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~~~~11月の初めぐらい~~~~ 純「ねえ、憂ー」 憂「?」 純「もうすぐさ、梓の誕生日じゃん」 憂「そうだねー。今年はどんなことしよっか」 純「放課後に部室でサプライズパーティー!……とか?」 憂「あっ、それいい!」 純「……」 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「はあ。憂よ……よよよ」 憂「?」 純「私はね、あれあんまりいいもんじゃないと思うんだー……」 憂「えっ……」 純「パーティーをやる放課後まで、もちろん梓にはそのこと秘密なわけじゃん」 憂「う、うん」 純「けいおん部みんなで、何としてでもサプライズを成功させたい、でも私たちってぶっちゃけ隠し事とか得意じゃないし。たぶん梓の前で、へんな態度とっちゃうと思うんだよね」 憂「ああ……そ、それはあるかも」 純「梓の前で、わざとらしいくらい誕生日につながりそうな話題を避けたり、私たち二人でパーティーについて内緒話したり……まあ、ちょっと怪しいなって思われるくらいならいいんだけどね、そうじゃなくて」 憂「そっか、ひょっとしたら梓ちゃん……」 純「うん。のけ者にされてる、って、寂しい、って思うかもしれない。そう感じちゃったら……放課後までは辛いだろうね」 憂「……梓ちゃん……」 純「ま、フツーでいいんじゃないかな」 憂「……」 純「朝会ったときにおめでとう。で、放課後にケーキとプレゼントが待ってるからね、ってさ。事前に言っとけば安心もワクワクもあっていいんじゃない」 憂「……」 純「きいてる、憂?」 憂「純ちゃん」 純「はい?」 憂「……私、決めた」 純「なに、プレゼント?」 憂「そんなに悲しい思いをしてしまうのなら……誕生日なんて」 純「へ?」 憂「――誕生日なんて!ないほうがいい!!」 純「な、なんですとっ?!」 純「いやいや憂、だからね、ふつうにやればそんなことには……」 憂「よし、じゃあそうと決まれば11月11日はぶっ飛ばしちゃおう」 純「え?ぶ、ぶっ飛ば?は……なに?」 憂「よいしょ」 純「え?なにバット担いでんの?」 憂「いっくよー」 純「どこに?!」 憂「かっきーん☆」ぶんっ 純「……」 憂「……ふう」 純「……はあ???」 ~~~~11月10日・夜~~~~ 純「はあ。明日だ。梓の誕生日」 純「プレゼントは用意したし、部室の飾り付けは奥田さんに、ケーキとか食べ物飲み物はスミーレに頼んである」 純「気になるのは憂だよなあ……空振りバットのあれは何だったんだろ?次の日からはいつもどーりにニコニコしっぱなしだったけど……」 純「ひょっとして冗談だったのかな、あれ?」 純「うん。きっとそーだ。憂はたぶん言い慣れてないんだよね、冗談とか。まさかねえ、誕生日ぶっ飛ばすなんてふつうに考えたら」 純「……ない、よね?」 ~~~~翌日~~~~ 純「あーずさっ」 梓「純。おはよ」 純「おはよー」 梓「今日いつもよりはやくない?」 純「うへへ。英語の宿題やってなくて」 梓「……見せないからね?」 純「えー」 梓「大丈夫、あのプリントわりとすぐ終わるやつだよ?」 純「自分で考えるのがめんどくさいんだよー」 梓「あのねえ……」 純「あ、それはそうと梓」 梓「なに?」 純「今日は……」 純「今日、は……」 梓「……?」 純「……あれ」 梓「なに、今日、何かあるの?」 純「えーっと、なんかあったはずなんだけど、ちょっとごめん出てこなくて……」 梓「なにそれ」 純「なはは、ごめんごめん。思い出したら言うね」 梓「憂、おはよ」 憂「あ、梓ちゃんおはよー」 梓「寒いねー」 憂「ねー」 純「っはよー」 憂「純ちゃんおはよー」 純「……」じいっ 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「ん?あー、いや……なんでも」 梓「あー。憂、純に宿題見せてって言われても見せちゃダメだからね」 純「あっ、梓てめえ」 純(そういう意味で憂を見てたけじゃないんだけど……あれ?じゃあどういう意味だ?) 純(なーんか忘れてる気がするんだよなあ……) 梓「純、どうかした?」 純「おおう、梓」 梓「なんか今日ぼーっとしてる」 憂「ひょっとして寝不足?」 純「い、いやあ、そんなことはないんだけど……」 梓「ふーん」 純「うーん……ね、ねえ憂」 憂「?」 純「私……何か、忘れてない?」 梓「……いや、そんなの憂知らないでしょ」 純「ゔ。い、いやまあそうなんだけどね……で、でも憂、ひょっとして何か知ってたり、しない?」 憂「……」 純「……」 憂「――さあ?ごめんね、分かんないなあ」 純「……」 梓「ほら。やっぱり」 純「そ、っか……そうだよね。ごめんごめん」 憂「ううん。何だったのか思い出したらきかせてね?」 純「うん……」 ~~~~放課後~~~~ 憂「梓ちゃん、純ちゃん、部室いこ?」 梓「うんー」 純「あ、ちょっと待って。プリントの整理するから」 梓「わ、なにそのプリントの束……」 純「梓ぁ、このプリントってまだ要るー?」 憂「それは前の中間の範囲だよ、純ちゃん」 純「おー、さすが憂。じゃ要らないね」 梓「もー、だらしないんだから」 純「ままま。別に急ぐ用があるわけでもなし」 梓「菫と直を待たせちゃうでしょ」 憂「梓ちゃん、先に行っててもいいよ?はやく会いたいもんね」 梓「なっ?!べ、べつにそういうわけじゃ……!」 純「おー、行っといで行っといで。私は憂とプリント整理するから」 梓「当たり前みたいに憂を巻き込むな……」 純「憂、これは?」 憂「あ、それは来週提出するやつだよ」 純「おっけー。よし、とりあえず要るのと要らないので分けられたからひとまず終わろう。サンキュ、憂」 憂「えへへ。それじゃ部室行こ?」 純「うん。じゃ、プリントしまって、と……?」 純「……なんだ、これ」 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「!」 純(なんだろう、憂に見られたらいけない気がする……!) 純「う、ううんなんでもない!ちょっと……トイレ!トイレ寄ってから行くからさ、憂も先に部室行ってて?」 憂「?うん、わかったよー。じゃあ先に行ってるね?」 純「う、うん……」 純「ふう……」 純「なんで憂に見られちゃいけない、って思ったんだろ……。いや、っていうか」 純「この箱、なんだっけ……?」 純「開けてみるか。包装破かないように……慎重に」ぺりぺり 純「ていうか、そもそもなんでこんなしっかり包装されてんだろ。誰かにあげるものだったっけ?」ぺりぺり 純「うーん、わからん……お、開いた」 純「……肩たたき券」 純「……」 純「……わかった」 純「あっちゃんのイタズラか!ちきしょー肩こるほどのもんなんかついてねーっての!」 純「おまたせー」 菫「あ、先輩。お疲れ様です」 直「カタカタ」 憂「ちょうどお菓子とお茶の用意ができたところだよー」 梓「こういうのばっかりはタイミングいいんだから」 純「エッヘッヘ。あれ、梓いきなりギター触ってんの」 梓「うっ……こ、これは先にギター弾いてから勉強したほうが捗るから……」 純「ダメだぞー、ちゃんと勉強もしなきゃ?」 梓「どの口が言うの……」 菫「どうぞー」 純「わ、ケーキなんて珍しいじゃんスミーレ!なんかあったの?」 菫「いえ……私もよく分からないんですけど、今朝うちのテーブルのうえに置いてありまして」 直「……それ、持ってきてもいいやつだったの?」 菫「たぶん」 直「たぶん?」 菫「箱にね、私の字で『忘れずに学校に持っていく!』って書いてあったの。書いた覚えはないんだけど……」 憂「そうなんだ?でもこれ、フルーツもたくさん乗っててスポンジも生クリームもふわふわ……お店でもこんなのそうそうないよ」 純「おお、じゃあこれがけいおん部伝統の!」 梓「いや、これひょっとしたらムギ先輩のよりすごいかも……?」 純「あ、なんか梓のおっきくない?」 菫「部長ですから」 純「むー」 直「カタカタ」 菫「?どうしたの直ちゃん」 直「覚えがないといえば、私も今朝不思議な事がありまして」 梓「なになに?」 直「起きたら机の上に、折り紙で作るリースが山盛りになってて……」 純「リース、ってあの、飾り付けのアレ?」 直「はい。なにやら昨晩弟達にも手伝わせたらしいんですけど、私はそんなことした記憶はなくって……」 梓「へえー、おかしなこともあるんだね」 憂「……」 純「あ、そうそう!私も覚えがないっていえばさ、こんなのが鞄の中に入ってたんだけど」ごそごそ 梓「?」 純「これこれ。ご丁寧に包装までされててさー」 菫「……肩たたき券、ですか?」 純「そー。家族のイタズラっぽいんだけどねー」 憂「みんなしてそういうのあるって、珍しいね」 純「……」 純(あれ?最初はあっちゃんのイタズラだと思ったけど、これ……) 梓「――よし!」 純「!」 純「な、なに梓、どうしたの」 梓「こういうときは気分転換だよね!みんな、今日は久しぶりに全員で合わせてみない?」 菫「わあ、いいですね!」 直「じゃあ私は録音しておきます」 梓「お願いね、直」 純「憂、うい」ひそっ 憂「?」 純「あれ、梓がみんなと演奏したいだけだよねー?」ひそひそ 憂「ふふふ」 純(とりあえず肩たたき券のことは、また後でいいか。私も久しぶりに弾きたいし) じゃーん 直「久しぶりにしてはなかなかですね」 梓「菫、上手になってるね!個人練習の成果が出てるよ!」 菫「あ、ありがとうございます!」 純「はー、けっこう忘れてるな……」 梓「私も。ちょっと鈍ってるかも」 純「おーし、じゃ明日もあさっても練習だね」 梓「学祭前は練習したがらなかったのに引退したらこれか……」 憂「えへへ。でも楽しかったね」 梓「そうだね。ちょっと肩こったけど」 純「そういえば梓、それこないだも言っ……」 純「……あれ?」 純「ねえ」 純「……今日、何日?」 憂「!」 菫「今日ですか?12日ですけど……」 梓「!」 純「――憂!!」 純「分かったよ、憂……こないだのあれは本当だったんだ、本当に、梓の誕生日をぶっ飛ばしたんだね!!」 菫「……え?」 憂「……」 純「みんな思い出してよ、昨日は何日だった?昨日まで、私たちは何を心待ちにしていた?」 直「……あ」 菫「直ちゃん?」 直「見て菫……カレンダー……!」 菫「!」 直「10日の翌日が……12日になってる」 菫「あれ、でも、11日って……」 梓「私の……誕生日だ……」 純「まさか本当にやるとはね、憂……!」 憂「……」 憂「ふふ。ばれちゃった」 菫「嘘、本当に憂先輩が……梓先輩の誕生日を、なくしちゃったの?」 梓「な、なんで……。どうして、どうして?!どうして憂、私の一年でたった一度だけの大切な日なんだよ?!それをどうして――!」 憂「ごめんね、梓ちゃん。隠してたのは謝るよ。……でも、考えてみてほしいな。そもそもなんで誕生日なんかを祝うのか」 梓「……??」 憂「純ちゃんはこう言ってたよ。サプライズパーティーは隠されてる間、当の本人は寂しいばっかりだって。 私ね、じゃあサプライズパーティーは良くないなって思って、本当に梓ちゃんをお祝いするにはどうすればいいのか、ちょっと考えたの」 純「だから私は、ふつうにお祝いしてあげればいいじゃんって――」 憂「ううん。それもなんか違うなって思ったよ。そもそも誕生日なんて……お別れのカウントダウンみたいなものじゃないかなって、思うの」 梓「お別れの、カウントダウン……?」 憂「そう。これから先、例えばみんなで同じ大学に入ったり、ひょっとしたらお仕事まで一緒になったり、そうやって一緒に居続けることはできるかもしれないよ。 でもね、それでもやっぱり……お別れはやってきちゃうんだよ。それこそ、死ぬ時まで一緒には……きっとなれない」 憂「だからね、誕生日を消しちゃえば、梓ちゃんはこのままずっと17歳のまま。ちっちゃくてかわいい、私たちけいおん部の部長のまま。 そうだ、みんなの誕生日も消さないとね。そうすれば、みんなでこのままずうっと一緒」 純「な、う、憂あんた……!」 梓「それで、私の誕生日を……?」 梓「……そんなのだめ、だめだよ、憂」 憂「……梓ちゃん?」 梓「私だってできるならこのままみんなでずっといっしょにいたいよ……でも、ちゃんと誕生日を迎えて、18歳になって、みんなで大人になりたい! お別れは悲しいけど、大人になるってことはその悲しさに勝るくらい嬉しいことだって、信じたい!」 憂「そ、そんなこと……」 梓「憂の気持ちは……嬉しいよ。ずっと一緒がいいって、私だけじゃなくて、みんなもそう思っててくれればいいなって、ずっと私も思ってた。 だから憂の気持ちは嬉しい。……ちょっと、ちょっとだけ、やり方を間違えちゃっただけなんだよね?」 憂「梓ちゃん……」 梓「うい」ぎゅ 梓「――ありがとう。でもごめんね。……だから返して、私の誕生日」 憂「う……うああああああああああああああんっ!ごめん、ごめんね梓ちゃん……!」 梓「よしよし。大丈夫だよ」ぽんぽん 憂「ずび、ひっく」 梓「ほらほら、そんなに泣かないで、もう」 純「はあ……これで一件落着かあ。ま、言われてみりゃ憂の気持ちもわからんでもないけどね……」 直「でも、憂先輩の力でなかったことにしちゃった11日はちゃんと戻ってくるんですか?」 憂「あ、それなら大丈夫」ずびっ 純「あ、バット……」 憂「えーい星」ぶんっ 憂「ふう。これで大丈夫だよ」 菫「……??」 純「あ、ああっ!カレンダーに11日が戻ってきてる!」 直「パソコンの日付も11日になってます」 梓「はあー……よかった」 純「よっし、それじゃ気を取り直して梓の誕生日、お祝いしよっか!」 菫「そうですね。ケーキもお茶もまだありますし」 純「ほうれほれ、プレゼントだぞー」 梓「あ、ありがとう……」 梓(純の肩たたきってなんかコワイ) 憂「あ、あのね、梓ちゃん……!」 梓「どしたの、憂」 憂「じ、実は私もプレゼント、用意してきてるんだ……」ごそ 梓「えっ、そうなの?」 憂「はい!こんなことになっちゃって本当にごめんなさい!でも……誕生日おめでとう、梓ちゃん!」 梓「憂……ありがとう」 梓「わあ、かわいいマグカップ!」 憂「これで乾杯……してくれるかな?」 梓「もちろん!」 純「ようし、それじゃ梓の誕生日を祝って――」 さわ子「ちょっと待ったあああああー!!!」 梓「さわ子先生?!」 さわ子「はあ……はあ……私を置いてパーティーなんて、いい度胸してるじゃないあなたたち」 純「あはは、すいません」 さわ子「それはそうと――憂ちゃん!」 憂「は、はいっ!」 さわ子「……私の誕生日ぶっ飛ばしてくれない?」 憂「え、えーっと……」 おわり あとがき 言い訳は地獄でする 読んでくれた方はありがトイレ あずにゃん誕生日おめでとう! 戻る
