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VDC … … … … … VDC ッハァ VDC (仮想駐屯地シドリー VDC (閉会式後のアフタータイム VDC (夢のイベントにアフターまであるってェのは変な話だが、 VDC (いちいち夢に合理性を求めちゃキリが無い VDC … VDC (反省会も質が大事。 VDC (記憶や印象で敵を肥大化して語る事は幾らでも出来るが、 VDC (多人数戦の場合なかなかフラットなデータにならない VDC (それならば機材と記録と客観的なAIが充実してる現実世界のEvで・・・ VDC (なんてのは方便で。 VDC (“オレ”と“ピチカート”が巻き込んじまったシロート様に VDC (いつまでも重苦しい荷を背負わせるのに嫌気が差しただけ VDC (真面目に挑んだ競技に真面目に跳ね返されて悔しがるのは別に良いんだが、 VDC (反省会まで巻き込むこたあない VDC (祭りは祭りで、夢は夢。 VDC (仕事は仕事で、起きてから。 VDC … … … … … VDC (なんてつまんネェモノローグ引っ提げてナニをしてたンだって話だが VDC (いつになく理性を失いたがってた相方の VDC (理性が飛ぶまで慰めてただけだが… VDC ッハァ? VDC (なかなかどうして夢は全然終わりやしねえ。 VDC サカイの野郎、何考えていやがる? VDC “DDF”の長え長え全肯定はとっくに終わって、 VDC “アフター”だって十二分に楽しませてもらったぜ? VDC コレ以上何を望むンだ? VDC … … … … … VDC (それとも辞めれない理由が?ンなモンあるかよ。 VDC (仮想駐屯地シドリーの道路を歩き VDC (EV本社のすぐ前で立ち止まる VDC … … … … … VDC (建物を見上げている ??? ―― あははっ。(VDCの背から、聞き慣れた笑い声がする ??? 夢の中でまで出社するなんてとっても仕事熱心なんですね? ――VDCせんぱいっ VDC ッハァ? そうだなァ…社畜魂に溢れてるだろ? ??? そうですねっ。本当に。 ――― ??? けれど、今自由にしているという事は、夢で振り返りをする訳では無いのでしょうに。(「聞き覚えのある声」の質が変わる。 ??? 猶も未だ、此方に用事があるのでしょうか? ――おにいさま。 VDC ッハァ、別に。 VDC 「今日見た夢の内容を話し合う」なんてのは起きてからヤルのが相場だって話だ。 VDC 優勝おめでとう紅椿家五。オレ達の完敗だなァ? イツキ あははっ。ありがとうございます。(VDCの前にふわりと躍り出て、微笑みを向ける 見た目は絶世の美少女。 イツキ 褒めて貰いに出向いた甲斐があったというものです。 VDC ソイツぁ要望にお応え出来て何よりだ VDC 最終ラウンドじゃあ随分と直接対決が多かったみてェだからな イツキ ええ、本当に。 おにいさま達の陣営とは、あらゆる所でぶつかり、 イツキ そして各々、執念が実った形となりました。 イツキ 勿論イツキも。久方ぶりにおにいさまと全力で戦えて、とっても楽しかったですよ? VDC ッハァ!そっりゃあ良かったなァ?(隻眼で嗤い VDC コッチは勿論負けるつもりでなんか闘っちゃあ居なかったが、 VDC ああも完敗の形になるとは思っちゃあ居なかったぜ イツキ あははっ。勿論イツキ達も全力で闘いに行き、策を練り、勝ちに行きましたけれど、 イツキ そうですね。想定以上の戦果だった、と言えますでしょう。(自信家のイツキがこういう言い方をするのは珍しい イツキ (まあ、実際にそうだった。姉は強く兄も強いが、それだけでなく、最終戦のEv陣営は強力な選手が揃えられていた。 VDC ッハァ、反省会は現実に起きてからすると言った手前、 VDC 細ぇ追求は避けるが・・・ VDC やはり「イツキ」と「麗」をドラフトしなかったのが敗因か? イツキ あははっ!お上手ですねおにいさま。(にこにこと嬉しそうに VDC ッハァ、別に贔屓目なく、そうだろうよ? VDC 「イツキ」は今回オレの足止めに徹してたが、本来はもっと芸達者だ。 イツキ ふふ、まあ、でも。 選べなかった気持ちもイツキは分かりますよ? VDC ッハァ? そいつァ理解度が高くて助かる<厄介>だなァ? イツキ 「五」に「六孤」に「七恵」に「七虎」… 妹達は皆可愛いですものね? イツキ 最強のおねえさまはともかく、妹達の誰かだけを選び取るなど。「おにいさま」が躊躇っても無理はありません。 VDC ッハァ、わかられすぎて恥ずかしくもなる慰めだぜ。 VDC 「麗」は………ま、あの活躍を敵方だから見れたと思えば…今回の結果も受け入れちまう甘い自分も居るがな。 イツキ あははっ。当然わかりますよ。 双子ですもの。(楽しそうに笑み イツキ ああ、「麗」は本当に…。寧ろ、この舞台立てこそが功を奏したと言えるかもしれませんね。 イツキ おねえさまやおにいさま… 達と敵対するなど、滅多に無かった事でしょうから。 VDC ッハァ、違いねェな… VDC 何もそれを願ってドラフトしなかったとか、優勝しなかったなんて言い訳にはさせたくねェンだが… VDC まァ、結果的に、紅椿家にとっては良い大会になったンじゃあねェか? イツキ … そう… …とも言えますね!(何故か断言しない VDC ッハァ?…なンだ? 言いたりねェ事でも? イツキ いえ。姉として良かった所も多いのですけれど、姉としては心中複雑とも言いますか。(何か言い出して VDC ッハァ? 欲張りだなァオイ 悪い事じゃあねェが。 イツキ (麗の協力無しには無し得なかったとはいえ、あのヘタレ男どもにおねえさまが討ち取られるなんて云々かんぬん…とか。 イツキ (麗の奮起は感動を覚えるものだったとはいえ、恐らくその背を押す事になっただろう最初の一戦は……とか。 イツキ ええ。ええ。そうですね、欲張りですよ。家族想いなので。(などと嘯きぼやく VDC なら良いじゃねェか。 VDC じゃあ欲張りな奴がせっかく話に来てくれてンだ。 VDC 一個だけ面倒な質問でもしようかね。 イツキ まあ。なんでしょうか? VDC 「イクス」は、「イツキ」から、どう見えてンだ? イツキ まあ。気になりますか?(少し不思議そうに、でも楽しそうにして VDC まァ…せっかくの機会だからなァ…? VDC 本人がいる前じゃ(お互いに危なっかしくて)聞けないだろ? イツキ そうですか。 では、せっかくの機会ですし、きちんと言葉にしましょうか。 VDC ッハァ、どうぞ遠慮なく。 イツキ 優秀な方ですね。向上心が強く、貪欲で、その為の努力に余念が無い。その成果である武力も技術も地位も得ています。 イツキ 今回の試合の結果を経ても、その見え方は揺らぎません。これまでの信用がありますからね。 イツキ ふふっ。意外かもしれませんけれど。 イツキは、「自分を磨き続ける」方の事はちゃんと評価しますとも。 イツキ ですから。おにいさまの隣に立っても不足無い女性だと、そうイツキはそう思っていますよ? VDC ッハァ! えらくベタ褒めで逆に驚いたよ。 イツキ まったく。イツキの事を小姑か何かだと思っていませんか? VDC ッハァ、言い得て妙だなァ? イツキ まあ、愛するイツキのきょうだい達のお相手となれば、少しばかり(そうか?)見る目が厳しくなるのは致し方ありませんけれど。 VDC そこは時には多めに見てやれって思う事が無いわけじゃあねェが… VDC 聞きたい事ァ聞けたよ。 イツキ あははっ。どうでしたか、答えを聞いて。 VDC … … … … … VDC (珍しく、しばし沈黙して、 イツキ (おや。と VDC (イツキでさえ…というのは失礼だが、イツキでさえこの評価だ。 VDC (ンなら姉さん方も、とやかく言いやしまい。 VDC (ンな事ァ…昔からわかっちゃいるんだが… VDC (100点しか取れない性格かね。難儀なモンだ。 VDC 「自分を磨き続ける」ってのが無駄になる事ァねェな。 VDC (答えになってるんだが…なってないんだが。 イツキ あははっ。(そんな返事に笑って イツキ まあ、色々あるのかもしれませんけれど、おにいさま達の事は特に心配していませんとも。 VDC ッハァ、そいつはありがとよ。(隻眼で笑って返して イツキ まあ、裏を返せば他に心配なきょうだいが多いとも言えますけれど。(わざとらしい困り溜息で VDC あえてスルーしたんだ。今掘り起こすなよ?(イツキにコイツめ、と イツキ あははっ。ですよね?(などと笑い イツキ 全く。今ちょっかいを掛けに行っていないだけ褒めていただきたいものですよ。 VDC ッハァ、それならじゃあ… VDC もう少しココで、足止めされといて貰おうかね。 イツキ おや。(ふふ、と イツキ 心配性な妹を放っておけないなんて、流石はおにいさまですね? VDC あぁ。オレもその心配性の1人だからなァ。 VDC 不条理な夢に呼ばれる事も最近無ェだろうから改めて聞かせて貰おうか? VDC 好きなタイプとか、恋バナとか、「イツキ」のもよ? イツキ (口元に手を当ててきょとんとして イツキ あははっ。確かに、イツキにそのような事を訊く方なんて… イツキ おにいさまぐらいしか居ないかもしれませんね? VDC ッハァ! 心配性の「おにいさま」だ。 ちょっとぐらいは話を聞かせてくれよ? イツキ (イツキは世界の誰よりもイツキを愛している「自信家」だ。 その事実が知れ渡っているからか、 イツキ (イツキを恋愛の舞台に上げようなどと思う者は希少だ。それこそ心配性の身内くらいだろう。 イツキ ええ。構いませんよ。 久しぶりですから、少しばかり長くなるかもしれませんけれど。 イツキ あははっ。でも、足止めならばちょうど良いでしょう? VDC あぁ。いくら長く話したって構いやしねェぜ。 VDC 「せっかくの機会ですし、きちんと言葉にしましょう」って奴だなァ イツキ あははっ。今度はイツキの番という訳ですか。 イツキ (イツキは世界の誰よりもイツキを愛している。さりとて、他人に全く興味が無い訳では無い。 イツキ (彼…がその舞台に上がるのは、何時の日か。 イツキ では、お茶でも頂きながらゆっくり語ると致しましょう。
