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2008/06/09 【さくらんぼ】 りょうたくんちから、さくらんぼを頂きました。 現在、21時14分。 ちょっと眠たいです。。。 2008/06/22 【暗所注意】 みんなで映画を見に行きました。 びびりゆっきーは、始まる前から既にこんな状態。 この後だっこやら、目隠しやら、とうちゃんの膝の上でぐるぐるしたりで、もう大変。 頼むから、しんちゃんの映画でびびらんでくれ! 2008/06/26 【作品】 保育園で制作した作品だそうです。 タイトルは「いちごのあいす」 うーん。なるほど。。。 よくできました! 2008/07/01 【かめ?】 浜辺に上がったウミガメでしょうか? 疲れて、すやすや眠っています。 2008/07/06 【あさがお】 今年もきれいな花が咲きました。 ゆっきーが大好きな、淡い紫色です。 2008/07/12 【ベランダプール】 今年も登場!プライベート・ベランダプール。 今年こそは、大事なところをしっかり隠して、お見せしませんよ。 2008/07/13 【久しぶりのお出掛け】 急遽、信州方面にドライブに出掛けることになりました。 久しぶりのお出掛けで御機嫌さんです。 チロルの森に到着! お花がいっぱい咲いていて綺麗です。 ※ でも期待していたほど涼しくなくて、とうちゃんとかあちゃんはぐったり。。。 ラベンダー畑は少し時期が早かったみたい。でも、いい香りがほのかに漂っていました。 お兄ちゃんと一緒にバスに乗りました。 何故か踊りだす娘。 ソフトクリームおいしかったね。 2008/07/19 【花火をしよう!】 おにいちゃんと一緒に花火をしました。 手持ち花火は楽しそうでしたが、打ち上げ花火を始めたとたん大騒ぎ。 もうー。 2008/07/20 【ケンおじちゃんが・・・】 おいちゃんが大ケガをしてしまいました。 みんなでお見舞いに行こう! 水着を持って・・・? ねーみんなー。おいちゃんのお見舞いはしたんですか? みぃちゃん。お水、気持ちよさそうだねー。 隼汰くんも嬉しそう・・・ お庭が広いから、おっきいプールが置けていいなー。 ゆっきーはみぃちゃんにべったり。 りょうたくんは、かっちゃんが大好き。気を引こうとして・・・ ねーみんなー。おいちゃんのお見舞いに来たんですよ。 少し高台にある隼汰くん家は、涼しげな風が吹いていて、とっても気持ちよかったです。 早く好くなってくれよ。賢君。 2008/07/26 【花火大会】 今日は地元の花火大会。家族みんなで出掛けました。 携帯じゃあこんな程度にしか撮れなかったけど、実際はもっと綺麗。 「ゆっきーを連れて、橋の袂で待ってるよ!」って言ったのに、かっちゃんとかあちゃんは最後まで現れずじまい。 お陰で娘と二人で、「花火デート」しちゃいました。 ゆっきー6 子供たちメニュー ゆっきー8
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みんなで想像する世界wiki規則が実行されました みんなで想像する世界のwikiへようこそ 新wikiへの移転お願い致します https //w.atwiki.jp/newmaltisekai 新wiki2 キャッチフレーズはみんなで作る 想像していく 架空世界wiki このwikiは見るだけじゃない... このwikiはみんなで作るのだ!! だが管理人による世り界の骨組みやインフラが揃うのだ!! コテハン無し,匿名ユーザーでも自由に製作/新規ページ作成または画像ファイルアップロード可能です!! 略称はみんかくう(皆架空)でお願い致します どうも、管理人です。何か質問あったら→質問コーナーここに言って書いていくようにお願い致します それぞれの架空世界の方針またはルールを守れば自由に作れます!! というか創作したい方は大歓迎です("⌒∇⌒") プロジェクトとというかこのwikiの概要 このwikiの目的 当Wikiでは、それぞれの架空世界に関連するページを作成・編集してそれぞれの架空世界を発展させ、かつ匿名ユーザーまたはログインユーザー同士の交流を行うことを目的とする。 当Wikiでは、このwiki規則およびATWIKI利用規約の範囲内で自由に創作活動や交流を行うことができるとなる。 世界を作るのに必要な物 画像ファイル コテハン(やらなくてもいいよ) 画像ファイルは自分で書いたりaiに画像生成してもらったらいいかもしれない、かも 世界地図の画像ファイル 紹介または魅力 アイコンは以下の意味がある ボーランドボールのポーランドがいってる言葉の意味は言語は単語、国は人間の住みか、主義は社会主義や民主、キャラクターは生き物のような物、戦いは...、自然は生物群系、鉄道はロマンなどロマンいっぱいです!! みんなで架空世界を作りましょう!!ただし最低限のマナーは守ること どんな人のためか みんなで作りたい方 架空世界が好きな方 管理者キンは架空世界かか好き 世界を楽しむためのルール 1.キャラクターを作ったらキャラクターの数に+1してください 2.人物を作ったら住人の数に+1してください 3.日本やアメリカそしてロサンゼルスや東京など実在する地名や都市名そして国名を架空世界の都市や地名そして国名として使うのは禁止です 日本の地名をカタカナにするならokそして実在する都市がモデルなのはOk 4.このwikiで制作していいただいてる方の作ったページに新しい設定を加えたいなら一度本人に許可をとりましょう 5.ヒカマニやヒカニチなどのキャラクターを作るのは禁止です追加したら削除されます 地名はokです 6.言うまでもないと思いますが過激な下ネタや禁止ワードは止めましょう 7.変なファイルはアップロードしないでください 8.地名または都市を作ったら地名または都市一覧にリンクを乗せといてください(ページ名) ルールを守って楽しく作りましょう!! このwiki 9強すぎるキャラクターはこのwikiには入れられますが架空世界では戦闘できません 理由 チート過ぎるとバランスが崩れるため 記法がわからない方はプラグインを使いましょう 後はご自身で追加したり減らしたりしてもOKです 長くなっちゃってすいません まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 編集モード・構文一覧表 @wikiの設定・管理 みんなで開拓世界ガイド 西暦について 架空世界作りに役に立つサイト キャラクター危険レベル キャラクターの危険生物かを判定するための数値です この世界の基本キャラクター メンダコシリーズです データバンク 自由にご利用ください チャットなのん https //reachat.org/?65b731e51fcb62a1da263193b6b27852,300,20,1 コメント コメント 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください 現在のキャラクターの数 4人 末申告があると思うから できる人は追加してくくれば褒めまくります 現在の住人の数 0人 末申告があると思うから できる人は追加してくれれば褒めまくります アットウィキモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み ワープロモードでの編集方法 文字入力 画像入力 表組み その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン一覧 @wikiかんたんプラグイン入力サポート 質問コーナー お客様の声募集 パンくずリスト 他のWIKIが気になる方はこちら 精霊回路ドライヴ@wiki プログラミングに関する私的メモ AcesHigh Wiki Plus! REBELLION Z-LIMITED ハートオブクラウン@wiki バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、お問合せフォームからご連絡ください。
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雑誌付録奥 540 :名無しの心子知らず:2009/08/25(火) 17 35 52ID 1HclOBNn 雑誌の付録を泥されました。報告します。 私の義姉が美容師で、毎月美容院に置くファッションの付録を まとめて私にくれます ポーチ、バッグ、巾着、ヘアゴムなどなど、それはもう凄い数です。 貧乏性の私は「いつか使おう」「今のが汚くなったら使おう」と半透明の 引き出しがついたプラスチックのタンスにぎゅうぎゅうに詰め込んでいます 私には子供はまだいないのですが、同じ社宅には子供のいる家庭が多く、 小梨の私も仲良くして貰っています 先週、コストコででっかいケーキと大量の果物を買ってきたので 「みんなで食べませんか」と誘い母子2組がうちに来ました。 みんなでお腹いっぱい食べて、夕方2組の母子を見送りに玄関に行くと、 A母が「ごめん。トイレ…」と中に戻りました 私は玄関でB母子とA子とおしゃべりしていました。 少ししてA母が戻ってきたので、そこでお開きになりました その日の夜、義姉が雑誌の付録をたくさん持って来てくれたので、 早速タンスにしまおうと引き出しを開けると、ごっそりなくなってきました。 ビックリして、空き巣だと思い旦那と他に何か盗まれていないか確認しましたが、 無くなっていたのは雑誌の付録だけでした その時私はA母が1人で中に戻ったという事をすっかり忘れていて、 どうしよう!と慌てていたのですが そうこうしているうちに、A母とAのお姑さんがうちにやって来ました。 542 :名無しの心子知らず:2009/08/25(火) 17 37 14ID 1HclOBNn A姑が「私さんから、バッグとポーチを貰ったと言うんだけど、本当ですか」 と言うので 「あげてないですね…」と言うと 姑が、紙袋に入ったたくさんの雑誌の付録を出しました。 なんでも、A母が姑に 「雑誌の付録なんですけど、お義母さんも何か使うかと思って持って来ました! 一緒に選びましょう」とバッグやポーチをたくさん出したので見ていたら、 内側に私の名字(ちょっと珍しい)が書かれていたり、どうみても手縫いで ファスナーやボタンが付けられていたのでお姑さんが問いただすと 「私さんに貰った」と言うのだが、どうも様子がおかしいから確認しに来た。 との事… A母とB母には、前に付録の中から私が使わなさそうなのを 何個かあげた事があり、A母は雑誌の付録のファンだったので、 何とかしてもっと欲しいと思い トイレ…と中に戻った時に鷲掴みにしてマザーズバッグに入れたそうです。 546 :名無しの心子知らず:2009/08/25(火) 17 45 49ID 1HclOBNn A母は「私さんよりうちの方が子供もいるし、オムツを入れたり 着替えを入れたり、有効に使えるのに 私さんはタダでたくさん手に入れられてズルいと思った。 たくさんあるからとっても気づかないと思った でも名前が書いてあったりしてビックリした…」と項垂れていました とにかく、またこういう事があったらすぐに警察に通報すると旦那が言い、 帰って貰いました 今考えると、同じ社宅なんだから、うちでトイレに行かなくても すぐ自分の家に帰れるじゃん…と。 使いやすいようにファスナーつけたり名前つけたりしておいて良かったです 雑誌の付録も狙われるんですね。 547 :名無しの心子知らず:2009/08/25(火) 17 49 14ID pKRVyGaB ひと手間かけといてよかったね 次のお話→563
