約 805,748 件
https://w.atwiki.jp/nighthorizon2/pages/43.html
繰り返す昏闇 〔基本の声はフランシスカ〕 其処は、古びた洋館、一人の女性が支配する世界 銀色の輪(Silbern) 〔ここからシュテラ〕 古びれた暗い洋館はひっそり世の中を嫌うように佇んでいる。 (他の世界を拒むように) その中心に座っているのは黒い薄布(Schleier(シュライアー)を纏った女性。 (全ての世界の中心の瞳) 「ようこそ、5色の輪の中心へ… 私はしがない占い師(Franzisca=Erheid(フランシスカ=エアハイト)、 輪 (Schicksals)を見つめる一介の占い師とでも言っておきましょう。 さぁ、旅人よ、まずは全ての歴史を私の言う通りにお巡りなさい…。 それが最初の願いで、ハジマリの歌(Lied)になるでしょう」(フランシスカ) 〔ここから合唱/語りじゃなくて歌に乗せてくれると嬉しい〕 廻り始めた 運命の輪 (Rad des Schicksals(ラート デス シックザール) 空から観つめる 星 (Stern(シュテルン) 黒い薔薇と謳われた 皇帝 (Kaiser(カイザー) 当ても無く伸びてゆく 塔 (Turm(トゥルム) 衝動のままに歩む 愚者 (Narr(ナル) 全ての破壊を目指す 戦車 (Wagen(ヴァーゲン) 選択を間違えた 教皇 (Hierophant(ヒエロファント) 空にぽっかりと浮かぶ 月 (Mond(モーント) 無罪の内に殺された 吊られた男 (Gehangte(ゲハングート) 静かに哂った 悪魔 (Teufel(トイフェル) 教会の勧めた 節制 (Masigkeit(メースィヒケイト) 悲しみに暮れた 恋人 (Liebenden(リーベンダン) 誰も寄せ付けない 力 (Kraft(クラフト) 燦然と煌めく 太陽 (Sonne(ゾネ) 怨みという名の 正義 (Gerechtigkeit(ゲレヒティヒカイト) 救済の手を差し伸べた 女教皇 (Hohepriesterin(ヘーレプリエステリン) 派手に装った 死神 (Tod(トート) 神に背き続ける 魔術師 (Magier(マギー) 誰もが敬った 女帝 (Herrscherin(ヘルシェリン) 小さな舞台の名は 世界 (Welt(ヴェルト) 下された神の 審判 (Gericht(ゲリヒト) そして、全てを見つめる 隠者 (Eremit(エアミット) 22の歴史(Historie(ヒストリエ)は造られながらも廻ってゆく。 ただ新たな歴史(Historie)を描くために廻る―――。 〔ここからフランシスカ〕 これが 輪 (Schicksals)の示す道筋… 繰り返し続ける昏闇は、誰に咎められる事も無く、誰に気付かれる事も無く、ただ無意味という意義だけで廻る――― 強いて言うなら其処は、光を目指す拠点としての闇、光に疲れた者達の安寧の場所として (フェード、Roman一曲目の雰囲気) 「さぁ、ここから踏み出すのです。 心配は要りません、どうせ歴史は幾度でも繰り返し、いつかここに戻ってくるのですから。」(Franzisca)フランシスカ) 「嗚呼、目を覚ますんだFranzisca…」(アルベルト) その世界の意味は、耐えながらも歩み続けること
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1342.html
第3章 ③ 「腹… 減ったぁ…」 教室の後片付けを終えたスクアーロは心底疲れていた。 まともな食事もせずに、重労働をやってのけたのだ。 散らばった石くれを集めるまでは良かったのだが……。 教室から外へ、石くれを捨てに行くまでが大変だった。 デカイ作業用一輪車一杯のそれは――― (『1ポルポ』ぐらいあったんじゃないかな?) *『1ポルポ』=ポルポ一人分の重さ。JOJO単位。(勿論、非公式) ……とにかく重かった。 「つ か れ た ー」 やっとの事で辿り着いた厨房の入り口。 しばしの休息を得るため、その場に座り込む。 厨房では絶え間なく、調理や配膳作業などの音と料理人とメイドたちの声が聞こえる。 どうやら、一番忙しい時間は過ぎたようだ。 笑い声が時折混じる。 この時間帯なら、オレの話も聞いてくれるだろう。 良し行くか! ……立てない。 かなり足腰にキテるようだ。 肉体”労働”は久しぶりだからなー…。 壁を背に、胡坐(あぐら)のような形で座っている男に、メイドの一人が駆け寄る。 「いかがなされました? 大丈夫ですか?」 今朝わざわざ自分に話しかけてくれたメイドがいた。 黒髪の女の子。 顔を覗こうと、屈む仕草がなんとも…… ”ベネ”! 「……カワイイ黒髪の天使が助けに来てくれるのを待ってました…」 「? 黒髪の天使…… 黒髪… あ!」 初めは意味が分からなかったようだ。 自分の髪を弄ってみて、自分が天使と呼ばれている事に気付くメイド。 「そそ、そんな! 私がですか!?」 やたらと大げさな反応を示す。 急に落ち着きを無くし、そわそわしだす。 まるで千手観音の如く、手を動かし始めた。 「わ、私がカワイイッ!?」 髪を撫でたり、整えたり。 辺りをキョロキョロと見たり。 「ちゃんとした(?)男の人から言われるなんてッ!!」 メイド服を握ったり、離したり。 黒い瞳をパチパチと、閉じたり開いたり。 「くぁwせdrftgyふじこ……!」 …とにかく忙(せわ)しなく動かしている。 顔も真っ赤だ。 相当テンパッているらしい。 「……(初心だねぇ~)」 いつもならば、この機を逃さず畳み掛けるのだが、今は食欲を満たしたい。 ……命に係わる。 「あの… 話いいかな?」 「ハイ? あ! ご、ごめんなさい! 私、カワイイなんて言われたこと無くて! つい、浮かれてしまって…」 「周りのヤツ等に見る目が無いのさ… ……ところで、何か食べるものない?」 「? ……使い魔さん、お腹すいてるんですか?」 「”buono”! ”buono”ッ! ”buono”ッッ!!」 buono(伊:おいしい) 「賄い料理で申し訳ありませんが…」 「いや、十分美味いよ!」 こっちに来て以来、初めての”料理”である。 味付けは元の世界となんら変わりなく、そして美味しく感じられた。 (本当に良かったぜ… 不味い食事は、身体にも精神にも良くないからな~) 味わいながらも、勢い良く食べてゆくスクアーロ。 鮫、まっしぐら! (食欲的な意味で) シエスタは、ニコニコしながらそんなスクアーロを見ている。 ちょっと離れた所に、2~3人のメイドがちらちらとこちらを見ている。 今朝、鮫が『ご挨拶』をしたメイド(の一部)の娘達だった。 『シエスタったら、何時の間に… 恐ろしい子!』 …と言ったとか言わないとか。 「お口に合って、良かったです! スクアーロさんが宜しければ、いつでもどうぞ♪」 「”グラッツェ”! シエスタさん!」 それを聞いていた他のメイドや料理人たちは、(おいおい…)と内心思っていたが、シエスタは気にしない。 「構いませんよ? それと私のことは”シエスタ”と呼んで下さい」 「そうかい? じゃあオレのこともスクアーロで構わないよ?」 「それはできません! 恐れ多くも貴族の使い魔さんを呼び捨てになんてできません!」 「おいおい… オレは貴族でも何でもないぜ?」 「でも… ミス・ヴァリエールの使い魔さんなんでしょう? スクアーロさんは。」 「そうだけど…(やっぱり、階級意識は相当ツエーな?…)」 「だから呼び捨てなんて… 大体、今こうしていること自体が大変なんですよ?」 「食事をしているだけじゃないか。 そこまで”貴族”が怖いのかい?」 「怖いというか… 逆らえませんよ… 平民は。 貴族には到底敵わないですから……」 「……(こりゃあ、階級意識ってレベルじゃないな…)」 なんらかの”理由”がありそうだが…… 「で、でもスクアーロさんのこと、怖いとか近づきにくいとか思ってません! とても優しい感じで… それに… カ、カワイイって褒めてくれたし!」 さっきのことを思い出し、頬を染めながらも、はっきりと主張してくるシエスタ。 (…こりゃあ、意外と”押し”の強い子かも知れないな… 覚えておこう…) 「え、え~と… その… あ! 御代わりいかがですか!? まだ沢山ありますから!」 その一言で、ギロリと音が聞こえてきそうなほど、スクアーロに視線が集中した。 今厨房にいる者(朝『ご挨拶』したメイド以外)からの、牽制であった。 「…それはありがとう。 …でも、十分堪能したよ。とても美味かった。 本当に助かったよ」 食欲が満たされたのも確かだが、他の厨房関係者の視線が痛い。 ここ(厨房)では、できるだけ味方を沢山作りたい。 きっと、飯抜きはこの後何度も訪れるであろう……。 実際、一週間は飯抜きなのだから。 「い、いえ、こちらこそ大したお構いもできなくて…。 何か御用がありましたら、気軽におっしゃって下さいね? …私……スクアーロさんの『お願い』なら、特別張り切っちゃいますから!」 「”グラッツェ”! …そうだな。 じゃ、早速『お願い』を…」 「ハイッ! 何でしょうか!?」 「俺とお茶しない?」 その頃、食堂内では――― ルイズ「”誘っとる場合かーッ”!!」 男子C「わッッ! ……急に何を言い出すんだ!? ルイズ!」 ルイズ「え? …な、何故か叫ばずにはいられなかったのよ…」 男子C、D「「?」」 ルイズ「何か良からぬ出来事が繰り広げらているカンジ… 女の勘ってやつね!」 男子D「?? とうとう壊れたか… ゼロのルイズ……」 男子Dが”ゼロ”を口にした時、すでに詠唱は終わっていた……。 ……男子Dは風になった……。 死んではいないよ? 風になっただけだよ? 千のかz(ゲフン ゲフン ルイズ「”侮辱”には! ”報い”をッ! 」 W R Y Y Y Y Y Y ! ……”優しい”ルイズは何処へ――― ――数分後、そこには元気に走り回る男子Dの姿が! 男子D「もうルイズに”ゼロ”なんて言わないよ……」 「The Story of the "Clash and Zero"」 第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ③ 終了 To Be Continued ==
