約 3,642,234 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/5136.html
初ですがよろしくお願いします。 ゆっくり教材 ここは、現代の都会のとある小学校。今日も授業が始まる。 小学1年生の算数の時間だ。 担任の虐 待子先生がゆっくりがたくさん入った檻を台車で運んで入室する。 「ゆ!にんげんさんがたくさんいるよ!」 「にんげんさんはゆっくりできないんだぜ!」 「むきゅう!つぶれちゃうわ!」 「にゃあ!つぶれちゃうよー!わかるよー!」 「ぢんぽっ!!」 れいむ、まりさ、ぱちゅりー、ちぇん、みょんの5種のゆっくりがいる。ざっと40匹は入るだろうか。 檻の底に入れられていた何匹かのゆっくりは潰れていた。 「今日も勉強をします!じゃあアキラ君。教科書の10ページを読んで!」 「はい!ゆっくりちぇんのあかちゃんを3ひきつぶしました!そのあとにゆっくりまりさのあかちゃんを2ひきつぶしました! あわせてなんびきつぶしたでしょうか!」 「はい!よく読めました!」 先生は黒板に問題を書き写そうとする。 赤ゆの入った透明なパックを用意した。 「にんげんしゃんはゆっきゅりできにゃいよ!」 「はやくきょきょかりゃだしゅんだじぇ!」 赤ゆは騒ぎ出す。 ゴム手袋をはめて、おでこに「白」と書かれた赤れいむを取り出す。 「ゆぅ〜!おしょりゃをとんじぇりゅみたい〜!!」 これから起こることも知らずに、ただ抜かす赤れいむ。 「ちゅぎはまりしゃだじぇ!」「ちょかいはなありしゅよ!」 「みゅきゅう〜!とっちぇもゆっきゅりできるわぁ〜!」 パック内の赤ゆは騒ぐ。 「ゆぅ〜!とってもゆっくりできているあかちゃんだね!」 「たのしいんだねー!わかるよー!」 「とってもとかいはなあかちゃんねぇ〜!」 檻の中のゆっくりも騒ぐ。ただただ耳障りなだけだ。 先生は手に持っていた赤ゆを黒板の前にかざす。 「ゆ?」 少々不思議がる赤れいむ。 「先生黒板に問題書くから皆ちょっと待っててね!」 赤ゆを黒板に押し付ける。 「ゆべぇ!」 押し付けた状態でそのまま横に引きずる。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」 れいむの体が削れ、白い線がくっきりとうつる。 この赤ゆの体はチョークになっている。しかし感覚や顔、姿はそのままの形で。 「あがぢゃんいだがっでるよぉぉぉぉ!!!やべであげでねぇぇぇぇぇ!!!」 「ごんなごどずるにんげんばじねぇぇぇぇ!!!」 「むぎゅ…エレエレエレエレ…」 「がわいぞうだよぉぉぉぉ!!!わがっでねぇぇぇぇぇ!!」 「べにずぅ!べにずぅ!」 檻の中のゆっくり達は必死に止めさせようと泣き叫ぶ。 目から出た砂糖水が床を濡らす。 掃除するとき大変じゃないか。先生はそんなことを思っていた。 「ゆ…ぎぃ…お…ぎゃ…じゃん…」 使われたれいむは白目を剥いて気絶する。 パック内のゆチョークは逃げ出そうとする。 「ばりじゃはあんなぶうになりだぐないんだじぇぇぇぇぇ!!!!」 「むぎゅぅぅぅぅ!!!ゆっぐりじだいわぁぁぁぁぁ!!!!!」 だが、 「「「どぼじでうぎょげないにょぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」」」 このゆチョークは足を焼かれている。だから動けないのだ。 だがしかし。 「だっしゅちゅできちゃよ!わかりゅよ!」 「ちぇん!いっちょにゆっきゅりちゅるんだてぃーんぽ!!」 赤ちぇんと赤みょんが体を転がし逃げ出す。 「みゅきゅ!きょろがればいいのにぇ!」 「はやくでちぇゆっきゅりちゅりゅんだじぇ!」 他のゆチョークも転がって脱出しようとする。 しかし、 「ゆっきゅりおちるよぉぉぉ!?!?」 「てぃむぽぉぉぉぉ!?!?!?」 チョークは教卓の上に置いてあった。この二匹はその教卓の上から落ちてしまった。 パキッ! 床に落ちたみょんとちぇんは粉々に砕け散る。 「ゆ…が…」 「でぃむ…ぼぉっ…」 床に落ちても意識はあったようだ。 「ゆ?なにかおちてきたよ?」 「おまんじゅうさんだよー!わかるよー!」 檻の中のゆっくりは砕け散ったものがちぇんとみょんだということが分かっていない。 砕け散ったのが原因でお飾りも一緒に粉々になってしまったからだ。ゆっくりはお互いの飾りで個体を判断する。 お飾りが無くなった瞬間。消えたと思われたり、変なゆっくりがいるといって殺されてしまうのだ。 「わぎゃら…にゃい…よ…」 「でぃむ…ぼぉ…」 砕けたちぇんとみょんは息絶えてしまった。 「はい!書き終わりました!じゃあ実際にゆっくりを使って計算してみましょう!」 先生は檻の中からゆっくりを二匹取り出す。 「ゆ?おそらをとんでるみたいなんだぜ!」 「とんでるんだねー!わかるよー!」 取り出したまりさとちぇんを教卓の上に置く。 「ゆゆ!あかちゃんなんだぜ!」 「いまたすけてあげるからねー!」 まりさとちぇんは先ほどのれいむを見ていた。恐らくこの子達も先ほどのれいむのようになる。 餡子脳だからすぐ忘れ去ると思っていたが覚えていたようだ。 この子達も助けて、檻の仲間達も助けて、皆でゆっくりしよう。そんなことを考えていた。 「みんな!まりさのおくちのなかにはいるん―」 「はやくはいってねー!いそいで―」 プスッ まりさとちぇんの計画は先生の刺した針で粉々に砕け散った。 「ゆがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!いだいんだぜぇぇぇぇぇぇ!!!」 「らんじゃまぁぁぁぁぁぁ!!!!わがらないよぉぉぉぉぉ!!!」 針を刺された痛みでもがき苦しむまりさとちぇん。 「ゆが…はぁ…はぁ…なんだかへんなんだぜ…?」 「なにかへんなきぶんなんだよー?」 針を刺された数秒後、まりさとちぇんが紅潮し始める。 「ゆ…ゆゆ…こうふんしてきたんだぜ…?」 「す、すっきりしたいんだよー!!」 自分の体をどんどん振動させ、どんどん興奮していく二匹。 そして。 「んほぉぉぉぉぉぉ!!!もうがまんできないんだぜぇぇぇぇぇ!!!!!」 「すっきりさせてねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」 急にすっきりを始める二匹。 先生の刺した針には「すっきり促進剤」が塗られていた。 しかも水で薄めることによって、すっきりした後に茎に実る子供の数も調整できる。 「「すっきりー!!!」」 すっきりが終わったようだ。ちぇんの頭から茎が生えてくる。 ゆっくりちぇんが3匹。ゆっくりまりさが2匹だ。 「ゆゆ!あかちゃんなんだぜ!はやくうまれてきてほしいんだぜ!」 「こどもができたんだねー!わかるよー!」 子供が出来たことに喜ぶ二匹。 「きょれでおちょもだちができりゅにぇ!」 「はやきゅおちょもたちとゆっきゅちちたいんだじぇ!」 ゆチョーク共も騒ぐ。 茎の赤ゆは超ハイスピードで育つ。 「もうすぐうまれそうだよー!」 「ゆゆ!?はやいんだぜ!でもいいんだぜ!!」 早く自分の子供とゆっくりしたい。その事で頭がいっぱいだった。 はやくおかあさんやおとうさんとゆっくりしたいよー! ちゃくちできたらあいさつするんだよー! きんちょうするけどがんばるんだぜ! れんしゅうしたからきっとうまくいえるんだぜ! 子供はこれからの期待で胸がいっぱいだった。 プチッ 産み落とされた。赤ちぇんだ。 赤ちぇんは親に向かって挨拶をする。 「ゆっきゅちちちぇいっちぇ―」 ブチッ 「はい!これで1匹目の赤ちぇんを潰しました!次は2匹目!」 産み落とされた赤ちぇんは「ゆっくりしていってね!!!」も言えずに息絶えた。 「ゆが…あ…あああ…」 固まるちぇんとまりさ。 ちぇんは自分の目の前を見下ろす。そこには口から餡子を吐き出し、目も飛び出ているちぇんだったもの。 潰されたのが一瞬過ぎたせいか。ちぇんの口元は笑っていた。 「どぼじでじんじゃっだんだぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」 「わがらないよぉぉぉぉぉ!?!?!?!?」 子供が死んだショックで錯乱するちぇんとまりさ。 「いぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 「むっぎゅ…エレエレエレエレ…」 目の前で死んだ赤ちぇんを見て錯乱するゆチョーク。 「どうしたの!?まりさ!!」 「ふたりともゆっくりするんだちーんぽ!!」 檻の中のゆっくり達は状況が飲み込めていないようだ。 ブチッ 2匹目。赤ちぇんだ。 「ゆ!ゆっくりうまれるんだぜ!!」 「こんどはつぶれないよー!!わかるよー!」 どうやら着地のショックで死んだと思っているらしい。 「ゆっきゅりしちぇいっちぇにぇ!」 良かった。無事だった。1匹目の死骸がクッションとなったか。 「ゆ…ゆゆ…ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりうまれたんだよー!わかるよー!!」 無事に生まれたことに喜ぶまりさとちぇん。 「おちょーしゃん!おきゃーしゃん!ちゅーりちゅーりしゅりゅんだよー!」 赤ちぇんは親に近づきすりすりしようとする。 しかし、 先生の手が赤ちぇんの真上にせまる。 ブチッ 「はい!これで2匹目を潰しました!」 「ゆ?いなくなったんだぜ―」 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!わがらないよぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?」 また死んだ。 2匹目のちぇんはとても期待に溢れた目をしていた。 「ゆゆ…おねえさん…もしかして…」 まりさが先生に問いかける。 「うん。2匹ともあたしが殺したよ♪」 先生は明るく話しかける。 「どぼじでぇぇぇ!!わがらないよぉぉぉぉ!!!」 「ばでぃざのあがぢゃんごろずにんげんばじねぇぇぇぇぇ!!!」 先生に向かって暴言を吐くまりさとちぇん。 「コイツ!先生に死ねっていったよ!!!」 生徒が騒ぐ。 「はいはい!皆静かに!それより3匹目が生まれそうだよ!」 「ゆ?」 ちぇんは上を見上げる。 そこには3匹目のちぇんが今にも産み落とされようとしていた。 「あがぢゃん!!うまれないでね!!わがっでね!!!」 3匹目は姉と同じ末路をたどることなど知る由も無かった。いいや、何が起こっているかは赤ん坊の少ない餡子脳で理解できなかったのだ。 プルプルと3匹目のちぇんが震える。 「うまれぢゃだめなんだぜ!ごろざれぢゃうんだぜぇぇぇぇ!!!!!」 そんなまりさの言葉にお構いなしに産み落ちようとする赤ちぇん。 「どぼじでゆうごどぎいでぐれないのぉぉぉぉぉ!?!?!?」 プチッ 「あ…ああああああ…」 生まれてしまった。 「ゆ…ゆっきゅりちていっちぇにぇ!わきゃりゅよ!!」 生まれた赤ちぇんは元気に挨拶する。 「あああああ…」 白目を剥いて固まるちぇんとまりさ。 「おきゃーしゃんたちどうちたの?わきゃりゃにゃいよ?」 赤ちぇんは不思議がる。 「そりぇよりちぇんおにゃきゃしゅいたよ!わきゃりゅよ!ぎょはんちょうだいね!」 赤ちぇんはご飯を要求した。 「ぢぇんのおぢびぢゃん!!ばやぐにげでね!!わがっでね!!」 「ばやぐじないどごろざれぢゃうんだぜ!!ばでぃざのあがぢゃん!ゆっぐりじないでにげでね!!」 親達は赤ちぇんに逃げるように言う。しかし。 「なにいっちぇりゅの?ちぇんはぎょはんがほちいんだよ!わきゃりゃにゃいの?」 身の危険より飯。まあ危険が迫っている事をこの赤ちぇんは知らないようだが。 「どぼじでにげないんだぜぇぇぇぇぇ!?!?!?!?」 「ゆっぐりいうごどをぎいでね!!わがっでね!!!」 涙を流し訴える親達。しかし。 「ぎょはんをくれにゃいおやはゆっきゅりちんでにぇ!ちぇんはぎょはんをじぶんでしゃがしゅよ!」 赤ちぇんは親に暴言を吐き、ご飯を探した。 すると、自分の真下にあまあまがあるではないか。 「ゆぅぅ〜!あみゃあみゃしゃんはゆっきゅりできりゅんだよ!わかりゅよ!!」 赤ちぇんは初めての飯にかぶりつく。 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇ〜!」 赤ちぇんは食事を満喫する。しかし、 「なにやっでるのぉぉぉぉ!?!?!?ぞればぢぇんのおぢびぢゃんだよぉぉぉぉ!?!?!?」 「ばでぃざのあがぢゃんがぁぁぁぁぁ!!!!!」 そう。赤ちぇんが食べたものはつぶれた2匹の赤ちぇんだ。 この赤ちぇんにとっては姉と言うことになる。 「にゃにいっちぇりゅの?これはあみゃあみゃしゃんだよ!わきゃりゃないの?びゃかなの?ちぬの?」 役立たずの親をあざ笑う赤ちぇん。ただただ姉達を食べつくす。 「おにゃかいっぴゃいになっちゃよ!ぺーりょぺーりょちて―」 ブチッ 「はいこれで3匹目も潰しましたー!後はまりさを2匹つぶします!」 「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 「おねがいでずぅ!ばでぃざのあがぢゃんだけでもゆるじでくだざいぃ!おねがいじまずぅ!!」 3匹目も潰された。おなか一杯に食べて満足そうな顔をしていた。 「はい!じゃあハルカちゃん!今までに何匹ゆっくりを潰したかな?」 「はい!3ひきです!」 「正解!じゃあ後はゆっくりまりさの赤ちゃんを2匹潰します!」 「ゆっくりまりさの赤ちゃんを潰す」という言葉を聞いたとたん、あの親ゆが叫ぶ。 「もうごれいじょうぢぇんのあがぢゃんをづぶざないでねぇぇぇぇぇ!!!!」 「つぶずならばでぃざにずるんだぜぇぇぇぇ!!!ぢぇんどあがぢゃんはだずげでやっでぼじいんだぜぇぇぇぇぇ!!!」 「無駄無駄。あなた達にはなにも出来ないよ☆あ、4匹目と5匹目が一緒に落ちてくる!」 茎についていた2匹のまりさが一度に産み落とされようとしていた。 「ゆっ…ゆっ…うまれでごないで…」 先ほどは早く生まれてほしいと思っていたくせに、今ではまったく逆のことを言っている。まああんなことをされたので仕方なくも無いが。 プチプチッ 産み落とされた。親達はもう諦めていた。しかし、ある名案をちぇんは思いついていた。 産み落とされた瞬間に口の中に赤ちゃんに入ってもらえばいい。その後床下に吐き出して逃げてもらおう。 残酷だけど子供達だけで生きてもらうしかない。こんな不甲斐ない親でごめんね。 「「ゆっきゅりちちぇいっちぇ―」」 「おちびちゃん!ゆっくりしてないではやくおかあさんのおくちのなかにはいってね!」 お決まりの挨拶を遮るようにちぇんは言った。 「ゆ…ゆっきゅりりかいちたよ!!」 親の迫力に何か圧倒されたのかちぇんの口の中に入る赤まりさ。 「ゆぅ〜!ひりょいよぉ〜!」 「とっちぇもゆっきゅりできりゅばしょなんだじぇ〜!」 (赤ちゃん…ごめん―) ベチャッ 「あー、多分赤ちゃんも潰れたよね。」 先生はちぇんごと叩き潰した。 「ゆぎゃぁぁぁぁぁ!!!ぢぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!!」 つがいのちぇんの死を悔しがるまりさ。もっともすっきりする前まではまったくの赤の他ゆっくりであった。 どうやらすっきりをした後は強制的に両思いになるそうだ。 ならばれいぱーありすにすっきりさせられても両思いになるかと言われたら違う。 れいぱーの場合はやられる側は望んでいないすっきりなので両思いになれないのだ。 