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08-531 :名無しさん@ピンキー:2014/02/14(金) 20 37 40.42 ID 6WVM4JmE 何かも交換しましょ(1) 僕は松崎孝治は同じクラスの渡由菜に恋心を抱いていたが、 学年でトップクラスの成績にして、スポーツ万能である由菜さんと、 成績は中の下がやっとで、運動音痴な僕とは釣り合う筈も無く、 告白するどころか、話しかける事すら出来ずにいたけど、 1ヶ月もしないで卒業するという頃になって、 「松崎君、ちょっと私の家に来てくれない」 由菜さんからの思いがけないお誘いに、 「は、はい」 3日後、彼女の家を訪ねると、 「お、大きいな」 容姿端麗で、成績優秀、しかもお金持ちなんて、 天は二物を与えずなんてのは嘘でたらめだと思っていると、 「わざわざ来てくれてありがとう」 すると、由菜さんが、 「私ね、あなたのように生きられたらと思っているの」 容姿も頭も良くて、しかもお金持ちな彼女が、 僕みたいのが羨ましいなんて言い出すから、 「ど、どういう事・・・」 何でも、彼女の両親は夫婦仲が良くない上に、 「母さんは構ってくれなくて、父さんも私より浮気相手との子の方が可愛いのよ」 僕が父親だったら、彼女を自慢の娘として愛せるのになと思っていると、 「だから、平凡でも良いからあなたとして生きてみたいの」 08-532 :名無しさん@ピンキー:2014/02/14(金) 21 12 56.86 ID 6WVM4JmE 何かも交換しましょ(2) 由菜さんに同情しつつも、 「そんな夢みたいな事言われても」 「大丈夫よ、今私達が飲んだジュースにはね・・・」 何と、ジュースに特殊な薬を混ぜられていたのだが、 「私のには松崎君の髪の毛、松崎君のには私の髪の毛も入っていたのよ」 「いくら何でも酷いよ・・・それに僕の髪の毛をどこで?」 「それは秘密、遅くとも卒業式までには私達の姿はそっくり入れ替わるわ」 あれからすぐに逃げるように家に戻った僕は、 「由菜さんが好きだけど、由菜さんになりたかった訳じゃないのに」 すると、母さんが、 「渡って子が来ているわよ」 由菜さんは玄関先で立っていたが、 「ごめんなさい、自分の事ばかり考えて松崎君の事・・・」 「あのさ、入れ替わるのは姿だけなの?」 「そうね、なりたい相手の爪や髪とかに混ぜて飲めばその相手になれるけど・・・」 「それなら、僕に君の事を教えてよ、僕の事も君に教えるから」 08-533 :名無しさん@ピンキー:2014/02/14(金) 21 51 02.38 ID 6WVM4JmE 何でも交換しましょ(3) 「そ、そんな事が・・・」 僕らはあの日から姿が完全に入れ替わる前に互いの事を情報交換したり、 「これはこう解けば良いのか」 由菜さんが僕に勉強を教えるために互いの家を行き来するようになったが、 「お前、渡と付き合っているのか?」 ある日、僕と由菜さんが互いの家を行き来している事にクラスメートが、 「べ、別にそういう訳じゃ・・・」 すると、胸に鈍痛を感じ、 「ちょ、ちょっとトイレ」 慌ててトイレへ向かうと、乳首とその周辺が腫れており、 「よく見えると、眉とかも少し細くなってきたな」 徐々にではあるが、予想以上に変化は進行しており、 「そういえば由菜さんの顔つきも何か僕とそっくりになってきたな」 そのうち僕の家族やクラスメート達も僕らの変化に気付きかけてきたので、 「それなら、私が松崎君、松崎君が私として生活した方が良いわね」 僕はかつらをかぶって由菜さんとして、 由菜さんは髪の毛を短く切って、僕として登校するようになり、 「とうとう完全に入れ替わっちゃった」 髪の毛が少し短いのを除けば、それ程、大きくは無いが形の整った胸、 括れた腰、引き締まったお尻と、僕の体はすっかり由菜さんになっており、 「卒業すれば松崎孝治じゃなくて渡由菜としての生活が始まるのか」 でも、僕として生活する由菜さんとは違う高校なのは残念だな。 08-534 :名無しさん@ピンキー:2014/02/14(金) 22 34 16.46 ID 6WVM4JmE 何でも交換しましょ(4) 渡由菜としての生活は高校に入学してからの数ヶ月は変化が激しく、 両親は離婚して母親と生活するようになりましたが、 母親はこれまでとは打って変わって、 どれ程忙しくても出来るだけ私と接する機会を持とうとするようになり、 そんな私は勉強や部活に熱心に打ち込み、 友達にも恵まれた充実した生活をおくっていたけど、 「彼はどうしているかな」 私と姿と立場を交換した彼とは中学を卒業してから連絡すら取れずにいたけど、 「ひ、久し振りだね」 中学を卒業してから1年以上経った再会に、 「まさか・・・」 「逞しくなったかつての自分に惚れたのかな」 違う高校に入学した筈の彼がいる事に戸惑っていると、 「あれからどうしても気になったから、編入試験を受けたのさ」 彼と色々話していくと、 「あの母さんが・・・」 「後悔しているの?」 「でも、こうなったのは自分のせいだし、今の生活も悪くないから」 「そ、そうか」 08-535 :名無しさん@ピンキー:2014/02/17(月) 11 18 45.84 ID h/DF9s2m 何でも交換しましょ(5) 私(かつての彼)の家へ向かうと、 「由菜、お友達も一緒だったの? 「か、母・・・じゃなかった、初めまして」 まるで初めて会ったかのように振る舞う彼に、少し同情してしまうが、 「私はちょっと大事な用があるから、留守番よろしくね」 「行ってらしゃい」 私が彼を自分の部屋へ連れて行くと、 「もう戻れないのかな」 彼に尋ねてみると、 「薬の効果は一方通行、お互いに戻る事も別の誰かになる事も不可能だよ」 08-536 :名無しさん@ピンキー:2014/02/17(月) 12 05 07.09 ID h/DF9s2m 何でも交換しましょ(6) すると彼は私を押し倒して、 「ちょ、ちょっと何を・・・」 「今の僕は松崎孝治なんだよ、由菜さん」 彼の陰茎が私の奥深くに挿入されるのが、 「い、痛いけど・・・」 最初こそ陰茎という異物が入った痛みを感じたが、 徐々に気持ち良くなっただけでなく、 私がこのまま渡由菜として生活して良いのかという悩みが、 弾けてしまったような気がし、 「孝治君」 私はようやく渡由菜として松崎孝治である彼を愛する決意が芽生え、 「由菜さん、ちょっと強引過ぎたかな」 「さすがに元々の性格までは交換できないみたいだね」
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優希「うむ! こいつは極上のタコスだじぇー! 腕をあげたな、京太郎!」 京太郎「ハギヨシさんに新しいレシピを教えて貰ったんだ。ありがたく食えよ」 イチャイチャ 和(……困りました。ここ最近、須賀くんと優希の距離がぐんぐん縮まっているような気がします) 和(これはまずい。このまま行き着く所まで行ってしまったら2人が恋人同士に、なんてことも……) 和(……認めません) 和(……そんなことは、認めません!) 和(だって私は――!) 和(咲さん×優希がジャスティスですから!) 和(何を隠そう、私は百合が大好きです) 和(阿知賀に居た頃から穏乃×憧を始め穏乃×先生、穏乃×玄さん) 和(玄さん×憧といった面々で常日頃百合妄想をしていた程の重症レベル……) 和(そんな私が長野に転校し、出会った2人の友達……咲さんと優希) 和(この2人は、百合妄想が捗るなんて度合いじゃないほどの似合いっぷりじゃないですか!) 和(天真爛漫で明るい優希と、おとなしくて控えめな咲さん……これほど素晴らしい百合王道なカップリングがありますか!?) 和(否! 断じて否! この2人以上にお似合いな存在なんて、存在し得るはずがない!) 和(世界は咲さん×優希を望んでいるのです! 須賀くんには悪いですが――) 和(私の大いなる眼福の為! 優希から手を引いて貰いますよ!) 和「すみません、ちょっといいですか?」 京太郎「ん?」 和「須賀くん、私とデートをしましょう!」 京太郎「……」 京太郎(なんだとぉ!?) 京太郎(和が俺をデートに誘って来ただとぉ!?) 京太郎(そんな馬鹿な! そんな馬鹿な!) 京太郎(和は俺のことを好きだってのか!?) 京太郎(認めねぇ――そんなのは認められねぇ! だって……)チラッ 咲「の、和ちゃん……?」プルプル 優希「嘘、のどちゃんが京太郎を……?」ガタガタ 京太郎(俺は和×咲がジャスティスなんだよ!) 京太郎(最初は邪険な雰囲気だったのに、いつしか1つの目標へ向けて手を取り合う仲へ発展した女の子同士) 京太郎(そしてその友情は固く結ばれ、いつしか恋心へ昇華される) 京太郎(そして2人が創りだす空間は男子禁制の理想郷と成るはずだったのに……!) 京太郎(その和がっ、なんで俺をデートに誘う!?) 京太郎(百合男子である俺をデートに誘う暇があったら咲を誘ってくれよ!) 京太郎(そして妄想させてくれよっ!) 京太郎(……いや、待て) 京太郎(そうだ! このピンチをチャンスに変える手段がまだあった!) 京太郎(百合男子を舐めんなよ――和!) 京太郎「デートって、おいおい。遊びに行くのを英語にする必要はないだろ、ハハッ」 和「――なっ!?」 京太郎(このごまかし方は正直無理があるかもしれんが、勢いで押し通す!) 京太郎「なあ咲、和が遊びに誘ってくれたんだが、一緒にいかないか?」 咲「へっ?」 京太郎「なっ、行こうぜ! みんなで行ったほうが楽しいって!」 京太郎(これだ! これがベストだ! ここで咲をデートに巻き込む! そして俺は当日風邪を引いたとか適当な理由でぶっち!) 京太郎(そうなれば咲と和は2人で遊ぶしかなくなる! そして完成する和×咲という究極のカップリング!) 咲「えぇ、でも……」チラッ 和(くっ!? どういうことですかこれは!? 何故須賀くんはここで咲さんを――!?) 京太郎「頼むよ―」 和(……まさか須賀くん、咲さんのことが好きなのですかぁ!?) 和(なんてことですか! これは予想外です! 2人は純粋に仲のいい幼なじみくらいだと考えていたのに!) 和(これは計画を練り直す必要がありますね――! 百合の邪魔はさせませんよ、須賀くん!) 咲(なに、どういう状況なのこれ!?) 咲(いきなり和ちゃんが京ちゃんをデートに誘ったと思ったら、京ちゃんが私も来いって……) 咲(困るよそんなの! 2人のデートに私が行くのも困るし、それ以前に和ちゃんと京ちゃんのデートなんて認められないよ!) 咲(だって私は――) 咲(優希ちゃん×京ちゃんがジャスティスなんだよ!?) 咲(口ではツンツンなところもあるけどその態度は実際デレッデレな優希ちゃん!) 咲(それに口答えしつつも満更でもない京ちゃん!) 咲(まさに青春! まさに王道!) 咲(世界よ、これが日本のカップルだ!) 咲(……ひょっとしたら、和ちゃんは京ちゃんのことが好きなのかもしれない) 咲(友達として、応援してあげるのが筋ってもんなのかもしれない) 咲(だけど私は優希×京派!) 咲(――だから、私は!) 咲「いいよ。だったら優希ちゃんも一緒にね!」 優希「じぇ?」 咲(優希ちゃんの背中を押す! 悪いけど邪魔はさせないよ、和ちゃん!)ゴッ 京太郎(なんだとぉ!?) 和(咲さん×優希キマシタワー!) 優希「え、私も?」 咲「うん、京ちゃんもみんなでいった方が楽しいって言ってたもん!」 咲「遊ぶなら、私もみんなで遊びたいな」 咲(これっ! これっきゃない! 優希ちゃんもデートに巻き込むんだ!) 咲(そしてデート当日、私は出来るだけ和ちゃんを拘束して、優希ちゃんと京ちゃんのイチャイチャを見守る!) 咲(どうしようどうしようどうしよう、メリットしかないよこれ!)ハァハァ 優希「う、うーん……」 優希(うわあああああん、なんか私も誘われちゃったじぇー!) 優希(……はっ!? けどこれはこれで美味しいんじゃ?) 優希(いきなり和ちゃんが京太郎をデートに誘って) 優希(和ちゃんが京太郎を好きなのかも知れない、って考えてたら気が動転しちゃってたけど……) 優希(これは――あの2人の背中を押すチャンスだじぇ!) 優希(なぜなら私は――!) 優希(京太郎×咲ちゃんがジャスティスなのだから!) 優希(2人はとっても仲のいい幼なじみ!) 優希(面倒見もよくってちょっと嫉妬もしちゃう咲ちゃん!) 優希(一見チャラいけど実は優しい京太郎!) 優希(旗からみれば理想のおしどり夫婦だじぇ!) 優希(今までは私が京太郎にちょっかいだして咲ちゃんに危機感を持ってもらって) 優希(出来るだけはやくカップルになって貰おうと画策してたけど) 優希(一向に進展する気配なし。むしろ私が京太郎と仲良くなっちゃった体たらく) 優希(だったらもうここで行くしかない! あの2人の中を、デートで発展させる!) 優希「よっしゃー! 私も行くじょ!」 優希(咲×京太郎は復活するんだ。悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ。) 優希(お前たちは輝ける人生の、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだじぇ!) 咲「やった! みんなで楽しもうね!」 咲(わーい! 優希ちゃんが乗ってきた! 京優! 京優!) 和「し、仕方ありませんね。みんなで行きましょう」 和(優希いいいいいいいいいいぃ! やっぱりあなたは最高です! 咲優! 咲優!) 京太郎「だな。じゃあ遊びにいく場所でも決めるか」 京太郎(やべぇ、これじゃ咲と和がイチャイチャするかわからねぇ! 俺も参戦して暗躍するしかねぇな! 和咲! 和咲!) 優希「遊園地がいーじぇー!」 優希(待っててくれよ咲ちゃん! 京太郎! 今私が恋のキューピッドになってやるじぇ! 咲京! 咲京!) 咲(この集団デートで!) 和(決めます!) 京太郎(絶対に!) 優希(徹底的に!) 咲(理想のカップルを成立させるよ!) 和(理想のカップルを成立させます!) 京太郎(理想のカップルを成立させるんだ!) 優希(理想のカップルを成立させるじぇー!) 4人「「「「あははははは!」」」」 カン
