきりーーーーーっ!!!!!!」 思いきりすっきりしたれいむは、もう何と形容すべきか、憎らしいほど輝いた笑顔で天を見上げた。 れいむは生涯初の"すっきり"に感激して、滝のように涎を垂らしながらニヤニヤしている。 ……交尾を終えたゆっくりって、みんなこんな顔しかできないのか? ぱちゅりーのほうは、れいむの唾液と粘液でできた海の真ん中でぐったりと横たわっている。 すっきりもしていないようだ。 なんだかヤリ捨てられた感MAXだ。 「ゆへ…ゆへへへ…ぱちぇ、きもちよかったよぉ。もういっかいしようねぇ」 れいむはニヤニヤしながら再びぱちゅりーの背後から覆いかぶさると、へこへこと体を振りだした。 ここでぱちゅりーに死なれてはたった1度の繁殖で終わってしまうので、男はれいむに手を伸ばした。 つまみ上げられたれいむは、空中でへこへこ体を振っていた。 振動に合わせてれいむの体の粘液が糸を引いてボタボタ落ちて、ぱちゅりーの顔にかかった。 「ゆっふ…ゆっふ…ゆふぅ…!ぱちぇ…ぱちぇ…どこいったのぉ!?」 すっきりの直後で朦朧としているのだろう。 れいむはぱちゅりーの体を探してすっきりしようと、激しく体を振る。 「きたね!」 男はネチョネチョするれいむの体を放り投げた。 「ゆふぅ…れいむおそらをとんでぶゅぎゅっ!!!」 れいむは壁に当たって、ツツーッと粘液の糸を引きながら床に落ちた。 そしてしばらくウロウロしていたが、落ちていた茶碗を見つけると、早速体をこすりつけ始めた。 「ゆひょお!? ぱちぇにもこんなにかたいとこあったんだね!!」 硬い物は刺激と快感が強くなるのか、れいむは茶碗をぱちゅりーだと思い込んで、一人で嬌声を上げていた。 「ぱちぇ」 「…………」 額から茎を生やしたぱちゅりーは、どこか遠くを見ている。 「ぱちぇ」 「むきゅ…そのなまえでよばないで」 ぱちゅりーは冷たい声で言った。 粘液にまみれて乱れた髪。こすられて赤く腫れた体。そして涙。 ぱちゅりーは心も体もグシャグシャだった。 「おにいさん…。ぱちぇ、おねがいがあるの」 「なんだ?」 「うまれたあかちゃんのかわりに、ぱちぇをたべて」 「……!!」 「おにいさんにたべてもらいたいの」 「…………どうして?」 「むきゅぅ…。だって、ぱちぇは…いまでも……」 ぱちゅりーが選んだのは、赤ちゃんを助けて、なおかつ自分の想いも貫く唯一の方法だった。 裏切られても、想いが届かなくても、ぱちゅりーは一途だった。 男は心を打たれてしまった。 そう、うっかりと。 「…わかったよ。お前の赤ちゃんはたべない」 「むきゅ…おにいさん、ありがとう」 「でも、お前のことも食べない」 「むむ、むきゅ!?」 ぱちゅりーは恐れた。また裏切られるのでは…と思ったようだ。 「赤ちゃんは食べない。そしてお前も食べない。お前には長く生きてもらう」 「???」 「だってお前、ここに連れてきたばかりだからな。一日やそこらで死なれてたまるか」 「!?むっきゅ……」 生かしておくのは単にぱちゅりーの値段が高かったから…という理由だが、ぱちゅりーはまたしても勘違いして赤くなった。 一方、男はタカをくくっていた。 こんな約束、どうせ物覚えの悪いゆっくりのことだ。2〜3日経てばすっかり忘れてむきゅむきゅ言い出すだろう。 だが… 「むきゅ! おにいさん! 約束したでしょ!?」 「の゙!?」 数日後、ぱちゅりーの茎についた子供をつまみ食いしようとしたら怒られた。 男は知らなかったが、ぱちゅりー種は思いのほか記憶力が良かった。 あんな約束しなきゃよかったと後悔したが、あとの祭りだった。 男は饅頭を食いそこなった。 つづく ~あとがき~ れいむ×ぱちゅりー珍しそうなので書いてみた。 読んでくれる人、スレに感想までくれる人ありがとね。 まぢヘブン状態!! それと、ありすはカチューシャだって教えてくれた人サンクス。 たしかにリボンじゃないね/// またね〜。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/242.html
虐待ゆっくり byくらっかーあき やあ!僕は虐待鬼威参! 今日は野良を調達して虐待するとこなんだ! お あそこにいじめをしているゆっくりがいる! レッツゴー 「やめてね おちびちゃんをいじめる田舎者のゲスはゆっくりしんでね」 「何を言っているの? そのクリームパンはお前みたいなクズありすが好き勝手やった末路がそれでしょ? あとそこらにいるゲスと一緒にしないでね! れいむとまりさは 虐待ゆっくりさんなんだよ」 「そうなんだぜ ゆっくりおちびを渡すのぜ だったらお前も奴隷にするだけで勘弁してあげる」 「ふ ふざけるなああああ おちびちゃんはあああ えいえんにゆっくりしちゃったぱちゅりーとのこしたたからものなのよおおお! いなかものはさっさとしねえええ」 「あーこのクリームパンめっちゃうめえ」 「ばでぃすのおちびちゃんがあああああああ」 「ちょっと待て!」 「何?虐待お兄さんはさっさと向こう行ってね れいむ達は食事をしてるんだよ?」 「れいむ ここまで苦しめたなら親も少しは美味しくなってると思うのぜ さっさとありすを食わないとれみりゃを狩に行く準備が間に合わないのぜ」 「まあ待て 俺のところに来ればれみりゃなんかより上手いのを食わせてやるぜ」 「じゃあ虐待用のゆっくりをちょうだいね そこに行ってからでいいよ!」 「ゆっくりゃくらいならやるよ」 「ありがとうお兄さん!」
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/585.html
前 ※若干オリあり? ※虐待度はやや低め ※若干罵詈雑言気味 ※読むに堪えない文章は仕様です というわけで、あっという間に出産日。 ボールの中ではさすがに出産なんて出来ないので、2週間ぶりにゆっちゅりーを外に出す。 圧迫感から開放されたものの、2週間も食事もろくにとれず、コミュニケーションも満足に出来ずの状態だったわけだから相当ぐったりしている。 「も、むきゅ・・・うぅ」 「ぱちゅりー、だいじょうぶ?ゆっくりしていってね」 そんな彼女に寄り添うゆっくりまりさ。実に健気で、美しい光景だ。 見てるとなんだか腹が立つくらい美しい。 「ゆっくりしてる場合じゃないだろ?早く子供を産んであげないと!」 腹が立ったので水を差してやった。 「むきゅ・・・そうだね、ゆっくりするならあかちゃんをうんでからだよね」 「ゆ!ぱちゅりー、ゆっくりいそいでうんでね!」 「矛盾しとるぞ、まりさくん」 などと突っ込みを入れていると、ゆっちゅりーが突然うめき始めた。 「む、むぎゅぅぅぅぅぅ・・・!?」 どうやら本格的に陣痛が来たらしい。 今までボールの中にいて全く見えなかったが、彼女の口の下には産道らしき穴がある。 まるで人間の女性のそれのようでちょっぴりいやらしい。思わず赤面しちゃったさ。 「ぱちゅりー!どうしたの?!」 「う゛うばれりゅ・・・!?」 「もうすぐらしい。まりさ、君は少し離れていなさい」 それでもなかなか離れようとしないまりさを抱き上げ、ゆっちゅりーから少し距離を置く。 「ゆ゛うううぅぅううう・・・」 出産は想像以上に難航しているようだ。 ボールで圧迫されていたせいで胎内の子供がすでに死んでいるのかもしれない。 生きていたとしてもまともに歩けないような重度の障害をわずらっている可能性もある。 「ぱちゅりー・・・ゆっくりがんばってね!」 俺の隣では自分が出産しているわけでもないのに苦悶の表情を浮かべるまりさがゆっちゅりーを励ましている。 実に微笑ましい光景だ。さっきからこんなことばっかり言っているような気もするが、むかつくくらい微笑ましい光景だ。 それと同時に、この微笑ましさの分だけ子供の姿を見たときに絶望するんだと思うと鳥肌が立ってくる。 「なあ、まりさ。俺の話をゆっくり聞いてくれよ?」 「なに、おじさん?」 「もし、ゆっちゅりーの子供が未熟児や奇形児だったらその子を口の中に隠してほしいんだ」 「ゆ!?それってまりさにk」 「静かにする!」 「ゆぅ・・・」 「安全なボールの中にいたから大丈夫だとは思うんだけど、万が一の可能性がある。あんな狭いところで我慢したのに、ようやく生まれた子供が元気じゃなかったら可哀そうだろ?」 「ゆ!おじさんのいうとおりだね」 流石ゆっくり。こんなこじつけも同然の話に素直に納得してくれる。 