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唯(あ、純ちゃんミスった?) 梓(ミスっても顔色一つ変えないのはさすがだね、純。さすがの図太さ) 唯(あずにゃんのジト目に余裕の笑みで返す純ちゃん……。さすがです) 梓(純のマイペースさには呆れを通り越して尊敬の念さえ抱くよ) 唯(失敗してもすぐに持ち直す。いい腕してるね。ね、澪ちゃん) 梓(澪先輩の後任のベーシストであることに何らプレッシャーを感じていない。寧ろ、私が澪先輩の後継者だーってはしゃいでたね) 唯(澪ちゃんとは全然違う、何て言うか……味があるね) 梓(夏フェスの時も純が一番はしゃいでた。今までのうっぷんを晴らすように思う存分楽しんでた) 唯(純ちゃんって意外と気が利く子なのかも) 梓(純はいつだって自由気ままだ。けど、妙に気が回るところがある) 唯(みんなのことよく見てるよね) 梓(ただ無神経なだけかもしれないけど、私達が言えないようなことも平気で口に出せた。後で考えると、そのおかげで助かったっていう場面がいくつもある) 唯(さっきもドラムの子のミスをすぐにカバーしてたね) 梓(動機は不純だけど楽しむ時は純粋に楽しむ) 唯(純ちゃんってかっこいいよね、澪ちゃん) 梓(澪先輩ほどじゃないけど、いいベーシストだと思ってるよ、純) 唯(そういえば純ちゃんってジャズ研じゃなかったっけ) 梓(まさかジャズ研を抜けて軽音部に来てくれるなんて思ってもみなかったよ) 唯(そっか、あずにゃんのために……) 梓(ジャズ研の友達とちょっと気まずくなってたのも知ってるよ。隠してるつもりかもしれないけど) 唯(さっきのジャズ研の演奏の時とかどんな気持ちで聞いてたんだろう) 梓(ジャズ研に未練がないはずはない。私も純には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。だから……) 唯(でも……) 梓(だから、純には最高の思い出を軽音部で作ってもらいたかった。それが私にできる罪滅ぼしと恩返し) 唯(今、純ちゃんはすごく楽しそうだね) 梓(……なんてことは本人の前じゃ口が裂けても言えないけどね) 唯(いい友達を持ったね、あずにゃん) 梓(そうでしょ、純。私が突然感謝の言葉を口にしたら、気味悪いよね) 唯(音楽っていいよね) 梓(私達には言葉に出さなくても思いを伝える手段があるんだから、それで勘弁してよね) 唯(純ちゃんとあずにゃんを見てたらそう思うよ) 梓(次が最後……) 唯(次で最後、かな?) 梓(これで最後、なんだよね) 唯(あずにゃん) 梓(最初は不安だった。一人取り残された部室でトンちゃんに餌をやるばかりで。そのうち私の居場所が消えてしまうんじゃないかっておびえてた) 唯(よくここまでがんばったよ、あずにゃん) 梓(でも、この5人で新しい軽音部を作ることができた。胸を張れるような音楽を紡ぎ出すことができた) 唯(胸を張っていいよ、あずにゃん。……でも) 梓(もっとこのメンバーでバンドを続けたいと思った) 唯(あずにゃんが私達以外とバンドを組んでるのを見て、寂しくないと言えば嘘になる) 梓(去年も同じ気持ちだったかな) 唯(放課後ティータイムのことはすっかり忘れてしまってるんじゃないかって不安な気持ちもあるよ) 梓(先輩達との思い出はまだ私の脳裏に鮮明に焼き付いてる) 唯(私達のところに戻って来てくれるの? あずにゃん) 梓(でもね、憂、純、ドラ美、鍵子) 唯(あずにゃん……) 梓(私にとって、このバンドが世界で一番……) 唯「あずにゃーんっ!!」 梓(!! …………ごめん、みんな。やっぱり……一番、とは、言えないよ) 唯(あずにゃん?) 梓(……私にとっての一番は放課後ティータイム。これは一生変わらないよ) 唯(どうしたんだろう) 梓(もし出会う順番が逆だったら、なんて意味もない仮定はしない) 唯(もしかして私のせい?) 梓(私は凄く幸せ者なんだと思う。ずっと続けたいと思えるようなバンドが二つもできるなんて) 唯(そんな悲しい顔しないで、あずにゃん) 梓(でもどちらか一つを選ばなければならない時が必ずやってくる。その時私が選ぶのは……) 唯(ほら、みんな笑ってるよ) 梓(だから、みんな) 唯(みんなあずにゃんのこと、立派な部長だと思ってるよ) 梓(今日までは、いや、卒業するまでは、このバンドの一員でいさせて? わがままな部長でごめんね) 唯(みんな、あずにゃんのことが大好きだよ) 梓(ありがとう) 唯(あずにゃん……) 梓(もう少し待っててくださいね、唯先輩。私にはまだここですることがあるんです。しょうがないです、よね?) 唯「ごめんね、あずにゃん」 梓「最後の曲! 聞いてください!! ふわふわ時間!!」 ――――― 梓「クリスマスイヴ。 焼き芋屋さんの屋台が家の前を通過したみたいだ。 シャーペンをノートの上に置く。時刻は午後5時。 大きく伸びをして身体を倒す。コタツから出るのがおっくうだ。 と思ったところでチャイムの音が響いた。他人の家とはいえ無視するのはいけないから、しぶしぶコタツから出る。 ふらふらした足取りで玄関に辿り着き、覗き窓を通して相手を確認する。 フードを被ったこの家の長女の笑顔が見えた」 唯「ただいまーっ! う…い……?」 梓「……おかえりなさい」 唯「どうしてあずにゃんが?」 梓「一緒に勉強してたからですよ。憂から聞いてませんか?」 唯「聞いてないよ」 梓「唯先輩が帰って来るなんて話も聞いてませんよ」 唯「憂には伝えてたんだけどなぁ」 梓「憂……ひょっとしてわざと?」 唯「そういえば憂は?」 梓「買い物に行ってます」 唯「そっかぁ」 梓「とりあえず上がってください。……って私が言うのも変ですね。唯先輩の家なのに」 唯「おじゃましまーす。おお、ぬくいぬくい」 梓「……まずは部屋に荷物を置いてきたらどうですか?」 唯「まずはコタツで身体をあっためてから。お、こんにちは、純ちゃん」 梓「たぶん夕飯の時間まで寝てますよ。そっとしておいてください」 唯「勉強がんばってたんだね~」 梓「まぁ、はい」 唯「そんながんばる受験生にはこれをあげよう」 梓「焼き芋ですか」 唯「そこで買ったんだー。半分こしよっか」 梓「二個しか買ってなかったんですね」 唯「うん。もう一個は憂と純ちゃんの分ね。はい、召し上がれ」 梓「いただきます」 唯「う~ん、おいしいね~」 梓「ですね~」 唯「でもクリスマスイヴに焼き芋っていうのはちょっと変だよね」 梓「まぁいいじゃないですか。夜はクリスマスらしいごちそうを食べられますよ。憂は張り切ってましたから」 唯「あ、クリスマスらしいと言えば……」 梓「どうしたんですか、唯先輩」 唯「ちょっと待っててね、あずにゃん」 梓「? はい」 唯「おまたせ~。冷蔵庫に入れるのを忘れてたよ」 梓「ケーキも買って来たんですか」 唯「んーん、バイト先でもらったんだよ」 梓「唯先輩、バイトしてたんですか」 唯「うん。9月から近所のケーキ屋さんで働いてるんだけど、言ってなかったっけ?」 梓「聞いてませんよ」 唯「ごめんね。忙しかったから」 梓「そういえば憂が、お姉ちゃんあまり帰ってこなくなったって言ってましたね」 唯「憂の方も部活に勉強に大変だったろうし、邪魔しちゃ悪いかなーって」 梓「憂は寂しそうでしたよ」 唯「もうちょっとの辛抱だよ。去年は私でさえギー太を封印しようとしたんだから」 梓「『しようとした』って未遂ですか」 唯「結局憂に預かってもらいました」 梓「憂は唯先輩のように誘惑に負けたりしませんよ」 唯「あずにゃんはどうかな?」 梓「私は……私も憂寄りです」 唯「そうかな?」 梓「そうです」 唯「今日明日と年末年始はうちにいるつもりだから憂に寂しい思いはさせないよ」 梓「今日からずっといるわけじゃないんですね」 唯「まぁね。バイトとか友達との約束もあるし」 梓「唯先輩もすっかり大学生ですねー」 唯「そんなにしみじみ感傷に浸らなくても」 梓「唯先輩がケーキ屋さんですかー」 唯「むー。なにその生温かい笑顔。私だって頼りにされてるんだよ」 梓「バイトって売り子だけですか?」 唯「作るのも手伝ってるよー」 梓「……大丈夫なんですか?」 唯「なんなら今度私の手作りケーキをご馳走してあげるよ」 梓「…………たのしみですねー」 唯「その間は何?」 梓「それより、そろそろ荷物を部屋に持って行ったらどうですか」 唯「うん、そうするよ。よいしょっと」 梓「何ですか」 唯「ん?」 梓「なんでで私の手を掴むんですか」 唯「一緒に来てよ」 梓「コタツ出たくないです」 唯「私の部屋には入りたくない?」 梓「興味ないですね」 唯「またまた~」 梓「あぁもうしょうがないですね」 唯「それでこそあずにゃんだよ」 梓「うぅ、やっぱり寒い」 唯「ヒーターつけたらすぐあったまるよ。ポチッとな。適当に座って」 梓「ベッドでいいですか」 唯「どうぞー。よっこらせっと。ふかふかだねぇ」 梓「綺麗に片付いてますね。意外です」 唯「憂に感謝しなきゃねー」 梓「あぁ、やっぱり」 唯「私が今住んでる部屋だってそんなに散らかってないよー?」 梓「どうでしょうか。憂が頻繁に訪ねてた5月でさえあれだったんですから、今はどうなってる事やら」 唯「そんなに気になるならうちに来なよー」 梓「受験が終わってからですね」 唯「そうだ。うちの大学に受験しに来るなら前日から私の部屋に泊まれば遅刻の心配はなくなるよ」 梓「唯先輩の部屋だとせいぜいもう一人しか寝られないですよ。憂を誘ったらどうですか」 唯「憂は寝坊しないから大丈夫だよ」 梓「私だって寝坊はしませんよ」 唯「わからないよ? あずにゃんはちょっと危なっかしい子だからね~」 梓「……そもそも唯先輩と一緒だと余計寝坊しそうです。泊まるなら澪先輩かムギ先輩のところですね」 唯「また私とりっちゃんをバカにしてー。私達が何をした!」 梓「受験前日にお酒飲まされたりしたら洒落にならないですからね」 唯「私達だって分別というものはわきまえているよ。そういうのは合格祝いの時にやるから安心して」 梓「その時は合格取り消しにならない範囲でなら付き合います」 唯「うーん。たぶんさわちゃんが呼んでもいないのに乱入してきそうだからそれは難しいね」 梓「さわ子先生だって先生らしいところはありますよ」 唯「さわちゃん、今年はあずにゃん達の担任だったんだっけ」 梓「はい。またお淑やか系のキャラで通そうとしてたみたいですけど、しょっちゅう地が出てたのであまり意味なかったみたいです」 唯「私達がいなくてもさわちゃんはさわちゃんだねぇ」 梓「でも、ギターは教えてもらいましたし、進路のことも親身に相談に乗ってもらいました。ついでに学園祭の衣装も……」 唯「可愛かったよね、あのフリフリミニスカ」 梓「今思うとなんであれを着れたんでしょうか」 唯「そこがさわちゃんの魔力なんだよ」 梓「教師以外でも食べていけそうな人ですよね」 唯「でも確かにさわちゃんがいたから私達は好き勝手やれたのかもね」 梓「それがよかったのかどうかはわかりませんけど、いなかったらものすごく寂しくなっていたと思います」 唯「最近ちょっとさわちゃんが恋しくなってたところなんだよ」 梓「それならもっと会いに来ればよかったじゃないですか。先生も先輩達に会えなくて寂しそうでしたよ」 唯「ごめんね」 梓「私に謝ってどうするんです」 唯「来年はもう少し桜高を訪ねるようにしようかな」 梓「はい。私も軽音部のことが気になりますから一緒に行きますよ」 唯「そうだねー……っと」 梓「メール? 誰からですか」 唯「りっちゃん。あ、澪ちゃんとムギちゃんと和ちゃんからも来てた」 梓「全く、しっかりしてくださいよ」 唯「あー、そうだよね」 梓「どうしたんですか」 唯「今日うちでパーティーしない?って誘ってたんだけど、受験生のお邪魔になっちゃうからって断られちゃった」 梓「なんか気を遣わせちゃったみたいで悪いですね」 唯「もしかして私も、あずにゃんの勉強邪魔しちゃった?」 梓「いえ、ちょうど休憩時間でしたから。一人だとあまり集中できないんですよね」 唯「じゃあ私が教えてあげよっか」 梓「さて、そろそろ憂が帰って来る時間かな?」 唯「あずにゃ~ん。今夜はオールナイトでみっちりコーチしてあげるつもりだったのに~」 梓「あ、すみません、親から電話みたいです」 唯「うん」 梓「もしもし、お母さん?」 唯(お母さん、かぁ。そういえばあずにゃんのお母さんと会ったことないなぁ) 梓「うん。まだ平沢さんの家。……そんなことないよ。ちゃんと勉強してたってば」 唯(そうですよー) 梓「あ、夜?」 唯(晩ごはんなんだろう) 梓「……ねぇ、お母さん」 唯(なにかな?) 梓「今夜、平沢さんの家に泊まっちゃダメかな?」 唯(ん?) 梓「あ、お姉さんに代わるね」 唯「え? あ、えーと、はじめまして。平沢と申します。はい。梓ちゃんには姉妹共々お世話になってます。えー……」 梓「もしもし。そういうことだから、夕飯はいらない。それじゃ……え? お姉さんに? うん、わかった」 唯「もしもし? あの……梓ちゃんのことは私に任せてください。必ず無事にお返ししますので。……はい、大丈夫です。ありがとうございます。では失礼します」 梓「じゃあね、お母さん。……ふぅ」 唯「どういうことなの? あずにゃん」 梓「私、元々泊まるつもりはなかったんです」 唯「えっ?」 梓「純が寝てましたから留守番をしてましたけど、憂が帰ってきたら私はお暇するつもりでした」 唯「どうして?」 梓「去年までと同じ理由です」 唯「……そっか。来年は親元を離れるかもしれないし、親御さんもできるだけあずにゃんが目の届く範囲にいてほしいんだろうね。しょうがないよ」 梓「しょうがないんでしょうか?」 唯「あずにゃん?」 9