https://w.atwiki.jp/mizuno_takahumi/pages/35.html
そして荒らしは何度も繰り返す(水野脳の特徴)( - / - ) 思い通りの結果が得られないと、何度もくり返すのが荒らしの特徴 それを人呼んで 水野脳 と称する。 以下はミナコイ荒らし犯(カーボニウム・れみ・りふぁら=水野貴文)キャラ と チャットワールド荒らし犯(DeathRow水野貴文)の 共通点を考察する。 >デスロウ幹部役員「ばぁばばぁば氏」詳細はこちら この顔と声にピンと来たらご用心!!(未成年女子狙いのネット犯罪者です) 共通点(ミナコイ荒らし と チャットワールド荒らし) 他人様の人気チャットサイトをさも自分が管理してます!と振る舞うような人って なんでみんなこう言うもの作りたがるのだろうな? これでミナコイ人物相関図まで作りだしそうなら完全に同一人として認識していいかと。 ※左:チャットワールド人物リスト(DeathRow謹製) 右:ミナコイ参加者リスト(ミナコイ荒らし カーボニウムれみ謹製) Jihad時代に作成したチャットワールド人物リスト(俺が管理者だ風味) 2015年09月17日版 トップが 便蛇民=Makaveli https //archive.fo/ylEco 人物リスト 2015年12月14日版 トップが便蛇民からMadnessに入れ替わる https //archive.fo/CdzaO 人物リスト 2016年01月02日版 写真が追加される https //archive.fo/eFyMQ 人物リスト(チャットワールドの癌一覧) ※詳しい考察はこちらのページ(下の方)> 自演バレの証拠 カーボニウム(れみ)水野がミナコイ非公式wikiで作成した人物リスト(私も管理者だ風味 ネカマ) 2018年11月22日版(153人分 ミナコイ運営&利用者本人の許可無しに掲載) https //archive.fo/74Y9c ( 1-20) https //archive.fo/bcYbh (21-40) https //archive.fo/o4ioE (41-60) https //archive.fo/G6gEN (61-80) https //archive.fo/9Rz6e (81-100) https //archive.fo/cZy8j (101-120) https //archive.fo/tYSnL (121-140) https //archive.fo/BhvsC (141-153) ツールを用いたミナコイチャット公式全10ルーム(一部フリールーム含む)の全ログ記録行為(違反&犯罪行為) ちなみに、上記人物リストはたった1日前(2018/11/21)は26人分しか登録がなかった。 普通に考えても雑談ルームしか参加しない人間が、他の部屋の利用者を150人チェック&記録できるはずもなく、 これはもはや、自動的に何らかのツールで採取してる証拠になっちゃってますけどね? ましてや、自分勝手な大体の特徴(プロフィール)まで1個人が把握主張するのはどういうことでしょう。 これはもはや、プライバシーの侵害、ただの嫌がらせじゃないですか?チャトワの時と同じ事やってんじゃないよ水野くん。 https //archive.fo/xY8sH ( 1-20) https //archive.fo/z4st5 (21-26) scr.png しかも、ミナコイには無許可で特定利用者のチャットログの記録公開までやってるとは・・・・→ https //archive.fo/NGe1r https //archive.fo/B0rwc (2019/02/28現在) 普通に気持ち悪いんですけど・・・・ ITに詳しい女子(万年18歳)なぞ居ない https //archive.fo/85SGN 1、下記のコードをコピーする 2、どこでもいいので適当にお気に入りに登録する 3、そのお気に入りの編集画面に入って、「URL」をすべて消してコピーしたコードを貼りつける 4、URLの最初に「JavaScript 」と入力する(大文字小文字はおそらく適当でもいける) 5、「名前」を適当につける(ここではkickBITにしたこととする) コード 一応10秒間隔になっています。もっと短くしたいならsetIntervalのところ触ってください。 明確なミナコイ利用上の違反行為になってませんか?これって・・・ ミナコイチャット利用規程 ※予測できないサーバー負荷が発生する恐れがあるため、通常のブラウザ利用とは異なるアクセスを繰り返すような個人によるツールアクセスのご利用は禁止とさせて頂きます。 ミナコイ運営からツッコミあったのかダンソードマッソの記事も消して、 荒らしツール満載だった炭素的暴走生活(http //115.hp2.jp/ https //archive.fo/huUzh 11/21現在非表示)も隠してw これってDeathRowと行動パターンまったく同じなんじゃないのでしょうかねぇ? ちがいます?w ていうかw どこまでBITこわがってんねんww ミナコイのふつうの利用者に聞いてみな? だぁれもBITなんて知らないし、BITで利用した記録もないんじゃないの? 自分でもそう認識してるくせにwwww おかしな人だぁねぇ? ※未確認利用者なのに 重要! とか冠ついて面白いねwww https //archive.fo/HOq72 ※重要 この名前で入室しているところは今のところ見たことありません。 ただし他のチャット民がこう呼ぶことが多いのでこの名前で掲載します。 BITハンドルでミナコイ利用がないのに「他のチャット民がこう呼ぶ」ってw いったい誰が確認したんだろう。 被害妄想強くないか?wwww やっぱ病気だからかい?www 水野バレしたくないから追い出してるだけだもんね? そうでしょ?水野自演キャラ全員www
https://w.atwiki.jp/jp_programing/pages/43.html
使っている構文など:文字(列)・数字 条件文 標準出力[未作成です] 演算子 繰り返し文 関数定義 条件付き繰り返す ここから{始まり} もし1+2+3+4と10が同じなら 「1+2+3+4=10 よって、10回繰り返します。」と言う 10回 「10回繰り返し中」と言う を繰り返す 「繰り返し終了」と言う をする ではないなら 「1+2+3+4≠10 よって、繰り返しません。」と言う をする ここまで{始まり} 表示と実行 表示 ここから{始まり} もし 同じ + + + 1 2 3 4 10 なら 言う 1+2+3+4=10 よって、10回繰り返します。 回繰り返す 10 言う 10回繰り返し中 言う 繰り返し終了 ではないなら 言う 1+2+3+4≠10 よって、繰り返しません。 ここまで{始まり} 実行 1+2+3+4=10 よって、10回繰り返します。 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 10回繰り返し中 繰り返し終了
https://w.atwiki.jp/monaring/pages/2604.html
繰り返す白昼夢 1青 ソーサリー このターンが追加のターンである場合、あなたは、このターンに続いて追加の1ターンを行う。 無限ループって怖くね? [部分編集] 35版の307。 2マナで追加ターン。《Time Walk》ですね分かります。しかし世の中そう都合良くいくものではない。追加ターン中にしか効果が無いので、エターナルブルーのように他の追加ターン系カードを大量に積んでいないと使えない。 これによって得たターン中にこれを打つことも出来るので、回りだせばかなりのやる気デストラクションになりそうだ。勢い任せの混沌とか《追憶》とかと組み合わせてみよう。
https://w.atwiki.jp/librariberia/pages/60.html