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駅! 梓「あれ?純がいる」 純「おはよー。私が一番乗りだよー」 紬「おはよう、純ちゃん」 純「おはようございます。ムギ先輩」 梓「純が早いなんて珍しいね。どしたの?」 純「あのー、待ち合わせに遅れてるのは梓の方が多いんですけどー」 梓「そ、そうだっけ・・・?」 純「でも今日は晴れてよかったね」 梓「うん!」 紬「てるてる坊主のおかげね!」 純「てるてる坊主・・・」 純「(なんか小学生っぽい)」 律「おいっす」 唯「おはよー」 紬「あっ、みんなおはよう」 澪「おはよう。なんだ、私達が最後か」 梓「憂達は一緒に来たんだ」 憂「うん。来る途中で一緒になったの」 律「うむ。よく寝たから身体の調子がいい!」グッグッ 澪「私はちょっと気分が・・・」 唯「だいじょぶ?背中さすろうか?」 澪「あっ、そういう意味じゃないんだ」 純「結局みんな早く着きましたね」 梓「電車来るまでもう少しか。それまで大人しく待ってましょう!」 唯「よし。おやつを食べながら待とう」ガサガサ 律「さんせー!」 憂「もう、朝ごはん食べたばっかりだよ?」 ・・・ 紬「電車来た!」 澪「まだ早い時間帯だからガラガラだな」 律「ボックス席行こうぜ。私窓際!」ストッ 唯「あっ、りっちゃんずるーい。私も!」 梓「小学生じゃないんですから騒がないでください」 純「相変わらずにぎやかだねぇ」 紬「私達も座ろうか」 梓「はい」 ガタンゴトン 澪「(・・・昨日は律に説得されてできなかったからな。・・・はぁ)」 唯「澪ちゃん暗いよ?」 律「あー、気にしないでくれ」 紬「わぁ、どんどん山が増えてくー」 純「あぁ、田舎を思い出す・・・」 梓「今年の夏休みも帰るの?」 純「帰るけど、すぐに戻るよ。私も合宿に行きたいし!」 紬「一番大きい別荘、予約取れるかな・・・」 純「もう別荘ならどこでもいいです。楽しみにしてます!」 紬「ふふっ、頼んでおくわね」 梓「憂も行けるよね?」 憂「うん。大丈夫だよ」 唯「えへへ、今年は憂と一緒ー」ギュッ 律「これだけ増えると盛り上がりそうだな」 律「海、花火、肝試し、BBQ!」 澪「練習が、だろ?」 ・・・ 梓「次ですね。そろそろ降りる準備を」 純「結構乗ったねー。お尻痛いよ」 唯「あわわっ、おやつ片付けないと」ガサガサ 律「やっぱり憂ちゃんのクッキーはおいしいな。ありがとう」 憂「いえ。そんな・・・」 唯「私も一緒に作ったんだからね!」 梓「ムギちゃんも起きてくださいー」ユサユサ 純「この慌ただしい様子。軽音部って感じだよねぇ」 梓「忘れ物ないですね?では降りますよー」 澪「わっ、もう外暑いな・・・」 唯「次はバスだね!」 梓「・・・うん、予定通り。お昼前に着けそうだね」 憂「むこうに着いたらまずはお昼ご飯?」 梓「園内バスの空き具合によるかな。すぐに乗れるなら早い方がいいし」 唯「お腹空いてきたからいつでもいいよ!」 純「さっきクッキー食べてましたよね?」 唯「ふっ、甘いものは別腹なのさ」 ブロロロ 紬「結構人乗ってるね」 梓「みんな楽しみにしてるんでしょうね」 律「・・・見事に家族連れしかいないな」 澪「この女子集団がすごく浮いてる・・・」 子供「あっ、見えた!」 唯「どこどこ!?」 全員「おー!」 純「わぁ、観覧車がすごい浮いてる」 唯「山の中だねぇ。ジャングルだねぇ」 律「おー、とうとう来たな・・・」 紬「」ワクワク キィッ 唯「着いたー!」 律「うおー!」 クスクス 梓「ちょっと静かにしてください。恥ずかしいです・・・」 梓「では受付行ってくるので適当に待っててください」 紬「私も行く!」 梓「う・・・、結構並んでますね」 紬「すぐに順番くるわよ」 ・・・ 唯「こっちこっち、遊園地だよ!」 律「(うーむ。なんとも言い難い遊園地だな)」 澪「レストランや売店もあるんだな」 憂「あっ、おかえり。どうだった?」 梓「1時出発の。もう1本前のは全員乗れないって言われちゃった」 純「大人数だもんね。しょうがないよ」 澪「1時か。3時間近くあるな」 唯「遊園地探検しよう!その後お昼食べれば丁度いいよ!」 律「それしかないな。おし、行こうぜ!」 テクテク 梓「あっ、お昼はそこの休憩所にしましょう」 紬「結構広いのね」 律「唯!バードパークだってよ!」 唯「鳥!?見る見る!」テッテッテ 梓「もう、子供じゃないんだから走らないでくださいよー」 純「オウムでかっ!」 憂「奇麗な色だね」 律「・・・なぜこいつらはこんな厳重に」 澪「なにか悪さでもしたのかな?」 唯「ちっちゃいお猿さんだぁ」 律「(なぜバードパークにリスサルが?)」 唯「じゃれあってるねぇ」 梓「私には執拗に追いかけまわしてるように見えるんですが」 憂「かわいい・・・」 純「すごっ。柵もなんなく登ってるよ」 紬「ダイナミックね・・・」 律「よし。奥に行こう」ギィッ 憂「柵がない・・・。放し飼いになってるんだ・・・」 澪「お、襲ってこないよな?」 純「この歩道から出なければ・・・」 唯「トコトコ歩いてかわいいねぇ」 澪「お、おい。出口の上に・・・」 紬「でっかい・・・」 澪「そーっとだぞ!そーっと扉を!」ヒシッ 律「わかってるよ。襲ってなんかこないって」 鳥「」バサバサ 律澪「ひいっ!」ビクッ ギイッ 梓「さすがに今のはびっくりしました・・・」 紬「う、うん・・・。次はなにかな?」 純「レッサーパンダみたいですね」 唯「パンダ!?」 唯「寝てるけどかわいいねぇ」 憂「・・・うん。すごい恰好で寝てるね」 澪「かわいいな・・・」 純「おーい」コンコン 梓「あっ、叩いちゃダメだよ!」 紬「すっごくもふもふしてそう」 律「おい、こっちこっち」 唯「どしたの?」 律「なんか餌やりやってる」 唯「ほんとだ!この子は起きてるね」 唯「あぁ~」フラッ 純「か、かわいい・・・」 梓「これは反則です・・・」 澪「やばいな」 憂「お、お姉ちゃん。写真!」 唯「そうだ!忘れてた!」パシャ 唯「あー、もうこれだけで満足だよ」 梓「なに言ってるんですか。これからが本番なんですよ」 純「おーい、こっちにフラミンゴがいるよー」 律「すげぇ。全身ピンクだよ」 澪「なにをどうやったらこういう風に進化するんだろうな?」 紬「きれいねぇ」 律「ここで行き止まりだな。戻るとするか」 唯「うん!」 唯「そういえばさっきの子起きたかな?」 梓「舌出して寝てますね・・・」 純「パワーアップしてるよ」 紬「本当に気持ち良さそうに寝てるわね」 澪「ま、またさっきの道を・・・」 律「・・・慎重にな」 ・・・ 唯「よし、無事生還できたね」 紬「いろんな鳥がいっぱいですごいね」 梓「ですね。普段見れないものばかりです」 律「鳥だけでも世話が大変そうだ」 憂「なにしてるの?」 唯「地図で場所の確認を・・・。あ、遊園地の奥に馬がいるみたいだよ!」 律「おし、次はそこだな!行くぞー!」 唯「おー!」 テクテク 唯「わぁ、ジェットコースターあるんだ」 澪「・・・誰も乗ってない」 純「・・・ですね」 律「近くで見るとでかいな」 紬「あとで乗りましょう!」 唯「おー、お馬さんだー」 憂「ポニーだね。かわいい」 純「乗りたいけど小学生までかぁ。よかったね、梓」 梓「・・・なにがよ?」 律「こっちはミニチュアホースだって」 紬「小さくてかわいいわね」 澪「馬も頭掻くんだな・・・」 唯「器用だね」 唯「あと回ってないのはイベントホールだね」 紬「なにやってるのかな?」 律「おー、動物の紹介が」キョロキョロ 梓「!」 梓「トンちゃん!」 唯「へ?どこどこ?」 紬「わぁ、トンちゃんが載ってる」 純「食用・・・」 澪「た、食べれるんだ・・・」 梓「食べないでくださいよ」 ・・・ 律「結構楽しめたな」 澪「うん。新しい詩のイメージがたくさん湧いてくる」 梓「・・・動物シリーズですか?」 唯「」ジーッ 憂「お姉ちゃん?」 唯「ジェットコースターに乗りたい」 律「・・・唯。ずっと見てたけどお父さんと子供しか乗ってなかったぞ」 澪「その二人しか乗ってないけど動いてたな」 律「ムギだって恥ずかしいよな?」 紬「私も乗りたい!」 律「・・・ですよねー」 唯「行こう!ムギちゃん!」 紬「うん!」 憂「梓ちゃん、どうする?」 梓「・・・どうしよう」 紬「ほら、あずにゃんも」グイッ 梓「わっ」 律「私達は先に休憩所に行ってるよ」 澪「しっかり写真撮ってあげるからな」 純「ファイト!梓!」 梓「裏切り者ー」ズルズル 唯「よし、乗り物券買ったし行こう!」 唯「大人4人で!」 店員「・・・えっ?あっ、はい。どうぞ」 梓「先輩達は前へどうぞ。私と憂は後ろに座るので」 唯「悪いねー」 律「よいしょ。席ここでいいよな?」 澪「うん。影になってるし」 唯『わー!』 紬『きゃー!』 梓憂『わ、わー』 クスクス 澪「ものすごく注目されてる・・・」 純「・・・私は恥ずかしくて無理です」 律「同じく。まぁよく言えば人生楽しんでるよ」 紬「短かったけど楽しかったね!」 唯「うん!」 9
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回想 3年前、中学校の修学旅行にて 自由行動は班で一緒に動くことになっていた 唯が属していたのは和と仲のいいオタたちのグループであった オタ子『ついに念願の自由行動ですなwwww まずどこに行きますかなwww』 オタ美『んんwwwwwまずはお土産を買うのがセオリーといったところwwwww』 和『そうねえ……唯はどこに行きたい?』 唯『んーっとねえ……あー。私あのアイス食べたーい』 和『えー、アイスー?』 唯『ねえーいいでしょ和ちゃーん、 オタ子ちゃんもオタ美ちゃんもアイス食べたいよねー』 オタ子『オウフwwwwその上目遣いたまりませんぞwwwww さすが我がクラスのナチュラル萌えリストwwww』 オタ美『唯氏がおれば我が班の戦力もうなぎのぼりですブッフwww』 唯『えへへー、なにそれー』 和『ふふ、唯が羨ましいわ…… その萌えでどれだけの男を惑わしてきたのでしょうね』 唯『アイス美味しー』ぺろぺろ オタ子『ムホwwwその舌使いむらむらきますなwwww』 オタ美『真鍋氏は羨ましいですなwww こんな可愛い唯氏と幼い頃から一緒だったのでござろうwwww』 和『うふふふ、小さい頃は今の比じゃないくらい可愛かったわよ。 ねえ唯』 唯『ええー、和ちゃんも可愛かったよぉー』 オタ子『ムッフこれはwwwこれは百合フラグびんびんでござるwww』 オタ美『しかも幼なじみときますたwwwwwwww』 オタ子『薄い本はwwまwwだwwでwwすwwかww』 唯『みんな楽しそうだねえ』 和『ん、あれは……』 オタ子『どうしたのですかな真鍋氏wwww』 和『こんなところにメロンブックスがあるわ』 オタ美『ファーwwwこれは大発見ですなでかしましたぞ真鍋氏www』 オタ子『ブホオwwwwこれは凸せざるをえないwwww』 唯『あれー、みんなどこいくの? おみやげは?』 和『その前にちょっと寄りたいところがあるの』 オタ子『しかし修学旅行にメロブとはwwww』 オタ美『なにをおっしゃるwwww我々生粋のオタクですぞwwwww 眼の前にエサがあるなら食いつくのが生き様wwww』 オタ子『いかにもwwwww』 和『ふふふ、掘り出し物のにおいがぷんぷんするわ』 オタ子『真鍋氏www狩人の目をしておられるwwww』 オタ美『はやくいきますぞ唯氏wwwww戦いはすでに始まっておりますゆえwww』 唯『あーん、待ってよー』 ウィーン 店員『いらっしゃいませー』 和『そういえばメロブに入るのは初めてね』 オタ子『地元にはとらのあなしかありませんでしたからなwww』 唯『わー漫画がいっぱーい』 オタ子『ブフォwwwwこwwwwこれwwwwはwwwwwwww』 オタ美『どうしたでござるかwwwww』 オタ子『ずっと探していたデジモンの同人誌でござるwwwwwww まさかこんなところで巡り会えるとはまさに運命フォカヌポゥwwww』 オタ美『ファファファアwwwそれは確保するべきですぞ迷わずにwwwwwwwwww』 和『ちょっと、それ18禁じゃない。 私たちじゃ買えないわよ』 オタ子『案ずるないさーwwwwwww 我々は中学生といえど今は私服wwwwww 堂々としてれば案外ばれないもんですてwwwwww』 和『身分証明求められるわよ』 オタ子『忘れたって言えば問題ございませぬwwww そもそもこの手の店での年齢確認など ただの建前でしかないわけでwwwwホホウwww』 唯『よく分かんないけど、買っちゃいけないものは買っちゃだめだよぉ~』 オタ子『唯氏www唯氏はまだ穢れ無き乙女であらせられるから まだおわかりでないかも知れませんがwwww 時には悪の道へと踏み出すことも重要なのですぞwwww』 和『やめときなさいって』 オタ子『これお会計お願いしますぞwwwww』 店員『いらっしゃいませ……』ジロジロ 和『……』 唯『……』 店員『600円になります、400円のお返しです。 ありがとうございました』 オタ子『ふう……』 唯『中学生だってばれなくてよかったねえー』 和『ちょっ……!』 オタ美『ゆ、唯氏!』 店員『なっ、君ら中学生なのか?』 唯『うん、桜が丘中学の3年……』 オタ子『に、逃げるが勝ちでござる!』 オタ美『ひいー!』 和『ちょ、ちょっと待ちなさいよ!』 店員『まてコラッ!』 