約 3,642,832 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1987.html
極力全うな虐待SSを目指してみました。 現在書いている『ゆっくり小話』とか そのほかの自分のSSとは、あんまり関係ないと思います。 なるべくゆっくりを『 』にする方向で書いてみました。 【ゆっくりということば】 「ゆーっくり!ゆーっくりー!」 ゆっくりは、ことにれいむ種はよく歌う。 子守に、喜びに、仲間との触れ合いに。 いま歌っているのは行進曲らしく、軽快な歩(?)に合わせて 高らかに声を上げ歌っている。 「ゆゆ、とってもゆっくりしたれいむだね!!」 「ほんとうね、おうたのじょうずなとかいはなれいむだわ!!」 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 完璧なタイミングでゆっくり元気に挨拶を交わした 初対面のゆっくり同士で、こんなに息の合った挨拶はそうできない、 ありす曰く「うんめい」を感じた三匹はあっという間に意気投合し 仲良く元気に跳ね回って、思い思いにゆっくりしながら 互いの事を語り合った。 「ありすとまりさは、あっちのもりでゆっくりしてるんだぜ!!」 「とってもとかいはなドスのむれなのよ、れいむはどこでゆっくりしてるのかしら?」 ゆっくりプレイスの話は、ゆっくりにとってとてもポピュラーで 尚且つ自身がよりゆっくりするために、いつでも情報収集をかかさない 最重要事項でもある。 仲良くなったゆっくりどうしなら、当たり前にする話だ。 「ゆ…れいむはねなしぐさの、たびゆっくりなんだよ!」 その言葉を聴いて、まりさとありすはとても驚く 「た、たびゆっくり?」 「おうちをさがしてるんじゃなくって?」 ある程度成長したゆっくりは、独り立ちしてじぶんのおうちを作る。 先祖から代々おうちを受け継ぐようなゆっくりもいるが ゆっくりは姉妹が子沢山なので、お家を受け継ぐ子以外は 大体が自分達でおうちをつくる事になる。 そのとき、生まれた群から離れて 自分だけのゆっくりプレイスを探すゆっくり、というのは珍しくない。 「ちがうよっ!れいむはたくさんのむれやもりをわたって、いろんなゆっくりにあって いっしょにゆっくりしたり、れいむのしらないおうたやゆっくりできることをみてまわりたくて ずっとたびをしてきたんだよ!!」 熱っぽく語るれいむの瞳に、まりさとありすは自分たちが見たことの無い 自分達の知らない沢山のゆっくりしているゆっくり達の姿を見たような気がして うっとりゆっくりしてしまった。 「ゆゅううう!!かっこいいぜ!!」 「きっととかいはなゆっくりがたくさんいたのね!!」 二人の夢見る瞳に見つめられて、照れくさそうにリボンをゆらすれいむ。 「そうだわまりさっ、とってもとかいはなことをかんがえたの!」 「ゆへへ…まりさもきっといっしょのことをかんがえてるよ!」 二人は仲良く、タイミングを合わせて飛び上がりながら 一番高くジャンプした所で、たからかに声を上げた 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆゆっ!?」 ゆっくりは【ゆっくりしていってね!!】という言葉に、色々な意味を持たせる。 今まりさとありすがくちにした【ゆっくりしていってね!!】には 【自分達の群れでゆっくりして行って欲しい】と言うニュアンスが含まれていた。 「ゆぅ…」 長いたびをして来たれいむには、その言葉はとても嬉しかった。 旅ゆっくりという特殊なゆっくりを警戒する群は多い。 そうでなくても、出産や冬篭りなど 季節やタイミングに応じて排他的になることが多いゆっくりである。 こうして自分を歓待してくれる二匹を見ると とてもゆっくり出来る群なのだろう、れいむはゆっくり特有の 【ゆっくりプレイスを求める本能】を刺激され 目の前のまりさとありすの群で、ゆっくりしてみたいと心から思った。 れいむが感動に震えている間に、二人は返事を待っていた。 れいむはそれに気づき、これ以上待たせるのはゆっくり出来ないことだと思った。 「…ゆっくりしていってねっっっ!!!!!」 「ゆゅ!!」 「すごくゆっくりしてるわ!!」 れいむは待たせたお詫びに、自らの最大のゆっくりしていってねを宣言し まりさとありすの群に招待されることになった。 * * * そうして三日後 「れいむぅ…どうしてもいってしまうのぜ?」 「ずっといっしょに、ゆっくりしていけばいいじゃない!!」 涙ながらにれいむを引き止めるまりさとありすに れいむは静かに首(?)を振った。 「ひきとめてくれてうれしいよ、でもれいむはやっぱりたびゆっくり… おなじあなのなかでは、ながくゆっくりできないよ…ゆっくりりかいしてね!」 「このむらじゃゆっくりできないっていうのぜ?!」 理解できない、と言うようにまりさは声を上げる そうじゃない、そうじゃないよとれいむは言葉を続ける。 「ドスにもとめられたよ、ずっとゆっくりしていけばいいって…」 「じゃぁどうして!」 それは…、とはじめてであった時の様な 澄み切った瞳で流れていく雲の方角を見つめるれいむ。 「このむれのドスがうまれたむれが、くものながれるほうにあるんだって」 「それと、れいむがでていくことになんのかんけいがあるんだぜ?!」 「ドスのうたっていたうた、とってもゆっくりできたよね?」 「ゆ…そうね、とってもゆっくりできるわ」 「あのうたをつくったれいむが、そのむれにいるんだって」 「「ゆゆ!?」」 驚きながらも、二匹は悟った れいむはその群に、ゆっくり出来る歌を聞きに行くつもりなのだ。 「で、でもドスがむれをでたのはずっとむかしだって…」 「そうよっ!そのれいむもとっくにえいえんにゆっくりしてるわ!!」 二匹の訴えはもっともだ、でも… 「そのしそんが、のこっているかもしれない」 「そんな…」 「だから、たびをするのかだぜ?」 「うん!」 ありすはまだ引きとめようと、言葉を捜していた。 だけどまりさは、茎から生れ落ちてから 何度も何度も群の森を冒険して回ったまりさには れいむをとめることが出来ないことが、わかってしまった。 「まりさは、ずっとここでゆっくりするんだぜ!!」 「…うん」 だからついていけないと【ゆっくりする】という言葉に全てをこめる。 「ま、まりさぁ…そんな…とめないど」 「でも」とありすの言葉を遮り、まりさは叫んだ。 「…でもぉ!!もしれいむがもどってきたら、ぎっどまたいっじょにゆっぐじじようね!!!」 「ゆゆ!?」 であったその日に続いて、再びれいむはまりさの言葉に打ち震える。 制止を振り切って旅立とうとする自分に【またゆっくりしよう】と 【ずっとともだちだよ】と言ってくれたのだ! 「ゆ、ゆぅ…」 れいむは、どれほど旅を止めて優しいまりさと 綺麗でとかいはなありすと、このゆっくり出来る群でゆっくりしたいか それを口にしようとしてそれを押し殺し、たった一言 「…ゆっくぢ、していってねっっっ!!!!!」 「「ゆっぐじじでいっでね!!」」 最後の挨拶を交わし、最高にゆっくり出来る群と 旅立ってから最初の、そしてゆん生最高の友ゆっくりたちに別れを告げて 雲の流れるほうに進んでいった。 「いってしまったわね…」 目元を僅かにふやかせて 寂しそうに呟くありすに、まりさはゆっくりと近づいた。 「ありす…」 「ンッ…!?」 不意打ち気味なふたりの【ふぁーすとちゅっちゅ】 そこには小さな饅頭でしかないゆっくりの身体に 収まりきらないほどの愛情がこめられていた。 「ずっと、いっしょにゆっくりしてほしいんだぜ…」 「あ、ありすも!ずっといっしょに…ゆっくりしたいわ!!」 同じ時期に同じ群に生まれて、始めておうちからでて ずっといっしょにいた、二匹のゆっくりが結ばれた瞬間だった。 * * * 「ゅぅ…ゅぅ…」 「みゃみゃぁ…」 「ゆっくちー」 慈母の笑みを浮かべて、母となったありすは寝息を立てる赤ゆっくりを ゆっくり優しく見守っていた。 旅立ってしまったれいむは、群にかけがえの無い知識を伝えてくれた。 蜂の巣の安全なとり方、美味しいごはんの簡単な集め方、素敵なお歌。 群はますます豊かになり、厳しかったすっきりー制限もゆるめられて 自分達も三匹の赤ちゃんを産むことを許された。 今思えば、あの旅れいむは 群と自分達に幸福を運んできてくれたのかもしれない。 きっと旅先にも、沢山の幸せを運んでいくのだろう。 「(くものようなゆっくり、きっとどこにもとどまれないのね…)」 でもいつか、またフラリとあらわれて 自分達といっしょにゆっくりして欲しい。 「(そのときには、このこたちもいっしょに…)」 益体の無い考えに、微笑を浮かべながら そろそろ戻ってくるだろう愛しい夫に 帰って来たときいっしょにげんきに 【ゆっくりしていってね!】と言ってあげられるように わが子を優しくゆすって起してあげる。 「ゆっくりおきてね…ありすとまりさのかわいいおちびちゃんたち」 「ゅゅぅ…まだねむちゃいよ…」 「みゃみゃ…ぴゃぴゃはぁ…?」 「ゆっくちおにゃかすいちゃよ…」 起したばかりで、まだ半分夢の中にいる子供達 そのゆっくりした姿をカスタードに刻み込みながら 「もうすぐパパがかえってくるから、とかいはなあいさつでおでむかえしておどろかせてあげようね!」 「ゆゆ、それはゆっくりできるにぇ!」 「とっちぇもちょかいはぢゃわ!」 「さすがはみゃみゃだにぇ!」 素敵な思いつきに目を輝かせる赤ゆっくりたちとありす。 おうちの玄関に、音が近づいてきた。 赤ゆっくりには、まだ挨拶のタイミングを合わせるのは難しい。 だから自分が合図を出してあげよう。 いつかはきっと、しぜんに『あの時』の様な最高の挨拶をすることが出来るだろう 遠くない未来の出来事に、心を弾ませながら。 「いい?おちびちゃんたち…せーのでごあいさつするのよ?」 「「「ゆっくちりかいしちゃよ!!!」」」 「それじゃせー・・・の?」 ガサッ! ガサガサッ!! ガサガサガサガサッ!!! 入り口から、勢いよく這入りこんできたのは 見たことも無い、動く長いものだった。 「おちびちゃんたち!ままのおくちにはいってね!!」 「「ゆ、ゆわぁぁぁぁあぁぁぁ!!」」 「ゆっぐじできないぃぃぃぃ!!」 まりさとありす、一匹づつはすばやくありすの口の中に逃げ込むことが出来たが 若干臆病な末っ子のありすだけは、ちーちーを漏らしながら動けなくなってしまった 「(ありすのおちびちゃん…!!)」 おうちの中を這い回るゆっくり出来ない何か、家族はもはやソレがいなくなってくれるのを 声を殺して祈り続けるしかない。 テーブルを、椅子を、ベッドを おうちのなかをとかいはに彩っていたインテリア、その全てが無茶苦茶に叩き壊されていく。 逃げ遅れた末っ子は、必死に這って側面の壁に 口の中に赤ゆっくり二匹を隠したありすはおうちの一番奥の壁に張り付いて その時を待ち続けた。 口の中にじんわりと暖かい水が流れ込む。 おそらく子供達の涙とちーちーだろう、とても怖がっている。 こんな時、何も出来ない自分がもどかしい まりささえ、まりささえ返って来れば… あの強くて優しい大好きな夫が返って来ればあんなゆっくり出来ないモノ すぐにやっつけてくれるのに!! ズ、ズズ… 「(ゆゆ?!)」 引きずるような音を立てて テーブルだった平たい石だけを掴んで ゆっくり出来ないモノはおうちの入り口から消えていった。 「 してい てね!ゆっく てい て !!」 嗚呼…外から聞こえるこの声は、この声こそは 待ち続けた愛しい声、だいすきなまりさの声!! きっとやっつけてくれたんだ!やっぱりまりさはさいこうのおっとだ! 口の中に流れ続けていた甘い水が止まった。 子供達にも聞こえているのだ、すぐに窮屈な口の中から出してあげる その後いそいで逃げ遅れた末っ子ありすの身体を調べる。 おうちの中を荒らされたので、ありす同様砂埃まみれだが 何処にも怪我は無い、いつもは壊れ物を扱うようなすりすりにも思わず力が入ってしまった。 「ゆぅ…よかった、よかった…」 「「みゃみゃぁーー!!」」 「こわかっちゃよぉぉぉ!!!」 涙を流す子供達をあやし、慰めて 自分達を呼び続ける外からの声が途絶えていないことに気づく。 「あ でぃず !!」 おうちのなかに響き渡るほどの大声で心配している 「(むかえてあげないとっ…!)」 自分と子供達の元気な姿を見せてあげないと いとしい夫、だいじな赤ちゃんと、自分を恐ろしい危険から守ってくれた 家族の英雄を湛える為に、感涙すら浮かべてありすは外へと飛び出した。 * * * 「おぃコラ糞饅頭、本当にココなんだろうなぁ!?」 穴倉の中に突っ込んでいた腕を引き抜き、掴んだ石っころで まりさの後頭部にあたる部分にあけた〝孔"に差し込んでかき回す。 「ばりざはぐぞまんじゅうじゃないぎゃぎゃぎゃぎゃ!! やべで!!あ゛だばのな゛がにいでないでぐ だ ざ い!!!」 「お前の家族をさっさと呼べば、止めて!やるって!言っただろうが!!」 「ぎゅびぃぃぃぃぃ!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっぢぇねぇぇぇ!!!」 狂ったように穴倉に向かって【ゆっくり】と叫び続けるまりさ。 いっしょに来た村の若い連中が放った火が、既に煙を上げて森の一部ごと 饅頭の群を焼き始めている。 この森にまで、この糞どもが住み着いているとは… 苦々しい想いに、男はつばを吐き捨てた。 よくよくかんがえて見れば、兆候はあった。 山菜の穴場が荒らされていたり 茸や筍が掘り返されていたり… 猪か何かの仕業かと思っていたのだが…違っていたようだ。 それだけなら、見張りか罠でも点けていればよかっただろうが 三週間ほど前からに、コイツらは村の畑にまで手を出し始めたのだから始末に終えない。 その時は紅白饅頭一匹だったが…最近は群れて来るようになった 信じられない害饅頭どもだ…まりさを地面に踏みつけながら男は辺りを見回す。 油をかけて念入りに火達磨にしているのは この饅頭どもの首魁と思しき化け物饅頭だ 生木一本焼き尽くすような面妖な術を使うそうだが 居るのがわかっていて〝備えが有れば" 所詮は饅頭、無駄に巨大な目玉を射抜き 狙いもつけられず撃ちまくり、油を撒いただけで自滅した。 流石に大きい分しぶとく、いまだに痙攣しているが 一刻も無いうちに墨になるだろう、いいザマだ。 「ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっぢぇね!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっぢぇね!!!」 「チッ…!」 足元で喚き続けるまりさの〝孔" そこに刺さった平たい石を、足でゆっくりと深く差し込んでやる。 「びぎぃ!?」 「さっさと、しろよ!」 「あ あ あ ああああ!!! なにぐず ぐ ずじでる ん゛だぜ!!ざっざどででごいあでぃずぅぅぅぅぅ!!!」 村の仲間たちは、既に燃え盛る化け物饅頭の炎に 見つけたゆっくりを端から放り込んでいる。 「さっさと済ませて返りたいんだよ、これ以上刺されたくなきゃリキいれて呼べや!」 「ぎュびぃぃぃ!?」 もがき苦しむまりさ、すると巣の中からやけに嬉しそうに 気色の悪い饅頭家族が四匹も這い出してきた、キメェ。 「まりさぁぁぁぁぁぁ!!…………ゆ?」 感極まった表情から、ボロボロの糞饅頭をまじまじと見つめる同じくらいのサイズのゆっくり。 「ゅ…ぁ…、まり、さ?」 「ぁ………ありすぅぅぅ、ゆぅっくりぃ、ゆぅっくりしてぇいぃってねぇ!」 足もとで、蠢きながら【ゆっくりしていってね】と口にするまりさ。 俺はその瞬間、脚を地面にたたきつけた。 「キュベゅ…」 気色悪いのは、見た瞬間から気色悪かった。 だから潰したりせずに、炎の中に蹴りいれてお仕舞いにするつもりだった。 だが、気が変わった。 俺の踏んでいたまりさが、最後に口にしたあのくだらないゆっくりの挨拶が 【これで自分だけは助かる】と言っているように聞こえたのだ。 俺が三週間前に見つけたあの紅白饅頭が、自分の命可愛さに 【雲の来るほうにゆっくりの群】がある、と口にした時のように。 放心しているまりさの番と子供を、どうするか俺は一瞬考えて 面倒になったので放置して村の仲間と合流した。 もうすぐ冬が来る、ほおって置いても生き残りはコイツらだけ。 運がよければ冬まで生きて、飢えて凍えて死ぬだろう。 似合いの末路だ。 by古本屋
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1105.html