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また逢いましょう(後編) ◆KKid85tGwY ミハエルが男に蹴り飛ばされた。 そう認識出来たのは、ミハエルが空中を舞い落ちたのを確認してからだった。 赤い髪を後ろにたなびかせた奇妙な白い外套の男は、金属の様な物で覆われた蹴り足を降ろしながら呟く。 「ああ……2分20秒……また2秒、世界を縮めた……」 そして余りの急展開に、呆気に取られるかがみに向き直る。 「お嬢さん、無事ですか? 大丈夫ですか? 何処かお怪我は有りませんか!?」 男は尻餅を付くかがみに、手を差し伸べる。 かがみはすぐにそれを受け取れない。 「おぉぉぉーっと、申し遅れました。俺は決して怪しい者ではありません。世界最速のアルター使い、ストレイト・クーガーと申します!! 俺以外の参加者を捜して市街に向かっていた所を通りすがりに偶然貴女をお見掛けして、その可憐な姿に見惚れてこうしてお声がけした訳です。 こうして出会ったのも何かの縁。何かの運命。俺は常々こう思うんですよ。人との縁、人との出会いを大事にしたいと。古人も言っています。 一期一会、袖振り合うも多少の縁。そう考えると俺の世界を縮めるアルター能力『ラディカル・グッドスピード』は実に出会いのチャンスを与えてくれます。 この能力で世界を誰よりも速く東西奔走すれば、必然様々な出会いにも恵まれると言うもの! そして今日もこんな素敵な女性と巡り合えた! どうですかぁ、貴女もこの出会いを祝して、俺と一緒に市街までナイスなドライブと行きませんか!?」 おぉぉぉーっと、から行きませんか!? までその間実に30秒!!! これが21歳の青年ストレイト・クーガー、ベストコンディションの姿である。 しばし固まっていたかがみも、クーガーが自分を助けてくれた事実を思い出し 恐々ながら差し出す手を取り立ち上がった。 「……た、助けてくれてありがとう」 「なあに、危機に有る女性を助けるのは、連経済特別区域通称ロストグラウンド治安維持武装警察組織『Hold』内の 対アルター能力者用特殊部隊『Holy』に所属する者、いやいや違う。それは違うぞ! それ以前に1人の男として当然の事です!」 「当然では無い。それ以前に貴方は彼女を助ける所か、助かる邪魔をしてしまったんだ」 優に10mは蹴り飛ばされたミハエルだったが、特にダメージのある様子は見られない。 「…………クーガーさん、ですか? 貴方は……どうやら、私の夢をお話しするだけ無駄の様だ」 「愚問だなァ。俺の進む道は俺が決める! 他人に運命を左右されるとは意志を譲ったという事だ、 意志無きものは文化無し。文化無くして俺は無し。俺無くして俺じゃ無いのは当たり前!!」 「有無を言わさず人を蹴るなんて……貴方には常識とか良識とか、そう言うものが無いのか!?」 「お前が言うな!!」 「全くだ。こっちはデート中だってのに邪魔しやがって」 「誰がデート中だ!?」 「そこで、ツッコまないで…!」 「そこを指摘しないでどうするんだ。彼女は貴方とデート中では無く、私と同じ夢を見ていたんだ」 「違うわ!!」 「ハッハッハッハッハ!! 未練がましいなァ、しつこい男は嫌われるぜ?」 ミハエルは呆れたと言わんばかりに首を横に振って、腰に有った剣を取り出し ベルトのバックルから抜いたカードを装填した。 ――SWORD VENT―― 天からミハエルに大剣、と言うより突撃槍(ランス)と言うべき巨大な武器が降りて来た。 「大丈夫。クーガーさん、貴方を相手にするとなると多少は手荒い真似も必要みたいだけど。 貴方もこれからは、私の胸の中でちゃんと生き続けるのだから……」 「言っただろう、俺の進む道は俺が決める。男の胸の中で生きるなんざ、絶対にノウ!!」 ミハエルの踏み込みは一瞬でクーガーとの間合いを無にし、即座にランスを振り下ろす。 ランスは地面を文字通りに切り裂く程の威力を示した事から、重量も相応の物だと見受けられる。 それだけの質量を振るいながら、ミハエルの動きは人の物とは思えない程に速い。 しかしそれ以上に驚くのは、攻撃を受けた筈のクーガーが消えた事である。 「遅いなァ」 クーガーの声が、ミハエルの真横から聞こえる。 ランスを横に払うも、もうそこにはクーガーの姿は無い。 「遅いと言っている! スロウリィだと言っている ! !」 今度は斜め前からの声。 斬り付けるも、やはり手応えは無い。 (…………何これ? 目で追う事も出来ないんだけど…………) ミハエルは神速とも言うべき動きで、クーガーに襲い掛かる。 それをより以上の速度で、クーガーが回避し続けていた。 かがみはこの時になって初めて、この場が単なる殺し合いの舞台と言うだけでなく 自身の想像を絶する存在が跋扈する世界だと認識し得た。 ――TRICK VENT―― 突如、ミハエルの姿が2つに別れた。 2人のミハエルに挟まれ、流石のクーガーも意表を衝かれた様子で動きが止まる。 「残像? 俺より速く動いて見せた!? 馬鹿な! 有り得ない!! インポッシブル!! 俺より速く動ける者等この世に存在しない!!!」 その背後から3人目のミハエルがランスによる突き。 クーガーは身を捻って、それを避わす。 そこからランスが横薙ぎに振るわれ、クーガーの身体は吹き飛ばされた。 5mは地面と平行に飛んだ後、地面を転がる。 ミハエルの、決して太いとは言えない腕からは考えられない膂力。 更に、計6人にも姿を増やしたミハエルがクーガーを囲む。 「こうなっては、クーガーさん……貴方に勝ち目は無い。もう、無駄な抵抗は止めにして欲しい」 「大した自信だ。速さに頼らず分身するとは驚いたが、たった6人程度じゃあ俺を止めるのには、足りない!」 敵に囲まれながら、起き上がるクーガーは不敵に笑みを浮かべている。 そして陸上競技の予備動作の如く、身を低く構えた。 「全然足りない! 足ァりないぞォ! お前に足りない物は、それは―――――――――」 刹那、砂塵を上げクーガーの姿が消えた。 「情熱―――――――――――――――――――――――――――――――――――――」 ただ速く、ミハエルの1人が蹴られ掻き消える。 「――思想―――――――――――――――――――――――――――――――――――」 何よりも速く、2人目のミハエルが蹴られ掻き消える。 「――――理念頭脳―――――――――――――――――――――――――――――――」 更に速さを増し、3人目のミハエルを消し去る。 「――――――――気品優雅さ勤勉さ!!―――――――――――――――――――――」 更なる加速、4人目と5人目のミハエルも消し去る。 「――――――――――――――――――そしてェ何よりもォォォ、速さが足りない!!」 止まる事を知らない加速の果て、6人目のミハエルが蹴り倒された。 「纏めて蹴り倒してやろうと思ったら、他は全部幻影だったとはなァ。速さの無い力は所詮虚仮。 速さはあらゆる能力に優れて勝る、唯一無二絶対無敵最強最大の戦力なのだァ!!」 ミハエルはランスを杖に、何とか立ち上がる。 「くっ、動きさえ止められれば…………これは!?」 全身を被う装甲が、粒子となって宙に溶けて行く。 「時間切れ……………………これ以上の戦闘続行は不可能か。…………仕方ない。 憶えて置いて欲しい。私は決して夢を諦めはしない。……だから…………何れ、また逢いましょう」 ――NASTY VENT―― 蝙蝠の怪物が羽ばたきを始め、突風の如き衝撃波が発せられる。 激流と化した衝撃波は、一直線にかがみへ向かって行く。 それを受けたかがみは、堪らず吹き飛ばされる。 ――――筈だった。 気付いた時には、クーガーの両腕に抱えられていた。 かがみの居た地点はすでに遥か遠方で、衝撃波に拠り砂塵を舞っている。 自分が気付かぬうちに抱きかかえられていた事に――今日でもう何度目にもなるが――驚嘆し、かがみはクーガーの顔を見上げる。 当のクーガーは険しい顔でミハエルの居た、公園の方を見つめていた。 ミハエルの姿が見えない。 それでかがみにも衝撃波による攻撃が、クーガーを自分に引き付け その隙にミハエルが逃げる為の物だと理解出来た。 「…………逃げられたんだ……」 「なぁに、俺の速さを持ってすれば何時でも何年何ヶ月何日何時間何分何秒のタイムロスを開けられようとすぐさまに追い付いてみせます」 「そう……そ、それよりも私はもう降りても、だ、大丈夫だから!!」 かがみは自分がクーガーの腕の中に、俗にお姫様抱っこと言われる状態で居た事を思い出し 恥ずかしさにしどろもどろになりながら、慌ててクーガーの腕から降りる。 「ハッハッハッハッハッハ!! 俺はさっきのままでも、構わないんですがねぇ。 先程も言いましたが、俺は市街へ向かおうと考えていたんですよ。何故市街を目的地とするのか!? その理由は単純至極簡単明快。 市街こそ近代施設娯楽空間学術資料等の集まる、言わば文化の集積地! ロストグラウンドでも荒野より市街が文化的!! 文化的ならそこに人が集まるのは当たり前! そう判断した為ですよ!! ……これもさっき言ったか? まあいいや。さっき言ったついでにもう1度お誘いしましょう。貴女も市街までご一緒しませんかァ!? 勿論世界最速たる俺の速さに付いて来るなんて真似は、貴女には到底適わないでしょう。 しかぁし心配御無用万事私にお任せ下さい。オォォルザァッツオォォォォォケイ!! 私が貴女を抱えて走ればノープロブレム。後は私が、地球上の如何なる移動手段よりも安全快適何より最速で市街までエスコートします!! どうですかぁ? きっと素敵なドライブになると思いますよぉ?」 かがみが引き気味になっているのを気にも留めず、クーガーは捲し立てる。 かがみとしては、クーガーは命の恩人。決して信用出来ない人ではないだろう。 先程は信用出来ると判断したミハエルに裏切られたのが、未だに胸中のしこりとして残ってはいるが クーガーの限っては、今度こそ滅多無いと思えた。 しかしどうしてもかがみは、クーガーの誘いに二の足を踏んでしまう。 クーガーは間違い無く、悪い人間ではない。 しかしかがみがクーガーを1言で言い表すなら、それは変態と呼ぶだろう。 (…………私って、変わり者によっぽど縁があるのか?) かがみは今は遠いアホ毛の友人を思い浮かべながら、手を差し伸べるクーガーに冷たい目を送り続けていた 【一日目深夜/F-5 岸辺】 【柊かがみ@らき☆すた】 [装備]:エンジェルモートの制服@ひぐらしのなく頃に、北条悟史の金属バット@ひぐらしのなく頃に [所持品]:支給品一式 [状態]:健康、全身が軽く濡れている [思考・行動] 1.つかさ達を捜す。 2.クーガーの誘いに乗る? 【一日目深夜/F-5 岸辺】 【ストレイト・クーガー@スクライド】 [装備]:なし [所持品]:支給品一式、ランダム支給品(1〜3)未確認 [状態]:健康、ラディカル・グッドスピード(脚部限定)発動中 [思考・行動] 1.かがみと共に市街へ行く。 既に『仮面ライダーナイト』からの変身が、解けていたミハエルは 公園の在る小島から、西へ向かい橋を渡っていた。 金属の基礎構造をコンクリートで固めた如何にも堅牢そうなその橋には、照明の類は一切無い。 その為、障害物が無いにも拘らず深い夜の闇に覆われている。 ミハエルは闇の中を1人、確かな足取りで進んでいた。 クーガーに蹴られた箇所に痛みは有るが、後遺症やこれからの行動に支障が出る類の怪我ではないらしい。 「…………同志。私の力が及ばず、かがみさんとクーガーさんをこの場から助け出す事が出来ませんでした。けれども……」 ミハエルは『同志』に話し掛ける。 周囲には誰も居ない。 しかしミハエルにとっては、確かに存在する。 ミハエルの中に。 あの誰よりも強く正しく賢く、尊敬して止まないミハエルの『同志』が。 ◇ ◇ ◇ 時を、1時間程遡る。 この殺し合いの場に、着いて直ぐの時間。 気付けば、まるで見た事の無い景色が広がっていた。 設置してある遊具や砂場から公園であると理解は出来たが、見覚えは全く無い。 