そこから先のことはあまり覚えていない 逃げていったオタ子もオタ美もあっさり捕まり 先生がメロンブックスまで呼び出された そして私たちはこっぴどく叱られた 悪いのはオタ子だけだったのに 私や和ちゃんまで悪者扱い……そして変態扱い でもそれも仕方がない 修学旅行中にホモ漫画買うなんて 変態以外の何者でもないだろうから どこから漏れ出したのかは知らないが この騒動はクラスのみんなが知るところとなっていた 『あいつらホモのエロ本買ってたらしいぜ……』 『マジかよ、きめえ……』『平沢じゃなくてホモ沢だな』 『真鍋さんとか平沢さん、そういう趣味が……』『オタクってほんときもちわりいなあ』 唯『……』 オタ子『あ、あの、唯氏……』 唯『近寄らないで』 オタ子『えっ』 唯『気持ち悪い』 回想終了 ――――――――――― 唯「そこからかな、私がオタクを恥ずかしいって知ったのは」 澪「……」 律「オタクっていうのは業が深い生き物なんだな」 梓「そのあとはどうなったんですか?」 唯「私はオタ子とオタ美と縁を切ったよ。 でも卒業するまで変態呼ばわりは続いたけど……」 律「ひどい話だなあ、唯は関係ないじゃんか」 唯「仕方ないよ。 そして和ちゃんもこの件をきっかけに 高校では隠れオタクの道を歩むことになったのです」 澪「へえ……」 唯「和ちゃんのあのオサレメガネも高校からかけ始めたんだよ。 カモフラージュのために」 澪「そうだったの?」 律「でもまあそんなことがあったのに 和のオタ趣味に付き合ってやってるんだから唯は偉いな」 唯「うんまあ和ちゃんは別にオタ子みたいに気持ち悪くないし……」 律「ウルトラマンのホモ小説書くのは気持ち悪くないのか」 プルルルル 唯「はいもしもーし、あっ和ちゃん?」 和『唯、ちょっと今から私の家来てくれない?』 唯「いいよーちょうど暇になったとこだし」 真鍋家 唯「うぃーっす」 和「ああ、早かったわね。制服?」 唯「部活から帰るとこだったから」 和「ああそう、暑いのによくやるわね」 唯「練習は全然してなかったんだけどね。 で、なんの用?」 和「夏コミの戦利品の整理を手伝ってもらいたくて」 唯「えー、それくらい自分でやりなよぉー」 和「ちょっと自分だけじゃ捌き切れないのよ。 山ほど買っちゃったから」 唯「そういえばそれくらい買ってたねえ、 和ちゃんが両手いっぱいに紙袋持って 私も6つくらい紙袋持たされたし」 和「さすがにこれだけの量を無造作に置いとくと 親にも見られちゃいそうだから、お願い」 唯「はいはーい」 唯「うわ、ほんとにいっぱいある」 和「そっちがもう読んだやつで、こっちがまだのやつだから。 読んだやつからそのAmazonの空き箱に詰めてって」 唯「はーい」 和「じゃあよろしくね」 唯「和ちゃんは何するの」 和「私は冬コミに向けて色々とね……今のうちからやっとかないと」 唯「気が早いなあ」 和「コスプレの衣装もまた作りたいしね」 唯「え、もしかしてまた私もコスプレやるの?」 和「あら、いやかしら。結構楽しんでやってなかった?」 唯「まーやるのは楽しかったけどー」 和「今度は何がいい? ゆるゆりか、それともセイクリッドセブンとか」 唯「あのさー和ちゃん」 和「何?」 唯「和ちゃんがアニメオタクだってことみんなにバラしちゃった」 唯「ごめんね」 和「なっ……」 和「ど、どこまで?どこまで言っちゃったの?」 唯「んー……まあ全部……かなあ」 和「ぜ……全部……?」 唯「うっかり口滑らせちゃったらみんな食いついて来ちゃってさあ」 和「……」 唯「和ちゃん?」 和「……」 唯「一応言っとくけど自分からばらしたわけじゃないんだよ、 コミケでコスプレした時の画像がネットに上がっててさ、それを見られちゃったの」 和「コスプレ……コミケまで……」 唯「ゆるしてヒヤシンス」 和「終わった……なにもかも」 唯「和ちゃんがホモの同人誌書いたとこまで言っちゃった」 和「うわああああああ!」 4
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8 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 11 02 22.25 ID 4xR6XQpqO 京介「か、勝てない」 沙織「これで二落ちでござるな、あとは拙者にまかせて京介氏は茶でもゆるりと飲んでくだされ」 … 沙織「京介氏、終わりましたぞ」 京介「あぁ、もう終わったのか?」 沙織「京介氏が大分弱らしてくれましたから… それより早く剥ぎ取りに来ないと」 京介「そうだった、間に合うかな…」 … 京介「リオレウス強かったなぁ~」 沙織「でも初期装備であそこまで戦う京介氏もなかなかの腕前でござるよ」 10 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 11 17 41.19 ID 4xR6XQpqO 沙織「京介氏の腕前ならイャンクックぐらいなら簡単に倒せると思いますぞ」 京介「なら今度はそいつだな」 沙織「その前に装備を整えましょう」 京介「そうだな」 沙織「序盤はバトルシリーズが便利でござるよ」 京介「ならそれを買って行こうか」 沙織「イャンクックになら十分でござるよ」 … 沙織「恐らく京介氏なら倒せると思いますぞ」 京介「あぁ、まかせてくれ」 沙織「ではいってらっしゃい」 沙織「おう!」 12 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 11 33 50.70 ID 4xR6XQpqO … 京介「くそー!あのエリマキトカゲめ」 沙織「まぁまぁ、初見で瀕死にまで追い込んだんですから、大したものでござる」 京介「そう言われるとなおさら悔しいんだが…」 沙織「その悔しさをバネにして次も頑張りましょう」 京介「おう、じゃあ早速リベンジだ」 スッ 沙織「では拙者はそろそろおいとまさせてもらいましょうかな」 15 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 11 45 08.70 ID 4xR6XQpqO 京介「もう帰っちまうのかよ、まだイロイロ聞きたいことがあったのに」 沙織「そのようなこと連絡してくださればいつでもお教えますわ」 京介「すまんな…って何メガネとってるんだ」 ちゅっ 沙織「も、モンハンが上手くなるおまじないですわ///」 京介「あ、あぁ、ありがと///」 沙織「このゲームはごり押しだけでは勝てないものですわ、片手剣では尚更。 ハンターたるもの頭を使わなくてはいけません」 京介「お、おう」 沙織「まぁ、そういうことですわ」 沙織「では拙者はこれにて…」 京介「おう、ありがとな沙織、お疲れ様」 16 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 11 55 07.60 ID 4xR6XQpqO リビングにて 京介「頭を使う…か」 京介「にしてもこの麦茶甘いなーw」 … 桐乃「ただいまー」 京介「あぁ、おかえり」 桐乃「珍しいじゃん、あんたがエロゲー以外のゲームやってるなんて」 京介「失礼極まりないうえに人聞きの悪い台詞だな だいたいやらせてるのはお前だろ!」 桐乃「そんなのはいいんだけど なんのゲームやってんの?」 京介「モンスターなんとか」 桐乃「モンハンね、あんたもやってたんだ」 京介「沙織に進められて今日始めた」 17 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 12 09 02.07 ID 4xR6XQpqO 桐乃「あんたのことだからイャンクックに勝てないー、とか言って沙織に泣きついたんでしょ」 京介「ギクッ…」 桐乃「何!?図星なワケェ~! あんたって本当何やっても才能ないね」 京介「うっせーな、強いんだよイャンなんとか」 桐乃「あんなの音爆弾と罠使って爆殺すればいいのよ! なんでそんなことも気づけないの、本当バカね」 京介「音爆弾、罠、爆弾…」 桐乃「何ぶつぶつ言ってんの、キモッ」 桐乃「ひゃっ、何勝手に触ってんのよ!」 京介「ありがとな、桐乃。 俺が強くなったら一緒にモンハンやろうな」 桐乃「え、あ、うん///」 29 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 14 12 27.01 ID 4xR6XQpqO 京介「沙織が言ってたのはこういうことだったのか…」 京介「これならイャンクックに勝てるぞ」 … 京介「楽勝だったな」 コンコン 桐乃「入るよ」 京介「おう」 桐乃「どう?イャンクック、勝てた?」 京介「楽勝だったよ、ありがとな、桐乃」 桐乃「べ、別にあんたのために教えたわけじゃないから あんたがそんな雑魚相手に躓いてるといつまでたっても四人でできないから教えただけだから 勘違いしないでよね」 京介「あぁ、わかってる、ありがとな桐乃」 桐乃「何ニヤニヤしてんの、キモッ」 31 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 14 29 29.32 ID 4xR6XQpqO 桐乃「私はもう寝るね」 京介「おう、おやすみ」 桐乃「じゃ」 ガチャ 京介「さて次はどいつと戦うかなー」 京介「ババコンガ…こいつかなー、弱そうだし」 … 京介「あの糞投げるのにさえあたらなければただのゴリラだな。それなら勝てる」 … 36 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 14 59 35.22 ID 4xR6XQpqO 翌日 赤城「京介くん♪」 京介「なんだよ、気持ち悪い」 赤城「なんだよ元気ないから声かけてやったのに…、でどうした?」 京介「昨日モンハン初めたわけで、ずっとやってたら気付いたら朝だった…」 赤城「懐かしいな、モンハン。 俺もスイートマイハニー瀬菜ちゃんがやってたから初めて一緒にやったぞ」 京介「お前もやってたのか」 赤城「まぁな、武器は何使ってんの?」 京介「片手剣、お前は?」 赤城「ガンランス、カッコイイだろー」 39 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 15 35 51.51 ID 4xR6XQpqO 京介「ばかっぽ」 赤城「あ、今バカって言ったな ガンランはなー、カッコイイうえに強いんだぞ!」 京介「はいはい」 赤城「…まぁ、いいや。なら今度手伝ってやろうか?」 京介「今はいいよ、だから俺が追いついたら一緒にやろう」 赤城「おー、了解。帰ったら久々に瀬菜ちゃんとやろっかな」 赤城「ってそろそろ授業か」 京介「だな、じゃあまた」 53 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 22 32 59.22 ID 4xR6XQpqO 放課後 部室 京介「ちーっす」 部長「おーう、高坂」 真壁「こんにちは、高坂先輩」 部長「どうしたー、眠そうだな 徹夜どエロゲでもしてたか?」 京介「部長なんかと一緒にしないでくれよ」 部長「なんかっては言われた… 俺達は同じエロゲを愛した友ではなかったのか…orz」 真壁「でどうしたんですか?」 京介「徹夜でモンハンしてた」 真壁「懐かしいですねー、モンハン」 54 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 23 04 15.98 ID 4xR6XQpqO 部長「モンハンと言えば真壁だろ」 京介「ん?真壁くん上手いの?」 真壁「いや、大したことないですよ」 部長「大したことあるから、裸でウカム倒しといてよく言うぜ」 京介「裸?ウカム?」 部長「あー、ようするに防具無しでラスボスを倒したんだよ」 京介「へー、そりゃすごい」 真壁「いやいや、大したことないですよ それにもうできないですよ、多分」 部長「なんにしろ、わかんないことあったら真壁に聞けば間違いないな」 京介「よろしく、真壁くん」 真壁「は、はぁ」 55 以下、名無しにか - 2010/11/11(木) 23 29 41.96 ID 4xR6XQpqO ガラガラ 瀬菜「こんにちはー」 黒猫「…こんにちは」 京介「おう」 真壁「こんにちは、赤城さん、五更さん」 瀬菜「ところでなんの話ししてたんですか、とっても楽しそうに話してましたけど… は!?とうとう部長と真壁くんができちゃったんですか!!」 京介「そこの腐女子、とまりなさーい」 真壁「そ、そうです!僕達はただモンハンの話をしてただけで」 瀬菜「ちぇっ、違うのか」 黒猫「モンハン…懐かしい響きね」 京介「そういや、くろ…いや五更もかならやり込んでいたらしいな」 60 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 02 05 47.91 ID fmUJGHMVO 黒猫「そうね、あのゲームはなかなかの暇つぶしになったわ」 瀬菜「五更さんもやっていたんですか、モンハン」 黒猫「そうよ、悪い?」 京介「そういえば、瀬菜もやってたらしいじゃん じゃあさ、今度みんなでやろうぜ 俺と五更と瀬菜と真壁くんの四人でさ」 黒猫「たまにはそういうのも悪くはないわね」 真壁「僕も賛成です、久々のパーティープレイかー、楽しみだなー」 瀬菜「いいんじゃない、こうして高坂せんぱいと真壁くんのフラグが立つわけね、ジュル」 65 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 08 37 06.42 ID fmUJGHMVO 部長「あれ、俺は…」 瀬菜「じゃあ、高坂せんぱいと、真壁くんと五更さんと私の四人ね」 部長「さっきから俺の名前が出ないんだけど」 黒猫「部長以外の四人ね…、わかったわ 詳細は後日決めるでよろしいかしら」 部長「いや、名前でたけども…」 真壁「もう、一々五月蝿い人ですねー こっちが楽しく話してるのに… じゃあ聞きますけど、部長モンハンできましたっけ?」 