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優希「うむ! こいつは極上のタコスだじぇー! 腕をあげたな、京太郎!」 京太郎「ハギヨシさんに新しいレシピを教えて貰ったんだ。ありがたく食えよ」 イチャイチャ 和(……困りました。ここ最近、須賀くんと優希の距離がぐんぐん縮まっているような気がします) 和(これはまずい。このまま行き着く所まで行ってしまったら2人が恋人同士に、なんてことも……) 和(……認めません) 和(……そんなことは、認めません!) 和(だって私は――!) 和(咲さん×優希がジャスティスですから!) 和(何を隠そう、私は百合が大好きです) 和(阿知賀に居た頃から穏乃×憧を始め穏乃×先生、穏乃×玄さん) 和(玄さん×憧といった面々で常日頃百合妄想をしていた程の重症レベル……) 和(そんな私が長野に転校し、出会った2人の友達……咲さんと優希) 和(この2人は、百合妄想が捗るなんて度合いじゃないほどの似合いっぷりじゃないですか!) 和(天真爛漫で明るい優希と、おとなしくて控えめな咲さん……これほど素晴らしい百合王道なカップリングがありますか!?) 和(否! 断じて否! この2人以上にお似合いな存在なんて、存在し得るはずがない!) 和(世界は咲さん×優希を望んでいるのです! 須賀くんには悪いですが――) 和(私の大いなる眼福の為! 優希から手を引いて貰いますよ!) 和「すみません、ちょっといいですか?」 京太郎「ん?」 和「須賀くん、私とデートをしましょう!」 京太郎「……」 京太郎(なんだとぉ!?) 京太郎(和が俺をデートに誘って来ただとぉ!?) 京太郎(そんな馬鹿な! そんな馬鹿な!) 京太郎(和は俺のことを好きだってのか!?) 京太郎(認めねぇ――そんなのは認められねぇ! だって……)チラッ 咲「の、和ちゃん……?」プルプル 優希「嘘、のどちゃんが京太郎を……?」ガタガタ 京太郎(俺は和×咲がジャスティスなんだよ!) 京太郎(最初は邪険な雰囲気だったのに、いつしか1つの目標へ向けて手を取り合う仲へ発展した女の子同士) 京太郎(そしてその友情は固く結ばれ、いつしか恋心へ昇華される) 京太郎(そして2人が創りだす空間は男子禁制の理想郷と成るはずだったのに……!) 京太郎(その和がっ、なんで俺をデートに誘う!?) 京太郎(百合男子である俺をデートに誘う暇があったら咲を誘ってくれよ!) 京太郎(そして妄想させてくれよっ!) 京太郎(……いや、待て) 京太郎(そうだ! このピンチをチャンスに変える手段がまだあった!) 京太郎(百合男子を舐めんなよ――和!) 京太郎「デートって、おいおい。遊びに行くのを英語にする必要はないだろ、ハハッ」 和「――なっ!?」 京太郎(このごまかし方は正直無理があるかもしれんが、勢いで押し通す!) 京太郎「なあ咲、和が遊びに誘ってくれたんだが、一緒にいかないか?」 咲「へっ?」 京太郎「なっ、行こうぜ! みんなで行ったほうが楽しいって!」 京太郎(これだ! これがベストだ! ここで咲をデートに巻き込む! そして俺は当日風邪を引いたとか適当な理由でぶっち!) 京太郎(そうなれば咲と和は2人で遊ぶしかなくなる! そして完成する和×咲という究極のカップリング!) 咲「えぇ、でも……」チラッ 和(くっ!? どういうことですかこれは!? 何故須賀くんはここで咲さんを――!?) 京太郎「頼むよ―」 和(……まさか須賀くん、咲さんのことが好きなのですかぁ!?) 和(なんてことですか! これは予想外です! 2人は純粋に仲のいい幼なじみくらいだと考えていたのに!) 和(これは計画を練り直す必要がありますね――! 百合の邪魔はさせませんよ、須賀くん!) 咲(なに、どういう状況なのこれ!?) 咲(いきなり和ちゃんが京ちゃんをデートに誘ったと思ったら、京ちゃんが私も来いって……) 咲(困るよそんなの! 2人のデートに私が行くのも困るし、それ以前に和ちゃんと京ちゃんのデートなんて認められないよ!) 咲(だって私は――) 咲(優希ちゃん×京ちゃんがジャスティスなんだよ!?) 咲(口ではツンツンなところもあるけどその態度は実際デレッデレな優希ちゃん!) 咲(それに口答えしつつも満更でもない京ちゃん!) 咲(まさに青春! まさに王道!) 咲(世界よ、これが日本のカップルだ!) 咲(……ひょっとしたら、和ちゃんは京ちゃんのことが好きなのかもしれない) 咲(友達として、応援してあげるのが筋ってもんなのかもしれない) 咲(だけど私は優希×京派!) 咲(――だから、私は!) 咲「いいよ。だったら優希ちゃんも一緒にね!」 優希「じぇ?」 咲(優希ちゃんの背中を押す! 悪いけど邪魔はさせないよ、和ちゃん!)ゴッ 京太郎(なんだとぉ!?) 和(咲さん×優希キマシタワー!) 優希「え、私も?」 咲「うん、京ちゃんもみんなでいった方が楽しいって言ってたもん!」 咲「遊ぶなら、私もみんなで遊びたいな」 咲(これっ! これっきゃない! 優希ちゃんもデートに巻き込むんだ!) 咲(そしてデート当日、私は出来るだけ和ちゃんを拘束して、優希ちゃんと京ちゃんのイチャイチャを見守る!) 咲(どうしようどうしようどうしよう、メリットしかないよこれ!)ハァハァ 優希「う、うーん……」 優希(うわあああああん、なんか私も誘われちゃったじぇー!) 優希(……はっ!? けどこれはこれで美味しいんじゃ?) 優希(いきなり和ちゃんが京太郎をデートに誘って) 優希(和ちゃんが京太郎を好きなのかも知れない、って考えてたら気が動転しちゃってたけど……) 優希(これは――あの2人の背中を押すチャンスだじぇ!) 優希(なぜなら私は――!) 優希(京太郎×咲ちゃんがジャスティスなのだから!) 優希(2人はとっても仲のいい幼なじみ!) 優希(面倒見もよくってちょっと嫉妬もしちゃう咲ちゃん!) 優希(一見チャラいけど実は優しい京太郎!) 優希(旗からみれば理想のおしどり夫婦だじぇ!) 優希(今までは私が京太郎にちょっかいだして咲ちゃんに危機感を持ってもらって) 優希(出来るだけはやくカップルになって貰おうと画策してたけど) 優希(一向に進展する気配なし。むしろ私が京太郎と仲良くなっちゃった体たらく) 優希(だったらもうここで行くしかない! あの2人の中を、デートで発展させる!) 優希「よっしゃー! 私も行くじょ!」 優希(咲×京太郎は復活するんだ。悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ。) 優希(お前たちは輝ける人生の、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだじぇ!) 咲「やった! みんなで楽しもうね!」 咲(わーい! 優希ちゃんが乗ってきた! 京優! 京優!) 和「し、仕方ありませんね。みんなで行きましょう」 和(優希いいいいいいいいいいぃ! やっぱりあなたは最高です! 咲優! 咲優!) 京太郎「だな。じゃあ遊びにいく場所でも決めるか」 京太郎(やべぇ、これじゃ咲と和がイチャイチャするかわからねぇ! 俺も参戦して暗躍するしかねぇな! 和咲! 和咲!) 優希「遊園地がいーじぇー!」 優希(待っててくれよ咲ちゃん! 京太郎! 今私が恋のキューピッドになってやるじぇ! 咲京! 咲京!) 咲(この集団デートで!) 和(決めます!) 京太郎(絶対に!) 優希(徹底的に!) 咲(理想のカップルを成立させるよ!) 和(理想のカップルを成立させます!) 京太郎(理想のカップルを成立させるんだ!) 優希(理想のカップルを成立させるじぇー!) 4人「「「「あははははは!」」」」 カン
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投稿日 (Vol.1)2009年05月21日 01 50(Vol.2)2009年05月21日 01 37 メンバー(使用武器) Nobutuna(ライトボウガン),SEVEN(ランス),○Sakura(弓),Sky(狩猟笛) クエスト 【DL】ファミ痛 吹雪を討つもの モンスター クシャルダオラ 主な登録タグ (Vol.1)ドラコ・セブウェイ,ビン涙目,かしましスリー,最近だらしねぇな?,コメ非表示推奨(Vol.2)Skyの笑い袋,スク水焼け,そして誰もいなくなった 乙 Nobutuna×2 前 【MHP2G】第93回 モンハンどうでしょう ~第何回だっけ?~ 次 【MHP2G】第95回 モンハンどうでしょう ~日々此れ鍛錬~ 概要 Skyの演奏を聞いてるうちに置いていかれたSakura。 エリア1で崖を登っていたら、SEVENに突かれて転落するNobutunaとSakura。Sakuraは一番下まで落ちる。 弓を初めて使うSakura。 今度はエリア4で落とそうとしたSkyだが、失敗して自分が落ちそうになる。 どういういきさつかコメントが荒れてくる。非表示推奨。 Nobutuna、龍風圧に辺り、体当たりをくらう。あるあるw クシャルをスタンさせるSky。SE「ナイスでSky?」Sa「そこは称えようよw」 またしてもドラコ・セブフォイ(魔法)を使うSEVEN。 人工的な霧が出て、ブレスでNobutuna一乙。 Rikuはいないが、SEVENエスケープ発動。 風圧で弓が跳ね返ってくる。麻痺弓が刺さったと言うSakuraだが、厳密に言うとビンは使用してない。 気付けば雪だるまになっていたSky。 またしてもタックルで力尽きたNobutuna。これで後がなくなった。 角を壊したSky。 Sakuraだと優しいと感じるSakura。Ashの時優しくないのは、きっと気のせいである。 ビンが減ってないことにようやく気付いたSakura。 Sakuraがダメージを受けると、空かさず粉塵サポート。やはり女の子に優しい。 まさかの矢切をするSakura。 Sakuraが広域をつけているため、回復薬を飲むだけでも皆が回復できる。 SE「とんだ痴女っぷりだ」Sa「こらああ!(゜д゜#)」 強撃ビンを忘れがちなSakura。クシャルの移動後にようやく気付く。 SE「ファイニーッシュ!」→目的を達成しました。 弓の扱いに苦戦しつつも、古龍の大宝玉を得たSakura。 最大金冠が更新されたSkyとSakura。 jackにぶつかるとボヨーンとなる話から、Skyの笑い袋が発動。 Sakura曰く、Rikuにパンチをすると、「ううっとぅっ(;^ω^)」ってむせるらしい。 Rikuのブラック★ロックシューターの修正版を閲覧し、「Rikuがかわいそう」ってコメントが流れていたが、聞いているNobutunaたちが罰ゲームだったらしい。(第88回参照。) Rikuからなんで裏をゴムバージョンにしなかったの?って苦情があったらしい。 Rikuにコンタクトを求めようとすると、Rikuが引いていく。 Rikuを後ろからみるとスクール水焼に見えるらしく、ここで一同の(特にSky)の笑い袋が発動。 Sa「Rikuーあそこをちょっと埋めてくれー」Ri「はぁーい」バシャバシャバシャバシャ 笑い死にそうなSky。落ち着けwww メンバーが次々と離脱し、最終的に一人になるSakura。 お便り 読んで欲しい人 ハンドル名 内容 Sakura 最近不幸なことばかり起きる Q.何か英語を好きになれる方法はないでしょうか?あと、皆さんの中学、高校の試験のよかった点数を教えてください。 楽しそうでいいですね(・∀・) A. 英語を好きになる策 SEVEN「好きだったけど、今は嫌い」「兄貴動画は日本語しか喋ってないw」 Sakura「音楽で洋楽を聴くことをおススメする。」 点数 SEVEN「中学で12点」 Sky「中学で92点」 Sakura「授業点は凄まじかった」 読んで欲しい人 ハンドル名 内容 Nobutuna 猛剣使い Q.兄弟以外とモンハンやったことがありません。初心者で狩り友を作るにはどうしたらいいでしょうか? 顔芸の前にSkyの笑い袋発動。 A. Nobutuna「どうでしょうのコミュニティに入る」 Sky「KaiかSkypeを使う」Sakura「しかし、一番最初にとんでもない人がいる」 Nobutuna「どうでしょうのオフ会に出てみる」 Sakura「水被ってSakuraになってから行こう」 Nobutuna「jack~jack~俺だ~結婚してくれ~」 SEVEN「男の子に話しかけるのが苦手な人が、オフ会にいけるのか?」 Nobutuna「どうでしょうのオフ会で死んだら、みんなまたAshか」 提供 ゲイ治乳業 CR下綱物語 スタジオズブリ 関連項目 「モンハンどうでしょう」シリーズ 名前 コメント