ネチョ注意 人里離れたところにある粗末なつくりの小屋から、濡れタオルをはたくような音が連続で響く 小屋の中では、男はゆっくり霊夢を両手でがっしりと捕まえて。自らの男根をその口に突っ込み、ピストン運動を繰り返していた 「うぐっ・・・・・・・・ゆぐ・・・・・・ぼぅえ・・・・・んちゅ・・・・・・」 男は腰を激しく振ってラストスパートをかけて、いっきに絶頂に登りつめた ゆっくり霊夢の中に大量のザーメンをぶちまける 「がぼぼぼぼぼぉぉ!!」 大きく体を揺すられて、自分の『中身』と『異物』が混ざり合う感覚に眩暈と吐き気をもよおしてゆっくり霊夢は息を荒くしてへたりこんだ 男はそのぐったりとしたゆっくりをつまらなそうに一瞥すると、今度はその部屋の隅で震えていた小さなゆっくり達に手を伸ばす たった今犯したばかりのゆっくり霊夢の子供たちである 「ゆっくり来ないでね!!」 一匹が口火を切ると、右習えの要領で他の子供ゆっくりも口々に拒絶と懇願の言葉を合唱する 男は子供達の悲痛な叫びなど意にも返さず、むしろその声に身を奮わせつつ一匹の小粒なオナホールを手に取る 「ゆっくりやめてね!!ゆっくり降ろしてね!!だぁめええええぇぇぇ!!! 」 あっさりと捕まったちびゆっくりが、男の手の中で絶叫する 母が遭わされたのと同じ目に自分も遭わされるのだと想像するだけで喉から餡子がせり上がってくる その時 「ゆっくり出してね!」 先ほどまでぐったりとしていたはずの母ゆっくりが再び起き上がり、男のイチモツを自ら咥えこみ、舌を使って奉仕しだした 男の興味をわが子から再び自分に向けるために、男の陰毛に目を痛めながら必死に口をすぼめる 我が身を犠牲にして子を守る親の姿を、男は口先を吊り上げて嘲る 嘲り、今捕まえた子供のゆっくりを床に置き。自らのイチモツを咥えてきた母ゆっくりの再び頭を両手で掴み、獣のように腰を振り始める 男のイチモツが母ゆっくりの喉と一度目の射精でザーメンカクテルと化した餡子を蹂躙する 腰を動かすこと数分、男はイチモツをゆっくりの口から引き抜いた この時、母ゆっくりは『顔射』されると思った しかし男は男根の発射口である尿道をゆっくりの鼻の片方の穴にあてがう 男のそれはゆっくりの唾液と餡子、自らの精液にまみれており、まるでナメクジが通った跡のようにヌラヌラと輝いていた 「ゆ?」 間抜けな声をもらして瞬間 鼻腔に異臭、その後に激痛が走った 「いぎぃ!!」 男はゆっくりの鼻の穴にぶちまけた その量は二度目とは思えぬほどの量で一瞬で鼻の中を満たすと、残った量は全て眼球に飛ばしてぶつけた 「ばあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 目が焼けるような痛みに襲われ、のたうちまわり。しばらくして母ゆっくりはその場に気を失う 男は身をぶるりと振るわせたあと、気を失った母ゆっくりの口に再びイチモツを入れると、今度は小水を排泄した それにより母ゆっくりは強制的に覚醒させられ、餡子とスペルマと尿が混ざり合う感覚と格闘する 死を覚悟して再び意識が遠のく直前、怯えた目で自分を見つめる子供達が視界に入った 『母は強し』 母ゆっくりはその不快感と吐き気に最後まで耐え、意識を手放さないことで辛うじて自らの命を繋ぎとめた その母に子が一同に駆け寄り、汚物まみれの母に頬を摺り寄せる 男は部屋の隅に水と食べ物を置くとゆっくりの家族など目もくれず廃屋を後にした 獣欲を満たした今、男はゆっくりなど眼中に無かった ゆっくりレイパーがその家族の前に現れることは二度と無かった
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/321.html
閲覧数 - 小話です 前作ゆうかがゆっくりできない話 まりちゃ探検隊の冒険 午前3時に作ったので内容はあやふやです 6000は超えるような大きな群れがあった しかしその群れは越冬の食糧が足りない状況にある ドスはどうにかできないか考えた、 一つだけ手立ては思い付いた、 そう、人間の街に攻めこむのだ、 到底無理な話だが万能感たっぷりのゆっくりからすりゃ 人間なんて怖くないのかもしれない そんな群れの中で緊張感が高まる どすの号令だ 「みんな!すべてのゆっくりをすくうじゅんびはととのったよ! いまからにんげんのまちにせめこむよ!」 どすが群れのゆっくりを鼓舞すると群れのゆっくり達は行進を始めた 行く先は1キロ先の人間の街、勝算は限りなく無に近かったが、 群れの食料が尽きた今これ以外に打てる手がないのである。 軍隊の構成はれいむ2000まりさ3000ちぇん500みょん250ありす250 ドス50すべての種類のゆっくりの特性を最大限に活かした 配置(ゆっくりにとって)は 前 れれれれれれれれれれれれどれれれれれれれれれれれれ ままみままみままみままみどみままみままみままみまま こんな感じの本隊にちぇんとありすの必殺部隊もあり ゆっくりにしてはまともな部隊だったが この先の相手が悪すぎることは ゆっくり達に知る由もなかった 「ドスたち!じゅんっちょうね!このままいけばあしたにはまちにつくわっ!」 「そうだねっ!ぱちゅりーのさくせんのおかげだよっ!」 そして次の日とうとうゆっくり達がまちに到着した 『ふわぁぁ〜あ何あれ大量のゆっくりが行進してる...寝ぼけてるのかなぁ...』 と二度寝する者もいれば 『大変だぁー!街に大量のゆっくりがせめてきたぞー!』 と焦る者もいれば 『いや、ふざけてませんって!街に大量の糞m…ゆっくりが攻めてきたんです! とりあえず、なるべく早くきてくださいね!では!』 と警察に電話をかける者もいた そして、1人が加工所の駆除課に電話をしたことで状況は大きく変わる、 『あーここか、ゆっくりが大量にいるって言うのは』 加工所の駆除課の鬼威 惨爾(28)独身童貞金欠... 『これ以上言うなって!』なぜナレーションと会話ができるのかは謎だが この男に目をつけられたゆっくりは死ぬ以外の選択肢はないという、 恐ろしい(人間からしたらありがたい)男である。 『手早く終わらせるかな』 そぉい! 鬼威が30キロはあるダンベルを投げるとありす全滅ドス五匹の被害をもたらした そしてパニックになっているところを一気につぶそうかとも考えたが ちょっと“遊ぶ“ことにしたようだ 『おーーいデブ饅頭、お前の仲間を殺したぞー!』 「ゆゆっ!そんなわけn…どぼじでありすだぢがじんでるのぉぉぉ! どずのながまなんだよ!もうゆるざないよ!」 どすが頑張って限界まで飛び跳ねると鬼威を潰そうとした、 しかし鬼威に指一本で受け止められるなんて思ってもいなかった、 「ゆっふっふ!ドスにさからうからこうなるんだよ!」 バァァァン 鬼威の指パッチンでドスは中から消し飛んだ、 そして自慢げに『ゆっふっふ!鬼威惨に逆らうからこうなるんだよ!』 そして近くで虐殺さr..戦っていたまりさは 「なんなのぜ?からだがおm..どすぅぅぅぅ!かてないよ! まりさはにg..」 逃げる前に鬼威の全力拍手の風圧によってまりさは消し飛び その死体がちぇんにあたり軍は瓦解しぱちゅはエレエレで 既にこの世を去っていて、でいぶ達は「くそにんげんいまならゆるしてやるからあまあまをよこしてね!すぐでいいよ!」 と開き直り地下の虐待ルームから飛び出してきた町内の鬼威惨に捕まり 虐待地獄でドスは『この体は鬼威惨がサンドバッグとしてつかってあげるよ! 光栄に思ってね!』と言われれて殴られ焼かれアマギられバリカンで刈った髪の毛さんとお帽子とおめめが目の前で芝刈り機によりグチャグチャにされ 殴られ続けすべてのドスは今でもゆっくりし続けているそうだ、 めでたしめでたし 選択肢 投票 しあわせー! (0) それなりー (0) ゆゆっ!ごみみたいな作品さんだねこんなのかいてないで バイトしてあまあまかってきてね!すぐでいいよ! (0) 一日一投稿目指します -- 作者 (2021-06-25 03 45 18) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/858.html
(ある日差しの穏やかな午後) ゆっくりプレイス。そこはとても広い草原だった。 そこに集まったおよそ100匹のゆっくり達は思い思いにゆっくりしていた。 草を食む者、バッタを追いかけ遊ぶ者、あるいは日向ぼっこを目一杯楽しむ者。 そこに現れた男が二人。背には竹籠、手には鉤付きの棒を持っていた。 ゆっくり達に緊張が走る。しかし誰も逃げ出さない。 あの人間達は自分達を捕まえに来たのかもしれない。 しかし、単に自分達と一緒にゆっくりしようとやって来たのかもしれない。 事実、そんな人間も中にはいるのだ。そして彼らは決まって自分達に甘いお菓子をくれる。 不用意には近づけない。しかしお菓子は欲しい。ゆっくり達は態度を決めかねていた。 「うーん。本当にゆっくりがいなくなってるとはなぁ。 森にもいない。巣にもいない。池や川のほとりにもいない。 いつもならこの草原に沢山居る筈なのにやっぱりいない。 あの先生の言ってた事は本当だったんだなぁ。」 「だから言っただろう。先生に頼めば一発だって。 先生はこの近くに住んでいる人の中で一番頼りになる人なんだよ。美人だし。 不思議な能力を持ってたり、綺麗な弾幕を張ったりだって出来る。それに美人だし。」 「・・・。ま、まぁ確かに美人だな。しかしまさか一晩でゆっくりを消すだなんて。 一応狩りの用意をしてゆっくりを探しに来たがとんだ無駄足だったなぁ。」 「まったくだ。俺達のじいさまの代から駆除しても駆除しても増え続けたゆっくりを たった一晩で全部消してしまうなんて。その上美人だし。」 「(もういいって・・・)」 男達は里に住む農家だった。畑に悪さをするゆっくりに困りはて人外の先生に駆除を依頼したのだ。 先生は里に住む全ての人間を集め『一晩ですべてのゆっくりを消す』と宣言した。 この二人はそれを確かめるためにゆっくりを探していたのだった。 「いやーしかし、今までここにはゆっくり狩りでしか来たこと無かったから気付かなかったが いいところだなぁ。ゆっくりに占領させておくのはもったいない。 日当たりはいいし、風も気持ちいい。奴らがゆっくりしたくなる気持ちもわかるよ。 俺達もすこしゆっくりしていこうか。」 「ははは、馬鹿なこと言ってんじゃねーよ。カミさん達に畑任せっぱなしなんだぞ。 しかしまあ一服くらいしてもバチは当たらんだろ。」 そう言うと男達は笑いながら煙草をくわえ火を付けた。 「ゆー。あのひとたちはどうやらゆっくりできるひとのようね。」 「やっぱりぱちゅりーもそうおもう?あのひとたちなんだかゆっくりしてるみたいだよ。」 「あっなにかたべてるよ。れいむたちももらいにいこう!」 談笑中の男の足下に集まるゆっくり達。 「ゆっくりしていってね!!!」 「いっしょにゆっくりしようね!」 「まりさにもそのたべものをちょうだいね。」 しかし男達は足下のゆっくりに気付かない。無視しているのではなく本当に気付いて無いのだ。 だが無視されたと感じたゆっくり達は体をふくらませ威嚇し始めた。 「どうしてむしするの!ゆっくりできないひとだね!」 「ゆっくりできないひとはでていってね!」 「はやくそのたべものをくれないとほんきでおこるよ!」 ついに男の足めがけて体当たりを始めるまりさ。 「じゃあそろそろ行くか。今度は家のちび共も連れてピクニックにでも来よう。」 「そりゃいいな。たまには仕事ばかりじゃなく子供とも遊んでやらんとな。」 男の一人が咥えていた煙草を足下に落とす。それを見たまりさは大口をあけてとび跳ね そのままぱくんと飲み込んでしまった。 「!!!!!!!あああああぢゅいいぃぃぃぃいぃぃ!!!!」 「おいおい、煙草の火はちゃんと消さないと駄目じゃないか。火事でも起きたらどうする。」 「おっと。あぶねぇあぶねぇw」 「き゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛ま゛り゛さ゛を゛ふ゛ま゛な゛い゛て゛え゛え゛ぇ!!!」 グリグリと頭を踏みつけられたまりさは餡子を吐きながらピクピクを痙攣する。 それを見た仲間たちは男の前にたちはだかり次々に叫びだす。 「まりさになんでごとするのおおおお!!!」 「おじさんはゆっくりあやまってね!」 「こんなことするおじさんとはゆっくりできないよ!」 しかし次の瞬間。 「ぎゃああああああ!!!」 「やめて!なんでこんなkぶびゃああああ!!!」 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!ゆっkぐへぁあああああ!!!」 歩きだした男達に踏まれ罵声は悲鳴に変わる。 男達が去った後。そこには餡子を吐き出し苦悶の表情を浮かべ息絶えたゆっくりと その周りでただ泣くことしか出来ないゆっくりが残った。 (数日後 人間の里の畑) 「ふぅ・・・またか・・・」 そこには荒らされた自分の畑を見てため息をつく老いた一人の農夫がいた。 つい先日、先生がすべてのゆっくりを消してくれたおかげでゆっくりが畑を荒らす事はなくなった。 しかし、今度はべつの生物が自分の畑を荒していたのだ。 「今度の奴はいったいなんなんだ。きっと恐ろしく頭のまわる奴だぞ。 罠はすべて起動しているのに死体が一つも残ってないなんて・・・」 農夫が仕掛けた数々の罠。落とし穴や毒入りのエサ、対ゆっくり用の超小型地雷。 そのすべてがまったく機能していない様に見えた。 「こりゃぁ新しい罠を考えなければならんのぉ」 またため息を一つつくと農夫はとぼとぼと家路についた。 一方落とし穴の底では。 「ゆぎゃああああ!!!いだいよおおおぉぉぉおおぉぉ!!!!」 「だれがだずげでええええ!!!このままじゃじんじゃうよおおお!!!」 「のぼれないよ!だれかゆっくりたすけてね!こんなところじゃゆっくりできないよ!」 穴の底に仕掛けてあった杭に串刺しにされたゆっくりや 運よく杭を逃れたものの上に登れず泣き叫ぶゆっくりの姿があった。 「れ゛い゛む゛の゛あ゛か゛ち゛ゃん゛か゛あ゛あ゛あ゛!!と゛う゛し゛て゛な゛の゛お゛お゛お゛!!」 「あ゛ん゛こ゛か゛と゛ま゛ら゛な゛い゛よ゛お゛お゛ぉぉぉぉ!!!」 地上もまた地獄だった。 毒を食らい青黒くなって息絶えた子供たちの前で絶叫する母れいむ。 少し離れたところには地雷を踏み破れた皮から餡子を流し続けるありすがいた。 しかしゆっくりにとっては確かに地獄であったがこれは里の人間にとっては日常だった。 唯一いつもと違う点は人間達にゆっくりの姿が見えず声が聞こえない事だけだった。 (さらに数日後 虐待おにいさんの家) 「どうしても行くのか?」 「ああ、行く。この里のまわりに住むゆっくりはすべていなくなってしまった。 それどころか家で飼っていた虐待中のゆっくりもだ。 ゆっくりを虐められないなんて・・・この状況は僕には耐えられない。 だから僕はゆっくりを求めまだ見ぬ土地へ旅に出る。他の土地ならまだ生きたゆっくりがいるはずだ!」 「そうか・・・決意はかたいんだな。しかしこの部屋の散らかり具合はいったいどうしたっていうんだ?」 おにいさんの友人は部屋中に散らかった虐待グッズを見てあきれ顔で聞いた。 「ははは。いやぁ実はどの虐待グッズを持って行ったら良いか悩んでしまってね。 どれもこれも素晴らしい逸品なんだがすべては持っていけないからねぇ。」 「はぁ・・・」 その時開け放たれていた縁側からゆっくりれいむの一家が部屋に入ってきた。 「ゆ!ここにはおもしろそうなおもちゃがたくさんあるね!」 「みんな!きょうはここでゆっくりしていくよ!」 「「「はぁ~い!」」」 「そういうわけだから、おにいさんたちははやくれいむのうちからでていってね!」 早くも自分の家宣言をするれいむ。 しかしおにいさん達はそれにまったく気付かず持っていく道具の吟味を続けていた。 「これなんてどうだ?透明な箱。やっぱり基本は外せないんじゃないか」 「うーん。僕もはじめはそう考えたんだが・・・これって結構かさばるんだよねぇ。それに・・・」 「それに?」 「基本中の基本だからさ、わざわざ持って行かなくてもゆっくりがいる土地なら必ず店で売ってると思うんだ。」 「なるほど。そうなると持っていくのは小さくて他では手に入らない物か。 そういやこれはなんだ?店では見たこと無い。ひょっとして自作した物?」 「ちょっとおにいさん!れいむのことむししないでね!はやくでていってね!」 「もういいよおかあさん!それよりこのへやにはおもしろそうなものがたくさんあるよ!」 「ああこれね。これは僕が作ったやつ。ゴム製の疑似餌だよ。 ゆっくりが好きな果物だよ。しかも香り付きだからゆっくりはすぐだまされるんだ。」 「ほぅ。」 「例えばこんな風に箱の中に入れてさ。」 おにいさんが近くにある透明な箱の中にゴム製の疑似餌を入れる。 「ゆ!!!おいしそうないちご!!!」 「いただきま~す!!!」 二匹の子れいむがそれにつられて箱の中に入る。 「そしてその中にゆっくりが入ったら蓋を閉じるのさ。」 「ふむ。」 おにいさんが箱の蓋を閉じる。母れいむが大声で抗議するが二人には聞こえない。 子れいむは疑似餌に夢中で気づかない。 「ふたりでゆっくりわけようね!ゆ?」 「どうしたの?」 「ゆうううう!!!なんでええぇぇ!!かみきれないよおおおおお!!!」 「なにいってるの!うそつかないでね!はやくれいむにもわけてね!」 「うそじゃないよおおお!!!たべれないのおぉぉ!!と゛う゛し゛て゛え゛え゛え゛え゛!!!」 「ゴム製だしね。当然ゆっくりはこの餌は食べられないよ。 そして『と゛う゛し゛て゛え゛え゛え゛え゛!!!』とか言いながら泣き出すのを見て楽しむのさ。」 「うーん。わからんなぁ。ただ五月蝿いだけなんじゃないの?それって。」 「君にはまだ早いかもね。いずれ解る日が来るよ。」 「(いや、一生わからんと思うが・・・)」 おにいさんはゆっくりが入った箱を本棚の上にしまう。 「まっでっでねえ゛え゛ぇぇ!!!いまだすげるがらあ゛あ゛あ゛!!!」 「な゛に゛し゛て゛る゛の゛お゛ぉぉ!は゛や゛く゛あ゛か゛ち゛ゃん゛を゛お゛ろ゛し゛て゛ね゛ぇぇ!」 母れいむは届くはずのない箱に向かって懸命に飛び続ける。 一方おにいさんは残りの疑似餌を床に無造作に置いてあったトラバサミの上に置く。 「こんな風にもつかえるんだ。」 「なるほど。餌につられたゆっくりがこれを踏むとこれに捕まるわけか。」 「ゆ!みんな!おいしそうなぶどうがあるよ!」 「まって!これはれいむがたべるよ!れいむはむこうのぶどうをたべてね!」 「おいしそ~!いただきま~す!」 「「「ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!!!!!」」」 一斉に子れいむを捕まえるトラバサミ。挟まれ絶叫する子れいむ。驚くおにいさん達。 「な、なんだぁ!急にトラバサミが!」 「おいおい、大丈夫なのかこれ?なんもしてないのにいきなり挟んだぞ。」 「ゆ゛き゛ゃあ゛あ゛あ゛!!!