今回の場合は両方同意の上のすっきりなので両思いになれたのだ。 「はい!まりさの赤ちゃんもつぶれました!合計何匹ですか?皆で言おう!せーの!」 「「「「「5ひきです!!!!!」」」」」 「せいか〜い!よく出来ました!」 生徒が正解を答えられたことに喜ぶ先生。手を汚した甲斐があった。 これで不正解だったら檻の中のゆっくりを一匹殺そうと思っていた。 「じねぇぇぇぇぇぇぇ!!!ばでぃざのぢぇんどあがぢゃんをごろじだにんげんばじねぇぇぇぇぇ!!!!」 全てを奪われた怒りを諸悪の根源である先生に向けるまりさ。 「先生!また死ねっていったよ!」 「大丈夫。先生は優しいから赤ちゃんのところへまりさを連れてってあげるの!」 「ゆゆ…?ほんとうなんだぜ?」 先生のまさかの一言に泣き止むまりさ。 「本当本当!」 「じゃあ…つれてってほしいんだぜ!」 「じゃあ目を瞑ってね!」 「ゆっくりりかいしたんだぜ!」 まりさは期待した。大好きなちぇんとあかちゃんに会える。 こんな地獄のような所から抜け出してゆっくり出来る。 そうだ。自分が前いた森の巣に住もう。 ちぇんと…あかちゃんと…一緒に… ベチャ 確かに先生はまりさを連れて行った。ちぇんとあかちゃんの待つ死後の世界へ。 「さあ!じゃあ皆でゆっくりを使ってこのプリントの問題を解いてみてね!」 プリントの問題はひとりひとり違う。同じゆっくりに殺到させないためだ。 問題を見た生徒達はゆっくりを檻から連れて行く。 「ゆゆ!おそらをとんでるみたい!」 「むきゅう〜!」 「たのしいよー!わかるよー!」 「びっぐまらぺにす!」 ゆっくり達は机の上に置かれ、針によって強制的にすっきりして妊娠させられる。 「れ、れいむぅぅぅぅぅ!!!」 「む、むきゅぅぅぅぅん!!!」 「てぃむぽぉぉぉぉぉ!!!」 たくさんの赤ゆが実る。そして即刻産み落とされる。 「ゆ…ゆっきゅちちちぇいっちぇにぇ!!」 教室のいたる所で赤ゆの産声が上がる。 ベチャ 教室のいたる所で赤ゆが潰される。 「ゆがぁぁぁぁぁぁ!!!」 「むぎゅ…エレエレエレエレ…」 「でいぶのあがぢゃぁぁぁぁぁん!!!!」 「どぼじでなんだぜぇぇぇぇ!?!?」 「でぃむぼぉ!!でぃむぼぉ!!」 教室のいたる所で親ゆの悲鳴が上がる。 逃げ延びた赤ゆも床に落下した衝撃で死ぬ。 親は逃げようにも足を焼かれているため逃げられない。 ゆっくりにとっても、生徒にとっても新たなことを学んだのであった。 算数の時間が終わった。 教室は餡子まみれ。 「うっうー!」 それをゆっくりれみりゃ達が掃除する。無論。食べると言う形で。 「あまあまがたくさんなんだどぉー♪」 「「「れ、れみりゃだ!!!」」」 親ゆは逃げようとするがもちろん逃げられない。 「ゆぎゃぁぁぁぁ!!!あんござんずわないでぇぇぇぇぇ!!!」 「むっぎゅぅ!」 「ぢぇんのじっぼだべないでねぇぇぇぇ!!!!」 「まらぁ!!まらぁ!!!」 親ゆは見事に捕食された。教室もピカピカだ。 「きれいになったどー☆うっうー☆うあうあ☆」 れみりゃ達は喜びのダンスを踊る。 このクラスの次の授業は体育だ。 生徒達の大好きな「ゆっくりドッジボール」の時間だ。 終 作者 雛の5倍速で回転できる人 ――――――――――――――――――――――――――― あとがき どうも。初ssでしたがいかがでしたか? なんか虐待表現使ってればおkみたいな考えでいたのでおかしい所は多々あると思います。 あんまりssばかり書いていられる時間がありませんが出来るだけ書いていきたいです。 よろしくお願いします。 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/940.html
近年野良ゆっくりの勢力が拡大してきた。 畑を荒らし食料を貪る野良ゆっくりは もはや山賊と呼ばれていた。 そんな幻想郷のある時代のできごと・・・ ・・・・・・野生のゆっくりが里の畑に忍び込んできた。 地上から、うーぱっくを経て空中から、 数十・・・いや、数百・・・。 繁殖期の後だからなのか、数は限りなく多かった。 「山賊が来たぞー!」 畑の持ち主と思われる男の声を合図に、畑の横の小屋から 十数匹のゆっくりが飛び出した。 小屋から出たゆっくりは、 リボンをつけたれいむ種でも、 金髪帽子のまりさ種でも、 その他のどのゆっくりでもない風貌をしていた。 上部に布をターバンのように巻き、目だけあけて下は また別の布で覆われている。 その風貌はまるで、人間の暗殺者のようだった。 「ゆっ!?」 「むーしゃ!えっ!?」 最も小屋に近かった野良ゆっくりが、 それらの接近を一番早く感じた。 スパッ しかしその瞬間、野良ゆっくりは上半分が宙を舞った。 「ゆ!ゆっくりがなかまをころしたよ!」 「ゆ!どうぞくごろしはわるいゆっくりだよ!」 「むきゅ!わるいゆっくりにはせいさいをくわえないとね!」 仲間がやられたことに気づいたのか野良ゆっくりたちは畑を荒らすのをやめた。 そして布に身を包んだゆっくりたちを攻撃し始めた。 「「「「ゆっくりしね!」」」」 まるで雪崩のように布ゆっくりに殺到する野良ゆっくり。 しかし、布ゆっくりはやられなかった。 むしろ野良ゆっくりが次々と餡子になっていく。 「ゆぎゃああああああああああああああああ」 「なんでええええええええええええええええええ」 野良ゆっくりたちはパニックになった。 大勢で責めれば勝てるはず そういう計画だったのかもしれない。 畑がだんだん餡子のじゅうたんに包まれていく。 「いだいいいいいいいいいいいいいいいいい!ぐぎゅ!」 運良くかすり傷で済んだ者も、痛がってる間に攻撃を食らってしんでいった。 布ゆっくりが強いのにはわけがあった。 ゆっくりとは思えない俊敏な動き。 躊躇せずに攻撃をする集中力。 そして何より、布ゆっくりはナイフを持っていた。 「これが・・・研究の成果ですか・・・。」 「長い研究が実を結び、ようやく夢を果たせた。」 眼下に布ゆっくりによる野良ゆっくりの虐殺を見下ろしながら、 小屋の屋根に立つ人間の男女が話している。 「それにしても、どうやって武器を口にくわえずに 持っているんでしょうか?」 女が言う。 「ゆっくりの餡子に手の役割を持たせたのさ」 「餡子に?」 「そう、研究の結果、ゆっくりの中の餡子は 同じように見えて、実は役割ごとに分かれていた。 人間でいう胃の役割をする餡子。 肝臓の役割の餡子。 脳の役割の餡子。 その中に人工的に作ったゆっくり自身が自由に操れる餡子を注入する。 その餡子は、ゆっくりの意思で形や硬度を変えることが出来る。 それを体から出すことによって、餡子を手のようにして使うゆっくり・・・ 目の前の布づくめのゆっくりが完成したんだ・・・。 お、終わったようだな。」 男がそういったとき、畑に侵入した野良ゆっくりは全滅していた。 「あれ?一人足りないな・・・」 男が言う。 「はっ!にげたさんぞくのいきのこりをおっていきました。 まもなくかえってくるかと・・・。」 布ゆっくりのリーダー格と思われるゆっくりが男に答える。 「すごいですね。 ゆっくり独特のゆったりした口調じゃなく 人間のようにはきはきと喋ってますね。」 「脳の役割の餡子を改造して教育したんだ。 もうこいつらの中でゆっくりな部分は体だけだろう。」 その後、畑の持ち主からお礼の食料を貰い、 畑中の餡子を取り除く薬品を渡して、 男は布ゆっくりと共に畑を後にした。 戦闘用のゆっくりを開発する。 それがこの男のしていた研究だった。 男はかつてゆっくり研究所で 研究のネタを探していた。 そんなある日、ゆっくりを観察するために 森に入った時に男は見た。 ゆっくり界で最強と謳われているドスを 口に刃物をくわえ、俊敏な動きで 一方的に攻撃し、仕留めたゆっくりを。 気づくとそのゆっくりは既に去っていった。 しかしその光景は男の研究意欲をそそるのには十分だった。 それから男による戦闘用ゆっくりの研究が始まった。 初めは武器を持たせたり、 教育を重ねていく方法を取ったが 最後は本能に負けゆっくりしたあげく 教えたことを忘れたりして中々上手くいかなかった。 そんな中、ゆっくりの餡子の秘密が解明された。 男はすぐさまゆっくりの餡子の改造に着手した。 まずは脳となる餡子に手を加えた。 仮死状態にしたゆっくりの頭部をくりぬき、 脳の部分の餡子だけを摘出した後 砂糖をかけたりシロップを混ぜたりして手を加え 餡子を戻してくりぬいた部分を治療し、 蘇生させて様子を見るという作業を何百回も重ねた。 そうして狂っているゆっくりや植物状態の脳死ゆっくりが出来たりしたが 苦心の末、ゆっくりするという本能を無くしたゆっくりを作ることに成功した。 これによって、教育しだいで無限の可能性を秘めたゆっくりが完成した。 男はゆっくり学会で表彰を受けたが まだ研究は終わっていなかった。 脳改造で戦闘意欲のあるゆっくりは出来るが 攻撃手段が乏しかった。 ゆっくりは手が無いので口で物をくわえる事しかできない。 それでは扱える武器などたかが知れている。 義手をつけるという案もあったが 重さゆえ耐え切れるゆっくりはおらず、 義手の重みで皆潰れていった。 悩んだ末、男は餡子に着目した。 内臓となり脳となるゆっくりの餡子。 それならば手の役割の餡子を加えれば、と。 餡子の開発は容易なことではない。 加える物質の分量が1mg違うだけで 大きく変化するのだ。 男は一年かけてゆっくりが自由に操ることの出来る餡子を開発した。 使い方はこうだ。 その餡子を注入した後、 注入に使った穴は閉じずにあけえておく。 こうすれば普段は餡子の手で穴を塞ぎ漏れることは無い。 武器を持つときは穴から餡子の手を出し、武器を包み固める。 後は餡子の手をぐりぐりと回せば武器を振れる。 その研究が完成した頃には、もう研究所は潰れ、 野良ゆっくりの襲撃でいくつかの里が消え、 多くの犠牲者が出ていた。 男は研究の成果である十数匹のゆっくりアサシンをつれ、 各地でゆっくりの襲撃を抑え、その報酬で生計を立てた。 「そろそろ、野良を殲滅するかな・・・。」 男がつぶやく。 「さとのちかくにすをかまえているさんぞくのみにしましょう ぜんぶころすとせいたいけいにえいきょうがあるかと・・・」 隊長ゆっくりが言う。 そんな会話をしながら、野良ゆっくりの巣のある方向へ足を進めていた。 ---------------------- 続く・・・かも ---------------------- 後書き 虐待ですらない研究日誌だこれ 初めて書いたのがこれでは先が思いやられますね ゆっくりアサシン~お兄さん遊び編 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3593.html
極力全うな虐待SSを目指してみました。 現在書いている『ゆっくり小話』とか そのほかの自分のSSとは、あんまり関係ないと思います。 なるべくゆっくりを『 』にする方向で書いてみました。 【ゆっくりということば】 「ゆーっくり!ゆーっくりー!」 ゆっくりは、ことにれいむ種はよく歌う。 子守に、喜びに、仲間との触れ合いに。 いま歌っているのは行進曲らしく、軽快な歩(?)に合わせて 高らかに声を上げ歌っている。 「ゆゆ、とってもゆっくりしたれいむだね!!」 「ほんとうね、おうたのじょうずなとかいはなれいむだわ!!」 「「「ゆっくりしていってね!!!」」」 完璧なタイミングでゆっくり元気に挨拶を交わした 初対面のゆっくり同士で、こんなに息の合った挨拶はそうできない、 ありす曰く「うんめい」を感じた三匹はあっという間に意気投合し 仲良く元気に跳ね回って、思い思いにゆっくりしながら 互いの事を語り合った。 「ありすとまりさは、あっちのもりでゆっくりしてるんだぜ!!」 「とってもとかいはなドスのむれなのよ、れいむはどこでゆっくりしてるのかしら?」 ゆっくりプレイスの話は、ゆっくりにとってとてもポピュラーで 尚且つ自身がよりゆっくりするために、いつでも情報収集をかかさない 最重要事項でもある。 仲良くなったゆっくりどうしなら、当たり前にする話だ。 「ゆ…れいむはねなしぐさの、たびゆっくりなんだよ!」 その言葉を聴いて、まりさとありすはとても驚く 「た、たびゆっくり?」 「おうちをさがしてるんじゃなくって?」 ある程度成長したゆっくりは、独り立ちしてじぶんのおうちを作る。 先祖から代々おうちを受け継ぐようなゆっくりもいるが ゆっくりは姉妹が子沢山なので、お家を受け継ぐ子以外は 大体が自分達でおうちをつくる事になる。 そのとき、生まれた群から離れて 自分だけのゆっくりプレイスを探すゆっくり、というのは珍しくない。 「ちがうよっ!れいむはたくさんのむれやもりをわたって、いろんなゆっくりにあって いっしょにゆっくりしたり、れいむのしらないおうたやゆっくりできることをみてまわりたくて ずっとたびをしてきたんだよ!!」 熱っぽく語るれいむの瞳に、まりさとありすは自分たちが見たことの無い 自分達の知らない沢山のゆっくりしているゆっくり達の姿を見たような気がして うっとりゆっくりしてしまった。 「ゆゅううう!!かっこいいぜ!!」 「きっととかいはなゆっくりがたくさんいたのね!!」 二人の夢見る瞳に見つめられて、照れくさそうにリボンをゆらすれいむ。 「そうだわまりさっ、とってもとかいはなことをかんがえたの!」 「ゆへへ…まりさもきっといっしょのことをかんがえてるよ!」 二人は仲良く、タイミングを合わせて飛び上がりながら 一番高くジャンプした所で、たからかに声を上げた 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ゆゆっ!?」 ゆっくりは【ゆっくりしていってね!!】という言葉に、色々な意味を持たせる。 今まりさとありすがくちにした【ゆっくりしていってね!!】には 【自分達の群れでゆっくりして行って欲しい】と言うニュアンスが含まれていた。 「ゆぅ…」 長いたびをして来たれいむには、その言葉はとても嬉しかった。 旅ゆっくりという特殊なゆっくりを警戒する群は多い。 そうでなくても、出産や冬篭りなど 季節やタイミングに応じて排他的になることが多いゆっくりである。 こうして自分を歓待してくれる二匹を見ると とてもゆっくり出来る群なのだろう、れいむはゆっくり特有の 【ゆっくりプレイスを求める本能】を刺激され 目の前のまりさとありすの群で、ゆっくりしてみたいと心から思った。 れいむが感動に震えている間に、二人は返事を待っていた。 れいむはそれに気づき、これ以上待たせるのはゆっくり出来ないことだと思った。 「…ゆっくりしていってねっっっ!!!!!」 「ゆゅ!!」 「すごくゆっくりしてるわ!!」 れいむは待たせたお詫びに、自らの最大のゆっくりしていってねを宣言し まりさとありすの群に招待されることになった。 * * * そうして三日後 「れいむぅ…どうしてもいってしまうのぜ?」 「ずっといっしょに、ゆっくりしていけばいいじゃない!!」 涙ながらにれいむを引き止めるまりさとありすに れいむは静かに首(?)を振った。 「ひきとめてくれてうれしいよ、でもれいむはやっぱりたびゆっくり… おなじあなのなかでは、ながくゆっくりできないよ…ゆっくりりかいしてね!」 「このむらじゃゆっくりできないっていうのぜ?!」 理解できない、と言うようにまりさは声を上げる そうじゃない、そうじゃないよとれいむは言葉を続ける。 「ドスにもとめられたよ、ずっとゆっくりしていけばいいって…」 「じゃぁどうして!」 