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みんなでスペランカー アイレムソフトウェアエンジニアリング 2009年3月26日 PS3 DL専用 FC版スペランカーをベースに大幅にパワーアップした即死ACT ちょっとした事で死ぬのは勿論健在で、新たなるオリジナルギミックが多数登場している 3Dポリゴンを用いた「リニューアル」とドット絵の「クラシック」2つのモードで楽しめ 全100面のステージに一人でも、多人数プレイでも挑戦出来ます。 みんなでスペランカー ブラック アイレムソフトウェアエンジニアリング 2010年1月7日 PS3 DL専用 より危険な洞窟探検ACTって事で、みんなでスペランカーの上級者向けバージョンです
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amazonで探す @楽天で #100万回言えばよかった を探す! 金22TBS 2023.01.13~2023.03.17 7.8% 公式HP wikipedia instagram 前 クロサギ(2022) 次 ペンディングトレイン-8時23分、明日君と Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 出会いと別れのハンバーグ 2023/01/13 7.4% 2 ゆれる思い 2023/01/20 7.6% 3 家族という罠 2023/01/27 7.1% 4 カラダの痛み 2023/02/03 7.1% 5 バレンタインデートは幽霊と 2023/02/10 7.4% 6 恋わずらいの生存率 2023/02/17 7.0% 7 あなたとわたしの境界線 2023/02/24 7.6% 8 消えてもいいよ…別れの予感 2023/03/03 6.2% 9 キレイな魂 2023/03/10 12.4% 10 2023/03/17
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紬「ここよ」ガチャン 唯「わ、わーっ!」キラキラ 唯「ト、トンちゃんがいっぱいだよう」 律「よく見ろ。スッポンモドキはいないって」 澪「こ、これだけいるとちょっと怖いかも・・・」 憂「本当にたくさんいますね」 梓「ほら。エサだよー」パラパラ 唯「あ!あずにゃんずるい!」 唯「たんとお食べー」パラパラ カメ「」パクパク 唯「・・・か、かわいい!」 律「全部で何匹いるんだ?」 紬「14匹ね」 律「おおう。トンちゃん15号までいるのか・・・」 澪「・・・トンちゃんが15匹、15匹。私の背中に・・・」 澪「」ガクガクブルブル 純「だ、大丈夫ですか?」 唯「ふぅ。エサやり終わったよ」 紬「ありがとう。唯ちゃん」 澪「は、早く出よう!」 唯「えーっ。もうちょっと見てようよー」 律「まぁ次行ってみようぜ」 唯「うぅ・・・。バイバイ、トンちゃん2号・・・」 紬「部屋に戻りましょうか」 梓「はい!」 唯「さっきはゆっくり見れなかったけどかわいい部屋だね!」 紬「ありがとう」ニコッ 律「あ・・・」 澪「どうした、律?」 律「な、なんでもねぇぜ」 律「(あの時のぬいぐるみが枕元に・・・、なぜか恥ずかしい・・・)」/// 紬「突然ですが、超人生ゲームをしたいと思います!」 和「人生ゲーム?」 紬「上位入賞者にはなんと!」 律「おぉ!」 唯「ご、豪華景品とか!」 紬「特にありません」 澪「ないんかい!」 梓「なくたっていいじゃないですか!やりましょうよ」 憂「うん。おもしろそうだよ」 純「そういえばボードゲームなんて何年もやってないかも・・・」 唯「でも、人数多いし大丈夫?」 紬「そ、そう言われてみれば・・・」 律「ならペアでいいじゃん。丁度偶数だしさ」 梓「あぁ。それは名案ですね」 憂「じゃあ4グループだね」 唯憂チーム 澪律チーム 紬梓チーム 和純チーム 和「よろしくね。純ちゃん」 純「はい!がんばりましょう!」 以下ダイジェスト 紬「やった。取引成功で所持金増えたわ」 梓「さすがムギちゃんです!」 律「・・・あの、さっきからBADマスにしか止まってない気が・・・」 澪「・・・借金地獄とはこの事か」 唯「おぉ。転職で先生だって!」 憂「よかったね。お姉ちゃん」 和「また土地が増えたわ」 純「大地主ですね。ふっふっふ」 一位 和純チーム 二位 紬梓チーム 三位 唯憂チーム 四位 澪律チーム 純「優勝ですよ!和さん!」 和「そうね。純ちゃんのおかげだわ」 梓「くっ。まさか純に負けるなんて・・・」 憂「おしかったね、お姉ちゃん」 紬「後半、唯ちゃん達の追い上げがすごかったわ・・・」 律「・・・ま、まぁ。たかがゲームだもんな」 梓「たかがゲーム、されどゲームですね」プッ 律「中野ー!」 澪「・・・借金34億、どうやって返せば・・・」ブツブツ 唯「お!外結構暗くなってる!」 紬「そろそろ夕ご飯にしましょうか」 律「待ってましたー!」 唯「ごはーん!」 純「勝利のあとの食事はおいしそうですね」 紬「ちょっと聞いてくるわね」 梓「お願いします。片付けは任せてください!」 唯「おしかったねー」 憂「うん。最後あのマスに止まれれば逆転できたのに」 澪「・・・なぁ。これって未来の暗示じゃないか?」ガクブル 律「澪は気にしすぎ。いや、無駄使いがなくならなければあるいは・・・」 澪「ヒイィィィ」 純「(無駄使い?澪さんって浪費癖あるのかな・・・)」 梓「早く片付けますよ!」 紬「おまたせ。準備できたって」 梓「はい。片付けも終わってます」 唯「お腹ペコペコだよー」 澪「そうだな。お昼は軽くだったからな」 和「どんな夕食か楽しみね」 憂「そうですね」 純「ちょっと。梓は内容知ってるの?」 梓「知らないよ。でも期待していいと思うよ」 純「ふむ。では期待します!」 唯「あれ、あっちじゃないの?」 紬「ふふっ。こっちよ」 バタン 唯「うわーっ。すごーい!」 律「おぉ!」 紬「立食パーティー風にしてみました!」 澪「ひ、広い部屋だな・・・」 和「まるで、結婚式場ね」 律「和洋中・・・、なんでもあるな・・・」 唯「あの天ぷら、おいしそう!」キラキラ 紬「シェフがその場で揚げてるからサクサクよ」 澪「また借金が増えた気が・・・」 純「?」 和「車の時点でわかってたけどムギの家はすごいわね・・・」 憂「そうですね・・・」 梓「(全員静かにフルコースよりいいかも。さすがムギちゃんです!)」グッ シェフ「お飲物をどうぞ」 唯「は、はい!」 律「あ、ありがとうございます」 紬「みんな飲み物はもらったかしら?」 純「はーい」 紬「遠慮はいらないわ!好きなだけ食べてね!」 紬「全員合格おめでとう!かんぱーい!」 みんな「かんぱーい!」 唯「なにから食べようか?りっちゃん!」 律「こういう場合は炭水化物系を食べないほうがたくさん食べれるって聞いたことあるな」 唯「ほう。じゃあ炒飯はNGだね!」 律「まずはサラダで胃をマイルドにだな・・・」 唯「サラダだね!りっちゃん!」モシャモシャ 律「キャベツうめー!」モシャモシャ 澪「おぉ。ローストビーフ・・・」 シェフ「足りなければお切りします」 澪「へ?い、いえ!大丈夫です」 純「唐揚げおいしい!」 憂「うん!でも太っちゃいそうだね」 梓「なに言ってるの。気にしなくても大丈夫だよ」 憂「そ、そうかな?」 純「私はたとえ太ってでもこのごちそうを堪能するよ!」 梓「まぁ純らしいね」 和「なんか適当な服装で申し訳ないわね」 紬「身内しかいないんだもの。気にしないの」 ・・・・・・ 唯「・・・お、お腹一杯・・・」 律「もう食えん・・・」 澪「・・・あぁ。でもあのフォアグラ、おいしかったな・・・」 紬「では最後にデザートを用意しました!」 唯「デザート!」ガバッ 梓「お腹一杯なんじゃ・・・」 唯「デザートは別腹だよ!」 紬「えっと、デザートですがせっかくなので人生ゲームの結果を影響させたいと思いまーす!」 律「へ?」 紬「一位の和純チームには私のお気に入りのケーキを!」 純「おぉ!おいしそう!」 紬「二位の紬梓チームにはお気に入りのアイスを!」 梓「これもおいしそうですね」 ・・・ 紬「最下位の律澪チームにはプッチンプリンを!」 澪「・・・」 律「」プッチン 律「」プルルン 律「・・・うまいな。澪」 澪「そうだな。律」 純「お、おいしいです!こんなケーキ食べたことないです!」 紬「そう?気にいってくれてうれしいわ」 唯「このタルトもおいいしいねぇ」 憂「うん!」 律「・・・ふぅ」 律「ここに再戦を申し込みます!」 梓「見苦しいですよ。アイスおいしい!」パクパク 律「やかましい!」 律「私もおいしいケーキ食べたい!」 紬「うーん。デザートの予備はあるけど・・・」 唯「私は賛成!もっと遊ぼうよ!」 和「私も別にいいわよ。ケーキのおかわりの可能性もあるし」 紬「じゃあ2回戦しましょうか!」 律「そうこなくっちゃ!」 澪「どうせ・・・、また借金地獄・・・」 唯「今度はケーキ食べようね!」 憂「うん!がんばろうね」 和「返り討ちにしてあげるわ」 純「ふっふっふ。またあのケーキが食べれるチャンスがくるとは」 律「なに落ち込んでるんだ澪!次は絶対勝つ!」 以下ダイジェスト 律「お、今回は結構いいんじゃないか?」 澪「そ、そうだな。でも油断したらまた借金になるぞ」 紬「あぁ・・・、ごめんなさい。BADマスに・・・」 梓「ドンマイです!ムギちゃん!」 唯「転職してニートだって!」 憂「(・・・転職?)」 和「ふむ。ライバルは律澪チームね」 純「僅差ですね。このまま逃げ切りましょう!」 結果発表! 一位 和純チーム 二位 律澪チーム 三位 紬梓チーム 四位 唯憂チーム 純「ふっふっふ。不動の一位です!」 律「ちくしょう!あと一歩だったのに!」 和「危ないところだったわ」 澪「借金しなくて済んだ・・・」パアァ 唯「ごべんね゙ー。ういー」シクシク 和「ふふっ。そんなにケーキ食べたかったのね」 律「そりゃあな。どうだ?アイスと交換しないか?」 和「いいわよ」 澪「え?いいのか?」 純「はい。さっきもケーキ食べましたし、また一位になったら交換しようって和さんと話してたんです」 和「そういうこと、遠慮しなくていいわよ。私達もそのアイスを食べてみたかったし」 律「おぉ・・・。あんた達!ええ人や!」ウルウル 純「澪先輩!どうか私のケーキと交換してください!」 澪「・・・なんか立場が違う気がするけど、ありがとう。鈴木さん」 紬「うん。タルトもおいしい」 梓「はい!」 唯「」プッチン 唯「」プルルン 唯「・・・」 憂「お姉ちゃん?」 唯「はい、憂。あーん」スッ 憂「お、お姉ちゃん?」/// 唯「ほら、早くしないと落ちちゃうよ!」プルプル 憂「う、うん!」パクッ 憂「ありがとう。お姉ちゃん、おいしいよ」 唯「えへへーっ」 憂「ほら、お姉ちゃんも」スッ 唯「ありがとー。憂」パクッ 唯「んーっ!おいしいねー」 憂「えへへーっ」 和「ふふっ。いいペアね、あの二人は」 純「ですね。私も澪先輩見たいなかっこいい彼氏が欲しいです!」 澪「ほら、クリームついてるぞ」フキフキ 律「んあー」 澪「まったく」 紬「みんな楽しんでくれてそうでうれしいわ」 梓「はい!」 紬「デザート食べ終わったらお風呂に行きましょうか!」 唯「お風呂って誰から?ムギちゃんからかな?」 紬「なに言ってるの。みんなでよ!」 梓「みんな・・・」 梓「(あのお風呂でみんなでは・・・)」 梓「(あ!この前言ってたお客様用お風呂かな?)」 澪「みんなでって、この人数で入れるのか?」 紬「大丈夫よー。さぁ準備しましょう!」 和「(8人でも大丈夫なお風呂・・・。銭湯?)」 紬「準備はできたかしら?」 唯「大丈夫です!」 律「問題ないであります!」 紬「じゃあ行くわよー!」 唯「おおぅ!広い脱衣所だね!」 澪「だな。銭湯みたいだ」 憂「一体どんなお風呂なんだろう・・・」 梓「(ここに来るのは初めてです)」キョロキョロ 紬「入るわよー」ガラッ 唯「わーっ。マーライオンだよ!マーライオンがいるよ!」 律「湯船にバラが浮いてる!」 澪「なんて豪華なんだ・・・」 純「こ、これって美肌効果ってやつですか!?」 梓「髪下した純っておもしろい」 憂「梓ちゃんシーッ!」 和「・・・すごいわね」 紬「あら?もう、余計なことはしなくていいって言ったのに・・・」 梓「もしかして・・・」 紬「ごめんなさいね」 梓「い、いえ。ほら唯先輩たちも喜んでますし」 紬「・・・ならいいんだけど」 唯「いい匂いだよ!りっちゃん!」 律「あぁ!これでお肌ピカピカだな!」 澪「ちゃんと身体流してから入れよー」 唯「よっと」バシャッ 律「ほっ」バシャ 唯「では!」 律「入るか!」 唯「それー!」ザパーン 律「っしゃー!」ザパーン 澪「こらーっ!」 梓「こんな状況でもいつも通りの唯先輩たちに安心です」 憂「あ、あはは」 紬「・・・ふぅ」 梓「いい匂いですね」 紬「そうね」 憂「とてもリラックスしますね」 和「トラウマが消えていくわぁ・・・」 唯「ふははーっ!追いつけまい!」バシャバシャ 律「なにをー!」バシャバシャ 澪「泳ぐな!」 13