836 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 11 49 29 発信元 111.86.142.140 投下します 『繰り返すようです……』 837 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 11 51 18 発信元 111.86.142.144 「大事な話があるの」 洗い物を終えた母は唐突に、キッチンからリビングのソファでくつろぐ僕と姉に向かってそう言った。 母がリビングのテーブルに腰を下ろすと、入れ替わるようにその隣に座って新聞を読んでいた父が席を立ち、リビングから出て行く。 おそらく父は、今日はもうリビングに戻らない。僕はひどくそんな気がした。 僕と姉がソファから下りる。それから4人掛けのテーブルの母の向かいに姉が座り、その隣に僕が座った。 ξ゚⊿゚)ξ ……何? 話って なかなか話を切り出さない母の代わりに、姉が口を開く。落ち着いている姉とは対象的に、僕は内心狼狽していた。 僕の部屋には、家族の誰にも内緒で一匹の猫がいる。ロマネスクと名付けたその猫は何故かちっとも鳴かないのでバレないだろうと 嵩をくくっていたが、もしかするとロマネスクが跳ねる音でも聞かれたか、夕飯の残りを部屋に持ち込むのを父に見られでもしたか。 しかし、母は思いもよらない言葉を口にした。 J( ー`)し 繰り返し、って知ってる? “繰り返すようです……” 838 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 11 53 19 発信元 111.86.142.134 ( ^ω^) 繰り返し? 僕はホッとしながら、母の意味のわからない発言に疑問を投げ掛けた。 J( ー`)し そう。繰り返し 母が僕に向き直り、同じ言葉を繰り返した。 ξ゚⊿゚)ξ 何なの? その“繰り返し”って 姉も繰り返しという言葉を繰り返す。 J( ー`)し こんなこと、考えたことない? 今日が昨日の繰り返しだって ξ゚⊿゚)ξ どういうこと? J( ー`)し つまりね、時間が進まない、といったらいいのかしら。過去も未来も無くて、ずっと今日を繰り返しているってこと。 それが、繰り返し ξ゚⊿゚)ξ 意味がわからないわ…… 姉は肩を竦めてそう言った。僕も姉と同意見だ。 ( ^ω^) 今日は12日で、昨日は11日だお。ブーンは11日の記憶もあるし、今日の記憶もあるお そんなのありえないお 839 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 11 56 21 発信元 111.86.142.133 J( ー`)し それが気のせいだとしたら? 実はいつも私たちは12日を過ごしていて、昨日はいつも11日で、13日はいつまでも来ないの ξ゚⊿゚)ξ でも、もしそうだったら私たちは成長できないわ。私は今22歳で、去年は21歳で来年は23歳。 そうやって時は過ぎていくの。残念だけどそんなのはやっばりありえないのよ J( ー`)し そうかしら? ξ゚⊿゚)ξ そうよ。私、もう寝るから。 そう言うと姉は席を立って早足でリビングを出ていった。 J( ー`)し ありえないかしら? ( ^ω^) わからないお 僕の答えに母は深く頷いた。 J( -`)し そうね。もし繰り返していても気付かないのだから、きっとわからないわよね だから、ありえるかもしれないわ。……ありえないかもしれないけど 840 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 11 59 08 発信元 111.86.142.136 そう言うと母も席を立って、リビングの扉を開ける。 J( ー`)し そうだ、ブーン。明日の夕飯は何がいい? 僕は少し迷って、「ハンバーグ」と答えると、母は頷いてからゆっくりと扉を閉めた。 ( ^ω^) ……ありえないお 僕は1つ呟いてから、みんなと同じようにリビングを出た。 841 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 03 41 発信元 111.86.142.144 翌朝、僕は携帯電話のアラーム音で目を覚ました。折り畳み式の携帯を開いて時刻を確認すると8時ちょうどだった。 昨日と同じ。いつも通りだ。 猫のロマネスクは毛布を敷いた段ボールの中でまだ寝ている。これもいつも通り。 僕はロマネスクを起こさないように静かに部屋を出た。そして階段を降りる前にフと考える。僕はいつも、どっちの脚から出していたっけ? 考えてもわからなかった。どちらでもいいか、と僕は右足から降りた。 リビングに入ると朝食が用意されていた。トースト2枚が乗った皿に、ハムエッグとポテトサラダが盛られた皿がテーブルに用意されている。 J( ー`)し おはよう、ブーン。お父さんとお姉ちゃんはもう出たわよ。早く食べなさい。 言いながら母がコーンスープを運んでくる。 ( ^ω^) おはようお 昨日と違う朝食に少し安心しつつ、当たり前だ、と自分を内心罵る。そう、それは当たり前だった。 席に着いて、食事を始める。 テレビでは占いが流れていた。女子アナが今日最高の運勢は、やぎ座だと紹介している。ラッキーアイテムは水色のハンカチだそうだ。 843 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 08 27 発信元 111.86.142.137 J( ー`)し ブーン、そろそろ出ないと学校遅刻しちゃうんじゃない? ( ^ω^) お? まだ大丈夫だお しかし、ゆっくりしていられるほどの余裕があるわけでもない。ブーンは朝食の残りを口に入れると、 モゴモゴと口を動かし、ごちそうさまだお、と言いながら立ち上がった。 J( -`)し いってらっしゃい。気を付けてね ( ^ω^) いってきますお リビングで母に見送られ、玄関で靴を履いていると、靴箱の横、壁に掛けられた日めくりカレンダーが12日のままだった。 僕は12日をビリビリと切り離して、カレンダーの下にあるクズ籠に捨てると、 玄関に置いてあるリュックを背負って、学校に遅れないようにさっさと家を出た。 845 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 11 57 発信元 111.86.142.142 やや早足で学校に向かって歩いていると、後方から母の声がする。 J(* -`)し ブーン! お弁当忘れてるわよー ( ^ω^) おっ!? そういえば忘れてたお…… J(* -`)し はい、お弁当 母は慌てて来たせいか、顔が赤くなっていた。 ( ^ω^) ありがとうお。カーチャン じゃあ、気を付けてお J( -`)し はい、じゃあね そう言うと母はゆっくりと家に向かって歩いていった。 僕は少しだけその様子を見ていたが、思い直してリュックに弁当を入れて早足で学校へと向かった。 846 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 19 32 発信元 111.86.142.144 昼休みを告げるチャイムが鳴る。教師に頭を下げると生徒は散り散りになった。購買に向かう者、仲の良い生徒同士で集まる者、図書館へ向かう者と様々だ。 ( A`) ブーン、購買行こうぜ ( ^ω^) お、ドクオ。ブーンは今日は手弁当だお ( ∀`) 手弁当wお前本当に10代かよw ( ^ω^) うるさいおw1人で購買行ってこいお マンドクセなどとブツブツ言いながらドクオは教室から出ていった。僕はドクオを待たずに弁当を食べることにした。 弁当はご飯に直で千切りキャベツと生姜焼きが置かれ、その他に冷凍のグラタンと朝も食べたポテトサラダが入っていた。 ( A`) お、うまそうじゃん ( ^ω^) お? 早かったおね ( A`) パンだけにした。自販機混んでたから 僕の机に浅く座ったドクオはメロンパンにかじりついた。 ( ^ω^) 飲み物1口貰おうと思ったのに ( A`) 残念でした。後で買いに行こうぜ ( ^ω^) ちぇっ 僕は最後に残しておいたグラタンを食べながら、いちごオ・レにしようかミックスオ・レにしようか考えた。 848 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 22 07 発信元 111.86.142.133 部活をサボり家に帰ると、母が掃除をしていた。 ( ^ω^) ただいまだお J( -`)し お帰り、ブーン。あれ? 早かったわね ( ^ω^) おっ。何か手伝うことはあるかお? J( ー`)し じゃあ新聞紙と雑誌を結わえてくれる? 玄関には新聞紙と雑誌がたくさん積まれていた。やりがいがありそうだ。 ( ^ω^) 他にやることはあるかお? J( ー`)し そうねぇ。後はお風呂掃除だけだから大丈夫かな ( ^ω^) それもブーンがやるお J( -`)し あら、本当? 何かご褒美あげないとね ( ^ω^) そんなの、いらないお 僕は照れ臭くなって、背負っていたリュックを下ろすと早速雑誌から取り掛かった。 849 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 24 40 発信元 111.86.142.134 新聞紙と雑誌を片付け、風呂場に行く前ロマネスクの様子を見に行って水を取り替えた。 風呂掃除を終える頃には父と姉も帰って来て、姉はシャワーを浴びたいからさっさと終わらせろと言ってきた。 少しムッとしたが、いつもの突き付けるような物言いではなく、姉の口元を見ると微笑んでいるようだった。 それから僕が仕上げに酢を溶かした水を浴槽にスプレーしていると、今度は父がやって来た。 _、_ ( ,_ノ` )y━・ お? ブーン、偉いな。何かご褒美やらないとな ( ^ω^) ……タバコ臭いお _、_ ( ,_ノ` ) あぁ、済まない そういうと父、正しく言えば義理の父は携帯灰皿にタバコを閉じ込めた。 