それは…、とはじめてであった時の様な 澄み切った瞳で流れていく雲の方角を見つめるれいむ。 「このむれのドスがうまれたむれが、くものながれるほうにあるんだって」 「それと、れいむがでていくことになんのかんけいがあるんだぜ?!」 「ドスのうたっていたうた、とってもゆっくりできたよね?」 「ゆ…そうね、とってもゆっくりできるわ」 「あのうたをつくったれいむが、そのむれにいるんだって」 「「ゆゆ!?」」 驚きながらも、二匹は悟った れいむはその群に、ゆっくり出来る歌を聞きに行くつもりなのだ。 「で、でもドスがむれをでたのはずっとむかしだって…」 「そうよっ!そのれいむもとっくにえいえんにゆっくりしてるわ!!」 二匹の訴えはもっともだ、でも… 「そのしそんが、のこっているかもしれない」 「そんな…」 「だから、たびをするのかだぜ?」 「うん!」 ありすはまだ引きとめようと、言葉を捜していた。 だけどまりさは、茎から生れ落ちてから 何度も何度も群の森を冒険して回ったまりさには れいむをとめることが出来ないことが、わかってしまった。 「まりさは、ずっとここでゆっくりするんだぜ!!」 「…うん」 だからついていけないと【ゆっくりする】という言葉に全てをこめる。 「ま、まりさぁ…そんな…とめないど」 「でも」とありすの言葉を遮り、まりさは叫んだ。 「…でもぉ!!もしれいむがもどってきたら、ぎっどまたいっじょにゆっぐじじようね!!!」 「ゆゆ!?」 であったその日に続いて、再びれいむはまりさの言葉に打ち震える。 制止を振り切って旅立とうとする自分に【またゆっくりしよう】と 【ずっとともだちだよ】と言ってくれたのだ! 「ゆ、ゆぅ…」 れいむは、どれほど旅を止めて優しいまりさと 綺麗でとかいはなありすと、このゆっくり出来る群でゆっくりしたいか それを口にしようとしてそれを押し殺し、たった一言 「…ゆっくぢ、していってねっっっ!!!!!」 「「ゆっぐじじでいっでね!!」」 最後の挨拶を交わし、最高にゆっくり出来る群と 旅立ってから最初の、そしてゆん生最高の友ゆっくりたちに別れを告げて 雲の流れるほうに進んでいった。 「いってしまったわね…」 目元を僅かにふやかせて 寂しそうに呟くありすに、まりさはゆっくりと近づいた。 「ありす…」 「ンッ…!?」 不意打ち気味なふたりの【ふぁーすとちゅっちゅ】 そこには小さな饅頭でしかないゆっくりの身体に 収まりきらないほどの愛情がこめられていた。 「ずっと、いっしょにゆっくりしてほしいんだぜ…」 「あ、ありすも!ずっといっしょに…ゆっくりしたいわ!!」 同じ時期に同じ群に生まれて、始めておうちからでて ずっといっしょにいた、二匹のゆっくりが結ばれた瞬間だった。 * * * 「ゅぅ…ゅぅ…」 「みゃみゃぁ…」 「ゆっくちー」 慈母の笑みを浮かべて、母となったありすは寝息を立てる赤ゆっくりを ゆっくり優しく見守っていた。 旅立ってしまったれいむは、群にかけがえの無い知識を伝えてくれた。 蜂の巣の安全なとり方、美味しいごはんの簡単な集め方、素敵なお歌。 群はますます豊かになり、厳しかったすっきりー制限もゆるめられて 自分達も三匹の赤ちゃんを産むことを許された。 今思えば、あの旅れいむは 群と自分達に幸福を運んできてくれたのかもしれない。 きっと旅先にも、沢山の幸せを運んでいくのだろう。 「(くものようなゆっくり、きっとどこにもとどまれないのね…)」 でもいつか、またフラリとあらわれて 自分達といっしょにゆっくりして欲しい。 「(そのときには、このこたちもいっしょに…)」 益体の無い考えに、微笑を浮かべながら そろそろ戻ってくるだろう愛しい夫に 帰って来たときいっしょにげんきに 【ゆっくりしていってね!】と言ってあげられるように わが子を優しくゆすって起してあげる。 「ゆっくりおきてね…ありすとまりさのかわいいおちびちゃんたち」 「ゅゅぅ…まだねむちゃいよ…」 「みゃみゃ…ぴゃぴゃはぁ…?」 「ゆっくちおにゃかすいちゃよ…」 起したばかりで、まだ半分夢の中にいる子供達 そのゆっくりした姿をカスタードに刻み込みながら 「もうすぐパパがかえってくるから、とかいはなあいさつでおでむかえしておどろかせてあげようね!」 「ゆゆ、それはゆっくりできるにぇ!」 「とっちぇもちょかいはぢゃわ!」 「さすがはみゃみゃだにぇ!」 素敵な思いつきに目を輝かせる赤ゆっくりたちとありす。 おうちの玄関に、音が近づいてきた。 赤ゆっくりには、まだ挨拶のタイミングを合わせるのは難しい。 だから自分が合図を出してあげよう。 いつかはきっと、しぜんに『あの時』の様な最高の挨拶をすることが出来るだろう 遠くない未来の出来事に、心を弾ませながら。 「いい?おちびちゃんたち…せーのでごあいさつするのよ?」 「「「ゆっくちりかいしちゃよ!!!」」」 「それじゃせー・・・の?」 ガサッ! ガサガサッ!! ガサガサガサガサッ!!! 入り口から、勢いよく這入りこんできたのは 見たことも無い、動く長いものだった。 「おちびちゃんたち!ままのおくちにはいってね!!」 「「ゆ、ゆわぁぁぁぁあぁぁぁ!!」」 「ゆっぐじできないぃぃぃぃ!!」 まりさとありす、一匹づつはすばやくありすの口の中に逃げ込むことが出来たが 若干臆病な末っ子のありすだけは、ちーちーを漏らしながら動けなくなってしまった 「(ありすのおちびちゃん…!!)」 おうちの中を這い回るゆっくり出来ない何か、家族はもはやソレがいなくなってくれるのを 声を殺して祈り続けるしかない。 テーブルを、椅子を、ベッドを おうちのなかをとかいはに彩っていたインテリア、その全てが無茶苦茶に叩き壊されていく。 逃げ遅れた末っ子は、必死に這って側面の壁に 口の中に赤ゆっくり二匹を隠したありすはおうちの一番奥の壁に張り付いて その時を待ち続けた。 口の中にじんわりと暖かい水が流れ込む。 おそらく子供達の涙とちーちーだろう、とても怖がっている。 こんな時、何も出来ない自分がもどかしい まりささえ、まりささえ返って来れば… あの強くて優しい大好きな夫が返って来ればあんなゆっくり出来ないモノ すぐにやっつけてくれるのに!! ズ、ズズ… 「(ゆゆ?!)」 引きずるような音を立てて テーブルだった平たい石だけを掴んで ゆっくり出来ないモノはおうちの入り口から消えていった。 「 してい てね!ゆっく てい て !!」 嗚呼…外から聞こえるこの声は、この声こそは 待ち続けた愛しい声、だいすきなまりさの声!! きっとやっつけてくれたんだ!やっぱりまりさはさいこうのおっとだ! 口の中に流れ続けていた甘い水が止まった。 子供達にも聞こえているのだ、すぐに窮屈な口の中から出してあげる その後いそいで逃げ遅れた末っ子ありすの身体を調べる。 おうちの中を荒らされたので、ありす同様砂埃まみれだが 何処にも怪我は無い、いつもは壊れ物を扱うようなすりすりにも思わず力が入ってしまった。 「ゆぅ…よかった、よかった…」 「「みゃみゃぁーー!!」」 「こわかっちゃよぉぉぉ!!!」 涙を流す子供達をあやし、慰めて 自分達を呼び続ける外からの声が途絶えていないことに気づく。 「あ でぃず !!」 おうちのなかに響き渡るほどの大声で心配している 「(むかえてあげないとっ…!)」 自分と子供達の元気な姿を見せてあげないと いとしい夫、だいじな赤ちゃんと、自分を恐ろしい危険から守ってくれた 家族の英雄を湛える為に、感涙すら浮かべてありすは外へと飛び出した。 * * * 「おぃコラ糞饅頭、本当にココなんだろうなぁ!?」 穴倉の中に突っ込んでいた腕を引き抜き、掴んだ石っころで まりさの後頭部にあたる部分にあけた〝孔"に差し込んでかき回す。 「ばりざはぐぞまんじゅうじゃないぎゃぎゃぎゃぎゃ!! やべで!!あ゛だばのな゛がにいでないでぐ だ ざ い!!!」 「お前の家族をさっさと呼べば、止めて!やるって!言っただろうが!!」 「ぎゅびぃぃぃぃぃ!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっぢぇねぇぇぇ!!!」 狂ったように穴倉に向かって【ゆっくり】と叫び続けるまりさ。 いっしょに来た村の若い連中が放った火が、既に煙を上げて森の一部ごと 饅頭の群を焼き始めている。 この森にまで、この糞どもが住み着いているとは… 苦々しい想いに、男はつばを吐き捨てた。 よくよくかんがえて見れば、兆候はあった。 山菜の穴場が荒らされていたり 茸や筍が掘り返されていたり… 猪か何かの仕業かと思っていたのだが…違っていたようだ。 それだけなら、見張りか罠でも点けていればよかっただろうが 三週間ほど前からに、コイツらは村の畑にまで手を出し始めたのだから始末に終えない。 その時は紅白饅頭一匹だったが…最近は群れて来るようになった 信じられない害饅頭どもだ…まりさを地面に踏みつけながら男は辺りを見回す。 油をかけて念入りに火達磨にしているのは この饅頭どもの首魁と思しき化け物饅頭だ 生木一本焼き尽くすような面妖な術を使うそうだが 居るのがわかっていて〝備えが有れば" 所詮は饅頭、無駄に巨大な目玉を射抜き 狙いもつけられず撃ちまくり、油を撒いただけで自滅した。 流石に大きい分しぶとく、いまだに痙攣しているが 一刻も無いうちに墨になるだろう、いいザマだ。 「ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっぢぇね!!ゆっぐりじでいっでね!!ゆっぐりじでいっぢぇね!!!」 「チッ…!」 足元で喚き続けるまりさの〝孔" そこに刺さった平たい石を、足でゆっくりと深く差し込んでやる。 「びぎぃ!?」 「さっさと、しろよ!」 「あ あ あ ああああ!!! なにぐず ぐ ずじでる ん゛だぜ!!ざっざどででごいあでぃずぅぅぅぅぅ!!!」 村の仲間たちは、既に燃え盛る化け物饅頭の炎に 見つけたゆっくりを端から放り込んでいる。 「さっさと済ませて返りたいんだよ、これ以上刺されたくなきゃリキいれて呼べや!」 「ぎュびぃぃぃ!?」 もがき苦しむまりさ、すると巣の中からやけに嬉しそうに 気色の悪い饅頭家族が四匹も這い出してきた、キメェ。 「まりさぁぁぁぁぁぁ!!…………ゆ?」 感極まった表情から、ボロボロの糞饅頭をまじまじと見つめる同じくらいのサイズのゆっくり。 「ゅ…ぁ…、まり、さ?」 「ぁ………ありすぅぅぅ、ゆぅっくりぃ、ゆぅっくりしてぇいぃってねぇ!」 足もとで、蠢きながら【ゆっくりしていってね】と口にするまりさ。 俺はその瞬間、脚を地面にたたきつけた。 「キュベゅ…」 気色悪いのは、見た瞬間から気色悪かった。 だから潰したりせずに、炎の中に蹴りいれてお仕舞いにするつもりだった。 だが、気が変わった。 俺の踏んでいたまりさが、最後に口にしたあのくだらないゆっくりの挨拶が 【これで自分だけは助かる】と言っているように聞こえたのだ。 俺が三週間前に見つけたあの紅白饅頭が、自分の命可愛さに 【雲の来るほうにゆっくりの群】がある、と口にした時のように。 放心しているまりさの番と子供を、どうするか俺は一瞬考えて 面倒になったので放置して村の仲間と合流した。 もうすぐ冬が来る、ほおって置いても生き残りはコイツらだけ。 運がよければ冬まで生きて、飢えて凍えて死ぬだろう。 似合いの末路だ。 by古本屋
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1636.html
ゆっくり虐めもの 水虫 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「おぉう?なんだゆっくりか。」 男が仕事から帰ってくると無人のはずの我が家で何故か出迎えを受けた。 どうやら野良ゆっくりの一家が入り込んで来たらしい、本来の家主のことなど知ってか知らずか我が物顔で振舞っている。 「ここはまりさたちのおうちだよ! おじさんはゆっくりしないで でていってね!」 「そうだよ! ここでゆっくりしたければ ごはんをよういしてね!」 ゆーゆーゆーゆー・・・ 次から次へと自分勝手な主張を述べるゆっくり達、普通なら泣き叫ぶまで虐待されてもおかしくないのだが 「あー、それはすまんかったな。ちょっと片したらすぐ出てくから、ゆっくり待っててくれ。」 「ゆゆゆ? それならゆっくりまつからゆっくりしていってね!」 実はこの場所、家といっても居住区間ではなく、農具を収納したり汚れ作業を行うような土間作りの納屋であった。 寝食を行う家屋とも隣接しているのだが、そこへの通路は段差と戸により区切られておりゆっくりでは侵入できない。 食い散らかされる食料は置いてなかったし、農具などもゆっくりにどうこう出来るほど重量の軽いものではなかった。 そして幸いにも、この男にはゆっくりを痛めつけるような趣味がなく、それどころか軒先を饅頭に貸すほどに心の広い人物であった。 男は怒ることもせず、ただ一言ゆっくりに詫びると淡々と部屋の隅に積まれている荷物を弄り始めた。 一方のゆっくり達は、ここが人間の住居であると理解した上での確信犯であった。 そのため男が帰ってきたときとっさに強がってハッタリをかましたものの、内心は戦々恐々であった。 ところが男は一家を咎める事もなく、ここから出て行ってくれると言うではないか。 そこで下手に機嫌を損ねるのも損と考え、(ゆっくり的に)丁寧な対応で男の挙動を見守ることにしたのだ。 しかし、数分過ぎたころ 「ゆうぅぅ、おじさんまだー?」 「悪いなぁ、もうちっとだから待っててくれよー。」 「しかたないね! とろいおじさんはさっさとしてね!」 男が下手に出ているところから、一家は彼を自分達より下と判断した。 結果、態度は次第に悪化して行き悪態を突きながらプンプンと膨らみ始める始末である。 そしてもう10分も過ぎて 「いやー、やっと終わったよ。待たせてごめんよ。もうおじさんは出て行くからね。」 「おじさんゆっくりしすぎだよ!こんどゆっくりしたいならたべものよういしてきてよね!」 やっと終わったか、こんなに待たせるなんて図々しい人間だ。おまけにまりさ達のおうちにガラクタなんか置いて。 一家はそんなことを思いながらも、ようやく男が出て行くと言い出したためホッと一息ついた。 だが次の瞬間 「はぁー、どっこいしょっと・・・。」 男は地面に腰を下ろし、おもむろに履物を脱ぐと底についた泥を落とし始めた。 「ゆぐぅ!? まりさたちのおうちをよごさないでね!!」 「れいぎしらずなじじいはいたいめにあってね!!」 ついに痺れを切らした親ゆっくり達が男めがけて飛び掛ったのだ。 しかし、いざ男に近づいたところで 「「ゆっがあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」 「「「どうじだの!? おぎゃあしゃぁん!!」」」 「「ぐ・・・ぐぅぢゃい”いぃぃぃぃぃ!!!」」 男は無類の油足だったのだ! おまけに今はたっぷり外で汗を流し帰って来た所、履物も脱ぎたてのホヤホヤである。 拘束する物を失ったその足から、ようやく自由になれたと言わんばかりに臭気が立ち昇った。 「ははは!酷いなぁ、そんなに臭いかい?」 「「「ゆべえぇぇぇぇ!? こっぢごないでえぇぇぇ!!」」」 ほーれほーれと男は足を一家へと近づける。饅頭一家はその臭いに毒され今にも吐かん勢いである。 「おれ~の足は~いい臭い~♪びっくりするほどフローラルゥ~♪」 「「「や”っ!