さっきまで別の場所に居て、そこで少女が殺された記憶も生々しい。 (……何だこれは? 一体、何が起こったんだ!?) ミハエルは、ただただ困惑していた。 状況を把握する為、更に記憶を遡る。 自分はオリジナル7のヨロイ、サウダーデ・オブ・サンデーに乗っていて プリズン・プラネット・デストロイヤーにアクセスする為、月に打ち上げられる筈だった。 しかし気付いた時には、V.V.が殺し合いの開始を告げた場所に居た。 (何なんだ一体!? 私は、殺し合い等している場合じゃ無いと言うのに!!) 不可解な現象だが、今のミハエルにとってはそれ所ではない。 何しろ自分がこれから行う任務は同志の夢を叶える為の、最も重要な部分と言って過言ではない。 それを放り出して、こんな訳の分からない場所に来ている事になる。 サウダーデを起動出来るのは自分だけ。 つまり他の人間に任務を任せればいい、と言う訳にはいかない。 一刻も早く、ここからサウダーデに戻らなければ!! 気ばかりが焦るのを抑え、帰還方法を思案する。 とにかくここが何処か? どういった方法でここに来たか? 等の情報を集めなければ。 手持ちの支給されたデイパックを探る。 地図を見付け、慌ててそれを広げた。 そして殺し合いの会場全体を、俯瞰する情報を手に入れた。 (島か……くそっ、これでは現在位置の見当も付けられない!) 途方に暮れる。 そして自分が現在位置を把握しても、直ぐに帰れない事情が有るのを思い出した。 首下を触れば、ひんやりとした金属の感触。 V.V.が説明していた首輪が、自分にも確かに付いていた。 これが有る限り、殺し合いから逃げる事は出来ない。 ミハエルの顔が一気に青くなり、奥歯がカタカタとなる。 自分の死は怖くない。 同志の夢の為、命を投げ出す覚悟は出来ていたのだから。 しかしその彼の夢が果たせなくなるのが怖い。 彼の夢の為に、自分の命を使えなくなるのが怖い。 彼の力になれなくて、見捨てられるのが怖い。 自分の死などまるで比べ物にならない恐怖。 このままでは、それが現実の物となる。 (…………どうすればいい? こんな非道な殺し合いに勝ち残るしか、道はないのか!?) 答えの出ないまま、とりあえず自分に支給された武器の確認に移る。 長方形の金属片を確認する。 添えてある説明書きによると、『仮面ライダーナイト』なる者に変身出来るカードデッキだそうだ。 変身すれば、身体能力や知覚能力が大幅に上がるのみならず アドベントカードを使う事により、様々な超常能力も操れるらしい。 半信半疑でデイパックに有った水の入ったペットボトルに、デッキをかざす。 突如、それまで存在しなかったベルトが腰に巻かれた。 (本当に変身出来るのか! こ、こんな物が存在するなんて!) 説明書きが本当だとしたら、これは恐ろしく強力な武器だろう。 例え50人、60人と言う人間でも殺害する事が可能な武器。 急激に殺し合いに参加している事実が、実感を帯びてくる。 (こ、これなら他の参加者を皆殺しにして勝ち残る事も…………馬鹿な! 私は一体何を考えているんだ!!) ミハエルは元来、正義感の強い人間だ。 意に沿わず殺し合いに巻き込まれた人を、殺せる筈も無い。 ムッターカ達を殺した事はあったが、それとこれとは全く別問題である。 では、どうすればいいのか? 先送りしてきた問題が返って来る。 同志の下に帰りたい。人は殺したくない。 ジレンマに追い詰められ、そこから先に進めない。 (……これでは、エヴァーグリーンに居た頃と何も変わらないじゃないか。自分が何を為すべきかも知らず、何も決められない子供の頃と…………。 私は同志に出会い、生きる意味を見付け変わったんじゃ無かったのか!? ……同志…………私は、一体どうすればいいのですか?) 微動だに出来ず、沈んだ面持ちで開け放してあるデイパックの中に視線を落とす。 そこに見付けた。 (…………な、何でこれがこんな所に!!?) 金属製の指先が異様に尖った義手。 手にとって見る。紛れも無く同志のカギ爪。 (同志の…………こんな所で見るなんて!) それは大して有用な武器とも言えない、只のカギ爪。 しかしそれを見た瞬間、ミハエルはそれまでの悩みが嘘の様にキレイに吹き飛んだ。 自分と同志との、宿命的とも言える深い絆を感じずには居られない。 カギ爪と握手をする様に握るだけで、同志の存在を実感し心が休まった。 (同志、教えて下さい。私はどうすれば良いんですか?) (ミハエルくん、人は……命自体には余り意味が無いのですよ) その場に居ない同志の声が確かに聞こえる。 ミハエルがそれに驚く様子は無い。 (意味が有るのは、その命が生み出す物。つまり、夢だ) 同志が、自分の進む道を教えてくれる。 もう何も迷う事は無い。 (君がその人を忘れなければ、その人は何があろうと死ぬ事は無いんです。君の胸でずっと生き続ける) (同志…………貴方も私の中にずっと居たんですね。それを忘れるなんて、私は馬鹿だ) 何時の間にか、涙を流していた。 これ程素直に喜びの涙を流したのは、初めてだった。 同志が胸の中で生きている。 同志と同じ夢を見ている。 ミハエルは今この時になってようやく、同志を完全に理解出来たと確信する。 (同志、私はこの殺し合いに巻き込まれた人達を救いに行きます。私達と同じ夢を見る事によって) (素晴らしい。君は実に素晴らしい。それが夢です、夢に殉ずる幸せです。何と崇高で、何と力強い……) 頭の中がクリアーになっていくのが分かる。 自分に課せられている問題の解決法が、楽に浮かんで来た。 自分は今まで何に迷っていたのか? そんな必要は何処にも無かったのだ。 同志と同じ夢さえ見れば、全ての人が幸せになれるのだから。 ◇ ◇ ◇ 「……けれども、きっとかがみさんとクーガーさんも共にして同志の下に帰ります 少しばかり時間が掛かるかもしれませんが、必ず果たします。だから待っていて下さい、同志」 ミハエルは考える。 1人でも多くの人を、自分が手に掛けよう。 そうすれば、それだけの人が自分の胸の中で生き続けるのだから。 先程は、下手にかがみに気を使い過ぎて失敗してしまった。 この場にはクーガーの様な、能力を持つ者が他にも居るかも知れない。 次からは遠慮無く、確実に殺していく方法を取るべきだ。 例え顔も名前も知らずとも、きっと同じ夢を見る事は出来る。 だから確実に仕留める事を考えるべきだ。 自分が生きて帰還する事が、より多くの人の幸せに繋がるのだ。 あれ以来、同志の声は聞こえない。 しかしもう、充分だ。 充分同志が共に居ると、実感出来る。 それだけで、何も恐れずに戦う事が出来る。 今も殺し合いで苦しんでいる人が、居るかも知れない。 でも少しだけ待って居て欲しい。必ず救いに行って上げるから。 皆で私の胸の中で生きよう。 そして幸せの時に、また逢いましょう。 【一日目深夜/F-4 橋の上】 【ミハエル・ギャレット@ガンソード】 [装備]:なし [所持品]:支給品一式、カギ爪@ガンソード、ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎、ランダム支給品(0〜1)未確認 [状態]:疲労(中) [思考・行動] 1.同志の下に帰る。 2.1人でも多くの人を『救う』 時系列順で読む Back また逢いましょう(前編) Next 未知との遭遇 投下順で読む Back また逢いましょう(前編) Next 未知との遭遇 040 また逢いましょう(前編) ストレイト・クーガー 044 幸せの星 柊かがみ ミハエル・ギャレット 057 信じることが正義(ジャスティス)
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みんなでエアーガン編 【内容】 みんなでエアーガン打って遊んだてきな・・・。。 コメント コメントバンバンよろしく~♪ -- ぱっくん (2009-08-15 00 05 22) 名前 コメント
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みんなの農園 mixi 掲示板 新しい情報や、このwikiに関すること等があれば、どんどん書いてください、WIKIの参考にさせてもらいます。 過去の書き込み 最新 2010.01 2009.12 2009.11 2009.10 メガピーナッツ、図鑑完成で4000点でした。既に報告があったらすんまそ。 - 名無しさん 2010-07-27 15 47 27ついでに太鼓は50000でした - 名無しさん 2010-07-30 22 23 59 とうもろこし爆弾 図鑑完成1600でした - 名無しさん 2010-08-05 00 28 3416000じゃないですか? - 名無しさん 2010-08-05 01 44 15 ちょっとした疑問なんですが、特殊作物は何順で並んでいるのでしょうか? ショップ順でなし、登場順でもなし… (?_?) - 名無しさん 2010-08-06 10 47 58 ブラックローズって収穫数が1みたいですが、これは元気度が0じゃなければ1取れるんですよね? - 名無しさん 2010-08-12 20 37 45枯らさなければ1は必ずとれますね - 名無しさん 2010-08-12 21 54 28ありがとうございます。一生懸命手入れしなくてもいいので、いいですね。 - 名無しさん 2010-08-13 15 44 59 図鑑で、ニコニコにんじんが16000、ニコニコオレンジが20000。それぞれ800と1000のようです。 - 名無しさん 2010-08-13 00 28 39 ニコニコシリーズのキュウリと白菜とトマトとニンジン、RG作物に変わってました。 - 名無しさん 2010-08-16 10 57 09↑利益の計算が変。RS から RG が引かれています。 - 名無しさん 2010-08-19 01 02 24pid での判別のままだったのを seed_gold_price での判別に。これで大丈夫かな - 名無しさん 2010-08-19 12 54 28 ニコニコりんご、ニコニコバナナ、ニコニコスイカがいつの間にか増えていました。何かのイベント? - 名無しさん 2010-08-25 08 24 10 ここのところ収穫で 100% 宝箱なんですが、偶然? (;_;) - 図鑑収集マニア 2010-08-30 08 36 21↑私もです。ハンマーも無いのに300個くらいになってしまいました。 - 名無しさん 2010-08-30 17 10 50 宝箱 100% 期間中でも図鑑のカケラは手に入るようです。 (^_^) - 図鑑収集マニア 2010-09-03 11 35 28図鑑のカケラ、なかなか集まりませんね。最後の一枚が… - 名無しさん 2010-09-04 15 29 17 同じ。かなりうっとおしい。 - 名無しさん 2010-09-05 21 53 52 みんなの宇宙開発はRG共通なのね - 名無しさん 2010-09-06 16 23 03内部的にはみん農の流用みたい。