一緒に暮らし始めてまだ2年ほどで、まだぎこちないがそれなりに仲良くやっている。 _、_ ( ,_ノ` ) でもまあ、本当、助かってるよ ( ^ω^) もう、分かったお 僕はスプレーの残りを排水溝に流した。 _、_ ( ,_ノ` ) ん。ちょうど終わりか。じゃあお父さんお風呂入っちゃおうかなー ( ^ω^) (うざ) どうぞだお _、_ ( ,_ノ` ) だおだおwあー疲れた。今日の夕飯は何かなぁ ( ^ω^) ……ハンバーグ _、_ ( ,_ノ` ) え? 何が? 851 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 30 15 発信元 111.86.142.140 ( ^ω^) だから、今日の夕飯が _、_ ( ,_ノ` ) え? だってハンバーグは…… 僕は父の言葉の途中で廊下に出て脱衣所の引き戸を閉めた。身体が汗だくだったが、仕事を終えたばかりの父に先を譲った。 ξ゚⊿゚)ξ うわ、汗臭。終わったの? ( ^ω^) ……どうぞだお ξ゚⊿゚)ξ んじゃ、お先ね 後ろで上がった悲鳴に、僕はゲラゲラと笑った。 ( ^ω^)ゲラゲラw ※※※※※ 母を除いて全員が風呂に入った。最後に風呂に入った僕がリビングに入ると、父は既にテーブルに着いていて、夕食が並べられていた。 夕食はやっぱりハンバーグで、付け合わせのマッシュポテトも人参のグラッセも塩茹でのブロッコリーも使われている皿も昨日と同じ。 ハンバーグのソースがデミグラスソースなのも、スープがオニオンスープなのも同じだった。 _、_ ( ,_ノ` ) …… 父は何か考え事をしているような顔をしている。そこに姉がリビングに入って来た ξ゚⊿゚)ξ あら? これ、昨日と全く同じじゃない 852 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 35 06 発信元 111.86.142.140 姉は大きな声でそう言った。それは確かに母にも届くほどの声の大きさだったはずだが、母は何も言わずに席に着いた。 J( -`)し 皆揃ったわね。ほらツンも早く座って。いただきましょう ξ゚⊿゚)ξ …… 姉は無言で席に着いた。父がいただきますと言うと、僕ら3人も声を揃えていただきますと続いた。 これは母の作ったルールだ。 ハンバーグを口に含む。当たり前だが昨日と同じだった。 いつも通りの静かな食卓だったが、それがとても苦痛に思えて、僕は口を開いた。 ( ^ω^) 今日のお弁当、美味しかったお _、_ ( ,_ノ` ) おぉ。確かに美味しかったな。特に唐揚げが ( ^ω^) (え……) ξ゚⊿゚)ξ あら? 私のお弁当には唐揚げなんて入ってなかったわよ。 _、_ ( ,_ノ` ) そうなのか? ξ゚⊿゚)ξ えぇ、私のお弁当は3色ご飯で…… 姉はそこまで言って口をつぐんだ。姉も気付いたのだろう。 唐揚げも3色ご飯もそれぞれ父と姉の好物だった。 855 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 40 41 発信元 111.86.142.144 J( -`)し ごちそうさま 母はそう言って自分の食器を持ってキッチンへと向かった。 ξ゚⊿゚)ξ あんたのお弁当は? 今度は小さな声で僕に尋ねた。 ( ^ω^) ……生姜焼き ξ゚⊿゚)ξ そう 姉は立ち上がり、食器を持ってキッチンへと入った。 ξ゚⊿゚)ξ 美味しかったわ J( ー`)し ありがとう。ツン ξ゚⊿゚)ξ 洗い物、私がやろうか? J( ー`)し いいわ。大丈夫 ξ゚⊿゚)ξ ……そう 姉はリビングに戻るといつもはソファに座るのに、そのままリビングから出て行った。 姉が階段を昇る音を聞きながら、僕は最後の一口を飲み込んだ。 857 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 12 46 10 発信元 111.86.142.138 ( ^ω^) ごちそうさまだお _、_ ( ,_ノ` ) 早いな 早い、というのは、僕が食べるスピードのことだろう。大抵の場合、食事を終える順番で僕は最後だった。 しかし、今日の場合は僕が早いというより父が遅かった。父はまだハンバーグを半分しか食べていなかった。 ( ^ω^) ……トーチャンが遅いんだお 励ますつもりで、僕は初めて父をトーチャンと呼んでみた。すると父はハッとした表情を作った後、 下を向いて凄い勢いでハンバーグの残りを食べ始めた。 僕はなんだか見ているのを悪い気がしたので、食器を片付けにキッチンへ向かった。 ( ^ω^) ごちそうさまだお。美味しかったお J( -`)し ……ありがとうね ( ^ω^) 洗い物よろしくお リビングに戻ると父はまだ食べているようで、俯いたままだった。僕はロマネスクが気になったので部屋に戻ることにした。 860 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 01 25 発信元 111.86.142.136 リビングを出て玄関に置いてあったリュックを手に持つ。階段を上がると、廊下に姉がいた。 ξ゚⊿゚)ξ 遅いわよ ( ^ω^) ゴメンお ξ゚⊿゚)ξ どう思う? お母さんのことだけど ( ^ω^) うん…… ξ゚⊿゚)ξ 難しいね……。洗い物、お母さんに任せておけばよかった…… ( ^ω^) 間違ったことをしなくても、悪い結果になる場合もあるんだお。気にするなお ξ゚⊿゚)ξ …… ( ^ω^) その時その時、しっかりやれば大丈夫だお ξ゚⊿゚)ξ ……なまいき 姉は僕の肩を小突くと、自室に入っていった。 僕も部屋に入ると、ロマネスクが待っていましたというように僕の足に前脚を掛けた。 ( ^ω^) ちょっと待ってお 僕はリュックからペットショップの袋を取り出す。袋を捨てて入っていたキャットフードをロマネスクの前に置いてみると 早速臭いを嗅ぎはじめた。僕はしゃがんでキャットフードを手に取り話し掛けてみた 863 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 04 31 発信元 111.86.142.135 ( ^ω^) いいかお? 人間の食べ物は猫には毒になるものもあるらしいお だから今日からはこれを食べるんだお ( ФωФ) ・・・ ( ^ω^) 安い餌は尿結石になりやすいらしいから、ネットで調べてこの餌にしたお。なんと2kgで2500円もしたお ( ФωФ) ・・・ ( ^ω^) ください、だお。ロマネスク。鳴いてみろお ( ФωФ) ・・・! ロマネスクは鳴く代わりに僕の手に猫パンチをかました。早く寄越せ、とでも言いたげな様子だ ( ^ω^) イテテ……いじわるしてゴメンお 謝ってからハサミで封を開け、餌入れに移すとロマネスクはやはり少し臭いを嗅いでから、勢いよく食べ始めた。 ( ^ω^) 好きな味みたいでよかったお 僕はそう呟いてから、欠伸をした。 今日はよく働いたから、身体がほどよく疲れていた。 ( ^ω^) ふぅ……もう寝るかお。ロマネスク、おやすみお 僕が電気を消すと、ロマネスクは振り返ったようだったがすぐにまた餌を食べ始めた。 よほどお腹が空いていたのだろう。ベッドに入り、明日からは帰宅後すぐに餌をやろうかと考えながら、僕は眠りに就いた。 865 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 11 23 発信元 111.86.142.136 翌朝、僕は携帯電話のアラーム音で目を覚ました。折り畳み式の携帯を開いて時刻を確認すると8時ちょうどだった。 昨日と同じ。いつも通りだ。 猫のロマネスクは毛布を敷いた段ボールの中でまだ寝ている。これもいつも通り。 僕はロマネスクを起こさないように静かに部屋を出た。そして階段を降りる前にフと考える。僕は昨日、どっちの脚から出したっけ? 覚えていなかった。どちらでもいいか、と僕は右足から降りた。 リビングに入ると朝食が用意されていた。トースト2枚が乗った皿に、ハムエッグとポテトサラダが盛られた皿がテーブルに用意されている。 J( ー`)し おはよう、ブーン。お父さんとお姉ちゃんはもう出たわよ。早く食べなさい。 言いながら母がコーンスープを運んでくる。 ( ^ω^) おはようお どうするのがいいのか、僕にはわからない。父と姉はどうやり過ごしたのだろうか? いや、そもそもやり過ごすものなのか?やり過ごしていいものなのだろうか? テレビでは占いが流れていた。女子アナが今日最高の運勢は、やぎ座だと紹介している。ラッキーアイテムは水色のハンカチだそうだ。 やぎ座。ハンカチ。やぎ座?ハンカチ?? 867 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 15 39 発信元 111.86.142.137 ( ^ω^) いただきますお トーストに手を延ばしたのと同時に、キッチンで床に叩きつけるような音がした。 ( ^ω^) カーチャン! キッチンで、シンクの前に母が俯せに倒れていた。 J( ー`)し 大丈夫よ、ブーン。大丈夫 ( ^ω^) 大丈夫じゃないお。カーチャン。今救急車を呼ぶお 僕の母は5年前からガンを患っている。 1度目は胃ガンだった。