い゛た゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 「お゛か゛あ゛ち゛ゃあ゛あ゛あ゛ん゛!!!た゛す゛け゛て゛え゛え゛ぇぇぇぇ!!!」 「ゆ゛っく゛り゛て゛き゛な゛い゛よ゛お゛お゛お゛お゛!!!!!」 「おっかしいなあ~。今までこんな事無かったのに・・・」 「不良品なんじゃねーのコレ?」 「えー。お値段以上印のにとり製だぜ。しかも結構高かったのに・・・」 「しかしこんなんじゃ危なくって持って行けないな。」 「うーーーーーん。」 しばしの間考え込む二人。その間にトラバサミに挟まれた子れいむ達はすべて息絶えた。 わずかな間にすべての子を失った絶望により、母れいむはただ虚空を見つめ もの言わぬ人形の様になってしまった。本棚の上で泣き叫ぶ我が子の事も忘れて。 「やっぱり道具なんかに頼っちゃだめだって事なんじゃないか? ゆっくりごとき痛めつけるのに両手両足があれば充分だろ。 それにお前いつか言ってたじゃないか。『僕はなんとかの虐待技を使える』って。」 「ああ。48の虐待技の事?」 「そう。それ。ちょっと見せてよ。あれを使ってさ。」 男が指さす先には呆然とする母れいむの姿が。奇跡が起こったのか。 おにいさんは見えないはずの母れいむに向かって歩き出す。 「え?これ?これはちょっとなぁ・・・高かったんだよこれ・・・」 奇跡・・・では無かった。男が指さしていたのは母れいむのすぐ後ろ。 ゆっくりの皮に綿を詰めたゆっくりクッションだった。 「じゃあ、まぁふりだけでもさ。」 「う、うん。そうかい・・・じゃあふりだけね・・・」 その時本当の奇跡が起こる。ゆっくりを捕まえるふりをしたおにいさんの腕に母れいむが。 「ゆ?なんなの?はやくゆっくりおろしてね!」 突然人間に捕まえられ我に返る母れいむ。だがおにいさんの二の腕からは逃れられない。 「こうやってゆっくりを捕まえてさ。」 「それから?」 「ゆううぅぅぅぅ!!ぐるじいよ!はやくはなじでね!!!」 「ゆっくりぃぃぃぃ!愛してるよぉぉぉ!!ふんぬらばっっっ!!!」 「ゆ゛き゛ゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「なにそれ?ただ絞め殺しただけじゃね?」 「う・・・ま、まぁ素人にはそう見えるかもね・・・」 「(こいつ、今適当に考えてやったな・・・)」 (さらに数日後 里の集会所) 「先生、実は今日お越しいただいたのは畑を荒らす謎の生物の事なんです。 先生のおかげでゆっくりは消えましたが畑の被害はまったく減らない。 しかもこいつがかなり頭の良い奴で。罠を仕掛けてもまったくかからんのです。」 「先生、またお力をお貸し願えないでしょうか。もちろん今回もお礼は致します。」 里の人間達から見つめられた先生と呼ばれる人物は「うっ・・・」と一言呟くと、 後ろにいた兎耳を付けた弟子となにやらボソボソと相談し始めた。 「ど、どうしよう。うどんげ。」 「どうしようじゃありませんよ師匠。だから私は反対だったんです。」 「だって・・・里の人達が困ってる様だったし。お礼くれるって言うし。家の家計は火の車だし。」 「だからって!私の力で知覚不能にするだけなんて、根本的解決になってません!」 「あ、あの、先生?」 「あ、ああ、ご心配なく。未知の生物は私が必ず退治して見せましょう。 そのかわりお代は前回と同じという事で・・・」 「おお!やって下さいますか!ありがとうございます!」 「さすが八意先生だ頼りになるなぁ。」 「師匠!!!!!!」 「しょ、しょうがないでしょうどんげ。こうなったら殺るしかないわよ。」 「まさか・・・」 「では皆さん。私が明日、皆さんを困らせている生物を退治してきます。 皆さんは明日一日家から出ないように。」 「おお!ありがとうございます!」 「・・・・・。どうなっても知りませんよ。」 (翌日 日差しの穏やかな午後) ゆっくりプレイス。そこはとても広い草原だった。 そこに集まったおよそ100匹のゆっくり達は思い思いにゆっくりしていた。 草を食む者、バッタを追いかけ遊ぶ者、あるいは日向ぼっこを目一杯楽しむ者。 そして気づかれないようにゆっくりと進む影が二つ。 背には竹籠。手には鉤付きの棒を持った蓬莱の薬師と弟子の兎が・・・ end このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1444.html
贔屓されるゆっくり&超設定が登場します!!見たくない方はそのまま戻るを押してください!! 読まれる方はそのまま下にスクロールをどうぞ 「ぎゅぴいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 「やべでええええええええええええええええええええ!!!!!! はなじでえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」 「なんでぞんなひどいごとずるのおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 家の外から聞こえてくる騒がしい声で俺は目を覚ました… 暑苦しい熱帯夜、そんな中でやっと寝れたのに起こされた俺は正直気分が悪い。 窓の外はまだ薄暗く、時計を見るとまだ三時を過ぎたばかりだ。普通なら寝ている時間である。 もう一度寝ようとしたものの、いまだに外から「おねがいだがらはなじでよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」とうるさい声が聞えてくる… 溜息を吐きながら観念した俺は、部屋を出て玄関から外へ出る。 途中廊下でダンボールに入り涎を垂らしながらぐっすり寝ているめーりんを見つけて叩き起こそうと思ったものの、八つ当たりは可哀想なので止めておいた。 今は騒音の元凶を何とかしなくてはいけない。 庭にはゆっくりれいむとまりさ、そいつらのそこそこ大きい子供がいた。 子供はまだ生きてるのが5匹程、残骸であるリボンと帽子は合わせて三つ落ちている。全部で十匹家族だったのだろう。 騒音の元凶は今にも握り潰されそうとしている子れいむと、足元で必死に体当たりをしている親れいむとまりさだ。捕まっていない子供達は庭の隅で震えている。 俺は騒ぎを作り出しているそいつを後ろから軽く叩いた。飼い主として躾はちゃんとせねばいけない。 「お、おにいさん…」 叩かれたゆっくり… 俺の飼ってるゆふらんである。軽く叩いたつもりだったのだが、そこそこ痛いのか少し涙目だ。 「駄目だろ? 別に狩りをするのは良いけど、家の周りを騒がしくしちゃいけないって」 「で、でも…」 「でもじゃない。お母さんから駄目だって色々教わったろ?」 「そうだけど…」 ちなみにお母さんとは先程幸せそうに眠っていためーりんだ。畜生め… 加工所の職員から貰ったゆふらんの子供は、今では立派に体つきにまで成長した。 野生のゆふらんは「ゆっくりしね!!」としか言わないのだが、何故かこいつは不思議なことに普通のゆっくりみたく人間の言葉を喋れるようになった。 それが人間の俺と暮らしているからなのか、めーりんの教育の賜物なのかはよく分からない。 最近ではどっかの研究所に研究させてほしいと頼まれたが、正直興味ないので断った。 こいつらは自分の家の住人だ。いなくても別に構わないが、いなくなったらやはり寂しく思う。 そんな事より今は説教をせねば。 「だいたいゆっくりなんて森にたくさんいるじゃないか。なんでわざわざ連れてきたんだ?」 「つ、つれてきたんじゃないよ!! ほんとうだよ!!」 「じゃあ何か? こいつらが勝手に家に入ってきたっていうのか? そんなバレバレの嘘を… いや、十分ありえるか…」 てっきりゆふらんが連れてきたと思ったものの、こいつらはゆっくりだ。 勝手に入ってきてこの家を自分の住処にしようとする事は十二分に有り得る。 ていうか最近全くゆっくりが来なかったからすっかり忘れていた。 そして俺が言葉に詰まったからか、ゆふらんが責める様にこちらを睨む。ゴメンナサイ… 「…おかあさんのとこにいくね」 「そ、そうか… いや、ごめんな…」 「きにしなくていいよ… おにいさんがしんじてくれなかっただけだから… ぜんぜんショックじゃないよ…」 「……」 そんな涙目で言われても説得力ないよ… そして罪悪感で胃が… 「おにいさん、おやすみね」 「あぁ、おやすみ…」 そのままゆふらんは家の中へ入っていった。あぁ、俺はなんてことを… 「おかあさん!! あいつどっかにいったよ!!」 「ゆゆ!? さてはれいむたちをおそれてにげたんだね!!」 「あんなやつらまりさたちのてきじゃないよ!!」 「「「「「おかあさんすご~い!!」」」」」 …お前達、まだいたんだ。 先程までゆふらんに怯えていたゆっくり達が暢気に騒いでいる。人間の俺がいるのにな… 元はといえばこいつらが家に侵入してきたせいで俺はこんな夜中に起こされたんじゃないか。 責任、とってもらうしかないね… 「おい、そこのゆっくり」 「ぶぎゅ!!」 とりあえず一番近かった親まりさを踏みつける。少しくらい餡子が出ようが関係ない。 「おじさんなにするの!?」 「はやくまりさをふんでるあしをどけてね!!」 「そうだそうだ!!」 「はやくおかあさんをはなしてしんでね!!」 「そんな風に言っていいのかな? お母さんが潰れるよ?」 「ゆぎゅうううううううううううううううううううううううううう!!!!」 潰れるかどうかギリギリの力で親まりさを踏みつける。餡子がどんどん出ようが気にしない。潰れたら別の奴を踏めばいいし。 「やべでえええええええええええええええええええええええええ!!!!」 「おかあさんがつぶれぢゃうよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「おねがいだがらあじをどげでえええええええええええええええ!!!!」 「じゃあ、どんな風に口を聞けばいいのかわかるよな?」 「わがりまずううううううううううううううううううううううう!!!!」 「だがらあじをどげでえええええええええええええええええええ!!!!」 泣き叫びながら懇願するゆっくり達。とりあえず踏む力を少し緩めると餡子の流出は止まった。 「じゃ、今から幾つか君達に質問するから。ちゃんと答えなきゃ…」 足に力を入れて踏んでいるまりさから餡子を噴出させる。 「わかるよね?」 「わがりまず!! わがりまずがら!!」 「おねがいだがらあじをどげでくだざい!!」 「ちゃんと答えてくれたら足はどけるよ。じゃ、質問するからな」 「「「「「「ゆっくり質問してください!!」」」」」」 親れいむと子ゆっくり達の大合唱だ。親まりさは餡子を吐き過ぎたせいで気絶しているが、まぁ大丈夫だろう。 「じゃあ質問です。なんでれいむ達はここにきたのかな?」 「ゆ?」 「そんなかんたんなしつもんなの?」 「あぁ、そうだよ」 別にこんな事聞かなくてもゆっくりが来る理由はなんとなく分かっているが、一応俺は聞くことにしている。 「ここにね、クズめーりんがいるからだよ!!」 「クズめーりんがここですごいゆっくりしててずるいんだよ!!」 「それにクズめーりんよりれいむたちのほうがいいゆっくりだからね!!」 「クズはしゃべれないけどまりさたちはしゃべれるもん!!」 「だからここはクズには不釣合いだよね!!」 「だからクズめーりんにかわってもらおうとおもってきたんだよ!!」 …やっぱり予想通りの答えだった。 俺がめーりんを飼い始めてからきたゆっくりは、どいつも『めーりんがゆっくりしててズルイからかわってもらいにきた』という理由だった。 無論俺は今いるめーりんとゆふらん以外飼うつもりはない。 なので今まで一度も他のゆっくりを入れたことはないのだが、何故かゆっくり達は我が家の『めーりんポジション』に就こうとする。 真に謎である。 「そっか、君達もか…」 「しつもんにこたえたんだからまりさをふむのをやめてね!!」 「おかあさんをはなしてあげてね!!」 「はいはい、今どけるよ…」 まりさを踏んでた足を上げると、ピョンピョン跳ねて家族の所へ行くまりさ。 「よかったね~」や、「おかあさんだいじょうぶ?」と家族は親まりさに声をかける。 ここで、時間を置くと俺はゆっくり達から非難の嵐を浴びる為、さっさといつもと同じ事をいう。 「君達がゆっくりしたくてここにきたのは分かったよ。でもね、君達は家族だから正直全員を死ぬまでゆっくりさせることはできないよ」 「ゆゅ?」 「そうなの?」 「だからね、『親だけでゆっくりする』か、『子供だけでゆっくりする』かを選んでね!!」 「「「「「「「? ? ?」」」」」」」 ゆっくり達は何を言われたのか理解できないのか、全員顔に疑問符を浮かべている。 「わかりやすくいうとね、数を減らしてほしいんだ」 「へら、す?」 「そう。親の君達がここからがいなくなって子供だけになるか、子供を全員殺して親だけになるのかをね」 この言葉を聴くと、大抵子供達は泣いて「でぎないよおおおおおおおおおお!!!!」と、言い出す。 しかし、親は違う。 「「ゆっくりつぶれてね!!」」 そのまま高く飛び、子供を殺すために踏み潰そうとする親ゆっくり。 「おがあしゃんどうじでええええええええええええええええ!!!!」 「かぞぐなのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 「かんけいないよ!! れいむたちがゆっくりするためにさっさとしんでね!!」 「こどもはいなくてもべつにいいよ!! おまえたちはきえてね!!」 「いやだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「だずげでええええええええええええええええええええええええ!!!!」 自分がゆっくりする為なら、親ゆっくりは子なんぞ躊躇わずに殺そうとする。 まあ、元々いるめーりんの居場所を奪おうとするんだから、ゆっくりする為ならなんでもするんだろうな。 ただ、このままではつまらないので… 「ぶぎゅ!!」 「おにいざんじゃまじないでね!!」 子供を殺そうとする親ゆっくり二匹を先程やったように足で踏みつけ、子ゆっくり達に声をかける。。 「さて、今君達を殺そうとしていた親は俺が押さえつけているけどどうする?」 「ゆ!?」 「おにいさんなにをいうの!?」 足の下にいる親ゆっくりが騒ぐが気にしない。 「今なら俺がこいつらを動かないよう踏んでるから君達でも十分に倒せるよ」 「で、でも…」 「おかあさんをころすなんて…」 「そうだよ!! みんないいこだかられいむたちをころすわけないよ!!」 「まりさとれいむのじまんのこどもだもんね!!」 「でも、お前らはその自慢の子供を踏み潰そうとしたんじゃないか?」 「「「「「ゆ!?」」」」」 「しかたないよ!! こどもはおやのぎせいになるべきだもん!!」 「おかあさんのためにしねるならこどもたちもしあわせだよね!!」 「「「「「……」」」」」 相変わらず本当に親なのか疑問に思う発言だが、俺は自分でこいつらを潰すようなことはしない。 「さっさとあしをどけてね!!」 「こどもたちをころしてまりさたちはゆっくりするんだからね!!」 足の下でもがく親ゆっくり。そんな親に近づく五匹の子ゆっくり。 「みんなあつまってくれたんだね!!」 「だいじょうぶだよ!! いっしゅんでつぶしてあげるからね!!」 「「「「「うるさい!! ゆっくりしね!!」」」」」 親ゆっくりが口を開いた後、子ゆっくり達は噛み付いた。相手は親ゆっくりだ。 「どぼじでええええええええええええええええええええええええ!!!!」 「がまないでえええええええええええええええええええええええ!!!!」 まさか自分の子供達に噛まれるとは餡子頭では考えなかったのか、親ゆっくりは本気で驚いているようだ。 最初に殺そうとしたのに、何故まだ言うことをきくと思っていたのだろうか? 毎度の事ながら謎である。 「おにいざんあじどげでええええええええええええええええええ!!!!」 「ごのままじゃだべられぢゃうよおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 見れば子供達は親ゆっくりの皮を食い破って体内に侵入し、中の餡子を食べて殺そうとしている。 ゆっくりは体内の餡子がなくなれば死ぬのだから体の小さい子供達にはそれしか親を殺す方法はないと思ったのだろう。 野生のゆっくりながら中々賢い奴らだ。いや、本能だろうか? 五匹の子供達はとうとう親の体内に入り込んだ。 それに伴い親ゆっくりは「ぎゅぴいいいいいいいいいい!!!!」だの「うぎゃあああああああああ!!!!」だの叫んでいるが、子供達は止める事をしない。 どんどん親の餡子を食べ続ける子ゆっくり。やがて、親まりさの方は叫び声をあげなくなり、ピクピク痙攣し始めた。 どうやら最初の俺の踏み付けで餡子の量が減っていたらしい。まあ、少し死ぬ時間が早くなっただけだ。 「まりざあああああああああああああああああああああああああ!!!!」と叫ぶ親れいむ、こっちはまだまだ元気そうだ。 「やべろおおお!!!!」だの、「おまえらなんかしね!!!!」だの元気よく叫んでいたが、やがてこちらもどんどん静かになり、やがて死んだ。 子ゆっくり達は入った所とは別の場所の皮を食い破ってぞろぞろ出てくる。その顔は何かをやり遂げすっきりした顔だった。 「これでまりさたちだけになったね!!」 「こどもをぎせいにするばかなおやはしんでとうぜんだよ!!」 「おにいさんがばかおやをおさえててくれたからころせたんだよ!!」 「じゃあおにいさんにおれいをいおうね!!」 「もちろんだよ!!」 「「「「「おにいさんありがとうございます!!」」」」」 実の親を殺す手伝いをした人間にありがとうか… 殺さなきゃ殺されるんだから仕方ないのか? 「じゃ、おにいさん!!」 