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1.スプリント中に敵と遭遇しないようにしましょう スプリント中に敵に鉢合せすると死にます。スプリント直後には硬直時間があり、すぐに射撃ができず不利な状態です。曲がり角などの敵が出てきそうなところへのスプリントでの突入は控えましょう。広い広場に飛び出す時も同じです。時と場所を選んで走りましょう。 ※ステディエイムプロがあると、スプリント直後の硬直がなくなり、すぐに腰だめ射撃ができるらしいです。(硬直時間がどれぐらいなくなるかはわかりません) 2.常に照準を合わせましょう MAPを覚えると、敵が出てくる場所がだんだんとわかってきます。敵の出現を予想し、常にその位置に照準を合わせるようにしましょう。敵がでてくるかもしれない。かもしれない運転です。出てきたときにヘッドショットをくらわすのはあなた。じゃないと死にます。曲がり角を曲がるときなども、サイトを覗きながら横移動がおススメです。(ストーカーをつけているとやりやすい) 3.UAVを意識しましょう 「なんちゃらエネミーなんちゃらUAVなんちゃら」のアナウンスが聞こえたら、敵のUAVが浮かんでいるということです。アサシンでない限り、敵にあなたの位置がばれています。死にます。極力UAVを落とすことを心がけましょう。落とさない限り、あなたに未来はありません、死にます。 UAVが出ている間は突っ込みません。味方とともに移動するなど、工夫が必要です。 4.ブラインド、アサシンクラスを用意しましょう
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梓「先輩達が修学旅行から戻って来て数日後の雨の日。 遠くの空がピカッと光ったかと思うと轟音が鳴り響いた。 近くを歩いていた女子中学生二人組がキャッと抱き合って身を屈めた。 私も思わず隣の彼女に抱きつきそうになったがなんとか思いとどめた。 彼女はというと、いつも背負っている相棒が不在でそれどころではないようだ」 梓「唯先輩」 唯「う~……ギー太ぁ」 梓「雷すごかったですね」 唯「心配だよ~」 梓「近くに落ちなかったから大丈夫ですよ」 唯「私にはギー太なしの生活なんて無理だよ……」 梓「ついこの間まで旅行に行ってたじゃないですか。ギー太を置いて」 唯「ああ、何て恨めしいのかしら、この雨」 梓「梅雨明けはもう二週間くらい待たないと駄目ですね」 唯「ちょっと雨が弱くなってきたし取りに帰ろうかなぁ」 梓「明日の朝も雨です……にゃっ!!」 唯「はぁ~ぎぃたぁ」 梓「い、今のは凄く近くに落ちましたね」 唯「あ、あそこのアイス屋さん今日おやすみなんだぁ」 梓「定休日ですからね」 唯「さむーい」 梓「肩濡れてますよ。ハンカチかタオルありますか」 唯「ギー太も部室で一人寂しく寒さに耐えているのかなぁ」 梓「エリザベスも一緒ですけどね。はい、タオル貸しますよ」 唯「私も今夜は寂しい夜を……」 梓「もぉ、しょうがないですねぇ。ほらじっとしててください。拭きますから」 唯「はぁ~っ」 梓「ふらふらしないでくださ……に゛ゃっ!!」 唯「あ、雷? 学校に落ちてないか心配だなぁ」 梓「避雷針があるから大丈夫だと思います。っとすみません。腕掴んじゃって」 唯「うわぁ川の水あふれそう」 梓「そうですね。早く帰りましょう」 唯「ギー太……」 梓「唯先輩、全然私の話聞いてくれませんね」 唯「うぅ」 梓「今なら普段言えないことを言っても構わないですよね。聞いてないんですから」 唯「おうまいギー太~」 梓「じゃあ…………」 唯「あ、ねこちゃん」 梓「私は…………」 唯「雨に濡れてかわいそう」 梓「…………やっぱりむり」 唯「ね、あずにゃん」 梓「はい?」 唯「あの仔猫ちゃん、弱り切ってるみたいだけど」 梓「ですね」 唯「助けてあげなくていいのかな」 梓「大丈夫ですよ。見てください」 唯「あ、お母さん?」 梓「人間の偽善で連れて行かれたら仔猫もいい迷惑ですよ」 唯「厳しいですな、あずにゃん」 梓「唯先輩。やっと私の存在に気付きましたね」 唯「あ、あははは……」 梓「まぁいいんですけどね。でも私が傍にいなかったら唯先輩、きっと車にはねられてましたよ。ふらついてましたから」 唯「あ、ありがとね、あずにゃん」 梓「ギー太ギー太言うのもほどほどにしといてください。危ない人に見えますから」 唯「うん。気を付ける」 梓「どうして突然私に話しかけたんですか」 唯「あの子あずにゃんに似てるなぁって思って横見たらあずにゃんがいたから……」 梓「……唯先輩の中の優先順位はギー太>猫>私なんですね」 唯「そ、そんなことないよ。私、順位なんてつけてない」 梓「無意識のうちにそういうことになってるんですよ」 唯「そんなことない」 梓「無機物や動物に負ける私……」 唯「あずにゃん、やきもちぃ?」 梓「いえ、唯先輩の性癖に呆れてるだけです」 唯「あずにゃ~ん。部室でのウブな反応はどこへ行ったの~?」 梓「何のことですか。もう忘れちゃいましたね」 唯「あ、待ってよー。置いてかないでー」 ――――― 梓「長いような短いような夏休みも今日が最終日。 高二の夏といえば高校生活の中間地点。中だるみの最高地点だ。 部活に精を出す生徒ならば寧ろ最も充実した時を過ごす時期かもしれないが、私はそっち側の人間じゃない。 先輩達が受験生だから、という言い訳もあるにはあるが、元からそこまで熱心な部活とは言えないのが我が軽音部だ。 憂や純と好きなだけ遊んでいた私が先輩達を責められるはずもない。 おっと、電話だ」 梓『はい』 唯『もしもし? あずにゃん?』 梓『どうしたんですか、こんな時間に』 唯『用がなかったら電話しちゃ駄目かな?』 梓『切っていいですか』 唯『待って! 本当に用事ないけど切らないで!』 梓『まぁ、退屈してたのでいいですけど』 唯『ふぅ。しばらく会ってないけどあずにゃんは変わらないね』 梓『唯先輩も相変わらずみたいで何よりです』 唯『それ、褒めてるの?』 梓『はい』 唯『今年の夏はどうでしたか、あずにゃん』 梓『楽しめましたよ。憂や純と一緒に色々な所へ行きました』 唯『私も一緒に行きたかったなぁ。ねぇどこに行ったの?』 梓『プールに映画に祭りに海に……ていうか憂から聞いてるんじゃないんですか?』 唯『そうだけど、あずにゃんの感想を聞きたいなぁって』 梓『感想ですか。そうですねえ。「普通」っていいなぁと思いました』 唯『どうしたのかな。改まって』 梓『私の常識感覚がこの一年半でかなり狂ってしまったんだと自覚しました』 唯『私達、そんなに変かなぁ。割と普通の女子高生だと思うけど』 梓『一見普通に見えてどこかズれている。それが私達軽音部の日常だと思いますよ』 唯『最近その手のアニメが流行ってるらしいよ』 梓『知りませんよ』 唯『ねぇ海はどうだった?』 梓『いい所でしたよ。去年の合宿で行った所ほどではありませんでしたけど』 唯『やっぱりムギちゃんのとこは違うよねぇ』 梓『プライベートビーチと一般の海水浴場ですからね』 唯『それでそれで? 海ではどうだったのかな?』 梓『どう、とは?』 唯『ナンパされたりした?』 梓『お生憎様です』 唯『どうしてだろうね』 梓『純のご両親に同伴してもらいましたし、それに憂や純はともかく私は……ねぇ』 唯『あずにゃんが、どうしたの?』 梓『言わせないでください』 唯『私だったら水着のあずにゃんを見つけたらすぐに飛びつくけどなぁ』 梓『唯先輩が男だったら無事に新学期を迎えることはできなかったでしょうね』 唯『まぁ楽しんだみたいで何よりだよ』 梓『はい』 唯『あずにゃんの寝顔写真もゲットできたし』 梓『はい?』 唯『憂がくれたんだー。帰りの車の中で撮ったらしいよ。とっても可愛かったから思わず、だって』 梓『憂……何だかんだ言って唯先輩の妹だね』 唯『できた妹を持つと幸せですなぁ』 梓『ええ。憂みたいな妹が欲しかったです』 唯『私が一人っ子だったらどうなってたかな』 梓『自分でしなきゃいけないことが増える分、もう少ししっかりした人になってたんじゃないでしょうか』 唯『あずにゃんみたいに?』 梓『私は別にしっかりしてませんよ』 唯『またまた~。あずにゃんくらいのしっかり者さんはめったにいないよ』 梓『そんなことないです。私はただ、人に頼るのがヘタクソなだけで……』 唯『あずにゃん?』 梓『いえ、何でもないです。そろそろ寝ませんか。明日から学校ですよ』 唯『今日から、だよ~』 梓『ああ、もう日付変わってますね』 唯『またちょっとズれた日常が始まるんだね~』 梓『そうですね。最終回はいつになったらやって来るんでしょうか』 唯『もうちょっとだけ続くと思うよ~』 梓『それはよくない予感がしますね』 唯『あずにゃんは早く最終回が来てほしいの?』 梓『そうですね。いつまでも子供じゃないんですから』 唯『さすがはあずにゃん。意識高いねー。でも』 梓『何ですか?』 唯『でも、私だってそんなあずにゃんの先輩だよ。あずにゃんがどう思ってても』 梓『……じゃあ今日からは真面目に練習してください!』 唯『うぅ……あずにゃん先輩厳しいっす』 梓『……本当は、変わってほしくないんですけどね』 唯『ん? 何か言った?』 梓『無理矢理変えるのはよくないですね、って言ったんです。全く似合ってないのに髪を金色に染めたクラスメートをこの前街で見かけてそう思いました』 唯『あ~そういう子いるよね。どういう心境なんだろうね。夏が人を惑わすのか……』 梓『さぁ? 少女マンガチックな運命の出会いでもしたんじゃないですか』 唯『あずにゃんはその子と友達でいてあげてね。きっと人に言えない悩みごとを抱えているはずだから』 梓『その子と特別仲がいいわけじゃないんですが』 唯『じゃあこれを機に友達になりなよ。ひょっとすると面白い子かもしれないよ』 梓『どちらかというと厄介な子のように思えます。まあちょっと興味は湧きましたが』 唯『そうそう。一期一会だよ~』 梓『しょうがないですね。でも新学期早々遅刻したらイメージ悪いですからそろそろ寝ましょう』 唯『そうだねー。じゃ、おやすみあずにゃん』 梓『おやすみなさい、唯先輩』 ――――― 梓「学園祭を一週間後に控えた放課後。 先輩達のクラスは『ロミオとジュリエット』の劇をやるらしい。 ロミオ:澪先輩、ジュリエット:律先輩、脚本:ムギ先輩、木(G):唯先輩だそうだ。 色々と見所があるのは確かだけど、皆さん軽音部のことを忘れてそうでちょっと不安だ。 部室に来てるのに楽器を手にしないで突っ立っている先輩を一瞥しつつ私は一人ギターを弾く」 唯「しずかなること林の如く」 梓「うるさいです」 唯「動かざること山の如く」 梓「お菓子不足でふらついてますね」 唯「おかしかすめること火の如く」 梓「お菓子を盗むって意味じゃないですよ」 唯「ときこと風の如し、あずにゃんのギタープレイ」 梓「どもです」 唯「あー、動かないって意外と大変だね」 梓「はぁ、そうですか?」 唯「そうだよ。優雅に水面に浮かぶ白鳥も見えないところでバタ足してるものなんだよ」 梓「それはクレイジーですね」 唯「ああー、ギター弾きたいなー」 梓「弾けばいいじゃないですか」 唯「でも木の練習をサボるわけには」 梓「ちょっとくらいサボったってバチは当たりませんよ」 唯「じゃあ歌の練習だけでもしようかな」 梓「わかりました。ふわふわでいいですか」 唯「おっけー。1・2・3・4」 梓「ジャカジャカジャカジャカジャカ」 唯「キミを見てると いつもハートDOKI☆DOKI……」 梓「ジャカジャカジャンジャン」 唯「いーつもがんーばる キーミの横顔……」 梓「ジャンッジャンッジャンッ」 唯「あぁカミサマお願い二人だけの Dream Time ください……」 梓「ジャーン」 唯「ふぅ。うーん久し振りに歌うと気持ちいいね」 梓「私もいい練習になりました」 唯「一人で弾いてても寂しいもんね」 梓「そうですね」 唯「珍しく素直だ」 梓「事実ですからね。しょうがないです」 唯「さすがのあずにゃんも寂しさには勝てないようだね。さあお姉さんの胸に飛び込んでおいで」 梓「さて、そろそろ休憩しますか」 唯「無視しないでよあずにゃ~ん。今の私は縄文杉より雄大なんだよー」 梓「パック○チョでも食べててください」 唯「あむ、もぐもぐ。○アラのマーチがいい」 梓「すいません。ないです」 唯「うぅ。まぁパックンチ○も悪くないね。もぐもぐ」 梓「いろ○すです」 唯「ごくごく。ありがとう」 梓「何だか介護みたいですね」 唯「あずにゃん。将来私の面倒を見てくれるかい?」 梓「それはちょっと……」 唯「がーん」 梓「私の方が早死にするかもしれないじゃないですか」 唯「でも私はあずにゃんに看取られて逝きたいよ」 梓「唯先輩はそう簡単には死なない気がします。っていうかどうしてこんなに暗い話になってるんですか。学園祭前だっていうのに」 唯「あずにゃんが振った話題じゃん。私、唯先輩の面倒をみたいです、って」 梓「そんなこと言ってません」 唯「あ、水もらえるかな?」 梓「はい」 唯「ごくごく」 梓「全く。唯先輩は全然変わりませんね。この一年半ずっと」 唯「そう言うあずにゃんは結構変わったんじゃないかな」 梓「まぁ、そうですね。色々な出会いがありましたからね」 唯「ま、あずにゃんはあずにゃんだけどね。あずにゃんらしさは全然色あせてないよ」 梓「私らしさって何なんでしょうか」 唯「私にもよくわからないや。抱き心地はずっとそのままかな?」 梓「それは嬉しくないですね。成長してないってことじゃないですか」 唯「あずにゃんはこのままでいいんだよぉ~」 梓「唯先輩の好みは関係ありません」 唯「出会いかぁ。そういえばあずにゃん。一年くらい前にみんなでコンビニに行ったときに会った店員さん、覚えてる?」 梓「ああ、確か唯先輩と同学年の……」 唯「今年あの子と同じクラスになったんだ」 梓「そうなんですか」 唯「うん。あの子にはいつもお世話になってるよ。授業中居眠りしてる時起こしてもらったり、お弁当のおかずと購買のパンを交換してもらったり、体育のバドミントンのダブルスで私のミスをカバーしてもらったり」 梓「いい人なんですね」 唯「うん。大好きだよ!」 梓「……出会いですか。そういえば夏休み最後の日に話したこと覚えてます?」 唯「うーんと、確かクラスメートが金髪になってたとか言ってたっけ。その子とはどうなったの」 梓「話しかけてみましたよ。あ、髪は黒に戻ってました」 唯「それで、どんな子だったの?」 梓「話してみると……意外と真面目な子って印象を受けましたね。本当に夏休みのあれは何だったんでしょうか」 唯「そのことについて聞いてないの?」 梓「聞いてないですね。あまり踏み込みすぎるのはよくないと思いましたから」 唯「ふぅん。まぁ友達にはなれたんだよね。よかったじゃん」 梓「ええ。学園祭では茶道部の部室にぜひ来てほしいって言われました」 唯「茶道部なんだ」 梓「はい」 唯「ライブには誘った?」 梓「……はい」 唯「放課後ティータイムのファンが一人増えたんだ。やったね」 梓「ですね」 唯「ライブ、成功するといいね」 梓「成功させるんです」 唯「応援してくれる人がいるしね」 梓「プレッシャーになるからあまりそこは考えないようにしてます」 唯「大丈夫だよ? もう少し力を抜いても。あずにゃんのファンはきっとありのままのあずにゃんを見たいんだよ」 梓「私は唯先輩みたいに強心臓じゃありませんよ。中々不安は取り除けないです」 唯「うーん。あずにゃんがそんなんじゃ私が辛いよ」 梓「えっ?」 唯「あずにゃんには自信満々に演奏して私を引っ張ってもらいたいんだよ。あずにゃんは頼りになるからね」 梓「私、頼りになりますか?」 唯「うん! 自信持って!」 梓「ありがとうございます。じゃあステージ上ではいつでも頼ってくださいね」 唯「おっけー。よーし、学園祭成功のため、練習頑張るぞー。……」 梓「あの、木はいいですから、そろそろギターの練習をした方が……」 5