友人に薦められた人間ドックでガンが見付かった後、すぐに手術で胃を半分切除した。 退院後は健康そうに見えた。新しく勤め出したパート先の上司が父である渋澤さんだ。 その後もしばらくは定期検診にも通っていたが、都心の病院まで行くのは金銭的にも大変だったが、結果を知るまでの精神的な負担も相当だった。 やがて母は、定期検診に通うのを止めてしまった。 869 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 20 09 発信元 111.86.142.139 母が2度目の入籍をしたのは2年と少し前だった。 それからしばらくの間、母はとても幸せそうだった。父は44歳にして初婚で、舞い上がり家を建てた。 そして引っ越しを終えた日の夜、引っ越し祝いのその席で母は倒れた。 家族全員が動揺した。母を病院に連れて行くと末期の肺ガンだった。 病室で、別れると言った母を父は叱った。 _、_ ( ,_ノ` ) 私はこうなるのを覚悟してあなたと結婚しました。私はあなたのガンが憎い でもガンを患うあなたは愛しい。ガンを患っていようがいまいが、この愛は変わりません。 あなたはガンになって、私が嫌いになったのですか? ならば仕方ありません。別れましょう もう1度だけ聞きます。あなたは、私と別れたいのですか? 母は答えないまま父に抱き着いて、声を上げて泣いた。 最初、治療をする意思を見せた母だったが、半年後ガンの転移が認められると、しかし母の心はポッキリと折れた。 ガンの治療は見ている方も辛い。抗がん剤治療を止めると宣言した母を止められる人は、権利というでもこの世に居るはずもなかった 870 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/16(日) 13 22 24 発信元 123.108.237.2 渋澤かっけえええ 871 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 23 26 発信元 111.86.142.138 痛みを抑えることに集中した治療を続けていた母は、調子がいいからと自宅に戻ることを希望した。 そしてその希望が叶えられたのは2日前の午後のことだった。 J( ー`)し 救急車はいいわ。もう最期なの。わかるのよ ( ^ω^) カーチャン……! J( ー`)し ブーン、ごめんね。 ( ^ω^) 謝らなくていいお。カーチャン J( ー`)し ブーン、あの猫、かわいいね ( ^ω^) え? 872 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 30 05 発信元 111.86.142.144 J( ー`)し ごめんね。カーチャン、ブーンの部屋掃除しようと思って、部屋に入ったら、見ちゃったんだ ( ^ω^) そうなのかお……。ロマネスクっていうんだお。公園で拾ったんだお J( ー`)し ロマネスクっていうの。いい名前ね。ちっちゃくて、ふわふわで、かわいい鳴き声…… ( ^ω^) ロマネスクが、鳴いたのかお? J( ー`)し えぇ、かわいくって、抱っこしたら、ニャアって ( ^ω^) そうかお…… J( ー`)し ブーン。カーチャン、みんなのおかげで、とっても幸せだったよ ( ^ω^) うん…… J( ー`)し ……カーチャン、もう1回、ロマネスクの鳴き声が聞きたいな 875 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 34 58 発信元 111.86.142.144 ( ^ω^) ちょっと待っててお! 僕はリビングを飛び出して階段を駆け上がった。 部屋の扉を勢いよく開けると、ロマネスクが待ち構えていたように部屋で扉のすぐ前に座っていた。 ロマネスクを抱えて、今度は階段を滑るように駆け降りる。 ( ^ω^) カーチャン! リビングに飛び込んだ僕はキッチンに向かった。 ( ^ω^) カーチャン! J( ー )し ( ^ω^) カーチャン・・・? リビングでは録画のニュース番組が終わって、正しく14日の情報番組が流れていた。 崩れ落ちた僕から離れたロマネスクは、母の抜け殻の側に腰を下ろす。 僕がロマネスクの鳴き声を聞いたのは、後にも先にもその時だけだ。 876 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/16(日) 13 36 30 発信元 123.108.237.3 ああああ…… 支援 877 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/16(日) 13 37 54 発信元 111.89.140.2 カーチャン… 878 繰り返すようです…… 2011/01/16(日) 13 39 09 発信元 111.86.142.136 終わりです。 支援サンクス SSっぽくしたいなと思って描写を省きまくったら、なんか時間が過ぎていくだけの話になってしまった。 SSにするなら姉と父はいらなかったな。反省。 もっとカオスとホラーっぽい雰囲気出したかった……。 879 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/16(日) 13 42 21 発信元 111.89.140.2 乙、いい雰囲気だた 880 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/16(日) 13 45 02 発信元 123.108.237.22 乙乙、面白かったけど切ない 番組を録画してたのはカーチャンなの? 881 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/16(日) 13 48 35 発信元 111.86.142.140 880 カーチャンかな……。うん、カーチャンです 882 いやあ名無しってほんとにいいもんですね 2011/01/16(日) 13 54 36 発信元 123.108.237.21 881 作者ですら曖昧なのかwwwww みんなとずっと一緒にいたかったカーチャンのせめてもの工作だと解釈しておく
https://w.atwiki.jp/redstar/pages/264.html
歴史は繰り返される メニュー項目が多くなりすぎてしまった為、過去の作品はこちらのページに移動させる事に致しました。 こう見ると、結構色々な事があったんですね~。 PWに歴史あり! 狛さんのホノボノ写真館 http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/107.html 見える!私にも見える http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/76.html 見える!私にも見える2 http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/168.html 領土戦記 http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/42.html 領土戦記Part2 http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/166.html 領土戦記Part3 http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/218.html 領土戦記Part4 http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/241.html 領土戦記Part5 http //www31.atwiki.jp/redstar/pages/259.html
https://w.atwiki.jp/compels/pages/282.html