「れいむたちをゆっくりさせてね!!」 「ばかおやがいなくなったんだからこれでしぬまでゆっくりさせてくれるんだよね!!」 「まりさたちのほうがクズめーりんよりかわいいからね!!」 「クズなんかすててそのぶんかわいがってね!!」 口々に叫ぶ饅頭五匹。考えてみればそういう約束で殺し合わせたんだっけ? 「はいはい、わかったよ。ちゃんとお前らが死ぬまでゆっくりさせればいいんだろ?」 「「「「「そうだよ!!!!」」」」」 「じゃ、こっちについてきてくれ」 「「「「「ゆっくりわかったよ」」」」」 立ち上がって俺は庭にある箱の前まで歩き出す。踏んづけていた親ゆっくりの皮はいずれ虫がなんとかするだろ。 「じゃ、一匹ずつ入れていくからな~」 「そこがゆっくりできるばしょなんだね!!」 「はやくまりさからいれてね!!」 「ゆゅ!? だめだよいちばんさいしょはれいむがはいるんだよ!!」 「じゅんばんなんかどうでもいいからさっさといれてね!!」 「はやくはやく!!」 騒ぐ子ゆっくり達だが、無視して箱の中に入れていく。 箱の中はそれなりに大きいが、子ゆっくりもそこそこ大きいので流石に五匹もいたら狭そうだ。 「おにいさんここせまいよ!!」 「ほんとうにここゆっくりできるところなの!?」 「ごはんもないよ!!」 「もっと広いところにうつしてよ!!」 「ゆっくりしないでひろいところにつれていってね!!」 馬鹿だな、こいつら… いまだに俺がこいつら飼うと思ってんのかな? 「大丈夫だよ。ちょうど明日になったらお前達を加工所の職員さんが連れて行ってくれるからな」 「「「「「か、かこうじょ!?」」」」」 「ああ、そうだよ。良かったな~ そんな狭い所に何日もいなくて」 「お、おにいさんだましたの!?」 「しぬまでゆっくりさせてくれるんじゃなかったの!?」 「大丈夫だって、加工所の人達ならお前ら死ぬまでゆっくりさせてくれるんだからな」 「かこうじょはいやだよおおおおおおおおお!!!!」 「だましたおじさんはさっさとしね!!」 「騙したって… そもそもお前らが勘違いしたんだろう? 俺は今いるめーりんとゆふらんしか飼うつもりはないぜ。他のゆっくりなんて真っ平だ」 「どぼじでよおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「れいむだぢのほうががわいいよおおおおおお!!!!」 「そういう風に平気で自分の方が可愛いとかって言う所が俺は嫌いなの。じゃあな」 「「「「「ゆっくりざぜでぐれなぐでいいがらだじでよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」 最後に何か言っていたが、無視して俺は蓋を閉じる。 この箱は完全防音なので蓋を閉めれば外に音が漏れることはない。加工所も良い物を用意してくれる。 家に入ってドアに鍵を掛ける。もう少し時間があるから一眠りするつもりだ。 途中廊下で寝ているゆふらんと、泣いているめーりんがいた。 どうやら先程のゆっくりがクズクズ言ったのが聴こえてしまったらしい。 めーりんは他のゆっくりがクズと言うと必ず反応する。 それはコンプレックスみたいなもので、めーりんには「自分のようなクズが飼われていいのだろうか…」という意識があるらしい。 でも、俺は昼寝ばかりしているこいつを気に入ってる。 畑をやっている友人(俺が仕事に行ってる間めーりんを預かってもらっている)も、飼いたいから譲れと俺に言うほどだ。 もっと自信を持てと思いながら頭を撫でて励ましてやる。伝わったのかはわからないがめーりんは擽ったそうにしている。 一発デコピンをかまして俺は部屋に戻る。少し涙目だったが気にしない。 明日もまた仕事である。夜中に起こしやがったゆっくりを憎く思いながら、俺は眠った。 またまたこんな駄文を読んでくださりありがとうございます!!!! 感想フォームに書かれていた「ゆっくりめーりん+きめぇ丸の日常をもっと知りたい」とのことなので、とりあえずゆめーりんのその後です。 めーりん殆ど出てきませんが… 飼われて幸せにしているゆっくりがいたら、他人の家を奪おうとするゆっくりならその立場を奪いに来るのではないかなと思ったので書いてみました。 それがゆっくりの間でクズで有名なめーりんが幸せにゆっくりしてると知ったら尚更奪いに来ると思うのです。 今回本気でやりすぎたと思ったのは… ゆふらんですね。 普通に喋れるとかどんだけ超設定だよ!! と自分で思ったものの、この一家?のゆふらんならこれくらいした方がいいのではと思って気づいたらこんなゆふらんを書き上げました。 気分悪くされた方、本当にすいません。 では、御目汚し失礼!! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/806.html
うーぱっくが目の敵にされる理由の一つに「(ゆっくりにしては)高いところを飛行するので駆除しにくい」というものがある。 飛行するタイプのゆっくりとしては他に捕食種のゆっくりゃやゆふらん、それにきめぇ丸などが挙げられる。 しかしこれらのゆっくりは飛行しても高度が知れてるので対処しやすかったり(れみりゃやふらんは野菜が嫌いなのか畑に近づきもしない上に 捕食種とあって農家に意外と人気があったりする)、そもそも人間に友好的であったりする為に嫌われはしても積極的に駆除されはしていない。 ところがうーぱっくの奴はゆっくりの畑荒らしに関与している上、 駆除されそうになると小賢しくも上空へ逃げるというのでは農家の人々に嫌われるのも無理はない。 幻想郷の一般人にとって手を出しづらいうーぱっくの駆除を殆ど加工所が行うようになったのは以上のような経緯があった。 20年程前、幻想入りしてきた『それ』は加工所の東に人為的に作られた平地の上で鎮座していた。 本来ならば幾つかの数を確保し、チームとすべき『それ』であったが加工所の豊富な資金力・河童の狂気じみた技術力を持ってしても なお扱いにくいモノだった為に現状では一つしか存在していなかった。 たった一つしかない『それ』の周りには人妖がせわしなく動き回り、『それ』に手を加え様子を見会話を交わしていた。 しばし時が経ち、『それ』の周囲の人妖が一人、また一人と離れていく。 『それ』を用いたうーぱっく駆除が実施されるのだ。 『それ』の周囲に残る人影が二つにまで減ったところで状況は次の段階へと進む。 一人が『それ』の先端部分に梯子を使って上り、彼へと黄色のジャケットを着たもう一人が近づいていく。 上ったほうがボタンを押すと『それ』は音を立てながら細かく振動を始めた。 地面に残ったほうの河童の男が『それ』に開いた二つの穴の前に人影が無いか確認し、上ったほうの人間に合図を行う。 それに返礼を行なった彼は次に『それ』から離れるよう河童の男に合図を出し、その意図が実行されたことを確認した後に幾つか操作を行なった。 『それ』は彼の操作に答えるように甲高い音を上げつつ振動を激しくする。 上に乗っている彼はさらに手を動かし、『それ』に付いている何枚かの板の動きを河童の男に確認させた。 問題ないことを確認した彼は透明な材質でできたドーム状の物体を閉じ、その中に入る。 さらに両手の親指で河童の男に指示を出す。 それを見た河童の男は『それ』を支える棒の横から目立つ色の直方体を取り出し、上の男に見せ続いて親指を立てる。 上の男は河童の手を確認し、操作を行なう。 『それ』は滑るようにゆっくりと動き始め、平原を渡って盛り土の壁で三方を囲まれたスペースへと移動した。 先ほどの河童の男とは別の赤いジャケットの人物が『それ』へと近づく。 さらに『それ』に装着された二種類の棒を確認し、そこから何か細い物を抜き出した。 赤いジャケットの男が掲げるその細い物体を確認した上の男は再び操作を行い『それ』を移動させる。 最終的に『それ』は細長い平地の一端へと到達した。 『それ』上の男が電波通信によって発言する。 「離陸許可を求める。」 「離陸を許可。幸運を。」 男の要求に対して電波で管制の返事が寄越される。 それを聞いた彼はフルブレーキ。機体を地面へと固定する。 続いて左手でスロットルをミリタリーへ。 クリモフ RD-33K ターボファンが轟音とともに大量のガスを後方へと噴出を開始する。 ブレーキリリースとほぼ同時にアフターバーナーオン。 ファルクラムは爆音と炎を滑走路に撒き散らしながら高速で離陸。 「パティシエ・コントロール、こちらキヨス。離陸した。」 「キヨス、キヨス。こちらパティシエC。針路…ええと…西だ。西へ向かえ。」 「キヨス了解。」 管制の指示は不明瞭な物だった。 仕方ない。むしろ幻想入りした経験者を素人の集まりが四方八方からかき集めた現状でここまでやれている方が奇跡に近い。 そう思いながら彼は操縦桿を傾け、愛機を西へと向けた。 彼は緑海の上を飛んでいた。 かつて幻想郷の外の世界に存在していた赤い日本を故郷とするMiG-29Jにとって 散策に近いレベルまで速度を落としていたがそれには幾つかの理由がある。 一つはターゲットのうーぱっくは音速で逃走などしないこと。 もう一つは超音速で上空を飛んだ挙句、衝撃波で森を吹き飛ばしたりなどすればまず確実に森の住人から報復を食らう恐れがあった事。 轟音を撒き散らしての飛行の許可ですらかなりの苦労があったというから当然だろう。 ともかく、彼が遊覧飛行気分で飛ぶこと暫し、会話上の存在であった目標が視認できる距離に近づいた。 「パティシエC、こちらキヨス。目標を視認した。」 「パティシエC了解。接近して確認せよ。」 「キヨス了解。接近する。」 管制塔の新たな指令に従い彼は白フチの赤い星─日本民主主義人民共和国の国籍標識が未だに残されている愛機の翼をめぐらせ目標へと進路を変えた。 機体が傾斜し、ゆっくりまりさに稲妻が突き刺さっている様子を図案化した垂直尾翼の部隊マークが陽の光を受けてきらめく。 彼はスロットルを慎重に絞り、最低限飛行できるレベルまで速度を落とした。 うーぱっくに乗って意気揚々と「おうち」に向かっていたゆっくり達はこの段階でようやく接近する物体に気がついた。 沢山の食べ物が置いてある場所を独り占めする人間が設置した柵をうーぱっくと協力して乗り越えた事に酔いしれ、 自分たちがいかにゆっくりできるかを今の今まで仲間たちと語り合ってい為に、MiGが視界一杯に大きくなるほど接近するまで気づけなかったのだ。 初めて目にする物体にゆっくりたちは興味津々といった態度で注目し、好き勝手な想像をめぐらせた。 「あれってなんだろうね!」 「ゆっくりできるかな?」 「きっとうーぱっくのおともだちだよ!おそらをとんでるもん!」 「うー♪うー♪」 「それならゆっくりできるね!」 「でもちょっとうるさいね!」 「しずかにしてもらおうね!」 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 ターボ・ファンが至近距離で轟音を撒き散らしている為に別のうーぱっくに乗る仲間とは会話できなかったが、 同じうーぱっくに乗っている仲間と会話をするゆっくり。 続いておなじみの挨拶を飛行物体へと放ったが、当然返ってくるのはタービンブレードが発生させる大気の振動だけだった。 「パティシエC、こちらキヨス。目標うーぱっくは標準サイズが4に大きめのが3だ。」 「パティシエC了解。キヨス、積載物を報告せよ。」 「キヨス了解した。 … 標準サイズは全て食料を搭載している模様。食料は根菜だ。」 「標準サイズは根菜が殆どだな。パティシエC了解。キヨス、続いて報告せよ。」 「大きめのうーぱっくには1つあたり通常ゆっくりが3体搭乗している。指示を請う。」 「パティシエC了解。キヨス、目標を着地させろ。」 「キヨス了解。警告を行う。」 雁行隊形で飛行中のうーぱっくに接近し、管制と幾つかやり取りを行った彼は警告を行う為に増設された外部スピーカに通じるマイクのスイッチを入れた。 『こちらは加工所だ。飛行中のゆっくりに告ぐ。君達がうーぱっくに乗せている野菜は畑から盗んだ物だ。直ちにこちらの指示に従い着陸せよ。 繰り返す。直ちにこちらの指示に従い着陸せよ。』 エンジンの轟音に負けない音量で機外へ発せられた声は当然ゆっくり達にも聞こえた。 だが、ゆっくりはどれ一つとしてその言葉に従う意思など生まれなかった。 「ゆー、なにいってるの!」 「なんでいうことをきかなきゃいけないの?」 「これはれいむたちがみつけたんだよ!」 「すこしぐらいならわけてあげられるよ!ひとりじめなんてしちゃだめだよ!」 「「ゆっくりがまんしてね!」」 MiGに向かって身を乗り出してぎゃあぎゃあと騒ぐゆっくりたち。 大量に食料を確保して気が大きくなっている為なので当然だろう。 「パティシエC。こちらキヨス。目標は警告に従わず。」 「パティシエC了解。警告射撃を実施せよ。」 「キヨス了解した。警告射撃を実施する。」 RD-33Kが僅かに唸り声を大きくし、ファルクラムはうーぱっくの集団の前に躍り出る。 「いっしょにくるのかな!?」 「おうちでいっしょにゆっくりしようね!」 「やっぱりうーぱっくのおともだちなんだ!」 意図を勘違いしたゆっくり達は歓迎の声を上げる。 しかし、次に発生した別の轟音によってその声はかき消された。 ファルクラムは30ミリ機関砲を連射。 火薬の炸裂音が連続するとともに砲弾が光を曳き音速で飛翔。 あまりにも突然の出来事であるためゆっくりは口を明けて目をむき出しそうなほど見開いて驚いたが、危害が無いことが分かると怒りの声を上げだした。 「もー!びっくりさせないでね!」 「なにいってるかわからないよ!」 「ゆっくりしずかにしゃべってね!」 「「ゆっくりしていってね!」」 警告射撃も意味を成さなかった。 当然であろう。警告射撃が成立するような生物ならそもそも畑荒らしなどしない。 「パティシエC。こちらキヨス。目標は依然として飛行中、こちらに従う意思は無いと思われる。」 「キヨス、パティシエC了解。目標の後方に移動、待機せよ。」 「キヨス了解した。目標後方に移動する。」 彼は操縦桿を右に倒し愛機を傾ける。続いて右手を引いて上昇。 ファルクラムは右へシャンデル、進路を反転させうーぱっくの後ろへと飛び去る。 ターボ・ファンの轟音が消え去り、ゆっくり達にしばしの平穏が訪れる。 「ゆっくりいっちゃったね!」 「もっとゆっくりしていけばいいのに!」 「またゆっくりしたいね!」 視界からファルクラムはあっという間に消え去り、別れを惜しむ饅頭たち。 豊原郊外で生産された電子装備が放つ電磁波を照射されていることにはもちろん気づいていない。 「パティシエC、こちらキヨス。目標の後ろについた。」 「パティシエC了解。キヨス、攻撃せよ。」 「キヨス了解した。攻撃する。」 彼はレーダースコープに取り付けられたセレクタを操作し、スコープ上で三角形に並んだ光点のうち右から二番目をロックオン。 交点がロックオン・シンボルで囲まれた。操縦桿の発射ボタンを押す。 翼からセミ・アクティヴ・レーダー誘導ミサイルが分離。 ロケットモーターに点火し猛烈な加速で10キロメートル彼方の目標へと突進。。 ミサイルはマッハ3で飛翔。目標まで15秒。 それが近づくことに最初に気づいたのは一番前を飛んでいるうーぱっくに乗ったゆっくりまりさだった。 捕食種やもっとおそろしい人妖が近づいてこないか常に辺りを見回して警戒していたのが功を奏した。 彼女は盛大に煙を上げながら近づく棒を見て仲間に注意を促す。 「みんな!なにかとんでくるよ!きをつけてね!」 ゆっくりの群れでそれなりに信用が置かれている個体が大声を上げるのに気づいた、 他のまりさやれいむが彼女のほうを向き、次いで警報が発された物体のほうを向く。 「まりさ!なんだろうねあれ!」 「ゆっくりできるといいね!」 「みんなであいさつすればきっとゆっくりしてくれるよ!」 「ゆっくりあいさつしようね!」 「「うー!?うー!?」」 後ろが見えないうーぱっくが不安そうな声を上げるが、搭乗中のゆっくりはそんなことに構わず勝手な未来を想像する。 R-27Rの改良型である八九式AAM<斬撃>はその間に飛翔。 まりさの目の前でミサイルはうーぱっくに接近、レーダー反射波で目標が近い事を感知した信管が作動、 破片を撒き散らし両隣を飛んでいたうーぱっくと一緒にズタズタに切り裂いた。 「ゆー?ゆっ!?ゆっ!!?」 餡子脳の理解の範疇を超えた事態にまりさの思考は追いつかない。 飛んできた破片が刺さっていることに気づき、痛みを感じた段階でようやく事態を把握した。 「ゆ゛ううぅぅーーーーっ!!!い゛た゛い゛よ゛ぉーー!!」 「おち゛ないて゛ね!おち゛ないて゛ね!ゆっく゛りし゛て゛いって゛よぉー!!」 「ゆっく゛りと゛は゛ないと゛し゛んし゛ゃうよおぉー!ゆっく゛り゛と゛んて゛ね゛ええぇー!!」 饅頭の耳障りな悲鳴が上がる。 かつて仲間だった段ボールと餡子の混合物が落下していき、水っぽい音を立てて地面に激突、 3回ほど何か赤黒い粒を撒き散らしながらバウンドして停止したところで悲鳴は一層拡大した。 右端を飛んでいたうーぱっくは体の半分を運んでいた食料ごと吹き飛ばされ、 もう半分を穴だらけにされながらも本能で飛行を維持しようとしていたが高度が下がって木に激突、うめいて絶命した。 右から三番目、まりさに近いうーぱっくはもっと悲惨だった。 爆発の衝撃によりきりもみで左から三番目のうーぱっくに突進、もつれ合い食料をバラ撒きながら進路を斜め下に変更。 当然ながら地面と熱い抱擁を交わし、砕け散った。 7体いたうーぱっくはあっというまに半分以下に減ってしまった。 「うー!うーっ!」 「うーうー!」 残ったうーぱっくはこのまま固まっていると一網打尽だと本能で感じ取りそれぞれが別の方向を目指した。 ゆっくりとしては天才的ともいえる判断だったが残念なことにファルクラムの前では何の効果も無かった。 