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佐天「あの人、かっこよかったなぁ……」 ① ② 戻る 次へ 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 22 20.09 ID pMSjZlik0 初春「佐天さん、どうしたんですか?」 佐天「いやぁ、ちょっとね」 初春「何か嬉しいことがあったみたいですけど」 佐天「それ聞いちゃう? 仕方ないなー、特別に教えてあげよう!」 佐天「実は昨日、カッコイイ人みちゃってさ……」 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 25 30.66 ID pMSjZlik0 初春「もしかして、あの上条さんですか?」 佐天「いやいや。あの人はダメでしょ。御坂さんが怒っちゃうし」 初春「ですよねー。いい加減、付き合えばいいのに」 佐天「本当に御坂さんも御坂さんだけど、上条さんも上条さんだよねー」 初春「ですね。で、佐天さん何があったんですか?」 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 29 38.43 ID pMSjZlik0 昨晩午後6時 佐天(帰ろうと思って近道したら不良に絡まれるなんて……) 不良「君、中学生? 俺らと一緒に遊ばない?」 佐天「い、いえ……」 不良「いいじゃん、いいじゃん。ほら、カラオケでも行こうよ」 佐天「遠慮させてもらっても……」 不良「はァ? こっちが誘ってんだから付いてくるのが普通だろ?」 佐天「で、でも……」 ドンッ。 不良「っ痛ぇな。人に肩ぶつけといて何もなしかよ?」 「はァ? てめェ、誰に向かって物言ってンのか理解してンのかァ?」 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 32 59.75 ID pMSjZlik0 不良「何だぁ? お前、生意気なんだよ」 「生意気ねェ……それがどうした? 俺ァ、少なくともてめェみてェなンよりかはまともだぜェ?」 不良「て、てめぇ!」 不良が置いてあった金属バットを手に取り、少年に向かって振り下ろす 「ンな物が効くと思ってンのかァ!?」 不良「ぎゃァッ!?(コイツ……能力者!?)」 「いいぜェ? てめェが俺とやりたいってンなら幾らでも相手してやらァ……」 不良「ひっ……」 「その代わり、だ。命の保障は出来ねェけどなァ!」 不良「す、すいませんでしたぁ!」 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 38 59.19 ID pMSjZlik0 「行ったか……オィ、そこの」 佐天「は、はい?」 「こンな時間にこンな場所歩いてンじゃねェよ。ガキはさっさと家に帰りやがれ」 佐天「わ、わかってますよ! 帰る所だったんです!」 「アァ、そうか。ったく、これだからガキは……」 佐天「あ、ありがとうございました!」 「てめェを助けた訳じゃねェよ。アイツが勝手に挑ンで来て勝手に逃げただけだ」 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 42 14.57 ID pMSjZlik0 佐天「……という訳なんだよ」 初春「へぇ。カッコイイですね。能力者、ですよね。その人」 佐天「うん。金属バットの直撃防いでたから……念動力とかかな?」 初春「どういうカッコだったんですか?」 佐天「えーっとね。白い髪に、カラコンかな、紅い眼だった」 初春「へー。また会えるといいですね(何処かで見た気がしますね……)」 佐天「そうだねぇ。それじゃ、私はそろそろ帰りますか。じゃあね、初春!」 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 46 11.00 ID pMSjZlik0 佐天「やっぱり金属バット防いだぐらいだし……高レベルの能力者なんだよね」 佐天「凄いなー。レベルが高いとあんな事まで出来ちゃうんだもん」 佐天「私もレベル上げたけど……所詮、はかない夢だよねー」 佐天「さーて、気を取り直してジュースでも飲もうか。お、あそこに自動販売機が……!」 「……くそッ! 珈琲買おうとしたら壊れやがった…どうなってンだァ?」 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 50 45.46 ID pMSjZlik0 「第一、コレ何年前の自動販売機だァ?」 「電子マネーにすら対応してねェし……いっその事、ぶっ壊すか」 「……警備ロボぐれェなら片付けられるが……面倒だな、諦めるか」 佐天「何やってるんですか?」 「あ」 佐天「あ」 「テメェは昨日の……ちゃんと家に帰れたのかァ? 良かったなァ」 佐天「し、失礼ですね。で、どうしたんですか? 自動販売機の前で」 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 55 37.58 ID pMSjZlik0 「コレが金吸い込んだまま動かなくなりやがってなァ……」 佐天「あ、そんな事ですか。ちょっと待ってて下さい。今出しますよ」 佐天(御坂さん直伝、常盤台式自動販売機術……!) 佐天「せいやぁっ!」 ドカッ がらんごろんがらんごろろんがらん 「何だァ?」 佐天「知り合いの人から教わった技ですよ」 佐天「さ、お好きなのどうぞ。昨日のお礼です」 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 11 58 15.97 ID pMSjZlik0 「あァ、アレか。俺は何もしてねェけどな」 佐天「何言ってるんですか。私を助けてくれたでしょ? そのお礼ですよ」 佐天「ささ、あのベンチにでも座って」 「お、オィ、待ちやがれ……」 「……家に帰ってもガキがうるせェし、仕方ねェなァ……ったく」 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 02 45.70 ID pMSjZlik0 佐天「美味しいですねー」 「……あァ。(ンだこの味……蜜柑珈琲とかふざけてンのかァ?)」 佐天「あなたの髪とか眼の色って天然ですか?」 「違ェよ。能力で色ンな物除いてたり、実験受けてたらこうなりやがったンだ」 「何処の世界にこンな奇抜な格好を好き好んでする日本人がいるかよ?」 佐天「でも、それも中々カッコイイと思いますよ?」 「そうかい。おめェも変わった奴だなァ、俺みてェなのに近づくなんてよ」 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 07 00.67 ID pMSjZlik0 佐天「何言ってるんですか。あなた、能力者ですよね!? どんな能力持ってるんですか?」 「……一方通行。」 佐天「あ、あくせられーたー?ってどんな能力ですか?」 「あらゆる向き(ベクトル)を観測し、触れただけで操る能力」 佐天「……はぁ。で、それはどんな使い方があるんですか?」 「ベクトルの反転、反射にして何でも跳ね返しす。髪の色とかはコレで紫外線跳ね返した結果だ」 佐天「……す、すごいですね! 髪の色変えられるなんて!」 「お前、理解してねェだろ?」 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 10 59.58 ID pMSjZlik0 佐天「り、理解してますって! 要するに凄い能力ですよね!?」 「それには違いねェなァ……」 佐天「レベルは幾つなんですか? やっぱ大能力者とか……」 「レベル5の超能力者だよ」 佐天「れっ、レベル5ゥ!? って学園都市に七人しかいない、あの!?」 「あァ。レベル5第一位、通称『一方通行』って聞いた事ねェか?」 佐天「き、聞いた事ありますよ! 最強の能力者じゃないですか!」 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 14 40.48 ID pMSjZlik0 一方通行「それが俺だよ。まあ能力名が通称になってるンだがな」 佐天「レベル5第一位って事はあの、超電磁砲の御坂さんよりも強いんですか!?」 一方通行「御坂美琴を知ってンのか……あァ。第三位と第二位とでは圧倒的な差があるからなァ」 佐天「凄いですね……本当、私とは別次元って感じ」 一方通行「何だァ? てめェは無能力者か?」 佐天「はい。レベル0。使えない事もないんですけど、何の役に立つかと」 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 24 10.74 ID pMSjZlik0 一方通行「そンな事か。……確かよ、超電磁砲はレベル1からレベル5に上り詰めたンだろ?」 一方通行「テメェももしかしたら、レベル5になれるかもしれねェじゃねェか」 一方通行「そンな簡単に諦めてンじゃねェぞ」 佐天「そう……ですかね」 一方通行「俺が言っても嫌味にしか聞こえねェか」 佐天「そ、そんな事ありませんて。……能力をあげるかぁ……」 一方通行「何なら、俺が教えてやろォか?」 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 30 23.81 ID pMSjZlik0 一方通行(家にいてもガキがうるせェし……ちょうどいいか) 佐天「い、いいんですか!? 私なんかを……!」 一方通行「あァ。いいっつたらいいンだよォ!」 佐天「ありがとうございます! まさか学園都市最強の人に教えてもらえるなんて……」 一方通行「礼なンざ、いらねェよ」 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 36 06.55 ID pMSjZlik0 佐天「それじゃあ、明日から。私が学校終わる四時ぐらいからでいいですか?」 一方通行「あァ。構わねェよ。……じゃァな」 一方通行「……ったく。帰るか」 一方通行「佐天涙子、か」 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 44 20.19 ID pMSjZlik0 一方通行「行ってくらァ。夕飯までには帰るって芳川に伝えとけ」 打ち止め「私も行きたい!ってミサカはミサカはあなたにしがみついてみたり」 一方通行「離しやがれェ! テメェがいると面倒なンだよォ!」 打ち止め「何!? もしかして恋人でもいるの!?ってミサカはミサカはあなたを問い詰めてみたり」 一方通行「アイツは恋人なンかじゃねェよォ!」 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 50 28.14 ID pMSjZlik0 一方通行「これだからガキは嫌ェなンだよ……」 佐天「こんにちは」 一方通行「あ、あァ。さァ、始めンぞ」 一方通行「温度操作ねぇ……使い方次第では十分強ェ能力だなァ」 佐天「でも今の私じゃあコップの水の水温を1~2℃上げられる程度で。実用性はほとんど……」 一方通行「……まァ、水温が1~2℃上がろうが大して関係ねェからなァ」 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 12 59 41.26 ID pMSjZlik0 一方通行「ようは熱量限定の向き変換か……」 一方通行「応用によっては対流で風起こしたり、火ィ出したりも出来ンなァ……」 佐天「そうなんですか!?」 一方通行「あァ。