「……り、リーゼロッテ……不死身の魔女だって……? 俄かには信じ難いよ……」 「ああ、オレも直接は見てないけど、危険な奴らしいんだ」 中島殺害後、永沢は城ヶ崎と共に南下することとした。その行動に特に理由などなく、ただ何処へでも良く、逃げたかったからだ。 その道中、息を荒げて誰かを探すような素振りをしていた少年、サトシと遭遇した。 身構えた永沢だが、サトシの様子を見るに殺し合いに乗った様子はない。 だが、中島殺害がバレるのを危惧し、避けてやり過ごそうと思ったが、先にサトシに気付かれてしまい、そのまま接触せざるを得なかった。 (何だよそれ……僕の優勝なんて、最初から……不可能じゃないか……) 結果的には、それは正解だったのかもしれない。サトシの話ではこの近辺に、人を爪で引き裂き、不死身のような恐ろしい存在が居るとの事だった。 普段なら笑い飛ばして、皮肉の一つでも言っていたのだろうが、そんな事が出来る精神状態ではない事に加え、乃亜の死者蘇生を目の当たりにしたことで認識を改めざるを得なかった。 むしろ、今までが本当に運が良くて、そんなリーゼロッテ以外にも、人を平気で食らうような化け物とニアミスしていたのかもしれない。 そう考えるだけで、恐ろしくなってくる。 「あと、羽蛾って奴には気を付けてくれ……もし、会ったら信用はしない方が良いと思う。……多分、殺し合いには乗ってないけど」 「……でも、支給品を奪われたんですよね?」 城ヶ崎にしてみれば、サトシの口から語られた羽蛾の印象は最悪だった。内心では、中島を撃った自分も変わらないと思ってもいたが。 その為、羽蛾に対する警戒は呼びかけても、何処かで庇う素振りもサトシに煮え切れないでいた。 「あいつは……」 羽蛾がデュエルモンスターズを語る姿を思い返した。 今にして思えば、あの人当たりの良い態度は全部嘘だったのだろう。でも、デュエルに対する思いだけは真摯で、とても楽しそうだった。 サトシにデュエルの話を聞かせたあの瞬間だけは、絶対嘘ではなかったのだとサトシは信じている。 ただ、その真摯さが時として歪んだ形になってしまうことを、サトシは今までの旅の中で何度か見てきたこともある。 勝つ為に必死で、ポケモンとの絆を蔑ろにしてきたトレーナーだって何人も見てきた。 けど、彼ら全員が最初から非道ではなかった筈だ。きっと最初はポケモンが好きだった筈だ。 羽蛾もきっと同じだ。 負けることの辛さを、サトシは良く知っていた。だから、羽蛾のあの勝利への歪な執念の気持ちも、分からなくはなかった。 ただ違うのは、常にチャレンジャーで在り続けられるサトシと違い、羽蛾は称号に拘り続けてしまう事なのかもしれない。 それに羽蛾の言うように、チャンピオンとしての自覚も薄かったのかもしれない。 「悪い奴だけど……殺しまでは、しないと思う」 サトシも言っていて、自問した。あいつ、必要とあらば手を染めるんじゃないかと。 そもそもの話が、羽蛾がチャンピオンになった後、ファンの少年からレアカードを巻き上げる等の行為や不正行為の連発で、ヘイトを集めたのが落ちぶれた原因の一つだ。 むしろ、エクゾディアのカードを捨てたにしろ、武藤遊戯との王国での一戦はかなりの接戦であり、彼が後のデュエルキングになる事を考えれば、不正さえなければあの遊戯と渡り合った伝説のデュエリストとして名を馳せていたかもしれない。 後に、迷宮兄弟が遊戯とデュエルをして、善戦したというだけでデュエルアカデミアに招かれ、伝説扱いされているのだから、むしろ遊戯との敗戦は恥ではなく、名誉の一戦になった可能性もあるのだ。 もしかしたら十数年後、デュエルキングを目指すE・HERO使いの少年にラッキーカードと称して、ゴキボールを渡す未来も在りえたのかもしれない。 いずれにしろ、羽蛾の顛末はほぼ全て自業自得であるが、サトシはそこまでの事情は知らなかった。 だから、サトシの中で完全な悪人認定するのは、躊躇われた。それに知ってても、やはり人を殺めると断言もしなかっただろう。 「そう、ですか……」 普段の永沢と城ヶ崎なら、間違いなく言及し危険人物だろうと強く主張するだろうが、今の二人にそこまでの大義名分もない。 「二人とも、もう少し歩けるか? 羽蛾の言っていたリーゼロッテとかいうのが、この辺に居るかもしれない。 ここから出来る限り離れようと思うんだけど、二人ともオレと来ないか?」 「そうだね。僕達もそうさせて貰うよ……」 「う、うん……そう、しましょう」 「よし……そうだ、良ければでいいんだけど、支給品を教えて貰ってもいいか? 万が一の時、それで戦えるかもしれない。 ……羽蛾の話の後だから、嫌ならいいんだけど……そうだ、オレの支給品はこのカードだ」 ブラック・マジシャン・ガールのカードに関して、召喚して戦わせる事が出来ると二人に説明した。 それを聞いて、少し間を置いた後、城ヶ崎が自分のランドセルに手を入れた。 「あの、このボール……サトシさんの言う、ポケモンに使うモンスターボールかもって思うんですけど……私、上手く分からないから、サトシさんにあげます」 「お……おい、城ヶ崎、何やってるんだきみは!?」 サトシより先に永沢が声を荒げた。 「ああ……それはきみのだし、オレにもカードがあるから……」 「そうだぞ、城ヶ崎……その、君だって自分の身を守った方が良いじゃないか」 「良いの。これ、サトシさんが持ってて下さい」 城ヶ崎は、半ば押し付けるようにボールを、サトシに手渡した。 (何だろう……この娘、なんか……自分の事を蔑ろにしてるような……) 「そうだ、それから……私、あともう一つ……」 「サトシ君、早く行こう!! 僕達、ここに来る前に眼鏡の人が殺されるところを見たんだ! その殺した奴、顔色が悪くて、唇が紫で歳の割に身長が高い奴だった……僕が見たのに気づいて追いかけてくるかも! だから早く逃げよう!!」 「そ、そうね……凄い怖い顔した、女の子だったわ……!」 「……なんか、変な特徴の奴だな……それに……死体を見てたなんて、さっきは聞いてないぜ?」 この二人の焦り方、焦っているのは間違いないが、何かその焦り方に違和感を覚えた。 殺人者に見られて、逃げないといけないと永沢は主張するが、急な話であり、お人好しのサトシからしても、疑わしく見える。 流石に羽蛾の一件もあったことから、サトシも少しは懲りたのだろう。 この事はもっと追求した方が良いかもしれない。 そう考えて、口を開いたその時、手元のボールが滑って落ちる。地面に当たり数回バウンドして、そこからポケモンが一匹飛び出してきた。 「ピカピー!」 「ピカチュウ!?」 普段見慣れた相棒の姿が飛び込んできた。 黄色い体に黒の模様、雷マークのような尻尾に赤い頬、ネズミのようなそのフォルムは紛れもないピカチュウの姿だ。 「ピカチュウまで、こんなとこに……」 「ピカチユピカっ!チユ ピカピッカピカウカァ ピカピッカピカうチユ ピカピッカピカッ!? ピカピッカピカうゥ ピカピッカピカチュッ! ピカウピカカーチユ ピカピッカピカウう ピカチユッ! チュチユ ピカピッカピカウちゅ ピカピッカピカチュカァ ピカピッカピカウちゅ ピカピッカピカウピッカ ピカピッカピカチユカァ ピカピッカピカチユっ! ピカピッカピカチユゥ ピカピッカピカチユカァ ピカピッカピカ?ぴか ピカピッカピカピカピー ピカチュ!!チュピッカ ピカチュ!!ぴかッ! ピカピッカピカウう ピカウピッカチユチユ ピカピッカピカゥ!! ピカピッカピカウピッカ ピカピッカピカチユカァ」 ピカチュウは語る。 サトシが急に消えたので慌てて探し回っていたところ、緑髪のいけ好かない少年が現れたと思えば、急にボールを投げられ抵抗できないままゲットされてしまった事を。 殺し合いの状況は既に理解していて、自分は殺し合いの道具である支給品として参加者に配布される為に、ボールごとランドセルに入れられ支給されたのだと。 「……そうか、ごめんなピカチュウ……オレのせいで、きっと巻き込んでしまった」 「ピカピー! ピカ、ピカピカ……ピカチュウ……」 「ああ、分かってる……ピカチュウが居てくれるなら、百人力だぜ」 この時、ピカチュウとの再会に上書きされる形で、サトシは永沢に対する追求を失念してしまった。 「サトシ君、感動の再会は良いけど早く行こうよ!」 「そうだな……行くぜピカチュウ!」 「ピカ!!」 それに気づかないまま、サトシは急かされる形で出発する。 (なんとか、誤魔化せたね) サトシの背中を見ながら、永沢はほっと溜息を吐いた。 「城ヶ崎……きみ、銃までサトシ君に渡す気だったろ?」 小声で、横に居る城ヶ崎に語り掛ける。 二人とサトシは距離が離れており、サトシが先導する形でピカチュウを肩に乗せ歩いていた。だから、多少話すだけならサトシには聞こえない。 「……私より、サトシさんの方が、持ってた方が良いわ」 「どうやって身を守る気なんだい? サトシ君が僕達に襲い掛かってきたら、こっちは戦えないじゃないか」 「そういう永沢こそ、急に藤木に……私が……殺した……あの人のこと……擦り付けようとして……私が女の子って言わなかったら、サトシさん信じてたわよ?」 「いや……あれは……きみが銃を渡そうとするから、話を逸らさなきゃいけなかったんだ」 あの時、何故、咄嗟に藤木茂の特徴が浮かび、それを口にしたのか永沢本人にも分からなかった。 「やっぱり……本当の事……言って……。 それに……藤木を巻き込むなんて……それじゃあ、本当に卑怯者じゃない。今更かも、しれないけど」 「……ああ、僕は卑怯者さ……」 クラスメイトに人を殺させた。これ以上の卑怯者はいないと、最早自負すらしていた。 だから、殺し合いに乗りはしない。 ただ、卑怯者らしく生き延び、最後には城ヶ崎を何とか生還させると決意した。その為にはいくらでも卑怯になると。 別に永沢は城ヶ崎に好意はない。これは事実で、永沢の好みではない。本来の未来における、中学生以降の永沢を見れば分かるが、彼は城ヶ崎より、野口笑子に好意を抱く。 なんなら、「H・J」という名前でチョコを渡された時、ヒデじいと勘違いし、満更でもない顔をするような男だ。 そんな彼だが、それでも城ヶ崎に引き金を引かせた責任は取らなければならないと、強い使命感に駆られていた。 悪いのは全て自分だ。あの眼鏡の少年を殺したのも自分なのだ。城ヶ崎姫子は何も悪くなく、乃亜の悪辣な殺し合いと永沢の身勝手な行いの被害者に過ぎない。 だから、自分はどうなってもいいが、城ヶ崎だけは何としてでも生還させなくてはならない。 (精々、守ってくれよ……サトシ君……頼むよ) 自分達よりも場慣れしているであろうサトシを見て、それは懇願にも似た思いを抱きながら、永沢はサトシを見つめた。 