「それにまりさも知っていると思うけど、ゆっちゅりーは子供を産むと死んでしまうだろ?」 「ゆぅ・・・」 目を背けていたかった事実を突きつけられあからさまに落ち込むまりさ。 でも、本当に落ち込みたいのはこっちなんだぞ、このド畜生饅頭が。 「だからさ、それまで隠し切れれば良いだけの話なんだ。口の中に隠すときにはゆちゅりーの目を隠すし、他のフォローもお兄さんがするから」 「うん、わかった。ゆっくりくちのなかにかくすよ」 「ありがとう。よし、それじゃ、素早く隠せるようにゆっちゅりーのそばに行こうか?」 そう言って立ち上がると、出来る限り柔和に微笑んだ俺の表情を見たまりさは「ありがとう、おにいさん」とまりさらしからぬ殊勝な言葉を口にすると、ゆっくりゆっちゅりーの傍へと跳ねて行った。 「おにいさん、か・・・」 結論から言えば、赤ちゃんは明らかに奇形で、その上未熟児だった。 もっとも、まだおなかの中にいるのでゆっちゅりーには見えていないが、俺とまりさにはその赤ちゃんの異形がはっきりと確認できる。 いわゆる結合双生児というやつだ。しかもその子ゆっくりはまりさの右目とゆっちゅりーの左目が完全に一体化しているかなり異様だった。 ボールによる圧迫の影響で産道が小さかったこともあるだろうが、蔓から生まれてくるものよりもやや小さいくらいの未熟児なのに難産になったのはこれが原因だろう。 「ゆっぐりぃぃぃぃ・・・」 「ゆぎぃいぃぃぃ・・・」 2つの口からそれぞれに呻き声が漏れるが、その違和感にゆっちゅりーはまだ気付いていない。 産みの苦しみのせいで、そんなことを気に留めている余裕がないのだ。 「むぎゅぅう゛・・・・」 「がんばれ、ぱちゅりー!」 自分はすでに残酷な現実を突きつけられているにも関わらず、まりさはそれをゆっちゅりーに気取らせまいと、必死でわが子の安産を願う親を演じる。 本当に健気な奴だ。ちょっと前に独善的で思い上がりの激しい自信家だなんて言った自分が恥ずかしく思えてくる。 「ぎゅうううぅぅう・・・」 「もう少しだぞ、ゆっちゅりー!!」 あと少し・・・あと少しでゆっちゅりーの子供が産道から飛び出す。 俺はすぐにゆっちゅりーの視界をさえぎるべく彼女の後ろに回りこみ、まりさは子ゆっくりを口の中に隠すための準備に入った。 あと少し、あと少しで産まれる。 「む、むきゅううう!!」 俺とまりさが固唾を呑んで見守る中、ゆっちゅりーが悲鳴にも似た声を上げると子ゆっくりたちが飛び出した。 「「ゆっきゅりちちぇちぇね!」」 舌っ足らずで、あまり声も大きくなかったが紛れもなく、子供達はこの世界に生れ落ちた。 本当ならその誕生を心から祝福したいだろう。 子供達をゆっちゅりーの傍に連れて行って、彼女をねぎらってやりたいだろう。 きっと並のゆっくり、喚起のあまりにさっきの約束を忘れてそうしていただろう。 だが、このまりさは違っていた。自分のすべきことは何か?それをわきまえて、わき目も振らず2匹の、いや1対の子供を自分の口の中に丸呑みした。 「・・・まりさ、なにしてるの・・・?」 しかし、その賢明さが仇となった。子供を口の中に入れたまりさがこっちを振り返ったとき、俺はゆっちゅりーの視界をさえぎるどころか子供をしっかり見られるように彼女を抱きかかえていた。 「んぐ!?」 目の前の光景に、1週間とは言えゆっちゅりーの安産という共通の目的のため協力し合ってきた俺の予定以外の行動に動揺し、硬直するまりさ。 そして、この俺がその瞬間を逃がすはずがない。 「この腐れゆっくり!何をしやがるんだ!!」 怒鳴りつけるが早いか、飛び掛るのが早いか。まりさを捕らえた俺はさっきまでゆっちゅりーが入っていたゆっくりボールを手に取り、その中に子ゆっくりを食べた悪いゆっくりまりさを放り込んだ。 「だから・・・だから勝手に妊娠なんてしてほしくなかったんだよ・・・ッ!」 涙ながらに床をたたきつけ、すでに虫の息のゆっちゅりーを怒鳴りつける。 「ご、ごめん、なさい・・・むきゅ・・・う」 子供が奇形だった上に、夫とも言えるまりさに食べられてしまう瞬間を目撃してしまった以上、反論なんて出来るはずもない。 「お前が謝ったって仕方ないだろ?悪いのはお前を騙したこのまりさなんだから・・・」 「むむー、あいああおうあおおううう・・・」 「うるさい!」 抗議しようとするボールの中のまりさを蹴飛ばし、涙をぬぐう。 我ながら名演技だ。ゆっちゅりーが死ぬのが悲しいのは事実なんだけどな。 「こんな奴と交尾したばっかりに・・・何の罪もない子供が奇形の未熟児なんかに・・・!」 そういって更にボールの中のまりさを蹴りつける。 本当は俺が適当なこと言ってあんなボールに閉じ込めたからなんだけどな。 「挙句の果てには喰われる羽目になって・・・!」 怒鳴り散らしながら何度も何度も蹴りつける。 「ゆうぅぅぅ・・・」 ゆっちゅりーは複雑そうな表情でその様子を見守っている。 一度は愛し合ったまりさを助けるべきなのか、それとも“本当に自分を気遣ってくれていた”ご主人の悲しみと怒りを理解すべきなのか、判断しかねているらしい。 しかし、戸惑っているうちにも死が近づいてくる。どんどん体が動かなくなっていく。 「ゆ・・・ゆぅ・・・」 面白がってまりさを蹴りまくっているうちに、もはや喋ることすら間々ならなくなってしまったゆっちゅりー。 実はビッチだったことや俺の純情を踏みにじったことは今でも腹立たしいが1年近くも一緒に生活してきたんだ。 最後くらい、きちんと見送ってあげよう。そう思った俺は彼女をひざの上に乗せ、頭をなでながらお別れの言葉を口にした。 「もう最後だから言うけど、実は・・・お前の子供があんな風になったのは・・・お前がゆっくりボールに入ったせいなんだ」 このときの俺の表情は、きっと満面の笑みだったろう。 ・・・ゆっちゅりーは旅立った。実に良い表情で。そして、居間には俺とまりさだけが残された。 ボールの中のまりさの口の中には奇形の子供が1対。勿論、まりさを世話するつもりなんて微塵もない。 あいつ自身の口の中に少量ながらも食料が保存されているから、すぐに上で苦しむ出すということはないだろう。 死ぬまでボールの中で俺の嫁に手を出したことをゆっくり反省してもらおう。どんなおしおきが効果的だろうか? 振動を与えて発情させ、すっきりする前に止めてから、ゆっくりアリスの群れの中に放り込んでやるのも面白いかもしれないな。 すっきり出来ない苦痛と、アリスに囲まれている恐怖と・・・どっちで気が狂うのだろうか? そして、俺の膝の上には物言わぬゆっちゅりー。 よく見てみると子供を産んだ際に出来た産道が塞がっていない。死んでしまったから再生能力も失われてしまったのだろう。 ゆっくりと人間では交尾の方法が根本的に違う。だから人間とゆっくりが交尾をすることは不可能だ。 たまに咥えさせたり、体に空けた穴に挿入したりする者はいるらしいが、そんなものは交尾とは呼べない。 やっぱり、自然にある穴に挿入してこそ夫婦の営みだと思うんだ。そして今、膝の上にいる彼女には普段のゆっくりにないものが付いている。 そんなことを考えた直後、まりさの最初のおしおきが決定した。 もっとも、ただ見ているだけで良いのだからこんなものをおしおきと呼べるかは正直怪しいところだけど。 ---あとがき?--- ホスト規制で7回はイってしまったぜ。 今までに比べたら若干虐待描写は多めだと思います。 しかしそれでも少ないのは、作者がそのものを見せるより想像力を掻き立てるほうが良いと考えているからです。 まあ、こんなしょっぱい文章じゃ想像力なんて掻き立てられないでしょうが。 最初のお仕置きは言うまでもなく目の前でゆっちゅりーを屍姦ですね。なまじ頭が良くて義理堅いこのまりさだからこそ効果のありそうなものです。 お兄さん変態すぎます。しかも、ゆっちゅりーは好きだけど別にゆっくりが好きなわけではないとか、訳が分からん。 ホスト規制で書き込めないのでここで色々。 ゆっくりを野球に使いたいときはゴム製ゆっくりボールをご使用ください。 使い方は簡単! テニスボールサイズで、中が空洞のゴム球の中に一箇所だけ開いている穴から子ゆっくりを入れてください。 ただし、その際には背中から押し込むようにして穴の部分が口のところに来るようにするのをお忘れなく。 ゴム餡子の流出を抑えてくれるので死ぬことはありません。また、穴が開いているので窒息することもありません。 一つだけ残念なのはがっちり抑えつけられるせいでゆっくりたちの阿鼻叫喚があまり聞こえないこと。 サッカーやその他球技の場合でもfuku1391.txtにあるその競技にあったサイズのボールにゆっくりを入れて、 安全のためにゴムカバーをかければ問題ありません。さあ、皆様、ゆっくりボールでゆっくりスポーツライフをお楽しみください。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1941.html