部長「できなくはないもん…」 真壁「へぇ、僕に寄生プレイして進めたのができるって言うんですかね」 部長「それは…」 真壁「それにもし来たとしても僕達は四人でやりますけど 部長は一人でやっててくださいね!」 部長「…ごめんなさい」 瀬菜「真壁くんの鬼畜攻め…萌え」 67 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 08 58 59.70 ID fmUJGHMVO 瀬菜「じゃ、そんな感じで。 私は用事があるので帰ります」 京介「おう、お疲れさん」 真壁「はい、お疲れ様です」 真壁「部長がこんな状態ですから僕達も帰りますか」 京介「そ、そうだな」 真壁「じゃ、お疲れ様です」 京介「お疲れさん、」 京介「黒猫、一緒に帰ろうぜ」 黒猫「え、えぇ///」 70 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 09 36 01.43 ID fmUJGHMVO … 京介「それにしてもさっきの部長ひどかったな… 塩かけられた蛞蝓みたいだったぞ」 黒猫「あそこまで醜い生物は初めて見たかもしれないわ」 京介「部長…、ご愁傷様です」 京介「それはそれとしと、黒猫今日家来るか?」 黒猫「えぇ、お邪魔させて貰おうかしら」 京介「おう、モンハンのことも聞きたいしな」 黒猫「そういえばあなた、どこまで進んだの?」 京介「蟹を倒したとこ」 76 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 12 11 25.39 ID fmUJGHMVO 黒猫「ギザミかザザミのことね」 京介「そう、それ」 黒猫「ふーん、あなたにしては頑張ったんじゃない」 京介「そりゃどうも」 京介「ほれ着いたぞ…、茶菓子持ってくから先に部屋行ってくつろいでてくれ」 黒猫「気が利くのね、先輩」 京介「まぁな」 … 京介「お待たせ…ってくつろぎすぎだろ 俺のベッドはお前の定位置かよ」 黒猫「先輩のものは私のものよ」 京介「ったくお前はどこのジャイアンだよ」 77 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 12 27 34.59 ID fmUJGHMVO 黒猫「これは失礼しました、のび太先輩」 京介「舐めてんのか、ジャイアン」 黒猫「舐めてなんかないわ 舐めても美味しくなさそうですもの」 京介「…お前には敵わないよ」 黒猫「わかればいいのよ」 京介「早速で悪いがモンハンやるかな」 黒猫「じゃあ私もやろうかしら」 京介「黒猫、持ってきてたのか」 黒猫「たまたまよ、たまたま」 京介「じゃあ、素材集め手伝って貰っていいか?」 黒猫「先輩がどうしてもと言うなら手伝ってあげないこともないわ」 京介「ありがとな、黒猫」 81 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 14 12 17.01 ID fmUJGHMVO 京介「早速だがあの青い蟹の討伐を手伝って貰っていいか」 黒猫「えぇ、構わないわ」 京介「なんだこの装備…、黒猫の私服のゴスロリ服にそっくりじゃん」 黒猫「えぇ」 京介「そんな装備もあるんだな、かわいいじゃん」 黒猫「あ、ありがと。先輩とは違って装備の見た目も気にしてるのよ」 京介「仕方ないだろー、始めたばかりなんだからさ」 黒猫「そうだったかしら、では早速行くわよ」 京介「あ、あぁ」 86 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 16 46 32.35 ID fmUJGHMVO 京介「黒猫ー、お前の武器何?その傘みたいなやつ」 黒猫「傘よ」 京介「まー、そうなんだが…」 黒猫「それより画面を見てちょうだい クエストはすでに始まってるのよ」 京介「あぁ、すまん… てか早速お出ましかよ」 黒猫「そんなの見ればわかるわ、 早くしないと後ろから撃つわよ」 京介「へいへい、戦いますよ」 … 京介「案外あっけなかったな」 黒猫「そうね、私の力をもってすればこんなものね」 京介「そうだな…、ありがと、黒猫」 89 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 17 06 49.38 ID fmUJGHMVO 黒猫「それより先輩、剥ぎ取りはしないでいいのかしら 素材が欲しかったんじゃなかったの?」 京介「そうだそうだ、忘れるとこだった」 イーオス「ギャアオン」 京介「いて、これじゃ剥ぎ取れないな」 黒猫「しょーがない先輩ね、私が倒してあげる」 91 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 17 10 03.67 ID fmUJGHMVO 京介「すまんな…、っていて。黒猫…それ俺に向かって撃ってないか?」 黒猫「気のせいよ、そういう弾なんですもの」 京介「それ以外の弾はないのかな 俺が剥ぎ取れないんだが…」 黒猫「おあいにくさま他の弾は全て使ってしまたったわ」 京介「何、笑ってんだ、お前剥ぎ取らす気ないだろ」 黒猫「そんなことないわ、 ほら今の内に剥ぎ取りなさい」 京介「ようやくだよ、時間大丈夫かな…」 イーオス「ギャアオン」 京介「いて」 ~クエストクリア~ 京介「結局こうなるのかよ…」 101 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 18 59 33.51 ID fmUJGHMVO 黒猫「災難だったわね、先輩」 京介「全くだよ…」 黒猫「もう一回行ってあげるから泣かないでちょうだい」 京介「泣いてねぇよ!」 黒猫「あらそう…」 京介「…どっちにしろ、もう一回頼むわ」 … 京介「てかはやっ」 黒猫「私が本気を出せばこんなものよ」 京介「さっきは遊んでたのか?」 黒猫「そこそこ真面目にやっていたわ」 京介「そこそこね…」 京介「てかやべ睡魔が…」 115 以下、名無しにか - 2010/11/12(金) 20 54 31.15 ID fmUJGHMVO 京介「マジ寝そう…、ごめん 寝ちまってたら勝手に帰って構わないから…」 バタッ 黒猫「帰すつもりなんてないじゃない… 勝手に人の膝使っといて///」 ぷにぷに 黒猫「それにしても寝顔は可愛いわね」 京介「むにゃむにゃ… やめろよー、黒猫」 黒猫「///」 黒猫「可愛すぎるのよ、バカ」 黒猫「にいさん…起きてるの?」 京介「…すぴー」 黒猫「完全に寝てるわね」 黒猫「また、呪いをかけてあげようかしら」 127 以下、名無しにか - 2010/11/13(土) 00 07 45.91 ID bRT/MHwjO ちゅっ 黒猫「フフフ、これで新たに呪いが強まったわ」 京介「黒…猫…?」 黒猫「もう御目覚めかしら、にいさん」 京介「今キスしなかったか?」 黒猫「す、するわけないじゃない 何考えてるのかしら、この破廉恥な雄は」 京介「そ、そうだよな。変なこと聞いてごめん」 黒猫「全くよ」 ダッダッダッ、ガチャ 桐乃「少しはモンハン進んだ?」 134 以下、名無しにか - 2010/11/13(土) 03 31 59.74 ID bRT/MHwjO 桐乃「な、な、ななな何やってんのあんた達!?」 黒猫「にいさんが眠いというから膝枕をしてあげたのよ」 桐乃「へー、と言ってるけどどうなの変態」 京介「いや嘘は言ってないんだが…」 桐乃「ふーん、サイテー」 バタン! 京介「怒らせちまったな…」 京介「ったく間際らしい言い方しやがって…」 黒猫「でも事実じゃない」 京介「そうなんだよなー」 143 以下、名無しにか - 2010/11/13(土) 08 29 00.58 ID bRT/MHwjO 黒猫「白けたところで今日は帰ります」 京介「あ、あぁ」 黒猫「あとで私からも謝罪の連絡をしとくわ」 京介「なんかごめんな」 黒猫「こちらこそごめんなさい」 京介「…今日はありがとな」 黒猫「いえ、例には及ばないわ」 黒猫「では、またね、先輩」 … 京介「さてどうしたものかな…」 179 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 00 30 04.25 ID Bxi1a/1yO 京介「…ほとぼりが冷めるまで大人しくしてるか」 京介「それに疲れたからもう寝よう…」 … …「起きて、起きてお兄ちゃん」 …「京介お兄ちゃん、朝ご飯冷めちゃうよ」 京介「俺の妹がこんなに可愛いわけがない!!」 桐乃「…!?、キモッ」 バシン! 京介「何故に寝てたはずの俺が妹に馬乗りにされた挙げ句思いっ切り叩かれたんだ?」 京介「落ち着け…、落ち着け高坂京介、よーく考えろ。 これは夢だ、夢にちがいない! そんなわけでお休みなさい」 桐乃「寝るな、起きなさい!!」 バシン 181 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 00 40 06.50 ID Bxi1a/1yO 京介「あー、すまん、俺が悪かった。だから落ち着け、 話せばわかる、話せばわかる!」 桐乃「あんたが落ち着きなさいよ」 京介「…すまん。ひとまずそこを下りてくれ」 京介「でどうした?さっきのことなら黒猫から…」 桐乃「聞いた…」 京介「そういうわけなんだ… 勘違いさせちまったようなら、ごめん」 桐乃「それはもういい…」 京介「だったらどうした? まだなんかあるのか?」 桐乃「モンハン………あげる」 183 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 00 53 44.07 ID Bxi1a/1yO 京介「ん、なんか言ったか?」 桐乃「モンハン手伝ってあげる…」 京介「え?」 桐乃「だから私がモンハン手伝ってあげるって言ってんの!!」 京介「え、あ、はい」 … 京介「桐乃、お前のその武器なんだ」 桐乃「太刀に決まってんじゃん、そんなこともわかんないの?」 京介「へいへい、悪ーござんした 生憎片手剣しか使ってないもんでね」 桐乃「あんた片手剣なんか使ってんの!? ダッサ、マジありえないんだけど」 京介「片手剣が一番しっくりするんだから仕方ないだろ」 桐乃「あんたにはその地っ味ぃ~な武器がお似合いかもね」 201 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 09 04 49.65 ID Bxi1a/1yO 京介「地味で悪かったな… それはいいとして何手伝ってくれるんだ?」 桐乃「とりあえずキークエ終わらして、今日中に下位クエを終わらすわ」 京介「今日中って…朝まで大した時間ないぞ」 桐乃「何、手伝って貰う分際で文句あるわけ?」 京介「いやなんでもない…」 桐乃「よろしい」 204 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 10 19 55.79 ID Bxi1a/1yO … 京介「大分進んだんじゃないか」 桐乃「んー、もうちょっとね」 京介「次のクエストは…リオレウスだと!?」 桐乃「レウスがどうかしたの」 京介「桐乃、あいつとはサシでやらしてくれ」 桐乃「別にいいけどなんで?」 京介「最早私とレウスは運命の赤い糸で結ばれた宿命となったのだ!!」 桐乃「え、いきなり何?」 京介「いざ尋常に勝負だ!」 ~クエストを開始します~ 206 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 10 39 14.30 ID Bxi1a/1yO 京介「やはりまた逢えたな、レウスよ」 京介「君との果たし合いを所望する!」 リオレウス「グオオオォン」 京介「雄々しくいい雄叫びだ」 桐乃「アニメの見すぎじゃないの…」 京介「抱きしめたいな、レウス!!」 京介「今日のために開発した武器 アサシンカリンガ改め、ポイズンタバルジン!!」 207 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 11 47 00.29 ID Bxi1a/1yO ~10分後~ 京介「くっ、手持ちの回復薬が切れたか…、ならばっ!!」 ①レウス飛ぶ ↓ ②爆弾設置 ↓ ③京介「武士道とは死ぬことを見つけたり…」 ↓ ④kyousukeが倒れた 京介「まさに眠り姫だな」 桐乃「いや、意味わかんないし」 229 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 18 57 17.23 ID Bxi1a/1yO ~5分後~ 京介「なんという僥倖!生き恥を晒した甲斐があったというものだ!!」 桐乃「さっきあんた武士道とは死ぬことがなんとかとか言ってなかった?」 京介「そんな通り、私の無理でこじ開ける!!」 