データにwormとかgrassとかwaterとか見えるw - 名無しさん 2010-09-06 16 25 54 実験室にハンマーが戻ってきたー - 名無しさん 2010-09-06 22 59 41 高級肥料1回使用後にカルシウム肥料使用しました。6時間毎に使えるようです。2時間短縮でした。作物はダイズにて。 - 名無しさん 2010-09-07 07 55 27高級肥料の後はかならず6時間です。カルシウム肥料使用後に何らかの肥料を…という計測じゃないとね。でもコミュで待ち時間0みたいなこと書かれてたなぁ - 名無しさん 2010-09-07 11 03 59そうですね。肥料の順序間違えました。混乱させてすみません。 - 名無しさん 2010-09-07 12 54 31 それにしてもデータのぞいたときは、最初36時間短縮って書かれてたのに。残念だw - 名無しさん 2010-09-07 11 08 35 あの。ダイズの種って、どうしたらゲットできるんでしょ? 宝箱から……?? - 名無しさん 2010-09-07 08 56 38 ダイズ育てているんですけれどメガ薬かけたみたいな変な効果に包まれています。何かしなければいけないのかな? - uzoh 2010-09-08 09 18 02そういうものなんじゃないの? - 名無しさん 2010-09-08 12 08 21そう言うものみたいですね、いつの間にか商品の写真になっていました。実は私も大豆の種どうすればゲットできるのかわかっていません(^_^;) 私の場合は宝箱ではないのは確かなんですが、色々やっているうちにいつの間にか種をゲットできていました。 - uzoh 2010-09-08 13 19 38 スペック低いPC使っているのだが、ダイズのおかげで重くなりフリーズしそう - 名無しさん 2010-09-09 05 39 10あー、それありますねぇ、Rakoo段々重くなってきている気がする。一つの方法としてはオペラのような軽いブラウザをゲーム専用に利用するとかは如何ですか? - uzoh 2010-09-09 16 36 20opera良い??? 表面上の画面書き換えだけが軽くて内部処理がダメダメな気がする。サン牧だと動物消えるし。 - 名無しさん 2010-09-11 02 08 20 ダイズ栽培終わりました。ブラウザのアドヴァイスありがとう - 名無しさん 2010-09-11 11 00 24 オペラは例えの一つとして、私は操作性の好みでmixiアプリを遊ぶとき専用に最小限のアドオンしか積んでいないsafariとGoogle ChromeとOperaを使っています。これらで問題があるときはFireFoxかな? IEは重過ぎるのでIEでしか見れ無いページ用の最後の手段 (^_^;) - uzoh 2010-09-13 01 49 55 ダイズ図鑑20000点でした。 - 名無しさん 2010-09-11 15 58 07 管理人様無駄コメント削除お疲れ様です。無駄コメントは削除する旨を注意書きで書いておくといいかと思います。 - 名無しさん 2010-09-21 01 05 45 成長が終わったとことか特殊作物のところにもバッタや草が発生していますね。その分収穫量も減らされている。そのままにしていたら0になるのかしら? - uzoh 2010-10-19 07 45 30それはやめてほしいと思います。楽しみが薄れるのは誰だってイヤじゃないかな。 - 名無しさん 2010-10-19 08 35 52みん農も1年以上経過して、新規登録は望めないし、どんどん辞めていくユーザーは多いし、RSは貯まる一方なのにレベルアップはなかなか進まず…。アプリを放置している残されたマイミクの手入れでコツコツ経験値を上げるしかなかろう。 - 名無しさん 2010-10-21 16 54 27 カルシウムの肥料ってメリットは何なんでしょうか? - 名無しさん 2010-11-28 20 24 51 メリットというか違いをいえば、他の肥料は何時間毎にしか蒔けないけれど、カルシウム肥料は連続で蒔くことができる。 - 名無しさん 2010-11-29 08 57 44 朝の6時に水まきして、3時間後の9時にもう乾いている! 6時間毎の肥料も蒔ける!! - 名無しさん 2010-11-29 08 59 16 どうしてマイミクの畑を世話すると、いつもより10倍の経験値がアップするのかなぁ? 私の場合、いつもなら+15なのに、+150になってた。なんかイベントがあるの? - 名無しさん 2010-11-29 22 58 15 メガ薬とかの0RSのものはどうやって買うんでしょうか? - 名無しさん 2011-05-01 10 05 32 終わって大分経つから言うけど、携帯版はメガ作物の成長倍率情報がURLに含まれてたので、そのURLをPCからでも携帯からでも直接叩くことで実は任意の倍数で増やせた。1.5倍だろうが2倍だろうが100倍だろうが1万倍だろうが… - 名無しさん 2014-03-08 21 28 06 名前 返信する場合は、返信したいコメントの左のラジオボタンを選択してコメントして下さい。 新規投稿は名前記入欄の左のラジオボタンを選択して下さい。
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南場さん視点 「あ。ほらほら来たっすよ」 「は、早いんですね」 「これぐらいが普通………」 国内店舗数最多の牛丼チェーン店、す○家。 今店内の時計は、午後10時半頃を指している。 こんな時間、こんな場所で、誕生日のお祝いをする女子高生の姿があった。 「じゃあ、早速………」 「そうですね」 「モモさん、お誕生日おめでとうございます!!」 「おめでとうございます」 「オメ……」 「ありがとうっすー」 ………しかも、ケーキの代わりにうな丼で。 ついでに言うと、モモさんの誕生日は今日ではない。明日、7/26だ。 ………店員さんの目線が痛い。 ~~~ 『せっかくだから、モモの誕生日オフやろうぜ』 『でも当日は、先輩や麻雀部の皆と約束があるんすよ』 『じゃあ前日でもよくね?』 『平日ですね………』 『じゃあ前日の夜だな。休日前だし、いつもの活動時間帯にオフってのもいいだろ』 『そういえば、モモさんの誕生日は土用の丑の日と重なってますね』 『久々にうなぎ食いてぇ』 『す○家とか吉○家いけば食えるだろ。安物だけど』 『そんなとこ行ったことねぇよ』 『さすがのどっちさん』 『………そういえば、そういうとこって深夜にもやってるっすよね』 『………え?』 確か、こんな感じだった。結局、のどっちさんのす○家デビューも兼ねることになった。 ……相変わらず、店員さんの目が痛い。そんな変な目で見ないでほしい。 「じゃあ、先に渡しておく………」 「そうですね」 「モモさん、受け取って下さい。3人からのプレゼントです」 「わわわ、何か重いっすよ。これ何すか?」 「開けてみて………」 「あー!麻雀牌!!めっちゃ嬉しいっす!!」 「麻雀部で是非使って下さい」 「打ち心地も最高っすー!!」 スパァァァンスパァァァン 「も、モモさん、店員さんが見てますよ」 鶴賀学園麻雀部では、学内サーバーを用いたネット麻雀がメインらしい。 やはり、自由に使える麻雀牌があった方がいいに決まっている。 3人で話し合った結果、麻雀牌を贈ることになった。 加えて、もう一つ。 「あと、これ………」 「え、まだあるんすか?」 「………はい、その」 「どれどれ。あ、本っすね」 「………」 「………SAS!!SAS!!」 マグロのふしぎが分かる本 中野秀樹+岡雅一[著] 2000円+税 四六判並製 280頁 2010年7月発行 ISBN978-4-8067-1404-0 ~~~ 「ふー、美味しかったっす」 「のどっち、口には合った………?」 「はい、とっても」 「では、次の場所にいきましょうか」 「そうっすね」 「………あ、あの、お勘定はどうやれば」 「伝票を持ってこっち………」 次の場所。さすがにす○家でお祝いだけでは、すこし寂しい。 色々と話し合った結果、ある場所で一休みすることになった。 ある場所。もしかしたら、一番楽しみにしていたのは私なのかもしれない。 そんなこんなで店を出ようとすると、入れ違いに一人の来店があった。 「いらっしゃいませー」 「並とたまごセット一つ」 上下黒のスウェットに身を包み、金色の長髪に黒のニット帽を被っている。背も高い。 やたらと眠そうな表情をしているが、それを考慮しても美人だ。 店内には私達以外にも何人か客がいたが、その場にいた誰もが思わずチラ見してしまう。 …………気のせいだろうか。どこか見覚えがある気が――― 「………棟居さん、ですか?」 「え?」 「あ、私です。南浦数絵。同じ選抜候補の」 「………あー、長野女子部屋、だっけ。あそこにいた」 「どうも、初めまして」 「こちらこそ。アンタも朝飯?」 「………あの、今は深夜なんですけど」 どうして朝飯なんて言葉が出てくるのか。確かに、寝起きっぽい顔をしている。 平日の、深夜だというのに。 ~~~ 結局、棟居さんとは挨拶をすませただけで、すぐに店を後にした。 「つか、時系列的にここで会ったらマズくね?」という声が聞こえた気がしたが…… 多分、気のせいだろう。 「着いたっすー!」 「あ、ここでしたか」 着いた先にあったのは、所謂スーパー銭湯。 ここは深夜までやっていることで有名だ。 のどっちさんが、中学の頃から優希と通っていた銭湯らしい。 こんな時間だというのに、駐車場にはまだ車がチラホラと停まっていた。 ~~~ 「おぉう、中は結構広いっすね」 「汗を流したら、早速桃湯に入ってみましょう」 「夏の土用に桃湯に入る」という習慣は、江戸時代から続いているらしい。 7月限定の湯で、土用には来客数が一気に跳ね上がるそうだ。モモさんにぴったりの湯だ。 こんな時間なので、それほど人は多くはないが。 ………それにしても。 「…………」 「南場さん、むらさきさんのおっぱい見すぎっす」 「!?」 ~~~ 「あー、気持ちいいです」 「極楽っすなぁ」 「モモさん、明日はどういう予定なんですか?」 「日中にみんなでお祝いしてくれるみたいっす。で、夜は先輩と」 「先輩と………?」 「言わせんなよ恥ずかしい!!ってやつっすよ」 「…………」 「でも本当、嬉しいっす」 「え?」 「家族以外からこんなに祝ってもらったの、初めてっすから」 「………」 「ぶっちゃけ泣きそうっすよ」 「………」 「南場さん、胸ないっすね」 「突然何ですか!!?」 「照れ隠しっす」 「ひ、ひどい………」 「南場さんにもちゃんと胸はありますよね」 「小さいだけ………」 慰めになってない。泣きたいのはこっちだ。 「なら私が揉んであげるっすよ」 「結構です」 「んー。じゃあむらさきさん、出番っすよ」 「え」 「え」 「おっぱいさん!むらさきさんを確保するっす!」 「分かりました」 「は、離して下さい!」 「のどっち、変なところ掴まないで………ぁ」 ~リセット~ 何もなかった。 決して、何も。 「露天風呂もあったんですね」 「顔がいい感じに涼しいっす」 「星、綺麗………」 「本当ですね」 「あれがデネブ、アルタイル、ベガ………夏の大三角………」 「え、どれですか?」 