や”べでええぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」」 乗ってきた男はゆっくり達にその足ですーりすーり♪をしはじめた。 「す~り~す~り~ごくらく~♪」 「ゆぎゃあぁぁぁぁ!! くちゃいいぃぃぃぃ!!」 「ゆうぅ!? にゃんだかべちゃべちゃでにゅるにゅるしゅりゅうううぅぅぅ!!!」 ゆっくりできない!! 一家はそういい残し、スゴイ勢いで外へと飛び出していった。 後には、やりすぎたか?と一人笑う男だけが残された。 数時間後 「ゆうぅ・・・やっぱりにんげんはゆっくりできないよ・・・」 「おかーしゃん、まりちゃたちまだくちゃいよぉ・・・」 「ゆっくりがまんしてね、おかあさんたちもがまんしてるからね」 森の中にはすっかり意気消沈した一家の姿があった。 男の家から脱出したものの、未だに体についた油がとれずゆっくりと臭っているのだ。 「あ、まりさ!ゆっくりしtみょぎゃあぁぁあっぁぁ!!?」 「ゆっぐりごっちごないでえぇぇぇぇぇ!!!」 「あっちのほうでゆっくりしていってね!こっちにはこないでね!?」 すれ違う群れのゆっくり達にも避けられる始末、べっとりした結果がこれだよ!! 3日後 「くんくん・・ゆ! もうだいじょうぶだよ!!」 「くさくなくなったまりさたちはいっしょにゆっくりしようね!!」 「「「ゆっくりしていってね!!」」」 あれから3日過ぎた頃、ようやく臭いも薄らぎ、群れのゆっくり達にも無事受け入れられたのだ。 悪夢のような日々からようやく開放された一家、まさにこの世の春と言わんばかりの有頂天ぶりであった。 ところが・・・ 「ゆ・・・?なんだか からだかゆいよ! れいむ、ゆっくりかいてね!!」 「ゆっくりわかったよ! ポーリ、ポーリ・・・」 「しあわせぇ~♪」 この頃から突如として一家の体が痒みに襲われるようになってしまったのだ。 更に1週間後 「ゆうぅぅぅ・・・かゆいぃぃ・・・」 「ゆ!・・・ゆ!・・・とどかないぃぃぃぃ!!!」 痒みに襲われる奇病は群れ全体にまで広まっていた。 皆が皆、体が痒いと呻き声をあげ、そこらかしこからポーリポーリという声が聞こえる。 更にもう1週間 「ひは・・・!ひは・・・!もうがまんできないいぃぃぃぃ!!!!!」 「ゆっくりがまんしてね!! ぽーりぽーりするとゆっくりできなくなるよ!!」 「もういいぃぃぃ!!! ゆっぐりなんがいらな”い”いいいぃぃ!!!」 ゴリリリリリリリリr・・・!! 激しく体を木に擦り付けはじめるれいむ、その目は血走り焦点も合っていない。 「ぼぉり”ぃぼぉり”ぃぃぃじあ”わ”!!??」 そこまで言ってれいむの体は崩れ落ちた。 その死に顔は後一歩で手が届かなかったような、なんとも悔しいようなじれったいような顔であった。 数週前、突如このゆっくりの群れに発生した体が痒くなる奇病。 始めの頃は痒みも大したことが無く、他のゆっくりに掻いてもらえば治まる程度のものであった。 だが時間が立つにつれ痒みは次第に酷くなってゆき、そして更に悪化がすすむと・・・ 「ポーリポー『グヂィ』ゆ?」 「ゆぎゃあぁぁぁ!!? れいむのきれいなおがおがあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 「どうなっでるのおおぉぉぉぉ!!?」 患部を掻いているとそこが崩れ落ちるゆっくりが出始めたのだ。 そこでこれ以上被害を出さぬため、群れのリーダーはポーリポーリを禁止した。 だが痒みに耐え切れず体を掻き毟る者は後を絶たなかった。 それどころか体が崩れ落ちるに留まらず、ついには命までをも落とす者まで現れた。 また、痒みに負けず己を自制することに成功したゆっくりでも次々と押し寄せる痒みの波に耐えかねて発狂してしまったり、 心は無事でも次第に患部が水気を帯びてきて、まるで川に落ちたようにグジュグジュに爛れたりと散々であった。 中でも特に悲惨だったのがゆっくりありす種だろう。 ありす種の命ともいえるぺにぺにが痒みを帯びたと思うと、ある日急にポロっと落ちてしまうのだ。 最愛のぺにぺにの突然の別離は想像を絶する悲しみらしく、ポロったありすは1晩泣き明かし翌朝脱水により命をおとした。 また、これが引き金で二次災害、恐怖したありす種による大規模な集団レイプが発生した。 どうせ朽ちるなら最後にスッキリしようということか、タガのはずれたアリス達は止まらなかった。 しかし、それすらも叶わぬのか 「ゆうううう!!まりざあああああっあっあっもういぐよおおおおおお!!!」 「やだあああぁぁぁぁぁぁ!!! ずっぎりじだぐな”いいいぃぃぃぃぃ」 「んほおおおおおおお!!!! ずっぎrぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」 病気に侵された体が耐えられず、もう一歩と言うところでぺにぺにがもげてしまうのだ。 寸止めのありすも堪らないが、もっと堪らないのは襲われていたほうである。 「ゆがああぁぁぁぁぁぁ!!! まりざのまむまむがらでてってえええぇぇぇぇぇ!!!」 もげたぺにぺにが、まむまむの中に残ってしまうのだ。 さっきまで無理矢理犯してきた憎い相手の、しかも病気でグジュグジュンのそれが体内に入りっぱなし。 しかも水気が多く癒着してしまい自力で排出できない上、これがある限り他のゆっくりともスッキリ出来ない。 極めつけは、これが原因で本来なら外皮で留まっている痒みがまむまむでも発生し、内側からも病触されていくのだ。 不幸にもこのまりさは死ぬまで逃れられない、耐え難い嫌悪と痒み襲われることになってしまった。 さて、この木の根元に開いた穴 ここには数週前に人間の家に侵入し、臭い思いをしたまりさ一家が住んでいる。 いや、正確にはまりさ一家だったものと言うべきか。いまやこの家の主は 「・・・・・げひょっ・・・・・ゆびょっ・・・・・」 この時折奇妙な声をあげる、腐った巨大饅頭のような物体である。 時折呻きをあげ、鈍く震えているところから恐らく生きているであろうことが伺える。 この群れを襲う病気の正体は、この一家が持ち込んだ水虫菌であった。 以前、油足の男に触れられた際に感染してしまったのだ。男は油足と水虫の二冠王だったのだ。 そして、手足を持たないゆっくりは体を擦り合わせるようにして痒みをとる。 これが災いして群れ中に水虫菌が広まってしまったのだ。 しかし、この一家の現状は水虫による病状とは思えない、一体何があったのだろうか? 数日前 「かゆいよぉ・・・」 「ゆっくりがまんしてね、ぽーりぽーりはゆっくりできなくなるよ!」 リーダーのお達しがあった後、この一家も体を掻くことを我慢しゆっくりと耐えていた。 しかし、幼い子ゆっくりの我慢は限界に達しようとしていた。そんな時 「ゆゆ!いいことおもいついたよ! みんなこっちにゆっくりあつまってね!!」 何かを思いついたのか、親まりさが一家を集め始めたのだ、そうして 「これならかゆかゆにならないよ!ゆっくりできるね!!」 「ゆゆ!おかーしゃんしゅごい! これでゆっきゅりできりゅよ!」 部屋の隅で小さく固まり、互いに痒い部位を押し付けあったのだ。 こうすることにより痒みが抑えられ、また体が崩れ落ちるのを防ぐことが出来る。 こうして一家は久々の熟睡を得ることが出来た。 翌朝 「「「どうなっでる”の”おおおおおおおおおお!!!」」」 巣に響く一家の悲鳴、そこには体の癒着した複数の饅頭が涙を流すと言うトラウマものの光景があった。 何と寝ている間に互いの体から伸びだした菌糸がさながら鎹のようにゆっくり達を繋いでしまったのだ。 動くことも出来ず、また群れのゆっくりにも助けるほどの余裕がある訳もなく、こうして一家は次第に1つになっていった。 そうして今 「・・・・・ぼあ・・・・・ぼお・・・・・べべ・・・・・」 グヂョリグヂョリと粘っこい音を立てる物体に成り下がった。 髪飾りにより辛うじてゆっくりだった名残を感じることが出来ているが、もうしばらくすればこれらも分解されるだろう。 時折この物体は奇妙な音を立てるのだが、それは酷く悲しげなものであった。 「あぁー・・・かいかい」 この時期は蒸れて敵わん、そういって足を掻く男は今日も平和だった。 終われ ※こっから蛇足 「こ、こいつは一体・・・!!」 「おい!! 気をつけろよ、毒があるかもしれんぞ!!」 そう男達が叫ぶのは森の中に生えたとある一本の木の前。 この木の根元に開いた穴、そこで何とも奇妙な物体を発見したのだ。 グチョリグチョリと湿った音を立てるそれは、まるで巨大な粘菌、あるいはスライムと言う風貌をしていた。 森でゆっくりを見ない、何かしら好からぬことを企んでいるのかもしれない。 近頃村ではそんな噂が流れていた。恐らくは杞憂であるだろうが万が一という事もあるやもしれない。 そういう訳で、手の開いている村人達で山狩りを行ったところ、本当にゆっくりが1匹も見つからない。 以前大きな群れが住み着いていたらしいゆっくりスポットを捜索してもである。 これは本当に異変か?そう考えている折りにそれは見つかった。 初めは妖怪の類かと警戒したものの、動くそぶりを見せぬことからそうではないとわかった。 消えたゆっくりと関係があるのだろうか?男達は永遠亭に鑑定を依頼し、やってきた兎達にそれは回収されていった。 後日、加工場から永遠亭と共同開発した「溶かして殺す、ゆっくり粘殺剤!」が発売された。 まじで終われ 作者・ムクドリ( ゚д゚ )の人 今までに書いちゃったの ゆっくりディグダグ ゆっくりディグダグⅡ みかん キャベツ 和三盆 みかん修正版(温州蜜柑) このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/227.html
200X年、幻想郷は餡子の波に包まれ……てはいなかった。 れいむは裂かれ、まりさは叩き潰され、あらゆるゆっくりは絶滅したかに見えた。 ――――だがしかし、ゆっくりは絶滅していなかった! 新世紀救餡主伝説 饅頭の拳 ※以上まであんまり関係無いです。 ゆっくりは労働力として使え得るのか。 多くのお兄さんとおじさんとえーりんが挑戦し、夢破れていったこの命題を解決すべく、 金とヒマを持て余したおじさんこと俺が、尊敬する聖帝様とジャコウ様とスター☆リンを範として 「ゆっくりコルホーズ」を開設したのは確か昨年の春のことだったか。 以来このゆっくりコルホーズ略してゆルホーズでは、数多くの野菜が生産され、 それ以上に無数のゆっくりの屍を積み上げてきたのである。 自由の有難みも知らず、ひびゆっくりと称し堕落した生活を送っている饅頭どもに、労働の素晴らしさを伝えるべく、 ここでは日々早朝から夕方まで、遅いときは夜を徹して徹底的に革命的労働をさせてやるのである。 一年間立派に務めあげたゆっくりには野菜を持たせて森へと帰してやり、そうでないゆっくりはまた一年間畑の世話をする作業を繰り返させてやるのである。 無論後者か途中リタイアしかいないが。 働いている間の賃金は少量の食事と俺からの無償の愛である。愛ならば仕方ないな。 しかしただ働けと言ってこのド饅頭どもが働くはずもない。 酷いときには野菜を食い荒らした後、開き直って、 「ゆゆ! ここはれいむのゆっくりプレイスだよ! ゆっくり出来ないおじさんは出て行ってね!」 などとのたまうありさまである。 このテのを一々口答えするたびに潰していてはキリが無いため、このおゆうぎもロクに出来ない 饅頭どもに、何とか農耕というものを仕込んでやる必要があった。 そこで思いついたのが、「奴隷農耕法」であった。何も一から十まで仕込んでやる必要は無い。 農法を学ぶ自由などこの駄饅頭どもには必要ない。必要な時必要に併せて、やり方を指示し、出来ないのならば仕置きしてやれば良いだけのことである。 そうやって体に直接刻みつけることで、脳?ではなく体?に覚えさせて、日々従順でロボットのような饅頭が作り上げられていくという算段である。 しかし広い農場中のたくさんのゆっくりを、人間が指導管理するというのは如何にも面倒くさい。 労働の省力化という観点からみればマイナスである。 そこで俺はゆっくりのことはゆっくりに任せれば良いという判断を下した。 ここで目を付けたのは、ゆっくりをあっさり殺してしまう、我慢弱いゆっくりれみりゃやゆっくりふらんのような捕食種では無く、 ましてや労働力と同じ種のゆっくりれいむやゆっくりまりさでは無かった。 「ゆゆゆゆゆ……づがれだああああ! ゆっぐりでぎないいいいいい!!」 一匹のゆっくりありすが、地面から生えた雑草を引き抜く仕事を放棄して、ごろんとその場に転がった。 周囲のゆっくり達はその姿を見て何か言いかけるが、すぐに黙々と土に向かい自らの作業に戻った。 起き上ったゆっくりありすは、「ゆっくりしていってね!」と叫ぶが、誰もかまってくれないのを認めると、ぷっくりと膨れ上がって怒り始めた。 「とかい派のありすを無視するなんて、みんないなかものね!」 そう言うと自分の持ち場から離れ、ゆっくりありすはゆっくりまりさの元へと近付いていく。 「まりさー! いっしょにすっきりしよー!!」 「ゆ? ありす。仕事は終わったの?」 「とかい派のありすはこんなやばんな仕事なんてしないのよ! それよりゆっぐりじようよまりざー!」 ありすはまりさへと飛びかかると、自らの頬を押し付けてずりずりと頬ずりを始めた。 「ゆぎゅうぼっ!! やめで! やめでね! お仕事をざぼったら“れんたいせきにん”で ゆっぐりできなんぼおおおおおおお!!!」 「ひがえめなどごろもがわいいよまりざぁああああああああ!!!」 「いやああああああ!! おじおぎはいやあああああああああ!!!」 「はぁはぁ! わだぢがおじおぎじてあげるよまりざあああああああああ!!!」 ありすの頬ずりは勢いを増し、火も付かんばかりである。その様を見ていた他のゆっくり達は、何かに気付いたような素振りをすると、草むしりの仕事を再開した。 無論交尾に熱中するありすとそれに襲われるまりさは気付かないが。 絶頂に達しようとするありすは、まりさに己のリビドーの猛りをぶちまけようと更に体を震わす。 「まりざ! ずっぎりずるよ! わだぢのあいをうげどめでええええ!!!」 「はなじでええ! しごどにもどおっいでえええええええeぷぎゃぁっ!!!」 急に頬の感覚を失ったありすは、目を閉じたまま目の前にいる筈のまりさに叫んだ。 「どぼじでわだぢのあいをうげどめでぐれないのおお!!? ずっぎりざぜでよおお!!!」 しかし答えは無い。いぶかしむありすが目を開けると、そこにはまりさの姿は無かった。 その姿を探して左右を見渡し、そして背後を振り返った。 「ゆゆゆ! まりさ、ここにいたんだねー! いっしょにすっきりしよー!!」 その声に答えるかのように、まりさの体が一瞬浮き上がり振り向いた。 まりさは、割れた額から餡子を垂れ流していた。 「ゆ゛ぅ゛うぅうううう!!? ま、まりざあああああああああ!!??」 「ずっぐぃり、ぢだ、げっがが、これだぼぉ……」 だらだら餡子を流しながら、その場に崩れ落ちるまりさ。 そしてその背後には、まりさをありすの方へと振り向かせたゆっくりが佇んでいた。 その姿を認めたありすは、抑えきれない劣情を発散すべくそのゆっくりへと飛びかかった。 「ゆ、この際だれでもいいからすっきりさせtゆぎゃあっ!!?」 飛びかかったありすは足で踏みつけられ、その顔が地面に押し付けられる。 さきほどちらりと見えた姿から、そのゆっくりの正体がありすにもわかってきた。 