「パティシエC、こちらキヨス。目標を4つ撃墜。残りは散開。」 「パティシエC了解。キヨス、残りも撃墜せよ。」 IRSTが中央のうーぱっくを探知。先ほどまで左から二番目だった個体だ。 レーザー測距装置を作動。ロックオン。 ミサイルのシーカーが目標を捕らえたことを知らせるトーンが聞こえる。直ちに発射。 白煙を曳きながら九〇式AAM<突撃>はまっしぐらに進む。 「またなにかきたよ!はやくにげてね!」 「こっち゛こ゛ないて゛えええぇえ!」 身を乗り出して後方を覗き込んでいたゆっくりの悲鳴のような通報で狙われていることを知ったうーぱっくは高度を下げながら右旋回。 重力の助けで加速して逃れようとする。 しかし、うーぱっく必死の機動は超音速で飛行するAMRAAMすら撃墜する<突撃>にとっては停止しているような物だった。 ゆっくりれいむが一体、うーぱっくの動きにより振り落とされた次の瞬間、R-73の改良型であるミサイルが起爆した。 息を吸い込んで膨らもうとしていたゆっくりれいむは超音速の壁に叩きつけられ、体中に開いた穴から空気を噴出しながら近くの木へと吹き飛ばされた。 れいむはたまたまこちらを向いていた木の枝に真正面から突進して突き刺さり、セルフ百舌の早贄ごっこをおこなって一生を終えた。 全速力で逃走中のうーぱっくの中でまりさは再び恐ろしい光景を目にした。 バラバラに逃げればそう簡単には追いつかれないだろうと思っていたのに、実際はあっさり追いつかれていた。 まりさの視界で二度、爆発が起こり通常うーぱっくと大うーぱっくがグチャグチャの何だったか良く分からない物体になって落ちていった。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」 「まりさどうしたの?ゆっくりおしえてね!」 「ゆっくりちゃんとせつめいしてね!」 前を向いているために今の惨劇に気づいていないれいむとありすがまりさに説明を求める。 だが、今まで「ゆっくりプレイス」だと思っていたうーぱっくの中が最早そうではないことをこれでもかと見せ付けられたまりさは ショックで叫び声をあげるだけの饅頭と化していた。 れいむとありすが後ろを覗き込もうとしてもみ合ってるうーぱっくの様子に構わず、ファルクラムは接近。 狙いをつけると同時に彼は機関砲発射トリガを引いた。 轟音を上げてGSh-301が30ミリ砲弾を吐き出す。 中に乗っていたゆっくりは1発目が貫通した時点で衝撃で圧死した。 30ミリ砲弾が着弾するたびにうーぱっくは千切れ、弾け飛ぶ。 端からはひどく混沌としたダンスを踊っているようにも見える。 最後のうーぱっくを撃破したと判断した彼がファルクラムを加工所へと向け、飛び去った後に残されていたのは空中を舞い降りる段ボールの破片のみだった。 どう見てもゆっくり虐待よりもMiGを書くのがメインになってます。本当に(ry by sdkfz251 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/925.html
前 代表ゆっくり(後) 翌朝、晴れやかな寝覚めを迎えた。今日は仕事も休みだ。 耳栓をしていたのを思い出し、外してみるともう子ゆっくりたちの声は聞こえなくなっていた。 まさかあの状況で眠ったのだろうか? お仕置き部屋にいって確認してみる。 《ゆっくりしていってね!》 「「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」」 相変わらず糞真面目に返事を返し続けていた。が、それだけだ。 それ以外に文句を言ったり、眠れないと騒いだりはしなかった。 どうせ誰にも聞いてはもらえないし、体力の無駄だからだ。 身体が反応するままに任せ、半分意識が飛んだような状態で子ゆっくり達は起きていた。 電気が勿体無いので、蓄音機を停止させる。 ようやくゆっくり地獄から解放された子ゆっくり達は、一斉に俺に向かって突っ込んできた。 なんだ、元気そうじゃん。やっぱりゆっくりに眠りは必要無いのだろうか。 「おはよう! よく眠れたかい?」 「ゆ゛がぁぁぁぁああ゛ぁぁぁ!!ね゛むれるわげないでじょお゛ぉぉぉぉ!!!」 「へんなゆっぐりがずっとおごじでぎだのぉぉぉぉぉおおぉぉ!!」 「ぜんぜんゆっぐりねむれながっだよ゛ぉぉぉぉおおぉぉぉぉ!!」 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「あ゛や゛まれ!!ばりざだぢにあ゛やま゛れ゛ぇぇぇぇぇ!!」 「じね!!ゆっぐりでぎないおじざんはゆっくりじないでじね!!!」 「まあまあ、お前らの代わりにお母さんがゆっくり眠ってくれてるから心配すんな。ゆっくりしていってね!」 「「「「「「ゆっくりしていってね!」」」」」」 あーおもしれ。 と、子ゆっくり達の攻撃が止んだ。なにやら辺りを伺うようにしている。 「ゆっ!?なんだかいいにおいがするよ!!」 「おじさん!!もしかしてそれれいむたちのあさごはん!?」 「おかあさんがおきるまえにたべさせてね!!」 「ゆっくちはやくおろちて!」 子ゆっくり達は興奮から収まったのか、ようやく食べ物の匂いに気付いたようだ。 そう、俺はこの部屋に来る時すでに朝ごはんを持ってきていたのだ。 起き抜けの親まりさにさっそくゆっくりしてもらうためにね。 しかし面白いなあ。「おかあさんがおきるまえに」ってことは、子供達に意地悪してるのは俺じゃなくて お母さんってことになってるわけか? 絶対者であるお母さんが俺を弛んだ顎で使ってると。ムカつく認識だぜ。 「うーん、どうしよっかな~。お前たちをゆっくりさせていいものか……」 「ゆっゆっ!ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!」 「まりさたちをゆっくりさせないおやなんかにあげるごはんはないよ!!」 「これからはれいむたちをゆっくりさせてね!!おにいさんもいっしょにゆっくりさせてあげるね!!」 急に媚び始めた子ゆっくりども。今さっきまで「しね」とか言ってた分際でお早い変わり身である。 まあゆっくりたちのこんなところが好きなんだけどね。虐待的な意味で。 「でもやっぱり駄目だな。お母さんはお前たち一家の代表として罰を受けてるんだからね! 子供にまでお仕置きをしたら俺がお母さんに怒られちゃうよ!」 「ゆ゛ぎぃぃぃぃいぃぃぃ!!な゛んでぞんなごどい゛うのお゛ぉぉぉぉぉぉ!?」 「おじおぎじゃないよぉぉおぉぉぉぉ!!ゆっぐりはいいごどでじょおおぉぉぉぉお!!!」 「ゆっぐりじだいよぉぉぉぉおぉぉぉぉ!!!」 「お゛があざんのいう゛ごどなんできかなぐでいい゛でじょぉぉぉぉぉぉ!!!」 「でいぶだぢがゆっくりでぎないのも、あのばがお゛やがだいひょうどがいっでちょうしにの゛っでるぜいだぼ!!!」 「ごろじで!!お゛があざんをごろじでね!!ばりざだぢをゆっぐりざぜでねぇぇぇ!!」 過激な発言が飛び出し始めたな。耳当てをつけて寝ている親まりさだが、聞いたらどう思うだろうか? 「あのさあ、静かにしてよ君ら。これからお母さんまりさを起こすんだからね。 もしお母さんまりさがゆっくり出来なくなったらどうすんの?」 「ゆ゛っ!あんなやじゅゆっぐりでぎなくなればいいよ!!」 「じゃ、もしお母さんが『ゆっくりできないかられいむたちをころしてね』って言ったらどうする? 俺はゆっくりさせなきゃいけないから、殺さないといけないんだけど?」 「ゆ゛ぐっ・・・」 子ゆっくりたちは死の恐怖からか黙りこくった。あわれ。 一応、子供のためにゆっくりしているはずの親まりさがそんなことを言うとはあまり思えないが、 もう子ゆっくりたちからの信頼は無いに等しいのだろう。 正直、そういうこと言い出してもおかしくないとは俺も思うが。 さて、そんな渦中の親まりさから俺はそっと耳当てを外してやる。その刺激からか起き出すまりさ。 「ゆぅ・・・ゆ?ゆっくりしていってね!」 「お早う!ゆっくりしていってね!」 「ゆ?なんだかゆっくりいいにおいがするよ!!たべものがあるんだね!!」 「ああ、朝ごはんの用意が出来てるよ。さっそく食うかい?」 「まりさおなかすいてるよ!!ゆっくりごはんたべるよ!!むーしゃ、むーしゃ・・・しあわせー♪」 「ゆ゛ぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」 寝起き早々さっそくゆっくりし始めた親まりさに、子れいむたちは尋常ならざる狂気の視線を向けた。 恨みでゆっくりが殺せるなら、この親まりさは十回は連続で即死しているだろう。 「ゆ!からだがべたべたするよ!ゆっくりねてるときにあせをいっぱいかいたよ!!」 「へー(ほんとに汗かくんだ……)、じゃあ水浴びでもするかい? スッキリするよ」 「ゆ~ん!みずあびですっきりしたいよ!!」 部屋の隅に置いてある皿を持ってきて水を注ぐ。ゆっくり用プールの完成だ。 ゆっくりの底が浸かる程度の深さしかなく、決して溺れることなく水遊びを楽しめる。 親まりさはその中に飛び込み、全身に水をまぶすように転がって遊びだした。 汗を流し、水に濡れたまりさの身体をタオルで拭ってやる。 「ゆゆー!すっきりー!」 「おっと、髪に寝癖がついてないか? 梳かしてやるよ」 「ゆ!まりさのきれいなかみをきれいにしてね!やさしくやってね!!」 俺はまりさの髪の毛を丁寧に綺麗にしてやる。 虐待経験から殺さない程度の暴力加減というのを心得てるので、ゆっくり相手なら繊細な作業もお手の物だ。 「ゆー!かみがきれいになるともっとゆっくりできるよ!! こどもたちはかみがぼさぼさだね!!ちょうどいいからゆっくりしないでそのままでいてね!!」 「「「「ゆ゛があ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」」 確かに夜通しのた打ち回ったせいか、子ゆっくりたちの頭髪はボサボサに乱れている。 しかし、すっかり自分から言葉責めするようになったな。もう俺が煽る必要もない。 人間に生まれていたら友達になれたかも知れん。饅頭とは永遠に、1ミリたりとも解り合えないけどな。 すっきりしたまりさはシーソーで遊びたいと言ってきた。片一方を俺が漕ぐように指で押してやる。 一番高いところに来た時にぽーんと飛び跳ねると、浮遊感が得られて気持ち良いらしい。 その様子を見た子ゆっくり達も、なぜか虚ろな目でぽんぽん飛び跳ね始めた。大丈夫かこいつら。 あ、子ゆっくりの朝飯忘れてた。まあいいや。あとでブランチに雑草でもやるか。ずっとそれ食えってお母さんの言いつけだしな。 暴言をも封じられた子ゆっくりは、餡子混じりの涙(餡涙?)をだらだら流しながら歯軋りしていた。 俺はそのほっぺたを突いて遊んだ。 で、まあそんな生活を五日ほど続けたわけだ。仕事? 休暇だ、休暇! どんどん頬がこけて色が悪くなっていく子ゆっくりとは対照的に、親まりさの張りや色艶は増すばかりである。 俺の甘やかしに増長まくり、わがままの度を越すこと高跳び新記録を達成する勢いであった。 定期的に子供達に向かって非ゆっくり的罵倒を繰り返し、その攻撃性を磨いていたのだから当然だ。 それでも親まりさは未だに、頑なに「自分はいいことをしている」と信じ続けていた。 だがその笑みはどんどん邪悪さを増すようであった。 子ゆっくりどもは、まずい雑草しか食べられない、ゆっくり遊べない、眠ることもできない、 そんな荒廃した生活を母親に強制され、瞳から光が失われるのにそう時間はかからなかった。 代わりに深い闇を湛え始めた。徐々に子ゆっくりどもの中からゆっくりという概念が薄れ、心境に変化をもたらした。 もはや最初のように母まりさを羨ましがったり、妬んだり恨んだりということはなくなっていた。 口にはあまり出さなかったが、奴らは母まりさを蔑み始めた。 確かに自分達はゆっくりしたかった。しかし、ゆっくりした結果はどうなのだ? 家族であったはずの自分達に笑顔で苦しみを強い、目の前で怠惰と強欲の限りを尽くす醜い駄豚。 この世で最高のゆっくりを享受しているのが、このゲスまりさだ。 ならばゆっくりとは、そんなに素晴らしいものか? ゆっくりすれば、自分達もこの醜悪な生物と同じになるのではないか? そんな思いから、子ゆっくりどもはゆっくりへの憧れ、母親への情を捨て去った。 堪え性の無い奴らですよね。 もはや、お母さんは自分達のためにゆっくりしているなどという建前は忘れ去られ、耐え難い苦痛のみが残った。 というかこいつら、結局一度も母まりさの建前を信じることなんてなかったんだな。一度は自分達を救った母なのに。 やっぱりゆっくりなんて、ゆっくり出来ればそれでいいだけの生き物なんですかねえ。今はそんな生き物ですらなくなりつつあるが。 俺もそろそろ限界を感じていたし、ぼちぼち仕上げにかからなければなるまい。 親まりさはすっかり気に入ったふかふかクッションの中で、もぞもぞと身体を揺すっていた。 「まりさ、どうした?」 「ゆー、まりさ・・・れいむとすっきりしたいよ!」 「ん? れいむって……つがいのれいむか」 「そうだよ。まりさのじまんのおよめさんだよ!!もりにあるおうちでるすばんしてるんだよ!!」 生きてたのかよ。全然話に出さねーから、れみりゃにでも食われたか出産時に朽ち果てたかと思ってたぜ。 しかし性欲を抑えきれなくなってようやく思い出される嫁ってのも哀れだ。こいつに家族持つ資格は無いな。今更だが。 「おにーさん、そろそろれいむにあいたいよ!つれてきてね!!」 「無断で家に入ったゆっくりへのお仕置きなんだから、関係ないゆっくりは連れて来れないなあ」 「ゆ!じゃあもうゆっくりここからでるね!おしおきはおわりでいいよ!!」 何でお仕置きをやめるかどうかこいつが決めるんだか。根拠のない全能感が肥大化したようだ。 しかしここでのゆっくりライフを打ち切りにしてまで帰りたいとは、相当辛抱たまらんらしいな。 俺は親まりさをひょいと手の平に載せて持ち上げる。 「ふーん、じゃあお仕置きはお終いだな。お前は自由だ」 「ゆっ!わかったらはやくまりさをもりのおうちまでつれていってね!! それからおいしいおかしとおもちゃももっていってね!!それでれいむといっしょにゆっくりするよ!!」 「おーいみんな、見てるか?」 「ゆっ?」 声をかけると、子ゆっくりどもの死んだ目がこちらに向けられる。そこには何の感情も無かった。 「ゆゆっ!みんなもいっしょにかえるよ!みんなのぶんもたっぷりゆっくりしておいたからね!!」 「ナックルボール!」 「ゆ゛びゅぼべっ!!?」 子ゆっくりどもの目の前の床に向けて、親まりさをぶん投げる。 顔面から床に叩きつけられた親まりさは、放射状に餡子を飛び散らせている。 そんなまりさを無表情に見下ろす子ゆっくりたち。親まりさは息も絶え絶えに顔を上げる。 「な、な゛にずるの゛お゛ぉぉぉぉお゛に゛いざん、ま゛りざをいじめないでね゛・・・」 「良いかい? こいつは人の家に忍び込むという罪を働いたにも関わらず、 存分にゆっくりさせられてしまったゆっくりだ。こんな風に一切反省の色などなく、 せっかくまた自由になっても、懲りずに人の家でわがままを言って人間に迷惑をかけ……この有り様だ」 「ゆ゛びゅゆ゛ゆ゛ゆ゛っっ!!??」 親まりさの餡子は凍りついた。今言ったことは、自分がゆっくりすると決まった時にこの人間が説明したことではなかったか? まりさは子供達をそんな目に遭わせないために……あれ? 何で自分はあんなにゆっくりしていたんだっけ? 餡子脳が飛び散ったせいで思考がままならなかった。飛び散らなかったところでまともに考えるだけの頭があったかは疑問だが。 混乱に目を白黒させる親まりさを、子供達は特別汚いゴミでも見るような目で見下ろしていた。 「みんなはそんなクズとは違うよね。責任は全部クズの代表者に取らせようね!」 「ゆ・・・ゆっくりしね」 「ってねゆっくりしんでいってねゆっくりしんでいってねゆっくりしんでいってねゆっくりしんでいってねゆっくりし」 「おまえがだいひょうでれいむたちたすかったよ!でもめざわりだからゆっくりしないではやくしんでね!」 「ゆ゛がぁぁぁあ゛ぁぁぁぁぁ!!どぼじでぞんなごどいう゛の゛ぉぉぉぉぉ!?がぞぐでじょおおぉぉぉぉ!!」 「うるさいよ!おまえみたいなみにくいぶたはかぞくでもなんでもないよ!このよからきえてね!!」 「おいおい、そりゃ豚に失礼ってもんだろ……」 「ゆ!ゆっくちちね!」 子供達から浴びせられるのは、強い拒絶の言葉。もはや親子として、ゆっくりとしての対話すら成り立たない。 仕切り板の向こうのパラダイスにいた頃は、「みんなはゆっくりしなくていいよ!!」などと嫌味で返していただろう。 しかし今、餡子を飛び散らせながら地べたにへばりつく汚物としての親まりさに、そんなことを言える後ろ盾は無い。 「どぼじて・・・ばりざはびんなのだめをがんがえで・・・」 「あのねえ、そりゃお前が存分にゆっくりするのために自分に言い聞かせてただけだろ。 自分は何もしないで好きなだけ良い思いだけして、それが何か家族の為になると本気で思ってたわけ? ん? いや、為になってるか! 子供達はお前を醜い生き物だと正しく認識出来たわけだからね!」 「ゆ゛ゆ゛ぅぅ゛ぅぅぅ!!」 俺の足の裏に押さえ込まれながら呻く親まりさ。無表情だった子供達も、口角が吊りあがるのを押さえきれないようだ。 「ぞんな゛・・・み゛んなばりざにかんしゃじでね・・・」 「それでは、人の家に迷惑をかけたゆっくりに、代表として改めて罰を受けてもらいまーす!」 「「「「「ゆー!」」」」」 「ゆ゛ゆ゛ー!!ゆ゛っぎがぐががががげげげげっご、ぐびょ、ぱびびゅっ、ぢょぺっ」 ゆっくりに対する罰らしく、ゆっくり圧力をかけて踏み潰した。潰れかかってたからあまり意味無かったけど。 そして後に残った餡子ペーストに子ゆっくり達が群がり、たちまち食い尽くした。 