「言ってみただけ………」 「………」 「多分、一生忘れないと思うっす。この星空と、16歳の誕生日………の前日のこと」 「喜んでもらえて何よりです」 「また来年も来ましょうね」 「約束………」 「……そうっす、ね………」 「あ、モモさん。もしかしてガチ泣きですか?」 「南場さんホント胸ないっすね」 「だから何だっていうんですか!!?」 「照れ隠しっすよ」 「さて、閉店まで、あと1時間程ありますが」 「時間いっぱい使う………」 「………そうしましょうか」 「………あ、一つ気になったんすけど、いいすか?」 「どうしましたか?」 「もう、終電に間に合わないと思うんすよ」 「」 「」 「」 「………ここから一番近いのって、誰っすかね」 「のどっち………」 「私ですね。とは言っても、歩くと1時間以上かかりますよ」 「………」 「タクシーでおっぱいさん宅にGOで」 「泊めて………」 「………仕方ない、ですよね」 誰も帰りを考慮していなかった。誰か一人ぐらい、気付いていたら。 いや、モモさんは気付いていたのだろう。何となく、気持ちは分かる。 深夜に終電を逃がすなんて体験は、高校生には早過ぎるかもしれない。 でも何となく、そんな状況にワクワクしている自分がいる。きっと皆も同じだろう。 そんなことを考えている内に、意外な人物が露天風呂に入ってきた。 「………あれ?藤田プロ!?」 「ん、何だ。お前達もいたのか」 「仕事帰りですか」 「あぁ、そうだが………」 「どうかしましたか?」 「お前だけ胸がないな」 「あああああああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおお」 「プロリコンさんもここ使うんすね」 「うるさい。悪いか」 「幼女目当て………」 「………」 「………」 「………」 「………」 「………」 「通報してきます」 「お願いするっす」 「お願いします南場さん」 「ちょ、待て!!!」 そんな話。チャットSSというか、完全にSS 棟居さんって金髪だったのか。知らなかった -- 名無しさん (2010-07-26 00 37 52) リセット前に誰が誰のおっぱいをどうしたのかw -- 名無しさん (2010-07-26 01 16 11) カツ丼さんに「意外とかわいらしいんだな」とか言われたらうれしいだろうか のどっちはこのときには夏の大三角ちゃんと知ってるはずだよな。会話に割り込まないでいたらツッコミタイミング逃したかな? -- 名無しさん (2010-07-26 01 55 25) あっ、一緒に泊まったなら、日付の変わった瞬間、グロマー先輩からメールが届くより早くおめでとう言えたかもしれませんね -- 名無しさん (2010-07-26 01 57 56) 長野県の終電が何時かはしらないですが、不良さんと会った時間は深夜ではないと思うんだ…朝でもないが -- 名無しさん (2010-07-26 02 51 49) 名前 コメント
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最終更新:2010-04-08 17 54 37 (Thu) ミニゲームについて ミニゲーム一覧リラックマ コリラックマ キイロイトリ その他 ミニゲームのクリアミニゲームをクリア ミニゲームをパーフェクト(ミスなし)でクリア 全てのミニゲームをクリア 全てのミニゲームを、パーフェクトでクリア コメント ミニゲームについて 各キャラごとに17種類ずつ+最後に1種類で、全部で52種類あります。 各キャラごとのミニゲームは、8種・その2が8種・メドレー1種・合計17種類で構成されています。 ミニゲーム一覧 リラックマ [部分編集] No ミニゲーム名 説明 コツなど 1 おやつの時間 今日のおやつはおまんじゅう! リズムに合わせて たくさん食べてね★ 2 リラックマ吹奏楽団 みんなでラッパをふくよ 気分は吹奏楽団♪ ステキな音色をかなでよう! ・長め:4拍中、3拍目で離す 3 花火でぱんぱかぱん! おはやしに合わせて 手拍子でぼんおどり気分♪ 花火をたくさんさかせよう 4 アイスクリーム屋さん ひんやりおいしい アイスクリームをつくろう! いろんなサイズがあるよ♪ 5 ソーセージ工房 おつまみにぴったり♪ ソーセージをきれいに 切り分けてね 6 みんなでおひるね ポカポカようきにさそわれて… 今日はみんなでおひるねです 気持ちよくウトウトしよう♪ 7 こっそり… こっそりおせんべいを つまみ食いしよう みつからないように…ね 8 まねっこパーカッション シンバルを演奏しよう タイミングをバッチリきめて 曲を盛り上げてね 9 おやつの時間その2 おやつが温泉まんじゅうに なりました もっとたくさん食べてね★ 10 リラックマ吹奏楽団その2 みんなでラッパをふくよ ちょっと上達したかな? 息をぴったり合わせてね♪ ・短め:4拍中、2拍目で離す・長め:4拍中、3拍目で離す 11 花火でぱんぱかぱん!その2 おはやしに合わせて もっと花火を たくさんさかせるよ お祭りを盛り上げよう! 12 アイスクリーム屋さんその2 アイスクリームをつくろう! 今回はみた目もかわいい プチサイズが仲間入り♪ 13 ソーセージ工房その2 今度は小さいのがたくさん 増えました ソーセージをきれいに おいしく切り分けてね★ 14 みんなでおひるねその2 なかよくウトウト… お部屋の中でおひるねです あくびはリズミカルにね★ 15 こっそり…その2 こっそりクッキーをつまみぐい キイロイトリが気がつきやすく なっているみたい… 気をつけて! 16 まねっこパーカッションその2 シンバルを演奏しよう リラックマとコリラックマの かけ合いがポイントだよ♪ 17 リラックマのお気に入り(メドレー) リラックマのお気に入りを 集めたよ! 食べ物が多いのは気のせい? ノリノリでいきましょう♪ ・おひるね:4拍中、4拍目で離す・吹奏楽団:4拍中、3拍目で離す・こっそり:「ウ~」で2拍数えて、3拍目でタッチ・パーカッション:「ラスト」は合っていても、紙吹雪が出ない ページの上部へ コリラックマ [部分編集] No ミニゲーム名 説明 コツなど 1 おとしもの コリラックマがおさんぽ中 大事なおやつを落としてる! 泣かないように拾ってあげよう 2 お花もだんごも 水をあげるとお花が育つよ たくさんお花をさかせよう でもあげすぎには気をつけて! 3 とんでリズムハードル コリラックマのハードルとびを おうえんしてあげよう 一生懸命な姿がカワイイよ♪ 4 ダンスカーニバル ノリのよさが決め手です♪ サンバでおどろう ダンスカーニバル★ 5 ティータイム お茶を飲みながら ちょっとだけひとやすみ なかよく順番にね! 6 ひつじが何匹? ひつじになったコリラックマと キイロイトリがさくをジャンプ 数えてたら眠くなっちゃう? 7 ごくらくマッサージ コリラックマの足ぶみ マッサージでリラックマを いい気持ちにさせてあげよう 8 お料理教室 どんどん野菜を切って おいしいご飯をつくろう どんな料理ができるのかな? 9 おとしものその2 今度はつんだばかりの イチゴをたくさん 落としちゃった! 全部拾ってあげようね 10 お花もだんごもその2 お水をあげると お花がぐんぐん育ちます 今回はチューリップを育てるよ 11 とんでリズムハードルその2 コリラックマのハードルとびを おうえんしてあげよう もっとがんばる姿が かわいいよ♪ 12 ダンスカーニバルその2 さらにようきにパワーアップ! サンバでおどろう ダンスカーニバル★ 13 ティータイムその2 今度はジュースで ブレイクタイムです 楽しくきゅうけいしましょう♪ 14 ひつじが何匹?その2 コリラックマとキイロイトリが 追いかけっこをしているよ みてたら いつの間にか夢の中へ… 15 ごくらくマッサージその2 コリラックマのマッサージです リラックマのツボがだんだん わかってきたかな? 16 お料理教室その2 食材にキャベツが増えたよ もっとたくさん野菜を切って おいしいご飯をつくろう 17 コリラックマのお気に入り(メドレー) コリラックマのお気に入りを 集めたよ! やんちゃなコリラックマに ついていけるかな!? ページの上部へ キイロイトリ [部分編集] No ミニゲーム名 説明 コツなど 1 ひょっこりかくれんぼ みんなと一緒にかくれんぼ みつからないように タイミングよくかくれてね 2 シャッターチャンス ステキなしゅんかんを 写真にとろう シャッターチャンスを みのがさないでね 3 たてノリ★ロックンロール ノリノリロックンロールで 一緒におどろう! ターンもキメてね♪ 4 なわとびジャンプ コリラックマが 大なわとびにちょうせんです テンポよくとんでね 5 お風呂あがり お風呂あがりです 体をふくのも楽しくね♪ かぜを引かないように注意! 6 ないしょのチョキン♪ キイロイトリのひそかな楽しみ♪ チョキンのため方教えます いっぱい集めよう! 7 電車ごっこ 電車ごっこであそぼう リズムにのって行ったり来たり 今日はどこまで行くのかな? 8 あげて♪さげて♪ 赤上げて♪白上げて♪ キイロイトリのまねをして はた上げであそぼう! 9 ひょっこりかくれんぼその2 みんなと一緒にかくれんぼ 今度は桜の木だよ 花びらの間にかくれてね♪ 10 シャッターチャンスその2 もっとレアなしゅんかんを 写真にとろう シャッターチャンスをのがさず みつけてね! 11 たてノリ★ロックンロールその2 ノリノリロックンロールで 一緒におどろう! ラストまで気を抜かないで キメてね♪ 12 なわとびジャンプその2 コリラックマの大なわとびです もっと元気にジャンプしよう! ころばないように気をつけて! 13 お風呂あがりその2 お風呂あがりです なかよく体をふこう! きれいさっぱりは気持ちいいね 14 ないしょのチョキン♪その2 キイロイトリのひそかな楽しみ♪ チョキンは イッパイためましょう もっとたくさん集めてね♪ 15 電車ごっこその2 電車ごっこであそぼう リズムにのって 行ったり来たり… 気ままなおでかけは続きます 16 あげて♪さげて♪その2 キイロイトリのまねをして はた上げであそぼう! 今度はお花でチャレンジです♪ 17 キイロイトリのお気に入り(メドレー) キイロイトリのお気に入りを 集めたよ! いつもはみんなのお世話役が 多いけど 今日は主役です★ ページの上部へ その他 [部分編集] No ミニゲーム名 説明 コツなど 1 ハッピー★パーティー 全ゲームクリアおめでとう! ロウソクに火をつけて ケーキでお祝いしよう♪ ページの上部へ ミニゲームのクリア [部分編集] ミニゲームをクリア 「せいせきはっぴょう」で、「スタンプ」2個以上でクリアとなります。 クリア後に、ミニゲームの絵とメッセージが表示されます。 ミニゲーム一覧画面で、ミニゲームのアイコンに「クリア!」(灰色)と表示されます。 