桐乃「あんたもう無茶苦茶ね」 京介「どれほどの性能差であろうと! 今日の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!!」 236 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 20 51 57.16 ID Bxi1a/1yO 桐乃「あふぅ…もう付き合ってらんなーい 終わったら起こして…」 京介「む、これこそ正に眠り姫」 … 京介「足を引きずっている… もう弱っているのか」 リオレウス「グオオオォン」 京介「それでこそだレウス!!」 京介「君の圧倒的な強さに私は心を奪われた。この気持ち、まさしく愛だ!! だが愛を超越すれば、それは憎しみとなる!」 京介「ほう、逃げるか…、しかし逃がさん」 京介「名付けて京介スペシャル!!」 240 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 21 40 51.94 ID Bxi1a/1yO ~クエストクリア~ 京介「あえて言わせて貰おう、高坂京介であると!!」 京介「ふぅ、にしても疲れたなぁ 桐乃ー、って寝てるし」 京介「手伝ってくれてありがとな それにしても黙ってれば可愛いのにな…」 京介「毛布ぐらいかけてやるか 風邪ひかれても困るしな」 桐乃「ありがと、兄貴…」 京介「気にすんなって、寝言か」 京介「はぁ~、俺も寝るかなー」 242 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 22 10 11.33 ID Bxi1a/1yO ~翌日~ 佳乃「京介、そろそろ起きないと遅刻するわよー」 ガチャ 佳乃「ってあんた何してんの!?」 京介「なんだよ、朝から」 佳乃「お母さん、それだけは許さないって言ったわよね!!」 京介「だからなんだよ」 佳乃「桐乃に手出したら許さないって」 桐乃「何ー、朝から…ってなんでこいつと一緒に寝てるわけぇ!?」 京介「えぇ?そりゃ昨日…」 243 以下、名無しにか - 2010/11/14(日) 22 11 32.44 ID Bxi1a/1yO 桐乃「寝てるあたしに何したの!? キモキモキモ!!妹の寝込みを襲うとか信じらんない! サイテー!!」 京介「ってお前…」 佳乃「桐乃、もう行こう… 遅刻しちゃうわ」 佳乃「それと京介、そういうのはベッドの下のだけにしなさいよ… 何のために今まで黙認してきたと思ってるのよ」 桐乃「変態!!二度と近寄らないで」 バタン 京介「なんでいつもこうなる…」 255 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 02 11 41.66 ID wMsTSyTY0 ~翌日放課後~ 麻奈美「京ちゃん、一緒にかーえろ」 京介「おう麻奈美、生憎今日は用事がないからいいぜ」 麻奈美「生憎ってなによ~」 京介「冗談だよ、今日は偉く機嫌がいいな」 麻奈美「えへへ~、そーう?」 京介「あー、気のせいかも」 麻奈美「えー!?気のせいじゃないよー」 京介「へいへい、よかったな。こっちは最悪だけどな。」 麻奈美「何か、あったの?」 京介「まぁ、いろいろな」 麻奈美「ふーん、そっかぁ。ちなみに私はなんで機嫌がいいんでしょうか?」 京介「興味ない」 256 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 02 16 31.20 ID wMsTSyTY0 麻奈美「ひどー、ねぇ理由聞いてよー」 京介「わーったよ、でどうして機嫌いいんですか、麻奈美さん?」 麻奈美「よくぞ聞いてくれました!実は…。」 京介「なんだよ、勿体ぶらずに早く言えよ。」 麻奈美「私、田村麻奈美はもんすたぁはんたーを買いました!!」 京介「はぁ?お前が?」 麻奈美「はい!」 京介「なんで?」 麻奈美「だって京ちゃんもやってるんでしょ?」 京介「まぁ、やってるけど…、てか誰に聞いた? 258 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 02 38 14.95 ID wMsTSyTY0 麻奈美「いわおに聞いたよ」 京介「ロックか…、ベラベラとしゃべりやがって、今度あったら一発ぶん殴ろう」 麻奈美「えへへ、これで一緒にげーむできるね」 京介「てかお前ってゲームとかしてるっけ」 麻奈美「いや、ぜーんぜん」 京介「おいおい、そんな誇らしげに言うことでもないぞ」 京介「しかもこのゲーム結構むずいぞ?」 麻奈美「え、そうなの?京ちゃんができるくらいだからてっきり簡単なのかと」 京介「どんだけだ、お前は…」 麻奈美「でもいざとなったら京ちゃんが一緒にやってもらうから大丈夫だよね!」 京介「あ、あぁ///」 261 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 02 45 18.24 ID wMsTSyTY0 京介(俺としたことが不覚にも麻奈美如きにときめいてしまった) 麻奈美「どうかしたの?京ちゃん」 京介「いやなんでもない…」 麻奈美「ふーんならいいけど…」 麻奈美「で早速なんだけど今日うちでやらない?」 京介「いいぞ、久々にじいさんたちに挨拶したいし」 麻奈美「やた!じゃあ急いで行きましょー」 京介「おいおい、そんなに急がなくてもいいだろ」 266 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 04 41 36.39 ID wMsTSyTY0 ~田村家~ 京介「お邪魔します」 麻奈美「いらっしゃーい」 田村祖父「いらっしゃい、久しぶりじゃの…うっ」 麻奈美「おじいちゃん大丈夫?」 京介「どうせいつもの死んだふりだろ」 麻奈美「どうしよう、京ちゃん!ほんとに心臓動いてないよ!!」 京介「麻奈美、そっち右。心臓は左」 麻奈美「あ、ごめんごめん」 京介「勝手にじいさん殺してやるなよ」 麻奈美「ほんとに心臓動いてないよ…」 267 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 04 47 09.04 ID wMsTSyTY0 京介「嘘だろ、じいさん。いくらなんでもタイミング悪すぎだろ…」 麻奈美「どうしよう、京ちゃん…。おじいちゃんが…。」 京介「落ち着け麻奈美、とりあえず救急車…。」 麻奈美「そ、そうだね。え、えーと救急車は110番だっけ?あれ?」 京介「こんな時にボケかましてる場合か!119番だよ」 麻奈美「そうだったね、119、119…。」 田村祖父「ま、待て勝手に人を殺すな」 麻奈美「おじいちゃん…?生きてるの?よかったぁ…。」 京介「やっぱりかよ…」 田村祖父「どうじゃった?わしの迫真の演技は?」 京介「あー、心配して損した。行くぞ麻奈美、アホらし…」 麻奈美「とりあえず生きててよかったぁ。」 268 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 04 54 11.93 ID wMsTSyTY0 京介「全く、お前のじいさんの死んだふりにも困ったもんだよ」 麻奈美「おじいちゃんも京ちゃんと遊びたかったんじゃない?」 京介「こっちはいい迷惑だよ…、次は本当に救急車呼んでやろ」 麻奈美「ははは…。」 ロック「よぉ、久しぶりだな京介の兄貴」 京介「よしロック、歯食いしばれ」 ロック「まかせな兄貴」 ゴツン ロック「いってぇ、何するんだい」 京介「お前の顔みたらむしょうになぐりたくなった」 ロック「ひでぇ!?」 京介「じゃあな、ロック。またな」 ロック「おう、またな」 270 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 07 38 59.04 ID wMsTSyTY0 京介「お前の家族はアホばっかだな…」 麻奈美「そんなことないと思うけどなぁ」 京介「いやそうなんだよ」 京介「まぁ、それはいいとして早速やるか」 麻奈美「うん!」 パリパリ 京介「ってお前まだ箱も空けてないものかよ」 麻奈美「うんそうだよ?それがどうかした?」 京介「いや、なんでもないから、早くあけろ…」 麻奈美「うん」 276 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 09 42 57.50 ID wMsTSyTY0 京介「ったくパッケージあけるのに何分かかってるんだよ、日がくれるかと思ったぜ」 麻奈美「ははは、ごめんごめん」 京介「さ、やるぞ」 麻奈美「うん、にしても最近のゲームって綺麗だねー」 京介「ちなみにお前ほかにゲームやったことある?」 麻奈美「もー、そうやってすぐ馬鹿にしてー。私だってポケモンぐらいやったことあるもん」 京介「あれか、あん時だって俺に泣きついてきたじゃねぇか」 麻奈美「むー、それとこれとは話がちがうもん」 京介「わかったから早く進めろ。いつまでOPムービー見るつもりだ」 麻奈美「はーい」 283 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 11 42 47.36 ID PEHG8oQrO 麻奈美「へー、最近のげーむは主人公も自分で作るんだぁ」 京介「そうなんだよ、しかもバリエーションが豊かでさ」 麻奈美「へえーなんだかすごいね、京ちゃん」 麻奈美「ねぇ、見て見て京ちゃん。これすっごく私に似てなーい?」 京介「うおっ、似てるとか以前にこれお前じゃないのか」 麻奈美「えへへー、よく似てるでしょー」 京介「はい、それで決定」 麻奈美「あわわ、もうちょっと見てみたかったのに…」 京介「いくら見たってそれより似てるのなんていねーよ」 284 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 11 56 03.30 ID PEHG8oQrO 京介「そんなことより早くやろうぜ」 麻奈美「そうだね、ふふっ、楽しみだなー」 麻奈美「じゃー、早速くえ…すと?っていうのかなをやってみよー」 京介「いきなりだな…、ちなみに麻奈美、操作方法はわかるのか?」 麻奈美「ぜーんぜん」 京介「そんなんで大丈夫かよ…」 麻奈美「とりあえず行ってきまーす」 麻奈美「えーと何々…生肉を3つ納品…?」 288 以下、名無しにか - 2010/11/15(月) 14 44 14.53 ID PEHG8oQrO 麻奈美「京ちゃん、生肉ってどうすると手に入るの?」 京介「そのへんの草食動物を殺して剥ぎ取る」 麻奈美「えー!、殺さなきゃいけないの?」 京介「まぁ、そういうゲームだしなぁ」 麻奈美「えー、可哀相だよー」 京介「お前だって豚やら牛やら鳥やらは殺して食べてるだろ それと同じなんじゃねーの?」 麻奈美「そうだけど…、でもどっちにしろ戦い方わかんない」 京介「まずは説明書を読むとこから始めようか」 331 以下、名無しにか - 2010/11/16(火) 13 11 25.85 ID i1tMMJJ2O … 京介「なんとかまともに動けるようになったな」 京介「よし、では実戦だ。行け麻奈美隊員!!」 麻奈美「はいっ!京介教官!!」 ~クエスト開始~ 麻奈美「ごめんね、恐竜さん」 京介「よし、あと二つだ」 … 麻奈美「京ちゃん、終わったよー」 京介「ずいぶんと苦戦したなあ」 京介「先はながそうだ」