青紫色の髪の毛にカチューシャを付け、青い瞳でありすを見下すこのゆっくり種こそ、 ゆっくりさくやであり、しかもメイド服な胴体付きというレアなゆっくりであった。 ありすを踏みつけたまま、さくやはゆっくりにしては「ひんやりー♪」な目を更に冷たく光らせると、ありすに向かって口を開いた。 「おいあなた、仕事はどうしましゅたの?」 「ありすはとかい派だからあんな泥臭い仕事には耐えられないよ! それよりも、いっしょにずっぎりっあびばっ!!?」 ぐに、とありすを踏み付ける足は力を増し、ありすの頭頂部に食い込んでいく。 「もういちどだけチャンスをあげましょう。 あなたのおしごとをいってみろ」 「わ、わだぢはただすっきりじだがっだだけなのにぃいいい!!」 「そう……」 呟くと、さくやはゆっくりと足をありすの頭部から引き抜いた。ありすは許してもらえたのか、と思い、へらへらと笑いながら顔を上げた。 「とかい派のありすをけがしたんだから責任とってもらわないと……ね?」 調子に乗ったありすの顔に、驚愕、そして恐怖の色が浮かぶ。 ゆっくりさくやが右手を高々と掲げて、振り下ろした。 「わたしはサボリ魔がだいきれぇなんだ」 先ほどすっきりしようとしたありすと、そのありすに襲われたまりさ。 更に畑の同じ区域で働いていた、ゆっくりれいむとゆっくりぱちゅりーが、額の傷口から餡子を流すまりさと並ばされ、 さくやが手からぶら下げたありすへの“せいさい”を見せられようとしていた。 ありすは顔中をぼこぼこにされた上、大切な髪飾りを投げ捨てられしまった。 髪の毛を掴まれ持ち上げられているありすは、最早抵抗する気力もなくぶらぶらと揺れている。 「れいむ」 「ゆっ、……はい!」 さくやに声をかけられたれいむは、怯えた表情でさくやに答えた。 「なんでありすとまりさの交尾を止めなかったの?」 「ゆゆ、れいむは真面目に働いていtひでぶっ!」 れいむの言葉が終らないうちにさくやの蹴りが飛び、れいむの顔面に痕を残す。 「だれがおまえのことを聞いたの? どうして止めなかったっていってるの」 「ごめんなざいいい!! ありすにれいぷされそうだったからいやだったんですううう!!!」 「そう」 げし、とれいむを蹴り飛ばすと、次にさくやはぱちゅりーに向き直った。 「あなたは」 「む、むきゅー、ぱちゅりーは体が弱いから何も出来なiぱちゅりりりりーっ!!!」 右頬を張り飛ばされ、体の弱さから中身が偏ったのか、ゆちゅりーはその場に崩れ落ちた。 「石でもなんでもなげて止めなさい。 次まりさ」 しかしまりさは答えを返さず、「ゆ、ゆ、ゆ」と息をするだけである。 さくやが無言で蹴飛ばすと、まりさはぶぴゅると額から餡子を噴き出して、そのまま動かなくなった。 しばらくしてれいむとぱちゅりーが何とか起き上がると、さくやは二人の前にぼこぼこになったありすの顔を突き付けた。 ありすは二人の顔を認めると、ゆっくり何とか口を開いた。 「ゆ、ゆ、ゅ、ゆっくり、たすけ、て、」 「ゆ! ゆっくり仕事も出来ないありすが悪いんだよ!」 「むきゅー! そのままゆっくりしねばいいのよ!」 「どぼじで、ぞんな、ご、ど、いぅのぉ?」 ぐい、と持ち上げられたありすは、髪を引っ張られる痛みに少し呻くが、最早大声を出すことも出来ない。 畑じゅうのゆっくりに見えるように、さくやが高々とありすを吊り上げる。 他のゆっくり達も、なんだなんだとその姿を見ようと近付いてくる。 その姿を見たゆっくり達は悲鳴を上げようとするが、そうすればさくやにお仕置きされることがわかっているので、誰もが口を噤んだままである。 「みなさん! このゆっくりありすはあろうことか仕事中にすっきりしようとするはんかくめいてきな とろつきすとです! これからこのはんどうてきなありすのしょけいをおこないましゅ!!」 「「「「「「ゆゆゆ!!」」」」」」 さくやの言ってることは本人含め誰もわからないが、しかし「しょけい」の意味は何となくわかる。 ゆっくりさくやは、ポケットからプラスチック製の使い捨てナイフを取り出すと、ありすの額に先端を押し付けた。 「さいごに言いたいことはありましゅか?」 「ゆゆゆゅゅゅ、もっと、ゅっくり、ぢだがっだよおおおぉぉぉぉ…………」 「そう、はんせいしていればいかしてあげるつもりだったのにね」 そう言うとさくやはぶすり、と額にナイフを突き刺した。 「ゆぎぃッ!?」 「さぁ、なんぼんめにしぬかなぁ~?」 ざく、ざくとナイフは北斗七星の形をなぞるように、ありすの顔面を蹂躙する。 傷口からカスタードクリームを流すことで、ゆっくりありすの形状が崩れていく。 「もぅ、もうやめでぐだざいっ! ごめんなざいっ!! ごめんなざ、いっ!!!」 余りの痛みにありすは最後の力を振り絞って叫び身を捩るが、何もかもが遅かった。 「しねぇッ!!!」 「ずっぎりいいいいいいいいいうわらばっ!!!!」 ぶぴゅっ、と七つ目の傷から盛大にクリームを噴き出すと、ありすは皮だけになって動かなくなった。 それを投げ捨てると、さくやは居並ぶゆっくりに向かって声をかけた。 「なにをさぼっているのおまえたち!」 「ゆゆ! れーむはさぼってなんかいないよ!」 「ゆ、いそいではたらくよ!」 「れーにんのいってることはわかるーわかるよー」 「ちんぽー!!」 「むきゅー! 」 「くちごたえするまえに働けー! こころをこめて畑のおせわをしろーっ!」 「おぜうさまのために野菜をつくれーっ!!!」 その夕、ゆルホーズのゆっくり達を小屋に追い込んで閉じ込めたゆっくりさくやは、籠一杯の野菜を持って、俺の元まで来た。 「おやさいをおもちしました!」 「よし、そこに置け」 縁側に座っていた俺の隣に野菜を載せた籠が置かれた。 今日収穫されたキュウリとナスを、ゆっくり検分すると一本のキュウリに歯型が残っていた。 「おいさくや、これは何だ?」 「う! それはれいむの歯型です! あとでシメておきますのでどうkえひゃっ!」 「口答えするなタコ」 俺がチョップした頭を押さえ、口から少しわらびもちを吐きながらゆっくりさくやがその場に蹲った。 「どーしよーかなー、これいっぽんでどんだけそんがいがはっせいするのかなー? ……今日はれみりゃ無しね」 「そんなせっしょうな! どぼが、どぼがおぜうさまのおせわをさせてくだざいいいいい!!!」 だらだら目からわらびもちの涙を流しながら、さくやは俺の足にすがりついてくる。うぜぇ。 「あー、わかったわかった。ただし今日はプリンは無しね」 「でも」 「デモもストもあるか。きゅうり一本でどんだけプリンが買えると思ってんだ」 無論きゅうり一本でプリンなんぞ買えんのだが、さくやはそのまま黙ってしまった。 中途半端に頭が良いって損するからヤだねー。 もう日も沈んだ頃に、さくやを連れて家の物置の隣の小屋に行き、そのカギのかかった扉を開けた。 コンクリート打ちっぱなしの、ボロボロの毛布とぬいぐるみの転がった部屋。 その毛布に包まっていたゆっくりれみりゃが、目をこすりながら起き上った。 「うー、おはようだどぉー☆ 」 「はい! おぜうさま! おはようございましゅ!!」 転がるように部屋に入ると、ゆっくりさくやはれみりゃの世話をはじめた。 確認すると、俺は扉を閉じカギを閉めて、家へと戻った。 今日はさくやに冷蔵庫に詰まった、タダで貰った賞味期限切れのプリンを持たせていないから、 れみりゃはすぐに機嫌を損ねるに違いないが、よくもまああんな脳に蛆の沸いたような肉まんの世話を出来るものである。 俺なら「ぷっでぃーん!」とか叫んだ時点で潰してしまうが、これが種のサガってヤツだろうか。 翌日ゆルホーズを覗くと、さくやがいつもより多くゆっくりをいじめていた。 どうやられみりゃの機嫌の損ねるという俺の予想は当たっていたらしい。 「きさまらー! こころをこめてたがやさんかーっ!!」 「ゆっくり働いた結果がこれだよ!」 テーレッテー ゆルホーズから次々に収穫される野菜の数々ぅ! しかし、れみりゃのためと思い働くさくやの知らぬ間にィ! ア! れみりゃの加工所行きと新しいれみりゃ購入が決定していたのだぁ! 次回ィ、饅頭の拳! 「わたしは妹様ふらん! れいむもれみりゃも許さない!」 さくや「お前はもうただの餡子の塊に過ぎん」 ゆっくり書いた結果がこれだよ! ゆっくり十八番~ノンフライ~氏の「ゆっくり咲夜」を見て想像を膨らませた後、北斗談義してたらこんなのが思いついた。 このおじさんはジャコウみたいな卑劣なおじさんですが、どうせゆっくりさくやのゆっくり脳じゃ自分のおぜうさまが一定期間ごとに出荷されて、 その代わり新しい小さいおぜうさまが来ても気づかないので、本饅頭達は割と幸せだと思います。多分。 「汚物は消毒だ~!」とか「君たちは大事な労働力なんだ」とかも使えるね! このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2581.html
※良いゆっくりが出てきます ※実験・観察中は基本解説はしてません ※ストレスでマッハになる可能性があります ※人間はあくまで状況を作り出すことしかしていません 益ゆっくりと害ゆっくり これは人間のものさしではあるが、ゆっくりのなかにも良いゆっくりと悪いゆっくりがいる事は知られている。 しかし良いゆっくりと悪いゆっくりの比率は明らかに悪いゆっくりの方が多い。 そのため多くの独善的なゆっくりにより良いゆっくりは駆逐されてしまうのである。 アリのような集団で行動する動物は基本、7割が真面目に働き3割がサボるという。 しかしこれもまたゆっくりには当てはまらない。全体としてみると真面目ではないゆっくりが多すぎるのだ。 そこで、だ。 人間にとって益なゆっくり、つまり良識あるゆっくり(以降益ゆっくりと称する)を集めて群にしたらどうなるか。 実験してみよう。 1ヶ月位掛かったのだろうか、やっと益ゆっくりを30匹集め終えた。 まずは聡明なドスを探さなければならなかったからだ。 また、そんなドスがいても益ゆっくりはドスの言葉を理解しないゆっくり(以降害ゆっくり)に殺されてしまいやすい。 ともあれやっと集まったのだ、今度こそ実験を開始しよう。 まず殆ど自然の状態だが外敵がいない状況を作り、だんだんと数を増やすやり方で益ゆっくりの群を形成。 次に我侭なゆっくり達に振り回されていた益ゆっくりタイプのドスを引き抜きこの群に送る。 対になる害ゆっくりの群は…そんじょそこらにいるためにあえて作ることもないだろう。 それでは観察してみよう。 「たべものをとりすぎるとむしさんもくささんもはえてこないよ!だからふゆをこせるぶんだけかくほするよ!」 「むきゅ、どすのいうとおりだわ」 「どすのさいはいにまかせるよ!がんばってとってくるね!」 「すっきりしすぎるとゆっくりできないよ!」 「わかったわ!みんなとすっきりしないようにするわね!」 「みょーん」 「あれはにんげんさんのはたけだよ!たねをうえておやさいをそだててるんだよ!」 「あそこにあるおやさいはたべちゃだめなんだね、わかるよー」 「にんげんさんのおてつだいをすればあそこのはっぱさんやむしさんをあつめられるかもしれないね!」 「むきゅ、それもかんがえたほうがいいわね」 本来自然ではありえなかったであろう光景。 ドスがリーダーシップを発揮し、そして全員がソレをサポートする。 どのゆっくりも1匹たりとも不平不満や我侭を言う事無く、群の活動をしていた。 さて、そんな群に1匹、害ゆっくりを入れてみよう。 害ゆっくりが群をかき乱すかどうか、観察だ。 「ゆっくりしていってね!」 「「「ゆっくりしていってね!」」」 「まりさをこのむれにいれてほしいんだぜ!」 「まりさはゆっくりできるゆっくり?」 「もちろんだぜ!」 「れいむはかわいいんだぜ、まりさとすっきりするんだぜ」 「すっきりなんてゆっくりできないことをしようとするまりさはゆっくりできないね!」 「そんなことはないぜ!すっきりはとってもゆっくりできるんだぜ!」 「みんな!このまりさはゆっくりできないよ!」 「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉ」 「こうなったられいむにすてきなおやさいをぷれぜんとしてはーとをげっとするんだぜ!」 「ゆ?まりさもおてつだいにきたの?」 「おてつだい?ばかなの?まりさはここのおやさいさんをわるいにんげんからうばいにきたんだぜ」 「にんげんさんがいっしょうけんめいそだてたやさいをかってにとっていくの?」 「まりさはげすだったんだね!」 「おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!それをにんげんがひとりじめしてるんだよ!」 「まりさはなにもわかってないのね、ばかね」 「わたしたちはここのはたけのもちぬしさんにおねがいしておてつだいをさせてもらってるのよ」 「みんなだまされてるんだぜ!めをさますんだぜ!」 「このまりさはすくいがないわね」 「おなかがすいたんだぜ、ごはんをたくさんとってたべるんだぜ!」 「そこまでよ!」 「みょーん!」 「ぱちゅりーにみょん!?」 「むきゅ、むしさんもくささんもとりすぎちゃだめなのよ」 「どすのめいれいだみょーん」 「もうやだ!こんなむれからはとっととでていくぜ!」 「むれからでるにはどすのきょかがいるわ」 「わかったぜ!さっさとどすにいってこんなゆっくりできないむれからだしてもらうんだぜ!」 「どす!こんなゆっくりできないむれにはいられないんだぜ」 「むれにはいったそのひにむれをでる?まりさはゆっくりできないうえにこんじょうなしだったんだね」 「まりさはゆっくりできるぜ!ここのむれがゆっくりしてないんだぜ」 「このむれはみんなものわかりがいいんだよ、かってなことをしたいだけのゆっくりできないまりさはこっちからねがいだげだよ」 「もういい!どすはゆっくりしね!」 「「「「どすのわるぐちはゆるさないよ!!!」」」」 「なにをするんだぜ!はなすんだぜ!」 「これはせいさいだよ」 「むれをゆっくりさせないようにしたうえ、どすにてきいをもったゆっくりはゆるせないよ」 「みんなのことをかんがえるどすにしねだなんて、みのほどしらずだね」 「いんがおうほうだねー、わかるよー」 「ゆぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 案の定まりさフルボッコ。 今まで見てきたのとは逆の結果になった。 つまり、だ。 ゆっくりはその場の多数派に流れる傾向がある。 同じ数なら押しの強い害ゆっくりが攻勢になるが、これだけ数が揃うと益ゆっくりの勢力が強く主導権を握る。 まさに人から見てもゆっくりできる群であろう。 1対多なら多が有利。それがゆっくりの生態のようだ。 さて、こうなると同じ位の規模の益ゆっくりの群対害ゆっくりの群の勝負を見てみたくなる。 これの準備は簡単だ、近くの群の食料を台無しにすればいい。 人の手と言う事がばれないように、寝ている隙に崩落を装う。 勿論次の朝、群から五月蝿いほどの悲鳴が聞こえてくる。 「ふゆをこすごはんが・・・これじゃゆっくりできないよ」 「しかたないね、ちかくにむれがあるからたべものをわけてもらおうよ」 「れいむのかわいいあかちゃんたちをみればきっとごはんをだしてくれるよ!」 「まりさたちがゆっくりしたほうがちかくのむれもうれしいにきまってるんだぜ!」 害ゆっくり達の群でもドスはドスらしく振舞っているようだ。 空回りしている所が涙を誘う。 ドスは比較的益ゆっくりが多い為仕方ないのだが。 虐待お兄さんを愛でお兄さんにする位のドスもいるらしいが、大抵は害ゆっくりに愛想を尽かすものである。 