そのキャラの、次のミニゲームが遊べるようになります。 クリアできなくても、3回挑戦すると、「がんばりましたね」の絵と「たくさん遊んでくれたので リズムゲームが増えました」と表示されて、次のミニゲームが遊べるようになります。 ミニゲームをパーフェクト(ミスなし)でクリア 「パーフェクトを獲得しました」と表示されます。 そのミニゲームで初めてパーフェクトを獲得した場合、「ミュージックプレイヤー」にそのミニゲームの音楽が追加されます。 「クマコイン」がもらえます。※同じミニゲームでも、パーフェクトを取る度に何度でも、1枚ずつもらえます。※「クマコイン」をコンプリート(64枚)した場合、以降は「クマコイン」数は増えません。 ミニゲーム一覧画面で、ミニゲームのアイコンに「クリア!」(黄色)と表示されます。 全てのミニゲームをクリア 「全てのゲームをクリアしました congratulations!」という絵が表示されます。 スタッフロールが流れます。 「いっしょに あそんでくれて ありがとう」という絵が表示されます。 ミニゲーム「ハッピー★パーティー」が遊べるようになります。 全てのミニゲームを、パーフェクトでクリア 「リラックマ」のミニゲーム17種+「ハッピー★パーティー」を、全てパーフェクトでクリアした時点では、何もありませんでした。 全ミニゲームパーフェクトクリア+コインコンプ+スタンプコンプでも何もありませんでした。 ページの上部へ コメント wiki編集が不可能な方は、こちらで情報提供をお願いします。 名前 おやつの時間 - なるみ 2011-02-11 10 38 33 あいだなるみ - なるみ 2011-02-11 10 35 07 雲せ@ - つぐみ 2011-01-06 14 58 59
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233 名前: NPCさん 2006/09/11(月) 21 52 49 ID ??? よし、この流れを変えるために困ったちゃん話投下 ちょっと前に俺がGMでカオスフレアのセッションをやった。 大学のサークルの内部カジュアルプレイだ。 その中に困ったちゃんがいた。 そいつは普段からサークル内の困った人なんだが…どうしてもやりたいというので 参加してもらったわけよ。 ああ、うちはTRPGサークルではなくげんしけんみたいなヌル系オタサークルだ。 そいつは星読みの女性PC女性PLだったのだが… ミドルじゃずっと他PCの絵を描いてるはたまに発言したと思ったらNPCへの罵詈雑言しか言わん。 まあ頭のねじの緩んだキャラを演出するのが楽しいのでそういうキャラを多めに出す俺が 悪いといえば悪いのだが… 極めつけはクライマックスフェイズでの戦闘中。 山ほどフレア配ってんのに一枚も使おうとしねえ(もったいないよか抜かす)は 一人殺して「再生の車輪」使えって時には使おうとしねえ。なんでGMの俺が使ったほうがいいよ、とかいわにゃならんのだ。 そしてセッション後には「悪口だけ言ってればよかったから楽しかった。またやりたい」ときた。 二度と誘わない。 そして読みにくい文で長文な俺も困ったチャン 246 名前: 233 2006/09/11(月) 22 42 41 ID ??? いや、ちゃんと特技と世界観の説明は俺ともう一人が二時間くらいかけてやったけど、足りなかったのだろうか? 再生の車輪も他のPLが「使ってください」って言ったのに渋ってたんだ。 スレ112 MKP
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梓「先輩達が修学旅行から戻って来て数日後の雨の日。 遠くの空がピカッと光ったかと思うと轟音が鳴り響いた。 近くを歩いていた女子中学生二人組がキャッと抱き合って身を屈めた。 私も思わず隣の彼女に抱きつきそうになったがなんとか思いとどめた。 彼女はというと、いつも背負っている相棒が不在でそれどころではないようだ」 梓「唯先輩」 唯「う~……ギー太ぁ」 梓「雷すごかったですね」 唯「心配だよ~」 梓「近くに落ちなかったから大丈夫ですよ」 唯「私にはギー太なしの生活なんて無理だよ……」 梓「ついこの間まで旅行に行ってたじゃないですか。ギー太を置いて」 唯「ああ、何て恨めしいのかしら、この雨」 梓「梅雨明けはもう二週間くらい待たないと駄目ですね」 唯「ちょっと雨が弱くなってきたし取りに帰ろうかなぁ」 梓「明日の朝も雨です……にゃっ!!」 唯「はぁ~ぎぃたぁ」 梓「い、今のは凄く近くに落ちましたね」 唯「あ、あそこのアイス屋さん今日おやすみなんだぁ」 梓「定休日ですからね」 唯「さむーい」 梓「肩濡れてますよ。ハンカチかタオルありますか」 唯「ギー太も部室で一人寂しく寒さに耐えているのかなぁ」 梓「エリザベスも一緒ですけどね。はい、タオル貸しますよ」 唯「私も今夜は寂しい夜を……」 梓「もぉ、しょうがないですねぇ。ほらじっとしててください。拭きますから」 唯「はぁ~っ」 梓「ふらふらしないでくださ……に゛ゃっ!!」 唯「あ、雷? 学校に落ちてないか心配だなぁ」 梓「避雷針があるから大丈夫だと思います。っとすみません。腕掴んじゃって」 唯「うわぁ川の水あふれそう」 梓「そうですね。早く帰りましょう」 唯「ギー太……」 梓「唯先輩、全然私の話聞いてくれませんね」 唯「うぅ」 梓「今なら普段言えないことを言っても構わないですよね。聞いてないんですから」 唯「おうまいギー太~」 梓「じゃあ…………」 唯「あ、ねこちゃん」 梓「私は…………」 唯「雨に濡れてかわいそう」 梓「…………やっぱりむり」 唯「ね、あずにゃん」 梓「はい?」 唯「あの仔猫ちゃん、弱り切ってるみたいだけど」 梓「ですね」 唯「助けてあげなくていいのかな」 梓「大丈夫ですよ。見てください」 唯「あ、お母さん?」 梓「人間の偽善で連れて行かれたら仔猫もいい迷惑ですよ」 唯「厳しいですな、あずにゃん」 梓「唯先輩。やっと私の存在に気付きましたね」 唯「あ、あははは……」 梓「まぁいいんですけどね。でも私が傍にいなかったら唯先輩、きっと車にはねられてましたよ。ふらついてましたから」 唯「あ、ありがとね、あずにゃん」 梓「ギー太ギー太言うのもほどほどにしといてください。危ない人に見えますから」 唯「うん。気を付ける」 梓「どうして突然私に話しかけたんですか」 唯「あの子あずにゃんに似てるなぁって思って横見たらあずにゃんがいたから……」 梓「……唯先輩の中の優先順位はギー太>猫>私なんですね」 唯「そ、そんなことないよ。私、順位なんてつけてない」 梓「無意識のうちにそういうことになってるんですよ」 唯「そんなことない」 梓「無機物や動物に負ける私……」 唯「あずにゃん、やきもちぃ?」 梓「いえ、唯先輩の性癖に呆れてるだけです」 唯「あずにゃ~ん。部室でのウブな反応はどこへ行ったの~?」 梓「何のことですか。もう忘れちゃいましたね」 唯「あ、待ってよー。置いてかないでー」 ――――― 梓「長いような短いような夏休みも今日が最終日。 高二の夏といえば高校生活の中間地点。中だるみの最高地点だ。 部活に精を出す生徒ならば寧ろ最も充実した時を過ごす時期かもしれないが、私はそっち側の人間じゃない。 先輩達が受験生だから、という言い訳もあるにはあるが、元からそこまで熱心な部活とは言えないのが我が軽音部だ。 憂や純と好きなだけ遊んでいた私が先輩達を責められるはずもない。 おっと、電話だ」 梓『はい』 唯『もしもし? あずにゃん?』 梓『どうしたんですか、こんな時間に』 唯『用がなかったら電話しちゃ駄目かな?』 梓『切っていいですか』 唯『待って! 本当に用事ないけど切らないで!』 梓『まぁ、退屈してたのでいいですけど』 唯『ふぅ。しばらく会ってないけどあずにゃんは変わらないね』 梓『唯先輩も相変わらずみたいで何よりです』 唯『それ、褒めてるの?』 梓『はい』 唯『今年の夏はどうでしたか、あずにゃん』 梓『楽しめましたよ。憂や純と一緒に色々な所へ行きました』 唯『私も一緒に行きたかったなぁ。ねぇどこに行ったの?』 梓『プールに映画に祭りに海に……ていうか憂から聞いてるんじゃないんですか?』 唯『そうだけど、あずにゃんの感想を聞きたいなぁって』 梓『感想ですか。そうですねえ。「普通」っていいなぁと思いました』 唯『どうしたのかな。改まって』 梓『私の常識感覚がこの一年半でかなり狂ってしまったんだと自覚しました』 唯『私達、そんなに変かなぁ。割と普通の女子高生だと思うけど』 梓『一見普通に見えてどこかズれている。それが私達軽音部の日常だと思いますよ』 唯『最近その手のアニメが流行ってるらしいよ』 梓『知りませんよ』 唯『ねぇ海はどうだった?』 梓『いい所でしたよ。去年の合宿で行った所ほどではありませんでしたけど』 唯『やっぱりムギちゃんのとこは違うよねぇ』 梓『プライベートビーチと一般の海水浴場ですからね』 唯『それでそれで? 海ではどうだったのかな?』 梓『どう、とは?』 唯『ナンパされたりした?』 梓『お生憎様です』 唯『どうしてだろうね』 梓『純のご両親に同伴してもらいましたし、それに憂や純はともかく私は……ねぇ』 唯『あずにゃんが、どうしたの?』 梓『言わせないでください』 唯『私だったら水着のあずにゃんを見つけたらすぐに飛びつくけどなぁ』 梓『唯先輩が男だったら無事に新学期を迎えることはできなかったでしょうね』 唯『まぁ楽しんだみたいで何よりだよ』 梓『はい』 唯『あずにゃんの寝顔写真もゲットできたし』 梓『はい?』 唯『憂がくれたんだー。帰りの車の中で撮ったらしいよ。とっても可愛かったから思わず、だって』 梓『憂……何だかんだ言って唯先輩の妹だね』 唯『できた妹を持つと幸せですなぁ』 梓『ええ。憂みたいな妹が欲しかったです』 唯『私が一人っ子だったらどうなってたかな』 梓『自分でしなきゃいけないことが増える分、もう少ししっかりした人になってたんじゃないでしょうか』 唯『あずにゃんみたいに?』 梓『私は別にしっかりしてませんよ』 唯『またまた~。あずにゃんくらいのしっかり者さんはめったにいないよ』 梓『そんなことないです。私はただ、人に頼るのがヘタクソなだけで……』 唯『あずにゃん?』 梓『いえ、何でもないです。そろそろ寝ませんか。明日から学校ですよ』 唯『今日から、だよ~』 梓『ああ、もう日付変わってますね』 唯『またちょっとズれた日常が始まるんだね~』 梓『そうですね。最終回はいつになったらやって来るんでしょうか』 唯『もうちょっとだけ続くと思うよ~』 梓『それはよくない予感がしますね』 唯『あずにゃんは早く最終回が来てほしいの?』 梓『そうですね。いつまでも子供じゃないんですから』 唯『さすがはあずにゃん。意識高いねー。でも』 梓『何ですか?』 唯『でも、私だってそんなあずにゃんの先輩だよ。あずにゃんがどう思ってても』 梓『……じゃあ今日からは真面目に練習してください!』 唯『うぅ……あずにゃん先輩厳しいっす』 梓『……本当は、変わってほしくないんですけどね』 唯『ん? 