ゆっくり剥製 ※虐待成分は殆ど無しです。 男は幻想郷では珍しい剥製製作の技術を持っており、それで生計を立てていた。 男の仕事はまず材料であるゆっくりを見つける事から始まる。 ゆっくり達が起き出す頃合を見計らって森に分け入り、出会ったゆっくりをためつすがめつし、自分の作品に相応しいゆっくりであるか検分するのだ。 まずは輪郭。ゆっくりの特徴である下膨れの顔。その曲線のラインを見定め、時に曲線をなぞって感覚で確かめる。 基本的に体の無い生首饅頭であるゆっくりにとって下膨れの曲線の美しさこそがゆっくりの美醜を決める要因の一つになる。当然でっぷりと見苦しく太ったゆっくりなどもっての外である。 大抵のゆっくりは嫌がるが、「可愛い」とおだててやり、心ばかりの野菜くずを渡すと掌を返したように協力してくれる。つくづく単純なものだと男は時々思う。 次に髪。これは人間と同じで、傷んでなく、サラサラで色素の濃いものがいい。当然、クセっ毛はアウトだ。 最後に髪飾り。男にとってはゆっくりの髪飾りなどはどうでもいい物なのだが、依頼してくる客の殆どはゆっくりがもともと身に着けていたものでないと困る、と言う。 何がどう違うのか男にはサッパリだが、とにかくキズや汚れが少ないものを身に着けているゆっくりを選ぶ。 幸い、とある群れでメガネに叶った一匹のれいむ種を見つける事ができた。 ゆっくり達に話を聞いてみると、そのれいむは群れで1,2を争うほどの器量良しなのだとか。 ゆっくり達からも太鼓判を押されたため、男はそのれいむを「作品」にすることに決めた。 群れから連れ出す事をゆっくり達に説明すると、群れからもれいむ本人からも嫌がられた。 男にとってはそういう対応をされるのは想定内のことなので、適当に言いくるめておく。 「私もこのれいむの美しさの虜になってしまってね・・・。私の家でもっときれいにしてから必ず返すからそれまで待っていてくれないか?」 勿論賄賂代わりの野菜くずも忘れない。れいむにも特別に餡子(以前の作品を作った時に出た物)を食べさせ、納得させる。 そうして群れから材料であるれいむを連れ出し、家へと連れ帰る。 材料を確保した事でようやく本格的に男の仕事が始まる。 まずは、れいむに何でもいいから食べさせる。大抵の場合は以前の作品を作る時に出た餡子だ。 直接食べさせようものなら間違いなく汚く食い散らかし、口の周りに餡子がついて製作の際に要らない手間がかかってしまう。 その為、匙で餡子を掬ってれいむに食べさせてやる。 肝心のれいむはというと男が自分の美しさの虜になっていると完全に信じ込んでいるため、匙で食事を与えられる事が当然と思っている。つくづく調子のいい生き物だ。 食べ始めの頃は「うっめ!これめっちゃうっめ!!」だの「まじはんぱねぇ」だのテンプレ通りのセリフをほざきながら食べているが、次第に声に力が無くなり、眠るように意識を失う。 当然である。餡子の中には睡眠薬が混ぜてある。量にして人間でも軽く1日は眠り続ける程度。ゆっくりが飲もうものなら良くて仮死状態、悪くて永遠に眠る事になるだろう。 れいむが動かなくなった事を確認すると、男は別室の作業場へと移動する。 まず、ホルマリンに漬け込み、防腐処理を行う。他の動物や魚とは違い、ゆっくりは饅頭である。その皮は水分に弱く、長時間漬け込んでいると皮が崩れて台無しになってしまう。 逆に言えばホルマリンが皮に染み込むまでそれほどの時間がかからないということでもある。 閉じていたれいむの目を開き、だらしなく開いていた口をいつものふてぶてしい笑顔の形にしてホルマリンに漬け込む。 ボーダーラインは5分である。十分に成熟したゆっくりなら皮全体にホルマリンが染み込むまでにそれほどの時間で済む。 ホルマリンから引き揚げ、れいむの体が固まっている事を確認する。 そして、メスで底部に切れ込みを入れ、そこから体内の餡子を掻き出す。 仮死状態でも血肉とも取れる餡子が減っているのがわかるのか、時々「ゆ゛っ、ゆ゛っ」と小刻みに震える。 そして、完全に餡子を掻き出すと、空っぽになった皮の中に石綿を詰めていく。ここで気を抜くと折角ホルマリンで硬直した皮の形が崩れてしまう。男の顔が険しくなり手つきも慎重になる。 れいむの中身が石綿に置き換わったら、目をくり抜き、ガラスで出来た義眼を埋め込めば完成である。 「いやぁ、あなたの作る剥製は見事だ!いまにも生きて跳びはねそうだ!」 依頼主は完成したれいむの剥製を見てご満悦のようだ。 ちなみに依頼主の殆どは所謂ゆっくり愛で派と呼ばれる人種である。 「かわいいゆっくりをいつまでも可愛いままで飾っておきたい」という歪んだ、しかしある意味では共感できなくも無い理由である。 とにかく男はこれで生計を立てている。依頼主の事情には興味は無い。 ただ、自分の技術を用いて最高の作品を作る。ただそれだけである。 あとがき 多くの虐待SSに触発され、自分もそれっぽいものを書いてみました。 他の先達の皆様の様に直接的な虐待描写が浮かばないため、こんな形で間接的に虐待してみました。 ちなみに剥製製作については専門的な知識を持っていないため、多少無理があるところが多いと思います。 下手にツッコまずに、スルーしていただけたら幸いです。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1379.html
「逃がすなー!追えー!」 「どうせ死なんのだから多少傷つけても構わん、必ず捕まえろ!」 「ゆ、ゆっくりにげるよ!」 真夜中の竹林を走る三人の男が追う先で必死に跳ねているのは白い髪に赤いリボンをつけたゆっくりだ。 ゆっくりの名はゆっくりもこたん、竹林でのみ稀に姿を見かけるといわれる幻のゆっくりだ。 非常に死にづらく食べると寿命が3年延びるといわれているがその存在が確認されたことは未だなかった。 「希少な新種を捕まえれば俺たちもうだつのあがらないゆっくり捕獲班からもおさらばだぜ!」 「気を散らすな!囲みこむぞ!」 「了解です班長」 班長と呼ばれた男が一気に飛び出してゆっくりもこたんを抜かすと同時に残った二人が左右に分かれ 足の遅いゆっくりは一瞬にして逃げ場をふさがれた。 「ゆ!?ゆっくりどいてね!」 「今だ確保――」 三方向から男がゆっくりに掴み掛かっろうとしたその時 竹と竹の合間から飛んできた数十枚の御札がゆっくりを囲むように地面に突き刺さり火を噴いた。 「ゲェー!?なんだこれはー!?」 「熱っ!熱ぅ!?」 「くっ!?」 「あついよー!ゆっくりできないよー!」 炎に驚き、男達は慌てて後ろに飛びのいた。 「かわいい小動物を二人掛かりとかタッグとか二人組で襲い掛かるのは感心しないね」 背景に月を背負って竹林の間から白髪の少女が姿を現した。 「いや、俺達三人…」 「くっ、この御札を投げたのはお前か!?一体何のつもりで…」 「ちょっとそこの丸っこいのに用があってね」 「ゆ、ゆっくりあついよ!ゆっくりあついよ!」 そういって少女は炎に囲まれてあたふたしているゆっくりもこたんを指差した。 「て、てめぇ横取りする気か!」 「ま、そんなとこさ」 その一言で男達の顔が強張る。 「…どうしてもそいつを渡さない気なら少し荒っぽい手段でそいつをいただくとしようか」 「男三人相手にちょっと術が仕えるくらいで女子供が勝てると」 「試してみる?」 少女がパチン、と指を鳴らすとその背中から炎が、まるで不死鳥の羽のように噴出した。 「ゲェー!炎の羽だとー!?」 「まさかこいつ…最近人里で噂になっている妖怪退治をしてるっていう…」 『かわいいかわいいもこたん!?(寺小屋の先生談)』 「もこたん言うな!」 少女が声を張り上げるのに呼応して背中の炎も一気に燃え上がり周りの竹に飛び火して引火し辺りは真昼のように明るくなった。 「くっ、撤収だ」 「糞っ、覚えてやがれ!」 「あーわかったわかった、何か困ったことがあったら連絡するよ」 少女に背を向けて男達は口惜しそうにその場を後にした。 