このドスは何とか持ちこたえているようだが・・・ さぁご対面。 どうなる事だろう? 「ゆっくりしていってね!」 「「「「ゆっくりしていってね!」」」」 「ここのどすにあわせてね!」 「ゆ、どすとそのむれだね、どうしたの?」 「おねがいがあるよ!そうこがくずれてたべものがだめになっちゃったんだよ」 「すこしでいいからたべものをわけてね!」 「・・・ごめんね、ここはほかのむれがゆっくりできるほどのたべものはないよ」 「むきゅ、むれのみんなのぶんでいっぱいいっぱいなのよ」 「それじゃしかたないね・・・」 「まつんだぜどす!このどすはうそをついているんだぜ!」 「なにをいいだすの?まりさたちはうそをついてないよ」 「いーや、このむれはきっとたべものをひとりじめしてまりさたちにたべさせないつもりなんだぜ!」 「へんなことをいうんじゃないよまりs」「そーだそーだ!れいむたちにたべものをださないなんてゆっくりできないゆっくりだよ!」 「まりさまでそんなことをしんj」「こんにゃかわいいれーみゅたちにごはんくれにゃいなんてこきょのどすはばきゃだね!」 「そんなこといったらだめでs」「でぃなーもくれないむれなんてとってもいなかものじゃない」 「くろうしてるんだね、どす」 「もうどうしたらいいの、どす・・・」 「ごはんをくれない、ゆっくりしてないどすはゆっくりしね!」 「そのことば、せんせんふこくとうけとるよ」 「むきゅ、むこうのどすはたたかういしはないみたいだから、どすのかんがえにはんたいなゆっくりのふこくとみるわ」 「なにをごちゃごちゃいってるちーんぽ」 「このむれをうばえるとおもってるんだねー、わかるよー」 「うるさい!ゆっくりしね!」 群同士の争いが遂に始まった。 ここからはゆっくり同士の会話だけでは分かりにくいので解説を入れてみる。 「ゆっくりしね!ゆっくりしね!」 害ゆっくり側はドスに対してしゃにむに突撃を行う。 「みんな、ここはどすはおさえるよ、ぱちゅりーとありすはほかのみんなをつれていどうするんだよ」 「むきゅ、わかったわ」 「とかいはにおまかせ!」 害ゆっくりの群の前にはドスが立ちふさがる。 そして大きく息を吸い込みその体を膨らませた。 「ここからさきはとおさないよ!」 その大きさと、体当たりにもびくともしない姿を見せつける。 「さっさとたおれるんだぜ!」 「あきらめてれいむのかわいいあかちゃんにごはんをたべさせるんだよ!」 「ゆっきゅりさせちぇね!」 大小様々な害ゆっくりがドスに体当たりを続ける。 「あとひといきだよ!」 「もうすこしでゆっくりぷれいすにつくね!」 ドスは全然こたえていないようだが、害ゆっくり達はもうすぐドスを倒せると思い込んでいるらしい。 もう1匹のドスといえば、申し訳なさそうな目でドスを見ていた。 「いまだよ!」 ドスが声を上げる。 「どすにこうげきするわるいゆっくりはゆっくりしね!」 「おうちやごはんをうばおうとするゆっくりできないまりさはいなくなってね!」 左右から洗われる益ゆっくり達。 どんどんと害ゆっくり達のスペースが狭くなっている。 「ふぅーーーー!!!」 害ゆっくりの逃げ場が殆どなくなったところでドスが吸い込んでいた息を大きく吐き出す。 「ゆわ!?」「ゆひゃ!?」 前方のゆっくりは後ろへ吹き飛ばされ、まりさやちぇんなどの帽子を被った害ゆっくりの帽子は飛ばされる。 「までぃざのおぼうじがぁぁぁぁ」 「ぼうしのないへんなゆっくりはゆっくりしね!」 「やめでぇぇぇぇ!!ゆっぐりじぬのばどずでじょぉぉぉぉ」 仲間割れ。 飾りのないゆっくりは相手を認識できない、というものであるが。 「ぼうしがなくなっただけでみぐるしいね!」 「かざりがないだけでゆっくりできないってだれがきめたの?」 益まりさが自分の帽子を益れいむにとってもらう。 「ゆっくりできな―」「なかまにぼうしがなくったってゆっくりできるまりさはまりさよ」 帽子を外したまりさに突撃してきた害れいむを突き飛ばす益ありす。 「ちゃんとあいてのとくちょうをおぼえればぼうしなんてただのかざりよ、そんなこともわからないの?えらいの?」 あれよあれよと害ゆっくりは同士討ちで数を減らす。 逃げ出そうとするものあらば益ゆっくりの囲みで押し戻される。 残ったのはとドスに従おうとした数匹のゆっくりだけである。 「わるいゆっくりにふりまわされてたんだね、どす」 「ありがとう!どすにはかんげきしたよ」 「おなじどすでしょ、しっかりしようね」 「どす!どすにいろいろとおしえてほしいよ!」 ドスがドスに教えを請う。 こんなレアなシーンを撮影できるとは思わなかった。 結局、この残ったドスとゆっくり達は益ゆっくりの群れに入る事になったようだ。 冬場までに2匹のドスの力もあり、何とか残った数匹過ごせる量の餌を集める事ができたらしい。 このまま群が増える事もあるかもしれない、れいぱーありすの集団が来た時の対応も気になる。 引き続き観察を続ける事にしよう。 …ただ、これは教授に提出するいい書けそうだ。 きっと「素敵!」の声が聞けることだろう、今から楽しみだ。 ――とある研究お兄さんの実験メモ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき よくドスの言う事を聞いたばっかりに殺されるゆっくりがいたのでそれをかき集めてみました。 今まで書いたもの 博麗神社にて。 炎のゆっくり ゆっくりを育てたら。 ありす育ての名まりさ 長生きドスの群 メガゆっくり ゆっくり畑 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2003.html
オレ設定に注意 ぺにぺにネタ注意 ぺにぺに饅頭 虐待お兄さんは悩んでいた 昨日はゆっくり虐待、今日もゆっくり虐待、明日もゆっくり虐待 日常=ゆっくり虐待であるお兄さんは最近ゆっくりの虐待がマンネリ化している事に気づいてしまった お兄さんの虐待は中級者程度の代物だ そこまでになると赤ゆっくりであっても拷問染みた虐待を可能とし、人によってはドMのてんこすら虐待できる しかし心の奥から満たされる虐待をお兄さんは望んでいた (もっと…ゆっくりを虐め抜き、苦しめる方法はないか…) そんな考えをしつつも手に持つ子供ゆっくりを生かさず殺さずに虐待できるのは職人芸とも言うべきか ふと、ゆっくり製造マシーンである箱に入ったハゲ饅頭となったまりさとれいむが目に入る (そういえば奴らはぺにぺにを出すよな…) 饅頭であるゆっくりは交尾をする際に「ぺにぺに」と「まむまむ」呼ばれる生殖器を出すことがある 通常の交尾ならばすりすりとして「すっきりー」をすれば子供が生まれる しかしそれは植物型と呼ばれる繁殖であり、胎生型の子供を生むには「ぺにぺに」と「まむまむ」を使う必要がある 無論、快楽を求めてすりすりより「すっきりー」が出来る「ぺにぺに」「まむまむ」で植物型で子供を実らせるケースもある お兄さんは頭で電球が閃いたのか子供ゆっくりを握りつぶすと同時に外に出た 行き先はゆっくりの住まう山 これからの事を想像するとニヤリとするお兄さんは近所の子供に見られ気味悪がれた 山に入るお兄さんの持ち物は背中に背負う程の大きな籠だ 今回の虐待には少々ゆっくりの数が必要になる それも子供や赤ゆっくりではなく、「ぺにぺに」を生やせる成体サイズが欲しい お兄さんは山を登っていくと一匹のゆっくりを見つけた 黒髪に赤いリボンを付けたゆっくり。れいむである れいむは餌を集めているのか口の中にたくさんの食べ物をハムスターのように詰め込んでいる お兄さんは細く笑む 本来ゆっくりは餌となる草や花、虫などを見つけるとその場その場で食べてしまう しかし家族や群れなどのゆっくりは食料を集める習性があるらしい れいむが帰ろうとしてお兄さんはその後を気づかれないように尾行する 餌が体に入って重いのだろうか、なかなか進むまない。30分ほどしただろうか ゆっくりとしていたれいむは群れらしき集落についたのだ (ビンゴッ!家族じゃなくて群れなのがついてるな) もし家族だった場合、成体ゆっくりは最低1匹。最悪れいむしか成体を捕まえる事しか出来なかった 群れならば別だ 数多くの成体、もしくはそれに近いサイズがいるのでお兄さんの目的には十分の数が揃えられるのだ (ひい、ふぅ、みぃ…だいたい20匹ちょいか。あとは小さい奴だな) 成体サイズを確認するとお兄さんは隠れるのをやめて集落に姿を現す ゆっくり達は突然の人間がやってきたのに驚いた 「ゆ!にんげんさんがいるよ!ゆっくりしていってね!」 「おにいさん、ゆっくりできる?できたらゆっくりしようね!!」 「とつべつにゆっくりさせてあげるわ!ありがたくおもいなさい!」 「ゆっきゅりしちぇいってね!」 人間の怖さを知らないのか、それとも好奇心旺盛なのか 叩き潰したい衝動に駆られるもお兄さんは案内してくれたれいむを捕まえると籠に入れる 「ゆゆ!!おにいさんなにしてるの!ゆっくりだしてね!」 「そうだよ!れいむをだしてね!」 「ゆうかいなんだねー、わかるよー」 「おきゃぁちゃーん!」 「ゆっきゅりできにゃいおじちゃんをたおちゅよ!」 騒ぎ始める饅頭達に気にせずお兄さんは黙々と成体サイズのゆっくりを籠に入れられていく 子ゆっくりや赤ゆっくりが無謀にもお兄さんに攻撃しようとするが次々と踏み潰され、死んでいく 人間の干渉の無かったゆっくりプレイスは一人の虐待お兄さんによって壊されたのだ 20匹近いゆっくりを入れた籠はかなり重い 動かれると面倒なお兄さんは籠の中に睡眠スプレーを振掛ける するとさっきまで「ゆっくりだすんだぜ、じじい!」など「はやくだしてね、れいむのおねがいだよ!」だの 騒ぎ立てていたゆっくりはすやすやと夢の国に旅立った 「せーの…おも!?」 成体サイズになるとそれなりの重量になり、それが20匹もあるとさすがに重く感じるお兄さん それでもなんとか山から下りて家に付くとお兄さんはさっそく虐待用の道具を揃える まずはヤゴコロ印のビンに入ったゆっくり専用の媚薬の水を注射器に入れると籠から出して揃えたゆっくりに目を向ける 安らかな寝顔はいい夢を見ているのかとてもゆっくりとした顔をしている 虐待お兄さんは殺意の波動に目覚めながらもそれを押さえ、最初のありすに狙いをつける 「えーと、だいたいこのへんか…」 ありすの顎より少し上の部分を掴むと注射器を掴んだ皮に注入する すると寝ているありすの頬と瞑っている目が潤んできた するとどうだろうか お兄さんの掴んでいた皮はぷるぷると震えだすと少しずつ大きくなってく 上向きに聳え立つのは通常のゆっくりより大きい。人間の親指ほどのあるそれはゆっくりの生殖器である「ぺにぺに」であった 媚薬を直接ぺにぺにの部分に注入することで普通より大きい「ぺにぺに」にさせる事が出来る お兄さんは他のゆっくりにも丁寧に同じを事をしていく 5分もすると19匹のゆっくりが寝たままぺにぺにを露出している状態になった 「さて、次はと」 最後の一匹はお兄さんに「じじい」と発言したまりさ。彼女こそが今回のメインディッシュだ お兄さんはナイフを手に取ると露出されたゆっくりの「ぺにぺに」を根元から丁寧に切り取りだす 睡眠スプレーをしているゆっくり達はそれに気づかない なぜならお兄さんはその巧みの腕を使って痛みの無いように「ぺにぺに」を切り取っているのだ 伊達や酔狂でゆっくり虐待をしているわけではないのだ どうすればより苦しむのか どうすれば痛みを感じさせぬまま改造が出来るか 何年も続く虐待魂はわずか数分という速さでぺにぺにを切り取られたゆっくりの成れの果てしか残らなかった もう彼女は子供を作る事も生む事もできないだろう 「ぺにぺに」と「まむまむ」は二つで一つだ。「ぺにぺに」が使えなくては「まむまむ」も使えず、逆もまた然り しかもすりすりですら子供も作る事すらできなくなったのだ いらなくなった「ぺにぺに」のないゆっくりを窓から思いっきり投げ捨てる 「さあ、本題に移るぜ…」 19本のぺにぺにを皿に入れるとまりさの方に手をかけ始める 小さい円形状の形で皮を切り取るとそこに切り取った「ぺにぺに」を付け、小麦粉と水で補強する こうしないと最悪、ぺにぺにが壊死する危険性があるので念のためである 10分程時間が流れていただろうか 全てのぺにぺにを付け終えたお兄さんの顔はとても満足していた それは一つの芸術を完遂した男の姿であった 「ほら、起きろ」 お兄さんはまりさを叩き、目覚めさせようとする すると眠たそうなまりさはゆっくりと目を開ける 「ゆ!おじさん、ゆっくりしていってなんだぜ!」 どうやらお兄さんが誘拐したのは既に忘れているようである 素晴らしきかな、餡子脳 お兄さんは鏡を取り出すとまりさに突き出す 「ほら、これにまりさが映ってるよ。ゆっくり見てみなよ」 「ゆ?しかたないんだぜ。ゆっくりみるからあとでたべものをもってくるん…だ…ぜ?」 まりさは目を疑った 目の前にいるのは何だ? 体中からぺにぺにを生やした化け物 ゆっくりできない ゆっくりできない化け物だ 「ゆああぁぁぁぁぁぁぁ!おじさん、ここにばけものがいるんだぜ!ゆっくりできないんだぜ!」 「ナニを言ってるんだい。どう見てもまりさじゃないか」 「ちがうんだぜ!まりさはもっときゅーとではんさむなんだぜ!!こんなぺにぺにをいっぱい生やしたのとはちがうんだぜ!!」 まりさは必死に否定する こんなのが自分であるはずがない 体中からぺにぺにを生やしてるなんてゆっくりできない! 「いやいや、もっとゆっくり見てごらん。帽子とかで普通に自分だと判るだろ?お前はまりさだよ、ぺにぺにまりさ(笑)」 「ゆ゛があ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛?!!」 ゆっくりは帽子やリボンなどの飾りで判別する不思議なナマモノだ だからこそ判ってしまった 自分はまりさで、鏡を映るのもまりさで、「ぺにぺに」が生やしているのもまりさだと言う事に 「ゆ゛っぐり゛でき゛な゛い゛ん゛だぜぇ゛!?ま゛り゛ざを゛ばや゛ぐだずげる゛んだぜ!」 「んん?折角かっこよくなっているのにそれを戻すなんてとんでもない!今すぐ山に返してやるから他のゆっくりに自慢しような?」 ノリノリのお兄さんにもはや止める術はない ああ、この感じだ。これがゆっくりをゆっくりさせない虐待なんだ お兄さんは久しぶりに満たされていた まりさのゆっくりできていない狼狽っぷりと滑稽さに笑ってしまう そう、こんなに楽しいから虐待は止められない、止まらない! 「い゛や゛な゛ん゛だぜえ゛ぇ゛!ゆっぐり゛じだい゛ん゛だぜぇ゛!!」 「HAHAHAHA、そんなに喜んでくれて幸いだよ さぁ、山に逝こうか」 ぺにぺにまりさを山に連れて行くとお兄さんはマッハのスピードで置いていく 当然、無駄に「ぺにぺに」を生やしたまりさは十分に動けるはずなく、人間のお兄さんの走りに追いつく事ができない 思いつく限りの罵詈をお兄さんに言うが所詮負け犬の遠吠えに過ぎない とぼとぼと潰された群れのあるゆっくりプレイスに帰ろうとするが… 「ゆ!ゆっくりできないのがいるよ!」 「な゛に゛あ゛れ゛ぇ゛!?ぺにぺにのばけものだぁ!」 「わからないよー!なんなのあれー!」 道中の同属から凄まじい虐めにあってしまった 避けられ、石を投げられ、罵詈を言われる。まりさである事を証明しようとしても嘘吐き呼ばわりされてより虐められる やがて太陽が沈みかけ、ゆっくりは夜が近いからかぺにぺにまりさからすぐに離れる勢いで何処かに行ってしまう ボロボロになるまりさだったが「ぺにぺに」は未だに聳え立っているままである ヤゴコロ印の媚薬はそのまま使えば少量でも病弱なぱちゅりーですらレイパーありすに匹敵する程の性欲を促せる代物だ それを注射器一本丸々を一匹一匹の「ぺにぺに」に使っているため萎えるという文字はないのだ 「ま゛り゛ざあ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!そんなにぺにぺにをはやしてざぞっでる゛の゛ぉお゛ぉぉぉぉ゛!!」 「すっきりしたいのね!ま、まりさじゃなかったらすっきりしないんだからね!」 「そんなにぺにぺにをはやすなんていんらんなのね!たっぷりすっきりしまいしょうね!」 やってきたのはありすの群れ 目が色々と危ないそれは性欲のタガが外れたレイパーありす、ぺにぺにの匂いに嗅ぎついたそれはまりさを見つけ出してしまった 「うほぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!いっぱいたくさんすっきりしましょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 「こんなたくましいのをいっぱいはやすなんてさすがまりさね!ありすのあんこがフットーしそうだよぉぉぉぉぉぉぉ」 「い゛や゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁも゛っどゆ゛っぐりじだい゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」 まりさの叫びは闇の空に響いていく その後に残ったのは萎れた「ぺにぺに」を何十個もある黒ずみ枯れた茎をいくつも生やした饅頭であった (おわり) 今まで書いたもの のうかりんランド①、② このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/484.html