【C-5/1日目/深夜】 【永沢君男@ちびまる子ちゃん】 [状態]健康、城ヶ崎に人を殺させた事への罪悪感と後悔(極大) [装備]ジャイアンのバッド@ドラえもん [道具]基本支給品、ランダム支給品2~0 [思考・状況]基本方針:手段を択ばず城ヶ崎を生還させる 1:サトシを利用させてもらう。 2:リーゼロッテを始めとする化け物みたいな参加者を警戒する。 [備考] ※アニメ版二期以降の参戦です。 【城ヶ崎姫子@ちびまる子ちゃん】 [状態]健康、中島を殺した事へのショック(極大) [装備]ベレッタ81@現実 [道具]基本支給品、ランダム支給品0~1 [思考・状況]基本方針:自分より、他人を優先する。 1:……。 [備考] ※アニメ版二期以降の参戦です。 ※中島殺害の罪悪感で、自分の優先順位が下がっています。 【サトシ@アニメポケットモンスター】 [状態]:負傷(中) [装備]:サトシのピカチュウ@アニメポケットモンスター、ブラック・マジシャン・ガール@ 遊戯王デュエルモンスターズ [道具]:基本支給品、タブレット@コンペLSロワ [思考・状況]基本方針:対主催として乃亜をぶん殴る 0:永沢達と一緒にこの場を離れて、安全な場所まで移動する。 1:それでもオレは乃亜の企みを阻止して、ポケモンマスターを目指す! 2:リーゼロッテに注意する 3:羽蛾に対する複雑な感情、人を殺すことはないと思いたい。 4:永沢達、少し変だよな……。 5:ピカチュウが巻き込まれたのは複雑だけど……頼もしいぜ。 [備考] ※アニメ最終話後からの参戦です。 ※デュエルモンスターズについて大まかに知りました。 ※羽蛾との会話から自分とは違う世界があることを知りました。 ※羽蛾からリーゼロッテのオカルト(脅威)について把握しました。 ※永沢達から、中島(名前は知らない)の殺害者について、藤木の特徴をした女の子だと聞かされました。 ※サトシのピカチュウのZワザ、キョダイマックスはそれぞれ一度の使用で12時間使用不可(どちらにせよ、両方とも必要なアイテムがないので現在は使用不可)。 それと、殺し合いという状況を理解しています。 【支給品紹介】 【サトシのピカチュウ@アニメポケットモンスター】 日本一有名なネズミ。 現在使える技は以下の通り。 「10まんボルト」「でんこうせっか」「アイアンテール」「エレキネット」 Zワザ、キョダイマックスはそれぞれ一度の使用で12時間使用不可。 更にそれぞれの必要アイテムがなければ発動できないものとする。 014 この素晴らしき魔剣と契約を! 投下順に読む 016 臨時放送の意図を考察せよ 時系列順に読む 068 (候補作採用話)「永沢、殺し合いに乗る」の巻 永沢君男 051 「藤木、友達を失くす」の巻 城ヶ崎姫子 007 表裏一体 サトシ
https://w.atwiki.jp/kingsaru/pages/94.html
ベンチのみんな、そしてKING TAKUも興奮を抑えきれない。 だが大喜びしても拓真はすぐに切り換える。 拓真「まだまだこれからだぞ!!! 気を引き締めろ!!!」 選手権の時のシゲのようにチームを落ち着ける。 KING SARUの頃はよく先制で調子に乗り、逆転され、負けたことが多々あるので、最終戦にして同じ過ちは繰り返したくなかった。 やはりその後のXの逆襲は凄まじかった。 プロレベルのパスワークからは華麗さと同時に、この試合に対する情熱がうかがえた。 それは拓真の喜びをも生んでいた。 プロレベルのチームが拓真の引退試合のためにここまで本気で取り組んでくれていることがただ嬉しかったのだ。 そして、試合は依然Xペース。 速いパスワークに拓真の体力がついていかない。 拓真は一度ベンチに下がった。 するとその直後、素早いつなぎから失点。 今までなんとか耐えていたKING TAKUだったが、ついにゴールを破られ、落胆の色を隠せない。 察し、すぐさまチームを鼓舞する。 新藤監督「切り換えろ!! これからだぞ!!」 しかし、プロレベルを相手にするということはそんなに甘くはない。 またしてもすぐに同じような展開で2失点。 チームが崩壊しかけている。 若き頃の苦い記憶が蘇る。 1-3 観客は大喜びだ。 それ以上の失点はなんとか防ぎ、前半終了の笛に助けられた。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1133.html
第3章 ② 「Buongiorno!(こんにちは!) まさかこんな荒れ果てたところで、素晴らしく美しい花と出会うだなんて♪」 「…それはどうも」 なんかノリが悪い……。 警戒してんのか? じゃあ最初は真面目に。 「お嬢さん、いかがなさいました? ここには自分しかいませんが。」 「あ、いえ、こちらで爆発があったと聞きまして(お嬢さん? …久しぶりかも♪)」 何となく美人の背景が”パァァァァ”と明るくなった? よくワカンネ。 「嗚呼、それで……。 確かにありました。デカイヤツがね…。」 瓦礫の山からはマシになってはいたが、まだまだ悲惨な教室を二人で見渡す。 「……みたいですね。 ところで貴方、ミス・ヴァリエールの…」 「ええ、スクアーロといいます。 良くご存知で (オレって有名? ……多分悪い意味だな)」 「使い魔が人間など、前代未聞ですからね」 「(やっぱり……) …そうなんですか? 自分はよく知らないもので… 今度ご教授願えませんか? ぜひ二人っきりで。ミス……」 「ロングビルです。 でも私、人に教えるのは苦手で……」 「? ここの先生では無いんですか? ミス・ロングビル」 「私は院長の秘書をしています。 教師ではありません」 「では魔法は使えない?」 「少しではありますが使えますよ。 貴族でないメイジもいますの」 「??」 「つまり、『貴族は全てがメイジだが、メイジが全員貴族ではない』ってことです。」 「…なんらかの理由で、貴族でなくなった人たちがいる」 「その通りです。 そして、私もその一人……」 「…これは拙いことを聞いてしまいました。 どうか許してください。ミス・ロングビル」 「大丈夫。気になさらないでください。 …それと、気軽にロングビルと呼び捨てで構いませんよ?スクアーロさん」 「良いんですか? じゃあオレのこともスクアーロで。もしくは”鮫”で!」 「鮫…ですか?」 「オレのクニでは鮫のことを”スクアーロ”って言うんです」 「そうなんですか? とても遠い国からいらっしゃったんですね」 「そりゃあ、もう… 気の遠くなるほどにね……」 ……マジで帰れんのか。 すンげー不安だ。 「今度、お国のお話を聞かせてくださいね」 「! ええ! いつでもいいですよ! 早速今夜いかが?」 ウフフ♪と微笑むロングビル。 こりゃあ期待していいのか! 「お誘いありがとう♪ ……でも、ごめんなさい。 せっかくだけど、ここ二・三日は忙しいの…」 「そうなの……」 (´・ω・`)ショボーン 「ごめんなさいね? また今度誘ってね、”鮫”さん♪」 「! 喜んで!!」 (`・ω・´)シャキーン 手を振りつつ、教室から出て行くロングビル。 「鮫さん♪」だって! うひょー! ……でも彼女何しに来たんだろ? 野次馬? ……久しぶりにイイ感じの男の人にあったわ♪ へんな髪型だけど。 あのエロヒゲジジイに会ってからロクな男がいなかったもの! ジジイにコッパゲ、その他大勢の男性教師。 周りはガキばっか。 お宝のためとはいえ、院長にあそこまでセクハラされるとは……。 心が折れかけたわ……。 その分ジジイをやっつけたけどね。 ……異国情緒たっぷりってのが新鮮でいいわ♪ へんな服装だけど。 ……お誘い受ければよかったかも。 なんちゃって☆ キャー!キャー! 最初の目的も忘れ、廊下で跳ね回っているフーケ。 今後の参考のため(勿論盗賊家業の)、爆発する魔法の話を聞くつもりが……。 色々苦労があるようで。 小さな幸せが嬉しいらしい。 不憫だなぁ、土くれのフーケよ……。 なかなかの好感触に気分を良くしていた鮫の処へ、学院の使用人が来た。 庭仕事用の一輪車をもって来てくれたらしい。 教師たちが準備させたようだ。手伝いましょうか?とも言ってくれた。 (運び出す苦労は減ったわけだ…) 使用人に一輪車の礼を言い、手助けは丁重に断った。 「気持ちはありがたいが、これも”オレの仕事”なんだ」 ”自分の仕事”はきっちりやる。 ”みんなの仕事”は周りをみて、休む。 つーか、サボる。 それがちょっとしたポリシー(?だった。 使用人が教室からいなくなり、独りぼっちになる。 (あんま無かったよな……。 独りきりってのは) いままでは相棒が必ず隣にいた。 「……何考えてたんだか。 さ、仕事しようか……」 ほぼ全ての石くれを片付け終え、綺麗になった教室。 うーん、掃除のスキルがアップしたぞ! これでお嫁にいつでもイケル! 馬鹿なことを考えていると、御主人様が帰ってきた。 「……もう終わった? 掃除…」 「おう、お帰り。 ほとんどな」 やっぱり可愛い子は綺麗な姿が一番だな。 ルイズの周りの空気が輝いて見えた。……気がする。 「そう……」 だが、本人は輝くどころか、くすんだ表情をしている。 「何か元気ねーな? ……大丈夫ですか?御主人様?」 「……」 おどけてみるが、効果は無かった。 「……”失敗”のこと気にしてんのか?」 「……あんたも分かったでしょ? 私が何故”ゼロのルイズ”って呼ばれてるか…」 「なんとなくな…」 「魔法の成功率”ゼロ”。それが私の二つ名……」 「ルイズ…」 目が潤み、身体が少し震えている。 怒りと悔しさの混じった声で続ける。 