ここ数日まともな食事もしてなかったからなあ。床に落ちた時の甘い匂いだけでもう生唾ゴックンだったろう。 更に一週間近くゆっくりして丸々肥え太り、死際の絶望で甘味も増している。なかなかしあわせー!な食事だったのではないか。 しかし食べながらニヨニヨと口元に笑みを浮かべるものはいても、陽気に歌いだしたりするものはいなかった。 「おやおや、家族の代表を食べちまったな」 「ゆ!!あんなのだいひょうじゃないよ!!」 「だいひょうなんていらないよ!!れいむたちはみんなでかぞくだよ!!」 「いいこともわるいこともみんないっしょなのがかぞくだよ!!」 泣かせること言うじゃねーか。家族を切り捨てて生きる饅頭のくせに。 「でもお前らはその家族を食べたね。家族を食べるゆっくりは悪いゆっくりだよね! だからお仕置きが必要だよ。でも代表がいなくなったから、みんなでお仕置き受けないとね」 「ゆ?れいむたち、ゆっくちできゆの?」 「「「「「ゆゆっ!?」」」」」 赤れいむの無邪気な言葉に、子ゆっくりたちの瞳が揺れ、わずかな光が宿る。 この数日の強烈な体験から、俺の言うお仕置き=ゆっくりさせるだと思ってるんだな。 心が荒んでいても、ゆっくりはゆっくり。ゆっくりしたいという本能が徐々に鎌首をもたげてきたらしい。 「ゆゆ!ゆっくりゆっくり~!!」 「ゆっくりしていってね!ゆっくりしていってね!! 「まりさもゆっくりしたいよ!!ひとりじめなんかしないよ!!」 「れいむたちみんなでゆっくりするよ!!はやくむこうにはこんでね!!おかしももってきてね!!」 ゆっくりしたい。自分達はあんな豚なんかとは違う。正しくゆっくりすることが出来るはずだ。 完全に復活したゆっくり願望に、子ゆっくりどもの目には生気が戻っている。 俺はそんなゆっくりたちにニコニコしながら話してやる。 「誰がゆっくりさせるなんて言った?」 「ゆ?うるさいよ!!はやくゆっくりさせてね!!」 「お前ら頭の餡子腐ってんのか? ゆっくりをゆっくりさせたらお仕置きになんねーだろうが」 「ゆゆっ!?おにいさんなにいってるの?ばかなの?」 「言っておくけど、俺はお前らを飼う気もなければここから出す気もないから」 「ゆ゛ゆ゛!?」 「ヒャッハァー、皆殺しだ!!」 「「「「「「ゆ゛がぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ!!!」」」」」」 正直こいつらにも飽きたんで、事は一両日中に済ませることにした。 あるゆっくりには、口の中に破裂するほど雑草を詰め込み。 あるゆっくりには、塩水のプールに押し込んでゆっくり溺れてもらい。 あるゆっくりには、花の種を埋め込んで苗床として花壇に植えられてもらい。 あるゆっくりには、タオルケットに包んで俺の投球練習に付き合ってもらい(餡子が飛び散らないので処理が楽)。 あるゆっくりには、針つきシーソーで串刺しのまま死ぬまで揺さぶられてもらった。 で、最後に残ったのは子ゆっくりの中でも一番大きなまりさ。 最初に俺に帽子を取られた奴だ。そういえばあの帽子はケツ拭くのに使って流した。 せっかくなんで髪もバリカンで剃り上げた。坊主饅頭の出来上がり。残った毛根がいっそう気持ち悪い。 家族が虐殺される一部始終を目撃したこのまりさには、しかしもはや流す涙も残っていなかった。 「何か哀れっぽいなあ。出す気無いって言ったけど、やっぱりお前だけは帰してやろうか」 「ゆ・・・?ほんと?」 「おうちにお母さんれいむがいるんだろ? 一人だけ残したら寂しいもんな。お前が代表として帰ってやれ」 「ゆゆ!まりざおうぢがえるぅぅうぅぅぅ!!」 俺はまりさへの餞別に、美味しそうなダンゴをいくつか持たせてやった。ゆっくりコロリだ。 帰ったらお母さんと食べろよ、と言っておいた。お母さんだけ残したら可哀想ですもんね。 まりさは「おにいさんありがとう!」とお礼を言って、家から飛び出していった。 俺は様子を見届けるため、こっそりまりさの後をつけた。ゆっくりを尾行して気付かれたことはない。 やがて森の奥の巣らしき場所に辿り着くと、「ゆ!ゆっくりしていってね!!」と感極まった声をあげた。 巣の中から出てきたのは親らしきれいむ。と、同じくらいの大きさの成体ありす。 それに赤ちゃんれいむや赤ちゃんありす数匹だった。 「ゆゆ!?れいむおかあさん、そのゆっくりたちはなに!?」 「ねぇれいむ、あのはげまんじゅうなにかしら?」 「しらないよ!れいむのこどもにあんなはげはいないよね!!」 「ゆ゛ーー!!まりさははげじゃないよ!!れいむおかあさんのこどものまりさだよ!!」 「うそいわにゃいでね!れいみゅおかあさんのこどもはれいみゅとありしゅだよ!!」 「はげでうそちゅきなんてすくえにゃいまんじゅうだね!!」 「ゆっくちちね!」 「ゆ゛ぶぎぃぃぃぃぃ!!な゛んでぇぇぇえぇぇぇ!?ぞごはばりざだちのおうちでじょおぉぉぉぉ!! ありずだぢはででってねぇぇぇえぇぇぇ!!」 どうやら親れいむは、親まりさたちが家を空けている間に別のゆっくりと家庭を作ったみたいだな。 もう前の家族のことなんて覚えているかどうか。 地獄を脱し、ようやく安息の地である我が家に辿り着いたと思ったのに、すでに居場所を奪われていたまりさ。 顔を真っ赤にして赤ありすに体当たりする。赤ありすは吹っ飛ばされ、口からカスタードを吐き出して苦しそうだ。 「れいむのあがぢゃんがぁぁあぁぁぁ!!」 「ゆ゛がぁぁぁぁあぁぁぁ!!!でいぶおがあざんのこどもはばりざなのぉぉぉぉ!!」 「とかいはありすのこどもをいじめるいなかはげはゆっくりしないでじねぇぇぇぇ!!」 ゆっくり一家によるハゲへのリンチが始まる。 消耗していたハゲは「どぼじでごんなごどにぃぃぃ」とか言いながらなすすべなく敗れ去り、一抹の餡子と化した。 どうしてこんなことに……口ではそんなこと言いながら、実際は何も考えちゃいないんだろうな。 やがてれいむたちは、ハゲまりさの持ってきたダンゴに目をつける。 「ゆ!はげのくせにおいしそうなおかしをもってるよ!!」 「みんなでゆっくりたべようね!!」 「わーい!おかちおかちー!!」 「おかちたべてゆっくちちたいよー!!」 ほくほく顔でダンゴを回収し、巣の中で引っ込んでいくゆっくり一家。 しばらくするとゆっくりたちの悲鳴が聞こえたので、巣の中を覗いてみる。 全員中身吐き出して死んでた。 俺は家に取って返すと、本棚から一冊の本を取り出し、資格勉強を始めた。 明日からまた仕事だ。頑張るぞ。 ―完― このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4044.html
※初めまして、最初で最後のゆっくり虐待に挑戦してみます。 ※どくそ長いです。(十回超の予定) ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※最初の数回は読者様のストレスをマッハにすることに腐心しています。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』1 「おちびちゃんたち、じじいのあたまにしーしーしてね! くそじじいにはもったいないけど、あんまりきたないから しーしーできれいきれいしてあげるんだからね!ありがたくおもってね!」 「ちーちーしゅるよ!ちーちー!」 「ゆっ!くちょじじい、もっちょあちゃましゃげちぇね! りぇいむのちーちーできりぇいにしちぇあげりゅ!」 額を床につけている俺の頭に、正面から横から、 赤れいむのしーしーがびたびたと打ちつけられる。 気持ちよさそうに震えながらしーしーをしている赤れいむは四匹。 土下座の姿勢では見えないが、俺の正面では、 一匹のゆっくりれいむが嘲笑を浮かべながらこちらを見ている。 「ゆゆ?じじい、さっきからだまりこくってどうしたの? なにかいうことがあるんじゃないの?ばかなの?しぬの?」 「ば~きゃ!ば~きゃ!」 「ば~きゃ!ば~きゃ!」 親のれいむが罵るのを聞くと、すぐに赤れいむたちが口を合わせて合唱を始める。 「ばかなじじいはいわれなきゃわからないみたいだから、 しんせつなれいむがゆっくりおしえてあげるね! きれいきれいしてもらったらおれいをいうんだよ! さあ、いいこだからおちびちゃんたちにおれいをいってごらん?」 俺はしーしーの水たまりに頭を伏せたまま黙って体を震わせていた。 握り込んだ手のひらに爪が食い込む。 「どうしたの?いいたくないの? それともばかだからおれいのしかたをしらないのかな? いいこだからよくきいてね。 「ぐずでのろまの、きたないくそじじいに しーしーをめぐんでくださってありがとうございます」っていうんだよ!」 「いうんだよ!」 「はやきゅいえ!ごみくじゅ!」 「…………」 「ゆ?どうしたの?いえないの? ばかにはむずかしかったね。 だったらいいんだよ!おねえさんにおしえてもらおうね!」 「ぐ……」 歯茎から血が出るんじゃないかと思うほど震えている顎を 苦労してこじ開けながら、俺は絞り出した。 「ぐずで、のろまの…」 「おそいんだぜ!」 俺の後頭部を衝撃が襲う。 バスケットボール大の饅頭、ゆっくりまりさが飛び込んできたのだ。 「ちゃっちゃというんだぜくそじじい! いちにちはみじかいんだぜ?ごはんとそうじがまってるんだぜ! あさのしゃわーぐらいてばやくすませるんだぜ!」 後頭部で飛び跳ねられる度に、俺は顔面を床に打ちつける。 床に鼻血が滴る。 背中のほうでは、ソフトボール大の赤まりさたちが飛び乗り、 親に便乗して俺の上で飛び跳ねはじめている。 「はやきゅすりゅんだじぇ!」 「まりしゃしゃまたちはおなきゃしゅいたんだじぇ!」 「ごはん!ごはん!」 「ぐずでのろまの汚いクソ爺に、 しーしーを恵んでくださってありがとうございます」 「ゆはははは! いったよ、ほんとにいったよこのじじい!」 親れいむが爆笑した。 それに合わせ、赤れいむ、まりさ親子、 そして奥のほうから眺めているありす親子が笑い出す。 「ほんのじょうだんだったのに、 ほんとにいうなんておもわなかったよ!じじいはばかだね! それともほんとにうれしかったのかな? おちびちゃんたちはやさしいから、たのめばまいにちしーしーくれるかもね!」 「ば~きゃ!ば~きゃ!」 「ば~きゃ!ば~きゃ!」 「おい、しーしーじじい!ごはんをよういするんだぜ! まりささまのせわをさせてあげてるんだから、 ごみくずはかんしゃしてちゃっちゃとうごくんだぜ!はやくしろ!」 尻に親まりさの体当たりを受け、再び俺は床のしーしーに顔を打ちつけた。 「ば~きゃ!ば~きゃ!」 「ば~きゃ!ば~きゃ!」 話は二か月前に遡る。 「「ゆっくりしていってね!!」」 大学から帰ってきた俺を出迎えたのは、 居間の真ん中に転がる二つの饅頭だった。 部屋中は惨憺たる有様で、 あちこちひっくり返して見つけ出し食べ散らかした食べカスや、 排泄物らしき餡子、砂糖水、びりびりに破られてまき散らされた雑誌類などが そこらじゅうにぶちまけられていた。 冷蔵庫も開けられ、中の食材がすべてやられているようだ。 カーテンは半ば引きちぎられ、ポットも炊飯器も倒され、 寝室から引きずり出された毛布が汚れを吸って無数の染みを作っている。 案の定、窓ガラスは割られて床にガラス片が四散していた。 ここはマンションの一階。 お定まりのパターンというやつで、 石を投げてガラスを割り、侵入してきたようだ。 その時、俺が部屋に帰ってくるのは三日ぶりだった。 友人が婚約したとかで、 その祝いでひとしきり飲み騒ぎ、外泊が続いたのだ。 その間中、このゆっくり二匹が部屋を蹂躙していたわけだ。 最近になって、俺の住むこの街でも ゆっくりの被害が幾度となく取り沙汰されるようになった。 ゆっくりの数は全国で着々と増え続けているらしい。 被害に遭った知人の話を聞くにつけ、俺も対策しなければとは思いつつ、 もう少し後でいいだろうとたかをくくり、ずるずると先延ばしにしていた。 きちんと対策していれば。思い起こすたび後悔で身をよじる。 侵入してきたのは、ゆっくりまりさとれいむの番いだった。 野良のゆっくりらしく、二匹はひどく汚かった。 成体になりたてのようで、大きさは共にバスケットボール大。 全身にこびりついた土の汚れが、そのまま部屋中に足跡を残している。 「ゆ!ここはまりさのゆっくりぷれいすだよ!!」 「にんげんさんはたべものをもってきて、ゆっくりしないででていってね!!」 さっさと追い返せばすむ話だった。 だが、この時はさらに不幸が重なっていた。 「きゃあ、可愛い~!!」 恋人の由香を同伴していたのだ。 友人との飲み会でもずっと一緒に騒いでいた。 騒ぎ疲れてこの家に帰ってきて、ついでに一戦交えるつもりもあったが、 ゆっくりに水を差された形になった。 悪いことに、由香は筋金入りのゆっくり愛好家だった。 「かっわいいわあ~。すーり、すーりっ」 「ゆゆっ!おねえさんなにしてるんだぜ!?」 小汚いゆっくり二匹を両方抱え上げ、頬ずりを始めた。 「ゆ、ゆっくりやめてね……すーり、すーり♪」 「まりささまのびはだによいしれてるんだぜ!」 ゆっくりの方もまんざらではなさそうだ。 「お、おねえさん!まりささまはおなかがすいてるんだぜ。 とっととたべものをもってくるんだぜ!!」 まりさの方が早くもしびれを切らし、食事を要求してきた。 「あ、ごめんね!」 由香がゆっくり共を床に下ろし、周囲を見渡した。 しかし部屋の様子はすでに記述した通りである。 仕方なしに由香は立ち上がった。 「ちょっと待っててね。食べ物持ってくるからね」 「ゆゆっ、さっさとするんだぜ! ぐずにいきるかちはないんだぜ!!」 まりさの方はゲスなんじゃないか、と思っている俺に由香が言う。 「コンビニ行こ!」 この部屋の様子を見て、部屋の主を目の前にして なんで呑気にそんな事が言えるのか。 由香も承知の上らしく、俺の反論を封じるように 腕を引いて外へぐいぐい引っ張っていく。 「とっととするんだぜ!!」 背中から苛立たしい声が聞こえてきた。 「なに考えてるんだよ!?」 「ごめん、圭一!」 圭一は俺の名である。 部屋からある程度離れた路上で、由香は俺に手を合わせた。 「あんまり可愛いものだからつい……」 「どこが!?」 「全部!」 由香のゆっくり愛好ぶりはただごとではなかった。 ゆっくり愛護会だかなんだかの会員である。 携帯電話にはゆっくりキーホルダーがごちゃりとぶら下がり、 ゆっくりバッグの中には他にもゆっくりグッズが満載だ。 いつもゆっくりショップの前を通るたびに立ち止まり、 陳列されているゆっくり共を前にため息をついている。 俺には苛立たしいだけなのだが、 彼女の目には天使のように映っているらしい。 「ね、飼お!」 「はあ!?」 えらいことを言い出した。 あんなゲス(俺の中では決定)は一刻も早く追い出したいのだが。 「人間の手がついちゃったゆっくりより、 野生のゆっくりとお友達になりたかったの」 「あんな尊大な奴らと?おかしいんじゃないか?」 「おかしいのは自分でもわかってる。 でも、あのわがままさがたまんない……わかってもらえないと思うけど」 このあたりが筋金入りなのだ。 そこらにいる半端なゆっくり愛好家なら、 人の手でしつけられたゆっくりを愛護し、ゆっくりショップを利用する。 野生のゆっくりと付き合うほどの忍耐力を持つ者はそうはいない。 しかし、あのゆっくりならではの傍若無人ぶりをこそ愛する 本物の愛好家が稀にいる。 俺に言わせれば物好き、あるいはキワモノ好きだが。 「お前の家で飼ったら?」 「だめ。うちはもうゆっくりでいっぱいだし、 飼いゆっくりと野生のゆっくりを一緒に置いておくと 喧嘩になったりするらしいの」 由香の家族もゆっくり愛好家で、 家に何十匹のゆっくりを飼っていた。 由香の家庭についてはあとで触れる。 由香は飼いゆっくりは十二分に堪能できているはずだが、 野生のゆっくりと触れ合いたい欲求もあったようだ。 つくづくマニアである。 「あたしも毎日通ってお世話するから、お願い!」 俄然、揺れた。 ここまで読まれた方にはとんだ我儘女に見えたかもしれないが、 由香は本当にいい女なのだ。 可愛く美人、スタイルもよくて理知的だ。 飲み会でも出しゃばらず、いろんなところによく気が回る。 そして家が金持ち。 いつも周囲の友人に羨まれる、極上の女であった。 その彼女の唯一の欠点が、病的なほどのゆっくり好きという点だ。 それでも俺にとっては、 ひとつぐらい欠点があったほうが安心するぐらいのもので、 そこも含めて愛する気満々だった。 俺の家で飼いたい、というのにはさすがに躊躇したが、 家に毎日来てくれるという。 ゆっくりを餌にすれば、いつでも家に連れ込める。 これはなんとも魅力的だった。 結局、俺は首を縦に振ることになった。 ちゃんと世話しろよ、と釘を刺しつつ。 「やった、ありがと!圭一大好き!」 俺の肩に飛びつき、熱烈なキッスを浴びる。 たまに見せるこういうところが可愛い女なのだ。 「ゆっくりおそいんだぜ!!おねえさんはぐずだね!」 「ごめーん」 「ゆ、さっさとたべものをおいてでていくんだぜ!」 由香はゆっくりに詫びると、 コンビニで買ってきたプリンの蓋を開けてゆっくり共の前に置いた。 ゆっくり共はわき目も振らずにプリンに突進し、容器を突き倒した。 床にぶちまけられたプリンにゆっくり共は顔を突っ込み、 涎やらプリンやらをまき散らしながらむさぼり食う。 「うっめ!!これむっちゃうっめ、まじうっめ!ぱねぇ!!」 「むーちゃ、むーちゃ……ししししあわせえぇぇ!!」 感涙しながら食べ尽くしたまりさとれいむは、 顎の下にあるあにゃるを突き出していきみ始めた。 「うんうんするのぜ!」 「うんうんするよ!」 たらふく食べて満足したあとは、排泄である。 俺の部屋の床に、二匹のゆっくりはうんうんをひり出した。 「ゆっ!