「さてと、それじゃこっちの用を済ませようか」 また少女がパチンと指を鳴らすと御札が崩れ落ち、そこから出ていた炎はろうそくの火を吹き消すかのように消えた。 炎に照らされていた竹林は再び月明かりにうっすらと照らされると 慌しかった竹林に再び静寂が戻った。 「たすけてくれてありがとうおねえさん!いっしょにゆっくりしようね!」 ゆっくりもこたんの甲高い声がその静寂を台無しにした。 「言われなくても蓬莱人ってのはゆっくりしているもんだよ 先は長いんだから焦ったって仕方ないからね」 「ほーらい?おねえさんゆっくりできるひとなんだね! いっぱいゆっくりしようね!」 「あ゛づい゛い゛い゛!だずげでよ゛お゛お゛お゛お!!」 「おー効いてる効いてる、そーれりざれくしょーん」 火をつけられて体中を爛れさせながらもがいているゆっくりに少女は里で仕入れた甘酒をかけた。 「ぱぴぃーぱぴぃーぱぴぃー…ど、どうしてこんなことずるのおおおおおおおおおお!!!」 甘酒をかけられると瞬く間にゆっくりの傷は治っていき、すぐに喋れる様になった。 「いやー、最近輝夜に負けっぱなしでさ だから死なない奴にはどういうのが一番効くのか調べようと思って それで、油の中泳がされてから火を付けられるのと竹槍敷き詰めたところ歩かされてるところに上から踏みつけられるのどっちがキツかった?」 「どっぢも゛い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「もー、それじゃあ色々やった意味がないだろ じゃあこれから火をつけるか竹槍で刺されるのとどっちが嫌かだけ教えてよ」 「!?…あ、あづい゛のは゛い゛や゛あ゛あ゛ああ゛ああ゛あ!ゆ゛っぐりでぎな゛い゛い゛いいい゛!!!」 熱いのが嫌というゆっくりの言葉を聞いて少女はニヤリとした。 「やっぱりなー死ななくたって熱いのは嫌だよなー 『最近輝夜が火とか蓬莱人に効く訳無いわよ、もっと別の戦い方覚えたら?』 とか言うからさ、ちょっと自信なくしてたんだよね でも全然効いてるじゃない、やっぱりあいつヤセ我慢してたのね この前フェニックス無しで戦ってみたのが馬鹿みたいだよ これからは前にもまして炎使いまくって骨も残らないぐらい火責めにしてやる!」 「ゆ、ゆっくりよかったね!それじゃあもこたんはひとりでゆっくりしてくるね!」 よくわからないながらも物騒な話を聞かされながらも少女がある程度の成果を得たらしいことを察してそのままその場を立ち去ろうとした。 「あー駄目駄目、これから目玉に指突っ込んでそのまま眼底突き抜けて脳みそ抉られるのと頭のてっぺん砕いて脳みそかじられるのどっちがキツいか試してみるんだから」 そういって少女はゆっくりの頭をむんずと掴んだ。 「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!ゆ゛っぐりざぜで!!ゆ゛っぐりざぜでよ゛お゛お゛お゛!!!」 それから半日ほど経って、日が完全に昇りきったころ。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆ、ゆ…」 「あーあー、完全に何も喋れなくなっちゃった」 地獄のような拷問はあれから半日の間ずっと続いた。 ゆっくりもこたんが完全な不死ではないことをなんとなく悟った少女は、絶妙の手加減でゆっくりもこたんが完全に死ぬギリギリ手前で痛めつけ続けたのだ。 その結果、ゆっくりもこたんは完全に精神を崩壊させてしまっていた。 「そうだ、この前の三人組に聞いたらこれの直し方がわかるかも 増やし方とかもわかるかな、そしたらもっと色々試せるんだけど 今度あの三人のこと慧音に聞いてみるかな」 あんな仕打ちをしておいてケロッとして手を借りようとするこの手のひらの返しっぷり。 しかし彼女は決してちょっと前に武力行使で彼らを追い払ったことを忘れてしまったわけでは無い。 蓬莱人というのは元来過去のことは気にしない、膨大すぎて気にしていられないものなのだ。 少女はゆっくりもこたんを抱えると人里の方へと歩みを進めていった。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4853.html
※いじめ小ネタ545 ゆっくりボール の登場人物が出ます ※同上の数日後と思ってくれればうれしいです 「ゆっくり天井針」 まりさは歯を食いしばっていた。 少しずつ近づく死の恐怖に まりささまはこわくないのぜ・・・ まりささまはつよいのぜ? だからこわくないのぜ。 あんよさんやかれてもいたくもこわくもないのぜ。 いたいいたいがとんでいったらじじいをやっつけてれいむのかたきをとるのぜ。 がまんすればいいのぜ。 まりささまはさいきょうなのぜ。 でもさいごにえいえんにゆっくりしちゃったれいむにいいたいのぜ。 さいごまで・・・ ゆっくりしたかったのぜ。 まりさは復讐という炎に燃えていた。 愛する番のれいむが殺されてしまったこと。 れいむを殺したじじいを永遠にゆっくりさせてやる。 まりさは自信満々に家へ向かったがあっさりと捕まってしまった。 復讐をしようと思わなければこんなことにはならなかったかもしれない。 それは過去にさかのぼる。 その日は突然訪れた。 ある日の山道でぱちゅりーが前回殺されたれいむを発見した。 ぱちゅりーが何事だと思いれいむを見ると 激しい打撲傷、凹んだ皮を数十ヶ所確認した。 これは明らかに自然にできるものではない。 おそらく人間にやられたのだろうと考えた。 「むきゅ!たいへんだわ!!はやくおさにしらせないと!!」 と病弱の体で必死にぱちゅりーはれいむを運んでいった。 場所変わってまりさが治める里。 「たいへんよーおさー!!」 「どうしたのぱちゅり・・・ ぱちゅりー!どうしたのそのれいむ!」 「みちにたおれていたわ!たくさんやられたあとが!!」 「これは・・・!」 「にんげんさんにやられたかもしれないわ!」 「ぱちゅりー、みんなをあつめてね! かいぎをするよ!」 「ゆっくりりかいしたわ!」 数分後ゆっくりみんなが集まる。 「みんな!よくきいてね! さっきぱちゅリーがぼこぼこにされたれいむをみつけたよ!」 という声と共にぱちゅりーがれいむの死体を連れてくる。 ゆわあああという悲鳴が聞こえ始める。 すると奥から 「れ・・・れいむぅーッ!!」 と一匹のまりさが飛び出してきた。 「つがいなの?」と長がたずねてきた。 「ゆ・・・そうだよ!あとだれがこんなことをしたのおおおお!?」 「むきゅー、きっとにんげんさんよ。」 「にんげんさん!?」 「むきゅ、そうよにんげんさんはとてもゆっくりできなくてゆっくりをいじめてたのしむいきものらしいわ。 さらにはみつけたおやさいさんをゆっくりからうばいとるなんていうはなしもきいたわ。」 「ゆ!?そうなの!?」 「ええ・・・でもにんげんさんはわたしたちよりつよいってきいたわ。」 「ゆ!にんげんさんはゆるせないね!まりさがせいさいをくわえてあげるよ!ぱちゅりー!!そのにんげんさんのおうちはどこ!?」 「むきゅ、やまをおりてすぐよ。」 「わかったよ!じゃあ、いってくるね!」 まりさが忙しそうに行こうとする。 「むちゃよ、まりさ!あなたじゃ・・」 「だいじょうぶだよぱちゅりー!かならずしゅきゅうをあげてもどってくるからね!」」 「まりs・・・」 ぱちゅりーが急ごうとすると、長が止めた。 「もうむだだよ、ぱちゅりー。 あのまりさ、つがいのことになるとまわりがほとんどみえなくなるせいかくなの。 まりさにはしょうがないけど・・・。」 「むきゅ・・・」 そして下り道。 武器である木の枝を持ってお兄さんの家へ向かう。 (これでかてるよ・・・) まりさは自信満々だった。 この間、群れを襲ったれみりゃに対し、ちぇんやみょんなどは木の枝を持って立ち向かった。 だからまりさも2匹みたいになれるはずだ。 そして、ついに人間のおうちを見つけた。 畑まであって、かなり広い。 (そうだ、ここのおうちのにんげんさんをやっつけたらここのおうちをまりさたちのものにしてここにむれをひっこさせよう!) なんておろかなことを考えるまりさ。 とりあえず挑戦状というものを申し付ける。 「にんげんさん!!ゆっくりでてきてね!!!」 と大声で叫ぶと一人の人間が眠たげな顔でゆっくりと出てきた。 「んだようるせーな。今日は土曜だぞ。