※若干オリあり? ※虐待度はやや低め ※若干罵詈雑言気味 ※読むに堪えない文章は仕様です。 「む、むぎゅう・・・お、おにいさん、せまいよ。ここからぱちゅりーをゆっくりだして・・・」 14個ほど空気穴の開いたボールに放り込まれた閉塞感とが不快なのだろう、自分を外に出すように訴えるゆっちゅりー。 「ダメだよ、君の中には赤ちゃんがいるんだから。外なんかに出てゆっくりゃに襲われたらどうするんだい?」 「そんなの・・・いえでゆっくりしていたらだいじょうぶだよ・・・」 「聞けないね。今だって僕の知らないところで勝手に妊娠したじゃないか」 「む、むきゅう・・・」 短いやり取りだが大体の事情は察していただけたと思う。 俺の飼っているゆっちゅりーが知らない所で勝手に妊娠(ゆっくり風に言うなら「にんっしん」らしいが)したのでお仕置きを兼ねて近所の愛好家が作った妊婦用のマタニティゆっくりボールなる代物に閉じ込めてお仕置きをしている最中だ。 「全く、今までどんなわがままも聞いてあげたし、本だってたくさん買ってあげたし、食べ物で困らせたこともないのに・・・こんな淫乱な売女に育ってしまったなんてね・・・」 そう呟きながら汚らわしいものを見るような目で彼女をねめつける。 すると彼女は勝手に妊娠した後ろめたさからか「むきゅう・・・」などと鳴きながら俯いた。 いけ好かない。本当にいけ好かない。 昨日まではあんなに可愛らしく見えたのに、どうして今はこんなにも鬱陶しく映るのだろうか? 「このまま八意先生のところに連れて行って、子供を堕ろさせてもいいんだぞ?」 「むきゅ・・・!そ、それはダメ・・・。ゆっくり考え直してね?」 「ゆっくりか・・・。ゆっくりが増えたら食費がかさんで俺は今よりゆっくり出来なくなるんだけどねぇ・・・。本当にお前は自分のことしか考えていないな」 「・・・・・・ごめんなさい」 蚊の啼くような声でそう呟いた直後、彼女の頬を涙が伝う。 そんな表情を見るのがつらくて、僕は立ち上がると彼女に背を向けた。 「・・・ふん。まあいいよ。その代わり、勝手に妊娠した責任は取ってもらうぞ」 「せき、にん?」 「ああ、責任だ。作ったものはしょうがない。しょうがないから絶対に無事に産め!」 もっとも、そんなこと全く思っちゃいないけどな。 「・・・むきゅ!ぱちゅりー・・・がんばるよ」 そして、そんなやり取りの後にボールに入った彼女を抱えて寝室へと向かった。 さて、このボールは人間が見れば安全性よりも圧迫によって生じる堕胎のリスクのほうが大きいことは一目瞭然だろう。 それに母体への負担や肉体および精神へのダメージもかなり大きい。というか、どう見ても拷問器具だ。 勿論、俺だってそんなことはわかっている。 ならば何故こんなことをするか?理由は簡単。 虐めたいから。なおかつ子供を産ませたくないから。ただそれだけのことさ。 そりゃ今までは蝶よ花よと育ててきたさ。でも、それは俺好みの淑女にして、いずれ俺の嫁にするために過ぎなかった。 こんなどこかでガキをこさえてくるような淫乱な、一晩いくらの情婦のような腐れビッチは淑女なんかじゃない。 何処の馬の骨とも知れないゆっくりのガキを産ませるのもゴメンだ。 俺の嫁を汚した野郎のガキなんて、潰すのを想像するだけでも虫唾が走る。 しかし、こんなビッチでも今まで育ててきただけに情がある。正直、無理やり堕胎させてこいつに嫌われたくはない。 だからボールを選んだわけさ。人間相手ならこれで嫌われないなんてありえない方法だが、ゆっくり相手なら問題ないだろう。 翌日、目を覚ますとゆっちゅりーは昨日に比べてずいぶんと丸々しているように見えた。 そういえば、このボールを譲ってくれた愛好家はゆっくりに出産は人間より大分早くて、2週間もすれば子供が生まれると言っていたっけ。 同時に、昨日まではわずかながらも体勢を変えるだけの余裕のあったボールには、もはや空間と呼べるものがなくなっていた。 あるとしたらせいぜい口内の空間くらいだが、わずかな隙間もなくなったボールの中では頬や唇も圧迫されるので口を動かすのも一苦労らしい。 とりあえず、その窮屈そうな様子を観察してみる。 さっきも言ったように常時ボールに顔面を押さえつけられた状態のゆっちゅりーにとっては瞬きするのも口を動かすのも一苦労らしく、本当に些細なアクションを起こすたびに痛そうな悲鳴を上げたり、ぜいぜいと息切れしたりする。 妊娠中ゆえのぼってりしたおなかはボールによって膨張を阻まれ異様なしわを形作っている。 ・・・う~ん、見るからに苦しそうだ。そりゃ、内側と外側から圧迫されてるんだから当然だよな。 でも、これも丈夫な赤ちゃんを安全に産むためなんだから仕方がない。がんばれ、ゆっちゅりー! 「さて、ボーっとしていても仕方ないし、朝ごはんを食べるか?」 「う、うん・・・」 返事を聞いてから立ち上がり、寝室を出ようとしたところで彼女がついて来ないことに気付く。 「どうした、ゆっちゅりー?」 「う、うごけないの・・・」 ・・・そりゃそうだ。昨日までならはいずるように動けたが、完全に圧迫され切った状態ではボールの構造上、移動なんて出来るはずがない。 「・・・仕方ないなぁ」 しぶしぶゆっちゅりーのボールを抱きかかえ、居間へと連れて行った。 朝食を作った俺は、彼女が今までのように餌を食べられないことを思い出し、全ての餌をストロー内を通過できるぐらいに細かく潰すことになった。 非常にめんどくさかったが、意外な報酬があった。 「ゆっちゅりー、もう食べないのか?」 「むきゅ・・・くるしくてゆっくりたべれないの・・・」 「苦しい?・・・あ、なるほど」 食事を与えているときに気付いたことなんだが、現在彼女が使える空気穴は口の正面にある一つだけ。 そんな状態でストローで餌を吸い上げたらどうなるかは人間なら誰でもわかることだろう。 要するに、餌を吸うときは呼吸が出来ないのだ。 こいつが非常に面白かった。 とは言え元々食の細いゆっちゅりーだ。苦しみを味わってまでしっかり餌をとろうとは思わないだろう。 しかし、そこは妊娠中。 「しっかり食べないと元気な赤ちゃんが生まれないぞ?」と一言囁いてやれば死にそうな表情で餌をすいあげるってわけさ。 「ゆ、それはダメ・・・ぱちゅりー、しっかりたべるよ・・・」 「頑張れよ。かわい赤ちゃんのためだ」 「んぐっ、んっぐ・・・・・・」 その様子を観察ていると、徐々に顔色が真っ赤になり、やがて・・・ 「むきゅ~・・・」 と、弱々しく鳴きながら、酸欠で気を失った。 「・・・おいおい、大丈夫か?」 と、気遣いながらも、心の中で「もっと苦しむ表情を見てみたい」という暗い衝動が育まれていった。 それは昨日までの自分を裏切ったゆっちゅりーが許せないという感情と決定的に違う。 愛しいから苦しめ、苦しむからいっそう愛しくなるという歪んだ循環。その感情を自覚した瞬間から、俺はもはや引き返すことの出来ない世界へと足を踏み入れることになった。 余談になるが、食べるたびに少し肥え、そのたびに空気穴から餡子が漏れていたので殆ど子供の栄養になっていないような気がするが、真実は子供が生まれるまで分からない。 それから俺はゆっちゅりーが食事の再の不便さやボールの窮屈さに不満を訴えるたびに 「もし、外に出てゆっくりゃに襲われたらどうするの?」 「ちゃんと食べないと赤ちゃんが死んじゃうよ?」 「俺は君に元気な赤ちゃんを産んでほしいだけなんだけどな・・・」 などと、善人面しながら彼女に苦行を促す。 ゆっちゅりーはほかのゆっくりより若干賢いが、1年近くも世話をしてきた俺が虐めて楽しんでいるとは微塵も思わないらしく、そんな言葉を聞かされるたびに 「むきゅう・・・ゆっくりできるボールの中にいる」 「赤ちゃん死ぬのヤダ・・・」 「わがまま言って・・・ごめんなさい」 などなど、腐れビッチらしからぬ実に殊勝で利口な返事を返してくれる。 しかし、そんな遊びも一週間ほどで出来なくなってしまった。 更に膨らんでいったゆっちゅりーは自分の体の圧力によって喋ることすらままならない状態になってしまったのだ。 こうなると何を言っても反応が薄く(反応はしているのだろうが、その反応がこちらには察知できない)、虐め甲斐がない。 もういっそのこと「実はこのボールのせいでお前の赤ちゃんは死んだよ」とカミングアウトしてしまおうか? などと考えていたそのとき、ゆっくりの神は俺におもちゃ・・・じゃなくて、苦楽を共にする相棒を遣わしてくれた。 そいつはゆっちゅりーを妊娠させたゆっくり魔理沙だった。 続く ---あとがき?っぽい何か--- ホスト規制ひぎぃ 何故かゆっくりボールに拘る。何故拘るのかは自分にもわかりません。 透明な箱を用いた四角ゆっくり製造の絵が出たときに、 妊娠ゆっくりを入れたいと書き込む奴がいなくて絶望したので勢いに任せて書いてみたさ。 しかし、文章力のなさが切ない。 むちゃくちゃ頑丈な大型ボールに子ゆっくりを入れて、ゆっくりの里に突撃させるとか、 ゆっくりゃの身長より若干小さめの、内側にところどころとげの付いたボールにゆっくりゃを入れて、座れず、歩けず、寝転がれずの状態で放置して、 一匹で勝手に苦しむゆっくりゃをひたすら観察するとか、 完全密閉型のボールに一本の管をつけたボールにゆっくりをいれて紅魔湖に沈めるとか、 二番煎じ間は否めないなりにもそれなりのバリエーションは思い浮かぶのに文章にすると(ry このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2156.html
※登場する人間達に名前があります。嫌な人は注意。 ※あまりいじめてません。 ※世界観・設定の描写がだるいので斜め読み推奨です。 要するに近代の田舎にゆっくりがいる設定です。 ゆっくりと小学校(前) U市郊外に位置するこの町は多くの山と川に囲まれ、自然を色濃く残している。 都市に近く、閑静な住宅街と綺麗な空気に恵まれた土地は人間にとっても、 数年前から現れだした生物風にいえば「ゆっくりできる」場所であった。 だが、町の開発が進んだ為か、環境問題の影響か 近頃では麓でも大型の鳥獣を見かけることは無くなった。 代わりに山に棲み付いたのが、「ゆっくり」と呼ばれる生物(ナマモノ)である。 「ゆ?」 「ゆっくりしていってね!」 何の前触れも無く全国に現れたこの「ゆっくり」の生態は不可解極まる。 「ゆっくりしていってね!」に代表されるように、ある程度の人語を操る。 出来の悪い生首のような体を持ち、不思議な力で跳ねて移動するが運動能力は低い。 そして、驚くべきことにその体は饅頭で出来ている。 「ゆっくり」が現れて以来、様々な議論が飛び交ってはいるが 殆ど皮と餡子で構成された生物がどうして生きているのか、 そもそもナマモノではなくイキモノとして扱うべきかという問題すら解決していない。 「「ゆっくちしていってね!!!」」 が、普通のの人にとってはそんな難しい話はどうでもよかった。 最初こそ大騒ぎになったがゆっくりが珍しい存在ではないと分かり、 それぞれがそれぞれの付き合い方を見つけていった。 畑を荒らされ踏み潰す者、一緒に遊んだりゆっくりする者、 食料として扱う者、ペットとして飼う者、人には言えない趣味に使う者、 ゆっくりと関わる人向けのビジネスに携わる者など、多種多様である。 「うん、ゆっくりしていってね。やっぱりかわいいなぁ。でもそこにいると・・・」 「えっへん! おねえさんはゆっくりできるひとd ゆっくりは主に自然が豊かな土地に棲む。 都市部はゆっくりにとってあまりにもゆっくりできない場所であった。 ゆっくり出来ない人や鉄の獣が飛び交い、潰されずにいるだけでも精一杯。 おいしい食べ物、きれいな水、ゆっくりできるおうち、どれも手に入らない。 全てが手にはいるゆっくりぷれいすを見つけたゆっくりは燃えるゴミと成り果てた。 自然豊かな土地に棲むというより都市で生き残れなかっただけかもしれない。 「ゆびゅっ!?」 そこに何も無かったかのように少女の目の前を車が通り過ぎて行った。 親れいむがいた所に残されているのは、親ゆっくり1匹分の餡子と皮。 ゆっくりが現れてからは珍しくない光景だ。 後に残されたのは子ゆっくり2匹と、登校中の少女が一人。 ソフトボール大の子れいむと子まりさは目の前の状況に頭が追いついていないようだ。 「「・・・ゆ?」」 「・・・」 いくら郊外とはいえ、道路の上に饅頭がおいてあればこうなる。 「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!! おかあさんがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」 「ゆうううう!!? どお゛ぢでえええええええええ゛え゛え゛え゛!!!!?」 「・・・・・・ごめんね、気づいてあげられなくて」 「ゆっぐ、ゆっぐ」 「ゆうぅうぅ・・・」 落ち着いたようなので、話を聞いてみることにした。 「どうして道路でゆっくりしてたの? 危ないよ?」 「どうろなんてしらないんだぜ! ・・・ゆっくりおやについてきただけなんだぜ・・・」 どうやらこの家族は車道についての知識がなかったらしい。 詳しく聞けば、以前は親まりさとたくさんの姉妹がいたが、 今日までに親れいむ1匹に子ゆっくり2匹の3人家族までに減ってしまったらしい。 あ、もう2匹か。 山でゆっくりできなかった家族が、ゆっくりを求めて降りてきたといった所か。 ゆっくりという生物は人間は元より、同サイズの野生動物と比べても脆弱であり、 子ゆっくり2匹がこの先生きのこるのは絶望的といえた。 