何か言った?』 梓『無理矢理変えるのはよくないですね、って言ったんです。全く似合ってないのに髪を金色に染めたクラスメートをこの前街で見かけてそう思いました』 唯『あ~そういう子いるよね。どういう心境なんだろうね。夏が人を惑わすのか……』 梓『さぁ? 少女マンガチックな運命の出会いでもしたんじゃないですか』 唯『あずにゃんはその子と友達でいてあげてね。きっと人に言えない悩みごとを抱えているはずだから』 梓『その子と特別仲がいいわけじゃないんですが』 唯『じゃあこれを機に友達になりなよ。ひょっとすると面白い子かもしれないよ』 梓『どちらかというと厄介な子のように思えます。まあちょっと興味は湧きましたが』 唯『そうそう。一期一会だよ~』 梓『しょうがないですね。でも新学期早々遅刻したらイメージ悪いですからそろそろ寝ましょう』 唯『そうだねー。じゃ、おやすみあずにゃん』 梓『おやすみなさい、唯先輩』 ――――― 梓「学園祭を一週間後に控えた放課後。 先輩達のクラスは『ロミオとジュリエット』の劇をやるらしい。 ロミオ:澪先輩、ジュリエット:律先輩、脚本:ムギ先輩、木(G):唯先輩だそうだ。 色々と見所があるのは確かだけど、皆さん軽音部のことを忘れてそうでちょっと不安だ。 部室に来てるのに楽器を手にしないで突っ立っている先輩を一瞥しつつ私は一人ギターを弾く」 唯「しずかなること林の如く」 梓「うるさいです」 唯「動かざること山の如く」 梓「お菓子不足でふらついてますね」 唯「おかしかすめること火の如く」 梓「お菓子を盗むって意味じゃないですよ」 唯「ときこと風の如し、あずにゃんのギタープレイ」 梓「どもです」 唯「あー、動かないって意外と大変だね」 梓「はぁ、そうですか?」 唯「そうだよ。優雅に水面に浮かぶ白鳥も見えないところでバタ足してるものなんだよ」 梓「それはクレイジーですね」 唯「ああー、ギター弾きたいなー」 梓「弾けばいいじゃないですか」 唯「でも木の練習をサボるわけには」 梓「ちょっとくらいサボったってバチは当たりませんよ」 唯「じゃあ歌の練習だけでもしようかな」 梓「わかりました。ふわふわでいいですか」 唯「おっけー。1・2・3・4」 梓「ジャカジャカジャカジャカジャカ」 唯「キミを見てると いつもハートDOKI☆DOKI……」 梓「ジャカジャカジャンジャン」 唯「いーつもがんーばる キーミの横顔……」 梓「ジャンッジャンッジャンッ」 唯「あぁカミサマお願い二人だけの Dream Time ください……」 梓「ジャーン」 唯「ふぅ。うーん久し振りに歌うと気持ちいいね」 梓「私もいい練習になりました」 唯「一人で弾いてても寂しいもんね」 梓「そうですね」 唯「珍しく素直だ」 梓「事実ですからね。しょうがないです」 唯「さすがのあずにゃんも寂しさには勝てないようだね。さあお姉さんの胸に飛び込んでおいで」 梓「さて、そろそろ休憩しますか」 唯「無視しないでよあずにゃ~ん。今の私は縄文杉より雄大なんだよー」 梓「パック○チョでも食べててください」 唯「あむ、もぐもぐ。○アラのマーチがいい」 梓「すいません。ないです」 唯「うぅ。まぁパックンチ○も悪くないね。もぐもぐ」 梓「いろ○すです」 唯「ごくごく。ありがとう」 梓「何だか介護みたいですね」 唯「あずにゃん。将来私の面倒を見てくれるかい?」 梓「それはちょっと……」 唯「がーん」 梓「私の方が早死にするかもしれないじゃないですか」 唯「でも私はあずにゃんに看取られて逝きたいよ」 梓「唯先輩はそう簡単には死なない気がします。っていうかどうしてこんなに暗い話になってるんですか。学園祭前だっていうのに」 唯「あずにゃんが振った話題じゃん。私、唯先輩の面倒をみたいです、って」 梓「そんなこと言ってません」 唯「あ、水もらえるかな?」 梓「はい」 唯「ごくごく」 梓「全く。唯先輩は全然変わりませんね。この一年半ずっと」 唯「そう言うあずにゃんは結構変わったんじゃないかな」 梓「まぁ、そうですね。色々な出会いがありましたからね」 唯「ま、あずにゃんはあずにゃんだけどね。あずにゃんらしさは全然色あせてないよ」 梓「私らしさって何なんでしょうか」 唯「私にもよくわからないや。抱き心地はずっとそのままかな?」 梓「それは嬉しくないですね。成長してないってことじゃないですか」 唯「あずにゃんはこのままでいいんだよぉ~」 梓「唯先輩の好みは関係ありません」 唯「出会いかぁ。そういえばあずにゃん。一年くらい前にみんなでコンビニに行ったときに会った店員さん、覚えてる?」 梓「ああ、確か唯先輩と同学年の……」 唯「今年あの子と同じクラスになったんだ」 梓「そうなんですか」 唯「うん。あの子にはいつもお世話になってるよ。授業中居眠りしてる時起こしてもらったり、お弁当のおかずと購買のパンを交換してもらったり、体育のバドミントンのダブルスで私のミスをカバーしてもらったり」 梓「いい人なんですね」 唯「うん。大好きだよ!」 梓「……出会いですか。そういえば夏休み最後の日に話したこと覚えてます?」 唯「うーんと、確かクラスメートが金髪になってたとか言ってたっけ。その子とはどうなったの」 梓「話しかけてみましたよ。あ、髪は黒に戻ってました」 唯「それで、どんな子だったの?」 梓「話してみると……意外と真面目な子って印象を受けましたね。本当に夏休みのあれは何だったんでしょうか」 唯「そのことについて聞いてないの?」 梓「聞いてないですね。あまり踏み込みすぎるのはよくないと思いましたから」 唯「ふぅん。まぁ友達にはなれたんだよね。よかったじゃん」 梓「ええ。学園祭では茶道部の部室にぜひ来てほしいって言われました」 唯「茶道部なんだ」 梓「はい」 唯「ライブには誘った?」 梓「……はい」 唯「放課後ティータイムのファンが一人増えたんだ。やったね」 梓「ですね」 唯「ライブ、成功するといいね」 梓「成功させるんです」 唯「応援してくれる人がいるしね」 梓「プレッシャーになるからあまりそこは考えないようにしてます」 唯「大丈夫だよ? もう少し力を抜いても。あずにゃんのファンはきっとありのままのあずにゃんを見たいんだよ」 梓「私は唯先輩みたいに強心臓じゃありませんよ。中々不安は取り除けないです」 唯「うーん。あずにゃんがそんなんじゃ私が辛いよ」 梓「えっ?」 唯「あずにゃんには自信満々に演奏して私を引っ張ってもらいたいんだよ。あずにゃんは頼りになるからね」 梓「私、頼りになりますか?」 唯「うん! 自信持って!」 梓「ありがとうございます。じゃあステージ上ではいつでも頼ってくださいね」 唯「おっけー。よーし、学園祭成功のため、練習頑張るぞー。……」 梓「あの、木はいいですから、そろそろギターの練習をした方が……」 5
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妹(三女)とお祝いディナー 2009年5月11日 (月) 福島から帰宅したのは夜だったのですが、お留守番をしてくれていた妹が、私の到着を待っておりました。 妹は、今日とてもおめでたいことがあり、とある試験に合格し、ちゃっかりそのお祝いをしてほしいと待っていたご様子。 延泊したので、犬のお世話とお留守番も一日余計にお願いすることになりましたから、そのお礼の気持ちも込めて、近所のイタリアンレストランへ。 おいしい出来事 かなえキッチン : ごはん日記 2009年05月
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~~~~11月の初めぐらい~~~~ 純「ねえ、憂ー」 憂「?」 純「もうすぐさ、梓の誕生日じゃん」 憂「そうだねー。今年はどんなことしよっか」 純「放課後に部室でサプライズパーティー!……とか?」 憂「あっ、それいい!」 純「……」 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「はあ。憂よ……よよよ」 憂「?」 純「私はね、あれあんまりいいもんじゃないと思うんだー……」 憂「えっ……」 純「パーティーをやる放課後まで、もちろん梓にはそのこと秘密なわけじゃん」 憂「う、うん」 純「けいおん部みんなで、何としてでもサプライズを成功させたい、でも私たちってぶっちゃけ隠し事とか得意じゃないし。たぶん梓の前で、へんな態度とっちゃうと思うんだよね」 憂「ああ……そ、それはあるかも」 純「梓の前で、わざとらしいくらい誕生日につながりそうな話題を避けたり、私たち二人でパーティーについて内緒話したり……まあ、ちょっと怪しいなって思われるくらいならいいんだけどね、そうじゃなくて」 憂「そっか、ひょっとしたら梓ちゃん……」 純「うん。のけ者にされてる、って、寂しい、って思うかもしれない。そう感じちゃったら……放課後までは辛いだろうね」 憂「……梓ちゃん……」 純「ま、フツーでいいんじゃないかな」 憂「……」 純「朝会ったときにおめでとう。で、放課後にケーキとプレゼントが待ってるからね、ってさ。事前に言っとけば安心もワクワクもあっていいんじゃない」 憂「……」 純「きいてる、憂?」 憂「純ちゃん」 純「はい?」 憂「……私、決めた」 純「なに、プレゼント?」 憂「そんなに悲しい思いをしてしまうのなら……誕生日なんて」 純「へ?」 憂「――誕生日なんて!ないほうがいい!!」 純「な、なんですとっ?!」 純「いやいや憂、だからね、ふつうにやればそんなことには……」 憂「よし、じゃあそうと決まれば11月11日はぶっ飛ばしちゃおう」 純「え?ぶ、ぶっ飛ば?は……なに?」 憂「よいしょ」 純「え?なにバット担いでんの?」 憂「いっくよー」 純「どこに?!」 憂「かっきーん☆」ぶんっ 純「……」 憂「……ふう」 純「……はあ???」 ~~~~11月10日・夜~~~~ 純「はあ。明日だ。梓の誕生日」 純「プレゼントは用意したし、部室の飾り付けは奥田さんに、ケーキとか食べ物飲み物はスミーレに頼んである」 純「気になるのは憂だよなあ……空振りバットのあれは何だったんだろ?次の日からはいつもどーりにニコニコしっぱなしだったけど……」 純「ひょっとして冗談だったのかな、あれ?」 純「うん。きっとそーだ。憂はたぶん言い慣れてないんだよね、冗談とか。まさかねえ、誕生日ぶっ飛ばすなんてふつうに考えたら」 純「……ない、よね?」 ~~~~翌日~~~~ 純「あーずさっ」 梓「純。おはよ」 純「おはよー」 梓「今日いつもよりはやくない?」 純「うへへ。英語の宿題やってなくて」 梓「……見せないからね?」 純「えー」 梓「大丈夫、あのプリントわりとすぐ終わるやつだよ?」 純「自分で考えるのがめんどくさいんだよー」 梓「あのねえ……」 純「あ、それはそうと梓」 梓「なに?」 純「今日は……」 純「今日、は……」 梓「……?」 純「……あれ」 梓「なに、今日、何かあるの?」 純「えーっと、なんかあったはずなんだけど、ちょっとごめん出てこなくて……」 梓「なにそれ」 純「なはは、ごめんごめん。