ゆっくりさせろよ・・・まったく」 と扉を閉めようとするお兄さんまりさには気づいていない様子。 「ゆっくりむししないでね!」 「あー、なんだゆっくりか。お前らの相手をしてる暇はない。さっさと散れ。」 「いやだよ!れいむのかたきをとるまでは!」 「はぁ?(こいつまさか あのれいむの番?)」 「しょーぶだよ!」 「・・・勝てると思ってんの?」 「ゆん!もちろんだよ!」 「じゃあ、 よっと」 と蹴り飛ばす。 「ゆ゛っ!」 とあっさりと気絶。 やっぱゆっくりはゆっくりだ。 お兄さんはまりさを掴み家に向かう。 そうだ、こいつにはれいむと同じような恐怖を味わってもらうか。 そして地下室。 まりさは目を覚ました。 まりさは見たこともない場所に立っていた。 「ゆ・・・ここどこ?」 「おう、起きたか。」 「ゆ!ここどこ!?」 するとお兄さんが上を指差し 「まぁ、まずは上をみな。」 まりさが上を見るとそこには鋭く光る針があった。 「なんなのあれええええええええええええええええええええええええ!?」 「まぁあと数分したら串刺しだな。 どこに逃げても無駄だし。」 とお兄さんはさらりといった。 「やだああああああああああああ!しにたくないいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 針はじわりじわりと近づいてくる。 この針はどこかの城のからくりと同じように作られている。 しかしこのからくりはだいぶ前に作られたものなので作り方はわからない。 ついでに出し方は取扱説明書によると外から出ないと出せないと書いてある。 俺はスイッチを押して針を止め、懐から3つのカードを出し、まりさに話しかける。 「まりさ、貴様に選択権を与えてやる。 このカードのうち好きなものを選べ、なお選ばなかったら即殺ね。」 「ゆ゛ じ・・・じゃあ、このカードさんをえらぶよ・・・」 まりさは真ん中のカードを選ぶ。 「このカードは・・・」 じゃーんと言う効果音とともにカードがを開く。 「足焼きの刑でーす♪」 「もっとやだああああああああああああああ!!」 お兄さんはライターを取り出すとまりさをひょいと拾い上げて。ライターで足を焼いた。 「あづいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」 まりさの足を封印し、元いた位置に戻す。 そしてスイッチを入れる。 針はまた動き出す。 「やだああああああああああああ!!やだあああああああああああああ!!しにたくないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」 「五月蝿い。」 スイッチの隣にあったレバーを倒す。 すると針が下りてくるスピードが上がる。 「ゆゆゆっ!」 「数分どころか残り何秒ぐらいかになっちまったぞ。」 「ゆ゛!」 「お休みー♪」 「やだあああああああああああああああ!!」 そして現在。 針とまりさの距離が一センチに縮まる。 そしてまりさに針が刺さる。 「ゆぐうっ!!」 「ほらほらーどうしたーもうすぐ中枢餡に刺さるぞ」 お兄さんの言う通り針はぐいぐいとまりさに食い込んでいる。 目がかすんできたここまでなのか。 するとれいむといたころの記憶が頭によぎる。 『れいむねっ!・・・まりさと一緒にゆっくりしたいんだけど・・・いいかな・・・?』 とプロポーズをしてきたれいむ。 『みて!みて!まりさー!ゆっくりしたあかちゃんができたよ!!』 大きくなったお腹を見せつけにんっしんっ!をした証を見せるれいむ。 『ゆゆゆ~♪ あかちゃ~ん♪ ゆっくりうまれてね~♪』 と赤ちゃんに上手な歌を歌うれいむ。 『ゆっくりうまれるよぉぉぉぉぉぉぉ!! ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!』 赤ちゃんを必死になって産むれいむ。 『まりさににたゆっくりしたあかちゃんだね! いっしょにあそぼうね』 と子と一緒に遊ぶれいむ。 『おちびちゃんもおおきくなったからひとりでかりができるようにおしえないと!』 と狩りの仕方をおしえるれいむ。 『ゆうう~!やめてええええええええええええええええええ!!』 とれみりゃから必死に子供をかばうれいむ。 しかし、こどもの大半はれみりゃに餡子を吸われ、死んでしまった。 『ゆっ・・・ゆっ・・・ おちびちゃんがいないいまどうすればいいの? まりさだけじゃゆっくりできないよおおおおおおおおお!』 とわがままを言うれいむ。 しかし、当時は返事はできなかった、だが今ならできる。 「また・・・こどもをつくればいいのぜ・・・」 と。しかし・・・ 「・・・は?」 という返事がしただけだった。 そう、それは過去の話。 れいむは当にこの世にいないのだ。 「だかられいむ・・・ゆっくりするのぜ・・・」 するとお兄さんは「ははぁ~ん」とつぶやき。 「さてはこいつれいむの事を思い出してるみたいだな・・・」 だが針は容赦なく降りてくる。 「だけど・・・」 そしてまりさの断末魔が響く 「時は過ぎていくものなんだよ。ゆっくり理解してね」 「ゆぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああれいむうううううううううううううううううううううううううう!!!」 という叫び声とともにまりさが倒れる。 息をしなかったため、恐らくついに中枢餡にたどり着いたのだろう。 そのまりさの遺体を見てお兄さんはつぶやいた。 「時って・・・残酷だな・・・」 あとがき ゆっくりボールの続編でした。 続編って何かとムズい byさすらいの名無し 過去作品 いじめ系2850 ゆっくり油火踊り祭 いじめ系2889 ゆっくりべんじゃー いじめ系2932 すぃー吶喊 いじめ系2938 ゆっくりが実る木 いじめ小ネタ542 ゆっくりジェットコースター いじめ小ネタ545 ゆっくりボール いじめ小ネタ546 ゆっくり太郎 いじめ小ネタ553 ゆっくりできない川さん いじめ小ネタ562 ゆっくり草野球 いじめ小ネタ567 ゆっくり瞬殺されるよ! いじめ小ネタ573 金バッチがほしいよ! このSSに感想をつける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2436.html
※注 意※ 時間軸的にはfuku3229と繋がってますが。特に見なくても平気です。 スレでもらった意見を元に改良します。 精進します。 虐待されない、頭の良いゆっくりが居ます。 鬼井山がなんか万能です。 それでよろしければしたへどうぞ。 朝~ 「「「ゆっくりしていってね、あさだよ、おにいさん」」」 飼いゆっくりに朝起こすように伝えた結果がこれだよ・・ 「うっせ、声量さげろ饅頭。寝起きでストレスがマッハなんだよこの野郎・・・・」 「ゆっ。いごちゅういするよ。ごめんね。」 無駄に利口な奴だけきよって。制裁できないじゃないか・・・・。 腹減ったことだし、飯作りますか。 「オラ、居間行くぞ。飯だ飯」 「「「ゆっくりりかいしたよ」」」 朝~鬼井山宅 居間 「「「「「おはよう!ゆっくりしていってね!」」」」」 「NiceDay.だがうっせぇぞ饅頭 献立はどうする?」 「むきゅ。ぱちぇはとーすととこーちゃがいいわ!」 「わたしもとーすとがいいわ、なんならてつだいましょーか?」 「じゃおぉおおおおおん!」 「うー!うー!」 「うー・・・・ あまいの」 「れーむはおいしければなんでもいいよ!」 「まりさもそれでいいよ!」 「ようするになんでもいいんだねわかるよー」 「ちーn「黙れ饅頭」みょん・・・・」 「まぁ、おにいさんにまかせるわ。のうさぎょうのつづきをしたいのよ」 うわぁ・・・頭のいいゆっくりを労働力として雇い始めた結果がこれだよ・・・・ 「・・あー、適当にこの前の野良ゆっくりとパン、紅茶。 これでいいか?」 「「「「「ゆっくりそれでいいよ!!」」」」」 「はいはい、五月蝿いぞ饅頭共・・・」 さって。パンは焼いて・・・・野良ゆっくりはれみりゃ、ふらん、ゆうかにまかせて・・・ 紅茶どうしよう・・・・俺が入れる・・・・? 「むきゅ。おにーさん。こうちゃのいれかたをかいておいたわよ」 なん・・・だと・・・? 「・・・好意はありがたいけど字になってねーぞ」 「むぎゅっ・・・・」 「・・・・・・アラビア語みてぇ・・・」 「・・・たぶん、あらびあごなのよ・・・。」 