にんげんさんはまりささまのうんうんをそうじするんだぜ!! さっさとするんだぜ!!」 「おぉ、くさいくさい。ゆっくりしないでかたづけてね!!」 臭いうんうんの前から自分は一歩も動こうとせず、 片付けるように命令してきたゆっくり共。 由香は文句も言わず、にこやかにティッシュにくるんで捨てた。 「ゆっくりできた?」 「まりさはゆっくりしてるのぜ!!」 「れいむはとってもゆっくりしてるよ!!」 由香の質問に答えるまりさとれいむ。 「よかった。これからもここでゆっくりしていってね」 「ゆ?あたりまえなんだぜ!! ここはまりささまのゆっくりぷれいすなんだぜ?」 「あ、ごめん。そうだったね」 「ごはんはたべたからにんげんさんにようはないんだぜ!! とっととでていくんだぜ!!」 「あ、あたしたちもここでゆっくりさせて!」 手を合わせてお願いしはじめる由香。 ゆっくり相手にこんなことをする人間は他にいるまい。 「ゆゆ?なにいってるんだぜ?おねえさんはばかなんだぜ? やくにたたないくずをおいておくよゆうはないんだぜ!!」 これだけ広い部屋を、饅頭二匹で占拠するつもりらしい。 「そろーり、そろーり」 まりさの背後に、れいむが大声で何か言いながら近寄る。 そして耳打ちした。 「まりさ、ちょっとこっちにきて!」 「ゆっ!なんだぜれいむ!ばかなにんげんをいまおいだすところなんだぜ!」 そう言いながられいむに促され、まりさはこちらから離れていった。 俺たちから離れていくと、二人はこちらに背を向けながら相談を始める。 「ひそひそ、これくらいはなれれば ばかなにんげんさんたちにきこえないよ!」 1メートルしか離れていない。 当然丸聞こえであるが、まりさは気づく様子がない。 「ばかなにんげんにきかれてこまることなんてないんだぜ?」 「まりさ、よくきいて!このにんげんさんたちはたべものをもってるよ! まりさがかりにいかなくてもこいつらにもってこさせれば、 このゆっくりぷれいすでずっとゆっくりできるよ!」 「ゆ!めいあんなんだぜ!! まりさがちょっとおどしてやれば、 にんげんどもはばかだからいくらでもごはんをさしだすんだぜ!!」 「まりさ、むちだけじゃだめだよ! あめとむちをじょうずにつかいわけて、にんげんたちをしつけるんだよ。 こんきよくがんばれば、にんげんだってきっとやくにたつよ!」 「れいむはあまいね!でもわかったんだぜ。 いかさずころさず、なるべくながいあいだつかってやるんだぜ!!」 そんな会話を、由香はニコニコしながら聞いていた。 俺のほうは、聞いていて気分のいいものではなかったが、 ゆっくりの馬鹿さ加減はよく知っていたし、 あとで躾けてやればいいだろうぐらいにその時は考えていた。 「おねえさんたち、よくきくんだぜ!!」 密談らしきものを終え、まりさがこちらに向かって声をはりあげた。 「まりさたちのゆっくりぷれいすにいたかったら、 まいにちまりさたちにごはんをもってくるんだぜ! そうじもするなら、とくべつにここでゆっくりさせてあげるんだぜ!」 「やったあ、よろしくね!」 大げさに喜んでみせる由香。 話を合わせて、このゲスぶりを堪能するつもりらしい。 ゆっくり愛好家を称する人間は多いが、 ゲスをすら楽しむほどの物好きは、 日本中探しても五人もいないのではなかろうか。 その日から、ゆっくり共との生活は始まった。 二匹のゆっくりは部屋の中で傍若無人に振舞った。 「まりささまにごはんをもってくるんだぜ!!」 「かわいいれいむにあまあまをちょうだいね!!」 腹が減ればいつでもどこでもわめき出す。 「ゆっくりうんうんするのぜ!!」 「しーしーするよ!!」 うんうんとしーしーも、気が向いたときに垂れ流し、 それが終わると俺たちを呼びつけて片付けさせた。 「それはなんだぜ!?まりささまにさっさとよこすのぜ!! ここのものはぜんぶまりささまのものなんだぜ!!」 ちょっと興味が沸くと、すぐに俺たちが持っているものを差し出させた。 勉強中には鉛筆を奪われる、掃除をしていれば掃除機を奪われる。 そのうち飽きて放り出すからまだいいが、 何をするにも中断させられるはめになり、邪魔でしょうがない。 「ゆ~♪ゆ~♪ゆっゆ~♪ゆゆゆゆゆ~♪」 突然大声で歌い出すのでうるさくてかなわない。 「ゆぁああああ!!なんだぜこれぇえええ!!?」 「おにいさあああん!!はやくきてかわいいれいむをたすけてねぇえええ!!」 慣れない家の中で勝手に動き回るものだから、 本の山に押しつぶされたりそのへんの隙間に挟まったりして、 しょっちゅう俺たちを呼びつけた。 「おそすぎるんだぜ!!もたもたなにしてたんだぜぇええ!? やくにたたないにんげんはごみくずなんだぜぇ!!」 「なんでもっとはやくたすけないのおおぉ!? かわいいれいむがくるしんでてもへいきなの!?ばかなの!?しぬの!?」 助けてやったところで、礼を言われたことは一度もない。 何度となく叩きつぶしたくなったが、その度に由香に止められた。 「この子たちは好きにさせてあげて、ホントにごめん!」 その可愛い顔のために、俺は耐えつづけた。 もともと俺は、愛護派でも虐待派でもなく、ゆっくりに興味はなかった。 思い入れがないぶん、ただの饅頭の言うことだと聞き流し、 まじめに取り合うことなく一歩引いて接することができていた。 とはいえ、それでも我ながらたいした忍耐力だったと思う。 結局、おれも変人だったのかもしれない。 ゆっくりという生物は、甘やかせばどこまでもつけあがる。 後日、このゆっくり達の存在は日本中に知れ渡るのだが、 そのつけ上がり具合に、誰もが驚愕することになる。 よくもそこまで、殺さずにつけ上がらせつづけたものだと。 ある日、由香が祖父を伴って俺の住むアパートにやってきた。 「やあ、圭一くん。こんにちは」 「こ、こんにちは。おじい……長浜さん」 この老紳士、長浜氏は政財界では名の通った名士である。 建築業の重鎮で、大企業長浜建設の名誉会長を務めると同時に、 多くの著作をものした社会学者でもある。 すでに述べたように、恋人の由香の祖父であり、 可愛い孫の恋人である俺の動向にさりげなく目を光らせている人だ。 お祖父さん、と一瞬呼びかけた俺に対する視線が一瞬きらりと光ったのは気のせいではあるまい。 人当りがよく、理知的な人であり、俺との関係もひとまず良好だ。 安アパート住まいとはいえ、自分で言うのもなんだが、 俺が国立有名大学に通い、トップクラスの成績をマークしてそれなりに優秀なことも大きいだろう。 これほどの人だから、孫の相手には、 トップクラスと言わず首席級の男をと言いだしても不思議はないが、 そこは孫の意思を尊重してくれている。 漫画に出てくるような偏屈爺とは違う、ごく普通に良識的な紳士というわけだ。 とはいえ、やはり会うたびに緊張してしまう。 「どうぞ、何のおかまいもできなくて」 「いやいやいや、こちらこそ。急に押しかけてすみませんでした」 若輩の俺に対しても、長浜氏は礼儀正しく頭を下げる。 「孫の話を聞きましてな。ぜひ見せていただきたいと思いました」 そう言い、長浜氏はさっきから喚いているゆっくり共のほうを見た。 「おじいさんはゆっくりできるひと? かわいいれいむにあまあまをちょうだいね!!はやくちょうだいね!! きこえないの?ばかなの?ばかなにんげんさんなの?」 「くちょじじい!!さっさとあまあまをよこすんだぜ!! よこしたらまりさのゆっくりぷれいすからでていくんだぜ!!」 「これはこれは……」 長浜氏は目を細めて笑い、懐から飴玉を取り出すとゆっくり共に投げ与えた。 わき目もふらずに飴玉に食いつくゆっくりを見届け、彼は俺に向きなおった。 「いやはや、大したものですな」 「いや、どうも毎日大変で……まあ」 挨拶を交わしながらソファを勧めようとしたが、 ゆっくり共のうんうんやしーしーで汚れきり、とても人を座らせられる状態ではない。 来るとわかっていればせめて洗濯していたのだが。 床にありあわせの座布団を敷き、座ってもらう。 それまでのやりとりで大体の事情はわかったが、一応話を聞くと、 孫がゆっくりを全力でゆっくりさせることに挑戦していると聞き、興味を抱いたらしい。 この長浜氏、やはり非常なゆっくり愛護派である。 大きなゆっくり愛護団体の会長をも務めるほどで、 日々ゆっくりを苦しめる虐待派のふるまいに心を痛め、ゆっくり愛護を市井に呼びかける一方、 都市部に繁殖するゆっくりへの対処問題に腐心している。 由香の住む家は長浜氏所有の邸宅であり、 家族ぐるみでゆっくりと付き合っているのはこの人の影響によるものだ。 「ね、とっても可愛いでしょ!!」 「いやはや……こら、じいちゃんは圭一くんと話してるんだ。 ちょっと静かにしていなさい」 孫娘に飛びつかれ、やや困り顔ながらもこぼれる笑みを抑えられないようだ。 しかし由香を引き離すと、改めて俺に向きなおると、深々と頭を下げた。 「このたびは、孫娘のわがままでまことにご迷惑をおかけしとります」 「あ、いえいえいえ!」 予想外の成り行きに慌ててしまう。 まさか俺ごときが、この人に頭を下げられるなんて思っていなかった。 「我儘放題なゆっくりの言うことを聞き続け、自由にさせる。 なんと馬鹿なことをと、わしは説得しました。 わし自身、なんとも困ったゆっくり狂いという悪癖を持っておりますが、 それでもわがまま放題にさせるなんてことは、 人間にとってもゆっくりにとってもためにならん。 それぐらいはわきまえとるつもりです」 「……はい」 「しかし、こやつは言うのですな。 人間の都合でゆっくりを飼う、いや、飼わせてもらっている。 だから、人間は全力でゆっくりをゆっくりさせる義務があるのだと。 わしは……返答に困りましたわい」 「ですが……人間の社会で生きていくんだったら」 「もちろん、そうです。 ここで生きるならここのルールを教えるのがゆっくりのためだ、 そんな御託はいくらでも並べられますし、正論です。 しかし、それでも、わしは答えられませんでしたわ。 確かに、わしらは飼わせてもらっておる。ここで生きることを強要したのはわしらだ。 強要しておいて、そのための忍従を強いるのは、やはり横暴でしょう。 ゆっくり狂いの馬鹿な戯言とお思いでしょうがな」 「…………」 答えられなかった。 事実、そう思っていたからだ。 良識ある人かと思っていたが、子供じみたセンチメンタリストなのか。 「甘やかされきったゆっくりの行き着く末路は、もちろん想像がつきます。 しかし、こやつは全力でゆっくり達を守るという。 圭一くんも協力してくれるからと。 それなら、一度、やってみる手かもしれんと思いました。 無茶な実験をするようですが、これもまた、ゆっくり研究の一環ではありましょう。 なにしろ愛護者でさえ、そんな事をやり通した者はほとんど聞きませんからな。 ゆっくりのわがままにとことん付き合うのは非常に、非常に骨の折れる話です。 それに挑戦してみることは、ある意味、こやつの為になるかもしれんです」 長浜氏はそこで、再び居住まいを正して、俺にふかぶかと頭を下げた。 「どうか、孫娘に付き合ってやってはくださらんか。 ゆっくり馬鹿、孫馬鹿の耄碌爺の戯言ではありますが、聞いて下されませんか」 一瞬、慌てながらも言葉に詰まった。 少々意外だったからだ。 良識と常識ある人かと思っていたが、孫娘のこんな暴挙、 しかも他人である俺を巻き込んだ暴挙、止めるのが普通というものだろう。 しかしこの人は、他人の俺に、我慢して共に耐え忍んでくれという。 ずいぶんと非常識な願いと思わざるをえない。 いや、一応、結婚すれば他人ではなくなるのだが…… あ。 そうか。 俺はそこで、老人の目論見がわかった。 この人は俺を試しているのだ。 可愛い孫娘の恋人、あるいは夫として、俺がふさわしい男かどうか。 甘やかされて育った娘を受け入れられる忍耐強い男かどうか、 このゆっくり共を試金石にして確かめようというのだろう。 確かに、忍耐力を試すのにゆっくりほどお誂え向きの存在もない。 また、由香の家族と付き合うのならば、ゆっくりとの付き合いもできたほうが断然いい。 そういう方向でも試す目論見がありそうだ。 そういうことならば、迷う理由はない。 あなたの孫娘を任せられる男であることを、見事証明してみせようではないですか。 俺は笑うと、力強く言い放った。 「万事お任せください」 頭を上げ、俺の表情を確かめた長浜氏は、満足げに目を細めた。 続く
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1698.html
幻想郷。 失われた自然といまだ人が共存する地。 大地の恵み、川の恵み、風と雨に立ち向かい、その猛威を畏れ、恩恵に感謝する。 自然と対峙し、ときに糧を得るべく狩り、または育む。 人が自然の中に生きるために狩るもの…それは、ゆっくりと呼ばれる存在であった。 この村には風変わりな家がある。この家には一人の男が住んでいる。 村の規模はまだ小さく、発展の途上にあることが十分に伺える。頑丈な、これだけはまずしっかりと拵えた柵の内に村人は家を建て畑を耕し、しかし、この男と幾人かの村人は農民の生活に合わせず、 朝は遅くまでベッドの上、夜はいつ帰るともしれず、それでいて男を見る村人の眼はいつも尊敬の念にあふれていた。 そんな男の家は村の中心にあり、村長の家をしのぐ大きさを誇る。ただ、その形が異様だ。大きな台形のような外見で、二階には大きな窓が二つ、屋根は真っ黒に塗られ、天井は高く尖り、家の後ろには波打った藁のようなものが垂れていて、 近くで見るとつるつるとした壁肌が、村からゆっくり離れて、段々とその形が周辺の者なら誰でも見覚えある形にまとまって見えてくる。大きな、大きな、ゆっくりまりさの形に。 この男の家はゆっくりでできていた。 村の中で異彩を放つ、その家は庭のようにちょうど周囲を取り巻く柵を境に、ゆっくりを丸ごと家に改造したものなのだ。 かつて村を襲った脅威の一つ、10m級ドスまりさを剥製化して、職人を招き、住居として手を加えたもの。 あんぐりとあけっぱなした巨大な口には、すっぽりと豪奢な鉄のドアを嵌め込んで。 目の部分は二つの円窓を誂え。 皮は、樹脂とゆっくりの餡子を練りこんだ特製の油を塗りこみ、コンクリートのように硬化処理し。 風船のようにぷっくりと広げた内部は餡子を残らず抜き取って大黒柱と支柱を数本立て、床には絨毯を敷き詰め。 帽子と髪の毛も腐敗処理を施して屋根として利用してある。 この家はまさしく、「ゆっくりの家」だ。 そんな奇妙な家の内装もまた、あらゆるものがゆっくりで作られていた。 成体のゆっくり各種を背中から切り開き、餡子を抜いて代わりに綿を詰めて縫い合わせたゆっくり縫いぐるみ。 生きたままのゆっくりの頭部に穴をあけ、花の種を植えたゆっくり植木鉢。これはゆっゆっと掠れた声でぴょんぴょん跳ねながら、頭の花をゆらゆら揺らしている。 柱に打ち付けられたゆっくり時計。膨らんだ腹部に鳩時計と同じ仕掛けを施し、定時になると生まれたての赤ん坊ゆっくりがぽーんと転がり出てくる。 箪笥や、床に置いた道具箱などもゆっくりから拵えたものばかり。 なぜ、これほどにゆっくりにこだわるのか。男にしてみると、こだわるとかそういった問題ではなかった。ただ、生活に関わるあらゆるものが、ゆっくりであっただけで… この男の職業は、ゆっくりハンターだから。 人口は百足らず。時折訪れる行商人とのわずかな交易と狩りの成果に頼る小さな村は、つい最近の開拓によって作られた。 都市を出て郊外を離れ、ずっと森の中に分け入ったさらに先、自然の趣たっぷりな平野に新天地を求めた人々によって築かれた。 だが、そこは伝説でしか知られない不自然の脅威にさらされる地だったのだ。 大きな森や山に必ずいるという、生まれつきの素質をもつ個体が、強運と狡猾さで生き延びて、群れを支配するまでに巨大化した、ドスまりさ。 都では滅多に確認されない、ドス級の巨体に加え、鮮やかな桜色のリボンがトレードマークのれいむ種、リオれいむ。ドススパークに匹敵する火炎球を放つという。 姿かたちは元の種と変わらず、やや大きめの体に人間でも追跡できぬ異常な素早さと凶暴性を秘めた、ちぇんクック。さらに凶悪なちぇんガルルガなる種も噂に語られる。 遠目からでも、地響きと20mという巨体ゆえに目立つ、ティガれみりゃ。 それ自体が一つの山と数えられ、もはや災害そのものにまで増長し、都の防衛庁が対策を講じねばならぬという、ラオシャンみょん。 もはや伝承ですら語られることも稀な、 伝説に忘れ去られた古代の知識を身に着け、天を裂き山を揺るがし、自然現象を操る超常の種、ミラボレぱちゅ。 ……………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 辺境の村はどこもゆっくりの脅威に晒された。ある村は蝗の様に襲いかかるゆっくりの大群に畑を食い尽くされ、ある村は見たこともない巨大なゆっくりに家を踏み潰され、村があった場所はもはやただの平原に変わったという。 ゆっくりを対処する手段が求められた。ゆっくりを研究し、ゆっくりにのみ通用する毒やゆっくりの本能を刺激して罠にかける方法が編み出された。だが、それだけでは足りなかった。 小さなゆっくりには人的手段が通用したが、災害に等しい巨大種には常人では対抗しきれない。 そうして立ち上がったのが、ゆっくり虐待派と呼ばれた青年たちだった。はじめ、彼ら彼女らは生き物を無残に遊び殺すと忌避された。しかし、ゆっくりを様々な方法で玩ぶうちに、虐待派はゆっくりのあらゆる特性を学んでいった。 彼ら彼女らはただゆっくりを殺害する手段だけではなく、生活に役立つ道具としてゆっくりを加工する手段も編み出していったのだ。 いつの間にか、森に棲むゆっくりを狩り、ゆっくりから武器や防具を加工して、仲間同士で連携して巨大種を倒す技を身につけた者を 「ゆっくりハンター」 と呼び、いまや開拓村、辺境の町ではなくてはならない存在となった。 