「まりさ・・・。これからどうしよう?」 「ゆ・・・。ごはんのとりかたもわからないんだぜ・・・」 状況を察した少女が声を掛ける。彼女には当てがあった。 「ねね」 「「ゆ?」」 「良かったら私たちの学校に住まない? クラスで2匹、ゆっくりを飼う予定なの 君たちが来てくれれば、ちょうどいいんだけどな~」 「かうってなんなのぜ?」 「ゆっくりできる?」 少女が通う学校では命の尊さを学ぶため、学級毎に動物を飼うことが推奨されている。 彼女の学級では担任の愛子先生の強い希望で、近々ゆっくりを飼う事になっていた。 「うーん、毎日いっぱいご飯もらえて、みんなにかわいがってもらえると思うよー」 「「ゆゆ!!」」 途端に目を輝かせる子ゆっくり達。 明日からどうやってエサを確保すればいいのかも分からないゆっくりにとって、 これ以上ないほどゆっくり出来る条件に思えた。となれば乗らない手は無い。 「「ゆっくりつれていってね!!」」 「うん、任せて」 この子たちだけはゆっくりさせてあげよう。 そう思って少女は子ゆっくり達を力いっぱい抱きかかえた。 あの車のような理不尽な暴力から守ってあげる、と言わんばかりにきつく・・・。 「・・・!」 「・・・!」 「・・・・・・!!」 「・・・・・・!!」 「愛子先生なんていうかな~?」 「愛で子先生っ!おはようございますー!」 「おはよう。早いわね梨香さん。でも、メデコじゃなくてアイコ先生って呼びなさい」 「えー、でもその方が愛で派っぽくて先生らしいですよ~」 「・・・・・・出目金みたいでかわいくないじゃない(ボソ)」 「? なにかいいました?」 「なんでもないわ。ところで、さっきから抱えてるのって・・・」 「あ、はい! 実は・・・ってわあ!青くなってる!?」 慌ててホールドを解く少女。 「お゛ね゛え゛ざん゛の゛ゆ゛っぐり゛ごろじい゛い゛い゛ぃぃぃ!!!!」 「どぼじでごんなごどじだの゛お゛お゛お゛お゛!!?」 「ゆ゛っぐり゛あ゛や゛ま゛っでね゛ええ゛え゛え゛え゛!!!?」 「ご、ごめん、ごめんね? わざとじゃないの、ごめんなさいっ」 理不尽な暴力から開放されたゆっくりは梨香に罵詈雑言を浴びせ 少女・・・梨香はひたすら謝った。 「なるほど、それで拾ってきたのね」 「はい、ちょうど2匹ですし、他に家族もいないみたいで・・・」 「分かった。そういう事情なら野良ゆっくりを捕まえるより良いわよね」 「ありがとうございます!」 「じゃ、予定通りとりあえずはウサギ小屋に連れて行きましょう」 「あれ? 教室には連れて行かないんですか?」 「教室でおうち宣言されると困るからね。ウサギ小屋じゃ満足出来なくなるわ」 「なるほど。さすが元ブリーダーですね!」 これからのゆっくりライフに思いを馳せる2匹は、 頭上の会話などこれっぽっちも耳に入っていなかった。 「はい、ここが今日からあなたたちのおうちでーす」 「ゆー! ひろいね! ゆっくりできそう!」 「ゆゆ! わらさんがいっぱいあるよ!」 「まだ夜は寒いから寝るときはそれを使ってね。水のみ場はこっち」 「「ゆっくりりかいしたよ!!」」 「気に入ってくれたみたいね」 「ええ、よかったです」 「ゆっ? ごはんがないよ? ごはんがないとゆっくりできないよ!」 「おねえさん! まりさたちにごはんをもってくるんだぜ!!」 「後で係りになった子が持ってきてくれるから、その時にね」 「「ゆぐぐ・・・ゆっくりりかいしたよ!」」 「じゃあ、それまで3人で仲良くね!」 そう言って教師と生徒は去って行った。 「ゆゆ? さん? れいむたちはふたりだよ? おねえさんばかなの?」 「れいむ! おねえさんはいのちのおんじんなんだぜ! ばかなんていうなだぜ!」 「ゆゆっ! れいむがわるかったよ!」 「わかればいいんだぜ! れいむはゆっくりした子なんだぜ! すーりすーり♪」 「ゆゆー♪ おかあさんのぶんまでゆっくりしようねぇ! すりすりー♪」 すりすりする2匹の背後で、藁の山が、音を立てた。 「・・・そういうわけで、今日予定していたゆっくり取りは中止して、・・・」 子ゆっくりが最初に会った人間が梨香だったことは、幸運だった。 この町に限らず、山間の町村では愛で派の人間は少ない。 特に農家の人間には嫌われている。 現在でこそそれなりに対策されているが、 かつては田畑や「おうち宣言」の被害が数多くあった。 もしゆっくりが出会ったのがその被害者であったなら、最悪潰されていたかもしれない。 「梨香も物好きね~。わざわざゆっくりを拾ってくるなんて」 「久美ちゃんはゆっくり嫌いだっけ?」 「別に嫌いじゃないけど・・・。轢かれたのが猫とかじゃなくて良かったわ」 今月のゆっくり飼育係は、先生の話を聞いていなかった2名に決まった。 がさがさっ 「「ゆ!」」 「・・・」 白い体に赤い目を持った生き物が、こちらを見つめていた。 「ゆゆ? どこから入ってきたの!?」 「ここはれいむとまりさのおうちだよ!!」 「ゆっくりでていってね!」 「でていってね!!」 白い生き物-この小屋の先住民であるウサギは、だまってゆっくりを観察していた。 ひくひくひくひく 「きいてるの!! ゆっく・・・ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛!?」 「どうしたのまりさ! ・・・ゆああああああ゛あ゛あ゛!?」 ウサギの鼻は結構高速で動く。 ゆっくりからしてみれば、とてもゆっくりしていない。 直視に耐えられる光景ではなかった。 ひくひくひくひくひくひく... 「ゆっくりしてね! ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりやめていってね!! もっとゆっくりうごいてね!!」 ヒクヒクヒクヒクヒクヒクヒクヒクヒク... 「「どぼじてゆ゛っぐりじでぐれない゛の゛お゛お゛お゛お゛!?」」 ウサギにゆっくりの言葉が通じるはずもない。 目を逸らせば良さそうなものだが、全く気づいていないようだった。 「ゆっくりー、どうしたの?」 「ゆっくりしてないなー」 心配そうにウサギ小屋を覗き込む少女と、どうでもいいと言わんばかりの態度の少女。 「お゛ね゛え゛ざん゛ん゛ん゛!! どういうごとな゛の゛おおおお!?」 「しろいのがいでゆっくりできないよお゛お゛お゛お゛!!!」 「ここからだして!! おうちかえる!!」 「あれ、言ってなかったっけ。ゆっくりを飼える大きい部屋がここしかないの」 ここから出ても生きていけないことを知っている少女達はゆっくりをなだめる。 「落ち着いて、ウサギさんは怖くないよ」 「ほら、エサ持ってきたよ」 「ゆ! やさいさんだ!!」 嘘泣きをしている子供よりも切り替えが早い。 「すごくゆっくりできるたべものだよー!!」 どうやら野菜の味を知っているらしい。 他の家族が全滅した理由と関係があるのだろうか。 「はい、どうぞ」 金網越しに、小屋の中へ細長く切った野菜を差し入れられる。 「ゆー! ゆっくりたべりゅぶっ!?」 「れいぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!?」 野菜の前で待機していたれいむを踏み台に、ウサギが野菜にかじりついた。 「あ、ウサギさんにたべられちゃった」 「どおしでごんなことする゛の゛おおおおお!?」 「いや、もともとウサギのえさだし。喧嘩すんなよ」 「ごめんね、でも大丈夫。いっぱいもってきたから」 「ゆぐぐ・・・。おねえさん! つぎはまりさたちにちょうだいね!!」 「ゆ゛・・・はやくおりてええぇえ゛ぇ!」 「うさぎさんはあっちいってね!!」 「まりさのごはんとらないでね!! とらねいでねえええ!?」 「ゆぎゃ!!」 「いつまでたべてるの゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 それから、何度えさを差し入れても、全てウサギが食べてしまうのであった。 「えさ、なくなったね」 「うー、こんなはずじゃなかったんだけどな。ごめんね?」 「ゆっぐりでぎな゛い゛い゛い゛い゛い゛!!」 「たべさせてよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」 「次から小屋の中で直接あげよっか」 「そうする・・・」 元ブリーダーの先生がいれば、もっとうまく面倒を見ることが出来る。 しかし、これは生徒達が命の尊さを学ぶ為に与えられた機会。 生徒達が試行錯誤し、自ら成長することこそが重要で 結果的に生き物が死んでしまったとしても、有意義な経験になる。 そのため、愛子先生を含めた職員達は、基本的に手を出さないことになっているのだ。 「じゃあ、また放課後に来るね」 「ゆ゛!? おいでがないでね゛え゛え゛え゛え゛!?」 「ほんとにうるさいなー。あんなののどこが好きなの?」 「まだごはんたべでないよお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!?」 「んーとねー・・・」 「「ゆ゛っぐりざせでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!!」」 2匹の叫びを聞くものは同居人のウサギだけだった。 つづく このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/559.html
「ゆぅぅぅぅう!ゆっくりさむくなってきたよ!」 ゆっくりまりさはブルルっと震え上がり、冬の到来を肌で感じていた。 そこへポヨンポヨンと饅頭が跳ねる音が近づいてきた。 「「「「まっ!まりさーっ!ゆっくりしていってね!!!」」」」 ゆっくりありすが4匹まりさの元へやってきた。 「あ!ありすたち、ゆっくりしていってね!!!」 このありすたちとは普段から仲良くしているためいつものように挨拶を返した。 それからしばらく、寒くなったねーとか冬の準備はどうとか他愛もない話をしていた。 すると1匹のありすがある提案をしてきた。 「ねーみんな!おしくらまんじゅうしない!?」 他のありすは皆いいねいいねと賛成をした。 「ゆ?それおいしいの?」 とまりさはおしくらまんじゅうが何なのか分かっていないようだ。 「おしくらまんじゅうってゆうのはね、歌いながら体をおしあって温めあうんだよ!」 「とかいでは今一番はやってるんだよ!」 などとありすたちは少々自慢げに説明をした。 「あったかくなったらゆっくりできるね!」 じゃあ決まりだと言うことでありすたちはまりさを囲むように、 顔、両頬、後ろ、とそれぞれの位置についた。 「いまからおてほんを見せるからね!」 その声を合図にありすたちは一斉にまりさに体をぶつけ始めた。 「「「「おっしくらまんじゅう♪おっされてなっくな~♪」」」」 ボヨンボヨンと饅頭同士が当たる音とありすの歌声があたりに響く。 「ゆ゛べぇぇぇ!!ぐるじいよ゛ぉぉぉお゛!!!」 ノリノリのありすとは逆にまりさは必死だった。ありすたちは優しく押してくれる ものの、これではただのいじめにしか思えなかった。 「まりさも負けないようにおしかえせばいいんだよ!!」 「そっか!ゆっくりおしかえすよ!!」 ありすのアドバイスを聞き、いままで抵抗しなかったまりさもその体を動かし始めた。 「ゆゆゆっ!ゆっくりあったまってきたよ!!!」 しばらく押し合うとずいぶんと体が温まってきて地面は汗で大分濡れてきたようだ。 ありすもはぁはぁと息が荒くなっている。 「そろそろやめてこうたいだよ!まりさも外からおしたいよ!!」 真ん中はやはり疲れるようだ。それに外から押しているほうが面白いとまりさは思ったのだろう。 しかしまりさの呼びかけにもありすは体の動きを止めない。 それどころがさらに動きが早くなっている。 「まりさぁ~!もっとゆっくりしていってね!!!」 「まりざ!がわいいよぉおおお!!」 どうやら押し合っている間に別の感情が働いたみたいだ。 「やべでぇぇぇぇぇ!!!!もうじゅうぶんだよ゛ぉ゛ぉ゛ぉぉぉ!!!」 まりさもそのことを察し、抵抗をするがなにしろ4匹相手では分が悪い。 「もうまりさったら!んんんんんんんんぷはっ!」 「まりざもほんとはすっきりしたいんでしょ!ね!」 まりさが抵抗し始めてからは4匹はあからさまに交尾の体勢に入った。 「だれ゛がー!!だれ゛がだずげでぇ゛ぇ゛ぇ゛え゛え゛え゛え゛!!!!」 体を擦り合わせ、舌でなめ回し、のしかかり振動を与える。 すりすりすりすりすりすりすり・・・ ぺろぺろぺろぺろべろべろべろれろんれろん・・・ 「まりさぁ~そろそろいぐよ!!!」 「わたじだちのごどもうんでねぇ!!!」 「「まりさもすっきりしていってね!!!」」 「「「「んほおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」 「い゛や゛だぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!すっぎりしちゃだめ゛ぇえ゛え゛え゛え゛え゛!!!!!」 まりさの絶叫とともにありすたちの動きが止まった。 「「「「すっきりー!!!!」」」」 しばらくするとまりさの頭からにょきにょきと4本の蔓が伸びてきた。 そしてたくさんの赤ちゃんゆっくりがゆっくりと形作られていく。 「ゆ゛ぐっ・・・っ!ゆ゛ぐっ・・・っ!」 まりさは歯を食いしばって白目を剥き必死に痛みを堪えている。 赤ちゃんが成長するのを見る一方でありすたちは賢者タイムに入り冷静な思考を取り戻していた。 (う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!あたたまったけっかがこれだよ!!) (ああ、冬前にこどもをつくってしまうなんて・・・!) (うわぁ・・・、うれしくなるとついやっちゃうんだよねぇ・・・) (ま゛り゛ざがじんじゃうよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!) まりさを囲みしばし立ち尽くしていたありすであったが、ついに1匹が口を開く。 「べっ、べつにまりさとの子どもがほしかったわけじゃないんだからねっ! どうせいらない子だから冬の蓄えにしてあげてもいいんだからねっ!?」 そう言い放つとまだ成長しきっていない蔓の根元に食いつき、蔓をまりさから引っこ抜いた。 「ゆ゛ゆ゛!!」 「ゆ゛っぐり゛ざぜでよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!」 「ゆ゛っぐっ!ゆ゛っぐっ!」 蔓からの栄養の供給が断ち切られた赤ちゃんは悲鳴とともにすぐに力尽きた。 それを見ていた他のありすも次々に蔓を抜いていった。 「どうじでぞんなごどずるの゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!??」 まりさも意識が朦朧とする中、叫んでありすを止めようとするがその思いは届かない。 「「「「とかいはのありすに食べられるんだからゆっくりかんしゃしてね!」」」」 4匹のありすたちはそう言い残しまりさに背を向けた。 「ま゛っでえ゛え゛え゛!!ま゛っでよ゛あり゛ずう゛う゛う゛う!!!!」 木枯らしが吹き、陽も傾いてきた。 体力を失って動けないまりさを残し、ありすたちは赤ちゃんを咥えて自分の巣のほうへぴょんぴょんと 跳ねて帰っていきましたとさ。 めでたしめでたし どう見てもイライラEndです本当にありがとうございました。 このSSに感想を付ける