まぁ、いいか。 紅茶なんぞなくても気にしなかろう。 朝~ 鬼井山宅 朝食後 「ごちそーさん。 おそまつさま。」 「「「「「ゆっくりごちそうさまー!」」」」」 さーて、楽しく無い農作業とゆっくり捕獲が今日もはじまるお・・・・ 「むきゅっ!ゆうか、れみりゃ、れいむ、まりさははたけしごとよ!ゆっくりがんばってね!」 「ふらんとぱちぇで買出しいってこい 紅茶のレシピと小麦粉やらなんやら。メモに纏めたから。」 「ゆゆっ、ありすたちはおるすばんかしら?」 「ん~・・・狩り手伝わせるわけにもいかんし・・・」 さて、どうしたもんか・・・ まぁ、留守番でいいかな? 「レイパー饅頭とゲス饅頭に気をつけて留守番頼んだ」 「ゆー。だれかー!おにいさんのりょうじゅうとあみもってきてー!」 「うー!」 「ぱちぇ。いくよ」 「そうね。いきましょう」 「ゆゆっ!あみがからまったよ!」 ~~~~~~中略~~~~~~~~ 「行って来ます 暗くなる前にはかえらー。」 「「「ゆっくりいってらっしゃい!」」」 昼~ ゆっくりの森 広場 日差しが強い。帽子もって来るべきだったかな? とりあえず里から受けてる注文のゆっくりは・・・? 「えー・・・れいむ4匹 まりさ2匹 ・・・・?」 一般的だな 数も少ないし娯楽用も取れるかね? 移動も開始しよう。グズグズ独り言いっててもゆっくりはひっかかんない。 ザッ、ザッ、ザッ。 さて、手持ちは、縄、網、折りたたみ透明な箱×12、 動物を狩る事も考えて猟銃もある、活躍しないだろうが さて、木々が多くなって万年落ち葉があるところに出たらそこはゆっくりがいる。だろうなぁ。 「ゆっ!だれかいるよ!」 「ゆゆっ!にんげんさんがいるよ!」 「にんげんはおかしをおいてゆっくりかえれだぜ!」 お、御出ましだ。れいむ種とまりさ種は十分な数だ。 後はありすとれみりゃ、みょんとちぇんだ。 あー・・・肉まんの豚饅頭もほしいなぁ・・・ 「ゆゆっ!おかしおいてかえれっていってるのわからないの?ばかなの?」 「ゆゆっ!たぶんみみがとおいんだぜ!めーりんとどうしゅなんだぜ!」 「ユーックスクスかわいそうなにんげんさんだね!ゲラゲラゲラ」 Oh...俺のストレスがマッハでマックスなんだが。 「「「ゲラゲラゲラゲラゲラ!」」」 「黙れ糞畜生饅頭 黙ってれば付けあがりやがって。見るも無残な喋る饅頭にしてやろうか!?あ゙ぁ゙!?」 「「「ゅっ・・・・」」」 よーし、やっぱどのゆっくりも怒鳴られると萎縮するのな。おもしれぇなぁ。饅頭の癖に 「うるさいんだぜ!さっさとでてけだぜ!」 「そうだz「シャルァアアアアアップ!!!!!」ゅぅううう!!」 硬直してる間にどんどんしまっちゃうよー。 箱の中からだせー!とかきこえんのはきのせーだ。 とりあえず脅しておくか。うぜぇしうっせぇ。 「ゆっくりだせよこのくそじじい!」 「DastToDast って言葉しってるか?」 「しらないんだぜ!だせっつってるだろ!それぐらいもわかんないのかこのくそじじい!」 「ちりはちりに。 糞饅頭なんだから饅頭らしく黙れこのサノバビッチ!」 ゲスの娘(?)なんだからあってる・・かねぇ? とりあえずしずかになったんでさっさと移動移動。 ザッザッザッ 「ふれてぬれてまほうをかけてー♪『いいからはやく か・け・て?』」 あー、ありすかちぇんでてきてくんねぇかなぁー・・・ 「んほぉおおおおおお!!!」 ビクッ! 近くで発情してるレイパーがいるなぁ・・うるせぇなぁ・・・ 「やべでぇええええええ!!だずげでざぐやぁああああ!!」 「ばがだだいどぉおおおおおお!!(わからないよー!)」 「んぼぉおおおおおおおおおおおぉおおぉぉおお!!」 さて、ここいらで割り込むか。 「Hey、Hey. いい日だな!糞饅頭共!ぶち殺してくれようか!」 ゆっくりゃとちぇん回収完了。 ちぇんは一匹だからこれでOK,ゆっくりゃは俺のサンドバック。 「ぼうやべでぇええええ!!」 「ばがりだぐ、だいよぉおおおお!(わかりたくないよー!)」 レイパー3匹だけど・・・つかみたくねぇなぁ・・・ 「おい糞畜生2匹」 「ゔぅうううう!!やべでぇええええ!!ざぐやぁああああ!!」 「わがらだいよぉおおおお!!」 うっせぇ・・・ 「静かに、俺の問いに答えろ糞饅頭。答えないならレイパーの群れに返してやるよ」 「んほっ!」 うぜぇ。 「「はぃいい!!ごだえばずぅうう!!」」 「お前等、静かにできるか?」 「「できばずぅうう!!!」」 「じゃぁ俺が許可するまで黙れ。いいな?」 「ばぃいいいい!!」 残りはレイパー共だ。 えーと。ゆっくりは生きていればいいって条件だったな。どういう状態でも。 手持ちの薄力粉をゆっくりどもにぶちまける 「ゆゆっ!さらさらしててんほぉおおおおお!!」 「さらさらんほぉおおおお!」 「・・やっべくっついた!」 「プーックスクス」 マジコント・・・・ よし。どろどろしてないみたいだから仕舞いますか。 「だじでぇえええええ!!!」 「だが断る。」 ~~~中略~~~ 夕方~ 鬼井山の家 「おい良い子にしてたか? 饅頭共ー!」 「「「「「ゆっくりおかえりなさい!!」」」」」 うん。出かける前とかわってない。あらされて無い。オッケーイ。 「ふらーん!ぱちぇー?いるかー?」 「うー・・・つかれたー・・・」 「ゆ?いるわよ?」 「このゆっくりしまっといて」 ゆっくりの袋詰めを渡して。このゆっくりゃを拷問部屋にもってって。 飯はあまった饅頭共でいいかね? 「ちぇーん。れみりゃー」 「なにかようなんだねわかるよー」 「うー!うー!」 「鍋に水入れて沸かしておいて。」 「わかるよー!」 「うー!うー!!!」 「ありーす、ゆうかー!」 「よんだかしら?」 「なに?ようじ?」 「この饅頭洗って鍋んなか入れといて」 「とかいはてきにりかいしたわ!」 「まぁ、いいでしょう」 よし。フリー時間きた。これで虐(か)つる 夕方~ 鬼井山の家 虐待部屋 「おい豚 起きろ」 「うぅー? どこだどぉー?」 お、おきたおきた 「此処は俺の家、の虐待部屋だ。喜べ」 「うぅー!そんなことよりぶっでぃ~んもっでぎでぇ~♪」 うっぜぇ・・・・ 「おい豚、此処にお前の望むものは一つも無いぞ、喜べ」 「うぅうう!?ぶっでぃ~ん!ぶっでぃ~んぼっでぎでぇえええ!?ざぐやぁぁぁぁああああ!!」 ストレスが、すとれすががががががががが・・・ 「黙れよ糞畜生!テメーは半永久的にサンドバック兼非常食なんだよ!判ったらしゃべんじゃねぇ!」 ここで随分前に咲夜さんにもらったナイフをちらつかせる 「うぅ!?ざぐやどないぶ!?」 わかんのかよ?! あ、ちなみに本物な、紅魔館に甘いもの大量に届けたらお嬢様のリボン付きでもらえた。 あそこは家のお得意さんだし。西行寺に持ってくとき並にもってっても平気だからうへへへだよ。 「まぁ、このナイフでお前を達磨にするんだが。気分はどうだ?」 「やべでぇええええええ!!!ないぶいやぁああああ!!」 うっせぇなぁ・・・・ さっさとやりますか。 れみりゃの頭にフックを突き刺してぶら下げて。胴を縛ってそれを支えにフックに吊るして・・・ ~~~~中略 ・・・すいません。実力不足です・・・OTZ~~~~ 「やべでぇええええ!!おろじでぇええええ!」 無視、さっさと足を捥ぐ 無論手で。 ぶちぶちぶち・・みちみちみち・・・ぶちぃっ! Oh....油が・・・油が・・・・ 「いぎゃぁああああああああああああ!!!ざぐやぁあああああああああああああ!!」 もういっかい!もういっかい! ぶちっ!みちみちみちみちみち・・・・ぶち・・・ぶち・・・・ぶちぃっ! 「でびぢゃのぶでてぃーなおあじがぁああああああああ!!ぼうやべでぇえええええええええ!!」 「かなーしみーのー、むこーうーへとー♪」 音痴だって?そんなのかんけーね!ってな。 腕・・・はだるいから切っちゃうか。 俺の腕が良く無いから上手く切れるが不安だがな!! みちっ!ぎちぎちぎちぎち・・・ずばっ! 「ぎゃぁあああああああああああああああ!!ざぐぎゃぁああああああああああああ!!」 もうい(ry 今度は刺してみよう ずぶっ!みちみちみち・・・ずばっ! 「うぅううううううううううううううううううううぅうううううううううぅうぅ!!」 Wow 良い声で鳴いてくれる うん。達磨にしたんだ。 達磨といえばなんかそんな拷問があった気がする 「おい豚饅頭」 「ぶだじゃだぃいいい!