思い出したら言うね」 梓「憂、おはよ」 憂「あ、梓ちゃんおはよー」 梓「寒いねー」 憂「ねー」 純「っはよー」 憂「純ちゃんおはよー」 純「……」じいっ 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「ん?あー、いや……なんでも」 梓「あー。憂、純に宿題見せてって言われても見せちゃダメだからね」 純「あっ、梓てめえ」 純(そういう意味で憂を見てたけじゃないんだけど……あれ?じゃあどういう意味だ?) 純(なーんか忘れてる気がするんだよなあ……) 梓「純、どうかした?」 純「おおう、梓」 梓「なんか今日ぼーっとしてる」 憂「ひょっとして寝不足?」 純「い、いやあ、そんなことはないんだけど……」 梓「ふーん」 純「うーん……ね、ねえ憂」 憂「?」 純「私……何か、忘れてない?」 梓「……いや、そんなの憂知らないでしょ」 純「ゔ。い、いやまあそうなんだけどね……で、でも憂、ひょっとして何か知ってたり、しない?」 憂「……」 純「……」 憂「――さあ?ごめんね、分かんないなあ」 純「……」 梓「ほら。やっぱり」 純「そ、っか……そうだよね。ごめんごめん」 憂「ううん。何だったのか思い出したらきかせてね?」 純「うん……」 ~~~~放課後~~~~ 憂「梓ちゃん、純ちゃん、部室いこ?」 梓「うんー」 純「あ、ちょっと待って。プリントの整理するから」 梓「わ、なにそのプリントの束……」 純「梓ぁ、このプリントってまだ要るー?」 憂「それは前の中間の範囲だよ、純ちゃん」 純「おー、さすが憂。じゃ要らないね」 梓「もー、だらしないんだから」 純「ままま。別に急ぐ用があるわけでもなし」 梓「菫と直を待たせちゃうでしょ」 憂「梓ちゃん、先に行っててもいいよ?はやく会いたいもんね」 梓「なっ?!べ、べつにそういうわけじゃ……!」 純「おー、行っといで行っといで。私は憂とプリント整理するから」 梓「当たり前みたいに憂を巻き込むな……」 純「憂、これは?」 憂「あ、それは来週提出するやつだよ」 純「おっけー。よし、とりあえず要るのと要らないので分けられたからひとまず終わろう。サンキュ、憂」 憂「えへへ。それじゃ部室行こ?」 純「うん。じゃ、プリントしまって、と……?」 純「……なんだ、これ」 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「!」 純(なんだろう、憂に見られたらいけない気がする……!) 純「う、ううんなんでもない!ちょっと……トイレ!トイレ寄ってから行くからさ、憂も先に部室行ってて?」 憂「?うん、わかったよー。じゃあ先に行ってるね?」 純「う、うん……」 純「ふう……」 純「なんで憂に見られちゃいけない、って思ったんだろ……。いや、っていうか」 純「この箱、なんだっけ……?」 純「開けてみるか。包装破かないように……慎重に」ぺりぺり 純「ていうか、そもそもなんでこんなしっかり包装されてんだろ。誰かにあげるものだったっけ?」ぺりぺり 純「うーん、わからん……お、開いた」 純「……肩たたき券」 純「……」 純「……わかった」 純「あっちゃんのイタズラか!ちきしょー肩こるほどのもんなんかついてねーっての!」 純「おまたせー」 菫「あ、先輩。お疲れ様です」 直「カタカタ」 憂「ちょうどお菓子とお茶の用意ができたところだよー」 梓「こういうのばっかりはタイミングいいんだから」 純「エッヘッヘ。あれ、梓いきなりギター触ってんの」 梓「うっ……こ、これは先にギター弾いてから勉強したほうが捗るから……」 純「ダメだぞー、ちゃんと勉強もしなきゃ?」 梓「どの口が言うの……」 菫「どうぞー」 純「わ、ケーキなんて珍しいじゃんスミーレ!なんかあったの?」 菫「いえ……私もよく分からないんですけど、今朝うちのテーブルのうえに置いてありまして」 直「……それ、持ってきてもいいやつだったの?」 菫「たぶん」 直「たぶん?」 菫「箱にね、私の字で『忘れずに学校に持っていく!』って書いてあったの。書いた覚えはないんだけど……」 憂「そうなんだ?でもこれ、フルーツもたくさん乗っててスポンジも生クリームもふわふわ……お店でもこんなのそうそうないよ」 純「おお、じゃあこれがけいおん部伝統の!」 梓「いや、これひょっとしたらムギ先輩のよりすごいかも……?」 純「あ、なんか梓のおっきくない?」 菫「部長ですから」 純「むー」 直「カタカタ」 菫「?どうしたの直ちゃん」 直「覚えがないといえば、私も今朝不思議な事がありまして」 梓「なになに?」 直「起きたら机の上に、折り紙で作るリースが山盛りになってて……」 純「リース、ってあの、飾り付けのアレ?」 直「はい。なにやら昨晩弟達にも手伝わせたらしいんですけど、私はそんなことした記憶はなくって……」 梓「へえー、おかしなこともあるんだね」 憂「……」 純「あ、そうそう!私も覚えがないっていえばさ、こんなのが鞄の中に入ってたんだけど」ごそごそ 梓「?」 純「これこれ。ご丁寧に包装までされててさー」 菫「……肩たたき券、ですか?」 純「そー。家族のイタズラっぽいんだけどねー」 憂「みんなしてそういうのあるって、珍しいね」 純「……」 純(あれ?最初はあっちゃんのイタズラだと思ったけど、これ……) 梓「――よし!」 純「!」 純「な、なに梓、どうしたの」 梓「こういうときは気分転換だよね!みんな、今日は久しぶりに全員で合わせてみない?」 菫「わあ、いいですね!」 直「じゃあ私は録音しておきます」 梓「お願いね、直」 純「憂、うい」ひそっ 憂「?」 純「あれ、梓がみんなと演奏したいだけだよねー?」ひそひそ 憂「ふふふ」 純(とりあえず肩たたき券のことは、また後でいいか。私も久しぶりに弾きたいし) じゃーん 直「久しぶりにしてはなかなかですね」 梓「菫、上手になってるね!個人練習の成果が出てるよ!」 菫「あ、ありがとうございます!」 純「はー、けっこう忘れてるな……」 梓「私も。ちょっと鈍ってるかも」 純「おーし、じゃ明日もあさっても練習だね」 梓「学祭前は練習したがらなかったのに引退したらこれか……」 憂「えへへ。でも楽しかったね」 梓「そうだね。ちょっと肩こったけど」 純「そういえば梓、それこないだも言っ……」 純「……あれ?」 純「ねえ」 純「……今日、何日?」 憂「!」 菫「今日ですか?12日ですけど……」 梓「!」 純「――憂!!」 純「分かったよ、憂……こないだのあれは本当だったんだ、本当に、梓の誕生日をぶっ飛ばしたんだね!!」 菫「……え?」 憂「……」 純「みんな思い出してよ、昨日は何日だった?昨日まで、私たちは何を心待ちにしていた?」 直「……あ」 菫「直ちゃん?」 直「見て菫……カレンダー……!」 菫「!」 直「10日の翌日が……12日になってる」 菫「あれ、でも、11日って……」 梓「私の……誕生日だ……」 純「まさか本当にやるとはね、憂……!」 憂「……」 憂「ふふ。ばれちゃった」 菫「嘘、本当に憂先輩が……梓先輩の誕生日を、なくしちゃったの?」 梓「な、なんで……。どうして、どうして?!どうして憂、私の一年でたった一度だけの大切な日なんだよ?!それをどうして――!」 憂「ごめんね、梓ちゃん。隠してたのは謝るよ。……でも、考えてみてほしいな。そもそもなんで誕生日なんかを祝うのか」 梓「……??」 憂「純ちゃんはこう言ってたよ。サプライズパーティーは隠されてる間、当の本人は寂しいばっかりだって。 私ね、じゃあサプライズパーティーは良くないなって思って、本当に梓ちゃんをお祝いするにはどうすればいいのか、ちょっと考えたの」 純「だから私は、ふつうにお祝いしてあげればいいじゃんって――」 憂「ううん。それもなんか違うなって思ったよ。そもそも誕生日なんて……お別れのカウントダウンみたいなものじゃないかなって、思うの」 梓「お別れの、カウントダウン……?」 憂「そう。これから先、例えばみんなで同じ大学に入ったり、ひょっとしたらお仕事まで一緒になったり、そうやって一緒に居続けることはできるかもしれないよ。 でもね、それでもやっぱり……お別れはやってきちゃうんだよ。それこそ、死ぬ時まで一緒には……きっとなれない」 憂「だからね、誕生日を消しちゃえば、梓ちゃんはこのままずっと17歳のまま。ちっちゃくてかわいい、私たちけいおん部の部長のまま。 そうだ、みんなの誕生日も消さないとね。そうすれば、みんなでこのままずうっと一緒」 純「な、う、憂あんた……!」 梓「それで、私の誕生日を……?」 梓「……そんなのだめ、だめだよ、憂」 憂「……梓ちゃん?」 梓「私だってできるならこのままみんなでずっといっしょにいたいよ……でも、ちゃんと誕生日を迎えて、18歳になって、みんなで大人になりたい! お別れは悲しいけど、大人になるってことはその悲しさに勝るくらい嬉しいことだって、信じたい!」 憂「そ、そんなこと……」 梓「憂の気持ちは……嬉しいよ。ずっと一緒がいいって、私だけじゃなくて、みんなもそう思っててくれればいいなって、ずっと私も思ってた。 だから憂の気持ちは嬉しい。……ちょっと、ちょっとだけ、やり方を間違えちゃっただけなんだよね?」 憂「梓ちゃん……」 梓「うい」ぎゅ 梓「――ありがとう。でもごめんね。……だから返して、私の誕生日」 憂「う……うああああああああああああああんっ!ごめん、ごめんね梓ちゃん……!」 梓「よしよし。大丈夫だよ」ぽんぽん 憂「ずび、ひっく」 梓「ほらほら、そんなに泣かないで、もう」 純「はあ……これで一件落着かあ。ま、言われてみりゃ憂の気持ちもわからんでもないけどね……」 直「でも、憂先輩の力でなかったことにしちゃった11日はちゃんと戻ってくるんですか?」 憂「あ、それなら大丈夫」ずびっ 純「あ、バット……」 憂「えーい星」ぶんっ 憂「ふう。これで大丈夫だよ」 菫「……??」 純「あ、ああっ!カレンダーに11日が戻ってきてる!」 直「パソコンの日付も11日になってます」 梓「はあー……よかった」 純「よっし、それじゃ気を取り直して梓の誕生日、お祝いしよっか!」 菫「そうですね。ケーキもお茶もまだありますし」 純「ほうれほれ、プレゼントだぞー」 梓「あ、ありがとう……」 梓(純の肩たたきってなんかコワイ) 憂「あ、あのね、梓ちゃん……!」 梓「どしたの、憂」 憂「じ、実は私もプレゼント、用意してきてるんだ……」ごそ 梓「えっ、そうなの?」 憂「はい!こんなことになっちゃって本当にごめんなさい!でも……誕生日おめでとう、梓ちゃん!」 梓「憂……ありがとう」 梓「わあ、かわいいマグカップ!」 憂「これで乾杯……してくれるかな?」 梓「もちろん!」 純「ようし、それじゃ梓の誕生日を祝って――」 さわ子「ちょっと待ったあああああー!!!」 梓「さわ子先生?!」 さわ子「はあ……はあ……私を置いてパーティーなんて、いい度胸してるじゃないあなたたち」 純「あはは、すいません」 さわ子「それはそうと――憂ちゃん!」 憂「は、はいっ!」 さわ子「……私の誕生日ぶっ飛ばしてくれない?」 憂「え、えーっと……」 おわり あとがき 言い訳は地獄でする 読んでくれた方はありがトイレ あずにゃん誕生日おめでとう! 戻る