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唯(あ、純ちゃんミスった?) 梓(ミスっても顔色一つ変えないのはさすがだね、純。さすがの図太さ) 唯(あずにゃんのジト目に余裕の笑みで返す純ちゃん……。さすがです) 梓(純のマイペースさには呆れを通り越して尊敬の念さえ抱くよ) 唯(失敗してもすぐに持ち直す。いい腕してるね。ね、澪ちゃん) 梓(澪先輩の後任のベーシストであることに何らプレッシャーを感じていない。寧ろ、私が澪先輩の後継者だーってはしゃいでたね) 唯(澪ちゃんとは全然違う、何て言うか……味があるね) 梓(夏フェスの時も純が一番はしゃいでた。今までのうっぷんを晴らすように思う存分楽しんでた) 唯(純ちゃんって意外と気が利く子なのかも) 梓(純はいつだって自由気ままだ。けど、妙に気が回るところがある) 唯(みんなのことよく見てるよね) 梓(ただ無神経なだけかもしれないけど、私達が言えないようなことも平気で口に出せた。後で考えると、そのおかげで助かったっていう場面がいくつもある) 唯(さっきもドラムの子のミスをすぐにカバーしてたね) 梓(動機は不純だけど楽しむ時は純粋に楽しむ) 唯(純ちゃんってかっこいいよね、澪ちゃん) 梓(澪先輩ほどじゃないけど、いいベーシストだと思ってるよ、純) 唯(そういえば純ちゃんってジャズ研じゃなかったっけ) 梓(まさかジャズ研を抜けて軽音部に来てくれるなんて思ってもみなかったよ) 唯(そっか、あずにゃんのために……) 梓(ジャズ研の友達とちょっと気まずくなってたのも知ってるよ。隠してるつもりかもしれないけど) 唯(さっきのジャズ研の演奏の時とかどんな気持ちで聞いてたんだろう) 梓(ジャズ研に未練がないはずはない。私も純には申し訳ない気持ちでいっぱいだ。だから……) 唯(でも……) 梓(だから、純には最高の思い出を軽音部で作ってもらいたかった。それが私にできる罪滅ぼしと恩返し) 唯(今、純ちゃんはすごく楽しそうだね) 梓(……なんてことは本人の前じゃ口が裂けても言えないけどね) 唯(いい友達を持ったね、あずにゃん) 梓(そうでしょ、純。私が突然感謝の言葉を口にしたら、気味悪いよね) 唯(音楽っていいよね) 梓(私達には言葉に出さなくても思いを伝える手段があるんだから、それで勘弁してよね) 唯(純ちゃんとあずにゃんを見てたらそう思うよ) 梓(次が最後……) 唯(次で最後、かな?) 梓(これで最後、なんだよね) 唯(あずにゃん) 梓(最初は不安だった。一人取り残された部室でトンちゃんに餌をやるばかりで。そのうち私の居場所が消えてしまうんじゃないかっておびえてた) 唯(よくここまでがんばったよ、あずにゃん) 梓(でも、この5人で新しい軽音部を作ることができた。胸を張れるような音楽を紡ぎ出すことができた) 唯(胸を張っていいよ、あずにゃん。……でも) 梓(もっとこのメンバーでバンドを続けたいと思った) 唯(あずにゃんが私達以外とバンドを組んでるのを見て、寂しくないと言えば嘘になる) 梓(去年も同じ気持ちだったかな) 唯(放課後ティータイムのことはすっかり忘れてしまってるんじゃないかって不安な気持ちもあるよ) 梓(先輩達との思い出はまだ私の脳裏に鮮明に焼き付いてる) 唯(私達のところに戻って来てくれるの? あずにゃん) 梓(でもね、憂、純、ドラ美、鍵子) 唯(あずにゃん……) 梓(私にとって、このバンドが世界で一番……) 唯「あずにゃーんっ!!」 梓(!! …………ごめん、みんな。やっぱり……一番、とは、言えないよ) 唯(あずにゃん?) 梓(……私にとっての一番は放課後ティータイム。これは一生変わらないよ) 唯(どうしたんだろう) 梓(もし出会う順番が逆だったら、なんて意味もない仮定はしない) 唯(もしかして私のせい?) 梓(私は凄く幸せ者なんだと思う。ずっと続けたいと思えるようなバンドが二つもできるなんて) 唯(そんな悲しい顔しないで、あずにゃん) 梓(でもどちらか一つを選ばなければならない時が必ずやってくる。その時私が選ぶのは……) 唯(ほら、みんな笑ってるよ) 梓(だから、みんな) 唯(みんなあずにゃんのこと、立派な部長だと思ってるよ) 梓(今日までは、いや、卒業するまでは、このバンドの一員でいさせて? わがままな部長でごめんね) 唯(みんな、あずにゃんのことが大好きだよ) 梓(ありがとう) 唯(あずにゃん……) 梓(もう少し待っててくださいね、唯先輩。私にはまだここですることがあるんです。しょうがないです、よね?) 唯「ごめんね、あずにゃん」 梓「最後の曲! 聞いてください!! ふわふわ時間!!」 ――――― 梓「クリスマスイヴ。 焼き芋屋さんの屋台が家の前を通過したみたいだ。 シャーペンをノートの上に置く。時刻は午後5時。 大きく伸びをして身体を倒す。コタツから出るのがおっくうだ。 と思ったところでチャイムの音が響いた。他人の家とはいえ無視するのはいけないから、しぶしぶコタツから出る。 ふらふらした足取りで玄関に辿り着き、覗き窓を通して相手を確認する。 フードを被ったこの家の長女の笑顔が見えた」 唯「ただいまーっ! う…い……?」 梓「……おかえりなさい」 唯「どうしてあずにゃんが?」 梓「一緒に勉強してたからですよ。憂から聞いてませんか?」 唯「聞いてないよ」 梓「唯先輩が帰って来るなんて話も聞いてませんよ」 唯「憂には伝えてたんだけどなぁ」 梓「憂……ひょっとしてわざと?」 唯「そういえば憂は?」 梓「買い物に行ってます」 唯「そっかぁ」 梓「とりあえず上がってください。……って私が言うのも変ですね。唯先輩の家なのに」 唯「おじゃましまーす。おお、ぬくいぬくい」 梓「……まずは部屋に荷物を置いてきたらどうですか?」 唯「まずはコタツで身体をあっためてから。お、こんにちは、純ちゃん」 梓「たぶん夕飯の時間まで寝てますよ。そっとしておいてください」 唯「勉強がんばってたんだね~」 梓「まぁ、はい」 唯「そんながんばる受験生にはこれをあげよう」 梓「焼き芋ですか」 唯「そこで買ったんだー。半分こしよっか」 梓「二個しか買ってなかったんですね」 唯「うん。もう一個は憂と純ちゃんの分ね。はい、召し上がれ」 梓「いただきます」 唯「う~ん、おいしいね~」 梓「ですね~」 唯「でもクリスマスイヴに焼き芋っていうのはちょっと変だよね」 梓「まぁいいじゃないですか。夜はクリスマスらしいごちそうを食べられますよ。憂は張り切ってましたから」 唯「あ、クリスマスらしいと言えば……」 梓「どうしたんですか、唯先輩」 唯「ちょっと待っててね、あずにゃん」 梓「? はい」 唯「おまたせ~。冷蔵庫に入れるのを忘れてたよ」 梓「ケーキも買って来たんですか」 唯「んーん、バイト先でもらったんだよ」 梓「唯先輩、バイトしてたんですか」 唯「うん。9月から近所のケーキ屋さんで働いてるんだけど、言ってなかったっけ?」 梓「聞いてませんよ」 唯「ごめんね。忙しかったから」 梓「そういえば憂が、お姉ちゃんあまり帰ってこなくなったって言ってましたね」 唯「憂の方も部活に勉強に大変だったろうし、邪魔しちゃ悪いかなーって」 梓「憂は寂しそうでしたよ」 唯「もうちょっとの辛抱だよ。去年は私でさえギー太を封印しようとしたんだから」 梓「『しようとした』って未遂ですか」 唯「結局憂に預かってもらいました」 梓「憂は唯先輩のように誘惑に負けたりしませんよ」 唯「あずにゃんはどうかな?」 梓「私は……私も憂寄りです」 唯「そうかな?」 梓「そうです」 唯「今日明日と年末年始はうちにいるつもりだから憂に寂しい思いはさせないよ」 梓「今日からずっといるわけじゃないんですね」 唯「まぁね。バイトとか友達との約束もあるし」 梓「唯先輩もすっかり大学生ですねー」 唯「そんなにしみじみ感傷に浸らなくても」 梓「唯先輩がケーキ屋さんですかー」 唯「むー。なにその生温かい笑顔。私だって頼りにされてるんだよ」 梓「バイトって売り子だけですか?」 唯「作るのも手伝ってるよー」 梓「……大丈夫なんですか?」 唯「なんなら今度私の手作りケーキをご馳走してあげるよ」 梓「…………たのしみですねー」 唯「その間は何?」 梓「それより、そろそろ荷物を部屋に持って行ったらどうですか」 唯「うん、そうするよ。よいしょっと」 梓「何ですか」 唯「ん?」 梓「なんでで私の手を掴むんですか」 唯「一緒に来てよ」 梓「コタツ出たくないです」 唯「私の部屋には入りたくない?」 梓「興味ないですね」 唯「またまた~」 梓「あぁもうしょうがないですね」 唯「それでこそあずにゃんだよ」 梓「うぅ、やっぱり寒い」 唯「ヒーターつけたらすぐあったまるよ。ポチッとな。適当に座って」 梓「ベッドでいいですか」 唯「どうぞー。よっこらせっと。ふかふかだねぇ」 梓「綺麗に片付いてますね。意外です」 唯「憂に感謝しなきゃねー」 梓「あぁ、やっぱり」 唯「私が今住んでる部屋だってそんなに散らかってないよー?」 梓「どうでしょうか。憂が頻繁に訪ねてた5月でさえあれだったんですから、今はどうなってる事やら」 唯「そんなに気になるならうちに来なよー」 梓「受験が終わってからですね」 唯「そうだ。うちの大学に受験しに来るなら前日から私の部屋に泊まれば遅刻の心配はなくなるよ」 梓「唯先輩の部屋だとせいぜいもう一人しか寝られないですよ。憂を誘ったらどうですか」 唯「憂は寝坊しないから大丈夫だよ」 梓「私だって寝坊はしませんよ」 唯「わからないよ? あずにゃんはちょっと危なっかしい子だからね~」 梓「……そもそも唯先輩と一緒だと余計寝坊しそうです。泊まるなら澪先輩かムギ先輩のところですね」 唯「また私とりっちゃんをバカにしてー。私達が何をした!」 梓「受験前日にお酒飲まされたりしたら洒落にならないですからね」 唯「私達だって分別というものはわきまえているよ。そういうのは合格祝いの時にやるから安心して」 梓「その時は合格取り消しにならない範囲でなら付き合います」 唯「うーん。たぶんさわちゃんが呼んでもいないのに乱入してきそうだからそれは難しいね」 梓「さわ子先生だって先生らしいところはありますよ」 唯「さわちゃん、今年はあずにゃん達の担任だったんだっけ」 梓「はい。またお淑やか系のキャラで通そうとしてたみたいですけど、しょっちゅう地が出てたのであまり意味なかったみたいです」 唯「私達がいなくてもさわちゃんはさわちゃんだねぇ」 梓「でも、ギターは教えてもらいましたし、進路のことも親身に相談に乗ってもらいました。ついでに学園祭の衣装も……」 唯「可愛かったよね、あのフリフリミニスカ」 梓「今思うとなんであれを着れたんでしょうか」 唯「そこがさわちゃんの魔力なんだよ」 梓「教師以外でも食べていけそうな人ですよね」 唯「でも確かにさわちゃんがいたから私達は好き勝手やれたのかもね」 梓「それがよかったのかどうかはわかりませんけど、いなかったらものすごく寂しくなっていたと思います」 唯「最近ちょっとさわちゃんが恋しくなってたところなんだよ」 梓「それならもっと会いに来ればよかったじゃないですか。先生も先輩達に会えなくて寂しそうでしたよ」 唯「ごめんね」 梓「私に謝ってどうするんです」 唯「来年はもう少し桜高を訪ねるようにしようかな」 梓「はい。私も軽音部のことが気になりますから一緒に行きますよ」 唯「そうだねー……っと」 梓「メール? 誰からですか」 唯「りっちゃん。あ、澪ちゃんとムギちゃんと和ちゃんからも来てた」 梓「全く、しっかりしてくださいよ」 唯「あー、そうだよね」 梓「どうしたんですか」 唯「今日うちでパーティーしない?って誘ってたんだけど、受験生のお邪魔になっちゃうからって断られちゃった」 梓「なんか気を遣わせちゃったみたいで悪いですね」 唯「もしかして私も、あずにゃんの勉強邪魔しちゃった?」 梓「いえ、ちょうど休憩時間でしたから。一人だとあまり集中できないんですよね」 唯「じゃあ私が教えてあげよっか」 梓「さて、そろそろ憂が帰って来る時間かな?」 唯「あずにゃ~ん。今夜はオールナイトでみっちりコーチしてあげるつもりだったのに~」 梓「あ、すみません、親から電話みたいです」 唯「うん」 梓「もしもし、お母さん?」 唯(お母さん、かぁ。そういえばあずにゃんのお母さんと会ったことないなぁ) 梓「うん。まだ平沢さんの家。……そんなことないよ。ちゃんと勉強してたってば」 唯(そうですよー) 梓「あ、夜?」 唯(晩ごはんなんだろう) 梓「……ねぇ、お母さん」 唯(なにかな?) 梓「今夜、平沢さんの家に泊まっちゃダメかな?」 唯(ん?) 梓「あ、お姉さんに代わるね」 唯「え? あ、えーと、はじめまして。平沢と申します。はい。梓ちゃんには姉妹共々お世話になってます。えー……」 梓「もしもし。そういうことだから、夕飯はいらない。それじゃ……え? お姉さんに? うん、わかった」 唯「もしもし? あの……梓ちゃんのことは私に任せてください。必ず無事にお返ししますので。……はい、大丈夫です。ありがとうございます。では失礼します」 梓「じゃあね、お母さん。……ふぅ」 唯「どういうことなの? あずにゃん」 梓「私、元々泊まるつもりはなかったんです」 唯「えっ?」 梓「純が寝てましたから留守番をしてましたけど、憂が帰ってきたら私はお暇するつもりでした」 唯「どうして?」 梓「去年までと同じ理由です」 唯「……そっか。来年は親元を離れるかもしれないし、親御さんもできるだけあずにゃんが目の届く範囲にいてほしいんだろうね。しょうがないよ」 梓「しょうがないんでしょうか?」 唯「あずにゃん?」 9