ざぐや、ざぐゃあああああああああああああ!!」 「シャラップ。傷口に塩、熱した鉄ってどうなるか。しってるか?」 「じらだぁいいいいいいいいいい!!おうぢがえどぅうううううううううう!!」 「シャーラーップ。・・・そうだ。今から行う拷問に耐えたらプリンやるよ」 「ゔ~!ぶっでぃ~ん!ぶっでぃ~んぢょうだぁ~い!」 「拷問に耐えたらね。 やるか?やらんか? ちなみにやらなかったらプリンは目の前で潰す」 「ゔ~・・・・やる!」 さっきまでの痛みでも学習して無いと見た。 へっ。糞饅頭め・・・見てるだけでイラついてくるコワしたくなる・・・・ OK,落ち着け俺。この拷問が終わったら自由だ・・・・ 「拷問のルールを説明する。ギブアップ・助けて・もういや・帰る。このどれかをいったらお前の負けだ。 俺の好きな事をお前にする。 これからお前にこの熱した棘付きの鉄の棒を差し込む。4本耐え切ったらお前の勝ちだ。 お前の好きな事をしてよいとする。」 「ゔ~!ざっざどはぢめるんだぞぉー!」 コロしタい・・・・ 「じゃぁオコトバニアマエテ・・・・」 ずっ・・・・ 「うぎゃぁああああああああああ!!!」 ずずず・・・・ずず・・・ず・・・ 「いっぎぃいいいいいいいいいいいいいい!!」 ずず・・・みちっ・・・・みちみちっ・・・ブシャァッ! 「ぎゃあああああああああああああ!!ざぐやぁあああああああああああ!!」 あぁ・・・・この叫び声を聞くために鬼井山やってるといっても過言ではなうっ・・・ ふぅ。 ずずっずずずずずず!! 「いぎっ・・・・・はひっ・・・」 あ、壊れた?・・・面白くない。 えーっと。肉まんだけどオレンジジュースでいいのかな? 「おらよ。さっさと復活しろ。これで回復しなかったら俺の勝ちだからな?」 「うぅっ・・・・ざぐや・・・・だずげで・・・・」 たすけにこねーよ。野良だもん。っていってやりたいけどそれは勝ってからだな 「2本目行くぞー」 ずずずっ! 「いぎぃぃいいいぃいぃいいいいいいいあいあいああああああああおおおおぉおおおお!?」 お、やっぱ熱した鉄に塩はキツかったか。反省反省。 「まーんーじゅー。まだまだおわんないぞー?が・ん・ば・れ(はぁと)」 ずずずずずずずずん!!! 「うううううううううううううぅううううううううううううぅうううううううう!!!!!!」 おー、おー、耳が・・・鼓膜が・・・・ 耳栓を用意すべきだったか・・・・ ずずずず・・・・ずずずずずずず!!! 「ぼういびゃぁあああああああああああああ!!おうぢがえどぅうううううううううううう!!」 ギブアップか・・・・ 「ギブアップ?降参?俺の勝ちでいいんだな?」 「ぶっでぃんいだないがだぼうがえぢでぇええええええええええええ!!おうぢがえどぅううううううう!!」 あー、まだ叫べるんだな? 「んじゃぁ俺の好きにさせてもらおう。俺の勝ちだしな?」 「あ・・・・・あ゙あぁ・・・・・」 饅頭って青くなるのね・・・キモい・・・・・ まぁ、俺の自由だね。さっさと殺して料理するかぁ! 「いびゃぁああああああああああああああああああああ!!!・・・・う~?うー!!うーうー!!」 チッ。精神崩壊起こしやがった 面白く無い・・・ 「ゆっくり だれでもいい。来い」 「ゆ、ゆっくりきたy・・・なにごでぇえええええええええ?!」 あ、れいむがきた。 れいむは最近来た饅頭だったな? 初心者にこのルナティックな光景はキツいか。 「拷問後だ。この豚を食料にしろ 今日食っちまおう」 ずるずるずるっ!ずるずるるっ! とりあえず鉄の棒ぬいたからこれで運べるだろう。 「おい、運べ」 「はぃいいいいい!ゆっくりしないではこびますぅうううう!!」 だめっぽいな。 「みょーん。みょーん?」 「おちん「反省ってもんを知らんのかこの腐れ饅頭」みょん・・・」 後で「躾け」が必要かね・・? 「れいむを手伝え。俺は片付けてから行く。」 「みょん!みょみょん!」 さて。静かになったね。 はぁ。ゆっくりって。どうしてあんなに。もろくて。おもしろいんだろうね。 あしたもいじめられるかねぇ・・・・? END 後書き~ 途中テンションが変わってますね。すみません。 とりあえず虐待モノは一気に書かないといけないですね。教訓にします。 鬼井山たちのプロフィールを書かせていただきます。 鬼井山 ドS 英語好き 甘党。ゆっくりがいなくなるなら俺も死ぬ。っていうぐらいの甘党 器用貧乏 お菓子作り、日曜大工、しつけ、世渡り術。なんでもござれ。 東方キャラと縁がある。 けーねの寺子屋で教育されて、 白玉楼と紅魔館はお得意さまで。あっきゅんとは同じ趣味。 鬼井山のゆっくり 虐待SSとかで頭がいい故に裏切られて殺されるっていう分類の奴等。 9歳児ぐらい並には頭がいい。 鬼井山に助けられたゆっくり。 作者 鬼井山暦の薄い鬼井山 虐殺のケがあるかもしれない。 え?そんなことどうでもいいって? ですよねー^^ orz 作者 半年ROM(半年ROMれなかったけどこの名前で行く事にします。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2208.html
妄想乙な内容です コケコッコー ゆっくりしていってね!! 「あ?……あー、あさか」 にわとりとゆっくりの鳴き声に目を覚ます。 まだ日が出たばっかりだが田舎なんてこんなもんだ。都会では日が沈んでも起きてるらしいが。 顔を水で洗うといつものように朝の作業。窓を開けて畑の見回り。 そして裏庭の鶏小屋に向かう。 コケーッ 「お前は朝から元気だね」 鶏にそうぼやくと小屋の中を覗く。そこには卵が一つ。今日の朝食決定。 四羽いるんだからもう少し生んでほしいものだが、餌をやらずに卵だけを失敬してる身なのでここは潔く引く。 そしてもう一つの小屋に向かう。 「ゆ~、ゆっくりしていってね~」 調子っぱずれの歌声が聞こえる小屋の屋根をはずす、そこにはゆっくりのつがいが入っていた。 れいむ種とまりさ種のありがちなやつだ。 こいつらは飼っているゆっくりだ。まあ飼っているとはいっても餌はやってない。 その辺にいたゆっくりを捕まえてこの柵で囲った庭に放りこんだだけのものだ。 餌は庭の雑草。草取りしないですむので便利だ。そしてなにより生まれたゆっくりはお菓子になる。 まぁ分かりやすくいうなら家畜である。 そして予想通りれいむの頭には植物が生えており、七匹の赤ちゃんゆっくりがくっついていた。 「ゆっ!ゆっくりできないじじいはたべものおいてしんでね!!」 「あっちいってね!!そしてしんでね!!」 「はいはい」 ぶちぶち 「あがぢゃんがああああああ!!!!!」 「どうぢでごんだごどずづのおおおおおお!!!!!」 文句をいうゆっくりを無視してくっついている赤ゆっくりをちぎる。 全部手のひらに収まるくらいでちぎりやすい。そしてさっさとはずした屋根を元に戻す。 屋根を取り外しできるのは簡単にゆっくりから赤ゆっくりを奪えるため。こいつらは上からの攻撃に弱いのだ。 まあやろうと思えば横からでも簡単だが。 回収したゆっくりと卵を持って俺は家の中に戻っていった。 「うーし、今日の予定は…肥料作りだったな」 朝食を食べて簡単に畑と田の手入れをした後、近くの広場に移動する。 そこでは大量のゆっくりが檻に入れられていた。周りでは他の大人達が作業の準備をしている。 俺はいとこの姿を探す。いた。 「おっさん手伝いに来たぞ」 「ん?ああ、来たか。早速だが作業を始めるから木箱を運んでくれ」 「おいーす」 こいつはいとこのおっさん。実際年上なのと見た目がふけてるのでおっさんと呼んでいる。 ちなみに妻帯者だ。それなりに村では発言力があり、結構世話になってる。 まぁこの話の中ではあんまり関係ない設定だが ある程度作業場が整うと早速肥料作りが始まった。 「せまいよ!!ここからだしてね!!」 「れいむをだしてね!!ゆっくりできないよ!!」 「ここからだしてくれるならかんしゃしないこともないわよ!!」 やり方を説明すると、まずこの檻の中で騒ぐゆっくりが材料。 こいつらは近くの山にいるやつを村の子供と猟師が三日くらいかけて集めてきたやつだ。 下の方にいるやつは飢えて死に掛かってるが肥料には使えるので問題ない。 まずこいつらの飾りをはずす。これは断熱にすぐれた布なので冬にそなえ取っておく 「でいぶのおでぃぼんがえじでね!!!!」 「ばでぃざのぼうじがああああ!!!」 ハンマーで一撃でつぶす。 