俺も似たような能力だからなァ」 一方通行「まァ、最も基礎的なレベルが上がんねェ事にはどうにもならねェが」 78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 13 07 12.69 ID pMSjZlik0 一方通行「まず自分だけの現実を身に着けねェと話にならねェ」 一方通行「水を火にかけなくても沸騰すると思うか?」 佐天「何言ってるんですか。無理でしょ」 一方通行「それが悪ィンだ。テメェで信じられねェ事をテメェが出来るハズがねェ」 一方通行「つまりだ、「水は火にかけずとも沸騰する」と思いこむンだ」 佐天「は、はあ。凄いですね。やっぱり、色んなこと知っていて」 82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 13 23 29.41 ID pMSjZlik0 一方通行「少し休憩するか」 佐天「……少し前に幻想御手っていうのがありましたよね」 一方通行「あァ。使用者のレベルをあげるっつー代物か」 佐天「……実は私、アレ、使ったんですよ」 佐天「どうしても能力を使いたくて。でも、やっぱり代償はあって」 佐天「たくさんの人に迷惑かけちゃったんですよね」 一方通行「能力手にしてェっつーのは悪ィ事じゃねェよ。学園都市にいるンだ。当たり前の感情だろ」 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 13 28 35.09 ID pMSjZlik0 佐天「でも……やっぱりズルって……」 一方通行「あァ。いけねェ事だなァ。そりゃァ、代償も付いてくる」 一方通行「ただな、これだけは覚えとけ。素質以前の問題だ。やる気がねェ奴は何をやろうと無駄だ」 一方通行「そンな奴らに比べれば、テメェはマシなほうだろォ」 90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 13 39 10.23 ID pMSjZlik0 一方通行「……つっても俺も似た様なもンだけどなァ」 一方通行「……能力に対する執着心は異常なまでだったンだ」 佐天「え……? だってあなたは最初から……」 一方通行「絶対能力進化(レベル6シフト)っつーのがあってだなァ……」 …………。 一方通行「―――……っつー訳だ。俺もテメェと同じなンだよ」 佐天「う、嘘……御坂さんのクローンを……」 一方通行「残念ながら全て本当だ。幻滅か?」 佐天「す、すいません……私……」 一方通行「行っちまったか……仕方ねェよなァ」 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 13 48 28.39 ID pMSjZlik0 打ち止め「おかえりー!元気がないけどどうしたの?ってミサカはミサカはあなたを心配してみる」 一方通行「……何でもねェよ」 打ち止め「彼女と喧嘩でもしたの?」 一方通行「……何でもねェって言ってンだろうがァ!」 芳川「どうしたの? そんなにイラついて。何かあったのかしら? 夕飯、どうする?」 一方通行「いらねェ。寝る」 黄泉川「今日は一段と機嫌が悪いじゃん」 96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 13 58 50.46 ID pMSjZlik0 佐天「あの人が……そんな……」 佐天「私、どうしたらいいかわからないよ……」 佐天「学校、休んじゃった。……初春心配してるよね。どうしよっか」 佐天「……午後四時、か。…………」 一方通行「出かけてくる」 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 03 15.04 ID pMSjZlik0 一方通行「来る訳ねェよなァ……」 一方通行「……下らねェ事、しちまったなァ」 佐天「いる訳無い、よね」 佐天「……私、何やってるんだろ」 佐天「何すればいいかなんて……わからないよ」 106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 15 46.07 ID pMSjZlik0 一方通行「……珈琲でも買うか」 ガチャ。ガコ。ピー。ピー。 一方通行「なッ!? クソッ! またぶっ壊れやがったァ!」 佐天「もう。何やってるんですか。……せいやぁっ!」 ガランゴロンガランゴロンガランゴロン。 一方通行「お……オメェ!?」 佐天「何変な顔してるんですか? 学園都市最強一方通行、さん?」 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 22 30.25 ID pMSjZlik0 佐天「……来てくれたんですか。ありがとうございます」 ギュッ 一方通行「なっ……!?」 佐天「話してくれて、ありがとう」 佐天「黙っていられるよりも、ずっと嬉しかった。それがどんな事でも」 佐天「あなたのやった事は確かに悪い事だけど……許されない事だけど」 佐天「私には……あなたを責めることは出来ない」 佐天「だから……また教えてくれますか?」 一方通行「……あァ。やってやらァ。今度は途中で逃げンじゃねェぞ」 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 32 01.21 ID pMSjZlik0 プルルルルルルルル♪ 佐天「ひゃ、ひゃぁっ!」 一方通行「俺の携帯だ。テメェは何つー声出してンだ」 一方通行「あァ、芳川か。……あァ、……わかった。……はァ!? ふざけてんじゃねェぞ!?」 佐天「どうしたんですか……?」 一方通行「……何でもねェ。始めンぞ」 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 41 12.40 ID pMSjZlik0 一方通行「随分とコツもつかめて来たみてェだなァ」 佐天「はい、あなたのお陰ですよ」 一方通行「六時か……そろそろ終わらせるぞ」 佐天「それじゃあ、また明日」 一方通行「待て。俺も付いていってやらァ」 佐天「え?いいですよ、一人で帰れますって」 一方通行「他に用もあるしなァ……テメェの為じゃねェからなァ!」 120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 49 20.37 ID pMSjZlik0 佐天「用って何ですか?」 一方通行「コンビニだ。買い物してェしなァ」 佐天「もしかして……夕飯買ったり?」 一方通行「あァ。よくわかったなァ。居候が揃って出かけるっつーから飯がねェんだ」 一方通行「ったく。何が「悪いじゃん。この料理店三人用なんだじゃん」だ……クソ」 123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 53 54.60 ID pMSjZlik0 佐天「それなら……私が作りに行きましょうか?」 一方通行「はァ? 何言ってんだ?」 佐天「何って……。私だって一人暮らししてるんですから。料理ぐらい作れますよ」 佐天「よし! 決めました! 今日は私があなたの家に行って、美味しいご飯を振舞います!」 一方通行「勝手に決めてんじゃねェよ!」 佐天「そうとなればまずは買出し! スーパー行きますよ!」 128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 14 58 23.86 ID pMSjZlik0 「ねーとーま! 今日はお肉が食べたいんだよ!」 「何言ってんだ! おまえ、一昨日も肉だったろ!? そんなに肉が喰えると思うなよ!?」 「なんで!? とーまはそんなに貧乏なの?」 「インデックスさん。あなたが来てからうちの家計は火の車ですよ」 佐天「何がいいですかねぇ……好きなモノとかありますか?」 一方通行「珈琲」 佐天「食べ物ですよ。無いんだったら……ハンバーグとかでいいですか」 一方通行「あァ。好きにしやがれ」 144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 10 27.82 ID pMSjZlik0 佐天「お邪魔しまーす!」 一方通行「あンまり騒いでンじゃねェぞ」 佐天「いやいや、これがあなたのお家ですか」 もぞもぞ。がさごそ。 一方通行「下手にいじくってンじゃねェぞ……」 佐天「お宝発見!」 一方通行「て、テメェは何で人の秘蔵DVDを見つけてンだァ!」 佐天「何々……ふむ。巨乳好きですか。うわーこんなにー」 一方通行「返しやがれェ!」 151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 17 12.52 ID pMSjZlik0 一方通行「普段居候が住み着いてるからよォ……その、観る機会がねェンだよ」 佐天「へぇ。それにしても大きい子が好みなんですか?」 一方通行「悪ィかよ!?」 佐天「それじゃあ、私はどうですか? 中一にしたらある方ですよ~」 一方通行「なっ!? ば、バカ言ってンじゃねェよォ!」 佐天「あれあれ? 紅くなってますよ~?」 一方通行「うるせェ! オメェはここに何しに来たンだァ!?」 155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 21 17.62 ID pMSjZlik0 佐天「はいはい。今作るから待ってて下さいね」 一方通行「……ったく」 佐天「それじゃ、料理作りますので待ってて下さい」 一方通行「あァ」 佐天「はい、出来ました!」 一方通行「お、おォ……」 佐天「さあどうぞ! 召し上がれ!」 156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 22 55.83 ID pMSjZlik0 佐天「どう、ですか……?」 一方通行「不味くはねェなァ……」 佐天「そんな言い方ないじゃないですかぁ」 一方通行「上手ェよ。……これでいいか」 佐天「はい。ありがとうございます。残りあるので、食べちゃってくださいね」 160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 28 03.08 ID pMSjZlik0 佐天「ご馳走様でしたー!」 一方通行「あァ、上手かったなァ」 佐天「それじゃ、そろそろ帰りますね」 一方通行「送ってやらァ。行くぞ」 佐天「はい、ありがとうございますっ!」 162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 34 56.69 ID pMSjZlik0 佐天「わざわざ、ありがとうございます」 一方通行「じゃァな。……今日は俺が悪かった」 佐天「それについては謝ったじゃないですか。それじゃあ、明日もお願いします」 一方通行「あァ。待ってるぜェ」 佐天「おやすみなさい。それと、秘蔵DVD、居候の人たちに見つからないといいですね」 163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 39 19.89 ID pMSjZlik0 一方通行「開いてる……アイツら帰ってきやがったか」 一方通行「……今帰ったぞォ」 バチンッ 一方通行「痛ッ!?」 打ち止め「あなたには幻滅したよ!ってミサカはミサカはビンタしてみたり!」 164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 41 21.61 ID QYbzJvf30 なんでビンタできんの 167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 44 42.59 ID pMSjZlik0 一方通行「いきなり何だってンだ……」 芳川「あら、おかえり。ちょっと、ここに座りなさい」 一方通行「はァ?」 一方通行「てかどうしたァ? オメェら全員、よそよそしィぞ?」 芳川「座りなさい」 一方通行「あ、あァ……」 174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 50 35.30 ID pMSjZlik0 芳川「……これ、何かしら」 一方通行「……ッ!?(こ、これは俺の秘蔵DVD!? か、片付け忘れたァ!)」 芳川「あなただって年頃の男の子だもの。興味を持つなとは言わないわ」 芳川「最近、あなただってする機会が無くて溜まってたのかもしれないわ。だけれども」 芳川「せめて、あの子の手の届かない場所に置いてくれないかしら?」 芳川「ちょっと早すぎるし……それに真似でもしたら、あなた責任取れるの?」 一方通行「そ、それは……」 芳川「取れないわよね。なら普段は隠しておいてくれないかしら」 芳川「何なら……隠す場所、用意しましょうか?」 一方通行「……すいませンでしたァ!」 176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 55 40.17 ID pMSjZlik0 一方通行「芳川の野郎……テメェは俺の母親かァ!?」 黄泉川「やっ、巨乳フェチ少年!」 一方通行「誰が巨乳少年だァ!?」 黄泉川「いやいや。そんなに怒っちゃ嫌じゃん」 一方通行「テメェらはいちいち勘に触ることばかりしやがってェ!」 黄泉川「怒りで私を襲ったら彼女が悲しむじゃん」 一方通行「はァ!?」 178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 16 59 51.90 ID pMSjZlik0 黄泉川「いやァ、アンタみたいのに彼女がいるとは思わなかったじゃん」 一方通行「……テメェ、どこまで見ていた?」 