「誰もが成功するような簡単な魔法も使えない」 「貴族なのに、メイジのはずなのに魔法が使えない」 「周りからは勿論、家族からも呆れられるぐらい成功しない」 ……自分の目から涙がこぼれているのが分かる。 何故、泣いているのだろう。 何故、こんな愚痴を他人にこぼしているのだろう。 何故、心を見せているのだろう。 何故? コイツが……使い魔だから? 使い魔とメイジは一心同体だから? コイツは人間。しかも平民。 幻獣や動物ではない。”言葉”が通じる。 人間の気持ちが分かるのだ。 心で理解できてしまう。 今までの自分だったら絶対にこんなことはしない。 同情されたくない。 そんなこと絶対に嫌だ。 たとえ、”ゼロ”でも…… 私はメイジであり、貴族なのだ。 誇りがある。 絶対に譲れない誇りがある。 哀れみはいらない。 可哀想な女の子で終わってはいけない。 私は絶対に、立派なメイジに、貴族になる。 そのために誰にも負けないような勉強をしてきた。 知識だって、練習だって誰よりやってきた自負はある。 それでも失敗する。 何度やっても失敗する。 失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。 失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。 失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。 失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。 失敗。失敗。失敗。失敗。失敗。失敗…… もう自分はメイジに、貴族になれない。 そう諦めかけたとき、コイツがきた。 使い魔の召喚に成功した! もうゼロじゃない!! 嬉しかった。ただただ嬉しかった。 自分も魔法は使えるのだ! もうゼロじゃない!!! ……だから、錬金もできると思った。 だって私は魔法が使えたのだもの! もうゼロのルイズじゃないもの! ………でもダメだった。 今までと同じ。 魔法が使えないメイジ。 メイジじゃない貴族。 ゼロのルイズ。 そんな自分が嫌い。 嫌い。嫌い。嫌い。 嫌い。嫌い。嫌い。 嫌い。嫌い。嫌い。 大ッ嫌い! 自分が許せない!! そして何より…… 自分の失敗で、誰かが傷ついたり、誰かの迷惑になるのが許せないッ!」 「アンタにも、怪我をさせてしまったッ! 傷つけてしまったッ!!!」 使い魔の軽く傷ついた腕や少し破れた服を見て、改めて自分の失敗を悔やむ。 涙は止まらず、声はかすれ、身体はガタガタと震える。 感情が一気に溢れ出す。 「自分のせいで、誰かが嫌な思いや辛い思いをするのは絶対嫌ッッ!!」 最後の言葉を言い切ると、その場にへたり込む。 足に力が入らない。 情けないところを見せてしまった。 使い魔に軽蔑されるだろうか。 自分を哀れむのだろうか。 本当に情けない。 まるで同情してくださいと言わんばかりだ。 本当に情けない……… 鮫は優しく、ゆっくりとルイズを包み込むように抱きしめる。 「ルイズは優しいな……」 優しい? 私が? 「オレは…誰かに説教できるような立派な人生は送ってない。 勿論、後悔はしてない。 自分で選んだことだからな……」 腕を解き、ルイズの涙を指で拭いながら、鮫は続ける。 「だから… 慰めるとか励ますなんてことはできねぇ。ただ…」 今までにない真剣な目で見つめる。ルイズも精一杯見つめ返す。 「『心の優しい人間』は、『腕力の強い人間』よりも『頭の賢い人間』よりも、ずっとずっと立派だと思う。」 「……」 「だから、今のルイズは十分立派だとオレは思うよ」 「でも…」 「それにオレの世界じゃ、偉人は必ずこう言うぜ? 『倒れぬ者が強いのではない。倒れても立ち上がる者が強いのだ』ってさ。 ……分かるだろ? ルイズなら」 「……。 ……うん」 「もし、一人で立ち上がれなかったら、手助けするぜ? オレはお前の使い魔だから、それは”オレの仕事”だろ?」 「…うん」 「”ベネ”! だから、何かあれば使い魔にご相談下さい? 鮫の如く、全て飲み込んで差し上げます♪」 「……全然上手くない。 無理やりすぎ。 センス無い」 「……オレにだけ優しくない気がする」 「当たり前でしょ? ”私の”使い魔なんだから!」 「……理由になってねぇぞ?」 「良いの! あんたは使い魔! 私は御主人様なんだから!」 溢れるように出ていた涙が止まり、今度は笑顔がこぼれる。 ……怒った口調とは裏腹に、とても穏やかな顔を見せてくれる。 (微笑むような笑顔は、初めてだな……) 素直に美しいと思う。 本当の笑顔は、笑った者の心が表れ、見た者の心が洗われる……。 復活したかな? まったく……手のかかる御主人様で……。 まあ、そこが”カワイイ”かな? ……なんてな。 「……」 「どうした? まだ、言い足りないか?」 「……き、急に変な事言って… わ、悪かったわね…」 「ハイ?」 「だだ、だから! ”悪かった”って言ってるでしょ!?」 「謝ってんのか? それ。 …全然だめだな」 「じじじ、じゃあ、どうすれば良いのよ!?」 「(お? 素直じゃん? んじゃあ…) そうだな…… 『ごめんなさいのキス』と『ありがとうのキス』と…」 「……と?」 ドクン。ドクン。 何故か鼓動が強く、そして早まる。 (おおお、落ち着きなさいルイズーーッ!) 自分で自分に喝を入れる。 しかし、全然収まらない。むしろ酷くなっていく。 そんなルイズに耳打ちをする。 優しくはっきりと。 「『××××』が良いな♪」* (『』の中にお好きな”セクシャルな”言葉をお入れください。文字数はいくつでも構いません。) 「~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!!」 完全に真っ赤になるルイズ。 完熟トマトよりも赤い。海に沈む夕日よりも赤い。 とにかく赤い!! 頭から湯気が立ち上っている。 ……どうやら想像しているらしい。 …事細かに。 「……いかが?」 「ちちちち、調子にのんなぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!!」 メ メ タ ァ !! パウッ! ガ シ ャ ン ……フフ ……は…波紋入りの金的アタックは い 痛か……ろう(オレが)………フッ …ってこりゃ確実に天国へ逝けるぜ!? 神父さんよォ! 「ややや、やっぱりアンタご飯抜き!! 絶~対ご飯抜き!! 一週間ご飯抜きィィィィッ!!」 床で、大事な股間鮫を押さえながら痙攣しているスクアーロに言い放つ。 「アアア、アンタのことなんかッ! しししし、知らないんだからぁッ!」 返事の無い鮫を置いて出て行くルイズ。 どうやら昼食の時間らしい。食堂の方へ行こうとしている。 ドアで立ち止まり、まだ起き上がらぬ使い魔を確認する。 ここからなら聞こえないはず……。 「…………ありがとう」 絶対アイツには聞こえない大きさで言う。まだアイツには面と向かって言えない。 でも、きっといつか……。 言ってあげよう スクアーロに 感謝の言葉を 聞いてもらおう 自分の気持ちを 愚痴なんかじゃなく 本当の気持ちを いつか必ず 今は……まだ自信が持てないし……恥ずかしい。 そそそ、それに! アイツはすぐ調子に乗るし! そういうヤツなのよ! アアア、アイツは! だだだ、だからまだ、ちゃんと言ってやらないんだからッ! アア、アンタが悪いんだからねッ!? ばばば、馬鹿鮫ッ! ドタドタと今にも廊下を走り出しそうな勢いで食堂に向かう。 なにやら、吹っ切ったような、ややこしくなったような……? 「……どういたしまして。 御主人様……」 何とか、天国の門で呼び込み(キャッチ)している天使から逃げてきた。 素直じゃないねー、うちの御主人様はよー。 …それより本ッ当にオレか? あの台詞をほざいたのは! 恥ずかしくてオレが泣きそうだぜ!? 何が「説教できない」だ? 思いっ切りしてんじゃねぇか!! 口説くのならともかく…。 今のは完全にオレのキャラじゃねぇ! ……どうしちまったんだろう……。 助けてくれ… ティッツァーノ…… ……ハッ!? まさかティッツァの『記憶DISC』がオレにッ!? …何か電波をキャッチしちまった……。 何だよ『記憶DISC』って……。 マジでヤバイかも……。 (良かった… ”下”は潰れてない… ”上”も…大丈夫……だと思う) 股間鮫の具合と頭の様子を伺いながら、罰掃除の仕上げに入る。 …もうすぐ終わるな。 結局全部オレ一人でやったのか……。 使い魔はツライなー。 動いたから腹減ったなー。 肉体労働は疲れるぜ……。 …そうだ! 朝計画した通り、厨房にでも行ってみるか! なんか食い物わけてもらおう! それにメイドも沢山いるだろうし!! カワイイ子、イッパイいるかな? 良~し! 頑張るもんねー!! …今のところ、性欲と食欲と、ほんのちょっとの”偉大なる理性”……で動いている鮫。 本能全開!―――というよりは煩悩全開です。 本当に(ry 「―――そんでもって『愛してるよ。 マチルダ…』なんて言われたりして♪♪」 キャー!キャー!キャー! まだ廊下で一人、はしゃいでいた『土くれのフーケ』。 ………あのー、本名だだ洩れなんですけど? …このフーケなら、意外とスクアーロと相性良いかも? ……ンな訳ないか! 「The Story of the "Clash and Zero"」 第3章 伝説は蘇り、歴史は繰り返す ② 終了 To Be Continued ==