「ぶぎゃ!」 「やめでる!!」 そして餡子の塊を木箱に入れる。このとき藁や牛糞などを混ぜ込み、運びやすい木箱に入れて保存する。 しばらく置いとけば立派な肥料の完成。実に簡単で、しかも作物がよく育つ。 ただ、全ての畑に撒くのに必要な量を作るのに、村中総出でやって半日くらいはかかるのが難点ではある。 まぁ冬に飢えるよりましだ。 「やめてね!!ゆっくりできないよ!!」 「つぶさないでね!!みんなでゆっくりしようよ!!」 「れいむはどうなってもいいからまりさはたすけてね!!」 その光景を見た檻の中のゆっくりが騒いでいる。うるさいがこっちは作業中、黙らせるのもめんどくさい。 しばらくやってると日が上にまで昇り、昼の時間。 俺はおっさんの家族とともにその辺に座って昼食をいただく。しばらく昼食休憩だ。 のんびり談笑しながら食事をするがその間も檻の中のゆっくり達は騒いでいる。 「れいむにそのたべものよこしてね!!ついでにここからだしてね!!」 「ざっざどよごぜぐぞじじいいいいい!!!!!」 「とかいはなありすにたべものをよこさないなんてとんだいなかものね!!」 ここは田舎です。関係ないがその田舎にすんでるありすはどう考えても都会派ではないよなぁ。 しばしの休憩の後また作業を開始。当たり一帯に叫び声が響くが誰も気にせずもくもくと作業する つぶし続けて日がやや傾いた頃、全部のゆっくりをつぶし終える。 「おつかれさま」 「あーくたびれた。饅頭ある?」 「はい饅頭。お茶もあるわよ」 「お、感謝感謝」 おっさんの奥さんから饅頭をもらう。もちろんゆっくりだ。 ゆっくりの飾りと邪魔な髪の毛をとって縦に紐で縛ったものが渡された。 ゆっくりは苦痛を受けることで甘くおいしくなる。そのために変形する程度にきつく縛ってある。 一応逃げるのを防ぐ意味合いもあるが、飾りも髪もないので逃げても仲間につまはじきされるのがオチだろう。 「ゆぎぎぎ…」 髪の毛がないので元々の種族すら分からないが、まぁどうでもいい話だ。うまいなら問題ない。 ゆっくりの紐をはずすと早速一口。 「うめぇ」 適度に苦痛を与えていたみたいで結構うまい。これだからゆっくりはやめられん。 「まだまだたくさんあるからたくさん食べていいわよ」 「じゃあ遠慮なく」 俺はこの後さらに三匹食べた。労働の後の一服とはいいもんだ。 夕方、空が赤く染まる頃。 畑の周りの罠を点検する。 ゆっくりがかかってることがあるため大体日が沈むころに確認するのだ。 仕掛けてあるのは落とし穴とゆっくり用トラバサミ。 ゆっくり用トラバサミはそれほどバネが強くなく刃も鋭くない、人間が踏んでも痛いだけの代物だ。 しかしゆっくりには十分な武器、手がないゆっくりにはバネが弱くても解除できないのだ。 こういった対ゆっくり用トラップを仕掛ける人は多い。 単純にゆっくりが畑を荒らさないようにするのはもちろん、ゆっくりそのものを売って副収入にするからだ。 また、畑を荒らすゆっくりは大抵ゆっくりの中でも性格が悪いので、そういったやからの駆除にも役立つ。 「いだいいいいいいい!!!!!はやぐだずげろおおおお!!!」 「はずしかたがわからないよー」 「まりさがんばってね!!れいむもがんばるからね!!」 早速かかってた。罠にかかったゆっくりまりさと、その周りにいるれいむとちぇんの三匹。 叫び声からまりさはゲスかもしれん。 「お前らなにやってるんだ?」 「ゆゆ!!にんげんさんがきたよ!!」 「にげるんだね、わかるよ!!」 「どうじでにげるんだぜ!!さっさとばりざざまをだずげるんだぜ!!」 あっという間に逃げるれいむとちぇん。こいつらの判断は正しい。 圧倒的に自分より強いやつが現れたらすぐに逃げるのは野生種の基本だ。 さて、ゆっくりに逃げられたまりさはどうするのかな 「じじい!!ばりざざまをだずげろ!!」 どうやら自分の立場を分かっていないらしい。やれやれ。 俺はまりさを罠からはずすと帽子をとって籠の中に放り込む。 解放しろだの帽子かえせだのおいしいものよこせだの叫ぶまりさを無視して罠の点検。 これ以外にかかっているゆっくりはいなかった。まぁそんなしょっちゅうゆっくりも来るわけではない。 ちなみにこのまりさは適当に痛めつけて保存箱に入れた。 夜 「ふー、満足満足」 ガタガタ おっさんの家に行って晩飯をたらふく食って家に帰ってきた俺。 お前もそろそろ嫁をもらったらどうだと言われてどうしたもんかなと考える。 田舎は結婚するのが当たり前だ。しかもいろんな村とつながりがあるから相手にも困らない。 「あー、でもなー」 しかしそういったことにいまいち乗り気になれない俺。 「ゆうううう!たべものがみつからないよ!!!」 「どうしてえええ!!??」 「おにゃかちゅいたよー」 いつものように寝室に行くとゆっくりのつがいがいた。ついでに子供もいる。 ありきたりなれいむとまりさだ。遭遇率が高いのは単純にこいつらが一番多いのだ。 たぶん俺が出かけている間に潜入して人間の食べ物を奪うつもりだったに違いない。 しかしそういったゆっくりのありがちな行動の対策など当に出来ている。 食べ物関係は全部上の方の棚だし、大量に収穫した野菜は鍵つきの倉の中にしっかり保管しているのだ。 地面に近いところにあるのはゆっくりの飾りや人間用の生活用品ばっかりである。 「しかたないからゆっくりたべものをもってこようね!」 「ゆうう…さすがにまりさもあきらめるよ…」 「れいみゅたちはここでゆっくりしてるね!」 「おい」 俺が声をかけると飛び上がって驚くゆっくり一家。今まで気づかなかったのだろう。 本当に野生種かと疑問に思ってしまう。 「ゆっ!!ここはまりさがみつけたいえだよ!!ゆっくりでていってね!!」 「そうだよ!!ついでにたべものもよういしてね!!」 「でていっちぇね!!」 「…あー」 相手にするのめんどくさいし適当に追い返そう。 俺はゆっくり一家をつかむと縁側から外に投げ捨てた。 『ゆべぇ!!』 見事につぶれた。 「なにするの!!もうおこったよ!!こうかいしながらゆっくりしんでね!!」 「まりさがんばってね!!」 「がんばっちぇね!!」 ふぅ、やっぱり痛めつけないとだめか。 こっちに向かって体当たりしてくるまりさを容赦なく蹴り上げる。そして落ちてきたところをもう一発。 「ばぎらべっ!!!」 見事に決まった。 べりょんべりょんと跳ねて家族の所に転がるまりさ。はやくも虫の息といった感じだ。 「まりざあああああ!!!」 「どうちでごんだごどずづのおおお!!!」 攻撃してきたから反撃しただけですがなにか? 「これ以上痛い目にあいたくなかったらさっさと山に帰れ。そして二度とここに来るな」 「ゆぎ!!」 ここで一発脅しておく。そうすれば二度とこいつらもこないだろう。たぶん。 「だめだよ!!よるはれみりゃがでるんだよ!!ゆっくりできないよ!!」 「ここでゆっきゅりさせてね!!」 村の適当な家を占領するつもりだったのか…なんというだめ饅頭。 「あー、面倒な」 ゆっくり一家どもを裏庭に放りこむ。例のゆっくりを飼ってる庭だ。そこなら少なくとも野獣に襲われはしない。 たまにれみりゃが入り込んで食われてることはあるけど。 「いたいよ!!やめてね!!」 「しったことか。お前らはそこでずっとゆっくりしてろ」 「ゆっくりするからおかしよこしてね!!」 「お前らの死体ならやるが?」 「ごめんなさい!あやまるからゆるしてね!!」 こぶしをぽきぽき鳴らすとあっさり謝るれいむ。最初からこんなだと楽なんだが。 そんなこんなで俺の庭にはゆっくりが増えることになった。 「まりさしっかりしてね!!」 「しっかりしちぇね!!」 「ゆううううう…」 「…」 ふむ、家族か…。 やっぱ俺を気遣う嫁はほしいかもしれん。ちらりとそんなことを思う。さすがにアホはいらんが とりあえずうるさいゆっくりどもをそれぞれ一発ずつ殴ると俺は寝ることにした。 ~~~~~~ 田舎にゆっくりがいたらこんな感じかなぁと妄想してみた。 一応ゆっくりメインになるように書いてます。つーか日常会話が書けん 別に書いてるSSのネタがかぶったのに少し困ってたりします。途中まで書いたやつどうするかな… しかも最近ちょっと書いてなかったせいか実力が落ちてきてる気がする…元々そんな無いけど 過去作品 巨大(ry 餌やり ゆっくり対策 巨大まりさ襲来 ゆっくり埋め どすまりさの失敗 原点 ゆっくり駆除ありす まきぞえ なぐる このSSに感想を付ける