黄泉川「ごく一部じゃんよ。帰る時、車から見えたじゃん」 黄泉川「あの制服は……柵川中学じゃんね。中学生に手出すとは君もやるじゃん」 黄泉川「それに胸も中学生にしてはあったし……将来性を見越してじゃんか?」 180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 04 55.43 ID pMSjZlik0 一方通行「誰にまで言った……?」 黄泉川「まだ誰にも言ってないじゃんよ。もちろん打ち止めちゃんにも」 一方通行「……よし」 黄泉川「黙ってあげてもいいけど……風呂上りのコーラが飲みたいじゃん」 一方通行「はァ? ンな物テメェで……」 黄泉川「実は私、"コーラ飲まないと居候の少年の秘密を喋っちゃう病"じゃんよ」 一方通行「行ってくりゃァいいンだろォ!? 行って来てやらァ! コカ・コーラだなァ!?」 黄泉川「コカでいいじゃんよ。よろしくじゃん」 183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 11 21.25 ID pMSjZlik0 一方通行「やってらンねェなァ……」 一方通行「アイツが彼女だァ……? 別にあんな奴……」 一方通行「あァ! クソ! 全部あのジャージ女のせいだァ!」 一方通行「アレは……」 「とーま! このポテチっていうのは美味しいんだよ」 「ダメだって。俺は最低必要な物だけ買いに来たんだ。お前に買う物は無い」 「なんでー!? なんで買っちゃいけないの!?」 「……仕方ないから買ってよし!」 187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 15 45.41 ID pMSjZlik0 一方通行「よォ、上条当麻」 上条「て、テメェは一方通行!?」 一方通行「聞きてェ事がある。ちょっと付き合えや」 上条「ちょ、まだ会計が……」 「4330円になりまーす」 一方通行「カードで。……行くぞォ」 189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 17 02.00 ID lrlKGFry0 金欠病上条さんには、この4000円は大きな恩である 193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 19 16.80 ID pMSjZlik0 上条「……おおふ(流石レベル5の財力……4000円を軽く……だと……?) 一方通行「行くぞォ……そこのガキは置いてけェ!」 禁書「ひどいんだよ! 私はヒロインなんだよ!」 上条「お菓子買ってもらった分際で何言ってるんだ。先に帰ってろ」 禁書「あなたがお菓子買ってくれたの? ありがとう! それじゃあね!」 一方通行「……テメェも大変だなァ」 195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 21 50.41 ID pMSjZlik0 上条「で、話って何だ? まさかまた戦おうなんていうんじゃないだろうな」 一方通行「今やれば結果が見えてンだろォ、意味ねェのは嫌ェなンだァ」 上条「そうか。それはよかった。で、何だ?」 一方通行「……テメェは付き合ってる女とかいンのかァ?」 上条「はぁ? 何言ってるんだお前?」 197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 27 42.03 ID pMSjZlik0 一方通行「テメェは見る度に違ェ女引き連れてンだろォ?」 一方通行「誰と付き合ってンのか聞いてンだよ」 上条「い、いや。誰とも付き合ってないって。マジで」 一方通行「はァ? 何抜かしてやがンだァ?」 上条「本当に。むしろ出会いが欲しいぐらいですよ。マジで」 一方通行「ダメだなァ……もういい。邪魔して悪かったなァ」 201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 31 04.34 ID pMSjZlik0 一方通行「使えねェなァ……ったく」 一方通行「帰るかァ……」 黄泉川「これじゃダメじゃん。暖かくなったコーラはコーラと呼ばないじゃんよ」 一方通行「何言ってんだァ!? 冷蔵庫にしまっとけやァ!」 黄泉川「すぐに飲みたいじゃんよ! アンタの能力でどうにかするじゃん!」 一方通行「……面倒くせェ」 207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 33 45.13 ID pMSjZlik0 一方通行「寝るか……」 佐天「あの人って……大きいのが好きなんだ」 佐天「私ぐらいじゃまだダメだよね……どうすれば大きくなるんだろ……固法さんに聞いてみようかな」 佐天「……迷ってても仕方ないかな。寝よ」 208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 39 37.81 ID pMSjZlik0 固法「胸が大きくなる方法……?」 佐天「はい! 固法さんぐらいになる為にはどうすればいいんですか?」 美琴「ぜ、是非私にも教えてください!」 固法「どうって……どうなのかしらね。揉むと大きくなるって聞いた事あるけど……」 佐天「揉むぅ!? そ、それって自分で、ですよね……?」 固法「も、もちろんよ!? 人に頼める訳がないじゃない」 209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 41 55.24 ID pMSjZlik0 美琴(揉んでもらう……?) ~~~~~~~~~~~~~~ 上条「美琴、これでいい……のか?」 美琴「い、いいから! さっさと続けなさいよ!」 上条「……美琴の胸って小さいなりに柔らかいんだな」 美琴「そ、そう……?」 上条「あぁ。すんごく気持ちいいぜ」 美琴「わ、私も……当麻に揉まれて……気持ちいいよ」 ~~~~~~~~~~~~~~ 美琴「な、ないんだから!」 215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 44 54.08 ID pMSjZlik0 佐天「ど、どうしたんですか!?」 美琴「な、なんでもないわ! なんでもない! 関係ないんだからぁ!」 黒子「お姉様、その役目は私が……」 美琴「アンタは呼んでないでしょう!」 ビリビリ 黒子「ひぎっ……あ、ああん! い、いいですわぁ! あんっ!」 固法「………………。」 初春「………………。」 佐天「………………。」 217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 48 54.94 ID pMSjZlik0 固法「何か悪い事しちゃったみたいね……」 佐天「白井さんにとっては悪い事かどうか……」 佐天「ちなみに……固法先輩は今いくつなんですか?」 固法「え、えっとね……え、えふ……かな」 佐天「……まるで富士山ですね。凄いですよ」 220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 55 43.52 ID pMSjZlik0 初春「あれ? 佐天さん、今日は用事ないんですか?」 佐天「何言ってんの? あるに決まってるでしょ?」 初春「もう四時半ですよ」 佐天「え? 本当? 行かなきゃ! じゃあね。初春! 固法さん、参考になりました!」 固法「え、ええ。……用事って何なの?」 初春「最近、佐天さん、いつも学校終わると誰かと会ってるんですよ」 固法「彼氏かしらね」 初春「彼氏、でしょうね」 黒子「お、お姉様ぁ! 黒子、い、イッちゃいますわぁ!」 221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 17 56 56.01 ID Gf4eB5D20 黒子www 224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 00 17.00 ID pMSjZlik0 一方通行「遅ェなァ……何してやがンだァ?」 佐天「す、すいませーん。遅くなっちゃって……」 一方通行「何してやがったンだァ?」 佐天「い、いやぁ……先輩たちに胸が大きくなる方法を聞いていて」 一方通行「ぶっ……!?(な、なんつー事を……やはり、揉むのかァ!?)」 佐天「すいません!」 一方通行「し、仕方ねェなァ。始めンぞォ」 225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 02 01.12 ID lrlKGFry0 つーか、一方さんが定期的に体の栄養の流れるベクトルを調節して胸に多く栄養がいくようにしたら巨乳になるよな 226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 02 02.68 ID rv3bzQC80 待って一通さんのベクトル変化で成長ホルモンを変化させれば(ry 229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 05 41.75 ID pMSjZlik0 佐天「はぁぁぁ~~……!」 一方通行「……! よし、いいぜェ!」 佐天「はぁっ……幾つあがってますか!?」 一方通行「……10度だなァ。大した成長だなァ」 佐天「あなたのお陰ですよっ! ありがとうございます!」 235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 14 13.66 ID pMSjZlik0 一方通行「……喜ぶのは早ェぞ。ンな物レベル1に到達すらしてねェよ」 佐天「ですよね。もっと頑張らなきゃ……!」 一方通行「その感覚を忘れンな」 佐天「は、はい!」 一方通行「……そしたら、家でも適当に練習しとけ。行くぞ」 佐天「また送ってくれるんですか?」 一方通行「……テメェの為じゃねェっつってンだろォ!」 242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 23 02.33 ID pMSjZlik0 初春「佐天さん、最近機嫌いいですね」 佐天「そうかな~? わかっちゃう?」 初春「はい。とっても嬉しそうな顔してますよ。やっぱり彼氏のお陰ですか?」 佐天「か、彼氏? あの人は違うって!」 初春「そうなんですか? それじゃ、佐天さんにコレあげますね」 佐天「コレって……遊園地のチケット?」 初春「はい。佐天さんと行こうかと思ってたんですけど、佐天さんが使ってください」 初春「ちなみに私はその日に予定があるのでいけませんけど」 245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 26 31.16 ID pMSjZlik0 佐天「遊園地一緒に行きませんか!?」 美琴「ごめん、私、その日学校の行事で。ちょっと行けないかな」 黒子「私もお姉様と同じく行事がありますの」 固法「ごめんなさいね。その日は偶然、用事があって……」 アケミ「ごめーん」 むーたん「ごめん、無理なんだ」 マコちん「その日は予定があって……」 248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 18 31 59.93 ID pMSjZlik0 美琴「これでよかったのかしら?」 初春「ええ! 完璧ですよ!」 固法「全く。あなた達の行動力は凄いわね」 黒子「それではお姉様、今度、私と遊園地に……」 美琴「皆で行きましょうね。楽しみだわ」 343 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/01/04(月) 20 54 48.97 ID pMSjZlik0 佐天「むー。皆無理か……どうしよっかなあ」 佐天「となると……やっぱり……い、いつものお礼としてならいいよね」 一方通行「遊園地だァ?」 佐天「はい。友達からチケットもらったんですけど、どうですか?」 一方通行「……面白そうだなァ。付いていってやるよォ」 490 : ◆OxJHzKNBv2 :2010/01/05(火) 10 20 10.53 ID swAtw4xO0 佐天「それじゃあ、明日の9時に駅集合でいいですか?」 一方通行「あァ。勝手にしやがれェ」 佐天「楽しみにしてますから。遅れないで下さいね」 一方通行「……わかってらァ」 佐天「それじゃ、また明日」 494 : ◆OxJHzKNBv2 :2010/01/05(火) 10 23 45.12 ID swAtw4xO0 佐天「やった……! 明日かぁ……」 佐天「どんな格好してこうかなぁ……」 佐天「遊園地……男の人と行くのって初めてだよね……」 佐天「まるでデートみたい……ち、違うよね!」 佐天「あー、もう! 緊張して眠れない……!」 496 : ◆OxJHzKNBv2 :2010/01/05(火) 10 31 27.79 ID swAtw4xO0 黄泉川「どうしたじゃん? 何か様子が変じゃんよ?」 一方通行「はァ?」 芳川「明日、例の彼女とデートでもあるんでしょう?」 一方通行「ち、違ェよォ! 第一、何でテメェがそれを……! 黄泉川ァ!」 黄泉川「てへっ☆ じゃんよ」 一方通行「てへっ☆じゃねェぞォ!」 打ち止め「彼女とデートなんだ。楽しそうだよね……」 戻る 次へ