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~~~~11月の初めぐらい~~~~ 純「ねえ、憂ー」 憂「?」 純「もうすぐさ、梓の誕生日じゃん」 憂「そうだねー。今年はどんなことしよっか」 純「放課後に部室でサプライズパーティー!……とか?」 憂「あっ、それいい!」 純「……」 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「はあ。憂よ……よよよ」 憂「?」 純「私はね、あれあんまりいいもんじゃないと思うんだー……」 憂「えっ……」 純「パーティーをやる放課後まで、もちろん梓にはそのこと秘密なわけじゃん」 憂「う、うん」 純「けいおん部みんなで、何としてでもサプライズを成功させたい、でも私たちってぶっちゃけ隠し事とか得意じゃないし。たぶん梓の前で、へんな態度とっちゃうと思うんだよね」 憂「ああ……そ、それはあるかも」 純「梓の前で、わざとらしいくらい誕生日につながりそうな話題を避けたり、私たち二人でパーティーについて内緒話したり……まあ、ちょっと怪しいなって思われるくらいならいいんだけどね、そうじゃなくて」 憂「そっか、ひょっとしたら梓ちゃん……」 純「うん。のけ者にされてる、って、寂しい、って思うかもしれない。そう感じちゃったら……放課後までは辛いだろうね」 憂「……梓ちゃん……」 純「ま、フツーでいいんじゃないかな」 憂「……」 純「朝会ったときにおめでとう。で、放課後にケーキとプレゼントが待ってるからね、ってさ。事前に言っとけば安心もワクワクもあっていいんじゃない」 憂「……」 純「きいてる、憂?」 憂「純ちゃん」 純「はい?」 憂「……私、決めた」 純「なに、プレゼント?」 憂「そんなに悲しい思いをしてしまうのなら……誕生日なんて」 純「へ?」 憂「――誕生日なんて!ないほうがいい!!」 純「な、なんですとっ?!」 純「いやいや憂、だからね、ふつうにやればそんなことには……」 憂「よし、じゃあそうと決まれば11月11日はぶっ飛ばしちゃおう」 純「え?ぶ、ぶっ飛ば?は……なに?」 憂「よいしょ」 純「え?なにバット担いでんの?」 憂「いっくよー」 純「どこに?!」 憂「かっきーん☆」ぶんっ 純「……」 憂「……ふう」 純「……はあ???」 ~~~~11月10日・夜~~~~ 純「はあ。明日だ。梓の誕生日」 純「プレゼントは用意したし、部室の飾り付けは奥田さんに、ケーキとか食べ物飲み物はスミーレに頼んである」 純「気になるのは憂だよなあ……空振りバットのあれは何だったんだろ?次の日からはいつもどーりにニコニコしっぱなしだったけど……」 純「ひょっとして冗談だったのかな、あれ?」 純「うん。きっとそーだ。憂はたぶん言い慣れてないんだよね、冗談とか。まさかねえ、誕生日ぶっ飛ばすなんてふつうに考えたら」 純「……ない、よね?」 ~~~~翌日~~~~ 純「あーずさっ」 梓「純。おはよ」 純「おはよー」 梓「今日いつもよりはやくない?」 純「うへへ。英語の宿題やってなくて」 梓「……見せないからね?」 純「えー」 梓「大丈夫、あのプリントわりとすぐ終わるやつだよ?」 純「自分で考えるのがめんどくさいんだよー」 梓「あのねえ……」 純「あ、それはそうと梓」 梓「なに?」 純「今日は……」 純「今日、は……」 梓「……?」 純「……あれ」 梓「なに、今日、何かあるの?」 純「えーっと、なんかあったはずなんだけど、ちょっとごめん出てこなくて……」 梓「なにそれ」 純「なはは、ごめんごめん。思い出したら言うね」 梓「憂、おはよ」 憂「あ、梓ちゃんおはよー」 梓「寒いねー」 憂「ねー」 純「っはよー」 憂「純ちゃんおはよー」 純「……」じいっ 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「ん?あー、いや……なんでも」 梓「あー。憂、純に宿題見せてって言われても見せちゃダメだからね」 純「あっ、梓てめえ」 純(そういう意味で憂を見てたけじゃないんだけど……あれ?じゃあどういう意味だ?) 純(なーんか忘れてる気がするんだよなあ……) 梓「純、どうかした?」 純「おおう、梓」 梓「なんか今日ぼーっとしてる」 憂「ひょっとして寝不足?」 純「い、いやあ、そんなことはないんだけど……」 梓「ふーん」 純「うーん……ね、ねえ憂」 憂「?」 純「私……何か、忘れてない?」 梓「……いや、そんなの憂知らないでしょ」 純「ゔ。い、いやまあそうなんだけどね……で、でも憂、ひょっとして何か知ってたり、しない?」 憂「……」 純「……」 憂「――さあ?ごめんね、分かんないなあ」 純「……」 梓「ほら。やっぱり」 純「そ、っか……そうだよね。ごめんごめん」 憂「ううん。何だったのか思い出したらきかせてね?」 純「うん……」 ~~~~放課後~~~~ 憂「梓ちゃん、純ちゃん、部室いこ?」 梓「うんー」 純「あ、ちょっと待って。プリントの整理するから」 梓「わ、なにそのプリントの束……」 純「梓ぁ、このプリントってまだ要るー?」 憂「それは前の中間の範囲だよ、純ちゃん」 純「おー、さすが憂。じゃ要らないね」 梓「もー、だらしないんだから」 純「ままま。別に急ぐ用があるわけでもなし」 梓「菫と直を待たせちゃうでしょ」 憂「梓ちゃん、先に行っててもいいよ?はやく会いたいもんね」 梓「なっ?!べ、べつにそういうわけじゃ……!」 純「おー、行っといで行っといで。私は憂とプリント整理するから」 梓「当たり前みたいに憂を巻き込むな……」 純「憂、これは?」 憂「あ、それは来週提出するやつだよ」 純「おっけー。よし、とりあえず要るのと要らないので分けられたからひとまず終わろう。サンキュ、憂」 憂「えへへ。それじゃ部室行こ?」 純「うん。じゃ、プリントしまって、と……?」 純「……なんだ、これ」 憂「どうかした、純ちゃん?」 純「!」 純(なんだろう、憂に見られたらいけない気がする……!) 純「う、ううんなんでもない!ちょっと……トイレ!トイレ寄ってから行くからさ、憂も先に部室行ってて?」 憂「?うん、わかったよー。じゃあ先に行ってるね?」 純「う、うん……」 純「ふう……」 純「なんで憂に見られちゃいけない、って思ったんだろ……。いや、っていうか」 純「この箱、なんだっけ……?」 純「開けてみるか。包装破かないように……慎重に」ぺりぺり 純「ていうか、そもそもなんでこんなしっかり包装されてんだろ。誰かにあげるものだったっけ?」ぺりぺり 純「うーん、わからん……お、開いた」 純「……肩たたき券」 純「……」 純「……わかった」 純「あっちゃんのイタズラか!ちきしょー肩こるほどのもんなんかついてねーっての!」 純「おまたせー」 菫「あ、先輩。お疲れ様です」 直「カタカタ」 憂「ちょうどお菓子とお茶の用意ができたところだよー」 梓「こういうのばっかりはタイミングいいんだから」 純「エッヘッヘ。あれ、梓いきなりギター触ってんの」 梓「うっ……こ、これは先にギター弾いてから勉強したほうが捗るから……」 純「ダメだぞー、ちゃんと勉強もしなきゃ?」 梓「どの口が言うの……」 菫「どうぞー」 純「わ、ケーキなんて珍しいじゃんスミーレ!なんかあったの?」 菫「いえ……私もよく分からないんですけど、今朝うちのテーブルのうえに置いてありまして」 直「……それ、持ってきてもいいやつだったの?」 菫「たぶん」 直「たぶん?」 菫「箱にね、私の字で『忘れずに学校に持っていく!』って書いてあったの。書いた覚えはないんだけど……」 憂「そうなんだ?でもこれ、フルーツもたくさん乗っててスポンジも生クリームもふわふわ……お店でもこんなのそうそうないよ」 純「おお、じゃあこれがけいおん部伝統の!」 梓「いや、これひょっとしたらムギ先輩のよりすごいかも……?」 純「あ、なんか梓のおっきくない?」 菫「部長ですから」 純「むー」 直「カタカタ」 菫「?どうしたの直ちゃん」 直「覚えがないといえば、私も今朝不思議な事がありまして」 梓「なになに?」 直「起きたら机の上に、折り紙で作るリースが山盛りになってて……」 純「リース、ってあの、飾り付けのアレ?」 直「はい。なにやら昨晩弟達にも手伝わせたらしいんですけど、私はそんなことした記憶はなくって……」 梓「へえー、おかしなこともあるんだね」 憂「……」 純「あ、そうそう!私も覚えがないっていえばさ、こんなのが鞄の中に入ってたんだけど」ごそごそ 梓「?」 純「これこれ。ご丁寧に包装までされててさー」 菫「……肩たたき券、ですか?」 純「そー。家族のイタズラっぽいんだけどねー」 憂「みんなしてそういうのあるって、珍しいね」 純「……」 純(あれ?最初はあっちゃんのイタズラだと思ったけど、これ……) 梓「――よし!」 純「!」 純「な、なに梓、どうしたの」 梓「こういうときは気分転換だよね!みんな、今日は久しぶりに全員で合わせてみない?」 菫「わあ、いいですね!」 直「じゃあ私は録音しておきます」 梓「お願いね、直」 純「憂、うい」ひそっ 憂「?」 純「あれ、梓がみんなと演奏したいだけだよねー?」ひそひそ 憂「ふふふ」 純(とりあえず肩たたき券のことは、また後でいいか。私も久しぶりに弾きたいし) じゃーん 直「久しぶりにしてはなかなかですね」 梓「菫、上手になってるね!個人練習の成果が出てるよ!」 菫「あ、ありがとうございます!」 純「はー、けっこう忘れてるな……」 梓「私も。ちょっと鈍ってるかも」 純「おーし、じゃ明日もあさっても練習だね」 梓「学祭前は練習したがらなかったのに引退したらこれか……」 憂「えへへ。でも楽しかったね」 梓「そうだね。ちょっと肩こったけど」 純「そういえば梓、それこないだも言っ……」 純「……あれ?」 純「ねえ」 純「……今日、何日?」 憂「!」 菫「今日ですか?12日ですけど……」 梓「!」 純「――憂!!」 純「分かったよ、憂……こないだのあれは本当だったんだ、本当に、梓の誕生日をぶっ飛ばしたんだね!!」 菫「……え?」 憂「……」 純「みんな思い出してよ、昨日は何日だった?昨日まで、私たちは何を心待ちにしていた?」 直「……あ」 菫「直ちゃん?」 直「見て菫……カレンダー……!」 菫「!」 直「10日の翌日が……12日になってる」 菫「あれ、でも、11日って……」 梓「私の……誕生日だ……」 純「まさか本当にやるとはね、憂……!」 憂「……」 憂「ふふ。ばれちゃった」 菫「嘘、本当に憂先輩が……梓先輩の誕生日を、なくしちゃったの?」 梓「な、なんで……。どうして、どうして?!どうして憂、私の一年でたった一度だけの大切な日なんだよ?!それをどうして――!」 憂「ごめんね、梓ちゃん。隠してたのは謝るよ。……でも、考えてみてほしいな。そもそもなんで誕生日なんかを祝うのか」 梓「……??」 憂「純ちゃんはこう言ってたよ。サプライズパーティーは隠されてる間、当の本人は寂しいばっかりだって。 私ね、じゃあサプライズパーティーは良くないなって思って、本当に梓ちゃんをお祝いするにはどうすればいいのか、ちょっと考えたの」 純「だから私は、ふつうにお祝いしてあげればいいじゃんって――」 憂「ううん。それもなんか違うなって思ったよ。そもそも誕生日なんて……お別れのカウントダウンみたいなものじゃないかなって、思うの」 梓「お別れの、カウントダウン……?」 憂「そう。これから先、例えばみんなで同じ大学に入ったり、ひょっとしたらお仕事まで一緒になったり、そうやって一緒に居続けることはできるかもしれないよ。 でもね、それでもやっぱり……お別れはやってきちゃうんだよ。それこそ、死ぬ時まで一緒には……きっとなれない」 憂「だからね、誕生日を消しちゃえば、梓ちゃんはこのままずっと17歳のまま。ちっちゃくてかわいい、私たちけいおん部の部長のまま。 そうだ、みんなの誕生日も消さないとね。そうすれば、みんなでこのままずうっと一緒」 純「な、う、憂あんた……!」 梓「それで、私の誕生日を……?」 梓「……そんなのだめ、だめだよ、憂」 憂「……梓ちゃん?」 梓「私だってできるならこのままみんなでずっといっしょにいたいよ……でも、ちゃんと誕生日を迎えて、18歳になって、みんなで大人になりたい! お別れは悲しいけど、大人になるってことはその悲しさに勝るくらい嬉しいことだって、信じたい!」 憂「そ、そんなこと……」 梓「憂の気持ちは……嬉しいよ。ずっと一緒がいいって、私だけじゃなくて、みんなもそう思っててくれればいいなって、ずっと私も思ってた。 だから憂の気持ちは嬉しい。……ちょっと、ちょっとだけ、やり方を間違えちゃっただけなんだよね?」 憂「梓ちゃん……」 梓「うい」ぎゅ 梓「――ありがとう。でもごめんね。……だから返して、私の誕生日」 憂「う……うああああああああああああああんっ!ごめん、ごめんね梓ちゃん……!」 梓「よしよし。大丈夫だよ」ぽんぽん 憂「ずび、ひっく」 梓「ほらほら、そんなに泣かないで、もう」 純「はあ……これで一件落着かあ。ま、言われてみりゃ憂の気持ちもわからんでもないけどね……」 直「でも、憂先輩の力でなかったことにしちゃった11日はちゃんと戻ってくるんですか?」 憂「あ、それなら大丈夫」ずびっ 純「あ、バット……」 憂「えーい星」ぶんっ 憂「ふう。これで大丈夫だよ」 菫「……??」 純「あ、ああっ!カレンダーに11日が戻ってきてる!」 直「パソコンの日付も11日になってます」 梓「はあー……よかった」 純「よっし、それじゃ気を取り直して梓の誕生日、お祝いしよっか!」 菫「そうですね。ケーキもお茶もまだありますし」 純「ほうれほれ、プレゼントだぞー」 梓「あ、ありがとう……」 梓(純の肩たたきってなんかコワイ) 憂「あ、あのね、梓ちゃん……!」 梓「どしたの、憂」 憂「じ、実は私もプレゼント、用意してきてるんだ……」ごそ 梓「えっ、そうなの?」 憂「はい!こんなことになっちゃって本当にごめんなさい!でも……誕生日おめでとう、梓ちゃん!」 梓「憂……ありがとう」 梓「わあ、かわいいマグカップ!」 憂「これで乾杯……してくれるかな?」 梓「もちろん!」 純「ようし、それじゃ梓の誕生日を祝って――」 さわ子「ちょっと待ったあああああー!!!」 梓「さわ子先生?!」 さわ子「はあ……はあ……私を置いてパーティーなんて、いい度胸してるじゃないあなたたち」 純「あはは、すいません」 さわ子「それはそうと――憂ちゃん!」 憂「は、はいっ!」 さわ子「……私の誕生日ぶっ飛ばしてくれない?」 憂「え、えーっと……」 おわり あとがき 言い訳は地獄でする 読んでくれた方はありがトイレ あずにゃん誕生日おめでとう! 戻る