ハンターには素質が必要だ。それはゆっくりを傷めつける虐待の精神がなにより重要とされる。 ゆっくりは極めて世代交代のサイクルが短い。また、個体自体の「進化」と他の生命体なら呼ばれるだろう環境への適応能力もまた著しく高いのが特徴である。 その最たる例が、『虐待などで過度のストレスを長期受け続けたゆっくりの餡子は非常に甘くなる』というものである。 これは殆どのゆっくりに当てはまる、環境への自己適応である。 ハンターはゆっくりを狩り殺すだけが能ではない。生業として成立するために、ゆっくりから様々な道具を作り出す知識を身につけている。ゆっくりにかける負荷の度合いや部位によって、硬度や弾力性に変化を持たせることで、 巨大種の皮や餡子、または眼球や舌などから衣服、調度品、薬品、そしてハンターがゆっくりを狩るための武具を作り出すのだ。 ゆっくりを狩る者にも色々いるが、(都では、身長を超えるような大きな玄能を嬉々として振り回す少女のハンターがいるともっぱらの噂だが)時には、胴体付きゆっくりを捕獲して調教ないし教育し、 ペットや使用人、あるいは狩りの手伝いをする助手として利用することもある。 この開拓村に、ゆっくりの家を造って暮らす男は、随一のハンターである。討伐、捕獲、採集、あらゆる依頼をこなし、かつてはラオシャンみょんの進行を阻止する要塞戦で勝利を収めたほどの猛者だ。 日が沈み、夜が訪れる頃。 男の家に客人が現れた。村長だ。曲がった腰を杖で支え、ドアをゆっくり叩いた時、男はちょうど食事の時間で、飼いゆっくり(ピンクと白の縞々帽子をかぶせたまりさ)を撫でながら、コックのれみりゃが作った小籠包を味わっていたところだった。 村長の用事はわかっていた。それは依頼だ。 「急ですまんがの。また森のほうでゆっくりがあらわれたそうじゃ。行商人が依頼を持ってきた。なんでも近く都のほうで新しい建設の計画があるそうじゃが、その付近で凶暴なゆっくりが群れをつくっとるそうじゃ。都から派遣されるハンターと共同で討伐してくれとの。」 男はそれだけ聞くと、口元の肉汁を拭い、膝の上のゆっくりを払い落して無言のまま、壁に掛けた武具を取り出し装着した。 彼が身につけるのは、かつてラオシャンみょんを討伐した際、剥ぎ取った表皮を乾燥させ、薬品に漬けこむことで銃弾の衝撃を吸収するほどの耐衝撃性をもたせたものを甲冑として鍛えた「暁丸」、 武器はラオシャンみょんの牙を削った太刀「楼観剣」である。 準備が整うと、村長が手配したゆっくり車(底部に車輪を取り付け、横長に変形した2m級のドスまりさ二体が牽引)に乗り、鞭を振るった。 ひぃっと小さく声を上げると、ドスまりさがゆっくりと移動を始めた。 地図に示された狩り場に辿り着くのは深夜。もっとも狩りに適した時間だ。それまで男は休息を取るべく目を閉じた。ハンターの習性ゆえに、男はすぐに眠りに落ちた。 目が覚めた時には、非情かつ冷酷なハンターがそこにはいるだろう… (続く) おはようとそしてこんにちは、それからこんばんは VXの人です。 どうしても書きたかった。後悔はしてはいけないと信じてる。シンジテル。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau2/pages/1377.html
200X年、幻想郷は餡子の波に包まれ……てはいなかった。 れいむは裂かれ、まりさは叩き潰され、あらゆるゆっくりは絶滅したかに見えた。 ――――だがしかし、ゆっくりは絶滅していなかった! 新世紀救餡主伝説 饅頭の拳 ※以上まであんまり関係無いです。 ゆっくりは労働力として使え得るのか。 多くのお兄さんとおじさんとえーりんが挑戦し、夢破れていったこの命題を解決すべく、 金とヒマを持て余したおじさんこと俺が、尊敬する聖帝様とジャコウ様とスター☆リンを範として 「ゆっくりコルホーズ」を開設したのは確か昨年の春のことだったか。 以来このゆっくりコルホーズ略してゆルホーズでは、数多くの野菜が生産され、 それ以上に無数のゆっくりの屍を積み上げてきたのである。 自由の有難みも知らず、ひびゆっくりと称し堕落した生活を送っている饅頭どもに、労働の素晴らしさを伝えるべく、 ここでは日々早朝から夕方まで、遅いときは夜を徹して徹底的に革命的労働をさせてやるのである。 一年間立派に務めあげたゆっくりには野菜を持たせて森へと帰してやり、そうでないゆっくりはまた一年間畑の世話をする作業を繰り返させてやるのである。 無論後者か途中リタイアしかいないが。 働いている間の賃金は少量の食事と俺からの無償の愛である。愛ならば仕方ないな。 しかしただ働けと言ってこのド饅頭どもが働くはずもない。 酷いときには野菜を食い荒らした後、開き直って、 「ゆゆ! ここはれいむのゆっくりプレイスだよ! ゆっくり出来ないおじさんは出て行ってね!」 などとのたまうありさまである。 このテのを一々口答えするたびに潰していてはキリが無いため、このおゆうぎもロクに出来ない 饅頭どもに、何とか農耕というものを仕込んでやる必要があった。 そこで思いついたのが、「奴隷農耕法」であった。何も一から十まで仕込んでやる必要は無い。 農法を学ぶ自由などこの駄饅頭どもには必要ない。必要な時必要に併せて、やり方を指示し、出来ないのならば仕置きしてやれば良いだけのことである。 そうやって体に直接刻みつけることで、脳?ではなく体?に覚えさせて、日々従順でロボットのような饅頭が作り上げられていくという算段である。 しかし広い農場中のたくさんのゆっくりを、人間が指導管理するというのは如何にも面倒くさい。 労働の省力化という観点からみればマイナスである。 そこで俺はゆっくりのことはゆっくりに任せれば良いという判断を下した。 ここで目を付けたのは、ゆっくりをあっさり殺してしまう、我慢弱いゆっくりれみりゃやゆっくりふらんのような捕食種では無く、 ましてや労働力と同じ種のゆっくりれいむやゆっくりまりさでは無かった。 「ゆゆゆゆゆ……づがれだああああ! ゆっぐりでぎないいいいいい!!」 一匹のゆっくりありすが、地面から生えた雑草を引き抜く仕事を放棄して、ごろんとその場に転がった。 周囲のゆっくり達はその姿を見て何か言いかけるが、すぐに黙々と土に向かい自らの作業に戻った。 起き上ったゆっくりありすは、「ゆっくりしていってね!」と叫ぶが、誰もかまってくれないのを認めると、ぷっくりと膨れ上がって怒り始めた。 「とかい派のありすを無視するなんて、みんないなかものね!」 そう言うと自分の持ち場から離れ、ゆっくりありすはゆっくりまりさの元へと近付いていく。 「まりさー! いっしょにすっきりしよー!!」 「ゆ? ありす。仕事は終わったの?」 「とかい派のありすはこんなやばんな仕事なんてしないのよ! それよりゆっぐりじようよまりざー!」 ありすはまりさへと飛びかかると、自らの頬を押し付けてずりずりと頬ずりを始めた。 「ゆぎゅうぼっ!! やめで! やめでね! お仕事をざぼったら“れんたいせきにん”で ゆっぐりできなんぼおおおおおおお!!!」 「ひがえめなどごろもがわいいよまりざぁああああああああ!!!」 「いやああああああ!! おじおぎはいやあああああああああ!!!」 「はぁはぁ! わだぢがおじおぎじてあげるよまりざあああああああああ!!!」 ありすの頬ずりは勢いを増し、火も付かんばかりである。その様を見ていた他のゆっくり達は、何かに気付いたような素振りをすると、草むしりの仕事を再開した。 無論交尾に熱中するありすとそれに襲われるまりさは気付かないが。 絶頂に達しようとするありすは、まりさに己のリビドーの猛りをぶちまけようと更に体を震わす。 「まりざ! ずっぎりずるよ! わだぢのあいをうげどめでええええ!!!」 「はなじでええ! しごどにもどおっいでえええええええeぷぎゃぁっ!!!」 急に頬の感覚を失ったありすは、目を閉じたまま目の前にいる筈のまりさに叫んだ。 「どぼじでわだぢのあいをうげどめでぐれないのおお!!? ずっぎりざぜでよおお!!!」 しかし答えは無い。いぶかしむありすが目を開けると、そこにはまりさの姿は無かった。 その姿を探して左右を見渡し、そして背後を振り返った。 「ゆゆゆ! まりさ、ここにいたんだねー! いっしょにすっきりしよー!!」 その声に答えるかのように、まりさの体が一瞬浮き上がり振り向いた。 まりさは、割れた額から餡子を垂れ流していた。 「ゆ゛ぅ゛うぅうううう!!? ま、まりざあああああああああ!!??」 「ずっぐぃり、ぢだ、げっがが、これだぼぉ……」 だらだら餡子を流しながら、その場に崩れ落ちるまりさ。 そしてその背後には、まりさをありすの方へと振り向かせたゆっくりが佇んでいた。 その姿を認めたありすは、抑えきれない劣情を発散すべくそのゆっくりへと飛びかかった。 「ゆ、この際だれでもいいからすっきりさせtゆぎゃあっ!!?」 飛びかかったありすは足で踏みつけられ、その顔が地面に押し付けられる。 さきほどちらりと見えた姿から、そのゆっくりの正体がありすにもわかってきた。 青紫色の髪の毛にカチューシャを付け、青い瞳でありすを見下すこのゆっくり種こそ、 ゆっくりさくやであり、しかもメイド服な胴体付きというレアなゆっくりであった。 ありすを踏みつけたまま、さくやはゆっくりにしては「ひんやりー♪」な目を更に冷たく光らせると、ありすに向かって口を開いた。 「おいあなた、仕事はどうしましゅたの?」 「ありすはとかい派だからあんな泥臭い仕事には耐えられないよ! それよりも、いっしょにずっぎりっあびばっ!!?」 ぐに、とありすを踏み付ける足は力を増し、ありすの頭頂部に食い込んでいく。 「もういちどだけチャンスをあげましょう。 あなたのおしごとをいってみろ」 「わ、わだぢはただすっきりじだがっだだけなのにぃいいい!!」 「そう……」 呟くと、さくやはゆっくりと足をありすの頭部から引き抜いた。ありすは許してもらえたのか、と思い、へらへらと笑いながら顔を上げた。 「とかい派のありすをけがしたんだから責任とってもらわないと……ね?」 調子に乗ったありすの顔に、驚愕、そして恐怖の色が浮かぶ。 ゆっくりさくやが右手を高々と掲げて、振り下ろした。 「わたしはサボリ魔がだいきれぇなんだ」 先ほどすっきりしようとしたありすと、そのありすに襲われたまりさ。 更に畑の同じ区域で働いていた、ゆっくりれいむとゆっくりぱちゅりーが、額の傷口から餡子を流すまりさと並ばされ、 さくやが手からぶら下げたありすへの“せいさい”を見せられようとしていた。 ありすは顔中をぼこぼこにされた上、大切な髪飾りを投げ捨てられしまった。 髪の毛を掴まれ持ち上げられているありすは、最早抵抗する気力もなくぶらぶらと揺れている。 「れいむ」 「ゆっ、……はい!」 さくやに声をかけられたれいむは、怯えた表情でさくやに答えた。 「なんでありすとまりさの交尾を止めなかったの?」 「ゆゆ、れいむは真面目に働いていtひでぶっ!」 れいむの言葉が終らないうちにさくやの蹴りが飛び、れいむの顔面に痕を残す。 「だれがおまえのことを聞いたの? どうして止めなかったっていってるの」 「ごめんなざいいい!! ありすにれいぷされそうだったからいやだったんですううう!!!」 「そう」 げし、とれいむを蹴り飛ばすと、次にさくやはぱちゅりーに向き直った。 「あなたは」 「む、むきゅー、ぱちゅりーは体が弱いから何も出来なiぱちゅりりりりーっ!!!」 右頬を張り飛ばされ、体の弱さから中身が偏ったのか、ゆちゅりーはその場に崩れ落ちた。 「石でもなんでもなげて止めなさい。 次まりさ」 しかしまりさは答えを返さず、「ゆ、ゆ、ゆ」と息をするだけである。 さくやが無言で蹴飛ばすと、まりさはぶぴゅると額から餡子を噴き出して、そのまま動かなくなった。 しばらくしてれいむとぱちゅりーが何とか起き上がると、さくやは二人の前にぼこぼこになったありすの顔を突き付けた。 ありすは二人の顔を認めると、ゆっくり何とか口を開いた。 「ゆ、ゆ、ゅ、ゆっくり、たすけ、て、」 「ゆ! ゆっくり仕事も出来ないありすが悪いんだよ!」 「むきゅー! そのままゆっくりしねばいいのよ!」 「どぼじで、ぞんな、ご、ど、いぅのぉ?」 ぐい、と持ち上げられたありすは、髪を引っ張られる痛みに少し呻くが、最早大声を出すことも出来ない。 畑じゅうのゆっくりに見えるように、さくやが高々とありすを吊り上げる。 他のゆっくり達も、なんだなんだとその姿を見ようと近付いてくる。 その姿を見たゆっくり達は悲鳴を上げようとするが、そうすればさくやにお仕置きされることがわかっているので、誰もが口を噤んだままである。 「みなさん! このゆっくりありすはあろうことか仕事中にすっきりしようとするはんかくめいてきな とろつきすとです! これからこのはんどうてきなありすのしょけいをおこないましゅ!!」 「「「「「「ゆゆゆ!!」」」」」」 さくやの言ってることは本人含め誰もわからないが、しかし「しょけい」の意味は何となくわかる。 ゆっくりさくやは、ポケットからプラスチック製の使い捨てナイフを取り出すと、ありすの額に先端を押し付けた。 「さいごに言いたいことはありましゅか?」 「ゆゆゆゅゅゅ、もっと、ゅっくり、ぢだがっだよおおおぉぉぉぉ…………」 「そう、はんせいしていればいかしてあげるつもりだったのにね」 そう言うとさくやはぶすり、と額にナイフを突き刺した。 「ゆぎぃッ!?」 「さぁ、なんぼんめにしぬかなぁ~?」 ざく、ざくとナイフは北斗七星の形をなぞるように、ありすの顔面を蹂躙する。 傷口からカスタードクリームを流すことで、ゆっくりありすの形状が崩れていく。 「もぅ、もうやめでぐだざいっ! ごめんなざいっ!! ごめんなざ、いっ!!!」 余りの痛みにありすは最後の力を振り絞って叫び身を捩るが、何もかもが遅かった。 「しねぇッ!!!」 「ずっぎりいいいいいいいいいうわらばっ!!!!」 ぶぴゅっ、と七つ目の傷から盛大にクリームを噴き出すと、ありすは皮だけになって動かなくなった。 それを投げ捨てると、さくやは居並ぶゆっくりに向かって声をかけた。 「なにをさぼっているのおまえたち!」 「ゆゆ! れーむはさぼってなんかいないよ!」 「ゆ、いそいではたらくよ!」 「れーにんのいってることはわかるーわかるよー」 「ちんぽー!!」 「むきゅー! 」 「くちごたえするまえに働けー! こころをこめて畑のおせわをしろーっ!」 「おぜうさまのために野菜をつくれーっ!!!」 その夕、ゆルホーズのゆっくり達を小屋に追い込んで閉じ込めたゆっくりさくやは、籠一杯の野菜を持って、俺の元まで来た。 「おやさいをおもちしました!」 「よし、そこに置け」 縁側に座っていた俺の隣に野菜を載せた籠が置かれた。 今日収穫されたキュウリとナスを、ゆっくり検分すると一本のキュウリに歯型が残っていた。 「おいさくや、これは何だ?」 「う! それはれいむの歯型です! あとでシメておきますのでどうkえひゃっ!」 「口答えするなタコ」 俺がチョップした頭を押さえ、口から少しわらびもちを吐きながらゆっくりさくやがその場に蹲った。 「どーしよーかなー、これいっぽんでどんだけそんがいがはっせいするのかなー? ……今日はれみりゃ無しね」 「そんなせっしょうな! どぼが、どぼがおぜうさまのおせわをさせてくだざいいいいい!!!」 だらだら目からわらびもちの涙を流しながら、さくやは俺の足にすがりついてくる。うぜぇ。 「あー、わかったわかった。ただし今日はプリンは無しね」 「でも」 「デモもストもあるか。きゅうり一本でどんだけプリンが買えると思ってんだ」 無論きゅうり一本でプリンなんぞ買えんのだが、さくやはそのまま黙ってしまった。 中途半端に頭が良いって損するからヤだねー。 もう日も沈んだ頃に、さくやを連れて家の物置の隣の小屋に行き、そのカギのかかった扉を開けた。 コンクリート打ちっぱなしの、ボロボロの毛布とぬいぐるみの転がった部屋。 その毛布に包まっていたゆっくりれみりゃが、目をこすりながら起き上った。 「うー、おはようだどぉー☆ 」 「はい! おぜうさま! おはようございましゅ!!」 転がるように部屋に入ると、ゆっくりさくやはれみりゃの世話をはじめた。 確認すると、俺は扉を閉じカギを閉めて、家へと戻った。 今日はさくやに冷蔵庫に詰まった、タダで貰った賞味期限切れのプリンを持たせていないから、 れみりゃはすぐに機嫌を損ねるに違いないが、よくもまああんな脳に蛆の沸いたような肉まんの世話を出来るものである。 俺なら「ぷっでぃーん!」とか叫んだ時点で潰してしまうが、これが種のサガってヤツだろうか。 翌日ゆルホーズを覗くと、さくやがいつもより多くゆっくりをいじめていた。 どうやられみりゃの機嫌の損ねるという俺の予想は当たっていたらしい。 「きさまらー! こころをこめてたがやさんかーっ!!」 「ゆっくり働いた結果がこれだよ!」 テーレッテー ゆルホーズから次々に収穫される野菜の数々ぅ! しかし、れみりゃのためと思い働くさくやの知らぬ間にィ! ア! れみりゃの加工所行きと新しいれみりゃ購入が決定していたのだぁ! 次回ィ、饅頭の拳! 「わたしは妹様ふらん! れいむもれみりゃも許さない!」 さくや「お前はもうただの餡子の塊に過ぎん」 ゆっくり書いた結果がこれだよ! ゆっくり十八番~ノンフライ~氏の「ゆっくり咲夜」?を見て想像を膨らませた後、北斗談義してたらこんなのが思いついた。 このおじさんはジャコウみたいな卑劣なおじさんですが、どうせゆっくりさくやのゆっくり脳じゃ自分のおぜうさまが一定期間ごとに出荷されて、 その代わり新しい小さいおぜうさまが来ても気づかないので、本饅頭達は割と幸せだと思います。多分。 「汚物は消毒だ~!」とか「君たちは大事な労働力なんだ」とかも使えるね! このSSに感想を付ける